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令和元年第5回定例会(第4日目) 本文 開催日:2019年12月20日
令和元年第5回定例会(第4日目) 名簿 開催日:2019年12月20日

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  1. 東かがわ市議会 2019-12-20
    令和元年第5回定例会(第4日目) 本文 開催日:2019年12月20日


    取得元: 東かがわ市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-06-10
    検索結果一覧 ヘルプ (新しいウィンドウで開きます) 画面を閉じる 令和元年第5回定例会(第4日目) 本文 2019-12-20 文書発言の移動 文書 前へ 次へ 発言 前へ 次へ ヒット発言 前へ 次へ 文字サイズ・別画面表示ツール 文字サイズ 大きく 標準 小さく ツール 印刷用ページ(新しいウィンドウで開きます) 別ウィンドウ表示(新しいウィンドウで開きます) ダウンロード 表ズレ修正 表示形式切り替え 発言単文選択全文表示を切り替え 単文表示 選択表示 全文表示 発言者表示切り替え 全 25 発言 / ヒット 0 発言 すべての発言ヒット発言表示切り替え すべての発言 ヒット発言 選択表示を実行・チェックの一括変更 選択表示 すべて選択 すべて解除 発言者一覧 選択 1 : ◯橋本議長 選択 2 : ◯渡邉民生文教常任委員長 選択 3 : ◯橋本議長 選択 4 : ◯橋本議長 選択 5 : ◯東本議員 選択 6 : ◯橋本議長 選択 7 : ◯田中(貞)議員 選択 8 : ◯橋本議長 選択 9 : ◯橋本議長 選択 10 : ◯田中(久)議員 選択 11 : ◯橋本議長 選択 12 : ◯大藪議員 選択 13 : ◯橋本議長 選択 14 : ◯橋本議長 選択 15 : ◯田中(貞)予算審査特別委員長 選択 16 : ◯橋本議長 選択 17 : ◯橋本議長 選択 18 : ◯山口議員 選択 19 : ◯橋本議長 選択 20 : ◯橋本議長 選択 21 : ◯橋本議長 選択 22 : ◯橋本議長 選択 23 : ◯橋本議長 選択 24 : ◯橋本議長 選択 25 : ◯橋本議長発言者の先頭へ 本文 ↓ 最初のヒットへ (全 0 ヒット) 1:            (午前 9時30分 開議) ◯橋本議長 皆さん、おはようございます。  険しい丘に登るためには、最初はゆっくりと歩くことが必要であるという言葉があります。議員各位におかれましては、慎重な御判断をいただくことをお願い申し上げまして、開会に当たってのあいさつとさせていただきます。  ただいまの出席議員は定足数に達しております。  これから本日の会議を開きます。  本日の議事日程は、お手元に配付のとおりでございます。  日程第1 会議録署名議員の指名についてを行います。  会議録署名議員は、会議規則第83条の規定により、議長において、8番 工藤正和議員、10番 東本政行議員を指名いたします。  日程第2 議案第7号 東かがわ市子ども・子育て応援金の支給に関する条例の制定についてを議題といたします。  これより、委員会の審査結果について報告を求めます。委員長の報告の後、質疑を行いますので、よろしくお願いします。  民生文教常任委員会、渡邉堅次委員長、執行部側演壇でお願いします。  渡邉委員長。 2: ◯渡邉民生文教常任委員長 皆さん、おはようございます。それでは、私から民生文教常任委員会からの報告をいたします。  12月3日の本会議で民生文教常任委員会に付託されました議案第7号 東かがわ市子ども・子育て応援金の支給に関する条例の制定について御報告いたします。  委員会の開催日、出席委員、出席説明者については配付のとおりでありますので、主な質疑のみ報告申し上げます。  執行部より、支給額を出生祝い金の10倍にした根拠、年間8,500万円の財源措置や出生時、小学校入学前、中学校入学前に支出すること、また子育て支援施策として様々な手段などを協議した結果、今回の制度がベストである旨の説明を受けました。委員からは、現金支給のほかの施策と検討したのか、例えば就学前の全ての子どもが平等になるように無償化にすべきではないか、また10倍にした根拠が不十分であり、長期的に考えると財源に不安を感じる等の質疑や意見がありました。  2日間にわたり慎重に審議した結果、採決の結果、賛成少数と否決となりました。なお、委員会での討論はありませんでした。  以上、民生文教常任委員会からの報告といたします。 3: ◯橋本議長 これより、先ほどの委員長報告についての質疑に入ります。  質疑ありませんか。
               (「なし」の声あり) 4: ◯橋本議長 質疑なしと認めます。これをもって、委員長報告についての質疑を終結いたします。  これより、議案第7号の討論に入ります。討論の通告がありますので、順次発言を許可いたします。  委員長の報告が否決でありますので、討論は原案に賛成者、原案に反対者の順序で行います。  原案に賛成者の発言を許します。  10番、東本政行議員、執行部側演壇でお願いします。  東本議員。 5: ◯東本議員 おはようございます。日本共産党の東本政行です。私は、議案第7号 東かがわ市子ども・子育て応援金の支給に関する条例の制定について、賛成討論を行います。  賛成する理由を述べます。  東かがわ市は、3町合併をする以前から、少子化、人口減少が進んできました。その傾向が進めば進むほど、地域の衰退に結び付きます。将来の東かがわ市のことを真剣に考えれば、今、思い切った手を打たなければ取り返しがつかなくなってしまう。これは、多くの市民の切実な声ではないでしょうか。東かがわ市の現在の合計特殊出生率、つまり15歳から49歳までの女性の年齢別出生率を合計した数字は1.3で、県内最低と聞きました。正に、東かがわ市にとって人口面では危機的状況だと言わなくてはなりません。  そんなとき、今年4月の市長選挙で、子育て支援の充実で少子化克服を公約に掲げた上村市長が、有権者の支持と期待を受けて当選されました。現在の民主主義ルールからしても、選挙公約の実行は大変重要であり、重く受け取らなければなりません。  市長は、6月議会の所信表明で、人口減少への対策は緊急かつ最重要課題、次の世代を育んでいくためには子育て世代への支援は必要不可欠と述べられ、その具体的施策として提案しているのが、今回の子ども・子育て応援金支給制度です。私はこの提案を歓迎し、支持します。  私は、合併前の白鳥町議時代から20年間、一貫して福祉と子育ての先進自治体を目指すべきだと主張してきました。それは、地方自治法の冒頭第1条で述べられているとおり、地方自治体の一番の任務は住民の福祉の向上だからです。今回の提案は、東かがわ市が子育て支援重点自治体づくりを、県内はもとより全国に発信したものです。私も、高松市の方から、提案が新聞に載った日に、「東かがわ市はすごいですね」と声がかかりました。市長も述べているとおり、今ある子育て支援施策を継続しながら、また新たな施策も検討し、トータル的に前進させようというものです。財源が心配との意見もありますが、子育て支援予算を優先的に確保することで十分可能になると考えます。  また、東かがわ市には、現在、何にでも使える基金である財政調整基金が約47億円、地域振興基金は約20億円あります。子育て応援で人口増加のために使われるならと、ふるさと納税額も増えることも予想できるのではないでしょうか。来年度から実施されれば、応援金の予想金額は8,544万円、この予算規模は今年度一般会計額のわずか0.46パーセントに過ぎません。箱もの建設をやめれば、財源は十分あります。  今までの議会の議論では、箱もの建設費用については有利な借金である合併特例債を活用するからでしょうか、あまり問題にならなかったと思います。今回の子育て支援の財源に限って問題にするのは不自然さを感じます。今回、子ども・子育て応援金制度は、東かがわ市の10年先、20年先の投資でもあり、決してばらまき施策ではないと思います。全国的には、多くの子育て先進自治体があり、人口増加の経験もあります。  私は、東かがわ市が優れた経験からも学びながら、今回提案の子ども・子育て応援金制度の創設を皮切りに、子育てするなら東かがわ市が1番と言われるように、県内で1番の子育て支援充実自治体づくりに挑戦し、移住する若者も増やし人口も増やす、この施策が東かがわ市の未来への希望の火を照らすその出発点となることを期待して賛成討論とします。皆さんの賛同をよろしくお願いいたします。 6: ◯橋本議長 次に、原案に反対者の発言を許します。  14番、田中貞男議員、執行部側演壇でお願いします。  田中議員。 7: ◯田中(貞)議員 私は、議案第7号 東かがわ市子ども・子育て応援金の支給に関する条例の制定について、反対の立場から討論を行います。  東かがわ市は、これまでに子育てについての他の市町に劣らない支援制度に取り組んでおりますし、引き続き支援の充実は必要と考えておりますが、今回提案されました条例制定については、次の点について問題があります。  まず初めに、提案理由の説明と条例の内容に整合性がないという初歩的な誤りがあります。条例の目的は定住化の促進とありますが、提案理由においては経済的支援が目的であると市長は説明をいたしました。この制度だけでは定住の成果を図ることは難しいとのことでもありました。目的が異なれば、期待される成果も異なってきます。すなわち、子ども・子育て応援金の制度は、応援金を支給することが主たる目的であり、条例の目的とする定住促進等は副次的な目的になっているとしか言えません。さらに、生まれてくる子どもの順番によって金額に差を付けること、また支給する金額についても合理性のある根拠が示されていませんでした。経済的な支援策として、1年間で約8,500万円の投入を想定しておりますが、他の施策、例えば就学前までの保育料の無償化など比較検討がなされておりません。また、恒久的な制度として提案するにもかかわらず、掛かる費用に対する将来にわたっての財政的なリスクを顧みていません。  以上のことから、今回提案された議案については、制度の目的、実効性、持続性について大きな疑義を払拭できないことから、賛成することはできません。  以上のことで反対といたします。議員各位の賛同をお願いし、反対討論とさせていただきます。 8: ◯橋本議長 次に、原案に賛成者の討論はありませんか。            (「なし」の声あり) 9: ◯橋本議長 それでは、原案に反対者の発言を許します。  5番、田中久司議員、執行部側演壇でお願いします。 10: ◯田中(久)議員 今回、執行部から提出された議案第7号 東かがわ市子ども・子育て応援金の支給に関する条例の制定について、反対の立場から討論を行いたいと思います。  今回の議案第7号 子ども・子育て応援金制度については、全国的にも同様の制度を設けている他の自治体がまだ少なく、この時期に提案されたことは大変タイムリーであり、その意義は非常に大きいと考えております。  さらに、第1子30万円、第2子50万円、第3子100万円と、現行の出産祝い金制度の10倍というその制度の枠組みについて、大きなインパクトがあり、このことは内外の子育て世代の方に対して大きなアピールができるという点で大いに評価できると思います。  しかしながら、このような大きなプロジェクトであるにもかかわらず、これまでの説明では、財源については一般財源から優先的な措置を行うという説明にとどまっており、予算については資料において令和2年単年度の8,500万円の見込みの表記しかなく、また、中長期的な視点での財務計画、あるいは多年度にわたる収支計画の検証についての詳細な説明がないことから、今回の議案については全体として検討不足であると言わざるを得ません。  2回にわたって開催された委員会においても、それを補足できる追加説明、資料の提示がなされておらず、現在のこの状況においてこの議案を承認するには無理があると考えております。特に財源については、基金設立の計画も含め、この子ども・子育て応援金の制度に引き当てるために何の項目が削減されるのか、あるいはその持続性について、中長期的な検証をどのように実施していくのかという説明に乏しく、この制度の大枠を評価しているだけに残念でなりません。  東かがわ市を担う子育て世代とその子どもたちを応援できるよう、言葉だけではなくこの事業を目指す目的をより具体的な数値で設定し連続的に検証していくことにより、責任感を持ってこのプロジェクトを進めていくことができるのではないかと考えます。  この制度は過去に例を見ない思い切った施策であり、これが実現し、他自治体への転出抑制、本市への移住、定住化の推進を進めていけるよう、いま一度十分な検討を加えた上で改めて提案していただきたいと思います。  以上、この意見を添えて、今回の東かがわ市子ども・子育て応援金に関する第7号議案について反対の討論といたします。御賛同をよろしくお願いいたします。 11: ◯橋本議長 次に、原案に反対者の発言を許します。  18番、大藪雅史議員、執行部側演壇でお願いします。  大藪議員。 12: ◯大藪議員 議案第7号、反対の立場で討論させていただきます。  この数年、2015年からの経済動向を最近マスコミで聞くことが多かったと思いますが、そういった中で、日本において労働者における実質賃金は先進国中最低レベルに達しております。特に、子育て中の若年世帯におきましては、顕著な傾向にあるものと考えております。  そういった中で、子育て支援というものがますます必要になってくるということは明白ではございますが、一時的な現金の給付というものが子育て支援につながるかは疑問であります。今まで何度か私も提案してまいりましたし、今回の委員会の中でも他の議員が言っておられましたように、東かがわ市における教育の完全無償化のような制度としての支援のほうが、複数の子育てをする世帯におきましても、教育に掛かる経費負担を考えずに済み、ストレスも少なくなってくるものと思います。  本市が先進的に取り組んできました土曜日事業もそうでありますが、もっと踏み込んだ放課後学習とか、他市にない魅力的な教育の在り方、教育の底上げ、そういうものを考え、並行して義務教育の完全無償化などを行っていくような未来への投資が必要であり、子育てをするならば東かがわ市でというステイタスを作り上げることこそが、東かがわ市の子育て世帯を増やしていけるものだと考えております。  出産祝い金とか子育て応援金とかの現金給付で近隣都市と競争していくということは、県境にある我が東かがわ市にとって有利に働くことはないと考え、以上の理由により反対の立場での討論とさせていただきます。よろしくお願いを申し上げます。 13: ◯橋本議長 ほかに討論の通告はありません。これにて討論を終結いたします。  これより、議案第7号 東かがわ市子ども・子育て応援金の支給に関する条例の制定についてを採決いたします。  本案に対する委員長の報告は原案否決でありますので、原案について採決いたします。  本案は原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。            (賛成者起立) 14: ◯橋本議長 御着席ください。  起立少数であります。  よって、議案第7号 東かがわ市子ども・子育て応援金の支給に関する条例の制定については否決されました。  日程第3 議案第10号 令和元年度東かがわ市一般会計補正予算(第3号)についてを議題といたします。  これより、委員会の審査結果について報告を求めます。委員長の報告の後、質疑を行いますので、よろしくお願いします。  予算審査特別委員会、田中貞男委員長、執行部側演壇でお願いいたします。  田中委員長。 15: ◯田中(貞)予算審査特別委員長 本定例会で当委員会に付託されました議案第10号 令和元年度東かがわ市一般会計補正予算(第3号)について審査の報告をいたします。  委員会の開催年月日、出席委員及び出席説明者についてはお手元に配付のとおりであります。  審査に当たっては、予算案の概要について、担当課から説明を受けた後、質疑を行いました。その結果については、議長を除く全議員で構成する委員会でありますので、審査の結果のみの報告をいたします。  議案第10号につきましては、井上弘志委員ほか1名の委員から修正案が提出されましたので、提出された修正案について提出者から提案理由の説明を受けた後、質疑、討論を行い、まず修正案についての採決した結果、賛成多数で修正案のとおり可決すべきものと決定をいたしました。続いて、修正部分を除くその他の部分について採決した結果、賛成多数で可決すべきものと決定をいたしました。  以上、当委員会からの審査報告といたします。 16: ◯橋本議長 これより、先ほどの委員長報告についての質疑に入ります。質疑ありませんか。            (「なし」の声あり) 17: ◯橋本議長 質疑なしと認めます。これをもって、委員長報告についての質疑を終結いたします。  これより、議案第10号の討論に入ります。本案及びこれに対する修正案については、一括して討論を行います。討論の通告がありますので、発言を許可いたします。  修正案に賛成者の発言を許します。  11番、山口大輔議員、執行部側演壇でお願いします。  山口議員。 18: ◯山口議員 先ほど通告の許可をいただきましたので、議案第10号 令和元年度東かがわ市一般会計補正予算(第3号)の修正案について、賛成の立場で討論を行いたいと思います。  今回、補正予算につきまして、11節、需用費としまして、消耗品費、印刷製本費として56万5,000円が計上されました。本予算は来年4月より予定をされております、高齢者そして障がい者の皆様に対するタクシー助成、この制度に関する周知、案内という理由になっていました。  東かがわ市では公共交通が今非常に困っている、その声を多く聞きます。同じ福祉施策におきまして福祉バス、このようなものも走っておりますが、路線が限られている。また、そのバス停までそもそも行くことができない、高齢化により事故も多発をしている。こんな現状の中、タクシーに対する補助、これは市民の皆様から本当に望まれている内容でございました。  それを受け止めた上で、今回、委員会付託をされました予算審査特別委員会におきまして、しっかりと質疑を重ねさせていただきました。その結果、私自身、まだまだ運用については疑義が残り、改善の余地があるのではないか、そのように思いました。  例えば、本制度の目的として外出支援を図る、また今回は重度の方にもその手を差し伸べたい、その思いで障害者手帳をお持ちの1級、2級の方に限り、今回、制度があります。このほかにも当然ありますが、まずこの1点についてお話をいたします。  当然、その症例から非常に寝たきりに近い、普通の車椅子ではなくストレッチャーで寝たきりの状態、大型のリクライニング、そういった車椅子で生活されている方も多々いると思います。例えば、その方が外出支援をしてください、その思いでチケットをいただき電話をしたとします。でも、今回この4月から設定をされているタクシー事業者には、そのような寝たきりの方を運ぶ車であったり、そういった車両を有しているところはないと思います。今でもこのような方は、他市にある事業所を使い、高いお金を出し外出をしたりしています。高齢者の方の介護タクシーと言われましても、通院にしかできません。例えば、入院、退院のとき、外出をするとき、そのとき同じように自費を使い他市のタクシー会社を依頼し、その専用車両で運んでもらう、これが今の東かがわ市の現状です。  このように、たとえチケットを渡されても使うことができないかもしれない。これが本当にいいサービスなのか、本当に重度の方に手を差し伸べたタクシーの補助事業なのか、私はその1点についても疑義が残りました。  もちろん、今回のタクシー補助、先ほども言いましたが、公共交通対策として非常にニーズも高く、また需要が高いものであることも理解しております。将来的には実施をしていかなければならないことも分かっております。今、公共交通でも話をしておりますこの計画ができた後、恐らく新しい制度を導入し動いていくとは思いますが、それまでの間をサポートするものであったり、このように公共交通としてこのタクシー補助事業は非常に重要性は分かりますが、今回はこれは福祉施策として出ております。  福祉施策とするのであれば、目的は地域の公共交通がどうある、これではありません。福祉の向上、これが一番大事なことです。福祉の向上のためには、このような政策は、誰のために何を使って何を目標とするのか、そして何よりも、どの方に手を差し伸べ、どの方に手を差し伸べられないのか、その基準の線を引く、これが非常に重要になります。基準に入った方には説明ができる、でも基準に入らなかった人、ぎりぎりのところでそこに書かれなかった方、この方に対する説明、これが福祉施策の一番最も重要な制度であり、行政だけではなくそこに係る企業、事業所の皆さんがお話をしていくところになります。  質疑の中で執行部のほうから、分かりやすい説明をしたい、その意味で今回の基準を引いたと言われました。分かりやすいという主役は誰でしょうか。分かりやすい説明をする職員ではありません。その話を聞いて理解し納得し、時には諦め、時には喜ぶ、その思いをする市民が主役になります。  私は、このようなことから、この制度が公共交通の対策として非常に重要ということは理解ができても、福祉施策、この1点を言われた以上、納得できるものではありませんし、私自身、今回の質疑の中で市民の皆様に十分な説明をし、納得や理解をしていただける自信がありません。  市民にとって分かりやすい説明をするために、やはりもっともっとこの話は煮詰めていかなければならないと思います。もちろん、今必要な方もいる、今もらえる方もいる、まずは導入をして、やりながら必要なところを修正していけばどうだ、そのような話もありました。でも、福祉施策というものは、1度実行するとなかなか基準を増やしたり金銭を変えたりするのが難しいというのは、今東かがわ市が既に行っている福祉バス、この施策の実例からもお分かりのとおりだと思います。  最後になります。委員会動議の理由にもありました。今回の修正案に関しましては、決してこの制度自体を反対しているものではありませんでした。私自身も、本事業そのものについては反対の立場ではありません。しかしながら、今の状態で実施をすること、このようにまだまだ細部を練って本当に説明ができる自信を付けていないこの状態で印刷費ということを承認にしてしまうと、4月からの実施に関して追認をしたことにもなります。これでいいのでしょうか。  私は、このような理由から、この事業がより充実したものになり、そしてより市民の皆様の福祉の向上につながるような制度になってほしい、そのためにももっともっと議論を重ね、この事業の中身を深めていく、そして自信を持って皆様に伝えるよう、私たち議会も協議を重ねなければならないと思います。このような思いから、今回の提案でいただきました消耗品費、印刷品費56万5,000円について、削除するという修正案に私は賛成をしたいと思います。  議員各位におかれましては、この制度がより高いものになるために、今ここでもっとしっかり時間をかける必要があるということを想定に入れていただきながら、今回の修正案に対して御賛同いただきますよう、よろしくお願い申し上げます。 19: ◯橋本議長 ほかに討論の通告はありません。これにて討論を終結いたします。  これより、議案第10号 令和元年度東かがわ市一般会計補正予算(第3号)についてを採決いたします。  本案に対する委員長の報告は修正案可決であります。  まず、委員会の修正案について採決いたします。  委員会の修正案に賛成の諸君の起立を求めます。            (賛成者起立) 20: ◯橋本議長 御着席ください。  起立全員であります。  よって、修正案は可決されました。  次に、ただいま修正議決した部分を除く原案について採決いたします。  修正部分を除くその他の部分については、原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。            (賛成者起立) 21: ◯橋本議長 御着席ください。  起立全員であります。  よって、修正議決した部分を除くその他の部分は、原案のとおり可決されました。  お諮りいたします。  総務常任委員長及び議会運営委員長より、会議規則第106条の規定により閉会中調査したいとの申し出がありました。総務常任委員会については温浴施設の取扱いについて、議会運営委員会については議会運営に関する事項及び議長の諮問に関する事項について閉会中調査したいとの申し出がありました。委員長の申し出のとおり許可することに御異議ありませんか。
               (「異議なし」の声あり) 22: ◯橋本議長 御異議なしと認めます。よって、委員長の申し出のとおり、閉会中に所管の調査することに決定いたしました。  お諮りいたします。  閉会中に、総務常任委員会、民生文教常任委員会で県外への先進地視察を研修したいと思います。総務常任委員会の日程については、令和2年2月6日に広島県神石郡神石高原町で地域公共交通について、令和2年2月7日に香川県三豊市で地域交通におけるMaaSの活用について、地域公共交通について、民生文教常任委員会の日程等については、令和2年1月21日に岡山県奈義町で子育て応援宣言について、令和2年1月22日に島根県邑南町で日本一の子育て村構想についての研修を行います。これに御異議ありませんか。            (「異議なし」の声あり) 23: ◯橋本議長 御異議なしと認めます。よって、閉会中に総務常任委員会及び民生文教常任委員会が県外の先進地へ視察研修することに決定いたしました。  お諮りいたします。  議員派遣について、お手元に配付しました別紙のとおり派遣したいと思います。これに御異議ありませんか。            (「異議なし」の声あり) 24: ◯橋本議長 御異議なしと認めます。よって、別紙のとおり派遣することに決定いたしました。  これをもって、本会議に付議された案件の審議は全部終了いたしました。  よって、会議規則第7条の規定により、令和元年第5回東かがわ市議会定例会を閉会いたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。            (「異議なし」の声あり) 25: ◯橋本議長 御異議なしと認めます。よって、これにて本定例会は本日で閉会することに決定いたしました。  これで本日の会議を閉じます。  令和元年第5回東かがわ市議会定例会を閉会いたします。            (午前10時07分 閉会)  地方自治法第123条第2項の規定により署名する。    東かがわ市議会議長 橋 本   守      署 名 議 員 工 藤 正 和      署 名 議 員 東 本 政 行 発言が指定されていません。 Copyright © Higashikagawa City Assembly, All rights reserved. ↑ 本文の先頭へ...