8:
◯渡邉委員長 ありがとうございました。
ここで報告いたします。工藤潔香
委員より欠席届が出ております。受理しております。
それでは、ただいまより会議を始めます。
本日の出席
委員は定足数に達しております。よって、
委員会条例第16条により、
委員会は成立いたしました。
それでは、6月定例会において許可されました閉会中の調査事件、旧とらまる図書館整備計画について、放課後児童クラブ民間委託についてを議題といたします。調査の進め方については、配付しております調査日程表のとおり行いたいと思います。これに異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
9:
◯渡邉委員長 異議なしと認めます。
それでは、旧とらまる図書館整備計画についての調査に入ります。
生涯学習課より説明を求めます。
中川課長。
10:
◯中川生涯
学習課長 改めまして、おはようございます。生涯学習課から、旧とらまる図書館整備計画について御説明させていただきます。
お示ししております資料は、施設の面積等ととらまるてぶくろ体育館1階の平面図、旧とらまる図書館の全階層の平面図となります。資料を御覧ください。平成23年3月に策定いたしました東かがわ市社会体育施設等マネジメント基本計画では、昨年閉館した旧とらまる図書館については、再編方針としては用途変更、整備の方向性としてはスポーツ施設への転用を検討するとしております。
資料1ページを御覧ください。とらまるてぶくろ体育館には、4)のところにトレーニングルームがございます。ここは、過去3年間の実績を見ますと、年間平均約1万7,000人余りの利用がございます。これまでに、「トレーニングルームが狭い」、また「体育館の1階に休憩できるスペースやミーティングができる会議室等が欲しい」などの意見を聞いております。また、現在、白鳥スポーツセンター、白鳥中央公園体育館内にスポーツ財団の事務局を置いておりますが、こちらもかなり狭いのが現状でございます。
資料の2ページ、5)にあります旧とらまる図書館の事務所、ここはもともと公園管理事務所であり、管理室には公園全体を管理するための中央制御盤が設置されていることから、ここにスポーツ財団の事務局及び大内スポーツセンターを移転させたいと考えております。ただし、体育館の管理も必要ですので、とらまるてぶくろ体育館内にある現在の事務所にも管理者として1名は配置することとします。また、この施設は、資料2ページから4ページにありますように、地下1階、地上2階の構造となっております。各部屋の面積につきましては、表紙裏に記載してあります。ここの地上1階、2階にありますトレーニングルームを移転してはどうかと考えております。
資料3ページの1階のギャラリーとあるところには、大内スポーツセンターで行っている各種教室が実施できるスタジオにできないかと考えております。トレーニングルームについては、とらまるてぶくろ体育館にありますトレーニング機器を移転し、配置については専門の方や施設管理者であるスポーツ財団とも相談し検討していきたいと思っております。また、近年、健康志向で利用される方も増えてきております。アスリートで筋トレをする方のほか、介護予防の観点で利用される方向けのコーナーも検討できればと思っております。そのほか、利用者からのアンケートや意見などもできる限り考慮していきたいと考えております。そのほか、トレーニングルームや体育館等の利用の方で、高齢者、車椅子やベビーカー利用者など、エレベーターを利用される方への対応を考慮し、この施設にありますエレベーターの活用についても検討してまいります。なお、この件につきましては、教育
委員会、社会教育
委員会、一般財団法人東かがわ市スポーツ財団理事会及び評議
委員会、一般社団法人パペットナビゲートとも意見交換を行っております。
以上が、現状と現段階での本課が考える大まかな計画であります。この後、議員の皆様には実際に施設を御覧いただき、御意見をいただいた上で、今後の改修計画を検討していきたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。
11:
◯渡邉委員長 それでは、説明が終わりましたので、これより現地へまいりたいと思います。
ここで暫時休憩いたします。
(午前 9時40分 休憩)
(午前10時55分 再開)
12:
◯渡邉委員長 それでは、休憩を解いて再開いたします。
これより、旧とらまる図書館整備計画について質疑を行います。
質疑のある方は挙手願います。
田中久司
委員。
13:
◯田中(久)
委員 先ほどの説明の中で、利用者からの意見、あるいは関係各所からの意見を参考にしてということを述べられたと思います。具体的にどんな意見があったのか、それが今回の計画にどうつながったのか、分かるところで結構ですので御説明をお願いしたいと思います。
14:
◯渡邉委員長 中川課長。
15:
◯中川生涯
学習課長 まず、各トレーニングルームのことについてのアンケートを財団のほうで取っておりましたものの中からですと、例えば「部屋が狭いので、器具の間隔が狭い」であるとか、あと「クーラーの設置をしてほしい」とか、あとは財団のほうの理事会の中ではいろいろ説明を差し上げた中で、やはり「トレーニングルームの設置が旧とらまる図書館でいいのではないか」とか、あと「とらまるてぶくろ体育館のほうには1階にフリーの部屋が欲しいな」というような意見もございました。あとは、生涯学習課が実施しましたアンケートの中では、「トレーニング機器の充実」であるとか、「トレーニングルームに指導員を置いてほしい」とかいう意見もいただいております。具体的に今いただいている一般の方からの意見は、こういうふうな意見でございました。
16:
◯渡邉委員長 ほかにありませんか。
田中貞男
委員。
17:
◯田中(貞)
委員 元あったとらまる図書館のところで、1つは今日は倉庫のところからずっと入ってきたわけなんですけども、エレベーターの活用を考えているんだろうと思うんですけども、動線的なものはどういうふうな形で、今のところは普通の倉庫の扉的なものになってるのをもっと違う形にして、中は通路的に仕切ってしまってエレベーターに行けるようなものの考え方になるのか、そこら辺りはどういうふうに、これからの問題なのか、動線を作っていくものなのかどうするものなのか、ちょっとお聞きしたいと思います。
18:
◯渡邉委員長 教育長。
19:
◯竹田教育長 まず、エレベーターの利用ということを前提にします、障がいのある方あるいは介護関係の方かなと思うんですけども、利用者というか、新しいトレーニングルームはそういう方の利用も視野に入れていますので、そういう方がまず最優先というか、利用しやすいような形での動線、あるいは器具の整備はしていきたいと思ってます。ですから、今ある扉の問題とか、あるいはエレベーターのサイズもちょっと問題になろうかなとも思うんですけども、この辺り経費の関係も出てきますけども、駐車場からエレベーターは逆にはなるんですけども、そこまで車椅子等々でも移動はしやすいような形にはしていきたいと思っています。
20:
◯渡邉委員長 ほかに。
田中貞男
委員。
21:
◯田中(貞)
委員 それは今後、計画の中でしっかりと動線をきちっと作ってほしいなというふうに1つは思います。それともう1つが、一番下の今の倉庫の反対側、閉架書庫であったところをどういうふうな形で考えていくのか。反対に今の入ったところに幟とかいろいろ置いてあるものを反対に移し替えて、そっちはそっちで出られるような形の扉を付けて考えていくような形にするものなのか、ただ単にもうそこはそうやって置いといて動線だけを作っていくような考え方になるのか、そういったところをお聞きしたいと思います。
22:
◯渡邉委員長 竹田教育長。
23:
◯竹田教育長 今、御指摘のあったような形、倉庫の幟等々については今、御指摘いただきましたけど、閉架書庫のほうへの移動という形がいいのではないかなと考えています。閉架書庫のほうでどのぐらいのスペースになるか分かりませんけど、部屋で有効活用できるスペースが残ればそこも活用していきたいと思ってます。どちらにしても、動線ができるだけ動きやすいような線と言いましょうか、そんな形で考えていきたいとは思っています。
24:
◯渡邉委員長 田中貞男
委員。
25:
◯田中(貞)
委員 最初の説明の中で、そういった介護関係でもトレーニングに使えるというのは、先ほどから聞いてるその動線的なものを、そういった人たちも年配者も割と活用しやすいような形のものを考えていくんだったら、そこら辺もしっかりと議論いうか検討した中で、また私たちにも提案をいただいて検討できればなと思いますので、お願いをしておきます。
26:
◯渡邉委員長 ほかにありませんか。
堤
委員。
27: ◯堤
委員 先ほど視察させていただきましたけど、今現在、体育館でトレーニング機器を置いてる数と、今度旧とらまる図書館のほうに置く数は同じか、新設する考えはあるのか。今の部屋だったら十分トレーニングできてますけど、ちょっと狭いように思うんですけど、レイアウト等とかを今考えて配置をする考えがあるのかどうか。それと、料金とかはもう変わらずそのままの継続で行くのか、お伺いいたします。
28:
◯渡邉委員長 中川課長。
29:
◯中川生涯
学習課長 今のトレーニングルームのほうが164平米ございます。今度旧とらまる図書館のほうに今のところ計画しているのが、旧とらまる図書館とレストラン跡のところで、両方合わせますと面積的には約300で倍ほどになります。それで、今現在、20種ほどのトレーニング機器をとらまる体育館のほうに設置しておりますが、それにつきましては全て移転をする予定にはしておりますが、そのほかの介護予防的な器具ですとか、一部プラスアルファが必要になってこようかと思います。
それと、設置の方法につきましては、先ほど最初に説明もさせていただきましたが、専門的な方や施設管理者であるスポーツ財団とも十分相談して、先ほども意見の中にありましたトレーニング機器の間隔が狭いとかいう話もありますので、そこら辺も十分考慮して配置のほうを考えていきたいと考えております。
料金につきましては、今現在、平成28年4月1日から料金改定のほうをしておりますが、今後また料金のほうにつきましては検討するということ、今、具体的に値上げをするとか現状のままであるとかというところまでは、ちょっとまだ検討はできておりません。
30:
◯渡邉委員長 よろしいですか。ほかに。
田中貞男
委員。
31:
◯田中(貞)
委員 今は直営というか、スポーツ財団で管理というような形の考え方を持っておるんだろうなと、その方向での取り組みなんだろうと思うんですけど、そこのトレーニングのところだけ専門的な形に委託的な考え方いうのは考えておるのか、それとももうそのままの形で考えておるのか。
32:
◯渡邉委員長 竹田教育長。
33:
◯竹田教育長 最初にお話もさせていただきましたけど、財団というか、あそこの施設が事務局ということになりますので、中核の施設いうことになりますので、一応財団の中心的な施設ということで考えています。ただ、専門的な部分ということで、先ほどもお話ししましたけど、やっぱりトレーニングに関係した指導員と言いましょうか、そういうインストラクター的な、そういうふうな職員は配置できるようにはしていきたいと考えています。
34:
◯渡邉委員長 田中貞男
委員。
35:
◯田中(貞)
委員 それだったら、今おる財団の職員の中で資格を持ってる方がおいでるだろうとは思うんですけれども、それ以上に増やしていくというような考え方でおればいいのですか。どんなんでしょう。
36:
◯渡邉委員長 中川課長。
37:
◯中川生涯
学習課長 スポーツ財団のほうからも、資格のほうを取って指導者としていきたいというような声も聞いておりますので、そういう中の職員から指導者のほうを増やしていきたいというふうに考えております。
38:
◯渡邉委員長 ほかに。
東本
委員。
39: ◯東本
委員 この施設を有効活用するというのは、私は賛成です。もちろん、限度があれば、改修するよりも新しいのということになるんでしょうけど、まだまだ活用できそうなので、有効的な活用はいいと思うんですが、先ほどから意見も出てきているように、今からの時代、やっぱり高齢者が大いに利用するという点では、特に障がい者の方とかも含めて車椅子、先ほどから改善という点も言われてるんですが、駐車場も非常に狭いという状況もあるし、本当にそこに照準を当てながら、体の不自由な方が利用できるような施設に思い切ってそこに重点を置くということが非常に大事でないかと思うんです。一般の方が今後駐車するのは、恐らくその入口でしょうね、奥の駐車場でなくて手前の。以前にもそういうふうな表示があったと思うんですよ。「体の不自由な方は奥に駐車場があります」というような表示が昔あったと思うんですが、そういう運営を今後していくのかということと、問題は改修の費用だと思うんです。本当にべらぼうな費用があるんだったら本当に考えないかんし、今日見たんでは、1階の図書室の中にまだいろんな棚とか机とかありますよね。こういうのもまだ使えるしというふうに、今日も言われた人は「もったいないな」という意見も出たんですけれども、ああいうのはどういうふうな活用もしながら施設のそういう設置をしようとしているのか、お伺いします。
40:
◯渡邉委員長 竹田教育長。
41:
◯竹田教育長 今、御指摘いただいたとおり、まず一番基本的なのは経費等の問題もございます。どの程度でどれくらいの改修ということになるのか、その辺りの兼ね合いもありますけど、設計の段階で、先ほどからもいろいろ御意見も出てますので、そういうふうな部分も勘案しながら、また御相談していけたらと思っています。
それから、駐車場等々については、先ほども申しましたけど、身体障がい者あるいはもう本当に高齢者の方とか車椅子等々、いろいろ配慮を要する人を最優先にした駐車場のスペースとか運営の仕方については考慮していきたいと考えております。
それから、備品については視察の中でも御指摘いただいていますけども、当然活用できるものについては活用していきますし、今もいろいろ学校等々で閉校になったところについては、そのものについて、公共の施設とかあるいは自治会とか地域の方の必要な方への譲渡等々、廃棄ということでなくて有効活用していけるように、また方策を考えていきたいと考えています。
42:
◯渡邉委員長 東本
委員。
43: ◯東本
委員 ちょっと追加で駐車場の件、今、教育長は体の不自由な方に配慮を持った施設、それから駐車場と言われたんですが、駐車場の際には車椅子専用の駐車場スペースは是非取ってほしいと思うんです。今のところはあそこに見当たらなかったんでないかと思うんですが。
44:
◯渡邉委員長 竹田教育長。
45:
◯竹田教育長 今は車椅子用のが2台のスペースしかありませんので、当然もう少し増やしていきたいと思っています。
46:
◯渡邉委員長 よろしいですか。ほかに。
田中貞男
委員。
47:
◯田中(貞)
委員 向こうでちょっとお話ししておったんですけど、駐車場は少し増やしていかないかんだろうというような考え方は当然あるんですけれども、その際に、緑は木がたくさんあっていいんだけど、やっぱり1つは、する上においては景観的なところで、できるだけ木が切れるものであれば景観的な形で木を切って、駐車場を造るときにそういった分を配慮しながら考えていったらいいんでないかなというふうに思うんですけど、今の状態だったら池の水も見えないし、向こうももうひとつ見えにくいというようなところがあるから、木を切るか、どういうふうな形にうまくやるか、手入れをしてうまく運動しやすい状態にするかという、ただ単に窓があったらいいというもんではないんだろうと思うんで、そういったもんをひっくるめて、設計を起こすときに検討しとっていただいたら有り難いと思います。
48:
◯渡邉委員長 要望ですか。
49:
◯田中(貞)
委員 要望です。
50:
◯渡邉委員長 ほかに質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
51:
◯渡邉委員長 なければ、質疑を終結いたします。
それでは暫時休憩に入ります。
(午前11時11分 休憩)
(午後 1時29分 再開)
52:
◯渡邉委員長 再開いたします。
それでは、放課後児童クラブ民間委託についての調査に入ります。
子育て支援課からの説明を求めます。
川田課長。
53: ◯川田子育て支援課長 それでは、放課後児童クラブの民間委託について、資料に基づき子育て支援課より説明申し上げます。
本調査案件につきましては、昨年度、支援員の行き過ぎた行為もあり、議員の皆様には御心配いただき、また一般質問でもその運営方法の見直しにつきまして御提案をいただいたところでございます。
現在の利用状況、またその課題等につきまして、担当の丸山より説明申し上げます。
54:
◯渡邉委員長 丸山副主幹。
55: ◯丸山副主幹 それでは、放課後児童クラブ民間委託について説明をいたします。本日の資料の構成ですが、資料の前半1ページから4ページが本件についての事業の趣旨等を細かく説明をした資料でございます。続いて、後半の5から6ページが1から4ページの内容について、主にこれからクラブの運営についての要点を説明した資料でございます。今回の説明は、前半は1、2ページ、後半は5、6ページを使って説明をいたします。
それでは、資料1ページをお開きください。まず1番の(1)事業の趣旨でございますが、放課後児童クラブは児童福祉法第6条の3第2項及び放課後児童クラブ運営指針に規定がされており、保護者が昼間家にいない児童に適切な遊びや生活の場を与え、健全育成を図る事業となってございます。次に、(2)放課後児童クラブで提供される支援の内容についてでございます。5点記載してございます。詳細については省略をさせていただきます。
続きまして、2番、本市における取扱いについてでございます。要点のみ説明をいたします。(2)実施時間については、学校授業日は下校時から18時まで、学校の休業日及び学校行事等の振替え休業日は8時30分から18時まで、その他資料にありますとおり、延長、早朝の利用の実施もしてございます。
続きまして、2ページ、(4)会費についてでございます。会費は月額2,000円、延長は1日500円、早朝は期間別に500円から3,000円、おやつ代は500円でございます。続いて、(5)体制についてでございます。市内には直営が10クラブ、社会福祉法人への委託による運営が3クラブございます。体制としましては、支援員は合計で40人、うち嘱託職員、正規職員は11人、臨時職員は15人、シルバー人材センターからの派遣が14人で、内数としまして26人が県の認定資格者でございます。
続きまして、3、放課後児童クラブの現状と課題についてでございます。(1)登録者数の推移については、右手のグラフを見ていただきまして、平成28年度が367人で年々増加をしており、31年度は487人でございます。
それでは、ここからは資料を移っていただきまして、5ページをお開きください。初めに、今回の民間委託の検討に至った背景についてでございます。現在、放課後児童クラブには支援を必要とする児童や増加する利用者への対応、支援員の資質向上や活動プログラムの充実など、良質かつ均質なサービス提供が求められております。こうした中、本市では昨年度より保護者や支援員へのアンケート結果などを踏まえ、意見箱の設置、担当者の巡回、始業前のミーティング、保護者への声かけに取り組んでまいりました。
こういった中で、続いての2番でございますが、現状の課題といたしまして、まず1点目、児童クラブのサービスが支援員個人のスキルや経験に依存する面が多く、また年齢の偏りもあり内容にばらつきが見られる。2点目、管理的職員である嘱託職員を置いているが、指揮系統が十分ではない。3点目、支援員の資質向上や特別な支援の必要な児童への対応について、充実した指導、研修体制の構築が難しい。4点目、クラブを運営するため、安定的かつ良質な人材確保が難しい。補足になりますが、この点については直営のクラブだけではなく、現在、社会福祉法人に委託をしているクラブについても職員の確保が難しく、次年度以降の運営委託は困難であるとのお話をいただいております。最後に5点目ですが、運営の効率化やサービスの向上、均質化を図るための巡回体制の強化、以上5点が課題となっているところでございます。
続きまして、6ページでございます。こういった課題がある中で、3番の対応策の検討でございますが、現在、本市では10クラブを直営、3クラブを社会福祉法人への委託により運営しておりますが、現在の運営体制ではこれらの課題に対する一層の対応が難しい状況にございます。そこで、運営の見直しを検討する中で民間事業者の持つ知識や経験、手法の活用が望ましいと考えられたため、民間事業者への業務委託の検討に至ったものでございます。
次に、4番、目的でございます。今般の民間委託により目的とするところは、民間事業者が有する専門的かつ高度な知識や経験等のノウハウを活用することで、均質で良質なサービスを提供し、児童の安全・安心な放課後の児童の居場所としての児童クラブを確立し、保護者の子育てと就労の両立の支援を図ることを目的とするところでございます。
最後に、5番、民間委託により期待される効果等についてでございます。効果としての1点目、民間事業者の知識や経験、人材の活用による均質かつ良質なサービスの提供。2番目、民間事業者の多様な経験やコネクション等をいかした研修、指導、巡回等による支援員の資質向上。3点目、労働条件の向上による安定的で良質な人材の確保。4点目、支援員の雇用、配置調整等の業務量の削減による市の事務の効率化。最後に5点目、こちらのほうはデメリットとなりますが、市の新たな負担ということでございますが、事業費の増加がございます。
説明は以上でございます。なお、7ページにつきましては、参考資料といたしまして、今年度の市内児童クラブのクラブごとの登録者数、支援員数等を記載した資料でございますので、申し添えをいたします。
以上でございます。
56:
◯渡邉委員長 それでは、説明が終わりましたので、これより現地へまいりたいと思います。
ここで暫時休憩いたします。
(午後 1時37分 休憩)
(午後 4時47分 再開)
57:
◯渡邉委員長 それでは、休憩を解いて再開いたします。
これより、放課後児童クラブ民間委託についての質疑を行います。
質疑のある方は挙手をお願いいたします。
田中貞男
委員。
58:
◯田中(貞)
委員 今日、視察させていただいて、行政側として、理事者側としては、今後どういうふうな方向性を考えて今回の視察、それからこの民間委託についての方向性というか、計画的なものというのがあるんであれば聞きたいと思います。
59:
◯渡邉委員長 川田課長。
60: ◯川田子育て支援課長 最初の段階では申し上げましたけども、どうしてもサービスの均質化でありますとか、利用者の増加に伴いまして配置に必要な職員数も増えて、必要な研修等が、そういった機会が与えられていないのが現状でございます。そういった中で、阿波市でもこの度、量とか質とかの拡充を図っているということを受けまして、できましたら委託について進めていきたいと考えております。
61:
◯渡邉委員長 田中貞男
委員。
62:
◯田中(貞)
委員 指定管理をして、結果、利用者としての人数的には大きく変わらないんだけども、今、東かがわ市と阿波市と比較すると結構な金額の差があるんだろうと思うんですけども、そういったことも踏まえながら考えていくのか、今の予算的なものの中の範囲内で民間に委託するというような考え方をするのか。それからもう1つが、料金的には利用料の金額がもう大幅に違いますから、その部分を今後持っていく上において早い段階から、もし委託をするんであれば利用者に説明をせないかんのか、もう指定管理で極端に言うたら、どっかに民間が請け負うたときに決まったというか、内定した辺りからその利用料の金額を説明をしていくのか。簡単に言うたら、もううちらと言うたらもう倍の金額になるというような考え方を捉えると、利用者に対しての説明の仕方というのがものすごく変わってくるんだろうなと思うんですけれども、うちらは低い金額で抑えてますから、そういった部分をどう捉えていくのか。
63:
◯渡邉委員長 川田課長。
64: ◯川田子育て支援課長 利用料の部分につきましても、内容的には今後も委託しても、当然ながら同じようなことの展開をしていくんですけども、質とかそういった部分を求めていく中で、利用料の部分も併せて並行して検討していきたいなと考えております。近隣市町の利用料額等も参考にしながら、今現在の額が適正なのか、そういったことも含めて検討していけたらと思っております。
65:
◯渡邉委員長 ほかにありませんか。
堤
委員。
66: ◯堤
委員 今、施設のほうが直営が10、委託が3となっておると思うんですが、2ページの支援員数40人と最後の利用登録者数と体制のところは41人になっているんですが、この1人の違いは何でしょうか。
67:
◯渡邉委員長 丸山副主幹。
68: ◯丸山副主幹 2ページのここの支援体制のところの支援員数と7ページの表のほうの支援員数の違いについてですが、内訳のところでシルバーのところの人数が14人と15人で違っているところでございます。この差については、資料の時点がそろっていませんでして、2ページのほうの資料についてはシルバーのほうで欠員が一時あったときの数字を取ってますので、1人違っているものとなってございます。
69:
◯渡邉委員長 よろしいですか。
堤
委員。
70: ◯堤
委員 今後、全施設を委託するとなれば、その41人を全員引き継ぐというか、どういった対応を取るんでしょうか。
71:
◯渡邉委員長 川田課長。
72: ◯川田子育て支援課長 今後、委託になった場合ですけども、そういった説明を今の支援員に説明させていただきまして、その上で、今もう既に今年度やめたいと言われる方もおりますし、希望がある場合でしたら、委託のときにそういったことを引き継げるような仕様内容等にしていけたらとは考えております。
73:
◯渡邉委員長 よろしいですか。ほかに。
東本
委員。
74: ◯東本
委員 阿波市で、いろいろこういうやり方であるんだなということは理解できました。ただ、東かがわ市が民間委託とか指定管理というような方向に行くことの理由が、私はどうももうひとつはっきりしないと。聞くんは、今まで大体流れとしては、支援員の募集が成功しないんだと。もちろん大元ですけども、それが指定管理や委託するという最大の理由になっとんかなと。それだったら、市で今までやっている中でもっともっと努力する方向があるんでないかと。もっと努力をすれば打開策が見つかるんでないかと私は思うんですが、どうでしょうか。
75:
◯渡邉委員長 川田課長。
76: ◯川田子育て支援課長 阿波市でも話があったかと思うんですが、本市でも同じでございまして、やっぱり子どもの安全・安心を確保する上で、そういった人材を確保するのが本当に困難な状況になってきております。今も嘱託職員が指示、指揮の頭として配置しておりますけども、なかなかそういった内容が十分に職員同士で伝わっていけないというところがございまして、1つ今回の委託のような、どこか会社が、スキルがあるところがしていただけたほうが、より子どもにとっての安全・安心が確保できるのではないかと考えて、今回のようになっております。
77:
◯渡邉委員長 東本
委員。
78: ◯東本
委員 そういうふうに言われるけど、実際に私たちのほうには市が、市長も代わられたことだから、本当に支援員をもっと待遇も良くして募集するんだと、シルバー人材センターへお願いすることもいいんでしょうけれども、もっと大事な事業だということを認識して市が行うと。もっと努力を、子育て支援ということで掲げているわけですから、だからそういう少し困難になるとすぐにもう民間委託に頼ったりするという道でない方法が、せっかくですから市長にもお伺いしますが、本当にそういう道しか無いんだろうかと。市がもっと努力して、市長が新しくなって、本当に今からもっと努力をぐっとしていくと。支援員の募集なんかだって、もっともっと今日の阿波市に負けないくらいの水準の賃金も払うとか、それから社会保障なんかもしていくというようなことをすれば、もっと打開策も出てくるんでないかと思うんですよ。その先に、どうしても無理なときにはまたそれはいろんな方法があるけども、まだ努力が足らんのでないかと思うんですが、市長、どうですか。
79:
◯渡邉委員長 上村市長。
80:
◯上村市長 その努力をどこまでするか云々という話もあるかもしれませんけども、大事だからこそちゃんと質を保つことが必要なんでないかなと思います。その質を自分たち市でやるほうがいいのか、民間でやったほうがいいのかという判断のところやと思っています。実際に、今日も
委員の皆さんもお話もあったとおり、例えばシダックス側の職員の方々と保護者の方々の関係、学校との関係、そして子どもたちの関係が非常に良好に行ってるんだなというのを、現地も見て非常によく感じました。ただ、費用の面とかいろんな課題はもちろんありますけども、
選択肢としてはちゃんと残しておくべきではないのかなと考えてます。
81:
◯渡邉委員長 ほかに無いですか。ほかに質疑はありませんか。
木村
委員。
82: ◯木村
委員 これ、市長、やろうとすれば、今やろうとしとんですか。今、この新しい制度を取り入れてやろうとしとるわけですか。
83:
◯渡邉委員長 川田課長。
84: ◯川田子育て支援課長 本日は指定管理ということで、阿波市が先進地ということで調査いただいたわけですけども、そういったことを私どものほうもいろいろ課題がある中で、解決策の1つとして今回調査いただいた次第と考えております。
85:
◯渡邉委員長 木村
委員。
86: ◯木村
委員 よそでやってるのが素晴らしく見えるんは見えるんでしょう。ほんだけど、やっぱり東かがわ市は東かがわ市の今やってる場所も、それから回数も違うし、だからやっぱり慌ててこういうことは飛び付かんほうがええと思いますがな。
87:
◯渡邉委員長 川田課長。
88: ◯川田子育て支援課長 今現在している本市の内容ですけども、直営でやっているところと、恵愛社会福祉法人いうことで説明させていただきましたけども、そこが今7名の職員が2小学校区の放課後児童クラブをしておりますけども、今回撤退するという意思で申されまして、そこも含めての人材確保が困難という状況の中で、今この機会にという1つ
選択肢として考えてございます。
89:
◯渡邉委員長 木村
委員。
90: ◯木村
委員 恵愛がおやめになるということで、我がまちもそういうふうに阿波市のようにやりたいということですか。
91:
◯渡邉委員長 川田課長。
92: ◯川田子育て支援課長 これまでも恵愛に委託して長い間してもらってたんですけども、本当に同じように民間でされる中で、内容的にも十分していただきまして苦情等もあまりございませんでした。そういったところが今回撤退される中で、そこも人材確保が難しいということで、今の直営のところも同じなんですけども、阿波市でも言っておられたように、人材確保の部分が難しいいうところで民間にというところの
選択の1つとして考えてございます。
93:
◯渡邉委員長 木村
委員。
94: ◯木村
委員 阿波市が民間に委託してやってますわね。そうすると、東かがわ市でも民間へ委託したいということですわね。そうすると、募集した場合にいっぱい応募してくると思いますか。
95:
◯渡邉委員長 いやいや、市が募集したら来るかということですか。民間が委託したら来る、どちら……。
96: ◯木村
委員 いや、市が委託したら。
97:
◯渡邉委員長 したら、ようけ来るということですか。
98: ◯木村
委員 はい。来るか。
99:
◯渡邉委員長 だから、市がしたら人が足らないので民間に委託するということなんですよ。
100: ◯木村
委員 そしたら、その民間がたくさん応募してくると思いますか。
101:
◯渡邉委員長 だから今、これ市がしよんやけど……。
川田課長。
102: ◯川田子育て支援課長 NPOとかいろいろあるみたいなんですけれども、仮に本市がした場合にそういった団体が少なくて、経験が豊富なところということに関しましては、本当に数も少なくなってくるんだろうと考えております。
103:
◯渡邉委員長 木村
委員。
104: ◯木村
委員 そうすると、民間に委託してやるという場合と、それから今までどおり市がやる場合、何でできなくなったかということをまず考えて、それからもう1つ、安い高い言うたらいかんですけど、やっぱり多少ロスは出ても市がやるんだということを基本的に考えとったほうがええん違うんですかね。
105:
◯渡邉委員長 植田部長。
106: ◯植田市民部長 先ほどから人材の確保が難しいと、いろんなお話が出ておりますけども、もう1点、その通われる子どもの数、それが平成26年度には200人余りだったんが、今はもう300、400人ぐらいになったんですかね。人数はもうこの何年間で莫大に増加をしてきております。その支援員も当然増やさないかんのですけども、嘱託をと、臨時職員を増やしましょうと、臨時職員がおらんけんシルバーにも委託しましょうと。言うたら対処療法みたいな形で、全体的な体系を見直さずにこれまでやってきたと、そういったことが指揮系統の乱れであったりとか報告ができなかったりとか、いろんな支障が出てきております。もう先ほど言よった恵愛がやめるといったことも1つの契機にはなりましたけども、この辺りでもう東かがわ市の放課後児童クラブの組織体制を全部見直して、きちんと子どもたちに何が有利になるかということを考えた上で今回御提案をさせていただいたんがこの委託であり、向こうは指定管理でしたけども、委託業務の拡大ということで、今、恵愛がしておりますんで、一気に方向転換するわけでなく、その3つのクラスに分けとるやつを13クラスに広げるといったようなことでございます。
以上でございます。
107:
◯渡邉委員長 ほかにありませんか。
田中貞男
委員。
108:
◯田中(貞)
委員 見せていただいたのは、今後の方向性として阿波市を見せていただいたと思ってますので、十分ほかの
委員からも言われてはおると思うんですけれども、やっぱりいろいろな問題をうまく処理をし、市内の子どもたち、放課後児童クラブでちゃんと見るためにはどうしたらいいんだというんが今日の1つのきっかけだろうと思うんで、十分検討していただいて、その部分について進行してきた段階で、また1度
委員会の中で説明を触れたらいいんでないかなというふうに今日は思いますけど、これで進んでいくというんでなくて、こうなったからこういうふうにやっていきたいんだと、やっぱり元のとおりまちで中心になって行政としてやっていきたい、指定管理を仮に民間に委託をしたい、そういう方向性が生まれてくるんだろうと思うんです。今日見せていただいたのはいいきっかけだろうと思ってますので、要望的な感じですけど。
109:
◯渡邉委員長 答弁はええですか。
暫時休憩します。
(午後 5時06分 休憩)
(午後 5時15分 再開)
110:
◯渡邉委員長 再開します。
時間が5時15分を過ぎましたけど、このまま延長してもよろしいでしょうか。
(「はい」の声あり)
111:
◯渡邉委員長 では、そのまま延長いたします。
田中
委員。
112:
◯田中(貞)
委員 今日の自分ところの東かがわ市の部分と、それから阿波市とで民間の分のを見せていただいて、行政、理事者側としては、先で民間が受けている1つのところがもう来期で撤退をしたいという話であることによって、今日見せていただいた阿波市の方向性というか、もう1つ違う形での民間の委託を、市内にある放課後児童クラブ全体をその方向に導きたいというがための今日の1つの
委員会だろうというふうな見方は分かりますから、その方向で今日の調査の結果で、その方向でいろいろ先のことを今年度中に考えていく予定があるのかどうかを聞きます。
113:
◯渡邉委員長 川田課長。
114: ◯川田子育て支援課長 できましたら、次年度からの委託についての方向を考えております。この後、9月議会においては予算等の内容の御提案ができればというのと、あと仮に民間委託するにいたしましても、その場合も人員の募集等もございますので、そういった期間を考えまして、次年度4月からでしたら、今からそういった方向についてということで考えてございます。
115:
◯渡邉委員長 木村
委員。
116: ◯木村
委員 それ、恵愛ができないと言うてきたと、引田とか大内の向こうはどうなっとんですか。
117:
◯渡邉委員長 川田課長。
118: ◯川田子育て支援課長 大内の児童クラブ、引田もそうですけども、今現在直営でしておりますけども、どちらも児童数も多いですから、臨時職員等が入替わりもございまして、なかなか研修等の機会が十分でないために、児童への対応が例えば専門的に言いましたら、発達障害のときに関するかかわり方でありますとか、そういった部分でいろいろ苦慮しとるところでございます。
119:
◯渡邉委員長 木村
委員。
120: ◯木村
委員 そうすると、引田と大内は直営でやると、白鳥は恵愛はできないと。そうすると、恵愛だけ考えたらいいん違いますか。それを、半年で考えるか、3か月で考えるか、できないところはそれ言うたってしょうがないし、しょうがないけど、どこか民間でやるか、個人でやるかの差だろうと思うんですけどね。
121:
◯渡邉委員長 木村
委員、そういういろいろな問題があって、今日視察に行って、全体で民間委託したらうまくおさまるという筋で今日行ったわけですよ。だから、既に問題がもう出てきとるわけですよ。だから、それで今、田中
委員も言よったように、あとどう民間委託するかいうことをちゃんとお示しして説明するというところまで行っとんですけども、御理解いただけますか。
東本
委員。
122: ◯東本
委員 木村
委員が言ってることは自然だと思うんですよ、別に。私たちは、今日も会の最初に受けました説明は、指定管理でなしに民間委託を考えながらこういう提案をしとんだということを聞きましたけれども、私たちが言ったのは、やっぱり阿波市の指定管理はどういうもんかいうことを学んできたわけですよ。だから、まだ執行部が提案しとるようなことについてはただ単なる提案であって、我々はそれぞれ自由にここの
委員会としてそういう方向はまずいんでないかという意見で大いに結構なんですよ。だから、木村
委員が言われる、その恵愛の対象だけを今集中的に手を打ったらどうかというのも、これは正論だと思います。そんなに切羽詰まっとんだったら、そこだけでもすると、どうするかというのを。だから、もう路線は決まっとんでないかと、
委員会はそのために行かせたんやと、そういう上目線では駄目ですよ、そんなんでは。
委員会は初めてですよ、今日議論するのは。私は民間委託なんかについては異議を持ってます、実際、正直なところ。だから、それは自由に
委員が議論して、本当にとことん議論して方向性を見出していくという方向が正しいんでないですか。
123:
◯渡邉委員長 田中
委員。
124:
◯田中(貞)
委員 委員長は気の毒なけど、賛否問うことはできませんから、そこで方向性としてはいろいろあるだろうけど、この部分で次の9月の会期までに継続的にもうちょっと間あけて、再度何かもう1つ提案ができるんであれば議論して、うまく持って行ければいいんでないかと思うけど、なだめるために。
125:
◯渡邉委員長 暫時休憩します。
(午後 5時22分 休憩)
(午後 5時23分 再開)
126:
◯渡邉委員長 再開いたします。
それではお諮りいたします。
放課後児童クラブ民間委託について、本日はこの程度にとどめ、これにて散会したいと思いますが、これに異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
127:
◯渡邉委員長 異議なしと認めます。
これをもって本日の
委員会は散会いたします。
(午後 5時24分 閉会)
会議の経過を記載し、その相違ないことを証するために署名する。