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平成30年第1回定例会(第3日目) 本文 開催日:2018年03月19日
平成30年第1回定例会(第3日目) 名簿 開催日:2018年03月19日

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  1. 東かがわ市議会 2018-03-19
    平成30年第1回定例会(第3日目) 本文 開催日:2018年03月19日


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    検索結果一覧 ヘルプ (新しいウィンドウで開きます) 画面を閉じる 平成30年第1回定例会(第3日目) 本文 2018-03-19 文書・発言の移動 文書 前へ 次へ 発言 前へ 次へ ヒット発言 前へ 次へ 文字サイズ・別画面表示ツール 文字サイズ 大きく 標準 小さく ツール 印刷用ページ(新しいウィンドウで開きます) 別ウィンドウ表示(新しいウィンドウで開きます) ダウンロード 表ズレ修正 表示形式切り替え 発言の単文・選択・全文表示を切り替え 単文表示 選択表示 全文表示 発言者の表示切り替え 全 206 発言 / ヒット 0 発言 すべての発言・ヒット発言の表示切り替え すべての発言 ヒット発言 選択表示を実行・チェックの一括変更 選択表示 すべて選択 すべて解除 発言者一覧 選択 1 : ◯井上議長 選択 2 : ◯三好議員 選択 3 : ◯井上議長 選択 4 : ◯藤井市長 選択 5 : ◯井上議長 選択 6 : ◯三好議員 選択 7 : ◯井上議長 選択 8 : ◯藤井市長 選択 9 : ◯井上議長 選択 10 : ◯三好議員 選択 11 : ◯井上議長 選択 12 : ◯鏡原議員 選択 13 : ◯井上議長 選択 14 : ◯藤井市長 選択 15 : ◯井上議長 選択 16 : ◯竹田教育長 選択 17 : ◯井上議長 選択 18 : ◯鏡原議員 選択 19 : ◯井上議長 選択 20 : ◯藤井市長 選択 21 : ◯井上議長 選択 22 : ◯竹田教育長 選択 23 : ◯井上議長 選択 24 : ◯鏡原議員 選択 25 : ◯井上議長 選択 26 : ◯藤井市長 選択 27 : ◯井上議長 選択 28 : ◯竹田教育長 選択 29 : ◯井上議長 選択 30 : ◯石橋議員 選択 31 : ◯井上議長 選択 32 : ◯藤井市長 選択 33 : ◯井上議長 選択 34 : ◯石橋議員 選択 35 : ◯井上議長 選択 36 : ◯藤井市長 選択 37 : ◯井上議長 選択 38 : ◯石橋議員 選択 39 : ◯井上議長 選択 40 : ◯藤井市長 選択 41 : ◯井上議長 選択 42 : ◯井上議長 選択 43 : ◯渡邉議員 選択 44 : ◯井上議長 選択 45 : ◯藤井市長 選択 46 : ◯井上議長 選択 47 : ◯渡邉議員 選択 48 : ◯井上議長 選択 49 : ◯藤井市長 選択 50 : ◯井上議長 選択 51 : ◯範國建設課長 選択 52 : ◯井上議長 選択 53 : ◯渡邉議員 選択 54 : ◯井上議長 選択 55 : ◯範國建設課長 選択 56 : ◯井上議長 選択 57 : ◯渡邉議員 選択 58 : ◯井上議長 選択 59 : ◯藤井市長 選択 60 : ◯井上議長 選択 61 : ◯渡邉議員 選択 62 : ◯井上議長 選択 63 : ◯藤井市長 選択 64 : ◯井上議長 選択 65 : ◯範國建設課長 選択 66 : ◯井上議長 選択 67 : ◯渡邉議員 選択 68 : ◯井上議長 選択 69 : ◯範國建設課長 選択 70 : ◯井上議長 選択 71 : ◯渡邉議員 選択 72 : ◯井上議長 選択 73 : ◯藤井市長 選択 74 : ◯井上議長 選択 75 : ◯竹田教育長 選択 76 : ◯井上議長 選択 77 : ◯渡邉議員 選択 78 : ◯井上議長 選択 79 : ◯藤井市長 選択 80 : ◯井上議長 選択 81 : ◯竹田教育長 選択 82 : ◯井上議長 選択 83 : ◯渡邉議員 選択 84 : ◯井上議長 選択 85 : ◯楠田議員 選択 86 : ◯井上議長 選択 87 : ◯藤井市長 選択 88 : ◯井上議長 選択 89 : ◯楠田議員 選択 90 : ◯井上議長 選択 91 : ◯藤井市長 選択 92 : ◯井上議長 選択 93 : ◯楠田議員 選択 94 : ◯井上議長 選択 95 : ◯藤井市長 選択 96 : ◯井上議長 選択 97 : ◯楠田議員 選択 98 : ◯井上議長 選択 99 : ◯竹田教育長 選択 100 : ◯井上議長 選択 101 : ◯楠田議員 選択 102 : ◯井上議長 選択 103 : ◯竹田教育長 選択 104 : ◯井上議長 選択 105 : ◯楠田議員 選択 106 : ◯井上議長 選択 107 : ◯井上議長 選択 108 : ◯東本議員 選択 109 : ◯井上議長 選択 110 : ◯藤井市長 選択 111 : ◯井上議長 選択 112 : ◯東本議員 選択 113 : ◯井上議長 選択 114 : ◯藤井市長 選択 115 : ◯井上議長 選択 116 : ◯東本議員 選択 117 : ◯井上議長 選択 118 : ◯東本議員 選択 119 : ◯井上議長 選択 120 : ◯藤井市長 選択 121 : ◯井上議長 選択 122 : ◯東本議員 選択 123 : ◯井上議長 選択 124 : ◯東本議員 選択 125 : ◯井上議長 選択 126 : ◯藤井市長 選択 127 : ◯井上議長 選択 128 : ◯東本議員 選択 129 : ◯井上議長 選択 130 : ◯藤井市長 選択 131 : ◯井上議長 選択 132 : ◯東本議員 選択 133 : ◯井上議長 選択 134 : ◯東本議員 選択 135 : ◯井上議長 選択 136 : ◯藤井市長 選択 137 : ◯井上議長 選択 138 : ◯滝川議員 選択 139 : ◯井上議長 選択 140 : ◯藤井市長 選択 141 : ◯井上議長 選択 142 : ◯滝川議員 選択 143 : ◯井上議長 選択 144 : ◯藤井市長 選択 145 : ◯井上議長 選択 146 : ◯滝川議員 選択 147 : ◯井上議長 選択 148 : ◯滝川議員 選択 149 : ◯井上議長 選択 150 : ◯竹田教育長 選択 151 : ◯井上議長 選択 152 : ◯滝川議員 選択 153 : ◯井上議長 選択 154 : ◯竹田教育長 選択 155 : ◯井上議長 選択 156 : ◯滝川議員 選択 157 : ◯井上議長 選択 158 : ◯大藪議員 選択 159 : ◯井上議長 選択 160 : ◯藤井市長 選択 161 : ◯井上議長 選択 162 : ◯酒井総務課長 選択 163 : ◯井上議長 選択 164 : ◯大藪議員 選択 165 : ◯井上議長 選択 166 : ◯藤井市長 選択 167 : ◯井上議長 選択 168 : ◯大藪議員 選択 169 : ◯井上議長 選択 170 : ◯藤井市長 選択 171 : ◯井上議長 選択 172 : ◯大藪議員 選択 173 : ◯井上議長 選択 174 : ◯藤井市長 選択 175 : ◯井上議長 選択 176 : ◯竹田教育長 選択 177 : ◯井上議長 選択 178 : ◯大藪議員 選択 179 : ◯井上議長 選択 180 : ◯藤井市長 選択 181 : ◯井上議長 選択 182 : ◯石川財務課長 選択 183 : ◯井上議長 選択 184 : ◯竹田教育長 選択 185 : ◯井上議長 選択 186 : ◯大藪議員 選択 187 : ◯井上議長 選択 188 : ◯藤井市長 選択 189 : ◯井上議長 選択 190 : ◯井上議長 選択 191 : ◯木村議員 選択 192 : ◯井上議長 選択 193 : ◯三谷農業委員会会長 選択 194 : ◯井上議長 選択 195 : ◯藤井市長 選択 196 : ◯井上議長 選択 197 : ◯木村議員 選択 198 : ◯井上議長 選択 199 : ◯三谷農業委員会会長 選択 200 : ◯井上議長 選択 201 : ◯尾崎事業部長 選択 202 : ◯井上議長 選択 203 : ◯木村議員 選択 204 : ◯井上議長 選択 205 : ◯三谷農業委員会会長 選択 206 : ◯井上議長 ↑ 発言者の先頭へ 本文 ↓ 最初のヒットへ (全 0 ヒット) 1:            (午前 9時30分 開議) ◯井上議長 皆さん、おはようございます。  ただいまの出席議員は定足数に達しております。  これから本日の会議を開きます。  本日の議事日程は、お手元に配付のとおりでございます。  日程第1 会議録署名議員の指名についてを行います。  会議録署名議員は、会議規則第83条の規定により、議長において、13番 大森忠明議員、14番 田中貞男議員を指名いたします。  日程第2 一般質問を行います。  それでは、通告順により順次質問を許します。  4番、三好千代子議員の一般質問を許します。  三好議員。 2: ◯三好議員 おはようございます。早速ですが、市長にお伺いします。  引田公民館の3階を市民の憩いの場にということです。引田図書室の真上にある3階の部屋を市民の憩いの空間にしてはどうでしょうか。広さ約296平方メートルを、4つ、5つの部分に分けます。例えば、それぞれの隅に卓球台を置く、ピアノを置く、囲碁や将棋セットを置く、ウォーキングマシンを置いて、真ん中に順番を待ったりおしゃべりをする椅子を置くなどです。  今後、認知症の人がますます増えると予想されています。家の外に出かけることで、様々な刺激を受けることが認知症の予防につながると考えられます。是非、市民の皆さんに憩いの空間を利用していただけたらと思います。また、利用者には、ポイントカード、ポイント制を導入するなどすれば楽しみが増すと思われます。  市長の御所見をお伺いいたします。 3: ◯井上議長 それでは、市長、答弁お願いします。  市長。 4: ◯藤井市長 皆さん、おはようございます。三好議員の、引田庁舎の3階を市民の憩いの空間にについての御質問にお答えいたします。  引田庁舎3階のおよそ296平方メートルのスペースは、現在、公民館祭りなどのイベントの際に必要に応じて活用しておりますが、普段は空きスペースとなっております。このスペースの有効活用が今後の課題の1つとなっていると認識をしております。  御提案の、このスペースを市民の憩いの空間として有効に活用することは重要であります。市民の皆さんがストレス無く気軽に利用していただくためには、万が一の事故などが無いよう、ある程度のルールと運営の体制が必要になると考えております。また、隣接する引田公民館において約30の自主講座が開催されており、多くの市民が利用されております。
     つきましては、公民館での講座等とのバランスと市民のニーズを見極めながら、効果的な活用方法や運営の体制を検討してまいりたいと存じますので、御理解を賜りますようよろしくお願いを申し上げます。  以上、三好議員の御質問に対する答弁といたします。 5: ◯井上議長 三好千代子議員、再質問ございますか。  三好議員。 6: ◯三好議員 私がやってますソフトバレーボールの練習のときに、最近1人の会員が言いました。「ソフトバレーができなくなったら何をしようか。卓球がいい」ということになりまして卓球台を置く、これは市民のニーズだと思うんです。それから、ピアノは教室とか幼稚園にピアノを置いてありますが、子どもは原則触らせてくれません。でも、図書室に来た母や子どもが勝手にポロンポロンとピアノを弾くことも大事なことでないかと思います。囲碁、将棋セットを置くことについても、どなたかおじいちゃんがもし来てやっていれば、そこに子どもが、全く見たこともないやったこともない囲碁、将棋に興味を持つことも大事ではないかと思います。最後、ウォーキングマシンは、たくさんの家庭に使われないまま残っていると思います。新しく器具を買うのではなく、市民の好意に甘えて器具をただで譲ってくれるような方法を考えてもいいかと思います。  市長、もう一度。 7: ◯井上議長 それでは、市長、答弁願います。 8: ◯藤井市長 三好議員の説明を聞いていると、目の前にいろいろとそうした姿が浮かんできて楽しい感じがいたします。方向性として、有効に活用する、また地域の方たちが常にそこへ行ったら何かできるなという場所ができるということは、私も賛成でございますし、そうした場所にしなければならないと、そのように思います。  ただ、冒頭の答えの中で一定のルールといったことを申し上げました。例えば、健康器具で、家庭でされてる分には何の支障もほとんど無いんですけれども、その機械を公の施設で公が管理していくとなった場合に、もし事故があった場合には大変なことになります。そうしたことも含めて検討させていただき、できるだけ一定のルールのもとで皆さんが活用できる有効な場所にということに検討してまいりたいと思います。 9: ◯井上議長 三好千代子議員、再々質問ございますか。 10: ◯三好議員 ありません。 11: ◯井上議長 これをもって、三好千代子議員の一般質問を終結いたします。  次に、16番、鏡原慎一郎議員の一般質問を許します。  鏡原議員。 12: ◯鏡原議員 それでは、通告に従いまして、私は議会初日に行われました市長の施政方針についてお伺いをいたします。  まず、冒頭、我々議会議員の任期も残り1年となりました。同日で市長選挙が行われておりますので、市長の任期も併せて1年ということになります。これまで種をまいてきたものが花を開かせる、また次へとつなげていく、そういった1年にしなければなりません。施政方針も含め、この1年をどのような1年と位置付けるのか、市長の平成30年度に臨む思いをお伺いをいたします。  次に、農業政策についてお伺いいたします。施政方針の中で市長は、本市の農業を取り巻く環境は大変厳しい状況にあると認識を示されました。そこで、具体的にどのようなお考えをお持ちなのか、またそれを改善していく施策についてのお考えをお伺いいたします。  平成30年度より国による米の生産調整が廃止をされます。今後は各都道府県が目安を定めることとなっておりますが、各都道府県が定める目安についてはばらつきがあるとも聞いております。本県においては、設定した生産目安に届かないという担い手不足や高齢化が顕在化する数値となっているようであります。しかしながら、米価については全国的な影響を受けます。そうすると、さらなる農業への打撃になる可能性があると考えますが、本市においての影響をどのようにお考えなのか、市長にお伺いをいたします。  次に、ジビエについてです。本市においてもイノシシの捕獲数はその年によっても差がありますが、ほぼ横ばい。シカについては数年前に数頭捕獲してから、かなりの増加傾向にあります。そこで、全国的にジビエが一定程度根付いてきた今、本市においてもさらなる地域経済の活性化等を目指し、ジビエの肉の販売を考えていく必要があるのではないでしょうか。現在も、一部でシシ肉やシカ肉等の販売を行っている状況は承知をしております。しかしながら、採算性を考えたときに、収穫数が少なく利益が上がりにくいという問題もあります。そこで、さぬき市や三木町と共同でジビエカー(食肉加工車)や処理施設を共同運営すれば、採算性等の問題もクリアになってくると考えますが、今後における本市の考え方についてお伺いいたします。  次に、教育分野についてお伺いをいたします。施政方針では、本市の特色ある英語教育を展開すると述べられました。平成30年度より英語教育等推進事業を国の指定を受けて実施する計画となっております。本市の特色ある英語教育とはどのようなものなのか、どのように本市の特色を出していくのかお伺いをいたします。  市内企業の人材不足にも言及がありました。知らせることも大切であると考えますが、以前より私は、「仕事が無い」の意味は、就きたい職種等が無いという意味合いが大きいと申し上げてきたところです。今後は、就職希望者へのニーズ調査も行いながら、的確なマッチングと併せて、就きたい仕事になるための工夫、お知らせの仕方、そういったものが必要になるのではないかと考えますが、市長の所見をお伺いいたします。  次に、現在建設が進んでいますひとの駅さんぼんまつについてです。市長は施政方針の中で、子どもからお年寄りまで世代を問わず、多くの人が集い、皆様から愛される拠点施設になることを目指すと所信を語りました。しかしながら、全国でも同様な施設が点在をされておりますが、皆、市長がおっしゃった理念を目指し、運営を行っております。しかしながら、なかなかそうもいかないのが現実であります。より緻密で戦略的な考えが必要と考えますが、市長の考え、またそのためにはどのような仕掛けを行うのかお伺いをいたします。  ひとの駅さんぼんまつの施設の管理については、財務課で行う予定だと聞いております。しかしながら、そうすると庁舎管理との位置付けになり、なかなか活用が進みにくいと考えます。同様な施設で成功している施設を見てみると、市の直営管理だけではなく、NPO法人等の多種多様な管理形態の中からそこにあった管理を行っており、結果、成功に結び付いているように感じます。ひとの駅さんぼんまつの施設管理の在り方についてどのようなお考えをお持ちなのか、お伺いをいたします。  次に、本市のPRについてお伺いをいたします。市長は三本松高校野球部の活躍を例に挙げ、このような機会に本市の魅力を市内外に発信し、地域の良さの再認識による愛着心の醸成や市外からの移住促進につなげるとおっしゃいましたが、具体的にどのようなことを考えているのかお伺いをいたします。本市の施策や魅力のPRは非常に重要であり、私は、例えば新聞の一面広告を毎月載せたり、電車やJRの中吊り等に具体的な内容を広報する等も非常に効果的であると考えますが、併せて市長の考えをお伺いいたします。  最後に、地域コミュニティについてお伺いをいたします。施政方針の中では、地域コミュニティへの期待と引き続きの支援が述べられておりました。しかしながら、交付金の取扱いについて、また事業内容については、地域での理解の差やイベント等をしなければいけないという考えがちのように見受けられます。本来の地域課題に対する対応やその取扱いについて、市が期待するもの、目指すべき方向性について、具体的に地域活性化協議会等と話し合いを進める必要があるのではないかと思います。市長のお考えと、それぞれの方針についてお伺いをいたします。  また、地域コミュニティとは言いつつも、やはり大きな地域になればなるほど無関心層やその活動に参加しない、できない方が出てきます。その方への対応や呼びかけを行う必要も併せてあるんだと考えますが、市長のお考えをお伺いいたします。 13: ◯井上議長 それでは、市長、答弁願います。  市長。 14: ◯藤井市長 鏡原議員の施政方針についての御質問にお答えいたします。  まず1点目でありますが、施政方針にお示しいたしましたように多岐にわたる課題がありますが、中でも現在手がけている引田地区の認定こども園、三本松駅前のひとの駅さんぼんまつ、そして白鳥中学校区の再編など大きな事業が進行中であり、これらの施設整備のめどを立てたいと考えております。  また、秋に開催予定のソフトボール東アジアマスターズを成功させ、本市の国際交流を軌道に乗せることなどに粛々と取り組んでまいりたいと考えております。  2点目の米政策についてでありますが、御指摘のとおり平成30年産から国における米の生産調整が無くなり、農家の皆さんが自主的な判断により米を作ることとなります。  そのような状況を踏まえ、香川県においては全国の米の需給見通しや県産米の需要動向、販売戦略等を考慮し、県全体及び各地区営農センター単位の主食用米の生産の目安を昨年12月に決定いたしました。  これを受けて、本市地域農業再生協議会においても、この生産の目安を了承したところであります。  本県では、今年の米の作付けを昨年に比べ約1割増しで生産するよう目標にしており、少しでも多くの農家の皆さん方が米を生産するよう周知しているところであります。  今年は米政策の大きな転換期であり、本市としてもそれらの動向を十分に注視しながら、生産者が安心して米を生産できるよう、関係機関と連携をしながら積極的に取り組んで行きたいと考えております。  3点目の、野生鳥獣のジビエへの利活用についてであります。  狩猟者の高齢化に伴い、捕獲した後の個体処理が大きな課題となってきており、捕獲鳥獣のジビエへの利活用は今後ますます増加すると思われます。  しかしながら、ジビエとして利活用するための移動解体処理車や処理加工施設を整備し安定的に運営するためには、年間を通じて1,000頭程度の捕獲数が必要となってくることから、本市だけでそれら施設を運営するのは困難であると考えられます。  そこで、御提案の近隣市町との共同での運営でありますが、まずは各市町の現状把握やジビエ利活用への意向を聞くとともに情報の共有化を図ることが重要であると考えております。  いずれにしましても、野生鳥獣をジビエとして活用するには、捕獲個体の安定供給や処理加工における安全性の確保、販売などの流通の確保など数多くの課題があることから、他県における移動解体処理車や処理加工施設を整備した先進地自治体などを視察研修することにより、本市及び近隣市町との共同運営の実効性について、今後検証してまいりたいと考えております。  4点目につきましては、後ほど教育長からお答えをいたします。  5点目の求職者のニーズ調査についてでありますが、本市ではふるさと就職推進センターを設け、これまで若者の地元企業への就職支援を行うとともに、地域の産業や企業の紹介を行うことにより、地域の雇用創出に取り組んでまいりました。  また、本市の将来の担い手となるべき優秀な人材の地元定着を目的として、中学生、高校生に向け、地域の企業を知ってもらう機会を設けております。  ふるさと就職推進センターでは、求職登録の際に希望職種などのニーズ把握をしております。また、求職者との面談を行い、より踏み込んでニーズを聞き取り、時には求職者を伴って求人企業の実際の現場に見に行くこともあります。  求人企業側からも、人材に求める技量など具体的条件の聞き取りをし、求職者をできるだけ的確に求人企業に紹介できるように努めているところであります。  6点目のひとの駅さんぼんまつにつきましては、建物内には本市の文化的な核となる図書館、行政機関として大内窓口、誰もが自由に利用できるユーティリティスペースや瀬戸内海を眺めることのできる屋上庭園を配置いたします。  また、敷地内には、民間の飲食施設、健康器具を配置することで、文化的、健康的に、子どもからお年寄りまで、世代を問わず多くの人が気軽に集うことができる施設を目指してまいります。  1階のユーティリティスペースについては、世代を問わず気軽に利用していただける空間として活用いたします。  また、必要に応じて、パーティションにより2つの空間に区分したり、展示パネルとして利用できますので、ギャラリー、投票所、各種相談窓口など目的を持った活用に柔軟に対応していきたいと考えております。  7点目の施設管理につきましては、建物自体の施設管理は財務課が行い、1階の大内窓口は市民課が、2階の図書館は生涯学習課が運営する予定であります。  なお、ユーティリティスペースの利活用については各課の連携も必要と考えておりまして、6月議会で条例を上程する際に具体的にお示しできたらと考えております。  8点目の、本市の魅力発信による愛着心の醸成や移住につなげる具体策については、昨年は、三本松高校が夏の甲子園で大活躍したことや、テレビ番組の全国放送でも東かがわ市が取り上げられたこともあって、東かがわ市を全国に知っていただく機会となりました。また、最近では地元メディアで取り上げられる頻度が多くなったように感じております。  このようなことから、市民はもとより、市外にいらっしゃる本市出身の方のふるさと東かがわ市に対する誇りと愛着心が強まってきたのではないかと期待をしているところであります。  御提案のようなメディア戦略も、本市の魅力発信の手段として用意しておく必要があります。費用対効果を見極めながら、引き続き様々な手法をもって市の情報発信に努めてまいります。  9点目の地域コミュニティ協議会等との話し合いにつきましては、地域の課題を地域の実情に応じて、地域自らが解決に当たるというのが、地域コミュニティ活動に本来期待されていることであります。決してイベントを開催しなければならないということではありませんが、コミュニティ協議会の創設の際にイベントが行われ、それが年々継続されているのが実情だと、そのように思います。  一般質問初日の大田議員の質問にお答えしましたように、それぞれの地域が抱える課題が何なのか、地域の課題を一度見つめ直していただき、それぞれの地域で必要とされている共助の仕組みとなる活動を持続していけるよう、今後も助言を行ってまいりたいと思います。  10点目の地域コミュニティ活動等への無関心層への対応でありますが、これは非常に難しい問題であると思います。これまでの地域活動支援を通じて痛感しているところであります。地域活動は、本来、自発的に行われるものであり、地域コミュニティ協議会の設立についても同様であります。  地域活動に参加する気持ちというのは、子どもの頃から地元の祭りや地域活動に参加するなど、子どもが親の背中を見ながら時間をかけて醸成させていくものと思います。ただ、しかしながら、理想はそうであっても、実際のところ何もしなければ関心を抱いていただけると思っておりません。  できるだけ多くの人に地域コミュニティ活動に関心を持っていただき、活動に積極的に参加できるという環境を作っていくことが必要でありますので、出前講座や地域コミュニティ活性化シンポジウムを通して、地域コミュニティ活動に関しての意識共有や啓発活動に努めるとともに、各地域コミュニティ活動に新たな参加者が増える取り組みとなるよう、きめ細かな助言をしてまいります。  以上、鏡原議員の御質問に対する答弁といたします。 15: ◯井上議長 次に、教育長、答弁お願いします。  教育長。 16: ◯竹田教育長 おはようございます。私のほうから、鏡原議員の4点目の英語教育の取り組みについての御質問にお答えいたします。  本市の英語教育は、初等教育段階からグローバル化に対応した教育環境づくりを進めるため、小中学校9年間を見通したカリキュラムの中で、自国や他国の言語や文化への理解を深め、英語によるコミュニケーション力の育成、英語の音声に慣れ親しみ、聞くこと、話すこと、読むこと、書くことの4技能を総合的に活用する力を付けることを目指しております。  平成30年度の英語教育推進計画では、文部科学省の教育課程特例校の指定を受け、小学校の新設教科として英語科を設置し、2020年の新学習指導要領の内容を先行実施するとともに、本市独自の内容を盛り込んだ授業を行ってまいります。  小学校1年から4年生では、英語の歌やチャンツなどを通して発音やリズムに慣れ親しむことや、ゲームを通して英語を聞くことに慣れる活動、5・6年生では、身近なことを簡単な英語やジェスチャーなどを使ってやり取りできる、聞くこと、話すことに加え、アルファベットを読むこと、書くことの活動に取り組んでまいります。  音声やリズムを聞き取る力、英語の環境に柔軟に適応する力を段階的に進めることで、音声や基本的な表現に慣れ親しみ、コミュニケーションにおいて活用できる基礎的な技能を身に付けられるよう、朝の時間には全ての学年で15分程度のモジュール学習、そして高学年ではオールイングリッシュの授業も取り入れてまいります。  また、夏季休業中には、中学生のイングリッシュキャンプ、小学生の英語クラブ、英語教育が進んでいる北京市の中学生と市内中学生との交流事業なども計画に盛り込んでございます。  何よりも大切なことは、英語への苦手意識を無くし、多言語でコミュニケーションを図ることは楽しいと感じる子どもたちが増えていくことです。低学年から段階的に英語に親しむ機会を持ち、工夫した内容で授業を進めてまいりたいと考えております。  以上、鏡原議員の御質問に対する答弁といたします。 17: ◯井上議長 鏡原慎一郎議員、再質問ございますか。  鏡原議員。 18: ◯鏡原議員 少し長くなりますけれども、よろしくお願いいたします。  まず1点目でありますけれども、できましたら市長の今年度にかける、何をやりますというんではなくて、施設のめどを立てたいとかいろいろあるとは思うんですけれども、やはりこの区切り区切り、政治家は皆さん4年ごとに選挙があるわけですから、その区切り区切りで、やはり市長の最終年度に当たるそういった思いをお述べをいただきたいというふうに思っております。  それと、2点目ですけれども、具体的にどのような影響が生じるのかということをお伺いをしたんですけれども、その点答弁が抜けておりますので、是非その点を。初年度、米の生産調整が無くなって初めですから、なかなかそこをどういう影響が出るのかというのは難しいところかも分かりませんけれども、やはり高齢化も進んできて、生産者にとってはその1年1年がその大切な分岐点になってくるんだろうというふうに思いますので、トップセールス等もやってます。是非、いろんな具体的な政策も含めて、改めてお伺いをさせていただきたいというふうに思います。  3点目のジビエに関しましてですけれども、調べますと大体、東かがわ、さぬき、三木で年間2,000頭前後の捕獲数だということみたいです。前向きな御答弁だったというふうに思っておりますけれども、早急にさぬき市、また三木町等とも協議をいただきたいと思います。私も三木町の議員とかいろいろお話をしていく中で、やっぱり共同でやっていかないと採算性もとれないですよねという話も各市町議会の中でも上がっているという話も聞きますので、是非その点については、今、梼原町なんかがジビエカーを導入されて、これから処理施設も建てるということでお伺いしておりますけれども、そういった事例も研究しながら、是非、前へ具体的に進めていっていただきたいと思います。  5点目の求職者のニーズ調査ですけれども、今やっているということの御答弁があったんですけれども、まだまだそういった仕事が無い方々の声が聞かれますというふうなのが施政方針の内容でした。ですから、今やっていることが数年続いて、これは実績も上げている事業だし、今後も継続的にしていくべきなんだろうというふうに私も考えますけれども、それだけではなかなかそういった声が減ってこないということも事実なんだろうというふうに思います。その点について、どういうふうな形でそういった声を無くしていくのか。それはやはり、仕事のマッチングとか、こういった職種だけれどもこういった内容なんだという、職種で漠然と内容が決定をされます。例えば、工場勤務であれば、工場のラインで働くのかなと。ただし、そこにはやはり事務職もあったりとか、システム職もあったりとか、いろいろあります。だから、そういった職種だけれども仕事の内容はそこだけでないんだというところも、是非分かりやすく大学生また高校生の皆さんにお示しをいただきたいというふうに思っております。その点についてお伺いをいたします。  そして、6点目と7点目ですけれども、何を設置するのか何を建てるのかということは述べていただいたんですけど、他の施設でも同様だと思います。来ていただければ、眺望がいいとか、そういった施設はたくさんこの瀬戸内海沿いだったらあります。だから、そういったことでなくて、やはり市民の皆さんに寄っていただけるようなものをどう打ち出していくのかということをもう少し緻密に考えて行く必要性があるんでないかなと思うので、具体的にお考えがあれば、無ければ結構ですけど、あればお伺いをいたします。  併せて7点目の、要は財務課が建物として建物だけを施設管理をしていくのではなかなか前に進まないといいますか、受け身の状態になってしまいます。やはり、これまでも地域創生課が入ったり、財務課、総務課が入ったりといろいろ各課でばらつきがあったんですけども、その辺りをもう一度統一化していただいて、本当にその財務課の管理でいいのかどうかというところも踏まえて、今後のその施設管理の在り方について、より具体的に緻密な作戦も含めて検討をしていただきたいと思うんですけれども、市長の考えをお伺いいたします。  8点目の本市の魅力発信ですけれども、これに関してはこういうことが取り上げられてますというふうな話だったんですけども、具体的に今後どうしていくのか、そのことをお伺いをしておりますので、その点、再度答弁を願いたいと思います。  また、地域コミュニティに関しましては、要はイベントをすることが悪いというわけではなくて、やはり本来の地域課題ですね。要は、各自治会等々から、今も多分総務課とかのほうには、地域要望といいますか自治会要望、そういったものが上がってきていると思うんですけれども、その中でも例えばこの地域道の整備だったりとか、いろんな具体的な内容の部分も実際この地域コミュニティ協議会の中で計画をして、計画的にその地域の人に相談をしてやっていけばそういった事業もできるんだと、計画をしていれば私はできるというふうに捉えてるんですけれども、だからそういったこともできるんですよということを是非お知らせをいただきたいと思います。  地域の人は、そういうことでなくて、やはりイベントしないといけないのかなとかそういった思いにとらわれがち、それが全部とは言いませんけれども、とらわれがちだろうと思います。ですので、そういったことでなくて、それも含めていろんなこと、地域の方の問題、課題、そういったものをそこの部分のお金というツールを使って解決ができるんであれば、それも計画に盛り込んでいくことも可能なんだということを、もう少し具体的に地域の方とお話をしていただきたいと思いますけれども、その点についてお伺いをいたします。  最後に、4点目の英語教育についてであります。多分言っていただいた内容が東かがわ市の独自の内容なんだろうというふうには思っているんですけれども、あまり独自性というのを正直言って感じられません。ですので、もう少し目標設定をきちっとして、例えば中学生が義務教育の出口になるんだと思いますけれども、その出口の時点で例えば英検3級が取れるような実力を身に付けるとか英検準2級を取れるように身に付ける。そのためにはやはり教育長が最後言われたとおり、小学生から苦手意識を持たずに親しんで自主的に取り組んでいける、そういった場を提供していくことが必要だ、そういうふうな内容だったら分かるんですけれども、その東かがわ市が求める子どもの成長過程に合わせた独自性といいますか、独自的な目的、目標、それに向かってどういうことをしていくのか、そういった面からお答えをいただければと思います。  以上です。 19: ◯井上議長 それでは、市長、答弁願います。 20: ◯藤井市長 まず、1番目の、1つの区切りとしての市長の思いということでございます。  先ほど答弁させていただきましたのは、市の大きな課題であります大きな人口減少の中、なおかつそうした公の施設で老朽化している安全対策といったことで、現在取り組んでいる1つの区切りにしなければいけない年だということで申し上げました。  また、そのこと以外に、今年は非常に厳しい寒さでした。この地域も厳しいですけども、全国的な自然の厳しさからいえば、逆に言えば非常に住みやすい地域でもある。そうしたことを、より地元の市民の皆様方にもう少しいいところだなと分かっていただけるような、そうしたソフト面のこの地域の良さというのをもっともっと訴えていく必要があるんではないかと。そうしたことが愛着心につながっていくと、そのようにも思っております。  また、2番のお米の今後の対応でありますけれども、今までは減反をするというのが前提で、多種というのはいろんな種類のお米の中でもまず問題外となっております。しかしながら、これからはやはり種類が多いというのも1つの特徴として取り入れるべきではないかと。県JAでも、そうしたことで新しい品種に現在試験中といったことも聞いております。また同時に、その土地柄というのを考えますと、お米にあまりにもこだわり過ぎではないかと。当地におきましても、パセリであったりレタスであったりアスパラであったりという、そうしたこの地に合った野菜であったり果物に一定のかじを切っていく、将来のその地域の特徴を出すといったことでも大事だと思います。すぐにできることではないですけれども、そういう将来に向けば、そういう時期ですよということを、JAの皆さん方、県も当然知っていると思いますけれども、農家の皆さん方にお伝えする必要があるんでないかと、そのように思います。  また、ジビエにつきまして、一般で言えばキャパで大幅に不足している。不足しているのはいいんですけれども、共同で隣接したさぬき市であったり三木町と連携をするということは大事だと思いますので、具体的なそうした相談がけをしていきたいと、また梼原町などの先進地についての研修も十分に行いたいと、そのように思います。  また、5点目の求職者ニーズでございます。やはり、これも何となく隣の芝生といいますか、地元にあるよりもどっか行ったほうが何かパラダイス的なイメージがあるのも事実ではないかと。ですから、中学とかの地元企業説明のときにも申し上げるんですけれども、例えば東京とか大阪へ就職されても、通勤に1時間なり1時間半をかけております。それから言うと、この東かがわ市にいて1時間か1時間半という通勤のエリアでその対象した職場を考えることも大事ではないかと。現に多くは無いですけども、そうした方が今までもおいでるという中で、当然それは考えていただくべきではないかと、そうしたことも伝えていきたいと、そのように思います。  また、ひとの駅も今現在できつつございますけど、できるだけ有効に活用していただきたいということは、もう全くそのとおりでございます。一定の組織、例えば財務課が全てをという考えではなくして、どのようにすれば多くの方が活用していただける、魅力ある施設となるかということも含めて、特にユーティリティは2階と連携をして多くの方が活用していただけるというためには、かなりフリーな管理の仕方も要ると思いますので、そうしたことも6月に提案させていただきますけれども、それまでにそうしたことを詰めてまいりたいと、そのように思います。  また、本市の魅力発信でございます。昨年は全国的な放送の中で、幸い東かがわ市という名前を出していただきました。そうした中で、例えば今、河津桜がきれいに咲いております。あれもまだ、ライオンズの皆さん方はじめ、地元の皆さんのおかげでございますけれども、10年前後という中で、ああいう1つの名所的なものができ上がっております。そうしたことも含めて、今までの場所とか人だけにこだわらず幅広く。  それから、ソフトボールも7か国で行うというようなことは、これまでにも当然当市では無いし、県内とか全国的に言っても珍しい部分ではございます。知事も、この間、ソフトボールのときにおいでていただきましたけれども、県の御協力もいただきながら、東かがわ市のそうした魅力を発信する大きなツールになってもらえるんではないかとも思っております。積極的にそういう人たちも東かがわ市を発信するといったことにつなげる必要があると、そのように思っております。  また、地域コミュニティについて、確かに何かイベントをすることが目的というふうな傾向が強いのも確かであります。そのことによって、中心的にコミュニティの役員をされている方は非常に御苦労もされていると思います。持続可能ないろんなコミュニティ活動といったことは非常に大事だと思います。その中で、先ほどおっしゃられました地元の道であったり水路であったり、そうしたことに対しての、市であったり、ほかの組織に対して良くするためのそういう動きをするというのは非常に大きな影響を与えると思いますので、そうした幅広い点からコミュニティということがいかされると、そうした方向性についてもお伝えをしてまいりたいと、そのように思っております。 21: ◯井上議長 教育長、答弁願います。  教育長。 22: ◯竹田教育長 私のほうからですけども、あまり独自性を感じないと言われたら非常につらいんですけども、まず英語科という教科を使ってるのは少なくとも香川県では東かがわ市だけということなんで、教育課程もそうですけど、これを変えていくというのは全国でもそう無いことなんで、その辺りは非常に本当に清水の舞台からでないですけども、それくらいの覚悟を持って取り組んでいるということは、まず知っていただきたいと思います。  それから、1番の目標は、やっぱり子どもたちに使える英語を身に付けてほしいということです。ですから、そのためにはコミュニケーション力ということが中心になりますので、先ほど言われてました例えば英検の2級は最低5割くらいとか、あるいは英語の交流でコミュニケーションが十分図れるとか、それから英語のプレゼンとか、あるいはスピーチのコンテスト等も催していきたいと思ってますし、今実際に正直なところ、現在の中学生の英語の力ははるかにそれより下です。
     ですから、ここ数年の間、特例校は一応一区切り2年ですけど、これはもう半永久的にやっていきたいと思ってますけども、この2年間である程度の数値が示せるというか、先ほど言いました5割までは行かなくても最低3割はクリアしていきたいとは思っています。昨日のHi‐Ecでも、小学生の6年生と中学生が結構、保護者も交えて関心も高い非常に実りある活動もできたということですので、こういうふうなのがどんどん広がっていけば達成できていくかなと思っているところです。 23: ◯井上議長 鏡原慎一郎議員、再々質問はございますか。  鏡原議員。 24: ◯鏡原議員 最後に何点かお伺いをいたします。市長がそれぞれの政策の中で方向性といいますかその思いを語っていただいたということについては、非常にこういうふうな形で考えているんだなということが認識ができました。  少し5点目の部分におきまして、ひとつ踏み込んだ内容で、これまでも何回かおっしゃってはいただいたんですけども、1時間から1時間半程度のところも通勤範囲内ですよということです。通告に具体的には書いてはいなかったんですけれども、私も高松に勤務をしていた経験がございまして、やはり田舎の良さというのは、近くで働けるといいますか、都会であればそういう、やはりギャップですね。都会と地域、地域に帰ってきてもこんだけ行かないかんのかというのと、その辺りがあります。やはり通勤をして、私も1年半から2年ぐらい働いたら高松に住みたいなというふうな思いにかられたところは正直なところではありますけれども、そういった部分も、今こういった方法を考えているというふうな答弁をいただきましたので、より踏み込んだ内容で、だからこの1時間から1時間半以内も就職エリア圏として見てるんだというような具体的な部分も就職希望者に対してお示しができるような制度政策等々も是非考えていただければなというふうに思うんですけれども、その点お伺いをさせていただきたいというふうに思っております。  それと、教育長に御質問をいたします。もちろん、英語教育が先進的に取り組まれているということは分かっております。その上で、より独自性を出してというようなことで施政方針が述べられましたので、英語教育が独自性が強いからというのではなくて、その英語教育に対して市の独自性を出していくんだということを施政方針では述べられたと思っております。ですので、今おっしゃっていただいた内容では、小さい子どもではリズムの歌を歌ったりそういったことをします、じゃあ次はこうします、中学校1年から始めていたものを小学校6年に前倒しをしてアルファベット書けるようにしますというような内容、答弁だったように聞こえましたので、それであれば今の英語塾、小さい子どもたちが入るそういった部分も同じような形で行われておるというふうに聞いておりますし、私の家にも営業に何回か来られたことがありまして、教育長と今おっしゃったことと同じような内容をされてるということをおっしゃってました。  それはそれでいいんですけど、やはり公がするということで、先ほど、冒頭一番最初に答弁いただきましたように、9年間小学校1年生から中学校3年生まで通して継続的にできるというのは、この公の、逆に魅力、最大の魅力だろうと。だから、この継続的に取り組んでいく出口をどこに持っていってどういうふうな形をしていくのかというところが、非常にその独自性がそこに現れてくるんだろうというふうに考えております。  3割と言っていただいたのは、英検が目標なのかその辺りが具体的に分かりませんでしたけれども、やはりコミュニケーション能力というのは確かに重要かもしれませんけれども、具体的に成果として何が上がってくるかというところも非常に重要な部分だろうというふうに思っております。そのコミュニケーション能力が上がれば、基本的にはそういったレベルのことというのは自然とできてくるんですよね。英語がしゃべれるんですから、文法が分かるというような話になろうかと思うんですけども、そういった具体的な部分も含めて極端にかじを切ることは難しいかもしれませんけれども、出口の目標をより具体的に、そこに是非とも東かがわ市の教育ではこうするんだと、こういうふうな出口を目標として小学生1年生から段階的に教育をやっていくんだというふうな、その9年間を通したそういったビジョンと出口の目標と2つ、9年間通しての内容はおっしゃっていただきましたけれども、それを通して最終的に例えば海外に旅行に行ったときに何も困らなくなりましたというのが成果なのか、その辺りをより具体的に目標設定をすべきだと考えますけれども、教育長のお考えを再度お伺いして質問を終わります。 25: ◯井上議長 それでは、市長、答弁願います。  市長。 26: ◯藤井市長 確かに、田舎に住んで1時間、1時間半通勤するかというのは、何となく抵抗があるのも分かります。2月だったでしょうか。初めて中学生の代表の方と教育委員会の皆さん方の会議の中で、いろんな、最初冒頭、中学生がやっぱり都会がええと、お店がたくさんある、何があるといってほとんどの方が言ってましたけれども、私が、「もし子どもさんができてから都会で夫婦だけで住むのは大変ですよ。田舎で近くで見てくれる方がいたら全然違いますよ」と言ったら、まず想定にそういうことは無かったと思うんですね。一度にその雰囲気が変わったんです。やはり、そして「もう少し幅の広い考え方をしたいと思います」ということを何人かの方が言ってくれたんですけれども、今までの当たり前と思っている中でもったいないことをしているというか、もっと有効に地元を活用できるというのはある部分もあるということを分かっていただけるようにはしていきたいと、そのように思います。非常に大事な部分を御質問いただいたと思っております。 27: ◯井上議長 教育長、答弁願います。  教育長。 28: ◯竹田教育長 大きな目標と、それから具体の目標ということですけど、教育の目標はもう教育の大綱の中にも示させていただいてますけど、個人の能力を伸ばしつつ社会へ行ける、今でしたらグローバル化の中で生きていく、そういう子どもたちを作っていくということなんですけど、それをその地域の良さ、あるいはふるさとの愛情といいましょうか。そういうふうなのも本当に心の中にずっと蓄えていって、世界なりまたふるさとで活躍する子どももいるかも分かりません。そういうふうな子どもを育成するその1つのツールとして英語教育が使えればという、そういうふうな形です。  ですから、コミュニケーションもその1つの大事な部分ですし、それが話をしながらこの東かがわの良さをPRしたりとか、ここで何か起業したりとか、どこかへ行って活躍したりとか、そういうふうなのが大きな目標ですし、そのために1つ、9年間でツールをどこまでというか、これくらいまで、英検であったりあるいはプレゼンであったり、また自分の何かを説明する、そういう機会であったりといいましょうか、そういうふうなのは9年の間でできるだけ子どもたちに身に付けさせたいという、そういう目標ということで理解いただけたらと思います。 29: ◯井上議長 これをもって、鏡原慎一郎議員の一般質問を終結いたします。  次に、15番、石橋英雄議員の一般質問を許します。  石橋議員。 30: ◯石橋議員 おはようございます。私は、市長に観光への取り組みについてということでお伺いいたします。過去にも何人もの同僚議員が観光については質問をされてきたとは思います。ちょっと視点を変えて、市長に今後の取り組み等々をお伺いしたいというふうに思います。  まず、市長は3月の施政方針の基本姿勢の中で次のように述べておられます。「平成17年度から市の観光施策を担ってきたNPO法人東かがわ市ニューツーリズム協会が解散となり、市域の観光政策のさらなる発展のため、来年度からは新たな観光振興組織を立ち上げ、本市の特色をいかした観光を目指していく」ということでありました。そこで、観光への取り組みについて3点をお伺いいたします。  まず1番目で、みんなでつくる愛着をもって、いつまでも住み続けたい自慢のまち東かがわ市を目指して、様々な政策が各地で市内いろんなところで実を結びつつあること、また実を結んでいることについては十分理解はできます。また、それぞれの地域でのにぎわいづくりも活発に行われています。しかし、今市内でいろんなにぎわいがあるのは1年を通じて来訪者を増やすための戦略ではないかと思います。しかし、観光を目指すのであれば、やはり1年を通じて来訪者が増えること、これが必要だと思いますが、市長のお考えについて伺います。  2番目に、観光に不可欠な要素の1つは、先ほど1番で述べたとおりリピーター、これが増えることだと思います。そのためには何が東かがわ市にとって必要だと思われますか。お伺いをいたします。  3番目、観光施設に、市内には公設公営と民設民営また公設民営等々あります。来訪者にとっては、魅力があれば公設、民営は関係は無いでしょう。リピーターとなってくれるはずではありますが、公設、民設を問わず、市として取り組める範囲を広げて民間施設への思い切った支援策をとることができないのかをお伺いをいたします。 31: ◯井上議長 それでは、市長、答弁願います。  市長。 32: ◯藤井市長 石橋議員の観光への取り組みについての御質問にお答えいたします。  1点目の来訪者を増やすための戦略についてでありますが、かつて観光といえば名所や旧跡巡りが主流でありましたが、今日では観光の楽しみ方が多様化し、自然に触れるグリーンツーリズム、健康を増進するためのヘルスツーリズム、自転車を楽しむサイクルツーリズムなど、体験型の観光旅行が注目されるようになってまいりました。  先日の引田ひなまつりでは、地元をはじめ多くの関係者の御尽力により、大勢の来訪者を迎え、大盛況となりました。春を告げる本市の風物詩として定着をしております。1度にこれほど大勢の来訪者を迎えることは連続的には難しいことでありますけども、1年を通してコンスタントに来訪者があるということが重要であります。  年間を通して人を呼び込むとともに、何度も来訪していただけるリピーターを増やすため、これまで進めてきた観光戦略の練り直しが必要と考えております。  2点目のリピーターを増やすための方策としましては、体験型の観光を推進することが必要であると考えております。そのためには、常に新しい話題を開発し提供していくことも1つの手法でありますが、持続可能なものとするためには、他の地域には無いもの、真似のできないものなど、本市独自の資源をいかした観光施策の展開が重要であると考えております。  本市では、温浴施設、民営の動物園、パークゴルフ場、安戸池、ランプロファイアや絹島の柱状節理といったジオサイトなど、他の地域には無い特徴的で体験ができる魅力的な資源があり、現に市外からも多くの方が訪れております。  これらをうまく活用することがリピーターを増やすことにつながるのではないかと考えております。  3点目の民間施設への支援についてでありますが、本定例会におきまして東かがわ市産業振興及び企業立地促進に関する条例を議決いただき、民間の観光施設整備に対しましても補助をすることができるようになりました。  市内観光施設や事業者と十分に連携しながら、公設、民設にかかわらず、本市の観光推進のために総合的な視点に立って必要な施策を展開してまいります。  以上、石橋議員の御質問に対する答弁といたします。 33: ◯井上議長 石橋英雄議員、再質問はございますか。  石橋議員。 34: ◯石橋議員 市長の、若しくは市全体として観光への取り組みというのは非常に難しいことではあるけれども、一生懸命やられておるというのは十分承知した上で、私から今の市長の答弁を捉えた上で再度質問したいと思いますが、最初に、市長の答弁の中で戦略の1つが差別化であり、その必要性も感じておるというようなお話だったと思いますが、これはたとえの話ですけど、全国的に疲弊している地域、そこを新しく盛り上げようとする場合、いろんな方法はあるんですけど、前から私言っているように、東かがわ市の場合、それは観光でありスポーツだろうと、若しくは文化だろうと。もちろん企業誘致も大事ではありますが、いろんな考えてみますと、もともと名所旧跡があって、そこは多少のいろんな考え方で整備していけば、十分、年間を通じて観光客が来る施設。そういうところは、当然、年間何十万人、何百万人という方が来られております。ただ、東かがわ市の場合、残念ながら県外の方にこれを必ず見たいというリピーター的な施設、我々から見てありますけども、なかなか周知ができてないというのが事実であります。  それともう1点は、観光。どこまでが観光というのかは別として、ニューツーリズム的に捉えれば、作る観光も1つ必要ではないかなと。こういうものが東かがわ市にできましたよと。1つは、大都会なんかだったら大型リゾート、これは極端な例が東京のディズニーランドというようなものでしょうけども、なかなか四国の地域でそんな大型の施設を作って恐らく見通しは立たないでしょうと。だったら、東かがわ市独自として、これは1つ提案なんですけど、過去に迷路なんかが一時的にはやったことがありますけれども、継続的に迷路、これも自然の体験型迷路みたいにしてはどうかと。これが1つの例が、例えば先ほど市長の答弁の中にあった白鳥のランプロファイアから与治山を通って安戸池に抜けていく山の一部を小さい歩経路で迷路のように作って、これは恐らくそんなに大きいお金は掛からないと思うんですが、ただこれは山でありますので、保安林の関係とか保安林解除とかいろんな行政手法が要るとは思いますが、これは1つの例として。  それからもう1つは、以前、私提案して、東かがわ市のトイレをきれいにしていったらどうやということを言いましたけど、東かがわ市は遊びに行って公衆トイレに行くと、とんでもないこんなトイレがあったとか、これは1つの例なんですけど、そういうことを考えていく必要があるんではないかなと思います。  それともう1点、東かがわ市には年間を通じて観光客が来る施設、代表的なのはこれは温浴施設だろうと思います。それ以外に、例えばとらまるの人形劇であるとか、これは民営民設でありますが、白鳥の動物園、例えばキャンプ場等々、年間を通じて来る施設をもっと有効に使う必要があるんだろうと。極端な例で言いますと、例えばしろとり動物園なんか、これ当然、民営民設ではありますけども、私、観光の方に何名かお伺いしました。これはもう代表的な例なんでしょうけども、「リピーターとしてどうですか」とお伺いすると、「とにかく料金が高い」と。それは当然ですね。民間でやって民間が経営上なり立つためには、ある程度一定の料金設定が必要だろうと。ほかの地域であれば当然、例えば徳島なんかでも市立の動物園で入園料もそこそこ安いし、かなり広い。駐車場も整備できている。  例えば、先ほどの市長の施政方針の中に、その当初予算の中にも企業誘致の補助策がありましたけども、当然、今まで企業誘致で予算を使ってきた中に、新しく例えば東京、大阪の企業が全く新規に参入したということではなく、今ある企業が例えば企業拡張して新たな従業員を雇い入れましょうとか、そういう政策に使われておるんで、これは場所を特定して申し訳ないんですが、例えばしろとり動物園に駐車場の整備を公設でしてあげるとか、入園料の一部を市のほうで何らかの形で弁済してあげるとか、やはりリピーターが来ていただけるような方策というのはそういうことではなかろうかと思います。  次に、とらまる人形劇も定期的に人形劇をやって、県外の方、市内の方、楽しんでおられるのを見てます。それともう1点、以前に私、質問の中で、市長、パークゴルフ場、そろそろその9ホールの増設等々も考えていく必要があるんではないかというふうなことを申されておりましたが、その後、どういう計画になっておるか。あの施設も、市内の利用者、これは健康増進のためもあったりいろいろあります。かなり利用者は増えております。それと、定期的に県外の方が来られて、いろんな大会も催されております。そういうことを、市外の方が来たときに、「ああ、いい施設だな」ということも伺っております。是非とも計画を持って、その9ホール増設ということを検討していただきたいなというふうに思います。  聞いておりますと、もっと有利な財源があればというふうなことも一部お伺いしておりますけども、財源があろうが無かろうが、やっぱり市単独ででもやるぐらいの意気込みを考えていただければというふうに思います。  以上、再質問とさせていただきます。 35: ◯井上議長 石橋議員、パークゴルフ場の具体的計画とか、今、質問ありますが、それはちょっと、市長が答えられれば。  それでは、市長。 36: ◯藤井市長 観光についてでございます。御質問の前に、先般28日、引田ひなまつりのときに知事と県の観光協会の三矢会長がお越しいただきました。そのときの話で、インバウンドは今ものすごい勢いで来ていると。けど実際は、大都会とかではもういいんでないかと、高松でもそういう人が増えてきたと。例えば、香港と当市とは交流があるけれども、香港のようなビルの中で育った人たちは、もう理屈抜きに田舎へ行きたいと思っている。だから、東かがわ市のようなところはちょうどいいと思うから、そうしたことを考慮してくれないかというお話がございました。今は、かつてとは違うそうした大きな動きがあるということを教えていただきました。  具体的に、まず1番に迷路をやったらどうかと。自然をいかした迷路ということでございます。具体的にはこの頃は、自然の山には野生の動物がいて安全性もちょっと気にはなるんですけども、当然、検討はさせていただきたいと思います。  また、2点目のトイレについて、ユニークなトイレ、こんなトイレが東かがわにあった、というようなものをしたらどうかということでございます。現在ある施設の中で老朽化した部分を新しくしていっている最中でございますけれども、どのようなユニークなものがあるかちょっと調べさせていただき、採用できるものがあれば考えていきたいと思います。  また、しろとり動物園についてでございます。大勢の、特に市外から東かがわ市に来る場合のしろとり動物園に行くという方が非常に多いように感じます。そうした中で、現在までも進入路であったり水道については、市として協力をしております。その他の部分においてどうした効果的なことがあるだろうかといったことは、今の動物園並びに地域も関係するかも分かりませんけれども、そうした中での検討させていただきたいと思っております。料金につきましては、公設の上野とか旭山とかはもう非常に安い。それは公が出しての話ですから、その辺りの絡みというのもいろいろ複雑な関係があるかと思いますけども、調査をさせていただきたいと思います。  パークゴルフについては、もう幾人かからも今までにもそういう質問があって検討をしております。基本的には、私はもうそのまま広げていったらいいんでないかというところがあるんですが、管理との絡みですね。一番最初の段階は、全部整備とか管理はするからということでスタートしたんですけども、それを知っている人たちが引退して入れ替わって新しい人たちが活用しているという、その辺りの意見がこうして……。施設を全部管理していただけるいうんで低料金ということであるんですけれども、その辺りの絡みはございます。基本的には、せっかくですから広げたらどうかなと、私はそのように考えております。教育委員会のほうで具体的なことについては考えていただいております。 37: ◯井上議長 石橋英雄議員、再々質問はございますか。  石橋議員。 38: ◯石橋議員 最後に1点だけ。ほぼ市長のほうから、全てではないでしょうけども前向きな御答弁をいただきました。是非とも、それに向けて我々も一生懸命努力をしていきたいなというふうに思います。  先ほどの知事等々のお話、私もお伺いしています。ひなまつりに来ていただいて真剣にお話を聞いていただいている姿も拝見いたしました。1つ重要なのは、今、地域それぞれのところで頑張っていらっしゃる、これはこのまま少しずつ発展させながら衰弱しないように、衰退しないように努力する必要がありますけども、先ほどのそのリピーターの話ですけども、一番肝心なのは、東かがわ市はいい資源がいっぱいありますが、どうも単独で利用されている節があります。先ほど、ランプロファイアから安戸池に向けての迷路の1つの提案いうのは、やはりランプロファイアを見ていただき、安戸池の施設を見ていただき、釣りもしていただき、一日体験できるような、正に知事がおっしゃっていたような田舎で自分の体も使いながら体験をしながら一部観光もできるというような考えを持ってやっていただければというように思います。以前に、城山が日本の新しい100城に認定されて、そこの整備も県とともにやっていく必要があるんだろうと思いますので、是非ともその点、取り組みをやるという決意を持って答弁いただいて終わりとしたいと思います。 39: ◯井上議長 それでは市長、答弁願います。 40: ◯藤井市長 例えば、ひなまつりに来たとき、またしろとり動物園に来たとき、その後せっかくですから東かがわの中で何か所か動いていただいたら有り難いんですけども、今のところは行ったら帰ってしまうとか、ほかへ行ってしまうという場合が多いように思います。そうしたことで、続いて見ていただけるところができるようなそうした対応は必要だと、そのように思います。 41: ◯井上議長 これをもって、石橋英雄議員の一般質問を終結いたします。  ここで暫時休憩いたします。            (午前10時45分 休憩)            (午前10時55分 再開) 42: ◯井上議長 再開をいたします。  次に、9番、渡邉堅次議員の一般質問を許します。  渡邉議員。 43: ◯渡邉議員 こんにちは。お昼前の質問になりますけども、よろしくお願いいたします。  まず1つ目の質問ですけども、引田高速バス停駐車場改善整備について質問いたします。  平成31年春に高松自動車道の全線4車線化が完成する予定であります。完成することにより、慢性的な渋滞や逆走などの事故が減少し、より一層京阪神が近くなるように思われます。そして、高速道路や高速バスを利用する方も多くなると思います。市内には、高松自動車道の高速道路バスストップとして、インターチェンジ設置型の高速引田バスストップと、本線設置型の高速大内バスストップの2か所が設置されております。大内バスストップの駐車場スペースは、約100台であり、隣接にはとらまる公園の駐車場もあります。しかし、引田バスストップの駐車場スペースは約20台、実質的には18台しか駐車できない状況であります。土曜日、日曜日、祭日は早朝より満車状態で、平日でも空き駐車スペースが少ない状況であります。  そこで、現在の駐車場横の樹木を撤去し、水路に蓋をするなどして駐車スペースを増設することはできないのでしょうか。また、隣接地の畑を利用することも考えられますが、市長のお考えをお伺いいたします。  次に2つ目は、引田高速バス停までの階段は高低差があり、夜は足元も暗く非常に危険な状態であります。そこで、階段に手すりや足元に明るくする照明を増設してはと考えますが、市長のお考えをお伺いします。 44: ◯井上議長 それでは、市長、答弁願います。  市長。 45: ◯藤井市長 渡邉議員の引田高速バスストップ駐車場改善整備についての御質問にお答えいたします。  高速引田バスストップの駐車場は、中山パーキングの名称で公園条例に位置付け、建設課が管理している施設であります。  まず1点目の駐車場の増設についてであります。  高速バスについては、高松自動車道本四高速道路の明石大橋の開通以来、主に京阪神地域との交通手段として定着しております。規制緩和に伴う運行会社の新規参入や路線の拡大、便数の増大により、パーク・アンド・バスライド用の駐車場が休日などには満車状態となっており、利用客の皆様方に御不便をおかけしております。  高松自動車道の高速引田バスストップはいずれも同様の状況となっており、三木町の高速三木バスストップでは、駐車場拡張事業を完了し、さぬき市津田町の高速津田バスストップでは、今年度より拡張事業に着手しているところであります。  本市におきましても、引田バスストップ、中山パーキングの利便性の向上のため、今後いろいろな可能性について検討を行うとともに、引き続き良好な維持管理に努めてまいります。  次に、高速バス停留所への連絡階段の手すりや照明の追加整備につきましては、関係施設の全てが西日本高速道路株式会社の所有、管理となっていることから、市から整備の要望をいたしましたが、同社からは道路法の規定により、当初と同様に地元自治体である市が同社の許可を得て整備工事等を実施し、同社に財産移管する以外に整備の手段は無いとの回答を得ております。  しかし、高速道路開通時の施設整備から20年近くが経過し、耐用年数も近づいていると考えられることから、施設更新と併せた整備を要望したいと考えております。  以上、渡邉議員の御質問に対する答弁といたします。 46: ◯井上議長 渡邉堅次議員、再質問ございますか。  渡邉議員。 47: ◯渡邉議員 最初のバスストップ駐車場を増やすことについてでありますが、私もバスを利用することがあります。10時出発でしたら30分前に行くとかそういうふうにするんですけども、バス停へ行くと駐車場が無いんですよね。そうするとどうするか、一遍帰らないかんのです。また出ていく。これで私もそういうひやひやした思いがあるんですけども、近隣の利用している方に聞くと、それで遅れた方もいます。そして、それからは事前に駐車スペースを確保して、それから車で参るとか、確認するとか、それとか大内のバスストップまで行くとか、非常に引田でおりもってものすごい不便さを感じているのが現実であります。  私、具体的に、日曜、祭日にちょっと見に行ったんですけども、全くその状態。どういうふうに増やしたらいいかいうのを検討いたしました。そうすると、駐車場のスペース以外にちょっと広げたら20台は置けると、溝とか樹木の枯れとるところに置けるとかいうことで、非常に安価にできるのかなと思いました。もう1つ、もう少し予算を付けるのであれば、下の畑を利用すればと思います。  この点について、もう一遍お聞きしたいんと、次の照明と手すりの問題であります。今までにも、このバスストップの利便性の問題で同僚議員も何度か質問しまして、これはなかなか難しい、日本高速道路株式会社の所有で、なかなかやってくれない。もちろんそうでしょう。合併前ですけども、高速道路を付けるときに、大内の方、引田の行政の方、非常に苦労して付けたと思います。そのことは非常に良かったことと思いますが、なかなか階段を無くするということは非常に高額な金額が掛かります。  そこで、今の階段をいかに有効にするかということで、手すりを付ければどうかということと、私も夜帰ってくると足元が暗くて踏み外しそうになったこともありますので、お年寄りが何人か転げたことも聞いております。そこで足元を明るくして手すりがあれば、そういう事故も無くなるんでないかと思って提案しました。  是非、市長、この4車線化できるまでに具体的に完成していただきたいとうことをお聞きします。 48: ◯井上議長 それでは、市長、答弁願います。 49: ◯藤井市長 ただいまの駐車場の拡張、また手すり等については、私も必要だと、そのように感じております。なお、建設課長が早くからかかわり、そうした面の研究もしておりますので、課長のほうから具体的にお答えをいたします。 50: ◯井上議長 建設課長、答弁願います。 51: ◯範國建設課長 確かに、市内2つの大内バスストップ、引田バスストップにつきましては、駐車場スペース、それから施設の階段等の勾配も含めましてかなり差があるいうのは、やはり現状の本線型バスストップとインターチェンジ型バスストップの制約条件の違いというものは当然ございます。  駐車場につきましては、先ほど市長のほうで答弁したとおりでございます。  階段につきましては、手すりにつきましては既に整備はされてございます。フェンスの兼用ではございますが、その手すりを使うということで御理解をいただければと思います。恐らく、真ん中に建てますと、今度は離合、すれ違い等に支障が出てまいると考えております。  なお、照明の増設でございます。この照明につきましては、全て高速道路側の電源で動作、作動してございます。なかなか増設というのは難しい面もございますが、例えば、施設更新の際にLEDタイプ、もう少し光を拡散するタイプということでできないかということで協議は進めてまいりたいと考えております。  以上でございます。 52: ◯井上議長 渡邉堅次議員、再々質問ございますか。  渡邉議員。 53: ◯渡邉議員 駐車場に関しては前向きで検討できているということで、よろしくお願いします。  そして、今の照明と、手すりなんですけども、今課長がおっしゃったように、あれは手すりでないですね。防護柵なんですね。手すりをこう持っていくと、縦の突っ張りがあって手が当たるということで、あれは手すりでないと私は思います。もし、真ん中に手すりを付けるんであれば非常に狭くなるということはよく分かるんですけども、そしたら、両脇のところに手すりを付けたらどうでしょうか。提案をいたします。手すりがあれば安全です。階段が少し高いんが無くても、そこに手を添えてゆっくり歩けば大丈夫と思います。是非、実現をしていただきたいと思います。
     もうその点について、なかなか何遍聞いても同じ答えだと思いますけども、それと、駐車場に関して4車線化が完成するのに間に合うのかいうことをお聞きします。 54: ◯井上議長 建設課長。 55: ◯範國建設課長 階段の手すりにつきましては、確かに防護柵等の兼用になってございます。非常に利用しくにいというのは、確かに柱がございますので事実でございますけども、この点につきましては再度検討させていただきたいと思います。  それと、駐車場を含めました施設整備がいつまでにということでございますけども、高速道路4車線化につきましてはもう1年後の春ということで明示をされてございます。簡易なものにつきましては間に合うかも分かりませんが、本格的なものにつきましては多少厳しいところがあろうかと考えてございます。 56: ◯井上議長 それでは、次の質問に移ってください。 57: ◯渡邉議員 それでは、2つ目の質問でございます。庵の内1号橋改修についてお伺いいたします。  引田地区の足谷川にかかる橋は、橋りょう長寿命化修繕計画事業によって順次修繕が行われていますが、引田庁舎の前の国道11号線から引田小中学校の前を通り、市道引田吉田線につながる庵の内1号橋は、橋桁の腐食や橋台が沈下し危険な状態であります。現在は車両通行止めとし、人と自転車のみが通行可能になっていますが、大雨のときには水嵩が増し、下がっている橋脚に流れてきた樹木が引っかかり、近隣の家屋に浸水するおそれがあることから、消防団が数回出動した経緯があります。  そこで、通学路でもある庵の内1号橋の改修、または架け替えについての市長のお考えをお伺いいたします。 58: ◯井上議長 それでは、市長、答弁願います。  市長。 59: ◯藤井市長 庵の内1号橋改修についての御質問にお答えいたします。  庵の内1号橋は、昭和45年に架設された幅員約3メートル、橋長6.5メートルの鋼製の橋であり、従来より1トンの荷重制限を行っていたものであります。平成22年度には長寿命化点検を行い、より緊急性が高い庵の内3号橋を先行して施工し、引き続き修繕工事を行う予定としておりました。  しかしながら、推測ではございますが、隣接の橋りょう工事の迂回路として利用していた際に、荷重制限を超える車両が通行し、コンクリート床版の一部に亀裂が入って急激に損傷が進行しており、現状では修繕は不可能であり、自動車の通行が危険であると判断しましたので、荷重的に支障が無い二輪車、歩行者のみに通行制限しているものであります。  一方で、庵の内地域の足谷川には多くの橋りょうがあることから、将来においては廃止や統合による架け替えなどで施設数を減らすことができないかを検討すべきと考えておりますが、当面の間については、現在の状況を維持することを想定しております。  また、市道橋の長寿命化修繕工事については、定期点検結果で区分IIIの早期措置段階の評価となっている橋りょうについて、対策工事を5年間で完了させなければならないため、これらの橋りょうの修繕を最優先で進めたいと考えております。  以上、渡邉議員の御質問に対する答弁といたします。 60: ◯井上議長 渡邉堅次議員、再質問ございますか。  渡邉議員。 61: ◯渡邉議員 市長がおっしゃるように、庵の内のところには引田町時代からたくさんの橋が架かっています。それで、今、改修、長寿命化計画、非常によく分かるんです。一定のところにたくさん予算を掛けられない、市もいろいろ橋がありますので順次やっていくというのは非常に分かります。  それで、まず、今の3号橋いうんは、あれは行政が架けた橋ではないんですね。それで、一番初め、長寿命化計画いうんは改修、修繕で一番安価でできるという方法で、そこが危ないということでやったわけなんですけども、いつの間にか修繕から架け替えに移りました。架け替えとなれば、やっぱり地域住民とか通行量とか利便性、そういうなんを調査をしてからかかるべきでないかと私は思います。今さら言うても橋は完成しとるわけですけども、計画が非常にずさんでないかと。私は、あれぐらいの橋いうんは目視で、架け替えが必要か長寿命化できるかいうんは分かると思います。  そして、今の私が指摘している1号橋は、3号橋工事に掛かる前からもうあの状態です。修繕不可能、もう下がっとる状態でした。車がそっちへ移動して下がったわけではありません。  今後どうするかということなんですけども、今の状況では非常に危険、何で私がこれを質問するかいうたら、今まで通りよる人が急に通れなくなった、これはどういうことかということなんですね。一番利便性のあるんは、11号線、引田庁舎から踏切を渡って学校の前を通って抜けるというんが非常に真っ直ぐで最短距離なんですけども、今の橋にするには車は迂回をせないかんということになります。近隣住民とかそういうなんを、やっぱり最初に説明をして、この橋は改修する、この橋はのけるとかいうんを最初にするべきだったんかと思います。  その点、市長、なぜ修繕から架け替えに至った経緯等、これからその橋を長く置いとくわけにはいかないと思いますけども、そのお考えはどうするようにするのかお伺いいたします。 62: ◯井上議長 それでは、市長、答弁願います。 63: ◯藤井市長 これまでの経緯等も含めて、建設課長から説明いたします。 64: ◯井上議長 建設課長、答弁願います。 65: ◯範國建設課長 先ほど御指摘ございました庵の内3号橋、1号橋のすぐ下流側の橋でございます。こちらにつきましては、過去に平成22年度に長寿命化点検を実施してございます。その際には修繕ということになってございますが、非常に危険な状態ということでございます。そのため、平成23年度の建設経済常任委員会で審議をいただきまして、現場でも御説明をさせていただいた上で、3号橋にまず着手するということで御説明、御理解いただいたものと考えてございます。その後、平成25年度に修繕設計を行いまして、28年度から工事発注、29年度に繰り越しまして、この度完成、竣工いたしたものでございます。  なお、1号橋でございます。1号橋が以前からあの状態であったかということでございますが、実は平成28年10月に今度は定期点検、メンテナンス点検をしてございます。その際には、今回致命傷となってございますクラックについては存在していないという報告書が出てございます。安全のためということでやむを得ず今回緊急の措置をとってございます。その辺につきましては、御理解いただければと思います。  以上でございます。 66: ◯井上議長 渡邉堅次議員、再々質問ございますか。  渡邉議員。 67: ◯渡邉議員 緊急措置をとって非常に有り難いんですけども、今後、橋が下がっているということが大きな問題で、大雨のときにあそこへ引っ掛かると、大雨のときに私も近くにおるのでずっと点検しとんですけども、この間2遍ぐらい、やっぱり近隣の道のところへずっと水が上がってきました。おかげで、家の中にまでは浸水は無かったんですけども、何か大きな木が来ると、これももっと近隣に広がり、浸水の状況があります。そこも含めて早急に対応とか、地域住民を含めて対応していただきたいと思います。  最終的にその点について最後に御質問します。 68: ◯井上議長 建設課長。 69: ◯範國建設課長 水防上の話からの庵の内1号橋の問題点ということでございます。確かに、橋桁としては若干低うございます。周辺の橋と大差あるものではございません。実は、庵の内1号橋の下部工、橋台でございますけども、その右岸側がかなり大きな構造物を置いてございます。こちらで川の幅が大分狭まってございます。この関係で水位の上昇が起こっているものと考えてございます。  なお、水防上どうしても、この点がネックになって水防上問題であるということであれば、逆に撤去を先行させる必要が出てまいりますが、何とか今の状況で経過観察をしながら統廃合の検討を進めていければと考えてございます。  以上でございます。 70: ◯井上議長 それでは、次の質問に移ってください。  渡邉議員。 71: ◯渡邉議員 次の質問に行きます。観光施策・観光振興について質問します。  市長の施政方針、観光施策の中に引田城が続日本の100名城に選定されたことを受けたことから、引田城体験ARアプリケーションを製作して、新たな観光客誘致と文化財の保護に取り組むとありますが、本当にARアプリケーションを制作することによって観光客誘致と文化財の保護に結び付くのでしょうか。私は非常に疑問であります。  ARアプリケーションを製作するには高額な製作費と毎年アプリの維持管理費も発生してきます。引田城を新たな観光資源にするのであれば、次のことを先に実行すべきと考えますが、市長のお考えをお伺いします。  1つ目は、城山の登り口整備や遊歩道の維持管理など。  2つ目は、城山の案内看板の設置。  3つ目は、遊歩道の案内や説明看板のリニューアル。  4つ目は、城山団地空き地を利用した駐車スペースの確保。  5つ目は、城山ガイドの支援。  6つ目は、風雨により崩れかかった石垣の修復。  7つ目は、新設される観光振興組織との連携。  8つ目は、文化財保護に関係のある組織との連携などを考えますが、市長のお考えをお伺いいたします。 72: ◯井上議長 それでは、市長、答弁願います。  市長。 73: ◯藤井市長 渡邉議員の観光施策・観光振興についての御質問にお答えいたします。  御承知のように、引田城はお城の愛好者をはじめ、多くの方々が興味、関心を持たれております。昨年、続日本100名城に選ばれたことは、地域住民はもとより、さらに幅広い方々の関心を集めるところとなり、城山を訪れる人が増えてきております。  引田城跡は本市屈指の観光資源でありますので、この機会を捉えARを導入し、さらなるPRにつなげていきたいと考えているところであります。  御指摘のように、当然のことながら周辺整備等も必要でありますが、引田城跡がある城山一帯は、国有林や瀬戸内海国立公園、保安林に指定されており、道の整備や看板設置についても、国・県等と協議、許可が必要となりますことから、関係機関と綿密な連携をとりながら、できるだけ効果が上がるような整備をしていきたいと考えております。  詳細につきましては、教育長から答弁をいたします。 74: ◯井上議長 次に、教育長、答弁お願いします。  教育長。 75: ◯竹田教育長 次に、私のほうから渡邉議員の御質問にお答えいたします。  まず、1点目から3点目の遊歩道の整備、案内看板の設置等についてでありますが、先ほどの市長の答弁のとおり、様々な制約がある中ではございますが、関係機関と十分協議しながら、できるところから取り組んでまいりたいと考えております。  次に、4点目の駐車スペースの確保についてであります。引田港側の登山口前には市営住宅があり、老朽住宅を除去した後に空きスペースがございます。行政財産としての市営住宅用地ではありますが、管理する上での合理性や公共用地の空きスペースの有効活用の観点から、近隣の関係者の理解も得た上で、城山登山者の駐車スペースとしての活用を今後検討してまいりたいと考えております。  次に、5点目のガイドの支援についてであります。平成26年度から引田城跡の啓発活動として、引田城跡ボランティアガイドを開始し、現在、引田まち並みガイドの会に委託して実施しております。  本年度は、続日本100名城に選定されたことから、県内外から反響が高まっており、申込み見学者数はこれまでの約3倍に増加し、今後も注目度が高まることが予想されます。  このため、ボランティアガイドのスキルアップ並びに引田城への理解をより深め共通認識を持つことを目的に、現地講習会を実施しております。  また、新たなボランティアガイドの発掘にも今後努めてまいりたいと考えております。  次に、6点目の石垣修復につきましては、現在崩落の危険性がある箇所については土嚢とシートで応急措置を行っています。この石垣修復につきましては、専門的な知識、あるいは技術が必要であり、法的な制約もあることから、慎重に検討しなければなりません。  そこで、文化庁や県の担当課と入念な協議の上、修復方法等について保存活用検討委員会を組織するなど、段階を踏みながら進めていくことが必要と考えております。  最後に、7点目、8点目の関係組織との連携についてであります。引田城跡の保存や啓発活動には、市文化財保護協会や市歴史民俗資料館友の会など、文化財への理解が深い団体との連携が不可欠です。  文化財は、保存だけでなく、活用しながら継承していくことが必要と考えており、国・県はもとより、新設される観光振興組織など観光事業に係る諸団体などとも連携し、保存と有効な活用方法を検討しながら、情報、魅力発信に努めてまいりたいと考えております。  以上、渡邉議員の御質問に対する答弁といたします。 76: ◯井上議長 渡邉議員、再質問ございますか。  渡邉議員。 77: ◯渡邉議員 続日本100名城は、数ある日本の城のうち、公益財団法人日本城郭協会が2006年に発表された日本の100名城に続くものとして約500城の候補から6人の専門家が選定し、前回100選で忠実に即して復元されていないとして落選したお城を選定したわけでございます。四国では、引田城だけが市の史跡であります。あとは、国とか県の史跡であります。これは、市がもっと力をはめてしてやらなければ、なかなか観光資源にならないと私は思います。  それで、1つですけれども、ARのことなんですけども、玉藻城が今ARやって、私、この間行ってきました。入場料が200円、中の堀に浮かんでいる船に乗れば500円なんです。そして、船に乗ると、城郭の下からずっと船でゆっくり進みますと天守閣、この前整備して見学できるようになっています。そこへ団扇を当てると、城の形をした団扇をくれて、持ったら城がそびえているように見えるんですね。こういうアナログ的な方法があるわけです。なるほどなと、よく考えていると思いました。  そして、「ARアプリ、どこにありますか」と係に聞きました。「ああ、ARアプリな、大きなお金掛けても全く利用する人はいない」と、「ここにあるよ、お客さん」と、「見てください」ということで、もうポンと押してこう見たんですけども、あまり効果は無いと私は思います。聞くところによると、姫路城はなかなか中のものがずっと見えるとかいって、さすが世界遺産、日本を代表するお城で非常にしっかりしたものができていると聞いています。今度行って見てみようと思うんですけども。  さて、引田の城山はどうでしょうか。どこからでも上がれます。無料です。そこへ行って、城の城跡とかいろいろ見ても感動するでしょうか。利用するでしょうか。この間、予算委員会で、制作料800万円、毎年50万円掛かってくるわけです。これ、永遠続けないかんわけですよ。これをすることによって観光振興になるとは私は全く思わないですね。もっとすることがある。  例えば、引田ひなまつりのときに来ました。引田城続100選に任命した旗がぱっと上がっています。それで、お客様が「引田城いうたらどこにあるんですか」と言われました。「あの山のここですよ」というふうに説明したんですけども、今、案内看板1つありません。そして、何年か前に駐車場も田の浦池のところに駐車場も整備していますけれども、看板もできていますけども、入口がはっきり分からないいうこともあります。そこで、今度城山の団地のところを整備してくれると言ってくれましたので、これは非常に有り難いと思っています。  それで、まずARアプリをほんまにやるかやらないかいうんは、私、関係者の担当、史跡の詳しい人に聞きましたら、何の相談も無かったと言うわけですね。いい加減な絵を業者が考えて漫画を描いて見るわけですか。それすることによって、一遍は見ると、それがひとり歩きする可能性があるんですよ。やっぱりそれよりも、ちゃんとしたパンフレットとかを作って、讃州井筒屋敷が直営になりました、二之蔵が空いとる状態なんで、そこへ民族資料館とかそういうところできちっと集めた資料をあそこに展示して讃州井筒屋敷に来て城山に上ろうと。城山へ直接来た人は、城山の入口の看板を見て、讃州井筒屋敷に行けばそういう資料がありますよと、寄ってくださいよというふうなことをすることがまず最初の一歩でないでしょうか。  市長、そこら辺りを考えていただき、予算があり余っとけばすればいいですよ。市長の観光戦略の中に、私が前回の12月議会のときに質問しました。その中で、身の丈に合った観光をするというんですけども、私はそれをきちっとしていくことが身の丈に合ったことであって、いきなりアプリというんは、これ身の丈に合わないんでないですかと私は思います。私は、観光に関して身の丈に合ういう言葉は非常に疑問なんですけども、やっぱり身の丈以上のことを重ねていって1つ1つ大きくしていくことが、観光のイロハのイでないかと私は考えます。  いろいろ申しましたが、アプリケーションはもう一度じっくり考えていただきたいということと、城山の関係、井筒屋敷の資料を作る、看板にも井筒屋敷へ寄るような形の看板を作っていただきたいと思います。その点について、市長にお伺いいたします。 78: ◯井上議長 それでは、市長、答弁願います。 79: ◯藤井市長 いろんな指定の場所で、本来だったらこれからしたらいいというところが、なかなか許可をいただく時間がかかりそうということで、目玉としてARといったことを計画しているわけでございます。身の丈に合っているか合ってないかというところも含めて、具体的には教育長のほうから答えさせていただきたいと思います。 80: ◯井上議長 それでは、教育長、答弁願います。  教育長。 81: ◯竹田教育長 引田城の活用については、多分思いは同じだと思うんですけども、現実はやはり引田城は一体どこにあるのという、それくらいの意識の方も随分おいでますし、市民の中でも十分まだ御存じない方も多いということも聞いています。そういうところから、やっぱりPRしていく1つの方法としてこのARアプリを捉えてもらえたらと思います。これが全てでもございませんし、先ほど言いましたいろいろな手だて、井筒屋敷を活用するのも必要かも分かりませんし、そういうガイドが常駐するところとか、そういういろんな展示が全部引田城について見られる、そういうところも整備する必要もあるでしょうし、何よりも国の指定文化財を早く受けるということも大事ですし、四国で続100名城に選ばれた引田もそうですし、近くでは徳島の勝瑞の城もあります。例えばそういう城が連携しながらいくという方法もあろうかと思いますし、いろいろな方法を考えながら考えていくことが必要でないかなと思います。  ARアプリについては、屋嶋城、屋島のお城のところで結構それが効果的な手段になっているということもお聞きしますけども、引田の場合、実際に石垣だけで、上のお城の形というのははっきりとこういうふうな形だというのは歴史的には確定できない難しいところがありますし、明治に書かれた絵といいましょうか、それがベースになる唯一の資料ということで今ありますけども、それをベースにしながら、また文化財関係の方と協議しながらアプリの作成ということは進んでいくんだろうと思いますし、その辺りの協議は十分進めていきたいと思っているところでございます。 82: ◯井上議長 渡邉議員、再々質問ございますか。  渡邉議員。 83: ◯渡邉議員 城山が続100選に選ばれたこと、全国的にも知られています。私はこの正月に上がったんですけども、3時頃から上がったんですけど、その間4人の若者と会いました。それぞれ若者とすれ違うんで、「どこから来たの」と聞いたら、「名古屋」とか「愛媛」とか言いました。かなり遠いところから来ています。「どうやって来たの」と言ったら、「車で来た」と。「車どこに置いたの」と言ったら、「近くのところに置いた」言うんと、もうちょっとマニアの人は自転車で来ています。というのは、引田の学校の跡地のところで車を置いて、それから自転車で来た方がいます。みんなそれぞればらばらなんですね。やっぱり城山とかそういう史跡を見る方は、自分の思いがあって時間に制限されんと、そこで気に入ったら何時間でも、また次のところに移るとか、時間の、見るところが違うわけですね。皆さん、観光といったらばらっとみんなで来て一緒に行動するというんですけど、やっぱりちょっと発想が違うんでないかということを感じました。  それと、引田のときに、知らなかったという方ですと、実はこれ引田の小学生なんですね。それと、近隣の……。時間がいってるのでここらでやめますけども、非常に進めるのも慎重に進めていただきたいと思います。  以上で終わります。 84: ◯井上議長 これをもって、渡邉堅次議員の一般質問を終結いたします。  次に、10番、楠田良一議員の一般質問を許します。  楠田議員。 85: ◯楠田議員 私は、本市の地域防災計画についてお伺いをいたします。  今年になって政府の地震調査委員会が南海トラフ地震について、30年以内の発生確率を70パーセント程度から、70~80パーセントに引き上げております。  このような中、四国行政評価支局が昨年、南海トラフ巨大地震対策に関する実態調査を実施しております。四国管内の官公庁を中心に、避難者対策の実施状況を調査しております。市町関係では20団体が抽出され、本市も対象とされております。  このほど、その調査報告が発表されまして、東かがわ市では避難所運営マニュアルができていない、備蓄品に賞味期限切れがあったとの報道がありました。すぐさまこの報告書を確認すると、新しい備蓄品は既に調達済みで、調査時点で移動と更新作業ができていなかったことが判明し、安堵いたしました。  しかしながら、地震はいつ起きてもおかしくないと言われている中、迅速な更新作業は必要不可欠と考えます。さらには、避難所運営マニュアル作成や避難所における感染症患者の隔離スペースの問題など、報告書にはまだまだ解決しなければならない問題が多く提起されております。事が起きてから、するつもりであったと言って看過できる問題ではありません。
     早急な対策が必要と思いますが、市長の所見をお伺いをいたします。 86: ◯井上議長 それでは、市長、答弁願います。  市長。 87: ◯藤井市長 楠田議員の市の地域防災計画についての御質問にお答えいたします。  四国行政評価支局による南海トラフ巨大地震対策に関する実態調査につきましては、昨年4月から10月にかけて調査が実施され、県内では5つの市が選ばれ、本市もその調査に協力をしております。  この調査は、南海トラフ巨大地震発生後に必要となる避難所の設置、運営を中心とした避難者対策の準備状況についての調査であり、昨年11月に調査報告書が公表されております。  この報告書で、避難所ごとの運営マニュアルが作成されてないなどの項目において、本市も指摘を受けております。  避難所運営標準マニュアルは作成し、活用しておりますが、避難所ごとのマニュアルの作成については、各地域に沿ったものを作成するために、各地地域で避難所運営の理解を深めていただいた上で、地域が主体となって運営マニュアルが作成できるよう取り組みを進めております。  また、備蓄品については、入替え作業において回収漏れがあったものであり、指摘を受けた時点で回収しております。  避難所における感染症患者の隔離スペースの問題については、指摘を受け、すぐに保健担当部局と協議を行い、避難所内に隔離スペースや隔離できる部屋を確保するよう、まずは避難所運営標準マニュアルを修正いたしました。  一方で、この報告書では、本市の取り組みが推奨事例として取り上げられております。市内の農業団体と食料供給に関する協定を締結し、食料の確保を図っていることや、避難所外避難者対策につながるような取り組みを行っていること、また福祉避難所における避難所運営訓練を実施していることなどであります。  また、今年2月に四国行政評価支局が主催する調査結果についてのセミナーがありましたが、その説明の中でも東かがわ市の避難者対策について高い評価をいただいておりました。  今後につきましても、防災・減災対策のさらなる充実を図ってまいりたいと考えております。  以上、楠田議員の御質問に対する答弁といたします。 88: ◯井上議長 楠田良一議員、再質問ございますか。  楠田議員。 89: ◯楠田議員 先ほどの答弁にありましたように、関係団体との協定や福祉避難所における訓練など一定の評価はできますけども、気になるのは一般避難所マニュアルの作成であります。答弁では各地域に沿ったものを作成するために、各地域で避難所運営に理解を深めていただいた上で、地域が主体となったマニュアルが作成できるよう取り組みを進めるとありますが、私は、これが市民にとって大変重要であると考えます。  今後どのような方法で取り組みをやっていくのか、また仮にマニュアルができても、市民が実践できる体制の構築が肝要ではないかと思います。その辺りも含め、今後の進め方についてお伺いをいたします。 90: ◯井上議長 それでは、市長、答弁願います。  市長。 91: ◯藤井市長 御指摘のように、避難所ごとのマニュアル作成というのは非常に大事でございます。これは、市が作って守っていただくと、押し付けるということでなくして、市民の皆さん方とともに作り上げる、そして一体感を醸成するということが非常に効果的なことになると、そのように思います。今度、自治会連絡協議会等の総会も近くございますけれども、そうした場所、また9月の防災訓練を通して、そうした機会機会ごとに皆さん方にそうしたことをお願いし、周知できるようにいたしたいと思います。 92: ◯井上議長 楠田良一議員、再々質問ございますか。  楠田議員。 93: ◯楠田議員 現在は、職員の数も相当減ってきております。その中で、あらゆる場面で職員はよく頑張っていると思いますが、背後には3万人近い市民がいるということを常に念頭に置いて早急に取り組んでいただきたいと思いますけども、再度その点についてお伺いいたします。 94: ◯井上議長 それでは、市長、答弁願います。 95: ◯藤井市長 安全対策は何よりも優先すべきでございますので、お申し出のとおり、そうした努力を続けてまいりたいと思います。 96: ◯井上議長 それでは、次の質問に移ってください。 97: ◯楠田議員 次に、教育長に、子どもに読書習慣をについてお伺いをいたします。  先般、全国大学生協連が実施した学生生活実態調査によりますと、「1日の読書時間は」との問いに「0分」と答えた大学生が53.1パーセントもいたとのことでございます。この数字には驚きとともに、日本の将来に不安を感じるのは私だけではないと思います。  この深刻な状況を打破するためには、義務教育課程でしっかりと読書習慣を身に付けることが大変重要と考えます。  先般も新聞で取り上げられました英語教育など、常に他の自治体に先んじた様々な取り組みをしております本市においては、この問題をどう捉えているのか、教育長の所見をお伺いいいたします。 98: ◯井上議長 それでは、教育長、答弁願います。  教育長。 99: ◯竹田教育長 楠田議員の、子どもに読書習慣をについての御質問にお答えいたします。  テレビ、ビデオ、インターネット等の様々な情報メディアの発達、普及や子どもたちの生活環境の変化等により、子どもの読書離れが指摘されてございます。  文部科学省が昨年7月に発表した子どもの読書活動の推進等に関する調査研究によりますと、読書時間、読書冊数ともに、学年が上がるにつれて減少傾向にあり、不読率、いわゆる1か月で読んだ本の冊数がゼロ冊と答えた児童生徒の割合が、小学生が1割未満、中学生が約1割~2割、高校生が約3~4割となってございます。  これらの要因としては、小学生ではテレビやゲームの時間、中高生ではメールの時間が長いほど読書時間が短くなっているというふうに言われております。  議員御指摘のとおり、読書は子どもたちの豊かな感性や人間性を養い、健全育成に大きく寄与するものです。子どもたちが幼少期から本に親しみ、読書習慣を身に付けることは非常に大切であると考えております。  先ほどの文部科学省の調査の中にも、学校司書を配置したり、学校図書館が充実している学校、また読書週間にイベント等を行っている学校では、総じて本をよく読む児童生徒の割合が高いということになってございます。  本市では、各中学校区に1名の学校図書館支援員を配置し、学校図書館の充実を図るとともに、香川県全体で推進している23が60運動、また各学校の教育計画に読書目標を定めて家庭での読書活動を進めるなど、具体的な取り組みを行っているところです。  また、本市の図書館協議会においては、読み聞かせボランティア、図書館利用者、図書館職員等との現状報告、意見交換を行って、情報の共有も行っております。  本に親しむには、学校だけでなく家庭環境も大きく影響することから、読書の大切さを広く情報発信し、地域ぐるみで子どもたちの読書環境の向上に向けた取り組みが必要と考えております。  読書活動の推進は、英語教育とともに、東かがわ市教育の大綱に掲げる施策の1つであります。子どもたちの豊かな人間性や感性を養い、表現力や想像力を高め、生きる力を育む読書活動がより一層推進されるよう、積極的な取り組みを推進してまいりたいと考えております。  以上、楠田議員の御質問に対する答弁といたします。 100: ◯井上議長 楠田良一議員、再質問ございますか。  楠田議員。 101: ◯楠田議員 これは埼玉県の行田市の例ですけども、これは図書館の話ですけども、子どもたちに図書館読書手帳を発行して、子どもたちは貸出記録が印字されたシールをそのまま読書手帳に張っていくそうです。このシールという発想が子どもたちに好評で、子どもたちが飛び付き、読書の量と図書館の本の利用が増えたそうです。ただ単に、「本を読みましょう」と言っても、なかなか読む気にはならないものです。しかしながら、本は先ほども答弁がありましたように、豊かな人間性や感性を養い、表現力や想像力を高める大切なツールであります。このようにちょっとしたアイデアで興味を引くのも1つの手だてではないかと思います。  学校図書館に限らず、新たにできるひとの駅さんぼんまつの図書館などで、家族や市民も巻き込んだ利用増進に係る斬新なアイデアを期待したいと思いますが、いかがでしょうか。 102: ◯井上議長 それでは、教育長、答弁願います。  教育長。 103: ◯竹田教育長 今、御指摘のありましたとおり、やっぱり普通に、読め読めといいましょうか、読書というのはある意味習慣的なところもありますので、小さい頃からそういう習慣を身に付けていくということは非常に大事だと思います。以前にも、議会のほうでお話がありました読書手帳というか読書通帳ですか、そんな形も取り入れていますし、各学校のほうでは読書ノートなども活用しながら、読書の推進を図っているところです。特に、統計で一番今問題になっているのが、高校生、それから大学生の読書離れが激しくというか、大きくなっていくのが高校生ということなんで、特に今回新しくできます市の中核的な図書館での高校生を対象にした読書推進のための取り組み等について、特に重点的には何か施策を考えていきたいと考えていますし、これまで以上に、子どもあるいは家族と家庭でも読書の習慣ができるだけ身に付くような施策も考えていきたいと思います。 104: ◯井上議長 楠田良一議員、再々質問ございますか。 105: ◯楠田議員 ありません。 106: ◯井上議長 これをもって、楠田良一議員の一般質問を終結いたします。  暫時休憩いたします。            (午前11時48分 休憩)            (午後 1時00分 再開) 107: ◯井上議長 再開をいたします。  次に、5番、東本政行議員の一般質問を許します。  東本議員。 108: ◯東本議員 日本共産党の東本政行です。私は、藤井市長に一般質問を行います。  質問事項の第1は、現在市が進めている公共施設の統合政策が本当に若者定住や人口減少対策になるのかという立場で質問します。  市長は、本定例会開会初日に行った施政方針演説で、新年度当初予算概要説明の冒頭、若者定住、人口減少対策を力強く推進すると表明しました。人口の減少は自然減少のような避けられない問題では決してなく、政治の責任が鋭く問われる課題だと私は考えます。市長が強調する若者定住、人口減少対策と公共施設の統合である小学校、幼稚園、保育所の統合は本当に両立するのでしょうか。私は、絶対に両立しない、矛盾すると考えます。特に、今まで存在していた公共施設が無くなる地域では、逆行が起こるのではないでしょうか。  第1に、市民生活は公共施設を使うことで成立しています。市民にとっては、市内どこに住んでいても同じようにサービスを受けられなければなりません。日常的に使う公共施設は、日常的に使える場所に存在することが必要です。公共施設の適正規模をあらかじめ定め、利用者が減るから施設数を減らし、適正規模を維持するというのは誤りやと思います。保育所、幼稚園、小学校のような、子どもが日常的に使う施設は、原則として徒歩で通える距離、適正距離がまず必要です。それが校区です。公共施設の場合、使いやすさを最優先しなければなりません。日常的に使う場合、徒歩でアクセスできる範囲を基本に考えるべきです。その点では、まちづくりは小学校区単位にすることが重要になります。現に、地域コミュニティ協議会組織も婦人会なども小学校区単位になっているではありませんか。  今、東かがわ市が推進している旧町に中学校とともに小学校を1校という、実質中学校区を単位にしたまちづくりは、コミュニティは弱くなり、住み良いまちづくりにはならないと考えますが、どうでしょうか。特に、幼稚園や保育所は、小学校区よりさらに狭い範囲にしなければなりません。それは、年齢と成長のそれぞれの段階で子どもが認識し行動する範囲は狭くなっているからです。しがって、小学生を中学校区に合わせることは根本的に間違っていると私は思いますが、どうでしょうか。  第2に、少子化克服対策を進めるのであれば、当然、その地域で将来子どもが増える可能性を想定しておくべきです。子どもが増えれば学校が再開できる準備もしていて当然だと思います。子どもの人数が減ったから、適正規模に合わせて統廃合するという意見もあります。しかし、日本のクラス規模は、平均でOECD加盟国の中で下から2番目に1クラス28人で多数となっています。1クラスの人数を減らせば、統廃合はしなくて良いのです。また、財政的な理由から統廃合が仕方が無いという意見もありますが、初等、中等教育等に対する公費負担は、これまたOECD加盟国中、日本は後ろから2番目です。本気で少子化対策を進めるのであれば、もっと教育費など公費を増やすべきではないでしょうか。  第3に、学校、幼稚園、保育所など、公共施設はもっと長期間使う方針に改め、建物を大切にするルールを作るべきではないでしょうか。一般的には維持管理する費用のほうが建替え費用よりもはるかに少なくて済むことは常識です。耐震化も済み、まだ使える施設であっても、統合のために結局数年後には建物の大半を撤去してしまう。市民から、「まだ使える」、「もったいない」との声が出るのも当然です。こんな今の無駄なやり方は問題ではないでしょうか。  小学校や幼稚園、保育所などの公共施設が無くなった地域は、子育てする上で非常に不便になり負担が増えます。若者定住も、その地域は進みません。そうなると、Uターンも無くなり、便利なところへ転居する方も出ます。結局、その地域は人口減少という悪循環に陥ることになるのではありませんか。それは、市民生活と地域を破壊する政策だと言わざるを得ません。今、市が進めている公共施設の統合は、若者定住も人口減少対策も完全に矛盾するやり方だと考えますが、市長の見解を伺います。 109: ◯井上議長 それでは、市長、答弁願います。 110: ◯藤井市長 東本議員の若者定住、人口減少克服対策についての御質問にお答えいたします。  本市では、地域の魅力を高めることで地域の愛着心を醸成し、また若者定住施策をはじめとした環境づくりにより、地域の人がいつまでも住み続けたいという希望を叶えることで、人口減少を少しでも抑えようと取り組んでいるところであります。  しかし、これらに取り組む中でも、日本全体で問題となっている少子高齢化の波は避けて通れず、本市においても人口減少の傾向にあります。  このような時代背景におきましても、地域活力を維持し、持続可能なまちづくりを行うためには、教育環境の整備や公共施設等の最適化により、安心して子育てができる環境整備が必要不可欠であります。  小学校、幼稚園、保育所の統合を行うことは、公共施設の適正管理をしつつ、児童生徒が集団の中で多様な考えに触れる機会を創出し、少子化に対応した教育環境づくりに資するものであると考えております。  また、適正な教育環境の中で集団生活を過ごすことは、地域愛着心を醸成し、将来的な定住にも影響を与えるものと考えております。  以上、東本議員の御質問に対する答弁といたします。 111: ◯井上議長 東本政行議員、再質問ございますか。  東本議員。 112: ◯東本議員 私は、幼稚園や小学校、保育所が無くなった地域は将来どうなるのかと、私は人口増にはならないと思うんです。まともに答えていません。もう一度答えてほしいというふうに思います。  それから、藤井市長が市長になって11年になります。東かがわ市の人口は、残念ながらこの11年間に現に約5,260人も減っています。人口減少が続いてきたのがこの11年間です。これについての自己分析と反省が私は要ると思うんですが、どうでしょうか。 113: ◯井上議長 市長、答弁願います。 114: ◯藤井市長 1つの物事、特に大きな地域、また市内の政策というのは、長期間かけて議論し、そして作成し実行していく、非常に大きな時間を要する大事なことでございます。そうした中で、一面的には東本議員が指摘することは正にそのとおりでございます。そうした無くなっていく学校、また保育所、幼稚園、そうした地域のことが誰よりも気になっているのはもう私でございます。  そうした中でも、これからの安全を考えて、子どもさんの将来を考えての決断であり、その結果が現在の姿でございます。そうしたことに御理解いただいてのこうした現在の動きということを分かっていただければと、そのように思います。  御存じのとおり、自然減が圧倒的に大きな影響でございます。その年代別の人口構成を見ていただければ、もう明らかにどのような方も一定の年齢が来たら残念ながら亡くなる、現在の生まれてきている数と比較して減少していく傾向です。しかし、それをどこかで食い止めようと、いろんなことで議会でも議論していただき、地域の皆さん方の御協力もいただいて、今日のいろんな政策があるということは当然御承知のとおりだと、そのように思っております。 115: ◯井上議長 東本政行議員、再々質問ございますか。 116: ◯東本議員 ありません。 117: ◯井上議長 それでは、次の質問に移ってください。 118: ◯東本議員 政治の責任の自覚が無いというのを私は指摘しておきたいと思います。  質問事項の第2は、生活保護について市長に質問します。  今年は、5年に1度の生活扶助基準の見直しの年になっています。安倍政権は、最大5パーセントという生活扶助基準引下げの方針を決めました。これでは、国民の中に不安や批判が広がらざるを得ないのではないでしょうか。基準の引下げ反対の声を上げるべきだと私は思います。  生活保護の問題は、制度を利用している人だけの問題ではありません。今日の社会では、貧困は特別の事情ではなく、倒産、失業、リストラ、病気、親や家族の介護などで職を失えば、誰もが貧困に陥ってもおかしくない状態に置かれているのではないでしょうか。  そこで、市長に4点伺います。  1点目は、現在、東かがわ市の生活扶助基準額は70歳1人暮らしの方で月6万310円、年に72万3,720円です。この額は、個人の尊重、幸福追求の権利、この憲法13条や憲法25条に照らして低過ぎるんではありませんか。憲法25条には、「すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する。国は、すべての生活部面について、社会福祉、社会保障及び公衆衛生の向上及び増進に努めなければならない」、こう明記しています。  このように、全国民に健康で文化的な生活を保障しています。70歳の1人暮らしの方の月6万310円、私はこの額は到底今日の時代に健康で文化的な生活の保障とはならないと思いますが、市長の見解をお尋ねします。  2点目は、東かがわ市の生活保護を受けている方は、平成29年12月時点で136世帯165人です。市内の生活困窮者数は実際はもっと多く広がっているのではないでしょうか。生活保護を利用する資格のある人のうち、実際に利用している人の割合を表す捕捉率は、全国的にも2割程度にとどまっていると言われています。全国の利用者数は約213万人、その背後には数百万人単位で利用できない生活困窮者が存在しているとも言われています。所得のみで推計した場合の利用率は15.3パーセント、資産を考慮して推計した場合で32.1パーセント、大変低い利用率となっています。東かがわ市でも、市民生活の実態を正確に丁寧に調査すれば、捕捉率はもっと上がると考えますが、どうでしょうか。  3点目に、市長の基本的認識を伺います。生活保護を受けることは、憲法25条で定めている市民の正当な権利である。市民の正当な権利、このことをお認めになりますか。  4点目に、生活保護制度を市民がもっと活用するために、日本共産党として提案を発表しています。その前提として、今の政府の生活扶助削減の方針を撤回し、2013年の削減前の水準に戻すことを要求します。その上で、貧困打開のためには最低賃金の引上げ、年金の底上げ、非正規社員の正社員化、男女の賃金格差の是正など、総合的対策と一体に生活保護法の改正が必要と考えています。  市民の中には、まだ生活保護を受けることは恥、恥ずかしいというスティグマ、意識や、生活保護に対するバッシングがあり、生活保護を受けることをためらう市民も多いのではないでしょうか。  市民の中で、生活保護への正しい理解を広げるために、1つは法律の名称を生活保護法から生活保障法に改める、2つ目には国民の正当な権利であることを明らかにし、制度の広報、周知を行う、3つ目は申請権を侵害しないよう水際作戦を根絶する、4つ目に定期的に捕捉率を調査、公表し、捕捉率の向上に努める、以上4つのことが私は大切だと思いますが、市長の見解はどうでしょうか。 119: ◯井上議長 それでは、市長、答弁願います。
     市長。 120: ◯藤井市長 生活保護についての御質問にお答えいたします。  1点目の、現在の基準額が低過ぎるんではないかということについてであります。  生活保護法では、日本国憲法第25条に規定する理念に基づき、国が生活に困窮する全ての国民に対し、その困窮の程度に応じ必要な保護を行い、その最低限度の生活を保障するとともに、その自立を助長することを目的とすると規定されております。  最低生活費の基準額につきましても国が定めておりますので、他の年金等とのバランスを考えてのことだと思います。そういうことで適正だと考えております。  2点目の、実態調査を行えば捕捉率が上がるんではないかということについてであります。  平成27年度より生活困窮者自立相談支援制度を開始し、民生委員等関係者や市民に対し周知を行い、生活に困窮している方からの相談につながる体制整備を行っております。  その中で、生活保護が必要な方については生活保護を開始し、自立支援を行っております。  今後も、生活困窮者相談支援制度などを実施し、実態調査を実施するのではなく関係機関との連携を密にして支援体制の強化に努めてまいります。  3点目の、生活保護は市民の正当な権利ではないかということについてでありますが、法の定めているとおりでございます。  4点目の、生活保護制度を活用しやすくするための4つの改善点についてでありますが、法律の名称にこだわらず、必要な人が生活保護制度を利用できるように、生活保護制度や相談窓口についての周知、生活困窮者が相談しやすい体制の整備及び丁寧な相談受付など、今後も法律に基づき実施をしてまいります。  以上、東本議員の御質問に対する答弁といたします。 121: ◯井上議長 東本政行議員、再質問ございますか。 122: ◯東本議員 ありません。 123: ◯井上議長 それでは、次の質問に移ってください。 124: ◯東本議員 質問事項の第3は、藤井市長の政治姿勢の問題として、原発から自然エネルギーへの転換について見解を伺います。  東日本大震災での福島第1原発事故から7年が経ちました。福島県の発表では、今なお5万人を超える県民の方が避難生活を余儀なくされています。改めて心からお見舞いを申し上げます。家もあり、土地もある、草は生えていても畑もある、でも帰れない、ふるさとが奪われてしまったのが原発事故です。他の自然災害とは質が違います。  この間、原発事故の未来を開く希望ある動きが起こっています。小泉純一郎氏、細川護煕氏、両元総理が顧問を務める原発ゼロ・自然エネルギー推進連盟、ここが運転中の原発の即時停止、原発再稼働は一切認めない、自然エネルギーへの全面転換などを柱とした原発ゼロ基本法を発表しました。私も、全面的に賛成です。市長は、この原発ゼロ基本法に賛同できるでしょうか。  次に、原発について基本点を具体的に3点伺います。  第1は、どの世論調査でも原発再稼働反対は国民の5割から6割です。さきに私の述べた福島の現実を目の当たりにすれば、再稼働反対は今や国民的合意だと思いますが、市長の認識はどうでしょうか。  第2に、原発を再稼働すれば、計算上、わずか6年で原発の使用済み核燃料貯蔵プールは満杯になります。核のごみという点からも、完全に原発推進は破たんしていると思いますが、市長の認識はどうでしょう。  第3に、原発事故の処理費用は既に政府の見積りでも21兆5,000億円に達し、どれだけ膨らむか全く不明です。全国の原発の廃炉費用、核のごみ処理費用など、子々孫々まで巨額の費用を押し付けるのが原発です。究極の高コストが原発だと思いますが、市長の見解はどうでしょう。四国には伊方原発もあり、事故が起これば東かがわ市民にも重大な被害が及びます。ですから、原発問題は市民の命と暮らしを守る大事な問題と考えます。原発ゼロの決断と一体に再生可能エネルギーの飛躍的普及を図ることこそ現実的で真に未来のある道ではないでしょうか。市長に伺います。  最後に、現在、安倍政権がやろうとしていることは、2030年の日本の電源を20から22パーセントも原発で賄おうとしています。現在の原発の比率は2パーセントですが、これを10倍にし、30基もの原発を動かし、老朽原発を延命し、原発の建替え、また外国へ輸出する、こういうことまで考えています。こんな安倍政権の原発推進の政策は許せないと私は思いますが、市長はどういう見解でございますか。 125: ◯井上議長 それでは、市長、答弁お願いします。 126: ◯藤井市長 原発から自然エネルギーへの転換についての御質問にお答えいたします。  東日本大震災から7年が経ちましたが、いまだ故郷に戻ることができずに避難されている方のことを思いますと、一日も早い復興を願うばかりでございます。  御指摘の、原発から自然エネルギーの転換と、その必要性は私も十分承知をしております。ただ、問題は、その移行の期間をどのぐらいの期間でということになろうかと、そのように思います。  原発の再稼働については、国のエネルギー政策や国民の安全・安心にかかわるものとして国において慎重に議論がなされており、立地されている地域の関係機関と電力会社が協議し判断されていることでありますので、その動向を見守っていきたいと考えております。  以上、東本議員の御質問に対する答弁といたします。 127: ◯井上議長 東本政行議員、再質問ございますか。  東本議員。 128: ◯東本議員 私は、市民の暮らし、命に責任を負う市長として、やはり再稼働反対と、それから原発はもうゼロということを打ち出すぐらいは、市民に責任を負う立場なら当然言えると思うんですが、どうでしょう。 129: ◯井上議長 市長、答弁願います。 130: ◯藤井市長 私の立場で直ちに再起動・再稼働反対と、その必要性といったことまで言及することは避けたいと思います。 131: ◯井上議長 東本政行議員、再々質問ございますか。 132: ◯東本議員 ありません。 133: ◯井上議長 それでは、次の質問に移ってください。 134: ◯東本議員 質問事項第4、最後の質問は、東かがわ市が入会している県JR四国線複線電化新幹線導入期成同盟会についてです。  多くの市民は、身近な公共交通であるJR高徳線の複線化や電化は賛成だし、望んでいると思います。特に、複線化の願いは、普通列車を利用すると多くの駅で行き違いのために待たされることから、切実ではないでしょうか。しかし、四国新幹線導入に対しては、決して市民の理解は得られていないと思います。私が少なくない市民に尋ねても、ほとんどの方が四国新幹線導入は反対だと答えています。JRの資料によりますと、新幹線ができると、高松から新大阪間が今より29分間だけ短縮できると書かれていました。高松では、29分短縮のために新幹線は要らないという声もあります。東かがわ市民には何のプラスもありません。四国新幹線ができると、反対に今の高徳線の特急も無くなり切り捨てになる、そういう可能性もあるのではないでしょうか。国民の税金を何兆円も投入して無駄な大型公共事業の典型であり、大手ゼネコンと大銀行などをもうけさせる計画そのものではないでしょうか。  以前に私が質問したときの市の答弁では、将来の全ての選択肢のために入会しているほうが良いということでしたが、それでは市民は納得しません。大きな問題がある四国新幹線導入の推進の期成同盟会参加は、市民の理解も議会の正式の承認も得られていないのではありませんか。期成同盟会からの脱会をすべきだと思いますが、どうでしょうか。 135: ◯井上議長 それでは、市長、答弁お願いします。 136: ◯藤井市長 四国新幹線導入をめざす期成同盟会についての御質問にお答えいたします。  平成28年3月に北海道新幹線が開通したことにより、四国は唯一の新幹線空白地帯となりました。このままでは、厳しい地域間競争の中で四国が取り残され、人口減少に拍車が掛かるのではないかという危機感さえ持っております。  近年、新幹線が開通した地域では、開業に伴う経済効果が顕著に効果が表れているようであります。  このようなことから、四国新幹線の早期実現に向けて四国がまとまって国に働きかけていく必要があると考えております。また、JR高徳線の複線電化につきましても、関係機関への働きかけを続けてまいります。  以上、東本議員の御質問に対する答弁といたします。 137: ◯井上議長 これをもって、東本政行議員の一般質問を終結いたします。  次に、2番、滝川俊一議員の一般質問を許します。  滝川議員。 138: ◯滝川議員 公明党の滝川俊一です。議長の指名がありましたので、2点、一般質問を行います。  1点目、指定管理者制度のより適切な運用について、市長に質問いたします。  指定管理者制度は、多様化する住民ニーズにより効果的、効率的に対応するため、公の施設の管理に民間事業者の活力や能力を活用し、市民サービスの向上を図るとともに、経費の節減を図ることを目的として導入しております。  本市も現在、温浴施設、とらまるパペットランド、大池オートキャンプ場等の観光施設等で採用されております。これらの施設は、行政ではできない発想を持ち、民間企業の能力をいかした管理、運営がなされてきました。しかし、どんな公共施設でも利用者からの苦情というものは存在するものです。民間企業では、消費者からの苦情や相談をヒントにして、品質やサービスの向上にいかしております。本市観光施設の利用者からの多くは、観光施設を民間の指定管理者が運営しているということを知らずに、市の施設だから市が管理運営しているものと思っております。したがって、あってはならないことですが、接遇などの対応が良くなかったり、サービスが悪かったり、事故などが発生すると、たちまち市の責任が問われます。  そこで、モニタリング、すなわち監視、観察を的確に継続的に指導を実施していくことで、自治体と指定管理者との間に適度な緊張感を持って管理していくことが大事だと思います。本市のイメージが問われる大切な観光施設です。  そこで質問いたします。問1、消費者からの苦情、意見をどのような形で吸い上げ指導しているのか。問2、本市のイメージを問われる観光施設等から苦情、事故が報告された場合、どのような対応マニュアルで指導しているのかお伺いします。 139: ◯井上議長 それでは、市長、答弁願います。 140: ◯藤井市長 滝川議員の、指定管理者制度のより適切な運用についての御質問にお答えいたします。  指定管理者制度は、導入以降、公の施設の管理において地方自治体自らが管理運営するよりも、多様化する利用者のニーズに対してより合理的に対応できると期待されております。ただし、指定管理者の対応いかんによっては、御指摘のように観光施設のイメージを左右しかねませんし、ひいては市のイメージにも影響が及ぶということも考えられます。  そのようなことから、引き続き指定管理者を置く施設につきましては、適度な緊張感を持ちつつ十分に連携し、適正な施設管理に努めてまいります。  指定管理者施設の利用者からの苦情、要望につきましては、基本的には指定管理者に対して直接寄せられますので、指定管理者が自ら対応しております。例えば、サービスの向上に関するものなどで指定管理者の権限内で可能な対応は自ら進んで行って施設の利用促進につなげているところでありますが、施設自体の改良、改修などで指定管理者の判断だけで対応しきれないことは、指定管理者が市に相談し、また内容によっては利用者から市に直接御意見等をいただくこともあったりします。そうした場合には、市から指定管理者に状況の確認や協議を行った上で適切な対応がとれるよう指導または助言をするという流れとなっております。  施設設置者としましては、施設利用者の満足度をより高めていくために、引き続き施設のサービス向上につながるよう、利用者の御意見に真摯に対応してまいりたいと考えております。  市に対して、観光施設等に関する苦情や事故の報告が寄せられた際には、先ほど申し上げた流れに沿って、所管課が施設の管理者に事情を確認し、事案に応じて必要な対策をとることとなります。  なお、指定管理者を置く施設であって、その対応について指定管理の基本協定に定めるリスク分担の適用がある場合には、それに沿って対応することになります。  指定管理に関してまして、これまでにも増してしっかりと対応してまいる所存でございます。  以上、滝川議員の御質問に対する答弁といたします。 141: ◯井上議長 滝川俊一議員、再質問ございますか。  滝川議員。 142: ◯滝川議員 指定管理者制度のより適切な運用について、市長のほうから答えていただきましたけれども、問1に対して、指定管理施設の利用者からの苦情、要望につきましては、基本的には指定管理者に対して直接寄せられますので、指定管理者自ら対応していると答えられましたので、再度2点再質問いたします。  苦情、要望については指定管理者に任せるような答弁であるように思いましたけれども、市のイメージを問われる観光施設、常に親切で丁寧な対応が観光施設には必要であります。しかし、市外から直接管理者のほうでなく、市に直接苦情を言ってくる場合も考えられると、大きな事故があってからでは対応が大変でございます。自治体によっては、市のほうからモニタリング、継続的に行う意味でも、市のほうから観光施設に直接意見箱を設置して利用者の観光施設を利用した感想をアンケート用紙に書いて市が回収し、指定管理者と緊張感を持って管理指導している自治体もあると聞いております。  この点について検討してはと思いますので、答えを願います。  もう1点は、指定管理がしっかり運営されているか見極めるために、本市は指定管理者を5年ごとに見直し、より良い事業者の認定ができるようになっております。複数の事業者の応募が必要でございますが、市長の施政方針にもありましたように、いつまでも住み続けたいまち東かがわ市、また東かがわ市は市外、県外から多くの方がふるさと納税でも本市の応援をいただいております。東かがわ市のイメージを問われる観光施設、しっかりした管理指導してくださるようお願いして、2点についてお答えをお願いします。 143: ◯井上議長 市長、答弁願います。 144: ◯藤井市長 まず1点目の指定管理者に任せると、内容にも当然よります。まして、管理者に届いた、それをまた報告をすぐにしていただくということ、またその内容によっては市も同時に対応すべきだと思います。  また、モニタリングといいますか、もう少し市として積極的にその内容等の把握に努めてはどうかということでございます。方法は今後の検討となりますけれども、そうした対応を強めるということはやってまいりたいと思っております。  5年ごとに、3年の場合もございますけれども、普通の場合5年でありますけど、見直すという機会は非常に大事でございますし、惰性とならずに競争となるような環境にできるだけしなければいけないと、そのように思います。 145: ◯井上議長 滝川俊一議員、再々質問ございますか。 146: ◯滝川議員 ありません。 147: ◯井上議長 それでは、次の質問に移ってください。 148: ◯滝川議員 次に、学習指導要領の改訂に伴う小学校の英語教育の更なる充実をということで、教育長に質問させていただきます。  高度情報化社会の進展により、グローバル化が加速する中、我が国においては2020年の東京オリンピック、パラリンピックのための準備も本格化していく中で、世界中の人たちとコミュニケーションをとりながら、社会を作っていく資質能力の重要性が増しております。このような状況下で、これからのグローバル時代をたくましく生き、未来を開いていく人材の育成が求められております。  そのような中、文部科学省では、昨年2017年3月に学習指導要領が改訂されたと発表しました。新学習指導要領とはどのようなものなのか、その中でも小学校英語教育が変わってまいりました。小学校においては、歌やゲームで英語に親しむ5、6年生の外国語活動を3、4年生に、5、6年生は教科書を使う正式な教科と聞いております。今後、小学校では、平成30年から2年間の移行期間を経て、32年から新学習指導要領による外国語教育の新しい段階がスタートするということですが、一方で、教える側の体制や指導力に課題があるとも言われております。  「やってみて、言って聞かせて、させてみせ、褒めてやらねば人は動かじ」、人を育てることにたけていた山本五十六の名言で、教育にかかわるものの重要な心得であります。「習うより慣れろ」、「学ぶより慣れろ」と言われておりますが、外国語の習得は大変な試練でございます。まちづくりは人づくりからと言われております。子どもの健全な育成は、明日の東かがわ市の発展にかかわる極めて重要な取り組みです。ますます広がっていくグローバル社会を生きていく子どもたちにとって、国際的コミュニケーション言語である英語を身に付けるための教育の充実を求めて質問します。  本市における英語教育の現状と新学習指導要領に対応できる体制について伺います。 149: ◯井上議長 それでは、教育長、答弁お願いします。  教育長。 150: ◯竹田教育長 滝川議員の、学習指導要領の改訂に伴う小学校英語教育の更なる充実をについての御質問にお答えいたします。  初等教育段階からグローバル化に対応した教育環境づくりを進めるため、本市では英語教育推進計画を定め、小中学校9年間を見通した目標として、自国や他国の言語や文化への理解を深め、英語によるコミュニケーションの育成、英語の音声に慣れ親しむ教育活動に取り組んでおります。  御指摘のとおり、2020年から新学習指導要領が全面実施され、3、4年生は週1回、5、6年生では週2回の英語教育が行われることになっております。  本市の英語教育は、平成27年7月に策定した東かがわ市教育の大綱の重点施策として、放課後英語クラブを実施してきたほか、本年度は白鳥中学校区をモデル校に指定し、授業での英語教育に取り組んでまいりました。  教育委員会や英語教育検討会での検討を進める中で、さらなる充実を図るため、文部科学省の教育課程特例校の指定を受け、小学校の新設教科として英語科を設置し、2020年実施の新学習指導要領の基準よりもさらに充実した内容で2018年度から本市独自の内容を盛り込んだ授業を行ってまいります。  授業時数は、国の定めた基準よりも各学年1時間多く、年間指導計画に沿って、聞くこと、話すこと、読むこと、書くことの4技能を総合的に活用する力を付けることを目指して授業を進めてまいります。  また、小学校教員の指導力の向上を図るための研修の充実を図るとともに、教員の負担が大きくならないように配慮し、ALT、外国語活動アシスタントリーダー、地域おこし協力隊、外国語活動支援員らが授業のサポートに加われるよう配慮し、充実した英語教育の指導体制を整えてまいります。  以上、滝川議員の御質問に対する答弁といたします。 151: ◯井上議長 滝川俊一議員、再質問ございますか。  滝川議員。 152: ◯滝川議員 ただいま教育長のほうから、英語教育の現状と、指導要領について対応する、できる体制について答えていただきましたけれども、本市は小学校1年生からということで独自の内容でやっているということで、英語授業、聞くこと、話すこと、読むこと、書くことの4技能を総合的に活用する力を付けることを目指して授業を進めていると答えられました。1つは、小学校教員の指導力の向上のための研修を図り、ALT、外国語活動アシスタントが授業をサポートできるということで答えていただきました。  ある識者の声なんですけども、日本人の9割は多彩な英語を話していると言われておるんですけども、東かがわ市は他市よりも英語教育は進んでいると教育長はおっしゃっておりますけども、もっと具体的に小学校1年生から英語授業のしっかりとした体制が本当にできているのかいうことを心配するんですけども、その辺り具体的にお答えいただければ有り難いです。  また、ネイティブスピーチ、本場の英語講師は各学校にどのような体制で配置されているのか、予算上のこともあると思いますけれども、事細かいようですけども、英語教育は本当にできる体制にあるかということをお答えいただきたいんですけども、よろしくお願いします。 153: ◯井上議長 教育長、答弁願います。 154: ◯竹田教育長 まず1点目の、小学校1年生から本当にできているのかということですけども、今年、白鳥中学校区をモデル校区として、英語を1年生からの授業の中での試行的な実践ということでやってまいりましたけども、毎時間の授業の1時間の内容、それからそれがひと月、また1年間、それぞれの1時間ずつの内容を系統的に作り上げまして、それを6年間、6年生まで全部を一応モデルといいましょうか、いろいろな教材を引用しながら組み立ててきているということで、系統的な指導ができる、そういう体制は十分整っております。
     それから、ネイティブな本場の指導といいましょうか、そういうことですけども、今現在、ALTで本当に外国の方3名、それから英語のアシスタントリーダー、それから外国語活動支援員、これいずれも外国での生活、あるいはコミュニケーションの経験を十分に要した人たちです。その人たちが、今申しました全ての授業に中学校は学級担任が原則指導するということですけども、それについてTTの形で指導を行っていくということで、本場といいましょうか、普通に使われている英語としてのコミュニケーションのネイティブに近い、そういう形の発音を小さいときから身に付けていくという、そういうふうな形で配慮してございます。 155: ◯井上議長 滝川俊一議員、再々質問ございますか。 156: ◯滝川議員 ありません。 157: ◯井上議長 これをもって、滝川俊一議員の一般質問を終結いたします。  次に、18番、大藪雅史議員の一般質問を許します。  大藪議員。 158: ◯大藪議員 もうあと2人です。もうしばらくの御辛抱です。2点ほどお伺いします。  まず、市職員の採用、人員の確保についてお伺いをいたします。  最初に、平成29年度採用試験におきまして、土木、建築、情報処理各1名、保健師3名について採用ができていない状態にあります。一般職につきましても同じでございます。特に保健師の不足は深刻であり、今後の人員確保についてお伺いをいたします。  ちなみに、さぬき市においては、2人の募集に対して本年度6人の応募があり、枠を拡大して3名採用しております。本市におきましては、28年度3人募集に対して採用は2人、2次募集をしてでございます。27年には募集2に対して採用が2、本年に至りましてはゼロでございます。3次募集までかけましてゼロでございます。  最初に1番、原因をどのように分析しておられるのか、どのような対策をとってきたのか、今後どのように対応していくのか。2015年以降、養成機関の制度変更等で選択制の導入なんかによりまして、保健師の国家試験受験者数、合格者数は全国的にも半減しております。民間並みとは言わずとも競合する他市よりも高い初任給与水準を設定するとか、採用年齢の引上げ、また専門知識、実務経験等を重視する経験枠採用の導入などを考えておられるのか。例えば、実務経験者が採用試験をわざに受けて、今実際に働いておられる方が採用試験を受けてこちらの方へ来るという、これも非常に時間もかかります。そういったときに、そういうことを無くして、実際の実務経験、キャリアから採用するということはしないのか。  2番目、人材確保のため、養成機関、大学等への働きかけは行ってきたのか。例えば、県立保健医療大学のデータによりますと、保健師の合格数が2013年に67名、2014年に69名、2015年から激減しまして22名、2016年20名になっております。そういった中で就職を見ても、その中から県外に出ている人も非常に多く、新卒者の採用はかなり厳しいと思われます。養成機関等、大学などに対しても、県立であれば市のほうから県のほうへ、そういう増員、枠の増加を要請していくというお考えは無いんでしょうか。  3番目、採用数と離職者数のバランスは現在どうなっているのか。  4番目、来年度の業務について欠員が生じることになるんですが、非正規で対応するとのことでしたが、確保はできるのですか。  次の質問は、2020年施行の会計年度任用職員制度についての対応についてお聞きします。  1番、実態把握を行い、任用根拠の明確化、適正化を行う必要があると考えますが、現在の進捗状況を。  2番目、賃金手当について引上げ等導入は行うのか。フルタイム、パートタイムを問わずに期末手当の支給が可能となり、フルタイムにつきましては退職手当の支給も想定されております。賃金についても、類似する常勤職員の初任給を基準とするとあります。再度の任用に当たっては昇級も想定されているとありますが、どのようにお考えになられておるのか。  3番目、休暇につきまして、新制度の下では正規職員と同等にするのか。現状では正規、嘱託、臨時等でばらばらであり、正規職員である休暇が臨時では無かったり、また看護休暇におきましてもその条件が変わっております。例えば、正規でありますと家族全般、非正規になりますと就学前の子どもだけということになっております。その辺りもどういうふうにお考えでしょうか。  その次、職員数についてお尋ねをいたします。  平成30年4月1日に職員数の増減がどうなっているのか。  2番目、業務量に対し、職員数は適正なのかどうか。  適正人員をどのように割り出しているのか。  4番目、今後の採用計画はどうしていくのか。他市においては、近年職員数が増となっていて、国や県から移譲された業務や派遣により、業務増、人員減となっているのではないのか。内閣府人事局30年度の定員等検査結果におきましても、国におきましても業務に必要な人材は積極的に確保していくべきであると書かれておりますし、また細かいところは別として3,000名から4,500名の増員をしていくというふうに書かれております。本市においても同等ではないでしょうか。  次に、4月から広域水道企業団への職員派遣が始まりますが、市の単独事業から企業団に移行することで業務量は増加すると考えられます。それは、単純に事業費からだけ見ても大幅に増加していると思われるからであります。業務履行のためさらなる職員派遣が生じたら、市の職員が減となり人員不足の状態になるが、どう対処するのか。  そこまで、以上お聞きいたします。よろしくお願いします。 159: ◯井上議長 それでは市長、答弁願います。  市長。 160: ◯藤井市長 大藪議員の、市職員の採用、人員の確保についての御質問にお答えいたします。  現在、本市において、多様化、高度化する行政ニーズに対応するための人員確保は重要な課題であると考えております。また、地方自治体の臨時、非常勤職員は、近年増加しており、現状において地方行政の重要な担い手となっております。  このような中、地方公務員法及び地方自治法の一部を改正する法律が平成29年5月17日に公布されました。主な改正内容は、一般職の会計年度任用職員制度を創設し、任用、服務規律等の整備を図るとともに特別職非常勤職員及び臨時的任用職員の任用要件の厳格化を行い、会計年度任用職員への必要な移行を図るものでございます。  本市におきましても、2020年4月の施行に向けて、臨時・非常勤職員の実態把握、任用及び勤務条件等の検討を進めているところでございます。今後も市職員の採用、人員の確保につきましては、地方自治法及び地方公務員法等の関係法令や国の指針に基づき、本市の組織において、最適と考える人員数の確保、任用、勤務形態について慎重に検討していきたいと考えております。詳細につきましては、総務課長から答弁をいたします。 161: ◯井上議長 総務課長、答弁願います。  総務課長。 162: ◯酒井総務課長 続きまして、私から大藪議員の御質問にお答えします。  まず、1点目の、平成29年度採用試験におきまして、土木、建築、情報処理、保健師の採用ができていない状況についてでございますが、原因といたしましては、景気の動向、少子高齢化による人手不足による就職活動の売り手市場も関係していると考えております。  その中で、民間及び自治体間での資格職という限られた人材の争奪戦になっており、厳しい状況であると認識しております。  対策といたしましては、平成27年度までは資格職の募集は年1回であったものを、土木、建築、情報処理につきましては平成29年度は2回募集し、保健師につきましては平成28年度は年2回、平成29年度については年3回募集し、資格保有者の応募ができる機会を増やしたところでございます。  年齢に関しましても、保健師は、平成29年度の3次募集では、年齢上限を29歳から39歳に引き上げたところでございますが、3人募集のところ、1人の応募という結果でございました。  今後の対応といたしましては、平成30年度試験に向けて、社会人経験者等も受験しやすい試験内容の検討を行っております。人材確保のための養成機関への働きかけといたしましては、募集の際だけでなく、人事担当職員が直接訪問し、学生の就職活動の動向等の情報収集や本市への学生の受験を就職担当者に直接お願いしております。  採用数と離職者数のバランスでありますが、平成29年度末の退職者数は9人に対しまして、平成30年度の採用者数は7人となっております。  欠員についての対応でございますが、臨時職員で対応することも考えておりますが、専門職にしかできない資格業務は専門職が従事し、専門職の業務の中でも一般行政職が従事可能なものは一般行政職がフォローすることなど、業務の中での役割分担の見直し等で対応することも考えております。  次に、2点目の会計年度任用職員制度導入に向けての進捗状況でございますが、実態把握につきましては、臨時・非常勤職員に係る現在の制度運用についての各課ヒアリングを昨年8月から実施いたしました。現在、取りまとめ、分析中でありますが、その結果を基に新年度におきまして任用、勤務条件等の検討を始めることとしております。  また、賃金・手当につきましては、総務省から通知された会計年度任用職員制度の導入等に向けた事務処理マニュアルを参考に、御質問にあった様々な事項につきましては、新年度から慎重に検討してまいります。  休暇につきましても、国の指針及び他自治体の動向等を注視しながら検討してまいります。  次に、3点目の職員数についてでありますが、平成30年4月1日現在での予定される職員数は、平成29年度末から2名減の288名でございます。業務量に対し職員数は少ないと考えております。適正人員につきましては、所属長等へのヒアリングなどによりまして、各課における適正人員を積み上げ計算しております。  今後の採用計画につきましては、即戦力枠として年度途中採用等も検討し、市の業務に必要な人員を確保できるよう、積極的に努力してまいります。  最後、4点目の、香川県広域水道企業団への職員派遣についてでありますが、さらなる職員派遣が生じた場合には、その分、市役所の職員が減るわけでございますから、それ相応に対応するだけの職員数の確保が必要であります。香川県水道広域化基本計画によりますと、企業団の設立後、当分の間は構成団体から職員を派遣することとなっております。平成32年度からは、企業団による新規採用等を行う予定と聞いております。  以上、大藪議員の御質問に対する答弁といたします。 163: ◯井上議長 大藪雅史議員、再質問ございますか。  大藪議員。 164: ◯大藪議員 それぞれの専門職においても、一般職においても、その少子化等の影響、また競合他市との取り合いになるというような答弁でいただきましたけれども、先ほど言うたように、さぬき市においても募集に対して人員は来てるんですよね。高松市においても、東かがわの保健師が勤めておられますね。これは、やっぱり東かがわに何らかの問題があって対応していかないかんことがあるんでないかというふうに考えております。  これは、大学のほうの卒業者に対するアンケートの中にあって気になったんですけど、県立大学については地域貢献の一貫として県内への就職を斡旋しているとのことですので、ただ早期離職防止や専門職として燃え尽きないために、卒業生に職場の実態聞き取りをした上で、先生がお勧めできるところを斡旋しているようです、というのがその就職活動の中にあったわけですが、先生がお勧めしているところを斡旋している。つまり東かがわ市がお勧めできない職場になっているんでないかなというふうに、ちょっと邪推をして考えております。  その中に気になるところもちょこちょことありまして、職場として魅力が無いと感じられるとかいう文言が中に出てきとるようでありました。それが、ただ地域的なものだけなのか、職場自体の問題なのか、または定員が少なくて仕事が過重に掛かるというようなイメージがあるのか。こういう人が実際に我々の職場で働いてない人もおりますから一概に言えませんけど、こういうことを確認して、例えば先ほども言いましたように、現場、大学、養成機関等に行って斡旋をしていただけるように話もしていかないかん。  15年から、極端に、こっちの県立の医療大学のほうではもう保健師が3分の1です。3分の1に減りまして、しかも就職率が6割方県外です。全体114名中、残られるのが40数名県内で働かれてます。もう本当にこういうふうな中で、新規採用というのはかなり難しい。やっぱり一旦離職して離れておられる方でも結構なんで、探してでも各専門職の方を募集していかないと、非常に仕事が滞っていく。今、国や県から移譲されているような仕事、総合事業のほうでもそうやし、広域水道のほうもそうです。そういった中で、人手が要っていくのはもう分かりきっている。我々の市独自の事業もたくさん今行われている中で、現状から職員数が減っていくというのは非常に由々しき問題であると考えます。まして、確かに非正規の方はたくさんおられますが、基本的には正規で賄っていって、非正規の方はその補助であるとか、そういったものが基本的な考え方ではないでしょうか。  今、運輸の大手のほうでも、この度3,000名とか5,000名とかを非正規から正規にしたというような話もマスコミのほうで流れておりました。時代的に働き方の改革とか国で言われてますけれども、我が市におきましても、そういう正規できちっとした対応ができるように、市民サービスができるようにしていくように考えるのが筋なんでないかと思います。  その点、市長のお考えをお願いします。 165: ◯井上議長 それでは市長、答弁願います。 166: ◯藤井市長 確かに非常に不足している中で、保健師は、さぬき市、高松市は十分に応募していただいているという中で、なぜ東かがわという理由についてもう少し調べてみる必要があると、また大学等への働きかけを強める必要があると思います。そのようにしていきたいと思います。  また、正規の比率を上げるということも、当然のことながら努力、一度に高めるというのは難しいですけども、計画的にその率が高くなるようにと努力してまいりたいと、そのように思います。 167: ◯井上議長 大藪雅史議員、再々質問ございますか。  大藪議員。 168: ◯大藪議員 1つ聞き忘れてました。業務量に対して職員数が少ないというふうに、課長のほうも先ほど答弁の中でおっしゃっておられました。これは、私が客観的に見ても、やっぱりどの課におきましても、今ちょっと人手が足りんからとかいうようなことでお話をすることがあります。そういった中で、その職員の配置いうものが、各課において、うちはもう一人いないと厳しいなとかいう、そういう積算というのは今現在行っておるんでしょうか。それを適正な人員に持っていくために、各セクションごとというか課ごとに積み上げをして、何とかしようという前向きなことを今やっておられるのかどうか、その辺を最後にお伺いします。 169: ◯井上議長 それでは、市長、答弁願います。 170: ◯藤井市長 各課から上がってくる内容を見ますと、もう明らかに不足していると、それはどこでももう少し欲しいというのは、割り引いてでも不足しているかなと思います。それはいろんな理由があるかと思いますけれども、少し前まで大量退職時代に、その年齢構成のバランスをできるだけ、もう少し正常化しようという考えで、退職が少なくなったときもずっと取れるようにというような前提も少しは影響しているかなと、そのようにも思います。  また、採用の、私もまた関係職員も常に議論するんですけれども、今の特に一般行政職を含めて、1次試験を非常に重視した体制になっております。そうした場合に、元気がいいといいますか、実際の実務が向いているのと、1次試験の上にいるのとはイコールでない場合が多いように思うんです。もう少し成績は真ん中どころであっても、採用の2次試験に行けるという、そういう方法は何か無いのかなというようなことも議論しているところでございます。人を評価するという仕方についても、もう一工夫して、市民のために元気よく働ける職員を増やすということが大事かなと、そのように思っております。 171: ◯井上議長 それでは、次の質問に移ってください。 172: ◯大藪議員 そういうふうに選び代のあるほど来ていただければ有り難いですけれども、なかなかそうもいかないところが現状だろうと思います。  次に、ひとの駅さんぼんまつの開館に向けた取り組みについてお伺いをいたします。  これ前回もやったんですけど、この施設、結構なお金を掛けて立派なものを造るわけでございますが、あえて図書館という名称にせずにひとの駅と銘打ったのは、より多くの集客またはにぎわいを見込んでのことであると考えておりますが、前回の質問のときでもその方向が見えないような答弁であったと思います。  図書館を軸にしたにぎわいづくりを始めるに当たり、例えば所管の担当の職員の方が、どこへどのような、どの程度の頻度で研修、調査、マーケティングというものを行ってきたのか、またそれを踏まえた施設にしていくのか。オープニングイベント等、もう時間がそんなにあるわけでもございません。その辺のイベント等はどういうふうにするのか。  もう1つは、これもほかの議員からも質問あったようですが、図書館長の業務に何を期待するのか。と言いますのも、司書の方の給与が18万円です。図書館長が18万6,000円です。その6,000円の違いで、それこそ裁量労働のようなイベントの企画であったり、そういったことをその6,000円の違いでその方に全部やっていただこうというのか、それともその18万6,000円は、ただそこで本の貸し出しとか、そういう責任者で座っていただいておるだけなのか。また、企画や何かに関しては、ほかの担当の所管の人がするのか。その辺もお聞かせ願いたいと思います。 173: ◯井上議長 それでは市長、答弁願います。 174: ◯藤井市長 ひとの駅さんぼんまつの開館に向けた取り組みについての御質問にお答えいたします。  ひとの駅さんぼんまつは、本市の文化的な核となる図書館を中心として、行政機関である大内窓口、ユーティリティスペースや屋上庭園、民間の飲食施設、敷地内の健康器具など、文化的、健康的に、子どもからお年寄りまで、世代を問わず多くの方が気軽に集うことができる施設を目指しております。  また、開館に当たりましては、地域の児童、生徒に参加していただけるようなオープニングイベントを開催することを考えております。  以上、御質問に対する答弁といたします。 175: ◯井上議長 次に、教育長、答弁願います。  教育長。 176: ◯竹田教育長 次に、私のほうから大藪議員の御質問にお答えいたします。  まず、図書館整備につきまして、平成27年度から県内外合わせて9か所ほどの現地視察を行ってまいりました。人口規模あるいは周辺施設との関係等、本市の条件との相違はございますが、地域性を考慮した特色ある図書館もあり、本市の図書館整備を進める上でのヒントをたくさん持ち帰ることができたと思っております。  その中から、年齢を問わず幅広い世代の方々が気軽に飲み物を飲みながら読書をしたり、利用者間での交流ができるテラスの設置、また市の情報発信スペースや雑誌、絵本コーナーの充実のためのスペース確保、さらに利用者の利便性を考慮し、自動貸出機の設置などを取り入れる予定でございます。  また、書架をはじめとする備品等についても、材質あるいは色使いなど個性ある施設も見受けられました。今後の導入に反映していけたらと考えているところです。  次に、図書館としてのオープニングイベントは、少し時期をずらして、絵本作家を招いた読み聞かせやワークショップなどを計画しております。図書館運営においては、誰もが身近で気軽に利用できる施設、そして読書環境整備として利用者のニーズに合わせたレファレンスの充実、情報発信施設、地域交流施設としての役割を果たせるよう努めていきたいと考えております。  いずれにいたしましても、図書館長がリーダーとなり、職員間の連携を図りながら、市内の図書施設の管理運営を統轄し、イベントの企画等を積極的に行うなど、市民に親しまれ特色のある図書館となるよう努めてまいりたいと考えております。  以上、大藪議員の御質問に対する答弁といたします。 177: ◯井上議長 大藪雅史議員、再質問ございますか。  大藪議員。 178: ◯大藪議員 答弁の中で、最初から行ってみましょうか。民間の飲食施設と相互の連携を図ってというお話でしたが、その設計、飲食店の内容、そういったもんも私まだ知らないんですけど、それを見てみないと連携を図っていけるものかどうかも分かりませんが、その辺ももうオープンが決まっておりますので、早々に計画というものを私ども議員のほうにもお知らせを願いたいと思うところであります。  そして、今、オープニングイベント。私が思っとるようなオープニングとはちょっと違うんですけど、テープカットをして子どもたちが来ていただいてわっとやる、そういうことをお考えになっているようなんですけれども、そのユーティリティスペースで、例えば名のある人の美術展をするとか、また新進気鋭の人の展覧会、博覧会というようなものを期間中行うとか、そういった発想は無かったんでしょうか。  それと、教育長のほうから今おっしゃられましたけれども、年齢を問わず幅広い世代の方々が気軽に飲み物を飲みながら読書や利用者間での交流ができるテラスというのは、簡単に言えば自動販売機のことですよね。だからその程度に思われとんだろうと、私は思います。  よそへ見に行って、書架がこれがいい、色合いがいい、こういう本の配置は素晴らしいなと、それはそれで研修してきていただいて結構なんですけど、どういうふうに人を集客していくのか、マーケティングリサーチというんですか、それはしてきたんでしょうか。例えば、どこそこの図書館はこういう規模でオープンします、オープン1年後の集客は何人くらいになるでしょう、そういった予想はこういうふうに累積をしました、そういうふうなことを研修してきたんでしょうか。建物とか本とか形とか、そういったものだけの研修に終わってませんか。  それと、私が前にも言うたんですけれども、いろんなところでマーケティングをしましたかということで、例えば飲み物の件もそうです。自動販売機のこともそうです。例えばコーヒーショップにした場合、そんなんしたって来てくれませんよ、コーヒーショップ。1回でも声掛けたことがありますか。今成功しているほとんどの図書館の中に、喫茶コーナーいうのは大概あります。それをあえて無くしてるというのは、そこら辺の意味も私は分かりません。  それと、図書館長がリーダーとなり、いろんなイベント企画を考えていかれる。リーダーとなっていろんな企画を考えていくというのが、18万6,000円でええんですか。ちょっとそれは、素人の人を臨時に退職者を呼んでくるとか、それぐらいの軽い考えでやってるんでないかなと思われるんですけれども、その辺をもう一度あえてお伺いします。  以上です。 179: ◯井上議長 それでは市長、答弁願います。 180: ◯藤井市長 まず1点目の民間の飲食店の内容についてでございますけれども、現在で分かる範囲のことにつきまして、財務課のほうから説明いたします。  2点目のオープニングイベントでありますけれども、簡単に申し上げて2回に分けてと考えてます。窓口をオープンするときにはテープカット等、それから図書館がオープンするとき、このときには少し地域の方も含めた大勢の皆さん方でのイベントになるように、大きな意味では考えております。  図書館につきましては、教育長のほうからお答えいたします。 181: ◯井上議長 先に、財務課長、答弁願います。 182: ◯石川財務課長 民間の飲食施設等の状況でございますが、この3月中に建設の起工式が始まるというふうにお聞きしております。
     内容のほうでございますが、和食を中心とした飲食店というふうに聞いております。なお、うどん店のほうの出店も考えているということでございました。  以上です。 183: ◯井上議長 それでは、教育長、答弁願います。 184: ◯竹田教育長 まず、イメージとして、多分、大藪議員は武雄市とかあるいは高梁市とか、そういう図書館をイメージというか、描かれているんだろうと思うんですけども、ツタヤの本が入ったり、スターバックスのコーヒーが入ったり、複合の施設でいろんな施設としてある図書館、スタートがその図書館をメインとした複合施設というのはそういうスタートを切ってる、そういう図書館で、まず今、大内庁舎跡の建物については、交流というのはまず先にあってというか、そういう中心な理念のもとにその1つとして図書館という形で入ったような感じで私は捉えているわけですけど、その中でできるだけその趣旨を達成できるようにというか、そのために効果的な手段ということで、いろいろと自動販売機の施設があったり、いろいろな部屋といいましょうか、スペースを持ってきているわけで、いくつかの施設を見学した中で、より効果的な大内庁舎跡の規模の中でできる範囲ということで今お話ししたようなことを提案というか、今、考えているというところです。  2つ目、オープニングについてですけども、このオープニングの日は施設全部同時ですけども、その中で図書館として先ほど言いました絵本作家とかそういうふうな展示というのは、もうユーティリティスペースでもできるというか、その中でも考えてますし、どういう形をするかまだ具体的なところはこれからですけども、できるだけ小学生、中学生も入りながら、オープニングの週間にできるだけ人がたくさんおいでいただけるようにということで今考えています。  それから、館長の報酬については、資料館もそうですし、それからプラザもそうなんですけども、専門的な資格というか、企画運営をしていく中心の人物として、議員おっしゃるとおり、報酬はこれでいいのかというのは、正直言って私もすごくその職務の内容から言うとどうなんだろうという気持ちは持っています。ただ、ほかのところの施設のこともありまして今はこの金額になってますけども、職務の中身によっては当然、今後また総務課のほうとも協議にもなりますけども、検討していくということもあり得るのかなというふうには思っているところでございます。 185: ◯井上議長 大藪雅史議員、再々質問ございますか。  大藪議員。 186: ◯大藪議員 その施設で、うどんでありますとか、軽食、ファストフード、そういったものはどうしても図書館におられても必要かなと思います。ただ、飲食店にしてもうどん屋にしても、相乗効果を持たすというには弱いですよね。  今、教育長もおっしゃったように、非常に私が大きなイメージで想像しているようにおっしゃられるんですけれども、今度できます図書館にしても、書庫で12万冊という本の数です。これは、結構近隣でもでかいですね。これは高梁でもそれくらいですわ。そこへ12万冊の本があることによって、人を60万人集めます。そこまでの数は言いませんが、非常にオープニングに、この読み聞かせいうんも非常に大事だと思います。ただ、その中で非常に弱い。  それと、集客をしようという気持ちがあれば、どれくらいという数字が出てもいいように思うんですけど、それも出ていない。やっぱりそこら辺がもう少し欲を出してというか、十数億円のお金をかけて12万冊の本を置いて、三本松の一等地にものを建てるんであれば、ここに10万人は来ます、20万人は来ます、また来させてみせますくらいの力を入れてやらないとなかなかできないです。できないと思います。  今、観光施設いうても、これも1つの大きな観光施設ですわ。高松から鳴門の間、そんな大きなところは無いですよ、今。そこへ最初にやってどんだけの集客ができるかいうんが非常に最初大事なことです。その中で、マーケティングのリサーチもできていない。そんなん来るかでなしに、よそがやって成功しているところは聞きにいかないかないかんですよ、そこへ。そういうことも聞かずに想像だけでやっていく、これではなかなか難しいんでないかと思うんですが、ここから半年少々ぐらいしかありませんけど、もう少し積極的に動いていってほしいと思うんですけど、その点について一言お願いします。 187: ◯井上議長 それでは市長、答弁願います。 188: ◯藤井市長 もう御指摘のように、半年という期間になりましたけれども、この期間有効に1人でも多くの方が楽しんで来ていただけるように、そういう調査また実際の実行を行いたいと思います。 189: ◯井上議長 これをもって、大藪雅史議員の一般質問を終結いたします。  ここで暫時休憩いたします。            (午後 2時25分 休憩)            (午後 2時35分 再開) 190: ◯井上議長 再開をいたします。  次に、12番、木村作議員の一般質問を許します。  木村議員。 191: ◯木村議員 今日は、三谷会長にはお忙しいところ、私の質問ということでおいでいただきましてありがとうございます。もう大とりになりましたので、いましばらくお付き合いをいただきたいと思います。  平成27年6月、9月と農業関係に関する一般質問をいたしました。それで、9月の議会で農地法第3条における下限面積の緩和措置ということについてお尋ねをしましたところ、「担い手の育成や遊休農地の解消、新規就農を促進するためにも、下限面積の緩和措置については今後重要な検討課題である」、あるいは「農地の位置、面積、形状などから見て、隣接する農地と一体化して利用することが困難であると思われる場合は、下限面積にかかわらず取得可能であり、個別に相談する」とのお答えであったと思います。  また、昨年平成29年12月の議会では、同僚議員が行った空き家売却時の下限面積緩和についての一般質問に対する答弁において、「下限面積の引下げについて幾度と無く議論してきた。担い手農地の利用集積を促進している観点からも下限面積の引下げについては慎重に検討すべきと考えている」との答弁であったと思います。  そのことを踏まえて、次のことをお尋ねします。  1、農業委員会で検討協議をした内容はということで、農業委員会の議事録を読みますと、最初に一般質問をいたしましてから委員会の中で3条、4条、5条に関することや、農家資格の下限面積の変更などは協議された記録は、私の読み落としであったら訂正しますが、あるように思いません。農業新聞にこの問題が全国的な問題であるとの記事が記載されたとき、一部の農業委員がこれに関する発言をしている記録が議事録から読み取れます。真剣にこの案件に農業委員会として取り組んでいただいているのか、会長にお伺いします。  それから2番目、これまでの質問に対し、協議するとの答弁があったことから、議会に対しても協議した結果を報告すべきではないかと考えますが、農業委員は今期より市長が任命することになったわけでありますが、市議会に対して農業委員会より会長報告等があってもいいのではないかと思いますが、いかがでしょうか。  3番目に、市としても、農地を取得する条件を緩和する施策等について検討したか。前回の質問のときも、市長は決まりを変えることはできないと、変更するには困難な理由をいくつもあれやこれやと述べておりました。できない理由を探すより、どうすれば市民が納得するようにできるかという緩和措置があるかを検討したか、市長にお尋ねしたいと思います。  4番目に、幾度か質問をする上で、近隣の市町に合わせた、また同様にしたとの答弁であったが、市独自の考えはどのようなものでありますか。近隣の市町に合わすのは簡単であります。東かがわ市独自の制度を確立することこそ特色のある農業政策だと思いますが、市長の見解を伺います。  以上、4点についてお伺いします。 192: ◯井上議長 それでは、農業委員会、三谷会長、答弁お願いします。  三谷会長。 193: ◯三谷農業委員会会長 木村議員の農地の取得条件の緩和について、御質問にお答えをいたしたいと思います。  1点目の、農業委員会において検討、協議した内容についてでありますが、農地法3条における下限面積要件の引下げにつきましては、平成26年第5回定例会の一般質問以降3回ほど同様の質問がございました。  本市農業委員会におきましては、その都度、質問の主旨を農業委員に説明するとともに、各委員より意見を聞き、その結果をもとに本市農業委員会としての下限面積要件の引下げについては慎重に検討すべき事項であるとの見解を示してまいりました。  また、最近では、香川県8市農業委員会会長協議会におきまして、本市の議題といたしまして下限面積要件の引下げについて提案をし議論したところでもあり、各市におきまして現在のところ下限面積を引き下げる予定はないとの回答でございました。  2点目の、協議した結果を議会に報告すべきではないのかとの御質問でございますが、先ほども申し上げましたとおり、農業委員会におきまして議論した結果をもとに議会の一般質問等において答弁をさせていただいておりますので、またこの制度等の変更につきましても何ら変更しておりませんので、議会への報告は必要無いものと思っておるわけでございます。  第4点目の、市独自の考え方は無いのかとのお尋ねでございましたが、現在、農業委員会の必須業務でございます農地等利用の最適化の推進を図る上で、今の下限面積設定が高くて業務を遂行するのに妨げになっていないことから、現時点では市農業委員会独自で緩和する考えはございません。  しかしながら、現在の農業を取り巻く環境は目まぐるしく変化をしており、今後、将来において下限面積要件の引下げが必要な情勢になった場合は、時機を逸することなく本市農業委員会としても適切に対応いたしたいと考えております。  最後になりますが、本市農業委員会といたしましても、私どもの使命である、農地を守り、農地を農業的有効利用に促進できるように、今後とも積極的に取り組んでまいりたいと思いますので、何とぞ御理解を賜りますようにお願いを申し上げたいと思います。  以上、木村議員の御質問に対する私からの答弁とさせていただきます。 194: ◯井上議長 次に、市長、答弁願います。 195: ◯藤井市長 私から木村議員の御質問にお答えいたします。  3点目の、市として条件を緩和する施策等について検討したかの御質問ですが、市独自として面積を緩和する方法としては、国家戦略特区の指定を国から受けることが考えられますが、平成21年の農地法改正により、地域の実情に応じて農業委員会の判断で別段の面積を定めることが可能となっていることから、下限面積の設定は農業委員会の権限で決定することが最良であると考えております。  なお、現在、政府与党の政務調査会において、空き家、空き地の利活用、流通の促進について、調査、研究を行っており、住宅政策、土地政策の観点から早急に施策を講ずべきとの意見提言を行っていることから、今後はそれらの動向を注意深く見守っていきたいと考えております。  また、近隣の市町に合わせたという表現をいつどのようにしたか少し記憶に無いんですけども、少なくともこういう場合には合わせるというよりも協議してということではないかと、そのように表現したんではないかと、そのように思っています。  以上、木村議員の御質問に対する答弁といたします。 196: ◯井上議長 木村作議員、再質問ございますか。  木村議員。 197: ◯木村議員 三谷会長にお伺いしますが、今、議会へ報告するあれは無いということで、一般質問で質問がありましたからというようなお話であったんですが、そうすると、毎回おいでていただくということになれば、毎回一般質問せないかんということになるんですが、その辺はどのようにお考えですか。  それから、市長にお伺いしますけど、先ほど言うた、農業委員会の使命は農地を守り農業用地の有効利用ということでありますが、他方、地域創生課がやっておることは農地を守るという仕事ではないわけであります。それで、そうすると、前回の質問のときにお答えいただいた、個々に対応しますというようなお話があったと思うんですが、どの課へ行けば個々の相談になりますか。農業委員会のほうでは、この決まりは決まりどおりだからやると、それで個別に相談しに行っても、恐らくこれは下限面積がありますよと、ところが、他方では個別に相談しますということになれば、市長としては何課に相談をしたら良いと思いますか。  以上、2点お尋ねします。 198: ◯井上議長 それでは、三谷会長、答弁お願いします。 199: ◯三谷農業委員会会長 お答えをいたします。  先ほどの議会で報告すべきではないかというようなお話でございましたが、何ら変更したことがございませんでしたので、そのままでいいんでないかということで解釈をいたして今まで運用してまいったものでございます。  以上です。 200: ◯井上議長 相談等の部分は。  事業部長。 201: ◯尾崎事業部長 農地につきましては、基本的には農業委員会のほうへ御相談いただけたらと思いますが、木村議員がおっしゃいます、多分空き家とのセットの農地のことを推測しますが、それにつきましては、まずは地域創生課を通していただいて、それに相談があって、空き家のことは地域創生課、そしてその後、農地については農業委員会という形で、整理をして筋道を立てて相談いただけたらと思っております。 202: ◯井上議長 木村作議員、再々質問ございますか。  木村議員。 203: ◯木村議員 よく分かったような分からないような、こっちのことはこっちで相談してくださいと、ここで市役所の中で担当課長なりが十分協議をしてくれたら僕は良いと思うんですが、こっちはこっちあっちはあっちということになれば、なかなか個別に相談するというのは非常に危険を伴うことがあるわけ。人によっては構わんと、人によってはいかんというような答えが出る場合もありますので、その辺を十分注意してお願いしたいと思います。  それから、三谷会長にお願いしておきたいんですが、農業委員会の議事録はインターネットで見られます。それを見る限りは、あんまり細かいことまで、どこそこの誰の許可をするとかせんとかいうようなことは出ておりますが、それ以降のこういう細かい話のことは協議しておるんか、議事録にとってないのか出してないのか分かりませんが、それも出すようにしていただいたらと思いますので。 204: ◯井上議長 答弁、議事録等について。  三谷会長。 205: ◯三谷農業委員会会長 お答えいたします。  議事録につきましては、公表できる範囲のものにつきましては公表をいたしてまいりたいと考えておるわけでございます。 206: ◯井上議長 これをもって、木村作議員の一般質問を終結いたします。  以上で、本日の日程は全て終了いたしました。  なお、明日20日は午前9時30分より本会議を開きますので、定刻までに御参集ください。  本日は、これで散会いたします。            (午後 2時52分 散会)  地方自治法第123条第2項の規定により署名する。    東かがわ市議会議長 井 上 弘 志      署 名 議 員 大 森 忠 明      署 名 議 員 田 中 貞 男 発言が指定されていません。 Copyright © Higashikagawa City Assembly, All rights reserved. ↑ 本文の先頭へ...