善通寺市議会 > 2022-12-06 >
12月06日-01号

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  1. 善通寺市議会 2022-12-06
    12月06日-01号


    取得元: 善通寺市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-04-19
    令和 4年12月定例会        ┌─────────────────────┐        │      令和4年12月定例会      │        │  善 通 寺 市 議 会 会 議 録  |        |       12月6日 (火)      |        └─────────────────────┘善通寺市告示第161号 令和4年12月善通寺市議会定例会を次のとおり招集する。  令和4年11月29日                          善通寺市長  辻 村   修1. 日  時 令和4年12月6日(火)午前9時2. 場  所 善通寺市議会議事堂   ──────────────────────────────────                午前 9時0分 開会〇出席議員 15名 1 番      寿賀崎   久   │   10 番      安 井 一 博 2 番      兼 岡   誠   │   12 番      川 向   武 3 番      長 崎 彰 夫   |   13 番      金 崎 大 和 5 番      牧 田 嘉 己   │   15 番      林 野 忠 弘 6 番      真 鍋 範 子   │   16 番      内 田 信 吾 7 番      大 西 智 晴   |   17 番      長谷川 義 仁 8 番      内 田   等   |   18 番      上 田 博 之 9 番      宮 武 昌 史   |   ──────────────────────────────────〇欠席議員 1名 11 番      竹 森 千 津   ──────────────────────────────────〇説明のため会議に出席した者 市長         辻 村   修 │ 都市整備部長     大 川 浩 司 副市長        小 瀧 賢 士 │ 消防長        杉 本 豊 和 教育長        安 藤 孝 泰 | 教育部長       尾 松 幸 夫 総務部長       芝   秀 和 │ 総務部秘書課長    二 宮 公 紀 市民生活部長     宮 川 庄 造 │ 総務部政策課長    佐 藤 幸 治 保健福祉部長     佐 柳   学 | 総務部総務課長    山 西 留 美 産業振興部長     尾 崎   篤 |   ──────────────────────────────────〇議会事務局出席者 事務局長       中 山   淳 | 書記         山 本 真 一 次長         櫛 田 隆 夫   ──────────────────────────────────〇議事日程(第1号) 日程第1 会期の決定について 日程第2 会議録署名議員指名について 日程第3 諸般の報告 日程第4 市政報告 日程第5 継続審査議案第1号 令和3年度善通寺市下水道事業会計利益の処分及び決算の認定について      認定第1号 令和3年度善通寺市一般会計歳入歳出決算の認定について      認定第2号 令和3年度善通寺市特別会計国民健康保険歳入歳出決算の認定について      認定第3号 令和3年度善通寺市特別会計農業集落排水歳入歳出決算の認定について      認定第4号 令和3年度善通寺市特別会計介護保険歳入歳出決算の認定について      認定第5号 令和3年度善通寺市特別会計介護予防サービス歳入歳出決算の認定について      認定第6号 令和3年度善通寺市特別会計後期高齢者医療歳入歳出決算の認定について      認定第7号 令和3年度善通寺市特別会計太陽光発電歳入歳出決算の認定について 日程第6 議案第1号 令和4年度善通寺市一般会計補正予算(第8号)      議案第2号 令和4年度善通寺市特別会計国民健康保険補正予算(第1号)      議案第3号 地方公務員法の一部を改正する法律の施行に伴う関係条例の整備に関する条例の制定について      議案第4号 善通寺市庁舎整備基金条例を廃止する条例の制定について      議案第5号 善通寺市総合会館条例の一部改正について      議案第6号 善通寺市個人番号の利用及び特定個人情報の提供等に関する条例の一部改正について      議案第7号 善通寺市議会議員議員報酬等に関する条例の一部改正について      議案第8号 善通寺市長、副市長及び教育長の給与及び旅費に関する条例の一部改正について      議案第9号 善通寺市職員の給与に関する条例の一部改正について      議案第10号 善通寺市立郷土館設置条例の一部改正について      議案第11号 善通寺市駐車場条例の一部改正について      議案第12号 土地の取得について      議案第13号 工事請負契約の変更について      議案第14号 香川県市町総合事務組合規約の一部変更について   ──────────────────────────────────〇本日の会議に付した事件 日程第1会期の決定についてから日程第6議案第14号香川県市町総合事務組合規約の一部変更についてまで   ────────────────────────────────── ○議長(寿賀崎久君) おはようございます。   定足数に達しましたので、これより令和4年12月定例会を開会いたします。   竹森副議長より欠席届が出ておりますので、ご報告いたします。   本日の議事日程は、お手元に配付のとおりでございます。   直ちに本日の会議を開きます。             ~~~~~~~~~~~~~~~ △日程第1 会期の決定について ○議長(寿賀崎久君) 日程第1、会期の決定についてを議題といたします。   今期定例会の会期は、本日から12月19日までの14日間といたしたいと思います。これにご異議ございませんか。             (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(寿賀崎久君) ご異議なしと認めます。よって、今期定例会の会期は本日より12月19日までの14日間と決定いたしました。             ~~~~~~~~~~~~~~~ △日程第2 会議録署名議員指名について ○議長(寿賀崎久君) 日程第2、会議録署名議員を指名いたします。   署名議員には、兼岡誠君、長崎彰夫君を指名いたします。             ~~~~~~~~~~~~~~~ △日程第3 諸般の報告 ○議長(寿賀崎久君) 日程第3、諸般の報告を申し上げます。   まず、10月5日、全国市議会議長会基地協議会正副会長・監事・相談役会が東京都で開催され、事務報告の後、令和3年度本協議会会計決算について、基地対策関係施策充実強化に関する要望(案)について、令和5年度本協議会負担金算出基準(案)について、第104回理事会及び基地関係国会議員との情報連絡会の運営についてなどを協議し、いずれも原案のとおり決定いたしました。   次に、同日、香川県市議会議長会第157回総会が高松市で開催され、事務報告の後、各市から提出された国、県に対する要望事項消防救急デジタル無線の交信整備について外7件の協議を行い、いずれも原案のとおり決定されました。なお、四国市議会議長会理事会へ提出する要望事項の選定につきましては、部活動の地域移行に係る予算措置について外2件とすることに決定いたしました。   次に、10月21日、令和4年度香川県市議会議長会県要望実行運動が実施され、第157回香川県市議会議長会総会において決議した件に対する要望事項子ども医療費助成制度の拡充等に関する決議外6件を、香川県知事並びに香川県議会に要望いたしました。   次に、11月2日、全国市議会議長会基地協議会第104回理事会が東京都で開催され、福生市議会清水議長の会長挨拶の後、協議に先立ち、総務省自治税務局固定資産税課の市川課長並びに防衛省地方協力局総務課の村井課長から、基地交付金基地周辺対策事業についてそれぞれ説明がありました。続いて、事務報告の後、協議に入り、令和3年度本協議会会計決算について、基地対策関係施策充実強化に関する要望(案)について、令和5年度本協議会負担金算出基準(案)についてなどを協議し、いずれも原案のとおり決定いたしました。   次に、11月15日、香川県広域水道企業団議会定例会が高松市で開催され、企業長提出議案水道事業給水条例の一部を改正する条例案のほか、令和4年度水道事業会計補正予算案、令和3年度水道事業会計決算認定案など都合7件の議案審議を行い、採決の結果、いずれも原案のとおり可決、承認されました。   次に、11月28日、中讃広域行政事務組合議会11月定例会が開催され、管理者事業報告の後、令和4年度一般会計補正予算(第3号)のほか、中讃広域行政事務組合職員の定年等に関する条例の一部改正案など都合9件の議案審議を行い、採決の結果、いずれも原案のとおり可決されました。   次に、同日、令和4年第3回香川県後期高齢者医療広域連合議会定例会が開催され、香川県後期高齢者医療広域連合職員の給与に関する一部改正案など都合3件の議案及び令和3年度一般会計後期高齢者医療事業特別会計歳入歳出決算についての審議を行い、採決の結果、いずれも可決、認定されました。また、引き続き行われた副広域連合長の選任についての人事議案の審議におきましては、谷川俊博宇多津町長を再任することに同意いたしました。   以上、全国市議会議長会等に関する諸行事の概要を申し上げましたが、関係資料は議会図書室の所定の場所に用意いたしておりますので、ご一読賜りたいと存じます。   以上で諸般の報告を終わります。             ~~~~~~~~~~~~~~~ △日程第4 市政報告 ○議長(寿賀崎久君) 日程第4、市政報告を求めます。   市長。             〔市長(辻村 修君)登壇〕 ◎市長(辻村修君) おはようございます。   本日、12月市議会定例会を招集いたしましたところ、議員の皆様方にはご多用の中、万障お繰り合わせてご参集をいただき、厚く御礼を申し上げます。   それでは、これより9月市議会定例会以降の市政の概要につきまして順次ご報告申し上げます。   まず初めに、新型コロナウイルス感染症に対する本市の対応について申し上げます。   本市の新型コロナワクチン接種は、9月15日より5歳から11歳の3回目接種を、また10月1日からは、オミクロン株対応の2価ワクチンの接種を開始いたしております。さらに、11月19日からは、生後6か月から4歳の乳児用ワクチン接種を開始しており、ほぼ全世代でのワクチン接種が開始されました。なお、本市におけるオミクロン株対応ワクチンの接種率は、11月24日現在で20.52%となっており、県平均の12.35%を大きく上回っております。   次に、感染症の影響を受けた中小企業等への支援策について申し上げます。   まず、事業応援臨時給付金につきましては、去る11月30日をもって受付を終了し、427件の交付決定を行いました。また、新たに感染症や昨今の燃料価格高騰の影響を受けた市内の運輸、交通分野の事業者に対する運輸事業者等支援臨時給付金申請受付を11月15日より開始し、今月1日現在で延べ16件の申請を受け付けております。現在、感染者数が増加傾向にあり、第8波への警戒が高まっている中、今年の冬はインフルエンザとの同時流行も懸念されておりますことから、より一層危機感を強め、感染防止対策を徹底してまいります。   次に、人事行政について申し上げます。   本年度の職員採用試験につきましては、第2次試験合格者を対象に去る10月14日に第3次試験を実施し、最終的に一般行政職5名、消防職2名、幼稚園教諭、保育士4名の合格者を決定いたしました。   次に、デジタルトランスフォーメーションの推進状況について申し上げます。   去る8月1日に、小山和伸氏をCDO補佐官に迎え、デジタル田園都市善通寺推進本部を設置いたしました。本部には、さらに行政手続及び行政事務デジタル化を推進するチームと、地域社会のデジタル化を検討するチームの2つの専門部会を設置し、行政部門のチームでは、LINEを活用した情報提供や働き方改革の推進に関する調査研究を、また地域部門のチームでは、電子地域通貨の導入やメタバース等を活用した新たなコミュニケーションについての調査研究をそれぞれ行っております。今後は、具体的な取組についての取りまとめを進めてまいります。   次に、新庁舎建設等整備事業について申し上げます。   市庁舎につきましては、本年1月より既に供用開始いたしておりますが、公園、駐車場部分を含む外構工事がこのほど完成し、去る11月5日のグランドオープンに合わせて、庁舎敷地内において記念式典並びにオープニングイベントを開催いたしました。当日は、市内中心部で映画祭や観光交流センターまつり、まんでがん感謝祭が同時開催されたこともあり、それぞれのイベント会場は大勢の人出でにぎわいました。約2年6か月に及ぶこのような大規模工事を大過なく終えることができましたのも、ひとえに議員各位並びに市民の皆様のご理解とご協力をはじめ、工事関係者のご尽力のおかげと改めて深く感謝を申し上げます。   次に、防災行政について申し上げます。   去る11月2日に、シェイクアウト地震防災行動訓練を実施いたしました。当日は、各地区の自主防災会をはじめ、各小・中学校など約7,000名の参加がありました。また、11月17日には、善通寺市自主防災会連絡協議会と香川県広域水道企業団による合同防災訓練が実施され、給水拠点の開設や給水車等からの給水容量の訓練を行いました。   次に、マイナンバーカードの普及促進の取組について申し上げます。   本市では、県が実施するマイナンバーカード出張申請サポート受付事業の利用を、市内の企業や高校に積極的に働きかけ、希望する事業者に対しましては、同事業による申請受付を行いました。また、交付申請が進んでいない未成年者への対策といたしまして、去る10月25日に子どもライブラリーで開催されましたハロウイーンイベントに併せ、マイナンバーカード普及促進キャンペーンを行い、参加者にカードの申請を呼びかけました。さらには、申請予約が簡単にできるはがきつきのチラシを作成し、広報11月号に折り込み、市内全戸に配布いたしました。   次に、人権行政について申し上げます。   去る9月10日と11月12日の両日、男性の育児参加のためのパパたちによる読み聞かせ会を、それぞれ甲山寺と王墓山古墳で開催いたしました。   また、11月7日には、中讃地域の市町等の関係団体で構成される瀬戸内中讃定住自立圏女性活躍推進協議会により、「一人一人が輝くために」と題した講演会を開催いたしましたところ、中讃地域の企業の担当者の方に多数ご参加いただきました。さらに、女性に対する暴力をなくす運動の取組として、11月12日から11月25日の期間中、偕行社をテーマカラーの紫色にライトアップいたしました。   次に、地域福祉行政について申し上げます。   去る11月12日に、市民会館ホールにおきまして善通寺市戦没者追悼式を執り行いました。昨年度と同様に、感染防止のため参列者を50名以内に限定し、日中戦争以降の戦争で犠牲となられた1,188名のご冥福をお祈りするとともに、恒久平和への誓いを新たにいたしました。   次に、児童福祉行政について申し上げます。   児童虐待防止強化事業として、11月の児童虐待防止推進月間に合わせ、市役所敷地内への懸垂幕の設置や、旧善通寺偕行社オレンジライトアップのほか、公用車約70台に虐待予防のステッカーを貼り、啓発を行いました。また、子どもライブラリーでは、去る11月5日の市役所グランドオープン時に、親子で作ろうアートメッセージカードというイベントを開催いたしましたところ、大勢の親子連れでにぎわいました。   次に、老人福祉行政について申し上げます。   まず、今年度100歳に達する方と男女最高齢者の合わせて22名のうち、訪問を希望された方を対象に、去る9月12日に高齢者訪問を実施し、長寿をお祝いいたしました。また、長寿を祝う行事につきましては、各地区実行委員会のご協力により、5,580名の方にお祝いの品をお届けいたしました。   次に、高齢者等見守りSosネットワーク「見守ってねっと」事業につきましては、去る10月13日に模擬訓練と研修会を開催いたしました。訓練では、280名の見守りサポーターに行方不明者情報の一斉配信を行い、認知症の高齢者等が行方不明になった場合に早期発見し、適切な保護や支援を図るための体制づくりの確認を行うとともに、認知症と見守り活動の啓発に努めました。   次に、農林行政について申し上げます。   去る10月15日と16日の両日、「善通寺五岳の里」市民集いの丘公園において、3年ぶりに善通寺農商工夢フェスタを開催いたしました。当日は、農産加工品の展示販売のほか、書道パフォーマンスやマジックショーなども開催され、約6,500人の方にご来園いただきました。   次に、土地改良事業のうち、単独県費補助事業であります与北町の下西原地区、大麻町の中土居地区及び吉原町の蓮池地区の用水路工事につきましては、10月中旬の着手以降、来年1月末の工事完了に向け順調に進捗しております。また、ため池の防災対策につきましては、県営農村地域防災・減災事業において、善通寺町の新池と碑殿町の新池が令和5年度からの工事予定となっておりますことから、現在工事着手に向け、香川県とともに地元調整を行っているところでございます。   次に、営業行政について申し上げます。   去る8月16日より1週間、東京のアンテナショップであります旬彩館におきまして、弘法大師空海御誕生1250年祭と、市の特産品である讃岐もち麦ダイシモチ広報宣伝活動を行いました。   次に、観光行政について申し上げます。   去る10月1日に、市庁舎東側周辺におきまして、今年で3回目の開催となります善通寺市黒板アートコンテストを開催いたしました。善通寺第一高等学校及び多度津高等学校より計4チームの参加があり、空海をテーマとしたすばらしいアート作品が制作されました。また、スターバックスコーヒージャパンのご協力を得て、黒板を使ったワークショップも同時開催いたしました。   また、去る11月3日には第25回空海ふるさとまつりが開催され、総本山善通寺の伽藍境内では、獅子舞保存会による獅子舞奉納や平戸市物産展、また特設ステージでは、子泣き相撲や文化協会による芸能発表、のど自慢決勝大会などの催しのほか、善通寺少年少女合唱団の皆様からは、今年ご寄附をいただいたむぎゅ~ちゃんの歌が披露されるなど大盛況となりました。   なお、善通寺市民号につきましては、去る10月22日から2泊3日の行程により4年ぶりに実施いたしましたところ、市民21名のご参加をいただき、本市の姉妹都市である平戸市において友好親善を深めました。   次に、消防行政について申し上げます。   まず、本年度の新規採用職員1名につきましては、去る9月30日に香川県消防学校における半年間の初任研修を修了し、第一線の任務についております。また、竜川小学校耐震性貯水槽設置工事につきましては、去る9月28日に有限会社アート建設工業と請負契約を締結し、来年3月の竣工に向け工事を進めております。   次に、小型ポンプ付積載車の更新整備につきましては、車両中間検査を終え、今月中に納車予定となっており、筆岡地区を管轄する第7分団中村班に配備することとなっております。   次に、教育行政について申し上げます。   令和5年度、市立幼稚園へ入園、在籍を希望する園児数につきましては、12月1日現在、3歳児年少組110名、4歳児年中組140名、5歳児年長組147名、合計397名となっております。市立幼稚園では、茶道体験教室や芸術活動など、園児の健やかな成長に資するための独自の取組を行っております。また、幼稚園から小学校へのスムーズな接続を図るスタートカリキュラムの実施につきましては、教職員研修を行うなど幼小連携に努めております。   次に、小・中学校におきまして、令和5年度には、小学校では1,502名の児童、中学校では729名の生徒が在籍する予定となっております。そのうち、特別に支援を必要とする児童・生徒につきましては、去る10月26日の教育支援委員会での判断により、来年度は小学生48名、中学生27名がその障がいに応じた特別支援学級で学習する予定となっております。   また、小学校では、次代を担う子ども達が論理的思考問題解決能力などを身につけ、IT社会に順応でき、社会の課題にも主体的に取り組める人材となるよう、今年度新たにSTEAM教育を実施いたしました。小学校5、6年生の希望者を対象に、古生物を探求、水中ロボット製作プロジェクトとして、去る10月15日、29日、11月5日の3日間をかけて行いましたところ、約120名の参加児童が楽しみながら、自ら制作した古代水中生物簡易ロボットをどうすれば水中で上手に泳がせることができるか、試行錯誤しておりました。こうした体験が、必ず次の学びにつながっていくものと感じております。   次に、中学校では、歴史友好都市である高野町との交流事業につきましては、感染症の影響を考慮し、本年度もオンラインにより今月14日に行うことといたしております。   なお、修学旅行に関しましては、今年度は感染症対策を徹底した上で、全小・中学校予定どおりに実施しました。   次に、生涯学習課、文化振興課関係では、善通寺市美術館におきまして、去る10月8日から9日間、第23回大西忠夫展を開催いたしました。今年は、来年の空海生誕1250年にちなみ、空と海をテーマに作品を選定いたしました。また、今年度ご寄附をいただきました大西忠夫氏との交流のあった作家の作品も併せて展示いたしました。   また、第39回善通寺市民文化祭につきましては、一部中止となった行事もありましたが、10月から11月にかけて、郷土芸能や文化活動などの発表会、展示会が開催されました。   一方、第40回善通寺市民体育大会につきましては、去る9月23日から10月29日までの間、開催されました。総合開会式は昨年に続き中止となりましたが、市内12会場で17種目の競技が行われました。   最後に、図書館サービスについて申し上げます。   去る11月5日の市役所グランドオープンイベントの一環として、新図書館開館の記念品として配布しましたトートバッグに、各自が彩色を施したものを展示するわたしのトートバッグ自慢を開催いたしました。またあわせて、保存期限が切れた約800点の雑誌を市民の皆様に譲渡し、資料の有効活用に努めました。   なお、11月21日には、今年度も高松市の株式会社たま代表取締役社長中尾元紀様より、117件、30万円相当の児童資料をご寄贈していただきました。同社からは、昭和62年以来毎年ご寄附をいただいており、子どもたちの健全育成に役立てております。   以上をもちまして市政の報告を終わりますが、本定例会には令和4年度善通寺市一般会計補正予算(第8号)など都合14件の議案を提出いたしておりますので、よろしくご審議賜りますようお願いを申し上げます。             ~~~~~~~~~~~~~~~ △日程第5 継続審査議案第1号、認定第1号から認定第7号 ○議長(寿賀崎久君) 日程第5、令和4年9月定例会において継続審査といたしておりました継続審査議案第1号令和3年度善通寺市下水道事業会計利益の処分及び決算の認定について、認定第1号令和3年度善通寺市一般会計歳入歳出決算の認定について、認定第2号令和3年度善通寺市特別会計国民健康保険歳入歳出決算の認定について、認定第3号令和3年度善通寺市特別会計農業集落排水歳入歳出決算の認定について、認定第4号令和3年度善通寺市特別会計介護保険歳入歳出決算の認定について、認定第5号令和3年度善通寺市特別会計介護予防サービス歳入歳出決算の認定について、認定第6号令和3年度善通寺市特別会計後期高齢者医療歳入歳出決算の認定について、認定第7号令和3年度善通寺市特別会計太陽光発電歳入歳出決算の認定について、以上の8議案を一括議題といたします。   本案につきましては、決算審査特別委員会に付託してありましたので、委員長の報告を求めます。   令和3年度決算審査特別委員会委員長安井一博君。             〔10番(安井一博君)登壇〕 ◆10番(安井一博君) 令和3年度決算審査特別委員会における審査の経過と結果についてご報告申し上げます。   初めに、認定第1号令和3年度善通寺市一般会計歳入歳出決算の認定についてのうち、歳入についてのご報告を申し上げます。   まず、固定資産税、都市計画税について、予算の段階では新築住宅の増加や、それに伴う宅地造成などを見込んで前年より増額していたが、それを下回る決算になった理由を尋ねたところ、当時知り得る状況を考慮した予算額としていたが、想定よりも土地、家屋の増額要因となる事例が少なかった。今後はさらに情報収集を行い、予算額より過小、過大にならないよう努めていきたいとの答弁がありました。   次に、たばこ税について近年の推移を確認したところ、健康志向から販売本数については、令和2年度が約4,600万本に対し、3年度には4,460万本と約140万本減少している。一方、収入額では、令和3年10月の増税と相殺した結果、増収となったとの答弁がありました。   続いて、歳出のうち第1款議会費について、特段質疑はありませんでした。   次に、第2款総務費では、新地方会計推進事業において、約430万円をかけて財務諸表等の作成を委託していることについてその内容を尋ねたところ、法律の規定を受け、平成27年度から企業会計方式による財務諸表を作成している。官庁会計方式による決算帳票から貸借対照表等を作成し、経営分析等についても行うものであるため、高度な専門性を必要とすることから、公認会計士により作成業務を遂行することとしているとの答弁がありました。これに対し、委員からは、これからも継続して実施するのであれば、委託ではなく対応できる職員を育てる。または、有資格者を雇用するなどしてはどうか、また毎年同額で契約がされており、競争原理が働いていない可能性があることから、他市の状況も確認し、適切な価格で契約願いたいとの要望がありました。   続いて、地域提案型事業について、4月に事業計画が提出され、補助金が支払われるまでの間、費用を立て替える必要があることから、早期に交付できないものか尋ねたところ、現在前年度の1月、2月に内容を把握し、3月頃地域提案型事業審査会で審議した後、申請をいただき、概算払いしている。申請が承認された後、速やかに交付できるよう努めていきたいとの答弁がありました。   また、市民バスの運行に関して、利用者が減少傾向にある中、今後の見通しを尋ねたところ、現行の市民バスの運行管理契約については本年度が契約期限となっており、現在オンデマンド型乗合サービスの導入について検討を進めているところである。検討状況等を議会に報告させていただくこととしており、予算審議等を通じてご審議をいただきたいとの答弁がありました。   次に、第3款民生費では、生活保護の対象者が減少している一方、生活困窮者自立支援事業の対象者が増えている要因を尋ねたところ、新型コロナウイルス感染症生活困窮者自立支援金の受給者が生活保護につながった事例は少なく、社会福祉協議会の貸付けを受け終わった者が対象となるこの支援金については、受給をしたいが生活保護の申請をするまでには至らないといった、境界の収入状況の世帯が増加しているためではないかと考えているとの答弁がありました。これに対し、委員からは、生活保護の対象になる前の段階でのサポートが特に重要と思われるので、さらに支援を充実願いたいとの要望がありました。   続いて、児童虐待防止対策強化事業について、全国的に虐待に関する悲惨な事件が報道される中、本市の状況を尋ねたところ、令和3年度は深刻な事案は発生していない。相談員が異変を感じた際には、保健師や助産師とも対応方法を協議し、定期的に電話をかけたり、学校や幼稚園、保育所に相談しながら虐待を未然に防ぐような対策を行っているとの答弁がありました。   次に、第4款衛生費では、アダプション・プログラムの支援状況を確認したところ、市に登録いただいている団体や個人に、指定ごみ袋などの消耗品や清掃道具などを支給しているとの答弁に対し、現状登録せずに自主的に活動いただいている団体もあるので、広報するなどしてアダプション・プログラムに登録いただき、地域のために活動いただいている皆さんを少しでも支援してほしいとの要望がありました。   続いて、各種がん検診の受診率が約15%と低い要因と、受診率を上げるための対策を尋ねたところ、被用者保険の方は対象者に含まれているが、職場で受診した場合は受診率に含まれていない。市の検診と職場での検診、通院等を含む何らかの検査、検診を受診している人は全体の4割ほどになると分析している。受診率を上げるための対策として、社会保険の方が検診を受ける際に、市のがん検診を同じ会場で同時に受けていただけるような方法を考えているところであるとの答弁がありました。   第5款労働費については、特段質疑はありませんでした。   第6款農林水産業費では、市民農園開設事業について、令和3年度は予算を増額したにもかかわらず申請がなかった理由を尋ねたところ、本事業は市民農園を開設するための費用を補助するものだが、開設者が道具の格納庫、水管理、区画割りなどを行う必要があることや、貸し出す際の単価を個人が決め、個人間で貸し借りするなどの負担が大きいことが要因ではないかと考えているとの答弁に対し、市民農園を借りたいという一定の需要はあると思われるので、引き続き方法を検討願いたいとの要望がありました。   続いて、農業次世代人材投資事業について支援内容を確認したところ、市外から移住して本市で就農した方に、経営が安定しない就農直後5年間補助金を交付するもので、品目としては露地野菜、または市の特産品であるキウイフルーツとしているとの答弁がありました。これに対し、米麦など対象品目を広げる考えはあるのかと尋ねたところ、主に米麦は法人が取り組んでおり、継続した営農が見込まれるが、特に露地野菜やキウイは栽培農家が減少しており、また収益が確保できるまでに時間がかかることによるものであるとの答弁がありました。   次に、第7款商工費では、融資奨励金について長年利用実績がない状況が続いているが、利用していただけるよう制度見直しをしていく必要があるのではないかとの質疑に対し、現在は金利が安いことから利用者がいないが、今後金利が上がってくれば利用いただけるものと考えているとの答弁がありました。これに対し、金利が下がっている今でも、融資を受けたくても受けられない方もおられると思うので、見直しを検討願いたいとの要望がありました。   続いて、地域ブランド品開発促進事業委託料のうち、この委託内容を確認したところ、農研機構との共同研究で新たな讃岐もち麦ダイシモチの開発に取り組んでおり、本市の特産品として売り出していきたいと考えているとの答弁がありました。これに対し、今後の課題を尋ねたところ、作付面積の確保や新たな品種への切替え方法などが特に重要と考えている。また、生産から販売までの組織体制を整えた上で切り替えていく必要があるとの答弁がありました。   さらに、委員からは、旧学校給食センターの活用について、以前ダイシモチの加工場として検討されているとのことだったが、その進捗状況を尋ねたところ、令和3年度からサウンディング調査を行っており、現在4社とやり取りをしている。引き続き、各社の案を参考に、有効な活用方法について検討していきたいとの答弁がありました。   次に、第8款土木費では、都市計画マスタープラン策定事業について、700万円で委託して作成したと思うが、事業内容では上位計画である善通寺市総合計画、また機能別計画の環境保全、防災、福祉、教育など幅広い部門との連携が必要と書かれており、委託先へ依頼して本当に反映されているものとなっているのか尋ねたところ、今回の策定に関しては、以前に策定した立地適正化計画の内容を盛り込んでいることや、コンサルタント会社と担当課が一緒にまちを歩いて確認を行ったり、防災関係では、ハザードマップ等も一緒に精査してきた。また、各地区で懇談会を実施し、実際に担当職員が福祉や教育等の意見も聞いた上で策定したものであることから、計画書には盛り込まれているとの答弁がありました。   次に、朝比奈運動公園周辺道路整備事業について、事業が執行されなかった理由を尋ねたところ、令和3年度に用地買収の計画をしていたが、事前調査による変更等があり、用地交渉の調整により用地買収が令和4年度へ繰越しとなったためであるとの答弁がありました。   次に、都市計画総務管理費のうち、中讃広域都市計画公園(善通寺市決定)一部見直し外業務委託について、業務委託とした理由について尋ねたところ、都市計画公園である善通寺児童公園の廃止に係る業務委託であり、同公園は昭和46年に都市計画決定がされているが、その廃止の手続が難しく、その作業及び香川県との調整を含めて委託したものであるとの答弁がありました。この答弁を受けて、廃止をするために500万円ほどの業務委託料を払ってまで行わなければならなかった作業だったのか尋ねたところ、主な業務は都市計画決定に必要な図書の作成であり、善通寺市内の人口の変化や、それに伴う公園の面積及び1人当たりの公園面積の変化や分布など、細かな分布が必要となってくる。それを踏まえた上で、人口の予想実施設計など整合を取りながら都市計画決定をすることから、それなりの知見を要する業務となることをご理解いただきたいとの答弁がありました。   次に、河川総務管理費のうち、土砂等堆積物除去について、事業費は474万円ほどで、件数が21件とのことだが、市民からの要望なのか、市が調査して実施したものなのか確認したところ、市の管理河川については計画的に実施している箇所がある。また、市内中心部の水路については、計画的な実施以外に、市民からの通報等により随時除去作業を行っている箇所もあるとの答弁がありました。   次に、第9款消防費では、救命講習事業について、令和3年度から事業を開始したスクール救命士の事業内容を尋ねたところ、対象は小学生の1年、3年、5年生としているが、令和3年度は5年生のみを対象に、応急処置の重要性の理解を深める講習や、人工呼吸の救急講習を行ったとの答弁がありました。この答弁を受けて、非常に有用な事業であることから、今後も継続して実施していくのか尋ねたところ、中学校では大人と同等の救命講習を実施予定であり、受講後に証明書を発行することを考えている。また、小学校5年生には、スクール救命士認定と文字の入ったキーホルダー型のフェースマスクを配布するなど、継続して実施していきたいとの答弁がありました。   続いて、救命活動費のうち、潜水訓練を12回を行っているがどこで訓練を行っているのか尋ねたところ、2回から4回は買田池で行い、残りは県の消防学校のプールや善通寺第一高等学校のプールを借りているとの答弁がありました。この答弁を受けて、ウエットスーツ2着を更新、整備しているが、2着で不足はないのか尋ねたところ、善通寺市の潜水隊員は10名おり、毎年1名程度が新しく隊員になり、ウエットスーツを支給している。これに加えて、古くなったものを1着程度を更新しているとの答弁がありました。   次に、第10款教育費では、部活動活性化対策事業について、部活動の指導を外部委託することによるものだが、75万円の金額では有償ボランティアのような報酬であり、今後の展望についてどのように考えているのか尋ねたところ、部活動の外部指導については時間単価が2,300円、年間の指導時間の上限が200時間と決められている。今後、国は令和5年度から令和7年度までを改革集中期間として、休日の部活動から段階的に地域へ移行していく方針である。本市としては、まず東西両中学校の部活動に関しては、休日の合同練習を検討しながら、先生の負担を減らせるように取り組んでいきたいとの答弁がありました。   続いて、幼稚園パワーアップ事業について、各園へ配分されている金額の算定根拠の説明を求めたところ、決算額240万円のうち180万円を8園での均等割とし、残りの60万円を園児数で割り、加算している。これは、園児数が少なくても事業を実施するためには最低限の金額は必要であることを考慮したものであるとの答弁がありました。これに対し、委員からは、園児数の多少により事業内容が変わってくることを危惧するが、どのように考えているのか尋ねたところ、幼稚園では芸術活動を行いたいという希望が多いことから、事業費も有効に活用すべく、複数の園が合同で活動するなどの工夫も行いながら実施している。今後は、各園長から金額も含めた意見を聞き、反映させていきたいとの答弁がありました。   また、市民体育館改修事業について、改修工事の実施設計委託料に約400万円を支出しているが、改修内容に見合った委託料だったのか尋ねたところ、市民体育館は建設から30年近くたつことから老朽化が進んでおり、平成29年度に実施した調査により改修保全計画を立て、それに基づく実施設計を行ったものである。内容は、外壁及び内壁の改修、空調設備等の改修などであり、実際にこの改修を施行する際には多額の費用が必要となることから、国の補助金等を利用して実施したいと考えている。なお、工事期間については1年弱を見込んでいるとの答弁がありました。   さらに、善通寺市・琴平町・多度津町学校給食センター整備運営事業について、財源内訳のその他の部分で、令和2年度に比べて大きく増加している要因を尋ねたところ、令和3年度は、給食費の公会計化による給食費の徴収が始まったことにより負担金が計上されるようになり、大幅に増加したものであるとの答弁がありました。   第11款災害復旧費、第12款公債費、第14款予備費については、特段の質疑がありませんでした。   討論では、先進的取組や子育て世帯への支援は、近隣の市町から羨まれる優れた施策である。また、決算内容は市民生活全般に有用なものが大部分であり、市民要望に応えた事業費も計上されてはいるが、教育として重要な図書館の運営を、直営から再び指定管理者へ年度途中で移行したことや、同和事業に関する事業費が、特別対策として民生費、教育費に計上された決算となっていることから反対するとの意見がありましたが、採決の結果、賛成多数で原案のとおり認定すべきものと決しました。   次に、認定第2号令和3年度善通寺市特別会計国民健康保険歳入歳出決算の認定についてでは、歳出のうち総務費の一般管理費について、負担金が1,000万円ほど増額となっている理由を尋ねたところ、増の主な要因は、国が進める国保標準処理システムを導入するため、中讃広域情報センターの負担金が930万円余り増額となったためであるとの答弁がありました。   討論はなく、採決の結果、全会一致で原案のとおり認定すべきものと決しました。   次に、認定第3号令和3年度善通寺市特別会計農業集落排水歳入歳出決算の認定についてでは、特段質疑、討論はなく、採決の結果、全会一致で原案のとおり認定すべきものと決しました。   次に、認定第4号令和3年度善通寺市特別会計介護保険歳入歳出決算の認定についてでは、現在の介護認定率を尋ねたところ、令和3年度末での1号被保険者の認定率は16.5%であり、県内でも2番目の低さであるとの答弁がありました。この答弁を受けて、認定率が低いことはよいことだが、在宅のサービス利用が増加し、施設利用が減少していることについてはどのように考えているのか尋ねたところ、デイサービスやヘルパーを利用しながら生活される件数は増加している一方、施設サービス利用者の月平均人数は減少している。これは、コロナ禍で施設側の受入れが難しくなる場合もあり、減少した可能性もあるものと考えているとの答弁がありました。   討論はなく、採決の結果、全会一致で原案のとおり認定すべきものと決しました。   次に、認定第5号令和3年度善通寺市特別会計介護予防サービス歳入歳出決算の認定について及び認定第6号令和3年度善通寺市特別会計後期高齢者医療歳入歳出決算の認定についてでは、別段質疑、討論はなく、採決の結果、全会一致で原案のとおり認定すべきものと決しました。   次に、認定第7号令和3年度善通寺市特別会計太陽光発電歳入歳出決算の認定についてでは、20年間のリース契約が終了すれば施設を撤去するのか尋ねたところ、契約終了後は全てを撤去することとなっており、撤去費用もリース契約に含まれているとの答弁がありました。この答弁を受けて、再生可能エネルギーの活用を考えれば、撤去せずに事業を継続するほうがよいと考えるが、継続するに当たりメリットとデメリットを尋ねたところ、再生可能エネルギーの活用は重要と考えているが、継続して事業を行うためには、FITによる売電が終了していることから、発電した電気をどこで使うか、また送電のための高圧電線の敷設や管理の問題、さらには維持補修費もかかってくることから、リース契約が終了する時点において、費用対効果を考慮し、判断していきたいとの答弁がありました。   次に、現在基金が1億1,500万円ほどとなっているが、この使い道について尋ねたところ、現時点では今後どのように基金を活用していくのか、明確な方向性は決まっていないとの答弁がありました。   討論はなく、採決の結果、全会一致で原案のとおり認定すべきものと決しました。   最後に、継続審査議案第1号令和3年度善通寺市下水道事業会計利益の処分及び決算の認定についてでは、下水処理の対象となる下水道の年間有収水量と、市全体の上水道の年間水量を比較すると、下水道の年間有収水量が少ない理由を尋ねたところ、上水道の年間配水量と比較すると少なくなるが、有収率を考慮した年間有収水量と比較すると、同等の数値となっているとの答弁がありました。   次に、現在進めている農業集落排水を公共下水道へ接続する事業の進捗状況を尋ねたところ、令和3年度に設計が完了し、令和4年度と5年度で工事を計画している。工事が順調に完了すれば、令和6年度の初めから公共下水として供用できる予定であるとの答弁がありました。   続いて、下水道供用開始区域内における未接続世帯の割合と、その世帯への対応について尋ねたところ、区域内ではおよそ1割の920世帯余りが未接続である。昨年度から、未接続世帯へ手紙を送付して接続のお願いをしたところ、実績件数が増加したことから、今後もより一層の普及に努めていきたいとの答弁がありました。   討論はなく、採決の結果、全会一致で原案のとおり可決及び認定すべきものと決しました。   以上、甚だ概要にとどまりましたが、令和3年度決算審査特別委員会の委員長報告といたします。よろしくご審議いただきますようお願いいたします。 ○議長(寿賀崎久君) ただいまの委員長報告に対する質疑に入ります。   質疑はありませんか。             (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(寿賀崎久君) 質疑なしと認めます。   これをもって委員長報告に対する質疑を終結いたします。   これより討論に入りますが、討論の通告がありますので、発言を許します。   内田信吾君。             〔16番(内田信吾君)登壇〕 ◆16番(内田信吾君) 認定第1号令和3年度善通寺市一般会計歳入歳出決算に反対討論いたします。   住んでみたい、住み続けたいまち善通寺の実現に向け、他市に先駆けて実現させている通学路を中心とした防犯カメラの設置や増設、街路灯のLED照明の導入に見られるような先進的取組と同時に、子育て世帯の経済的支援、子育て環境整備として、子どもの医療費無料化や、インフルエンザワクチン接種助成についても、高校卒業までに年齢を引き上げ、助成金額の増額を行うなどは、近隣の市町にお住まいの子育て中の世代から羨まれる優れた施策です。また、市民から要望の強かった自転車を再び資源ごみとして収集するなどの市民要望に応えた内容となっています。しかし、教育として重要な図書館の運営を、直営から再び指定管理者へと、3年度途中から移行しています。さらに、私はもとより、特別対策であると反対しています同和事業に関する事業費が、民生費、教育費に計上された決算となっています。当然のことながら、市民生活全般に関わる有用な決算内容が大部分であり、市民要望に応えた事業費も計上されていますが、さきに述べた諸点において、私はこの決算に反対をいたします。 ○議長(寿賀崎久君) 以上で通告による討論は終わりました。   ほかに討論はありませんか。             (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(寿賀崎久君) 討論なしと認めます。   これをもって討論を終結いたします。   お諮りいたします。   これより分割して採決いたします。   まず、認定第1号令和3年度善通寺市一般会計歳入歳出決算の認定についてを、会議規則第70条第3項の規定による電子採決により採決をいたします。   本案に対する委員長の報告は、原案のとおり認定すべきものであります。   委員長報告のとおり認定することに賛成または反対のボタンを押してください。             〔表決ボタン=押下〕
    ○議長(寿賀崎久君) 表決漏れはありませんか。             (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(寿賀崎久君) なしやね。表決漏れなしと認めます。   認定いたします。失礼しました、確定いたします。   採決の結果、賛成多数であります。よって、認定第1号は原案のとおり認定されました。   次に、継続審査議案第1号令和3年度善通寺市下水道事業会計利益の処分及び決算の認定について、認定第2号令和3年度善通寺特別会計国民健康保険歳入歳出決算の認定について、認定第3号令和3年度善通寺市特別会計農業集落排水歳入歳出決算の認定について、認定第4号令和3年度善通寺市特別会計介護保険歳入歳出決算の認定について、認定第5号令和3年度善通寺市特別会計介護予防サービス歳入歳出決算の認定について、認定第6号令和3年度善通寺市特別会計後期高齢者医療歳入歳出決算の認定について、認定第7号令和3年度善通寺市特別会計太陽光発電歳入歳出決算の認定について、以上の7議案を一括して採決いたします。   本決算に対する委員長の報告は、いずれも可決及び認定すべきものであります。   委員長の報告のとおり可決及び認定することにご異議ございませんか。             (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(寿賀崎久君) ご異議なしと認めます。よって、継続審査議案第1号、認定第2号、認定第3号、認定第4号、認定第5号、認定第6号、認定第7号は、委員長の報告のとおり可決及び認定されました。             ~~~~~~~~~~~~~~~ △日程第6 議案第1号から議案第14号 ○議長(寿賀崎久君) 日程第6、議案第1号令和4年度善通寺市一般会計補正予算(第8号)、議案第2号令和4年度善通寺市特別会計国民健康保険補正予算(第1号)、議案第3号地方公務員法の一部を改正する法律の施行に伴う関係条例の整備に関する条例の制定について、議案第4号善通寺市庁舎整備基金条例を廃止する条例の制定について、議案第5号善通寺市総合会館条例の一部改正について、議案第6号善通寺市個人番号の利用及び特定個人情報の提供等に関する条例の一部改正について、議案第7号善通寺市議会議員議員報酬等に関する条例の一部改正について、議案第8号善通寺市長、副市長及び教育長の給与及び旅費に関する条例の一部改正について、議案第9号善通寺市職員の給与に関する条例の一部改正について、議案第10号善通寺市立郷土館設置条例の一部改正について、議案第11号善通寺市駐車場条例の一部改正について、議案第12号土地の取得について、議案第13号工事請負契約の変更について、議案第14号香川県市町総合事務組合規約の一部変更について、以上の14議案を一括議題といたします。   当局の提案理由の説明を求めます。   市長。             〔市長(辻村 修君)登壇〕 ◎市長(辻村修君) ただいま上程されました各議案につきまして、提案理由のご説明を申し上げます。   まず、議案第1号令和4年度善通寺市一般会計補正予算(第8号)についてご説明を申し上げます。   本補正予算は、人事異動などに伴う人件費の補正のほか、緊要なものについて所要の補正を行うものであります。補正予算額は、歳入歳出それぞれ2億8,100万円を追加し、補正後の歳入歳出予算総額を171億700万円とするものであります。   以下、歳出から順次ご説明を申し上げます。   第2款総務費では、財産管理費におきまして、ふるさと納税へのご寄附が順調に推移しておりますことから、基金積立金1億円を増額するとともに、地方振興費におきましても、ふるさと納税のご寄附に対するお礼の品や発送費用など、5,634万5,000円を増額しております。   また、企画費におきましても、琴参バス株式会社によりますオンデマンド型乗合サービスの実証実験準備経費に対する支援として、デマンド交通実験運行支援事業補助金450万円を新たに計上しております。   第3款民生費では、障がい者福祉費におきまして、利用日数の増加により、障がい児通所給付費児童発達支援費を820万円、障がい児通所給付費放課後等デイサービス費を1,620万円増額するとともに、障がい者総合支援費におきましても、利用者数の増加により、訓練等給付費、就労移行継続等支援費2,700万円を増額しております。   また、児童福祉総務費におきまして、コロナ禍における原油価格、物価高騰等の影響を受けている低所得の子育て世帯及びひとり親世帯に対し、香川県が独自に子ども1人当たり2万5,000円を支給することとなったため、特別給付金事業として1,974万1,000円を新たに計上しております。   第4款衛生費では、予防費におきまして、オミクロン株対応ワクチン及び乳幼児にワクチン接種を実施するための委託料など、ワクチン接種の実施に係る費用として、新型コロナウイルスワクチン接種事業に9,439万3,000円を増額しております。   また、環境保全費におきまして、資源有価物売払収入の増額が見込まれることから、環境コミュニティ事業推進交付金850万円を増額しております。   第6款農林水産業費では、農業振興費におきまして、イノシシの捕獲頭数が例年に比べ多いことから、鳥獣捕獲等助成事業費補助金360万円を増額いたしております。   第7款商工費では、商工振興費におきまして、市営大通り駐車場の維持管理の効率化と利用者の公平性を確保するため、駐車場発券機器等を設置する工事請負費1,100万円を計上する一方、観光費におきまして、新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止対策のため、善通寺まつりの規模を縮小したことにより、市観光協会補助金259万円を減額しております。   第10款教育費では、小学校の学校管理費におきまして、新型コロナウイルス感染症予防のため、除菌シートなどコロナ対策保健衛生用品の購入費として、消耗品費300万円、寄附費60万円をそれぞれ増額しております。   また、郷土館費におきまして、総合会館ZENキューブに移設する重要文化財割竹形石棺の新たな保存展示室に扉を設置するなどのための委託料152万7,000円を増額しております。   次に、歳入について申し上げます。   第15款国庫支出金では、新型コロナウイルスワクチン接種補助金など1億3,043万円を増額しております。   第16款県支出金では、子育て世帯生活支援特別給付金事業補助金など3,598万1,000円を増額しております。   そのほか、第18款寄附金で1億円、第19款繰入金を608万9,000円、第21款諸収入で850万円をそれぞれ増額し、収支の均衡を図っております。   次に、議案第2号令和4年度善通寺市特別会計国民健康保険補正予算(第1号)についてご説明を申し上げます。   本補正予算は、高額療養費等の増額に伴い、所要の補正を行うものであります。補正予算額は、歳入歳出それぞれ3,000万円を追加し、補正後の歳入歳出予算総額を36億3,000万円とするものであります。   まず、歳出では、第1款総務費16万5,000円、第2款保険給付費2,983万5,000円をそれぞれ増額しております。   次に、歳入では、第6款県支出金2,983万5,000円、第10款繰越金16万5,000円をそれぞれ増額し、収支の均衡を図っております。   次に、議案第3号地方公務員法の一部を改正する法律の施行に伴う関係条例の整備に関する条例の制定についてご説明を申し上げます。   本案は、地方公務員法の一部を改正する法律の公布に伴い、国家公務員に準じて職員の定年年齢を引き上げるなどの関係条例の規定の整備を行うものであります。なお、施行日は令和5年4月1日からほかといたしております。   次に、議案第4号善通寺市庁舎整備基金条例を廃止する条例の制定についてご説明を申し上げます。   本案は、善通寺市庁舎整備基金について、新庁舎整備の財源として全額を活用し、その役割を終えたため廃止するものであります。なお、施行日としては、公布の日からといたしております。   次に、議案第5号善通寺市総合会館条例の一部改正についてご説明を申し上げます。   本案は、善通寺市総合会館ZENキューブの改修後の管理に当たり、新たに備品の利用料金を定めるものであります。なお、施行日は令和5年2月5日からといたしております。   次に、議案第6号善通寺市個人番号の利用及び特定個人情報の提供等に関する条例の一部改正についてご説明を申し上げます。   本案は、行政手続による特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律第9条第2項の規定に基づき、本市が独自に個人番号を利用できる事務として、子育て支援医療費助成に関する事務を追加するため、所要の改正を行うものであります。なお、施行日は公布の日からといたしております。   次に、議案第7号善通寺市議会議員議員報酬等に関する条例の一部改正について、議案第8号善通寺市長、副市長及び教育長の給与及び旅費に関する条例の一部改正についての2議案を一括してご説明を申し上げます。   本案は、いずれも国家公務員の指定職の給与体系に準じて定めております市議会議員、市長、副市長及び教育長の期末手当について、本年度の人事院勧告の趣旨に基づき、所要の改正を行うものであります。その内容といたしましては、12月期に支給する期末手当の支給割合を現行の1.625か月から1.675か月とすることにより、年間支給割合を3.25か月から0.05か月引き上げ、3.3か月とするものであります。また、令和5年度以降は、期末手当の年間支給割合3.3か月を、6月期と12月期において均等に調整し、それぞれ1.65か月といたしております。なお、施行日は、12月期に支給する期末手当に関する改正については規則で定める日とし、令和4年12月1日から適用することといたしております。また、令和5年度以降において支給する期末手当に関する改正については、令和5年4月1日からといたしております。   次に、議案第9号善通寺市職員の給与に関する条例の一部改正についてご説明を申し上げます。   本案は、本年度の人事院勧告並びに香川県人事委員会勧告の趣旨に基づき、他の地方公共団体の職員との均衡等を考慮し、給料表等の改正を行うものであります。主な改正内容といたしましては、まず給料表について、人事院勧告における俸給表に準じて、初任給及び若年層の給料月額の引上げ改定を行うものであります。また、勤勉手当については、12月期の支給割合を、一般職の職員にあっては現行の0.95か月から1.05か月とすることにより、年間支給割合を1.9か月から0.1か月引き上げ、2.0か月とするものであります。また、令和5年度以降については、勤勉手当の年間支給割合を、2.0か月を6月期と12月期において均等に調整し、それぞれ1.0か月といたしております。なお、施行日は、令和4年度に支給する給料及び勤勉手当に関する改正については規則で定める日とし、令和4年度4月1日から適用することといたしております。また、令和5年度以降において支給する勤勉手当に関する改正については、令和5年4月1日からといたしております。   次に、議案第10号善通寺市立郷土館設置条例の一部改正についてご説明を申し上げます。   本案は、令和5年2月5日に、善通寺市郷土館が善通寺市総合会館ZENキューブ内に移転することに伴い、郷土館の位置を変更するものであります。なお、施行日は、令和5年2月5日からといたしております。   次に、議案第11号の善通寺市駐車場条例の一部改正についてご説明を申し上げます。   本案は、善通寺市土地開発公社が所有する駐車場用地を購入し、新たに市営駐車場として設置するほか、市営大通り駐車場をコインパーキング化するため、所要の改正を行うものであります。なお、施行日は令和5年4月1日からといたしております。   次に、議案第12号土地の取得についてご説明を申し上げます。   本案は、善通寺市善通寺町字長尾端2005番2のほか6筆の土地、合わせて5,297.93平方メートルを、善通寺市駐車場の用地として取得するに当たり、地方自治法第96条第1項第8号及び善通寺市議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第3条の規定に基づき、議会の議決を求めるものであります。なお、購入金額は1億7,315万3,290円となっております。   次に、議案第13号工事請負契約の変更についてご説明を申し上げます。   本案は、善通寺市総合会館改修工事の請負契約の変更について、地方自治法第96条第1項第5号及び善通寺市議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第2条の規定に基づき、議会の議決を求めるものであります。契約金額変更の主な理由につきましては、教育支援センターの改修や愛称サイン工事の追加などにより、消費税及び地方消費税を含めて2,370万5,000円の増額変更となります。なお、今回の増額変更により総工事費は2億8,000万5,000円となります。   次に、議案第14号香川県市町総合事務組合規約の一部変更についてご説明を申し上げます。   本案は、香川県中部広域競艇事業組合が、令和5年4月1日から名称変更を行うことに伴い、地方自治法第286条第1項の規定により、香川県市町総合事務組合規約の一部を変更することについて、関係地方公共団体の協議が必要となったことから、この協議について、同法第290条の規定に基づき、議会の議決を求めるものであります。   以上、要点のみではございますが、提案理由の説明とさせていただきます。ご審議のほどよろしくお願い申し上げます。 ○議長(寿賀崎久君) 以上で提案理由の説明は終わりました。   これより質疑に入りますが、質疑の通告がありますので、発言を許します。   なお、質疑については再々質疑までとなっております。   内田等君。             〔8番(内田 等君)登壇〕 ◆8番(内田等君) 通告に基づきまして質疑をさせていただきたいと思います。   議案第4号善通寺市庁舎整備基金条例を廃止する条例の制定についてお聞きしたいと思います。   善通寺市庁舎整備基金を全額活用しましてこの新しい新庁舎を建設したため、基金条例を廃止するとのことですけれども、この新庁舎につきましても、何十年後かにおきましては建て替えが必要となります。本来なら、建設に要した費用を耐用年数で割った金額、いわゆる減価償却費、これは企業会計の考え方ですけれども、それに基づく減価償却費に相当する額を基金として積み立てていくべきものであると考えますけれども、この基金条例を廃止した後、この整備についてはどのようにお考えかお聞きいたします。 ◎総務部長(芝秀和君) 議長 ○議長(寿賀崎久君) 総務部長             〔総務部長(芝 秀和君)登壇〕 ◎総務部長(芝秀和君) ただいまの庁舎整備基金の廃止に関するご質問にお答えをいたします。   本定例会にご提案しております善通寺市庁舎整備基金条例の廃止につきましては、本年1月にオープンをしましたこの新庁舎の整備財源を確保するために設置した基金を、その役割を終えたことを理由として廃止をするものであります。この庁舎整備基金は、昭和43年に建設をされた旧庁舎の更新を想定し、平成5年3月に設置したものであり、これまでに21億7,277万円余を積み立て、本年9月をもって全額を活用したところでございます。   議員ご指摘のとおり、新庁舎につきましても、いずれは老朽化し、建て替えが必要となる時期が必ず到来することとなります。しかしながら、新庁舎が完成した現在の本市における課題は、市民会館、市営住宅、市民体育館や市民プール等への対策であり、学校施設の在り方につきましても現在検討を進めているところでございます。当面の大きな金銭的リスクとして認識すべきはこれらの公共施設の更新であり、発生主義を採用していない官庁会計の仕組みにおいて、限られた財源の中、建設間もない新庁舎の数十年後のリスクに備えるための基金積立金として財政出動を行っていくことは、ご理解いただくことが困難であると考えております。   これらのことから、現時点におきましては、庁舎整備に特化した目的を有する基金の存在意義を見いだすことができないと判断し、ご提案したものであります。将来、再び庁舎整備に備えるべき時期が到来したときは、計画的な資金確保の必要性をご説明させていただき、改めて基金の設置をご提案すべきであると考えておりますので、何とぞご理解賜りますようお願い申し上げます。 ◆8番(内田等君) 議長 ○議長(寿賀崎久君) 内田等君             〔8番(内田 等君)登壇〕 ◆8番(内田等君) ありがとうございました。いずれまた必要になれば庁舎の基金条例を設置して積み立てていくということだろうと思うんですけれども、地方財政法第7条には、剰余金の2分の1以上は積み立てなさいという規定がございます。ただ、何に幾ら積み立てるかというのはそれぞれの自治体の自由になっておりますので、必ずしも庁舎整備の基金に積まなくてはならないというものでございませんけれども、多くは財政調整基金に積み立てられているのが本来でございますけれども、実は先ほど市長の施政方針の中にもあったんですけれども、会計方式がいわゆる官庁会計だけじゃなくて、公営企業会計の方式に基づいた決算も分析もやられておりますように、バブル崩壊後の自治体におきましては、いわゆる将来必ず必要となるような資金の基金、例えば庁舎の整備とか職員の退職金とか、これらは必ず積んでいこうという考え方がございます。何に積んでもいいということではあるんですけども、それをはっきりと条文化して、きっちりためていくと。庁舎であれば、先ほど述べたように、減価償却費に相当する額を積み立てていく、これは財政出動と言われましたけれども、基本的には貯金ですから、積みよるわけですから、別段お金がよそへ出ていくわけではありません。   それと、退職金の場合でしたら、職員全員が期首に退職した場合と期末に退職した場合を計算し、その差額をその年度の積立金とするという考え方がございますけれども、それを確実に積み立てていこうという自治体も実はございます。まだ少数ですし、必ず積まなければならないというものでもないんですけれども、将来の負担を考えて平準化していくためには、それだけの積立てはしておくべきでないかなという考えがございますので、これも、今回しかるべきときが来たら積み立てていくという、じゃあしかるべきときというのはいつかちゅうのは非常に難しい話ではございますけれども、ぜひとも将来的には積んでいかなければならないということを申し上げて終わりたいと思います。お願いいたします。 ○議長(寿賀崎久君) 以上で内田等君の質疑は終わりました。   これをもって質疑を終結いたします。   以上で各議案の大綱質疑は終わりましたので、お手元へ配付いたしております委員会付託表のとおり、各議案を所管常任委員会に付託いたします。   この際、当局にお願いいたします。   各常任委員会に付託されました議案は、それぞれ所定の期日に審査されますので、説明のため出席される理事者は事前に資料等を調整されるようご配慮をお願いをしておきます。   以上で本日の日程は全て終了いたしました。   明7日から12日は、委員会審査などのため休会といたします。   13日は午前9時より本会議を開きますので、定刻までにご参集ください。   本日はこれにて散会いたします。   お疲れさまでした。             午前10時23分 散会 ──────────────────────────────────────   地方自治法第123条第2項による署名者             議  長             議  員             議  員...