善通寺市議会 > 2020-12-11 >
12月11日-02号

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  1. 善通寺市議会 2020-12-11
    12月11日-02号


    取得元: 善通寺市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-04-19
    令和 2年12月定例会        ┌─────────────────────┐        │      令和2年12月定例会      │        │  善 通 寺 市 議 会 会 議 録  |        |       12月11日 (金)      |        └─────────────────────┘                午前 9時0分 開議〇出席議員 16名 1 番      氏 家 寿 士   │   10 番      大 西 智 晴 2 番      山 根 千 佳   │   11 番      長谷川 義 仁 3 番      牧 田 嘉 己   |   12 番      寿賀崎   久 5 番      真 鍋 範 子   │   13 番      内 田   等 6 番      安 井 一 博   │   15 番      大 平 達 城 7 番      竹 森 千 津   |   16 番      林 野 忠 弘 8 番      川 向   武   │   17 番      内 田 信 吾 9 番      金 崎 大 和   │   18 番      上 田 博 之   ──────────────────────────────────〇欠席議員 なし   ──────────────────────────────────〇説明のため会議に出席した者 市長         平 岡 政 典 │ 総務部防災管理課長  法 兼 聖 二 副市長        杉 峯 文 昭 │ 市民生活部市民課長  林   美 保 教育長        森   正 司 │ 市民生活部税務課長  尾 池   修 総務部長       近 藤 浩 行 │ 市民生活部環境課長  坂 本 修 治 市民生活部長     宮 川 庄 造 │ 保健福祉部保健課長  内 田 弘 子 保健福祉部長     大 川 浩 司 │ 保健福祉部社会福祉課長佐 柳   学 産業振興部長     芝   秀 和 │ 保健福祉部子ども課長 早 崎 和 代 都市整備部長     加 藤 光 宏 │ 保健福祉部高齢者課長 秋 山   稔 消防長        杉 本 豊 和 │ 産業振興部農林課長  関   公 昭 教育部長       尾 松 幸 夫 │ 都市整備部土木都市計画課長                    │            山 田 大 介 総務部秘書課長    二 宮 公 紀 │ 教育委員会教育総務課長北 谷 英 樹 総務部政策課長    尾 崎   篤 │ 市民生活部環境主事  田 中   滋 総務部総務課長    山 西 留 美 │   ──────────────────────────────────〇議会事務局出席者 事務局長       中 山   淳 │ 書記         山 本 真 一 次長         香 川 勝 応 │   ──────────────────────────────────〇議事日程(第2号) 日程第1 会議録署名議員指名について 日程第2 一般質問   ──────────────────────────────────〇本日の会議に付した事件 日程第1会議録署名議員指名についてから日程第2一般質問まで   ────────────────────────────────── ○議長(氏家寿士君) おはようございます。   定足数に達しましたので、これより本日の会議を開きます。   本日の議事日程は、お手元に配付のとおりでございます。             ~~~~~~~~~~~~~~~ △日程第1 会議録署名議員指名について ○議長(氏家寿士君) 日程第1、会議録署名議員を指名いたします。   署名議員には、大西智晴君、長谷川義仁君を指名いたします。             ~~~~~~~~~~~~~~~ △日程第2 一般質問 ○議長(氏家寿士君) 日程第2、一般質問を行います。   順次質問を許します。   質問、答弁ともに簡潔明瞭に発言されますようお願いしますとともに、通告範囲を超えた発言はされませんよう併せてお願いいたします。   まず最初に、真鍋範子君。             〔5番(真鍋範子君)登壇〕 ◆5番(真鍋範子君) おはようございます。5番真鍋範子でございます。通告に従いまして、順次質問させていただきます。よろしくお願いいたします。   初めに、重層的支援体制整備事業についてお伺いいたします。   少子・高齢化、人口減少が進む中、家族構成の変化や雇用形態の多様化に伴う生活様式が変化するとともに、地域社会の結びつきの希薄化も同時に進行しています。そのような中、個人や家族が抱える生きづらさや問題も多様化、複雑化しております。行政による支援が必要な方にも、生活支援や医療、介護、育児など複数の課題を抱えている人も少なくありません。例えば中高年になって、ひきこもりの子どもの面倒を高齢の親が見る8050問題、また、子育てや介護を同時に担うダブルケア、虐待、孤独死、ごみ屋敷など多くの課題があります。このような課題は複雑化、多様化しており、従来の介護、障がい、子育てなど制度、分野ごとで対応するのが難しくなってきております。   本市においても、それぞれの問題、相談に対して、関係各機関が懸命に対処していただいておられます。しかしながら、問題となるのは、行政の相談窓口が課題ごとに分けられていることです。複合化した問題は、従来の介護、障がい、子育てなど制度、分野ごとで対応するのが難しく、解決までに多くの時間と労力を必要とすることがあります。こうした状況では、全ての世代が安心できる全世代型保障も実現することが難しい状況です。   そのため、平成29年の社会福祉法改正により、制度ごとではなく、課題を抱えている本人や家族を丸ごと包括的に支援する体制の整備が市町村の努力義務とされました。平成29年の改正法の附則において、法律の公布後3年、令和2年をめどとして市町村による包括的支援体制を全国に整備するための方策について検討を加え、必要があると認めるときには、その結果に基づいて所要の措置を講ずる旨が規定されており、これを受け国会では、次の3つの支援を一体的に実施する重層的支援体制整備事業が新たに創設されることになりました。   3つの支援の一つ目は、包括的な相談支援です。福祉の窓口は分野的に分かれていることが多いのですが、どんな相談も最初の窓口で丸ごと受け止めるということです。例えば、高齢者の窓口に介護の相談に来た親が息子のひきこもりのことも相談してきたら、その相談事も受け止めて必要な支援につなぐ。そして、福祉の分野にとどまらず、住まいや雇用、教育など他の分野の支援機関とも連携し、家族全体が抱える問題を解決していきます。   2つ目は、地域でつなぎ、戻していくための参加の支援です。仕事をしたり、地域活動に参加したり、本人に合った場を探して、そこで役割を見いだせるよう支援します。   そして3つ目は、地域づくりに向けた支援です。子ども食堂や運動教室など住民自らが意思で行う多様な活動や居場所を増やしていきます。そのために、地域づくりに関心を持つ住民やNPO、農業や観光など福祉以外の分野の方々とも日常的に顔の見えるネットワークをつくっていくことが想定されています。   この3つの支援を一体的に行う重層的支援体制整備事業を実施することによって、制度の縦割りを打破し、制度に人を合わせるのではなく、困り事を抱えている本人と家族を中心とした支援へと福祉の大転換を図ることが期待されております。今回のコロナ禍で、改めて人とのつながりが重要だと再認識されていますが、まさにこの事業は、人と人とのつながりを再構築する事業であり、今まさに取り組むことが求められているのではないでしょうか。   これらの事業は、希望する自治体の任意事業ではありますが、市民の福祉向上、安心した暮らしを構築するための重要な施策であると考えられます。これまで全国的に見ますと、250を超える自治体、県内では3つの市町でモデル事業が行われているそうです。さらに来年度からは、この事業を実施する自治体に対しては国が交付金を支給する新たな制度が本格的にスタートいたします。   当市におきましても、本年3月に策定された第3次善通寺市地域福祉計画においても、基本目標Ⅳには「地域共生社会の実現に向けた基盤整備」とあります。特に、包括的な支援体制の基盤整備は重点施策となっております。その中には、「「地域共生社会の実現」に向け、他人事を「我が事」に変えていくような地域への働きかけをする機能を有し、地域における複合的な課題を丸ごと受け止める場となる役割を果たせる「包括的な相談支援体制」の構築を目指します。また、児童、高齢者、障がい者、生活困窮者などの相談支援体制では対応が困難な中、課題が複合化・複雑化しているケースや制度の狭間にあるケースに対し、福祉分野を超えて組織内の調整を図るとともに、各分野の縦割りの支援ではなく、様々な部署にわたる相談内容を整理し、関係機関や相談窓口との連携・調整を図り、総合的に支援を行う体制の充実を図ります」とあります。まさしく重層的支援体制整備事業の考え方と同じであると思いました。   前置きが長くなりましたが、そこでお伺いさせていただきます。   初めに、現在の本市の支援体制についてお伺いいたします。   様々な困り事をどこに相談したらいいのか分からないと何人かの方からお聞きしました。つい先日も、単純な困り事ではなく、家庭内において親世代、子ども世代など、まさしく複合的、複雑な問題について相談を受けました。高齢者であれば高齢者課、子どものことなら子ども課、障がい者であれば社会福祉課、また生活困窮者は社会福祉課や社会福祉協議会のつながるねっとに相談したらよいかと思います。しかし、複合的な困り事や問題に対しては、どこへ相談し、どのように連携、支援をされているのかをお伺いいたします。   また、第3次地域福祉計画の中に、「官民協働の重層的な地域福祉ネットワークの構築」において、コミュニティ・ソーシャルワーカー生活支援コーディネーターの育成、配置に必要な支援を行うとありますが、その点についての現在の支援状況もお聞かせください。 ◎保健福祉部長(大川浩司君) 議長 ○議長(氏家寿士君) 保健福祉部長             〔保健福祉部長(大川浩司君)登壇〕 ◎保健福祉部長(大川浩司君) おはようございます。   ただいまの真鍋議員さんのご質問のうち、まず、複合的な困り事や問題に対しては、どこへ相談し、またどのように連携、支援をされているかについてお答えをいたします。   現在の支援体制といたしましては、最初に相談を受けた部署が対応し、それぞれの困り事に関係する部署と連携し、対応しているところでございます。なお、担当者だけで解決できない様々な問題を抱えるケースについては、早期解決に向け、随時、福祉関係部署やそのほかの担当職員が集まり会議を行い、それぞれの担当者が専門的見地から協議を重ね、市民に寄り添った支援を行うように努めております。   次に、コミュニティ・ソーシャルワーカー生活支援コーディネーターの育成、配置における現在の支援状況についてのご質問ですが、まず、コミュニティ・ソーシャルワーカーの役割は、地域の中で生活上の課題を抱える人々の生活圏や人間関係など環境面を重視した支援を行い、適切なサービスに結びつけるとともに、新たなサービスを開発したり、公的制度との調整を行うこととなっておりますが、来年度より善通寺市社会福祉協議会に委託し、配置する予定といたしております。   また、現時点では、本市の規模からいたしますと、1名の配置を考えておりますが、コミュニティ・ソーシャルワーカーは中学校区ごとに1名の配置が望ましいともされておりますことから、状況を見据えまして、将来的には2名の配置を行いたいと考えております。   次に、生活支援コーディネーターにつきましては、多様な日常生活上の支援体制の充実強化及び高齢者の社会参加の推進を一体的に図るため、平成29年度より市地域包括支援センターに1名のほか、善通寺市社会福祉協議会へ業務委託をいたしております。 ◆5番(真鍋範子君) 議長 ○議長(氏家寿士君) 真鍋範子君             〔5番(真鍋範子君)登壇〕 ◆5番(真鍋範子君) ありがとうございます。   問題を抱えたケースに関しても、各部署と連携し、ケースカンファレンスも頻回に行い、市民に寄り添った支援も行われていること、またコミュニティ・ソーシャルワーカー生活支援コーディネーターの配置もされていることや予定されていることが分かり、安心しました。より市民が安心して相談できるように、今後、新庁舎に向けて、総合的、包括的な相談窓口の設置が必要であると思います。   先日も、地域の社会福祉協議会役員会に参加いたしました。そこでは、地域福祉活動計画の策定に取り組んでいます。おのおのの地域の方が地域で支え合い、誰もがその人らしく安心して暮らせるまちづくりのために皆様が真剣に取り組んでいました。理想的なのは、庁舎内での総合的な相談窓口に加え、各地域にも相談できる窓口を設置し、そこから関係機関に迅速につなげる体制を取ることだと思います。この相談窓口の設置についてのお考えをお伺いいたします。 ◎保健福祉部長(大川浩司君) 議長 ○議長(氏家寿士君) 保健福祉部長             〔保健福祉部長(大川浩司君)登壇〕 ◎保健福祉部長(大川浩司君) ただいまのご質問にお答えをいたします。   市民の困り事が深刻化しないためにも、なるべく早い段階で相談でき、解決できる仕組みづくりが必要とされています。現状、生活上の複合的な課題等の地域福祉の総合相談窓口として社会福祉課が担うよう強化をしているところでございますが、ほかの福祉担当部署が分散しておりますので、相談内容によっては迅速に対応できなかったケースがあったのではないかと思います。   新庁舎の移転に伴い、福祉担当部署を同じフロアに配置することで、地域福祉に関する相談はワンストップ型のサービスを提供できるものと考えます。また、各地域での相談窓口として、民生委員、児童委員や地区社協の役員の皆様方にご尽力をいただいておりますが、今後は、これまで以上に市と民生委員、児童委員等との連携や調整を強化することで相談しやすい環境を整え、困り事がスムーズに解決できるように相談機関の相互連携等の体制づくりに努めたいと考えます。 ◆5番(真鍋範子君) 議長 ○議長(氏家寿士君) 真鍋範子君             〔5番(真鍋範子君)登壇〕 ◆5番(真鍋範子君) ありがとうございます。   ぜひ新庁舎の移転に向け、市民の方が相談しやすい体制をお願いします。そのことが、問題が深刻に、また複雑になる前に少しでも早く対応、支援につながると思いますので、よろしくお願いいたします。   本市において計画も立てられ、包括的な支援を行っていますが、より一層充実するため、来年4月からスタートするこの重層的支援体制整備事業について取り組んでいくことも必要と思いますが、本市としては検討なされたのかを含めて、この事業についての見解をお伺いいたします。 ◎保健福祉部長(大川浩司君) 議長
    ○議長(氏家寿士君) 保健福祉部長             〔保健福祉部長(大川浩司君)登壇〕 ◎保健福祉部長(大川浩司君) ただいまのご質問にお答えをいたします。   重層的支援体制整備事業につきましては、先ほど申しました相談窓口を社会福祉課の窓口にて強化していくため、別の単独の部署としての総合窓口の設置は考えておりませんでしたが、今後、先進地の取組状況を見据えた上で、本事業に取り組むことにメリットがあれば当該事業に取り組んでまいりたいと考えております。 ◆5番(真鍋範子君) 議長 ○議長(氏家寿士君) 真鍋範子君             〔5番(真鍋範子君)登壇〕 ◆5番(真鍋範子君) ありがとうございます。   今回の重層的支援体制整備事業に関しては、さきにも述べましたが、目的は、制度の縦割りを打破し、制度に人を合わせるのではなく、困り事を抱えている本人と家族を中心とした支援への福祉の大転換です。総合窓口の設置のみではなく、この事業について、庁舎内での部署間で検討することから意義があると言われております。事業の取組の有無だけではなく、様々な形で話合い、ご検討をお願いいたします。   この事業のモデルとなる豊中市では今年8月1日、市長のリーダーシップで、介護、障がい、生活困窮、子育て支援、生活保護、人権、住宅、教育委員会など多機関の連携体制を構築するための包括支援プロジェクトチームを立ち上げ、事業の実施に向け準備を始めたと伺いました。   本市においても、市長の強いリーダーシップで、今こそ市役所が先頭に立って、このコロナ禍において誰一人置き去りにしないという姿勢を示していくべきと考えますが、市長のご見解をお伺いいたします。 ◎市長(平岡政典君) 議長 ○議長(氏家寿士君) 市長             〔市長(平岡政典君)登壇〕 ◎市長(平岡政典君) ただいまの真鍋議員さんの質問にお答えをいたします。   少子・高齢化や核家族化の進展、また個人の価値観やライフスタイルの多様化といった要因が人々のつながりの希薄化を招くなど地域社会を取り巻く環境は大きく変化をしております。また、児童虐待やひきこもり、介護や生活困窮などの問題は複雑で多様な問題が絡み合っていることから、個人や家族だけで解決することが難しい、厳しい状況にあります。   今回のコロナ禍で、改めて人とのつながりが重要だと再認識されておりますが、これら複合的な問題の解決には、全ての職員が我が事として問題を捉え、取り組んでいく必要があると考えております。豊中市が行っている事業、事例等も十分に参考にさせていただきまして、地域社会の必要な支援を包括的に提供する体制づくりに積極的に取り組んでまいりたいと考えております。 ◆5番(真鍋範子君) 議長 ○議長(氏家寿士君) 真鍋範子君             〔5番(真鍋範子君)登壇〕 ◆5番(真鍋範子君) 心強いご答弁ありがとうございました。   私たち市民も、それぞれの地域において人と人とのつながりを大切にし、安心して暮らせるよう取り組んでまいります。市としても、よりよい相談支援体制の構築に向けて何とぞよろしくお願いいたします。   続きまして、行政のデジタル化の推進について質問させていただきます。   9月議会において、行政の手続のデジタル化について質問させていただきました。その後、9月16日、菅内閣が発足し、9月23日にはデジタル改革関係閣僚会議において菅内閣総理大臣は、「この政権においては、かねて指摘されてきたこれらの課題を根本的に解決するため、行政の縦割りを打破し、大胆に規制改革を断行します。そのための突破口としてデジタル庁を創設いたします」とお話しされ、11月16日には、来年9月に創設する方針を固めたとあります。平井デジタル改革担当大臣は、創設するデジタル庁と地方自治体の職員をつなぐプラットフォーム、基盤をつくると表明されました。また、平井大臣は、国民との接点は、地方の職員が一番よく分かっていると説明され、恒常的に意見交換を重ねながら行政サービスや手続の改善につなげる考えを示されました。プラットフォームの設置時期などの詳細は今後詰めるとありました。   そこでお伺いいたします。   このデジタル化に向けて、本市としても、ワーキンググループなど多様な人材を集め、従来の役所とは一線を画した善通寺市のデジタル社会をリードする強い組織が必要であると思います。国がゴーサインを出してからでは遅いと思われますが、デジタル庁創設に向けての当市の体制づくりの取組についてお伺いいたします。 ◎総務部長(近藤浩行君) 議長 ○議長(氏家寿士君) 総務部長             〔総務部長(近藤浩行君)登壇〕 ◎総務部長(近藤浩行君) ただいまの真鍋議員さんの行政のデジタル化推進に向けての本市の取組についてのご質問にお答えいたします。   現在、本市の情報政策につきましては、総務課の情報政策担当職員が中心となり、各課の要望などを取りまとめながら企画や保守の対応を行っております。近年、特にコロナ禍の影響も後押しをした形で、教育分野でのICTの活用が一段と活発になってまいりました。そのため、本市におきましては、電子黒板を使った授業に加え、タブレット端末を活用したオンライン授業の体制も整えることとしております。さらには、先頃、新聞などにも取り上げられました小学校のプログラミング教育や中学生の高野町とのリモートでの交流など新しい取組にも挑戦しているところでございます。   また、昨年、市長の指示により設置いたしました働き方改革検討委員会におきましては、部署の枠組みを超えた全庁横断的な体制で協議を行っておりまして、新庁舎建設に向けた課題でありますペーパーレス化やデジタル化、またオフィス改革などについて積極的に検討を重ねているところでございます。   デジタル庁が創設され、今後、デジタル化が進んでいくという流れに後れを取らないためにも、また、来年度以降に予定しております住民基本台帳などの行政の基幹となるシステムの機器更新や新システムの構築計画といった重要な業務への対応などを考え合わせますと、真鍋議員さんご指摘のように、しっかりとした体制づくりが必要であると考えます。   そこで、今後、IT知識に長けた職員で構成する全庁横断的な体制づくりを行いますとともに、職員の誰もがITに関する一定の知識と技術を持ち、対応ができるよう、職員全体のレベルアップにも取り組んでまいりたいと考えております。 ◆5番(真鍋範子君) 議長 ○議長(氏家寿士君) 真鍋範子君             〔5番(真鍋範子君)登壇〕 ◆5番(真鍋範子君) ありがとうございます。   昨日の新聞にも、地方自治体のテレワーク導入に向け、政府システムが開発され、455自治体が実証実験を開始したとか、また高松市は、既に8月にデジタル・ガバメント推進特別ワーキンググループを立ち上げ、全庁的な行政手続の洗い出し作業に着手しているとありました。善通寺市も後れを取らずに、デジタル化に向けての体制づくりをよろしくお願いいたします。   私のように、デジタルが苦手な者にとっては、取り残されないように学んでいかねばと思います。そこで、デジタル化に伴う市民への支援についてお聞きします。   デジタル化が進むと、当たり前と言われるようになったスマートフォンなどのコンピューターが小学生から年配の方まで幅広く普及している一方で、中には使いこなせぬ方もおられると思います。そのような方にも何らかの支援が必要と思われますが、そのことについてのお考えをお伺いいたします。 ◎教育部長(尾松幸夫君) 議長 ○議長(氏家寿士君) 教育部長             〔教育部長(尾松幸夫君)登壇〕 ◎教育部長(尾松幸夫君) デジタル化に伴う市民への支援についてお答えいたします。   令和元年度の総務省の調査では、インターネット利用者が最も使用している端末がスマートフォンであり、63.3%の方が使用しております。また、個人のスマートフォン所有率は全体で67.6%とされています。年代別に見ましても、60代で64.7%、70代でも33.8%となっており、ご年配の方でも多くの方がスマートフォンを所有しています。   生涯学習課では、高齢者の生涯学習、社会参加促進を目的にイキイキときめき大学を開校しております。イキイキときめき大学は、受講者の要望を基に講座内容を検討しているため、同じ興味を持つ受講者が集まることで受講者同士の交流が生まれたり、一つの講座が20人から30人程度の規模であるので、個別の質疑にも対応ができます。   今後、スマートフォン等の使い方を学ぶような講座の要望が多く出てまいりましたら、そういった講座を開催することも検討していかなくてはならないと思っておりますが、現状の課題として、教えていただける講師の問題、スマートフォン等を持っていない方への支援等が考えられます。こういった課題がクリアできましたら講座を開催することも可能ではないかと考えております。 ◆5番(真鍋範子君) 議長 ○議長(氏家寿士君) 真鍋範子君             〔5番(真鍋範子君)登壇〕 ◆5番(真鍋範子君) ありがとうございます。   イキイキときめき大学等での各種の講習も有意義と思われます。デジタル化が進むにつれ、スマートフォンだけでなく、デジタルが不得意な人が取り残されることのないように、より一層寄り添う支援が求められると思います。その点もよろしくお願いいたします。   次に、マイナンバーカードについてお聞きします。   昨年6月の一般質問の場で質問させていただきましたが、今回、再度質問させていただきます。   当市においても11月、マイナンバーカードの受け取りが、予約制ではありますが、日曜日にできるようになりました。これも市民の方からのご要望をお聞きし、市に相談しましたところ、可能となりました。すぐに対応してくださり、ありがとうございました。   当市においても、11月1日現在では取得率が22.6%、全国平均の21.8%を上回っています。しかし、今後のデジタル化に向けての普及推進は喫緊に取り組む課題と思われます。国は、マイナンバーカード所有者に最大5,000円のポイントを還元するマイナポイントも、取得期限を半年延長し、来年9月末とする方向で調整しているとありました。これも普及促進につながると思います。また、本日の新聞に載っていましたが、マイナンバーカードと運転免許証との一体化を当初目指していた2026年度中から2024年度に開始すると言われていました。   そのような中、当市においての普及促進の取組の状況や今後の具体的な対策についてお伺いいたします。 ◎市民生活部長(宮川庄造君) 議長 ○議長(氏家寿士君) 市民生活部長             〔市民生活部長(宮川庄造君)登壇〕 ◎市民生活部長(宮川庄造君) 初めに、マイナンバーカードの普及促進についての取組状況をお答えいたします。   マイナンバーカードの普及促進につきましては、主に広報紙やホームページで引き続き周知を図っておりますが、昨年の4月から、マイナンバーカードを使用してコンビニエンスストアで住民票などが取得できるようになり、さらに、本市の特徴的な普及策として、市民課窓口で発行するよりも100円安価に住民票などが取得できます。また、その他の取組として、近隣の自治体に先駆けて、昨年末から本年の初めにかけ、市内の事業所に職員が出向き、マイナンバーカードの一括申請の受付を行ったり、確定申告時の待ち時間を利用して、申告においでになった皆様にマイナンバーカード申請の手続の補助を行うなど積極的に普及促進に取り組んでまいりました。   なお、現在、市民課窓口では、マイナンバーカードの交付を平日の午後5時15分以降も対応を可能としており、また、ご説明にもありましたように、11月からは月に一度、日曜日にも対応するようになっております。   次に、今後の具体的な対策についてお答えいたします。   国は、令和4年度末には、ほぼ全国民にマイナンバーカードが行き渡ることを目指しており、カード未取得者へのQRコードつきの交付申請書の送付を来年3月までに実施する予定としております。   今後は、マイナンバーカードの利便性や安全性を周知するとともに、新型コロナウイルス感染症の感染対策を講じた上で、様々な機会を活用しながら申請のサポートを積極的に実施してまいります。また、マイナポイント事業や健康保険証利用の開始に向けた周知広報も行い、マイナンバーカードの普及向上に努めてまいります。 ◆5番(真鍋範子君) 議長 ○議長(氏家寿士君) 真鍋範子君             〔5番(真鍋範子君)登壇〕 ◆5番(真鍋範子君) ありがとうございました。   マイナンバーカードの安全性、利便性を不安に思い、カードを申請されない方もいらっしゃいます。理解していただくためにも、丁寧な申請のサポートをよろしくお願いいたします。   最後に、用水路転落防止対策について質問させていただきます。   田畑に水を運ぶために必要な農業用水路、農業には必要なものですが、一方では、痛ましい転落事故が全国各地で多発しています。香川県においても、2015年から本年7月までの間、県内で用水路や河川、池などに歩行者や車両が転落した事故が1,836件発生しており、このうち死亡事故は91件、重傷事故は205件に上ったと新聞にありました。私の友人も、昨年、用水路に転落し、亡くなりました。   既に富山県や岡山県では県農業用水路安全対策ガイドラインを策定し、対策を講じています。香川県においても今年9月、市道や町道についても対策を進めることが必要と判断し、市町や消防、県警などで構成する転落事故防止対策検討委員会を設置し、2015年以降の事故現場の中から、人的被害が比較的大きかった約400か所について、用水路の深さや幅、道路の状況などをまとめたカルテを作成、今年中にはガイドラインをまとめ、来年度以降、それぞれの機関が対策を進めることにしているとありました。   政府は、都道府県が実施する農業用水路への安全対策に全額を補助する事業費を盛り込み、後押しするとありました。確認すると、この事業は、令和元年、2年までの事業で、条件もあり、本市においては該当する用水路はなかったとお聞きしました。しかし、私たち市民が安全に暮らすためにも、ハード面、ソフト面の対策が必須と思われます。   そこでお聞きします。   近年、当市においての用水路の転落事故の現状と現在の用水路転落防止対策の実施状況を教えてください。また、当市として、今後の転落防止対策の取組についてお伺いいたします。 ◎都市整備部長(加藤光宏君) 議長 ○議長(氏家寿士君) 都市整備部長             〔都市整備部長(加藤光宏君)登壇〕 ◎都市整備部長(加藤光宏君) ただいまの真鍋議員さんのご質問にお答えをいたします。   議員さんご指摘のとおり、用水路等への転落事故は全国的な問題となっており、香川県におきましても、用水路等への転落事故が多発しております。このような状況におきまして、香川県では、転落事故を抑制することを目的として、県、市町及び県警本部から構成をする用水路等転落事故防止対策検討委員会を設置し、用水路等転落事故の現状分析を行い、転落事故防止のための効果的なソフト対策及びハード対策の方向性を示した香川県用水路等転落事故防止対策ガイドラインの年度内策定を目指して検討を行っているところでございます。   検討委員会において公表されました転落事故の現状によりますと、2015年1月から本年7月までの間の全ての転落事故件数は、県全体で、先ほど議員さんもおっしゃっておりましたが、1,836件、本市は108件でございます。このうち、用水路等へ転落した事故で、交通事故の弾みや作業中の事故などを除いた重傷・死亡事故件数につきましては、本市の市道で2件、農道では1件でございます。   次に、現在の用水路転落防止対策の実施状況でございますが、定期的に警察、行政機関等が合同で交通安全総点検を行い、対策が必要と判断されました箇所について、地元水利組合等との関係者の同意を経て改善策を講じているほか、随時、交通安全施設設置要望書等に基づきまして、警察、行政機関等が合同で現地診断を行い、改善策を実施しているところでございます。令和元年度につきましては、防護柵等設置3か所、視線誘導標設置7か所、道路びょう設置4か所の安全対策を実施いたしました。   最後に、今後の転落事故防止対策の取組でございますが、先ほど申しました安全対策の継続に加えまして、年度内にはガイドラインが策定されることから、ガイドラインを参考に、従来のハード対策だけではなく、関係機関が連携を図り、地域の実情に応じてソフト、ハード両面から総合的に対策を実施していきたいと考えております。   以上でございます。 ◆5番(真鍋範子君) 議長 ○議長(氏家寿士君) 真鍋範子君             〔5番(真鍋範子君)登壇〕 ◆5番(真鍋範子君) ありがとうございました。   転落事故も5年に108件、単純に年で割りますと、年間20件ほどですが、これは公表されているもので、公表されていない転落はもっと多いのではと思われます。用水路への転落で貴い命を失うことは、とても悲しい、つらいことです。検討委員会も設置され、ガイドラインも策定予定ですので、これが転落防止につながるようよろしくお願いいたします。   また、今回の国の補助金の該当はなかったとのことですが、用水路の転落防止対策には多くのお金も必要です。今後もしっかり精査、検討していただき、国の補助金等を使えるものは使っていただき、市民が安心して暮らせる安全対策をよろしくお願いいたします。   以上で私からの質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(氏家寿士君) 以上で真鍋範子君の一般質問を終結します。   次に、大西智晴君。             〔10番(大西智晴君)登壇〕 ◆10番(大西智晴君) 10番大西智晴でございます。通告に従いまして、順次一般質問をさせていただきます。   今日は、コロナの第3波がかなり香川県でも広がっておりまして、善通寺でも、もう感染者が出たということで大変危惧しとるわけではございますが、コロナは、本当に人と人とのコミュニケーションも奪っていくというふうに私は思っています。といいますのは、やはりマスクをしてしゃべりますと、ここから上しか見えませんから、本当は、人間ていうのは、相手の表情もうかがいながら話すことで、相手の気持ちであったり、相手の思いが伝わるというふうに私は思っているんですが、なかなかマスクをしてしゃべりますと、その思いが伝わらない現実もあります。しかしながら、今日は、マスクを外してもいいというお話をいただいておりますので、マスクを外させていただいてしゃべらせていただきますが、私は、もう皆さんもご存じやと思いますが、人より声も大きいし、その分、飛沫もたくさん飛ぶと思いますので、今日はフェースシールドなるものをさせていただきまして、顔の表情も見ていただきながら一般質問にお答えいただけたらなというふうに思っています。   今年度は、新型コロナウイルスにより、通常の年とは違う年となっています。新たな取組や政策が必要となり、様々な混乱も起こっています。また、来年度に向けては、税収の減少や地方交付税の不透明な部分などもあり、予算編成にも大変苦労されていることではないかというふうに思っています。   一方で、本市において最も重要な基本計画である第5次善通寺市総合計画の本年は最終年度にも当たります。通常の業務遂行が困難な中、最終年度を迎えるという不測の年度となってしまいましたが、次の10年、20年の善通寺市の指針となる新たな第6次善通寺市総合計画の策定時期ともなっております。行政としましては大変な時期であることはお察ししますが、新たな総合計画を踏まえて、今後の政策、行政課題について質問をさせていただきたいと思います。   まず、農林行政についてご質問します。   「善通寺五岳の里」市民集いの丘公園についてお聞きをいたします。   「善通寺五岳の里」市民集いの丘公園は平成22年4月11日に開園され、現在も、市民等の憩いの場所として活用をされていますが、開園までには不要論も多く、整備に対して反対運動もあったと聞いています。賛否両論の中、開園され、はや10年を経過するこの公園について、まずお聞きしたいと思いますが、最初に、開園から現在までの来園者数の推移についてお聞かせください。 ◎産業振興部長(芝秀和君) 議長 ○議長(氏家寿士君) 産業振興部長             〔産業振興部長(芝 秀和君)登壇〕 ◎産業振興部長(芝秀和君) ご案内のとおり、「善通寺五岳の里」市民集いの丘公園は平成22年4月に開園をして、今年度で10年目を迎えております。開園当初に植えられた幼木は立派に成長をし、四季折々の花と緑豊かな公園として幅広い年代層の方に楽しんでいただける憩いの場となっております。   ただいまのご質問であります開園から現在までの来園者の推移でございますが、開園年度の平成22年度は約4万3,000人、平成23年度は約6万9,000人、平成24年度は約8万7,000人であり、その後、来園者が年々増加する中、平成27年度には10万人を超えました。また、平成28年度以降は10万人前後で推移をしておりましたが、昨年、令和元年度では、開園以来最高となります約12万2,000人の来園者を迎えることができました。 ◆10番(大西智晴君) 議長 ○議長(氏家寿士君) 大西智晴君             〔10番(大西智晴君)登壇〕 ◆10番(大西智晴君) 続いてお伺いいたします。   この公園を運営するためには、毎年、運営費が必要となっておりますが、今年度までの年度運営費の推移についてお伺いいたします。 ◎産業振興部長(芝秀和君) 議長 ○議長(氏家寿士君) 産業振興部長             〔産業振興部長(芝 秀和君)登壇〕 ◎産業振興部長(芝秀和君) ただいまのご質問であります年度運営費の推移についてお答えをいたします。   開園年度であります平成22年度は約2,800万円、平成23年度から25年度につきましては約2,500万円で推移をし、平成26年度から28年度は約3,100万円から約3,300万円、平成29年度及び30年度は約3,500万円となっております、また、令和元年度は約4,000万円となっておりますが、この増額の要因といたしましては、施設の老朽化に伴う園内街路灯の球及び電源装置の交換、複合遊具の修繕等を実施したことによるものです。 ◆10番(大西智晴君) 議長 ○議長(氏家寿士君) 大西智晴君             〔10番(大西智晴君)登壇〕 ◆10番(大西智晴君) ありがとうございました。   今の回答であったように、来園者数も年々増加はして非常にうれしいことではありますが、一方で運営費は、当初2,800万円、2,500万円というところが昨年度は4,000万円ということで、かなり上がっているというのも現実であろうかと思います。これを踏まえまして、これらの費用対効果を含めて、当該公園の今後の運営方針についてお聞きをしたいと思います。 ◎産業振興部長(芝秀和君) 議長 ○議長(氏家寿士君) 産業振興部長             〔産業振興部長(芝 秀和君)登壇〕 ◎産業振興部長(芝秀和君) ただいまのご質問にお答えをいたします。   「善通寺五岳の里」市民集いの丘公園は、平成13年度に策定をいたしました善通寺市花のまちづくり構想に基づき、花のまちづくりの推進拠点として位置づけ、建設をいたしております。   当公園は、豊かな自然に囲まれ、ゆったり時が流れる公園をコンセプトに、年間を通じて四季折々の草花を楽しめ、安らぎと憩いの場を提供できるよう運営をしております。現在では、植栽、花卉なども立派に成長し、今年の8月には、香川さくらの会が選定をいたします香川のさくら100選に選ばれるなど、花の愛好家だけでなく、子どもから大人まで、あらゆる世代の方が楽しめる公園となっており、今後も楽しいイベントの開催や各種講座の充実を図るなど花と緑、そしてゆっくり自然と向き合える時間を提供してまいりたいと考えております。   また、議員ご指摘であります費用対効果につきましては、具体的な検証はいたしておりませんが、開園以降これまでに延べ約70万人の市民をはじめ、県内外より幅広い年代層の方にご来園いただき、安らぎと憩いの場を提供させていただいていることにより一定の費用対効果があったのではないかと考えております。 ◆10番(大西智晴君) 議長 ○議長(氏家寿士君) 大西智晴君             〔10番(大西智晴君)登壇〕 ◆10番(大西智晴君) ありがとうございました。   回答の中で香川さくらの会、ちょっとどきっとしましたが、さくらの会の百選に選ばれたということで非常にありがたいなあというふうに思いますが、当時、この公園につきましては、整備に反対する市民も多く、苦難の末に開園された公園であり、現在も費用対効果の厳しい意見やいまだに不要論もあります。しかし、私自身は、賛否両論あったとはいえ、造ったものは市民の大きな財産であり、この財産を有効活用し、市民に還元することが大切であるというふうに考えます。   これらを踏まえて、当該公園を見渡したときに、この公園は、テーマであったり、コンセプトに乏しいと思います。また、市直営の公園として、現在は多くの運営費も必要となり、費用対効果の面で有効活用されているというふうには私は言い難い状況にあるというふうに思っています。   そこで、提案を申し上げたいと思いますのは、当該公園を指定管理者制度とし、民間の活力やアイデアを導入するということであります。高松市などでは中央公園──高松市の中央にあります、市役所の前にある中央公園や、それから、今度かなり改修をして開園されました仏生山公園などの自然公園につきましても、香川県の造園協会に指定管理をお願いし、プロの目で様々な仕掛けを通して公園の魅力創造にご尽力をいただいています。また、行財政改革の一環としても指定管理制度は非常に有効であるというふうに考えます。   多くの自治体で公園等の運営は指定管理を行っているのが現状であります。当該公園についても、ぜひ導入をご検討いただけたらと思いますが、当局の見解をお伺いいたします。 ◎産業振興部長(芝秀和君) 議長 ○議長(氏家寿士君) 産業振興部長             〔産業振興部長(芝 秀和君)登壇〕 ◎産業振興部長(芝秀和君) ただいまのご質問であります指定管理者制度の導入についてお答えをいたします。   当公園は、開園後10年を迎えることから、遊具をはじめ各施設も老朽箇所が目立つようになり、改修費用をはじめ運営費が年々増加傾向となっております。また、議員ご指摘のとおり、香川県内の主だった自然公園等につきましては、既に指定管理者制度が導入されていることから、今後、財政改革の一環として、民間の活力やアイデアを導入することによる費用対効果の検証と併せ、指定管理者制度の導入に向けて調査研究をしてまいります。 ◆10番(大西智晴君) 議長 ○議長(氏家寿士君) 大西智晴君             〔10番(大西智晴君)登壇〕 ◆10番(大西智晴君) ご答弁ありがとうございました。   市ならず、県も大きな公園はほとんど指定管理をしてますし、善通寺市自身でも、鉢伏とか運動公園は指定管理をしてるわけですが、残念ながら自然公園につきましては、まだまだそれが後れているという現状があると思いますので、その辺、十分に研究していただけたらというふうに思います。   高松市の例なんかを上げますと、仏生山公園なんかは、造園協会が指定管理に入り、地元の方々を雇用して、地元の雇用も創出するというようないい相乗効果も生まれておりますことから、そういう意味では、もう市直営でやるという時代は終わっているのではないかなというふうに私は思いますので、早急に研究、ご検討いただけたらというふうに思います。   それでは、次の質問に移ります。   次に、環境行政についてお伺いをいたします。   ゼロカーボンシティーに向けての政策についてお聞きをします。   本市は令和2年9月市議会定例会において、平岡市長がゼロカーボンシティー宣言を行い、2050年度までに地域で排出する二酸化炭素を実質ゼロとすることを表明いたしました。これは香川県下初の宣言であり、県や他市町に先駆けて環境問題に積極的に取り組んできた本市が宣言したことは、一市民としても誇らしい限りであります。また、子や孫に美しく豊かな郷土善通寺を引継ぎ、ひいては地球の環境問題に対する取組は大変評価できるものであります。   そこでお伺いをいたします。   一方で、この目標を達成するために、今後どのような方向性を持って臨むお考えなのか。宣言したばかりで、まだまだ政策として煮詰まっていないのかもしれませんが、来年度予算の編成期にも当たる現時点での政策や方針についてお聞かせください。 ◎市民生活部長(宮川庄造君) 議長 ○議長(氏家寿士君) 市民生活部長             〔市民生活部長(宮川庄造君)登壇〕 ◎市民生活部長(宮川庄造君) ただいまのご質問にお答えいたします。   本市は、これまで環境問題に対し高い意識を持って取り組んでまいりました。市民参画のごみのリサイクル活動を行い、循環型社会の先駆けとなり、また市有の遊休地を太陽光発電所として、その売電収入により市内の防犯灯及び街路灯を省エネルギーのLED照明に取替え、その電気代金や維持管理費用を負担するなど再生可能エネルギーを中心とした低炭素・循環型社会の構築に取り組んでいます。これらの施策は、本市が県内の他の自治体に先駆けてゼロカーボンシティーに挑戦することを表明した原動力となっております。   しかしながら、議員ご推察のとおり、本計画は、これから30年間で排出する二酸化炭素を実質的にゼロにするという遠大な計画です。これには、これまで以上の行政の施策はもちろん、市民や事業所と一体となって取り組む必要があります。環境に関する様々な計画を策定することが最も重要になってきます。   さらに、今後は、議会からの貴重なご意見を頂戴し、また先進的な取組や利用できる補助金等の情報を収集し、本市にふさわしい施策へ結びつけたいと考えております。 ◆10番(大西智晴君) 議長 ○議長(氏家寿士君) 大西智晴君             〔10番(大西智晴君)登壇〕 ◆10番(大西智晴君) まず確認をしておきたいんですが、ゼロカーボンシティーに向ける目標値として、2050年までに二酸化炭素の排出量を実質ゼロとするというふうにあります。実質ゼロとは、当該排出量の抑制が最大の目標ではありますが、現実的に実質ゼロにするということは不可能であります。その分、そのCO2を吸収する施設や緑化対策等も同時に行い、差引きゼロにするという考え方であるというふうに認識しておりますが、この認識でよろしいでしょうか、お答えください。 ◎市民生活部長(宮川庄造君) 議長 ○議長(氏家寿士君) 市民生活部長             〔市民生活部長(宮川庄造君)登壇〕 ◎市民生活部長(宮川庄造君) ただいまのご質問にお答えいたします。   議員お見込みのとおり、善通寺市の地域で排出する二酸化炭素をゼロにすることは不可能ですが、二酸化炭素の排出を抑制し、市民の様々な活動により排出される二酸化炭素を樹木等が全て吸収すれば、排出される二酸化炭素は実質的にゼロとなります。 ◆10番(大西智晴君) 議長 ○議長(氏家寿士君) 大西智晴君             〔10番(大西智晴君)登壇〕 ◆10番(大西智晴君) ありがとうございました。   実質ゼロというのは、基本的に出た分、出した分、それから吸収する分、プラス・マイナスで計算するという理屈になろうかと思いますが、これに向けて進んでいかなくちゃならない、いろんな政策を同時進行させていかなくてはならない部分だろうと思っています。その上では、9月の善通寺市議会の全員協議会で議題となった総合会館南側の緑地帯を駐車場に変更する案を協議した際には、俗に言う土塁を除去するか否かという議論になりました。結果、土塁は残さないというふうなことになったようでありますが、ゼロカーボンシティーを宣言した一方で、緑地帯を、土塁を除去するという方針が示されるなど、当局の中で意思統一が図れていないように見えました。   大規模な緑地帯である、さきの市民集いの丘公園の問題とも併せて、縦割り行政を打破し、今後、ゼロカーボンシティーに向けて、市全体の意思統一された取組が必要であると思いますが、当局の見解をお伺いいたします。 ◎市民生活部長(宮川庄造君) 議長 ○議長(氏家寿士君) 市民生活部長             〔市民生活部長(宮川庄造君)登壇〕 ◎市民生活部長(宮川庄造君) ただいまのご質問にお答えいたします。   先ほど答弁申し上げたとおり、本計画は、これから30年間の二酸化炭素を抑制するための計画であります。議員ご指摘のとおり、この遠大な取組は、ゼロカーボンシティー宣言をした本市全体の目標となりました。そこで、行政全体が統一した認識を持ち、今後の様々な施策に反映させていくことが必要であると考えております。   未来のために、よりよいふるさとを築くよう鋭意努力いたしますので、ご理解を賜りますようよろしくお願いいたします。 ◆10番(大西智晴君) 議長 ○議長(氏家寿士君) 大西智晴君             〔10番(大西智晴君)登壇〕 ◆10番(大西智晴君) ご答弁ありがとうございました。   ゼロカーボンシティーにつきましては、9月に宣言をされて、今回、一般質問の中でも多くの議員さんも、この後も質問されると思いますので、私のほうからは、このぐらいにさせていただいて、次に、未来クルパーク21についてお伺いをしたいと思います。   本市の未来クルパーク21は、総工費二十数億円を費やし、平成12年に環境推進都市善通寺のシンボルとして建設をされました。同年4月から本格稼働しました。建設後は、資源ごみのリサイクルに始まり、大型破砕機等が整備された先進的な施設として、環境行政の市民サービス向上に大きく寄与してまいりました。また、運営費についても、当初は業務委託による高額な委託費であったものを削減し、職員のみの業務に切り替えるなど費用対効果も向上させてまいりました。一方で、近年は、建設後20年を経過し、補修や修繕に多額の費用が必要となっている現状もあります。   そこでお伺いいたします。   未来クルパーク21の今後の運営方針について当局の見解をお聞きしたいと思います。 ◎市民生活部長(宮川庄造君) 議長 ○議長(氏家寿士君) 市民生活部長             〔市民生活部長(宮川庄造君)登壇〕 ◎市民生活部長(宮川庄造君) ただいまのご質問にお答えいたします。   ご指摘のとおり、未来クルパーク21は、リサイクルのまち善通寺市のシンボルであり、今後もゼロカーボンシティーの核となる重要な施設と認識しております。   当施設は、平成12年4月の稼働後、当初は民間会社に保守点検等を委託しておりましたが、現在は、職員によるメンテナンスと専門業者の定期的な点検により施設を維持しております。しかしながら、今後の運営方針につきましては、業務体制の見直しや施設管理の在り方等を踏まえ、指定管理者制度等の専門業者による民間活力の導入など様々な選択肢を念頭に検討していきたいと考えております。 ◆10番(大西智晴君) 議長 ○議長(氏家寿士君) 大西智晴君             〔10番(大西智晴君)登壇〕 ◆10番(大西智晴君) ありがとうございました。   未来クルパーク21は、先ほども申し上げましたとおり、本市の環境行政のシンボルでもあります。その施設の今後は、施設単体で考えるのではなくて、本市の環境行政全体の課題として捉えるべきであるというふうに考えています。仲善クリーンセンターの使用期限が迫る中、本市の環境行政は大きな岐路、転換期にあるというふうに思います。やはり環境行政は、善通寺市単独で考えるのではなく、少なくとも丸亀市、多度津町、琴平町、まんのう町を含めた中讃広域の中で議論すべきだと考えます。その中で、未来クルパーク21をはじめ、本市の保有する環境施設がどうあるべきかを議論する必要があるというふうに考えますが、当局の見解をお聞きいたします。 ◎市民生活部長(宮川庄造君) 議長 ○議長(氏家寿士君) 市民生活部長             〔市民生活部長(宮川庄造君)登壇〕 ◎市民生活部長(宮川庄造君) ただいまのご質問にお答えいたします。   議員ご指摘のとおり、令和9年度には仲善クリーンセンターが閉鎖となることから、可燃ごみは丸亀市のクリントピア丸亀への搬入が決まっており、他市町とのごみ搬入方法等の調整が必要となっております。また、その際、遠方にある本市や琴平町、まんのう町を含めた1市2町のごみ搬入を安全かつ効率的にするにはどうすればよいか、2市3町での広域化を踏まえた議論が必要となってきます。   さらに、未来クルパーク21は可燃ごみ、資源ごみ等の市民の受入れを行っており、今後、広域的に、また市民の利便性も含めた環境施設として維持するため検討を尽くしていきたいと考えております。また、未来クルパーク21に隣接する公園は、樹木や清らかな水が湧き出る親水公園として本市の貴重な環境施設と考えております。今回、ゼロカーボンシティー宣言においても、樹木のある公園は二酸化炭素を吸収する大切な役割を果たしております。   そこで、環境課では、これら公園等の環境施設の役割を環境教育として実施している環境探検隊等の活動を通じ、市民の皆様に環境に対する意識を高めていただきたいと考えております。 ◆10番(大西智晴君) 議長 ○議長(氏家寿士君) 大西智晴君             〔10番(大西智晴君)登壇〕 ◆10番(大西智晴君) 未来クルパーク21の役目、いろいろ申し上げましたが、昨今は、災害等による行政の大きな役目の中に災害ごみの処理があります。災害ごみの集積場所やその処分等に未来クルパーク21は必要な、重要な施設であるというふうに私は考えています。特に大型破砕機等は災害ごみの処分に有効な設備であり、災害を想定した訓練等も行うべきであるというふうに思います。岡山市等では、最近、同様の訓練を行ったという報道もありました。   また、環境行政の大きな変化として、環境省がプラスチック資源循環戦略を打ち出し、早ければ来年度以降、全てのプラスチックごみのリサイクル、リユースを目指すとしています。食品等の梱包容器はもちろんのこと、バケツやたらい等の大型のプラスチック製品全てが対象となるふうに聞いております。このような国の政策に対応し、これを回収して適切に処分するのは地方自治体の役目であります。その先頭で機能する施設が、本市にあっては未来クルパーク21であるというふうに思っています。   さきの公園の質問でも申し上げましたが、造った施設は市民の財産であります。施設を有効活用し、市民サービスを向上させてこそ市民への還元であります。災害対応施設や今後大きな変革が予想される環境行政に対応する施設としての有効な利活用など前向きな方針をお示しいただきたいと思います。当局の見解を再度伺います。 ◎市民生活部長(宮川庄造君) 議長 ○議長(氏家寿士君) 市民生活部長             〔市民生活部長(宮川庄造君)登壇〕 ◎市民生活部長(宮川庄造君) ただいまのご質問にお答えいたします。   議員ご指摘のとおり、岡山県においては災害を想定した訓練を実施しておりますが、香川県においても、県、市町及び関係団体の職員を対象に、県、市町災害廃棄物処理行動マニュアルを活用した訓練を実施しており、また、訓練の結果を基に当該マニュアルの実効性の検証、見直しを行うため、災害廃棄物処理広域訓練事業を業務委託して机上訓練を実施しております。しかしながら、これらは、あくまで訓練であり、実際の災害ごみの処理には様々な課題があり、また、現体制では短期的な処理は困難であることから、この大型破砕機は有効であると考えます。   なお、今後、有事の際やプラスチックの資源化に備え、建物や各施設の維持管理を適正に行い、実働に支障が生じないような体制について十分に検討したいと思います。 ◆10番(大西智晴君) 議長 ○議長(氏家寿士君) 大西智晴君             〔10番(大西智晴君)登壇〕 ◆10番(大西智晴君) ご答弁ありがとうございました。   中讃広域の議会に行かせていただいたときに、熊本県に行政視察に参りました。それは何かといいますと、熊本地震の際の災害ごみ、これを処分する施設、益城町等にできている施設を見学させていただいたわけですが、これはもう本当に大変です。災害ごみというのは、想像を絶するなあというのを私は感じました。もうリサイクルという方法はないので、もう一緒くたに来ます。その一緒くたに来た大きな家具であったり、いろんな建物の屋根であったり、そういうものを一斉に破壊して、それを分別していかなくてはならない。なかなか大変な、今言われましたように、短期的にはなかなか難しいことです。しかしながら、それでも、手をこまねいているわけにはまいりません。実際にあったときのことを想定して、未来クルパーク21などを活用した訓練をぜひ実施をしていただきたい、このように思っています。   次に、総務行政についてお伺いをいたします。   市有地の処分についてであります。   コロナ禍の本年度は、税収も減収し、来年度以降は本市の財政が非常に厳しい状況に追い込まれると想定ができます。そこで現在、使用目的もなく、市有財産として塩漬けになり、管理費ばかりがかさむ市有地の処分について質問をいたします。   9月の中旬でしたが、市民の方から、土地を探しているのだが、市有地で払下げ可能な土地はないかと相談を受けました。そこで、当時の担当者に確認したところ、幾つかの候補地がありました。その中で、原田町の旧五条住宅跡地を選定し、話を進めてまいりましたが、結局、接面道路の幅員の問題、また道路を、これは市道でありましたが、適用幅員に拡幅、改良するには2、3年かかるということで断念をいたしました。せっかくのお話が駄目になったわけであります。   また、ほかでも、地元に管理をお願いしていた市有地の公園で、現在は地元管理者がいなくなりまして、遊具も危険なため外され、草が生い茂る状態で、とても公園とは言えない市有地について、近隣の方から払下げの要望を受けています。当局にご相談しましたが、財産管理の所管すら不明で、公園になった経緯や地元の同意も含めて検討すると言ったきり回答がありません。このような払下げの要望がある土地でも、様々な問題から処分できない状態であります。   そこでお伺いいたします。   これらを整理して、処分できる土地から処分することで、市自体も少しでも身軽になると考えますが、当局の見解をお伺いいたします。 ◎総務部長(近藤浩行君) 議長 ○議長(氏家寿士君) 総務部長             〔総務部長(近藤浩行君)登壇〕 ◎総務部長(近藤浩行君) ただいまの大西議員さんの使用目的もなく、管理費ばかりがかさむ市有土地については、処分できるものから処分してはどうかというご質問にお答えいたします。   大西議員さんご指摘のとおり、市の利活用に適さない市有土地につきましては、管理費などの経費の問題や管理責任のリスクなどから、早い段階で売却などにより処分していくべきであると考えております。ちなみに、過去10年間の処分実績を申し上げますと、用途廃止など書面上の手続として処分したものを除きますと、売却した市有土地は14件で、総面積が約12万7,000平方メートル、売却総額が約3億335万円となっております。   市の利活用に適さない物件であっても、民間ならば有効に活用できる場合もあると思われますので、売却可能な物件につきましては、今後も入札などにより売却してまいりたいと考えております。
    ◆10番(大西智晴君) 議長 ○議長(氏家寿士君) 大西智晴君             〔10番(大西智晴君)登壇〕 ◆10番(大西智晴君) ありがとうございました。   売却方針で進めていっていただきたいなあと思うんですけども、売却ができない、別に善通寺に不動産屋をせえとは言わないんですけども、売却をするにもできないような土地が多いというのも現実であります。特に、今言いましたような幅員が足らないとか、それから今の管理体制が分からない、所管が分からないとか、そういうふうな部分はしっかりと整理をしていただいた上で、売れるような形にしていただけたらなあ、そして、必要なときに必要なように売れるようにしていただけたらなあと思いますが、そのように塩漬けになっている市有地については、今後どのように対応されるお考えなのか、総合的な方針をお聞かせください。 ◎総務部長(近藤浩行君) 議長 ○議長(氏家寿士君) 総務部長             〔総務部長(近藤浩行君)登壇〕 ◎総務部長(近藤浩行君) ただいまの塩漬けになっている市有土地の総合的な方針についてのご質問にお答えいたします。   現在利用していない市有土地につきましては、まず、市の施策として利用できることはないか、また地元の方のために役立つ利用方法はないかなどについて検討しまして、それでも利活用の方法がないようであれば、売却も検討することといたしております。しかしながら、現在残っている市有土地の中には、売却に当たり接道の確保や水路の調整をしなければならないもの、また発掘調査など事前に費用をかける必要がある物件もありますし、公募したものの、買手がつかなかった物件もございます。   したがいまして、今後も、市の利活用に適さない市有土地につきましては、売却可能かどうかを見極めながら処分を検討いたしますとともに、新たな寄附の申出などにつきましては、これまでどおり、市として利活用可能な物件かどうかを広く吟味した上で受領することとし、いたずらに市有土地を増やさないことも念頭に入れて対応していきたいと考えております。   以上でございます。 ◆10番(大西智晴君) 議長 ○議長(氏家寿士君) 大西智晴君             〔10番(大西智晴君)登壇〕 ◆10番(大西智晴君) ありがとうございました。   いずれにしましても、財政的にも今から厳しい状況が続くと思われますので、不要な管理費等々の発生を抑制できるように、善通寺市自身が身軽になれるような体制を取っていただけたらというように思います。   以上で質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(氏家寿士君) 以上で大西智晴君の一般質問を終結します。   暫時休憩します。再開は10時半でお願いします。             ─────────             午前10時19分 休憩             午前10時30分 再開             ───────── ○議長(氏家寿士君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。   内田等君。             〔13番(内田 等君)登壇〕 ◆13番(内田等君) 13番内田等です。通告に基づき一般質問を行いたいと思います。   まず、環境行政につきまして、ゼロカーボンシティーに向けての取組ですけれども、善通寺市は先ほど答弁がありましたので、詳しくはお聞きしませんけれども、もともとごみのリサイクルや太陽光発電など環境に優しい取組は十分行っていることは承知しておりますけれども、単に宣言をしただけでは絵に描いた餅に終わってしまいますので、実効性のある行動というのが必要になってこようかと思っております。   そういう中にありまして、環境省は、具体的な対策は奨励の推進にとどまっている場合が多いという提言をしております。そのため、取組の強化が課題であることを認めておりまして、来年度の予算要求に、太陽光など再生可能なエネルギー導入拡大に向けた支援パッケージを展開すると言っております。具体的には、自治体と地域の企業などが連携し、地元の再エネを使う新電力会社を設立できるよう人材育成に乗り出すほか、災害による大規模停電時には、再エネの電気を自給できるエリアの整備や庁舎など公共施設に再エネ発電設備を整備する費用の助成にも取り組むこととしておりますけれども、電力会社をつくるなんていうことは、なかなか難しいものでしょうけれども、公共施設への再エネ用発電設備の整備についてはどのようにお考えなのか、お伺いしたいと思います。 ◎市民生活部長(宮川庄造君) 議長 ○議長(氏家寿士君) 市民生活部長             〔市民生活部長(宮川庄造君)登壇〕 ◎市民生活部長(宮川庄造君) ただいまのご質問にお答えいたします。   地球温暖化対策として、菅総理も所信表明でゼロカーボンに取り組むことを宣言されたことから、今後、環境に配慮した施策が国から示され、補助事業も拡大することが予想されます。   本市も先般、環境省が主催したゼロカーボンシティー表明団体の取組支援に向けた意見交換会にリモートにより参加したところ、先進地の取組や環境省が行う補助事業についてご教示いただきました。今後、同様の会議や環境省の担当部署とのメール交換等により、本市にとって有益な情報を収集して検討し、施策に反映させたいと考えております。 ◆13番(内田等君) 議長 ○議長(氏家寿士君) 内田等君             〔13番(内田 等君)登壇〕 ◆13番(内田等君) ありがとうございます。   国の施策にのっとって、これを利用させていただいて、善通寺市の環境にも施策を推進していただけたらというように思っております。   国は、2050年のカーボンニュートラルに向けてクリーン成長戦略を掲げております。その中には、いわゆる化石燃料を使うガソリン車は2030年代には廃止しようと。その代わり、再エネでできた電気を利用した電気自動車を普及さそうということをであって、二酸化炭素を削減するということの大目的はありますけれども、これは古い時代に戻すということじゃなくて、例えば自動車を使わないというような施策じゃなくて、自動車を使うけれども、その自動車自身に、技術革新を用いて環境に優しいものを使うという形で、先日──昨日ですか、トヨタが発表したミライという車は、電気自動車ですけども、1回の充電で850キロ走るという、3割ほど効率がよくなったという報道がございましたけれども、そういう形によって、生活レベルを下げることなく問題解決に当たらなければならないということがございます。そのためにSDGsで言われてるように、取組が重要になってくるわけなんですけれども、その中で、先ほど言いました自動車なんですけれども、電気自動車に市の庁用車を替えることについて、どのようにお考えなのか。といいますのも、災害時に電気自動車は、被災地の避難所の電源車として使えるということがございます。そのためにも、市の庁用車も電気自動車にしていく必要があるかなと思っておりますけれども、どのようにお考えか、お聞きしたいと思います。 ◎総務部長(近藤浩行君) 議長 ○議長(氏家寿士君) 総務部長             〔総務部長(近藤浩行君)登壇〕 ◎総務部長(近藤浩行君) ただいまの電気自動車の導入についてのご質問にお答えいたします。   電気自動車は、走行中にCO2を全く排出しない地球環境に優しいという点において、ゼロカーボンの取組を進める上で大変有効な手段であると考えます。また、燃料代がガソリン車と比べて安価であること、モーター音が静かであることもメリットでありますが、その反面、現時点におきましては、1回の充電で走ることのできる距離がガソリン車と比べて短いこと、充電に非常に時間がかかることに加えまして、車両価格が高いことが市場に出回ることを妨げる要因となっていると考えております。   しかしながら、今、内田議員さんが言われましたように、災害時における非常用電源としての利用価値が高いことなども考慮いたしますと、ゼロカーボンの取組に加え、危機管理対策としましても、市が一定数保有しておくことは大事なことであると考えております。   本市では、現在、電気自動車を3台、環境課、議会事務局、総務課で保有しておりますが、今後、公用車の買換えの際には電気自動車の台数を増やすことを検討していきたいと考えております。 ◆13番(内田等君) 議長 ○議長(氏家寿士君) 内田等君             〔13番(内田 等君)登壇〕 ◆13番(内田等君) ありがとうございました。   環境問題というのは、恐らく日本だけじゃなくて世界的な規模の話だということも当然のことなんですけれども、そういうことを考えますと、善通寺市が取り組むことも小さなことかもしれませんけれども、これが寄り集まることによって大きな効果になろうかと思いますので、すぐに電気自動車を全部切り替えることはもちろんできませんけれども、順次、じわじわでもいいんですけれども、取り替えていって、万が一の場合には、電源車として使うということにしていただけたらというふうに思っております。   それでは、次の質問に入らさせていただきます。   同じく環境問題ですけれども、燃えるごみ、燃えないごみの出し方の変更につきましてお聞きしたいと思います。   燃えるごみの口を確実に縛って出すことや、燃えないごみの袋も口を確実に縛って出すことのために、ごみ自体を50センチ四方に切るようにごみの出し方が変更されましたが、変更された理由は何でしょうか、お聞きしたいと思います。 ◎市民生活部長(宮川庄造君) 議長 ○議長(氏家寿士君) 市民生活部長             〔市民生活部長(宮川庄造君)登壇〕 ◎市民生活部長(宮川庄造君) ただいまのご質問にお答えいたします。   本市の善通寺市廃棄物の処理及び資源の有効利用に関する条例には、家庭系一般廃棄物は、搬出時において、ごみが飛散、流出するおそれのないように袋に収納するように規定しております。そこで現在、収集時にごみがはみ出した状態の袋は、シールを貼り、違反ごみとして回収を一旦見合わせております。   このような条例に基づいたごみの出し方を厳格に指導するように至った経緯を説明いたします。   初めに、その契機となったのは、仲善クリーンセンターにおいて、草木等の搬入量が増加したことと、それらの草木により破砕機が故障したことによるものです。そこで仲善クリーンセンターは、それまでの草木の搬入条件である直径20センチ以下、長さが1.5メートル以下を、直径10センチ、長さ50センチ以下と大幅に縮小した変更を行いました。このように、仲善クリーンセンターに搬入できる草木等のごみの規格が変更されたため、本市の指定袋からはみ出すほどの大きさの草木については搬入ができなくなりました。   なお、同じように、燃えないごみにつきましても、条例に基づく搬出方法として、指定袋からはみ出さないよう指導させていただいております。何とぞご理解を賜りますようよろしくお願いいたします。 ◆13番(内田等君) 議長 ○議長(氏家寿士君) 内田等君             〔13番(内田 等君)登壇〕 ◆13番(内田等君) ご答弁ありがとうございました。   変更されたことを知らない方もおいでまして、地元におきましても、出しておいて取って帰るってくれなかったとかというトラブルも出ておりますので、変更されたことをどのように周知したのかをお聞きしたいと思いますが、竜川地区におきましては、こういう形で、連合自治会名で回覧を回しておりました。ただ、連合自治会というのは、竜川の場合は、連合自治会と環境推進会というのが同じ組織ですので、名称は自治会になっておりますけれども、環境推進会も併せて出したということなんですけれども、地元にこういうのを出すんだったら、市全体に出さないかんのかなという気はいたしますので、その周知方法は実際どのようにされたのか、お聞きしたいと思います。 ◎市民生活部長(宮川庄造君) 議長 ○議長(氏家寿士君) 市民生活部長             〔市民生活部長(宮川庄造君)登壇〕 ◎市民生活部長(宮川庄造君) ただいまのご質問にお答えいたします。   仲善クリーンセンターに搬入するごみの大きさの変更は、正式には本年4月20日付の文書で通知されました。しかし、周知期間が必要であることから、実施を7月に変更していただくよう依頼いたしました。そこで、本年6月にホームページに掲載すると同時に、7月号の市報「ぜんつうじ」で周知いたしました。また、9月の環境推進連合会会長会では、各地区会長の皆様に、変更の経緯と正しいごみの出し方について再度ご説明いたしました。さらに、個別には、違反ごみを処理するとき、各集積場所を管理する環境推進員の皆様に適正なごみの出し方についてお願いいたしております。   なお、それに先立ち、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、使用済みのマスクや鼻紙を二重に入れ、指定袋の口をしっかりくくるよう記載した回覧用チラシを5月に自治会を通じて回覧をお願いしており、また、防犯パトロールカーによる市内巡回放送での啓発も行いました。 ◆13番(内田等君) 議長 ○議長(氏家寿士君) 内田等君             〔13番(内田 等君)登壇〕 ◆13番(内田等君) ありがとうございました。   広報というのは、なかなか一筋縄でいかないとこがありまして、市民の皆さんが必ず見るとは限らないこともありますので、十分に注意をしていただきたいというふうに思っております。   それと、規則を守るということはもちろん重要なことなんですけれども、規則には実は2種類ありまして、必ず守らなければならないもの、それから守れないときにどうするかというものがございます。交通ルールなんていうのは、誰であろうと、守らないと事故が起こります。そのために、交通事故においては、例外なんていうのはまず認められません。救急車なんて特別なのがありますけど、それらを除いて、基本的には交通ルールの場合には、誰であろうと守らなければならない。ところが、今回のごみ出しのように、50センチに切れと、切って出しましょうということはルールではあるんでしょうけども、それができない素材とか、できない高齢者なんかの場合にどうするか。その場合は、できない方、おたくの家で持っておってくださいというわけにはいかれない。そのときにはどうするかということまで考えるのが行政の仕事だと思うので、いわゆる出せないごみ、出したいごみが、そのようにできないときの対応としてはどのようにするのか、お聞きしたいと思います。 ◎市民生活部長(宮川庄造君) 議長 ○議長(氏家寿士君) 市民生活部長             〔市民生活部長(宮川庄造君)登壇〕 ◎市民生活部長(宮川庄造君) ただいまのご質問にお答えいたします。   ごみの出し方の変更により違反ごみの数が増えましたが、収集業務が終わると、収集業務を行っているシルバー人材センターの管理者から環境課には、違反ごみの場所や数、その内容が連絡されます。そこで、環境課職員が集積場に出向き、確認作業をしております。その中で環境衛生上また通行障害になるごみ等はその場で回収し、判断がつかないごみは、地元の環境推進連合会長と相談の上、後日処理しております。 ◆13番(内田等君) 議長 ○議長(氏家寿士君) 内田等君             〔13番(内田 等君)登壇〕 ◆13番(内田等君) ありがとうございます。   そのときに、ごみ自体をどのようにするのか。先ほども言いましたけれども、50センチにカットできないごみとか、それからできない高齢者、その人らに対する対応をひとつ考えていただきたいと思いますので、そのことについてどのように処置するのか、お聞きしたいと思います。 ◎市民生活部長(宮川庄造君) 議長 ○議長(氏家寿士君) 市民生活部長             〔市民生活部長(宮川庄造君)登壇〕 ◎市民生活部長(宮川庄造君) ただいまのご質問にお答えいたします。   議員ご指摘のとおり、環境課では、高齢者等や集積場所に出せない方は、ふれあい戸別収集の要件を満たした場合は、職員が訪問し、可燃ごみ、不燃ごみ、資源ごみの収集をしております。また、本来、指定袋に収集し切れないごみは、粗大ごみとしての取扱いとなりますが、ふれあい戸別収集希望者の増加と併せて、粗大ごみの戸別収集を環境課では考えております。その際の粗大ごみ収集は有料となりますが、今後は、一定の基準を定めた減免措置や収集体制を強化する等の施策を検討してまいります。また、それ以外の方で、指定袋に収納できない家庭ごみは、2メーター以内の長さであれば、著しいさびや腐食した金属類も、資源ごみの日に収集し、未来クルパーク21で選別して処理を行う。そして、粗大ごみとして有料で回収するという市民の負担を軽減できるよう検討しております。ご理解を賜りますようよろしくお願いいたします。 ◆13番(内田等君) 議長 ○議長(氏家寿士君) 内田等君             〔13番(内田 等君)登壇〕 ◆13番(内田等君) ありがとうございました。   高齢者にも優しい、ごみが収集できなくて各家庭で持っとけなんていうことはあり得ませんので、できない方やできない物については、それをどうするかというのは行政の仕事だと思いますので、ぜひともそのように取組をお願いしたらと思います。   次に、教育行政についてお伺いしたいと思います。   学校トイレの洋便器率についてお聞きしたいと思いますけれども、現在、幼稚園、小学校、中学校における洋便器率は幾らでしょうか、お聞きしたいと思います。 ◎教育部長(尾松幸夫君) 議長 ○議長(氏家寿士君) 教育部長             〔教育部長(尾松幸夫君)登壇〕 ◎教育部長(尾松幸夫君) 内田等議員さんの学校、幼稚園のトイレの洋便器率に関するご質問にお答えいたします。   現在の市立幼稚園、小学校、中学校におけるトイレの洋便器率は、幼稚園が45.7%、小学校が31.0%、中学校が50.6%となっております。 ◆13番(内田等君) 議長 ○議長(氏家寿士君) 内田等君             〔13番(内田 等君)登壇〕 ◆13番(内田等君) ありがとうございました。   実は、この率につきましては、文部科学省が9月30日現在で、公立学校の全てのトイレの洋便器率を市町村別に出しておりました。それを見ますと、全国平均では、幼稚園が75.8%、香川県が77.3%、ところが善通寺市は45.7%、県内で最低でした。一番低い洋便器率でした。それから、文科省の発表では、小・中学校は一緒にされとんですけれども、それによりますと、全国で57%、香川県が59.2%、善通寺市は35.9%、県内でも下位から2位。本当に下位とはさほどの差がなかったので、最低ぐらいのもんなんですけれども、この事態をどのように考えておるのか、お聞きしたいと思います。 ◎教育部長(尾松幸夫君) 議長 ○議長(氏家寿士君) 教育部長             〔教育部長(尾松幸夫君)登壇〕 ◎教育部長(尾松幸夫君) 議員ご指摘のとおり、本市の学校、幼稚園のトイレの洋便器率は県下でも最低の水準となっております。文部科学省の発表では、全国の公立小・中学校の洋便器率は、前回調査の平成28年度が43.3%でしたが、今回が57.0%と、14.7%上昇しております。また、香川県全体でも、平成28年度の41.1%から59.2%と、18.1%上昇しております。これに対し本市の小・中学校の洋便器化率は34.8%から35.9%と、ほとんど増加していないのが現状であります。これは、この間、トイレの新設につきましては洋便器としたものの、既存の和便器を洋便器に取り替える改修がほとんど行われなかった結果と考えております。 ◆13番(内田等君) 議長 ○議長(氏家寿士君) 内田等君             〔13番(内田 等君)登壇〕 ◆13番(内田等君) ありがとうございました。   いろんな施策、いろんな事業をやる場合に、よく他市との比較がありますけれども、私は他市と比較して、ただ単にその数値が悪いだけで、善通寺市もその事業をやれとかというような考え方にはくみしませんけれども、ただ、その事業が有益性で、かつ善通寺市に必要性があるのならやるべきだというように考えております。   この洋便器率を考えたときにですけれども、新聞のチラシなんかに建て売りなんかが入っておりますけれども、トイレは全部洋式です。それから、工務店の方にもお聞きしたら、最近は、みんな和式の便器をしたいという人はほとんどないそうでございまして、もうどこの家庭においても皆洋便器になっておるということでございまして、そのことを踏まえまして、幼稚園なんか学校訪問させていただいたときに先生方にお聞きしたら、幼稚園児は、家庭が洋便器なものですから、和便器でしゃがんでするということを怖がるそうです。非常になかなかしにくいということがあります。それから、小・中学校においては、男子生徒が学校で大便をすると、からかいやいじめの原因にもなるということもお聞きしておりますので、この際、これらのことを考えると、洋便器化率を進めてはどうかというふうに考えております。   この大規模改修につきましてはトイレの改修ですけれども、文部科学省においては、学校施設環境改善交付金というのが用意されておりますので、これらを利用してすることもできるかとも思っております。また、洋便器も、今現在、洋便器になっているのもあるんですけれども、これも先生方にお聞きすると、冬、冷たくて、なかなかそこに子どもたちが座りにくいんだと。家庭の分は全て温水の温かい便座になっておりますので、そういうところの改善もしていただく必要があろうかと思うんですけども、どういうようなお考えか、お聞きしたいと思います。 ◎教育部長(尾松幸夫君) 議長 ○議長(氏家寿士君) 教育部長             〔教育部長(尾松幸夫君)登壇〕 ◎教育部長(尾松幸夫君) 和便器から洋便器への整備につきましては、計画的に進めていく必要があると考えております。今後、幼稚園や小・中学校のご意見なども聞いてまいりまして、順次計画的に、まずは洋便器化を進めてまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。 ◎市長(平岡政典君) 議長 ○議長(氏家寿士君) 市長             〔市長(平岡政典君)登壇〕 ◎市長(平岡政典君) 今回、内田議員から、この質問がございました。部長会でいろいろ答弁を考えておりましたが、私と教育委員会の考え方が少し違っていた問題がありまして、それは、子どもたちは洋便器に座るのが、ほかの子どもたちが座った後、じかに座るのはいかがなもんかということで、洋便器というものは、なかなか子どもたちの理解が得られてないというようなことを私はそう思っていました。だから、ほかの市町に比べまして洋便器の改修率が少なかったと、私はそう思っておりましたけども、今回の質問をいただきまして、学校のほうも、子どもたちも、洋便器のほうが使いやすいということでございましたので、これから改修率を高めていきたいと、このように思っております。 ◆13番(内田等君) 議長 ○議長(氏家寿士君) 内田等君             〔13番(内田 等君)登壇〕 ◆13番(内田等君) ありがとうございました。   市長自ら洋便器にしていくということで、そのようにお願いしたいと思いますけれども、これは公立に限らず私立も、また子ども課──保育所園においても、善通寺市民の子どもたちですので、そのことについても取組のほうを考えていただいたらというようにお願いしときまして質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(氏家寿士君) 以上で内田等君の一般質問を終結します。   次に、林野忠弘君。             〔16番(林野忠弘君)登壇〕 ◆16番(林野忠弘君) 16番林野忠弘でございます。一般質問を、通告に従いましてさせていただきます。   まず第1番に、保健行政について、通所介護施設送迎の共同化ということについてお伺いいたします。   私の近くの方で、毎日、朝8時過ぎに、また晩は5時過ぎにデイケアで送迎をいたしております。それを見てますと、非常に大変だなあと、このように思って話しかけますと、これはもう親孝行やから、私の仕事でさせてもらってますと。その代わり、ちょいちょい近くであった行事とか、そういうなんは出席できませんけれども、どうぞよろしく頼んますと。これは学校の校長先生を退職した方でございまして、非常によくできとるなあと、なるほど親孝行するために、そういうことで恩返しをしておるんだなというふうなことを感じました。   そこで、現在、善通寺市で介護送迎をしておる各事業者がおいでると思いますけれども、市内の送迎実態はどのようになっておるか、実態を調査されとるのであれば教えていただきたいと、このように思います。 ◎保健福祉部長(大川浩司君) 議長 ○議長(氏家寿士君) 保健福祉部長             〔保健福祉部長(大川浩司君)登壇〕 ◎保健福祉部長(大川浩司君) ただいまの林野議員さんのご質問にお答えをいたします。   現在、本市には、通所デイサービス事業所が18か所あり、延べ400名余りの方がご利用をされております。送迎につきましては、それぞれの事業所ごとに職員が送迎業務を行っていると認識をしております。   送迎業務はサービスの内容に含まれており、送迎時にも介護が必要であることや家族と利用者の情報を共有することができる機会であることなどから専門職が送迎に従事し、利用者を支援していることは非常に大切な業務の一つであると考えております。 ◆16番(林野忠弘君) 議長 ○議長(氏家寿士君) 林野忠弘君             〔16番(林野忠弘君)登壇〕 ◆16番(林野忠弘君) 18か所で400人おいでるというふうに聞いておりますけれども、非常に多いなあと、このように思っております。この実態を見まして、業者間の競争や事業者に任すということだけでなくて、共同配送を行ったらどうだろうかなと。そして、コスト面で事業者の経営圧迫を抑えたり、また送迎者の多くは、本業は介護をされております。それを専門としておる職員であると思いますんで、その方の人材不足、それから、その負担は非常に大きいと、このように思います。また、途中で交通事故などに遭われる痛ましい事故もあろうかと思います。   それらを解消するために、三豊市では、通所介護施設の送迎業務を効率化するために実証実験が行われておると聞いております。利用者の送迎は、通う施設が違えば、隣同士でも別の車両がやってきて送迎をされております。このようなことから、ぜひ共同送迎を本市も検討して実施すべきと思いますが、事業者と利用者の利便性や迅速な効率化を図るために、三豊市の事例もありますけれども、あわせて、丸亀市では、道路交通法で登録とか許可が必要のない相互に送迎するというふうなシステムをつくっておるようでございますけれども、それが必要で有効であるということで、来年からは丸亀が相互送迎を取り入れようというふうな計画もしておるわけでございます。   なお、本市においては福祉バスということで、当初、市民バスが、今、空海号でございますが、できました。それで高齢者の方や市民の足の確保をするということでできておりますけれども、この機会に、その福祉バスのダイヤを見直しして、増便をするとか臨時便を出すとか、また専門の送迎バスを出すとか、いろいろ考えられると思いますので、ぜひ三豊市の共同化とか丸亀の相互運送、これらを参考にしながら実施していただきたい。   なお、あわせまして、先ほどゼロカーボン都市宣言の問題が出ておりますけれども、ぜひこの機会に、電気自動車や水素燃料自動車、こういうなのを更新するときには、価格が高いという話も聞きましたけれども、ぜひ善通寺市の取組を図っていただければありがたいと、このように思いますけれども、その辺のところはいかがでしょうか。 ◎保健福祉部長(大川浩司君) 議長 ○議長(氏家寿士君) 保健福祉部長             〔保健福祉部長(大川浩司君)登壇〕 ◎保健福祉部長(大川浩司君) ただいまのご質問にお答えをいたします。   議員ご指摘のとおり、三豊市では、自動車メーカーと社会福祉協議会で福祉介護共同送迎サービスに向けた3者連携協定を締結し、参画する山本地域、財田地域の通所介護事業所5施設が保有する車両を利用し、希望のあった利用者を対象に11月に共同送迎サービスの実証事業を行っております。   三豊市の担当者に確認をしたところ、今後、事業効果等について検証し、本格的な実施の可否を検討するとのことですが、事業所の人的負担が軽減される一方で、車両の運行管理費といった介護サービス以外の費用の発生や運転手の確保などの課題があるとのことでした。   本市といたしましては、三豊市の検証結果を注視してまいりたいと考えておりますが、さきに述べました送迎業務の重要性や、三豊市に比べ本市がコンパクトなまちであることなどの視点から、利用者の安全を第一に、より利用者に寄り添ったきめ細やかなサービスの提供が実施できるのかを、今後、調査研究していきたいと考えておりますので、ご理解を賜りますようよろしくお願いいたします。 ◆16番(林野忠弘君) 議長 ○議長(氏家寿士君) 林野忠弘君             〔16番(林野忠弘君)登壇〕 ◆16番(林野忠弘君) ありがとうございます。   本市は、コンパクトで非常にまとまったまちであるということで、三豊市の研究もいろいろしていただいて、また、丸亀市も早速取り入れておるようでございますし、本市に独自にある市民号──空海号ですね、これをうまく活用しながら、送迎について利便を図っていただくと、このようなことをお願いいたします。   次に、農林行政についてお伺いをいたします。   1番として、ため池の保全についてお伺いをいたします。   最近、ホテイアオイが異常に繁殖して、その対応についてお伺いをしたいと思います。   ホテイアオイは、観賞用の非常に美しい緑の薄紫の花が咲いて、一方、繁殖力の強さで全国の池や河川で異常繁殖することで、青い悪魔というふうな異名を持つ浮草で、生態系に被害を及ぼす可能性があるとして、環境省が重点対策外来種に指定しており、安易に捨てたりしないでほしいというふうな呼びかけをしてると。最近の新聞によりますと、10月31日の新聞ですけれども、青い悪魔、2キロの帯ということで、ホテイアオイの異常繁殖としての見出しがあります。高松の春日川の一帯が報告されています。   これについてお伺いをしたいと思いますが、本市のため池を見ますと、過去に大発生をした池がございます。これは金蔵寺駅から北の千代池の上池でございまして、その池に大発生をいたしまして、順の悪いことに、そのホテイアオイが池から流れ出て多度津沖へ行きました。多度津沖で枯れまして、それでノリ網にかかる、それから漁網にかかるということで大きな被害を出しました。それで、下流の漁民の方が非常に怒りまして、裁判沙汰になろうというふうなことになりまして、それで千代池の前池の水利係は急いで何人もかかって、何日もかかって、除去したわけでありますけれども、そのときに、順の悪いことに大水が出て、それで、そのホテイアオイがあるばかりに水位が上がって、稲木の北部の一帯が浸水をいたしました。そういう事件もありました。   そこで、最近、幾つかの池を見に参りましたけど、特に市内では竜川の道池ですか、竜川小学校のすぐ東にあろうかと思いますが、そこに大発生をいたしております。池全体に繁茂して、早く取り除かなければ生態系に懸念があって、冬場に枯れて腐敗したら異臭がする、非常に臭う。小学校もありますし、幼稚園もありますし、付近にも営業しておるレストラン等がありますけれども、非常に環境が悪化をすると。そこで、春に水をためて、それで流れ出たときには、多度津じゃなくて、今度丸亀の沖に流れるおそれがあるということで非常に心配しておるわけですけれども、水利係の方、土地改良の方だろうと思いますけど、道池の樋門が4か所ありますけども、3か所に流出しないようにネットを張って、そういう対策を取っておりますから、流出することはないようでございますけれども、やはりホテイアオイが繁茂することによって生態系が壊される。見に行っていただいたらびっくりするんですけれども、もう池の水はないし、魚はおりませんし、魚もすめないというようなことになっております。そういうことについて、本市としてはどのように対応されるのか、お伺いをいたします。 ◎産業振興部長(芝秀和君) 議長 ○議長(氏家寿士君) 産業振興部長             〔産業振興部長(芝 秀和君)登壇〕 ◎産業振興部長(芝秀和君) ただいまのご質問にお答えをいたします。   ホテイアオイは南アフリカ原産で、水面に浮かんで生育する水草でありまして、日本では、本州中部地方から南の湖沼や池、さらには緩やかな流れの川にも分布をしております。香川県内におきましても、多くのため池や河川に生育しており、議員も申し上げられておりましたが、先月には、高松市を流れる春日川で異常繁殖をして、管理者である高松土木事務所がホテイアオイを撤去する様子が全国ニュースで取り上げられました。   議員ご指摘のとおり、このホテイアオイは水面を覆うように繁茂することから、水生動物の生態系への影響が懸念されているほか、冬場には葉が枯れ、腐敗するなどして環境に悪影響を与えることから、早めの撤去が必要となっています。本市におきましては、猛暑による水の富栄養化を起因とした異常繁殖が発生しており、ため池を管理する水利組合より対応に苦慮しているとの報告を受けております。   これらホテイアオイの対策につきましては、保全活動費の全額を補助金で対応することのできます農地多面的機能保全管理事業を活用して適正なため池の管理をしていただきますよう推進をしてまいります。 ◆16番(林野忠弘君) 議長 ○議長(氏家寿士君) 林野忠弘君             〔16番(林野忠弘君)登壇〕 ◆16番(林野忠弘君) ありがとうございます。   この道池だけでなくて、過去にも吉原の大池、ほかの池も発生しておりますけども、大事に至ってないと。これは少ないときから早く発見して、早く対処しないと、もう1、2か月の間で、春日川の場合は1か月ぐらいの間に2キロぐらい繁茂したと、こういうことであります。そんなことで、県が今、1,000万円かけて回復しておるようでございますけれども、まだまだこの冬はいっぱいかかろうかというようなことであります。   先ほどの中で、保全活動費の全額を補助金で賄えるということでございますので、多面的機能保全管理事業、これに参加をしていただいて、その辺の指導は農林課のほうでしていただいて、地元の水利組合や土地改良区とよくご相談しながら、経費の負担がかからないように、補助金で100%補助していただく事業でございますので、補助金で解決をしていただくように、ぜひ取り組んでいただきたいと、このように思っております。   次に、稲木北部の上池の浸水対策と、その進捗状況についてお伺いいたします。   金蔵寺駅の北の、先ほども話ししましたけども、千代池の前池のまだ上に上池っていうのがございまして、水位が非常に高くて、数年に一回は洪水のようなことで床下浸水が起こったことが何度もございますし、それから、付近の農地が3ヘクタールぐらいあるんですけども、そこも浸水して耕作放棄地になっとったわけでございます。そんなことで非常に苦労しておりますので、私も2回ほど一般質問をして、その回答は、県営で排水工事をするということはお聞きしておるんですけれども、その後どのように進捗しておるか、お伺いをいたしたいと思います。 ◎産業振興部長(芝秀和君) 議長 ○議長(氏家寿士君) 産業振興部長             〔産業振興部長(芝 秀和君)登壇〕 ◎産業振興部長(芝秀和君) ただいまのご質問にお答えをいたします。   議員ご指摘のとおり、稲木北部の当該地区は、多度津町に所在する上池の水位が高いこと、また上池への導入水路の勾配が適正でないことから、大雨時には住宅への浸水が度々起こっております。   この対策といたしましては、香川県が実施する上池の改修工事と併せて、多度津町土地改良区において単独県費補助事業により導入水路を整備する計画となっております。また、工事実施時期につきましては、香川県に問合せをしたところ、来年、令和3年度に実施設計を行い、早ければ令和4年度より工事に着手する予定であるとの回答をいただいております。   市といたしましては、設計協議において、上池の水位を下げていただくよう強く要望するなど、当該地区の浸水防止に努めてまいります。 ◆16番(林野忠弘君) 議長 ○議長(氏家寿士君) 林野忠弘君             〔16番(林野忠弘君)登壇〕 ◆16番(林野忠弘君) ありがとうございます。   この問題は、長い間の懸案でございまして、最近は異常気象で、大雨が降ったら、必ず長靴を履いて渡らないかんような状態になっとるのが現状です。これについては、もう2年ぐらいになろうかと思いますけれども、多度津の町長さんと平岡市長さんが直接話ししていただいて、こういう運びになって非常にありがとうございます。地元の人も、これを聞いたら、非常に喜んで安心してくれると思いますけれども、早ければ令和4年度より着工ということでございますんで、来年、再来年になるというようなことで、でけたら令和3年度、来年度ぐらいには設計をして、遅くても着工ができるようにひとつお願いをして、善通寺市も応分の経費といいますか、費用を払っていただいて協力をして、地元の人が安心していただけるように切にお願いをいたしまして、私の一般質問を終わります。どうもありがとうございました。 ○議長(氏家寿士君) 以上で林野忠弘君の一般質問を終結します。   次に、内田信吾君。             〔17番(内田信吾君)登壇〕 ◆17番(内田信吾君) 17番内田信吾です。   質問項目はたくさんありますけど、短く質問するようにしてますんで、昼御飯までには十分済むと思いますんで、ご協力のほどよろしくお願いをいたします。   まず最初に、防災行政無線の活用についてです。   防災行政無線が市内の全地域をカバーするように設置されました。このスピーカーは、災害の際に市民に対して情報を伝えるものですが、このスピーカーを使い、昼間に限られると思いますが、火災が発生した場合、その火災現場の場所を知らせることを希望する市民もいますが、放送することはできないのか、質問いたします。 ◎消防長(杉本豊和君) 議長 ○議長(氏家寿士君) 消防長             〔消防長(杉本豊和君)登壇〕 ◎消防長(杉本豊和君) ただいまのご質問にお答えをいたします。   現在、火災種別や火災発生地域の周知方法といたしましては、中讃消防指令センターのテレガイド及び中讃ケーブルテレビのテロップによる案内、また、消防団員の招集を目的とした市内14か所に設置しております防災行政無線のモーターサイレン吹鳴によるものがあります。   議員さんのご指摘であります防災行政無線による放送につきましては、広く市民に周知することで、大勢の方が火災現場へ集まることでの活動障害が危惧されます。他市におきましても、道路へ止められた車により緊急車両の通行障害やSNS等の普及により火災現場の撮影による個人情報の漏えい問題が挙げられております。以上の理由から、防災行政無線を活用した市民への広報は、現在考えてはおりません。   最後になりますが、市民の方々の火災予防への取組や消防団員の普及啓発による努力のおかげをもちまして、本年の火災件数は6件と大幅な減少となりました。当本部といたしましても、空気が乾燥し、火災の起こりやすい気象状況を迎えますことから、火災予防広報を継続して行ってまいりたいと考えております。
    ◆17番(内田信吾君) 議長 ○議長(氏家寿士君) 内田信吾君             〔17番(内田信吾君)登壇〕 ◆17番(内田信吾君) 私、調べてみますと、近隣では綾川町において、今年3月まで防災行政無線を使って──昼間ですけども──火災の発生場所を放送していたようです。しかし、今年4月からこれをやめたことによって、住民とか議会でも大問題になりまして、この8月から再度実施を始めたそうでございます。   答弁で、様々なご意見をいただきましたけども、何より住民の協力あっての消防行政でございますので、住民の声を聞く機会も持っていただきたいということを要望いたします。   次に、環境行政についてです。   まず、資源ごみの出し方についてですが、以前は、家電4品目以外では、埋立ごみの袋に入れれば収集してもらえたのに、どうして資源ごみに出さなければならなくなったのかという市民からの意見がありますが、どうしてそうなったのか、質問をいたします。 ◎市民生活部長(宮川庄造君) 議長 ○議長(氏家寿士君) 市民生活部長             〔市民生活部長(宮川庄造君)登壇〕 ◎市民生活部長(宮川庄造君) ただいまのご質問にお答えいたします。   小型家電である携帯電話やデジタルカメラには、レアメタル、鉄、アルミ、金等の有用金属のほか、鉛などの有害な物質を含むものもあり、平成25年4月の小型家電リサイクル法により資源化が開始されております。   本市においては、電気や電池のどちらかを使用するもので、長辺が1メーターまでのものが対象となり、その収集方法は、各地区のステーションに搬出いただくか、投入口が15センチ掛ける30センチの回収ボックスに入るものは、各地区公民館、市役所東玄関、環境課横に設置した回収ボックスをご利用できます。さらに、平日の13時から16時までは、未来クルパーク21への持込みも可能となります。   これら小型家電は、市の有価物として売却し、地区へ交付金としている貴重な資源でありますことから、資源ごみとしての収集にご協力いただきますようよろしくお願いいたします。 ◆17番(内田信吾君) 議長 ○議長(氏家寿士君) 内田信吾君             〔17番(内田信吾君)登壇〕 ◆17番(内田信吾君) 次に、資源ごみに自転車が出せなくなったため、大変市民が困っています。また、事業用のものを出すのは禁止ということで、家庭菜園で使用しているトラクターや耕運機の替え刃や草刈り機なども収集してくれなくなりましたが、どうしてそうしているのか、お聞きをいたします。 ◎市民生活部長(宮川庄造君) 議長 ○議長(氏家寿士君) 市民生活部長             〔市民生活部長(宮川庄造君)登壇〕 ◎市民生活部長(宮川庄造君) ただいまのご質問にお答えいたします。   まず、自転車については、リサイクル自転車事業の実施により、平成30年4月から自転車は粗大ごみの対象になりました。そのため、処分は有料になりますが、未来クルパーク21に持ち込まれたり、自宅まで収集に伺う際に、本市のリサイクル自転車事業に同意し、防犯登録削除届の委任状に記入していただける方は無料となります。   次に、トラクターや耕運機の替え刃については、議員ご指摘の農業を営む、いわゆる事業系廃棄物は引き取ることはできませんが、家庭菜園で使用する場合は引き取ることが可能です。これらのことについては、今後も周知を重ね、市民の皆様方のご理解とご協力を賜りたく存じます。 ◆17番(内田信吾君) 議長 ○議長(氏家寿士君) 内田信吾君             〔17番(内田信吾君)登壇〕 ◆17番(内田信吾君) 再質問します。   資源ごみの場合、各地区とも環境推進会で当番を立てています。収集場所で混乱が起きていますが、市民にどういうふうにして周知しているのか、再質問をいたします。 ◎市民生活部長(宮川庄造君) 議長 ○議長(氏家寿士君) 市民生活部長             〔市民生活部長(宮川庄造君)登壇〕 ◎市民生活部長(宮川庄造君) ただいまの再質問にお答えいたします。   今回、一般質問をいただき、市民の皆様方が自転車やトラクターの替え刃、草刈り機等の処理に困惑されていることを改めて認識いたしました。また、本定例会の一般質問においては、ゼロカーボンを含め、多くの環境行政に係る貴重なご提案等をいただいております。   そこで、環境課では、開催を予定しておりました環境推進連合会会長会について、本会議終了後に開催を変更し、会長様方にご報告すると同時に、内容等も検討したいと考えております。その際、よりよい周知方法等についてもお諮りしたいと存じます。ご理解賜りますようよろしくお願いいたします。 ◆17番(内田信吾君) 議長 ○議長(氏家寿士君) 内田信吾君             〔17番(内田信吾君)登壇〕 ◆17番(内田信吾君) ぜひともよろしくお願いいたします。   私、この質問を書くに当たりまして、その前に、私自身が自転車を処理するという、どうしようかといって、ややこしい手続は嫌やということで、荘内線にあります民間の扱ってくれるところがありますんで、持ち込んでいったわけですけども、そのときに、次々と市民が資源ごみやら新聞紙とか自転車を持ち込んできてまして、大変これやっぱり重要なことやから、ぜひとも質問して、市民の声を届けないかんということでやったわけでございます。   次に、現在、断捨離がブームですが、各家庭で、例えば使われなくなったもの、特に食器や衣料品など埋立ごみに出すのにはもったいないものなどを未来クルパーク21で引き取ってもらえますが、この際、もっと大々的に宣伝し、再使用を奨励する都市宣言するなどできないものでしょうか、質問いたします。 ◎市民生活部長(宮川庄造君) 議長 ○議長(氏家寿士君) 市民生活部長             〔市民生活部長(宮川庄造君)登壇〕 ◎市民生活部長(宮川庄造君) ただいまのご質問にお答えいたします。   未来クルパーク21のプラザ棟1階では、水、木、金曜日の3日間、再生可能な古着や古い家具等を集め、補修再生して展示、売却するほか、エコライフ講座を実施しております。また、プラザ棟2階には、持ち寄られたまだ使用できる品物を展示しております。   プラザ棟の来館者数は、平成30年度には811人、令和元年度は967人と、やや増加しております。しかし、本年度は、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、プラザ棟の利用については自粛をお願いしておりますが、広報等による啓発を行い、積極的にリユース、いわゆる再利用を奨励していきたいと考えております。 ◆17番(内田信吾君) 議長 ○議長(氏家寿士君) 内田信吾君             〔17番(内田信吾君)登壇〕 ◆17番(内田信吾君) コロナ禍の下で外出を控える中で、家の中を整理する断捨離が本当にブームだそうでございます。また、年を取ったために、後のことを考えて身辺を整理する終活も盛んに行われております。再利用は、資源確保とごみの減量にもなります。未来クルパーク21でこんなことをやってると、広く市民に周知していただけるように要望いたします。   次に、プラスチック削減ということで買物袋が有料化されたことに伴い、買物袋を忘れた場合に、燃えるごみの収集袋を買い、買物の際に利用し、くたびれたら本来のごみ袋として利用してくださいのキャンペーン広告を現在していますが、この際、もっと粋なデザインに変更してほしいという市民からの要望がありますから、こんなことはできないのか、質問をいたします。 ◎市民生活部長(宮川庄造君) 議長 ○議長(氏家寿士君) 市民生活部長             〔市民生活部長(宮川庄造君)登壇〕 ◎市民生活部長(宮川庄造君) ただいまのご質問にお答えいたします。   本市では、レジ袋の削減のため、エコバッグを忘れた場合に、レジ袋ではなく、本市のごみの指定袋を購入することを推奨しておりますが、この指定袋のデザインを見直してはどうかというご提案であると思います。   確かに指定袋は、ごみの袋としての実用性を考慮し、デザインされたものであり、買物袋として利用をためらう場合がございます。しかしながら、指定袋を使用するのは、あくまでエコバッグ等を忘れた場合のみであり、本来はエコバッグを持参するよう心がけることこそ重要であると考えます。   さらに、デザインの変更には経費が必要となり、また、袋の試作等の作業で余計な環境への負荷が生じるため、費用対効果、環境への影響等の観点から慎重に検討すべきと考えます。ご理解賜りますようよろしくお願いいたします。 ◆17番(内田信吾君) 議長 ○議長(氏家寿士君) 内田信吾君             〔17番(内田信吾君)登壇〕 ◆17番(内田信吾君) ありがとうございます。   確かに、今、ファッショナブルなごみ袋は必要ないというふうに理解したいと思います。   次に、予防接種についてです。   成人が日常的にかかる肺炎の原因菌としては、肺炎球菌が一番多いと言われています。肺炎でなくなる方の約98%が65歳以上であることから、特に高齢者では、肺炎球菌による肺炎などを予防することが重要になります。   本市においては、いち早く補助金を出してきましたが、この肺炎球菌ワクチンが全国的に不足しています。各病院でも何人待ちの状態が続いています。今年に限り県からも補助金が出ますので、希望する市民が速やかに接種できるようにできないのか、質問をいたします。 ◎保健福祉部長(大川浩司君) 議長 ○議長(氏家寿士君) 保健福祉部長             〔保健福祉部長(大川浩司君)登壇〕 ◎保健福祉部長(大川浩司君) ただいまの内田信吾議員さんのご質問にお答えをいたします。   新型コロナウイルス感染症に備え、インフルエンザ等の流行期における医療提供体制を確保するとともに、重症となる罹患患者を減少させることを目的に、今年度は、香川県がインフルエンザ及び肺炎球菌ワクチンの予防接種の自己負担額の軽減助成を行うことにより、接種を希望する人が増えたことで肺炎球菌ワクチンが不足している状況になっております。   予防接種ワクチンの供給につきましては、薬剤メーカーが医療機関の発注によって直接出荷する形態を採っており、現時点では発注量が供給量を上回る見込みであることから、出荷量の調整が行われている状況にあります。そのため、注文した数のワクチンが医療機関に入荷しない状況であり、予約をしても、すぐに接種できないことが想定されます。   本市といたしましては、医師会の協力を得ながら、できる限りの情報を市民に発信できるように努めております。 ◆17番(内田信吾君) 議長 ○議長(氏家寿士君) 内田信吾君             〔17番(内田信吾君)登壇〕 ◆17番(内田信吾君) また、インフルエンザワクチンも不足していますが、本市におきましては、県内で一番早くインフルエンザ予防接種の費用補助を行い、子育てしやすいまち善通寺としてきました。しかし、現在では、高校卒業までの費用補助を、県内ではまんのう町、琴平町、宇多津町、そしてさぬき市が実施しています。子育て支援の先進地、善通寺においてこそ早期に実施すべきではないでしょうか。 ◎保健福祉部長(大川浩司君) 議長 ○議長(氏家寿士君) 保健福祉部長             〔保健福祉部長(大川浩司君)登壇〕 ◎保健福祉部長(大川浩司君) ただいまのご質問にお答えをいたします。   先ほども申しましたとおり、今年度は、香川県がインフルエンザ予防接種の自己負担額の軽減助成を行うことにより接種を希望する人が増えたことで、インフルエンザワクチンも不足する状況となっております。   子どものインフルエンザ予防接種は任意接種であり、県内では、これまで自己負担額を助成していた自治体は少なかったんですが、本市におきましては、県内では一番早く、平成26年度より1回1,500円の助成を行ってまいりました。また、本年度は、県の助成と合わせて、中学3年生まではほぼ無料で接種できる体制としておりますが、ワクチンの不足により市民の皆様にはご心配をおかけしている状況にあります。   議員ご指摘の助成年齢を高校卒業まで拡大することにつきましては、今年度は対応することが難しいのですが、来年度以降の実施につきましては検討してまいりたいと考えております。 ◆17番(内田信吾君) 議長 ○議長(氏家寿士君) 内田信吾君             〔17番(内田信吾君)登壇〕 ◆17番(内田信吾君) 来年度、ぜひ予算化してもらいたいというふうに要望いたします。   次に、子育て支援についてです。   私が質問通告書を提出した後で政府が施策を発表しましたが、せっかくですので質問いたします。   このコロナ禍の下で不安定な収入の多いひとり親の家庭に対して、既に支払われて大変助かったと言われていますひとり親世帯臨時給付金を再度支給してほしいという声が広がっています。市独自の施策として、2回目の実施は検討できないのか、質問いたします。 ◎保健福祉部長(大川浩司君) 議長 ○議長(氏家寿士君) 保健福祉部長             〔保健福祉部長(大川浩司君)登壇〕 ◎保健福祉部長(大川浩司君) ただいまのご質問にお答えをいたします。   新型コロナウイルス感染拡大の影響による本市独自の施策としてひとり親世帯等支援給付金を、児童手当受給世帯を対象に子育て世代支援給付金を、それぞれ5月に支給いたしました。その後、ひとり親世帯につきましては、国のひとり親世帯臨時特別給付金が創設され、7月に支給をいたしました。   議員ご指摘のとおり、現在、国において、再度、ひとり親世帯に対する給付金を予定しております。議員ご質問の本市独自のひとり親世帯への給付につきましては、国の給付事業を優先して実施したいと考えておりますので、ご理解を賜りたいと存じます。 ◆17番(内田信吾君) 議長 ○議長(氏家寿士君) 内田信吾君             〔17番(内田信吾君)登壇〕 ◆17番(内田信吾君) 次に、滞納処分についてです。   税金、特に金額の張る国民健康保険税や介護保険料の支払いが滞った場合の滞納整理の方法はどうしているのでしょうか。   また、差押えの現状についてですが、どの段階で差押えを実行しているのか、お聞きいたします。全国では、資産の差押えが介護保険料の差押えだけでも年間2万人にも上るということで、このように新聞報道もされております。本市のこの現状と、その解決策にどう取り組んでいるのか、質問いたします。 ◎市民生活部長(宮川庄造君) 議長 ○議長(氏家寿士君) 市民生活部長             〔市民生活部長(宮川庄造君)登壇〕 ◎市民生活部長(宮川庄造君) ただいまのご質問にお答えいたします。   まず、税金や介護保険料などの支払いが滞った場合の滞納整理の方法についてですが、納期限までに税金等が納付されない場合は、法律の規定に基づき、納付の履行を請求するため督促状を送ります。また、督促しても納付されない場合は、納付を促すため催告状を送ります。しかしながら、それでも納付されない場合には、中讃広域行政事務組合租税債権管理機構へ徴収事務を移管する旨の最終催告書を送ることになります。さらに、この段階で納付や相談がない場合には、原則として徴収事務そのものを租税債権管理機構に移管することになります。   その後、滞納者の財産調査を行い、換価が可能な財産があることが判明した場合には、預貯金、保険、給与、不動産、動産などの差押えを行い、換価することで滞納している税金等に充てるほか、調査の結果、換価すべき表見財産が見つからない等の事情があれば、滞納者の自宅等の捜索を行うこともございます。   次に、差押えの現状についてでありますが、昨年度の状況を申し上げますと、件数で326件、このうち租税債権管理機構によるものが287件、市によるものが39件となっております。326件の財産別の内訳といたしましては、預貯金が237件、生命保険が38件、給与が25件、不動産と動産が各1件、その他が24件となっております。   一方、本年度の状況といたしましては、現下の新型コロナウイルス感染症による経済活動への影響等を考慮いたしまして、11月末現在で差押えの件数は161件となっており、このうち市による差押えはいたしておりません。   本市といたしましては、公平な税金や保険料の負担を確保するため、引き続き納付できる資力があるにもかかわらず納付に応じていただけない滞納者に対しては、差押え処分をはじめ毅然とした対応で臨む一方、誠実に納税相談等に応じていただける場合には、個々の案件に応じたきめ細かな納付指導に努めてまいりたいと考えておりますので、ご理解を賜りますようよろしくお願いいたします。 ◆17番(内田信吾君) 議長 ○議長(氏家寿士君) 内田信吾君             〔17番(内田信吾君)登壇〕 ◆17番(内田信吾君) へらこげな人には、きつい差押えも必要やと思いますけども、さて、この差押えを実行する場合、何を基準にして行っているかということを再質問させていただきたいと思います。 ◎市民生活部長(宮川庄造君) 議長 ○議長(氏家寿士君) 市民生活部長             〔市民生活部長(宮川庄造君)登壇〕 ◎市民生活部長(宮川庄造君) ただいまの再質問にお答えいたします。   税金や介護保険料などの支払いが納期限までになかった場合、法律の規定に基づき督促状を送りますが、それでも納付されない場合は、差押え等の滞納処分により財産を換価して、滞納した税や保険料に充てることが地方税法等により定められております。   しかしながら、先ほど申し上げましたとおり、督促状の後には、本市からの催告状、そして租税債権管理機構への移管、同機構からの催告や納税指導等、段階を重ねて何度も滞納者に納付を促し、指導を行っております。特に本年度につきましては、現下の未曽有の事態とも言えるコロナ禍の中、徴収猶予や分割納付について非常に多くの相談が寄せられるなど、平時にも増して、よりきめ細かな納税指導に努めております。   また、租税債権管理機構の担当者とも、差押えを行うに当たっては、コロナの経済対策である定額給付金や持続化給付金などに関わる預金の差押えを行わないことをはじめ、新型コロナウイルス感染症の影響について十二分に配慮した徴収事務を行うよう打合せを重ねております。何とぞご理解のほどよろしくお願いいたします。 ◆17番(内田信吾君) 議長 ○議長(氏家寿士君) 内田信吾君             〔17番(内田信吾君)登壇〕 ◆17番(内田信吾君) 感染症で大変な経済状況になっとりますので、重々市民を泣かせないように優しく納税指導をしていただきますよう要望いたしまして、私の質問を終わります。 ○議長(氏家寿士君) 以上で内田信吾君の一般質問を終結します。   次に、安井一博君。             〔6番(安井一博君)登壇〕 ◆6番(安井一博君) 6番安井一博です。通告に基づきまして、順次質問させていただきます。   最初に、庁内のドレスコード緩和についてお尋ねをいたします。   クールビズに代表される庁内の軽装執務を夏期に限定せず、通年で実施してはどうかということをお尋ねいたします。   昨年、三井住友銀行が、スーツ着用を原則とする服装規定をなくす試みを始めたことが大きな反響と話題になっていました。そこからほかのメガバンクにも広がっていき、通年でノーネクタイを認めるビジネスカジュアルを導入したりと、ドレスコードの緩和に踏み切っています。そして今は、銀行以外でも多くの企業が通年でカジュアル化を導入しております。具体的には、ノーネクタイやノージャケットを通年で許容し、働きやすさを追求することで業務の効率化やストレスの軽減を図りたいという考えです。また、クールビズ、ウオームビズとは、本来、過度な冷暖房を抑制して二酸化炭素の排出削減を促進することを目的としておりますことから、環境対策として位置づけられています。   また、通年カジュアル化を導入している企業におきましては、SDGs──持続可能な開発目標の目標8「働きがいも経済成長も」、そして目標13「気候変動に具体的な対策を」、この達成に貢献する取組の一つとして捉えられています。   行政機関では前例の少ない取組のようです。しかしながら、本市におきましては、2050年までに地域で排出する二酸化炭素実質ゼロを目指すゼロカーボンシティーに挑戦しておりますことから、先進的に取り組んではどうでしょうか。そして、職員の主体性を重視した働き方改革にもつながるのではないかと考えています。当局のお考えをお聞かせください。 ◎総務部長(近藤浩行君) 議長 ○議長(氏家寿士君) 総務部長             〔総務部長(近藤浩行君)登壇〕 ◎総務部長(近藤浩行君) ただいまの安井議員さんのご質問にお答えいたします。   環境省においては、地球温暖化対策といたしまして、夏場の冷房時の室温を28度に設定することを推奨しておりますことから、当市におきましても、平成17年度より28度の室温で快適に仕事ができる服装、いわゆるクールビズを取り入れており、現在は5月1日から10月31日までの間、実施をしております。一方、冬場の暖房時には20度の室温で快適に仕事ができる服装、いわゆるウオームビズを11月1日から3月31日までの間、実施をしております。   このような取組における身だしなみはオフィスカジュアルと言われるものですが、相手に不快感を与えない、節度のあるものがビジネス上のマナーとされております。本市におきましても、平成23年に職員向けの服装等のガイドラインを設定いたしまして、市の職員としてふさわしい身だしなみの指針を示しているところでございます。   安井議員さんご指摘のように、ドレスコードの緩和は、民間企業を中心といたしまして徐々に広がってきておりますが、特に公務員における身だしなみにつきましては、市民の皆さんがどう感じるかを判断基準とすべきであることから、ドレスコード緩和には慎重に検討し、取り組んでいかなければならないと考えております。 ◆6番(安井一博君) 議長 ○議長(氏家寿士君) 安井一博君             〔6番(安井一博君)登壇〕 ◆6番(安井一博君) ご答弁ありがとうございます。   小泉進次郎環境大臣は、軽装や重ね着などで冷暖房の過度な使用を控えるクールビズ、ウオームビズについて、来年、2021年度から、クールビズは5月から10月までといった実施期間を設定しないことを明らかにしています。地球温暖化による気温上昇が進み、従来の期間設定はなじまなくなったためとしています。環境省としては、例えばネクタイをする、しない、ジャケットを着る、着ないといった様々な選択肢の中から、それぞれの判断で軽装をはじめとした適切な服装の選択などを行っていただけるよう呼びかけていくと述べています。   私は、TPOを全く考えないで、服装についてどんな格好でもよい、自由でいいのではないかと提案しているわけではありません。そして、一斉に全ての職員にネクタイをするな、ジャケットを着るなと言ってるわけでもありません。常識的な服装を原則とし、基準は定めない、時と場に応じた服装を各職員がより主体的に判断することが望ましいのではないかと思っています。   現在、クールビズは軽装執務を取り入れているわけですので、クールビズと同様な指針で、ウオームビズに対しても軽装執務ができるのではないでしょうかと思っております。再度ご検討いただきますことを要望いたしまして、この質問を終わります。   次に、いじめ問題についてお伺いいたします。   文部科学省の2019年度の問題行動・不登校調査の結果がこの10月に報道されていました。それによりますと、認知したいじめは、過去最多を更新して全国で61万2,498件、香川県におきましても過去最多の3,190件ということでありました。ふざけ合いなどの軽微なものやささいな兆候も積極的に把握した結果と肯定的に評価されておりましたが、全国的に増加傾向であることは事実であります。   2015年、岩手県矢巾町の中学2年生の男子生徒がいじめを苦に自殺したと見られる事件を受け、文部科学省の指示でいじめの認知方法の見直しがありました。その際に同様の質問をさせていただきましたが、そのときの香川県の認知件数は436件でしたので、約7倍の増加となっていることに驚いております。   そこで、本市における2019年度のいじめの認知件数、内容、状況等についてお聞かせください。   それから、現在のコロナ禍におきましては、ウイルスの感染拡大がいじめにつながっているのではないかと危惧をされています。親が医療関係者であることを理由としたり、感染を懸念して欠席する子どもをいじめの標的にするなどの事例を報道などで耳にします。また、親の雇用環境の悪化により子どもがストレスを抱えていたり、ウイルスへの不安からのストレスでいじめの行動につながっているのではないかと心配されています。本市のコロナ禍での状況も併せてお聞かせください。 ◎教育部長(尾松幸夫君) 議長 ○議長(氏家寿士君) 教育部長             〔教育部長(尾松幸夫君)登壇〕 ◎教育部長(尾松幸夫君) 安井議員さんのご質問についてお答えいたします。   2019年度のいじめの認知件数は、小学校で72件、中学校で92件でありました。小学校では、前年度より67件減少し、中学校では28件減少しております。   いじめの主な内容としましては、冷やかされたりからかわれたりする、悪口や気になっている嫌なことを言われる、仲間外れや無視される、携帯電話等で誹謗中傷や嫌なことをされるなどであります。   どの学校も、いじめが判明次第、いじめ対策委員会を開き、いじめられた子ども、いじめをした子どもの両方から事情を聞いたり、周りにいた子どもたちからも聞き取りをするなど迅速に対応をしております。さらに、双方の保護者の方にも説明し、ご理解をいただいております。いじめは、どの子どもにも、どの学校でも起こり得るという意識を持って、判明した場合、速やかに解決するよう指導しているところであります。   一方、現時点で、新型コロナウイルスの感染拡大によるいじめの報告はありません。教育委員会としましては、文部科学省からの新型コロナウイルス感染症の感染者等に対する偏見や差別の防止等の徹底についてという通知や県教育委員会からの学校再開に当たっての新型コロナウイルス感染者等に対するいじめの未然防止についてという通知を中心に、校長会等において指導を徹底しているところであります。今後も、いじめ問題が発生しないよう指導してまいりたいと考えております。 ◆6番(安井一博君) 議長 ○議長(氏家寿士君) 安井一博君             〔6番(安井一博君)登壇〕 ◆6番(安井一博君) ありがとうございました。   全国的に過去最多と増加傾向の中、本市におきましては、前年度と比べて減少しているとのことでありまして、迅速な対応とご指導もいただいている結果だと思います。また、コロナウイルス感染拡大の影響につきましても、未然防止に指導を徹底していただいているということ、そしていじめの報告はないということでありましたので、安心をいたしました。   いじめ問題は、苦しんでる子どもを、いかに早く見つけて支援してあげることが大切だと思います。加えて、子どもたちが相談しやすい環境をつくること、重大事態になる前に苦しんでる子どもの声を聞いてあげることが重要でないかと思います。他人に話すことで心が安定し、自ら問題点を整理して解決方法を見いだすことにもつながるのではないかと考えます。   今年の9月定例会におきまして、LINE公式アカウントの導入について質問をさせていただきましたが、その中の活用事例の一つといたしまして、LINEを利用した児童・生徒向けのいじめ等の相談受付をしている自治体について紹介をさせていただきました。文部科学省は、このSNSによる相談事業について、来年度から全国展開をする方針を示していると聞いております。   相談支援につきましては、教職員の支援だけでなく、スクールカウンセラーの配置などで対応をいただいていますが、対面や電話による相談が苦手な子どもたちも多くいるのではないでしょうか。相談したくてもできずにいる子どもはたくさんいるのではないでしょうか。SNSを利用した手段で相談できるようにすることも重要だと考えています。当局のお考えをお聞かせください。 ◎教育部長(尾松幸夫君) 議長 ○議長(氏家寿士君) 教育部長             〔教育部長(尾松幸夫君)登壇〕 ◎教育部長(尾松幸夫君) SNS等を活用した相談体制についてのご質問にお答えいたします。   スマートフォンの普及等に伴い、コミュニケーション手段においては、SNSが圧倒的な割合を占めるようになっている現状において、文部科学省が来年度から実施しようと考えているSNS等を活用した相談体制は、とても有効で重要であると考えております。本県におきましては、県教育委員会のホームページからメール等で24時間相談できる体制が整っており、既に運用されているところであります。   このことから、本市におきましても、SNSを活用した相談体制を実施しようと考えているところでありますが、不特定多数の者に見られる可能性のあるSNSを生徒との相談業務に使用することは、高度なセキュリティを設定する必要があります。また、相談活動には、常駐の臨床心理士などの専門的なスタッフが必要となるため、その確保も課題であります。   今後とも県の考え方、他市町の動向を注意しながら、子どもたちが相談しやすい環境づくりがどうあればよいか、考えてまいります。 ◆6番(安井一博君) 議長 ○議長(氏家寿士君) 安井一博君             〔6番(安井一博君)登壇〕 ◆6番(安井一博君) ご答弁ありがとうございました。   最近は、民間が運営しているSNS相談アプリというものもありまして、非常によくできたものでして、実際に導入をされている学校もあるようです。近年の問題行動調査では、いじめられたときに、誰にも相談していない児童・生徒が増えていると聞きました。電話及びメールでの本人からの相談の利用が少なく、子どもたちのコミュニケーションツールが電話やメールからSNSに変化してることも要因の一つではないかと私は思っております。   しかしながら、今、ご答弁いただきましたように、県の教育委員会のメールや電話などによる24時間体制の設置は必要でありますし、非常に有効なものであると捉えておりますし、先ほど申し上げました文部科学省が来年度から全国に展開しようとしているSNSに相談事業、そして病院やスクールカウンセラーへの相談支援など、あらゆる手段を使って相談体制の強化をすることが重要であると考えています。   本市におきましても、SNSを活用した相談体制の実施を考えていただいているということでありましたので、ぜひご検討を進めていただきますようお願い申し上げまして、この質問を終わります。   続きまして、ICTを活用した不登校対策について質問をさせていただきます。   先ほどのいじめ問題と同様に、文部科学省の2019年度の問題行動・不登校調査でも、小・中学生の不登校数は過去最多とされています。病気や経済的状況以外の理由で年に30日以上登校していない小・中学生、いわゆる不登校につきましても、過去最多の18万1,272人としており、7年連続の増加ということで心配をされます。   そこで、不登校につきましても、本市の状況をお聞かせください。また、私の周りでも、コロナウイルス感染拡大の影響で不登校になってしまった高校生のお子さんの話を複数お聞きいたしました。本市におきましても、コロナウイルス感染拡大が不登校に影響があるのかどうか、併せてお聞かせください。 ◎教育部長(尾松幸夫君) 議長 ○議長(氏家寿士君) 教育部長             〔教育部長(尾松幸夫君)登壇〕 ◎教育部長(尾松幸夫君) 安井議員さんのご質問の本市における不登校児童・生徒の現状についてお答えいたします。   2019年度の不登校児童・生徒は、小学校10名、中学校で35名でありました。前年度よりも小学校で3名、中学校で2名増えており、2017年度から少しずつ増加しているのが現状であります。   なお、新型コロナウイルス感染症拡大の影響で不登校になった児童・生徒は、現時点ではないところであります。 ◆6番(安井一博君) 議長 ○議長(氏家寿士君) 安井一博君             〔6番(安井一博君)登壇〕 ◆6番(安井一博君) ありがとうございました。   2017年度から少しずつ増加をしているという点につきましては、心配されるところではありますが、コロナウイルス感染拡大の影響で不登校になった児童・生徒はいないということにつきましては安心をいたしました。   本市におきましても、電子黒板の導入やタブレット等によるICT化が進んでおります。GIGAスクール構想により、小・中学生に一人1台のタブレットパソコンが配備されます。ICTの導入は、ウイルス感染症の拡大が問題となっている今日のような状況でも、児童や生徒たちの学ぶ環境を失わないために、各家庭でオンライン授業を可能にすることも大きな目的であると思います。   そこで、不登校対策といたしまして、大勢がいる教室で学ぶのはしんどい子どもに対しまして、ICTは、学習機会や学校とのつながりを確保するための非常に有効なツールとなります。授業のライブ配信に乗り出す教育委員会もあるとお聞きしています。ICTを活用した不登校対策につきましてどのようなお考えをお持ちなのか、お聞かせください。 ◎教育部長(尾松幸夫君) 議長 ○議長(氏家寿士君) 教育部長             〔教育部長(尾松幸夫君)登壇〕 ◎教育部長(尾松幸夫君) ICTを活用した不登校対策についてお答えいたします。   新型コロナウイルス感染症拡大予防のため、4月13日から一斉の臨時休校となり、その後、5月18日から分散登校という形で学校が再開されました。その折、本市の中学校では、特別支援学級の生徒に対して、登校して交流学級でオンライン授業が受けられないとき、オンラインによる授業のライブ配信を行いました。また、校内でも、会議室と教室をつなぎ、電子黒板等を活用したオンライン授業を実施したところであります。   本市では、教育委員会と市内の小・中学校とのオンラインシステムが構築されています。そこで、一人1台のタブレットパソコンが配備されますと、家庭とつないだ授業がどこまでできるのか、個々の家庭の受信体制、セキュリティの問題、不適切なサイトへの進入など授業配信を行っていく上での様々な問題点を洗い出し、対応策を学校とともに考えているところであります。   授業配信のシステムが構築できましたら、不登校児童・生徒の家庭とつないだ遠隔授業が可能となりますので、できる限り早期に実現できるよう努力してまいります。 ◆6番(安井一博君) 議長 ○議長(氏家寿士君) 安井一博君             〔6番(安井一博君)登壇〕 ◆6番(安井一博君) ご答弁ありがとうございました。   不登校児童・生徒への対応を含めまして、授業配信のシステム構築についても早期実現に向けてご努力いただいていることでありました。よろしくお願いしたいと思います。   2020年度の小学校学習指導要領には、情報活用能力の育成やICTを活用した学習活動の充実が明記されています。小学校ではプログラミング教育が必修化しています。ICTは、これからの日本の教育を大きく変えていくものだと思います。   文部科学省はGIGAスクール構想につきまして、「多様な子供たちを誰一人取り残すことなく、子供たち一人一人に公正に個別最適化され、資質・能力を一層確実に育成できる教育ICT環境の実現へ」と示されております。今後とも、支援を要する子どもたちにも公正に学習機会を与えることができますようICTを活用した積極的な取組をお願いいたしまして、私の質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(氏家寿士君) 以上で安井一博君の一般質問を終結します。   暫時休憩いたします。再開は13時でお願いします。             ─────────             午後0時5分 休憩             午後1時0分 再開             ───────── ○議長(氏家寿士君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。   竹森千津君。             〔7番(竹森千津君)登壇〕 ◆7番(竹森千津君) 7番竹森千津でございます。通告に従い、順次質問をさせていただきます。   午前中、内田議員の質問に対しまして市長から、非常に前向きなご答弁をいただいたところではございますが、重ねて和便器の洋式化についての質問になります。感染症予防対策、また避難所としての見地から質問をさせていただきますので、よろしくお願いいたします。   新型コロナウイルスによる感染が日本中に広がり、本市にも感染者が発生したということもあり、市民の危機感がますます高くなっている時期でもありますが、教育委員会におかれましては、春先の学校の臨時休校をはじめとして、子どもたちへの感染リスクを回避するための様々な施策が行われておりますことに、まずもってお礼を申し上げます。子どもたちも、普通に毎日学校に行けることを喜び、運動会や発表会など、いつもと違うやり方での行事の実施についても、私たち保護者のように、多くの経験を重ねているわけではないので、そのようなものとして捉えていることに少し安心をしているところでございます。   また、学校生活での感染を防止するため、消毒液など衛生消耗品の設置や飛沫感染防止のための仕切り板の設置、さらに、先月の臨時議会では、手洗い蛇口を自動水栓等に改修する補正予算が可決されたところであります。ぬれた場所には細菌が多く発生するという結果が出ておりますので、非常にありがたい修繕であると思っております。   しかし、私としては、非常に気になることが後回しになっているように感じております。トイレの改修でございます。新型コロナウイルスの集団感染があったクルーズ船ダイヤモンド・プリンセスで感染が確認された人の客室を国立感染症研究所のグループが調べたところ、ユニットバスのトイレの床からウイルスの遺伝子が多く検出されたことは多くの人が知るところだと思います。その後、下水道を調べることによりコロナウイルスの感染状況が分かるというような報道がありました。そこで、5月にはコロナウイルス感染症対策専門会議において、事業者に向けて、トイレ使用後は蓋を閉めて流すよう表示をすることを求めたとのことでございます。   そこで、私は、学校関係のトイレが気になり、小学校、幼稚園を数校訪問をさせていただき、実際に現場を見せていただきました。思っていたとおりでございました。トイレの洋式化につきましては、平成28年12月定例会において金崎議員が一般質問をしており、そのときに、その当時の状況をお答えいただいておりますが、4年ほど経過いたしております。今の状況についてお伺いをしたいと思います。   先ほど内田等議員からも同様の質問がありましたが、平成28年度との比較においてご答弁いただけたらと思います。 ◎教育部長(尾松幸夫君) 議長 ○議長(氏家寿士君) 教育部長             〔教育部長(尾松幸夫君)登壇〕
    ◎教育部長(尾松幸夫君) 竹森議員さんの幼稚園、小・中学校のトイレの状況に関するご質問にお答えいたします。   さきの内田等議員さんのご質問でもお答えしましたとおり、現在の市立幼稚園、小学校、中学校におけるトイレの洋便器率は、幼稚園が45.7%、小学校が31.0%、中学校が50.6%。小・中学校合計で35.9%となっております。平成28年度の調査では、幼稚園が41%、小・中学校は合わせて34.8%でしたので、大幅には変化していない状況であります。 ◆7番(竹森千津君) 議長 ○議長(氏家寿士君) 竹森千津君             〔7番(竹森千津君)登壇〕 ◆7番(竹森千津君) ありがとうございました。   トイレを使用した後、トイレの蓋を開けたまま水を流すと、人の背の高さぐらいまで細菌、ウイルスが舞い上がり、それが約90分間も個室内の空気中に滞留する可能性があり、人に感染する可能性が高まるそうでございます。流す前に蓋を閉めることは簡単にできる感染予防対策であり、それは新型コロナウイルスだけでなく、ノロウイルス等様々な感染症の予防にもつながります。しかし、実際、本市の学校のトイレの洋式化は進んでおらず、昔ながらの和式のトイレでは細菌の温床になっていると言わざるを得ないのではないでしょうか。   ある幼稚園では、保護者が入園してきて、トイレを見て驚いたと言っていました。確かに洋式トイレもありますが、トイレスペースの中に4つ便器があるとしたら、そのうち1つが洋式です。残りは和式ですので、大勢の子どもたちが一度にトイレを使うとなると、当然、和式も使わなくては間に合いません。   さて、最近の家庭に和式便器がある家はどのくらいあるでしょうか。新しく建てた家で和式便器のある家は見たことありませんし、高齢者の家では、和式便器を洋式に変えるところがほとんどではないでしょうか。それなのに、3歳で幼稚園へ行くと和式便器です。保育所も見せていただきましたが、ほとんど洋式でした。また、月齢が低い場合はおまるを使います。そうなると、子どもたちは生まれて3年の間に和式便器を使ったことがありませんから、幼稚園の先生は和式便器の使いから教える必要があるのです。これは必要でしょうか。   昭和の時代から生きてきた私たちは、和式便器を使うことにさほどの違和感はないし、公共の場では、あえて和式を使用することもありますが、最近の子どもたちに和式の便器の使い方を教える意味はあるのでしょうか。ある幼稚園の先生は、小学校のトイレに和式が多いから、幼稚園の子どもたちは、小学校で和式のトイレを使わないといけないから、幼稚園で練習するために和式トイレがあるのだと思うとおっしゃっていました。変な話ではないでしょうか。   ある小学校では、女子用トイレのワンブースに便器が3つあり、そのうち1つが洋式で、残り2つが和式でした。先生が、和式が空いているのに子どもたちが並んで待っているので、空いてるよと声をかけても、いえ、いいですと言って、並んで洋式が空くのを待つというのです。あるいは別の階のトイレへ行って用を足すというのです。男子用トイレには、小便器のほかに、洋式便器と和式便器は1つずつ設置されています。これで2つのうちの1つが洋式なので、洋式化50%ということになるのでしょう。これが先ほどご答弁いただいた数字のパーセンテージのマジックだと思います。   学校のトイレ研究会の調査によりますと、和式便座周りの大腸菌の数は、洋式便座下と比べて物すごく高い数値となっております。和式便器での便や尿の飛び散りに由来するものだということです。   このように、感染リスクも高い和式便器ですが、その使用についてどのようにお考えなのでしょうか。また、洋式化について、4年前の答弁では80%を目指すと答弁されていたようですが、今のお考えはいかがでしょうか、お伺いいたします。 ◎教育部長(尾松幸夫君) 議長 ○議長(氏家寿士君) 教育部長             〔教育部長(尾松幸夫君)登壇〕 ◎教育部長(尾松幸夫君) 議員ご指摘のとおり、平成28年12月議会の答弁では、園児や児童・生徒が使用するトイレにつきましても、洋式化率の低いところから、順次、洋式便器を増やしていく一方で、今後、新築や改修の際には洋式化率を80%程度にしたいと考えておりますとしたところであります。   トイレの新設におきましては洋便器とすることで対応しておりますが、ここまで既存の和便器を洋便器に取り替える改修は進んでいないのが現状であります。これは、これまで計画的に行ってこなかったことが原因でありますので、各幼稚園や小・中学校の意見も聞きながら計画的に整備を進めていきたいと考えております。 ◆7番(竹森千津君) 議長 ○議長(氏家寿士君) 竹森千津君             〔7番(竹森千津君)登壇〕 ◆7番(竹森千津君) ありがとうございました。   また、今、新型コロナウイルスという新しいウイルスのせいで、今までの生活様式などを見直す機会にもなっているのではないかと思います。例えば、幼稚園での洋式便器についてですが、どこの便器にも蓋はついていませんでした。蓋のついた子ども用便器はないのかなと思い、インターネットで子ども用便器を検索しましたが、なかなか見つかりませんでした。今までメーカーも、保育所、幼稚園等に設置する子ども用便器には蓋を設置するということがなかったのかもしれません。   私が幼稚園や保育所でお伺いしたときも、そういえばないなあ、指を詰めたりするからなあという先生方のお話でした。しかし、今後は、メーカーのほうも変わってくるのではないかと思います。家庭に蓋のない便器はありません。子どもたちは、家で便器の開け閉めをして用を足しているはずなのです。家庭と同じような生活が学校でもできるはずです。便器の洋式化と同様に、子ども用便器の蓋の設置についても検討いただきたいと思いますが、いかがでございましょうか。 ◎教育部長(尾松幸夫君) 議長 ○議長(氏家寿士君) 教育部長             〔教育部長(尾松幸夫君)登壇〕 ◎教育部長(尾松幸夫君) 幼稚園のトイレの大便器につきましては、蓋のないものがほとんどであります。この原因は分かりませんが、確かに議員ご指摘のとおり、最初から蓋がついてない仕様になっているようであります。   各幼稚園に意見を伺いましたところ、子どもたちがトイレの自立が出来始める時期であり、負担になるから蓋がないのではないか、おむつからトイレへの成長段階であり、蓋の指導は次の段階でないかなど、蓋がつくことによって子どもへの負担や指導の在り方への不安の声も聞かれました。   ウイルス拡散防止の観点から蓋を取り付けたほうがよいという声もありますが、例えば除菌スプレーなどで代替できるのではないかという意見もあります。今後、例えばメーカーなどに蓋の取りつけが可能なのか、また、その安全性等も確認してみまして、取り付けるかどうかは、幼稚園と協議の上、慎重に判断していきたいと思います。 ◆7番(竹森千津君) 議長 ○議長(氏家寿士君) 竹森千津君             〔7番(竹森千津君)登壇〕 ◆7番(竹森千津君) ありがとうございます。   先生方も、かなり消毒、消毒で大変な思いをしているところですけれども、前向きに検討いただきたいと思います。   先日お伺いさせていただいた幼稚園でのことですが、現在、各学校の洋式便器の蓋の裏に、むぎゅ~ちゃんの絵の描いた感染防止シートを貼っておりました。いいことだと思いながら見せていただいたのですが、でもね、先生方のトイレは和式やから、貼るところがないんです。あるのは、あんまり使っていない外のトイレしかないので、そこに貼ったんですと、笑い話のように先生が話してくださいましたが、笑い事ではありません。感染リスクは大人も子どもも同じです。先生方のトイレの洋式化についても同様にご検討いただきますようお願いをいたします。   最後になりますが、学校施設や公共施設は、災害が発生した際には避難所になります。今、もし災害が発生したら、小学校のトイレを高齢者が使えますか、幼稚園のトイレを高齢者が使えますか。簡易トイレで対応をする予定でしょうか。東日本大震災や熊本地震などにおいて、避難所トイレを調べたところ、共通して困っていたのは和式便器が多いということでした。用を足すことを我慢することによる健康障害が多く報告されていたということも聞きました。   新型コロナウイルス感染症の対策としてもトイレの洋式化は重要ですが、それだけではなく、善通寺市に住む市民が、いつ使うかもしれないということも想定して、早急にトイレの洋式化への改修を実施していただくべきと思いますが、いかがでしょうか、ご答弁をお願いいたします。 ◎教育部長(尾松幸夫君) 議長 ○議長(氏家寿士君) 教育部長             〔教育部長(尾松幸夫君)登壇〕 ◎教育部長(尾松幸夫君) 議員ご指摘のとおり、学校は、体育館を中心に地震などの災害時に避難所となります。しかしながら、現在、体育館のトイレなどは、ほとんど洋便器化できていないのが現状であります。   今後は、高齢者の方の利用なども考えまして、防災管理課とも協議しまして、必要な箇所につきましてトイレの洋便器化などを進めていきたいと考えております。 ◆7番(竹森千津君) 議長 ○議長(氏家寿士君) 竹森千津君             〔7番(竹森千津君)登壇〕 ◆7番(竹森千津君) ありがとうございました。   災害はいつ起きるか分かりません。新型コロナウイルスもいつ終息するか分かりません。感染症対策として、そして災害発生時の対応としてご検討いただくことを要望いたします。先ほど市長から前向きな答弁をいただいておりますので、早急にできるものと確信をしております。   次の質問に移らせていただきます。   次に、商工行政についてお伺いをいたします。   善通寺市産讃岐もち麦ダイシモチ麦を100%使用し、宮崎県日南市の京屋酒造の大甕で仕込んだ本格麦焼酎ダイシモチ麦焼酎「空海 わが心 空の如く わが心 海の如く」についてお伺いをいたします。   まず、酒類の製造販売については、酒税法により免許が必要となっていると思うのですが、このダイシモチ麦焼酎「空海」の販売は市がしているのですか、別のところ、例えば株式会社まんでがんがしているのでしょうか、お伺いをいたします。 ◎産業振興部長(芝秀和君) 議長 ○議長(氏家寿士君) 産業振興部長             〔産業振興部長(芝 秀和君)登壇〕 ◎産業振興部長(芝秀和君) ただいまのご質問にお答えをいたします。   議員ご指摘のとおり、酒類の販売業をする場合は、酒税法の規定に基づき、その販売場の所在地の所轄税務署長から酒類販売業免許を取得する必要がございます。このようなことから、現在では、市の第三セクターであります株式会社まんでがんの拠点となっておりますおしゃべり広場を販売場として酒類販売業免許を取得し、販売を行っております。 ◆7番(竹森千津君) 議長 ○議長(氏家寿士君) 竹森千津君             〔7番(竹森千津君)登壇〕 ◆7番(竹森千津君) ありがとうございました。   実は、先日、知り合いの人に、隣の市のスーパーの中で「空海」が安く売られているという話を聞きました。行ってみますと、おしゃべり広場では、箱入りが税別2,100円で売られているのに、そこの酒類販売コーナーでは税別1,780円で売られていました。また、「空海」の原酒についても、先日、おしゃべり広場で購入しようと思っても在庫がなく、店員さんに聞きますと、入荷すると聞いてはいるのですが、入ってこないんですとおっしゃっていましたが、市外のそこのスーパーには並んで売られておりました。どうしてこういうことが起きるのでしょうか。   私も、購入するときは、おしゃべり広場で購入をさせていただいておりますが、よそで買ったほうが安く買えるとなると、市外に買いに行くようになると思うのですが、小売価格の違い、またその在庫状況についてお伺いをいたします。 ◎産業振興部長(芝秀和君) 議長 ○議長(氏家寿士君) 産業振興部長             〔産業振興部長(芝 秀和君)登壇〕 ◎産業振興部長(芝秀和君) ただいまのご質問でございますが、初めに、小売価格の格差について申し上げます。   販売元であります株式会社まんでがんでは、個人消費への販売を始め、市内の酒店や問屋等、卸業者への販売を行っております。このうち、卸業者への販売の際には、希望小売価格をお示しさせていただいているところですが、私生活における自由経済社会では、様々な事業者が自由に商品やサービスを提供し、消費者は欲しいものを自由に選べる仕組みとなっています。このようなことから、市場の競争を制限、阻害することはできないというのが現状でございます。   また、事業者は、消費者を顧客として獲得するため、より安くて優れた商品を提供することで競争し、その結果、消費者の利益が確保されますことから、事業者による小売価格に格差が生じることとなっています。   続きまして、在庫状況でございますが、ご案内のとおり、一昨年の平成30年12月に720ミリリットル瓶3,000本の販売を開始いたしましたが、市民の皆様方はじめ県内外からも問合せがあるなど非常に好評価であり、2か月間で約2,500本を売り上げることができました。さらに、令和元年5月には、たるに貯蔵されておりました原酒300本につきまして追加販売をいたしましたが、数か月と完売となりました。   このような状況を踏まえ、2次販売に向けて、現在準備を進めているところではありますが、入荷につきましては、今年12月末から年明けの1月頃を予定しております。 ◆7番(竹森千津君) 議長 ○議長(氏家寿士君) 竹森千津君             〔7番(竹森千津君)登壇〕 ◆7番(竹森千津君) ありがとうございました。   つまり、小売価格の違いにつきましては、自由競争だから、市民の目線から考えれば、安く売っているところで買えばいいということになりますね。市が市の活性化のために造った焼酎なので、定額での販売が基本だと思っておりました。ほかの酒と同じように考えればいいということが分かりました。ありがとうございます。   さて、ヒマワリで地域の活性化を進めているまんのう町では、ヒマワリの種からヒマワリ焼酎「みちる」というのを完成させております。ヒマワリ焼酎「みちる」は、株式会社グリーンパークまんのうというところがオンライン販売もしているようです。ダイシモチ麦焼酎「空海」もオンライン販売を考えているのでしょうか。また、ダイシモチ麦焼酎「空海」は飲みやすく、おいしいという評判を聞きますが、たくさん飲む人にとっては金額が高いとも聞きますし、瓶がおしゃれなので、進物にするにはいいが、自分用で飲むには普通の一升瓶でいいという意見も聞きます。   そこで、今後、ダイシモチ麦焼酎「空海」の販売種類や販売方法についてお伺いをしたいと思います。 ◎産業振興部長(芝秀和君) 議長 ○議長(氏家寿士君) 産業振興部長             〔産業振興部長(芝 秀和君)登壇〕 ◎産業振興部長(芝秀和君) ただいまの質問であります今後の販売種類並びに販売方法などについて申し上げます。   さきに申し上げました2次販売につきましては、高価な機械栓瓶と併せ、議員ご指摘であります1次販売における消費者の声を参考として、少額ではございますが、安価となるねじキャップ瓶720ミリリットル及び王冠口瓶1,800ミリリットルの販売につきましても準備を進めているところであります。また、新たに安価となるねじキャップ瓶及び王冠口瓶の小売価格についても、現在調整をしております。   なお、販売方法につきましては、1次販売同様に、市民の皆様はじめ県内の方々を中心に販売を予定しているほか、今後はインターネット販売も検討してまいりますので、ご理解を賜りますようよろしくお願い申し上げます。 ◆7番(竹森千津君) 議長 ○議長(氏家寿士君) 竹森千津君             〔7番(竹森千津君)登壇〕 ◆7番(竹森千津君) ありがとうございました。   自宅飲み用のキャップ瓶や一升瓶の販売も考えているということで、「空海」ファンの人は待っているのではないかと思います。   また、本市には、ダイシモチ麦焼酎「空海」やMAOなど市の活性化のために造ったお酒があります。おしゃべり広場では、それらを全て定価で販売しているようです。年に一度ぐらいは、善通寺を元気にするフェアとか、善通寺生まれの食べ物、飲物発見フェアとか銘打って、少し安く売るイベントを実施してはいかがでしょうか。おしゃべり広場だけではなく、関連商品を取り扱っている市内の酒店なども一緒になったフェアを行うことで、市の活性化が図られるのではないでしょうか。   また、先日、瀬戸・高松広域連携中枢都市圏の3市8町で特産品を集めて、ふるさと納税の返礼品とするということを始めたとの報道がありました。本市も、ダイシモチ麦焼酎「空海」と、先ほど述べましたまんのう町の「みちる」、そして琴平町の「ガァリック娘」、多度津町の「蒼のダイヤ」など合わせて、ふるさと納税の返礼品にしたり、セット売りをするなど広域での連携販売を考えたらどうかと思います。麦、ニンニク、オリーブ、ヒマワリ、どれも体にいいものばかりです。自然のおいしい元気とでもアピールするにはいいのではないかと思います。どうぞ本市の活性化のため、前向きにご検討いただくことをお願いいたしまして、私の一般質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(氏家寿士君) 以上で竹森千津君の一般質問を終結します。   次に、大平達城君。             〔15番(大平達城君)登壇〕 ◆15番(大平達城君) 15番大平でございます。通告に基づき質問いたしますが、私もフェースガードをしてからの質問でございます。これは趣味の会で詩吟をしておりまして、唾が発散するということで、これをつけて練習したりいたしております。   まず最初に、本市の中・小・幼・保の統廃合といじめ対策について。   昨年12月、今年6月の定例会において、学校の統廃合についての質問に、6月の市長、教育長ともに、学校の統廃合は避けて通れない問題であるとの答弁があったが、基本方針はどのように考えたのか。スピード感を持って着実に中学校、小学校ともに、団塊世代からすると、県内での学校は60%以上減少している。本市でも60%減少で考えると、中学校は1.2校、小学校は4.8校だが、本年の出生率は22%減少している中で、中学校は1校、小学校は1校ないし2校、こども園2園ぐらいが望ましいのではないでしょうか。   行政改革し、生き残りをかけていかなければならないのに、現在までは逆行しているんではないか。私は、学校の統廃合について、平成16年9月定例会で提案、東中建設前だ。16年が経過し、近隣市町の学校の統廃合から見ると、本市には統廃合もしない、東西中学校の選択制をしただけだ。選択制にしても、生徒、父兄が望む先生がいない。また、部活の指導者も数人いたが、指導者もいなくなり、市外郡市の私立学校を選択して逃げられている。勉強、運動の成績も上がらない。教育改革は統廃合が最優先のはずが、教育委員会がオブザーバー参加して、教育課題検討委員会とやらが市民にアンケートを採ったが、統廃合と銘打ってのアンケートではなかった。なぜ教育委員会がしなかったのか。教育委員会の責任逃れなのか。今回のオブザーバー参加とコミュニティ・スクールにもかかわらず、教育委員会は不要論になってきているが、あのアンケートを指示したのは、その責任はどこにあるのでしょうか。積極性が見えない、これでよいのか、教育委員会教育長さんにお伺いします。   月例教育委員会では、議題はほとんどなく、教育長の報告と問題行動の報告だ。今、一番問題のいじめ対策のうち、大津市が開発したいじめ予測分析システムをさいたま市など7自治体が導入を検討しているが、人工知能AIが過去から分析し、いじめが深刻化するリスクを瞬時に判断する仕組みだ。いじめがエスカレートして、学校、教育委員会の判断の甘さで自殺者を出しているところも踏まえて、約20自治体が関心を示しているようだ。児童・生徒の命は次期への宝物です。宝物の命を守るため、本市はどのような対策を講じるのか、教育会議の長であります平岡市長にお伺いいたします。 ◎教育長(森正司君) 議長 ○議長(氏家寿士君) 教育長             〔教育長(森 正司君)登壇〕 ◎教育長(森正司君) 大平議員さんの本市の学校の統廃合といじめ対策についてのご質問にお答えいたします。   まず初めに、学校の統廃合についてのご質問にお答えいたします。   さきの6月定例会におきまして、学校の統廃合は避けて通れない問題であると答弁させていただきました。学校の統廃合問題は、コミュニティの在り方や本市の将来的まちづくりとも大きく関わってくるものであると考えておりますので、教育委員会だけではなく、市長部局、議会、有識者などオール善通寺で検討委員会を設けて、慎重にかつ計画性を持って検討していくべきものであると考えております。   また、ご質問にありました教育課題検討委員会において、市民の方々にアンケートいたしましたのは、学校の適正規模や適正配置についてお聞きしたものであります。その結果が、学校の統廃合を考えていく上で一つの指針として役立つものであると教育委員会としては考えたものであります。   次に、いじめ対策についてお答えいたします。   先ほど安井議員さんにもお答えいたしましたように、令和2年度におけるいじめの認知件数は、小学校で72件、中学校で92件の報告がありました。いずれも、前年度よりも小学校で67件減少し、中学校で28件減少しております。これらの件数は、学級担任や養護教諭など先生方が発見したり、児童・生徒本人や保護者などからの情報により判明したものであります。各学校とも、いじめが判明すれば、すぐにいじめ対策委員会を開き、当該児童・生徒、保護者にも事情を聞くなど迅速に対応し、解決を図っているところであります。   議員さんからご提案がございました大津市などが開発いたしましたいじめ予測分析システムにつきましては、1か月前ほどに市長から、どのようなものか調査するよう指示を受けております。そこで、大津市や導入を検討している自治体にもお尋ねをするなど、調査をしているところであります。   いじめ問題の解決につきましては、今後とも、いじめはどの子どもにも、どの学校にも起こり得るという意識を持って日々の子どもたちの様子を見守るとともに、判明した場合には迅速かつ適切に対応するよう指導を徹底してまいりたいと考えております。 ◆15番(大平達城君) 議長 ○議長(氏家寿士君) 大平達城君             〔15番(大平達城君)登壇〕 ◆15番(大平達城君) 本質問は、質問の欄にありますが、東中学校解体前の質問、平成16年9月定例会の解体、着工をするまでにと思い、統廃合検討委員会を設けて検討してはとの質問でしたが、そのときには、1年生議員の意見など見向きもしないで、昨年12月、統廃合を提案し、本年6月には学校統廃合は避けて通れない問題と、市長、教育長とも同じ答弁をしながら、今になってオール善通寺ということでまいりましたけども、私は、昨年の12月ならオール善通寺でということはできましたが、今、いずれにしても、統廃合を考えるならば、当然、オール善通寺で考えないかんということは私も認識いたしておりますけれども、バックすることなく前へ向いて行っていただきたいというのが私の意見でございます。 ◎教育長(森正司君) 議長 ○議長(氏家寿士君) 教育長             〔教育長(森 正司君)登壇〕 ◎教育長(森正司君) 大平議員さんの再質問にお答えいたします。   確かに、議員さんの平成16年のご質問からは随分と時間がたっておりましたが、これは、その当時、市町村合併が様々な事情により見送られた本市では、学校の統廃合に対する考えが十分に醸成されていなかったのが実情であったのではないのかなと思っております。それが今日、児童・生徒数の減少等により、本市においても統廃合への機運が出始めてきたものでないのかなと思っております。   先ほども申し上げましたように、学校の統廃合は、コミュニティの在り方などとも大きく関わってまいります。時間をかけて道筋をつけていくことが必要になってくると思います。その一つとして、教育委員会は教育課題検討委員会を設置し、市内の幼稚園、小学校のあるべき姿並びにその適正規模や適正配置について諮問をしたものであります。この検討委員会で検討していただいた事柄、そして出していただいた答申を、教育委員会としましては、学校の統廃合を考えていく上での一つの考えとして活用しようと思っております。決して責任逃れをしているわけではありません。   いずれにせよ、市全体が関係するこのような問題は、急いでやろうとしても進まなかったり、元に戻ったりするおそれがあります。スピード感は必要でありますが、丁寧に道筋をつけて進めていくことが、結局は後戻りせずに進める一番の近道でないのかなと考えております。   避けて通れない道と申し上げましたように、決して避けているのではなく、時勢に逆らうことなく、市民の皆様方の声を聞きながら慎重に、かつ計画的に進めていきたいと考えております。 ◆15番(大平達城君) 議長 ○議長(氏家寿士君) 大平達城君             〔15番(大平達城君)登壇〕 ◆15番(大平達城君) ぜひこの問題について、できるだけ早く基本方針を立てていただいて、市民に、こういうことになるかもよということをお知らせできるような状態まで早く持っていっていただきたいと思います。よろしくお願いします。   次に、教育行政のうち、相撲特区と市立相撲道場、公認道場の建設、ふるさと納税の追加、相撲人口の移住について。   本市の小・中学校の体育実技コースに相撲道を教育特区申請はできないものか。2番目に、市立相撲道場、公認道場を建設し、政府の自治体支援が新型コロナウイルスの感染拡大防止や経済再生に取り組む地方自治体の地方創生をなお一層前進させる考えを、菅総理は強く語って新聞に発表しておりました。香川・善通寺からイニシアチブをさらに発揮して、その期待が高まる経済再生や地方創生のために、地方創生交付金を利用申請し、相撲道場の建設を考え、少子・高齢化が進む中、地域の活力を発揮し、相撲特区で新たな流れをつくる手だての一つが相撲移住者の獲得だ。善通寺市の地方創生で今後の市政開発の一翼を担っていただくことと、災害の少ない善通寺で、住んでみたい、住み続けたいまち善通寺と思いますが、近隣三豊市、観音寺市が移住者を積極的に募集し、応募者も多いとお聞きしているが、本市は募集しないのですか。移住者が増えれば住民税も増える、人口も増し、稼げる自治体づくりを。相撲特区にふるさと納税の追加申請もお願いしたいし、さきにも述べましたが、善通寺市からイニシアチブを発揮して、新たな人の流れをつくる手だての一つが相撲の移住者の獲得だ。どのようにお考えでしょうか。よろしくお願いいたします。 ◎教育長(森正司君) 議長 ○議長(氏家寿士君) 教育長             〔教育長(森 正司君)登壇〕 ◎教育長(森正司君) 大平議員さんの相撲特区の申請についてのご質問にお答えいたします。   まず、小・中学校の体育の授業の中で相撲道を教育特区申請にしてはというご質問ですが、現在、中学校の体育の授業では武道が必修となっており、その中で相撲を選択することもできます。現在、本市の中学校では、柔道と剣道のどちらかを選択することとしております。ここに相撲を加えることは、場所の関係などもあり、すぐに実現は難しいものと思っております。また、小学校の体育に相撲を取り入れる事例につきましては、埼玉県の草加市で試験的に実施した例はあるようですが、ほかにはないところであります。その草加市の場合は、簡易土俵も含めて全小学校に土俵があり、毎年、1,000人規模の小・中学生が参加する相撲大会が開催されるなど相撲が盛んであるという地盤があるようであります。   いずれにしましても、小学校においても各校の意見を聞く必要がありますが、まずは、現在、市子ども会が開催しております校区対抗親善相撲大会の運営を工夫改善していけるのではないのかなと思っております。   次に、特区申請につきましては、10年前に茶道特区を申請し、文部科学省から承認をいただいたにもかかわらず、半年後に承認取消しの手続を行ったという苦い経験があります。申請につきましては、子どもたちの希望を聞くとともに、保護者の考えを聞くなど様々な観点から慎重に考えたいと思っております。   また、移住者獲得にもつなげていくというご提案でありますが、このことは、教育委員会だけで考えることではなく、本市の将来的展望も含めて、議員の皆様方をはじめ市全体で考えていくべきものであると考えております。   同様に、ご提案の相撲道場の建設につきましても、そのあたりの議論が進み、相撲でまちおこしをするといった機運が高まってまいりましたら、市全体で検討を行うべきものじゃないのかなと考えております。 ◎総務部長(近藤浩行君) 議長 ○議長(氏家寿士君) 総務部長             〔総務部長(近藤浩行君)登壇〕 ◎総務部長(近藤浩行君) ただいまのご質問のうち、移住者募集の質問にお答えいたします。   本市におきましても、移住者獲得に向け、移住促進家賃等補助金や結婚新生活支援補助金、また大学等奨学金返還支援などの移住施策に取り組んでいるところでございます。さらに、本年度におきまして、移住者向けの移住者促進応援サイトを市のホームページに立ち上げております。このサイトでは、本市の紹介はもとより、移住者支援の補助金や空き家バンクの情報などを掲載し、移住希望者が活用しやすい内容となるよう心がけております。また、香川県移住・定住推進協議会が東京、大阪で行う移住相談会にも参加し、移住に興味を持たれている方に対しまして本市のPRに努めているところでございます。   ご提案の相撲で話題をつくることも一つの手法であるかとは思いますが、平岡市長がこれまで推し進めてきた教育と子育ての充実や、災害が少なく暮らしやすいまちであること、さらには、今年、週刊東洋経済が公表しました住みよさランキング2020において香川県8市の中で1位となったことなどをホームページ等で紹介し、PRしてまいります。   また、それと合わせまして、地域おこし協力隊員作成のシティプロモーション動画等も活用し、全国に本市の魅力を発信し、移住を考えている方に興味を持っていただけるよう取り組んでいきたいと考えております。 ◆15番(大平達城君) 議長 ○議長(氏家寿士君) 大平達城君             〔15番(大平達城君)登壇〕 ◆15番(大平達城君) いろいろとお考えいただいて、ありがとうございます。   再質問を行います。   特区は、どこにもないものをつくるのが特区ではないのでしょうか。10年前の茶道特区のときは、私がその前の議会で、教育に特区はないものかという質問をいたしました。そのときに、あるあると出てきたのが茶道特区でした。あのときに教育特区がないものかというのを質問してなかったら、このことにはなかったと思うんですが、たまたま、そのことに乗ってきていただいた方がいろいろ研究していただいて、4、5、6年生の国語、算数の時間を25時間カットして特区申請をし、私が、授業をカットすれば成績も低下が目に見えているので、私の反対質問となったものです。特区に対する反対はそういうことやったんです。   今回は、正規の授業をカットしてまでというわけではないんで、特区でいかなくてもいけるんかも分かりません、先ほどの教育長さんのお話では。だけど、よそにないものもあってもええんじゃないかなと、こういうふうに思いまして提案させていただいたような次第でございます。また、後ほどいろいろと相談をされて、いいものをつくっていただきたいなと思います。よろしくお願いいたします。 ◎教育長(森正司君) 議長 ○議長(氏家寿士君) 教育長             〔教育長(森 正司君)登壇〕 ◎教育長(森正司君) 大平議員さんの再質問にお答えいたします。   小・中学校におきまして、体育の時間などに相撲を実施することは、特別に問題もなく可能であるものと考えております。したがいまして、現時点では、先ほども申し上げましたように、子どもたちや保護者の考えをお聞きするとともに、UIターンの職員の方とともに何ができるかを考えてまいりたいと考えております。そして、相撲によるまちづくりの機運が高まり、特区申請をして実現したいという意見が出てきたり、有利な補助金等が獲得できるようになったりという流れが生まれてくれば可能になるのではないのかなと考えております。そういうことで、先ほども申しましたように、十分に議会や市民の方々、それから関係者の皆さん方のご意見を伺うなどして実施していきたいと考えております。 ◆15番(大平達城君) 議長 ○議長(氏家寿士君) 大平達城君             〔15番(大平達城君)登壇〕 ◆15番(大平達城君) ありがとうございました。ぜひよろしくお願いいたします。   続きまして、環境行政について、ゼロカーボンシティー宣言の実行について。   国の温室効果ガスは2050年度にゼロ目標として発表があったが、本市も宣言はしたものの、錦の御旗とするには、平成24年に私が提案し、平成27年に平岡市長さんが実用化された再生可能エネルギーである太陽光発電所造りに言える、また、10月6日付環境課長が提案されたスーパー、量販店でのレジ袋の代わりに、本市の現在のごみ袋を市指定袋と表示替えして、スーパーレジでレジ袋として1枚売りをお願いし、中袋を10円で購入し、レジ袋として5円、指定袋を翌日、ごみ袋として5円、2回使って10円だ。これがスーパーのレジで1枚売りをしていただけるようになれば、画期的なゼロカーボンシティーに向けての第一歩ではないかと思います。当分は、各スーパーの袋物売場での販売、20枚入りになるようですが、これぞ環境先進市の発想ではないか。もう少し早く考えればよかったのに、7月のレジ袋廃止に間に合わせてつくったら、もっと利用度が増えたかも分かりません。他市よりも、それから環境先進市の発想ではないか。   市内の通勤自動車。   電気自動車、ハイブリッド車以外の自動車の方は自転車で通勤するようにしたらいかがでしょうか。足腰の強化のため、他市町よりの通勤者は、公共交通、JRを利用。公用車も全て電気自動車だ。他市町で住んでいる方は、市内に住んでいただけたら通勤手当も不要となり、一石二鳥ではないか。   10月28日の新聞は、宣言に小泉環境相は、再生可能エネルギーである風力発電、太陽光発電の再考を考えているようだ。本市にも民間遊休地や鶴ヶ嶺、東仙遊町、鉢伏住宅跡地、解体が予定されている松浦邸跡地など。それから、そういうところは進入路がちょっと難しいかも分かりませんが、その進入路を考えて、先ほど内田議員がおっしゃいました原田町の市営住宅跡地も、進入路が狭くてできないということですから、そこも工事ぐらいの車だったら入れるじゃないんでしょうかと。そこで発電したものを、跡地に蓄電池を据えて、そこへ蓄電したものを電気自動車の電力充填所に、市営の充填所を造ったらどうかと。こういうことで、太陽光発電施設を増設。国は財政面から自治体を後押しする仕組みを検討したいとしておるので、検討されたらいかがでしょうか。現発電所の再利用を考え(蓄電設備)も考え、災害時に利用できる設備を併設、稼げる自治体づくりに着目しては。   既に10月26日現在、ゼロカーボンシティーを宣言した自治体は160自治体のようです。ゼロカーボンシティー宣言した以上、これ以上、庁舎内の緑地を減すわけにもいかず、丸亀市の新庁舎の跡地が芝生駐車場のようです。先ほども大西議員が発言されたとおり、本市も宣言した以上、もう一度見直すべきではないかと思います。後出しじゃんけんすることになると、こういうことになりますんで、徒歩、自転車通勤による道路状況も自然と分かるようになるでしょう。政府はカーボンニュートラルの実現を目指す決意表明をした。本市もゼロカーボンシティー宣言を、市民全員でグリーン化社会の実現を目指そうではありませんか。 ◎市民生活部長(宮川庄造君) 議長 ○議長(氏家寿士君) 市民生活部長             〔市民生活部長(宮川庄造君)登壇〕 ◎市民生活部長(宮川庄造君) 大平議員さんのゼロカーボンシティー宣言の実行についてのご質問にお答えいたします。   議員さんご案内のとおり、本市はレジ袋削減の一つの試みとして、市内5店舗の大型量販店等にエコバッグ等を忘れた場合、レジ袋の代わりに本市のごみの指定袋を使用することについての啓発ポスターを掲示させていただいております。しかしながら、レジにおいて1枚ずつ指定袋を売っていただくことについては、店員の方の事務が煩雑になることや在庫管理の面からお断りされました。そこで、さきのポスターの掲示をお願いしたところ、快くご協力いただくことになりました。   その効果につきましては、まだ検証しておりませんが、事業者の方にご負担をおかけせずにできたことはよかったと考えております。   そこで、今後のゼロカーボンの施策の在り方についてですが、まず第一に重要なことは、その施策が本市において持続可能であるかという点を重視したいと考えております。それは、本市がゼロカーボンシティーを宣言することになってから、環境省に様々な形でご助言いただいておりますが、その中に、ゼロカーボンの取組は持続可能でなければならないということがございました。   持続可能という言葉は、SDGsの持続可能な開発目標の中にもありますが、すなわち、ゼロカーボンもSDGsの一環であり、持続可能な開発目標でなければならないということです。実施することで大きな負担が生じるような施策は、2050年までという長い期間実施することは不可能であり、ひいては市で排出する二酸化炭素を実質的にゼロにするという遠大な目標を達成できなくなります。   そこで、ゼロカーボン施策の実施を検討する場合、効率や費用対効果、負担、将来的な技術革新等を勘案して、市民や市内事業所にお願いする施策を含めて、本市において真に持続可能な施策であるかを第一に検討していきたいと考えております。何とぞご理解を賜りますようよろしくお願いいたします。 ◎総務部長(近藤浩行君) 議長 ○議長(氏家寿士君) 総務部長             〔総務部長(近藤浩行君)登壇〕 ◎総務部長(近藤浩行君) ただいまの大平議員さんのご質問のうち、ゼロカーボンシティー宣言をした以上、庁舎内外の緑地を減らすわけにはいかないのではないかというご質問にお答えいたします。   現在、整備を進めております新庁舎につきましては、ひさしや複層ガラスを取り入れることで断熱性能を向上させたり、豊富な井戸水の活用や多数の地元産木材を使用するなど環境や省エネルギーに配慮した計画といたしております。また、外構の整備におきましても、駐車場の整備など市民サービスとして優先させるべき部分については、樹木の伐採などがどうしても必要な場合もございますが、その反面、敷地東側の桜並木などの既存緑地に加えて、新たに整備する公園部分にも緑を配しておりますし、新庁舎の2階に設けるテラスガーデンにも緑を配置することといたしております。   ご提案のありました駐車場の緑地化につきましても、進入道路から旧善通寺偕行社までをつなぐアプローチ動線の復元におきまして、歩道の両側に植樹をいたしまして並木道のように整備するなど、公園庁舎の実現に向け、十分に緑を意識した計画としておりますので、ご理解をいただきたいと思います。   このように、新庁舎をはじめとした公共施設の省エネルギー化への取組が公共施設のみにとどまらず、まち全体に広がるきっかけとなればと考えております。 ◎市長(平岡政典君) 議長 ○議長(氏家寿士君) 市長             〔市長(平岡政典君)登壇〕 ◎市長(平岡政典君) ただいま大平議員さんから数多くの質問をいただきましたが、その中で、職員の通勤手段としての質問がございましたので、私のほうから答えさせていただきます。   この問題につきましては、環境省大臣官房の見解をお聞きいたしました。温室効果ガスの排出抑制のための施策は、各地方自治体が判断すればよいものと、このようにされている一方で、取組は、あくまで持続可能なものでなければいけないということでございました。そのような観点から、生活様式を過去に戻し、利便性を損ねる施策では持続は困難であるため、通勤手段を徒歩や自転車へ変更することを強いるよりも、むしろ、ガソリン車で通勤する職員が車を買い換える際には、電気自動車やハイブリッド車も車選びの候補車としてもらえるような取組のほうが現実的であると、このようなことをお聞きしましたので、職員に対しましては、このような方法でゼロカーボンへの協力を呼びかけてまいりたいと、このように思っております。 ◆15番(大平達城君) 議長 ○議長(氏家寿士君) 大平達城君             〔15番(大平達城君)登壇〕 ◆15番(大平達城君) 今の質問の中に、再生エネルギーである太陽光発電の再考をし、という部分があったんですが、このことについてはどのようなお考えでしょうか。市営住宅の跡地なんかを利用した太陽光発電の設置の部分です。 ◎市民生活部長(宮川庄造君) 議長 ○議長(氏家寿士君) 市民生活部長             〔市民生活部長(宮川庄造君)登壇〕 ◎市民生活部長(宮川庄造君) ただいまのご質問にお答えいたします。   太陽光発電は、本市の場合、メガソーラーということで2か所、ただいま運用しておりますが、現在の市有の空き地に対して太陽光発電を設置することにつきましては、まず第一に、太陽光発電自体の環境に対する影響を考えなければなりません。それは、太陽光発電を設置いたしますと、その下の土壌が太陽を一切受けなくなることにより、硬くなったり、後に使用する場合、非常に困難になるということがございます。また、現在の太陽光発電につきましては非常に高価なものでございますが、ここから10年、技術革新等が進みますと、この太陽光発電につきましても非常に安価になる可能性がございます。   それら一切、いわゆる技術革新を含めて全てにおいて、現在のところ、その遠大な太陽光発電の設置の計画を立てるには時期尚早であるというふうに考えております。ご理解を賜りますようよろしくお願いいたします。 ◆15番(大平達城君) 議長 ○議長(氏家寿士君) 大平達城君             〔15番(大平達城君)登壇〕 ◆15番(大平達城君) 今からゼロカーボンに向けていく段階で、そういうことも考えられるということでございますんで、今回も松浦邸跡地を売却するんか否かというような話もありましたけども、これも人から無償でいただいたものですから、値段をつけて売るというのはいかがなもんかなと、私の個人的な考えです。   以上で環境行政については終わります。   ちょっと時間が過ぎてきておりますので、どうしてもしたい部分が総務行政の1番目の部分。   総務行政について、組織改革、職員の意識改革とレベルアップについて。   菅内閣総理大臣は、縦割り行政、既得権益、前例主義の打破を打ち出し、行政改革を最大の挑戦に挙げ、携帯料金の値下げ、行政のデジタル化推進等矢継ぎ早に指示し、改革姿勢を強調した。また、大臣も適材適所を決めたが、6月定例会でも申しましたが、本市には、企業で、いわゆる本社機能の経営スタッフ、企画戦力、政策戦力、財政戦力、営業戦力、開発戦力のスタッフに欠けているように思うんですが、欠けてなかったらごめんなさい。だけども、こういうふうに表現しましたけども、平成21年3月定例会での、いわゆるUIターン枠のふるさと志向の一般企業職の経営に明るい職員の採用を提案し、数年前から採用試験もしている。また、県、国に出向し、ハイレベルの職場で研修してレベルアップだ。それをやり切ってこそ一人前だと思うが、中途半端で、後は優秀な人材とは言えないのではないか。本市と同レベルで出向したのでは出向の意味がない。いきなりハイレベルの仕事だ。要領が分からなく、能力の違いもあり、出向の意味がある。   さきにも述べたが、本部経営陣は、仮称、善通寺市開発推進局を設置するなど行財政改革で稼げる自治体づくりの専念チームをつくり、新型コロナウイルスの影響で、固定費削減のため人員を減らす企業も目立つ中、早期退職者の募集等も目立っている。本市も令和3年度予算編成方針の中には、3-2に業務の効率化、職員定数の適正化、最少の経費で最大の効果、事務事業の合理化や人材育成、デジタル化の推進に積極的にICT技術の活用に取り組むとあり、公共施設等総合管理計画、集約化、複合化、除却、長寿命化、施設の管理費などの削減等、また、さらなる歳入増に向けて、考える力で稼げる自治体づくりをしなければならないと思う。職員の思考力を発揮し、定数削減に向け、早期退職者を募集するなど、次期総合計画策定中に定数削減計画も表示すべきではないかと思いますが、予算方針案にある職員の定数減が実行できればよいが、また、レベルアップについては、前例主義の先輩に教えられた職員ばかりだから、新しい事業には10年もかかる。新卒者ばかりの採用試験でなく、私が平成21年3月に提案いたしましたUIターン者の採用試験で採用した職員の企業色も出せる職員資質向上にもつながっていない。   高松市では、スーパーシティー公募で、まちづくりにAI活用で新しい事業を考えているようだが、本市はどのように新しい事業を考えているのか。この人たちをどのようなセクションで使っているのか。本市の顔として使うべきではないのでしょうか。   また、職員の戒めのために、先般の駐車場料金横領者は懲戒解雇としながらも、実名を公表すべきではなかったのでしょうか。仕事は真剣勝負です。職員を甘やかすことなく戒めるべきではないか。また、戒めるばかりではなく、四角い事務机を丸くする三豊市庁舎2階のフロアは、丸い机だ。定席もなく自由席としているとのこと、そんな発想もよいのでは。市民との触れ合いの場所づくりをお考えでしょうか。私は、そういうことを考えていただけ、提案すれば響ける能力の持ち主がいなかったのが残念に思います。民間の風をもっと吹かせたいのが本心です。   以上が質問です。多少飛ばしましたけども、よろしくお願いします。 ◎総務部長(近藤浩行君) 議長 ○議長(氏家寿士君) 総務部長             〔総務部長(近藤浩行君)登壇〕 ◎総務部長(近藤浩行君) ただいまのご質問にお答えいたします。   まず、UIターン枠の職員採用試験において採用された職員につきましては、現在6名在籍しており、商工観光、福祉、生涯学習などの分野で、それぞれの技能を生かした勤務を行っております。その一方で、たとえUIターン枠で採用された職員でありましても、一般の職員と同様に、人材育成のために定期的な人事異動を行うこととしております。今後も、他の職員と同様に適材適所の人事配置に努めてまいります。   次に、職員の定数削減及び意識改革についてお答えいたします。   正規職員の定員適正化を中心とした、これまでの本市の行政改革は、財政状況の健全化において一定の成果を上げたと思いますが、今日の行政ニーズの多様化など行政を取り巻く環境は大きく変化しており、新たな時代に対応できるよう行政組織としての進化が求められております。そこで、次期総合計画におきましては、職員の意識改革に重点を置きながら職員の育成を図ることとしております。   なお、引き続き行政改革に取り組みながら適正な職員配置に努めてまいります。 ◆15番(大平達城君) 議長 ○議長(氏家寿士君) 大平達城君             〔15番(大平達城君)登壇〕 ◆15番(大平達城君) 再質問を行います。   組織改革、職員の意識改革とレベルアップについては、行政を取り巻く環境が大きく変化しているとあるが、今からは、私の一番不得手とするIT化になっていくが、それでも人はたくさん要るのか、少なくてもよいのではないでしょうか。職員の育成ではなく、職員個々が思考力を発揮し、今までにない自立だと思うが、自分の失敗は自分で考える。自分で責任を取り、自己改革し、一点張りの突破することによって、コスト意識は民間の意識に大きな差がある。前回にも述べたが、企業には定数はない。不足分は役職者がカバーしている。企業の役職者はオールマイティーだ。行政にも減員を考えるべきだ。仕事のできない人、しない人、能力のない人を見分け、早期希望退職者等の募りも考えるべきでないのでしょうか。12月9日の新聞では、12月4日時点でコロナウイルス感染拡大で解雇や雇い止めが香川では302人になっていたようだ。一般企業では厳しさを増してきているが。こういうことでよろしくお願いします。 ◎総務部長(近藤浩行君) 議長 ○議長(氏家寿士君) 総務部長             〔総務部長(近藤浩行君)登壇〕 ◎総務部長(近藤浩行君) ただいまの再質問にお答えいたします。   まず、行政ニーズの多様化についてでありますが、少子化、高齢化に伴う課題や国際化、高度情報化など市民生活に直結する課題は多種多様で、高度な課題に対応することが求められております。   このような課題に取り組む上で、行政のデジタル化が進みますと、市民の利便性の向上や事務作業についても省力化が図られるため、今より少数の職員で業務が遂行できるものと期待されています。このため、行政のデジタル化が進展していけば、将来的には職員数の削減が図られると思います。   次に、職員の育成について申し上げます。   これからの職員に求められるのは、創造力やコミュニケーション能力、調整力だと言われています。また、行政改革は、組織や制度を変えることだけではなく、そこで働く人の意識改革が重要であると考えておりますので、今後も、引き続き職員の意識改革に重点を置きながら、求められる変化に対応できる職員の育成を図ることとしております。 ○議長(氏家寿士君) 15番議員、残りあと8分なので、もう……。   大平達城君             〔15番(大平達城君)登壇〕 ◆15番(大平達城君) 申し訳ございません。時間が迫ってきましたんで、残りは、また3月にできればします。よろしくお願いいたします。 ○議長(氏家寿士君) 以上で大平達城君の一般質問を終結します。   暫時休憩します。再開は2時半でお願いします。             ─────────             午後2時18分 休憩             午後2時30分 再開             ───────── ○議長(氏家寿士君) 休憩前に引き続き会議を再開します。   長谷川義仁君。             〔11番(長谷川義仁君)登壇〕
    ◆11番(長谷川義仁君) 質問をいたします。   まず、環境行政について──ゼロカーボンシティー宣言を先日の9月議会で市は出しましたが、今回の質問の中にも、その議論が少しありましたが──について質問いたします。   まず、ティッピングポイントという言葉、概念がありますが、初めて聞く方もいるかもしれませんけども、これは、環境変化、気候変動がある時点で臨界点に達すると、温暖化が一定程度進んでくると、それ以上進むと、もう取り返しのつかない臨界点、これが起こると、これをティッピングポイントという概念で、今から20年前にIPCC、気候変動の政府間機関が言い出した概念です。当時、これを言ったときに──今から20年前ですけども──温度が、産業革命の前と比べて5度以上上がると、それがティッピングポイントの限界だというふうに言われていました。   ところが、現在、2018年9月、それから2019年9月にIPCCが警告というか、報告というかを出してます。気候変動に関する政府間パネル──IPCCですね。ここで言われてるのが、20年前は5度だった。ところが、5度じゃないんだと。1度から2度の間でティッピングポイントが起こる可能性があると、こういうふうな言い方に変わってきてます。こういう昨今の流れの中で、今回、善通寺市も宣言をしました地球ゼロカーボンシティー、2050年までにゼロにすると。   何年か前は、国もゼロでなくて、先ほど言いましたように、ティッピングポイントが5度と言われてた時代の名残の今から10年あるいは15年ぐらい前のときには、ゼロという言い方でなくして、もうちょっと何%ということを減ずるということだったんですけれども、今回は、2050年には最低ゼロに持っていくと。そうしないと、もう温暖化で蓋をすると、人類が、あるいは人類文明が崩壊してしまうような大惨事が来てしまうという、そういう時代の流れの中で、今回のゼロカーボンシティーという宣言が出されているんですね。   これに対して一部の識者は、一時、私もその立場を踏襲してたんですけども、いや、IPCCはそう言ってるけども、そうでないんだと。温暖化は人為的なものが原因じゃないんだという言い方が有力な意見として一部にありました。しかし今、国連等の世界のあらかた、大方というか、大半の研究者、学者の意見としては、人為的な人間が出すCO2あるいはCO2以外の温暖化ガスによって、温暖化をもたらすガス──メタンとか等を含めて、ガスによって地球が温暖化して、その結果、これから先、そのまま放置しておくと、現在も異常気象等のいろんな問題が出てきてますが、先々、大変な事態になる。   先日というか去年になりますか、スウェーデンのグレタさんが国連で──16歳ですね、16歳の彼女は、去年ぐらいから金曜日に、最初は一人で国会に座り込んで、温暖化を止めるような措置をしてくださいということを訴えてました。それが多くの若者の共感を得て、ヨーロッパ等で温暖化を止めようという大きなうねりとなってきています。   そういう中で、去年だったか、彼女は国連で演説をしました。そこでは何を言ってるかというと、多くの大人たち、私たち年寄り連中も含めて、そういう人たちに向かって、あなたたちは、私の夢と子ども時代を空っぽな言葉で奪ってしまったと。人々が苦しみ、死んでいます。全ての生態系を崩壊している。私たちは絶滅への道を歩み始めているのに、あなたたち、つまり私たちですね──大人たちは、お金と経済成長の夢物語しか語らない。よくそんなことができますねと、涙ながらに、自分たちの未来を奪わないでくださいと、こう叱責したわけですね。   確かに温暖化問題、今から20年、30年後に大変なことになっても多分私はいないです。ここにおる人たちの多くも遠い話です。そういう意味では、でも16歳、二十歳の若い人にとっては、まさにそれと面と向かわなきゃいけない、そこのなかで生きていかなきゃいけない切実な問題なんですね。私たちにとっては、ある意味では遠い先の話という、これが今の地球温暖化の現実なわけです。そこで、善通寺もゼロカーボンシティーを宣言したわけです。   それで質問に入りますが、このゼロカーボンシティーをする前から、善通寺は、当然、CO2の排出削減ということで、いろいろな努力をしてました、施策を打ってきていました。そこで、どんなことを今やってるのか。それで、かつ新たにゼロカーボンシティー宣言ていうのを出して、これから環境問題、地球温暖化をどう解決していくのかということで、どう取り組んでいこうとしてるのか、その辺の今の施策の現状を教えてください。 ◎市民生活部長(宮川庄造君) 議長 ○議長(氏家寿士君) 市民生活部長             〔市民生活部長(宮川庄造君)登壇〕 ◎市民生活部長(宮川庄造君) ただいまの長谷川議員さんのご質問にお答えいたします。   ゼロカーボンの現在の取組と今後の方針についてお答えいたしますが、一部答弁が重複した内容となることをご容赦いただきますようお願いいたします。   初めに、現時点での取組をお答えいたします。   本市では、同宣言の以前から循環型社会、低炭素の構築に取り組んでまいりました。具体的な事業といたしましては、市民参画のごみのリサイクル事業による循環型社会の構築、太陽光発電所2施設の売電収入による市内の防犯灯及び街路灯を省エネルギーのLED照明化に取替え、その電気代金や維持管理費用を負担するなど、再生可能エネルギーによる事業を展開してまいりました。これらの施策につきましては、二酸化炭素の削減結果について、毎年、環境審議会に報告しており、本市は宣言以前から、二酸化炭素削減について施策の重要な目標としてまいりました。   そこで、これからの施策ですが、今後、この遠大な目標を達成するには、市の事業だけではなく、市民や市内事業所のご理解とご協力が不可欠となります。そこで、来年度のその指針となる地球温暖化対策実行計画(区域施策編)を策定し、これから官民一体で二酸化炭素の排出量の削減に取り組む方法を考えていきたいと思っております。   また、ゼロカーボンについては、これまで市報やホームページで紹介し、市民の皆様のご理解の一助としてまいりましたが、これからは、本市の諸施策による二酸化炭素削減結果等の具体的な状況を紹介するなど、様々な方法で市民の間でゼロカーボンの機運が高まるよう啓発を心がけたいと思っております。 ◆11番(長谷川義仁君) 議長 ○議長(氏家寿士君) 長谷川義仁君             〔11番(長谷川義仁君)登壇〕 ◆11番(長谷川義仁君) あの人に対する答弁もそうでしたけど、これから施策を考えていくということなんですが、今から10年ぐらい前ですかね、温暖化に対する基本計画を作ったんですね。それで相当きっちりしたというか、ちゃんとした報告というか計画書を作ってると思います。で、やってきたと思うんですけども、その結果、その施策をやってきたことの結果、当初計画したことがどの程度やれてきたのか、その辺を教えてください。 ◎市民生活部長(宮川庄造君) 議長 ○議長(氏家寿士君) 市民生活部長             〔市民生活部長(宮川庄造君)登壇〕 ◎市民生活部長(宮川庄造君) 本市におきましては、先ほど議員さんご指摘のとおり、地球温暖化対策実行計画(事務事業編)及び(区域施策編)において、二酸化炭素の削減についての計画を立ててまいりました。その結果、一番大きな収穫といたしましては、メガソーラー事業による二酸化炭素の削減でございます。この二酸化炭素の削減にメガソーラーがどのぐらい有効であったかと申しますと、メガソーラー1基において約400戸の住宅の電気を賄うということでございます。両方で約800戸の電気を賄うということでございますので、それにより火力発電所において発電により生じる二酸化炭素を削減できたということが一番大きな削減事業でございます。   また、様々な施策、リサイクルその他たくさんの施策について、実践的な数字をまだ現在は十分に把握しておりませんが、今後につきましては、さらに精細な把握に努めていくように考えております。 ◆11番(長谷川義仁君) 議長 ○議長(氏家寿士君) 長谷川義仁君             〔11番(長谷川義仁君)登壇〕 ◆11番(長谷川義仁君) 10年前に作った温暖化対策施策、それについて、私が見たところ、今も言ってくれましたが、当初計画した二酸化炭素を、たしか三十何%削減というふうな数字をちらっと見たんですけども、でも現実は、それをクリアしてないというような報告を、この前に見せてもらったんですけども、それが今の善通寺市の施策の現状だと思うんですね。それで、今度、ゼロカーボンシティーを宣言して、もう一回ふんどしを締め直して、しっかりやろうということなんだと思います。   そこで、問題は、やり方の問題なんですね。これから計画を立てて、全般的なことを総合的に勘案しながらやっていくんだということなんですけども、そういうやり方は、前回──これまでの10年前に立てた環境対策においても、そういう姿勢でやってきたと思うんですね。それだけでは、なかなか不十分、絵に描いた餅で終わってしまうようなことになるんではないかと危惧するわけです。   そこで、今回、こうやってゼロカーボンシティー宣言までしてるわけですから、本当に本腰を入れてやるんだという意味で、例えば計画を立てるのに、コンサルに委託して、コンサルが作ってくれたものをちょっと手直しして計画ですよという形で施策を出していくっていうんでなくして、その計画作りそのものの中に、もっと主体的に市の職員、それから職員だけでなくして市民を巻き込んで、その施策をつくること自体が温暖化対策になるような、つまり温暖化対策っていうのは、このレベルの数値を幾らぐらいにしますという、それも大事ですけども、それと同時に、多くの人たちが温暖化を何とかしようというふうな意識に変わっていくという、このままでは大変なんだと、次の世代が大変な時代を生きなきゃいけないんだと、それを今を生きてる我々が本当に改善していくんだという、そういう決意が出てくるような、そういう必要性が心から湧いてくるような、そういうふうな啓蒙というか、啓発というんですか、あるいは学習過程というんですか、そういうものをやって善通寺市の施策をつくっていく。そういうことのためには、単に善通寺の市役所だけがコンサルなんかに委託して政策を考えていく、つくっていくっていうんでなくして、善通寺市民全部を巻き込んで、一緒になってそれを考えていくような、そういうやり方で今後の施策をつくっていただきたいと思うわけです。   とりわけ、ゼロカーボンは2050年にゼロということなんですけど、本当に大事なのは、言われてるように、この30年までなんですよ。もう30年までに一定程度までいかなければ、もう取り返しがつかないだろうと言われてる。あるいはある人によったら、もう遅いんじゃないかと、ある図面で、例えば氷河の氷の溶け出すなんかは、もうティッピングポイントを超えてるじゃないかというような意見すらあるような、今、時代に差しかかってて、この30年は本当に必死になってやらなきゃいけないということだと思うんです。   我々としたら、大変だ、大変だと言うんだけど、これなかなか難しいんですね。何でかと言ったら、先ほども言ったように、今の問題でない、今すぐの問題でない。先の長い、自分のことでない。自分たちの子孫というか、次の世代の問題、基本的にはね。そういうもの、それからお金の問題がある。こういう問題で、なかなか頭では分かってるけども、実行というか、そういうのができづらいような課題があるわけです。   ですから、そういう意味でも、普通の手法というか、やり方で対策を立てていくんでなく、本当に皆さんが温暖化対策に取り組む。市もそうだし、市民も取り組むような、そういうやり方をやっていただきたいと。そのために、これが全てではないですけど、その一つの方策として、ぜひ施策づくりの過程で市民を巻き込んでいただきたいと。それも、単にパブリックコメントみたいな、やりましたよっていうような言い訳的なもんでなくて、本当にそれに参加してきてもらって、その人たちが一緒になって考えて、学んで、つくっていくと、こういう施策をやっていただきたいと。いかがでしょうか。 ◎市民生活部長(宮川庄造君) 議長 ○議長(氏家寿士君) 市民生活部長             〔市民生活部長(宮川庄造君)登壇〕 ◎市民生活部長(宮川庄造君) ただいまのご質問にお答えいたします。   議員さんのご指摘のとおりでございます。やはり、ゼロカーボン宣言といいますのは非常に重いものでございます。そして、その実現につきましては、区々たる施策よりも、いわゆる市民、市、事業所全ての意識がゼロカーボンでなければならないということでございます。   私どもが9月にゼロカーボンシティー宣言をしたところ、その当時は、県内にはどこの自治体もゼロカーボンについての、いわゆる積極的な考えはありませんでした。しかしながら、政府のほうでゼロカーボンを推進したということもございますでしょうが、現在のところ、県内においても高松市がゼロカーボン宣言をし、また、他の自治体においても、その動きがあるというふうに聞いております。私どものゼロカーボン宣言が、その呼び水になったということであれば大変うれしいことであると思っております。   いわゆるこのゼロカーボンにつきましては、先ほど申しましたように、一つの意識を広げることによって、他の地域にまで及ぶ、本市の地域の何倍にも及ぶということがございます。それによって全体に輪が広がっていき、最終的には、このゼロカーボンが達成できるものであるというふうに考えております。   また、内部におきましては、先ほど議員さんがおっしゃいましたとおり、市民の方に、このゼロカーボンの意識をしっかり持っていただいて、日々の生活を過ごしていただく、これが非常に重要なことであると思います。ご提案いただきました点につきましては十分に検討し、実際にどのようにしていくか、考えていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 ◆11番(長谷川義仁君) 議長 ○議長(氏家寿士君) 長谷川義仁君             〔11番(長谷川義仁君)登壇〕 ◆11番(長谷川義仁君) ぜひ市民の方との協働参画で施策が練り上がっていくようなことをお願いいたします。   次の質問に移ります。   土木行政ですが、土木行政の、とりわけ市道の、あるいは農道の改修、舗装等がどんなふうに行われてるかということについて教えてください。 ◎都市整備部長(加藤光宏君) 議長 ○議長(氏家寿士君) 都市整備部長             〔都市整備部長(加藤光宏君)登壇〕 ◎都市整備部長(加藤光宏君) 長谷川議員さんのご質問にお答えをいたします。   市道の改修保全活動等のやり方でございますが、市道の保全管理につきましては、職員によります日常の損傷把握などのほか、市民や道路利用者の方からの通報等に基づきまして現地確認を行い、損傷の程度、規模に応じまして修繕工事を実施しているところでございます。   舗装改修につきましては、地元住民の方から申請をいただく道路新設改良工事申請書等に基づきまして、順次打ち替え等の改修工事を実施しております。申請書の現在の受付済み件数でございますが、合計14件、延長にして約3.3キロの舗装改修について賜っているところでございます。年間の申請件数でございますが、直近3年間では、平成30年度が3件、令和元年度が3件、令和2年度が本日のところまで2件となっております。   事業の進め方につきましては、申請書提出年度が古い箇所を基本にし、路線の現地調査の結果に応じまして、道路の劣化状況、交通量状況の沿線の土地利用状況などを総合的に判断をして、順次着手をしているところでございます。また、水道工事等周辺予定工事との調整を図ることが必要な路線につきましては、事業着手が後れる場合もございます。   いずれにいたしましても、限られた予算の中で、できる限り早期に工事が完了できるよう取り組んでおりますので、ご理解いただきますようお願いをいたします。   以上でございます。 ◆11番(長谷川義仁君) 議長 ○議長(氏家寿士君) 長谷川義仁君             〔11番(長谷川義仁君)登壇〕 ◆11番(長谷川義仁君) 舗装等に関しては、その地域住民の請願といいますか、申請といいますか、そういったものを基礎にして、例外的なもの、特別に壊れとるのが出てきたとか、そういう例外的な水道工事があるからついでにやるとか、そういう等がないときには、順次、請願の出てきた順番にやってるということだと思います、そういうことですね。   実際そうやってるんだと思うんです。ところが、市民の受け取り方、受け止め方がどうもそうじゃない。どういうことかというと、誰それ何々議員に頼みに行ったと。そしたら、その人が口を利いてくれたと、そしたらできたと。誰それの議員に頼みに行ったと。この議員は、どうもあんまり市役所で影響力を持ってないような議員らしくて、だからできなかったと、そういう雰囲気があるんですね。全部とは言いません、全部とは。少なくとも私がちょっと経験した中では、そういうんがあった。だからといって、市役所がそんなことをやってると言ってるんじゃないですよ。だけど、そういう雰囲気になってると。これは、そういう解釈をするほうが悪いんだというたらそれまでかもしれませんけれども、やはり何らかの形で、これまでの──今でないですよ、これまでの、そういう行政の在り方で、市民がそういうように思うような、そういう雰囲気ができるようなことがあったのかもしれません。どちらにしろ、そういう状態があるわけですね。   これは、私、あんまり芳しくないということなんですね。そういう雰囲気を打破するために、ないように、払拭するために、何らかの措置を取るべきではないかと。例えば、こういう事例がありました。これは舗装でなくして道の拡張だけども、ある部分を拡張するっていう話が一応着いた。ある部分まで進んだ。それから次の残りを長い間、それも3年どころか4年、5年ほったらかしなんです。それについて、何らどうなりましたとか、こうなりましたとかというふうに、住民の方にはお知らせもなかった、ないままになってた。そういう事例なんかがあるもんですから、そうすると、そういうふうになってくると、これは市民にしてみたら、先ほど舗装の件で申請が上がって、基本的には順次ですね、申請が上がった順に、公平にやってるというのが、そういうことに出くわしますと、何かそういうような形でなくって、事が進んでるのかなと思ってしまうようなことになってしまう。   そういうことがありますので、今の現状で私が言ってるような雰囲気が出てきてるのを解消する一つの方法として、申請が上がった頃──今日、今、何件どうだっていう報告をされましたけど、これを常時見える化というか、きちっとした形で、何月何日、こことここと順番にやっていくんですよというようなことを、行政のやり方の手法の、透明化と言ったらいいのかな、そんな措置を講じていただくようなことはできないでしょうかということです。いかがでしょうか。 ◎都市整備部長(加藤光宏君) 議長 ○議長(氏家寿士君) 都市整備部長             〔都市整備部長(加藤光宏君)登壇〕 ◎都市整備部長(加藤光宏君) ただいまのご質問でございますが、市民の方がそういう疑念を抱いておるということでございますが、こちらの説明が不十分であったのだろうと思いますが、申請をいただく路線それぞれの道路状況や周辺環境というのが異なっております。また、その状況に応じて工法も異なりますことから、周辺に工事が予定されている場合の調整等があることもございます。工事着手をする順番が前後をしている場合もございますので、そういうことで市民の方がそういう感情を抱いたのかも分かりませんが、いずれにいたしましても、議員ご指摘のとおり、地元関係者でありますとか、そういう方とコミュニケーションを密にしまして情報提供を行いながら事業を今後進めていきたいというふうに考えておりますので、ご理解いただきたいと思います。 ◆11番(長谷川義仁君) 議長 ○議長(氏家寿士君) 長谷川義仁君             〔11番(長谷川義仁君)登壇〕 ◆11番(長谷川義仁君) 行政過程、行政プロセスというのが市民に分かりやすいようなやり方を極力採っていただいて、要らぬ誤解が生まれないように、そういう行政手法をお願いして質問を終わります。 ○議長(氏家寿士君) 以上で長谷川義仁君の一般質問を終結します。   次に、山根千佳君。             〔2番(山根千佳君)登壇〕 ◆2番(山根千佳君) 2番山根千佳でございます。それでは、通告に基づき、順次質問をさせていただきます。   本市における紙おむつのリサイクル推進についてお伺いいたします。   使い捨ての紙おむつは、乳幼児や小さなお子さんだけではなく、ご高齢の方にとっても生活必需品です。しかし、その紙おむつが、今後、私たちの生活する地球環境に大きな負荷をかけてしまう可能性があります。一般ごみとして回収された紙おむつは可燃ごみとして処理されております。使用済みの紙おむつにはし尿、水分を多く含んでいるため、焼却炉の温度を下げてしまい、下がった温度を上げるため、それには助燃剤が必要になり、助燃剤を使用することで余計にコストがかかり、焼却炉を傷める原因にもなってしまいます。当然、ごみの焼却処理を行えば同時に二酸化炭素も排出され、紙おむつのごみは地球温暖化問題に少なからず影響を与えてしまっているのです。   近年の高齢化に伴い、紙おむつの消費量は年々増加傾向であることから、令和2年3月に、環境省において使用済紙おむつの再生利用等に関するガイドラインが策定され、全国的にも課題となっております。環境省はガイドライン策定に当たり、参考情報とするために、市区町村における使用済紙おむつの取り扱いに関するアンケート調査を平成31年度に行っております。平成31年3月議会において、竹森議員さんも紙おむつの現状について質問されておりますが、ガイドラインが策定されたことにより、今回、改めて当局にお伺いいたします。本市における紙おむつの処理の現状と、このアンケートにどのような回答をしたのか、併せてお聞かせください。 ◎市民生活部長(宮川庄造君) 議長 ○議長(氏家寿士君) 市民生活部長             〔市民生活部長(宮川庄造君)登壇〕 ◎市民生活部長(宮川庄造君) ただいまのご質問にお答えいたします。   初めに、使用済み紙おむつ処理の現状についてお答えいたします。   使用済み紙おむつの主な排出場所は一般家庭と保育園、老人福祉施設等、病院等の事業所で、家庭から排出される使用済み紙おむつは、市区町村において家庭系一般廃棄物として処理され、事業所から排出された使用済み紙おむつは事業系一般廃棄物として処理されておりますが、医療機関等から排出された使用済み紙おむつのうち、特定の感染症を有するものとして特別管理一般廃棄物としてという感染性廃棄物に該当するものは、別途、分別処理される必要があるとされております。   国の試算では、2030年には家庭系、事業系と合わせて処理量は245万トンから261万トンと推計され、その中で一般廃棄物排出量に占める割合は6.6%から7.1%と推計されております。   現在、本市の紙おむつ収集は、全て可燃ごみとして仲善クリーンセンターに搬入し、焼却しております。また、事業所のごみについては、本市にある特別養護老人ホームや介護老人保健施設の収集している処理業者が、紙おむつをどこの処分場で処分しているかを確認いたしましたところ、4施設中2施設については仲善クリーンセンターで焼却しており、残りの2施設は民間業者で焼却しているとのことでございました。   なお、仲善クリーンセンターにおける紙おむつの処分量は、全て袋に入っておりますことから、どのくらい搬入されているのかは不明ということです。また、現在のところ、紙おむつにより焼却炉が燃えにくくなるまでには至っていないとのことでした。   次に、環境省アンケートの本市の回答内容についてお答えいたします。   このアンケートの目的は、国民の高齢化に伴い、我が国における大人用紙おむつの消費量が年々増加し、廃棄される使用済み紙おむつの多くは、市区町村等の廃棄物処理施設において焼却処分されておりますが、その素材は、上質パルプ、フィルム、吸水性樹脂から構成され、再利用等によりパルプ等の有効利用が可能であります。そして、使用済み紙おむつ再生利用等には、衛生面を含む適正処理の確保への懸念や再生利用技術に関する情報の不足等の課題があることから、各自治体の現状を把握し、その意向を調査するために実施されたものです。   なお、本市の回答として、平成31年4月1日現在、本市で排出される使用済み紙おむつの収集及び処理方法を記載し、また、紙おむつの再生利用等に関する考え方としては、国のガイドラインの策定に当たり、今後の排出量の見込みや再生利用の費用算定、リサイクル技術の紹介、廃棄物処理法等の関係法令の整備を要望いたしました。 ◆2番(山根千佳君) 議長 ○議長(氏家寿士君) 山根千佳君             〔2番(山根千佳君)登壇〕 ◆2番(山根千佳君) ありがとうございます。   現在の処分量は不明で、今は、焼却の際に特に問題はないということですが、紙おむつの生産量は、子ども用、大人用ともに増加傾向にあります。総人口に対する高齢者の割合が年々増えていることで、紙おむつの処理問題は今後深刻化していくことと思います。本市においても、回答として、再生利用の費用算定やリサイクル技術の紹介などリサイクルに向けて前向きな回答をされていると感じました。   2015年国連サミットで採択され、日本政府においても積極的に取り組むとされている持続可能な開発目標、いわゆるSDGsの中で、使用済み紙おむつの再生利用等は、日本で進捗の遅れているSDGs目標12「持続可能な消費と生産のパターンを確保する」に寄与すると期待されております。   本市においては、市民参画のごみのリサイクル事業を全面的に展開し、低炭素・循環型社会づくりに邁進するゼロカーボンシティーに挑戦するという宣言を本年9月にしております。一般廃棄物に占める使用済み紙おむつの割合が6から7%と言われており、紙おむつリサイクルを推進することにより、焼却灰、二酸化炭素の削減、焼却炉の負担軽減等にもつながります。ですので、市民に環境に配慮した紙おむつの使用を呼びかけるとともに、近隣の市町村と協力して紙おむつのリサイクルの取組をぜひ前向きに検討していただきたいと思いますが、本市のお考えをお聞かせください。 ◎市民生活部長(宮川庄造君) 議長 ○議長(氏家寿士君) 市民生活部長             〔市民生活部長(宮川庄造君)登壇〕 ◎市民生活部長(宮川庄造君) それでは、ただいまのご質問にお答えいたします。   議員ご指摘のとおり、使用済み紙おむつは、再生利用等によりパルプ等の有効活用が可能であります。また、SDGsでは、議員がご案内された目標12のほかにも、目標15として、パルプ等の森林資源の有効活用によって、「陸上生態系の保護、回復および持続可能な利用の推進、森林の持続可能な管理、砂漠化への対処、土地劣化の阻止および逆転、ならびに生物多様性損失の阻止を図る」にも寄与するものと思われます。   今後、市民の高齢化により本市の大人用紙おむつの消費量は年々増加し、使用済み紙おむつの多くは廃棄物処理施設において焼却処分されていることから、使用済み紙おむつの再生利用等については検討すべき課題であると考えております。しかしながら、衛生面を含む適正処理への懸念や再生利用技術、その費用等様々な課題があることから、今後、より広域での処理を視野に入れて近隣市町とも情報交換し、検討していきたいと考えております。 ◆2番(山根千佳君) 議長 ○議長(氏家寿士君) 山根千佳君             〔2番(山根千佳君)登壇〕 ◆2番(山根千佳君) ありがとうございます。   これまで排せつ物が付着する紙おむつの処理は焼却するものと考えられてきました。しかし、使用済み紙おむつを分別回収し、処理し、再生パルプやプラスチックなどを取り出し、再生紙おむつに循環させるなどのリサイクルシステムは既に確立しております。   福岡県大木町では、家庭から出された使用済み紙おむつを専用のごみ袋に入れ、町内59か所に設置された専用回収ボックスに分別する活動に取り組むことで、紙おむつの資源化による町のイメージアップと二酸化炭素排出量の削減を実現しております。   今後、国の方針として、リサイクル事業に前向きな自治体には、補助金だけではなく、リサイクル技術を持つ企業や助言役を紹介してくれ、その実現を後押ししてくれるようにもなります。紙おむつの回収方法、再利用先の確保、紙おむつ処理料金の低減など課題は多いと思います。しかし、いち早く取り組むことにより、国の支援や企業の協力も得られやすくなります。日本の抱えるSDGsの課題や紙おむつごみが引き起こす環境問題に対して、まず善通寺市が主導的に手を挙げ、近隣の市町村と協力して取り組んでほしいと思います。   長いスパンで見たとき、資源循環型社会をより一層推進していくために、紙おむつのリサイクルについて多角的な効果、検証を検討いただけますことを要望いたしまして、最初の質問を終わらせていただきます。   続きまして、本市における男性職員の育児に伴う休暇、休業の取得推進についてお伺いいたします。   学校の行事に参加する父親の数は、ここ数年で高まったように感じます。入学式や授業参観、卒業式に至るまで多くの父親が参加しており、男性も子育てに関心や責任が深まったものだと思います。しかし、出産、育児に関してはどうでしょうか。男性の育児休業取得率は依然として低い水準であります。自分にしか分からない大切な仕事を抱えているので代替要員の確保が難しい、職場がそのような雰囲気ではないなどの要因が挙げられます。   少子・高齢化が進み、人材確保がより困難になっていくことが予想される今後は、多様な働き方に理解を示し、働き続けやすい職場環境を整えることが人材確保にもつながっていくと思います。また、男性の家庭生活への参画促進は、男性自身の仕事と家庭の両立のみならず、女性の活躍促進等の観点からも極めて重要です。国においては、民間部分を含めた我が国全体の育児休業等取得率の向上につなげていくためにも、国家公務員が率先して思い切った取組を進めることとし、令和2年度から、子どもが生まれた全ての男性国家公務員が1か月以上をめどに育児に伴う休暇、休業を取得することを目指すこととしました。   そこで当局にお伺いいたします。   本市においての男性職員の育児に伴う休暇、休業取得者の現状をお聞かせください。 ◎総務部長(近藤浩行君) 議長 ○議長(氏家寿士君) 総務部長             〔総務部長(近藤浩行君)登壇〕 ◎総務部長(近藤浩行君) ただいまの山根議員さんの男性職員の育児に伴う休暇、休業の取得状況についてのご質問にお答えいたします。   本市における出産及び育児に係る休暇のうち、男性職員が取得することができる休暇についてのこれまでの取得状況でございますが、配偶者の出産休暇及び男性職員の育児参加休暇の2つにつきましては、対象となる職員がいずれの休暇も取得をしております。   また、育児時間につきましては、対象となる職員のうち2名からの申請があり、取得をしております。   なお、男性職員の育児休業の取得状況につきましては、これまでのところ実績はございません。   以上でございます。 ◆2番(山根千佳君) 議長 ○議長(氏家寿士君) 山根千佳君             〔2番(山根千佳君)登壇〕 ◆2番(山根千佳君) ありがとうございました。   出産時の立会いのために2日間、産前6週間から産後8週間の間に5日間の休暇は全員が取得しているようです。これは、社会全体の中で、男性も子育てに関心や責任が深まってきたという大変すばらしい結果だと思います。一方、育児休業については実績がないということで、少しでも推進していくためには、制度の周知とともに職場の理解を深めていくことが必要であると思います。   出産直後の女性が鬱になりやすいと言われている時期に、男性が育休を取ることで、子育ての不安や夜泣き対応をシェアして、心身共に女性をケアすることもできます。そして、男性が家事、育児に参画する時間が多ければ多いほど、第2子以降の出生率が上がると言われております。休日に男性が家事、育児を行っていない家庭は、2人目以降の出生率10%、逆に男性が休日に6時間以上家事や育児に参画した家庭は、2人目以降の出生率は何と87%であり、育休を採った男性が育児嚢になり、家事、育児に積極的に参画することで少子化対策にもなります。   今や男子大学生の4割以上が、育児休業を取って積極的に子育てしたいと考えているようです。女子大学生も、自分が働き続けることを前提に就職を考えており、少子・高齢化が進む中、善通寺市においても、人材確保合戦で他と差別化し、有用な人材を確保するために育休取得率を高める施策を推進することも効果的ではないでしょうか。   また、男性職員は組織の中で大切な仕事をしているので、育休を取ってもらったら困るということもあると思います。この仕事をこの人がやらなければ回らないという組織から、仕事を誰かに回すことのできる環境をつくって、その人がいなくても仕事が回るような組織をつくっていくことのほうが大事ではないでしょうか。   今後、夫婦共働き世帯が増加し、子育てに関わりたいと思う男性が増えるなど、働き方に対する希望も多様化してきます。男女が共に仕事と子育てを両立できる環境の整備は、女性が活躍できる環境整備としても非常に大きな役割を担っております。安心して子どもを産み、育てられることができ、誰もがその環境を応援していけるまち善通寺となるように、市職員が率先してお手本として取得を促進していただけますことを期待いたしまして質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(氏家寿士君) 以上で山根千佳君の一般質問を終結します。   以上で本日の日程は全て終了いたしました。   一般質問が本日で終了しましたので、14日は休会といたします。   16日は午前9時より本会議を開きますので、定刻までにご参集ください。   本日はこれにて散会いたします。   お疲れさまでした。             午後3時22分 散会 ──────────────────────────────────────   地方自治法第123条第2項の規定による署名者             議  長             議  員             議  員...