◆20番(
高田照男君) 今、私が聞く前に、9番(堺)議員さんが出されましたが、この住みよい福祉の
まちづくり事業という予算を利用して、この建物の車いすが入れるようにすると、まあこういうことでありますが、これ何かこちらに書いてある
農業振興センター管理費の予算というような解釈をしてしようがないんで、どちらが、身障の福祉が主なのか、それとも
農業振興センターの管理が主なのか、どうもぴんと来ません、これは。もうちょっとやるんならやるように、今やっぱり我々が何遍もここに言っておることは、身障対策は車いすだけではないですよと、いろんな障害者がおるんですが、それ全体に対して一体市はどのような対応があるのかと、これを言ってきたんですが、何かやっぱり車いすの問題が解決をつければ身障問題は解決がついたような感じのことをやられます。果たして、今9番(堺)議員さんが言われたように、建物にそういう利便をしていくことは事実でありますけれども、建物というのはつくるときにやっておいてもらいたいんであります、全部もう。後から身障の予算を使うて住みよい
まちづくりって直していくのが、果たして福祉なのかどうかね。建てるときに、もうそんなことをせんでいいようにするのが当たり前であります。 したがって、それから
まちづくりというのは、今言っていることは今の善通寺市のまちを歩いてみたら、いかにこの障害者や年寄りの移動の自由に対して不便であるかと、こういうことがもう何遍も寄せられておるわけですね。 それからもう一つは、したがってその街路なんかの問題はどこで解決をつけようとするのか。それから今、建物にこう横からこう
スロープを回すのも結構ですが、まあ市長さんもこの際、ちょっと御不自由になられた期間があって、こう杖をついて入る場合に、わざわざ遠いところを「くるくるくるくる舞うて入れ」と言うんかね、それともあの段に手すりをつけておいて、そこからさっと上がれるようにしてあげるんが親切なのか。やっぱり
車いす中心になりますから、それから下手にやりよると、あれは車いすが上がっていくとか杖をついていくと滑るな、あれ、私やってみたけど。そうすると、やっぱり車いすはいいけど、杖ついて上がる人の便利さはどこで考えるのか。そういう点が細かい配慮がないので、やっぱり住みよい
まちづくりというんなら、そういう細かい配慮をして、それからついでにまあ市役所の職員の中には手話ぐらいできる人を1人か2人でも3人でも養成するとか、点字はもう今のところはエレベーターの中にしかないんかな、点字は。それ以外のところも考えるとか、いろんなことひとつまあ全体の
まちづくりをやるような配慮ができないもんかどうかが第1点、これをお尋ねをしておきたいのであります。 それから、もう一遍この教えてくれんですか。この利子ができたら積み、利子ができたら積みしよる分の
地域振興基金と水田確立と、それから
ふるさと基金、これについては一体今までどのように使われてきたのか。どういう使途で積み立てられておるのか。これからはどういう利用をしようとするのか。その積んだ積んだというて乗ってくるのも結構ですが、やっぱり何か目的があろうと思うんで、その辺をちょっと教えていただきたいと思うんです。
◎
民生部長(
増田武志君) 議長
○議長(芝昇君)
民生部長 〔
民生部長(
増田武志君)登壇〕
◎
民生部長(
増田武志君) 20番(高田)議員さんのただいまの御提言はごもっともであろうと思います。すべての人々が住みよい福祉のまちになるよう、議会の皆様の御意見を賜りながら、今後施策を講じてまいりたいと思います。よろしくお願いします。
◎
総務課長(尾崎勝君) 議長
○議長(芝昇君)
総務課長 〔
総務部長(尾崎 勝君)登壇〕
◎
総務課長(尾崎勝君) 基金の使い道でございますけれども、今回積み立てをいたしております
減債基金の利子でございます。 (20番
高田照男君「
減債基金でない、ふるさととか、
地域福祉とか……」と呼ぶ)
ふるさと基金につきましては、これはみずから考え、みずから行う
地域づくり事業ということでございまして、今回、これにつきましては、5年度におきましてはプールの関係でこの基金より使わせていただいております。 それから、
地域福祉基金につきましては、これも
交付税措置をされておるものでございまして、これは地域におきます福祉の活動の促進、快適な
生活環境の形成等にするためでございまして、果実運用型ということでございまして、その利子をもちまして地域の
福祉法人に対しまして補助を行うものでございます。 以上でございます。 (20番
高田照男君「もう一つ、
ふるさと基金」と呼ぶ)
ふるさと基金につきましては、先ほど申しましたようにプールの方へ今回使わせていただいております。 以上でございます。 (「水田の方……」と呼ぶ者あり) 水田でございますか。
水田農業確立対策基金につきましては、
水田農業の持つ多面的な役割を地域の創意工夫に基づいて主体的な
取り組みによりまして発揮させます
取り組みの経費に充てるものでございまして、市内の農家に対しまして、全体的に考えまして有効的にそれを使っていくというようなことでございます。 以上でございます。
○議長(芝昇君) ほかに質疑はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(芝昇君) 質疑なしと認めます。 これをもって質疑を終結いたします。 お諮りいたします。 ただいま議題となっております議案第4号平成5年度善通寺市
一般会計補正予算(第3号)については、委員会の付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(芝昇君) 御異議なしと認めます。よって、議案第4号については委員会の付託を省略することに決しました。 これより討論に入ります。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(芝昇君) 討論なしと認めます。 これをもって討論を終結いたします。 お諮りいたします。 ただいま議題となっております議案第4号平成5年度善通寺市
一般会計補正予算(第3号)についてを採決いたします。 本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(芝昇君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
~~~~~~~~~~~~~~~
△日程第3 議案第5号
○議長(芝昇君) 日程第3、議案第5号平成5年度善通寺市
特別会計国民健康保険補正予算(第3号)を議題といたします。 本案については
提案理由の説明が終わっておりますので、これより質疑に入ります。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(芝昇君) 質疑なしと認めます。 これをもって質疑を終結いたします。 お諮りいたします。 ただいま議題となっております議案第5号平成5年度善通寺市
特別会計国民健康保険補正予算(第3号)については、委員会の付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(芝昇君) 御異議なしと認めます。よって、議案第5号については委員会の付託を省略することに決しました。 これより討論に入ります。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(芝昇君) 討論なしと認めます。 これをもって討論を終結いたします。 お諮りいたします。 ただいま議題となっております議案第5号平成5年度善通寺市
特別会計国民健康保険補正予算(第3号)についてを採決いたします。 本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(芝昇君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
~~~~~~~~~~~~~~~
△日程第4 議案第6号
○議長(芝昇君) 日程第4、議案第6号平成5年度善通寺市
特別会計自動車教習所補正予算(第1号)を議題といたします。 本案については
提案理由の説明が終わっておりますので、これより質疑に入ります。
◆2番(
安藤末雄君) 議長
○議長(芝昇君) 2番
安藤末雄君 〔2番(
安藤末雄君)登壇〕
◆2番(
安藤末雄君)
自動車教習所の予備費についてお伺いをしたいと思います。 2,079万3,000円についてでございます。今回の
補正予算の中で、退職金あるいは
基金積立金等につきましては理解できますが、予備費の増額についてお伺いをしたいと思います。 予備費の性質上、予算外の支出また
予算超過の支出に充てるために計上するものですが、その予備費を
補正予算しなければならない理由は何なのか。予算外の支出であるとか、あるいは
予算超過の支出が予見されるのであれば、その費目を増額修正すべきと思いますが、予備費の増額した理由をお伺いしたいと思います。
◎
建設経済部長(
北岡一男君) 議長
○議長(芝昇君)
建設経済部長 〔
建設経済部長(
北岡一男君)登壇〕
◎
建設経済部長(
北岡一男君) お答え申し上げます。 予備費が相当多額に計上されたということでございますが、これについては実は、前年度繰越金が4,100万円余りございまして、と申しますのは当初予算の段階ではその確定する数値がつかめてなかったということもありまして、多額の繰越金を要したわけであります。それに伴って、今回その6月議会、9月議会ともにその
補正予算を計上しなかったものでありますから、する機会を失っておりましたもんでありますから、今回それを精算しようということで、このようなことになったわけなんです。 額については、非常にまあ予備費が大きいということでございますが、これについては退職金などの差し引きをいたしました結果、残金を生じるということで、ほかにその予備費の使途目的というのが現在のところありませんので、一応予算上は予備費として計上させていただいたわけであります。 まあこれは、最終的には今年度の3月補正でもって次年度への繰り越しに向かっていくと、このような形になろうかと思います。 もちろん、この12月議会で決議をいただきまして後、年度末までに必要経費があれば、その方に充てなければならないということもありますけども、当面科目を設定をして、この予備費を他のものに使うということについての理由がございませんので、一応予備費として精算をさせていただいておるわけであります。 以上でございます。
○議長(芝昇君) ほかに質疑はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(芝昇君) 質疑なしと認めます。 これをもって質疑を終結いたします。 お諮りいたします。 ただいま議題となっております議案第6号平成5年度善通寺市
特別会計自動車教習所補正予算(第1号)は、委員会の付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(芝昇君) 御異議なしと認めます。よって、議案第6号については委員会の付託を省略することに決しました。 これより討論に入ります。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(芝昇君) 討論なしと認めます。 これをもって討論を終結いたします。 お諮りいたします。 ただいま議題となっております議案第6号平成5年度善通寺市
特別会計自動車教習所補正予算(第1号)についてを採決いたします。 本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(芝昇君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
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△日程第5 認定第1号
○議長(芝昇君) 日程第5、認定第1号平成4年度善通寺市
一般会計歳入歳出決算の認定についてを議題といたします。 本件は9
月定例会において
一般会計決算審査特別委員会に付託の上、閉会中の
継続審査に付されていたものであります。 委員長の報告を求めます。 17番
南光一幸君。 〔17番(
南光一幸君)登壇〕
◆17番(
南光一幸君) ただいま上程されました認定第1号平成4年度善通寺市
一般会計歳入歳出決算の認定について、本
特別委員会における審査の経過と結果を報告申し上げます。 本案は、去る9月
定例議会におきまして、その審査が閉会中の継続事案として
一般会計決算審査特別委員会に付託されたものであります。 委員会は、去る10月21日、22日、25日、11月2日、12月1日に開催をいたしました。 まず、歳入について申し上げます。 市税についてでありますが、使用料及び手数料、貸付金の収入未済及び不納欠損で徴収率は向上しているが、滞納額が増加しているため、今後の徴収の
取り組みにつき質疑をいたしました。特に、
悪質滞納者へは相当強い態度で臨み、
差し押さえ等も含んだ一歩突き進んだ対策が必要で、今後課内全体でもう一度検討し、改善を図っていきたいとの答弁がありました。 また、車検でありますが、軽自動車で滞納額がふえている理由をお聞きしますと、車検では最終の課税証明だけで足るためとの理由の説明がございました。 また、
徴収担当職員の時差出勤を考えてみてはとの提言については、委員提言の趣旨を踏まえた近隣各市の調査等を行い、実際に成績が向上する方法を真剣に考えていきたいとのことでございました。 また、地方交付税、財政調整基金繰入金の算出基礎についての説明を求めたところ、懇切な説明があり、予算計上時には欠損額とならないよう十分考慮しているとのことでありました。 次に、例年論議されている住宅使用料の滞納対策で、今後の対応についての質疑では、税と同様に強固な姿勢で滞納額がふえないよう方策を講じながら、もう一段の努力をして、徴収整理等に当たりたいとの答弁がありました。 また、公債比率等から見た財政状況について見解を求めたところ、比率だけを見れば特に問題はないが、債務負担行為と併せると15%以上になり、懸念される。市民体育館ほか大型プロジェクトの元利払いも将来ふえてくるほか、維持費の問題等もあり、これ以上の大幅な起債は好ましくないとの見解が示されました。 次に、市有地の無償貸与貸付の継続性、市営第1、第2駐車場の利用状況等質疑があり、担当課より適切な説明がありました。 また、関連して収入増対策については、特に持ち家制度の充実等で、より効果的な施策を目指したい。また、関連で景気の低迷から金利の低下による運営面での影響についての質疑には、担当課より各基金と一般の歳計現金の運用方法等につき懇切な答弁がありました。 次に、歳出でありますが、1款議会費については別段質疑がありませんでした。 2款総務費については、地籍調査の見通しについて質疑があり、住民の協力により順調に事業が推進しているとのことでありましたが、よりテンポを速める場合には、人件費の割合が重要で、人事担当課とも協議中だが、一部住民からの理解も見られるようになってきており、速める方法で検討しているとの答弁があったので、地籍調査は増税対策としても重要な施策であり、当初計画の工期内で完了するよう最善を尽くす旨要望をいたしておきました。 また、人事管理では、職員、嘱託、臨時、パートの業務内容等について質疑があり、いずれも課内で対応し切れないような場合の補完的な職種で、本市では嘱託は第2の職場的考えを持ち、臨時は保育所等で比較的多く、パートは短期間雇用を基本において、条件面、待遇面ではパート以外は大きな差異はないとの答弁がございました。 続いて、公社制についての検討結果の報告を求めたところ、公社や第三セクター等で全体の施設等の管理をすることは、収入面が問題となる場合が多いとの消極的な返答であったので、運用次第でスムーズな運営も可能と思われ、また市民サービスの点からも、今後前向きで早く結論を出すよう要望いたしておきました。 次に、市民プールのウォータースライダーのカバーの必要性につき質疑がありました。風化の度合い等を勘案する必要があるが、絶対的な条件ではなく、計画、建設段階では購入していないとの答弁がありましたので、後刻教育管理費で審議を行うことといたしました。 また、機械化による人員の削減、また交通指導員の高齢化等についての質疑があり、いずれも担当課の説明を了といたしました。 続いて、負担金、補助金及び交付金の不用額は、当局の説明でいずれも了となったが、今後不用額が多額になった場合の説明書等の送付を強く要望をいたしておきました。 また、関連で、かねてより懸案となっている自治会と校区の問題について、内部の検討委員会の経過報告等を求めたところ、消極的な姿勢であったので、市独自の見解ばかりでなく市民の意思も十分に調査し、現状を把握しながら前向きで進んでいくよう要望をいたしておきました。 3款民生費については、生活保護費の減少理由につき質疑があり、県内の求人倍率が比較的高いのが主な理由で、今後とも国の指導のもとに適正実施に努めたいとの答弁でございました。 4款衛生費については、成人病対策の
取り組み状況について質疑があり、各種の検診等の受診状況は非常に良好であり、また今年度に作成予定の老人保健福祉計画でも、新規事業を取り入れるべく医師会と関係機関とも協議中で、より充実した対策となるよう努力したいとのことでございました。 また、予防費及びじんかい処理費の委託料の不用額につき、担当課長より適切な説明がなされました。 その他、新生児祝い品配布制度の状況及び下水道の普及に伴うし尿制度の見直し等につき質疑があり、担当課の説明で了といたしたところであります。 次に、5款労働費については別段質疑がありませんでした。 次に、6款農林水産業費については松くい虫防除対策費で、防除の効果につき質疑があり、十分に効果があるとの見解がありました。 また、委託料については、後段で申し上げます。 次に、7款商工費については、不用額について担当課長より説明があり、続いて経済対策融資の利用者が少ないとの指摘には、制度の性質から啓発といっても難しいが、普及に向け努力したいとの答弁がございました。 続いて、観光客の動向及び対策等の質疑には、観光客は若干ふえてはいるが、大半が通過型になっているため、今後アンケート調査等のデータ分析等を基礎に、滞在型の観光客誘致を基本に、効果的な施策等の研究をしていきたいとのことでございました。 また、赤門筋商店街の現況につき、委員より指摘があり、門前町としての今後の施策及び住民の心構え等についての答弁がございました。 次に、8款土木費については、まず担当課より主な不用額につき説明があり、いずれも了といたしまた。 初めに、国の方針の公共投資の前倒し状況と入札制度の考え方につき質疑があり、前倒し状況は国の指導水準をおおむね満たしているとのことでございました。また、入札制度については、一般競争入札の必要性が盛んに論じられているところでありますが、検討委員会で十分審査しながら、早い機会に結論を出したいとのことで、談合問題では本市では全くないとの答弁がございました。 次に、住宅整備費の委託料で、再生マスタープランの経緯について尋ねたところ、3月末に受託品が提出されたが、成果品にするためにはまだ何点かの問題点が残っており、近々建設省とのヒアリングの事前協議に備え資料の整備中で、成果品の完成に向け鋭意努力しているとの答弁がありました。 次に、9款消防費について、まず主な不用額の説明の後、初めに消防団員の待遇につき質疑があり、団員に対する各報酬ほか現物支給等の説明がありましたが、最近団員の募集がなかなか思うように任せない状況と聞くので、待遇面ではいま少しの配慮を要望いたしておきました。 また、高速道路を含んだ救急の出動件数及び防災の啓蒙等につき質疑があり、それぞれ担当課への説明があり、了といたしました。 次に、10款教育費について、まず款内の予算流用された内容について説明を求め、続いて総務費において審議のあったウォータースライダーのカバーの管理上の必要性につき見解を求めました。調査協議中で、結論はまだ出ていないが、維持管理上からも今後どうするか、委員の提言を踏まえ、近いうちに結論を出したいとの答弁があったので、他市との状況等からもカバーの必要性は強く感じるところであるので、設置要望を強くいたしておきました。 次に、移動芸術祭につき収支の見込みの甘さと一般の市民の観劇者が少数であるとの指摘には、文化庁からの打診を結果的に受けたが、収入面を考えると軽率で、同様にチケットの販売にも無理があったと反省しているとの答弁であり、また市が主催でチケットの売り上げで運営されるような事業等は、特に会計監査報告等を積極的に行うなど、収支をより明確にすべきであるとの提言には、今後、無理をせず、広く市民に行きわたる方法を考え、会計も明らかにして実施したいとのことでございました。また、行政が行う市民サービスで、チケットを増発するような一時しのぎの対応はすべきでないとの指摘を申し上げておきました。 次に、コンピューターの充実状況、体験学習の必要性及び最近の校内暴力等の現況等の質疑には、担当課の説明でいずれも納得できるものであり、今後も引き続き努力されるよう申し上げておきました。 また、公民館の嘱託職員の待遇改善についての要望もいたしておきました。 次に、11款災害復旧費、12款公債費、13款諸支出金については、別段質疑はありませんでした。 次に、14款予備費については別段質疑はありませんでしたが、予備費使用の事案についての議会への報告について申し上げたところ、今後善処したいとの答弁がありました。 最後に、6款農業水産業費における農業振興費の委託料のうち善通寺市農業先進技術調査研究事業及び善通寺市高付加価値型農産物導入推進事業への委託料について申し上げます。 本件については、委員より事業の運営につき不明瞭なところがあるとの指摘がなされたのに端を発し、精力的な審査となりました。 主な指摘事項をまず申し上げます。 委員会の発足が年度内にずれ込み、発会当初より問題があったと思われるが、この時点で新たに計画を見直す必要性があったのではないか。 また、事業着手のおくれから、延期願を許可して、事業の延長を認めているが、事故繰り越し等の処理をすべきではなかったか。事務的にこれを安易に許可している点、また委託先の2委員会は同一メンバーで構成されての運営であり、まぎらわしい印象はぬぐえず、明朗性に欠けているところがある点。 本事業は重要な施策の位置づけであるにもかかわらず、議会への、議会というのは市政報告等を含めた経過報告がなく、また文書の取り扱い、決裁の諮り方等、文書管理に一部不備が見られた点。 次に、予算執行における予算規則の遵守、とりわけ12条、13条、21条等に十分な留意がなされておらず、また委託料等の費目における受託先への監査等が十分実行できていなかった点等々、これらの点について各委員より厳しい指摘、質疑が相次いで出されました。 当局においても、本件の予算執行には一部不備な点があったとの厳粛な認識に立っての答弁に終始して、委員の指摘、要望等を十分踏まえ、善処すべき点は前向きに善処するとの姿勢で、相当量の資料の提出もなされました。 本委員会としても憂慮すべき問題と位置づけて、慎重にかつ詳細にわたっての審査を行った中で、当局より今後の予算執行においては、特に自治法予算規則等の遵守の徹底は言うに及ばず、有効かつ適切な予算執行を目指すべく最善の努力を傾注したいとの決意表明がありましたが、しかしながら本事業は半面厳しい激動の農政の中にあって、意欲的な試みとして一応の評価できる点もあるところから、今後の公正、効率的運用を強く要望して審査を終わりました。 以上、甚だ概要となりましたが、本決算委員会に付託された認定第1号については1委員から賛成できない旨の意見もございましたが、採決の結果、原案のとおり認定することに決しました。 以上、
一般会計決算審査特別委員会の委員長の報告といたします。
○議長(芝昇君) ただいまの委員長報告に対する質疑に入ります。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(芝昇君) 質疑なしと認めます。よって、委員長報告に対する質疑を終結いたします。 これより討論に入ります。
◆9番(堺敏昭君) 議長
○議長(芝昇君) 9番堺敏昭君 〔9番(堺 敏昭君)登壇〕
◆9番(堺敏昭君) 認定第1号平成4年度善通寺市
一般会計歳入歳出決算の認定について同意しない立場から討論に参加したいと思います。 その第1は、同和行政についてであります。 部落解放基本法制定要求善通寺市民実行委員会補助金に見られるように、市当局はこの方向を積極的に推進する立場に立っています。今年10月28日に、全国部落解放運動連合会、全解連の93年度部落問題解決を目指す国民運動第2次中央行動で、代表が総務庁、法務省など政府各省庁、全国知事会、全国都道府県議長会などを訪れ、交渉、申し入れ活動を行っています。 総務庁では、地域改善対策室長が応対、同室長は部落解放同盟が要求している部落解放基本法や同趣旨の条例化について、これは恒久法として差別、固定化のおそれがあり、政府としては制定は考えていない。地方自治体にも機会あるごとにその見解を伝えていると述べています。この点からも明らかなように、認定に同意できないものであります。 第2は、委託金問題に見られた公金の取り扱いについてであります。 善通寺市農業先進技術調査研究委員会と善通寺市高付加価値型農産物導入推進委員会に委託された平成3、4年度の600万円についてであります。平成3年度では、この委員会が2月に結成し、3月も終わりに近い3月26日に300万円が委託されています。決算審査
特別委員会が延べ5日間にわたって開かれ、慎重に審査された経緯に照らしても、絶対に同意することができないものであります。 前収入役の事件の教訓が生かされたものになっておらず、それぞれがこの教訓から学んだものとなっていなかったと考えられ、残念でなりませんでした。 討論を終わります。
○議長(芝昇君) ほかに討論はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(芝昇君) 討論なしと認めます。 これにて討論を終結いたします。 お諮りいたします。 これより認定第1号平成4年度善通寺市
一般会計歳入歳出決算の認定についてを採決いたします。 本決算に対する委員長の報告は認定すべきであるとするものであります。委員長の報告のとおり認定することに賛成の諸君の起立を求めます。 〔賛成者起立〕
○議長(芝昇君) 起立多数であります。よって、認定第1号は委員長の報告のとおり認定することに決しました。
~~~~~~~~~~~~~~~
△日程第6 認定第2号から認定第6号まで
○議長(芝昇君) 日程第6、認定第2号平成4年度善通寺市
特別会計老人保健歳入歳出決算の認定について、認定第3号平成4年度善通寺市
特別会計国民健康保険歳入歳出決算の認定について、認定第4号平成4年度善通寺市
特別会計自動車教習所歳入歳出決算の認定について、認定第5号平成4年度善通寺市
特別会計下水道歳入歳出決算の認定について、認定第6号平成4年度善通寺市
水道事業会計決算の認定についてを一括議題といたします。 本件は、9
月定例会において特別会計、企業会計決算審査
特別委員会に付託の上、閉会中の
継続審査に付されていたものであります。 委員長の報告を求めます。 22番山下三郎君。 〔22番(山下三郎君)登壇〕
◆22番(山下三郎君) ただいま上程されました認定第2号平成4年度善通寺市
特別会計老人保健歳入歳出決算の認定外4認定議案について、
特別委員会における審査の経過と結果を御報告申し上げます。 本案は、去る9
月定例会におきまして、その審査が閉会中の継続事案として特別会計、企業会計決算審査
特別委員会に付託されたものであります。 委員会は、去る11月8日に全員出席のもと審査いたしました。 まず、認定第2号平成4年度善通寺市
特別会計老人保健歳入歳出決算の認定について申し上げます。 本決算は、
歳入歳出差し引き2,477万7,000円の余剰金となっておりますが、この余剰金は国・県支出金、支払基金交付金及び一般会計繰入金の過不足を平成5年度において精算するので、実質的な余剰金はないとのことでした。 委員会においては、レセプト点検に要する人員とその賃金及び寝たきり老人に対する訪問看護指導の実態などについて説明を求めたほかは、別段質疑、意見はありませんでした。 次に、認定第3号平成4年度善通寺市
特別会計国民健康保険歳入歳出決算の認定について申し上げます。 本決算は
歳入歳出差し引き9,209万3,000円の赤字となっておりますが、この中には前年度までの累積赤字が含まれているので、単年度収支では約1,600万円の黒字となっております。これは一般会計からの繰入金と医療費の伸びの減少によるものとのことでした。 まず、前年度に比べてふえている国民健康保険税の滞納件数とその要因、今後の見通しについて質疑があり、滞納件数は現在課税分が575件、滞納繰越分が約921件、不納欠損額が150件で、その内容としては時効分136件、執行停止が14件となっております。また、徴収率低下の要因としては、平成4年度における国保税の10.3%の税率アップが大きく影響して、精いっぱい努力したにもかかわらず十分な徴収実態が上がらなかったとのことでした。 それから、今後の見通しとして、現段階では滞納繰越分は昨年同期の実績を大きく上回っているが、平成5年度課税分については今景気が低迷しており、しかも国保有資格者の中には低所得世帯や年金生活世帯が多いため、厳しい状況であるが、職員一丸となって今後もなお一層努力してまいりたいとのことでした。 また、市税と国保税を重複して滞納している
悪質滞納者については、特に時効による不納欠損が生じないように法的手段を用いるなど、より厳しい態度で臨み、国保会計の健全な運営のためにも徴収額を上げられるよう強く要望いたしました。 次に、認定第4号平成4年度善通寺市
特別会計自動車教習所歳入歳出決算の認定について申し上げます。 本決算は
歳入歳出差し引き4,184万1,000円の黒字となっておりますが、この中には前年度の実質収支が含まれているため、平成4年度単年度収支では約532万4,000円の黒字となっております。 まず、入所生徒数がここ数年減少して、経営状態も厳しいものがあり、この状態で運営していけば、近いうちに赤字経営になると思うが、こういったことを踏まえて将来存続問題をも含めた対応策を現在検討しているのかどうかについて質疑があり、当局から本問題は運営審議会の席上において取りざたされているが、存続問題を論ずるまでには至ってなく、現段階ではここ数年間の経営の
取り組み方が大きな課題となっておるので、今後も具体的に運営審議会と論議を重ねて、改善を図るよう努力してまいりたいとのことでした。 この答弁を受けて、数年先のことを検討するだけでなくして、長期的展望に立った対策を運営審議会等によって立てるよう強く要望いたしました。 また、歳入の貯金利子については、予算額と収入済額に大きな開きがあるので、予算を立てる段階で十分考慮されるよう重ねて要望いたしました。 そのほかシルバー人材
センターへの教習生送迎業務委託のあり方、教習者が事故を起こし、損害賠償する場合の予算計上費目等について質疑がありましたが、別段問題点となる事項はありませんでした。 次に、認定第5号平成4年度善通寺市
特別会計下水道歳入歳出決算の認定について申し上げます。 本決算は、
歳入歳出差し引き42万2,000円の余剰金となっており、質疑はありませんでした。 次に、認定第6号平成4年度善通寺市
水道事業会計決算の認定について申し上げます。 本決算は、総収益7億5,601万円、総費用6億6,656万6,000円、差し引き8,944万4,000円の純利益となっております。給水戸数は1万1,742戸、給水人口3万6,973人、年間配水量410万1,300トン、普及率は98.43%、有収率は86.68%で、前年度に比べて給水人口で55人、年間配水量で5万4,330トンの減となっておりますが、給水戸数では97戸、普及率では0.72%、有収率では0.49%の上昇となっております。 まず、本年12月1日から適用される新しい水質基準に対する検査体制と現在原水を塩素処理で浄化しているが、今後において二酸化塩素を使用してはどうかとの質疑があり、水質基準改正による検査体制については、高松市を除く3市と同様に県の機関に委託検査ということで実施を考えている。また、原水の浄化については、現在塩素の使用を少なくするように努力をしており、二酸化塩素の今後の使用は今後研究してまいりたいとのことでした。 また、本市は丸亀市と違い満濃池から買田池への導水は開渠であることから、導水過程で家庭排水などが流入し、導水前と導水後の水質の濁度等も非常に悪くなっておることから、満濃池からの取り入れについては今後も十分研究して、よい方向を見出していただくよう要望いたしました。 次に、水道料の未収金の状況及びこの対応策について質疑があり、平成4年度の未収金の件数は現年度、過年度で約300件、また不納欠損件数は25件であるとのことでした。この未収金の徴収については、本年から業務係のほか他の係の職員も動員して徴収日を決めて、休日、夜間徴収を精力的に実施するとともに、6カ月以上にわたる滞納者については停水予告を行うなどして徴収効果は上がっているとのことでしたが、特に
悪質滞納者については段階を踏んでの給水停止を行うなどの強い姿勢で未収金の回収に臨んでいただくよう要望いたしました。 また、企業債返還金の借りかえ等についても質疑があり、当局から現実の問題として一たん借り入れした分を借り変えることは難しいとの答弁がありました。 以上、甚だ概要でありますが、
特別委員会における審査の経過を申し上げ、認定第2号外4認定議案につきましては全会一致で原案のとおり認定することに決しましたので、御報告申し上げます。
○議長(芝昇君) ただいまの委員長報告に対する質疑に入ります。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(芝昇君) 質疑なしと認めます。よって、委員長報告に対する質疑を終結いたします。 これより討論に入ります。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(芝昇君) 討論なしと認めます。 これをもって討論を終結いたします。 お諮りいたします。 これより認定第2号平成4年度善通寺市
特別会計老人保健歳入歳出決算の認定について、認定第3号平成4年度善通寺市
特別会計国民健康保険歳入歳出決算の認定について、認定第4号平成4年度善通寺市
特別会計自動車教習所歳入歳出決算の認定について、認定第5号平成4年度善通寺市
特別会計下水道歳入歳出決算の認定について、認定第6号平成4年度善通寺市
水道事業会計決算の認定についてを一括して採決いたします。 本決算に対する委員長の報告は認定すべきであるとするものであります。委員長の報告のとおり認定することに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(芝昇君) 御異議なしと認めます。よって、認定第2号から認定第6号までについては委員長の報告のとおり認定することに決しました。
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△日程第7 請願第1号
○議長(芝昇君) 日程第7、請願第1号障害児・者が善通寺市の一市民として共に暮らし続けていくための請願書についてを議題といたします。 ただいま議題となっております請願第1号は、教育民生委員会に付託の上、閉会中の
継続審査といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(芝昇君) 御異議なしと認めます。よって、請願第1号については教育民生委員会に付託の上、審査終了まで閉会中の
継続審査とすることに決しました。
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△日程第8
議員提出議案第1号
○議長(芝昇君) 日程第8、
議員提出議案第1号
道路予算拡大に関する意見書を議題といたします。 提出者の
提案理由の説明を求めます。 23番林岩男君。 〔23番(林 岩男君)登壇〕
◆23番(林岩男君) ただいま議題となっております
議員提出議案第1号
道路予算拡大に関する意見書については、お手元の文面を読み上げ、提案の説明にかえさせていただきます。 政府は、今後公共事業を進めるに当たって、従来の硬直的な配分を是正し、生活者重視の立場から住宅、下水道、福祉、文化施設など予算の重点を生活関連部門に移そうとしている。しかし、道路は東京への一極集中を解消し、多極分散型社会の形成を進めるとともに、地方においては生活圏域を拡大し、買物、医療などの生活サービスの充実を図るほか、通勤圏域の拡大による地域定住の促進や渋滞解消等を通じた生活の便利性向上など、生活の質の向上を図る上で、大きな役割を担っている。 このように、道路こそ生活関連社会資本そのものであり、特に交通体系の整備がおくれている本市にとって、その整備は最も緊急かつ重要な課題である。よって、政府におかれては、平成6年度予算の編成に当たって、これらの点に配慮し、道路整備予算を重点に配分されるよう強く要請する。 平成5年12月16日、善通寺市議会。 よろしく御審議のほどお願いいたします。
○議長(芝昇君) これより質疑に入ります。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(芝昇君) 質疑なしと認めます。 これをもって質疑を終結いたします。 お諮りいたします。 ただいま議題となっております
議員提出議案第1号
道路予算拡大に関する意見書については、委員会の付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(芝昇君) 御異議なしと認めます。よって、
議員提出議案第1号については委員会の付託を省略することに決しました。 これより討論に入ります。
◆9番(堺敏昭君) 議長
○議長(芝昇君) 9番堺敏昭君 〔9番(堺 敏昭君)登壇〕
◆9番(堺敏昭君)
議員提出議案第1号
道路予算拡大に関する意見書に反対する立場から討論に参加したいと考えます。 この意見書では、今後公共事業を進めるに当たって、従来の硬直的な配分を是正し、生活者重視の立場から住宅、下水道、福祉、文化施設など予算の重点を生活関連部門に移そうとしていると指摘し、この傾向に歯どめをかけ、道路に予算を振り向けることを求めています。 私はこの点に反対するものであり、おくれた地域の道路整備そのものへの予算配分に反対するものではありません。全国市議会旬報10月25日号でも、自治省が平成5年度市町村における地域政策の動向についての調査結果を発表しております。それによれば、生活基盤の整備を重点施策として取り上げているところが最も多く、高齢化対策、社会福祉の充実、保健医療の充実に力を入れているとしています。この傾向は、今後も続くことが述べられています。 討論を終わります。
○議長(芝昇君) ほかに討論はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(芝昇君) 討論なしと認めます。 これをもって討論を終結いたします。 お諮りいたします。 ただいま議題となっております
議員提出議案第1号
道路予算拡大に関する意見書を採決いたします。 本案は原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。 〔賛成者起立〕
○議長(芝昇君) 起立多数であります。よって、
議員提出議案第1号は原案のとおり可決されました。 ただいま決議をいただきました意見書につきましては、所管の行政庁並びに関係機関に送付の上、要望を申し上げておきます。 既に、皆様方に御配付申し上げておりますように、市長から議案第7号善通寺市職員の給与に関する条例の一部を改正する条例、議案第8号
善通寺市長、助役及び収入役の給与及び旅費に関する条例等の一部を改正する条例、議案第9号平成5年度善通寺市
一般会計補正予算(第4号)、議案第10号平成5年度善通寺市
特別会計下水道補正予算(第2号)の4議案が提出されました。 お諮りいたします。 この際、議案第7号から議案第10号までを日程に追加し、議題といたしたいと思います。 これに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(芝昇君) 御異議なしと認めます。よって、この際、議案第7号から議案第10号までを日程に追加し、議題とすることに決しました。
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△
日程追加 議案第7号から議案第10号まで
○議長(芝昇君) 議案第7号から第10号までの4議案を一括議題といたします。 当局の
提案理由の説明を求めます。 助役。 〔助役(森村 昭君)登壇〕
◎助役(森村昭君) ただいま上程されました各議案につきまして、順次提案説明を申し上げます。 まず最初に、議案第7号善通寺市職員の給与に関する条例の一部を改正する条例について御説明を申し上げます。 本案は、国家公務員の給与が改定されたことに伴い、本市の職員につきましてもこれに準じて改定を行うものであります。 その内容は、給料表の改定等により給与月額を平均1.92%、金額にして5,906円引き上げるものであります。このほか3人目以降の扶養手当につきましては、現行「1,000円」を「1,000円」引き上げ「2,000円」に、そのうち満16歳から満22歳までの子を有する場合には、1人当たりさらに「1,000円」が上積みされます。 住居手当につきましては、借家借間居住者の2分の1加算限度額を「1,000円」引き上げ「1万6,000円」に改定するものです。 「時間外勤務手当」並びに「休日勤務手当」の支給率の改正につきましては、来年3月に労働基準法が改正されることとなるため、法制上所要の措置を講ずるものであります。 「期末手当」につきましては、3月期の支給割合を現行「100分の55」から「100分の50」に、12月期の支給割合を現行「100分の210」から「100分の200」にそれぞれ改定するものです。 なお、今回の改定につきましては、平成5年4月1日から実施しようとするものでありますが、「時間外勤務手当」並びに「休日勤務手当」の支給率の改正は、平成6年4月1日からとなっております。 また、「期末手当」につきましては、本年12月期分を既に支給済みでありますので、来年3月期に調整いたすこととしております。 次に、議案第8号
善通寺市長、助役及び収入役の給与及び旅費に関する条例等の一部を改正する条例について御説明を申し上げます。 本市の特別職の報酬等の額につきましては、平成4年4月1日に改定が行われて以来今日に至っております。一般職につきましては、本年度も国家公務員の給与の改定に準じた職員給与の改定が行われます。このような状況から、本市の特別職の報酬、給与等につきましても検討の必要があると考え、特別職報酬等審議会へ諮問いたしましたところ、別紙のとおり平均1.55%の引き上げを内容とする答申がありましたので、慎重にその内容を検討した結果、答申どおり改定することが適当と考え、本案を提案した次第であります。 なお、答申のありました三役及び議会議員以外の特別職の職員で非常勤の者等についても一部改定を行い、平成5年4月1日から実施しようとするものであります。 次に、議案第9号平成5年度善通寺市
一般会計補正予算(第4号)について御説明申し上げます。 本
補正予算は、議案第7号及び第8号に関連して、職員の給与改定並びに特別職の報酬及び給与改定の実施等に伴う補正を行うものであります。 まず、歳出から申し上げますと、一般職につきましては給与改定分として2,310万8,000円の所要額となったほか、嘱託賃金等2,678万9,000円を増額する一方、退職並びに異動等に伴う給与不用額1,038万8,000円を減額し、また当初予算に計上済みであった給与改定留保分2,244万5,000円を執行すること等により1,706万4,000円の増額となっております。 また、特別職の報酬及び給与改定に伴う所要額273万6,000円、下水道会計の人件費補正に伴う繰出金650万円を合わせて、
補正予算の総額を2,630万円といたしております。 一方、歳入につきましては、基金繰入金2,400万円のほか、諸収入230万円となっております。 なお、諸収入の中には、過年度に支出した農業先進技術調査研究事業等委託料のうち市への返還額215万9,000円を計上いたしております。 以上の結果、補正後の
歳入歳出予算総額は127億9,550万円となっております。 次に、議案第10号平成5年度善通寺市
特別会計下水道補正予算(第2号)について御説明申し上げます。 本
補正予算は、人事異動等による職員1名の増並びに給与改定に伴う所要額650万円を増額補正するもので、財源といたしましては一般会計からの繰入金をもって充てることとし、補正後の
歳入歳出予算総額を7億3,530万円とするものであります。 以上、要点のみではございますが、提案説明とさせていただきます。よろしく御審議のほどをお願い申し上げます。
○議長(芝昇君) これより質疑に入ります。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(芝昇君) 質疑なしと認めます。 これをもって質疑を終結いたします。 お諮りいたします。 ただいま議題となっております議案第7号から議案第10号までについては、委員会の付託を省略いたしたいと恩います。これに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(芝昇君) 御異議なしと認めます。よって、議案第7号から議案第10号までについては委員会の付託を省略することに決しました。 これより討論に入ります。
◆9番(堺敏昭君) 議長
○議長(芝昇君) 9番堺敏昭君 〔9番(堺 敏昭君)登壇〕
◆9番(堺敏昭君) 議案第7号善通寺市職員の給与に関する条例の一部を改正する条例については、条件つき賛成の立場に立つものであります。 その理由は、今回の改定が1.92%という、これは国家公務員にとりましても人事院勧告史上2番目に低い改定率であり、それに準じてなされる市職員の給与の改善でございますから、これは市の職員の生活改善にはおぼつかない水準でなかろうかという点を1つは指摘したいと思います。 第2の問題は、0.15カ月分の一時金の切り下げの問題であります。これは、やはり問題が残るという点でございます。この0.15カ月分の切り下げという点を甚だ遺憾に考えながら、しかしこの案については賛成するものであります。 今後の問題としましては、人事院に対しましても問題が提起されておりますように、介護休暇の早期立法化の問題とか、あるいは育児休業を1年間できますが、これが無給になっております。かえって関連の負担金がいろいろその休業に当たった労働者に転嫁されることになっております。全国的にも25%の有給ということでいろいろ論議されておりますようでございますが、この点で有給の方向がとられるよう今後も国や県当局にも働きかけていただきたいという条件つきで賛成でございます。 議案第8号
善通寺市長、助役及び収入役の給与及び旅費に関する条例等の一部を改正する条例と議案第9号平成5年度善通寺市
一般会計補正予算(第4号)には反対する立場から討論を行いたいと思います。 今、市民にとって知る権利という権利意識は広く行きわたっています。市長が報酬審議会委員を任命し審議会を開いても、諮問され審議された結果を、議案が出されて初めて私たち市会議員も知る状態でございます。こんな状態でいいのか疑念を持つものであります。外国の例、アメリカでは各州の情報公開制度が公文書の公開と会議の公開とがそれぞれ制度化されています。日本の場合には、公文書公開だけが制度化されています。しかし、大阪府や那覇市などでは会議公開などを要綱で決め、実施しています。これらに照らしても、審議会がもっと開かれたものにし、委員選出方法も検討の余地ありと考えます。とりわけ14日に市長が一般質問で来年度予算編成に答弁された中でも、80億円余の公債残高もあり、公債比率も硬直化していると述べられました。また、平成5年度予算説明書の中でも平成4年度末公債残高が97億6,318万3,000円と記載されています。ごみ焼却場建設問題など市の前途にはたくさんの課題があり、厳しい財政運営が迫られています。県下5市のそれぞれの状況を分析しても、また米市場一部開放の問題、景気の不透明さを考えても、この値上げには市民の同意を得ることができないものと考え、反対するものであります。 討論を終わります。 予算については、この趣旨から反対するものであります、議案9号ですね。終わります。
○議長(芝昇君) ほかに討論はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(芝昇君) 討論なしと認めます。 これをもって討論を終結いたします。 お諮りいたします。 これより分割し採決いたします。 まず議案第7号善通寺市職員の給与に関する条例の一部を改正する条例、議案第10号平成5年度善通寺市
特別会計下水道補正予算(第2号)を一括して採決いたします。 本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(芝昇君) 御異議なしと認めます。よって、議案第7号、議案第10号は原案のとおり可決されました。 次に、議案第8号
善通寺市長、助役及び収入役の給与及び旅費に関する条例等の一部を改正する条例、議案第9号平成5年度善通寺市
一般会計補正予算(第4号)を一括して採決いたします。 本案は原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。 〔賛成者起立〕
○議長(芝昇君) 起立多数であります。よって、議案第8号、議案第9号は原案のとおり可決されました。 以上で今期定例会に付議された事件はすべて議了いたしました。よって、会議規則第7条の規定により本日をもって閉会いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(芝昇君) 御異議なしと認めます。よって、今期定例会は本日をもって閉会することに決しました。 これにて平成5年12
月定例会を閉会いたします。 大変御苦労でございました。 午前10時25分 閉会 ────────────────────────────────────── 地方自治法第123条第2項による署名者 議 長 議 員 議 員...