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09月24日-02号

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  1. 善通寺市議会 1993-09-24
    09月24日-02号


    取得元: 善通寺市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-04-19
    平成 5年 9月定例会        ┌─────────────────────┐        │      平成5年9月定例会      │        │  善 通 寺 市 議 会 会 議 録  │        │       9月24日(金)       │        └─────────────────────┘                午前 9時1分 開議〇出席議員 22名 1 番      西 山 正 一   │   13 番      吉 田 康 宏 2 番      安 藤 末 雄   │   15 番      平 岡 政 典 3 番      上 田 博 之   │   16 番      草 薙 昭 典 5 番      尾 崎   弘   │   17 番      南 光 一 幸 6 番      岡 崎 敏 一   │   18 番      兼 岡 敏 夫 7 番      山 北   實   │   19 番      新 谷 善 昭 8 番      我部山 耕 造   │   20 番      高 田 照 男 9 番      堺   敏 昭   │   21 番      竹 森 義 治 10 番      芝     昇   │   22 番      山 下 三 郎 11 番      黒 田 富 夫   │   23 番      林   岩 男 12 番      三 原   坦   │   25 番      藤 田 松 雄   ──────────────────────────────────〇欠席議員 なし   ──────────────────────────────────〇説明のため会議に出席した者 市長         真 鍋   勝 │ 消防長        増 田 義 幸 助役         森 村   昭 │ 水道局長       河 西   保 収入役        北 堀 俊 一 │ 教育次長       草 薙 義 輝 教育長        勝 田 英 樹 │ 総務課長       尾 崎   勝 市長公室長      横 田   直 │ 福祉事務所長     藤 城   功 総務部長       芝     勉 │ 企画課長       音 泉 邦 彦 民生部長       増 田 武 志 │ 農業委員会事務局長  吉 井 晶 範 建設経済部長     北 岡 一 男 │   ──────────────────────────────────〇議会事務局出席者 事務局長       加 納 喜 彦 │ 書記         西 岡 弘 二 次長         安 藤 美 昭 │ 書記         近 藤 浩 行   ──────────────────────────────────〇議事日程(第2号) 日程第1 会議録署名議員指名について 日程第2 一般質問   ──────────────────────────────────〇本日の会議に付した事件 日程第1会議録署名議員指名についてから日程第2一般質問まで   ────────────────────────────────── ○議長(芝昇君) おはようございます。 定足数に達しましたので、これより本日の会議を開きます。 本日の議事日程は、お手元に配付してあるとおりでございます。             ~~~~~~~~~~~~~~~ △日程第1 会議録署名議員指名について ○議長(芝昇君) 日程第1、会議録署名議員を指名いたします。 署名議員には、3番上田博之君、5番尾崎弘君を指名いたします。             ~~~~~~~~~~~~~~~ △日程第2 一般質問 ○議長(芝昇君) 日程第2、一般質問を行います。 順次質問を許します。 まず最初に、建設行政について、総務行政について、農林行政について、市長の政治姿勢について、9番堺敏昭君。             〔9番(堺 敏昭君)登壇〕 ◆9番(堺敏昭君) おはようございます。 早朝でございますが、ただいまから一般質問を行いたいと思います。 その第1の問題は、建設行政についてでございます。 建設行政の中の道路行政についてお伺いいたします。 現在の市道の舗装率の向上は、地域文化のバロメーターとも言われており、特別に重視されています。現在の市道の舗装率はどこまで到達しているのか、現状と今後の対策と方針はどうなっておるのかお尋ねするものであります。 次に、総務行政についてお伺いしたいと思います。 市職員の実情は、どのようになっておるのか、その管理についてお尋ねいたします。 その第1は、現在の実人員、職員、嘱託職員臨時職員市長部局教育委員会部局のを分けてお尋ねするものでございます。 また、職員採用当たりましては、試験採用が行われておりますが、最近東京都では採用人員数に対して、希望者が殺到していたと伝えられております。その競争倍率は大変高くなっており、不況下の中で、安定志向を求める傾向が強くなっていることが証明されております。 市内でも市職員になることが夢であり、希望の的となっており、最近採用されることを希望する者が多くなっています。最近、試験採用が今年も行われたと聞いておりますが、市の将来を考えた場合に、有望な人材を確保し、将来の市勢発展を展望した際に、将来の幹部職員になると見られる職員採用は大変重要だと考えられております。この際に、採用試験の結果についての公表、全く見られておりませんが、この採用試験の結果の公表を適切に行われるべきだと考えられますが、許される限りの資料を公表し、例えば採用者最下位点数なども含めまして公表なさるべきでないかと考えるわけでございますが、あるいは採用された人の受験番号などその一例でございますが、この点についてお尋ねするものでございます。 次に、本来なら同和行政お尋ねすべきところでございますが、総務が予算づけの大きな権限を市長、助役が補佐して行う立場にある点から、私は同和行政のその一端をお伺いするものでございます。 過去の審査の中で、教育民生委員長から地方改善団体県連合会負担金並びに地方改善団体補助金積算基礎についてのお尋ねがあり、「県内他市の状況、地区住民人口などを勘案しての積算」との答弁がありましたと述べられております。私はこの中で、県内他市の状況、地区住民人口などを勘案してのこの内容について、その詳細をお尋ねするものでございます。 当局は、このような答弁をされておるわけでございますから、その資料などお持ちのことと思いますので、私たちが今後の審査に当たりましても、十分それができますよう、具体的に、明快に御答弁を願いたいと、このような立場からお尋ねするものであります。 また、これらの補助金が将来いつまで続けられるのか、「差別を20世紀までは持ち越さない」というスローガンが街角でも掲げられておりますが、この点から考えましても、今後のあり方について、市当局の基本的な考え方についてお尋ねするものでございます。 次に、善通寺市史についてお尋ねするものであります。 過去の市当局の答弁、あるいは教育部局の答弁の中で、市史については、さまざまな論議の中で早期にこれが発行完結されることが体制的にも言われておりましたが、この市史の第3巻の発行について、議員の間からも市の合併前で打ち切ったらどうかという御意見や、あるいは市制40周年の今日までの状況をまとめて発行すべきなどの御意見も出ておりましたが、いまだにこれについては、いつ発行されるか時期についても、はっきり明確な答えが返ってきておりません。本来なら、市制40周年のこの年にふさわしい記念事業の一環としても取り上げてしかるべきものでなかったかとも考えられますが、そして市制40周年事業の一環として考えた場合に、その準備体制発行体制、予算づけの面でも大胆にこれを行うべきではなかったかと考えられるわけでございますが、現在の状況とこの点について、当局の考え方をお伺いするものでございます。 次に、農林行政についてでございます。 市政報告の中で、市長さんから台風被害などの状況について報告がございましたが、今年は毎日のように雨が降り続き、天候不順が続いております。異常低温、長雨、日照り不足、台風といった追い打ちで東北や北海道地域では稲作や農作物の凶作が決定的と言われています。天候不順による稲の生育のおくれ、山間部ではいもち病で全滅している田もあるなどの予想以上の被害だと言われています。市内での影響はどのようになっているのか、稲作、果実、野菜などに分けて、その影響の実情についてお尋ねするものであります。 雨がこれ以上さらに降り続ければ、稲作の取り入れもおくれるとも考えられます。予想される今後の見通しと対策について、あわせてお尋ねするものでございます。 次に、市長の政治姿勢についてお伺いしたいと考えます。 その第1は、今国会で上程されております細川政権の小選挙区比例代表制、また国民1人当たり335円、総額414億円に上る政党助成金についてが提案されておりますが、国会で審議中のことでありますから、恐らく市長さんは、それらについては、審議中のことであり、自分とした考え方については述べられないと言われるかもわかりませんが、純粋に考えて、市長さんがそれらの問題について、憲法上、あるいは一市民として、どのような御所見をお持ちか、お伺いするものでございます。 第2の問題は、政治倫理条例制定の意思はあるのかどうかお尋ねするものでございます。 昨年の12月の国会で、政治倫理の確立のための国会議員などの公開などに関する法律、資産公開法、これが制定されております。都道府県指定都市の議員と都道府県知事市町村長資産公開条例制定が1995年末までに業務づけられております。今年の2月には自治省当局資産公開法モデル案を示しています。このモデル案についても、いろいろな問題点を多く抱えておりますが、その後の特例区や市町村のこの条例制定についての動きを見ますと、モデル案を超えて、虚偽の報告をしても罰則規定のないなどの抜け道を許さない自治体もあり、また公開が本人だけになっておるのを家族を含めて、あるいは市当局の三役や議員なども含める自治体もその後ふえております。これらの自治体は、あの大阪府の堺市に始まり、現在は福山市や天理市など各地にその制定が見られますが、この条例制定の義務づけられております点から見ましても、政治倫理条例制定は急務であると考えますが、この点についての市長さんのお考えを、御所見をお伺いするものでございます。 次に、入札の改善についてでございます。 年間25兆円と言われます公共事業をめぐる不明朗な談合入札、政・官・財癒着と腐敗が相次いで明るみに出て国民の批判が高まっています。ゼネコンと言われます大手企業に絡む利権や汚職の一掃が国政の面でも地方政治の面でも大問題になりつつあります。最近の清水建設会長などの逮捕や、香川県内でも白鳥町や庵治町などにもその例を見ることができます。 私はこの点で、6月議会で指名競争制度の見直しを求めましたが、市当局一般競争入札指名競争入札のそれぞれの問題点を挙げながら、当面指名競争入札を採用していくことを表明しています。 その後、高知市や宮城県仙台市、広島県の例に見られますように指名競争入札制度を見直し、制限つき一般競争入札が採用されるようになっています。 本来、公共工事の契約の方式は、会計法予算決算及び会計令一般競争入札を原則とし、例外的な場合として、指名競争入札随意契約を決めています。 ところが、実際行われている入札方式は、行政管理庁の81年8月の調査では、一般競争入札はたったの0.9%、指名競争入札が91.4%、随意契約は7.7%という実態です。実際に、諸法規に照らしましても、実行してこなかったのが実態であり、これが現在の不信を、不誠実な内容で競争に加わって国に不利益になるなどの理由づけをしてきた当局に、国や政府に大きな責任があることは明らかでありますが、この結果は、大規模プロジェクトがほとんど大手業者の指導のもとで談合され、申し入れ分野公共工事では、役所側の一方的な指名権によって一部業者だけが優遇されている実態が明らかにされております。それが実際の状況ではないかと考えられます。これらの中で、私は中小業者受注情勢大手企業を中心とした悪質な談合を同一視するものではありません。しかし、世論は談合をめぐる不明朗な実態の抜本的な是正を求めているものと考えます。 以上の立場から、幾つかの点について提言し、お尋ねするものであります。 第1に、条件つき一般競争入札の採用を行うこと。 第2に、予定価格入札経過事後公表。 第3に、工事積算予定価格適正化。 第4に、工事設計体制確立。 第5に、公正な立場による積算審査制度の確立。 第6に、工事契約内訳書義務化。 第7に、監視検査体制の確立。 第8に、情報公開制度確立オンブズマン制度の創設などを挙げることができると思いますが、これらの点について、当局の考え方お尋ねするものでございます。 次に、新聞広告についてお尋ねしたいと考えます。 8月6日付の新聞では――衆議院選挙直後のことでございますが、その内容として、「あすを見つめて、衆議院選挙特集」と題して3人の当選者の名前を出し、広告会社が企画し、坂出市を除く市町の当局と市町議会が広告を賛同して出したことになっております。その中には、当選を祝し、今後国政でのますますの活躍を期待しますと広告されております。 公職選挙法では、本人が当選広告を出すことは禁止されております。法の盲点を突き、公職選挙法に反しないからといって、さまざまな理由があったと思いますが、このような紛らわしい広告を出したこと、これは反省があってしかるべきだと考えます。 また、今後につきましても、やめることがふさわしいと考えられますが、どのようにお考えか、その基本的な点について、市長の見解をお尋ねするものでございます。 以上で一般質問を終わります。 ◎市長(真鍋勝君) 議長 ○議長(芝昇君) 市長 ◎市長(真鍋勝君) おはようございます。大変御苦労さまでございます。 ただいまの一般質問に出ましたが、4番目の市長の政治姿勢についてということにつきまして、まずお答えを申し上げまして、順次それぞれの担当部長からお答えを申し上げたいと思います。 第1番の政治姿勢についての小選挙区比例代表制についてどう考えているかと、こういうような御質問だったと思いますが、御案内のように政府は9月17日の政治改革関連4法案を閣議に決定をいたしまして今国会に提出されまして、順次審議をされると、こんなに思っとりますが、特に4法案の中での衆議院の小選挙区比例代表並立制案の導入につきまして、特に今後の国会あるいは政党のあり方、こういった問題に大きく影響する問題であると思いますし、国会で十分審議がなされると、こんなに思っとりまして、私ども国民の一人といたしましても、この法案を行方を注意深く見守っていきたいと思います。 お尋ねの中にありましたように、国会審議中でありますから、多分意見を言わないだろうと、こういうお尋ねもあったように、今の段階ではいろいろ私から申し上げることは差し控えておきたいと思います。よろしくお願い申し上げたいと思います。 2番目の政治倫理条例の制定でございますが、この件につきましても、今国、地方を問わず、この政治倫理の確立を求めるということにつきまして、国民世論が大きく高まっておることは皆さん御存じのとおりでございます。 私方の市議会におきましても、昨年の10月の臨時議会政治倫理の確立と政治改革早期実現を求める意見書が可決されまして、議員皆様がこのことに対しまして、大変深い御理解、御認識を示されておるものでありまして、これからこれらを考えてまいりまして、今のところ本市の現状から考えまして、政治倫理条例の制定を私方から提案するということにつきましては、いかがかと思っておるところでございます。 なお、入札の改善等につきましては、担当であります総務部長の方から詳しく申し上げたいと思います。 衆議院選挙後の新聞広告につきましても、市長公室長の方からお答えを申し上げたいと思いますのでよろしくお願い申し上げます。 ◎建設経済部長北岡一男君) 議長 ○議長(芝昇君) 建設経済部長             〔建設経済部長北岡一男君)登壇〕 ◎建設経済部長北岡一男君) おはようございます。 9番(堺)議員さんの御質問にお答え申し上げたいと思います。 まず、第1点の市道の道路の舗装率がどうなっておるかという御質問でございますが、現在本市が管理いたしております市道は、平成5年4月1日現在で797路線ありまして、その延長が333.7キロメートルあります。そのうち、舗装済みの路線が303キロメートル、舗装率に換算いたしますと、91%になっております。昨年度と今年度は特に国体関連ということで、例年、通年の何倍にも及ぶ、打ちかえと申しますか、舗装のし直しをしたりいたしまして、両年度合わせまして大体7万2,000平方メートルぐらいの舗装を実施しておるところであります。 今年度も既に2万2,000平方メートルぐらい実施をいたしておりますが、通常大体例年で1億円程度の舗装補修なり打ちかえ、新設なんかをやっておりますが、それを延長に換算いたしますと、約1億円でありますから、面積で約3万平方メートル、延長で約七、八キロというところであります。 そういうことで、今後においても、まだ今申しておりましたように91%の舗装率でありますだけに、もう少し改善を図る必要があると、このように考えておるところであります。 それから、次の農林行政の御質問でありますが、本年の冷夏並びに台風などによって非常に被害が起きてるが、その実態はどうかということと今後の対策の御質問でありますが、今年は特に稲作においては、植えつけ時点から低温、日照不足などによりまして、その後また雨、それから台風13号の被害というふうに非常にたび重なる影響を受けておるわけであります。稲作においては、軟弱で育っておるということと、それから生育状況は徒長して非常に分けつにおいても、緩慢であったということで、現状では茎数が少ないということ、また1つの穂当たりのもみの数が少ないということで、非常に作柄としては、不作だというふうに言われております。ちなみに、農林水産省の8月15日の作況指数は97でありましたが、今月末ぐらいにもう少し具体的な数字が出るように報道されております。 そのほか、13号台風によりまして、本市にはかぜ台風と言われておりましたので、その影響が顕著に出た地域があります。台風の通過後、二、三日後にすぐ農業関係の団体などと現地検査をいたしまして見た限りでは、一番被害の多いところが特に本市では大麻地区に多いようであります。これらの被害については、善通寺市全体で見てみまして、約15%ぐらいの被害が発生するんじゃないかと、これは東北も含めてでありますが、ちょうど稲作の出水期に当たっておりました関係で、そのような被害になるんではなかろうかというふうに予想いたしておりますが、現在のところ共済組合農業団体、その他農業委員会も含めてでございますが、今後実地検査もしなくちゃあならんということで、関係機関と協議を重ねておるところであります。 一方、政府においては、天災融資法の適用を図る必要があるということ、それからまた激甚災害法の発動ということも考えておるようでありまして、毎日のごとく報道されておりますが、この結果については、9月末をめどにというふうなことを言われておりますから、早晩その適用なんかについても報道されるというふうに考えております。 本市がその激甚災害法もしくは天災融資法の適用になるかということについては定かではございませんけれども、注意しながら見守っていく必要があるというふうに考えて、なおまた県、国に対しても要請を図っていかなければならないというふうに考えております。 また一咋日、本市の農業協同組合両農協からこれらについての具体的な要請が参っております。そういう点も踏まえて、十分今後の政府の推移を見ながら対応してまいりたいと、このように考えておるところであります。 以上、甚だ簡単でありますが、御答弁にかえさせていただきます。 ◎市長公室長横田直君) 議長 ○議長(芝昇君) 市長公室長             〔市長公室長(横田 直君)登壇〕 ◎市長公室長横田直君) 9番(堺)議員さんからお尋ねの点につきまして、3点ほど私の方からお答えをさせていただきたいと思います。 初めに、人事管理の中で、部局別職員数、臨時、嘱託も含めて現在どのようになっておるかというお尋ねでございますが、市長部局につきましては、これは9月1日現在の数値でございますけれども、市長部局職員数が274名、教育委員会部局が99名、その他の部局、自動車教習所、消防、水道、議会、選管、農業委員会とか監査、含めまして96名、合計469名、これは仲多度じん芥とか派遣をしておる職員もございますが、それも含めての数字が469名でございます。 臨時、嘱託職員でございますけれども、市長部局が55名、教育委員会が40名、その他の部局が12名、107名というのが9月1日現在の職員の配置数でございます。             (9番堺 敏昭君「嘱託と臨時を分けてくれんか」と呼ぶ) 嘱託、臨時ですか。ちょっと手元に資料がないんで、また後ほど。 次に、職員採用あり方についてのお尋ねがございましたが、採用試験の結果公表について提言をいただいたわけでございますけれども、例えば受験番号あるいは採点数も含めて公表したらどうかというお話でございます。香川県の場合も御案内かと思いますが、たしか受験番号合格者の発表をしておるように私もちょっと見た記憶があるわけでございますが、この件につきましては、他市がどのように取り組んでおるか、これもひとつお尋ねをして、それを参考にして今後検討してまいりたいと、このように考えております。 それと、次の新聞広告でございますが、質問者の方が申されましたようにことしの衆議院選挙当選後に3名の先生方の広告、今後国政においての活躍を期待するという意味合いの新聞広告をしたいということでお話があったわけでございますが、その依頼があったときには、お断りを申し上げたわけでございます。 いずれにいたしましても、仲多度、特に2市5町がおつき合いをするんであれば、善通寺市だけがせんというのもどうかということで、私の記憶では、もうほかがするんだからひとつお願いしたいという御依頼がございまして、それであれば、もうおつき合いですからやむを得ないですねえというお答えをした記憶がございます。御指摘のあった件につきましては、今後慎重に対応してまいりたいと、このように考えております。 以上でございます。 ◎民生部長増田武志君) 議長 ○議長(芝昇君) 民生部長             〔民生部長増田武志君)登壇〕 ◎民生部長増田武志君) ただいまの9番(堺)議員さんから団体補助金について、さきの審査会とおっしゃられたので、多分決算審査委員会委員長報告じゃなかったと思うんでありますが、その中で委員長から、団体補助金積算基礎は他市の状況も勘案してというふうな報告があったがと、こういう御意見、御質問でございました。 御承知のように、この地方改善団体への補助金につきましては、県への負担金、先ほども御質問がございましたが、含めまして、いずれもいわゆるこれが部落解放というのが国民的課題であるということから、県連の負担金につきましても、あるいは善通寺市が助成いたしております補助金につきましても、具体的な積算基礎というものはございません。いわゆる過去の活動の実績とか、あるいは当面必要な研修の費用とかといったものがその都度、要請がございまして、行政の方で判断をしております。それの判断材料としては、他市の状況も連絡を取り合って決めとるというのが現状でございます。ですから、積算基礎があるがと、こういうことでございましたけれども、その点はひとつ御理解をいただきたいと、このように思います。 以上です。 ◎教育次長(草薙義輝君) 議長
    ○議長(芝昇君) 教育次長             〔教育次長(草薙義輝君)登壇〕 ◎教育次長(草薙義輝君) 市史の発行についてお答えします。 善通寺市史の編さん、発行につきましては、もう既に議員さん皆様方御存じのように古代から中世までを収録いたしました第1巻を昭和52年7月に発行いたしまして、第2巻については、近世から明治34年までの300年間について収録したものを昭和63年10月に発行いたしております。それ以後、明治35年から現在までの分を第3巻として発行するための準備を進めてまいり、現在昭和29年善通寺市誕生までの編集が終わっているとの報告は受けております。 市史編さん委員の皆様の御意見としては、資料が膨大となったので、昭和29年までで第3巻として発行いたしたいとの考えもあるのですが、教育委員の皆様方にもいろいろな御意見があり、今後についても、今の状態で29年以降、善通寺市になってからの分を執筆編さんするとすれば、かなりの日時、経費がかかることが考えられております。 したがいまして、今後とも関係者の皆様によく御相談を申し上げ、熟慮しながら進めてまいりたいと考えております。 以上です。 ◎総務部長(芝勉君) 議長 ○議長(芝昇君) 総務部長             〔総務部長(芝  勉君)登壇〕 ◎総務部長(芝勉君) 9番(堺)議員さんの入札の改善についてと、こういうお尋ねでございますが、今回の公共事業をめぐります汚職、談合問題で、建設省におきましても、入札契約制度の透明性、競争性の具体策を検討するために、ことしの4月1日に入札手続検討委員会を設置して、指名競争入札制度の改善や多様な入札・契約方法の導入について検討がなされております。 8月3日にも、建設大臣から公共事業の直轄工事に制限つき一般競争入札の導入をできるだけ早い時期に施行する方針が出されまして、10月から10億円以上の大規模工事の一部につきましても、繰り上げ実施をする方針を決めたようであります。 また、8月27日には県、市、町で組織しております香川県公共工事契約業務連絡協議会総会におきまして、制限つき一般競争入札の導入についてを本年度の調査研究事業に決定をいたしまして、今後国の動向を見ながら検討していくことにしております。 なお、本市におきましても、入札・契約制度検討委員会を9月7日に設置をいたしまして、入札・契約制度の見直しについて協議をいたしております。 今後も、国、県等の情勢を見ながら検討していくことにしております。 したがいまして、6月市議会の答弁のありました状況とかなり変化をしてきておりますし、また9番(堺)議員さんの御提言がございました――8項目ほどございますが、特に条件つき一般競争入札の活用といったことを中心に検討していくつもりでございます。 この内容につきましても、中央建設業審議会の答申であるとか、建設省、自治省等の今までの御指導などの内容等、かなり内容がありますので、予定価格適正化、あるいは公平な積算、内訳書の義務、そういったことにつきましても、逐次その検討委員会の中で研究討議をいたしまして、早い時期に結論を出していきたいと、このように考えております。 よろしくお願いをいたします。 ◎市長公室長横田直君) 議長 ○議長(芝昇君) 市長公室長             〔市長公室長(横田 直君)登壇〕 ◎市長公室長横田直君) 先ほどは大変失礼いたしました。臨時、嘱託の内訳でございますが、市長部局で臨時が15名、教育委員会で4名、その他の部局はおりません。 嘱託が、市長部局40名、教育委員会で36名、その他の部局で12名。 以上でございます。 ◆9番(堺敏昭君) 議長 ○議長(芝昇君) 9番堺敏昭君             〔9番(堺 敏昭君)登壇〕 ◆9番(堺敏昭君) それぞれの問題について適切な答弁がございましたが、幾つかの点についてお伺いしたいと思います。 今、市長公室長から市長部局教育委員会、その他の部門に分けて正職員、嘱託、臨時などの状態が答弁がございましたが、制度として、例えば臨時の方が試験を受けますと、ほとんどが公表されずにそのまま採用されていると、だれがいつ採用されたかわからない点が私たちにはございます。あれ、いつの間にか、この間まで臨時だった方が正職員になっとるということをお聞きすることがございますが、そのような点で、私はこの公表については、できる限り適切になさるべきだと考えるわけでございますが、臨時から本採用への試験、その結果も、先ほど市長公室長から答弁がございましたが、適切にしていただきたいと考えますので、その点について、これは要望しておきます。 次に、最初に市長さんから政治倫理条例の制定について、市当局としては考えていないと、このような御答弁がございましたが、恐らく私が質問したことに対して、十分そのことが、私が言ったことの意味が誤解されておるんじゃないかと思いますので、再度お尋ねするわけでございます。 私は、昨年の12月の国会で、政治倫理条例の制定が1995年末までに義務づけられておると最初に申しております。この点から、当然国会決議されており、各地でそれに基づいて政治倫理条例が制定されておる状況から、遅かれ早かれ、何ぼ遅くとも2年後にはこれが制定されることが義務づけられておるわけでございますから、市当局は考えていないということでは、これはどうも理解ができないわけでございます。恐らく、その点での私の申し述べたことが十分理解されていないんじゃないかと考え、その点について再度お尋ねするものでございます。 それから、市史の発行についてでございますが、この市史の発行については、いろいろ検討して、合併後の市の状況については、これは市史の発行については、相当の時間と金もかかるというようなことが言われておりましたように承っておるわけでございますが、現在の市史の編さんの中で、私は必要なテンポで体制と資金をそこにつぎ込んで、本来なら市制40周年事業の一環として完成をさせるぐらいの姿勢がなければ、まだ永遠に続くんじゃないんかと恐れるわけであります。 かって、教育長はこの点で、早期にこの市史の完成をこの壇上から御答弁されたことがあったように記憶しておるわけでございますが、私の思い違いかもわかりませんが、そのような点で、必要な時期に必要な速度でつくるという点では、体制面、資金面、これは大胆に回すべきときには回すというようなことが必要でないかと考えるわけでございますが、その点について、私は総務部長に聞くというのは、そういうような点での権限を市長さんや助役さん、ここが決断すれば、あるいは教育長が決断すればそのことが可能だと考え、お伺いしておるわけでございますので、間違いのないように、その点について再度お伺いするものでございます。 それから、民生部長さんから団体補助金積算基礎については、具体的な根拠はないということが言われました。他市の実情はわかるが、本市については、具体的な積算の根拠はないということでございますが、私は教育民生委員長の権威ある委員長報告の中に述べられておる点から考えましても、そのようなことでは理解ができないわけでございます。やはり、何らかの根拠があって積算されたのではないかと考えますが、同和対策面の権威者であり、責任者である森村助役にこの点についての御見解を再度お伺いいたしたいと思います。 以上で再質問を終わります。 ◎市長公室長横田直君) 議長 ○議長(芝昇君) 市長公室長             〔市長公室長(横田 直君)登壇〕 ◎市長公室長横田直君) 9番(堺)議員さんの再質問に市長にかわってちょっと答弁させていただきます。 政治倫理条例の制定についてお尋ねを再度いただきましたが、この件につきましては、今国といいますか、政府の方でこういうことを検討をしておるという内容の文書はいただいた記憶がございます。今おっしゃったように、2年後にというお話がございましたが、その点、ちょっと今記憶が定かでございませんが、いずれにいたしましても、政治倫理条例を制定するということは、国の制度的な問題を踏まえて、地方自治体もそういう制度を実施せえというか、取り組みせえというか、そういうことではないかというように思うんです。             (9番堺 敏昭君「市長の資産公表とかそんなんは全部義務づけられておる」と呼ぶ) それはいずれにしても、そういう検討をされておるという文書は参っとる記憶がございます。 条例制定をするんであれば、当然国あるいは県の方で準則的なものも当然考えていただく、その段階で本市の場合、どのようにするかということについて、議員皆さん方とまた御相談申し上げ、検討してまいりたいと、現段階ではそのような状況でございますのでよろしくお願いいたします。 ◎教育長(勝田英樹君) 議長 ○議長(芝昇君) 教育長             〔教育長(勝田英樹君)登壇〕 ◎教育長(勝田英樹君) 9番(堺)議員さんから市史の編さんについて再度のお尋ねがございましたので、私から御答弁をさせていただきたいと思います。 善通寺市史につきましては、当初計画をされましたときから、全3巻で収録をするというふうに計画をいたしておったように記録が残っておるところでございまして、他の、善通寺市と同じ程度の規模の市でも大体市史については、2巻ないし3巻にまとめて発行されてるというような実情があるわけでございます。余り膨大な量になってもいかがかと思いますし、どの時期までを善通寺市史として編さんをするかということについては、私どもでもこれから担当者ともいろいろ検討をしながら進めてまいるというふうに考えておるところでございます。 それから、大胆に応援をしてというふうなお話もあったところでございますが、私も第3巻の編集作業を始めるに当たって、職員ではございませんが、外部から少し応援を出してはどうかというふうなこともいろいろ担当者とも話をいたしたところでございますが、急にその作業に参りましても、なかなかスムーズにいくとは限らないというふうなことで、作業も進めづらいというふうなことで現在のような体制になっておる次第でございまして、昨日も9月の定例教育委員会でこの問題もいろいろ話し合いをいたしたところでございますが、今後さらに9番(堺)議員さんがおっしゃることも踏まえながら、また議員の皆さんのいろんな御意見も聞きながら進めてまいりたいというふうに考えておるとこでございまして、御理解を賜りたいと思います。 ◎助役(森村昭君) 議長 ○議長(芝昇君) 助役             〔助役(森村 昭君)登壇〕 ◎助役(森村昭君) 同和関係の補助金の問題でありますが、まず補助金各種ございますが、団体に対する補助金、それから個人給付、この2つを考えてみますと、団体補助金というのは、今の同和関係の団体の補助金でありますとか、あるいは商工会議所の補助金でありますとか、社会福祉協議会の補助金でありますとか、いわゆる予算補助であります。条例そのものに、また規則そのものに乗っかって1人に対して幾らというんじゃなくて、予算補助が主であります。そういうところから、今お尋ねの同和問題の関係につきましては、古くは地方改善団体補助金から出発しましてずうっと長い間積み重ねてまいったわけであります。 その額がどういった根拠に基づいて、どういう積算でと、こういうお尋ねでありますが、最初100万円、200万円といった数値が今日までいろんな曲折を経まして今の金額になったのが現状であります。 でございますが、お話のようにいやしくもやはり公金の支出でありますから、そこにその有効性、補助金を支出したことによる財政支出の有効性を私どもはあくまで求めたいと、かような考えでおります。そして、一日でも早くもう地方改善関係の補助金がなくなる差別のない時代が来ることを皆さんとともに切望いたしたいと、かように感じる次第であります。 以上であります。 ○議長(芝昇君) それでは、次に参ります。 市長の政治姿勢について、消防行政について、18番兼岡敏夫君。             〔18番(兼岡敏夫君)登壇〕 ◆18番(兼岡敏夫君) おはようございます。 18番兼岡です。一般質問をいたします。 まず、市長の政治姿勢についてでございます。 市長、長らくの間御闘病生活されまして、元気で議会へ参加され、御健闘されてるわけですが、心から頑張っていただきたいと思いますし、市民も市長の元気な姿を待望しておりました。 それでは、市長の政治姿勢について、市長がおいでないとき、前の2つの議会にも市長の政治姿勢と、個人というよりかやっぱり市全体の政治姿勢について私も質問いたしましたが、今回は市長じきじきおいでますので、市長の本当の腹を割った政治姿勢をお互いに確認し合いたいと、こういうふうに思っております。 1つは、今日本列島を覆ってる政治不信、とりわけ政界、官界、財界、これが相互に癒着して強力なもう三角関係、相互にそれぞれの立場の利益を求めて汚職が起きてると、このことはもうテレビ、新聞、多くのマスメディアが指摘してるところであります。 このことは一方、国民にとっては、今までこのような格好で長いこと来ておったですけれども、愛想づかしをしてるとか政治不信になってるとか、そういうような状況がありますし、もう国民にとっても、無力感みたいなんが漂いまして、上の人は権力を利用して住民、国民のことをどないに考えてくれとんやと、このような状況であります。 とりわけ、今回の細川内閣誕生に当たっては、こういうこと、長年の構造汚職が積もり積もった不満が今の内閣支持率に来てるんじゃなかろうかなというような気もいたしますけれども、これは単に中央だけの問題じゃあございません。先ほどもお話にありましたように、マスメディアからありますように地方自治体、仙台市の石井被告ですか、それから茨城県知事もありましたし、小さく市町の状況も五十歩百歩、本質的に同じような状況がありますから、そういう意味においては、これは当善通寺市にとっても、以前の経緯もございまして、私はこの機会にやっぱり市長がこの問題についてどこまで真剣に考えて、みずからの問題として、どういうふうに今後していくか、どういうふうに考えてるか、このことを市民の前に明確にしていただきたい、こういうふうに私は思います。 したがって、これに対する考え方の問題であります。市民は言ってます。結局、公共事業にとっては、考えてみますと、私たちの税金が公共事業という名で発注されると、それが許認可権やいろんなんで官界が、いわゆる善通寺にとれば、市役所がそういうような権限を活用して財界の方から、また財界はお金もうけなんだらいけませんから、それで政界、市長とか国会議員とかいろいろな議員の方へ裏金が行くと、これは結局は市民の税金、国民の税金をその3つが組んで分捕り合いしよるんと違うか、これにはもう持てんがと、場合によっては、これはもう極端に言えば、時代劇によく出てくるやくざの世界とか、そういうようなんと装いは別として、似てるんじゃなかろうかなというような憤りがありますから、この問題については、人ごとじゃあなくて、みずからの問題として、ぜひはっきりお互いにしたいなあと、こんな気がいたしますんで、市長の通り一遍じゃなくって本気のひとつ考え方を市民の前にお示ししていただければ非常にありがたいと、こういうふうに思います。 2つ目は、公共事業の発注の関係の契約、入札問題、今も取り上げられましたし、前々からこの議会でも皆さんが言われております。特に、私も前もここの場で質問いたしましたけど、地方自治法の契約の項、これは地方自治法、契約の締結ということで、234条、ここに契約の条項を詳しく書いてありますし、善通寺市の契約について幾度かこの場で申し上げたことがありますけれども、この契約そのものの地方自治法の解釈をすれば、一般競争入札しかないんですよ。一般競争入札でやりなさいと、これは公正な面と機会均等を一つの、とりわけ私的な契約じゃあないわけですから、契約の場合に、きちんと一般競争入札でやると、こういうことになっとります。しかし、現実はそれが国も地方も通じてやられてないと、こういうふうな状況の中で、先ほどの政・官・財癒着の中で起きましたような問題点が指摘されて、これは単に日本の指名競争入札とか随意契約じゃなしに、今国際間の中でも日本の契約ちょっとわかりにくいわと、オープンじゃないわと、こういうことが日米協議の中でも言われてますし、これは世界的な一つの大きな指摘になっております。 ただ、そこで問題なのは、地方自治法の契約の中で、一般競争入札は原則としてやらにゃいかんよということになってるんですが、現実として、なかなか難しい面もあります。具体的に広告したり、時期の関係とかいろんな面で面倒な面があります。ただ、その面がありますけれども、善通寺市の状況は過去、1年でも2年でもよろしいですが、これはどういうふうに現実になってるんだと。自治法ではきちんとなってるけれど、現実はそれができてないと、ただその実態で、隘路、なぜ法律の趣旨に基づいたことができなかったかという隘路をひとつこの場で御説明願いたいんであります。そういうことを踏まえて、いろんな難しい面はありながらも、ただこれだけ構造的な汚職が地方、中央にはびこっておるとすれば、多少の面倒くささとかいろんな問題点はあるにしても、これはやっぱり抜本的に、基本的に考えなんだらいけないなあというのが大方の意見だと思います。大変難しい問題だと思います。しかし、その辺を市民の前にざっくばらんに示した中で、じゃあどう改革するかというのが今後の課題でありますから、そういう面について、ひとつ御見解をお示しいただければありがたいなあと思います。 3つ目は、もう言わずもがなの話なんですが、地方自治の本質ということが憲法にも保障されておりますし、やっぱり日本の大きな民主主義の理念のうちの地方自治というのは大きな柱だと思います。平和とか人権とか国民主権とか、そういうことと並んで地方自治というのは非常に大事なことでありますし、とりわけ今回の細川内閣は地方自治を経験された方が日本の政権の中枢に入りました。したがって、むしろ今まで議会でいろいろ人々が言われておりましたように2割自治、3割自治ちゅう地方自治、中央集権型の陳情政治の、先ほどの政・官・財の癒着の利権構造じゃあございませんけれども、中央へ何遍も何遍も足を運んで当たり前のことが、そういうようなことをやらんと地方自治がなかなか円滑にいかないと、こういうふうなばかみたいな語がありますけれども、本来地方自治の本旨、要するに住民と一番身近な地方自治の政治が見直されようとしております。権力構造の、今まではそれができなかったです。中央からの上意下達の地方自治だったわけですけれども、本来憲法に保障されたといいましょうか、もともと住民の、民主主義の政治の根幹の地方自治が、お互いの状況変化と申しましょうか、そういう時代の流れにおいて、何とかあけぼのが見え出した時期でありますから、そういうことについては、今真鍋首長として、市長としては、やっぱり一つの御見解を持って、即はいかんにしても、将来の考え方を市民の前にお示しいただきたい、こういうふうに思います。 4つ目は、私も十数年来言い続けてきたことですが、民主主義のバロメーターと言われる、西洋から十分言われておりますけれども、情報公開がいかに実質的にできてるか、それからプライバシーの保護がやっぱり世の中としてどこまで進んでるか、それから市長が任命する監査制度じゃなくって実質的な監査が、民主主義のいろんな経験の中から知恵を出してきたオンブズマン制度、こういうなんがうまく機能して本来の民主主義が発達するんじゃなかろうかなと、こういうことが西洋各国のいろんな事例から含めて、やっぱり日本もそういうような流れの中で各地方自治体が、国がしなくても各地方自治体がこういうことをやってまいりました。オンブズマン制度まではなかなか行っておりませんけれども、要するに情報公開はいろんな県とか市がやってますから、善通寺はなかなかそこまで行ってません。ただ、今まで申し上げたことを、とりわけ善通寺に全国的ないろんな問題が起こった時点以降、やはり情報公開を、住民からいろんな、条例制定要求とかいろんなんあってやる方法もいいんですけれども、みずからがこの情報公開をする中で、市民とともに市政を進めていくと、こういうのが私は政治家の良心でもあるだろうし、とりわけ事務当局も含めてすべて持ってる市長の一つの立場だろうと思いますが、これは何か玉虫色で今まで来ておりました。情報公開、検討します、プロジェクトチームについて考えていますとかいろんなん言ってますけれども、いろんな各市町村の実例もありますし、私はこういうような機会に政治を住民の人とともに考えると、住民の人にも責任を持ってもらうと、こういうことも含めて、我々も貢任を持つというのを含めて、やっぱり情報公開の具体的な制定のそろそろ僕は時期に来てるんじゃなかろうかなというような気がしておりますんで、この辺らの状況がどこまで進んでるのか、とりわけ今このような政治不信のときには、こういうようなんをずばっと本気で考えなんだらいかん。建て前で検討してますなんていう話ではもういけませんから、これをやっぱりこの機会に、市長、大変お疲れだとは思うんですけれども、ひとつお考えをお示しいただければ非常にありがたいなあ、こんな気がいたします。 次に、消防行政ですが、消防の中で、とりわけ住民の中の消防団、これは日ごろ市民の生命財産について大変なお力添えをいただいておるんですが、昔と違ってお勤めとかいろんな社会的な状況変化もございまして、団員もなかなかとりにくいちゅうか、応募しにくいとか、登録してもなかなか活動しにくい、いろんな面がございます。そういう面はそういう面でいろいろ知恵を出していかなんだらいかんわけですけれども、私もいろいろ研修させていただいた中で、御婦人の方は火災とか防災、いろいろ災害面において、特に男性よりか比較的身近なところで具体的な面で生活しておりますから、そういうような組織づくりをそれぞれの市町村でも工夫しております。女性による消防団といいましょうか、自警団といいましょうか、防災面、火事が起きたら消すというようなことでなくて、むしろ防災の面でのいろんな知恵を出し合いとか啓蒙とか、要するに火事に限っていえば、火災を出さないような方法で随分いろいろ活動してるようなことを聞いておりますんで、善通寺も消防クラブという御婦人の方のあれがあるかとは思うんですが、何かもう少し具体的に防災面での一つの役割というか、市民の先頭に立って災害を起こさないようにするという部面に力点を置いた組織づくり、そう数は多くなくてもいいと思うんですが、できればなあと、こういうような感じもいたしましたんで、ひとついいお知恵がありましたら御見解をお示しいただければありがたいと、こういうように思います。 以上です。 ◎市長(真鍋勝君) 議長 ○議長(芝昇君) 市長 ◎市長(真鍋勝君) 18番(兼岡)議員さんの御質問にお答えを申し上げたいと思います。 まず・市長の政治姿勢ということで、1番に、政・官・財癒着構造に対する考え方ということでございましたが、この問題は大変な国民世論の怒りの中でそれぞれ癒着構造についての問題点を指摘されておりますが、よく見てまいりますと、特定の個人とか、あるいは特定の団体への利益誘導につながる癒着が大変多いと、こんなに思っておりますし、このことにつきましては、大変ゆゆしきことと思っております。また、現実として、あってはならないことだと考えておるところでございます。この点につきましても、私どもも市政を担当する上におきましても、常に襟を正しまして、公明正大かつ公平な立場で市民本位の行政を進めていく任務を担っておることを肝に銘じまして、今後とも市勢の発展に努力しなければならないと、こんなに思っておるところでございます。 2番の公共事業の発注、入札等の問題につきまして、従来までの状況とか問題点、こういった問題の御質問ございましたが、長らく休んでおりましたので詳細に申し上げることができませんので、これは係の方から申し上げてまいりたいと思います。 地方自治の本旨、特に地方分権でございますが、現在内閣でも十分御論議をいただくと、こういう予定でございますが、これにつきましても、以下、情報等につきましても、大変失礼ですが、係の方から申し上げたいと思います。よろしくお願いを申し上げます。 ◎総務部長(芝勉君) 議長 ○議長(芝昇君) 総務部長             〔総務部長(芝  勉君)登壇〕 ◎総務部長(芝勉君) 18番(兼岡)議員さんの市長の政治姿勢の中の入札・契約問題でございますが、そのうち、現状でございますけれども、御指摘のとおりに地方自治法に定めがあります3契約でございますけれども、現在まででも市内の契約状況を見ますと、指名競争契約が咋年度で約68%、それから随契が32%といったことで、一般競争入札というのは全然ございません。そういう状況でございます。 そこで、現状でいろいろな一般競争入札あるいは指名競争入札のそれぞれの問題点でございますが、一般競争入札につきましては、御案内のとおりに広範な入札参加機会が確保でき、また活発な競争が期待できると、非常に参加者の選定については、公正な面があるのが長所でございますけれども、一方、いわゆる不誠実な建設業者といったものを排除することには非常に難しいと、また公共工事の質の確保も困難であると、良質な施工が非常に悪いおそれがあるというようなことが言われておりました。 また一方、指名競争入札におきましては、入札参加の機会が比較的制限されますけれども、特に地元業者等の指名が非常に有利であるということでございます。また、運用次第によりましては、入札の参加の選定が公正に行われると、また施工能力あるいは信頼性のある建設業者が選定されて公平な受注機会の確保ができるというような利点もあるというようなことが現在まで言われておったわけでございます。 先ほどの堺議員さんにも御答弁申し上げましたとおりに、こういった種々の問題点がございますけれども、最近の国、県等の情勢によりまして、制限つき一般競争入札というものを活用するといったことを中心に検討を見直されております。したがいまして、本市におきましても入札契約制度検討委員会の中におきまして、十分これらを酌み取りまして検討をしていきたい、そして早く結論を出していきたいと考えております。 なお、県内でも協議会がございますので、そこらと十分連絡を取りながら検討をしていきたいと、こういうように考えております。 それから、2点目の地方自治の特に地方分権でございます。これは戦後、憲法第92条によりまして保障された現行の地方自治制度は、現在に至るまで国と地方の役割分担や財源問題など数々の議論を生んできたと理解しております。 地方分権論は、いわゆる古くて新しい議論であると思います。特に、最近におきましては細川総理の所信表明や地方分権の推進がうたわれ、また7月には全国の知事会議におきましても、地方自治確立基本法の制定を打ち出されるなど地方分権論議が大きな盛り上がりを見せていることは御指摘のとおりでございます。具体的には、国から地方への権限移譲、それから地方交付税などの財源問題、また機関委任事務の見通し等でございますが、これらもいずれも地方自治の根幹にかかわるものばかりであります。住民のサービスの第一線に立つ我々地方自治体といたしましては、こうした流れに大きく関心を持っておりますし、また期待感も抱いておる状況でございます。市としましては、全国の市長会等を通じまして国に向けて働きかけたいと考えております。 それから、4点目の情報公開の条例制定でございます。行政の情報の公開は、住民自治の原理から明らかなように民主主義の基本であることは御指摘のとおりでございます。本市でも、過去たびたび御答弁申し上げておりますように、市民ロビーなど11カ所に公文書コーナーを設けまして広く情報を提供することにいたしております。この公文書を公開することを権利の保障として制度化したもの、いわゆる公文書公開、情報公開条例であると認識いたしております。 ところで、この公文書の公開を実施するに当たりましては、まず文書の整理が先立つ問題となってまいります。現在、庁内の文書は多様に存在をしておりまして、また新しい業務がふえたことによりまして、複雑多様化してまいっております。 しかしながら、この本市の文書管理事務につきましては、現状に対応したものとは言えない状況であります。こうした事情でありますので、まず公文書の管理を時代に即応した科学的、合理的な方法によりまして改善する必要がございます。 また、最近国におきましては、公文書の用紙のサイズをB規格からA規格へ変更いたしております。地方自治体にとっても、このサイズの変更が急務となっておりますので、これらをあわせまして文書事務の改善につきまして現在調査研究中でありますし、また事務改善委員会等か、またはプロジェクトチーム等をつくりまして、早急にこの文書事務の改善を検討していきたいと考えております。 したがいまして、情報公開の調査研究会もございますので、その調査研究会の中でも情報収集、あるいは問題の把握、分析等基本方針を決定いたしまして、この文書管理とあわせながら早急に情報公開に向けて努力していきたいと、こう考えておりますのでよろしくお願いをいたします。 ◎消防長(増田義幸君) 議長 ○議長(芝昇君) 消防長             〔消防長(増田義幸君)登壇〕 ◎消防長(増田義幸君) 18番(兼岡)議員さんにお答えを申し上げます。 婦人の占める役割、防災面に力点を置いた組織づくリはどうかということだったと承知いたしております。人口の上でも多数を占める婦人を活用して防災、中でも火災発生の未然防止、すなわち火災予防に役立てることは非常に大切であると認識いたしております。 申すまでもなく、火災予防はただ単に法令の整備や消防機関等の指導だけではなく、これに即応する一般住民の協力を得て初めてその目的を達することができると思います。このような観点から、家庭の防火責任者として活躍でき、しかも幼児、子供等にも適切な防火思想を教えることのできる婦人を対象といたしまして、本市に自主防災組織であります婦人防火クラブを昭和55年に結成し、毎年防火講話でありますとかてんぷら油火災、ガス火災の消火訓練等を実施しているとこであります。 今後、火災発生の事象を踏まえながら、さらに工夫を加え、推進していきたいと思いますので、よろしくお願い申し上げます。 ○議長(芝昇君) これにて一般質問を終了いたします。 以上で本日の日程はすべて終了いたしました。 明25日、26日は休日のため、休会といたします。 27日は午前9時より本会議を開きますので、御参集をお願い申し上げます。 本日はこれにて散会いたします。             午前10時29分 散会 ──────────────────────────────────────   地方自治法第123条第2項による署名者             議  長             議  員             議  員...