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12月05日-01号

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  1. 高松市議会 1996-12-05
    12月05日-01号


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    最終取得日: 2021-09-22
    平成 8年第4回(12月)定例会          ┌────────────────┐          │     平成8年12月     │          │第4回高松市議会定例会会議録│          │    12月5日(木曜日)    │          └────────────────┘高松市告示第867号 平成8年第4回高松市議会定例会を次のとおり招集します。    平成8年11月28日                        高松市長 増 田 昌 三1 日時 平成8年12月5日 午前10時2 場所 高松市役所 議場       ─────────────────────             午前10時19分 開会 出席議員 43名1番 大 橋 光 政   2番 杉 山   勝   3番 大 熊 忠 臣4番 磯 淵 良 男   5番 宮 本 和 人   6番 谷 本 繁 男7番 山 田 徹 郎   8番 花 崎 政 美   9番 大 塚   寛10番 宮 武 登司雄   11番 久 保 敏 夫   13番 住 谷 幸 伸14番 綾 野 和 男   15番 大 浦 澄 子   16番 川 溿 幸 利17番 松 下 愛 信   18番 二 川 浩 三   19番 三 笠 輝 彦20番 天 雲 保 夫   21番 長 野 新 一   22番 鎌 田 基 志23番 北 原 和 夫   24番 水 野 高 司   25番 三 好 義 光26番 菰 渕 将 鷹   27番 大 嶋 久仁男   28番 多 田   豊29番 岡 崎 利 喜   30番 桧 山 浩 治   31番 森 谷 芳 子32番 岡     優   33番 仲 亀 昌 身   34番 野 口   勉35番 三 木 敏 行   36番 諏 訪 博 文   37番 野 口 敬 子38番 綾 野 敏 幸   39番 梶 村   傳   40番 小 西 孝 志41番 山 崎 数 則   42番 樫   昭 二   43番 溝 渕   榮44番 多 田 久 幸       ───────────────────── 欠席議員 1名12番 伏 見 芳 晴       ───────────────────── 議会事務局出席者事務局長     藤 澤 嘉 昭    庶務課長     岡   泰 幸議事課長     松 本   仁    調査課長     宮 本   弘議事課長補佐   川 原 譲 二    議事係長     栗 田 康 市書記       福 井 幸 二    書記       大 村   武       ───────────────────── 説明のため会議に出席した者市長       増 田 昌 三助役       井 竿 辰 夫    助役       廣 瀬 年 久収入役      砂 湖 和 夫    水道事業管理者  末 澤   明教育長      山 口 寮 弌市長公室長    田 村 晴 彦    総務部長     入 谷   弘市民部長     池 田   香    福祉保健部長   久 保 正 範環境部長     遠 藤   孝    産業部長     七 條 一 雄都市開発部長   吉 峰 政 登    下水道部長    北 岡 保 之土木部長     安 藤 光 典    消防局長     久 保 義 則水道局参事水道局次長事務取扱      教育部長     小 縣 清 士         上 野 寅 太文化部長     宮 内 秀 起市長公室次長   入 江   隆    総務部次長庶務課長事務取扱                             岡 田 正 昭総務部次長財政課長事務取扱       市民部次長    高 重   一         中 西   寛福祉保健部次長  久 保 教 雄    産業部次長    平 山 敏 明都市開発部次長  中 西 圀 弘    土木部次長    塩 田   章秘書課長     十 河 敬 二       ───────────────────── 議事日程 第1号日程第1 会期決定について日程第2 会議録署名議員指名について諸般の報告日程第3 認定第1号から認定第3号まで     認定第1号 平成7年度高松市一般会計特別会計歳入歳出決算について     認定第2号 平成7年度高松市病院事業会計決算について     認定第3号 平成7年度高松市水道事業会計決算について    (委員長報告)      決算審査    (委員長報告に対する質疑・討論・採決)日程第4 議案第95号から議案第125号まで     議案第 95 号 平成8年度高松市一般会計補正予算(第5号)     議案第 96 号 平成8年度高松市競輪事業特別会計補正予算(第1号)     議案第 97 号 平成8年度高松市下水道事業特別会計補正予算(第2号)     議案第 98 号 退隠料および遺族扶助料の年額の改定に関する特例条例の制定について     議案第 99 号 高松市議会の議員その他非常勤の職員の公務災害補償等条例の一部改正について     議案第100号 高松市市税条例の一部改正について     議案第101号 高松市国民健康保険条例の一部改正について     議案第102号 高松市有料自転車等駐車場条例の制定について     議案第103号 高松市駐車場条例の一部改正について     議案第104号 高松市の区域内にあらたに生じた土地の確認について(浜ノ町・玉藻町地先)     議案第105号 町の区域の変更について(同上関係)     議案第106号 高松市の区域内にあらたに生じた土地の確認について(香西本町地先)     議案第107号 町の区域の変更について(同上関係)     議案第108号 財産の取得について(地域老人福祉センター(仮称)施設整備用地・香西南町)     議案第109号 字の区域の変更について(十川東町)     議案第110号 議決の変更について(工事請負契約について・瓦町駅前広場整備に伴う電気設備工事)     議案第111号 議決の変更について(工事請負契約について・瓦町駅前広場整備に伴う昇降機設備工事)     議案第112号 工事請負契約について(中野町団地新築工事株式会社高岸工務店)     議案第113号 工事請負契約について(香西本町団地新築工事株式会社穴吹工務店)     議案第114号 路線の認定について(林町62号線ほか)     議案第115号 専決処分の承認について(平成8年度高松市一般会計補正予算(第4号))     議案第116号 平成8年度高松市一般会計補正予算(第6号)     議案第117号 平成8年度高松市交通災害共済事業特別会計補正予算(第1号)     議案第118号 平成8年度高松市市民会館事業特別会計補正予算(第1号)     議案第119号 平成8年度高松市国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)     議案第120号 平成8年度高松市競輪事業特別会計補正予算(第2号)     議案第121号 平成8年度高松市中央卸売市場事業特別会計補正予算(第1号)     議案第122号 平成8年度高松市中小企業勤労者福祉共済事業特別会計補正予算(第1号)     議案第123号 平成8年度高松市太田第2土地区画整理事業特別会計補正予算(第1号)     議案第124号 平成8年度高松市下水道事業特別会計補正予算(第3号)     議案第125号 職員の給与に関する条例の一部改正について    (提案説明)       ───────────────────── 本日の会議に付した事件日程第1 会期決定について日程第2 会議録署名議員指名について諸般の報告日程第3 認定第1号から認定第3号まで日程第4 議案第95号から議案第125号まで休会について       ───────────────────── ○議長(山田徹郎君) これより平成8年第4回高松市議会定例会を開会いたします。 直ちに本日の会議を開きます。 本日の議事日程は、お手元に配付してあるとおりであります。 日程に入るに先立ちまして、この際、さきの第3回定例会において選任あるいは任命に同意いたしました助役及び教育委員会委員の各位から、それぞれあいさつの申し出がありますので、これを受けることにいたします。  〔助役(廣瀬年久君)・教育委員会委員三宅洋三君・山口寮弌君)入場〕  〔助役(廣瀬年久君)登壇〕 ◎助役(廣瀬年久君) お許しをいただきまして、一言ごあいさつを申し上げます。 私、去る9月26日付をもちまして助役を拝命いたしました廣瀬年久でございます。さきの9月定例市議会におきましては、選任に御同意を賜り、まことにありがとうございました。厚く御礼を申し上げます。 私、もとより浅学非才、微力な者でございますが、井竿助役さんの御指導をいただきながら、職員の皆さんと力を合わせ、市政の推進に最善の努力を尽くし、職責を果たしてまいりたいと存じておりますので、議員皆様方におかれましては、温かい御指導、御鞭撻を賜りますようお願いを申し上げまして、まことに簡単でございますが、ごあいさつといたします。どうもありがとうございました。(拍手)  〔教育委員会委員三宅洋三君)登壇〕 ◎教育委員会委員三宅洋三君) 貴重なお時間をいただきまして、一言ごあいさつを申し上げたいと存じます。 去る9月の定例市議会で、皆様の御同意をいただきまして、10月1日から教育委員に再任されました三宅洋三でございます。もとより浅学非才でございますが、職責を全うすべく努力をいたしたいと考えております。どうぞ皆様の御指導、御鞭撻をよろしくお願い申し上げます。本当に、きょうはどうもありがとうございました。(拍手)  〔教育委員会委員山口寮弌君)登壇〕 ◎教育委員会委員山口寮弌君) お許しをいただきまして、一言ごあいさつ申し上げます。 去る9月の定例市議会におきまして御同意を賜り、10月1日付で再び教育委員会委員に任命を受けました山口寮弌でございます。微力ではございますが、一層努力を重ね、市民の期待にこたえるべく、職責を遂行してまいりたいという覚悟でおります。どうぞ旧に倍する御指導、御鞭撻をいただきますよう、よろしくお願い申し上げます。ごあいさつとさせていただきます。(拍手)  〔教育委員会委員三宅洋三君)退場〕 ○議長(山田徹郎君) 以上であいさつは終わりました。       ────────~~~~~──────── △日程第1 会期決定について ○議長(山田徹郎君) それでは、日程第1会期決定についてを議題といたします。 お諮りいたします。 今期定例会の会期は、本日から12月19日までの15日間といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(山田徹郎君) 御異議なしと認めます。よって、会期は、15日間と決定いたしました。       ────────~~~~~──────── △日程第2 会議録署名議員指名について ○議長(山田徹郎君) 次に、日程第2会議録署名議員の指名を行います。 会議録署名議員は、本会期中、会議規則第81条の規定により、議長において、18番二川浩三君及び42番樫 昭二君を指名いたします。 なお、御両名のうちで欠席せられました場合は、順次、次席の方にお願いを申し上げます。       ────────~~~~~──────── △諸般の報告 ○議長(山田徹郎君) この際、諸般の報告をいたします。 説明のため会議に出席する者の一部変更について、市長より通知が参っておりますので御報告申し上げます。 その職氏名は、お手元に配付してあるとおりであります。 上程案件に関する説明のため、地方自治法第121条の規定により、市長初め各執行機関関係者の出席を求めておきましたので御報告申し上げます。 次に、職員をして報告いたさせます。  〔議事課長(松本 仁君)高庶第9674号(議案第95号~議案第115号の議案提出)・高庶第9935号(議案第116号~議案第125号の議案提出)を朗読〕 ○議長(山田徹郎君) なお、議発報第17号例月現金出納検査結果報告受理について及び議発報第18号専決処分事項報告受理について、以上2件については、あらかじめ印刷物をお手元に送付いたしてありますので朗読を省略いたします。 以上で諸般の報告を終わります。       ────────~~~~~──────── △日程第3 認定第1号から認定第3号まで ○議長(山田徹郎君) 次に、日程第3認定第1号から認定第3号までを一括議題といたします。 本件に関し、委員長の報告を求めます。決算審査特別委員長 森谷芳子君。  〔決算審査特別委員長森谷芳子君)登壇〕 ◎決算審査特別委員長森谷芳子君) さきの9月定例会において付託されました認定第1号平成7年度高松市一般会計特別会計歳入歳出決算について、認定第2号平成7年度高松市病院事業会計決算について及び認定第3号平成7年度高松市水道事業会計決算についての3件に関する決算審査特別委員会の審査の経過概要並びに結果について御報告を申し上げます。 委員会は、定例会閉会後の10月22日から24日まで、29日・30日及び11月5日・8日の計7日間にわたって開催し、審査いたしました結果、お手元に配付されております決算審査報告書のとおり、委員会の意見をつけて、認定第1号から認定第3号までの3件は、いずれも認定することと決定した次第であります。 以下、審査の過程において特に論議のありました点、及び要望事項等について申し上げます。 初めに、認定第1号の一般会計特別会計決算について申し上げます。 まず、総務部関係では、景気低迷が続く中、23億円以上に上る市税の滞納を受けて、委員からは、あらゆる角度から、その手法を検討し、不納欠損額及び収入未済額が極力生じないよう、より一層、積極的な滞納整理に取り組まれたいとの要望がありました。 次に、現在、市税の完納奨励を主な目的に交付している納税貯蓄組合への補助金について、委員からは、法の趣旨である事務費として見直す考えをただす発言があり、当局からは、納税貯蓄組合への補助制度のあり方については、これまでも議会から指摘を受けており、今後、他都市の状況を見ながら、制定当初の法の精神に立ち返り、見直す方向で検討していきたいとの答弁がありました。 次に、市長公室関係では、女性管理職の登用について、日常的な意識啓発が重要であり、女性が働ける職場環境を整備し、活躍できる状況をつくられるよう要望がありました。 また、人員配置について、欠員補充には正規職員を、また、国際交流研修の経験を有効に活用できる職場に、それぞれ配置されたい旨の要望が、そのほか、節水コマ普及推進事業補助金保健衛生費から支出されていることについて、妥当性を欠くため、より適正な予算科目からの支出を望む意見がありました。 次に、市民部関係では、同和関係団体に対する補助金について、資料の提出を求めた上で、各団体の決算上の経理科目が必ずしも統一されていないことや、その使途についても、団体間で一定していないことを指摘するとともに、団体の自主的な運営を妨げるとして、補助金の人件費への充当をやめさせるなど、今後、補助金軽減化に向け、団体への指導を求める発言がありました。 また、防犯灯設置に対する補助金は、主に連合自治会を通じて配分されておりますが、特に地区と地区との境界にある箇所への設置など、市民の要望に十分こたえられていないとして、この改善を求める発言がありましたほか、交通安全母の会について、男女共同社会の実現を目指す第2次女性行動計画を考慮し、組織のあり方の見直しを要望する発言がありました。 次に、福祉保健部関係では、生活保護行政について、本市の場合も、国の実施要領に従い、来庁時の面談等を通じて保護申請書を渡しておりますが、この申請書を常にカウンターに備えておくことにより、市民の生活保護申請の権利を保障することを要望する発言がありました。 また、心身障害児ホームヘルプサービス事業については、平成4年度以降、全くその利用が見られず、利用者の要望に沿った制度になっていないとして、事業の実施方法の見直しを要望する発言が、さらに、総合福祉会館について、その規模や内容から、利用者のニーズに十分こたえられておらず、しかも、一部の機能が重複する地域老人福祉センター(仮称)の整備には、なお相当の年数を要すると見込まれている現状を踏まえ、対応可能なところから、施設の改善充実を図られるよう要望する発言がありました。 次に、環境部関係では、平和公園墓園清掃手数料未納者への対応方法の確立、平成7年度の利用件数が9件にとどまっている斎場公園の式場について、建設段階での地元との経緯はあるものの、お通夜などの使用による利用率向上への根本的な改善の検討、安全な市民生活を確保する立場から、野犬等防止対策について、保健所との連携を強化する中で、より効果的かつ積極的な対応のほか、合併処理浄化槽の設置に当たり、地元水利組合等との間で問題が生じているケースがあるとして、正しい理解を求めるための関係団体への啓発活動について意見なり要望がありました。 次に、産業部関係では、就労促進関連事業として行った共同作業所の視察について、そのための経費があらかじめ予算に計上されていないなど、一部に不適切な執行が見られることから、今後、公正・民主・公開が原則の同和行政推進に当たっては、毅然とした態度で臨まれるよう要望がありました。 そのほか、土地改良事業に対する補助金について、交付される時期の関係から、本来の負担分に加えて、金利相当分地元土地改良区、ひいては地元住民の負担となっている状況から、農家を育成する上でも必要な制度であり、地元負担が少なくなる方策の検討、市管理の水路について、用途廃止され、その時点で本来、普通財産となるべきものが、長年来、行政財産のまま台帳上残っている現状を踏まえ、適正な財産管理に努められたいとの要望がありました。 また、さきの9月定例会で論議されました鬼の博物館(仮称)の整備計画について、規模が縮小されたにもかかわらず、本年度、補正予算の必要が生じたことに関連して、基本構想基本設計の段階から内部で統一して、慎重に対処されたいとの要望がありました。 次に、都市開発部関係では、都市内交通の円滑化を図るための早期整備を求める観点から、都市計画道路木太-鬼無線及び室町-新田線開通見通し狭隘道路拡幅整備事業について、同要綱の厳正な運用を行い、真に実効が上がるように留意されたいとの発言や、サンポート高松の整備に当たっては、県主導の形で進められているとして、将来、本市の顔となる重要な事業であるので、今後、議会に対し、時期を失することのない報告を、また、厳しい財政状況の中、的確な選択を行う中で、各種事業を推進されたいとの要望がありました。 次に、下水道部関係では、管渠や処理場などの施設整備のため、下水処理区域内人口1人当たり約100万円もの巨額の投資が既に行われている一方で、処理区域内の水洗化率は、平成7年度末時点で87%程度にとどまっていることから、下水道の普及促進を図るなど、投資効率を高めるよう要望する発言がありました。 そのほか、宮脇町二丁目の姥ケ池地区浸水対策について、栗林・宮脇雨水幹線が、鋭意、整備されてはおりますが、今後における十分な浸水対策を求める発言が、また、都市開発部と協議の上、市内各所で進む都市計画道路の整備に歩調を合わせた管渠の先行埋設を要望する発言がありました。 次に、土木部関係では、市営住宅管理運営について申し上げます。 一昨年の不適切な入居問題に端を発した市営住宅管理運営をめぐる諸問題については、議会でも種々論議を重ね、現在、所管の建設水道常任委員会において、修繕執行の改善、住宅使用料収納確保及び不適切な入居の再発防止を図るための是正措置について、適宜、調査会を開き、当局側の対応を見守っているのでありますが、本委員会では、あくまでも平成7年度決算を中心に論議を進めていく中で、当該年度に支出した住宅修繕関係経費のうち、本市市営住宅に占める管理戸数が15%にも満たない改良住宅に係る経費が85%にも上り、改良住宅に極めて偏重した執行の実態が浮き彫りになり、市民の住宅行政に対する信頼を回復するための方策として、まず、居住実態の把握や、維持修繕適正化等への取り組みが強く求められているところであります。 このように、管理運営適正化が指摘される中、当局においては、去る3月1日、高松市市営住宅管理庁内検討委員会を設置し、修繕手続改善の徹底はもとより、入居状況実態調査等、緊急を要する事項から、順次、改善策を取りまとめ、実施に移すなど、市営住宅維持管理適正化に向けた検討が進められているところであります。 委員からは、長年にわたり偏った予算執行が行われている改良住宅修繕執行具体的内容をただす発言が、また、修繕関係改善策の実施に当たり、問い合わせて集計した結果、平成7年度末までに工事が完了し、未払いとなっている関係業者からの請求額約4億2,000万円への対応をただす発言がありました。 これに対して当局からは、平成7年度に支出した市営住宅整備費のうち、改良住宅に係る修繕は、50万円以下のものが1,765件約8億440万円、130万円を超えるものが12件約2億9,100万円の合計1,777件約10億9,540万円であり、この中には過年度執行分が含まれているほか、支払い処理として、不正常な業務環境の中で、十分な手続がとれないまま、所定の金額を超える修繕についても、やむなく簡易な手続での50万円以下の分割払いの方法により支払ったケースがある。さらに、7年度執行分を含む未払い額約4億2,000万円への対応については、支払いを一時保留する中、発注記録と業者の受注記録の突合、現地確認請求内容の適否のチェックを厳正に行い、合致するものについては、やむを得ない修繕と判断して支払いするものの、合致しないものや行き過ぎた工事については、十分検討を行い、除外できるものは除外するという方針で取り組んでいきたいとの答弁がありました。 これを受けて、さらに委員からは、昨年度の状況さえ十分に把握できていない状態は異常とも言えるとした上で、今後、未払い分約4億2,000万円の支払いについては、契約の経緯を十分調査し、不適切なものは契約が無効なものとして支払いを拒否するなど、厳正な措置をとるとともに、不適切な事務手続が常態化していたことは、職員の職務怠慢に起因していることから、職員の処分を含めた責任問題を明らかにすべきであるとの発言がありました。 また、他の委員からは、多額の不納欠損額及び収入未済額が生じている住宅使用料について、連帯保証人への対応を含めた滞納整理のための改善方策をただす発言がありました。 これに対して当局からは、滞納整理及び防止策として、8年度からは、市営住宅明け渡し請求訴訟提起早期化嘱託徴収員1名の増員のほか、強化月間の設定を初め、あらゆる機会をとらえて口座振替納付の積極的な推進に努めるとともに、収納状況を団地別・月別に把握できる収入月表を新たに作成し、組織的・機能的な収納整理チェック指示等収納状況進行管理を行い、収納成果の向上を図っているところである。なお、連帯保証人制度については、保証能力がない者が連帯保証人になっているなど、実効性が上がっていないのが現状であり、今後、定期的な入居状況実態調査を実施するなどの中で、改善を図っていきたいとの答弁がありました。 そこで、委員会としては、市営住宅の適正な管理運営を確固たるものにしなければ、市民の住宅行政に対する不信感がさらに増大しかねないとして、市が主体性を持った毅然たる態度で諸問題に対応し、市営住宅の適正な管理運営の早期実現に向け最大限努力されたい旨、強く要望した次第であります。 次に、消防局関係では、昨年の阪神・淡路大震災において、地元消防団や自主防災組織の活躍が注目されたことから、その指導・育成を含め、有事に即応した初動体制の整備を念頭に置き、市民の生命と財産を守る消防という観点から、職員体制の充実を図られたいとの要望がありました。 次に、教育部関係では、いじめ問題の解消に向け、いじめられる子供の人権に配慮し、これまで以上に踏み込んだ積極的な対応を要望する発言や、地区単位に組織されている青少年健全育成連絡協議会への補助金について、より一層の予算的な配慮を求める発言がありました。 次に、文化部関係では、各地区公民館に併設されている図書館分室への新鮮な図書の配本を行う要望が、また、現在、専ら視覚障害者に対しては、テープの貸し出しが行われておりますが、身体障害者等への在宅送本制度の実施に向けた検討を要望する発言がありました。 次に、本市における文化の振興に貢献し、将来も活躍が期待される人に贈られる文化奨励賞について、奨励金の増額を含め、文化・芸術活動を行っている人に夢が持てるような賞となるように、また、受賞者が学校巡回教室や老人ホーム等の施設を訪問するなど、人材の活用を図られるよう要望がありました。 また、郷土が生んだ文豪菊池 寛の全集刊行状況及び現在行われている全集に関しての訴訟についてただす発言がありました。 これに対して当局からは、各巻1,000部で、平成7年度には第18巻から第24巻を刊行し、全24巻の刊行を終了した。事前に予約申し込みを受けていたが、第4巻以降は巻により若干の残部が出ている、裁判については、収録作品の中に皇国史観、戦意高揚に当たる表記があり、公費で支出するのは違法であるとの理由で、市の監査を経て平成7年5月22日付で訴訟に移行した。本市の主張としては、菊池寛全集は菊池 寛を顕彰するための研究資料として十分活用されることを願って可能な限り収録しているものであり、一部不適切な表現はあるが、法に違反するものとは考えていないとの答弁がありました。 次に、選挙管理委員会事務局関係では、不在者投票について、機会をとらえて国に対して、投票しやすい制度への改善を求める要望を行われたい旨の発言がありました。 次に、認定第2号の病院事業会計決算について申し上げます。 平成7年度の病院事業会計決算は1億5,700万円余の当年度純利益を生じ、3年連続の黒字決算となっておりますが、委員会では、利用者の立場に立った身障者用トイレの増設に向けた取り組みや、市民病院が傾斜地に立地していることから、万全の震災対策を要望する発言がありました。 次に、認定第3号の水道事業会計決算について申し上げます。 平成7年度の水道事業会計決算は、当年度純損失2億300万円余で、昭和60年度以来10年ぶりの赤字決算となり、節水型都市づくりに向けての施策・事業を推進する上で、今後、水道事業においては厳しい状況が予測されることから、委員会では、水道料金の引き上げにつながらないよう健全な経営に向けての、あらゆる努力をされたい旨、要望いたしました。 また、他の委員からは、水道料金の未収金対策について、停水措置についても考慮した上、収納率のアップに努められたいとの要望がありました。 そのほか、耐震性の上からも、早期の対応が望まれる石綿セメント管の年次計画に沿った改修、また、市長部門とも関連する問題として、安定的な水源確保が望まれる中、水源確保の所管を明確にして、その方策を検討されたいとの要望がありました。 以上、決算審査特別委員会の報告を終わります。 ○議長(山田徹郎君) 以上で委員長の報告は終わりました。 ただいまの委員長報告に対する質疑に入ります。 質疑はありませんか。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(山田徹郎君) 御発言がないようでありますので、これにて委員長報告に対する質疑を終結いたします。 それでは、これより討論に入るのでありますが、討論の通告はありません。よって、これにて討論を終結いたします。 これより採決いたします。 認定第1号平成7年度高松市一般会計特別会計歳入歳出決算についてから認定第3号平成7年度高松市水道事業会計決算についてまで、以上3件を一括して採決いたします。 本決算に対する委員長の報告は、報告書に記載のとおりの意見をつけて、いずれも認定すべきであるとするものであります。本決算は、いずれも委員長の報告のとおり認定することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(山田徹郎君) 御異議なしと認めます。よって、認定第1号から認定第3号までの3件は、いずれも委員長の報告のとおり認定することに決定いたしました。       ────────~~~~~────────
    △日程第4 議案第95号から議案第125号まで ○議長(山田徹郎君) 次に、日程第4議案第95号から議案第125号までを一括議題といたします。 市長から提案理由の説明を求めます。市長 増田昌三君。  〔市長(増田昌三君)登壇〕 ◎市長(増田昌三君) 本日の平成8年第4回高松市議会定例会に提出いたしました諸議案につきまして、その概要を説明申し上げます。 今回の補正予算は、国・県の施行事業に対する地元負担金を初め、国・県の補助認証の見込めるもの及び諸般の事情から特に補正を必要とするものについて、それぞれ措置するものでございます。 まず、議案第95号平成8年度高松市一般会計補正予算(第5号)についてでございますが、民生費の児童福祉費におきましては、1人当たりの助成額が当初の予定を上回る見込みとなったことなどから乳幼児医療費助成費を補正するものでございます。 また、生活保護費では、医療の受給者数が当初の予定を上回る見込みとなったことなどから医療扶助費を補正するものでございます。 次に、農林水産業費の農業費におきましては、米の地域調整推進事業の対象水田面積が当初の予定を上回る見込みとなったことから新生産調整推進対策事業費を補正するほか、県営土地改良事業地元負担金等を措置するものでございます。 また、水産業費では、県の補助認証が見込めることから漁業協同組合合併推進に係る事務所整備に助成するための経費を措置するものでございます。 次に、土木費の道路橋りょう費におきましては、県施行の道路新設改良事業・道路舗装整備事業及び橋りょう改良事業の地元負担金のほか、歩行者案内標識を整備するための経費を、それぞれ措置するものでございます。 また、河川費では、県施行の海岸保全事業及び急傾斜地崩壊防止事業の地元負担金を、それぞれ措置するものでございます。 また、港湾費では、国直轄高松港改修事業並びに県施行の港湾建設事業及び海岸保全事業の地元負担金を、それぞれ措置するほか、県が行う高松港計画調査の負担金を措置するものでございます。 また、都市計画費では、下水道事業特別会計への繰出金のほか、国の補助認証増が見込めることから、瓦町地区市街地空間総合整備事業費及び丸亀町商店街再開発事業費を、また、事業費が当初の予定を上回る見込みとなったことから、高松港頭地区再開発事業費及び高松港頭地区再開発関連事業費を、それぞれ補正するとともに、県が行う香川中央都市計画基礎調査の負担金及び県施行の街路事業の地元負担金を、それぞれ措置するものでございます。 以上で、今回の一般会計の補正額は17億8,248万円となり、これを補正前の予算額と合計いたしますと1,169億7,165万2,000円となります。 なお、これに見合う歳入といたしましては、増額発行が許可される見込みとなった市民税減税補てん債を補正するとともに、国庫支出金・県支出金及び市債を、それぞれ補正するほか、前年度繰越金を充当することによりまして、収支の均衡を図った次第でございます。 次に、議案第96号平成8年度高松市競輪事業特別会計補正予算(第1号)の債務負担行為の補正につきましては、車番制システム機器設置に伴う経費の平成9年度から平成14年度までの支出限度額を措置するものでございます。 次に、議案第97号平成8年度高松市下水道事業特別会計補正予算(第2号)につきましては、施設費におきまして、県が行う香東川流域下水道事業の事業費が当初の予定を上回る見込みとなったことから西部処理区整備事業費等を補正するものでございます。 なお、これに見合う歳入といたしましては、市債及び一般会計からの繰入金を、それぞれ補正するものでございます。 次に、議案第98号退隠料および遺族扶助料の年額の改定に関する特例条例の制定については、恩給法等の一部改正に伴い、退隠料及び遺族扶助料の年額を改定するため特例条例を制定するものでございます。 次に、議案第99号高松市議会の議員その他非常勤の職員の公務災害補償等条例の一部改正については、地方公務員災害補償法施行規則の一部改正に伴い、傷病補償年金の傷病等級に応ずる障害に関して準用している規定を改めるため関係条文を整備するものでございます。 次に、議案第100号高松市市税条例の一部改正については、個人の市民税及び固定資産税の納期前納付に係る報奨金について、第1期の納期中に、その納期の税金と、その納期後の、すべての納期の税金とをあわせて納付した場合に限り交付することとするため関係条文を整備するものでございます。 次に、議案第101号高松市国民健康保険条例の一部改正については、国民健康保険の保険料の納期前納付に係る報奨金について、第1期の納期中に、その納期の保険料と、その納期後の、すべての納期の保険料とをあわせて納付した場合に限り交付することとするため関係条文を整備するものでございます。 次に、議案第102号高松市有料自転車等駐車場条例の制定については、道路交通の円滑化及び自転車または原動機付自転車の利用者の利便を図るため、高松市立瓦町地下自転車駐車場を新設することに伴い制定するものでございます。 次に、議案第103号高松市駐車場条例の一部改正については、道路交通の円滑化及び自動車の利用者の利便を図るため、高松市立瓦町駅地下駐車場を新設することに伴い関係条文を整備するものでございます。 次に、議案第104号高松市の区域内にあらたに生じた土地の確認について及び議案第105号町の区域の変更については、香川県が市内浜ノ町1番226ほかの地先公有水面を埠頭用地等として造成いたしました埋立地の確認と、同埋立地を浜ノ町の区域に編入するため、それぞれ議会の議決を求めるものでございます。 次に、議案第106号高松市の区域内にあらたに生じた土地の確認について及び議案第107号町の区域の変更については、香川県が市内香西本町1番45に接する無番地ほかの地先公有水面を下水処理場用地等として造成いたしました埋立地の確認と、同埋立地を香西本町の区域に編入するため、それぞれ議会の議決を求めるものでございます。 次に、議案第108号財産の取得については、高松市地域老人福祉センター(仮称)施設整備用地を高松市土地開発公社から取得するため議会の議決を求めるものでございます。 次に、議案第109号字の区域の変更については、高松市十川東町と木田郡三木町における県営土地改良事業(県営圃場整備事業田中地区)の施行に伴い、同事業施行区域内において、字の区域を変更するため議会の議決を求めるものでございます。 次に、議案第110号及び議案第111号の議決の変更については、去る平成7年3月23日に御議決をいただきました高松市瓦町駅前広場整備に伴う電気設備工事及び同整備に伴う昇降機設備工事の請負契約について、設計変更に伴い、工事請負契約の一部を変更するため、それぞれ議会の議決を求めるものでございます。 次に、議案第112号及び議案第113号の工事請負契約については、高松市中野町団地新築工事及び高松市香西本町団地新築工事の請負者が決定いたしましたので、それぞれ議会の議決を求めるものでございます。 次に、議案第114号路線の認定については、道路の新設に伴い、新たに市道2路線を認定するため議会の議決を求めるものでございます。 次に、議案第115号専決処分の承認については、衆議院の解散に伴う衆議院議員の総選挙及び最高裁判所裁判官の任命に関する国民審査の執行に要する経費について、去る9月27日に平成8年度高松市一般会計補正予算(第4号)の専決処分を行ったことの承認を求めるものでございます。 次に、本日、追加提出いたしました諸議案につきまして、その概要を説明申し上げます。 御承知のように、国におきましては、さきに行われました人事院勧告を受けて、国家公務員の給与改定を実施することといたしておりますことから、本市におきましても、これに倣って職員の給与改定等を行いたいと存じ、関係議案を追加提出させていただいた次第でございます。 以下、各議案について説明申し上げます。 まず、議案第116号平成8年度高松市一般会計補正予算(第6号)につきましては、ただいま申し上げました職員の給与改定の実施に要する経費並びに、その後の職員の退職及び人事異動等に伴う給与費を各費目にわたって増減補正するほか、後ほど説明いたします各特別会計におきましても、職員給与費について増減補正するため、各特別会計への繰出金もあわせて補正するものでございます。 その結果、今回の一般会計の補正額は4,030万2,000円の減額となり、これを補正前の予算額から差し引きいたしますと1,169億3,135万円となります。 なお、これに見合う歳入といたしましては、前年度繰越金を減額補正することによりまして収支の均衡を図った次第でございます。 次に、議案第117号平成8年度高松市交通災害共済事業特別会計補正予算(第1号)から議案第124号平成8年度高松市下水道事業特別会計補正予算(第3号)までにつきましては、いずれも一般会計と同様に、職員の給与改定等に伴う職員給与費を増減補正するものでございます。 なお、これに見合う歳入といたしましては、一般会計からの繰入金を、それぞれ増減補正するほか、競輪事業特別会計におきましては、前年度繰越金を充当することによりまして収支の均衡を図った次第でございます。 次に、議案第125号職員の給与に関する条例の一部改正については、先ほど申し上げましたように、国家公務員の給与が改定されることに伴い、職員の給料等について、人事院勧告に準拠して改定するため関係条文を整備するものでございます。 以上、提出議案の概要を説明申し上げましたが、何とぞ慎重御審議の上、適当なる御議決を賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(山田徹郎君) 以上で提案理由の説明は終わりました。       ────────~~~~~──────── △休会について ○議長(山田徹郎君) 次に、休会についてお諮りいたします。 議案調査のため、明12月6日及び12月9日の2日間休会いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(山田徹郎君) 御異議なしと認めます。よって、明12月6日及び12月9日の2日間休会することに決定いたしました。 なお、12月10日の継続市議会は、午前10時に会議を開きます。 本日は、これにて散会いたします。             午前11時6分 散会       ─────────────────────地方自治法第123条第2項による署名者          議      長          議      員          議      員...