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12月12日-一般質問-04号

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  1. 雫石町議会 2018-12-12
    12月12日-一般質問-04号


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    最終取得日: 2021-05-14
    平成30年 12月 定例会(第7回)        平成30年第7回雫石町議会定例会会議録(第4号)                            平成30年12月12日(水曜日)1.本日の出席議員(16名)       1  番   細 川 祐 弘 君       2  番   堂 前 義 信 君       3  番   横 手 寿 明 君       4  番   岩 持 清 美 君       5  番   山 崎 留美子 君       6  番   杉 澤 敏 明 君       7  番   川 口 一 男 君       8  番   西 田 征 洋 君       9  番   谷 地 善 和 君      10  番   村 田 厚 生 君      11  番   石 亀   貢 君      12  番   大 村 昭 東 君      13  番   上 野 三四二 君      14  番   坂 下 栄 一 君      15  番   加 藤 眞 純 君      16  番   前 田 隆 雄 君2.本日の欠席議員(なし)3.説明のため出席した者      町 長        猿 子 恵 久 君      会計管理者      米 澤 稔 彦 君      総務課長       吉 田 留美子 君      政策推進課長     古川端 琴 也 君      地域づくり推進課長  小 林 由美子 君      防災課長       天 川 雅 彦 君      税務課長       上澤田 のり子 君      環境対策課長     田 辺   茂 君      町民課長       高 橋 賢 秀 君      総合福祉課長     大久保 浩 和 君      子ども子育て支援課長 志 田   透 君      健康推進課長兼    柳 屋 るり子 君      診療所事務長      農林課長       米 澤 康 成 君      観光商工課長     小志戸前 浩政 君      地域整備課長     加 藤 秀 行 君      上下水道課長     川 崎 欣 広 君      教育長        作 山 雅 宏 君      生涯学習スポーツ課長 徳 田 秀 一 君      農業委員会会長    岡 森 喜与一 君      農業委員会事務局長  高 村 克 之 君4.職務のため出席した者      議会事務局長     小 田 純 治      議会事務局主査    浦 田   忍5.本日の議事日程平成30年12月12日(水曜日)午前10時開議日程第1  一般質問6.本日の会議に付した事件  本日の議事日程に同じ7.会議顛末の概要 ○議長(前田隆雄君) ただいまの出席議員は16名であります。定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。   〔午前10時00分〕 ○議長(前田隆雄君) 本日の議事日程は、あらかじめお手元に配付したとおりでありますので、朗読を省略いたします。 ○議長(前田隆雄君) これより本日の議事日程に入ります。  日程第1、一般質問を行います。これより順次質問を許します。  8番、西田征洋議員一般質問を許します。8番、西田征洋議員。   〔8番、登壇〕 ◆8番(西田征洋君) 8番、西田でございます。2018年12月議会で一般質問の機会をいただきました。実のある議論を交わすことで、町民生活の向上に役立てられれば幸いでございます。  まずは、猿子新町長ご当選、ご就任お祝い申し上げます。新しい目線で、新しい雫石を築き上げる決意を早速表明されました。私たちも町の発展、町民生活の向上のため、一緒にやれるものはやっていこうと思っております。よろしくお願いいたします。  さて、国会は閉会しましたが、相も変わらず自分都合の強行に次ぐ強行採決の連続で、ろくな審議もせず、数に頼んで対決法案を、あの森友・加計をしのぐやり方で、これまでに積み上げられてきた国会運営のやり方も、それすら踏みにじった異常事態と言われております。審議すればするほど問題点が吹き出し、国民の不安や懸念が広がる中で、まともな説明ができない状態。審議の前提になる資料すらも出さず、議論もせず逃げ回る。何だかんだと言いながら、数の力で強行採決の連発でございました。首相の外遊日程に合わせたり、中にはたった5時間で採決を強行した法案もあったり、全くのでたらめのきわみでございました。この問題は、議論したら切りがない、幾らでも問題点が出てくるとまで言った自民党の幹部の発言で、だからさっさと強行すると。  この強行された法案、これには一連の共通するものがあります。外国人労働者受け入れ拡大、沿岸漁業への企業参入推進水道事業の民間開放、これらはいずれも経団連が主導して作成した未来投資戦略と骨太の方針に明記されているものでございます。ついに外国人労働者、沿岸漁業、水道事業という公的規制分野にまで財界に食い物にされる規制緩和にまで手を伸ばされたということで、財界中心政治がここまで来たということでございます。酪農家に打撃を与える日欧EPAも強行されました。いつからこんなていたらくな国会になってしまったものでありましょうか。厳しく抗議したいと思います。  さて、今回は町長の町政への意気込みをお聞きするのが3つ、地域での問題を取り上げたのが1つ、計4点をお願いしたいと思います。  まずは、農業問題についてお聞かせいただきたいと思います。現在日本の農業を取り巻く環境は、厳しさを増しています。自民党の裏切りでTPPイレブン合意と、それをてこにアメリカが日米FTA交渉を始める姿勢を強め、大きな譲歩を日本に迫ろうともくろんでおる段階でございます。町の農業がこれにどう影響されるか予測はつかないわけですけれども、もっと厳しい状況が予測される中、農業に対して町がもっとかかわりを深める必要があると私は思われます。町長の見解をお聞きいたしたいと思います。  次に、町の子育て助成についてお伺いします。雫石の子育て対応は、すばらしいものがあると私は思っております。そこで、この高いレベルの雫石町の子育て助成を維持する、そしてさらにこれを発展させることを展望することは、大変大事なことだと私は思っております。町長のお考えをお伺いしたいと思います。  さらに、財政規律についてですが、近ごろ町の財政構造は町債の年度末残高がどんどん積み増しされてきております。本来は、町債年度末残高は年々少なくなっていくものであると考えられると思いますが、町長の認識をお聞かせ願いたいと思います。  最後に、工場の廃液の漏出による住民の被害の訴えについてでございます。長山地域の町民から、近くの沢水が汚濁し、悪臭が漂い、気分が悪くなるという声がありました。町はどう対応するかお伺いしたいと思います。  以上、4点ご答弁をお願いいたしたいと思います。よろしくお願いします。 ○議長(前田隆雄君) 町長。   〔町長、登壇〕 ◎町長(猿子恵久君) 西田征洋議員のご質問にお答えいたします。  1点目の農業振興策についてですが、議員のご質問にありましたとおり、我が国における経済連携協定自由貿易協定は、国の資料によれば11月現在で21の国と地域との間で18の経済連携協定が発効済みまたは署名済みとなっております。相手国との貿易の貿易総額に占める割合も51.6%となっており、交渉妥結、交渉中のものを加えれば85.8%となっております。  米国を除く11カ国による環太平洋連携協定、いわゆるTPPイレブンにつきましては、今月30日に発効が予定されておりますし、日EUのEPAについても来年の早い時期の発効が見込まれており、牛肉や乳製品を初め国内の農林業への影響を危惧されているところであります。  このような中、農業への町のかかわりを深める必要があるのではとの質問ですが、これまでの発効済みの経済連携協定による本町への影響と同様に、TPPイレブン、日EUのEPAについても、発効と同時に本町の農業に関して直接的な影響が大きく表面化するものではないと捉えておりますが、経済のグローバル化の中で、町としては足腰の強い農業経営基盤の強化や担い手の確保、育成に取り組んでいくしかないものと考えております。  町は行政として、これまでも農業振興対策として生産者や生産者団体であるJAなどと連携しながら、積極的に諸対策を実施してきているものと認識しておりますが、それぞれの具体策につきましては、まずはこれまで実施されてきている取り組みの状況等について、予算編成や第3次総合計画策定などを通じて、確認しながら順次対策を講じてまいりたいと考えております。  町の第3次総合計画については、平成31年度末までに策定することとしておりますが、農業分野についても現状と課題を踏まえ、今後の施策の基本方針を明確化し、並行して策定することとしている分野別の個別計画となる農林業基本計画具体的施策などを盛り込んでまいります。  また、農業振興対策につきましては、町行政はもちろんのこと、生産者やJA新いわて、土地改良区、農業共済組合などの関係団体及び国や県などの関係機関との連携が必要不可欠であり、それぞれの団体、機関が担うべき役割の中で、相互の情報共有と協議検討を進めていくことが必要と考えております。  今後におきましても、国内外のさまざまな社会情勢の変化や本町の農業の実情を踏まえながら、町の農業が持続的に発展し、魅力的な農業を展開していくことができるよう、町行政としての役割の中で諸対策を講じてまいります。  次に、2点目の子育て助成についてですが、子育て支援の基盤となる代表的な施策として、児童を養育する家庭等における生活の安定や自立の促進、また児童の福祉の増進を目的に国が支給する児童手当や児童扶養手当、そして特別児童扶養手当等が挙げられます。これら国の施策に加え、町では単独事業として、第3子以降の子供を出産した方へ現金5万円と町サービス店会商品券5万円分を合わせた計10万円分の祝金を贈呈する出産祝金事業により、多子世帯への経済的な支援を行っており、平成29年度においては19人が対象となり、合わせて190万円を支給したところです。  さらに、今年度からは、やはり単独事業として、生後3カ月を経過し、満3歳になるまでの乳幼児のうち、保育所等を利用せず、家庭で育児を行っている世帯へ月額5,000円分の町サービス店会商品券を給付する在宅子育て応援給付金支給事業を開始したところであり、今年度2回目の支給月となる11月支給分においては、118世帯を対象に、合わせて240万5,000円の支給を決定、通知したところであり、これら単独事業の受給者の方々からは、制度への相応の評価をいただいております。  また、保育所に関しても、盛岡広域8市町村の中で葛巻町に次いで2番目となる比較的低廉な水準にあり、18歳までの医療費の無償化などもあわせて、保護者の負担軽減のため、これを維持していきたいと考えております。  西田議員ご案内のとおり、本町発展の礎として、子育て支援の水準を維持、向上させていくことは、とても重要なことだと認識しており、そのためには町民との対話を重視し、事業効果の検証と子育て世代ニーズの把握に努め、その他の子育て支援事業ともあわせて、効率的で効果的な子育て支援施策を推進していきたいと考えております。  次に、3点目の財政規律についてですが、町の借入金である町債のうち、一般会計における年度末残高は、平成28年度決算では75億3,373万円、平成29年度決算では78億4,288万円となりましたが、平成30年度から31年度にかけて、その総額は85億円を超える見込みとなっております。その要因といたしましては、主に教育環境改善のために行った雫石中学校の大規模改修工事並びに武道場の新築工事の財源とするため多額の町債を発行したことや、平成29年7月及び8月に発生した大雨災害による災害復旧事業を初め、今後も御所小学校体育館新築工事御明神小学校規模改修工事防災行政デジタル無線整備工事等の財源とするために町債を発行する予定であることが挙げられます。  町債のように地方公共団体が発行する地方債は、地方財政法並びに特別法等に基づき、主に普通建設事業などの財源として発行されるもので、それらを発行した地方公共団体がその引受先である国の機関や民間金融機関に対して、一般的に10年から30年といった期間をかけて返済をしていくものでありますが、地方債は財源を手当てするためである一方、その発行額に対して地方交付税措置が行われるなど、国からの財政支援を受けることができる場合もあるため、これによって単に町が基金の取り崩しによる一般財源のみで普通建設事業を実施するよりも、町債を発行したほうが中長期的に見て実質的な町民負担を抑制できることにもつながります。また、単年度のみをもって支出を完結させることは、現世代のみに負担を求めることとなるため、世代間の負担の公平といった考え方のもと、長期的に活用する施設に関しては、町債の発行により町民負担を一定期間で平準化するといった側面もございます。  しかしながら、地方債の発行は、財政運営の健全性、財政秩序の維持、受益者負担の原則等を損なわないものである必要がありますので、議員ご指摘のとおり、町債の発行が与える町財政への影響や後年度に過大な負担を残すことのないよう、町債残高の縮減にも十分に配慮してまいりたいと考えております。  4点目の沢水の汚濁、悪臭についてですが、長山地区の対象となっている地域の周辺について、町独自に現地確認をしたほか、盛岡広域振興局県央保健所の現地調査にも同行して対応しておりますので、その経過についてご報告をさせていただきます。  11月中旬に長山地区の住民から通報があり、翌日に沢の状況及び上流にある工場周辺からの排水について確認するため、2つの工場を訪問し、代表者の方や工場長の立ち会いのもと、排水の状況とその処理について現地確認及び聞き取り等を行いました。その結果、沢の汚れは上流の工場周辺から始まっていることや、2つの工場の排水対策や環境への取り組みについては、春と秋に年2回、それぞれ工場の側を流れている沢の清掃活動をしていることを確認いたしました。  本件の沢水が汚濁し、悪臭が漂っている原因につきましては、上流にある工場周辺で10月下旬に竹ぼうきやデッキブラシ等で沢の清掃を行ったことから、一時的に大量の汚泥等が下流の住民宅付近まで流出してよどんだ状況が考えられ、その後も風向きにより、悪臭が感じられるところです。  これらの状況を踏まえ、清掃活動については、汚泥等を回収する形で取り組むように盛岡広域振興局保健福祉環境部環境衛生課から指導があったほかに、上流の工場では12月中に下流の住宅近くについても清掃を行う予定である旨、連絡を受けております。また、上流の工場の排水については、現地確認での聞き取りによると、工場側で年2回水質検査を行い、雫石土地改良区及び岩手山麓土地改良区にも報告をしているとのことですが、工場の敷地内の排水についても汚れやにおいが気になるところがあり、水質検査等を行い、社内でも検討して取り組みたいと、工場側の考えについて盛岡広域振興局保健福祉環境部環境衛生課から連絡を受けているところです。今後とも周辺の環境が良好に保てるように関係機関と連携し、対応してまいりたいと考えております。 ○議長(前田隆雄君) 8番、西田征洋議員。 ◆8番(西田征洋君) ここから一問一答で質問させていただきます。  まず、農業問題でございます。国連は、家族農業の推進を強力に進めるというふうに表明しております。私たちもそれにのっとってのことでは、価格の保証、所得の補償が大事だなと主張しているところでございます。本町に関して言えば、私たちは前にもお願いしていたわけでございますけれども、和牛素牛の対策で、町内産の和牛は、和牛子牛を町内の繁殖素牛として生かすべき特別な手だてを実施してもよいのではないかと思っております。これについてはどう考えるかをお伺いしたいと思います。 ○議長(前田隆雄君) 町長。 ◎町長(猿子恵久君) 西田征洋議員おっしゃるとおり、雫石牛が基本的に本町の牛なわけでありますが、やはりおっしゃるとおり子牛を、町内産のものを肥育していくということが一番理想的であるとは思います。ただ、そういう形の中で、子牛を町内で育てるということがいろんな中から困難であるために、雫石牛もなかなか増頭できないというのが現状であろうかと現在は思っております。 ○議長(前田隆雄君) 8番。 ◆8番(西田征洋君) 前にもお伝えしましたけれども、全共がありました。今回の全共では、宮城全共、これは全国で雫石の牛が個体として3位、その前の長崎全共では雫石牛が群として3位、全国3位なわけです。ですから、この成績というのは、並みいる岩手県の出陳牛の中ではいずれもトップなわけです。このトップの雫石牛は、岩手県トップの評価を得たということは紛れもない事実だと私は思います。これを利用しない手はないと私は思います。和牛農家の強い要望でもございます。雫石牛の素牛として、町内産の子牛を市場で購買して、補助金をつけて町内繁殖農家に供給すると。  岩手中央市場では、静岡産の牛は残念ながら町内産繁殖牛として低い評価で、平均よりも低いわけでございます。町内産を保留する例、ここ数年で1市場、一月に1回あるわけですけれども、平均1頭以下なわけです。雫石に還元する個体は。ほとんどがほかのところに持って売られていってしまって、雫石に残らないと。ほとんど保留されていないのです。価格も平均価格以下。この是正のために、当面は価格に上乗せして、雫石町内に繁殖和牛素牛として残して、行く行くはその子牛を高値で売れるようにしていくということで、雫石産の子牛価格の高値販売を図るというのは、理にかなっていることではないかと私は思います。ぜひとも実現してほしいという地元の声もございます。私は、雫石の牛を誇りに思ってこのやり方を進めるというのはどうかと思いますが、いかがですか。 ○議長(前田隆雄君) 町長。 ◎町長(猿子恵久君) まず、前段に全共のお話が出ましたが、私も長崎全共、そして宮城全共には議員当時、議員終わってからも行ってまいりました。非常に勉強になりましたが、あそこでの何の違いかと思いますと、トップになる宮崎、鹿児島、長崎、この辺の牛の違いというよりも、やはり県の力の入れようの違いであります。次の4年後の全共に向けて、九州勢はもう動いているわけであります。それに対して、各県ともしのぎを削って、予算をつけて日本一の牛をつくると。その日本一の牛がネームバリューになり、全ての子牛、そして肥育が上がっていくと、これが一番の狙いなわけであります。  そうした中で、最後のご質問にありました補助金をつけて子牛をというお話もございましたが、やはり今の牛の現状を見ますと、子牛が、大変失礼でありますが、高過ぎて肥育農家が参ってきていると。このバランスがとれない限り、どのぐらい子牛を育てても肥育農家のほうが参ってくるようでは、牛の経済のバランスはとれないものと私は考えております。 ○議長(前田隆雄君) 8番。 ◆8番(西田征洋君) 私も同感でございます。雫石の場合には、肥育と繁殖を一緒にやっております。これに対しての町の取り組み、肥育に関してもかなりの補助を出しているのですよね、たしか。それをしながらバランスをとっていくというのは、私は非常に理にかなったことだなと思っておりますし、その中でも岩手県トップの評価を得ている雫石の子牛を繋留していくということは非常に積極的で、後々の価格対策にもなってくるだろうと私は思っておりますので、これは矛盾しないものではないかなと思います。ぜひともこのやり方をやっていってもらいたいと思います。前に1回やったことあるのですよね、1年間だけ。その経験も含めて、よろしければこの点でも目を向けていっていただきたいなというふうに思います。ぜひともご研究していただきたいと思います。牛でこのぐらいのことを言うのですから、いろいろ課題というのは、生産組合とか改良組合とか話し合いを持って、町長答弁にもございましたように、進めていくというふうに言っていらっしゃるわけです。  さらに、町は牧草地の80%以上を改良したわけでございます。前にもこれも要望しましたけれども、牛にはマグネシウム欠乏症の恐ろしい病気、グラステタニー症という病気がございます。起立できなくなって、ほとんどが治療ができないまま死んでしまう疾病の予防に、マグネシウム剤入りの肥料、この疾病の予防を図ることでマグネシウム剤入りの肥培管理ができれば、ほとんどそういう疾病が出てこないということになります。この撲滅を図るキャンペーンを町のほうで主導的にやってほしいということでお伝えしてきました。農家のほうでは、そういう声が伝わっていないと言っています。これは金もかからない、ただ農家に伝えるだけなので、何で役場は農家に伝えないのか、ちょっと疑問に感じております。その点ではどうですか。 ○議長(前田隆雄君) 農林課長。 ◎農林課長(米澤康成君) お答えをいたします。  グラステタニー対策については、何度もご質問、ご意見をいただいておりますけれども、牛を飼養している農家の皆さん方には、毎月の市場の際に市場の状況等、あるいは各種お知らせ等を記載した資料が配付になります。その資料の中に、今年度におきましても、春先のところだったと思いましたけれども、グラステタニー対策について1ページ資料を載せて、畜産農家の皆さん方にお知らせをしているところでございますし、そういったことについては引き続き町としてもJAと連携しながら、そういった資料を畜産農家のほうに配付して予防対策を促進してまいりたいというふうに考えております。 ○議長(前田隆雄君) 8番。
    ◆8番(西田征洋君) これは、座談会でも強力に推し進めていただきたいと思います。この肥培管理をする限り、そういう恐ろしい疾病は本当に撲滅される、大変展望のあるやり方だと思いますので、町のほうで助成をするならしてもいいけれども、しなくてもただで伝えるということで、いろんな使い方をはっきりとしてやっていってもらえればいいと思います。今までも1年に五、六頭ぐらい出ているのです。こういうふうなのを撲滅するために、ひとつご努力をいただきたいなと、これも一つの農業対策だろうかなというふうに思っておりますので、よろしくお願いいたします。  これも前にもお伝えしましたけれども、有害鳥獣対策で今まで電気柵の補助をしてもらっているわけですけれども、予算がもうなくなったからということで、電気柵の補助を申し込んでも断られるケースが2年続けてあったわけです。これは、農業農家を思いやるというのであれば、希望者全員に補助をするのが筋だと私は思うのです。さんざん電気柵の効用を説いていながら、申し込んでも断られるというのは、これはもう町としても説明がつかないことではないかなと思います。その点では、これからきちっと対応してもらえるようにしていただけるようなことはできないでしょうか。 ○議長(前田隆雄君) 農林課長。 ◎農林課長(米澤康成君) お答えをいたします。  鳥獣対策の電気柵設置補助の関係につきましては、これから来年度予算の編成ということでございます。これまでの状況等を踏まえつつ、来年度における補助の内容等についても、当課としても検討させていただいているところでございますけれども、希望者全員にという形のご質問ではございますけれども、どれだけの希望があるかはわからないといったような状況の中で、希望する限り全部対応するといったような対応は非常に難しいものというふうに思っておりますし、各農産物を無事収穫するためのさまざまな、鳥獣に限らず病気や虫、いろんなものから守っていかなければならないといったようなものの中の一つの対策でございますので、そういった部分では、生産者の方々にも自らのものを自ら守るといったような部分の普及啓発的なものも並行しながら、今後も取り組んでいきたいというふうに思っております。 ○議長(前田隆雄君) 8番。 ◆8番(西田征洋君) 言うことはわかりますけれども、実際に電気柵をしない外側のところでは、どんどん被害が拡大していっているというような現状なわけです。それを2年続けて倍の予算を組んでもすぐに使い切ってしまったというのであれば、やはりそれなりの考え方は、私は発展させてもいいのではないかなと思うところでございます。できれば希望者全員に補正を組んででもやってもらえるように、多分来年はまた増えるのではないかなと思いますし、実際に目撃している例も結構あるというふうに聞いております。増えていると私は思うのです、イノシシに関して言えば。ですから、それから見れば、やはりそれなりと対応をしてもらえるように、私は農林課として考えていただきたいなというふうに思います。2年続けて断られて、「なんじょになっている」という具合で私が叱られた例もあるのでございますので、ひとつその点はよろしくお願いしたいと思います。  次に移らせていただきます。子育て支援に関して、町として大変手厚く待遇してくれていることに私は敬意を表したいと思います。今回も小学校のトイレ改修で、教育委員会が全トイレをウォシュレットにするということを決めていただいたと、これは高く評価したいと思います。これがこれからの基準になるだろうということになれば、大体はこれからのトイレの改修はウォシュレットになっていくのだろうと、非常にうれしいことだろうと子供たちは思うと思います。  町内の18歳までの医療費の助成が答弁中にも書いてございました。それから、就学援助で小学校入学前、中学校入学前の前倒し交付、それから学校給食費の町2分の1の助成ということ、これは県はおろか全国的に見ても、このくらい手厚いやり方をやっているのはなかなかないことだということを聞いておりまして、町の人からも高く評価されておりますし、周りの自治体からもびっくりされているくらい手厚く保護していただいているというのは、本当にありがたいことだと思っております。私たちとしても、地方自治体の本分を示してくれたものと、高く評価しています。  町長も、子供たちへの子育て助成、今のレベルを維持、発展させるということを表明していただけたことは、非常にありがたいなというふうに思っております。後退することのないように、私たちも見守っていきたいなというふうに、さらにまた子供たちの健全育成を目指すために頑張りたいなと思います。  その中でも、ことしから始まった学校給食の2分の1助成、これを全額町が負担するような、そういうスケジュールを立ててみたらどうかなと。また、全面的に子供の力になってあげるということを町民は固唾をのんで見守っていることだと思います。ぜひともお願いしたいなと。  さらに、いろんなやり方があると私は思います。例えば任意予防接種費用の助成等の実施も大切だと思っております。予防接種の中でも、雫石はインフルエンザワクチンの一部助成をやってくださっているわけです。だけれども、ほかの町村でもやっているようなおたふく風邪とかロタウイルス、それから風疹ワクチン、こういう助成は雫石はやっていないのです。これをぜひとも手をつけていただければなというふうに思います。中でも風疹のワクチンというのは、他町村でも成人対象ではあります。しかしながら、この成人対象を小児女子への接種を促して、これに助成するということが私はあってもいいと思います。これは、成人になっても抗体の保持を意味することになりますので、ぜひとも子供のうちから風疹のワクチンを女子に接種していくような方向をとることも必要ではないのかなと思います。この点ではいかがですか。 ○議長(前田隆雄君) 健康推進課長。 ◎健康推進課長診療所事務長(柳屋るり子君) ただいまのご質問にお答えをさせていただきます。  風疹につきましては、任意予防接種ではなくて、子供の部分につきましては定期予防接種ということで、既に接種のほうさせていただいておりました。 ○議長(前田隆雄君) 8番。 ◆8番(西田征洋君) 大変失礼しました。ありがとうございました。  それから、いわゆる給食の地産地消、地場産品の利用というのを促進するべきだなと私は思っております。今雫石町の地場産品の給食での使い方は、大体二十数%と言われていますが、そのぐらいで結構ですか。 ○議長(前田隆雄君) 教育長。 ◎教育長(作山雅宏君) 最新の調査が、学校統合等によって学校格差がさまざまありましたものですから、最新のデータはございませんけれども、おおむね中学校は100%以上になっていますが、小学校については若干正確な数字がございませんが、大体その程度だというふうに把握しております。 ○議長(前田隆雄君) 8番。 ◆8番(西田征洋君) 答弁いただきました。やはり高い率で地場産品を利用するべきだというのは、お願いしておきたいなと思っていますし、じいさん、ばあさんの楽しみにもなってくるような気もします。よろしくお願いしたいと思います。  それから、財政規律の問題についてお願いしたいと思いますが、これは大雨災害からかなり経過していて、その復旧もけりがついているわけです。それなのに、まだ数年かかって町債の年度末残高が積み増しされていく計画というのは、今の町長の答弁の中にも書いてございますけれども、これはある意味では異常だと思わないですか。 ○議長(前田隆雄君) 総務課長。 ◎総務課長(吉田留美子君) ただいまの質問にお答えいたします。  確かに25年の災害から、災害復旧に係る工事費の増大によりまして、町債もかなりの額になってございます。豪雨災害から、地方債を使った額が9億8,000万円ほどになっておりますけれども、これらにつきましては今は償還が始まってきているわけですけれども、その中でもこの分については交付税措置も高い率でございますので、この9億円のうち8億円ぐらいは交付税措置の対象になっているというものでございますので、こういう交付税の措置を使いながら、災害に対しては対応してまいらなければならないと考えております。  また、近年の多額に係る工事、小学校の改修であったり、また小学校の体育館の新設工事とか御明神小学校の大規模工事、また来年も防災行政無線のデジタル化整備工事等の財源も確保しなければなりません。これらはかなりの高額の工事となる予定ですので、異常ということでは言われますけれども、これらに対応するために町の単費、一般財源だけでやるのは到底無理なことでございますので、さまざま優遇なものを使いまして、これらについて対応していかなければならないということで、その町債についても交付税の措置のあるものを利用するなど、そういうところを見ながら町債を考えていかなければならないと思っております。 ○議長(前田隆雄君) 8番。 ◆8番(西田征洋君) 今課長がおっしゃったように、大雨の災害での地方債の支出額が9億8,000万円程度ですよね。この地方債の積み増し残高は、平成20年から20年代の後半に向けて、100億円以上あった町債を十数年で60億円台まで下げてきた実績が町内でもございます。この60億円台が、これが今計画では九十数億円まで上がると、30億円ぐらい上がってしまう。災害の9億8,000万円引いても、20億円以上の積み増しが別の原因でなっていると。きっかけは大雨災害だったかもしれないけれども、それ以外に大きな仕事は、確かに課長がおっしゃったみたいな具合の、いろいろ工夫しながらも地方債を借り入れてやっていっている状態が、今ここに20億円以上の積み増しになってきているということは、大変大きな問題ではないかなと私は思います。  私ではこれを分析する力はないのですけれども、この直接の影響が町民にかかってきているというのは、大変ゆゆしいことだと思います。この財政規模で大変だからと、財政難だからということで借金が増えて、国保の加入者、それから介護保険の加入者の国保税と保険税が上がってしまったわけです。上げられてしまった実績があると。こういうふうに影響が出てくるということ自体は、大変ゆゆしいことだと私は思います。こういう一般の町民への影響が直接及んでくると、ゆゆしいこと、納得できない、この点からも私は借金体質からの脱却は一刻の猶予もできないことではないかと思いますが、その点ではどうですか。 ○議長(前田隆雄君) 総務課長。 ◎総務課長(吉田留美子君) ただいまの質問にお答えいたします。  繰り返しにはなりますけれども、町の政策を進める上で、どうしても高額な事業というものが今後も出てまいります。特に子供関係、教育関係については、後回しにすることができませんし、また災害に対応することも、それはすぐ行わなければならないものになります。また、法等の改正によって、それに対応すべきものを整備するということも必要になってまいります。そういう優先しなければならないものを考えながら、それを進めるためにどのような財源を探っていくかということで、町債を使うことになっていくわけですけれども、そのような関係で町債はなかなか今減らせない状態にはなっておりますが、町債が増えるから、それが直接国保税に影響するということは特に考えておりません。国保制度につきましては、制度の中で対応して、そのために国保税を上げたというふうに思っておりますので、町債が増えたからということで国保税が上がったということでは、私はつながっているとは考えておりません。 ○議長(前田隆雄君) 先ほどの給食費の答弁で、教育長から追加答弁がありますので、これを許します。教育長。 ◎教育長(作山雅宏君) 申しわけございません。先ほどうろ覚えのところでお答えをいたしましたが、議員ご指摘の数字はそのとおりでございますけれども、中学校を先ほど100%というお話をしましたけれども、それは間違いであります。過去38%から12%でございまして、トータルとすれば平成27年が45.7%、28年が38.9%、29年が33.5%で、おおむね議員ご指摘の数字になります。失礼いたしました。 ○議長(前田隆雄君) 8番。 ◆8番(西田征洋君) 今のご答弁にちょっとお願いしてよろしいですか。ある地方の小学校、中学校の給食には、60%地元産を使って喜ばれているというふうに言われました。そういうふうなあんばいで、ひとつ目指していただければなというふうに要望としてお願いしておきたいと思います。  さて、今の財政規律に対してお願いというか、意見としては、例えば100億円から60億円まで減らした年度あった分、そのときでも財政的に窮屈さがなかったというふうに私は評価しております。ちょうど私たちが、今の町長も議員だったころ、そういう時期にそういうふうな財政の運営の仕方をやったわけでございまして、それでも窮屈さはなかったと、そういうふうな経験が当町ではやっぱりあるのです。実際に見ていれば、地方債の返済がやはり額は高くなってきていることは確かですから、その点で窮屈さが出てくる可能性は高くなると。そういう点で、やっぱり心してやっていただければなというふうに思います。答弁の中でも、町債残高の縮減は十分に配慮してまいりたいというふうに載ってございますけれども、これは十分な配慮という曖昧な言葉ではなくて、縮減していく決意をはっきりあらわしてほしいなと私は思います。その点ではどうですか。 ○議長(前田隆雄君) 総務課長。 ◎総務課長(吉田留美子君) ただいまの質問にお答えいたします。  先ほど町長の答弁のほうでも答弁させていただきましたけれども、町債がこのままどんどん増えていけば、そのほかの町政に係る費用のほうに影響してくることは確かにあるかと思います。ですので、これについては減らしていかなければならないということは承知しております。財政見通しも毎年出しているのですけれども、ここについて町債でも見通しを立てているところではございますが、ここ数年については、先ほど申し述べましたとおり高額な事業が立て続けに入ってくる見込みとなっておりますので、ここ数年は町債についてはまた高くなる可能性がございます。ただ、その後につきましては、幾らかでも減らせるように努力したいと思います。財政見通しの中でも、まず34年度末ごろには83億円にしたいという目標を立ててはおるところでございますけれども、今の状況も見ながら、まずこの目標に幾らかでも近づけるように努力はしたいと考えております。 ○議長(前田隆雄君) 8番。 ◆8番(西田征洋君) 財政見通しにふれましたけれども、この財政見通しの調書から見れば、ここ数年は2年後ぐらいが町債の年度末残高が最高になると、そういう調書の書き方をしている。これでは、いつまでたっても借金が減らないということになるわけです。ぜひともその点の見直しをきちっとやっていかないと、いつまでたってもこういうふうな具合で、町債の最高限度額が減っていかないことになりますので、よく注意してやっていってもらいたいと思います。どうしたって借金は、何だかんだ言いながらも返さなければならないわけですから、その点でのやりくりは、大変ご苦労なさっているのはよくわかります。その点でも、いわゆる仕方がないというふうな、そういう表現はやめてほしいと私は思っております。それを要望しておきます。  次の工場の廃液の汚濁の問題でございます。これは、原因を突きとめたことは大変よろしいことだと思いますが、答弁にも書いてありますけれども、一時的なものだというふうな書き方をしているけれども、あの沢で護岸工事なんかしている業者がいるのです。その人たちから伺うといつも汚くて濁っていると、においもいつもついていると、一時的なものではないというふうに言っているのです。しかも、前々には、いわゆるモヤシを流してしまうと、そしてそれを塩素で処理しているみたいなことで、塩素も流していたと。今回は塩素検査しなかったのですか。 ○議長(前田隆雄君) 環境対策課長。 ◎環境対策課長(田辺茂君) ただいまの質問にお答えいたします。  答弁でも回答してありますとおり、2回ほど訪問させていただきまして、その後いろいろとやりとりをさせていただいております。その中で、塩素につきましては独自に検査をしてもらった形をとっておりますけれども、その中においては基準値を上回るようなことはない形での塩素投入というような形になっております。 ○議長(前田隆雄君) 8番。 ◆8番(西田征洋君) 過去に塩素を流した経験もあるというふうに私は聞いておりますので、時々塩素検査はしてもらえればなというふうに思います。  工場の廃液の漏出に関して、モヤシ工場というのは当地で創業してから26年になるわけです。浄化施設なしのままで創業してしまって、あの水量の少ない沢に大変な量の廃液を流すということになっております。モヤシは流すやら、塩素は入れるやらで、悪質と言えば悪質だと思っております。たしかあそこは、井戸を掘って工場の機能強化をしたわけですよね、一時。それでもしながら、浄化施設は整備しないまま廃液を多量に流してしまっていると。これについて、町のほうでは19年か20年の1月に町の環境基本条例というのを施行しております。私は、これにのっとって交渉すべきであったのではなかったかなというふうに思っております。県とも相談して行政指導はできるけれども、環境基本条例にのっとって何らかの協定を結ぶ方向をとることはできないですか。 ○議長(前田隆雄君) 環境対策課長。 ◎環境対策課長(田辺茂君) ただいまの質問にお答えいたします。  議員ご指摘の環境基本条例につきましては、罰則規定のない条例となっております。基本的には、町事業者等がそれぞれの責務において取り組んでもらいたいというような目標的な形での条例というような形になってございます。ご指摘の協定のようなものにつきましては、環境保全協定とかが当たるものと思われますけれども、そういったものについては今後会社のほうと話を進めていきながら協定等結べればなというふうに思っておりますので、対応してまいりたいというふうには思います。 ○議長(前田隆雄君) 8番。 ◆8番(西田征洋君) 時間もなくなりましたが、1つだけ。町は、公害防止協定を7工場と結んでいると聞いております。これについて、この工場がそれに該当するようになるのかどうか、もしよければこういうふうな具合でのやり方をとってもらえれば、下のほうの沢の下流の人たちも安心できるような、そういう仕掛けをつくってもらえればなと私は思っておりますし、あの沢はそのまま農業用水に入っていくのですよね。ですから、その下流のほうでの影響がどうなのかというふうなことも含めて、やはり調査しながら対応していくようにお願いすることはできないのですか。 ○議長(前田隆雄君) 環境対策課長。 ◎環境対策課長(田辺茂君) ただいまの質問にお答えいたします。  議員ご指摘のとおり、農業用水という利活用されている沢でございます。これにつきましては、答弁書のほうにもございますとおり、雫石土地改良区、岩手山麓土地改良区のほうに年2回定期報告をしていると、水質検査のものについて、この検査したものについては、基準値以下であるというような形になってございます。  基本的には、ほかにも水質汚濁防止法によって定める特定施設には該当していないといったような部分で、水質に関しては該当しないというような形になってございますし、環境省で定める工場排水の基準値につきましても、基準値を満たしているというような形での排水になっているといったような形になっておりますので、そういった状況を踏まえながら、県と連携を図りながら対応してまいりたいというふうに思っております。 ○議長(前田隆雄君) 以上で8番、西田征洋議員一般質問を終わります。  ここで休憩いたします。   〔午前11時01分〕 ○議長(前田隆雄君) 休憩を解いて再開いたします。   〔午前11時15分〕 ○議長(前田隆雄君) 休憩前に引き続き一般質問を行います。  6番、杉澤敏明議員の一般質問を許します。6番、杉澤敏明議員。   〔6番、登壇〕 ◆6番(杉澤敏明君) 6番、杉澤敏明でございます。質問に入る前に一言述べさせていただきます。  猿子町長におかれましては、町長就任から1カ月ほどたちましたが、今議会冒頭に町長就任の挨拶と今後の町政運営の基本的考え方を述べられました。私も改めて町長就任のお祝いを申し上げます。心からお喜び申し上げます。今まで培ってきた町政への取り組みの経験、実行力、対話力を生かして、住民の信頼を得られる町政を実現していただけるものと確信しております。優秀な職員と一体となって、産業振興を核に、これらと連動した各種の政策を実行し、活力みなぎる町を実現されるよう期待しております。  それでは、質問に入らせていただきます。通告に従って2項目、7点について質問させていただきます。まず、今後の町政運営についてでありますが、町長はマニフェストや新聞紙上での政見、インタビューの中で、町政についての考え方を示していますが、今後どのような町政運営をしようとしているのか、次の事項についてお伺いいたします。  第1点目として、農業、観光業、商工業の産業振興を核に、これらと連動した各種の政策を実行していくとしていますが、これらの具体的振興策はどのようなものが伺います。  第2点目として、いわて雪まつりを再生したいとしていますが、今後再生に向け、どう取り組んでいくのか伺います。  3点目として、鶯宿スパリゾート構想を打ち出していますが、この具体的内容はどのようなものかお伺いします。  第4点目として、雫石高校の存続に努力していくとしていますが、どう取り組んでいくのか伺います。  第5点目として、副町長の人選など、新たな町政の運営体制をどう構築しようとしているのかお伺いします。  次に、鶯宿温泉スポーツエリア構想に基づく整備計画についてでありますが、町は平成30年7月に鶯宿温泉スポーツエリア構想を策定し、11月までにはこの構想に基づく整備計画をつくるとしていましたが、次の事項についてお伺いします。  第1点目として、整備計画における各年度ごとの整備内容はどのようなものか、またこれらの整備費の見込み額は幾らか伺います。  2点目として、平成31年度予算に計上予定の事業と予算額はどのようなものかお伺いします。  以上、2項目、7点について町長のご答弁をお願いいたします。 ○議長(前田隆雄君) 町長。   〔町長、登壇〕 ◎町長(猿子恵久君) 杉澤敏明議員のご質問にお答えいたします。  1点目の今後の町政運営についてのうち、農業、観光業、商工業の産業振興と連動した各種施策の具体的振興策についてですが、私のマニフェストの中で、「「農 観光 商工」連携の産業振興で活力みなぎる町」を掲げたところでございます。農業者の高齢化や担い手不足の中で、経営基盤の強化に向けた担い手支援対策や自立できる農業経営、観光業や商工業と連携した地産地消や6次産業化の推進、農林業との連携による滞在型観光の推進、農村を生かした都市住民や外国人との交流、誘客促進などの具体的な施策につきましては、まずはこれまで実施されてきている取り組みの現状等について、予算編成や次期総合計画策定などを通じて確認しながら順次対策を講じてまいりたいと考えております。  町の総合計画の次期計画については、平成31年度末までに策定することとしており、農商工、産業振興についても現状と課題や今後の施策の基本方針を明確化し、並行して策定することとしている農林業基本計画や観光・交流活性化行動計画などの分野別の個別計画に具体的施策などを盛り込んでまいりたいと考えております。  次に、いわて雪まつりの再生についてですが、議員ご案内のとおりいわて雪まつりは、小岩井農場で開催しておりました第49回、第50回と2年連続で少雪に見舞われ、イベントの規模縮小を余儀なくされたことなどから、第51回開催からは運営体制を一新し、本町に実行委員会事務局を移管したほか、会場を岩手山南麓エリアの6カ所に拡大し、これまでの半世紀の歴史を大切にしながらも、観光客の皆様に雫石町のほか盛岡市、滝沢市を含めた各会場をめぐりながら、岩手の楽しい冬を体感していただくイベントとしてステップアップしたところであると伺っております。  しかしながら、第51回開催に係る会期中の入場者は、目標の10万人を下回る7万5,000人となったところであり、天候に恵まれなかったことに加え、会場の分散化、会期縮小に係る周知不足など、複数の要因により入り込み数が減少したものと分析しております。  このことから、第52回開催については、会期を平成31年2月2日の土曜日から2月11日の月曜日までの10日間とし、3連休を中心に週末を2回含めることで、岩手山南麓エリアへの誘客を促進するほか、各会場において雪をテーマとしたイベント開催により、集客目標を前回実績の倍となり15万人として誘客に努めてまいります。  さらに、第53回の開催に向けて、主会場を再度小岩井農場に変更できないか関係機関と調整し、少雪でも影響のないよう雪像をメーンコンテンツとする現状の開催方針の見直しを進め、既存のウインターイルミネーションやファンタジー花火、スノーアクティビティーとの連動により来場者の回復を図り、20万人以上の集客を目標にしたいと考えております。  また、年々外国人からの問い合わせも増加していることから、インバウンド向けの冬の誘客コンテンツとして、今後も国外への情報発信を強化するとともに、外国人目線で魅力的なイベントとなるよう強化してまいります。  今後におきましても、51回の歴史を重ねてきたいわて雪まつりが冬季における観光入り込みに大きな影響を与える岩手県を代表する一大イベントであるという認識のもと、広域的かつ継続的に集客できるよう、岩手県、盛岡市、滝沢市並びに関係事業者と連携を図りながら鋭意取り組みを進めてまいります。  次に、鶯宿温泉スパリゾート構想についてですが、先日岩持議員のご質問でもお答えしましたとおり、今後もインバウンドを初め観光客の観光地への選択肢は拡大傾向にあり、地域間競争の激化が予想されますが、的確な数値目標を定めながらより効果的な事業を盛り込み、特にも経済効果に反映される宿泊客の増加を重視し、今後とも本町を訪れた旅行者が鶯宿温泉を初め町内を周遊できるよう支援してまいります。  次に、雫石高校の存続に努力していくことについてでありますが、県立雫石高校の存続は、私の選挙公約の一つでもあります。雫石高校が開校以来、地域の熱い支援に支えられながら、社会の発展に寄与する多くの卒業生を輩出してきたことから、1つの町に1つの高等学校教育の場を維持、確保することがとても重要な施策であると考えております。  しかしながら、雫石高校の入学者は年々減少傾向にあり、生徒数が減少したことにより、部活動や委員会、生徒会活動に支障が生じており、高校生活における生徒の希望が萎縮することを危惧しております。  こうしたことから、今年3月に町教育委員会では雫石高校の存続を目指し、雫石高校の将来像と目標を示す県立雫石高校将来ビジョンを策定したと伺っております。この将来ビジョンは、町の人口減少の有効な手だてとして、これからも雫石高校が地域に貢献する人材を育成し、輩出するために、町と関係機関、団体が連携して、地域に根差した魅力ある学校づくりを進める新生雫石高校を実現する行動計画となっております。  これに基づき、町では雫石高校に対し、郷土芸能伝承活動費、海外派遣費、給食の副食などの費用の一部を助成しており、今年度から遠距離通学の雫石高校生が町のスクールバスへ同乗することや、大学見学や企業訪問の際にスクールバスを利用すること、さらに雫石高校の魅力発信や学習支援として、タブレット型パソコン等の導入や雫石高校生に対する奨学資金貸付制度の拡大などに取り組んできております。  今年度雫石高校は、第70回岩手県高等学校総合体育大会ボート競技で男子が総合優勝を果たし、愛知県で開催された全国高等学校総合体育大会ボート競技大会に出場いたしました。また、文化面においては、郷土芸能委員会が10月13日に北上市で開催された第41回岩手県高等学校総合文化祭の郷土芸能発表会において優秀賞第一席を受賞し、平成31年度に佐賀県で開催されます全国大会への切符を手にするなど、着実に成果を上げてきております。  これまで歴代町長を初め諸先輩方により、雫石高校の存続に向けた取り組みが進められてまいりましたが、私の町政におきましても、引き続き将来ビジョンを基盤とした支援の取り組みを町の重点事業に位置づけ、これからもより一層拡大し、推進したいと考えております。  次に、新たな町政運営体制についてでありますが、私が町長に就任してから1カ月余りが経過し、就任後担当課から現在の業務等について説明を受け、議員時代から大分理解しているつもりではおりましたが、やはりこの4年間でさまざまなことが相当変わってきているということを実感しております。これから予算編成を経て、新年度からの町政の運営体制を整えていくこととなります。私の掲げているいろいろな考え方、マニフェスト等について、直ちに全て取り入れるということではなく、段階的に、徐々にというような形の中で、平成32年度から始まる第3次総合計画に反映させながら、施策の中に取り込んでいきたいと考えておりますし、そのために関係各課と協議しながら進めてまいります。  不在となっております副町長に関しましては、現在国や県、庁舎内等のさまざまな場面で情報収集をしております。そうした中で、新体制の構築のために少しお時間をいただきたいと思いますので、その間は教育長、管理職を初め職員の力を借りながら進めてまいりたいと思いますので、よろしくお願い申し上げます。  次に、2点目の鶯宿温泉スポーツエリア構想に基づく整備計画についてのうち、各年度の整備内容及び整備費についてですが、鶯宿温泉スポーツエリア整備計画は、10月の人口減少対策本部会議での協議を踏まえ、最終的に計画案として取りまとめ、11月27日に開催された雫石町スポーツ推進審議会で鶯宿温泉スポーツエリア整備計画の策定に係る諮問が行われ、原案のとおり策定することに異議がない旨の答申を受け、11月30日に計画決定しております。詳細は、12月14日の議員全員協議会で説明させていただきますが、計画の期間は平成31年度から平成32年度までの2年間とし、計画の進捗状況や社会情勢の変化等にあわせ、必要に応じて計画の見直しを行うこととしております。  平成31年度は、旧南畑小学校の校舎及び外構の整備を予定しております。校舎の整備については、用途変更に伴う消防法及び建築基準法への対応、玄関のスロープ化とトイレ改修、シャワールーム設置のほか、教室のトレーニングルームへの改修等を行う計画としており、その他の職員室や屋内運動場、食堂等については、当面手を加えずに活用を図ることとしております。外構の整備については、校庭の一部を拡幅し、側溝の敷設等、アーチェリー競技に対応した工事を実施し、屋内運動場脇の相撲場や遊具は撤去し、駐車場として整備する計画としております。  なお、ゲートボール場に隣接する鴬宿地区社会体育施設用地については、町道側用地を駐車場、奥の用地を校庭の拡幅工事で発生した残土を利用し、起伏のあるグラウンドゴルフコースとして整備する計画としております。また、平成32年度においては、鴬宿運動場の県道に面する部分と旧南畑小学校校庭の町道に面する部分に、安全確保のため防球ネットを設置する計画としております。  整備費については、概算金額となりますが、旧南畑小学校校舎及び外構の整備で約3,800万円、防球ネットの整備で約2,100万円、グラウンドゴルフコース整備として約300万円、合計6,200万円を見込んでおります。  次に、平成31年度予算に計上予定の事業と予算額はどのようなものかについてですが、先ほど申し述べましたとおり、平成31年度は旧南畑小学校の校舎及び外構の整備、ゲートボール場に隣接する社会体育施設用地への残土運搬、駐車場整備を行う予定であり、整備費用は合計3,840万円を見込んでおります。 ○議長(前田隆雄君) 6番、杉澤敏明議員。 ◆6番(杉澤敏明君) それでは、ただいま答弁をいただきましたので、この答弁書に沿って再質問させていただきます。  まず、冒頭に答弁いただきました農業の振興といいますか、再生といいますか、こういうところの町長の考え方が出ておりますけれども、もちろん雫石町は農業が一番ベースになっているのは、皆さん認めているところだと思います。ここが衰退しては、ほかのものを幾らやっても、みんな連鎖反応で悪くなっていくというのはそのとおりでございますので、ここはやはり最低限現状を守っていかなければならないというふうに思っております。  そういう中で、町長が農業は今コスト高になっているのだと、設備投資といいますか、機械設備などに多額の費用を要していると、こういうところに何とか国の制度などを投入できないか、あるいは何かいい方法がないかというようなことを新聞紙上で言っております。  それから、もう一つは、やはり担い手不足の中で、担い手支援対策ということを今ご答弁いただきました。それで、この担い手につきましては、新規就農については国の制度もあります。そして、当町では町単事業として、親元に就農した方に助成金を、余り多くないのですけれども、出しております。この辺、皆さんの声を聞きますと、せっかくもらえないかというようなことでも、いろいろ交付基準があって、親元就農した場合、なかなかもらえないケースが多いというようなこともありますので、この辺ももう既に町単の制度を設けておりますので、制度拡充というようなことでいったらいいのかなというふうに思っておりますけれども、町長のお考えをお聞きします。 ○議長(前田隆雄君) 町長。 ◎町長(猿子恵久君) お答えいたします。  当然私は農業というのは、今までの経験上から、今現在は小規模または中規模の農家の方々が一生懸命頑張って、この雫石農業を支えているわけであります。ただ、現状の農業情勢の中から見ますと、今後10年を見た場合に、その方々も相当大規模のところへ貸し付けなり、そういう形が出てくるのは、もうやむを得ないと思っております。  そうした中で、やはり若い方々、今杉澤議員がおっしゃいました親元就農していただけるというのは本当にありがたい話で、なかなか大規模農家にあっても後継者がサラリーマンをやめないと、そのままサラリーマンでいくと。そうすると、大規模農家の方も今大変な苦慮の中にあります。そうした中で、現在も少額の中で、親元、家に残る方に対しての補助金等々は手だてしているようでありますが、これは今後残った場合、考え方としてもう少し、やはりお金だけではなく、例えば優先的な事業を推進して、それを使ってもらうと、そういうような形の手だてがこれからは必要になってくるのではないかなと思いますし、私自身も県なり国なりに、そういう就農意欲のある方への支援は求めていかなければならないものと思っております。 ○議長(前田隆雄君) 6番。 ◆6番(杉澤敏明君) それでは、次に進ませていただきたいと思います。  いわて雪まつりの再生でございますけれども、実はこれにつきましては小岩井農場のほうがいいのではないかという議論はされております。その中で、担当課長からのご説明ですと、小岩井農場さんに断られたと、やむを得ずこういう形になったということで、昨年度は散々たる状態でございました。新聞にも報道されましたし、やっぱり初めての方法なものですから、いろいろ課題があって、水がなくて雪像ができなかったとか、そういうふうなことなのですけれども、戻すには、そういう経緯からなかなか難しいかなというふうには思っておりますけれども、答弁書にございます少雪でも影響のないよう、雪像をメーンコンテンツとしないというようなことがちょっとわかりにくいのですけれども、担当課長からご説明をお願いしたいと思います。 ○議長(前田隆雄君) 観光商工課長。 ◎観光商工課長(小志戸前浩政君) お答えをいたします。  小岩井農場に断られたというような理由からの会場変更というところではなくて、やはり少雪の対応といったところから、実行委員会で検討した結果の会場変更、広域開催といった方向で考えて進めたところでございますので、ご理解を頂戴したいと思います。  その中で、答弁書にありました雪像をメーンコンテンツとしたこれまでの開催と。いわて雪まつりというものは、雪像があって、それが身近に感じられてふれ合える、札幌の雪まつりの大きなものとは異なって、雪像にふれ合える雪まつり、身近に感じてもらえる雪まつりということを基本に考えて進めてきたところでございます。そうしたところから、雪像づくりというものが必要である雪まつりでございましたけれども、そこに特化した考えで進めると、どうしても雪のある場所、またはそれを制作する団体の協力も必要になりますし、費用も発生するというようなところがあって、そこを雪像といったものに執着しなければ、さまざまな展開の方法もあるのではないかといったところら辺を今後検討していく必要があるのかということで、考えているところでございます。 ○議長(前田隆雄君) 6番。 ◆6番(杉澤敏明君) 今のご答弁から、もう一つ担当課長にお尋ねしますけれども、そういうことで新しい形で小岩井農場をメーンにした雪まつりができればいいと思いますし、それから前から議論されていますけれども、いわて雪まつりでございますから、岩手の冬は、スキー場はいっぱいありますけれども、これといったイベントがない中で、いわて雪まつりは県でも重要だと思いますし、昨年はインバウンド対策というようなことで、トータルで2,000万円ほど県の助成も受けているわけですけれども、県も本気になって、この雪まつりを岩手の冬の大事なイベントだというふうなことで、その辺ももう少し取り組む必要があるのではないかと思っていましたけれども、その辺についての取り組みの考え方はいかがでしょうか。 ○議長(前田隆雄君) 観光商工課長。 ◎観光商工課長(小志戸前浩政君) お答えをいたします。  県に対する要望につきましては、市町村要望という形の中でも、強く岩手を代表するイベントである旨、示しながら要望しているところでございます。また、前回もインバウンドに関する交付金事業ということで、800万円ほど頂戴して実施して、総額として3,000万円ほどの事業費の中で実施できたところでございます。今回も県のご協力も頂戴しながら、交付金事業も昨年ほどまではいきませんけれども、400万円ほどの確保をいただいて、現在では総事業費としては2,200万円ほどといった事業費の中で進められるということで考えてございまして、予算の範囲内で楽しいイベント等を繰り広げたいなと考えているところでございます。 ○議長(前田隆雄君) 6番。 ◆6番(杉澤敏明君) わかりました。53回の開催に向けて、答弁いただきましたようにいろんなハードルはあろうかと思いますけれども、推進していっていただきたいと思います。  次に、鶯宿温泉スパリゾート構想につきましては、昨日でしたか、詳しくご説明をいただきましたので、私はここのところについては、町長がこういう構想を公約に入れていかなければならなかった、現状の鴬宿をどのように認識したのかというところを町長からお伺いしたいと思います。 ○議長(前田隆雄君) 町長。 ◎町長(猿子恵久君) お答えいたします。  やはり私も、皆さんもそうでありますが、議員時代から、鴬宿が非常に誘客に難儀しているというのは現状なわけであります。それが森の風のプールが閉鎖ということで、恐らくこれが一番鴬宿にとっては多大な打撃、相当数のものはあそこ1カ所で終わると思ったのが、一般の東京のエージェントの方々もそう思っております。あそこがなくなったところで、鴬宿の客が激減したと、私も今はそう思っております。そうした中で、今後鶯宿温泉をどのように、確かに歩いてみれば小さな旅館、また小さな民宿、この方々も一生懸命になって今やっているのです。ですから、何とかもう少し、大きくではなくても誘客に町として何らかの形でお力を上げられないかと。  そうした中で、私の一つの考えで、このスパリゾート計画というのが出てきましたが、先日も岩持議員さんでしたか、答弁したように、滞在型ではありますが、もう一つ、きのう言い忘れたのが健康型、鶯宿温泉の健康型というのが考えられると思っております。温泉、そして病気予防、ヘルスツーリズム、このようなことをやって、ある程度の成功をおさめたのが北海道別海町なり山形の上山、長野県茅野、飯山、和歌山の田辺、鳥取県の三朝、いろんなところに各個々あるわけであります。やはりこのようなデータを捉えながら、ただ町だけでやるといっても、鴬宿の方々が相当な計画を立て、相当な本気度に持っていっていただかないと、町の支援というのはそれほどでかいような支援をできるわけでありませんし、やはりお金で済むことではない、アイデアで誘客をするということだと思っております。そうした中で、観光の一番の町の目玉と言えば鶯宿温泉でありますので、ここを何とか大きな再生とはいかなくても、再生に結びつけていければなという思いであります。 ○議長(前田隆雄君) 6番。 ◆6番(杉澤敏明君) ぜひそういうふうになっていただきたいなと思っております。健康型というのも非常に着眼がいいのかなと。私ちょっと勉強不足で、今いろんなところを町長は勉強されておられるようですけれども、本当に高齢者も多いですし、健康志向は強まっていますよね、国民全体的にも。そういう意味では、期待できると思います。  では、次に進ませていただきます。雫石高校の存続につきましては、町長からはご答弁いただきましたので。町長は、議長時代に岩手地区の町村議員大会というのがございまして、この岩手地区の各町村の知事に向ける統一要望に、雫石高校だけではないです。沼宮内高校とか、葛巻とか、盛岡周辺にある1町村に1校しかない高校です。そういう高校の存続を要望書に入れてくれたわけです。そのときに、私はいろいろやっていましたけれども、議長時代ですけれども、町長から、なに、行く行くになったら町立の高校でも行く方法があるのだぞと私は言われたことを覚えております。  そこで、これを実際に具体的に進めていくのは教育長でございますので、教育長にちょっとお尋ねしますけれども、この間議員研修で西和賀町の取り組み、これを西和賀町の教育長さんが自らいろんなところに行って、自分で説明のこういうものをつくって説明して歩いているわけです。当町の教育委員会といえば、義務教育のほうが中心だからというようなことで、少し逃げてきた経緯がありますけれども、よそのほうでは、むしろ高校の存続がそこの教育委員会の本当の中心課題になっているようなところもいっぱいあるのです。ですから、そういう観点から廃止に伴う影響試算なんていうのも西和賀町のほうではやっていますし、教育長にもお目通しを願ったはずですけれども、大変なあれが出てまいります。父兄の負担だとか、もう大変なマイナスの効果が出てまいりますので、数字的にも。  ですから、県立高校の再編に係る有識者会議の座長をやった岩手大学の田代教授も、これはもう各市町村にある高校は外せないのだと、まちづくりの土台に組み込まれているのだと、こういうことまで言って、県教委に答申したのですけれども、そういうことを全然無視した再編計画をつくって今に来ているわけです。そして、自由競争みたいにさせて、どんどん、どんどん生徒の集まらない学校を廃校にしていくと。こういう中では、本気になって頑張っていかないと廃校にされてしまいます、今の状況では。ですから、教育長が先頭に立って将来ビジョンもつくられたわけですから、やっていただけるか。やっていただけると思いますけれども、その辺の今取り組もうとしている決意というか、そういうものをお聞かせ願いたいと思います。 ○議長(前田隆雄君) 教育長。 ◎教育長(作山雅宏君) お答えをいたします。  私も初めて杉澤議員にお会いしたときにお話をしましたけれども、ワンタウン・ワンハイスクールというのは、絶対必要だと思っております。これについては間違いなく。ただ、そのためにはやっぱり生徒数の確保。ですから、雫石高校が行きたい学校ということをつくっていかなければだめだろうと。そのためには、雫石高校自身の努力と、それから生徒、保護者が雫石高校がいいなというような文化を少しずつでも積み重ねて醸成していくことが大事ではないかなというふうに思っています。  そこで、第一歩ですけれども、今まで雫石高校は来る者拒まずみたいな感じだったのですけれども、ことしの中学生の入試事務説明会というのが、保護者も来ますので、その席上にぜひ校長先生足を運んで、雫石高校のよさをアピールしてこいというふうな話をして、まずは雫石高校の校長先生には動いていただきました。事ほどさように、そういったぜひ入りたい高校というために、学校教育課といいますか、教育委員会も支援していきます。この前の教育振興協議会で、学校教育課の中にそういった雫石高校支援室を設置するということをお話をしてまいりましたし、今後とも雫高存続のためには鋭意心を尽くしていきたいなというふうに思っていました。西和賀高校の資料も参考にしながら、やはり教育委員会だけではなくて、全庁的にそういった取り組みをしていかなければならぬというふうには思っております。 ○議長(前田隆雄君) 6番。 ◆6番(杉澤敏明君) 大変ありがとうございます。ぜひお願いしたいと思います。魅力化の推進ということに尽きるかとは思いますけれども、そういうことで支援をお願いしたいと思います。  それでは、新たな町政運営体制で、不在の副町長等に関してはもう少し時間が必要だという、十分理解できます。副町長だけではなく、きのう出ましたけれども、(株)しずくいしの社長とか、そういうところも連動してかわっていくのだろうなというふうには思っておりますけれども、ぜひベストな運営体制をつくっていただくようにお願いいたします。  2点目の鶯宿温泉スポーツエリア構想に基づく整備計画ですけれども、これもやはりずっと経過がありますので、町長からはご答弁いただいて、非常に内容的にもいいし、今ゲートボール場と鶯鳴荘の間の空き地もこれで埋まってきて、土地の有効活用も非常にいいし、中身はすごく期待できます。それから、これはやはり鶯宿温泉の活性化にもつながっていくと思いますので、いいと思いますけれども、実は私はこの鴬宿グラウンド、南畑小学校の跡地利用がエリア構想の中で今目の前の問題ですけれども、一番ベースにあるのは何と言っても鴬宿グラウンドです。あそこのAとBとCと、立派なのはAとBの野球場ですけれども。これにつきまして、私は3年前に基礎になる鴬宿グラウンドの改善について、平成27年の12月定例会で一般質問しています。このときに、さまざま課題を挙げました。野球場専用のような形になっていますので、他のスポーツが使えないと。特にかつて野球をやったOBの方、今はソフトボールをやっているわけです。ソフトボールの大会には、マウンドが邪魔になると。そうしたら、可動式のマウンドにするなんていう答弁が来たので、私もびっくりしましたけれども、そんな無理なことはしなくても、今あそこに2面ありますので、お互いのAとBのセンター後方の三角部分が全くのデッドスペースになっております。それから、A、Bの間の仕切り線の脱着が非常に面倒で、多目的に使いづらいというようなことがありまして、あの仕切りフェンスについては、使い勝手がいいようにかえてもらったり、あるいはトイレの改修とか、駐車場の整備とかしてもらったものもありますけれども、グラウンドそのものの経年劣化で、昔は鴬宿グラウンドと言えば水はけがよくて、雨が降ってもすぐ引けるから試合できたのですけれども、今は水はけも悪いし、あと荒れてしまってざくざくなところもあると、捻挫する危険もあるというようなことも、いろいろ競技しているほうの団体から要望もあったはずですし、それは今始まったことではなくて、ありました。この辺についての対応はどのようになっているでしょうか。担当課長のほうからご説明をお願いします。 ○議長(前田隆雄君) 生涯学習スポーツ課長。 ◎生涯学習スポーツ課長(徳田秀一君) お答えをさせていただきます。  町長に答弁していただきました整備計画、ここの中では特にグラウンドの部分には実はふれておらないという実情がございます。その理由といたしましては、グラウンド、各種大会が開催される際に、私どもも現場のほうも確認しながらというふうなことで見させていただいております。そうしますと、やはり内野部分の不陸といいます、かうねりといいますか、そういうふうなものが非常に大きくなっているようにも感じております。また、先ほど議員さんからお話がありましたAグラウンド、Bグラウンドの両方のセンターの奥の部分は、なかなか余り使う機会がないというふうな部分もありますので、若干土の締まりがほかの部分よりは弱いのかなという、そういう状況であるというふうなことも認識してございます。  実は、本年度町営野球場のバックネットの改修工事と、あとは内外野の整備工事のほうをやらせていただいております。町営球場の内野部分等につきましても、25年の大雨洪水災害の部分が非常に大きい影響だったのかなというふうに思うのですが、雨が降れば水が流れるルートがどうしても固まってしまって、かなりアンジュレーションといいますか、そういうふうな形にもなってきているということで、内外野の整備工事のほうもさせていただいております。そちらのほうで、土も若干表面のものを入れかえするというふうなことにしておりまして、その土を有効に活用したいということで、鴬宿グラウンドのほうに運ばせていただいております。それを活用しまして、今までのようなうねりの部分等については解消してまいりたいというふうに思っておりますので、よろしくお願いを申し上げたいと思います。 ○議長(前田隆雄君) 6番。 ◆6番(杉澤敏明君) それなら非常によくなると思います。やはり鴬宿グラウンド、あるいは鴬宿のエリア構想といっても、一番の核になっているのは鴬宿グラウンドのA、Bグラウンドですから、使用率も高いと思いますし、これからソフトボールの大会はソフトボール協会でいろいろ大会誘致を一生懸命してきて、よその町村から選手を集めて大会をしてくれていますので、多少の経済効果もあろうかと思います、地元に対して。ですから、やはりこのグラウンドの整備というものは、常にやっていただければ一番いいことですし、それから一つ、鴬宿グラウンドのほうに関しましては、桜の木の枝がグラウンドのほうに伸びているのです、大木になって。これは、3年前にも私言いました。あとは、枝が枯れて下のほうに落ちますし、実際ボールが転んでいくようなところではないフェンス際ですから、競技には支障はないかもしれませんけれども、もう少しカットしていただきたいなと思っているのです。ですから、そういうふうなところにも目配りしていただきたいと思います。  それから、今ここを1つお聞きするのを忘れましたけれども、校庭のほう、校庭もすごくいいグラウンドになるわけですよね。今回の答弁書には、校庭の一部を拡幅し、水たまりができている部分がありますから、多分校舎とちょうど反対側のほうに土手がせり出したところを少し削って、そうすると校庭も広くなるし、それから側溝の敷設によって水たまりもなくなろうかと思いますけれども、そうなりますとここのグラウンドというのはどういうふうな使われ方が想定されているわけでしょうか、それを一つお伺いします。 ○議長(前田隆雄君) 生涯学習スポーツ課長。 ◎生涯学習スポーツ課長(徳田秀一君) お答えをさせていただきます。  校庭につきましては、多目的に使えるようであればいいなというふうなのが第1点目にはあります。そのような中で、これまでの実績ということでありますと、野球なりソフトボールなりという部分が主なのかなと。そのほか、スポ少のサッカーさんで使っていただくとか、そういうふうな形で活用のほうも進めていければなというふうに思っております。  また、アーチェリーの関係ですけれども、いわて国体のレガシーをつないでいくのだというふうな部分で、これまで国体に向かうアーチェリーの選手の皆さんに合宿会場、練習会場としてお使いをしていただいているというふうな部分もございます。校舎側から土手側のほうに打つと、風の影響も余りなくて、非常にコンディション的にはいい場所だなと。ですので、ポイントが取れるような大会といいますか、競技会といいますか、そういうふうなこともやっていただける可能性もあるのかなというふうに考えております。  ただ、現状のままでございますと、どうしても競技する際のシューティングラインといいますか、安全スペースといいますか、そういうような部分も必要だということで、それにも対応できるようにということで、校舎の向かい側の土手のほう、そちらは下のほうがどうもじめじめしているというふうな状況なのですが、そちらの土手のほうを少し削って広くさせていただいて、ある側溝も生かしながら、最低限の経費の中でということで、じめじめしないような形に持っていきたいなというふうに考えております。 ○議長(前田隆雄君) 6番。 ◆6番(杉澤敏明君) ありがとうございました。そうしますと、当初予算の査定はこれからだと思いますけれども、一応予定としては3,840万円を見込んでいるということでございますので、町長、査定する際に余り削らないようにお願いして、私の質問を終わりたいと思います。 ○議長(前田隆雄君) 以上で6番、杉澤敏明議員の一般質問を終わります。  ここで昼食のために休憩いたします。   〔午後零時11分〕 ○議長(前田隆雄君) 休憩を解いて再開いたします。   〔午後1時10分〕 ○議長(前田隆雄君) 休憩前に引き続き一般質問を行います。  11番、石亀貢議員の一般質問を許します。11番、石亀貢議員。   〔11番、登壇〕 ◆11番(石亀貢君) 11番、石亀貢でございます。まずもって、猿子新町長就任おめでとうございます。12月7日の12月定例会本会議におかれまして、町長として初めて臨み、決意を表明されたわけでございますが、その中でふるさと再生の創出には、働く場が不可欠と、これは若者雇用のためには必要だということでございます。また、地元企業の事業の拡大支援、あるいは新規企業誘致に取り組み、町民所得の増大を目指すということでございました。私も共感する一人でございます。ぜひ行政と一体となった取り組みをご期待申し上げる次第でございます。  それでは、通告に基づき3項目について質問いたします。最初に、平成31年度当初予算編成についてお伺いいたします。これは、恐らく猿子新町長の意向も反映された予算ということを期待する部分もありますので、お尋ねするわけでございますが、1番目として平成31年度予算編成の基本方針について。  2つ目といたしまして、財源対策に自主財源を安定的に確保することが重要課題であると思いますが、そのための施策をどう考えておられるのかお尋ねいたします。  次に、町道の除排雪についてお伺いします。ちょうどきょうが雪がスタートしたのかなという思いもございましたけれども、これからが本格的な除雪体制を構築する地域整備課を中心に大変ご苦労をかけますが、質問いたします。昨年度の降雪量は、ここ数年の中でも多く、また気温の低さなど厳しい気象状況で、降雨などもあり、わだちができやすい路面でありました。一方、住民生活においては、除排雪の要望は時代とともに多様化し、依然として多いというのが実態ではないかと思います。今後高齢化の急速な進行に配慮もし、多大なる住民の協力を得ながら、地域需要も考慮した除排雪が望まれるところから、次の点について質問いたします。  1つとして、幹線道路は降雪10センチで出動する目安としているが、それ以外の道路の出動基準はどうか。  それから、2つ目といたしまして、除雪オペレーターの操作基準あるいは技術の向上、さらには人員確保に向けた取り組みはどうなっておるのかということでございます。  次に、3つ目といたしまして、交通障害解消を図るため、道路脇に積まれた雪の排雪基準はどうであるのかなというふうに質問いたします。  最後になりますが、小中学校の冷房設備についてでございます。これは、9月ですか、総理大臣が仙台で取り組むということで演説したようでございますが、非常に早い対応であるなというふうな思いもございまして、今マスコミ等で取り上げている状況から質問するものでございますが、政府は今夏の酷暑を踏まえた熱中症予防のため、財政支援の強化策として学校施設の環境改善に助成し、春休み期間中の工事によるエアコンの設置を急ぐ方針とのことであるが、果たして本町はどのような取り組みをするのか。さきの全協でも説明がございましたけれども、大方はそのようなストーリーであると思いますが、若干の質問をさせていただきたいと、このように思います。  以上、質問といたします。 ○議長(前田隆雄君) 町長。   〔町長、登壇〕 ◎町長(猿子恵久君) 石亀貢議員のご質問にお答えいたします。  1点目の平成31年度予算編成の基本方針についてですが、平成31年度の予算編成方針につきましては、国が閣議決定した経済財政運営と改革の基本方針2018における取り組みや、経済・財政一体改革による歳入革命、歳出革命の取り組みを踏まえ、事業見直しを初めとした歳入確保、歳出削減を行い、将来にわたる責任ある財政運営のもと、ふるさと再生のまちづくりに資する施策を展開することとしております。  町の財政状況は、歳入面においては町税を初めとした一般財源の総額は頭打ちの状況にあり、また町の財源として大きく依存している普通交付税は減少傾向にあります。その反面、歳出面においては、近年災害復旧事業や学校大規模改修事業の財源として発行した地方債が多額となり、これらの公債費が増加していること、高齢化社会に対応するための社会保障関連経費といった扶助費が増加していること、公共施設の維持補修及び更新に要する経費が増加しているため、基金の取り崩しや町債の発行により財源を捻出しながら対応している状況にあります。  このような本町の厳しい財政状況を踏まえ、第3次総合計画へ向けた事務事業の見直し及び効率化により、経常的な経費の削減を行い、その一般財源総額を抑制することのほか、選択と集中による予算配分を一層徹底することとしております。  次に、自主財源を安定的に確保するための施策についてですが、来年10月に予定されている消費税率の引き上げや公共施設の老朽化に伴い、今後公共施設の維持管理経費や更新費用が大きく増加していくことが見込まれ、それらが町の財政運営に大きな影響を及ぼすことが懸念される中、町の歳入における使用料及び手数料、財産収入及び諸収入といった町の自主財源を適切かつ安定的に確保していくことは、持続可能な財政運営を行うためには極めて重要なことであると考えます。このため、町税等の収納率向上を図ることはもとより、使用料及び手数料等の見直しを行い、歳入確保の強化を努めるよう予算編成方針に示しています。  現在主な使用料及び手数料並びに公共施設の利用料金に関係した町の条例等について整理を行い、来年の消費税率の引き上げ時期に合わせて使用料及び公共施設の利用料金の抜本的な見直しができるよう、必要な手続な準備を進めております。  具体的には、単に消費税率の増税分についてのみの見直しを行うといったものではなく、例えば公共施設の維持管理経費及び建物等の減価償却費をコストとして捉え、受益者である公共施設の利用者に対して、無償もしくは有償とする現在の料金設定がそれらコストに対して適切な水準に設定されているかといったことを、周辺市町及び類似団体との比較や町の財政状況を踏まえて分析を行い、それをもとに適切な料金設定を行うといったものであります。  これについては、消費税の引き上げに対応するための見直しというよりも、近年の従来とは大きく変貌した維持管理経費の増大に対し、公共施設の廃止を検討することとは別に、将来にわたる持続可能な住民サービスを提供していくため、その受益の対価として一定の協力を求めたいとするものでありますので、町民を初め利用者の皆様のご理解をお願いするとともに、これらの作業を進めてまいりたいと考えております。  次に、2点目の町道の除排雪についてのうち、初めに幹線道路以外の出動基準及び道路脇に積まれた雪の排雪基準について、あわせて答弁いたします。町では、道路除排雪業務委託特記仕様書において出動基準を定めており、車道及び歩道の除雪は10センチメートル以上の積雪がある場合、または今後積雪が10センチメートル以上になると見込まれる場合並びに吹きだまりの生ずるおそれがある場合としております。幹線道路とそれ以外の道路における出動基準の区別はございませんが、作業目標として、深夜の降雪により出動する場合は、豪雪等異常降雪時を除き、おおむね午前7時までに作業を完了することとしており、バス路線、通勤、通学路線、患者輸送路線等、生活路線として重要な路線を優先し、除雪に当たることとしておりますが、幹線道路以外の除雪路線については、降雪、積雪状況により、作業完了まで時間がかかる場合があります。  また、排雪の出動基準ですが、車道及び歩道部については、路肩への堆積等により交通の安全が確保できなくなった場合や歩行に障害が発生するおそれがある場合に、発注者の指示により出動することとしており、住宅団地や家屋密集地などについては、幅員減少や歩行に支障が発生した場合、または発生すると予想される場合に、発注者の指示により出動することとしております。  次に、除雪オペレーターの操作基準、技術の向上、人員確保についてですが、除雪オペレーターは岩手県が定めている除雪機械運転員資格基準に準じ、運転する除雪機械の種類ごとに所有すべき免許、必要な資格等が定められており、また除雪講習の受講を義務づけることで技能の維持向上を図り、あわせて道路を通行する一般車両、歩行者、作業者自身の安全確保に関する知識の向上に努めてまいります。  人員確保については、熟練オペレーターの高齢化や新規オペレーター不足が課題となっておりますが、町といたしましては適正な業務価格の設定に努め、同じ課題を抱えている近隣町村と連携し、広域的な枠組みでの人員確保や技術向上のための除雪講習会の開催など、除雪オペレーターが所属している企業と連携し、人員確保に努めてまいります。  今シーズンの除雪作業に当たりましては、町民の日常生活はもとより、当町はスキーや温泉など冬季の観光に訪れる観光客も多いことから、昨シーズンの豪雪の経験を踏まえ、効率的かつきめ細やかな除雪作業を心がけ、安心、安全な道路交通の確保に努めてまいります。 ○議長(前田隆雄君) 教育長。   〔教育長、登壇〕 ◎教育長(作山雅宏君) 石亀貢議員のご質問にお答えをいたします。  3点目の小中学校の冷暖房設備についてでありますが、国ではことし夏の酷暑を受け、11月の臨時国会でブロック塀・冷房設備対応臨時特例交付金が可決され、現在交付決定に向けた手続が進められております。当町でもこの臨時特例交付金を活用し、町内の全小中学校に冷暖房設備を設置するため、空調設備設置工事実施設計業務委託費用を本定例会に補正予算として要求するなど、準備作業を進めております。  基本的には、児童生徒の学習環境の改善を第一に、普通教室、職員室及びランチルーム等全ての部屋への設置を前提に考えておりますが、それぞれの教室の使用頻度及び代替可能性等を参考に、設置後のランニングコスト等も勘案しながら、一部の特別教室等には設置しないなど、具体的な設置場所をこの後決定してまいりたいと考えております。  なお、今回の臨時交付金の補助率は、通常の交付金と同様の3分の1でございますが、残りの3分の2には充当率100%の補正予算債の充当が認められております。さらに、この補正予算債の元利償還金のうち、60%が償還する年度の地方交付税の基準財政需要額に算定されるため、町の実質的負担は全体の約26.7%と試算しております。  今後のスケジュールといたしましては、本定例会で実施設計業務委託に係る予算議決後、速やかに発注し、受注者との調整により、来年3月定例会の補正予算には空調設備設置工事費の予算を要求する予定としております。また、3月定例会での予算議決後、準備が整い次第、空調設備設置工事を発注したいと考えております。  以上でございます。 ○議長(前田隆雄君) 11番、石亀貢議員。 ◆11番(石亀貢君) 今年度の予算編成に対し、昨年度は地方交付税というのは一番構成比が高いわけでございます。特に今年度の当初予算では、地方交付税が34億円になっておりますが、このときにあれしたのが総務省試算で2.5%減額が見込まれるというようなことから、34億円になっているわけでございます。これが一昨年に比べて3,100万円減の0.9%減というふうになっていますが、ことしは総務省から地方交付税に対してのあれはどのように見ておられるのかお尋ねしたいと思いますが。 ○議長(前田隆雄君) 総務課長。 ◎総務課長(吉田留美子君) ただいまの質問にお答えいたします。  予算については、今石亀議員おっしゃったとおりでございましたけれども、今年度についてはまだ確定した額というものは来ておりませんので、そこについてはまだになります。 ○議長(前田隆雄君) 11番。 ◆11番(石亀貢君) 確定ではなくて見込みということで質問しているのですが、ことしはそういった総務省からの通達等は来ていないのですか、事前に。 ○議長(前田隆雄君) 総務課長。 ◎総務課長(吉田留美子君) お答えいたします。  来年度の分はまだ来ておりません。 ○議長(前田隆雄君) 11番。 ◆11番(石亀貢君) ということは、予算編成がなかなかずれ込んでいくのかなという心配もあるわけでございますが、そうすると当局も大変な仕事が集中してくるというのが心配です。  次に、本町の諸収入とか使用料とか、改定するというような文面だったと思いますが、諸収入や、そういったのは私債権でございますよね。私債権であれば、今年度から債権管理条例を制定しております。4月から施行になっておるのですが、この部分にふれないということは何か意味があったのですか。むしろ私がその立場だったら、債権管理条例というのを入れるのです、普通だったら。新しい取り組みですから。それを入れない理由というのは、しなくてもいいということなのかどうなのかお尋ねしたいと思いますが。 ○議長(前田隆雄君) 総務課長。 ◎総務課長(吉田留美子君) ただいまの質問にお答えいたします。  確かに今年度、31年度の予算編成方針というのを示させていただきました。その中には、特に私債権に係る債権回収という部分についてはふれてございませんけれども、そこにつきましてはまず自主財源確保という部分について、各課にその部分の要請はしているところでございます。 ○議長(前田隆雄君) 11番。 ◆11番(石亀貢君) ふれないのですけれども、自主財源を確保するためには云々と、こう通告しております。そのためには、いろいろ使用料とかを羅列しておりますけれども、そういったものを確保するためにも債権管理条例というのを制定したのでしょう。違うのですか。特に税務課長が室長というお役目で取り組んでいる組織もできたのではないですか。私は、自主財源を確保する一環として、そういうようなのを制定したと思うのです。それにふれないということは、意識がないということか、忘れたのか、取り組み姿勢が見えないという判断しかできないのですが、いかがでしょうか。 ○議長(前田隆雄君) 総務課長。 ◎総務課長(吉田留美子君) お答えいたします。  確かに私債権の部分についても自主財源としては重要な部分になってくるかと思います。ただ、予算の編成方針といたしましては、私債権にこだわることなく、歳入確保という部分で、自主財源の歳入をこれよりもさらに一層強めて確保するようということで、使用料、手数料の見直しを行って、その強化に努めていただきたいという旨を示したものでございまして、確かに今年度から債権管理対策室ができましたので、その部分も方針の中に盛り込めばよかったのかと思いますけれども、今回はこのような、そこを含めないで示させていただいたものでございます。 ○議長(前田隆雄君) 11番。 ◆11番(石亀貢君) やはり条例まで制定したら、そういった意識を啓発するためにも、どこの自治体もあるかどうかわかりません、本町はそういったことを制定して走っていますから、職員の皆さんも意識する立場もあります。そうでないと、強い雫石町の行政力が発揮できないと。全てではないのですが、当然かかわってくるだろうと思います。  そこで、室長にお尋ねします。債権管理条例を制定して発足しました。スタートしておりますが、今現在までにどのような取り組みをされたのかお尋ねいたします。 ○議長(前田隆雄君) 税務課長。
    ◎税務課長(上澤田のり子君) 石亀議員のご質問にお答えをいたします。  4月から債権管理条例が施行されております。今までは、税外債権についてはそれぞれの法令に基づいて未納の対策をしておりましたけれども、全庁一体で同一のルールに基づいて滞納を減少させる、圧縮させるという条例ができたということで、4月には庁議で条例とか施行規則について、管理職の皆様に説明をさせていただいております。  その後、債権管理対策委員会という管理職で構成する委員会を立ち上げました。それは、7月に立ち上げております。その中で、債権管理に対する基本方針を決めていただきまして、それに基づいて今進んでいるというところでございます。担当者の会議としては、債権回収対策会議を設けておりますので、昨年に引き続いてその会議も行っているところでございます。  あと、5月、6月には、各課の債権担当者を回りまして、現状どのような形で進めているかというヒアリング等も行いまして、その中で困っていることとか、そういうことの相談を受けたりはしているところでございます。  現在管理職の委員会は7月に1回やっておりますし、3月ごろまたもう一回開く予定ですし、担当者の会議も2回ほど済ませておりまして、年明けもう一度やるということでございますので、まずは延滞金とか督促料、これは各課ばらばらではありましたけれども、これを取るという形の条例になっておりますので、それを取るための事務を進めていただいております。もう既に7月も早々に債権発生しておりましたけれども、納付書等に延滞金をこれから取りますよというのが準備できていない課もありましたので、30年度で整えて、31年度からは取れる体制にしていくというところで進めております。  9月末で滞納を繰り越した分の収納率等をまとめております。調定額が、税のことはお話ししませんが、税外の債権の繰り越した額が2,900万円ほどでございます。9月末での収納率は、11.2%でございました。昨年のデータがございませんので、比較はできませんけれども、管理職を先頭に各課それぞれ債権を圧縮するべく努力していただいているというところでございます。 ○議長(前田隆雄君) 11番。 ◆11番(石亀貢君) 今税務課長から詳細な説明をいただきました。どのように取り組んでいるのかという、一つ疑問もありましたし、お尋ねしたわけでございます。それで、突然急遽でございます。地域整備課長にお尋ねしたいと思いますが、中でも使用料の収入未済額が9月決算で一番多かったなと、税金の次に多かったかなと、このように思っています。決算では777万8,000円の収入未済額、これに対してはどのように取り組んだのか。連携をとってやったものか、あるいは課単独でやったものか、その辺の状況をお知らせしていただきたいなというふうに思います。 ○議長(前田隆雄君) 地域整備課長。 ◎地域整備課長(加藤秀行君) ただいまのご質問にお答えいたします。  取り組みの方針といいますか、債権管理対策室との連携をとられたのかという点につきましては、先ほど市長がお答えしたとおり、担当する職員の方といろいろこれまでの各課の取り組みのノウハウとか、そういったものを伺いながら、当課の取り組みといたしましては、まずは担当職員と主査を中心にこれまで行ってきた、例えば臨戸徴収ですとか、あとは直接本人さんを呼び出してといいますか、お越しいただいて、滞納解消に向けた相談をするということに加えまして、保証人さん、これまではおはがきとかお手紙で通知していたと、特別保証人さんに役場のほうにお越しいただいてお話しするという機会は、保証人さん本人のご意思でいらっしゃる場合を除き、なかなかなかったものではございますけれども、今年度につきましては、滞納されている本人と一緒に保証人さんのほうにも何人かお越しいただきまして、保証人さんをあわせた相談というものを行っております。その結果、今年度の詳しいデータはちょっと今手元にはございませんが、私個人の実感としましては、かなり昨年に比べ、昨年というかこれまでの実績に比べて、今年度は実績が上がっているなというふうに、確かな実感として持っているところです。 ○議長(前田隆雄君) 11番。 ◆11番(石亀貢君) 今地域整備課長に詳細に説明いただきました。やはりこれが大事だと思うのです。ですから、私はせっかく条例をつくったら取り組み、債権管理セクションまでつくってやっているわけですから、これを強調してほしかったのです。取り組み、今聞いたら、それ相応に取り組んでおるようですから、これは一つの雫石の行政としてプラスの部分だろうと、このように思うところでございます。  そこで変わりますが、自主財源で大きなものが、猿子新町長もご存じであった(株)しずくいしに関してお尋ねします。過去には、きのうも4番議員から質問ありましたけれども、株式の配当あるいは寄附金ということがありました。この中で、株式の配当金で平成14年から20年まで合計で2,982万円、約3,000万円弱の配当金があったわけです。それから、そのほかに寄附金というのもございました。これは、月別に凹凸ありますけれども、平成14年から平成19年まで約5,500万円、こういったのが自主財源になっておったわけでございます。合わせると幾らでしょう。約8,500万円になります。これが今逆に食っているわけです。  キャッシュフロー、今3,000万円台であるのかなというふうに思っていますが、しかし費用、販管費あるいは仕入れ材料費を合わせますと、恐らくキャッシュフローの部分を超えているのではないかなと思うのです、経費。自主財源に、とてもとても話題にするような状況ではないわけでございますけれども、新町長は先ほど過去のお話ししましたけれども、今年度で10期目になります。これを具体的にお考えがあれば、体制立て直しをお尋ねしたいなというふうに思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(前田隆雄君) 町長。 ◎町長(猿子恵久君) お答えします。  私も石亀議員同様、寄附また繰り入れされている事実はわかっております。当然それが理想でございました。ところが、きのうの4番議員の答弁にもありましたとおり、一定期、結果的には行政が行ういろんな業種について、(株)しずくいしに対してお願いをした結果が今の現状のマイナスにつながっていったと。ただ、それだけではないと思っております。というのは、やはり私も調べてみましたら、全国各地道の駅乱立の中で、どこも相当苦慮しております。ただ、それだけを言っているわけにはございません。この9期の赤、また今度で10期になります。ここは、根本的に全てにわたって精査をしながら、今担当の課長、また内部の情報等々収集しているところでございます。  極論で言えば、できるものであれば赤字部分を、大きい赤字部分のところはどなたか、赤字だから請け負ってくれる方があるかどうかはわかりませんが、そういうところまで踏み込んで、またそれを廃止できるものかどうか、そこまで踏み込んでいかなければ、黒字になってくるのはなかなか難しいと、私も数字を見てそのように考えておりますが、石亀議員が言ったような、今から十数年前のような大きい金額を自主財源に求めていくのは、なかなか将来的に難しくなってきているのかなというのが今の現状の考えです。 ○議長(前田隆雄君) 11番。 ◆11番(石亀貢君) 今まで何回か質問したけれども、一歩前進したなというような思いで聞いておりました。やはり構造改革は必要だと思います、ここまで来ますと。法人は社会の公器とよく言われますけれども、公器ではない、これは赤字会社ですから。それでは、社会のためにはなっていないという部分が大方ではないのかなと。ただ、個々にはプラスになっている方もおると思います。  それで、本町は90%の筆頭株主でございます。この筆頭株主のあり方が見えないのです。所管課は主計等々だと思いますが、どなたが筆頭株主としてやるのか。町長ではないのかなと思うのです。ですから、そういった部分を加味しますと、今までの9期を切り捨てるためにも10期目はプラス、大胆な改革をしなければならないと。しかし、10期目といってもあと数カ月しかございません。しかし、先を見据えたような経営改革が必要ではないのかなというふうに思いますし、ましてや(株)しずくいしは発足当初から公費は負担しないという約束事があるらしいのです。私は、そういった資金面を非常に心配しておるのです。そうならないためにも、早急に手を打つべきだろうと私は思いますが、町長よろしいですか、答弁。 ○議長(前田隆雄君) 町長。 ◎町長(猿子恵久君) お答えします。  まさしく石亀議員おっしゃるとおりであります。今期は、現在のところの状況を見ますと、300万円程度の黒であると現在のところは言っておりますが、ただこれから当期は間違いなく減るわけであります。私から見ますと、10期も恐らく赤になるだろうと。ただ、今までのような大きな赤ではなくても、赤は赤でありますが、改善策は見られてきたのかなと思っております。石亀議員おっしゃるとおり、筆頭株主でありながら議会の報告も中間報告、そして当局に対しての報告も中間的な報告、中身の財政的なところが見えていないわけであります。ですから、私が考えるところは、やはり毎月筆頭株主として、その中身に対して精査をしていく必要があろうかと思っております。 ○議長(前田隆雄君) 11番。 ◆11番(石亀貢君) 町長は自ら法人を設立し、取り組んできた経緯もありますから、ぜひそういったことを加味しながら、強力に取り組んでいただきたいなという思いはあります。  それで変わりますが、町長、私も同感なのですが、所得の向上を掲げていますよね、この前の決意表明の中に。所得の向上、数字を言っても余りぴんと来ないかもしれません、突然ですから。平成27年でございますが、本町の町民所得、27年度で恐縮ですが、把握していました。本町は244万円、県内33の自治体の23番目です。市町村平均で276万円です。全国から見れば307万円、どちらにしてもいずれ大きな開きがあるわけでございます。この所得、どの辺にラインを設定する予定、今金額を申し上げましたけれども、どの辺が妥当なのかなというような思いがございますけれども、もしお考えがあったらお尋ねしたいなと思いますが。 ○議長(前田隆雄君) 町長。 ◎町長(猿子恵久君) お答えいたしますが、244万円、23番目ということでございますが、この数字を見ますとやはり人口的な考え方、そして産業構造の考え方、石亀議員ご存じのとおり、ここは農業と観光の町ということで、それらに従事している方々も多いと。そうした中で、産業分野が今下がっているのがこのような数字になっておろうかと思います。目標としては、やはり300万円近くの所得があってしかるべきなのかなという思いがありますが、私の思いとしましては産業構造を何とか上げていくと、このことが一番所得につながっていくのかなと思うわけでありますが、現在の農業情勢、また観光情勢、町内に係るいろいろな議論の中で、今のところはこの推移になっていると思っておりますけれども、やはりこれが5万円でも10万円でも上がれるような、そのような形に持っていければと思っておりますので、いろいろ議員各位にもご指導願いたいと、このように思っております。 ○議長(前田隆雄君) 11番。 ◆11番(石亀貢君) やはり若い方が定着するということは、働く場が必要なのです、絶対。これはいかなる地場企業に大きくなっていただくのも結構ですし、また誘致企業、近隣自治体を見て増えているところ、人口的に安定しているところ、それはぜひ新町長に取り組んでいただきたいというふうな思いもありますし、自らもそのような宣言をしておりますから、期待するところでございます。  それではまた、別な角度からです。本町の生産額でございます。これも平成27年でございますが、本町の平成27年の生産額が547億円となっています。これは、県内で19番目の金額でございます。産業別に見ますと、1次産業、32億円、22番目、2次産業、124億円、23番目、3次産業、387億円、16番目、そのほかにあと消費税とかありますけれども、こういう状況の産業構造になっております。一律どうのこうのということではないのですけれども、どこにシフトを置くか、あるいはどこがへこんでいるのか、その辺が、私も前年対比はとっておりませんが、今述べた数字で力点を置くところはどこかなというような思いがあったらお尋ねしたいと思いますが。 ○議長(前田隆雄君) 町長。 ◎町長(猿子恵久君) 私の思いは、全て上がれば一番いいわけでありますが、やはり1次、2次産業が上がってくるのが一番のベストではないかなという思いがございます。 ○議長(前田隆雄君) 11番。 ◆11番(石亀貢君) 次に、地域整備課にお尋ねします。本町は除雪路線が586線とか、非常に長い除雪路線なわけでございますが、出動基準、路面、わだちの発生云々とありました。  その前に、観光商工課長にお尋ねします。昨年度雪まつりがあったわけですけれども、この中で当局の資料をいただいたのを見ますと、雪まつりに対しての出動が29年度26回なのです。課長わからなければわからなくてもいいですが、これは排雪の倍以上の出動回数なのです。では、降雪は幾らだと言えば、直近では平成26年、降雪量で595センチになっていますか、降雪量ですよ。昨年度は470センチ、120センチほど少ないのですが、除雪回数を見ますと26年度は116回、29年度は137回、多いときは多いわけですけれども、この中で26回引くと111回なわけです。一般町道に対しての除雪がほぼ同じぐらいなのですけれども、しかし昨年は非常に降雪も多かったわけです。苦情も恐らく多かったのではないかなと思うのです。この中で、雪まつりだけに延べ26日間費やしておりましたけれども、雪まつりで除雪費用は幾らと言いましたか。 ○議長(前田隆雄君) 観光商工課長。 ◎観光商工課長(小志戸前浩政君) お答えをいたします。  今年度予算措置させていただいている雪まつりのほうの除雪の経費については、およそ1,200万円ほど確保させていただいております。 ○議長(前田隆雄君) 11番。 ◆11番(石亀貢君) 29年度の除雪費用が1億7,800万円、多いときの26年度で9,800万円、この差8,000万円。同じような回数の中ですけれども、どこにこの8,000万円の開きがあったのかなと。除雪費用、地域整備課長はどのように分析しておられるかお尋ねしたいと思いますが。 ○議長(前田隆雄君) 地域整備課長。 ◎地域整備課長(加藤秀行君) お答えいたします。  まさにかなり大きな開きがあるというふうに考えております。当課といたしましても、昨年予算要求はもとより、補正予算で数回にわたりまして除雪費用の補正予算をお認めいただいたわけでございますけれども、全く想定外といいますか、雪の量といたしましては平成26年と同じぐらいというふうに捉えておりますけれども、除雪の時間が非常に多かったと。特にも例年と比べて特異といいますか、変わっていたなという点は、気候、特に温度の変動が激しくて、1月末から2月にかけましては暖かい期間がございました。降雪のほかに降雨もございまして、道路に積もって固まった雪が気温の上昇あるいは降雨によってかなり解けまして、車の交通に非常に障害があった期間がございました。その間の除雪の時間の延びとか、そういったものが1月、2月は顕著でしたけれども、シーズン全般にわたりましてたびたび発生したというふうに捉えております。  雪まつりに関する除雪費用に関しましては、先ほど観光商工課長が述べました額とほぼ同じぐらいというふうに捉えておりますが、今年度におきましては雪まつり事務局といいますか、観光のほうで予算措置をしていただいておりますので、当課の除雪業務の中から、雪まつり支援としての除雪という意味での支援は、昨年より大幅に減るというふうに、ほぼないのかなというふうに考えているところです。 ○議長(前田隆雄君) 11番。 ◆11番(石亀貢君) そのようになることを期待するわけでございますが、私は昨年度から除雪管理システムを導入したから、それが弊害になっているのかなというような思いもあって。決してそうではないですね。わかりました。  それでは、一つ私なりに排雪に関して申し上げたいと思いますが、県内のある自治体では、基準を設けて排雪に従事しておるようでございます。それはどんなことかなと申しますと、例えば町道が6メートルであれば、片側2.5メートル切ったときには排雪に入るとか、あるいは積雪が80センチになった場合は排雪に入るとかというような自治体もあるようでございます。経験と勘と目視でやることもいいと思いますけれども、それではクレームだけが多いのかなというような思いがありましたので、ご提案ですが、地域整備課長としては今のに関してどのようなお考えをお持ちなのかお尋ねいたします。 ○議長(前田隆雄君) 地域整備課長。 ◎地域整備課長(加藤秀行君) お答えいたします。  まず、当町の排雪基準につきましては、答弁で町長が申し述べたとおりでございまして、特に明確な基準というのは現在持ってはございません。11月末の報道で、議員おっしゃるところは多分北上市さんかなというふうに推測しますが、報道で北上市では、それまで持っていた除雪計画の中での排雪の基準を厳格化したというふうな報道がなされておりまして、当町におきましても、ちょっと近々とはなりますが、今年度の除雪を始めるに当たりまして、ほかの市町村で排雪に関してどのような基準を持っているかというのをちょっと確認しましたところ、近隣では盛岡市さんのほうで除雪計画の中に排雪基準というものを設けておりまして、その基準の中身につきましては、去年のデータといいますか、今年度の分はまだ公表されていないようで、私の手元といいますか、まだちょっと目にする機会がなかったものですけれども、昨年の計画によりますと、積雪高さが1.2メートルを超える、かつ車道幅員が2.5メートルというふうに、北上市より若干緩いことにはなってございますが、北上市ではさらにそれを、北上市も豪雪地帯でございますので、厳格化して昨年の大雪に伴う、北上市さんも恐らく苦情が多々あったのかなというふうに思いますので、厳格化したというふうに捉えております。  当町といたしましても、課内でいろいろ協議しておりまして、今のところはそういう明確な基準はございませんが、昨年の豪雪の経緯を踏まえまして、ある程度こういった形で、除雪計画という形で定めるというものは、すぐにはできないというふうに考えておりますが、まずは課内の一つの基準として、内規という形にはなろうかと思いますけれども、設けまして、住民の方々のそういった不便の解消を、課として明確に解消方法として持つというふうな考えは持ってございます。それがイコールすぐに住民の方々の不便解消につながるかというものは、まずやってみて、試してみて、徐々に経験を積み重ねていって、雫石町型といいますか、雫石町の気候、風土に合わせたものになっていけばいいなというふうに考えておりますので、まずは今年度取り組みをスタートしたいなというふうに考えております。 ○議長(前田隆雄君) 11番。 ◆11番(石亀貢君) 私判断するのは、試行かなというような思いで聞きました。きょうから雪が降ってきました。住民が足に困らないような対応をお願いしたいなというふうに思います。  最後になりましたけれども、教育長にお尋ねします。設計業務委託で、今回の補正に420万円ほど計上になっておりますが、これはいち早く採用したいというような思いはあると思います。  それで、教育長が県職員のころ、エアコン対応というのはどのように考えておられたのか。一部近隣自治体の教育長の談話、ちょっと話ししますが、恐らくそれが一緒なのかどうかわかりませんが、学校環境基準ということがあったようです。私はわかりませんが。その中で、教室等の温度は、人間の生理的な負担を考えると、夏は30度以下、冬は10度以上であることが望ましいと、ある自治体の議員の質問にこのように答えておりますが、やはり県教委もそういうお考えでございましたでしょうか。 ○議長(前田隆雄君) 教育長。 ◎教育長(作山雅宏君) お答えをいたしますが、私は県職員と申しましても教員なものですから、それほどそういった設備にかかわってのことについて吟味をしたことは余りないのでございますが、ただ校長として学校におった場合のときには、やはり子供たちの環境、一番のベースになる、1日の3分の1生活するところですので、そうした温度も含めて、あるいは湿度も含めて、そういったものについては注意しなければならぬだろうなと思っていましたし、少なくとも扇風機だけは入れてほしいと思っていました。  以上でよろしいでしょうか。 ○議長(前田隆雄君) 11番。 ◆11番(石亀貢君) そのような後でのコメントがありました。窓あけるとか、扇風機とかというのもございました。そういった兼ね合いもあって、全国の小中学校の冷房設備状況を見ますと、東京都が99.9%の設置率なのです。次が香川県、97.7%、あとは80%台が6県、さらば岩手県はどうなのかなと。下から2番目です。46番目、1.1%。次が北海道、当然かもしれません。特に北3県、宮城含めた北4県が非常に設置率が低かったなというふうにデータが出ております。さらば今度は岩手県に持ち帰った場合はどうかなと。雫石は普通教室ゼロでありました。しかしながら、特別教室に6台設置されております。トータルでは5.3%ですが、岩手県全体も大体5.7%というような推移になっております。  そこで、本町では普通教室が55教室あります。ここに全部設置する予定という思いでよろしいですか。そうしたら、今度は冷房専用と冷暖兼用があります。どちらを選定して設置する予定なのでしょうか。 ○議長(前田隆雄君) 教育長。 ◎教育長(作山雅宏君) お答えをいたします。  事業名は、冷房設備でございますけれども、国に確認の上、冷暖房で対応したいと思っておりました。 ○議長(前田隆雄君) 11番。 ◆11番(石亀貢君) そうすれば経費もかかるわけですけれども、55教室に導入するとなれば、電気料どのぐらい試算されておるのか、されているのであればお示しいただきたいなと思いますが。 ○議長(前田隆雄君) 教育長。 ◎教育長(作山雅宏君) お答えをいたします。  さまざま新聞紙上で数字がにぎわっておりますけれども、例えば何馬力のエアコンを何台入れるかとか、あるいは1日何時間稼働させるか、設定温度が幾つかというふうなさまざまな要素がありまして、それをえいやでといいますか、ある教室には何馬力を入れるということで仮定をして試算を担当がしてみたところ、大体小学校で450万円とか400万円から500万円ぐらい、中学校でいきますと100万円から150万円ぐらい。そうしますと、合わせると600万円前後といいますか、550万円から650万円ぐらいではないかなという、一応の試算をしたところでございますが、重ねて言いますけれども、1日何時間使うかから始まって、非常に流動的だということだけは申し添えておきたいと思います。 ○議長(前田隆雄君) 11番。 ◆11番(石亀貢君) 最後になります。今さまざま質問させていただきましたけれども、地域整備課の排雪に関しては、早急に設定しまして、内規でもいいと思いますから、取り組んでいただきたいと、このように思います。クイックレスポンス的な答弁をいただきましてありがとうございました。  以上をもって質問を終わります。 ○議長(前田隆雄君) 以上で11番、石亀貢議員の一般質問を終わります。  ここで休憩いたします。   〔午後2時09分〕 ○議長(前田隆雄君) 休憩を解いて再開いたします。   〔午後2時20分〕 ○議長(前田隆雄君) 休憩前に引き続き一般質問を行います。  3番、横手寿明議員の一般質問を許します。3番、横手寿明議員。   〔3番、登壇〕 ◆3番(横手寿明君) 3番、横手寿明です。12月定例会一般質問、今回12名の方が通告されましたが、私大トリとなりました。新町長は、3日間お疲れと思いますが、最後までおつき合い願います。  それでは、通告に従いまして質問させていただきます。2項目について質問させていただきます。  まず1項目め、鶯宿温泉スポーツエリア整備計画についてであります。その中で、①、鶯宿温泉スポーツエリア整備計画については、10月下旬に議員へ説明するとありましたが、猿子新町長のエリアの構想を含め、整備計画についての所見をお伺いいたします。  ②、現時点での整備費用は幾らと見積っているのかお伺いいたします。  ③、完成予定はいつごろになるかお伺いいたします。  ④、整備後の運営はどこが行うのかお伺いいたします。  次に、2項目めであります。小学校統合に伴う空き校舎利活用についてお伺いいたします。具体的な活用の方向性がまだ決まっていない旧橋場小学校、旧上長山小学校、旧西根小学校の利活用について、猿子新町長はどのようなお考えか所見をお伺いいたします。  以上、2項目についてご答弁お願いいたします。 ○議長(前田隆雄君) 町長。   〔町長、登壇〕 ◎町長(猿子恵久君) 横手寿明議員のご質問にお答えいたします。  1点目の鶯宿温泉スポーツエリア構想整備計画に対する私の所見についてですが、平成29年3月に廃校となった旧南畑小学校については、利活用に向けての住民意向調査や地域懇談会を踏まえ、町は昨年11月の人口減少対策本部会議において、鴬宿地区周辺既存スポーツ施設とあわせて鶯宿温泉スポーツエリア構想に組み込み、スポーツ施設として一体的に利活用するという方針を決定しております。  これを受け、本年4月には庁内関係課6名によるプロジェクトチームを立ち上げ、鶯宿温泉スポーツエリア内の充実したスポーツ施設を活用し、スポーツ合宿や大会誘致による宿泊客の増加を目指すべく、7月には鶯宿温泉スポーツエリア構想を策定し、構想策定後は地域住民へのアンケート調査や地域住民、観光団体、スポーツ団体との意見交換会、先進地視察、消防署との協議等を経て、10月の人口減少対策本部会議で協議を踏まえ、最終的に整備計画案として取りまとめたと伺っております。  11月27日に開催された雫石町スポーツ推進審議会では、鶯宿温泉スポーツエリア整備計画の策定に係る諮問が行われ、原案のとおり策定することに異議がない旨の答申を受け、11月30日に計画決定しております。  これまでの経過を見ますと、整備計画は構想に掲げる基本理念、目指すべき姿、基本方針に基づき、住民や関係団体の要望、提案を総合的に判断した内容となっており、鶯宿温泉の振興、町民の健康づくりを進める上でも重要な計画であると考えておりますので、この計画に沿って、平成31年度はハード整備と並行してソフト面での充実を図り、構想に掲げる目指すべき姿、町民のスポーツ環境の向上、スポーツによる交流人口拡大で地域のにぎわいと活力の創出の実現に向けた取り組みを進めてまいりたいと考えております。  次に、現時点での整備費用についてですが、杉澤議員のご質問にお答えしたとおり、整備費の概算金額は、旧南畑小学校校舎及び外構の整備で約3,800万円、防球ネットの整備で約2,100万円、グラウンドゴルフコース整備として300万円、合計6,200万円の見込み額となっております。  なお、この6,200万円は、ハード整備に要する金額であり、備品や消耗品費は含まれておりませんが、備品や消耗品につきましては廃校となった旧小学校に保管されているものを最大限活用し、できる限り経費を抑える形での整備を検討したいと考えております。  次に、完成予定はいつかについてですが、こちらも杉澤議員のご質問にお答えしたとおり、鶯宿温泉スポーツエリア整備計画では、計画の期間を平成31年度から平成32年度までの2年間とし、計画の進捗状況や社会情勢の変化等に合わせ、必要に応じて計画の見直しを行うこととしており、旧南畑小学校の校舎及び外構の整備は平成31年度に実施し、平成32年4月に開館する予定としております。  鴬宿運動場の県道側及び旧南畑小学校校庭の町道側に整備する防球ネットについては、平成32年度中の整備とし、利用に支障を来さないような整備に努めてまいります。  ゲートボール場に隣接する鴬宿地区社会体育施設用地についてですが、町道側の用地については平成31年度中に駐車場を整備し、奥の用地については旧南畑小学校校庭の拡幅工事で発生した残土を活用し、平成32年度に芝生の苗を植え、養生を経て、平成33年4月からグラウンドゴルフコースとして運用を開始する予定となっております。  次に、整備後の運営はどこが行うかについてですが、平成31年度中に運営主体の決定に向けた検討のほか、利用料金や利用時間などの条例整備に関する検討、またその活用促進に向けた民間事業者や関係団体との意見交換、各種調整についても施設整備と並行して行っていくこととしております。  構想に掲げる目指すべき姿の実現に向け、運営主体につきましても、民間活力を視野に入れながら慎重に検討を進めてまいります。  次に、2点目の小学校統合に伴う空き校舎利活用についてですが、今年3月に学校としての役割を終えた議員ご質問の3校の利活用の方向性決定に当たっては、学校が長く地域住民のよりどころであったという歴史を踏まえ、そこに根差して生活してきた地域住民の意向を大事にするという考え方と、施設は町が所有、管理している財産であるという考え方を並立させた上で、地域懇談会の開催等による地域住民の意見集約、行政使用の確認及び調整、民間事業者等から提案された利活用案の検討という3つの柱を設定し、検討を行ってきたと伺っております。  地域住民の意見集約では、それぞれの学区内の全世帯を対象とした住民アンケート調査やワークショップ形式での地域懇談会の中で、3校それぞれの施設や設備の特徴、立地、伝統文化など地域の特色を生かした活用案や、住民が利用しやすい活用を望む声が出されましたが、地域住民主体の運営を目指したいとする一方、主体とまではいかなくても、地域として運営にかかわっていければよいという意見も出されております。  そのほか、広報等を活用した利活用案募集では、工房などを集約した施設、グリーンツーリズムや青少年の家などの研修施設、町立保育所の移転先や就労支援施設、雪などの冷熱エネルギーを活用する施設といった案が寄せられました。  また、行政使用の確認では、投票所や避難所のほか、卒業記念品及び図書等の保管、埋蔵文化財の保管、展示が挙げられており、民間事業者等からはサーバー等を設置した次世代コンピューター計算を行う事業、ドローンの講習や研修事業、食事の提供や地域の高齢者への配食と見守りを行う事業の提案を受けております。  以上の結果をもとに、11月16日に開催した町人口減少対策本部会議において、旧橋場小学校については旧大村小学校と同様に地域コミュニティーの核とし、将来的には地域住民が主体となって運営できる、いわゆる小さな拠点として、旧上長山小学校については民間事業者等の提案を生かし、貸しオフィスなど主に産業振興に資する施設として、旧西根小学校については埋蔵文化財を初めとする文化財の保管を主体とする施設として、それぞれ地域住民の利用について配慮しながら利活用を図っていくという方向性を担当課から報告し、協議を行いました。  私の3校の利活用についての考えとしては、学校は町の財産であるとともに地域の財産であることを念頭に、地域住民に残る母校への愛着や思い出を大事にしながら、各校とも地域住民が運営主体となって利活用できるのが理想と考える一方で、今を生きる子供たちのために、まずは統合後、現在使用している御所、御明神、西山小学校の環境整備を優先的に行っていかなければならないと考えております。  このことから、これまでの協議内容をもとに細部の調整を加え、12月の同本部会議において再度協議を行い、町としての方向性を決定できるよう取り組んでまいります。 ○議長(前田隆雄君) 3番、横手議員。 ◆3番(横手寿明君) 答弁いただきましてありがとうございます。では、ここから細かい部分で再質問させていただきます。  まず最初に、鶯宿温泉スポーツエリア整備計画についてですけれども、答弁いただいたとおりこの鶯宿温泉スポーツエリアというのは、スポーツ合宿や大会誘致による宿泊客の増加を目指していく上で、その中でも旧南畑小学校が核となるというか、重要な施設になると思うのですけれども、整備計画の中に旧南畑小学校と外構の整備で3,800万円というような概算の金額は出ておりますけれども、外構の整備を除いて、旧南畑小学校校舎への整備内容としては、具体的にはどういったところをどう直すのか、その辺のところ、ちょっと具体的なところをお聞かせ願います。 ○議長(前田隆雄君) 生涯学習スポーツ課長。 ◎生涯学習スポーツ課長(徳田秀一君) お答えをさせていただきたいと思います。  口頭での説明ということでご容赦をいただきたいと思いますが、14日の全員協議会でのご説明の場面では、整備計画をお示しして、目で見てわかるような形でお示しをさせていただきたいと思っております。よろしくお願いいたします。  まずは、概要の部分でございますけれども、校舎の関係ですが、バリアフリーに配慮した玄関のスロープ化というものと、あとはトイレのほう、これを洋式のウォシュレットタイプに直させていただきたいなというふうに思っておりますし、あとはお体が不自由な方も使えるトイレ、そちらのほうも設けさせていただきたいというふうに考えております。  また、旧南畑小学校でございますけれども、防災の面で考えますと避難所というふうな捉えもございます。ですので、施設利用者の方、あるいは万が一そういうふうな際に活用されることも想定してという部分も含んででございますが、シャワールーム、そちらのほうも、余り大きいものではないですが、設けさせていただきたいというふうに考えております。  それから、地域の皆様のよりどころであった小学校というふうなことでございますので、地域の方が思い出を感じられるような学校記念品、そちらのほうを展示するお部屋のほうも1室確保していきたいというふうに考えております。  それから、人が成長していく上でということで、6歳児くらいまでが運動神経系の発達、それに向けて重要な時期だというふうなこともあるようでございます。ですので、小さいころからいろんな動きを体験したりできる運動神経系の発達を目的としたキッズトレーニングルーム、そういうふうな形のものも設けさせていただきたいというふうに考えておりますし、あとはこれまでの備品も活用してということもございますので、卓球台とかを置く部屋も設けながらという形で検討を進めて、計画としてまとめたというふうな形でございます。  概要的には、大きい部分、以上でございます。 ○議長(前田隆雄君) 3番。 ◆3番(横手寿明君) 合宿の誘致とかにこの施設を使うとなると、小学校ですから給食室があると思うのですけれども、その厨房なりを利用した食堂といいますか、自炊できるような食堂とか、合宿に来た方たちがそこで物をつくって食べるような、そういった施設等の検討とかは特にはございませんか。 ○議長(前田隆雄君) 生涯学習スポーツ課長。 ◎生涯学習スポーツ課長(徳田秀一君) お答えをいたします。  現在厨房の部分と食堂の部分については、まずは改修しないで使ってもらうような形で進めたいと考えております。例えばでございますけれども、食事を提供するのだとかいうふうなことになってしまいますと、ちょっと浄化槽の関係が、またそこにお金をかけなければならないというふうなこともあるようでございます。あとは、数年後には鴬宿のほうに向かって下水も整備されてくるだろうというふうな部分もありますので、そういうふうなところについては、極力事業費を投入しないような形でスタートしていきたいと考えております。 ○議長(前田隆雄君) 3番。 ◆3番(横手寿明君) そうしますと、旧南畑小学校については、その一方で地域住民がいつでも使えるような施設というような住民からの声もあると思うのですが、このスポーツエリアに関するスポーツの施設と、地域住民がいつでも使えるような、そういったスペースと、運営のほうは区切って行うのですか。今はまだ構想かもしれませんけれども、そういったところの話はどうなっていますか。 ○議長(前田隆雄君) 生涯学習スポーツ課長。 ◎生涯学習スポーツ課長(徳田秀一君) お答えをいたします。  区切って使うというふうな考え方は現在しておりません。直させていただいたところ、地域の皆さんでも使ってもらう部分は使っていただいてというふうなことで考えております。  あとは、少し余談になるかもしれませんけれども、町民の方の健康増進というふうなことも考えれば、聞くところによるとメタボ率、ワーストが5年間続いているそうでございます。そういうふうな部分もございまして、このお部屋とかもご活用していただきながら、運動できる、余り負荷のかからないような形で体を動かせる、そういうふうな形で町民の皆さん、地域の皆さんに使っていただけるような施設にしてまいりたいと考えております。 ○議長(前田隆雄君) 3番。 ◆3番(横手寿明君) いわゆる軽い運動ができるような施設ということですけれども、一昨日1番議員から、今の町営体育館のほうのトレーニング室が狭くて、トレーニングマシンがそこにはちょっと置けないようなご答弁をされておりましたけれども、そこのトレーニング室を南畑に設置してとか、そういったところら辺、器具を買う費用とかもかかってくると思うのですけれども、この間の答弁ですと町営体育館のトレーニング室が狭いということでしたので、そこら辺も検討されてはどうですか。 ○議長(前田隆雄君) 生涯学習スポーツ課長。 ◎生涯学習スポーツ課長(徳田秀一君) お答えをさせていただきたいと思います。  検討を進める中で、やはりそういうふうなトレーニング機器、必要ではないかなということで検討は進めてまいりました。場所的には、校庭に面した2階の普通教室、4つの部屋が連続してあるのですけれども、例えばそこの壁をくり抜いて広いワンルームにして、機器を置いてトレーニングできれば、外の風景も見ながら、気持ちいい環境の中でトレーニングしていただけるのかなということも考えましたけれども、残念ながらその壁については、いわゆる荷重を支えるための耐力壁というふうな捉えもあって、そこを取ることはできないという現状もございました。施設的にはそういうふうなこともございましたけれども、合宿なりという部分では、そういうトレーニング機器もそろえさせていただきたいなというふうな思いは持ちつつではありますけれども、閉校になって年数もたってきてございます。まずは、この施設をスポーツ施設として利活用していくのだというスタートラインに立たせていただいて、進めさせていただきたいというふうに思ってございますので、何とぞご理解いただければと思います。 ○議長(前田隆雄君) 3番。 ◆3番(横手寿明君) 確かにスポーツ合宿、強いところになればなるほどそういったトレーニング機器も必要になってくると思いますので、そういう施設がないと、ではここではなくて別なところというような検討になると思うので、そこら辺も検討していただいて、やっていただきたいと思います。  次に、エリア構想のときの資料を見ているのですけれども、その中の検討事項というところにスポーツ合宿の相談窓口、情報発信の一元化について、合宿をやるとなるとスポーツ施設は借りて、宿泊施設も借りて、別々に聞いたり何なりするよりは、そういった相談する窓口とか情報の発信の窓口が一元化されていないと、なかなか借りるほうも手間がかかって、ちょっと敬遠されがちだと思うのですけれども、検討事項に含まれていた一元化についてはどのようにお考えですか。 ○議長(前田隆雄君) 生涯学習スポーツ課長。 ◎生涯学習スポーツ課長(徳田秀一君) お答えをさせていただきます。  いわゆる相談の窓口というところが1つであることが望ましい形なのかなというふうな思いで、構想のころにもそういうふうな形で記載をさせていただきました。広報の部分につきましては、当課のみならず関係する課、あるいは関係する協会さん、そちらのほうとも十分に協議をしていかないといけない部分なのかなというふうに思っております。思い、悩み、進めてまいりたいと思ってございます。  なお、情報発信の部分でございますけれども、岩手県のスポーツコミッションのほうが主催しまして、首都圏のほうで合宿相談会というふうなものが催されました。当課、あと観光商工課のほうから職員がそちらのほうに参りまして、当町の自然でありますとか、スポーツ施設の状況でありますとか、お知らせもさせていただきながらということで、大学等々の運動部のほうにPRもさせていただいたところでございます。現実のものになるかどうかは、まだ見えない部分はございますけれども、六大学の中の大学の応援団の方に早速視察においでいただくことができました。すぐにはというふうなことは無理かなということのお話もありましたけれども、もしもおいでいただけるとなれば、150名規模くらいというふうな形でのお話もございましたので、これが実現できるように、また進めていければなというふうに思ってもございます。  また、そういうふうな場面はこれからもございますので、当町の魅力なりという部分もお伝えしながら、合宿招致のほうにも努めさせていただきたいなというふうに思っておりますし、議員の皆様におかれましては、それぞれいろいろなご人脈がおありなのだろうというふうに思います。ぜひぜひこういうところがあるぞというふうなことがございましたらば、お導きいただければなというふうに思いますので、よろしくお願いを申し上げます。 ○議長(前田隆雄君) 3番。 ◆3番(横手寿明君) 今のスポーツコミッションは、盛岡広域の8市町のやつではなくて県のやつですか。二、三年前に盛岡広域でもスポーツコミッションを立ち上げてやっておりますけれども、ホームページとか見させてもらいますと、どうもあれは盛岡主体のような感じで、盛岡が主導して力を握っているような感じに捉えているのですけれども、盛岡広域で考えますと、スポーツ関係に関しまして、やっぱりすみ分けが必要なのではないのかなと。あれもこれも、どのスポーツにも手をかけて、多種目にわたってそれを準備するというのは大変でしょうから、ラグビーでしたら八幡平とか、ホッケーだったら岩手町、バレーとかですと、今紫波に新しい体育館ができておりますし、そういった8市町の中でいろんなすみ分けをしてやっていかなければと思うのですけれども、事この鴬宿グラウンドに関しますと、なかなか盛岡広域でも3面続いて野球場がとれるところがありませんので、野球、ソフトボール、そういった関係に力を入れていったほうが、あれもこれもというよりは、この競技だったらここというような感じで進めていったほうがよいのかなというような気もしますけれども、さらには2年前の国体で雫石はアーチェリーということで、ことしもレガシーということで日韓の高校生が南畑のところで合宿をしたと思うのですけれども、そういった特化したような種目に絞って、ほかにやっていないような、そういうところに力を注ぐというような形は考えていないですか。 ○議長(前田隆雄君) 生涯学習スポーツ課長。 ◎生涯学習スポーツ課長(徳田秀一君) お答えをさせていただきます。  まず、盛岡スポーツコミッションの関係でございますけれども、ホームページご覧いただきましてありがとうございます。ただ、情報量としますと、容量の関係と申しますか、どうしても全体的な部分ではなくて、一端の紹介のような形にとどまってしまっている部分については、ちょっとそこは否めない部分ではございますけれども、ただ先般町長にも第2回の理事会のほうにも出席していただきました。そこの中で事務局側から説明がございましたのは、仙台のほうでもそのようなホームページをつくっているのだそうですが、盛岡のほうが見てもらう回数、アクセス回数というのでしょうか、そちらのほうが断然多いのだというふうなご報告も聞いてまいったところでございます。  また、各市町村それぞれスポーツ施設を持っている中で、これも相互に連携しながら進めていければいいなという協議も、そちらの中で検討していきましょうというふうなことになっておりますし、また管内の住民の方々、それぞれの施設を利用した際に、スポーツパルというふうな制度を盛岡市さんのほうで先行してなさっているのですけれども、ご利用した際にスタンプを押してもらって、カードが満杯になれば何か得点があるとか、そういうふうな部分での利用促進をしていきましょうという検討も進めていこうというふうなことになっております。  それから、すみ分けというふうな部分でございましたが、14日の全員協議会のほうでもふれさせていただきたいと思いますけれども、エリアの中で大半を占めるのは鴬宿運動場であったりというふうな部分でもございます。ですので、これまでの利用の大半を占めます野球、ソフトボールという部分がどうしてもメーンになってくるのかなというふうに思っております。  なお、町内あるいは町外あわせまして、ソフトボールあるいは野球の大会、鴬宿のグラウンドを使って開催していただいておりますけれども、合わせて約30ほどの大会をあの場所で開いていただいているというふうな状況もございます。また、ソフトボールの部分については、もしかすると年が明けてからについては小学生の大会もできるかもしれないよというふうな情報もソフトボール協会さんのほうからもいただいておるところでございます。ですので、協会さんを通じながら、大会なり合宿なりという部分で盛んに使っていただける、そういうふうな場所にしていきたいというふうに考えております。 ○議長(前田隆雄君) 3番。 ◆3番(横手寿明君) それほどお金をかけないで大きな効果を得られれば一番いいわけですから、今の利用形態に合わせた形で整備をしていくのも一つなのかなと思います。  その点で考えますと、御明神の御明神グラウンド、聞くところによりますと、全面芝生にしたけれども、それに伴って利用する頻度がちょっと限られてきて、少なくなっているというような話も聞いているのですけれども、御明神グラウンドでしたらそれほど遠くないですし、車でそれほどかかるわけでもないですので、このスポーツエリア構想に御明神グラウンドも組み入れた形で取り組んでいければいいのではないのかなというような考えですけれども、その辺のお考えはどうですか。 ○議長(前田隆雄君) 生涯学習スポーツ課長。 ◎生涯学習スポーツ課長(徳田秀一君) お答えをさせていただきます。  エリアというふうな捉えからいくと、少しいかがかなというふうに思いながらお話を聞かせていただいたところでございます。  なお、御明神運動場につきましては、以前は土のグラウンドであったということで、どうしても野球、ソフトボールの利用が主でございました。大雨災害後に芝を張ってという形でございましたけれども、利用者数というふうな部分につきましては、スポーツ少年団のサッカーの使用がメーンと、多いようではございますけれども、利用者数というふうな部分では、土のグラウンドのころよりは人数的には多い方々にご利用いただいているというふうなところでございます。ただ、議員さんご承知のとおり、ちょっと駐車スペースも狭いしなというところが課題であるなと、トイレも課題であるなというふうに思っておるところでございます。 ○議長(前田隆雄君) 3番。 ◆3番(横手寿明君) わかりました。先ほどの盛岡広域の話に戻るのですが、その中で不足している施設と考えると、屋外競技の冬場の練習施設というのがこの盛岡広域では、サッカーも含めれば、野球、ソフトボール、テニスですとか、そういった部分について、雨天時、冬場の練習施設を見ると、盛岡広域見回しても、そういった施設に関しては不足しているのではないのかなという感じがするのですけれども、中学校の野球とかも冬場の練習場の確保で、県営球場の室内練習場とかに行って練習して、それも日中がいっぱいなので、夜行っているとか、夜間に練習に行っているような感じがしています。そのほかには、沢内の志賀来ドーム、ドームといいましても体育館ぐらいのスペースに全面ネットを張って、野球もできるような形にしてあるのですけれども、そういった施設が盛岡広域では不足している気がします。実際に志賀来ドーム、私もちょうど野球のほうを指導していますけれども、冬場の練習、土日やろうと思って電話で予約をとると、もういっぱいですというような感じで、盛岡、滝沢から来てそこを使って練習して、1月、2月、3月ぐらいまではもういっぱいですというような感じで、需要はかなりあると思うのです。  その辺考えますと、南畑にあります屋内ゲートボール場なんかは、そういった施設に変更といいますか、そういうこともできるように、あるいは南畑の体育館でもそうですし、どちらかそういった部分で使えるようになれば、町内の中学生、小学生の練習にも使えるのではないのかなというような思いなのですけれども、新しく建てるよりは今ある施設を有効に活用するために、そういった改修なりをして使えるようにするというような考えは、この鶯宿温泉スポーツエリア構想、せっかくやっておりますので、そういった部分で使えるようにしていくのも一つの案ではないのかなと思うのですが、その辺どうですか。 ○議長(前田隆雄君) 生涯学習スポーツ課長。 ◎生涯学習スポーツ課長(徳田秀一君) お答えをさせていただきます。  私どものほうで構想策定、整備計画というふうな部分を担わせていただきました。使命感を持ちまして、地域の皆さんに喜んでいただけるような、また町が活性化できるような、そういうふうな設備、施設なりを持っていきたいなという思いで取り組んできたところではございますけれども、お話のありました一般的な言い方をすると屋内運動場、ドーム的なものかなというふうにも思いますが、整備されている例とかを見ますと、整備費も非常に高額だなというふうなことがございました。  また、お話いただきました屋内ゲートボール場でございますけれども、新たにつくるよりはそちらのほうを活用していただくというふうな形の中で、人工芝にすれば、より活用していただきやすくなるのではないかなという思いも持っていたところではございますが、なかなかというところもございますので、まずは現状の形の中で、例えばネットを張ったりというふうな部分でございますと、そんなに経費はかからないのかなというふうに思われます。すぐすぐということにはならないかもしれませんけれども、そこの部分については、私どもの中では多目的に使っていただけるようにしていきたいという思いは持ってございますので、ご理解をいただきたいというふうに思います。 ○議長(前田隆雄君) 3番。 ◆3番(横手寿明君) 実際にこの間使いまして、事務所側のほうに窓がありましたけれども、窓が危ないということで取り外して、わざわざそれで使っておりますので、その辺考えてみてはと思います。  それから、今度は大会誘致の部分に関してですけれども、今までも大会誘致については何度かお話はしてあるのですけれども、新しく大会誘致するというのも今すごく厳しい状態ですので、今あるといいますか、今町内で開催している大会に対して、こちらから行く分には、子供たちとか大人もそうですけれども、全国レベルの大会に行くときは、選手なり指導者なりに補助は出していると思うのですが、こちらで開催しているほう、誘致してあるほうの大会、代表例を挙げると、この間行われた棗杯ですとか、そういった部分に対して県外からも大会に向けて来ているわけですけれども、大会ですと鴬宿なりプリンスなり、雫石に泊まっていただいていると。そういったところに何らかの助成をするとか、来るチームに対して、宿泊を伴うチームに対して何かしらの助成をしてあげると。合宿もそうですけれども、合宿についても何か助成をして、来ていただいた方にはしてあげるというような、そういった考えはないですか。 ○議長(前田隆雄君) 生涯学習スポーツ課長。 ◎生涯学習スポーツ課長(徳田秀一君) お答えをさせていただきます。  この件に関しましては、以前にも横手議員さんからお話をお伺いしているところでございました。おいでいただいた皆様が宿泊するに当たって、何がしかのお手当てをしてあげればさらにいいのではないかというふうなことだと思います。私どもの思いだけではなくて、関係する団体さん、そういうところともご相談をしていかなければならない部分なのかなというふうには思ってございます。ただ、棗杯の関係でございますと、限られた予算の中で自ら主催してやっていただいている中で、おいでいただいた子供たちに対しては、ペンのような記念品も差し上げて、雫石に来て大会していったのだというふうな思い出の品になるような物も自ら手配していただいて、運営していただいているというふうにも思ってございます。  雫石に来てよかったなと、また雫石に来たいなというふうに思われるようにしていくことも必要なのかなと思いますので、ただどうしてもそうなってきますと財政的な部分等々もございます。制度設計というか、そういうふうな部分も十分に検討しなければならないのではないかなと思うところでございますので、しばらくはお時間をいただくことになろうかと思いますが、いずれ31年度、整備工事を進めさせていただきながら、そういうふうな誘客策と申しますか、例えば先ほどの窓口の一元化の関係もそうでございますけれども、そこの中であわせてまた検討してまいりたいと思います。 ○議長(前田隆雄君) 3番。 ◆3番(横手寿明君) 課長もご存じだとは思いますけれども、その大会、ことしは初日が雨で、体育館でやったわけですけれども、せっかく大会に泊まりを伴って来て、天候次第という部分もあるのですけれども、たまたまことしは雨で申しわけなかったなというような気持ちもありますので、ぜひそこら辺の来ていただいた方に対してのおもてなしという部分で、そういった考えを持っていただければなと思います。  時間があれですので、次に小学校統合の空き校舎利用のほうの再質問させていただきます。まず、この間の全協の資料を見ますと、民間業者から一般公募されて、5月から6月にかけて3件の提案があったという話ですけれども、公募というのは随時受け付けるとか、そういうのではなくて、ここでもう一旦締め切って、今は募集していないということですか。 ○議長(前田隆雄君) 地域づくり推進課長。 ◎地域づくり推進課長(小林由美子君) ただいまのご質問にお答えいたします。  とりあえず町のほうで一般公募としては、先ほど議員おっしゃられた期間で募集したものでは打ち切らせていただいておりますけれども、その後もご相談は随時入ってきておりましたので、1つずつお話は伺っているところでございましたので、活用については今後大きな用途をそれぞれの学校に、この後12月の人口減少対策では示していきたいと思っておりましたので、その中でご提案が生かされるかどうかというのも含めて検討させていただければと思ってございますので、一旦は打ち切ってございますけれども、活用についてご相談等いただければ、そこは柔軟に対応したいと思っております。 ○議長(前田隆雄君) 3番。 ◆3番(横手寿明君) あわせて住民アンケートもとっておりまして、この間の全協のときにほかの議員からもお話があったのですけれども、アンケートの内容を見ますと、スポーツ施設、高齢者福祉施設が3校とも、アンケートの回答ではそういった施設に活用ということが多かったということで、高齢者福祉施設に関しては包括ケアのほうで行っているということでしたので、ちょっとそこら辺、包括ケアのほうから、総合福祉課になりますか、活用についての高齢者福祉施設というような形での検討とかはどのように包括ケアのほうでされているのか、ちょっとお話を伺いたいと思います。 ○議長(前田隆雄君) 総合福祉課長。 ◎総合福祉課長(大久保浩和君) お答えいたします。  学校の利活用という部分では、詳細の部分までは検討ということには至っていないのですけれども、介護施設という部分ではなく、高齢者が使えるようなふれあいサロンとかということで検討といいますか、話し合いをしているという経過はございます。 ○議長(前田隆雄君) 3番。 ◆3番(横手寿明君) 具体的には、そういうところでも使うよというような決定とか、そういったことではまだないということですか。これからの話し合いということでよろしいですか。 ○議長(前田隆雄君) 総合福祉課長
    総合福祉課長(大久保浩和君) お答えいたします。  ちょっと私のお答えの仕方がうまく言えなかったのですけれども、その経過の中でふれあいサロンとか、そういった高齢者の皆さんが集まる場というようなことも案の一つだということで話をされていた経緯があるということで、ご理解をいただきたいというふうに思います。決まったということではなくて、話の経緯の中でそういった話があったということで、ご理解をいただきたいというふうに思います。 ○議長(前田隆雄君) 3番。 ◆3番(横手寿明君) わかりました。町長からの答弁にもありますとおり、この空き校舎の利活用よりも、まず現在使用している御所、御明神、西山小学校の環境整備を優先して行っていかなければならないという考えはそのとおりだと思います。時間をかけてでも、こちらの空き校舎に関してはもう少しじっくり練ってしっかりしたものをやっていったほうがいいのかなというような気は私もいたします。  以上をもちまして質問を終わります。 ○議長(前田隆雄君) 以上で3番、横手寿明議員の一般質問を終わります。 ○議長(前田隆雄君) 以上をもちまして本日の日程は全部終了いたしました。  本日はこれをもって散会といたします。  18日午前10時から再開いたします。  大変ご苦労さまでした。   〔午後3時15分〕...