雫石町議会 > 2007-12-13 >
12月13日-議案質疑・討論・採決-04号

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  1. 雫石町議会 2007-12-13
    12月13日-議案質疑・討論・採決-04号


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    平成19年 12月 定例会(第7回)         平成19年第7回雫石町議会定例会会議録(第4号)                            平成19年12月13日(木曜日)1.本日の出席議員(19名)       1  番   加 藤 眞 純 君       2  番   杉 澤 敏 明 君       3  番   川 口 一 男 君       4  番   前 田 隆 雄 君       5  番   猿 子 恵 久 君       6  番   谷 地 善 和 君       7  番   石 山   仁 君       8  番   村 田 厚 生 君       9  番   石 亀   貢 君      10  番   田 中 栄 一 君      11  番   大 村 昭 東 君      12  番   上 野 三四二 君      13  番   坂 下 栄 一 君      14  番   坊屋鋪 俊 一 君      15  番   横 欠 君 夫 君      17  番   杉 田 和 正 君      18  番   伊 藤 哲 夫 君      19  番   煙 山 惣右衛門君      20  番   平 子 忠 雄 君2.本日の欠席議員(なし)3.説明のため出席した者      町 長        中屋敷   十 君      副町長        高 橋 公 雄 君      経営推進課長     櫻 田 久 耕 君      総務課長       川 崎 寿 博 君      税務課長       堺   哲 夫 君      環境対策課長     米 澤   潔 君      福祉課長       峰 川 英 利 君      保健課長       高 橋 善 一 君      農林課長       新 里 千 秋 君      商工観光課長     広 瀬   武 君      地域整備課長     矢 幅 勇 夫 君      上下水道課長     米 澤   衛 君      雫石診療所事務長   木 村 英 彦 君      会計管理者出納課長 細 川 清 美 君      教育委員長      沼 尻 洋 一 君      教育長        村 上   功 君      学校教育課長     関   敬 一 君      社会教育課長     中 川 泰 夫 君      農業委員会事務局長  小 田 一 正 君      農業委員会会長    谷 地   司 君      監査委員       徳 田 一 士 君4.職務のため出席した者      議会事務局長     小 原 千 里      議会事務局主査    千 葉   昇5.本日の議事日程                    平成19年12月13日(木曜日)午前10時開議日程第1  議案第 2号  雫石町特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償等に関す              る条例の一部改正について                                                            日程第2  議案第 3号  一般職の職員の給与に関する条例の一部改正について                                                日程第3  議案第 6号  平成19年度雫石町一般会計補正予算(第5号)                                                  日程第4  議案第 7号  平成19年度雫石町下水道事業特別会計補正予算(第2号)                                             日程第5  議案第 8号  平成19年度雫石町農業集落排水事業特別会計補正予算(第1号)                                           日程第6  議案第 9号  平成19年度雫石町簡易水道事業特別会計補正予算(第2号)                                            日程第7  議案第10号  平成19年度雫石町介護保険事業勘定特別会計補正予算(第2号)                                           日程第8  議案第11号  平成19年度雫石町立雫石診療所特別会計補正予算(第1号)                                            日程第9  議案第12号  平成19年度雫石町水道事業会計補正予算(第2号)     6.本日の会議に付した事件  本日の議事日程に同じ7.会議顛末の概要 ○議長(平子忠雄君) ただいまの出席議員は19名であります。定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。   〔午前10時00分〕 ○議長(平子忠雄君) 本日の議事日程は、あらかじめお手元に配付したとおりでありますので、朗読を省略をいたします。 ○議長(平子忠雄君) これより本日の議事日程に入ります。 ○議長(平子忠雄君) 日程第1、議案第2号、雫石町特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部改正についてを議題といたします。  これより質疑に入ります。質疑ございませんか。   〔「なし」の発声あり〕 ○議長(平子忠雄君) 質疑なしと認めます。  次に、討論に入ります。討論ございませんか。   〔「なし」の発声あり〕 ○議長(平子忠雄君) 討論なしと認めます。  これより採決に入ります。  日程第1、議案第2号、雫石町特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部改正についてを原案のとおり決定することに賛成の方の挙手を求めます。   〔全員挙手〕 ○議長(平子忠雄君) 全員挙手であります。よって、本案は原案のとおり可決されました。 ○議長(平子忠雄君) 日程第2、議案第3号、一般職の職員の給与に関する条例の一部改正についてを議題といたします。  これより質疑に入ります。質疑ございませんか。   〔「なし」の発声あり〕 ○議長(平子忠雄君) 質疑なしと認めます。  次に、討論に入ります。討論ございませんか。   〔「なし」の発声あり〕 ○議長(平子忠雄君) 討論なしと認めます。  これより採決に入ります。  日程第2、議案第3号、一般職の職員の給与に関する条例の一部改正についてを原案のとおり決定することに賛成の方の挙手を求めます。   〔全員挙手〕 ○議長(平子忠雄君) 全員挙手であります。よって、本案は原案のとおり可決されました。 ○議長(平子忠雄君) 日程第3、議案第6号、平成19年度雫石町一般会計補正予算(第5号)を議題といたします。  これより質疑に入ります。2番。 ◆2番(杉澤敏明君) この補正予算の中で、一、二点お伺いしたいと思います。  まず、11款の災害復旧費でございますけれども、この9月17日の大雨の災害の復旧事業につきましては、今までもいろいろご報告やら町長からのご答弁もございましたけれども、今回予算計上して、いよいよ執行する段階まで来ましたので、最終的なところでちょっとお伺いしておきたいと思います。  まず、この前の11月21日の臨時議会のときにも出ていたのですけれども、雫石環状線南昌道路、通称です。それの開通の見込みについては、課長から来年の7月ごろという答弁もございましたけれども、それの分の来年にまたがって執行する分があるかと思いますけれども、それの分の予算はこれに計上されているかとは思いますけれども、来年の分についてはこの中から繰り越しして執行するということになるのかということを確認させていただきたいと思います。  それから、農業施設災害復旧費のところに1,750万、これも前に農林課長からお知らせいただいているところですけれども、小規模災害ということで補助事業の対象にならない、町独自に執行する分かと思いますけれども、ここの点につきまして町長からこの間の臨時議会のときに詳細な補助率と申しますか、そういったところについては国、県の査定状況を見てから最終的にはまだ決まっていないというような途中経過のことでございましたので、現段階で具体的にどういうふうにそれを執行しようとしておられるのか。  そしてまた、途中では、いろいろ災害箇所のところに職員の方が足を運んだりしていただいておりますけれども、最終的に決まった段階で、やっぱりちゃんとそういうところにこういうことになっているから、どうだということをもう一度周知することが必要かと思っていますので、その点についてもご答弁をお願いしたいと思います。  それから、公共土木のほうを見ますと、一般財源の計上がないということは、要するに農林のほうと違って町単独で対応する分の箇所はないということになるのかお尋ねしたいと思います。まず。 ○議長(平子忠雄君) 地域整備課長。 ◎地域整備課長矢幅勇夫君) お答えいたします。  1点目の来年度分ということですけれども、今回お願いしているのは11月21日に可決いただきました補正予算と今回の分の件数でいきまして47件でございます。過年債としては29件、この中でも未契約、繰り越しになる分があると思いますけれども、あと件数で29件、5,400万ぐらいは過年債ということで来年度の予算で対応したいと考えております。  あと、3番目の町単独の工事費分につきましては、専決処分で手当てをいただいていて、今発注したり、今発注準備進めているところでございます。  以上です。 ○議長(平子忠雄君) 農林課長。 ◎農林課長新里千秋君) それでは、私のほうからは、農地の災害の関係、小規模災害の関係についての質問でございましたので、お答えをさせていただきます。  前にもお話ししてございますが、この小規模災害88件で1,750万円程度の災害を受けてございます。その分、全部補正予算を計上していただいてございますが、現段階での考えはということでございますが、いろいろと補助要項を定めてございます。国庫補助事業に見合う分の事業費を予算の範囲内で交付したいということで定めてございますが、先週の火曜日、水曜日ということで、国の査定を受けてございます。その査定の結果に基づきまして、今これから進めようとするのは農地につきましては50%、農業用施設につきましては65%の災害の補助率なわけでございますが、農家の負担軽減をできるだけ軽減するということで、今補助率増嵩の申請をしようということで考えてございます。それを認めていただければ、幾らかでも農家の負担が軽減になるということで、今その申請書をつくっている最中でございます。おおよそ八十数%にはなるか、90%に近い額になろうかなと思ってございます。そういうことで、できるだけ農家軽減を図りたいということで、それに見合った分をこの小規模災害についても助成してまいりたいということで考えてございます。  なお、周知方法につきましては、既に土地改良区等を通じまして、この被害を受けた農家の皆さんに周知しているつもりでございますので、よろしくお願いをいたしたいと思います。  以上でございます。 ○議長(平子忠雄君) 2番。 ◆2番(杉澤敏明君) ありがとうございました。  それでは、もう一点お聞きしたいと思います。  6款の農林水産業費でございますけれども、ここに雫石駅の南口の産直イベントスペース新築工事関連の、そこの工事費等が計上されておるわけですけれども、これにつきましては新聞報道等もなされておりますが、全体の今回の計上分はイベントスペース南口通路ということです。計上されておりますけれども、今後銀河ステーションの中身の改造とか、そういうことが計画されているわけですけれども、これの全体の工事のスケジュールというか、全体のスケジュールをお示し願いたいと思います。  それから、その銀河ステーションの中を具体的にどういう間仕切りになって、どういうものが入るかという、そういう部分についてまとまるのは、今のところは大ざっぱな新聞等で報道されているぐらいしか詰められておらないと思いますけれども、そういうのがいつごろ全体のスケジュールの中で固まってくるのかという2点についてお伺いいたします。
    ○議長(平子忠雄君) 農林課長。 ◎農林課長新里千秋君) 事業者向けの地産地消ということで、今銀河ステーションを中心にしてやっていこうということで考えてございます。今年度の予定といたしましては、この南口のほうにここの予算の中にも委託料、そして工事請負費ということで計上させていただいてございますが、この今年度、19年度につきましては、この南口のほうに施設を設置していきたいということで、このイベントスペース、さらにはこの通路ということで、この上屋を新築したいということで考えてございます。2棟でございます。鉄骨づくりでありまして、イベントスペースのほうにつきましては、おおよそ30坪ぐらいの、間取りでいけば2間の15間のものの上屋を新築したい。さらには、この南口の通路の増設ということで、駅舎に、駅施設に増築したいということで、これにも上屋を2間の18間、面積で116平米ぐらいのものを設置したいなということで、19年度はこのような事業を実施したいということで考えてございます。できるだけ冬期間の工事になるわけでございますが、3月中の完成をしなければならないということで考えてございます。  なお、20年度につきましては、駅舎等を改築いたしまして、前にも全員協議会等々で町長のほうからご説明をさせていただいてございますが、いずれそのようなファストフードとか、産直の販売確保の関係の施設とか、さらには雫石牛をメーンにしたものの販売ということで考えているわけでございますが、その詳細スケジュール等はどうなるか、全体事業費につきましては今後20年度の補正予算を要求しなければならないことになってございます。当初予算です、大変失礼しました。当初予算、要求時期が迫ってございます。それに合わせまして、財政当局から事情を受けながら、恐らく厳しい財政状況でございますので、どうなるかわかりませんが、この事業を実施して、できるだけ20年度も早い時期に完成したいと思ってございますが、議員ご承知のとおり、今建築確認のほうが非常に厳しくなってございますので、その辺にも許可を得るに相当時間を要するということで、できるだけ早い完成を見込んでございますが、そういうことで進めていきたいなということで考えてございます。 ○議長(平子忠雄君) 町長。 ◎町長(中屋敷十君) そういう内容でございますけれども、1つの原因は、農水省のほうの農山漁村活性化プロジェクト交付金、この部分のスケジュール的に、国と協議する段階で、やはり明らかに繰り越しになる分については新年度対応でやりましょうというご指導を賜って、今盛んに新年度に向けては交付金活用の中でと、ご承知のとおりで、2分の1の交付金でございますので、大きな財源でございます。その分にあわせて、今進めているということでございますので、またその銀河ステーションの中の機能、この部分については先ほど農林課長が申し上げたものプラス、今TMO、商工会のほうで進める中心市街地活性化の中の部分の一部も、施設も取り入れるということで検討を進めております。その分については、まとまり次第、いろいろ事前にもご説明申し上げますけれども、20年度当初予算特別委員会等で全部ご議論賜りたいと、こう思っているところでございます。ただ、方向的なものについては、前にお示ししたとおり、概算で1億2,000万程度の見込みで、その先の分でイベント広場の部分に対応する業務用の農産物の取り扱い施設についてはできる中で対応しようということで進めているものでございますので、よろしくお願い申し上げたいと思います。 ○議長(平子忠雄君) 9番。 ◆9番(石亀貢君) 11ページの16款1項についてお尋ねいたします。  この2目におかれましては、この配当金22万9,000円、これが推定するのには過年度の決算資料に掲載されない部分かなという推定するわけでございますが、その年度の確認と、それからこの3目の岩手国際理解推進協会出資金償還金という部分ですが、これは何の目的に、いまだかつて聞いたことなかった協会のようでございますが、この償還金返還というのが何の意味をするのか、この2点をお尋ねしたいと思います。 ○議長(平子忠雄君) 町長。 ◎町長(中屋敷十君) 間違いなく、2目の利子及び配当金については、鴬宿温泉株式会社から配当金がなかったということご指摘を受けて、直ちに対応させて、今回で補正させていただいて、収入になるものでございます。  また、次の岩手国際理解推進協会出資金償還金、この分については、ご承知のとおりでALT、外国の教師補助員が今までこういう組織をつくっていただいて、出資をいたしまして、今アーラム大学と提携をしながら派遣をしていただいた経緯がございます。田野畑村が幹事役というか、会長さんになって、村長さんが会長になって、我々も役員構成をしてALTを招聘しておったのですけれども、合併によりまして構成する市町村が少なくなってきて、また今単独でいろんな機関が増えておりまして、今の経費ではアーラム大学でもなかなか人を派遣するのは厳しい状況にあるということで、それではもうこの協会を発展的に解消してということで、その償還金出資している分を償還していただくと。今町でももう既にこの組織以外で独自に教育委員会のほうで派遣先を見つけて、今実際対応しているところでございます。それに伴う、今財団法人そのもの解散手続中ということで、解散に伴って、この分が、出資したものが償還になってくるというものの趣旨でございます。 ○議長(平子忠雄君) 9番。 ◆9番(石亀貢君) この国際云々というのはわかりました。  それで、再度ご質問させていただきますが、この配当金過年度分の計上ということで部分の漏れだということでございますが、やはりこの自主財源の確保と常に日ごろお話しされております。果たして、そのお話しされていることと受け取るほうがどの程度認識されておるかなと。これは、間違いなく、町有財産の運用のもとの自主財源でございます。いただいている部分でございます。ですから、自助自立の町ということを認識しておるのであれば、こういう部分があってはならないことだろうと私は認識します。  そこで、お尋ねしたいのは、反省、当然なさっていると思うのですが、チェック体制はどのように構築されておるのかなということでお尋ねいたします。 ○議長(平子忠雄君) 町長。 ◎町長(中屋敷十君) やはり本来的には、所管する担当課で、やはりこう入ってきたことの確認、それから出納課のほうでも当然確認すべきものであったということであろうと思います。当然毎年のごとくということの甘い判断がさきの決算特別委員会でもおわび申し上げましたけれども、そのとおりだと思います。  以後、やはりこういうことのないように、双方やはりチェックされるよう万全の体制をとっていきたいと、こう思います。ある面では、出納課のほうでもチェックできるような体制というものをとっていかなければならないと、こう思っております。 ○議長(平子忠雄君) 9番。 ◆9番(石亀貢君) ただいま町長からお話ちょうだいしましたけれども、私1つ思うには、いずれ少数精鋭主義の体制に移行になると思うのですが、その第1段階として収入役が途中でたしか廃止されましたよね。この部分の関連があるかないかお尋ねしたいなというふうに思います。 ○議長(平子忠雄君) 町長。 ◎町長(中屋敷十君) 事務でございますので、直接収入役廃止と、自治法の改正によりまして廃止になったわけでございますけれども、その分についてはやはり今会計管理者を置いておりますので、その分については影響がないと。やはり双方のチェックミスだと、こう思っております。 ○議長(平子忠雄君) 13番。 ◆13番(坂下栄一君) 1点だけ伺います。  歳入でありますけれども、10ページのまちづくり交付金です。170万、雫石町とありますけれども、これはどういう内容での増になるのか説明いただきたいと思います。 ○議長(平子忠雄君) 地域整備課長。 ◎地域整備課長矢幅勇夫君) お答えいたします。  まちづくり交付金の増ですけれども、町道の柿木万田渡線改良舗装工事分でございます。 ○議長(平子忠雄君) 4番。 ◆4番(前田隆雄君) 実は、町民の、しかも高齢者の方から依頼がありましてお尋ねするものであります。しかしながら、ルールはルールということで、一般会計補正予算のどこでお尋ねしようかなと考えておりましたけれども、一般質問町長答弁の中であねっこバス運行事業も含めてという町長答弁がありましたので、あえてこの場で、無理を言えば、コミュニティー事業の中の職員異動給料減額からたどっていけばいいのかなと思いましたけれども、あえてこの場で質問させていただきたいと思いますが、議長、よろしいでしょうか。 ○議長(平子忠雄君) 許します。 ◆4番(前田隆雄君) ありがとうございます。実は、高齢者の方からあねっこバスの運行状況について教えてほしいというものがございました。それで、どういうことかなというふうにお尋ねしましたらあねっこバス自体の運行は、もとを正せば町補助金出していたはずのバスが空で歩いていると。ならば、補助金を出さなければ、県交通ではバスを出せないと。ならば、交通弱者の交通を確保するためにはどうするのだということの発端から始まっているのだよという、まず説明をその高齢者にしたわけです。そうしたらば、今の運行路線、どこまで行っているのだということを尋ねられまして、私も詳細は存じない部分がありましたので、いずれその路線バスが通っている部分のカバーをしているのだというお話もしましたし、そうしたら次にもし油がどんどん、どんどん高くてきた場合、料金の値上げがあるのかということも聞かれたのです。そのことも実は担当課に行ってお尋ねしましたら、町長の指示のもとで料金を上げることは絶対あり得ないというふうにお答えして、いいことですと言われましたので、安心してそのこともお答えしました。これは、やっぱり町長の英断で、非常にありがたいことかなと思いました。  ただ、これはやっぱり政策的なことでございますので、町長の考えを聞くしかないかなと思います。といいますのは、その路線の中で実は私も腰痛を患いまして、ありね山荘に5日間、道の駅に2日間ほどずっと続けて通っていたのです。その中で、高齢者に言われたのですけれども、あねっこバス、道の駅までは来ていただいていると。それで、次にありね山荘に行きたくてもそこまで行ってもらえないので、とっちゃんが休みのときとか、お母さんがあいている時間に送ってきてもらっていると。ところが、あねっこバスそのものは、近くの網張ペンション村までは来ているのだよと。そういう中で、何とか私たちとっちゃんとかっちゃんいなければありね山荘に行けないのだけれども、何とかありね山荘に1日何便かのバス出してもらえないだろうかというお話伺いましたので、これはやっぱり政策的なお話ですので、町長のお考えを少しお尋ねしたいというふうに思います。 ○議長(平子忠雄君) 町長。 ◎町長(中屋敷十君) たまたまペンションも居住も兼ねているわけです。道の駅に行っているというのも橋場地区という集落がございまして、その奥と。例えばその周辺にあれば、ありね山荘も望ましいのでしょうけれども、なかなか住居、住民生活の足の場ではないということであります。  ただ、一方では、現実にありね山荘を管理する西山牧野事務所経由で、何か要望することという要望書が出ております。ありね山荘まで運行していただきたいということがあります。これ順番が違うのかなと。指定管理者が直接我がほうにしゃべっていただければいいのかなと思うのですけれども、逆に解して、こうやって来ているので、ちょっと私はルール違反ではないのかなと、こういう思いはあるのですけれども、そういう要望もあると。  また、一方では、今増田先生のところの前田議員さんのそばで、篠崎地区のほうで鍼灸治療をやっているそこにもあねっこバスを通してくださいと。それは、また町外の方なのです、ほとんどの希望者がです。  ただ、基本的にあねっこバス運行したの、まずバス路線が廃止だよという県交通さんからの一方的な通告です。それまでもう代替輸送で、橋場と大村線については代替輸送ということで町が運行主体となって県交通さんに運行していただいているというやり方です。そうすると、すべてがそういう代替輸送になってしまうだろうと。そして、今果たして効率的に運用をされているのかという状況を見て、1年かけて交通弱者である高齢者の方とか、学生の親御さんとか、PTAの方々とか、こういう話、また一般の識者も含めて進めてきて、この方式と。そして、順次やはり患者輸送バスの組み合わせ等で路線は拡大しておるのです。その分では、やっぱりまずは町内の住民の足の確保という部分で考えていかなければならない。  ただ、今さらに進めて考えていかなければならないのが、議会からもいろいろ声が出ている2次交通の話とか、あとはスクールバスとの組み合わせ、この辺も今順次検討しているところでございます。その辺にあわせて、例えばありね山荘であれば2次交通対策になるのかなと、そんな感じをいたしております。その辺を含めて、まずは居住している方々の、まずはその足確保すると。あの路線も確保で、ただ全部を回るといってもやっぱり例えば雫石駅を起点とすれば、そんな時間かかっても大変でございますので、その辺をかみ合わせながら順次検討し、2次交通のあり方、また他のバスの活用方法等も含めて検討していきたいと、こう思っております。ただ単に、やはり住民の足の確保以外の部分の施策であろうと思います。そういう温泉施設とか、そういったのについては、また今別途検討してから進めてまいりたいと、こういうのが私の考えでありますので、よろしくお願い申し上げたいと思います。 ○議長(平子忠雄君) 5番。 ◆5番(猿子恵久君) ページ数で17ページの4款の衛生費の19節生ごみ処理機容器の購入補助金と電動生ごみ処理機の補助金がありますが、この補正のこの補助金が今後出るわけですが、これが入れば前にも町の広報に出たわけですけれども、総体でこの処理機と電動生ごみ機がどのぐらい入るかお伺いいたします。  それから、もう一点が生ごみの、なかなか恐らく数字はつかめないと思うのですが、今は滝沢のほうで溶融炉ということで、恐らくすべて一緒のような形で収集していると思うので、去年ぐらいまでの生ごみだけのトン数です。ある程度で結構です。もし把握できていれば、お知らせを願いたいと思います。 ○議長(平子忠雄君) 環境対策課長。 ◎環境対策課長(米澤潔君) 猿子議員さんのご質問にお答えいたします。  1点目の生ごみ処理機の補助の状況でございますが、まずいわゆるコンポストというものがございます。これにつきましては、平成4年度からこの補助事業が、制度が始まりまして、19年の10月末までの状況ですが、1,078件で312万3,015円の補助をいたしております。  それから、もう一つが電動生ごみ処理機ですが、こちらのほうは平成13年度から補助制度を実施しておりまして、10月末で81件で156万1,119円の補助をいたしております。  それから、2点目のごみの中の生ごみだけのトン数ということでございますが、これについては何トンということは調べてございませんが、そのごみ全体の中での生ごみの占める割合というのがありますけれども、大体17%、20%あたりの、その年によっても違うわけですけれども、そういうふうな状況でございます。  以上です。 ○議長(平子忠雄君) 5番。 ◆5番(猿子恵久君) 大体生ごみが、まず相当やはり町民の方々もごみに関しては理解があり、このぐらい件数が入っているものと思いますし、大体のところで20%、この生ごみが出ているということであれば、町長、私はちょっと思うのですが、この生ごみをどのようにかして、例えば堆肥センターで処理ができないかと。いろいろ赤字、赤字という堆肥センターの状況なわけですが、これを例えば今自然に溶ける袋とか、そういうので堆肥センターでこの20%すべてではなくても何らかの形で処理できれば、堆肥だけの目的ではなく、今はトン2万8,000円で頼んでいるわけですから、相当数なあれが出てくると思うのです。ですから、他県でも全国見れば、この生ごみを処理している堆肥もあるわけです。ですから、すべてではなくても例えば一部を生ごみと入れて堆肥の精度を分けて、そういうものは露地的なものに使ってもらうとか、そういうものも今後検討していくべきだと思いますが、どのように考えますか。 ○議長(平子忠雄君) 町長。 ◎町長(中屋敷十君) まず、本当におっしゃるとおりで、今トン2万8,000円で滝沢村にお願いしていると。そういうことは、やっぱりごみを減量化すれば、こちらも大分歳出でも助かっていくということになると思います。その方向で、やっぱり今まずは生ごみ処理機、多分このトン20%ぐらい占めているということは、全戸に補助して、こうやっていただければ、相当の、むしろ補助したほうが処理量よりもよくなるような計算というのも成り立つのかなと、こう思っておりますけれども、これはなかなか厳しいものもあるのだろうと、こう思います。  また、その性質的にも、十分ご承知のとおりだと思いますけれども、調理する前のものであれば、多分相当な有効活用ができるのだろうと思います。今ご承知のとおりで、学校給食等についても食材の端材等について、今バイオマスパワーしずくいし、小岩井の中でお願い、やっているわけでございます。また、当然うちのほうのあれについても、太子食品のもやしの残渣については利用させていただいている。その分については、ちょっと技術的なものもあろうと思います。確かに堆肥の性質等についても検討しながらやはり試行的に検討してみることは、指定管理者であるJA新いわてさんと技術的にどうなのかと、そういうものも検討する必要は十分あるのだろうと、こう思います。  また、例えば一般生ごみをやっている事例等も十分調査しながら、ちょっと検討を進めてまいりたいと思います。その中で、どれだけの差があるか、まだまだ一方では今すばらしい堆肥つくっているのですけれども、町内の方々には、農家の方々には利用率が悪い状況でございますので、何とかこの辺の分も含めて、紹介、宣伝を経て、また決して高いとは思っていませんけれども、また廉価な部分で対応できるとなれば、また普及も進むのかもしれません。そういった面も含めて、貴重なご提言だと思いますので、十分検討してみたいと、こう思います。 ○議長(平子忠雄君) 4番。 ◆4番(前田隆雄君) ページでいうと18ページ、19ページにまたがるわけでございますけれども、2つのことについてお尋ねしたいわけですが、1点ずつ進めていきたいと思います。  まず、19ページの農業基盤強化推進費の中で、認定農業者等担い手育成事業負担金が200万以上に及ぶ減額がされておりますが、まずこの内容はどういったものかお尋ねしたいと思います。 ○議長(平子忠雄君) 農林課長。 ◎農林課長新里千秋君) それでは、お答えをさせていただきます。  この218万5,000円につきましては、当初予算で計上させていただいたところでございますが、この関係の負担金の拠出、支出先は、この盛岡地方の農業農村振興協議会というところに負担をいたしまして、この額を負担いたしまして、さらにそれの倍の金額をこの協議会のほうから国の補助事業も同額をいただいて、四百何万のものをいただいてきて、この今設置している改善支援センター、さらには品目横断の関係での営農指導センター等があるわけでございますが、その方々の活動費ということで認定農業者の育成、生産組織の育成強化、さらには集落営農活動等の事業をやっていただいているわけでございますが、それに充当しているところで、報酬等に充当しているわけでございますが、制度内容が変わりまして、各町村からの負担金は要らないよと。今年度は、全部国で持ちますということで2分の1の助成から10分の10の助成になったということで、全額国庫事業の中で見るということになりましたので、この218万5,000円、全額を減額するものでございます。  以上でございます。 ○議長(平子忠雄君) 4番。 ◆4番(前田隆雄君) 町予算を減額した中で、担い手支援事業ができるということは、大変いいことだとは思います。  ただ、町長にお尋ねしたいのですけれども、実は先般の日曜日、この認定農業者と、それから町内女性料理家といいますか、そういう方々との地産地消にかかわる食事会、こういうものがあるのだというものが開催されました。その中で、その女性料理家の方々から申されましたのは、今度雫石駅内にそういった産直にかかわるところの食堂も開設されるというお話の中で、そこを使ってほしいということではなかったのですけれども、その女性たちが町内にはこれだけの料理があるのだと。このことを、まず知らない方々に教えたいという、そういう中で、ところが1つの箱をつくり上げたときに、その料理をつくるための窓口というか、調理場、それから食べていただいた後の後片づけをしてくれるような施設、または団体、そういうものがあれば、それを普及しやすいというお話があったのですけれども、そういったことに対する、町長、何らかのお考え、ありましたらお尋ねしたいです。 ○議長(平子忠雄君) 町長。 ◎町長(中屋敷十君) 私も承知して、たまたま行事が重なって行けなかったわけでございますけれども、大変いい取り組みだなと思っています。町の農産物の食材で町独自の料理をつくっていく、まさに地産地消そのものの推進だと思っておりまして、これを認定農業者の方とか農家、女性の方々、農協女性部中心になりながらこういう仕事をやっている。大変すばらしい取り組みだと思っております。ただ、どのような場所での展開となると、これまた話が難しくなる部分があるのかなと思っています。やはりレストラン対応とか何かという部分で必要なのか。今実は、商工会のTMOの部分でも構想の中でやっぱりそういう地場のものを食べさせるようなものが必要ではないのかなと。そして、特産品開発に結びつけていこうというストーリーがありまして、駅舎利用でも例えば雫石牛の中心のレストランにするのか、それともそういう地場のものをあわせたもので機能するのかと、いろんな検討をする要素はあるのだろうと思います。また、TMOそのものでもそういうものをやりたいという話をしています。その中で、1つの組織をつくっていただいて、こうやっていただければ、今までも農協女性部さんとか、あねっこハウスとか何かでもいろいろやっています。中央支所の部分でです。すばらしい、私なんかそばなんかものすごいおいしいそばだなと思っています。いろんなものがあると。それから、ちゃっとのーむさんとか、いろんな取り組みがありますので、そういった方々が何か入れるような体制というのは、十分これから商工会とか、株式会社しずくいしとも協議しながら対応していきたいと。やはり1つの売りは地産地消でございますので、そういった場でのフィールド、すべての方が参画できるか、また新たな組織をつくっていただくか、その部分も含めて、ぜひそういうものを提供して、多くの町内外の方々に喜ばれるということは大変ありがたいことでありますので、十分検討をしていきたいと、こう思っています。 ○議長(平子忠雄君) 4番。 ◆4番(前田隆雄君) 大変いい形の答弁をいただいて、女性の方々にもそのまんまお答えできるのかなというふうに思うところでございます。  農林課に対しましては、もう一点伺いたいと思います。実は、その上の18ページのところに農業振興費、新いわて農業担い手支援総合対策事業費補助金、これは非常に大きい金額で減額されているわけなのですが、その中身はどういうことなのでしょうか。608万6,000円の減額となっている中が、その中身を教えてください。 ○議長(平子忠雄君) 農林課長。 ◎農林課長新里千秋君) お答えをさせていただきます。  この大きな608万6,000円の金額の内容でございますが、当初で相当の額、一千数百万というものをとってございますが、この事業確定によりまして減額するものでございます。内容につきましては、いろいろ6団体ほどの事業を今年度実施していただいたわけでございますが、今年度御明神DRY組合、そして新いわての花卉の生産部会、それから有限会社わかふじ農産、それから赤滝ということで、この総事業費で2,500万ほどの事業費を消化していただいてございます。いろいろな農機具等の購入でございます。当初予算での事業費3,780万ほどの事業費予定しているところでございましたが、そしてその中でこの県費、県支出金を1,262万1,000円ほど予定してございましたが、それを減額して県補助金を405万8,000円減額、さらには町費の持ち出し分202万8,000円減額ということで、合わせましてこの608万6,000円を減額しようとするものでございます。事業費の確定による減でございます。  以上でございます。 ○議長(平子忠雄君) 4番。 ◆4番(前田隆雄君) 事業費の確定による減でございますといいますと、こういう減額があるということは、いわゆるこの新いわて担い手補助事業に乗れなかったというような解釈になるわけでしょうか。 ○議長(平子忠雄君) 農林課長。 ◎農林課長新里千秋君) 乗れなかったというよりは、途中でこの事業を、この補助事業の導入を見直したという関係もございますので、当初6件ほど、先ほど申し上げましたとおり、事業計画したわけでございますが、そういうことでこの事業確定ということに実際は4件の補助対象ということで、この2件はこの事業を見直ししたということでございます。乗れなかったという考えではございません。 ○議長(平子忠雄君) 4番。 ◆4番(前田隆雄君) 実は、私も2つくらいの営農組織から要請を受けて、役場さんにもお話を尋ねに行ったわけでございますけれども、昨日の答弁の中で、農林課長、大豆は所得があるので、町としても推進したいというような考えだというお答えをしていらっしゃるのです。ところが、いろいろ調べましたらこの岩手農業担い手支援総合対策事業、この中で今後米、麦、大豆に対しましては、県としては対応できないので、国庫対応でお願いしたいというふうな答弁でございました。それで、その国庫対応で米、麦、大豆の分は助成措置なりをしていただきたいということでございましたけれども、ではどうなるのかなというふうに調べましたところ集落営農育成確保緊急整備支援事業と、こういうふうになるということでございました。ただし、ここにおいて、いわゆる国庫事業でございますので、さらに会計監査等が厳しくなるとか、あとは申し込みする資料の作成が非常に難しくなるというような懸念されまして、それでも何とかお願いしなければ、大豆にかかわる、例えば作付を増やしてもとても収穫できる状況にはないということで、国庫事業に対する申し込みに対しては農林課には特段のやっぱり支援をいただかなければならないのかと思っていますが、どうでしょうか、農林課長。 ○議長(平子忠雄君) 農林課長。 ◎農林課長新里千秋君) お答えをさせていただきます。  この新いわて農業担い手支援総合対策事業、突然の話でございまして、来年度からはこの品目横断に係る、特にも米、麦、大豆に関する事業につきましては、この県単事業では取り扱わないということの説明がございました。このような事業につきましては、国庫補助事業で活用していただきたいということで、ただいま前田議員さんご承知のとおり、この国庫補助事業、およそ4つぐらいの事業があるようでございますが、特にもこの集落営農の育成強化ということで、強い農業づくり交付金が対象になるようだと思ってございますが、そちらのほうを積極的に活用してくださいということになってございます。うちのほうでは、今この対象になる組織等があるかということで調査しましたところ2件ほどがまず活用したいという話がございますので、できるだけと言えば、語弊がありますが、この国庫事業を積極的に活用しながら、やはり生産者のために向けてやらなければならないということで考えてございます。そういうふうな事業を取り入れなければ、この品目横断の事業もうまくいかないということで考えてございますので、頑張っていきたいなと思ってございますので、よろしくお願いをいたしたいと思います。 ○議長(平子忠雄君) 4番。 ◆4番(前田隆雄君) 何とぞかかわる申し込み用紙等、計画書なり、大変なものがあると思いますけれども、何とか支援をいただきながらその営農組織にこたえてあげられればいいなと思いますので、よろしくお願いいたします。  そして、この事業におかれましては、高度、高性能機械に対する導入と、国のほうでうたっているのです。その中身を調べますと、10条植えの田植機でありますとか、6条以上のコンバインでありますとか、50馬力以上のトラクターだとか、非常に本当に高度、高性能、高金額の機械が対象になっているようでございます。ただ、この県単の事業がありますと、小さい機械も対応していただくことができたと。ただし、これも県としては3分の1でありまして、2分の1にするためには町としても6分の1の負担をしていたという状況にあるようでございます。それで、この県単の事業がなくなってでもその6分の1という支援を町で行っていたわけでございますから、そういう高度、高性能にかかわらない部分では、町としても今後何らかの支援できないものかなと思いますが、町長、いかがでしょうか。 ○議長(平子忠雄君) 町長。 ◎町長(中屋敷十君) 最後は、私で終わってくれて、ありがたいことでありますけれども、ご承知のとおりで、新いわて農業担い手支援総合対策事業については17年度までという限定つきで、18年度以降は単年度で県が予算措置するということで、私ども強烈にこの継続についてお願いしてきている経緯がございます。ただ、予算的にも大変県は厳しいということで、半分程度になっておって、おっしゃるとおりで県3分の1、町が6分の1かさ上げして2分の1にしているということで、大変今回もただよく4施設、これは落札の結果のあれもあるのです。入札かけた後、大分安く入ったという部分もあって、こういう形で今回原案になりました。ただ、我々とすれば、まず単年度でもこの部分は積極的に県のほうに要望していかなければならないと。それから、他の事業の展開も当然あるでしょうけれども、おっしゃるとおりで、高度、高性能機械となれば、本当に雫石のあの土地に見合うのかという話もあります。そういった部分で、まずは新いわて農業担い手支援総合対策事業を、単年度ではありますけれども、継続ということで何とかお願いしていきたいと、こう思っているところでございます。その中で、また県の財政状況を勘案しながら若干規模縮小になってもやっぱり優先的にやるもの、そういうもの、お願いするものについては県と協議しながら進めてまいりたいと、こう思っています。 ○議長(平子忠雄君) 12番。 ◆12番(上野三四二君) 23ページの教育費に関連しましてお聞きしたいと思います。  この中に、小中学校とも学校管理費の中で、需用費の燃料費が増額になってございますが、多分今回もいろいろ議論されておりますように、石油、原油の値上がり、あるいは小売り価格の高騰等があって、この対策だと思いますけれども、そのように解釈してよろしゅうございますか。 ○議長(平子忠雄君) 学校教育課長。 ◎学校教育課長(関敬一君) この件に関しましては、重油の値上がり差額ということで町内の小学校6校分というふうなことでご理解をいただいてよろしゅうございます。 ○議長(平子忠雄君) 12番。 ◆12番(上野三四二君) そこで、総務課長にお尋ねいたしますが、今一般の住民の方々も大変石油類の高騰でいろいろ苦慮をされているし、また年末を迎えて、大変今度寒くなってまいりますので、それぞれの家庭でも工夫はされておりますが、こういう公の施設をたくさん持っておりますと、相当やっぱり節約するかしないか、あるいは対応をしたかしないかによって、微妙にこの結果というのは出てくるかと思います。ですから、この高騰による、具体的には各項目とも出てきていると思いますけれども、例えばまず代表的な町のこの庁舎とか、あるいは大きな公民館とか、そういった場合にこの値上げというか、高騰対策に対して、例えば数年よりも温度を設定変更するとか、あるいは節約の工夫を夜間には、例えばボリュームをうんと下げるとかというような何か対策はお考えになっておりますか。 ○議長(平子忠雄君) 総務課長。 ◎総務課長(川崎寿博君) お答えいたします。  今の油価格高騰、以前においても役場の庁舎であれば、冬場であっても10時ごろになって日射あれば、ボイラーとめます。厳寒期には、2つのうち1棟とかということで、職員からは1階のほうはかなり寒いということで言われておりますけれども、できるだけ燃料については今の施設は温度設定して自動的にとまるということではないのですけれども、職員が手動をもってボイラーを小まめにとめるというふうな措置をしております。ただ、こういうコンクリートの建物である性格上、土日をつけないと、月曜日暖まるまで時間かかるというふうな、そういう制約ありますけれども、この高騰以前から、いわゆる環境問題もありますし、一番経費の問題がありますけれども、そういうことで自動的な機器にはなっておりませんけれども、人力で、そういう形で消費を抑える形で努力をしているところでございます。 ○議長(平子忠雄君) 12番。 ◆12番(上野三四二君) 今回の高騰対策だけではなくて、いろいろと工夫をされて、また対策をしていることは私も承知しておりますが、例えばこういったビル管理の場合は、例えば職員がお帰りになったというので、全部消したりしますと、コンクリートものというのは非常に余熱をある程度保存しながらやっていかないと、次の朝にかなりのボリュームでまた無駄な燃費がかかるというようなデータが出ております。ですから、その辺の管理をいかにうまくやっていくかというのが今回のこの高騰による知恵の、この出し合いだと思いますので、ぜひ今後引き続き庁舎がモデルになって、そして公の施設があって、あるいは一般の住民の方々もそれを見習って、幾らかでもぜいたくしないような生活になればというふうに思うところでございまして、お聞きしたところでございます。今後もいろいろと、今ですとないと思いますけれども、冬場にワイシャツ姿で働くというような職場も相当過去においては見られましたので、あえて申し上げたところでございます。 ○議長(平子忠雄君) ここで暫時休憩をいたします。   〔午前10時58分〕 ○議長(平子忠雄君) 休憩を解いて再開をいたします。   〔午前11時10分〕 ○議長(平子忠雄君) 休憩前に引き続き19年度雫石町一般会計補正予算(第5号)を議題といたします。  質疑を求めます。11番。 ◆11番(大村昭東君) 18ページの農林水産業費、3目の農業総務費のところに雫石駅南口産直イベント関係の予算が計上されておりますけれども、このことについてお聞きしますけれども、議長、ちょっと前置きしゃべってよろしいですか。 ○議長(平子忠雄君) はい、どうぞ。簡潔にお願いします。 ◆11番(大村昭東君) はい。一般質問の中にも何人かの議員からお話があったわけでございますけれども、米価の低落、それから石油高騰、そうさまざま悪い環境にあるわけでございますけれども、非常に農家、大変だなという感じを持っていますけれども、実際どうなのかなというようなことで、12月でございますので、今決算時期に入っているわけです。新しい年になれば、税金申告来ますので、農家決算やっている方があるわけでございますけれども、その様子、何人かから聞いてみました。そうしましたらば、私の感じ以上に、これは大変だなということを実感したわけです。これ下手すると、冷害のときよりもひどいのではないかという感じです。冷害のときは、ご存じのように、共済金も出ますし、救農対策事業もあったわけでございますけれども、今回の米価の低落とかというようなことについては、そういうの何も対策がないわけでございまして、いかにして農家の所得を確保するかということが大事だなというふうにつくづく感じたところでございます。  この雫石駅南口の産直関係でございますけれども、私は質問するつもりはなかったのですけれども、新聞報道されましてからかなり何人かの方からあの場所の選定経緯とか、収支はどうなのかというのを聞かれました。私の知っている範囲で話はしましたけれども、農家の所得を確保するためにも当局が構想しているようないい成績残してもらいたいわけでございますけれども、そのマーケット調査みたいなことをやられて、収支はこうなるのだよというような状況にあるのかどうか、その辺、ちょっとお聞きしたいと思います。 ○議長(平子忠雄君) 農林課長。 ◎農林課長新里千秋君) この収支見込みの関係でございますが、いずれこの事業になっていただきたいということで、株式会社しずくいしをお願いしているわけでございますが、一応この事業、駅舎でやるに当たって、いろいろと株式会社しずくいしのほうからこの収支見込みはいただいてございます。新聞報道にも大きくは報道になったわけでございますが、いずれ株式会社しずくいしさんのほうでは、まず大きくはこの事業の中身を地産地消の事業、それから飲食店の展開、さらには物産販売の展開ということで、まず3つの大きな事業を見込んでいただいてございます。そういうことで、まずこの駅舎を利用して、あそこに活性化をもたらしてもらいたいということでお願いしているわけでございますが、事業費、販売の収支計画といたしましては、このまず大きく4つの事業を展開して、販売額で年間およそ9,700万程度の販売額を見込んでいるところでございます。その原価となるものは6,500万ほどということで、この差し引き売り上げの損益が3,200万ほどを見込んでいるところでございます。  それから、経費のほうでございますが、いろいろと販売にかかる分、それから人件費等ももちろんあるわけでございますが、まず人件費につきましてはおおよそ1,920万ほど見込んでございます。さらに、その給与のほかに法定福利費もあるわけでございます。この関係を280万ちょっと見込んでございます。そうして、いろいろとそれから諸費用ということで宣伝もやっていかなければならない。さらには、水道、光熱費、その他営業費用と消耗品等の購入もしていかなければならないということで、この販売経費と人件費までも見込んで、おおよそ3,300万を見込んでいるようでございます。そういたしますと、まず営業損益、まずとんとんにいくということで考えてございますし、さらに会員の皆様方からやはりこの会員の管理に当たりまして、会費をいただかなければならないということで、それの関係も当初では35名ほど見込んでいるということで、今考えているのは年会費ということで10万円ほどを考えているわけでございますが、なぜ10万円というのは高いのではないかということのお考えもあろうかと思いますが、やはりこれに参画していただくためには本当にプロとしてやっていただきたいということの考えでございます。この生半可な考えではなくして対応していただきたい、加入して、この事業に取り組んでいただきたいということで、農家のほうにも説明してございますので、そういう関係で35名もくろんでいまして、そうすれば10万円でございますので、350万円ほどになりますので、いずれ計上の損益は200万、300万ほどの収益は当初第1期目には出るのではなかろうかなという試算はいただいているところでございます。  以上でございます。 ○議長(平子忠雄君) 町長。 ◎町長(中屋敷十君) 具体的な事業の話ですけれども、マーケット調査ということの話ですけれども、ご承知のとおりで、この業務用の地産地消の部分については、もう2年ほど前から農業公社機能の中で地域振興型ということで、私も直接茨城県とか、角田市とか、宮城のです、現地を見てまいりまして、やはりこれは進めるべきだということで判断し、また議会にも何度かお願いしましたけれども、場所等の問題でなかなかうまくいかなかったという経緯がございます。その間、やはり議会からのご意見もあって、実績をつくって示すべきだということでありましたので、昨年度は県の若干の補助をもらいながら鴬宿温泉の大型ホテルとか、その実践例をつくってニーズ調査とか市場的なものと。やはり今ホテル、旅館、実需者側とすれば、やはり地場のものが欲しいということが大きな声であります。  また、そうするとその実績のもとにやれば、またつなぎ温泉とか、また他の岩手山ろく周辺のホテル、施設等についてもニーズがあると。また、盛岡の飲食店等についてもターゲットにできるということでありますので、十分、株式会社しずくいしは第三セクターでございますので、収支については、まずそんな黒字を計上する必要はないのだろうと、こう思っています。今のこういう状況の中で、大村議員おっしゃるとおりで、やっぱり農家の救済、農家対策をどうするかと。大型ロットでの中央市場型というのも1つの主流なのでしょうけれども、プランド化、価値化を高めるため、また地産地消を推進するためにも経費を農家にも高くと、実需者側には安くというシステムであれば、流通経費とか卸売経費等をいかに軽減するかということでありましょうから、そういうものを含めれば対応が十分可能であると、こう判断し、今進めているということが、やはり実績そのものが市場調査になるのかと。ただし、もちろんこれには農家の方々の協力、それから株式会社しずくいしそのもののやはり他の実需者側への営業ということは欠かせないものだと、こう思っております。 ○議長(平子忠雄君) 11番。 ◆11番(大村昭東君) ただいまの件につきましてはわかりました。  次の質問に入りたいと思いますけれども、15ページお開き願います。3款1項1目のこの社会福祉総務費ですか。13節の委託料、菜種関係の予算が計上されておりますけれども、この規模についてお聞きしたいわけです。どういうことかといいますと、この油を搾る施設、どの程度の原料を確保して、どの程度の油を搾るのか。したがって、栽培面積は、これぐらい必要なのだというのがあると思いますけれども、それを1つお聞きしたいと思います。  それから、このナノテクノロジープロジェクトのことだと思いますが、このナノテクノロジーのいただいた資料見ますと、農業振興、観光振興、景観形成、福祉、教育と、こうあります。やっぱり農業振興というのが一番重要かなというふうに私は感じるわけでございますけれども、そういったときに農林業対策審議会とか、農林業対策委員会とか、農業、農村魅力づくり協議会とか、農業振興協議会とか、そういう組織の中でどのようにか協議されたかどうか、この2点をお聞きしたいと思います。 ○議長(平子忠雄君) 経営推進課長。 ◎経営推進課長(櫻田久耕君) ただいまのご質問にお答えをさせていただきます。  施設規模等につきましては、現在実際の担当をしております福祉課長のほうにお願いをしたいというふうに思いますが、菜種そのものの栽培面積につきましては、目標面積を18ヘクタールというふうに想定しております。そのうち5ヘクタール分については、コテージの範囲の中での5ヘクタール、残りの13ヘクタールにつきましては農家の方々にお願いをしたいということで、できれば麦あるいは大豆の輪作形態の中での作目としての位置づけをしていただきたいということで13ヘクタールを目指しているものでございます。したがいまして、現在考えております施設での搾油の面積を対象となるものは18ヘクタールを上限というふうなことの中での整備をしようと考えているものでございます。  以上です。 ○議長(平子忠雄君) 福祉課長。 ◎福祉課長(峰川英利君) 私のほうからは、予算措置されております委託料の関係の施設の規模についてお答えをさせていただきたいと思います。今経営推進課長お答えしたように、18ヘクタールの菜種からということで、大体搾油の量は種子27トンほどができるということで、その搾油のための施設でございまして、木造平家建て、大体17.5坪ほどの建物を、今福祉作業所がございますけれども、そちらの南側といいますか、今の駐車場のあたりに建設をしたいということで、そのための基本設計の委託料でございます。  以上でございます。 ○議長(平子忠雄君) 農林課長。 ◎農林課長新里千秋君) それでは、農林課のほうにつきましては、委員会等にどのように諮っているかということのご質問だったと思ってございますが、いずれ議員ご承知のとおり、農林業基本計画があるわけでございますが、その中に毎年度定めております行動計画もあるわけでございます。行動計画につきましては、毎年度この実績等々を検討、協議しながら次年度に向けた行動計画を策定するわけでございます。20年度の関係につきましても今後この行動計画、これから作業していかなければならないわけでございますが、その中におきましていろいろと魅力づくり協議会の委員の皆様、さらにはこの対策委員会の皆様方にお集まりをいただきまして、定めていかなければならないと思ってございますので、その中でお話をしていかなければならないものと思っているところでございます。  以上でございます。 ○議長(平子忠雄君) 11番。 ◆11番(大村昭東君) あと二、三点お聞きしたいわけですが、1つはどのように農家のほうに周知しているかということを1点です。  それから、このナノテクノロジープロジェクトにもですし、農林業基本計画とか、同行動計画、安全、安心、愛される農畜産物、こう出てくるわけです。私決して理屈を申し上げるのではございませんので、こういうところが大切ではないかというようなことで申し上げたいわけでございますけれども、安全、安心、愛される農畜産物。こういうふうにすれば、こういうふうにできるのだよという、そういったものをしっかり持っていなければならないと思います。過去何年か、安全、安心、愛される、どういうふうにそれが進んできたか。簡単に言いますと、この前申し上げましたように、無農薬、無肥料で生産されたものが、まず一番いいと思いますけれども、ですからどういうふうにすれば、無農薬、無肥料で農畜産物が生産できるか、そこのところはっきりしておかなければならないと思います。その辺の根本といいますか、基本というか、どういうふうに進めるつもりなのかお聞きしたいと思います。 ○議長(平子忠雄君) 町長。 ◎町長(中屋敷十君) 大変難しいお話だと思います。ただ、有機栽培とか何か、よく言われますけれども、実際の部分についてはやっぱり栽培技術だと思うのです。菜の花に限らず、全体のものだと思います。議員おっしゃったとおりで、例えば波動という運動がありまして、すべて町内の土地というか、その一画を全部有機栽培にするというような動きもやっているところもあるようでございますけれども、ただ本当にそれが気象条件とか、いろんな場面で変わる。また、ある程度の生産量の確保とか、これで進めてきたのがやはり化学肥料なり、今の農法ではないのでしょうか。機械化も進む。その部分をどう改めていくか。やっぱり集約農業と言われた我が日本の農業は、いつの間にか機械化になってと。先ほど裏腹に、逆に、新いわて担い手の絡みでは機械導入が必要だと、こういう話の中で、やはりその価値観を高めて、どう進めるかと、これはよほど相当行政のみならず、生産団体とか、そういうもので、また幾らポジティブリスト制ができていてもいろんなまた協力を得てやらなければならない部分があるのだろうと、こう思います。その分では、一口ではなかなか言えない。  ただ、おっしゃるとおりで、やっぱり物の付加価値をつけるためには、そういうものもやっていかなければならない。例えば私こういう事例を知っています。宮城県のほうで、おじいちゃんとおばあちゃんしか農業の担い手がいなくなったと。ろくに機械も動かせないと。昔のまんま、それならあるような形でやってみるかということで、昔の農法でやってみたらば、田んぼにはタニシがすんで、ドジョウがいて、小魚がすむようになったと。そういう田んぼでの稲作を見たらば、東京の方が見て、ああ、これはいい米だという形で大変高い価格で取引されたと、こういう事例もあるようであります。ただ、それがすべて町内の農業全体に波及、普及できるかということになると、大変厳しい現実だと思います。その分については、おっしゃるとおりで、安全、安心、愛されるものであれば、やっぱり段階を踏まえて話していかなければならない。これは、やはりこれから昨日猿子議員さんが話しました。また、大村議員さんもその前の日、この5次の展開がございました。私も全くそのとおりだと思います。その部分については、今行政のみならず、生産団体等の、そういう検討する組織を絶対つくっていかなければならないと、またお二人の質問を受けて、意を強くしたところでございます。  でも、今の状況を見れば、行政が指導をしながら生産団体と連携する、また栽培技術であれば、農業改良普及センターとか、また町内の専門的な技術を持っていらっしゃる方、そういう方も巻き込んだ中で進めていかなければならないと、こう思っております。それは、やはりここでお約束したいと思います。早急にその検討組織というものをつくりながら、ただ一気呵成にはいかないと。私ども余り有機栽培というよりも資源循環型農業の展開を私は提唱します。雫石の家畜ふん尿からもって、今アグリリサイクルセンターがある。それを理解してもらって、そういうものでの生産土壌でと。さらに、これに加えて有機栽培だという形になれば、本当に安全、安心、そして心があれば愛されるものになるのだと、こう思いますので、そういった方向で十分検討し、また農協さんが余り動かなければ、行政が動いて指導していくような形で体制を整備していきたいと、こう思っております。 ○議長(平子忠雄君) 11番。 ◆11番(大村昭東君) 町長が言われたことについては、私は何も言うことはございませんで、進めていただきたいわけでございます。そのことによって、町内の農畜産物の付加価値を高めてもらいたいと、こう思うわけですけれども、それでそれこそ私覚えたつもりで言うのではございませんで、誤解ないようにお聞きしてもらいたいと思います。  アグリリサイクルセンター、堆肥のことですけれども、一般的に有機栽培、ただ堆肥まけばいいのだというふうに、こう思われがちなのですけれども、そういうことではないということです。その堆肥の使い方、堆肥のつくり方、それをうまくやれば、連作障害も起きないし、無肥料でもできるのだというそのことがあるわけです。ですから、せっかくの立派な堆肥センター、堆肥もたくさんあると思いますので、そういういい堆肥といいますか、いろいろそのつくり方もやっぱり研究しなければならないと思います。微生物とか酵素、酵母の世界のことですから、そこをうまく組み合わせていくと、そういうのができるという一つの技術というか、それがあるわけでございますので、そういったのをぜひ研究されて、付加価値高めてもらいたい。そういった意味で、トレセンの2階にある研究室、研究器具、機材です、ますますこれ刷新して機能発揮させなければならないと思っているわけでございますけれども、先般の農林課長の話ですと、盛岡農学校にやったとかなんとかという話、何だかちょっと聞いたような感じしていましたけれども、どういう考えでそういうようなことやられたのか、そこの1点だけお聞きしたいと思います。 ○議長(平子忠雄君) 農林課長。 ◎農林課長新里千秋君) お答えをさせていただきます。  このトレーニングセンターに設置しておりましたバイテクの施設の備品関係につきましては、平成元年に補助事業を導入して入れたと記憶してございます。いろいろと花の関係のバイオとか何かやっていただいたということで、非常に成果を上げてきたわけでございますが、近年余り活用されていなかったということで、耐用年数も過ぎたということで去年の10月にこの廃棄処分をしたと思ってございます。それで、やはりそれを使えるだけの技術のある方々が職員はもちろんいませんし、農協等々でもいない。それを指導する体制もとれないということから、さらに有効利用を図るべきだということで、実際今積極的にやっている盛岡農業高校、さらには紫波の高校さんにお譲りしたということでございますので、ご理解を賜りたいと思います。  以上でございます。 ○議長(平子忠雄君) 10番。 ◆10番(田中栄一君) 19ページの商工費、商工振興費についてですけれども、小規模小口資金保証補助金、これは今大変中小企業は厳しいのですが、資金需要がこの分増えたということでしょうか。  また、設備資金に回ったのか、運転資金の利子補給というか、保証料の補給ですけれども、この辺のところ1点お聞きしたいと思います。  もう一点は、次のページのマレーシア岩手フェアの派遣費補助金というの、これはこの前ニュース等になった達増知事さんが行った、米5トン持っていった関係に対しての補助金でしょうか。  そして、これに対して、雫石町は30万出しているわけですけれども、雫石から何かそういう商品というのですか、どういったものを持っていったのかどうか。その辺お伺いしたいと思います。 ○議長(平子忠雄君) 商工観光課長。 ◎商工観光課長(広瀬武君) ただいまのご質問にお答えいたします。  最初に、小規模小口資金の関係でございますが、実はこれ県のほうが預託をいたしまして取り組むということで、平成19年の10月からということになってございます。内容につきましては、これに雫石町として参画するということになりますと、町内に事業所を有する従業員数が20人以下、あるいは商業、サービス業5人以下の小規模企業者に対して貸し付けを行うという内容でございます。  資金用途としましては、設備資金、運転資金、そして貸付限度額が1,250万円以内ということになってございます。貸付期間が7年以内、設備関係でございます。それから、運転資金としては5年以内というもので、貸付利率の関係につきましては3年以内が2.25%以内、3年を超え7年以内が2.45%以内ということでございます。実は、このことにつきましては、議員おっしゃるとおり、大変中小企業が厳しいという中で、当町におきましては雫石町融資斡旋協会というものがございます。これで対応してきたわけでございます。県内では、もうほとんど単独でやられている市町村は雫石町を含め、1ないし2しかないと。県の信用保証協会のほうに市町村がそれぞれ預託をしまして、その事業を取り組んでいると。斡旋協会のほうでは、ここ2年ほど前から、2年と申しますか、県の信用保証協会さんのほうからは、もう大分前から雫石町もぜひそちらのほうに入ってはということで検討をしてまいっておりました。そこで、県がことしの10月からこういう制度になるというものを設けるということがわかりまして、これに加入することでずっと検討を進めてまいりました。今回お願いする中身につきましては、年度の途中でありますので、こういう金額になってございますが、この中身については県が預託しますので、ただこれに加盟する前段としまして、保証料の、要するに支払い不能と、返還が不能となった場合のリスクを加入者が持つという意味でございます。  それで、信用保証協会のほうに、実際雫石町としては入っていないわけですので、どのような算定基準になるのかということで計算していただきました。そうしますと、これが雫石町が1年間に小口零細を利用すると想定した場合の雫石町の承諾分が7,900万ほどになると。そのうち想定、小口となるものが3,900万ぐらいになりますよと。そして、それを年にかえれば、196万ほどになると。今回は、そのうちの4分の1、1月にできれば加入したいということで、その金額が今回お願いしている49万2,000円というものでございます。  ちなみに、融資斡旋協会のほうで今回続けてまいりましたけれども、融資斡旋協会の状態が設立当初から40年を経過してございます。平成9年当時あるいは10年当時ですと、1億円台の金額がございましたが、19年度時点では1,400万ということで、このことにつきましてはやはり金融機関の指導等もございまして、保証人とか、いろいろそういうものが相反するようではございますが、非常に厳しいということもございまして、それらをトータル的に融資斡旋協会として考えて、こちらの制度に移行していきたいという考えのものでございます。  失礼しました。マレーシアにつきましては、議員、報道機関等でご存じのことと思いますが、実は岩手県がマレーシアで国際物産展を行うということで、知事を先頭に実施したということでございますが、雫石町といたしましても何か物産をやろうということで二、三考えましたが、実はこのお願いしている金額の中身は岩手県の共同経営の伝承的な、そういうものを、要するにアトラクションの部門で推薦いただけないかというものが参っておりました。県のほうでは、県内のそういう会を4団体ぐらい…… ○議長(平子忠雄君) 町長。 ◎町長(中屋敷十君) 答弁がぐだぐだ長くなっていますので、私から答弁させてもらいます。  マレーシアの件については、県のほうからマレーシアのイベントに際して、郷土芸能を持っていきたいと。そして、ついては、細川会に出ていただけないかという話がございまして、ただ経費的に成田から外国経費は全部持ちますけれども、国内経費が見れないということで、細川会からの要請もございまして、過去にも実績がございますので、それではということで成田までの荷物とか、いろいろございますので、その分について30万補助をしたという経費でございます。
    ○議長(平子忠雄君) 10番。 ◆10番(田中栄一君) これは、補助金というよりも出資金ともまた違うのです。保証料の、要するに県のほうに預託している分ではなくて、新しい会ができて、それに対しての出資金みたいな形ではなくて、あくまでも補助金という形で、これはそして町は全く融資のあっせんには関係しない、その県の保証協会に申し込んでやると、そういう金額なのでしょうか。その辺のところを。  それから、せっかく次のマレーシアのことなのですけれども、何か出費にできるような、また観光PRができるようなものをやはり構築しておかなければならないのではないかなと今感じましたが、その辺のところ。 ○議長(平子忠雄君) 町長。 ◎町長(中屋敷十君) 一定の補給補助金については、おっしゃるとおりでございます。今まで融資斡旋協会そのものが直接できるということで、大変私としてはいい制度だと思っていました。保証協会通さなくてすぐできるということで、なかなかでも実績がないと。また、今やはり銀行がついているものですから、相当厳しい目で見られるということで、やはりこういう対応が必要なのだろうなと。ただ、利率、また資金等も結構大きゅうございますので、ぜひ中小企業の方々についてはこの部分について対応していただければなと、こう思っているところでございます。  また、マレーシアの件についても急遽な話でございまして、県の産業貿易振興協会とか、岩手県さん中心にやりましたけれども、あのパンフレット等については十分対応させていただいておりますので、また次回こういうイベントがあれば、花卉とか、いろんなもので対応できるものだと、こう思っています。今回は、30万の計上については、あくまでもイベントでの日本の紹介ということで、岩手県の紹介ということで、大変細川会の評価が高かったということであります。その分の国内経費の分の一部を補助させていただいたということでご理解賜りたいと思います。 ○議長(平子忠雄君) 4番。 ◆4番(前田隆雄君) 22ページ、教育振興費の中で、キャリア教育講師等謝礼とありますので、このキャリア教育に対しましては現在西根小学校で行われたということで教育長にお尋ねしたいというふうに思います。  先般町P連でもいろんな小学校の学校で、いろんなことをやっているという発表があったわけでございます。その中で、子供たちの教育に対しては、非常に地域に根差した地域住民と対話をしたいい教育をしていることで、非常にいいなとは思ったのですけれども、どうも非常に中学校の状況を見ても18名の不登校者がいたという経緯も踏まえながら、ちょっと先般テレビをつけましたら小学校の教育にかかわる番組をちょこっとやっていまして、その内容はといいますと、小学校5年生であったわけですけれども、A君が給食当番だったと。給食当番でありながら皆さんに給食を配る時点で牛乳を忘れてきたと。その牛乳を当番でないBさんが持っていったところ、そのAさんはどういう対応をするかという内容のもので、子供のその反応をどう教育していくかというものだったのです。それで、その中身は、Bさんに届けられたAさんが「なに、すぐ持ってこようとしていたのに」という答え方をする場合と、「Bさん、ありがとう」と素直に答えた者があったのだそうです。ですから、最近若者がキレる、キレないという犯罪を犯す教育の中で、そういう素直にありがとう、それからおはよう、さようなら、ごめんなさい、こういう言葉を素直に発声できるような教育が必要かなと思いますけれども、そういった教育方針の中で、教育長、どうお考えでしょうか。 ○議長(平子忠雄君) 教育長。 ◎教育長(村上功君) ただいまのご質問についてお答えしたいと思います。  テレビ放映については、私残念ながら見る機会がございませんでしたが、まさにそのとおりであろうと、こう思いますが、まず最初にキャリア教育につきましては大変立派な学校公開をしていただきましたし、その評価もいただいたところでございます。そのキャリア教育のねらいについては、もうおわかりかとは思いますが、いわゆるさまざまその背景がありまして、現在取り組み始めた部分でございますけれども、いずれ簡単に言いますというと、勤労観、職業観を育てると、こういうことに尽きるわけでありますが、したがいましてその実践を全町内に広めてまいりたいというふうに考えております。ただ、そのキャリア教育という名はつけないにしてもさまざまな場面で、それに類似する部分の実践は既に行われている学校さんもあるわけでありまして、それをまとめて総合的に長としてやっていかなければならないと、このように考えておりますので、いましばらく時間をいただきたいなと、こう思っているところであります。 ○議長(平子忠雄君) ほかにございませんか。   〔「なし」の発声あり〕 ○議長(平子忠雄君) 質疑なしと認めます。  次に、討論に入ります。討論ございませんか。   〔「なし」の発声あり〕 ○議長(平子忠雄君) 討論なしと認めます。  これより採決に入ります。  日程第3、議案第6号、平成19年度雫石町一般会計補正予算(第5号)を原案のとおり決定することに賛成の方の挙手を求めます。   〔全員挙手〕 ○議長(平子忠雄君) 全員挙手であります。よって、本案は原案のとおり可決されました。  ここで昼食のため休憩をいたします。   〔午前11時50分〕 ○議長(平子忠雄君) 休憩を解いて再開をいたします。   〔午後1時15分〕 ○議長(平子忠雄君) 日程第4、議案第7号、平成19年度雫石町下水道事業特別会計補正予算(第2号)を議題といたします。  これより質疑に入ります。13番。 ◆13番(坂下栄一君) 5ページですけれども、今下水道ですよね。歳出のところで委託料720万の減です。測量設計委託料の減ですけれども、同じ金額で工事請負費ということで720万ございます。舗装復旧工事ですが、これにかかわって測量設計委託料が720万減というのは、どこか予定していた工事をやめたのかどうか、ここら辺の関係について伺いたいと思います。 ○議長(平子忠雄君) 上下水道課長。 ◎上下水道課長(米澤衛君) お答えいたします。  測量設計委託料の減につきましては、当初塩ケ森の雨水ポンプ場の耐震設計並びに詳細設計を予定してございました。それで、最初に耐震調査を行いましたところ、地下部分についてはレベル2、阪神・淡路級の大きな地震であれば、部分的に補修しなければならないという調査結果が出ておりますけれども、その地下部分が12メーター、13メーター深い部分の壁、もしくはその底盤という非常に補強が難しい部分の調査結果が出てまいりまして、いろいろ検討しました結果、詳細設計までして補強するのはなかなか将来的にも難しいだろうということで、当面補強の部分については見送るという考え方で今回工事費のほうに組み替えたものでございます。 ○議長(平子忠雄君) 13番。 ◆13番(坂下栄一君) そうしますと、それこそあすにでも阪神・淡路級が来れば、その施設は壊れるわけですか。 ○議長(平子忠雄君) 上下水道課長。 ◎上下水道課長(米澤衛君) その耐震診断で、部分的に危ない箇所はございますけれども、ポンプ場全体がつぶれるとか、壁が全部地震で壊れるというような内容ではございませんけれども、若干の補強は必要な部分があるという調査内容でございます。 ○議長(平子忠雄君) 18番。 ◆18番(伊藤哲夫君) 多額な投資をして、下水道をやっているわけでございますが、普及率の問題でお聞きしたいと思います。  今本当に大変な経済情勢のもとで、普及率が悪いのではないかなというふうに思いますが、今現在どういう状況なのか、まずお聞きしたいと思います。 ○議長(平子忠雄君) 上下水道課長。 ◎上下水道課長(米澤衛君) お答えいたします。  平成18年度末の公共下水道の整備面積は、約484ヘクタール整備済みでございます。その整備済みの中で、下水を使える人口は8,500人となってございます。これは、町の行政人口で割り戻しますと、44.5%の下水道が使える割合になってございます。  それから、19年度現在整備中でございますけれども、19年度末の予定といたしましては、3ポイントほど上がりまして、大体47%ぐらいの普及率になるものと予測してございます。 ○議長(平子忠雄君) 18番。 ◆18番(伊藤哲夫君) 今普及率出ましたが、いずれにしろまだ低いのでないかなというふうに、投資した割合に、結局建物も建っているのが少ないような今の現状でありますから、そうだと思いますが、改修されているところのうちでは入れているところもあると思いますが、まだまだ普及率を上げるような状況にしていかなかれば、財政が圧迫されるのではないかなというふうに私は思いますが、どうでしょうか。 ○議長(平子忠雄君) 上下水道課長。 ◎上下水道課長(米澤衛君) お答えいたします。  今議員さんのほうから下水道を整備して、できるだけ使っていただけるような方策ということでございますけれども、町といたしましても未接続の家庭に対しまして、はがき、封書によりまして接続のお願いを重ねているところでございますし、融資制度についても積極的に活用していただいて、できるだけ早い時期につないでいただけるようにお願いしているところでございます。 ○議長(平子忠雄君) ほかにございませんか。   〔「なし」の発声あり〕 ○議長(平子忠雄君) 質疑なしと認めます。  次に、討論に入ります。討論ございませんか。   〔「なし」の発声あり〕 ○議長(平子忠雄君) 討論なしと認めます。  これより採決に入ります。  日程第4、議案第7号、平成19年度雫石町下水道事業特別会計補正予算(第2号)を原案のとおり決定することに賛成の方の挙手を求めます。   〔全員挙手〕 ○議長(平子忠雄君) 全員挙手であります。よって、本案は原案のとおり可決されました。 ○議長(平子忠雄君) 日程第5、議案第8号、平成19年度雫石町農業集落排水事業特別会計補正予算(第1号)を議題といたします。  これより質疑に入ります。4番。 ◆4番(前田隆雄君) 5ページの歳出でですが、工事請負費の中で舗装補修工事90万7,000円とございます。それで、恐らく掘った後、埋め戻しするわけなのですけれども、その埋め戻しした後、舗装かけます。多分そこまでは、業者さんがやると思うのです。土が落ちつけば、また少し下がったりします。そういったところまで業者さんの責任で行われるのか、それともその部分の補修費がこちらになるのか、ちょっと教えてください。 ○議長(平子忠雄君) 上下水道課長。 ◎上下水道課長(米澤衛君) お答えいたします。  15節の工事請負費90万7,000円につきましては、工事を終わった後のマンホールと舗装面の段差のすりつけ、これは段差がありますと冬場に除雪で除雪機械が鉄ぶたとぶつかりますので、それを防止するために道路管理者と協議をしながらマンホールの鉄ぶた周りをすりつけるための舗装工事でございます。 ○議長(平子忠雄君) 4番。 ◆4番(前田隆雄君) その点ではわかりました。そうしたらば、土がしばらくして落ちついて段差ができたというときのその対応はどちらのほうでの対応となるわけですか。 ○議長(平子忠雄君) 上下水道課長。 ◎上下水道課長(米澤衛君) ただいまの質問にお答えいたします。  工事の保証期間の中であれば、または明らかに業者の施工に瑕疵がある場合には、施工業者にお願いいたしますし、それ以降の段差等につきましては役場のほうで舗装復旧いたします。 ○議長(平子忠雄君) ほかにございませんか。   〔「なし」の発声あり〕 ○議長(平子忠雄君) 質疑なしと認めます。  次に、討論に入ります。討論ございませんか。   〔「なし」の発声あり〕 ○議長(平子忠雄君) 討論なしと認めます。  これより採決に入ります。  日程第5、議案第8号、平成19年度雫石町農業集落排水事業特別会計補正予算(第1号)を原案のとおり決定することに賛成の方の挙手を求めます。   〔全員挙手〕 ○議長(平子忠雄君) 全員挙手であります。よって、本案は原案のとおり可決されました。 ○議長(平子忠雄君) 日程第6、議案第9号、平成19年度雫石町簡易水道事業特別会計補正予算(第2号)を議題といたします。  これより質疑に入ります。ございませんか。   〔「なし」の発声あり〕 ○議長(平子忠雄君) 質疑なしと認めます。  次に、討論に入ります。討論ございませんか。   〔「なし」の発声あり〕 ○議長(平子忠雄君) 討論なしと認めます。  これより採決に入ります。  日程第6、議案第9号、平成19年度雫石町簡易水道事業特別会計補正予算(第2号)を原案のとおり決定することに賛成の方の挙手を求めます。   〔全員挙手〕 ○議長(平子忠雄君) 全員挙手であります。よって、本案は原案のとおり可決されました。 ○議長(平子忠雄君) 日程第7、議案第10号、平成19年度雫石町介護保険事業勘定特別会計補正予算(第2号)を議題といたします。  これより質疑に入ります。質疑ございませんか。13番。 ◆13番(坂下栄一君) 7ページの保険給付費についてでありますが、居宅介護サービス給付というのですか、これは随分増えておりますけれども、金額的にも5,600万という数字になっておりますが、これは高齢化もそうでしょうけれども、余り極端に、比率からすれば多いように思いますが、この理由について、まずは伺いたいと。  それと、もう一つは、地域密着型介護サービス給付費、これもまた1,000万減額でありますけれども、当町にとってこの地域密着型介護サービスというものは合わないのかどうか、そこら辺の見方について伺いたいと思います。 ○議長(平子忠雄君) 福祉課長。 ◎福祉課長(峰川英利君) お答えいたします。  まず、居宅介護サービス給付費の負担金が増になっております件につきましては、ことしの特徴というあれだかもしれませんけれども、特定施設入居者生活介護とか、あと訪問リハビリが前年実績よりも大分増えてきております。この特定施設入居者生活介護というのは、養護老人ホームとか、有料老人ホームに入っている方で介護認定受けた方、昨年の4月からそういう養護老人ホームでも介護施設と同じような格好でサービスがやられるということで、その部分が伸びてきております。  それから、2点目の地域密着型介護サービス給付費負担金の減ということで、雫石町内にはこの地域密着型につきましてはグループホーム2カ所だけでございます。この地域密着型サービス事業所というのは、そのほかに小規模多機能とか、コンビニ的な、そういう事業所もできるのですけれども、介護保険の事業計画では今回3年のうちに5カ所程度導入したいということの計画で予算もある程度見ていたのですが、そういう事業所があらわれないというか、やりたいという方がいらっしゃらない。これにつきましては、いろいろ事業所さんにお聞きしましたらなかなか経営が難しいということのようでございます。デイサービスやって、ヘルパー派遣やって、ショートステイやるということで、ものすごく理想的な事業所のように見えるのですけれども、人員の配置、宿泊客がいなくてもだれかが宿直していなくてはならないとか、そういう経営が難しい部分があるということのようで、近隣の町村でもなかなか事業所ができないような状況でございます。  以上でございます。 ○議長(平子忠雄君) 13番。 ◆13番(坂下栄一君) その居宅介護サービスの増えたのは、ことしの特徴というふうなお話がありました。これは、いわゆる老人ホームのほうに出かけてやる部分も入るということですか。 ○議長(平子忠雄君) 福祉課長。 ◎福祉課長(峰川英利君) これは、特定施設入居者生活介護というのは、施設の中でサービス受けるものでございます。その事業所さんが介護保険の事業所の指定を受けて、あの中でサービスを受けるということでございます。外から受けることも可能なわけですけれども、その場合は、事業所のほうでそれを認めるという格好にしないとだめでございます。  以上でございます。 ○議長(平子忠雄君) 13番。 ◆13番(坂下栄一君) では、次にもう一つ。8ページの地域支援事業費でありますが、嘱託介護支援専門員の報酬が160万減額であります。この理由について伺いたいと思います。 ○議長(平子忠雄君) 福祉課長。 ◎福祉課長(峰川英利君) お答えをいたします。  これの減額につきましては、地域包括支援センターでは昨年の4月からですけれども、要支援1、2の方の予防プランをつくらなくてはならない事業所になりました。現在保健師が予防プランをつくっているのですが、件数的に1人の保健師でこの予防プランをつくるのもなかなか大変ということで、当初予算で嘱託の介護支援専門員を雇いたいということで予算措置させていただいたのですが、ハローワークに募集をかけておりますけれども、応募者がいない。お一人、ちょっと話あった方はいたわけですけれども、その事業所のほうでやめないでくださいということで押さえられてしまいまして、その後ハローワークにずっと募集をかけているのですが、あらわれないということで、今の職員の中で何とかやりくりをしているというような状況で、残り3カ月分は残しましたけれども、減額させていただいたということでございます。  以上でございます。 ○議長(平子忠雄君) 13番。 ◆13番(坂下栄一君) そうしますと、現在職員で手分けしているようですけれども、今後その募集は続けていくのですか。 ○議長(平子忠雄君) 町長。 ◎町長(中屋敷十君) この点については、谷地議員の病院に絡めてもお話ししましたけれども、大変今こういう形で、報酬等で専門職員等で対応というのはなかなか厳しい状況です。看護師さん、医師確保の問題、看護師の問題、それからケアマネジャーも同じような状況だということでありますので、新年度予算においてやっぱり正規職員の採用という形で考えていかなければ、これから対応できないのかなと。この間も地域包括支援センターの協議会の中でもいろいろ識者の方々からも意見賜りましたけれども、そういう回答でございまして、ある程度身分保障しながらと。また、この分については、当然高齢者対策として強化していかなければならない部分だろうと、こう思っておりますので、当初予算編成の際に、そういう方向で検討してまいりたいと、こう思っております。 ○議長(平子忠雄君) ほかにございませんか。   〔「なし」の発声あり〕 ○議長(平子忠雄君) 質疑なしと認めます。  次に、討論に入ります。討論ございませんか。   〔「なし」の発声あり〕 ○議長(平子忠雄君) 討論なしと認めます。  これより採決に入ります。  日程第7、議案第10号、平成19年度雫石町介護保険事業勘定特別会計補正予算(第2号)を原案のとおり決定することに賛成の方の挙手を求めます。   〔全員挙手〕 ○議長(平子忠雄君) 全員挙手であります。よって、本案は原案のとおり可決されました。 ○議長(平子忠雄君) 日程第8、議案第11号、平成19年度雫石町立雫石診療所特別会計補正予算(第1号)を議題といたします。  これより質疑に入ります。9番。 ◆9番(石亀貢君) 3ページの債務負担行為に関連して質問いたします。  病院から診療所体制に移行になりまして、医師不足の中、事務長初め、関係者に対しては、大変な医師確保に対してご尽力いただいたというのは、きのうもお伺いしていました。それにかかわって、この債務負担行為1,166万なのですが、これは医療器具、内視鏡というふうになっていますが、これは耐用年数が来てリースの満了になったのか、あるいは新しい医師が見えまして、診療体制、この戦略的な構築の部分で導入するものかお尋ねしたいなと、このように思います。 ○議長(平子忠雄君) 診療所事務長。 ◎診療所事務長(木村英彦君) それでは、石亀議員のご質問にお答えいたします。  結論から申しますと、耐用年数が来たこと、それから新医師が来たことという条件が絡み合って、更新するという内容のものでございます。ご案内のとおり、10月1日から常勤医師として松井先生をお迎えしました。松井先生は、消化器内科が専門で、特に内視鏡でも上部、下部とありますが、胃と大腸の名手として知られているようであります。その松井先生から現有している診療所の内視鏡で診察することは、医師にとって非常にリスクが大き過ぎると。なぜなら古くて、いつ故障が起こるかわからないと、それからモニターの画面が小さい、さらには画面の解像度も悪いという、そういう訴えがありました。確かに私どもが所有している内視鏡は、平成5年に購入したものでございますから、14年も経過しております。確かに、その間に、医療機器は驚くほど進歩しております。普通医療機器の場合は、耐用年数は5年からせいぜい8年というふうになっているわけでございますが、医師の言うとおり、当たり前の話なのですが、新しいものを提供して、よりよい診療をしていただこうという考え方から、今回補正に計上させていただきました。10月にお見えになったときには、10月、胃カメラ、大腸カメラ合わせまして29件処理しております。これは、収入金額にしますと58万円でございました。11月の上旬にデモンストレーションの機械、デモ機をお借りしてやりました結果、胃カメラのほうは18件でしたが、大腸カメラが24件、金額にしますと収入で89万3,000円というような形になってきていましたので、私どもとすれば、今後このような形で収入が増嵩してくれることを願ってやまないということで、今回補正させていただくということになったものでございます。  でも、松井先生のお話を今させていただきましたが、ここで議員さん方にお願いでございます。すばらしい胃、十二指腸、それから大腸、これらについてはお医者さんでも師弟関係と呼んでいるようですが、若いお医者さんもついています。そういうすばらしい先生をお迎えいたしましたので、どうぞその検査の際は雫石診療所をご利用していただきたいと、このようにお願いいたして終わります。 ○議長(平子忠雄君) 9番。 ◆9番(石亀貢君) 詳細にご説明いただき、またPRもいただいたということで、今後は外来診療が診療所におかれましても経営的にプラスになる面が多いかなと、このようにお聞きしました。確かに私も今回再検査しろということで医大にかかりました。そうしたら、何だかんだと3回ほど時間指定とか何かと行かなければならないということで、地元にこういったことが対応できれば、患者もファンも増加してきて、医業収益確保には邁進できるのかなと。そういった面では、大いに期待できる導入であるなと、このように思いました。  以上でございます。 ○議長(平子忠雄君) ほかにございませんか。   〔「なし」の発声あり〕 ○議長(平子忠雄君) なければ、これで質疑を終わります。  次に、討論に入ります。討論ございませんか。   〔「なし」の発声あり〕 ○議長(平子忠雄君) 討論なしと認めます。  これより採決に入ります。  日程第8、議案第11号、平成19年度雫石町立雫石診療所特別会計補正予算(第1号)を原案のとおり決定することに賛成の方の挙手を求めます。   〔全員挙手〕 ○議長(平子忠雄君) 全員挙手であります。よって、本案は原案のとおり可決されました。 ○議長(平子忠雄君) 日程第9、議案第12号、平成19年度雫石町水道事業会計補正予算(第2号)を議題といたします。  これより質疑に入ります。ございませんか。   〔「なし」の発声あり〕 ○議長(平子忠雄君) 質疑なしと認めます。  次に、討論に入ります。討論ございませんか。   〔「なし」の発声あり〕 ○議長(平子忠雄君) 討論なしと認めます。  これより採決に入ります。  日程第9、議案第12号、平成19年度雫石町水道事業会計補正予算(第2号)を原案のとおり決定することに賛成の方の挙手を求めます。   〔全員挙手〕 ○議長(平子忠雄君) 全員挙手であります。よって、本案は原案のとおり可決されました。 ○議長(平子忠雄君) 以上をもって本日の日程は全部終了いたしました。  本日はこれをもって散会といたします。  あす午前10時から再開をいたします。  ご苦労さまでございました。   〔午後1時42分〕...