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09月08日-一般質問-03号

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  1. 滝沢市議会 2020-09-08
    09月08日-一般質問-03号


    取得元: 滝沢市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-21
    令和 2年  9月 定例会令和2年9月8日令和2年滝沢市議会定例会9月会議会議録令和2年9月8日令和2年滝沢市議会定例会9月会議が滝沢市役所に招集された。出席議員は次のとおりである。   1番  奥  津  一  俊  君    2番  菅  野  福  雄  君   3番  佐  藤  澄  子  君    4番  日  向  裕  子  君   6番  遠  藤  秀  鬼  君    7番  川  口  清  之  君   8番  仲  田  孝  行  君    9番  小 田 島  清  美  君  10番  井  上     仁  君   11番  松  村     一  君  12番  齋  藤     明  君   13番  長  内  信  平  君  14番  柳  橋  好  子  君   15番  山  谷     仁  君  16番  相  原  孝  彦  君   17番  稲 荷 場     裕  君  18番  角  掛  邦  彦  君   19番  藤  原     治  君  20番  日  向  清  一  君欠席議員(なし)地方自治法第121条の規定により説明のため会議に出席した者は次のとおりである。       市        長     主  濱     了  君       (上下水道事業管理者)       教    育    長     熊  谷  雅  英  君       副    市    長     三  河  孝  司  君       市 民 環 境 部 長     齋  藤  誠  司  君       健 康 福 祉 部 長     丹  野  宗  浩  君       兼 福 祉 事 務 所 長       経 済 産 業 部 長     長  内  司  善  君       都 市 整 備 部 長     齊  藤  和  博  君       上 下 水 道 部 長     齋  藤  克  也  君       企 画 総 務 部 長     岡  田  洋  一  君       地 域 づくり推進課長     藤  島  洋  介  君       防 災 防 犯 課 長     日  向  秀  次  君       環  境  課  長     武  田     晋  君       地 域 福 祉 課 長     舘  澤  俊  幸  君       健 康 推 進 課 長     猿  舘  睦  子  君       観 光 物 産 課 長     大  槻  智  康  君       都 市 政 策 課 長     近  藤     整  君       総  務  課  長     高  橋  克  周  君       情 報 シ ス テム課長     久  保  正  秋  君       財  務  課  長     滝  田  俊  一  君       教  育  次  長     佐  藤  勝  之  君       教 育 総 務 課 長     久  保  雪  子  君       学 校 教 育 指導課長     村  田  浩  隆  君       生涯学習スポーツ課長     朝  岡  将  人  君       滝 沢 市 上 下水道部                      斉  藤  明  徳  君       水 道 総 務 課 長本会議の書記は次のとおりである。       議 会 事 務 局 長     井  上  裕  司       議 事 総 務 課 主 査     女  鹿  寛  之       議 事 総 務 課 主 任     畑  村  瞬  也 △開議の宣告 ○議長(日向清一君) ただいまの出席議員は19名であります。定足数に達しておりますので、会議は成立いたします。 直ちに本日の会議を開きます。                                (午前10時00分) △一般質問 ○議長(日向清一君) これより本日の議事日程に入ります。 日程第1、一般質問を行います。 本日は、3名について行います。 一般質問を行うに当たり、議員並びに答弁者各位に申し上げます。滝沢市議会基本条例第12条第3項の規定に基づき、答弁者に反問権の行使及び質問内容の確認を認めますので、発言を求める際には当職より発言の許可を得てください。 初めに、9番小田島清美君の発言を許可いたします。ご登壇願います。 ◆9番(小田島清美君) 議長。 ○議長(日向清一君) 9番小田島清美君。 ◆9番(小田島清美君) おはようございます。議席番号9番、公明党、小田島清美です。昨日の台風10号により、甚大な被害を受けられた方々に心からお見舞い申し上げます。 さて、コロナ禍の中、多くの市民は自分が感染しないように、職場から感染者が出ないように、出さないように、自分がうつさないように等々、毎日祈るようにして過ごしております。市民の安心安全をしっかり構築していくことが今後の大きなポイントとなると考えます。 大きく4項目について質問いたします。1点目は、新しい生活様式への対応についてであります。新型コロナウイルス感染症感染拡大に伴い、多くの国で感染者、死者の数が増えるとともに、経済が深刻な打撃を受けております。国及び各自治体は、コロナの終息と経済の立て直しに追われております。こうした現状に対しまして、感染症を完全に制圧して、元ある状態に復帰するというよりは、感染症とともに新たな生活をどう構築するのか、生き抜いていくのかが重要だという認識が広がっております。 岩手におきましても、あっという間に感染者が増えており、短期的には秋から冬に向かってさらなる対応が必要です。長期的には、今後起こり得るであろうことを想定しながら、打てる手を打っていく必要があります。 今後を見据えた場合、また違う感染症が発症する可能性もありますし、変異したコロナウイルスが拡大すること等、あらゆることが想定されます。今回の新型コロナウイルスもそうでしたが、新たな感染症の蔓延は人々の交流の流れを分断へと進め、人々を孤立させてしまう危険性があります。国や自治体は、今こそ様々な知恵を出し合い、今後新たな感染症が出てきたとしても、人々の交流が妨げられない、生き生きと交流が続けられる社会を構築していかなければならないと考えております。 国においては、緊急的な対応を行いながら、地域の社会経済構造、今後も起こり得るであろう感染症リスクに対して、強靱なものへと改革するよう地域未来構想20を実施することが望ましいとされております。本市においても、感染症拡大防止のために、行動の自粛により経済的に大きな打撃を被った事業者への対策を実施してまいりました。今後は、さらなる救済の対策を行うとともに、今後起こり得る第2波及び感染症と共生できる、感染症に対応できる社会の構築が急務であろうと考えます。 政府の示している20分野のどの項目も実施できればいいのですが、特にも3密対策及び行政のIT化の2分野を取り上げ、市庁舎及びビッグルーフふるさと交流館の快適な空間の創造を図り、安心して施設が使用できることや、行政のIT化の強化により、役所に行かずに必要な行政サービスの申込みや、データの提供が受けられる環境の整備をすべきと考えますが、市長の所見をお伺いいたします。 2点目は、検査体制の充実についてであります。政府は8月28日、新型コロナウイルス感染症に関して、秋冬に向けた今後の対策を取りまとめました。決定した対策によりますと、季節性インフルエンザの流行に備え、検査体制を抜本的に拡充する、コロナ感染が拡大している地域への対策として、医療機関高齢者施設などに勤務する人や、入院、入所者全員が対象の一斉、定期的な検査実施を進める内容が盛り込まれております。 本市においては、まだ感染者が確認されておりませんが、いつ、どこで、誰が感染してもおかしくない状況下にあります。感染拡大の防止は、3密を徹底して避けることが大事でありますが、保育園、幼稚園、学校、介護、医療関係など、仕事上どうしても接触を避けることのできない職業があります。この方たちは、いつ感染してしまうのか、感染してしまったらどうしようと日々悩みつつ、毎日の仕事に精を出していただいております。 こうした仕事に従事する方々が不安なく、安心して働けるようにするには、感染症に対する特効薬ができればいいのですが、まだまだ先になります。ワクチンの供給のめども打ち出されておりますが、それでも来年の春先のことになります。今できることは、自分が勤務先に持ち込まないことと考えております。そのためには、検査体制の充実を図り、感染者を出さない環境を構築することが大事であると考えます。接触を避けることができない職場の検査体制を充実させることについて、市の考えについてお伺いいたします。 3点目は、火葬場の建設についてであります。6月の一般質問でも触れましたが、なかなか納得できる回答が得られませんでしたので、再度質問させていただきます。 本市は県内でも珍しく、火葬場を持たない市であります。過去には盛岡市と共同で火葬場を運営しようと計画されていたようですが、実現せずに終わりました。雫石町においては、火葬場が老朽化し、建て替えを検討しているとの話があります。滝沢・雫石環境組合のように、雫石町と共同して火葬場を建てること、あるいは市単独で火葬場を持つ考えがあるのかお伺いいたします。 4点目は、学校における行事への参加についてであります。新型コロナウイルス感染症が発生して以来、今まで1学期に実施されてきた行事が2学期に移動し、過密となる学校行事が想定されております。今までのように保護者や来賓が学校に行き、授業参観や運動会、学習発表会等において児童生徒の成長を見たりすることは、感染拡大への大きなリスクと考えられます。授業参観は地域を2つに分けて実施したり、2学期も来賓の参加は見合わせ、参加する保護者も1家族2名等のように様々な対策が取られておりますが、学校の様子を地域に知らせたり、見てもらうことが大事であると考えております。 開かれた学校を目指し、努力を重ねてきましたが、昔のように何をしているのか分からないとならないよう、今後の行事への参加として、3密を避けることが第一でございますけれども、学校の様子を知ってもらうためにもオンライン等による学校参加が新しい生活への対応になるものと考えております。今後の学校における各行事への参加方法の工夫を考えているのかについてお伺いいたします。 ◎市長(主濱了君) 議長。 ○議長(日向清一君) 主濱市長。 ◎市長(主濱了君) 小田島清美議員のご質問にお答えいたします。 初めに、新しい生活様式への対応についてのご質問にお答えいたします。まず、市庁舎、ビッグルーフ滝沢及びふるさと交流館の快適な空間の創造を図り、安心して利用できる環境整備についてでありますが、新型コロナウイルス感染拡大をできるだけ防ぐため、3つの密である密閉、密集、密接を避けた行動が提唱されております。その中でも、リスク要因の一つである換気の悪い密閉空間につきましては、小まめに換気をするということが必要であります。そのため、機械的な換気はもとより、定期的に窓を開放し、空気を入れ換え、換気をすることも新型コロナウイルス感染症予防対策として非常に有効な方法であることから、こういった方法も取り入れながら、感染症予防対策を講じてまいりたいと考えております。 市庁舎につきましては、昭和57年に建設され、既に38年が経過しており、老朽化が否めなく、換気設備の不具合も生じてきており、大規模改修の時期を迎えていることから、今後市庁舎の大規模改修の際には、換気設備も改修していきたいと考えております。 ビッグルーフ滝沢ふるさと交流館におきましては、室内イベント開催における国の基本的な考え方に基づき、定員を通常の半数とし、申込みの際に使用人数使用内容の確認をしております。1つの団体が使用した後は、換気や消毒を行うため、可能な限り空き時間を設けて、連続した使用にならないように努めております。 また、消毒液や非接触型体温計を備えるとともに、来館者がマスクをしていない場合は、声がけをしているところであります。今後も来館者の協力を得ながら、安心して施設を使用できるよう努めてまいります。 次に、行政のIT化の強化についてでありますが、新しい生活様式等への対応や、今後の感染症対策の強化のためには、行政IT化は今後の社会構造基盤を構築していく上で、重要な役割を担うものと考えております。電子申請を含む次世代型行政サービスの推進につきましては、令和2年7月に閣議決定された経済財政運営と改革の基本方針2020、いわゆる骨太の方針でも、ポストコロナ時代を見据えた主要施策として位置づけられておりますので、今後の財源措置を含めた国の動向を注視しながら検討してまいります。 次に、検査体制の充実についてのご質問にお答えいたします。仕事上、子供や高齢者に接する職業の皆様の感染予防対策は、大変重要であると捉えており、心配な場合に検査が受けられることは、安心して働ける環境として望ましいことであると考えます。現在の新型コロナウイルス感染症検査体制といたしましては、帰国者・接触者相談センターと、一般医療機関から紹介依頼があった方について検査の振り分けを行う地域外来検査センターがあり、必要に応じて行政検査が行われているところであります。 厚生労働省の通知によりますと、新型コロナウイルス感染症に係る行政検査の対象としては、感染症法により、新型コロナウイルス感染症の患者、無症状の病原体保有者疑似症患者、感染を疑うに足りる正当な理由のある方とされております。感染者が多発している地域や、クラスターが発生している地域においては、医療施設高齢者施設等に勤務する方や、新規に入院、入所される方について、施設内における新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、行政検査を実施することは可能という見解が示されております。また、保険適用となる新型コロナウイルス感染症に係るPCR検査抗原検査は、患者に対して行う手術等の内容や、周囲の感染状況を踏まえ、医師が患者の診療のために必要と判断して行った場合は、症状の有無にかかわらず、該当になるとされております。 これら現状の検査体制を踏まえ、県として新たな検査体制を示していないこと、また地域の医療機関で検査を実施する場合には、検体採取に係る課題があると伺っておりますことから、接触を避けることのできない職業の方に対する検査については、市として新たな検査体制の構築は予定していないところであります。今後感染状況により、対策も変化していくことから、国、県の動向を注視し、岩手西北医師会と情報交換をしながら、対応を検討してまいりたいと考えております。 次に、火葬場の建設についてのご質問にお答えいたします。市民の皆さんは、市内に火葬場がないこともあり、盛岡市や雫石町をはじめとする近隣市町の火葬場を利用することが定着しております。今後は人口が減少し、高齢者が増加する中で、火葬場の利用に係る需要は増加していくものと見込まれますが、火葬場の利用の現状や市の財政状況を総合的に勘案しますと、市単独で火葬場を整備することは困難であると考えております。 また、現段階において、本市と雫石町との2市町で火葬場の共同設置は考えておりませんが、市民が近隣市町の火葬場を利用している現状を踏まえると、これからの火葬場の在り方を周辺市町村と検討し、広域で設置していくことは必要と考えております。 ◎教育長(熊谷雅英君) 議長。 ○議長(日向清一君) 熊谷教育長。 ◎教育長(熊谷雅英君) 私からは、学校における行事への参加についてのご質問にお答えいたします。 本市小中学校においては、新型コロナウイルス感染症の影響により、例年1学期に行っている運動会、体育祭、修学旅行や宿泊学習などの学校行事を2学期に移行しているところであります。このことにより、学校行事が2学期に集中することから、2学期に開催を予定しておりました市内小学校陸上記録会を1学期に開催するとともに、児童生徒や教職員に過度の負担が生じないように、学校行事内容の見直しや、準備に係る授業時数の削減などについて検討を進めております。 2学期の学校行事の開催に当たっては、文部科学省が示す学校の新しい生活様式に基づき、本市における学校行事実施ガイドラインを作成したところであります。各学校では、このガイドラインに従い、3密を避ける取組の徹底を図るとともに、実情に応じて学校行事の開催時間や内容を削減することとしております。 なお、保護者の参加につきましては、オンライン等を活用することは考えていないところでありますが、保護者の入れ替えや人数制限を取り入れるなどの感染防止の取組を講じて、可能な範囲で児童生徒の成長を保護者に直接参観していただきたいと考えております。 ◆9番(小田島清美君) 議長。 ○議長(日向清一君) 9番小田島清美君。 ◆9番(小田島清美君) それでは、何点かまたお聞きしたいと思います。 冒頭の新しい生活様式への対応についてでありますけれども、地域未来構想20、これが提案されているわけですけれども、本市とすればこれには申し込まないという捉え方でよろしいでしょうか。 ◎企画総務部長岡田洋一君) 議長。 ○議長(日向清一君) 岡田企画総務部長。 ◎企画総務部長岡田洋一君) この地域未来構想20につきましては、それぞれ社会的な環境整備、新たな暮らしのスタイルの確立、新たな付加価値を生み出す消費・投資の促進といったところで、議員からお話のありました20項目について例示されておるところでございます。この内容につきましては、地方創生臨時交付金交付限度額を活用しながら、交付金を活用してこういった取組をしてはどうかといったことで、国からの提案ということで受け止めておりますので、市といたしましても先ほどお話のありました3密対策、また行政のIT化はもとより、現在対応している部分、また今後検討していく部分があろうというふうに考えております。
    ◆9番(小田島清美君) 議長。 ○議長(日向清一君) 9番小田島清美君。 ◆9番(小田島清美君) 9月30日までの締切りで、もし申し込めるのであれば、これは未来構想としては大変すばらしいなと思っているところですけれども、残念ながら元になる資金というところ、ここのところが不足しているという、こういう捉え方だったと思います。 そうした中で、3密に対しての綿密な対策ということでご答弁いただきましたけれども、見てみますと消毒設備、いろんなところに消毒設備等あるのですけれども、私なんかもそうですけれども、なかなかさっと自分で手洗い、消毒したりとか、そういう住民の意識がなかなか薄いなと、そんなふうに思っているところです。 そうするところであれば、大勢の人が安心して集える、そういう意識、思いからすれば、大きなところは、不特定多数のところはビッグルーフとかふるさと交流館、市庁舎あるわけですけれども、その中では未来的にはやはり自動的に消毒できる、個人の意思に任せるのではなくて、新たなそういう機械等もありますけれども、そういう消毒または消毒したくなる環境、ここにありますよとか、こっちに意識が向いていきますよとか、そういう取組というのは必要ではなかろうかと思いますけれども、その点についてお伺いします。 ◎市民環境部長齋藤誠司君) 議長。 ○議長(日向清一君) 齋藤市民環境部長。 ◎市民環境部長齋藤誠司君) ビッグルーフのお話が出ましたので、まず私のほうから答えさせていただきたいと思います。 コロナ禍に陥って分かったのは、まず1つは当然自分が感染しないためのほかに、ほかの方に対する思いやりというものは非常に重要になってきているのではないかなと思います。私もそうなのですけれども、100%手洗いしているかというと、なかなかそういう状態ではなくて、どうしてもアルコール消毒であったり、そっちのほうに走ってしまう傾向がありますが、やはりこれからワクチンはできるとしても、何十年先まで続くか、今の時点では予想はできないことを考えると、やはりまず最初は手洗いというものを必ず励行するように自分自身で癖をつけてしまうことと、あとはさっきおっしゃったような消毒が簡単にできる機器がこれから開発されるのであれば、それも含めて適宜適所に配置していくということは必要になろうかと考えております。 ◆9番(小田島清美君) 議長。 ○議長(日向清一君) 9番小田島清美君。 ◆9番(小田島清美君) 消毒に関しては、ほかのところでも事例がありまして、やはり置いただけでは全然意識化されないのです。その中で、ここにあるぞと意識させること、そういう方策がいろんなところで出されておりますので、ぜひ参考にしながら本市でも素早く取り入れていただければと思います。その点について再度お伺いします。 ◎市民環境部長齋藤誠司君) 議長。 ○議長(日向清一君) 齋藤市民環境部長。 ◎市民環境部長齋藤誠司君) まず1つは、今学校さんでやられている子供の頃からの教育ということで、やはり子供たちはある程度そういった習慣が身につき始めているかと思います。やっぱり一番途中からコロナ禍に対応している、ある程度年を取った方々について、できるかできないかということが本質であろうかと思いますので、様々な地区の取組、開発などを参考にさせていただきたいと考えてございます。 ◆9番(小田島清美君) 議長。 ○議長(日向清一君) 9番小田島清美君。 ◆9番(小田島清美君) なかなか個人に任せられる部分では難しい部分がありますけれども、ぜひ菌を持ち込まないという、そういうのが大事な意識であろうと思っております。 密閉空間についてですけれども、大分庁舎も古くなって、室内換気設備等も不十分であると、こういう答弁でございましたけれども、やはり今後いろんなところでやっていく場合には、こういう新たな空調設備、毎回そのたびに、この前の戦没者のときも丁寧に開けていただいて、大変恐縮をしたわけですけれども、やはり公共の施設とすれば、それらも全て兼ね備えながら、きちっとした空調設備というのは早急に導入が必要ではなかろうかと、このように思っておりますけれども、せっかくのコロナ禍のピンチをチャンスに変えながら、新たな未来都市の構想ということで、ぜひとも前向きな検討ということが必要ではなかろうかと思いますけれども、その点についてお伺いします。 ◎企画総務部長岡田洋一君) 議長。 ○議長(日向清一君) 岡田企画総務部長。 ◎企画総務部長岡田洋一君) 安心して安全に使っていただくといった公共施設の空間をつくるということは、大切なことであろうと思っております。その中で、空調設備も用いながら、また換気も定期的に行うといったことも必要であろうと思います。 ただ、空調設備に関しましては、相当の予算も要するということで、庁舎におきましては個別施設計画の中で、今後計画的に改修をしていくといったところでありますので、その時期も捉まえながら、今後そういった空調設備も検討してまいりたいと思っております。 また、現在やはり庁内におきましても、定期的な換気ということで促してはおりますけれども、なかなか業務に没頭するあまりなのか、慣れてしまうのか、ついつい忘れてしまう場合もございますので、やはり庁内また各施設の管理に当たりましては、定期的な換気をしっかり行って、新鮮な空気を外から取り入れながら、安全な空間を今後もつくってまいりたいと考えております。 ◆9番(小田島清美君) 議長。 ○議長(日向清一君) 9番小田島清美君。 ◆9番(小田島清美君) 次は、行政のIT化でございますけれども、昨日の山谷議員の質問等にもありましたけれども、見守りシールとかGPSを使った、そんなIT化、非常に便利になろうかなと、こんなふうに思っております。 また、特別定額給付金の手続の場合、デジタル化をやろうとしてなかなか不具合があったということで、大変残念だなと思っております。今後やはり役所に行かずに必要な行政サービスの申込みやデータの提供が受けられる環境整備、これらが非常に大事であろうと、答弁でもそのようにおっしゃっていただいておりますけれども、非常に大事な分野ではなかろうかと思っております。 9月からはマイナンバーカードを使ったマイナポイント、これらもスタートしておりますけれども、マイナンバーカードを利用して必要な書類を取得できるよう、保険証として利用できるようにしたり、また幅広くマイナンバーカードが活用できるような活用促進、ぜひともここでまた一気に加速度を上げてやっていただければと思いますけれども、その点についてお伺いします。 ◎企画総務部長岡田洋一君) 議長。 ○議長(日向清一君) 岡田企画総務部長。 ◎企画総務部長岡田洋一君) 経済財政運営と改革の基本方針2020、いわゆる骨太の方針2020でも、国において10年かかる変革を一気に進めようということで方針が出されております。市長答弁ありましたとおり、国の動向を見ながら、今回のコロナ禍においてはやはり行政におけるデジタル化であったり、オンライン化が遅れているといった課題が浮き彫りになったと国のほうでも申しておりますし、我々もそういったところは感じているところでございます。 一方、今回の定額給付金につきましても、実際オンラインで申請をいただいても、かなりそこにやり取り、その後に個別にやり取りが発生したりといったことで、さらにお互い手間が、我々も、また申請していただいた方もかかるといった実態もございますし、これまでもオンライン化についてもそれぞれ、ぴったりサービスなど含めて、庁内でも検討してまいりましたけれども、対面で行うことで補完される部分もございます。ただ、やはりこれまでの行政の制度であったり、慣習の見直しといった部分の書面、押印、対面主義から脱却しようといったことでも国のほうからも方針出されておりますので、今後国の動向、また財政、財源的な措置の状況も踏まえながら、市といたしましても検討してまいりたいと考えております。 ◆9番(小田島清美君) 議長。 ○議長(日向清一君) 9番小田島清美君。 ◆9番(小田島清美君) マイナンバーカードについては、これは現在どのように進んで、これからもまたさらに加速化させていくということで捉えてよろしいでしょうか。その点お伺いします。 ◎市民環境部長齋藤誠司君) 議長。 ○議長(日向清一君) 齋藤市民環境部長。 ◎市民環境部長齋藤誠司君) マイナンバーカードにつきましては、コロナ禍になるまでといいますか、年間1%ぐらいの増加にすぎなかったのですけれども、この4月あたりから一挙に四、五%というような状況になってございます。事前にあらゆる公務員に対して、取得を推奨するような文書も流れたためもあったと思うのですが、今行われているマイナポイントをきっかけにして、また増加傾向にありますので、マイナポイントについては予算的な余裕もまだあると聞いておりますので、しばらくはこの状態が続くものと考えてございますし、これを利用してと言えば変なのですけれども、幾らかでも多く取得していただけるようにしたいと考えてございます。 ◆9番(小田島清美君) 議長。 ○議長(日向清一君) 9番小田島清美君。 ◆9番(小田島清美君) 過去にもお話ししましたけれども、マイナンバーカードの中に健康保険証のチップとか、空き容量あるのでそこを入れながら、よりマイナンバーカードの利便性が高い、そういうような方法、政策、これも今がチャンスと捉えて、ぜひ進めるべきではなかろうかと思いますけれども、その点についてもお伺いします。 ◎市民環境部長齋藤誠司君) 議長。 ○議長(日向清一君) 齋藤市民環境部長。 ◎市民環境部長齋藤誠司君) 一部の病院さんでは、そのような受付もしているということも聞いておりますが、実際病院のほうでの体制がまだまだというところもあって、そこら辺も国の動向を注視しながら、適切に対応してまいりたいと考えております。 ◆9番(小田島清美君) 議長。 ○議長(日向清一君) 9番小田島清美君。 ◆9番(小田島清美君) マイナンバーカードはそのとおりですけれども、行政手続のオンライン化、これについても現在それぞれ大分進んでいるなとは思っていますけれども、まだまだそこまでは至っていないなと思っております。特に子育て支援などに関する給付、減税制度など、知らないと恩恵が受けられない、こういう状況でありますし、これらをあらかじめ行政のほうがオンライン化することによって、家族構成とか振込口座とか把握していれば、それぞれ申請を待つことなく、行政側から伝達が可能になると。それから、行政手続のオンラインでの利用促進、これらも非常にスムーズにいくことになると思いますけれども、ここの点についてお伺いいたしたいと思います。 ◎企画総務部長岡田洋一君) 議長。 ○議長(日向清一君) 岡田企画総務部長。 ◎企画総務部長岡田洋一君) 今後の時代を見据えますと、やはりオンライン化といったものは必要であろうといった認識を持ってございます。そして、先ほど申したとおり、様々課題もございますので、市といたしましてサービスの在り方といった部分も含めて、どういった部分に電子申請を組み入れていくのか、またそういった庁内の組織としての体制も必要でありますので、そういった様々な課題を解決しながら、今後検討してまいりたいと考えております。 ◆9番(小田島清美君) 議長。 ○議長(日向清一君) 9番小田島清美君。 ◆9番(小田島清美君) まだ大分先のような、そんな雰囲気がしてまいりますけれども、ぜひともこれをチャンスに変えて、速やかにできるように準備いただければなと思っております。 最後に1点ですけれども、ネット発信の強化ということについてですけれども、情報発信として様々事業の開催文書等、アンケート等ありますけれども、まだまだ紙文書での回答が多いと、このように思っております。情報収集や提供、データ処理を効率的に行うためにも、ネット発信の強化というのは必要であろうと思いますけれども、この点についてお伺いします。 ◎企画総務部長岡田洋一君) 議長。 ○議長(日向清一君) 岡田企画総務部長。 ◎企画総務部長岡田洋一君) ネット発信の強化というのは、やはり必要であろうと思っております。今回のコロナ禍においても、いろんな情報発信をホームページで行っているのが即時性もあり、発信はできるわけでありますけれども、一方でどうしても紙媒体といいますか、そういった情報の発信も必要だといったご指摘のほうも受けているところもございますので、やはり両面、どういった形で情報発信をしていくのかといったところに関しましては、ネットを活用して、ネットの中でもSNSで様々な方法ありますので、いろんな媒体を通じながら情報発信していくと。あとは、そういったことにサービスとして慣れていただくといいますか、先ほど言った書面の状況から徐々にでも脱却していきながら、そういったネットでの発信、またはネットでのやり取りといった部分に関しても対応してまいりたいと考えております。 ◆9番(小田島清美君) 議長。 ○議長(日向清一君) 9番小田島清美君。 ◆9番(小田島清美君) それでは、2点目の検査体制の充実についてお伺いいたします。 現段階では、新たな検査体制の構築は予定していないと、こういうようなご答弁でございましたけれども、様々な条件があってそのようになろうかと思いますけれども、働いている現場の人たちにとってみれば、非常に不安を抱えている。やはりこの不安に対して、どう行政側が安心を構築して市民に与えていくのか、ここのところが大事ではなかろうかと思っておりますけれども、その点についてお伺いいたします。 ◎健康福祉部長兼福祉事務所長(丹野宗浩君) 議長。 ○議長(日向清一君) 丹野健康福祉部長兼福祉事務所長。 ◎健康福祉部長兼福祉事務所長(丹野宗浩君) まず、議員のほうからお話しいただきました8月28日の新型コロナウイルス感染症に関する今後の取組ということで、国の新型コロナウイルス感染症の対策本部のほうから、感染者が多発している地域、クラスターが発生している地域において、医療、高齢者施設等に勤務する者、入所者全員を一斉、定期的な検査を国のほうが都道府県に要請するということで、岩手県もしくは滝沢市につきましては、多発地帯でないこと、それからクラスターも発生していないということで、医療関係者、高齢者の施設、そういった職員等に関しての一斉の検査は今のところ考えていないということでございます。 それで、現場で働いている方への安心をどう市のほうで提供していくかということなのですけれども、特に今までどおりといいますか、新しい生活様式も今までどおり実践していただいているというところで、新たに滝沢市のほうとしてこうしたいということは特にございません。 ◆9番(小田島清美君) 議長。 ○議長(日向清一君) 9番小田島清美君。 ◆9番(小田島清美君) では、1点だけ確認したいのですけれども、ということは本市においてクラスターとか、そういうのが発生した場合には、その検査体制については考えていくという捉え方でよろしいでしょうか。 ◎健康福祉部長兼福祉事務所長(丹野宗浩君) 議長。 ○議長(日向清一君) 丹野健康福祉部長兼福祉事務所長。 ◎健康福祉部長兼福祉事務所長(丹野宗浩君) 県もしくは保健所と協議しながら、対策については検討していくということになろうかと思います。 ◆9番(小田島清美君) 議長。 ○議長(日向清一君) 9番小田島清美君。 ◆9番(小田島清美君) そうすると、昨日も若干インフルエンザの話がございましたけれども、若い人たちの中には無症状だけれども、感染力がある人たちがいると。ここが一番厄介なところで、現在特にも家庭内感染というのがいっぱい出てきている状況、東京の辺りは。そうすると、秋からインフルエンザが蔓延しないようにワクチン接種も呼びかけていると。本市におきましては65歳以上、就学前のところで補助金が出ているわけですけれども、多分今回のコロナ禍の中で、何とかワクチンを受けさせたいなと思う人たちがたくさんいるかとは思うのですけれども、さらにそれを上回るために、ぜひ小中学生に対しても補助を考えてもいいのではなかろうかなと、こういうふうに思っておりますけれども、その点についてお伺いします。 ◎健康福祉部長兼福祉事務所長(丹野宗浩君) 議長。 ○議長(日向清一君) 丹野健康福祉部長兼福祉事務所長。 ◎健康福祉部長兼福祉事務所長(丹野宗浩君) 現在の滝沢市のインフルエンザの予防接種の対象者につきましては、就学前と65歳以上の高齢者ということでございます。今回滝沢市といたしましては、小中学校へのインフルエンザの予防接種の拡大ということは特に考えてございません。9月4日に国から示されましたインフルエンザと新型コロナウイルスの似たような症状がございますので、そこでかかりつけ医に相談して、新型コロナウイルスを検査できるような医療機関へ紹介するというような中身の国の方針に基づきまして、そちらのほうを実践していきたいなというふうに考えてございます。 ◆9番(小田島清美君) 議長。 ○議長(日向清一君) 9番小田島清美君。 ◆9番(小田島清美君) 冒頭にも申しましたけれども、結局無症状だけれども、感染力を持っている人たちがいるという、やっぱりここが一番厄介なところなので、そこを何とかしなければいけないなと思うのですけれども、まずそのためにはインフルエンザを一つ省きたいなと。これはインフルエンザである、ないというのが分かると、ここは本当にコロナなのかどうかというところで判別がつくのではなかろうかなと。そのためには、やっぱりインフルエンザ予防接種を何とかいっぱい受けてもらうためにも補助対象にして、ぜひいっぱい受けていただければいいのではないかなと思うのですけれども、再度お伺いします。 ◎健康福祉部長兼福祉事務所長(丹野宗浩君) 議長。 ○議長(日向清一君) 丹野健康福祉部長兼福祉事務所長。 ◎健康福祉部長兼福祉事務所長(丹野宗浩君) 今年の秋冬にインフルエンザと新型コロナウイルスが同時にはやった場合ということで、市といたしましても予防接種を受けていただく方は増やしたいと考えてございまして、広報等でもインフルエンザ予防接種を受けていただきたいというような周知はしていきたいと考えておりますが、予防接種の対象者につきましては、拡大というようなところは今のところ考えてございません。 ◆9番(小田島清美君) 議長。 ○議長(日向清一君) 9番小田島清美君。 ◆9番(小田島清美君) なかなか残念ではございますけれども。 もう一つ、密接を避けられない職場、感染者が出た場合には定期的な抗体検査を実施して、無症状の保因者を治療、隔離することが安心安全につながると、こういうふうに述べられております。多くの接触している人たち、これらについての定期的な抗体検査の実施というのをぜひ考えてもいいのではないかなと思うのですけれども、その点について、もし考えがあれば。 ◎健康福祉部長兼福祉事務所長(丹野宗浩君) 議長。 ○議長(日向清一君) 丹野健康福祉部長兼福祉事務所長。 ◎健康福祉部長兼福祉事務所長(丹野宗浩君) 抗体検査につきましては、今のところは考えてございません。 ◆9番(小田島清美君) 議長。 ○議長(日向清一君) 9番小田島清美君。 ◆9番(小田島清美君) まだまだ拡大していないから、そのような状況かなと思っております。 次の3点目、火葬場について移らせていただきます。過去に盛岡市と一緒にやろうと、こういうことでお話をかけたのですけれども、なかなか条件が整わなくてできなかったと。今回答弁の中では、現段階では共同処理は考えていないと、雫石町からの。雫石町から一緒にやりませんかというお話はあったのでしょうか、なかったのでしょうか、その点についてお伺いします。 ◎市民環境部長齋藤誠司君) 議長。 ○議長(日向清一君) 齋藤市民環境部長。 ◎市民環境部長齋藤誠司君) 文書等による正式なものではございませんが、担当者のお話としてあった状況でございます。 ◆9番(小田島清美君) 議長。 ○議長(日向清一君) 9番小田島清美君。 ◆9番(小田島清美君) 話があったのですけれども、この答弁書の中では共同処理は考えていないと。共同処理を考えていないということなのですけれども、いまいち理由が不明確でございますので、共同処理を考えていないという理由について、お聞かせいただければと思います。 ◎市民環境部長齋藤誠司君) 議長。 ○議長(日向清一君) 齋藤市民環境部長。 ◎市民環境部長齋藤誠司君) 1つは、現在行っております火葬場の補助金で対応できているという認識が1つであることと、あと実際雫石町さんとの合同処理というのは、これからもずっと検討はしていかなければならないのですが、喫緊で雫石さんとやっていいものか、あるいはどこかほかの市町村とやるべきなのかということについては、様々なまだまだ考えなければならないことが多いということでございます。 ◆9番(小田島清美君) 議長。 ○議長(日向清一君) 9番小田島清美君。 ◆9番(小田島清美君) もう既にいろんなところで火葬場的には改築等なっておりまして、こっちは主に使っているところは盛岡市が大体4分の3、そして雫石町のほうで4分の1ほど使っている。ほぼ雫石町と盛岡市が使われていると。そういう中において、せっかく雫石町さんのほうから改築するからぜひ一緒にやりませんかと。私が考えれば、これは渡りに船かなと。市民の皆さんが自分の市の中に火葬場なくて、よそに行ってやるのかと、自分の市のところでやりたいなと、そういう市民も数多くいるわけでございますけれども、ここのところはチャンスではないのでしょうか。ぜひそこの点もう一度再考するという考え、もしくは前向きに捉えていくということが必要なのではなかろうかと思いますけれども、その点についてお伺いします。 ◎市民環境部長齋藤誠司君) 議長。 ○議長(日向清一君) 齋藤市民環境部長。 ◎市民環境部長齋藤誠司君) 雫石町さんのほうからもお話を聞きましたが、できれば全面改築をしたいという内容でございました。基本的には先ほど言った理由もあるのですけれども、やはり何十億という財源が必要になってくるであろうという中で、火葬場に関してはなかなか補助金もないような状態でございますので、起債が適用できるかどうかということになりますが、それも含めて財源的にもなかなか苦しいという事情もございますので、現在のところは一緒になって改築をするということは考えていないところでございます。 ◆9番(小田島清美君) 議長。 ○議長(日向清一君) 9番小田島清美君。 ◆9番(小田島清美君) それぞれ岩手県内の中においても、軽米とか一戸も今回改築という方向性に向かっているということで話を伺っていますけれども、この5万5,000の滝沢市において、なぜそこのところがいけないのか、いまいち理由がすきっと落ちてこない部分があるわけです。いろんなところでは、やっぱり市民の皆さん方が大変な中で、最期と言えば失礼に当たりますけれども、そういうところは自分たちの本市の中での火葬場でぜひという、そういう思いをする市民がたくさんいると、こういうところがありますけれども、いま一度その点について。 ◎市民環境部長齋藤誠司君) 議長。
    ○議長(日向清一君) 齋藤市民環境部長。 ◎市民環境部長齋藤誠司君) 県内の状況を見てまいりますと、やはり主体となる市町村に附属して、小さい、合併したところもありますし、しないところもありますが、そういった形でやっぱり主体となる市町村がまず先に決まっていて、そこが一番焼却数も多いのだろうと思いますが、そういったことで計画的にお金を積み上げながら、改修に対応しているというのが現実だろうとは思いますが、本市の場合、さっき申し上げましたように、火葬場を目的とした基金なりなんなりということで、お金の積み上げはまだしていない状況で、出すとすれば一気に出さなければならない部分もございますので、経費的にかなり苦しいということが大きな要因の一つであろうかなと考えてございます。 ◆9番(小田島清美君) 議長。 ○議長(日向清一君) 9番小田島清美君。 ◆9番(小田島清美君) なかなかそちらのほうには行かないということでございますけれども、そうした中で、6月にもお聞きしましたけれども、現在負担が最低限度3万円かかるということでございますけれども、3万円ということは、他の市町村で火葬場を持っているところは1万円で済んでいる、もしくはそれ以下で済んでいる。なのに、こちらは火葬場持たないのに3万円の負担が生じていると。ここのところについて、結局市民がどうしても納得がいかないと、そういう部分があるわけでございますけれども、この火葬場使用料について、市民の負担についてはどのようにお考えになっているのかお伺いしたいと思います。 ◎市民環境部長齋藤誠司君) 議長。 ○議長(日向清一君) 齋藤市民環境部長。 ◎市民環境部長齋藤誠司君) 火葬場使用料の現状でございますが、近隣の周辺につきましては、その地域に住んでいる方でも大体5万円前後という状況になってございます。その中で、私どもは基本的に、ちょっと時代はたってしまったのですけれども、3万円の自己負担はいただきますが、やはり周りの市町村に合わせて最低限の自己負担をいただきながら、それを超える分には補助をするという考え方自体については、今のところは理屈として通るものと考えております。 ただ一方で、行政サービスとして火葬場使用料をゼロにするという考え方も、これはあろうかと思いますので、それにつきましてはやっぱりちょっと時間をいただいて、何のタイミングになるかちょっと今の時点では分かりませんが、長期的に検討していくことは必要なことであろうかなと考えているところでございます。 ◆9番(小田島清美君) 議長。 ○議長(日向清一君) 9番小田島清美君。 ◆9番(小田島清美君) 火葬場は造らない。ぜひ市長の意見もお伺いしたいところですけれども。 最後の4番目のところに移りますけれども、学校関係でオンライン等は考えていない、分散しながら、様々な対策を取りながらやると、こういうふうなお話でございました。そうした中で思い出すのは、やっぱり震災のときに卒業式ができなくて、何とか卒業式だけは見てもらいたいと、そういうような思いから、小さな体育館なりに移動してやった、そういう中でもその思いが、皆さんに見ていただきたい、はなむけとしていただきたいという、そういう思いがあったわけですけれども、これからある卒業式、ここの点に関しましてはどのようなお考えなのか、この点お伺いします。 ◎教育長(熊谷雅英君) 議長。 ○議長(日向清一君) 熊谷教育長。 ◎教育長(熊谷雅英君) 今回学校行事につきましては、先ほど答弁させていただきましたガイドラインを作成して、運動会とか、それから学習発表会については保護者に限定をした形で当面の間やっていくということでありまして、その以降についての感染状況とかを見まして、卒業式の対応についてはこの後から考えていくこととなろうかというふうに思います。いずれにいたしましても、子供たちは学校だけで育っているわけではありません。家庭で、そして地域で育っておりますので、そういう方々にできるだけ晴れの姿といいますか、成長の姿を見ていただくよう、可能な限りで努力してまいりたいというふうに思っているところでございます。 ◆9番(小田島清美君) 議長。 ○議長(日向清一君) 9番小田島清美君。 ◆9番(小田島清美君) もう一点だけです。感染症拡大を受けながら、懸命な対応をいただいて、学校から感染者を出していないということも、これも感謝申し上げたいと思っております。 過日スクールガードの現場におりましたら、学校長がわざわざおいでになって、感謝の意を述べられながら、なかなか学校においでいただけなくて申し訳ありませんですねと、そんなお話を伺いました。 一方、新しく赴任してきた校長、副校長の顔も全く知らない、こういうような状況も発生してございます。やむを得ない状況ではあるわけですけれども、何とか今までのように学校の様子を知らせ、理解していただこうという、そういう姿勢が大事だと思っております。昔に逆行することなく、開かれた、そして地域の人々が見守っていける新たな地域との関係を学校長を中心として、ぜひ模索してほしいと考えておりますけれども、教育長の考えをお伺いして終わります。 ◎教育長(熊谷雅英君) 議長。 ○議長(日向清一君) 熊谷教育長。 ◎教育長(熊谷雅英君) まず、保護者が担任の顔を知らなかったという時期がありまして、最後の通信簿をお渡しするときに分かったとか、その前の参観日といいますか、参観日はまだやっていないところもあるのですが、懇談会とか、いろいろ工夫してやっているのですが、顔が分からないということがございました。それにつきましては、広報とか学校要覧とか、そういうもので教員の写真を届けたりとか、なるべく分かっていただくような努力はしているつもりであります。 ただ、まさに議員さんはじめ地域の皆さんとかには、なかなか分からないという状況もあろうかというふうに思います。コロナ禍の中、そういうことが今起こっておりますが、状況を見ながら、やっぱり感染予防対策が一番でありますので、その中で地域の方々にもできるだけ学校に来ていただくようなことで進めていきたいなと考えているところでございます。 ○議長(日向清一君) これをもって9番小田島清美君の一般質問を終結いたします。 11時15分まで休憩いたします。            休憩(午前10時57分)                                                    再開(午前11時12分) ○議長(日向清一君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。 次に、17番稲荷場裕君の発言を許可いたします。ご登壇願います。 ◆17番(稲荷場裕君) 議長。 ○議長(日向清一君) 17番稲荷場裕君。 ◆17番(稲荷場裕君) 議席番号17番、滝政会の稲荷場裕でございます。私からは、大きな項目2点についてお伺いいたします。 1つ目は、道路反射鏡、いわゆるカーブミラーの設置についてでございます。大きなもう一点は、本市の不登校生徒の対策についてお伺いしたいと思います。 まずは、カーブミラーの設置でございますが、平成31年4月より施行されています道路反射鏡設置及び管理基準では、各自治会より設置要望を受けた後、設置基準、道路構造上見通しが悪く、交差する道路等により現地調査をし、そして設置箇所の選定をするとあります。 そこで、交通量が非常に多く、特にも危険性の高い、いわゆる盛岡環状線沿いの丁字路への道路反射鏡の設置についてお伺いいたします。1つ目、基準では自治会からの要望に添って現地調査をして選定するとありますが、自治会からの要望箇所にはないけれども、現地調査された結果、非常に危険性の高い箇所について、優先的に設置するべきと考えますが、そのお考えをお伺いいたします。 2つ目、自治会からは多くの要望が出ているものと思われますが、令和2年度の予算状況から、今後の大まかな設置予定箇所と設置時期についてお伺いいたします。 もう一つ、大きな2点目でございます。本市での不登校生徒対策についてでございますが、様々なきっかけ、理由で30日以上欠席した場合、不登校として取り扱っているとのことですが、本市のここ数年の不登校の状況は50名前後と、盛岡教育事務所管内の出現率を下回っている状況である。不登校児童生徒解消対策事業として、市役所分庁舎の会議室を開放し、平日の午前9時から午後3時まで、専門指導員と学校教育専門員等の指導により、適応指導教室、フレンド滝沢を開設し、学びの時間や自由時間などの活動を通し、現在小学生1名、中学生9名が学んでおり、またあったかハート支援員設置事業では、支援員をそれぞれの学校に配置しており、不登校解消に効果が出ているものと思われます。 後期基本計画、令和元年度評価では、学校不適応・不登校児童生徒対策はおおむね達成しているとの評価をしております。しかしながら、不登校を皆無にするには難しく、これからのコロナ禍社会やいじめなどの社会環境の変化により、今後は学校不適応・不登校生徒は増えていくものと考えられます。 子供は本市にとって宝であります。将来の若者定住にとっても、大事なことでございます。これらの子供を救うことは、社会的意義が大きく、よって団体やNPO法人などによるフリースクール等設立への支援や、さらなる学校、家庭、地域、行政が一体となった施策が必要と考えますが、当局のご見解をお伺いいたします。 ◎市長(主濱了君) 議長。 ○議長(日向清一君) 主濱市長。 ◎市長(主濱了君) 稲荷場裕議員のご質問にお答えいたします。 初めに、道路反射鏡の設置についてのご質問にお答えいたします。道路反射鏡の設置については、ご質問のとおり、道路反射鏡設置及び管理基準に基づき実施しております。設置に当たっては、自治会からの設置要望を受け、道路管理者等の関係者を含めて現地調査を行い、見通しの悪さ、隅切りや交差する道路の歩道設置の有無を確認しております。その上で、車両の通行上必要な場所であり、かつ設置場所が公道敷地内での車両や歩行者の通行に支障なく、道路に対しての設置角度が有効な場合など、設置の必要性と設置できる条件が整っている場合に、設置を検討することとしております。 警察からは、道路反射鏡はあくまで補助施設であり、運転者は直接の目視により安全確認をすることが原則であること、道路反射鏡ではどうしても死角が発生することから、歩行者がその死角の中にいた場合、歩行者の事故を誘発しかねないこと、道路反射鏡の設置により一時停止を怠ったり、徐行をしない、遠近感が分かりにくく事故を誘発する要因となる可能性があることを指摘されております。市といたしましても、設置については慎重に判断をしております。 自治会要望のない箇所で非常に危険性の高い箇所への優先設置についてでありますが、最初にその道路の利用頻度の高い自治会関係者や地域の方々の意見を伺いながら、設置する必要性と条件が整えば、設置について検討していくことになります。 次に、今後の設置予定箇所と設置時期についてでありますが、各自治会や個人からの要望を受けて、現地調査の結果、令和元年度の設置実績は7基となっております。令和2年度の要望件数は、自治会、個人合わせて10件あり、現地調査の結果、設置を検討すべき箇所は1か所となっております。設置時期については、NTT柱への取付けとなることから、NTTから取付けの許可をもらう必要があり、許可後1か月程度かかるものと思われます。 ◎教育長(熊谷雅英君) 議長。 ○議長(日向清一君) 熊谷教育長。 ◎教育長(熊谷雅英君) 私からは、本市の不登校対策についてのご質問にお答えいたします。 本市における不登校児童生徒の状況といたしましては、小中学校合わせて、過去5年間50人程度で推移しております。また、不登校児童生徒の割合を示す出現率については、全国、県、盛岡教育事務所管内と比べて高かった出現率が、平成27年度以降は小中学校ともに下回る状況となっております。 教育委員会においては、学校に登校できても教室に入ることが困難な生徒のため、あったかハート支援員を市内中学校3校に配置し、別室でつまずきに応じた個別学習を実施することにより、学習への意欲を高めるとともに、生徒の悩みに対応することで、学級で学習できるよう支援しております。また、学校に登校することが困難な児童生徒のため、適応指導教室フレンド滝沢を開設し、学習機会を確保するとともに、レクリエーションや野外活動などの様々な体験を通して、活動する喜びを感じ取ることにより、学校への復帰を目指しております。これらの取組により、昨年度不登校であった中学3年生の進路は、全員が高等学校に進学している状況となっております。 また、別室登校や適応指導教室への登校が困難なため、フリースクール等の民間施設で学んでいる生徒もおり、社会的な自立に向けた支援を受けることのできる民間施設との連携は重要であると認識しております。なお、市といたしまして、民間団体やNPO法人によるフリースクール等の設立への支援については、難しいものと考えておりますが、不登校児童生徒が学校以外においても自立の基礎を培うことができるようにするため、学校と民間施設との連携が図られるよう努めてまいります。 今後におきましては、学校、家庭、地域、行政が一体となった取組として、本年度から教育振興運動において、「早寝、早起き、朝ごはん」をテーマに取り組むことにしておりますので、この取組を通して児童生徒の基本的な生活習慣の確立を目指すことにより、不登校の未然防止を図ってまいりたいと考えております。 ◆17番(稲荷場裕君) 議長。 ○議長(日向清一君) 17番稲荷場裕君。 ◆17番(稲荷場裕君) それでは、再度質問させていただきます。 まず、カーブミラーなのですが、設置基準に丁字路の交通量の多さなどはどの程度考慮されているのでしょうか。そして、現地調査をし、設置基準に沿って危険箇所と判断し、設置を決定するのはどなたなのでしょうか。 ◎市民環境部長齋藤誠司君) 議長。 ○議長(日向清一君) 齋藤市民環境部長。 ◎市民環境部長齋藤誠司君) 1つ目の交通量の関係でございますが、設置基準のようなものが公に定められておりますけれども、交通量に関しては特に定めたものはないと思っております。 あと、誰がつけるかということなのですが、基本的には道路管理者ですが、本市では役割分担をしていまして、丁字路の見通しに係るものは防災防犯課ということで、あと道路線形の補助ということになりますと、道路課のほうで対応ということになってございます。 ◆17番(稲荷場裕君) 議長。 ○議長(日向清一君) 17番稲荷場裕君。質問は一問一答でございますので、よろしくお願いいたします。 ◆17番(稲荷場裕君) それでは、現地調査はどなたがされるのでしょうか、お伺いします。 ◎市民環境部長齋藤誠司君) 議長。 ○議長(日向清一君) 齋藤市民環境部長。 ◎市民環境部長齋藤誠司君) 要望のスタイルが様々ございます。一斉点検という春先に行うものから、あとは自治会さんが独自に出していらっしゃるものとか、あと個人の方が直接市役所に話をするとか、いろいろなパターンがありますが、一斉点検のときは関係者全てが立ち会う場合もございますし、あるいはケースによっては防災防犯課の職員と道路課の職員というふうに、ちょっと人数少なくなって立ち会う場合もございます。ケースによってそれぞれ様々でございます。 ◆17番(稲荷場裕君) 議長。 ○議長(日向清一君) 17番稲荷場裕君。 ◆17番(稲荷場裕君) 先ほどのご答弁では、要望が10件あって、設置を検討すべき箇所は1か所というご答弁でございます。それから、設置時期についても1か月ぐらいはかかるということですが、10件の申請の結果1か所というのは、残りの9件は基準に満たないということなのか、それともずっと後になるのか、その辺のところをお伺いします。 ◎市民環境部長齋藤誠司君) 議長。 ○議長(日向清一君) 齋藤市民環境部長。 ◎市民環境部長齋藤誠司君) 要望のほとんどが危険、危ないということでご要望を受けて、その危険度を確認するために職員が主に行くわけでございます。現場でその危険の内容を確かめたときに、危険の内容が実は様々ございまして、はっとしたことがある、当然ぶつかったことがあるというお話から、あればもっと楽に出られるという場合まで、いろんなケースがございますので、基本的には先ほど市長が答弁したように、カーブミラーにもかなりの弱点があって、事故の原因にもなりかねないということから、担当者のほうでは、端的に言いますと見えない場合、どっちかが見えない場合で、あとは基本的にはつける場所がある場合でなければ、現時点ではちょっと優先度が低くなるというふうな対応をしているところでございます。 ◆17番(稲荷場裕君) 議長。 ○議長(日向清一君) 17番稲荷場裕君。 ◆17番(稲荷場裕君) いわゆる危険度に対する解釈だと思いますが、なぜ交通量をお伺いしたかといいますと、ご承知のように環状線の交通量は物すごい量なのです。どんどん、どんどん増えているわけです。そういう箇所というのは、当然運転者が両方確認するというのは当たり前のことなのですが、現実問題そのぐらい交通量が増えて、大型もどんどんと、そして場所によっては正確な丁字路ではなくて、U字のところに出ているとか。そうすると、ずっと向こうに垣根があって、向こうから来るトラックが見えないとか、そういう状況のような場所もあるわけです。そういう箇所を危険箇所として解釈するのか、しないのか。非常に交通量が多いのは、皆さんご承知だと思います。そういうところで事故が起きてからでは遅い。やはりそういう危険箇所をどのように決めていくかということが大事だと思いますが、その辺のご判断についてもちょっとお伺いしたいと思います。 ◎市民環境部長齋藤誠司君) 議長。 ○議長(日向清一君) 齋藤市民環境部長。 ◎市民環境部長齋藤誠司君) 見通しの悪さについての数字的な根拠というのは、なかなか難しいところではありますが、一般的なドライバーが左右確認して徐行しながら出ることができる場合は、交通量の話も当然あるのですけれども、基本的には目視確認が一番ということで、目視確認ができるような場合については、お断りすることが多いということになります。 ◆17番(稲荷場裕君) 議長。 ○議長(日向清一君) 17番稲荷場裕君。 ◆17番(稲荷場裕君) 目視確認が非常に大事であって、人によっても様々な目視の確認があると思うのですけれども、ただ、今お話ししたような状況、U字みたいな丁字路というようなところであると、やはりなかなか難しいのではないか。こういう判断を当局でおやりになるわけですけれども、やっぱりそこを使っている市民にしてみれば、これは怖い、危ない、しかも環状線を物すごいスピードで車が走ってきますから、大型が。これは目視していても、見たときにはもう間に合わなかったなんていうこともあり得るわけです、右左見ていて。来ないだろうと思ったところがU字路で、向こうが垣根があって見えなくて出てきてしまった、間に合わなかったなんてこともあり得るかもしれません。したがって、危険箇所の選定については、十分に検討していただきたい、こう思います。 それから、1か月かかるということなのですが、NTTのいわゆる電柱のそばに取り付けたりする場合はそのぐらいかかるということだと思いますが、市道の側溝の辺りとか、その辺につける場合でもこのぐらいかかるのですか、お伺いします。 ◎市民環境部長齋藤誠司君) 議長。 ○議長(日向清一君) 齋藤市民環境部長。 ◎市民環境部長齋藤誠司君) まずは、危険箇所についてなのですけれども、その場所、場所でやっぱり違うことは確かですので、現場においてその要望者の方に対する説明、これをきちんとする必要があるのではないかなと思いますし、そこら辺は丁寧に説明をして、カーブミラーの長所もありますが、やはりさっきの短所もありますと。最後は目視確認しなければならないですよということを、危険度と照らし合わせながら、納得できるような説明をしてまいりたいと思っております。 あと工事について、これは今年度のケースなのですけれども、できるだけ早く発注して、あとは工事業者さんの都合になりますけれども、1か月前後ぐらいではつけることができるかと考えてございます。 ◆17番(稲荷場裕君) 議長。 ○議長(日向清一君) 17番稲荷場裕君。 ◆17番(稲荷場裕君) 市民が危険と感じているような場所をなるべくあらかじめ察知していただいて、設置できるようにするべきだと考えます。 それでは次に、不登校生徒対策についてお伺いしてまいります。まず、50名の不登校生徒に対して、フレンドには約10名ほどが通っていらっしゃるということなのですが、残りの40名といいますか、フレンド滝沢に通ってこられないその理由、あるいは少ない理由、その辺をお伺いしたいと思います。 ◎教育次長(佐藤勝之君) 議長。 ○議長(日向清一君) 佐藤教育次長。 ◎教育次長(佐藤勝之君) 不登校児童生徒についてでございます。50名程度不登校が出ているというところで、10名についてはフレンド滝沢で学習の機会を確保しているというところであります。残りの40名につきましては、なかなか不登校も様々な原因がございまして、その都度学校の中で個別に対応、電話とか訪問とかで対応しながら、不登校を解消するために取り組んでいるわけでございますが、なかなか即フレンド滝沢につながるという状況には現在のところなっていないというところでございます。 ◆17番(稲荷場裕君) 議長。 ○議長(日向清一君) 17番稲荷場裕君。 ◆17番(稲荷場裕君) フレンド滝沢が十分に活用されていると私も思います。 それで、令和2年度ではおおむねうまくいっているのではないかという評価が出ておるわけでございますが、ただそこからこぼれている生徒がいらっしゃるわけです。そういう子たちをどうにかして救わないといけない。したがって、私はフリースクール等のお考えがないかということなのですが、これは地域とか民間とか、いろいろなところで協議していかないと、なかなかできないことだと思いますが、残念ながら滝沢市にはまだそういうフリースクールなるものはないのです。あるとすれば盛岡市とか、向こうのほうに行かなくてはいけない。滝沢市でもそういうフリースクールのようなものを置いて、不登校の生徒がいられる場所、そして行く行くはフレンド滝沢だとか、そして学校に戻ってこられるというふうな仕組みをつくられることが大事ではないかと思いますが、いかがでしょうか。 ◎教育次長(佐藤勝之君) 議長。 ○議長(日向清一君) 佐藤教育次長。 ◎教育次長(佐藤勝之君) 不登校児童生徒は、全国的に増加しているということで、国におきましても不登校児童生徒への支援は、学校に登校するという結果のみではなくて、社会的自立を目指してということで、フリースクールが重要だという認識が出てございます。 ただ、フリースクールの設立に関して補助金とかはないわけでございまして、令和2年度、国のほうで調査研究事業ということで、経済的に困難でフリースクールに通うことができない児童生徒に対して、県が支援する場合は国のほうで補助金を持つということで、交通費とか実費になるわけでございますが、そういったのが新たに打ち出されてきたということでございます。 教育委員会として考えますのは、まず学校において初期対応、未然防止に努めるということがまず第一に大切だということで、あとは個別支援等、各医療機関等、様々専門的な機関と相談しながら、まず対応していくということが重要であると考えております。 ◆17番(稲荷場裕君) 議長。 ○議長(日向清一君) 17番稲荷場裕君。 ◆17番(稲荷場裕君) 他の市町村では、NPO法人をつくって、さらにそれに対して、いわゆるフリースクール的な支援金を出しているというところもございます。滝沢市では、まだそのフリースクールがないので、実例はないと思いますが、もし法人としてそういうフリースクールみたいなのができた場合、それに対する助成を今後考えるお考えはあるかないか、その辺を再度お伺いします。 ◎教育次長(佐藤勝之君) 議長。 ○議長(日向清一君) 佐藤教育次長。 ◎教育次長(佐藤勝之君) 国において、フリースクールに通った児童生徒が出席となる場合につきましては、民間施設のガイドラインということで、ある程度専門的な知見を持った職員を置くですとか、個別の児童生徒に合った指導体制ができるかというようなところがまず重要となっております。そういった基準を満たすNPO法人等がありましたら、市として補助するかどうかにつきましては、他の事例を研究しながら検討していきたいと思ってございます。 ◆17番(稲荷場裕君) 議長。 ○議長(日向清一君) 17番稲荷場裕君。 ◆17番(稲荷場裕君) そういうお子さんたちを救っていくことは非常に大事なことでありますので、どうか前向きに検討願いたいと思います。 終わります。 ○議長(日向清一君) これをもって17番稲荷場裕君の一般質問を終結いたします。 13時まで休憩いたします。            休憩(午前11時40分)                                                    再開(午後 1時00分) ○議長(日向清一君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。 次に、4番日向裕子君の発言を許可いたします。ご登壇願います。 ◆4番(日向裕子君) 議長。 ○議長(日向清一君) 4番日向裕子君。 ◆4番(日向裕子君) 議席番号4番、滝沢市民クラブの日向裕子です。本日は、大きく2つの項目についてお尋ねいたします。 1つ目として、新型コロナウイルス禍における教育についてでございます。新型コロナウイルス感染拡大に伴い、市内の小中学校においては、今年3月初めの国からの突然の休校要請により、現場の教職員はじめ保護者や生徒たちの戸惑いや混乱ぶりは、大変なものであったと思われます。しかし、今現在でも感染しないように、また感染させないように、授業や事務作業のほかに、掃除や消毒、清潔や除菌徹底などに気をつけなければならない日々は、教職員にとって本当に大きな負担になっていると思われます。 また、コロナによるストレスは、家庭内でも大きくなっており、その親のストレスが子供たちに向けられてしまうというケースも少なくないとの報告もあります。結果として、学校現場では、コロナ対策や学びの保障のための授業時数の確保や、子供たちの心のケアへの対応にも神経をすり減らしている状況です。 また、本市でも持続可能な開発目標に基づき、第1次滝沢市生涯学習推進計画後期基本計画「学びプランたきざわ」を策定し、複雑化、多様化する地域課題や教育課題を解決に導くよう、「人・つながり・地域づくり」の推進を目指しているようですが、今日のコロナ感染状況下では、事業の構築や促進が難しくなっているように見受けられます。 しかし、小中学生を含め、全ての市民にとって、いつでも、どのようなときでも、自分が望んでいる教育を受けることができるという状況をつくることは、市としても目指すべきものと考えます。 そこで、このような困難な状況下でも遂行していることや、目指していることなどについて伺います。1、コロナ禍以前に比べ、小中学校現場の教職員の仕事はより一層複雑化し、多忙になっていると聞いておりますが、現実はどのように変化しているのか、そしてその改善はどのようにしているのかお伺いいたします。 2、小中学校現場において、コロナ禍におけるICT活用はどのようなものであるのか。また、今後どのように生かしていくのかお伺いいたします。 3、子供たちの心のケアへの対応はどのようになされているのかお伺いいたします。 4、持続可能な開発目標に基づく学びによる生活の質の向上や、スポーツによる健康づくりの推進はどのように図られているのか伺います。 5、超スマート社会、Society5.0は生かされているのか、そして今後の展開はどのようなものかお伺いいたします。 大きな項目の2つ目として、県央ブロックごみ処理広域化についてお伺いいたします。盛岡広域8市町で構成する県央ブロックごみ・し尿処理広域化推進協議会では、効率的なごみ処理、環境負荷低減及び循環型社会の形成を目指して、県央ブロックごみ・し尿処理広域化基本構想を策定し、この構想ではブロック内にある6か所の既存のごみ焼却施設を1施設に集約し、ごみの広域処理を行うこととしており、新ごみ焼却施設の稼働目標を令和11年としております。 しかしながら、何度か行われた協議会の内容は、平成7年度に1度概要的な説明が行われたようですが、その後の経緯については市民に説明されておりません。この事業は、何十年にもわたり多額の費用がかかり、また交通事情や環境問題や最終処分場の問題も関わってくることでもありますので、市民としても協議の内容は知っておく必要があると思われます。 そこで、以下のとおりお伺いいたします。1、今日までの協議会の一連の内容について、どのようなことが協議され、どのようなことが問題になったのかお伺いいたします。 2、今後、どのような予定で稼働に至るのかお伺いいたします。 ◎市長(主濱了君) 議長。 ○議長(日向清一君) 主濱市長。 ◎市長(主濱了君) 日向裕子議員のご質問にお答えいたします。 初めに、県央ブロックごみ処理広域化についてのご質問にお答えいたします。まず、これまでの協議内容についてでありますが、県央ブロックごみ・し尿処理広域化推進協議会は、平成23年1月に設置され、広域処理実施組織の設置、一般廃棄物の広域処理方針の策定、構成団体間の一般廃棄物処理の調整などについて協議が行われております。また、平成27年1月には、県央ブロックごみ・し尿処理広域化基本構想を策定し、一部事務組合の設立、ごみの収集、運搬、処理の方法や、経費負担、施設を建設する候補地の選定等について議論してきました。また、平成27年12月には、基本構想の策定趣旨、ごみ・し尿処理施設の現状と課題について住民説明会を開催し、住民の皆さんに説明をしております。 なお、ごみ処理広域化については、候補地の選定、一部事務組合の設立など、計画より遅れているものもありますが、それらの課題等を解決し、令和11年度の施設稼働を目指して協議を行っております。 次に、今後の稼働までの見通しについてでありますが、これまでに引き続き候補地の地域住民や関係者への説明等が行われ、その後最終的な整備予定地が決定されることになっております。本市におきましては、候補地の選定等の進捗状況を見ながら、市民が不安を抱くことがないよう、住民説明会を開催する予定であります。なお、現段階では整備予定地が決定されておりませんが、基本構想に定めるとおり、令和11年度からの稼働を目指して、事務事業を進めてまいります。 ◎教育長(熊谷雅英君) 議長。 ○議長(日向清一君) 熊谷教育長。 ◎教育長(熊谷雅英君) 私からは、新型コロナウイルス禍における教育についてのご質問にお答えいたします。 初めに、小中学校現場の教職員の多忙化の現状と改善策についてでありますが、各学校においては、3つの密を避けるため、定期的な換気やマスクの着用などの指導、また感染症拡大防止のため、児童生徒の健康観察や検温、学校内の消毒を行っており、コロナ禍の中で新たな業務が増えているものと認識しております。 このような教職員の業務増への対応として、市教育委員会では教職員を対象とした研修会の中止や規模縮小、各学校においては行事の規模の縮小や実施方法の見直しをしております。また、県教育委員会においては、教職員の業務増への対応として、各学校にスクール・サポート・スタッフ1人を配置することとし、市内小中学校13校のうち12校に配置されているところであります。 また、本市においては、新型コロナウイルス感染症の影響でアルバイト収入が減少した学生を会計年度任用職員として雇用しており、8月3日以降、市内の小中学校3校で大学生が学校施設の消毒や事務補助などに従事するなど、教職員の業務の一部を担うことにより、業務の削減につながっております。 なお、8月6日に改訂された文部科学省の学校の新しい生活様式において、学校生活の中で消毒によりウイルスを全て死滅させることは困難であり、特別な消毒作業は不要であること、また通常の清掃活動の一環として、新型コロナウイルス感染症対策に効果がある家庭用洗剤等を用いて、児童生徒が消毒作業を行うことも可能であることと通知が変更されたことから、これらを実施することにより、教職員の業務の軽減に努めてまいりたいと考えております。 次に、小中学校現場において、コロナ禍におけるICT活用はどのようにしていくかについてでありますが、6月9日付、文部科学省通知、新型コロナウイルス感染症対策に伴う児童生徒の「学びの保障」のための学習指導についてでは、感染症対策を講じつつ、最大限子供たちの健やかな学びを保障することとしております。 このことを受け、感染症拡大防止のため臨時休業が実施され、児童生徒が学校で授業を受けることができない状況となった場合においても、家庭において学習を継続できるようにするため、学校が準備する家庭学習に加えて、ICTを活用したオンライン授業等の取組について、文部科学省から例示されているところであります。 本市では、臨時休業が長期にわたって実施された際、オンラインによる授業を実施することができるよう、現在1人1台端末の配備等の環境整備を進めるとともに、効果的なオンライン授業の在り方について検討している状況となっております。 次に、子供たちの心のケアへの対応についてでありますが、本市では4月から通常の授業を実施しており、他の都道府県と比べ、学校環境の変化に伴う児童生徒の心理的な負担への影響は少ないものと考えております。新型コロナウイルス感染症への感染を心配して、年度当初に登校を控えていた児童生徒もおりましたが、現在は感染症を心配して登校を控えている児童生徒はいない状況となっております。 今後、例年と違う夏休みを過ごした児童生徒のストレスや、家庭における保護者のストレスなどの影響が児童生徒の心理的な負担となることも想定されることから、学校においては引き続き毎日の健康観察により、心身の健康状態を丁寧に把握してまいります。また、各学期に実施している教育相談により、児童生徒が抱える悩みやストレス等の状況を把握し、一人一人の不安の解消に努めてまいります。 次に、持続可能な開発目標に基づく学びによる生活の質の向上や、スポーツによる健康づくりの推進はどのように図られているかについてでありますが、令和元年7月に施行された第1次滝沢市生涯学習推進計画後期基本計画「学びプランたきざわ」において、生涯学習の基本方針、学びによる生活の質の向上とスポーツの基本方針、スポーツによる健康づくりの推進をそれぞれ掲げ、教育委員会はもとより、市長部局の全ての部が連携しながら、持続可能な開発目標、SDGsに基づく生涯学習、スポーツに関する事業を展開しております。 新型コロナウイルス感染症の影響で、多くの行事や大会、イベントなどが中止、延期となっておりましたが、現在は新しい生活様式に沿った事業の展開が市行政のみならず、学校、地域、関係団体、関係機関などにおいて再開されつつあります。 また、子供から高齢者まで、全ての世代の皆さんが、いつでも、どこでも、誰でも、スポーツや文化芸術、講座、セミナー、ボランティアなど、学ぶことや活躍することができるよう、「生きがい」と「やりがい」の学びガイドを令和2年6月に全世帯へ配布し、多くの市民の皆さんに取り組んでいただきたいと考えております。 市といたしましても、国の緊急事態宣言を受け、利用制限を行っていた生涯学習関連施設や体育施設なども再開しており、新しい生活様式の中で、市民の皆さんの生涯学習、スポーツ活動が行われるように努めてまいります。 次に、超スマート社会は生かされているのか、そして今後の展開はどのようなものかについてでありますが、平成28年に閣議決定された科学技術基本計画において、超スマート社会の実現が提唱されました。これは、人工知能などの最新技術を活用し、必要なものや多種多様なニーズに対応した高度なサービスを必要なときに、必要に応じ提供することで、全ての人々が生き生きと快適に暮らせる社会を目指すものであります。 本市においても、令和元年度に策定した「学びプランたきざわ」において、超スマート社会の実現を外部環境の変化と捉え、施策の一つとして位置づけたところであります。現在企業と大学、地域などと連携、協働しながら、科学技術イノベーションやものづくり、ICT、IoT、プログラミング教育、キャリア教育、起業家育成塾などの学習機会を提供し、超スマート社会を開く人づくりに取り組んでいるところであります。 今後におきましては、国が示す人づくりや科学技術イノベーション、社会変革などに関する政策を注視しながら、関係機関と連携、協働し、超スマート社会に対応した生涯学習の推進に取り組んでまいりたいと考えております。 ◆4番(日向裕子君) 議長。 ○議長(日向清一君) 4番日向裕子君。 ◆4番(日向裕子君) まず、コロナ禍によって小中学校の現場は大変なことになってしまったというのが現実ですが、そもそも日常的に、物理的に教室の大きさが生徒の人数に対して、なかなか3密を避けることができない状況であるという場合が多いように見受けられます。このような状況で、どのような工夫をなされているのかお尋ねいたします。 ◎教育次長(佐藤勝之君) 議長。 ○議長(日向清一君) 佐藤教育次長。 ◎教育次長(佐藤勝之君) 教室の広さと座席配置の関係でございますが、一般的な教室の寸法につきましては、小学校で64平米、中学校で72平米となってございます。本市の小中学校もおおむねこれを満たしてございまして、各学校におきましては、おおむね1メートル程度の座席の間隔は取られているというところでございます。 ◆4番(日向裕子君) 議長。
    ○議長(日向清一君) 4番日向裕子君。 ◆4番(日向裕子君) 私も以前から教室を何回か見る機会がありまして、本当に狭いなと、びちびちだなといつも思っていたのですが、実際現場の先生方にお聞きしても、本当に狭くて大変ですという声を何回か聞いたことがございます。そのような現場の声は、まず届いているのかどうか、その点についてお尋ねいたします。 ◎教育次長(佐藤勝之君) 議長。 ○議長(日向清一君) 佐藤教育次長。 ◎教育次長(佐藤勝之君) 教室の広さにつきましては、文部科学省の指針によりまして、机、家具の配置が可能な面積とすることということで、基準に基づいて面積は設計しているというところでございます。 現場におきまして、先生たちから教室が狭いというふうなことにつきましては、特に教育委員会のほうには声は届いていないというところでございます。 ◆4番(日向裕子君) 議長。 ○議長(日向清一君) 4番日向裕子君。 ◆4番(日向裕子君) 本来教育は子供たちのためのものでありまして、そしてそれに携わる教職員にとっても、よい環境であるべきでありますし、働きやすい状態、子供たちと心からつながれるような場所であるべきだと思っております。そのような教育の場をつくり上げるためには、子供たちの声とか教職員の声をきちんと吸い上げるようなシステムが必要ではないかと思うのですが、そのような声を吸い上げるようなシステムというのは何かございますでしょうか。 ◎教育次長(佐藤勝之君) 議長。 ○議長(日向清一君) 佐藤教育次長。 ◎教育次長(佐藤勝之君) 現場の先生方の声を教育委員会で把握する方法でございます。多忙化とか時間外に関しましては、学校衛生委員会というのを設置してございまして、産業医とか校長会、副校長会、学校保健会の推薦、まlた職員組合の推薦の方を交えまして、年3回会議を行いまして、学校において時間外の実情と課題等を情報共有しながら検討しているというところでございます。 あとは、施設とか備品に関しましては、予算編成の前にヒアリングを行いまして、副校長先生また事務職員の方からお話を聞きまして、翌年度の学校経営のためにどういった施設が必要か、あとは修繕箇所、備品等についてお話を伺って、予算化に向けて検討しているというところでございます。 あとは、学校経営につきましては、様々学校のマネジメントするのは管理職である校長になりますので、校長先生のところで何か課題等があれば、教育委員会で随時相談を受けているというところでございます。 ◆4番(日向裕子君) 議長。 ○議長(日向清一君) 4番日向裕子君。 ◆4番(日向裕子君) コロナ禍後、これからもICT活用はさらに重要性を増すと思われますが、ICT化は教師と子供たちをつなぐ道具として、また子供たちが自分で客観的に、そして論理的に文章をつくるという道具としてというようなことを考えた上でも、今後ますます重要になってくると思われます。 そこで、これからのICTの定着度をどのように位置づけていくのか、そして構築していくのか、お伺いいたします。 ◎教育次長(佐藤勝之君) 議長。 ○議長(日向清一君) 佐藤教育次長。 ◎教育次長(佐藤勝之君) ICTの情報教育でございます。委員おっしゃるとおり、ICT、情報活用能力につきましては、今後必要な能力ということで、学習指導要領におきましても言語能力と同等に必要だということで、力を入れていくということになってございます。 本市におきましては、今年度におきまして1人1台タブレットの整備と、あとは学校の無線LAN環境の整備ということで、今年度整備してまいりますので、情報教育につきましては、従来から電子黒板等を利用して、各学校で行っていたわけでございますが、1人1台タブレットと無線LAN関係によって、さらなる加速を目指しまして、今後どういった教育がICTでできるかというところは検討しながら進めていくということになろうかと思ってございます。 ◆4番(日向裕子君) 議長。 ○議長(日向清一君) 4番日向裕子君。 ◆4番(日向裕子君) 今年度そういうICT化の整備に取りかかるということですが、では今後子供たちに定着させるためには、どのぐらいの年数がかかるものとお思いでしょうか。 ◎教育次長(佐藤勝之君) 議長。 ○議長(日向清一君) 佐藤教育次長。 ◎教育次長(佐藤勝之君) 年数について、ここで何年というのはなかなか難しいお話でございますが、各学年、低学年から中学校3年までおりますので、各年代に応じた教育、小学校であればプログラミング的思想とか、中学校であればプログラミング教育や情報セキュリティー教育等々が学習指導要領で示されてございますので、各年代に合った教育を行っていくということになろうかと思ってございます。 ◆4番(日向裕子君) 議長。 ○議長(日向清一君) 4番日向裕子君。 ◆4番(日向裕子君) 先ほど何年ぐらいという細かいことにこだわったのは、日本はいわゆる学校のICT化に関しては、かなり遅れてきているという情報がありまして、それであえて細かい年数をお尋ねしたのですが、やはり世界の趨勢に追いつくためにも、その辺は教育現場の方にも頑張っていただかなければいけないと思うので、ではもう少し具体的にICTを使った、例えば長い文章づくりとか、その辺はどのぐらいでできるものなのでしょうか。 ◎教育次長(佐藤勝之君) 議長。 ○議長(日向清一君) 佐藤教育次長。 ◎教育次長(佐藤勝之君) ICT教育につきましては、コロナ禍以前から国で力を入れているわけでございまして、当初は令和5年度までに全国で1人1台タブレットを目指すということで示されておりましたが、コロナ禍ということで遠隔授業も考慮に入れまして、今年度前倒しで全児童生徒に整備するということになってございます。 活用した授業例ということで、国語とか社会、数学、理科、それぞれあるわけでございますが、文章ソフトで文章を書きながら校正したりということで、様々な授業によって、いつ長い文章書けるのかというのは難しいわけでございますが、いずれICTを活用した中で、そういった取組を行っていくというところでございます。 ◆4番(日向裕子君) 議長。 ○議長(日向清一君) 4番日向裕子君。 ◆4番(日向裕子君) 子供たちの心のケアに関しては、本市は幸いなことに、そんなにいわゆる休講の日数が長くはなかったということで、その辺はとてもよかったなと思っております。 それでは、持続可能な開発目標に基づく学びによる生活の質の向上やスポーツによる健康づくりの推進に関して、ちょっとお尋ねしたいのですが、この学びによる生活の質の向上というものは、対象が子供から高齢者まで、全ての世代にわたって行われなければならないものと解釈されておりますし、そうであるべきものと思います。特にこのコロナ禍において、高齢者に対してはどのようなことができたのか、あるいはコロナ後、これからどのようなことが、いわゆる新しい生活様式の下でできるのか、具体的にお尋ねいたします。 ◎教育次長(佐藤勝之君) 議長。 ○議長(日向清一君) 佐藤教育次長。 ◎教育次長(佐藤勝之君) 「学びプランたきざわ」につきましては、議員おっしゃるとおり、子供から高齢者まで、現在の総合計画実行計画を学びの視点ということで整理したものでございます。その中で、人づくりをしていって、地域づくりをするという循環をつくるというところの視点もございます。 現在コロナ禍の中で、様々な大会や行事が中止、延期になってございます。幸い緊急事態宣言後は、新しい生活様式の中で再開しているわけでございますが、高齢者とかの大会、あとは伝統文化の団体とかも、今後新しい生活様式の中で、コロナの感染拡大防止に努めながら、活動を開始していくということでございます。 ◆4番(日向裕子君) 議長。 ○議長(日向清一君) 4番日向裕子君。 ◆4番(日向裕子君) 特に高齢者に関して、ちょっともう少し具体的にお尋ねしたいのですけれども、というのは高齢者の方にちゃんと運動してくださいよとか、例えば1日に1回はお日様に当たったほうがいいですよというふうにお話ししても、なかなか一人ではできない、実行に移せない方が多いように見受けられます。それを外にちゃんと目を向けて、実際体を動かしたり、人と話をするというような機会は、今現在どのような形になっていますでしょうか。 ◎健康福祉部長兼福祉事務所長(丹野宗浩君) 議長。 ○議長(日向清一君) 丹野健康福祉部長兼福祉事務所長。 ◎健康福祉部長兼福祉事務所長(丹野宗浩君) 高齢者のほうのお話ですので、私のほうから答弁させていただきます。 新型コロナウイルス感染症、こちらの拡大に伴いまして、高齢者の教室であります睦大学、それからいきいきサロン等、こちらがなかなか開催することが難しくなってしまったということで、特に高齢者、それから基礎疾患のある方については、重症になる確率が高いということで、緊急事態宣言が出て、そして5月14日に岩手県の緊急事態宣言が解除され、それから5月25日に全国的な部分について解除されたということで、それ以降、睦大学、それからいきいきサロン等は徐々に、徐々に開催されるに至りました。 現在におきましては、睦大学が29教室中27、いきいきサロンにつきましては31教室中27ということで開催しております。それで、開催できないところにつきましては、新しい生活様式が実践されない、できない、難しいという理由でございまして、密を避けることができないものというのが現在開催できないというような状況になってございます。 それで、高齢者の方へ介護予防の観点からも外に出て運動するとか、友達と話をするとかというところで、健康福祉部長の担当課のほうでも広報に体を動かしましょうとか、外に出ましょうとか、そういった形のチラシを入れたりやっているのですけれども、やはりコロナが怖いというのがどうしても引っかかっていまして、これはなかなか難しいような状況になってございます。 それで、ワクチンの話になって恐縮なのですけれども、ワクチンができて、高齢者の方にそれを接種してもらって、少しでも怖いという気持ちがなくなれば、もう少し外に出てもらえるのではないか、友達と一緒に話できる、いわゆる介護予防のフレイルの予防、そういったところにもなるのではないかというふうに感じてございます。こちらとしましても、一生懸命発信はしているのですが、現状はなかなか難しいというところでございます。 ◆4番(日向裕子君) 議長。 ○議長(日向清一君) 4番日向裕子君。 ◆4番(日向裕子君) 随時再開し始めているということで、少しは安心しているのですけれども、再開できなかった、あるいはできていないところは、今後どのようにするかお尋ねいたします。 ◎健康福祉部長兼福祉事務所長(丹野宗浩君) 議長。 ○議長(日向清一君) 丹野健康福祉部長兼福祉事務所長。 ◎健康福祉部長兼福祉事務所長(丹野宗浩君) 国は、いろんな業種等で開催に向けたガイドラインをそれぞれつくって、そのガイドラインの下に講座等を開催するというふうになってございます。例えば今睦大学で開催できないというものに関しましては、1つがダンス教室というところで、どうしても密になってしまうのですけれども、例えばですけれども、新しい生活様式を鑑みながら、くっつかないで、それから換気をよくしてとか、そういった形であればよろしいのかなと。 あと、先ほども言いましたとおり、ワクチン等開発されれば、まだできるのかなという気はしますし、あともう一つは囲碁、将棋というところで、ネット上なのですけれども、将棋連盟のガイドライン見ましたらば、やはり距離を空ける、それから換気をする、長い時間いないというようなところ、ここら辺がクリアできれば囲碁、将棋も大丈夫なのかなと。ただ、今のところはなかなかそういった状況、環境をつくることができないので、担当のほうとしましても、環境をつくれるような形、それから当事者との話合いを持ちながら、できるだけ実現に向けて取り組んでまいりたいというふうに考えてございます。 ◆4番(日向裕子君) 議長。 ○議長(日向清一君) 4番日向裕子君。 ◆4番(日向裕子君) 今後も新型コロナに限らず、このような感染症というのは、過去もそうでしたけれども、これからも繰り返されるものだというふうに思われます。そのような状況において、Society5.0の社会はますます必要性を増してくることと思われます。このような社会が一部の特別な人々だけにとどまらずに、多岐にわたる世代で活用されるためには、どのような工夫が必要かお尋ねいたします。 ◎教育次長(佐藤勝之君) 議長。 ○議長(日向清一君) 佐藤教育次長。 ◎教育次長(佐藤勝之君) 超スマート社会でございますが、こちら国におきまして、今情報社会というところの次の世代に来るであろうという社会を言っておるものでございます。中身としましては、AI、人工知能やIoTを活用した社会ということで、具体的な例を挙げますと、例えば自動車の自動運転とか、超スマート農業等があると思います。まだ実際にはその社会が来ていないわけでございますが、いずれそういった社会が来るということで、人材育成を含めまして、対応していくということになろうかと思います。 学校教育におきましては、基礎的読解力や数学的思考、あとは基盤の学力ということで情報活用能力、こちらを全ての児童生徒が習得できるように新学習指導要領の着実な実施が必要ということと、あとは環境整備ということで、1人1台パソコンや、それこそ無線LAN環境というハード面の環境整備が必要となってございます。 超スマート社会はこれから来たるべき、来るであろうという社会を言ってございますので、現実的にそれに対応した施策が何かというのは難しいわけでございますが、市としましては企業振興課のほうで様々それに関する講座の機会提供を行っておりますので、そういったところを含めまして、総体的に考え方として進めていくということになろうかと思います。 ◆4番(日向裕子君) 議長。 ○議長(日向清一君) 4番日向裕子君。 ◆4番(日向裕子君) それでは、ごみ処理広域化について、ちょっと確認したいのですけれども、以前盛岡の方にお聞きしたところ、最終的な候補地になっている近くの方がおっしゃったことには、先ほども述べたように、いわゆる判断材料として一連の流れを説明してもらわないと、判断がつきかねると。つまり交通事情はどうなるのか、それから環境問題はどうなるのか、それから最終処分場はどうなるのか、そこまで説明してもらわないと判断が難しいというふうにおっしゃっていました。 それで、今度滝沢市でも住民の方に説明なさるときにも、そのような一連の流れをぜひ説明していただきたいと思うのですが、その点に関してお伺いいたします。 ◎市民環境部長齋藤誠司君) 議長。 ○議長(日向清一君) 齋藤市民環境部長。 ◎市民環境部長齋藤誠司君) 一連の流れにつきましては、正直言いまして、まだ場所の、ここら辺だというところからのスタートだということで、これから話が進めば決まっていくと思いますし、具体的な話になってまいると思います。そのときは、やはり皆さんにお知らせをすることは絶対必要ですし、理解を得ないと事業もなかなか進まないということもありますので、説明会については時期を見てなのですけれども、これは開催をしたいと考えてございます。 ◆4番(日向裕子君) 議長。 ○議長(日向清一君) 4番日向裕子君。 ◆4番(日向裕子君) すみません、繰り返しみたいになりますが、先ほど最終的に決まりそうな場所の近くの住民の方がおっしゃっていたのは、場所を決めるということありきだと判断ができないとおっしゃるのです。そのとおりだと思うのです。ですから、場所を判断するにも、やはり一連の流れ、一連の処理、その辺のところを大まかでも説明しないと、なかなか場所も決められないと私も思います。その点に関してお伺いいたします。 ◎市民環境部長齋藤誠司君) 議長。 ○議長(日向清一君) 齋藤市民環境部長。 ◎市民環境部長齋藤誠司君) 先ほどの市長答弁の中で、平成27年に基本構想をつくったということなのですけれども、実はその前段階は平成12年から、かれこれもう20年同じようなことを話しして決まらないというのは、やはり構成市町のごみに対する考え方が一緒ではないということだと思います。歴史も様々ある中で、それを統一するために各市町の考え方を転換しなければならない部分なんかもあったりして、こんな時間がかかってきたと。その中でも、どうしても進まなければならないということになっておりますので、現段階では場所ではなくて地区、大体ここら辺に造りたいというのをまず第1段階で決めていくと。家で言えば、造成の場所を決めるようなもので、これから設計を組んで、設計もいろいろあるかと思いますが、ごみの収集の仕方、分別の仕方、最終処分場はどうするかといった問題は、そういったことの積み重ねによってできてまいりますので、最初にそれありきだとすごくよかったのですが、なかなかそこまで行っていないのが現状でして、これから令和11年の稼働開始に向けて、あまり期間もないのですけれども、集中的な議論がなされて、決まったらば速やかにお知らせするということになろうかと思います。 ◆4番(日向裕子君) 議長。 ○議長(日向清一君) 4番日向裕子君。 ◆4番(日向裕子君) この問題は、各市長とか町長の意見がなかなかかみ合わないということもそうなのでしょうけれども、本来住民のための施設だと思うのです。ですから、何度も繰り返して申し訳ありませんが、やはり全8市町に対する説明を一連の流れとして最初に行うべきだと思うのですが、その点のお考えをお尋ねいたします。 ◎市民環境部長齋藤誠司君) 議長。 ○議長(日向清一君) 齋藤市民環境部長。 ◎市民環境部長齋藤誠司君) 一連の流れの過程といいますか、基本構想の中では、その流れについては一応ご説明はしていたものですけれども、これからの作業については、また一つ一つの項目の検証と首長の合意というプロセスがそれぞれ待っていますので、できるだけ速やかにというのは、広域の事務局さんのほうにはお願いしつつ、私たちもしゃべらなければならないこともありますし、議論の取りまとめを速やかにするように、私たちも構成員の一員として頑張ってまいりたいと思います。 ○議長(日向清一君) これをもって4番日向裕子君の一般質問を終結いたします。 △散会の宣告 ○議長(日向清一君) 以上をもって本日の議事日程は全部終了いたしました。 本日の会議はこれをもって散会いたします。                                (午後 1時48分)...