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03月04日-議案説明・質疑・討論・採決・緊急質問-01号

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  1. 滝沢市議会 2015-03-04
    03月04日-議案説明・質疑・討論・採決・緊急質問-01号


    取得元: 滝沢市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-21
    平成27年  3月 定例会平成27年3月4日平成27年滝沢市議会定例会3月会議会議録平成27年3月4日平成27年滝沢市議会定例会3月会議が滝沢市役所に招集された。出席議員は次のとおりである。   1番  柳  村     一  君    2番  相  原  孝  彦  君   3番  桜  井  博  義  君    4番  武  田  猛  見  君   5番  斉  藤  健  二  君    6番  川  原     清  君   7番  佐  藤  美 喜 子  君    8番  高  橋  盛  佳  君   9番  山  谷     仁  君   10番  工  藤  勝  則  君  11番  遠  藤  秀  鬼  君   12番  長  内  信  平  君  13番  武  田     哲  君   14番  熊  谷  初  男  君  15番  西  村     繁  君   16番  佐  藤  澄  子  君  17番  日  向  清  一  君   18番  角  掛  邦  彦  君  19番  高  橋     寿  君   20番  黒  沢  明  夫  君欠席議員(なし)地方自治法第121条の規定により説明のため会議に出席した者は次のとおりである。       市        長     柳  村  典  秀  君       (水道事業管理者)       教  育 委 員  長     佐  藤  恭  孝  君       副    市    長     佐 野 峯     茂  君       教    育    長     熊  谷  雅  英  君       経 済 産 業 部 長     福  田  一  宏  君       健 康 福 祉 部 長     主  浜  照  風  君       兼 福 祉 事 務 所 長       都 市 整 備 部 長     三  上  喜 美 義  君       兼 交 通 政 策 課 長       事  務  取  扱       上 下 水 道 部 長     湯  沢     豊  君       住 民 環 境 部 長     太  田  晴  輝  君       企 画 総 務 部 長     加 賀 谷     建  君       教  育  部  長     遠  藤  正  紀  君       商 工 観 光 課 長     斉  藤  和  博  君       兼 重 点政策担当課長       兼ブランド推進担当課長       農  林  課  長     中  村  保  夫  君       兼 食 育推進担当課長       地 域 福 祉 課 長     高  橋  正  俊  君       高 齢 者 支 援 課 長     小  川     亨  君       兼 地 域 包 括 支 援       セ ン タ ー 所 長       都 市 計 画 課 長     齋  藤  誠  司  君       道  路  課  長     太  田  城  人  君       下  水 道 課  長     阿  部  一  彦  君       環  境  課  長     平  賀  逸  美  君       交 流 拠 点 整備室長     大  宮  訓  召  君       兼 住 民 協 働 課 長       企 画 総 務 課 長     岡  田  洋  一  君       財  務  課  長     三  上  清  幸  君       人  事  課  長     畑  村  政  行  君       兼選挙管理委員会事務局長       教 育 総 務 課 長     野  中  泰  則  君       監 査 委 員 事務局長     関  村     斉  君       農 業 委員会事務局長     長  嶺  正  治  君本会議の書記は次のとおりである。       議 会 事 務 局 長     中  道  俊  之       同  総 括 主  査     滝  田  俊  一       同    主    査     熊  谷     昇 △議会運営委員会の報告 ○議長(黒沢明夫君) 過日議会運営委員会が開催されておりますので、その結果について報告願います。 ◆16番(佐藤澄子君) 議長。 ○議長(黒沢明夫君) 佐藤澄子議会運営委員長。 ◆16番(佐藤澄子君) 過日議会運営委員会を開催いたしましたので、その結果について報告をいたします。 平成27年滝沢市議会定例会3月会議の会議日程は、3月4日から3月20日までの17日間とし、3月5日から3月9日まで、3月11日から19日までの14日間は議事の都合により休会といたします。なお、3月20日は13時30分の開会といたします。 議案の取り扱いについては、議案第1号から議案第8号までの各会計の平成27年度当初予算については、予算決算常任委員会に付託といたします。 議案第9号から議案第17号までの各会計補正予算は即決とし、本日審議いたします。 議案第18号から議案第20号までは条例の新規制定でありますので、所管の総務教育常任委員会に付託といたします。 なお、議案第21号は条例の新規制定でありますが、地方教育行政の組織及び運営に関する法律の一部を改正する法律の施行に伴う関係条例の整理に関する条例の制定であることから、委員会には付託しないものといたします。 これ以外の議案については即決とし、最終日に審議することといたします。 追加議案が提案された場合は、議会運営委員会で議案の取り扱いを協議することといたします。 会派代表質問は、3月10日に会派代表5名について行います。 なお、緊急質問を本日行うことといたします。 以上、議会運営委員会の結果報告といたします。平成27年3月4日、議会運営委員会委員長、佐藤澄子。 △開議の宣告 ○議長(黒沢明夫君) ただいまの出席議員は17名であります。定足数に達しておりますので、会議を再開いたします。 これより平成27年滝沢市議会定例会3月会議を開きます。 今定例会議の会議予定については、お手元に配付いたしました会議日程表のとおりでありますので、ご確認願います。                                (午前10時00分) △諸般の報告 ○議長(黒沢明夫君) 議事日程に入るに先立ち、諸般の報告を行います。 本定例会議までに報告を受けております現金出納検査結果報告書、定期監査報告書、議会活動議員派遣報告、説明員の報告については、お手元に配付いたしておりますので、ご参照願います。 次に、行政報告を行います。行政報告については、お手元に配付いたしておりますので、ご参照願います。 直ちに本日の会議に入ります。 なお、本日の議事日程及び説明員の報告については、お手元に配付しているところでありますので、ご了承願います。 これより本日の議事日程に入ります。 △会議録署名議員の指名 ○議長(黒沢明夫君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。 会議録署名議員は、滝沢市議会会議規則第120条の規定により、7番佐藤美喜子君、8番高橋盛佳君、9番山谷仁君の3名を指名いたします。 △市長施政方針演述 ○議長(黒沢明夫君) 日程第2、市長施政方針演述を行います。 ご登壇願います。 ◎市長(柳村典秀君) 議長。 ○議長(黒沢明夫君) 柳村市長。 ◎市長(柳村典秀君) 本日ここに、滝沢市議会3月会議が開催されるに当たり、平成27年度の市政運営について、所信の一端を申し上げ、市民の皆さん並びに議員各位のご理解とご協力を賜りたいと存じます。 我々地方自治体を取り巻く環境は、国による積極的な景気浮揚策にもかかわらず、地方への波及効果は弱く、また、生産年齢人口の減少による税収の逓減、高齢社会の進展による扶助費の増嵩、インフラ資産の更新なども予見され、引き続き厳しいものと捉えております。 さらには、人口減少と、少子高齢化が急速に進む我が国において、さきの日本創成会議・人口減少問題検討分科会が発表した「2040年に消滅する自治体」の公表は、全国の地方自治体に改めて、今後の自治体運営の厳しい状況を認識させることとなりました。 このような困難な環境下において、平成26年1月1日に滝沢市となり新たなスタートを切り、同年4月には、住民自治の深化につながる、滝沢市自治基本条例を施行し、「地方自治」の両輪である「団体自治」と「住民自治」を強化し、自治基本条例に掲げられた、市の将来像である「誰もが幸福を実感できる活力に満ちた」住民自治日本一の市を創造するため、市民とともに歩み始めたところであります。 その「誰もが幸福を実感できる活力に満ちた地域」という将来像を実現するための「市民と行政の行動計画」である、第1次滝沢市総合計画が、平成27年度より始まります。第1次滝沢市総合計画では、平成27年度から34年度の8年間で「幸福感を育む環境づくり」の基盤をつくるための取り組みを市民とともに展開してまいります。 そのための各政策展開の基本として、市民が幸せを判断するための三大要素である、「人とのつながり」、「健康」、「所得・収入」にかかわる事業と、セーフティーネット機能を果たしている、「安全・安心」を確保するための事業を据え、総合計画における重点事業として推進し、さまざまな分野で、多くの市民が携わる地域づくりへと発展させ、人とのつながりから地域で暮らすことに幸福感が育まれる取り組みを推進します。 平成27年度には、総合計画の初年度として、交流拠点複合施設の建設や、市民主体の行動をより促進するための基本的なルールとなる条例の制定など、人とのつながりのための基盤構築を進めるとともに、各種検診の実施や地域健康づくり支援事業により健康に過ごすための生活習慣の定着化を図ります。また、働く場の創出にも引き続き取り組むほか、防災行政無線施設の更新による安全・安心な地域づくりの推進など、市民が幸福を感じられる環境の整備を進めてまいります。 さらに、国が進めるまち・ひと・しごと創生、いわゆる地方創生の取り組みに加え、連携中枢拠点都市構想について、継続して盛岡広域8市町と進めるとともに、東日本大震災の被災地の早期復興に向け、派遣職員を1名増員するなど、市となったことにより一層高まった基礎自治体としての責任を引き続き果たしてまいります。 財政状況の見通しについてでありますが、我が国の財政状況は、社会保障経費や国債の増大により赤字国債の発行を伴い負担が次世代に先送りされる構造にあります。国と地方を合わせた長期債務残高は、GDPの2倍程度まで累積し、先進国の中でも極めて厳しい状況にあり、国から地方への財政的支援も限界に達しつつあります。 本市の財政状況については、地方消費税交付金は増加にあるものの、市税及び地方交付税等を含めた一般財源の増加は見込まれず、また、歳出においては、経常的な経費の増加により、独自政策への自由度が低下し、今後の財政運営は、一層厳しさを増すものと見込んでおります。歳出予算の削減にも限度がありますが、改めて自主財源の拡大と事業の見直しを行い、財政構造の転換を図る必要があると考えております。 平成27年度当初予算の編成に当たっては、第1次滝沢市総合計画前期基本計画のビジョン「「幸福感を育む環境づくり」に向けた機運の醸成とセーフティネットの維持」の実現を見据えながら、予算編成方針に基づき、予算要求方法をシーリング方式から既存の事務事業をリセットするゼロベース方式に改め、事業の廃止、繰り延べを含めた選択を進め、現在見込み得る収入を積算し予算を編成したものであります。 以上の結果、一般会計予算、特別会計予算、企業会計予算の総額は、340億7,500万円余、前年度比18.7%増となっております。このうち一般会計予算については、交流拠点複合施設整備事業等の増加により、総額205億2,000万円、前年度比19.0%増となっております。 以下、順次、主な施策の概要について申し上げます。 まず、人とのつながりによって市民が行動しているまちを目指しますについて申し上げます。 この政策では、市民一人一人が、それぞれの地域づくりを考え、結いやきずななど「人とのつながり」によって、市民みずからが、そして地域が行動して安心して暮らせるまちづくりを目指したいと考えています。 人と人がつながる「場」についてについては、幸福感を育む地域づくりの基盤となる「地域別計画」を展開し、地域づくりのルール化を図る条例の制定を進め、自治会活動・地域活動の支援を推進してまいります。 市民活動の拠点となる交流拠点複合施設については、平成28年8月の完成を目指し、人々の交流を生む管理運営を研究するとともに、各地区の地域活動の拠点となる集会所等の維持管理等の支援を行ってまいります。 また、自治の主役である市民が男女の分け隔てなく活躍できる状態を目指してまいります。 安全・安心なまちづくりについては、火災などの災害等有事に備え消防資機材、消防屯所、消防ポンプ自動車及び消防水利など消防施設の適切な維持管理を実施するとともに、各種防災訓練の実施、防災資機材の拡充整備を図り、総合防災力の維持・強化に努めてまいります。 また、日ごろから地域における防災意識を高め、いざというときに迅速な対応を地域みずからが行えるよう、自主防災組織の活動を支援し、地域防災力の強化に努めてまいります。 さらに、交通事故防止及び飲酒運転の根絶を目指し、交通安全教室、街頭指導・広報啓発活動などを実施するとともに、犯罪のないまちづくりを目指し、関係機関と連携した効果的な事業を展開してまいります。 環境への意識づくりについては、本市の豊かな自然と生活の環境保全のため、環境ボランティア及び地域リーダーを育成するとともに、市民の皆さんが主体的に環境保全活動に取り組める体制や地域清掃の推進体制の強化を図ってまいります。 また、地球温暖化対策として、省エネルギー及び再生可能エネルギーの導入、ごみの減量とリサイクルを推進し、循環型社会を目指し取り組んでまいります。 一般廃棄物処理については、盛岡地区衛生処理組合と滝沢・雫石環境組合の運営を支援し、適正な廃棄物処理に努めてまいります。 住民情報の適正管理については、基礎データの正確性を確保し、適正な維持・管理を行い、丁寧で迅速な窓口対応に努めてまいります。 次に、健やかで笑顔にあふれ、互いに支えあうまちを目指しますについて申し上げます。 この政策では、市民一人一人が自分らしい幸福感を育むため、子供から高齢者まで健康で安心して暮らせるような環境づくりに取り組んでまいります。 支え合う福祉への支援については、障害のある方が地域でともに暮らすために、障害特性の理解促進、障害福祉サービスの提供、各種障害者手当等の給付及び相談支援の取り組みを進めます。また、民生委員・児童委員など地域支援者の活動を支援するとともに、地域生活、消費生活などの相談支援や災害時の地域連携など、みんなで支え合う福祉を推進してまいります。 安心と希望ある生活への支援については、生活保護制度が国民生活最後のセーフティーネットとして極めて重要な制度であることを認識し、適正な実施に努めてまいります。また、生活困窮者自立支援制度により、生活保護受給者以外の生活困窮者に対しても、安心して自立した生活が営まれるよう相談支援の取り組みを行ってまいります。 子ども・子育てへの支援については、児童手当、子育て世帯臨時特例給付金及び児童扶養手当の給付並びに保育料の軽減を通じ、子育て世帯を支援するとともに、滝沢市子ども・子育て支援事業計画に基づき、幼児期の学校教育及び保育並びに地域の子ども・子育て支援を総合的に推進してまいります。また、関係機関等の連携のもと要保護児童等の支援を強化してまいります。 長寿社会の安心と生きがいのための支援については、介護保険制度等のサービスの適切な運用を行うとともに、社会参加を通して健やかで生きがいのある地域づくりを目指す「睦大学」や「老人クラブ」等の活動を支援してまいります。 住みなれた地域で暮らし続けられる地域包括ケアの実現のためには、地域や関係機関との連携のもと、介護予防、認知症対策、在宅医療介護連携等に取り組んでまいります。また、相談体制の整備充実と「いきいきサロン」等、地域で高齢者を見守る体制の整備を進め、地域包括ケアシステムの構築を進めてまいります。 笑顔輝く健康づくりへの支援については、平成25年度から実施しております「地域健康づくり連絡会」を継続し、各自治会の特色ある健康づくりを支援してまいります。 また、市民一人一人が「健康」に関心を持って主体的に健康づくりに取り組むことができるよう、各種健康診査の受診機会の提供や健康教室の開催等健康づくりを進めるための環境整備に努めてまいります。 さらに、新たに、子供を望む夫婦への不妊治療の助成とともに、安心して子供を産み育てるため、両親学級や乳幼児健診、助産師・保健師による家庭訪問等を通して、さまざまな課題を持つ母親や父親の育児不安を軽減するとともに、乳幼児の健全な発育と発達を支援してまいります。 安心できる暮らしの実現のため、国民健康保険、後期高齢者医療制度、国民年金及び乳幼児等各種医療費給付事業を適正に実施するとともに、社会保障制度改革への対応及び番号制度の導入を円滑に進めてまいります。 また、国民健康保険にあっては、健診結果やレセプト等健康・医療情報を活用し、健康づくりの支援と医療費適正化に取り組みます。 次に、次代を担う若者が育ち、新たな価値の創造に挑戦するまちを目指しますについて申し上げます。 市の産業振興に当たっては、企業等が成長しやすい環境を構築することが重要と考えており、この政策では、本市の強みである大学や研究機関等との産学官連携や異業種連携を推進し、新たな価値の創造による企業の持続的な成長と雇用拡大につなげてまいりたいと考えています。 商工業の支援と産業振興については、滝沢市内の大半を占める小規模事業者は、地域の経済や雇用の中核をなす重要な存在であり、中小企業等の経営を支援するため、事業資金等への融資を行うとともに、市内企業の雇用拡大を図るため、ハローワークと連携を図りながら滝沢市地域職業相談室において職業紹介やあっせん相談を行ってまいります。 また、市内中小企業が成長する場を構築するため、商工会など関係団体と連携し、産学官連携や異業種連携、人材育成並びに地域資源を活用したブランド開発への支援のあり方について検討し、次期商工業振興計画を策定してまいります。 観光振興については、岩手山や鞍掛山など岩手山麓の大自然や、チャグチャグ馬コを代表とするさまざまな伝統文化は、将来につなぐべき貴重な資源と捉えています。これら資源については、交流拠点複合施設を活用することを念頭に、四季折々の自然や伝統文化など、さまざまな情報発信を行い、集客力を向上させ、交流人口の増加や定住促進につなげてまいります。 物産振興については、本市の特産品であるスイカやクイックスイートなどの食材を活用した加工品の開発や「滝沢はるか」など滝沢ブランドの定着と確立を図ってまいります。 企業立地の促進については、イノベーションパーク及び盛岡西リサーチパークへの企業誘致を促進するとともに、イノベーションセンターを拠点とした産学官連携や異業種連携、人材育成を支援し、企業の成長と雇用機会の創出につなげてまいります。また、これらと連動し、企業集積を加速させるため、次期企業誘致構想の具体的な検討に着手してまいります。 農林業の振興については、農業従事者の高齢化、就業人口の減少や農産物価格の低迷、資材高騰などに加え、TPP交渉など農業を取り巻く環境は厳しさを増しています。こうした中、生産面の強化では、農地集積の推進、岩洞ダム等の基幹的水利施設の整備、畜産振興や担い手の育成に努めてまいります。また、農地や森林の有する多面的機能を維持するため、日本型直接支払の取り組みを拡大してまいります。 さらに、市内農産物の需要拡大を目指した産直施設のネットワーク化や食育と連携した地産地消を推進し、持続可能な農林業を育成します。 次に、ひとにやさしく安心・快適で活力あふれるまちを目指しますについて申し上げます。 この政策では、子供から高齢者までが、安心して安全・快適に暮らし、交流することで、生きがいを感じることができる「ひとにやさしいまちづくり」を市民の皆さんとの対話や協働によって実現してまいりたいと考えております。 都市づくりビジョンの策定については、土地利用、住宅建築、公園などの基礎的な都市基盤に関する将来構想や将来推計に基づいた実行計画の確実な展開、推進を図り、いつまでも住み続けたいまち、快適で安心安全を実感できるまちづくりを目指します。 計画的な道路整備と維持管理については、道路整備計画、維持修繕計画に基づき、安全で快適な道路環境の整備を推進するとともに、既存施設の維持管理と老朽化対策を効率的に進めるため、中長期的視点による道路維持管理計画の策定を進めてまいります。また、道路維持や除排雪における地域との連携強化に向けた仕組みづくりに取り組んでまいります。 利用しやすい交通網の整備については、交流拠点複合施設の開設に合わせた市内各地域と市役所、複合施設を連絡する幹線バス網の運行計画の策定に取り組んでまいります。 小岩井駅前広場の整備については、地域や関係機関と連携しながら調査事業に着手してまいります。 また、(仮称)滝沢南スマートインターチェンジ整備事業については、引き続き各関係機関と連携しながら、用地の取得を初め円滑な事業の推進を図ってまいります。 河川砂防・雨水排除施設の整備については、市民の皆さんが憩う水辺を安全に安心して利用できるよう、市民の皆さんと役割を分担しながら適切な維持管理を行います。また、河川施設の整備を引き続き行うほか、大雨浸水対策や土砂災害対策に取り組み、自然災害に強い安全安心なまちづくりを進めてまいります。 持続可能な水道経営については、事業経営の指針となる水道ビジョンを策定してまいります。また、適正な水道料金業務の実施、専門的な技術を有する人材の育成に取り組むとともに、委託業務の見直しを進めながら、信頼される水道事業の経営に努めてまいります。 安全で強靱な水道の持続については、岩手山麓の水源を大切に活用し、市民が必要とする安全な水をいつでも提供できる水道を目指すため、施設の更新や耐震化を推進し、安全で強靱な水道の形成に努めてまいります。また、簡易水道事業については、引き続き一本木地区の水道施設の更新整備を進めてまいります。 効率的な汚水処理施設の整備については、新たな汚水処理実施計画に基づき、経済性や時間軸の観点から公共下水道と合併処理浄化槽のそれぞれの特性を生かした効率的な整備を進め、水洗化の促進による快適な生活環境の向上と公共用水域の水質保全に努めてまいります。 下水道経営においては、汚水処理施設の老朽化が進む滝沢南地区農業集落排水事業について公共下水道へ事業統合し経営合理化を図ってまいります。 また、公共下水道事業に公営企業法を適用してみずからの経営・資産等を正確に把握し、持続可能で市民の皆さんにわかりやすい経営を目指すとともに、新たに策定する中期経営計画に基づき、より一層の経営健全化に努めてまいります。 次に、一人一人が学ぶよろこびを実感できるまちを目指しますについて申し上げます。 この政策では、一人一人が学ぶ喜びを実感し、市民相互のつながりを深め、生涯にわたって健康で豊かな生活が送られるよう、学習機会の創出と環境の整備に努めるとともに、伝統文化を受け継ぎ、過去から現在、そして未来へつながるかけ橋が築かれるよう取り組んでまいります。 なお、戦後、創設された教育委員会制度については、その根幹を維持しながら、時代の変革に適切な対応が図られるよう見直しが進められますが、さらなる教育行政との連携強化に努め、市一丸となって教育の振興に当たってまいります。 まず、子供たちが安心して、元気に学ぶことができる教育基盤の充実についてでありますが、新設する滝沢中央小学校については、現下の想定を超える建設費の高騰を受け、まことに断腸の思いでありますが、平成29年度開校予定について、2カ年を上限として繰り延べることの苦渋の判断をいたしました。今後、財源確保に最善を尽くすとともに、平成27年度におきましては、グラウンド整備、太陽光利用の外灯設置工事を進めてまいります。 また、災害に強い安全な学校の整備を優先として進めるものとし、非構造部材の耐震化工事、太陽光パネルの設置等を行ってまいります。 次に、地域力基盤醸成、文化芸術と社会教育の推進について申し上げます。 学べる・生かせる環境づくりについては、生涯学習環境の充実のため、その拠点となる新図書館の開館に向けて、蔵書の増冊、移転作業準備について計画的な取り組みを進めてまいります。 文化芸術の振興については、「滝沢の歩み」編さん事業に全力を傾け、「読みやすく、分かりやすく」をコンセプトとして、有識者はもとより市民の協力と参画を得ながら刊行に向け取り組んでまいります。 次に、みんなが主役のスポーツまちづくりについて申し上げます。 第71回国民体育大会サッカー競技会場となる滝沢総合公園陸上競技場の天然芝コートの管理に万全を期すとともに、デモンストレーション競技会場ともなる滝沢総合公園体育館の改修工事を行ってまいります。 また、大会前年として、リハーサル大会を実施し、大会成功に向けて準備作業を加速するとともに、広範な啓発活動や地域と一体となった花いっぱい運動などを通して市民総参加による機運醸成に努めてまいります。 次に、総合計画の認知度を高め行財政基盤の確立を目指しますについて申し上げます。 この政策では、総合計画の方針展開をわかりやすく市民に伝え「住民自治日本一を目指す地域社会計画」の認知度を高めることで「幸福感を育む地域づくり」を目指してまいりたいと考えています。 信頼される行政職員の育成については、職員研修や業務などあらゆる機会を通じてさまざまな行政課題に柔軟に対応できる職員の育成につなげ、また、人事評価の取り組みなどによりさらなる職員の能力開発と職員としての誇りと自覚を高めるとともに、業務に対するコンプライアンス意識の徹底により市民から信頼される職員を育成してまいります。 また、今後の大量退職が続くことによる知識技術の喪失を防ぐことが急務であり、事務・事業の継承を円滑に行うとともにふえる若手職員に対する育成に力を入れ、組織力の向上に努めてまいります。 住民自治につながる総合計画の確実な推進については、総合計画の初年度となる平成27年度については、パンフレットや、リーフレット等により、総合計画の趣旨をわかりやすく市民へ伝えるとともに、全職員が各政策展開の場面において、市民との対話により「市民主体の地域づくり」を滝沢市全域に浸透する取り組みを進めてまいります。 安定した行政情報システム基盤の確保については、平成27年度より国が進めるマイナンバー制度が順次施行されますことから、国の動向を注視し、円滑な導入を推進してまいります。 次代につなげる財務基盤の確立については、住民自治を支える財政体質の構築に向けて、市としての歳入構造を点検し自主財源の拡大に向けた検討を進めてまいります。また、公共施設等総合管理計画の個別計画策定へ向けた庁内調整を図ります。 豊かな暮らしにつなげる適正で効率的な課税については、各種研修などを通じ人材の育成を図りながら、マイナンバー制度への対応も視野に入れ、一層の事務電子化と的確な課税に取り組んでまいります。 納税しやすい環境の整備と確実な税財源の確保については、本年4月から開始されるコンビニ収納の円滑な運用を進め、市税の納期内納付の定着化を推進するとともに、税の公平性を担保するために適正な滞納処分を実施し、自主財源の確保と収納率の向上に努めてまいります。 市民に信頼される会計事務の実現については、全庁的な会計知識の向上による正確で迅速な会計処理と、適切な資金運用に努めてまいります。 以上のように、第1次滝沢市総合計画に基づき、幸福感を育む地域環境を創出するための基盤の構築を進めてまいりますが、平成27年度は、そのための一歩を踏み出す重要な年度であり、さまざまな分野で議論を重ね、理解と情報の共有を図りながら各政策・基本施策を推進してまいる所存であります。 そのためには、皆さんのご理解とご協力が必要であります。市民の皆さんとの対話をさらに重視するとともに、より多くの皆さんの、市政への参画を得ながら、信頼と安心を得る確かな行政組織を構築してまいります。 議員各位におかれましては、さまざまな施策の実現のため、ご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げ、私の施政方針表明といたします。           〔11番遠藤秀鬼君 入場着席 午前10時07分〕           〔2番相原孝彦君 入場着席 午前10時09分〕           〔18番角掛邦彦君 入場着席 午前10時15分〕 ○議長(黒沢明夫君) これをもって市長施政方針演述を終結いたします。 △教育施政方針演述 ○議長(黒沢明夫君) 日程第3、教育施政方針演述を行います。 教育委員長、ご登壇願います。
    ◎教育委員長(佐藤恭孝君) 議長。 ○議長(黒沢明夫君) 佐藤教育委員長。 ◎教育委員長(佐藤恭孝君) 平成27年滝沢市議会3月会議の開催に当たり、平成27年度における教育行政の基本的な考え方と主要施策について申し上げます。 平成27年度は、幸福社会の構築と新市発展に向けて、新たに策定された総合計画がスタートするとともに、時代の変化と教育の今日的課題に対処するため教育委員会制度の見直しが実施されます。 これら諸課題に的確な対応を図るため、学校教育における指導体制の強化や開催前年となった国民体育大会の円滑な準備などに向け、教育委員会の推進体制の再編を行ってまいります。 一方、教育を取り巻く環境は、複雑、多様化が進む中で、急激な社会経済情勢の変化により厳しい局面を迎えております。古来の教えに、「盤根錯節に遭いて利器を知る」という言葉があります。難局にあって、今、まさに、この言葉をかみしめ、英知を結集し、最大限の努力を傾注するときであると考えております。 以下、各施策の概要についてご説明申し上げます。 まず、教育基盤の充実につきましては、就学機会の確保が図られるよう就学援助、就学助成制度等を引き続き実施するとともに、安全な学習環境等を確保するため教育施設の改修と維持管理に努めてまいります。 次に、学校教育の充実につきましては、目指す学校像として「「正義」と「信頼」の学校」を掲げ、子供たちが安心して生き生きと生活できる学校づくりを目指してまいります。また、「生きる力」を育てる学習指導要領の趣旨を踏まえ、滝沢市学校教育目標「明るく かしこく たくましい子ども」の育成に努めてまいります。 確かな学力を育む教育の推進につきましては、中学校区ごとに進める9年間を見据えた小中連携の取り組みにおいて、家庭学習との連動を図った「分かる授業」の実現を目指し、基礎・基本の確実な定着を図ってまいります。 また、「特別支援教育支援員」の配置を継続し、児童生徒の特性や個に応じた学習支援に努めてまいります。 豊かな人間性や社会性の育成につきましては、今後、教科化が図られる道徳教育を初め、郷土理解、復興教育等の体験活動の充実と的確な就学指導を進めてまいります。特にも、「滝沢市いじめ防止等のための基本的な方針」のもとに、「滝沢市いじめ防止等対策協議会」の設置を行い、いじめ防止について総合的な対策を推進し、豊かな心を育む教育に努めてまいります。 また、「あったかハート支援員」を継続配置するとともに、幼稚園、保育園、小・中学校間の連携に留意し、家庭との信頼関係や関係機関との協調を大切にしながら、自己肯定感を育み、学校不適応の未然防止と早期対応に努めてまいります。 健康・安全活動の支援につきましては、成長期にある児童生徒の一層の健康を守るため、健康診断や学校環境衛生の実施に取り組んでまいります。 また、関係各課と連携して通学路の安全点検や、スクールガードによる不審者対策等の活動及び災害、緊急時に対応する情報メール配信システム事業を継続し、児童生徒の安全安心な登下校等の環境整備に努めてまいります。 次に、学校給食の充実につきましては、放射性物質濃度検査を初め衛生管理の一層の徹底と地産地消の推進に努め、安全安心な給食を提供してまいります。 また、食の指導の充実やホームページ等による情報発信を通して、児童生徒の心身の健全な成長と望ましい食習慣を育んでまいります。 次に、学べる・生かせる環境づくりと文化芸術の振興についての施策について申し上げます。 学べる・生かせる環境づくりにつきましては、引き続き、講座開設やサークル活動支援、出前講座の実施を図るとともに、人材バンクの充実や社会教育関係団体と連携した指導者養成など、学んだ成果が生かされる環境づくりに努めてまいります。 文化芸術の振興につきましては、関係団体と連携し、多くの市民が親しみ、楽しんで鑑賞できる機会の提供に努めるとともに、多彩な芸術文化活動の振興が図られるよう関係団体の基盤強化と活動支援に努めてまいります。 また、郷土の貴重な遺産である文化財の適正な保護を行うとともに、新たな文化財の掘り起こしにも努めてまいります。 次に、スポーツの振興につきましては、多くの市民が生涯にわたり運動・スポーツに親しみ、健康で豊かなスポーツライフが図られるよう関係団体との連携、協力と環境づくりに努めてまいります。 また、今後のスポーツ振興についての指針となる「第6次滝沢市スポーツ推進計画」の策定に取り組んでまいります。 以上が、教育行政の基本的な考え方と主要施策の概要であります。 「一人一人が学ぶよろこびを実感できるまち」の実現のために、学校、家庭、地域の信頼関係を土台として、確かな次代が築き上げられるよう着実かつ効果的な取り組みを進めてまいる所存であります。 議員各位並びに市民の皆様の深いご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(黒沢明夫君) これをもって教育施政方針演述を終結いたします。 △議案第1号~議案第8号の上程、説明 ○議長(黒沢明夫君) 日程第4、議案第1号 平成27年度滝沢市一般会計予算から日程第11、議案第8号 平成27年度滝沢市下水道事業会計予算までを一括議題といたします。 順次提案者の提案理由の説明を求めます。 ◎企画総務部長(加賀谷建君) 議長。 ○議長(黒沢明夫君) 加賀谷企画総務部長。 ◎企画総務部長(加賀谷建君) 議案第1号 平成27年度滝沢市一般会計予算についてご説明申し上げます。 予算書の1ページをごらんいただきたいと思います。第1条、滝沢市一般会計予算の歳入歳出の総額は205億2,000万円であります。これは、平成26年度の当初予算額が172億4,900万円でありましたので、額にいたしまして32億7,100万円、率にいたしまして19.0%の増となっております。なお、国等の一般会計の伸び率といたしましては、政府予算案が0.5%の増、県予算案が9.3%の増、また地方財政計画の伸び率は2.3%の増となっているところであります。款項の区分及び当該区分ごとの金額につきましては、第1表、歳入歳出予算のとおりでございます。 次に、第2条、継続費でありますが、予算書の8ページをごらんいただきたいと思います。砂込川支川排水路整備事業について継続費を設定いたすものであります。 第3条、債務負担行為でありますが、JR小岩井駅自転車駐輪場土地賃借料の支払いに必要とする経費についての債務負担ほか8件について債務負担を設定いたすものであります。 次に、第4条、地方債でありますが、予算書の9ページをごらんいただきたいと思います。臨時財政対策債ほか6件について地方債の限度額を設定いたすものであります。 次に、一時借入金でありますが、予算書の1ページにお戻りをいただきたいと思います。第5条、一時借入金の金額は、前年度と同額の15億円といたすものであります。 第6条、歳出予算の流用につきましては、給料、職員手当及び共済費に係る同一款内での各項間の流用であります。 以上で議案第1号の説明を終わらせていただきます。 議案第2号 平成27年度滝沢市国民健康保険特別会計予算についてご説明申し上げます。予算書の11ページをごらんいただきたいと思います。第1条、滝沢市国民健康保険特別会計予算の歳入歳出の総額は58億66万4,000円であります。平成26年度の当初予算額が50億1,012万5,000円でありましたので、額にいたしまして7億9,053万9,000円、率にいたしまして15.8%の増となっております。款項の区分及び当該区分ごとの金額につきましては、第1表、歳入歳出予算のとおりでございます。 第2条、一時借入金の最高額は、前年度と同額の1億円といたすものであります。 第3条、歳出予算の流用につきましては、保険給付費に係る同一款内での各項の間の流用でございます。 以上で議案第2号の説明を終わらせていただきます。 議案第3号 平成27年度滝沢市後期高齢者医療特別会計予算についてご説明申し上げます。予算書の17ページをごらんいただきたいと思います。第1条、滝沢市後期高齢者医療特別会計予算の歳入歳出の総額は3億709万円であります。平成26年度の当初予算額が2億6,780万4,000円でありましたので、額にいたしまして3,928万6,000円、率にいたしまして14.7%の増となっております。款項の区分及び当該区分ごとの金額につきましては、第1表、歳入歳出予算のとおりでございます。 以上で議案第3号の説明を終わらせていただきます。 議案第4号 平成27年度滝沢市介護保険特別会計予算についてご説明申し上げます。予算書の21ページをごらんいただきたいと思います。第1条、滝沢市介護保険特別会計予算の歳入歳出の総額は33億3,953万3,000円であります。平成26年度の当初予算額が32億1,005万5,000円でありましたので、額にいたしまして1億2,947万8,000円、率にいたしまして4.0%の増となっております。款項の区分及び当該区分ごとの金額につきましては、第1表の歳入歳出予算のとおりでございます。 第2条、一時借入金の最高額は、前年度と同額の1億円といたすものであります。 第3条、歳出予算の流用につきましては、保険給付費に係る同一款内での各項の間の流用でございます。 以上で議案第4号の説明を終わらせていただきます。 議案第5号 平成27年度滝沢市介護保険介護サービス事業特別会計予算についてご説明申し上げます。予算書の25ページをごらんいただきたいと思います。第1条、滝沢市介護保険介護サービス事業特別会計予算の歳入歳出の総額は2,498万7,000円であります。平成26年度の当初予算額が2,117万9,000円でありましたので、額にいたしまして380万8,000円、率にいたしまして18.0%の増となっております。款項の区分及び当該区分ごとの金額につきましては、第1表、歳入歳出予算のとおりでございます。 以上で議案第5号の説明を終わらせていただきます。 議案第6号 平成27年度滝沢市簡易水道事業特別会計予算についてご説明申し上げます。予算書の29ページをごらんいただきたいと思います。第1条、滝沢市簡易水道事業特別会計予算の歳入歳出の総額は7億8,520万7,000円であります。平成26年度の当初予算額が2億9,712万3,000円でありましたので、額にいたしまして4億8,808万4,000円、率にいたしまして164.3%の増となっております。款項の区分及び当該区分ごとの金額につきましては、第1表、歳入歳出予算のとおりでございます。 次に、第2条、継続費でありますが、予算書の32ページをごらんいただきたいと思います。簡易水道整備事業について継続費といたすものであります。 次に、第3条、地方債でありますが、簡易水道事業について地方債の限度額を設定いたすものであります。 次に、一時借入金でありますが、予算書の29ページにお戻り願います。第4条、一時借入金の最高額は2億6,150万円といたすものであります。 以上で議案第6号の説明を終わらせていただきます。 議案第7号 平成27年度滝沢市水道事業会計予算についてご説明申し上げます。予算書の1ページをごらんいただきたいと思います。第1条、総則を規定しているものでございます。 第2条、業務の予定量は、給水戸数2万3,032戸、年間総配水量488万6,000立方メートル、1日平均配水量1万3,350立方メートル、主な建設改良事業として水道施設整備事業を8,159万8,000円、配水管整備事業を2億9,649万2,000円といたすものであります。 第3条、収益的収入及び支出の予定額でありますが、収入の第1款水道事業収益は9億9,918万8,000円でございます。これは、平成26年度の決算見込額が9億9,096万4,000円でございますので、822万4,000円の増となっております。支出の第1款水道事業費用は8億5,452万3,000円であります。これは、平成26年度の決算見込額が7億8,419万9,000円でありますので、7,032万4,000円の増となっております。 第4条、資本的収入及び支出の予定額でありますが、収入の第1款資本的収入は1,988万円、支出の第1款資本的支出は5億3,889万4,000円であります。資本的収入額が資本的支出額に対し不足する額5億1,891万4,000円は、損益勘定留保資金等で補填するものでございます。資本的収入及び支出の平成26年度決算見込額と比較いたしますと、資本的収入の平成26年度決算見込額が1,959万4,000円でありますので、38万6,000円の増となっております。資本的支出の平成26年度決算見込額は4億7,517万4,000円でありますので、6,372万円の増となっております。 予算書の2ページをごらんいただきたいと思います。第5条、一時借入金の限度額でありますが、前年度同額の1億円といたすものであります。 第6条、予定支出各項の経費の流用でありますが、各項の金額を流用できる場合は営業費用と営業外費用といたすものであります。 第7条、議会の議決を経なければ流用することができない経費でありますが、職員給与費1億5,944万2,000円といたすものであります。 第8条、他会計からの補助金でありますが、一般会計から補助を受ける金額は426万4,000円といたすものであります。 第9条、棚卸資産購入限度額につきましては207万3,000円といたすものであります。 以上で議案第7号の説明を終わらせていただきます。 議案第8号 平成27年度滝沢市下水道事業会計予算についてご説明申し上げます。予算書の1ページをごらんいただきたいと思います。第1条、総則を規定しているものであります。 第2条、業務の予定量は、汚水処理戸数1万2,632戸、年間総処理水量302万1,987立方メートル、1日平均処理水量8,279立方メートル、主要な建設改良事業として管渠建設事業を3億6,104万9,000円、雨水建設事業を1億4,930万円、流域下水道建設費を6,859万6,000円といたすものであります。 第3条、収益的収入及び支出の予定額でありますが、収入の第1款下水道事業収益は10億6,466万6,000円、支出の第1款下水道事業費用は9億6,375万5,000円であります。 第4条、資本的収入及び支出の予定額でありますが、収入の第1款資本的収入は5億9,950万4,000円、支出の第1款資本的支出は9億4,006万8,000円であります。資本的収入額が資本的支出額に対し不足する額3億4,056万4,000円は、当該年度分消費税及び地方消費税資本的収支調整額3,977万円、当該年度分損益勘定留保資金2億3,965万2,000円及び当該年度利益剰余金処分額6,114万2,000円で補填するものであります。 予算書の2ページをごらんいただきたいと思います。第4条の2、特例的収入及び支出でありますが、地方公営企業法施行令第4条第4項の規定により、地方公営企業法の適用以前の会計年度に発生した債権及び債務として整理する未収金758万3,000円、未払い金は3,430万8,000円であります。 第5条、債務負担行為でありますが、水洗便所改造資金借り受け者に対する利子補給について債務負担を設定するものであります。 第6条、企業債でありますが、公共下水道事業債及び流域下水道事業債について、地方債の限度額を設定いたすものであります。 第7条、一時借入金の限度額でありますが、4億円といたすものであります。 第8条、予定支出の各項の経費の金額の流用でありますが、各項の経費、金額を流用できる場合は営業費用と営業外費用といたすものであります。 第9条、議会の議決を経なければ流用することができない経費でありますが、職員給与費6,621万3,000円といたすものであります。 第10条、他会計からの補助金でありますが、一般会計からこの会計へ補助を受ける金額は3億1,101万9,000円といたすものであります。 第11条、利益剰余金の処分でありますが、当該年度利益剰余金のうち6,114万2,000円は減債積立金に処分することといたすものであります。 以上で議案第8号の説明を終わらせていただきます。 ○議長(黒沢明夫君) これをもって提案者の提案理由の説明を終結いたします。 お諮りいたします。議案第1号 平成27年度滝沢市一般会計予算から議案第8号 平成27年度滝沢市下水道事業会計予算までは質疑を省略したいと思います。これにご異議ございませんか。           〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(黒沢明夫君) 異議なしと認めます。 よって、議案第1号 平成27年度滝沢市一般会計予算から議案第8号 平成27年度滝沢市下水道事業会計予算までは質疑を省略することに決定いたしました。 △議案第1号~議案第8号の委員会付託 ○議長(黒沢明夫君) お諮りいたします。 議案第1号から議案第8号までは予算決算常任委員会に付託の上、審査したいと思います。これにご異議ございませんか。           〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(黒沢明夫君) 異議なしと認めます。 よって、議案第1号から議案第8号までは予算決算常任委員会に付託の上、審査することに決定いたしました。 11時15分まで休憩いたします。            休憩(午前11時01分)                                                    再開(午前11時14分) ○議長(黒沢明夫君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。 △議案第9号の上程、説明、質疑、討論、採決 ○議長(黒沢明夫君) 日程第12、議案第9号 平成26年度滝沢市一般会計補正予算(第10号)を議題といたします。 提案者の提案理由の説明を求めます。 ◎企画総務部長(加賀谷建君) 議長。 ○議長(黒沢明夫君) 加賀谷企画総務部長。 ◎企画総務部長(加賀谷建君) 議案第9号 平成26年度滝沢市一般会計補正予算(第10号)についてご説明申し上げます。 予算書の1ページをごらんいただきたいと思います。第1条、補正額につきましては、既定の予算総額から歳入歳出それぞれ5億215万8,000円を減額いたしまして、歳入歳出予算の総額を174億5,877万5,000円といたすものであります。主な内容といたしましては、防災行政無線施設更新事業2億3,460万5,000円の減額等によるものであります。 次に、第2条、継続費の補正でありますが、予算書の6ページをごらんいただきたいと思います。交流拠点複合施設整備事業ほか4事業の総額及び年割額等を変更いたすものであります。 次に、第3条、繰越明許費の補正でありますが、予算書の7ページをごらんいただきたいと思います。交流拠点複合施設整備事業ほか5事業につきまして繰越明許費を新たに変更し、防災行政無線施設更新事業につきまして繰越明許費を廃止いたすものであります。 次に、第4条、地方債の補正でありますが、予算書の8ページをごらんいただきたいと思います。交流拠点複合施設等整備事業ほか5事業につきまして、既定の地方債の限度額を変更いたすものであります。 以上で議案第9号の説明を終わらせていただきます。 ○議長(黒沢明夫君) これをもって提案者の提案理由の説明を終結いたします。 これより質疑に入ります。 ◆3番(桜井博義君) 議長。 ○議長(黒沢明夫君) 3番桜井博義君。 ◆3番(桜井博義君) 46ページの第3項の生活保護費なのですけれども、大きいのかわかりませんが、減額になっております。この間、受給者はふえているものと私は伺っておりますので、その点どのような理由なのか伺います。 それと、もう一つなのですけれども、全体的な視点から見て、割と投資的経費というか、そういうものが細かくもない、減額になって、工事費が固まってきたのかなと思っておりますけれども、こういうのはどういうふうに見たらいいのか。というのは、かなり皆さんの経費の削減というか、節減というか、そういう努力がなされて、こういうふうな減額になってきているのか。中には、予算は立てたけれども、全く使われなかったと、そういうのもあるように見受けられますが、その点についてどのように精査しているのか伺います。 ◎健康福祉部長兼福祉事務所長(主浜照風君) 議長。 ○議長(黒沢明夫君) 主浜健康福祉部長兼福祉事務所長。 ◎健康福祉部長兼福祉事務所長(主浜照風君) 生活保護世帯等の状況と予算措置の件でございますが、平成26年度の予算編成に当たりましては、過去4年間の伸び率の平均を出しまして当初予算編成をいたしました。その際の伸び率につきましては、11%程度の伸びだろうということで予算編成をさせていただきました。その後、本年度の状況を見ますと、約4.3%程度の伸びというような状況でございまして、ここで乖離が出てまいりましたので、今回大幅な減額という形になっております。平成26年度の平均世帯は289世帯でありますが、これが1月での状況を見ますと297世帯ということで、伸びといたしましては極端な伸びということではなくて、微増といいますか、そういった状況で変遷はしているという状況でございます。 ◎企画総務部長(加賀谷建君) 議長。 ○議長(黒沢明夫君) 加賀谷企画総務部長。 ◎企画総務部長(加賀谷建君) 全体の予算の中で、いわゆる普通建設というか、投資的部分の減額が多いのではないかというお話でありますが、結果的には入札を行って、入札の減というところもありますし、入札不調によりその事業が27年度に移るとか、そういう分が数多くございますので、そういう部分の減額が多かったということでございます。 ◆3番(桜井博義君) 議長。 ○議長(黒沢明夫君) 3番桜井博義君。 ◆3番(桜井博義君) それでは、保護費のことですけれども、これは25年度から国の制度も変わって、給付費がいろんなところでしわ寄せというか、削減されてきていますけれども、その点も考慮に入っていたのか、その点を伺います。 それから、かなりの工事費、実際入札で少なくなった、あるいは入札に至らなかったと、そういう点がありますけれども、両方あるみたいですけれども、ちょっとその答弁が矛盾しているように、一方ではそういうふうな工事費の経費も削減になっていながら、また一方ではふえていると。そういう点について、入札にできなかった要因というか、どのような努力をされたのか、その点について伺います。 ◎健康福祉部長兼福祉事務所長(主浜照風君) 議長。 ○議長(黒沢明夫君) 主浜健康福祉部長兼福祉事務所長。 ◎健康福祉部長兼福祉事務所長(主浜照風君) 生活保護費の減額改定ということがございました。これにつきましては、平成26年につきましては減額と消費税の増税等々の影響を考慮いたしまして、微増という形での予算編成となっております。これの実際の改定の影響といますのは、約1%程度ということでございますので、予算編成上に大きな影響を与えるというものではないというふうに認識をいたしておりました。 ◎企画総務部長(加賀谷建君) 議長。 ○議長(黒沢明夫君) 加賀谷企画総務部長。 ◎企画総務部長(加賀谷建君) ちょっと私の説明が悪かったのかと思いますが、各事業について、当然契約したものについては若干の入札の減というのは出ておりますし、そもそも入札を数度やっておりますが、契約まで至らなかったという部分については、全額減になっているものもあると、そういう組み合わせの中だということでございます。 入札につきましては、さまざまな資材の高騰であるとか、そのほか人的に、工程的にその期間内にうまく配慮ができなかったというふうな部分もございますし、対応といたしましては工期を延長したり、設計の中で当然見直しをするとか、そういう中で何度か入札をしたという事例もございます。 今また単価も上がってきたりとか、岩手県で言うと市町村で大体52%ぐらい、入札の結果としては半分ぐらいしか契約ができていないという実態も今あるということもよろしくお願いいたします。 ◆3番(桜井博義君) 議長。 ○議長(黒沢明夫君) 3番桜井博義君。 ◆3番(桜井博義君) 今の件なのですけれども、結果的に国からの補助金、あるいは市債も大きく減額になっているので、一般住民というか、私らから見ると、これは努力されたいい結果なのかなと、そういう点に見受けられるけれども、今言われたようにそういう点もあるけれども、一方ではいずれ次年度にも向けてやらなければならないと、そういうことですけれども、そういうふうな見方でよろしいでしょうか。 ◎企画総務部長(加賀谷建君) 議長。 ○議長(黒沢明夫君) 加賀谷企画総務部長。 ◎企画総務部長(加賀谷建君) 今議員さんがおっしゃったとおり、ことし至らなかった部分については、契約ができなかった部分については、当然来年度に盛り込んでいるものもございますし、そういう方向で今後進めていきたいというふうには思っています。 ◆4番(武田猛見君) 議長。 ○議長(黒沢明夫君) 4番武田猛見君。 ◆4番(武田猛見君) 説明書の14ページから17ページにかけてでありますが、県補助金の農林水産業費補助金が必ずしも減額になって、特にも東日本大震災農業生産対策事業交付金、これらもかなり大きな金額になっていますが、これ全体的にできなかったのか、それとも結局事業化できないとか、いろいろあるかと思うのですけれども、その辺の状況についてお聞きしたいのと、それから次の17ページになりますが、被災者住宅再建の事業も、これ減額になって、以前にもお聞きしたときに、思ったくらいの件数ではなかったというようなお話も聞いたことあるのですけれども、この辺というのももう少し何か事業として利用できたのではないかなと。 それから最後に、ちょっとよくわからないのですけれども、国体の整備費補助金、これちょっと簡単に説明をお願いしたいと思います。 ◎経済産業部長(福田一宏君) 議長。 ○議長(黒沢明夫君) 福田経済産業部長。 ◎経済産業部長(福田一宏君) まず、県補助金が各事業項目ごとに減になっているもの、この理由についてでございますけれども、これも先ほどございましたようにそれぞれの事業の入札契約等行っておりまして、その結果入札差額等による減少があったもの等が大半を占めておるというところでございます。 あと、東日本大震災のほうにつきましては、予算要求時に予定していた施設の機械の購入、これが一部台数の減少等になっておりまして、その結果補助金額の減ということになっております。台数が減少した理由といたしましては、既存の機械等で見直しを行って、十分活用できるということがその背景にあったということでございます。 ◎都市整備部長兼交通政策課長事務取扱(三上喜美義君) 議長。 ○議長(黒沢明夫君) 三上都市整備部長兼交通政策課長事務取扱。 ◎都市整備部長兼交通政策課長事務取扱(三上喜美義君) 被災者住宅再建支援補助事業の減額でございますが、当初予算では10世帯を見ておりましたが、実績が7世帯ということで、3世帯分が減ったことによる減でございます。対策といいますか、この辺については、この制度につきましてホームページ等では周知されているわけなのですが、被災地のほうの造成なり、災害復興住宅とか、そういったものの進捗ぐあいにもよるかと思われますが、今現在滝沢市内にみなし仮設、あるいは親類宅、あるいは自費での賃貸などを行っている方々が90世帯、約200人いらっしゃるということで、今後ともそういった受け入れ態勢のほうを万全にしてまいりたいというふうに考えてございます。 ◎教育部長(遠藤正紀君) 議長。 ○議長(黒沢明夫君) 遠藤教育部長。 ◎教育部長(遠藤正紀君) 歳入の第71回国民体育大会の整備費補助金でありますけれども、これについては本市女子サッカーの競技会場として総合公園の陸上競技場を整備進めたわけでございます。県がこれに対しまして対象事業費の2分の1を補助するという制度となっております。ただ、今回事業費のうち、スポーツ振興くじ助成金もあわせて歳入導入しておりますので、この部分を引き去った分の2分の1ということで県から補助金を受けております。今回の減額については、事業完了に伴う入札残等事業費の確定による減額でございます。 ◆4番(武田猛見君) 議長。 ○議長(黒沢明夫君) 4番武田猛見君。 ◆4番(武田猛見君) 最初に、この農林業関係なのですけれども、例えば12の自粛牧草処理とか、いろいろあるのですけれども、再生対策事業とかあるのですけれども、これは一発勝負で全部やるということではなくて、年次年次で計画何年間か立ててやっているはずなのですけれども、お金があるのであればもうちょっと前倒しでできたのではないのかというようなことを感じるのですけれども。 それから、東日本大震災交付金、これにつきましてもそういうような捉え方、考え方というのができるとすれば、もっと有効な事業としてのお金の使い方ができたのではないかなというふうに思いますが、いかがでしょうか。 それから、住宅再建とか被災者支援、これは本当に漏れることがないようにというのはすごく大事だと思います。それで、そのほかにも実は東日本大震災が起きる前に住宅リフォーム制度というのを当市でも行っておりました。大震災以来の中で、あれだけの震度4強か、いろんな形で被害があったかと思うのです、個々の家庭、世帯で。この住宅リフォーム制度というのは、もちろんあそこを直したいのだけれども、お金が大変だと。それから、逆に言えば業者さんのほうで仕事が回ってくるというようなこともありまして、好評だったのではないのかなと思うのですけれども、そういう視点からでもよろしいですので、住宅リフォーム制度というのは考えられないでしょうか。 ◎経済産業部長(福田一宏君) 議長。 ○議長(黒沢明夫君) 福田経済産業部長。 ◎経済産業部長(福田一宏君) まず、お尋ねのありました12番の岩手県利用自粛牧草等処理円滑化事業費補助金でございますけれども、これにつきましては当初予定しておりました、いわゆる基準値以下の牧草地でございまして、風評被害対策ということで取り組む予定にしておりました。その対象としている農家の方が、もう将来的には廃業されるという地域が出てまいりまして、その結果対策となる農地がなくなったということから、減額をしているものでございます。 それから、もう一つ、東日本大震災の農業振興対策事業でございますけれども、これもハード整備、機械の整備ということで当初予定しておりましたけれども、計画全般の見直しを行いまして、結果として購入する台数を減らしたということでございますので、その予算を有効に活用するとか、ほかに回すということは、そういうことはできなかったということでございます。 ◎都市整備部長兼交通政策課長事務取扱(三上喜美義君) 議長。 ○議長(黒沢明夫君) 三上都市整備部長兼交通政策課長事務取扱。 ◎都市整備部長兼交通政策課長事務取扱(三上喜美義君) まず、被災されて、その方々の住宅再建について、漏れることがないようにというところでございますが、引き続き市の広報、あるいはホームページ、あるいは県のホームページ等で周知のほうを図ってまいりたいと思います。 それから、震災を受けて、さらに例えば改築とか、リフォームとか、耐震改修工事、こういったものについては生活再建住宅支援事業ということで、こういったものでカバーしているところでございます。 それから、この予算書の上のほうにもありますけれども、震災とはかかわらず耐震診断、あるいは耐震改修、こういったものについても市のほうで国庫補助、あるいは県補助を活用しながら対応しているというふうな状況でございます。 ◆4番(武田猛見君) 議長。 ○議長(黒沢明夫君) 4番武田猛見君。 ◆4番(武田猛見君) 今の住宅リフォーム制度、その事業の中に入れているというお話あったのですけれども、地震による被害も当然あっただろうと。それから、耐震化は耐震化で、また別だと思うのですけれども、小さい細々としたところをリフォームすると、そういったものに対する助成というのは、ちょっと独自にあってもいいのかなというふうな気がするのですけれども。 ◎都市整備部長兼交通政策課長事務取扱(三上喜美義君) 議長。 ○議長(黒沢明夫君) 三上都市整備部長兼交通政策課長事務取扱。 ◎都市整備部長兼交通政策課長事務取扱(三上喜美義君) 私の答弁が漏れていたのかなというふうに思います。震災とは関係のない住宅リフォーム制度、あるいはそのリフォームとか、バリアフリーとか、県産材を使用した場合のこういった補助制度等についても、県の制度の中にあったかと記憶してございます。 それから、市独自の制度の創設ということに関しては、なかなかトータル的な財源等の調整等もあろうかと思いますけれども、今後市民のそういった方々のニーズを聞きながら総合的に検討してまいりたいというふうに思ってございます。 ◆7番(佐藤美喜子君) 議長。 ○議長(黒沢明夫君) 7番佐藤美喜子君。 ◆7番(佐藤美喜子君) 説明書の54ページでお願いします。滝沢市特産品開発事業のことですが、かなり大きく減額なっております。これは26年度の重点事業になっておりますが、当初は848万円ぐらいから減額355万円ということですので、この要因についてお伺いします。予定どおりできたのかできなかったのかお願いします。 ◎経済産業部長(福田一宏君) 議長。 ○議長(黒沢明夫君) 福田経済産業部長。 ◎経済産業部長(福田一宏君) 特産品開発事業の減額理由でございますけれども、これは焼酎の馬芋んに係る経費でございます。当初お酒の製造者、それから酒販会社、滝沢市、この3者で契約をしておりまして、もし仮に酒販会社から卸の段階に卸されないようなものがあったときには、それを市のほうで買い取るということで予算計上しておりました。結果として、1万2,000本製造した中で、全て市の買い取り以外の部分については各小売店のほうに卸されたということで、その結果市のほうの買い取り義務が必要なくなったということから、予算の減額をしておるという内容でございます。 その他のブランド開発等については、予定どおりそれぞれ商品開発とか、それからあとアドバイザーの方々への人件費とか、そういったものは執行しているという状況でございます。 ◆7番(佐藤美喜子君) 議長。 ○議長(黒沢明夫君) 7番佐藤美喜子君。 ◆7番(佐藤美喜子君) 馬芋んの買い取りで355万円も減額になったということは、これは見込みはどうだったのでしょうか。 そして、そのほかのはうまくいっているということですが、馬芋んのほかにはどのようなものが開発されたのかお伺いします。 ◎経済産業部長(福田一宏君) 議長。 ○議長(黒沢明夫君) 福田経済産業部長。 ◎経済産業部長(福田一宏君) 馬芋んのほうは、1万2,000本製造して、これが当初はもし在庫として残った場合に買い取りするということですので、これが全て小売店までおりたという状況でございますので、一応1万2,000本については全て市の買い取り、もしくはそれぞれの小売店までは販売が行われたという状況でございますので、しっかりと1万2,000本については販売できる状況までなったのかなというふうに理解しております。 それからあと、ブランド開発等についてでございますけれども、今年度もクイックスイートを使ったそれぞれスイーツの開発でありますとか、それからあと先般も食育推進会議を開いたのですけれども、その中で生食ふりかけとか、そういったような新たに地域のクイックスイートとか、あと特産品を使いながらブランド開発等を進めてまいったというところでございます。 ◆7番(佐藤美喜子君) 議長。 ○議長(黒沢明夫君) 7番佐藤美喜子君。 ◆7番(佐藤美喜子君) 新しい特産品ということで、私もふりかけをいただきましたけれども、試食はできましたが、そういうのも開発していれば市民に行き渡るような努力はどのようになっていますでしょうか。 ◎経済産業部長(福田一宏君) 議長。 ○議長(黒沢明夫君) 福田経済産業部長。 ◎経済産業部長(福田一宏君) 最終的には、今青年部さんのほうで主に主体的に取り組まれたのですけれども、今後は商品化に向けて、生ふりかけでございますけれども、検討なされるというふうに聞いております。 ◆9番(山谷仁君) 議長。 ○議長(黒沢明夫君) 9番山谷仁君。 ◆9番(山谷仁君) 説明書の63ページであります。文化スポーツ課にかかわる経費の中で、総合公園陸上競技場の改修事業4,600万円のマイナス、それから総合公園体育館改修事業が371万3,000円のマイナス、相当なマイナスになっているわけですが、その中身を伺いたいと思います。 また、先ほども他の議員の答弁の中にありましたが、スポーツ振興くじ助成、それから県の補助金が使われたということで、1億1,200万円の特定財源が入っております。一般財源は1,594万9,000円でありますが、補正予算で見ますと一般財源が1,235万9,000円ということは、一般財源は300万円ぐらいしか使っていないという理解でよろしいのでしょうか。そして、あとの使わなかった部分はまた戻すということになるのでしょうか。 ◎教育部長(遠藤正紀君) 議長。 ○議長(黒沢明夫君) 遠藤教育部長。 ◎教育部長(遠藤正紀君) 総合公園陸上競技場改修事業と総合公園体育館改修事業の減額でございますが、まず競技場の改修につきましては、非常に金額の乖離が大きいわけでありますけれども、工事内容が寒冷地の洋芝仕様ということで、当初はなかなか設計仕様の細部が不明な部分もありまして、概算額で計上しておりました。その後、設計等詳細を詰めまして、今回の減額ということになったわけでございます。設計額としては9,000万円弱となりまして、その部分で予算との乖離も生じたということでございます。あと、その余の部分については、入札残でございます。 それから、総合公園体育館改修事業につきましては、来年度体育館の改修工事を行うものの設計ということであります。これは入札残でございます。 それから、一般財源の持ち出しということでございますが、今回スポーツ振興くじの助成金2,400万円入ってございます。それから、先ほど説明いたしました県からの補助が2,060万9,000円ということで、さらに特定財源としてがんばる地域交付金が3,700万円ほど入っておりまして、一般財源としては2万2,000円ということの内容となってございます。 以上であります。 ◆9番(山谷仁君) 議長。 ○議長(黒沢明夫君) 9番山谷仁君。 ◆9番(山谷仁君) 総合公園陸上競技場の改修の下がった中身についてはいかがでしょうか。 それから、体育館の改修については、トイレ、それから更衣室の改修等だろうと思うのですが、そこはどのように予定しているのでしょうか。 ◎教育部長(遠藤正紀君) 議長。
    ○議長(黒沢明夫君) 遠藤教育部長。 ◎教育部長(遠藤正紀君) 先ほど申し上げましたとおり、陸上競技場につきましては詳細な設計が不明だった部分ございます。あとさらに、残土捨て場の距離とか、実際の事業の推進に当たって確定した部分もありまして、当初の予算額との乖離が生じたということになってございます。 それから、総合公園の体育館の改修事業でございますが、内容といたしましては経年劣化に伴う屋根、外壁の塗装、防水工事、それからこれは震災対策もございますけれども、アリーナの天井、それから照明のLED化、それから会議室、トレーニング室等へのエアコンの設置、それから避難場所でもございますので、自家発電設備の新設等を盛り込んだ内容としております。 ○議長(黒沢明夫君) ほかに。           〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(黒沢明夫君) 質疑なしと認めます。 これをもって質疑を終結いたします。 これより討論に入ります。 まず、原案反対の方の発言を許可いたします。           〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(黒沢明夫君) これをもって討論を終結いたします。 これより議案第9号 平成26年度滝沢市一般会計補正予算(第10号)を採決いたします。 採決は、表決システムにより行います。各議席の出席ボタンをご確認願います。 本案は原案のとおり決定することに賛成の諸君は賛成ボタンを押してください。 採決を確定いたします。 賛成全員であります。 よって、本案は原案のとおり可決されました。 △議案第10号の上程、説明、質疑、討論、採決 ○議長(黒沢明夫君) 日程第13、議案第10号 平成26年度滝沢市国民健康保険特別会計補正予算(第5号)を議題といたします。 提案者の提案理由の説明を求めます。 ◎企画総務部長(加賀谷建君) 議長。 ○議長(黒沢明夫君) 加賀谷企画総務部長。 ◎企画総務部長(加賀谷建君) 議案第10号 平成26年度滝沢市国民健康保険特別会計補正予算(第5号)についてご説明申し上げます。 予算書の9ページをごらんいただきたいと思います。第1条、補正額につきましては、既定の予算総額に歳入歳出それぞれ5,405万6,000円を追加いたしまして、歳入歳出予算の総額を54億4,917万7,000円といたすものであります。 以上で議案第10号の説明を終わらせていただきます。 ○議長(黒沢明夫君) これをもって提案者の提案理由の説明を終結いたします。 これより質疑に入ります。 ◆4番(武田猛見君) 議長。 ○議長(黒沢明夫君) 4番武田猛見君。 ◆4番(武田猛見君) ページ数としては、説明書の90ページと、その後は96ページ、大体かかわりがあることなので。県補助金の財政調整交付金が6,000万円ほど減額されていると。そしてまた、保険財政共同安定化事業交付金、これも1,500万円ほど、合わせれば8,000万円近く減額になっていますが、ちょっとこの状況についてお聞きいたします。 それから、もう一点は、96ページ、歳出の部分での共同事業拠出金、これもこの中の保険財政共同安定化事業拠出金というのが負担金だと、これが大分減額されておりますが、この状況についてお聞きいたします。 ◎健康福祉部長兼福祉事務所長(主浜照風君) 議長。 ○議長(黒沢明夫君) 主浜健康福祉部長兼福祉事務所長。 ◎健康福祉部長兼福祉事務所長(主浜照風君) 歳入の財政調整交付金と、それから保険財政共同安定化事業拠出金の件でございます。 これにつきましては、交付の確定額が出されまして、予算現額との差額による減額ということでございまして、これらは収納対策、あるいは特定健診等の実績に応じて交付されるものとの関係がございまして、これらを精算した結果が今回の補正額というものでございます。 次の保険財政共同安定化事業につきましては、これも私どもといいますよりも国保連の算定によるものでございまして、これも交付金の確定による減額という形になっておるものでございます。 次に、歳出の保険財政共同安定化事業の拠出金の減額についてでありますが、これは決算見込み額による減額でございまして、これも国保連の算定をもとにして今回減額補正をさせていただくものでございます。 ◆4番(武田猛見君) 議長。 ○議長(黒沢明夫君) 4番武田猛見君。 ◆4番(武田猛見君) 昨年の9月の25年度決算のときにも少しお聞きしたのですけれども、比較的国保余裕があるのかなというような中で、今言いました事業拠出金、こういったものも減額されて、ちょっと見た目にはいい内容になっているのかなと思うのですけれども、ただ最初の財政調整交付金とか安定化事業交付金について、受診率とか、健診の状況が思わしくなかったというように答弁されたかと思うけれども、その辺というのは、今度は逆に言えばそれでいいのかどうかということがちょっと気になるのですけれども。 ◎健康福祉部長兼福祉事務所長(主浜照風君) 議長。 ○議長(黒沢明夫君) 主浜健康福祉部長兼福祉事務所長。 ◎健康福祉部長兼福祉事務所長(主浜照風君) 先ほど申し上げましたのは、算定の要素の中身でございまして、結果としてそれらはむしろ収納対策とか、特定健診等の受診等については上向いているということから、その分については見てもらっているということでございまして、普通調整交付金等の結果として、あとは予算現額の差額ということでございます。 ○議長(黒沢明夫君) ほかに。           〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(黒沢明夫君) 質疑なしと認めます。 これをもって質疑を終結いたします。 これより討論に入ります。 まず、原案反対の方の発言を許可いたします。           〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(黒沢明夫君) これをもって討論を終結いたします。 これより議案第10号 平成26年度滝沢市国民健康保険特別会計補正予算(第5号)を採決いたします。 本案は原案のとおり決定することに賛成の諸君は賛成ボタンを押してください。 採決を確定いたします。 賛成全員であります。 よって、本案は原案のとおり可決されました。 △議案第11号の上程、説明、質疑、討論、採決 ○議長(黒沢明夫君) 日程第14、議案第11号 平成26年度滝沢市後期高齢者医療特別会計補正予算(第3号)を議題といたします。 提案者の提案理由の説明を求めます。 ◎企画総務部長(加賀谷建君) 議長。 ○議長(黒沢明夫君) 加賀谷企画総務部長。 ◎企画総務部長(加賀谷建君) 議案第11号 平成26年度滝沢市後期高齢者医療特別会計補正予算(第3号)についてご説明申し上げます。 予算書の13ページをごらんいただきたいと思います。第1条、補正額につきましては、既定の予算総額に歳入歳出それぞれ2,315万6,000円を追加いたしまして、歳入歳出予算の総額を3億245万7,000円といたすものであります。 以上で議案第11号の説明を終わらせていただきます。 ○議長(黒沢明夫君) これをもって提案者の提案理由の説明を終結いたします。 これより質疑に入ります。 ◆4番(武田猛見君) 議長。 ○議長(黒沢明夫君) 4番武田猛見君。 ◆4番(武田猛見君) 1つだけお聞きしたいのは、私も後期高齢者広域連合の議員という立場で行っておりますが、なかなか受診率とか何かが上がらないとちょっとお聞きしたのですけれども、広域連合の当局のほうはなかなか悩ましい問題で、それぞれの市町村に対しても受診率向上ということを挙げていただきたいということを言っているのですけれども、思うようにいかないということなのですけれども、本市としてその辺というのは、例えば県内で言えばいいほうなのかどうか、ちょっとその辺の状況を知りたいのですけれども。 ◎健康福祉部長兼福祉事務所長(主浜照風君) 議長。 ○議長(黒沢明夫君) 主浜健康福祉部長兼福祉事務所長。 ◎健康福祉部長兼福祉事務所長(主浜照風君) 少し資料整理の間、時間をいただきたいと思います。 数字としては、今ちょっと調べている最中でありますが、長寿健診ということにつきましては上位のほうというふうに認識をいたしております。 ○議長(黒沢明夫君) ほかに。           〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(黒沢明夫君) 質疑なしと認めます。 これをもって質疑を終結いたします。 これより討論に入ります。 まず、原案反対の方の発言を許可いたします。           〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(黒沢明夫君) これをもって討論を終結いたします。 これより議案第11号 平成26年度滝沢市後期高齢者医療特別会計補正予算(第3号)を採決いたします。 本案は原案のとおり決定することに賛成の諸君は賛成ボタンを押してください。 採決を確定いたします。 賛成全員であります。 よって、本案は原案のとおり可決されました。 △議案第12号の上程、説明、質疑、討論、採決 ○議長(黒沢明夫君) 日程第15、議案第12号 平成26年度滝沢市介護保険特別会計補正予算(第5号)を議題といたします。 提案者の提案理由の説明を求めます。 ◎企画総務部長(加賀谷建君) 議長。 ○議長(黒沢明夫君) 加賀谷企画総務部長。 ◎企画総務部長(加賀谷建君) 議案第12号 平成26年度滝沢市介護保険特別会計補正予算(第5号)についてご説明申し上げます。 予算書の17ページをごらんいただきたいと思います。第1条、補正額につきましては、既定の予算総額から歳入歳出それぞれ6,191万3,000円を減額いたしまして、歳入歳出予算の総額を32億5,384万1,000円といたすものであります。 以上で議案第12号の説明を終わらせていただきます。 ○議長(黒沢明夫君) これをもって提案者の提案理由の説明を終結いたします。 これより質疑に入ります。 ◆4番(武田猛見君) 議長。 ○議長(黒沢明夫君) 4番武田猛見君。 ◆4番(武田猛見君) これが最後だと思います。ページとしては、118ページの国庫補助金の調整交付金、これがかなり減額されてしまっていると。予算当初の部分から見たときに、かなり減らされているのかなと、ちょっとその辺の状況についてお聞きしたいのと、その下の3番の地域支援事業交付金というのも、これは包括的支援事業と任意事業なのですけれども、これもちょっと減額になっていて、何か要因があったのかなということについてお聞きします。 それから、次の120ページ、これも今のお話で県補助金も同じように減らされているという部分も含めて、国と県からということをお願いします。 それから、124ページの介護サービス給付費、予防サービスは別ですけれども、すごく減額されているのかなと、この辺の要因についてお聞きいたします。 ◎健康福祉部長兼福祉事務所長(主浜照風君) 議長。 ○議長(黒沢明夫君) 主浜健康福祉部長兼福祉事務所長。 ◎健康福祉部長兼福祉事務所長(主浜照風君) 最初に、調整交付金の件でありますが、当初予算といたしましては負担率を2.33%という形で見ておりました。それが決算見込みにおきましては2.03%ということで、0.3%の減というふうな状況で今見込みを立てております。 それから、次の地域支援事業交付金についてでありますが、これにつきましては全体の見込みの減ということと、それから不用額等の精査をした結果の減額という形になっております。 次に、介護サービス給付費の減でありますが、これらにつきましては、これも予算の管理といたしましては人数、あるいは入所等の人数等での管理ではなくて、歳出の予算管理という形でやっておりますので、その時点における決算見込み額という額で管理いたしております。その結果、見込み額を算出したところ、それぞれの例えば老人保健施設、あるいは認知症対応共同型生活介護、あるいは施設入居者生活介護等についての見込み額が下回ったということでの減額ということでございます。実質この予算管理、歳出管理の中におきますと、13.1%当初予算で見ておりましたが、実際の見込み額、決算見込みでいきますと8.5%という形となっております。 ◆4番(武田猛見君) 議長。 ○議長(黒沢明夫君) 4番武田猛見君。 ◆4番(武田猛見君) 今の給付費の中で、3項目ばかり減額になったということでしたけれども、順番つけて、一番減額されたのがどういうサービスでという、もうちょっと、施設関係もあるかもしれないし、若干お願いします。 ◎健康福祉部長兼福祉事務所長(主浜照風君) 議長。 ○議長(黒沢明夫君) 主浜健康福祉部長兼福祉事務所長。 ◎健康福祉部長兼福祉事務所長(主浜照風君) このサービスの関係におきましては、この減額でありますけれども、介護老人保健施設で約2,000万円ほど、それから認知症対応型の共同生活介護で、これは2,500万円ほど、それから施設入居生活介護ということで8,400万円ほどというような形での減額見込みということになっております。 ○議長(黒沢明夫君) ほかに。           〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(黒沢明夫君) 質疑なしと認めます。 これをもって質疑を終結いたします。 これより討論に入ります。 まず、原案反対の方の発言を許可いたします。           〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(黒沢明夫君) これをもって討論を終結いたします。 これより議案第12号 平成26年度滝沢市介護保険特別会計補正予算(第5号)を採決いたします。 本案は原案のとおり決定することに賛成の諸君は賛成ボタンを押してください。 採決を確定いたします。 賛成全員であります。 よって、本案は原案のとおり可決されました。 13時まで休憩いたします。            休憩(午後 零時02分)                                                    再開(午後 1時00分) ○議長(黒沢明夫君) 休憩前に引き続き会議を再開します。 △議案第13号の上程、説明、質疑、討論、採決 ○議長(黒沢明夫君) 日程第16、議案第13号 平成26年度滝沢市介護保険介護サービス事業特別会計補正予算(第4号)を議題といたします。 提案者の提案理由の説明を求めます。 ◎企画総務部長(加賀谷建君) 議長。 ○議長(黒沢明夫君) 加賀谷企画総務部長。 ◎企画総務部長(加賀谷建君) 議案第13号 平成26年度滝沢市介護保険介護サービス事業特別会計補正予算(第4号)についてご説明申し上げます。 予算書の21ページをごらんいただきたいと思います。第1条、補正額につきましては、既定の予算総額から歳入歳出それぞれ100万6,000円を減額いたしまして、歳入歳出予算の総額を2,289万3,000円といたすものであります。 以上で議案第13号の説明を終わらせていただきます。 ○議長(黒沢明夫君) これをもって提案者の提案理由の説明を終結いたします。 これより質疑に入ります。           〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(黒沢明夫君) 質疑なしと認めます。 これをもって質疑を終結いたします。 これより討論に入ります。 まず、原案反対の方の発言を許可いたします。           〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(黒沢明夫君) これをもって討論を終結いたします。 これより議案第13号 平成26年度滝沢市介護保険介護サービス事業特別会計補正予算(第4号)を採決いたします。 本案は原案のとおり決定することに賛成の諸君は賛成ボタンを押してください。 採決を確定いたします。 賛成全員であります。 よって、本案は原案のとおり可決されました。 △議案第14号の上程、説明、質疑、討論、採決 ○議長(黒沢明夫君) 日程第17、議案第14号 平成26年度滝沢市下水道事業特別会計補正予算(第5号)を議題といたします。 提案者の提案理由の説明を求めます。 ◎企画総務部長(加賀谷建君) 議長。 ○議長(黒沢明夫君) 加賀谷企画総務部長。 ◎企画総務部長(加賀谷建君) 議案第14号 平成26年度滝沢市下水道事業特別会計補正予算(第5号)についてご説明申し上げます。 予算書の25ページをごらんいただきたいと思います。第1条、補正額につきましては、既定の予算総額から歳入歳出それぞれ1億2,599万2,000円を減額いたしまして、歳入歳出予算の総額を10億5,555万4,000円といたすものであります。 次に、第2条、地方債の補正でありますが、予算書の28ページをごらんいただきたいと思います。下水道事業につきまして、既定の地方債の限度額を変更いたすものであります。 以上で議案第14号の説明を終わらせていただきます。 ○議長(黒沢明夫君) これをもって提案者の提案理由の説明を終結いたします。 これより質疑に入ります。 ◆3番(桜井博義君) 議長。 ○議長(黒沢明夫君) 3番桜井博義君。 ◆3番(桜井博義君) 155ページなのですけれども、整備事業がかなり少なくというか、減額になったことなのですけれども、これも入札の残なのか、あるいはどういったことでこういうふうな減額になったのかお知らせ願います。 ◎上下水道部長(湯沢豊君) 議長。 ○議長(黒沢明夫君) 湯沢上下水道部長。 ◎上下水道部長(湯沢豊君) 下水道の整備事業でございますが、汚水事業につきまして、一番大きいのが工事請負費でございまして、現在下水道事業につきましては巣子第2処理分区、それから鵜飼西、それから小岩井の処理分区で工事しているわけでございますが、当初2億6,500万円ほど予算化して進めていたわけでございますが、1つは入札残がございます。入札残が2,255万8,000円ほど、それから入札不調、それから影響を受けた事業で、この工事が次年度施工ということでございまして1,280万円、それから工事量等の変更がございまして、これが564万9,000円、それから単独附帯工事の執行残が249万4,000円ございます。それで、工事請負費につきまして4,350万1,000円の減となってございます。 そのほか、委託費が管路耐震診断と設計委託を行ってございますが、これにつきましては640万円ほどの減、それからその他公有財産購入費の減、移転補償費の減がございまして、これが180万9,000円の減でございます。合わせまして、5,171万4,000円の減額補正ということであります。 それから、下水道整備費の雨水事業でございますが、雨水事業につきましても大きくは工事請負費でございまして、国道4号関連で雨水工事5,780万円ほど予算化したわけでございますが、工事入札が不調に終わりまして、一部巣子川との接続部分でございますが、この分しかできなかったということでございまして、この分が5,477万4,000円の減でございます。 そのほか、市兵衛川等の汚水工事の増がございまして、932万円の増、それから補装復旧等の増が227万4,000円の増がございまして、工事費トータルで4,550万円の減額ということでございます。 あと、そのほかの事務費等の減が22万3,000円ほどございます。 ◆3番(桜井博義君) 議長。 ○議長(黒沢明夫君) 3番桜井博義君。 ◆3番(桜井博義君) 例えば不調に終わったとか、そういうのもあったようですけれども、そういった場合は、この委託料とか、あるいはそのほかの公有財産購入費とか、そういうのがかからないわけでございますので、これはかからないと思いますので、不調に終わったことによってこういったものが大きく減額になったのか、そこを確認します。 それから、一般的に考えた場合、水道もそうなのですけれども、こういった管工事の工事費は、大体予定価格というのがもう決まっていますね。そんなに上下の動きがない、ほかの建設工事と違って、もうほとんど動きがないものと私たちは見ているわけですけれども、そういった中でこういうふうな工事が、かなり入札残が出ることはいいことかもしれないけれども、それにしてもちゃんとした予定価格というか、もう業者もその辺は随分きちんと掌握しているものですから、大体合うものかなと思っていますけれども、その点はどうなのでしょうか。 ◎上下水道部長(湯沢豊君) 議長。 ○議長(黒沢明夫君) 湯沢上下水道部長。 ◎上下水道部長(湯沢豊君) 請け負っていただける工事につきましては、ある程度設計単価等、業者さんに合うということでありますが、やっぱりどうしても現在一番問題になっているのは作業員の不足等がございまして、なかなか入札価格とうちの予定価格の乖離が大きいということで、工事請負費の減額につきましてはやっぱり入札不調が大きな要因と考えてございます。 ◆3番(桜井博義君) 議長。 ○議長(黒沢明夫君) 3番桜井博義君。 ◆3番(桜井博義君) では、1点だけ確認しますが、やはりこういった工事関係も、そういうさまざまな言われている資材高騰とか人件費の高騰、これももろに影響……私は影響を受けていないと、一番数少ないものだと思っていたのですけれども、影響を受けているということなのでしょうか。 ◎上下水道部長(湯沢豊君) 議長。 ○議長(黒沢明夫君) 湯沢上下水道部長。 ◎上下水道部長(湯沢豊君) 不落の原因、理由等を聞きますと、どうしても作業員とか、あと技術者の不足が大きな原因で受注できないという話がございますので、やっぱり管工事につきましても大きな影響を受けていると考えてございます。 ◆13番(武田哲君) 議長。 ○議長(黒沢明夫君) 13番武田哲君。 ◆13番(武田哲君) まず、歳入のほうで、分担金と雑入が多くふえています。そしてあと、使用料が大きく減っていますが、その理由をお伺いしたいのと、それからあと説明書のところで、ほかのほうでも大きく減額になっていますよね。管理費とか、そういったところで。下水道事業費、流域下水道費、下水道管理費、そちらも大きく減額になっていますが、その理由をお聞かせください。 ◎上下水道部長(湯沢豊君) 議長。 ○議長(黒沢明夫君) 湯沢上下水道部長。
    ◎上下水道部長(湯沢豊君) まず、分担金でございますが、分担金は下水道の事業計画区域に入っていただいたときにいただくものでございまして、分担金と、あと滞納繰越金の部分の整理科目として2,000円当初予算化したわけでございますが、実績として区域内流入が2件あったということでございまして、その分が22万3,000円となってございます。 それから、雑入でございますが、雑入につきましては、1つは当初非常勤職員の雇用保険分、それから消費税還付分、これにつきましても整理科目として1,000円ずつ、2,000円の予算化してありましたが、大きくは流域維持管理負担金、これが1,830万円ほど還付金として流域事務所から交付されているということ、それから流域の建設負担金分として6万7,000円ほど還付されているということでございます。それで、全体的には1,849万円の増額になっているということになります。 それから、使用料でございますが、使用料につきましては当初予算の見込みとの差額ということでございまして、これにつきましては調定件数はふえているのですが、やっぱり1件当たりの使用料が減少してきているということでございまして、最終的には46万6,000円ということでございまして、550万円ほどの減ということであります。 あと、北上川上流流域下水道建設負担金でございますが、これは広域下水道事業、本市に係る部分の建設費に対しまして私どもが負担金を出しているというようなことでございまして、流域下水道事業の事業費が下がったことによりまして、本市の負担金が1,579万7,000円ほど減額になったというものでございます。 ◆13番(武田哲君) 議長。 ○議長(黒沢明夫君) 13番武田哲君。 ◆13番(武田哲君) この北上川上流流域下水道建設負担金、これは下がった理由というのは工事費自体が下がったから減額になったと見ればいいのか、そこを確認いたします。 そしてあと、ほかにも下水道維持管理事業、これも減額になっているわけですけれども、いずれも下水道整備事業、それから雨水事業、どちらも不落になったとか、それからあと工事費の増額でということですけれども、これらの事業が今後うまく進捗、整備事業のおくれが生じないのか、その辺もあわせて伺いたいと思います。 ◎上下水道部長(湯沢豊君) 議長。 ○議長(黒沢明夫君) 湯沢上下水道部長。 ◎上下水道部長(湯沢豊君) 不落云々のあれは、私どもの市の下水道事業でございます。流域下水道につきましては、先ほど申した工事費が減額になったということであります。本年度分の工事費が減額になったということで、負担金が減ったということでございます。 それから、維持負担金については、一応ルール的には1立米39円と、管理負担金。それで、うちのほうの流す水量によって負担金が生まれているということでございまして、それで負担金をお支払いするわけなのですが、流域事務所のほうでは管理費の繰越金が3億円をめどに多くなれば各市町に還付するというような仕組みになってございまして、それが先ほど申しました還付でございます。 それから、事業ですが、広域の事業と私どもの市の事業というのは、先ほど申しましたように違いまして、不落になっているのは市の事業が不落になってきてございます。ただ、今不落になっているのは、4号線関連でございますので、ある程度27年度には事業を推進していかなければいけないと考えているところであります。 ◆13番(武田哲君) 議長。 ○議長(黒沢明夫君) 13番武田哲君。 ◆13番(武田哲君) 利用料の減額、さまざまな利用者の節水などによって、そのように減っているのかもしれませんけれども、いずれにしても収入が減ってくると、さまざまな事業も組んでいけないような状態にどんどん、どんどんなっていくのではないか。どんどん使えというわけではないですけれども、節水というのは利用者の努力によって生まれたものだと思いますけれども、そういったところで今後運営に及ぼす影響等はどのようにお考えなのかお伺いします。 ◎上下水道部長(湯沢豊君) 議長。 ○議長(黒沢明夫君) 湯沢上下水道部長。 ◎上下水道部長(湯沢豊君) 今後下水道区域に入れていくというところは、採算性が出る人口集中地区について中心に入れていくということでございます。 あと、事業量、収入と支出の関係を見ながら、投資についても建設計画を目標にして、投資も抑えながら経営が成り立つようにしていくという考えでございます。 ○議長(黒沢明夫君) ほかに。           〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(黒沢明夫君) 質疑なしと認めます。 これをもって質疑を終結いたします。 これより討論に入ります。 まず、原案反対の方の発言を許可いたします。           〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(黒沢明夫君) これをもって討論を終結いたします。 これより議案第14号 平成26年度滝沢市下水道事業特別会計補正予算(第5号)を採決いたします。 本案は原案のとおり決定することに賛成の諸君は賛成ボタンを押してください。 採決を確定いたします。 賛成全員であります。 よって、本案は原案のとおり可決されました。 △議案第15号の上程、説明、質疑、討論、採決 ○議長(黒沢明夫君) 日程第18、議案第15号 平成26年度滝沢市農業集落排水事業特別会計補正予算(第3号)を議題といたします。 提案者の提案理由の説明を求めます。 ◎企画総務部長(加賀谷建君) 議長。 ○議長(黒沢明夫君) 加賀谷企画総務部長。 ◎企画総務部長(加賀谷建君) 議案第15号 平成26年度滝沢市農業集落排水事業特別会計補正予算(第3号)についてご説明申し上げます。 予算書の29ページをごらんいただきたいと思います。第1条、補正額につきましては、既定の予算総額に歳入歳出それぞれ78万2,000円を追加いたしまして、歳入歳出予算の総額を6,202万9,000円といたすものであります。 以上で議案第15号の説明を終わらせていただきます。 ○議長(黒沢明夫君) これをもって提案者の提案理由の説明を終結いたします。 これより質疑に入ります。           〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(黒沢明夫君) 質疑なしと認めます。 これをもって質疑を終結いたします。 これより討論に入ります。 まず、原案反対の方の発言を許可いたします。           〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(黒沢明夫君) これをもって討論を終結いたします。 これより議案第15号 平成26年度滝沢市農業集落排水事業特別会計補正予算(第3号)を採決いたします。 本案は原案のとおり決定することに賛成の諸君は賛成ボタンを押してください。 採決を確定いたします。 賛成全員であります。 よって、本案は原案のとおり可決されました。 △議案第16号の上程、説明、質疑、討論、採決 ○議長(黒沢明夫君) 日程第19、議案第16号 平成26年度滝沢市簡易水道事業特別会計補正予算(第4号)を議題といたします。 提案者の提案理由の説明を求めます。 ◎企画総務部長(加賀谷建君) 議長。 ○議長(黒沢明夫君) 加賀谷企画総務部長。 ◎企画総務部長(加賀谷建君) 議案第16号 平成26年度滝沢市簡易水道事業特別会計補正予算(第4号)についてご説明申し上げます。 予算書の33ページをごらんいただきたいと思います。第1条、補正額につきましては、既定の予算総額から歳入歳出それぞれ1,382万5,000円を減額いたしまして、歳入歳出予算の総額を2億9,495万7,000円といたすものであります。 次に、第2条、繰越明許費でありますが、予算書の36ページをごらんいただきたいと思います。簡易水道整備事業についての繰越明許費を新たに設定いたすものであります。 次に、第3条、地方債の補正でありますが、予算書の36ページをごらんいただきたいと思います。簡易水道事業につきまして、既定の地方債の限度額を変更いたすものであります。 以上で議案第16号の説明を終わらせていただきます。 ○議長(黒沢明夫君) これをもって提案者の提案理由の説明を終結いたします。 これより質疑に入ります。           〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(黒沢明夫君) 質疑なしと認めます。 これをもって質疑を終結いたします。 これより討論に入ります。 まず、原案反対の方の発言を許可いたします。           〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(黒沢明夫君) これをもって討論を終結いたします。 これより議案第16号 平成26年度滝沢市簡易水道事業特別会計補正予算(第4号)を採決いたします。 本案は原案のとおり決定することに賛成の諸君は賛成ボタンを押してください。 採決を確定いたします。 賛成全員であります。 よって、本案は原案のとおり可決されました。 △議案第17号の上程、説明、質疑、討論、採決 ○議長(黒沢明夫君) 日程第20、議案第17号 平成26年度滝沢市水道事業会計補正予算(第4号)を議題といたします。 提案者の提案理由の説明を求めます。 ◎企画総務部長(加賀谷建君) 議長。 ○議長(黒沢明夫君) 加賀谷企画総務部長。 ◎企画総務部長(加賀谷建君) 議案第17号 平成26年度滝沢市水道事業会計補正予算(第4号)についてご説明申し上げます。 第2条、収益的収入及び支出でありますが、収入の第1款水道事業収益につきまして、既定の予定額を988万6,000円増額し、9億9,096万4,000円にいたすものであります。支出の第1款水道事業費用につきまして、既定の予定額を5,121万2,000円減額し、7億8,419万9,000円といたすものであります。 第3条、資本的収入及び支出でありますが、予算第4条本文括弧書き中の収入が支出に対して不足する額を5,096万円減額し、4億5,580万円に改め、支出の第1款資本的支出は既定の予定額を5,096万円減額し、4億7,517万4,000円といたすものであります。 第4条、債務負担行為につきまして、契約確定による2件の限度額の変更をいたし、並びに1件を追加いたすものであります。また、継続費を1件追加し、期間は平成26年度から平成27年度までとし、事業総額を5,700万円といたすものであります。 第5条、議会の議決を経なければ流用することができない経費につきまして、既決予定額を274万円減額し、1億5,395万5,000円といたすものであります。 第6条、棚卸し購入限度額につきまして、既定の予定額を99万3,000円増額し、207万3,000円にいたすものであります。 以上で議案第17号の説明を終わらせていただきます。 ○議長(黒沢明夫君) これをもって提案者の提案理由の説明を終結いたします。 これより質疑に入ります。 ◆3番(桜井博義君) 議長。 ○議長(黒沢明夫君) 3番桜井博義君。 ◆3番(桜井博義君) 1億8,000万円の利益が出ているようですけれども、そして一方では期末残高で、資金のほうの8億7,000万円ぐらいということですけれども、だんだんこれ、要は市民からの収入と同じくらいの資金残高抱えていますけれども、これはどこまで残高をふやすのか、あるいはもう少し有効な使い方というか、そこら辺の考え方を伺います。 ◎上下水道部長(湯沢豊君) 議長。 ○議長(黒沢明夫君) 湯沢上下水道部長。 ◎上下水道部長(湯沢豊君) 8億円ほどの資金があるということでありますが、水道の場合、災害等起こった場合に工事を、早期に復帰しなければいけないということがありますので、一応言われているのは、現在1年分、12カ月分ほどの資金がやっぱり必要だということでありますので、現在のところは大体その資金として蓄えておくのにはいいところなのかなということは思っているところであります。 ◆3番(桜井博義君) 議長。 ○議長(黒沢明夫君) 3番桜井博義君。 ◆3番(桜井博義君) そうなりますと、また今後さらに資金残高がふえる予想、このままいきますとふえていくのかなと思いますけれども、今のところが大体ちょうどいいかなとか、そのような考え方ですけれども、その後どういうふうなあれでいくのか、例えばもう少し水道料金を安くするとか、何か住民に返すとか、そういうこともあり得るのか、その点についてはどうでしょうか。 ◎上下水道部長(湯沢豊君) 議長。 ○議長(黒沢明夫君) 湯沢上下水道部長。 ◎上下水道部長(湯沢豊君) 今水道事業につきましても、借入金ございますので、現在16億円ほどございますので、8億円の大体2年分でありますので、それについても言われているのは、2年分ほどの借入金であれば健全経営と言われていますので、今までやっぱり借入金を抑えてきたということがありますので、逆に言うと自己保留の資金を投資に回してきたということがありますので、今後は今の状況でもって借入金をふやして、ある程度耐震化を進めるとか、あと老朽管の布設がえ等、事業を進めていかなければいけないと考えているところでございまして、なかなか水道料金を下げるというような経営まではいっていないのかなと考えてございます。 ◆3番(桜井博義君) 議長。 ○議長(黒沢明夫君) 3番桜井博義君。 ◆3番(桜井博義君) 実は、借入金、投資的あれなのですけれども、いつも予算で減額になっているのです。そういうことを考えると、きちんとした整備、もちろん整備が安く行われたから少し借入金も減ってくると、その年度年度によって減っているのかなと思いますけれども、いつも聞きますと、いろんな整備にかかるから、これからそっちのほうに借入金もふえるなんて言いながら、実際はその年度年度の借入金が減っているというような、何か矛盾したような考え方だけれども、どうでしょうか。 ◎上下水道部長(湯沢豊君) 議長。 ○議長(黒沢明夫君) 湯沢上下水道部長。 ◎上下水道部長(湯沢豊君) 先ほど申しましたように、今までは事業を行うに当たって、借入金をここ2年ぐらい借りないで来たということがございます。したがいまして、借入残高も徐々に減ってきています。ただ、現在のところ16億円ぐらいで、やっぱり年間8億円の2年分ということであれば、ある程度健全経営なのかなと考えております。したがいまして、今後投資していく上では、やっぱりどうしても今後借入金出てきますので、そこを上限にして、ある程度借りた分を返していくという形になろうかと思っています。 ○議長(黒沢明夫君) ほかに。           〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(黒沢明夫君) 質疑なしと認めます。 これをもって質疑を終結いたします。 これより討論に入ります。 まず、原案反対の方の発言を許可いたします。           〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(黒沢明夫君) これをもって討論を終結いたします。 これより議案第17号 平成26年度滝沢市水道事業会計補正予算(第4号)を採決いたします。 本案は原案のとおり決定することに賛成の諸君は賛成ボタンを押してください。 採決を確定いたします。 賛成全員であります。 よって、本案は原案のとおり可決されました。 △議案第18号の上程、説明、質疑、委員会付託 ○議長(黒沢明夫君) 日程第21、議案第18号 滝沢市行政基本条例を制定することについてを議題といたします。 提案者の提案理由の説明を求めます。 ◎企画総務部長(加賀谷建君) 議長。 ○議長(黒沢明夫君) 加賀谷企画総務部長。 ◎企画総務部長(加賀谷建君) 議案第18号 滝沢市行政基本条例を制定することについてご説明申し上げます。 この案件は、滝沢市の行政運営の基本原則及び経営理念並びに職員の倫理原則等を明らかにすることにより、市民の信頼と負託に応え、市民主体による自治を基本とする行政運営を確立することを目的とし、滝沢市行政基本条例を制定しようとするものであります。 内容といたしましては、行政運営の基本原則、市の経営に関する理念、市民参加の推進、職員の倫理及び行動の原則等について条例で定めるものであります。 なお、この条例は27年4月1日から施行するものであります。 以上で議案第18号の説明を終わらせていただきます。 ○議長(黒沢明夫君) これをもって提案者の提案理由の説明を終結いたします。 これより質疑に入ります。           〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(黒沢明夫君) 質疑なしと認めます。 これをもって質疑を終結いたします。 お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第18号 滝沢市行政基本条例を制定することについては、会議規則第39条第1項の規定により総務教育常任委員会に付託したいと思います。これにご異議ございませんか。           〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(黒沢明夫君) 異議なしと認めます。 よって、議案第18号 滝沢市行政基本条例を制定することについては総務教育常任委員会に付託することに決定いたしました。 △議案第19号の上程、説明、質疑、委員会付託 ○議長(黒沢明夫君) 日程第22、議案第19号 滝沢市いじめ防止等対策協議会設置条例を制定することについてを議題といたします。 提案者の提案理由の説明を求めます。 ◎企画総務部長(加賀谷建君) 議長。 ○議長(黒沢明夫君) 加賀谷企画総務部長。 ◎企画総務部長(加賀谷建君) 議案第19号 滝沢市いじめ防止等対策協議会設置条例を制定することについてご説明申し上げます。 この案件は、いじめ防止対策推進法第14条の規定に基づき滝沢市いじめ防止等対策協議会を設置するため、滝沢市いじめ防止等対策協議会設置条例を制定しようとするものであります。 内容といたしましては、協議会の設置、所掌事務、組織等について条例で定めるものであります。 なお、この条例は平成27年4月1日から施行するものであります。 以上で議案第19号の説明を終わらせていただきます。 ○議長(黒沢明夫君) これをもって提案者の提案理由の説明を終結いたします。 これより質疑に入ります。           〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(黒沢明夫君) 質疑なしと認めます。 これをもって質疑を終結いたします。 お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第19号 滝沢市いじめ防止等対策協議会設置条例を制定することについては、会議規則第39条第1項の規定により総務教育常任委員会に付託したいと思います。これにご異議ございませんか。           〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(黒沢明夫君) 異議なしと認めます。 よって、議案第19号 滝沢市いじめ防止等対策協議会設置条例を制定することについては、会議規則第39条第1項の規定により総務教育常任委員会に付託することに決定いたしました。 △議案第20号の上程、説明、質疑、委員会付託 ○議長(黒沢明夫君) 日程第23、議案第20号 滝沢市教育長の職務に専念する義務の特例に関する条例を制定することについてを議題といたします。 提案者の提案理由の説明を求めます。 ◎企画総務部長(加賀谷建君) 議長。 ○議長(黒沢明夫君) 加賀谷企画総務部長。 ◎企画総務部長(加賀谷建君) 議案第20号 滝沢市教育長の職務に専念する義務の特例に関する条例を制定することについてご説明申し上げます。 この案件は、地方教育行政の組織及び運営に関する法律の一部を改正する法律の施行に伴い、必要な事項を定めるため滝沢市教育長の職務に専念する義務の特例に関する条例を制定しようとするものであります。 内容といたしましては、教育長の職務に専念する義務の免除について、条例で定めるものであります。 なお、この条例は平成27年4月1日から施行するものであります。 以上で議案第20号の説明を終わらせていただきます。 ○議長(黒沢明夫君) これをもって提案者の提案理由の説明を終結いたします。 これより質疑に入ります。           〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(黒沢明夫君) 質疑なしと認めます。 これをもって質疑を終結いたします。 お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第20号 滝沢市教育長の職務に専念する義務の特例に関する条例を制定することについては、会議規則第39条第1項の規定により総務教育常任委員会に付託したいと思います。これにご異議ございませんか。           〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(黒沢明夫君) 異議なしと認めます。 よって、議案第20号 滝沢市教育長の職務に専念する義務の特例に関する条例を制定することについては総務教育常任委員会に付託することに決定いたしました。 △議案第21号~議案第37号の上程、説明 ○議長(黒沢明夫君) 日程第24、議案第21号 地方教育行政の組織及び運営に関する法律の一部を改正する法律の施行に伴う関係条例の整理に関する条例を制定することについてから日程第40、議案第37号 第1次滝沢市総合計画基本構想を策定することについてまでを一括議題といたします。 順次提案者の提案理由の説明を求めます。 ◎企画総務部長(加賀谷建君) 議長。 ○議長(黒沢明夫君) 加賀谷企画総務部長。 ◎企画総務部長(加賀谷建君) 議案第21号 地方教育行政の組織及び運営に関する法律の一部を改正する法律の施行に伴う関係条例の整理に関する条例を制定することについてご説明申し上げます。 この案件は、地方教育行政の組織及び運営に関する法律の一部を改正する法律の施行に伴い、関係する条例の改正を行う必要が生じたことから、条例の整理に関する条例を制定するものであります。 改正内容といたしましては、教育委員長と教育長を一本化することにより教育長が特別職となることから、関係する条例について所要の改正を行うものであります。 この条例は、平成27年4月1日から施行するものであります。 以上で議案第21号の説明を終わらせていただきます。 議案第22号 滝沢市一般職の職員の給与に関する条例の一部を改正することについてご説明申し上げます。この案件は、一般職の職員等について人事院勧告に伴う一般職の国家公務員等の給与改定に準じて給与等の改定及び給与制度の総合的見直し等を行うため、滝沢市一般職の職員の給与に関する条例の一部を改正するものであります。 主な内容といたしましては、給料表の減額改正、地域手当割合を引き上げ、区分を6区分から7区分に拡大すること、単身赴任手当の額の改定及び管理職職員の特別勤務手当の支給条件を変更するものであります。 この条例は、平成27年4月1日から施行するものであります。 以上で議案第22号の説明を終わらせていただきます。 議案第23号 滝沢市職員定数条例の一部を改正することについてご説明申し上げます。この案件は、人事異動等に伴い、各事務部局の定数の内訳を変更する必要が生じたため、滝沢市職員定数条例の一部を改正するものであります。 改正内容といたしましては、市長及び教育委員会の各事務部局の定数を変更すること、また下水道事業が公営下水道事業へ移行することに伴い、上下水道事業の事務部局の定数を変更するものであります。 なお、この条例は平成27年4月1日から施行するものであります。 以上で議案第23号の説明を終わらせていただきます。 議案第24号 滝沢市部設置条例の一部を改正することについてご説明申し上げます。この案件は、平成27年4月から実施される第1次滝沢市総合計画に沿った組織体制とするため、部の役割を明確にするとともに、滝沢市部設置条例の一部を改正するものであります。 主な内容といたしましては、部の役割による配置の変更、分掌事務の内容のうち下水道事業を公営下水道企業へ移行することに伴う変更であります。 この条例は、平成27年4月1日から施行するものであります。 以上で議案第24号の説明を終わらせていただきます。 議案第25号 滝沢市税外徴収条例の一部を改正することについてご説明申し上げます。この案件は、収入金の延滞金の算定方法を税の延滞金の算定方法に準じた形に改めるため、滝沢市税外徴収条例の一部を改正するものであります。 改正内容といたしましては、延滞金の額の計算の対象となる額が1,000円未満の端数があるとき、またはその対象が2,000円未満であるときは、その端数金額またはその全額を切り捨て、延滞金については確定金額に100円未満の端数があるとき、またはその全額が1,000円未満であるときは、その端数金額またはその全額を切り捨てるように改めるものであります。 なお、この条例は平成27年4月1日から施行するものであります。 以上で議案第25号の説明を終わらせていただきます。 議案第26号 滝沢市道路占用料徴収条例の一部を改正することについてご説明申し上げます。この案件は、道路法施行令が一部改正されたことに伴い、滝沢市道路占用料徴収条例の一部を改正する必要が生じたことから改正するものであります。 改正内容といたしましては、滝沢市道路占用料徴収条例別表に定める占用物件及び占用料の額を岩手県道路占用料徴収条例別表に準じて改訂するものであります。 なお、この条例は平成27年4月1日から施行するものであります。 以上で議案第26号の説明を終わらせていただきます。 議案第27号 滝沢市下水道条例の一部を改正することについてご説明申し上げます。この案件は、下水道法施行令が一部改正されたことに伴い、滝沢市下水道条例の一部を改正する必要が生じたことから改正するものであります。 改正内容といたしましては、除外施設の設置等の基準を変更するものであります。 なお、この条例は平成27年4月1日から施行するものであります。 以上で議案第27号の説明を終わらせていただきます。 議案第28号 滝沢相の沢温泉入浴施設設置条例の一部を改正することについてご説明申し上げます。この案件は、滝沢相の沢温泉入浴施設の使用料について、平成27年6月1日から改定するため、滝沢相の沢温泉入浴施設設置条例の一部を改正する必要が生じたことから改正するものであります。 改正内容といたしましては、入浴施設使用料額を確定するものであります。 なお、この条例は平成27年6月1日から施行するものであります。 以上で議案第28号の説明を終わらせていただきます。 議案第29号 滝沢市介護保険条例の一部を改正することについてご説明申し上げます。この案件は、平成27年度から平成29年度の介護保険料を定めるため、滝沢市介護保険条例の一部を改正する必要が生じたことから改正するものであります。 改正内容といたしましては、介護保険料等を改定するものであります。 なお、この条例は平成27年4月1日から施行するものであります。 以上で議案第29号の説明を終わらせていただきます。 議案第30号 滝沢市指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正することについてご説明申し上げます。この案件は、指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に関する国の基準改正に伴い、事業の人員、設備、運営に関する基準を定める条例の一部を改正する必要が生じたことから改正するものであります。 改正内容といたしましては、国の省令に沿った所要の改正及び字句の整理等を行うものであります。 なお、この条例は平成27年4月1日から施行するものであります。 以上で議案第30号の説明を終わらせていただきます。 議案第31号 滝沢市指定地域密着型介護予防サービスの事業の人員、設備及び運営並びに指定地域密着型介護予防サービスに係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準を定める条例の一部を改正することについてご説明申し上げます。この案件は、指定地域密着型介護予防サービスの事業の人員、設備及び運営並びに介護予防のための効果的な支援の方法に関する国の基準の改定に伴い、事業の人員、設備及び運営並びに介護予防のための効果的な支援の方法に関し基準を定める条例の一部を改正する必要が生じたことから改正するものであります。 改正内容といたしましては、国の省令に沿った所要の改正及び字句の整理等を行うものであります。 なお、この条例は平成27年4月1日から施行するものであります。 以上で議案第31号の説明を終わらせていただきます。 議案第32号 滝沢市指定介護予防支援等の事業の人員及び運営並びに指定介護予防支援等に係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準を定める条例の一部を改正することについてご説明申し上げます。この案件は、指定介護予防支援等の事業の人員及び運営並びに指定介護予防支援等に係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する国の基準の改正に伴い、事業の人員及び運営並びに介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準を定める条例の一部を改正する必要が生じたことから改正するものであります。 改正内容といたしましては、国の省令に沿った所要の改正及び字句の整理等を行うものであります。 なお、この条例は平成27年4月1日から施行するものであります。 以上で議案第32号の説明を終わらせていただきます。 議案第33号 滝沢市立姥屋敷保育所設置条例の一部を改正することについてご説明申し上げます。この案件は、滝沢市立姥屋敷保育所の保育料について、子ども・子育て支援新制度に基づく算定方法に改めるとともに、認可保育所の利用者負担金と整合を図るため、滝沢市立姥屋敷保育所設置条例の一部を改正するものであります。 改正内容といたしましては、姥屋敷保育所保育料の階層区分を住民税階層区分に改めるとともに、子ども・子育て支援新制度における利用者負担金3号認定の保育料を基本に認可保育所と姥屋敷保育所のそれぞれの保育時間の割合を乗じた保育料に改めるものであります。 なお、この条例は平成27年4月1日から施行するものであります。 以上で議案第33号の説明を終わらせていただきます。 議案第34号 滝沢市ふるさとの水と土保全基金条例を廃止することについてご説明申し上げます。この案件は、集落住民の共同活動の活性化を図り、土地改良施設の多面的な機能を発揮させる目的で平成7年4月1日から施行してまいりましたが、平成26年度末で保有基金の全てを取り崩し、今後も基金活用のため積立金の予定がないことから、滝沢市ふるさとの水と土保全基金条例を廃止しようとするものであります。 以上で議案第34号の説明を終わらせていただきます。 議案第35号 滝沢市交流拠点複合施設等新築工事請負変更契約の締結についてご説明申し上げます。滝沢市交流拠点複合施設等新築工事について請負変更契約を締結するため、地方自治法第96条第1項第5号の規定により議会の議決を求めるものであります。 変更内容といたしましては、基礎ぐい施工における転石処理等のため工法の変更をしたことによる増額でございます。請負変更契約事項は記載のとおりであります。 以上で議案第35号の説明を終わらせていただきます。 議案第36号 市道路線の認定及び変更に関し議決を求めることについてご説明申し上げます。認定する路線は、路線認定調書に掲げる1路線であります。内容といたしましては、(仮称)滝沢南スマートインターチェンジ整備事業に伴う新規路線の認定1路線となっております。 変更する路線は、路線認定調書に掲げる市道側道4号線の1路線であります。内容といたしましては、(仮称)滝沢南スマートインターチェンジ整備事業に伴う終点及び終点地番の変更となっております。 以上で議案第36号の説明を終わらせていただきます。 議案第37号 第1次滝沢市総合計画基本構想を策定することについてご説明申し上げます。この案件は、住民自治日本一の市に向けた幸福感を育む環境の礎をつくることにより、市民が夢と希望を持ち、将来にわたり滝沢市で生き生きと暮らせる活力ある地域の実現を目指すため、第1次滝沢市総合計画基本構想を策定することについて、滝沢市自治基本条例第9条第3項の規定により議会の議決を求めるものであります。 内容といたしましては、市民主体の地域づくりの基本となる計画とし、平成27年度から平成34年度までの8年間を計画期間とする第1次滝沢市総合計画基本構想を策定するものであります。 以上で議案第37号の説明を終わらせていただきます。 ○議長(黒沢明夫君) これをもって提案者の提案理由の説明を終結いたします。 14時10分まで休憩いたします。            休憩(午後 1時53分)                                                    再開(午後 2時07分) ○議長(黒沢明夫君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。 △緊急質問 ○議長(黒沢明夫君) 日程第41、緊急質問を議題といたします。 滝沢中央小学校整備事業のスケジュール変更の件について、10番工藤勝則君、3番桜井博義君、13番武田哲君、8番高橋盛佳君、1番柳村一君から緊急質問の申し出があります。 お諮りいたします。以上の5名から申し出があった緊急質問の件については、会議規則第62条の規定により緊急を要するものと判断をし、申し出の順番によって発言を許したいと思います。このことにご異議ございませんか。           〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(黒沢明夫君) 異議なしと認めます。 よって、申し出のあった5名からの緊急質問に同意し、申し出の順番に発言を許すことに決定いたしました。 なお、緊急質問は一般質問の例によることとしますが、質問、答弁合わせて30分以内といたします。また、滝沢市議会基本条例第12条第3項の規定に基づき、答弁者に反問権の行使及び質問の内容の確認を認めますので、発言を求める際には当職より発言の許可を得てください。 初めに、10番工藤勝則君の発言を許可いたします。ご登壇願います。 ◆10番(工藤勝則君) 議長。 ○議長(黒沢明夫君) 10番工藤勝則君。 ◆10番(工藤勝則君) 議席番号10番、一新会の工藤勝則です。さきに通告しておりました事項につきまして緊急質問をいたします。 大きな項目1番、滝沢市立中央小学校建設のスケジュール変更の理由と人道橋の建設についてであります。小項目1番、震災での価格高騰は誰もが予想していたわけですが、職員の対応や対策が十分なされていたのか。教育委員会建設担当、予算当局財政担当では、建設を計画した段階からどのような協議、連携がなされ、教育長、市長はどのように報告を受け、指示をいたしていたのかお伺いいたします。 また、小学校本体の建設見積額を確認したその最初の日時、新年度に予算計上しない政策決定をした日時と理由についてお伺いいたします。 小さな項目2番、当初は平成28年の開校を目指していたわけですが、東日本大震災の影響で平成29年に変更、さらにどのぐらい期間の延長になるのか、完成までの期間、各小学校の教室不足、学童クラブも定員を超えている現実をどのように捉え、建設されるまでの対策を具体的にどのように考えているかお聞きいたします。 3番、滝沢市長は、平成26年11月16日に行われた市長選挙で、幸福感を育むための基本政策の中で、「滝沢中央小学校の着実な推進」と市長選挙運動用のビラの中で書かれております。また、各場面での演説では、滝沢の財政は大丈夫です、小学校、人道橋の建設も予定どおり建設しますと何度も話しておられました。これは、市民との約束(公約)と考えますが、このことについてどのような考えをお持ちなのかお聞きいたします。 また、子供たちの教育環境を考えるべきとの観点から、複合施設建設と小学校建設と優先順位をどのように考えているのか、教育長、市長にお伺いいたします。 以上、よろしくお願いいたします。 ◎市長(柳村典秀君) 議長。 ○議長(黒沢明夫君) 柳村市長。 ◎市長(柳村典秀君) 工藤勝則議員のご質問にお答えいたします。 初めに、震災での価格高騰とこれに係る教育委員会と予算当局との協議、連携状況、報告と指示等についてのご質問にお答えいたします。平成27年度当初予算編成の過程から説明いたしますが、まず当初予算編成方針及び編成要領等について、平成26年11月4日に庁内通知いたしました。11月10日には、予算編成に係る庁内説明会を開催し、当初予算要求に係る歳入歳出予算全て金額の入力締め切りを12月5日としたところであります。当初予算要求の整理集計結果は、12月16日に開催された庁議で報告がありましたが、一般会計では歳出予算要求額が226億円を超え、歳入歳出差引額で一般財源が約23億円超過するという厳しい状況にあることがわかり、庁内各部、各課に対して歳入の増額を含め歳出要求事業費を自主的に検討して見直し、その結果について12月25日までに提出を求めることといたしました。その結果は、年明け平成27年1月6日に開催された庁議で報告があり、基金の繰り入れを見込まない状態で、なお17億円の一般財源の乖離が生じている状況でありました。 この過程で、滝沢中央小学校建設に係る事業費について、前回予定していた平成24年度から平成28年度までの総事業費33億6,000万円が、工事費の高騰により平成27年度当初予算要求時点での概算総事業費が43億6,000万円と約10億円増加するとともに、一般財源についても4億4,000万円から9億4,000万円と約5億円増加していることが確認されました。 1月14日には、教育委員会事務局から私に対し、概算事業費と工事費高騰の状況及び単独事業の内訳等について説明がありましたが、この時点では当初予算編成全体での調整の可能性がいまだ済んでいない段階でありました。また、企画総務部長による非義務的経費に係る当初予算の2次査定が全庁的に1月13日から1月23日までかけて実施され、教育総務課分については1月21日にその査定を経たところであります。 その後、事業費の見直しや起債など特定財源導入の可能性について検討を加え、一般財源増額の差を詰める努力をいたしましたが、短期間で確かな判断を導き出すには困難であり、平成27年度当初予算編成全体での状況や今後の状況を考慮した場合、算出されている概算事業費とこれに係る一般財源のままでは平成27年度の当初予算に計上することは困難と判断し、2月10日に開催された庁議で整備スケジュールを変更することについて決定いたしたものであります。 次に、滝沢中央小学校完成までの期間における学童保育クラブについてのご質問にお答えいたします。平成27年1月1日現在、登録児童数が70人を超えている放課後児童クラブは、鵜飼小学校区内のうかいっこ学童保育クラブであり、同じ学区内の撫子学童クラブと室小路学童保育会との間で入所の調整等を行いつつ、滝沢中央小学校の整備と合わせて放課後児童クラブを開設し、うかいっこ学童保育クラブの大規模化の解消を図る予定としていたところであります。このたび滝沢中央小学校の建設を延期することといたしましたが、うかいっこ学童保育クラブについては、この間も登録児童数70人を超過する状況が続く可能性があります。 国では、放課後子ども総合プランにおいて放課後児童クラブと放課後子ども教室の一体的実施を奨励しており、学校の敷地内等への放課後児童クラブの整備を促進することとしております。このようなことから、本市といたしましては滝沢中央小学校の整備に合わせて放課後児童クラブを開設することを基本としつつも、それまでの間必要な対策を検討してまいりたいと考えております。 次に、市民との約束及び複合施設建設と小学校建設事業に対する考え方についてでありますが、私はさきの平成26年11月16日に行われた滝沢市長選挙において、今後の滝沢らしさを打ち出すための滝沢市民の共通のテーマは幸福感であると捉え、滝沢市自治基本条例に基づく市民憲章を掲げながら、目指すべき住民自治日本一の市へとつなげていくために、幸福感を育むための基本政策として6つの政策を掲げました。希望の持てる産業振興と雇用拡大の推進、心豊かな教育と文化スポーツの推進、安心できる医療、福祉、子育ての推進、人に優しい生活基盤、道路、交通網整備の推進、人と環境を生かしたまちづくりの推進、住民に身近な行政経営の推進であります。 これらの基本政策については、現在も変わるところはありませんが、この時点で滝沢中央小学校の建設費がこれほどまでに高騰し、また国の補助金等との関係から一般財源が大幅に増嵩することについては掌握し切れなかったことから、予定どおりの建設着工と考えていたものであります。 また、複合施設建設と滝沢中央小学校建設の優先順位の考え方でありますが、交流拠点複合施設は大小のホールと会議室、図書館、物販コーナー、防災の広場等を複合的に集約した施設であり、生涯学習の推進、保健福祉の向上、地域活動支援、滝沢ブランドの発信、地域防災力強化の観点から、本市の将来の発展に向けた基盤を整え、拠点となる重要な施設であると捉えております。また、滝沢中央小学校の建設についても、鵜飼小学校と滝沢小学校の学級数、児童数を見通し、過大規模校を解消しながら将来の子供たちの教育環境を整えていくことは重要なことであります。両方の施設とも建設の趣旨から同列に比較できる性質のものではないと考えており、公約に掲げましたとおりどちらも重要な施設であると認識しております。 ◎教育委員長(佐藤恭孝君) 議長。
    ○議長(黒沢明夫君) 佐藤教育委員長。 ◎教育委員長(佐藤恭孝君) 私からは、滝沢市立滝沢中央小学校建設のスケジュール変更についてのご質問にお答えいたします。 初めに、震災での価格高騰に係る教育委員会と予算当局の協議、教育長、市長への報告、指示についてでありますが、建設工事価格高騰は、全国的にも毎日のように報道がされ、特にも公共工事につきましては東日本大震災の被災地である本県でも深刻な問題として数多く取り上げられております。このため、平成26年度当初段階において、当初計画の事業費約28億円を約33億円に増額し、工事費高騰への対応を図っていたところであります。その後、実施設計を進める中で、さらに他自治体の同様事例の入札不調の情報に接し、改めて工事費高騰の状況を精査し、設計委託業者から概算額を算出させ、平成27年度予算編成に今回の増額した事業費を要求したものであります。 当初予算要求に当たっては、教育長へ工事費高騰により当初予定していた建設事業費より概算事業費が大幅に上昇している旨を説明するとともに、財務当局による予算査定状況については随時報告し、本整備事業に係る工事費の低減等について話し合いを重ねてまいりました。 なお、実施設計については本年3月を期限に完了することとして進めており、今回予算要求した工事費は直近の同様事例の実勢単価等を踏まえて算定した概算額であります。内容といたしましては、平成25年度に策定した基本設計をもとに、新設小学校整備委員会での協議、関係自治会、PTA、学校関係者の皆さん、そして鵜飼小学校、滝沢小学校の子供たちによるワークショップを通じて出されたご意見等の具現化に努める一方、経済性も考慮し、過大規模、過剰品質にならないよう設計委託業者と話し合いを重ねながら策定を進めてまいりました。 次に、開校までの期間における各小学校の対策についてでありますが、鵜飼小学校、滝沢小学校の両校では、児童の増加傾向が続いており、滝沢小学校では今後さらに教室が不足することが想定されます。鵜飼小学校では、現時点で教室不足は想定されませんが、児童数の推移を注視する必要があると考えております。いずれにいたしましても、子供たちへの影響を最小限にすべく、学校現場と協議しながら適切に対処してまいりたいと考えております。 次に、優先順位をどのように考えるかでありますが、小学校建設は教育環境の改善のために進めているものであり、できるだけ早期に着工できるように努めてまいります。 ◆10番(工藤勝則君) 議長。 ○議長(黒沢明夫君) 10番工藤勝則君。 ◆10番(工藤勝則君) それでは、再質問させていただきます。時間がありませんので、簡潔によろしくお願いいたします。 まずは、いろいろお話をいただきました。見通しが非常に甘かったのではないかなと思います。もう既に皆さんも、我々もわかっていたわけです。今までの答弁のように、見通しと、それから学校側と、教育委員会と財政当局との連携について、いま一度もう少し詳しくお願いいたします。 ◎企画総務部長(加賀谷建君) 議長。 ○議長(黒沢明夫君) 加賀谷企画総務部長。 ◎企画総務部長(加賀谷建君) 昨今の状況を踏まえた見通しが甘かったのではないかということですが、答弁にあったとおり26年度においては28億円から33億円という一つの伸びを踏まえた事業費を立てておりましたが、まだ設計は最終段階に来ておりませんけれども、昨今の入札の状況を踏まえた推定の値でありますが、そこに10億円という乖離が年末にわかりました。これは当然最近不調があって、いろんなところの学校の設計の見直しがいろいろとやられているようでありますが、最近入札が落ちたところによると、そういう乖離があると。それを参考にした数字になっておりますので、実際3月あたりの数字がどうなのかということについては、いろいろ情報交換はしておりますし、最近2月1日に労務単価が上がっていると。5.1上がるよというのは秋ごろから情報はつかんでおりまして、その程度のレベルの話の中では、当然事業費は押さえていたわけですが、これほどまでに乖離があるというふうな形では想定はしていなかったわけであります。 ◆10番(工藤勝則君) 議長。 ○議長(黒沢明夫君) 10番工藤勝則君。 ◆10番(工藤勝則君) 十分見通しは立てたという回答のようですが、例えば埼玉県のほうのある市では、12月に同規模の学校が落札、三十数億円で落札しておるわけですが、この辺はどのように捉えるでしょうか。これは被災地だから高いという声もあるようですが、その辺どのようにお考えでしょうか。 ◎教育部長(遠藤正紀君) 議長。 ○議長(黒沢明夫君) 遠藤教育部長。 ◎教育部長(遠藤正紀君) 議員ご指摘の和光市の例でございますけれども、本市教育委員会といたしましても、情報収集に現在努めているところでございます。その情報の収集の内容によりますと、ほぼ規模的にも、学級数等からいいましても、和光市と同様の事例というふうには受けとめております。ただ、工事内容を見ますと、工事単価等、やはり今回本市が積算しております単価とそんなに乖離がないと、ほぼ同じような建設単価であるなというふうに確認いたしたところでございます。 ◆10番(工藤勝則君) 議長。 ○議長(黒沢明夫君) 10番工藤勝則君。 ◆10番(工藤勝則君) 私は、そういう事例がありますので、むしろ早目に決断してやったほうが単価が下がったのではないかと。先延ばしをすればするほど、これからオリンピック等もいろいろありますので、単価が上がっていくのではないかなと考えておりますが、その辺の見通しというのはどのようにお考えでしょうか。 ◎教育部長(遠藤正紀君) 議長。 ○議長(黒沢明夫君) 遠藤教育部長。 ◎教育部長(遠藤正紀君) 現在非常に変化の激しい社会経済情勢でございます。決して楽観視できないわけですけれども、さらに消費税等についても当然これは予定されているわけでございまして、教育委員会としては早期の開校に向けて、今後設計内容のさらなる精査に努めてまいりたいと思ってございます。 それから、その財源等につきましても、今後国にかかわる部分が大きいわけですけれども、何とか改善等について要望、あるいは改善措置をお願いする、あるいは他の財源確保の見通しがないのか総合的に調査検討いたしまして、施政方針で述べましたとおり2年を上限とするわけでありまして、さらにこれを早期に着工できるように、開校できるように、鋭意最善の努力に努めてまいりたいというふうに思います。 ◆10番(工藤勝則君) 議長。 ○議長(黒沢明夫君) 10番工藤勝則君。 ◆10番(工藤勝則君) それで、人道橋の話についてでございますが、人道橋はどのように考えておりますか。 ◎都市整備部長兼交通政策課長事務取扱(三上喜美義君) 議長。 ○議長(黒沢明夫君) 三上都市整備部長兼交通政策課長事務取扱。 ◎都市整備部長兼交通政策課長事務取扱(三上喜美義君) 平成27年度の当初予算におきましては調整事業ということで、今現在のところはゼロ予算ということになってございます。ただ、この全体調整の背景には、財源の問題、課題があるということなのですが、人道橋につきましては道路の社会資本整備総合交付金ということで、一般財源の持ち出しが5%弱ということの状況でもあります。そして、国のほうにはもう既に昨年の段階で27年度の交付要望を行ってございます。そういったところから、今後の国からの内示の状況を見まして、なるべく庁内での全体調整が少しでも図れないかと、そういったところを議論しながら、少しでも早く着工できるように取り組んでいきたいと、そういうふうに考えてございます。 ◆10番(工藤勝則君) 議長。 ○議長(黒沢明夫君) 10番工藤勝則君。 ◆10番(工藤勝則君) やはり学校の建設も難しいのに、学校が決まったら予算をと、悠長なことは言っていられないような気がいたします。そういう観点から、今の話でこう理解すればよろしいでしょうか。学校の建設、完成と同時にやるという今までの考え方でいいということに、どちらでも構いませんが、その考え方でよろしいでしょうか。 ◎企画総務部長(加賀谷建君) 議長。 ○議長(黒沢明夫君) 加賀谷企画総務部長。 ◎企画総務部長(加賀谷建君) 学校の関連の事業としては、今お話しした人道橋であるとか、さらには学童とか、関連の幾つかの事業があろうかと思います。人道橋につきましては国交省の補助事業でございまして、昨今わかっているとおり3分の2ぐらいしか実際交付になってこないという部分がございますので、今部長がお話ししたとおり見きわめながら、実質の一般財源の持ち出しというのは、3億円の事業に対して2,500万円ぐらいです。そういうこともありますので、それについては適切な時期に、また盛り込めるものであれば盛り込んでいきたいというふうには思います。 ◆10番(工藤勝則君) 議長。 ○議長(黒沢明夫君) 10番工藤勝則君。 ◆10番(工藤勝則君) 本当にこういう状況というのは誰もが予想していた中で、一生懸命努力はしてくれたとは思いますが、見通しが甘かったというのは否めないのではないかなというように感じております。 そして、子供たちだけの学校ではありません。地域にも非常に期待があると。皆さんご承知のとおり、あの地域は避難場所が盛岡市のある学校なわけです。選挙の投票所についても、できたらば中央小学校と、学童も中央小学校ができればという答弁がいっぱいあったわけです。先ほども答弁をいただきましたが、最後に市長にもう一度、最大限の努力をして、現在は最大限延びても今から3年後であるという考え方でよろしいでしょうか。 ◎市長(柳村典秀君) 議長。 ○議長(黒沢明夫君) 柳村市長。 ◎市長(柳村典秀君) 今回の延期という結果については、大変私も責任を感じておりまして、地域の皆様、そしてご父兄、そして子供たちと、多大な迷惑をおかけしまして、本当に心からおわびを申し上げる次第であります。 そういう中で、今やっている作業といたしましては、設計変更による工事費削減ができないか、そして文科省の今の補助制度、この枠の中で基準単価というのがあるのですけれども、これらについて見直しを図って、今のこの実勢価格、工事単価との乖離を何とか少しでも埋めてもらうという、そういう要望活動を行うと。そして、3つ目としては、財源確保ということ、これらを今総合的に進めようとしております。ただ、それを精査していくには、どうしても時間がかかります。そういうことから、できるだけ短い中での判断をしていきたいわけですけれども、できるだけ早く完成するということが私にとりましての最大の使命だと考えております。そういう意味では、開校がさらに1年おくれるということでとどめることが最大の今の目標というふうに考えておりました。 ◆10番(工藤勝則君) 議長。 ○議長(黒沢明夫君) 10番工藤勝則君。 ◆10番(工藤勝則君) 時間もなくなりましたので、最後にいたしますが、地域だけの学校ではありませんので、そしてぜひ市長の任期の間に公約が果たされますことをご期待申し上げて、私の質問を終わりにいたします。 ◎市長(柳村典秀君) 議長。 ○議長(黒沢明夫君) 柳村市長。 ◎市長(柳村典秀君) できるだけその意に沿いまして、これからも努力してまいります。 ○議長(黒沢明夫君) これをもって10番工藤勝則君の緊急質問を終結いたします。 次の準備の都合上、少々お待ち願います。 次に、3番桜井博義君の発言を許可いたします。ご登壇願います。 ◆3番(桜井博義君) 議長。 ○議長(黒沢明夫君) 3番桜井博義君。 ◆3番(桜井博義君) 議席番号3番、日本共産党の桜井博義でございます。それでは、私のほうからも緊急質問をさせていただきます。大分重なることがあると思いますけれども、よろしくお願いいたします。 今回の小学校の工事おくれについて、これは東日本大震災、これから4年になるわけですけれども、やはりこの影響もかなり大きいと。今非常に現地でも復興、復旧工事が盛んに行われております。こういったことで、資材高騰とか、あるいは人手不足、こういったことはもう一昨年あたりから叫ばれていたことと皆さんも承知していることと思います。さらに、加えて言いますと、今の安倍内閣の公共工事、これの拡大政策によって技術者や労働者、こういった方が不足し、資材の値上がり等で入札も成立しなくなると、こういう事態であって、そのことが当市においても実際起こったわけでございます。このようなことからも、当局においても当初から工事費が膨らむと、こういったことは設計段階で私は予測できていることと思います。そのことについて、改めてどのように認識されているのか伺います。 2つ目には、今後工事を引き延ばすことは、さらに資材や、また消費税のアップも予定されております。また、さらに限りないコストアップにつながるのではないかと考えますが、どのように捉えているのか伺います。 3つ目には、やはり何といっても子供の教育環境、この立場から考えますと、教室の校舎だけでも優先的に計画どおり工事を進めるなどして、ピーク時の子供の環境に対応すべきではないかと考えますが、伺います。 4つ目には、説明においては一般財源のめどが立たないと、そう言われておりましたが、校舎のグレードを一時下げるとか、あるいは他のさまざまな投資的経費もあると思いますが、そういったことの見直しなどをして、学校建設を進める上でどのように検討されたのか伺います。 以上でございます。 ◎教育委員長(佐藤恭孝君) 議長。 ○議長(黒沢明夫君) 佐藤教育委員長。 ◎教育委員長(佐藤恭孝君) 私からは、学校整備事業延期についてのご質問にお答えいたします。 初めに、建設資材等の高騰で工事費が膨らむことは当初の設計段階では考えていなかったのかについてでありますが、平成26年度当初予算で他市町村の事例等により建築資材、労務費等が高騰していることに関する情報収集を行い、計画策定時点の事業費総額約28億円を約33億円に増額し、計画を見直しておりました。その後、実施設計に着手いたしましたが、延べ床面積、仕様、品質等については標準的なものを基本として取り組みを進めてまいりました。しかし、実施設計が精査される時期に至ってさらなる高騰が続き、事業総額が約43億円となったものであります。 次に、消費税率アップにより工事をおくらせることはさらにコストの上昇につながることについてでありますが、消費税率の改定は避けて通れないところであり、また工事費の高騰についてもその可能性が考えられると認識しております。したがって、これらの社会経済動向等も踏まえ、財政部局とさらに連携を深め、新規財源の確保や設計の見直しも視野に入れながら一刻も早い着工、開校に向け、全力を傾注して取り組んでまいります。 次に、子供の教育環境の立場から、教室の校舎を優先的に進めるなどしてピーク時に対応する考えについてでありますが、校舎と体育館を年次的に分割して建設する手法については、現在進めている実施設計で面積の削減など総合的に計画した結果、校舎棟と体育館は一体的な整備を計画しており、建設工事を分割して行うことは難しいと考えております。また、仮に分割して建設した場合、仮設費用が相当額必要になるほか、体育館がない環境下で学校運営を行うことになり、教育上好ましい状況とは言えないものと思っております。 鵜飼小学校と滝沢小学校両校の合計の児童数のピークは、平成30年度の約1,900人と想定しております。開校延期による影響を最小限にするため、既存校の施設に対し創意工夫を盛り込み、児童の学習環境の確保に努めてまいります。 次に、グレードを下げることや他の投資的経費の見直しを行うなど、どのような検討をしたのかについてでありますが、滝沢中央小学校の実施設計は3月中旬を期限として、現在設計委託業者が作業を進めております。この実施設計に当たっては、住民協働の手法を活用し、市民の皆さんからのご意見をもとに進めてきており、範囲は関係自治会、PTA、学校関係者、さらには鵜飼小学校、滝沢小学校の児童によるワークショップを実施してまいりました。これらのご意見等を具現化するため、経済性に留意し、標準的な面積を上回らない規模とするとともに、過剰品質にならないよう設計委託業者と調整を行い、また補助金の活用について可能な限り採択を得られるように取り組んでおります。 今後は、実施設計がまとまり次第、財政部局とも連携し、さらに精査を行い、設計の手直しも含め工事費の圧縮について検討してまいります。また、他の投資的経費の見直しについては、経常経費も含めて予算全般の調整見直しに努めてきたところであります。 ◆3番(桜井博義君) 議長。 ○議長(黒沢明夫君) 3番桜井博義君。 ◆3番(桜井博義君) 再質問させていただきます。 まず初めに、当初設計段階、28億円から33億円に計画を見直したということは、26年度当初予算策定時期のちょうど今ごろかなと思っております。そして、その後見直しかけて1年経過しているわけですけれども、この1年間で見直しかけて、この見直しでいいと思って1年かけてやってきたと思いますけれども、その中で検討はされてきたのか、この1年間。その点について伺います。 ◎教育部長(遠藤正紀君) 議長。 ○議長(黒沢明夫君) 遠藤教育部長。 ◎教育部長(遠藤正紀君) まず、26年度当初段階におきまして、もう既に各地で資材の高騰等の状況にありましたので、その時点での単価の高騰、資材不足、労務単価等を参酌しながら事業費の総額を変更しておったところでございます。その後、基本設計も終了し、さらに実施設計に至りまして細部を詰めてまいったと。教育委員会としては、12月の当初予算要求に向けてその作業を行ってまいったわけであります。その状況の中で、数カ月単位で変化しておりまして、このような増額の事態になったというふうなことであります。その後におきましても、全体の予算編成の中で調整が可能かどうか、鋭意財政当局とは調整を行ってまいったわけでありますけれども、現下の厳しい情勢の中で当面予算編成についてはこれをなし得なかったという状況であります。 ◆3番(桜井博義君) 議長。 ○議長(黒沢明夫君) 3番桜井博義君。 ◆3番(桜井博義君) 当局の資料においても、沿岸地域の校舎新築工事が不落だったことが載っておりますけれども、こういったことを一つとってみても、ここは沿岸とは全く同列にはできないと思いますけれども、それにおいても7月、9月と、もう不落が続いているわけです。この時点でもかなりそういうことに対して認識できているものと私は考えますけれども、それもことしになってから中止を決定したと。それでも余りにも時間が、この時点でかなりの認識が本当はあってよかったのが、この時点ではまだそんなに認識されていなかったと私たちは考えますが、どうでしょうか。 ◎教育部長(遠藤正紀君) 議長。 ○議長(黒沢明夫君) 遠藤教育部長。 ◎教育部長(遠藤正紀君) これら沿岸部の不落の事例でありますとか、鋭意予算編成に向けて情報収集を行って、業者と調整を詰めて行ってまいったところでございます。この資料というか、7月にわかったわけではなくて、11月段階の最終的な予算要求の段階で、さらにこれら情報をもとに組み直しをしたという状況にございます。それで、見通しについては本当に例のない経済情勢でありますけれども、計画どおりの開校が延期になったということで、その点については本当に子供たちを思いますと大変申しわけなく思っているところであります。 ◆3番(桜井博義君) 議長。 ○議長(黒沢明夫君) 3番桜井博義君。 ◆3番(桜井博義君) 先ほども答弁で、責任とか、申しわけないと、そういう話はもちろん聞こえてくるわけですけれども、当然そういう気持ちがあるならば、やっぱりそれに応えるべきで、では次はどうしたらいいかと。例えば私も最初の質問でも言ったけれども、工事費の見直し、あるいは例えばグレードを下げるとか、たしか鉄骨とか、そういう重量物は高騰しているという話は伺っておりますけれども、他の資材はそんなに上がっていないのです。だから、上がっているものと上がっていないものがあると。だから、そういうときに余り上がっていない資材に組みかえるとか、やはりそういうふうな努力が何かされていないのかなと。全然そういうところが見えない。ただ、設計段階の必要な材料をそのまま積み重ねていくというふうな、今までの説明ですとそういうふうにとられるのですけれども、どうでしょうか。 ◎教育部長(遠藤正紀君) 議長。 ○議長(黒沢明夫君) 遠藤教育部長。 ◎教育部長(遠藤正紀君) 議員ご指摘のとおり、建設資材、特にコンクリート製品の値上がりが非常に大きいというようなこと、これは承知してございます。ただ、学校施設の基本的な考え方といたしまして、耐久度といいますか、震災等を考えましてRCづくり、コンクリートづくりというようなことで基本に考えているわけでございます。教育委員会といたしましても、基本的な構造部分は設計を堅持しながらも、外構工事でありますとか、面積の縮小でありますとか、あるいは教室の数、それら総合的に経費の節減を図っていきたいというふうに思ってございます。ただ、学校運営、あるいは避難所ともなり得る施設でございますので、基本的な部分については、やはりこれは当初の考えをそのまま堅持してまいりたいというふうに思ってございます。 それから、さまざまな内装材等につきましても、極力単価等を見きわめながら細部については努力してまいりたいというふうに考えています。 ◆3番(桜井博義君) 議長。 ○議長(黒沢明夫君) 3番桜井博義君。 ◆3番(桜井博義君) さまざま努力していきたいということですけれども、なかなかその努力が結果的には住民なりに見えていないと、そういうことの繰り返しだと思います。 1つは、子供のピーク時に間に合わないと、そういったことですので、先ほども言ったように教室をある程度先に確保するとか、そうしてでもそれに間に合わせるような努力、やっぱり一体工事だからできないというふうな、最初からもうそういうのを諦めているというか、どういうふうな方法があるのか模索することも私は必要だと思います。常に今までやってきた工事、成り行き、またそのままのレールを敷いて物事を進めていくのでなく、やっぱりそこら辺は世の中の情勢、社会情勢、そういったことを的確に判断して、それについてうまく対応していくと、それが一番求められていることなのですけれども、全くそういうことが見えないのですけれども、どうでしょうか。 ◎教育部長(遠藤正紀君) 議長。 ○議長(黒沢明夫君) 遠藤教育部長。 ◎教育部長(遠藤正紀君) 議員のご指摘、そのとおりだというふうに受けとめております。したがいまして、先ほど申し上げましたとおり、極力学校運営上、基本的に支障がない部分については抜本的に見直していきたいというふうに考えてございます。実施設計が3月中旬には一旦完成を見ますので、それを精査しながら改めて見直しする点、あるいは先送りする部分については検討してまいりたいというふうに考えております。 ◆3番(桜井博義君) 議長。 ○議長(黒沢明夫君) 3番桜井博義君。 ◆3番(桜井博義君) 同じことは二度と繰り返さないと思いますけれども、今後また設計段階、あるいはさっきも言ったように消費税とか、あるいはさらにまだまだ高騰する可能性は十分考えられると。その場合の対応も、きちんと今からやっぱり熟慮していかなければならないのではないかなと、私はそう思っております。 それで、さっき言った子供の教室だけでも先に工事して、もう教室ないところにぎゅうぎゅうすし詰めでなく、やはりそれだけでも余裕残して、きちんと設計どおりというか、期限どおりに工事だけは進めると。そのことを、答弁ですと全くそういうことはできないというような答弁ですけれども、子供たちからすれば、空き教室でもとにかく最初は特別なりがたくさん教室が今度はあくわけです。そういうようなところでいろんな利用の仕方、使い方も私は考えられるのではないかと。何でも体育館ができなければ授業できないという、それは全くできないわけではない、何年かするとまた体育館もできるわけですから、その点の考えではどうなのでしょうか。 ◎教育部長(遠藤正紀君) 議長。 ○議長(黒沢明夫君) 遠藤教育部長。 ◎教育部長(遠藤正紀君) やはり体育館も学校の運営を行う上で重要な部分でございます。したがいまして、先ほど来申し上げているとおり、基本となる部分は残しながらも、あるいは特別教室、多目的教室等見直しするべき部分については、十分これをしんしゃくしながら、なおかつ大幅な支障がない範囲でこれを見直していきたいというふうな考えは持ってございますので、議員のご指摘も踏まえながら努めてまいりたいというふうに思います。 ◆3番(桜井博義君) 議長。 ○議長(黒沢明夫君) 3番桜井博義君。 ◆3番(桜井博義君) これ以上は、今後先延ばしというか、おくらせることはないように、そこはもう十分わかっていると思いますけれども、その点をしっかりやってもらいたいと、そのように思っております。 それから、当初予算に一般財源の確保ができなかったと、8億円の確保ができなかったと、そういうことでしたけれども、やはりこれももう少し早く、きちんと手回しよく、早くそういうことを熟慮して進めていれば、これも新年度予算に間に合わせることも私は可能だったと思いますけれども、例えば資材が高騰しても、一般会計で予算を何とか確保するということも、もう少し早目にやっていれば、12月になってからでは、当然どこも無理だと思いますけれども、その点はどうなのでしょうか。 ◎企画総務部長(加賀谷建君) 議長。 ○議長(黒沢明夫君) 加賀谷企画総務部長。 ◎企画総務部長(加賀谷建君) 1つは、一般財源の総額がどう動くかという話なのですが、滝沢の一つの体力とすれば、100億円を切るぐらいの一般財源の総額であります。先ほどお話ししたとおり、予算の要求時点では既に23億円を超えていたと。それを17億円ぐらいまで縮めたということではありますが、学校の部分を含めながらの17億円という話なのですけれども、最終的には7億円まで削って、7億円は基金ということで、貯金を崩した形になっております。補助金とか、いわゆる借金である起債とかを考えなければ、一般財源でどう対処していくかという話になるわけですけれども、基金の積み立てについても平成21年あたりが13億円でございました。3年間ぐらいで結果的には7億円ぐらい、7億4,000万円ぐらい積んで21億円ということで、ただことしに関して言えば崩した分が戻せないで、最終的には17億円ぐらいの見込みを立てております。 来年の予算については7億円崩して10億円ということで、財政的には全体を見れば一般財源については非常に縮小してきていると。来年の予算を、極端なお話をすれば、予算で崩すと、もう既に非常に枯渇をしているという状態であるということをまずお話ししたいと思いますし、学校に関しては単年度だけではなくて継続の事業になりますので、2年間の財源を積み立てなければならないと。さらには、その後の運営、関連施設というものも踏まえた、学校だけのことを言えばそうなのですが、総合計画の中に示している27、28、29年度という中期の財政計画の中から見ると、非常にプライマリーバランスは崩れてきているという段階の中で、どこでどれだけぎりぎりの中で財源を調達するか。学校についてもそのとおりでございますので、何とかしたいためには、1つは市長も申し上げたとおり補助金を何とかアップをする、さらには全体の中で歳入の拡大、歳出の削減、これはもう聖域なく財政構造を変えていかなければならないというのが27年度あたりからスタートしようとしております。そういう中で財源を調達して、何とか、2年間かかるかどうかはあれですけれども、その中で一つの資金調達というふうには今考えております。 ◆3番(桜井博義君) 議長。 ○議長(黒沢明夫君) 3番桜井博義君。 ◆3番(桜井博義君) 最後にします。時間も最後ですけれども、先ほどそういうふうな予算段階と予算要求でかなり乖離があると、そういう話でしたけれども、私思うのは少し交付税がふえてきていますよね。三位一体改革のときは一番厳しい時代だったわけです。今になって、予算書を見ると交付税が少しずつふえてきたり、あるいは震災後さまざまな元気交付金とか、がんばる地域交付金とか、補正で上がってきたり、そういったこともあって、当局もちょっと予算の立て方が甘くなってきているのではないかと。もとに戻って、そういう乖離があるというほうが本当はおかしいのであって、予算の立て方にやっぱり問題がある。少しでも懐がよくなると、ちょっと多目に予算要求したいというのが、それは誰でも同じ気持ちなのです。厳しくなれば、これはこんなに要求したってもう無理だ、通らないということになって諦めるのですから、そういう点で少しちょっとひもが緩んできているのではないかなと思いますけれども、その点伺って終わります。 ◎企画総務部長(加賀谷建君) 議長。 ○議長(黒沢明夫君) 加賀谷企画総務部長。 ◎企画総務部長(加賀谷建君) 確かにこの2年間ぐらいでは、経済対策ということで補正の財源が出たわけであります。これは、基本的には老朽化している施設を今後延命化するための財源に使わせていただいておりますし、今もそういう形で運用しております。そのほかにも、防災、減災という非常に有利な起債を使って事業をしているということで、確かに一定の額は来たので、いわゆる投資的経費は伸びたかと思いますけれども、決してそういうことではなくて、扶助費もどんどん伸びてきているという中で、ぎりぎりの中で予算は組み立てていると、そういう状況でございます。 ○議長(黒沢明夫君) これをもって3番桜井博義君の緊急質問を終結いたします。 15時20分まで休憩いたします。            休憩(午後 3時04分)                                                    再開(午後 3時18分) ○議長(黒沢明夫君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。 次に、13番武田哲君の発言を許可いたします。ご登壇願います。 ◆13番(武田哲君) 議長。 ○議長(黒沢明夫君) 13番武田哲君。 ◆13番(武田哲君) 議席番号13番、しののめ会の武田哲です。それでは、緊急質問をさせていただきます。 今回の滝沢中央小学校建設延期が最大2年ということですが、鵜飼小学校、滝沢小学校に通う児童、そして保護者、地域住民、市民にとってとても大きなショックであったと思います。できる最大の努力をしなければなりませんし、また何かの時点では決断しなければならないときもあると思います。そこで、何点か伺います。 1、延期について説明がありましたが、予算措置できないことがわかった時点で設計変更などの対案を準備できなかった理由を伺います。 2、開校により児童が別々の学校に通うことになるのですが、学校生活の中でそれに向けて準備をしてきたと思います。建設延期が子供たちに与える影響と今後の取り組み方について伺います。 3、建設費の増大はさまざまな要因がはらんでのことだと思われますが、建設中止も視野に入れて取り組む考えがあるかについて伺います。 ◎市長(柳村典秀君) 議長。 ○議長(黒沢明夫君) 柳村市長。
    ◎市長(柳村典秀君) 武田哲議員のご質問にお答えいたします。 建設中止も視野に入れて取り組む考えがあるかについてのご質問にお答えいたします。まず、滝沢中央小学校の建設の中止については考えておりません。 今後の子供たちの教育環境を整備していくことは重要なことであり、滝沢中央小学校整備に係る国庫補助金見直し、増額への要望活動を初め起債等の特定財源導入の可能性、また設計内容の見直し、さらには単独事業費の見直し調整を含めて建設の実現に向けて最大限取り組んでまいります。 ◎教育委員長(佐藤恭孝君) 議長。 ○議長(黒沢明夫君) 佐藤教育委員長。 ◎教育委員長(佐藤恭孝君) 私からは、滝沢中央小学校の建設延期についてのご質問にお答えいたします。 初めに、設計変更などの対案を準備できなかった理由についてでありますが、教育委員会といたしましては、鵜飼小学校と滝沢小学校に通う児童の教育環境を第一に考え、住民の皆さんからワークショップ等でいただいた意見等が反映されるよう努めたところでありますが、設計に当たっては標準的なグレード、仕様を基本として取り組みを進めてまいりました。 今回の実施設計については、現在作業中であり、3月中旬をもって完了し、詳細な設計額が明らかになりますが、平成27年度当初予算編成では設計委託業者による概算額で計上したものであります。 工事費の低減を図る方策といたしましては、校舎本体、体育館、プール等の規模、仕様については必要、適切なものと考えておりましたことから、これら本体工事の変更を行うことなく外構工事や附帯工事の建設を年次的に変更し、歳出の平準化に努めること等を想定しておりましたが、市財政の状況、概算額の高騰状況から、また設計変更については詳細な設計額が明らかになっておらない段階であったこと、変更内容によっては相当の時間を要することから、建設スケジュールの変更に至ったものであります。 次に、建設の延期が与える影響と今後の取り組み方についてでありますが、開校に向けた準備については、昨年10月に開催した第8回の新設小学校整備委員会で具体的な開校準備を進めるためのワーキンググループを設置することを決定いたしました。ワーキンググループは、教育班、PTA班、住民協働班の3つの班により開校へ向けた具体的な準備をすることとし、今年度中に構成員が集まり、協議事項の確認や開校までのスケジュールを確認した上で作業に取りかかる予定でありました。 教育班は、鵜飼小学校、滝沢小学校の両校の教職員で構成し、開校までの2年間で滝沢中央小学校の学校運営に必要な事項について、PTA班は教職員、PTA会員で構成し、PTAの組織運営について、住民協働班は児童の安全対策や施設開放などについて、それぞれ協議する予定としておりました。 また、滝沢中央小学校学区の児童を対象に、新しい小学校ができるという意識の醸成も含め、校舎設計のためのワークショップを昨年の7月に開催いたしました。現在の小学校1年生から3年生までの児童や保護者の皆さんには、平成29年度からは滝沢中央小学校に通うことを前提として説明していたため、建設延期を落胆する方が多数いることは認識しております。教育委員会といたしましては、開校スケジュールに合わせて鵜飼小学校、滝沢小学校の子供会同士の交流を深めるなど、万全の準備で臨みたいと考えております。 一方、施設面においては、今までも多目的スペースや特別教室等を普通教室へ転用するなどして学級増へ対応してきたところであり、子供たちには不便をかけている点はあるかと思いますが、開校延期となった期間につきましても、学校運営に支障が出ないよう既存校の施設に対し、創意工夫を盛り込んで児童の学習環境を確保してまいりたいと考えております。 ◆13番(武田哲君) 議長。 ○議長(黒沢明夫君) 13番武田哲君。 ◆13番(武田哲君) それでは、再質問させていただきます。 鵜飼小学校、滝沢小学校で今現在子供たちはふえている状況の中で、どのように教室を割り当てられ、そして答弁の中でも特別教室などないということでしたけれども、その辺の対策はどのようにとられているのか伺います。 ◎教育部長(遠藤正紀君) 議長。 ○議長(黒沢明夫君) 遠藤教育部長。 ◎教育部長(遠藤正紀君) 滝沢小、鵜飼小でございますが、現在校舎の狭隘化によりまして、普通教室の不足を生じてございます。そのために、多目的教室、多目的スペース等を活用しながら、現在対応しているというふうな状況にございます。 それで、特に今回の延期に伴いまして、滝沢小についてはさらに1教室が影響を与えるというようなことで、今後学校運営全体の中で調整を図っていかなければならないというふうに考えているところであります。 ◆13番(武田哲君) 議長。 ○議長(黒沢明夫君) 13番武田哲君。 ◆13番(武田哲君) それでは、鵜飼小学校は全体的に十分足りているという考えでしょうか、伺います。 ◎教育部長(遠藤正紀君) 議長。 ○議長(黒沢明夫君) 遠藤教育部長。 ◎教育部長(遠藤正紀君) 鵜飼小学校につきましても特別教室の転用を行っておりまして、今回の開校の延期による影響はないものと、その間の学級の増はないというふうに推計しております。 ◆13番(武田哲君) 議長。 ○議長(黒沢明夫君) 13番武田哲君。 ◆13番(武田哲君) 特別教室、それがないことによって考えられる影響について、まず伺います。 ◎教育部長(遠藤正紀君) 議長。 ○議長(黒沢明夫君) 遠藤教育部長。 ◎教育部長(遠藤正紀君) 支障がないと言えば、当然これは問題なわけでありますけれども、特に鵜飼小については音楽室の部分を転用しておりまして、第1、第2とありまして、1つは残したというふうな状況でございます。それから、視聴覚室等も既に転用しておりますけれども、これは会議室との併用をしながら現在行っている状況でございます。 滝沢小については、特に増嵩が著しいことから、教育委員会としても2教室は増築を行ったところであります。その後、さらに増嵩する部分については、多目的スペースの転用ということで、この部分については学校運営全体の中で、多目的スペースの状況については問題なわけですけれども、全ての多目的スペースを失ったわけではございませんので、階は異なりますけれども、現在その運用をやりくりしながら対応しているというふうな状況であります。 ◆13番(武田哲君) 議長。 ○議長(黒沢明夫君) 13番武田哲君。 ◆13番(武田哲君) 鵜飼小学校は、マーチングなどで数々の賞をいただいています。そうした中で、子供たちがどんな状況でふだん練習しているのか、そしてこれまで子供たちが一生懸命練習してきている中で、やはりきちんとした教育環境というのが整えられなくなっていくのではないかなと、教室が減っていくことによって。そして、練習場所も減っていくと。そうしたときに、どのような対策を考えられているのか伺います。 ◎教育部長(遠藤正紀君) 議長。 ○議長(黒沢明夫君) 遠藤教育部長。 ◎教育部長(遠藤正紀君) 鵜飼小のブラスバンドは、大変好成績を上げているわけでございます。教育委員会としても、楽器の充実等については努めておったわけでありますが、やっぱり全体の学校の施設の中で調整しながら、各教職員の尽力もありまして行われているというふうな状況にあります。 ◆13番(武田哲君) 議長。 ○議長(黒沢明夫君) 13番武田哲君。 ◆13番(武田哲君) 子供たちにとって、やはり人数が多い中で、そして本当にきちんと一人一人に、今現在もさまざまな問題が起こっている中で、子供たちの心のひだに寄り添った教育をしていかなければならないと。また、特別教室もないと。そして、子供たちがふだん頑張っている、日々頑張っている努力に対して報われるような環境を与えることができないと。そして、多目的スペースもなくなっていくと。そうした中で、今一生懸命毎日通いながらさまざまな関係性をつくっている子供たちに対して、例えば先生方の人数をふやすとか、延びる間どんなふうなことを考えられて、これから対策を打っていくのか、その点について伺います。 ◎教育長(熊谷雅英君) 議長。 ○議長(黒沢明夫君) 熊谷教育長。 ◎教育長(熊谷雅英君) 議員お話しのとおり、先ほども答弁にありましたが、やはり鵜飼小学校においては多目的ホールを教室にかえるというふうなこと、それから音楽室を2つを1つにかえるということで進めておりまして、決していい環境ではないというふうに思っておりますが、学校では狭いといいますか、そういう与えられた環境の中でも一生懸命工夫をしてやっているということでございます。 なお、教員の配置につきましても、今お話がありましたように鵜飼小学校には加配教員といいまして、県内でも一番多く加配の教員を配置していただいているところでございます。そういう中で、一人一人をできるだけ見るようにしておりますし、市といたしましても特別支援員を4名配置するなどして対応をしているところでございます。 ◆13番(武田哲君) 議長。 ○議長(黒沢明夫君) 13番武田哲君。 ◆13番(武田哲君) それでは、滝沢小学校の先生方の配置の増減はいかがでしょうか。 ◎教育長(熊谷雅英君) 議長。 ○議長(黒沢明夫君) 熊谷教育長。 ◎教育長(熊谷雅英君) 滝沢小学校についても鵜飼小学校と同様でございまして、ご存じのように鵜飼小学校は967名、それから滝沢小学校は896名と、県内で第1位と第2番目の児童数の多い学校であります。そういうことからして、滝沢小学校においても同様の配置をして、子供たちの教育に当たっているというところでございます。 ◆13番(武田哲君) 議長。 ○議長(黒沢明夫君) 13番武田哲君。 ◆13番(武田哲君) いずれにしても、本当に子供たちに教育を与える環境として万全でないことは確かなわけです。その中で、教職員も加配してやっていると言いますけれども、ふだん生活する中で子供たちがお互いのコミュニケーションをとりながら、またさまざまな学力の子供たちもいる中で、本当にきちんとした教育環境と言えるかどうかというところにとても不安があります。そうした中で、子供たちはこれまで中央小学校予定どおりの開校に向けて、さまざまなお互いのコミュニケーションをとってきたはずなのです。それをゼロに戻して、そしてまたやっていかなければならないと。子供たちがこれから互いに培ってきた関係性、それを今後どのように修復させていく予定なのか伺います。 ◎教育長(熊谷雅英君) 議長。 ○議長(黒沢明夫君) 熊谷教育長。 ◎教育長(熊谷雅英君) このたびの中央小学校の開校の延期につきましては、転入学を楽しみにしていた子供たちにとりましては、本当に申しわけなく思っているところでございます。特にも開校時に最上級生となる6年生、現在の小学校3年生でありますが、一度も新しい学校に行くことがなくなるということで、悲しい思いをしているというふうに捉えているところでございます。 なお、この滝沢小学校、鵜飼小学校、両校がこの後一緒になって学校生活を送るということになるわけでありますので、開校前には両校の連携のあり方にも力を入れてまいりたいと。特にも小中連携とか言いますが、ここの場合には小小連携ということにも力を入れてまいりたいと。特にも例えば両校の児童会の役員の交流をするなどして、開校後に心を一つして4月スタートが切れるような、そういうふうなことにも配慮してまいりたいというふうに思いますし、それから別れるということも来るわけでありまして、その際には笑顔で気持ちよくお別れして、新しい学校でお互い頑張ろうというふうな気持ちになるよう、学校長やPTA、それから地域と話し合って、そしてそういうお別れ会の企画なども考えていかなければならないなというふうに思っているところでございます。 ◆13番(武田哲君) 議長。 ○議長(黒沢明夫君) 13番武田哲君。 ◆13番(武田哲君) いずれにしても、やはり今回の延期で一番傷ついたのは子供たちだと思います。それに向けて互いに準備し、そして子供会、いずれ別れる友だということで、いろんなことを準備してきたはずです。学校でも、校長先生方に聞くと、それに向けての準備はこれまでも万端にしていたと。しかし、それをもう一度つくり上げなければならないと。やはりそういった計画がどんどんおくれていくし、子供たちに与える影響、そしてワークショップ、さまざま取り組んできた地域住民、PTAの方々に与える影響というのは、もう2度目の延期ですので、やはり不信感しか生まれてこないと。不信感を払拭するためにも、大変な努力が必要だと思います。ぜひ頑張ってもらいたいと思います。その点もお答えいただきながら、また子供たちが本当に今正常な状態で学校生活を送れている状況にないと思います。それで、以前にもこの小学校の建設に当たって、月が丘小学校を買ってやってみたらどうかということで提案したこともございました。その中で、前回の説明のときにも中央小学校と、それから月が丘小学校というのは、位置はかなり近いです。学区の編成というものをきちんと考えていくべきではないかなと思っております。それで、今現在、これから月が丘小学校購入というのはもっと大変な事態になると思うので、いずれ学区の編成の中で月が丘小学校に通う子供たちをつくるとか、それからあと滝沢小学校にバスで通っている子供たち、それを学区の編成を見直して滝沢第二小学校、あるいは東小学校に子供たちを入れるとか、そういったことも考えていかなければならないと思います。やはり広い空間の中でゆったりと、子供たちに教育の環境を与えなければならないと思っております。 ちなみに、月が丘小学校では、平成21年度まで約500名いました。それがどんどん減りまして、平成32年度には300人になっていくと、そういった状況も報告されている中で、互いにもう隣接した市ですから、お互いにその辺のやりくりをしながら考えるということも必要ではないかなと。 あるいは、篠木小学校も人数がこの後減っていく予定です。そして、バスで通学させながら、広い空間の中でゆったりと、子供たちに目が行く中で教育環境を整えていくということは考えられないか伺います。 ◎教育長(熊谷雅英君) 議長。 ○議長(黒沢明夫君) 熊谷教育長。 ◎教育長(熊谷雅英君) 最初の部分についてでございますが、どのようにフォローしていくかについて、子供たちのこれまでの積み上げてきたものについてフォローしていくかについては、今後学校長とも相談しながら進めてまいりたいというふうに思っております。いずれにいたしましても、教育委員会といたしましては滝沢中央小学校の建設を一日も早く行うという気持ちで努力していきたいというふうに思っております。 ◆13番(武田哲君) 議長。 ○議長(黒沢明夫君) 13番武田哲君。 ◆13番(武田哲君) それでは、あすみ野団地から通っている子供たち、今現在何名いて、そしてそのために現在かかっている費用について伺います。 ◎教育部長(遠藤正紀君) 議長。 ○議長(黒沢明夫君) 遠藤教育部長。 ◎教育部長(遠藤正紀君) 非常に線引きが距離によって微妙な差はあるわけですけれども、現在バス通学補助の対象として捉えているあすみ野地区の人数につきましては247人、金額にいたしまして780万円余となっております。 ◆13番(武田哲君) 議長。 ○議長(黒沢明夫君) 13番武田哲君。 ◆13番(武田哲君) それでは、247名、これが滝沢第二小学校、それから東小学校、いずれ人数の変遷は、この後もずっと全教室使うような予定になっているのでしょうか、伺います。 ◎教育部長(遠藤正紀君) 議長。 ○議長(黒沢明夫君) 遠藤教育部長。 ◎教育部長(遠藤正紀君) 学区の見直しにつきましては、まず教育委員会としては地域コミュニティの枠の中で、地域ぐるみでこれを育成していくと、地域に育まれる学校づくりというふうなことを基本に考えているわけでありまして、人数合わせで、バスで川前地区といいますか、東小とか、第二小とか、現在検討している状況にはございません。ただ、抜本的に、中長期的には現在文部科学省から60年ぶりの改定、統廃合の手引きの中で、これまでは徒歩による通学を基本としておったわけでありますけれども、交通手段の発達等によりまして、時間の観念から、学区についても鋭意適切に見直しを図ってはどうかというふうな指針示されております。ですから、今回の滝沢中央小とは関連しないわけですけれども、全市のあり方については、今後検討しなければならない課題というふうに考えております。 月が丘小の問題もありますけれども、これは一種異例の形態だと思っております。本市に盛岡市の学校があるということで、それでどうしても発足時におきまして、隣接地域から鵜飼小に来るよりは、距離的には当然近いわけですので、特例をもって、一種の盛岡市との契約行為の中で現在入れているわけでございまして、やはり本市としては本市の教育方針のもとにこれを教育していくと、そしてそれが本市の中学校に進級していくのだというふうな基本的な考え方を持っております。さらに、鵜飼小、滝沢小の今回の分割につきましては、今後ピークを過ぎますと若干減少していくわけですけれども、文部科学省が示しております標準学級数、本当に望ましい学校規模、18学級に3校がほぼ並んでいくというようなことで、最もこの地区に望ましい形態ではないのかなというふうに考えておりまして、教育委員会としては開校が延期になったわけでありますけれども、早期の中央小の開校に向けて取り組んでまいりたいというふうに考えているところであります。 ◆13番(武田哲君) 議長。 ○議長(黒沢明夫君) 13番武田哲君。 ◆13番(武田哲君) それでは、今回中央小学校の延期によって、他の小学校もいずれ改築を迎えるところが出てくると思います。そのときに、予算措置、そういったところで焦げつきが出ないか、本当に市内の子供たち全員に同じような教育環境を与えることができるか、その財政の見通しについて伺います。 ◎企画総務部長(加賀谷建君) 議長。 ○議長(黒沢明夫君) 加賀谷企画総務部長。 ◎企画総務部長(加賀谷建君) 公共施設の学校が占める割合というのは、大体6割ぐらいございます。その中でも少しずつ手を入れている、耐震化を初め今度天井の関係の耐震ということで、少しずつ手を入れているのですが、今つくっております公共施設の保全計画を踏まえながら、総合管理計画ということで、インフラも含んだ形で、この額についてはやはり相当額、道路、管の部分、あとは箱物というものについては、できるだけ延命化をするという中で、少しずつ手を入れていかないと、完全に壊れてからにすると建て直さなければならないということになると莫大な額がかかりますので、これも一つの計画の中で、財政の中に落とし込んでやらなければなりませんが、今やっている予算の中ではなかなかそこが生まれてこないので、ここ2年ぐらいは経済対策の中で幾つか前倒しでやらせていただいたというのが実態でございます。 ◆13番(武田哲君) 議長。 ○議長(黒沢明夫君) 13番武田哲君。 ◆13番(武田哲君) いずれにしましても、今回のことを何としてもやりたいという気持ちはわかるのですけれども、市内全域の子供たち、そして住民のことを第一に考えてやらなければならないことが多々あると思います。本当にやりたいと、建ててあげたいと。だけれども、全体に与えられなければ、どこかで決断しなければならないときが来るのではないかなと思っております。そういったことも含めて、最後に意気込みを伺っておしまいにします。 ◎教育部長(遠藤正紀君) 議長。 ○議長(黒沢明夫君) 遠藤教育部長。 ◎教育部長(遠藤正紀君) 今回の件につきましては、繰り延べというようなことで、大変ざんきの念にたえないところであります。今後努力を傾注し、開校を幾らでも早めるように全力を尽くしてまいる所存であります。 ○議長(黒沢明夫君) これをもって13番武田哲君の緊急質問を終結いたします。 暫時休憩いたします。            休憩(午後 3時47分)                                                    再開(午後 3時48分) ○議長(黒沢明夫君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。 次に、8番高橋盛佳君の発言を許可いたします。ご登壇願います。 ◆8番(高橋盛佳君) 議長。 ○議長(黒沢明夫君) 8番高橋盛佳君。 ◆8番(高橋盛佳君) 議席番号8番、新志会の高橋盛佳でございます。通告に従いまして、4点について質問させていただきます。 第1点目は、このたびの滝沢市立中央小学校の建設が当初予算に盛り込めなかった一番の要因は何であったか、改めて伺いたいと思います。 2つ目、建設が最大2年遅延する、延期すると説明されていますが、その根拠及び今後遅延期間が短縮される条件と、その対策や取り組みについて伺います。 3つ目、今回のような事態に至ったことに対する当該学区の住民への説明はどなたがどのような形でなされているのか、あるいはなされたのか、あるいはなされるのか伺います。 最後に4つ目として、今回のような事態に至ったことに対する責任を教育委員長並びに市長はどのようにとられるお考えを持っているか伺いたいと思います。よろしくお願いします。 ◎市長(柳村典秀君) 議長。 ○議長(黒沢明夫君) 柳村市長。 ◎市長(柳村典秀君) 高橋盛佳議員のご質問にお答えいたします。 初めに、滝沢中央小学校の建設費を当初予算に盛り込むことができなかった要因についてのご質問にお答えいたします。平成27年度当初予算案に滝沢中央小学校建設に係る予算を計上することができなかった最大の要因についてでありますが、平成26年度当初の段階で予定していた平成24年度から28年度までに係る整備事業費の総額33億6,000万円が、工事費等の高騰により概算事業費が43億6,000万円と約10億円増加し、うち一般財源については4億4,000万円から9億4,000万円と約5億円増加する見込みとなりました。 なお、平成27年度から28年度までの今後2年間での建設予定事業費で見ると、26億9,000万円から38億4,000万円となり、約11億5,000万円の増、一般財源については2億6,000万円から8億1,000万円で、約5億5,000万円増加し、今後2年間での一般財源は約8億1,000万円必要となることを確認いたしました。 予算編成は単年度ごとの編成となりますが、小学校本体の建設事業については国庫補助金を伴い、2年間での継続事業となることから、工事に着手した場合、途中での工事の延期や中断は極めて困難となります。 なお、小学校本体の建設面積の検討や単独事業の抽出、さらには特定財源導入の可能性も含め検討し、一般財源を圧縮する努力をいたしましたが、概算事業費での試算や短期間内で確たる判断を導き出すまでには至らず、各部局とも歳出削減の努力を重ねたところでありますが、平成27年度当初予算編成全体における状況や今後の状況を見込んだ場合、算出された概算事業費とこれに係る財源のままでは当初予算に計上することは困難と判断し、整備スケジュールを変更することといたしたものであります。 次に、今後の建設に係る対策と取り組みについてでありますが、滝沢中央小学校建設に係る実施設計書が3月中旬に設計事業者から納品される予定であります。これをもとに建設設計内容の見直しや単独事業の取り扱い、また国庫補助金に対する要望の活動を含めた特定財源導入の可能性を見出すために時間を要すること、さらには平成27年度に自主財源の拡大策と歳出に係る見直しを検討することとしておりますが、その状況を見通していく必要があるため、スケジュールの変更をお願いすることといたしたものであります。 今回このような事態に至ったことに対する当該学区の住民への説明についてでありますが、今回の事案に関する説明会を2回予定しており、1回目は昨日3月3日の午後6時30分から公民館ホールで開催いたしました。建設を所管する教育委員会から教育長と事務局職員、私と財政担当部局の職員が出席し、説明したところであります。また、2回目についても同様の内容で3月5日午後6時30分から同会場で予定しているところであります。 次に、今回のような事態に至ったことに対する責任についてでありますが、滝沢中央小学校の建設を平成27年度当初予算案に盛り込むことができなかったことについては、重く受けとめております。滝沢中央小学校をできるだけ早く開校することが私に課せられた使命と考えており、建設に関し最大限の努力を払ってまいります。 ◎教育委員長(佐藤恭孝君) 議長。 ○議長(黒沢明夫君) 佐藤教育委員長。 ◎教育委員長(佐藤恭孝君) 私からは、当該学区の住民への説明についてのご質問にお答えいたします。 このたびの滝沢中央小学校整備事業スケジュール変更に係る住民への説明については、昨日第1回目の住民説明会を開催したところであり、市長初め財政担当職員と教育長以下教育委員会事務局職員が出席し、整備スケジュール変更の理由と今後の方策について説明したところであります。 なお、同様の説明会をあす5日にも開催することとしております。 次に、建設が遅延となったことに対する責任についてでありますが、鵜飼小学校と滝沢小学校の大規模化を解消するため事業を推進してきたところでありますが、やむを得ず今回のスケジュール変更に至ったことは痛恨のきわみであります。今後一日も早い開校を目指し、鋭意努力してまいります。 ◆8番(高橋盛佳君) 議長。 ○議長(黒沢明夫君) 8番高橋盛佳君。 ◆8番(高橋盛佳君) それでは、幾つか再質問をさせていただきます。 これまで当初予算に盛り込めなかった要因というのは、先ほど来3人の方々の質問の中にもいろいろあって、ほぼその状況については出尽くしたかと思いますが、それでは今回足りなかった分含めてどれだけの予算といいますか、お金をいつごろまでに準備しようとされているのか、その辺のところの考え方はどうなっているのかお聞きしたいと思います。 ◎企画総務部長(加賀谷建君) 議長。 ○議長(黒沢明夫君) 加賀谷企画総務部長。 ◎企画総務部長(加賀谷建君) 今概算の中で出ている数字は、10億円という話が出ております。基本的には、一般財源の中でどうするかという話が先ほど答弁ありましたが、当然当初の中では2億6,000万円だったわけですが、それが8億1,000万円になったと。5億5,000万円の財源を、今のところ最大2年間というお話ですが、それを基金化するというのが1つあろうかと思いますが、これも極めて難しい数字だろうというふうには思っておりますが、幾らでもそこは積み立てをしていきたいというのが1つですし、あとは起債の部分として、今26億円ぐらいの借金をするのですが、これを後年度の方々が支払うわけですけれども、どのレベルまで借金できるかというのは一つ計算をしてみなければならないだろうというふうには思っております。これについては、学校の起債の関係がありますが、別の有利な起債が借りられないのかというふうな部分も含めて、一般財源を超えている部分については、そちらのほうの財源しかないだろうというふうに思っています。 あともう一つは、答弁にもありましたとおり、補助金そのものをある程度見ていただくと。実勢の価格に近い形で国のほうで見ていただけるというふうなところのめどが立てば、そういうところで財源を見出していきたいと。いずれにしても、3月の中旬ぐらいに設計の単価が出てくるというふうなことがありますので、その額を見きわめながら全体の財源については調達をしていきたいというふうには思っています。 ◆8番(高橋盛佳君) 議長。 ○議長(黒沢明夫君) 8番高橋盛佳君。 ◆8番(高橋盛佳君) 国のほうの補助や何かの単価が変わったり、そういうようなことになれば一番いいわけですが、これは全国的な問題なわけで、当市だけの問題ではないと思うのですが、そういったことについて全国的に今高騰して大変だと、あちこちで入札もできなくなっているというような不調いろいろ出ていましたが、そういうことを含めて全国的なそういう声といいますか、連携というか、国に対するそういう働きかけというような動きはあるのでしょうか、市長会等々で。いかがですか。 ◎市長(柳村典秀君) 議長。 ○議長(黒沢明夫君) 柳村市長。 ◎市長(柳村典秀君) 建設費の高騰ということでは、学校に限らず全体的なこととしてありまして、そのことについては市長会を通じて要望等をしております。今回のことについては、26年度の基準単価というのが平米当たり16万円であります。その半分である8万円が補助金として入ってまいります。これが、27年度の予定では16万5,900円という数字が出ております。また、一方では追加交付ということがなされております。これが他の例では2万円、16万円プラス2万円という交付されたところがあります。そういったことからすると、私たちとすれば、1つは基準単価の部分の見直し、そしてさらには追加交付についてのお願いという形で今後進んでいきたいというふうに思っております。 ◆8番(高橋盛佳君) 議長。
    ○議長(黒沢明夫君) 8番高橋盛佳君。 ◆8番(高橋盛佳君) そういうふうな見通しがうまく立てばいいのですが、そういうことを市長としての努力するルートといいますか、あるいは手だてというのは何かお持ちになっているか、あるいは具体的に既に動いているのであれば、細かなことは別にしましても、何かそういう手応えというのがあってのご答弁でしょうか、いかがですか。 ◎市長(柳村典秀君) 議長。 ○議長(黒沢明夫君) 柳村市長。 ◎市長(柳村典秀君) これまでも政府に対する陳情等には、鈴木俊一衆議院議員を通して動いておりました。そういったことからすれば、あす行く予定になっておりまして、文科省に鈴木俊一事務所の秘書の方に同行していただいて、そこを歩くという予定にしておりましたし、これは1回行ったからいいというものではなくて、今後概算要求の時期である7月とか、あるいは予算が決定する11月から12月にかけてとか、そういう形で何度も陳情することによって、来年度に予算をできるだけ補助金として多く配分してもらうような、そういう動きをしていきたいと思っておりますし、またあわせて県内選出の国会議員のところに全て回ろうというふうに考えておりました。多方面からそういったことで動いていただくことによって、声を出していただくことで、こういう実情だということを訴えていきたいというふうに思っておりました。 ◆8番(高橋盛佳君) 議長。 ○議長(黒沢明夫君) 8番高橋盛佳君。 ◆8番(高橋盛佳君) ただいま具体的な市長の動きが見えて、その点については非常に感謝したいなと思います。あす早速また行かれるということでありますので、よろしくお願いしたいと思います。与党だけではなくて野党も、そしてまた特に文教委員になっている先生方がおられれば、そういう中でぜひ他県との連携も図りながらやっていただくとか、また岩手県の選挙区でなくても、岩手県出身の議員の方々もおられるわけですので、広く動いていただければというふうに思います。 さて次に、そういうようなことで動かれるわけですが、結局のところ今年度中の活動、そして来年度予算ということになるのでしょうか。その点、全員協議会のときには、何か補正予算でもというような話もちょっとあるように受けとめたりもしたのですが、こうやって今のお話を聞くと、結局は年度内に、来年の予算編成に向けていわば金策をしなければならないと、こういう状況だというふうに理解してよろしいのでしょうか。 ◎市長(柳村典秀君) 議長。 ○議長(黒沢明夫君) 柳村市長。 ◎市長(柳村典秀君) 全協の際には、見通しがついたらという、そうしたらそのときには補正対応も考えたいという話を申し上げましたが、これまで検討している中で、早くて28年度の予算ということになろうかと思っていました。それに向かってということで、政府の関係、あるいはこれからの設計見直し、そういったのも含めて考えていったときに、どうしてもそのぐらいの時間になってしまうのではないかなと。そして、やはり同じように来年の1月ごろになって、予算に盛り込めるかどうかという話が再び起こるのではないかなと。そうならないように、何とかまず財源等も考えながら、また他の予算との絡みがあって、それらを相当圧縮していかないと、この学校建設というのが非常に難しいということもあります。それらを1年かけて何とか実現できるように進めていきたいというふうに思っております。 ◆8番(高橋盛佳君) 議長。 ○議長(黒沢明夫君) 8番高橋盛佳君。 ◆8番(高橋盛佳君) それで、時期的なものがようやくはっきり見えてきたのかなと思うわけです。そうしますと、仮に28年度、来年度の予算にそれが首尾よく盛れたとすれば、1年間の建設時間で29年4月開校ということはできるというふうな見通しでしょうか、それともさらにまた延びるのでしょうか。 ◎市長(柳村典秀君) 議長。 ○議長(黒沢明夫君) 柳村市長。 ◎市長(柳村典秀君) 私が申し上げましたのは、来年度、28年度に予算に盛り込めれば、28、29年度の工事でありますので、開校は30年4月ということになります。 ◆8番(高橋盛佳君) 議長。 ○議長(黒沢明夫君) 8番高橋盛佳君。 ◆8番(高橋盛佳君) そうしますと、本当に住民、特に学区の住民の方々にとっては、2年ではなくて3年なわけですね、当初から見れば。大変長い期間が延ばされるということで、相当に怒っておられると、あるいは残念に思っておられると思いますが、昨日行われた説明会ですが、その中ではされたということだけで、どれだけの方々か人数はわかりません。人数、そしてどんな反応があったのかご紹介いただきたいと思います。 ◎教育部長(遠藤正紀君) 議長。 ○議長(黒沢明夫君) 遠藤教育部長。 ◎教育部長(遠藤正紀君) 地域、PTAを対象に2回計画しておりまして、1回目は昨晩行ったところでございます。出席者は、約30名というふうな状況でありました。主な意見としては、今回財源確保が困難な理由として、特にやはり国の補助単価の乖離があるというようなことで、見直しが本当にできて、財源が確保できるのか心配だという声もありました。それから、大きな問題として、少子化がさらに進んでいく場合に、ピーク時もずれ込むことから、本当に学校建設そのものが必要性があるのか、検討してはどうかという意見もございました。 それから、もう一つには、やはりこれは保護者の方でございますけれども、延期に伴って非常に落胆しているというふうな感想と、さらにその間に至るまで既設校、いわゆる鵜飼小と滝沢小でございますけれども、プレハブ教室等の設置をできないのかというふうなご質問もございました。これに対しましては、プレハブ教室と申しましても、恒久的な施設と現在何ら変わりないわけでございまして、その建設費等二重の負担になるというような部分もございます。現在当面不足するのは1教室と見込んでおりまして、これまでも鵜飼小については駐車場の借り上げ、あるいは滝沢小についても2学級の増設を行っておりまして、それらの上で学校内での調整で対応してまいりたいというようなお答えをさせていただきました。 それから、今回の見直しに伴って、地域への一定の施策、還元策といいますか、何かそういうふうな施策もとってほしいというような声もありまして、これについては現在グラウンド整備は来年度当初予算に盛り込んでおりますので、一定部分運動といいますか、スポーツに活用できないのか、そこについては取り組んでいきたいというような答弁をさせていただいたところでございます。さまざまな意見がありましたが、主なものとしてはそういう状況でございました。 ◆8番(高橋盛佳君) 議長。 ○議長(黒沢明夫君) 8番高橋盛佳君。 ◆8番(高橋盛佳君) あすもまた開かれるようでありますが、同じようなことがやっぱり出されるのだろうというふうに思います。そういうふうなことに対して、住民の気持ちというのはなかなか納得し切れないものがあるだろうと思います。ましてや昨年の11月に選挙があって、先ほど工藤議員の質問にありましたように、公約として市長はお話をされてきた、それが実現できていない、できないというふうな状況が生まれたわけであります。また、教育委員会にしても、見通しがどうであったかと。資材が高騰したというようなことは、それは理由にはなりますけれども、問題はその行政のトップとして、あるいは市長の場合は政治家としても、また教育委員会としても、教育行政のトップとして、こういうことに対して今後建設に最大の努力を払っていきますという、そういうふうなことだけで済むのでしょうか。もう少し住民にわかるような責任のとり方というのがあるのではないかと私は思うのですが、そんなふうなことについては何らお考えないのでございましょうか。 ◎市長(柳村典秀君) 議長。 ○議長(黒沢明夫君) 柳村市長。 ◎市長(柳村典秀君) 今回こういう遅延ということに至ったことに関しては、非常に責任を感じております。その責任のとり方というのはさまざまあるかと思います。ただ、今まだ見通しが立てない段階で、まずは建設に向かって努力しなければなりません。その責任のとり方というのは、またいろいろな面で今後考えていかざるを得ないだろうというふうに思いますし、また子供たちに対するフォローということも今後必要かと思っております。そういったことも含めて、まずは今目の前にあることをやっていかなければならないというふうに考えております。 ◆8番(高橋盛佳君) 議長。 ○議長(黒沢明夫君) 8番高橋盛佳君。 ◆8番(高橋盛佳君) 責任のとり方の中身については、それぞれの皆さんがお考えになればいいことでありまして、私がこうせよ、ああせよということではありませんが、しかし先ほど言った努力をし、何とかして建設したい、お金も集めなければいけないと、そういうふうな決意をきちっとした姿で住民の前に示すことが私は必要ではないかというふうに思いますので、そのことを申し上げて終わりにしたいと思います。 ◎市長(柳村典秀君) 議長。 ○議長(黒沢明夫君) 柳村市長。 ◎市長(柳村典秀君) まずは、私が行動していることをしっかり理解してもらうと、そのことが必要かと思いますので、いずれ今後議会の皆様とも相談しながら、陳情等、そういうこともやっていかなければならないというふうに思っております。そういった際には、ぜひご協力をお願いしたいというふうに思います。 ○議長(黒沢明夫君) これをもって8番高橋盛佳君の緊急質問を終結いたします。 16時25分まで休憩いたします。            休憩(午後 4時13分)                                                    再開(午後 4時23分) ○議長(黒沢明夫君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。 次に、1番柳村一君の発言を許可いたします。ご登壇願います。 ◆1番(柳村一君) 議長。 ○議長(黒沢明夫君) 1番柳村一君。 ◆1番(柳村一君) 議席番号1番、柳村一です。滝沢中央小学校整備事業のスケジュール変更について緊急質問いたします。 1つ目、変更に至るまでの教育委員会での検討内容は。 2つ目、変更に至るまでの全庁での検討内容は。 3つ目、変更後の市の財政見通しは。 4つ目、中止を含めた見直しの考えは。 以上、4点、よろしくお願いします。 ◎市長(柳村典秀君) 議長。 ○議長(黒沢明夫君) 柳村市長。 ◎市長(柳村典秀君) 柳村一議員のご質問にお答えいたします。 初めに、変更に至るまでの全庁での検討内容についてのご質問にお答えいたします。全庁的な流れは、平成27年度当初予算編成の過程と関連いたしますが、まず当初予算編成方針及び編成要領等について、平成26年11月4日に庁内通知いたしました。11月10日には予算編成に係る庁内説明会を開催し、当初予算要求に係る歳入歳出予算全ての金額の入力締め切りを12月5日としたところであります。当初予算要求の整理集計結果は、12月16日に開催された庁議で報告がありましたが、一般会計では歳出予算要求額が226億円を超え、歳入歳出差引額で一般財源が約23億円超過するという厳しい状況にあることがわかり、庁内各部、各課に対して歳入の増額を含め、歳出要求事業費を自主的に検討して見直し、その結果について12月25日までに提出を求めることといたしました。その結果は、年明け平成27年1月6日に開催された町議で報告があり、基金の繰り入れを見込まない状態で、なお17億円の一般財源の乖離が生じている状況でありました。 この過程で滝沢中央小学校建設に係る事業費について、前回予定していた平成24年度から平成28年度までの総事業費33億6,000万円が、工事費の高騰により平成27年度当初予算要求時点での概算総事業費が43億6,000万円と約10億円増加するとともに、一般財源についても4億4,000万円から9億4,000万円と約5億円増加していることが確認されました。 1月14日には、教育委員会事務局から私に概算事業費と工事費高騰の状況及び単独事業の内訳等について説明がありましたが、この時点では当初予算編成全体での調整の可能性がいまだ済んでいない段階でありました。また、企画総務部長による非義務的経費に係る当初予算の2次査定が全庁的に1月13日から1月23日までかけて実施され、教育総務課分については1月21日にその査定を経たところであります。 その後、事業費の見直しや起債など特定財源導入の可能性について検討を加え、一般財源増額の差を詰める努力をいたしましたが、短期間で確かな判断を導き出すには困難であり、平成27年度当初予算編成全体での状況や今後の状況を考慮した場合、算出されている概算事業費とこれに係る一般財源のままでは平成27年度の当初予算に計上することは困難と判断し、2月10日に開催された庁議で整備スケジュールを変更することについて決定いたしたものであります。 次に、変更後の市の財政見通しについてでありますが、新設校整備事業としての滝沢中央小学校整備事業につきましては、平成27年度実行計画書においては調整事業の扱いとなっており、平成28年度から平成30年度までの事業費については、現時点で当該年度の予算編成過程において調整を必要とする事業の扱いとなっております。 なお、平成27年度には自主財源の拡大策と歳出事業に係る見直しを検討し、平成28年度からそれを反映してまいりたいと考えております。このことを前提として、さらに努力をしてまいりますが、厳しい状況にかわりはないものと見込まれます。 また、中止を含めた見直しの考えについてでありますが、中止については考えておりません。滝沢中央小学校整備事業に係る国庫補助金増額への要望の活動を初め、特定財源導入の可能性、さらには設計内容の見直しや一般財源を圧縮するための単独事業の取り扱いの工夫など、実現に向けて最大限取り組んでまいります。 ◎教育委員長(佐藤恭孝君) 議長。 ○議長(黒沢明夫君) 佐藤教育委員長。 ◎教育委員長(佐藤恭孝君) 私からは、滝沢中央小学校整備事業のスケジュール変更についてのご質問にお答えいたします。 初めに、変更に至るまでの教育委員会での検討内容についてでありますが、平成27年度当初予算への計上が困難な状況を受け、当該年度の予算の低減を行うため、さまざまな方法を検討いたしました。実施設計の途中でもあることから、本体工事の変更ではなく、外構工事や附帯工事の建設年度を変更し、歳出の平準化に努めることなどを中心に検討いたしました。 平成27年度の本体工事の予算化が困難な状況を受け、2月5日に臨時の教育委員協議会を開催し、整備スケジュールの変更について説明いたしました。この協議では、適正な教育施設整備を図る見地から、でき得る限り早期の開校に向けあらゆる努力を傾注していくことが確認されました。 教育委員会といたしましては、教育の機会均等、教育水準の維持向上及び地域の実情に応じた教育の振興を図るため日々努めておりますが、一方で財政的裏づけなくして事業の推進は困難であることから、今後さらに全庁的な連携調整に努めてまいります。 ◆1番(柳村一君) 議長。 ○議長(黒沢明夫君) 1番柳村一君。 ◆1番(柳村一君) 再質問します。 滝沢中央小学校を建てるということの説明を受けたというのは、たしか24年5月6日の全協説明で、そのときは鵜飼小学校がどんどんふえて31学級になってしまうので、滝沢小学校も29学級、大きい学校が2つあるので、分離するという考えで、今までの4人の答弁ですと、今では逆に滝沢小学校のほうがふえているという形です。24年の説明と、さきの2月23日の説明では、2つの小学校の児童数が24年5月時点では1,923名で、分離しないと60学級になるという説明でした。ことしの2月23日では、分離前ですと1,878名の57学級で、学級数で3学級、児童数でも減っております。これを受けて、さきの基本設計の部分に少しは変更をかけて、教室数とか、そういう部分の変更をかけて実施設計を発注したのかどうか、そこら辺について伺います。 ◎教育部長(遠藤正紀君) 議長。 ○議長(黒沢明夫君) 遠藤教育部長。 ◎教育部長(遠藤正紀君) 全体として、議員ご指摘のとおり平成24年度からは若干減少しておりますが、学級数そのものについては直ちに児童数と連動していくものではございません。特に中央小学校につきましては、引き続き16学級、そして2年後には18学級と見込んでいるところでございます。 さらに、特別支援学級等も、今私がお話ししたのは普通学級の部分でございまして、その部分については調整の余地もありますが、いずれ特に問題と考えているのは、国の基準では現在1年生までの35人学級と、県の基準で参りますと現在4年生まで拡大されておりますので、この部分の相違が4学級ほどございます。教育委員会としては、この部分の4学級の教室の調整ができないのかというふうなことについては、ここは全く単独分になりますので、その部分については内部で検討した経緯はございます。 ◆1番(柳村一君) 議長。 ○議長(黒沢明夫君) 1番柳村一君。 ◆1番(柳村一君) ことしの1月19日に中央教育審議会の初等中等教育分科会というところの資料の中で、公立小学校・中学校の適正規模・適正配置等に関する手引という案が出されています。これ今後文科省が出してくるものだと思いますけれども、そこの中で大規模校の課題を解消するためにという部分で、1つ目は学校の分離新設、今やろうとしている中央小学校の例ですよね。そのほかに通学区域の見直し、学区の見直しというところもあります。あとは、学校施設の増設、あとは今鵜飼小、滝小でなされている教員の配置という部分があります。その中で、学区の見直しは先ほど将来的には考えているけれども、今は考えていないというお話でしたけれども、学校施設の増設という部分については、東京近郊で団地とかの開発が行われた場合、ある一期間に児童数がどっとふえるときがありまして、そこの部分をPFI方式で、期間限定で施設を増設して、児童数がふえた期間をやり過ごすみたいな施策が10年前から行われているようですけれども、そういうものを含めた考え方というのは行ったでしょうか、お伺いします。 ◎教育部長(遠藤正紀君) 議長。 ○議長(黒沢明夫君) 遠藤教育部長。 ◎教育部長(遠藤正紀君) 議員ご指摘の手引につきましては、本市教育委員会にも通知が来てございます。内容については、現在精査しているところでございまして、ご指摘のとおりでございます。 それで、その中でさまざまな方策があるわけでございますけれども、特にPFIの問題でございますが、今回の財政状況を踏まえまして、通例であればこれは国庫補助制度の活用によって、義務教育でございますので、国庫負担の応分の負担があって、単価の問題はあるにせよ、その手法によって建てているのが通例でございますが、このように一般財源の増嵩が単価の乖離によってあった場合は、今回非常に大変な状況になっているわけでございます。それで、今後PFIの手法についても選択肢の一つとして考えまいりたいと思ってございます。ただ、このPFIの部分につきましてはさまざまな方策ありまして、特に設計段階から民間手法が入っていればなおベターであったのかと思いますが、この現状でどの部分まで活用できるのか、さらに財政負担の問題でありまして、当然金利的な部分が発生するわけでございます。この部分についてさらに精査して、十分検討の一つとしては取り上げてまいりたいというふうに思っているところであります。 ◆1番(柳村一君) 議長。 ○議長(黒沢明夫君) 1番柳村一君。 ◆1番(柳村一君) 東京近郊では教室1つからやっているところもありますので、そういうのをやることによって、当面の滝沢小学校の問題もすぐ解決できるわけです。その上で、現時点で高騰している資材を勘案しながら建設するよりも、今の時期を乗り越えて、本当に必要なときに必要なものをつくれるような環境も考えていかないといけないと思います。 今までの緊急質問の中で、市長並びに教育委員長の建設に対する思いというのはすごくわかります。でも、思いばかりでも、例えば要望活動をしても、結局かなわなかった場合あるわけです。そうすると、さらに延びていく可能性があります。今は、最善の方法でできれば1年以内につくりたいという考えで進めているようですが、もしかするとつくれないのではないかという考え方の上に立って、並行して検討していく考えが必要ではないかと思いますけれども、そこら辺いかがでしょうか。 ◎教育部長(遠藤正紀君) 議長。 ○議長(黒沢明夫君) 遠藤教育部長。 ◎教育部長(遠藤正紀君) さまざまな部分で、先ほど来申し上げているとおり設計なりの見直し、あるいは財源確保、あるいは国、県等のご支援というような分も含めて申し上げておりましたが、このPFI手法についても研究して、とり得る部分があれば、建築のためにはあらゆる角度から取り組んでまいりたいというふうに思っております。ただ、事業費とか予算措置、あるいは国庫補助、さまざまな兼ね合いもあるわけでございまして、あるいは私先ほど申し上げましたとおり、この計画段階からこういう状況に至ることがわかっていればとり得る部分もあったかもしれませんが、どの部分で可能なのか、さらに研究する部分が必要というふうに考えているところであります。 ◆1番(柳村一君) 議長。 ○議長(黒沢明夫君) 1番柳村一君。 ◆1番(柳村一君) 中期財政計画というのは、この前見させていただきましたけれども、28年度から歳入増額目標を1億円、歳出削減目標を2億円という目標を立てていくという財政計画です。これは、滝沢市の財政がすごく大変だということを受けての目標だと思います。財政の先ほどのお話ですと、聖域はないよと言っておりました。現に既存の小学校の改修すらままならない、できるだけいい補助を見つけてやるしかないと言っているにもかかわらず、このまま金額が高いまま進めていくのはいかがかと。その5億円膨れた部分に対して、ほかの市の事業が5億円どこか削られていくわけです。教育だから聖域というわけではないと。やっぱり計画を立てて、滝沢市が存続していく上では、この小学校に関しても努力はするかもしれませんけれども、同じような痛みも伴わなければいけないと。そのためには、いろんな工夫していかなければいけないと思うのですけれども、そこら辺はいかがでしょうか。 ◎企画総務部長(加賀谷建君) 議長。 ○議長(黒沢明夫君) 加賀谷企画総務部長。 ◎企画総務部長(加賀谷建君) 今議員のほうからお話があったとおり、部長の答弁もありましたが、一つの整備手法として従来型の手法とPFIと。PFIというのは、いわゆるバリュー・フォー・マネーが出るか出ないかなわけです。それでPFIをやるということになるわけですが、今回の学校の場合、事例はあります。確かに事例はあるのですが、それも研究はしてみたいというふうには思っておりますけれども、平準化する方法としては一つの策かなというふうには思いますが、全体の納める額といいますか、支払う額とすれば相当の額になるだろうというふうに思います。あとは、特別目的会社をつくるということになろうかと思いますので、そこに参加する業者がどの程度あるのか、資金調達する銀行がどうなのか、そういう時間は結構かかるかと思いますので、多分1年以上はそこに至るまではかかるのかなというふうには思っております。 あとは、中期の財政計画の中で、確かに28年度の部分については3億円既にもう乖離があると。ただし、そこには調整事業ということで学校も入っておりません。通常の経常経費をやるだけでもう3億円足りないという、実は非常にせっぱ詰まった段階で、そこは3億円の基金を崩しながらも、27年度には財政の構造改革を進めながら、歳入1億円、歳出2億円と。ただ、いろんな痛みを伴うわけで、そこには当然セーフティーという部分はきっちり守っていかなければならないと思いますが、どの部分が削れるのか、どの部分を料金として上げられるのかというのは、今後詰めていきたいというふうに思いますが、その案については27年度にある程度出したいというふうに思います。 そういう中で、学校だけではなく、いろんな投資的な事業、さらに調査事業、盛りだくさんございます。総合計画にはのっております。そういうものを種々選択して、厳選をしていかなければならないのですが、そこについてはやはりそのときの財源、大きく多分税収は伸びない、法人税は減っていく、さらには消費税がおくれたことによる影響も実はあります。そういうのも含めながら、単年度である程度予算の中で決めていく部分も大きいのかなというふうには思いますが、この間示したのは31年までの一つのシミュレーションとして、この辺のやることによってある程度財政が改善されるというか、ある程度もっていけるという一つの指標でございますので、実際はこれよりもっと厳しいというのが実態でございます。 ◆1番(柳村一君) 議長。 ○議長(黒沢明夫君) 1番柳村一君。 ◆1番(柳村一君) 最後にしますが、建設することだけではなく、中止を含めた総合的な滝沢市の運営を考えながら今後進めていっていただきたい、代案も含めて、そう思いますけれども、最後に伺って終わりたいと思います。 ◎市長(柳村典秀君) 議長。 ○議長(黒沢明夫君) 柳村市長。 ◎市長(柳村典秀君) 現段階では建設中止のことは一切考えておりません。どうやって今後も建設をした上でやっていけるかということを考えながら進めたいというふうには思っております。 ○議長(黒沢明夫君) これをもって1番柳村一君の緊急質問を終結いたします。 △散会の宣告 ○議長(黒沢明夫君) 以上をもって本日の議事日程は全部終了いたしました。 本日の会議はこれをもって散会いたします。                                (午後 4時47分)...