奥州市議会 > 2021-12-12 >
02月12日-01号

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  1. 奥州市議会 2021-12-12
    02月12日-01号


    取得元: 奥州市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-08-09
    令和 3年  2月 定例会(第1回)        令和3年第1回奥州市議会定例会予定表日程月日議事等の順序摘要12月12日(金) 午前10時会議録署名議員の指名3名会期の決定28日間諸般の報告 (1) 議長報告 (2) 監査報告定期5件  例月2件 財政支援団体1件市長の施政方針演述 教育長の教育行政方針演述 議案等の審議報告2件  即決11件 一括議題説明49件22月13日(土)休会 32月14日(日)休会 42月15日(月)常任委員会 特別委員会 52月16日(火) 午前10時市長並びに教育長の演述に対する質問 62月17日(水) 午前10時一般質問中西秀俊議員、千葉敦議員、阿倍加代子議員、藤田慶則議員、高橋浩議員72月18日(木) 午前10時一般質問瀬川貞清議員、渡辺忠議員、千葉康弘議員、今野裕文議員、飯坂一也議員82月19日(金) 午前10時一般質問及川佐議員、菅原明議員、及川春樹議員、高橋政一議員、廣野富男議員92月20日(土)休会 102月21日(日)休会 112月22日(月) 午前10時一般質問小野寺重議員及川善男議員議案の審議 122月23日(火)休会 132月24日(水) 午前10時議案の審議 142月25日(木) 午前10時議案の審議 予算審査特別委員会 152月26日(金)予算審査特別委員会 162月27日(土)休会 172月28日(日)休会 183月1日(月)予算審査特別委員会 193月2日(火)予算審査特別委員会 203月3日(水)予算審査特別委員会 213月4日(木)予算審査特別委員会 223月5日(金)予算審査特別委員会 233月6日(土)休会 243月7日(日)休会 253月8日(月)常任委員会 特別委員会 263月9日(火)常任委員会 特別委員会 273月10日(水)常任委員会 特別委員会 283月11日(木) 午前10時議案の審議 各委員長報告               一般質問通告書                    令和3年第1回奥州市議会定例会順位議席番号及び氏名質問の件名及び要旨答弁者120番   中西秀俊1.(仮称)江刺東こども園整備検討の進捗状況等について (1) 再編準備委員会における経過と検討状況について (2) 計画の課題について (3) 今後の進め方について市長2.江刺東エリアの5小学校再編計画について (1) 第6回再編検討委員会の内容について (2) 統合計画の考え方と課題について (3) 今後の進め方や考え方について
    (4) 統合により廃校となる学校施設について市長 教育長211番   千葉 敦1.小中学校の再編について   小中学校の再編計画について教育長2.教育振興について   特別支援教育について教育長319番   阿部加子1.ヘルプマーク等について   ヘルプマーク及びヘルプカードの配付について市長2.不妊治療助成制度について   不妊治療助成制度の拡充について市長424番   藤田慶則1.総合戦略について   第2期奥州市まち・ひと・しごと創生総合戦略について市長2.交流人口の拡大について   アフターコロナにおける合宿誘致について市長56番   高橋 浩新市立病院の建設について   新市立病院建設に係るタイムスケジュールと情報公開について市長 病院事業管理者68番   瀬川貞清1.子育て支援について (1) 国民健康保険税の均等割について (2) 子どもへの医療費助成について市長2.新型コロナウイルス感染症対策について   感染拡大に対する市の取組みについて市長726番   渡辺 忠1.ため池の安全管理について   ため池の管理体制について市長2.見分森公園の管理と活用策について   公園内の樹木の安全管理について市長87番   千葉康弘1.森林環境譲与税について   森林環境譲与税の活用について市長2.市営スキー場について   スキー場の活用策について市長 教育長925番   今野裕文1.大雪被害への対応について   大雪被害への支援策について市長2.介護保険計画について   第8期介護保険計画について市長1016番   飯坂一也1.除雪事業について   持続的な除雪体制の構築について市長2.障がい福祉について   奥州市障がい者計画の中間見直しに向けた取組みについて市長1113番   及川 佐1.高齢者福祉計画及び第8期介護保険事業計画について   介護保険と特別養護老人ホームについて市長2.新たな協働のまちづくり指針について   協働のまちづくり指針における今後の地域と行政の在り方について市長1222番   菅原 明1.農地の冠水防止対策について   浸水想定区域における対策について市長2.スキー場運営について   今後の運営方針について市長132番   及川春樹1.(仮称)新小谷木橋完成後の通学路について   国道397号のルート変更による通学路等の安全確保について教育長2.疾患としてのゲーム障害について   ゲーム障害に対する市の対応について市長1417番   高橋政一1.新型コロナウイルスワクチン接種について (1) 医療機関での接種と特設会場での接種について (2) ワクチンの配送と医療機関、特設会場への移送について市長2.小・中学校教職員の働き方改革について (1) 小・中学校教職員働き方改革プランの取組状況について (2) 教職員の負担軽減、健康確保等の課題について教育長1512番   廣野富男1.農業政策について (1) 大雪被害支援策について (2) 米の消費喚起策について (3) 6次産業化について (4) 畜産振興について市長2.新型コロナウイルス感染症対策について   ワクチンの接種体制について市長1623番   小野寺 重1.奥州市の文化財について   文化財保護について教育長2.世界遺産について   平泉世界遺産の追加登録について教育長1727番   及川善男1.地域医療について   地域医療と新市立病院建設問題について市長 病院事業管理者2.市長の政治姿勢について (1) 小沢市政3期目最終年の市政運営について (2) 新型コロナウイルス感染症対策と市民支援策について市長      令和3年第1回奥州市議会定例会会議録(第1号)議事日程第1号                  令和3年2月12日(金)午前10時開議第1 会議録署名議員の指名第2 会期の決定                       (議会運営委員会委員長)第3 諸般の報告第4 令和3年度奥州市施政方針(市長演述)第5 令和3年度奥州市教育行政方針(教育長演述)第6 報告第1号 議会の議決を経た工事請負契約の変更に係る専決処分の報告について第7 報告第2号 自動車損傷事故に係る損害賠償事件に関する専決処分の報告について第8 諮問第1号 人権擁護委員候補者の推薦につき意見を求めることについて第9 諮問第2号 人権擁護委員候補者の推薦につき意見を求めることについて第10 諮問第3号 人権擁護委員候補者の推薦につき意見を求めることについて第11 諮問第4号 人権擁護委員候補者の推薦につき意見を求めることについて第12 諮問第5号 人権擁護委員候補者の推薦につき意見を求めることについて第13 諮問第6号 人権擁護委員候補者の推薦につき意見を求めることについて第14 諮問第7号 人権擁護委員候補者の推薦につき意見を求めることについて第15 諮問第8号 人権擁護委員候補者の推薦につき意見を求めることについて第16 議案第1号 固定資産評価審査委員会の委員の選任に関し同意を求めることについて第17 議案第2号 固定資産評価審査委員会の委員の選任に関し同意を求めることについて第18 議案第3号 固定資産評価審査委員会の委員の選任に関し同意を求めることについて第19 議案第4号 奥州市立学校施設の開放に関する条例の制定について第20 議案第5号 農業集落排水施設を公共下水道に統合するための関係条例の整備に関する条例の制定について第21 議案第6号 奥州市部設置条例の一部改正について第22 議案第7号 奥州市国民健康保険税条例の一部改正について第23 議案第8号 奥州市手数料条例の一部改正について第24 議案第9号 奥州市道路占用料徴収条例等の一部改正について第25 議案第10号 奥州市企業立地の促進等による地域における産業集積の形成及び活性化に関する法律第10条第1項の規定に基づく準則を定める条例の一部改正について第26 議案第11号 市道松堂八幡線新張踏切拡幅事業に伴う東北本線水沢駅・金ケ崎駅間新張踏切拡幅工事の協定の締結に関し議決を求めることについて第27 議案第12号 江刺ターミナルプラザの指定管理者の指定に関し議決を求めることについて第28 議案第13号 水沢地域交流館の指定管理者の指定に関し議決を求めることについて第29 議案第14号 奥州市水沢地区センター及び堀ノ内公園体育館の指定管理者の指定に関し議決を求めることについて第30 議案第15号 奥州市黒石地区センターの指定管理者の指定に関し議決を求めることについて第31 議案第16号 奥州市岩谷堂地区センター及び岩谷堂地区総合運動場の指定管理者の指定に関し議決を求めることについて第32 議案第17号 奥州市梁川地区センター及び奥州市江刺林業者等健康増進センターの指定管理者の指定に関し議決を求めることについて第33 議案第18号 奥州市古城地区センターの指定管理者の指定に関し議決を求めることについて第34 議案第19号 奥州宇宙遊学館の指定管理者の指定に関し議決を求めることについて第35 議案第20号 前沢ふれあいセンター及び俳句の庵の指定管理者の指定に関し議決を求めることについて第36 議案第21号 胆沢文化創造センター及び胆沢郷土資料館の指定管理者の指定に関し議決を求めることについて第37 議案第22号 水沢体育館等の指定管理者の指定に関し議決を求めることについて第38 議案第23号 大鐘公園市民プールの指定管理者の指定に関し議決を求めることについて第39 議案第24号 前沢グリーンアリーナ及び前沢スポーツセンターの指定管理者の指定に関し議決を求めることについて第40 議案第25号 前沢温泉保養交流館の指定管理者の指定に関し議決を求めることについて第41 議案第26号 小黒石自然体験交流館の指定管理者の指定に関し議決を求めることについて第42 議案第27号 新里地区振興会館の指定管理者の指定に関し議決を求めることについて第43 議案第28号 衣川歴史ふれあい館の指定管理者の指定に関し議決を求めることについて第44 議案第29号 市道路線の廃止及び認定について第45 議案第30号 令和2年度奥州市一般会計補正予算(第18号)第46 議案第31号 令和2年度奥州市国民健康保険特別会計補正予算(第6号)第47 議案第32号 令和2年度奥州市後期高齢者医療特別会計補正予算(第3号)第48 議案第33号 令和2年度奥州市介護保険特別会計補正予算(第4号)第49 議案第34号 令和2年度奥州市浄化槽事業特別会計補正予算(第3号)第50 議案第35号 令和2年度奥州市バス事業特別会計補正予算(第1号)第51 議案第36号 令和2年度奥州市米里財産区特別会計補正予算(第1号)第52 議案第37号 令和2年度奥州市工業団地整備事業特別会計補正予算(第2号)第53 議案第38号 令和2年度奥州市水道事業会計補正予算(第2号)第54 議案第39号 令和2年度奥州市下水道事業会計補正予算(第3号)第55 議案第40号 令和2年度奥州市病院事業会計補正予算(第5号)第56 議案第41号 令和3年度奥州市一般会計予算第57 議案第42号 令和3年度奥州市国民健康保険特別会計予算第58 議案第43号 令和3年度奥州市後期高齢者医療特別会計予算第59 議案第44号 令和3年度奥州市介護保険特別会計予算第60 議案第45号 令和3年度奥州市浄化槽事業特別会計予算第61 議案第46号 令和3年度奥州市バス事業特別会計予算第62 議案第47号 令和3年度奥州市米里財産区特別会計予算第63 議案第48号 令和3年度奥州市工業団地整備事業特別会計予算第64 議案第49号 令和3年度奥州市水道事業会計予算第65 議案第50号 令和3年度奥州市下水道事業会計予算第66 議案第51号 令和3年度奥州市病院事業会計予算第67 議案第52号 令和2年度奥州市国民宿舎等事業会計決算認定について-----------------------------------本日の会議に付した事件第1 会議録署名議員の指名第2 会期の決定                       (議会運営委員会委員長)第3 諸般の報告第4 令和3年度奥州市施政方針(市長演述)第5 令和3年度奥州市教育行政方針(教育長演述)第6 報告第1号 議会の議決を経た工事請負契約の変更に係る専決処分の報告について第7 報告第2号 自動車損傷事故に係る損害賠償事件に関する専決処分の報告について第8 諮問第1号 人権擁護委員候補者の推薦につき意見を求めることについて第9 諮問第2号 人権擁護委員候補者の推薦につき意見を求めることについて第10 諮問第3号 人権擁護委員候補者の推薦につき意見を求めることについて第11 諮問第4号 人権擁護委員候補者の推薦につき意見を求めることについて第12 諮問第5号 人権擁護委員候補者の推薦につき意見を求めることについて第13 諮問第6号 人権擁護委員候補者の推薦につき意見を求めることについて第14 諮問第7号 人権擁護委員候補者の推薦につき意見を求めることについて第15 諮問第8号 人権擁護委員候補者の推薦につき意見を求めることについて第16 議案第1号 固定資産評価審査委員会の委員の選任に関し同意を求めることについて第17 議案第2号 固定資産評価審査委員会の委員の選任に関し同意を求めることについて第18 議案第3号 固定資産評価審査委員会の委員の選任に関し同意を求めることについて第19 議案第4号 奥州市立学校施設の開放に関する条例の制定について第20 議案第5号 農業集落排水施設を公共下水道に統合するための関係条例の整備に関する条例の制定について第21 議案第6号 奥州市部設置条例の一部改正について第22 議案第7号 奥州市国民健康保険税条例の一部改正について第23 議案第8号 奥州市手数料条例の一部改正について第24 議案第9号 奥州市道路占用料徴収条例等の一部改正について第25 議案第10号 奥州市企業立地の促進等による地域における産業集積の形成及び活性化に関する法律第10条第1項の規定に基づく準則を定める条例の一部改正について第26 議案第11号 市道松堂八幡線新張踏切拡幅事業に伴う東北本線水沢駅・金ケ崎駅間新張踏切拡幅工事の協定の締結に関し議決を求めることについて第27 議案第12号 江刺ターミナルプラザの指定管理者の指定に関し議決を求めることについて第28 議案第13号 水沢地域交流館の指定管理者の指定に関し議決を求めることについて第29 議案第14号 奥州市水沢地区センター及び堀ノ内公園体育館の指定管理者の指定に関し議決を求めることについて第30 議案第15号 奥州市黒石地区センターの指定管理者の指定に関し議決を求めることについて第31 議案第16号 奥州市岩谷堂地区センター及び岩谷堂地区総合運動場の指定管理者の指定に関し議決を求めることについて第32 議案第17号 奥州市梁川地区センター及び奥州市江刺林業者等健康増進センターの指定管理者の指定に関し議決を求めることについて第33 議案第18号 奥州市古城地区センターの指定管理者の指定に関し議決を求めることについて第34 議案第19号 奥州宇宙遊学館の指定管理者の指定に関し議決を求めることについて第35 議案第20号 前沢ふれあいセンター及び俳句の庵の指定管理者の指定に関し議決を求めることについて第36 議案第21号 胆沢文化創造センター及び胆沢郷土資料館の指定管理者の指定に関し議決を求めることについて第37 議案第22号 水沢体育館等の指定管理者の指定に関し議決を求めることについて第38 議案第23号 大鐘公園市民プールの指定管理者の指定に関し議決を求めることについて第39 議案第24号 前沢グリーンアリーナ及び前沢スポーツセンターの指定管理者の指定に関し議決を求めることについて第40 議案第25号 前沢温泉保養交流館の指定管理者の指定に関し議決を求めることについて第41 議案第26号 小黒石自然体験交流館の指定管理者の指定に関し議決を求めることについて第42 議案第27号 新里地区振興会館の指定管理者の指定に関し議決を求めることについて第43 議案第28号 衣川歴史ふれあい館の指定管理者の指定に関し議決を求めることについて第44 議案第29号 市道路線の廃止及び認定について第45 議案第30号 令和2年度奥州市一般会計補正予算(第18号)第46 議案第31号 令和2年度奥州市国民健康保険特別会計補正予算(第6号)第47 議案第32号 令和2年度奥州市後期高齢者医療特別会計補正予算(第3号)第48 議案第33号 令和2年度奥州市介護保険特別会計補正予算(第4号)第49 議案第34号 令和2年度奥州市浄化槽事業特別会計補正予算(第3号)第50 議案第35号 令和2年度奥州市バス事業特別会計補正予算(第1号)第51 議案第36号 令和2年度奥州市米里財産区特別会計補正予算(第1号)第52 議案第37号 令和2年度奥州市工業団地整備事業特別会計補正予算(第2号)第53 議案第38号 令和2年度奥州市水道事業会計補正予算(第2号)第54 議案第39号 令和2年度奥州市下水道事業会計補正予算(第3号)第55 議案第40号 令和2年度奥州市病院事業会計補正予算(第5号)第56 議案第41号 令和3年度奥州市一般会計予算第57 議案第42号 令和3年度奥州市国民健康保険特別会計予算第58 議案第43号 令和3年度奥州市後期高齢者医療特別会計予算第59 議案第44号 令和3年度奥州市介護保険特別会計予算第60 議案第45号 令和3年度奥州市浄化槽事業特別会計予算第61 議案第46号 令和3年度奥州市バス事業特別会計予算第62 議案第47号 令和3年度奥州市米里財産区特別会計予算第63 議案第48号 令和3年度奥州市工業団地整備事業特別会計予算第64 議案第49号 令和3年度奥州市水道事業会計予算第65 議案第50号 令和3年度奥州市下水道事業会計予算第66 議案第51号 令和3年度奥州市病院事業会計予算第67 議案第52号 令和2年度奥州市国民宿舎等事業会計決算認定について-----------------------------------出席議員(26名)      議長  小野寺隆夫君      1番  小野 優君      2番  及川春樹君      3番  千葉和彦君      4番  高橋 晋君      5番  小野寺 満君      6番  高橋 浩君      7番  千葉康弘君      8番  瀬川貞清君      11番  千葉 敦君      12番  廣野富男君      13番  及川 佐君      14番  菅原圭子君      15番  菅原由和君      16番  飯坂一也君      17番  高橋政一君      18番  加藤 清君      19番  阿部加代子君      20番  中西秀俊君      22番  菅原 明君      23番  小野寺 重君      24番  藤田慶則君      25番  今野裕文君      26番  渡辺 忠君      27番  及川善男君      28番  佐藤郁夫君-----------------------------------欠席議員(0名)-----------------------------------説明のための出席者   市長                   小沢昌記君   副市長                  及川新太君   副市長                  新田伸幸君   監査委員                 千田 永君   教育長                  田面木茂樹君   選挙管理委員会委員長           鈴木龍司君   農業委員会会長              阿部恒久君   病院事業管理者              岩村正明君   総務企画部長兼ILC推進室長       千葉典弘君   財務部長兼行政経営室長兼競馬対策室長   千田布美夫君   協働まちづくり部長            浦川 彰君   市民環境部長               小野寺和夫君   商工観光部長               菊地 厚君   農林部長兼食農連携推進室長        鈴木清浩君   福祉部長兼地域医療介護推進室長      佐賀俊憲君   健康こども部長              佐藤浩光君   都市整備部長               渡辺恭志君   上下水道部長               中田宗徳君   医療局経営管理部長医師確保推進室長兼新市立病院建設準備室長                        朝日田倫明君   教育委員会事務局教育部長         千葉 昌君   江刺総合支所長              高野 聡君   前沢総合支所長              高橋善行君   胆沢総合支所長              及川 清君   衣川総合支所長              高橋寿幸君   財政課長                 羽藤和文君   財産運用課長               村上幸男君   危機管理課長               門脇 純君   商業観光課長兼ロケ推進室長        佐々木紳了君   教育総務課長               及川協一君-----------------------------------事務局職員出席者   事務局長                 瀬川達雄君   事務局次長                高橋広和君   議事調査係長               千田憲彰君-----------------------------------議事     午前10時 開議 ○議長(小野寺隆夫君) これより令和3年第1回奥州市議会定例会を開会いたします。 出席議員は定足数に達しておりますので、直ちに本日の会議を開きます。 本日の会議は、議事日程第1号をもって進めます。----------------------------------- ○議長(小野寺隆夫君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。 会議録署名議員は、会議規則第87条の規定により、議長において、24番藤田慶則議員、25番今野裕文議員、26番渡辺忠議員、以上の3名を指名いたします。----------------------------------- ○議長(小野寺隆夫君) 日程第2、会期の決定を議題といたします。 議会運営委員長の報告を求めます。15番菅原由和議員。     〔15番菅原由和君登壇〕 ◆15番(菅原由和君) 議会運営委員会委員長報告を行います。 2月4日招集告示されました今期定例会の議会運営について、2月8日午前9時から第1委員会室において議会運営委員会を開催し、市長より送付されました議案等について総務企画部長から説明を聴取するなどして、慎重に検討いたしました。 その結果、今期定例会の会期は、お手元に配付した予定表のとおり、本日から3月11日までの28日間とすべきものと決しました。 何とぞ当委員会の決定どおり議決くださいますようお願い申し上げ、委員長報告を終わります。 ○議長(小野寺隆夫君) 質疑ありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) 質疑なしと認めます。 委員長報告は、今期定例会の会期は、本日から3月11日までの28日間とするものであります。委員長報告のとおり決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) ご異議なしと認めます。よって、会期は28日間と決しました。----------------------------------- ○議長(小野寺隆夫君) 日程第3、諸般の報告を行います。 行事、会議等の出席に係る議長報告及び監査報告は、お手元に配付のとおりであります。これに対し、質問ありませんか。19番阿部加代子議員。 ◆19番(阿部加代子君) 19番阿部加代子です。 1点お伺いをしたいというふうに思います。 監査報告書の8ページにございます消防団の出動費用弁償につきましてですけれども、ご指摘をいただいております。監査のほうで、この費用弁償の誤りがなぜ出たのか、お分かりであればお伺いをしたいというふうに思いますし、できれば担当課のほうで詳しいこの状況についてお伺いをしたいというふうに思います。 99件も誤りが出て、30万円以上多く支出をしてしまっているということで、なぜこのような事案が発生したのか、そして今後の対応についてどのように対応されるのかお伺いをしたいというふうに思います。 ○議長(小野寺隆夫君) 千田代表監査委員。 ◎監査委員(千田永君) ただいま消防団員の出動手当に関する監査報告のご質問でございます。 消防団員が火災等の職務に従事した場合には、市の特別職員等に対する費用弁償に関する条例の定めで費用を弁償するというふうになっております。 それで、定期監査におきまして、出動報告書と支払い一覧表を確認いたしましたところ、本来支給すべき金額よりも多く支給されていたというものでございます。内訳は数量が99名の団員について、重複1名分を入れて延べ100件、単価が3,000円で、計30万円が過払いとなっていたものでございます。原因は、6月の羽田町における林野火災など水沢地域の3件の火災におきまして、胆沢地域など他地域からの出動分が誤って計上されたことによるものでございます。 今回の結果につきまして、市民環境部危機管理課から過払いとなった対象団員に対して返納手続を取っていただいて、措置を講じた旨の通知を受けておりまして、ホームページなどでその旨を公表させていただいたところでございます。 ○議長(小野寺隆夫君) 19番阿部加代子議員。 ◆19番(阿部加代子君) 19番阿部加代子です。 担当課では、監査のほうから指摘をされるまでこの事案について気づかなかったのかどうか、その点もお伺いをします。 そして、今詳しくご説明いただいたところではありますけれども、なぜこのようなミスが起こったのかというようなことの調査もされたのかお伺いをしたいというふうに思いますし、担当課として、今後どのような対応を取られていくのかお伺いをしたいというふうに思います。 ○議長(小野寺隆夫君) 門脇危機管理課長。 ◎危機管理課長(門脇純君) 今回の消防団員の出動手当、費用弁償の過払いの件でございますが、今年度第1四半期分の支払いに係ります専用システムの入力の誤操作により発生したものでございます。本来の入力時には使用されることのない操作ボタンをなぜか選択して入力したことにより、過去の入力データが反映されてしまい、新規分と合わせた形で登録されてしまったというものでございます。チェック体制につきましては、各地域ごとの担当者を置き、行っておるところでございますが、新規入力分の確認にとどまってしまったこと、また余剰登録分、二重に登録された分があるはずがないとの先入観もあり、チェックの徹底に至らなかったものと考えてございます。 先ほどは、気づかなかったのかということでございますが、そのとおり、監査委員さんからのご指摘があるまで担当課としても二重払いがあったことが気づくことはできませんでした。 今後の対応でございますが、今回のご指摘を重く受け止め、適正な事務執行を図るため、システムの改修、そして操作マニュアル、チェック体制の見直しを行ったところでございます。また、過払いにおきまして、その消防団員さんから返還手続をしていただきまして、今月頭には全て返納いただいているというところでございます。 なお、今回の誤操作を受けまして、過去の分のチェックも行い、同様の事例がなかったことを確認済みでございます。 以上でございます。 ○議長(小野寺隆夫君) 小野寺市民環境部長。 ◎市民環境部長(小野寺和夫君) 今回の事案につきましては監査の指摘があるまで、担当課の部署のほうにおきまして気づくことができませんでした。このことにつきましては、誠に遺憾と考えておりますし、今回の指摘を受けまして、課題が浮き彫りになったこのことにつきまして、非常にありがたい、そういったものと受け止めておるところでございます。 今回の事案に関しましては、原因がはっきりしておりますので、そういった点につきましては、職員用のマニュアルの改定並びにシステムの改修、そういったものがかなり早めに、早期に行われるものと理解しております。また、過去のデータにつきましても、遡ってのチェックを行っていただきまして、こうした事例がなかったこと、これにつきまして安堵を覚えているところでございます。 なお、今回の過払い金の回収につきまして、対象となりました消防団員の方々をはじめ、所属する班、各分団の方々に対しましても、多大なご協力をいただいたところでございます。ここで、消防団員の皆様方に対し、おわびと御礼を申し上げますとともに、今後こうしたことがないよう再発防止に努めてまいりたいと考えておるところでございます。 ○議長(小野寺隆夫君) 5番小野寺満議員。 ◆5番(小野寺満君) 5番小野寺満です。 2点ご質問いたします。 資料の3ページ、医療局、診療所の監査を実施されたわけですけれども、監査実施日が令和2年7月3日とありますけれども、これまでに9月定例会、12月定例会とあったわけですけれども、2月定例会まで延びた理由についてご説明をお願いしたいと思います。 2点目は、通常、定例監査の議会報告について、監査委員さん方の中で期限等を定めて取り組まれているのかどうか、その辺、2点ご質問いたします。 ○議長(小野寺隆夫君) 千田代表監査委員。 ◎監査委員(千田永君) ただいま7月の監査の実施が現在2月までなぜ延びたのかということでございます。 いろいろ指摘があったものとは別に、細かい指導事項がございます。そういったものについて、事業部門であります医療局、あるいは各病院のほうと細かいところを精査いたしまして、内容に、認識に間違いがないかどうか、その処理の状況をどのようにやって整理をつけたかと、そういったことを逐一やっておりまして、そうした中で残念ながら今日まで時間が経過したというものでございます。もとより、それで是とするわけではなくて、できるだけ監査を行いましたならば、遅滞なくご報告できるようにこれからも努力していきたいと思っております。 あと、期限については、本来、何か月以内というふうなことでつけてお出しすればいいかとは思いますけれども、実際なかなか間違いの整理など、事実の確認や整理に時間を要したりすることもございますので、その実務の面を勘案いたしまして、ちょっと緩いかとは思いますけれども、できるだけ早く対応してくださいということで、この件については期限を付した処理とはしていないところでございます。よろしくお願いします。 ◆5番(小野寺満君) 終わります。 ○議長(小野寺隆夫君) 12番廣野富男議員。 ◆12番(廣野富男君) 12番廣野富男です。 11ページの財政援助団体の監査結果の部分についてお伺いをします。 今回、財政援助団体の監査報告があったわけですが、この補助、財政援助を受けている団体の監査という、基準というのはあるのかどうか、補助金を受けている団体は全て監査しているとはちょっと思えないんですが、何か基準がありましたらば、ひとつお願いをしたいと思います。 2つ目は、今回、株式会社水沢クロス開発さんに支援をしております教養文化施設運営事業補助金の部分についてお尋ねしますが、この補助については、合併以来、今回初めての監査だというふうにお伺いいたしましたが、補助金適正化方針にも示されております補助金交付による公益性、有効性、透明性について、今回の監査でどのように評価されたのかお伺いをいたします。 あと、これは担当部のほうでもしご回答いただければでございますが、このクロスさんが設立されて15年間補助をされております。調べますと、3,220万円ですか、については、この14年間同額でございます。それで、補助金適正化方針によれば、総額の抑制ということをうたっているわけでありますが、当法人に対する補助金については、依然抑制された経過がございませんが、この方針と照らし合わせて、今後、この同額の補助をし続けるのかどうかについてお伺いをいたします。 ○議長(小野寺隆夫君) 千田代表監査委員。 ◎監査委員(千田永君) 財政援助団体で、特にこのたびの水沢クロス開発に関する教養文化施設の運営事業の補助金ということでございまして、この補助金などを交付している団体の監査の仕方について、何か基準を持ってやっているのかということでございます。 それで、こちらのほうでは、結構団体数もありますので、また毎年、それぞれいろいろな部がございます。商工観光部とか、あるいは農政とかいろいろありますので、毎年同じ部の団体のところだけいくというふうなこともちょっとバランスがありますので、今、その部のバランスなども見ながら重複があまりいかないように、広く各部局の財政援助団体について目配りできるようにというふうな形でのローテーションという配慮をしてございます。 それから、補助金交付でどういう点について評価されているかと、公益性、有効性、透明性という観点などでございますが、いろいろ監査の切り口としてはございますが、まず重点的にといいますか、基本的にやっておりますのは、補助金の交付契約でやっているわけですが、その補助金交付契約に沿った形の事業がなされているかというところに主眼を置いてやってございます。その他のところについては課題として考えていきたいと思っております。 ○議長(小野寺隆夫君) 菊地商工観光部長。 ◎商工観光部長(菊地厚君) 私のほうからは、今までの補助金の金額が同額であるというふうなお話をいただいたことについてご説明申し上げたいと思います。 そもそもこの教養文化施設運営事業補助金というのは、空洞化、過疎化が進んでいる中心市街地に公共用スペースを設けて、そこで市民の交流と中心市街地の活性化を図っていこうという目的でこの事業を行っているものでございます。 補助金に係る根拠といたしましては、水沢クロスさんのほうの自己資金10万円ほど出していただいて、そこから運営に係る経費の不足分を補助するというような形で3,220万円というお金を出しているものでございます。その中身ですけれども、基本的には、施設の借り上げといいますか、そういったことで2,500万円ほど、それから残額については施設の管理運営経費の費用ということで考えております。その管理運営経費の費用でございますが、電気、水道、燃料費等の光熱水費、ここ地下に係る光熱水費の部分、それからトイレットペーパー等の消耗品、それから施設の破損とか何かあった場合、あとは電気等の消えたとかいろんなものの修繕、そういった費用を合算した中で、この金額を算出しているものでございます。年度ごとによって、当然決算の額とは若干上下はあるわけでございますけれども、そういった消耗品、光熱費、修繕料、それから役務費、清掃委託料とか設備の点検料、地下に係る、そういったものも含めたものを決算を出していただいて、その中で費用を定めているといったものでございます。 効果といたしましては、当然あそこの中で市民活動センターとか多目的ホールとか、エンゼルプラザ、子供たちの保育といいますか、そういった部分とか市民ギャラリーとかが入っていまして、令和元年度におきましては、7万1,000人ほどの方々がここを利用されているという形で、一定程度の効果は、あの中で図られているものというふうに考えているところでございます。 以上です。 ○議長(小野寺隆夫君) 12番廣野富男議員。 ◆12番(廣野富男君) ありがとうございました。 大変申し訳ございません、そのクロスさんに対して、今回監査をしていただいたわけですが、担当部として、この平成25年6月に策定された補助金適正化方針に基づいた補助金の妥当性の評価というのはなされてきたのかどうか、もしされてきたとすれば、その内容等についてお伺いして終わりたいと思います。 ○議長(小野寺隆夫君) 菊地商工観光部長。 ◎商工観光部長(菊地厚君) 補助金の金額でございますけれども、これにつきましては、水沢クロスさんの部分につきましては、いろいろな各店舗がほかにもたくさん入られております、1階以降、上のほうに。そういった方々への貸付けの面積、またはその単価、そういったものも見ておって、それらを判断の材料にさせていただいたところでございますし、それから先ほど申しました電気料等につきましては実績、そういったものも見させていただいて、貸付料金を算定しているという形でございます。 ○議長(小野寺隆夫君) 補助金の内容の根拠等につきましては、今定例会予算審査もありますので、その席で、さらにお伺いしたい場合はお願いしたいと思います。12番廣野富男議員。 ◆12番(廣野富男君) 私がお伺いしたのは、今回、15年ぶりに初めての監査受けられたので、その監査を受けられたと同時に、この補助金適正化方針に基づいて評価されましたかというふうに伺ったつもりでございます。 ○議長(小野寺隆夫君) それは適正化方針に基づいて補助を交付したのかということになりますか。12番廣野富男議員。 ◆12番(廣野富男君) 今回、この財政援助団体の監査については、先ほど代表監査委員さんから報告いただいたとおりやられてきたと思いますが、特に今回のクロスさんについては、この15年間、補助金をしております。それで、今回の監査に合わせて、担当部では、この補助金の交付に対する評価は同時にされましたかというお尋ねをさせていただいております。その1点だけです。やっていなければやっていなくていいです。 ○議長(小野寺隆夫君) 菊地商工観光部長。 ◎商工観光部長(菊地厚君) 当部といたしましては、この事業につきましては、予算のほうの審議を経て、議員の皆様のご了解を得て実施しているところでございますし、そしてその予算の執行状況がどのようかということで、本回、監査を受けさせていただいたものでございます。その執行状況について事前に当方というか、当部においてどうかという評価をしたものではございません。ただ、今回の評価において良好に執行されているというご判断をいただいたところでありますので、それについてはよかったなと考えているところでございます。 それから、来年度につきましても、現在、今度の議会においてご提示させていただくところでございますので、それについてはご審議をいただければというふうに考えているところでございます。 ○議長(小野寺隆夫君) 質問を終結いたします。 なお、今期定例会に提出のため、市長より議案等62件の送付を受けております。 これをもって報告を終わります。----------------------------------- ○議長(小野寺隆夫君) 日程第4、令和3年度奥州市施政方針(市長演述)を行います。 市長より発言の許可を求められておりますので、これを許可いたします。小沢市長。     〔市長小沢昌記君登壇〕 ◎市長(小沢昌記君) 本日ここに、令和3年第1回奥州市議会定例会の開会に当たり、令和3年度の市政運営の基本方針及び主要な施策について所信の一端を申し上げ、議員各位並びに市民皆様のご理解とご協力をお願い申し上げるものであります。 平成23年3月11日に発生した東日本大震災から今年3月で10年が経過します。地震により発生した津波により、本県三陸沿岸をはじめとする東日本太平洋沿岸の広い範囲で甚大な被害が発生し、多くの貴い命が失われました。 ここに東日本大震災により亡くなられた方々に対し、改めて追悼の意を表すとともに、発災以来、地域社会の復興に向け、取り組まれている関係各位に対し、深い敬意を表すものであります。 この震災を契機として、市民の防災に対する意識やニーズが高まっていくことを意識しつつ、さきの震災を教訓として、市としてさらに災害に強いまちづくりを目指して取り組んでまいりたいと考えております。 現在、市では協働を礎としたまちづくりを進めており、これまでの取組みを通じて、市内全ての地区センターの管理運営を地域づくり活動の中核を担っていただいている地区振興会に託すことができたことに加え、地区振興会をはじめとする協働の担い手による個性を生かした自立的で主体的な活動が展開されていることは、大きな成果と捉えております。 協働の主役は、担い手であり、その担い手が互いに連携しながら活動の幅を広げ、ステップアップしていくことで、おのずと目指すべき協働によるまちづくりが推進され、市民誰もがこのまちに住んでよかったと実感していただけることにつながるものと考えております。 現在、改定作業を進めております協働のまちづくり指針においては、こうした目標を実現するため、それぞれの担い手の活動が持続可能なものへとステップアップしていけるような施策を盛り込み、展開をしてまいります。 新型コロナウイルス感染症への対策につきましては、本部会議において協議をしながら各種対策を実施しております。 これまで衛生用品の配布、感染対策に係る補助などの取組みのほか、機会を捉えて市長メッセージを発出しながら、感染対策の徹底をお願いしてまいりました。 現在、市内での感染は最小限に抑えられていると考えておりますが、今後も国や県の対応方針を踏まえ、引き続き市民の命を守る感染対策と暮らしや経済の支援に取り組んでまいります。 また、今後、予定されているワクチン接種につきましては、岩手県、奥州医師会などと十分に協議をしながら、円滑に実施してまいりたいと考えおります。 次に、本市における安定的な医療提供体制の構築についてであります。 昨年11月に策定いたしました奥州金ケ崎地域医療介護計画では、胆江医療圏の現状分析を基に、医療、介護関係者の連携を深めるとともに、今後、不足が見込まれている在宅医療の対応強化に努めることとしております。 現下の医療ニーズに即し、感染症病床の維持を図りながら、新たな感染症への対応も考慮した体制構築を検討してまいります。 また、市立病院・診療所改革プランに関しては、地域医療介護計画の方向性を踏まえ、市立の医療施設が担うべき機能への分化を図るとともに、新市立病院建設に向けた合意形成を図りながら、将来にわたり持続可能な地域医療体制の構築を目指してまいります。 コロナ禍において、全国的に祭り、イベントの開催機会が失われる中、ふるさと応援寄附事業は、昨年度の寄附件数を大きく上回り、地元産の返礼品などを通じて奥州市を全国へアピールすることにつながっております。 しかし、自治体間の競争が激化していることから、プロモーション活動をさらに広げるため、新たな地域資源の掘り起こしや、SNSなどのインターネットを活用した情報発信を強化するとともに、市民参加型のプロモーションの可能性について検討してまいります。あわせて、オンラインイベントなどの新しい手法を積極的に取り入れながら、本市の魅力発信、知名度向上に取り組んでまいります。 次に、市が掲げる重点施策についてであります。 人口プロジェクトに関しましては、第2期奥州市まち・ひと・しごと創生総合戦略に基づき、引き続き各種事業を着実に推進してまいります。 特にも、これまで取り組んできた移住定住促進に加え、ふるさと納税などを契機とした関係人口の拡大も視野に入れながら、民間企業との共同や定住自立圏を構成する自治体との連携などを図り、より実効性のある施策を展開してまいります。 ILCプロジェクトに関しましては、昨年、欧州素粒子物理戦略が策定され、ヨーロッパ各国から日本へのILC誘致に積極的な協力姿勢が示されたほか、米国政府も強い支持を表明いたしました。 今後は、ILC研究所設立の前段階であるILC準備研究所の立ち上げに向けた国際的議論が加速する見通しであります。 本市といたしましては、東北ILC事業推進センターを通じたILCプロジェクトの実現に向け、受入環境整備の検討などに取り組んでまいります。 続いて、総合計画に掲げる大綱ごとの施策の推進について申し上げます。 第1に、「みんなで創る生きがいあふれるまちづくり」についてであります。 地区センターの管理運営と特色ある地域づくり活動を展開していただいている地区振興会との協働を継続するとともに、経営力を備えた地域運営に向けた支援を進めてまいります。 また、意欲ある市民活動や地域課題解決のためのアイデアをかたちにするため、市民公益活動団体相互のつながりを深めることに加え、団体と地域を結びつけるための取組みを実践するとともに、課題解決に向けた提案を具体化する協働の提案テーブルの有効活用に努めてまいります。 生涯学習の推進については、市民一人一人が生涯にわたって学びを深め、潤いのある人生を送ることができるよう、学習の機会や情報の提供などの支援を行ってまいります。 芸術文化の振興については、コロナ禍で難しい状況ではありますが、多くの市民に優れた芸術に触れる機会を提供してまいります。 スポーツの振興については、チャレスポおうしゅうにより、新しいスポーツやレクリエーションにチャレンジする機会を提供するなどして、全市民週一運動を推進してまいります。 いわて奥州きらめきマラソンにつきましては、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、2年連続で中止せざるを得ない状況となりましたが、令和4年度の第6回大会開催に向け、生涯スポーツの振興に寄与し、これまで以上に奥州市の魅力を全国へ発信する地域色豊かな大会づくりを目指してまいります。 1年遅れで開催される東京2020オリンピック・パラリンピックに関しては、本市においても、聖火事業、奥州いさわカヌー競技場を生かした世界の強豪によるカヌー競技の事前合宿の受入れなどの実施により、本市のアピールと開催に向けた機運醸成を図るとともに、多くの市民がスポーツに親しむ機会の創造に努めてまいります。 第2に、「未来を拓く人を育てる学びのまちづくり」についてであります。 近年、児童・生徒数の減少に伴い、適正な教育環境の構築を図るため、教育委員会事務所内に学校再編推進室を設置し、市内小中学校の再編に取組みます。 また、国が推進するGIGAスクール構想に対応するため、同様に情報教育推進室を設置し、学校教育におけるICT活用を効果的に進めてまいります。 さらに、安心・安全かつ快適な教育環境整備については、老朽化が著しい水沢中学校の改築を進めることとしており、基本計画を踏まえた調査、設計に取り組みます。 また、老朽化した施設の改築や改修工事や修繕を計画的に進めてまいります。 世界遺産の推進については、県をはじめ関係団体と連携し、拡張登録に向けて取り組みます。 歴史遺産の保存と活用については、古文書などの記録史料の調査、仏像などの美術工芸品の所在調査及び埋蔵文化財包蔵地の発掘調査を進め、これら調査記録を公開してまいります。 なお、教育における人づくりに関しては、教育行政方針として教育長から申し上げます。 第3に、「健康で安心して暮らせるまちづくり」についてであります。 地域福祉の推進については、第3期奥州市地域福祉計画に基づき、制度、分野ごとの縦割りや、支え手、受け手という関係を超えて、地域の住民や多様な主体が参画し、人と人、人と資源が世代や分野を超え、つながることで、住民一人一人の暮らしに生きがいを地域とともに創っていく地域共生社会の実現に向けて取り組んでまいります。 生活困窮者への支援については、自立相談支援を行うくらし・安心応援室において、生活に困窮する方々の相談に応じ、就労支援や家計改善などを包括的に支援するとともに、生活保護受給者の生活習慣病の発症予防や重症化予防などを推進する被保護者健康管理支援事業を実施してまいります。 高齢者支援については、奥州市高齢者福祉計画及び第8期介護保険事業計画に基づき、介護予防や認知症施策、介護サービス提供体制の整備などに取り組み、住み慣れた地域での生活を支える地域包括ケアシステムの充実に努めてまいります。 障がい福祉の推進については、第6期奥州市障がい福祉計画、第2期奥州市障がい児福祉計画及び第2期奥州市障がい者計画に基づき、多岐にわたる障がい福祉施策を総合的かつ横断的に推進するとともに、障がい者、障がい児の現状の把握と将来の動向予測により、今後の障がい福祉施策を効果的に進めてまいります。 地域医療の充実につきましては、一次・二次救急医療体制の支援に取り組むとともに、市立医療施設の機能分化と経営の安定化に取り組みます。 子育て支援については、子育て世代包括支援センターがワンストップの相談窓口となり、妊娠・出産・子育て期にわたる切れ目のない包括的な支援を実施してまいります。 様々な問題を抱えた家庭が自立して子育てができるよう、適切な相談対応や支援を行うほか、関係機関と連携を図りながら、虐待の未然防止、早期発見に努めてまいります。 待機児童解消の取組みについては、奥州市立教育・保育施設再編計画に基づき公立施設の再編を進め、私立施設で対応できない特別支援などの需要への対応や保育士確保を推進するとともに、教育・保育施設の拡充のため民間事業の支援に取り組んでまいります。 健康づくりの推進については、がん患者が購入するウイッグや乳房補正具に対する助成を新たに行うとともに、介護予防の推進と併せて、高齢者の保健事業と介護予防の一体的な実施に取り組みます。 第4に、「豊かさと魅力のあるまちづくり」についてであります。 農業の振興については、奥州市農業振興ビジョンに基づき、米、牛、リンゴ、野菜、花卉などの生産振興の支援、農業経営の持続化を図るための基盤整備事業、農産物の被害や耕作放棄につながる有害鳥獣の対策強化を推進するほか、同ビジョンの中間評価年となっていることから事業の検証、見直しを併せて行ってまいります。 また、農業者の高齢化と減少が進んでいることから、農業経営体の大規模化と併せて新規就農や担い手の経営を継承し発展させる取組み、日本型直接支払制度により中山間地域などにおける活動などを支援してまいります。 6次産業化、地産地消の推進については、令和2年度中に策定予定の6次産業化推進計画及びおうしゅう地産地消推進計画に基づき、地域ぐるみの6次産業化、地産地消のさらなる推進に努めてまいります。 林業の振興については、森林資源の適切な管理を推進し、森林環境譲与税を生かした森林整備やその促進につながる取組みを進めてまいります。 地域企業、伝統産業の振興については、大学や関係機関との連携の下、産業支援コーディネーターを中心に、販路の拡大や競争力の強化、人材確保及び事業継承を含めた支援を行い、市内企業の経営力強化を図ってまいります。 企業誘致については、広表工業団地の分譲強化に取り組むとともに、江刺袖山地区を予定地とする新たな工業団地の整備を着実に進めてまいります。 産業振興については、奥州市商店街活性化ビジョンを策定し、やる気のある事業者を積極的に支援することにより、商店街のにぎわいの創出に努めてまいります。 観光振興については、奥州市観光基本計画に基づく、新たな観光資源を活用した体験型メニューを中心とする着地型観光を推進するほか、4月から9月にかけて実施される東北デスティネーションキャンペーンや平泉の世界遺産登録10周年に対応した誘客プロモーション、特別企画などの魅力的なコンテンツ開発を官民協働で推進してまいります。 また、新型コロナウイルス感染症の収束後を見据え、台湾をメインターゲットとする外国人観光客の誘客促進、受入体制の充実などへ戦略的に取り組むとともに、県や周辺自治体などとの連携による広域観光を積極的に推進いたします。 第5に、「環境にやさしい安全・安心なまちづくり」についてであります。 自然環境、生活環境については、環境市民会議などとの協働により、環境基本計画に基づく取組みを推進し、豊かで良好な環境の保全を図ってまいります。 防災対策につきましては、頻発する災害に対応するため、緊急告知ラジオやエリアメール、国のLアラートなどにより、災害情報が市民により伝わりやすい体制を構築するとともに、情報の活用について周知してまいります。 また、要配慮者が安全に避難できるよう自主防災組織との連携を図るとともに、指定避難所の備蓄対策や感染症対策に万全を期してまいります。 防災の要となる消防団員の確保対策といたしましては、引き続き消防団応援の店や消防団協力事業所の拡充を進め、消防団活動を率先し、誇りを持って遂行できる環境づくりに努めてまいります。 持続可能な公共交通体系の確保については、市民の足を守るため、公共交通を地域に根差した小回りが利く仕組みに転換していくことが必要と考えており、地元住民、交通事業者の協力を得ながら、着実に第3次奥州市バス交通計画を推進してまいります。 第6に、「快適な暮らしを支えるまちづくり」についてであります。 道路環境の充実については、奥州市道路整備計画に基づき道路整備を進めているところですが、現計画が令和3年度で終了することから、次期計画の策定と併せ、幹線道路や生活道路の整備、修繕を進めるほか、橋梁長寿命化計画をはじめとする各長寿命化計画に基づき、道路インフラの計画的な点検と修繕を実施してまいります。 また、国道4号水沢東バイパスなど国県道の整備促進や北上川無堤地帯の治水対策については、引き続き国、県に強く要望してまいります。 地域の特性を生かしたまちづくりの推進については、都市計画マスタープランに掲げるコンパクトで効率的な市街地の整備による持続可能なまちづくりを目指すため、都市再生特別措置法に基づく立地適正化計画の策定に向けた取組みを進めてまいります。 水道事業については、老朽管更新事業、水圧適正化事業などの継続により有収率の向上を図るとともに、管路及び施設の耐震化事業を計画的に進め、安全・安心な水の安定供給を図ってまいります。 また、昨年度に引き続き胆江広域水道用水供給事業からの将来受水量を決定するため、配水系統、施設の再編及び統廃合の検討に取り組んでまいります。 下水道事業については、汚水処理基本計画に基づき、汚水処理施設の整備及び統廃合を進め、水質の保全と生活環境の向上を図ってまいります。 現行の総合計画に関しましては、令和3年度をもって計画期間の折り返しを迎えることとなります。 令和2年度から財政健全化の目標を打ち出していることから、これまで以上に事業実施に関して創意工夫が求められることになりますが、各施策が目標として掲げる成果指標の達成に向け、取組みを強化するとともに、これまでの実績及び成果についての検証を行い、令和4年度からの市勢発展の方向性を示す後期計画を策定してまいります。 こうした施策を推し進め、市の目指すべき都市像を実現するためには、財政健全化による市財政の立て直しが急務であると考えております。 3年間の財政健全化重点取組期間の初年度となる令和3年度の予算編成に当たっては、選択と集中による事務事業の見直しにより、歳出規模全体の圧縮を図りながらも、協働のまちづくりの定着を基本姿勢として、市民の皆様の安心・安全の確保や産業振興などの事業を確実に盛り込み、その総額は564億7,000万円となりました。 歳入においては、長引く新型コロナウイルス感染症拡大の影響により市税は落ち込み、普通交付税は合併算定替えによる特例措置が終了するものの、臨時財政対策債を含めた比較では前年度より微増、地方消費税交付金も増額を見込んでおります。 しかしながら、これらの歳入は新型コロナウイルス感染拡大の影響を大きく受けるため、予断を許さない状況であると認識しております。 一方、歳出は、社会保障関連経費や公共施設の維持管理、補修、譲渡などに係る経費が増加傾向にあります。 事務事業経費の削減や使用料、減免基準の見直しなど、財政健全化重点6項目の取組みによる歳入の確保と歳出の抑制を図った結果、財政調整基金の取崩し額は13億4,000万円となり、前年度から15億円減少したものの、依然として歳出が歳入を大幅に上回る状況であります。 持続可能な行政経営のため、令和7年度の収支均衡を目指し、財政健全化に向けた取組みを着実に実行してまいります。 本市の公共施設については、人口減少や社会ニーズの変化のほか、施設の更新費用などの集中的な経費増大にも対応していかなければなりません。 この課題を解決するため、奥州市公共施設等総合管理計画に掲げる3つの基本方針である供給量の適正化、既存施設の有効活用、効率的な管理運営に基づき、総合的かつ計画的な管理を着実に進めていく必要があります。 本年3月に決定、公表を予定している個別施設計画は、3つの方針の下、次の世代に負担を残さず、良好な環境で施設を維持する仕組みを構築するものであります。 この個別施設計画に基づき、本市の将来を見据えた公共施設の適正化を強化してまいります。 特にも、観光施設等の民間移譲については、令和2年度において、対象となる施設の譲渡物件の取扱いと譲受者への支援方針を定めたところです。 温泉保養施設ひめかゆについては、株式会社ひめかゆが譲受者となり、この春から新たな経営のスタートを切ります。 衣川荘については、公募型プロポーザルを確実に進め、早期移譲に向けて努めてまいります。 また、市内3つのスキー場については、現状での事業継続は困難であることから、広く関係する方々の意見に耳を傾けながら、新たな経営の手法の模索、併せて廃止、休止も視野に入れた検討を進めてまいりたいと考えております。 昨年10月から東北新幹線水沢江刺駅のホームに本市出身のシンガーソングライター、故大瀧詠一さんが手がけた楽曲が発車メロディーとして流れ始めました。 ご当地らしさを発信するこの発車メロディーの導入は、県内他市においても同様の取組みが行われておりますが、本市においては市民有志の発案を契機として、市民の間に賛同の輪が広がり、最終的には行政やJRなどとの連携、協力により実現することができたものであります。 この取組みは、まさに本市が目指す協働のまちづくりを具現化した象徴的な事例であると私は考えております。 人口減少や少子高齢化に加え、新型コロナウイルス感染症対策など、私たちを取り巻く環境は一層厳しさを増してきております。 しかし、私は、市民有志の思いが水沢江刺駅の発車メロディー導入を実現できたように、市民、行政、事業者といったまちづくりに関わる各主体がそれぞれ自らの役割を認識し、相互に補完し、協力し合うことにより、様々な課題が山積するこの難局を乗り切っていけるものと確信をしております。 当面は、新型コロナウイルス感染拡大防止を最優先に注力せざるを得ない状況にありますが、近い将来において、こうした状況が収束することを見据え、感染症リスクに強い新しい生活様式の確立や持続可能な地域経済の構築という視点も取り入れながら、総合計画の後期計画の策定や各施策の推進にしっかりと取り組んでまいりたいと考えております。 議員各位並びに市民の皆さまにおかれましては、共によりよいまちづくりを目指すパートナーとして、ご理解とご協力を賜りますよう心からお願い申し上げ、施政方針とさせていただきます。来年度もどうぞよろしくお願いをいたします。
    ○議長(小野寺隆夫君) お諮りいたします。ただいまの市長演述に対する質問は後日行うことにしたいと思いますが、これにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) ご異議なしと認めます。よって、そのように決しました。 ここで、午前11時15分まで休憩いたします。     午前11時1分 休憩-----------------------------------     午前11時15分 再開 ○議長(小野寺隆夫君) 再開いたします。----------------------------------- ○議長(小野寺隆夫君) 日程第5、令和3年度奥州市教育行政方針(教育長演述)を行います。 教育長より発言の許可を求められておりますので、これを許可いたします。田面木教育長。     〔教育長田面木茂樹君登壇〕 ◎教育長(田面木茂樹君) 本日ここに、令和3年第1回奥州市議会定例会を開催するに当たり、令和3年度の教育行政の主要な施策について所信の一端を申し上げ、議員各位並びに市民の皆様のご理解とご協力をお願いいたします。 人を育む教育は社会形成の礎であるという認識の下、市総合計画や教育振興基本計画などの諸計画に基づき、一人一人が輝く教育を推進します。 また、未来を開く人材を育てるため、本市の伝統である学ぶことを念頭に置き、知育、徳育、体育の調和的な推進のため、学校教育の充実などに、きめ細かな施策を展開します。 以下、令和3年度の教育行政の重点施策について、第2次奥州市総合計画に掲げる施策の体系に基づき申し述べます。 初めに、「生きる力」を育む学校教育環境の充実について申し上げます。 1つ目は、「学校教育の充実」であります。 学校教育は、各学校の学校経営によって支えられており、教育課程に基づき教職員が一丸となって、組織的かつ計画的に教育活動の充実を図っていく必要があります。そのために、教職員の健康、安全を守る職場環境づくりを進め、教職員の働き方改革を推進します。 令和3年度の教育指導の要点、柱は、「児童・生徒の人間関係づくりと教職員の同僚性を大切にした教育の推進」、「共に学び共に育つ教育の推進」、「家庭、地域との協働による学校経営の充実」、「岩手で、世界で活躍する人材の育成」を土台とし、次の4点について重点的に取り組みます。 1点目は、「幼小連携の充実」です。 幼児教育推進体制の構築と幼児教育アドバイザーの養成、派遣を行い、幼稚園と保育所、公立、私立などの垣根を越えた連携と、小学校との円滑な接続に向けた支援を行い、保育、幼児教育のさらなる充実を目指します。 2点目は、「確かな学力を保障する教育の充実」です。 今年度は中学校においても新学習指導要領が全面実施されることから、その趣旨を踏まえ、児童・生徒一人一人に確かな学力を保障する教育の充実に努めます。 そのために、授業力アップ研修会、学校公開研究会、授業訪問を、コロナ禍の状況を見極めながら可能な範囲で実施するほか、中学校区内の小中学校が連携して研究を進める授業改善推進研究会を通して、主体的、対話的で深い学びの実現に向けた授業改善と教員一人一人の資質の向上を図ります。 さらに、市全体及び各校において学習状況を分析し、全教員の共通理解の下、児童・生徒のつまずきに対応した学習指導を進め、「わかる」だけでなく「できる」授業づくりに努めます。 また、小学校の外国語活動と、中学校の英語教育の充実を図るとともに、生徒が英語力の向上に向けて、意欲的に英語検定取得を目指し受験する機会を支援するため、昨年度に引き続き英語検定の検定料助成事業を実施します。 加えて、今年度は国のGIGAスクール構想に基づき、1人1台タブレットの配置が実現することから、新たに学校教育課内に情報教育推進室を設置し、ICT機器を適切に活用するための支援を図り、子供たち一人一人の個に応じた学びの実現を目指します。 3点目は、「心の教育の充実」です。 まず、学校の教育活動全体を通して、児童・生徒がお互いのよさに気づき、違いを認め、それを受け入れながら共に支え合う望ましい人間関係を築き、自己肯定感が高まるよう支援します。そのために、学級集団の状態を把握するQ-Uテストを実施し、その分析結果を活用した課題解決に取り組みます。 次に、増加している不登校の対策として、問題行動等対策実行委員会を中心に、関係機関が連携して学校を支援することにより、未然防止と初期対応を大切にするとともに、児童・生徒の自立が促されるよう支援します。 さらに、いじめ対策として、学校いじめ防止基本方針に基づいた全教職員による取組みを推進します。学校生活アンケートだけでなく、小さないじめ行為も見逃すことのない教職員の体制づくりをより重視し、初期対応を丁寧に行うことを重点に、いじめの解消を図ります。 これらの不登校といじめの対応として、学びと心の指導員や指導主事が継続的に学校を支援するとともに、適応支援相談員による一人一人の児童・生徒の支援に努めます。 また、子供たちの豊かな心を育むため、読書活動や特別活動などに積極的に取り組み、他人を思いやったり、互いに助け合ったりすることができる心の教育の充実に努めます。 4点目は、「特別支援教育の推進」です。 一人一人の特性やニーズに基づいた特別の教育課程を編成するとともに、個別の教育支援計画などの見直しと、指導、支援における計画の活用を促します。 各学校においては、特別支援教育コーディネーターを核とし、校内研修会を実施するなど、組織的な校内支援体制の充実を図ります。幼児教育から高等学校までの継続的な支援と関係機関と連携した多面的な支援を行います。 特別支援教育支援員配置事業では、支援員を増員し、関係機関との連携や研修会を通して、個々の状況に応じた支援の充実を図ります。あわせて、教育研究所の特別支援教育を担当する職員が学校を巡回し、児童・生徒のニーズに対応します。 以上の重点項目に取り組むと同時に、健やかな体を育むため、体力の向上や望ましい生活習慣の形成、薬物乱用防止などに関する保健指導を通して、心の健康を含めた健康教育を推進します。 また、栄養教諭や食育担当者と連携し、地産地消を推進するとともに、食への関心を高め、安全・安心な学校給食の提供と食育の推進を図ります。 さらに、グローバル化する社会に対応するとともに、国際リニアコライダー実現に向けたまちづくりにも貢献できる、広い視野を持った人材育成を図ります。そのために、外国語活動、外国語教育の充実に向けてALTの積極的な活用を図ります。また、今後導入される1人1台タブレットを活用し、中学生海外派遣研修の派遣先である学校とのオンラインによる授業交流などを通し、外国語教育と国際理解教育の充実を図ります。 学校再編については、適正規模による望ましい教育環境の構築を図るため、学校再編計画を策定し、地域ごとの検討委員会、準備委員会を立ち上げ、保護者、地域の考え方を尊重しながら、具体的な再編に向けて進めます。また、学校教育課内に学校再編推進室を設置し、再編に係る事務作業を進めます。 「生きる力」を育む学校教育環境の充実における2つ目は、「安全・安心な教育環境の充実」であります。 教育関係施設の改築事業と耐震化の推進については、老朽化が進む水沢中学校校舎改築に係る設計業務を進めます。 安全に配慮した施設の管理と整備については、幼稚園、小中学校や学校給食施設の施設設備に係る法定点検を行い、点検の結果及び各施設からの情報に基づき、改修や修繕を実施します。 快適な教育環境の整備については、児童・生徒などが快適に過ごすことができる環境を整えるため、計画的にトイレ洋式化工事などを実施します。 次に、「次代をつむぐ歴史遺産の保存と活用」について申し上げます。 文化財は、地域社会の活性化や魅力ある郷土づくり、市民の学習活動における資源でもあります。郷土の歴史や先人の生き方を学び、市民、特に未来を担う子供たちが郷土を理解して誇りを持つことができるよう、その基本となる歴史遺産の調査研究、適切な保存と活用を進めます。 以下、施策の体系に基づき申し述べます。 1つ目は、「歴史遺産の公開と活用」であります。 市内には多くの史跡や歴史的建造物があり、また、牛の博物館などの文化財施設には貴重な史料が収蔵されています。 これらの歴史遺産を適切に保存するとともに、文化財施設では、常設展示のほか、企画展示や巡回展示を開催して広く公開します。 さらに、市内の小中学校に施設の利用に関する情報を提供するとともに、「奥州市web博物館」や市の広報を活用して情報発信に努めます。 また、老朽化が進む施設については、施設の性格、利用状況、市域全体のバランスを勘案し、施設の整理統合について検討を進めます。 2つ目は、「文化財の調査研究の推進」であります。 斎藤子爵水沢文庫、旧安倍家住宅など歴史的価値の高い建造物は、国登録有形文化財への登録を進めます。 市内に残されている古文書などの歴史資料は、所蔵調査の上、目録を作成するとともに、解読を進めます。そのほか、仏像などについて所蔵調査を行います。 世界遺産登録推進については、引き続き県及び関係市町と連携して取り組みます。 また、白鳥舘遺跡、長者ヶ原廃寺跡については、適切な保存と管理及び整備と活用を図るため、ガイダンス施設の建設に向けた準備を進めます。 3つ目は、「文化財の保存と管理」であります。 市内に多く所在する文化財を次世代へ継承していくため、定期的な点検を行うとともに、所有者に対して必要な助言を行い、適切な保存と管理が行われるよう支援します。 歴史的建造物は、適切な保存と管理を行い、計画的な修繕を進めます。 また、無形民俗文化財の継承と保存のため、郷土芸能祭などの発表の機会を提供するとともに、用具更新などの要望に対して補助を行います。特に風流踊の一つとして全国の風流芸能団体とともに、ユネスコ世界無形文化遺産への登録を目指す重要無形民俗文化財「鬼剣舞」については、北上市とも連携を図り、登録に向けた活動を支援します。 4つ目は、「文化財保護体制の充実」であります。 文化財を適切に保護するため、文化財指定や保存活用に関する重要事項について、文化財保護審議会に諮問し、その答申に基づき適切に管理を行います。また、関係機関や団体と連携するとともに、専門研修への積極的な参加により職員の知識と技能の習得に努めます。 最後に、市の総合計画に掲げる大綱の「みんなで創る生きがいあふれるまちづくり」における施策のうち、教育委員会が所管するものについて申し上げます。 1つ目は、「生涯にわたる学習活動への支援」であります。 市民一人一人が、生涯にわたり学びを深め、その成果を生かすことで豊かな人生を送ることができるよう、学習機会や情報の提供など生涯学習の支援を行います。 また、地区振興会による生涯学習事業が効果的に実施されるよう、人材育成などを通じて支援します。 家庭教育の支援及び青少年の育成については、家庭教育講演会や教育振興運動、青少年リーダー育成、放課後子ども教室など各種事業を地域ぐるみで実施し、青少年の社会参加活動への意欲向上や心豊かな人間性の涵養を図ります。 2つ目は、「本に親しむ活動の推進」であります。 読書ボランティアの連携による幼児や小中学生への読み聞かせ、高校生ボランティアの育成、毎月4日と定めている奥州市家庭読書の日「ねぇ読んで」の普及や、図書館における読書活動の推進など、子供から大人までが読書に親しむ環境づくりに努めます。 また、図書館利用者の学習や調査研究を支援するため、必要となる資料や情報を提供するレファレンス機能を充実させるとともに、多様な企画展を催し、本に親しむ機会を提供します。 以上、令和3年度における教育行政の基本的な方針と施策の概要について申し述べました。 教育分野のデジタル化に向けたGIGAスクール構想の推進など、教育におけるICTの活用が強力に推し進められ、教育をめぐる環境は大きく変容していくことが予想されています。こうした中において、自分の夢や希望に向かって力強く進んでいこうとする奥州の子供たちは、私たちにとって希望であり、宝です。 昨年はコロナ禍の中、各種の学校行事が縮小、変更を余儀なくされました。その中にあって、修学旅行先が県外から県内に変更されたことで、地元岩手のよさを再確認することができたとの成果も聞かれています。今後もコロナ予防対策に取り組みつつ、最大限の教育効果を上げることができるよう各学校と連携を図ります。 「学ぶことが奥州市の伝統であり、未来である」とする本市教育行政の基本理念の下、奥州の子供たちが変化の時代をたくましく生き抜く力を身につけることができるよう、教育の発展に向けて全力で取り組みます。 議員各位並びに市民の皆様の深いご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げ、教育行政方針といたします。 ○議長(小野寺隆夫君) お諮りいたします。ただいまの教育長演述に対する質問は後日行うことにしたいと思いますが、これにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) ご異議なしと認めます。よって、そのように決しました。----------------------------------- ○議長(小野寺隆夫君) 日程第6、報告第1号、議会の議決を経た工事請負契約の変更に係る専決処分の報告についてを行います。 提出者の説明を求めます。小沢市長。 ◎市長(小沢昌記君) 報告第1号、議会の議決を経た工事請負契約の変更に係る専決処分の報告について副市長より申し上げますので、ご了承を願います。 ○議長(小野寺隆夫君) 新田副市長。 ◎副市長(新田伸幸君) 報告第1号、議会の議決を経た工事請負契約の変更に係る専決処分の報告についてご説明を申し上げます。 令和2年3月12日に議会の議決を経た江刺第一中学校屋内運動場改築建築工事について、その契約の締結後、切り回し配管保護のための仮設敷き鉄板の敷設の追加や校舎接続部分における生徒の安全対策の追加、実地精査などにより、工事費の増額が生じました。 このことから、地方自治法第180条第1項の規定に基づき、令和3年1月28日付で、当初契約額から100万1,000円を増額し、変更後の請負金額を5億7,740万1,000円とする変更契約の締結に係る専決処分をいたしましたので、同条第2項の規定によりご報告を申し上げるものでございます。 ○議長(小野寺隆夫君) ただいまの報告に対し、質問ありませんか。19番阿部加代子議員。 ◆19番(阿部加代子君) 19番阿部加代子です。 今回、様々な精査をされて、100万円ほどの増額ということのようでございますけれども、一度議決をしたものでございますので、詳細のところの説明をいただければというふうに思います。 資料を添付していただいておりますので、副市長のほうから大まかなところは説明をいただいたわけでございますけれども、もう少し詳しい説明をいただければというふうに思います。 ○議長(小野寺隆夫君) 及川教育総務課長。 ◎教育総務課長(及川協一君) それでは、工事の詳細の内容について大まかなところになりますけれども、ご説明をさせていただければと思います。 まず、一番大きなものでございますが、配管の切り回しということで、これは新しい体育館の基礎を打つときに配管の場所と重複するということが分かりまして、実際に掘ってからその状態が分かりましたものですから、既存の配管を切り回すという形での対応をさせていただいております。そのために、その配管を保護するための鉄板を敷設しなければならなくなりましたので、その分が一番大きな増の要因でございます。 それからもう一つ、減のほうですけれども、防球ネット、最初は6張りを予定してございましたが、これは現状に合わせまして、2張りで済ませるということで、この部分、減額としては150万円くらいの減ということで、大きな要因としてはその増減が、細かいところ22件要因はございますが、大きなところはその2つかなというところでございます。よろしくお願いいたします。 ○議長(小野寺隆夫君) 19番阿部加代子議員。 ◆19番(阿部加代子君) 19番阿部加代子です。 ありがとうございました。 それで、変更のところの理由につきましてですけれども、学校との協議により不要とするものというものが大変多くございます。設計の段階で学校と様々協議をされてきたと思いますけれども、さらに協議が必要だったのではないかというふうに思われます。例えば、網戸につきましても、これは必要ないというふうに変更後なっておりますけれども、本当にそうだったのかなというふうにも思いますし、あとコートですか、バトミントンのコートだとかハンドボールのゴールとか、防球ネットもそうですけれども、当初から学校としっかり検討しておれば、このような変更はなかったのかというふうに思われますけれども、その点のご所見をお伺いしたいというふうに思います。 ○議長(小野寺隆夫君) 及川教育総務課長。 ◎教育総務課長(及川協一君) 設計段階で様々学校との協議はしているわけではございますけれども、工事が進んでいく中で、これをどうしますか、これをどうしますかということで承認申請が業者のほうから出てまいります。そういった工事の進捗に合わせまして、学校との協議が必要な部分についてはその都度やらせていただいておりまして、その中の変更というふうに我々のほうでは認識しているところでございます。 以上でございます。 ○議長(小野寺隆夫君) 19番阿部加代子議員。 ◆19番(阿部加代子君) 19番阿部加代子です。 工事のときに承認をいただきながら進めるということではあるとは思いますけれども、当初の設計のところで必要あるのかないのかというような細かいところ、もう少し詰めていただければ、このような変更はなかったのかというところもありますので、学校の様々な改修、それから建設等のときに4回から5回ぐらい変更を出されたという事例がございます。そのときにも、なぜこういうことになったのかというようなご説明をいただいたわけではありますけれども、そのときに感じますのが、やはり学校との協議をもう少し進めていれば、あまり変更なく進めていけたのではないかというふうに思っております。ご所見を伺って終わりたいというふう思います。 ○議長(小野寺隆夫君) 千葉教育部長。 ◎教育委員会事務局教育部長(千葉昌君) 議員のおっしゃるとおり、事前に吟味した、調べた設計に基づいて発注、それから契約、そして工事の施工完了というのが本来の流れであるということは十分ご承知をしております。 しかし、施工の段階で、当初想定できなかった部分とか、現地調査の結果による工事の内容の変更とか、また子供たちの安全により配慮した、そういった見直しをしたものであります。やむを得ず変更が出てきたものというものでありますので、ご理解をいただきたいというふうに思います。 それから、議員がおっしゃったとおり、できるだけ事前に精査をした形で、学校とも十分に協議をして設計を組んでいくように、今後も努めてまいりたいというふうに、こう考えております。よろしくお願いいたします。 ○議長(小野寺隆夫君) 質問を終結いたします。 以上をもって報告第1号を終わります。----------------------------------- ○議長(小野寺隆夫君) 日程第7、報告第2号、自動車損傷事故に係る損害賠償事件に関する専決処分の報告についてを行います。 提出者の説明を求めます。小沢市長。 ◎市長(小沢昌記君) 報告第2号、自動車損傷事故に係る損害賠償事件に関する専決処分の報告について副市長からご説明申し上げますので、ご了承を願います。 ○議長(小野寺隆夫君) 新田副市長。 ◎副市長(新田伸幸君) 報告第2号、自動車損傷事故に係る損害賠償事件に関する専決処分の報告についてご説明を申し上げます。 令和2年12月18日午前10時30分頃、江刺の川原町多目的広場において、自動車損傷事故が発生いたしました。 この事故は、同広場の除雪作業中に、江刺総合支所地域支援グループの職員が運転するホイールローダーのバケット部分が駐車していた相手方車両に接触し、当該車両のライトカバー及び周辺ボディー部分を損傷させたものであります。 相手方との協議の結果、市と相手方の過失割合を100対ゼロとし、市は相手方に対し車両損害額37万9,951円を支払うことで示談が調い、地方自治法第180条第1項の規定により専決処分をいたしましたので、同条第2項の規定によりご報告を申し上げるものでございます。 なお、事故の防止につきましては、さらに細心の注意を払うよう喚起し、車両運転の安全管理に万全を期してまいります。 ○議長(小野寺隆夫君) ただいまの報告に対し、質問ありませんか。19番阿部加代子議員。 ◆19番(阿部加代子君) 19番阿部加代子です。 今年は大変な大雪でございましたので、業者ではなく、市の職員の方が除雪作業に当たられたということもあったのだというふうに思います。被害に遭われました市民の方には、おわびを申し上げたいというふうに思います。 その中で、この作業につきまして、もう少し詳細な説明をいただければというふうに思います。 例えば、この作業に当たられた職員の方ですけれども、この作業について慣れた方が当たられていたのか、また車を少しよけて作業ができなかったのか等々、その辺の詳細をお伺いしたいというふうに思います。 ○議長(小野寺隆夫君) 高野江刺総合支所長。 ◎江刺総合支所長(高野聡君) それでは、事故の詳細についてご説明を申し上げたいと思います。 江刺総合支所におきましては、庁舎、それから庁舎周辺の公共施設、これを除雪をしておりまして、その操作につきましては、財産運用課で江刺総合支所地域支援グループを兼務する自動車運転手がこの作業に当たっております。今回の事故がありました江刺の川原町多目的広場につきましては、公の施設として設置されておるものでありまして、夏祭りのイベントなどの会場にもなっておりますけれども、通常は商店街を利用する方々の車を自由に止めることができる場所というふうになっております。昨年12月14日から降り続いた大雪で、12月17日に施設の所管課であります商業観光課さんのほうから依頼を受けまして、江刺の地域支援グループのほうで対応をしたというものでございます。 事故の詳しい状況でございますけれども、除雪作業に入った際に、駐車場の中には、この当該車両1台だけが留め置かれていたという状況でございました。ホイールローダーといいますのは、ただ雪を押すだけではなくて、前面にバケットというのがついておりまして、集めた雪を持ち上げて、さらに高く積んだりできるというような車でございます。事故は、この駐車しておりました車両の脇を前進して除雪をした後に、このバケットを今度は持ち上げて真っすぐバックしてきたというような状況で発生をしております。バックした際に、後ろに残っておりました雪の山に乗り上げるような形になりまして、車体が揺れて、それでそのまま真っすぐいけば、本来当たるべきではなかったバケットの部分が車に接触をしてしまったというところで、右前方のライトと周辺のボディーに接触をしてしまったというものでございます。 なお、ホイールローダーのほうには、修理を必要とするような破損箇所は生じておりませんでした。原因としましては、そのホイールローダーを後退させる際に、不測の事態も予想いたしまして、もっと本当は高く上げてバックをすればよかったところでございますけれども、それが不十分であったということが1点ですし、あとは作業自体がやはり近づき過ぎていたんではないかなというふうに思っております。できるだけ多くの部分を除雪しようとした結果ではございますけれども、いずれ運転手には、その駐車してある車がある場合は、改めて無理に近づいての除雪は行わないよう、十分に距離を取って作業するよう指示をしていたところでございます。 以上でございます。 ○議長(小野寺隆夫君) 19番阿部加代子議員。 ◆19番(阿部加代子君) 19番阿部加代子です。 職員の方も一生懸命作業をされたということだということだというふうに思いますけれども、今後思わぬ事故を引き起こすこともあり得るかというふうに思いますので、例えば2人体制にするとか、とにかく車どけていただくとか、でき得る限りの対策を取っていただきながら、除雪に当たっていただければというふうに思います。お伺いして終わります。 ○議長(小野寺隆夫君) 高野江刺総合支所長。 ◎江刺総合支所長(高野聡君) 現状を申し上げますと、総合支所関連の駐車場などの除雪につきましては、現段階では作業員はつけていないという状況でございます。総合支所の除雪につきましては、できるだけ人がいない時間帯、大体朝の3時台から4時頃からスタートするような形で、人や車がいない状況を見計らってやっておりますけれども、やはり頼まれた場面での駐車場でありますとか、あるいは日中、急に雪が降り出したような場合につきましては、人が周りにいるケース、車が動いているケースもあるかと思います。除雪の安全対策につきましては、江刺総合支所に限った話ではないと思いますので、財産運用課のほうと協議をしながら、より安全性の高い方法を検討してまいりたいというふうに思います。 以上でございます。 ○議長(小野寺隆夫君) 質問を終結いたします。 以上をもって報告第2号を終わります。 ここで、午後1時まで昼食のため休憩いたします。     午前11時53分 休憩-----------------------------------     午後1時 再開 ○議長(小野寺隆夫君) 再開いたします。----------------------------------- ○議長(小野寺隆夫君) 日程第8、諮問第1号、人権擁護委員候補者の推薦につき意見を求めることについてを議題といたします。 議案の朗読を省略し、直ちに提出者の説明を求めます。小沢市長。 ◎市長(小沢昌記君) 諮問第1号、人権擁護委員候補者の推薦につき意見を求めることについてのご説明を申し上げます。 法務大臣が任命する人権擁護委員について、水沢居住の委員である安倍和文さんは、平成30年7月1日から委員として日常的に市民との相談活動などを通じ、基本的人権の擁護及び人権思想の普及・高揚に尽力されており、今般、任期満了に当たり、再度、法務大臣宛て委員候補者として推薦いたしたく、ご意見を求めるものであります。 なお、再任の任期は、令和3年7月1日から3年となります。何とぞ満場のご賛同を賜りますようお願いを申し上げます。 ○議長(小野寺隆夫君) これより質疑に入ります。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) 質疑なしと認めます。 お諮りいたします。ただいま議題となっております諮問第1号は人事案件でありますので、委員会の付託及び討論を省略したいと思いますが、これにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) ご異議なしと認めます。よって、そのように決しました。 これより採決いたします。本案は原案のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。     〔賛成者起立〕 ○議長(小野寺隆夫君) 起立全員であります。よって、諮問第1号は原案のとおり決しました。----------------------------------- ○議長(小野寺隆夫君) 日程第9、諮問第2号、人権擁護委員候補者の推薦につき意見を求めることについてを議題といたします。 議案の朗読を省略し、直ちに提出者の説明を求めます。小沢市長。 ◎市長(小沢昌記君) 諮問第2号、人権擁護委員候補者の推薦につき意見を求めることについてのご説明を申し上げます。 法務大臣が任命する人権擁護委員について、水沢居住の委員である中西敬朗さんは、平成30年7月1日から委員として日常的に市民との相談活動などを通じ、基本的人権の擁護及び人権思想の普及・高揚に尽力されており、今般、任期満了に当たり、再度、法務大臣宛て委員候補者として推薦いたしたく、ご意見を求めるものであります。 なお、再任の任期は、令和3年7月1日から3年となります。何とぞ満場のご賛同を賜りますようお願いを申し上げます。 ○議長(小野寺隆夫君) これより質疑に入ります。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) 質疑なしと認めます。 お諮りいたします。ただいま議題となっております諮問第2号は人事案件でありますので、委員会の付託及び討論を省略したいと思いますが、これにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) ご異議なしと認めます。よって、そのように決しました。 これより採決いたします。本案は原案のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。     〔賛成者起立〕 ○議長(小野寺隆夫君) 起立全員であります。よって、諮問第2号は原案のとおり決しました。----------------------------------- ○議長(小野寺隆夫君) 日程第10、諮問第3号、人権擁護委員候補者の推薦につき意見を求めることについてを議題といたします。 議案の朗読を省略し、直ちに提出者の説明を求めます。小沢市長。 ◎市長(小沢昌記君) 諮問第3号、人権擁護委員候補者の推薦につき意見を求めることについてをご説明申し上げます。 法務大臣が任命する人権擁護委員について、水沢居住の委員である高橋芳子さんが令和3年6月30日をもって任期満了となりますことから、その後任の委員候補者として、基本的人権の擁護及び人権思想の普及・高揚について豊かな識見を有する佐藤美保さんを適任者として法務大臣宛て推薦いたしたく、ご意見を求めるものであります。 なお、任期は、令和3年7月1日から3年となります。何とぞ満場のご賛同を賜りますようお願いを申し上げます。 ○議長(小野寺隆夫君) これより質疑に入ります。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) 質疑なしと認めます。 お諮りいたします。ただいま議題となっております諮問第3号は人事案件でありますので、委員会の付託及び討論を省略したいと思いますが、これにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) ご異議なしと認めます。よって、そのように決しました。 これより採決いたします。本案は原案のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。     〔賛成者起立〕 ○議長(小野寺隆夫君) 起立全員であります。よって、諮問第3号は原案のとおり決しました。----------------------------------- ○議長(小野寺隆夫君) 日程第11、諮問第4号、人権擁護委員候補者の推薦につき意見を求めることについてを議題といたします。 議案の朗読を省略し、直ちに提出者の説明を求めます。小沢市長。 ◎市長(小沢昌記君) 諮問第4号、人権擁護委員候補者の推薦につき意見を求めることについてをご説明申し上げます。 法務大臣が任命する人権擁護委員について、江刺居住の委員である及川正宏さんは、平成27年4月1日から委員として日常的に市民との相談活動などを通じ、基本的人権の擁護及び人権思想の普及・高揚に尽力されており、今般、任期満了に当たり、再度、法務大臣宛て委員候補者として推薦いたしたく、ご意見を求めるものであります。 なお、再任の任期は、令和3年7月1日から3年となります。何とぞ満場のご賛同を賜りますようお願いを申し上げます。 ○議長(小野寺隆夫君) これより質疑に入ります。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) 質疑なしと認めます。 お諮りいたします。ただいま議題となっております諮問第4号は人事案件でありますので、委員会の付託及び討論を省略したいと思いますが、これにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) ご異議なしと認めます。よって、そのように決しました。 これより採決いたします。本案は原案のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。     〔賛成者起立〕 ○議長(小野寺隆夫君) 起立全員であります。よって、諮問第4号は原案のとおり決しました。----------------------------------- ○議長(小野寺隆夫君) 日程第12、諮問第5号、人権擁護委員候補者の推薦につき意見を求めることについてを議題といたします。 議案の朗読を省略し、直ちに提出者の説明を求めます。小沢市長。 ◎市長(小沢昌記君) 諮問第5号、人権擁護委員候補者の推薦につき意見を求めることについてをご説明申し上げます。 法務大臣が任命する人権擁護委員について、江刺居住の委員である佐藤清子さんが令和3年6月30日をもって任期満了となりますことから、その後任の委員候補者として、基本的人権の擁護及び人権思想の普及・高揚について豊かな識見を有する菊地久枝さんを適任者として法務大臣宛て推薦いたしたく、ご意見を求めるものであります。 なお、任期は、令和3年7月1日から3年となります。何とぞ満場のご賛同を賜りますようお願いを申し上げます。 ○議長(小野寺隆夫君) これより質疑に入ります。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) 質疑なしと認めます。 お諮りいたします。ただいま議題となっております諮問第5号は人事案件でありますので、委員会の付託及び討論を省略したいと思いますが、これにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) ご異議なしと認めます。よって、そのように決しました。 これより採決いたします。本案は原案のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。     〔賛成者起立〕 ○議長(小野寺隆夫君) 起立全員であります。よって、諮問第5号は原案のとおり決しました。----------------------------------- ○議長(小野寺隆夫君) 日程第13、諮問第6号、人権擁護委員候補者の推薦につき意見を求めることについてを議題といたします。 議案の朗読を省略し、直ちに提出者の説明を求めます。小沢市長。 ◎市長(小沢昌記君) 諮問第6号、人権擁護委員候補者の推薦につき意見を求めることについてをご説明申し上げます。 法務大臣が任命する人権擁護委員について、前沢居住の委員である仲川京子さんが令和3年6月30日をもって任期満了となりますことから、その後任の委員候補者として、基本的人権の擁護及び人権思想の普及・高揚について豊かな識見を有する千葉由美さんを適任者として法務大臣宛て推薦いたしたく、ご意見を求めるものであります。 なお、任期は、令和3年7月1日から3年となります。何とぞ満場のご賛同を賜りますようお願いを申し上げます。 ○議長(小野寺隆夫君) これより質疑に入ります。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) 質疑なしと認めます。 お諮りいたします。ただいま議題となっております諮問第6号は人事案件でありますので、委員会の付託及び討論を省略したいと思いますが、これにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) ご異議なしと認めます。よって、そのように決しました。 これより採決いたします。本案は原案のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。     〔賛成者起立〕 ○議長(小野寺隆夫君) 起立全員であります。よって、諮問第6号は原案のとおり決しました。----------------------------------- ○議長(小野寺隆夫君) 日程第14、諮問第7号、人権擁護委員候補者の推薦につき意見を求めることについてを議題といたします。 議案の朗読を省略し、直ちに提出者の説明を求めます。小沢市長。 ◎市長(小沢昌記君) 諮問第7号、人権擁護委員候補者の推薦につき意見を求めることについてをご説明申し上げます。 法務大臣が任命する人権擁護委員について、胆沢居住の委員である小野寺貢さんは、平成27年4月1日から委員として日常的に市民との相談活動などを通じ、基本的人権の擁護及び人権思想の普及・高揚に尽力されており、今般、任期満了に当たり、再度、法務大臣宛て委員候補者として推薦いたしたく、ご意見を求めるものであります。 なお、再任の任期は、令和3年7月1日から3年となります。何とぞ満場のご賛同を賜りますようお願いを申し上げます。 ○議長(小野寺隆夫君) これより質疑に入ります。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) 質疑なしと認めます。 お諮りいたします。ただいま議題となっております諮問第7号は人事案件でありますので、委員会の付託及び討論を省略したいと思いますが、これにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) ご異議なしと認めます。よって、そのように決しました。 これより採決いたします。本案は原案のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。     〔賛成者起立〕 ○議長(小野寺隆夫君) 起立全員であります。よって、諮問第7号は原案のとおり決しました。----------------------------------- ○議長(小野寺隆夫君) 日程第15、諮問第8号、人権擁護委員候補者の推薦につき意見を求めることについてを議題といたします。 議案の朗読を省略し、直ちに提出者の説明を求めます。小沢市長。 ◎市長(小沢昌記君) 諮問第8号、人権擁護委員候補者の推薦につき意見を求めることについてをご説明申し上げます。 法務大臣が任命する人権擁護委員について、衣川居住の委員である菅原郁子さんが令和3年6月30日をもって任期満了となりますことから、その後任の委員候補者として、基本的人権の擁護及び人権思想の普及・高揚について豊かな識見を有する高橋初男さんを適任者として法務大臣宛て推薦いたしたく、ご意見を求めるものであります。 なお、任期は、令和3年7月1日から3年となります。何とぞ満場のご賛同を賜りますようお願いを申し上げます。 ○議長(小野寺隆夫君) これより質疑に入ります。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) 質疑なしと認めます。 お諮りいたします。ただいま議題となっております諮問第8号は人事案件でありますので、委員会の付託及び討論を省略したいと思いますが、これにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) ご異議なしと認めます。よって、そのように決しました。 これより採決いたします。本案は原案のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。     〔賛成者起立〕 ○議長(小野寺隆夫君) 起立全員であります。よって、諮問第8号は原案のとおり決しました。----------------------------------- ○議長(小野寺隆夫君) 日程第16、議案第1号、固定資産評価審査委員会の委員の選任に関し同意を求めることについてを議題といたします。 議案の朗読を省略し、直ちに提出者の説明を求めます。小沢市長。 ◎市長(小沢昌記君) 議案第1号、固定資産評価審査委員会の委員の選任に関し同意を求めることについてをご説明申し上げます。 固定資産評価審査委員会の委員である菊池直喜さんは、人格が高潔にして、固定資産の評価に関し優れた識見を有しており、平成30年4月1日から委員を務めておりますが、今般、令和3年3月31日付の任期満了に当たり、再度委員として選任することに関し、地方税法第423条第3項の規定により、議会の同意を求めるものでございます。 なお、任期は、令和3年4月1日から3年となります。何とぞ満場のご賛同を賜りますようお願いを申し上げます。 ○議長(小野寺隆夫君) これより質疑に入ります。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) 質疑なしと認めます。 お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第1号は人事案件でありますので、委員会の付託及び討論を省略したいと思いますが、これにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) ご異議なしと認めます。よって、そのように決しました。 これより採決いたします。本案は原案のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。     〔賛成者起立〕 ○議長(小野寺隆夫君) 起立全員であります。よって、議案第1号は原案のとおり決しました。----------------------------------- ○議長(小野寺隆夫君) 日程第17、議案第2号、固定資産評価審査委員会の委員の選任に関し同意を求めることについてを議題といたします。 議案の朗読を省略し、直ちに提出者の説明を求めます。小沢市長。 ◎市長(小沢昌記君) 議案第2号、固定資産評価審査委員会の委員の選任に関し同意を求めることについてをご説明申し上げます。 固定資産評価審査委員会の委員である佐藤晃信さんは、令和3年3月31日をもって任期満了となりますことから、その後任の委員として、人格が高潔にして、固定資産の評価に関して優れた識見を有する千田勝志さんを適任者として選任することに関し、地方税法第423条第3項の規定により、議会の同意を求めるものでございます。 なお、任期は、令和3年4月1日から3年となります。何とぞ満場のご賛同を賜りますようお願いを申し上げます。 ○議長(小野寺隆夫君) これより質疑に入ります。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) 質疑なしと認めます。 お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第2号は人事案件でありますので、委員会の付託及び討論を省略したいと思いますが、これにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) ご異議なしと認めます。よって、そのように決しました。 これより採決いたします。本案は原案のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。     〔賛成者起立〕 ○議長(小野寺隆夫君) 起立全員であります。よって、議案第2号は原案のとおり決しました。----------------------------------- ○議長(小野寺隆夫君) 日程第18、議案第3号、固定資産評価審査委員会の委員の選任に関し同意を求めることについてを議題といたします。 議案の朗読を省略し、直ちに提出者の説明を求めます。小沢市長。 ◎市長(小沢昌記君) 議案第3号、固定資産評価審査委員会の委員の選任に関し同意を求めることについてのご説明を申し上げます。 固定資産評価審査委員会の委員である千葉克巳さんは、令和3年3月31日をもって任期満了となりますことから、その後任の委員として、人格が高潔にして、固定資産の評価に関して優れた識見を有する菅原孝さんを適任者として選任することに関し、地方税法第423条第3項の規定により、議会の同意を求めるものでございます。 なお、任期は、令和3年4月1日から3年となります。何とぞ満場のご賛同を賜りますようお願いを申し上げます。
    ○議長(小野寺隆夫君) これより質疑に入ります。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) 質疑なしと認めます。 お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第3号は人事案件でありますので、委員会の付託及び討論を省略したいと思いますが、これにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) ご異議なしと認めます。よって、そのように決しました。 これより採決いたします。本案は原案のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。     〔賛成者起立〕 ○議長(小野寺隆夫君) 起立全員であります。よって、議案第3号は原案のとおり決しました。----------------------------------- ○議長(小野寺隆夫君) 日程第19、議案第4号、奥州市立学校施設の開放に関する条例の制定についてから、日程第36、議案第21号、胆沢文化創造センター及び胆沢郷土資料館の指定管理者の指定に関し議決を求めることについてまでの18件を提案理由説明のため、一括議題といたします。 議案の朗読を省略し、直ちに提出者の説明を求めます。小沢市長。 ◎市長(小沢昌記君) 議案第4号、奥州市立学校施設の開放に関する条例の制定についてから、議案第21号、胆沢文化創造センター及び胆沢郷土資料館の指定管理者の指定に関し議決を求めることについてまでを一括して副市長からご説明を申し上げますので、ご了承を願います。 ○議長(小野寺隆夫君) 新田副市長。     〔副市長新田伸幸君登壇〕 ◎副市長(新田伸幸君) それでは、順を追ってご説明を申し上げます。 初めに、議案第4号、奥州市立学校施設の開放に関する条例の制定についてであります。 この条例は、公の施設の使用料等の改定に伴い、これに準じて学校施設の開放に係る使用料の単価、設定区分等について規定し、もって施設利用者の負担の適正化を図るため、本件条例を制定しようとするものであります。 条例の主な内容ですが、学校施設の開放のための必要な手続について定めるとともに、開放施設の使用における使用料、減免等の取扱いについて定めるものであります。 なお、この条例の施行期日は、令和3年4月1日とするものであります。 続きまして、議案第5号、農業集落排水施設を公共下水道に統合するための関係条例の整備に関する条例の制定についてであります。 この条例は、農業集落排水施設を公共下水道に統合することにより、施設の更新費用と維持管理費の節減を図り、将来にわたって汚水処理事業を継続するため、関係条例を整備しようとするものであります。 条例の主な内容ですが、奥州市農業集落排水施設条例から公共下水道に統合する水沢の上島地区及び前沢の稲置地区の各農業集落排水施設を削ったもの並びに同施設の区域内においてなされた処分、手続等について、公共下水道の関係条例の相当規定によりなされたものとみなすものであります。 なお、この条例の施行期日は、令和3年4月1日とするものであります。 続きまして、議案第6号、奥州市部設置条例の一部改正についてであります。 この改正は、地域医療に関することを保健政策と一体的に推進するため、本件条例を一部改正しようとするものであります。 改正の内容ですが、地域医療に関することを健康こども部の分掌事務に改めるものであります。 なお、この条例の施行期日は、令和3年4月1日とするものであります。 続きまして、議案第7号、奥州市国民健康保険税条例の一部改正についてであります。 この改正は、奥州市国民健康保険事業の財政見通しを踏まえ、国民健康保険事業の健全な運営及び国民健康保険財政の安定化を図るため、本件条例を一部改正しようとするものであります。 改正の内容ですが、国民健康保険税の課税額を算定するための率などを引き上げるものであります。 なお、この条例の施行期日は、令和3年4月1日とするものであります。 続きまして、議案第8号、奥州市手数料条例の一部改正についてであります。 この改正は、建築物のエネルギー消費性能の向上に関する法律の一部を改正する法律の施行に伴い、建築物エネルギー消費性能基準への適合義務等の対象となる特定建築物の範囲が拡大されることから、当該特定建築物に係る建築物エネルギー消費性能適合性判定の手数料等を定めるため、本件条例を一部改正しようとするものであります。 改正の主な内容ですが、低炭素建築物新築等計画認定申請手数料にモデル建物法により基準に適合させる場合の額を加えること、建築物エネルギー消費性能確保計画に係る建築物エネルギー消費性能適合性判定手数料について定めることなどであります。 なお、この条例の施行日は、令和3年4月1日とするものであります。 続きまして、議案第9号、奥州市道路占用料徴収条例等の一部改正についてであります。 この改正は、岩手県が管理する道路の占用料の額及び河川の流水占用料等の額が改定されたことから、関係条例の一部を改正しようとするものであります。 改正の内容ですが、市が管理する道路の占用料及び準用河川の流水占用料等の額を岩手県に準じて改めるものであります。 なお、この条例の施行期日は、令和3年4月1日とするものであります。 続きまして、議案第10号、奥州市企業立地の促進等による地域における産業集積の形成及び活性化に関する法律第10条第1項の規定に基づく準則を定める条例の一部改正についてであります。 この改正は、企業立地の促進等による地域における産業集積の形成及び活性化に関する法律の一部改正に伴い、市内工業団地等における工場等の新増設を促進するため、本件条例の一部を改正しようとするものであります。 改正の主な内容ですが、条例の題名及び引用する法律の規定を改めたこと、緑地面積率等の特例の対象となる区域を拡大するとともに、一部の区域における緑地面積率等を引き下げたことなどであります。 なお、この条例の施行期日は、公布の日とするものであります。 続きまして、議案第11号、市道松堂八幡線新張踏切拡幅事業に伴う東北本線水沢駅・金ケ崎駅間新張踏切拡幅工事の協定の締結に関し議決を求めることについてであります。 この協定は、奥州市道路整備計画に基づき整備する踏切拡幅工事を鉄道施設の保全並びに列車の安全運行及び安定輸送の観点から、その管理者である東日本旅客鉄道株式会社と協定金額1億6,184万円で協定を締結し、委託しようとするものであります。 この踏切は、奥州市通学路交通安全プログラムに基づき、国の緊急対策踏切として抽出され、踏切道改良促進法に基づく改良を実施すべき踏切道の指定を受けたことから、対策を講じるものであります。 工事の概要でありますが、JR東北本線新張踏切において、幅員9メートル、延長10.8メートルにわたり拡幅するとともに、警報機、遮断機及び電気設備等を整備するものであります。 続きまして、議案第12号から議案第21号までの議案10件は、いずれも指定管理者の指定に関し議決を求めるものであります。 現在、本市では公の施設のうち、181施設に指定管理者制度を導入しておりますが、今年度末をもって指定期間が終了する施設について、過日開催いたしました奥州市指定管理者選定委員会における指定管理者の候補者の選定結果を踏まえ、これらの施設の指定管理者を指定しようとするものであります。 指定の期間につきましては、原則として3年、または5年としておりますが、既に指定管理期間を更新している施設と終期の統一を図るものについては、期間を調整しております。 それでは、それぞれの議案に掲げる施設において指定管理者となる団体及び指定の期間について、順を追ってご説明を申し上げます。 議案第12号の江刺ターミナルプラザについては、一般社団法人奥州市観光物産協会で3年、議案第13号の水沢地域交流館については、奥州市国際交流協会で2年、議案第14号の奥州市水沢地区センター及び堀ノ内公園体育館から、議案第18号の奥州市古城地区センターまでの市内5か所の地区センター等については、それぞれ各地区の振興会等で3年、議案第19号の奥州宇宙遊学館については、特定非営利活動法人イーハトーブ宇宙実践センターで5年、議案第20号の前沢ふれあいセンター及び俳句の庵については、前沢商工会で2年、議案第21号の胆沢文化創造センター及び胆沢郷土資料館については、特定非営利活動法人胆沢文化会館自主事業協会で2年となります。 以上の施設の指定管理者の指定に関し、地方自治法第244条の2第6項の規定により、それぞれ議会の議決を求めるものであります。 以上で議案の説明を終わります。何とぞ慎重審議の上、提案のとおり議決くださいますようにお願いを申し上げます。 ○議長(小野寺隆夫君) お諮りいたします。ただいま議題となっております議案18件の審議は、後日行うことにしたいと思いますが、これにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) ご異議なしと認めます。よって、そのように決しました。----------------------------------- ○議長(小野寺隆夫君) 日程第37、議案第22号、水沢体育館等の指定管理者の指定に関し議決を求めることについて及び日程第38、議案第23号、大鐘公園市民プールの指定管理者の指定に関し議決を求めることについての2件を提案理由説明のため、一括議題といたします。 地方自治法第117条の規定により、高橋浩議員の退場を求めます。     〔6番高橋浩君退場〕 ○議長(小野寺隆夫君) 議案の朗読を省略し、直ちに提出者の説明を求めます。小沢市長。 ◎市長(小沢昌記君) 議案第22号、水沢体育館等の指定管理者の指定に関し議決を求めることについて及び議案第23号、大鐘公園市民プールの指定管理者の指定に関し議決を求めることについての2件を副市長からご説明申し上げますので、ご了承を願います。 ○議長(小野寺隆夫君) 新田副市長。     〔副市長新田伸幸君登壇〕 ◎副市長(新田伸幸君) 議案第22号及び議案第23号は、いずれも指定管理者の指定に関し議決を求めるものであります。 それぞれの議案に掲げる施設において指定管理者となる団体及び指定の期間についてご説明を申し上げます。 議案第22号の水沢体育館等及び議案第23号の大鐘公園市民プールについては、いずれも一般社団法人奥州市体育協会で2年となります。 以上の施設の指定管理者の指定に関し、地方自治法第244条の2第6項の規定により、それぞれ議会の議決を求めるものであります。 以上で議案の説明を終わります。何とぞ慎重審議の上、提案のとおり議決くださいますようお願いを申し上げます。 ○議長(小野寺隆夫君) お諮りいたします。ただいま議題となっております議案2件の審議は後日行うことにしたいと思いますが、これにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) ご異議なしと認めます。よって、そのように決しました。 高橋浩議員の入場を許可いたします。     〔6番高橋浩君入場〕----------------------------------- ○議長(小野寺隆夫君) 日程第39、議案第24号、前沢グリーンアリーナ及び前沢スポーツセンターの指定管理者の指定に関し議決を求めることについてから、日程第67、議案第52号、令和2年度奥州市国民宿舎等事業会計決算認定についてまでの29件を提案理由説明のため、一括議題といたします。 議案の朗読を省略し、直ちに提出者の説明を求めます。小沢市長。 ◎市長(小沢昌記君) 議案第24号、前沢グリーンアリーナ及び前沢スポーツセンターの指定管理者の指定に関し議決を求めることについてから、議案第52号、令和2年度奥州市国民宿舎等事業会計決算認定についてまでを一括して副市長からご説明申し上げますので、ご了承を願います。 ○議長(小野寺隆夫君) 新田副市長。     〔副市長新田伸幸君登壇〕 ◎副市長(新田伸幸君) それでは、順を追ってご説明を申し上げます。 初めに、議案第24号から議案第28号までの議案5件は、いずれも指定管理者の指定に関し議決を求めるものであります。 それぞれの議案に掲げる施設において指定管理者となる団体及び指定の期間について、順を追ってご説明申し上げます。 議案第24号の前沢グリーンアリーナ及び前沢スポーツセンターについては、特定非営利活動法人シチズンスポーツ奥州で2年、議案第25号の前沢温泉保養交流館については、丸協建設株式会社で1年、議案第26号の小黒石自然体験交流館については、古代の流れ源流網代滝を守る会で2年、議案第27号の新里地区振興会館については、新里地区振興会で2年、議案第28号の衣川歴史ふれあい館については、一般社団法人奥州市観光物産協会で1年となります。 以上の施設の指定管理者の指定に関し、地方自治法第244条の2第6項の規定により、それぞれ議会の議決を求めるものであります。 続きまして、議案第29号、市道路線の廃止及び認定についてであります。 この議案は、市道7路線を廃止し及び23路線を市道に認定するため、道路法第8条第2項及び第10条第3項において準用する同法第8条第2項の規定により、議会の議決を求めるものであります。 廃止する7路線の内訳は、水沢地域が3路線、江刺地域が1路線、前沢地域が3路線であります。 認定する23路線の内訳は、水沢地域が18路線、江刺地域が3路線、前沢地域が2路線であります。 この廃止及び認定は、国道4号東バイパス工事、開発行為に伴う道路整備並びに管理区分及び起終点の見直しによるものであります。 続きまして、議案第30号から議案第40号までの議案11件は、いずれも令和2年度各会計の補正予算であります。 まず、議案第30号、令和2年度奥州市一般会計補正予算(第18号)であります。 今回の補正予算は、奥州ふるさと応援寄附事業、介護給付費等給付事業、生活保護扶助費などに所要の措置をするものであり、歳入歳出それぞれ4億1,308万8,000円を減額し、補正後の予算総額を755億5,947万3,000円とするものであります。 まず、歳入の主なものでありますが、17款財産収入は7,797万5,000円、18款寄附金は6億7,010万円をそれぞれ追加し、16款県支出金は1億4,491万3,000円、19款繰入金は7億7,779万3,000円、22款市債は2億460万円をそれぞれ減額するものであります。 次に、歳出の主なものでありますが、2款総務費は3億1,749万4,000円、3款民生費は5,790万1,000円をそれぞれ追加し、4款衛生費は1億4,473万円、6款農林水産業費は3億8,356万9,000円、10款教育費は1億4,247万1,000円をそれぞれ減額するものであります。 繰越明許費の補正でありますが、翌年度に繰り越して使用することができる経費として、戸籍情報システム改修業務などを新たに追加するものであります。 次に、債務負担行為の補正でありますが、地方公会計システム更新業務などを新たに追加するとともに、オリンピック聖火リレー関連イベント実施業務を廃止するものであります。 地方債の補正につきましては、減収補填を追加するとともに、総務施設整備事業などを変更しようとするものであります。 続きまして、議案第31号、令和2年度奥州市国民健康保険特別会計補正予算(第6号)であります。 今回の国民健康保険事業勘定の補正予算は、保険給付費の不足及び備品購入費の入札残が生じたことなどにより所要の措置をするものであり、歳入歳出それぞれ7,251万円を追加し、補正後の予算総額を108億8,363万5,000円とするものであります。 まず、歳入でありますが、5款県支出金は8,176万3,000円を追加し、7款繰入金は925万3,000円を減額するものであります。 次に、歳出の主なものでありますが、1款総務費は1,160万8,000円を減額し、2款保険給付費は8,407万4,000円、6款諸支出金は3万9,000円をそれぞれ追加するものであります。 続きまして、議案第32号、令和2年度奥州市後期高齢者医療特別会計補正予算(第3号)であります。 今回の補正予算は、保険料の収納額の決算見込み及び保険基盤安定負担金の額の確定に伴い、所要の措置をするものであり、歳入歳出それぞれ3,638万6,000円を追加し、補正後の予算総額を13億4,863万8,000円とするものであります。 まず、歳入でありますが、1款後期高齢者医療保険料は3,729万1,000円を追加し、3款繰入金は90万5,000円を減額するものであります。 次に、歳出でありますが、2款後期高齢者医療広域連合納付金は3,638万6,000円を追加するものであります。 続きまして、議案第33号、令和2年度奥州市介護保険特別会計補正予算(第4号)であります。 今回の保険事業勘定の補正予算は、保険給付費や地域支援事業費などの執行見込みにより所要の措置をするものであり、歳入歳出それぞれ850万3,000円を減額し、補正後の予算総額を126億9,557万2,000円とするものであります。 まず、歳入の主なものでありますが、3款国庫支出金は1,109万1,000円を減額し、9款諸収入は1,094万6,000円を追加するものであります。 次に、歳出の主なものでありますが、2款保険給付費は649万6,000円、3款地域支援事業費は442万8,000円をそれぞれ減額するものであります。 続きまして、議案第34号、令和2年度奥州市浄化槽事業特別会計補正予算(第3号)であります。 今回の補正予算は、主に整備工事費等の執行見込みにより所要の措置をするものであり、歳入歳出それぞれ2,546万2,000円を減額し、補正後の予算総額を3億8,644万円とするものであります。 まず、歳入の主なものでありますが、7款市債は1,580万円を減額するものであります。 次に、歳出の主なものでありますが、2款施設整備費は1,918万9,000円を減額するものであります。 続きまして、議案第35号、令和2年度奥州市バス事業特別会計補正予算(第1号)であります。 今回の補正予算は、消費税申告に伴う還付により所要の措置をするものであり、予算総額はそのままに、財源を組み替えるものであります。 歳入でありますが、2款繰入金は11万2,000円を減額し、3款諸収入は同額を追加するものであります。 続きまして、議案第36号、令和2年度奥州市米里財産区特別会計補正予算(第1号)であります。 今回の補正予算は、入札及び立木売払いの結果により所要の措置を行うもので、歳入歳出それぞれ677万7,000円を減額し、補正後の予算総額を913万7,000円とするものであります。 まず、歳入の主なものでありますが、1款県支出金は116万4,000円、2款財産収入は870万2,000円をそれぞれ減額し、4款繰入金は309万円を追加するものであります。 次に、歳出でありますが、1款総務費は677万7,000円を減額するものであります。 また、繰越明許費の補正でありますが、造林事業について大雪の影響で業務が遅延し、年度内完了が見込めないため追加しようとするものであります。 続きまして、議案第37号、令和2年度奥州市工業団地整備事業特別会計補正予算(第2号)であります。 今回の補正予算は、工業団地整備事業の実施に当たり所要の措置をするものであります。 まず、繰越明許費につきましては、翌年度に繰り越して使用することができる経費として、工業団地整備事業の繰越限度額を設定するものであります。 次に、債務負担行為につきましては、新工業団地の境界確定業務について債務を負担しようとするものであります。 続きまして、議案第38号、令和2年度奥州市水道事業会計補正予算(第2号)であります。 今回の補正予算は、経常経費に係る年間の執行見込み及び事業等の変更により所要の措置をするものであります。 まず、収益的収入及び支出でありますが、収益的支出につきましては、支出総額を33億974万9,000円とするものであります。 次に、資本的収入及び支出でありますが、資本的収入につきましては、収入総額を12億5,818万4,000円とするものであります。 一方、資本的支出につきましては、支出総額を25億273万4,000円とするものであります。 この結果、資本的収入が資本的支出に対して不足する額12億4,455万円は、当年度分損益勘定留保資金等で補填するものであります。 また、企業債限度額の主なものでありますが、配水施設整備事業に係る限度額を7億4,970万円に変更するものであります。 続きまして、議案第39号、令和2年度奥州市下水道事業会計補正予算(第3号)であります。 今回の補正予算は、経常経費に係る年間の執行見込み及び事業等の変更により所要の措置をするものであります。 まず、収益的収入及び支出でありますが、収益的収入につきましては、収入総額を36億1,061万6,000円とするものであります。 また、収益的支出につきましては、支出総額を35億3,931万6,000円とするものであります。 次に、資本的収入及び支出でありますが、資本的収入につきましては、収入総額を34億7,733万8,000円とするものであります。 また、資本的支出につきましては、支出総額を42億4,028万7,000円とするものであります。 この結果、資本的収入が資本的支出に対して不足する額7億6,294万9,000円は、当年度分損益勘定留保資金等で補填するものであります。 最後に、他会計からの補助金につきましては、17億1,770万2,000円に改めるものであります。 続きまして、議案第40号、令和2年度奥州市病院事業会計補正予算(第5号)であります。 今回の補正予算は、医療局の決算見込みに基づき、所要の措置をするものであります。 まず、業務の予定量でございますが、患者数につきましては、入院患者を年間3万3,215人、一日平均91人に、外来患者は年間12万5,299人、一日平均519.9人に変更するものであります。 建設改良計画につきましては、資産購入費として318万5,000円を追加し、1億953万4,000円にするものであります。 次に、収益的収入及び支出の予定額でありますが、病院事業収益につきましては、5,964万9,000円を減額し、収入総額を41億1,435万8,000円とするものであります。 病院事業費用につきましては、8,486万2,000円減額し、支出総額を46億8,024万4,000円とするものであります。 次に、資本的収入及び支出の予定額でありますが、資本的収入につきましては、627万円を追加し、収入総額を2億929万2,000円とするものであります。 資本的支出につきましては、318万5,000円を追加し、支出総額を2億7,887万5,000円とするものであります。 そのほか、議会の議決を経なければ流用することのできない経費のうち、職員給与費を26億1,520万8,000円に改めるものであります。 また、棚卸資産の購入限度額を6億925万6,000円に改めるものであります。 続きまして、議案第41号から議案第51号までの議案11件は、いずれも令和3年度各会計の当初予算であります。 まず、議案第41号、令和3年度奥州市一般会計予算であります。 本会計の予算総額は、歳入歳出それぞれ564億7,850万円であります。前年度当初予算と比較し22億4,540万円、3.8%の減となりました。 国では、新型コロナウイルス感染症の影響により地方税等が大幅な減収となる中、地方が地域社会のデジタル化や防災・減災、地方創生の推進などの重要課題に取り組めるよう、地方交付税等の一般財源総額について、令和2年度と同水準を確保することとしております。本市においては、国と同様、市税の大幅な減収は避けられないと見込み、普通交付税についても税収減による増分はあるものの、合併算定替えの終了などにより令和2年度を下回ることが想定され、一般財源の確保は極めて困難な状況にあります。さらに、社会保障関連経費は増加の一途をたどり、引き続き厳しい財政運営が強いられるものと予測されます。 このような背景を踏まえ、当初予算の編成に当たっては、「協働のまちづくりの定着」と「行政経営改革の着実な推進」に努めることを基本的方針として、経費の縮減、抑制に努めながら、最少の経費で最大の効果を挙げるという財政運営の基本原則に基づき編成をしております。 まず、歳入の主なものをご説明いたします。 1款市税は124億2,554万9,000円を見込んでおり、前年度に比較し7億9,523万6,000円、6%の減、11款地方交付税は180億9,171万8,000円で、11億5,852万4,000円、6%の減であります。 次に、歳出の主なものを目的別にご説明いたします。 2款総務費は64億5,563万3,000円で、2億8,908万6,000円、4.7%の増、3款民生費は196億5,465万1,000円で、4億2,343万6,000円、2.2%の増、12款公債費は72億418万6,000円で、3億2,388万6,000円、4.3%の減であります。 次に、歳出の性質別についてご説明いたします。 人件費、扶助費などの義務的経費は276億2,832万円で、2,269万1,000円、0.1%の減であります。 投資的経費は32億2,146万5,000円で、4億4,154万1,000円、12.1%の減であります。 債務負担行為につきましては、医療介護従事者修学資金貸付事業などについて、後年度の債務を負担しようとするものであります。 次に、地方債についてでありますが、臨時財政対策債のほか、総務施設整備事業などの財源に充てるため42億1,700万円を限度に起債しようとするものであります。 一時借入金につきましては、借入れの最高額を50億円と定めるものであります。 続きまして、議案第42号、令和3年度奥州市国民健康保険特別会計予算であります。 本会計の予算総額は、事業勘定については、歳入歳出それぞれ107億5,241万2,000円であります。 まず、歳入の主なものでありますが、1款国民健康保険税は16億3,048万9,000円、5款県支出金は79億3,937万6,000円であります。 次に、歳出の主なものでありますが、2款保険給付費は77億2,943万4,000円、3款国民健康保険事業費納付金は26億6,155万5,000円であります。 一時借入金につきましては、借入れの最高額を3億円と定めるものであります。 次に、直営診療施設勘定は、江刺地域の診療所の運営経費で、その予算総額は歳入歳出それぞれ1,716万円であります。 まず、歳入の主なものでありますが、3款繰入金は1,511万9,000円であります。 次に、歳出の主なものでありますが、1款総務費は1,249万円、2款医業費は216万6,000円、3款公債費は200万4,000円であります。 一時借入金につきましては、借入れの最高額を300万円と定めるものであります。 続きまして、議案第43号、令和3年度奥州市後期高齢者医療特別会計予算であります。 本会計の予算総額は、歳入歳出それぞれ13億6,563万8,000円であります。 まず、歳入の主なものでありますが、1款後期高齢者医療保険料は10億1,810万4,000円、3款繰入金は3億4,581万8,000円であります。 次に、歳出の主なものでありますが、2款後期高齢者医療広域連合納付金は13億4,055万8,000円であります。 続きまして、議案第44号、令和3年度奥州市介護保険特別会計予算であります。 本会計の予算総額は、保険事業勘定については、歳入歳出それぞれ128億7,884万円であります。 まず、歳入の主なものでありますが、1款保険料は22億8,601万6,000円、3款国庫支出金は32億4,627万2,000円、4款支払基金交付金は33億7,775万円であります。 次に、歳出の主なものでありますが、2款保険給付費は120億7,417万3,000円であります。 一時借入金につきましては、借入れの最高額を3億円と定めるものであります。 続きまして、介護サービス事業勘定の予算総額でありますが、歳入歳出それぞれ8,540万2,000円であります。 まず、歳入の主なものでありますが、2款繰入金は7,050万8,000円であります。 次に、歳出の主なものでありますが、1款総務費は2,292万6,000円、2款公債費は6,197万6,000円であります。 一時借入金につきましては、借入れの最高額を500万円と定めるものであります。 続きまして、議案第45号、令和3年度奥州市浄化槽事業特別会計予算についてであります。 本会計の予算総額は、歳入歳出それぞれ4億3,156万2,000円であります。 まず、歳入の主なものでありますが、1款使用料及び手数料は1億7,815万8,000円、4款繰入金は、一般会計繰入金で1億4,076万3,000円であります。 次に、歳出の主なものでありますが、1款施設管理費は2億5,925万8,000円、2款施設整備費は1億377万4,000円であります。 債務負担行為につきましては、排水設備改造資金融資利子補給について、債務を負担しようとするものであります。 次に、地方債についてでありますが、浄化槽事業の財源に充てるため6,780万円を限度に起債しようとするものであります。 一時借入金につきましては、借入れの最高額を1億円と定めるものであります。 続きまして、議案第46号、令和3年度奥州市バス事業特別会計予算であります。 本会計の予算総額は、歳入歳出それぞれ1億1,692万4,000円であります。 まず、歳入でありますが、1款使用料及び手数料は994万5,000円、2款繰入金は1億682万8,000円、3款諸収入は15万1,000円であります。 次に、歳出でありますが、1款市営バス運行費は1億662万4,000円、2款公債費は1,030万円であります。 続きまして、議案第47号、令和3年度奥州市米里財産区特別会計予算であります。 本会計の予算総額は、歳入歳出それぞれ1,016万4,000円であります。 歳入の主なものでありますが、1款県支出金は259万6,000円、2款財産収入は756万7,000円であります。 次に、歳出の主なものでありますが、1款総務費は1,006万4,000円であります。 続きまして、議案第48号、令和3年度奥州市工業団地整備事業特別会計予算であります。 本会計の予算総額は、歳入歳出それぞれ1億8,213万6,000円であります。 まず、歳入の主なものでありますが、1款繰入金は63万5,000円、3款市債は1億8,150万円であります。 次に、歳出でありますが、1款工業団地整備費は1億8,194万2,000円、2款公債費は19万4,000円であります。 次に、地方債についてでありますが、工業団地整備事業の財源に充てるため、1億8,150万円を限度に起債しようとするものであります。 続きまして、議案第49号、令和3年度奥州市水道事業会計予算についてであります。 奥州市の水道事業は、安全・安心な水を安定的に供給するため日々努めているところであります。 令和3年度の予算編成に当たっては、水道水の安定供給を図るとともに、第2次奥州市水道事業中期経営計画を基本に調製いたしました。 まず、業務の予定量でありますが、主要な建設改良事業の創設事業につきましては1億2,375万3,000円を見込んでおります。 次に、予算額でありますが、収益的収入及び支出につきましては、収入総額は34億2,092万円を見込んでおります。 これに対し支出総額は33億925万7,000円であります。 次に、資本的収入及び支出でありますが、収入総額は11億7,674万2,000円を見込んでおります。 これに対し支出総額は23億6,474万4,000円であります。 この結果、資本的収入額が資本的支出額に対し不足する額11億8,800万2,000円は、過年度分損益勘定留保資金等をもって補填しようとするものであります。 企業債につきましては、創設事業等の事業費に充てるため、総額で7億4,140万円を限度として起債しようとするものであります。 そのほか、一時借入金の限度額を2億円、議会の議決を経なければ流用することのできない経費につきまして、職員給与費を2億4,186万9,000円、交際費は10万円を限度額として計上しております。 また、他会計からの補助金につきましては5億8,902万9,000円、棚卸資産の購入限度額につきましては、3,595万8,000円にそれぞれ定めるものであります。 続きまして、議案第50号、令和3年度奥州市下水道事業会計予算についてであります。 奥州市の下水道事業は、衛生的で快適な生活環境の確保と水環境の保全に日々努めているところであります。 まず、業務の予定量でありますが、主要な建設改良事業の管渠建設改良費は14億7,828万6,000円、処理場建設改良費は2億7,478万7,000円を見込んでおります。 次に、予算額でありますが、収益的収入及び支出につきましては、収入総額が35億7,518万1,000円を見込んでおります。 これに対し支出総額は34億9,929万円であります。 次に、資本的収入及び支出でありますが、収入総額は33億3,585万6,000円を見込んでおります。 これに対し支出総額は46億1,657万5,000円であります。 この結果、資本的収入額が資本的支出額に対し不足する額12億8,071万9,000円は、過年度分損益勘定留保資金等をもって補填しようとするものであります。 企業債につきましては、公共下水道事業等の事業費に充てるため、総額で21億1,030万円を限度額として起債しようとするものであります。 そのほか、一時借入金の限度額を20億円、議会の議決を経なければ流用することのできない経費につきまして、職員給与費を1億4,513万5,000円、交際費は3万円を限度額として計上しております。 また、他会計からの補助金につきましては、16億9,699万5,000円に定めるものであります。 続きまして、議案第51号、令和3年度奥州市病院事業会計予算についてであります。 奥州市の病院事業は、2病院3診療所を運営し、一体的な経営及び連携の強化を図っているところであります。 以下、令和3年度予算についてご説明申し上げます。 まず、業務の予定量でございますが、5施設合わせまして、病床数は、一般病床231床、感染症病床4床の合計235床で運用してまいります。入院患者数は、年間3万6,865人、一日平均にして101人、外来患者数は、年間13万6,184人、1日平均にして562.7人を見込んでおります。 建設改良計画については、資産購入費を3,282万円、施設整備費を3,017万6,000円とするものであります。 次に、予定額でありますが、まず、収益的収入及び支出につきまして、病院事業収益の総額を41億4,538万9,000円、病院事業費用の総額を46億8,001万6,000円としております。 次に、資本的収入及び支出につきましては、資本的収入の総額を1億6,531万4,000円、資本的支出の総額を2億4,513万5,000円としております。 これにより、資本的収入額が資本的支出額に対して不足する7,982万1,000円は、過年度分損益勘定留保資金で補填するものであります。 債務負担行為につきましては、医師養成奨学資金貸付事業について債務を負担しようとするものであります。 企業債につきましては、医療機器整備事業の事業費に充てるため、総額で380万円を限度に起債しようとするものであります。 そのほか、一時借入金の限度額を4億円、議会の議決を経なければ流用することのできない経費について、職員給与費を26億7,167万円、交際費は88万2,000円とするものであります。 また、棚卸資産の購入限度額につきましては、6億2,572万6,000円と定めるものであります。 最後になりますけれども、議案第52号、令和2年度奥州市国民宿舎等事業会計決算認定についてであります。 初めに、総括的事項についてご説明を申し上げます。 令和2年度の奥州市国民宿舎等事業会計は、国民宿舎等事業を令和2年9月30日をもって廃止したことに伴い、地方公営企業法施行令第6条第1項の規定により、その前日をもって終了し、決算を行いました。 年度当初から新型コロナウイルス感染症の影響により、宿泊や宴会の利用者が激減したままで、これに政府の緊急事態宣言を受けた休業期間があったこと、そして事業廃止まで6か月間の営業としたことなどから、収入支出ともに大きく減少となりました。 以下、決算の概要についてご説明申し上げます。 まず、業務量ですが、宿泊利用者は1,739人であり、前年より1万3,211人の減、日帰り等の休憩利用者は1,366人、前年より1万4,417人の減となりました。 次に、収益的収入及び支出についてであります。 事業収益は、営業収益が1,742万8,000円、営業外収益が5,639万3,000円で、特別利益が3万2,000円となり、収益総額は7,385万3,000円であります。 次に、事業費用は、営業費用が6,849万6,000円、営業外費用が59万1,000円で、特別損失が43万4,000円となり、支出総額は6,952万1,000円でありました。 この結果、収益的収支は433万2,000円で、資本的収入及び支出がないことから、当期純利益は同額の433万2,000円となりました。 以上で議案の説明を終わります。何とぞ慎重審議の上、提案のとおり議決くださいますようにお願いを申し上げます。 ○議長(小野寺隆夫君) お諮りいたします。 ただいま議題となっております議案29件の審議は、後日行うことにしたいと思いますが、これにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) ご異議なしと認めます。よって、そのように決しました。 以上をもって、本日の日程は全部終了いたしました。 お諮りいたします。議案調査等のため明2月13日から15日までの3日間休会したいと思いますが、これにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) ご異議なしと認めます。よって、2月13日から15日までの3日間休会することに決しました。 次の会議は、2月16日午前10時から開くことにいたします。 本日の会議はこれをもって散会いたします。 ご苦労さまでした。     午後2時15分 散会...