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03月11日-07号

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  1. 奥州市議会 2021-03-11
    03月11日-07号


    取得元: 奥州市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-08-09
    令和 3年  2月 定例会(第1回)      令和3年第1回奥州市議会定例会会議録(第7号)議事日程第7号                  令和3年3月11日(木)午前10時開議第1 諸般の報告第2 発議案第32号 奥州市議会会議規則の一部改正について第3 議案第53号 副市長の選任に関し同意を求めることについて第4 議案第54号 教育委員会の教育長の任命に関し同意を求めることについて第5 議案第55号 教育委員会の委員の任命に関し同意を求めることについて第6 議案第56号 監査委員の選任に関し同意を求めることについて第7 議案第57号 奥州市まち・ひと・しごと創生基金条例の制定について第8 議案第58号 新型インフルエンザ等対策特別措置法等の一部を改正する法律の施行に伴う関係条例の整理に関する条例の制定について第9 議案第59号 奥州市介護保険条例の一部改正について第10 議案第60号 財産の取得に関し議決を求めることについて第11 議案第61号 令和2年度奥州市一般会計補正予算(第19号)第12 議案第62号 令和2年度奥州市国民健康保険特別会計補正予算(第7号)第13 議案第63号 令和2年度奥州市病院事業会計補正予算(第6号)第14 議案第41号 令和3年度奥州市一般会計予算第15 議案第42号 令和3年度奥州市国民健康保険特別会計予算第16 議案第43号 令和3年度奥州市後期高齢者医療特別会計予算第17 議案第44号 令和3年度奥州市介護保険特別会計予算第18 議案第45号 令和3年度奥州市浄化槽事業特別会計予算第19 議案第46号 令和3年度奥州市バス事業特別会計予算第20 議案第47号 令和3年度奥州市米里財産区特別会計予算第21 議案第48号 令和3年度奥州市工業団地整備事業特別会計予算第22 議案第49号 令和3年度奥州市水道事業会計予算第23 議案第50号 令和3年度奥州市下水道事業会計予算第24 議案第51号 令和3年度奥州市病院事業会計予算                     (予算審査特別委員会委員長)第25 議案第64号 令和3年度奥州市一般会計補正予算(第1号)第26 議案第65号 令和3年度奥州市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)第27 議案第66号 令和3年度奥州市介護保険特別会計補正予算(第1号)第28 新市立病院建設調査について                (新市立病院建設調査特別委員会委員長)第29 所管事務調査の閉会中における継続調査の申し出について-----------------------------------本日の会議に付した事件第1 諸般の報告第2 発議案第32号 奥州市議会会議規則の一部改正について第3 議案第53号 副市長の選任に関し同意を求めることについて第4 議案第54号 教育委員会の教育長の任命に関し同意を求めることについて第5 議案第55号 教育委員会の委員の任命に関し同意を求めることについて第6 議案第56号 監査委員の選任に関し同意を求めることについて第7 議案第57号 奥州市まち・ひと・しごと創生基金条例の制定について第8 議案第58号 新型インフルエンザ等対策特別措置法等の一部を改正する法律の施行に伴う関係条例の整理に関する条例の制定について第9 議案第59号 奥州市介護保険条例の一部改正について第10 議案第60号 財産の取得に関し議決を求めることについて第11 議案第61号 令和2年度奥州市一般会計補正予算(第19号)第12 議案第62号 令和2年度奥州市国民健康保険特別会計補正予算(第7号)第13 議案第63号 令和2年度奥州市病院事業会計補正予算(第6号)第14 議案第41号 令和3年度奥州市一般会計予算第15 議案第42号 令和3年度奥州市国民健康保険特別会計予算第16 議案第43号 令和3年度奥州市後期高齢者医療特別会計予算第17 議案第44号 令和3年度奥州市介護保険特別会計予算第18 議案第45号 令和3年度奥州市浄化槽事業特別会計予算第19 議案第46号 令和3年度奥州市バス事業特別会計予算第20 議案第47号 令和3年度奥州市米里財産区特別会計予算第21 議案第48号 令和3年度奥州市工業団地整備事業特別会計予算第22 議案第49号 令和3年度奥州市水道事業会計予算第23 議案第50号 令和3年度奥州市下水道事業会計予算第24 議案第51号 令和3年度奥州市病院事業会計予算                     (予算審査特別委員会委員長)第25 議案第64号 令和3年度奥州市一般会計補正予算(第1号)第26 議案第65号 令和3年度奥州市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)第27 議案第66号 令和3年度奥州市介護保険特別会計補正予算(第1号)第28 新市立病院建設調査について                (新市立病院建設調査特別委員会委員長)第29 所管事務調査の閉会中における継続調査の申し出について-----------------------------------出席議員(26名)      議長  小野寺隆夫君      1番  小野 優君      2番  及川春樹君      3番  千葉和彦君      4番  高橋 晋君      5番  小野寺 満君      6番  高橋 浩君      7番  千葉康弘君      8番  瀬川貞清君      11番  千葉 敦君      12番  廣野富男君      13番  及川 佐君      14番  菅原圭子君      15番  菅原由和君      16番  飯坂一也君      17番  高橋政一君      18番  加藤 清君      19番  阿部加代子君      20番  中西秀俊君      22番  菅原 明君      23番  小野寺 重君      24番  藤田慶則君      25番  今野裕文君      26番  渡辺 忠君      27番  及川善男君      28番  佐藤郁夫君-----------------------------------欠席議員(0名)-----------------------------------説明のための出席者   市長                   小沢昌記君   副市長                  及川新太君   副市長                  新田伸幸君   監査委員                 千田 永君   教育長                  田面木茂樹君   選挙管理委員会委員長           鈴木龍司君   農業委員会会長              阿部恒久君   病院事業管理者              岩村正明君   総務企画部長兼ILC推進室長       千葉典弘君   財務部長兼行政経営室長兼競馬対策室長   千田布美夫君   協働まちづくり部長            浦川 彰君   市民環境部長               小野寺和夫君   商工観光部長               菊地 厚君   農林部長兼食農連携推進室長        鈴木清浩君   福祉部長兼地域医療介護推進室長      佐賀俊憲君   健康こども部長              佐藤浩光君   都市整備部長               渡辺恭志君   上下水道部長               中田宗徳君   医療局経営管理部長医師確保推進室長兼新市立病院建設準備室長                        朝日田倫明君   教育委員会事務局教育部長         千葉 昌君   江刺総合支所長              高野 聡君   前沢総合支所長              高橋善行君   胆沢総合支所長              及川 清君   衣川総合支所長              高橋寿幸君   都市プロモーション課長ILC推進室主幹 千葉訓裕君   財政課長                 羽藤和文君   農政課長                 小岩敬一君   長寿社会課長               千田嘉宏君   健康増進課長               菅野克己君   健康増進課保健師長            伊藤江美君   保育こども園課長             千葉達也君   維持管理課長               千葉政喜君   医療局経営管理課長            佐々木靖郎君   教育総務課長               及川協一君-----------------------------------事務局職員出席者   事務局長                 瀬川達雄君   事務局次長                高橋広和君   議事調査係長               千田憲彰君-----------------------------------議事     午前10時 開議 ○議長(小野寺隆夫君) 出席議員は定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。 本日の会議は、議事日程第7号をもって進めます。----------------------------------- ○議長(小野寺隆夫君) 日程第1、諸般の報告を行います。 今期定例会に提出のため、市長より議案14件の追加送付を受けております。 また、菅原由和議員ほか9名から発議案1件の提出があります。 次に、行政視察報告を行います。 さきに実施した行政視察の結果について、総務常任委員長の報告を求めます。20番中西秀俊議員。     〔20番中西秀俊君登壇〕 ◆20番(中西秀俊君) 総務常任委員会の行政視察報告を行います。 当委員会では、去る12月21日に福島県郡山市における公共施設等総合管理計画及び個別計画について、オンライン会議形式により視察をいたしましたので、その内容についてご報告をいたします。 郡山市では、施設の質・量の最適化及び安全・安心で持続可能な維持管理の実現を目指した取組みを進めるため、平成28年3月に公共施設等総合管理計画を、平成30年3月に個別計画をそれぞれ策定しております。計画の推進に当たっては、財務部内に公有資産マネジメント課を設置して組織体制の強化を図るとともに、全庁的な協議の場として公有資産活用調整会議を設置し、全庁的に整備された固定資産台帳を活用して、公共施設の適切な保有量の調整や幅広い視点からのコスト縮減などについて検討をしています。 また、郡山市では、施設の複合化、多機能化による総量の縮減及び有効活用のため、近隣の自治体との広域連携による公共施設の相互利用を積極的に推進しておりました。 施設の維持管理に当たっては、これまでの劣化、損傷が顕著になった段階で実施する事後保全型から、劣化、損傷が軽微な段階で対策を講じる予防保全型維持管理への移行により長寿命化を図ることとし、施設管理者による点検項目を明確に示したマニュアルを策定するとともに、担当職員を対象とした研修会を実施するなどして、日常的に施設点検を行っております。点検結果は、公有資産マネジメント課で一元管理され、同課において現地確認を行い、修繕等の優先度を判定しているとのことでありました。 今後の課題として、施設改修及び修繕に係る安定的な財源の確保はもとより、施設所管課の当事者意識の向上、公共施設マネジメントの重要性の再認識など、職員の意識醸成を図るための仕組みづくりを挙げておりました。 公共施設に係る取組みは、長期間にわたる重要な課題であり、市民理解を得ながら、共に計画を実行していくためには、当市においても、職員の意識改革やマネジメント推進に向けた研修の開催が必要であると考えます。また、公共施設等適正管理推進事業債の積極的な活用、公共施設マネジメントに係る基金の創設、受益者負担の適正な見直しなど、様々な手法の導入をもって財源を確保していくことも必要であり、実施方針として計画に盛り込む必要があるのではないかと感じた次第です。 以上をもちまして、総務常任委員会の行政視察報告を終わります。 ○議長(小野寺隆夫君) ただいまの報告に対し、質問ありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) 質問なしと認めます。 次に、産業経済常任委員長の報告を求めます。22番菅原明議員。     〔22番菅原明君登壇〕 ◆22番(菅原明君) 産業経済常任委員会行政視察報告を行います。 産業経済常任委員会では、去る12月18日に遠野市及び陸前高田市を視察しましたので、その内容について報告いたします。 初めに、遠野市の遠野ローカルベンチャー事業でございますが、この事業は、起業に特化した地域おこし協力隊制度の活用であり、遠野市では、令和2年11月1日時点で、11人の地域おこし協力隊が活動しております。 事業の特徴は、隊員が孤立しない仕組みとして、隊員相互のコミュニティをつくるため、初年度に10人の隊員を募集したこと。また、起業に関わる受皿とのマッチングや受入れ環境整備など、隊員活動のコーディネートを担う中間支援組織として民間企業を置いたことにあります。受皿には、遠野の地域資源に依拠したプロジェクトを用意し、どの受皿にも必ず指導者がいるものにしました。協力隊員を志す人の多くは、成功体験の獲得を求めております。それを実現するまでの道筋や手だてを明確に示したことが多くの人を引きつける要因となり、事業に関連した新規創業数は、令和2年9月1日時点で8件、空き店舗、空き家の活用件数は11件とのことでした。 その中でも、ホップ農家やビール醸造家、ビアツーリズムなど、ホップ、ビール関係の移住者は5年で20名ほどとなり、これを機に遠野市では、ホップを最大限活用したまちづくりとしてビールの里構想を描き、取り組み始めました。この構想を継続してプロデュースするための民間企業も設立されております。 この視察を通し強い印象を受けたのは、担当する職員の自信でありました。担当部長より、奥州市においてもぜひ参考にしていただきたいとの言葉がありましたが、学ぶべき点が非常に多い事業であると感じました。 次に、陸前高田市において、オーガニックランドの概要について視察しました。 オーガニックランドとは、地域の活性化と循環型社会の構築などを目指し、有機農業、畜産業、食品加工、飲食及び物販の提供などを行う体験型のテーマパークで、陸前高田市が官民連携事業として、その事業を推進しています。昨年10月に実施された公募型プロポーザルによって、施設などの整備と運営の事業には、陸前高田ワタミオーガニックランド共同企業体が選定されました。 構想の経過でありますが、国から示された当該エリアの基盤整備に復興交付金を活用するための条件について、陸前高田市の参与である渡邉美樹氏に相談したことがきっかけで、渡邉氏はワタミとしてオーガニックランドの構想を描き、令和元年10月に、市が国の事業を使って基盤整備を行い、ワタミグループが施設整備と運営を行うという内容で、連携協力協定書を締結したものであります。 これからの時代において循環型社会の構築は、自治体においても重要なテーマとなります。この事業は、20年から30年かけてじっくり育て上げていくスタイルを想定しているとのことでしたが、陸前高田市の官民連携の取組みが優良事例となって、農業が重要な基幹産業となっている本市においても、優れた手法については参考となることから、今後もその展開を注目してまいりたいと感じた次第であります。 以上をもちまして、産業経済常任委員会の行政視察報告を終わります。 ○議長(小野寺隆夫君) ただいまの報告に対し、質問ありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) 質問なしと認めます。 次に、建設環境常任委員長の報告を求めます。23番小野寺重議員。     〔23番小野寺重君登壇〕 ◆23番(小野寺重君) 建設環境常任委員会の行政視察報告を行います。 去る12月22日及び23日、宮城県東松島市及び石巻市において、SDGsに関する取組みを中心に視察してまいりましたので、その内容についてご報告いたします。 東松島市は、これまでの震災復興と環境未来都市構想の取組みで、国内29都市が選定されたSDGs未来都市の一つになっており、総合計画の取組みにもSDGsの手法を取り入れ、戦略的に地方創生を進めています。SDGsのゴールが置かれている2030年における同市のあるべき姿は、全世代に住みよいまちです。その柱においては、「環境・超高齢化対応等に向けた人間中心の新たな価値を創造する都市」が標榜され、ソーラーパーク、小型風力・太陽光発電スマートポール等の環境面、防災備蓄、超高齢化対応住宅等の社会面、スマート漁業、新電力事業等の経済面といった、SDGsの3つの側面の事業で構成されています。 中でも成果を上げているのが、一般社団法人東松島みらいとし機構(HOPE)の事業であります。産学官連携で設立されたこの組織は、スマート防災エコタウン、病院及び公共施設に対して、太陽光発電による電力を大型蓄電池と自営線で供給し、再生エネルギーの地産地消と脱炭素社会を実現しています。また、事業を通じて雇用の創出やコミュニティの再興にも寄与しています。 続いて、隣接する石巻市でありますが、同市もSDGs未来都市に認定されており、2030年に目指す姿を「グリーンスローモビリティとおたがいさまで支え合う持続可能なまちづくり」としています。 やはり震災後のコミュニティの崩壊や高齢者の孤立を防ぐため、SDGsの取組みを通じた持続可能な地域社会の構築を目指しており、太陽光発電、電気自動車等の環境面、コミュニケーションロボット地域交通情報アプリ等の社会面、自動車ハイブリット材のリユース、電気自動車活用等の経済面の3つの側面から事業が進められています。 特にも、これらの事業円滑化のため、地元企業、地元金融機関等が連携する石巻SDGsパートナー制度石巻SDGs未来企業制度を設けて、事業者間の連携、情報発信等を行うほか、総合評価一般競争入札時におけるポイント加算としてSDGsに取り組む企業を優遇したり、金融機関との連携による融資優遇や事業をフォローアップする取組みが実施されております。 今回視察した両市は、共に東日本大震災からの復興事業に向けて、民間企業の技術力を大いに活用するとともに、産学官が連携し、地域と協働しながら、脱炭素社会の構築と新たな未来型産業を創出し、そこに住む人々のコミュニティを支える取組みが特徴的でありました。 奥州市においても、総合計画にSDGsの概念が取り入れられるようになり、今後は、いかに市民理解を得て、共に施策を推進していくかが課題となってきます。SDGsの17番目には、「パートナシップで目標を達成しよう」とありますが、次期協働まちづくり指針で「つながる」を目指す本市でも、世界共通のSDGsをキーワードに地域と産学官がつながり、さらに強い推進力を生み出し、リサイクルなど日常生活の一つ一つにもその理念が息づくことで、持続可能な社会の実現の意義が根づいていくのではないかと期待する次第であります。 以上をもちまして、建設環境常任委員会の行政視察報告を終わります。 ○議長(小野寺隆夫君) ただいまの報告に対し、質問ありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) 質問なしと認めます。 次に、所管事務調査の報告を行います。 まず、総務常任委員長の報告を求めます。20番中西秀俊議員。     〔20番中西秀俊君登壇〕 ◆20番(中西秀俊君) 総務常任委員会所管事務調査報告を行います。 当委員会では、去る1月20日に公共施設等総合管理計画個別施設計画について、財務部長等の出席を求め、調査を行いましたので、その内容について報告をいたします。 当日は、個別施設計画策定の進捗状況、市民意見の聴取と反映、今後の計画策定スケジュールなどについて説明を受けました。 本年3月に決定、公表を予定している本計画に市民意見を反映させるべく、昨年12月から約1か月間、市民の意見を聞く会、広報及びホームページにより市民意見が聴取されました。寄せられた79件の意見のうち、市の対応方針に対する強い反対意見はなかったものの、市に対して積極的な取組みを促す意見や、各施設の具体的な方向性について説明を求める意見が出されたとのことでありました。施設の価値を最大限に引き出しながら活用するためには、市の将来像や、地域振興策をはじめとする各種施策の方針及び目的を明確にした上で、市民とともに施設の在り方を検討していくことが重要であります。また、都市計画マスタープランや、新たに策定される立地適正化計画などの都市計画のほか、公共交通網形成計画とも整合性を図る必要があると考えます。 公共施設の適切な維持管理について、当局からは、本体計画である公共施設等総合管理計画には、現時点で施設の点検について具体的な記述がないため、来年度早々にも本体計画の見直しを行い、点検の在り方について示し、その内容は、個別施設計画へも反映させていきたいとの説明がありました。 委員からは、施設だけでなく、施設に付随する設備や備品などにおける日常的な点検及び有効活用の必要性についても意見が出されました。計画的な予防保全、使用可能な備品などの転用及び再利用は、財政健全化の観点からも大変効果的であると考えることから、施策の点検マニュアルと併せて、保有資産の活用方針についても計画に盛り込むほか、施設を一体的に管理する組織体制を構築し、効率的な運営をより一層推進する必要があると考えます。 市民理解を得ながら着実に計画を推進していくためには、市職員においても公共施設マネジメントの重要性を再認識するとともに、地域住民との合意形成を十分に図り、共通認識に立った上で進めていく必要があります。世代を超えた交流を生み出す地域の核として、将来にわたって市民から支持される公共施設が整備され、ひいては活力ある地域社会の発展につながっていくことを期待するものであります。 以上をもちまして、総務常任委員会所管事務調査報告を終わります。 ○議長(小野寺隆夫君) ただいまの報告に対し、質問ありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) 質問なしと認めます。 次に、教育厚生常任委員長の報告を求めます。17番高橋政一議員。     〔17番高橋政一君登壇〕 ◆17番(高橋政一君) 教育厚生常任委員会所管事務調査報告を行います。 去る12月10日に委員会を開催し、地域包括センターの現状と課題について、福祉部長等の出席を求め、調査を行いましたので、その内容についてご報告いたします。 高齢者の生活を支える地域包括ケアの中核機関として、平成18年度、市内5か所に地域包括支援センターが設置されました。その後、平成25年度に同センターを一本化し、運営が行われてきましたが、地域でのワンストップ相談支援や地域課題への対応をするために、今年度から民間法人への事業委託が開始となりました。この新しい体制は、統括機能を持つ市直営の基幹型センターと、市内8圏域に委託型センターを設置するものですが、そのうち2圏域は、現在市の直営となっております。これは、受託者が見つからなかったことや人員の不足に伴う事業廃止が原因とのことです。この2圏域については、次年度から委託運営できるように事務手続が進められています。 新体制の導入によって、地域に、保健師、社会福祉士、主任ケアマネジャーの3職種を配置し、専門性を生かした総合的な支援が可能になったことや、電話相談や関係機関からの相談などに対して早期の対応が可能になっているなど、その成果が確実に出ているとのことです。加えて、各圏域に法人母体が設置されていることから、長年の信頼関係が築かれており、地域との連携が図られ、地域課題の把握や資源の活用など、地域のネットワーク構築が進めやすくなっているとのことでした。 今回の調査により、地域包括支援センターの機能の向上や相談者への対応が強化されていることが把握できた一方で、3職種の配置が義務づけられたため、その人材の確保や育成に課題を抱えていることが改めて浮き彫りとなりました。多様化する課題への包括的な支援には、幅広い知識や技術の専門性が必要であること、地域資産の開発等、地域づくりを推進するために、センター機能をさらに高められるよう、常に従事者の資質向上に努めていかなければならないことが分かりました。 団塊の世代が75歳以上の後期高齢者となる、いわゆる2025年問題を間もなく迎えようとしています。今後ますます地域包括支援センターの果たすべき役割は大きなものとなることからも、人材確保を最優先事項とすると同時に、高齢者が元気であるために、皆で支え合う地域力を高める必要があると強く感じた次第です。 以上をもちまして、教育厚生常任委員会所管事務調査報告を終わります。 ○議長(小野寺隆夫君) ただいまの報告に対し、質問ありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) 質問なしと認めます。 次に、産業経済常任委員長の報告を求めます。22番菅原明議員。     〔22番菅原明君登壇〕 ◆22番(菅原明君) 産業経済常任委員会所管事務調査報告を行います。 当委員会では、去る12月15日に令和2年度における6次産業化と地産地消の取組みについて、また、去る1月21日には大雪に伴う農業施設等の被害について調査を実施しましたので、その内容について報告いたします。 初めに、令和2年度における6次産業化と地産地消の取組みについて、農林部長兼食農連携推進室長等に出席を求めて調査を行いました。 6次産業化については、食の黄金文化・奥州6次産業化推進事業補助金や、昨年度、当常任委員会が行った政策提言に関わる取組状況について説明がありました。提言にある地域6次産業化に向けた実効性のある推進計画の策定については、推進環境整備のための具体的施策を考慮しながら現在作成中で、今月中に策定予定とのことでした。 また、地産地消については、おうしゅう地産地消推進計画の具体的取組みとして、おうしゅう“まるかじり”応援の店、17店舗を認定したこと、SNS投稿キャンペーンを実施していること、通信を作成し、市内の全小中学校に配布したことなどの説明がありました。 なお、今年度は、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を活用した6次産業化及び地産地消の事業を実施しており、その一つとして、リモート販売会などのノウハウに関する研修会を実施しましたが、参加者からは好評で、1月には実践販売会を開催する予定であるとのことでした。 そのほかには、梁川羊や畑わさびの試験栽培の状況についても、委員からの質問に答える形で説明がありました。梁川羊は、販売会を開催し、需要面で手応えは感じられたものの、供給面に課題があるとのことでしたし、畑わさびは、栽培場所について研究を重ねる必要があると感じましたが、将来的には、中山間地域における農家所得の向上につながる取組みになることを期待するものであります。 次に、令和2年12月14日以降の大雪に伴う農業施設等の被害についてですが、JA江刺とJA岩手ふるさとから、それぞれ被害状況などの説明を受け、JA江刺においては、管内の被災農家の現地調査も行いました。調査時点で明らかになっている被害額は、概算で、JA江刺が約2億9,700万円、JA岩手ふるさとが約7億7,600万円でしたが、どちらも全容が把握できていないため、雪解けとともに今後はさらに増え、JA岩手ふるさとにおいては10億円を超える可能性があるとの説明がありました。 また、高齢化や後継者のいない農家においては、被害を機に、廃業の検討や再建せずに規模を縮小する意向の農家もあるとのことで、実際に現地調査した農家の方からも、倒壊したハウスは再建せずに、残ったハウスのみで営農を継続していく意向が示されました。水稲苗やハウスの資材については、両JAとも、JAグループの協力を得ながら確保できる見込みとのことでしたが、農家の営農意欲を維持するためにも、撤去や再建のための補助金など、奥州市の基幹産業である農業の継続のため、早急に支援する必要があると感じた次第であります。 以上をもちまして、産業経済常任委員会の所管事務調査の報告を終わります。 ○議長(小野寺隆夫君) ただいまの報告に対し、質問ありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(小野寺隆夫君) 質問なしと認めます。----------------------------------- ○議長(小野寺隆夫君) 日程第2、発議案第32号、奥州市議会会議規則の一部改正についてを議題といたします。 議案の朗読を省略し、直ちに提出者の説明を求めます。15番菅原由和議員。     〔15番菅原由和君登壇〕 ◆15番(菅原由和君) 発議案第32号、奥州市議会会議規則の一部改正について、提案理由の説明を行います。 この改正は、議員活動に関する制約要因を解消し、多様な人材の市議会への参画を促進するほか、請願書を署名により提出できるようにするため、本件規則を一部改正しようとするものであります。 改正の内容ですが、会議の欠席事由を、公務、疾病、育児、看護、介護、配偶者の出産補助その他のやむを得ない事由とし、出産に伴う欠席期間を、出産予定日の6週間前の日から当該出産の日後8週間を経過する日までの範囲内において、その期間を明らかにすること、請願書の提出時における請願者の記名押印を署名によってもできるようにすることについて定めようとするものであります。 なお、この規則の施行期日は、公布の日とするものであります。 何とぞ原案のとおり議決くださいますようお願い申し上げ、提案理由の説明を終わります。 ○議長(小野寺隆夫君) これより質疑に入ります。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) 質疑なしと認めます。 お諮りいたします。ただいま議題となっております発議案第32号は、会議規則第38条第3項の規定により委員会の付託を省略したいと思いますが、これにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) ご異議なしと認めます。よって、委員会の付託を省略することに決しました。 討論ありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) 討論なしと認めます。 これより採決いたします。本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) ご異議なしと認めます。よって、発議案第32号は原案のとおり可決されました。 暫時休憩いたします。     午前10時41分 休憩-----------------------------------     午前10時41分 再開 ○議長(小野寺隆夫君) 再開いたします。----------------------------------- ○議長(小野寺隆夫君) 日程第3、議案第53号、副市長の選任に関し同意を求めることについてを議題といたします。 議案の朗読を省略し、直ちに提出者の説明を求めます。小沢市長。 ◎市長(小沢昌記君) 議案第53号、副市長の選任に関し同意を求めることについてをご説明申し上げます。 現在副市長である及川新太氏につきましては、令和3年4月16日をもって任期を満了することから、その後任の副市長の選任に関し、地方自治法第162条の規定により、議会の同意を求めるものでございます。 及川新太氏は、人格と識見に優れ、金融機関をはじめとする民間企業や本市の代表監査委員としての経験を基に、平成29年から4年間、奥州市の副市長として務められました。この間、豊富な経験と知識を本市行政に傾注され、その経営手腕により本市の発展に大きく貢献されましたことから、引き続き副市長として選任しようとするものでございます。 なお、任期は、令和3年4月17日から4年となります。 何とぞ満場のご賛同を賜りますようお願いを申し上げます。 ○議長(小野寺隆夫君) これより質疑に入ります。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) 質疑なしと認めます。 お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第53号は人事案件でありますので、委員会の付託及び討論を省略したいと思いますが、これにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) ご異議なしと認めます。よって、そのように決しました。 これより採決いたします。本案は原案のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。     〔賛成者起立〕 ○議長(小野寺隆夫君) 起立全員であります。よって、議案第53号はこれに同意することに決しました。 暫時休憩いたします。     午前10時44分 休憩-----------------------------------     午前10時44分 再開 ○議長(小野寺隆夫君) 再開いたします。----------------------------------- ○議長(小野寺隆夫君) 日程第4、議案第54号、教育委員会の教育長の任命に関し同意を求めることについてを議題といたします。 議案の朗読を省略し、直ちに提出者の説明を求めます。小沢市長。 ◎市長(小沢昌記君) 議案第54号、教育委員会の教育長の任命に関し同意を求めることについてをご説明申し上げます。 教育委員会の教育長である田面木茂樹氏につきましては、令和3年3月31日をもって任期を満了することから、その後任教育長の任命に関し、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第4条第1項の規定により、議会の同意を求めるものでございます。 高橋勝氏は、人格が高潔にして、教育行政に関し優れた識見を有しており、適任者として教育長に任命しようとするものであります。 なお、任期は、令和3年4月1日から3年となります。 何とぞ満場のご賛同を賜りますようお願いを申し上げます。 ○議長(小野寺隆夫君) これより質疑に入ります。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) 質疑なしと認めます。 お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第54号は人事案件でありますので、委員会の付託及び討論を省略したいと思いますが、これにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) ご異議なしと認めます。よって、そのように決しました。 これより採決いたします。本案は原案のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。     〔賛成者起立〕 ○議長(小野寺隆夫君) 起立全員であります。よって、議案第54号はこれに同意することに決しました。----------------------------------- ○議長(小野寺隆夫君) 日程第5、議案第55号、教育委員会の委員の任命に関し同意を求めることについてを議題といたします。 議案の朗読を省略し、直ちに提出者の説明を求めます。小沢市長。 ◎市長(小沢昌記君) 議案第55号、教育委員会の委員の任命に関し同意を求めることについてをご説明申し上げます。 教育委員会の委員である高橋キエ氏につきましては、令和3年3月30日をもって任期を満了することから、その後任の委員の任命に関し、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第4条第2項の規定により、議会の同意を求めるものでございます。 高橋キエ氏は、人格が高潔にして、教育、学術、文化に関し優れた識見を有しており、平成29年3月31日から4年間、奥州市教育委員会の委員として務められました。この間、地域に根差した教育行政の推進に尽力されましたことから、引き続き適任者として委員に任命しようとするものであります。 なお、任期は、令和3年3月31日から4年となります。 何とぞ満場のご賛同を賜りますようお願いを申し上げます。 ○議長(小野寺隆夫君) これより質疑に入ります。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) 質疑なしと認めます。 お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第55号は人事案件でありますので、委員会の付託及び討論を省略したいと思いますが、これにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) ご異議なしと認めます。よって、そのように決しました。 これより採決いたします。本案は原案のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。     〔賛成者起立〕 ○議長(小野寺隆夫君) 起立全員であります。よって、議案第55号はこれに同意することに決しました。 暫時休憩いたします。     午前10時48分 休憩-----------------------------------     午前10時48分 再開 ○議長(小野寺隆夫君) 再開いたします。----------------------------------- ○議長(小野寺隆夫君) 日程第6、議案第56号、監査委員の選任に関し同意を求めることについてを議題といたします。 議案の朗読を省略し、直ちに提出者の説明を求めます。小沢市長。 ◎市長(小沢昌記君) 議案第56号、監査委員の選任に関し同意を求めることについてをご説明申し上げます。 識見を有する者のうちから選任される監査委員である千田永氏については、令和3年4月16日をもって任期を満了することから、その後任の委員の選任に関し、地方自治法第196条第1項の規定により、議会の同意を求めるものでございます。 千田永氏は、人格が高潔にして、地方公共団体の財務管理、事業の経営管理、その他行政運営に関し優れた識見を有しており、平成29年から奥州市の監査委員として、また、翌30年からは代表監査委員として務められました。この間、厳正な監査により職員を指導され、公正かつ効率的な行政運営に大きく貢献されましたことから、引き続き監査委員として選任しようとするものであります。 なお、任期は、令和3年4月17日から4年となります。 何とぞ満場のご賛同を賜りますようお願いを申し上げます。 ○議長(小野寺隆夫君) これより質疑に入ります。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) 質疑なしと認めます。 お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第56号は人事案件でありますので、委員会の付託及び討論を省略したいと思いますが、これにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) ご異議なしと認めます。よって、そのように決しました。 これより採決いたします。本案は原案のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。     〔賛成者起立〕 ○議長(小野寺隆夫君) 起立全員であります。よって、議案第56号はこれに同意することに決しました。 暫時休憩いたします。     午前10時51分 休憩-----------------------------------     午前10時51分 再開 ○議長(小野寺隆夫君) 再開いたします。----------------------------------- ○議長(小野寺隆夫君) 日程第7、議案第57号、奥州市まち・ひと・しごと創生基金条例の制定についてを議題といたします。 議案の朗読を省略し、直ちに提出者の説明を求めます。小沢市長。 ◎市長(小沢昌記君) 議案第57号、奥州市まち・ひと・しごと創生基金条例の制定について副市長からご説明申し上げますので、ご了承願います。 ○議長(小野寺隆夫君) 新田副市長。 ◎副市長(新田伸幸君) 議案第57号、奥州市まち・ひと・しごと創生基金条例の制定についてご説明申し上げます。 この条例は、地域再生法第5条第4項第2号に規定する、まち・ひと・しごと創生寄附活用事業に関連する寄附金を適正に管理し、当該事業の実施に要する経費の財源に充てるため、奥州市まち・ひと・しごと創生基金を設置しようとするものであります。 条例の内容ですが、基金の設置、積立て、管理、運用益金の処理等について規定するものであります。 なお、この条例の施行期日は、公布の日とするものであります。 以上で議案の説明を終わります。何とぞ慎重審議の上、提案のとおり議決くださいますようお願い申し上げます。 ○議長(小野寺隆夫君) これより質疑に入ります。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) 質疑なしと認めます。 お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第57号は、会議規則第38条第3項の規定により委員会の付託を省略したいと思いますが、これにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) ご異議なしと認めます。よって、委員会の付託を省略することに決しました。 討論ありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) 討論なしと認めます。 これより採決いたします。本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) ご異議なしと認めます。よって、議案第57号は原案のとおり可決されました。----------------------------------- ○議長(小野寺隆夫君) 日程第8、議案第58号、新型インフルエンザ等対策特別措置法等の一部を改正する法律の施行に伴う関係条例の整理に関する条例の制定についてを議題といたします。 議案の朗読を省略し、直ちに提出者の説明を求めます。小沢市長。 ◎市長(小沢昌記君) 議案第58号、新型インフルエンザ等対策特別措置法等の一部を改正する法律の施行に伴う関係条例の整理に関する条例の制定について副市長からご説明を申し上げますので、ご了承願います。 ○議長(小野寺隆夫君) 新田副市長。 ◎副市長(新田伸幸君) 議案第58号、新型インフルエンザ等対策特別措置法等の一部を改正する法律の施行に伴う関係条例の整理に関する条例の制定についてご説明申し上げます。 この条例は、新型インフルエンザ等対策特別措置法等の一部を改正する法律の施行に伴い、関係条例を整備しようとするものであります。 条例の内容ですが、関係条例において引用している関係法律の規定を整理し、新型コロナウイルス感染症について具体的に定義するものであります。 なお、この条例の施行期日は、公布の日とするものであります。 以上で議案の説明を終わります。何とぞ慎重審議の上、提案のとおり議決くださいますようお願いを申し上げます。 ○議長(小野寺隆夫君) これより質疑に入ります。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) 質疑なしと認めます。 お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第58号は、会議規則第38条第3項の規定により委員会の付託を省略したいと思いますが、これにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) ご異議なしと認めます。よって、委員会の付託を省略することに決しました。 討論ありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) 討論なしと認めます。 これより採決いたします。本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) ご異議なしと認めます。よって、議案第58号は原案のとおり可決されました。 ここで午前11時10分まで休憩いたします。     午前10時56分 休憩-----------------------------------     午前11時10分 再開 ○議長(小野寺隆夫君) 再開いたします。----------------------------------- ○議長(小野寺隆夫君) 日程第9、議案第59号、奥州市介護保険条例の一部改正についてを議題といたします。 議案の朗読を省略し、直ちに提出者の説明を求めます。小沢市長。 ◎市長(小沢昌記君) 議案第59号、奥州市介護保険条例の一部改正について副市長からご説明を申し上げますので、ご了承願います。 ○議長(小野寺隆夫君) 新田副市長。 ◎副市長(新田伸幸君) 議案第59号、奥州市介護保険条例の一部改正についてご説明申し上げます。 今回の改正は、介護保険事業計画の見直し及び介護保険法施行令の一部改正に伴い、本件条例を一部改正しようとするものであります。 改正の内容ですが、令和3年度から5年度までの各年度における第1号被保険者の保険料率等を定めるものであります。 なお、この条例の施行期日は、令和3年4月1日とするものであります。 以上で議案の説明を終わります。何とぞ慎重審議の上、提案のとおり議決くださいますようお願い申し上げます。 ○議長(小野寺隆夫君) これより質疑に入ります。25番今野裕文議員。 ◆25番(今野裕文君) 25番今野です。 今回の改定は、第8期介護保険計画の策定を受けての改定だと思うのですが、それでいいのかというのが一つです。 それから、私が思いますには、本来は議会冒頭で出てこなければならないのかなというふうに思うんですが、追加議案になった理由についてお尋ねをいたします。 ○議長(小野寺隆夫君) 千田長寿社会課長。 ◎長寿社会課長(千田嘉宏君) ただいまの2点のご質問に対してお答えしたいと思います。 まず、1つ目は、第8期介護保険事業計画に基づく改定なのかということで、議員からお話ありましたとおり、そのとおり第8期計画の事業計画に基づく改定となります。 それから、追加提案となった部分につきましては、この条例改正につきましては、内容、その計画自体を介護保険の運営協議会のほうに諮っておりまして、その最終的な答申を受けたのが2月上旬ということで、この今議会の当初の議案提出に間に合わないということもございまして、その後、2月下旬に再度運営協議会を開きまして、この条例改正を審議いただき、そして、それに伴う補正予算のほうも諮問して審議をいただいたということで、追加提案というふうになりました。 以上です。 ○議長(小野寺隆夫君) 質疑を終結いたします。 お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第59号は、会議規則第38条第3項の規定により委員会の付託を省略したいと思いますが、これにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) ご異議なしと認めます。よって、委員会の付託を省略することに決しました。 討論ありませんか。25番今野裕文議員。 ◆25番(今野裕文君) 25番今野です。 議案第59号、奥州市介護保険条例の一部改正について反対をいたします。 本条例改定は、第8期介護保険計画策定を受け、介護保険料の引上げのための条例改定であります。反対の最大の理由は、第8期計画には介護施設、とりわけ特別養護老人ホームの施設整備の計画が十分でない中での保険料引上げ条例改定であるからであります。皆さんの介護施設への期待は、自分の年金で入所できることだと考えております。現状では、それに応えることができるのは特別養護老人ホームであります。 奥州市は、第5期介護保険計画の頃から計画どおり施設整備が進まず、次の期の計画で整備されることが続いてまいりました。令和2年4月1日時点で、県下で盛岡市とほぼ同数の特別養護老人ホームの入所待機者を抱え、早期に入所が必要な者は、県下随一の126名となっております。これまでの介護計画開始年度の前年度の早期入所が必要な者が入所できる分の3か年計画が策定されてまいりました。このこと自体不十分なものと考えるものでありますが、第8期では、その計画すらなく、不足分をほかの入所系施設でつなぐ計画となっております。今度の令和3年度からの介護保険計画では、市が、自ら必要としている被保険者に、必要なサービスを提供することができない事態が発生することを前提とした計画と言わざるを得ません。介護保険法では、必要なサービスを提供する責務があります。市が、自ら必要としている被保険者に必要なサービスを提供することができないことが発生することを前提とした計画に基づく改定でありますので、反対をいたします。 市長は、質疑の中で、入所可能になるよう努力をする旨の表明をしております。保険あって介護なしと言われないようになることを期待しながら、反対をいたします。 ○議長(小野寺隆夫君) 討論を終結いたします。 これより採決いたします。本案は原案のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。     〔賛成者起立〕 ○議長(小野寺隆夫君) 起立多数であります。よって、議案第59号は原案のとおり可決されました。----------------------------------- ○議長(小野寺隆夫君) 日程第10、議案第60号、財産の取得に関し議決を求めることについてを議題といたします。 議案の朗読を省略し、直ちに提出者の説明を求めます。小沢市長。 ◎市長(小沢昌記君) 議案第60号、財産の取得に関し議決を求めることについてを副市長からご説明申し上げますので、ご了承願います。 ○議長(小野寺隆夫君) 新田副市長。 ◎副市長(新田伸幸君) 議案第60号、財産の取得に関し議決を求めることについてご説明申し上げます。 市内小中学校で使用する大型提示装置等の機器について、コロナ禍の中、児童・生徒の安心かつ安全な学習環境を整備するため、31台を購入しようとするものであります。 契約の相手方につきましては、奥州市物品購入等指名競争入札参加資格者名簿の登録業者を指名し、令和3年2月12日に入札を執行しましたところ、リコージャパン株式会社販売事業本部岩手支社岩手営業部が落札しましたので、契約金額2,725万520円で物品売買契約を締結し、財産を取得しようとするものであります。 以上、地方自治法第96条第1項第8号及び奥州市議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第3条の規定により、議会の議決を求めるものであります。 以上で議案の説明を終わります。何とぞ慎重審議の上、提案のとおり議決くださいますようお願い申し上げます。 ○議長(小野寺隆夫君) これより質疑に入ります。19番阿部加代子議員。 ◆19番(阿部加代子君) 19番阿部加代子です。 入札の経過調書は見せていただいておりますけれども、まず、入札の在り方についてお伺いをしたいというふうに思います。 21社の指名競争入札ということで今回入札が行われておりますけれども、参加をされたのは2社。まず、2社で競争性の確保ができているのかどうかお伺いをしたいというふうに思います。 また、指名競争入札です。指名されているにもかかわらず、不参の業者が6社ほどあります。辞退と不参、これ大きく違うと思いますけれども、この不参についてどのような認識でおられるのかお伺いをしたいというふうに思います。 そして、この入札ですけれども、大型提示装置等機器の設置ということになりますけれども、まず、この大型提示装置というのは何かということでお伺いしたいというふうに思います。何か様々あるみたいですので、どういうものを設置されるのかお伺いしたいというふうに思います。 それから、納入場所ですけれども、水沢小学校ほか7校ということですけれども、どこに設置をされるのか。また、ほかの学校には既にあるのかどうかお伺いをしたいというふうに思います。 ○議長(小野寺隆夫君) 羽藤財政課長。 ◎財政課長(羽藤和文君) まず、入札の在り方、競争性の確保という部分ですけれども、当市の入札の手続上、2社以上の参加があれば入札を執行しているということで、1社の場合には仕様を変更するであるとか、あるいは指名業者の範囲を広げるであるとか、そういった形での再入札という形にはなるんですけれども、そういった形で通常の手続を進めております。 それから、辞退と不参の違いといいますか、辞退届が出ている場合には辞退として取り扱っているわけですけれども、当日いらっしゃらないところについては、事前に確認というのもちょっと難しいものですから、入札に参加された方の中で入札手続を進めるということでございます。 以上です。 ○議長(小野寺隆夫君) 及川教育総務課長。 ◎教育総務課長(及川協一君) それでは、私のほうから、大型提示装置とはどのようなものかというところと、それから配置先、そういったところのご質問にお答えいたします。 まず、大型提示装置でございますが、65型のモニターという形で、黒板とは別に配置をするような形になっております。大きなスマホといったらいいのでしょうか、いろいろな機能がついておりましたので、教科書を拡大したりとか、そういった機能もついてございます。 学校の現場の状況を聞かせていただきますと、ほぼ毎時間使うような状況のところもございます。今回31台ということでございますが、実は、昨年度末に202台のリースをしてございます。それを各学校に配置しているんですけれども、まだ台数が足りていなくて、テレビのモニターだけが配置されているところもございまして、なるべく数を増やしていきたいということで、今回31台を購入をさせていただくということでございます。 配置先でございますが、水沢小学校に7組、それから南小学校に3組、それから岩谷堂小学校2組、前沢小学校7組、胆沢第一小学校に2組、水沢中学校2組、水沢南中学校6組、それから胆沢中学校に2組ということで、31組、配置をしたいというふうに考えてございます。 以上でございます。 ○議長(小野寺隆夫君) 19番阿部加代子議員。 ◆19番(阿部加代子君) 19番阿部加代子です。 入札の在り方について、もう一度お伺いをしたいというふうに思います。 まず、2社であれば入札が行われるわけですけれども、競争性の確保というところでどうかなというところがありますので、ご検討をお願いしたいと思います。 あと、指名競争入札です。指名しているんです。お願いしているんです。不参とはどういうことでしょうか。ある自治体では、不参になった業者は指名から除外をするというような措置を取っているところもあります。また、民間ですと、こういう連絡もなしに、入札をお願いしているのに来ないと、しかも登録されているわけですから、これ大変社会通念上いかがなものかと思います、連絡もなしに辞退をされるということは。その辺、奥州市ではどのようにお考えになっているのかお伺いしたいというふうに思います。 ○議長(小野寺隆夫君) 千田財務部長。 ◎財務部長兼行政経営室長兼競馬対策室長(千田布美夫君) 先ほどの課長からの答弁の繰り返しになる部分もございますが、指名競争入札においては、指名した業者の中から2社以上が参加していただければ、それは成立するということで、公平性は保たれているというふうには考えております。ただ、今回のように多くの業者が参加しなかった、さらには、当日入札会場で入札が始まる時間まで参加するのかどうかさえも分からない、不参加というような状況が、正しいといいますか、あるべき姿なのかどうかという部分については確かに議論のあるところかと思います。 今、議員のほうから、他市では、そういった業者は以降の入札から除外するというご指摘もいただきました。これまで奥州市ではそういった扱いをしてまいりませんでしたし、今現在もそのように取り扱うという考えは持ってはおりませんが、そういった取扱いをされている市町村もあるということでございますので、少し勉強させていただきたいというふうに考えます。 ○議長(小野寺隆夫君) 19番阿部加代子議員。 ◆19番(阿部加代子君) 19番阿部加代子です。 指名されていて、連絡もなしに入札に来ない。社会通念上どうなんでしょうか。やはり検討が必要かというふうに思います。指名された以上は、せめて辞退届ぐらいは出せるものではないかというふうに思いますので、その辺きっちりやっていかないと、今後の入札の公平性、それから競争性、担保できるのかどうか大変心配でございます。ご検討をお願いして、終わりたいと思います。 ○議長(小野寺隆夫君) 財務部長。 ◎財務部長兼行政経営室長兼競馬対策室長(千田布美夫君) 検討させていただきます。 ○議長(小野寺隆夫君) 質疑を終結いたします。 お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第60号は、会議規則第38条第3項の規定により委員会の付託を省略したいと思いますが、これにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) ご異議なしと認めます。よって、委員会の付託を省略することに決しました。 討論ありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) 討論なしと認めます。 これより採決いたします。本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) ご異議なしと認めます。よって、議案第60号は原案のとおり可決されました。----------------------------------- ○議長(小野寺隆夫君) 日程第11、議案第61号、令和2年度奥州市一般会計補正予算(第19号)を議題といたします。 議案の朗読を省略し、直ちに提出者の説明を求めます。小沢市長。 ◎市長(小沢昌記君) 議案第61号、令和2年度奥州市一般会計補正予算(第19号)を副市長からご説明申し上げますので、ご了承願います。 ○議長(小野寺隆夫君) 新田副市長。 ◎副市長(新田伸幸君) 議案第61号、令和2年度奥州市一般会計補正予算(第19号)についてご説明申し上げます。 今回の補正予算は、まち・ひと・しごと創生基金積立事業、観光振興事業、除雪対策事業などに所要の措置をするものであり、歳入歳出それぞれ3億9,843万6,000円を増額し、補正後の予算総額を759億5,790万9,000円とするものであります。 まず、歳入の主なものでありますが、15款国庫支出金は2,202万円、18款寄附金は1,000万円、19款繰入金は3億5,446万1,000円、22款市債は1,176万9,000円をそれぞれ追加するものであります。 次に、歳出の主なものでありますが、2款総務費は1,010万円、4款衛生費は1,925万9,000円、7款商工費は1億968万2,000円、8款土木費は2億5,621万8,000円をそれぞれ追加するものであります。 繰越明許費の補正でありますが、翌年度に繰り越して使用することができる経費として、田原保育所エアコン熱交換器洗浄業務などを新たに追加するものであります。 次に、債務負担行為の補正でありますが、中小企業事業継続補助金などを新たに追加するものであります。 地方債の補正につきましては、減収補填を変更しようとするものであります。 以上で議案の説明を終わります。何とぞ慎重審議の上、提案のとおり議決くださいますようお願い申し上げます。 ○議長(小野寺隆夫君) これより質疑に入ります。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) 質疑なしと認めます。 お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第61号は、会議規則第38条第3項の規定により委員会の付託を省略したいと思いますが、これにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) ご異議なしと認めます。よって、委員会の付託を省略することに決しました。 討論ありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) 討論なしと認めます。 これより採決いたします。本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) ご異議なしと認めます。よって、議案第61号は原案のとおり可決されました。----------------------------------- ○議長(小野寺隆夫君) 日程第12、議案第62号、令和2年度奥州市国民健康保険特別会計補正予算(第7号)を議題といたします。 議案の朗読を省略し、直ちに提出者の説明を求めます。小沢市長。
    ◎市長(小沢昌記君) 議案第62号、令和2年度奥州市国民健康保険特別会計補正予算(第7号)を副市長からご説明申し上げますので、ご了承願います。 ○議長(小野寺隆夫君) 新田副市長。 ◎副市長(新田伸幸君) 議案第62号、令和2年度奥州市国民健康保険特別会計補正予算(第7号)についてご説明申し上げます。 今回の国民健康保険直営診療施設勘定の補正予算は、奥州市が時限的に開設している臨時診療所に、引き続き発熱外来施設を設置し、運営するため、所要の措置をするものであります。 補正予算の内容ですが、債務負担行為として、発熱外来施設の設置などの業務について債務を負担しようとするものであります。 以上で議案の説明を終わります。何とぞ慎重審議の上、提案のとおり議決くださいますようお願い申し上げます。 ○議長(小野寺隆夫君) これより質疑に入ります。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) 質疑なしと認めます。 お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第62号は、会議規則第38条第3項の規定により委員会の付託を省略したいと思いますが、これにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) ご異議なしと認めます。よって、委員会の付託を省略することに決しました。 討論ありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) 討論なしと認めます。 これより採決いたします。本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) ご異議なしと認めます。よって、議案第62号は原案のとおり可決されました。----------------------------------- ○議長(小野寺隆夫君) 日程第13、議案第63号、令和2年度奥州市病院事業会計補正予算(第6号)を議題といたします。 議案の朗読を省略し、直ちに提出者の説明を求めます。小沢市長。 ◎市長(小沢昌記君) 議案第63号、令和2年度奥州市病院事業会計補正予算(第6号)を副市長からご説明申し上げますので、ご了承願います。 ○議長(小野寺隆夫君) 新田副市長。 ◎副市長(新田伸幸君) 議案第63号、令和2年度奥州市病院事業会計補正予算(第6号)についてご説明申し上げます。 今回の補正予算は、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金事業の実施に当たり、所要の措置をするものであります。 まず、収益的収入及び支出の予定額でありますが、病院事業収益につきましては1,660万3,000円を追加し、収入総額を41億3,096万1,000円とするものであります。 次に、資本的収入及び支出の予定額でありますが、資本的収入につきましては265万6,000円を追加し、収入総額を2億1,194万8,000円とするものであります。 以上で議案の説明を終わります。何とぞ慎重審議の上、提案のとおり議決くださいますようお願い申し上げます。 ○議長(小野寺隆夫君) これより質疑に入ります。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) 質疑なしと認めます。 お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第63号は、会議規則第38条第3項の規定により委員会の付託を省略したいと思いますが、これにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) ご異議なしと認めます。よって、委員会の付託を省略することに決しました。 討論ありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) 討論なしと認めます。 これより採決いたします。本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) ご異議なしと認めます。よって、議案第63号は原案のとおり可決されました。----------------------------------- ○議長(小野寺隆夫君) 日程第14、議案第41号、令和3年度奥州市一般会計予算から、日程第24、議案第51号、令和3年度奥州市病院事業会計予算までの11件を一括して議題といたします。 予算審査特別委員長の報告を求めます。22番菅原明議員。     〔22番菅原明君登壇〕 ◆22番(菅原明君) 去る2月22日の本会議において設置されました当特別委員会は、2月26日及び3月1日から5日までの6日間にわたり、付託を受けました令和3年度予算議案11件について精力的に審査に当たりましたので、その経過と結果について報告申し上げます。 まず、審査に先立ち、委員長及び副委員長の互選を行いましたところ、委員長には、私、菅原明が、副委員長には中西秀俊議員が選任されました。 その後、予算11件の審査に入り、執行当局の担当部長などからの概要説明を受け、部門を単位とした審査をいたしました。 その詳細な審査の内容につきましては、議長を除く全議員が委員となっておりますので、省略させていただきます。 その結果、議案第41号、令和3年度奥州市一般会計予算については、次の意見を付して原案のとおり可決すべきものと決しました。 1、財政健全化に向けて、6つの重点項目を強力に推進されたい。 2、投票区再編に当たっては、丁寧な市民説明を尽くされたい。 3、避難所行動要支援者個別計画の策定に当たっては、対象者の把握のため、関係機関との連携強化を図られたい。 4、奨学金返還支援制度について、さらなる周知に努められたい。 5、就学援助事業において、対象費目の拡充に努められたい。 6、GIGAスクール構想において配置されるICT機器の適正かつ有効な活用に努められたい。 7、新型コロナウイルス感染症拡大防止に努めながら、中小企業の事業継続と雇用維持の施策に取り組まれたい。 8、地域おこし協力隊制度の拡充を図り、一層の産業振興に努められたい。 9、第2次環境基本計画の中間見直しに当たり、SDGsの概念を採用し、持続可能な地域社会の実現に取り組まれたい。 10、交通安全旗の有効活用により、市民の交通安全意識の向上を図られたい。 11、次期奥州市道路整備計画の策定に当たり、地区要望の丁寧な聴取に取り組まれたい。 次に、議案第42号、令和3年度奥州市国民健康保険特別会計予算については、原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第43号、令和3年度奥州市後期高齢者医療特別会計予算については、原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第44号、令和3年度奥州市介護保険特別会計予算については、原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第45号、令和3年度奥州市浄化槽事業特別会計予算については、原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第46号、令和3年度奥州市バス事業特別会計予算については、原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第47号、令和3年度奥州市米里財産区特別会計予算については、原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第48号、令和3年度奥州市工業団地整備事業特別会計予算については、原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第49号、令和3年度奥州市水道事業会計予算については、次の意見を付して原案のとおり可決すべきものと決しました。 今後予想される厳しい水道経営状況を踏まえ、なお一層の市民理解の醸成を図られたい。 次に、議案第50号、令和3年度奥州市下水道事業会計予算については、原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第51号、令和3年度奥州市病院事業会計予算については、次の意見を付して原案のとおり可決すべきものと決しました。 早急に奥州市立病院・診療所改革プランを策定し、経営の改善と医師確保に努められたい。 以上が特別委員会における審査の経過と結果であります。何とぞ当特別委員会の決定どおり議決くださいますようお願いいたしまして、予算審査特別委員会委員長報告を終わります。 ○議長(小野寺隆夫君) これより質疑に入ります。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) 質疑なしと認めます。 これより議案第41号から議案第51号までの討論及び採決を行います。 まず、議案第41号、令和3年度奥州市一般会計予算について討論ありませんか。11番千葉敦議員。 ◆11番(千葉敦君) 11番千葉敦です。 私は、議案第41号、令和3年度奥州市一般会計予算に対し、反対の立場で討論いたします。 奥州市は、合併して16年目に入りました。政府が進めた平成の大合併に、僅か8か月の協議で駆け込み合併をした奥州市は、今、様々なひずみに直面しているのではないでしょうか。多額の借金を抱え財政力が脆弱な上、市域が広範囲で行政効率の悪い市町村の合併は、1、地方交付税が大きく減少することに伴って、住民関連の予算が削られる、2、大型公共事業が促進され、地場産業や旧来の商店街、農林業などが衰退し、地域活力がなくなる、3、合併により役場が支所化し、その機能が低下、そして、合併後の市役所までの距離が遠くなる、4、小中学校や社会教育施設、保育所等の福祉施設など、住民に密接した施設の集中化、周辺部での合理化、縮小化、それに伴い、地域の活気、活力がなくなる、5、政策を立案する職員が地域を把握できなくなり、地域から遊離する、6、ある期間暫定的な制度が取られてはおります議員の定数特例とか、在任特例とかありますが、地域問題を議会に反映させるルートが少なくなるなど大きな影響を与えることが懸念されてきましたが、それが現実の課題となっているものと思います。 また、一昨年の消費税増税の影響で減速していた地域経済に、新型コロナウイルス感染症が広がり、全国一斉休校要請、緊急事態宣言と、私たちが経験したことのない状況になりました。地域経済は、自粛要請に伴いコロナ禍の大波にのみ込まれ、大きく減退する結果となりました。 このため、通常年ですら多くの職場では職員が不足する中、新型コロナ感染症の対応が求められ、翻弄される中、歯を食いしばって職務遂行にご尽力いただきました職員の皆さんに、まず最初に深く感謝を申し上げます。 農業や地元小売業、零細事業業種の衰退が少子高齢化に拍車をかけ、それに新型コロナ感染症が加わり、生活に困難を抱える世帯が増えている中、地方自治体に求められる役割は、医療や介護、子育て、地域振興や災害対策など、住民福祉の機関としての役割を果たすことだと考えるものです。 小沢市長は、施政方針演述の中で、3年間の財政健全化重点取組期間の初年度となる令和3年度の予算編成に当たっては、選択と集中による事務事業の見直しにより歳出規模全体の圧縮を図りながらも、市民の皆様の安全の確保や産業振興を進める表明をいたしました。しかし、提案されました予算は、審査の中で以下の点が明らかになりました。 第1に、予算編成に当たっては、総じて全ての事業が前年度実績に応じて減額するという考え方で貫かれており、この考え方に固執すれば年々事業費が縮小することとなり、めり張りのない、マイナスの思考に至る、希望のないものとならざるを得ません。必要な事業には、必要な予算を確保する姿勢が求められると考えます。 第2に、市の正規職員の減少の影響が多く見受けられます。過度な職員の削減でマンパワー不足となり、職員一人一人の業務量や責任が増え、メンタルに支障を来す職員が増えています。職員不足を補うために会計年度任用職員制度が導入されましたが、報酬額はほぼ変わらず、官製ワーキングプア解消には至りません。総合支所で用事が果たせず、本庁に出向き直すことがあると聞きます。保育士の正規職員は約半数であり、臨時保育士の正規化で保育士の確保を進めるべきと考えます。 第3に、ご近所スタッフなどに象徴される地域共助の基盤づくり事業委託料が、共同募金会の予算に振り替えられ全て減らされたり、老人福祉士の外出支援サービス事業委託料が、正規職員から再任用職員に振り替えることを前提に半額になるなど、車の両輪で福祉施策を展開するとしている相手先の社会福祉協議会の事業に関わる予算で、本来優先されるべき予算の大きな減額があります。 第4に、今般策定された介護保険計画では、今年度当初の特別養護老人ホームの待機者もなく、自宅で待機している方で、早期に入所させるべき人さえ入所できない計画になっています。これは、本来あってはならないと考えます。 第5に、奥州金ケ崎医療介護計画について、産婦人科、脳疾患外科の需要への対策、新型コロナ感染症への対応策が具体的に見られないまま、市立医療機関のベッド100床削減が掲げられたままになっているのも大きな問題だと言わざるを得ません。 第6に、選挙管理委員会から、投票所並びにポスター掲示場の削減計画が示されました。選挙における投票所の統合は、選挙に携わる職員の確保が困難だというのが大きな理由と言われます。市民の参政権の制約につながる問題であり、民主主義の根幹に関わる問題で、慎重な対応が求められます。 また、審査の中では、県政とも関わる問題も浮き彫りになりました。クリーンパーク存続、競馬組合への貸付け返還、新型コロナ感染症の重点医療機関の指定などです。県との関係が問われることから、奥州選挙区選出の県議との連携も進めるべきです。 奥州市は合併して15年となり、交付税の算定以外が完成し、合併前に言われていた、職員の削減、公共施設の再編、統合、合併特例債という交付税の先食いによる財政難など、デメリットと言われていたことが見事に現実のものになってきています。これを全て人口減少と高齢化のみに原因を求めることには同意できません。この点では、安倍、菅政権と続いている、地方財政の削減と企業のもうけ先づくりのため行政サービス切捨てと公共施設の統廃合を自治体に迫り、政策誘導のために地方交付税制度まで改編する、地方事情を壊す政策を変えることが必要です。その先頭に立つ決意を表明し、反対討論といたします。 ○議長(小野寺隆夫君) 3番千葉和彦議員。 ◆3番(千葉和彦君) 3番千葉和彦です。 私は、議案第41号、令和3年度奥州市一般会計予算に賛成の立場で討論いたします。 新年度一般会計当初予算は、協働のまちづくりの定着に向けた着実な実行と、行政経営改革の着実な実行に努めることを基本に予算編成しており、社会保障関連経費の伸びにより民生費は増額となったものの、選択と集中による事務事業の見直しによって、総額564億7,850万円となっております。前年度と比較し、予算総額で22.5億円、一般財源で19.5億円の減という内容であります。 本市の目指すべき都市像を実現するためには、財政健全化による市財政の立て直しが急務であり、事務事業の選択と集中による財政健全化の取組みは重要であると考えます。そのような中、財政重点取組期間の初年度となる令和3年度予算編成内容は、評価できる内容であり、特にも、歳出規模全体の圧縮を図りながらも減少に歯止めがかからない人口対策として進める人口プロジェクトや、ILC誘致を見据えたILCプロジェクトなど、市政発展のための2つの戦略プロジェクト、さらには、総合計画、施策の6つの大綱別事業について重点的に予算配分しており、厳しい財政状況の中にあって評価すべき点であると考えます。さらには、新規事業の構築や既存事業の見直しに当たっては、協働のまちづくりの理念に基づき検討し、取り組む予算であることも、併せて評価するものであります。 一方、起債の抑制によるプライマリーバランスの黒字、起債残高も年度末見込みで比例、減少を見込む予算編成となっており、財政健全化の推進により事務事業の減量効率化、経費の削減が着実に予算に反映されていることは、今後の行財政改革と財政健全化に向けた取組みとして評価すべき点であると考えます。 しかし、新型コロナウイルスや人口減少により税収の大幅な減となり、また、普通交付税は合併算定替の終了などにより減少することから、新年度も財政調整基金を取り崩しての当初予算編成となっております。今後、ますます歳入の減少に合わせ歳出規模の圧縮を図る行財政運営が求められ、今年度見直しした奥州市財政計画をはじめとする様々な行財政改革に取り組んでいく必要があると認識しております。 しかし、これは行政のみで成し遂げられるものではなく、行政と民間企業や各種団体、そして市民や地域の理解醸成が重要であり、それぞれの役割と責任を持って連携、協働していくことが必要であります。そのためには、これまでにも増して、市民や関係団体等に対しきめ細かな情報発信や丁寧な説明を行うとともに、何事も手順を追った合意形成に向けた努力を重ねていただき、市民と共に歩む行財政運営をしていただくことを切に要望しまして、議案第41号、令和3年度奥州市一般会計予算の賛成討論といたします。 ○議長(小野寺隆夫君) 討論を終結いたします。 これより採決いたします。本案に対する特別委員長の報告は、意見を付して原案のとおり可決すべきものであります。特別委員長報告のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。     〔賛成者起立〕 ○議長(小野寺隆夫君) 起立多数であります。よって、議案第41号は特別委員長報告のとおり決しました。 ここで午後1時まで休憩いたします。     午前11時56分 休憩-----------------------------------     午後1時 再開 ○議長(小野寺隆夫君) 再開いたします。 次に、議案第42号、令和3年度奥州市国民健康保険特別会計予算について、討論はありませんか。8番瀬川貞清議員。 ◆8番(瀬川貞清君) 8番瀬川貞清であります。 私は、議案第42号、令和3年度奥州市国民健康保険特別会計予算に反対をし、特別委員長の報告にも反対する立場で討論をいたします。 本予算は、さきに決定されました議案第7号、奥州市国民健康保険税条例の一部改正を受けた予算であり、国民健康保険税を引き上げるものであります。市民がコロナ禍の下で厳しい状況にあるこの時期に、モデル計算で1世帯1年当たり5万1,100円もの値上げをするものであり、受け入れることができません。また、均等割は1人3万4,200円となり、現行比6,600円も引き上げられています。しかも、均等割にも後期支援分と介護分が合算されております。こうした人頭税的性格を持つ均等割の子供への負荷を続けることは適当ではないと考えます。 以上の理由から、反対の討論といたします。 ○議長(小野寺隆夫君) 討論を終結いたします。 これより採決いたします。本案に対する特別委員長の報告は、原案のとおり可決すべきものであります。特別委員長報告のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。     〔賛成者起立〕 ○議長(小野寺隆夫君) 起立多数であります。よって、議案第42号は特別委員長報告のとおり決しました。 次に、議案第43号、令和3年度奥州市後期高齢者医療特別会計予算について、討論ありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) 討論なしと認めます。 これより採決いたします。本案に対する特別委員長の報告は、原案のとおり可決すべきものであります。特別委員長報告のとおり決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) ご異議なしと認めます。よって、議案第43号は特別委員長報告のとおり決しました。 次に、議案第44号、令和3年度奥州市介護保険特別会計予算について、討論ありませんか。25番今野裕文議員。 ◆25番(今野裕文君) 令和3年度奥州市介護保険特別会計予算でありますが、議案第59号と同じ理由で反対をいたします。 ○議長(小野寺隆夫君) 討論を終結いたします。 これより採決いたします。本案に対する特別委員長の報告は、原案のとおり可決すべきものであります。特別委員長報告のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。     〔賛成者起立〕 ○議長(小野寺隆夫君) 起立多数であります。よって、議案第44号は特別委員長報告のとおり決しました。 次に、議案第45号、令和3年度奥州市浄化槽事業特別会計予算について、討論ありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) 討論なしと認めます。 これより採決いたします。本案に対する特別委員長の報告は、原案のとおり可決すべきものであります。特別委員長報告のとおり決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) ご異議なしと認めます。よって、議案第45号は特別委員長報告のとおり決しました。 次に、議案第46号、令和3年度奥州市バス事業特別会計予算について、討論ありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) 討論なしと認めます。 これより採決いたします。本案に対する特別委員長の報告は、原案のとおり可決すべきものであります。特別委員長報告のとおり決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) ご異議なしと認めます。よって、議案第46号は特別委員長報告のとおり決しました。 次に、議案第47号、令和3年度奥州市米里財産区特別会計予算について、討論ありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) 討論なしと認めます。 これより採決いたします。本案に対する特別委員長の報告は、原案のとおり可決すべきものであります。特別委員長報告のとおり決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) ご異議なしと認めます。よって、議案第47号は特別委員長報告のとおり決しました。 次に、議案第48号、令和3年度奥州市工業団地整備事業特別会計予算について、討論ありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) 討論なしと認めます。 これより採決いたします。本案に対する特別委員長の報告は、原案のとおり可決すべきものであります。特別委員長報告のとおり決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) ご異議なしと認めます。よって、議案第48号は特別委員長報告のとおり決しました。 次に、議案第49号、令和3年度奥州市水道事業会計予算について、討論ありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) 討論なしと認めます。 これより採決いたします。本案に対する特別委員長の報告は、意見を付して原案のとおり可決すべきものであります。特別委員長報告のとおり決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) ご異議なしと認めます。よって、議案第49号は特別委員長報告のとおり決しました。 次に、議案第50号、令和3年度奥州市下水道事業会計予算について、討論ありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) 討論なしと認めます。 これより採決いたします。本案に対する特別委員長の報告は、原案のとおり可決すべきものであります。特別委員長報告のとおり決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) ご異議なしと認めます。よって、議案第50号は特別委員長報告のとおり決しました。 次に、議案第51号、令和3年度奥州市病院事業会計予算について、討論ありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) 討論なしと認めます。 これより採決いたします。本案に対する特別委員長の報告は、意見を付して原案のとおり可決すべきものであります。特別委員長報告のとおり決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) ご異議なしと認めます。よって、議案第51号は特別委員長報告のとおり決しました。----------------------------------- ○議長(小野寺隆夫君) 日程第25、議案第64号、令和3年度奥州市一般会計補正予算(第1号)を議題といたします。 議案の朗読を省略し、直ちに提出者の説明を求めます。小沢市長。 ◎市長(小沢昌記君) ただいまご議決いただきました、次年度、令和3年度の奥州市一般会計の補正予算を議案第64号としてご提案申し上げます。 内容については副市長からご説明申し上げますので、ご了承願います。 ○議長(小野寺隆夫君) 新田副市長。 ◎副市長(新田伸幸君) 議案第64号、令和3年度奥州市一般会計補正予算(第1号)についてご説明申し上げます。 今回の補正予算は、新型コロナウイルスワクチン接種体制の整備事業、大雪により被災した農家を対象とする被災農業者緊急支援事業及び経営体育成支援事業、令和3年度の新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金の対象に選定した事業などに所要の措置をするものであり、歳入歳出それぞれ21億2,712万7,000円を追加し、補正後の予算総額を586億562万7,000円とするものであります。 まず、歳入の主なものでありますが、15款国庫支出金は13億2,712万円、16款県支出金は4億4,323万1,000円、19款繰入金は3億4,652万9,000円をそれぞれ追加するものであります。 次に、歳出の主なものでありますが、4款衛生費は9億9,404万9,000円、6款農林水産業費は9億518万9,000円、7款商工費は2億363万9,000円をそれぞれ追加するものであります。 債務負担行為の補正でありますが、広域農業開発事業費償還金借換資金に対する損失補償を新たに追加するものであります。 次に、地方債の補正につきましては、道路整備事業の限度額を変更しようとするものであります。 以上で議案の説明を終わります。何とぞ慎重審議の上、提案のとおり議決くださいますようお願い申し上げます。 ○議長(小野寺隆夫君) これより質疑に入ります。25番今野裕文議員。 ◆25番(今野裕文君) 25番今野です。 18ページにあります被災農業者緊急支援事業補助金等に関わってお尋ねをいたします。 一般質問等で被災施設についての支援策についてお尋ねをいたしましたが、パイプハウスの支援、あるいは格納庫の支援、格納庫については支援の対象にならないやの話がされているようであります。あわせて、私は、農業用施設として、いわゆる木造の施設の対象範囲がどうなるのかも含めて再三お尋ねしておりますが、まだ回答いただいておりませんので、そこら辺の扱いがどうなるのかお尋ねをいたします。 ○議長(小野寺隆夫君) 鈴木農林部長。 ◎農林部長兼食農連携推進室長(鈴木清浩君) 木造の部分でございますけれども、木造の部分についても現在相談対象としてご案内しているところでございます。いずれ生産の部分であれば該当になるということで、その部分についてもご相談をしているところでございます。 以上でございます。 ○議長(小野寺隆夫君) 25番今野裕文議員。 ◆25番(今野裕文君) 実は、大分たってからの地震で、雪が乗っていて揺すられていますので、その下屋が、根元が剥がれて落ちるという現場が結構ありまして、住宅はなかなか認定が難しいんですけれども、そういうところも次々と出てきているわけなんですけれども、まだどういう対象になるかというのははっきりしないということですか。 それから、パイプハウス式の格納庫、それからビニールハウスを格納庫に兼用している場合で、農機具が大破した農家も結構いらっしゃるわけですけれども、そういう方々の扱いというのはどうなるんですか。 ○議長(小野寺隆夫君) 鈴木農林部長。 ◎農林部長兼食農連携推進室長(鈴木清浩君) 今の最初の質問でございますけれども、地震なのか、それから雪の被害なのか、その辺聞き取りをしながらご相談をして、対応するということになろうというふうに思います。 あと、それから後段の部分でございますけれども、現在、県も来て相談しているわけでございますけれども、その中で、いずれ生産の部分で使用しているものについては該当になるし、それ以外に、いろいろパイプハウスであっても建築確認等も必要なものもあるようなので、その辺聞き取りしながら、ちゃんと建築確認を取っているかとか、そういった部分を聞き取りしながら対応している状況でございます。いずれ聞き取りしながら、その部分が対象になるかどうかについては県と相談しながら対応しているところでございます。 以上でございます。 ○議長(小野寺隆夫君) 25番今野裕文議員。 ◆25番(今野裕文君) 地震なのか雪なのかということになると、地震だけでは壊れないです。重みがあるために揺すられて、元に戻らなくて落ちるのですから、地震も雪もどっちも原因なわけで、どいうふうに扱いが違ってくるんですか。 それから、建築確認あるなしについて、もう少し詳しく説明いただけませんか。 ○議長(小野寺隆夫君) 鈴木農林部長。 ◎農林部長兼食農連携推進室長(鈴木清浩君) まず、建築確認の分ですが、過去に建築確認等を取って、パイプハウス等あるいは作業場等をやった場合については、それは問題ないというふうに聞いてございますけれども、その辺、あとは使用用途、その辺も確認しながら対応になるというふうに聞いてございます。 それから、あと雪の被害か地震かについては、その部分、雪によって壊れた、あとは地震が引き金になって壊れたという、そういうちょっと微妙な部分ございますので、それは聞き取りをしながら対応するということになろうかというふうに思います。 以上でございます。 ○議長(小野寺隆夫君) 26番渡辺忠議員。 ◆26番(渡辺忠君) 今のに関連してちょっとお尋ねしますけれども、ご覧のとおりハウス被害、雪でハウスが潰れるという現象で、今農家が大変な状況になっています。ここ何日かのうちに、農協さんとその農家の方々が被害を、現地を見ていただいて、どのような対応をしてくれるかということで話しをしましたら、何か昨日、今日に分かったんですが、ハウスの中にそういうものは該当しない、雪害ですけれども補償の対象にはならないとか。もう今、今日現地で農家の方々、大騒ぎになっています。該当すると言っていながら、申請したら駄目ですということは非常に理解できない、そういう苦情が非常に今入っています。ですから、やはりそういう農家の方々、いろんな国会議員とか、県議会議員の先生方も来てみて、現地確認をしていただきましたけれども、農家への補償対象がないということは非常に今大騒ぎになっていますし、不安が大になっています。 ですから、やはり今、そういう被害に遭った人たちを救うためにも、どういうものが該当して、どういうものが該当としないとか、はっきりとしたそういう報告を農家の方々に教えてあげないと、不安だけが先走って、今農家の人たちは本当に困っていると、何とかできないものかと。それを知ったのが昨日なんです。ですから、今現地では大変な騒ぎになって、これだけの被害があるのに何ら補償が対象にならないということは理解できないということも話されておりますので、その辺、今分かる範囲内で、しかも、今後もしどのような対応ができるのかお聞かせいただければと思います。 ○議長(小野寺隆夫君) ここで1時30分まで休憩します。     午後1時19分 休憩-----------------------------------     午後1時30分 再開 ○議長(小野寺隆夫君) 再開いたします。 先ほどの26番議員の質問に対する答弁をお願いします。小岩農政課長。 ◎農政課長(小岩敬一君) この事業につきましては、県のほうで一定の基準をつくりながら、それに基づいて進めているところでございますが、県から示されたものにつきましては、農機具格納用もしくは資材保管用として使用しているパイプハウスについては、対象外ということで示されております。ただ、中に入っている生産用の機械とかについては、支援の対象ということで示されてございます。 以上でございます。 ○議長(小野寺隆夫君) 鈴木農林部長。 ◎農林部長兼食農連携推進室長(鈴木清浩君) そういったことで、当初の状況では、うちのほうからかなり質問を出して、その回答という形でぽつぽつ来て、最近ようやくだんだん明らかになったところでございます。 いずれこれにつきましては、金ケ崎町、それから一関市、それから北上市等、それぞれ支援対象となっておりますので、その辺等状況を踏まえながら、同じ対応になるよう努めてまいりたいというふうに思っております。 ○議長(小野寺隆夫君) 小沢市長。 ◎市長(小沢昌記君) ご質問議員は、大体その状況が今分かって質問されていると思うんですけれども、もしかして認識が分からない方々のために、私の口から若干説明して、それで、市としてどういう考えを市長として今持っているかということをお話しします。 基本的には、今回大雪で様々なパイプハウスに被害があったと。しかしながら、その被害があったパイプハウスの中では、育苗をしたり、農業生産するパイプもあれば、例えば、畜産をやっているところでは、牛に使用するための稲わらを保管している。これは、基本的にハウスとすれば、稲わらというのは飼料だというふうに認定はできるものの、倉庫でないかというふうな話にも考えられるようなものがあったり、あるいは農機具を入れると、これは春になってから使うために農機具を大切に保管するために入れていたものだけれども、それは倉庫でしょうという認定もできるけれども、その機械がなかったら農業生産ができないでしょうという、そういうふうなグレーなゾーンと言えばいいんでしょうか、国及び県の立てつけでは、直接関係ないものは全部駄目ですよというふうな認識の下、この補助のスキームが決められたように、私としては今の一連の話の中で理解したと。 しかしながら、どこまでがよくて、どこまでが悪いかということは決められないでしょうというのが私の考えなので、基本的には、結果として直接でないけれども、大きく間接、あるいは直接間接的な部分で、農業生産に関わるものについては、これはひとしく補助されるべきだというふうな私としては見解を持っておりますので、それで、県のほうの考え方というのは、国から示されたスキームを大前提に組まれたものですので、これは県も何とかしてもらいたいところですけれども、国の考え方自体も少し変更してもらわないと、我々としては、なすすべが全くないわけではないですけれども、なかなか苦しいところにあると。 よって、今部長がお話ししたように、近隣の被災自治体と連携をしながら、多くの農業者が離農するようなことがないように救済ができないかという方向で、県及び国に向けて我々の現状、あるいは考えをお示しし、被災の状況に合った適正な補助がなされるように働きかけをしっかりとしていきたいというふうに考えているところであります。 いずれ補助金を差し上げるので申請に来てくださいと、行ったら、あんたのところは該当外だと帰されるとなったときには、二重にショックを受けるような状況を行政としてやるというのは。あと、一つ聞いた話ですけれども、わざわざ偉い方が視察に来て、メディアにも掲載された場所で、そこが出なかったみたいなところもあったやに聞いていますから、もうこれはちょっとその被災農家にとっては耐えられないだろうなというふうな部分もありますので、いずれ今お話しした分が全体の流れの大筋ですので、この大筋をいかに正常な部分に戻していくかという努力を今から一生懸命いたしたいと思っておりますので、ご理解をいただければと思います。 ○議長(小野寺隆夫君) 26番渡辺忠議員。 ◆26番(渡辺忠君) 分かりました。 今、市長が話ししたとおりだと思いますけれども、ただ、担当部として、やはりもう少し農業関係者が、実際にこれだけの大雪が、被害が、これは畜産農家だけではなく、いろんな農家も被害を受けています。やはり今日現地に集まっている農家の皆さんは大変なショックだそうで、帰られたようです。したがって、やはり今市長がおっしゃったように、もう少しいろんな視察に来られた方たちが、やはりそれで駄目だというんだったら、もう明日から牛飼いはやめると、そう怒られて帰った農家の若い人達がいたそうです。 ですから、これを一つの糧にして、やはり奥州市独自の農業施策でもいいし、あるいは県・国の支援をいただきながら、今これだけ被害を受けている農家を救うのは、農協さん、行政、県・国だと思うんです。ここで若い人たちの夢を断ち切るような対応では駄目だと思うので、これからでもいいですから、機会を設けて関係者が集まって、しっかりと対応していただきたいとそういう思いでございますので、所見を伺って終わります。 ○議長(小野寺隆夫君) 鈴木農林部長。 ◎農林部長兼食農連携推進室長(鈴木清浩君) 大変貴重なご意見でございます。 昨日もちょっと私も江刺の会場のほうに最初に行ってお話ししましたけれども、農業者の、相談に見えられる方の身になって考えて、できるだけ支援ができるようにお願いしたいというお話をしてまいりました。いずれそれぞれそういった立場でやっていると思いますけれども、その辺の取扱いについて、今市長が申し上げましたとおり、その辺を検討していきたいというふうに思っております。 以上でございます。 ○議長(小野寺隆夫君) 12番廣野富男議員。 ◆12番(廣野富男君) 関連してお伺いいたします。 火曜日でしたか、私も1人として会場に伺いました。大変混雑をしているというふうに思ったんですが、私が想定した以上にというか、大変少なかったです。午前中40件、午後40件のペースだと。それで、前の日は前沢だというふうに聞いていました。前にいただいた被害状況ですと、ハウスについては1,700棟、格納庫が110棟、機械は210棟と。これは2月17日、恐らくそれ以上は増えていると思います。それの被害の数に比べると、先ほどの話ではないんですが、半分も来ていないと。それはちょっとびっくりしたんです。もう少しごった返すぐらい来るんじゃないかなと思ったらば、若干は違うようですけれども、その入り口の部分で、もう私は該当にならないんだよねと、もうその会場すら来ない人が大半だというふうに聞きました。 それで、先ほどの部分で大体の状況は分かりましたので、これから様々な案件が出てくると思います。それぞれ農家が今求めていることが何なのかを、ぜひ、間もなく要望調書の受付は終わると思いますけれども、今後、それぞれ様々な農家さんのほうからのご意見を聞いて、市長言ったように、要は、国・県、市町村、それぞれ今ある制度で漏れた方々をどうするのかと、見舞金で済ませるという方法もあるだろうし、ある程度、被害等については1割程度その負担をする、支援するとかと様々支援の方法あると思いますので、ぜひその辺は市長は前向きに検討するということですから、現場では、そういう農家の要望等については十分収集して、その支援の糧にしていただければというふうに思っておりますので、その点伺って終わります。 ○議長(小野寺隆夫君) 鈴木農林部長。 ◎農林部長兼食農連携推進室長(鈴木清浩君) ありがとうございます。いずれ今おっしゃったとおり、これについては説明会等を当初開こうかという話もあったんですけれども、いずれ個々の状況をお聞きしながら相談に乗らないと駄目だろうということで、相談という形で進めたということでございます。なおかつ、そういった状況を踏まえて、どういう形があるのかということも今後やっぱり検討する必要があるだろうなというふうに思っておりますので、いずれ県・国の支援がありますけれども、その辺状況を確認しながら対応してまいりたいというふうに思っております。 なお、他市でも、やっぱりちょっと状況を聞きますと、一関市でも3分の1ぐらいという話でございますので、他市ともちょっと連携しながらということになろうと思いますけれども、その辺確認しながらいきたいというふうに思っております。 以上でございます。 ○議長(小野寺隆夫君) 7番千葉康弘議員。 ◆7番(千葉康弘君) 7番千葉康弘です。 1点だけ質問いたします。 4ページなんですけれども、債務負担行為についてですが、広域農業開発事業費償還金借換資金、これの損失補償ということで、令和3年から令和7年度までの期間ありまして、限度額が137万円ということがありますけれども、こちらは牧場を大きくするというようなことで、もう30年前からの案件のようですけれども、平成2年から約10年ごとに借換えしているという内容のようです。それで、30年前から今まで来たわけですけれども、今回こちらに損失補償ということで137万円の限度ということで出されていますけれども、債務負担行為、特別出資の意味合いがあるようですけれども、この必要性というのはどんなことがあるのかについて質問いたします。 ○議長(小野寺隆夫君) 小岩農政課長。 ◎農政課長(小岩敬一君) ただいまのご質問でございますが、これは議員もおっしゃったように、平成2年に事の発端といいますか、始まりがございまして、もともとは昭和50年代から始まりました広域農業開発事業ということで始まったものでございましたが、その当時、資金の関係が、非常に利息が高額ということもございまして、平成2年に、各農家の負担を軽減するために、借換えを県、市が共に誘導したという事業でございまして、その際に、借換えをしやすくするようにということで、該当する市町村において、信用保証協会のほうにこの特別出資契約をするようにという形で、県のほうで定めてきたものでございます。それで、当時の江刺市が平成2年に行いまして、当時10年間ということで繰り返してきたものでございます。 今回、その期間が満了といいますか、期限が来ますので、更新という形でお願いするものでございますが、この期間につきましては、国の状況等を確認し、5年間ということで設定をお願いしたいというものでございます。 以上です。 ○議長(小野寺隆夫君) 7番千葉康弘議員。 ◆7番(千葉康弘君) こちらは、現在債務者、お金を借りている人と基金協会の間の部分なんですけれども、その中に奥州市が特別出資というような形でなっているんですが、例えば、こちらの債務負担行為、仮にやる場合とやらない場合があると思いますけれども、この違いというようなことを教えていただければと思います。 あと、今回、今まで10年でやっていたのが、5年間で137万円ということを設定していますが、これはまた繰り返されることはないのかについて質問いたします。 ○議長(小野寺隆夫君) 小岩農政課長。 ◎農政課長(小岩敬一君) まずは、この5年間の件のほうを先にお話しさせていただきますが、先ほどちょっと言いましたように、国のほうの債務負担行為の設定を最近は5年間ということでやっているということで、これに倣って5年間としたものでございますが、いずれその5年後においても支払いが完了していないという状況であれば、また協議しながら延長といいますか、再度の負担行為をお願いするということになろうかと考えております。 この債務負担行為の設定につきましては、先ほど言いました、県でつくりました要領の下で行っているということでございまして、特別出資を確約するということで、この債務負担行為を設定させていただくというものでございます。 以上でございます。 ○議長(小野寺隆夫君) 鈴木農林部長。 ◎農林部長兼食農連携推進室長(鈴木清浩君) 平成2年の話でございますけれども、恐らくこの北上山系開発の部分で、当時の江刺市としては非常に大きな問題であったんだろうというふうに思います。このほかにも、かなりの方が多分債務を負っていたのではないかということで考えてございます。 その際、どのようにしたらいいかということで、前にも議員説明会のほうでお話ししましたけれども、当時7.2%という非常に高い金利のやつを、それを3分の1程度ですか、5%ということで下げたということで、それが債務の返還につながるのではないかということで、ただ、単純に下げるわけにはいかなくて、国の要綱の中で、いわゆるその市町村が負担するという中で、仮に債務が全部返さないときには、そういう形で当時契約がなされたということでございますので、それがたまたま国の債務保証期間の設定の上限が10年間ということで10年を設定したわけでございますので、それがまだ完了していないということでございますので、その完了しない部分について、いずれ137万円という部分で、その部分を延長したいということでございます。 したがって、平成2年にお約束して、そういったことを始めたわけでございますので、そういった部分の中で完了していないのでお願いしたいということでございます。 以上でございます。 ○議長(小野寺隆夫君) 12番廣野富男議員。 ◆12番(廣野富男君) 12番廣野富男です。 3点ほどお伺いいたします。 20ページの観光費、観光施設管理運営経費、委託料、施設設備保守点検委託料、この内容についてお伺いをします。 土木費、道路橋りょう費の除雪対策事業経費のうちの備品購入費1,973万円、これの補正で今回見込む理由をお願いをいたします。 最後ですが、一般会計補正予算(第1号)説明資料の4ページ、主な基金状況の令和3年度の状況をちょっとお伺いしたいのですが、今回の補正で取崩しが3億4,600万円、現在時点で31億6,400万円ほど、今基金残高がこういう状況だということです。たしか昨年6月時点での見込みとして、行政改革した場合の効果額と、やらなかった場合の効果額なしの部分とちょっと比較させていただいたんですが、効果がないときの財政調整基金の金額は34億円と、そうです、残高が34億円です。これは、令和3年度末の基金残高が34億円と見込んでおりましたが、もう既に31億円、今回の補正でもう31億円しかなくなっているという今回のご提案ですが、このままの状況で、これをさらに要は30億円を切る可能性もあるのかなと思うのですが、この辺の見通しについてひとつご所見をいただきたいというか、見通しを説明いただきたいというふうに思います。 ○議長(小野寺隆夫君) 高橋衣川総合支所長。 ◎衣川総合支所長(高橋寿幸君) それでは、まず20ページの観光施設管理運営経費の中の委託料として、施設設備保守点検委託料183万7,000円でございます。 これにつきましては、国民宿舎等事業の精算という事業の中で、衣川荘の4月以降の維持管理経費というところで、内容としては、消防設備の補助点検でありますとか、合計4つの委託業務を、受入れ業者さんが決まるまでということで、取りあえず当初は3か月ほどで見ておったんですが、契約に当たっては、保守業者さんとしては1年間でなければ受けられないという制限がございまして、そういったところで、今回1年間の予算に補正をさせていただいたという内容でございます。 以上です。 ○議長(小野寺隆夫君) 千葉維持管理課長。 ◎維持管理課長(千葉政喜君) 私のほうからは、除雪対策事業経費の備品購入費1,973万円の補正についてご説明いたします。 この経費は、融雪剤の散布車を購入する予定でございます。当初、1立米積載車を予定しておりましたけれども、今年度の大雪等により、1立米の積載車では効果が上がらないということで、2.5立米の積載車を購入するということで、1,900万円ほど補正するものでございます。 ○議長(小野寺隆夫君) 羽藤財政課長。 ◎財政課長(羽藤和文君) 私からは、財調の見込みについてお答えしたいと思います。 補正第19号の予算を反映した後においては、令和2年度の残高48.5億円ということでございました。これに令和3年度の取崩しが17億円近くで、そのうち今回の補正で3.5億円という取崩しを見込んでおります。予算上は、令和3年度末の残高31.6億円というのは、議員おっしゃるとおりでございます。健全化の効果なしでの令和3年度末の見込みが34億円であったということですけれども、それよりも確かに少ない予算額となっているというものでございます。 今時点で、決算ベースでどういうふうになるかというのは見込みは難しいわけですけれども、実際には、今後の執行残、それから特別交付税の3月交付、これの状況を見ながら、令和2年度の基金残の増の部分に期待したいということで考えているところでございます。 以上です。
    ○議長(小野寺隆夫君) 12番廣野富男議員。 ◆12番(廣野富男君) ありがとうございます。 まず、衣川荘の件ですが、この間というか、昨日ですか、市長の記者会見があったようですが、現状、衣川荘の民間移譲の部分について、今どういう状況にあるのかご説明いただければ大変ありがたいというふうに思います。 あわせて、融雪剤の散布車を今回ということですが、今この補正時で購入しなければならないというのは、その財源内訳で見ると、国・県の支援か何か受けられるつもりで今回補正までして購入されるということになるのか、ひとつお伺いします。 最後は、基金の部分でございます。 今回の定例会で恐らく説明はあったと思いますが、再度恐縮ですが説明いただければありがたいんですが、当初、行革をして、43億円にとどめたいという話だったんですが、現時点で、令和3年度頑張っていただいて、どれぐらいの行革効果が見込めると。これが財調のほうに幾らかでも積み立てられるといいますか、その取崩しが減る状況にあるのか、その点お伺いをいたします。見込みです。 ○議長(小野寺隆夫君) 菊地商工観光部長。 ◎商工観光部長(菊地厚君) それでは、私のほうから衣川荘の譲渡の現状ということでお話しさせていただきます。 衣川荘につきましては、プロポーザル公募ということでプロポーザルを行っておりましたけれども、今回ご提言を申し上げると、プロポーザルに参加するという意思表明につきましては、昨日締切りを行いました。その結果、複数者の方々に意思表明を出していただいたところでございます。 今後につきましては、応募した方々の資格審査を行うとともに、3月31日、今月末までにプロポーザルのご提案の資料を送付していただくという形になります。その後、4月中旬頃までには審査会を開催して、中旬以降には優先交渉者を決定していくというような段取りで進めていくというところであります。 以上です。 ○議長(小野寺隆夫君) 千葉維持管理課長。 ◎維持管理課長(千葉政喜君) それでは、融雪剤散布車の関係で、今回の補正した理由につきましてご説明いたします。 融雪剤散布車は特殊車両のために、参考見積りを取ったときに7か月ほど時間がかかるということで、今回補正しないと来年度の除雪期までに間に合わないということで、今回の補正としていただきました。 財源のほうにつきましては、国の補助金が入りまして、社会資本総合整備交付金の補助金が入る予定でございます。 ○議長(小野寺隆夫君) 羽藤財政課長。 ◎財政課長(羽藤和文君) 令和3年度ベースでの基金の状況ということでございます。 健全化の目標については、8億8,600万円ほどの目標を立てていたというところだったんですけれども、実際には、予算への反映というのが4.7億円ぐらいの効果額としての反映になったということで、今時点で未達成4.1億円ということになりますけれども、その部分は、当初財調の取崩しを9.3億円と見ていたところ、13.4億円に増額したというような変更で対応しているところでございます。 以上です。 ○議長(小野寺隆夫君) 28番佐藤郁夫議員。 ◆28番(佐藤郁夫君) 関連して、財調のことについてお伺いをいたします。 もう1点、融雪車、先ほど国の補助を入れて購入する予定だということですが、何割の補助だかお聞きをしたいと思います。 それから2点目は、私は、施政方針演述あるいは予算委員会、財務の関係の予算委員会で、かなり質問をいたしました。そこで、令和3年度の1号補正での取崩しが3億4,600万円ということで、当初予算で4億円でしたか、したがって、もう当初予算みたいなものですから、約7億円ですよね、財調を取り崩したというのは。違いますか。7億円ではないですか、13億円は前の年度ですから、7億円ですよね。それで、今財政課長の答弁を聞くと、これから3年度末で幾らかということの質問に対して、特交とか、あるいは残で余ってくるだろうという答弁をしましたが、私は、それでは財政計画にならないと思うんです。何ぼ余ってくるんですか。私はそういうことを聞きたいし、これは市長答弁をいただきましたから、私は、あのときに市民説明会をして、胆日でしたか、5年度で枯渇するとまで出しているんです。したがって、行政改革ですか、それをやり切らないと同じことになりますよ、そう私は考えますが。 そこで質問ですが、12番議員と絡みますが、再度お聞きします。3年度末財政計画上、3年度末幾らで見込んでいるかということについてお伺いをいたします。 ○議長(小野寺隆夫君) 千葉維持管理課長。 ◎維持管理課長(千葉政喜君) 融雪剤散布車を購入するに当たって、その補助率でございますけれども、3分の2の補助率となります。残りが起債ということで、合特債95%を充当しまして、残りにつきましては単独費を充てる予定でございます。 ○議長(小野寺隆夫君) 羽藤財政課長。 ◎財政課長(羽藤和文君) 3年度末の財政計画上の残高見込みということですので、43.2億円、これに近づけるように健全化を進めていきたいということでございます。 以上です。 ○議長(小野寺隆夫君) 28番佐藤郁夫議員。 ◆28番(佐藤郁夫君) 1点目の質問ですが、単費は幾らなんですか。それをまずお聞きします。 それから、7か月かかるということは分かりましたが、今、融雪車ですか、それをどうしても更新しなければならないという理由はありますかということをお聞きします。 財政計画上を私言っていますから。それから、計画上は43……     〔「43.2」と呼ぶ者あり〕 ◆28番(佐藤郁夫君) それに近づけるようにと、計画はそういうことだと思いますが、これを近づける見込みはありますね。これ計画ですから、また外れたということになると大変ですから、自信を持ってありますということであれば、これで終わります。 ○議長(小野寺隆夫君) 千葉維持管理課長。 ◎維持管理課長(千葉政喜君) それでは、融雪剤散布車の購入の財源内訳の単独費の部分でございますけれども、単独費は158万2,000円ほどの予定でございます。 それで、今回購入しなければならない理由といたしまして、今年度、5台あるうちの1台が故障しまして、稼働できなくなりました。それで、今回急遽でしたけれども、まず新車を購入して、来年度の備えにしたいということでございます。 ○議長(小野寺隆夫君) 千田財務部長。 ◎財務部長兼行政経営室長兼競馬対策室長(千田布美夫君) 令和3年度末の財政調整基金の残高、財政計画上で43億2,000万円だという目標に対して、それを達成できるかと、その覚悟はというお話だったと思います。 気持ちとしてはそのとおりではありますが、ただ、今現在、令和2年度の予算も途中でございますし、令和3年度の当初予算、さらにはただいまの1号補正、例えば、新型コロナの影響でありますとか、あるいは大雪被害への支援だとか、そういうことで、特殊要因として今現在一般財源を財源として充てているという状況があり、当初予算では計画よりも4億円多い財政調整基金を取り崩しているとか、1号補正ではさらに3億円の財政調整基金を取り崩し、予算を編成しているという状況もあります。特殊要因を理由に、最終的な達成ができませんでしたという言い訳にはしたくはございませんが、その辺の事情はご理解いただいた上で、今後一年間の財政運営を進めていき、当初の目標である43.2億円の財政調整基金は確保したいという決意は持っております。 ○議長(小野寺隆夫君) 28番佐藤郁夫議員。 ◆28番(佐藤郁夫君) これで明確な答弁をいただきましたから終わりますが、融雪車は分かりました。 それで、質問ですが、大変特殊な事情があって、例えば大雪が降ったとか、それから今度はコロナ、大雪は特交でしょうからですが、コロナの関係で、現在当初予算に組んでいる予算で、財源を振り替えられる見込みはありますかと、金額まではいいですが、ありますかということを質問したいと思います。 ○議長(小野寺隆夫君) 千田財務部長。 ◎財務部長兼行政経営室長兼競馬対策室長(千田布美夫君) 最終的には国の交付金等を予定している事業についても、当初予算では一般財源で対応している部分もございますので、ある程度はその部分でカバーできるのかなというふうには予定しております。 ○議長(小野寺隆夫君) 11番千葉敦議員。 ◆11番(千葉敦君) 歳入の12ページになりますけれども、雑入として、通園送迎バス利用料234万7,000円ありますけれども、これは1月の全協で説明があった幼稚園バスの実費徴収分だというふうに理解しましたけれども、なぜ当初予算ではなく、1号補正に計上なのでしょうか。 それから、経費については、この1号補正にはありませんので、多分当初予算に人件費とか燃料代とか入っていると思うんですけれども、なぜ歳入の部分が1号補正なのか、お願いいたします。 ○議長(小野寺隆夫君) 千葉保育こども園課長。 ◎保育こども園課長(千葉達也君) 幼稚園送迎バスの事業のご質問についてお答え申し上げます。 令和3年4月から、送迎バス事業については有料化ということで市民説明会等を進めてきたところでございますが、当初予算の要求時期におきましては、まだ利用料金の設定ですとか、保護者等の説明が終わっておりませんでしたので、当初予算要求時には、その収入見込額をはじけないという状況でございました。今般、来年度の入園見込み、そしてバス等の利用見込みが各園のほうで取りまとめができたということで、追加補正で所要の収入額を計上させていただいたという経過でございます。 以上でございます。 ○議長(小野寺隆夫君) 11番千葉敦議員。 ◆11番(千葉敦君) それは、当初予算の作成する、いわゆる要求や作成する段階で、収入の見込みが立たないからのせないということですけれども、それはそれで、それをやったと分かったんですけれども、全協でも確かに説明はありましたけれども、この保育の無料化に関わって、その部分は便宜事業だということで国の無料化の対象にはならないので負担をいただくということですが、当初ずっと、合併以前からでしょうし、合併以後もずっと無料化できていたわけですけれども、ここで、保育の無料化に関して負担を求めるということですけれども、この胆沢、前沢、衣川地域、この周辺地域で子育てをしておられる家庭の方々にとっては、例えば、前沢北こども園であれば、幼稚園のひとつ統合という形でのこども園の設置でもありますので、統合で遠くなって通うのが大変であるから、なおさらこの幼稚園バスというのは利用はされると思うんですけれども、そういった方々にも負担を求めるというのは、なかなか納得いかない部分があるんですが、地域の方々は渋々納得したのかどうか、その辺地域の事情はどのように考えておられるのかお願いします。 ○議長(小野寺隆夫君) 千葉保育こども園課長。 ◎保育こども園課長(千葉達也君) お答え申し上げます。 バスのこの有料化につきましては、保育の無償化制度との時点で便宜事業だということで整理し、1年半をかけて保護者の皆様にご説明申し上げましたし、アンケート調査もいたしまして、どの程度のご負担であればご利用できるか等の意見も集約させていただきました。そのとおり100%全員が有料に賛成ということでもございませんでしたが、一定程度の人数が、できるだけ低い金額で、バスは必要なので有料化でも使いたいという等の意見も踏まえまして、今回金額をまとめさせていただきました。特にも、既に民間事業者でやっている金額等も参考にしながら、燃料費等の最低限の実費の額ということをお示しし、保護者の皆さんからもご意見をいただき、今回我々としては、ご理解をいただいて有料化を実施することができるというふうに理解してございます。 いずれ今後とも保護者のさらなる負担にならないように、随時このバス事業の経費については、正確な金額等を積み上げながら毎年度見直し、検討をして、実費徴収事業でありますので、実費という部分を超えないように進めさせていただきたいたいと思いますので、ご理解のほどよろしくお願いいたします。 ○議長(小野寺隆夫君) 19番阿部加代子議員。 ◆19番(阿部加代子君) 19番阿部加代子です。 16ページにあります予防接種事業経費についてお伺いをしたいというふうに思います。 これ新型コロナウイルス感染症予防のワクチン接種の予防接種事業だと思います。それで、新型コロナウイルスの予防接種ということで、国を挙げての最大の事業だというふうに捉えておりますけれども、委託料です。運営委託料、そしてコロナ感染症予防接種委託料でほとんどの金額を占めておりますけれども、その中身についてお伺いしたいというふうに思います。 また、それから国のほうでは、ワクチン接種の円滑化システムへの登録が求められておりますけれども、その対応について当市はどうされるのかお伺いしたいというふうに思います。 ○議長(小野寺隆夫君) 菅野健康増進課長。 ◎健康増進課長(菅野克己君) それでは、ワクチン接種の委託料の件でご答弁申し上げます。 2種類、委託料で大きく、ワクチン接種運営業務委託料、それからワクチン接種の委託料とございます。5億4,600万円につきましては、これは住民の方がワクチンを接種するための委託料になります。そして、3億3,000万円の委託料につきましては、会場設営とか、そういったワクチン接種に係る会場の、あるいは輸送等、住民の方の移動とか、そういった際の送迎の交通手段とか、そういった部分も含めた委託料という形で予算措置をさせていただいております。併せて、コールセンターの業務委託も、この3億3,000万円の中に含まれてございます。 ○議長(小野寺隆夫君) 伊藤保健師長。 ◎健康増進課保健師長(伊藤江美君) それでは、私のほうからは円滑化システムのほうについてお答えしたいと思います。 このシステムは、V-SYSと呼ばれるシステムで、ワクチンの管理を行うためのシステムというふうに理解しております。個々の病院で、これくらいの予約がありますので、ワクチンをこれぐらい配布しますというふうな目安を見るためのシステムというふうに理解しております。奥州市でもこのシステムは利用するというふうに計画を立てております。 あと、そのほかにもう一つ、予防接種の後の接種記録システムというのも先月出されました。そちらのほうについても、その日の実績を見ていくというふうなものというふうに理解しております。国のほうでは、その導入を進めようとしておりますので、そちらについても奥州市も取り組んでいかなければならないというふうに思っておりますが、医療機関さんとどのように役割分担していったらいいかというのは、これからということになります。 以上です。 ○議長(小野寺隆夫君) 27番及川善男議員。 ◆27番(及川善男君) 私、1点だけ、予算計上の仕方についてお話しをしたいと思います。 先ほど幼稚園の通園送迎バス料金についてお話ありましたけれども、230万円ほどの予算なんですけれども、これが全体の予算を考えたときに、今回の補正予算は、例えば雪害だとか、コロナ対策だとか、非常に重要な内容が盛られている内容なんです。ところが、この通園バスの問題については、先ほどの答弁では準備できなかったと言いますけれども、1月18日時点で、かかる費用総額幾らで、人数で割れば2,400人ですよと出しているわけですから、これらについて、やっぱり当初予算に盛り込むべきだと私は思うんです。 なぜ言うかといいますと、これはなかなか疑問ある問題で、本来であれば、私はこれらについては修正動議を出して、外して、重要な予算はぜひもろ手を挙げて賛成したいなというふうな内容なんですが、こういう予算の計上のされ方をしますと、修正動議も出せないですよ。11日に議案が送付され、配信されて、それで今日の審議ということになると、動議出す期間もないわけですから。やはりそういう点では、予算計上の仕方をもう少し慎重に、余裕を持って対応してほしいなというふうに私は思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(小野寺隆夫君) 佐藤健康こども部長。 ◎健康こども部長(佐藤浩光君) 今回、幼稚園部分の送迎バスの利用料ということで、歳入として計上させていただきました。議員おっしゃる部分はもっともな部分もありますので、今後については、ちょっと留意しながら進めてまいりたいと思います。 ○議長(小野寺隆夫君) 質疑を終結いたします。 お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第64号は、会議規則第38条第3項の規定により委員会の付託を省略したいと思いますが、これにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) ご異議なしと認めます。よって、委員会の付託を省略することに決しました。 討論ありませんか。11番千葉敦議員。 ◆11番(千葉敦君) 11番千葉敦です。 ただいまの補正予算第1号ですけれども、私が質問しました、特にも通園送迎バスの利用料について計上になったわけですけれども、補正予算ではなく、当初予算である程度の計上ができる内容であると思いますし、子育てナンバーワンを目指すのであれば、周辺地域の子供たちの支援という意味でも、今回の利用料徴収は避けるべきであるという観点から、反対いたします。 ○議長(小野寺隆夫君) 討論を終結いたします。 本案は原案のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。     〔賛成者起立〕 ○議長(小野寺隆夫君) 起立多数であります。よって、議案第64号は原案のとおり可決されました。----------------------------------- ○議長(小野寺隆夫君) 日程第26、議案第65号、令和3年度奥州市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)を議題といたします。 議案の朗読を省略し、直ちに提出者の説明を求めます。小沢市長。 ◎市長(小沢昌記君) 議案第65号、令和3年度奥州市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)を副市長からご説明申し上げますので、ご了承願います。 ○議長(小野寺隆夫君) 新田副市長。 ◎副市長(新田伸幸君) 議案第65号、令和3年度奥州市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)についてご説明申し上げます。 初めに、今回の国民健康保険事業勘定の補正予算は、新型コロナウイルス感染症に係る傷病手当金の支給に対する国の財政支援期間が延長されたことに伴い、所要の措置をするものであり、歳入歳出それぞれ36万9,000円を増額し、補正後の予算総額を107億5,278万1,000円とするものであります。 まず、歳入でありますが、5款県支出金は36万9,000円を追加するものであります。 次に、歳出でありますが、2款保険給付費は36万9,000円を追加するものであります。 続いて、直営診療施設勘定の補正予算は、新型コロナウイルス感染症対応の一環として、奥州市が時限的に開設している臨時診療所に、引き続き発熱外来施設を設置し、運営するために所要の措置をするものであり、歳入歳出それぞれ2,605万7,000円を増額し、補正後の予算総額を4,321万7,000円とするものであります。 まず、歳入でありますが、1款診療収入は1,342万6,000円、6款県支出金は1,263万1,000円をそれぞれ追加するものであります。 次に、歳出でありますが、1款総務費は1,493万6,000円、2款医業費は1,112万1,000円をそれぞれ追加するものであります。 以上で議案の説明を終わります。何とぞ慎重審議の上、提案のとおり議決くださいますようお願い申し上げます。 ○議長(小野寺隆夫君) これより質疑に入ります。12番廣野富男議員。 ◆12番(廣野富男君) 12番廣野富男ですが、直接診療の分の19ページに、一般管理費、委託料として、駐車場管理委託料176万円、この内容を教えていただきたいなというふうに思います。 あと、その下の医業費、試験検査費、委託料、検査委託料で1,056万円計上されておりますが、この内容について少しご説明いただければと思います。 ○議長(小野寺隆夫君) 菅野健康増進課長。 ◎健康増進課長(菅野克己君) それでは、2点の内容の説明ということでお答え申し上げます。 1点目は、駐車場の関係の委託料ということで、これについては、現地、ドライブスルー型の検査会場となっております。その際に、交通誘導の形で警備員を配置いたします。その委託料になります。 もう一つの、検査の分の委託料でございます。 これにつきましては、PCR検査を実施した際に、検査機関への検査の委託料というふうになってございます。検査件数につきましては、今年度と同程度の、最初に補正予算でお認めいただきました検査件数を見込んでの件数となってございます。 以上でございます。 ○議長(小野寺隆夫君) 12番廣野富男議員。 ◆12番(廣野富男君) 委託料の駐車場管理委託料ですが、ここで大変初歩的なお伺いをします。 直営診療施設勘定の部分で、今回のコロナの予防接種部分を、この一般管理費で見たという理解でいいですか。今、ドライブスルーでいうところの駐車場の誘導というのは。ちょっとそこをもう少しご説明いただきたいと思いますし、先ほどの一般会計の補正でもあったんですが、ぜひ今回の予防接種については、ぜひちょっと機会をつくって議員説明をひとつお願いしたいなと。昨日は昨日で市長は、たしか定例の記者会見でお話あったみたいですけれども、もう少し議員側にも情報を提供していただきたいなというふうに思います。 それと、PCR検査という中身は分かりました。 実は、二、三日前だったかと思いますが、北上市では、このPCR検査の診療所ですか、今年度末で閉鎖するというニュースが流れたんですが、奥州市は、これは3年度開設するという部分はもう既に出ているんですが、これは年度いっぱい開設するということなんでしょうか。それとも、全国的な状況を見ながら、例えば、検査を受けた方が当月ゼロだったというのが2か月とか3か月続いたら閉鎖するとか、何か基準とか、その期間とか、何か考え方があったら、そこをご説明いただければと思います。 ○議長(小野寺隆夫君) 佐藤健康こども部長。 ◎健康こども部長(佐藤浩光君) 初めに、ドライブスルー方式の今回の診療所の部分については、地域発熱外来診療医療の部分で、ワクチン接種とは全く関係ございません。そこでワクチン接種はいたしませんので、発熱外来ということでございます。 あと、検査センターについて、北上市とか閉鎖したというお話もありますけれども、この部分については、診療所の運営委員会で、保健所、奥州市医師会長さん、副会長さん、金ケ崎町長さん、あと市長という、その運営委員会の委員の中で、今後の部分についてどうやっていいくかというのを検討してございます。 令和3年度については、ちょっと規模を縮小しながらも発熱外来はそのままやっていきたいというのは、胆江管内の考え方でございます。これは、北上市、一関市さんについては、一般の診療所でPCR検査ができる診療所が相当多くございますが、胆江地域の診療所につきましてはそれほど多くないというのもありまして、あと、もしクラスター等発生したときのために、まずこの状況を維持していきたいという医師会の大きな意向と、それであれば我々もこの部分は残していきましょうということで、県のほうでも、どうするかというのは各圏域ごとにお話しされて、いろいろ意向調査がありましたけれども、胆江についてはそのまま維持していくということで、規模をちょっと縮小しますが、維持していくということで考えておりますし、全然なくなってきたらどうするかという部分については、その運営委員会の中で、その都度検討してまいりたいというふうに考えております。 ○議長(小野寺隆夫君) 小沢市長。 ◎市長(小沢昌記君) 発熱外来のこの部分だけピックアップしてご質問されたようですけれども、奥州金ケ崎の、この地域における奥州医師会の役割は、極めて重要な役割を果たしていただいております。これは、他の医療圏と比べても図抜けた働きをしていただいて、これは2つあるんですけれども、休日と夜間の診療所です。これは、前任の保健所長さんも、その前の保健所長さんも、このエリアにおける医師会の献身的な協力というのは物すごいねということで、高い評価をいただいているところです。 今、部長がお話ししたように、民間のクリニックでの診療機会が多くなったと、うちのほうはそれほどでもないということなんですが、実は、これ裏返せば、しっかりとした医師会の連携によって、効率的に検査ができる体制を医師会の協力によっていただいているという地域であるというふうに私は理解をしています。ですから、そういうふうな意味からすると、安定して協力をいただき、しっかりとした検査ができる体制を、しっかりと奥州市も金ケ崎町も関与しながら持っているということのほうが、市民、住民にとっては安心ではないかというふうに思うところであります。 2点目の質問です。 どういうふうにするんですかというふうな部分については、まず奥州保健所、奥州医師会、そして金ケ崎町さん、奥州市、これが構成のメンバーでありますけれども、この中でどうあればいいかということ。それから、奥州保健所を通じながら、岩手県との連携の中で、この奥州金ケ崎の医療圏はどうあればより安全性を担保できるかというものを見極めて、適時適切に判断をできる、そういうふうな集まりがしっかりと持たれておりますので、その中でしっかり判断をしていきたいということになりますので、ご理解をいただければと思います。 ○議長(小野寺隆夫君) 佐藤健康こども部長。 ◎健康こども部長(佐藤浩光君) ワクチン接種等について議員への説明の場がないんじゃないかというところですが、今度全員協議会で、新型コロナの関係の今まで本部会議でやってきたこととか、あとワクチンの接種の状況と、ワクチン接種はさっぱりワクチンが来なくて、今四苦八苦している状況ですけれども、そういった部分について説明する場を設ける予定でございますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(小野寺隆夫君) 12番廣野富男議員。 ◆12番(廣野富男君) 大変懇切丁寧なご説明、大変ありがとうございました。 それで、コロナの接種の関係ですが、たしか、勘違いしたらごめんなさい、全協の資料をちょっと事前にもらっているのは、スケジュールはありました。それで、本来であれば65歳の高齢者をやるというのを、いや高齢者施設のほうを先にやるというのは、そのスケジュールには入っていましたけれども、全体どうするのなんていうのは全然私らには来ないんです。民間にみんな預けるから、民間が適当につくったやつを後で教えるよという話なのか、いや奥州市自体が、例えば2病院、例えば6会場で、どことどこでやりますよというふうな具体的なものすら出てこないと。前回配付した資料以外の部分は進んでいませんと言われればそれまでですけれども、もう少し皆さんこうイメージつくような、もし今添付されている資料以外に当日出されるのであれば何も言いませんが、今配付されているというか、配信されている資料はそんなにこまい資料ではありませんでしたので、そこをぜひ、要望ですから、これは。よろしくお願いいたします。 ○議長(小野寺隆夫君) 佐藤健康こども部長。 ◎健康こども部長(佐藤浩光君) ワクチン接種のイメージ図というのは、一番最初のときにお示ししております。かかりつけ医でやれたらいいなというのが、我々の一番の考え方です。というのは、やっぱり高齢者の方、一般の方もですけれども、全部いつも病院に通っているお医者さんのところでやれるのが一番いいというふうな感覚でおりますので、我々としてはその辺を考えております。 それで、ワクチンの数がなかなか来ないということで、あそこに書いているのは、介護施設の部分をまず最初かとかという方針のものを一応書いておりますけれども、ワクチンの数がどうなるかというのを今注視しているような状況でございまして、なかなか皆様に、あと先生方も、まず自分が打ってみないとほかの人に打てないという話もありまして、医療関係者もまだ全然打てていないような状況ですので、いずれ対策チームをつくって努力してまいりたいと思いますので、よろしくお願いします。 ○議長(小野寺隆夫君) 小沢市長。 ◎市長(小沢昌記君) 決して悪意を持って質問されているというふうには思いません。発表することがないんです。ワクチンがいつ来るか分からないと。 私、ちょっとここは質問にない部分のところをお話ししますけれども、国の政策では、この間もちょっと触れましたけれども、ワクチンの接種券はできるだけ早く、年度内ないしは年度始め、3月か4月中にお渡しすることと。だから、誰々さん、ワクチンを打てる接種券、その確約のあかしですよと、もし送られてきたら、その方はどう思うでしょうか。私は打ってくれるんだなと、いつどこで打ってけるのっしゃって、普通思いますよね。ワクチンを打てる権利の券を渡すわけですから。ところが、それは国では早く出せと言っているけれども、ワクチンが来ること自体がまだはっきりしていないのに、打てますよという券をお渡しすれば、当然そこには疑問が生じる、いつ打てるんですか、それは分かりませんという答えしかできないような状況が、今の現実なんです。 うちのほうは対策チームをつくって、どういうふうな状況で、どういうふうに打つかと、いろんなシミュレーションをしながら、ワクチンの数が出たら、まず医療関係者、次には高齢者、高齢者施設というふうな分の丁寧なすみ分けをしながら、部長が申し上げたように、最終的にはかかりつけのお医者さんで安心して打ってもらえるような状況までというシミュレーションやら、いろいろな計画は立てているんですけれども、何ぼ来るか分からないと。例えば、100人が打ってほしいというのに、3つとか、4つとか、5つしか来なかったら、その順番をどうつけるんだというようなことも問題としては発生するわけです。 ですから、その辺のところが全く情報が来ないというふうな部分からすると、来ませんよ、分かりませんというふうな情報だけを丁寧にご説明しても不安をあおるだけだと、やはり一定の状況をお話ししなければならない。16日に説明会は予定をしていますけれども、よほど16日までの間に、岩手県を通じて奥州市にはこれだけのワクチンが来ますよという話になれば、かなり具体性は出てくると思うんですけれども、恐らくそういうふうな状況がちょっと見えていないということでありますので、ご心配な筋があって我々は隠そうとか、蓋をしようなんていう気持ちは全くありませんので、ぜひ12番議員におかれましては、担当課のほうに行って、それほど常に勉強なさっておられるわけですから、まずはお聞き取りをいただいて、そうでないと、何か本当に申し訳ないですが、あんた隠しているのかと、何もしゃべっていないからおら分かんないじゃ、心配だじゃというふうに聞こえてしまったので、口幅ったいことではありましたけれども、少し補足をさせていただきました。一生懸命やってはおるんですけれども、今の状況はそういう状況であるということをぜひご理解をお願いいたしたいと思います。 ○議長(小野寺隆夫君) 3回目終わりましたので、全協でいいですね。     〔「分かりました」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) 質疑を終結いたします。 お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第65号は、会議規則第38条第3項の規定により委員会の付託を省略したいと思いますが、これにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) ご異議なしと認めます。よって、委員会の付託を省略することに決しました。 討論ありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) 討論なしと認めます。 これより採決いたします。本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) ご異議なしと認めます。よって、議案第65号は原案のとおり可決されました。 ここで午後2時50分まで休憩いたします。     午後2時38分 休憩-----------------------------------     午後2時50分 再開 ○議長(小野寺隆夫君) 再開いたします。----------------------------------- ○議長(小野寺隆夫君) 日程第27、議案第66号、令和3年度奥州市介護保険特別会計補正予算(第1号)を議題といたします。 議案の朗読を省略し、直ちに提出者の説明を求めます。小沢市長。 ◎市長(小沢昌記君) 議案第66号、令和3年度奥州市介護保険特別会計補正予算(第1号)を副市長からご説明申し上げますので、ご了承願います。 ○議長(小野寺隆夫君) 新田副市長。 ◎副市長(新田伸幸君) 議案第66号、令和3年度奥州市介護保険特別会計補正予算(第1号)についてご説明申し上げます。 今回の保険事業勘定の補正予算は、令和3年度における第1号被保険者の保険料率等を定めたことに伴い、介護保険料の額について所要の措置をするものであり、予算総額はそのままに財源を組み替えるものであります。 歳入でありますが、1款保険料は1億4,526万7,000円を追加し、7款繰入金は同額を減額するものであります。 以上で議案の説明を終わります。何とぞ慎重審議の上、提案のとおり議決くださいますようお願い申し上げます。 ○議長(小野寺隆夫君) これより質疑に入ります。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) 質疑なしと認めます。 お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第66号は、会議規則第38条第3項の規定により委員会の付託を省略したいと思いますが、これにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) ご異議なしと認めます。よって、委員会の付託を省略することに決しました。 討論ありませんか。25番今野裕文議員。 ◆25番(今野裕文君) 25番今野です。 議案第66号、令和3年度奥州市介護保険特別会計補正予算(第1号)でありますが、本予算は、議案第59号によります保険料の引上げ可決に伴い措置されるものでありますことから、議案第59号並びに第44号と同じ理由で反対をいたします。 ○議長(小野寺隆夫君) 討論を終結いたします。 これより採決いたします。本案は原案のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。     〔賛成者起立〕 ○議長(小野寺隆夫君) 起立多数であります。よって、議案第66号は原案のとおり可決されました。----------------------------------- ○議長(小野寺隆夫君) 日程第28、新市立病院建設調査についてを議題といたします。 新市立病院建設調査特別委員長の報告を求めます。17番高橋政一議員。     〔17番高橋政一君登壇〕 ◆17番(高橋政一君) 新市立病院建設調査特別委員長の報告を申し上げます。 当特別委員会は、3月8日に特別委員会を開催いたしましたので、ここにその経過についてご報告申し上げます。 3月8日の特別委員会において、市長、病院事業管理者及び担当職員の出席を求め、市立病院の経営状況について、小児科再開後の診療等の状況について、医師確保対策の状況について及び奥州市立病院・診療所改革プラン策定の進捗状況についての4点について調査いたしました。 まず、1点目の市立病院の経営状況についてであります。 当局からは、総合水沢病院、まごころ病院、前沢診療所及び衣川診療所の各施設別に、診療科別常勤医師数の推移、患者数、病床利用率等が示され、経営的に大変厳しい状況が続いているとの説明がありました。 患者数が減少した要因として、新型コロナウイルス感染症の拡大防止対策による外来患者数や健診件数の減少のほか、総合水沢病院においては、令和2年3月末に常勤医4名が退職したことによる入院、外来患者数の減少が大きく影響しているとのことでありました。 このような厳しい経営状況を踏まえ、総合水沢病院では、地域包括ケア病床13床を、令和2年9月から18床に増床するとともに、医師事務作業補助体制加算、せん妄ハイリスク患者ケア加算などを導入し、また、まごころ病院では、医療安全対策加算、認知症ケア加算及び入退院支援加算の導入や徴収専門員による未収金の回収など、経営の改善に取り組んでいることについて報告がありました。 次に、2点目の小児科再開後の診療等の状況についてであります。 総合水沢病院において、令和2年7月1日付で小児科医1名が着任し、7月6日から診療を開始しているところでありますが、一般外来は、これまで午前だけの診療でありましたが、令和3年2月から、月曜日、木曜日及び金曜日に午後の診察を開始したとの報告がありました。 次に、3点目の医師確保対策の状況についてであります。 まず、医師養成奨学資金貸付事業の状況についてでありますが、当局では、養成医師5名全員と個別に院長面談や事務局面談を行っており、令和3年4月から、常勤で初の義務履行として医師1名が着任する見込みとなり、また、応援診療についても、今年度より1名多い3名の医師が勤務する予定であるとの説明がありました。 関係者及び関係機関への医師招聘活動については、医師あっせん業者から情報の提供により、新年度から医師1名の勤務が内定し、また、これまで県医療局に対し勤務継続を要望していた総合水沢病院の新型コロナウイルス感染症対策の中心的役割を担っていただいている医師について、県医療局から、令和3年度に限り勤務継続が認められたことの報告がありました。 最後に、4点目の奥州市立病院・診療所改革プラン策定の進捗状況についてであります。 当局からは、計画策定に係るこれまでの検討経過と今後の予定について説明がありました。 改革プラン策定に当たっては、今年度末までに、院長・所長会議、市長協議を経て、議会に対し施設再編方針(案)の説明を行い、その後、4月以降、改革プラン(案)について、議会説明、地域医療懇話会、住民説明会、胆江圏域地域医療連携会議の開催を予定しているとのことでありました。 これらの内容の詳細につきましては、議長を除く議員全員が委員となっておりますので、省略させていただきます。 以上が当特別委員会の調査の経過であります。 なお、今後も新市立病院建設に当たって速やかな調査の必要があることから、議会閉会中といえども調査できますようお取り計らい方お願い申し上げまして、新市立病院建設調査特別委員長の報告を終わります。 ○議長(小野寺隆夫君) 質疑ありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) 質疑なしと認めます。 討論ありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) 討論なしと認めます。 これより採決いたします。本件は特別委員長報告のとおり決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) ご異議なしと認めます。よって、本件は特別委員長報告のとおり決しました。 なお、特別委員長から、議会閉会中も継続して調査したいとの申出があります。特別委員長申出のとおり決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) ご異議なしと認めます。よって、特別委員長申出のとおり決しました。----------------------------------- ○議長(小野寺隆夫君) 日程第29、所管事務調査の閉会中における継続調査の申し出についてを議題といたします。 本日お手元に配付のとおり、総務常任委員長教育厚生常任委員長産業経済常任委員長建設環境常任委員長及び議会運営委員長から、所管事務調査について議会閉会中も継続して調査したい旨の申出があります。 お諮りいたします。各委員長申出のとおり決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) ご異議なしと認めます。よって、そのように決しました。----------------------------------- ○議長(小野寺隆夫君) 以上をもって、今期定例会に付議された事件は全て議了いたしました。 これをもって、令和3年第1回奥州市議会定例会を閉会いたします。ご苦労さまでした。     午後3時1分 閉会地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。 令和3年3月11日                  奥州市議会                     議長     小野寺隆夫                     24番     藤田慶則                     25番     今野裕文                     26番     渡辺 忠...