令和 1年 12月 定例会(第4回) 令和元年第4回
奥州市議会定例会会議録(第7号)議事日程第7号 令和元年12月16日(月)午前10時開議第1 諸般の報告第2 発議案第18号 「農業振興及び地域6次産業化の推進に関する政策提言書」提出に関する決議第3 発議案第19号 地域の実態を考慮した公立・公的病院のあり方と地域医療の充実等を求める意見書第4 議案第38号 奥州市一般職の職員の給与に関する条例の一部改正について第5 議案第39号 令和元年度奥州市
一般会計補正予算(第9号)第6 議案第40号 令和元年度奥州市
下水道事業特別会計補正予算(第3号)第7 議案第41号 令和元年度奥州市
農業集落排水事業特別会計補正予算(第3号)第8 議案第42号 令和元年度奥州市
浄化槽事業特別会計補正予算(第3号)第9 議案第43号 令和元年度奥州市
水道事業会計補正予算(第3号)第10 議案第44号 令和元年度奥州市
病院事業会計補正予算(第3号)第11 新
市立病院建設調査について (新
市立病院建設調査特別委員会委員長)第12 陳情第14号
国民宿舎サンホテル衣川荘の民間譲渡に関する地域住民への十分な説明を求める陳情 (
産業経済常任委員会委員長)第13 請願第8号 私学教育を充実・発展させるための請願 (
教育厚生常任委員会委員長)第14 議員派遣について第15
所管事務調査の閉会中における継続調査の申し出について
-----------------------------------本日の会議に付した事件第1 諸般の報告第2 発議案第18号 「農業振興及び地域6次産業化の推進に関する政策提言書」提出に関する決議第3 発議案第19号 地域の実態を考慮した公立・公的病院のあり方と地域医療の充実等を求める意見書第4 議案第38号 奥州市一般職の職員の給与に関する条例の一部改正について第5 議案第39号 令和元年度奥州市
一般会計補正予算(第9号)第6 議案第40号 令和元年度奥州市
下水道事業特別会計補正予算(第3号)第7 議案第41号 令和元年度奥州市
農業集落排水事業特別会計補正予算(第3号)第8 議案第42号 令和元年度奥州市
浄化槽事業特別会計補正予算(第3号)第9 議案第43号 令和元年度奥州市
水道事業会計補正予算(第3号)第10 議案第44号 令和元年度奥州市
病院事業会計補正予算(第3号)第11 新
市立病院建設調査について (新
市立病院建設調査特別委員会委員長)第12 陳情第14号
国民宿舎サンホテル衣川荘の民間譲渡に関する地域住民への十分な説明を求める陳情 (
産業経済常任委員会委員長)第13 請願第8号 私学教育を充実・発展させるための請願 (
教育厚生常任委員会委員長)日程追加 発議案第20号 私学助成の充実を求める意見書第14 議員派遣について第15
所管事務調査の閉会中における継続調査の申し出について
-----------------------------------出席議員(26名) 議長 小野寺隆夫君 1番 小野 優君 2番 及川春樹君 3番 千葉和彦君 4番 高橋 晋君 5番 小野寺 満君 6番 高橋 浩君 7番 千葉康弘君 8番 瀬川貞清君 11番 千葉 敦君 12番 廣野富男君 13番 及川 佐君 14番 菅原圭子君 15番 菅原由和君 16番
飯坂一也君 17番 高橋政一君 18番 加藤 清君 19番 阿部加代子君 20番 中西秀俊君 22番 菅原 明君 23番 小野寺 重君 24番 藤田慶則君 25番 今野裕文君 26番 渡辺 忠君 27番 及川善男君 28番 佐藤郁夫君
-----------------------------------欠席議員(0名)
-----------------------------------説明のための出席者 市長 小沢昌記君 副市長 及川新太君 監査委員 千田 永君 教育長 田面木茂樹君
選挙管理委員会委員長 佐々木善基君
農業委員会会長 阿部恒久君
病院事業管理者 岩村正明君 総務企画部長兼行政経営室長 新田伸幸君
ILC推進室長兼元気戦略室長 菊地 厚君 財務部長兼競馬対策室長 及川 健君
協働まちづくり部長 千田布美夫君 市民環境部長 及川敏幸君 商工観光部長 千葉典弘君 農林部長兼
食農連携推進室長 千葉 昌君 健康福祉部長兼
地域包括ケア推進室長 家子 剛君
地域医療推進室長 佐賀俊憲君 都市整備部長 千葉裕幸君 上下水道部長 及川 健君
医療局経営管理部長兼
医師確保推進室長兼新
市立病院建設準備室長 朝日田倫明君
教育委員会事務局教育部長 千田良和君
江刺総合支所長 佐藤教雄君
前沢総合支所長 鈴木清浩君
胆沢総合支所長 千田博文君
衣川総合支所長 菅原悦朗君 総務課長兼
総務課情報政策室長兼
選挙管理委員会事務局長 浦川 彰君
-----------------------------------事務局職員出席者 事務局長 瀬川達雄君 事務局次長 桂田正勝君 議事調査係長 千田憲彰君
-----------------------------------議事 午前10時 開議
○議長(小野寺隆夫君) 出席議員は定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。 本日の会議は、議事日程第7号をもって進めます。
-----------------------------------
○議長(小野寺隆夫君) 日程第1、諸般の報告を行います。 今期定例会に提出のため、市長より議案7件の追加送付を受けております。 また、藤田慶則議員ほか6名から発議案1件、千葉敦議員ほか3名から発議案1件の提出があります。 次に、
所管事務調査の報告を行います。
総務常任委員長の報告を求めます。15番菅原由和議員。 〔15番菅原由和君登壇〕
◆15番(菅原由和君)
総務常任委員会の
所管事務調査報告を行います。 当委員会では、去る9月20日に奥州市
公共交通施策について、また、去る10月29日に奥州市
公共施設等総合管理計画について
所管事務調査を行いましたので、その内容について報告いたします。 初めに、奥州市
公共交通施策について調査した内容を報告いたします。 当委員会では、令和元年6月定例会において、それまでの調査等を取りまとめ、当市の
公共交通施策推進の一助としていただきたく、
公共交通施策に関する政策提言書を当局に提出したところであります。その後の経過を調査するため、9月20日の委員会では、
元気戦略室長等から、奥州市第3次バス交通計画の進捗状況について説明を受けました。 本計画は、7章から構成される予定であり、計画策定においては、基本方針・基本目標・施策の方向性を定める基本計画のほかに、より実効性のある計画にすべきとの観点から、計画の第6章として実施計画を盛り込むこととしており、9月20日現在、その実施計画に係る策定作業を進めているとのことでした。この中で、施策・事業の実施時期及び事業実施主体についても明示する予定としており、路線見直しによる地域の
交通ネットワークの状況、現行バス路線の今後の方向性、(仮称)地区内交通の導入手段及び料金体系の考え方についても示す予定であるとの説明でありました。また、6月に提出した政策提言書の内容を反映させた形で計画策定が進められており、都市拠点と地域拠点を結ぶ交通手段の確保、地域の実態に即した効率的な地区内交通の構築などにより、今まで以上に利用しやすく永続的に維持できる交通環境の整備をしていきたいとのことでした。 今後、
パブリックコメントや市政懇談会での意見聴取、市の内部協議や
地域公共交通会議での協議を行い、年内を目途に計画策定を終了することとしており、その後、ネットワークの再編に係る道路運送法上の新規・変更申請等を経て、早ければ令和2年4月1日から一部路線の見直しをしていく考えでいるとのことでありました。 本計画に基づく
交通ネットワークの再編により、地区内交通の導入が必要となる地区については個別に調整を進めていくこととしておりますが、その導入においては、地域住民・交通事業者・市の協働のもと互いに状況を理解し合う必要があり、それぞれの意見を総合的に取り入れ連携し合わなければ、公共交通の永続的な運行は実現できません。各地区における本計画の丁寧な説明と住民ニーズの把握をするとともに、関係者相互の連携と協働を促進していく推進体制の構築が必要であると考えます。
地域公共交通施策は、交通分野の解決のみならず、まちづくりや観光、福祉、教育等のさまざまな分野にも大きく関係しております。地域で支え合う生活の基盤づくりを進めていくことは、地域社会の維持・向上にもつながるものと考えます。本格的な人口減少社会における地域社会の活力の維持向上のため、地域全体を見据えた地域戦略の一環としても、本計画により持続可能で総合的な
公共交通ネットワークが形成されることを大いに期待するものであります。 次に、奥州市
公共施設等総合管理計画について調査した内容を報告いたします。 当日は、総務企画部長、
行政経営室主幹等から、計画の概要や取組状況等について説明を受けました。 人口減少及び少子高齢化が急速に進む中、今後、公共施設の維持管理がさらに難しい状況になり、多額の費用が必要となることから、平成26年4月、総務省は全国の地方公共団体に対して、
公共施設等総合管理計画の策定を要請しました。当市においても、その状況は例外ではなく、人口減少に伴う税収減に加え、既存施設の老朽化、市町村合併による類似施設の重複など多くの課題を抱えており、その負担は市の財政に大きな影響を与えることが想定されております。将来の財政負担を軽減するとともに、施設利用の需要の変化に伴う市民ニーズに対応した適正な公共施設等の総量や規模、機能の再編成を検討していく必要があることから、平成29年3月に奥州市
公共施設等総合管理計画が策定されました。 本計画は、市が保有管理する全ての公共施設を対象としており、現在、各部署において
個別施設計画を策定しているとのことでした。計画の基本方針をもとに、個別施設の統廃合や複合化を進めながら、
維持管理コストの縮減につなげていきたいとの考えであり、その計画の策定時期を令和3年3月と設定しております。 平成27年度に策定された奥州市公共施設白書では、既存施設を全て計画的に維持更新していくと、財源が年間約55億円足りなくなることが見込まれており、今後の財政運営を安定的に行うためにも、限られた財源で効率的な投資を行い、かつ機能の維持を図っていく必要があります。本計画では、供給量の適正化、既存施設の有効活用、効率的な管理運営、民間活力導入の推進を基本方針として掲げ、
個別施設計画に反映していきたいとのことでありました。 これまで
市民アンケートが実施され、今後は市内5地域を会場に懇談会が開催される予定であるとの説明がありました。全体の総量削減は理解していても、地域住民にとって地域から公共施設がなくなることは、利便性の低下だけにとどまらず地域活性化の大きな不安となり得るため、簡単に理解をいただけるものではないと思いますが、丁寧な住民説明や意見交換を重ね、そこから吸い上げられた個々の意見が計画に十分に反映され、市民から深く理解を得た上で、総合的な調整が図られることを期待するものであります。 市民との合意形成を図っていくためにも、目的やニーズ等の総論を共通認識として明確に共有するなど、市民の関心を高め意識の醸成を図っていく取組みを積極的に進めていくとともに、
ワークショップ等の手法も取り入れ、市民参画により、ともに計画を策定していくというプロセスを繰り返し丁寧に進めていくことが大変重要であると考えます。また、単に老朽化しているから、類似施設があるからという視点だけで廃止や統廃合を検討するのではなく、当市における重点施策の実現やそれに基づいた施設のあり方など、目的や方針を持って検討をしていくという視点も一方では必要であり、さらには、効率的なまちづくりを初め、市民の利便性やサービスの低下を極力招かないためにも、都市計画や公共交通計画とも連携した計画づくりをしていくことが重要であると強く感じた次第です。 以上をもちまして、
総務常任委員会の
所管事務調査報告を終わります。
○議長(小野寺隆夫君) ただいまの報告に対し、質問ありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(小野寺隆夫君) 質問なしと認めます。
-----------------------------------
○議長(小野寺隆夫君) 日程第2、発議案第18号、「農業振興及び地域6次産業化の推進に関する政策提言書」提出に関する決議を議題といたします。 議案の朗読を省略し、直ちに提出者の説明を求めます。24番藤田慶則議員。 〔24番藤田慶則君登壇〕
◆24番(藤田慶則君) 発議案第18号、「農業振興及び地域6次産業化の推進に関する政策提言書」提出に関する決議について、その提案理由をご説明申し上げます。 なお、議案の朗読をもって説明にかえさせていただきます。 「農業振興及び地域6次産業化の推進に関する政策提言書」提出に関する決議 県内でも有数の農産地である本市にとって、農業は重要な基幹産業となっているが、昨今の農業を取り巻く情勢は厳しく、先行きも不透明な状況である。今年5月には
農業振興ビジョンが策定され、今後はこのビジョンに基づいた施策の展開が期待されるが、現行制度ではビジョンが将来にわたり策定される保証はなく、その継続性に疑問が残る。また、地域6次産業化については、本来の目的である「農家所得の向上」につながる施策の充実や支援体制の強化が大きな課題となっている。
産業経済常任委員会では、このような課題認識のもと、
所管事務調査や先進地視察、市民との懇談会等を行い、今後の農業振興を推進するに当たってのあるべき姿や必要な施策の具体化に関する検討を重ねてきた。 このような経過により、当委員会において、下記事項を要旨とする「農業振興及び地域6次産業化の推進に関する政策提言書」を別冊のとおり取りまとめたので、これを市に対し提出し、もって、この政策に基づく施策の実施について提言表明する。 記 1 農業振興の継続性を確保し、その取組みの恒常化を図る観点から、農業振興推進に係る指針の策定を条例で義務化するとともに、農業振興に関する基本条例の制定を検討すること。 2 地域6次産業化のための施策を総合的かつ計画的に推進し、農家所得の向上を図る観点から、その実現に向けた真に実効性のある施策の推進プランを策定すること。 3 地域6次産業化の取組みを拡大し、推進していくためには、その主体となる農業者への支援が特にも重要であるとの観点から、農業者のニーズに沿った支援環境の整備・充実を図ること。 以上について、決議するものであります。何とぞ各位のご賛同を賜りますようお願い申し上げ、提案理由の説明を終わります。
○議長(小野寺隆夫君) これより質疑に入ります。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(小野寺隆夫君) 質疑なしと認めます。 お諮りいたします。ただいま議題となっております発議案第18号は、会議規則第38条第3項の規定により委員会の付託を省略したいと思いますが、これにご異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(小野寺隆夫君) ご異議なしと認めます。よって、委員会の付託を省略することに決しました。 討論ありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(小野寺隆夫君) 討論なしと認めます。 これより採決いたします。本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(小野寺隆夫君) ご異議なしと認めます。よって、発議案第18号は原案のとおり可決されました。
-----------------------------------
○議長(小野寺隆夫君) 日程第3、発議案第19号、地域の実態を考慮した公立・公的病院のあり方と地域医療の充実等を求める意見書を議題といたします。 議案の朗読を省略し、直ちに提出者の説明を求めます。11番千葉敦議員。 〔11番千葉敦君登壇〕
◆11番(千葉敦君) 発議案第19号、地域の実態を考慮した公立・公的病院のあり方と地域医療の充実等を求める意見書について説明をいたします。 案文の朗読をもって説明といたします。 地域の実態を考慮した公立・公的病院のあり方と地域医療の充実等を求める意見書 令和元年9月26日、厚生労働省は、地方公共団体が運営する公立病院と日本赤十字社などの機関が運営する公的病院の4分の1超に当たる全国424の病院をリストアップし、「再編統合について特に議論が必要」とする分析結果とともに、対象となる病院名の公表を行った。これは、平成29年度の報告データを基に、診療実績が少なく、他の医療機関と競合している等の分析を行い、令和2年度までに統廃合、再編、病床数縮小等の計画を具体化することを求めたものである。このリストには、奥州市内の総合水沢病院、まごころ病院、江刺病院が含まれている。 今回の同省の公表は、「地域医療構想」の進捗のみを目途とし、地域や病院の現状を一切勘案することなく、画一的な基準で公立・公的病院の
具体的対応方針の「再検証」を求めるためのものである。 これは、医師、看護師等の医療従事者の不安を増大させ、離職や退職の加速、新規採用を一層困難にすることは明らかであり、地域で医療を必要とする住民が、安全で質の高い医療を受けることができなくなることから、当該医療機関やこれと連携する医療機関、さらには地域住民に大きな不安を与えている。 よって、国において、公立・公的病院のあり方については、地域の実態を考慮し、慎重かつ丁寧な対応をするとともに、医師、看護師等の確保のための財政をはじめとした緊急的かつ実効性のある支援措置、全国規模の医師や診療科の偏在を解消するための抜本的な改善策を講じるよう強く要望する。 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。 以上のとおりであります。皆さんのご賛同をもって、この意見書が採択されますよう、よろしくお願いいたします。
○議長(小野寺隆夫君) これより質疑に入ります。19番
阿部加代子議員。
◆19番(阿部加代子君) 19番阿部加代子です。 2つお伺いをしたいというふうに思います。 まず、厚労省では、10月に自治体や病院関係者と意見交換会をブロック単位で開きまして、病院が将来担うべき役割や必要な規模の縮小、機能分化の方向性を機械的に決めるものではなく、丁寧な説明を行うとされたようですけれども、説明を聞いてからでもいいのではないかと考えますが、いかがでしょうか。 もう一点、意見書の案文の中に、「医療従事者の不安を増大させ、離職や退職の加速」をとありますけれども、今回の発表で、そのような実態が当市の病院でもあったのか、調査されたのかお伺いをいたします。
○議長(小野寺隆夫君) 千葉敦議員。
◆11番(千葉敦君) まず、1点目は、厚労省の全地域等での説明を聞いてからでもいいんではないかということですが、まず本来は地域の実情をきちっと、機械的ではなく精査、相談、相談といいますか説明や調査した上で、事は進めるべきではあると思いますし、いきなり公表した、実名で病院名を公表したということに対して強く憤るものであり、その点をこの意見書に反映させたものであります。 それから、もう一つ目は、案文の中段にあります「医師、看護師等の医療従事者の不安を増大させ、離職や退職の加速」という、この点について、当市の病院等について調査されたのかということでありますけれども、調査は行ってはおりませんけれども、皆さんの意見を聞くところにおいて、全国で動揺が広がっている、市内においても動揺が広がっていることは事実であります。 以上です。
○議長(小野寺隆夫君) 質疑を終結いたします。 お諮りいたします。ただいま議題となっております発議案第19号は、会議規則第38条第3項の規定により委員会の付託を省略したいと思いますが、これにご異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(小野寺隆夫君) ご異議なしと認めます。よって、委員会の付託を省略することに決しました。 討論ありませんか。19番
阿部加代子議員。
◆19番(阿部加代子君) 19番阿部加代子です。 ただいま議題になっております発議案第19号の意見書の提出に反対の立場で討論をいたします。 この件につきまして、発表の翌日、9月27日に国から考え方が示されております。今回の取組みは、必ずしも
医療機関そのものの統廃合やダウンサイジング、機能分科化等の方向性を機械的に決めるのではないこと、今回の分析では判断し得ない地域の実情に関し、知見も補いながら、二次医療圏単位で設置している
地域医療構想調整会議の議論を活性化し、必要な医療機能の見直しを行っていただきたいとのことです。 当市では、
地域医療介護計画を策定中です。また、医師の偏在、診療科目の偏在対策として、昨年、医療法、医師法を改正し、7月公布について厚労省から通知が出されております。改正内容は、医師少数区域で勤務した医師の評価制度、2、都道府県における医師確保対策の実態整備、3、医師養成課程を通じた医師確保体制の実施、4、地域外での外来医療機能の不足・偏在等への対応、5、
地域医療構想推進のため都道府県知事の権限追加など法改正を行い、対策を講じております。 以上の理由で、意見書の提出は必要ないと考え、反対をいたします。
○議長(小野寺隆夫君) 22番菅原明議員。
◆22番(菅原明君) 22番菅原です。 私は、発議案第19号、地域の実態を考慮した公立・公的病院のあり方と地域医療の充実等を求める意見書に賛成の立場で討論します。 厚生労働省は、9月に地方公共団体が運営する4分の1強に当たる全国で424の公立・公的病院を名指しし、病院削減など再編統合を迫る方針を打ち出しました。内容は、再編統合の基準では、地域密着型の多機能な病院は評価されないというものであります。急性期の診療実績が少ないということで、再編統合の対象にする厚生労働省のやり方は、余りにも乱暴と言わざるを得ません。 このリストには、奥州市内の総合水沢病院、そして、まごころ病院、江刺病院が含まれております。リストが公表されてから、「この病院はなくなる」との不安が広がり、医師・看護師不足で困っている医療現場をさらに追い詰めております。 以上の理由から、乱暴な再編計画ではなく、地域医療の充実と全国規模の医師や診療科の偏在を解消するための抜本的な改善等を強く国に要望するべきであると考えて、賛成討論といたします。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(小野寺隆夫君) 討論を終結いたします。 これより採決いたします。本案は原案のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。 〔賛成者起立〕
○議長(小野寺隆夫君) 起立多数であります。よって、発議案第19号は原案のとおり可決されました。
-----------------------------------
○議長(小野寺隆夫君) 日程第4、議案第38号、奥州市一般職の職員の給与に関する条例の一部改正についてを議題といたします。 議案の朗読を省略し、直ちに提出者の説明を求めます。小沢市長。
◎市長(小沢昌記君) 議案第38号、奥州市一般職の職員の給与に関する条例の一部改正についてを副市長からご説明申し上げますので、ご了承を願います。
○議長(小野寺隆夫君) 及川副市長。
◎副市長(及川新太君) それでは、議案第38号、奥州市一般職の職員の給与に関する条例の一部改正についてご説明を申し上げます。 この改正は、岩手県職員の給与制度に準じ、本市の一般職の職員の給料月額を改定するため、関係条例の一部を改正しようとするものであります。 改正の内容ですが、一般職の職員に係る給料表を改めるものであります。 なお、この条例の施行期日は、公布の日とするものであります。 以上で議案の説明を終わります。何とぞ慎重審議の上、提案のとおりご議決くださいますようお願い申し上げます。
○議長(小野寺隆夫君) これより質疑に入ります。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(小野寺隆夫君) 質疑なしと認めます。 お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第38号は、会議規則第38条第3項の規定により委員会の付託を省略したいと思いますが、これにご異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(小野寺隆夫君) ご異議なしと認めます。よって、委員会の付託を省略することに決しました。 討論ありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(小野寺隆夫君) 討論なしと認めます。 これより採決いたします。本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(小野寺隆夫君) ご異議なしと認めます。よって、議案第38号は原案のとおり可決されました。
-----------------------------------
○議長(小野寺隆夫君) 日程第5、議案第39号、令和元年度奥州市
一般会計補正予算(第9号)を議題といたします。 議案の朗読を省略し、直ちに提出者の説明を求めます。小沢市長。
◎市長(小沢昌記君) 議案第39号、令和元年度奥州市
一般会計補正予算(第9号)を副市長からご説明申し上げますので、ご了承をお願いします。
○議長(小野寺隆夫君) 及川副市長。
◎副市長(及川新太君) 議案第39号、令和元年度奥州市
一般会計補正予算(第9号)についてご説明を申し上げます。 今回の補正予算は、一般職の職員の給与改定に伴う給料及び職員手当等に所要の措置をするものであり、歳入歳出それぞれ511万円を追加し、補正後の予算総額を629億6,962万6,000円とするものであります。 まず、歳入でありますが、18款繰入金は511万円を追加するものであります。 次に、歳出の主なものでありますが、2款総務費は総務管理費などで177万4,000円、3款民生費は児童福祉費などで166万9,000円をそれぞれ追加するものであります。 次に、債務負担行為の補正でありますが、オリンピック聖火リレー関連イベント実施業務を新たに追加するものであります。 以上で議案の説明を終わります。何とぞ慎重審議の上、提案のとおりご議決くださいますようお願い申し上げます。
○議長(小野寺隆夫君) これより質疑に入ります。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(小野寺隆夫君) 質疑なしと認めます。 お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第39号は、会議規則第38条第3項の規定により委員会の付託を省略したいと思いますが、これにご異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(小野寺隆夫君) ご異議なしと認めます。よって、委員会の付託を省略することに決しました。 討論ありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(小野寺隆夫君) 討論なしと認めます。 これより採決いたします。本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(小野寺隆夫君) ご異議なしと認めます。よって、議案第39号は原案のとおり可決されました。
-----------------------------------
○議長(小野寺隆夫君) 日程第6、議案第40号、令和元年度奥州市
下水道事業特別会計補正予算(第3号)を議題といたします。 議案の朗読を省略し、直ちに提出者の説明を求めます。小沢市長。
◎市長(小沢昌記君) 議案第40号、令和元年度奥州市
下水道事業特別会計補正予算(第3号)を副市長からご説明申し上げますので、ご了承願います。
○議長(小野寺隆夫君) 及川副市長。
◎副市長(及川新太君) 議案第40号、令和元年度奥州市
下水道事業特別会計補正予算(第3号)についてご説明を申し上げます。 今回の補正予算は、一般職の職員の給与改定に伴う給料及び職員手当等について所要の措置をするものであり、歳入歳出それぞれ2万8,000円を追加し、補正後の予算総額を38億9,649万8,000円とするものであります。 まず、歳入でありますが、4款繰入金は2万8,000円を追加するものであります。 次に、歳出でありますが、1款公共下水道費は2万8,000円を追加するものであります。 以上で議案の説明を終わります。何とぞ慎重審議の上、提案のとおりご議決くださいますようお願い申し上げます。
○議長(小野寺隆夫君) これより質疑に入ります。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(小野寺隆夫君) 質疑なしと認めます。 お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第40号は、会議規則第38条第3項の規定により委員会の付託を省略したいと思いますが、これにご異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(小野寺隆夫君) ご異議なしと認めます。よって、委員会の付託を省略することに決しました。 討論ありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(小野寺隆夫君) 討論なしと認めます。 これより採決いたします。本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(小野寺隆夫君) ご異議なしと認めます。よって、議案第40号は原案のとおり可決されました。
-----------------------------------
○議長(小野寺隆夫君) 日程第7、議案第41号、令和元年度奥州市
農業集落排水事業特別会計補正予算(第3号)を議題といたします。 議案の朗読を省略し、直ちに提出者の説明を求めます。小沢市長。
◎市長(小沢昌記君) 議案第41号、令和元年度奥州市
農業集落排水事業特別会計補正予算(第3号)を副市長からご説明申し上げますので、ご了承願います。
○議長(小野寺隆夫君) 及川副市長。
◎副市長(及川新太君) 議案第41号、令和元年度奥州市
農業集落排水事業特別会計補正予算(第3号)についてご説明を申し上げます。 今回の補正予算は、一般職の職員の給与改定に伴う給料及び職員手当等について所要の措置をするものであり、歳入歳出それぞれ2万1,000円を追加し、補正後の予算総額を15億7,700万6,000円とするものであります。 まず、歳入でありますが、4款繰入金は2万1,000円を追加するものであります。 次に、歳出でありますが、1款施設管理費は2万1,000円を追加するものであります。 以上で議案の説明を終わります。何とぞ慎重審議の上、提案のとおりご議決くださいますようお願い申し上げます。
○議長(小野寺隆夫君) これより質疑に入ります。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(小野寺隆夫君) 質疑なしと認めます。 お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第41号は、会議規則第38条第3項の規定により委員会の付託を省略したいと思いますが、これにご異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(小野寺隆夫君) ご異議なしと認めます。よって、委員会の付託を省略することに決しました。 討論ありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(小野寺隆夫君) 討論なしと認めます。 これより採決いたします。本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(小野寺隆夫君) ご異議なしと認めます。よって、議案第41号は原案のとおり可決されました。
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○議長(小野寺隆夫君) 日程第8、議案第42号、令和元年度奥州市
浄化槽事業特別会計補正予算(第3号)を議題といたします。 議案の朗読を省略し、直ちに提出者の説明を求めます。小沢市長。
◎市長(小沢昌記君) 議案第42号、令和元年度奥州市
浄化槽事業特別会計補正予算(第3号)を副市長からご説明申し上げますので、ご了承願います。
○議長(小野寺隆夫君) 及川副市長。
◎副市長(及川新太君) 議案第42号、令和元年度奥州市
浄化槽事業特別会計補正予算(第3号)についてご説明を申し上げます。 今回の補正予算は、一般職の職員の給与改定に伴う給料及び職員手当等について所要の措置をするものであり、歳入歳出それぞれ4万9,000円を追加し、補正後の予算総額を3億7,022万1,000円とするものであります。 まず、歳入でありますが、4款繰入金は4万9,000円を追加するものであります。 次に、歳出でありますが、1款施設管理費は4万9,000円を追加するものであります。 以上で議案の説明を終わります。何とぞ慎重審議の上、提案のとおりご議決くださいますようお願い申し上げます。
○議長(小野寺隆夫君) これより質疑に入ります。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(小野寺隆夫君) 質疑なしと認めます。 お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第42号は、会議規則第38条第3項の規定により委員会の付託を省略したいと思いますが、これにご異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(小野寺隆夫君) ご異議なしと認めます。よって、委員会の付託を省略することに決しました。 討論ありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(小野寺隆夫君) 討論なしと認めます。 これより採決いたします。本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(小野寺隆夫君) ご異議なしと認めます。よって、議案第42号は原案のとおり可決されました。
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○議長(小野寺隆夫君) 日程第9、議案第43号、令和元年度奥州市
水道事業会計補正予算(第3号)を議題といたします。 議案の朗読を省略し、直ちに提出者の説明を求めます。小沢市長。
◎市長(小沢昌記君) 議案第43号、令和元年度奥州市
水道事業会計補正予算(第3号)を副市長からご説明申し上げますので、ご了承願います。
○議長(小野寺隆夫君) 及川副市長。
◎副市長(及川新太君) 議案第43号、令和元年度奥州市
水道事業会計補正予算(第3号)についてご説明を申し上げます。 今回の補正予算は、一般職の職員の給与改定に伴う給料及び職員手当等について所要の措置をするものであります。 まず、収益的支出でありますが、16万6,000円を追加し、支出総額を32億351万9,000円とするものであります。 次に、資本的支出でありますが、2万9,000円を追加し、支出総額を26億2,991万3,000円とするものであります。 この結果、資本的収入が資本的支出に対して不足する額13億7,682万1,000円は、当年度分損益勘定留保資金等で補填するものであります。 また、議会の議決を経なければ流用することのできない経費のうち、職員給与費を2億3,570万5,000円に改めるものです。 以上で議案の説明を終わります。何とぞ慎重審議の上、提案のとおりご議決くださいますようお願い申し上げます。
○議長(小野寺隆夫君) これより質疑に入ります。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(小野寺隆夫君) 質疑なしと認めます。 お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第43号は、会議規則第38条第3項の規定により委員会の付託を省略したいと思いますが、これにご異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(小野寺隆夫君) ご異議なしと認めます。よって、委員会の付託を省略することに決しました。 討論ありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(小野寺隆夫君) 討論なしと認めます。 これより採決いたします。本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(小野寺隆夫君) ご異議なしと認めます。よって、議案第43号は原案のとおり可決されました。
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○議長(小野寺隆夫君) 日程第10、議案第44号、令和元年度奥州市
病院事業会計補正予算(第3号)を議題といたします。 議案の朗読を省略し、直ちに提出者の説明を求めます。小沢市長。
◎市長(小沢昌記君) 議案第44号、令和元年度奥州市
病院事業会計補正予算(第3号)を副市長からご説明申し上げますので、ご了承願います。
○議長(小野寺隆夫君) 及川副市長。
◎副市長(及川新太君) 議案第44号、令和元年度奥州市
病院事業会計補正予算(第3号)についてご説明を申し上げます。 今回の補正予算は、一般職の職員の給与改定に伴う給料及び職員手当等について所要の措置をするものであります。 まず、収益的支出でありますが、116万3,000円を追加し、支出総額を51億1,372万円とするものであります。 その内訳は、病院事業費用のうち、医業費用に115万2,000円、訪問看護事業費用に1万1,000円を追加するものであります。 次に、議会の議決を経なければ流用することのできない経費のうち、職員給与費を29億178万7,000円に改めるものであります。 債務負担行為につきましては、総合水沢病院の患者給食業務について債務を負担しようとするものであります。 以上で議案の説明を終わります。何とぞ慎重審議の上、提案のとおりご議決くださいますようお願い申し上げます。
○議長(小野寺隆夫君) これより質疑に入ります。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(小野寺隆夫君) 質疑なしと認めます。 お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第44号は、会議規則第38条第3項の規定により委員会の付託を省略したいと思いますが、これにご異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(小野寺隆夫君) ご異議なしと認めます。よって、委員会の付託を省略することに決しました。 討論ありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(小野寺隆夫君) 討論なしと認めます。 これより採決いたします。本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(小野寺隆夫君) ご異議なしと認めます。よって、議案第44号は原案のとおり可決されました。
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○議長(小野寺隆夫君) 日程第11、新
市立病院建設調査についてを議題といたします。 新
市立病院建設調査特別委員長の報告を求めます。17番高橋政一議員。 〔17番高橋政一君登壇〕
◆17番(高橋政一君) 新
市立病院建設調査特別委員長の報告を申し上げます。 当特別委員会は、12月11日に特別委員会を開催いたしましたので、ここにその経過についてご報告申し上げます。 12月11日の特別委員会において、市長、
病院事業管理者及び担当職員の出席を求め、
地域医療介護計画策定の進捗状況、小児科休診後の再開の見通し、医師確保対策の状況及び市立病院の経営状況の4点について調査いたしました。 まず、1点目の
地域医療介護計画策定の進捗状況についてであります。 前回9月20日の調査では、年内をめどに計画の素案を策定したいとの説明でありましたが、今回調査では、ワーキンググループによる現状分析等の作業が今もなお続いており、素案のたたき台となる事務局案の作成がいまだ完了しておらず、このため、計画素案の策定は年度末にずれ込む見通しであるとの説明でありました。これを受け、委員からは、各作業に期限を付すなど適切な進捗管理をすべきとの発言がありましたので、当局におかれては最大限の努力をされるよう望むものであります。 次に、2点目の小児科休診後の再開の見通しについてであります。 前回の調査と同様、現時点では医師確保の見通しが立たず、よって、小児科再開の見通しも未定とのことでありました。なお、医師1名とは現在交渉中であり、当局としては、この医師の着任をぜひ実現させ、もって小児科の早期再開を目指したいとの意向でありました。 次に、3点目の医師確保対策の状況についてであります。 当局では、関係機関への訪問、医師奨学生との面談に引き続き取り組んでいるほか、今年度に改善を図った医師養成奨学資金貸付制度の周知についても、募集パンフレットの配布などで強化しており、また、新たな医師招聘に向けた面談にも力を入れているとの説明でありました。 最後に、4点目の市立病院の経営状況についてであります。 当局からは、総合水沢病院、まごころ病院、前沢診療所及び衣川診療所の各施設別に、それぞれ医師数、患者数、病床利用率及び収支の見通しに関する説明があり、総じて患者数は減少傾向で、今年度の収支も悪化するとの見通しが示されました。このような状況を踏まえ、総合水沢病院では地域包括ケア病床の新規導入、まごころ病院では同ケア病床の増床、前沢及び衣川の各診療所では診療体制を強化するなど、それぞれ経営改善に取り組んでいるとの説明がありました。 これらの内容の詳細につきましては、議長を除く議員全員が委員となっておりますので省略させていただきます。 以上が当特別委員会の調査の経過であります。 なお、今後も、新市立病院建設に当たって速やかな調査の必要があることから、議会閉会中といえども調査できますよう、お取り計らい方お願い申し上げまして、新
市立病院建設調査特別委員長の報告を終わります。
○議長(小野寺隆夫君) 質疑ありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(小野寺隆夫君) 質疑なしと認めます。 討論ありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(小野寺隆夫君) 討論なしと認めます。 これより採決いたします。本件は特別委員長報告のとおり決することにご異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(小野寺隆夫君) ご異議なしと認めます。よって、本件は特別委員長報告のとおり決しました。 なお、特別委員長から議会閉会中も継続して調査したいとの申し出があります。特別委員長申し出のとおり決することにご異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(小野寺隆夫君) ご異議なしと認めます。よって、特別委員長申し出のとおり決しました。
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○議長(小野寺隆夫君) 日程第12、陳情第14号を議題といたします。 産業経済常任委員長の報告を求めます。24番藤田慶則議員。 〔24番藤田慶則君登壇〕
◆24番(藤田慶則君) 産業経済常任委員長報告を行います。 去る11月29日の本会議において当委員会に付託になりました陳情第14号について、12月11日に委員会を開催し、商工観光部長等の出席を求め慎重に審査をいたしましたので、ここにその経過と結果についてご報告申し上げます。 陳情第14号、
国民宿舎サンホテル衣川荘の民間譲渡に関する地域住民への十分な説明を求める陳情でありますが、平成29年度以降、衣川の地域住民、地域協議会等への説明会は計6回開催されているものの、先月開催された住民説明会においても、なお地域住民からは多くの意見が出され、当局においても引き続き説明をしていく必要があるとの認識でありました。 よって、地域住民への説明を尽くし、丁寧な合意を形成することが重要であるという陳情の趣旨には賛同できるものとの観点から、全会一致で採択すべきものと決しました。 以上が当委員会に付託になりました請願等審査の経過と結果であります。何とぞ、当委員会の決定どおり議決くださいますようお願い申し上げまして、産業経済常任委員長報告を終わります。
○議長(小野寺隆夫君) 質疑ありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(小野寺隆夫君) 質疑なしと認めます。 討論ありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(小野寺隆夫君) 討論なしと認めます。 これより採決いたします。この請願に対する産業経済常任委員長の報告は採択であります。 本件は、委員長報告のとおり決することにご異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(小野寺隆夫君) ご異議なしと認めます。よって、陳情第14号は委員長報告のとおり決しました。
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○議長(小野寺隆夫君) 日程第13、請願第8号を議題といたします。 教育厚生常任委員長の報告を求めます。17番高橋政一議員。 〔17番高橋政一君登壇〕
◆17番(高橋政一君) 教育厚生常任委員長報告を行います。 去る11月29日の本会議において当委員会に付託になりました請願第8号について、12月12日に委員会を開催し、教育部長等の出席を求め慎重に審査をいたしましたので、ここにその経過と結果についてご報告申し上げます。 請願第8号、私学教育を充実・発展させるための請願でありますが、本件につきましては、奥州市でも運営費補助の予算を増額要求するなどの努力はしてきており、また、国等の助成もふえてきている傾向にはあるものの、公立に比べ、私立学校は依然として教育の経費、環境において不足している部分があると見受けられます。これまで意見書を提出してきたことにより、その効果があらわれ始めていることから、ことしも意見書を提出し、私学助成の発展の後押しをしていくべきとの観点から、採択すべきものと決しました。 なお、助成金については国や県でも年々増加傾向にあること、また、経済的理由で退学をした生徒がいないということからも、意見書の提出は不要であり、不採択にすべきという意見がありましたことをご報告申し上げます。 以上が当委員会に付託になりました請願審査の経過と結果であります。何とぞ、当委員会の決定どおり議決くださいますようお願い申し上げまして、教育厚生常任委員長報告を終わります。
○議長(小野寺隆夫君) 質疑ありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(小野寺隆夫君) 質疑なしと認めます。 討論ありませんか。19番
阿部加代子議員。
◆19番(阿部加代子君) 19番阿部加代子です。 ただいま議題となっております請願第8号、私学教育を充実・発展させるための請願、委員長報告は採択すべきでしたが、私は反対の立場で討論いたします。 請願項目に、市内に設置されている私立高校に対し、運営費補助を増額してくださいとあります。理由として、財政基盤が弱く、教育環境、施設、設備が公立高校より劣っているからとありました。当市内にある私立高校は、平成18年に新校舎が完成し、平成19年、新校舎落成記念式典を挙行されておられます。平成25年には、専用調理実習室を新築され、各種調理コンクールで輝かしい成績を残されておられます。海外への短期留学なども行い、国際的な人材の育成、またスポーツにおいても優秀な成績をおさめる生徒を輩出されており、施設や設備が公立に劣ることはありません。 市としては、生徒一人当たり4,800円を補助しており、県内では2番目に高い助成額となっております。本年度の生徒数は363人、うち市内出身生徒の割合は、令和元年5月1日現在で310人、85.4%です。53人、14.6%が市外からの生徒です。前年度予算185万円でしたが、生徒数増加に対応できるよう、本年は192万円にふやし、400人になっても対応可能とのことです。当市の対応は、補助限度額を上げ、改善されております。 私立高校においては、生徒数が学校運営に大きくかかわってまいります。公立においても、入学者数の減員を行う、統合合併を行うなどの状況にあり、私立高校は少子化で生徒数を確保することが難しくなっております。そのような状況の中、公立とは違う建学の精神、教育目標を掲げ、生徒を指導していただいております。 来年度は、高等教育の無償化が実施されます。年収590万円未満の世帯を対象に、国の就学支援金が引き上げられ、平均年間授業料の水準まで引き上がります。新入生だけではなく、在校生にも適用されます。年収590万円から910万円未満の世帯については、これまでどおり公立の年間授業料11万8,800円を支給します。12月に入り、志望校選択など準備が大詰めを迎える中、受験生にとっては進学する高校の選択肢が広がり、私立高校にとっては生徒獲得のチャンスであり、公立との違いをしっかりアピールしていただくことをご期待いたしております。 私立高校の安定的な教育環境の確保を図るため、学校運営に関する経費の一部を私学運営費補助として、県も生徒一人当たり令和元年度37万1,188円になっており、平成27年の34万1,593円から毎年増額され、4年間で2万9,595円増額となっております。運営費補助は学校運営を直接補助するものです。 県では、生徒等に係る経済的負担の軽減を図るため就学支援金を交付し、生徒が安心して就学できるよう、私立高等学校等就学支援金の国庫負担額を超えた授業料の負担軽減に要する経費等の一部を補助しています。また、低所得者に対して給付金を支給しています。 国の高校に対する経常費助成費等補助は、今年度131億円で10億円の増、一般補助、特別補助も増額になっております。施設設備の設備整備補助の推進では195億2,400万円、前年度比92億8,300万円の増となっております。 請願文章に、学費を支払うことができずに退学せざるを得ない生徒等がなくならないとありますが、奥州市内私立高校では、平成28年度からことし調査日までゼロでおられません。請願文章は適切ではありません。また、請願事項の補足説明につけられた資料は間違いが多く、平成30年奥州市の運営費補助額は185万円ではなく181万4,400円です。県の高校生一人当たりの年間公費負担額についても、平成31年35万円とありますが、運営費補助額だけでも37万1,188円であり、就学支援金、国の交付額を超えた授業料の負担分の一部補助、低所得世帯への給付金などが入っておらず、公費負担の額が曖昧です。公立高校の公費負担額は、会計年度文科省地方教育費調査を根拠とされていますが、私立高校の公費負担額は、岩手県の私立高校に交付された国からの経常費補助等が入っているのかわからない数字であり、比較できません。毎年増額を要求する請願が出されておりますが、学校運営に係る経費を何を基準に補助を求めているのか明確に示されておらず、判断ができません。また、補助費、運営費補助を増額しても、保護者の負担が減るわけではありませんが、学校の運営費補助と保護者の負担軽減が同列で論じられています。そして、請願されているのは学校の運営費補助のみです。 少子化の中、人材育成に頑張っておられる私立高校関係者の皆様には敬意を表しながら、ご支援できることはさせていただきたいと考えております。しかし、毎年、国・県も増額予算となっています。当市としても、補助の基準を見直し、400人まで対応できる予算をふやしております。 以上の理由で、意見書の提出は必要ないことから反対をいたします。
○議長(小野寺隆夫君) 8番瀬川貞清議員。
◆8番(瀬川貞清君) 8番瀬川貞清です。 私は、請願第8号、私学教育を充実・発展させるための請願について、採択すべきという委員長報告に賛成の立場で討論いたします。 現在、奥州市で私学助成の対象となるのは、私立学校高校1校です。奥州市の私立学校運営費補助基準は、今年度改定されました。これは、これまでの請願の採択を考慮していただいたものであり、当局の対応に敬意を表するものであります。 しかしながら、生徒一人当たりの助成額は、花巻市の水準までにはなっていません。運営費補助の増額を求める請願の趣旨は理解できるものであり、この請願の採択は必要と考えます。 請願理由にもありましたが、各市町村議会から出された意見書により、今年度の国の私学関係予算の増額や岩手県の私学助成金の増額がなされました。請願書の中にもありますように、私立高校には、授業料に加えて実質的な授業料に相当する高額な施設整備費、教育費等があります。また、岩手県の場合、高校生一人当たりの年間公費負担額は、公立高校139万円に対して、私立高校は37万円です。高校進学率が97%を超えている今日、このような格差を放置せず、国や県はさらなる助成拡大に努めるべきです。 請願の理由には、少子化の今こそ、教育諸条件、例えば30人学級、教育費の負担軽減等を抜本的に改善する絶好の機会だと指摘しています。少子化、過疎化が進行する中での私学助成を充実し、私立学校を継続していくことは、地域の振興にも有益と考えます。 なお、経済的理由での退学者は岩手県内ではいないという統計になっていることが、委員会での請願審査でも示されました。私が得た情報では、経済的理由を前面にした退学届というものは確かにないようでありますが、保護者として、この経済的理由を前面にした退学届を提出することはつらいという面もあるようでございます。また、同じような理由で、修学旅行に行けない生徒がいたとしても、行かせないということはできないという学校側の配慮があること、進学に当たって、合格したけれども経済的理由で進学ができないなどの実態もあるようであります。請願団体は、こうした実態を認識しているものと思われます。 以上の観点から、請願第8号を採択すべきとして賛成討論といたします。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(小野寺隆夫君) 討論を終結いたします。 これより採決いたします。この請願に対する教育厚生常任委員長の報告は採択であります。 本件は、委員長報告のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。 〔賛成者起立〕
○議長(小野寺隆夫君) 起立多数であります。よって、この請願第8号は委員長報告のとおり決しました。 ここで議会運営委員会等開催のため、暫時休憩いたします。 午前11時7分 休憩
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○議長(小野寺隆夫君) 再開いたします。 お諮りいたします。先ほどの請願の採択を受けて、発議案1件が提出されました。この際、これを日程に追加し、議題としたいと思いますが、これにご異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(小野寺隆夫君) ご異議なしと認めます。よって、発議案1件を日程に追加し、議題とすることに決しました。
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○議長(小野寺隆夫君) 日程追加、発議案第20号、私学助成の充実を求める意見書を議題といたします。 議案の朗読を省略し、直ちに提出者の説明を求めます。17番高橋政一議員。 〔17番高橋政一君登壇〕
◆17番(高橋政一君) 発議案第20号、私学助成の充実を求める意見書についてご説明申し上げます。 これは、先ほどの請願第8号の採択に伴い、関係機関に意見書を提出しようとするものであります。 意見書の案文の朗読をもって説明にかえさせていただきます。 私学助成の充実を求める意見書 私立学校は、公教育の一翼を担い学校教育の充実と発展に寄与しています。 現在、私立学校の経営基盤は、厳しい環境におかれており、私立学校に通わせる保護者の学費負担は家計を大きく圧迫しています。また、生徒一人当たりにかけられる教育費が公立学校と比べて低いことが、私立学校の教育諸条件が改善されない大きな要因になっています。 こうした状況の中で、教育諸条件の維持、向上と保護者の経済的負担の軽減を図るとともに、私立高校の経営の健全化に資するため、運営費をはじめとする公費助成の一層の充実が求められています。 よって、国及び県においては、このような私学教育を取り巻く実情を勘案し、過疎地域の私立高校に対する特別助成の増額を含め、私学助成金を更に充実するよう強く求めるものです。 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出します。 何とぞ、原案どおり議決くださいますようお願い申し上げ、提案理由の説明を終わります。
○議長(小野寺隆夫君) 質疑ありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(小野寺隆夫君) 質疑なしと認めます。 お諮りいたします。ただいま議題となっております発議案第20号は、会議規則第38条第3項の規定により委員会の付託を省略したいと思いますが、これにご異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(小野寺隆夫君) ご異議なしと認めます。よって、委員会の付託を省略することに決しました。 討論はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(小野寺隆夫君) 討論なしと認めます。 これより採決いたします。本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(小野寺隆夫君) ご異議なしと認めます。よって、発議案第20号は原案のとおり可決されました。
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