奥州市議会 2018-12-10
12月10日-06号
平成30年 12月 定例会(第4回) 平成30年第4回
奥州市議会定例会会議録(第6号)議事日程第6号 平成30年12月10日(月)午前10時開議第1 一般質問第2 議案第1号 奥州市市議会議員及び市長の選挙における選挙運動の公営に関する条例の一部改正について第3 議案第2号
奥州市立幼稚園条例の一部改正について第4 議案第3号 市道秋葉町前田線整備事業に伴う東北本線水沢駅・金ケ崎駅間四
丑街道踏切拡幅工事の変更協定の締結に関し議決を求めることについて第5 議案第4号 奥州市
水沢南地区センターの指定管理者の指定に関し議決を求めることについて第6 議案第5号 奥州市
姉体地区センター等の指定管理者の指定に関し議決を求めることについて第7 議案第6号 奥州市
羽田地区センターの指定管理者の指定に関し議決を求めることについて第8 議案第7号 奥州市
田原地区センター及び
江刺農業者健康増進センターの指定管理者の指定に関し議決を求めることについて第9 議案第8号 奥州市
伊手地区センターの指定管理者の指定に関し議決を求めることについて第10 議案第9号 奥州市
玉里地区センター及び
江刺農業者トレーニングセンターの指定管理者の指定に関し議決を求めることについて第11 議案第10号 奥州市
広瀬地区センター及び
江刺農業構造改善センターの指定管理者の指定に関し議決を求めることについて第12 議案第11号 奥州市
稲瀬地区センター及び
稲瀬体育センターの指定管理者の指定に関し議決を求めることについて第13 議案第12号 奥州市
前沢地区センター等の指定管理者の指定に関し議決を求めることについて第14 議案第13号 奥州市
白山地区センター及び
農村集落多目的共同利用施設白山中央会館の指定管理者の指定に関し議決を求めることについて第15 議案第14号 奥州市
生母地区センター等の指定管理者の指定に関し議決を求めることについて第16 議案第15号 奥州市
小山地区センター及び渡辺記念館の指定管理者の指定に関し議決を求めることについて第17 議案第16号 奥州市
若柳地区センター及び供養塚体育館の指定管理者の指定に関し議決を求めることについて第18 議案第17号 奥州市
胆沢愛宕地区センター及び
胆沢愛宕農業者トレーニングセンターの指定管理者の指定に関し議決を求めることについて第19 議案第18号 奥州市
衣川地区センター及び
奥州市衣川山村開発センターの指定管理者の指定に関し議決を求めることについて第20 議案第19号 奥州市
衣里地区センターの指定管理者の指定に関し議決を求めることについて第21 議案第20号
前沢グリーンアリーナ及び
前沢スポーツセンターの指定管理者の指定に関し議決を求めることについて第22 議案第21号
胆沢総合体育館等の指定管理者の指定に関し議決を求めることについて第23 議案第22号
大鐘公園市民プールの指定管理者の指定に関し議決を求めることについて第24 議案第23号 胆沢プールの指定管理者の指定に関し議決を求めることについて第25 議案第24号 奥州市道の駅交流館の指定管理者の指定に関し議決を求めることについて第26 議案第25号 奥州市
種山高原野外交流施設等の指定管理者の指定に関し議決を求めることについて第27 議案第26号 奥州市越路スキー場の指定管理者の指定に関し議決を求めることについて第28 議案第27号 えさし藤原の郷等の指定管理者の指定に関し議決を求めることについて第29 議案第28号 奥州市温泉保養施設ひめかゆ等の指定管理者の指定に関し議決を求めることについて第30 議案第29号 奥州湖交流館の指定管理者の指定に関し議決を求めることについて第31 議案第30号 奥州市伝統産業会館の指定管理者の指定に関し議決を求めることについて第32 議案第31号
江刺産業技術交流センターの指定管理者の指定に関し議決を求めることについて第33 議案第32号
水沢勤労者体育館の指定管理者の指定に関し議決を求めることについて第34 議案第33号 衣川歴史ふれあい館の指定管理者の指定に関し議決を求めることについて第35 議案第34号
原子力発電所事故に起因する
損害賠償請求事件の和解に関し議決を求めることについて第36 議案第35号 財産の取得に関し議決を求めることについて第37 議案第36号 平成30年度奥州市
一般会計補正予算(第9号)第38 議案第37号 平成30年度奥州市
国民健康保険特別会計補正予算(第3号)第39 議案第38号 平成30年度奥州市
介護保険特別会計補正予算(第4号)第40 議案第39号 平成30年度奥州市
下水道事業特別会計補正予算(第2号)第41 議案第40号 平成30年度奥州市
農業集落排水事業特別会計補正予算(第2号)第42 議案第41号 平成30年度奥州市
浄化槽事業特別会計補正予算(第2号)第43 議案第42号 平成30年度奥州市米里財産区
特別会計補正予算(第1号)第44 議案第43号 平成30年度奥州市
水道事業会計補正予算(第2号)第45 議案第44号 平成30年度奥州市
病院事業会計補正予算(第2号)第46 議案第45号 平成30年度奥州市
国民宿舎等事業会計補正予算(第3号)
-----------------------------------本日の会議に付した事件第1 一般質問第2 議案第1号 奥州市市議会議員及び市長の選挙における選挙運動の公営に関する条例の一部改正について第3 議案第2号
奥州市立幼稚園条例の一部改正について第4 議案第3号 市道秋葉町前田線整備事業に伴う東北本線水沢駅・金ケ崎駅間四
丑街道踏切拡幅工事の変更協定の締結に関し議決を求めることについて第5 議案第4号 奥州市
水沢南地区センターの指定管理者の指定に関し議決を求めることについて第6 議案第5号 奥州市
姉体地区センター等の指定管理者の指定に関し議決を求めることについて第7 議案第6号 奥州市
羽田地区センターの指定管理者の指定に関し議決を求めることについて第8 議案第7号 奥州市
田原地区センター及び
江刺農業者健康増進センターの指定管理者の指定に関し議決を求めることについて第9 議案第8号 奥州市
伊手地区センターの指定管理者の指定に関し議決を求めることについて第10 議案第9号 奥州市
玉里地区センター及び
江刺農業者トレーニングセンターの指定管理者の指定に関し議決を求めることについて第11 議案第10号 奥州市
広瀬地区センター及び
江刺農業構造改善センターの指定管理者の指定に関し議決を求めることについて第12 議案第11号 奥州市
稲瀬地区センター及び
稲瀬体育センターの指定管理者の指定に関し議決を求めることについて第13 議案第12号 奥州市
前沢地区センター等の指定管理者の指定に関し議決を求めることについて第14 議案第13号 奥州市
白山地区センター及び
農村集落多目的共同利用施設白山中央会館の指定管理者の指定に関し議決を求めることについて第15 議案第14号 奥州市
生母地区センター等の指定管理者の指定に関し議決を求めることについて第16 議案第15号 奥州市
小山地区センター及び渡辺記念館の指定管理者の指定に関し議決を求めることについて第17 議案第16号 奥州市
若柳地区センター及び供養塚体育館の指定管理者の指定に関し議決を求めることについて第18 議案第17号 奥州市
胆沢愛宕地区センター及び
胆沢愛宕農業者トレーニングセンターの指定管理者の指定に関し議決を求めることについて第19 議案第18号 奥州市
衣川地区センター及び
奥州市衣川山村開発センターの指定管理者の指定に関し議決を求めることについて第20 議案第19号 奥州市
衣里地区センターの指定管理者の指定に関し議決を求めることについて第21 議案第20号
前沢グリーンアリーナ及び
前沢スポーツセンターの指定管理者の指定に関し議決を求めることについて第22 議案第21号
胆沢総合体育館等の指定管理者の指定に関し議決を求めることについて第23 議案第22号
大鐘公園市民プールの指定管理者の指定に関し議決を求めることについて第24 議案第23号 胆沢プールの指定管理者の指定に関し議決を求めることについて第25 議案第24号 奥州市道の駅交流館の指定管理者の指定に関し議決を求めることについて第26 議案第25号 奥州市
種山高原野外交流施設等の指定管理者の指定に関し議決を求めることについて第27 議案第26号 奥州市越路スキー場の指定管理者の指定に関し議決を求めることについて第28 議案第27号 えさし藤原の郷等の指定管理者の指定に関し議決を求めることについて第29 議案第28号 奥州市温泉保養施設ひめかゆ等の指定管理者の指定に関し議決を求めることについて第30 議案第29号 奥州湖交流館の指定管理者の指定に関し議決を求めることについて第31 議案第30号 奥州市伝統産業会館の指定管理者の指定に関し議決を求めることについて第32 議案第31号
江刺産業技術交流センターの指定管理者の指定に関し議決を求めることについて第33 議案第32号
水沢勤労者体育館の指定管理者の指定に関し議決を求めることについて第34 議案第33号 衣川歴史ふれあい館の指定管理者の指定に関し議決を求めることについて第35 議案第34号
原子力発電所事故に起因する
損害賠償請求事件の和解に関し議決を求めることについて第36 議案第35号 財産の取得に関し議決を求めることについて第37 議案第36号 平成30年度奥州市
一般会計補正予算(第9号)第38 議案第37号 平成30年度奥州市
国民健康保険特別会計補正予算(第3号)第39 議案第38号 平成30年度奥州市
介護保険特別会計補正予算(第4号)第40 議案第39号 平成30年度奥州市
下水道事業特別会計補正予算(第2号)第41 議案第40号 平成30年度奥州市
農業集落排水事業特別会計補正予算(第2号)第42 議案第41号 平成30年度奥州市
浄化槽事業特別会計補正予算(第2号)第43 議案第42号 平成30年度奥州市米里財産区
特別会計補正予算(第1号)第44 議案第43号 平成30年度奥州市
水道事業会計補正予算(第2号)第45 議案第44号 平成30年度奥州市
病院事業会計補正予算(第2号)第46 議案第45号 平成30年度奥州市
国民宿舎等事業会計補正予算(第3号)
-----------------------------------出席議員(28名) 議長 小野寺隆夫君 1番 小野 優君 2番 及川春樹君 3番 千葉和彦君 4番 高橋 晋君 5番 小野寺 満君 6番 高橋 浩君 7番 千葉康弘君 8番 瀬川貞清君 9番 明神キヨ子君 10番 鈴木雅彦君 11番 千葉 敦君 12番 廣野富男君 13番 及川 佐君 14番 菅原圭子君 15番 菅原由和君 16番 飯坂一也君 17番 高橋政一君 18番 加藤 清君 19番 阿部加代子君 20番 中西秀俊君 22番 菅原 明君 23番 小野寺 重君 24番 藤田慶則君 25番 今野裕文君 26番 渡辺 忠君 27番 及川善男君 28番 佐藤郁夫君
-----------------------------------欠席議員(0名)
-----------------------------------説明のための出席者 市長 小沢昌記君 副市長 及川新太君 監査委員 千田 永君 教育長 田面木茂樹君
選挙管理委員会委員長 佐々木善基君 総務企画部長 新田伸幸君
行財政改革推進室長 及川敏幸君
ILC推進室長兼元気戦略室長 瀬川達雄君 財務部長 及川 健君
協働まちづくり部長 鈴木美喜子君 市民環境部長 渡辺和也君 商工観光部長 千葉典弘君 農林部長 鈴木良光君 健康福祉部長兼
地域包括ケア推進室長 阿部敏秋君 都市整備部長 千葉裕幸君 水道部長 千田正幸君
教育委員会教育部長 千田良和君 衣川総合支所長 菅原悦朗君 総務課長兼
総務課情報政策室長兼
選挙管理委員会事務局長 浦川 彰君 財政課長兼競馬対策室長 朝日田倫明君 財産運用課長 小野寺和夫君 税務課長 高橋 靖君
地域づくり推進課長兼地域支援室長 千葉訓裕君 生涯
学習スポーツ課長 二階堂 純君 危機管理課長 及川協一君 商業観光課長兼ロケ推進室長 菊地 厚君 土木課長 中田宗徳君
教育委員会学校教育課主幹兼子ども・
子育て支援推進室長 及川和徳君
教育委員会歴史遺産課長兼
世界遺産登録推進室長 高橋利徳君
-----------------------------------事務局職員出席者 事務局長 家子 剛君 事務局次長 桂田正勝君 議事調査係長 千田憲彰君
-----------------------------------議事 午前10時 開議
○議長(小野寺隆夫君) 出席議員は定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。 本日の会議は、議事日程第6号をもって進めます。
-----------------------------------
○議長(小野寺隆夫君) 日程第1、一般質問を行います。 通告順により順次質問を許します。 初めに、28番佐藤郁夫議員。 〔28番佐藤郁夫君質問席へ移動〕
◆28番(佐藤郁夫君) おはようございます。 28番佐藤郁夫でございます。 通告順に従い、さきに通告しておりました
国際リニアコライダー、以下ILCと言いますが、誘致活動について市長に質問をいたします。 実は、通告後に、12月8日に新聞発表がありまして、期限が3月7日まで延期されたということがありまして、この部分につきましては、今後の誘致活動の中で、再質問等で触れますので、よろしくお願いいたします。 私は、この問題につきましては、時期を捉え再三にわたって質問をしてまいりました。 現在、
日本学術会議国際リニアコライダー見直し案に関する検討委員会、以下、学術会議と言いますが、その回答を巡って、連日、新聞、テレビ等で報道されており、まさに正念場を迎えております。その回答書が手元にありまして、私も読んでみました。専門的なことは別として、経費分担、ILCの経済波及効果及び研究者、技術者の常駐等の問題でちょっと理解できない点がありました。この日本学術会議の回答書に対し、
高エネルギー加速器研究機構東北準備室が数点にわたって事実誤認、認識の違いがあるとして、意見書、説明書を提出したと報道をされております。 そこで、質問ですが、第1点は日本学術会議の報告書の内容について伺います。報告書は回答書とも言われますが、その内容について伺います。 第2点は、
高エネルギー加速器研究機構東北準備室が事実誤認、認識の違いがあるとして意見書、説明書を提出しておりますが、その内容について伺います。 第3点は、日本学術会議の回答書、これは中間になっているわけですが、及び
高エネルギー加速器研究機構東北準備室が提出した意見書、説明書に対する市の見解について伺います。 第4点は、現時点での今後の誘致活動について伺います。 登壇しての質問といたします。
○議長(小野寺隆夫君) 小沢市長。 〔市長小沢昌記君登壇〕
◎市長(小沢昌記君) 佐藤郁夫議員のご質問にお答えをいたします。 1点目の日本学術会議、
国際リニアコライダー計画の見直し案に関する検討委員会の回答案の内容についてであります。 文部科学省が日本学術会議に審査を依頼した項目は次の4点であり、11月14日に開催された日本学術会議の検討委員会で示された回答案の概要は次のとおりとなっております。 1つ目の研究の学術的意義、素粒子物理学における位置づけについてでありますが、回答案では、ILCの研究課題の重要性は認められるものの、素粒子物理学の他の研究課題に比して突出した優先性を有するかという点について、当該研究分野の
研究者コミュニティにおいてさえ、コンセンサスが形成されていないとしています。 2つ目の学術研究全体における位置づけについては、ILCの計画は他の大型計画と比べても経費や期間が格段に大きい超大型計画であり、これを国民に提案するためには学術界全体の理解や指示が必要と思われるが、他の
学術コミュニティとの対話が不足しており、丁寧かつ継続的な説明と意見交換が不可欠であるとしています。 3つ目は、我が国で実施することの国民及び社会に対する意義でありますが、ILC計画の技術的、経済的波及効果は限定的と考えられ、地域振興、環境の影響に関する事項について、国民、特にも建設候補地と目されている地域住民に対して、正確な情報提供を行い対話することが肝要であるとしています。 4つ目の実施に向けた準備状況と建設及び運営に向けた予算、人的資源の確保については、現時点で資金面の正確な国際経費分担の見通しが明らかでなく、建設に必要な人的資源の確保の見通し、特に加速器関係の人材は全く不足しているなど、不確定要素が多いとしています。 このように、日本学術会議の検討委員会から示された回答案は、総じて慎重姿勢がにじむ内容となっています。 2点目の
高エネルギー加速器研究機構や
東北ILC準備室の回答案に対する意見、説明の内容についてでありますが、さきにお話しした内容は、参考人の意見や提出した意見書を酌み取られず、事実誤認による記述があるとして、11月19日に日本学術会議に補足資料を提出しております。その内容は、素粒子物理学会での合意形成がなされていないとする回答案に対し、徹底した議論に基づく結果であるとの事実誤認を指摘したほか、候補地の地域住民への理解促進に引き続き努力する考えなどを示しました。 これらの動きを受けて、11月21日に開催された検討委員会では回答案の決定は持ち越され、その議論は継続されている状況となっています。 3点目の回答案や意見、説明書に対する市の見解についてであります。 市では、これまで関係機関と連携をし、出前講座やホームページなど地域住民への理解促進と情報提供をさまざまな機会を通じて実施してきたところですが、今回の回答案は東北の取組みに対する理解が不十分なものでありました。このことから、建設候補地の周辺自治体の取組みを理解していただくため、本市を含む岩手県、宮城県の8市町の首長名で11月30日に学術会議へ文書を提出したところです。 4点目の今後の誘致活動についてであります。 これまで取り組んできた
ILCサポーターズ6万人署名については、住民の皆様のご協力により目標数を達成したことから、この熱意を早急に政府にお届けするよう、過日、
東北ILC推進協議会にお届けしたところです。 現在、ILC計画誘致に向けた政府判断という重要な局面を迎えております。一日も早く政府の前向きな判断が示されるよう、今後とも岩手県、
東北ILC推進協議会等との連携を密にしながら、また、
市ILC推進連絡協議会の皆様とともにさらなる機運醸成に努めてまいりたい、このように考えているところでございます。
○議長(小野寺隆夫君) 佐藤郁夫議員。
◆28番(佐藤郁夫君) それでは、ちょっと数点にわたって再質問をいたします。 日本学術会議の内容あるいは準備室が出した意見書についてはそのとおりだと思いますので、実は、先ほど申し上げましたが、当初、学術会議の回答書を受けて政府判断を年内にということでの流れでしたが、先ほど申し上げましたとおり、12月8日付の新聞報道で、期限を延長して3月7日までに、これはもう日にちも区切っておりますが、政府判断をとの内容の報道でございました。二、三日しかたっていないので、これについてどうのこうのということにはならないかもしれませんが、この内容について、まずちょっと見解を伺います。 それから質問をしたいと思いますので、まず第1点、この点を回答をいただいてから、また、質問したいと思います。
○議長(小野寺隆夫君) 小沢市長。
◎市長(小沢昌記君) この点については、担当室長のほうからご答弁をいたさせます。
○議長(小野寺隆夫君)
瀬川ILC推進室長。
◎
ILC推進室長兼元気戦略室長(瀬川達雄君) それでは、私のほうからご説明いたします。 ただいまのご質問の内容でございますけれども、新聞報道に載っておりましたとおり、12月7日に
国際研究者組織リニアコライダー・コラボレーション最高責任者のリン・エバンス氏が超党派の国会議員で組織するILC議員連盟と、あとは自民党の
ILC誘致実現連絡協議会との合同総会で、日本学術会議での議論が続いており、期待した年内の日本政府の声明が困難になったということから、これまで年内に前向きな意思表示をするよう求めてきた最終期限を来年3月7日まで延長する方針を示したものでございます。 ただし、ここで期限の延長は示されましたが、逆に、前進がなければプロジェクトは終わりというふうな形でも忠告されておるようでございます。 いわば最後通告を突きつけられたものというふうに捉えております。これまで何度も言われてきた誘致の正念場というのは、まさに現在、この場に来ているんだというふうな認識でございます。 以上でございます。
○議長(小野寺隆夫君) 佐藤郁夫議員。
◆28番(佐藤郁夫君) 新聞報道のとおりだと思います。 それで、これは捉え方がいろいろあると思うんですが、1つはILCの
谷村邦久県ILC推進協議会長のコメントが載っておりましたが、事実誤認や学術会議の内容ですが、理解不足などが多いと。何を検討したのかと首をひねると。その後に、公平前向きな答申となるよう全力を挙げると。これは当然のことですが、流れは変わってきましたよと、中止するということで載っておりました。これは捉えようによっては、言ってみれば最後通告みたいな感じにはなるんですが、この間に、先ほど出ました意見書のいわゆる学術会議の不十分な点といいますか、その辺をこれから詰めていけば期待が持てると、私はこう読んだんですが、あれは逆に言えばちょっと違うという方もあると思います。 そこで、これも新聞報道ですが、もし日本が3月7日までに判断をしなければ、中国が動いているので、そちらのほうに流れるのではないかというエバンスさんの記者会見の報告もありました。したがって、まさに正念場なわけですが、私はこの期限、3カ月ですが、おおむね2カ月前後しか余裕はないわけですが、その間の取組みが非常に重要になるなというふうに思っております。 そこで、これは、奥州市は当然のことながら推進派ですから、全力を挙げていくということになりますが、ここで具体的に、じゃ、何をやるのかということはなかなか答弁はできないと思いますが、ここは市長にお伺いしますが、情報は情報として、さて、この正念場にいろんな面で取り組んでいくということが重要になってくるわけですので、もし具体的にこのことも考えたいとか、あるいはこのことを、当然先ほど言いました、関係の県、市町村と連携をしていくのですから、突出してやるということにはならないと思いますが、その辺をこれからどうしていくかということでお伺いをしたいと思います。
○議長(小野寺隆夫君) 小沢市長。
◎市長(小沢昌記君) 昨日、公明党の新しく幹事長になられた斉藤幹事長が来県されて、ILCのことにも触れておられました。ILC推進議連の副会長もなさっておられる方でありますけれども、このようなお話をして、何としてもやっぱり日本に誘致すべきだというお話をされておりました。 まず、国際協力に置かれている、大きな国際協力によって実施されている科学研究とは大きく3つあるだろうと言われています。1つは宇宙開発、これはアメリカを中心とした形で国際協力で行われている、もちろん日本も参加している。もう一つはヨーロッパ、特にフランスということになりますが、ヨーロッパを中心に国際熱核融合炉実験の施設、イーターと言われておりますけれども、これはやはり国際協力をされながら、ヨーロッパが中心となって新しい技術の研究をしていると。そして、最後が線形型の、直線型のILC、この研究ということでありますけれども、世界全体を見回したときに、アメリカ、ヨーロッパ、そして、アジアといわれる部分の中で、まさにアジアを中心にこの技術は研究はなされるべきであろうと。なぜならば、素粒子の物理学におけるノーベル賞の数を見てもではございますけれども、日本は極めて優位性を持ちながら、その研究をリードしてきたという歴史と、そして将来があるわけであります。そのような意味において、その3つ目の大きな国際協力による研究は、やはり日本がイニシアチブをとって行うべきだという話をされて、私とすれば極めて意を強くそのお話を伺ったところでございます。 また、その中で触れられたことでありますが、万が一にも日本がその態度を保留する、あるいは決め切れなければ、エバンス先生がお話しするとおり、かなり前のめりで中国もその研究に参加をしたいというような情報が多方面から入ってきているということからすると、中国にその本拠地が移るという可能性も極めて大きいということであります。その際に日本の優秀な頭脳が海外流出をしてしまうというようなことも考えられますし、また、やはりこれまで築き上げてきた日本のお家芸的な素粒子の物理学、この研究を日本がリードすべきという意味では、日本の国としての意思表示は極めて重要かつ大きな意義があると私は考えています。 このような話をお聞きして少し説明をさせていただいたわけでありますが、ご質問の、市とすれば3月7日までといっても、現実的には残された12月と1月、2月という部分になろうと思いますが、まず、その前段として自筆で書かれた6万筆を超える署名をお渡ししたと。これはやはり極めて大きな効果というか、学術会議がいうところの住民理解が促進されていないのではないかという部分については、市単独であろうとも、市の人口の2分の1を超える方々のぜひ誘致してほしいという表明が、一人一人の意思によって書かれた署名として提出されているというのは、これはやはり事実誤認と言われる部分を証明する、あるいはそうではないということを明かす大きな力になろうというふうに思っておりますし、また、過日は私ども、登壇しても申し上げましたが、8つの首長から成る自治体の取組みについてという意見書も11月30日に出したところでございますが、これは岩手県、宮城県のそれぞれの市、町の首長の連名でありますけれども、こういうふうなものの中で、やはり広くその状況をご理解をしていただくということが、最後にと言えばいいんでしょうか、極めて重要な時期であろうと思います。これは学術会議で検討されている先生方に対する情報提供も含めてでありますが、やはり今後、日本がものづくり大国、あるいは科学技術立国としてさらに発展していこうという際には、私は国際協力という意味も含めて、これは欠かすことのできない日本発展のかなめになる、そういうふうな研究であるというふうに思っていることからすれば、いささか関心の低い、あるいはこのことに余り関心を向けていただけない国会議員の先生方にもご理解をいただくべく、我々でできる範囲の部分について、促進を表明している国会議員の先生方等と連携をしながら後押しをしていくというところが、今後12月、1月、2月の大きな作業になるのではないかというふうに考えているところでございます。
○議長(小野寺隆夫君) 佐藤郁夫議員。
◆28番(佐藤郁夫君) 状況を含めての答弁、ありがとうございました。 それで、岩手日報に、いわゆる議連の河村会長の、これは超党派で130人で組織されているということで、河村さんは元官房長官でありますし、これは全力を挙げて取り組んでいきたいという心強いコメントも載っていました。したがって、これからまさに本当の正念場を迎えると。これは3月7日を過ぎるとやっぱり無理になってくるのではないかという報道ですので、ここまでに何とかして、いろんな面で頑張って誘致に向けて取り組んでいかなければならないものというふうに思います。 きょうはこれ以上の答弁は難しいと思いますし、私もなかなか質問ができませんが、これから、我々がやる分といいますか、いわゆる奥州市といいますか、6万人の
ILCサポーターズの署名、これは非常に、何というか、効果があったというふうにお聞きしております。やっぱりこういうのが広く住民に知れ渡っている、あるいは出前講座なんかもやっておりますし、それから、ことし、河村会長に、議連でも言ってまいりましたが、子供たちが中学校で書いた看板、これを持っていきまして見せたら、こういうこともやっているのかということも感想としていただきました。したがって、私はできる範囲というか、できることはそういうことかなと、一つは。専門的なことは学術会議とか、準備室のほうでいろいろ詰めると思いますので、その辺で、私からすれば、サポーターズの署名というのは、さらに6万人ですから、半分ですが、まだこれから取り組む可能性というのはあるのかどうかということです。それから、看板のことですが、水沢中学校、それから、水沢南中学校を除いては、まず中学校は全部終わりました。江刺第一中がこれから設置をしますが、そういうことは議連のほうでもやっていきたいと思いますので、一つ具体的な質問をすれば、サポーターズの6万人プラスまたやれるのか、やる可能性があるのかということをまずお聞きしたいと思います。
○議長(小野寺隆夫君)
瀬川ILC推進室長。
◎
ILC推進室長兼元気戦略室長(瀬川達雄君) 現在、行っている6万人署名につきましては、先日、市長のほうで
東北ILC推進協議会のほうにお届けしてまいりました。それを
東北ILC推進協議会のほうでは日本政府のほうに提出するという形になっております。 とりあえず、うちのほうとしては、今、6万人を超えたということで、一応、この間、お持ちしたわけですけれども、
東北ILC推進協議会のほうでは、まだ国のほうにはお届けしておりませんので、現在も受付けはしております。それらについて、来た分については、もちろん、また
東北ILC推進協議会のほうにお届けしたいというふうに考えておるところでございます。 以上です。
○議長(小野寺隆夫君) 佐藤郁夫議員。
◆28番(佐藤郁夫君) わかりました。まだまだいろんな面で宣伝をしていけば、書いた人は私は書きましたと言うでしょうから、書かない人をピックアップしてやるということにならないと思いますから、あらゆる面を使って広報して、できるだけ多く、やっぱり集めたほうがいいと思いますので、そのような取組みをお願いをしたいと思います。 なお、実は、いろんな会合あるいは議会報告会で、学術会議の回答書、中間ですが、それを見て、じゃ、あんばいが悪くなってきたなということをよく言われました。それで私も、あんばい悪いというのはわかりますよね。どうもちょっとあんばいが悪くなってきたなということですが、いやいや、まだこの学術会議の結果を受けて政府が判断するのですから、あくまでもそれを参考にするのでしょうが、やっぱり政府判断がこれからだということを、私はよく言いましたが、まさにこれから政府の判断が学術会議の回答書、それを見ながらだと思いますが、必ずそれに沿ってということに、私はならないと思います。したがって、やっぱりこういう消極的な意見もあるが、しかし、ここは日本が担うべき立場、その部分を強調していけば、私はいけるのではないかというのはおかしいですが、全く私的なことですが、したがって、そこで頑張っていくと。そうすると、市民もあんばいが悪くなってきたやつを、今度は何ぼかあんばいよくなってきたなということになってくるわけですから、そのことでぜひお願いをしたいということでございます。 これ以上、あとは議論してもなかなか出てこないと思いますので、今まで市長がいろんなことを申し上げてきた、回答をいただきましたが、それを含めて最後に、どういう決意ということはないと思いますが、進めてきたわけですから、最大の決意を持ってやるということを表明をいただければ、非常に市民も、あるいはきょう、傍聴にも来ていただいておりますが、その方々にもやっぱりインパクトがあると思いますので、再度の見解をお願いいたします。
○議長(小野寺隆夫君) 小沢市長。
◎市長(小沢昌記君) まず、この質問については、何が何でも、これまで進めてきた経緯もあるわけでありますので、誘致を決定していただくための最大限の努力をしっかりとしていくということを、改めてこの場で申し上げたいというふうに思うわけであります。 日本学術会議の意見の中では、このILCの部分については何か、きのう、きょう、新しく出てきたような部分で捉えられているような内容の文面が、私にはちょっと見受けられたんですが、この分については、もう20年、あるいは30年にわたる部分の準備があって、丁寧に、丁寧に進められてきたと。特に素粒子の物理化学コミュニティにおいては、何度も何度も何度も話をして、そして、やっとたどり着いているというふうな部分からすれば、この素粒子の物理のコミュニティとすれば、これは極めて重要な、かつ未来に光を差す重要な研究施設であるということは、既に相互理解がなされているものでもございます。 また、我々市民にとってどういうふうなことなのかと言えば、例えば、加速器を利用した技術でありますから、ILCの研究が進めば進むほど、加速器技術の内容がさらに深く広く進んでいくということになります。加速器の技術というのは、例えばレントゲン、あるいは重粒子を使ったがんの治療、あるいは物を壊さないで透視をするという非破壊検査の技術に応用されている技術であります。 また、スイスのジュネーブ、セルンという研究所で発見された部分は、今、我々がふだんに使っているWWW、ワールド・ワイド・ウエブというインターネットの基本的な概念をつくり上げたのも、この研究の施設から出てきているということからすれば、医療においても、あるいは薬品をつくる創薬においても、あるいは建物をつくる部分においても、あるいはさらに小型化をしていかなければならないあらゆるものに関して、素粒子における加速器技術というのは、将来、日本人ばかりではなく、あまねく地球、市民、全ての方々に恩恵をもたらす可能性を持った極めて重要な研究施設であると。その研究施設を日本でリードするということは、今後、日本の発展に大きく寄与するものであろうというふうに思います。 いろいろ言われているネガティブな部分については、これは既にスイス、ジュネーブのセルンにおいて60年以上にわたって研究が進められて事故は起きていないということ、それから、テクノロジーを進化させることによって、さらに安全度を強く、そして確実なものにできるというふうに私は思っておりますので、ぜひとも、繰り返しになりますが、しっかりとこの誘致が実現するよう努力を重ねてまいりたいと、このように考えております。
○議長(小野寺隆夫君) 佐藤郁夫議員。
◆28番(佐藤郁夫君) 冒頭に、何が何でもと、そして、末尾にしっかりとやっていくということに尽きると思いますので、ひとつお互いに全力を挙げてやる時期だと思いますので、頑張っていきたいというふうに思います。 きょうは質問は1項目でしたので、時間でございますので、これで私の質問を終わります。ご答弁ありがとうございました。
○議長(小野寺隆夫君) 暫時休憩いたします。 午前10時34分 休憩
----------------------------------- 午前10時36分 再開
○議長(小野寺隆夫君) 引き続き一般質問を行います。 次、18番加藤清議員。 〔18番加藤清君質問席へ移動〕
◆18番(加藤清君) 18番加藤清です。 さきに通告をいたしておりました公共温泉施設及び市内3カ所に設置をされておりますスキー場の今後の方針の2項目について、市長にお伺いをいたします。 なお、今般、質問いたします事項につきましては、監査業務において知り得た事項でないことを申し添えます。 まず、1項目めの公共温泉施設についてお伺いします。 市内5カ所の公共温泉施設は、合併以前の旧町村において地域の経済、観光振興及び新たな雇用創出の拠点として、または健康増進、地域コミュニティの充実を目指して設置されたところであり、他の公共施設とは異なり、地域固有の課題解決に向け政策上重要かつ多様な役割を果たし、歴史的背景が存在しつつ、今日まで継承されてきたものと思われます。 しかし、設置されてから長い年月が経過をし、社会構造が多様に激変をする中、利用者が大幅に減少しておるとともに施設の経年劣化が進み、多額の投資的財政負担が生じておるのが実態であり、この流れは現状の施設においては改善されることはないと考えるものであります。 本市における喫緊の課題は行財政改革であり、政策の妥当性、公益性が強く求められ、的確な判断と強いリーダーシップのもと、早急に望ましい政策実現に向けての決断が必要不可欠であります。将来に向けた魅力ある奥州市実現のため、ぜひ英断を持って取り組まれることを望み、以下2点についてお伺いをいたします。 第1点、指定管理、または民間譲渡に向けての基本的な考え方について。 第2点、市場調査、企画提案調査を実施しての内容と今後の考え方をお伺いいたし、登壇しての質問といたします。
○議長(小野寺隆夫君) 小沢市長。 〔市長小沢昌記君登壇〕
◎市長(小沢昌記君) 加藤清議員の1件目のご質問にお答えをいたします。 市では観光施設の機能を最大限に生かすため、民間の活力を活用した運営の可能性を把握することを目的に、昨年、民間経営手法活用市場調査を実施しました。市場調査対象施設である8施設に対し、調査の結果は譲渡による活用が1施設、指定管理による活用が4施設、残り3施設には提案がありませんでした。現在、市ではこの調査結果を踏まえ、奥州市の観光施設などの活用方針を策定すべく、鋭意作業を進めているところでございます。 この活用方針を策定する大前提は、より最小の経費で最大の効果が図られる運営を目指すものであり、基本的な方針としては、目標に民間移譲を掲げ、その手段の優先順位として1番目には民間移譲による運営、2番目には貸付けや指定管理による運営、最後に当面現状の運営としているところであります。 市といたしましては、目標である民間移譲に向けて取り組む所存ではありますが、譲渡条件や市民理解など解決しなければならない課題が多数ありますので、さまざまなご意見も頂戴しながら総合的に判断していかなければならないと考えております。 なお、活用方針につきましては、市で取りまとめた素案をもって議会への説明を行い、その後、市民皆様への説明会など、さまざまな意見を取り入れながら、各施設ごとに運営の方向性を示す方針となるよう、年度内の策定に向け取り組んでまいります。 また、公共温泉施設の運営につきましては、策定された活用方針に基づき、具体的な準備作業を進めてまいりたいと考えているところでございます。
○議長(小野寺隆夫君) 加藤清議員。
◆18番(加藤清君) ありがとうございました。 何点か再質問をさせていただきますが、今のご答弁では、民間の経営手法の活用をするための調査をいたしたと、こういうことでありますが、譲渡の考え方、あるいは指定管理の考え方、あるいは提案がなかったという施設もあるようでありますけれども、この調査の内容を具体的にお尋ねをいたしたいと思います。 それから、提案のなかった施設の対応はどう今後対処される考えなのか。あるいは提案のなかった施設等については、当面は現状にて事業継続をされるようでありますけれども、いつの時点で、この提案のなかった施設を判断されるのか、あるいは判断の中身は、場合によっては廃止も視野に入れて検討されていくのか、これらについてお尋ねをいたします。
○議長(小野寺隆夫君) 千葉商工観光部長。
◎商工観光部長(千葉典弘君) 調査の具体的な内容については、担当課長から説明をいたします。 提案のなかった施設に対してどうするのかということですけれども、提案のなかった施設は8つのうち3つあったんですけれども、これについては、なかったけれども、一定の何らかの方針を示したいと思います。基本的には、提案のなかった施設については、どうしてもという場合は直営もあり得るし、現況が指定管理であれば指定管理で様子を見なければならないというふうに考えておりますけれども、議員ご心配のとおり、いずれ何らかの具体的な考え方といいますか、編成を。あくまでも民間移譲が基本ですから、行政経営改革プランあるいは公共施設等総合管理計画での市の方針としては、可能な限り民間移譲なわけです。順位としては民間移譲、要するに譲渡です。次には貸付け、次は指定管理、最終的にはやむを得ない場合は直営ということですが、可能な限り、その優先順位、プライオリティーの高いほうにとどめていきたい、据えていきたいということですので、不断にレベルアップといいますか、民間移譲に近いところに目線を定めて、その具体的な措置を講じていきたいというふうに考えております。 ですので、結果、今、本当に8施設、スキー場あるいは温泉日帰り施設、あるいは宿泊施設ということで、いろいろ形状が違う施設一括で方針を決めようとしていますので、長らく方針がなかなか出ていない状況ですけれども、最終的には今年度中に内部的な意思決定をしたいと思いますので、そこら辺も含めて、短期間ではありますが、結論を導き出していきたいというふうに考えております。
○議長(小野寺隆夫君) 菊地商業観光課長。
◎商業観光課長兼ロケ推進室長(菊地厚君) 私のほうからは、観光施設等民間経営手法活用市場調査の結果等についてお知らせをさせていただきます。 この調査につきましては、いずれ市の観光施設等について、民間のほうで受け入れてくれる企業さんがあるのかどうかということで調査をさせていただいたものでございます。それにつきましては、譲渡で受け入れていただけるところ、または指定管理で受け入れていただけるところ、そういったところを調査したものでございます。 その結果でございますが、まず、温泉施設3施設ございますけれども、舞鶴の湯につきましては指定管理という提案でございました。それから、黒滝温泉につきましても指定管理で行いたいということでございました。国見平温泉につきましては
提案内容はございませんでした。スキー場につきましては、越路スキー場については提案がございませんでした。それから、ひめかゆスキー場につきましては3施設、ひめかゆ温泉やけいし館、奥州湖交流館一体での指定管理を望むというお話がありました。それから、国見平スキー場についてはございませんでした。 それから、宿泊施設でございます。衣川荘につきましては2つのご提案がございました。1つは民間運営を行って、将来的には譲渡の運営を行うという、当初からの譲渡も可能ですという提案が1つ、それから、もう一つが指定管理を行いますが、将来的には譲渡も検討いたしますというお話です。それから、ひめかゆ温泉については第3セクター方式の継続でリニューアルしていただいて、指定管理で行いたいということのご提案が1つ。それから、もう一つは指定管理ですが、将来的には譲渡も検討いたしますと、当初貸付け、または譲渡でも可能ですというお話をいただいているところでございます。 以上です。
○議長(小野寺隆夫君) 加藤清議員。
◆18番(加藤清君) ありがとうございました。 過般、産業経済常任委員会の所管事務調査がございまして、その中で、今の保養施設あるいはスキー場にかかわって、市が今までどれだけの財政負担を行ってきたのかという、一つの報告書をいただいてございます。詳細には、今、ここでお話をする時間がございませんので、概略で申し上げますけれども、指定管理の施設は2施設あるわけでありますが、今日まで、29年度までの指定管理料は12年間で2億1,500万円。それから、修繕費が4億2,400万円。指定管理の2施設は今、お話をしたその金額でありますから、合わせて6億3,900万円、6億4,000万円ほどだろうと思います。 それから、それ以外の直営の3施設でありますけれども、修繕費がおおよそ2億円、あるいは直営でありますから、あくまでも収入金額から経費を差し引いた残額になりますけれども、その赤字額が4億4,500万円、これは修繕費を含めてであります。どれだけの金額になるのかということは、当然おわかりのことだろうと思います。 これだけの多額の財政負担によって運営されてきたところでありますけれども、この保養施設をどのように評価をされているのか。まず、お伺いをいたします。行政として今日まで運営をされてきた妥当性あるいは公益性をどう考えるのか、お尋ねをいたします。
○議長(小野寺隆夫君) 千葉商工観光部長。
◎商工観光部長(千葉典弘君) 公益性についての評価のお尋ねですが、いずれ市民一人一人が奥州市のサービスを享受するという観点の公益性で見れば、市民一人一人が必ず受けるべくもの、必要不可欠なサービスなのかと。あるいは嗜好性によって、その人の判断によって、サービスといいますか、温泉に入りたいとか、スキーをしたいとか、市民にとって必ずしも必要なものか、必要不可欠なものか。となると、温泉保養施設、観光施設というのは、当然、市の公益性という、市から公益性という観点で見れば、必ずしもそもそも高いものではないと。必ずしも高いものではないと言えると思うんです。ですから、ないほうがいいという話ではないんですけれども、必ずしも高いものではない。 そんな中にあって、先ほど、議員さんからもご指摘あったとおり、それぞれの観光施設は歴史的な背景あるいは地域の実情、特に、例えばひめかゆであれば、石淵ダムあるいは胆沢ダムができて、その地域の人たちの生活、効用をどうやって守っていこうかと、そういったような観点もありますし、健康維持増進という目的もあります。そういったいろいろな状況はあるんですけれども、いろいろな個別の事情だったり、歴史的な背景はあるんですけれども、ただし、市民一人一人の必要なサービスなのかという観点で見れば、公益性はどうしても現状では低いと、必ずしも高いものではないと言い切れると思うんです。 そんな中にあって、豊かな財政事情の昭和あるいは平成の初期の時代であれば、行政もこれに取り組んでまいることができましたけれども、今、人口が減少して、なかなか行財政も厳しい中でどう判断していくか。その判断の一つとして、一方では公益性とともに事業主体のあり方ということが問われると思うんですが、事業主体で、じゃ、市がやらなければやれないのかといったときに、スキー場であっても、温泉施設であっても、市場原理としては民間でやっているという現実があります。なので、その事業実施主体のあり方という観点で、民間でできるものは民間だというような発想がございますので、こういった総合的な観点を含めて評価した場合、現状では、昔は、10年、20年前は違うかもしれませんけれども、今の奥州市の現状であれば、評価というものはそもそも設置した当時と幾分違って、これは非常に大きな貢献をもたらした施設ではありますけれども、民間移譲の方針で進めてまいりたいという、今の評価でございます。
○議長(小野寺隆夫君) 加藤清議員。
◆18番(加藤清君) 実は、隣の横手市でありますけれども、商工観光部のほうでも横手のほうにお邪魔をして、こんな保養施設の対応について研さんをされてきたようであります。私も横手のほうに足を向けて、民間移譲のあり方あるいは手法について情報をいただいてきたところでありますが、横手市は奥州市とほぼ変わらないような規模でありますけれども、17年に合併をして、旧町村時代に奥州市のように、旧町村に、合わせて9つの保養施設があったと、こういうことであります。その中で6カ所は民間に無償の譲渡、残り3カ所はなかなか民間からオファーがないというようなことで、指定管理でやっているという、こういう流れであります。なぜ無償で譲渡を判断をしたのかと、こういうことでありますが、有償で譲渡をすれば、民間の方々が現況の保養施設を長く維持していくには投資をしなければならない。そういうことからすれば、市はあえて無償で譲渡をして、その金額を投資に振り向けていただく。そのことが長く現状の保養施設を継続をしていけるという、そういう判断につながるだろうと、こういうことで無償譲渡を判断されたようであります。 それから、市としては、今の財政状況では市が継続的に運用するというのはまず難しいので、いつかの時点では廃止ということも考えなければならないと。廃止をすれば、現況の施設の解体撤去、それら等に多額の財政負担が生じると。だとすれば、民間の方々に新しい手法のビジネスチャンスを与えたい。そのことによって、現況の保養施設をより長く保持していただけるのではないのかと、こういう判断で無償譲渡をされたと、こういうことであります。 これはまさに市長のトップダウンのようです、お話を聞きましたらば。やっぱり市長の強いリーダーシップのもとに、いろいろ旧町村の思いなり、あるいは歴史的な背景があって、かなり抵抗はあったようです。市民理解を求めるにはかなり苦労したというお話でありましたが、しかし、今、やらなければ将来に禍根を残すと、こういう判断でまさに民間譲渡に向けて政策判断を行ったと、これが横手の現況であります。 たまたま、せっかく横手にお邪魔したわけでありますから、民間に譲渡された状況を見たいという思いがあって、市内から10分ぐらいのところでありましたが、鶴ヶ池荘という3階建ての鉄筋コンクリートづくりの建物でありましたけれども、どういうめぐり合わせかわかりませんが、行きましたら、胆沢の南都田の共済組合の役員の方々がマイクロバスで来ておられまして、何だ、おまえ、何さ来たのやと言われまして、何が目的でここに来たんだ、1人で来たのかというお話をされましたけれども、いや、こうこういうことで来たのだという、こういうことでお話をして、そうだそうだということでしたけれども、いずれ職員の方々、スタッフの方々は、いや、本当にこういう環境をつくってもらってありがたかったと。まさにいい職場環境になったなと、私の思いではそんな思いで拝見をさせていただいて帰ってきたところであります。 ぜひ、これら等を参考にしながら、奥州市の保養施設の将来展望を英断を持って対処すべきではないのかなと、こう思うところでありますので、市長のご見解をお伺いをいたします。
○議長(小野寺隆夫君) 小沢市長。
◎市長(小沢昌記君) さきに事務事業及び公の施設の見直しという中においては、一定の方向性を決めて進めたところでございますけれども、途中で方向を変更するような形となったということであります。 何よりも私が気にしなければならない、あるいは意を尽くして市民の皆さんにご理解をしていただかなければならないということの極めて大きな一つは、合併しなければよかったと言われてはならないということなんです。翻って言えば、合併しなかったら、今、挙がった施設は13年間継続できたのかという裏返しでもあるんですけれども、いろいろ苦しい思いをしながらも継続できているというのは、これは事実であります。 そのような意味の中で、合併前の旧市町村がそれぞれの意思、そして、住民、議会の理解を得ながらつくり上げた大切な施設というふうな部分を、十分な検討もしているわけでありますけれども、それが市民あるいは利用者の皆様に伝わることがないような形で激変をさせていただく、あるいは終息をさせてしまうということがあったとすれば、やっぱり合併市というあり方の根本を問われる部分になるということでございますので、ここはやはり慎重にいくべきだろうというふうな立場でございますが、一方で、現実的には今、議員がおっしゃられたように、極めて大きな運営費を拠出しながら維持をしている。もし、その全部あるいは幾ばくかを教育であるとか、福祉であるとか、医療であるとかというふうな部分に振り分けていけるとすれば、それはそれで、振り分けられた分野における充実は大きく進むということになるわけでございます。 このような部分の中で、先ほど、部長がお話ししましたように、一定の方向性を年度内にお示しをしながら、その方向で進めていくことについて異論はないか、異存はないか、意見はないかというふうな部分を聞きながら、ここは丁寧に進めていかなければならないというふうに思っているところでございます。自分たちは経営はできないけれども、ここになくてはならない施設だというふうなお考えの方もいますし、あるいは自分たちが経営をすればもっともっと上手に経営できるというふうな施設もあるのでしょう。そういうふうな部分を広く議論をしていただきながら、住民、市民の皆さんのご理解をまずは得る、そして、その議論をしていただいた上において、我々のほうで最終決定としての一定の方向性をお出ししたいということというふうな形で進めていかざるを得ない、また、そうあるべきであるというふうに現時点では思っているということでございます。
○議長(小野寺隆夫君) 加藤清議員。
◆18番(加藤清君) 今の市長の答弁はもっとも、市長の立場からすれば、当然そういう答弁になるだろうと思いますが、あえて、私もこういう中身について、この場で本来は余り議論したいということではないんですが、しかし、やっぱり今の奥州市の状況なり、あるいはこれから5年、10年先の奥州市を考えたときに、本当にこのままでいいのかと。確かに市民の思い、それぞれの地域の歴史なりは、私もわからないわけじゃないわけです。当然それはもう百も承知であります。が、しかし、本当にこのままでいいのかということであります。ある特定の地域に保養施設が3カ所もある。異常だというふうに思わないのかな。合併後12年間、ずっと今日まで引っ張ってきた、多額の財政負担をしながら。これは確かに今、市長さんがお話しされたとおり、一つの合併効果だろうと思います。ただ、本当に合併していなかったら、恐らくこれは引っ張ってこられなかったんだと思います。そういう裏表の関係が当然あるわけでありますから、やはり政策の順位制といいますか、何を市は基本に据えて政策を、予算を配置して組み立てていくのかと、こういうことからすれば、もはや保養施設とか、そういうサービスにかかわる、本当に市民生活になくてはならないという部分じゃないものは大胆に判断をしないと、もう既にだめな時期なんだと思います。とっくにやらなければならなかった事項ではないのかな。
行財政改革推進室長を設置しても、あるいは担当部署がそれぞれ計画立案をしても、最後は大変、責めるようで申しわけないんですが、やっぱり市長の判断だと思います。いつの時点をもって、この方向でやるんだと。そのためにどういうシナリオが描けるのか。あるいはそれぞれの地域の方々のいろんな思い、あるいは地域振興も含めて、どういう手だてを講ずるのかということまでやらないと、この問題は改善されないで恒常的に継続をされるのではないのかなというふうに。あえて言わせていただきますが、もう一度市長のご所見をお伺いをいたします。
○議長(小野寺隆夫君) 小沢市長。
◎市長(小沢昌記君) 繰り返しの答弁になって大変恐縮ですけれども、既に方針という部分については、今、部長あるいは私が登壇してお話ししたような形で、方針は出しているわけであります。そこの場所、要するに方針としての中身を、今年度中に一定の部分で決めて、そして、これでどうだという協議をし、そして、協議の結果、方針を確定させ、そして、確定させたスケジュールで進めて対応していくという、その段取り、考え方については既にお示しをしているわけであります。そのような中で、丁寧な理解をしていただくための作業、そして、より地域が疲弊しないための手だてというふうなものを考えつつ、できれば民間の力において、その施設がにぎわいをさらに大きくしていただけるような経営をしていただければ一番願うことでありますけれども、そのために必要なことなどは何かというような、さまざまな部分を今、検討しているということでございまして、いたずらに先送りをしているというふうに、結果が出ていないだけに、言われてもしようがないわけでありますけれども、決してそのようなことではなく、今、鋭意準備をしているということでございますので、ご理解をいただければと思います。
○議長(小野寺隆夫君) 加藤清議員。
◆18番(加藤清君) ご期待を申し上げて、次の質問に入ります。
○議長(小野寺隆夫君) 質問者に申し上げます。 2項目めは休憩後にお願いしたいと思います。 ここで午前11時20分まで休憩いたします。 午前11時7分 休憩
----------------------------------- 午前11時20分 再開
○議長(小野寺隆夫君) 休憩前に引き続き一般質問を行います。
◆18番(加藤清君) 2項目めのスキー場についてお伺いをいたします。 現在、本市においては3カ所のスキー場が運営されており、これらのスキー場の設置目的は、先ほどの公営温泉施設と同様と考える中に設置をされてきたものと思われます。スキー場の運営形態は、市の直営または指定管理において実施されてきたものでありますが、社会構造上の変化あるいはレジャー産業の多様化、温暖化による雪解け等により利用者が大幅に減少しており、経営状況は毎年赤字が恒常的に計上されており、市の財政負担が増加傾向になっていることはご案内のとおりであります。 行財政改革を進めている本市において、合併後12年間赤字の経営体質が改善をされず、また漫然と事業継続が行われてきたことは、大いに疑問を感じるところであります。冬期間70日間ほどの営業が実施をされ、単年度で数千万円ほどの財政負担を行うことは、公益性、妥当性、いずれの観点から判断しても、自治体が長期にわたり事業実施を続ける理由はないものと考えます。もはや英断をもって抜本的に対策を講ずるべきと考えるものであり、今後の基本姿勢を含め、以下、2点についてお伺いをいたします。 第1点、現状における3スキー場の実態をどのように捉えておられるのか、第2点、今後の事業継続のあり方の基本姿勢についてお伺いをいたし、登壇しての質問といたします。
○議長(小野寺隆夫君) 小沢市長。 〔市長小沢昌記君登壇〕
◎市長(小沢昌記君) 加藤清議員の2件目のご質問にお答えをいたします。 初めに、市内3つのスキー場の現状についてであります。運営形態については、直営が2、指定管理が1であります。過去3年間の平均利用者数は、3施設合計で3万2,263人、同様に、売上額は3施設合計で3,717万1,545円となっております。 また、市の財政負担については、過去3年間、3年間の支出を平均しますと、8,396万9,224円と多額の財政負担を行って経営しているという現状であります。 このような現状では、市の財政を圧迫させるだけではなく、将来の行政運営へも悪影響を及ぼすおそれがあることから、早急な対応が必要と認識をしております。そのため、市では、先ほど説明した民間経営手法活用市場調査を実施し、現在、観光施設等の活用方針の中で、各スキー場について方向性を示すこととしております。 なお、昨年実施した市場調査の
提案内容に係る市民説明会においては、「赤字を出してまで運営する必要はないのではないか」「市内に3つもスキー場が本当に必要なのか」といった意見も寄せられていることから、スキー場のあり方については、これらの厳しい意見も十分に勘案しながら早急に検討し、結論を導き出したいと考えているところでございます。
○議長(小野寺隆夫君) 加藤清議員。
◆18番(加藤清君) 何点かお伺いをいたします。 まず、所管事務調査でいただいた資料をもとに積算を私なりにいたしたわけでありますけれども、この12年間、合併後12年間の経営状況でありますけれども、指定管理をいただいている施設、越路でありますが、12年間の指定管理料が1億6,200万円ほどであります。修繕費が9,400万円、単年度の赤字、ずっと恒常的に赤字でありまして、その赤字額が1億6,000万円、合わせて4億円を超える数字が計上されてきたと、こういうことであります。 ひめかゆ、国見それぞれ、これは直営でありますけれども、ひめかゆの赤字が1億5,800万円、修繕費が4,700万円、合わせて2億円を超える額であります。国見は、赤字が9,800万円、修繕費が2億4,400万円、これらを合計しますと3億円を超える赤字が12年間で発生をしたと、こういうことでありますが、この3施設のこれらを合計いたしますと9億円を超える財源が投じられてきたと、こういうことだろうと思います。 この金額は、当然、地域の振興なり、あるいは雇用の場面にも当然一助を成してきたというふうにもありますけれども、この金額についてどのように捉えておるのかお尋ねをいたします。 さらに、今定例会に越路スキー場、1年の指定管理で議案として提出をされておりますけれども、この背景はどういう背景で、今回、1年の指定管理という方向で提案をされているのかお伺いをいたします。
○議長(小野寺隆夫君) 千葉商工観光部長。
◎商工観光部長(千葉典弘君) それでは、第1点目の9億円の、これまでの平成18年度から29年度までの9億円の財源支出をどのように捉えているかというお尋ねでございますが、まず、これは、観光施設の中でも極めてやはり財政負担が高いものというふうに捉えています。 といいますのは、要するに利用者1人当たりの財政負担、市の財政負担という観点で考えますと、大体です、およそですけれども、温泉保養施設が、宿泊もあって、日帰りも含めて、大体1人当たり数十円単位から数百円単位の1人の財政負担、1人当たり利用することによって市が赤字、補填していく額というのは、およそそのくらい、数十円から数百円。それに対して、スキー場は、この3つの施設とも4桁、千円幾らから2,000円、1,000円から2,000円ということで、1人利用することによって1,000円、2,000円が財政負担として消えていくというところで、やはり、客観的に見て、これは人工スキー、スノーボードの利用者の減少もしかりですし、あるいは天候事情が温暖化によって営業日数が少なくなった等々、いろいろ理由はあるかもしれませんけれども、極めて現状では高い財政負担であろうというふうな判断をしております。 それから、越路スキー場については、担当課長から説明させます。
○議長(小野寺隆夫君) 菊地商業観光課長。
◎商業観光課長兼ロケ推進室長(菊地厚君) 私のほうから、それでは、越路スキー場が1年の指定管理ということで公募というか、応募したことについてお話しいたします。 これにつきましては、先ほどもお話しした観光の、今後の観光施設のあり方というものを今、検討しているところでございますので、その検討結果によっては、2年、3年というような、通常3年ぐらいの指定管理の期間を設けているわけですけれども、そういったことでふぐあいが生じる可能性もあるということで、今回は1年ということで計画したものでございます。 以上です。
○議長(小野寺隆夫君) 加藤清議員。
◆18番(加藤清君) スキー場は、レジャーという部分はありますけれども、市内の小学校の子供たちのスキー教室あるいは幼児教育の方々にも使われておりますから、ある意味においては大事な施設なのかなというふうにも思っておりますけれども、その使われておる実態を調べましたら、衣川は衣里、それから衣川小学校ですか、それから、江刺は伊手、梁川の2校、それから、ひめかゆは愛宕小学校、若柳小学校だけのこの6校だけであります、学校行事で利用されておるのは。そのようなことからすれば、本市におけるスキー場は、全市の子供たちの教育上の利用度は低いのではないのかなと、こう考えるものであります。 いずれ、多額の財政負担をして、今後も本当にやらなければならないものなのかどうなのか、このスキー場も、今回、工事だけは指定管理、1年ということで提案をされてございますけれども、私は、あわせてよその2カ所も、この1年を踏まえて協議をするのであれば、他の施設も一緒に協議をしてみる必要性はあるのではないのかなと、このように思いますが、所見をお伺いをいたします。 あわせて、あわせてですね、3カ所のこのスキー場が今後ともずっと継続をされるというのは恐らく不可能だろうと思います。いつかの時点では集約をするか、あるいは廃止の方向になると思いますが、その場合に、3スキー場の利用されておる面積は208ヘクタールあります、広大な面積でありますけれども、仮に廃止になった場合に、そのままでいいということにはならないんだろうと思います。当然、いろんな施設の撤去はそれなりの費用はかかるでありましょうし、あるいは、その208ヘクタールのゲレンデといいますか、そういう用地は、恐らく何らかの形の中で見ましたら、保安林とかというそういう地目の、どこでもありますので、今、こういういろいろ自然災害が発生しておる中で、何らかの手当てを講じなければならないのではないのかなというふうに思います。そういうことを考えれば、やめるにしても大変な財政負担が伴うということが想定をされますが、これら等についてのご所見はどのように捉えておるのか、あわせてお尋ねをいたします。
○議長(小野寺隆夫君) 千葉商工観光部長。
◎商工観光部長(千葉典弘君) それでは、第1点目の3つのスキー場の協議については、担当課長から説明いたします。 2点目の、仮にスキー場廃止とした場合の財政負担の係る所見でございますけれども、今、活用方針を策定しているところなので、想定した、廃止というふうに今、現時点では認めていませんし、また検討、全部いろいろなケースを含めて検討中ですので、これに対して言及するということは極力控えたいと思いますけれども、いずれ、もし仮にそういった事態に陥った場合は、事態に陥ったというか、そういうハンドリングをした場合、このことは、自然災害等は最も懸念することですから、それは適切に処置を施していきたいと思いますし、しかるべき財政は、負担は必要だというふうに考えています。 以上です。
○議長(小野寺隆夫君) 菊地商業観光課長。
◎商業観光課長兼ロケ推進室長(菊地厚君) 3カ所のスキー場の検討の件でございますけれども、昨年度実施した市場調査の中で、市長も答弁したところでございますけれども、赤字を出してまで運営する必要がないとか、市内に3つもスキー場が必要なのかというご提案といいますか、ご意見が出されているところでございます。やはり、これを踏まえて、越路スキー場については、まずとりあえず1年の指定管理で行うということで考えておりますし、残りの直営施設2施設についても、あわせて、この3つのスキー場をあわせた中で考えていかなければならないというように考えております。
○議長(小野寺隆夫君) 加藤清議員。
◆18番(加藤清君) 一定の答弁はいただきましたけれども、いずれ、これが先ほどの公共温泉施設ともあわせて恐らく同じことが言えるだろうと思います。いつまでも、今後もこれをずっと継続をして行政が行うということは恐らくあり得ない、あるいはやれないだろうと、やるべきではないと、こう私は思っています。そういう意味合いからして、本当に、今定例会では、同僚の議員から公共施設の今後のあり方等についても多くの議論がされました。これも多額な財政負担が伴うということが明らかであります。これら等も踏まえて、やはり民間でお願いできるところは限りなく民間でお願いしてやっていくと、行政はやらなければならない分もきちっと判断をして、まさに行政は何をやるのかと、このことが大変重要なこれからの市の課題だろうと、こう思うものであります。 ぜひ、そういう部分では、指定管理をやるとか、あるいは直営でやるとかという今、答弁がありましたけれども、それも、ある時期までは私はいいと思います。ただし、やはりきちっと、この年度までだよという部分を明確に示して、その間のそれぞれの施設の個別管理計画を策定して市民理解を求めていくと、こういうことがまさに今、我が奥州市には求められているのではないのかなと、こう思うものであります。ぜひ、このようなことを踏まえて、最後に市長の決断、伺って終わりたいと思います。
○議長(小野寺隆夫君) 小沢市長。
◎市長(小沢昌記君) 1件目の質問についても、そして2件目のスキー場の部分につきましても、それぞれ合併前からあった施設だというふうなところも含めて継続をしているということでありますが、現実的には、極めて大きな財政投資をしながら運営をしているという部分において、高齢化、人口減少などというふうな形で、本当に足元から弱さが今感じられる時期において、なすべき部分のところに重点的に財政を投入していかなければならないというふうな確実なる未来というか、現実が見えているわけでありますので、今のご意見も十分に検討しながら、よりよき安定的な財政運営ができるよう、そしてまちづくりができるよう鋭意努力し、検討してまいりたいと思います。
◆18番(加藤清君) 終わります。
○議長(小野寺隆夫君) ここで午前11時45分まで休憩いたします。 午前11時38分 休憩
----------------------------------- 午前11時43分 再開
○議長(小野寺隆夫君) 再開いたします。 日程第2、議案第1号、奥州市市議会議員及び市長の選挙における選挙運動の公営に関する条例の一部改正についてを議題といたします。 提出者の説明は終わっておりますので、直ちに質疑に入ります。 19番阿部加代子議員。
◆19番(阿部加代子君) 19番阿部加代子です。 来年の選挙から、公職選挙法の一部改正によりまして、市議会議員の選挙においてもビラを配布できるということになるわけですけれども、やはり税金を使ってビラを作成することができるということになりますので、この辺の改正の意義、それから市民への理解というところが必要になってくると思いますので、このビラの配布の内容につきまして、もう少し説明をいただければというふうに思います。
○議長(小野寺隆夫君) 浦川
選挙管理委員会事務局長。
◎総務課長兼
総務課情報政策室長兼
選挙管理委員会事務局長(浦川彰君) ただいまビラの内容についてご質問をいただきました。せっかくいい機会をいただきましたので、少しご説明をさせていただきたいと思います。 今まで市長選、市議選では、市長選のみはビラを認められておったんですが、今回の公職選挙法の改正によりまして、市議会議員の選挙においてもビラを作成できるということになりました。詳しくは、立候補届け出の説明会のときにまた改めて皆さんにはご周知をしたいと思うのですけれども、作成できる枚数といたしましては、2種類以内で4,000枚という上限がございます。それから、ビラの規格としては、A4判以内、A4判の1枚もの以内、これを超えてはならないとなっております。 それから、あらかじめそのビラについては選挙管理委員会に届け出る必要がありまして、その届け出を受けた選挙管理委員会では証紙を交付します。その証紙を張っていただかなければならないということがございます。 それから、一番多分重要だと思いますが、そのビラの頒布の方法、配布する方法につきましては、3つの機会がありまして、1つは新聞折り込み、それから2つ目は候補者の選挙事務所内、それから3つ目は個人演説会の会場内または街頭演説の場所での頒布、この3カ所のみになっております。ここは、ぜひ留意をお願いしたいと思います。 それから、選挙の当日頒布することはできないというような決まりになっております。詳しくは、立候補の届け出説明会において、また再度説明をさせていただきます。 以上でございます。
○議長(小野寺隆夫君) 19番阿部加代子議員。
◆19番(阿部加代子君) 19番阿部加代子です。 公費を使ってビラをつくらせていただくわけでございますので、4,000枚という数字の根拠になったところをお伺いしたいというふうに思います。 また、先ほど配布の方法、3つありますということでご説明をいただきましたけれども、できないものもあるというところもやはり説明をいただければというふうに思います。やはり、市民の皆様にしっかりこのビラの意義をご理解していただいて、しっかりお認めをいただきながらビラを配っていく、そういう活動もできるんだよということを示していきたいというふうに思いますので、もう少し、例えばポスティングはだめだよとかそういうところについても、あと、表記は1つしかないので何カ所、数カ所では配れませんよとかというところなんかもご説明をいただければというふうに思います。 市民理解を得た上での配布になるわけですので、その周知方法について、市民への周知方法についてお伺いをしたいというふうに思います。お伺いして終わります。
○議長(小野寺隆夫君) 浦川
選挙管理委員会事務局長。
◎総務課長兼
総務課情報政策室長兼
選挙管理委員会事務局長(浦川彰君) まず、ビラの根拠、4,000枚の根拠でございますが、公職選挙法等々の改正の際に言われていたのは、今の郵便はがきの倍の数を想定したということで、郵便はがき2,000枚ですので、それの倍の4,000枚というのが一つの基準だということでございました。 それでは、頒布の方法を、先ほど3つの方法をお示ししましたが、基本的にはこれ以外の頒布が選挙違反でございます。ちょっと具体的な例をということでありますが、これについては、選挙のときまでにそれぞれ疑問の点等をまとめていただいて、それにお答えする格好としたいのですけれども、大きくは、先ほど阿部議員さんが申し上げたとおり、ポスティングといって、個別に配布するのは禁止ですよというのがございます。これについては、ビラを頒布することが、かつてビラ公害ということがあったようでございます、そういったことを招かないよう、それから、戸別訪問自体も禁止されておりますので、そういったことを防ぐためということで、戸別の頒布、それから郵送による頒布も禁止という形になっております。 あと、それ以上の細かい部分、具体の部分については、ぜひ説明会の際に説明できるような体制を整えておきたいと思います。 それから、市民への周知ということでございますけれども、選挙が近くなると、今回の選挙についてということで、ホームページ、広報等上げさせていただきます、そういった中で周知を図っていきたいと思っております。 以上でございます。
○議長(小野寺隆夫君) 質疑を終結いたします。 お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第1号は、会議規則第38条第3項の規定により委員会の付託を省略したいと思いますが、これにご異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(小野寺隆夫君) ご異議なしと認めます。よって、委員会の付託を省略することに決しました。 討論ありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(小野寺隆夫君) 討論なしと認めます。 これより採決いたします。本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(小野寺隆夫君) ご異議なしと認めます。よって、議案第1号は原案のとおり可決されました。
-----------------------------------
○議長(小野寺隆夫君) 日程第3、議案第2号、
奥州市立幼稚園条例の一部改正についてを議題といたします。 提出者の説明は終わっておりますので、直ちに質疑に入ります。 27番及川善男議員。
◆27番(及川善男君) 二、三お伺いをいたします。 これは、上姉体幼稚園の廃止に伴う条例改正でありますが、非常に残念なことだと私は思っております。まず、1点目は、廃止後の幼児の扱いについてどうなるのかお伺いをいたします。一般的には、いわゆる行政財産の目的を用さなくなったものについては普通財産として、遊休土地等については処分するというのが原則だと思うんですけれども、これがどのような扱いになるのかお伺いをいたします。 それから、奥州市立教育・保育施設の再編計画では、水沢内の公立の幼稚園、公の奥州市立の幼稚園、保育園等については廃止をするというのが基本計画なわけですが、私立の教育・保育施設に対する市の関与というのはどの程度あるのか。例えば、具体的に言えば、中には私立の幼稚園等の運営について、いわゆるさまざまな宗教法人等が運営している、実質的に運営しているところもあって、それらに対して懸念を持つ親もいないわけではありませんし、それから運営も、その施設の長の考え方によってやられるということになった場合に、いわゆる教育なりの公平性といいますか、中立性といいますか、それらに対する懸念もあるという声も聞くわけでありますが、それらに対して、市は、教育委員会はどのように関与できるのかです。この辺のところはきちっとしておく必要があると思うので、お伺いをいたします。 それから、先日の一般質問で、教育委員会は、今後の再編計画について、一定の条件が整えば見直しもあるやの答弁をされたと思うんですが、もう一度、その点を明確にお願いします。
○議長(小野寺隆夫君) 千田教育部長。
◎
教育委員会教育部長(千田良和君) 3点ご質問をいただきました。2件目の私立幼稚園に対する市の関与の詳細につきましては、担当からお答えしたいと思います。 まず、1つ目の廃止後の幼稚園園舎の考え方というふうなことでございますけれども、今回お願いしておりますのは、今の園児が卒園するのを待って、その後に廃止というふうなことになります。廃止の園舎の考え方につきましては、その他の教育財産とか行政財産と同じように、まず担当内、教育委員会の内で、ほかに何か転用できるものがないかというふうなことを考えるということが第一でございますし、それでないとなれば、地域の振興会でありますとか、地元の方々に有効な使い方がないかというふうなことも考えます。 また、役所全体の中で、行政あるいは行政に近いような使い方で何か利用方法がないかというふうなことを考えていくのを今、原則としておりますので、上姉体幼稚園につきましても、それまでの間に同じような手続をとってその後考えていくと。原則は原則として運用するものでございますけれども、まだそこまで施設の廃止後はというふうな議論はしておりませんので、これは、それまでの間に考えていきたいと思います。 それから、2つ目の考え方ということでございますけれども、運営が宗教法人に近いというふうなことはあるかもしれませんけれども、現実には学校法人でやられておりますので、直接的な宗教法人と行政のかかわりという点については、強く意識しては、いろいろなおつき合いをさせていただいているわけではないと思います。詳細につきましては、ここは担当からお話しいたします。 それから、再編計画の見直しにつきましては、市長答弁のとおりでもありますし、また、地域においてもいろいろな条件が変われば、変わった上で変更なり修正が必要であるということであれば、これはやはり計画として、現実、周辺の環境に合ったものに直していくというのが原則だと思いますので、ちょくちょく変えるというのであれば、見通しが甘いというふうなご指摘を受けるかとは思うんですけれども、現時点においては、十分にいろいろなデータをとって、将来予測をしたものではありますけれども、いろいろ環境の変化で人口フレームが変わったり、あるいは私立の幼稚園・保育所の設置状況とか、定員とか、そういった条件が変わってくれば、あるいは地域の事情、社会的な動向が変われば、これは当然変更していかなければならないというふうに考えております。 以上でございます。
○議長(小野寺隆夫君) 及川学校教育課主幹。
◎
教育委員会学校教育課主幹兼子ども・
子育て支援推進室長(及川和徳君) それでは、私のほうから、2点目のご質問について若干補足をさせていただきたいと思います。 教育・保育施設におきましては、いずれも施設の認可については県が行うという仕組みでございます。監査等も県で行うということになりますが、市の関与の仕方といたしましては、認可を受けて、給付費というのが市から費用、公費を入れる分ですね、これをお支払いをするわけなんですけれども、それが基準に合っているかどうかの確認を行うということで市が関与をするという仕組みになっているところでございます。 以上でございます。
○議長(小野寺隆夫君) 27番及川善男議員。
◆27番(及川善男君) 1点目の廃止後の用地といいますか敷地の活用については、ぜひ慎重にやってほしいというふうに思います。これは、それぞれの幼稚園については歴史的な経過もありますし、そういった点も十分踏まえて、地域の方々の意向も反映しながら考えてほしいなというふうに思っておりますので、その点、お願いをしたいと思います。 いつまでにやるっていう基準はないのですね。時期的なそれを。原則として、きちっとあるものですから、その辺、知らないでいるうちにやられるということのないように、私は、いつまでにこれを処理するということがないのであれば、それで結構だというふうに思いますので、もう一度お願いをします。 私は、2つ目の問題として、市の関与をやれということを言っているのではありません。いろいろ、保護者の中に、中立性やいわゆる公平性という点で行政が全く、いわゆる私立に委ねてしまった場合にそれがどう担保されるのかということを懸念する声もないわけではない。姉体の場合は、姉体幼稚園が今度こども園としてさらに充実されるということですので、私もそれには期待はしております。 ただ、原則的な一般論として見た場合に、やはりこの教育・保育というのは、私は公立でやったほうが公平性、中立性が保たれるんではないかという思いも持っているものですから、その点お伺いをします。 3番目についてはいいです。
○議長(小野寺隆夫君) 千田教育部長。
◎
教育委員会教育部長(千田良和君) 1点目の園舎でありますとか敷地のことですけれども、現時点では、いつまでというふうな整理の仕方はございませんけれども、やはり廃止してしばらく放置しておくというのは非常に見苦しい状況でございまして、前も、例えばコンパネ張って、そういう状態にしておくと、やはりあそこの場合は住宅地にもありますし、通りにも面しておりますので、そこは十分に注意しなければならない点かと思います。廃止後に直ちに転用できるような、そういうふうなスピード感覚で調整してまいりたいというふうに考えております。 それから、2点目の教育・保育に関しては、公立がやることによって中立性が担保されるというふうなお話でございますけれども、確かに、いろいろ私立によっては、教育といいますか、保育の中に宗教行事を取り入れたものがあるというふうにはお見受けします。それが大きな問題であれば、また別の場面で考えなければならないと思うんですけれども、現時点においては、やはり教育も保育も、公立であれ、私であれ、それはそれぞれがきちんと定めた方法によって、定められた方法によって行っているというふうに考えております。 再編計画におきましては、考え方としては、まずは私立におけるこういった保育・教育活動を主に考えて、そして、どうしても地域的に補完する必要がある場合、これは公立が担っていきたいというふうな考え方で計画を策定してございますので、どうかご理解をいただきたいと思います。 以上でございます。
○議長(小野寺隆夫君) 質疑を終結いたします。 お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第2号は、会議規則第38条第3項の規定により委員会の付託を省略したいと思いますが、これにご異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(小野寺隆夫君) ご異議なしと認めます。よって、委員会の付託を省略することに決しました。 討論ありませんか。 27番及川善男議員。
◆27番(及川善男君) 私は、議案第2号については反対をいたします。 奥州市立教育・保育施設の再編計画に伴う廃止でありますし、園児が少なくなったことに伴って廃止をするという条例であります。この間、たびたび主張してまいりましたが、公立の幼稚園の園児が少なくなってきているのは、最大の要因は、保育料がかつては公立と私立では違っていたものが、法の改正によって同じになったと。 それから、運営自体が、非常に保護者から見れば扱いづらいといいますか、お願いしづらい条件になっている。言ってみれば、早く頼んで遅く迎えに行くというようなそういう運営主体でないと、いわゆる保護者の実態に合った運営主体でないということが大きな要因になっていると私は思っております。そういった点から、本来こうしたあり方がいいのかどうかというのは十分検討すべきだというふうに思っております。 それから、3つ目の理由としては、いわゆる奥州市立教育・保育施設再編計画、このものを根本的に見直すべきだと言っておりますが、この一環としての廃止でもあるというふうに思います。 さらに、4つ目として、私は、こういう施設については、今回、仮に万やむを得ない状況であったにしても、一旦これを休園にして今後の動向を見る、あるいは廃止された後の用地の活用、これらに十分、住民合意も含めて合意された上でこれらの手続はとるべきだということから、私は、廃止ではなくて休園にすべきだという立場で反対をいたします。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(小野寺隆夫君) 討論を終結いたします。 これより採決いたします。本案は原案のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。 〔賛成者起立〕
○議長(小野寺隆夫君) 起立多数であります。よって、議案第2号は原案のとおり可決されました。 ここで昼食のため、午後1時5分まで休憩いたします。 午後0時4分 休憩
----------------------------------- 午後1時5分 再開
○議長(小野寺隆夫君) 再開いたします。 午前に引き続き議案審議を行います。
-----------------------------------
○議長(小野寺隆夫君) 日程第4、議案第3号、市道秋葉町前田線整備事業に伴う東北本線水沢駅・金ケ崎駅間四
丑街道踏切拡幅工事の変更協定の締結に関し議決を求めることについてを議題といたします。 提出者の説明は終わっておりますので、直ちに質疑に入ります。 19番阿部加代子議員。
◆19番(阿部加代子君) 19番阿部加代子です。 これ、2回目の契約変更になるようでございますけれども、その内容について資料をいただいておりますが、もう少し詳しく説明をいただければというふうに思います。
○議長(小野寺隆夫君) 中田土木課長。
◎土木課長(中田宗徳君) それでは、変更の内容について詳しくということでございましたので、ご説明申し上げます。 お手元にA4の横長の資料が行っていると思いますけれども、大きく分けて保線設備と信号・通信設備、電力設備、あと、それから道路施設の工事費と4つの項目がございまして、それぞれJRさんのほうで積算しておって、それが今回精算ということで、大概の項目で減額となってございます。 その理由といたしましては、当初積算した時点で、各、今申し上げたそれぞれの項目立てで積算をしておったんですが、実際に現場に入るときはこれら一体で施工するものですから、工期が短くなったということ、それぞれ努力していただきまして、それに伴い、それぞれ必要と思っていた安全費、いわゆる保線員とか、工期も短くなったものですから、そういったところを全体的に圧縮されて減額になったというところでございます。 ただ、保線設備の中でふえている踏切、同附帯修繕というところ、ここだけ750万円ほどふえているんですけれども、この部分に関しましては、踏切への電力供給の部分が当初見込みと違う方法でしか施工できなかったよということで、ここで700万円ふえているものでございます。 それから、資料の一番下の水路工事、水路工の新設という部分でございますけれども、これは、当初、一番上の保線設備に含まれておりましたが、工事区間内にある水路、水路の工事でございます、これは市の所管なんですが、施工の都合上一括契約してございますが、当初、保線設備の中に含まれておったんですが、JRの会計上、道路施設の水路工新設ということで項目をふやしたものですが、中身的にふえたものではございません。 以上でございます。
○議長(小野寺隆夫君) 19番阿部加代子議員。
◆19番(阿部加代子君) 19番阿部加代子です。 まず、2回目の契約変更ということで、最初に出していただいた書類の中にやはり数字を明記して、2回目であるということと減額の数字等を示していただきながらの資料提出であればよかったかなというふうに思いますので、今後の課題として検討していただければというふうに思います。 結局、行政の工事契約ですけれども、変更が可能になっておりまして、その変更を議会が議決をして変更していくわけですけれども、それが何回目なのかということがわからない場合があります。以前、教育委員会関係で5回ほど契約変更があったということもございましたので、やはり資料の提出の仕方としては、何回目の契約変更かということも明記をしていただきながらの今後、提出にしていただければ大変わかりやすいというふうに思いますので、よろしくお願いしたいと思いますが、その点についてもう一度お伺いをします。 それと、契約のあり方ですけれども、水路の施工というところですが、協議で、当初はJRのほうで一括施工ということになっていたようですけれども、JRの経理上の都合により、今回、保線設備に含まれたものを仕訳したということになっておりますが、じゃ、当初の協議は何だったのということになりかねませんので、そこはしっかりと協議をしていただきながら契約をしていただきたいというふうに思いますが、伺って終わります。
○議長(小野寺隆夫君) 千葉都市整備部長。
◎都市整備部長(千葉裕幸君) それでは、お答えをします。 資料のつくり方といいますか、議員さんの皆さんにわかりやすい、また、回数的にもしっかりしたものに今後は努めてまいりたいというふうに思います。 それから、契約の中身が最初からわかっていたのではないかということですが、その辺についても当初の内容等をしっかり精査しまして、こういった手違いの変更がないように努めてまいりたいと、そういうふうに思います。よろしくお願いします。
○議長(小野寺隆夫君) 新田総務企画部長。
◎総務企画部長(新田伸幸君) 今回の議案にかかわらず、今後資料を調整する際には、変更回数がしっかりわかるように明示して、資料のほうを作成いたします。
○議長(小野寺隆夫君) 27番及川善男議員。
◆27番(及川善男君) JRのみならず、この種の外部といいますか、市が直接工事発注するのではなくて、外部に委託をするという性格のものがたびたび出てくるわけですが、監査委員にお伺いしたいのは、こういう財政出動について、他の機関に委託をするというか委任をして工事等を行った場合の財政出動についてはどのように監査をされるのか。監査が及ぶのか及ばないのか、お伺いします。
○議長(小野寺隆夫君) 千田代表監査委員。
◎監査委員(千田永君) お答えしますけれども、詳しくちょっと承知しておりませんけれども、一般論で申し上げれば、市の負担が生じるものについては、監査の対象として審査が及ぶものと理解しております。
○議長(小野寺隆夫君) 27番及川善男議員。
◆27番(及川善男君) なかなか詳細は我々把握することができないわけですので、ぜひ監査委員会において、この種の監査についても、今回のケースも含めて十分な監査をお願いしたいというふうに思いますので、最後にご意向をお伺いして終わります。
○議長(小野寺隆夫君) 千田代表監査委員。
◎監査委員(千田永君) 今回のJRとの関係、あるいはさまざま公費を導入した事業とかございますけれども、そちらのほうはそちらで別途詳しく内容について審査の機会があるわけですが、監査のほうとしても、市の経費のかかわりについて慎重に内容を見るように努めていきたいと考えております。
○議長(小野寺隆夫君) 質疑を終結いたします。 お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第3号は、会議規則第38条第3項の規定により委員会の付託を省略したいと思いますが、これにご異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(小野寺隆夫君) ご異議なしと認めます。よって、委員会の付託を省略することに決しました。 討論ありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(小野寺隆夫君) 討論なしと認めます。 これより採決いたします。本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(小野寺隆夫君) ご異議なしと認めます。よって、議案第3号は原案のとおり可決されました。
-----------------------------------
○議長(小野寺隆夫君) 日程第5、議案第4号、奥州市
水沢南地区センターの指定管理者の指定に関し議決を求めることについてを議題といたします。 提出者の説明は終わっておりますので、直ちに質疑に入ります。 19番阿部加代子議員。
◆19番(阿部加代子君) 19番阿部加代子です。 議案第4号から議案第19号までに関しましては、地区センターの指定管理ということでございますけれども、これらの地区センターに関しまして、人件費の積算のあり方、それから採択のあり方についてお伺いをしたいというふうに思います。 市は、指定管理をお任せすると、お願いをするということになりますけれども、人件費の積算につきましては、それぞれの施設、地区センターだけをお願いする場合とあわせてお願いする場合とかありますので、また、何人を張りつけるかとかというところは、それぞれのお願いするところにお任せをするということになるわけですけれども、積算に対しまして、市はある程度関与されているものなのかどうかお伺いをしたいというふうに思います。 それから、採択ということで、例えば施設管理であったり、日常清掃であったり、それぞれの部分に関してまたさらに施設管理のほうでお願いをされるわけなんですけれども、採択のあり方につきまして何か基準があるのかどうかお伺いをしたいというふうに思います。 といいますのは、それぞれ施設管理でございますと、平日の夜間でありますとか、土日とかというところになると個人にお願いをする、また、日常的な清掃に関しても個人にお願いをするというようなところになっております。それらの契約に、委託のあり方について、そこまで市が関与しているのか、していないものなのか、お伺いをしたいというふうに思います。
○議長(小野寺隆夫君) 千葉
地域づくり推進課長。
◎
地域づくり推進課長兼地域支援室長(千葉訓裕君) それでは、今のご質問の件、お答えをいたします。 まず、指定管理料に関します人件費の考え方の部分でございますが、各振興会さん等との最終的には決定に基づいてというのは、議員ご指摘のとおりでございます。金額を算定するといいますか、積算をする上で、市のほうからは一定の考え方をお示しをしております。1つには、指定管理料の中で積算をしておりますのは、センターのセンター長さんとそれから常勤の事務長さん、これらについて体制的に必要であろうということで、金額、それからセンター長さんにつきましては非常勤でございますし、それから事務長さんについては常勤という前提のもとにこういった金額でというものをお示しをして、ということで調整をしていただいているという状況でございます。 それらを踏まえて、最終的にお幾ら、例えば月額幾らでというふうなこととかというふうな部分につきましては、あとは各センターさんのほうでの裁量ですとか、それから、あと、実際に従事していただく方との中でそこは決めていただいているというのが状況でございます。 それから、採択の部分でございます。採択につきましては、議員ご指摘のとおりに、いろいろな施設の例えば清掃ですとかいったような部分もその中にございます。これにつきましては、指定管理を導入する以前から、要は、例えば施設の夜間の管理を地元の方に管理をいただいたりとかといったような形で調整をいただいているところで、そこが地域としてもそのまま継続をと、受けていただいている方についても、要は、それらについて引き受けますよというふうな調整をしていただいてもちろん決定しているわけなんですけれども、そういったものが従来行っておられなかったような場所、あるいは地域の中でなかなか人が見つからないといったような場合には、例えば業者さんのほうにお願いをするですとか、といったようなところもございます。それらは、実情に応じた形で調整をさせていただいているというところでございます。 ただ、例えば管理をしていただく上で、例えば夜間だと何日とか、それから休日ですと何日とかというふうな開館時間にあわせた形で例えば日数とかを考えると、そういったもので、要は総枠としてこのくらいというふうな部分については、一定の、一定といいますか、共通した形でそこは積算をさせていただいているというのが実態でございます。
○議長(小野寺隆夫君) 19番阿部加代子議員。
◆19番(阿部加代子君) 19番阿部加代子です。 まず、人件費についてですけれども、ある程度考え方を示してお願いをしているということなんですけれども、具体的に標準人件費の積算ということで示しながら指定管理をお願いされているところもあるようでありますので、センター長さんと事務長さんに関しては考え方を示しているようでございますけれども、支援員の皆様とか、そういう方々に対してはどうされているのか、もう一度お伺いをしたいというふうに思います。 それから、採択につきましてですけれども、やはり採択については慎重にやっていただくということが必要になってくるというふうに思います。それぞれの施設で、採択ですから、指定管理されているところにお願いをするというのはもちろんですけれども、それが適正になっているのかどうかということ。例えば、平日の夜間、土日、個人でお願いしていますけれども、それぞれの施設で差がどれだけあるのかとか、それを市が知らなくてもいいのかというところもあると思います。お任せをしているのだからということはあるでしょうけれども、それが余りにも差があってはいけないというようなことも思いますので、そのあたりもやはり市がお願いするところですので、考え方としてある程度示すべきではないかというふうに思いますが、お伺いして終わりたいと思います。
○議長(小野寺隆夫君) 千葉
地域づくり推進課長。
◎
地域づくり推進課長兼地域支援室長(千葉訓裕君) 先ほど、センターのセンター長さんとか事務長さん以外の、各センターには活動員が配置になっておるわけなんですけれども、そちらにつきましても、こちらはいわゆる財源の措置といたしましては、指定管理料ではなくて、これとは別個、各振興会にお渡しをしております地域運営交付金のほうで、活動員さんそのものの業務というものの位置づけを私どものほうでは振興会さんのそれぞれの地域における活動ですとか、あるいは生涯学習事業ですとか、そういった事業の実施を担っていただくということを担当していただくという想定のもとに地域運営交付金のほうで措置をしておりますが、その費用につきましては、これは月額、一応11万円ということで想定はしておるんですけれども、積算をする上では、センター長さんですとか、それから事務長さんと同様にこういった積算をいたしますということでお示しはしております。 それから、あと、採択の部分に関して、状況を把握をして、極端に下がる部分というふうなものについて一定程度の指導といいますか、指針なりというふうなことでの趣旨かとのご質問かと存じました。そこの部分につきましては、確かに実態、要は、それぞれの状況に応じてという部分でかなり差がある部分がございます。特にも、個人の方にお引き受けをいただいている部分といいますのは、従来、昔の公民館当時といいますか、からのずっとご了解をいただけるがゆえにそのままお願いしているというふうな部分で継続をしておる部分もあろうかと思います。 ただ、これは、今回の指定管理料ということではなく、予算のほうの部分になってきますんですけれども、やはり個人の方が、要は業務に従事をしていただくという部分で言いますと、委託という形態はとってはおりますけれども、やはりいわば労役に対する対価としての賃金に近いような性格も有しているのだろうなというふうなことの想定のもとに、今回の指定管理の部分とはまた別になりますけれども、後ほどご審議をいただきます新年度のほうの予算等でその辺も一定程度カバーをして、簡単に言えば、余りに極端に低いという部分については、一定の水準、最低賃金程度の水準程度には引き上げられるようにということで今、予算案を作成しておりますので、そういった部分で改善ができる部分については改善を図ってまいりたいと存じますし、あと、先ほど申しましたように、決して人を、個人の方を探してくださいということを我々のほうからお願いするということにはなりませんけれども、やはりどうしても人が見つからないといったような場合には、次善の策として、何がしかの事業体のほうにそういった業務をお願いをするということも当然必要になってくる場面も出てこようかなと思います。その辺については、それぞれの地域の状況にあわせて、その差を把握をした上でということで対応してまいりたいなと思っております。 なお、現状でどういう状況にあるかという部分については、一覧のものとしてまとめたようなものはございませんけれども、それぞれの地区振興会さんとのやりとりの中で、実態といいますか、状況については把握をしておりますので、ちょっとつけ加えさせていただきます。 以上でございます。
○議長(小野寺隆夫君) 12番廣野富男議員。
◆12番(廣野富男君) 12番廣野富男ですが、何点か、全体的な部分でちょっとお尋ねしたいと思います。 今回、選定委員会開かれて、幾つでしたっけ、非公募23協定で51施設、公募7協定で13施設あったわけですが、今般の選定委員会で所見、意見、要望等何かあったのかどうか、その部分、ちょっとご確認をさせていただきます。 それと、地区センターの部分で言いますと、選定基準の中に平等な使用の確保、あるいは経費の縮減という項目が果たして当てはまるのかどうかわかりませんけれども、この間の財務部からの一覧表いただいたんですけれども、ここで、かなり各地区センターによってばらつきが見受けられました。利用料で言いますと、利用料で、ある施設は年間7,400円、多いところは47万500円というこれだけの開きがあります。 一方、減免している額、それぞれ見ますと、少ないところは21万5,000円、多いところは約400万円も減免していると。ここら辺、この選定委員会の中で、特に収入の確保、あるいは平等な使用の確保という点から言って、これが妥当なのかどうかと。 確かに、利用者からすれば、利用料が少なければ大変ありがたいと。でも、一方では取る方からは取っているわけですから、ここら辺が適切にこの減免規定をそれぞれの地区センターあるいは市内全域で適正に運用されているのかどうか、ここら辺のご意見等はあったかないか、あるいは担当部としてどういう所見を持っているのかお伺いいたします。
○議長(小野寺隆夫君) 千葉
地域づくり推進課長。
◎
地域づくり推進課長兼地域支援室長(千葉訓裕君) ただいま、選定委員会でのご要望、それから利用料等減免の状況等に関しての委員会での何かお話がなかったかといったようなご質問を頂戴いたしました。 まず、選定委員会でのご要望といいますかご意見でございますけれども、個別の中身、例えば利用実績に基づいて云々というふうなことのご質問等は頂戴いたしましたが、委員さんからいただいたご要望といたしましては、例えば地区センターに関しましては、要は地域活動、地域づくりの拠点としての役割、それからそれを担う振興会さんに非公募といいますか、お引き受けをいただいているといったような事情から、簡単に言えば、振興会のほうの皆様の評価の中で点数制をつける部分というのが制度の中にはあるわけなんですけれども、そういった部分での評価というのが、簡単に言えばやる気といいますか、それをスポイルしないような評価をというふうなご意見をいただいた部分はございました。 それから、あと利用料、それから減免等の状況についてでございます。確かに議員ご指摘のとおり、施設によって、利用料あるいは減免の状況についてはかなり開きがございます。これにつきましては、先ほど、適切な運用をされているのかというふうなお話もございましたが、いわゆる貸し出し、それから減免等の取扱いにつきましては、日ごろ、要は当課のほうからも何か疑問なりを感じる部分があった場合には、逐次問い合わせに対応させていただいたりしながら、適切な運用を図っているところでございます。 大きな開きが出ているというのは、例えば立地条件ですとか、それから利用されている状況、減免規定というのがございますものですから、それに即した形でご利用されている。平たく言えば、地域活動でご利用されていただいている方というのがほとんど、ご利用いただくケースについてはほとんどこれ、減免になるわけなんですけれども、そうではないような、例えば塾ですとか、何か営利的な目的のあるものとか、あるいは地区センターの設置目的にちょっと合致しないような利用については、これは当然有料ということになりますけれども、そういった利用状況の差によって生じている利用料収入ですとか、減免の金額ですとか、そういったものは差が生じているというふうに捉えているところでございます。 以上でございます。
○議長(小野寺隆夫君) 12番廣野富男議員。
◆12番(廣野富男君) この部分については、改めて何かの機会に確認をしたいんですが、地区センターの部分だけで見ると、1年間に約2,600万円ほど減免しているんですよね。入っている収入というのがわずか380万円です。これから言うと、何のために使用料規定というのがあって、地区民が使うとき、恐らくこれはあくまでも個人的な感覚で物申せば、個人からは取ると。団体からは、丸々団体につき免除と。これが本当に公平な利用形態かというと、どうも疑問に残る部分があるんです。 特に、市の場合は、財政状況は大変厳しい中で自主財源を確保する努力をしなければならないというところで、一方では、大盤振る舞いとは言いませんけれども、適正なんでしょうけれども、このわずか28施設ですよ、2,600万円も減免しているということが本当にいいのかなということで、改めて今の減免規定、あるいは実態についてもう少し調査をしたほうがいいのではないかというふうに思いますが、ご所見を伺って終わります。
○議長(小野寺隆夫君) 及川財務部長。
◎財務部長(及川健君) それでは、私のほうから包括的に、地区センターの部分だけではなくて、体育施設とか、いろんな形で市の公の施設があるわけですけれども、使用料とかこういったものの部分の全体を財政のほうで統轄をしておりますので、お答えをさせていただきます。 大きくは文化施設の部分と体育施設の部分と使用料等の減免規定、大きくその2つに分かれております。それぞれ、やはりこれまでのいきさつがあって、何度か制度をまず統一する方向で1回は調整をしてきております。さらに、先ほど自主財源の確保という部分でもお話がありましたけれども、この形で今後とも進めていくことについて、いろんなご意見も伺いながら、当方としても、来年、消費税の見直しということも控えておりますので、そういった部分を含めて、使用料、手数料の部分について改めて全体的な見直しといいますか、検討をしていきたいというふうに考えております。 以上です。
○議長(小野寺隆夫君) 11番千葉敦議員。
◆11番(千葉敦君) 先ほどの19番議員の質問に関連するんですけれども、活動員等の給料に当たる部分、報酬に当たる部分ですけれども、地域運営交付金等から積算しておられるということですが、これには、例えば具体的な、連日の勤務ではない場合が当然多いようです、時間も、1日8時間全て勤務されているわけでもないと思いますので、多分時給換算になるかと思うんですが、具体的に教えていただけるのかどうか。その基準のほうです。その上で、このやはり活動員の報酬に対しては、今、行われている皆さんの仕事ぶりから見て、私は低いんではないかなと思いますので、この運営交付金でふやす、あるいは指定管理料でふやすのか、ちょっとそこら辺は私はわかりませんけれども、ふやす方向で検討すべきではないかなと思います。 それからもう一点ですが、振興会の活動、なかなか地域から会費等をいただいた上で、そして運営もしているわけですけれども、なかなか運営に四苦八苦している地区センターというか振興会もありますので、協働のまちづくり全体を進める上でも、余裕のある活動を進める上でも、この活動費、この運営交付金になるのかもしれませんけれども、あるいは別な補助の体制があるかもしれませんけれども、ふやすべきではないかなと思いますが、その2点について伺います。
○議長(小野寺隆夫君) 千葉
地域づくり推進課長。
◎
地域づくり推進課長兼地域支援室長(千葉訓裕君) 失礼いたしました。 先ほど、活動員さんの件、月額運営交付金を算定する上で金額をお示しをしているというふうなことでお話をいたしましたが、その際にご説明すべきだったかもしれませんが、基本的に、活動員さん、私どものほうで金額を算定する上で考えておりました、先ほど11万円というお話を申し上げましたが、これにつきましては、いわゆる非常勤、常勤ではなくて短時間の勤務でということで、を前提にいたしました積算でございます。ですので、例えば地域によっては複数いらっしゃる活動員さんの、簡単に言えばシフトといいますか、そういった形で対応していただいたりとか、あるいは、地域によっては、これも要は振興会さんのほうのご判断の部分にはなってくるわけなんですけれども、非常勤の部分というのを例えば常勤、人数を減らして常勤にしてご勤務をいただいたりとかといったような工夫をされているところもございます。その財源といいますか、をどう求めるかの部分については、我々のほうでお示ししているのは、先ほど言いましたように、活動員さんについては運営交付金のほうでということなんですけれども、一部振興会さんにおかれましては、指定管理料のほうの中でというふうなところもございます。これは、要は、お金の2つの出どころからというふうなことで調整されているというところでございます。 それから、そういったことに関して、実際に実務に従事されている、要は活動員さんといいますか、スタッフの方々の負担が相応だというふうなことで、例えば増額ですとか、それに基づく待遇の改善をというふうなご意見かというふうに伺いました。これにつきましては、我々のほうでも各振興会さんのほうと毎年意見交換等を行いながら、先ほど、新年度予算で云々というふうに申しましたけれども、そういったものにも想定をいたしまして、いろいろご意見は伺っております。 やはり、一生懸命やっていただいている方々というのは、基本的には、やっぱりぜひまた今後も継続をしてというふうなことをお伺いのところからは、やはり同様に待遇改善をといいますか、そういったご要望はいただいているところでございます。市の財源の中での調整ということになりますので、はい、じゃすぐ増額しますというふうにはなかなか申し上げられにくい部分はありますけれども、いずれ地域の状況についてはそういったことで、実情なり、ご要望は逐次把握をさせていただいておりますので、私どもとしましても、そういった今、お話をいただいたような中で改善が図られるようなことを目指していきたいなというふうに考えているところでございます。 以上でございます。
○議長(小野寺隆夫君) 千葉敦議員。
◆11番(千葉敦君) 具体的な時期は教えていただけなかったんですけれども、額はいいにしても、最低賃金ぎりぎりとかそういうことはないように、さらに、今の法律で決められている最低賃金が必ずしも満足のいく数字では私はないと思っていますので、積算の際には、その辺は十分考慮されて、今度の予算にも反映させていただきたいと思いますので改めて伺いますし、やはり地域によって本当に活動が困難といいますか、なかなかうまく行えない地域もありますし、世帯に負担いただく会費といいますか、振興会の会費ですけれども、やはり地域によってかなり、年額ですから、やはり1,000円以上の差あるところ結構ありますので、奥州市全体のそれぞれの30地区が、それぞれの地域性はありますけれども、発展していくためにも、協働のまちづくりを担う方々ですので、一定の支援はさらに必要かと思いますので、改めて伺って終わります。
○議長(小野寺隆夫君) 鈴木
協働まちづくり部長。
◎
協働まちづくり部長(鈴木美喜子君) 先ほど課長からも説明しているところではございますが、地域活動員については、こちら側での積算根拠は非常勤職員程度の金額ということで、月額11万円でございます。これを地区の人口によりまして積算しているわけですけれども、それを使う側の、スタッフを雇用して使う側の振興会においては、いろいろ工夫を凝らして対応していただいているのも実態でございます。3名分の活動員分を2人のフルタイム勤務に対応するとか、そういった工夫で対応していただいているところもございます。 それから、なかなか地区センターの事業、土日等に事業を行うことがありますので、その分の勤務、時間外勤務とかそういったことについては、基本振りかえで対応いただいているわけですが、なかなかそれも対応できない等も実態としてございます。これについては、スタッフを雇用するいろいろ労務の関係もありますので、社会保険労務士の方に労務クリニックという形で各地区センター振興会の実情をお示しし、アドバイスをいただき、それからそれに改善するにはどのようにしたらいいかと、そういったことも実態にあわせながら検討しているところでございます。 新年度において、やはり地区振興会との意見交換会の中でも、一番やっぱり人を雇用したくても、なかなかこの程度の人件費では人が集まらないというような意見も多く示されておりますので、そういったことにも対応できるように今、いろいろ検討しまして、新年度予算に対応、要望していくところでございます。 以上です。
○議長(小野寺隆夫君) 質疑を終結いたします。 お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第4号は、会議規則第38条第3項の規定により委員会の付託を省略したいと思いますが、これにご異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(小野寺隆夫君) ご異議なしと認めます。よって、委員会の付託を省略することに決しました。 討論ありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(小野寺隆夫君) 討論なしと認めます。 これより採決いたします。本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(小野寺隆夫君) ご異議なしと認めます。よって、議案第4号は原案のとおり可決されました。
-----------------------------------
○議長(小野寺隆夫君) 日程第6、議案第5号、奥州市
姉体地区センター等の指定管理者の指定に関し議決を求めることについてを議題といたします。 提出者の説明は終わっておりますので、直ちに質疑に入ります。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(小野寺隆夫君) 質疑なしと認めます。 お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第5号は、会議規則第38条第3項の規定により委員会の付託を省略したいと思いますが、これにご異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(小野寺隆夫君) ご異議なしと認めます。よって、委員会の付託を省略することに決しました。 討論ありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(小野寺隆夫君) 討論なしと認めます。 これより採決いたします。本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(小野寺隆夫君) ご異議なしと認めます。よって、議案第5号は原案のとおり可決されました。
-----------------------------------
○議長(小野寺隆夫君) 日程第7、議案第6号、奥州市
羽田地区センターの指定管理者の指定に関し議決を求めることについてを議題といたします。 提出者の説明は終わっておりますので、直ちに質疑に入ります。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(小野寺隆夫君) 質疑なしと認めます。 お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第6号は、会議規則第38条第3項の規定により委員会の付託を省略したいと思いますが、これにご異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(小野寺隆夫君) ご異議なしと認めます。よって、委員会の付託を省略することに決しました。 討論ありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(小野寺隆夫君) 討論なしと認めます。 これより採決いたします。本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(小野寺隆夫君) ご異議なしと認めます。よって、議案第6号は原案のとおり可決されました。
-----------------------------------
○議長(小野寺隆夫君) 日程第8、議案第7号、奥州市
田原地区センター及び
江刺農業者健康増進センターの指定管理者の指定に関し議決を求めることについてを議題といたします。 提出者の説明は終わっておりますので、直ちに質疑に入ります。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(小野寺隆夫君) 質疑なしと認めます。 お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第7号は、会議規則第38条第3項の規定により委員会の付託を省略したいと思いますが、これにご異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(小野寺隆夫君) ご異議なしと認めます。よって、委員会の付託を省略することに決しました。 討論ありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(小野寺隆夫君) 討論なしと認めます。 これより採決いたします。本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(小野寺隆夫君) ご異議なしと認めます。よって、議案第7号は原案のとおり可決されました。
-----------------------------------
○議長(小野寺隆夫君) 日程第9、議案第8号、奥州市
伊手地区センターの指定管理者の指定に関し議決を求めることについてを議題といたします。 提出者の説明は終わっておりますので、直ちに質疑に入ります。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(小野寺隆夫君) 質疑なしと認めます。 お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第8号は、会議規則第38条第3項の規定により委員会の付託を省略したいと思いますが、これにご異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(小野寺隆夫君) ご異議なしと認めます。よって、委員会の付託を省略することに決しました。 討論ありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(小野寺隆夫君) 討論なしと認めます。 これより採決いたします。本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(小野寺隆夫君) ご異議なしと認めます。よって、議案第8号は原案のとおり可決されました。
-----------------------------------
○議長(小野寺隆夫君) 日程第10、議案第9号、奥州市
玉里地区センター及び
江刺農業者トレーニングセンターの指定管理者の指定に関し議決を求めることについてを議題といたします。 提出者の説明は終わっておりますので、直ちに質疑に入ります。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(小野寺隆夫君) 質疑なしと認めます。 お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第9号は、会議規則第38条第3項の規定により委員会の付託を省略したいと思いますが、これにご異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(小野寺隆夫君) ご異議なしと認めます。よって、委員会の付託を省略することに決しました。 討論ありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(小野寺隆夫君) 討論なしと認めます。 これより採決いたします。本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(小野寺隆夫君) ご異議なしと認めます。よって、議案第9号は原案のとおり可決されました。
-----------------------------------
○議長(小野寺隆夫君) 日程第11、議案第10号、奥州市
広瀬地区センター及び
江刺農業構造改善センターの指定管理者の指定に関し議決を求めることについてを議題といたします。 提出者の説明は終わっておりますので、直ちに質疑に入ります。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(小野寺隆夫君) 質疑なしと認めます。 お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第10号は、会議規則第38条第3項の規定により委員会の付託を省略したいと思いますが、これにご異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(小野寺隆夫君) ご異議なしと認めます。よって、委員会の付託を省略することに決しました。 討論ありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(小野寺隆夫君) 討論なしと認めます。 これより採決いたします。本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(小野寺隆夫君) ご異議なしと認めます。よって、議案第10号は原案のとおり可決されました。
-----------------------------------
○議長(小野寺隆夫君) 日程第12、議案第11号、奥州市
稲瀬地区センター及び
稲瀬体育センターの指定管理者の指定に関し議決を求めることについてを議題といたします。 提出者の説明は終わっておりますので、直ちに質疑に入ります。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(小野寺隆夫君) 質疑なしと認めます。 お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第11号は、会議規則第38条第3項の規定により委員会の付託を省略したいと思いますが、これにご異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(小野寺隆夫君) ご異議なしと認めます。よって、委員会の付託を省略することに決しました。 討論ありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(小野寺隆夫君) 討論なしと認めます。 これより採決いたします。本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(小野寺隆夫君) ご異議なしと認めます。よって、議案第11号は原案のとおり可決されました。
-----------------------------------
○議長(小野寺隆夫君) 日程第13、議案第12号、奥州市
前沢地区センター等の指定管理者の指定に関し議決を求めることについてを議題といたします。 提出者の説明は終わっておりますので、直ちに質疑に入ります。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(小野寺隆夫君) 質疑なしと認めます。 お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第12号は、会議規則第38条第3項の規定により委員会の付託を省略したいと思いますが、これにご異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(小野寺隆夫君) ご異議なしと認めます。よって、委員会の付託を省略することに決しました。 討論ありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(小野寺隆夫君) 討論なしと認めます。 これより採決いたします。本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(小野寺隆夫君) ご異議なしと認めます。よって、議案第12号は原案のとおり可決されました。
-----------------------------------
○議長(小野寺隆夫君) 日程第14、議案第13号、奥州市
白山地区センター及び
農村集落多目的共同利用施設白山中央会館の指定管理者の指定に関し議決を求めることについてを議題といたします。 提出者の説明は終わっておりますので、直ちに質疑に入ります。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(小野寺隆夫君) 質疑なしと認めます。 お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第13号は、会議規則第38条第3項の規定により委員会の付託を省略したいと思いますが、これにご異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(小野寺隆夫君) ご異議なしと認めます。よって、委員会の付託を省略することに決しました。 討論ありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(小野寺隆夫君) 討論なしと認めます。 これより採決いたします。本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(小野寺隆夫君) ご異議なしと認めます。よって、議案第13号は原案のとおり可決されました。
-----------------------------------
○議長(小野寺隆夫君) 日程第15、議案第14号、奥州市
生母地区センター等の指定管理者の指定に関し議決を求めることについてを議題といたします。 提出者の説明は終わっておりますので、直ちに質疑に入ります。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(小野寺隆夫君) 質疑なしと認めます。 お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第14号は、会議規則第38条第3項の規定により委員会の付託を省略したいと思いますが、これにご異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(小野寺隆夫君) ご異議なしと認めます。よって、委員会の付託を省略することに決しました。 討論ありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(小野寺隆夫君) 討論なしと認めます。 これより採決いたします。本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(小野寺隆夫君) ご異議なしと認めます。よって、議案第14号は原案のとおり可決されました。
-----------------------------------
○議長(小野寺隆夫君) 日程第16、議案第15号、奥州市
小山地区センター及び渡辺記念館の指定管理者の指定に関し議決を求めることについてを議題といたします。 提出者の説明は終わっておりますので、直ちに質疑に入ります。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(小野寺隆夫君) 質疑なしと認めます。 お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第15号は、会議規則第38条第3項の規定により委員会の付託を省略したいと思いますが、これにご異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(小野寺隆夫君) ご異議なしと認めます。よって、委員会の付託を省略することに決しました。 討論ありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(小野寺隆夫君) 討論なしと認めます。 これより採決いたします。本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(小野寺隆夫君) ご異議なしと認めます。よって、議案第15号は原案のとおり可決されました。
-----------------------------------
○議長(小野寺隆夫君) 日程第17、議案第16号、奥州市
若柳地区センター及び供養塚体育館の指定管理者の指定に関し議決を求めることについてを議題といたします。 提出者の説明は終わっておりますので、直ちに質疑に入ります。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(小野寺隆夫君) 質疑なしと認めます。 お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第16号は、会議規則第38条第3項の規定により委員会の付託を省略したいと思いますが、これにご異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(小野寺隆夫君) ご異議なしと認めます。よって、委員会の付託を省略することに決しました。 討論ありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(小野寺隆夫君) 討論なしと認めます。 これより採決いたします。本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(小野寺隆夫君) ご異議なしと認めます。よって、議案第16号は原案のとおり可決されました。
-----------------------------------
○議長(小野寺隆夫君) 日程第18、議案第17号、奥州市
胆沢愛宕地区センター及び
胆沢愛宕農業者トレーニングセンターの指定管理者の指定に関し議決を求めることについてを議題といたします。 提出者の説明は終わっておりますので、直ちに質疑に入ります。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(小野寺隆夫君) 質疑なしと認めます。 お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第17号は、会議規則第38条第3項の規定により委員会の付託を省略したいと思いますが、これにご異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(小野寺隆夫君) ご異議なしと認めます。よって、委員会の付託を省略することに決しました。 討論ありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(小野寺隆夫君) 討論なしと認めます。 これより採決いたします。本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(小野寺隆夫君) ご異議なしと認めます。よって、議案第17号は原案のとおり可決されました。
-----------------------------------
○議長(小野寺隆夫君) 日程第19、議案第18号、奥州市
衣川地区センター及び
奥州市衣川山村開発センターの指定管理者の指定に関し議決を求めることについてを議題といたします。 提出者の説明は終わっておりますので、直ちに質疑に入ります。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(小野寺隆夫君) 質疑なしと認めます。 お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第18号は、会議規則第38条第3項の規定により委員会の付託を省略したいと思いますが、これにご異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(小野寺隆夫君) ご異議なしと認めます。よって、委員会の付託を省略することに決しました。 討論ありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(小野寺隆夫君) 討論なしと認めます。 これより採決いたします。本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(小野寺隆夫君) ご異議なしと認めます。よって、議案第18号は原案のとおり可決されました。
-----------------------------------
○議長(小野寺隆夫君) 日程第20、議案第19号、奥州市
衣里地区センターの指定管理者の指定に関し議決を求めることについてを議題といたします。 提出者の説明は終わっておりますので、直ちに質疑に入ります。 12番廣野富男議員。
◆12番(廣野富男君) 12番廣野富男です。 先ほど伺うのをちょっと忘れていましたので、今般、主な増減理由の中に、当初想定できなかった経費として施設管理委託料積算単価見直し、大雪時の除雪委託料を加味したということ、これは全ての、今回、採択といいますか、指定管理する全ての施設がそうなるのかなというふうに読みましたが、これはどの程度今般増額していただいたのか、その単価等、もしよろしければお願いをいたします。
○議長(小野寺隆夫君) 千葉
地域づくり推進課長。
◎
地域づくり推進課長兼地域支援室長(千葉訓裕君) ご質問の件でございますけれども、まず、施設管理等に関する部分につきましては、増額の部分というのは、従来の形が、要は例えば月額幾らみたいな形でもって、多分直接的に比較をしたものというのがちょっと今、手元にございませんけれども、先ほど19番議員のご質問の中の答弁でご説明申し上げましたように、個人の方に管理等をお願いをしている部分というのが要は賃金といいますか労役の定型に近いもの、性格を有している業務でございますので、時間単価の部分で言いますと、県の最低賃金に近いような同水準の数字、たしか七百数十円だったというふうに記憶をしておるんですけれども、そういった水準で、要は日数等に基づいて金額を積算させていただいております。 あと、除雪費用につきましては、月額、一応2万円程度ということで、月額ではないですね、失礼しました、この積算の中で2万円程度、各施設のほうに加算をしたということでございます。 以上でございます。
○議長(小野寺隆夫君) 12番廣野富男議員。
◆12番(廣野富男君) ありがとうございます。 確認です。そうしますと、今回締結した部分の全ての地区センターについては一律2万円を加算したと。あわせて、人夫といいますか、除雪を例えば人で、ある程度人力でお願いしているところは最賃の分を出しているということですか。ちょっとそこは、ダブってもらえるのか、まるきり別なのか、その辺ちょっと確認させてください。
○議長(小野寺隆夫君) 千葉
地域づくり推進課長。
◎
地域づくり推進課長兼地域支援室長(千葉訓裕君) 失礼いたしました。除雪に関する部分につきましては、基本的に、要は外部の例えば業者さんとか、そういったところへの外注ということを想定いたしまして積算をしております。従来も、スタッフの方が例えば朝、除雪に従事をしたりだとかというふうなことでやっていただいていた部分で対応していた部分もあるんですけれども、そこの部分については、先ほど私、最低賃金云々というふうに時間単価で申しましたのは、これは除雪に関する部分ではなくて、夜間の例えば日直業務とか、日当直といいますか、そういった部分の要は積算について、時間単価をもとに、それから想定されます日数で積算をいたしましたというものでございます。 以上でございます。
○議長(小野寺隆夫君) 質疑を終結いたします。 お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第19号は、会議規則第38条第3項の規定により委員会の付託を省略したいと思いますが、これにご異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(小野寺隆夫君) ご異議なしと認めます。よって、委員会の付託を省略することに決しました。 討論ありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(小野寺隆夫君) 討論なしと認めます。 これより採決いたします。本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(小野寺隆夫君) ご異議なしと認めます。よって、議案第19号は原案のとおり可決されました。 ここで午後2時15分まで休憩いたします。 午後1時59分 休憩
----------------------------------- 午後2時15分 再開
○議長(小野寺隆夫君) 再開いたします。
-----------------------------------
○議長(小野寺隆夫君) 日程第21、議案第20号、
前沢グリーンアリーナ及び
前沢スポーツセンターの指定管理者の指定に関し議決を求めることについてを議題といたします。 提出者の説明は終わっておりますので、直ちに質疑に入ります。 19番阿部加代子議員。
◆19番(阿部加代子君) 阿部加代子です。 まず、全体的な考え方についてお伺いしたいというふうに思います。 指定管理に出す場合、おおむね3年から5年ということの期間になっているわけですけれども、議案の20号、2年ということになっているようですけれども、2年それから1年というものが今回提出議案の中に6件ほど出てきます。2年、1年としたその先にはどういうことになるのかと、この施設の管理をどういうふうにするのかということを示した上で指定管理に出されているのか、お伺いをしたいというふうに思います。 といいますのは、人の確保とか事業の継続のところにおきましては、やはり1年、2年というところで切られてしまいますと、その先が見えてこないということもございますので、市としては、その先をどう見据えてこの1年、2年というようなことの決め方になったのか、お伺いをしたいというふうに思います。
○議長(小野寺隆夫君) 二階堂生涯
学習スポーツ課長。
◎生涯
学習スポーツ課長(二階堂純君) 全体のお話ということでございまして、今回2年ということでの指定管理期間設けている施設もあると。それをどういうふうに指定管理者、候補者のほうに伝えているかという質問だったと思います。 今回、議会に提案している指定管理施設の中では、
前沢グリーンアリーナそれから
前沢スポーツセンター、大鐘、それから胆沢のプール、いずれも耐用年数過ぎているという実態でございます。行政経営改革プランの中では、いずれも平成30年度あるいは32年度という期限をもって廃止という位置づけにはなっております。ただ、実情としましては、年々利用者が増加している施設もこの中にはございます。あるいは目の前に大きな修繕を必要としないという施設もございます。一部、これに関しては計画どおりに廃止するということに向けて関係団体と協議しておるところもあるんですけれども、多くは具体的な動きをまだしていないというのが実態でございます。 どういうふうな説明をということでございますが、年度内にうちの課のほうでかなり数多い指定管理施設あるいは公共施設持っておるわけなんですけれども、公共施設等総合管理計画の個別計画を策定する動きをスタートさせるということでございまして、市民参画を得て、今後のスポーツ施設のあり方を議論するつもりでおります。32年度までに個別計画策定するというスケジュールになっておりますので、スポーツ施設についてもこの計画の中で将来的な方向性を探るというふうな位置づけでございまして、今回2年というふうな期限で指定管理、公募している段階におきましても、そういった説明をしているということでございます。
○議長(小野寺隆夫君) 19番阿部加代子議員。
◆19番(阿部加代子君) 19番阿部加代子です。 まず、廃止ということを見据えながらということでございますけれども、丁寧な説明、それから協議をしていただければというふうに思います。また、議会のほうにもご報告をいただきながら、丁寧に進めていただきたいと思います。ご答弁お伺いして終わります。
○議長(小野寺隆夫君) 二階堂生涯
学習スポーツ課長。
◎生涯
学習スポーツ課長(二階堂純君) これに関しては、先ほどもお答えしましたとおり、市民参画、具体的に言いますと市民の意見を聞きながら、さまざまな立場の方の意見を聞きながら進めたというふうに思っております。当然、進捗状況等についても議会等のほうにご説明、ご協議してまいりたいと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。
○議長(小野寺隆夫君) 質疑を終結いたします。 お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第20号は、会議規則第38条第3項の規定により委員会の付託を省略したいと思いますが、これにご異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(小野寺隆夫君) ご異議なしと認めます。よって、委員会の付託を省略することに決しました。 討論ありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(小野寺隆夫君) 討論なしと認めます。 これより採決いたします。本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(小野寺隆夫君) ご異議なしと認めます。よって、議案第20号は原案のとおり可決されました。
-----------------------------------
○議長(小野寺隆夫君) 日程第22、議案第21号、
胆沢総合体育館等の指定管理者の指定に関し議決を求めることについてを議題といたします。 提出者の説明は終わっておりますので、直ちに質疑に入ります。 12番廣野富男議員。
◆12番(廣野富男君) 12番廣野富男ですが、主な増減、個票の主な増減の理由の部分に、今回胆沢プールを単独協定するというふうにうたっております。なぜ今回単独協定になるのかという理由と、この単独協定することによって指定管理料の増減が発生しているのかどうかということについて、お伺いいたします。
○議長(小野寺隆夫君) 二階堂生涯
学習スポーツ課長。
◎生涯
学習スポーツ課長(二階堂純君) 2点ご質問いただいております。 プール単独協定にするのはなぜかということでございます。今、19番議員にご説明した関連でございますが、胆沢のプールを2年間、これは行政経営改革プランの関係でございますけれども、2年間ということで新しい協定を結びたいというふうに思っております。それに対しまして、胆沢の体育館あるいは野球場、陸上競技場、これについては、今の協定に倣いまして5年という期間で協定を結びたいということでございまして、その関係で分割したということでございます。 それから、指定管理料の増減でございます。これに関しましては、両方合わせた形でいいますと、来年消費税がアップするということによる増、あるいは胆沢平野土地改良区のほうに排水使用料、指定管理料に含めるということでございまして、その部分については全体としてアップしておりますが、分割したことによる料金の変動は大きくはないということでございます。
○議長(小野寺隆夫君) 質疑を終結いたします。 お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第21号は、会議規則第38条第3項の規定により委員会の付託を省略したいと思いますが、これにご異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(小野寺隆夫君) ご異議なしと認めます。よって、委員会の付託を省略することに決しました。 討論ありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(小野寺隆夫君) 討論なしと認めます。 これより採決いたします。本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(小野寺隆夫君) ご異議なしと認めます。よって、議案第21号は原案のとおり可決されました。
-----------------------------------
○議長(小野寺隆夫君) 日程第23、議案第22号、
大鐘公園市民プールの指定管理者の指定に関し議決を求めることについてを議題といたします。 提出者の説明は終わっておりますので、直ちに質疑に入ります。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(小野寺隆夫君) 質疑なしと認めます。 お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第22号は、会議規則第38条第3項の規定により委員会の付託を省略したいと思いますが、これにご異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(小野寺隆夫君) ご異議なしと認めます。よって、委員会の付託を省略することに決しました。 討論ありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(小野寺隆夫君) 討論なしと認めます。 これより採決いたします。本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(小野寺隆夫君) ご異議なしと認めます。よって、議案第22号は原案のとおり可決されました。
-----------------------------------
○議長(小野寺隆夫君) 日程第24、議案第23号、胆沢プールの指定管理者の指定に関し議決を求めることについてを議題といたします。 提出者の説明は終わっておりますので、直ちに質疑に入ります。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(小野寺隆夫君) 質疑なしと認めます。 お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第23号は、会議規則第38条第3項の規定により委員会の付託を省略したいと思いますが、これにご異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(小野寺隆夫君) ご異議なしと認めます。よって、委員会の付託を省略することに決しました。 討論ありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(小野寺隆夫君) 討論なしと認めます。 これより採決いたします。本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(小野寺隆夫君) ご異議なしと認めます。よって、議案第23号は原案のとおり可決されました。
-----------------------------------
○議長(小野寺隆夫君) 日程第25、議案第24号、奥州市道の駅交流館の指定管理者の指定に関し議決を求めることについてを議題といたします。 提出者の説明は終わっておりますので、直ちに質疑に入ります。 19番阿部加代子議員。
◆19番(阿部加代子君) 19番阿部加代子です。 この施設なんですけれども、大幅に施設の体制を見直すようでございますけれども、内容についてお伺いしたいというふうに思います。そもそもここの施設なんですけれども、施設を見るとレストランの運営と物品販売等が中心なのかなと思っていたんですけれども、指定管理にお願いする場合は施設の管理と観光案内ということになっていますけれども、この体制を見直すということになるのでしょうか、お伺いをいたします。
○議長(小野寺隆夫君) 菊地商業観光課長。
◎商業観光課長兼ロケ推進室長(菊地厚君) お答えいたします。 今般、訂正のものを出させていただいたものですけれども、今までですけれども、ここの施設については、施設で観光の案内業務するのが一つと、それから施設管理というものがございます。それから、行っております売店とか食堂の運営というものは自主事業という形で行われております。 この表の中で、収入のほうには自主事業の収入は入れないことということで書かれていましたので、こちらの指定管理をしているところで今まで実施事業を委託していたんですが、そこで昨年度までは委託していた部分の賃金は入っていなかったんですが、今回それを入れてきたものですから、自主事業の収入なしで賃金分の増額あったので、ちょっとこれじゃわかりにくいなということで、自主事業に係る売店と、それから食堂の雇用されている方々の賃金分を落とした形で訂正させていただいたものでございます。内容的には今までと変わらない運営がなされるものでございます。
○議長(小野寺隆夫君) 19番阿部加代子議員。
◆19番(阿部加代子君) 19番阿部加代子です。 そもそもあそこの施設をつくった経緯が、観光案内というところがメーンだったのかもしれませんけれども、しかし業務の実態とすれば、物品の販売と、それからレストランの運営というものが大きなウエートを占めているという、そういう施設だというふうに認識をされておりますけれども、その形態を維持しながらこの指定管理に出せるものなのか。出してはいるんですけれども、それは適切なあり方なのかどうかということを検討されたのでしょうか、お伺いします。
○議長(小野寺隆夫君) 菊地商業観光課長。
◎商業観光課長兼ロケ推進室長(菊地厚君) なかなか施設的にいいますと普通の施設、この指定管理というもの、いろいろな形があると思います。部屋の使用貸付け等により収入を得て、それを収益事業として行うという部分があったり、例えばうちのほうですといろんな施設がございまして、ひめかゆ温泉等ですと単に入場料だけでなくて売店業務とか食堂の営業も、あれは自主事業じゃなくて業務の中という形に入っているものもあれば、それからスキー、藤原の郷等におきましては、入場料の分は料金制になっているんですが、売店とか食堂の部分は自主事業という形で、そういうような形でいろんな指定管理の形が出ております。 そういった中で、今般この道の駅につきましては、いずれ3年前から業者さんのほうを変えましてお願いしていた状況でございますので、この状況でいい形に結びつければという形で、今回も指定管理という形で出させていただきました。
○議長(小野寺隆夫君) 19番阿部加代子議員。
◆19番(阿部加代子君) 19番阿部加代子です。 そうしますと、この大きなマイナス部分は自主事業でも賄えるという見込みだということでしょうか。そうしますと、マイナスという数字が出ておりますけれども、この出し方が適切なのかどうかということも、収支計画がありますので、そこの説明をもう少しいただいて終わりたいと思います。
○議長(小野寺隆夫君) 菊地商業観光課長。
◎商業観光課長兼ロケ推進室長(菊地厚君) 議員のご指摘の部分も確かにございました。それで、一番最初に出させた案の中では、やはりこれではちょっとわかりづらいだろうと。ちょっと金額が大き過ぎますという形で、私どものほうで会社さんのほうにご連絡申し上げて、やはりこれは本来的にいう指定管理の部分と分けられないのかというお話をさせていただきました。 ただ、向こうのほうのお話では、いずれ駅長さんが管理を行うということですが、そこでは当然1人という形のもの。ただ、駅長さんが1人で行って、案内の部分をやるということで担当に入っているわけですけれども、中身が分けにくいというか分けられないということで、駅長さん1人分の、じゃ賃金はこちらのほうに置きましょうということで、こういうふうな赤字の形で出させていただいたものでございます。 ただし、議員おっしゃられたとおり、この中で、自主事業でこの赤字分を賄えるのかということを確認しましたところ、これは大丈夫、やれますというお話をいただいた形で、今回提案させていただいたものでございます。
○議長(小野寺隆夫君) 19番阿部加代子議員。
◆19番(阿部加代子君) 申しわけありません、19番阿部加代子です。 結局駅長さんの業務を、1日中見ているわけではありませんけれども、たまにお買い物に行って見させていただくと、管理はもちろんされていると思うんですけれども、物品販売のほうに力を入れていらっしゃるような雰囲気もありますし、その辺の駅長というお仕事で施設の管理と販売業務というところでどう仕分けて、どう判断をされるのかというところをお伺いして終わります。すみません。
○議長(小野寺隆夫君) 菊地商業観光課長。
◎商業観光課長兼ロケ推進室長(菊地厚君) 道の駅につきましては、いずれ住民の方の評価といいますか、ご利用された評価というものは施設だけでなくて、案内だけでなくて、恐らく来られたお客様に対する食堂の対応、それから売店の対応、または外で物産販売をされている地元の方々の対応、そういったものが全てお客様にとっては評価につながるものだと思います。 そういった意味で、そこら全体をやはり管理、監督して、そして地域住民と一緒になって施設をより地域の方に身近なものにしていくというのが駅長さんの役割ではないかというふうに考えております。そういった中で、駅長さんの業務がこの指定管理上は施設の管理と、それから観光案内の業務ということだけに書かれてはおりますが、やはりそういった全体のものを踏まえた形で管理されていくのが望ましいものだと思っております。
○議長(小野寺隆夫君) 12番廣野富男議員。
◆12番(廣野富男君) もう一度同じ質問をさせていただきます。要は、ここの計画書の主な増減理由で、売店、食堂はこれまで下請け業者が運営していたと。次期指定管理から直営で営業すると。今の話ですと、そもそもこの道の駅の業務は道の駅の施設管理と観光案内が業務だと。売店と食堂は自主事業だと。 要は、食堂なり売店の収入でもってかかる人件費なり、あるいは光熱水費なり公租公課については当然自主事業の部分で支払うというものというふうに個人的には思うんですが、でも、今の課長の話がちょっと理解しかねましたので改めてお伺いしますし、その上で、ここの収支計画書によりますと、次のページにちょっと詳細の書いた収支計画書があるんですが、例えば需用費の光熱水費230万円、あるいは公租公課145万円のうち公租公課が130万円、これが入っているんですけれども、どうなんですか。この公租公課130万円というのは、施設については公の施設でしょうから、当然税金は発生しないと。ただ、これ出てくるのは、もしかすると売店あるいは食堂の部分、あるいは利益に対する公租公課がここの指定管理料の収支計画書に載ってくるのはやっぱりおかしいと。 やはりこれは、先ほどの話も半分はわかったんですけれども、きっちり、指定管理が施設管理と観光案内であれば、要は案分すればいいわけです。例えば2割なのか3割なのかを経費で見るということだって可能なわけですから。これではどこまでが市が指定管理する業務なのか、この計画書からわかりづらいということで、ここら辺、頼むことについては特に反対ではありませんが、この資料のつくり方、出し方、考え方、ちょっとこれでは厳しいのかなと思うんでありますが、ご所見があればといいますか、ご回答お願いします。
○議長(小野寺隆夫君) 菊地商業観光課長。
◎商業観光課長兼ロケ推進室長(菊地厚君) 議員ご指摘のとおりと今考えております。いずれこの提案者のほうからといいますか企業さんのほうから出されてきた提案の中のものを出されておりましたので、もう少しうちのほうでも指導して、中身をもっと自主事業の部分除いた形で出せれば、もっとわかりやすい資料だと思いますので、また検討させていただきたいと思います。
○議長(小野寺隆夫君) 27番及川善男議員。
◆27番(及川善男君) 今回大幅に実質的な運営を変えるということで、私もその事情はこの間、担当課長等から十分伺ってきました。地域の方々の声もあるので、あえてこれについて反対はしませんけれども、ただその際切って終わりではなくて、やはり今までの経過も十分考慮して対応すべきだというのが1点。その点どのように考えているか、お伺いをしたい。 それから、私はやっぱりこの間の指定管理、さまざまな問題があった責任の一端は市にもあるというふうに思っているんです。いろいろ声はあっても、実質的にこの業者任せにする、やっている方々に頼って、公の施設としてそれを所有する市の指導、監督、そういう点が十分行き届かなかったことが大きな要因の一つになっていると私は思うんです。 ですから、この間さまざまな問題があったのであれば、それなりに関係者、私も含めて、当局のほうから話あれば改善の余地はあったんですが、全くそういうのはなくて、3年前の経過さまざま指摘してきたにもかかわらず全くなくて、今回指定管理する段階でいろいろ問題が指摘をされるというあり方は、私は、市が指定管理する施設のあり方としては好ましくないんじゃないかというふうに思います。 今後、業者を通じていろいろ運営されるようでありますけれども、ぜひその辺、施設の所有者、管理者としての責任をきちっと果たすべきだというふうに思いますので、この2点についてお伺いします。
○議長(小野寺隆夫君) 千葉商工観光部長。
◎商工観光部長(千葉典弘君) ただいま議員さんから、経過、考慮に対応して、これから指定管理業者と真摯に対面するべきだと、取り組むべきだというご指摘いただきました。まさにそのとおりだというふうに考えます。また、市の責任として、日ごろからやはり市、あるいは指定管理者、そして地域の方々としっかり情報交換しながら、意識を同じくして取り組んでまいりたいと思います。市の指導、しっかりこれからもしてまいりたいと思います。よろしくお願いします。
○議長(小野寺隆夫君) 27番及川善男議員。
◆27番(及川善男君) 今回指定管理、実質的な運営のあり方が変わるわけですから、実際この間やってこられた方々と業者と、そして市がその間にきちっと入っていろんな問題が後を引かないように、それから雇用されてきた、あるいは仕事にかかわってきた方々がもう簡単に首切って終わりということにならないように、その方々の生活もあるわけですから、その辺は丁寧に対応してほしいと思いますが、それはよろしいでしょうか。部長ですか。
○議長(小野寺隆夫君) 千葉商工観光部長。
◎商工観光部長(千葉典弘君) 丁寧に対応してまいりたいと思います。
○議長(小野寺隆夫君) 質疑を終結いたします。 お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第24号は、会議規則第38条第3項の規定により委員会の付託を省略したいと思いますが、これにご異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(小野寺隆夫君) ご異議なしと認めます。よって、委員会の付託を省略することに決しました。 討論ありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(小野寺隆夫君) 討論なしと認めます。 これより採決いたします。本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(小野寺隆夫君) ご異議なしと認めます。よって、議案第24号は原案のとおり可決されました。
-----------------------------------
○議長(小野寺隆夫君) 日程第26、議案第25号、奥州市
種山高原野外交流施設等の指定管理者の指定に関し議決を求めることについてを議題といたします。 提出者の説明は終わっておりますので、直ちに質疑に入ります。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(小野寺隆夫君) 質疑なしと認めます。 お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第25号は、会議規則第38条第3項の規定により委員会の付託を省略したいと思いますが、これにご異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(小野寺隆夫君) ご異議なしと認めます。よって、委員会の付託を省略することに決しました。 討論ありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(小野寺隆夫君) 討論なしと認めます。 これより採決いたします。本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(小野寺隆夫君) ご異議なしと認めます。よって、議案第25号は原案のとおり可決されました。
-----------------------------------
○議長(小野寺隆夫君) 日程第27、議案第26号、奥州市越路スキー場の指定管理者の指定に関し議決を求めることについてを議題といたします。 提出者の説明は終わっておりますので、直ちに質疑に入ります。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(小野寺隆夫君) 質疑なしと認めます。 お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第26号は、会議規則第38条第3項の規定により委員会の付託を省略したいと思いますが、これにご異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(小野寺隆夫君) ご異議なしと認めます。よって、委員会の付託を省略することに決しました。 討論ありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(小野寺隆夫君) 討論なしと認めます。 これより採決いたします。本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(小野寺隆夫君) ご異議なしと認めます。よって、議案第26号は原案のとおり可決されました。
-----------------------------------
○議長(小野寺隆夫君) 日程第28、議案第27号、えさし藤原の郷等の指定管理者の指定に関し議決を求めることについてを議題といたします。 提出者の説明は終わっておりますので、直ちに質疑に入ります。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(小野寺隆夫君) 質疑なしと認めます。 お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第27号は、会議規則第38条第3項の規定により委員会の付託を省略したいと思いますが、これにご異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(小野寺隆夫君) ご異議なしと認めます。よって、委員会の付託を省略することに決しました。 討論ありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(小野寺隆夫君) 討論なしと認めます。 これより採決いたします。本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(小野寺隆夫君) ご異議なしと認めます。よって、議案第27号は原案のとおり可決されました。
-----------------------------------
○議長(小野寺隆夫君) 日程第29、議案第28号、奥州市温泉保養施設ひめかゆ等の指定管理者の指定に関し議決を求めることについてを議題といたします。 提出者の説明は終わっておりますので、直ちに質疑に入ります。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(小野寺隆夫君) 質疑なしと認めます。 お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第28号は、会議規則第38条第3項の規定により委員会の付託を省略したいと思いますが、これにご異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(小野寺隆夫君) ご異議なしと認めます。よって、委員会の付託を省略することに決しました。 討論ありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(小野寺隆夫君) 討論なしと認めます。 これより採決いたします。本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(小野寺隆夫君) ご異議なしと認めます。よって、議案第28号は原案のとおり可決されました。
-----------------------------------
○議長(小野寺隆夫君) 日程第30、議案第29号、奥州湖交流館の指定管理者の指定に関し議決を求めることについてを議題といたします。 提出者の説明は終わっておりますので、直ちに質疑に入ります。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(小野寺隆夫君) 質疑なしと認めます。 お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第29号は、会議規則第38条第3項の規定により委員会の付託を省略したいと思いますが、これにご異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(小野寺隆夫君) ご異議なしと認めます。よって、委員会の付託を省略することに決しました。 討論ありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(小野寺隆夫君) 討論なしと認めます。 これより採決いたします。本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(小野寺隆夫君) ご異議なしと認めます。よって、議案第29号は原案のとおり可決されました。
-----------------------------------
○議長(小野寺隆夫君) 日程第31、議案第30号、奥州市伝統産業会館の指定管理者の指定に関し議決を求めることについてを議題といたします。 地方自治法第117条の規定により、及川春樹議員の退場を求めます。 〔2番及川春樹君退場〕
○議長(小野寺隆夫君) 提出者の説明は終わっておりますので、直ちに質疑に入ります。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(小野寺隆夫君) 質疑なしと認めます。 お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第30号は、会議規則第38条第3項の規定により委員会の付託を省略したいと思いますが、これにご異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(小野寺隆夫君) ご異議なしと認めます。よって、委員会の付託を省略することに決しました。 討論ありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(小野寺隆夫君) 討論なしと認めます。 これより採決いたします。本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(小野寺隆夫君) ご異議なしと認めます。よって、議案第30号は原案のとおり可決されました。 及川春樹議員の入場を許可いたします。 〔2番及川春樹君入場〕
-----------------------------------
○議長(小野寺隆夫君) 日程第32、議案第31号、
江刺産業技術交流センターの指定管理者の指定に関し議決を求めることについてを議題といたします。 提出者の説明は終わっておりますので、直ちに質疑に入ります。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(小野寺隆夫君) 質疑なしと認めます。 お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第31号は、会議規則第38条第3項の規定により委員会の付託を省略したいと思いますが、これにご異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(小野寺隆夫君) ご異議なしと認めます。よって、委員会の付託を省略することに決しました。 討論ありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(小野寺隆夫君) 討論なしと認めます。 これより採決いたします。本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(小野寺隆夫君) ご異議なしと認めます。よって、議案第31号は原案のとおり可決されました。
-----------------------------------
○議長(小野寺隆夫君) 日程第33、議案第32号、
水沢勤労者体育館の指定管理者の指定に関し議決を求めることについてを議題といたします。 提出者の説明は終わっておりますので、直ちに質疑に入ります。 10番鈴木雅彦議員。
◆10番(鈴木雅彦君) 10番鈴木です。 1点確認をさせていただきたいんですが、今回これ計画書を見ますと、指定管理業者が変更になるということで理解をしているんですが、確かに施設の指定管理は継続なんですけれども、業者は新しく変わるんではないのでしょうか。それで5年間の契約ということに、指定管理ということになるところなんですが、一番最後の施設担当課意見記入欄というところも確認しますと、今回新しく指定管理を受ける業者はこれまでに指定管理者としての実績はないものの、各種事業の企画、運営実績から云々とありますけれども、指定管理をしたよそのものであれ、施設について、事業等は、確かにイベント等はやっているかもしれませんけれども、指定管理というものの実績がないのに対して5年間というのはどういった理由で契約になるんでしょうか。その点お答えください。
○議長(小野寺隆夫君) 小野寺財産運用課長。
◎財産運用課長(小野寺和夫君) それでは、本市の指定管理に伴います指定期間の考え方につきまして、方針をもとにご説明をさせていただきます。 まず、方針を読み上げさせていただきますと、指定期間につきましては、市民サービスの継続性と安定性を確保しながら指定管理者が計画的な管理運営を行うことができるよう、事業内容に応じた適切な期間としていく必要がある。最終的には個々の施設の実態にあわせて施設所管課等で定めるものとするということを原則としております。 つまり、事業者といいますか施設の実態ということで、施設ごとに対しまして指定期間を設定するということにされております。この場合、指定管理制度を最初に導入する場合につきましては基本的に3年ということを原則としております。ただし、施設が継続施設として指定管理制度を導入していく限りにおきましては、継続ということに関しましては一応5年度も可能という考え方に立っております。 今回そうした中で、5年間という設置で公募という形で募集をさせていただいておりましたので、募集の相手方によりまして期間を変更することは、これは妥当ではないと考えておりますし、公募をするのであれば、それは一定の条件のもとに募集をするのが妥当であろうという判断に立っておりまして、今回公募で応募してきていただいた団体におきましては5年ということで適当であろうと、そう考えているところでございます。
○議長(小野寺隆夫君) 10番鈴木雅彦議員。
◆10番(鈴木雅彦君) 話の筋としてもわからないではないんですけれども、ただ、今まで何らかの形での指定管理、例えば奥州市に限らないとしても、そういったものに対する管理運営の実績があるというならば今のお話もわかるんですけれども、今回の業者さんは、別に5年間が悪いという話ではないんですが、ただ5年間とするには全く初めてやられるということです、この記載であれば。ほかの何かイベント等はやっているかもしれないし、そういったものはやっているかもしれないけれども、じゃ5年間とするには、全くの初めての業者さんに対して、確かに施設は指定管理をずっと続けてきているから5年間だと、公募も5年間でやったから5年間だというのは、それはちょっと違うんではないのかなと思うんですけれども。 例えば、じゃ今までのものを継続するような何か担保とかというのは取っていらっしゃるんですか。やり方も変わるかもしれないわけです、その指定管理を頼んだ以上は。人も入れかわったりするわけです。内容等も変わるかもしれない。そういったことに対しての考えというのは、それでもやっぱり、いや5年で募集したし、これまでも5年間でやってきたんだから5年間なんだということなんでしょうか。
○議長(小野寺隆夫君) 小野寺財産運用課長。
◎財産運用課長(小野寺和夫君) お答えをいたします。 指定管理業務につきましては、あくまでも所管課等が中心となりまして、当然事業応募してきていただきました指定管理者事業者と共同のもとに運営を進めていただく必要性があると考えておるところでございます。そうした中におきましては、施設の管理そのもの、指定管理業務につきましては所管課等が相手方に対しまして、協定のもとにこのようにやっていただきたいとこちらの要望するものでございますし、当然募集の段階におきましても、事業内容につきましては綿密に、その辺は要項のとおりに定めているところでございます。 さらに申し上げれば、こういった指定管理制度につきましては、事業者の交代制も当然念頭に入れておりますので、この時期におきまして、皆様からの議決をいただいた場合におきまして、新年度から事業者が変わる場合におきましては、残りの3カ月間の間におきまして慎重に制度の引き継ぎ、こちらを行っていただくということで、こちらも方針のほうには定めておりますし、その旨事業所管課のほうからの指導を徹底していただきたいと考えておるところでございます。 一応これまでもこの方針に基づきまして制度を進めたいと考えておりますし、何度も申し上げるようでございますけれども、公募を行う施設ということになった場合におきましては、新規の応募者だけの場合ということも当然考えられますけれども、それに応じまして、相手によって、そちらにおきまして期間を変更するということは、こちらは考えておりませんので、これはあくまで指定管理を行う事業所管課のほうの責任におきまして、何年とするかという指定管理期間につきましてはその判断のもとに立ちまして選定委員会のほうにかけて候補者を選定するという、そういう制度を進めてまいりたいと思っているところでございます。
○議長(小野寺隆夫君) 12番廣野富男議員。
◆12番(廣野富男君) 改めて後で伺いますが、今回NPOのシチズンスポーツ奥州さんにお願いしたということですが、ここの職員体制を見るとちょっとご存じの方の名前があるんですが、受託団体が職員が構成しても、構成しなくても、特にこれは問題ないということでの今回こちらの法人に、NPOさんにお願いしたということになるんでしょうか。
○議長(小野寺隆夫君) 小野寺財産運用課長。
◎財産運用課長(小野寺和夫君) お答えをいたします。 特にそういった構成員の関係につきまして指定団体から除外するという規定はございませんので、そういった意味で選定を行っております。 以上です。
○議長(小野寺隆夫君) 12番廣野富男議員。
◆12番(廣野富男君) 早口なのでちょっとよく聞き取れなかったんですが、要はここの職員体制です、あくまでもここの。個票というか計画書見ますと、施設の管理体制の職員体制として現職の職員が含まれていても特段問題はないのですかと。こういうのは、今までの指定管理の中でこういう事例はあったのでしょうかということの確認です。
○議長(小野寺隆夫君) 小野寺財産運用課長。
◎財産運用課長(小野寺和夫君) すみません、大変失礼いたしました。 これまでも職員が役員等に参加しておる団体が指定管理者を受託してきたケースというものはございます。ただ、今回のように代表的な方が職員であるというケースは、これまで私のほうでは把握はしてございませんけれども、そういった団体、いずれ今回は指定管理者といいますのは個人ではなく団体を対象に指定を行うというものでございますので、いずれこの団体がそれをもとに除外されるということはございません。 以上でございます。
○議長(小野寺隆夫君) 質疑を終結いたします。 お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第32号は、会議規則第38条第3項の規定により委員会の付託を省略したいと思いますが、これにご異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(小野寺隆夫君) ご異議なしと認めます。よって、委員会の付託を省略することに決しました。 討論ありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(小野寺隆夫君) 討論なしと認めます。 これより採決いたします。本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(小野寺隆夫君) ご異議なしと認めます。よって、議案第32号は原案のとおり可決しました。
-----------------------------------
○議長(小野寺隆夫君) 日程第34、議案第33号、衣川歴史ふれあい館の指定管理者の指定に関し議決を求めることについてを議題といたします。 提出者の説明は終わっておりますので、直ちに質疑に入ります。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(小野寺隆夫君) 質疑なしと認めます。 お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第33号は、会議規則第38条第3項の規定により委員会の付託を省略したいと思いますが、これにご異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(小野寺隆夫君) ご異議なしと認めます。よって、委員会の付託を省略することに決しました。 討論ありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(小野寺隆夫君) 討論なしと認めます。 これより採決いたします。本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(小野寺隆夫君) ご異議なしと認めます。よって、議案第33号は原案のとおり可決されました。
-----------------------------------
○議長(小野寺隆夫君) 日程第35、議案第34号、
原子力発電所事故に起因する
損害賠償請求事件の和解に関し議決を求めることについてを議題といたします。 提出者の説明は終わっておりますので、直ちに質疑に入ります。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(小野寺隆夫君) 質疑なしと認めます。 お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第34号は、会議規則第38条第3項の規定により委員会の付託を省略したいと思いますが、これにご異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(小野寺隆夫君) ご異議なしと認めます。よって、委員会の付託を省略することに決しました。 討論ありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(小野寺隆夫君) 討論なしと認めます。 これより採決いたします。本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(小野寺隆夫君) ご異議なしと認めます。よって、議案第34号は原案のとおり可決されました。 ここで午後3時15分まで休憩いたします。 午後3時 休憩
----------------------------------- 午後3時15分 再開
○議長(小野寺隆夫君) 再開いたします。
-----------------------------------
○議長(小野寺隆夫君) 日程第36、議案第35号、財産の取得に関し議決を求めることについてを議題といたします。 提出者の説明は終わっておりますので、直ちに質疑に入ります。 1番小野優議員。
◆1番(小野優君) 1番小野です。 このラジオの配布場所についてもう少し詳しく教えていただきたいのと、それから既に配布してあるラジオに対しての訓練状況ですとか、それから不具合の件数などについて教えてください。
○議長(小野寺隆夫君) 及川危機管理課長。
◎危機管理課長(及川協一君) それでは、ご質問にお答えいたします。 まず、ラジオの配布台数でございますが、今回3,149台を買わせていただくという件になってございます。配布先につきましては、自主防災組織、地区振興会等の地域で見守りをしていただいている方々、それから福祉施設、病院施設、そちらのほうに配布をさせていただきたいというふうに思っておりますし、あとは民生児童委員さんのほうにも配布をさせていただきたいというふうに考えているところでございます。 また、ラジオを配布した際の確認、訓練でございますが、毎月14日に定例的に奥州エフエムから緊急情報を流しまして、それの着信状況を確認しているというところでございます。また、Jアラートについては随時訓練が入りますので、その場合についても、それぞれ緊急告知ラジオが鳴るという形で確認をとっているところでございます。Jアラートの訓練をする場合については、事前に通告がございますので、ラジオの配布先のほうにはがきを出して、この日の何時ごろにJアラートの訓練が鳴るという形でお知らせをしているところでございます。 それから、ラジオの故障した交換台数ですとかそういった部分については、数はちょっと押さえてございませんが、年間何台かございます。その場合につきましては、我々のほうで出向いて交換をするか、もしくは市役所の窓口のほうに持ってきていただいて、新しいものと交換しているという状況でございます。 以上でございます。
○議長(小野寺隆夫君) 1番小野優議員。
◆1番(小野優君) ありがとうございます。今まで既に1,000台ほど配布している中で、プラス3,000台を超えるということでかなりの台数が配布されるわけですけれども、実際配っておいて本番何かあったときに動かなかったということがないように、そういった点検対象がある意味ふえるということですので、そういったところが今後ないように厳密に管理していただきたいと思っておりますが、その辺お伺いして終わります。
○議長(小野寺隆夫君) 及川危機管理課長。
◎危機管理課長(及川協一君) 実際にこれから4年間かけまして1万台程度までふやしていくということでございます。 1つは、管理方法につきましては、地域の振興会それから自主防災組織等でまとまった数を管理していただくという方法を今検討させていただいております。それから、民生児童委員さんなどにつきましては、交代があった都度、ラジオを回収してお渡しするのではなくて、そのまま交代された方には新しいものをお渡ししていこうかなというふうに考えておりまして、そうすることによって回収するというところがなくなります。 それから、ラジオの台数については多少ふえるわけですけれども、それは緊急情報が市内に行き渡るというところで、情報発信の効果が高まるものということで考えていきたいというふうに思っております。なお、管理につきましては、全て危機管理課のほうで全台数を確認していくという作業は続けてまいりたいと思っております。 以上でございます。
○議長(小野寺隆夫君) 7番千葉康弘議員。
◆7番(千葉康弘君) 7番千葉康弘です。 3点お尋ねいたします。 緊急告知ラジオということで、もう一度、大変失礼ですが、詳しくご説明いただきたいのが1点ございます。あと、今既に配布されているということですが、活用状況というのはどのように活用されているのか、その点について教えていただきたいと思います。今、緊急告知ラジオとありますけれども、例えば電話、メール、インターネット、ラジオ、テレビ等々あるんですけれども、これでは何が不足で代用できないのかということも教えていただければと思います。その3点です。
○議長(小野寺隆夫君) 及川危機管理課長。
◎危機管理課長(及川協一君) それでは、ご質問にお答えします。 緊急告知ラジオにつきましては、奥州エフエムが発信する起動信号を受信して、自動でラジオが鳴り始めるという機能がございます。このことによって、災害対策本部で避難情報を発信したり、それからJアラートで全国放送が鳴ったりした場合にラジオが自動的に鳴り始めて、災害が近づいているよと、避難をしてくださいという情報を市民に対して発信するものでございます。ACアダプターもしくは電池、そのどちらかで起動が鳴り始めるということで、基本的にはスイッチを入れなくてもラジオが自動的に鳴るということで災害情報を感知できるものでございます。 また、今テレビですとか携帯のエリアメール、それからSNSといろんな形で総務省が進めておりますLアラートという形で、複数の情報発信をとっております。これにつきましては、やはりどれか一つの手法が途絶しても必ず地域に災害の情報が届くように複数のメディアを使いながら災害情報等の発信を行っているということでございますので、その中で奥州市としましては、1つはコミュニティFMを使った緊急告知を進めていこうということで取り組んでいるものでございます。また、代用の部分につきましては、先ほどお話ししたとおりでございます。1つの手法が、情報が途絶えても、必ず市民の方に災害が近づいているよということをきちっと届けるための形として捉えております。 また、奥州エフエム、コミュニティFMとしての利点につきましては、災害時のより細かい、市内で炊き出しがどこで行われているかとかそういった部分についても災害の情報番組として取り上げていただけるということで、そういった部分については、災害が長くなった場合については非常に有効な手段かなというふうに考えております。 以上でございます。
○議長(小野寺隆夫君) 渡辺市民環境部長。
◎市民環境部長(渡辺和也君) それでは、私のほうから利用状況についてお答えをさせていただきます。 現在この緊急告知ラジオの配布基準は1行政区当たり1個を原則とし、100世帯を超えた場合には100世帯を超えた都度1個を追加配布していくと、こういう考え方で配布をしているところでございます。多くは区長さんの手元にあったり、あるいは1行政区が1つの自主防災組織であってみた場合はそういった方にラジオが配布をされ、万が一こうした災害情報が発出された場合は区長さん、あるいは自主防災組織の代表の方に当該の避難情報等々が連絡されると、こういうふうな活用をされているものと承知をしております。
○議長(小野寺隆夫君) 7番千葉康弘議員。
◆7番(千葉康弘君) 2点お尋ねいたします。 1点目が、このラジオというのはあくまでも緊急放送ということで使われるということで、緊急時にも、例えば日中ほかのニュースを聞きたいとか何あってもそれは聞けなくて、あくまでも緊急の部分しか聞けないというふうに聞いたんですが、それが1点と、あと今既に1,000件個ほど配布されているということですが、利用状況というのはどうだったのか、不具合とか何かなかったのか、把握しているところで教えていただければと思います。その2点です。
○議長(小野寺隆夫君) 及川危機管理課長。
◎危機管理課長(及川協一君) お答えします。 まず1点目ですが、このラジオにつきましてはチューニングという機能がございませんので、奥州エフエムの電波しか受信できません。77.8メガヘルツということで、奥州エフエムの電波を受信するという形のもののみでございます。 それから、利用状況等でございますが、今自主防災組織、それから行政区長さん、そういったところ、公共施設も含めてですけれども、配布をしてございます。地域によってはやはり難聴地域がございますので、この部分につきましては、平成29年度と30年度におきまして、難聴地域に対して中継局等の難聴解消の対策を進めまして整備を進めているということでございまして、今年度につきましては前沢地域、それから胆沢地域において、難聴を解消するという工事が来年の1月末で完工する予定でございます。その後は、江刺地域の中山間の地域において聞こえていない地域を解消していこうという工事をあわせて進めているところでございます。 以上でございます。
○議長(小野寺隆夫君) 7番千葉康弘議員。
◆7番(千葉康弘君) 千葉康弘です。 今回3,149台ということで、1台当たり約9,800円ぐらいの予算で準備されているようですが、将来的にはどのくらいをお考えになっているのかというのがあります。 あと、私この緊急告知ラジオ、内容的にはわかるんですが、例えば値段というのを見た場合ですと、別にもう少し安くもできたのかななんて、全然素人ですのでわからないんですが、その辺のことはどうでしょうかということで2点、お尋ねしたいと思います。
○議長(小野寺隆夫君) 及川危機管理課長。
◎危機管理課長(及川協一君) 現在持っている計画ではこれから、平成30年度から33年度までの4年間かけて追加配布をしていきたいと。その数については約9,000台でございます。ですから、現在配布済みの九百数十台と合わせまして約1万台が市内のほうに配布をされるという形を見込んでございます。これにつきましては、基本的に地域防災の中でいろんな形で地域の方々に声がけをしていただける方、こういった方々を対象に配布を進めたいということで考えてございます。そういった数で計算しましたのが大体1万台かなというのが危機管理課の考え方でございます。 それから、値段の部分につきましては、これは業者の見積もりということでございますので、私のほうではちょっとこれ以上のことは考えられないというところでございます。よろしくお願いいたします。
○議長(小野寺隆夫君) 19番阿部加代子議員。
◆19番(阿部加代子君) 19番阿部加代子です。 まず、この契約ですけれども、随意契約ということになっておりまして、落札も1円違い。ほぼ100%の落札率ということになっております。なぜ随意契約になったのか、お伺いをしたいというふうに思います。随意契約の相手方も奥州エフエムさんということで放送局です。物品販売の許可が得られているのか、お伺いしたいというふうに思いますし、今緊急告知ラジオ、多くの自治体で配布なり、また一般の市民の方も幾らか負担をすれば購入できるというような状況になっております。なぜ随意契約でなければならなかったのかと、その理由についてお伺いをしたいというふうに思います。 また、今配布計画を示されましたけれども、配布の要綱はあるのかどうかお伺いをいたします。
○議長(小野寺隆夫君) 及川財務部長。
◎財務部長(及川健君) それでは、なぜ随意契約かという部分についてお答えをいたします。その前段で、物品の許可、これがあるのかということもあわせてお話をしたいと思います。 物品の名簿登載業者につきましては要綱があるわけですけれども、要綱に従って指名競争入札に参加しようとする者を、資格要件を満たした方について物品の名簿に登載をしているところでございます。指名競争入札がどうしてもできないという場合については、匿名随意契約ということになるわけですけれども、その際は、どうしてもある一定の業者でなければ、もともと物品の登録している業者では指名競争入札が成り立たないと、名簿の登載事業者は物品を調達できないというときに限っては匿名随意契約ということになるわけですけれども、その場合については名簿の登載業者でなくてもよろしいということで進めておりますので、今回はどうしてもラジオの部分の納品もあったわけですけれども、納品をするラジオの奥州エフエムの緊急告知信号を受けてきちんと作動するようにしたものを納品するということで、これについては緊急告知の信号をきちっと許可を受けている奥州エフエムでなければできないということで、今回については匿名随意契約になったということでございます。 以上です。
○議長(小野寺隆夫君) 19番阿部加代子議員。
◆19番(阿部加代子君) 答弁漏れがあるんですけれども。
○議長(小野寺隆夫君) 及川危機管理課長。
◎危機管理課長(及川協一君) 現在配布計画については市長決裁を取ったものがございます。ラジオの利用者の登録につきましては登録書を出していただいて、我々のほうでそれをパソコン上で管理をしているという状況でございます。 以上でございます。
○議長(小野寺隆夫君) 19番阿部加代子議員。
◆19番(阿部加代子君) 19番阿部加代子です。 起動信号は奥州エフエムさんの特許権があるわけでも著作権があるわけでもありません。放送の電波に乗せてその信号を送るというだけのものですので、仕様さえあれば、各メーカーさんでさまざまな緊急告知ラジオを出しておりますので、つくれるといいますか作製できるということのようでございます。総務省のほうにも確認をさせていただきましたけれども、電波ですので電波法にきちっとあると。それをさも奥州エフエムさんしかできない、起動信号が発せられないようなことではないということで、緊急告知ラジオにつきましても、競争入札でされている自治体もございます。随意契約にする必要はない、そのように考えます。安易な随意契約では、このような100%の落札率というのは本来競争入札ですとあり得ません。この辺についてもう一度お伺いをしたいというふうに思います。特許権、著作権、引っかかるんでしょうか。
○議長(小野寺隆夫君) 渡辺市民環境部長。
◎市民環境部長(渡辺和也君) 私ども、財務当局に対しまして今回入札をお願いしたいという際に協議をさせていただいた経過を少しお知らせしたいと思います。 平成23年、4年と当時入れました、前回900台入れているこのラジオは、国内におけるメディアトライ社というメーカーのラジオでございます。今回もこの自動起動信号、これいろいろな信号の発信の仕方があるようでございます。奥州エフエムで使っているのは、ちょっと私何と呼べばいいのかわかりませんけれども、英語でDTMF方式という、いわゆるピポパポの音なんだそうですけれども、この方式による受信機メーカーであること。別のやり方の方式もあるそうでございますが、このものは今回は当然採用することができないということになろうかと思います。したがいまして、私ども前回買ったところと同じこのメディアトライ社のものを買いたいということを財務当局にご要望申し上げました。奥州市内において、メディアトライ社の販売代理店は奥州エフエムしかなかったということもございまして、私どもとすれば、財務当局に対し、他のところではこのメーカーのものを扱えるというのが奥州エフエムしかないのではないかというふうにお話を申し上げたところでございます。 また、一番最初に、ではこのメーカーを入れた経過は何だったのかということも少しお知らせをしておきたいと思います。一番最初に入れる際、3社のメーカーのものを奥州市内に置いて受信感度のフィールド調査というのをしたのだそうでございます。その3社の中において、このメディアトライ社のものがいわゆる電波が弱い、比較的電波が余り通らないところでも一番受信エリアが広く、受信ができたというふうなことから、このメーカーを選択し、一番最初に900台これを入れているというふうなこともございまして、今回私どももこのメーカーのもので同じ方式で起動信号が送れる、このメーカーのもので導入をしたいというふうなことから、かような、財務当局にそういうご依頼を申し上げたというものでございます。
○議長(小野寺隆夫君) 19番阿部加代子議員。
◆19番(阿部加代子君) 19番阿部加代子です。 信号なんですけれども、大きくは2つだそうです。私メーカーさんにご連絡をしまして、技術的なことがわからなかったので、ご指導を数社からいただきました。そうしますと、信号はコムフィスと先ほど部長がご答弁でいただきましたDTMF信号の2種類ということで、DTMF信号は一般的に今緊急告知ラジオで使われていまして、コムフィスというところは業者が限定されるようですけれども、大きくは部長答弁の信号を使って多くの業者が製造されているというようなことでございます。感度につきましても、奥州エフエムさんのほうでしっかり仕様を出していただければ、それはつくれるということでございます。 契約は一般競争入札が前提であります。一般競争入札、それから指名競争入札ということになっていますので、そもそも一般競争入札でこれら多くの自治体が採用されている緊急告知ラジオですので、それぞれのメーカーさん調べればわかるわけですので、随意契約にする必要はないと。随意契約にするためには、奥州市もガイドラインをしっかり決めているはずです。その中に当てはまりますか、今の条件で。しっかりと検討していただきたいというふうに思います。これらのものを、この緊急告知ラジオを随契でやってしまうと、奥州市そういうふうにやりましたよということになります。全国に発信されます。このような方法でいいのでしょうか。随意契約は厳格であるべきだというふうに思います。 やはりそれは公平性、競争性、結局は市民の税金でございますので、9,800円、先ほども単価高いんじゃないかというお話ございましたけれども、さまざまな自治体調べてみますと、ラジオ自体もどんどん進化していますから、緊急告知ラジオの信号が入るとランプがつくとか、また電池の残量がわかるものとか、このぐらいの値段出せばAM、FM両方聞けますよというようなものが出ております。他の自治体と比べても高過ぎます。精査されましたか。本来随意契約でも2社からの見積もりをとるということになっていると思いますけれども、もう奥州エフエムしかないと、そういう頭でいたんではないでしょうか。もっと調べられましたか。もう一度お伺いいたします。
○議長(小野寺隆夫君) 渡辺市民環境部長。
◎市民環境部長(渡辺和也君) 先ほど申し上げましたように、今回調達をしようとしております私どもの部といたしましては、この会社のものの販売代理店は奥州エフエムしかないというふうなことでありましたから、他から見積もりを徴しているということはございません。
○議長(小野寺隆夫君) 2番及川春樹議員。
◆2番(及川春樹君) 先ほど性能テストで3社ほどの検査を行ったということなんですけれども、調べますと国内6社ありまして、ホーチキ、兼藤産業、リズム時計工業、先ほどおっしゃったメディアトライ、CSR、シンクレイヤという会社があります。それに加えて、一関市が導入したときには千厩マランツ、オーディオメーカーのものを入れているんですけれども、一関市さんのように例えば地元企業、またはそのようなラジオをつくっている企業など、そういったのを検討されたのでしょうか。
○議長(小野寺隆夫君) 渡辺市民環境部長。
◎市民環境部長(渡辺和也君) 特に奥州市内のメーカーというふうなこと、奥州市内のメーカーのものというふうに検討したという形跡はないものと承知をしております。
-----------------------------------
○議長(小野寺隆夫君) お諮りいたします。この議案につきましてはさらに吟味する経過があろうかと思います。本日の会議はこの程度にとどめ延会したいと思いますが、これにご異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(小野寺隆夫君) ご異議なしと認めます。よって、本日の会議はこれをもって延会することに決しました。 次の会議は、明12月11日午前10時から開くことにいたします。 本日の会議はこれをもって延会いたします。 ご苦労さまでした。 午後3時41分 延会...