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03月23日-11号

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  1. 奥州市議会 2011-03-23
    03月23日-11号


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    平成23年  3月 定例会(第1回)          平成23年第1回奥州市議会定例会会議録(第11号)議事日程第11号                      平成23年3月23日(水)午前10時開議第1 諸般の報告第2 発議案第16号 東北地方太平洋沖地震の災害対策を求める意見書第3 議案第58号 教育委員会の委員の任命に関し同意を求めることについて第4 議案第59号 平成22年度奥州市一般会計補正予算(第9号)第5 議案第43号 平成23年度奥州市一般会計予算第6 議案第44号 平成23年度奥州市国民健康保険特別会計予算第7 議案第45号 平成23年度奥州市後期高齢者医療特別会計予算第8 議案第46号 平成23年度奥州市介護保険特別会計予算第9 議案第47号 平成23年度奥州市簡易水道事業特別会計予算第10 議案第48号 平成23年度奥州市下水道事業特別会計予算第11 議案第49号 平成23年度奥州市農業集落排水事業特別会計予算第12 議案第50号 平成23年度奥州市浄化槽事業特別会計予算第13 議案第51号 平成23年度奥州市バス事業特別会計予算第14 議案第52号 平成23年度奥州市米里財産区特別会計予算第15 議案第53号 平成23年度奥州市水道事業会計予算第16 議案第54号 平成23年度奥州市総合水沢病院事業会計予算第17 議案第55号 平成23年度奥州市国民健康保険ごころ病院事業会計予算第18 議案第56号 平成23年度奥州市国民宿舎等事業会計予算                            (予算審査特別委員長)第19 競馬事業調査について                          (競馬事業調査特別委員長)第20 請願第15号                            (教育厚生常任委員長)第21 所管事務調査の閉会中における継続調査の申し出について---------------------------------------本日の会議に付した事件第1 諸般の報告第2 発議案第16号 東北地方太平洋沖地震の災害対策を求める意見書第3 議案第58号 教育委員会の委員の任命に関し同意を求めることについて第4 議案第59号 平成22年度奥州市一般会計補正予算(第9号)第5 議案第43号 平成23年度奥州市一般会計予算第6 議案第44号 平成23年度奥州市国民健康保険特別会計予算第7 議案第45号 平成23年度奥州市後期高齢者医療特別会計予算第8 議案第46号 平成23年度奥州市介護保険特別会計予算第9 議案第47号 平成23年度奥州市簡易水道事業特別会計予算第10 議案第48号 平成23年度奥州市下水道事業特別会計予算第11 議案第49号 平成23年度奥州市農業集落排水事業特別会計予算第12 議案第50号 平成23年度奥州市浄化槽事業特別会計予算第13 議案第51号 平成23年度奥州市バス事業特別会計予算第14 議案第52号 平成23年度奥州市米里財産区特別会計予算第15 議案第53号 平成23年度奥州市水道事業会計予算第16 議案第54号 平成23年度奥州市総合水沢病院事業会計予算第17 議案第55号 平成23年度奥州市国民健康保険ごころ病院事業会計予算第18 議案第56号 平成23年度奥州市国民宿舎等事業会計予算                            (予算審査特別委員長)第19 競馬事業調査について                          (競馬事業調査特別委員長)第20 請願第15号                            (教育厚生常任委員長)第21 所管事務調査の閉会中における継続調査の申し出について---------------------------------------出席議員(32名)      議長  渡辺 忠君      1番  菅原由和君      2番  飯坂一也君      3番  三ノ宮 治君      4番  高橋政一君      5番  佐藤郁夫君      6番  菊地孝男君      7番  千葉正文君      9番  関 笙子君      10番  加藤 清君      11番  阿部加代子君      12番  中西秀俊君      13番  小野寺隆夫君      14番  菅原 明君      15番  三宅正克君      16番  菊池堅太郎君      17番  小野寺 重君      18番  千葉悟郎君      19番  藤田慶則君      20番  今野裕文君      21番  佐藤邦夫君      22番  及川梅男君      23番  内田和良君      26番  遠藤 敏君      27番  佐藤修孝君      28番  菊池嘉穂君      29番  新田久治君      30番  小野幸宣君      31番  佐藤克夫君      32番  高橋瑞男君      33番  及川善男君      34番  中澤俊明君---------------------------------------欠席議員(2名)      8番  菅原 哲君      24番  千田美津子君---------------------------------------説明のための出席者    市長                   小沢昌記君    副市長                  後藤新吉君    監査委員                 及川新太君    教育委員長                千葉啓一君    農業委員会会長              佐藤清信君    教育長                  佐藤孝守君    病院事業管理者              大川正裕君    水沢総合支所長兼参事兼競馬対策室長    粟野金見君    江刺総合支所長              菊地隆一君    前沢総合支所長              小野寺三夫君    胆沢総合支所長              高橋民雄君    衣川総合支所長              吉田裕悦君    総合政策部長               菊池賢一君    総務部長                 鈴木龍司君    市民環境部長               及川 潔君    商工観光部長               菊池 寛君    農林部長                 及川喜三郎君    健康福祉部長               大沼一裕君    都市整備部長               及川文男君    水道部長                 小野寺正幸君    教育委員会教育部長            三浦信子君    会計管理者                岩渕敏朗君    政策企画課長               高梨 稔君    財政課長                 佐藤 洋君---------------------------------------事務局職員出席者    事務局長                 岩渕秀夫君    事務局次長                佐賀克也君    総務係長                 佐々木文恵君    議事調査係長               菅原幸一君    主任                   今野美享君---------------------------------------議事               午前10時 開議 ○議長(渡辺忠君) おはようございます。 出席議員は定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。 なお、欠席通告者は8番菅原哲議員、24番千田美津子議員であります。 本日の会議は、議事日程第11号をもって進めます。--------------------------------------- ○議長(渡辺忠君) 議事に入る前に、小沢市長から発言を求められておりますので、これを許可いたします。小沢市長。     〔市長小沢昌記君登壇〕 ◎市長(小沢昌記君) おはようございます。 皆さんのお手元に、ヘッダーに本日付の8時現在の対応状況についての資料をご配付しておりますが、主に下線部につきましては昨日から本日において変化があったもの、あるいは支援を実行したもの等ということでございますが、要点としては、水沢病院では現在延べ48名の沿岸からの被災者をお受け取りしておりまして、そのうち24名が入院中。まごころ病院は主に釜石でありますけれども、4名の入院をお引き受けさせていただいているということ。それから、公用車を3台、当分の間、陸前高田市のほうに貸与するということとあわせて、消防団の車3台を当分の間、お貸し出しするということで今、調整をし、整い次第実行をしたいということでございます。それから、これまでも実施しておりましたけれども、保健師さん、それから事務職員ということで4班体制でですね、保健師3名、事務員1名ということで、本日から新たに増員をしながら陸前高田市さんのほうに支援ということで対応をしておりますし、また、全国市長会からを通じて岩手県市長会として、特に大槌のほうになりますけれども、職員を派遣するということで、今、その協議をしているところでございます。なお、明日から26日まで、28日から30日まで当市からは5名、職員を派遣し、一時移送の受け入れに関する調査を実施するということで対応をさせていただくということで、今、準備中でございます。 お手元の資料の2番の(2)の一番下の※の部分ですけれども、「地区センターでは、食料品の受入は行わない。」というふうな表現になっておりますけれども、これはあくまでも足の早い食料品ということで、米など保存可能なものについては別ということでお受け取りをさせていただくということで、ちょっと表現に不備があったことはおわびいたしますが、昨日もご指摘ありましたとおり、長期保存可能なものについてはお引き受けをさせていただくということで対応します。なお、対応受付については若干、不備な部分もあったというふうにきょうの朝、情報が入りましたので、市民の皆さんの善意を無にすることのないような丁寧な対応をするように、一層心がけてまいりたいというふうに思います。 なお、こちらのほうの記載にはございませんけれども、本日からひめかゆ温泉、お湯については燃料を使わず、薄め湯でこしているということでありますので、ひめかゆのほうは再開させていただくということと、26日から舞鶴温泉のほうも再開するというふうな形で対応をさせていただくことというふうにしております。 それから、全国市長会の分のところとして、全国の市長会からの支援物資については、県南については遠野市と一関市で供給基地というのですか、配送センターみみたいな所を遠野・一関2市に設けて、それぞれ対応していくというふうな形で、これは全国市長会ルートでご支援いただくものをそのようなことで取りまとめ、釜石市から陸前高田市さん、そして気仙沼市さんの一部含みますけれども、そちらの沿岸被災地に支援等をしてまいりたいということで、今、この送る分を調整し、でき上がり次第、支援を実施するということで対応いたしたいというふうに考えております。 以上、あと、ほかの部分につきましては、この記載のとおりでございますので、資料をご確認いただければと思います。 ○議長(渡辺忠君) 17番小野寺重議員。 ◆17番(小野寺重君) はい、貴重な時間、恐縮です。 きのうの建設環境常任委員会で話が出たのですけれども、江刺の東北油化も地震の被害で、現在操業されていないという情報をお聞きしました。その状況なり、その見通し、対策等についてお尋ねをしたいと思います。 ○議長(渡辺忠君) 及川市民環境部長。 ◎市民環境部長(及川潔君) 東北油化の件でございますけれども、議員さんのほうから地震被害という話がございましたが、地震被害ということではなくて、燃料のA重油の入手ができないということでございます。燃料の在庫がないということで、なかなか操業ができないということでありまして、入り次第、平常には戻るかなと。いくらかはというと直接搬入された部分については処理はしているようでございますけれども、全面的な平常な操業化というと難しい状況にあるということでございます。 ○議長(渡辺忠君) 17番小野寺重議員。 ◆17番(小野寺重君) 大方、それでいいのですけれども、指導としてはそれぞれ自分で土葬しなさいというか、そういったような指導もあるやにお聞きしましたけれども、その辺の状況は確認されておりますでしょうか。 ○議長(渡辺忠君) 及川市民環境部長。 ◎市民環境部長(及川潔君) 3月14日付で県の環境生活部長農林水産部長名で各市町村長あてに通知が入っておりまして、家畜死体の特例的な処理ということでの通知でございます。従来は埋却といいますか、そういったことが禁止はされているわけですけれども、災害時でありますので特例的に埋却を認めるということで通知が来ております。その結果、当市においても、18日現在の資料で大変申しわけございませんが、9頭の牛を埋却処分しております。そういった処理ができないということで埋却をしております。 以上です。 ○議長(渡辺忠君) ほかに。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(渡辺忠君) はい。--------------------------------------- ○議長(渡辺忠君) 日程第1、諸般の報告を行います。 今期定例会に提出のため、市長より議案2件の追加送付を受けております。 また、遠藤敏議員ほか8名から発議が1件の提出があります。 これをもって報告をおわります。--------------------------------------- ○議長(渡辺忠君) 日程第2、発議案第16号、東北地方太平洋沖地震の災害対策を求める意見書を議題といたします。 議案の朗読を省略し、直ちに提出者の説明を求めます。26番遠藤敏君。 ◆26番(遠藤敏君) 発議案第16号について提案理由の説明を行います。 まず、発議案第16号、東北地方太平洋沖地震の災害対策を求める意見書についてでありますが、これは地震災害被災者の速やかな救援及び生活再建、被災地の早期復旧のための復興支援などを国に対して要望するものであります。 意見書の案文の朗読をもって、ご説明にかえさせていただきます。           東北地方太平洋沖地震の災害対策を求める意見書 去る3月11日、三陸沖を震源とするマグニチュード9.0の世界最大規模の地震が発生し、今もなお余震が続く中で、市民生活は混乱し更なる被害の拡大が心配されております。 特にも、今般の大地震に伴い発生した大津波により、沿岸市町村はその直撃を受け、人命、家屋等財産に過去に例をみない深刻な被害を受けています。 現在、被災地においては、県、市、自衛隊、ボランティア等が一丸となって復旧と被災者の生活再建に努めているところでありますが、被災地の完全復旧には多大な時間と労力や経費を要するものと思慮されます。 よって、このような状況をご理解いただき、政府におかれましては、被災者の速やかな救援及び生活再建、被災地の早期復旧のため、次の事項について、特段のご配慮をされるよう強く要望いたします。                   記 1、被災者の速やかな救援を強化すること。 2、災害復旧や市民生活に不可欠な燃料を早急に供給すること。 3、ライフラインを早期に復旧すること。 4、被災者に対する経済的支援を含めた生活支援を強化すること。 5、医薬品を初め生活必需品の流通を確保すること。 6、被災地の自治体に対し、復興支援を強化すること。 以上、地方自治法第99条の規定により、意見書を提出いたします。 以上、提案理由を申し述べましたが、何とぞ満場のご賛同を賜りますようよろしくお願いを申し上げます。 ○議長(渡辺忠君) これより質疑に入ります。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(渡辺忠君) 質疑なしと認めます。 お諮りいたします。ただいま議題となっております発議案第16号は、会議規則第38条第3項の規定により委員会の付託を省略したいと思いますが、これにご異議ありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(渡辺忠君) ご異議なしと認めます。よって、委員会の付託を省略することに決しました。 討論ありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(渡辺忠君) 討論なしと認めます。 これより採決いたします。本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(渡辺忠君) ご異議なしと認めます。よって、発議案第16号は原案のとおり可決されました。--------------------------------------- ○議長(渡辺忠君) 日程第3、議案第58号、教育委員会の委員の任命に関し同意を求めることについてを議題といたします。 議案の朗読を省略し、直ちに提出者の説明を求めます。小沢市長。 ◎市長(小沢昌記君) 議案第58号、教育委員会の委員の任命に関し同意を求めることについてをご説明申し上げます。 教育委員会の委員、家子洋子氏につきましては平成23年3月30日をもって任期を満了することから、この後任の委員の任命に関し、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第4条第1項の規定により議会の同意を求めるものであります。 佐々木イサ子氏は、人格が高潔にして教育、学術、文化に関し優れた識見を有しており、適任者として委員に任命しようとするものであります。何とぞ満場のご賛同を賜りますようお願いいたします。 ○議長(渡辺忠君) これより質疑に入ります。33番及川善男議員。 ◆33番(及川善男君) 私もこの方は存じておりまして、人格的には問題ないと思うのですが、社会福祉協議会の事務局長という現在の要職にあられる方ですので、ずっと事務局長をしながら教育委員やられるのか、それではなかなか大変じゃないかなというふうに思いますので、その辺はどうなのかをお聞きします。 ○議長(渡辺忠君) 小沢市長。 ◎市長(小沢昌記君) 人選にあたりましては社会福祉協議会とも協議をさせていただきましたが、資料にありますとおり本年3月31日をもって定年退職ということで、引き続き要職ではなくサポートは続けていただくということでありますけれども、その任については3月31日をもって終了されるという確認をとりましたし、社会福祉協議会のほうでもそのような形としてサポートはできるものだというふうなご了解と言ったらおかしいですけれども、そのような確認をした上で今回、ご提案申し上げたものでございます。 ○議長(渡辺忠君) 質疑を終結いたします。 お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第58号は人事案件でありますので、委員会の付託及び討論を省略したいと思いますが、これにご異議ありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(渡辺忠君) ご異議なしと認めます。よって、そのように決しました。 これより採決いたします。 採決は投票により行います。 議場の閉鎖を命じます。     〔議場閉鎖〕 ○議長(渡辺忠君) ただいまの出席議員数は、議長を除き31人であります。 投票用紙を配付いたさせます。     〔投票用紙配付〕 ○議長(渡辺忠君) 投票用紙の配付漏れはありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(渡辺忠君) 配付漏れなしと認めます。 投票箱を改めさせます。     〔投票箱点検〕 ○議長(渡辺忠君) 異状なしと認めます。 念のため申し上げます。投票は無記名で行います。同意を可とする方は賛成と、否とするする方は反対と投票用紙に記載し、投票願います。賛否を表明しない投票及び賛否が明らかでない投票は否とみなします。自席で記入され、点呼に応じて順次、議長席に向かい左側から登壇して投票された後、右側から降壇願います。 点呼を命じます。     〔点呼〕     〔投票〕               1番 菅原由和議員               2番 飯坂一也議員               3番 三ノ宮 治議員               4番 高橋政一議員               5番 佐藤郁夫議員               6番 菊地孝男議員               7番 千葉正文議員               9番 関 笙子議員               10番 加藤 清議員               11番 阿部加代子議員               12番 中西秀俊議員               13番 小野寺隆夫議員               14番 菅原 明議員               15番 三宅正克議員               16番 菊池堅太郎議員               17番 小野寺 重議員               18番 千葉悟郎議員               19番 藤田慶則議員               20番 今野裕文議員               21番 佐藤邦夫議員               22番 及川梅男議員               23番 内田和良議員               26番 遠藤 敏議員               27番 佐藤修孝議員               28番 菊池嘉穂議員               29番 新田久治議員               30番 小野幸宣議員               31番 佐藤克夫議員               32番 高橋瑞男議員               33番 及川善男議員               34番 中澤俊明副議長 ○議長(渡辺忠君) 投票漏れはありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(渡辺忠君) 投票漏れなしと認めます。 投票を終結いたします。 議場の閉鎖を解きます。     〔議場開鎖〕 ○議長(渡辺忠君) 開票を行います。 立会人に10番加藤清議員、11番阿部加代子議員を指名いたします。両君の立ち会いをお願いいたします。 開票を命じます。     〔開票〕 ○議長(渡辺忠君) 選挙の結果をご報告いたします。 投票総数31票、これは先ほどの出席議員数に符合しております。 このうち、賛成29票、反対2票、以上のとおりであります。よって、議案第58号はこれに同意することに決しました。--------------------------------------- ○議長(渡辺忠君) 日程第4、議案第59号、平成22年度奥州市一般会計補正予算(第9号)を議題といたします。 議案の朗読を省略し、直ちに提出者の説明を求めます。小沢市長。 ◎市長(小沢昌記君) 議案第59号、平成22年度奥州市一般会計補正予算(第9号)を副市長からご説明申し上げますのでご了承をお願いいたします。 ○議長(渡辺忠君) 後藤副市長。 ◎副市長(後藤新吉君) 議案第59号、平成22年度奥州市一般会計補正予算(第9号)についてご説明申し上げます。 今回の補正予算は、除雪対策事業経費について所要の措置をするものであります。補正予算は、歳出の補正のみとなります。 2款総務費は、基金積立金を5,000万円減額し、8款土木費は、除雪対策事業経費に5,000万円を追加するものであります。何とぞ慎重審議の上、議案のとおりご議決下さいますようお願い申し上げます。 ○議長(渡辺忠君) 質疑ありませんか。11番阿部加代子議員。 ◆11番(阿部加代子君) 11番阿部加代子です。2点、お伺いをいたします。 1点目でございますけれども、今年の雪は例年にない大雪で、大変な雪の被害が出たわけでございます。また、除雪もこのように補正を組まなければならないような状況になったわけでございますけれども、国とか県からの補助は見込めるのかどうか、お伺いしたいと思います。 また、今回の地震に関しまして、まだ被害状況が全体的にはつかめていないとは思いますけれども、この災害復旧等の補正が今後、いつの時期に組まれるのか、お伺いしたいと思います。 ○議長(渡辺忠君) 小沢市長。 ◎市長(小沢昌記君) 2点目のですね、まあ、どちらもそうなのですけれど、特別交付ということで、その中に算入されるという形になってますが、この分の除雪費用としての部分ですよというふうの算入の形ではないのですけれども、いずれ詳しくは担当部長のほうから、そのことについては。 関連して、災害復旧に係る経費の部分の補正はどのようにするのかと。今時点では、その状況が刻々と変化し、その対応も時間をかけて決定するということではないわけでございますので、基本的には災害対応の分については専決をさせていただき、後ほど、その内容について議会にご報告しご承認を得るような形をとりたいと、スピードを重視していきたいというふうな考えで対応しようという方針を打ち出しております。 ○議長(渡辺忠君) 佐藤財政課長。 ◎財政課長(佐藤洋君) それでは、除雪に係る費用について国・県補助はということですが、補助についてはございませんが、交付税のほうで需要についての交付税算入、需要額について算入していただくということでございます。 ○議長(渡辺忠君) 11番阿部加代子議員。 ◆11番(阿部加代子君) 11番阿部加代子です。ありがとうございました。 災害復旧の件でございますけれども、まず当市の受けた被害の分と、また沿岸のほうの支援に行かなければならない分があると思いますので、その辺をしっかり国のほうからも、また県のほうからも支援をしていただきたいというふうに思いますけれども、当議会といたしましても意見書を出させていただきましたところではありますけれども、その辺ですね、もう一度お伺いして終わりたいと思います。 ○議長(渡辺忠君) 小沢市長。 ◎市長(小沢昌記君) 岩手県全体が激甚指定をされているということでございますので、我が市の部分であるとか、沿岸の部分であるとかということについては、私とすれば分け隔てなく、同じ県民として助けるべきは一生懸命ご支援を申し上げるというふうなことでございます。その内容について、経費の取り合いというふうなことも含めて、これは県と調整ということになりますけれども、その分については最終的にはそれぞれの分に応じた配分をしていただくように、これは強く申し入れてまいりたいというふうに考えております。 ○議長(渡辺忠君) 33番及川善男議員。 ◆33番(及川善男君) 災害支援の問題に関連してお伺いしますが、市民から寄せられた義援金、市が窓口になっていると思うのですが、これらについて私は速やかに被災地に届けるという手だてが必要だというふうに考えますが、その点でどのように対応されるのか、岩手宮城内陸地震のような形にならないように直接、被災地の皆さんに手渡すような方法を考えるべきだと思います。 それからもう1点は、先般、大野城市からの1,000万円の申し出があったという話でありましたが、当市としてどのように考えていくのか市長の見解をお伺いします。 ○議長(渡辺忠君) 小沢市長。 ◎市長(小沢昌記君) まずですね、前段の部分はそのとおり、できるだけ我々も前回、岩手宮城内陸地震で義援金を本当にたくさんお寄せいただきながら細かい部分の制約があって、なかなか本当の被災部のところにきちんとお届けできたかというと、必ずしもそうでなかった部分があったというふうに考えておりますので、そのようなことがないように、いずれ被災地の皆様に対応をしていきたいと、できるだけ使い勝手のいいような形ということとあわせて、福岡県大野城市からいただいた分につきましては検討しておりますけれども、できるだけまず被災者に対する手厚い支援ができるような部分で当市に係るというよりも当市が受け入れた部分等というふうなところもございますので、その部分も一部考えていかなければならないのですけれども、いずれ基本的には大船渡市さん、陸前高田市さんというふうな部分をめどにしておりますけれども、そちらのほうに私どものほうから経由してお渡しするというふうな形にしていきたいというふうな考え方は持っているところでございます。 ○議長(渡辺忠君) 33番及川善男議員。 ◆33番(及川善男君) その点も大事なのですが、当市も被災地であると同時に、被災の度合いからすれば、沿岸の市町村に比べればその比類ではないということだと思います。そういう意味では、いわゆる後方での支援もありますが、直接的な市の支援も必要ではないかと考えます。そういう点で、当市として被災地の市町村に対する義援金といいますか、市としての対応はどのように考えているかをお伺いします。 ○議長(渡辺忠君) 小沢市長。 ◎市長(小沢昌記君) すみません。答弁漏れあって申しわけありません。25日、あさってに市のほうとすれば職員全員から善意を集めて、まずは現金で陸前高田市さん、大船渡市さんにお届けをしたいというふうに思っております。いずれあさって、私も現地のほうを視察というか、お邪魔にならないような形で状況を見てまいりたいと思いますので、それとあわせて、まずは支援をしていくと。状況の部分で1回で終わりということには多分ならないと思いますので、その都度、都度ですね、そういうふうな形の義援金をお届けする、ないしは義援物資をお届けするというふうな形の中で、いずれ長期になるということでございますので、1回やって終わりではなく、継続、持続ができるような状況を整えながら都度、都度ご支援を申し上げていくというふうな体制を整えたいというふうに思っております。 ○議長(渡辺忠君) 33番及川善男議員。 ◆33番(及川善男君) 市財政の中からは考えないということですか。 ○議長(渡辺忠君) 小沢市長。 ◎市長(小沢昌記君) 市財政の分につきましては、今後の検討課題というふうな形で対応を検討していかなければならないということで、今時点で市の財政の予備費をもって対応するというふうなことでは、ただ、そこも含めてですけれども、実は市財政の分というよりも人的派遣であるとか、さまざまな分で金銭的なものより人的、物的支援をまずは急がなければならないということになれば、支援のあり方としては金銭的なものだけでない部分も大きくあるのかなと。もちろん、私どもからいく分として人的、物的支援をしていくということは、結果的には予算に絡んでくる部分でございますので、まずは必要なものを必要な場所に、タイムリーに届けていくと。それは人であったり、物であったりというふうなことをまず考えながら、市としての具体的な部分について、要するに現金というふうなことについては検討の課題というふうに位置づけているところでございます。 ○議長(渡辺忠君) 32番高橋瑞男議員。 ◆32番(高橋瑞男君) 32番高橋です。この間、除雪に関して市長のほうから説明、災害についての調査の話もございましたが、特にもう衣川の北股の奥の方、南股の奥の方、当然ながら除雪までして調査する必要はないと思われますが、いずれにしろ、その南、北股の方の調査は雪が溶けてから行うのか、その辺はどのようになっておられるか、その辺についてお伺いいたします。 ○議長(渡辺忠君) 及川都市整備部長。 ◎都市整備部長(及川文男君) 都市整備部としましては、今の時点で確認できる部分については一応、回り切ってございますが、先にもお知らせしたとおり、衣川区の西側といいますか、その部分については雪の関係でですね、詳しく調査できないでいるというのが現状でございます。いずれ、この天候の関係もございますが、その辺もきちっと調査をしてまいりたいと考えてございます。 ○議長(渡辺忠君) 21番佐藤邦夫議員。 ◆21番(佐藤邦夫君) 及川善男議員の関連なのですけれども、市長の前のお話の中で、南岩手、宮城の大地震の時にいただいた義援金、県絡みの分が1億円を超える部分が残っていると、市の部分が800万円ということなのですが、県から経由のその義援金を今度の災害の支援に回せないものかどうか、個人的にはこちらも被害があったということ、それから前のその善意をよそに回せと言うのもどうかなとは思うのですけれども、このような本当に悲惨な災害を受けた地域に回してもいいのではないかなと思うのですけれども、そのへんはどうなのでしょうか。 ○議長(渡辺忠君) 小沢市長。 ◎市長(小沢昌記君) 21番議員がおっしゃる部分についても十分に理解できることでございますので、どのような使い方が一番いいのか含めて、できるだけ沿岸にこう寄り添うような形の使い方ができることを念頭にしっかりと検討してまいりたいと、県との協議も含めますけれども、検討してまいりたいというふうに思います。 ○議長(渡辺忠君) ほかに。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(渡辺忠君) 質疑を終結いたします。 お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第59号は、会議規則第38条第3項の規定により委員会の付託を省略したいと思いますが、これにご異議ありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(渡辺忠君) ご異議なしと認めます。よって、委員会の付託を省略することに決しました。 討論ありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(渡辺忠君) 討論なしと認めます。 これより採決いたします。本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(渡辺忠君) ご異議なしと認めます。よって、議案第59号は原案のとおり可決されました。--------------------------------------- ○議長(渡辺忠君) 日程第5、議案第43号、平成23年度奥州市一般会計予算から日程第18、議案第56号、平成23年度奥州市国民宿舎等事業会計予算までの14件を一括して議題といたします。 予算審査特別委員長の報告を求めます。32番高橋瑞男議員。     〔32番高橋瑞男君登壇〕 ◆32番(高橋瑞男君) 32番高橋です。 予算審査特別委員長報告を申し上げます。 去る3月9日の本会議において設置されました当特別委員会は、3月9日から3月11日、3月17日から3月18日及び3月21日から3月22日までの7日間にわたり、付託を受けました平成23年度予算議案14件について精力的に審査に当たりましたので、その経過と結果についてご報告申し上げます。 まず、審査に先立ち、特別委員長、副委員長の互選を行いましたところ、委員長には私、高橋瑞男が、副委員長には佐藤克夫委員が選任されました。 その後、予算14件の審査に入り執行当局の担当部長等から概要説明を受け、部門単位とした審査をいたしました。その詳細な審査の内容につきましては、議長を除く全議員が委員となっておりますので省略させていただきます。 その結果、議案第43号、平成23年度奥州市一般会計予算につきましては、次の意見を付して原案のとおり可決すべきものと決しました。 予算は、十分に精査のうえ上程されたい。 放課後子ども教室の新設を含めた更なる拡充を図られたい。 公民館の地区センター化により社会教育事業が後退しないよう努力されたい。 地震災害の被災者支援及び被災箇所の早期復旧に全力で取り組まれたい。 雇用対策と中小企業の支援に当たっては、きめ細やかに対応されたい。 担い手の育成と新規就農者を増やすための支援を実施されたい。 消防活動、災害に対応しえる組織体制の構築を図られたい。(消防団員の確保、区組織の体制) 農免道路の県道昇格を推進されたい。 県立岩谷堂高校の通学路整備については、県に応分の負担を求められたい。 次に、議案第44号、平成23年度奥州市国民健康保険特別会計予算についてでありますが、本件につきましては、原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第45号、平成23年度奥州市後期高齢者医療特別会計予算についてでありますが、本件につきましては、原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第46号、平成23年度奥州市介護保険特別会計予算についてでありますが、本件につきましては、原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第47号、平成23年度奥州市簡易水道事業特別会計予算についてでありますが、本件につきましては、原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第48号、平成23年度奥州市下水道事業特別会計予算についてでありますが、本件につきましては、原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第49号、平成23年度奥州市農業集落排水事業特別会計予算についてでありますが、本件につきましては、原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第50号、平成23年度奥州市浄化槽事業特別会計予算についてでありますが、本件につきましては、原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第51号、平成23年度奥州市バス事業特別会計予算についてでありますが、本件につきましては、原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第52号、平成23年度奥州市米里財産区特別会計予算についてでありますが、本件につきましては、原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第53号、平成23年度奥州市水道事業会計予算についてでありますが、本件につきましては、原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第54号、平成23年度奥州市総合水沢病院事業会計予算についてでありますが、本件につきましては、次の意見を付して原案のとおり可決すべきものと決しました。 医師確保に向けて一層の努力をされたい。 次に、議案第55号、平成23年度奥州市国民健康保険ごころ病院事業会計予算についてでありますが、本件につきましては、原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第56号、平成23年度奥州市国民宿舎等事業会計予算についてでありますが、本件につきましては、原案のとおり可決すべきものと決しました。 以上が、当特別委員会における審査の経過と結果であります。 何とぞ当委員会の決定どおり議決くださいますようお願いをいたしまして、予算審査特別委員長の報告を終わります。 ○議長(渡辺忠君) これより質疑に入ります。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(渡辺忠君) 質疑なしと認めます。 これより議案第43号から議案第56号までの討論及び採決を行います。 まず、議案第43号、平成23年度奥州市一般会計予算について討論ありませんか。14番菅原明議員。 ◆14番(菅原明君) はい、14番菅原です。 私は、議案第43号、平成23年度奥州市一般会計予算に反対の立場で討論いたします。 まず、討論に先立ちまして、この11日、定例会中に発生しました東北関東大震災により未曾有の被害、大被害が発生し多くの皆さんの命を奪い、生活を破壊する事態となっております。亡くなられた皆さんのご冥福をお祈りいたしますとともに、被害者の皆さんに心からお見舞い申し上げます。また、地震発生直後から被害者支援に立ち上がり、昼夜問わず頑張っておられる当局職員、関係者の皆さんに深く感謝申し上げます。と同時に、被害者支援活動は長期間に及ぶことが予想されますことから、みずからの体調管理も配慮いただきますようお願い申し上げます。 さて、平成23年度奥州市一般会計予算についてでありますが、評価について触れる前に、今の国の政治と地方政治は果たしてどうなっているでしょうか。国民の生活が第一とマニフェストに掲げ、多くの国民の支持を得て民主党政権が誕生しました。しかし、今日の国政の状況を見ますと、雇用問題を初め、福祉、医療、教育とすべてにおいて国民が期待した方向とは逆な方向に進んでいられるように見受けられます。そして、その影響がもろに地方にもはね返り、これまで以上に生活しにくくなった感じがしてなりません。そんな中での本予算は、地域の仕事起こしにつながる住宅リフォーム助成事業費の増額や子供に対する医療費補助など子育て支援に配慮されている点は評価いたしますが、しかしながら、合併時の取り決めであった総合支所機能の充実策が見受けられませんし、市民サービスについては、サービスは高く、負担は低くということだったはずですが、負担だけが多くなっているように見受けられます。また、新市建設計画に定め、継続してきた事業とはいえ、久田前田中線事業については他に優先してやらなければならない事業ではないと考えます。 以上、一部認めがたいものが含まれておりますので、議案第43号、平成23年度奥州市一般会計予算議件については反対するものであります。 ○議長(渡辺忠君) 22番及川梅男議員。 ◆22番(及川梅男君) 22番及川梅男です。 私は、平成23年度奥州市一般会計予算に爽志会を代表して賛成の立場で討論をいたします。 奥州市合併して5年経過し、6年目を迎えるにあたり、小沢市政誕生後初めての予算執行となる本定例会であります。今、我が国の社会情勢は長引く経済不況と雇用の問題と、とてつもない厳しい環境の中、我が奥州市もその渦中にあり、しかも何点かの大きな課題を背負っており、それを一つ一つ確実に解決しなければ、あすの明るい奥州市が見えてこないのであり、どのような行政のかじ取りを行うのか、市民最大の関心事でもあります。小沢市長は今定例会での施政方針演述において、厳しい状況下にある奥州市の現状を訴え、市民と行政がともに手を携えて協働のまちづくり元年とすると力強く宣言され、また、市民からの信頼を得るに足る行財政改革に真正面から取り組みますと明言されました。訴えられ、本市のおかれている厳しい課題解消に対応すべく、政策、予算等計上されるなど奥州市民の付託にこたえる意図が明らかに見られるものであり、一歩一歩確実に前進するよう願うものであります。そして、3月11日発生した東北地方太平洋沖地震の災害復旧、復興には最善の努力を傾注することをお願いして、賛成討論といたします。 ○議長(渡辺忠君) 33番及川善男議員。 ◆33番(及川善男君) 私は、反対の立場で討論をいたします。 今、賛成の立場からの討論がありました。傾聴すべきものもありますが、基本的な点で私は反対をいたします。 先ほど、反対討論にもありましたように、現下の政治のもとで市民の暮らしは大変、危機に陥っていることは、そのとおりだと思います。そういう点では、末端自治体の役割が今ほど求められている時はありません。そういう点で私は、今回の予算は災害の発生する前に組まれた予算であります。そういう中で、この予算を見直して、不要不急のものは先送りしながら、こうした市民の苦難に沿った、そのような予算に改めるべきだというふうに考えます。その点では、例えば、この間指摘してまいりましたが、誘致企業への水道料金の補助金の問題であります。確かに市長が申されますように、雇用の問題を考えたときに、この事業が必要だという論理もあるかもしれませんが、しかし実態を見ますと、正社員を解雇して雇用しているのは非正規社員が大幅に増えているという実態であります。さらには、久田前田中線の話もありましたが、私はこういう経済的に大変なときであればこそ、競馬事業に係る県への返済金、これらを繰り延べして、市民の生活応援のために使うべきだというふうに思います。先日の討論の中で、これは借金の先送りだという討論がありました。私は、決してそうではないというふうに思います。当局も、あるいはこの借金に賛成した議員の皆さんも、返済を前提に認められてきたと私は思います。返済が前提であれば、決して先送りになる問題ではないというふうに思います。そして何よりも今回の予算に対する付帯意見で、第一番にですね、この予算が十分な精査の上に上程されていないというような、そういう表現であります。私は、言ってみれば、そのような予算に対して賛成するというのは論理的な矛盾があるいうふうに思いますので、この予算に反対いたします。 ○議長(渡辺忠君) 17番小野寺重議員。 ◆17番(小野寺重君) 私は、議案第43号、平成23年度奥州市一般会計予算に賛成の立場で討論をいたします。 依然として明るさの見えない雇用問題や少子高齢化、米価の下落など経済の低迷が続き、一般財源の確保が依然として難しい中、平成23年度予算、549億円は昨年比31億円、6.1%の増となっております。事情はありますが、積極的な市政意欲が感じられました。その中で、行財政改革を推進するため、官民協働型シンクタンクの設置について多くの意見が出されました。できるだけ経費をかけないこと、官民協働型とありますがゆえに、リーダーは副市長に担当させるべきであるとの意見が多く、市長もその方向だと認識をいたしております。また、国保特別会計繰出金6億8,700万円についても意見がさまざまありましたが、市民の健康と国保会計を守るための英断だと考えております。さらに、30地区センターに年間1億円、5年間の活動交付にあたっても、今の奥州市財政の中で相当な勇気が必要だったと思います。行財政改革、やるもやらぬも市長次第と考えます。失礼かもしれませんが、行政経験のない市長であるからこそ、大胆な発想が出てくるものと思います。着実な実行と成果を期待するものであります。 審査期間中、大災害が発生し、十分な審査時間がとれなかった感もいたします。市民と事務局の思いが実現できる1年になることを期待し、賛成討論といたします。 ○議長(渡辺忠君) 討論を終結いたします。 これより採決いたします。本案に対する特別委員長の報告は、意見を付して原案のとおり可決すべきものであります。特別委員長報告のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。     〔賛成者起立〕 ○議長(渡辺忠君) 起立多数であります。よって、議案第43号は特別委員長報告のとおり決しました。 11時20分まで休憩いたします。               午前11時5分 休憩---------------------------------------               午前11時20分 再開 ○議長(渡辺忠君) 再開いたします。 休憩前に引き続き議案審議を続けます。 次に、議案第44号、平成23年度奥州市国民健康保険特別会計予算について討論ありませんか。20番今野裕文議員。 ◆20番(今野裕文君) 私は、議案第44号、平成23年度奥州市国民健康保険特別会計予算について反対の立場から討論をいたします。 本特別会計予算は、先の臨時議会で決定されました国民健康保険税の引き上げを前提に組まれている予算であります。今回の引き上げについては、1人当たりの賦課調定額が2万5,000円をはるかに超える引き上げであり、単純に計算すれば、1世帯4人家族で10万円を超える引き上げという中身であります。米価が3,000円も下がり、先行きの見えない不景気の中で所得がどんどん下がっております。そういう中での引き上げとなります。市当局としても、この間の経過等を考慮して6億を超える一般会計からの繰り入れを行い、引き上げ幅を圧縮すること、資産割の廃止など、かなりの努力をいただいておることにつきましては評価をいたします。しかし、国民健康保険事業は憲法25条でいう最低限の生活を保障するための具体的施策として位置づけられるものと考えるものであります。そして、国民健康保険法第1条で社会保障と規定されているものであり、市民の命を削るものであってはならないと考えるものであります。この観点から見れば、今回の引き上げはあまりにも大幅な引き上げと言わざるをえず、収納率の更なる低下を招きかねないものであります。したがいまして、当局におかれましては、国への国庫負担分の引き上げを求めると同時に、県独自の支援策を講じるよう求めること、そして、さらなる引き上げ幅の圧縮と低所得者、生活困窮者に対する減免制度の拡充を行うこと、資格証の発行取りやめ、財産等の差し押さえ等についてはより慎重に対処されるよう求めまして、反対といたします。 ○議長(渡辺忠君) 29番新田久治議員 ◆29番(新田久治君) 私は、議案第44号、平成23年度奥州市国民健康保険特別会計予算に対し賛成の立場で討論を申し上げます。 先ほど、20番議員の反対討論がございました。お話された多くの事項、私も同感に思うところもございますが、何よりも、これまで5年間、合併して5年間、不均一という形の中で税を、よく言われますサービスは高く、負担は低くと、こういうような理念のもとに医療費が高騰する中、頑張って負担をできるだけ市民の負担を少なくしてきたという経過であるというふうに思います。その経過が、結果が現実としてこの財政に危機をもたらしてしまったと。したがって、本来はもっと早く、もっと早く手をつけるべきだったなと、こういう反省点がございますけれども、後期高齢者、高齢化医療等が高騰する中で、どうしても、どうしても値上げしなければ、保険の維持が立たないというこの現状は、これ以上先延ばしすることは、これは本当に危険だというふうに思います。こうした状況に対して、国の補助とか、いろいろな形の要請をするのは当然かもしれませんけれども、まずまず、今に至っては、市民の皆さんに大きなご迷惑をおかけいたしますが、どうか、ご理解をいただいて、大きな負担をかけますが、ご理解をいただいて、まずは、この予算に賛成をして進まなければならない、このように私は念じているところでございます。そうした意味におきましても、この議会議員の多くの皆さんが同じような思いを持たれているのではないかなというふうに思います。したがって、市民の皆さんにもいろいろな場面を通じて、今回のこうした保険料の値上げ等については説明されてきているところだと思いますけれども、さらに丁寧な説明等をされて、ご理解のもとに、この健康保険の財政の基盤をきっちりと定めながら進んでいただきたい、こういう思いで賛成の討論といたします。 ○議長(渡辺忠君) 討論を終結いたします。 これより採決いたします。本案に対する特別委員長の報告は、原案のとおり可決すべきものであります。特別委員長報告のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。     〔賛成者起立〕 ○議長(渡辺忠君) 起立多数であります。よって、議案第44号は特別委員長報告のとおり決しました。 次に、議案第45号、平成23年度奥州市後期高齢者医療特別会計予算について、討論ありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(渡辺忠君) 討論なしと認めます。 これより採決いたします。本案に対する特別委員長の報告は、原案のとおり可決すべきものであります。特別委員長報告のとおり決することにご異議ありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(渡辺忠君) ご異議なしと認めます。よって、議案第45号は特別委員長報告のとおり決しました。 次に、議案第46号、平成23年度奥州市介護保険特別会計予算について、討論ありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(渡辺忠君) 討論なしと認めます。 これより採決いたします。本案に対する特別委員長の報告は、原案のとおり可決すべきものであります。特別委員長報告のとおり決することにご異議ありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(渡辺忠君) ご異議なしと認めます。よって、議案第46号は特別委員長報告のとおり決しました。 次に、議案第47号、平成23年度奥州市簡易水道事業特別会計予算について、討論ありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(渡辺忠君) 討論なしと認めます。 これより採決いたします。本案に対する特別委員長の報告は、原案のとおり可決すべきものであります。特別委員長報告のとおり決することにご異議ありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(渡辺忠君) ご異議なしと認めます。よって、議案第47号は特別委員長報告のとおり決しました。 次に、議案第48号、平成23年度奥州市下水道事業特別会計予算について、討論ありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(渡辺忠君) 討論なしと認めます。 これより採決いたします。本案に対する特別委員長の報告は、原案のとおり可決すべきものであります。特別委員長報告のとおり決することにご異議ありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(渡辺忠君) ご異議なしと認めます。よって、議案第48号は特別委員長報告のとおり決しました。 次に、議案第49号、平成23年度奥州市農業集落排水事業特別会計予算について、討論ありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(渡辺忠君) 討論なしと認めます。 これより採決いたします。本案に対する特別委員長の報告は、原案のとおり可決すべきものであります。特別委員長報告のとおり決することにご異議ありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(渡辺忠君) ご異議なしと認めます。よって、議案第49号は特別委員長報告のとおり決しました。 次に、議案第50号、平成23年度奥州市浄化槽事業特別会計予算について、討論ありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(渡辺忠君) 討論なしと認めます。 これより採決いたします。本案に対する特別委員長の報告は、原案のとおり可決すべきものであります。特別委員長報告のとおり決することにご異議ありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(渡辺忠君) ご異議なしと認めます。よって、議案第50号は特別委員長報告のとおり決しました。 次に、議案第51号、平成23年度奥州市バス事業特別会計予算について、討論ありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(渡辺忠君) 討論なしと認めます。 これより採決いたします。本案に対する特別委員長の報告は、原案のとおり可決すべきものであります。特別委員長報告のとおり決することにご異議ありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(渡辺忠君) ご異議なしと認めます。よって、議案第51号は特別委員長報告のとおり決しました。 次に、議案第52号、平成23年度奥州市米里財産区特別会計予算について、討論ありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(渡辺忠君) 討論なしと認めます。 これより採決いたします。本案に対する特別委員長の報告は、原案のとおり可決すべきものであります。特別委員長報告のとおり決することにご異議ありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(渡辺忠君) ご異議なしと認めます。よって、議案第52号は特別委員長報告のとおり決しました。 次に、議案第53号、平成23年度奥州市水道事業会計予算について、討論ありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(渡辺忠君) 討論なしと認めます。 これより採決いたします。本案に対する特別委員長の報告は、原案のとおり可決すべきものであります。特別委員長報告のとおり決することにご異議ありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(渡辺忠君) ご異議なしと認めます。よって、議案第53号は特別委員長報告のとおり決しました。 次に、議案第54号、平成23年度奥州市総合水沢病院事業会計予算について、討論ありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(渡辺忠君) 討論なしと認めます。 これより採決いたします。本案に対する特別委員長の報告は、意見を付して原案のとおり可決すべきものであります。特別委員長報告のとおり決することにご異議ありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(渡辺忠君) ご異議なしと認めます。よって、議案第54号は特別委員長報告のとおり決しました。 次に、議案第55号、平成23年度奥州市国民健康保険ごころ病院事業会計予算について、討論ありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(渡辺忠君) 討論なしと認めます。 これより採決いたします。本案に対する特別委員長の報告は、原案のとおり可決すべきものであります。特別委員長報告のとおり決することにご異議ありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(渡辺忠君) ご異議なしと認めます。よって、議案第55号は特別委員長報告のとおり決しました。 次に、議案第56号、平成23年度奥州市国民宿舎等事業会計予算について、討論ありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(渡辺忠君) 討論なしと認めます。 これより採決いたします。本案に対する特別委員長の報告は、原案のとおり可決すべきものであります。特別委員長報告のとおり決することにご異議ありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(渡辺忠君) ご異議なしと認めます。よって、議案第56号は特別委員長報告のとおり決しました。---------------------------------------
    ○議長(渡辺忠君) 日程第19、競馬事業調査についてを議題といたします。 競馬事業調査特別委員長の報告を求めます。29番新田久治議員。     〔29番新田久治君登壇〕 ◆29番(新田久治君) 競馬事業調査特別委員長報告を行います。 当特別委員会は、今期定例会中の3月22日に委員会を開催いたしましたので、その経過と結果について、ご報告申し上げます。 3月22日の委員会においては、市長、副市長及び担当職員の出席を求め、東北地方太平洋沖地震による被害状況を調査いたしました。内容の詳細につきましては、議長を除く全員が委員となっておりますので省略をさせていただきます。 被害については、水沢競馬場の3階、4階の破損が多く、今後調査が必要とされ、全体復旧経費等については現在調査中であります。また、沿岸のテレトラックについても甚大な被害を受けるなど、3月19日から予定していた特別開催を中止するとともに、3月中の広域受託発売もすべて取りやめることになるなど、平成22年度の経営状況に大きな影響を与えることになりました。 平成23年度の競馬開催について現在検討中であり、今後の動向について、さらに調査の必要があることから、議会閉会中といえども調査できますようお取り計らい方お願い申し上げまして、競馬事業調査特別委員長報告を終わります。 ○議長(渡辺忠君) 質疑ありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(渡辺忠君) 質疑なしと認めます。 討論ありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(渡辺忠君) 討論なしと認めます。 これより採決いたします。本件は、特別委員長報告のとおり決することにご異議ありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(渡辺忠君) ご異議なしと認めます。よって、本件は特別委員長報告のとおり決しました。 なお、特別委員長から議会閉会中も継続して調査したいとの申し出があります。特別委員長申し出のとおり決することにご異議ありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(渡辺忠君) ご異議なしと認めます。よって、特別委員長申し出のとおり決しました。--------------------------------------- ○議長(渡辺忠君) 日程第20、請願第15号を議題といたします。 教育厚生常任委員長の報告を求めます。20番今野裕文議員。     〔20番今野裕文君登壇〕 ◆20番(今野裕文君) 20番今野です。 教育厚生常任委員長報告を行います。 去る2月25日の本会議において、当委員会に付託になりました請願第15号について、3月2日及び3月21日に委員会を開催し、慎重に審査をいたしましたので、ここにその経過についてご報告申し上げます。 請願第15号、保険料の値上げに直結する国保「広域化」に反対する意見書採択を求める請願でありますが、本件につきましては、制度の設計等がはっきりしていない現時点において、賛成あるいは反対の判断をすることは時期尚早との意見もあり、さらに慎重に審査を行いたいとの観点から、継続審査とすべきものといたしました。 以上が当委員会に付託になりました請願の審査の経過であります。なお、議会閉会中といえども審査できますようお取り計らい方お願い申し上げまして、教育厚生常任委員長報告を終わります。 ○議長(渡辺忠君) ただいま議題となっております請願第15号に係る教育厚生常任委員長の報告は、継続審査であります。よって、請願第15号に係る質疑等は行いません。--------------------------------------- ○議長(渡辺忠君) 日程第21、所管事務調査の閉会中における継続調査の申し出についてを議題といたします。 本日、お手元に印刷配付のとおり総務常任委員長、教育厚生常任委員長、産業経済常任委員長、建設環境常任委員長及び議会運営委員長から、所管事務調査について議会閉会中も継続して調査したい旨の申し出があります。 お諮りいたします。各委員長申し出のとおり決することにご異議ありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(渡辺忠君) ご異議なしと認めます。よって、そのように決しました。 以上をもって、今期定例会付議された事件はすべて議了いたしました。 これをもって、平成23年第1回奥州市議会定例会を閉会いたします。ご苦労さまでした。               午前11時40分 閉会地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。 平成23年3月23日                  奥州市議会                     議長     渡辺 忠                     26番     遠藤 敏                     27番     佐藤修孝                     28番     菊池嘉穂...