平成22年 6月 定例会(第2回) 平成22年第2回
奥州市議会定例会会議録(第11号)議事日程第11号 平成22年6月25日(金)午前10時開議第1 諸般の報告第2 報告第12号
自動車損傷事故に係る
損害賠償事件に関する
専決処分の報告について第3 報告第13号
自動車損傷事故に係る
損害賠償事件に関する
専決処分の報告について第4 議案第32号 奥州市特別職の職員の給与に関する条例の一部改正について第5
競馬事業調査について (
競馬事業調査特別委員長)第6 陳情第5号 (
総務常任委員長)第7 請願第4号 (
教育厚生常任委員長)第8 請願第1号 請願第2号 請願第3号 (
産業経済常任委員長)第9 議員派遣について第10
所管事務調査の閉会中における継続調査の申し出について
---------------------------------------本日の会議に付した事件第1 諸般の報告第2 報告第12号
自動車損傷事故に係る
損害賠償事件に関する
専決処分の報告について第3 報告第13号
自動車損傷事故に係る
損害賠償事件に関する
専決処分の報告について第4 議案第32号 奥州市特別職の職員の給与に関する条例の一部改正について第5
競馬事業調査について (
競馬事業調査特別委員長)第6 陳情第5号 (
総務常任委員長)第7 請願第4号 (
教育厚生常任委員長)第8 請願第1号 請願第2号 請願第3号 (
産業経済常任委員長)日程追加 発議案第2号
民間保育所運営費の
一般財源化反対についての
意見書日程追加 発議案第3号 米価の下落に歯止めをかけ、再生産できる米価の実現を求める意見書第9 議員派遣について第10
所管事務調査の閉会中における継続調査の申し出について
---------------------------------------出席議員(34名) 議長 渡辺 忠君 1番 菅原由和君 2番
飯坂一也君 3番 三ノ宮 治君 4番 高橋政一君 5番 佐藤郁夫君 6番 菊地孝男君 7番 千葉正文君 8番 菅原 哲君 9番 関 笙子君 10番 加藤 清君 11番
阿部加代子君 12番 中西秀俊君 13番
小野寺隆夫君 14番 菅原 明君 15番 三宅正克君 16番
菊池堅太郎君 17番 小野寺 重君 18番 千葉悟郎君 19番 藤田慶則君 20番 今野裕文君 21番 佐藤邦夫君 22番 及川梅男君 23番 内田和良君 24番
千田美津子君 26番 遠藤 敏君 27番 佐藤修孝君 28番 菊池嘉穂君 29番 新田久治君 30番 小野幸宣君 31番 佐藤克夫君 32番 高橋瑞男君 33番 及川善男君 34番 中澤俊明君
---------------------------------------欠席議員(0名)
---------------------------------------説明のための出席者 市長 小沢昌記君 監査委員 及川新太君
教育委員長 千葉啓一君
農業委員会会長 佐藤清信君 教育長 佐藤孝守君
病院事業管理者 大川正裕君
水沢総合支所長兼参事兼
競馬対策室長 粟野金見君
江刺総合支所長 菊地隆一君
前沢総合支所長 小野寺三夫君
胆沢総合支所長 高橋民雄君
衣川総合支所長 吉田裕悦君
総合政策部長 菊池賢一君
総務部長 鈴木龍司君
市民環境部長 及川 潔君
商工観光部長 菊池 寛君 農林部長
及川喜三郎君
健康福祉部長 大沼一裕君
都市整備部長 及川文男君 水道部長
小野寺正幸君
教育委員会教育部長 三浦信子君
会計管理者 岩渕敏朗君
政策企画課長 高梨 稔君 総務課長 小澤 謙君 財政課長 佐藤 洋君
---------------------------------------事務局職員出席者 事務局長 岩渕秀夫君
事務局次長 佐賀克也君 総務係長
佐々木文恵君
議事調査係長 菅原幸一君 主任 岩淵明美君 主任 今野美享君
---------------------------------------議事 午前10時 開議
○議長(渡辺忠君) おはようございます。 出席議員は定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。 本日の会議は、議事日程第11号をもって進めます。
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○議長(渡辺忠君) 日程第1、諸般の報告を行います。
今期定例会に提出のため、市長より議案等3件の追加送付を受けております。 これをもって報告を終わります。
---------------------------------------
○議長(渡辺忠君) 日程第2、報告第12号、
自動車損傷事故に係る
損害賠償事件に関する
専決処分の報告を行います。 提出者の説明を求めます。小沢市長。
◎市長(小沢昌記君) 報告第12号、
自動車損傷事故に係る
損害賠償事件に関する
専決処分の報告についてを
総務部長からご説明申し上げますので、ご了承願います。
○議長(渡辺忠君)
鈴木総務部長。
◎
総務部長(
鈴木龍司君) 報告第12号、
自動車損傷事故に係る
損害賠償事件に関する
専決処分の報告についてご説明を申し上げます。 平成22年2月18日午後5時ごろ、
市道観音堂西広町線上で
自動車損傷事故が発生いたしました。 この事故は、相手方の車両が市道を走行中、右側の歩行者を追い越すために左側に寄った際、左側の雑木の枝が舗装部まで伸びていたことによりまして、
車両左側面に枝が接触し、
相手方車両の左側を損傷させたものでございます。相手方との協議の結果、市と相手方の
過失割合を50対50とし、市は相手方の
車両損害額10万2,312円のうち5万1,156円を支払うことで示談が調い、
地方自治法第180条第1項の規定に基づき
専決処分をいたしましたので、同条第2項の規定によりご報告を申し上げるものでございます。 なお、今後このような事故を起こさないよう、市道の安全管理には万全を期してまいります。
○議長(渡辺忠君) ただいまの報告に対し質問ありませんか。11番
阿部加代子さん。
◆11番(
阿部加代子君) この事故に関するもう少し詳しく状況をご説明いただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
○議長(渡辺忠君)
鈴木総務部長。
◎
総務部長(
鈴木龍司君) 詳しい状況でございますが、この市道につきましては、幅員が2.4メートルという狭い道路でございまして、その右側を犬を連れて散歩している歩行者がございまして、この狭い幅員の中を右側の歩行者を避けようとして、左側に寄っていったものでございます。左側に寄りましたところ、そこに雑木の枝が約25センチほど伸びてございまして、その枝と走行中の車両の左側を接触してこすってしまったというものでございます。この車両の持ち主はご近所の方でございまして、枝も伸びていたことは何回かそこを通っていることでございましたが、当時は2月18日午後5時ごろということで、周りの状況も暗くてその部分が確認できなかったものと思われます。 こちらといたしましても、早急に同じような事故が起きないようにその立木を伐採したというものであります。 以上でございます。
○議長(渡辺忠君) 11番
阿部加代子さん。
◆11番(
阿部加代子君) 11番
阿部加代子です。 ありがとうございました。何点かお伺いしたいと思います。 まず、この事故の起こったのは2月18日ということでございまして、相当合意に時間を要しているというふうに思われますので、この時間がかかった経緯についてお伺いをしたいと思います。 また、
過失割合なんですけれども、50対50ということで根拠についてお伺いをいたします。 それから先ほどのご説明の中で、左側に木が出ていて、それをご本人は以前からご存じであったけれども、散歩の方がいて左に寄らなければならなかったので寄ってしまったというご説明ですけれども、これは、本人の申し出によります事件でありまして、客観的な視点がないわけでございます。このような事故に対して、どのような判断、客観的にこの場のところで事故があったということのご判断をどのようにされているのか、お伺いをしたいと思います。 それと以前にもこのような、例えば道路が陥没し穴があいておりましたというような事故が何回か起こったときに、事故の
対応マニュアルをつくっていただきたいということで、お話をいたしましてたしかつくられていたと思いますけれども、その
事故対応マニュアルのとおりに処理をされたのかどうか、お伺いをしたいと思います。
○議長(渡辺忠君)
鈴木総務部長。
◎
総務部長(
鈴木龍司君) まず
過失割合の根拠でございますが、これにつきましては、通常道路にはみ出していた樹木の枝と接触するような事件につきましては、
道路管理者のほうに6割の
過失割合というものの判例がございますけれども、本件につきましては、枝のはみ出しが25センチというふうなことでそれほど長くなかったことと、当事者の家の近くのところで、枝の部分につきましも認識はあったと思われることから、50対50が妥当ということで
過失割合を決めたというものでございます。 それから、2月18日に発生した事故でございますが、今日6月に至ってのご報告ということにつきましては、実際当事者と折衝してまいりました担当部からご説明を申し上げます。
○議長(渡辺忠君)
及川都市整備部長。
◎
都市整備部長(
及川文男君) ご質問にお答えします。 まず第1点目の合意に時間がかかった理由でございますが、2月18日に事故が発生しまして、だんなさんのほうから2月23日に市のほうにご連絡がありました。それを受けまして、市のほうとしましては、現場を確認しながら危険の除去をまず行ってございまして、その後本人と連絡をとりまして、聞き取りあるいは現場の状況等を確認しながら、車両等の損害の状況等も確認をして、特に本人の申し出に不自然がないという部分は確認しております。その後に本人のほうに客観的な資料ということで、警察の
事故証明、それから車両の損害を証明する見積書等の書類をそろえて市のほうに提出していただきたいというようなお話をいたしまして、全部の書類がそろったのが3月25日でございました。それを受けまして、
全国市有物件共済会の幹事社であります
損保ジャパンのほうへ資料を送りまして、査定に要する期間が2カ月ほどかかったということで、
保険会社さんのほうからは5月25日に最終の損害額の金額の認定の通知が来たと。それを受けまして本人とご相談をしまして、6月3日に示談の締結に至ったということで、相手方が特に異議を申し立てをしたとか、そういう事情によって時間を要したということではなくて、あくまでも
保険会社さんの査定に2カ月間強の時間を要した関係で、本日の報告になったということでございます。 それから客観的な視点で、どういうふうな評価をしているかということでございますが、公の資料としましては、こういった事例が起きた場合には、警察のほうの
事故証明という形での書類を提出していただいてございますし、あとは現場とか事故の損傷の程度とか聞き取りの中で判断はさせていただいてございます。 その後の公用車の事故の処理の
マニュアルでありますとか、
道路パトロールの実施要領とか、それにつきましては、その
マニュアルに基づいて対応してございます。 以上です。
○議長(渡辺忠君) 11番
阿部加代子さん。
◆11番(
阿部加代子君) 11番
阿部加代子です。 ありがとうございました。まず客観的な視点というところのご説明で、警察による
事故証明というようなお話がありましたけれども、警察に行きますと、
事故証明は本人の申し立てによりまして出していただけることになっておりますので、そこで本当に事故があったのかどうかという確認は多分なされていないと。例えば現場検証とか確認とか、そういうことが行われずに
事故証明が出ているのではないかというふうに思われますので、客観的なその
事故証明になるかどうかというのは、いかがなものかというふうに思います。確かに
事故証明を出していただかなければならないというのはわかりますけれども、警察のほうでしっかりと現場検証、確認をされたかどうかというところまでは、こちらのほうでは検証ができないことになっておりますので、その点もう一度お伺いをしたいと思います。 それから、このように時間が多くかかってしまったのは、
保険会社さんの査定によるものだということのご説明でありましたけれども、本来ですと、速やかにお金を支払わなければならなかったというふうに思われますので、このように2カ月もかかった査定の理由は何だったのかお伺いをしたいと思います。やはり市民からの申し立てがあれば、なるべく早く補償してあげるというのが当然のことだというふうに思いますので、その辺の
保険会社さんの対応についてお伺いをしたいと思います。 それから、
事故対応マニュアルどおりに対応されていたということでございましたので、今後もしっかりと
マニュアルに従って、だれが事故の連絡を受けても、どの職員が事故の報告を受けてもわかるような形で対応ができるような形、体制をしっかりととっておいていただきたいというふうに思いますので、よろしくお願いします。 それから、月に1回行われておりました
安全パトロールのときに、この枝のことが発見できなかったのかどうかお伺いをしたいと思います。よろしくお願いします。
○議長(渡辺忠君)
及川都市整備部長。
◎
都市整備部長(
及川文男君) 客観的な判断の視点ということでございますが、いずれ書類的には警察からの
事故証明で一つよりどころとしてございますが、今回の事案につきましては、当日の枝の
張り出し状況でありますとか、車の傷の状況等実際にメジャーを当ててはかっても、本人の申し出と不自然な部分は特に認められなかったものでございます。そういうことで現場を確認しながら、いずれ対応しているということで、例えば相手方の車両が法令違反に該当するような車両であるとか、中にはいろいろなケースがございますけども、そういったものを1件1件確認をしながら対応しているところでございます。 それから、
保険会社さんの査定の関係でございますが、いずれ本人さんのほうからは3月25日に書類をいただいて、事前に
保険会社さんのほうにもお知らせしてございます。その間にも2回ほど
保険会社さんのほうには査定の状況等を確認してございますが、確定をしないので待ってほしいということで、今回は2カ月間の時間を要したということでございます。いずれ被害を受けた住民の方には、一刻も早く補償してあげたいという気持ちは市のほうでもございまして、再三催促はしたわけでございますけども、実際的には2カ月間期間を要したということで、今後についてはこの辺も申し入れをしてまいりたいと考えてございます。 それから、体制については、いずれこれを教訓にといいますか、だれがどういう場合でも対応できるような体制につきましては、きちっと整備してまいりたいと考えてございます。
パトロール中に確認できていなかったのかということでございますが、後で聞き取りの際に確認したのでございますけども、今までには近所の方がボランティアといいますか、そういう部分については、伐採して対応していただいていたというような事実は後で確認しましたけども、市のほうにここがこういう状況でありますよというような苦情については、お知らせというか市のほうでは把握していなかったということでございます。
○議長(渡辺忠君) 質問を、28番菊池嘉穂君。
◆28番(菊池嘉穂君) 今回は木の枝が原因のようでありますが、参考までに教えてほしいのですが、
道路管理者として通行に障害があると認められる枝等については、山の所有者に何も許可とか連絡をしないで伐採をできることになっているものかどうなのか、教えていただきたいと思います。
○議長(渡辺忠君)
及川都市整備部長。
◎
都市整備部長(
及川文男君) 今回の事案につきましては、あくまで道路ののり面の市の所有の土地の中から生えてきた雑木でございましたので、特に所有者の確認とか、そういうような行為は行わないで、
即時伐採等を行ったわけでございますけれども、民地等の境等にある場合は、一応やっぱり所有者の方にもお断りしながら、対応が必要になってくると思います。
○議長(渡辺忠君) 質問を終結いたします。 以上をもって報告第12号を終わります。
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○議長(渡辺忠君) 日程第3、報告第13号、
自動車損傷事故に係る
損害賠償事件に関する
専決処分の報告を行います。 提出者の説明を求めます。小沢市長。
◎市長(小沢昌記君) 報告第13号、
自動車損傷事故に係る
損害賠償事件に関する
専決処分の報告についてを、
総務部長からご説明申し上げますので、ご了承をお願いいたします。
○議長(渡辺忠君)
鈴木総務部長。
◎
総務部長(
鈴木龍司君) 報告第13号、
自動車損傷事故に係る
損害賠償事件に関する
専決処分の報告について、ご説明を申し上げます。 平成22年5月12日午前11時30分ころ、奥州市前沢区
字中屋敷地内の路上で、
自動車損傷事故を起こしました。この事故は、
前沢学校給食センターの職員が公用車で走行中、自宅から安全確認をせずにバックで道路に進入してきた
相手方車両と衝突をいたしました。双方の車両が損傷したものであります。 相手方との協議の結果、市と相手方と
過失割合を10対90とし、市は相手方の損害額18万2,227円のうち1万8,223円を支払い、相手方は市の
車両損害額8万2,950円のうち7万4,655円を支払うことで示談が調い、
地方自治法第180条第1項の規定に基づき、
専決処分をいたしましたので、同条第2項の規定によりご報告を申し上げるものでございます。 なお、今後このような事故を起こさないよう車両運転の安全管理には万全を期してまいります。
○議長(渡辺忠君) ただいまの報告に対し質問ありませんか。11番、
阿部加代子さん。
◆11番(
阿部加代子君) 11番
阿部加代子です。 まず、物損事故のようでございますけれども、確認です。人身事故にはならなかったのかどうか、お伺いをしたいと思います。 それと、毎回議会にこのような
専決処分の報告がなされておりますけれども、例えば、今事故に遭って、今後このような
専決処分がなされるような事件が起こっていないのかどうか、お伺いをしたいと思います。 それと公用車を運転される方は特定の、全職員が運転されるわけではないと思いますので、ある程度決まった方々が公用車を運転されることになっていると思うんですけれども、安全に対します教育を多分何回もされているんだと思うんですけれども、その辺の徹底を、今回、臨時職員の方だったようですけれども、臨時職員の方まできちんと行っていただいているのかお伺いをしたいと思います。よろしくお願いします。
○議長(渡辺忠君)
鈴木総務部長。
◎
総務部長(
鈴木龍司君) 今回の事故は、物損のみの事故でございます。今回の報告をもちまして、今現在懸案となっている処理中のものはございません。 それから、このような事故があるたびに周知をしているところでございますし、
安全委員会のほうでもいろいろ検討いたしまして、
デーライト運動への取り組みとか、そういったこともしているわけでございますし、この
デーライトの徹底を図る意味でも
ハンドル部分に
デーライト取り組み中とか、あるいはライトの消し忘れがないようにというふうな表示もしているところでございます。 本当にたび重なるような事故で申しわけございませんけれども、徹底に留意しながら気をつけてまいりたいと思ってございます。
○議長(渡辺忠君) 質問を終結いたします。 以上をもって報告第13号を終わります。
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○議長(渡辺忠君) 日程第4、議案第32号、奥州市特別職の職員の給与に関する条例の一部改正についてを議題といたします。 議案の朗読を省略し、直ちに提出者の説明を求めます。小沢市長。
◎市長(小沢昌記君) 議案第32号、奥州市特別職の職員の給与に関する条例の一部改正についてを
総務部長からご説明申し上げますので、ご了承をお願いいたします。
○議長(渡辺忠君)
鈴木総務部長。
◎
総務部長(
鈴木龍司君) 議案第32号、奥州市特別職の職員の給与に関する条例の一部改正についてご説明を申し上げます。
総合水沢病院の経営の効率化に当たり、一層の経費節減を図るため、既に実施しております
総合水沢病院事業管理者及び
総合水沢病院事業企業職員の給与の削減とともに、
総合水沢病院の設置者であります市長、あわせて副市長についても給与を減額することで、経営改革に一丸となって取り組む姿勢を明確にするものでございます。改正内容といたしましては、平成22年7月以降の市長及び副市長の給与月額について、市長の任期中100分の10を減額するものであります。 また、この条例の施行期日は公布の日からとするものであります。 何とぞ、慎重、審議の上原案のとおりご議決くださいますようお願いを申し上げます。
○議長(渡辺忠君) 質疑ありませんか。21番佐藤邦夫君。
◆21番(佐藤邦夫君) 10%削減ということなんですが、金額を教えていただきたいと思います。これは、毎月の報酬だけじゃなく、いわゆる年間を通しての10%削減なのかどうか。 それから、市長の場合、充て職といいますか、さまざまな役職につくわけですけれども、それらの報酬を入れて月額どのぐらいになるのか。 それから、副市長も退職金というのがあるのかどうか、あるとすれば、4年間勤めた場合、どの程度になるか教えていただきたいと思います。
○議長(渡辺忠君)
鈴木総務部長。
◎
総務部長(
鈴木龍司君) まず、現行の市長の給料月額でございますが、82万6,000円でございます。これを10%減額いたしますと、月額で8万2,600円の減額ということになります。これは、年間を通じましてこの減額を行いますと、ちょうど1年分ということであれば、いろんな手当部分を含みますと、139万3,807円というような減額となります。 それから、市長、副市長ともに任期ごとに退職金というものは、支給されるということになります。 退職金額につきましては後ほどお答えをさせていただきたいと思います。 それから、いろいろな他の職を含めましての市長の月額がどのくらいかというふうなお尋ねですけれども、ちょっとそこにつきましても、今、手元に資料がございませんので、後ほどお答えをさせていただきたいと思います。
○議長(渡辺忠君) 21番佐藤邦夫君。
◆21番(佐藤邦夫君) 私が言いたいのは、やはり市長、特には市長なんですけれども、設置者ということで、職員の皆さんが給与削減されているということで、先頭に立って一緒にやるという、そういう気持ちはわかります。わかりますが、はっきり言えば、市長の場合は、相当の激務で責任があるわけですね。特にも今は、いわゆる自治体経営ということで、経営をしていかなきゃないという、そういう中で、はっきり言えば、県会議員以下かもしれない。政務調査費なんか県会議員はありますから、そういったものを含みますと、以下かもしれない。そういうときに、私は市長の給料は安過ぎると、そのように思っています。したがって、これは質問だね、討論じゃないから、副市長さんも退職金はあるとおっしゃいましたし、金額はまだわからない、後でということなのでこれは教えていただきたいと、そのように思います。 それで、何か聞かなきゃないんだね。その139万円減額ということは、さまざまな充て職の部分を含めた報酬が年額139万円になるということと理解してよろしいのでしょうか。
○議長(渡辺忠君)
鈴木総務部長。
◎
総務部長(
鈴木龍司君) 先ほど申し上げました年間で139万3,800円ほどの減額と申しますのは、これは現行の市長の給料月額82万6,000円をベースといたしまして、6月と12月の期末手当、これをベースとして計算した場合、あるいは共済費とか互助会費とか、こういったものをすべて含めましたものでの人件費相当額、これには退職手当部分は含んでおりませんが、これにつきましては総額で139万3,000円というふうなものでございまして、他の部分の報酬等については、この中には計算は入ってございません。 〔「それも教えてくれる」と呼ぶ者あり〕
○議長(渡辺忠君) 答弁できますか。 質問者は後刻資料提出でよろしいですか。 〔「はい」と呼ぶ者あり〕
○議長(渡辺忠君) では後刻資料提出お願いいたします。11番
阿部加代子さん。
◆11番(
阿部加代子君) 11番
阿部加代子です。 市長にお伺いをしたいと思います。今回市長が10%減額をされても、病院会計には直接は関係ないとは思いますけれども、市長と副市長、合わせて今回条例で減額をするということのご判断をされた思いをお伺いしたいと思います。
○議長(渡辺忠君) 小沢市長。
◎市長(小沢昌記君) さきに全員協議会の部分におきまして、水沢病院の21年度の概算の決算をご報告させていただきました。その部分については、改革プランに沿った形の21年度については病院経営が行われたということでありますけれども、その中で特に私が注目したのは、やはり職員の給料カット分の減額分、そのところが非常に大きく貢献したというふうに考えております。それは数字的に事実であります。そういうふうなことも含めまして、いずれ私がこれから奥州市の財政のさらなる健全化ないしはさまざまな部分でうんでいる部分の是正、改善をしていく上にも、みずからもそのやる気ないしはその意気込みを示す、また現実に痛みを伴っておられる協力している方々に対しても、その思いを共有するというふうなことで、今回はこのようなご提案を申し上げたところでございます。
○議長(渡辺忠君) 質疑を終結いたします。 お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第32号は、会議規則第38条第3項の規定により委員会の付託を省略したいと思いますが、これにご異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(渡辺忠君) ご異議なしと認めます。よって、委員会の付託を省略することに決しました。 討論ありませんか。21番佐藤邦夫君。
◆21番(佐藤邦夫君) 私は、議案第32号に反対する立場で討論したいと思います。 先ほど質問のときにちらっと話ましたけども、まず奥州市一般会計500億、あるいはその他の会計におきまして、700、800億の予算を使ってこの奥州市を経営しているわけです。この経営者が、やはり今の程度の報酬では、私はもともと低過ぎると思います。低過ぎると思うんですが、先ほど市長がおっしゃったように病院の大変な状態の中で、職員の方々が減額して頑張っていられるので、それを応援する立場に回るということで減額するという、ここまではまずわかります。私が反対したいのは、副市長、現在いないわけでございます。この副市長が、今後市長が任命する中で、やはり内外からすばらしい人材を得ようとするときは、私はできるだけ多く、今条例で決まっているわけでございますけれども、その最大限の提案をしてお迎えするべきだと思います。そして、その上でその新しい副市長が減額に賛成してくれるというか、認めてくれるのであれば減額していいんですけれども、先ほど言いましたように、やはり広く人材を求めて、私は副市長を得て、市長の右腕として働いてもらいたいという思いがあって、そのような理由から反対をしますし、今後、こういった報酬の減額する場合、私は余り減額するのは個々の減額は反対なんですけども、例えば地域通貨を発行して、その減額分をその地域通貨で賄うとか、現物支給なんかもほかの会社ではあるわけですけども、そういった理由で今後削減の場合は、そういうような方法もあるということを検討をお願いをしながら、反対討論といたします。
○議長(渡辺忠君) 33番及川善男君。
◆33番(及川善男君) 私は賛成の立場で討論をいたします。 今、21番議員から話がありました市長の激務であるとかそういう点は評価していかなければならないというふうに思います。ただ先ほど市長のお話がありましたように、職員、現実的に削減をされているという状況の中で、私は特に企業的な経営という感覚だけで自治体を運営していくのは、やはり大きな間違いであろうというふうに思います。そういった点で、市長も職員も一体的な気持ちでこの市政運営をつかさどっていくという点で、大変心苦しいんですが、賛成をいたします。
○議長(渡辺忠君) 討論を終結いたします。 これより採決いたします。本案は原案のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。 〔賛成者起立〕
○議長(渡辺忠君) 起立多数であります。よって、議案第32号は原案のとおり可決されました。
---------------------------------------
○議長(渡辺忠君) 日程第5、
競馬事業調査についてを議題といたします。
競馬事業調査特別委員長の報告を求めます。29番新田久治君。 〔29番新田久治君登壇〕
◆29番(新田久治君)
競馬事業調査特別委員長の報告を申し上げます。 6月4日の本会議において設置されました当特別委員会は、6月4日及び23日に委員会を開催しましたので、ここにその経過についてご報告申し上げます。 6月4日の委員会においては、特別委員長及び副委員長の互選を行いました。委員長には私、新田久治が、副委員長には遠藤敏委員が選任されました。また、当特別委員会の調査方針等の決定など、迅速性及び機動性を図る目的で、委員長及び副委員長を含む10名から成る幹事会を設置いたしました。 6月23日の委員会においては、市長及び担当職員の出席を求め、岩手競馬の現状について調査いたしました。 内容の詳細につきましては、議長を除く議員全員が委員となっておりますので、省略させていただきます。 平成22年度の岩手競馬もスタートいたしました。関係者等の懸命の努力にもかかわらず、第Ⅰ期の発売額の計画達成率は92.5%と厳しい状況にあります。 今後も競馬組合の経営状況について、さらに調査の必要があることから、議会閉会中といえども調査できますようお取り計らい方お願いを申し上げまして、
競馬事業調査特別委員長報告を終わります。
○議長(渡辺忠君) 質疑ありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(渡辺忠君) 質疑なしと認めます。 討論ありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(渡辺忠君) 討論なしと認めます。 これより採決いたします。本件は特別委員長報告のとおり決することにご異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(渡辺忠君) ご異議なしと認めます。よって、本件は特別委員長報告のとおり決しました。 なお、特別委員長から議会閉会中も継続して調査したいとの申し出があります。特別委員長申し出のとおり決することにご異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(渡辺忠君) ご異議なしと認めます。よって、特別委員長申し出のとおり決しました。
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○議長(渡辺忠君) 日程第6、陳情第5号を議題といたします。
総務常任委員長の報告を求めます。26番遠藤敏君。 〔26番遠藤敏君登壇〕
◆26番(遠藤敏君)
総務常任委員長報告を行います。 去る6月4日の本会議で当委員会に付託になりました陳情第5号について、6月7日に委員会を開催し、
総務部長等の出席を求め慎重に審議いたしましたので、ここにその経過と結果についてご報告を申し上げます。 陳情第5号、電気工事のご指名についての陳情でありますが、本件のつきましては、市営建設工事請負資格者数の増加と、それに伴う市外業者落札率の増加、さらに長引く景気低迷に受注機会の減少などにより企業存続が危惧されるとの観点から、その願意を了とし、全会一致で採択すべきものと決しました。 以上が当委員会に付託されました陳情の審査の経過と結果であります。 何とぞ当委員会の決定どおり議決くださいますようお願い申し上げまして、
総務常任委員長報告を終わります。
○議長(渡辺忠君) 質疑ありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(渡辺忠君) 質疑なしと認めます。 討論ありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(渡辺忠君) 討論なしと認めます。 これより採決いたします。この陳情に対する
総務常任委員長の報告は採択であります。本件は委員長報告のとおり決することにご異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(渡辺忠君) ご異議なしと認めます。よって、陳情5号は委員長報告のとおり決しました。
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○議長(渡辺忠君) 日程第7、請願第4号を議題といたします。
教育厚生常任委員長の報告を求めます。20番今野裕文君。 〔20番今野裕文君登壇〕
◆20番(今野裕文君)
教育厚生常任委員長報告を行います。 去る6月4日の本会議において当委員会に付託になりました請願第4号について、6月7日に委員会を開催し、
健康福祉部長等の出席を求め、慎重に審査をいたしましたので、ここにその経過と結果についてご報告申し上げます。 請願第4号、
民間保育所運営費の
一般財源化反対についての請願でありますが、本件につきましては、
民間保育所運営費が一般財源化された場合、市町村の財政状況によっては運営費が削減され、安全・安心の保育が保障されなくなることが憂慮されるとの観点から、その願意を了とし、会一致で採択すべきものと決しました。 以上が、当委員会に付託になりました請願の審査の経過と結果であります。 何とぞ当委員会の決定どおり議決くださいますようお願い申し上げまして、
教育厚生常任委員長報告といたします。
○議長(渡辺忠君) 質疑ありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(渡辺忠君) 質疑なしと認めます。 討論ありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(渡辺忠君) 討論なしと認めます。 これより採決いたします。この請願に対する
教育厚生常任委員長の報告は採択であります。本件は委員長報告のとおり決することにご異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(渡辺忠君) ご異議なしと認めます。よって、請願第4号は委員長報告のとおり決しました。
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○議長(渡辺忠君) 日程第8、請願第1号、請願第2号、請願第3号を議題といたします。
産業経済常任委員長の報告を求めます。12番中西秀俊君。 〔12番中西秀俊君登壇〕
◆12番(中西秀俊君)
産業経済常任委員長報告を申し上げます。 去る6月4日の本会議において当委員会に付託されました請願第1号、請願第2号及び請願第3号の3件について、6月8日及び6月17日に委員会を開催し、
商工観光部長、農林部長等の出席を求め、慎重に審査をいたしましたので、ここにその経過と結果についてご報告を申し上げます。 まず、請願第1号、最低賃金法の抜本改正と安定雇用の創出、中小企業支援策の拡充・強化についての請願でありますが、不況の波を受け、企業経営も労働者の暮らしも深刻な事態に直面しております。 安定雇用の創出と最低賃金の改善、中小企業支援などの対策が非常に重要でありますが、商工会等の団体への聞き取りを行い、市内等の現在の状況の把握をすることが必要との認識から、本件は継続審査すべきものといたしました。 次に、請願第2号、転作作物の補償水準下落に対応し、市単独での補償を求める請願でありますが、米戸別所得補償モデル事業や水田利活用自給力向上事業が動き出しており、転作作物については、水田利活用自給力向上事業で補償されることになりますが、多くの作物で補償水準が減額され、激変緩和措置で、ある程度緩和されますが、全体として減額の傾向にあります。 市として支援する施策を行う姿勢は重要との認識はありますが、補償割合、補償範囲の決定、市の財源などから考察すると、実行性は非常に困難であると考えます。 以上の観点から、不採択すべきものと決しました。 なお、基幹産業である農業に対して、市として何らかの手だてを講じ、援助すべきとの観点から、採択すべきとの意見もありましたことをご報告いたします。 次に、請願第3号、米価の下落に歯止めをかけ、再生産できる米価の実現を求める請願でありますが、本件につきましては、来年度以降の戸別所得補償に先立つ米戸別所得補償モデル事業、水田利活用自給力向上事業がスタートし、米の需給と価格の安定に政府が責任を持たないもとで、所得補償が実施されることにより価格破壊や買いたたきのおそれがあり、また米価が下落している今、国産米を圧迫している外米の輸入を削減し、米価の下落に歯どめをかけ、価格と需給を安定させる対策を求める必要があります。 以上の観点から、採択すべきものと決しました。 以上が、当委員会に付託されました請願の審査の経過と結果であります。 何とぞ、当委員会の決定どおり議決くださいますようお願い申し上げまして、
産業経済常任委員長報告を終わります。
○議長(渡辺忠君) ただいま議題となっております請願のうち、請願第1号に係る
産業経済常任委員長の報告は継続審査であります。よって、請願第1号に係る質疑等は行いません。 〔「議長」と呼ぶ者あり〕
○議長(渡辺忠君) 33番及川善男君。
◆33番(及川善男君) 継続ですから、委員長に対する審議はないんですが、ちょっと気になった委員長報告だったので、議長どういうふうに判断するか、多分報告受けていると思うんでお伺いしたいんですが、今の報告ですと、雇用の問題や、あるいは中小企業の経営等から見て、非常にこうした支援が大事だというふうに言いながら、しかし商工会等の意見を聞く必要があるので継続にしたということなんです。今議会の日程からすると、本当にそういう重要だということであれば、私は委員会を開いて審議する時間があったのではないかというふうに思うのですが、こういう報告ですと、市民に対して非常に不誠実な対応をしたということにならざるを得ないのではないかと、私は思うんです、継続ですが。ですから、この辺の委員長報告の内容について、議長はどのように受けとめられましたか。
○議長(渡辺忠君) お答えいたします。 常任委員長が今報告したとおりでございますが、この間、一般質問あるいは議案審議等でもこの雇用の件については、議員各位から大変慎重な審議をしていただいております。 しかしながら、常任委員会に提出されたその請願を読みますと、やはり関係方々の意向の調査も必要であるという委員長等の報告もありましたので、その辺を私は尊重しまして、ただその時間を長く置くということじゃなく、早速常任委員会を開催していただき、早い時期に結論を出していただきたい、そういう思いでございまして、継続審査を認めたわけでございます。 33番及川善男君。
◆33番(及川善男君) 私は、会期中に全くそういう商工会等々の意見を聴取するいとまがない日程であれば、そういう報告もやむを得ないと思うんですが、常任委員会あるいは本会議を休会した日程もあったわけですから、そういった点で本当にそう思っているんであれば、きちっとした会期中の審査をすべきではないかというふうに思って議長の見解をただしているわけですが、今後やっぱりそういう点では委員会審査はそうした市民の負託に十分こたえる、そういう積極的な対応をすべきではないんですか。
○議長(渡辺忠君) 請願第1号に係る質疑等は行いませんが、ただいま質疑ありましたので、お答えをいたしました。 請願第2号及び請願第3号について質疑ありませんか。11番
阿部加代子さん。
◆11番(
阿部加代子君) 11番
阿部加代子です。 請願第3号の審査についてお伺いをしたいと思います。ミニマムアクセス米の現状について調査をされたのかどうか、お伺いをしたいと思います。
○議長(渡辺忠君) 中西委員長。
◆12番(中西秀俊君) ただいまの
阿部加代子議員にお答えをいたします。 請願3号、ミニマムアクセス米についてでございますが、この件のつきましては、大方2号に時間を費やされました。それに伴って3号についてですが、委員の質問の中で6月末現在では、国は220万トンの在庫がありますと。ここ数年比べてみますと、50万トンくらい在庫が多いのではないかという話も受けている中で、さらに外れるかもしれませんが、その輸入小麦が9割ぐらいは輸入されているとか、そんな形の中で小麦も値下げをされているという状況、さらに米の販売数量は4%ほど減っている中で、パンは3%とかめんは2%増加している現状であって、米の消費減少も大分減っているという理由の中で、政府として自給の見誤りもあるのではないかという話もされる中であります。そんな中で、米の値段が下がっている状況をとらえた中で、100万tの政府米の備蓄米の確保という前提があって、このような形で実際に売り払われている状況もありつつ、米の下落につながるという、こういったお話をいただきました。
○議長(渡辺忠君) 14番菅原明君。
◆14番(菅原明君) 14番菅原です。 私も2、3質問をいたします。 請願第2号につきましては、不採択ということで残念なんですけれども、その不採択ということになりました経過なんですけれども、その反対意見というのはどういう内容がいろいろ出されたのかということとですね、補償についてもどういう皆さん認識でお話されたものか。またこれまでの転作奨励金とですね、今度の水田利活用自給力向上事業の交付金とでは、余りにもその差額が生じるわけなんですけれども、その辺の議論はなかったのか、どのような状況だったのか、もう少し具体的にお示ししていただきたいと思います。
○議長(渡辺忠君) 中西委員長。
◆12番(中西秀俊君) 最初に反対意見の質問でございますが、大きく言えば、その生産組織等の転作作物の補償の下落もさることながら、販売契約していないそんな形の中で、転作作物農家は交付金がゼロになるというお話を受けました。さらに転作作物の補償水準下落分を市単独等で補償するとなると、その農家への補てんも考慮しなければならない。不均衡を生じるのではないかという形の中で反対意見も出されております。 さらに、その不均衡の解消もしくは不均衡の縮小のため、市において多くの下落補償対策額が必要になってくるというそのお話を受けて、やはり今の財政の状況を考えたときには、非常に財源を確保するのは難しいのではないかという思いの中から、反対の意見も出されておりました。 2番目の補償の認識でしたか、補償の認識という形の中で、今年度、平成22年度に戸別所得補償モデル対策が、水田利活用、米戸別補償制度の事業をセットで交付している状況の中で、23年度に本格実施に向かうという状況であります。例えば水田利活用自給力向上事業の中で対象となる部分、そんな形の中で話が出されました。ちょっと答弁にならないかもしれませんが、申しわけございません。
○議長(渡辺忠君) 13番
小野寺隆夫君。
◆13番(
小野寺隆夫君) 13番
小野寺隆夫です。 請願第2号に関して質問します。 委員会の中ではこの請願事項には、文面では補償水準下落分を市として独自に補償するとありますけれども、請願書の願意はその下落部分を全額補償せよという願意であったのか、あるいは下落部分のうち幾らかでもというというような思いであったのか、その辺委員会として確認なり共通認識はされているのかどうか、お尋ねいたします。
○議長(渡辺忠君) 中西委員長。
◆12番(中西秀俊君) 確認をしております。全額じゃなくて、市として頑張っている農家の方々へ応援すべきだという応援のメッセージを送りたいというお話も受けていますので、可能な限り応援してあげたいというお話も受けています。
○議長(渡辺忠君) 5番佐藤郁夫君。
◆5番(佐藤郁夫君) 請願2号について1点だけお伺いをしたいと思います。 今、小野寺議員さんが願意ということで、全額ではないよというようなお話を聞きまして、そのすべてを補償してほしいということではないが、あと、その議論の中で、財政状況がとてもじゃないが大変だろうというようなことが一つの理由にあったようでございますが、仮にこの品目も大豆その他麦もあるのじゃないだろうかと思うんですが、要は、これをこうやった場合に幾らかかるかということについて、試算をしたのを説明されたとか、そういうのがあったかどうかお聞かせをいただきたいと思います。
○議長(渡辺忠君) 中西委員長。
◆12番(中西秀俊君) お答えいたします。 ございました。それで市単独で補償対策するとどのくらいかかるかという形の中で、1億3,000万円強かかるというお話を受けています。そうしますと、転作面積トータルといたしますと、3億6,000万円から7,000万円ぐらいかかるというお話を受けました。
○議長(渡辺忠君) 質疑を終結いたします。 討論及び採決を行います。 まず、請願第2号について討論ありませんか。13番
小野寺隆夫君。
◆13番(
小野寺隆夫君) 13番
小野寺隆夫でございます。 私は、本請願に対する
産業経済常任委員長の委員長報告に反対するものであります。 本請願は、農業に従事する者、特にも集落営農へ携わっている者にとっては、わらをもつかむ思いで本請願を出されたものであるというふうに思っております。 今日、農業を取り巻く状況は、かつてないほど厳しい状況にあります。とりわけ水田農業における現状は、猫の目農政と言われるようにころころ変わる国の政策により、農業者は翻弄されてまいりました。今回、米戸別所得補償モデル事業により、水稲の部分においては一定の補償はされるものの、当地域においては、数量制限により水田面積の約4割近くを米以外の作物を作付しなければならない、そういう状況にあります。そもそも残念ながら、土地利用型の農業にとって、行政の支援なくしては成り立たないというのが、日本農業の現実であります。さらに、当地方における水稲以外の作物はごく限られております。この状況を受けまして、この間、集落では営農組織などを設立し、担い手を中心とした集落営農に取り組んでまいりました。そして、自治体や農協では、転作作物として大豆、麦等を奨励し、さまざまな技術要件を付して大型機械の導入を誘導してまいりました。 しかし、このたびの水田利活用自給力向上事業の内容では、麦、大豆などの転作経営は赤字に転落しかねない状況です。結果、集落組織に重くのしかかるのは、機械設備の償還であります。 市長は、マニフェストや、このたびの施政方針演述で、農業が奥州市の元気印となり、その第一の柱が集落営農の推進と担い手の育成であると述べておられます。まさに私も同感であります。このままの状況では農業に元気が出るどころか、集落営農は崩壊し、採算の合わない転作は放棄し、一層不耕作地がふえるばかりで農村は疲弊してしまいます。 農業を基幹産業と位置づける本市においては、本請願の趣旨を酌み、自治体独自の対策を講ずべきと考えます。 よって、私は本請願の願意は痛いほど理解できるものであります。このわらをもつかむ思いの請願を不採択とした委員会報告には、到底納得できず、反対するものであります。
○議長(渡辺忠君) 他に、11番
阿部加代子さん。
◆11番(
阿部加代子君) 11番
阿部加代子です。 ただいま議題となっております請願2号、転作作物の補償水準下落に対応し、市単独での補償を求める請願は、委員長報告は不採択でありましたので、賛成の立場で討論いたします。 この請願は、転作作物に対する国の補償に対して、さらなる補償を奥州市に求められているものです。国の制度に対するさらなる補てんを一自治体で行うには、そのための調査や検討を行い、関係機関との協議や同規模自治体、近隣市町村の取り組みにも注視すべきです。この国の補償制度は、販売契約しない、できない転作作物農家には交付金は支払われません。市独自で補てんする場合、交付金ゼロの農家への補てんも考慮しなければ不均衡となります。不均衡の解消、不均衡の縮小のためには、多くの下落補てん対象額が必要になってまいります。さらなる調査、検討が必要と考えます。補償すべきであると議会が判断するには、余りにも拙速であります。 以上の理由で委員長報告に賛成をいたします。
○議長(渡辺忠君) 20番今野裕文君。
◆20番(今野裕文君) 私は委員長報告に反対し、この請願を採択すべきの立場から若干意見を述べさせていただきます。 いろいろ今議論されておりますが、私の農業観は、家族経営を守る、こういう観点に立つべきだと思っております。理由はこの高温多湿のモンスーン地帯で大規模経営は基本的に無理がある、このように考えております。 翻りまして、この間行われてきたのは一体何だったのでしょうか。担い手と称して4ヘクタール以上でなければ農政の支援対象にしない。20ヘクタール以上でなければ農政の支援対象としないということで、そういうことで進められてきたんです。麦、大豆でいえば4割の転作ですので、どこの集落でも10ヘクタール超えているんです。野菜農家はみずからの身を削ってお金にしています。しかし、10ヘクタールの野菜をやれるということは、今の技術レベルではできないのです。 それから、麦、大豆は販売単価が乾燥調製料にしかなりません。肥料代も出ないんです。労賃も出ません。地代も利息も出ません。いわゆる収穫をして、乾燥調製をしてしまうとゼロ円なんです。そういうものをやっているんです。繰り返しますけど、行政は4ヘクタール以上、20ヘクタール以上の農家しか支援しないとやってきたんです。これを今、足元を崩す、こういうことをやろうとしているわけですので、当然大きな影響が出ることが予想されます。 それから、米価の関係でリンクしようとする議論があります。しかし、米価が安定して転作作物をやって、初めて経営が成り立つんです。米価が安定しないもとで、幾ら転作やっても、これは足元をどんどん取られるだけなんです。そういう状況の中で今やってます。ですから、私はこの方々の請願の中身は、それは財政上かなり無理な議論もあることはわかります。ただ、今彼らの置かれている状況は、そういうことを言っていられる状態でない、このように思いますので、委員長報告に反対しますし、この請願は採択されるべきだと思います。
○議長(渡辺忠君) 討論を。17番小野寺重君。
◆17番(小野寺重君) 私は委員長報告に賛成の立場で申し上げたいと思います。 請願の趣旨は理解するものでありますが、さらに私は、農業なり農家を無視するものではありませんとはっきり申し上げたいと思います。 委員長報告のように、補償の内容あるいは範囲の決定、さらには市の財政等から考えますと、本当に難しい状況下にあるなと、このように思います。早急に農業団体なり、あるいは行政と連携、協議をして、農業、農家を守る運動を展開していかなければならないなという考えは、そのとおりでございます。 しかし、今回のこの請願には委員長報告のとおり賛成を申し上げたいと思います。 以上です。
○議長(渡辺忠君) 33番及川善男君。
◆33番(及川善男君) 私は委員長報告に反対をし、請願は採択すべきだという点から討論します。 今請願に反対の方のご意見がお二方ありました。総じて言えば、市の財政事情云々という話かというふうに思います。私は、市の財政事情等を考えてどう判断するかは、当局がどのくらい可能かどうかを判断すべきであって、請願の趣旨はよく理解すると言いながら、そうしたことで反対をするなら理が通らないというふうに思います。こうした請願については、現下の農業情勢を考えれば、先ほど賛成討論にありましたように、本当に小沢市長が考えて打ち出している奥州市の農業基幹産業として応援していくのだということであれば、行政が強烈な、そうした方々への支援のメッセージを送るという観点からも、この請願は採択すべきだというふうに私は思います。
○議長(渡辺忠君) 討論を終結いたします。 これより請願第2号を採決いたします。この請願に対する
産業経済常任委員長の報告は不採択でありますので、議会運営要領第101の規定により、原案について採決いたします。請願第2号を採択することに賛成の方の起立を求めます。 〔賛成者起立〕
○議長(渡辺忠君) 起立少数であります。 よって、請願第2号は委員長報告のとおり不採択とすることに決しました。 次に、請願第3号について討論ありませんか。11番
阿部加代子さん。
◆11番(
阿部加代子君) 11番
阿部加代子です。 ただいま議題となっております請願3号、米価の下落に歯止めをかけ、再生産できる米価の実現を求める請願に対しまして、委員長報告は採択すべきでありましたが、私は反対の立場で討論いたします。 日本の米作りを守る、農家を守ることは、日本の食糧を守り、そして国民の命を守ることに通じてまいります。食料自給率の低い日本にとって、農業政策は大変重要な課題です。 請願項目であるミニマムアクセス米の輸入を削減をしたり、備蓄米を買い入れたとしても、米価の下落に歯どめをかけたり、再生産できる米価の実現に直接結びつくものではありません。農業所得の増大と安定のためには需要と価格の安定を図ることは、当然のことであります。そのために、どのような政策が必要か議論がなされているわけです。例えば、経営安定対策として、地域ごとの再生産価格を基準とし、所得の下支えの直接支払いと環境直接支払いに加えて、経営安定対策の生産費の算定基準を地域ごとに見直す3階建ての仕組みによる水田農業のセーフティーネットの構築を図るなど、仕組みの見直しが必要ではないでしょうか。 また、海外の食糧援助などにミニマムアクセス米や国産の備蓄米を活用し、世界の食糧安全保障に貢献すべきです。援助向けの備蓄米については、棚上げ方式に転換するなど制度を見直すべきではないでしょうか。 そして、現在の米余りの現象を解消するには、米の消費拡大や米粉の利用拡大の推進、転作の補償のあり方などなどさまざまな角度から取り組みが必要です。 米戸別補償制度の効果なども検証をしていかなければなりません。請願の目的を実現するには、請願項目にある3項目では、抜本的な下落に歯どめをかけることはできないと考えます。 また、参考までに6月3日に発表されたJA全中理事会での政策提言の中に、3項目の内容に関連するようなものは含まれておりませんでした。 以上の理由で委員長報告に反対をいたします。
○議長(渡辺忠君) 討論を。14番菅原明君。
◆14番(菅原明君) 14番菅原です。 私は、請願第3号、米価の下落に歯止めをかけ、再生産できる米価の実現を求める請願に、委員長報告のとおり賛成の立場で討論いたします。 ただいま11番議員さんからるる反対のお話がありましたが、公明党の東北農業元気アッププロジェクトが2008年10月に発表した農業政策に、5年間で生産調整から適地適作に転換することが示されております。そのために、米価下落対策と麦、大豆などへの転作奨励金を充実し、農業で暮らせる所得を補償するとあります。私は、そういうことを言っておられるのにどうして反対されるのか理解できないわけであります。私は、農家が安心して生産に励める農業施策こそ、農業再生の土台であると思います。農政の混迷の現状を見たとき、価格補償と所得補償の抜本的充実と輸入自由化をストップし、食糧主権を補償する貿易ルールの確立こそ日本農業の再生の真の方向と考えます。 以上の点から、請願第3号、米価の下落に歯止めをかけ、再生産できる米価の実現を求める請願に賛成いたします。
○議長(渡辺忠君) 討論を終結いたします。 これより採決いたします。この請願に対する
産業経済常任委員長の報告は採択であります。本件は委員長報告のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。 〔賛成者起立〕
○議長(渡辺忠君) 起立多数であります。よって、請願第3号は委員長報告のとおり決しました。 教育厚生常任委員会、産業経済常任委員会及び議会運営委員会開催のため、暫時休憩いたします。 なお、再開につきましては、ブザー及び庁内放送で連絡をいたします。 午前11時20分 休憩
--------------------------------------- 午後0時 再開
○議長(渡辺忠君) 再開いたします。 お諮りいたします。先ほどの請願の採択を受けて、発議案2件が提出されました。この際、これを日程に追加し、議題としたいと思いますが、これにご異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(渡辺忠君) ご異議なしと認めます。よって、発議案2件を日程に追加し議題とすることに決しました。
---------------------------------------
○議長(渡辺忠君) 発議案第2号、
民間保育所運営費の
一般財源化反対についての意見書を議題といたします。 議案の朗読を省略し、直ちに提出者の説明を求めます。20番今野裕文君。 〔20番今野裕文君登壇〕
◆20番(今野裕文君) 発議案第2号、
民間保育所運営費の
一般財源化反対についての意見書についてでありますが、提案理由は
民間保育所運営費の
一般財源化反対について、国に対して意見書を提出しようとするものであります。意見書の案を読み上げまして、提案にかえさせていただきます。
民間保育所運営費の
一般財源化反対についての意見書 保育所は、子供たちの豊かな成長・発達と保護者の就労を保障し、地域の子育て支援の拠点として重要な役割を果たしています。現在、保育所運営費は国が保育単価を示すことで総額が決まり、その2分の1を国が、4分の1を都道府県が、そして残りの4分の1を市町村が負担する形で確保されてきています。 しかし、国の平成22年度予算編成の際、子ども手当の財源をめぐり、
民間保育所運営費の一般財源化が議論されました。結局、平成22年度予算では一般財源化は回避されましたが、平成23年度の予算編成の過程で再度議論されることが予想されています。 この
民間保育所運営費の一般財源化が行われた場合、市町村の判断や基準により運営費が決められることになり、市町村の財政状況によっては運営費が削減され、保育の質に格差が生まれる懸念があります。また、運営費の削減により、多様なニーズへの取り組みにより負担が過重となっている保育士の人件費が削減対象となる恐れがあり、保育士の処遇低下や人材不足が引き起こされかねません。このことは保育現場のみならず、保育行政の運営においても大きな混乱を招くことになり、子どもや保護者にとって、安心・安全な保育が保障されなくなる結果となることが危惧されます。 よって、少子化対策の中心である保育所の子育て支援は国の重要政策であり、市町村の財政力に左右されない質の高い保育を確保することは、国が責任をもって行うべきものと考えることから、
民間保育所運営費の一般財源化は行わないよう強く要望いたします。 以上、
地方自治法第99条の規定により意見書を提出します。 平成22年6月25日 岩手県奥州市議会 以上であります。
○議長(渡辺忠君) 質疑を行います。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(渡辺忠君) 質疑なしと認めます。 お諮りいたします。ただいま議題となっております発議案第2号は、会議規則第38条第3項の規定により委員会の付託を省略したいと思いますが、これにご異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(渡辺忠君) ご異議なしと認めます。 よって、委員会の付託を省略することに決しました。 討論ありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(渡辺忠君) 討論なしと認めます。 これより採決いたします。本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(渡辺忠君) ご異議なしと認めます。よって、発議案第2号は原案のとおり可決されました。
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○議長(渡辺忠君) 発議案第3号、米価の下落に歯止めをかけ、再生産できる米価の実現を求める意見書を議題といたします。 議案の朗読を省略し、直ちに提出者の説明を求めます。12番中西秀俊君。 〔12番中西秀俊君登壇〕
◆12番(中西秀俊君) 発議案第3号、米価の下落に歯止めをかけ、再生産できる米価の実現を求める意見書についての提案説明を行います。これは先ほどの請願第3号の採択に伴い、国に対して意見書を提出しようとするものであります。意見書の案文の朗読をもって説明にかえさせていただきます。 米価の下落に歯止めをかけ、再生産できる米価の実現を求める意見書 デフレ不況とも相まって米価下落に歯止めがかからず、米流通が深刻な停滞を来たしています。 こうした中で政府は、来年度以降の戸別所得補償政策に先立つ「米戸別所得補償モデル事業」「水田利活用自給力向上事業」がスタートしました。 しかし、農林水産省が発表した2008年産米の全算入生産費は1俵当たり1万6,497円にもかかわらず、戸別所得補償の補償水準は全国一律の1俵1万3,703円であり、極めて不十分と言わざるを得ません。 また、政府が米の需給と価格の安定に責任を持たないもとでの所得補償の実施は、大手流通資本などによる補てんを見越した「価格破壊」や「買いたたき」への懸念も広がっています。 政府は現在、買い入れする数量の100万トンを備蓄米として確保しています。しかし、2009年2月にルールを無視して集荷円滑化対策米として買い入れた10万トンと、備蓄米のうち超古米となっている2005年産米などの19万トンは主食にするものではありません。そのため、これらを主食用以外に処理し、これにみあう30万トン相当の備蓄米を、買い入れることが求められています。 米価の下落に歯止めをかけ、価格と需給を安定させることは、政府が進める「米戸別所得補償モデル事業」の成否を左右するものであり、緊急対策が不可欠であると考えます。 よって、以上の趣旨から、下記の事項について強く要望いたします。 記 (1)ミニマムアクセス米の受け入れ時に国内の米の需給にできるだけ影響を与えないとした政府公約を守り、最低限、主食用のSBSや、需要のないミニマムアクセス米の輸入を削減すること。 (2)米の価格保障と所得補償を、再生産を保障する水準に充実させ、政府が米の需給と価格に責任をもつこと。 (3)2009年2月にルールを無視して集荷円滑化対策を買い入れた10万トンと、備蓄米のうち超古米となっている2005年産など、19万トンを主食用途以外に処理し、これに見合う量の備蓄米を生産費を賄う価格水準で買い入れること。 以上、
地方自治法第99条の規定により、意見書を提出します。 何とぞ原案どおり議決くださいますようお願い申し上げまして、提案理由の説明を終わります。
○議長(渡辺忠君) 質疑を行います。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(渡辺忠君) 質疑なしと認めます。 お諮りいたします。 ただいま議題となっております発議案第3号は、会議規則第38条第3項の規定により委員会の付託を省略したいと思いますが、これにご異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(渡辺忠君) ご異議なしと認めます。よって、委員会の付託を省略することに決しました。 討論ありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(渡辺忠君) 討論なしと認めます。 これより採決いたします。本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(渡辺忠君) ご異議なしと認めます。よって、発議案第3号は原案のとおり可決されました。
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○議長(渡辺忠君) 日程第9、議員派遣についてを議題といたします。 お諮りいたします。ただいま議題となっております議員派遣について、会議規則第159条の規定によりお手元に配付いたしました派遣書のとおり、議員を派遣することとしたいと思いますが、これにご異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(渡辺忠君) ご異議なしと認めます。よって、そのように決しました。
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○議長(渡辺忠君) 日程第10、
所管事務調査の閉会中における継続調査の申し出についてを議題といたします。 本日お手元に印刷配付のとおり、
総務常任委員長、
教育厚生常任委員長、
産業経済常任委員長、建設環境常任委員長及び議会運営委員長から、
所管事務調査について議会閉会中も継続して調査したい旨の申し出があります。 お諮りいたします。各委員長申し出のとおり決することにご異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(渡辺忠君) ご異議なしと認めます。よって、そのように決しました。 以上をもって、
今期定例会に付議された事件はすべて議了いたしました。 これをもって、平成22年第2回奥州市議会定例会を閉会いたします。大変ご苦労さまでした。 午後0時10分 閉会
地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。 平成22年6月25日 奥州市議会 議長 渡辺 忠 4番 高橋政一 5番 佐藤郁夫 6番 菊地孝男...