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06月29日-11号

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  1. 奥州市議会 2006-06-29
    06月29日-11号


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    平成18年  6月 定例会(第1回)          平成18年第1回奥州市議会定例会会議録(第11号)議事日程第11号                      平成18年6月29日(木)午前10時開議第1 諸般の報告第2 奥州市農業委員会の委員の推薦について(4人)第3 報告第4号 奥州市土地開発公社の経営状況の報告について第4 報告第5号 江刺開発振興株式会社の経営状況の報告について第5 報告第6号 株式会社ひめかゆの経営状況の報告について第6 報告第7号 社団法人水沢農業公社の経営状況の報告について第7 報告第8号 社団法人江刺畜産公社の経営状況の報告について第8 報告第9号 財団法人胆沢農業振興公社の経営状況の報告について第9 報告第10号 財団法人奥州市文化振興財団の経営状況の報告について第10 発議案第9号 医師確保対策を求める意見書第11 発議案第10号 WTO農業交渉に関する意見書第12 議案第3号 奥州市国民保護協議会条例の制定について                            (教育民生常任委員長)第13 議案第12号 平成18年度奥州市一般会計予算議定について第14 議案第13号 平成18年度奥州市国民健康保険特別会計予算議定について第15 議案第14号 平成18年度奥州市老人保健特別会計予算議定について第16 議案第15号 平成18年度奥州市簡易水道事業特別会計予算議定について第17 議案第16号 平成18年度奥州市下水道事業特別会計予算議定について第18 議案第17号 平成18年度奥州市農業集落排水事業特別会計予算議定について第19 議案第18号 平成18年度奥州市浄化槽事業特別会計予算議定について第20 議案第19号 平成18年度奥州市介護保険特別会計予算議定について第21 議案第20号 平成18年度奥州市バス事業特別会計予算議定について第22 議案第21号 平成18年度奥州市公共用地先行取得等事業特別会計予算議定について第23 議案第22号 平成18年度奥州市米里財産区特別会計予算議定について第24 議案第23号 平成18年度奥州市水道事業会計予算議定について第25 議案第24号 平成18年度奥州市総合水沢病院事業会計予算議定について第26 議案第25号 平成18年度奥州市国民健康保険まごころ病院事業会計予算議定について第27 議案第26号 平成18年度奥州市国民宿舎等事業会計予算議定について                            (予算審査特別委員長)第28 議案第27号 平成17年度水沢市水道事業会計決算認定について第29 議案第28号 平成17年度江刺市水道事業会計決算認定について第30 議案第29号 平成17年度前沢町水道事業会計決算認定について第31 議案第30号 平成17年度水沢市国民健康保険病院事業会計決算認定について第32 議案第31号 平成17年度胆沢町病院事業会計決算認定について第33 議案第32号 平成17年度衣川村国民宿舎等事業会計決算認定について                        (企業会計決算審査特別委員長)第34 議案第36号 平成18年度奥州市一般会計補正予算(第1号)議定について第35 競馬事業調査について                          (競馬事業調査特別委員長)第36 北上川治水対策について                         (北上川治水対策特別委員長)第37 請願第1号 請願第3号                              (総務常任委員長)第38 請願第4号                            (教育民生常任委員長)第39 陳情第4号 請願第2号                            (産業経済常任委員長)第40 請願第5号                              (議会運営委員長)第41 議員派遣について第42 所管事務調査の閉会中における継続調査の申し出について---------------------------------------本日の会議に付した事件第1 諸般の報告                              (議会運営委員長)第2 奥州市農業委員会の委員の推薦について(4人)第3 報告第4号 奥州市土地開発公社の経営状況の報告について第4 報告第5号 江刺開発振興株式会社の経営状況の報告について第5 報告第6号 株式会社ひめかゆの経営状況の報告について第6 報告第7号 社団法人水沢農業公社の経営状況の報告について第7 報告第8号 社団法人江刺畜産公社の経営状況の報告について第8 報告第9号 財団法人胆沢農業振興公社の経営状況の報告について第9 報告第10号 財団法人奥州市文化振興財団の経営状況の報告について第10 発議案第9号 医師確保対策を求める意見書第11 発議案第10号 WTO農業交渉に関する意見書第12 議案第3号 奥州市国民保護協議会条例の制定について                            (教育民生常任委員長)第13 議案第12号 平成18年度奥州市一般会計予算議定について第14 議案第13号 平成18年度奥州市国民健康保険特別会計予算議定について第15 議案第14号 平成18年度奥州市老人保健特別会計予算議定について第16 議案第15号 平成18年度奥州市簡易水道事業特別会計予算議定について第17 議案第16号 平成18年度奥州市下水道事業特別会計予算議定について第18 議案第17号 平成18年度奥州市農業集落排水事業特別会計予算議定について第19 議案第18号 平成18年度奥州市浄化槽事業特別会計予算議定について第20 議案第19号 平成18年度奥州市介護保険特別会計予算議定について第21 議案第20号 平成18年度奥州市バス事業特別会計予算議定について第22 議案第21号 平成18年度奥州市公共用地先行取得等事業特別会計予算議定について第23 議案第22号 平成18年度奥州市米里財産区特別会計予算議定について第24 議案第23号 平成18年度奥州市水道事業会計予算議定について第25 議案第24号 平成18年度奥州市総合水沢病院事業会計予算議定について第26 議案第25号 平成18年度奥州市国民健康保険まごころ病院事業会計予算議定について第27 議案第26号 平成18年度奥州市国民宿舎等事業会計予算議定について                            (予算審査特別委員長)第28 議案第27号 平成17年度水沢市水道事業会計決算認定について第29 議案第28号 平成17年度江刺市水道事業会計決算認定について第30 議案第29号 平成17年度前沢町水道事業会計決算認定について第31 議案第30号 平成17年度水沢市国民健康保険病院事業会計決算認定について第32 議案第31号 平成17年度胆沢町病院事業会計決算認定について第33 議案第32号 平成17年度衣川村国民宿舎等事業会計決算認定について                        (企業会計決算審査特別委員長)第34 議案第36号 平成18年度奥州市一般会計補正予算(第1号)議定について第35 競馬事業調査について                          (競馬事業調査特別委員長)第36 北上川治水対策について                         (北上川治水対策特別委員長)第37 請願第1号 請願第3号                              (総務常任委員長)第38 請願第4号                            (教育民生常任委員長)第39 陳情第4号 請願第2号                            (産業経済常任委員長)第40 請願第5号                              (議会運営委員長)第41 議員派遣について第42 所管事務調査の閉会中における継続調査の申し出について---------------------------------------出席議員(40名)      議長  小沢昌記君      1番  千葉正文君      2番  菅原 哲君      3番  関 笙子君      4番  郷右近 浩君      5番  阿部加代子君      6番  中西秀俊君      7番  菅原 明君      8番  石川和好君      9番  三宅正克君      10番  中澤俊明君      11番  小野寺 重君      13番  佐々木國男君      14番  千葉悟郎君      15番  高橋勝司君      16番  藤田慶則君      17番  今野裕文君      18番  渡辺明美君      19番  佐藤邦夫君      20番  菅原今朝男君      21番  亀梨恒男君      22番  及川梅男君      23番  菅野市夫君      24番  佐藤絢哉君      25番  内田和良君      26番  千田美津子君      27番  遠藤 敏君      28番  佐藤修孝君      29番  菊池嘉穂君      30番  新田久治君      31番  廣野雅昭君      33番  安倍静夫君      34番  小野幸宣君      35番  安部皓三君      36番  佐藤克夫君      37番  数江與志元君      38番  高橋瑞男君      39番  佐藤建樹君      40番  及川善男君      41番  渡辺 忠君---------------------------------------欠席議員(1名)      12番  及川俊行君---------------------------------------説明のための出席者    市長         相原正明君    助役         岩井憲男君    収入役        伊藤正次君    監査委員       佐々木秀康君    教育委員長      高橋新平君    選挙管理委員会委員長 高橋 弘君    農業委員会会長    千田榮悦君    教育長        菅原義子君    病院事業管理者職務代理者    石井元康君    水沢区長       原田 守君    江刺区長       佐藤雅士君    前沢区長       岩渕 功君    胆沢区長       桜田昭史君    衣川区長       千葉仁市君    総合政策部長     梅田邦光君    総務部長       佐藤郁夫君    市民環境部長     菅原公男君    産業経済部長     及川俊和君    健康福祉部長兼福祉事務所長   小野寺孝喜君    都市整備部長     山内賢一君    水道部長       小原君夫君    病院局管理部長    高橋 力君    教育委員会教育部長  佐々木善基君    参事兼企画調整課競馬対策室長  今野豊喜君    企画調整課長兼世界遺産登録推進室長    兼胆沢ダム振興室長兼地域エネルギー推進室長                    菅原 浩君    総務課長       菅原英記君    財政課長       菊地隆一君    税務課長       小野寺三夫君---------------------------------------事務局職員出席者    事務局長       千葉 章君    事務局次長      鈴木龍司君    議事調査係長     佐藤浩光君    主任         菅野加澄君    主事         今野美享君    書記         及川誉士夫君---------------------------------------議事 △午前10時 開議 ○議長(小沢昌記君) おはようございます。 出席議員は定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。 なお、欠席通告者は12番及川俊行君であります。 本日の会議は、議事日程第11号をもって進めます。--------------------------------------- ○議長(小沢昌記君) 日程第1、諸般の報告を行います。 今期定例会に提出のため市長より議案等8件の追加送付を受けております。 また、佐藤邦夫君外9名から医師確保対策を求める意見書に関する発議案、及川梅男君外9名からWTO農業交渉に関する意見書に関する発議案の提出があります。 これをもって報告を終わります。 なお、代表監査委員より発言の許可を求められておりますので、これを許可いたします。佐々木代表監査委員。          〔監査委員佐々木秀康君登壇〕 ◎監査委員(佐々木秀康君) おはようございます。 6月19日の本会議におきまして、水沢病院の平成17年度決算に係る監査意見について、40番及川善男議員さんから、未収金が1億円も減少し、未収解消の努力が見られたとあるが、実態は医業収入の減少に伴う国保連等の未収金であって、未収解消の努力という評価は正しくないのではないかとの意見についてでございましたが、私たち3名の監査委員の思いをこの際申し上げまして、ご理解を賜りたいと思うところであります。 この1億円の数字の出所は、監査意見書の43ページの診療収入等の収納状況について、(1)の現年度分の表の合計未収入額4億6,447万1,648円、この中には4億2,804万3,529円は入院あるいは外来分の保険者負担金、これがまさにその国保連等から2カ月おくれて入ってくる分であります。そして、(2)の過年度分の表中の未収入額6,756万3,259円を加えた額5億3,203万4,907円になりますが、これは決算書7ページの貸借対照表にございます。これを前年度未収入額6億4,378万5,774円から単純に差し引きますと1億1,175万837円となります。当年度において繰越未収額は6,756万3,259円となりますが、平成16年度の繰越未収額と比較をしますと、まさに及川善男議員さんのお話のとおり、およそ200万円が増となっております、数字的に。しかしながら、未収徴収の状況を見ますと、平成17年度には、平成16年度分2,094万7,554円と平成15年度以前の額392万1,390円で、合わせて2,486万8,944円の徴収努力が見られるところであります。 私たち監査委員の思いは、議員の皆さん、そして市民の皆様に、水沢病院が置かれております現状認識を少しでも理解をしていただくために整理をいたしたつもりであります。監査意見書7ページ前段には、水沢病院の第2次運営計画が2年もたたないうちに見直しをしなければならなかった状況、医療を取り巻くさまざまな要因はあるにせよ、累積欠損金の増加とともに不良債務、この不良債務というのは流動負債と流動資産の差額をあらわしておりますが、これも前年度より増加をいたしております。不良債務の比率が10%以上になりますと、企業債の起債の際には制限があるとされておるんだそうであります。当病院の場合には、その不良債務の比率は10%どころではなくて既に57.8%となったことは、平成17年度に急に発生したものではなくて、大きな課題であるととらえました。 管理者を兼ねております石井院長さんの説明等にもありましたが、医師確保対策あるいは水沢病院の駐車場の整備の関係、施設有効活用、費用節減、未収回収の努力、未収回収の努力の中には、特にもこの当病院におきまして未収回収マニュアルが作成されております。これらを軸にしながら、当院の職員との情報交換と実践取り組みにもかかわらず、損益計算書をごらんいただくとそのとおりでありますが、4億8,406万1,436円の欠損金を生じておりますし、当年度未処理欠損金は33億4,597万8,838円となっているほどの現実と、第2次運営計画に対する毎年度の実績比較計画に至らなかった場合の具体的要因と問題点の分析及び次期へフィードバックする仕組みが必要とも述べさせていただいたところであります。そして、経営健全化の推進と保険医療福祉の総合的拠点施設として市民に身近な病院確立に期待を申し添えたところであります。 しかしながら、一方、議会で議決されましたところの予算をそのままに推進してきたのかという感がいろいろなところで聞かされたりもいたしますが、そういう状況ではなくて、公営企業全部適用の本旨に沿ってなかなか見つからない専任の管理者を、医師不足の状況にありながら石井院長さんが兼ねており、管理者を中心に職員が一丸となり、環境改善や未収回収解消のマニュアルを作成をしまして、従来努力に増した努力を監査意見の中に示しまして、なお一層の努力をされることへの一助となればの思いも添えたものであることをご推察を賜り、意の不足はあるとは存じますが、私たち監査委員も今後に向けて一層の精進をしてまいりますことを申し上げまして、何とぞ私どもの思いをご推察賜りますようにお願いを申し上げます。 大変ありがとうございました。 ○議長(小沢昌記君) ただいまの発言に関し、質問はありませんか。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小沢昌記君) 質問なしと認めます。 以上でこれを終わります。--------------------------------------- ○議長(小沢昌記君) 日程第2、奥州市農業委員会の委員の推薦についてを議題といたします。 奥州市農業委員会の委員の任期が来る7月19日をもって満了することから、市長より、農業委員会等に関する法律第12条第2号の規定に基づく委員4人の推薦を求められておりますので、これを推薦いたしたいと思います。これにご異議ありませんか          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小沢昌記君) ご異議なしと認めます。よってそのように決しました。 お諮りいたします。推薦の方法につきましては議長において指名することにいたしたいと思いますが、これにご異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小沢昌記君) ご異議なしと認めます。よってそのように決しました。 地方自治法第117条の規定により、中澤俊明君、菊池嘉穂君の退席を求めます。          〔10番中澤俊明君、29番菊池嘉穂君退場〕 ○議長(小沢昌記君) それでは、10番中澤俊明君、29番菊池嘉穂君、奥州市江刺区愛宕字天間沖192番地、岩渕寿子さん、奥州市前沢区古城字幅下9番地、千葉哲子さんを指名いたします。 ただいま指名いたしました中澤俊明君、菊池嘉穂君、岩渕寿子さん、千葉哲子さんを奥州市農業委員会の委員に推薦することにご異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小沢昌記君) ご異議なしと認めます。よって中澤俊明君、菊池嘉穂君、岩渕寿子さん、千葉哲子さんを奥州市農業委員会の委員に推薦することに決しました。 中澤俊明君、菊池嘉穂君の除斥を解きます。          〔10番中澤俊明君、29番菊池嘉穂君入場〕--------------------------------------- ○議長(小沢昌記君) 日程第3、報告第4号、奥州市土地開発公社の経営状況についての報告を行います。 提出者の説明を求めます。相原市長。 ◎市長(相原正明君) 報告第4号、奥州市土地開発公社の経営状況についてを助役からご説明申し上げますので、ご了承願います。 ○議長(小沢昌記君) 岩井助役。 ◎助役(岩井憲男君) 報告第4号、奥州市土地開発公社の経営状況の報告についてをご説明申し上げます。 この報告は、地方自治法第243条の3第2項の規定により報告をするものであります。以下、報告第5号、第6号、第7号、第8号、第9号及び第10号についても同様でございます。 それでは、ご説明申し上げます。 まず、事業の概要でございますが、第32事業年度に当たる平成17年度は、旧水沢市との協議のもとに公有地取得事業に係る保有土地の処分を進めるとともに、土地造成事業では第2桜屋敷ニュータウンとマイアネタウン第2期の分譲を開始しました。そのほか保有土地の有効利用を図るため、駐車場等の暫定的な賃貸を行っております。また、市町村合併に伴う土地開発公社の合併により、旧江刺市土地開発公社及び旧胆沢郡南土地開発公社の財産を譲り受け、借入金等の債務を引き受けております。 次に、収益的収入及び支出についてご説明を申し上げます。 6ページをごらんください。 収益的収入は、1款事業収益11億6,850万3,962円、2款事業外収益11万214円、3款特別利益29億4,895万6,562円で総額41億1,757万738円であります。次に、収益支出は、1款事業原価11億4,452万284円、2款販売費及び一般管理費1,074万1,513円、4款特別損失24億5,674万3,209円で総額36億1,200万5,006円であります。この結果、本年度は5億556万5,732円の純利益を計上することとなりました。 次に、資本的収入及び支出につきましてご説明申し上げます。 資本的収入は、借入金28億6,000万円、雑収入183万1,117円で総額28億6,183万1,117円であります。次に、資本的支出は、公有地取得事業費4,595万9,904円、土地造成事業費3億1,560万6,802円、事業支払い利息9,736万9,794円、借入金償還金35億8,070万7,595円、雑支出170万4,196円で総額40億4,134万8,291円となり、差し引き不足する額11億7,951万7,174円は過年度分損益勘定留保資金及び当年度分損益勘定留保資金で補てんをしております。 以上が土地開発公社の17年度決算の概要でございます。 次に、平成18年度の事業の概要についてご説明申し上げます。 同じつづりの後半の方になります。 公有地取得事業及び代行用地取得事業につきましては、市の依頼により公共事業用地を取得し適切な管理を行うとともに、計画的な処分を進めます。 土地造成事業につきましては、桜屋敷地区、姉体地区、南大鐘地区及び鶴田地区の各住宅団地については、一般住宅用地または業務用地として積極的に分譲を進めます。 前沢北地区につきましては、住宅用地の取得を実施します。前沢インター、本杉第4及び本杉第6の工業団地につきましては市の企業誘致政策と連携して分譲を進めるとともに、本杉第6の拡張工事を実施いたします。 奥州市土地開発公社の予算についてご説明申し上げます。 収益的収入は、1款事業収益3億5,681万円、2款事業外収益5,000円で収入合計3億5,681万5,000円を見込んでおります。収益支出は、1款事業原価2億1,562万2,000円、2款販売費及び一般管理費1,786万4,000円で支出合計3億348万6,000円を見込み、収益的収入、支出、差し引き5,332万9,000円を見込んでおります。 次に、資本的収入は、借入金29億5,000万円、雑収入60万円で収入合計29億5,060万円を予定しております。資本的支出は、土地造成事業費2億1,410万円、事業支払い利息1億2,457万円、借入金償還金31億1,532万円等支出合計34億8,579万円を予定しており、資本的収入額が資本的支出額に対して不足する額5億3,519万円は過年度分損益勘定留保資金及び当年度分損益勘定留保資金で補てんすることとしております。 以上が土地開発公社の報告でございます。 ○議長(小沢昌記君) ただいまの報告に対し、質問はありませんか。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小沢昌記君) 質問なしと認めます。 以上をもって報告を終わります。--------------------------------------- ○議長(小沢昌記君) 日程第4、報告第5号、江刺開発振興株式会社の経営状況についての報告を行います。 提出者の説明を求めます。相原市長。 ◎市長(相原正明君) 報告第5号、江刺開発振興株式会社の経営状況についてを助役からご説明申し上げますので、ご了承願います。
    ○議長(小沢昌記君) 岩井助役。 ◎助役(岩井憲男君) 報告第5号、江刺開発振興株式会社の経営状況の報告についてをご説明申し上げます。 まず、第13期、平成17年1月1日から平成17年12月31日までの営業報告でありますが、えさし藤原の郷はNHK大河ドラマ「義経」の放映開始と新施設「義経屋敷」、「義経持仏堂」、「安宅関」のオープンにより多くの集客を図ることができました。入場者数は24万1,496人で、前年対比183.5%、入場料収入は1億4,083万1,000円で、前年対比183%となりました。売店、レストランの売り上げも3億5,385万8,000円で、前年対比152.1%と大幅に伸びました。 えさしクリーンパークの利用者は5万1,392人、前年対比99.3%、入場料収入等の売り上げは2,546万2,000円で、前年対比96.3%のやや減。 市営越路スキー場は、降雪量に恵まれ3月まで営業ができたことにより、入込者数は1万9,898人で、前年対比129.8%、使用料収入は1,427万2,000円で160.1%でありました。 次に、種山高原星座の森の利用者数は7,635人で、前年対比95.8%、使用料収入は878万8,000円で、前年対比104%でありました。 えさし郷土文化会館の入場者数は3万3,956人で、前年対比125.4%、入場料収入は686万5,000円で、前年対比124.8%となりました。 次に、貸借対照表ですが、11ページをごらんください。 現金及び預金、未収金等の流動資産が2億3,962万8,999円、固定資産が3,445万8,161円で、資産の部合計が2億7,372万7,160円であります。 負債の部は、未払費用等の流動負債が8,137万6,476円、資本の部は、資本金が1億8,500万円、当期未処分利益が735万684円で、合計1億9,235万684円となり、負債・資本の部合計が2億7,372万7,160円であります。 続きまして、損益計算書でありますが、13ページをごらんください。 レストラン、売店、管理収入等の営業収益は6億9,171万6,009円で、うち売上原価が2億8,729万8,119円。販売費及び一般管理費が3億6,292万6,735円となり、営業利益は4,149万1,155円となっております。これに営業外収益721万1,783円を加えた経常利益は4,870万2,938円、特別利益、特別損失を加減した税引前当期利益は4,904万3,330円であります。当期純利益は2,429万9,230円、当期未処分利益は735万684円となりました。 利益処分でありますが、15ページをごらんください。 配当金に462万5,000円、利益準備金に56万8,000円、取締役及び監査役賞与金に105万円、110万7,684円を次期繰越利益として処分をいたしました。 以上が事業決算の概要であります。 次に、14期、平成18年1月1日から12月31日までの事業の概要についてご説明申し上げます。 第14期は、義経ブームが去り入場者数が減少することが予想されますことから、誘客促進に努め、市民に開かれた施設運営に努めてまいります。 歴史公園えさし藤原の郷の目標入場者数16万3,700人を初め管理受託をしております各施設の目標設定を行い、経営に努力をしてまいります。 会社全体の予算といたしましては、予算書9ページをごらんいただきますが、営業収益を6億1,104万4,000円、売上原価2億1,722万5,000円、販売費及び一般管理費を3億6,298万6,000円をそれぞれ見込み、経常利益を3,543万円見込んでおります。 以上が江刺開発振興株式会社の報告であります。 ○議長(小沢昌記君) ただいまの報告に対し、質問はありませんか。 34番小野幸宣君。 ◆34番(小野幸宣君) お伺いします。 昨年度の業績はいろいろプラス要因があって黒字経営になったようであります。利益処分でありますけれども、配当金が、これで見ますと未処分利益の50%超しているんですけれども、特に今回の配当を多くするような要因があったのかどうかです。一般的な、何ていいますか、株式会社の配当についてはこういう割合でないケースが多いんですけれども、その辺ちょっと理解しかねたものですからお伺いしたいと思います。 ○議長(小沢昌記君) 相原市長。 ◎市長(相原正明君) 江刺開発振興はこれまで配当というものをしたことがなかったのでありますけれども、それは、立ち上げのころは無我夢中の経営で、将来どのように変わるかわからないということがありまして、ところが、初めて、最近においては大幅に倍、収入があったと、180%ということで、累積の欠損を解消してなお積むことができたという中で、顧問の税理士さんですか、いろいろ相談をしたり、あるいは会社の取締役の中に、専務が花巻温泉の社長でございますけれども、そういう経営のベテランの方々、取締役でございますので、いろいろ協議をいたしまして、会社としては初めてのことでございましたけれども、株式会社の性格上、確実に利益が上がったときは株主の理解を得るためにも配当をすべきだということで配当をした。その際の配当の割合についてもいろいろ検討がなされたわけですが、今申し上げたような方々とよく相談の上、この水準に落ちついたという経過でございます。 ○議長(小沢昌記君) 34番小野幸宣君。 ◆34番(小野幸宣君) 一定の理解はできたのでありますけれども、これまでほとんど配当なかったということで、今回、特にこういう割合に配当の配分を決めたということのように聞いたのでありますが、何ていいますか、今後の厳しい情勢はもちろんあるんでしょうけれども、いずれある程度税理士さんとか専門家のいろいろ指導を受けながら、今後の方向なども含めてやっていかれるということでしょうか。その辺、ちょっと再確認します。 ○議長(小沢昌記君) 相原市長。 ◎市長(相原正明君) 私も管理委託をお願いしている市長でもあり、今、社長にもなっているわけですけれども、どちらかといえば会社の経営サイドのご質問ですのでそんなことも含めて、まさにお話のように利益がきちっと上がらない限りは難しいし、恐らく平年の13万とか目標の16万程度ではなかなか配当するようなことにはならないだろうと勘として思っております。しかし、経営努力の結果、ことしから利用料金制ということで、とにかく頑張れば会社がそれだけ余裕が出ると。客がもし見込みより少なければ相当苦しい経営になるということになっていますので、頑張った結果において、市のサイドから見ても、株主サイドから見ても、妥当な線が出るのであれば、配当ということは制度としてはやっていく必要があると思いますし、その程度についてもただいまご指摘のように、いろいろなご意見やら兼ね合いをよく総合的に判断をして進めることになるというふうに思っております。 ○議長(小沢昌記君) 質問を終結いたします。 以上をもって報告を終わります。--------------------------------------- ○議長(小沢昌記君) 日程第5、報告第6号、株式会社ひめかゆの経営状況についての報告を行います。 提出者の説明を求めます。相原市長。 ◎市長(相原正明君) 報告第6号、株式会社ひめかゆの経営状況についてを助役からご説明申し上げますので、ご了承願います。 ○議長(小沢昌記君) 岩井助役。 ◎助役(岩井憲男君) 報告第6号、株式会社ひめかゆの経営状況の報告についてご説明申し上げます。 株式会社ひめかゆは、旧胆沢町が保有しておりました株式を合併によって奥州市が保有することとなったものであり、地方自治法第221条第3項及び同法施行令第152条第1項第2号に定める法人であります。 この法人は、平成3年に設立されました株式会社であり、資本金は1億円、発行済み株式総数2,000株のうち1,124株、56.2%を奥州市が保有をしております第三セクターでございます。 主な業務は、温泉保養施設焼石クアパークの管理運営の受託業務であり、平成18年2月16日に旧胆沢町から公の施設の指定管理者として指定を受けているものであります。 以下、当該法人から報告された第15期経営状況の報告及び第16期経営計画についてご説明いたします。 まず、第15期経営状況ですが、営業の概要としましては、経営環境が多様に変化する中で堅調な経営を持続しており、施設の利用者数は、日帰り入浴者が対前年比99.9%の22万8,689人、宿泊者数は対前年比114.6%の1万7,909人となっております。 次に、貸借対照表ですが、流動資産は、現金・預金、売掛金、たな卸資産、未収金などで1億4,949万4,890円となっております。固定資産は、建物構築物、車両などで5,025万4,458円となっており、そのほか電話加入権や繰延資産等を加えた資産の合計額は2億8万3,981円となっております。 負債の部は、流動負債として、買掛金や未払い金などを合わせて2,868万4,273円となっております。固定負債はありません。 資本の部では、自己資本1億円と利益剰余金7,139万9,708円となっており、負債と資本を合わせて2億8万3,981円となっております。 次に、損益計算書でありますが、売上金は3億6,038万7,077円となっており、売上原価及び一般管理費を除いた営業収益は1,117万6,809円の損失となっております。 また、営業外収益は1,565万1,313円となっており、営業外費用27万4,706円を除いた1,537万6,607円を加えますと経常利益で419万9,798円となっております。このうち固定資産除却損及び納付すべき法人税を除きますと当期の純利益では245万2,236円となっております。 当期の純利益にこれまでの繰り越し利益を加えた当期未処分利益は4,829万9,708円となっており、利益処分としましては、次のページになりますが、株主配当を1株当たり1,000円の配当を行い、配当金総額は200万円、利益準備金として20万円を計上し、次期繰越利益は4,609万9,708円となっております。 次に、第16期の経営計画でございますが、施設利用者総数を対前年実績比で約5.3%増の23万2,300人を見込み、宿泊者数では同じく対前年実績比で約2.2%増の1万8,300人の利用を見込んでおります。また、売上高では、対前年実績比で約2.4%増の3億6,900万円を計画しており、営業利益で100万円、営業外収益を含めた当期経常利益は966万5,000円を計画しております。 以上が株式会社ひめかゆの経営状況の報告でございます。 ○議長(小沢昌記君) ただいまの報告に対し、質問はありませんか。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小沢昌記君) 質問なしと認めます。 以上をもって報告を終わります。--------------------------------------- ○議長(小沢昌記君) 日程第6、報告第7号、社団法人水沢農業公社の経営状況についての報告を行います。 提出者の説明を求めます。相原市長。 ◎市長(相原正明君) 報告第7号、社団法人水沢農業公社の経営状況についてを助役からご説明申し上げますので、ご了承願います。 ○議長(小沢昌記君) 岩井助役。 ◎助役(岩井憲男君) 報告第7号、社団法人水沢農業公社の経営状況の報告についてをご説明申し上げます。 社団法人水沢農業公社は、農地の効率的な利用、農業の生産性の向上及び農産物による地域振興等に関する事業を行い、水沢地域の農業の振興に寄与することを目的として、平成10年3月に旧水沢市と旧水沢市農業協同組合が出資して設立された団体であります。 平成17年度の事業報告でありますが、農地保有合理化事業、農作業受委託斡旋事業については、「農地相談の窓口としての農業公社」として浸透してきており、周年を通じて相談が寄せられております。 花卉育苗事業につきましては、既存のハウス等を活用して栽培面積の拡大に取り組みましたが、農家の栽培面積の拡大ができないなど、主力製品である秋出しパンジーはよかったものの、栽培面積が少ないことやロット数の確保ができないため市場から産地として評価されない現状であり、さらに栽培面積の拡大に取り組む必要があります。 次に、決算の概要でありますが、7ページの一般会計につきましては、当期収入合計が4,029万4,770円となっております。うち1,500万円は基本財産の取り崩し収入であります。支出の主なものは、農地保有合理化事業費202万4,443円であります。 次、11ページの農作業受委託斡旋事業特別会計については12万8,694円、予算対比67%の農作業受託収入があり、支出の部の事業費は14万1,000円、予算対比100%となっております。 次、14ページの花卉育苗事業特別会計の収入、支出でありますが、収入合計は3,621万5,467円であり、これに対して支出合計は3,660万3,656円となっており、当期収支差額は38万8,189円のマイナスであります。当期収入合計金額から当期支出合計金額及び繰入金の収入と支出を差し引きますと255万267円のマイナスとなっております。 19ページの正味財産増減計算書総括表でありますが、当期正味財産が前年度より24万9,215円減少し、6,811万4,379円が期末財産の合計額であります。 次、21ページの貸借対照表総括表であります。 資産の部では、基本財産及び固定資産が土地建物構築物、器具備品等の有形固定資産で合計7,754万4,137円となります。流動資産は現金・預金、未収金、貯蔵品等で891万8,015円になり、資産合計で8,646万2,152円となります。負債の部では、固定負債が1,737万9,952円となっており、岩手ふるさと農業協同組合からの借入金であります。流動負債は未払金及び借受金が合計96万7,821円で、負債合計1,834万7,773円となります。 次に、18年度事業の概要についてご説明申し上げます。 農地保有合理化事業については、借入面積、貸付面積を2ヘクタールほど見込んでおります。 農作業受委託斡旋事業については、作業受託面積46.5ヘクタールを見込み、農地の相談窓口として農家の支援をしてまいりたいと思います。 花卉育苗事業につきましては、花苗、プラグ苗等を80万本生産し農家等へ供給するとともに、栽培用培土を供給してまいります。また、育苗センター独自での花苗を栽培し、製品出荷してまいります。 次に、予算額でございますが、30ページをごらんください。 一般会計、特別会計合わせまして、当期収入合計を2,550万4,000円とし、事業収入のうち農地保有合理化収入は255万円、花卉センター売上収入は990万円を見込みました。これに対し、支出の部は、農地保有合理化事業費、人件費、資材費等で2,755万円であります。なお、花卉育苗事業につきましては、今後とも経費の節減と販売先の確保等経営改善の努力をしてまいる所存でございます。 以上が水沢農業公社の経営状況の報告でございます。 ○議長(小沢昌記君) ただいまの報告に対し、質問はありませんか。 28番佐藤修孝君。 ◆28番(佐藤修孝君) まずはこの職員体制ですね、役所の職員とあるいはそれ以外の雇用までなさっているのか、その点をお聞きしたいと思います。 ○議長(小沢昌記君) 及川産業経済部長。 ◎産業経済部長(及川俊和君) お答えいたします。 職員の状況でございますが、嘱託職員1名とあと臨時の方2名と伺っております。〔「職員は」と呼ぶ者あり〕配置になってございません。 ○議長(小沢昌記君) 28番佐藤修孝君。 ◆28番(佐藤修孝君) 職員は全然かかわってないわけですか。 ○議長(小沢昌記君) 及川産業経済部長。 ◎産業経済部長(及川俊和君) 今申し上げましたのは花卉の関係でございますが、農地の流動化対応につきましては、市の職員が事務室内におきまして事務局的な対応といいますか、そういう相談事業にあずかっているという状況でございます。 ○議長(小沢昌記君) 28番佐藤修孝君。 ◆28番(佐藤修孝君) 4月の農業委員会でも取り上げられた経緯もありまして質問するわけですが、やっているその事業は、例えば農業委員会で一本化できないのかという部分があると思われます。ましてや、来年からのその品目横断的農業経営安定対策については、集落でできる限り法人化に向けて立ち上げをするという状況の中で、農地のその対策とか賃貸とかいずれその集積もそれは集落で進める話でありまして、公社があえてそこに必要なのかという部分があると思います。 それからもう1つは、この花卉部門ですけれども、果たして農業公社でやるべき事業なのかという部分があるように思われます。設立当初はそれなりの経過があったと思われますけれども、この2点に関して農業委員会で対応できることではないかなと思うわけですが、もう1つは、大きな売買になれば県の農業公社がございます。はなから否定する話ではないんですが、そういう方向性も私はあると思いますので、その点についてご見解を伺いたいと思います。 ○議長(小沢昌記君) 及川産業経済部長。 ◎産業経済部長(及川俊和君) では、お答えをいたします。 ただいまのご質問はこの公社の設立の趣旨等にもかかわるものでございまして、経営状況は必ずしも健全という状況ではないわけでございますが、ただいまの19年度対応のいろいろな国の諸施策があるわけですがそれとの絡み、あるいは県の公社との絡み等もご指摘にあったわけでございますが、今後この件につきましてはこの公社としても大きな課題でございますので、検討をさせていただきたいと思っております。 ○議長(小沢昌記君) 質問を終結いたします。 以上をもって報告を終わります。--------------------------------------- ○議長(小沢昌記君) 日程第7、報告第8号、社団法人江刺畜産公社の経営状況についての報告を行います。 提出者の説明を求めます。相原市長。 ◎市長(相原正明君) 報告第8号、社団法人江刺畜産公社の経営状況についてを助役からご説明申し上げますので、ご了承願います。 ○議長(小沢昌記君) 岩井助役。 ◎助役(岩井憲男君) 報告第8号、社団法人江刺畜産公社の経営状況の報告についてをご説明申し上げます。 農家からの牛の預託や疾病予防対策事業等を行う目的で、旧江刺市と江刺市農業組合が出資して設立しております社団法人江刺畜産公社についての経営状況についてご説明申し上げます。 まず、平成17年度事業報告でありますが、開牧期間は当初162日間の予定でしたが、春期積雪の影響により開牧日を延期したこともあり、結果152日間でありました。また、預託頭数は181頭、前年対比21.5%減、預託農家は62戸、前年対比3.2%減となっており、1戸当たりの預託頭数は、16年度が3.4頭であったのに対し、17年度は2.9頭に減少しております。また、牛舎飼預託頭数は、4月1日から5月22日までの春期が24頭、10月22日から3月31日までの冬期が37頭で、合計61頭、前年対比18%の減でした。 疾病予防対策につきましては、関係機関の協力を得て、防虫、伝染病予防として薬剤塗布、ワクチン接種等を行い、疾病を最小限に抑え、傷病管理の徹底を図ることができました。 採草につきましては、農業改良普及センター指導のもと、草地484号、草地211号を散布いたしました。梅雨期前には採草することができなかったものの、結果的に2番草まで取ることができた箇所もあり、平成17年度収量は、乾草1万6,400キログラム、ラッピングサイレージ7万3,800キログラムで合計9万200キログラム、前年に比較しまして1万3,000キログラムの増でありました。 続いて、平成17年度決算の概要についてご説明申し上げます。 損益計算書でありますが、収益は放牧預託収入が985万7,203円、補助金収入が1,026万2,183円で、合計2,011万9,386円となっており、うち売上原価15万3,165円を差し引きますと売上総利益が1,996万6,221円となります。販売・一般管理費用は職員給与、肥料購入等で1,976万4,302円であります。したがって、営業利益が20万1,919円であります。営業外収益は、雑収入及び利息等で6万4,281円であり、経常利益は26万6,200円となります。特別損失は当期末繰越損失で551万370円となっております。 次に、貸借対照表でありますが、資産の部では、流動資産は現金・預金、未収金、商品等で1,452万7,145円となり、固定資産はございませんので、資産合計は1,452万7,145円となります。 負債の部では、流動負債は雑負債3万7,515円となっており、平成17年の消費税決算額であります。固定負債はございませんので、負債合計は3万7,515円となります。 資本の部では、自己資本金2,000万円、欠損金551万370円があり、資本合計は差し引き1,448万9,630円となっております。 次に、平成18年度事業の概要についてご説明申し上げます。 まず、預託の内訳でございますが、放牧頭数は成牛200頭、育成10頭、子牛10頭、乳牛育成3頭として放牧期間130日間、子牛は90日間を見込んでおりますし、計画的な疾病予防と適期刈り取り等による粗飼料確保に努めてまいります。 また、17年度末の岩手県肉牛生産公社の解散により種山高原牧野放牧事業並びに家畜飼養管理業務を今年度より受託したことにより、安定的な委託料収入を見込んでおります。 次に、予算額でありますが、収入の部については、事業収益を5,392万6,000円とし、営業収益は預託料、授精料、衛生料、粗飼料販売等で1,058万8,900円、営業外収益は補助金、種山牧野委託料等で4,332万5,000円を見込みました。 これに対し、支出の部は5,392万6,000円で、職員給与、種山受託料、肥料購入費などの一般管理費用であります。 なお、種山牧野放牧事業等の受託に伴い阿原山牧場、種山牧野等に係る共通物品等の一括購入等による経費節減が可能となり、全体的な経営改善につながるものと考えております。 以上が社団法人江刺畜産公社の経営の概要の報告でございます。 ○議長(小沢昌記君) ただいまの報告に対し、質問ありませんか。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小沢昌記君) 質問なしと認めます。 以上をもって報告を終わります。--------------------------------------- ○議長(小沢昌記君) 日程第8、報告第9号、財団法人胆沢農業振興公社の経営状況についての報告を行います。 提出者の説明を求めます。相原市長。 ◎市長(相原正明君) 報告第9号、財団法人胆沢農業振興公社の経営状況についてを助役からご説明申し上げますので、ご了承願います。 ○議長(小沢昌記君) 岩井助役。 ◎助役(岩井憲男君) 報告第9号、財団法人胆沢農業振興公社の経営状況の報告についてご説明申し上げます。 胆沢農業振興公社は、環境保全型農業の研究及び推進に関する事業、地域特産物の研究開発及び商品化に関する事業、担い手農家の育成に関する事業、そして農業情報の収集、提供に関する事業等を展開し、地域農業の振興を図ることを目的として、平成10年6月に設立をいたしました。この目的に沿って、堆肥化施設の運営、大豆加工品の商品化、トレーニング農場の運営の事業を進めてまいりました。 平成17年度の事業実績についてでございますが、環境保全型農家の推進に係る堆肥化施設の運営につきましては、畜産農家等からの家畜ふんの受け入れ処理量が5,272トン、処理された製品「いさわおがる」のは販売量は792トンでございまして、前年度並みの実績でございました。また、地域特産物の研究及び商品化に係る大豆加工品の豆腐「いさわ絹豆腐豆太郎」も、夏の期間という限定でございましたが、3,578袋販売しており、これらも前年度並みの販売実績でございました。一方で、新たな大豆加工品として、酒造メーカーに協力いただいて商品化を進めてまいりました大豆しょうちゅうにつきましては、メーカー側の都合によりまして今後の取り組みについて検討が必要となりました。 次に、担い手の育成に係る事業のトレーニング農場の運営につきましては、平成17年度は県の補助事業も導入し、担い手の育成を進めてまいりました。平成12年度からは、平成17年度まで9名の研修生が修了されております。ここで研修された方々がトレーニング農場に隣接する農家レストランや産直の運営に主体的に取り組んでおりまして、新たな視点からの農業振興を図っているところでございます。 続きまして、3ページの収支の状況でございますが、収入につきましては、堆肥化施設の利用料が1,512万1,172円、製品の販売額が823万785円、そして旧胆沢町からの補助金1,740万2,000円、管理委託料234万9,000円が主なものでございまして、17年度当期収入合計が4,658万8,633円、それに前期、平成16年度繰越収支差額692万2,609円を加えまして、全体で5,351万1,242円でございます。 一方、支出につきましては、嘱託職員等の人件費が1,023万2,697円、堆肥化施設、トレーニング農場の機械設備の修繕費が864万2,229円、燃料費や光熱水費が901万540円、そしてトレーニング農場のハウスリース料、土地借り上げ料の賃借料が274万3,614円等となっております。また、固定資産取得支出673万2,104円は、トレーニング農場のハウス栽培システムを岩手ふるさと農業協同組合より取得したものでございます。17年度当期支出合計は4,635万7,205円でございまして、17年度当期の収支差額は23万1,428円のプラスとなり、前期、16年度繰越収支差額を加えた17年度全体の収支差額は715万4,037円となりまして、この額が平成18年度への繰越差額となります。 次に、平成18年度の事業でございますが、昨年度に引き続き、堆肥化施設の運営、トレーニング農場運営の事業展開を図るとともに、大豆加工商品の販売、拡大に向けて取り組んでまいります。 以下、予算の概要についてご説明申し上げます。 6ページをごらんください。 収入についてですが、主なものといたしまして、堆肥化施設の受け入れ処理料が1,300万円、製品「いさわおがる」の販売額が700万円、堆肥化施設及びトレーニング農場の指定管理料が998万円、繰入金収入692万2,000円で、18年度当期の収入合計が3,823万4,000円であります。それに前期、平成17年度繰越収支差額23万2,037円を加え、全体の収入合計としまして3,846万6,037円を見込んだものでございます。 一方、支出の主なものといたしまして、嘱託職員等の人件費が1,170万円、堆肥化施設、トレーニング農場の機械設備の修繕費が938万円、燃料費や光熱水費が860万円、そして絹豆腐加工委託料等が183万円、土地借り上げ料等の賃借料が77万7,000円となっております。18年度当期支出合計といたしまして3,846万6,037円を見込んだものでございます。 以上、財団法人胆沢農業振興公社の報告でございます。 ○議長(小沢昌記君) ただいまの報告に対して、質問はありませんか。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小沢昌記君) 質問なしと認めます。 以上をもって報告を終わります。 11時15分まで休憩いたします。                        午前11時2分 休憩---------------------------------------                        午前11時15分 再開 ○議長(小沢昌記君) 再開いたします。--------------------------------------- ○議長(小沢昌記君) 日程第9、報告第10号、財団法人奥州市文化振興財団の経営状況についての報告を行います。 提出者の説明を求めます。相原市長。 ◎市長(相原正明君) 報告第10号、財団法人奥州市文化振興財団の経営状況についてを助役からご説明申し上げますので、ご了承願います。 ○議長(小沢昌記君) 岩井助役。 ◎助役(岩井憲男君) 報告第10号、財団法人奥州市文化振興財団の経営状況の報告についてをご説明申し上げます。 芸術・文化の振興を図るとともに文化財の調査研究等を行い、もって市民の心豊かな生活の実現に寄与することを目的として、平成4年4月20日に設立いたしました財団法人水沢市文化振興財団は、奥州市の誕生に伴い、平成18年2月20日から財団法人奥州市文化振興財団と名称を変更し、新たなスタートをしたところであります。 平成17年度事業につきましては、市からの委託を受けた文化施設、体育施設の管理運営や自主事業の開催などを行ってまいりました。 奥州市文化会館につきましては、水沢市民祭、ふるさとへのメッセージ、ミュージカル「銀河鉄道の夜」などの自主事業13事業20公演を初め多様なジャンルの文化事業を企画し、多くの市民に鑑賞の機会を提供するとともに市民参加の事業を行い、利用者は約16万5,000人となっております。 めんこい美術館につきましては、佐々木精治郎展及び世界のアゲハ蝶展の常設展示を継続するとともに、絵画・写真愛好家団体や個人の作品を中心に展示を行ってまいりました。 奥州市武家住宅資料館につきましては、建造物の保存管理に万全を期すとともに、武家住宅や当地の伝統文化の紹介を行い、また郷土の生活文化に関する歴史資料を紹介する留守城下企画展、歴史回廊企画展等の事業を教育委員会とともに実施しております。 奥州市埋蔵文化財調査センターにつきましては、3遺跡の埋蔵文化財調査、現地説明会、出土品の整理保存を行うとともに、自主事業として、所長日曜講座、体験学習会、文化遺産講座など遺跡発掘調査に関連する報告会や講座を開設しております。 水沢ふれあいの丘公園につきましては、総合体育館、多目的運動公園、運動広場、パークゴルフ場など施設の効率的な管理運営に努めるとともに、個人利用者の無料開放日を継続して設けるなど施設利用の促進策を講じており、特にも昨年度は全国スポーツ・レクリエーション祭の会場として、全国から多くの関係者をお迎えしております。また、岩手県エアロビクスカーニバル、みずさわキッズまつり、室内雪合戦など11の自主事業を行っており、市民の健康づくりの場を提供してまいりました。利用者は、総合体育館が約9万人、多目的運動広場が約8,000人、パークゴルフ場が約1万1,000人となっております。 水沢体育館、水沢公園、大鐘公園の体育施設につきましては、市街地に近く、幅広く市民に利用される運動施設として施設の管理に努めてまいりました。利用者は、水沢体育館が4万9,000人、野球場が約9,000人、テニスコートが約1万5,000人、陸上競技場が約1万9,000人、市民プールが約7,000人となっております。 次に、平成17年度決算の概要についてご説明申し上げます。 46ページをごらんください。 まず、一般会計の収入につきましては、財産運用収入が2万3,993円、補助金等収入のうち施設の管理や一般埋蔵文化財調査、胆沢城跡等の発掘調査、総合体育館事業などの業務の受託収入として2億3,050万2,684円、補助金収入が1億3,275万4,000円であり、雇用保険料個人負担金分などの雑収入が147万9,979円、退職給与引当のための特定預金取崩収入が745万9,447円で、当期収入合計が3億7,222万103円であります。 次に、47ページの支出であります。 施設の管理や一般埋蔵文化財調査、胆沢城跡等の発掘調査、総合体育館事業などに要した事業費が2億2,879万7,842円、49ページの総務費が1億2,907万3,715円、50ページの退職給与引当のための特定預金支出が642万8,994円、委託料の市への返納金が174万2,342円で当期支出合計が3億6,604万2,893円となり、当期収支差額は617万7,210円となりました。これに前期繰越収支差額を加えた3,338万2,753円が次期繰越収支差額となります。 次に、51ページの収益事業会計につきましてご説明申し上げます。 まず収入ですが、チケット販売収入、広告料収入などの事業収入が1,300万4,252円、市からの補助金等収入が1,000万円、自動販売機手数料などの雑収入が215万9,562円、剰余金繰入収入が440万円で当期収入合計が2,956万3,814円であります。 次に、支出についてですが、自主事業、情報紙発行などの事業費が2,462万3,011円、収益事業の運営等に要した管理費が269万9,685円で当期支出合計は2,732万2,696円であり、当期収支差額は224万1,118円であります。これにより次期繰越剰余金は、53ページにありますように、1,014万6,874円となります。 次に、貸借対照表についてでありますが、58ページをごらんください。 まず、一般会計の資産は、流動資産が8,440万5,577円、固定資産が1億3,023万83円であり、負債は、流動負債5,102万2,824円、固定負債9,900万5,083円、合計1億5,002万7,907円であります。正味財産は、当期収支差額を加え、6,460万7,753円となります。 59ページの収益事業会計では、資産が当期収支差額分224万1,118円増加しましたが、什器備品の減価償却、除却や剰余金の取り崩しを行ったため、資産合計で1,960万2,218円となっております。 負債は、流動負債、固定負債合わせて923万9,169円であり、正味財産は1,036万3,049円となっております。 以上が平成17年度の事業決算の概要です。 次に、平成18年度の事業の概要についてご説明申し上げます。 平成18年度からは、奥州市文化会館、奥州市埋蔵文化財調査センター及び水沢ふれあいの丘公園の3施設の指定管理者として管理を行うこととなりました。指定管理者としての役割は大きく、芸術・文化の振興、文化財の調査、活用、スポーツ・レクリエーションの振興を図るため、身近な環境の整備や各種事業を展開しようとするものであります。 以下、予算の概要についてご説明申し上げます。 18年度収支予算の10ページをごらんください。 まず、一般会計の収入につきましては、指定管理料1億4,021万円、受託収入1億4,725万7,000円、補助金収入1億2,534万2,000円、利用料金4,000万円などで合計4億5,405万6,000円であり、支出につきましては、施設の管理費などの事業費3億2,796万7,000円、総務費1億1,911万6,000円などで合計4億5,405万6,000円を見込んだものであります。 25ページの収益事業会計につきましてですが、文化会館、埋蔵文化財調査センター、総合体育館の自主事業などの事業収入が1,900万5,000円、補助金等収入1,087万1,000円などで合計3,227万2,000円であり、支出につきましては、事業費2,910万円、管理費307万1,000円などで合計3,227万2,000円を見込んでいます。 以上が財団法人奥州市文化振興財団の経営状況の報告でございます。 ○議長(小沢昌記君) ただいまの報告に対し、質問はありませんか。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小沢昌記君) 質問なしと認めます。 以上をもって報告を終わります。--------------------------------------- ○議長(小沢昌記君) 日程第10、発議案第9号、医師確保対策を求める意見書を議題といたします。 議案の朗読を省略し、直ちに提出者の説明を求めます。佐藤邦夫君。          〔19番佐藤邦夫君登壇〕 ◆19番(佐藤邦夫君) 発議案第9号、医師確保対策を求める意見書についてご説明申し上げます。 これは、さきに梁川振興会及び広瀬振興会から提出のありました無医地化回避に関する要望を受け、現地視察や両振興会との懇談を行った際、当議会としても、国などに早急な医師確保対策を強く要望する必要があると考えましたことから、関係機関に意見書を提出しようとするものであります。 意見書の案文の朗読をもって説明にかえさせていただきます。             医師確保対策を求める意見書 全国的に医師不足は重大な課題であり、医師の地域や診療科の偏在がますます広がりを増し、初期臨床研修の必須化などで医師不足は深刻な状況となっています。 特に東北地方の医師不足は顕著であり、へき地を抱える当市にあっては、住民の健康と生命に関わる問題となっており、市民の不安が増大しております。広大な面積を有する自治体では、都市部との医療に格差が生じ、地域医療の確保・継続が困難になっています。 よって、政府におかれては地域の実情を十分に理解し、地方の意見を十分に反映し、関係機関と連携して地域の医師確保対策を早急に実現されるよう強く要望いたします。                 記・医師不足の実態調査を至急実施していただくこと。・どの地域でも安心して医療が受けられる体制の整備へ迅速かつ総合的な対策を進めていただくこと。・医師不足の診療科目やへき地医療に従事する医師の確保目標の設定をしていただくこと。・一定期間へき地勤務の義務化などの制度の制定をしていただくこと。 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出します。 何とぞ原案どおり議決くださいますようお願いを申し上げまして、提案理由の説明を終わります。 ○議長(小沢昌記君) これより質疑に入ります。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小沢昌記君) 質疑なしと認めます。 お諮りいたします。ただいま議題となっております発議案第9号は、会議規則第38条第2項の規定により委員会の付託を省略したいと思いますが、これにご異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小沢昌記君) ご異議なしと認めます。よって委員会の付託を省略することに決しました。 討論ありませんか。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小沢昌記君) 討論なしと認めます。 これより採決いたします。本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小沢昌記君) ご異議なしと認めます。よって発議案第9号は、原案のとおり可決されました。--------------------------------------- ○議長(小沢昌記君) 日程第11、発議案第10号、WTO農業交渉に関する意見書を議題といたします。 議案の朗読を省略し、直ちに提出者の説明を求めます。及川梅男君。          〔22番及川梅男君登壇〕 ◆22番(及川梅男君) 今定例会において発議案第10号を議員各位に提出するものでございます。 提案理由につきましては、先般我が議会に岩手ふるさと農協、それから江刺農業協同組合から要請書が出されまして、それを産業経済常任委員会で検討いたしまして、このことについてお諮りするものでございます。 提案理由の説明は、お手元にございます意見書の文章を朗読して説明にかえさせていただきたいと思います。 読み上げます。             WTO農業交渉に関する意見書 WTOドーハ・ラウンド交渉は、農業、非農産品市場アクセス、サービスなど全分野について本年末までに最終合意がなされるよう集中的な交渉が行われています。農業交渉については、6月下旬から7月上旬にかけてモダリティを確立すべく精力的な交渉が継続されており、今次ラウンド交渉が立ち上がって以来最大の山場を迎えているところです。 WTO農業交渉は、21世紀のわが国の「食」と「農」の根幹を左右しかねない、極めて重要な課題であります。 今後、交渉は最大の山場を迎え、情勢はますます厳しいものとなることが予想されますが、食料自給率が著しく低いわが国など輸入国の共通の事情が十分配慮されるとともに、多様な農業の共存と食糧主権の確立が図られるよう、下記事項の実現を強く要望します。                 記1 農業の多面的機能など非貿易的関心事項を具体的に反映したモダリティを確立し、消費者への安全・安心な農産物の供給を将来にわたって可能にすること。2 開発途上国の都市と農村の貧困を直視したモダリティを確立し、全ての国の農業の共存を可能とすること。3 各国が抱えるセンシティブ品目の国境措置に関して柔軟な取り扱いを認めるとともに、上限関税の導入を阻止し、輸入国の懸念に十分配慮した農産物貿易ルールを確立すること。 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出します。 文書を読み上げまして皆様方にご説明いたしましたけれども、満場のご賛同をいただきますことをお願い申し上げまして、提案理由の説明にかえさせていただきます。 ○議長(小沢昌記君) これより質疑に入ります。 25番内田和良君。 ◆25番(内田和良君) 25番内田です。 全体に大変に格調の高い文章なんだろうなと思いますけれども、浅学非才の私には意味がわからないところがたくさんございまして、例えば、第1の「農業の多面的機能」「非貿易的関心事項」「反映したモダリティ」云々この辺の文言が指し示しているところが私にはよく伝わってこないのですが、このことに明るい方々はこの文言でスパンスパンと頭の中に描いているんでしょうけれども、私にはよくわからない文章だなという、2についても、3にしても同じように感じるところがあるんですが、そのことについては委員会では何も練る話し合いはなかったのでしょうか、お尋ねします。 ○議長(小沢昌記君) 及川梅男君。 ◆22番(及川梅男君) それでは質問にお答えいたします。 今、内田議員さんがおっしゃりました質問については、モダリティとかセンシティブというこの言葉についてはいろいろと説明をいただきました。さっとわかるといえばおかしいんですけれども、理解したつもりで朗読いたしましたけれども、モダリティとはいわゆる重要農産物という意味合いで、何といいますか、その国のいわゆる上限を守るというようなことの意味なようです。これは、関税のいわゆるかけるわけですけれども、例えば米なんかでありますと、100何%とか掛けますと日本の農産物が守られる、そういうようなことで、あとセンシティブというようなこの言葉ですけれども、このことについては、やっぱりその国の重要品目というようなそういう意味合いもあるというようなことでございますので、ちょっと私の、何といいますか、説明では不足なことがもしありましたら、担当部長からでも説明をいただきたいなと、このように思います。 ○議長(小沢昌記君) 25番内田和良君。 ◆25番(内田和良君) これは、奥州市議会議長、小沢昌記様あてに出されている文章ということですから、議長がわかればいいのだということかもしれませんが、最終的には国に向けてこの働きをしてくれということだと思うんですね。その段階で、議会で出す文章のところで、この非常に格調の高い文章をもっと平易なわかりやすい言葉に変えるということはお考えでしょうか。それとも、これはもうこれで決まったんだから、スパンとこれでいかねばならないのだというお考えなのか、そこのところちょっとお尋ねいたします。 ○議長(小沢昌記君) 及川梅男君。 ◆22番(及川梅男君) この原案の文書でございますけれども、これは全国統一のいわゆる要請文書でありまして、相当吟味されて出されたようでありまして、やっぱりこの文章であれば一番、何といいますか、抜かりがないというような意味合いのようでございます。答弁になったかどうかわかりませんけれども、よろしいですか。 じゃ、ありがとうございました。 ○議長(小沢昌記君) 質疑を終結いたします。 お諮りいたします。ただいま議題となっております発議案第10号は、会議規則第38条第2項の規定により委員会の付託を省略したいと思いますが、これにご異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小沢昌記君) ご異議なしと認めます。よって委員会の付託を省略することに決しました。 討論ありませんか。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小沢昌記君) 討論なしと認めます。 これより採決いたします。本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小沢昌記君) ご異議なしと認めます。よって発議案第10号は、原案のとおり可決されました。--------------------------------------- ○議長(小沢昌記君) 日程第12、議案第3号、奥州市国民保護協議会条例の制定についてを議題といたします。 教育民生常任委員長の報告を求めます。佐藤邦夫君。          〔19番佐藤邦夫君登壇〕 ◆19番(佐藤邦夫君) 議案第3号につきまして、教育民生常任委員長報告を行います。 去る6月16日の本会議において当教育民生常任委員会に付託になりました議案第3号、奥州市国民保護協議会条例の制定について、6月16日に第4委員会室において委員会を開催し、さらに6月28日、第1、第2委員会室において総務常任委員会との連合審査会を開催し、慎重に審査をいたしましたので、ここにその経過と結果についてご報告申し上げます。 審査に当たりましては、付託となった議案について、市民環境部長等に出席を求め、条例の制定理由、内容やその運用などについてさらに詳細な説明を求め、総務常任委員会の見解などを聞きながら審査いたしました。 採決の結果、万が一、市民の平和と安全を脅かす事態が発生した場合に備えて万全の体制を備えておくことは必要という観点から、原案のとおり可決すべきものと決しました。 なお、反対意見として、この条例の制定後に議会の意見が反映される機会がないことを危惧する意見や、戦争への体制準備となるのではないかという心配する意見が出されましたことと、市民にも広く周知し、さらなる慎重審議を行うため継続審査にすべきという意見がありましたことを申し添えます。 また、条例施行に当たり、この協議会委員の選定の際には女性委員の登用について配慮すべきという意見がありましたことをお知らせいたします。 以上が、当委員会における議案の審査の経過と結果であります。何とぞ当委員会の決定どおり議決くださいますようお願い申し上げまして、教育民生常任委員長報告を終わります。 ○議長(小沢昌記君) これより質疑に入ります。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小沢昌記君) 質疑なしと認めます。 討論ありませんか。 21番亀梨恒男君。 ◆21番(亀梨恒男君) 21番亀梨。 ただいまの委員長報告に対して、継続の動議を提案したいと思います。          〔「賛成」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小沢昌記君) 暫時休憩します。                        午前11時44分 休憩---------------------------------------                        午前11時45分 再開 ○議長(小沢昌記君) 再開いたします。 ただいま亀梨恒男君から議案第3号については継続審査すべきとの動議が出されました。 所定の賛成者がありますので、動議は成立いたしました。よって本動議を直ちに議題とし、採決いたします。〔「議長、所定の賛成者、12分の1じゃないですか」と呼ぶ者あり〕動議については、1名以上です。よって本動議を直ちに議題とし、採決いたします。 お諮りいたします。本動議のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。          〔賛成者起立〕 ○議長(小沢昌記君) 起立少数であります。よって議案第3号継続審査の動議は否決されました。 討論ありませんか。 14番千葉悟郎君。 ◆14番(千葉悟郎君) 国民保護条例に反対する立場で討論に参加します。 私は、日本国憲法を堅持すべきという思いを持っております。この国民保護条例を制定することによって住民の方々に国際紛争、あるいは戦争やテロ攻撃に対する危機感をあおり、さらには自衛隊の活動の場を広げ、住民活動の中での軍事活動が顕著になると懸念されます。そして、平和主義を基本とする日本国憲法をないがしろにし、さらには改めようと誘導するものと私は思っております。 この国民保護条例のもとになる武力攻撃事態対処法などいわゆる有事関連三法、2004年6月に国民保護法などは国会によって制定されましたが、これは自由民主党の結党以来の党是であります日本国憲法を変えようとする道筋の一つであると思うわけです。 地震とか大洪水等による災害はいつ来るか想定することはできませんが、国際紛争は何が紛争の原因であるか、想定できるものであります。想定できるものであれば、人々の英知で回避できるものであります。自然災害による人命や家屋、田畑の財産が失われることは痛ましい状況であります。ましてや人為的なこと、戦争等で人命や家屋等の財産が失われることは怒り心頭に達します。その悲惨な状況は、長く長く悲しみや憎しみがお互いの国民に残るものであります。 国民保護条例を制定する前に、戦争や国際紛争、テロ攻撃等によるさまざまな国際紛争が生じないように、そして日本国憲法の求める平和な状況をつくり出されるように、日本政府が最大限に努力することこそが先決であると思うわけであります。 そういう観点から、もう少し吟味をしながらお互い議論をしていくことが必要だと思います。そういう点で、この条例に反対を表明したいと思います。 話変わりますが、1週間ほど前にNHKのテレビを見ておりましたら、当地の出身であります衣川区の菊池豊さんが、地球を救うというふうな番組の日本人で3人の方の中に2番目で出ておられました。菊池さんのこの中国における砂漠化の植林を行った要因は何かと問われて、それは、残留孤児の女性が中国の村で学校の先生をやっておられる、その村が今砂漠化でなくなるということに非常な思いを感じ取って、ボランティアではせ参じてずっと続けているということを報道されておりました。短い時間だったんですけれども、すごい人たちがいる、地球を救う、あるいは悲惨な状況を救おうと、そういうことにこそ私たちは努力することが必要なのではないのかな、私はそう思いまして、こういう国民保護法、戦争を導くような、何かそういうような状況には反対していきたいとこう思っております。 以上であります。 ○議長(小沢昌記君) 15番高橋勝司君。 ◆15番(高橋勝司君) 15番高橋勝司でございます。 議案第3号に賛成の立場から討論を行います。 議案第3号、奥州市国民保護協議会条例の制定の趣旨には、武力攻撃事態等における国民の保護のため措置に関する法律の規定に基づき、奥州市国民保護協議会の組織及び運営に関して必要な事項を定めるものとするとあります。市町村国民保護モデル計画を見ますと、計画の目的として、我が国の平和と国民の安全を確保するためには、日本政府が国際協調に基づく外交努力などにより武力攻撃等の発生を未然に防ぐことが何よりも重要である。しかし、一方では、こうした外交努力にもかかわらず我が国の平和と国民の安全を脅かす事態が発生した場合に備えて、万全の体制を備えておくことも極めて重要なことである。 市は、住民の生命、身体及び財産を保護する責にかんがみ、国民の保護のための措置を的確かつ迅速に実施するため市の責務を明らかにするとともに、市民の保護に関する計画について定めるものとなっています。基本方針の項目には、基本的人権の尊重、国民の権利、利益の迅速な救済、住民に対する情報の提供、関係機関相互の連携協力の確保、住民の協力などなどが示されております。 この国民保護法の関連する前段には国の役割である武力攻撃事態対処法があります。万が一の事態に対する国民の保護に関する措置の仕組みを見るに、市の役割として3つの事項があるようでございます。1つは避難であります。これには警報の伝達、避難の指示の伝達、避難の住民の誘導。2つ目のは、救援でございます。これは、県からの食品、生活必需品の供給の援助の協力でございます。3つ目には、災害防御のための消防への指示、応急措置の実施等であります。このことは、私たちは災害に備えて、武力災害のみならず日常生活においても常に心しておかなければならないものと思います。それには、すべて自分を中心に物事を判断しては社会秩序は乱れ、例えば消防団の規律、訓練やあるいは交通規則にしてもみんなでその役割やルールを守って、初めて市民が安心して暮らせるまちになるものと思います。 国の施策でもあり、県や近隣市町村との連携が最も大切であります。このことは、市民の代表を交えた協議会条例の制定でありますので、備えあれば憂いなしであり、市民が心豊かに安心して暮らせるまちの構築を願いつつ、賛成討論といたします。 ○議長(小沢昌記君) 7番菅原明君。 ◆7番(菅原明君) 7番菅原明です。 議案第3号、奥州市国民保護協議会条例の制定について反対の立場から討論に参加します。 昨日の教育民生常任委員会、総務常任委員会連合審査も賛成多数でこれは採択されました。私は、当局の説明された災害が想定された場合の市民の安全確保という一言だけで早期に進める条例制定ではないと考えます。提案されている条例は、戦争、武力攻撃事態を想定した災害から市民を保護するための協議会をつくるということだからです。 奥州市は、岩手県で定めた国民保護計画に基づき市の保護計画をつくり、その後の計画の変更については、国民保護協議会に諮問の上、再度知事と協議した後、議会に報告し、市民に公表するという仕組みになっておりますが、市民の代表で市の行政運営に携わる議員がどのような国民保護計画にしていくかという部分に関与できないところが問題ですし、協議会の委員の数は50人以上、以内とするとありますが、自衛隊以外はほとんど市の職員等で構成され、市民、特にも女性の方が委員の中に盛り込まれないようなところも問題と考えます。 また、国民の協力についての取り組みもあります。国民は、指定行政機関、地方公共団体、指定公共機関などの指示で住民の避難や被害者の救援の援助、消火活動、負傷者の搬送または被害者の救助の援助、保健衛生の確保に関する措置の援助、避難に対する訓練への参加というように、日本はいつの間にか戦争状態と勘違いさせるほど生々しさを感じさせる条例が並んでいます。私は、国が法律をつくったから何でも従わなければならないとする自治体のあり方を考え直すべきと思うので、この奥州市国民保護協議会条例の制定について反対いたします。 ○議長(小沢昌記君) 5番阿部加代子さん。 ◆5番(阿部加代子君) 5番阿部加代子です。 私は、ただいま議題となっております議案第3号、奥州市国民保護協議会条例の制定について、委員長報告に賛成の立場で討論いたします。 武力攻撃、今の日本には関係のないことでしょうか。考えなくてもいいことなのでしょうか。近隣にあります共産主義の独裁国家により、98年にはテポドンが三陸沖に落とされ、現在発射段階にあると報じられております。2001年9.11、アメリカの同時多発テロ、我が国においてもサリンによる無差別テロ事件などがありました。それでも対策は必要ないのでしょうか。武力攻撃は外交で解決すべきだとの考えもあります。確かに、国は外交により話し合いでトラブルは解決すべきです。しかし、共産主義の独裁国家では話し合いになりませんし、テロ組織にはそのような理論は通じません。 今回の条例制定は、もしかしたら起こるかもしれない武力攻撃やテロが起こった場合、市がいかにして市民の避難、救援措置を行うかを明確にするための協議会の設置であります。法でうたわれているように国民の保護のための措置を実施するに当たっては、日本国憲法の保障する国民の自由と権利が尊重されなければならずとあり、法律の趣旨にのっとった条例の制定を速やかに行うべきです。 自然災害もいつ起こるかわかりませんが、いざというときのため備えておかなければなりません。また、武力攻撃もいつ起こるかわかりませんし、あってはならないことだと思いますが、もしものために行政の責任として市民の生命、財産を守るためには、被害を最小限に食いとめるためどのような措置を講じたらよいかは考えておかなくてはならない重要な責務だと思います。そのことをしなくてもいいなどというのは責任がなく、市民の生命を軽視している何物でもありません。 国民保護法が、国家総動員法、国家統制法のようだと考えておられる方もあるようですが、その当時の憲法とも違い、また趣旨が全く違っております。戦争をするための法ではなく攻撃を受けたときの対処法であり、国民を守る法律です。この条例が一たんできてしまうと議会として意見を言う場所がないという意見の方がありますが、私たち議員は、市民の負託を受けた代表として議会の中で市政に対していつでも意見を述べることができます。協議会の内容は報告もしていただけるそうですし、私たち議員には調査権が与えられておりますので、不明な点に関してはただしていけますし、また、ただすべきところはただしていかなければならないと考えます。 我が国は法治国家です。法律や条例がなければいざというとき超法規的処置をとることになり、それこそ人権浸害になりかねません。基本的人権の尊重ややむを得ず権利が制限されるとしても、最小限にとどめることなどがきちんと法律の中に明記されており、損害や損失の補償規定も盛り込まれております。 当市は、ダムを抱え、国立天文台など目立つ建物もあり、JR在来線、新幹線、高速道路などテロの標的にされないとも限りません。不測の事態に備えて市としての責務を明確にしておくため協議会の設置は不可欠なことから、議案第3号、委員長報告に賛成をいたします。 ○議長(小沢昌記君) 討論を終結いたします。 これより採決いたします。本案に対する教育民生常任委員長の報告は原案のとおり可決すべきものであります。委員長報告のとおり決することに賛成の方の起立を求めます          〔賛成者起立〕 ○議長(小沢昌記君) 起立多数であります。よって議案第3号は、原案のとおり可決されました。 1時5分まで休憩いたします。                        午後0時3分 休憩---------------------------------------                        午後1時5分 再開 ○議長(小沢昌記君) 再開いたします。--------------------------------------- ○議長(小沢昌記君) 日程第13、議案第12号、平成18年度奥州市一般会計予算議定についてから、日程第27、議案第26号、平成18年度奥州市国民宿舎等事業会計予算議定についてまでの15件を一括して議題といたします。 予算審査特別委員長の報告を求めます。40番及川善男君。          〔40番及川善男君登壇〕 ◆40番(及川善男君) 予算審査特別委員長報告を申し上げます。 去る6月16日の本会議において設置されました当特別委員会は、6月16日、20日から23日まで、26日から28日までの8日間にわたり、付託を受けました平成18年度予算議案15件について精力的に審査に当たりましたので、その経過と結果についてご報告申し上げます。 まず、審査に先立ち、特別委員長、副委員長の互選を行いましたところ、委員長には私、及川善男が、副委員長には佐藤建樹委員が選任されました。 ついで、予算議案15件の審査に入り、執行当局からの補足説明を受け、基本的には部門別とした審査をいたしました。その詳細な審査の内容につきましては、議長を除く全議員が委員となっておりますので省略させていただきます。 その結果、議案第12号、平成18年度奥州市一般会計予算議定については、次の意見を付して原案のとおり可決すべきものと決しました。 1、市民の安心・安全を確保するため、市内全域の情報ネットワークを早期に確立されたい。 2、バス事業及び市有バスの運行については、市民の利便性を図るため、市全体としての体系を確立されたい。 3、リサイクル・ごみ減量化のためにさらに研究・検討を重ねられたい。 4、障害者の自立支援の市独自の制度について、早期に検討されたい。 5、奥州市としての医療計画の策定、医療体制を早期に確立されたい。 6、子育て支援に関する実態調査を早期に行い、体制を確立されたい。 7、地域福祉計画の策定と具体的推進策を明確にされたい。 8、予防医療の普及推進を図られたい。 9、児童生徒の安全対策の確認及び強化に努められたい。 10、学校整備計画(耐震、校舎建設、適正規模など)の早期作成を図られたい。 11、小中学生の活動費補助の増額に努められたい。 12、不登校の児童生徒に対する対策の強化を図られたい。 13、品目横断的経営安定対策については、集落内の結びつきや労働力、知識の有効活用を考えて、集落営農の組織化ときめ細やかな指導体制を早急に図られたい。 14、松くい虫防除対策については、県との連携を図りながら適期防除体制を確立し、被害を最小限度にとどめるよう対策を講じられたい。あわせて伐採後の病根の根絶など後始末に万全を期されたい。 15、中心市街地の活性化対策について、早期に長期ビジョンを作成されたい。 16、各自治区間における道路の整備については、ネットワーク化が図られるよう努められたい。 次に、議案第13号、平成18年度奥州市国民健康保険特別会計予算議定についてでありますが、本件につきましては、原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第14号、平成18年度奥州市老人保健特別会計予算議定についてでありますが、本件につきましては、原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第15号、平成18年度奥州市簡易水道事業特別会計予算議定についてでありますが、本件につきましては、原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第16号、平成18年度奥州市下水道事業特別会計予算議定についてでありますが、本件につきましては、原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第17号、平成18年度奥州市農業集落排水事業特別会計予算議定についてでありますが、本件につきましては、原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第18号、平成18年度奥州市浄化槽事業特別会計予算議定についてでありますが、本件につきましては、原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第19号、平成18年度奥州市介護保険特別会計予算議定についてでありますが、本件につきましては、原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第20号、平成18年度奥州市バス事業特別会計予算議定についてでありますが、本件につきましては、原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第21号、平成18年度奥州市公共用地先行取得等事業特別会計予算議定についてでありますが、本件につきましては、原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第22号、平成18年度奥州市米里財産区特別会計予算議定についてでありますが、本件につきましては、原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第23号、平成18年度奥州市水道事業会計予算議定についてでありますが、本件につきましては、次の意見を付して原案のとおり可決すべきものと決しました。 水道給水減が続く状況から、運営の合理化を図られたい。 次に、議案第24号、平成18年度奥州市総合水沢病院事業会計予算議定についてでありますが、本件につきましては、次の意見を付して原案のとおり可決すべきものと決しました。 病院経営に当たっては、医師の充足に努め、医業収入を確保するよう努力されたい。 次に、議案第25号、平成18年度奥州市国民健康保険まごころ病院事業会計予算議定についてでありますが、本件につきましては、次の意見を付して原案のとおり可決すべきものと決しました。 女性医師の確保に努力されたい。 次に、議案第26号、平成18年度奥州市国民宿舎等事業会計予算議定についてでありますが、本件につきましては、原案のとおり可決すべきものと決しました。 以上が、当特別委員会における審査の経過と結果であります。何とぞ当委員会の決定どおり議決くださいますようお願いいたしまして、予算審査特別委員長の報告を終わります。 ○議長(小沢昌記君) これより質疑に入ります。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小沢昌記君) 質疑なしと認めます。 これより討論の上、採決いたします。 まず、議案第12号、平成18年度奥州市一般会計予算議定について。 討論ありませんか。 17番今野裕文君。 ◆17番(今野裕文君) 17番今野です。 私は、議案第12号、平成18年度奥州市一般会計予算に反対の立場をとるものであります。 小泉構造改革路線による地方政治への攻撃がこれまでになく強められてきているもとで、住民が主人公を貫き、住民の利益への奉仕を最優先の課題とする地方自治を確立することが今求められていると考えております。これまでに増して、住民本位の自治体づくりの取り組みを強めるとともに、それを土台に政府による地方への攻撃に立ち向かう共同を広げるため全力尽くすことが必要だと考えております。 この観点から今回提案されている予算案を見るとき、まず確認すべきことは、保育料の第3子の無料化、医療費の各助成、介護保険利用の減免制度など奥州市全域に適用したことは、合併協議会の決定事項とはいえ、特筆すべきことだと考えるものであります。この点での当局のご努力に対しまして、まず敬意を表するものであります。市長が掲げておりますマニフェストには、5つの戦略目標の一つに子育て環境ナンバーワン戦略を置いてあります。文字どおり「子育てするなら奥州市で」となりますよう、大いに取り組まれますよう期待するとともに、私どもも全力で取り組むものであります。 一方、大きな問題点も指摘をせざるを得ないことも事実であります。 その第1は、財政見通しの問題であります。本予算は、昨日も指摘をいたしましたが、財政調整基金12億4,900万円、減債基金2億円を取り崩してようやく組まれたものと言わざるを得ないものであります。この結果、財政調整基金は、残高わずか4億円となっております。平成17年度の繰越金が8億円ほどになる見通しとのことでありますが、そのうち半分は基金造成に充てなければなりませんので、来年繰り入れることができる金額は最大8億円程度になると思われます。さらなる地方交付税の減額が予想される中、これは実質、平成19年度には財政が組めない内容になりかねないのであります。この点では、明らかに市民に配付されている新市建設計画から大きく乖離するものであると言わざるを得ないのであります。 第2に、本予算に大学誘致に関する予算が盛り込まれております。この大学誘致については、市長が掲げるマニフェストでは5年以内に4年制大学の誘致を約束しておりますが、この間も旧水沢市での取り組みがありましたが、実現のためには多くの困難があります。市長は、20億ないし30億円でできるかのように説明をされました。しかし、現在、学生の確保に大変な困難を強いられている各大学の現実を見るとき、このような予算を費やすことは困難ではないかと考えるものであります。この計画の遂行には慎重を期すべきものと考えるものであります。 第3に、広域情報通信ネットワーク整備事業についてであります。この整備事業は、今回支線の光ファイバーケーブルの敷設工事にかかわるものでありますが、この入札にかかわり重大な疑問を呈せざるを得ないのであります。今回、設計コンサルは富士通ネットワークソリューションが行い、その後、最低制限価格を設定した上での競争入札を行っております。この中で、光ファイバーケーブルを得意とする東日本電信電話株式会社岩手支社が最低制限価格より350万円ほど低かったため、またも富士通株式会社岩手支社が落札をしております。この問題では、昨年、合併協議会が旧水沢市にお願いをして発注した基幹系の光ファイバーケーブルで問題となったばかりであります。このときは、プロポーザルによる契約でありました。合併協議会が求める評価において点数が低いという理由で、東日本電信電話株式会社岩手支社が提示した金額が比較的低いにもかかわらず契約に至らず、高い価格を提示した富士通株式会社岩手支社が契約をしております。この間の契約において、意図するところは違うとしても、結果的にはいずれも高い価格で契約したとの事実は否定できないのであります。私は、このようなことが繰り返されていることに対し疑問を唱えざるを得ないのであります。 第4に、本予算は、昨日も申し述べましたが、合併推進の立場から、サービスは高い方に、負担は低い方にと説明されてまいりましたが、そのことをほごにする中身となっております。既に、サービスの後退についてはるる指摘されておりますので繰り返しませんが、予算案にはサービス切り捨てにつながりかねない行政改革の各手法がちりばめられておりますし、審議の中で予算書にないものまで推進することを明言しております。新市建設計画には、「子育て支援や雇用の確保などに積極的に取り組み、地域に密着した保健医療福祉サービスの拡充を図るため、合併により広域的な対応を進める必要があります。住民の生活スタイルに呼応した広域的かつ専門的で高度なサービスを確実に提供できる体制を構築する必要があります。より機動的な行政サービスの提供など、広域的視点に立った行政需要への対応を図る必要があります」などと、合併の必要性を高らかにうたっております。しかし、実際の姿は、新市建設計画の確実な実行のため、各区の均衡を図ることを名目に、独自に行っていたサービスの切り詰めを行っております。これは、重大な約束違反となりかねないものであり、慎重な検討を望むものであります。 以上の観点から、本予算に対し反対の立場をとるものであります。 私は、小泉構造改革の嵐から市民生活を守る観点で今後も全力を挙げる決意を表明して、反対討論を終わります。 以上であります。 ○議長(小沢昌記君) 29番菊池嘉穂君。 ◆29番(菊池嘉穂君) 私は、議案第12号、平成18年度奥州市一般会計予算議定について、賛成の立場で討論をいたします。 胆江地区2市2町1村の合併協議会がスタートしたのは、平成17年1月15日であります。私も1協議会委員としてそのテーブルに着きました。鳥肌の立つような緊張感とあわせ、まさに未体験の言葉では表現のできないような独特な雰囲気そのものでありました。以来、約11カ月の短期間で、およそ2,000項目に及ぶ事務事業の調整を行い、本年2月20日、奥州市が誕生いたしました。その間、それぞれの市町村長を初めとする特別職はもとより、一般職の方々もおのおのの分野でまさに寝食を忘れ不眠不休の作業に当たったと認識するところでありまして、改めてそのご努力に心から敬意の念を表するものであります。特にも、平成17年9月ごろからと聞いておりますが、新市予算編成の策定、3月議会提案に向けて取り組まれた財政官はもとより、各課とも新年度事業の組み立てには大変なご苦労があったと思うところであります。 さて、予算編成方針は、まず合併協定事項の遵守、そして新市建設計画の推進、さらには経常経費の削減及び起債の制限、すなわちプライマリーバランスの均衡などなど、大きく6項目を挙げての作業であったろうと認識をいたしております。 奥州市の予算でありますが、地方交付税が大幅に削減が予想される厳しい財政状況の中で、前年対比約20億円、3.8%増の積極型予算を組まれたことをまずもって高く評価するものであります。これは、合併したことにより新しいまちづくりのための費用が上乗せになった、いわゆる合併効果であります。 去る6月8日の岩手日報紙上によれば、県内の旧合併特例法下での合併した12市町村は積極型予算、非合併市町村は緊縮型予算となり、対照的な当初予算となったと報じられておりますが、当然と言えばそれまででありますが、当市にありましては、人件費を2.9%、物件費を5%削減する中で、市民生活に直結する民生費は2.2%、衛生費は6.5%の伸びとなっております。普通建設事業は2.9%の伸びを占めす中で、起債の新規発行額を元利償還額以下に抑え、プライマリーバランスの均衡を図った点も目にとまりました。 加えて、相原市長は初代奥州市長に就任いたしましたが、市長選挙で抜け出して当選されたのはいわゆるマニフェストそのものへの有権者の大きな期待がそこにはありました。予算書に総体的に目を通しますと、まさに随所に相原マニフェストが盛り込まれており、その成果を13万人市民が注目していることは市長本人がしっかりと自覚をされているものと存じます。初代奥州市長としてその公務に一生懸命な姿を日々見聞しているところは多くの市民の周知のとおりであります。 今後の課題も大いにあります。 まず、予算には限度はありますものの新市建設計画の積極的推進等、新事業を盛り込む積極姿勢を市民に示していく方針であります。 もう1点、極めて大きな課題は行政改革であります。当市に限らず地方自治体の大きな課題ではありますが、しかし、これは何としても切り開いていかなければ将来展望は希薄となることは明確であります。相原市長の行政手腕が大きく問われる最大課題であります。私は、新市奥州市の初代市長として、この課題に対し敢然と向き合いながら本予算を粛々と執行されますように切望し、本予算案に賛成の討論をするものであります。 以上であります。 ○議長(小沢昌記君) 26番千田美津子さん。
    ◆26番(千田美津子君) 私は、議案第12号、平成18年度奥州市一般会計予算議定について、反対の立場で討論いたします。 まず最初に、ただいま29番議員がお話をされましたが、まさに今回の予算は短時間の合併協議、そして2月20日の合併前後における本当に厳しい毎日の業務をこなしながら積み上げられたのが、今回の予算であると思います。内容の評価はいろいろございますけれども、しかしとりわけ職員の皆さんには、この間総務部長が答弁されましたように、本当に寝食を忘れて、まさに夜中まで頑張ってこられたその成果であると思います。このことに、本当に心から敬意を表すものであります。 また、本予算は、男女共同参画に係る予算などなど一定の評価をいたしますけれども、しかしながら、予算の採決は包括的に行われますので、私は以下何点か具体的に指摘をしながら反対をいたします。 まず、その第1は、新市建設計画の見直しによって教育や福祉優先の施策を進めるべきだという問題であります。 市長は、計画の見直しの必要性は認めながらも、あくまでも計画の実行を優先すると述べておられます。しかし、今議会の議論でも明らかになりましたように、特別養護老人ホームの入所を待っておられる待機者の問題や、あるいは前沢区における学校統合問題、そして全市内の学校整備の課題などを考えたときに、まさに限られた財源の中での施策の優先順位等を再検討することは、焦眉の課題であると考えます。当該予算は、この点においても不十分だと指摘しなければなりません。 第2は、市長は、合併協議会の決定、合意に基づく予算だと言われてまいりましたけれども、いわゆる首長会議の合意事項について、そしてその有効性について、私は大いに疑問があると考えております。 一昨日の予算審査特別委員会におきまして、合併協議会委員を務められた同僚議員が、旧水沢市が合併前に行っていた独自の行財政改革プログラムに基づく三役や議員、そして職員の報酬並びに給与の3%カットなどを、首長合意により合併時にひそかにもとに戻していたことをするどく批判をされました。岩井助役の説明によりますと、同様のことは旧衣川村においても行われたということでありますけれども、この点については、私も同僚議員の主張に同感するものであります。 旧水沢市当局は、合併直前の平成17年3月議会に、合併決定後に施行する各種さまざまな使用料や手数料の引き上げを提案をしております。私たち日本共産党議員団が、合併決定後の施策を合併前に決定することに疑問を呈したところでありますが、それに対して合併協議会長であった当時の水沢市長は、合併協議会において、各市町村が合併前に計画している独自の行財政改革計画は真摯に進め、合併に持ち込むことで合意しているやの見解を示されたところであります。市民に対しては、合併後も各種使用料や手数料の引き上げなどによる負担を強いながら、一方では、議会等には何ら協議することもなく首長間でひそかに相談をし、みずからの報酬等はもとに戻すなどということは、到底認められるものではありません。同僚議員は本件について、法的に問題はないが、道義的な責任があると指摘をされましたけれども、私は市民に対するいわば背信行為だと指摘せざるを得ません。 相原市長は、この間、本件や旧江刺市の16億円を初めとする旧4市町村の職員退職手当積立金不足額を負の財産から除外したことについて、首長会議の合意であり、問題はないとの見解を表明されておられますけれども、私は、合併協議会に報告せず、合併協議会で確認されてもいない首長会議の決定は無効であり、到底認められるものではないと考えるものであります。しかし、今、奥州市となった以上、相原市長の手によって、この問題については今議会においてもたびたび指摘してきたところでもありますが、あいまいにすることなく、今後の財政見通しをやり直す上でも私はきちんと反映していくべきものと考えております。 今、この地域の雇用環境は、少しずつではありますが回復傾向にあることは大変喜ばしいことであります。しかしながら、地域経済全体を見、そして自治体の財政状況は一段と厳しい環境にあると言わなければなりません。これらのことからも、今後なお一層、地方自治体の本来に役割である住民の健康と福祉を増進すること、このことに一段と配慮をすべきだということを申し上げまして、反対討論とさせていただきます。 ○議長(小沢昌記君) 38番高橋瑞男君。 ◆38番(高橋瑞男君) 38番高橋です。 私は、議案第12号、平成18年度奥州市一般会計予算、この件におかれましては賛成の立場から討論をするものであります。 昨日まで及川委員長のもとで8日間、15件の案件について審査をしてまいったところでございます。その審査の中で、委員一人一人がいろいろと思いを語りながら、提案をしながら当局に答えをいただいてきた、まずもって経過がございます。そんな中では、旧5市町村には今まではなかった内容ではございますが、しかしながら、今期は、水沢市議会の今までの経験を踏まえながら、予算案につきましてまず附帯意見をつけたということでございます。 このことは、私なりに考えるならば、意見は当然ながらいろいろ協議の中であったのではございますが、文書として、監査委員等なんかにもおかれますが、やはり意見をつけるということは大変に執行側にとっては重い、責任のある、重視をしなければならない附帯意見をつけられたものと、私はそう思うのであります。 そんなことから、さらには吟味をいたしまして、各議長より、常任委員会で附帯意見は必要なのかどうか含めまして改めて意見内容の審査をしてくれと、そういう達しがございまして、それを受けまして委員長各位はこの附帯意見を整理したのであります。それが全体会議の中でこのように、16件の一般会計の分につきましては附帯意見ができ上がったということでございます。 そういう観点から持っていきましても、そしてまた委員長の報告は賛成すべきものというふうに発言をされておりますし、当然ながら私もそのように思うのであります。したがいまして、私は、この一般会計予算につきましては賛成の意を表するものであります。 ○議長(小沢昌記君) 4番郷右近浩君。 ◆4番(郷右近浩君) 私は、議案第12号、平成18年度奥州市一般会計予算議定について、反対の立場で討論いたします。 先ほどから同僚議員がそれぞれ申しておりますとおり、本当に今回のこの予算につきましては、市当局、そして市職員の皆様には、合併というこの大事業の中、本当に苦労してつくり上げられた予算書だということは、先日からの予算審議の中、いろいろな数字を見させていただきながらも感じておりました。 しかしながら、合併協議で決まったこととはいえ、やはり今まで各区で行われておりました事業等は薄く広くなっていくような、そのような予算書の内容となっており、本当に生きたお金、そして生きた事業をするための予算書なのかというような部分につきまして、私自身とても疑問に感じたところでございます。 今先ほどから、一般会計の附帯意見としまして16件の附帯意見がついていたというようなお話もありましたが、今回この奥州市議会議員の皆様方、賛成の皆様方も、この16件もの附帯意見をつけて市当局にきちんとやってほしいと、これからの奥州市を形づくっていってほしいと、逆にそういった思いで賛成された方々もたくさんいらっしゃると思います。特にも教育民生委員会は10件もの附帯意見をつけております。 そういった中、私は、本当にこれからのこの奥州市を形づくっていくためのまず第一歩の今回の平成18年度予算、これにつきましては、本当に市長のリーダーシップを発揮され、そして、本当にこの合併を期待していた市民の皆様に合併してよかったなと実感できるような予算になっていただきたかった、そしてしていただきたいという思いから今回反対させていただきます。 ○議長(小沢昌記君) 31番廣野雅昭君。 ◆31番(廣野雅昭君) 私は、18年度予算案に対しまして、賛成の立場から議論をさせていただきます。 まずもって、29番、38番議員がそれぞれ数字等も入れながら総括的な賛成のお話をさせていただきました。このお話につきましては両名と全く同感でございまして、私も感服いたしておるところでございます。しかも、今回この議会が始まりましてから、ひな壇の幹部の皆さん、そして楽屋に待機している部下の皆さん、チームワークよくコンビネーション組みながらこの41名のうるさい口の人たちに十分な説明をしていただけましたこと、本当にこれも初めての経験とはいいながら大変感服いたしているところでございます。 したがいまして、私は数字的なことを中心に6点だけ、数多い賛成の項目の中から選ばせていただきまして、感じていることをお話しさせていただきたいと思います。 まず、先ほど29番議員から、3.8%増、今までの旧5市町村の予算対比ですね。この数字は50億という数字になるわけでございまして、この50億を生むということはこの厳しい予算の中ではかなり頭をひねらなければならない予算編成であったろうというふうに思っていまして、まずこの点を、合併効果というお話がありましたが、私も同感でございまして、1点として挙げさせていただきたい、このように思っております。 それから、相原市長のマニフェストのお話もございました。実質50の項目を上げられ、そして今回には12項目出された、反映されたわけでございますが、そして、特に18年度に予定したいと思うものについてはすべて入れられたと、こういう内容でございまして、この市長としての姿勢が本当にすばらしいものだというふうに考えております。これが2点でございます。 そして、次に歳入の部分でお話しさせていただきたいと思いますが、今、地方交付税、これは全国どの市町村、自治体もどれぐらいの収入が入ってくるか、心配している中ではございますが、まず前年対比、この6億という増額を見ながら積極的にお金を導入に一所懸命取り組んでいるということ。それから、市税については前年並みという説明がありましたが、特にまた市債につきましては、数々ある市債の中で特に合併特例債、あるいは、ちょっと江刺市の部分かと思いますけれども過疎債等々、大変率の低い市債を準備していただけまして、幾らかでもとにかく経費節減をしようと、こういう努力の跡、これが第3点目でございます。 そして、歳出の面では、いろいろ努力の面はあるわけでございますが、特にこの経常経費の削減と抑制に随所にその努力の経過が見られたことが感じられます。主なものといたしまして見ますと、人件費は前年対比2.9%減、それから、逆に市民生活に直接結びつきます扶養費につきましては、合併に伴って特にサービス水準を高いところに合わせると、そういう努力はありましたものの、前年対比6.2%増、62億9,996万2,000円と、こういう数字をはじき出しまして、こういうところにも一方で削減するけれども大事なところにはプラスをすると、こういう目鼻のつけ方が非常に私は目だったものだというふうに思います。 それから、5点目といたしまして、向こう10カ年間の新市建設計画があるわけでございますが、354億でございましたか、そのうち平成18年度実施分事業費48億6,196万、端数はありますが、これに合併特例債を、21億1,900万ですけれども予定をされまして、これも積極的に1年目から力を入れていくという姿勢がうかがわれたというふうに考えております。 そして、最後6点目になりますが、合併協議で確認をされたものを一部については調整をしたいと、こういう話は合併協に参加した同僚議員からお話を聞いております。これが、今回ほとんど反映をされておりまして、このこともこの5市町村の調整を図る意味からも苦労されたなという結果がうかがわれます。 以上、6点ではございますが、非常に財政状況の厳しい中で投資的経費を6.2%増したことに、今予算の成果がまざまざと私はあらわれているものと、このように見させていただきまして、まだたくさんありますがこの6点を挙げまして、私はこの今回の予算に賛成の意を表したいと、このように思っております。 以上でございます。 ○議長(小沢昌記君) 討論を終結いたします。 これより議案第12号を採決いたします。本案に対する予算審査特別委員長の報告は、意見を付して原案のとおり可決すべきものであります。委員長の報告のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。          〔賛成者起立〕 ○議長(小沢昌記君) 起立多数であります。よって議案第12号は、委員長報告のとおり決しました。 次に、議案第13号、平成18年度奥州市国民健康保険特別会計予算議定について。 討論ありませんか。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小沢昌記君) 討論なしと認めます。 これより議案第13号を採決いたします。本案に対する予算審査特別委員長の報告は、原案のとおり可決すべきものであります。委員長報告のとおり決することにご異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小沢昌記君) ご異議なしと認めます。よって議案第13号は、委員長報告のとおり決しました。 次に、議案第14号、平成18年度奥州市老人保健特別会計予算議定について。 討論ありませんか。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小沢昌記君) 討論なしと認めます。 これより議案第14号を採決いたします。本案に対する予算審査特別委員長の報告は、原案のとおり可決すべきものであります。委員長報告のとおり決することにご異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小沢昌記君) ご異議なしと認めます。よって議案第14号は、委員長報告のとおり決しました。 次に、議案第15号、平成18年度奥州市簡易水道事業特別会計予算議定について。 討論ありませんか。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小沢昌記君) 討論なしと認めます。 これより議案第15号を採決いたします。本案に対する予算審査特別委員長の報告は、原案のとおり可決すべきものであります。委員長報告のとおり決することにご異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小沢昌記君) ご異議なしと認めます。よって議案第15号は、委員長報告のとおり決しました。 次に、議案第16号、平成18年度奥州市下水道事業特別会計予算議定について。 討論ありませんか。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小沢昌記君) 討論なしと認めます。 これより議案第16号を採決いたします。本案に対する予算審査特別委員長の報告は、原案のとおり可決すべきものであります。委員長報告のとおり決することにご異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小沢昌記君) ご異議なしと認めます。よって議案第16号は、委員長報告のとおり決しました。 次に、議案第17号、平成18年度奥州市農業集落排水事業特別会計予算議定について。 討論ありませんか。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小沢昌記君) 討論なしと認めます。 これより議案第17号を採決いたします。本案に対する予算審査特別委員長の報告は、原案のとおり可決すべきものであります。委員長報告のとおり決することにご異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小沢昌記君) ご異議なしと認めます。よって議案第17号は、委員長報告のとおり決しました。 次に、議案第18号、平成18年度奥州市浄化槽事業特別会計予算議定について。 討論ありませんか。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小沢昌記君) 討論なしと認めます。 これより議案第18号を採決いたします。本案に対する予算審査特別委員長の報告は、原案のとおり可決すべきものであります。委員長報告のとおり決することにご異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小沢昌記君) ご異議なしと認めます。よって議案第18号は、委員長報告のとおり決しました。 次に、議案第19号、平成18年度奥州市介護保険特別会計予算議定について。 討論ありませんか。 26番千田美津子さん。 ◆26番(千田美津子君) 26番です。ありがとうございます。 私は、議案第19号、平成18年度奥州市介護保険特別会計予算議定についてでありますが、反対の立場で討論をいたします。 私は、この間の執行当局や関係者の皆様の並々ならぬ努力によりさまざまな施策の充実が図られてきたことに対して、心から敬意を表すものであります。 しかしながら、今後、例えば医療型の療養型病床群が大幅に縮小される見込みであることなど、介護を取り巻く現状は一層厳しいと言わなければなりません。また今、医療や年金、介護保険など国の社会保障制度が次々を改悪される中で、市民の命と暮らしを守る最後のとりでとしての自治体の役割はいよいよ重要となっております。 さて、そのような中で、昨年10月から介護施設入所者に対する食費や居住費の全額負担が強行されております。このことによって、県内では、昨年12月末までに41名の高齢者が施設を退所せざるを得ない深刻な事態となっております。当市においても、高齢者の皆さんが必要な介護が必要なときに受けられない、そのような事態を絶対につくらない、そのような対策が必要ではないでしょうか。 そこで第1に、一般会計の方でも申し述べましたけれども、特別養護老人ホームへの入所待機者の問題であります。現在、市内には入所を待っておられる方が実に200名を超えております。私は、今こそ特養の緊急増設に取り組み、待機者を解消すべきだと考えております。 第2は、第3期の介護保険料が引き上げられたという点であります。合併協議によって、第1号被保険者にかかる介護保険料は、合併後、平成20年までは不均一課税とすることが決まっており、平成21年度を目途に統一することになっています。このため、水沢区では、第1号被保険者の保険料は、これまでの3,000円から13%増の3,400円になっておりますし、江刺区では、2,718円だったものが15.8%増の3,147円、前沢は据え置きしております。胆沢は、2,733円から7.3%増の2,933円になっています。また衣川では、2,875円から7.8%増の3,100円にと、この4月から前沢区を除く各区で介護保険料が引き上げられたところであります。サービスはそのままで、しかし負担だけがどんどんふえていく、そのような現状に高齢者の皆さんから怒りの声が広がっております。 第3は、地域包括支援センターについてであります。 これは、当市においては当面各区に1カ所の設置となっておりますけれども、しかし、現状を見てみますと、対象者の数などから、特にも水沢、そして江刺区については、支援センターの増設は緊急の課題であると考えます。また、ことしの9月からは、特定高齢者を対象とした閉じこもりやうつ病等に対する予防プランの策定を行う地域支援事業も始まってまいります。これらのことからも、人口規模に応じた現場対応が早急に求められているものと考えます。 以上の理由から、本議案については反対をいたします。 ○議長(小沢昌記君) 37番数江與志元君。 ◆37番(数江與志元君) 私は、今、上程になっております19号に関して、意見を述べながらその是非を話したいと思います。 今、前の同僚議員が、それぞれ介護の実態なり、あるいはそのことに基づく奥州市の実態もつぶさに話していただきました。まさにそのとおりであるのだろうと私は思っておりますが、まずもってこの介護保険会計の予算を設定するに当たり、多くの職員の皆さん、またそれに日夜かかわっている方々のご意見も取り上げ、そしてまた、その介護という現状でいろんな悩みのある方々、対応している方々のいろんな意味でのお力といいますか、知恵でもってこの予算が形成されたと思っておりまして、そのことには敬意を表するところでございます。 さて、介護の実態はいろんな意味で大変であるといろいろ言われております。国でも、おととしからは、例えば箱物の建物をつくってそこに押し込めるという、言葉はおかしいんですけれども、そこで老後はいろんな意味で不自由になった方にも入っていただこうという施策から変えますよと。あるいは、国民がすべて、私もそうでございますが、やがてはそういう年を迎えるであろうと。そういう意味からしますと、先ほど話にありました、合併以前からそれぞれの区で話がありましたけれども、相互でそれぞれにその費用を捻出し合ってやろうやと。その妥当なことが、今も話にあった、それぞれの区で統一はなりませんでしたけれども、実際に拠出をしながらそれに対応しようと。できるのであれば、奥州市として1本になることをこいねがっておりますけれども、そういう実態を踏まえるならば、それぞれ先ほど来お話がありましたけれども、合併によっていろんなことがある中に大変な苦労と努力と積み上げでもってできた会計であるならば、これで走っていいのであろうと、そう思っております。 その介護に陥る問題をもし考えるならば、介護保険だけじゃなく市民の福祉というところでございますけれども、それぞれ一般会計の中でもいろいろ施策を講じておりますから、総じて対処をしていっていただきたい。介護の実態に向かう我々といたしましては、できるだけその介護の実態に踏み込まない、ぴんぴんころりと逝きたいものだと、こう考えておりますけれども、相反してそのときの、なった場合の対策でございますから、それぞれ十分な予算ということになろうか、ならないか、これはその実態、先でございますけれども、この予算の執行を、予算だけじゃなくその執行に当たっては当局におきましても、それぞれいろんな意味でかかわる皆様方の努力と知恵と一生懸命なお力添えで、奥州市の介護保険会計がきっちりいいものであると来年評価ができるであろうと期待を込めて、賛成をするところであります。 終わります。 ○議長(小沢昌記君) 討論を終結いたします。 これより議案第19号を採決いたします。本案に対する予算審査特別委員長の報告は、原案のとおり可決すべきものであります。委員長報告のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。          〔賛成者起立〕 ○議長(小沢昌記君) 起立多数であります。よって議案第19号は、委員長報告のとおり決しました。 次に、議案第20号、平成18年度奥州市バス事業特別会計予算議定について。 討論ありませんか。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小沢昌記君) 討論なしと認めます。 これより議案第20号を採決いたします。本案に対する予算審査特別委員長の報告は、原案のとおり可決すべきものであります。委員長報告のとおり決することにご異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小沢昌記君) ご異議なしと認めます。よって議案第20号は、委員長報告のとおり決しました。 次に、議案第21号、平成18年度奥州市公共用地先行取得等事業特別会計予算議定について。 討論ありませんか。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小沢昌記君) 討論なしと認めます。 これより議案第21号を採決いたします。本案に対する予算審査特別委員長の報告は、原案のとおり可決すべきものであります。委員長報告のとおり決することにご異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小沢昌記君) ご異議なしと認めます。よって議案第21号は、委員長報告のとおり決しました。 次に、議案第22号、平成18年度奥州市米里財産区特別会計予算議定について。 討論ありませんか。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小沢昌記君) 討論なしと認めます。 これより議案第22号を採決いたします。本案に対する予算審査特別委員長の報告は、原案のとおり可決すべきものであります。委員長報告のとおり決することにご異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小沢昌記君) ご異議なしと認めます。よって議案第22号は、委員長報告のとおり決しました。 次に、議案第23号、平成18年度奥州市水道事業会計予算議定について。 討論ありませんか。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小沢昌記君) 討論なしと認めます。 これより議案第23号を採決いたします。本案に対する予算審査特別委員長の報告は、意見を付して原案のとおり可決すべきものであります。委員長報告のとおり決することにご異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小沢昌記君) ご異議なしと認めます。よって議案第23号は、委員長報告のとおり決しました。 次に、議案第24号、平成18年度奥州市総合水沢病院事業会計予算議定について。 討論ありませんか。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小沢昌記君) 討論なしと認めます。 これより議案第24号を採決いたします。本案に対する予算審査特別委員長の報告は、意見を付して原案のとおり可決すべきものであります。委員長報告のとおり決することにご異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小沢昌記君) ご異議なしと認めます。よって議案第24号は、委員長報告のとおり決しました。 次に、議案第25号、平成18年度奥州市国民健康保険まごころ病院事業会計予算議定について。 討論ありませんか。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小沢昌記君) 討論なしと認めます。 これより議案第25号を採決いたします。本案に対する予算審査特別委員長の報告は、意見を付して原案のとおり可決すべきものであります。委員長報告のとおり決することにご異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小沢昌記君) ご異議なしと認めます。よって議案第25号は、委員長報告のとおり決しました。 次に、議案第26号、平成18年度奥州市国民宿舎等事業会計予算議定について。 討論ありませんか。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小沢昌記君) 討論なしと認めます。 これより議案第26号を採決いたします。本案に対する予算審査特別委員長の報告は、原案のとおり可決すべきものであります。委員長報告のとおり決することにご異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小沢昌記君) ご異議なしと認めます。よって議案第26号は、委員長報告のとおり決しました。 2時25分まで休憩いたします。                        午後2時7分 休憩---------------------------------------                        午後2時25分 再開 ○議長(小沢昌記君) 再開いたします。--------------------------------------- ○議長(小沢昌記君) 日程第28、議案第27号、平成17年度水沢市水道事業会計決算認定についてから、日程第33、議案第32号、平成17年度衣川村国民宿舎等事業会計決算認定についてまでの6件を一括して議題といたします。 企業会計決算審査特別委員長の報告を求めます。39番佐藤建樹君。          〔39番佐藤建樹君登壇〕 ◆39番(佐藤建樹君) 企業会計決算審査特別委員長報告を申し上げます。 去る6月16日の本会議において設置されました当特別委員会は、6月16日及び28日の2日間にわたり、付託を受けました平成18年度企業会計決算議案6件について審査に当たりましたので、その経過についてご報告申し上げます。 審査に先立ち、特別委員長、副委員長の互選を行いましたところ、委員長には私、佐藤建樹が、副委員長には高橋瑞男委員が選任されました。 この企業会計決算審査につきましては、今定例会の会期中におきまして、十分な審査の時間がとれないことから、継続審査することといたしました。 なお、議会閉会中といえども審査できますよう、お取り計らい方お願い申し上げまして、企業会計決算審査特別委員長の報告を終わります。 ○議長(小沢昌記君) ただいま議題となっております議案6件に対する企業会計決算審査特別委員長の報告は継続審査であります。よって本日は質疑等は行いません。 ご苦労さまでした。 お諮りいたします。委員長から議会閉会中も継続して審査したいとの申し出があります。委員長申し出のとおり決することにご異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小沢昌記君) ご異議なしと認めます。よって委員長申し出のとおり決しました。--------------------------------------- ○議長(小沢昌記君) 日程第34、議案第36号、平成18年度奥州市一般会計補正予算(第1号)議定についてを議題といたします。 議案の朗読を省略し、直ちに提出者の説明を求めます。相原市長。 ◎市長(相原正明君) 議案第36号、平成18年度奥州市一般会計補正予算(第1号)議定についてを助役からご説明申し上げますので、ご了承願います。 ○議長(小沢昌記君) 岩井助役。 ◎助役(岩井憲男君) 議案第36号、平成18年度奥州市一般会計補正予算(第1号)議定についてをご説明申し上げます。 今回の補正予算は、凍上災害に係る測量設計業務や現地対策道路整備事業経費及び市民憲章等制定経費について所要の措置をするものであり、7,230万5,000円を追加し、補正後の予算総額を535億3,726万7,000円としようとするものであります。 まず歳入でありますが、18款繰入金は6,230万5,000円、21款市債は1,000万円をそれぞれ追加するものであります。 次に、歳出でありますが、2款総務費は市民憲章等制定経費で50万円、8款土木費は道路新設改良事業経費で1,000万円、11款災害復旧費は道路橋梁災害復旧事業経費で6,180万5,000円をそれぞれ追加するものであります。 地方債に補正につきましては、道路整備事業の限度額を変更するものであります。 以上でございます。 ○議長(小沢昌記君) これより質疑に入ります。 17番今野裕文君。 ◆17番(今野裕文君) 17番今野です。 災害復旧費にかかわってお尋ねしますが、過日、凍上災害についてご説明をいただきましたが、そのときの説明ですと、128カ所、84.4キロメートル、22億1,400万ということでありました。それで、急いで測量をして報告書を出さなければならないという説明でありましたけれども、そのうち65%を超える分が江刺区に集中しております。87カ所、56.5キロメートル、14億8,600万、こういう説明でありました。それで、まず1つは、一般質問でよくわからない質問がありましたけれども、認められない箇所も出てくると思われるやの質問がありましたけれども、凍上災害については、簡易舗装等でないちゃんとした舗装で、アスファルト層厚が3センチとかで、その下に礫の入った層がありましたけれども、そこまでひびが届いてなければならないというような規定があったりしておりますけれども、そういう条件の中で多分その災害箇所を拾ったんだと思いますけれども、どうしてこういう地域によって、私からすると逆なような気もするんですけれども、そういうことが起きているのかというのを一つお尋ねをしたいと思います。 それから、今回この事業が認められるに当たりまして、基準が緩和されて該当になったようでありますけれども、激甚災害の指定の見通しがあるのかどうか、そこら辺どのようにとらえているかお尋ねをしたいと思います。 以上、2点でございます。 ○議長(小沢昌記君) 山内都市整備部長。 ◎都市整備部長(山内賢一君) お答えをいたします。 確かに、凍上災害の箇所はかなり江刺の方に偏ってございます。これは何といいますか、江刺は胆沢もそう、山よりにあるんですが、江刺もかなり在の方にこう道路が広がっておりますので、そういう関係で結構この凍上災にかかった部分があるのかなと、そう思っております。そのとおりであります。 それから、激甚災害の指定の話はどうかということなんですが、その話は聞いてございません。ですから、激甚の指定になれば今度の調査設計費なども補助の対象になるわけですが、そういうことありませんので、この調査測量設計費は市の単費ということになります。 以上であります。 ○議長(小沢昌記君) 17番今野裕文君。 ◆17番(今野裕文君) 微妙な問題ですので注意してしゃべらなければならないと思うんですが、いずれこれから一つ一つ、8月上旬に査定に入りますよね。私は、ここでは繰り返しませんけれども、議員説明会の中でお伺いした話からすると、今度の凍上災害に適用にならない部分が相当出るんではないかと、正直に思っています。そのときに今度の設計料のその計上の仕方に妥当性があるのかという疑問を持っているんです。きちんとした基準がありますので、査定にならなかった場合、どういうことになるのか。一般質問では、経費節減のため、一括で査定をクリアしなかった部分についても補修をしてほしいというような意見がありましたけれども、そういうことになるのか。市長はそういうふうに答弁していませんでしたけれども、私はちょっと問題があるんではないかなと思うんですけれども、そこら辺、どういうスタンスで今回予算計上されているか、お尋ねしたい。 ○議長(小沢昌記君) 山内都市整備部長。 ◎都市整備部長(山内賢一君) まず、この災害箇所の把握でありますが、これは各支所の地域整備課の担当者が災害箇所を拾って調査して歩きまして、その積み上げが、先ほどもお話ありましたように、全部で98路線の127カ所、距離にして84キロ余りという数字に積み上がりました。これの調査測量設計費ということで、今回6,180万5,000円お願いしてあるわけでございます。 ただ、これから県、あるいは国との関係がいろいろ出てまいりますが、途中の経過申し上げますと、ざっくばらんに申し上げます。今まで、13年災の場合なんかは、その13年災害ばかりじゃなくてその前に傷んだような道路も拾って、正直に言っていますよ、正直に。それらも、はっきり言いますと、災害として認めてもらった経過もあるように私も聞いております。ですが、今回の災害につきましては、かなり国の財政も厳しいというようなこともあるんでしょう。18年災でなければだめだといったようなきつい話が参っております。ですが、これは県の指導なんかもいただきながら、なるべくこの災を査定してもらえるように頑張ってまいりたいと、そう思っているところでございます。 もちろん全部調査しても査定にならなかったりなんかした場合はむだになるといったようなことでもありませんので、その設計はまた単独での二次補修に充てるとか、そうしたことに使える面もあるんですが、ただやっぱりすぐできないというようなこともあるかもしれませんので、初めから査定にならないような場所はやっぱり初めからこの測量設計から外していくべきではないかなと思ったりはしてございます。 以上でございます。 ○議長(小沢昌記君) 17番今野裕文君。 ◆17番(今野裕文君) 今の答弁でわかりました。 凍上災害については、きちんと、古い経年による摩耗についてはだめだと、それからアスファルト層の基準とか、それからその割れ目の入り方とか、厳しい基準があるようですので、今回は、22億の事業の中で相当数の査定にならないものが出てくるという結果にならないように最大限努力していただけると。少なくともむだになる設計、補正減はあったにしても、むだになるような形にはならないというふうに理解していいのでしょうか。この点だけ確認させていただきます。 ○議長(小沢昌記君) 山内都市整備部長。 ◎都市整備部長(山内賢一君) そのように理解してくださって結構です。 ちょっと申し上げますと、普通、一般に測量設計は1キロ当たり120万から130万と言われるんですが、これを何とか職員で、例えば写真撮りとか、いろんな書類なんかは職員がこなすとか、そんなふうにして1キロ当たり72万円程度で発注できればなと、こういったような試算であります。 そして、ついでですからですが、今回求められておるのは、舗装厚は大体5センチから7センチ、その下に砕石が入っている、40センチから50センチ、いずれそのクラックは18年度、この間、ばーんとこう避けたんじゃなくて、道路がだんだんと損耗してきまして少しずつひび割れができて、今回ばっと広がったといったようなこともあると思われますので、私としては、その辺も大目に見ていただいて、少し古目の傷も今回見てもらえれば大変ありがたいなと思っているんですが、その辺はこっちの思惑どおりにはいかないようであります。 以上です。 ○議長(小沢昌記君) 40番及川義男君。 ◆40番(及川善男君) ただいまの部長の話で大筋はわかったんですが、私はぜひ、今、部長が言われたような視点であれば、各総合支所の担当のところへ調査されたようですから、その辺、問題のとらえ方に違いがないようにしてほしいなというふうに思います。せっかくこういう制度を活用して、今、部長が言われたように積極的に働きかけて補修できるのであれば、私はぜひ可能な限りいっぱいやられる方がいい。ただ、一般財源の問題もありますから、限界はあるにしろ、例えば、この地域的なバランスを見ますと非常にアンバランスが大きいわけです。そうすると、今のご説明を聞くと、それぞれの総合支所によってとらえ方が違うんじゃないかというふうに感じられてもあるんです。ですから、江刺区の方に積極的にやったところと、相当厳しいなということで手控えたところがあっては、せっかくのこういう機会が生かされないというふうに思いますが、その辺の実情把握といいますか、実態把握について、各支所間でとらえ方に相違がないのかどうか、その辺はきちっと指導されているとは思いますが、その点についてどのようになっているかお伺いします。 ○議長(小沢昌記君) 山内都市整備部長。 ◎都市整備部長(山内賢一君) この調査を始める前といいますか、振興局の方から、これまた率直に申し上げますが、今回、いっぱいといいますか、出してみませんかといったようなお話がございまして、そして各支所の方々に集まっていただいて、そういったような観点で調査をお願いしました。それは、先ほど申し上げましたように、これまでは案外と古い傷でも拾ってもらったということがございましたので、担当者としては大丈夫じゃないかと、そういう思いで一所懸命調査して、そして拾い上げたものとこう思ってございます。ただ結果的に区ごとに大変な差があることはそのとおりでありますが、担当者はそれなりに頑張って調査したと、そのようにこう思っております。 以上です。 ○議長(小沢昌記君) 質疑を終結いたします。 お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第36号は、会議規則第38条第2項の規定により委員会の付託を省略したいと思いますが、これにご異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小沢昌記君) ご異議なしと認めます。よって委員会の付託を省略することに決しました。 討論ありませんか。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小沢昌記君) 討論なしと認めます。 これより採決いたします。本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小沢昌記君) ご異議なしと認めます。よって議案第36号は原案のとおり可決されました。--------------------------------------- ○議長(小沢昌記君) 日程第35、競馬事業調査についてを議題といたします。 競馬事業調査特別委員長の報告を求めます。及川善男君。          〔40番及川善男君登壇〕 ◆40番(及川善男君) 競馬事業調査特別委員長報告を申し上げます。 当特別委員会は、休会中の5月22日、今期定例会中の6月7日及び6月28日に委員会を開催し、鋭意調査を行いましたので、その経過と結果についてご報告申し上げます。 4月8日に開幕した18年度の岩手競馬も、3カ月を過ぎようとしておりますが、思いのほか売り上げは伸びず、非常に厳しい状況にあります。加えて、競馬組合によるパルソビルの信託問題や平成5年度収支決算に計上漏れのコンピューター使用料未払い問題など、岩手競馬の存続に影を落とす新たな問題が生じております。 また、奥州市におきましても、水沢区横町にまちなか場外馬券発売所の設置の計画が浮上するなど、新たな課題も生じております。 このような状況から、当委員会に市執行当局あるいは県競馬組合の職員にも出席をいただき、これまでの営業状況、新たな問題や課題等の説明を求め、岩手県競馬組合改革(改訂実行計画)の見通しや競馬組合の経営管理などについて、調査を行いました。内容の詳細につきましては、議長を除く議員全員が委員となっておりますので、省略させていただきます。 今後の競馬の営業成績や現在検討されている競馬組合改革(改訂実行計画)の見直し、まちなか場外馬券発売所設置など、岩手競馬をめぐる情勢はまだまだ予断を許さない状況にあること、構成団体である盛岡市の議会との意見交換を行うなど、さらに調査検討が必要と思われますので、議会閉会中といえども調査できますようお取り計らい方お願い申し上げまして、競馬事業調査特別委員長報告を終わります。 ○議長(小沢昌記君) 質疑ありませんか。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小沢昌記君) 質疑なしと認めます。 討論ありませんか。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小沢昌記君) 討論なしと認めます。 これより採決いたします。本件は委員長報告のとおり決することにご異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小沢昌記君) ご異議なしと認めます。よって本件は委員長報告のとおり決しました。 なお、委員長から議会閉会中も継続して調査したいとの申し出があります。委員長の申し出のとおり決することにご異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小沢昌記君) ご異議なしと認めます。よって委員長申し出のとおり決しました。--------------------------------------- ○議長(小沢昌記君) 日程第36、北上川治水対策を議題といたします。 北上川治水対策特別委員長の報告を求めます。高橋瑞男君。          〔38番高橋瑞男君登壇〕 ◆38番(高橋瑞男君) 北上川治水対策特別委員長の報告を申し上げます。 6月2日の本会議において設置されました当特別委員会は、6月2日及び6月23日に委員会を開催いたしました。 まず、特別委員長及び副委員長の互選を行いましたところ、委員長には私、高橋瑞男が、副委員長には小野寺重委員が選任されました。 1級河川北上川は、我々市民生活にとって多大な恩恵を与えてくれるものでありますが、反面、台風や大雨などによるはんらんで市民生活に多大な被害を与える場合もあります。その治水対策は、緊急かつ重要な課題であります。 また、最近、堤防建設予定地に埋蔵文化財の存在が明らかとなり、今後ともその調査の状況を見守る必要があります。 したがって、国の管理となっております北上川の治水対策の進捗状況などを引き続き調査検討の必要があることから、議会閉会中といえども審査できますようお取り計らいをお願いを申し上げまして、北上川治水対策特別委員長の報告を終わります。 ○議長(小沢昌記君) 質疑ありませんか。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小沢昌記君) 質疑なしと認めます。 討論ありませんか。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小沢昌記君) 討論なしと認めます。 これより採決を行います。本件は委員長報告のとおり決することにご異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小沢昌記君) ご異議なしと認めます。よって本件は委員長報告のとおり決しました。 なお、委員長から議会閉会中も継続して調査したいとの申し出があります。委員長申し出のとおり決することにご異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小沢昌記君) ご異議なしと認めます。よって委員長申し出のとおり決しました。--------------------------------------- ○議長(小沢昌記君) 日程第37、請願第1号及び請願第3号を議題といたします。 総務常任委員長の報告を求めます。新田久治君。          〔30番新田久治君登壇〕 ◆30番(新田久治君) 総務常任委員長報告を行います。 去る6月2日の本会議で、当総務常任委員会に付託となりました請願第1号及び請願第3号の2件については、6月6日に第1委員会室において委員会を開催し、執行当局から総合政策部長、総務部長、関係課長などの出席を求め説明をいただき、慎重に審査をいたしました。ここにその経過と結果についてご報告申し上げます。 初めに、請願第1号、奥州市建設計画の拡大等についての請願についてであります。 本請願の趣旨の1、合併特例債の活用の部分ですが、奥州市建設計画は、新市の財政計画を見ながら、後年度負担の見通し、一般財源の状況や持ち込む基金の数など、総合的に検討して、市町村合併協議会において決定されたものであります。 本請願の趣旨の2、新市建設計画における普通建設事業の前期に前倒しして執行については、財政上、今後変動は考えられるものの、現在は平成22年度には約70%執行する計画にあります。また、市の建設工事入札に関しまして、現在の業者登録につきましては平成18年度までになっており、19年度からは奥州市の登録となる状況にあります。また、発注に関しては、当面の間、自治区ごとに行うことになりますし、年度上半期への前倒し発注についても努力しているとのことであります。 各委員から意見を聞きながら審査を取り進めたところ、請願趣旨の2については、全員が採択すべきとの意見でありましたが、請願趣旨の1の部分について、起債上限額までの部分について意見を付して採択すべきという意見と不採択とすべきという意見で、意見が分かれたところであります。 採決の結果、請願趣旨の1の合併特例債の起債額上限までの活用については、公共工事が激減し、地域経済が疲弊している中、地域住民の生活安定と所得向上に寄与できるという趣旨は理解するものの、合併特例債活用額については合併協議会での決定事項であり、それを尊重すべきであること、国の三位一体改革における交付税などが不確定で、財政を取り巻く状況がよく見えない中、これを拡大することは、後年度への負担が大きくなり、ひいてはそれに伴う一般財源を必要とし、福祉などの住民サービス低下への影響も懸念されるものであるということで、不採択であります。請願趣旨の2については、その趣旨を理解し、願意を了とすべきものであることから、採択であります。よって請願第1号は、一部採択すべきものと決しました。 なお、「起債可能額上限まで」の部分に対し意見を付して、採択すべしという意見があったことを申し添えます。 次に、請願第3号、「奥州市民憲章」早期制定についての請願についてでありますが、市民憲章については、請願の理由にもありますとおり、奥州市の発展と奥州市民の心を一つにつなぐものとして、その制定は重要なものと認められるものです。執行部からの説明によりますと、市民憲章については、市の花、鳥、木、いわゆる花鳥木の決定もあわせて、今年度中には制定する予定とのことであります。 請願の趣旨は、いずれ早期に制定していただきたいとのことであり、その願意を了とし、全会一致で採択とすべきものと決しました。 以上が、当委員会に付託になりました請願の審査の経過と結果であります。 何とぞ当委員会の決定どおり議決くださいますようお願いを申し上げまして、総務常任委員長報告を終わります。 ○議長(小沢昌記君) これより質疑に入りますが、まず初めに、請願第1号についての質疑を受け付けます。 40番及川善男君。 ◆40番(及川善男君) 簡単に2点お伺いをいたします。 1つは、執行部の出席を求めて説明を受けたようですが、執行部の見解はどうだったのかです。いわゆるこの請願の趣旨は、上限まで特例債を活用してほしいという見解のようですが、そうした場合の財政見通しも含めて執行部がどういう見解を持っておられたのかをお伺いしたいと思います。 もう1点は、第1項目について採択すべきという方々は附帯意見を付してというご意見のようだったように伺いましたが、どのような意見だったのかお伺いいたします。 ○議長(小沢昌記君) 新田久治君。 ◆30番(新田久治君) お答えを申し上げます。 ただいまの2点の項目は、関連があるといえば関連がある内容であります。 執行部の説明の中では、財政のこれからの見通し、なかなかできない中にあって、できるだけこの特例債活用の拡大につなぐような努力をしていくと、そういうお話はいただきました。 それから、附帯意見を付してというところでありますが、ただいま私が冒頭申し上げたように、いわゆる508億余の起債上限までという数値に対して、できるだけ財政の状況等を見ながら、それに特例債の活用をぜひ、何ていうか、財政のゆとりといいますか、財政の中身に合わせてやるべきだということの附帯意見をつけて出すべきという話であります。 ○議長(小沢昌記君) 9番三宅正克君。 ◆9番(三宅正克君) 9番三宅でございます。 今、同僚議員が聞いたような内容のほかに、この地域の建設業界の状況等、あるいはまた過般の質疑等の中で市長が答弁しておりますけれども、行政改革を行いながら、財政の健全化を図りながら有利な特例債をより多く使っていきたいというような答弁もされております。そういった部分を考えた附帯意見のようなものを付して、これを全部採択すべきだというような意見は強くなかったということなんでしょうか。 ○議長(小沢昌記君) 新田久治君。 ◆30番(新田久治君) 今置かれている建設業界の内容については、請願の説明等にありますように、公共事業、国・県・市の事業、すべてにあって非常に厳しい、したがって業者そのものは厳しいと、したがって何とか事業が欲しいと、こういうことが数字を並べて説明をされております。したがって、この委員会の総意としては、できるだけその趣旨は理解したということでありますけれども、何としても508億余のこの上限の形、この請願を了とした場合に、すぐ508億7,000万を冒頭に考えて理解されると困ると。まず今回にあっては、これからの財政状況、この新市計画であったり、この特例債の活用が計画どおり、場合によっては下がることもあり得ることですが、できるだけ活用をすべきだという意見はあったわけでございます。したがって、附帯意見という意見もあったわけでございますが、多数決の結果、いずれ私の報告したとおりに決定した次第であります。 ○議長(小沢昌記君) 5番阿部加代子さん。 ◆5番(阿部加代子君) 委員長にお伺いいたします。 請願の趣旨の1項目めのところで、附帯意見をつけて採択すべきというご意見があったようですけれども、なぜ不採択になったのか、もう1度理由を詳しくお知らせください。 ○議長(小沢昌記君) 新田久治君。 ◆30番(新田久治君) 今まで申し上げましたとおり、この請願の趣旨等については理解したものの、この特例債の508億7,000万という数値がこの請願の第1に記載なっておりますので、そのままということに一つの疑問を感じたことと、反面、附帯意見をつけてということもあったわけですが、こういう趣旨の請願の表記されている内容からして、これを決定することはこの508億7,000万の上限までやるんだという誤解があってはだめだというお話もあったように私は思っております。 ○議長(小沢昌記君) 38番高橋瑞男君。 ◆38番(高橋瑞男君) 38番高橋です。 ただいま委員長から請願内容について、趣旨内容、願意を含めまして説明があったわけでございます。もちろん、私どもも請願内容については見ているところでございます。 そこで伺うわけなんですが、確かに委員長の言うとおり、目いっぱいの特例債をというところには、多分にして、委員長の申し上げるとおり、委員の皆さんが申し上げるとおり、結果になったのかなというような思いは理解できます。ただ、今全体に奥州市に企業が、土建業者というか、公共事業に携わる土建業者は170何軒営業しているというふうに聞かれているところでございます。今日までとにかくこの予算が決まらないと仕事が、どこへどのようになるのかわかりませんが、いずれにしろ発注がないという現状の中で、本当に困っている業者さんが多分にして全業者じゃないかなというような気がいたします。あえて私は業者びいきをするわけではございませんが、その中には働いている従業員がいて、当然ながら家族を守っている、家族に御飯を食わしているというような状況の中で、やはりこれだけの事業で、確かに協議会では260億というようなことで、10年間の奥州市計画の中に組まれた内容で出ているわけなんですが、私は市長の答弁も聞いた中で、いずれにしろ、この原資があれば事業についてはるる考えますよというようなこともあった内容でございますが、そんな中で、とにかく先ほども委員長さんが言われるとおり、その570億というように勘違いをされてから困るというのが非常に強調されているわけでございますが、しかしながら、私はそのようにとったわけじゃございません。いずれにしろ、幾らかでも何とか特例債、原資があるならば前倒し、あるいは積み重ねでやってもらえないのかというふうに自分なりに解釈をしたわけでございます。 そんなところで、私はその意見を少しやんわりと付して採択をすべきではなかったかなというような思いで、そのようなことは先ほどもいろいろあったということではございますが、そのように考えるものでございます。 ○議長(小沢昌記君) 新田久治君。
    ◆30番(新田久治君) これまでここで私がお話ししましたように、ただいまのご意見に対しましては、十分その意は総務常任委員会ではやったと思っております。しかし、採決の結果でございます。どうぞよろしくお願いをいたします。 ○議長(小沢昌記君) 請願第1号に対する質疑を終結いたします。 請願第3号に対する質疑ありますか。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小沢昌記君) 質疑を終結いたします。          〔「動議」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小沢昌記君) 9番三宅正克君。 ◆9番(三宅正克君) 9番三宅でございます。 私は、先ほども申し述べましたけれども、建設業界の冷え込みが非常に厳しい中、そしてそこで働く社員、従業員、雇用されている方々の家族の生活、とりもなおさず本市の市民がその多くでございます。そしてまた、市長も、財政の健全化を図りながら有利な特例債をより多く活用していきたいというようなことを今までの質問の中でも答弁されております。よってただいまの委員長報告、請願第1号は一部採択でありましたが、私は、市の財政状況にかんがみながらできる限りの特例債の活用を図るべきとの附帯意見を付し、全部採択すべきと思いますので、動議を提出いたします。          〔「賛成」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小沢昌記君) ただいま三宅正克君から請願第1号について、市の財政状況にかんがみながらできる限りの特例債の活用を図るべきとの附帯意見を付して、採択すべきとの動議が提出されました。 所定の賛成者がありますので、動議は成立いたしました。よって本動議を直ちに議題とし、採決いたします。 附帯意見をつけて全部採択するということでありますが、本動議のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。          〔賛成者起立〕 ○議長(小沢昌記君) 起立多数であります。よって本動議は可決され、請願第1号については、市の財政状況にかんがみながら、でき得る限りの特例債の活用を図るべきとの附帯意見を付して採択のすることに決しました。 次に、請願第3号について、討論ありませんか。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小沢昌記君) 討論なしと認めます。 これより請願第3号を採決いたします。総務常任委員長の報告は、請願第3号、採択であります。本件は委員長報告のとおり決することにご異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小沢昌記君) ご異議なしと認めます。よって本件は委員長報告のとおり決しました。--------------------------------------- ○議長(小沢昌記君) 日程第38、請願第4号を議題といたします。 教育民生常任委員長の報告を求めます。19番佐藤邦夫君。          〔19番佐藤邦夫君登壇〕 ◆19番(佐藤邦夫君) 教育民生常任委員長報告を行います。 去る6月2日の本会議において当委員会に付託になりました請願第4号について、6月7日及び6月12日に委員会を開催し、教育部長等の出席を求め、慎重に審査をいたしましたので、ここにその経過についてご報告申し上げます。 請願第4号、教育基本法改定案に反対を求める請願でありますが、本件につきましては、教育基本法の改定について、なぜ今改定が必要かという政府の説明も十分でなく、また、この問題に関しての国民的議論が十分に行われていない現時点で、改定に対して賛成あるいは反対の判断は時期尚早であると思われることから、今後も教育基本法の改定について慎重に調査、議論を重ね、国民的議論が深まった上での判断が必要であるという点から、継続審査すべきものとしました。 以上が当委員会に付託なりました請願の審査の経過であります。 なお、議会閉会中といえども審査ができますようお取り計らい方お願いを申し上げまして、教育民生常任委員長報告を終わります。 ○議長(小沢昌記君) 教育民生常任委員長の報告は継続審査であります。よって本日は質疑等を行いません。 お諮りいたします。委員長から議会閉会中も継続して審査したいとの申し出があります。委員長の申し出のとおり決することにご異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小沢昌記君) ご異議なしと認めます。よって委員長の申し出のとおり決しました。--------------------------------------- ○議長(小沢昌記君) 日程第39、陳情第4号及び請願第2号を議題といたします。 産業経済常任委員長の報告を求めます。22番及川梅男君。          〔22番及川梅男君登壇〕 ◆22番(及川梅男君) 産業経済常任委員長報告を行います。 去る6月2日の本会議において当委員会に付託になりました陳情第4号及び請願第2号については、6月6日及び6月28日に委員会を開催し、慎重に審査をいたしましたので、ここにその経過についてご報告申し上げます。 まず、陳情第4号、矢中地区SC施設用地についての陳情についてでありますが、本件は地域商業の大きな課題を抱えている審査事件との認識から、6月6日において日程を3つに分け、第1日程は担当部課長5名の案内説明で現地視察を実施し、第2日程では、第3、第4委員会室において、担当部課長から今日までの経過説明を受け、質疑応答を行い、第3日程では、陳情者及び開発者から説明を受け、さらに質疑応答を行い、今日までの過程を含めた内容把握に努めました。6月28日、本件審査を実施した結果、この事件は行政に大きな責任があるものとの認識から、今定例会においての一般質問での市長答弁の中に、定例会後、早急に双方との話し合いを進め、解決に努めたいとのことですから、本件は継続審査とすべきものといたしました。 次に、請願第2号、準工業地域への大規模小売店舗新設届出に関する請願については、市街地問題等大きな課題を抱えている審査事件との認識で請願者から説明を受け、さらには質疑応答を行い、今日までの経過を含め、現状把握に努めました。同じく6月28日、本件審査を実施した結果、この事件は行政に大きな責任があるものとの認識から、今定例会において一般質問での市長答弁の中に、定例会後、早急に双方との話し合いを進め、解決に努めたいとのことでありますから、本件は慎重に審査すべきという判断によって継続審査とすることにいたしました。 以上が当委員会に付託になりました陳情及び請願の審査の経過であります。 なお、議会閉会中といえども審査できますようお願いを申し上げまして、産業経済常任委員長の報告を終わります。 ○議長(小沢昌記君) ただいま議題となっております陳情第4号及び請願第2号に対する産業経済常任委員長の報告は継続審査であります。よって本日は質疑等を行いません。 ご苦労さまです。 お諮りいたします。委員長から議会閉会中も継続して審査したいとの申し出があります。委員長申し出のとおり決することにご異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小沢昌記君) ご異議なしと認めます。よって委員長申し出のとおり決しました。--------------------------------------- ○議長(小沢昌記君) 日程第40、請願第5号を議題といたします。 議会運営委員長の報告を求めます。40番及川善男君。          〔40番及川善男君登壇〕 ◆40番(及川善男君) 議会運営委員長報告を行います。 去る6月2日の本会議において当委員会に付託となりました請願第5号については、6月15日に第4委員会室において委員会を開催し、さらに6月28日に教育民生常任委員会との連合審査会を開催し、病院局管理部長等に出席を求め説明をいただき、慎重に審査をいたしましたので、ここにその経過についてご報告申し上げます。 総合水沢病院の現状については、単年度収支の赤字が続き、累積赤字が33億円余りと大きいものになっており、第2次運営計画を策定し、職員一丸となった経営努力をしているものの非常に厳しい状況にあります。 請願の趣旨は、この病院に関する調査特別委員会の設置を求めるものでありますが、所管の常任委員会があること、特別委員会設置の目的等明確な位置づけが必要とされることから、慎重に取り扱うべきものと判断し、継続審査とすることにいたしました。 なお、議会閉会中といえども審査できますようお取り計らい方お願い申し上げまして、議会運営委員長報告を終わります。 ○議長(小沢昌記君) ただいま議題となっております請願第5号に対する議会運営委員長の報告は継続審査であります。よって本日は審議等を行いません。 ご苦労さまです。 お諮りいたします。委員長から議会閉会中も継続して審査したいとの申し出があります。委員長申し出のとおり決することにご異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小沢昌記君) ご異議なしと認めます。よって委員長の申し出のとおり決しました。--------------------------------------- ○議長(小沢昌記君) 日程第41、議員派遣についてを議題といたします。 お諮りいたします。ただいま議題となっております議員派遣について、会議規則第158条の規定によりお手元に配付いたしました派遣書のとおり議員を派遣することにいたしたいと思いますが、これにご異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小沢昌記君) ご異議なしと認めます。よってそのように決しました。--------------------------------------- ○議長(小沢昌記君) 日程第42、所管事務調査の閉会中における継続審査の申し出についてを議題といたします。 本日お手元に印刷配付のとおり、総務常任委員長、教育民生常任委員長、産業経済常任委員長及び建設常任委員長から、所管事務調査について議会閉会中も調査したい旨の申し出があります。 お諮りいたします。委員長申し出のとおり決することにご異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小沢昌記君) ご異議なしと認めます。よってそのように決しました。 以上をもって、今期定例会に付議された事件はすべて議了いたしました。 これをもって、平成18年第1回奥州市議会定例会を閉会いたします。大変ご苦労さまでございました。                        午後3時25分 閉会地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。 平成18年6月29日                  奥州市議会                  議長     小沢昌記                  7番     菅原 明                  8番     石川和好                  9番     三宅正克...