釜石市議会 2022-12-16
12月16日-05号
○議長(
木村琳藏君)
総務課長。
◎
総務課長(
金野尚史君) ただいまの御質問にお答えします。
任命権者というのは、市長と同じということになります。
○議長(
木村琳藏君) 5番
野田忠幸君。
◆5番(
野田忠幸君)
任命権者が市長で、承諾するのも市長ということですか。これ、どう解釈したらいいんでしょう。そこが分からなくて聞いているんです。 4条、4ページの右側ですよね。上の段から十何行目かな、引き続き勤務させることについて、市長の承認を得たときに限ると書いてあるんですが、任命も承諾も市長だったら、これおかしくないですか。
○議長(
木村琳藏君)
総務課長。
◎
総務課長(
金野尚史君) 申し訳ありません。確認させてから御回答させていただきます。
○議長(
木村琳藏君) 暫時休憩をいたします。 午後1時16分
休憩--------------------------------------- 午後1時26分再開
○議長(
木村琳藏君) 休憩を打ち切って会議を再開いたします。
総務課長。
◎
総務課長(
金野尚史君) ただいまの
野田議員の
任命権者の御質問にお答えいたします。
任命権者というのはそれぞれの部局にございまして、例えば、
市長部局であれば市長、議会であれば議長、
教育委員会であれば教育長といったように、それぞれの部局において
任命権者がいるということになります。 あわせて、
市長部局になりますと、市長は
任命権者の立場と、あとは市長という身分、立場というのがございまして、そこが、それぞれの立場で運用を使い分けるといった、そういったことになります。
○議長(
木村琳藏君) ほかにございませんか。 2番
磯崎翔太君。
◆2番(
磯崎翔太君) ただいまの
同僚議員の質問、ちょっと改めて整理させていただきたいんですけれども、この条例の第4条の、いわゆる
任命権者と市長というところで新しく新設されているんですが、
任命権者はそれぞれ、先ほど答弁あったように、
市長部局は市長であって、
教育委員会は例えば教育長となっていますよね。 この条文見る限り、ただし書以降、第9条第1項から第4項までの規定によりというところを見ると、じゃ第9条の第1項から第4項って何かというと、代替が利かない特別な技能を持った職員とか補充が容易でない職員であるとか専門性が基本的に高い職員というのは、
任命権者ではなくて、市長の承認を得て引き続き勤務させることができるという内容だというふうに理解してよろしいでしょうか。
○議長(
木村琳藏君)
総務課長。
◎
総務課長(
金野尚史君) ただいまの
磯崎議員の御質問ですが、そういった
磯崎議員の認識でよろしいかと思います。
○議長(
木村琳藏君) 2番
磯崎翔太君。
◆2番(
磯崎翔太君) ですので、市長は
任命権者と市長という2つの立場はありつつも、例えば代替が利かない職員については、
任命権者ではなく市長が最終的な判断を行いますよということで条文整理されたということなんですよね。 なかなか難しい条文なので、もしかすると、これからまた混乱が出てくるかもしれないので、市役所の内部でも、皆さんも我々もしっかりと精査しなきゃいけないと思いますので、引き続き何か不都合なこととかあるかもしれないので、やはり条文の精査であるとか理解というのは、引き続き我々も、皆さんもしっかりしていきたいなと思います。 以上です。
○議長(
木村琳藏君) ほかにございませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
木村琳藏君) 以上で質疑を終わります。 これより討論に入ります。討論はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
木村琳藏君) 以上で討論を終わります。 これより議案第55号を採決いたします。本案を原案のとおり決することに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
木村琳藏君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
---------------------------------------
○議長(
木村琳藏君) 日程第5、議案第56号釜石市一般職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例を議題といたします。 これより質疑を許します。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
木村琳藏君) 以上で質疑を終わります。 これより討論に入ります。討論はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
木村琳藏君) 以上で討論を終わります。 これより議案第56号を採決いたします。本案を原案のとおり決することに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
木村琳藏君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
---------------------------------------
○議長(
木村琳藏君) 日程第6、議案第57号釜石市特別職の職員の給与並びに旅費及び
費用弁償に関する条例の一部を改正する条例を議題といたします。 これより質疑を許します。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
木村琳藏君) 以上で質疑を終わります。 これより討論に入ります。討論はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
木村琳藏君) 以上で討論を終わります。 これより議案第57号を採決いたします。本案を原案のとおり決することに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
木村琳藏君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
---------------------------------------
○議長(
木村琳藏君) 日程第7、議案第58号
釜石市議会議員の
議員報酬等に関する条例の一部を改正する条例を議題といたします。 これより質疑を許します。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
木村琳藏君) 以上で質疑を終わります。 これより討論に入ります。討論はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
木村琳藏君) 以上で討論を終わります。 これより議案第58号を採決いたします。本案を原案のとおり決することに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
木村琳藏君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
---------------------------------------
○議長(
木村琳藏君) 日程第8、議案第59号釜石市一般職の
任期付職員の採用等に関する条例の一部を改正する条例を議題といたします。 これより質疑を許します。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
木村琳藏君) 以上で質疑を終わります。 これより討論に入ります。討論はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
木村琳藏君) 以上で討論を終わります。 これより議案第59号を採決いたします。本案を原案のとおり決することに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
木村琳藏君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
---------------------------------------
○議長(
木村琳藏君) 日程9、議案第60号釜石市
会計年度任用職員の給与及び
費用弁償に関する条例の一部を改正する条例を議題といたします。 これより質疑を許します。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
木村琳藏君) 以上で質疑を終わります。 これより討論に入ります。討論はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
木村琳藏君) 以上で討論を終わります。 これより議案第60号を採決いたします。本案を原案のとおり決することに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
木村琳藏君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
---------------------------------------
○議長(
木村琳藏君) 日程第10、議案第61号令和4年度釜石市
一般会計補正予算(第5号)を議題といたします。 お諮りいたします。審議の方法は、第1条歳入を一括、歳出は款ごとに、続いて、第2条繰越明許費、第3条債務負担行為、第4条地方債を御審議願いたいと思いますが、御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
木村琳藏君) 御異議なしと認め、さよう決定いたします。 では、第1条歳入を一括御審議願います。 11番千葉榮君。
◆11番(千葉榮君) それでは、補正予算に関する説明書3ページの市税の固定資産税について、ちょっと気になりましたので、お伺いします。 固定資産税が4000万の増額となっていますけれども、市のホームページを見れば、固定資産税は前に、1月1日に土地・家屋・償却資産を所有している人が市町村に納める税金ですとの説明があります。1月1日現在の資産について課税されるのに、12月で予算が補正されるのは、どのような理由なのかお伺いします。 そして、この固定資産税の増額補正の内容についても聞いて終わりたいと思います。
○議長(
木村琳藏君)
税務課長。
◎
税務課長(廣田昭仁君) お答えいたします。 固定資産税ですが、確かに1月1日に所有している資産に対しての課税になりますが、実際の課税の時期というのが3月末になりますので、当初予算の段階では、まだ3月末の段階があまり分からない状態で当初予算を組んでいるということになります。 固定資産税の今回の増額の理由でございます。固定資産税の増額は、当初の見込みよりも償却資産が多かったということが理由になります。当初予算編成時は、コロナの影響により設備投資を控えめに見ておりましたが、予想よりも多くの設備投資があったということで考えております。
○議長(
木村琳藏君) ほかにございませんか。 (「なし」と呼ぶ声あり)
○議長(
木村琳藏君) 以上をもって歳入の質疑を終わります。 次に、歳出の御審議を願います。 第1款議会費、質疑を許します。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
木村琳藏君) 第1款の質疑を終わります。 第2款総務費、質疑を許します。 11番千葉榮君。
◆11番(千葉榮君) それでは、補正予算に関する説明書11ページの企画費、管理事務費の震災復興特別交付税返還金についてお伺いします。 今回の一般会計の補正額の総額は17億円ほどですけれども、そのうち10億8000万円ほどが震災復興特別交付税返還金です。なぜこのように多額の返還金が生じたのか、その理由についてお伺いいたします。
○議長(
木村琳藏君)
財政課長。
◎
財政課長(佐野正治君) ただいまの御質問にお答えいたします。 震災復興特別交付税につきましては、様々な復興事業の一般財源分として市町村に配られていたというような理解でございます。例えば、復興交付金事業の交付金の裏の部分というところに対して措置されるというものでございます。 ですから、今回の返還金につきましては、復興交付金の決定が出た後に、まずは見込みで震災特交のほうを先に頂いていたと。結局、最終的には、執行額のほうが100%執行できませんでしたので、後々精算するということで対応させていただいているところでございます。 本来、国のほうの事務の中でも、震災特交の精算につきましては、後年、返還時期等を協議しながら決めるというようなルールづけがありましたので、そのルールに従いまして、今回は10億円ほど計上させていただいたということでございます。
○議長(
木村琳藏君) 11番千葉榮君。
◆11番(千葉榮君) ありがとうございます。 それで、歳入の財政調整基金繰入金も補正されているので、返還に伴う財源は財政調整基金を取り崩して震災復興特別交付税返還金に充てるものと思われますが、これにより財政調整基金の残高は幾らになるのか。そして、今後も震災復興特別交付税返還金が発生するのかお伺いして終わりたいと思います。
○議長(
木村琳藏君)
財政課長。
◎
財政課長(佐野正治君) ただいまの御質問にお答えいたします。 まず、財政調整基金の残高でございますが、約42億円ということでございます。 また、今後の返還等の予定ですが、返還につきましては、復興交付金事業の種類ごとに精算をさせていただいているという経緯がございます。 今回の10億円につきましては、道路、それから防集の関係で精算が終わったということで、余計にもらっていた分を、過大にもらっていた分の精算ということでございまして、まだ終わっていないのが実はございまして、区画整理事業と拠点整備事業、こちらのほうの精算が終わって、返還させていただくというような流れになっておりまして、概算では、あらあら16億円程度ということで計算はさせていただいておりまして、今後、返還の方法、時期につきましては、県を通じて国と協議をさせていただくという流れになってございます。
○議長(
木村琳藏君) ほかにございませんか。 第2款の質疑を終わります。 第3款民生費、質疑を許します。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
木村琳藏君) 第3款の質疑を終わります。 第4款衛生費、質疑を許します。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
木村琳藏君) 第4款の質疑を終わります。 第5款労働費、質疑を許します。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
木村琳藏君) 第5款の質疑を終わります。 第6款農林水産業費、質疑を許します。 11番千葉榮君。
◆11番(千葉榮君) それでは、補正予算に関する説明書21ページの畜産業費の産業創出基盤整備事業についてお伺いします。 6000万円の減額補正となっておりますが、これは当初予算に計上していた全額を減らすようですけれども、その理由についてお伺いします。 それから、養鶏所の立地はどうなったのか、併せてお伺いして終わりたいと思います。
○議長(
木村琳藏君)
水産農林課長。
◎
水産農林課長(
小山田俊一君) お答えいたします。 産業創出基盤整備事業、当初予算に計上していた内容ですけれども、減額となってございます。 養鶏農場の操業に向け計画を進めてまいりましたが、新型コロナやウクライナ情勢による影響などで、農場整備に必要な資機材等が予定どおり納入・調達できず、納期が大幅に遅れる状況となったことから、株式会社オヤマでは、農場整備に係る全工程を見直したところでございます。 計画当初、令和5年2月の農場完成を予定してございまして、その予定を令和5年12月に変更したところでございます。令和5年4月の操業開始の予定を令和6年4月に変更したところでございます。 この状況を踏まえまして、本年10月から行うこととしておりました産業創出基盤整備事業である舗装工事に関して、株式会社オヤマ、建設工事関係者などと協議をいたしましたところ、株式会社オヤマから、本年度の事業として舗装工事を実施した場合に、来年春から予定している建設など本工事に伴う資機材運搬によりまして、舗装を損傷する可能性が非常に高いため、舗装工事の開始時期を令和5年10月以降に実施してほしい旨の要請があったところでございます。 協議する中で、舗装の損傷を防ぎながら品質を確保するためにも、令和5年10月以降の舗装工事の実施が望ましいとの結論に至ったものでございまして、これらの状況を踏まえまして、当初予算措置されておりました産業創出基盤整備事業6000万円ですけれども、不用額といたしまして令和5年に新たに予算計上した上で、農場操業に合わせまして、令和5年10月から舗装工事を行いたいというふうに考えているところでございます。 昨今の価格高騰、物価高騰の影響が出ておりまして、アスファルトの合材などの価格高騰の影響から、産業創出基盤整備事業は500万円上乗せの6500万円になる見込みとなってございます。 今申しましたように、計画はちょっと様々な背景によりまして遅れておりますけれども、操業開始は令和6年4月ということで報告を受けたところでございます。
○議長(
木村琳藏君) ほかにございませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
木村琳藏君) 第6款の質疑を終わります。 第7款商工費、質疑を許します。 5番
野田忠幸君。
◆5番(
野田忠幸君) 概要書4ページ、7番のSMC株式会社の工場用地取得造成事業負担金1億700万について伺います。 説明によりますと、地中埋設物が出てきたので、土地売買契約書に基づいて撤去費用を負担するということでありますが、一つ確認をさせてください。 売買契約書に基づきとなっていますので、これは民法の規定どおり、瑕疵担保責任は排除していないので、その責任を負うんだということでよろしいでしょうか、その確認をさせてください。もしそうであれば、当然、損害金を払わなきゃならないので、残る問題は、この埋設物撤去費用が妥当かどうかということになります。 瑕疵担保責任ですから、賠償責任というのは、いわゆる通常損害ということになりますね。契約を信じたことと実際に相違があったところの直接の損害ということになります。この1億700万の請求額は、ここに特別損害は入っていないのか、そういうことをどのようにして精査したのか、お答えお願いします。
○議長(
木村琳藏君)
国際港湾産業課長。
◎
国際港湾産業課長(
菊池俊彦君) それでは、お答えいたします。 今回の負担金に関しては、民法上の瑕疵担保責任に基づくものでございます。 それから、経費についてということですけれども、いずれ廃棄物処理という形で、企業側が負担する分、その相当分を市のほうで負担するということでございますので、特別の損害でしたっけ、そちらのほうは入っていないということでございます。
○議長(
木村琳藏君) 5番
野田忠幸君。
◆5番(
野田忠幸君) 1億は相当なものだと、分かりました。 あと、逆に、土地を買ったときの経緯をちょっと確認したいんですが、もう昔のことですし、開発公社も解散しましたので、今さらとやかく言うつもりはないんですが、ただ、開発公社がなくなったので、これからこういう事例があると、議会が直接判断をしなきゃならないので、参考までに教えてください。 通常の取引であれば、SMCとの取引と同じように瑕疵担保責任は排除しないんですが、なぜあえて瑕疵担保責任の条項を排除したのか、その確認をしたいです。 もちろん土地取引というのは、土地の客観的な価値と、あとは主観、売主・買主の主観的な価値、いろんな事情があるでしょうし、買う動機もあるでしょうし、その辺が複雑に絡み合って、売主・買主が合意して成約するわけですけれども、その辺に至るまでの事情ですね。何があったのか、市民に分かりやすいように説明をお願いいたします。
○議長(
木村琳藏君)
国際港湾産業課長。
◎
国際港湾産業課長(
菊池俊彦君) お答えいたします。 瑕疵担保責任の関係でございますけれども、瑕疵担保責任については排除しているものではございませんけれども、市のほうで、建物の解体とか支障物件とか、そういったものを補償的に出しているというところでございます。 それで、契約の中でも、要は当時契約した時点で、結果的に撤去できず、将来存在が明らかになったもの及び土壌汚染とか、そういった後々発生する費用について、市のほうが負担するというような内容で契約をしておりますので、市のほうで負担するというような契約内容になっているということでございます。
○議長(
木村琳藏君) ほかにございませんか。
産業振興部長。
◎
産業振興部長(平松福壽君) 基本的に、今課長から申し上げたとおりでございます。 市長報告でも申し上げましたけれども、28年3月に取得をいたしまして、その年の12月に売却したわけですが、その間に、県の補助も頂きながら、工場用地の造成事業といったものを展開したわけでございます。 その中で、直接的な土地の経費としては、買った額と経費を乗せて売ったということは間違いございませんが、工場用地の造成という中で、建物の排除ですとか、それから整地ですとか様々な、総額12億円に及ぶ事業を実施してございます。 その中で、当時、既存建物の解体をする際には、きちっと解体していただいて、地面の中もきれいにしていただいたわけでございますけれども、その時点で存在確認できなかったものについては、ここからは旧地権者は責任を負いませんよと、こういった形で、部分的な形で、瑕疵担保完全排除という条項にはなっていないんですが、ここから先、発見できなかったものについては、旧地権者は責任を負いませんといったような契約で合意してございます。 これにつきましては、様々な見方があるかと思いますけれども、これを防ぐためには、様々な方法があったのかもしれませんが、結果的には今回の方法が最も、妥当とは申しませんが、経費の面でも効率的で、スケジュール的にも最も負荷のないものだったということを当時想定した上で、このような方法を選択したというふうに認識してございます。
○議長(
木村琳藏君) 5番
野田忠幸君。
◆5番(
野田忠幸君) 瑕疵担保責任の一般的な排除じゃなくて、部分的にそういう合意をしたということですね。納得します。 お願いなんですが、さっき申しましたように、開発公社がなくなったので、これからこういう売買は議会の承認を得て成約するわけでありますけれども、そのために、これから議会としては、金額だけの審議じゃなくて、契約の内容、背景を説明してもらって、契約書の内容も審議させていただきたいので、できるだけ事前に議会のほうに示していただくようにお願いしたいのですが、いかがでしょうか。
○議長(
木村琳藏君)
産業振興部長。
◎
産業振興部長(平松福壽君) 基本的に御指摘のとおりかと思ってございます。 当時、平成27年度末ですから、平成28年3月に売買、実際土地を買収する契約までの間に、相当長期間をかけて協議をした上で、最終的には土地開発公社の理事会で決定した形で売買しておりますけれども、もしかして今回の秋の段階で、今回この課題が表面化した時点で、土地開発公社がまだ存在していれば、あるいは土地開発公社の内部の処理で終わってしまったといった面があるわけで、やはりそういった様々な側面の中で、様々な土地開発公社の課題といいますか、時代の流れとともに土地開発公社の役割が変わってきて、存在が設置したときほど必要でなくなっただろうというような考え方の中で、全国的に土地開発公社といったものが廃止されてございまして、釜石市も例外なく廃止したわけでございますけれども、やはり土地開発公社というのは大変、特に震災の復興の頃には絶大な効力を発揮しまして、震災復興を進める上で本当に大きな効果を、威力を発揮したんですけれども、やはり今思えば、全てを土地開発公社の内部で完結してしまう部分がございまして、大きな財産を買う場合にも議会の議決が要らないといったことがあったわけでございまして、そういった意味で、今議員御指摘のとおり、これからはやはり全てを市議会の場で御審議いただくといった前提の中で、これまで土地開発公社があった時代よりもさらに透明性といいますか、公平・公正、そして情報公開にきちんと配慮しながら、御審議いただくべきものだと思ってございます。
○議長(
木村琳藏君) ほかに。 12番佐々木聡君。
◆12番(佐々木聡君) 今質問ありました同じ事業ですけれども、工場用地取得造成事業負担金1億700万円について質問します。 これは、当局の資料を見れば、SMC株式会社さんに土地を提供した後に、SMCさんが工場を造りますよといって土を掘ったところ、産業廃棄物が2181トン出てきたと。これの処分にかかった費用が1億700万円かかったから、それを市の財源で払わせてくださいよと、そういう内容なわけですけれども、まず最初に確認したいんですけれども、これによって産業廃棄物が、SMCさんが第5工場を建てる上で出てきたことによって、市とSMCの関係、今、土地開発公社ありませんので、市当局とSMCさんとの関係に何らかの影響が及んだのかどうかという確認と、あと、当局の資料でもありますけれども、第5工場の操業開始に影響を与えないということを書かれていますけれども、令和5年2月に操業開始を予定しているということですけれども、これ、かつて報道では、もうちょっとタイミング早かったように、私、記憶しております。 今回、産業廃棄物が2000トン以上出てきたことによって、操業開始に影響があったのか、なかったのか、延伸させたということがあるのかどうか、これについて、まず確認します。
○議長(
木村琳藏君)
国際港湾産業課長。
◎
国際港湾産業課長(
菊池俊彦君) お答えいたします。 今回の地中埋設物の関係で、SMC社と市のほうの関係に影響があったのかということですけれども、市としては、一貫して工場建設を支援する立ち位置で、これまでも行ってきたというところでございますので、要は協議はそのとおり、時間はかかったりといった部分はございましたけれども、関係性については影響はないというふうには考えてございます。 それから、操業開始に影響があったのかということでございますけれども、実際に建屋の工事については、埋設物の処理も計画的にできたというところもあるので、工事については影響はなかったということでございます。 ただ、実際建屋ができた後の、例えば機械設備の配置を含めて、そういったところで若干、計画から少し遅れた感がありますけれども、一応工事を進める中で、SMC社の中で、その辺もスケジュールを調整しながら行ってきたというところでございますので、まず計画どおり進んだというふうに理解してございます。
○議長(
木村琳藏君) 12番佐々木聡君。
◆12番(佐々木聡君) 分かりました。 あと、議会と市との間の、このタイミングでこういったものが出てきたことについて質問しますけれども、もともと遡って見ていくと、令和2年8月の時点で、産業廃棄物が埋まっていたというのは分かったわけですよね。この時点では、産業廃棄物処分料が350万ということですけれども、その次に産業廃棄物が見つかったのが令和3年12月ですから、今から1年前に出てきて、それの処分で1億を超えたということなんですよ。 当局としてはSMCさんに、方針というものを表明しておりますけれども、ちょっと読めば、令和4年2月にSMCさんに対して、市としての方針を文書で通知をしたと。それは、釜石市は釜石市土地開発公社が売り渡した土地から発見された地中埋設物、産業廃棄物の最終処分費用を、処分が完了した後、速やかに支払うと言っているんですね。それで、処分はいつ終わったかというと、10月に完了しているわけですよね。 このタイミングで議会に1億700万出てくるということは、これは否決しようがないと私は思います。落としどころとしては、払わなきゃならないお金ですから、正直言って。けれども、こうなってくると、我々議会としては、当局の追認機関ではありませんので、あくまでも当局が出したものに対して、いいのか悪いか、適正か不適正かというために、こういう議論、本会議というものがありますから、このタイミングで出しても選択肢はないんですよ、正直に言えば。 じゃ、過去の経過を遡って見ていけば、今までに説明するタイミングというのは、私はあったと思っています。この辺はどうなんでしょうか。 (「市長答弁して。課長じゃないでしょうよ」と呼ぶ者あり)
○議長(
木村琳藏君)
産業振興部長。
◎
産業振興部長(平松福壽君) まず、最終的には、令和4年2月に市のほうで意思表示をしておきながら、議会への公式な予算、今回の予算をお願いしたのが12月でございまして、この間に、もう少し丁寧に議会と情報共有を図りながら、事情を説明し、御意向を伺いながら対応すべきではなかったのかといったことかと思います。おっしゃるとおりだと思ってございます。 ただ、今回2月の時点では、私どもが、全ての議員さんに情報が伝わるような情報の出し方といいますか、打診といいますか、そういったことを私たちがしなかったと思ってございまして、やはりそこについては、もう少し事前の情報の出し方と申しますか、御意向を伺うということに関して、丁寧に時間をかけるべきであったのかなと思ってございます。 ただ、令和4年2月の段階では、既に土地開発公社がございませんで、土地開発公社から引き継いだ契約書を見る限りでは、ちょっと失礼な言い方かもしれませんが、議論の余地がないといいますか、これはもう市が土地開発公社を解散して、清算人じゃないですけれども、責任者となってしまった以上は払わざるを得ない経費という理解をした上で、ちょっとそこについては、議会への丁寧な説明といった部分で、私たちに至らない部分があったのかなと。そこは、市長報告でも申し上げましたが、反省すべき点があった部分ではないかと思ってございます。
○議長(
木村琳藏君) 12番佐々木聡君。
◆12番(佐々木聡君) 先ほども
同僚議員から、瑕疵担保責任という質問がありましたけれども、当局の資料も、今後の市の対応ということで、売主の責任として市が負担するということが書かれているんですね。 これは結局、市としてというか、買ったのは釜石土地開発公社になるわけですけれども、当時買ったの。これは買った時点でも、全く同じことが言えると思うわけです。売主が責任を取って、産業廃棄物が出たんであれば、売主が責任を持って処分をすると、その費用も負担すると。これ、同じことだと思います、私は。 そこら辺が、先ほども答弁ありましたけれども、私の読解力がないのかどうか、なかなか理解できないし、これを市民に聞かれても、説明する自信がないんですよ。そこが分からないんですね、今の時点では。 やっぱり、平成28年3月に土地売買契約をした時点での契約内容が、ちょっとどうだったのかなと。本当に公平性とか、そういったものがあったのかどうかというのが、非常に疑問に思っております。 それで、私が最後に申し上げたいのは、今後の釜石市の企業誘致の在り方といったところを、これを事例には私はしたいとは思っておりません。確かに平らな土地が少ないと言われつつも、ある土地がどこまで有効に活用されているのかと考えれば、私は、そこも十分議論の余地があるんではないかと思います。 あっても、うまく使えていない土地が市内にどれだけあるのかと、平らなのに使っていない建物がたくさんあると、そういう状況もありますので、企業誘致の在り方ということに対して、当局の考えをお示しください。
○議長(
木村琳藏君)
産業振興部長。
◎
産業振興部長(平松福壽君) 前提のほうから、まずお答えさせていただきたいと思います。 まず売主と買主の関係について、市が買った、土地開発公社が買った場合も、売却した場合も、それぞれ甲乙の関係は同じであるべきではなかったのかといったことだと思います。その点については、実際民法、当時はまだ民法大改正の前ではございましたけれども、民法の精神にのっとれば、原因者負担というのが原則ではございます。 ただ、一方では、こういった土地取引の場面でありますとか、市のこれまでの企業誘致に伴う土地の取得造成事業におきましても、瑕疵担保責任をどちらが負うかということは、その都度協議して決めてきた経過がございます。 今回の平成28年3月の買収におきましては、当時、旧地権者が、旧建物がまだ存在しておりまして、そういった意味ではお使いになっていた土地について、どうしても市のほうで、誘致企業の拡張を実現するために、土地の譲渡を強く申し入れたといった経過がございました。当然でございますけれども、旧地権者さんはお使いになっていたわけですので、最初は丁寧に、ちょっとお応えできませんといったお答えを頂戴したと。その後さらに、市のほうで何度も何度もお願いを申し上げて、何としても誘致企業の拡張によって市の地域経済の活性化図りたいという強い思いの中で交渉を重ねて、最終的には購入について了解をいただいたと。 その時点であった建物についても、きれいに解体・撤去していただきまして、一応ここまできれいにしましたと、ここから先は市のほうでというようなことで双方合意したといったことでございます。 一方で、誘致企業に対しましても、どうしても市で事業の拡張してほしいという強いお願いを同時並行で行いました。その時点では、誘致企業の拡張といったのは構想段階ではございましたけれども、近隣の市町村が釜石市よりはるかに有利な条件で競合しておりまして、何としても釜石市では実現したいといった強い思いの中で、真ん中に入って土地の元地権者と売り渡したい先の同時並行の交渉を重ねて、数年がかりで実現した事業だと記憶してございます。 したがいまして、もし仮に、今回の事態といいますか、今回私どもが1億700万円の追加補正をお願いするといったことを避けるためには、2つ方法があったと実は思ってございまして、1つは、造成事業をやった際に、全て取り切ってしまうことはできなかったのかと、もう一つは、こういった契約をするということを避けられなかったのかと、この2点だと思います。 実際、1つ目の造成の際に、取り切ることはできたのかといったことにつきましては、既存建物の基礎は全て撤去していただいた上で、ここから先はといった場合に、その時点で取り切るためには、建物がなかったところまで全てを掘り返して調査をして、全て処分、もし何かがあれば処分するといった経過を踏まえれば、あるいは造成事業のときに取り切ることは可能だったのかもしれませんが、それは今回よりも恐らくは数倍の、相当な事業費がかかったの、恐らく間違いないだろうと思ってございます。したがいまして、それはちょっと取れなかったのではないかと。 そもそもこういう契約をするべきではなかったのではないかといったことでございますが、先ほど申し上げたような交渉の経過の中で、どうしても誘致企業の工場拡張をものにしたいといった中で、地権者との交渉を重ねたときに、こういった契約をしなければ、今回の土地売買契約は成立し得なかったのではないかと私は思ってございます。 もちろん釜石市は、もし民間企業であれば、欲しい土地は高い値段で買うということができるのかもしれませんが、公共事業の場合はどんな場合においても、不動産鑑定価格でありますとか公的に証明された適正額でしか買うことができませんので、最後は担当者の熱意で頑張って交渉に至るといったことが、これまでの実績、実情でございます。 そういった中で、売り元と売り先の両方の補償を同時並行でする中で、釜石市としての大きな経済的な
メリットをその先に見据えながら、ある程度のリスクとして、こういったことが起こることも、あるいは想定の中にあったかと思いますけれども、間違いなくそれ以上の
メリットを得るためにということで、当時決断した経過だと思ってございます。 もちろんこれは、当時の担当者が独断でやったわけではございませんで、土地開発公社として何度も議論を重ねた結果の結論だったと思ってございまして、したがいまして、原則としては原因者負担でございますが、当時は、そういった方法でなければ事業を成就できなかったといった事情かと思います。 これを踏まえて、では、今後どうするのかといった部分でございます。 本来であれば、こういった契約はもう二度といたしませんと言うべきなのかもしれませんが、今後将来にわたって、釜石市がどんな事業をやっていくかというのは、長い間の中であるわけでございまして、今段階で私が予断を持って、二度とこういう原因者負担以外の契約はいたしませんといったことは申し上げるべきでないと率直に思ってございます。 一昨年、民法大改正になりまして、瑕疵担保責任という言葉がなくなって、契約不適合責任という言葉に変わりましたが、それでもやはり、なおかつ世間一般の中では、旧瑕疵担保という考え方を甲と乙どちらが取るということも排除されていないと。つまり、それは契約自由の原則の中で決めていいんだということが実例としてございまして、そういったことについて、将来にわたって排除すべきではないと思ってございます。 ただ、これもお叱り受けると思いますので、今回だけだぞという気持ちの中で、私たちも今回議決をお願いしておりますけれども、今後については、先ほど
野田議員の御質問にお答えしたとおり、より事前に、丁寧に、そして透明性を持って議会に御相談申し上げながら、リスクの見通し、リスクの見極め、そういったものについても御説明しながら御判断いただくと、そういった努力をこれからもしていきたいと思ってございます。
○議長(
木村琳藏君) ほかに。 14番山崎長栄君。
◆14番(山崎長栄君) 今の、担当部長とすれば、そのような答弁になるのかなと思われますけれども、市民の立場からいえば全く違いますよ。 そもそも土地の売買をする際は、今部長もおっしゃいましたが、瑕疵担保責任、土地を売る側の瑕疵担保責任が、民法が改正になりましたが、その精神はいささかも変わっていないですよ。土地を売る側の瑕疵担保責任はそのまま、法律が変わっても中身は変わっていない。 私は市民の立場から考えますと、なぜ一方的に譲って、売り側に譲歩して、今回のような契約を結んだのか。何か埋設物が出てくれば、一切買手側の釜石市が処分をいたしますよと、そういう条件をつけて契約をしているわけですよ。これは明らかに民法を無視した、瑕疵担保責任がどちら側にあるか、土地を売る側にある瑕疵担保責任、民法で保障されているものを無視した契約をしたと、私はそう言わざるを得ない。果たしてそのことが市民に理解が得られるのか。 今、部長がいろいろ、新たに事業を展開しようとする企業を大きく伸ばしていくには、どうしてもこの土地が必要だった、それは分かります。しかし、それが全てじゃないですよ。法律の精神を曲げてまでも、そういったことをやっていいのかと、そこも考えてくださいよ。 今回出された予算、こういう格好で出されれば、反対することはできません。ですから、契約の時点で議会側に説明してほしいんですよ。それがなかったじゃないですか。いきなりこれを出してきた。契約の内容も我々は分からない。残念ながら、本当に情けないなと。 当局側と議会側と、手を取り合って、このまちのために頑張っていこうという、何かそれが、当局側のほうからはどうも手を引かれたなと、一緒になって頑張っていこうという気になれないんですよ。 今日、市長、一言も答弁していませんが、当時の責任者ですよ、土地開発公社の。当時市長、副市長ですね。でも、最高責任者は市長にあるわけです。確かに欲しい土地でした。しかし、そういう民法の精神まで、何か市民に隠すようにして、何か出てきたら市が一切責任持ってやりますと。何とそれが1億を超えるような、そういう処理費になった。 今の市長の心境をお話しください。
○議長(
木村琳藏君)
産業振興部長。
◎
産業振興部長(平松福壽君) 最初に、事務的なことだけ申し上げたいと思います。 まず、民法の関係でございます。確かに改正民法でも、契約適合責任といった言葉で原則は変わっていないというのは、議員さんの御指摘のとおりでございます。ただ、それを契約自由の原則の中で、どちらが負うかということについてまで強制力が及んでいないといった意味でも変わっていないと思いまして、そういった意味では、やはり当時も今も、最終的には当事者が合意した線で契約するという以外に道はなかったのではないかなと、正直思ってございます。 あと一つ、私、言い忘れてはいけないと思っておりますのは、当時、旧地権者、それから土地開発公社、売り渡した先の誘致企業、いずれにも、ちょっと言い方はきついかもしれませんが、悪意のようなものは全くございませんでした。みんな釜石の振興・発展のためにといったことで一致団結してやっていただいたことで、決して釜石だけが一方的に損害を被ったということでは実はないと思ってございます。 もちろん、今回の1億円の追加補正につきましては、当時、工場用地の造成事業をやっているときにもし全て発見されていれば、追加負担といった意味はなかったかもしれませんが、ただ、先ほど申し上げたとおり、実は今回、あの場所に限らず、どこの場所でもあり得ることだと思うんですが、自然由来のものも含めてあり得ることだと思うんですけれども、しかも当時、今回のたまたま発見された産業廃棄物的な地中埋設物については、埋設された当時、別に違法であったとか、そういったものでございませんで、やはり旧地権者が釜石市で百数十年にわたって産業活動やってくださる中で、歴史の積み重ねとして、それぞれの時代で合法的な商売をやってくる中で、結果として今、そのように法律のほうが変わったといったことでございまして、誰も悪意はないわけでございます。 釜石市としても、それを使って、そしてお互い共存・共栄の中で、土地を有効活用しながら企業誘致をさせていただいてきたわけで、今回のことにつきましても、今回の方法も私、結果的にはというふうに思われるかもしれませんが、当時契約をした時点でも、今回のやり方が最良であるといった判断だったと思ってございます。 ただ、土地開発公社は副市長が当時トップでございまして、市の幹部職員が主な構成メンバーでございますけれども、そういった意味で、市議会における財産購入の議決ですとか丁寧な説明というのが、恐らく土地開発公社の事業としては行われていなかったために、今の議員さんの御指摘もっともだと思ってございまして、そこについては、これから真摯に改めるべきだと思ってございますが、法律を無視したとか一方的に譲歩したということではなくて、やはり双方合意した時点で契約というのは締結されてございますので、しかも3者とも全く悪意はなくて、全て釜石の地域振興発展のためにといった意味で協力してくださったということだけは、ぜひ御理解いただきたいと思ってございます。
○議長(
木村琳藏君) 市長。
◎市長(
野田武則君) 今回、1億円以上の負担をお願いするということになりまして、まず、経過については先ほど来お話をしているとおりでございますし、先ほどお話がありましたとおり、釜石としては雇用の場の確保、あるいは企業の誘致ということを最優先にしながら、そこにかかるであろう様々な経費、リスクを承知の上で、こうした対応をせざるを得なかったということについては、ぜひ御理解をいただきたいと思いますし、一切の責任は私にあるというふうに思っております。 先ほどお話がありましたとおり、当時は開発公社ということで、副市長がトップでございましたけれども、いずれ当時も、こういった一連の流れについては、我々もそれに助言しながら進めてきた経過がありますから、責任は私にあるというふうに思っております。 ただ、これで、このままでいいのかということになると、これは当然そうではなくて、先ほど来、議員おっしゃっているとおり、民法の精神、これからも我々としても大事にしていかなければなりません。そしてまた、こうしたことが二度とないように、これを教訓としていかなければなりませんので、そのことを含めて、去年おととしでしたか、土地開発公社の解散についてお諮りをさせていただいたときに、議員のほうからは、何で解散するんだというような意見もあったかと思うんですが、まさにこういったことですよね。 ですから、これからは開発公社の中ではなくて、議会で皆さんと、表に出しながら、中身を議論しながら進めていくんだと。そのために、開発公社については閉じさせていただきたいというふうな説明をさせていただいた経過があります。 まさに、そういう経過があったということをぜひ御理解をいただきながら、先ほど来お話がありましたとおり、これからも様々な案件が出てくる可能性は十分ありますので、ぜひこれを教訓としながら、議員の皆さんとその都度その都度、よく議論しながら、釜石市としての取り組んでいく方向性、これを決めていかせていただければありがたいなと、こう思っております。 いずれ地域間競争が激しくなっておりますし、特に釜石の場合は津波の
シミュレーション等がございまして、なかなかこれから、移住・定住も含めてですが、工場の誘致というのは非常に困難を極めてくるのではないかと、こう思っております。必ずしも釜石市が、様々な面で
メリットの多い地域とは言えないわけでございますので、その中で、どう地域の皆さんの期待に応えていくかということも考えていかなければならないと、こう思っておりますので、今回の件については、ぜひ御理解をいただきながら、これを教訓として、次のこういった事案が発生した場合の教訓とさせていただければと、こう思っております。
○議長(
木村琳藏君) 14番山崎長栄君。
◆14番(山崎長栄君) 今回、こういった契約を結んで土地を購入し、その土地がSMCに使われることになったと。この一連の中で私は、いつかもこの場所でお話ししたことがありますが、製鐵所はこの釜石市にとって、釜石市の発展には非常に大事な大事な企業でありました。 しかし、一方で市民の側も、製鐵所が大きく発展してくるに際して様々な協力を、あるいは我慢をしながら、共々に生きてきたと、そういうことだと思うんですが、いつもお話しさせていただくのは、あの太平洋戦争末期においての米艦隊による艦砲射撃です。製鐵所があって釜石市民が生きてこられた。しかし、製鐵所があったので、艦砲射撃によって1000人近い市民の命が奪われ、市内は焼け野原になってしまった。しかし、市民が亡くなっても、線香代にもならない僅かなお金を頂いただけで終わっているわけです。多くの市民の命が失われているんですよ。たくさんの建物が焼かれてしまったんですよ。何でもない、製鐵所があったからです。反面、製鐵所があったから働く場所があったと、それも現実です。 ですから、私は、言えるのは、今回の土地の交渉に当たって、そういう時代的な背景があったわけですから、釜石市役所を代表して企業と交渉する方々の交渉力の弱さ、私はそこが残念でならないんですよ。もっとその辺を企業側にも理解していただきたいなと。交渉する側は、もっと自信を持って交渉に当たっていただきたいと、そう思うわけです。 ましてや、当時はまだ民法が改正になっておりませんよ。改正になっても精神は変わりませんが、土地の売買については瑕疵担保責任が売手側にあると。今回も、SMCと対釜石市、今開発公社がなくなっていますから、結局は売手側は釜石市になっておりますから、瑕疵担保責任は釜石市にある。同じように、製鐵所から土地を買う場合に、製鐵所のほうが売手側で、瑕疵担保責任があったわけですよ。 それにもかかわらず、わざわざ、廃棄物が出てきたら釜石市が一切責任を持って処理します、何でそういうことまで約束して、そして土地の売買をさせたのか。本当に情けないんですよ、今お話ししたような時代的な背景を考えますと。その辺についても、ぜひ市長の気持ちを聞きたいと思うんですよ。 釜石市には、そういう不幸な時代があったわけですよ。それは何も製鐵所の責任じゃない、国の責任が一番大きいわけですけれども、しかし、残念ながら製鐵所があったので、そういう不幸な目に市民が遭ったわけですが、そういう様々な経過を考えてみましても、もう少し交渉に当たっては、市民を代表して交渉に当たるわけですから、そういう思いを持って今後も当たっていただきたいと。 平松部長が言うのは、確かにそれは職員としては、そのとおりかもしれませんよ。しかし、市民感情はそうじゃないんですよ、そういう目に遭ってきていますから。ぜひその辺も考えて交渉に当たっていただきたいと。 それから、契約書、今まで契約書が議会側に示されるということは、まずほとんどありませんでした。しかし、これからは契約書まで、議会がきちっと精査しなきゃならないなという思いがしてきたんですよ。当時、議会がこれを知っていれば、文句の一つも言うことができたんですよ。今になって、ここに至っては、賛成せざるを得ないわけです。 今度、40億余りで新庁舎建設が出てきますが、最後、その契約書がどうなっているのか、議会に示すことができるんでしょうか。議会が請求をして、法に従って請求しなくても、こういう中身で契約しますと、そういうことができるのかどうか、そこも確認しておきたいと思うんですが、いずれそういう、過去のことになりますけれども、市民の思いにはそういうものがあるわけです。その点について、改めて市長のお気持ちを伺っておきたいと思います。
○議長(
木村琳藏君)
産業振興部長。
◎
産業振興部長(平松福壽君) 最初に事務的なことだけ、まず申し上げたいと思います。 まず、前段のほうでおっしゃった交渉力の関係でございます。仮に交渉に当たった者が管理職でなくても、あるいは市長でなくても、釜石市の名刺を持って、名代として全権を持って交渉に当たりますので、常に真剣勝負してきたと思ってございます。 交渉力が弱いのではないかといった御指摘もございました。私、そういうふうに思ってございません。交渉力が弱かったらば、この土地を買えなかったと思ってございます。買えれば何でもいいといった意味ではございませんで、やはりその時点で想定し得るリスクとその先の
メリットを天秤にかけた上で、大きな決断をしてきたということで、企業にしてみれば土地を売りたくないと思うのは当然でございまして、バランスシートが軽くなるわけですので、やっぱり、しかもお使いになっている土地でございます。そういった意味で、よく物にしたと、私は正直思ってございます。 例えば、私も様々、震災後、用地交渉を行いましたけれども、土地を買う場合に、例えば、あなたの土地を接収させてくださいというときに、買った後に、あなたの土地から地中からこういったものが出てきたので、あなたにお支払いする金を減らしますといったこと、これはできないわけでございまして、やはり双方合意した時点のその精神を大事にすべきものと、それが信頼関係につながるんだと思ってございます。 ただ、もし交渉に手落ちがあって、一方的に釜石市が不利益を被るような契約条項をのまされたといった事実があれば、これは大いに反省して、おわびしなければなりませんが、私はそのように思ってございません。その時点では、そのようにするしか方法が取り得ず、結果的に取った方法も、最良の結果を今持ってきたと思ってございます。当時、どうなるか分からないばくちを打ったのではなくて、釜石市が今回の企業拡張をものにするためにどうしても必要な契約として、執念を持って当時の職員は交渉してきたと思ってございますので、私は…… 6年前でございますので、私、当時おりませんけれども、当時も今も、こういったことをやるのは産業振興部の職員でございまして、今も日々、真剣勝負してございますので、何とか交渉力が弱いとかという評価だけはどうか、私どもはそれ、覆せるようにこれからも頑張りますので、その点については何とか御理解いただければと思ってございます。
○議長(
木村琳藏君) 市長。
◎市長(
野田武則君) 今、平松部長さんからいろいろお話がありましたけれども、少なくとも今回のこの案件については、市の職員が一生懸命、釜石市のために、あるいはまた市民のためにということで、知恵を出しながら、あるいはまた相手の方との交渉しながら、結果こうした取組をしたということについては、私もその責任の1人として、ぜひ皆さんに御理解をいただきたいと思います。 ただ、結果として1億円以上のお金を出さなければならないということになったということについては、大変これは申し訳なく思っておりますので、これは全て私の責任だと思います。 議員おっしゃっていました土地の所有者との関係ということにつきましては、ちょっと先ほど、製鐵所があったからたくさんの方が犠牲になったとか、そのためにこういったことがあったとかというような発言があったと思いますが、多分、釜石市役所の中では、そう思っている人は誰もいないと思います。これは戦争という責任であって、誰か特定の企業とか、あるいは個人の問題に帰すべきものではないと思っておりますので、まずはそこは、ちょっと認識が違うのかなと思っております。 ただ、そういった企業があることによって、たくさんの方々が釜石に住んで、そしてまた、ここで生活をして、そしてまた、次の世代の方々もここで大きく成長して、その方々が今、釜石で生活し、また、あるいは各地区で活躍をしていると。これは、釜石をふるさととして、そういった方々がたくさんおられるということも、これは事実でございますので、そういった意味では、こうしたよき時代といいますか、こういったことをこれからも期待をしながら、望みながら、日々、我々としては頑張っていかなければならないものだと、こう思っております。 したがって、見方は、これをよしとするのと、いわゆる精神の問題だと、2つの見方があるのかもしれませんが、もしかしてそごがあるとすれば、我々がきちんと、やっぱり説明をする機会がなかったということに尽きるんだろうと、こう思っております。私としては、ぜひ議会には常日頃から、事あるごとにちゃんと報告をして、説明をしてほしいということは再三にわたってお伝えはしておりますが、ただ、そのときそのときの事情で、なかなかそうしたことが伝わらないということもあったのだと思います。 その点については、一つの大きな反省点だと思っておりますし、そのことも踏まえて、先ほど来話がありましたとおり、今後はこうした契約の案件が出たときは、議員の皆さんの、ぜひ目をきちんと向けてもらって、様々な御指摘をいただきながら、皆さんの期待に応えられるように、皆さんの期待ということは、市民の皆さんの理解が得られるというふうな方向で進めていかせていただければありがたいと、こう思っております。どうぞよろしくお願いいたします。
○議長(
木村琳藏君) 14番山崎長栄君。
◆14番(山崎長栄君) 私が太平洋戦争当時の話をしたのは、特にもあの戦争を経験された方々には、そういう思いが強く残っているわけです。交渉力がもう少し、そういう市民の思いも交渉に当たる方々がもう少し持って、交渉に当たってもらえればよかったのかなと、そういう思いがするわけです。確かに、交渉に当たった人たちの交渉力が弱かったという言い方が、ちょっと言い過ぎかもしれませんが、もう少しそういう思いを伝える交渉力があれば、また違ったのかなという思いもあるわけです。 ただ、非常に狭い釜石市ですから、本当に交渉する側も、また必要な土地を売らなきゃならない企業側にとっても、非常に難しいといいますか、忍びない話になるのかなとは思いますけれども、いずれにせよ、今回の取引について、土地の売買について、民法の瑕疵担保責任ということはどうなったのかなと、そういう思いは、ほとんどの市民の方々がされると思うんですよ。売る側の責任でありますから。 今回は、今度はその立場が釜石市になっているわけですが、いずれにしろ、処理に1億円かかったと、全て釜石市がそれを持ち出したと。市民の中には、せめて半々でもよかったのではないかという声もあるわけです。それが全部釜石市が、買った側の責任として1億円を負担する、つまり買った側ということは、市民の負担で処理をしなければならないということですから、そこを平松部長にも考えていただきたいと。 1億円は、市の交渉に当たった方々が出すんじゃないんですよ。市民が払った税金で賄われるわけですから、そこを決して、部長、忘れちゃならない視点だと思いますよ。我々は交渉に一生懸命頑張ったんだと、頑張った後に1億円出すことになったわけですから。それは部長さん1人で出すんじゃないんですよ。市民の皆さんの税金で払うわけですから、そこを決して忘れてもらっては困ると、そのことだけを申し上げて終わります。
○議長(
木村琳藏君) ほかに。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
木村琳藏君) 第7款の質疑を終わります。 暫時休憩をいたします。 午後2時33分
休憩--------------------------------------- 午後2時45分再開
○議長(
木村琳藏君) 休憩を打ち切って会議を再開いたします。 休憩前に引き続き、令和4年度釜石市
一般会計補正予算(第5号)、歳出の審議を行います。 第8款土木費、質疑を許します。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
木村琳藏君) 第8款の質疑を終わります。 第10款教育費、質疑を許します。 6番深澤秋子君。
◆6番(深澤秋子君) 27ページの教育指導費と30ページ、学校給食費についてお尋ねします。 教育相談員等設置事業、
会計年度任用職員給与費39万減、あと特別支援教育支援員配置事業、
会計年度任用職員給与費269万円減とあるんですけれども、教育相談員は3人配置予定でした。特別支援教育支援員の配置は19人配置予定でしたけれども、実際この人数、配置できなかったのかお聞きします。
○議長(
木村琳藏君)
学校教育課主幹。
◎
学校教育課主幹(川原豊君) ただいまの御質問にお答えいたします。 教育相談員の減の要因は、人数が配置できなかったというわけではなくて、任用している職員が昨年度と替わった影響で、通勤手当に差が生じたことによる減になります。 続きまして、特別支援教育支援員配置事業の減の要因について説明いたします。 こちらも人数は同じ人数になります、任用していることになりますが、夏季休暇、冬季休暇、夏休み、冬休みにおいて、児童・生徒が通学しない場合に勤務を要しない日がございまして、その分の報酬が減額となっております。
○議長(
木村琳藏君) 6番深澤秋子君。
◆6番(深澤秋子君) それを聞いて安心するわけなんですけれども、昨日までの議会一般質問においても、教育費、配置される人数が多いほうがいい、少なくては困るんだということで質問してきました。でも、今この話を聞いて、ほっとしているところです。児童・生徒にとってもよりどころですし、教員にとっても、やっぱり一緒に仕事するということで、パートナーとして大事な存在であります。 では、次に教育費なんですけれども、教育費の中の学校給食費です。 この事業は、食材費の値上げ見込み分と光熱水費の値上げに対応した事業なんですけれども、この算定の根拠を教えてください。それと今後、これはいつまでだということで、期限はいつまでなのか、教えていただきたいと思います。
○議長(
木村琳藏君)
学校給食センター所長。
◎
学校給食センター所長(
山根美保子君) お答えいたします。 まず、算定の根拠というところでございます。 食材費のほうでございますが、こちらにつきましては、昨年と今年の1食当たりの単価の差額のほうを算出しておりました。そうしたところ、1食当たり27円ということでございましたので、27円というところを、12月から3月までの4か月分の間の給食の実施日数にこの金額を乗じた額となっております。 光熱水費のほうにつきましては、電気料のほうの値上がりがございますので、すみません、こちらのほうで、特に算定の根拠というのはないんですけれども、
シミュレーションできる形がございましたので、そちらのほうで使用料のほう、大体これぐらいかなというところで算定した結果、これぐらいの金額となっております。 それと、いつまでかということでございますけれども、まず今年度、今補正のほうで予算を計上させていただいておりますので、今年度末は、この金額の上乗せ分で対応していきたいと考えてございます。
○議長(
木村琳藏君) 6番深澤秋子君。
◆6番(深澤秋子君) すみませんでした。3月までと言ったので、今年度中なんだなと理解しました。失礼しました。 であるならば、物価高騰とか電気、ガス、水道光熱費なんですけれども、光熱費の値上がりはずっと、いつまで続くか分からないというところで、では学校給食の維持・安定のために、今後新しい年度に対しては、どのような支援というか予算が組まれるのか、そこを聞いて質問終わります。
○議長(
木村琳藏君)
学校給食センター所長。
◎
学校給食センター所長(
山根美保子君) お答えいたします。 今後というところでございますけれども、引き続きになりますけれども、給食の食材費の値上がり等はございますけれども、献立のほうの工夫をしておりますし、あとは節約のほうに努めております。そういったところで、何とか対応していきたいと考えてございます。
○議長(
木村琳藏君) ほかにございませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
木村琳藏君) 第10款の質疑を終わります。 第11款災害復旧費、質疑を許します。 10番平野弘之君。
◆10番(平野弘之君) 補正予算書31ページ、予算の概要と主要事業では5ページになります公共土木施設災害復旧事業7200万について質問をいたします。 事業内容として、大平町25号線道路災害復旧工事、7000万円と高額となっておりますが、被災状況と工事の内容について御説明をお願いいたします。
○議長(
木村琳藏君)
建設課長。
◎
建設課長(和賀利典君) ただいまの質問にお答えをさせていただきます。 大平町25号線道路災害復旧工事についての被災状況と工事の内容についての御質問でございますけれども、市道大平町25号線におきましては、令和3年11月に一度陥没をいたしました。その際に、陥没した箇所の経過等を見守りまして、推移が見られなかったことから埋め戻しをして、そのまま道路を通れるようにさせていただきましたが、今年、令和4年7月に同じ箇所の道路が陥没しました。 市といたしましては、これは重大なことが起きているんじゃないかなということで原因調査をしましたところ、調査に7月から8月、9月ぐらいまでの3か月を要しました。その調査に当たりましては、内部に自走式のカメラを入れたり、あるいは人が入って原因箇所等を究明するということで、非常に調査に時間がかかったところでございます。 調査をしましたところ、市道の地下12メートル下の雨水幹線、幅でいいますと、横が約1メートル、高さが70センチのボックスがあるんですけれども、そこの側壁の損傷を確認いたしました。損傷状況といたしましては、ボックスの底板、底の部分のところの損傷で深さが70センチほど、あと、側壁の損傷で3.6メートルぐらいございました。 その復旧工法を検討しました結果、既存のボックス内からの施工は安全性の観点から非常に難しい、実施は難しいと判断いたしまして、立坑2か所を掘り下げて壊れている管路を復旧する施工法がよいという判断に至ったところです。 現地は高低差がありますので、一つの立坑につきましては、3メートルから5メートルの長方形の穴を12メートル掘り下げまして、もう一つの立坑につきましては、3メートルの正方形の穴を5メートルほど掘り下げる予定としております。立坑が完成しましたらば、今度は横なんですけれども、12メートル下の既存管内に、口径といたしまして60センチの管を横に20メートルほど施工する工事を計画しております。
○議長(
木村琳藏君) 10番平野弘之君。
◆10番(平野弘之君) 今の御答弁を聞いておりますと、今回の工法は新しい工法とのことであります。今までやったことがあるか、または工事期間はどのくらいかかるのか、発注業者はどこを考えているのか質問します。 また、大平町は高台にありまして、気候変動によるゲリラ豪雨のような事象が発生した場合、想像を超える沢水により土砂崩れが心配ですが、どのような対応を考えているのか、併せて伺いたいと思います。
○議長(
木村琳藏君)
建設課長。
◎
建設課長(和賀利典君) ただいまの質問にお答えをさせていただきます。 新しい工法の実績があるのか、工事期間はどのくらいか、発注先についてはどこかというような御質問と、あと、ゲリラ豪雨のようなときの市の対応についての御質問があったと思います。 まず最初に、工法の実績についての御質問ですけれども、当市では地下5メートル未満の工事での実績はございますけれども、深さが12メートル下の推進工法という工事は行ったことはございません。なので、今回は慎重に工事内容を検討しているところでございます。 工事の期間といたしましては、標準的な工期といたしましては約200日ですから、6か月以上かかることを予定しておりますけれども、特殊な工事でありますことから、施工業者と綿密な協議をしていかなければならないと考えております。 また、工事の発注先についてでございますけれども、市営建設工事の等級別発注金額基準によりまして、市内業者、土木A級を考えておるところでございます。 次に、ゲリラ豪雨の際の市の対応についての御質問でございますけれども、豪雨時ですとか夜間の対応というのは、建設課の職員、あるいは委託をしている業者さんにとりまして、非常に危険が伴います。ですので、日中の作業ですとか、日頃より河川及び道路側溝、のり面などの適正管理と備えが大事であると考えております。気象情報を的確に把握しまして、市民からの情報提供なども参考にしながら現地を確認し、必要に応じまして、事前に業者に指示を行うなどして、パトロール等を強化して対応してまいりたいと考えております。
○議長(
木村琳藏君)
危機管理監。
◎
危機管理監(
佐々木道弘君) あと、建設課のほうには現地パトロールということもございますけれども、我々のほうも気象情報、早期に把握できるものについては、気象庁等々の案内によりながら、情報を地域の皆様方にお届けできるように努力してまいります。よろしくお願いします。
○議長(
木村琳藏君) 10番平野弘之君。
◆10番(平野弘之君) ありがとうございます。 次に、副市長に御答弁をいただきたいと思います。 先ほど
建設課長から対策工事の内容等を聞きましたが、地下12メートルの工事で、今までの実績もないとのことでした。これは、先ほどから私、言っておる、ゲリラ豪雨という、気候変動によって、こういうことが起きてくるということで申し述べましたが、住民としては、今後、道路陥没が起きないように万全を期して安全な工事をしていただきたいと、こういう思いでいっぱいであります。 副市長、その点についての御説明、お願いします。
○議長(
木村琳藏君) 副市長。
◎副市長(晴山真澄君) ただいまの御質問にお答えします。 今回の道路陥没では、近隣住民の皆様に大変な御不安と御不便をおかけしております。 今回行う工事の大きな特徴ですが、
建設課長から答弁があったように、市道下12メートルもの大変深い場所で、建物に例えますと地下4階の床まで、地上から立坑を掘って行う工事となります。その後は、既存の排水路に新たな管路を挿入しまして、排水路と管路の隙間に固結剤であります薬液を圧入しますので、そのもの自体は剛性が高まる上に、薬剤を圧入しますので、今見つかっていない裂け目なども浸入し固結しますので、水道が塞がるなど、このような事象下では最善の方法だと考えてございます。 また、平野議員が御心配しています二次被害となることにつきましては、公衆災害と労働災害につきましても、施工計画の段階で受注者と十分に調整を図りながら、安全に工事を進めるとともに、工事の概要などにつきましては、近隣住民の方々に御理解いただけるよう丁寧に説明してまいりたいと思います。
○議長(
木村琳藏君) ほかにございませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
木村琳藏君) 第11款の質疑を終わります。 第12款公債費、質疑を許します。 11番千葉榮君。
◆11番(千葉榮君) 補正予算に関する説明書32ページ、公債費の地方債元金償還金9500万円ほど、これは減額になっていますけれども、この借金の返済は幾らずつ返していくのかは、前の年からあらかじめ決まっていると思うんですけれども、年度途中で9500万円ほど減額になる、この理由についてお伺いします。
○議長(
木村琳藏君)
財政課長。
◎
財政課長(佐野正治君) ただいまの御質問にお答えいたします。 年度途中での公債費の変更につきましては、大きく今回は要因が2つございます。 1つ目は、まず、10年前に借入れをした臨時財政対策債の利率の見直し、それが10年前よりも低くなったので、調整があったという点、それから、もう一つは、災害援護資金の返還分を予定していたんですけれども、その分、当初の予算で1億2000万ほど援護資金の返還分を予定しておりましたが、今般、返していただけなかった部分がそのうち9500万ほどございまして、調整させていただいたということでございます。
○議長(
木村琳藏君) 11番千葉榮君。
◆11番(千葉榮君) 分かりました。 それで、市債残高については、中期財政計画において、計画期間が終了する令和7年末においては目標値を182億4000万円としておりますけれども、今回、地方債元金償還金を減額補正したことによって、この目標値に影響は出ないのか、その辺をお聞きして終わりたいと思います。
○議長(
木村琳藏君)
財政課長。
◎
財政課長(佐野正治君) ただいまの御質問にお答えいたします。 まず、市債の部分が単純に9500万、まだ残ったままになるという影響はございます。ただし、毎年毎年の借入れの額というところで、目標が元金償還金の9割以内ということで予算のほうを計上しておりますが、予算のほうを目標として計上しておりますけれども、実際9割まで満たないという状態が続いておりますので、今のところは最終年度において、そのペースでいけば、市債の残高というところにおいてはクリアできると思われますが、ただし、庁舎等の借金のほうが今後大きくなれば、それは一概には申し上げられませんので、今後ちょっとその辺は注意しながら、財政運営のほうに努めてまいりたいと思っております。
○議長(
木村琳藏君) ほかにございませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
木村琳藏君) 第12款の質疑を終わります。 以上で歳出の質疑を終わり、第1条の質疑を終わります。 次に、第2条繰越明許費、質疑を許します。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
木村琳藏君) 第2条の質疑を終わります。 次に、第3条債務負担行為、質疑を許します。 5番
野田忠幸君。
◆5番(
野田忠幸君) それでは、債務負担行為、まず1つ目、新庁舎建設事業と、それと旧小佐野中学校解体事業について伺います。 新市庁舎ですけれども、今定例会で、積算基準の40億の積算基準日を説明されたと思うんですが、再確認をしたいので教えてください。 この40億というのは、庁舎全てを含めた価格ではないと思うんですが、何々がここに含まれているのか教えてください。40億、これは先日の説明では、20%くらいは上がるだろうということですので、この40億、初めから補正を予定していた債務負担行為と解してよろしいのでしょうか。
○議長(
木村琳藏君)
総務企画部長。
◎
総務企画部長(佐々木勝君) 庁舎に関する御質問にお答えします。 まずは、40億の債務負担行為の中身という部分に関しましてですが、3つございます。 まずは、新市庁舎建設施工者選定支援業務、こちらが279万4000円、それから、電柱等移設料で1000万円、それから、新市庁舎建設の建築主体のみになりますけれども、こちらが40億3128万円ということになります。 それで、こちらの日付という話ですね、算定日というお話ですが、今こちら、設計単価の見直しの委託をしておりますので、実はそれの委託の業務がまだ完成しておりません。ですので、年が明けてから正確な数字が、その委託の中で出てくるということになりますが、今回は設計業者との話合いの中で、2割程度のアップが見込まれるという中で、その2割ということのアップで、今回要求させていただいたということになります。 ですので、正確な数字が出てきた際に、債務負担行為の補正、こちらが出てくるということになります。ただ、一日も早い施工に向けて、施工の準備を進めたいということで、予算を急いで計上したという背景がございます。
○議長(
木村琳藏君) 5番
野田忠幸君。
◆5番(
野田忠幸君) 全部を含んでいた金額ではないということですね。 たしか以前に質問したときに、今年の3月の答弁で、昨年9月時点において、大体このくらいかかるだろうということで、62億という数字が出ているんですね。62億を出さないで40億を出すというのは、どうなんでしょう、60億で債務負担行為って、出せなかったものでしょうか。
○議長(
木村琳藏君)
総務企画部長。
◎
総務企画部長(佐々木勝君) まず、その62億の今度は内訳ということになりますけれども、こちらは全て入っているといいますか、まずは庁舎の建築主体、それから電気設備、機械設備、それから、先ほど申し上げました施工者選定支援、それから工事の監理、それから確認申請手数料、それから備品購入、それから引っ越しの費用、それから道路等ですね、こちらを全部含んだ、とにかく庁舎関連、全部含んだものということになります。 今回、本体だけ、建築主体だけなぜ上げたのだという部分に関しましてですが、電気設備と機械設備に関しましては、令和5年度の当初予算で十分間に合うということですので、そちらで計上を考えてございます。
○議長(
木村琳藏君) 5番
野田忠幸君。
◆5番(
野田忠幸君) 先ほど
同僚議員から出ましたので、この大きな工事の契約書の確認も後でさせていただくと思いますので、その辺の確認をお願いします。 それと、小佐野中学校の解体費なんですが、約2億でありますが、これは2億なので、一体何をどのように解体するのかな、ちょっと分からないので、説明をしてください。 予定されている解体で、土地所有者のほうからクレームが出ることはないのかな。要は原状回復ですね、それだけじゃ駄目だよと言われる可能性はないのかというのが一つ、もう一つ、土壌汚染対策法では、3000平米を超えると、土地の区画、土地の形質を変更する場合は知事へ届け出るということになっているんですが、今回はこれに該当しないのでしょうか。
○議長(
木村琳藏君)
教育委員会総務課長。
◎
教育委員会総務課長(山崎博美君) ただいまの御質問にお答えいたします。 解体工事の内容でございますけれども、西校舎の解体工事、それから校舎が、体育館もございますので、屋内運動場、それから倉庫の解体工事がそれぞれになっております。それからあと、外構の解体工事等を予定しているものです。 それから、土地所有者との、現在学校用地ということで、土地所有者の方から無償で貸付けをいただいているところなんですけれども、解体については土地所有者と合意をしているというところでございます。 それから、3000平米の部分でございますけれども、こちらについても、建物の面積を計算しますと6100平米余りになりまして、3000平米は超すものの、工法について工夫しておりまして、3000平米を超えた場合でも、地下50センチ以下であれば解体は可能という法令でございますので、その下で、50センチ未満であればいいということですので、そこは法令上はクリアしているものでございます。
○議長(
木村琳藏君) ほかにございませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
木村琳藏君) 第3条の質疑を終わります。 次に、第4条地方債、質疑を許します。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
木村琳藏君) 第4条の質疑を終わります。 これより討論に入ります。討論はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
木村琳藏君) 以上で討論を終わります。 これより採決をいたします。本案を原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。 〔6番 高橋松一君退場〕 〔賛成者起立〕
○議長(
木村琳藏君) 起立多数であります。よって、本案は原案のとおり可決されました。
---------------------------------------
○議長(
木村琳藏君) 日程第11、議案第62号令和4年度釜石市
国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)を議題といたします。 これより質疑を許します。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
木村琳藏君) 以上で質疑を終わります。 これより討論に入ります。討論はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
木村琳藏君) 以上で討論を終わります。 これより議案第62号を採決いたします。本案を原案のとおり決することに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
木村琳藏君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
--------------------------------------- 〔6番 高橋松一君入場〕
○議長(
木村琳藏君) 日程第12、議案第63号令和4年度釜石市
後期高齢者医療事業特別会計補正予算(第1号)を議題といたします。 これより質疑を許します。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
木村琳藏君) 以上で質疑を終わります。 これより討論に入ります。討論はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
木村琳藏君) 以上で討論を終わります。 これより議案第63号を採決いたします。本案を原案のとおり決することに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
木村琳藏君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
---------------------------------------
○議長(
木村琳藏君) 日程第13、議案第64号令和4年度釜石市
介護保険事業特別会計補正予算(第1号)を議題といたします。 これより質疑を許します。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
木村琳藏君) 以上で質疑を終わります。 これより討論に入ります。討論はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
木村琳藏君) 以上で討論を終わります。 これより議案第64号を採決いたします。本案を原案のとおり決することに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
木村琳藏君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
---------------------------------------
○議長(
木村琳藏君) 日程第14、議案第65号令和4年度釜石市
水道事業会計補正予算(第1号)を議題といたします。 これより質疑を許します。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
木村琳藏君) 以上で質疑を終わります。 これより討論に入ります。討論はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
木村琳藏君) 以上で討論を終わります。 これより議案第65号を採決いたします。本案を原案のとおり決することに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
木村琳藏君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
---------------------------------------
○議長(
木村琳藏君) 日程第15、議案第66号令和4年度釜石市
公共下水道事業会計補正予算(第1号)を議題といたします。 これより質疑を許します。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
木村琳藏君) 以上で質疑を終わります。 これより討論に入ります。討論はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
木村琳藏君) 以上で討論を終わります。 これより議案第66号を採決いたします。本案を原案のとおり決することに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
木村琳藏君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
---------------------------------------
○議長(
木村琳藏君) 日程第16、議案第67号権利の放棄に関し議決を求めることについてを議題といたします。 これより質疑を許します。 5番
野田忠幸君。
◆5番(
野田忠幸君) 債権放棄ということですが、これ、元外国語指導助手となっていますが、不当利得返還請求権となっていますけれども、これはどのような経緯で、不当利得と認定できたのでしょうか。もしこれが正当でなければ、この方を債務者と呼ぶことはできませんけれども、不当利得返還請求と確定した経緯を教えてください。
○議長(
木村琳藏君)
学校教育課主幹。
◎
学校教育課主幹(川原豊君) ただいまの御質問にお答えいたします。 まず、経緯について御説明申し上げます。この元外国語指導助手は、平成14年の途中までの任期でございまして、平成14年7月分の勤務で、欠勤分も誤って報酬を支払ってしまったという状況でございます。 (「大きい声で言ってくれ」と呼ぶ者あり)
◎
学校教育課主幹(川原豊君) 失礼しました。 改めて、元外国語指導助手の報酬に関してですけれども、平成14年7月までの任期でございましたが、7月分の報酬に欠勤分も含め、誤って支払ってしまったという状況でございます。 その後、返還の請求をしておりましたが、平成16年9月に日本を出国してしまいまして、その後、所在が追えなくなっているという経緯でございます。
○議長(
木村琳藏君) 5番
野田忠幸君。
◆5番(
野田忠幸君) こちらが間違って支払ったことについても不当利得が成立するのかどうかということと、それから、通知をしたんですけれども、その通知は相手方に到達しているのですか。していなかったら、ちょっと問題あるかなと思うんですけれども、いかがでしょう。
○議長(
木村琳藏君)
学校教育課主幹。
◎
学校教育課主幹(川原豊君) 不当利得というものが成立するかどうかについての御質問ですが、具体的にそれに関しての、今、法的な説明をしかねるところ、できない状況でございますが、その元外国語指導助手に送っていた手紙は返送されていない、日本にいるうちは返送されておらず、届いていたと認識しております。
○議長(
木村琳藏君) よろしいですか。 ほかにございませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
木村琳藏君) 以上で質疑を終わります。 これより討論に入ります。討論はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
木村琳藏君) 以上で討論を終わります。 これより議案第67号を採決いたします。本案を原案のとおり決することに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
木村琳藏君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
---------------------------------------
○議長(
木村琳藏君) 日程第17、議案第68号令和4年度釜石市
一般会計補正予算(第6号)を議題といたします。 なお、ただいま議題に供しました議案は追加議案でありますので、当局の説明を求め、審議したいと思いますが、これに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
木村琳藏君) 御異議ありませんので、さよう決定いたします。 ただいま議題に供しました議案について、当局の説明を求めます。
総務企画部長。 〔
総務企画部長佐々木勝君登壇〕
◎
総務企画部長(佐々木勝君) ただいま議題に供されました議案第68号令和4年度釜石市
一般会計補正予算(第6号)の議案1件につきまして御説明申し上げます。 別冊となっております補正予算書の1ページを御覧願います。 議案第68号令和4年度釜石市
一般会計補正予算(第6号)は、予算の総額に歳入歳出とも1億1714万1000円を増額し、補正後の予算総額を230億514万1000円としようとするものです。 2ページから順次、御覧願います。 第1表歳入歳出予算補正の内容を御説明いたします。 第3款民生費には、県の助成制度を活用しながら、市内の全世帯に対し、灯油・電気・ガス等のほか冬季の生活を支える防寒用品や雑貨類等の購入費の一部を支援し、コロナ禍、原油価格・物価高騰、円安等による経済的負担の軽減を図る物価等高騰冬季特別対策事業を計上しております。 第4款衛生費には、妊娠届出から妊婦に寄り添い、継続的に必要とされる支援につなぐ伴走型相談支援の実施のほか、妊娠届出後と出生届出後にそれぞれ5万円、計10万円を交付することで経済的負担を軽減し、全ての妊婦や子育て家庭がより安心して出産・子育てができるよう支援体制の充実を図る妊産婦支援事業を計上しております。 これらの財源として、歳入には県支出金及び繰入金を計上して、予算を編成しております。 以上、令和4年度補正予算1件につきましては、地方自治法第96条第1項第2号の規定により提案するものであります。 以上で提案理由の説明を終わります。よろしく御審議の上、御賛同賜りますようお願い申し上げます。
○議長(
木村琳藏君) 以上をもって、当局の説明は終わりました。 お諮りいたします。議案第68号については委員会付託を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
木村琳藏君) 御異議なしと認め、さよう決定いたしました。
---------------------------------------
○議長(
木村琳藏君) 日程第17、議案第68号令和4年度釜石市
一般会計補正予算(第6号)を議題といたします。 お諮りいたします。審議の方法は、第1条歳入を一括、歳出は款ごとに審議したいと思いますが、御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
木村琳藏君) 御異議なしと認め、さよう決定いたします。 では、歳入を一括御審議願います。 これより質疑を許します。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
木村琳藏君) 以上をもって歳入の質疑を終わります。 次に、歳出の審議をお願いいたします。 第3款民生費、質疑を許します。 16番
佐々木義昭君。
◆16番(
佐々木義昭君) 追加提案の民生費の物価等高騰冬季特別対策事業1億60万2000円についてお尋ねいたします。 これはささいなことかもしれませんけれども、この事業の管轄は、民生費3款の第1項、地域福祉課とございます。この事業は、非課税世帯を支援する福祉灯油、これと違って全世帯を対象としておりますが、その内容を見ましても、灯油・電気・ガス代のほか、コロナ禍、原油価格・物価高騰、円安による経済的負担の軽減を図ると、このようにしております。 このことから、本来ならば、この事業の所管は総務か商工観光課とすべきではないかと思いますが、なぜこの事業が地域福祉課となったのか、その理由をお聞かせください。
○議長(
木村琳藏君)
地域福祉課長。
◎
地域福祉課長(
山崎教史君) 地域福祉課、もともと福祉灯油の所管ということで、当初こちらの事業についても、例年同様、生活困窮世帯を対象とした事業ということで検討を進めたわけですけれども、現在の物価の高騰等、市全体に大きく影響を及ぼしているということで、全世帯対象ということになりましたので、スタートの時点で我々が所管していたという意味合いで、そのまま提案に至っているという状況です。
○議長(
木村琳藏君) 16番
佐々木義昭君。
◆16番(
佐々木義昭君) そういう事情であれば、それはやぶさかじゃないと思います。ただ、今、追加提案されて資料を見たばかりでございますので、この内容を見ますと、ちょっと地域福祉課はそぐわないんじゃないかなと感じました、実際。 ただ、どの課でも、それぞれ持ち場で人の足りない中、懸命に業務に取り組んでおります。私の考え過ぎであればいいのでございますが、少しでも所管のミスマッチが職員のモチベーションをそぐことにもなります。どの事業でも、やはりスムーズに行って、市民に喜んでいただく政策となれば幸いでございますので、私の思いを伝えただけでございますので、以上で私の質問は終わります。 以上です。
○議長(
木村琳藏君) ほかにございませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
木村琳藏君) 第3款の質疑を終わります。 第4款衛生費、質疑を許します。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
木村琳藏君) 第4款の質疑を終わります。 以上で歳出の質疑を終わり、第1条の質疑を終わります。 これより討論に入ります。討論はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
木村琳藏君) 以上で討論を終わります。 これより採決いたします。本案を原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。 〔賛成者起立〕
○議長(
木村琳藏君) 起立全員であります。よって、本案は原案のとおり可決されました。
---------------------------------------
○議長(
木村琳藏君) 日程第18、閉会中の
継続調査についてを議題といたします。 総務、民生、経済各常任委員長及び議会運営委員長から、
会議規則第104条の規定により、お手元に配付いたしました申出書のとおり、閉会中の
継続調査の申出がありました。 お諮りいたします。各常任委員長及び議会運営委員長からの申出のとおり、閉会中の
継続調査とすることで御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
木村琳藏君) 御異議なしと認め、各常任委員長及び議会運営委員長から申出のとおり、閉会中の
継続調査とすることに決定をいたしました。
---------------------------------------
○議長(
木村琳藏君) 日程第19、議員の派遣についてを議題といたします。 お諮りいたします。ただいま議題となっております議員の派遣について、
会議規則第160条の規定により、お手元に配付いたしました派遣書のとおり議員を派遣することに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
木村琳藏君) 御異議なしと認め、さよう決定いたしました。
---------------------------------------
○議長(
木村琳藏君) 以上をもって、本日の日程は全部終了いたしました。 これをもって本日の会議を閉じ、令和4年12月
釜石市議会定例会を閉会いたします。 午後3時33分閉会
釜石市議会議長 木村琳藏
釜石市議会議員 細田孝子 釜石市議会議員 佐々木義昭...