釜石市議会 > 2020-12-18 >
12月18日-05号

  • 2022(/)
ツイート シェア
  1. 釜石市議会 2020-12-18
    12月18日-05号


    取得元: 釜石市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-09
    令和 2年 12月 定例会(第7号)            令和2年釜石市議会12月定例会会議録---------------------------------------           令和2年12月18日金曜日--------------------------------------- 議事日程 第5号   令和2年12月18日(金) 定例会         午後1時会議を開く第1 本日の会議録署名議員の指名第2 議長の報告第3 請願1件(令和2年請願第2号)第4 報告第15号 公用車による車両損傷事故に係る損害賠償事件に関する専決処分の報告について第5 議案第93号 釜石市議会の議決すべき事項を定める条例の一部を改正する条例第6 議案第94号 釜石市市税外収入金等徴収に関する条例等の一部を改正する条例第7 議案第95号 釜石市国民健康保険税条例の一部を改正する条例第8 議案第96号 令和2年度釜石市一般会計補正予算(第8号)第9 議案第97号 令和2年度釜石市国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)第10 議案第98号 令和2年度釜石市後期高齢者医療事業特別会計補正予算(第1号)第11 議案第99号 令和2年度釜石市介護保険事業特別会計補正予算(第2号)第12 議案第100号 令和2年度釜石市魚市場事業特別会計補正予算(第2号)第13 議案第101号 令和2年度釜石市水道事業会計補正予算(第1号)第14 議案第102号 令和2年度釜石市公共下水道事業会計補正予算(第1号)第15 議案第103号 上平田川水門工事(その2)の変更請負契約の締結に関し議決を求めることについて第16 議案第104号 唐丹小白浜地区漁具置場整備工事の変更請負契約の締結に関し議決を求めることについて第17 議案第105号 負担付きの寄附を受けることに関し議決を求めることについて第18 議案第106号 財産の無償貸付けに関し議決を求めることについて第19 議案第107号 釜石市営住宅等の指定管理者の指定に関し議決を求めることについて第20 議案第108号 釜石市中村郷土芸能どんがた館の指定管理者の指定に関し議決を求めることについて第21 議案第109号 災害弔慰金等支給審査会の委員の任命及び平成23年東北地方太平洋沖地震及び津波に係る災害弔慰金等支給審査会の運営に関する事務の委託を廃止する協議に関し議決を求めることについて第22 議案第110号 釜石市土地開発公社の解散に関し議決を求めることについて第23 議案第111号 市道路線の廃止に関し議決を求めることについて第24 議案第112号 市道路線の認定に関し議決を求めることについて第25 議案第114号 令和2年度釜石市一般会計補正予算(第9号)第26 閉会中の継続調査について第27 議議案第3号 「少人数学級」の実現を求める意見書の提出について                                     以上--------------------------------------- 本日の会議に付した事件第1 本日の会議録署名議員の指名……………………………………………………… 195第2 議長の報告…………………………………………………………………………… 196第3 請願1件(令和2年請願第2号)……………………………………………………〃第4 報告第15号 公用車による車両損傷事故に係る損害賠償事件に関する専決処分の報告について…………………………………………………………………………………… 199第5 議案第93号 釜石市議会の議決すべき事項を定める条例の一部を改正する条例……………………………………………………………………………………………………… 202第6 議案第94号 釜石市市税外収入金等徴収に関する条例等の一部を改正する条例…………………………………………………………………………………………………………〃第7 議案第95号 釜石市国民健康保険税条例の一部を改正する条例……………… 203第8 議案第96号 令和2年度釜石市一般会計補正予算(第8号)……………………〃第9 議案第97号 令和2年度釜石市国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)……………………………………………………………………………………………………… 233第10 議案第98号 令和2年度釜石市後期高齢者医療事業特別会計補正予算(第1号)………………………………………………………………………………………………………〃第11 議案第99号 令和2年度釜石市介護保険事業特別会計補正予算(第2号)… 234第12 議案第100号 令和2年度釜石市魚市場事業特別会計補正予算(第2号) … 238第13 議案第101号 令和2年度釜石市水道事業会計補正予算(第1号) ………… 239第14 議案第102号 令和2年度釜石市公共下水道事業会計補正予算(第1号) ……〃第15 議案第103号 上平田川水門工事(その2)の変更請負契約の締結に関し議決を求めることについて ………………………………………………………………………………〃第16 議案第104号 唐丹小白浜地区漁具置場整備工事の変更請負契約の締結に関し議決を求めることについて …………………………………………………………………………〃第17 議案第105号 負担付きの寄附を受けることに関し議決を求めることについて ……………………………………………………………………………………………………… 240第18 議案第106号 財産の無償貸付けに関し議決を求めることについて ………… 243第19 議案第107号 釜石市営住宅等の指定管理者の指定に関し議決を求めることについて ……………………………………………………………………………………………… 244第20 議案第108号 釜石市中村郷土芸能どんがた館の指定管理者の指定に関し議決を求めることについて ………………………………………………………………………………〃第21 議案第109号 災害弔慰金等支給審査会の委員の任命及び平成23年東北地方太平洋沖地震及び津波に係る災害弔慰金等支給審査会の運営に関する事務の委託を廃止する協議に関し議決を求めることについて ……………………………………………………………〃第22 議案第110号 釜石市土地開発公社の解散に関し議決を求めることについて ………………………………………………………………………………………………………… 245第23 議案第111号 市道路線の廃止に関し議決を求めることについて ………………〃第24 議案第112号 市道路線の認定に関し議決を求めることについて ………………〃第25 議案第114号 令和2年度釜石市一般会計補正予算(第9号) ……………… 247第26 閉会中の継続調査について………………………………………………………… 251第27 議議案第3号 「少人数学級」の実現を求める意見書の提出について…………〃--------------------------------------- 出席議員(18名)                 議長   木村琳藏君                 副議長  菊池秀明君                  1番  大林正英君                  2番  川嶋昭司君                  3番  三浦一泰君                  4番  野田忠幸君                  5番  磯崎翔太君                  6番  深澤秋子君                  7番  平野弘之君                  8番  遠藤幸徳君                  9番  佐々木 聡君                  10番  千葉 榮君                  11番  古川愛明君                  12番  高橋松一君                  13番  細田孝子君                  14番  山崎長栄君                  17番  佐々木義昭君                  18番  水野昭利君--------------------------------------- 説明のため出席した者         市長           野田武則君         副市長          窪田優一君         総務企画部長       佐々木 勝君         市民生活部長       菊池公男君         保健福祉部長       水野由香里君         産業振興部長       平松福壽君         建設部長         菊池拓也君         文化スポーツ部長     佐々木育男君         危機管理監        佐々木 亨君         復興管理監兼復興推進本部事務局長                      熊谷充善君         総合政策課長       藤井充彦君         総務課長         川崎浩二君         財政課長         佐野正治君         資産管理課長       千葉博之君         税務課長         佐々木絵美君         生活環境課長       和賀利典君         地域福祉課長       村上徳子君         高齢介護福祉課長     山崎教史君         子ども課長        千葉裕美子君         産業振興部次長兼国際港湾産業課長                      猪股 勉君         産業振興部付課長(企業立地担当)                      菊池俊彦君         商工観光課長       山田裕子君         水産課長         小山田俊一君         農林課長         川畑裕也君         建設課長         新沼康民君         都市整備推進室長     本間良春君         都市整備推進室次長    小笠原正樹君         生活支援室長       栃内宏文君         会計管理者        橋本英章君         水道事業所長       今入義章君         教育長          高橋 勝君         教育部長         板沢英樹君         教育委員会総務課長    紺田和枝君         学校教育課長       佐々木 誠君         学校教育課主幹      奥村謙治君         監査委員         小林俊輔君--------------------------------------- 事務局職員出席者         事務局長         小笠原勝弘         事務局次長        廣田昭仁         事務局次長        小山田富美子---------------------------------------               午後1時会議を開く ○議長(木村琳藏君) 本日の出席議員は18名で定足数に達しておりますので、会議は成立いたしました。 ただいまから本日の会議を開きます。本日の議事は、お手元の議事日程第5号により進めます。 釜石市議会は申合せにより、1時間に一度、換気のため10分程度の休憩を設けます。 なお、新型コロナウイルス感染症の拡大防止のため、傍聴の方、市当局、議員の議場内でのマスク着用とマスクを着用したままでの発言に努めるようお願いいたします。 多人数が集合している状況であることを考慮し、質疑及び答弁に際しましては、簡潔明瞭に要約され、効率的な会議の進行に御協力をお願いいたします。--------------------------------------- ○議長(木村琳藏君) 日程第1、本日の会議録署名議員の指名を行います。会議録署名議員には、会議規則第81条の規定により、議長において9番佐々木聡君及び10番千葉榮君を指名いたします。--------------------------------------- ○議長(木村琳藏君) 日程第2、議長の報告であります。 本日、市長から、今定例会の追加議案といたしまして、お手元に配付しておりますとおり、議案第114号の送付がありましたので、御報告いたします。--------------------------------------- ○議長(木村琳藏君) 日程第3、請願1件(令和2年請願第2号)「安全・安心で、ゆきとどいた教育実現につながる少人数学級」の実現を求めることについての請願書を議題といたします。 本件に関し、民生常任委員長の報告を求めます。 委員長、登壇願います。  〔民生常任委員長千葉榮君登壇〕 ◆民生常任委員長(千葉榮君) ただいま議題となりました請願1件につきまして、民生常任委員会における審査の経過並びに結果の概要を報告いたします。 令和2年請願第2号「安全・安心で、ゆきとどいた教育実現につながる少人数学級」の実現を求めることについての請願書の要旨は、次のようなものでありました。 今、新型コロナウイルス感染防止対策として、学校教育の現場でも身体的距離の確保が重要であり、現在の国が定める40人学級の教室では、子供たちの身体的距離を取ることができず、密集状態になっており、感染症拡大防止のため少人数学級にする必要があり、さらに学校は一人一人の子供とじっくり向き合い、悩みに耳を傾け、個別の指導をすることが大切であるというものでした。 このことから、安全・安心で行き届いた教育実現につながる少人数学級の導入を進めるよう、国に対し意見書を提出することを請願するというものでありました。 本件は、去る8月31日の本会議において当委員会に付託され、9月8日は紹介議員、9月29日には教育委員会事務局学校教育課長の出席を求めて、これまで4回にわたり開催した委員会において、国・県の方針や他議会の動向を踏まえ、慎重に審査を重ねてまいりました。 教育委員会事務局からは、標準の学級編制において、公立義務教育諸学校の学級編制及び教職員定数の標準に関する法律に定められており、これに基づき各都道府県教育委員会が基準を定めておりますが、岩手県では児童・生徒の実態を考慮した学級編制を定めていることにより、市内小・中学校において35人学級が実現していること、少人数指導に係る加配措置がなされていることを確認しました。 また、新型コロナウイルス感染防止対策として身体的距離を確保するほか、様々な策を講ずることで、通常の授業が行われている現場に支障を来していないことを確認しました。 しかしながら、個別支援を要する子供たちが増えている状況であり、人数が少なければ、それだけ手をかけて子供たちを見ることができるとのことでした。 このことから、少人数学級にすることは、子供一人一人とじっくり向き合い、ゆとりのある教育活動が行えることから、採択すべきという意見が出されました。 一方では、市内小・中学校の83%が既に30人以下の学級であること、今後進むGIGAスクール構想によって1人1台のタブレット貸与等が検討されており、自宅に居ながら授業に参加できる環境の整備が期待されております。 このため、新型コロナウイルス感染防止対策の側面から少人数学級を議論することは、現状にそぐわないという意見もありました。 これらの意見を踏まえて慎重に審査を行い、11月19日に開催した委員会において、本請願について諮った結果、本件は採択すべきものと決しました。 以上であります。 ○議長(木村琳藏君) ただいまの民生常任委員長の報告は、令和2年請願第2号は採択すべきものであります。 次に、討論の通告がありますので、順次発言を許します。 13番細田孝子君、登壇願います。  〔13番細田孝子君登壇〕 ◆13番(細田孝子君) 請願第2号「安全・安心で、ゆきとどいた教育実現につながる少人数学級」の実現を求めることについての請願に対し、市議会公明党といたしまして、反対の討論を行います。 請願の趣旨は、新型コロナウイルス感染防止対策として、学校の教室が密集状態になることを避けるとともに、行き届いた教育を進めるためにも、現行40人学級より少ない少人数学級実現は喫緊の課題です。国が必要な措置を速やかに取って、少人数学級を実現するよう要望してくださいというものであります。 そもそも、コロナ対策として少人数学級を求めることは、本末転倒で、少人数学級を進めることがコロナ対策にもなり得るということであるなら理解もできます。本来、少人数学級は、教育行政において、その根幹をもなす極めて重要な政策であります。ほかの政策を補完し、絡めて求められるようなものではございません。 国はこれまで中教審の初等中等教育分科会において、平成22年3月から学級編制及び教職員定数の改善についての検討を開始され、また、平成23年9月には文科省の公立義務教育諸学校の学級規模及び教職員配置の適正化に関する検討会議から少人数学級のさらなる推進等によるきめ細やかで質の高い学びの実現に向けてとする中間取りまとめが提出されています。 一方で、秋田県など10県は、平成13年度に国の標準40人を下回る学級編制を可能とする法改正を実施、平成16年度には42県が少人数学級実施のための加配定数の活用を可能とする方針を決定されました。平成22年度以降は全ての都道府県が、全地域ではありませんが、少人数学級に取り組み始めています。そういったここに至るまでの流れや各方面から継続して望まれてきた、より少人数での学級編制に応えようと、今月15日、文科省の萩生田大臣は、公立小・中学校の少人数学級について、ニーズの高さを指摘した上で、何とか実現にこぎ着けたいと発言されました。17日には政府が、小学校のクラス編成人数を40人学級から35人学級に上限人数を引下げ、全学年に適用する方針が固められ、令和7年度を目途として段階的に実施していくことや、義務教育標準法の改正案を21年の通常国会に提出することを決めたと報道がされたところであります。 大詰めを迎えている予算編成ですが、財源の捻出をめぐり、文科省と財務省の間での深い対立も伝えられていましたが、中学校については今後の検討課題とすることで折り合いがつけられたようであります。 少人数学級編制の推進や教師の負担軽減は、誰もが望む施策であり、そこに向けられた取組は、これまでも国・県・市町村の協力の下に計画的にその努力が続けられてきているものと理解をいたしております。 少人数学級の導入は、教師の負担軽減のみならず、より丁寧に一人一人の子供の面倒を見られることによって、学力の向上や心のケアにつながるとも評価されており、適正な少人数学級の実現は、多人数学級と比較した場合、理想的な教育環境として、我々もその実現は望むところであり、その推進に関わってもまいりました。 しかし、県内や市内の現下の子供たちを取り巻く情勢は大きく変化をしております。また、少人数学級だけで教師の過重労働が解消できるとは考えられませんし、感染症ウイルスが抑えられるとも思えません。児童・生徒の感染のリスクは、教室内はむろん、休み時間や部活動でのおしゃべり、あるいは登下校時においても高い危険性が存在するのではと考えます。 現在のところ、幸いにも教室内での感染事例は極めて少なく推移していますが、この先、ウイルスの変異や気温の低下、乾燥によって感染力が強まり、ウイルス感染が大きく広がる事態も否定できません。そうなりますと、少人数学級も40人学級も全く関係なく、学級閉鎖や休校に追い込まれる可能性だって考えられます。 さて、このたびの請願は、新型コロナウイルス感染防止対策として、教室が密集状態になることを避けるために少人数学級にする必要があるとの請願であります。狙いどころが本当に今回の新型コロナウイルス感染症防止対策であるとするなら、オンライン授業を選択することのほうが妥当であり、筋であり、現実的選択ではないでしょうか。 理想とする30人以下、20人以下の少人数学級とした場合には、教員が7万人とも8万人とも必要であると言われています。全国には小・中学校がおよそ3万6000校、約1300万人の児童・生徒が学んでいます。感染対策として教室を増やすとしたら、一体どれほどの教室を増やさなければならないのか、必要な教員の養成と教室の準備にどれほどの時間が要るのか、そのための財源は幾ら必要となるのか、また、感染拡大のスピードに追いつくことができるのか、何も明らかにされていません。 来年の夏頃には我が国でもワクチンの接種が始まる予定です。短期間で国民への接種が終えるよう準備がされていくもの思われますが、やがて感染の拡大は止まることになります。その流れを推測してみますときに、新型コロナウイルス感染防止対策を理由とした少人数学級推進の意見書の提出は、あまりにも便乗的な発想ではないかと言わざるを得ません。 教員の養成と教室の準備には、相応の財源と時間が必要であります。また、10年後には子供の数が100万人、教職員は5万人それぞれ減少することが予測されていますが、地方においては、ミスマッチの施策になりかねません。人口減と少子化が顕著に進む県内では、複式学級も目立ち、少人数学級どころか、学校統合の話さえ伝わってきます。 当市では小・中学校で30人以下のクラスが83%と、ほぼ少人数学級の編制になっています。そのような状況下にあることを承知しながら、まして岩手県内や市内の学級編制の状況を考えますと、釜石市議会が請願第2号を採択し、国に対して意見書を出す理由と意味がどこにあるのか。既に政府内での方針が決まった後になりますことからも、全くナンセンスであります。 よって、新型コロナウイルス対策としての少人数学級の実現を求める請願第2号には反対をするものであります。 ○議長(木村琳藏君) 13番細田孝子君の発言は終わりました。 ほかに討論はありませんか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(木村琳藏君) これにて討論を終結いたします。 これより令和2年請願第2号を採決いたします。この採決は起立によって行います。 お諮りいたします。本請願に対する民生常任委員長の報告は、採択すべきものであります。本案を採択することに賛成の諸君の起立を求めます。  〔賛成者起立〕 ○議長(木村琳藏君) 起立多数であります。よって、令和2年請願第2号は、採択することに決定いたしました。--------------------------------------- ○議長(木村琳藏君) 日程第4、報告第15号公用車による車両損傷事故に係る損害賠償事件に関する専決処分の報告についてを議題といたします。 これより質疑を許します。 3番三浦一泰君。 ◆3番(三浦一泰君) それでは、公用車による車両損傷事故に係る損害賠償事件に関する専決処分の報告について質問させていただきます。 公用車の事故報告は、これまでも議会で行われてまいりました。市役所内では今回の交通事故を踏まえ、再発防止に向け、どのような取組を行ってきたのか、また、安全運転管理者が行ってきた事故防止の取組を併せてお伺いします。 ○議長(木村琳藏君) 総務課長。 ◎総務課長(川崎浩二君) ただいまの質問に答えさせていただきます。 市ではまず、交通事故ゼロを目指して、日頃の運行管理に努めてございます。今回報告いたしました案件を含めまして、公用車の事故がゼロにならないことから、本格的な冬の期間も入りますので、12月1日に車両運行安全対策研修会を実施してございます。こちらの講習会は、釜石警察署の職員を講師に、映像を見ながら危険を判別するといった研修内容で、市職員45名が受講してございました。これ以外にも、資産管理課所管の全ての車両にドライブレコーダーを設置してございますほか、飲酒運転対策としてのアルコールチェッカーの導入、それから冬季の出張時は、大型車両で運転手つきで、なおかつ相乗りで送迎することで、運転機会そのものを縮減するといった取組を行ってございます。 それから、安全運転管理者の取組でございますけれども、一つは、運転手の運転心得をそれぞれの職場に掲示いたしまして、例えば一時停止の交差点では3つ数える余裕を持つですとか、無理な追い越し運転はしないといったふうな心得を掲示してございます。そのほかにも、職員の余裕を持った運行行程の管理ですとか、それから運行前、運行後の車両点検の徹底といった取組を継続してございます。 ○議長(木村琳藏君) 3番三浦一泰君。 ◆3番(三浦一泰君) 再発防止に向けた取組については、いろいろなされているということを今、お聞きしました。しかしながら、ぽつぽつと事故が起きているというところを見ると、事故防止に向けて各職場の取組がしっかりなされているのかなという疑問を感じるところであります。 そこで、次の質問をしたいというふうに思います。 再発防止に向けた教育研修は、できるだけ業務に支障を来さないように無理なく行い、その反応も確実に吸い上げ、さらなる対策を考えることも重要ではないかというふうに考えております。業務の隙間を利用しての教育研修には、eラーニングなどの活用が今後の対策に役立つというふうに思いますけれども、市は今後の対策をどのように考えているのか、改めてお伺いいたします。 それから、今回の事故は大きな事故であったがために報告がなされておりますけれども、バンパーやボディーなどへの傷、へこみといった軽微な事故は、乗車中や駐車中も含め、年間どのくらいの件数になっているのか、また、その事故への対処費用はどのようにしているのかお伺いいたします。 ○議長(木村琳藏君) 総務課長。 ◎総務課長(川崎浩二君) 再発防止に向けた取組、それから職員に対する研修方法についてでございます。 交通安全対策ではございませんが、先般、個人情報保護に関する事故が起こった際に、eラーニングによる研修というふうなことも実施してございます。確かに業務に支障のない範囲で、空き時間に業務終了後前後に個人の時間の許すタイミングで受講できるというふうな部分では、eラーニングは一つの効果的な受講方法であると考えます。 ただ、その一方で、交通事故というのが、一歩間違えれば、人命に関わることでございますので、事故が減らないのであれば、職員の自己負担にかかわらず、実のある研修というふうなことも検討せざるを得ないのかなというふうに考えてございます。 いずれ研修内容をきちんと吟味いたしまして、研修方法についても、引き続き実のある中身を検討してまいりたいと考えてございます。 ○議長(木村琳藏君) 資産管理課長。
    ◎資産管理課長(千葉博之君) 年間の事故件数と、その対処費用についてお答えいたします。 今年度の損害賠償事件を除いた事故件数は15件で、修理費用が121万1815円となっております。同様に、昨年度、令和元年度につきましては25件で、138万3713円となっております。 この対処費用につきましては、全ての庁用車が全国市有物件災害共済会の自動車総合損害共済に加入しておりまして、その車両保険で処理しております。 ○議長(木村琳藏君) 3番三浦一泰君。 ◆3番(三浦一泰君) 今後の対策についてでありますけれども、今回を機に、類似災害防止に向けた横展開をしっかりやっていただきまして、併せてこれから冬本番を迎えますので、冬季特有の事故防止への備えもしっかりやっていただきたい、そういうふうに思います。 軽微な事故についてでありますけれども、議会での報告以外にも、軽微な事故ということで、今お聞きすると、多くのそういった事故が起きているということでありますから、今、市民の人からすれば、今の状況を聞けば、そんなに事故起きているの、自分の車だったらちゃんと管理するでしょうというふうに、そういうふうに思う方も多いのではないかなと、そういうふうに考えております。 そこで質問したいというふうに思います。 市は、市民の税金を預かり、責任を持って各種活動を行っているものと受け止めております。車の取扱いについても、責任を持った行動が求められております。何事にも誠実に対応し、事故防止に努めることが必要ではないかと、そういうふうに考えておりますが、市の考えをお伺いいたします。 ○議長(木村琳藏君) 総務課長。 ◎総務課長(川崎浩二君) 議員御指摘のとおりでございまして、安全な車両の運行、事故防止ということは、社会人としての当たり前の責務であると考えてございます。 車両については、庁用車、貴重な税金を、財源を使って購入し、管理している車両でございますから、自己所有の自動車以上に、より丁寧な取扱いが求められているというふうに考えてございます。 交通法規の順守、運行前点検の徹底といった基本事項を繰り返し繰り返し研修してまいりたいと思いますし、日々、実践してまいりたいと考えてございます。 また、機械ばかりに頼るわけではございませんが、一般的な自動車装備として、バックモニターというふうな機能も普及してございます。そうした装備の導入というふうな部分も、安全面の部分から検討してまいりたいと考えてございます。 ○議長(木村琳藏君) ほかにございませんか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(木村琳藏君) 以上で質疑を終わります。--------------------------------------- ○議長(木村琳藏君) 日程第5、議案第93号釜石市議会の議決すべき事項を定める条例の一部を改正する条例を議題といたします。 これより質疑を許します。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(木村琳藏君) 以上で質疑を終わります。 これより議案第93号を採決いたします。 本案を原案のとおり決することに御異議ありませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(木村琳藏君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。--------------------------------------- ○議長(木村琳藏君) 日程第6、議案第94号釜石市市税外収入金等徴収に関する条例等の一部を改正する条例を議題といたします。 これより質疑を許します。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(木村琳藏君) 以上で質疑を終わります。 これより議案第94号を採決いたします。 本案を原案のとおり決することに御異議ありませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(木村琳藏君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。--------------------------------------- ○議長(木村琳藏君) 日程第7、議案第95号釜石市国民健康保険税条例の一部を改正する条例を議題といたします。 これより質疑を許します。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(木村琳藏君) 以上で質疑を終わります。 これより議案第95号を採決いたします。 本案を原案のとおり決することに御異議ありませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(木村琳藏君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。--------------------------------------- ○議長(木村琳藏君) 日程第8、議案第96号令和2年度釜石市一般会計補正予算(第8号)を議題といたします。 お諮りいたします。審議の方法は、第1条歳入を一括、歳出は款ごとに、続いて第2条債務負担行為、第3条地方債を御審議願いたいと思いますが、御異議ありませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(木村琳藏君) 御異議なしと認め、さよう決定いたします。 では、第1条歳入を一括御審議願います。 これより質疑を許します。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(木村琳藏君) 以上をもって、歳入の質疑を終わります。 次に、歳出の御審議を願います。 第1款議会費、質疑を許します。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(木村琳藏君) 第1款の質疑を終わります。 第2款総務費、質疑を許します。 15番菊池秀明君。 ◆15番(菊池秀明君) では、総務費の中の情報交流センター運営事業について質問いたします。 新型コロナウイルス感染症の影響により、施設利用料が減収したということに対して、それに支援するという内容です。施設利用料の減少額は93万円と、これが全ての内容でしょうか。また、指定管理料は1714万8000円と、これの指定管理料で運営できないと、この辺についての説明をお願いいたします。 ○議長(木村琳藏君) 商工観光課長。 ◎商工観光課長(山田裕子君) 情報交流センター運営事業についての御質問にお答えいたします。 今回、指定管理料の増額ということで提案させていただきましたが、この中の93万の大きいところは2つございます。1つは、イベント収入の減というところでございます。情報交流センターのPITのほうで映画上映を何度も上映しておりましたが、このコロナ禍の中で上映できなくなってきたというところの収入減と、情報交流センターの中のテナントの一つでありますミッフィーカフェが5月の連休以降、10月末まで休止しておりましたので、そのテナントのほうの収入という減がございました。5月の連休の時点までのところ開店してございましたが、やはり関東方面、全国からお客様がいらっしゃるというところで、ここは休業というふうなことになったところでございます。 指定管理でありますまちづくり会社のほうも、この固定経費といいますか、経費節減に努めてまいりました。光熱水費、いろいろな部分の消耗品のところも、経費の節減に努めてまいりましたが、どうしてもここの部分必要というところで、今回計上したところでございます。 そのほかに、情報交流センターの活動、事業の中で今後これから始まるところでございますが、この時期、受験生の皆さんに情報交流センターの2階を開放して勉強の場として提供してございます。それは収入としてなるものではございませんが、この勉強の場というのは、今年度も継続していくというふうなこともございます。収入を生まないような事業も確かにありますので、そういったことでなかなか収支が取れない部分がございますが、経費節減した中でこの数字となったところでございます。 ○議長(木村琳藏君) 15番菊池秀明君。 ◆15番(菊池秀明君) ミッフィーカフェが休業したということのようですけれども、その休業したときには、雇用調整、こういうのも申請が可能ではなかったかと思うんですが、その辺については検討したのかどうかお伺いしたいと思います。 それと、市内の中小企業に対しては20%から50%、前年度から比べて収入が減った場合について、市は補償20万しております。こういう中で、今回は93万円ということで支援するということで、一般の中小企業に対しては20万だと、市は93万の支援だということで、これはどのように算出したのか、その辺についても伺いたいなと思います。 それと、釜石市の公の施設、指定管理者の制度の中で収入が減少したときの指針にはないようなんですが、この取決めはどのようになっているのかお伺いしたいなと思います。 ○議長(木村琳藏君) 商工観光課長。 ◎商工観光課長(山田裕子君) まず、雇用調整助成金の部分でございますが、これはミッフィーカフェを運営しているテナントのほうでの雇用調整助成金を請求されたというところになるので、情報交流センターの運営しているまちづくり会社のほうの手続というものではございませんので、ちょっとまた違う部分かなという部分でございます。 2点目の市内の中小企業との整合性という部分かと思いますが、先ほどもお話ししましたとおり、情報交流センターが担っている公的な部分というものもございます。全く民間との違いという部分があろうかと思います。 そして、3点目の取決めというところでございますが、今回コロナ禍の中で急遽というところで、正式な全体、御質問の意図というと、この情報交流センター1事業ではなく、全ての市の指定管理という部分に及ぶものかと思いますが、情報交流センターの部分では、基準というか、取決め、正式なものを取り決めない中で、このコロナの中で早急に動かなければならないというところで動いたという状況にございます。 ○議長(木村琳藏君) 15番菊池秀明君。 ◆15番(菊池秀明君) 今、正式な取決めがない中でこういうのの決定をしたと。 やはり今後も指定管理制度の中で収入が少なくなるという事態が想定されるのではないかと思います。そういった事態に備えた取決め、そういったものが必要ではないかなと思うところです。 それと今回、このたびは新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金の財源で処理されていますのでやむを得ないかと思うんですけれども、ただ、やはり民間との格差があってはあまりよくないのではないかなと思います。そういう中で検討をお願いしたいなと思います。 それと、ほかの公の施設、例えば魚河岸テラスなど、こういったものについての、今回ウイルス感染症対策で減少した分についての支援は考えていたのかどうか、そのほかの施設についてのもし考えがあればお聞かせ願って質問を終わりたいと思います。 ○議長(木村琳藏君) 商工観光課長。 ◎商工観光課長(山田裕子君) それ以外の商工観光課の所管している施設の中での指定管理の施設での対応はどうだったかという御質問でございますが、まず会社の中での他の事業もございますので、その中で精査していく中で、十分今回やっていけそうだという部分で、予算の中で計上していなかったものでございます。魚河岸テラス、それからほかの施設のほうは今回、計上してございません。 あと、取決めをやはり基準といいますか、そういったのを早急につくらなければいけないというところでございます。それはそのとおりでございます。 あと、指定管理に関しましては、外部の委員の皆さんに指定管理者の評価委員会を年に1度開催してございます。情報交流センターは、今年の10月に昨年の上半期の運営状況のほうを確認していただきました。コロナ禍の状況でなかなかイベントが打てないということ、経費をかなり節減しているということ、やりくりについていろいろ御意見をいただいておりました。その中で、厳しい状況は十分理解できる、ただ、もう少し節約できる部分は節約できる、そういったいろいろ意見もございましたので、それらの意見を踏まえて来年度に生かしていきたいと思います。 ○議長(木村琳藏君) ほかにございませんか。 産業振興部長。 ◎産業振興部長(平松福壽君) 若干補足をさせていただきたいと思います。 幾つか公共施設が多い中で、特に産業振興部所管のところは民間の営利施設に近いたぐいの施設を多く経営させていただいているものですから、民間との違いといったもので、若干お気づきになる点もあるかと思うんですが、基本的に指定管理料で賄っている部分は、この中の、例えばテナントのお金ではございませんで、公的な部分でございます。先ほど課長が申し上げたとおりでございまして、そこらにつきましては、本来、市が直営で管理すべきところを、指定管理による様々なメリットを期待して指定管理といった形式で経営をさせていただいておりますので、その減少した分を、一つには、あらかじめどのくらい減ったらば補填しますとか、そういったことの決め事をするメリットもございますが、逆な効果もあろうかと思いますので、その辺については、年度協定とかを施設ごとに協定している中で考えられる事態は相当協定しているんですけれども、今回はそれを超えた部分といったことで、急遽このような対応をさせていただきました。 したがいまして、議員さんの御提言、参考に検討させていただきますが、一概に、幾ら減ればどのようにするといったルールを決めることがそぐわない施設もあろうかと思いますので、その辺は役所の中で、指定管理をどうしていくかという中で、トータルの中で議論させていただきたいと思ってございます。 民間との差につきましても、公共施設を担っていると、完全な営利だけを目的とする施設ではないものですから、そこの部分について、民間企業と完全な同一状況の中での競争をさせられる環境には100%はないものですから、その辺勘案しながら、疑念をいさかかも持たれないように、公平公正な中で運用を決めていかれるようにこれから検討してまいりますので、そこの点についてだけ御理解をいただければと思います。 ○議長(木村琳藏君) 第2款の質疑を終わります。 第3款民生費、質疑を許します。 お願いがあります。名札を上げたら振らないでください。振ると、どうしても読めないんですよ。 6番深澤秋子君。 ◆6番(深澤秋子君) それでは、民生費です。 17ページですね。介護施設等整備事業費補助金が、当初の予算より減額されておりますけれども、その理由についてお尋ねします。 ○議長(木村琳藏君) 高齢介護福祉課長。 ◎高齢介護福祉課長(山崎教史君) お答えいたします。 こちらについては、今年度の当初予算で、認知症対応型の通所介護施設と認知症対応型の共同生活介護施設という2つの施設整備を予定していたんですけれども、その後の公募した結果によりまして、通所介護のほうだけの整備の実施ということになりました。整備できなかった共同生活介護の分の整備費を今回減額するというものです。 併せて開設準備経費というのも、共同生活介護のほうで実施する場合は見込んでおりましたけれども、そちらも整備できないということで、今回併せて減額するということです。 この減額のほかに、今回は……、減額としては、この分が減額ということになります。 ○議長(木村琳藏君) 6番深澤秋子君。 ◆6番(深澤秋子君) 2つまず予定していたんですけれども、1つ公募が、応募がなかったということで、その理由は何か考えられるものはあるのでしょうか。やはりこの高齢化の中で、多彩になってきて、やはりニーズはあると思うんですけれども、その辺についてどのように受け止めいているのかお聞きしたいと思います。 ○議長(木村琳藏君) 高齢介護福祉課長。 ◎高齢介護福祉課長(山崎教史君) おっしゃるとおり、我々も必要な施設だということで事業計画のほうにのせて計画してきたわけなんですけれども、やはり今、そういった介護事業を実施するための人材を確保するというのが非常に難しい状況でありまして、今回のこの施設のほかにも、この7期の計画で計画してきた施設のほうで、やはり一旦事業実施するという意向があったものの、人材が確保できないということで取りやめた事業所もほかに2つぐらいありましたので、今やはりかなり厳しい状況というふうに考えております。 ○議長(木村琳藏君) 6番深澤秋子君。 ◆6番(深澤秋子君) 何かどんどん高齢化して、高齢化に人口も増えていく中で、先行き不安になってくる、人材が少ないということですごく不安になってくるのもあるんですけれども、引き続き頑張っていただきたいと思います。いっぱいあるわけなので。 それからもう一つです。簡易陰圧装置・換気設備整備費のところですけれども、これが地域密着型に2つの事業所に助成されるということなんですけれども、今後拡大されていくんだろうと思いますけれども、その基準とかはあるんでしょうか。最後にお聞きして終わります。 ○議長(木村琳藏君) 高齢介護福祉課長。 ◎高齢介護福祉課長(山崎教史君) 今回こちらの予算のほうに計上しましたのは、今年度の県の補助事業のほうでは、特別養護老人ホームとか入所施設に関する施設整備ということが認められましたので、市内の地域密着型の特別養護老人ホームのほうに整備するという予定で計上しております。 来年度以降については、まだ今のところ決まっていないんですけれども、我々としては、継続して事業が実施される場合は、今度、その対象が入所施設以外になるかもしれませんので、そういったところをちょっと情報収集しながら対応してまいりたいと思います。 ○議長(木村琳藏君) ほかにございませんか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(木村琳藏君) 第3款の質疑を終わります。 第4款衛生費、質疑を許します。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(木村琳藏君) 第4款の質疑を終わります。 第6款農林水産業費、質疑を許します。 8番遠藤幸徳君。 ◆8番(遠藤幸徳君) 農林水産業費の魚市場会計についてお伺いいたします。 魚市場会計に触れる部分がありますので、特別会計に触れる部分がありますが、御了承願いたいと思います。 一般会計からの魚市場事業に、特別会計に1000万円拠出する、そういった理由と経過についてお伺いいたします。 ○議長(木村琳藏君) 水産課長。 ◎水産課長(小山田俊一君) ただいまの御質問にお答えいたします。 市の魚市場条例では、魚市場を運営する市漁連が施設の使用料、年間1000万、1期当たり250万円の4期分になりますけれども、そちらを支払うことが規定されております。昨年度まで魚市場条例に基づく経過措置としまして、2020年3月31日までの使用料は徴収しないという規定をしておりました。一般会計からの繰入金で魚市場特別会計を組んでおりましたので、そういったことになっております。経過措置期間が終わった本年度からは、市漁連が納入する使用料1000万円を魚市場特別会計の歳入財源として予算を編成しております。 このような状況にありまして、先般3月2日に不漁による水揚げの減少などを理由にしまして、非常に厳しい状況であることから、2020年度の使用料の延納を求める旨の要望書が市漁連から市に提出されたところでございます。 市はこの要望を受けまして、協議を重ね、7月27日に要望に対する回答を市漁連へ提出しておりまして、使用料の納入計画の提出、さらには次期経営改善計画の年度内の策定などの条件を付した上で、一時的な延納となります3期の納期限、2021年1月31日までに支払っていただくように市から回答要請したところでございます。 その後、9月24日ですけれども、市漁連から2020年の使用料1000万円は2022年、令和4年度から毎年100万円ずつ10年間で分割納入する旨の回答があったものでございます。 こうしたことから、本年度、基本使用料1000万円を魚市場特別会計の歳入財源として見込めない状況になったものでございます。 当市の水産物の生産並びに流通など、魚市場の機能を維持し、持続的に魚市場を運営していくという観点から、一般会計から魚市場特別会計に1000万円を繰出しし、一般会計と魚市場特別会計での繰入れ、繰出しを行い、12月補正に提出させていただいたものでございます。 ○議長(木村琳藏君) 8番遠藤幸徳君。 ◆8番(遠藤幸徳君) 魚市場は大震災で倒壊し、復興事業でもって建て直したわけでございます。最新の設備を持った魚市場として、公設民営、それで業務を釜石市漁連に託したわけでございますが、建設の計画の中で水揚げが36億を想定し、そして使用料については25億円を基準に1000万円、それを超えた分については超えた分の1000分の4を乗じた額を納入するという取決めで29年から2年間の使用料の免除をし、今年から1000万の使用料が発生したという、建設した当時はそれなりの計画があってできたんだろうと思いますが、今現状、釜石の魚市場の現状、漁場環境を見ますと、なかなか35億、36億のそういった水揚げは想定できない、今年も多分十二、三億で終わるんだろうと思います。大変厳しい状況であります。私は漁業者の立場として、関係者の立場として、やはり魚市場の経営的負担は軽くあるべきとは思っていますが、一方、私は議員として税金の在り方については、やはりそれはそれとしてしっかり正していかなければならないと思います。 それで、債権の処理上ですが、会計の処理上において、魚市場条例においても延納、そういったものの規定はないわけでございます。そういったことをどう説明していくのか。それで、決算期ではないので、未済入という処理もできないだろうし、条例に係る部分については、これは当然直していかなければならないと思いますし、これから来年、魚市場、漁場環境がどう変わるか分かりませんが、現在の状況で考えますと、なかなか厳しい状況、そういったことを捉えて、では、来年度以降はどうするのか、それから、一番大事なのは、債権の保全、そういったものをどう捉えていくのかお聞かせ願いたいと思います。 ○議長(木村琳藏君) 水産課長。 ◎水産課長(小山田俊一君) お答えいたします。 議員のおっしゃるとおりかと思います。今おっしゃったとおり、魚市場の条例には、そういった延納の項目がございません。しかしながら、納入などの処理に関しましては、適切に行ってまいりたいというふうに考えております。 本年度収納について市漁連から、2022年度、令和4年度から10年間で分割する旨の回答をいただいておりますことから、2022年度から当該年度分の使用料と、2020年度の使用料の分割納入額合わせて予算化しまして、確実に処理してまいりたいというふうに考えております。 また、2022年度、令和4年度から納入することに伴う本年度からの延滞金の処理に関しましては、市税外収入金等徴収に関する条例の第4条に基づきまして、延滞金を減免する手続を行い、処理してまいりたいというふうに考えております。 ○議長(木村琳藏君) 8番遠藤幸徳君。 ◆8番(遠藤幸徳君) 私も当初から施設の利用料に関する不安は、何遍かこの議場でもって私も述べてきたわけでございますが、なかなか厳しいものがあるんだろうと思います、魚市場にとっても。当事者である、いろいろな当事者における財務の、財政の状況というのは大変、魚市場ですけれども、魚市場の財政の状況は大変厳しいものがあります。もちろん繰欠もかさんでおりますし、そういったことを考えると、なかなか今、この場で改善の策、そういったものについての質疑をやって、質問回数も限られますのでできませんが、それは機会を捉えてしっかり質問していきたいと思います。 それでもやはり魚市場には期待していかなければならないわけでございます。それに代わる業者があるのかと言えば、現実的にはないわけでございまして、それで私は何とか魚市場を活性化していくためにも、今、釜石市が取り組んでいるサクラマスの状況について何点かお伺いしたいと思います。 この間、沖出ししたという情報がありましたが、そういった状況を、飼育尾数や歩留りの予想、そういった販売のサイズ、そういったものが私ら大変気になりますので、できれば現在のこの状況をお知らせ願いたいと思いますし、多分販売時期といいますと、来年の8月、9月に終了するんだと思います。その間、やはり何回か定例会がございますので、ぜひサクラマスのそういった生産の状況、養殖の状況、機会あるごとに我々に情報を提供してほしいものだと思います。 それから、魚市場に今、大きな水揚げの財源であった秋サケが大変厳しい状況で、以前ですと、毎日定置網でも1万本、2万本、そういった量が聞こえてきたわけでございますが、今はほとんどないわけでございます。それで一番困るのが再生産のふ化場の卵なんでございますが、釜石には3か所のふ化場があって、それぞれ2000万から2500万粒の稚魚を育成する能力があるわけでございます。 そういった4年後の状況を考えると、今の状況がどうなのか。厳しいとは聞いておりますが、釜石で手当てする部分があるのか、また、ない部分はよそから持ってきている、そういった努力もしているのかどうか、そういった状況についてもお聞かせ願いたいと思います。 ○議長(木村琳藏君) 水産課長。 ◎水産課長(小山田俊一君) お答えいたします。 今の御質問、サクラマスの養殖事業に関する経過の状況と、もう一点がサケの卵の確保などということかと思います。 まず、1点目のサクラマスの養殖事業に関してですけれども、先月、11月10日に、直径20メートル、水深10メートルの生けす1基に約1万尾のサクラマスの稚魚を放流しまして、湾口防波堤の北堤付近、試験予定箇所のほうに設置が済んでおりまして、試験研究事業が本格的にスタートしております。 12月3日には岩手大学と釜石市の共同で記者会見発表を行いまして、新聞やテレビなど多数の報道機関に取り上げられるなど、注目と期待の高さを改めて認識しているところでございます。 計画どおり順調に取組が進んでまいりますと、来年5月から7月頃には、約8000尾の出荷を見込んでおりまして、サイズとしては1.5キロぐらいというふうに想定をしております。出荷時には取引価格、サイズなど、市場性の評価や品質評価などを行いながら出荷する予定にしております。 3事業期で取り組むことにしておりまして、その成果により、安定的な生産が見込まれることとなれば、サクラマスを地域で商品化して、市内外への流通や市内の小売飲食店などに提供するなど、地域のブランドのようなものにしていければなというふうに考えております。そういった期待もあるものと考えております。また、議員もおっしゃるように、定期的な安定した水揚げになると、釜石地域全体の漁業生産量の増加の一助になるのではないかなというふうに期待をしているところでございます。 いずれにしましても、岩手大学を初めとする関係者、関係機関と連携しながら、着実に試験研究を進めてまいりたいというふうに考えております。 もう一点が、サケのふ化、卵の確保の関係ですけれども、こちらのほうは岩手県のさけ・ます増殖協会の情報によりますと、岩手県の秋サケの採卵計画は、県全体で約4億6000万粒、そのうち約3000万粒が他の県から移入した卵を使用しているというふうに伺っております。また加えて、協会の計画、実績によりますと、採捕の状況については、12月16日現在が最新情報になるんですけれども、自河川の採取分と海産親魚活用及び他県からの移入それぞれを含めまして、鵜住居川で約680万粒、甲子川で約800万粒、片岸川と熊野川合わせまして約680万粒というふうに伺っております。 協会の話では、本年度は当初より県外産の卵の移入を見込み、他県に要請を行い、現在、県内の各漁協からの要請に対して、北海道や山形などからの卵を移入しているというふうに伺っております。県外からの卵の移入を行っているものの、採卵計画の実現は、本年度は厳しい状況になるのではないかというようなお話があったところでございます。 ○議長(木村琳藏君) そのほかございませんでしょうか。 15番菊池秀明君。 ◆15番(菊池秀明君) 魚市場事業会計のほうで質問を行うかと思いましたが、今、同僚議員が質問したので、続けて質問許していただけるでしょうか。 ○議長(木村琳藏君) できれば、できるだけ重複のないような。 ◆15番(菊池秀明君) 今、1000万について繰入金にするということですが、この1000万についての返済方法は先ほど出ましたが、その返済方法について、今後考えられるところによると、海水温の上昇によっていろいろ問題が起きているということの中で、本当に可能なのか、一つは聞きたいなと思います。 それとあと、同僚議員からは再度、海水温の上昇による影響によって魚種が変わってきているということと、秋サケがとれなくなったと、今も情報もそうあります。そういう中で、いろいろ対策を行ってきたと思うんですが、今一部、水産課のほうからも説明があったが、魚市場側についてはどのような努力をしたのか、その辺についてもお伺いしたいなと思います。 ○議長(木村琳藏君) 水産課長。 ◎水産課長(小山田俊一君) ただいまの御質問にお答えいたします。 返済に係る取組としまして、魚市場とも我々、何度も意見交換繰り返して行っておりまして、これまでも継続的に取り組んでおります廻来船誘致活動に積極的に取り組んでいくということも伺っていますし、さらにはそれぞれ流通まで含めて、HACCPという強みを生かした改善策も検討してまいりたいというふうに伺っております。 その努力に係る部分なんですが、11月30日に魚市場に関する運営協議会というものを立ち上げまして、構成するメンバーが、生産側、加工側含めた水産関係の方々と、あと、学識経験者、さらには消費者、同時にその場に岩手県漁連さんも同席いただきまして、今後10年間を見通した経営改善計画を進めてまいりますので、県漁連さんの御指導を仰ぎながら運営の改善、方向性を見出していきたいというふうに考えております。 ○議長(木村琳藏君) 15番菊池秀明君。 ◆15番(菊池秀明君) 今回確かに魚市場会計の1000万の予算の歳出の中身を見ますと、魚市場運営協議会委員が20名の報酬、修繕費、その他釜石魚市場水揚げ奨励補助金などということで、確かに歳出のほうはこういった中身でございます。その1000万が入ってこないということであれば、やはり魚市場の運営に大きな問題が生ずるのではないかなと思います。 その中で、使用料と賃借料について伺いますけれども、これはどこに支払っているのかお伺いしたいと思います。 また、このたびの事態で、魚市場運営協議会委員が20名おりますけれども、これがどういう、ここに、20名の方に払ったのか、その意見はどのような意見だったのかお伺いしたいなと思います。 ○議長(木村琳藏君) 水産課長。 ◎水産課長(小山田俊一君) お答えいたします。 魚市場の運営協議会に報酬は出しておりませんので、独自の協議会ということで立ち上げたばかりでございます。委員の方々は、先ほど申しましたように、水産関係の方々と学識経験者、あと、消費者の方々でして、まず1回目の会議を11月30日に開催したばかりでございまして、まずは現状を認識するということで、県漁連さんから県内全体の魚市場、その他水揚げ状況などの状況報告と、それぞれ参加いただいた委員の方々から現状の水産分野の御意見などを伺いながら、双方で意見交換を交わしたというところでございます。 ○議長(木村琳藏君) 15番菊池秀明君。 ◆15番(菊池秀明君) その他の使用料と賃借料はどこに支払っているのかということなんですが。280万ぐらいだと思う。 では、続けて質問します。 今まで同僚議員から市場の一般質問の答弁からは、市場の水揚げ金額が減少したような危機感の答弁はあまり感じられませんでしたが、今、答弁を聞きますと、実情とかなり違いがあるのではないかなと思います。そのような答弁するということで、我々は魚のまち釜石、そういった中で安定したものかと思っていましたけれども、今回こういった話を聞きますと、ちょっとがっかりしたというのが事実です。ですから、やはり実情と違った発言、答弁、これについてはあまりそういうものについては謹んでほしいなというところです。やはり実情についての質問、実情については、きちっとした答弁をお願いしたいなと思います。 今回、確かにいろいろなことを説明されますが、内容がよく見えないという部分があります。ですから、今回の案件について、再度説明会の場でも設けていただければと思います。 ただ、歳出の内容から、一般会計の繰入れはやむを得ない処理かなと認識しております。 以上です。 ○議長(木村琳藏君) 答弁。産業振興部長。 ◎産業振興部長(平松福壽君) 先ほどの水産課長の答弁のどこの部分がお気に召さなかったといいますか、実情と乖離していたのかということについては、議会終了後でも結構でございますので、今後に生かすために詳しくお聞きしたいと思ってございます。 厳しさが感じられないといった御発言がございました。これまで魚市場のほうと、うちの水産課長以下、何度も話し合いを重ねてございます。無条件で、はい、そうですかといったこともございませんし、時には大きい声をお互い出したり、様々なこと、経過ございました。しかも、当初36億円で設定した使用料が、今の水揚げの状況、3分の1になっているわけでございまして、これをどうしていくかといったことで、いろいろ経過ございました。ただ、公設民営でございまして、釜石市が設置した市場を運営を漁連にお願いしているといった立てつけ上、釜石市が最後には責任を負わざるを得ないといった部分もございます。そういった前提ではございましたけれども、はい、そうですかといったようなことではなくて、相当厳しいやり取りをしてまいりましたし、先ほど申し上げた11月の運営協議会、これは市場ができて、実は初めて今回開催できたわけでございます。そういった場の中で、厳しいこの状況をぜひみんなで共有しながら、市場の経営について、釜石の水産業をどのようにしていったらいいのかというための糸口にしたいという思いもございまして、水産審議会と並ぶ大事な会議にしていきたいといった面もございます。 そういった中で、これからもお互い、緩まることなく、きちっと厳しい状況認識の基に話し合いを続けてまいりますので、決して実情を分かっていないとか、乖離しているということは、うちの水産課長は決してございませんので、その点については何とか御理解をお願いしたいと思います。 ○議長(木村琳藏君) 水産課長。 ◎水産課長(小山田俊一君) 大変申し訳ございません。答弁が漏れておりました。 先ほどの280万円の使用料ですけれども、漁港占用料でして、県のほうに漁港の使用に係る使用料として支払っております。 ○議長(木村琳藏君) 暫時休憩をいたします。               午後2時8分休憩---------------------------------------               午後2時20分再開 ○議長(木村琳藏君) 休憩を打ち切って会議を再開いたします。 休憩前に引き続き、令和2年度釜石市一般会計補正予算(第8号)歳出、第6款農林水産業費の質疑を続行いたします。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(木村琳藏君) 第6款の質疑を終わります。 第7款商工費、質疑を許します。 14番山崎長栄さん。 ◆14番(山崎長栄君) 観光PR映像製作委託料、それからその他の経費ということでお伺いをいたします。 まず、これを、このPR映像製作を作るということに至った経過について、なぜこれを作ろうとしたのかお尋ねしたいと思います。 それから、今、GoToトラベルキャンペーンが始まってきていまして、この年末年始は中止するというような動きにあるようでありますが、このGoToトラベルキャンペーンが市内の関係者に与えてきた影響等をどう見ているかお尋ねします。 ○議長(木村琳藏君) 商工観光課長。 ◎商工観光課長(山田裕子君) まず、1点目の御質問が観光物産PR経費、このPR映像を作成する経緯、経過というところの御質問でございます。 今年は各種イベントが全て中止となっている中でございます。なかなか物産のほうができない状況にございますが、そうなってきますと、配信、ユーチューブなどを使ってのPRということも考えなければならないなというところが始まりでございました。また、来年度の話になりますが、来年は、今まで何度かお話をしてまいりましたが、来年の4月1日から9月30日まで東北6県で東北デスティネーションキャンペーンが開催されます。東北デスティネーションキャンペーンは、東北6県の自治体、観光、関係業者、JRなどが一体となって行う大型観光キャンペーン、これが4月1日からの開催ということで、前もって準備をしたい、そしてユーチューブ、いろいろなSNSを使って配信をしたいという中で、このPR映像、できましたら短編、3分程度のものと、長編、10分、15分程度のものを作成したいと考えているところでございます。 2点目のGoToトラベルの影響というところでございます。 ホテル、旅館の皆様は厳しい状況の中、市のエール割事業のほうで、ようやく宿泊のほうの回復の兆しが見えてきたところでございましたが、昨今の休止という中で、やはりキャンセルが出てきているというようなことは、情報が今、入ってきてございます。完全に把握、全部を把握しているところではございませんが、ホテル、旅館の中では、規模にもよりますが、1桁、あるいは2桁、3桁のキャンセルが出てきているというようなお話は聞いてございます。ちょっと今、情報のほうを集約しているという状況ですが、かなりキャンセルが来ている状況でございます。 ○議長(木村琳藏君) 14番山崎長栄君。 ◆14番(山崎長栄君) このコロナ禍によって、市内の飲食店を初め、宿泊施設等々、それに関連する、例えば食料品を届けている業者を初め、市内全域にわたってこのコロナの影響が大きく出てきているという感じなわけであります。そういった中で、この年末年始、GoToトラベルを使われてこられている方々も相当数いるやに聞いておりまして、これがストップすると、ある宿泊施設のおかみさんは、もう止めてもらったら困るというような、本当に苦しい思いを語っているおかみさんもおられました。 いずれにしろ、本当にそういったものに支えられ、コロナ禍にあっても何とかかんとかこの釜石にも旅行者が訪れていたといった、そういう状況下にあったわけですが、この年末年始、GoToトラベルキャンペーン、これストップすると、もう完全にストップしてしまうと。それによる影響がまた、これまでに増して、大きく市内経済に響いてくる、そういうような流れになっていくのかなと。 そこで、沿岸部の市町村の中では、第2次のそういった関係者への支援、山田町は早々に始められるようでありますが、今後そういう国の臨時交付金等を使った、そういう市内宿泊施設、あるいはそういう飲食店等への支援、県は県で家賃補助ということを考えられているようですが、今後どういったものを、いつ頃できるのか、やる気があるのかないのかを含めてお答えいただきたいと思います。 それから、商工費ですから、釜石の雇用を広げると、拡大していくという意味で、一つの提案でありますが、三陸沿岸の可能性は、観光だけではなくて、先日、ある業者と話をしている際に、三陸沿岸で今、最も注目されている一つが風力発電だと。可能性が三陸沿岸は相当おおきいものである。福島県沖の洋上風力は採算性が取れないということで撤退を余儀なくされたようでありますが、ただ、この間の報道、新聞等によりますと、国はこの洋上風力を大きく展開をしたいというような、そういうニュースも流れておりますが、その関係者に聞きますと、洋上風力は、メンテナンスが非常に大変だと、あまりにも金がかかり過ぎる、採算性が取れないというような話も実は聞いておりました。そういった中で、この三陸沿岸は、本当にまだまだ可能性がある。お隣の大船渡市さんでも、この風力が拡大されるようでありますし、また、当市の和山、あるいはまたがる新山においても、まだまだこれからさらに大きく展開が計画されているわけですが、そういったことをにらんだ中で、この風力発電というものは様々な部品が相当数あるんだそうです。そして、この三陸沿岸にこれからどんどん風力発電が広がっていく中において、そのメンテナンス、あるいは部品を用立てるのに、そばにあったほうがいいと。そういった部品を作るところなり、メンテナンスを行うような、そういう事業者等がそばにあれば一番いいという話も伺っておりますし、そういったところとの可能性をもっと探っていく必要があるのかなと、それによって釜石市内での雇用を拡大することができるのではないのかなと考えるわけですが、その点についてどのような所見をお持ちかについてもお尋ねをしたいと思います。 ○議長(木村琳藏君) 商工観光課長。 ◎商工観光課長(山田裕子君) 次のコロナの支援策についての御質問でございます。 先ほど議員のほうからお話がありました県のほうの家賃補助というところは、県と一緒になって動きたいということで、今、精査、その事業内容のほうを詰めております。県のほうからも、補助という形か給付という形かというようなことの要綱のほうも出てまいりましたので、今、事業の中身を詰めている段階でございます。 そして、議員のほうからお話のあった山田町のほうの飲食店のほうの支援策という部分でございますが、宮古市、山田町のほうが先行して飲食店のほうの支援のほうの動きのほうを発表されております。 当市としましても、国の3次補正の内容、そして配分等を見ながら、どういった支援が一番よろしいのか、そういったことを今、詰めている段階ですので、まだ具体は、この段階でちょっといつの時期に具体はどういうものかというところを今、私のほうではちょっとまだ発表できないような状況でございます。 もう一つ、雇用の場というところで、風力発電の部分の雇用の場ということを議員のほうから御提言いただきましたが、誠にそのとおりでございます。雇用の場、新たな雇用の場の確保として、産業振興部内で連携し、情報の収集には努めてまいりたいと考えております。 ○議長(木村琳藏君) 産業振興部長、いいんですか、風車の関係。 産業振興部長。 ◎産業振興部長(平松福壽君) 若干補足をさせていただきたいと思います。 まず、前段のほうの新たな支援策につきましては、今、課長が申し上げたとおりでございますが、いずれ市長が今議会で御答弁申し上げたとおりでございまして、おおむね方向性固まっているものは、県の家賃補助に同調すると。あとは、国の3次補正を見極めながら、どういったメニューが出てくるのか、それによってどこがニッチになるのかというのを、やはりもう少し先まで見据えてやっていくべきかなと思ってございまして、幸い、釜石市は9月からキャッシュレスポイント事業をやってございまして、これが12月まで、おかげさまで非常に好評で、12月までポイント事業あるということもございますし、いろいろ御意見はいただきましたけれども、11月の末に再度いたしましたエール券、これにつきましても、今ちょうど効果が出ておりまして、非常に、口幅ったい言い方ですが、これで助かっているといったような御意見もいただいたりしてございますので、そういったものの効果を見極めながら、新たな支援策については庁内で検討していくと、こういったことになろうかと思います。 ちなみに、国のほうはGoToトラベルを一旦、年末から年始にかけて停止ということを出ておりまして、それに併せてイートについてもどうなのかといったような報道がされてございますが、釜石市について、それではエール割はどうするかということについては、年内をめどに方向性を固めて、いずれ議会のほうに御報告申し上げたいと思ってございます。 風力についてでございますけれども、今、これも課長が申し上げたとおりなんですが、釜石は風力については先進地でございます。今、和山とあそこのエリアに位置されております風力発電立ち上げるまで、もしくは立ち上げた後も、いろいろなノウハウとか課題は承知してございまして、そういったのを見極めながら、どういった展開の可能性があるのか、幸いにも、拡張計画については、地元に御説明申し上げたとおりでございます。それと併せて、議員さんの御提言のことがどこまで近づけるのかということも、きちんと内部での可能性を検討させていただきたいと思ってございます。 ○議長(木村琳藏君) 14番山崎長栄君。 ◆14番(山崎長栄君) 今回作られる観光PR映像、これやはり目を引くようなものを、釜石に行ってみたいなというようなものをぜひ作っていただきたいなと。これはいろいろと、どんな業者にお願いするのか分かりませんけれども、いずれこの出来次第が釜石の観光客来る、来ないにも影響が出てくると思われますし、行ってみたいなと、そのありきたりなものではなくて、釜石らしさといいますか、そういったものをぜひ、業者任せではなく、アイデアを絞りながら、ぜひ作るべきだと思います。 何か今、考えられている映像、どんな映像にしたいのかというのがあれば、お聞かせいただきたいと思います。 それから、役所の皆さんが多分、考えられているより、我々の耳に入ってくる市内飲食店初め、いろいろな、そういう魚屋さん、八百屋さん等々の悲鳴は本当に大変な状況にあるなと。特に飲食店等々では、既に店じまいをするというところもぽつぽつと出てきておりますし、本当に今まで釜石の特徴の一つでもあった、そういった飲み屋さんがどんどん消えていくのかなと。何かそういう、コロナのせいにはしたくないんですが、本当に極めて厳しい、そういう状況下にあるということを考えますと、検討は早々にして、早く手を打っていただきたいなと。商売をされている方々が、じゃ、もう少し続けて頑張ってみるかというような、そういう気持ちになれるような、そういう支援の仕方を考えていただければなと思います。再度、答弁をいただきたいと思います。 それから、国もパリ協定のこともありまして、石炭や原発に頼っていられない、本気になって考え出していく中で、やはり再生可能エネルギーというものを真剣になって考え出して、そういう気になったんだなというような気がしておりますが、そういう中で、まだ可能性が大きくあるというのは、これは業者から聞いた話ですから、今の和山につきましても、全部今の風力の大きなものに交換をするというようなこと、あと2年、3年後にそうなるようなんですが、いずれにしろ、三陸沿岸はそういう風力の我が国におけるメッカになりかねないと。そういった場合には、そういう風力発電に供給できるそういう部品等、あるいはメンテナンスのそういう部分での技術、そういったものがここで、釜石で用意できればなと、そう思うわけです。そういったものがあれば、よそから連れてこなくても、金をかけて連れてこなくてもいいなという話も聞いておりますし、ぜひその辺探ってみていただきたいと。これは副市長、どうなんでしょう。副市長の目から見て、この風力発電に対する期待、あるいはこの地域の持つポテンシャル、風力発電に対する。そういったことについてお尋ねをしたいと思います。 それから、釜石の湾口防波堤では波力のそういう研究が始まるようなんですが、洋上風力はもうやめにして、防潮堤での波力ということなんだそうですが、果たしてその可能性はどうなのか、これから研究されるとは思うんですが、そんなに防潮堤を使った波力での電力というものは、大きなものは本当に期待できるのかなというような気もいたしますが、その辺についての所見もお聞きして質問を終わりたいと思います。 ○議長(木村琳藏君) 副市長。 ◎副市長(窪田優一君) 風力発電に関する所感ということです。 釜石市は海もあり、山もありということで、高低差もありつつ、風も強く吹くということで、再生可能エネルギー、風力に限らず、全般的に可能性あるのではないかと思っています。ただ、再生可能エネルギー自体は技術的に成熟している部分、未成熟の部分、それぞれあると思うので、そういった事業化に一足飛びにできる部分とそうではない部分があると思っています。 今、環境省でも様々な制度を使いながら、実証実験ベースでまず始めていきながら、実用化に向けて行うもの、あるいは実用化、そもそも補助制度等々あるやに聞いていますので、そういったものを両方使っていきながら、釜石市の地形的な特性を生かしつつ、実用化に向けた動きのほうを積極的に模索してまいりたいと思います。その中では、やはり地元の意欲ある事業所の皆様方と一緒に協力しながら、行政と民のほうで、官民協働で動きのほう、機運のほうを高めてまいりたいと思いますので、引き続きそういったところ情報収集だけでなく、行動のほうを結びつけてまいりたいと思います。 ○議長(木村琳藏君) そのほか。 産業振興部付課長。 ◎産業振興部付課長[企業立地担当](菊池俊彦君) 私のほうから、海洋エネルギーの関係についてお答えいたします。 今、環境省の補助事業に応募して、湾口防波堤を活用した波力発電ということで応募させていただいております。発電規模は決して大きくないので、地産地消という形で、売電というよりは、地域で活用していくといったものを今、検討しているということでございます。いずれ近々に、年内には採否の結果が出るというふうな状況まで来ておりますので、結果が出次第、いい結果が出次第といいますか、それは皆様にもお知らせしたいなというふうには考えてございます。 ○議長(木村琳藏君) 商工観光課長。 ◎商工観光課長(山田裕子君) PR映像の具体という部分でございます。 まだちょっと具体のほう、どういうイメージというのをまだつかんでおりませんが、釜石らしさ、釜石の魅力を発信できるように、できれば11月から商工観光課で移住・定住相談センターも所管するようでございますので、一度、釜石に行ってみよう、釜石に住んでみたいな、そんなふうなことが思えるような映像ができれば、これからいろいろ、来年度以降、もし物産のほうが復活できましたら、以前ですと、都庁ですとかいろいろ、台東区、荒川区等にもお邪魔して物産展を行っておりましたので、そういった際にも、こういった移住・定住のほうの釜石の魅力、住んでみたいなというふうなことを思われるようなPRをしてまいりたいと考えてございます。 ○議長(木村琳藏君) 産業振興部長。 ◎産業振興部長(平松福壽君) 先ほどコロナ対策について早く手を打つべきであるといった御指摘でございました。おっしゃるとおりだと思ってございます。 1月には3次補正が成立するのではないかといった報道もございますけれども、そういったものを見極めつつ、かつ宮古市、山田町がああいうような対応をする背景には、やはり地域内におけるコロナの発生件数といったつらい事情もおありかと思いまして、釜石もその辺、機を見るに敏に対応できるように常にアンテナを張りながら、やるときにはこういったことをやるという検討を常にしながら、時間を置かずに、対応打てるようにしてまいりたいと思います。 ○議長(木村琳藏君) そのほかございませんか。 8番遠藤幸徳君。 ◆8番(遠藤幸徳君) 私もコロナ禍における大変影響を受けた商店街、飲食街、そういった部分の支援でエール券を販売したわけでございますが、そのエール券の追加販売についてちょっとお伺いいたします。 11月20日から11月22日、3日間、シープラザで販売したわけでございますが、その販売の条件は、市内在住、または市内に従事する人、そういった勤務者、1人5冊までということだったんですが、その販売の状況についてお聞かせ願いたいと思います。 それで、当初計画した販売枚数はどれぐらいだったのか、追加販売はどれぐらいだったのか、その実績についてもお聞かせ願いたいと思います。 ○議長(木村琳藏君) 商工観光課長。
    ◎商工観光課長(山田裕子君) 釜石エール券事業の概要というか、経過についての御質問でございます。 当初、この釜石エール券事業は、販売期間を本年8月6日から10月20日まで販売をして、利用期間を8月6日から10月末までの期間といたしました。そうしましたところ、PRして、ちょっとPR不足というところもありましたが、実質販売率が49.7%でございました。半分を切るところでございました。もう少し皆さんに御利用いただけないかということで、販売期間、利用期間などを延ばして、再度周知に努めました。そういったところ、5ポイントほど上がって、54.4%。それでも半分をちょっと上回ったというところでございました。その際に、この残った残部の商品券、どうしたものかということを検討してまいりました。全国的にこのコロナの経済対策として商品券事業を各地で行っておりました。いろいろトラブルがあったこと、それから市町村によっては残部が残ってしまって、3度、4度と追加販売をしているというような報道もございました。しかしながら、これは景気対策に直結するということで、追加販売を決定したものでございます。その際に、残部として、今お話しした54.4%というところで、残り7500冊が残部として、端数がちょっとありますが、7600冊ほど残部がございましたので、それを販売するというようなことで決定したものです。その際に、いろいろお話を伺った際に、市内に勤務している方も、市内に住民票が釜石にはないのだけれども、生活圏、釜石でいろいろお買い物をしているのだから、市内に勤務している人も購入できればいいねというような声がございました。そういったことで、市内に勤務している方も、今回は追加販売では対象に入れたところでございます。 実績は、この11月20日、21、22日の3日間で、販売時間を10時から17時といたしましたが、オープン前といいますか、開始時間の前に予定数を到達いたしまして、即売という形でこの3日間で7500冊が完売いたしました。当初の1日目のところが金曜日でございました。平日でしたので、ちょっと我々の想定を超えるほど、皆さん早くから早朝並ばれましたし、整理券というのを当初お渡ししていませんでした。それで、2日目からその点反省いたしまして、これはちょっと密になるということで、2日目の21日から整理券を配布いたしまして、整理券を配布した後に引換えは順次5時までの間に引換えをお願いするという形といたしました。 ○議長(木村琳藏君) 8番遠藤幸徳君。 ◆8番(遠藤幸徳君) 追加販売の実績、大変好評だったということは、盛況だったということは耳にしましたけれども、それ以上に苦情のほうが我々の耳に結構届いてきたわけでございます。なぜあんな販売方法をしたのか、何で初めから整理券を出さなかったのか、そういった部分に気配りがなかったのか、そういった声がどんどん強くなって、一方で買いに行ったらもう終わっていた、次の日何としても買いたいから4時から並んだなんていう人も、こんな罪な話ありませんよね。だから、今回これで、こういった計画についていろいろ勉強したんだろうと思いますので、次の計画のときにはこういうことがないように、ぜひお願いいたしたいと思います。それから、欲しいけれども、やはり自分で足がないので行けない、それで、何で前回は支援センター単位でもって販売したのに、今回はシープラザなのか、そういった苦情もありました。地域的そういう差、遠いところ、市内にいる人はすぐに買いに行けたかも分かりません。そういった配慮も必要だったのではないかなと、そういった苦情がたくさんありました。それで、一番言われたのは、税金を使う事業の中で、もっと公平性であるべきではないのかなという、そういった声もたくさんありました。その辺について、一番気にするのが、市内にいて、買いに行けないんだけれども、市外から来て釜石に勤務している人が、何で我々が買えないのに1人5冊買えるんだ、そういった配慮、市民に対する配慮も必要だったのではないかな、そういった苦情がたくさん来ます。ですから、こういったことを今後のためにも、いかに捉えているのかお聞かせ願いたいと思います。質問はこれで終わります。 ○議長(木村琳藏君) 商工観光課長。 ◎商工観光課長(山田裕子君) 今、議員のほうからお話があったように、多くの市民の皆様から御意見が入ってございます。電話でも50件以上ございましたし、メールのほうでも30件以上ございました。1人5冊というのが、当初は1世帯1冊でございましたので、1人5冊というのが多かったのではないのか、購入希望する方には全て行き届くようにすべきではなかったのか、今お話があったとおり、市民だけでも、市内在勤者でなく、市民だけというふうに限定したほうがよろしかったのではないか、そもそも販売時間が10時から17時としていたのに、その前に完売となるのはおかしいのではないか、予約制としてはどうだったのか、代理購入、どうしても、先ほどお話があったように、御本人がその場に行かれないという場合もありますから、代理購入ができないというのがとても不便であったというお話がございました。 初日の日に大変密になりまして、このコロナの中でこういう密になることは何とか避けなければならないということで、対応をとったものなのですが、中止するということも一つの選択肢にございました。ただ、中止することによって、またさらなる混乱を招くということで、この間隔を取り、何とか密にならないような対応で販売を続けたところでございます。 今、議員がおっしゃったように、事業者支援という目線でいきましたが、やはり市民の皆さんの税金という部分、公平性の担保を念頭に次の事業をする際には、平等に公平性の担保を念頭に事業を進めていきたいと考えております。 ○議長(木村琳藏君) そのほかございませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(木村琳藏君) 第7款の質疑を終わります。 第8款土木費、質疑を許します。 3番三浦一泰君。 ◆3番(三浦一泰君) それでは、私から港湾費、港湾管理費の釜石港振興事業について質問させていただきたいと、そういうふうに思います。 大きく分けて3点、順次質問していきたいと、そういうふうに思います。 1つ目は、本事業の内容について、そして、次が取り巻く環境について、そして、3つ目が本取組の必要性について、順次質問していきたいと、そういうふうに思いますので、よろしくお願いします。 釜石市民からとってみれば、奨励金というところが、何に使うの、どうなんだろうというところ、考える方も多いと思いますので、この本事業の内容を具体的に説明していただきたいと、そういうふうに思います。 ○議長(木村琳藏君) 国際港湾産業課長。 ◎産業振興部次長兼国際港湾産業課長(猪股勉君) 奨励金の事業内容についてという御質問ですけれども、釜石港については、コンテナを本格的に始めたのが平成23年、内貿フィーダー航路が開設されてからで、そこから29年のガントリークレーンで、そこで外貿コンテナの航路が就航されまして、そこから飛躍的に伸びてきているという実態があります。 まだコンテナ物流を始めて10年に満たないということで、そういう船社さん、荷主さんも含めて、釜石港の知名度というのがまだまだ低い状況であると認識しており、釜石港にコンテナ集荷するための一つの手段としまして、コンテナ1個当たり2万円の助成と、あと、コンテナを陸送するのに1個5000円の補助をして、順調に今、出荷が伸びてきているという状況になっております。 ○議長(木村琳藏君) 3番三浦一泰君。 ◆3番(三浦一泰君) 次、その内容を踏まえてですけれども、今、釜石港の置かれている状況が刻一刻と変わってきているのではないかなと、そういうふうに思っております。コロナが起きて、そしてあとは、近隣の市のほうでも手を挙げてコンテナだとかも扱うようになってきているというようなことだとか、それとあとは、道路環境も変わってきていると思いますし、よい面と悪い面というようなことで、ここでいろいろ動いてきているのかなと、そういうふうに思っています。 取り巻く環境について、今考えられるところ、そういったところをお聞きしたいと思います。 ○議長(木村琳藏君) 国際港湾産業課長。 ◎産業振興部次長兼国際港湾産業課長(猪股勉君) 釜石港を取り巻く環境についてという御質問ですけれども、議員さんがおっしゃるとおり、コロナの影響というのは、少なからず出ておりまして、釜石港のコンテナの取扱量を見てみると、11月末現在で、前年度比マイナス3%程度ちょっと減っております。これは、釜石港だけではなくて、近隣港、県外の港も含めてなんですけれども、軒並み数%から十数%という影響を受けている中で、集荷を四苦八苦しているところではあります。 しかしながら、コンテナの数についてはだんだん、前年度の分まではちょっと厳しいところあるんですけれども、利用していただく企業の数については、昨年の84社から、11月現在なんですけれども、100社を数えるまで利用いただいているという実情があります。使っていただく企業が増えるということは、当然コンテナも軒並み増えていくという期待はありますので、コロナ禍ではありますけれども、引き続き集荷を強めてまいりたいと思います。 ○議長(木村琳藏君) 3番三浦一泰君。 ◆3番(三浦一泰君) 取り巻く環境、もう少しいいところと悪いところを話ししてもらいたいなというふうに思いますし、そしてあと、本事業の必要性、ここのところですが、思いをもっとはっきり伝えていただきたいな、そういうふうに思いますので、しっかり答えていただきたいとし思います。よろしくお願いします。 ○議長(木村琳藏君) 国際港湾産業課長。 ◎産業振興部次長兼国際港湾産業課長(猪股勉君) コロナによる影響について、釜石港を取り巻く状況について、もう少し具体的にということではありましたけれども、釜石港を取り巻く状況については、先日のRORO船の定期航路のトライアルなど、話題性については十分に、マスコミ等に対しても話題性は十分に提供できているものと認識しております。 また、復興道路とかの結節点ということで、交通の便が大分よくなっておりますので、内陸からの釜石港を使いたいという企業さんの声も少なからず聞いてはおります。 10月の下旬なんですけれども、内陸の自治体、矢巾町、紫波町、北上市とかの自治体の担当者が釜石港、大船渡港をちょっと見学に来るという見学会がありまして、そこで釜石港のPRをしたところです。やはり同じ県内でも、釜石港ってこんな立派な港があったんだという声があるくらい、やはりまだ釜石港、認知されていないというのをちょっと痛感した次第であります。 あと、事業の必要性についてですけれども、先ほどからの答弁で、釜石港はポート・オブ・ザ・イヤーを受賞したとはいえ、まだまだ知名度は低いものと認識しております。そのため、この奨励金事業というものをやめてしまうと、コンテナが集まらなくなる可能性があります。ほかの近隣自治体のほうに貨物が移ってしまう可能性がありまして、そうならないためにも、事業を続ける必要があると。いつやめるのかとかというところについても、いつまでやるのかというところについても、今後、近隣港湾の動向を見ながら決めていきたいなと思いますので、引き続きこの事業については継続していきたいと思いますので、御理解お願いいたします。 ○議長(木村琳藏君) 産業振興部長。 ◎産業振興部長(平松福壽君) 今、次長から概要は申し上げたとおりでございます。改めておさらいのために、若干補足をしたいと思うんですけれども、まず、釜石港、釜石湾のよいところ、悪いところ、事業の必要性を端的に述べよといったお話でございました。まず、釜石港、釜石湾の一番誇れるところは、自然のところからになりますけれども、まず、湾が急深で、湾防の静穏水域があって、かつついに高規格道路と結ばれたといったこと、これは県内の各市の中では非常にいい立地条件だと思ってございます。さらに加えまして、貨物に関しましても、最大荷主となる、安定荷主となる大企業が市内に歴史を持って存在してくださっているということ、その荷主さんも、それから物流企業も、それから我々役所の人間も踏まえた釜石港湾振興協議会を中心とした釜石港を盛り上げていこうという体制のあることが、これが一番誇れる部分であり、よいところなんだろうと思ってございまして、こういったところを使いながら、私たちこれから釜石港のよいところをアピールしていかなければならないと思ってございます。もちろん、毎回言われておりますとおり、365日24時間の荷役体制があるといったことも、県内唯一の誇れる部分だと思ってございますし、それに伴うタグボート曳航の技術と、この体制ですね、ノウハウ、スキルについても、これは恐らく間違いなく県下で一番だと思ってございます。 若干悪いところということにつきますと、何度か議会の場でも申し上げておりますが、公共埠頭が脆弱で、ヤードも岸壁もちょっと少ないといったことがございます。したがいまして、コンテナは頑張っておりますが、実はばら貨物ではまだ県下一番になってございませんので、そういった後背地も含めた絶対的な面積の狭さというのがまだあるといったことが、今時点のちょっと弱いところかなと思ってございます。 最後の事業の必要性につきましても、これは先ほど次長が申し上げたとおりで、急にばさっとやめるといろいろな影響があるかもしれませんが、ただ、これはあくまでも事業の呼び水としてやっているもので、これがないと、例えば荷物がなくなるから永遠にやめられないといったものではなくて、実は今、内部でも、一部見直すとすれば、どこから見直すべきかといった内々の議論も実はしてございまして、いずれ荷物の行く末を見ながら、先ほど申し上げたとおり、このコロナの中でもあまり釜石港の荷物が落ちていないということは、先ほど言ったとおり、荷主企業は増えていることなんですが、一番港湾関係者の方とか国の方、県の方と話して一番褒められるのは、コンテナの量よりも荷主企業でございます。やはり多くの企業に、多くの人に必要とされている港というのが大事なんだといったお褒めをいただくので、このコンテナの量は景気によって浮き沈みございますけれども、釜石港を使ってくれるお客様を増やしていくといったことは、引き続き頑張っていけるのかなと。これによって、釜石港の必要性がますます高まるんだと思ってございます。 もう一つ、事業の必要性なんですけれども、まず、ある程度は広告宣伝的に釜石港を分かってもらうといった効果もございますが、こういった中で釜石港を認知してもらうことで、悲願でございました震災前の陸揚げですとかダイレクトですとか、そういったものをまず実現して、それがゴールではございませんで、そういったことをやるのであれば、部品はどうだ、倉庫はどうだと、そして自動車産業に釜石が食い込んでいけないのかと、そういったような先に思いがあるわけでございまして、いずれ釜石港を、国際港湾の釜石港を突破口に産業振興していくと、その入り口であるといったことで、これからも頑張ってまいりたいと思ってございます。 ○議長(木村琳藏君) 7番平野弘之君。 ◆7番(平野弘之君) 私も釜石港振興事業2000万ということについて質問をさせていただきます。 先ほど来、同僚議員のほうから質問がありましたので、なるべくかぶらないように質問をいたします。 昨日も同僚議員のほうから、昨年の取扱量、今年の取扱量はどうかと、比較してどうなんだという質問もございました。これについては、昨年は9200、それから今年はそれに迫る9000というふうなお話が昨日ありました。これは今の物流の流れが厳しい状況にある中で、この9000近くいっているということは、すごく関係各位の努力を私は評価したいと、こう思っております。 しかしながら、釜石港はそれで終わりではなくて、これからもっと頑張ってやっていかなければ、他港には勝てないという意味であります。 そこで、奨励金ですね。これは今、部長初め、課長お話がございましたが、私は端的に、当分の間、必要ではないのかと。そうしないと、釜石の経済はどこに行くんですかね。これを辛抱して、我慢して増やしていかないと、誰かが言ったではないですか。3万トン、3万TEUをクリアするまでやるんだと、そういう回答も私はいただいております。ですから、頑張りしかないんですよ。 そこで聞きたいのは、ちょこっとかぶりますが、事業自体のトン数、取扱いTEUではなくて、どういう企業が離れていったのか、あるいはどういう企業が入ってきたのか。何社というのは分かりましたので、そこを議員の皆様に、私も教えて、きちんとしていただきたいと、このように思います。 ○議長(木村琳藏君) 国際港湾産業課長。 ◎産業振興部次長兼国際港湾産業課長(猪股勉君) 今、議員さんからの港湾頑張れという励ましの言葉をいただいたところでありますけれども、この奨励金についてなんですけれども、どういう企業が離れていって、新たにどういう企業が入ってきているのかという内容の御質問かと思います。 御質問についてなんですけれども、すみません、離れていった企業というのは、ちょっと私のほうでは把握しておりませんので、また後日、回答したいと思います。 新たに入ってきている企業になりますけれども、自動車関連部品を扱っている、作っている内陸の工場の自動車部品が新たに取り扱われるようになってきているというところです。あと、ホームセンターなんですけれども、ホームセンターのサンデーさん、ホームセンターも新たにちょっと、量は少ないですけれども、新たに取り扱うようになってきているというところもあります。あと、いろいろな品が釜石から新たに入ってきておりますので、ちょっと細かいところは割愛いたしますけれども、大きいところでその2つが新しい企業ということになります。 ○議長(木村琳藏君) 7番平野弘之君。 ◆7番(平野弘之君) 2問目なんですが、全国1000港の中でポート・オブ・ザ・イヤーの授賞式がコロナの影響でできなかったということです。それだけ全国から注目されている港が釜石港、こういうことになります。ですから、ここが踏ん張りどころなんですよ。さっきから私が頑張れとか何とか言っているのはそういう意味合いの元なんですよ。それを分かっていただきたいと思います。 それで、最後の質問になりますけれども、昨日、副市長が7市町村の集まりで北上に行ったということを伺っております。これは道路の関係だということしか私は分かりません。でありますので、この港湾事業に大事なものでありますので、どういう内容の会議なのか、何を目的としているのかを聞きたいと思います。 ○議長(木村琳藏君) 副市長。 ◎副市長(窪田優一君) 議員さんから叱咤激励のほう、ありがとうございます。昨日ですけれども、まず一般質問の最終日でありましたけれども、私のほう、勉強会のほう参加させていただいて、議員の皆様、本当にありがとうございます。 昨日の勉強会なんですけれども、テーマといたしましては、岩手県の沿岸部と内陸の産業振興に関する勉強会ということで、基本的には内陸と沿岸部の港湾を活用した物流網の形成等々について、一体的にやっていこうということで、目的の下で北上市長さんのほうで音頭を取っていただいて進めたものです。参加したのは北上、花巻、大船渡、当市で、金ケ崎、西和賀等々の自治体なんですけれども、その中で昨日は第1回ということで、商工会議所、それぞれの自治体の会頭さんたちも参加しながら進めたところです。 1回目については勉強会ということで、まず、東北地方整備局釜石港湾事務所のほうから、釜石港等々を取り巻く現状についてお話がありました。あるいは、岩手県のほうからはものづくり産業に対する、特に自動車産業ですけれども、そちらに対して今の現状のほうについてお話ししたような会議でした。 そういったところで、私のほうも参加させていただいたときに、意見のほうを2つ申し上げさせていただいたところです。1つ目は、まずこういったところで、金ケ崎を初めとして自動車のほう、生産のほうも進んでいるところでありますので、釜石港を活用した完成自動車物流の構築、ぜひ県内で一体的にやってもらいたいのでということを、まず各市町村の首長さんたちと一緒にお願いしたところでございました。2点目は、それと関係するところでございますけれども、ぜひこういった集まりを引き続きやってほしいという話をしました。もう少し詳しく話したんですけれども、基本的にサプライチェーンをつくる中で、やはり県内でサプライチェーンをいかに構築するかというところ、非常に重要だというふうに考えているところでございました。北上市長さんのほうでも、北上金ケ崎パシフィックルートということで、北上から釜石港まで続く物流の流れについて形成していきたいという話でした。 サプライチェーンについては、まず1つは、関連産業を集積されたり連携させたりするというところで、産業というものを連関させていくことはもちろん重要だと思うんですけれども、それを実際に物として売り出すとか消費していくに当たっては、物流網をどういうふうにしていくかというところ、非常に重要になってくると思うので、そういった意味で経済の拡大において釜石港をぜひ使っていただきたいということをお話ししております。 もう一つは、このコロナ禍のように、様々なところで今、サプライチェーンの再構築進んでいるところでございます。そういった再構築の中で、やはり県内で内陸と沿岸で連携しながらサプライチェーンが強固にできると、やはりそれはリスク回避のためにも非常に重要だということで、ぜひともこういった集まり、引き続き続けてほしいということを私から強く申し上げたところでございまして、参加していたほかの自治体の皆様方からも御賛同をいただきまして、引き続きこの勉強会を継続するというところでした。 内陸との連携の中で、釜石市も引き続きこの勉強会を初めとして、内陸との連携については、主体的に取り組んでまいりたいと思っておりますので、ぜひ皆様方も御支援いただければと思います。 以上です。 ○議長(木村琳藏君) 第8款の質疑を終わります。 第9款消防費、質疑を許します。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(木村琳藏君) 第9款の質疑を終わります。 第10款教育費、質疑を許します。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(木村琳藏君) 第10款の質疑を終わります。 第11款災害復旧費、質疑を許します。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(木村琳藏君) 第11款の質疑を終わります。 第12款公債費、質疑を許します。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(木村琳藏君) 第12款の質疑を終わります。 以上で歳出の質疑を終わり、第1条の質疑を終わります。 第2条債務負担行為、質疑を許します。 9番佐々木聡君。 ◆9番(佐々木聡君) 私からは、予算の概要と主要事業の6ページ、市役所電子化推進事業について質問いたします。 この内容を読みますと、庁内の業務効率化、あとペーパーレス化といったことで働き方改革を推進ということを書かれております。まず、この業務の効率化の業務というものを、具体的に何を指しているのかという点と、あと、ペーパーレス、紙媒体を使わないということになりますと、それまでかかっていた経費が節約されるというものになりますので、それを金額で換算しますとどういうふうに見込んでいるのか、これについて答弁を求めます。 ○議長(木村琳藏君) 総務課長。 ◎総務課長(川崎浩二君) 市役所電子化推進事業についてでございます。 将来的な市役所の事務の電子化を目指す上で、事務フローですとか、それから保存される書類等の種類、傾向を調査いたしまして、効率的な電子化、庁内のデジタル化というふうな部分を進めてまいりたいというふうに考えてございます。 それから、このことによる紙媒体の効率化ということで、不要となる紙媒体、具体の試算はございませんが、ざっくり数百万円というふうな程度の数字というのは思い浮かぶんですけれども、そのことよりも、このデジタル化、電子化推進することによる業務の削減時間、そういったことのほうが大事かなというふうに考えてございます。今時点の試算では、年間2万4000時間、効率化の人数で12.9人というふうな試算がございます。このことによって、新たな仕事の価値の創造、そういったことに取り組んでまいりたいと考えてございますし、トータル的な費用対効果、こちらも具体の数字はございませんけれども、例えば先進的な取組をしております東京都の豊島区の導入事例、こちら公開している金額ですと、年間1億2500万円の削減というふうな数字ございます。ちょっと自治体の規模も、事務量の規模も相当差がございますので、できる限り費用対効果、数字として残せるように取り組んでまいりたいと考えてございます。 ○議長(木村琳藏君) 9番佐々木聡君。 ◆9番(佐々木聡君) 分かりました。 あと、この紙媒体ではなくて、ペーパーレスを図るということになりますと、これについては当市における高齢化の進捗を考えますと、求められる行政サービスの質であったり量であったり、これらが増加していくことも予測されるというふうに思っております。また、ほかの自治体の動向を見ましても、こういった動きというものは活発にあります。 この中でペーパーレスを図る上で、いきなりやるということはなかなか難しいように思っております。このペーパーレス化を進めていく上でのハードルというものをどのように捉えているのか答弁を求めます。 ○議長(木村琳藏君) 総務課長。 ◎総務課長(川崎浩二君) ペーパーレスを進めていく上でなんですけれども、ふだん取り扱っている事務事業、それに関わる中身について、例えば法定で定められた手続様式ですとか、あるいは情報として開示可能なものとそうでないものというふうな区分け、そういったものをまず事前に調査する必要があるというふうに考えてございます。それと、年配の方に対する配慮の部分なんですけれども、実際、今回マイナンバーカードの手続でマイナポイント事業のひもづけ事業を進めてございます。県内の自治体で市レベルで言うと、当初8位ぐらいでスタートしたんですけれども、今現在、盛岡市に次いで人口に対する交付率2番目まで、葛巻町と同じ水準まで上がってございます。申請される方の中身を見ますと、若年者はもちろんなんですけれども、かなり年配の方も申請されておりますことから、住民票のコンビニ交付も始めてございますので、そういった意味で、デジタル化についてのハードル、こちらで考えているよりも、それほど高くないのではないかなというふうな部分含めまして、ただ、デジタル化を進める上では、これまで以上に、より住民に対する丁寧な説明を心がけてまいりたいと、そのように考えてございます。 ○議長(木村琳藏君) 9番佐々木聡君。 ◆9番(佐々木聡君) このデジタル化、あるいは電子化推進ということを考えますと、ただいま答弁にもありましたけれども、何分、高齢者がまだ増えていくというか、高齢化率が高まっていくということを考えますと、なかなかそこについていけない年配の方というのも出てくるのであろうというふうに思いますので、そこに対しての配慮といったところも何らかの形で必要かなというふうに思っております。 あと、これ、コロナ禍においてテレワークといったものがどんどん進んでいるようですけれども、この在宅ワークという部分については、当局の電子化推進事業の中で将来的な考えというものがあるのかないのか、そこら辺について答弁をもらって終わります。 ○議長(木村琳藏君) 総務課長。 ◎総務課長(川崎浩二君) 年配の方に対する手続の部分、デジタル化を導入するといっても、一気にそれは100%デジタル化するわけではございませんし、市内に8か所ある生活応援センターでのきめ細かな窓口の対応というのは引き続き続けてまいりたいと考えてございます。 在宅勤務なんですけれども、このコロナ禍の影響で時差出勤ですとかテレワークというふうなことも導入試み、取り組んでございます。まだ普及についてはこれからというふうな部分ございますけれども、実際に取り組んだ部署においては、結局庁内でデスクワークしていると、その電話対応ですとか、窓口対応というふうな部分ございますので、パソコンの作業が一旦中断して、それからまたというふうなことになりますと、結構時間のロス感じている職員多かったように聞いてございます。そういったテレワークのメリットの部分、あとは、どうしても庁内でないと、個人情報の関わる事務作業はできないというふうなこともございますので、メリット、デメリット勘案して、できる部分からテレワークのほうも進めてまいりたいと考えてございます。 ○議長(木村琳藏君) ほかに。 3番三浦一泰君。 ◆3番(三浦一泰君) 私も同僚議員と同じところで質問させていただきたいと、そういうふうに思います。かぶらないように質問したいと、そういうふうに思います。 市はこれまで、業務の棚卸を行い、課題の整理と改善に向けた取組を進めてまいりました。また、8月にはソフトバンク株式会社から職員を派遣していただいて、庁内業務のシステム化やテレワークの推進、スマートシティを目指す企画、提案など、デジタル技術を組合わせ、市の業務を改革していく方策について、知見を生かしていただいているものと受け止めております。 こうした取組と今回の市役所電子化推進事業の違いをお伺いいたします。 また、政府が進めようとしているデジタルトランスフォーメーションと今回施策の関係についてもお伺いしたいと思います。 ○議長(木村琳藏君) 総務課長。 ◎総務課長(川崎浩二君) 今回の電子化事業でございますけれども、これまでソフトバンクさんから来ていただいている地域おこし企業人の取組の延長線上にあると言っていいかと思います。これまで庁内各課で業務の棚卸の結果を受けまして、ソフトバンクさんの知見により、改めて分析させていただきました。分析結果、庁内デジタルトランスフォーメーション、DXとして効率効果の高い庁内の共通業務があるというふうなことが分かってございます。 今回の電子化推進事業では、実施効果の高いターゲットとなるこの共通業務の候補の選定と、これらの業務を一括管理できる庁内のデータプラットフォーム、そういったものの導入を計画してございます。 それから、国が進めるDXの詳細につきましては、まだ不明なちょっと点は多いわけですけれども、方向性といたしましては、国民生活の広範にわたる成長戦略推進のための手段としてのDXの位置づけ、その一端としての行政のデジタル化があるものというふうに認識してございます。 したがいまして、当市のDX推進も、庁内の効率化と新しい行政サービスの価値を生み出すことを念頭に置いて進めてまいりたいと考えてございまして、今回の電子化推進事業と国の方向性、こちらは一致しているものと認識してございます。 ○議長(木村琳藏君) 3番三浦一泰君。 ◆3番(三浦一泰君) では次、質問したいと思います。 9月定例会で過勤務実績を聞いたところ、1人月当たり45時間を超えた職員は延べ121人、2か月から6か月間の平均が80時間を超えた職員は延べ21人、一月当たり100時間を超えた職員は延べ11人となっているとの回答をいただいております。 まずはこうした職場の業務改善を早急に行うことが労基法上求められておりますし、当該職場からの要望も強いものと考えています。したがって、市役所電子化推進事業と同時並行で過重労働職場に対し、ピンポイントでの対策を講じることが必要ではないかと考えますが、今後、ITやRPAなどの活用による業務削減をどのように進めようと考えているのか、計画も含めてお伺いいたします。 ○議長(木村琳藏君) 総務課長。 ◎総務課長(川崎浩二君) 年度当初、超過勤務の部署、幾つかございました。年度進むに従いまして、業務平準化してまいりまして、年度当初ほどの時間、100時間超えというふうな部署は今のところ出てございません。 庁内業務の効率化、電子化の取組についてでございますが、今回、これに先行いたしまして、本年10月に7号補正予算で計上してございました事務作業自動化ツール導入事業、こちらのほう、実証試験を実施中でございます。内容につきましては、釜石ふるさと寄付金の申請受付事務処理につきまして、AI-OCR及びRPAを活用した業務効率化事業でございまして、現在、効果測定を行っているというふうなところでございます。 こちらの事業、昨年度の事業と比較対照するというふうな部分については、まだ時期尚早ですけれども、一定の成果が上がっているというふうな手応えはございます。また、こちらの実証試験と並行いたしまして、実際のRPA、AI-OCR、どういう動作がして、どういう業務に適用できるのかというふうな部分で、庁内の他部署、例えば税務課ですとか保健福祉部の部署の職員に来ていただいたり出向いたりして、デモンストレーションといふうなことを行ってございます。デモンストレーションをした、参加した課の中からは、幾つかこういったRPAの事務事業化を求める提案もいただいてございますので、こちら実施する上での課題を整理いたしまして、それぞれの部署で機械化が実現できるように、今回の実証試験の成果を横展開していくというふうなイメージで、庁内のRPA導入、AI-OCRの導入、電子化というふうな部分、進めてまいりたいと考えてございます。 ○議長(木村琳藏君) 3番三浦一泰君。 ◆3番(三浦一泰君) 今ほどいろいろ職場の事情を聞いて、そしてRPAだとか、そういったものを検証するというようなことで今進めているということですので、ぜひ、分からなくている方も多いと思いますので、こういったコンピューターのほうがやってくれるというようなことが分かれば、そうすれば、そういったことに移行していきたいな、そしてあとは業務も減っていくんだろうなというふうに思えると思いますので、そういった取組をどんどんつなげていっていただいて、職員の方々の業務の効率化というものを図っていただきたい、そういうふうに思います。よろしくお願いします。 ○議長(木村琳藏君) 第2条の質疑を終わります。 第3条地方債、質疑を許します。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(木村琳藏君) 第3条の質疑を終わります。 お諮りいたします。議案第96号は質疑を打ち切って採決をしたいと思いますが、御異議ありませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(木村琳藏君) 御異議なしと認め、これより採決いたします。本案を原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。  〔賛成者起立〕 ○議長(木村琳藏君) 起立全員であります。よって、本案は原案のとおり可決されました。 暫時休憩いたします。               午後3時29分休憩---------------------------------------               午後3時59分再開 ○議長(木村琳藏君) 休憩を打ち切って会議を再開いたします。--------------------------------------- ○議長(木村琳藏君) 日程第9、議案第97号令和2年度釜石市国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)を議題といたします。 これより質疑を許します。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(木村琳藏君) 以上で質疑を終わります。 これより議案第97号を採決いたします。本案を原案のとおり決することに御異議ありませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(木村琳藏君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。--------------------------------------- ○議長(木村琳藏君) 日程第10、議案第98号令和2年度釜石市後期高齢者医療事業特別会計補正予算(第1号)を議題といたします。 これより質疑を許します。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(木村琳藏君) 以上で質疑を終わります。 これより議案第98号を採決いたします。本案を原案のとおり決することに御異議ありませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(木村琳藏君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。--------------------------------------- ○議長(木村琳藏君) 日程第11、議案第99号令和2年度釜石市介護保険事業特別会計補正予算(第2号)を議題といたします。 これより質疑を許します。 18番水野昭利君。 ◆18番(水野昭利君) 令和2年、本年度ですが、当初予算に認知症対応型施設を整備するということで予算を計上されておりますが、これにつきましては同僚議員が質問いたしまして、2つの施設はできるが、もう一つの施設は人員確保が大変ということで、それは実施しないようですが、そこでですが、当市の高齢化率は、令和2年11月末現在、39.8%となっております。これは5人に2人が老人という比であります。独居老人及び高齢者世帯も年々増加傾向にあり、高齢者の福祉対策が喫緊の課題となっております。 このような状況下、施設入所待機者は何人いるか。 2つ目として、また、そのうち早期入所が必要な人は何人いるか。 このような状況を解決するには、住宅が困難な生活をしている人も多数いる状況で、施設整備が必要ではないかと思われるわけです。 そこで、市長にお伺いいたします。 このような状況の下、やはり施設整備等をやりまして、老人対策としてやっていただけるかどうか、その点についてお伺いします。 また、どのように市長は捉えているか、それをお願いしたいと思います。 今後、老人センター等を建設しなければ、この待機者等に対する対応はできないと思うんですが、そこでお伺いいたしますが、以前、当市には五葉寮とかあいぜんの里が建設されました。その際、どのような形で建設されたのか、その辺についてもお伺いいたします。 また、最初、同僚議員が質問いたしました答弁として、認知症対応型の施設の中で3か所ありまして、そのうち2か所は施設整備すると本年度ありますが、もう一つの施設については、どのような形でやられるのか、また、いつやられるのか、その辺についてお伺いいたします。 その際、本年度整備予定の認知症対応型共同生活施設について、例えばですが、老人福祉センターを造り、そこに併設したらいかがかと思うんですが、その辺についてお伺いいたします。これについて、市が整備した場合と、過疎債が利用できるんですが、この過疎債というのはどういうものか、これについてもちょっとお聞きいたします。また、民間が整備した場合は福祉法人設立が必要でありますが、この設立するためには、どのような形でできるのか……。 ○議長(木村琳藏君) 水野議員、簡潔にお願いいたします。 ◆18番(水野昭利君) (続)その社会福祉法人を設立するには、どのような手続が必要かお伺いいたします。 まず1点目として、それについてお聞きいたします。 ○議長(木村琳藏君) 高齢介護福祉課長。 ◎高齢介護福祉課長(山崎教史君) まず、施設入所の待機者についてお答えいたします。 今年の、令和2年4月1日現在で135人の方が施設入所を申し込んでおりまして、そのうち早期に入所が必要だと判断されているのは26人の方がいらっしゃいます。今現在ですが、そのうち3名の方は施設に既に入所しておりまして、あとは1名の方は残念ながらお亡くなりになって、1名の方は在宅で過ごすというような、今は状況になっております。その他の方は在宅サービスをいろいろ使いながら、今、御自宅のほうで生活しているという状況にあります。 それから、今年度の計画で、グループホームのほうを整備できないと、認知症対応型の共同生活介護の施設を整備できなかったということで、こちらについては、次年度以降の計画でさらに検討したいと思っておりますけれども、今年度予定していた施設ができなかったものですから、その状況としては、依然として厳しいのかなというふうに思っております。 それから、過去の施設整備に関する、施設整備ですか、施設に関する支援ということなんですけれども、以前、今の特別養護老人ホームのほうの施設整備等につきましては、国庫補助金とか岩手県補助金のほかに市独自の補助金というのを支出しておりまして、こちらについては、用地取得とか建物整備に対する補助金と、あとは借入金に対する償還補助等の支援を行っていたということになります。 以上です。 ○議長(木村琳藏君) 地域福祉課長。 ◎地域福祉課長(村上徳子君) それでは、私のほうからは、社会福祉法人の設立の手続について御説明をいたします。 社会福祉法人の設立に向けた、まず検討課題でございますが、社会福祉法人を設立するためには、その事業、資産、資金、組織について検討、整理する必要がございます。具体的には、どこにどのような施設を整備し、どの社会福祉事業をどのように経営していくか、事業計画等を明らかにするとともに、事業整備に必要な資金計画の検討も必要でございます。また、資産と資金ということで、社会福祉事業を行うのに必要な資産、資金の確保というものも必要になってございます。 また、組織といたしましては、評議員、理事及び監事の設置が必要でございます。 社会福祉法人を設立しようとするものは定款を定めて、所管庁の許可を受ける必要がございます。厚生労働省令で定める手続に従いまして、申請書、定款及び添付書類を釜石市長に提出することになります。釜石市では地域福祉課のほうに提出していただくこととなってございます。 以上でございます。 ○議長(木村琳藏君) 財政課長。 ◎財政課長(佐野正治君) 私からは、過疎債について説明させてもらいます。 過疎債は、過疎計画に掲げられた事業に対する借入れができるものでして、借入れの充当率、事業費に対する借入れの割合は100%、それから交付税の措置につきましては、元利償還金の70%が国のほうから基準財政需要額のほうに算入されるというような中身です。 以上です。 ○議長(木村琳藏君) 市長。 ◎市長(野田武則君) 私にも御指名があったと思いますが、高齢者が増加して、なおかつ施設に入れない方がたくさん出てくると、そういった中にあって、市はどういう方向で政策展開をするのかというお話かと思いますが、先ほど担当のほうからも話をしておりますとおり、とにかく施設に入らなければならない方々、1人として取り残さず、きちんとお世話できるような、そういった体制は構築をしていかなければならないというふうには思っております。 ただ、先ほどお話がありました、そうは言っても、誰がそれを運営するかというところと、それから、どのぐらいの規模なのかというふうなところで、なかなか施設を運営する方、あるいはまた、その規模、そういったところで前に進めないということがございまして、先ほど話がありましたとおり、計画は立てても、なかなかそれが実現できないでいるという現状でございます。必要性は十分認めているところでございます。 ただ一方では、施設を造っていきますと、その分、介護保険の保険料に跳ね上がってくるということになりますから、そういった財源の問題と保険料との兼ね合い、これをきちんと精査しながら、次の世代の方々にも負担にならないような、そういった取組が必要かと思っております。 議員おっしゃっているのは、そういったお話かと存じますが、我々としても、ぜひ高齢になられた方々が、施設に入りたいという方々が1人でも取り残すことのないように、きちんと対応していきたいというところについては、ぜひ御理解をいただければと思います。 ○議長(木村琳藏君) 18番水野昭利君。 ◆18番(水野昭利君) 今、市長からも御答弁いただきましたが、そこで、4月1日現在で県のほうで調査いたしましたところによりますと、申込者が135人で、そのうち待機者数は46人、うち早期に入所したい方が26人となっておりまして、例えばですが、特別養護老人ホーム25床、小規模老人ホームですが、これを整備することによって、希望者、例えば早期入所いたしたい26人も収容できるわけなんですが、この辺、先ほど市長がいろいろ申し上げておりますが、ただ以前、先ほど御答弁申し上げられましたが、仙人の里及びあいぜんなどは、このような施設をするためにいろいろな形で市長が初めとしてお願いして実施したんですが、その辺はどう考えておるのか。 ○議長(木村琳藏君) 高齢介護福祉課長。 ◎高齢介護福祉課長(山崎教史君) 新たな特養施設に対する支援というようなお話かと思います。 先ほどの平成の初期の、平成3年とか平成9年頃の大規模な特別養護老人ホームの施設整備ということでしたけれども、その後、地域密着の施設整備のほうが平成25年か26年ぐらいに施設整備というのがありました。その際には、今もあるんですけれども、岩手県の間接補助金の介護施設整備事業補助金と、その時点では釜石市の地域密着型の施設整備の補助金というのも創設されて、その整備期間の間でそのような整備があったというのは過去にもありました。 今現在はそういった補助金はなくて、岩手県の間接補助金というのが今ある状況ですので、補助金に関してはそうなんですけれども、施設整備のことについては、他の御質問のときにもお答えしましたけれども、そこで運営する人材の確保とか事業の運営のほうの、そういった計画という部分もいろいろ精査する必要があると思いますので、そういった面も含めて検討していくということになろうかと思います。 ○議長(木村琳藏君) 水野議員に申し上げます。施設整備は一般会計での質問になりますので、その辺をお分かりの上、お願いいたします。 18番水野昭利さん。 ◆18番(水野昭利君) 今、全国的にコロナウイルスが発生しまして、感染拡大に伴う利用者減少に加え、感染対策の経費などで、施設において収益が悪化しているとあるんですが、当市にはこのような施設はあるのでしょうか。 また、当市の福祉施設で感染症対策としてどのようなことを実施しておるか。例えば今、入所者、職員に対しまして、PCR検査などをしてはいかがなものですか。その点検討したことがありますでしょうか。 ○議長(木村琳藏君) 高齢介護福祉課長。 ◎高齢介護福祉課長(山崎教史君) まず、当市の施設のほうの経営状況ということですけれども、全施設に確認をとっているわけではないんですけれども、幾つかの事業所のほうに伺ったところでは、コロナウイルスの関係で経営に大きな影響というのは、今のところないということですけれども、その感染症対策に非常に神経を使っているので、ちょっと疲弊とか負担が大きいという部分で消耗しているというところをお伺いしております。その他については、消毒の物品とかマスクとか、そういった消耗品の部分でも費用が増えているというところなんですけれども、その物品関係の費用が増加している部分については、岩手県が用意している新型コロナウイルス感染症緊急包括支援事業費補助金というものがありまして、そちらのほうに施設ごとの上限というのがありますけれども、感染症対策に要する費用については、そちらのほうで支援があるというような状況です。 それからあと、施設に対するPCR検査というお話ですけれども、昨日もちょっと議論があったかと思いますけれども、県の新型コロナウイルスの感染症対策専門委員会のほうによりますと、行政検査以外に高齢者等のPCR検査を希望して行うことに関して、感染拡大防止や重症化防止の観点から見解が示されておりまして、その中では、患者が多数発生していない地域とかクラスターが発生していない地域においては、感染者の接触履歴とかを考慮しない網羅的な検査は、一般的には推奨されていないというような見解が示されております。ただ、しかしながら、県内でも自費検査に対応する検査機関というのも増えてきておりますので、もし高齢者施設側のほうで、そういった自費検査ということの希望がある場合は、先ほど申し上げました県の補助金の対象になるという部分もありますので、そういった部分を含めて、我々も相談に乗って対応してまいりたいと思います。 ○議長(木村琳藏君) そのほかございませんか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(木村琳藏君) 以上で質疑を終わります。 これより議案第99号を採決いたします。本案を原案のとおり決することに御異議ありませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(木村琳藏君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。--------------------------------------- ○議長(木村琳藏君) 日程第12、議案第100号令和2年度釜石市魚市場事業特別会計補正予算(第2号)を議題といたします。 これより質疑を許します。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(木村琳藏君) 以上で質疑を終わります。 これより議案第100号を採決いたします。本案を原案のとおり決することに御異議ありませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(木村琳藏君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。--------------------------------------- ○議長(木村琳藏君) 日程第13、議案第101号令和2年度釜石市水道事業会計補正予算(第1号)を議題といたします。 これより質疑を許します。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(木村琳藏君) 以上で質疑を終わります。 これより議案第101号を採決いたします。本案を原案のとおり決することに御異議ありませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(木村琳藏君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。--------------------------------------- ○議長(木村琳藏君) 日程第14、議案第102号令和2年度釜石市公共下水道事業会計補正予算(第1号)を議題といたします。 これより質疑を許します。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(木村琳藏君) 以上で質疑を終わります。 これより議案第102号を採決いたします。本案を原案のとおり決することに御異議ありませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(木村琳藏君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。--------------------------------------- ○議長(木村琳藏君) 日程第15、議案第103号上平田川水門工事(その2)の変更請負契約の締結に関し議決を求めることについてを議題といたします。 これより質疑を許します。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(木村琳藏君) 以上で質疑を終わります。 これより議案第103号を採決いたします。本案を原案のとおり決することに御異議ありませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(木村琳藏君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。---------------------------------------
    ○議長(木村琳藏君) 日程第16、議案第104号唐丹小白浜地区漁具置場整備工事の変更請負契約の締結に関し議決を求めることについてを議題といたします。 これより質疑を許します。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(木村琳藏君) 以上で質疑を終わります。 これより議案第104号を採決いたします。本案を原案のとおり決することに御異議ありませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(木村琳藏君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。--------------------------------------- ○議長(木村琳藏君) 日程第17、議案第105号負担付きの寄附を受けることに関し議決を求めることについてを議題といたします。 これより質疑を許します。 4番野田忠幸君。 ◆4番(野田忠幸君) 負担付き寄付を受けることについてですが、まず、提案理由から確認をさせてください。 提案理由の中に、三鉄の覚書の第4条に基づいて議会の議決を求めるということです。ただし、それでも地方自治法第96条1項9号の規定によって議会の議決を求めなければならないということなので、この議決がなければ、この三鉄との覚書、この前交付してもらったものなんですが、この議決がなければ覚書4条2項による財政支援、事前の説明では、固定資産税の減免だと伺っていましたが、この105号の議決がなければ第4条の財政支援が受けられないと解釈してよろしいかと思うんですが。ただ、この議決がなければ財政支援ができないと書いておきながら、覚書のほうでは、覚書の第4条では、沿岸市町村に帰属させる、寄附されるものということになっていますので、寄附させるとなっていますが、釜石市が単独で否決できないような覚書になっていますが、今回の議案の提出と覚書との整合性はどうなるのでしょうか。 ○議長(木村琳藏君) 生活環境課長。 ◎生活環境課長(和賀利典君) ただいまの質問にお答えをさせていただきます。 まず、この三陸鉄道の台風第19号によります被災の関係ですけれども、議員の皆さんも御存じだと思いますけれども、約20億円という甚大な被害を受けております。箇所数で言うと77か所ということで、とてもとても三陸鉄道だけではこの復旧がかなわないという事情がございました。そこで、これにつきまして、岩手県さんと三陸鉄道さんのほうで、国のほう、国土交通省のほうに御相談をしましたところ、国からは、それでは東日本大震災と同様の大規模な災害なので、国の特定大規模災害等鉄道施設災害復旧費補助金を使いましょうということになりました。それはこの三陸鉄道ではなく、ほかの鉄道会社、多く被災した鉄道会社も併せて救済しようということで、この災害復旧事業を実施しようということになりました。 ただ、国としては、災害復旧事業を行うのに当たっては、きちんと条件を定めなければいけないということで、各鉄道会社には、この補助金の交付要綱のうちに、第5条第1項というのがございますけれども、この復旧した鉄道施設を地方公共団体が保有することということが要件として定められております。したがいまして、今回のこの覚書、今回の議決案件でございますけれども、国のほうから鉄道を復旧するためにはこうじゃなければ駄目だよという条件が課されておりますので、我々市町村としても、一市町村がこれを否決とかできない事情になってございます。 そこで、これらでございますけれども、覚書の関係ですとか、今回の条例提案の関係でございますけれども、一番議員さん心配されるのは、次の議案第106号とも関係しますけれども、これを受けることによって、市、あるいは市民に負担が生じないかというおそれだと思います。そこで、この議会、各市町村の議会において、きちんとこの内容を説明した上で、市町村が不利益にならないよと、損害を受けないよということをきちんと担保した上で受けるということで、今回この覚書の締結になったと理解しております。 ○議長(木村琳藏君) 4番野田忠幸君。 ◆4番(野田忠幸君) 市町村が損害を受けないことを担保してというんですが、それはどこで担保されているのでしょうか、それをお聞かせください。 負担付き寄附を受ける場合には議決が必要なんでありますが、その場合の負担の内容について3点ほど伺います。 事前の説明では、寄附を受けて、固定資産税の減免を通してバックアップをするというんですが、この一覧表に出ている寄附の一覧、これは具体的にどの辺りなのか教えてください。それで、これに対応する市の負担、つまり減免する固定資産税の額ですね、これはどの程度なのか教えてください。 それと2点目、続けて、これまでに釜石市が所有している三鉄の資産があると思うのですが、これの減免している固定資産税というのは把握されているのでしょうか。これから寄附を受けるたびに、固定資産税が少なくなっていくわけですよね。その辺が心配ですので、数字を把握してあれば、開示をお願いいたします。 次に、覚書ですね。維持管理は三鉄が行うとあるんですけれども、4条の4項にあるんですが、維持管理は三鉄が行うとあるんですけれども、以前に三陸鉄道沿岸地域等交通網形成計画には、県と沿岸市町村が維持管理を負担するとあるんですが、これはどちらが本当なのでしょうか。 3つ目、今このような固定資産税とか管理維持費の負担のほかに、もし鉄道事故が発生した場合とか、所有している土地等が土砂崩れとなったときには、この損害についてはどのように対処すると市は捉えているのでしょうか、教えてください。 ○議長(木村琳藏君) 生活環境課長。 ◎生活環境課長(和賀利典君) 釜石市が寄附を受ける区間でございますけれども、釜石駅から鵜住居駅の区間でございまして、主な被災箇所といたしますと、釜石駅から行きまして、千鳥町のところから両石に抜けるところに釜石トンネルというトンネルがございますけれども、そこの付近が一番被害が大きいございました。あと、そこの周辺地域、あと、恋ノ峠、鵜住居のところ、両石ということで、五、六か所の被災箇所がございます。そこにつきまして今回、寄附を受けるということになっております。 続きまして、維持管理に関する部分でございますけれども、維持管理につきましては、従来から鉄道事業法という法律がございますけれども、そこに基づきまして、鉄道会社がきちんと安全義務の下で管理しなければいけないという規定がございまして、今回の寄附を受けるのに当たりましても、きちんと鉄道会社さんが維持管理をしてくださいよという建前になっております。 あと、もう一つ質問がございました、その賠償の関係でございますけれども、これにつきましては、第三セクター鉄道等協議会ということがございまして、全国の第三セクター、経営的にもかなり脆弱でございます。そういった方々が加入できる保険というのが大手損害保険会社の中にございまして、その保険の中で1事故当たり最大4億円とかということがございますけれども、その中で賠償をしましょうという立てつけになっております。 あと、固定資産税の関係につきましては、税務課さんのほうで。 ○議長(木村琳藏君) 税務課長。 ◎税務課長(佐々木絵美君) 固定資産税につきましては、私からお答えいたします。 まず、鉄道車両とか線路設備などの資産といいますのは、その所有実態、所在が複数の市町村にわたりますので、総務大臣配分制度ということで、総務大臣または都道府県知事がその価格を決定して、関係市町村に配分して、市町村が配分された価格を固定資産税課税台帳に登録して課税しております。三陸鉄道に対して減免ということではなく、配分された価格、あとは課税標準額によって課税を行っているものでございます。 そして、税額はとの御質問ですけれども、個人、法人、あと第三セクターにかかわらず、納税義務者の具体的な課税額に関わることについては、地方税法等の守秘義務が課せられておりますので、お答えできません。 以上です。 ○議長(木村琳藏君) 4番野田忠幸君。 ◆4番(野田忠幸君) それでは最後に、固定資産税、今、出せないということで当然でしょうけれども、事前の説明では、いずれ受けたものの減免を通してバックアップすると伺っていたんですが、そういうことはないんですか。固定資産課の減免を通してバックアップをするという事前説明があったんですが、それは違うんですか。今、課税しているとおっしゃったので。 ○議長(木村琳藏君) 3回目ですけれども、よろしいですか。それで切ってよろしいんですね。  (「はい」と呼ぶ者あり) ○議長(木村琳藏君) 税務課長。 ◎税務課長(佐々木絵美君) 先ほどお答えしましたように、県から、県知事から配分された価格に対しての税率を掛けて課税いたしておりますので、市が減免ということはございません。 すみません。寄附を受けたことでの減免という意味でございましたら、市が所有者になりますので、課税はそもそも行われません。市の所有の資産については課税はございません。 ○議長(木村琳藏君) 野田議員、よろしいですか、そういう答弁で。 税務課長。 ◎税務課長(佐々木絵美君) 課税をしないということが免除ということでは、同じ意味とは捉えておりません。 ○議長(木村琳藏君) 4番野田議員、3回目なんですが、特別に。納得いかないようなんで。 ◆4番(野田忠幸君) 寄附を受けたところは減免するという事前説明は違ったということですか、それでは。議案説明でそういう説明があったんですよね。だから伺ったんです。どのぐらい私たちは、その減免を通して三鉄に援助しているのかと知りたかったんですよ。そこだけです。 以上です。 ○議長(木村琳藏君) 総務企画部長。 ◎総務企画部長(佐々木勝君) 私の事前説明が悪かったと思います。おわびします。 結局は、市が寄附を受けるので、その部分が課税にならない、当然市の財産ですから、課税にならないので、その部分が経営支援になりますよと、そういった説明になります。失礼しました。 ○議長(木村琳藏君) そのほかございませんか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(木村琳藏君) 以上で質疑を終わります。 これより議案第105号を採決いたします。本案を原案のとおり決することに御異議ありませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(木村琳藏君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。--------------------------------------- ○議長(木村琳藏君) 日程第18、議案第106号財産の無償貸付けに関し議決を求めることについてを議題といたします。 これより質疑を許します。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(木村琳藏君) 以上で質疑を終わります。 これより議案第106号を採決いたします。本案を原案のとおり決することに御異議ありませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(木村琳藏君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。--------------------------------------- ○議長(木村琳藏君) 日程第19、議案第107号釜石市営住宅等の指定管理者の指定に関し議決を求めることについてを議題といたします。 これより質疑を許します。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(木村琳藏君) 以上で質疑を終わります。 これより議案第107号を採決いたします。本案を原案のとおり決することに御異議ありませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(木村琳藏君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。--------------------------------------- ○議長(木村琳藏君) 日程第20、議案第108号釜石市中村郷土芸能どんがた館の指定管理者の指定に関し議決を求めることについてを議題といたします。 これより質疑を許します。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(木村琳藏君) 以上で質疑を終わります。 これより議案第108号を採決いたします。本案を原案のとおり決することに御異議ありませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(木村琳藏君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。--------------------------------------- ○議長(木村琳藏君) 日程第21、議案第109号災害弔慰金等支給審査会の委員の任命及び平成23年東北地方太平洋沖地震及び津波に係る災害弔慰金等支給審査会の運営に関する事務の委託を廃止する協議に関し議決を求めることについてを議題といたします。 これより質疑を許します。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(木村琳藏君) 以上で質疑を終わります。 これより議案第109号を採決いたします。本案を原案のとおり決することに御異議ありませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(木村琳藏君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。--------------------------------------- ○議長(木村琳藏君) 日程第22、議案第110号釜石市土地開発公社の解散に関し議決を求めることについてを議題といたします。 これより質疑を許します。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(木村琳藏君) 以上で質疑を終わります。 これより議案第110号を採決いたします。本案を原案のとおり決することに御異議ありませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(木村琳藏君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。--------------------------------------- ○議長(木村琳藏君) 日程第23、議案第111号市道路線の廃止に関し議決を求めることについてを議題といたします。 これより質疑を許します。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(木村琳藏君) 以上で質疑を終わります。 これより議案第111号を採決いたします。本案を原案のとおり決することに御異議ありませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(木村琳藏君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。--------------------------------------- ○議長(木村琳藏君) 日程第24、議案第112号市道路線の認定に関し議決を求めることについてを議題といたします。 これより質疑を許します。 4番野田忠幸君。 ◆4番(野田忠幸君) 市道認定ですが、一覧表がありますが、この市道に認定した土地の中で、個人所有になっている土地はありませんか。 ○議長(木村琳藏君) 建設課長。 ◎建設課長(新沼康民君) ただいまの質問にお答えいたします。 今回、市道認定した路線、35路線ございます。土地区画整理事業による範囲の中にあるものについては、公共用地というふうになっております。ただし、今回、廃止にも絡むんですが、その事業地区と地区外、それらまたぐ路線がございます。そこについては、今の部分、個人名義の部分について確認のほうは、申し訳ございません、してはおりませんでした。 ○議長(木村琳藏君) 野田議員、ちょっとお待ちください。 あらかじめ会議時間の延長を行います。 4番野田忠幸君。 ◆4番(野田忠幸君) 確認されていないということなので、市道で個人所有になっているのは結構あるので、確認をさせてください。 個人所有となっている場合、市道の維持管理費はどちらの負担になるのか、それと、そこをいろいろな工事、水道工事とか下水工事で掘削するときは、個人と市のどちらの承諾が必要なのか、その2つを教えてください。 ○議長(木村琳藏君) 建設課長。 ◎建設課長(新沼康民君) お答えいたします。 まず、維持管理という部分についてでございますが、個人の土地であっても、あるいは市の土地という状況が市道にはございますが、その土地の上に道路法上の認定をかぶせております。基本的に市道になっている認定道路については、市が管理しているという状況です。 また、2点目の下水道、あるいは水道工事をするという部分についても、考え方としましては、基本的に認定道路の中にある占用物という中で、市道管理者のほうで道路占用、あるいは24条等の許認可、それによって処理して、それぞれ下水道、水道などが工事をしているというような状況となっております。 ○議長(木村琳藏君) よろしいですか。 そのほかございませんか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(木村琳藏君) 以上で質疑を終わります。 これより議案第112号を採決いたします。本案を原案のとおり決することに御異議ありませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(木村琳藏君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。--------------------------------------- ○議長(木村琳藏君) 日程第25、議案第114号令和2年度釜石市一般会計補正予算(第9号)を議題といたします。 なお、ただいま議題に供しました議案は、追加議案でありますので、当局の説明を求め、審議したいと思いますが、これに御異議ありませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(木村琳藏君) 御異議がありませんので、さよう決定いたします。 ただいま議題に供しました議案について、当局の説明を求めます。 総務企画部長。  〔総務企画部長佐々木勝君登壇〕 ◎総務企画部長(佐々木勝君) ただいま議題に供されました議案第114号令和2年度釜石市一般会計補正予算(第9号)の議案1件につきまして、御説明申し上げます。 別冊の補正予算書1ページをご覧願います。 議案第114号令和2年度釜石市一般会計補正予算(第9号)は、予算の総額に歳入歳出とも1300万円を増額し、補正後の予算総額を437億5800万円としようとするものです。 2ページから順次ご覧願います。 第1表歳入歳出予算補正の内容を御説明いたします。 第3款民生費に新型コロナウイルス感染症の影響を受けた低所得のひとり親世帯に、臨時特別給付金の再支給を行うひとり親世帯臨時特別給付金事業を計上しております。 これらの財源として、歳入には国庫支出金を計上して予算を編成しております。 以上、令和2年度補正予算1件につきましては、地方自治法第96条第1項第2号の規定により提案するものでございます。 よろしく御審議の上、御賛同賜りますようお願いいたします。 ○議長(木村琳藏君) 以上をもって、当局の説明は終わりました。 お諮りいたします。議案第114号については委員会付託を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(木村琳藏君) 御異議なしと認め、さよう決定いたしました。--------------------------------------- ○議長(木村琳藏君) 日程第25、議案第114号令和2年度釜石市一般会計補正予算(第9号)を議題といたします。 お諮りいたします。審議の方法は、歳入を一括、歳出は款ごとに御審議願いたいと思いますが、御異議ありませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(木村琳藏君) 御異議なしと認め、さよう決定いたします。 では、歳入を一括御審議願います。 これより質疑を許します。 そのほかございませんか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(木村琳藏君) 以上をもって、歳入の質疑を終わります。 次に、歳出の審議を願います。 第3款民生費、質疑を許します。 13番細田孝子君。 ◆13番(細田孝子君) この事業は、既に8月から申請を受付けをして実施されている事業を、また再支給するという事業でありますが、長引くコロナの影響で、年末年始を迎えるに当たって、経済的に厳しいひとり親に対して支援をするということであります。今回、第2次補正予算の予備費を使って実施するというふうに伺っていますが、現在の事業と大きく違いが出ているというふうに、基本給付のみの支給というふうに伺っていますが、改めてこの事業の説明を伺いたいと思います。 それから、この事業、年内の支給を目指しているというふうにも伺っているんですが、今後どのように周知されるのか、その方法と、申請から支給までのスケジュールといいますか、流れについてお伺いしたいと思います。 ○議長(木村琳藏君) 子ども課長。 ◎子ども課長(千葉裕美子君) ただいまの質問にお答えいたします。 この事業は、児童扶養手当を受給しているひとり親世帯の方に基本給付といたしまして、1世帯5万円、第2子以降、1人につき3万円の給付を行うものです。このほか、公的年金の受給により、児童扶養手当が全額停止されている方も同様の対象になります。それに加えまして、児童扶養手当を受給していないひとり親の方で、コロナの影響で家計が児童扶養手当程度に落ち込んでいる方も対象になってございます。これらの方は、基本給付として、同じく1世帯5万円、第2子以降、1人につき3万円という給付です。 これに追加給付というものもございまして、児童扶養手当を受給している方につきましては、前年度と比べて所得が落ち込んでいる世帯につきましては、1世帯につき5万円の給付があるというのが、この8月に始まったひとり親世帯臨時特別給付金の内容になってございます。 このたびの年末までに再給付を行うというものにつきましては、本日議決をいただきましたらば、直ちに対象者宛てに通知を発送することとしております。スケジュールといたしましては、年内、12月28日の支給を目指して、これから手続を進めてまいります。 ○議長(木村琳藏君) 13番細田孝子君。 ◆13番(細田孝子君) 支給については、28日に振り込めるように手続を進めていくということであります。 今回大きく違うのは、追加給付ということが今回はないということで、本当に基本給付の1世帯5万プラス子供の数でプラスされる3万という、その部分だけの支給になるということであります。 今回、12月1日の発行の広報かまいしにおいても、申請を忘れていませんかということで呼びかけ、お知らせをされておりましたが、やはり対象者の中でも、1回目の臨時特別給付金を申請されていない方、いらっしゃるのかなというふうに思ったわけですが、その数というのはどのぐらいあるのかお伺いしたいと思いますし、3か月、4か月たつんですが、なぜ申請をされないのか、その理由については、どのように捉えているのかお伺いしたいと思います。 ○議長(木村琳藏君) 子ども課長。 ◎子ども課長(千葉裕美子君) ただいまの質問にお答えいたします。 児童扶養手当を受給している方は全て申請済みでございます。それから、児童扶養手当の申請をして全額給付になっている方ですとか、こちらのほうで把握している方には周知いたしまして、そちらの方の申請も徐々に出ております。 周知の方法なんですけれども、把握している分と、それから6月に実施いたしましたひとり親への支援金の対象者にも個別に周知をいたしまして、10月の末ですね、270件ほど支給、お忘れではないですかというお知らせを出しまして、それから11月、12月と少しずつ申請も増えている状況にございます。 ○議長(木村琳藏君) 13番細田孝子君。 ◆13番(細田孝子君) 今、なぜ申請されないというふうに捉えているのかということについての答弁がなかったんですが、実は当市の話ではないんですけれども、6月の児童扶養手当は、まだ離婚の調停が済んでいなくてといいますか、6月の児童扶養手当はもらえなかった、なので自分は対象になっていないのではないかということで、申請をしないでいたという方がいらっしゃったというケースがありました。ひとり親世帯の方で把握していない方に、270件の方にまずお知らせをしたということなんですが、もう少し、今回、本当にひとり親世帯で、ひとりで子供さんを育てている家庭で困っている方に支援をするという、そういう事業ですので、もう少し、こういうケースも利用ができるんだよと。例えばコロナ禍で離婚調停が、裁判所が開かずになかなか進まないで、まだひとり親という形になっていない、別居はしているんだけれども、まだ正式な離婚はしていないという、そういう方でも、別居をしてひとりで子供を育てていれば、今回の支給対象になるというふうにも聞いていまして、こうなれば自己申告をしてもらわないと、なかなか当局で把握できる話ではないと思うんですが、いろいろなケースがあって、自分で判断して、対象にならないのではないかというふうに思っているひとり親の方もいらっしゃるかもしれないなというふうに思って質問させていただいたんですが、対象、把握していない、今、課長がおっしゃった270件の方で、そういうふうに、本当はもらえるのに、対象になっているのにもらえないという方がない、そういう対応をしていただきたいなというふうに思うんですけれども、それについて答弁いただきたいと思います。 ○議長(木村琳藏君) 子ども課長。 ◎子ども課長(千葉裕美子君) 私のほうでも、議員さんおっしゃるとおりに、知らなかったとか、もらえる条件が分からなかったという方がないように、丁寧に申請した方、もう一度洗い出し、再度のお知らせも考えてございますし、広報、これから、2月末が申請期限になっておりますので、毎回、小さな記事であっても、お忘れではないですかという記事を出したいと考えておりました。あと、ケーブルテレビのほうでの周知もしていきたいなと考えてございます。 口コミといいますか、お友達の方から聞いて、同じようなケースで申請できたと聞いたから来ましたという方もいらっしゃいますので、本当に1人でも多くの人に知っていただくように努力していきたいと思います。 ○議長(木村琳藏君) 12番高橋松一君。 ◆12番(高橋松一君) 簡単に関連してお尋ねするんですけれども、こういった、いわゆる弱者の方々は、プライベートなことについては、なかなかしゃべらないものですよね。すごく心配なのは、こういう時期のいい方法をとってでも、そういった方々に伝わりづらいということが今、証明されているわけですから、具体的にどういう方法でこういった人たちに接触をして、探し出して、いい制度を共有していくのかなと、そういうことなんですよね。様々な委員さんがいっぱいいるんですけれども、本当に実際やってみれば分かるんですが、踏み込んでいっても、なかなか拒否されるというのが実態なんですよ。そういったところを、今の時期、本当に大切なことですよ。これをどういうふうにしてやっていくのか。一生懸命やっているはずですが、参考までに申し上げ、何か参考になるようなお話があったらば、お聞かせ願えれば、安心します。 ○議長(木村琳藏君) 子ども課長。 ◎子ども課長(千葉裕美子君) 私どものほうで把握している方には丁寧にお知らせ、また出すことはできると思いますけれども、把握し切れない部分もたくさんございますので、公共の広報ですとかLINEでの周知とか、そういう形で周知を続けていくしかないかなと考えております。 ○議長(木村琳藏君) そのほかございませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(木村琳藏君) 第3款の質疑を終わります。 以上で歳出の質疑を終わります。 お諮りいたします。議案第114号は質疑を打ち切って採決をしたいと思いますが、御異議ありませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(木村琳藏君) 御異議なしと認め、これより採決いたします。本案を原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。  〔賛成者起立〕 ○議長(木村琳藏君) 起立全員であります。よって、本案は原案のとおり可決されました。--------------------------------------- ○議長(木村琳藏君) 日程第26、閉会中の継続調査についてを議題といたします。 総務、民生、経済の各常任委員長及び議会運営委員長から、会議規則第104条の規定により、お手元に配付いたしました申出のとおり、閉会中の継続調査の申出がありました。 お諮りいたします。各常任委員長及び議会運営委員長から申出のとおり、閉会中の継続調査とすることに御異議ありませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(木村琳藏君) 御異議なしと認め、各常任委員長及び議会運営委員長から申出のとおり、閉会中の継続調査とすることに決定いたしました。--------------------------------------- ○議長(木村琳藏君) 日程第27、議議案第3号「少人数学級」の実現を求める意見書の提出についてを議題といたします。 提出者から提案理由の説明を求めます。 千葉榮君。  〔10番千葉榮君登壇〕 ◆10番(千葉榮君) ただいま議題に供されました議議案第3号「少人数学級」の実現を求める意見書の提出について、提案理由を御説明申し上げます。 コロナ禍で、子供も学校も多くの不安を抱えています。今、新型コロナウイルス感染防止対策で、学校教育の現場でも身体的距離の確保が重要です。しかし、40人学級では子供たちの身体的距離を確保することができず、密集状態となっています。これを避けるためには、少人数学級にする必要があります。 もともと学校は、一人一人の子供とじっくり向き合い、悩みに耳を傾け、個別の指導をすることが大切であり、現場からは、40人学級ではなく少人数学級実現の要望が強く出されております。 日本教育学会は、以前から20人前後の少人数学級が望ましいという意見を示しており、コロナ禍で十分な教育を保障するために、教員を10万人増やすことと教育予算の増額を提案しています。 本年7月3日には、全国知事会、全国市長会及び全国町村会が連名で政府に、少人数編制を可能とする教員の確保を要望しています。また、7月17日には、閣議決定された骨太方針2020でも、少人数によるきめ細やかな指導体制の計画的整備の検討を提起しています。 来年度予算編成に当たって、少人数学級に踏み出す予算措置を実現することが、教育関係者の強い要望になっています。 こうした状況を踏まえて、安全・安心で行き届いた教育実現につながる少人数学級を速やかに実現するため、地方自治法第99条の規定により、国に対して意見書を提出しようとするものであります。 以上で、提案理由の説明を終わります。よろしく御賛同賜りますよう、お願いいたします。 ○議長(木村琳藏君) 以上をもって提出者の説明は終わりました。 次に、討論の通告はありませんが、討論はありませんか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(木村琳藏君) これにて討論を終結いたします。 これより議議案第3号を採決いたします。本案を原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。  〔賛成者起立〕 ○議長(木村琳藏君) 起立多数であります。よって、本案は原案のとおり可決されました。--------------------------------------- ○議長(木村琳藏君) 以上をもって本日の日程は全部終了いたしました。 これをもって本日の会議を閉じ、令和2年12月釜石市議会定例会を閉会いたします。               午後5時3分閉会                         釜石市議会議長 木村琳藏                         釜石市議会議員 佐々木 聡                         釜石市議会議員 千葉 榮...