○議長(
木村琳藏君)
財政課長。
◎
財政課長(
佐野正治君) お答えいたします。
実質公債費比率の毎年、毎年の借入れに対する返済の大きさがどれだけかということですから、根本的な解決策といたしましては、借入額を抑えていくというのが第一です。 先般の
一般質問でも御説明させていただいておりますけれども、来年度以降の対策として何かあるとすれば、今までの借金の重なったものが来年度の公債費の支払いになりますから、すぐさま、それを一度になくすというのは大変厳しいんですが、ただ、現在、
減債基金というものがございますので、そういったものを活用した上で、フルに公債費の低減に努めていけば、こういった
実質公債費比率についても改善が図られるというものでございます。
○議長(
木村琳藏君) 9番
佐々木聡君。
◆9番(
佐々木聡君) あと、当局における
実質公債費比率についての考え方をちょっと聞いておきたいんですけれども、説明書を見ますと、
早期健全化基準を下回っており、
財政健全化計画の策定は不要だということで資料に示されております。 この
実質公債費比率を調べていきますと、ほかの自治体で市が発行している広報紙の中に、これについてのコメントというか、記事があったんですけれども、一部抜粋しますけれども、
早期健全化基準を下回っていれば問題ないとは言えないということを明記している自治体があります。これについて、当局の考えをお聞かせください。
○議長(
木村琳藏君)
財政課長。
◎
財政課長(
佐野正治君) ただいまの御質問にお答えいたします。 よく、18%以下であれば大丈夫だみたいな議論が一部ございますが、実質、国のほうの基準は、18%まではそれぞれの自治体で責任を持って借金をしてくださいというだけのことであって、それを国が、18%を超えないからその自治体は健全で優秀ですよというようなお墨付をつけているわけではございません。 ですから、釜石市の規模に応じた
実質公債費比率はどれぐらいに抑えたらいいのだろうかということを
財政計画のほうできちんと整理をして、これからお示ししたいと思っております。
○議長(
木村琳藏君) 9番
佐々木聡君
◆9番(
佐々木聡君) あと、自治体における
財政指標と関連しまして、
経常収支比率についてなんですけれども、こちらは99.8%ということで、過去の数字を見ましても90%の後半で、県内14市の平均を上回っている状況だと。これは数字のとおり、財政の硬直化が明確になっているということになるわけですけれども、今定例会においても市長答弁の中で、大変厳しいという答弁もありました。 今後、
高齢化率の推移、あるいは出生数の減少、
あと税収減少が考えられる中で、市債額についての当局の考え方を説明をお願いします。
○議長(
木村琳藏君)
財政課長。
◎
財政課長(
佐野正治君) ただいまの御質問にお答えいたします。
経常収支比率というのは、経常的な収入で経常的な支出をどれだけ賄えるかというような割合です。ですから、通常やっている借金の返済についても、
通常ベースの支出ということで、
経常収支比率の構成の要因になります。ですから、借金が増えれば
経常収支比率は悪くなるというのは、それは自明のことですから、ある程度抑えていかなければならないということになります。 先ほど来申し上げておりますけれども、現在、
次期総合計画の
実施計画と同時に
財政計画のほうを策定、検討しているところでございます。ですから、今後の中期的な
財政運営を、どういった経費を充てていったらいいのかとかというのを十分に検討していくためにも、今年度の
予算編成の段階からちょっと工夫が必要だろうなということで、今年度は
実施計画の策定と同時に、経常的な支出、収入の部分を事前に
予算要求をしておりまして、その査定を先行してやっているところです。 ですから、そこである程度、経常的な収入で経常的な支出を賄うというようなところをきちんと、今までもそういった観点では査定のほうは進めていたんですが、それを先行してやることによって、より精緻な形でできればいいなということで、復興も10年で終わりますから、来年度からの、いわゆる
通常ベースの予算に戻すという
意味合いもございますので、そういった手法を今先行して取っておりますので、その中で、これからの公債費を幾らに抑えればいいかとか、そういったものがだんだん見えてくるというふうに思っておりますので、また機会を設けて説明させていただきたいと思っております。
○議長(
木村琳藏君) そのほかございませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
木村琳藏君) 以上で質疑を終わります。
---------------------------------------
○議長(
木村琳藏君) 日程第4、議案第81号釜石市
個人番号の利用等に関する条例の一部を改正する条例を議題といたします。 これより質疑を許します。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
木村琳藏君) 以上で質疑を終わります。 これより議案第81号を採決いたします。本案を原案のとおり決することに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
木村琳藏君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
---------------------------------------
○議長(
木村琳藏君) 日程第5、議案第82号釜石市
社会福祉基金条例の一部を改正する条例を議題といたします。 これより質疑を許します。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
木村琳藏君) 以上で質疑を終わります。 これより議案第82号を採決いたします。本案を原案のとおり決することに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
木村琳藏君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
---------------------------------------
○議長(
木村琳藏君) 日程第6、議案第83号釜石市
地域福祉基金条例を廃止する条例を議題といたします。 これより質疑を許します。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
木村琳藏君) 以上で質疑を終わります。 これより議案第83号を採決いたします。本案を原案のとおり決することに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
木村琳藏君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
---------------------------------------
○議長(
木村琳藏君) 日程第7、議案第84号令和2
年度釜石市
一般会計補正予算(第6号)を議題といたします。 お諮りいたします。審議の方法は、第1条歳入を一括、歳出は款ごとに、続いて、第2条債務負担行為、第3条地方債を御審議願いたいと思いますが、御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
木村琳藏君) 御異議なしと認め、さよう決定いたします。 では、歳入を一括御審議願います。 これより質疑を許します。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
木村琳藏君) 以上をもって歳入の質疑を終わります。 次に、歳出の御審議を願います。 第2款総務費、質疑を許します。 15番
菊池秀明君。
◆15番(
菊池秀明君) 小佐野地区コミュニティ等用地購入事業についての質問をいたします。 この内容は、小佐野コミュニティセンター会館の老朽化に伴い、今後の施設利用の在り方や再編を含めたコミュニティ施設の建設に伴う用地の購入を行うものでありますが、ここで4億円という大金を投じてコミュニティ施設の建設に伴う用地を購入することについて、事前の説明会もなく、補正予算の一項目として予算に提案されたことについて、私は、あまりにも軽率ではないかと怒りを感じておる次第でございます。なぜ、4億円の補正予算について、事前の説明会を開催しなかったのか伺いたいと思います。 また、9月9日に用地購入事業の追加資料として、購入予定面積、再編計画スケジュールと計画平面図の2案が全員に説明もなく配付されました。4億円の予算について、事業内容が理解できないのに、その理解した上で審議をしなければならないかと存じます。その内容を確認したいと思います。1つ目は、購入予定面積について説明をください。2つ目は、再編計画スケジュールについて説明をお願いいたします。3つ目は、計画平面図2案について、どのようなのか説明をお願いいたします。4つ目、現在の小佐野コミュニティセンターの会館はどのようにするのか、それについてもお伺いしたいと思います。
○議長(
木村琳藏君)
まちづくり課長。
◎
市民生活部次長兼
まちづくり課長(小池幸一君) まずは、
予算要求が唐突であったこと、説明資料の提出が遅れたことにつきまして、心からおわびを申し上げます。 まず、購入しなければならない背景といたしまして、当該土地に係る契約は、旧小佐野中学校が廃校になった時点で、本来であれば、速やかに解体、原状回復して返還しなければならない状況にございました。その後、東日本大震災によりまして、仮設住宅の用地として令和2年3月まで土地を利用していたということで、これを返す時点で、土地を今後どうするかといった協議が生じてまいりました。 その後、その協議の中で、当市からは、小佐野コミュニティ会館の老朽化に伴う改築の課題、大雨、洪水、津波に備えた拠点避難施設の必要性、あと民間施設の代替地として近い将来解決すべき課題がございましたことから、小佐野地区公共施設再編に資する土地として、中学校跡地につきまして、購入したいとの結論に至ったところでございます。 民間の土地利用という相手方があることもあり、説明の不備、大変唐突感がありますが、今次補正に要求することとなったことをおわび申し上げます。 あと、2番目の購入面積につきまして、旧小佐野中学校跡地のうち、市が購入したい面積は1万1027平米となっております。また、東側の小佐野コミュニティ会館の通路、一部学校用地等で2332.12平米がございまして、合計で1万3359.12平米ということになります。 次に、スケジュールということで、再編のスケジュールについて説明したいと思いますが、あくまでも本議会でいただきましたらという前提ですけれども、本年度につきましては、10月からこの構想につきまして、小佐野地区、小川地区、活動団体を対象に、住民説明並びにワークショップを行いながら、施設内容、規模などについて、丁寧に住民からの意見を伺いたいと思っております。同時並行して、土地の購入手続、旧小佐野中学校の解体設計を行いたいと思っております。 令和3年度につきましては、引き続き、上期までは中学校の解体設計を行いまして、また、センター施設の基本設計業務を当初から行いたいと考えております。その際には、住民からの意見を極力反映することができるよう、施設内容の検討を併せて行ってまいります。 あと、併せて、令和3年度下期からは、中学校の解体工事を始めたいと思っております。令和4年度には、中学校の解体工事は、令和4年2月までに解体して、併せて、センター施設の実施設計を年度末までに完了させたいと思っております。令和5年度からセンター施設の建設となり、翌年度の令和6年8月完成を目指すといったスケジュールになります。 計画平面図の2案につきまして説明したいと思います。 計画図につきまして、A案は、市道中妻町松倉線沿いにセンター施設を配置しまして、東側に市民広場、中央に駐車スペース約180台分を確保するという案でございます。 B案につきましては、中ほどにセンター施設を配置し、市道側に130台分の駐車スペース、中央に市民広場を配置したものになります。 いずれの案におきましても、甲子川沿いにつきましては、民間施設を配置するというような案になっております。 あと、最後ですが、現在の小佐野コミュニティセンター会館の跡地はどうなるかというような御質問だと思いますが、新たなセンターを建設いたしまして、供用を開始した後は、既存の小佐野コミュニティ会館は取り壊して、その跡地につきましては、分譲を考えたいと思っております。 なお、その敷地は市が所有して、約800平米ございます。 以上です。
○議長(
木村琳藏君) 15番
菊池秀明君。
◆15番(
菊池秀明君) 新しい会館は令和6年8月完成に向けてスケジュールを組んでいくということと、今の会館については取壊しをして、これを分譲したいというような内容だったと思います。 それについてですが、購入予定面積について、まず質問したいなと思います。 これは、今、千三百幾つかということで、このくらい必要な面積なのか、この面積を購入しなきゃならないのかということなんですが、これについて、お答えあればお願いしたい。 また、購入金額4億円、これは本当に妥当なのか、その辺についてもお伺いしたいなと思います。 それと、道路部分とか、今校舎が入っている部分だと思うんですが、今まで無償で借りていたと、2332平米については。これは、本当に有償で買わなきゃいけないのか。無償でそのまま使えないのかという部分なんですが、この辺についてはどうなのかと。 それと、再編計画スケジュールですけれども、これは、釜石市公共施設等総合管理計画の中では、このコミュニティ会館、これについても、今、個別計画の計画中という話だったと思います。ですから、個別計画と整合性は取れているのか。その辺についてはどうなのか、お伺いしたいなと思います。 それと、計画平面図B案についてですけれども、A案とB案がありますが、駐車場台数180台、130台とあります。こんなに車が、駐車スペースが必要なのかどうか、お伺いしたいなと思います。 あと、市民広場とは、こういうものを造りたいということだと思うんですが、市民広場とは何なのか。それとあと、小佐野コミュニティセンターの建設規模なんですけれども、今、
人口が減少している中で、
人口減少等を考慮した建物なのか。また、たしか990平米、今のは990平米じゃなかったかと思います。それが、千百幾つ建てるということで、コミュニティ会館以外に何か造るのか、その辺についてお伺いしたいなと思います。
○議長(
木村琳藏君)
まちづくり課長。
◎
市民生活部次長兼
まちづくり課長(小池幸一君) お答えいたします。 内容的に、まず、購入金額が高いのではないかということでございましたでしょうか。こちらにつきましては、売手、買手の思いがあって、不確定な要素がございますけれども、公的な指標であります相続税路線価ですとか固定資産税路線価から導き出された当該土地の周辺の適正単価は、平米5万2500円ということになります。単純して、それを面積に掛け算いたしますと、7億円ほどというような格好になります。 今回の要求額が4億円ということで、7億からは3億円下回っております。その意味で、適正時価と比較いたしましても高額とは言えず、4億円は確かに高額ではございますけれども、面積が広大ですので、総体的には低廉な部類に入るのかなというふうに感じております。 あと、道路部分を無償にというお話だったと思いますけれども、これまで長年にわたり無償で貸与していただいた経緯もございまして、土地所有者の御配慮には非常に感謝しているところでございます。そういった経緯もございますので、取得する際には、これまでの貢献に感謝しつつ、今後の管理も含めて市が責任を持って行うということで、正規に土地を取得するのが、それがよろしいのではないかというような判断をいたしました。 あとは、計画平面図の2案のことですけれども、駐車場が広大過ぎないかというような内容だったかと思いますが、これは現在、この図面自体がたたき台でございますので、一例として考えますと、駐車場にはセンター利用者、窓口の来訪者のほか、道路向かいにあります図書館の利用者の駐車場にも活用できると考えますし、あるいは学校の先生方や、学校への来訪者の駐車場にも供用することで、現在学校周辺の慢性的な駐車スペースの不足解消、また乱雑な駐車の解消になるとも考えております。 また、避難所機能も併せ持たせたいと考えておりますので、高齢者、身体が不自由な方、あるいはペット同伴で避難してきた方、現状では車で待機する方のためにも、広く取っておいたほうがよいとの判断でございました。 また、将来的に、施設の併設などにも対応が可能かとも考えております。 あと、民間施設との緩衝帯にもなるのかなというふうに感じております。 あと、市民広場とは何かという御質問でございました。同様に、この計画自体の確定内容ではございませんが、例えば、地域の方がレクリエーションでも可能なスペースに活用できるというようなことも考えておりますし、この詳しい内容につきましては、住民の方との話合いの中で決めていくべきものかなとも感じております。 また、駐車スペースと併せて、民間施設との緩衝帯となる意味も持たせることが可能ではないかと感じております。 3番目、小佐野コミュニティセンター、
人口減少の中で、こういった施設を整備するのが妥当かどうかという話でございましたけれども、今回の計画の中では、小佐野コミュニティ会館と、あとは、小川にあります働く婦人の家の類似性のある建物を、まず機能統合させるということが前提でございます。 この2つの施設を平成30年度の利用実績で見ますと、年間3万5000人ほどが利用されております。ここ1年、2年は、僅かに減少傾向にはございますが、利用者からの声といたしまして、高齢者が3階まで歩くのは大変だということで利用していないというような状況の声もあります。新たに整備する場合には、当然エレベーターを配置したいと思いますので、これまで来たくても来られない方に対しましても、我慢されていた方が新規に活用されるものと期待しております。
人口減少しているときこそ、コミュニティーの絆を深めていくことが大切と思いますし、利用しやすい環境で、誰もが気軽に集える施設を整備することで、楽しみの場の創出、心のケア、地域活動にもプラスの波及効果をもたらせればと思っております。 新たな施設の建築面積ですけれども、こちらのほうも、住民の方々と話合いの中で決定していくべき内容だとは思いますが、2つを足せば大体2000平米ぐらいになるんですけれども、その中間ぐらいかなと、1500平米ぐらいかなというふうに感じております。
○議長(
木村琳藏君)
市民生活部長、あと1点。
◎
市民生活部長(
菊池公男君) 1点、市の公共施設の
総合計画の中の個別計画との関連でございますけれども、当然この基本構想、今回策定しておりますけれども、それに基づいた計画がそのまま個別計画のほうに移管するというふうに考えております。
○議長(
木村琳藏君) 15番
菊池秀明君。
◆15番(
菊池秀明君) 購入金額なんですが、この辺について、やはりもう少し交渉できないものかと。道路部分が結構多いということであれば、有効に使える面積も少ないのではないかなと思いますし、それとあと、やはり必要な面積のみ買うということもできないのかと。やっぱり余分な面積、確かに市民広場だとか駐車場とかも大き過ぎるのではないかなと。必要な面積を購入して、残りは例えば民間に分譲するとか、そういったことで、少しでも財源というか、市債を少なくするような方向でなければ難しいのではないかなと思います。その辺の考慮が必要なのかなと。 建物の面積については、千百幾つとかと資料には載っていたと思うんですが、今、そういう方向でやっていくのか、もう一度確認したいなと思います。後で正式なものが出てくるかと思いますが、その際には説明をお願いしたいなと思います。 財源の問題についてお聞きしたいなと思います。 まず、建設費用についてですけれども、今、土地購入については分かりましたが、そのほかに今、小佐野コミュニティセンターと、あと婦人の家、こういったものを建てたいということのようです。ですから、この建設費用の内訳について、どのくらいかかるのか、計画されている内容をお知らせください。 それと、その財源はどのようになるのか。やはり、土地については一般会計財源で使うというような今回の資料ですけれども、それ以外のコミュニティセンターとか婦人の家、これの財源についてはどのように考えているのか、この辺お聞きしたいなと思います。 3つ目としては、新庁舎建設での市債が増加している中で、事業の計画、本当にできるのか、市債ができるのか、この辺の計画の妥当性についてお伺いしたいなと思います。
○議長(
木村琳藏君)
まちづくり課長。
◎
市民生活部次長兼
まちづくり課長(小池幸一君) お答えいたします。 まず、道路部分もあるというようなことで、必要な部分だけを購入してはというような内容だったかと思います。 現状では一応、これまで地主の方から、非常にずっと貢献というような形で無償で借りていたということもございますので、できればそのことも考えつつ、御配慮に感謝しつつ、正規に土地を取得していきたいなという感じで思っております。 あとは、建設費用というような質問だったかと思いますけれども、面積的には、まだ全然確定はしておらないところですけれども、先ほど、仮に1500平米というようなことでお話をいたしました。今現状で、働く婦人の家が大体1000平米をちょっと超えるくらい、そして、小佐野コミュニティが990平米ということで、合わせますと大体2000平米ぐらいになるんですけれども、その中で、いろいろ機能が重複している部分がありますので、そこの部分を差し引いた形で、1500平米ぐらいなのかなというふうな想定でおります。 そういった場合、1500平米を仮に建設した場合は、平米単価を大体、建築コスト情報というものから算定して、平米40万、事務所を造る場合のRCで平米40万というのを考えますと、建物自体は6億円ぐらいはかかるのかなというような形で考えております。
○議長(
木村琳藏君)
市民生活部長。
◎
市民生活部長(
菊池公男君) 一つ補足させていただきたいと思います。 基本的には、財源の計画ですけれども、今段階、まだ詳しい詳細の内容が固まっておりませんので、どのような国の制度、あるいは県の制度、あるいは民間団体等のいろんな支援制度を使えるかというところまでは至っておりませんが、現状ですと、可能性としては、過疎債等の利活用が一般的かなとは思っておりますけれども、今申し上げましたとおり、可能な限り、その内容を詰める中で、機能がいろいろありますので、それに伴った財源をさらに見つけていくという段階で、今段階では、確実に言えるのは、過疎債等の活用というような状況だと思っております。
○議長(
木村琳藏君)
財政課長。
◎
財政課長(
佐野正治君) 庁舎建設がある中、市債の増加が増えそうな中で、事業の計画大丈夫かという御質問ですけれども、現在、
実施計画、それから
財政計画のほうの策定に取り組んでおるところです。そういったところの調整をもって、今後図っていきたいと思います。
○議長(
木村琳藏君) 14番山崎長栄君。
◆14番(山崎長栄君) 気になる答弁もありましたので、質問させていただきたいと思います。 まず、この土地購入費の4億円、本当にびっくりしました。突然出てきたわけですから。もう少し、事前の議会に対する説明があってもよかったのではないかと。 復興予算を組んだ名残が消えていないといいますか、意識が変わっていないのかなと。釜石市の今後の
財政運営は、200億を切った150億前後で、当初予算でいけば、そういう予算規模でいくようになるのかなと思うんですが、そのうちの4億円を土地の購入費として出すということは、これは議会、市民に対して、よく説明をする責任が皆さんにはあるのではないかなと、そう思えるような、これは大きな金額ですよ。ですから、まずびっくりしているわけです。 それから、答弁で、これまで無償でお借りして、そして使わせていただいたと。本当にその点については感謝をいたします。ただ、私は、気になるのは、特にも戦後、企業さんが取得する際に、戦後じゃない戦時中ですね。戦時立法において、無償に近い単価で取得された土地がほとんどであります。かつての旧地主の皆さんは、以前から、返してもらえるんであれば返してほしいと、要らなくなった土地が結構あるんじゃないかと、無理無理、戦時立法で、取り上げられたに等しいような格好で土地を放さざるを得なかったと、そういう経過もあるわけです。 ですから、私は、これまで無償で使わせていただいたと、それはそのとおりですが、この土地の取得をされた企業さんにもそういう事情もあったんだということも、職員の皆さんは知っているはずです。旧地主さんから、何人かの方々に、本当に悔しいという話を何度も何度も聞いてきたわけです。 かつて、私が議員になって間もなく、この議場にいらっしゃる
高橋松一先輩議員と一緒に久慈市を訪問した際に、久慈市には川崎製鉄という、やはりでかい企業があったわけです。あの企業が縮小される際に、約3万坪の土地を無償で久慈市に差し上げたと。それで、お金を頂いた部分は本当に一握りの土地、あとはお世話になったということで、無償で久慈市に差し上げたと。それで、久慈市内には川崎町という町名が、それは、久慈市も感謝の意を込めて川崎町という名前をつけたというような、そういうお話を聞いたことを今思い出すわけです。 やはり、企業とその企業が立地しているまちとのそういう
関係の深さが、本当に信頼
関係があったんだなと。私は、久慈市は戦災で大きな被害を受けたということもなかったわけですが、そのようにお世話になりましたというようなことで、久慈市に対して大きな土地を差し上げたというようなことも、同じ県内ではあるわけです。 そういったことも考えますと、果たしてこの4億円は、妥当な金額だということですが、私は、買わずにお借りするということ、もちろん今までは無償だったのを有償でお借りをすると。企業さんが使う予定がないので、これは売ってもいいという話になったと思うんですが、私は、有償でお借りをするという話合いはしたのかどうなのか。その辺について、それから、久慈市のそういう今、例をお話しさせていただきましたが、どのように思われるか、お答えいただきたいと思います。
○議長(
木村琳藏君)
まちづくり課長。
◎
市民生活部次長兼
まちづくり課長(小池幸一君) まず、唐突感ということで、非常に、議会への説明もなく、このように予算を要求したことにつきましては、大変申し訳なく思っております。順番が前後にはなりますけれども、しかるべき時期を捉えまして、この構想に関する説明をさせていただければなというふうな形で思っております。 久慈については、私、ちょっと分かりませんので。
○議長(
木村琳藏君)
産業振興部長。
◎
産業振興部長(
平松福壽君) 久慈市の撤退した主要企業と自治体の
関係につきましては、昭和63年の大合理化の際に、この議場の場でも話題になったと記憶してございます。本会議ではなかったかもしれませんが、また、その都度、様々な合理化に関する調べものとか対策を打っていく中でも、そういった比較するような考え方がございました。その際も、あるいは戦時中の土地の収用の考え方についての議論もございまして、私、個人的にも、小さい頃からずっとおじ、おばから聞かされてきたことですし、そういった経験といいますか、直接してきた人から話も何度も聞いてございます。 ただ、30年前も話題になりましたが、やはり時代背景はあったかもしれませんが、適正な法律に基づき、契約に基づき執行されたといったことで、今それを言うことは、感情としては、皆さん、当事者双方とも理解していると思いますけれども、現実的には、やはり今の民法に基づいて所有権が保障されているわけでございまして、これについては、ある程度時代の、そういった出来事の一端であったのかなと思ってございます。 用地に関しましては、市民生活部のほうと、あと庁内で様々共有して、購入についても検討してきた経緯もございますが、やはり、少し先まで見据えた中で、公共施設としてどうしても必要だといったような考え方の中で、必要な面積を購入するといった考え方で、今まで検討を進めてきたと思ってございます。 あと、前段については、先ほど小池次長が申し上げたとおりでございますけれども、土地の考え方につきまして、あと、主要企業とのその時代、時代の
関係性とか、そういったことにつきましては、今申し上げたことなのかなと思ってございます。これ、議員さんも十分御承知の上で、改めてお話しになったと思いますので、その精神といいますか気持ちは、多くの釜石市民、そして私どもも、先輩方からずっと引き継がれてきたものだと思ってございます。
○議長(
木村琳藏君) 14番山崎長栄君。
◆14番(山崎長栄君) 有償でお借りしたらいかがだったのかということについての答弁はございませんでした。お借りすると、購入をするんではなくて、お借りをするという頭はなかったのか。当初から買う一点で交渉されたのかどうなのか、改めて答弁をいただきたいと思います。 いずれ、そういう釜石市は、鉄のまちとして栄えてきたわけですが、そういう陰では、今、平松部長、平松部長のお父さんの実家も元地権者のお一人なわけですが、本当にそういう話を、また部長のおじさんのみならず、複数の方々からそういうお話を聞かされてきたわけです。本当に、もし平松福一議員さん、健在でおられれば、どんな思いで、この4億円で購入したという話を知ったら、どんな思いをなされるのかなと、今ちょっと、ふと考えたわけですが。 私は、川崎製鉄と日本製鉄との社風の違いと言えばそれまでですが、いずれにしろ、交渉の余地はあったのではないかと。今、財政が厳しいということを何度も何度も、市長も話をやっとするように、今議会なったわけですが、本当に厳しい中で、4億円を出すということは大変なことなわけですよ。ですから、有償でお借りをすると。できればそれがベストであったはずですが、どんな努力をされたのか、お聞きしたいと思います。これは担当者じゃ無理だね。副市長なり市長から答弁いただきたいと思います。
○議長(
木村琳藏君)
市民生活部長。
◎
市民生活部長(
菊池公男君) 今回の計画そのものでございますけれども、構想のほうは令和元年度のほうから、予算のほうもつけさせていただきまして、計画しておりまして、その後、地権者のほうとの交渉を行って、いろいろと行ってきた経緯はありますけれども、当初から有償というのは考えなかったのかということについて、私が携わってやってきている中では、基本的には、学校がなくなった際には、そちらのほうはすぐ解体して返すという中で、もう震災後、相当の期間がたっているという中で、基本的には、あそこについては買い取るというのは基本的な考え方で、担当レベルから順次上がってきておりましたので、有償でという交渉を行ったというのは、ちょっと今、私の中では、そういう経過はなかったというふうに考えております。
○議長(
木村琳藏君) 市長。
◎市長(
野田武則君) まず、今回の件につきまして、十分議会のほうに事前の説明が少し足りなかったということについては、改めておわびを申し上げたいと思います。 土地の所有者との関わりにつきましては、今いろいろと説明がありましたけれども、これ、仮設で大変お世話になっておりましたし、また、学校の用地ということで大変お世話になってきた経過の中で、これからの小佐野地区のありよう、あるいはまた、先ほどお話ありました働く婦人の家の解体、あるいはその再利用について、どうしたらいいかというようなことで、様々な課題を考える中におきまして、最終的に、あの場所にコミュニティセンターの再建をするというふうな結論に至ったところでございます。 中身については、先ほどお話ありました案については、本当のたたき台でございまして、これから地域の皆さんの御意見を聞いたり、議員の皆さんの御意見を聞いたり、いろいろと詰めていかなければならないことがたくさんございますので、あくまでも、まずたたき台というふうに認識をしていただければと思います。 そういう中にありまして、所有者のほうといろいろと交渉をしてきたわけでございますが、具体的にはもちろん担当のほうで進めてきました。私としては、あの土地については、先ほど議員おっしゃったとおり、買う前に借りるということが、基本的には財源的にも非常に有利なわけですから、基本的な考えとしては、もちろん、そういうものも踏まえながら、相手方との交渉に臨んでいるということでございます、私の立場では。そういう中にあって、最終的には購入という形に決めさせていただいたのは、そういったいろんな経過の中で、そういった結論に達したということでございます。 ですから、あそこの場所は、これからも小川、あるいは小佐野、そして野田地区の中心でもありますし、また甲子地区におきましても、今後、あそこの場所が非常に重要になるというふうに認識をしております。特にコミュニティセンターとしての役割、あるいは働く婦人の家の役割はもちろんですが、やっぱり、できるだけ施設は小さく造る、あるいは、ないほうがいいわけですよね、維持管理のことを考えますと。ですから、
人口が減少していく中で、ああいった施設をどんどん造るということは、非常に課題があるわけでございますので、できれば、造らないのであれば造らないほうがいいわけでございますが、どうしても、やっぱり住民にとっては必要な施設だという認識があります。 同時に、今大きな課題となっておりますのは、やはり避難場所の確保、そういった、いわゆる防災ですね、防災上の拠点として、必要性がますます高まってきているということでございまして、従前にはなかったそういった考え方が、大きく今のしかかっているということもございまして、そういうことを総合的に判断させていただきまして、あの土地は購入させていただきたいということでございますので、どうぞその点、御理解をいただければと思います。
○議長(
木村琳藏君) 14番山崎長栄君。
◆14番(山崎長栄君) 市長、交渉に当たって、頭の中にあったと、有償でお借りすると。 じゃ、有償で貸していただけませんかという話はされたんですかね、企業さんに対して。あるいは、道路で取られる部分も相当数あるということであれば、じゃ、建物を建てる部分については、まず交渉の中で、最終的には買うと。でも、道路の部分については貸してけねかとか、いろんな交渉の仕方があったんじゃないのかなと。随分交渉の仕方が、私、道の駅の際もそう思ったんですが、随分太っ腹だなと。借りたほうが絶対安いわけですよ。 ですから、今回も、4億円ですよ。半端じゃないです。これ本当に、150億前後の予算規模になっていく自治体が買うという、4億円というのは、財政担当者はよく、本当に大きな金だなと思われるんでしょうけれども、本当に大きな金ですよ。ですから、本当に市民の理解が、私は、理解を得ていかなければならないほど、大きなこれは問題だなと思うんです。 施設はそれは、ないよりはあったほうがいいですし、小佐野コミュニティの建て替えも必要です。ただ、
人口が減少していく中での建物の規模、当然あると思いますし、それから婦人の家の規模もあると思いますが、何か予算規模がどんどん、税収が減っていく中でというのが、頭の中に本当にあるのかなとさえ思われるような、今回のこの、我々には説明のない中で進められたことですから、もう少し慎重であってもよかったんじゃないのかなと、交渉の仕方も。 ですから、そういう有償でお借りをするという交渉は最初からしなかったのか、したのか、その辺もはっきりさせていただきたいと思います。3回目ですから、いずれこういう事業をするには、本当に市民の理解を得ながら行政運営を進めていただきたいと。その点についても答弁をお願いして、3回目ですから終わります。
○議長(
木村琳藏君) 市長。
◎市長(
野田武則君) 交渉をしてきたのかどうかということについては、明確にそのことを目標にして直接相手方と交渉したということは、多分なかったのではないかと思いますが、ただ、我々のほうでは、そこも十分考えながら、相手方と交渉してきたつもりでございます。 ただ、先ほど来お話がありましたとおり、我々の感覚では、7年大変お世話になっていたということ、無償でお借りしてきた部分がたくさんございますので、そういった意味では、直接安い値段で、何か借りるとか、そういうことよりも、今までのお世話になった部分に対して、どういう形で感謝の気持ちをお伝えしたらいいかというところが、もしかしたら大きかったのかもしれません。 そういった意味で、交渉が下手だったんじゃないかと言われれば、そのとおりかもしれませんが。いずれ、先ほど久慈のお話もありましたけれども、久慈は久慈だと思いますが、釜石のほうは釜石なりに、市勢の発展と、それこそ地域の皆さんの振興発展のために随分と協力をしていただいたという気持ちがあります。特に震災後の復興に当たりましては、格別の御支援をいただいてきたというふうな思いがありますので、どちらかというと、私個人的には、感謝の気持ちのほうが大きかったものですから、今御指摘のようなところがもしかしたらあったかもしれません。 ただ、借りたほうがいいのか、あるいは購入したほうがいいのかという案分については、将来のことを考えれば、やはりここで決断をして購入したほうがいいんだと、そういう最終的には、その決断に至ったものでございます。これはもちろん購入ですから、市の財産ということになりますので、決して無駄遣いということにはならないのではないかと思いますので、これを最大限活用していくことが、市勢の発展、地域住民の皆さんの安心・安全の暮らしの確保につながると、こういうふうな決断をさせていただいたという経過でございます。
○議長(
木村琳藏君) そのほか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
木村琳藏君) 暫時休憩をいたします。 午後2時4分休憩
--------------------------------------- 午後2時11分再開
○議長(
木村琳藏君) 休憩を打ち切って会議を再開いたします。 休憩前に引き続き、令和2
年度釜石市
一般会計補正予算(第6号)歳出第2款の総務費の質疑を続行いたします。 答弁漏れあったので、有償で交渉したかどうかという経緯。
総務企画部長。
◎
総務企画部長(佐々木勝君) それでは、交渉の経緯という部分で補足をいたします。 まず、交渉をスタートさせたときには、当然購入するか、あるいは賃貸でというようなところからスタートしたわけではないと記憶しておりまして、あそこを市のために、あるいは市政として活用したいと、住民のために活用したいので、何とか市に使わせてくれないかというような交渉からスタートしたと記憶しております。ですので、その後、その土地に関して、賃貸なのか購入なのかという部分に関して、市の内部で意思決定をする手順を踏んで、最後は購入になったということだと記憶しております。 ですので、なぜ、そっちになったかという部分ですけれども、一旦あそこを、例えば小佐野コミュニティセンターの用地として使うと決めた場合には、恐らく10年、20年という期間ではなくて、もっと長期ですよね、50年を超えるような長期間、あそこの土地を活用することになるということを考えたときに、賃貸ですと、むしろ経済的に費用がかかるんじゃないかという部分、購入したほうがメリットが多いというふうに判断して、そう決めたというふうに理解しております。 以上でございます。
○議長(
木村琳藏君) 14番山崎長栄君。
◆14番(山崎長栄君) 議長の裁量で4回目させていただきます。 今の総企部長の答弁ですと、先ほどの市長の答弁と違いますよ。相反する答弁になっていますよ。市長の答弁と総企部長の答弁では、全く反対の今の答弁ですよ。どっちが当局側の正式な答弁なのか、まず確認してください。確認したいと思います。
○議長(
木村琳藏君) 市長。
◎市長(
野田武則君) 先ほども申し上げましたとおり、最終的には購入のほうに重きを置いた協議に入ったわけでございますが、それに至るまでの経過の中では、当然私も
関係者の皆さんとお話をする機会もありましたし、そういう話も、最初の頃は、どちらがいいのかなというふうなことで、いろいろと相手方との話もしたことがあります、私自身は。ただ、担当者レベルでは、最終的には購入したほうが、非常に市としてはいいというふうな結論に達していたものですから、交渉の段階ではそちらのほうに重きを置いてきたという経過があります。 ですから、購入すべきなのか、お借りしたほうがいいのかということを常に交渉したわけではなくて、最初の段階では、そういう段階もあったということで、私の答弁は御理解をしていただければと思います。最終的には購入のほうに重きを置きながら、相手との交渉に進んだということでございます。
○議長(
木村琳藏君) 14番山崎長栄君。
◆14番(山崎長栄君) 非常に分かりづらいです。 それと、先ほど市長がお話ししたのは、企業さんには大変お世話になってきたと。それは当然、釜石市民も、地元に大きな企業があったので働く場所が得られたと。それから、当然法人市民税も頂いてきたと。様々なそれは、企業と、それからまちとの
関係性ですから、互いにお世話になったり、お世話したり、それはどこでも同じようなことが行われていると私は思っています。 特にも釜石市と企業さんとでは、戦時中の戦禍がありましたので、私は、よそのまちにはないようなそういう
関係性もある、そのようにも思っています。そういった意味では、企業と釜石市との絆というものも、よその企業とは違うんだろうなという思いもあります。ですから、企業さんは、今までも無償で、多分お貸ししてきたんだろうなと、私はそう思うんですよ。そういう点では、私は企業も立派だなと、そう思います。 ただ、先ほどの市長は、久慈市は久慈市だと言いますが、同じような鉄鋼業の企業であっても、そういう違いもあるということで、何も久慈市のように頑張れとは私は言いませんが、ただ、そういうまちと企業の
関係もありましたよと、同じ県内には。 いずれ、先ほどまた市長が、本当にお世話になってきたから、借りるわけにはいかない、最初から買うんだというような話もされましたので、だったらば、市長も多分、市長のところも野田家も、どこかほかで、戦時立法で多分、土地を提供したところがあるというふうに聞いていますが、旧地主さんたちは、市長さんはお金持ちですからあれですが、旧地主さんの中には、それが悔しいと、まだ存命の方々がそういう話をされていました。要らなくなったんであれば返してほしいなと、本当にただ同然だったよと、何度もそれを言われましたよ。 ですから、企業にお世話になってきたという思いからだといいますが、だったらば、旧地主さんのことも頭の隅っこには置いておいてくださいよと、そのことを私は市長に言いたいんですよ。製鉄所にお世話になったこともそのとおり。しかし、旧地主の思いもまた考えていただきたいと、そう思うんですよ。 それから、いずれにしろ、この土地代金と、それから建物の整備費、建設費、合わせて15億前後になるんですか。そうしますと、釜石市の、我がまちの当初予算の約10分の1です。10分の1の事業費が、あの地区に投入されるわけです。ですから、その辺もやはり、コミュニティは立派にできたが、その陰では別な、どうしてもやらなきゃならない事業が駄目になったと、できないということがあってはならないと思うわけですが、その辺の財政見通しはいかがなものかお尋ねして終わります。
○議長(
木村琳藏君)
総務企画部長。
◎
総務企画部長(佐々木勝君) 多額の事業費がかかる事業でございますので、当然、
総合計画の
実施計画の中で、ここを決めていくということになります。これは財源含めてということになります。 その際には、当然、先ほど経常経費を先にやっているという話がありましたけれども、どれだけ投資的経費のほうに回せるかという部分をきちんと把握した上で、どれを優先するかということを考えていかなければなりませんので、ただ、こちらに関しましては、小佐野地区の振興にとどまらず、市の施設として優先すべき事項だと思っておりますので、こちらは当然、
実施計画のほうに計上されるものというふうに今のところは考えておりますけれども、ですので、その財源の比較によっては、当然、優先順位が下位のほうは落ちるということになります。これはもちろん、小佐野に限らず、何か事業するときには、優先順位をつけてやるということが必須ですので、当然できない事業、やらないという判断する事業は出てくるという前提でございますけれども、そういうことはあり得るということでございます。
○議長(
木村琳藏君) 11番
古川愛明君。
◆11番(
古川愛明君) 今日初めてみたいにこういう説明を受けて、今こういう議論しているんですけれども、実際、いつものパターンのやり方をすれば、このぐらいいろいろなものというのは、別の場所で議論していて、こんなに紛糾する話じゃない、紛糾していないんだかも分かりませんけれども、ない話じゃないかと思うのね。実際、まだまだ聞きたいことがいっぱいあるはずです、皆さん。 実際、例えば、ここに保育所というのが書いてありますよね。これとの関わりはどうなるのか。地権者にすれば、これも一緒に役所で買ってという話になるのか、そういったふうな話はどうなるのか。 実際、先ほど総企部長が言ったように、土地は、私は本当に買ったほうがいいと思います。恐らく50年、100年使うんでしょうから。そう思うし、実際だから、こういう、例えば道路の話とか、どういう関わりになるのか、その辺をお伺いしたい。
○議長(
木村琳藏君)
まちづくり課長。
◎
市民生活部次長兼
まちづくり課長(小池幸一君) 私のほう、保育所との関わりということで御説明したいと思います。 保育所の敷地については、民間のほうで取得するというような形での合意といいますか、確約といいますか、そういった方向性で申入れを受けております。
○議長(
木村琳藏君) 11番
古川愛明君。
◆11番(
古川愛明君) 今そういうふうに、方向性はそうだと言っていました。それは間違えないように実行してくださいね。実際これ、それもという話になると、またまたおかしな話になる、御存じのとおりだと思います。 それで、今の最後のページの、ちっちゃい字であれなんですけれども、見ると、これ、設計した人は------
---------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------その辺の精査はなっているのかどうか、お伺いします。
○議長(
木村琳藏君)
まちづくり課長。
◎
市民生活部次長兼
まちづくり課長(小池幸一君) この業者の選定に当たりましては、一応、競争入札というような格好でしておりまして、今回は基本構想という形でございますけれども、また今後も、基本設計、実施設計といった際には、また同様に競争入札というような格好で、公平性を担保しながら、業者の選定に当たってまいりたいとは思っております。まず、今回こちらの業者になりましたというのは、競争入札の結果であるというような格好でございます。 あとは、実際の管理、工事の管理、進捗管理については、これまでそういったこともあるということですので、しっかりと、もしそういうことがあるのであれば、しっかりと管理して、こちらの行政のほうで、しっかり管理してまいりたいなというふうに感じております。
○議長(
木村琳藏君) 11番
古川愛明君。
◆11番(
古川愛明君) --
------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------こういう案件やるときには、本当に時間かけてやってほしいです。どこでどうしてやったんだか分からないような形で出てきているんですから、それをしっかりやってほしいです。答弁願います。
○議長(
木村琳藏君)
まちづくり課長。
◎
市民生活部次長兼
まちづくり課長(小池幸一君) このたびの予算の要求につきましては、先ほど来申し上げていますとおり、説明が不備であったと。資料についても大変不備で、遅くなってしまったということは十分反省いたしまして、今後このようなことがないように、議会の皆様、あと住民も含めて、丁寧に協議をしながら、その時期、時期に、皆様にちゃんと報告をし、説明をし、そういったことで、そのプロセスを行う中で、しっかりやっていきたいなと思っております。
○議長(
木村琳藏君) そのほか。 5番
磯崎翔太君。
◆5番(
磯崎翔太君) 私も、続きまして、小佐野地区のコミュニティセンター等用地購入事業についてお伺いいたします。 過日、追加で配付されました横長のA4判の資料で質問させていただきます。 まず、土地購入すること自体について、反対をするつもりもございません。やっぱり今、例えば仮に借りますとなった場合に、貸す側の権利のほうが強くなってきているので、更地にして解体して出ていってくれと言われたら、出ていかなきゃいけないということも想定されますし、行政サービスの確実な執行の担保というのは、まず市の土地であるということで、撤退であるとか、安易な更地解体で行政サービスを停止するといったことがないというのが、まず最低限度だと思いますので、やはり、まず購入は致し方ないのかなと。 ただ、その購入する土地のところなんですけれども、実際に、この2枚目の購入予定地のところを見ますと、購入予定地の②、細長く黄色と赤のマーカーがかぶっているところですけれども、現在ある保育施設の土地まで購入する予定と記載されています。 次のページへいきまして、A案、B案共に見ますと、今回整備の計画では、その土地入っていないんですけれども、これはなぜなんでしょうか。
○議長(
木村琳藏君)
まちづくり課長。
◎
市民生活部次長兼
まちづくり課長(小池幸一君) まず、土地の購入につきましては、地主さんの今所有している土地を今回購入するというような内容で、今回購入の予定地区というような区域を示しているものでございまして、まず、その保育施設といいますか、そちらの民間施設のほうも一応、地元の企業さんの所有する土地ということで、将来的には、そちらは代替地ということで、現在、この構想の中にあります民間取得予定地のほうに移転してもらうと。そういったときに、それをどうするかということも含めて、ここを市の土地にして、今回購入した上で、そこをどういうふうな土地の活用を図っていくかというのは、今後の検討になるというような形で考えております。
○議長(
木村琳藏君) 5番
磯崎翔太君。
◆5番(
磯崎翔太君) 今、課長から、移転してもらうという話がありましたけれども、その言葉遣いは正しいですか。
○議長(
木村琳藏君)
まちづくり課長。
◎
市民生活部次長兼
まちづくり課長(小池幸一君) 移転してもらうといいますか、まず、そもそものこの施設の意向として、こちらに代替地を求めて、その機能をまず、こちらのほうに拠点を移すということは伺っておりますので、移転というような形で言葉を使わせていただきましたけれども、そういったことでございます。
○議長(
木村琳藏君) 5番
磯崎翔太君。
◆5番(
磯崎翔太君) 恐らく庁内の中でも、この小佐野地区コミュニティセンターの用地購入事業のほかにも、土地利用のための調整会議ないしは計画の会議、行われたと思います。恐らくですけれども、当初案としては、この民間取得予定地、ここまで取得する予定だったのかなと思います。恐らく、何の理由か分かりませんけれども、どこかで、実は建て替えを考えているので、どこか土地がないですかといったような内容で、この保育施設が入ってきたんじゃないかなというような感じも見受けられます、正直なところを言うと。恐らく、市長への要望ないしは相談もあったと思います。 別にこれ、反対するわけではないんですけれども、やはり、すごく民間の事業者、2者、3者絡んでいるセンシティブな事業であればこそ、議会側にはもう少し丁寧に説明したほうがよかったんじゃないのかなと。やはり4億円の事業を、はい紙、これ、追加資料配りました、これで理解してくださいというのは無理があると思いますよ。やはり懇切丁寧に、経緯から、何で4億円かかるのか、それにプラスで建物の費用、幾らぐらいかかる予定ですというのも、全体像を示さないことには、土地購入、買いました、4億です、オーケーです、じゃ次、建物建てるから6億下さい、7億下さいと言われても、こっちうんと言えませんよ。全体像を示した上で、やっとできる話なので、それに合わせて、建物の内装、計画、まだ詰まっていません、土地買います、先に、それはおかしいですと。全体示してからじゃないと駄目ですから、これ全体像、いつになったら出せますか。
○議長(
木村琳藏君)
まちづくり課長。
◎
市民生活部次長兼
まちづくり課長(小池幸一君) 今現在、基本構想につきましては、資料にもありますとおり、7月31日で出ております。ただし、今後とも精査が若干必要になってくるということがありますけれども、構想段階の話であれば、すぐにでもといいますか、それは説明できるような内容になっておりますけれども、実際の詳細ということまでは詰まっていませんので、今後、その詳細につきましては、先ほども言ったとおり、住民説明の場、ワークショップを通じて、内容とかそういったものも精査した上で基本設計のほうに反映する、その時点前には御説明できるかなというふうな感じで思っております。
○議長(
木村琳藏君) 5番
磯崎翔太君。
◆5番(
磯崎翔太君) 発言回数を超えますが、すぐ終わりますので、よろしいでしょうか。 やはり、土地買っただけでは何もできないので、全体像というのは早急に示さなきゃいけないと思います。なので、今回この4億円の予算というもの自体は、補正予算の中の一部に組み込まれているので、これだけピンポイントに反対しますと言えないんですよ、我々も。なので、できるだけ早急に事業内容を精査して、例えば、建物までどれぐらいかかりますよというのを見せてもらわないと、土地買いました、いや、建物6億、7億かかるなら駄目だというんであれば、土地購入しただけで終わってしまうので、ただの土地購入の事業になってしまうので、そうならないように懇切丁寧な説明を、我々だけでなくて、地域住民の方にもしっかりしてください。 (「議事進行」と呼ぶ者あり)
○議長(
木村琳藏君) 答弁。
まちづくり課長。
◎
市民生活部次長兼
まちづくり課長(小池幸一君) この構想につきましては、早急に建物の大まかな概略、費用も含めて説明をさせていただきたいと思います。
○議長(
木村琳藏君) 17番
佐々木義昭さん。
◆17番(
佐々木義昭君) 結果として、反対するものではございません、確かに。しかし、これまでのやり取りを見ておりますと、プロセスをはじめ、議員の方々が、当局の説明に対しまして納得していないようでございます。この案件につきまして、対応をしばし考える時間が欲しいと思いますので、暫時休憩をいたしたいと思いますけれども。
○議長(
木村琳藏君) 議運にお願いして、議運のほうを開かせていただきます。 暫時休憩をいたします。 午後2時32分休憩
--------------------------------------- 午後4時再開