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08月31日-01号

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  1. 釜石市議会 2020-08-31
    08月31日-01号


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    令和 2年  9月 定例会(第5号)            令和2年釜石市議会9月定例会会議録---------------------------------------           令和2年8月31日月曜日--------------------------------------- 議事日程 第1号   令和2年8月31日(月) 定例会         午後1時会議を開く第1 本日の会議録署名議員の指名第2 会期の決定第3 議長の報告第4 市長の報告第5 報告第14号 令和元年度釜石健全化判断比率及び公営企業資金不足比率の報告について第6 議案第81号 釜石市個人番号の利用等に関する条例の一部を改正する条例第7 議案第82号 釜石市社会福祉基金条例の一部を改正する条例第8 議案第83号 釜石市地域福祉基金条例を廃止する条例第9 議案第84号 令和2年度釜石一般会計補正予算(第6号)第10 議案第85号 令和2年度釜石介護保険事業特別会計補正予算(第1号)第11 議案第86号 令和2年度釜石魚市場事業特別会計補正予算(第1号)第12 認定第1号 令和元年度釜石一般会計歳入歳出決算第13 認定第2号 令和元年度釜石国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算第14 認定第3号 令和元年度釜石後期高齢者医療事業特別会計歳入歳出決算第15 認定第4号 令和元年度釜石介護保険事業特別会計歳入歳出決算第16 認定第5号 令和元年度釜石魚市場事業特別会計歳入歳出決算第17 認定第6号 令和元年度釜石水道事業会計決算第18 認定第7号 令和元年度釜石公共下水道事業会計決算第19 認定第8号 令和元年度釜石漁業集落排水事業会計決算第20 認定第9号 令和元年度釜石農業集落排水事業会計決算第21 議案第87号 復興整備事業置場整備工事変更請負契約の締結に関し議決を求めることについて第22 議案第88号 釜石市過疎地域自立促進計画を変更することに関し議決を求めることについて第23 議案第89号 市道路線の認定に関し議決を求めることについて第24 議案第90号 釜石市教育委員会の委員の任命に関し同意を求めることについて第25 請願1件、陳情2件                                     以上--------------------------------------- 本日の会議に付した事件第1 本日の会議録署名議員の指名…………………………………………………………5第2 会期の決定………………………………………………………………………………〃第3 議長の報告………………………………………………………………………………〃第4 市長の報告………………………………………………………………………………7第5 報告第14号 令和元年度釜石健全化判断比率及び公営企業資金不足比率の報告について……………………………………………………………………………………………13第6 議案第81号 釜石市個人番号の利用等に関する条例の一部を改正する条例……14第7 議案第82号 釜石市社会福祉基金条例の一部を改正する条例……………………〃第8 議案第83号 釜石市地域福祉基金条例を廃止する条例……………………………〃第9 議案第84号 令和2年度釜石一般会計補正予算(第6号)……………………〃第10 議案第85号 令和2年度釜石介護保険事業特別会計補正予算(第1号)……16第11 議案第86号 令和2年度釜石魚市場事業特別会計補正予算(第1号)………17第12 認定第1号 令和元年度釜石一般会計歳入歳出決算……………………………〃第13 認定第2号 令和元年度釜石国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算………〃第14 認定第3号 令和元年度釜石後期高齢者医療事業特別会計歳入歳出決算……〃第15 認定第4号 令和元年度釜石介護保険事業特別会計歳入歳出決算……………〃第16 認定第5号 令和元年度釜石魚市場事業特別会計歳入歳出決算………………〃第17 認定第6号 令和元年度釜石水道事業会計決算…………………………………〃第18 認定第7号 令和元年度釜石公共下水道事業会計決算…………………………18第19 認定第8号 令和元年度釜石漁業集落排水事業会計決算………………………〃第20 認定第9号 令和元年度釜石農業集落排水事業会計決算………………………19第21 議案第87号 復興整備事業置場整備工事変更請負契約の締結に関し議決を求めることについて…………………………………………………………………………………〃第22 議案第88号 釜石市過疎地域自立促進計画を変更することに関し議決を求めることについて…………………………………………………………………………………………〃第23 議案第89号 市道路線の認定に関し議決を求めることについて…………………20第24 議案第90号 釜石市教育委員会の委員の任命に関し同意を求めることについて…………………………………………………………………………………………………………〃第25 請願1件、陳情2件……………………………………………………………………21--------------------------------------- 出席議員(18名)                 議長   木村琳藏君                 副議長  菊池秀明君                  1番  大林正英君                  2番  川嶋昭司君                  3番  三浦一泰君                  4番  野田忠幸君                  5番  磯崎翔太君                  6番  深澤秋子君                  7番  平野弘之君                  8番  遠藤幸徳君                  9番  佐々木 聡君                  10番  千葉 榮君                  11番  古川愛明君                  12番  高橋松一君                  13番  細田孝子君                  14番  山崎長栄君                  15番  菊池秀明君                  16番  木村琳藏君                  17番  佐々木義昭君                  18番  水野昭利--------------------------------------- 説明のため出席した者         市長           野田武則君         副市長          窪田優一君         総務企画部長       佐々木 勝君         市民生活部長       菊池公男君         保健福祉部長       水野由香里君         産業振興部長       平松福壽君         建設部長         菊池拓也君         文化スポーツ部長     佐々木育男君         危機管理監        佐々木 亨君         復興管理監兼復興推進本部事務局長                      熊谷充善君         総合政策課長       藤井充彦君         総務課長         川崎浩二君         財政課長         佐野正治君         会計管理者        橋本英章君         水道事業所長       今入義章君         教育長          高橋 勝君         教育部長         板沢英樹君         教育委員会総務課長    紺田和枝君         学校教育課長       佐々木 誠君         選挙管理委員会委員長   神林知明君         監査委員         小林俊輔君         農業委員会会長      二本松 誠君--------------------------------------- 事務局職員出席者         事務局長         小笠原勝弘         事務局次長        廣田昭仁         事務局次長        小山田富美子---------------------------------------               午後1時会議を開く ○議長(木村琳藏君) 本日の出席議員は18名で定足数に達しておりますので、会議は成立いたしました。 ただいまから令和2年9月釜石市議会定例会を開会いたします。 釜石市議会は申合せによりクールビズを実施しております。暑いと思われる方は、上着を脱いでも結構です。 新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、本日の会議では、傍聴の方、市当局、議員の議場内でのマスク着用と、マスクを着用したままでの発言に努めるようお願いいたします。 直ちに本日の会議を開きます。 本日の議事は、お手元の議事日程第1号によって進めます。--------------------------------------- ○議長(木村琳藏君) 日程第1、本日の会議録署名議員の指名を行います。 会議録署名議員には、会議規則第81条の規定により、議長において、3番三浦一泰君及び4番野田忠幸君を指名いたします。--------------------------------------- ○議長(木村琳藏君) 日程第2、会期の決定を議題といたします。 お諮りいたします。今定例会の会期は、本日から9月16日までの17日間といたしたいと思います。これに御異議ございませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(木村琳藏君) 御異議なしと認めます。よって、会期は17日間と決しました。 お諮りいたします。議事の都合により9月1日、2日、3日、4日、7日、14日及び15日の7日間はそれぞれ休会したいと思いますが、これに御異議ございませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(木村琳藏君) 御異議なしと認めます。よって、9月1日、2日、3日、4日、7日、14日及び15日の7日間はそれぞれ休会することに決しました。--------------------------------------- ○議長(木村琳藏君) 日程第3、議長の報告であります。 市長から、今定例会の審議案件として、お手元に配付いたしましたとおり、報告第14号の1件、議案第81号から議案第90号までの10件、認定第1号から認定第9号までの9件、合計20件の送付がありましたので、御報告いたします。 また、資料として、地方自治法第221条第3項の法人に係る経営状況説明書について、釜石振興開発株式会社から提出があり、お手元に配付いたしておりますので、御報告いたします。 次に、監査委員から、令和2年8月24日付、釜監発第53号により定期監査の結果についてが提出されております。内容はお手元の写しのとおりでありますので、御覧願います。 次に、教育委員会から、令和2年8月28日付、釜教総発第236号をもって、令和元年度教育委員会の事務の管理及び執行状況に係る点検・評価報告書についてが提出されております。内容はお手元の写しのとおりでありますので、御了承を願います。 次に、6月定例会後の議長会等の動向及び議員の派遣結果につきましては、その概要を取りまとめ、お手元に配付いたしておりますので、御覧願います。 次に、釜石大槌地区行政事務組合議会の報告を千葉榮君にお願いいたします。 千葉榮君、登壇願います。  〔10番千葉榮君登壇〕 ◆10番(千葉榮君) 釜石大槌地区行政事務組合議会取組状況について御報告いたします。 去る7月8日に臨時会が開催され、会期は1日限り、付議案件は3件でありました。 議案のうち2件は、釜石大槌地区行政事務組合消防本部の装備品の用に供するために提案する高規格救急自動車の取得に関し議決を求めることについて及び高度救命処置用資機材の取得に関し議決を求めることについてでありまして、2件とも原案のとおり可決されました。 残る議案1件は、本年7月8日以降の監査委員として、釜石市監査委員小林俊輔さんを選任することについて議会の同意を求める釜石大槌地区行政事務組合監査委員の選任に関し同意を求めることについてでありまして、原案どおり同意されました。 以上で釜石大槌地区行政事務組合議会の報告を終わります。 ○議長(木村琳藏君) 次に、岩手沿岸南部広域環境組合議会の報告を古川愛明君にお願いいたします。 古川愛明君、登壇願います。  〔11番古川愛明君登壇〕 ◆11番(古川愛明君) 岩手沿岸南部広域環境組合議会取組状況を御報告いたします。 去る7月6日に、岩手沿岸南部広域環境組合議会臨時会が1日の会期で開催されました。 組合議会議長の任期満了に伴う議長選挙につきましては、指名推選により大船渡市議会選出の伊藤力也氏が選ばれました。 管理者からは最初に、岩手沿岸南部クリーンセンターの状況として、ごみの搬入量は、令和元年度は2万9971トンで、平成30年度と比較して約98%の量となっており、ごみの搬入量は僅かながら減少傾向が続いているとの報告がありました。 次に、環境対策については、排ガス処理等に万全を期して操業しており、その環境測定値は、基準を大きく下回っている。また、放射性物質関係の測定結果も基準値以下であり、いずれも良好な状況で推移しているとの報告がありました。 最後に、多くの方々に環境問題について考えていただく機会として、行政視察及び施設見学を積極的に受け入れており、令和元年度は19件で401名が訪れているとの報告がありました。 付議事件といたしましては、報告1件及び議案5件があり、結果は次のとおりでございます。 報告第1号令和元年度岩手沿岸南部広域環境組合会計繰越明許費の報告については、報告のとおり了承されました。 議案第7号岩手沿岸南部広域環境組合職員の服務の宣誓に関する条例の一部を改正する条例の専決処分に関し承認を求めることについて、議案第8号岩手沿岸南部広域環境組合職員の勤務時間、休日及び休暇に関する条例の一部を改正する条例の専決処分に関して承認を求めることについて、議案第9号岩手沿岸南部広域環境組合一般職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の専決処分に関し承認を求めることについて、予算の総額に歳入歳出それぞれ476万4000円を追加し、補正後の予算総額をそれぞれ14億1217万6000円とする、議案第10号令和元年度岩手沿岸南部広域環境組合会計補正予算(第2号)の専決処分の承認を求めることについて、年度内に完了に至らない事業1件425万5000円を翌年度に繰り越すこととする、議案第11号令和元年度岩手沿岸南部広域環境組合会計補正予算(第3号)の専決処分の承認を求めることについては、原案のとおり承認されました。 以上で岩手沿岸南部広域環境組合議会取組状況の報告を終わります。 ○議長(木村琳藏君) 以上で議長の報告並びに諸般の報告を終わります。--------------------------------------- ○議長(木村琳藏君) 日程第4、市長の報告であります。 市長、登壇願います。  〔市長野田武則君登壇〕 ◎市長(野田武則君) 令和2年9月釜石市議会定例会が開催されるに当たり、新型コロナウイルス感染症対策について、復興事業進捗状況について及び市道箱崎半島線盛土崩壊事故に係る原因検証結果についての3件について報告をさせていただきます。 初めに、新型コロナウイルス感染症対策についてでございます。 去る7月29日に県内で初めて新型コロナウイルス感染者が確認され、8月27日現在において、県内では19例の感染者が確認されております。 なお、28日以降、感染者は確認されておらず、30日現在におきましても、県内の感染者数は19例となっております。 当市と密接な関係にあります遠野市からも感染者が確認され、動揺されている方もいらっしゃると思いますが、新型コロナウイルス感染症は、全国どこでも誰もが感染する可能性があります。当市においては、いまだ感染者は確認されておりませんが、市民の皆様が感染者の濃厚接触者になることも想定されます。 市民の皆様におかれましても、東日本大震災を経験し、培った他者への思いやりを常に持ちながら、一人一人が我がこととして捉え、改めて感染防止対策の徹底と新しい生活様式の実践に努めるようお願いをするところであります。 当市が行っております地域外来検査センターでのPCR検査の状況につきましては、検査件数が6月は2件、7月はゼロ件、8月は3件となっており、いずれも陰性という結果でございます。また、県全体の行政検査民間検査及び抗原検査実施件数につきましては、8月27日現在において、2900件となっております。 地域外来検査センターにつきましては、県内でも感染者が確認され、徐々に増加の傾向にあることから、今後の検査体制の強化に向けて、釜石医師会をはじめとする関係機関と協議を進めております。引き続き地域内における検査体制の充実に努めるほか、災害発生時における避難所での感染予防対策の充実を図るとともに、所管施設検温体制を徹底するなど、感染予防の対策の充実に努めてまいります。 給付金の給付状況等についてでございます。 市民1人当たり10万円を支給する特別定額給付金につきましては、8月1日に申請の受付を終了し、全ての申請世帯の給付を完了しております。最終的な給付実績は、対象1万6244世帯に対し、1万6178世帯に32億4600万円を給付し、給付率は99.6%となっております。 市独自で実施をいたしました生活の困窮が想定される収入が不安定な低所得世帯を対象にした生活支援給付金につきましては、本日までに2064世帯に給付しております。そのうち、ひとり親に3万円上乗せするひとり親支援給付金につきましては、150世帯へ給付を完了し、2事業の給付額は6642万円となっております。 子育て世帯を対象に子供1人当たり1万円の特別給付を行う子育て世帯臨時特別給付金につきましては、本日までに1824世帯に3106万円を給付しております。このほか、ひとり親世帯臨時特別給付金につきましては、令和2年6月分の児童扶養手当が支給された260人に対し、1666万円を8月17日に給付をしております。 また、当市出身の学生を対象に市内事業者が生産、販売する商品をかまいし学生エール便として提供する新型コロナウイルス感染症対策学生支援事業につきましては、7月31日をもって申請の受付を終了し、482人に発送いたしました。 そのほかに、釜石市社会福祉協議会が窓口となり、一時的な資金の緊急貸付けを行う生活福祉資金貸付制度につきましては、これまでに111件の相談が寄せられ、生計の維持が困難になった場合に小額の貸付けを行う緊急小口資金につきましては、64件、1170万円。それから、生活再建までの費用の貸付けを行う総合支援資金につきましては、10件、570万円の貸付けが行われております。引き続き関係機関と連携をして、生活に困窮する方に必要な支援が届くよう努めてまいります。 地域経済対策として実施しております各種事業者支援補助金利用状況等についてでございます。 新型コロナウイルス感染症の全国的な流行拡大の影響を特に受け、国の持続化給付金の対象とならない事業者の事業継続に向けた制度であります新型コロナウイルス感染症支援事業者応援補助金は、7月1日から受付を開始し、8月25日現在において、商工業者60事業者から申請があり、本日までに58事業者に1133万7000円の補助金を支給済みでございます。農林漁業者につきましては、38件の相談が寄せられております。 新型コロナウイルス感染症の影響により、新たにデリバリーやテークアウト等に取り組む事業者への支援制度新型コロナウイルス感染症対策飲食店業務拡張支援補助金は、7月31日をもって申請受付を終了し、12事業者に107万6000円の補助金を支給いたしました。 事業の継続を下支えするため、県との連携により家賃、借地料の一部を補助する制度、地域企業経営継続支援事業費補助金は、5月25日から受付を開始し、8月25日現在において、61事業者から申請があり、本日までに52事業者に609万1000円の補助金を支給済みでございます。 地域経済の活性化を図るため発行いたしましたプレミアム付食事券及び商品券、いわゆるかまいしエール券につきましては、市内に住民登録がある世帯の世帯主1万6219世帯に対し、引換えはがきを配付しており、8月25日現在において、5702世帯に販売をしております。 持続的な地域公共交通の維持を図るため、利用者の減少などの影響を受けている交通事業者に対する支援、釜石市地域公共交通維持支援給付金につきましては、8月25日現在において、6事業者から申請があり、140万円を支給しております。 融資制度の利用に向けたセーフティネット保証及び危機関連保証につきましては、8月25日現在で179件の認定を行っております。業種につきましては、建設工事が38件と最も多く、次いで飲食店が21件、その他小売業が19件の順となっており、いまだ幅広い業種において事業経営に影響が生じている状況であると認識をしております。 そのほかに、釜石公共職業安定所によりますと、国の雇用調整助成金市内事業者利用状況は、7月31日現在の申請件数が128件となっており、各事業者は本助成金を活用しながら雇用の維持に努めているものと認識をしております。 以上のとおり、新型コロナウイルス感染症はいまだ収束が見通せず、当市の地域経済への影響も長期化しておりますことから、当市といたしましては、国・県をはじめ関係機関とも連携し、常に最新の状況を把握しながら今後も適時的確な対策を講じてまいります。 新型コロナウイルス感染症対策に関する予算についてでございます。新型コロナウイルス感染症の収束が見通せない状況となっているため、新型コロナウイルス感染症感染予防感染拡大防止に重点を置きながら、新しい生活様式を徹底し、地域経済の活性化に取り組んでいく必要があります。 本議会に提案する一般会計補正予算(第6号)では、新型コロナウイルスに関連して13事業、1億2042万6000円を増額計上し、歳入には、これまでの新型コロナ関連事業を含めた財源として、国から内示を受けた新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金6億6663万2000円を計上しております。 新型コロナウイルス感染症関連の主な予算といたしましては、新型コロナウイルス感染症が拡大する中、国の補助事業として、里帰り出産が不可能となった妊産婦が産前・産後期を安心して過ごせるよう支援することに加えて、当市では家族や親族による支援が得られない妊産婦まで範囲を拡充して実施する妊産婦家事支援サービス事業新型コロナウイルス感染症による影響及び震災復興事業の縮小により雇用情勢が急速に悪化していることから、市内商業施設内にサポートセンターを設置し、求職者の就業支援をはじめとした雇用に関する様々な取組を行う地域雇用サポート事業新型コロナウイルス感染症により修学旅行が延期または中止になった場合に発生するキャンセル料等の相当額を補助金として該当する小・中学校に交付することで、児童・生徒の保護者にキャンセル料等の負担が生じないよう支援する小・中学校修学旅行キャンセル料等支援事業、各学校が感染症対策等を徹底しながら、児童及び生徒の学習保障をするための新たな試みを実施するに当たり、校長の判断で迅速かつ柔軟に対応することができるよう学校教育活動を支援する経費を補助する小・中学校感染症対策・学習保障等支援事業、さらに釜石鵜住居復興スタジアムや根浜海岸多目的広場、市民体育館をはじめとする当市のスポーツ施設を活用し、新しい生活様式の下で団体スポーツ合宿を誘致し、スポーツ振興を図るとともに、交流人口の増大や地域経済波及効果創出等、スポーツツーリズムの推進につなげるスポーツ合宿誘致推進事業を計上しております。 引き続き、国・県と協調しながら、感染予防と経済活動の両立に努め、感染予防対策事業継続、雇用維持に対する支援及び新しい生活様式を踏まえた地域経済の活性化を図ってまいります。 次に、復興事業進捗状況についてでございます。 被災21地区の基盤整備につきましては、現在施工中の上平田川水門工事、大石地区漁業集落防災機能強化事業及び片岸公園造成工事の3件につきまして、令和2年度内の事業完了に向け、引き続き全力で進捗を図っているところであります。 宅地の整備が完了している東部地区でございますが、国道45号高架下を境として東側に整備した181区画において、78区画が空き区画となっております。これまで被災者の皆様に対しまして、意向確認を行い、空き区画の解消を図ってまいりましたが、依然として空き区画が多い状況であったことから、被災者以外も含め広く公募を開始いたしました。公募期間は、8月17日から9月16日までの1か月間で、分譲、賃貸どちらでも申込みできますが、一つの区画に複数の申込みがあった場合には、優先順位により決定をいたします。 片岸地区及び鵜住居地区の土地区画整理事業の区域内に整備している公園の一般開放についてでございます。当初、公園の全体整備が完了する12月末に開放する予定でありましたが、地元からの要望もあり、整備が終わった一部の公園について、8月11日から一般開放しております。 なお、トイレ、水飲み場等の使用開始に当たっては、全施設の開放に合わせた12月末を予定しております。 仮設住宅の入居状況についてでございますが、7月31日現在における仮設住宅の入居者は34世帯となり、その内訳は、仮設住宅が15世帯、みなし仮設住宅が19世帯となっております。これら34世帯の再建方法は、自力での再建希望が20世帯、盛岡市の復興公営住宅への入居内定が13世帯、市内の復興公営住宅入居予定が1世帯となっております。 復興公営住宅の入居状況につきましては、7月31日現在、市及び県を合わせた全体の管理戸数1316戸のうち、入居済みが1240戸、空き戸数が76戸で、入居率は約94%となっており、当市管理分としては、復興公営住宅1005戸のうち、入居済みが964戸となっております。 商業者の再建状況についてでございますが、7月31日現在、再建事業者は654事業者となっております。仮設店舗で営業中の残る5業者につきましては、移設中が1事業者、払下げ待ちが4事業者となっております。 以上のとおり、様々な分野において、第1期復興・創生期間内の今年度末までに全ての事業を完了させるよう進捗を図ってまいりましたが、現時点で2件の事業につきましては、令和3年度に事業期間の延長が見込まれる状況となりましたので、報告をさせていただきます。 1件目は、住宅再建補助金についてでございます。補助金の申請を予定していた被災者のうち数世帯が、令和2年度中に住宅再建が完了しない見込みとなったため、住宅再建補助金に関しても令和3年度まで延長することが必要となったものでございます。 2件目は、水海地区で実施しております避難道路整備事業でございます。これまで国と事業規模や実施方法等について様々協議検討してまいりましたが、今年の1月に国の社会資本整備総合交付金を活用して、道路のかさ上げを実施することが決定した事業となります。避難道路の整備に伴い一部の宅地のかさ上げが必要となり、2棟の住宅移設を含めて工事を実施しようとしておりましたが、この移設の手続に時間を要したこと、また、新たに地盤改良工事が必要となったことから、令和3年度まで工期が延長となる見込みとなったものであります。 今年度中に全ての復興関連事業の完了が達成できない見込みとなったことは、誠に遺憾なことであります。今後は、できる限り年度内に事業完了するよう進捗を図ってまいりたいと存じます。 次に、市道箱崎半島線盛土崩壊事故に係る原因検証結果についてでございます。 まず、お亡くなりになりました高橋様、そして御遺族の皆様に対し、改めてお悔やみを申し上げますとともに、事故に遭われました方々にお見舞いを申し上げます。 さて、令和元年10月の台風第19号による豪雨では、市内沿岸部を中心に甚大な被害が発生したところでありますが、同年10月13日、釜石市鵜住居町第23地割内の市道箱崎半島線が崩壊、車両2台が転落する事故が発生したことから、その重大性に鑑み、原因の究明と再発防止を目的に調査と検証を進めていくこととしたものであります。 調査、検証の実施に当たっては、地質、地盤に係る専門的見地からの考察が必要であることから、地盤工学の専門家である岩手大学理工学部、大河原正文准教授に調査、検証を依頼したものであります。 大河原准教授は、調査に着手後、現地踏査を行うとともに、崩壊原因を究明するための各種試験分析などを進めてきたところでありますが、令和2年8月17日に崩壊原因の検証結果に基づく報告書が市に提出されましたので、御報告をいたします。 まず、降雨の規模とその確率についてでありますが、令和元年10月11日15時から、13日15時までの釜石地域の降水量は323.5ミリメートルであり、13日1時観測の日最大1時間降水量55.5ミリメートルは、1976年の統計開始以来、10月としては最大となっており、台風第19号の日雨量は50年確率に相当するとされております。 次に、降雨と崩壊の過程及び現場観察から推察する崩壊のメカニズムについてでありますが、台風第19号の接近に伴い、令和元年10月12日から降水量が徐々に増加し、同日20時から翌13日の5時頃にかけて最も降水量が多く観測され、それとほぼ並行する形で本道路の背後斜面を表面水、いわゆる沢水が流下し、盛土崩壊箇所にもたらされ、同時間帯の総流出量は約4万立方メートルに達したとされております。 また、盛土崩壊は13日の17時から20時50分の間に発生しており、沢からの雨水の流出が終了してから約12から15.8時間ものタイムラグがあるということが確認され、そのため崩壊の原因となった水は、沢水ではなく、斜面内部をゆっくりと流れてきた浸透水と考えられるとされております。 次に、浸透水の作用と盛土崩壊の原因についてでありますが、崩壊の原因は、盛土内に排水能力を超える多量の浸透水が流入した結果、盛土自体の荷重バランスが崩れ限界状態に達したとき、一気に流れ出すように崩壊したものと推定されるとの結論に達したものであります。 なお、盛土の築造における構造規定との整合についてでありますが、本道路は基準に沿い設計され、また盛土材は、締固めやすく透水性の良好な材料を使用しており、施工時の締固度も施工管理基準値を満たしていることから、設計、施工上の問題はないとされております。 盛土崩壊の原因につきましては、ただいま御説明申し上げましたとおりでありますが、今後、進める復旧工事におきまして、報告書に記載されております背後斜面からの湧水など排水対策を実施する際の留意事項等の提言を踏まえ、近年台風や豪雨が頻発している気象状況にあることから、排水性を十分に考慮した工法を用いることを基本としてまいりたいと考えております。 市道箱崎半島線は、地域の皆様にとって重要な生活道路であり、安全・安心をキーワードとして、崩壊した箇所の早期復旧が望まれているものと認識をしております。 当市といたしましては、引き続き、現在進めている市内各地区の台風第19号により被災した箇所の災害復旧と併せ、市道箱崎半島線の復旧につきましても、地域住民の皆様への説明を行う場を設けながら、現地の地形条件に合った復旧工法の検討を行うなど、盛土箇所の早期復旧に向けて最大限努力をしてまいりたいと思います。 今後とも議員並びに市民の皆様の御理解と御支援を賜りますようお願いを申し上げ、令和2年9月釜石市議会定例会に当たっての市長報告といたします。 ○議長(木村琳藏君) 以上で市長の報告を終わります。--------------------------------------- ○議長(木村琳藏君) 日程第5、報告第14号令和元年度釜石健全化判断比率及び公営企業資金不足比率の報告についてから日程第24、議案第90号釜石市教育委員会の委員の任命に関し同意を求めることについてまで、20件を一括議題といたします。 ただいま一括議題に供しました報告、各議案及び各認定について、順次当局の説明を求めます。 総務企画部長。  〔総務企画部長佐々木勝君登壇〕 ◎総務企画部長(佐々木勝君) ただいま議題に供されました報告第14号令和元年度釜石健全化判断比率及び公営企業資金不足比率の報告についてから議案第90号釜石市教育委員会の委員の任命に関し同意を求めることについてまでの報告1件、議案10件、認定9件につきまして、順次御説明を申し上げます。 議案書の1ページを御覧願います。 報告第14号令和元年度釜石健全化判断比率及び公営企業資金不足比率の報告について御説明申し上げます。 健全化判断比率は、標準財政規模に対する比率を示すもので、一般会計などの赤字の比率を示す実質赤字比率及び全会計の赤字の比率を示す連結実質赤字比率は該当がありません。 一般会計等が負担する元利償還等の比率を示す実質公債費比率は14.6%で、昨年度より1.3ポイントの増加、一般会計等が将来負担すべき実質的な負債の比率を示す将来負担比率は該当がありません。このため、早期健全化基準及び財政再生基準については、どちらも基準を下回っております。 また、公営企業資金不足比率も発生しておらず、経営健全化計画の策定は不要となっております。 以上、報告第14号は、地方公共団体の財政の健全化に関する法律第3条第1項及び第22条第1項の規定により、監査委員の意見をつけて議会に報告するものです。 2ページを御覧願います。 議案第81号釜石市個人番号の利用等に関する条例の一部を改正する条例について御説明申し上げます。 この条例は、幼児教育・保育を無償化する子ども・子育て支援法の一部を改正する法律が令和元年5月17日に公布、同年10月1日に施行されたことにより、釜石市私立幼稚園就園奨励費補助金交付要綱が令和2年3月31日に失効したため、行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律に基づき、市が独自に個人番号を利用する事務から削ることに伴い、条例の一部を改正しようとするものです。 主な改正内容は、市が独自に個人番号を利用する事務として規定する「釜石市私立幼稚園就園奨励費補助金交付要綱による就園奨励金事務」を削る改正を行ったものです。 4ページを御覧願います。 議案第82号釜石市社会福祉基金条例の一部を改正する条例について御説明申し上げます。 この条例は、ふるさと納税制度の創設により市外からの寄附が常態化したため、積み立てる寄附金の制限を撤廃することに伴い、条例の一部を改正しようとするものです。 主な改正内容は、第2条の規定中、積み立てることができる寄附の対象を制限する「市民からの」の文言を削る改正を行ったものです。 5ページを御覧願います。 議案第83号釜石市地域福祉基金条例を廃止する条例について御説明申し上げます。 この条例は、地域福祉の推進を図るために必要な財源を長期的かつ安定的に確保することを目的に造成された釜石市地域福祉基金について、一般財源からの財源措置及び超低金利情勢が続いていることにより運用益が見込めない状況にあることに伴い、条例を廃止しようとするものです。 以上、議案第81号から議案第83号の条例3件につきましては、地方自治法第96条第1項第1号の規定により議会の議決を求めるものです。 次に、別冊となっております令和2年度釜石市補正予算の議案書の1ページを御覧願います。 議案第84号令和2年度釜石一般会計補正予算(第6号)は、予算の総額に歳入歳出とも3億5300万円を増額し、補正後の予算総額を349億9100万円としようとするものです。 2ページから順次御覧願います。 「第1表 歳入歳出予算補正」の主な内容を御説明いたします。 まず、新型コロナウイルス感染症に係る予算ですが、13事業、1億2042万6000円を増額計上し、歳入には、これまでの新型コロナ関連事業を含めた財源として、国から内示を受けた新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金6億6663万2000円を計上しております。 あわせて、新型コロナウイルス感染症経済対策事業の緊急支援補助金の事業費確定及び国の予算化による緊急雇用助成補助金の執行停止によって、2億1432万5000円を減額計上したほか、新型コロナウイルス感染症の影響を受け、やむを得ず中止とした事業の減額として、8事業、799万6000円を減額計上しております。 各款ごとの主な事業につきましては、第2款総務費には、新型コロナウイルス感染症対策に伴うネットワーク利用形態の変化に対応するため、会議室等で庁内LANやインターネットが利用できるようネットワーク環境の拡充を図る情報管理システム経費や、平田第6仮設団地の解体撤去に伴い、当該仮設団地に設置されている平田みんなの家を解体撤去する平田みんなの家解体事業、小佐野コミュニティ会館の老朽化に伴い、今後の施設の在り方や公共施設の再編を検討した上で、新たにコミュニティ施設を整備するための用地購入を行う(仮称)小佐野地区コミュニティセンター等用地購入事業などを計上しております。 第3款民生費には、栗林児童館園庭で利用する備品を(株)ユーラスエナジー釜石の寄附を活用して購入する児童館管理運営費や、新型コロナウイルス感染症対策として、認定こども園、保育所等が購入した物品及び感染症防止対策に係る職員の人件費等に対して補助する新型コロナウイルス感染症対策事業、新型コロナウイルス感染症の影響により特別支援学校等が臨時休業となった場合に、サービス支援事業所を予定より多く利用した児童の自己負担分を給付するとともに、サービス支援事業所が居宅を訪問して保護者の負担軽減のため、障がい児の介助を行う事業に対して給付する障害児通所支援事業を計上しております。 第4款衛生費には、新型コロナウイルス感染症が県内や市内で拡大し、アウトリーチ型の支援を実施することが困難になった場合に備えて、オンライン環境を整備し、ビデオ通話による相談体制を構築する産前・産後サポート事業や、新型コロナウイルス感染症が拡大する中、家族や親族による支援が得られない妊産婦及び里帰り出産が不可能になった妊産婦が産前・産後期を安心して過ごせるよう支援する妊産婦家事支援サービス事業、県内での新型コロナウイルス感染が増加していることから、災害発生時における避難所での感染予防対策の充実を図るとともに、所管施設や市内福祉施設等の感染者の発生に備えて、消毒液などの施設の消毒に必要な物品の備蓄を追加し、また、主な所管施設にサーマルカメラを設置し検温体制を徹底することで、施設内の感染予防対策の充実を図る新型コロナウイルス感染症感染予防・拡大防止事業を計上しております。 第5款労働費には、新型コロナウイルス感染症による影響及び震災復興事業の縮小により、雇用情勢が急速に悪化していることから、市内商業施設内にサポートセンターを設置し、求職者の就業支援をはじめとした雇用に関する様々な取組を行う地域雇用サポート事業を計上しております。 第6款農林水産業費には、国が策定したインフラ長寿命化基本計画に基づき、令和2年度までに策定することとなっている海岸保全施設の長寿命化計画を策定し、新たに整備した防潮堤の機能を良好な状態に保つ漁港海岸防潮堤長寿命化計画策定事業などを計上しております。 第7款商工費には、新型コロナウイルス感染症の拡大により、甚大な影響を受けている市内事業者の活性化を図り、地域経済への波及を増大させるため、市内で利用者が特に多いキャッシュレス事業者と連携し、市内での買物に際して、ポイントを付与する期間の延長に伴う不足額を増額する新型コロナウイルス感染症経済対策事業などを計上しております。 第9款消防費には、点検の結果、使用不能となっている向定内地区の地上式消火栓を緊急に地下式消火栓に更新し、火災発生時の消火体制の確保を図る消防屯所等維持管理費を計上しております。 第10款教育費には、新型コロナウイルス感染症により修学旅行が延期または中止になった場合に発生するキャンセル料等の相当額を補助金として該当する小・中学校に交付することで、児童・生徒の保護者にキャンセル料等の負担が生じないよう支援する小・中学校修学旅行キャンセル料等支援事業や、各学校が感染症対策等を徹底しながら児童・生徒の学習保障をするための新たな試みを実施するに当たり、校長の判断で迅速かつ柔軟に対応することができるよう、学校教育活動を支援する経費を補助する小中学校感染症対策・学習保障等支援事業、釜石鵜住居復興スタジアムや新たに整備した根浜海岸多目的広場、市民体育館をはじめとする当市のスポーツ施設を活用し、新しい生活様式下で団体スポーツ合宿を誘致することにより、スポーツ振興を図るとともに、交流人口の増大や地域経済波及効果創出等スポーツツーリズムの推進につなげるスポーツ合宿誘致推進事業などを計上しております。 これらの財源として、歳出充当特定財源のほか、財政調整基金繰入金などを調整して予算を編成しております。 5ページを御覧願います。 「第2表 債務負担行為補正」には、上中島こども園の給食調理業務について、直営方式から民間事業者への委託方式に変更するに当たって、複数年にわたって契約が必要となる上中島こども園管理運営費など2件の追加を計上しております。 同じく5ページを御覧願います。 「第3表 地方債補正」には、今次補正予算での市債発行額の調整を計上しております。 7ページを御覧願います。 議案第85号令和2年度釜石介護保険事業特別会計補正予算(第1号)は、保険事業勘定の予算の総額に歳入歳出とも800万円をそれぞれ増額し、補正後の予算総額を41億3067万5000円としようとするものです。 歳入歳出予算の内容といたしましては、歳出には負担金等精算に伴う償還金を計上し、歳入には、繰越金を調整して予算を編成しております。 11ページを御覧願います。 議案第86号令和2年度釜石魚市場事業特別会計補正予算(第1号)は、予算の総額に歳入歳出とも200万円をそれぞれ増額し、補正後の予算総額を1312万1000円としようとするものです。 歳入歳出予算の内容といたしましては、歳出には管理事務費に修繕料を増額し、歳入には一般会計からの繰入金を計上して予算を編成しております。 以上、令和2年度補正予算3件につきましては、地方自治法第96条第1項第2号の規定により提案をするものであります。 次に、釜石市一般会計及び各特別会計歳入歳出決算書の2ページ及び3ページを御覧願います。 認定第1号令和元年度釜石一般会計歳入歳出決算について御説明申し上げます。 令和元年度一般会計の最終予算額は595億655万5000円となり、これに対する決算額は、収入済額562億6313万2288円、支出済額533億4645万5250円で、差引き29億1667万7038円のうち、繰越明許費繰越額及び事故繰越繰越額20億7506万3000円を除く実質収支は8億4161万4038円の黒字となっております。 繰越明許費繰越額及び事故繰越繰越額が依然として多額となっているのは、東日本大震災に係る復旧及び復興関連事業のほか、令和元年台風第19号に伴う災害復旧が重複したことにより、関連する工事等に不測の時間を要したため、令和元年度内の完了に至らなかったことによるものです。 これら一般会計決算の内容につきましては、来る決算特別委員会において御説明申し上げますので、御了承願います。 引き続き、2ページ及び3ページを御覧願います。 認定第2号令和元年度釜石国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算から認定第5号令和元年度釜石魚市場事業特別会計歳入歳出決算までの4会計の決算につきましては、黒字決算となっております。 全特別会計の決算総額は、収入済額90億7774万5071円、支出済額89億6109万9850円で、差引き1億1664万5221円となり、繰越明許費及び事故繰越の繰越額はありませんでしたので、実質収支は1億1664万5221円の黒字となっております。 なお、各特別会計決算の詳細につきましても、後日、決算特別委員会におきまして御説明を申し上げますので、御了承願います。 以上、認定第1号から第5号までの決算5件は、地方自治法第233条第3項の規定により、監査委員の意見をつけて議会の認定に付すもので、地方自治法第96条第1項第3号の規定により提案をするものであります。 次に、別冊としております水道事業会計決算書の2ページから5ページを御覧願います。 認定第6号令和元年度釜石水道事業会計決算の認定については、収益的収支において収入決算額7億8789万274円に対し、支出決算額6億7661万9439円で、9500万1137円の純利益を生じております。 資本的収支におきましては、収入決算額5億9925万3000円に対し、支出決算額8億9085万3373円で、差引不足額2億9160万373円を当年度分消費税及び地方消費税資本的収支調整額、過年度分損益勘定留保資金で補填をしております。 続きまして、水道事業会計決算書の8ページを御覧願います。 令和元年度釜石市水道事業剰余金処分計算書のとおり、当年度未処分利益剰余金3億2517万3658円となりました。 次に、別冊としております公共下水道事業会計決算書2ページから5ページを御覧願います。 認定第7号令和元年度釜石公共下水道事業会計決算の認定については、収益的収支において収入決算額12億2510万1351円に対し、支出決算額12億3231万8051円で、3458万562円の純損失を生じております。 資本的収支におきましては、収入決算額21億2876万447円に対し、支出決算額24億7072万2586円で、収入から固定資産売却代金651万2044円を除いた差引不足額3億4847万4183円を、当年度分消費税及び地方消費税資本的収支調整額、当年度分及び過年度分損益勘定留保資金で補填し、なお不足する額2910万円は、当年度同意済企業債の未発行分をもって翌年度に措置することとしております。 続きまして、公共下水道事業会計決算書の8ページを御覧願います。 令和元年度釜石市公共下水道事業剰余金処分計算書のとおり、未処分利益剰余金1173万797円となりました。 次に、別冊としております漁業集落排水事業会計決算書の2ページから5ページを御覧願います。 認定第8号令和元年度釜石漁業集落排水事業会計決算の認定については、収益的収支において収入決算額5279万921円に対し、支出決算額5129万7758円で、149万3163円の純利益を生じております。 資本的収支におきましては、収入決算額1001万9500円に対し、支出決算額2217万7772円で、差引不足額1215万8272円を過年度分損益勘定留保資金で補填し、なお不足する額540万円は、当年度同意済企業債の未発行分をもって、翌年度に措置することとしております。 続きまして、漁業集落排水事業会計決算書の8ページを御覧願います。 令和元年度釜石市漁業集落排水事業剰余金処分計算書のとおり、未処分利益剰余金292万9263円となりました。 次に、別冊としております農業集落排水事業会計決算書の2ページから5ページを御覧願います。 認定第9号令和元年度釜石農業集落排水事業会計決算の認定については、収益的収支において収入決算額6121万807円に対し、支出決算額5708万6926円で、114万914円の純利益となっております。 資本的収支におきましては、収入決算額で7256万2120円に対し、支出決算額9918万3268円で、差引不足額2662万1148円は当年度分消費税及び地方消費税資本的収支調整額、当年度分及び過年度分損益勘定留保資金で補填をしております。 続きまして、農業集落排水事業会計決算書の8ページを御覧願います。 令和元年度釜石市農業集落排水事業欠損金処理計算書のとおり、未処理欠損金1482万9220円となりました。 なお、企業会計決算の詳細は、後日の決算特別委員会において御説明申し上げます。 以上、認定第6号から認定第9号の決算の認定4件は、地方公営企業法第30条第4項の規定により、監査委員の意見をつけて議会の認定に付すもので、地方自治法第96条第1項第3号の規定により提案をするものであります。 議案書にお戻りいただきまして、6ページを御覧願います。 議案第87号復興整備事業置場整備工事変更請負契約の締結に関し議決を求めることについて御説明申し上げます。 この議案は、令和2年3月16日に締結した復興整備事業置場整備工事の請負契約について、現地精査による板木山残土量の数量の増加及び現況水路が著しく損傷していたことから、大型水路復旧工を増工することに伴い、契約額を1億1289万7485円増額しようとするもので、去る7月20日に株式会社山元との間で仮契約を締結しております。 なお、工期は、令和2年3月16日から令和3年3月31日までとなっております。 以上、議案第87号の議案1件につきましては、予定価格が1億5000万円以上の契約締結及び議会に付して締結した契約を変更する契約であることから、地方自治法第96条第1項第5号及び議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第2条の規定により議会の議決を求めるものです。 7ページを御覧願います。 議案第88号釜石市過疎地域自立促進計画を変更することに関し議決を求めることについて御説明申し上げます。 この議案は、平成28年3月釜石市議会定例会において議決を得て計画した釜石市過疎地域自立促進計画について、令和2年度過疎対策事業債の借入れに伴い、事業費の変更等をしようとするもので、過疎地域自立促進特別措置法第6条第7項において準用することとされている同条第1項の規定により議会の議決を求めるものです。 8ページを御覧願います。 議案第89号市道路線の認定に関し議決を求めることについて御説明申し上げます。 この議案は、漁業集落防災機能強化事業による道路整備に伴い、新たに東前町8号線の1路線を市道に認定しようとするもので、道路法第8条第2項の規定により議会の議決を求めるものです。 9ページを御覧願います。 議案第90号釜石市教育委員会の委員の任命に関し同意を求めることについて御説明申し上げます。 当市の教育委員会の委員のうち、太田悦子さんの任期が令和2年9月30日をもって満了となることから、太田さんの後任として、花輪妙子さんを教育委員会の委員として任命したいと存じますので、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第4条第2項の規定により議会の同意を求めるものです。 なお、花輪さんの略歴につきましては、議案書10ページのとおりですので、説明は省略させていただきます。 以上で提案理由の説明を終わります。 よろしく御審議の上、御賛同賜りますようお願いを申し上げます。 ○議長(木村琳藏君) 以上をもって当局の説明は終わりました。 お諮りいたします。ただいま議題となっております議案のうち、議案第90号については、本日直ちに審議することにいたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(木村琳藏君) 御異議なしと認め、さよう決定いたしました。--------------------------------------- ○議長(木村琳藏君) 日程第24、議案第90号釜石市教育委員会の委員の任命に関し同意を求めることについてを議題といたします。 お諮りいたします。本案は人事案件でありますので、議事の順序を省略し、直ちに採決したいと思います。これに御異議ありませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(木村琳藏君) 御異議なしと認めます。よって、直ちに採決をいたします。 本案については原案に同意することに御異議ありませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり)
    ○議長(木村琳藏君) 御異議ありませんので、原案に同意することに決しました。--------------------------------------- ○議長(木村琳藏君) お諮りいたします。報告第14号の1件、議案第81号から議案第89号までの9件、合計10件については、委員会付託を省略し、9月11日以降の本会議において質疑及び審議することにいたしたいと思います。 また、認定第1号から認定第9号までの9件については、9月16日以降の本会議において審議することにいたしたいと思います。これに御異議ありませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(木村琳藏君) 御異議なしと認め、さよう決定いたしました。--------------------------------------- ○議長(木村琳藏君) 日程第25、請願1件、陳情2件を議題といたします。 8月27日までに受理いたしました請願、陳情は、お手元の文書表のとおりであります。 請願、陳情の番号及び件名等を職員に朗読させます。  〔事務局職員朗読〕 請願第2号 「安全・安心で、ゆきとどいた教育実現につながる少人数学級」の実現を求めることについての請願書                                民生常任委員会 陳情第3号 東日本大震災被災者の医療費窓口負担の免除継続を求める要請                                     報告 陳情第4号 教職員定数改善と義務教育費国庫負担制度2分の1復元をはかるための、2021年度政府予算に係る意見書採択の陳情について                                     報告 ○議長(木村琳藏君) ただいま所管の常任委員会に付託された請願は、来る9月16日の本会議において審査の経過並びに結果の報告を願います。 また、ただいまの陳情2件は報告でありますので、趣旨に賛同する議員は所要の手続をお願いいたします。--------------------------------------- ○議長(木村琳藏君) 以上で本日の日程は全部終了いたしました。 本日はこれをもって散会いたします。               午後2時7分散会                         釜石市議会議長 木村琳藏                         釜石市議会議員 三浦一泰                         釜石市議会議員 野田忠幸...