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06月24日-05号

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  1. 釜石市議会 2016-06-24
    06月24日-05号


    取得元: 釜石市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-09
    平成28年  6月 定例会(第4号)            平成28年釜石市議会6月定例会会議録---------------------------------------          平成28年6月24日金曜日--------------------------------------- 議事日程 第5号   平成28年6月24日(金) 定例会         午後1時会議を開く第1 本日の会議録署名議員の指名第2 議長の報告第3 請願1件(平成28年請願第1号)第4 報告第8号 平成27年度釜石市一般会計繰越明許費の報告について第5 報告第9号 平成27年度釜石市下水道事業特別会計繰越明許費の報告について第6 報告第10号 平成27年度釜石市魚市場事業特別会計繰越明許費の報告について第7 報告第11号 平成27年度釜石市水道事業会計予算繰越の報告について第8 報告第12号 平成27年度釜石市一般会計事故繰越しの報告について第9 報告第13号 平成27年度釜石市下水道事業特別会計事故繰越しの報告について第10 報告第14号 東部地区避難路施設整備工事(その2)の変更請負契約の締結に関する専決処分の報告について第11 議案第94号 釜石市市税条例等の一部を改正する条例の専決処分に関し承認を求めることについて第12 議案第95号 平成27年度釜石市一般会計補正予算(第12号)の専決処分の承認を求めることについて第13 議案第96号 釜石市情報公開、個人情報保護及び行政不服審査会条例の一部を改正する条例第14 議案第97号 行政不服審査法の施行に伴う関係条例の整備に関する条例の一部を改正する条例第15 議案第98号 釜石市個人番号の利用等に関する条例の一部を改正する条例第16 議案第99号 釜石市市税条例等の一部を改正する条例第17 議案第100号 釜石市復興産業集積区域における固定資産税の課税免除に関する条例の一部を改正する条例第18 議案第101号 釜石市乳幼児・小学生・妊産婦及び重度心身障害者医療費給付条例の一部を改正する条例第19 議案第102号 釜石市ひとり親家庭医療費給付条例の一部を改正する条例第20 議案第103号 釜石市指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基準を定める条例及び釜石市指定地域密着型介護予防サービスの事業の人員、設備及び運営並びに指定地域密着型介護予防サービスに係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準を定める条例の一部を改正する条例第21 議案第104号 釜石市立幼稚園に関する条例の一部を改正する条例第22 議案第105号 釜石市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例第23 議案第106号 釜石市漁港管理条例の一部を改正する条例第24 議案第107号 釜石市営住宅条例の一部を改正する条例第25 議案第108号 旧釜石鉱山事務所管理条例の一部を改正する条例第26 議案第109号 平成28年度釜石市一般会計補正予算(第1号)第27 議案第110号 平成28年度釜石市公共下水道事業会計補正予算(第1号)第28 議案第111号 中妻地区合流式下水道改善簡易処理高度化施設建設(土木・建築)工事の請負契約の締結に関し議決を求めることについて第29 議案第112号 釜石市北ブロック復興整備事業両石地区造成工事(その7)の請負契約の締結に関し議決を求めることについて第30 議案第113号 財産の無償貸付けに関し議決を求めることについて第31 議案第114号 議決事項の一部変更について第32 議案第115号 釜石市営住宅等の指定管理者の指定に関し追認の議決を求めることについて第33 議案第116号 釜石市営住宅等の指定管理者の指定に関し議決を求めることについて第34 議案第117号 岩手県市町村総合事務組合を組織する地方公共団体の数の減少及び岩手県市町村総合事務組合規約の一部変更の協議に関し議決を求めることについて第35 議案第118号 市道路線の認定に関し議決を求めることについて第36 議案第119号 市道路線の変更に関し議決を求めることについて第37 議案第120号 市道路線の廃止に関し議決を求めることについて第38 報告第15号 唐丹地区漁業集落排水防災機能強化(衛生関連施設)処理場建設工事の変更請負契約の締結に関する専決処分の報告について第39 議案第121号 鵜住居地区復興広場整備(造成)工事の変更請負契約の締結に関し議決を求めることについて第40 議案第122号 消防ポンプ自動車の取得に関し議決を求めることについて第41 議案第123号 大町復興住宅3号(仮称)の取得に関し議決を求めることについて第42 議案第124号 大町復興住宅5号(仮称)の取得に関し議決を求めることについて第43 議案第125号 箱崎(上前)復興住宅(仮称)の取得に関し議決を求めることについて第44 議案第126号 箱崎(横瀬)復興住宅(仮称)の取得に関し議決を求めることについて第45 議案第127号 議決事項の一部変更について第46 議案第128号 議決事項の一部変更について第47 議案第129号 議決事項の一部変更について第48 議案第130号 釜石港港湾区域における公有水面埋立免許の出願に係る意見に関し議決を求めることについて第49 閉会中の継続審査について(平成28年請願第2号、平成28年請願第3号)第50 閉会中の継続調査について第51 議員の派遣について第52 委員会提出議案第2号 歯科治療における保険適用の範囲拡大を求める意見書の提出について                                     以上--------------------------------------- 本日の会議に付した事件第1 本日の会議録署名議員の指名……………………………………………………… 213第2 議長の報告………………………………………………………………………………〃第3 請願1件(平成28年度請願第1号)…………………………………………………〃第4 報告第8号 平成27年度釜石市一般会計繰越明許費の報告について………… 214第5 報告第9号 平成27年度釜石市下水道事業特別会計繰越明許費の報告について……………………………………………………………………………………………………… 216第6 報告第10号 平成27年度釜石市魚市場事業特別会計繰越明許費の報告について…………………………………………………………………………………………………………〃第7 報告第11号 平成27年度釜石市水道事業会計予算繰越の報告について…………〃第8 報告第12号 平成27年度釜石市一般会計事故繰越しの報告について………… 217第9 報告第13号 平成27年度釜石市下水道事業特別会計事故繰越しの報告について…………………………………………………………………………………………………………〃第10 報告第14号 東部地区避難路施設整備工事(その2)の変更請負契約の締結に関する専決処分の報告について……………………………………………………………………〃第11 議案第94号 釜石市市税条例等の一部を改正する条例の専決処分に関し承認を求めることについて…………………………………………………………………………………〃第12 議案第95号 平成27年度釜石市一般会計補正予算(第12号)の専決処分の承認を求めることについて…………………………………………………………………………… 220第13 議案第96号 釜石市情報公開、個人情報保護及び行政不服審査会条例の一部を改正する条例…………………………………………………………………………………………〃第14 議案第97号 行政不服審査法の施行に伴う関係条例の整備に関する条例の一部を改正する条例…………………………………………………………………………………… 221第15 議案第98号 釜石市個人番号の利用等に関する条例の一部を改正する条例… 223第16 議案第99号 釜石市市税条例等の一部を改正する条例………………………… 224第17 議案第100号 釜石市復興産業集積区域における固定資産税の課税免除に関する条例の一部を改正する条例 …………………………………………………………………… 226第18 議案第101号 釜石市乳幼児・小学生・妊産婦及び重度心身障害者医療費給付条例の一部を改正する条例 …………………………………………………………………………〃第19 議案第102号 釜石市ひとり親家庭医療費給付条例の一部を改正する条例 … 228第20 議案第103号 釜石市指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基準を定める条例及び釜石市指定地域密着型介護予防サービスの事業の人員、設備及び運営並びに指定地域密着型介護予防サービスに係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準を定める条例の一部を改正する条例 …………………………………………〃第21 議案第104号 釜石市立幼稚園に関する条例の一部を改正する条例 ………… 230第22 議案第105号 釜石市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例 ……………………………………………………………………… 231第23 議案第106号 釜石市漁港管理条例の一部を改正する条例 ………………………〃第24 議案第107号 釜石市営住宅条例の一部を改正する条例 …………………………〃第25 議案第108号 旧釜石鉱山事務所管理条例の一部を改正する条例 …………… 232第26 議案第109号 平成28年度釜石市一般会計補正予算(第1号) ……………… 235第27 議案第110号 平成28年度釜石市公共下水道事業会計補正予算(第1号) … 269第28 議案第111号 中妻地区合流式下水道改善簡易処理高度化施設建設(土木・建築)工事の請負契約の締結に関し議決を求めることについて …………………………………〃第29 議案第112号 釜石市北ブロック復興整備事業両石地区造成工事(その7)の請負契約の締結に関し議決を求めることについて …………………………………………… 270第30 議案第113号 財産の無償貸付けに関し議決を求めることについて ……………〃第31 議案第114号 議決事項の一部変更について …………………………………… 272第32 議案第115号 釜石市営住宅等の指定管理者の指定に関し追認の議決を求めることについて ……………………………………………………………………………………… 275第33 議案第116号 釜石市営住宅等の指定管理者の指定に関し議決を求めることについて ……………………………………………………………………………………………… 276第34 議案第117号 岩手県市町村総合事務組合を組織する地方公共団体の数の減少及び岩手県市町村総合事務組合規約の一部変更の協議に関し議決を求めることについて …………………………………………………………………………………………………………〃第35 議案第118号 市道路線の認定に関し議決を求めることについて ………………〃第36 議案第119号 市道路線の変更に関し議決を求めることについて …………… 277第37 議案第120号 市道路線の廃止に関し議決を求めることについて ………………〃第38 報告第15号 唐丹地区漁業集落排水防災機能強化(衛生関連施設)処理場建設工事の変更請負契約の締結に関する専決処分の報告について……………………………… 281第39 議案第121号 鵜住居地区復興広場整備(造成)工事の変更請負契約の締結に関し議決を求めることについて ……………………………………………………………………〃第40 議案第122号 消防ポンプ自動車の取得に関し議決を求めることについて ……〃第41 議案第123号 大町復興住宅3号(仮称)の取得に関し議決を求めることについて ………………………………………………………………………………………………… 282第42 議案第124号 大町復興住宅5号(仮称)の取得に関し議決を求めることについて ……………………………………………………………………………………………………〃第43 議案第125号 箱崎(上前)復興住宅(仮称)の取得に関し議決を求めることについて …………………………………………………………………………………………… 283第44 議案第126号 箱崎(横瀬)復興住宅(仮称)の取得に関し議決を求めることについて ………………………………………………………………………………………………〃第45 議案第127号 議決事項の一部変更について ………………………………………〃第46 議案第128号 議決事項の一部変更について …………………………………… 284第47 議案第129号 議決事項の一部変更について ………………………………………〃第48 議案第130号 釜石港港湾区域における公有水面埋立免許の出願に係る意見に関し議決を求めることについて ……………………………………………………………………〃第49 閉会中の継続審査について(平成28年請願第2号、平成29年請願第3号)… 285第50 閉会中の継続調査について……………………………………………………………〃第51 議員の派遣について……………………………………………………………………〃第52 委員会提出議案第2号 歯科治療における保険適用の範囲拡大を求める意見書の提出について…………………………………………………………………………………… 286--------------------------------------- 出席議員(19名)                 議長   佐々木義昭君                 副議長  山崎長栄君                  1番  千葉 榮君                  3番  佐々木 聡君                  4番  大林正英君                  5番  後藤文雄君                  6番  木村琳藏君                  7番  菊池秀明君                  8番  平野弘之君                  9番  遠藤幸徳君                  10番  合田良雄君                  11番  古川愛明君                  12番  坂本良子君                  13番  細田孝子君                  16番  水野昭利君                  17番  松坂喜史君                  18番  赤崎光男君                  19番  海老原正人君                  20番  菊池 孝君--------------------------------------- 説明のため出席した者         市長           野田武則君         副市長          山崎秀樹君         副市長          田中 透君         総務企画部長       正木隆司君         市民生活部長       大久保孝信君         保健福祉部長       千葉 敬君         産業振興部長       似内敏行君         建設部長         鈴木伸一君         危機管理監        佐々木 亨君         復興管理監        竹澤 隆君         総合政策課長兼復興推進本部事務局次長                      佐々木 勝君         総務課長         熊谷充善君         財政課長         高橋康明君         税務課長         橋本英章君         世界遺産室長       佐々木育男君         ラグビーワールドカップ2019推進室長                      山本洋樹君         市民課長         板沢英樹君         市民課主幹        和賀利典君         環境課長         畠山宗洋君         高齢介護福祉課長     紺田和枝君         高齢介護福祉課主幹    板澤永雄君         子ども課長        高橋千代子君         商工労政課長       平松福壽君         商工労政課主幹      菊池俊彦君         企業立地課長       関 末広君         観光交流課長       菊池公男君         水産課長         佐々木道弘君         国土調査推進室長     藤澤 聡君         建設課長         鳥居賢一君         都市計画課長       長野 勝君         防災危機管理課長     千葉博之君         消防課長         岩間英治君         消防課主幹        金野裕之君         会計管理者        佐々木 孝君         都市整備推進室長     本間良春君         復興住宅整備室長     三浦康男君         水道事業所長       栗澤成雄君         教育長          佐藤 功君         教育次長         村井大司君         教育委員会総務課長    山田裕子君         総務課主幹        及川 博君         学校教育課長       齊藤雅彦君         生涯学習文化課長     佐々木浩子君         生涯学習文化課主幹    佐々木 豊君         スポーツ推進課長     沖 裕之君         国体推進課長       菊池拓也君         図書館長         佐々木春美君         学校給食センター所長   楢山拓男君         監査委員         小林俊輔君--------------------------------------- 事務局職員出席者         事務局長         古川至言         事務局次長        佐々木敏之         事務局次長        小原圭子---------------------------------------               午後1時会議を開く ○議長(佐々木義昭君) 本日の出席議員は19名で定足数に達しておりますので、会議は成立いたしました。 ただいまから本日の会議を開きます。 本日の議事は、お手元の議事日程第5号により進めます。 暑い方は上着を脱いでも結構でございます。--------------------------------------- ○議長(佐々木義昭君) 日程第1、本日の会議録署名議員の指名を行います。 会議録署名議員には、会議規則第81条の規定により、議長において、10番合田良雄君及び12番坂本良子君を指名いたします。--------------------------------------- ○議長(佐々木義昭君) 日程第2、議長の報告であります。 本日、市長から、今定例会の追加議案といたしまして、お手元に配付いたしておりますとおり、報告第15号の報告1件、議案第121号から議案第130号までの10件、合計11件の送付がありましたので、御報告いたします。 次に、資料として、地方自治法第221条第3項の法人に係る経営状況説明書について、釜石振興開発株式会社から提出があり、お手元に配付しておりますので、御報告いたします。 以上で議長の報告を終わります。--------------------------------------- ○議長(佐々木義昭君) 日程第3、請願1件、平成28年請願第1号歯科治療における保険適用の範囲拡大を求める請願を議題といたします。 本件に関し、民生常任委員長の報告を求めます。 委員長、登壇を願います。 〔民生常任委員長遠藤幸徳君登壇〕 ◆民生常任委員長(遠藤幸徳君) ただいま議題となりました請願1件につきまして、民生常任委員会における審査の経過並びに結果の概要を報告いたします。 平成28年請願第1号歯科治療における保険適用の範囲拡大を求める請願の要旨は、今日の歯科医療は、全身の健康にとって必要不可欠な口腔機能を維持させる上で重要なものの、保険のきく治療の範囲が限られているため、年間所得の少ない世帯などでは、費用がかかるなどの理由から、受診の手控えを招くことにつながっているとし、保険適用の範囲の拡大・充実することを求める意見書を、国に対し提出することを請願するというものでありました。 本件は、去る2月29日の本会議において当委員会に付託され、これまで数回にわたり開催した委員会において、国の政策内容や他議会の動向を踏まえ、慎重に審査を重ねてまいりました。 審査においては、誰もが安心して少ない患者負担で済む良質な歯科診療が受けられるよう、保険適用の範囲の拡大及び充実を求めるこの請願の趣旨を十分に踏まえ、採択の上、国に意見書を提出すべきというような意見が多く出されました。 これらの意見を踏まえて、慎重に審査を行い、6月13日に開催した委員会において、本請願について諮った結果、全会一致で採択すべきものと決しました。 なお、この採択すべき1件については、国に対して意見書の提出を求めるべきというものといたしました。 以上で説明を終わります。 ○議長(佐々木義昭君) ただいまの民生常任委員長の報告は、平成28年請願第1号は採択すべきものであります。 討論の通告はありませんが、討論はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(佐々木義昭君) これにて討論を終結いたします。 これより平成28年請願第1号を採決いたします。この採決は起立によって行います。 お諮りいたします。本請願に対する民生常任委員長の報告は採択すべきものであります。本請願を採択することに賛成の諸君の起立を求めます。 〔賛成者起立〕 ○議長(佐々木義昭君) 起立全員であります。よって、平成28年請願第1号は採択することに決定いたしました。--------------------------------------- ○議長(佐々木義昭君) 日程第4、報告第8号平成27年度釜石市一般会計繰越明許費の報告についてを議題といたします。 これより質疑を許します。 6番木村琳藏君。 ◆6番(木村琳藏君) 繰越明許費について質問をいたします。 ずっと目を通してみたんですが、一旦予算計上はしていると。ただし、全然未使用というのかな、使用しないで、そのまま翌年度に繰り越している事業が結構あるんですよね。その辺は事業との絡みがあると思うんで、どういうふうな形でこういうふうになっているのか、お聞きいたします。 ○議長(佐々木義昭君) 当局答弁、どなたか。 財政課長。 ◎財政課長(高橋康明君) 全般的な話ということになるのかと思いますけれども、予算を計上したものにつきまして、入札の関係ですとか、あと関係機関、あるいは関係者等との調整があって、予定した期間内に執行ができなかったということなんですけれども、できるだけ年度内に事業を執行したいという、その思いので中で、通常であれば3月の補正の時点なりで事業を見直しして、おろして、また当初につけ直しという形がよろしいのだと思うんですけれども、やはり幾らかでも事業の進捗を図りたいというところの中で、繰り越しをせざるを得ないというふうな状況が起こっているというところでございます。 ○議長(佐々木義昭君) 木村琳藏君。 ◆6番(木村琳藏君) 具体的な科目というか、それを言わなかったんで、ちょっと答えづらかったのかなと思うんですが、例えば避難路のグリーンベルトの整備事業、これ6億4600万なんですが、これがそのままそっくりとことしに繰り越されていると。これは全く事業が進展してないのかなという一つのあらわれかなと、そのように思うし、あとやはりもう一つは、他の市に比べて、被災した大船渡でもいいし、宮古でもいいんですが、そういう市に比べて、この繰り越しのあれはどうなのかなと。当市は、やはりちょっと多いような気がするんですが、他市の場合、ちょっと見てませんのでわからないんですが、聞いてみたところによると、釜石のほうがかなり多いというような感じを受けていますんで、その辺もあわせてお願いいたします。 ○議長(佐々木義昭君) 都市整備推進室長。 ◎都市整備推進室長(本間良春君) 私からは、グリーンベルト事業の繰り越しの関係を御説明いたします。 御存じのとおりグリーンベルト事業の敷地内に、ちょっと支障物件等がございまして、なかなか事業が進展しないという部分がございますけれども、そんな中で、やむなく繰り越ししたという経過となっております。 ○議長(佐々木義昭君) 木村琳藏君。 ◆6番(木村琳藏君) やむなくというのは、それは交渉だから、相手があるもんだから、それは十分理解できます。時間かけてやるものと、すぐできるものと、やっぱりあると思うんです。だから、その辺がやはり今度の事業においても、被災した方々の気持ちを考えればこれ以上の復興のおくれというのは、ちょっと厳しいかなと。やはり常に前向きに取り組んでいただきたいと。 だから、交渉するにしても、私も大分前に一回言ったんですが、交渉じゃないんですよね。価格提示なんですよ。あなたの土地はこのくらいですよという、交渉じゃなく提示なんですよ。だからなかなか交渉がうまくいかないのかなということを感じてましたんで、あわせて今後は、その辺を十分理解の上、事業を進めていただきたいと思います。 以上です。 ○議長(佐々木義昭君) よろしいですか。(「はい」と呼ぶ者あり) ほかございませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
    ○議長(佐々木義昭君) 以上で質疑を終わります。 お諮りいたします。本件は報告事項でございますので、報告のとおり了承することに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(佐々木義昭君) 御異議なしと認めます。よって、本件は了承することに決しました。--------------------------------------- ○議長(佐々木義昭君) 日程第5、報告第9号平成27年度釜石市下水道事業特別会計繰越明許費の報告についてを議題といたします。 これより質疑を許します。 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(佐々木義昭君) 以上で質疑を終わります。 お諮りいたします。本件は報告事項でございますので、報告のとおり了承することに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(佐々木義昭君) 御異議なしと認めます。よって、本件は了承することに決しました。--------------------------------------- ○議長(佐々木義昭君) 日程第6、報告第10号平成27年度釜石市魚市場事業特別会計繰越明許費の報告についてを議題といたします。 これより質疑を許します。 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(佐々木義昭君) 以上で質疑を終わります。 お諮りいたします。本件は報告事項でございますので、報告のとおり了承することに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(佐々木義昭君) 御異議なしと認めます。よって、本件は了承することに決しました。--------------------------------------- ○議長(佐々木義昭君) 日程第7、報告第11号平成27年度釜石市水道事業会計予算繰越の報告についてを議題といたします。 これより質疑を許します。ありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(佐々木義昭君) 以上で質疑を終わります。 お諮りいたします。本件は報告事項でございますので、報告のとおり了承することに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(佐々木義昭君) 御異議なしと認めます。よって、本件は了承することに決しました。--------------------------------------- ○議長(佐々木義昭君) 日程第8、報告第12号平成27年度釜石市一般会計事故繰越しの報告についてを議題といたします。 これより質疑を許します。 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(佐々木義昭君) 以上で質疑を終わります。 お諮りいたします。本件は報告事項でございますので、報告のとおり了承することに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(佐々木義昭君) 御異議なしと認めます。よって、本件は了承することに決しました。--------------------------------------- ○議長(佐々木義昭君) 日程第9、報告第13号平成27年度釜石市下水道事業特別会計事故繰越しの報告についてを議題といたします。 これより質疑を許します。 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(佐々木義昭君) 以上で質疑を終わります。 お諮りいたします。本件は報告事項でございますので、報告のとおり了承することに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(佐々木義昭君) 御異議なしと認めます。よって、本件は了承することに決しました。--------------------------------------- ○議長(佐々木義昭君) 日程第10、報告第14号東部地区避難路施設整備工事(その2)の変更請負契約の締結に関する専決処分の報告についてを議題といたします。 これより質疑を許します。 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(佐々木義昭君) 以上で質疑を終わります。 お諮りいたします。本件は報告事項でございますので、報告のとおり了承することに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(佐々木義昭君) 御異議なしと認めます。よって、本件は了承することに決しました。--------------------------------------- ○議長(佐々木義昭君) 日程第11、議案第94号釜石市市税条例等の一部を改正する条例の専決処分に関し承認を求めることについてを議題といたします。 これより質疑を許します。 20番菊池孝君。 ◆20番(菊池孝君) 今回の市税条例の一部改正は、地方税法等の一部改正に倣って行われるというもので、一つは固定資産税関係、そしてもう一つは、国民健康保険税関係ということであります。 最初に、固定資産税関係についてお聞きしたいと思いますけれども、今回の地方税法等の一部改正というのは、ことしの4月1日に施行されております。そして固定資産税関係は、再生可能エネルギー、こういう発電設備に対して、固定資産税を軽減するというものでございますけれども、発電設備というのは、たいてい企業とかがやっておりますが、太陽光の場合には、個人もやっているということなんですが、まず今回のこの条例一部改正は、個人の持っているものも対象となるのかどうかをお伺いしたいと思いますし、また、固定資産税、今回これによって軽減になるということで、税収に影響があるんですが、どれほどの軽減となるのかお聞きしたいと思います。 ○議長(佐々木義昭君) 税務課長。 ◎税務課長(橋本英章君) お答えいたします。 まず最初、太陽光発電設備の関係で、個人所有のものも対象になるのかということなんですけれども、今回の軽減措置の特例は、償却資産ということになりますので、個人というよりも、事業主、法人、個人も含めまして、その方々が償却資産を申告した場合の、それに対する固定資産税の軽減措置というふうなことになります。 あと、市税への影響というふうなことだったと思いますけれども、そもそもこの固定資産税の軽減措置といいますのは、これまでも地方税法で軽減措置が規定された特例でございます。ですので、今回、地方分権というふうなことで、わがまち特例になったものなんですけれども、基本的には、地方税法の規定でもって軽減された内容と同じというふうなことになりますので、特に増減ということにはならないと考えております。 ○議長(佐々木義昭君) 菊池孝君。 ◆20番(菊池孝君) わかりました。今回の固定資産税、わがまち特例ということですけれども、地方自治体の場合は影響がないということのようであります。 もう一つ、国民健康保険税なんですが、これ最高限度額ですけれども、52万円から54万円に引き上げると。それから、後期高齢者支援金等課税額、これも17万円から19万円に引き上げるということで、この課税限度額、2万円を引き上げるということになるんですが、当然ながら、そうしますと、どのぐらいの世帯の方が対象になるのかわかりませんけれども、まずこの対象世帯がどのくらいいるのかということと、この54万円に引き上げられた方々の年収というのは、一体どの程度の方々なのか、その辺、お聞きしたいというふうに思います。 ○議長(佐々木義昭君) 税務課長。 ◎税務課長(橋本英章君) お答えいたします。 まず、限度額の引き上げによって増税となる世帯の数ということなんですけれども、まだ28年度につきましては、今、計算中ですけれども、27年度のデータにより試算してみますと、50世帯が対象となると見込まれております。 次に、どのくらいの収入、所得の方が対象になるかというふうなことなんですけれども、これにつきましては、世帯の構成状況等によって異なってまいりますけれども、例えば4人世帯で所得がある方、そのうちは1名、固定資産税がなく、介護分の対象者が2人というふうな条件で、その医療分について試算してみますと、収入では964万円ぐらいになると考えております。 ○議長(佐々木義昭君) 菊池孝君。 ◆20番(菊池孝君) 大変年収が多い方が対象になるということで、50世帯ほどということのようであります。 本来、課税限度額を引き上げることによって、対象者がふえるということになりますので、本来、私たちは反対をするんですが、今回は、今のお話ですと年収が964万円ということなので、一定のお金がある人に課税されるということのようでありますから、この条例については反対をしません。 それで、再生可能エネルギー、安倍政権になってから原発の再稼働がどんどん行われるようになってきておりまして、釜石でも原発によって高レベル放射性廃棄物の問題が起きたこともありましたけれども、原発というのは、もし故障が起きれば、いろいろな影響が国民にあるということで、本来なら原発ではなくて、こういう再生可能エネルギーを進めていくということが、国にとっても自治体にとっても、大変大事なことであるというふうに思います。そういう点で、今後こういうふうに再生可能エネルギーの普及を進めていくような、税金をできるだけ安くしていくということのようでありますから、そういう点で大事なことではないかと思います。 5つの点を挙げておりまして、太陽光発電とか風力発電、水力発電、地熱発電、バイオマスとあるんですが、釜石は、地熱発電以外は、ほとんど対象になるのかなという気がいたします。そういう点で、これは今後、新たな発電施設をつくる場合の軽減措置というふうに思いますけれども、今後、当市として、再生可能エネルギーの普及、当然ながら進めていくという考え方だと思うんですが、その辺、何かあれば、なければいいですけれども、お聞きしたいと思います。 ○議長(佐々木義昭君) どうですか。 企業立地課長。 ◎企業立地課長(関末広君) 今後の再生可能エネルギーの進め方という考え方なんですけれども、国のほうでは、今回の税制改正に見られるように、ベースロード電源と、あと再生可能エネルギーに見られるようなエネルギーのベストミックスで、最大限、再生可能エネルギーを導入していくんだという方針を示しております。なおかつ釜石にあっては、これまでも民間企業の発電所であるとか、風力発電所等々ございますけれども、再生可能エネルギーの導入という、環境負荷が少ないという観点、プラス産業面の観点も非常に大きいということもございますので、可能な限り積極的な導入を図っていきたいと考えております。 ○議長(佐々木義昭君) 以上で質疑を終わります。 これより議案第94号を採決いたします。本案を原案のとおり承認することに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(佐々木義昭君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり承認されました。--------------------------------------- ○議長(佐々木義昭君) 日程第12、議案第95号平成27年度釜石市一般会計補正予算(第12号)の専決処分の承認を求めることについてを議題といたします。 これより質疑を許します。 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(佐々木義昭君) 以上で質疑を終わります。 これより議案第95号を採決いたします。本案を原案のとおり承認することに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(佐々木義昭君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり承認されました。--------------------------------------- ○議長(佐々木義昭君) 日程第13、議案第96号釜石市情報公開、個人情報保護及び行政不服審査会条例の一部を改正する条例を議題といたします。 これより質疑を許します。 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(佐々木義昭君) 以上で質疑を終わります。 これより議案第96号を採決いたします。本案を原案のとおり決することに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(佐々木義昭君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。--------------------------------------- ○議長(佐々木義昭君) 日程第14、議案第97号行政不服審査法の施行に伴う関係条例の整備に関する条例の一部を改正する条例を議題といたします。 これより質疑を許します。 20番菊池孝君。 ◆20番(菊池孝君) この条例の一部改正につきましては、先ほどの96号の釜石市情報公開、個人情報保護及び行政不服審査会条例の一部を改正する条例、これと中味が似ているということであります。この2つの条例、96号と97号の条例の違いについて、まずお聞きしたいと思います。 ○議長(佐々木義昭君) 総務課長。 ◎総務課長(熊谷充善君) 96号と97号の違いということですけれども、実は平成28年の3月議会におきまして、釜石市情報公開、釜石市情報保護及び行政不服審査会条例というのを制定しましたけれども、その中で釜石市情報公開、それから個人情報保護、この2つに関しては、今までも審査会があったんですが、今回新たに4月から適用になる行政不服審査法の中でも、審査会というのを設けなさいということで、その制定にあわせて、実は3つの審査会を1つにまとめるという意味で、最初その条例を制定しております。 また、行政不服審査会を制定するに当たって、もろもろ関係の条例を整理するために、行政不服審査法の施行に伴う関係条例の整備に関する条例というものも、3月議会で制定されております。 実はこの関係法令に関する中身を制定していく中で、4月1日から適用される行政不服審査法、これを基準にした制定の仕方になっておりましたので、前の96号に関係する情報公開、それから個人情報保護、これの審査会に係る罰則規定、これの部分が、4月1日から適用という条項に触れてしまいまして、その前にさかのぼって適用できないという読み取りができるということが判明いたしました。 そこで今回、この97号によって、行政不服に伴う関係法令のほうで、ちゃんと罰則規定、この情報公開、それから個人情報保護、これの罰則規定も過去にさかのぼれるよというふうに改定しましたので、もともとあった96号のほうは、2つダブって制定されることになるので、96号のほうで2つのところは削ったという中身になっております。 ○議長(佐々木義昭君) 菊池孝君。 ◆20番(菊池孝君) 聞いていてよくわからないんですけれども、この審査会の審査委員ですかね、この人たちに対して、新たに97号で罰則規定を設けたということがあるんですが、もともとこの行政不服審査法というのは、どういうものかということになろうかと思いますけれども、その辺のところと、それから過去、4月からの試行ですので、これまで行政不服審査法ということで、住民の方々からいろいろとあったとは思うんですが、その辺はどのようなことがあったのかどうか、その辺をお聞かせ願いたいと思います。 ○議長(佐々木義昭君) 総務課長。 ◎総務課長(熊谷充善君) それでは、行政不服審査法の中身ということになりますけれども、さまざまな部署で行われる行政が下した判断に対して、住民の方がそれに異議を唱えた場合、申し立てることができるということになりますけれども、この行政不服審査法ができる前までは、それぞれ各担当課で出した決断に対しまして不服申し立てがあった場合は、それは総務課のほうに上げていただいて、弁護士さん等の意見を聞きながら最終判断を下していたというものがあります。今度この審査会ができることによりまして、その審査会の中で判断を下していただくということになっていきますけれども、これまでにあった例ということでしたけれども、震災以降で言いますと2件ほどございます。もちろん審査会にかかるじゃなくて、先ほど言いましたように行政のほうで最終判断をしたという例でございますけれども、災害弔慰金の不支給処分に関する異議申し立てというのが1件ございましたし、災害援護資金貸付不承認に係る異議申し立てというもの、2件が今までの例としてございます。 ○議長(佐々木義昭君) 菊池孝君。 ◆20番(菊池孝君) 今まで市民のほうからいろいろな苦情があった場合には、行政として対応していたということで、今後この審査会の審査委員の方々が対応するということで、そうしますと、今回の場合には、この97号、罰則規定を設けるということになっているようでありますけれども、まず審査会の委員の方々の構成がどうなっているということがあると思いますが、それから罰則規定は、職員の方含めて、当然ながらこの審査会の委員の方も含めて適用になるのかなという気はするんですが、その辺のところ、どうなんですか。 それから、この条例には賛成したいというふうに思います。 ○議長(佐々木義昭君) 総務課長。 ◎総務課長(熊谷充善君) それでは、この97条で改めて罰則規定を設けるということじゃなくて、今まである罰則規定をさかのぼって適用することができるということになります。 それで、どういうメンバーになるのかということですけれども、これについては、情報公開も個人情報も大体同じような職の方にお願いしているんですけれども、弁護士ですとか行政書士、それから司法書士といった方々を中心にメンバーになっていただいております。もちろんこうしたメンバーが業務上知り得た秘密を洩らした場合の罰則規定はございますけれども、審査会にかけるまでには、当然、市の職員がそれを上げることになりますので、そうした職員が漏らした場合についても、こういったものは適用されるものと思っております。 ○議長(佐々木義昭君) 以上で質疑を終わります。 これより議案第97号を採決いたします。本案を原案のとおり決することに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(佐々木義昭君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。--------------------------------------- ○議長(佐々木義昭君) 日程第15、議案第98号釜石市個人番号の利用等に関する条例の一部を改正する条例を議題といたします。 これより質疑を許します。 20番菊池孝君。 ◆20番(菊池孝君) このマイナンバー制度は、たしか昨年の12月議会で条例化されていると思うんですが、ことしの1月から全国的に施行されているというものでございます。 私たちは、前回はマイナンバー制度については必要がないという立場から反対をしてきたということがございます。今回、1月の施行で、またこの6月議会でもって一部改正を行わなければならないということのようでありますが、まずもって、今回この一部改正を行わなければならないという理由についてお聞きしたいと思います。 ○議長(佐々木義昭君) 総務課長。 ◎総務課長(熊谷充善君) マイナンバーの一部改正理由ということですけれども、本年の1月1日から施行されております釜石市個人番号の利用等に関する条例というものにつきましては、行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用に関する法律--いわゆるマイナンバー法に別記に記された範囲での利用を可能とするというものでございました。 それで、今回の一部改正におきましては、市が独自に新たに利用しようとする事務、例えばですけれども、子供や妊産婦、重度心身障害者に係る医療費の支給事務ですとか、幼稚園の就園奨励金に関する事務、また教育委員会におきましては、育英会に関する学資の貸与に関する事務、そういったものに個人番号を利用するために、改正しようとするものでございます。 ○議長(佐々木義昭君) 菊池孝君。 ◆20番(菊池孝君) いわゆる範囲を広げていくということになるかと思いますが、そういう点では、今までは税関係とか、それから医療費のほうとかということで、限定されたものだったんですが、その個人番号がどんどん拡大をしていくということになろうかと思います。 それで、この個人番号、今、全国的にもいろいろと問題が出始めておりますけれども、一番はやはり漏えい問題かなというふうに思います。個人番号が盗まれると、それを利用されるということがあるわけでありますから、そういう点では行政側、特に国側としては、こういう個人番号があれば、行政としてはやりやすいということがあるかもしれませんけれども、しかし、国民とか市民にとっては、本当にこのマイナンバーが必要かということがあろうかと思います。 そうしますと、今後こういう対象となる項目、それがどんどんふえていくんではないかという危惧があるんですが、その辺のところ、わかっている範囲内で結構ですから、お伺いをしたいと思います。 ○議長(佐々木義昭君) 総務課長。 ◎総務課長(熊谷充善君) マイナンバー法の趣旨というか、この制度をより効率的に運用していくためには、当市だけじゃなくて、全国的、また国レベルのところで、利用がどんどん拡大されていくんではないかというふうには考えます。 ただ、そうしたものを実際に利用するかどうかにつきましては、それぞれ市のところで判断するというものもございますので、その判断の際には、議員おっしゃるとおり、個人情報の漏えい、そういったことにならないよう十分な配慮をしながら進めてまいりたいと思っております。 ○議長(佐々木義昭君) 菊池孝君。 ◆20番(菊池孝君) そういいながらも、やはりこういう個人番号は、漏えいする危険性が非常に強いというふうに私は思います。そういう点で、管理が非常に難しいと思われますけれども、今回もこの一部改正につきましては、反対をいたします。 ○議長(佐々木義昭君) あとございませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(佐々木義昭君) 以上で質疑を終わります。 これより議案第98号を採決いたします。本案を原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。 〔賛成者起立〕 ○議長(佐々木義昭君) 起立多数であります。よって、本案は原案のとおり可決されました。--------------------------------------- ○議長(佐々木義昭君) 日程第16、議案第99号釜石市市税条例等の一部を改正する条例を議題といたします。 これより質疑を許します。 11番古川愛明君。 ◆11番(古川愛明君) お伺いいたします。商品である軽自動車税の課税免除についてお伺いします。 条例改正の内容を拝見すると、釜石市市税条例第78条には、「商品であって使用しない軽自動車等に関しては、軽自動車税を課さない」と規定されていますが、使用しない軽自動車とは、具体的にどういう軽自動車が該当するのかお伺いいたします。 ○議長(佐々木義昭君) 税務課長。 ◎税務課長(橋本英章君) お答えいたします。 この条例に規定しております使用しない軽自動車等なんですけれども、これにつきましては、ちょっと古くなりますけれども、昭和33年の自治省、今でいう総務省なんですけれども、その自治省の依命通達によりまして、車両番号の指定を受けていない、すなわちナンバープレートを取得していない軽自動車をいうものであるというふうな取り扱いが示されております。当市といたしましても、この取り扱いをしております。 したがいまして、この規定に該当して課税免除となる軽自動車等は、商品車であってナンバープレートがついていないものというふうなことになりますので、逆に商品車であってもナンバープレートがついている軽自動車につきましては、軽自動車税を納めていただくということになっております。 ○議長(佐々木義昭君) 古川愛明君。 ◆11番(古川愛明君) 私もちょっと調べさせてもらったんですけれども、平成11年以前は、軽自動車税の課税免除に関する国の依命通達第4章で、道路運送車両法により車両番号の指定を受けていないものを想定して課税しないという取り扱いが示されていたようです。しかし、平成12年以降、地方分権推進のため、課税免除については市の判断によるべきとして、課税免除の規定が削除されたようであります。 他市町村と同様に、当市も前出の条項の規定があるわけですが、この課税免除については、行政と納税者が争った判例がございまして、平成24年の大津地方裁判所の判決ですが、この判決から見ると、おわかりであると思いますが、簡単に申し上げると、登録を受けていない新車に関しては課税しないものの、商品であっても、車両番号を受けている中古車については課税するのは問題ないであろうという判決であります。これは商品であり、使用していない軽自動車等とは、車両番号の指定を受けていないものであるという平成11年までの依命通達の見解を踏襲した判決であろうと思います。先ほど答弁いただいた内容で問題ないことを裏づける判決であろうかと思います。 しかし、昨今、平成24年度ぐらいから、車両番号の指定を受けているものの、商品である中古車に関しては、申請を受け、幾つかの条件をクリアしている商品である中古自動車等に関しては、この規定を使って、地域経済の活性化のための一つの手法として課税を免除しているのが他県で見受けられるようになっております。これはどちらかというと西のほうが多いように思います。 一般的に市内の中古車の販売業者に聞いてみると、岩手県税である普通自動車税では減免規定があり、減免内容は12分の3であります。しかし、軽自動車等については、税額が年税額主義であり、月割課税ではないため、納税していたとのことですが、今般は税制改正により増税になっていることから、検討してみることもよいのではないかと思い、質問させていただきました。 中古車の流通に関しては、長くても200日程度が在庫の期間であるようで、中古販売業者からすると、毎年新たな中古車の税を納付しているという状況になっているようであります。平成28年度は県内14市で減免しているところはないようでありますが、他市町村の動向を見ながら調査研究していただくようお願いしたいと思いますが、いかがでしょう、お伺いいたします。 ○議長(佐々木義昭君) 税務課長。 ◎税務課長(橋本英章君) 議員御指摘のとおり、県外の他の自治体では、ナンバープレートがついていたとしても、商品車である軽自動車につきましては、使用実態等で一定の条件を満たした場合について、課税免除をしたりとか、減免をしたりとかというふうな自治体もあるようでございます。 議員も御提言のとおり、私どもといたしましても、既に実施している自治体において、根本である商品車は課税を免除するということが適当であると判断した考え方があると思うんですけれども、それの検証と使用実態により課税免除をする場合の条件とか、技術的な課題とかあると思うんですけれども、その辺の洗い出しなどについて、今後、調査研究をしてみたいと思っております。 ○議長(佐々木義昭君) よろしいですか。 以上で質疑を終わります。 これより議案第99号を採決いたします。本案を原案のとおり決することに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(佐々木義昭君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。--------------------------------------- ○議長(佐々木義昭君) 日程第17、議案第100号釜石市復興産業集積区域における固定資産税の課税免除に関する条例の一部を改正する条例を議題といたします。 これより質疑を許します。 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(佐々木義昭君) 以上で質疑を終わります。 これより議案第100号を採決いたします。本案を原案のとおり決することに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(佐々木義昭君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。--------------------------------------- ○議長(佐々木義昭君) 日程第18、議案第101号釜石市乳幼児・小学生・妊産婦及び重度心身障害者医療費給付条例の一部を改正する条例を議題といたします。 これより質疑を許します。 12番坂本良子君。 ◆12番(坂本良子君) 今回の条例の一部改正は、安心して子育てができるまちとして、子育て支援策を充実させるために、病院にかかったときの医療費を、これまで小学生まで無料にしていたものを中学生まで拡大するというものですし、未就学児、それから妊産婦が医療を受けたとき、当該受給者にかわって、市が医療費を当該医療機関等に支払うことができるようにするというものでございます。 日本共産党議員団は、これまで中学生までの医療費の無料化を求めてきた経過がありますが、子供たちの健康を考えたときに、また子育て支援のためにも、今回の中学生までの医療費無料化の拡大は、大変評価するものです。 この医療費の無料化の拡充は、市単独の事業ということですが、施行期日、これが10月1日からということですけれども、財政負担等を考えましたとき、通常は4月からの実施と考えますが、この時期から施行する理由についてお尋ねをいたします。 ○議長(佐々木義昭君) 市民課長。 ◎市民課長(板沢英樹君) 予算につきましては、ことしの3月議会で可決いただきまして予算措置していましたが、今回の制度改正にかかわる条例の改正を、まずしなければならないということで、6月議会に諮らせていただきました。これが可決になりましたら、それに基づいて、今度はシステム改修というのをやらなければなりません。それが大体3カ月ぐらいかかります。そのほかに、医療機関とか、医師会、歯科医師会、薬剤師会等へ説明とか、あと各学校のほうに説明、保護者への通知、その他の準備もありますし、8月に受給者証の切りかえという時期もありますので、それらを考えまして、10月からの実施としております。 25年度に小学生の拡大をしたときも、10月から行ったということで、スケジュール的にはそういった感じになっております。 ○議長(佐々木義昭君) 坂本良子君。 ◆12番(坂本良子君) はい、わかりました。いろいろなシステムの整備のために時間を要して、10月1日ということでございますね。 未就学児及び妊産婦に対して、医療費負担は県内一斉に現物給付にするというものですけれども、未就学児及び妊産婦が医療を受けるときに、当該受給者にかわって市が医療費を当該医療機関に支払うことができるようにするというものですけれども、主な改正内容の中で、「未就学児を定義するとしている」、この意味がちょっとわからなかったものですが、この「未就学児を定義するとしている」、この理由は何かということをお尋ねいたします。 ○議長(佐々木義昭君) 市民課長。 ◎市民課長(板沢英樹君) 今回の条例改正につきましては、まず一つ、中学生の医療費の給付の拡大というのがあります。そちらのほうは、乳幼児・小学生を子供ということで改正しまして、出生の日から6歳に達する日以降、最初の3月31日までの間にある者というものを、15歳に達する日以降、最初の3月31日までの間にある者ということで、中学生までというのが、まず一つです。 それと、現物給付についても、これはこの条例の中で改正させていただいていますけれども、その中では未就学児というのを新設しまして、そちらは出生の日から6歳に達する日以降、最初の3月31日までの間にある者ということで定義させていただいています。これは拡大の部分と現物給付の部分との対象者を同時に改正するということで、わかりやすくするために表記させていただいております。 ○議長(佐々木義昭君) よろしいですか。 以上で質疑を終わります。 これより議案第101号を採決いたします。本案を原案のとおり決することに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(佐々木義昭君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。--------------------------------------- ○議長(佐々木義昭君) 日程第19、議案第102号釜石市ひとり親家庭医療費給付条例の一部を改正する条例を議題といたします。 これより質疑を許します。 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(佐々木義昭君) 以上で質疑を終わります。 これより議案第102号を採決いたします。本案を原案のとおり決することに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(佐々木義昭君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。--------------------------------------- ○議長(佐々木義昭君) 日程第20、議案第103号釜石市指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基準を定める条例及び釜石市指定地域密着型介護予防サービスの事業の人員、設備及び運営並びに指定地域密着型介護予防サービスに係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準を定める条例の一部を改正する条例を議題といたします。 これより質疑を許します。 14番山崎長栄君。 ◆14番(山崎長栄君) 今回のこの改正によって、介護現場で何がこれまでと違ってくるのかお尋ねします。 ○議長(佐々木義昭君) 高齢介護福祉課主幹。 ◎高齢介護福祉課主幹(板澤永雄君) この条例は、国の指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基準の改正を受けまして、3点ほど改正しました。その中身でございますが、これは認知症指定地域密着型、認知症対応型通所介護の利用定員に関する条項の中で引用している部分が、看護・介護職員の配置に関する規定でありましたので、これを利用定員に関する条項であるものに改めるものでございます。これは国の基準自体がちょっと誤っていたもので、それに応じて改正させていただきました。 また、介護予防のほうの改正でございますが、第39条第1項といいますのは、運営推進会議から必要な要望、助言等を聞く機会を設けることを義務づけている条項でございますが、これの中で、必要な要望、助言を運営推進会議の委員様から聞くという部分の漢字表記を改めました。 それから、もう一つ介護予防のほうで、第86条、第39条を(第5項を除く)に改めるという部分につきましては、これは認知症対応型共同生活介護、いわゆるグループホームに関する部分の改正でございます。これは、改正前は引用条項の中で、事業所の所在する同一の建物に居住している利用者に対して介護サービスを提供する場合には、当該建物に居住する利用者以外の者に対しても、同じようなサービスを提供するように努めなければならないという、いわゆる囲い込み防止のための条項でありましたけれども、今回この認知症グループホームというのは、そもそも施設内部の利用者のみを対象とするものでありましたところから、この第5項の部分を除いたわけでございます。 以上3点は、いずれも国の基準自体がちょっと誤っていたというところでございますけれども、今後は国の法令につきましても、より詳細にチェックし、疑問点を国などに照会するなどして、市としても対応していきたいと存じております。 ○議長(佐々木義昭君) 山崎長栄君。 ◆14番(山崎長栄君) よくわかりました。できれば提案の理由の中に、そういったものも書き込んでいただければ、我々もより理解しやすいのかなという感じがいたします。 それから、釜石市指定地域密着型サービスを行っている事業所は、今、市内に何カ所あるのかお尋ねをいたします。 ○議長(佐々木義昭君) 高齢介護福祉課主幹
    高齢介護福祉課主幹(板澤永雄君) 市内に地域密着型サービスの事業所が何件あるかということだと存じます。現在のところでございますが、施設数としましては22件ございます。 ○議長(佐々木義昭君) 山崎長栄君。 ◆14番(山崎長栄君) 最初の答弁の中で、国のほうに誤りがあったという答弁がございましたが、釜石市指定の地域密着型につきましても、人口減が進んでいる地域にあっては、どうもその現状とそぐわなくなってきているんではないのかなと、そのような気がするわけであります。実際にそのような、ここを何とかしてほしいという業者もあるわけですが、その辺についても、やはり国に対して、この地域密着型、もう少し柔軟な運用を考えてもらえないものかどうなのか、もう少し市当局としましても、現場をよく見た上で、やはり要望していくべきではないのかなと思うんですが、この指定地域密着型の中で事業をやっていくということに、非常に無理が出てきているということについての見解、それから今後どう取り組んでいくかについてお尋ねします。 ○議長(佐々木義昭君) 保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(千葉敬君) まず、釜石の今後の高齢者の人口でございますが、平成40年を一応の目安といたしますと、前期高齢者は減ります。しかしながら、後期高齢者はふえるという状況にございます。つまり前期高齢者、年が若い元気な高齢者が減少していくわけですが、その一方で後期高齢者がふえるということは、元気な方ももちろんいらっしゃるんですが、お年をとった高齢者がふえるという実態になります。 ということは、釜石の中で後期高齢者を対象とした地域密着型の施設の整備をどのようにするかということが重要になってまいります。それで後期高齢者がふえるということを前提にいたしますと、現在の施設数で足りているのかどうかというところも、もっともっと検証していく必要があろうかと思います。もしかしたら、まだまだと申しますか、足りないという状況もあるのではないかと思っておりますので、そういったことを、市内の事業者の方々とも相談しながら、不足しているサービスの充足というものも視野に入れて、これから取り組んでいきたいと思います。 ○議長(佐々木義昭君) 以上で質疑を終わります。 これより議案第103号を採決いたします。本案を原案のとおり決することに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(佐々木義昭君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。--------------------------------------- ○議長(佐々木義昭君) 日程第21、議案第104号釜石市立幼稚園に関する条例の一部を改正する条例を議題といたします。 これより質疑を許します。 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(佐々木義昭君) 以上で質疑を終わります。 これより議案第104号を採決いたします。本案を原案のとおり決することに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(佐々木義昭君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。--------------------------------------- ○議長(佐々木義昭君) 日程第22、議案第105号釜石市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例を議題といたします。 これより質疑を許します。 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(佐々木義昭君) 以上で質疑を終わります。 これより議案第105号を採決いたします。本案を原案のとおり決することに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(佐々木義昭君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。--------------------------------------- ○議長(佐々木義昭君) 日程第23、議案第106号釜石市漁港管理条例の一部を改正する条例を議題といたします。 これより質疑を許します。 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(佐々木義昭君) 以上で質疑を終わります。 これより議案第106号を採決いたします。本案を原案のとおり決することに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(佐々木義昭君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。--------------------------------------- ○議長(佐々木義昭君) 日程第24、議案第107号釜石市営住宅条例の一部を改正する条例を議題といたします。 これより質疑を許します。 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(佐々木義昭君) 以上で質疑を終わります。 これより議案第107号を採決いたします。本案を原案のとおり決することに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(佐々木義昭君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。--------------------------------------- ○議長(佐々木義昭君) 日程第25、議案第108号旧釜石鉱山事務所管理条例の一部を改正する条例を議題といたします。 これより質疑を許します。 7番菊池秀明君。 ◆7番(菊池秀明君) 旧釜石鉱山事務所管理条例の一部を改正する条例について質問いたします。 旧釜石鉱山事務所がリニューアルして公開されることで、釜石に新たな魅力が加わりました。 また、三陸の豊富な鉱物資源、その採掘の歴史は、三陸ジオパークコースに加えていただく価値があるのではないかと思っているところでございます。 入館料に関する規定について質問いたします。 入館料が大人300円、子供100円を取る根拠及び金額設定の妥当性についてお伺いをいたします。 また、ほかの資料館や博物館は、高校生の料金設定があるところが見られます。個人や団体での高校生の入場も予想されますので、高校生の料金の設定も必要かと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(佐々木義昭君) 生涯学習文化課長。 ◎生涯学習文化課長(佐々木浩子君) それでは、入館料の積算根拠についてお答えいたします。 まず、この入館料の積算根拠でございますけれども、年間の維持経費をまず積算しました。そうしますと、事務費が大体、消耗品とか浄化槽関係、警備等で年間約73万4000円ぐらいかかります。収入のほうなんですけれども、パンフレットの販売、15万ぐらいを見込んでいまして、それらを引いて、あとは入館者2000人ぐらいを予定しておりますので、それを割り返すと、大体300円弱ということになりました。そしてさらに、県内の市町村の同程度の施設と比べますと、大体、入館料をいただいてないところもありますけれども、500円ぐらいまでの間におさまっているような感じで、300円いただいているところは、例えばもりおか歴史文化館とか、あとはえさし郷土文化館とか、そういったところが300円ということで、大体300円が妥当ではないかということで積算しております。 それから、高校生の料金設定がないのはということでございますけれども、大人と義務教育の設定区分ということで設定しましたけれども、この考え方としましては、義務教育終了後の進路というのは、必ずしも高校進学だけではないということで、高校生の設定区分というのは設けませんでした。ただ、団体割引とかそういう設定もしましたので、そこで対応していきたいと思っております。 ○議長(佐々木義昭君) 菊池秀明君。 ◆7番(菊池秀明君) 県内の資料館とか、そういうところを見て、300円ぐらいが妥当だということと、経費から見て300円ぐらいだということでわかりました。 それで、今、高校生の料金設定について、やはり高校生も集団で、もしかしたら学校自体で来ることがあるかと思いますので、やはりその辺の集団での料金設定を表示する必要があるのではないかなと思います。 次に、公開日を4月1日から12月8日までとしておりますが、橋野鉄鉱山と違って、大橋は雪が少ないのではないかと思います。公開は可能だと思います。また、正月時期は帰省した客が見ることも予想されますので、この公開時期を設定した理由と、正月時期、この辺の考えがあればお伺いしたいと思います。 ○議長(佐々木義昭君) 生涯学習文化課長。 ◎生涯学習文化課長(佐々木浩子君) 冬期間閉館する理由でございますけれども、確かに積雪量に関しては、少ないとは見込まれますけれども、実はこの施設につきましては、全館を暖めるような暖房設備等がございませんので、降雪量が少ないとはいいながらも除雪とか、あと管内の防寒対策、そういった維持経費がかかるということで、冬期間は閉鎖することにいたしました。 それで、一緒にした理由ということでございますけれども、鉄の記念日が12月1日ということで、その後1週間を鉄の週間としてございます。そこを基準として、12月9日から翌年の3月31日までは閉館するという、橋野鉄鉱山と同じような取り扱いをしたところでございます。 それから、閉館中なんですけれども、原則として10名以上であれば、見学の希望も受けるような形で取り組んでいきたいと思います。 ○議長(佐々木義昭君) 菊池秀明君。 ◆7番(菊池秀明君) 冬期間は経費がかかるということで、この日程にしたということと、10人以上であれば、その状況で対応するということがよくわかりました。 次に、質問ですけれども、当初予算ではなかったとは思いますけれども、公開に向けた取り組みは大変であったと思います。御苦労さまでした。 それで、旧釜石鉱山事務所への交通案内板の設置等は、どのような状況だったのでしょうか。 また、公開したことのPR活動、この辺はどのような状況なのでしょうか。できるだけ多くの方が訪れる施策を実施することによって、甲西地区の活性化も図られるものではないかなと思います。期待して質問を終わります。 ○議長(佐々木義昭君) 答弁はよろしいんですか。(発言する者あり) 生涯学習文化課長。 ◎生涯学習文化課長(佐々木浩子君) それでは、交通案内板の件でございますけれども、現在、仙人峠と大橋駅へ行くところの交差点と、それから旧釜石鉱山事務所付近に設置してございますが、まだまだ不足している状況でございます。 それから、PRのほうですけれども、現在、観光パンフレットとかスタンプラリーの台紙、あとはホームページとか広報等を活用してございますが、ただ、今、リニューアルオープンのみのPRとなってございます。条例案が可決されましたなら、本格的に取り組んでいきたいと思っております。 ○議長(佐々木義昭君) 20番菊池孝君。 ◆20番(菊池孝君) 釜石鉱山事務所、釜石鉱山につきましては、もう100数十年の歴史があるということであります。そういう中で、今回、鉱山事務所について、公の施設として開放するということなんですが、今お話にありましたように、お金を取るということのようであります。それでこの鉱山事務所、お金を取って何を見せるのかということになろうかと思います。坑道のほうであれば、これは坑道に入って見学するということがあるんですが、鉱山事務所ということになりますと、その価値といいますか、それがどの辺にあるのか、お金を取って見せるだけの価値があるのかどうか、まずその辺をお聞かせ願いたいと思います。 ○議長(佐々木義昭君) 生涯学習文化課長。 ◎生涯学習文化課長(佐々木浩子君) 鉱山事務所、まずどのようなリニューアルをしたかということを、最初にお話ししたいと思います。 まず、1階には昭和の事務所というような形で、昭和30年代の事務所を再現しております。そこに鉱山事務所で使用された計算機や事務用品などを展示してございます。それから、2階は鉱山のギャラリー、それから鉱山の学校、鉱物室、鉱山の病院、鉱山の暮らし、鉱山の展示室、鉱山の電話交換室といった、こういった部屋を設けまして、そこに関係するものを展示しているということでございます。ここは1つの施設だけではなくて、鉄に関するいろいろな施設を連携させるような形でこれから展開していければ、釜石の鉄といった部分をPRできるのではないかと思っております。 ○議長(佐々木義昭君) 菊池孝君。 ◆20番(菊池孝君) 大変いいことだとは思うんですが、やはり気になるのは金を取るということで、入館料が大人300円、そして小・中学生が100円ということなんですが、そういう資料があって、そして学校の子供さんたちが行って勉強すると、歴史とか文化を学ぶという点では非常にいいかと思うんですが、私はこの小・中学生の100円というのが大変気になるんですけれども、子供さんたちが行きやすいように、100円というのは安いんですけれども、しかし、今のお話だと施設を賄っていくためとかということ、改修した分を取り戻すということのようでありますけれども、この100円という、子供さんたちが入りやすいようにしていくというのが、大事なような気がするんですけれども、そういう点でこの100円の入館料、これを無料にするという、あとの300円、大人とか、今、高校生の話も出ましたけれども、この点に関しては300円はいいと思うんですが、小・中学生が行って勉強するという点では、この100円というのを考えてみる必要が、無料にする必要があるんではないかと思うんですが、その辺の考え方をお聞きします。 ○議長(佐々木義昭君) 生涯学習文化課長。 ◎生涯学習文化課長(佐々木浩子君) 減免の規定の中で、市内の小・中学生の教育の一環として活用する場合は、減免にしたいと考えております。 ○議長(佐々木義昭君) 以上で質疑を終わります。 これより議案第108号を採決いたします。本案を原案のとおり決することに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(佐々木義昭君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。--------------------------------------- ○議長(佐々木義昭君) 日程第26、議案第109号平成28年度釜石市一般会計補正予算(第1号)を議題といたします。 お諮りいたします。審議の方法は、第1条歳入を一括、歳出は款ごとに御審議願いたいと思いますが、御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(佐々木義昭君) 御異議なしと認め、さよう決定いたします。 では、第1条歳入を一括御審議願います。 これより質疑を許します。 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(佐々木義昭君) 以上をもって歳入の質疑を終わります。 次に、歳出の御審議を願います。 第2款総務費、質疑を許します。 20番菊池孝君。 ◆20番(菊池孝君) 新庁舎整備検討支援事業、これは新規事業として340万9000円ほど計上をされております。庁舎建設に当たりましては、大震災前から、どこの場所にするかとか、どのぐらいの費用でつくるかとかいうことが話し合われてきた経過があります。そういう中で、今までは東部地区公共・公益施設整備調査委員会で調査をしてきて、今回、検討委員会という形にこれを設置しようとするものであるということのようであります。 まず、そこでお聞きしたいんですが、この整備調査委員会で調査をしたということで、いろいろとそこの中で決めたと思います。例えば今までだと場所は鈴子とか、それからまちのほうとかいろいろ検討されてきました。費用も40億円ぐらいということをよく言われてきたんですが、そういう点で、この調査委員会から検討委員会にしなければならなかった理由についてお聞きしたいと思います。 ○議長(佐々木義昭君) 財政課長。 ◎財政課長(高橋康明君) 去年の3月からことしの3月まで開催されてきました東部地区公共・公益施設整備調査委員会では、東部地区における公共公益施設の再配置というところでの調査を進めてきたところでございまして、その結果、4月に提言をいただいたということで、その中で新庁舎については、天神町の旧釜石小学校跡地が望ましいというふうなお話でございました。その提言を受けまして、新しく、仮称ですけれども、新庁舎整備検討委員会という新たな委員会のほうでは、より庁舎に関しての具体的なところを詰めて検討していきたいという趣旨でございます。 ○議長(佐々木義昭君) 菊池孝君。 ◆20番(菊池孝君) わかりました。 それで、新庁舎でありますけれども、いまだに場所が決まらない状況がございます。今まで基金も、少しずつではありますが、積み立ててきた経過がございますし、そういう中で、なかなか40億のお金までは時間があるんですが、そういう点で、まず基金は幾らぐらい今たまっているのかをお聞きしたいと思います。 それから、この検討委員会は4回ほど行うということのようでありますけれども、この検討委員会のメンバーの方々、何人ぐらいで、どういう方々がなるのかお聞きしたいと思います。 ○議長(佐々木義昭君) 財政課長。 ◎財政課長(高橋康明君) まず、基金の額ですけれども、27年度末で15億6000万ほどになってございます。 それから、新しい委員会のメンバーに関してでございますけれども、昨年設置しました東部地区公共・公益施設調査委員会の委員の任期が、昨年の段階で2年ということで委嘱をさせていただいておりました。それで一応、提言はいただいたんですけれども、まだ任期が1年残っているという状況もございますので、引き続きこのメンバーの方々には、新しい委員会のほうでも検討をお願いしたいなと思っておりますし、加えて、市民の方々から一般公募の形で、一応5月15日から31日まで公募をさせていただきましたけれども、男女それぞれ3名程度ということで公募いたしまして、最終的に5名の方を新たに加えたいなと思ってございます。 それと、あと加えまして、専門的な見地からアドバイスをいただきたいということで、アドバイザーの方を、今ちょっとお願いしたいと思ってございます。ですので、委員としましては、前回のメンバーの方11人と、新たな公募委員が5人ですので、16人に、あと専門家のアドバイザーを加えてという形で、今、考えております。 ○議長(佐々木義昭君) 菊池孝君。 ◆20番(菊池孝君) わかりました。 そこで、今、15億円台という、たまっている基金がそのくらいのようでありますけれども、40億円ぐらいで建設をするということになりますと、ここままいきますと相当の年月がかかるということになりますが、市民の方が今この市庁舎建設、どれだけ望んでいるかということもあろうかと思いますけれども、そういう点で、今後の見通しなんですが、このままいきますと、40億までお金をためるとなれば、恐らく相当の年数がかかるような気がいたしますが、通常の1億とか2億とかでお金をためていっては、間に合わないと思うんですが、何らかの国からの、例えば今度のような交付金を活用するとかということになろうかと思うんですが、その辺の見通しはどうなっているのかお聞きしたいと思います。 ○議長(佐々木義昭君) 財政課長。 ◎財政課長(高橋康明君) 32年度までの復興期間内ということであればというところで、震災復興特別交付税ですとか、見込める可能性があるのかなという部分がございます。 けれども、時期につきましては、現在、仮設住宅が建っている旧釜石小学校跡地ということでございますので、そちらのほうの集約というんですか、その状況をまず見ながら検討していかなきゃならないなと思っておりますので、一旦、32年度をめどとしつつも、その進捗の状況を見きわめながら考えていきたいなと思ってございます。 ○議長(佐々木義昭君) 18番赤崎光男君。 ◆18番(赤崎光男君) 私からも、新庁舎の整備検討事業について、何点かお聞かせ願います。 内容はわかりましたが、この東部地区にとっては一番の核になる事業というか、建物だと思うんですが、なかなかこれがはっきりしないということで、かなり東部の人間も不満を持っていると思いますが、例えばこの検討委員会の中身、これを情報公開していくのかどうか、まずこれ1点、お聞かせ願います。 ○議長(佐々木義昭君) 財政課長。 ◎財政課長(高橋康明君) 委員会につきましては、前回もそうですけれども、非公開としているわけではございませんので、傍聴も許されると思っておりますし、あと委員会でまとまった件につきましては、順次、地域会議とか議会のほうにもお示ししつつ、また意見をもらいながら進めていきたいというふうに思っておりますし、今まさに前期の地域会議が始まっておりまして、半分終了いたしましたけれども、そちらのほうでも、調査委員会から受けました提言の中身等については、説明をさせていただいているところでございます。 ○議長(佐々木義昭君) 赤崎光男君。 ◆18番(赤崎光男君) これもう少し広く公開しないと、大変不安を持っているわけですよね。計画はとにかくフロント1・2・3ということで、もう最初から、2では庁舎が中心になってにぎわいをつくっていくというはずでしたが、それがトーンダウンしてきた。やはり1・2・3があって、初めてこの中心市街地が活性化するわけですので、ぜひとも情報公開しながら早く進めていただきたいですし、これに関連して3のほうも、かなりスケール的に当初よりも小さくなっていくような気が私はしますけれども、2の時期と、3の魚河岸地区のにぎわいの創出、これに関して、このままで本当に計画どおりいけるのかどうか大変不安ですけれども、これについて答弁願います。 ○議長(佐々木義昭君) 商工労政課長。 ◎商工労政課長(平松福壽君) 魚河岸地区のにぎわいについて、FP3の見通しについてでございますが、現在、昨年度いただきました基本計画の予算を繰り越して執行中でございまして、それを執行しながら、地権者と用地並びにスケジュールの打ち合わせを重ねてございます。 当初の計画と若干前後はございますけれども、来年度、詳細設計、30年度までの施設完成といったことを一つの目安にしながら、今、準備の検討を進めてございます。 ○議長(佐々木義昭君) 赤崎光男君。 ◆18番(赤崎光男君) これは誰でもわかることですけれども、当然、にぎわいからできるわけではないですよね。当然、強い水産業だとか魚市場だとか水産加工であるとか、これがやっぱり完成していかないことには、にぎわいだけあっても、恐らく人は集まらないだろうと思いますし、当然、水産業の活性化、水産業が成功しなければ、このにぎわいも、私はスケール的に小さいものになってしまって、人を集められないと思います。しっかりとやっていただきたいと思います。 あと、1・2・3に関連するんですけれども、私も一般質問で多少触れましたが、情報交流センターについてなんですが、このミッフィーカフェにどのような層の方、または年代の方が来られているのかどうか、これはぜひとも調べるべきだと思うんです。私がある仙台の方から、興味があって、ぜひとも釜石に行きたいというふうに聞いていたんですけれども、これから釜石が、先ほど言ったオープンシティ戦略における、新たな事業ですんで、人を呼び込むためには、これを調べることが、いろいろな実行につながると思うんですけれども、これを調べたことがあるのか、そして調べていただけるのかどうか答弁願います。 ○議長(佐々木義昭君) 商工労政課長。 ◎商工労政課長(平松福壽君) コンビニエンスストアなどでよく交わされる会話にもございますけれども、商売事業者のほうで一定程度の情報は管理しているようでございます。 先日、情報交流センターの運営委員会がございまして、その委員会の中で交わされた話、提示された資料からいたしますと、当初の入館目標5万人に対して、27年の3カ月間で2万5000人近い人だったわけですが、そのうち約1万4000人少しがミッフィーカフェの来客でございます。大体1カ月4000人程度で推移してございまして、大体、土・日、休日で多い日は、1日300人程度の方がいらしているといったことでございます。その中で8割が女性、そして平日はほぼ全てですが、休日については、やはり8割以上が市外、県外からの方といったことで、北海道から、中部・関西地方から、ミッフィーカフェ目当てに、休日の多い日には約300人おいでになっているといったことでございます。 ○議長(佐々木義昭君) 3番佐々木聡君。 ◆3番(佐々木聡君) 新庁舎整備検討支援事業について質問します。 事業内容としまして、検討委員会を4回開催するとありますが、この4回の検討委員会で何をどこまで決めるという目標のようなものは、あるのかどうか伺いたいと思います。昭和61年に庁舎建設検討委員会というのが設置されましたが、いまだに決定していないという状況の中で、市民の意向を酌み取りながら、具体的に進めていくことが重要だと思うのですが、この辺について、当局の御所見を伺います。 ○議長(佐々木義昭君) 財政課長。 ◎財政課長(高橋康明君) 施設の建設に当たってのスケジュール感としましては、基本設計、実施設計、工事の施工というふうな流れがあろうかと思いますけれども、その部分につきましては、今後の建設時期を見きわめながら、一連のところで取り組みをしなければならないのかなと思っておりますので、今回の検討委員会におきましては、その前段、基本計画的なところまで、庁舎の規模ですとか配置ですとか、そこら辺をまとめるところまで行きたいなというふうに思ってございます。 ○議長(佐々木義昭君) 佐々木聡君。 ◆3番(佐々木聡君) 新庁舎建設に向けて、市民を対象にしたアンケート調査や地域ごとの住民説明会などは、今までに開催したことがあるのかないのか、また今後行う予定はあるのか伺います。 ○議長(佐々木義昭君) 財政課長。 ◎財政課長(高橋康明君) 場所につきましては、復興まちづくり基本計画の中で、フロントプロジェクト2というところでの庁舎の整備というところでうたっておりますので、ここの段におきましては、地域会議ですとか、まちづくり懇談会でありますとか、そういったところで説明をし、御意見を伺ってきたものと思ってございます。 今後、庁舎の形とか配置等々につきましては、これから新しい委員会のほうで形ができてきましたらば、地域会議なりというところでお示しをしつつ、意見を伺いながら、最終的なものがまとまっていければいいかなというふうに考えてございます。 ○議長(佐々木義昭君) 佐々木聡君。 ◆3番(佐々木聡君) 新庁舎の建設については、新聞報道や東部地区公共・公益施設整備調査委員会の報告を見ますと、天神町ということで報告されておりますが、震災後、警察と消防は中妻や鈴子といった安全な地区に移転した経過がありますが、これについては、当局としてはどういうふうに考えているのか伺います。 ○議長(佐々木義昭君) 山崎副市長。 ◎副市長(山崎秀樹君) 警察、それから消防庁舎、鈴子と昭和園のほうに決まったということに対して、どういう所見かという御質問でございます。 震災の後、公共施設の再配置という意味で、大きな観点からどこにどのように張りつけるのかということを、それぞれ検討しながら、あるいは警察の意向を酌みながら、いろいろな経過の中で協議をしながら進めてきたというところでございます。 体育施設なんかもそうなんですけれども、市の失われた公共施設の再配置ということでの流れの中で、いろいろな委員会でもって、一応は震災時の12月の復興計画の中で、大きな枠組みを示しながらも、それぞれの施設については、それぞれの委員会等で協議をしながら、場所についての限定をしていったというのが今までの経過でございます。 例えば昭和園への警察の設置についても、地元の町内会さん、あるいはそれぞれの地域会議等で、その方針等を示しながら、意見をお伺いし、そして、昭和園に設置をするということでの流れに、今、来ております。その決定の経過等を、逐一、市議会の皆様、あるいはそれぞれの審議会とか、手順を踏みながら進めてきた経過がございますので、それらの中で、釜石市の公共施設はどうあるべきか、どのようなバランスをとって配置をしていくのかということを留意しながら、決めてきた経過というのがございます。 先ほど来、例えばまた鈴子の話とか、西部地区にというお話が、いろいろな場所で、また出ているのも、これは事実でございます。たまたま地域会議で甲子地区に参りましたときも、そのようなお話がございまして、なぜ東部地区なのかというお話があったのも、これ事実でございます。 そういう中で、震災のときに、改めて東部地区の再活性化、再生という意味での一つの核施設としての位置づけということで、皆様のほうにお諮りしながら、あるいは市民の方々に御相談をしながら、東部地区への設置ということで、一応の決定を見たというふうに理解をしております。 その辺を御理解いただきながら、改めて次のステップに進んでいきたいなというふうに考えておりますので、公共施設の再配置については、その場面、場面で、また御意見をお伺いすることがあると思いますが、御理解いただきたいと思います。 ○議長(佐々木義昭君) 7番菊池秀明君。 ◆7番(菊池秀明君) 私も新庁舎整備検討支援事業についてお伺いいたします。 東部地区公共・公益施設整備調査委員会で調査した結果及び提言を踏まえてという内容で、この調査委員会の経過が説明されております。平成27年3月に発足して、4回、調査委員会が開催されております。その2回目のときにですが、2案が提示されている中での選択で建設場所を決定したようですが、これは余りにも早過ぎるんではないでしょうか。その内容を十分に調査したのでしょうか。この委員会の提言を疑うわけではありませんが、何をどのように調査したのか、中身がわからなければ、この提言を受けることができないのではないでしょうか。その内容をどこかにまた公開しますか、お伺いいたします。 それで、2回目の開催時に、新築案と、また改造案と2つあったかと思います。これは市で計画した案を選択したのかお伺いいたします。 先ほど副市長もお話しになりましたけれども、甲子地域会議の中で、新市庁舎建設の質疑の中で感じたことは、被災地と被災地以外、公共施設の建設や復興状況の情報量の違いがあって、考え方にかなり違うところがあるように感じました。フロントプロジェクト2と副市長が説明されましたけれども、この内容を理解した地域の方は少なかったかと思います。フロントプロジェクト2と新市庁舎との関係については、よくわからなかったのではないかなと思います。その説明後に、新市庁舎は決まったのか、決まったらそれでよいというある町内会長の発言もあったと思います。この発言は、市政の情報が伝わっておらず、市民が納得しない状況で物事が進んでおり、市政離れが進行しているのではないかと危機感を感じている発言ではないかと私は感じております。新市庁舎は市民の総意で建設すべきで、新たな思いを抱いているところでございます。 そこで、調査委員会や懇話会の一部の方々の意見・提言で進めている状況と感じますけれども、市民全体の声の把握は、どのように行ったのかお伺いいたします。 ○議長(佐々木義昭君) 総務企画部長。 ◎総務企画部長(正木隆司君) それでは初めに、フロントプロジェクト2についてお答えいたします。 このフロントプロジェクト2につきましては、行政機能の再構築ということで、震災の経験を踏まえた市庁舎の建設を中心として、都市機能の整備により、回遊性と利便性を向上させるプロジェクトとして、新たな市庁舎の建設に向け、今後、検討を行うというふうに位置づけて、これに沿って、新市庁舎の検討を進めてまいりました。 これまでの経過については、先ほど山崎副市長からもお話ししたとおりでございますけれども、震災前から、庁舎建設の検討懇話会というものを設置して議論してまいりましたし、震災後にも、復興まちづくり基本計画を策定する中で、市庁舎の位置についても議論を重ねてきて、震災の年の12月22日に議会の議決をいただいて、復興まちづくり基本計画にまとめたという状況にございます。 そういう中で、平成26年、またこの庁舎建設検討懇話会から、天神町の旧釜石小学校跡地を適地として、現庁舎の有効活用も検討願いたいという提言もございました。 そういった検討の経過、提言も踏まえまして、先ほど財政課長もお話しましたけれども、27年3月に東部地区公共・公益施設整備調査委員会というものを立ち上げまして、そこでこれまでの検討経過等も踏まえて、建設場所とか、あるいはその規模とか、そういったものについて議論を深めてきたという経過がございます。 そうした経過を踏まえまして、この整備調査委員会から提言をいただいたということで、市といたしましては、この整備調査委員会の提言を重く受けとめながら、今回、新たな検討委員会を立ち上げて、一般公募の委員の方も加わっていただいて、さらに議論を深めながら、今後、各地域会議、あるいは総合振興審議会とか、まちづくり協議会とか、あるいは議会とか、さまざまな場面で市民の皆様に御説明をしながら、御意見をいただいて、さらにこの具体化について取り組んでいきたいと、そういうふうな考えでございます。 ○議長(佐々木義昭君) 財政課長。 ◎財政課長(高橋康明君) では、前段の部分でございますけれども、東部地区公共・公益施設整備調査委員会の調査の内容ということですけれども、現庁舎での改修増築案と天神町での新築案について、それぞれの、同じような機能とか規模を持たせたときの配置、あるいは概算事業費、それぞれのメリット・デメリット等について、御検討をいただいたということになります。 それで、会議は非公開ではございませんでしたけれども、途中経過については、これまで特に公開はしてございませんでした。 この案につきましては、委員さんからの意見をいただくに当たって、何もないところからではちょっと出てこないのかなというところもあり、同じような規模・機能を持ったときに、こういう形になるのではないかなというところの検討材料ということで、市のほうでお示しをしたというところでございます。 ○議長(佐々木義昭君) 山崎副市長。 ◎副市長(山崎秀樹君) 菊池議員がお話しされる、市政の情報が伝わっておらずに市政が進められていると。市民が納得しない状況で物事が進んで、市政離れが進行しているんではないかというお話でした。 甲子地域会議の中でも、やはり情報量が少ないのかなという感じを私も持ちました。これについては、先ほども経過についてはいろいろお話ししたわけですけれども、市民サービス、あるいはいろいろな観点の中から、市庁舎を建設しなければならないという部分については、市民の方々、これは皆、周知のところだと思うんですけれども、実際の細かい、どのような形でどのように進んでいるのかということが、よく市民の方には理解されてなかったというのが、一端として、甲子地区の地域会議の中では出たのかなというふうに感じています。 その辺については、大変、私たちも反省するところでございまして、一応それぞれの節ごとには、お伺いをしているというつもりではいるんですが、なかなか、町内会長さんレベルだったり、あるいは委員会だけのものだったりというようなことで、議会でもこれは何回も議論されている話ですし、十分に理解というんですかね、議論の発端が見える項目でもございますので、そういうところで、私たちのほうとしても、ある程度、市民の方々は理解してらっしゃるのかなと思いがあったんですが、改めて地域会議等に出まして、その辺が足りないということで、今回の流れにつきましても、場所的な提言は受けましたけれども、どんな規模で、あるいはどのような形が市民の方には望まれるのかという、そのものも含めて、皆さんの議論を通して、情報をお出しするような工夫もできればいいのかなというふうに思います。その辺、議会のほうにもお伝えをしながら進めてまいりたいと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。 ○議長(佐々木義昭君) 菊池秀明君。 ◆7番(菊池秀明君) 今、副市長のほうから、やはり情報量が不足しているのではないかなと、そういうことでございました。甲子地域会議の中では、新庁舎の天神町の建設については、多くの反対意見がありました。そういった声にも耳を傾ける必要もあるのではないかなと思います。ですから、不特定多数でもいいですけれども、アンケート調査とか何らかの調査を行って、その結果で、市民の総意で計画を進めるべきではないかと思いますけれども、その辺の考えがあればお伺いをしたいと思います。 また、東部地区公共・公益施設整備調査委員会の調査の提言、これもアンケート結果によっては裏づけるものとなるのではないかなと思います。そういうことで、そういった実施もお願いをしたいなと思います。 それと、建設場所を東部地区と決定したのは、平成23年12月だったと思います。それで東部地区と決定したと。それで鈴子地区も東部地区に含まれると。その中で、釜石市庁舎建設検討懇話会の提言のときには、鈴子地区との比較もあったのですけれども、今回はその比較がなかったと。なぜ外れたのか、その辺もお伺いをしたいなと思います。 それと、新市庁舎、今度は3階建てで、6000平米をめどにということで提言書にまとめられております。この6000平米、これを決めた根拠についてお伺いをしたいなと思います。 ○議長(佐々木義昭君) 総務企画部長。 ◎総務企画部長(正木隆司君) それでは、庁舎に関する今後の検討の進め方ということでございますけれども、庁舎建設検討委員会を開催しながら、その検討経過等も小まめに情報をお出しして、情報が足りないと言われないように情報を出しながら、各地域会議等でも説明して、皆さんの御意見を十分に踏まえながら、取りまとめを行っていきたいと考えております。 それと、震災後、復興まちづくり基本計画によって、フロントプロジェクト2ということで、東部地区でも現在の庁舎付近というような位置づけがなされております。一団地の津波防災拠点、市街地形成施設ということで事業認可を受けて、都市計画決定もしているということで、現在の庁舎を基本に、検討を進めてまいったと、そういう経過がございます。 あと、そういう中で、先ほど6000平米とかいう話も出ましたけれども、具体的なその規模とか、機能、配置、あるいは建設時期とか、財源とか、いろいろこれから検討を詰めなければならないことがいっぱいございますんで、そういったところを、検討委員会を通じて検討してまいりたいというふうに考えております。その辺については、随時その情報をお示ししながら、御意見も伺っていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(佐々木義昭君) これは菊池議員にかかわらず、新庁舎建設の問題は、フロントプロジェクト2として、公共施設エリアとして天神町か只越町かという部分に一応決まって、議会で決定してあるわけでございますから、これ一事不再議になる可能性があるかどうか、今後のこともありますので、後ほど議会運営委員会で一応確認をさせますので、その辺の御了承、お願いいたします。 14番山崎長栄君。 ◆14番(山崎長栄君) この市庁舎建設にかかわるきょうの議論を聞いていまして、私、市当局に責任があるんじゃないのかなと。この問題については、今、議長からの発言がありましたが、既にこれは決まったことなわけですよ。それが繰り返されて議論が出てくるということは、皆さん方の市民に対する説明不足、情報の提供が少ないのではないか、あるいは情報の伝達に問題があるのか。でなければ、地域会議、あるいはこの議場で、こういう議論にならないのではないのかなと思うんですよ。こういう大事な市庁舎建設、あるいはラグビーワールドカップの際もそうだったんですが、なかなか皆さん方、情報提供、あるいは決めるに当たっての、決定する際のやり方といいますか、もう少し上手にやってほしいなと思うんですよ。今ごろこういう議論が出てくるということ自体がおかしいわけですから。どうです、副市長。 ○議長(佐々木義昭君) 山崎副市長。 ◎副市長(山崎秀樹君) 全くそのとおりでございますが、そうはいいながらも、それぞれの地区の考え方、あるいはそれぞれの地区でのお話し合いの中で、そういう素朴な疑問が出ているということに対しての今の答弁だったわけですけれども。 市のほうとしましては、手順を踏みながら決定をしているというふうに思っています。ただ一方ではそういうような御意見もございますので、それをむげに無視するということ自体は、私とすれば、きちっとした情報の出し方が、やはり足りないという部分での反省をしなきゃないということは、それはそのとおりだと思います。 ですから、先ほど来申しておりますとおり、私たちとすれば短い時間の中で説明をして、十分な理解を得られないまま説明をして、意見を聞いたというふうな形で今になっているわけですけれども、その辺も反省しながら、必要な説明がちょっと足りないよと、あるいは説明してほしいというようなことの要請を各地域会議あるいは町内会長さんからいただいたならば、それなりの対応をするとか、あるいは広報等での情報出しを上手にするとか、そういうことをちょっと工夫しながら進めてまいりたいと思います。よろしくお願いしたいと思います。 ○議長(佐々木義昭君) 山崎長栄君。 ◆14番(山崎長栄君) 震災以前から庁舎建設については、その財源のあり方等、あるいは場所につきましても、当初、鈴子に企業さんから土地を行政ゾーンとして購入する、またそれも変更になっていろいろ議論があって、さまざまな、本当にかなり議論されてきた問題で、やっと決着がもう大分前についているわけです。今さらこういう議論が地域会議の中でも出てくるということについては、やはりこれはおかしいんじゃないかと思うんですよ。 ですから、そういう議論が出た際は、きちっと、もう済んでいますよと言うべきじゃないんでしょうか。いや皆さんの意見は意見で、またお伺いしますというような曖昧な態度でいるもんですから、こういうことになってくるんじゃないでしょうか。決まったものは決まったで、やはりきちっと説明をされるべきであると。市長、これ、市長は甲子の方ですから、なかなか発言しづらいと思うんですが、ちゃんと説明してくださいよ。 ○議長(佐々木義昭君) 市長。 ◎市長(野田武則君) 今、議員おっしゃったとおりでございますし、我々もそういうつもりでやってきているわけですし、それぞれの地域会議でも、このことは再三お伝えをしてきたところですし、甲子の地域会議でも、そういう議論が出たときは、ちゃんと私の言葉としても伝えておりますので、市の方向性というのは伝わっているのではないかなと思っていますが、そうはいってもいろいろな方々がおられますから、さまざまな意見があるということについては、これは真摯に耳を傾けていかなければならないと思います。 そういうこともあって、先ほどお話がありました、さらにまた検討委員会という名前でもって再度固めていくんだということで、今、市がそういう方向性を決めたのは、まさにそういうことであって、どこにつくるかは大体もう決まったと。ただ、どんなものを、どんな規模で、いつごろということについては、まだ決まってないので、これについては広く市民の意見も聞きながらということで、公募をしたり、あるいは広報等で広くお伝えをしたり、あるいは各地区に、市政懇談会を今までしてなかったので、地域会議とは別に各町内をめぐりながら、そういったお話もさせていただくと、そういう機会もつくろうということで、今回、28年度の方針として決めさせていただいているところございます。 市民の皆さんの意思決定はどこかというと、議員の皆さんのこの議会が最高の市民の皆さんの意思決定ですから、そこでもう既に決まっていることですので、これを覆すということになりますと、今まで取り組んできた復興計画全体が、もう一回やり直しということになりかねない、そういうことだと思っています。 ですから、それは全く同じ気持ちで今取り組ませていただいているつもりでございますので、引き続き市民の皆さんの御理解を得られるように、情報提供をきちんとさせていただきたいと、こう思っております。 ○議長(佐々木義昭君) いいですか。 4番大林正英君。
    ◆4番(大林正英君) ラグビーワールドカップの国際交流員配置事業について御質問させていただきます。 こちら、7月から1年間ということで、400万弱の予算が計上されているわけですけれども、この労務単価の設定の基準ですとか、また居住環境についてお伺いします。 ○議長(佐々木義昭君) 総務企画部長。 ◎総務企画部長(正木隆司君) それでは、お答えいたします。 まず、この国際交流員の配置事業ですけれども、語学指導等を行う外国青年招致事業--いわゆるJETプログラムという国の制度を活用するものでございます。これは国の総務省、外務省、文部科学省、そして一般財団法人の自治体国際化協会というところの協力で、外国青年を招致する事業ということで、勤務条件とか待遇は国のほうで決まってございます。報酬につきましては1人当たり年額336万円と。あとは旅費、赴任と帰国にかかる旅費を支給する、あるいは研修参加にかかる旅費等を支給するとか、そういうふうに決まってございます。また、勤務時間につきましても週35時間ということで、週休2日制、土・日を標準とすると、そのようなことが決まって、それに基づいて活用するというものでございます。 ○議長(佐々木義昭君) 大林正英君。 ◆4番(大林正英君) この事業の目的として、今、部長おっしゃられたようなところと、あと来るべきワールドカップを見据えて、外国人の受け入れ体制の構築をきっちりやって整備していこうという目的があるように思っておりますが、これに関連して、今回のこの議会において、市長報告の中にございました、空き家バンクの運用についてあわせてお伺いしたいと思っているんですけれども、この空き家バンク、これ起死回生の釜石に最も必要な事業だと思われるんですけれども、この市庁舎の裏にある倒壊しそうな建屋、それ以外にも国道沿いにいろいろ問題を残しそうな建屋がたくさんございます。そういう倒壊しそうな建屋も、この空き家バンクにて更地にする対応ですとか、またそういうものの取り扱いに困っている住民の方々からの、例えば寄附の受け付けを考えるのだろうかとか、また大観音のところの店舗一体型のようなところで空き家になっているような取り扱いをどうするか、いろいろ課題があると思いますが、今の時点で運用上の課題として御認識されているところですとか、実際にこの事業のスケジュール感についてお尋ねします。 ○議長(佐々木義昭君) 総合政策課長。 ◎総合政策課長兼復興推進本部事務局次長(佐々木勝君) 空き家バンクの運用についての御質問ですけれども、まずスケジュール感でございます。 既に職員による空き家の調査をスタートさせておりまして、これはできる限りという前提でございます。ですので、ある一定の地域だけを区切ってモデル的に調査をして、そこで使える空き家を調べた上で、まずは、そこから空き家バンクをスタートさせようというふうに考えてございます。その地域というのは、283号沿いでございまして、小川、甲子、このあたりがまずモデル地区としてふさわしいのではなかろうかと考えまして、目視ですけれども調査を行った結果、十数軒使える空き家があるのではなかろうかということまでは調べておりますので、現在、引き続き所有者を調べまして、そちらと交渉するという段に入ってございます。その上で、所有者のほうから了解を得られたらば、7月中にバンクとしてスタートさせたいというのが今のスケジュール感でございます。 なお、本格的な調査につきましては、都市計画課あるいは市民課と共同で全市的な調査を行いまして、その他の物件、全市的な物件については、改めて調査するということにしたいと思っております。 それから、今の課題という部分に関しましては、結局、貸す方と借りる方をマッチングさせるというところが必要ですので、これを市内の不動産業者、あるいは市外も含めてですけれども、そういったところの協力を得られるかどうかという部分を、今、交渉しておりますので、そちらが今のところの課題ということになろうかと思います。 ○議長(佐々木義昭君) 市民生活部長。 ◎市民生活部長(大久保孝信君) 空き家の関係なんですけれども、まず利用できる空き家については、そのバンク制度を使って利用していくというのが一つあります。 それからもう一つ問題なのが、利用できないもの、そのまま放置されていて、そのままにしていると環境に影響があると。そのような、特定空き家といいますけれども、それをどうやっていくとかというのが非常に大きな問題になっております。 それで、今のデータの調査とかをやりながら出していきまして、市内全体にどのような空き家があって、使えるもの、それから使えないもの、非常に問題があるものというのを出しながら、それから、協議会をつくりまして、協議していきながら、特定空き家、直ちに撤去しなければならないものとか、そういうところが出てきます。ただし、その撤去に当たっては、やはり持ち主の方にやっていただくのが原則ですので、その方々に文書を出しながら、今、取り組んでいるところですけれども、対策等を書きながら、指導とか助言とかをしていくというのを協議会をつくりながら進めていくという形で取り組んでいきたいと思います。 ○議長(佐々木義昭君) 大林正英君。 ◆4番(大林正英君) 丁寧な御答弁、ありがとうございます。 この空き家の事業、きょうこの場まで御質問したものか、ずっと悩んでいたんですけれども、既存の不動産事業者さんとの利害関係が発生します。ただ、これは空き家の状態にしているということは、まちの価値が下がっていく。だから既存の不動産価格も、それに準じて下がっているという認識を持っていただきたいと、この場を通じてお伝えしたいと思うんですけれども、既に釜石でも空き家を見つけられて、そこを改装し、運用しておられるような事業者さんもおりましたし、また公共放送の番組でも、幾つか空き家の問題について番組を組まれていましたけれども、驚くべきは、今の時点でもう13.5%、日本中で空き家になっているのが、2035年には32%、釜石の状況を考えると、9万2000人の人口を想定して、今の人口比で考えると、物すごい数の空き家があるというのが想定されるはずです。ここを有効活用するということで、まちの価値を上げていくという御認識でぜひ考えていただきたい。これが今回、市長の報告という形でなされたのも、市として、これに力を入れていかれるというところだというふうに私は考えていますし、実はこれ、職員が物すごい大変だと思います。一件一件の建屋の事案ごとに、その取り扱いの問題が発生する、一義にそれぞれの物件が決められないようなものだと思って、市民からの積極的な情報提供が受けられる形で、こちらの市のほうからも情報が発信できる形、これをぜひ考えていただきたい。 復興住宅に入られた方から言われました。「住むところが決まった」、おばあちゃん、言われました。内装の問題については何も聞きませんでしたけれども、これでやっととわの住みかを得ることができた、この住むところがきちんと釜石に提示されるということが、どれだけ大切なことか、それを強く認識した次第なので、この事業について、もう一度この事業の目的と、その目指す成果、最後お伺いできればと思います。 ○議長(佐々木義昭君) 総合政策課長。 ◎総合政策課長兼復興推進本部事務局次長(佐々木勝君) 全く議員の御指摘のとおりかと思います。目指す部分に関しましては、今、資産でありながら活用されてない空き家ですね、こちらを活用して、例えば市内で移住したい方のニーズを満たす、あるいはU・Iターンしたい方のニーズを満たすというところが大切だと思っております。それによりまして、市内に定住する人口がもちろんふえるという部分もございますし、持ち主の資産としての活用が上がるという部分もございますし、もちろんそれにおいては、いろいろな防犯上の問題ですね、こういったことも解決できるのではなかろうかと思っております。 同時に、よく釜石で不動産が高いということも指摘されておりますので、この物件を流通させることによって、市内の不動産の価格の低下といいますか、そういったことで、住みよいまちができるのではなかろうかというふうな、こういったことを目的に、このバンクをぜひ市として定着させていきたいと考えております。 ○議長(佐々木義昭君) 第2款の質疑を終わります。 暫時休憩いたします。               午後3時2分休憩---------------------------------------               午後3時30分再開 ○議長(佐々木義昭君) それでは、休憩を打ち切って会議を再開いたします。 休憩前に引き続き、平成28年度釜石市一般会計補正予算(第1号)歳出の審議を続行いたします。 第3款民生費、質疑を許します。 20番菊池孝君。 ◆20番(菊池孝君) 介護施設等整備事業補助金、地域密着型サービス施設等整備費として850万円が計上されております。これは、先ほども出ておりますけれども、地域密着型サービス施設ということで、22施設あるということのようでありますが、そこの1施設に対して、改修整備する工事費、それから委託費等に対し、助成をしようとするものであります。多分これは小川にある施設かと思うんですが、あの施設は、私は大変古いとは思いませんで、新しいと思うんですが、そういう点で、今回、改修しなければならないことのようでありますが、その改修する理由についてお聞きしたいと思います。 ○議長(佐々木義昭君) 高齢介護福祉課主幹。 ◎高齢介護福祉課主幹(板澤永雄君) 対象施設は平成18年7月に新築された鉄骨づくりの3階建ての建物ですけれども、今回の補助の対象となる改修といいますのは、現在、有料老人ホームとして供用している部分を、2ユニットの認知症高齢者グループホームに改装しようとするもので、これにつきましては県と協議、確認の上、この補助金を適用しようとするものでございます。 ○議長(佐々木義昭君) 菊池孝君。 ◆20番(菊池孝君) 認知症に対応するということのようでありますが、先ほども65歳以上の前期高齢者のほうはふえていないとの答弁がありましたけれども、認知症の方々が大変ふえている中で、今度の施設改修を行うということのようであります。この施設改修、どのようにするのかということを一つお聞きしたいと思いますし、それから何といいましても今、先ほど22施設あるということなんですが、そのほかにも特養施設とかいろいろありますけれども、ことしの4月でしたか、介護報酬が引き下げられております。そういう点で施設運営というのは非常に難しくなってきていると思うんですが、施設運営がもうできなくなってきている施設もあるというふうに聞いているんですけれども、特にこういう地域密着型というのは民間でありますから大変だと思うんですが、その辺での施設の現状ですね、本当に運営をやっていけるのかどうか、その辺のところをお聞きしたいと思います。 ○議長(佐々木義昭君) 高齢介護福祉課主幹。 ◎高齢介護福祉課主幹(板澤永雄君) この施設の改修方法につきましては、既存の部屋などを拡幅するなどして、できるだけ既存の構造物を利用しながら改修していくということでございます。 ○議長(佐々木義昭君) 高齢介護福祉課長。 ◎高齢介護福祉課長(紺田和枝君) 施設の運営につきましては、確かに介護報酬が下がったことにより、厳しいところも出てきているかと思っております。 ○議長(佐々木義昭君) 菊池孝君。 ◆20番(菊池孝君) 介護の待機者というのは、多分、非常に多いと思うんですけれども、これからもどんどんふえていく可能性があるかと思います。そういう点で、本来ならば公設公営で施設運営というのは行っていくというのが当然のことだと思うんですが、民間運営というのは、私は非常に難しいような気がいたします。特に小さいところは運営していくのが本当に大変だと思います。結局、運営していくためには、そこで働いている人の賃金を引き下げざるを得ないというところまでいかざるを得ないのかなというふうに思うわけであります。 そういう点で、今後、待機者がふえてくる中で、どのようにして解消していくのか、施設の運営をどのようにしていくのか、市が行政としてどうかかわっていくのかということが、今後、問われてくると思うんですが、その辺どう考えているのかお聞きします。 ○議長(佐々木義昭君) 保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(千葉敬君) 全てを行政が担うということは、持続した社会・経済を考える上で、とてもとても困難なことがございます。行政と、それから民間の役割分担、機能分担というものを考えながら、まちの行く末、将来の姿というものを描かなければならないものと思っております。 小規模の事業所につきましては、確かに今の制度上、運営は厳しいというのが現実でございます。本当に大きいところは、スケールメリットでやりくりはできるんですが、小規模のところは本当に苦しいという状況に今なりつつあります。本当に心配されるところであります。 それで、行政として資金的なものは、やっぱりなかなか難しいところがあろうかと思いますが、そのほかの面で、例えば人員の確保の面ですとか、いろいろやれること、お手伝いできるところがあろうかと思いますので、そういったところは事業所と情報共有をしながら、公助としてできる部分を、これから探ってまいりたいと思います。 ○議長(佐々木義昭君) 第3款の質疑を終わります。 第6款農林水産業費、質疑を許します。 14番山崎長栄君。 ◆14番(山崎長栄君) 水産業復興対策設備導入事業についてお尋ねします。 まず、この事業を利用される業者、どの程度あるのかお尋ねいたします。 それから、水産業費に関連してお尋ねするわけですが、震災後、誘致された水産加工業者からと思われる悪臭騒ぎがあったわけでありますが、聞くところによりますと、その原因ははっきりしたと。あとはどのような対策をとっていくかということで、今、進められているというように伺っているわけですが、なぜそういったことが起きて、今、どの程度まで悪臭解消に当たっておられるのかお聞きしておきたいと思います。 ○議長(佐々木義昭君) 水産課長。 ◎水産課長(佐々木道弘君) まず、前段の事業のほうでございますけれども、この事業は、平成25年度から実施しておりまして、25年度実績は10事業所、それから26年度実績は15事業所、それから27年度実績につきましては、12事業所ということでございます。 この事業につきましては、公募において導入事業者を決定しているということでございますので、今年度の分につきましては、今後の公募によるというところとなります。 それから、2つの目の悪臭の件がございました。この件につきましては、4月14日に水産課に匿名の電話がありまして、その翌日から、当該企業さんのほうにはお願いをいたしまして、においもとの調査、それから考えられる対策というものをとっていただいておりました。我々のほうも周辺を歩き回りながら、そのにおいの解決になっているかどうか、その辺も確認をしながら進めてきたところでございます。 ただ、現地周辺を確認してきたんですけれども、なかなかにおいの発生元の特定に至りませんでした。それで、残渣の搬出時ということも市民の方からお話がありましたので、この残渣の搬出作業にも立ち会わせていただきまして、確認したところ、やっぱり苦情にあるようなにおいを確認できなかったというところで、あとは浄化施設ではなかろうかというところで、業者さんも立ち会いをしていただいて、浄化施設の確認をしたというところで、やっぱりこれだろうというふうに判明したのが6月10日でございました。 それで、まず特定に至ったというところで、今後の対応ということで、当該企業さんのほうとお話をしておりますが、現段階では脱臭設備のところにプラスして、また脱臭の機材を入れるというところです。これはもう始まってございます。そして、これでにおいが消えないということになるようであれば、次の段階としては、脱臭剤を入れるというところで考えておるようでございます。 これでまず今、経過を見ているところですが、ここでにおいが消えなければ、また次の施設のところの見直しなり改修なりというところが出てくるものというところで、今、協議中でございます。 ○議長(佐々木義昭君) 山崎長栄君。 ◆14番(山崎長栄君) まず、設備導入事業についてですが、補助率が2分の1と、上限が1500万、これは、この上限が1500万というのは、1業者に対してですか。それとも年間公募される事業者のトータルでの上限なんでしょうか、伺います。 それから、においが出たという加工業者ですが、当初この事業所が誘致されるという段階で、住民の中から反対の声があったわけです。しかし、大丈夫だと。以前のようなイメージの水産加工じゃないよというようなことで、納得された住民の皆さんもありまして、最後まで本当に大丈夫かというような声もあったわけですが、それでこういう騒ぎが起きて、そら見ろというようなことになったもんですから、震災後の企業誘致のあり方で、やっぱり行政としても反省すべき点があるのではないのかなと、実は思ったわけです。 それは、やはりこういう業種では、何が起きてくるか予測のつかない部分もあると思います。ですから、公害協定みたいなものを、やはり当初から結んでおくべきだと。あるいは、公害ではなくても、何らかのそういうアクシデントが起きた場合に、どう対応するかというような協定を誘致する際には結んでおく必要があるのかなと。そのことは住民の方からも、何でそういう公害協定を結んでおかなかったということも言われたわけですが、そういう措置もしておく必要があるのかなと思うわけですが、その点について、見解をお尋ねします。 ○議長(佐々木義昭君) 水産課長。 ◎水産課長(佐々木道弘君) まず、水産業復興対策設備導入事業の件でございますけれども、これにつきましては、公募によって、その導入事業者を決定すると。そして、1業者当たり事業費の上限が5000万で、その2分の1の補助ということですので、2500万までの補助金ということになります。 ○議長(佐々木義昭君) 環境課長。 ◎環境課長(畠山宗洋君) 私からは、公害防止協定を最初から結ぶべきでなかったかという御質問にお答えいたします。 基本的に環境法令、例えば水質、大気、騒音、振動、悪臭ということが環境法令で整備されているということで、それを遵守することによって、市は監視・指導を行っていくという認識でおりました。また、協定の締結の意義とすれば、市と事業者の合意形成の上に、環境法令よりも厳しい基準でモラル的なところを補完するということで締結するというふうに認識しておりました。 ただし、今回、こういう悪臭問題が発生したことにより、まずもって現在の悪臭問題について、改善・解消することを第一に、関係課、そして事業者、住民とともに、その解消に努めてまいりたいと思います。 また、今後について、環境法令を監視・規制していくことはもちろんですけれども、保健所とかそういった機関とともに、必要に応じて協定を結ぶ必要があると考えております。 ○議長(佐々木義昭君) 山崎長栄君。 ◆14番(山崎長栄君) 水産課長、この予算の概要と主要事業を見ますと、補助額の上限が1500万となってますが、今の答弁では2500万ということでしたが、5000万の2分の1なので2500万という説明ですが、そうしますと、これに書いてある1500万は、これ間違いですか。その点、確認をいたします。 いずれ、こういう補助をすることによって、水産加工業の事業ができるということで、これはすべき事業であると、私もそう思います。ただ、今の点について、これをお答えいただきたいと思います。 それから、これは企業誘致される担当課のほうの御意見もお尋ねしたいと思いますが、全く、私もこの企業を見学に行った際に、昔のイメージとは全く違うなと。後であの施設から悪臭が出るなんて、全く予想だにできなかったわけですが、しかし、悪臭が出たということですので、びっくりした次第です。予測のつかないこともあるわけですから、やはり何らかのそういう環境に関する協定を結んでおく必要が、今後はあるんだろうなと思った次第です。担当課の御意見もお尋ねしておきたいと思います。 ○議長(佐々木義昭君) 企業立地課長。 ◎企業立地課長(関末広君) 企業誘致の観点のほうから回答させていただきます。 今の環境保全協定は、多分、当時は公害防止協定とか、そういった言い方で、変遷を経て、今、環境保全協定という言い方になってきているんだと認識しております。 それで、当時まだ環境法制、臭気だとか振動だとか騒音だとかいろいろ、環境の制度が、まだ制度設計になってないときに、公害防止協定とかという形で推移をしてきて、企業さんとそういった協定を結んで、行政が一定の役割を持って監視をして、住民に安心・安全な環境を提供するという趣旨だったのかなと思われます。 今は環境課長の答弁にあったとおり、いろいろな環境法制の中で制度設計がされていて、当然、操業すべき企業さんは、それを遵守しなければならないというのが、一つ前提にございます。 それに加えて、議員さんの御指摘のとおり、今、環境保全協定を、釜石で操業する万が一そういった可能性のある企業さんと締結することによって、行政が一定の役割を果たしつつ、企業さんの操業を手助けするというか、担保するという意味では、今後、引き続き環境保全協定の締結を視野に入れた取り組みをしていく必要があるのかなと思っております。 ○議長(佐々木義昭君) 水産課長。 ◎水産課長(佐々木道弘君) すみません、金額の件でございました。平成25・26・27年度と、これは補助金上限2500万ということで事業を実施してまいりました。とりあえずこの事業につきましては、2億5000という予算措置の中で実施しておりまして、今年度の予算残というところも含めて、今年度は事業費の上限が1500万、750万までの補助金で公募しようということでございます。 ○議長(佐々木義昭君) 第6款の質疑を終わります。 第7款商工費、質疑を許します。 11番古川愛明君。 ◆11番(古川愛明君) 世界遺産橋野鉄鉱山誘客推進事業150万についてお伺いします。 今回の補正予算は、ガイド事業の補助金のようでありますが、その内容をお聞かせください。 誘客するに当たり、今回、日本郵政グループでは、特殊切手として世界遺産シリーズ第9集を発行することになっておりますが、釜石鉄鉱山単独での切手発行は考えられないのかどうかお伺いします。 ○議長(佐々木義昭君) 観光交流課長。 ◎観光交流課長(菊池公男君) 私からは、現地のガイドについて御説明いたします。 今回、現地ガイドの強化ということで、1人、観光物産協会を通して現地ガイドを行っておるんですが、それとあわせまして、ボランティアガイド会の方も常駐していただいて、2人体制ということでの対応をするという内容の補正予算でございます。 ○議長(佐々木義昭君) 世界遺産室長。 ◎世界遺産室長(佐々木育男君) 世界遺産登録を記念した切手についての御質問がございました。 今回、いわゆる記念切手という形で、明治日本の産業革命遺産の切手が発行されます。1シート820円で、90万シート、全国で発行されるということになっております。 実はその前に、昨年、いわゆる記念切手ではなくて、オリジナルフレーム切手という形で、やはり同じように明治日本の産業革命遺産の切手が出ました。この際に、私どもも釜石だけで何とか切手をつくれないものかということで、地元の郵便局さんと御相談した経過がありますが、昨年は明治日本の産業革命遺産全体でということでして、またことしに至っては、記念切手も出されたということです。 なので、今後その辺、また地元の郵便局さんと御相談しながら、機会を見て、発行できるものであれば、お願いしていきたいというふうに考えております。 ○議長(佐々木義昭君) 古川愛明君。 ◆11番(古川愛明君) というのも、岩手県の自治体の中での観光地において、単独の記念切手を発行して、例えば釜石市内でなければ買えないような切手、特色あるものだと思うんですけれども、そうすると今の誘客になるというふうな発想のもとで発行されているというのがあるみたいなんで、できれば実現させていただきたいと思います。 そこで、鉄鉱山の誘客で言えば、今の橋野鉄鉱山のもとを二又沢川とか青ノ木川が流れているわけなんですけれども、6月20日の未明の雨で、川が汚染されたというふうなことが起きています。それで青ノ木の人たちに聞きますと、青ノ木川とか二又沢川から、今まで住んでいて、こういう汚染水みたいなのが出ることは見たことがないと。そういったふうな状況みたいなんです。当局は、その辺のところを確認しているのかどうかお伺いいたします。 ○議長(佐々木義昭君) 環境課長。 ◎環境課長(畠山宗洋君) 確認しているのかという御質問でしたけれども、橋野町振興協議会のほうから、その報告を受けて、すぐ現地に行って確認しております。その後、何回か、天候等、状況を見て確認をしております。 ○議長(佐々木義昭君) 世界遺産室長。 ◎世界遺産室長(佐々木育男君) 切手のことについて、もう一度お答えさせていただきます。 今回の切手の発売が7月8日ということで、また結構発売数も多いものですから、まずこの切手の売り上げの状況とか、そういったことを見ながら、来年度以降にまた地元の郵便局さんと御相談させていただきたいなと考えております。 ○議長(佐々木義昭君) 古川愛明君。 ◆11番(古川愛明君) 切手に関して、やはり恐らくこの勢いで橋野鉄鉱山に人が来るというか、観光交流になるとも思えないような気がするんで、何か特色あることを考えていただきたい。 あと、その特色で言えば、遠野さんはマイクロバスを使って、笛吹峠を通って、駅からそういう広告をしているみたいです。先日かな、2台来て、その間のバスの料金はただなんだそうです。そして泊まる分の泊まり賃だけをもらうという発想のもとの事業みたいです。何かすごい考えているなと。 それと遠野は、今JRは、土・日、昔、俺たちが言えば、カラス列車が走っていますよね。それを目がけてのぼりをつけた馬を並行して走らせるんだそうです。そうすると乗客たちが、もう窓をあけて、すごい手を振って、それでほとんどが遠野でおりるみたいなことになっているらしいですね。きょう、青ノ木川の水を見に行って、橋野の人に教えられてきました。本当に何か考えているなという思いがあるんで、本当に工夫していただきたい。これにコメントがあればいただきたいですし、今の鵜住居川に関しては、鮎釣りの解禁が7月10日と迫っています。最初、きのう見たんです。それでけさ5時ごろ電話が来て、きのうのすごい雨で、もう前日のような汚れ方じゃないのに見てきたんですね。それで写真も撮ったんですけれども、すごい。そして、先ほど市長にもその写真を渡しましたけれども、青ノ木川の本流のほうは、きれいなんです。支流のほうはまるっきり、何ていうんだろう、あの色、小さいときに、うちでも豚を飼っていたんで、豚のふん尿の色はわかっているんですけれども、あの色なのかなという感じの水の色です。それだけで鵜住居川が泥みたいな水になるというのは、とても考えられない。 そして、本当はそこまで余り言いたくないんですけれども、ゆゆしき問題になりそうな環境になってきます。今までですと、和山牧場から、そういう雨が降って汚染したというのがあったんですけれども、それは特定できない場面でしたよね。今回は笛吹峠の脇にある笛吹牧場の、ある遠野の団体さんが、いろいろなことをやっているみたいなんですね。だから、そういうのをチェックして、皆さんで確認していただいて、そういう汚物が流れないようなやり方をしていただきたいですし、まして、今の世界遺産のところです。ドイツでいけば、エルベ渓谷というところが、何かそういう、いろいろな環境をよくするためにやったのが、かえって世界遺産のほうの目にとまって、それが取り消しになったということも聞いています。そういったことがあるんで、本当に丁寧な対応・対策をお願いしたいんですけれども、その辺のところの答弁をお願いして、質問を終わります。 ○議長(佐々木義昭君) 環境課長。 ◎環境課長(畠山宗洋君) 笛吹牧場からの原因というのは、堆積している堆肥ですね。それがこの雨によって河川に流出したということでございます。 それで、今、笛吹牧場を管理している遠野市、そして環境課、農林課とか関係課ですね、そういったところが、今後の対応について、早急に協議しているところでございます。できるだけ早目にその改善、対応したいと思いますので、御了承ください。 ○議長(佐々木義昭君) 観光交流課長。 ◎観光交流課長(菊池公男君) 私のほうからは、遠野市の取り組みと比較した当市の今後の対応ということだと思うんですけれども、確かに遠野市さんのほうでは、笛吹を通るタクシー、それからバス等も対応しているという中で、当市のほうもシャトルバスのほうを運行しておるんですけれども、かかる経費、それから実際の人員の確保等の関係もありまして、なかなかできてないのが実情なんですが、遠野市さんができて、釜石ができないというわけにはいきませんので、それについては、頑張っていきたいと思っております。 あと、同様にSLにつきましても、遠野市さんの場合、割と田園風景があるもんですから、意外といろいろなことができるんですが、釜石市内に入ってきますと、意外と周りが全部民家といいますか、人家が多いもんですから、なかなかできないのが事実なんですが、そういう中でもできることについては一生懸命取り組んでいきたいと思っております。 ○議長(佐々木義昭君) 19番海老原正人君。 ◆19番(海老原正人君) 私も橋野鉄鉱山誘客推進事業についてお尋ねいたします。 まず、この事業は、来訪者をおもてなしの心で迎えるための事業ですよね。そして、先ほど課長から説明がありましたように、今回はガイドを配置するための補助金の計上であります。 私は、この点につきまして以前から指摘しておりまして、やっと予算が計上されたということで、遅きに失した感はありますが、評価したいと思います。 そこで質問なんですが、今回、この事業の対象となるガイドや地元の振興協議会の方々が、今、困惑していることがあるんですよ。それは、おもてなしをするに当たって、飲食、もしくは飲食施設をどう考えるかということなんです。例えば市外から30人程度の団体で見学に行きたいと。そして昼食を、できればインフォメーションセンターもしくはその近くでとりたいんだがという問い合わせがあった場合、どのように答えますか。といいますのは、その付近に食堂はありますけれども、そこは入ってもせいぜい20人です。そしてインフォメーションセンターは、原則、飲食禁止です。そうしますと、その問い合わせを受けた方はどういうふうに答えればいいでしょう、お尋ねします。 ○議長(佐々木義昭君) 観光交流課長。 ◎観光交流課長(菊池公男君) ただいまの問題は、我々観光課としても非常に頭の痛い問題でございまして、鉄鉱山周辺では飲食の場所がございませんですので、そういうお問い合わせが我々観光交流課、それから観光協会、また現地のほうにも多く寄せられておるというお話は聞いております。 そういう中で、現実、天候のいいときであれば、野外で食べることも可能なんですけれども、天候が悪いとき、また寒い時期に、野外でお弁当等を食べるのが非常に厳しいのは現実でございまして、ただ、インフォメーションセンターの中で、一部、食事ができることになっているというふうに条例ではなっておりますが、現実そんなに広いスペースではありませんので、今ご質問のありました30名程度になりますと実際に対応できないのも事実でございます。 また、近隣にあります食堂についても大体30名程度とは言われているんですが、実際には大体20名程度までしか対応できてないというのも事実でございまして、近くにあります青ノ木の集会所ですとか、何らかのそういう方策をとっていかなければならないのも事実ですが、現実、今の段階では、そういう場所がないとお伝えしているのが現状でございます。 ○議長(佐々木義昭君) 海老原正人君。 ◆19番(海老原正人君) 今、課長から答弁ありましたけれども、私が今質問したようなことは、もう現実的に起きているんですよね。そして、これからこの梅雨の時期に、ますます発生する可能性がもう見えてますよね。じゃ、具体的にどう対応するかということなんですが、私はまず次善の策として、インフォメーションセンター条例の改正といいますか、弾力的な運用、それがまず必要なんじゃないかなと思うんです。 といいますのは、この条例の第7条で、こういうふうに書いてあります。「入場者はセンターにおいて次に掲げる行為をしてはならない」、この(3)で「指定された場所以外で喫煙し、飲食し、又は火器を使用すること」と書いてあります。指定した場所ってあるんですけれども、現状を見ますと、原則的にもう禁止ということになっているわけですよね。もう周りに食事するところがないと。そして、天気がよければ、まだ外でお弁当を食べることできますけれども、雨降ってたら何ともしようないですよね。そうなった場合に、私はセンターの中で、せめて飲食できるというようにするのが、まず次善の策だと思うんですけれども、これについてはどうお考えでしょう。 ○議長(佐々木義昭君) 世界遺産室長。 ◎世界遺産室長(佐々木育男君) ただいま条例の規定を用いて御説明していただきました。まさしくそのとおりでございますが、実際、運用としては、インフォメーションセンターの展示室を除いた場所での飲食については認めております。例えば地元のイベントなどでも、おにぎり等持参、あるいは販売店が出るもんですから、おにぎりを買ってインフォメーションセンターのほうに入ってくると。そういった場合、展示室以外の場所に椅子を出してさしあげたりして食べていただくということです。もしそれでも足りないというときには、スタッフルームのほうを開放して食べていただいております。ただ、それでも、今おっしゃられた30人というぐらいの人数が精いっぱいだなというところはありますので、その辺は軒下であるとか、今ある施設での対応を何とか頑張っていきたいというところでございますし、また、もしいろいろな交付金とか補助金とか導入できるんであれば、ほかの対応もということは考えられなくもないんですが、現状ではそういったところでございます。 ○議長(佐々木義昭君) 海老原正人君。 ◆19番(海老原正人君) 現状では、とにかく中で食べれるようにするということが、まず必要ですので、できることであれば、しっかり条例を改正して、食べれるようにするというようなことが筋だと思いますので、それをまずやっていただきたいと思います。 それから、これは市長にお尋ねすることになるんだろうと思いますけれども、例えば昨日の一般質問の中で、同僚議員が鉄鉱山の飲食施設についてお尋ねしました。その際の産業振興部長の答弁といいますのは、鉄鉱山における飲食の対応は急務だと。地元の動きを支援していきたいと、そういう旨の答弁がありましたよね。率直に言いますと、私は何とも他人行儀の答弁だなと、私はそういうふうに聞いたんです。 確かに世界遺産の制度の意義といいますのは、資産の保護・保全をしっかりやって、それを後の世代に伝えるということですよね。ですから、釜石としては、それをやっているんだと言えばそれまでですが、でも、世界遺産を見て歩くような方々、そういう方が世界遺産の場所に行けば、当然、飲食ができると。平泉にしても、反射炉のある静岡の韮山にしても、すぐそばに飲食施設はあります。当然、橋野に来れば飲食施設はあるものだろうと思って来るわけですよ。それに対して、どう対応するかなんです。今のままでいけば、それこそ団体の申し出を受けた方のモチベーションは下がるだけですよ。といいますのは、やっぱり飲食施設がなければ、聞いた方は、強い口調で話してくるわけですよ。叱責に近い言葉で当たってくるわけです。それを受けた方は、そうすれば、本来その責任はないんですけれども、モチベーションが下がるだけなんですよ。ですから、モチベーションを下げないためにも、やっぱり本来的な飲食、飲食施設のあり方、これを早急に考えるということが、私は大切だと思います。 何かきのうまでの部長の答弁を聞いていますと、まあ民間の方がやれば支援しますよと。当局は動いているのかもしれません。私には見えないですから、わかりませんけれども、もっと市が積極的になって飲食に対する対応を考えなければ、もう本当に橋野鉄鉱山は評判を落とし、そしておもてなしの心を失っていくばっかりだと思うんです。 ですから、早急な対応をぜひお考えいただきたいと思うんですよ。どうですか、市長。 ○議長(佐々木義昭君) 市長。 ◎市長(野田武則君) 飲食の問題は、あそこのインフォメーションセンターをつくるときから課題となっておりましたが、人的な問題とか財政の問題とか、いろいろな課題がありまして、理想的な形にできなかったと。必要最小限の施設からスタートしようということから始まったものでございますので、大変申しわけないんですが、そういった対応が後手後手になっているということについては、そのとおりだと思っています。 去年はトイレの問題でもいろいろと議論がありましたけれども、大変申しわけございません。あしたにすぐ何かできるということではございませんが、これはもう喫緊の課題だという認識でおります。おもてなしの心でと言いながら、市民の皆さんには、そういったことをお願いしているわけですけれども、実際おもてなしができない状況にあるということですから、本当にこれは何とか知恵を絞って、対応策を考えていきたいと思っています。時間をいただければありがたいと思います。 ○議長(佐々木義昭君) 条例改正についての提案があったんだけれども。 世界遺産室長。 ◎世界遺産室長(佐々木育男君) インフォメーションセンター条例のお話がございましたけれども、たしか「所定の場所以外で飲食すること」というような規定になっていたと思います。その「所定の場所」というのが、いわゆる展示室でございまして、ここはパネル展示、それからビデオ映像でもって橋野鉄鉱山と明治日本の産業革命遺産の概要を御紹介している場所ですので、ここで飲食されることは、ちょっと困るんですが、それ以外の場所、例えばエントランスであるとか、先ほど申し上げましたけれども、スタッフルームであるとか、そういった所定の場所以外というところであれば飲食できますので、現在の条例で対応可能というふうに考えます。 ○議長(佐々木義昭君) 第7款の質疑を終わります。 第8款、土木費、質疑を許します。 10番合田良雄君。 ◆10番(合田良雄君) 土木費の薬師公園整備事業、新規ということで、480万計上しております。これは津波避難場所にもなっている公園でございますので、非常に重要なところでございます。この事業についてお尋ねしたいと思います。 ○議長(佐々木義昭君) 都市計画課長。 ◎都市計画課長(長野勝君) この事業につきましては、釜石に桜を植える会から要望されておりました、薬師公園の桜の植樹を実施するために、公園内の整備を実施するものです。民間団体ロクシタンジャポン株式会社様からの寄附金を活用いたしまして、植樹場所の確保のための雑木の伐採、それから雑草などの草刈り、また各樹木の剪定作業を行いますと同時に、トイレの水道配管工事、ベンチの修繕・取りかえ工事などにつきましての整備を行う予定としております。 ○議長(佐々木義昭君) 合田良雄君。 ◆10番(合田良雄君) そうしましたら、桜は全部で何本植える予定なのでしょうか。 そしてまた、何かロクシタン、聞いたことがあるなというふうに思ったのは、たしか青葉ビルのときに寄附をいただいた会社だったと思うんですが、この費用ですね、ちょっと私、今思ったんですけれども、実はこの薬師公園の隣に避難道をつくろうということで、1年ほど前に県のほうがのり面に設置しようということで、計画しているんですね。ところが、そのときには、業者が2回か3回入札やっても応札がなかったということで、非常に困ってたことを思い出しました。ですから、避難所に向かうための道路、階段ということで、目的は同じようなことがあろうかと思いますので、例えば県がなかなか、やりたくても執行できないと。そういう場合は、市のほうでも同じような避難場所なんですと。こちらのほうに使わさせてくれませんかみたいな、そういうようなこと、できないものかなと、こう思ったもんですから、それについてお尋ねしたいと思います。 ○議長(佐々木義昭君) 都市計画課長。 ◎都市計画課長(長野勝君) それでは、私から、本数ということについてお答えいたします。 ことしも大体30本ぐらいの桜が咲いたところなんですが、今回想定しておりますのは、のぞみ病院寄りののり面で、のり面ですので、かなりの本数というわけにはいきませんが、10本から20本程度を植樹をしたいと考えております。 またあわせて、頂上までの遊歩道上につきましても、可能な限り、二、三本程度になるかもしれませんが、植樹をしたいと考えております。 ○議長(佐々木義昭君) 総務課長。 ◎総務課長(熊谷充善君) 私からは、ロクシタンジャポンからの寄附ということの中身について、少し答弁させていただきますけれども、議員、今おっしゃるように、薬師公園につきましては、避難場所のルートでもありますけれども、今回、ロクシタン様からお話があったときには、最初は植樹の費用として500万ほど市に対して寄附したいと。それで、活用できないかというお話をいただいたところでありました。ただ、その時点で、既に桜の木を植える会のほうで、市内に植える予定の桜の本数が3000本を超える予定で、そのほかの寄附いただいている樹木につきましても、1000本ぐらいあるということで、トータル4000本ほどの木が、今、皆さんの寄附をいただいて、植える場所を探している状況にありました。 そうした中で、復興のグリーンベルトとかができてくれば、それぞれ植える場所も出てくるんですが、今現在、それだけの数をまとまって植える場所がないということで、何とか皆さんに寄附いただいた木を植える場所を整備させてほしいということで、こちらからロクシタン様のほうにお願いをして、そうであれば、市の中心にある公園、これの整備について、昔は桜の一大名所として、花見とかもたくさん行われた場所ですので、そういった場所をロクシタン様の寄附によって、公園として再整備させていただいて、そこに桜の木を植える会のほうで植樹をさせていただく場所としたいということで、今回、植樹費用から公園の整備費用に切りかえて寄附をいただくというものでございます。 ○議長(佐々木義昭君) 危機管理監。 ◎危機管理監(佐々木亨君) 避難路整備に関しましては、今、議員さんがおっしゃったとおりで、現在、たしか3回ぐらい不調になって、できなかったんでございますけれども、ほかの事業と抱き合わせる形で実行したいというお話は承っております。県のほうの急傾斜ののり面のほうにですね。 ただ、そこから上、薬師公園につながる部分というのを、どうやって整備するかというのが課題と考えていましたので、例えばどちらの企業でも財団さんでも結構なんですけれども、そういった形で、そういう避難路の整備という形で御寄附いただけるんであれば、大変ありがたいお話であると思いますけれども、今、総務課長の説明もあったように、今回の事業については、また別の事業ということなので、別途の話として、そういう話があれば、大変ありがたいなということで思っております。 ○議長(佐々木義昭君) 合田良雄君。 ◆10番(合田良雄君) 別途ではありますけれども、私は非常に近場だったと思いました。薬師公園に上がるのも、あと前に旅館があったところの上のところに階段をつくりましょうかというところです。青葉ビルの薬師公園寄りですね。ですから、割と近場に避難階段をつくらなくてもいいがなと。薬師公園を皆さんが日ごろから登りやすいようにしておけば、それで足りるのではないのかなと思ったもんですから、ひとつ今後とも隣で県がやろうとしている、市がやろうとしているというようなときには、ぜひそういうようなお願いしてみていいんじゃないのかなと、こう思うもんですから、ちょっと今、聞かせていただきました。御答弁は結構です。 ○議長(佐々木義昭君) 第8款の質疑を終わります。 第9款、消防費、質疑を許します。 18番赤崎光男君。 ◆18番(赤崎光男君) 消防費の地域防災組織育成事業について質問します。 これ内容は、女性防火クラブ育成のための事業だと理解しております。それに関して、具体的にどのようにしてこの育成を図っていくのかお聞かせ願います。 ○議長(佐々木義昭君) 消防課長。 ◎消防課長(岩間英治君) 煙体験用テントというのものは、婦人消防クラブが、地域防災の際に煙体験コーナーというところで、テント一式とか発煙させる装置、あとはそれに伴う消耗品的な液があるんですが、そういうものになります。(発言する者あり) ○議長(佐々木義昭君) いいですよ、かわりにどなたか答弁できれば……、いいですか。 危機管理監。 ◎危機管理監(佐々木亨君) いろいろな方々がいらっしゃいますけれども、地域防災組織となれば、基本的には自主防災組織と消防団、役割はちょっと違うんですけれども、それを軸に地域の町内会の方々を絡めながら、それらの力を合わせて、地域防災ということに取り組んでいきたいなと思っていますけれども。 ○議長(佐々木義昭君) 赤崎光男君。 ◆18番(赤崎光男君) 今の地域防災組織の件で、ちょっとお聞かせ願いたいんですが、これ釜石の例じゃないんですけれども、宮城県では、防災だとか減災、この会議を東北大学と、たしか河北新報ですか、この2つが中心になって、大学、マスコミ、あとは企業であるとか、これらが連携して、会議を今つくっているところだそうです。そしてこれを行く行くは法人化していく方向で考えているということで、大変進んだ宮城県だと思っておりますが、釜石でも、このようなことは考えられないのかどうかお聞かせ願います。 ○議長(佐々木義昭君) 危機管理監。 ◎危機管理監(佐々木亨君) みやぎ防災・減災円卓会議という、今おっしゃったように河北新報社と東北大学の国際災害何とか研究所というところが中心になっておりまして、昨年、第3回の国連防災会議というのが仙台市で開かれたというのが契機になったと。正直言って中身を詳細に知っているわけではないんですが、インターネット等で見る限りにおいては、現段階は学術的な研究のところで、学術と、それからメディアの連携とかというところが、ことしのテーマの一つになっているというのがございますので、基本的に仙台市には、そういう新聞社がある、それから東北大学、東北大学については、防災にかなり力を入れているところがございますので、そういったベースがあってできているもの、それからいろいろな関係機関もあって、組織化をして、そこを、行政とはまた別の切り口で防災に取り組んでいこうということではないかなと思っておりますけれども、残念ながら当市には、そういった状況は今はないということが一つと、それからまずは足元を固めるというのが、地域防災といいますか、防災体制であったりとか、災害対応力というのを上げるのが、まず先決だということで考えておりますので、将来的なことを見据えつつ、現段階は地域防災のほうに力を入れていきたいなというふうに思います。
    ○議長(佐々木義昭君) 赤崎光男君。 ◆18番(赤崎光男君) わかりました。やっぱり今言ったように宮城県と、特に中心になっているのは仙台ですよね。釜石では、ちょっと人口規模にしろ、あらゆる面で違い過ぎるので、かなり厳しいというふうに理解をします。 それと、これに関連してきますけれども、防災教育も含め、当市には、震災からかなりの部分、いろいろな意味で視察が来ているわけですよね。当然、議会にも来ております。私も2回、被災者として対応したこともあります。 ところが、議会以外にも、かなり釜石には、防災教育だとか防災ということで、いろいろな人たちが訪れているということで、この方々には、どのように今まで対応してきたのかが1点と、あとは当然これからオープンシティということになれば、この防災というのも、かなりキーポイントになるだろうということで、防災による交流人口であるとか、震災を忘れないためにも、たくさんの人を、防災を観点に呼び込むということも考えていかなくてはというか、ぜひとも必要だと思いますが、この件、2点に関してお願いします。 ○議長(佐々木義昭君) 防災危機管理課長。 ◎防災危機管理課長(千葉博之君) まず、防災教育を含めた防災関連視察についてでございますけれども、議会事務局を通じた行政視察の中で、防災教育や防災対策を視察事項に指定された場合と、そのほかの団体等から教育委員会に直接依頼があった場合等で対応しております。実績については、平成26年度以降の受け入れ状況になりますが、平成26年度については29件、27年度が19件、今年度は、きょう現在で3件受け入れしております。そのほとんどにつきましては、防災教育に関する視察となっておりまして、防災対策の取り組み等については、平成26年度が5件、平成27年度が1件となっております。 防災を柱とした交流をどう進めるべきかということでございますが、今後も引き続き行政視察を受け入れ、意見交換等をして交流を図ってまいりますけれども、先ほど危機管理監もおっしゃいましたが、まずは防災の柱となる市の防災体制や災害対応力の改善を図ることを優先すべきであると考えております。今現在、震災検証室のほうで取りまとめております東日本大震災の検証報告書や教訓集等では、市の防災体制や災害対応などの課題が多く出されておりますので、それらを改善しつつ、地域防災計画やBCPに反映しながら、被災地から情報を発信しまして、ほかの自治体等と情報収集や意見交換など、さらなる交流ができればというふうに考えてございます。 ○議長(佐々木義昭君) 危機管理監。 ◎危機管理監(佐々木亨君) すみません、補足をさせていただきます。 交流という部分で、今後整備されるメモリアルパークであるとか、災害の学習施設が東部と鵜住居のほうに計画されておりますので、それらを使うということと、それから今度、整備されるラグビーワールドカップの球技場も、そういった防災面ということも視野に入れておりますので、そういったものも使いながら、交流というのを深めていきたいと思います。現段階においても、視察先とか、あとは震災を契機に、防災科学技術研究所とのつながりができまして、そこの職員を研修に派遣したりとか、その研修先で、ほかの自治体と交流したりとかということもやっていましたので、そういったことを地道に積み重ねていければなというふうに思っています。 ○議長(佐々木義昭君) 第9款の質疑を終わります。 第10款、教育費、質疑を許します。 17番松坂喜史君。 ◆17番(松坂喜史君) 教育費の埋蔵文化財保存事業に関連して、ちょっとお聞きします。 この事業は、風力発電の拡張に伴ってやる事業でありますが、それで私の聞きたいのは、この風力発電ですね、現在たしか和山には43基、4万2900キロの発電でございますが、今度、風力発電は、どの程度の拡張になるのかお聞きいたしたいと思います。 ○議長(佐々木義昭君) 企業立地課長。 ◎企業立地課長(関末広君) 和山の増設計画についてですけれども、今現在、4万2900キロワットの既存の風車が稼働しております。それに加えて、最大で10万キロワット・アワー超の計画をしております。風車本数にして、最大規模で57本という計画ですけれども、今現在、レイアウト等々、いろいろ県と連携を含めた調整を行っておりますので、増減はあると思います。ただし、今現在では、最大で57本という計画でございます。 ○議長(佐々木義昭君) 松坂喜史君。 ◆17番(松坂喜史君) それで、容量がかなりふえてくるわけでございますが、送電の関係、もしわかっていればお伺いいたしたいと思います。 ○議長(佐々木義昭君) 企業立地課長。 ◎企業立地課長(関末広君) 送電、系統連系のことだと思いますけれども、和山で行う風力発電事業は、商業運転を目的としております。なので、和山で発電した電力をどこかの変電所につなぎ込んで、その変電所から御家庭なり、次の変電所というふうに、極端な話、送電線というか、電線を使って送電するような形になります。そういったことから、系統連系先、変電所をどこにつなぎ込むかというのが、今の喫緊の課題となっております。これまで既存事業者で、2年ぐらい前から東北電力さんといろいろ協議させていただいておりますが、今現在、どの変電所が適切なのかという具体なところまでは、まだ確定していない、東北電力と協議している最中という状況になっております。 ○議長(佐々木義昭君) 松坂喜史君。 ◆17番(松坂喜史君) 前にも、送電は、変電所なり距離もあって、なかなか大変な事業だろうと思います。今回また変電所なんかも、恐らく容量が手いっぱいだろうと思うんで、相当時間もかかるだろうし、いろいろ協議も進めなければならないと思うんで、相当吟味をしながらやっていかなければならないと思います。 それからもう一つは、環境調査ですね、例えば鳥の死骸が落ちていたとか、あるいは雷で風車が折れたとか、そういった部分もありますが、いずれ環境調査のほうの関係は、どのようになっているか、わかっていれば、それをお聞きして終わりたいと思います。 ○議長(佐々木義昭君) 企業立地課長。 ◎企業立地課長(関末広君) 環境影響調査、いわゆる環境アセスと言われていることなんですけれども、事業者でアセス法に従って調査を行って、昨年の7月10日に経済産業大臣の勧告をいただいております。その具体な中身については、ちょっと資料等、持ち合わせてないので、今、御説明できかねるんですが、大きなポイントとして、猛禽類の対策をきちんとやりなさいよという御指摘をいただいております。その後、事業者が主体となって、釜石市、それから大槌町さん、遠野市さん、それから日本野鳥の会さん等々、関係者なり専門の先生方から成る委員会を設立いたしまして、今現在、代替餌場を設けることができないかと。今の既存の風車を建てる際に、今の和山エリアは、猛禽類のハンティングエリアだという結果が出ておりまして、その当時は人間も猛禽類も共生して営みをやっていく場所だよということで建設を進めた経過がございます。そして、今回の造成計画は、そのハンティングエリアの中にも風車を建てようという計画がございますので、猛禽類に影響のないように、代替の餌場をどこかに確保しようということで、今現在、事業者含めて、代替餌場の創設について検討を進めております。 ○議長(佐々木義昭君) 11番古川愛明君。 ◆11番(古川愛明君) 私は、教育費の鵜住居地区復興広場整備事業についてお伺いいたします。 今回、復興広場造成工事ということで、図面を見ますと、何かもうスタンドから何から載っているんですけれども、どの程度までの造成工事なのかお伺いいたします。 ○議長(佐々木義昭君) ラグビーワールドカップ推進室長。 ◎ラグビーワールドカップ2019推進室長(山本洋樹君) 今回、補正予算で計上しております広場の造成工事につきましては、敷地の造成盛り土を行うものであります。 ○議長(佐々木義昭君) 古川愛明君。 ◆11番(古川愛明君) 敷地だけ……。 それで、お伺いしたいのは、生前にここの私の隣に座っていた菅原規夫先生が盛んに言っていた、「陸上競技場はどのようになっているのか」と、あとはラグビー場をつくるに当たり、建設委員会とか検討委員会があったはずですけれども、その場で避難道の話はどのように経過しているか、その2点をお伺いいたします。 ○議長(佐々木義昭君) 総務企画部長。 ◎総務企画部長(正木隆司君) それでは初めに、陸上競技場の関係ですけれども、ワールドカップ開催後の利用というところで、陸上のトラック6コースがとれるようなスペースを確保しているということで、今後、検討しながら対応してまいりたいと思います。 それから、ラグビー場の建設検討委員会のほうで、避難路とか、あるいは避難の方法、心配する声が非常に大きかったということで、今後、防災危機管理課とも相談しながら、効果的な避難路、あるいは避難の方法等について検討していきたいと思います。 ○議長(佐々木義昭君) 古川愛明君。 ◆11番(古川愛明君) 今の総務企画部長の答弁は、前向きで、陸上競技場はできるんだという認識でいいかどうか確認したいです。 あとは、避難道に関しては、本当に当時の津波のときのいろいろな場面を知っている地元の方々の意見も、十二分に取り入れていただき、やっていただきたい。その辺のことを聞いて質問を終わります。 ○議長(佐々木義昭君) 総務企画部長。 ◎総務企画部長(正木隆司君) 陸上につきましては、対応できるという方向で調整してまいりたいと思います。 ○議長(佐々木義昭君) ラグビーワールドカップ推進室長。 ◎ラグビーワールドカップ2019推進室長(山本洋樹君) 避難路につきましては、今後、専門家の意見等をお伺いするような検討の場を設けながら、整備について検討してまいります。 ○議長(佐々木義昭君) 第10款の質疑を終わります。 第11款、災害復旧費、質疑を許します。 6番木村琳藏君。 ◆6番(木村琳藏君) ことしの1月なんですが、18日から20日にかけて、波浪によって倒壊した防波堤等があるわけでございますが、それについて、早期復旧をしようということで、約1億700万が予算計上になっておるわけですが、一番問いたいのは、その復旧の工法というか、その辺をまずお尋ねいたします。どういう形で復旧させるのか、お願いします。 ○議長(佐々木義昭君) 水産課長。 ◎水産課長(佐々木道弘君) 1月の災害の復旧方法でございますが、これにつきましては、従前どおり原形復旧ということでございます。 ○議長(佐々木義昭君) 木村琳藏君。 ◆6番(木村琳藏君) それで、この前の漁港検診のときにもあったんですが、例えばこれは市管理の漁港なんですよね。それから県管理の箱崎白浜のほうが、もう3回も倒されているんですよ。同じような工法でね。確かに復旧させてもらうということは大変いいことで、助かることなんですが、その方法にやはり問題あるんじゃないかと。誰だって3回も倒されたら、やっぱりつくり方、工法というのは考えると思いますよ。だから、その辺をどういう形で、これはもう予算計上しているわけだから、もうある程度のつくり方も決まった上で計上しているんでしょうけれども、例えば県管理でも、その辺かなり、漁業協同組合とか、そういうところから、かなりの要望が出ているはずなんですよ。今までと同じこと、何回やってもだめだと。それについて何か情報等があれば。 ○議長(佐々木義昭君) 水産課長。 ◎水産課長(佐々木道弘君) まず、県管理漁港の箱崎白浜につきましては、今まで防波堤が三度ほど壊れているということで、今回の説明をお伺いしますと、県のほうでは、機能強化をして災害復旧するというふうに伺っております。 それから、我々のほうが管理している大石と佐須でございますけれども、まず佐須のほうの南護岸についてなんですけれども、これは東日本大震災で被災したところが、復旧する前に、また被災したというところでございまして、これの復旧なんですが、被災したところの一部分が、石積みの護岸といいますか、そういう部分がありまして、これが幾ら原形復旧とはいえ、また石積みということはないので、これは全てコンクリートの構造物になりますので、そういった意味では、従前よりも強いものになろうというふうに考えてございます。 それから、大石漁港につきましては、何度か壊れているというところは、我々も承知しているところですが、箱崎白浜のケースと違うのは、同一箇所が壊れているということではなくて、やっぱりその箇所が違うということで、再度災害といいますか、それについては、ちょっと想定は無理だろうということでの原形復旧になります。ただし、我々のほうも、そのままではまずいだろうということで、29年度以降、機能強化は別メニューになりますけれども、原形復旧をした上で、機能強化を図りたいというふうに考えてございます。 ○議長(佐々木義昭君) 木村琳藏君。 ◆6番(木村琳藏君) 今の答弁の内容は、十分理解はできます。ただ、やっぱり唐丹のほうでも、唐丹漁港なんですが、せっかく災害から復旧したんですよね。東日本大震災の津波から復旧させたと。それがやはりこの波浪によって、ちょうどうねるというか、そういう感じで、全部倒壊ということじゃないんですが、きちっとした真っすぐに整地されたものが、全部蛇みたいに曲がっていると、そういう状況なんですよ。その辺もどのようにするのか、今後検討ということらしいですけれども、ただ、それによって乗っけるマウンドを最初に強化しないと、なかなか難しいと。だから、今、水産課長が言うように、後でと言うけれども、なかなか難しいらしいんですよ。ですから、最初にそのマウンド整備をして、今までだと例えば10メートルのものを20メートル、倍にするとか、そういった工法でやっていかない限り、難しいみたいです。それで、災害ですから、早期に査定が必要だと。それによって進めるんだと。新たなことはだめですということで、自分たちも何回も要望はしてたんですが、却下された経緯があるんですよ。ですから、市のほうも頑張って、復興庁のほうに、できるだけ何回も同じようなことをさせないような方法を、ぜひとも声を大きく出して、県のほうにも働きかけてほしいと思います。 以上です。終わります。 ○議長(佐々木義昭君) 水産課長。 ◎水産課長(佐々木道弘君) 議員さんおっしゃるように、同一箇所の被災であろうと、また別箇所の被災であろうと、漁港施設が壊れるということについては、やはり漁業をしている方々の生活に大きく影響するという部分もあるのは、そのとおりだと思います。 それで、我々のほうでも、4月24日でございましたけれども、市長を先頭に、県のほうには要望書を提出してまいりました。今のようなお話をさせていただきました。 それから、今度、統一要望が予定されておりますけれども、この中にも、新たに災害復旧の基準といいますか、ルールの見直しについてなどをお願いできないかというところでのお話を盛り込んだところでございます。 ○議長(佐々木義昭君) 第11款の質疑を終わります。 以上で歳出の質疑を終わり、第1条の質疑を終わります。 あらかじめ会議時間の延長を行います。 第2条、債務負担行為、質疑を許します。 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(佐々木義昭君) 第2条の質疑を終わります。 第3条、地方債、質疑を許します。 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(佐々木義昭君) 第3条の質疑を終わります。 お諮りいたします。議案第109号は質疑を打ち切って採決いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(佐々木義昭君) 御異議なしと認め、これより採決いたします。 本案を原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。 〔賛成者起立〕 ○議長(佐々木義昭君) 起立全員であります。よって、本案は原案のとおり可決されました。--------------------------------------- ○議長(佐々木義昭君) 日程第27、議案第110号平成28年度釜石市公共下水道事業会計補正予算(第1号)を議題といたします。 これより質疑を許します。 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(佐々木義昭君) 以上で質疑を終わります。 これより議案第110号を採決いたします。本案を原案のとおり決することに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(佐々木義昭君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。--------------------------------------- ○議長(佐々木義昭君) 日程第28、議案第111号中妻地区合流式下水道改善簡易処理高度化施設建設(土木・建築)工事の請負契約の締結に関し議決を求めることについてを議題といたします。 これより質疑を許します。 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(佐々木義昭君) 以上で質疑を終わります。 これより議案第111号を採決いたします。本案を原案のとおり決することに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(佐々木義昭君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。--------------------------------------- ○議長(佐々木義昭君) 日程第29、議案第112号釜石市北ブロック復興整備事業両石地区造成工事(その7)の請負契約の締結に関し議決を求めることについてを議題といたします。 これより質疑を許します。 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(佐々木義昭君) 以上で質疑を終わります。 これより議案第112号を採決いたします。本案を原案のとおり決することに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(佐々木義昭君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。--------------------------------------- ○議長(佐々木義昭君) 日程第30、議案第113号財産の無償貸付けに関し議決を求めることについてを議題といたします。 これより質疑を許します。 7番菊池秀明君。 ◆7番(菊池秀明君) 財産の無償貸付けに関する質問をいたします。 待機児童の解消と小規模保育所からの園児受け入れの枠の確保をするということで、認可保育所を開設し、子供を預けるところがふえるということは、非常によいことだと思います。 そこで、生後2カ月から5歳児まで60人の定員ですが、各年代の定員はどのようになっているのかお伺いいたします。また、現在の待機児童状況についてもお答えください。 それと、財産の無償貸付けについて、10年間で、その後1年ごとに更新する無償貸付けの根拠についてお伺いします。 ○議長(佐々木義昭君) 子ども課長。 ◎子ども課長(高橋千代子君) お答えいたします。 桜木町に来春開園を予定している保育園の年齢ごとの定員ということですが、ゼロ歳児が6人、1歳児が10人、2歳児以上は各年齢ごとに11人で、合わせて60人の定員となっております。 2点目の現在の待機児童の状況ということですが、今年度は4月は5人、5月は6人、6月は8人となっております。待機の年齢構成といたしましては、ゼロから2歳児までの間の待機となっております。 3点目の無償貸付け期間、10年間で、その後1年ごとの更新ということの根拠はという御質問でしたけれども、認可保育所の設置に際しましては、岩手県の認可を受ける必要がございます。認可申請の手続の際に、社会福祉法人以外の者が保育所を設置する場合は、「土地又は建物について原則地上権又は賃借権を設定し、登記しなければならない」ということにされております。今回の事業者は株式会社ですので、これに該当いたします。登記しなければならないのですが、賃貸借期間が10年以上ある場合には、この登記を行わなくても差し支えがないということと要件緩和されているために、まずは10年間の契約としたいと考えております。 ○議長(佐々木義昭君) 菊池秀明君。 ◆7番(菊池秀明君) 今、待機児童がおるのは、ゼロ歳から2歳児ということで、5人から8人ぐらいということですけれども、4歳児から5歳児も保育するというような状況です。人口ビジョンによりますと、2015年には年少人口が3682人、2020年には3066人と5年間で17%も減少しております。保育される園児も、同様に減少するのは確実だと思います。 現在の各保育園と幼稚園の定員数と園児の関係は、どのような状況でしょうか。また、保育園が定員に満たなくなるのは、近い将来どのように捉えているのかお伺いいたします。 ○議長(佐々木義昭君) 子ども課長。 ◎子ども課長(高橋千代子君) お答えいたします。 初めに、各園の定員と園児の関係はどのようになっているかとの御質問でしたけれども、今月、6月1日現在において、こども園を含めた保育部分につきましては、定員645人に対して614人が入所しております。小規模保育事業所は、定員44人に対して43人の入所、こども園を含めた幼稚園部分につきましては、定員344人に対して252人入園しております。保育園については、定員に対して入所が少ないので、枠があるように感じるかと思いますけれども、これにはちょっと理由がございまして、例えばこども園の場合ですと、1クラスの定員が決まっておりますが、この1クラスの中に保育園児と幼稚園児が混在しております。その辺の兼ね合いがあって、保育定員は決まっているんですけれども、そこまで保育園児を入れられないというふうな事情がある場合もあります。 あとは、住宅と勤務地の間に保育園がなくて、ほかの地域には入れる保育園があるんだけれども、そこまで送っていけないというふうなことがあるので、その地域性の関係もあります。 あとは、来年、定員を12人減らしたいという保育園が、現在2カ所ございます。これは園児が少ないということの理由ではなくて、経営面からの課題が出てきまして、前の定員に戻したいと、そういった園が2カ所あって、今現在、受け入れをある程度制限しているという事情があって、保育定員に満たないような状態になっております。 2点目の御質問は、保育所の定員割れは時間の問題ではないかというふうな御質問でしたけれども、こういう御指摘は10年ほど前にもございました。平成17年にも、当時、保育園410人の定員だったんです。それで待機が急に40人にふえておりまして、保育定員をふやしてほしいとか、保育園をふやさなきゃないかなというふうな議論になったときに、同じように少子化が続いているので、頭打ちの時期が来るんじゃないかということで、とても定員をふやすことに慎重になった時期がございました。 実際どうかといいますと、この10年間で保育園の定員は200人ほどふえております。保育ニーズが高い状態が続いていて、待機も出ているというふうな現状がございます。 今の釜石の状況を見ますと、きのうまでの一般質問でのいろいろな議論もございましたけれども、有効求人倍率も依然として高いとか、企業の事業拡張が予定されているとか、あとは周辺自治体からの通勤者もふえてくるのではないかというふうな、明るい見通しといいますか、保育ニーズが今後もふえるなというふうな可能性を非常に感じております。 こういったときに、若者の地元定着のためには、やっぱり子供を産み育てやすい環境というのを、少しでも早く整える必要があると思っております。 ですので、今後も当分、保育所のニーズの増加傾向は続くと思っておりまして、引き続き上中島の整備による定員拡充とか、もうちょっと一歩踏み込んで、さらに取り組んでいきたいと考えております。 ○議長(佐々木義昭君) よろしいですね。 以上で質疑を終わります。 これより議案第113号を採決いたします。本案を原案のとおり決することに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(佐々木義昭君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。--------------------------------------- ○議長(佐々木義昭君) 日程第31、議案第114号議決事項の一部変更についてを議題といたします。 これより質疑を許します。 11番古川愛明君。 ◆11番(古川愛明君) 大町3丁目復興公営住宅買い取り事業ということで、買い取りの手順といいますかね、この復興住宅は完成していて、そして今、この時点になって実施設計を行った結果、面積が増加になったという変更理由になっていますけれども、これ大変素人考えで恐縮なんですけれども、実施設計というのは、恐らく工事が始まる前にすると思うんですね。それが完成して、今からお金を払うんでしょうけれども、そういった状況の中で、518.86平米、坪数にすると157.23坪なんですね。150坪というと、本当に大きな広さなんですよ。家1軒建てれば、大体四、五十坪だと思うんですけれども、家3軒分の広さ。確かに復興住宅、大きいと言えば大きいんだろうけれども、すごく理不尽というか、余りにもいい加減というか、聞いて答弁いただければ、なるほどなと思う部分はあるんだろうけれども、今この時点で、本当に私自身は摩訶不思議なような気がしてならないんですけれども、答弁を求めます。 ○議長(佐々木義昭君) 復興住宅整備室長。 ◎復興住宅整備室長(三浦康男君) まず、契約の流れをちょっとお話しさせていただきたいと思います。 この大町1号は、建物提案型買い取り事業の東部地区第1号として、平成25年の11月に業者を決めて、翌月に基本協定を締結いたしました。その後、基本設計を進めて、その基本設計の図面と概算額でもって仮譲渡契約を締結した上で、3月に議会で承認をいただいているものになります。その後、実施設計を行いました。 その中で、なぜこの面積がふえたのかというお話になるんですけれども、大町1号は、中庭を挟んで4つの棟で囲むような建物になっています。当初はある程度、その4つの棟が近くなるような形で基本設計が終わっていたんですけれども、実際、各住戸の採光--光の当たりぐあいとかを検討していく段階で、どうしても条件の悪い部屋が出てきた関係で、その棟と棟の間隔を、ある程度距離をとる形で、敷地いっぱいに棟を配置するという形で実施設計をまとめた経緯があります。その4つの棟をめぐるように、縁側と呼ばれる廊下をぐるっと建物を回っているんですけれども、建物がきゅっとされていたものが、少し間隔を保って広くなったことによって、縁側廊下がふえたということで、各1階平均100平米になるんですけれども、6階建て、1階はピロティーなので、掛ける5の約500平米、面積がふえたというような状況になっておりました。 ○議長(佐々木義昭君) 古川愛明君。 ◆11番(古川愛明君) 仮契約、最初、仮で契約したということですよね。でも、仮契約したといっても、実際、工事が始まる前に実施設計するわけだから、今の時点じゃなくて、工事が始まるときに、その設計で平米はわかるわけだから、今じゃなくて、そのとき出てきて当たり前のように思うんだけれども、それは違うのかなということと、今、確かに室長は、縁側廊下がふえたと言ったけれども、変な計算したんですね。戸数が44戸なんですよね。それの157を割ると、1部屋当たり3.5坪ふえているんですよ。だから、どうしてもそういう設計ってあるのかなって、すごい疑問を感じるわけ。確かに日当たりとか何とかって理由はあるんだろうけれども、であれば、今回もっとこの変更理由、確かにこれ以上は書けないんだろうけれども、何か別のパターンで我々にわかるように、私なんか素人なんで、こういう質問になると思うんですけれども、そういうわかるような変更理由があってしかるべきじゃないかなと。もう常識で考えられないですよね、こういうパターンで来て、1戸3.5坪もふえるという話は。3.5坪というと畳10枚分ですよ。とてもでないが、考えられないと私は認識します。そういうところはどのようになって、今、説明した以外は、もうないのかなと思うんだけれども、もっと詳しくというか、説明を求めます。 ○議長(佐々木義昭君) 復興住宅整備室長。 ◎復興住宅整備室長(三浦康男君) まず、契約の関係ですけれども、買い取り事業の契約のパターンとして、まず着工前に行う仮譲渡契約というのがあります。それはあくまでも仮なので、最終的に建物ができるまでの間、変更ありきといいますか、それで最後の精算は、今回、議会に付議しましたとおり、精算といいますか、確定した時点で、最終的にまた議決を経て、支払いのほうにつなげるという形の、まず基本的なルールになっていますので。ただ、仮譲渡契約を結んだ時期に関しては、ここは基本設計が終了後ということになっていましたけれども、議員おっしゃるとおり、実施設計が終わってからのほうがというお話もありましたので、ここはちょっと早い段階で仮契約を、第1号ということもあって、やってしまったというのもあるんですけれども、今の契約は、実施設計が終わって確認申請がおりた時点で仮譲渡契約を結ぶという、そういったルールになってますので、これから進めるものについては、今回の大町1のような大きな変更がない形で進めていけるのかなというふうに思います。 あと、理由についてなんですけれども、戸当たりであらわすのがどうかと、実は疑問な部分もあるんですけれども、実際、廊下がふえた分を細かい計算をして積み上げていった結果が、この数字ということなので、ちょっとこれ以上詳しい説明ができない形になります。すみません。 ○議長(佐々木義昭君) 古川愛明君。 ◆11番(古川愛明君) 何かわかったような気がします。実際の話、こういう議決事項の変更というのは、追加提案でもいっぱい出てきているんですよね。たまたまこれはこういうふうな私でも聞けるような案件で、ただ、土木工事みたいなのになると、全然その理由を聞いても、どうなんだかというのがわかんない場面がありますよね。もうほとんどわかんないみたいな。でも、それでも通しているような議事進行になっているように思います。できればそういった場面でも、今のような説明できるような、もちろん会派説明とかいろいろ聞いているんですけれども、それでもなおかつ、こう思ったんで今回、質問しました。できるだけそういったふうな、わかりいいように、ましてや3億ものお金が追加で出てくるわけですから、本当にこういうやり方でいいのかなって。確かに今、これからはそういうことないよというのは聞けたんで、それはそれで安心しましたけれども、そういうところを吟味して、これも一つの工事のおくれにつながってるんじゃないかとも感じています。なんで、そういうところも考えつつ、やっていただきたいと思うんですけれども、コメントいただいて終わります。 ○議長(佐々木義昭君) 復興管理監。 ◎復興管理監(竹澤隆君) それでは、補足説明させていただきます。 議会の議決方法という部分でございますけれども、本来であれば、財産の取得というものの議決は、一度でいいことになってございます。最終的に金額が確定した段階で、要するに完成した時点で議決をとるというのが、本来の議会の提案の仕方でございますが、通常の、これまで財産の取得といいますと、自動車であるとか土地とか、そういったケースがほとんどでありまして、このような工期が1年もかかるような建築物、そういったものは今までやったことがございません。そのため、議会へ事前に御相談申し上げまして、概算の段階で、まず一度、議会の議決をいただきましょうと。そして、その1年後に確定した段階で、今回この議決事項の一部変更というような、ちょっと変わった形で、二度、議会の承認をいただいているような形でございます。 そのため、我々は工事をとにかくまず早く進めるために、通常の入札方式を諦めまして、買い取り方式というものに切りかえた経過がございます。そのために、いわゆる設計施工といいますか、設計まで含んで、工事と一体で業者のほうにお願いしているという発注方法でございます。そのために、どうしても事前の(発言する者あり)、すみません、そういった事前の、しっかりした金額の積算が難しいと。どうしても概算額になってしまうというようなことで御理解いただきたいと思います。 ○議長(佐々木義昭君) 以上で質疑を終わります。 これより議案第114号を採決いたします。本案を原案のとおり決することに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(佐々木義昭君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。--------------------------------------- ○議長(佐々木義昭君) 日程第32、議案第115号釜石市営住宅等の指定管理者の指定に関し追認の議決を求めることについてを議題といたします。 これより質疑を許します。 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(佐々木義昭君) 以上で質疑を終わります。 これより議案第115号を採決いたします。本案を原案のとおり決することに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(佐々木義昭君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。--------------------------------------- ○議長(佐々木義昭君) 日程第33、議案第116号釜石市営住宅等の指定管理者の指定に関し議決を求めることについてを議題といたします。 これより質疑を許します。 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(佐々木義昭君) 以上で質疑を終わります。 これより議案第116号を採決いたします。本案を原案のとおり決することに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(佐々木義昭君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。--------------------------------------- ○議長(佐々木義昭君) 日程第34、議案第117号岩手県市町村総合事務組合を組織する地方公共団体の数の減少及び岩手県市町村総合事務組合規約の一部変更の協議に関し議決を求めることについてを議題といたします。 これより質疑を許します。 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(佐々木義昭君) 以上で質疑を終わります。 これより議案第117号を採決いたします。本案を原案のとおり決することに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(佐々木義昭君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。--------------------------------------- ○議長(佐々木義昭君) 日程第35、議案第118号市道路線の認定に関し議決を求めることについてを議題といたします。 これより質疑を許します。 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(佐々木義昭君) 以上で質疑を終わります。 これより議案第118号を採決いたします。本案を原案のとおり決することに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(佐々木義昭君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。--------------------------------------- ○議長(佐々木義昭君) 日程第36、議案第119号市道路線の変更に関し議決を求めることについてを議題といたします。 これより質疑を許します。 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(佐々木義昭君) 以上で質疑を終わります。 これより議案第119号を採決いたします。本案を原案のとおり決することに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(佐々木義昭君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。--------------------------------------- ○議長(佐々木義昭君) 日程第37、議案第120号市道路線の廃止に関し議決を求めることについてを議題といたします。 これより質疑を許します。 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(佐々木義昭君) 以上で質疑を終わります。 これより議案第120号を採決いたします。本案を原案のとおり決することに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(佐々木義昭君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。---------------------------------------
    ○議長(佐々木義昭君) 日程第38、報告第15号唐丹地区漁業集落排水防災機能強化(衛生関連施設)処理場建設工事の変更請負契約の締結に関する専決処分の報告についてから、日程第48、議案第130号釜石港港湾区域における公有水面埋立免許の出願に係る意見に関し議決を求めることについてまで、11件を一括議題といたします。 なお、ただいま議題に供しました議案は、いずれも追加議案でありますので、一括して当局の説明を求め、審議は1件ごとにいたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(佐々木義昭君) 御異議ありませんので、さよう決定いたします。 総務企画部長。 〔総務企画部長正木隆司君登壇〕 ◎総務企画部長(正木隆司君) それでは、ただいま議題に供されました報告第15号唐丹地区漁業集落排水防災機能強化(衛生関連施設)処理場建設工事の変更請負契約の締結に関する専決処分の報告についてから、議案第130号釜石港港湾区域における公有水面埋立免許の出願に係る意見に関し議決を求めることについてまでの報告1件、議案10件につきまして、順次御説明を申し上げます。 初めに、追加提案議案書の1ページをごらん願います。 報告第15号唐丹地区漁業集落排水防災機能強化(衛生関連施設)処理場建設工事の変更請負契約の締結に関する専決処分の報告について御説明申し上げます。 この議案は、平成27年2月20日に締結した唐丹地区漁業集落排水防災機能強化(衛生関連施設)処理場建設工事において、土中より掘削したコンクリートからの処分量を精査したことによる増工分、釜石消防署からの指導による火災警報器及び消火器の設置数量の増、並びに照明器具一式をLEDに変更したことに伴い、契約額を510万6240円増額する変更請負契約を、地方自治法第180条第1項及び釜石市長専決条例第2条第1号の規定に基づき、去る6月7日付で専決処分したものでございます。 以上、報告第15号につきましては、地方自治法第180条第2項の規定により議会に報告するものでございます。 次に、3ページをごらん願います。 議案第121号鵜住居地区復興広場整備(造成)工事の変更請負契約の締結に関し議決を求めることについて御説明申し上げます。 この議案は、平成27年10月16日に締結した鵜住居地区復興広場整備(造成)工事の請負契約について、災害時の安全確保と万全な整備を期した造成範囲の拡大による盛り土工の増工に伴い、契約額を3818万8800円増額しようとするもので、去る6月7日に株式会社小澤組との間で仮契約を締結しております。 なお、工期は、平成27年10月16日から平成29年2月28日までとなっております。 以上、議案第121号につきましては、予定価格が1億5000万円以上の契約締結及び議会に付して締結した契約を変更する契約であることから、地方自治法第96条第1項第5号及び議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第2条の規定により、議会の議決を求めるものでございます。 次に、4ページをごらん願います。 議案第122号消防ポンプ自動車の取得に関し議決を求めることについて御説明申し上げます。 この議案は、老朽化した消防団車両の更新のため、消防ポンプ自動車1台を取得し、釜石市消防団第7分団第2部に配備しようとするもので、去る6月9日に指名競争入札を行った結果、互光商事株式会社に2149万2000円で落札決定いたしましたので、6月10日に仮契約を締結しております。 なお、納期は、平成29年2月24日となっております。 5ページをごらん願います。 議案第123号大町復興住宅3号(仮称)の取得に関し議決を求めることについて御説明申し上げます。 この議案は、東日本大震災で被災した方の住まいを確保するため、大町復興住宅3号(仮称)を10億1944万2000円で取得しようとするもので、平成28年6月10日に大和ハウス工業株式会社岩手支店との間で仮契約を締結しております。 6ページをごらん願います。 議案第124号大町復興住宅5号(仮称)の取得に関し議決を求めることについて御説明申し上げます。 この議案は、被災した方々の住まいを確保するため、大町復興住宅5号(仮称)を8億3512万1080円で取得しようとするもので、平成28年6月10日に株式会社タカヤとの間で仮契約を締結しております。 7ページをごらん願います。 議案第125号箱崎(上前)復興住宅(仮称)の取得に関し議決を求めることについて御説明申し上げます。 この議案は、被災した方々の住まいを確保するため、箱崎(上前)復興住宅(仮称)を2億5836万1680円で取得しようとするもので、平成28年6月10日に積水ハウス株式会社岩手支店との間で仮契約を締結しております。 8ページをごらん願います。 議案第126号箱崎(横瀬)復興住宅(仮称)の取得に関し議決を求めることについて御説明申し上げます。 この議案は、被災した方々の住まいを確保するため、箱崎(横瀬)復興住宅(仮称)を8104万920円で取得しようとするもので、平成28年6月10日に積水ハウス株式会社岩手支店との間で仮契約を締結しております。 9ページをごらん願います。 議案第127号議決事項の一部変更について御説明申し上げます。 この議案は、平成26年3月釜石市議会定例会において議決をいただいた天神町復興住宅(仮称)の取得議案である議案第56号財産の取得に関し議決を求めることについての議決事項のうち、住宅名称、構造、延べ床面積及び取得価格を変更しようとするものです。 住宅名称については、正式名称が確定したことによる変更、構造及び延べ床面積については、実施設計を行った結果、戸数が2戸増となる構造変更及び面積が増加となることが確定したことによる変更、取得価格については、戸数が2戸増となる構造変更に伴う増工分及び延べ床面積増に伴う増工分により5107万1540円の増額となったものです。 次に、10ページをごらん願います。 議案第128号議決事項の一部変更について御説明申し上げます。 この議案は、平成27年6月釜石市議会定例会において議決をいただいた大渡復興住宅(仮称)の取得議案である議案第80号大渡復興住宅(仮称)の取得に関し議決を求めることについての議決事項のうち、延べ床面積及び取得価格を変更しようとするものです。 延べ床面積については、実施設計を行った結果、面積が減少となることが確定したことによる変更、取得価格については、延べ床面積が減少となるものの、当初想定されていなかった地中障害物処理に係る増工分及び労働者確保に伴う人件費及び宿泊費等の精算により、5527万607円の増額となったものでございます。 11ページをごらん願います。 議案第129号議決事項の一部変更について御説明申し上げます。 この議案は、平成27年9月釜石市議会定例会において議決をいただいた大只越復興住宅1号(仮称)の取得議案である議案第144号大只越復興住宅1号(仮称)の取得に関し議決を求めることについての議決事項のうち、取得価格を変更しようとするものです。 取得価格については、地盤崩落防止など近隣住宅への影響対応工事の増工及び労働者確保に伴う人件費及び宿泊費等の精算により、6618万9960円の増額となったものです。 以上、議案第122号から議案第129号までの議案8件につきましては、地方自治法第96条第1項第8号及び議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第3条の規定により、議会の議決を求めるものでございます。 次に、12ページをごらん願います。 議案第130号釜石港港湾区域における公有水面埋立免許の出願に係る意見に関し議決を求めることについて御説明申し上げます。 公有水面の埋め立てにつきましては、公有水面埋立法第2条第1項の規定により、県知事の免許を受けることとなりますが、その際、県知事は地元市町村長の意見を徴することとされております。 本件は、出願人である岩手県と新日鐵住金株式会社が、只越町1丁目65番及び港町2丁目51番8地先の公有水面を、防潮堤用地及び水路用地として埋め立てをしようとするものであります。 埋め立てる面積は、岩手県が66.22平方メートル、新日鐵住金株式会社が479.09平方メートルとなっております。 この公有水面埋め立てにつきましては、釜石港港湾管理者であります岩手県知事から、公有水面埋立法第3条第1項の規定により意見を求められましたので、異議ない旨を回答することについて、同条第4項の規定により議会の議決を求めるものでございます。 以上で提案理由の説明を終わります。よろしく御審議の上、御賛同賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(佐々木義昭君) 以上をもって当局の説明は終わりました。 お諮りいたします。報告第15号から議案第130号までの11件については、委員会付託を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(佐々木義昭君) 御異議なしと認め、さよう決定いたしました。--------------------------------------- ○議長(佐々木義昭君) 日程第38、報告第15号唐丹地区漁業集落排水防災機能強化(衛生関連施設)処理場建設工事の変更請負契約の締結に関する専決処分の報告についてを議題といたします。 これより質疑を許します。 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(佐々木義昭君) 以上で質疑を終わります。 お諮りいたします。本件は報告事項でございますので、報告のとおり了承することに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(佐々木義昭君) 御異議なしと認めます。よって、本件は了承することに決しました。--------------------------------------- ○議長(佐々木義昭君) 日程第39、議案第121号鵜住居地区復興広場整備(造成)工事の変更請負契約の締結に関し議決を求めることについてを議題といたします。 これより質疑を許します。 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(佐々木義昭君) 以上で質疑を終わります。 これより議案第121号を採決いたします。本案を原案のとおり決することに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(佐々木義昭君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。--------------------------------------- ○議長(佐々木義昭君) 日程第40、議案第122号消防ポンプ自動車の取得に関し議決を求めることについてを議題といたします。 これより質疑を許します。 1番千葉榮君。 ◆1番(千葉榮君) それでは、消防団車両の更新の状況についてですけれども、計画よりちょっとおくれているということを聞いておりますが、今後の更新の予定は、どのようになっているのかお伺いいたします。 ○議長(佐々木義昭君) 消防課長。 ◎消防課長(岩間英治君) 消防車両の更新がおくれているというお話ですが、東日本大震災の際には、津波で浸水した各消防団車両は、災害復旧費で全ての車両について配備しております。 また、それとは別に、消防車両については、耐用年数が経過しているものに関しては、消防課として年次計画を立て、消防団と協議しながら、随時整備を進めているところでありますので、御了承願います。 ○議長(佐々木義昭君) 千葉榮君。 ◆1番(千葉榮君) ありがとうございます。更新については、いろいろ事情はあると思いますけれども、ぜひおくれることのないように要望して終わります。 ○議長(佐々木義昭君) 以上で質疑を終わります。 これより議案第122号を採決いたします。本案を原案のとおり決することに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(佐々木義昭君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。--------------------------------------- ○議長(佐々木義昭君) 日程第41、議案第123号大町復興住宅3号(仮称)の取得に関し議決を求めることについてを議題といたします。 これより質疑を許します。 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(佐々木義昭君) 以上で質疑を終わります。 これより議案第123号を採決いたします。本案を原案のとおり決することに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(佐々木義昭君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。--------------------------------------- ○議長(佐々木義昭君) 日程第42、議案第124号大町復興住宅5号(仮称)の取得に関し議決を求めることについてを議題といたします。 これより質疑を許します。 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(佐々木義昭君) 以上で質疑を終わります。 これより議案第124号を採決いたします。本案を原案のとおり決することに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(佐々木義昭君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。--------------------------------------- ○議長(佐々木義昭君) 日程第43、議案第125号箱崎(上前)復興住宅(仮称)の取得に関し議決を求めることについてを議題といたします。 これより質疑を許します。 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(佐々木義昭君) 以上で質疑を終わります。 これより議案第125号を採決いたします。本案を原案のとおり決することに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(佐々木義昭君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。--------------------------------------- ○議長(佐々木義昭君) 日程第44、議案第126号箱崎(横瀬)復興住宅(仮称)の取得に関し議決を求めることについてを議題といたします。 これより質疑を許します。 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(佐々木義昭君) 以上で質疑を終わります。 これより議案第126号を採決いたします。本案を原案のとおり決することに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(佐々木義昭君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。--------------------------------------- ○議長(佐々木義昭君) 日程第45、議案第127号議決事項の一部変更についてを議題といたします。 これより質疑を許します。 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(佐々木義昭君) 以上で質疑を終わります。 これより議案第127号を採決いたします。本案を原案のとおり決することに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(佐々木義昭君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。--------------------------------------- ○議長(佐々木義昭君) 日程第46、議案第128号議決事項の一部変更についてを議題といたします。 これより質疑を許します。 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(佐々木義昭君) 以上で質疑を終わります。 これより議案第128号を採決いたします。本案を原案のとおり決することに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(佐々木義昭君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。--------------------------------------- ○議長(佐々木義昭君) 日程第47、議案第129号議決事項の一部変更についてを議題といたします。 これより質疑を許します。 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(佐々木義昭君) 以上で質疑を終わります。 これより議案第129号を採決いたします。本案を原案のとおり決することに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(佐々木義昭君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。--------------------------------------- ○議長(佐々木義昭君) 日程第48、議案第130号釜石港港湾区域における公有水面埋立免許の出願に係る意見に関し議決を求めることについてを議題といたします。 これより質疑を許します。 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(佐々木義昭君) 以上で質疑を終わります。 これより議案第130号を採決いたします。本案を原案のとおり決することに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(佐々木義昭君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。--------------------------------------- ○議長(佐々木義昭君) 日程第49、閉会中の継続審査についてを議題といたします。 総務常任委員長から、同委員会において審査中の平成28年請願第2号若者も高齢者も安心できる年金制度の実現を求める請願について、また、民生常任委員長から、同委員会において審査中の平成28年請願第3号岩手県の医療費助成制度について現物給付の導入を求める請願について、会議規則第104条の規定により、お手元に配付いたしました申出書のとおり、閉会中の継続審査の申し出がありました。 お諮りいたします。総務、民生各常任委員長から申し出のとおり、閉会中の継続審査とすることに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(佐々木義昭君) 御異議なしと認め、総務、民生常任委員長から申し出のとおり、閉会中の継続審査とすることに決定いたしました。--------------------------------------- ○議長(佐々木義昭君) 日程第50、閉会中の継続調査についてを議題といたします。 総務、民生、経済の各常任委員長及び議会運営委員長から、会議規則第104条の規定により、お手元に配付いたしました申出書のとおり、閉会中の継続調査の申し出がありました。 お諮りいたします。各常任委員長及び議会運営委員長から申し出のとおり、閉会中の継続調査とすることに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(佐々木義昭君) 御異議なしと認め、各常任委員長及び議会運営委員長から申し出のとおり、閉会中の継続調査とすることに決定いたしました。--------------------------------------- ○議長(佐々木義昭君) 日程第51、議員の派遣についてを議題といたします。 お諮りいたします。ただいま議題となっております議員の派遣について、会議規則第160条の規定により、お手元に配付いたしました派遣書のとおり、国の省庁等に対する統一要望のため、議員を派遣することに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(佐々木義昭君) 御異議なしと認め、さよう決定いたしました。--------------------------------------- ○議長(佐々木義昭君) 日程第52、委員会提出議案第2号歯科治療における保険適用の範囲拡大を求める意見書の提出についてを議題といたします。 ただいま議題に供しました委員会提出議案について、提出者であります民生常任委員会委員長から提案理由の説明を求めます。 遠藤幸徳さん。 〔民生常任委員長遠藤幸徳君登壇〕 ◆民生常任委員長(遠藤幸徳君) ただいま議題に供されました歯科治療における保険適用の範囲拡大を求める意見書の提出について、提案の理由について御説明申し上げます。 今日の歯科医療は、糖尿病の管理を初め心臓疾患、誤嚥性肺炎、認知症の予防など、全身の健康にとって必要不可欠な口腔機能を維持させる上で、ますます重要となっております。 しかし、日本医療政策機構の調査によれば、年間所得が300万円未満の世帯では、費用がかかるという理由で、過去1年間、一度も歯科受診をしていない方が4割に上っており、経済格差が歯の健康格差を生み出していると言えます。 岩手県保険医協会が行った県内小・中学生を対象とした調査では、学校健診で要歯科受診と診断された小学生の46.7%、中学生では69%の児童・生徒が受診しておらず、その理由の一つとして、治療費負担など経済的に支払えないなどの理由が挙げられております。 歯科医療は、保険のきく治療の範囲が限られているため、歯の治療は幾ら費用がかかるかわからないとの不安から、受診の手控えにもなっております。 安全で普及している歯科治療については、品質や安全性も確保され、定着している治療技術や材料も、順次保険適用されるべきであります。 ついては、国において患者、国民、歯科医療従事者の共通の願いである、誰もが少ない患者負担で済む良質な歯科医療を受けられるよう、保険適用の範囲を拡大・充実することを、地方自治法第99条の規定により、意見書を提出しようとするものであります。 以上で提案理由の説明を終わります。よろしく御賛同賜りますようお願いいたします。 ○議長(佐々木義昭君) 以上をもって委員長の説明は終わりました。 討論の通告はありませんが、討論はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(佐々木義昭君) これにて討論を終結いたします。 お諮りいたします。本案を原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。 〔賛成者起立〕 ○議長(佐々木義昭君) 起立全員であります。よって、本案は原案のとおり可決されました。--------------------------------------- ○議長(佐々木義昭君) この際、当局から発言を求められておりますので、これを許します。 市長。 〔市長野田武則君登壇〕 ◎市長(野田武則君) このたび田中透副市長が財務省に戻ることとなり、来る6月28日をもって当市副市長を退任することとなりました。 田中副市長は、平成26年7月12日、財務省から当市へ割愛採用され、復興推進本部事務局長、またかねて地域包括ケア推進本部副本部長に就任された後、平成27年7月1日からの1年間は、副市長として私を補佐し、東日本大震災からの復旧・復興に尽力され、多大な貢献をいただいたところでございます。 田中副市長が当市へ採用されました当時は、復興まちづくり基本計画の中期3年の始まりの年でありまして、復旧・復興に向け、まさにこれから復興事業がピークに差しかかっていくという時期でありました。 そのような中、復興推進本部事務局長として、市役所各部署における復興に関する事業の調整や方針を組み立てるなど奮闘されるとともに、医療や生活支援などのサービスを包括的かつ一体的に提供するケアシステムの構築にも奔走され、さらに副市長に就任されてからは、復興推進本部を担当する副市長として、復興にかかわる重要な職責を担いながら、復興予算の獲得や国との調整など、当市の復興の最前線で、職員の先頭に立ち、御活躍をいただいてまいりました。 また、震災からの復興事業に従事する傍ら、平成27年度からは地方創生の取り組みにつきましても、まち・ひと・しごと創生本部事務局長という立場で、復興後の未来を見据えた、持続可能なまちづくりへの羅針盤となる、釜石市オープンシティ戦略の策定を初め、市内外の関係団体との連携・協働の取り組みの創出など、御尽力をいただいてきたところであります。 ここに田中副市長のこれまでの御功績に深く感謝をし、敬意を表したいと存じます。 財務省に戻られてからも、ますます御活躍いただくことを御祈念申し上げますとともに、今後とも釜石市政の発展のため、御助言、御指導をいただきますよう切にお願いを申し上げ、私の御挨拶とさせていただきます。 ○議長(佐々木義昭君) 次に、来る6月28日で退任となる副市長田中透君、登壇の上、御挨拶を願います。 〔副市長田中透君登壇〕 ◎副市長(田中透君) 発言のお許しをいただきましたので、一言御挨拶を申し上げます。 ただいま市長より発言がございましたとおり、6月28日をもちまして、釜石市を離れることとなりました。 復興事業が佳境を迎える中、任期の途中で退任させていただき、釜石市を離れることは、大変心苦しく感じてございますが、この1年間、副市長としての職を全うできましたのは、ひとえに市民の皆様、とりわけ議員の皆様の御理解と御協力があったからでございます。この場をおかりして、心より御礼を申し上げます。 東日本大震災からの復興、地方創生、そして地域包括ケアを初めとする少子高齢社会への対応は、いずれも簡単に答えを出すことができない、すなわち行政が簡単に答えを持ち合わせているような課題ではございません。そのような課題を解決するためには、何よりも対話によって、皆で答えを模索するというたゆまぬ運動が重要であるということを、この2年間を通じて学びました。 したがいまして、まさに市民の皆様との対話、とりわけここにおられる議員の皆様の役割というのは、今後ますます重要になるものと感じてございます。 釜石市議会のますますの御発展と、議員各位の一層の御活躍を御期待申し上げますとともに、被災された皆様の一日も早い生活の再建、豊かで平穏な生活を一日も早く取り戻されることを心より御祈念申し上げまして、甚だ簡単ではございますが、退任の挨拶とさせていただきます。ありがとうございました。--------------------------------------- ○議長(佐々木義昭君) 以上をもって本日の日程は全部終了いたしました。これをもって本日の会議を閉じ、平成28年6月釜石市議会定例会を閉会いたします。               午後5時41分閉会                         釜石市議会議長 佐々木義昭                         釜石市議会議員 合田良雄                         釜石市議会議員 坂本良子...