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  1. 陸前高田市議会 2021-02-25
    02月25日-01号


    取得元: 陸前高田市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-06-01
    令和 3年  第1回 定例会         令和3年第1回陸前高田市議会定例会会議録議事日程第1号             令和3年2月25日(木曜日)午前10時開議日程第1         会期決定日程第2         会議録署名議員の指名日程第3         例月出納検査、定期監査及び財政援助団体等監査の結果報告日程第4         市長の施政方針演述日程第5         教育長の教育行政方針演述日程第6  議案第1号  人権擁護委員の候補者の推薦について日程第7  議案第2号  市道路線の廃止について日程第8  議案第3号  市道路線の認定について日程第9  議案第4号  陸前高田市及び大船渡市営林組合の解散の協議に関し議決を求めることにつ             いて日程第10  議案第5号  陸前高田市及び大船渡市営林組合の解散に伴う財産処分の協議に関し議決を             求めることについて日程第11  議案第6号  陸前高田市庁舎新築工事変更請負契約締結について日程第12  議案第7号  市道鳴石線道路整備工事変更請負契約締結について日程第13  議案第8号  鳴石線雨水施設設置工事変更請負契約締結について日程第14  議案第9号  陸前高田市立図書館指定管理者の指定について日程第15  議案第10号  令和2年度陸前高田市一般会計補正予算(第11号)日程第16  議案第11号  令和2年度陸前高田市下水道事業特別会計補正予算(第1号)日程第17  議案第12号  令和2年度陸前高田市農業集落排水事業特別会計補正予算(第1号)日程第18  議案第13号  令和2年度陸前高田市漁業集落排水事業特別会計補正予算(第1号)日程第19  議案第14号  令和2年度陸前高田市国民健康保険特別会計補正予算(第6号)日程第20  議案第15号  令和2年度陸前高田市後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)日程第21  議案第16号  令和2年度陸前高田市介護保険特別会計補正予算(第5号)日程第22  議案第17号  令和2年度陸前高田市水道事業会計補正予算(第2号)日程第23  議案第18号  陸前高田市二又復興交流センター条例を廃止する条例日程第24  議案第19号  条例の一斉見直しに伴う関係条例の整理に関する条例日程第25  議案第20号  陸前高田市部等設置条例の一部を改正する条例日程第26  議案第21号  陸前高田市区長設置条例の一部を改正する条例日程第27  議案第22号  陸前高田市一般職の任期付職員の採用に関する条例の一部を改正する条例日程第28  議案第23号  陸前高田市国民健康保険税条例等の一部を改正する条例日程第29  議案第24号  陸前高田市漁港管理条例の一部を改正する条例日程第30  議案第25号  陸前高田市漁具保管施設条例の一部を改正する条例日程第31  議案第26号  陸前高田市福祉事務所設置条例等の一部を改正する条例日程第32  議案第27号  陸前高田市介護保険条例の一部を改正する条例日程第33  議案第28号  陸前高田市市営住宅条例の一部を改正する条例日程第34  議案第29号  陸前高田市屋外広告物条例の一部を改正する条例日程第35  議案第30号  陸前高田市社会福祉施設等の人員、設備、運営等の基準等に関する条例日程第36  議案第31号  令和3年度陸前高田市一般会計予算日程第37  議案第32号  令和3年度陸前高田市下水道事業特別会計予算日程第38  議案第33号  令和3年度陸前高田市農業集落排水事業特別会計予算日程第39  議案第34号  令和3年度陸前高田市漁業集落排水事業特別会計予算日程第40  議案第35号  令和3年度陸前高田市国民健康保険特別会計予算日程第41  議案第36号  令和3年度陸前高田市後期高齢者医療特別会計予算日程第42  議案第37号  令和3年度陸前高田市介護保険特別会計予算日程第43  議案第38号  令和3年度陸前高田市水道事業会計予算日程第44  請願第1号  安全・安心の医療・介護の実現と国民の命と健康を守るための請願について 本日の会議に付した事件   ~議事日程第1号に同じ~出 席 議 員(18人)  議 長  福 田 利 喜 君          副議長  大 坂   俊 君  1 番  木 村   聡 君          2 番  松 田 修 一 君  3 番  大和田 加代子 君          4 番  小 澤 睦 子 君  5 番  伊 藤 勇 一 君          6 番  畠 山 恵美子 君  7 番  中 野 貴 徳 君          8 番  蒲 生   哲 君  9 番  伊 勢   純 君          10番  鵜 浦 昌 也 君  11番  佐々木 一 義 君          12番  菅 野 広 紀 君  13番  大 坪 涼 子 君          14番  藤 倉 泰 治 君  15番  及 川 修 一 君          16番  伊 藤 明 彦 君欠 席 議 員(なし)説明のため出席した者  市     長  戸 羽   太 君      副  市  長  舟 波 昭 一 君  教  育  長  大久保 裕 明 君      政 策 推進室長  村 上 幸 司 君  総 務 部 長  戸 羽 良 一 君      福 祉 部 長  齋 藤 晴 美 君  兼 総 務 課 長  兼選管事務局長  福 祉 部 次 長  千 葉 恭 一 君      市 民 協働部長  佐 藤 由 也 君  兼保健福祉課長                 兼 ま ちづくり  兼地域包括支援                 推 進 課 長  セ ン ター所長  地 域 振興部長  阿 部   勝 君      建 設 部 長  堺   伸 也 君                         (兼都市計画課長)  復 興 局 長  菅 野   誠 君      消  防  長  戸 羽   進 君 (兼市街地整備課長)               兼 防 災 局 長                          兼 消 防 防 災                          セ ン ター所長  教 育 次 長  細 谷 勇 次 君      財 政 課 長  黒 澤 裕 昭 君  兼 管 理 課 長  兼 図 書 館 長  子ども未来課長  千 葉   達 君      商 政 課 長  木 全 洋一郎 君  農 林 課 長  中 山 雅 之 君      建 設 課 長  大 友 真 也 君 (兼農委事務局長)                兼 幹 線 道 路                          対 策 室 長  水 道 事業所長  髙 橋 良 明 君      学 校 教育課長  千 葉 賢 一 君                          兼教育研究所長                          兼 学 校 給 食                          セ ン ター所長  財 政 課 主 幹  菅 野   優 君      市街地整備課主幹 髙 橋 宏 紀 君職務のため出席した議会事務局の職員  事 務 局 長  熊 谷 重 昭        局 長 補 佐  山 口   透  主     任  石 川 聖 恵    午前10時00分 開   会 ○議長(福田利喜君) これより令和3年第1回陸前高田市議会定例会を開会いたします。  出席議員は全員であります。 ○議長(福田利喜君) 直ちに本日の会議を開きます。 ○議長(福田利喜君) 日程に入るに先立ち、諸般の報告をいたします。  報告事項は、お手元に配付いたしました議長事務報告のとおりであります。  以上をもって諸般の報告を終わります。 ○議長(福田利喜君) これより議事に入ります。  本日の日程は、お手元に配付いたしました議事日程第1号によります。 △日程第1 会期決定 ○議長(福田利喜君) 日程第1、会期決定を議題といたします。  本件に関し、委員長からの報告を求めます。議会運営委員会委員長、菅野広紀君。    (議会運営委員会委員長 菅野広紀君登壇) ◎議会運営委員会委員長(菅野広紀君) 議会運営委員会からの報告をいたします。  今期定例会の運営につきまして、去る2月22日、本委員会を招集し、協議いたしましたので、その概要を御報告いたします。  今期定例会で審議いたします案件は、市長提出の議案38件並びに議長提出の請願1件であります。  一般質問は、11人の議員から通告がなされております。  したがいまして、会議の進め方でありますが、第1日目の本日は、まず市長の令和3年度施政方針について、また教育長から令和3年度教育行政方針についてそれぞれ所信表明を受けます。  次に、議案第1号の人事案件を議題とし、提案理由の説明を受け、委員会付託を省略し、審議、表決いたします。  次に、議案第2号及び議案第3号の執行前提案2件を一括議題とし、提案理由の説明を受け、委員会付託を省略し、一括して審議、表決いたします。  次に、議案第4号及び議案第5号の執行前提案2件を一括議題とし、提案理由の説明を受け、委員会付託を省略し、一括して審議、表決いたします。  次に、議案第6号から議案第8号までの執行前提案3件をそれぞれ議題とし、提案理由の説明を受け、委員会付託を省略し、それぞれ審議、表決いたします。  次に、議案第9号から議案第38号までの執行前提案1件、補正予算案8件、条例案13件及び新年度予算案8件の計30件を一括議題とし、提案理由の説明を受け、議事の順序を省略し、議長を除く全議員で構成する予算等特別委員会を設置し、本30件の議案審査を付託いたします。  次に、請願1件を所管の委員会に付託いたします。  散会後、全員協議会を開きます。  全員協議会閉会後、総務、教育民生及び産業建設の各常任委員会を開き、所管事務調査を行い、散会といたします。  各常任委員会散会後、広聴及び広報の各小委員会を開き、付託事件調査を行い、散会といたします。  明26日から3月1日までは、議事の都合及び休日のため休会といたします。  2日は、4人の議員による一般質問を行い、延会といたします。  延会後、会派代表者会を開きます。  3日は、2人の議員による一般質問を行い、延会といたします。  4日も2人の議員による一般質問を行い、延会といたします。  5日は、3人の議員による一般質問を行い、これを終結し、散会といたします。  散会後、予算等特別委員会を招集し、正副委員長の互選を行い、散会といたします。  6日及び7日は、休日のため休会といたします。  8日は、予算等特別委員会を開き、付託された執行前提案、補正予算案及び条例案の審査を行い、散会といたします。  9日は、午前10時から本会議を開き、予算等特別委員長から審査結果の報告を受け、執行前提案、補正予算案及び条例案について表決し、散会といたします。  本会議散会後、予算等特別委員会を開き、付託された新年度予算案の審査を行い、散会といたします。  10日は、予算等特別委員会を開き、付託された新年度予算案の審査を行い、散会といたします。  11日は、議事の都合により休会といたします。  12日は、予算等特別委員会を開き、付託された新年度予算案の審査を行い、散会といたします。  13日及び14日は、休日のため休会といたします。  15日は、復興対策特別委員会を開き、付託事件調査を行い、散会といたします。  復興対策特別委員会散会後、総務、教育民生及び産業建設の各常任委員会を開き、所管事務調査を行い、散会といたします。  16日は、議事の都合により休会といたします。  17日は、予算等特別委員会を開き、付託された新年度予算案の審査を行い、これを終結し、同委員会を閉会といたします。  予算等特別委員会閉会後、広聴広報特別委員会を開き、付託事件調査を行い、散会といたします。  18日は、議事の都合により休会といたします。  19日は、午後2時から本会議を開き、予算等特別委員長から審査結果の報告を受け、表決いたします。  次に、追加提案2件を議題とし、提案理由の説明を受け、委員会付託を省略し、審議、表決いたします。  次に、常任委員会からの請願審査の結果報告があった場合には、これの採否を決します。  次に、議員または委員会等からの発議があった場合は、これを審議、表決いたします。  最後に、議員派遣に係る案件があった場合は、議決をいただき、閉会といたします。  閉会後、全員協議会を開きます。  以上のことから、今期定例会の会期は、本日から3月19日までの23日間といたした次第であります。  議員各位の特段の御協力をお願い申し上げ、議会運営委員会の報告といたします。 ○議長(福田利喜君) お諮りいたします。  ただいまの議会運営委員会委員長の報告のとおり、今期定例会の会期は本日から3月19日までの23日間といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。    (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(福田利喜君) 御異議なしと認めます。  よって、今期定例会の会期は本日から3月19日までの23日間と決定いたしました。 △日程第2 会議録署名議員の指名 ○議長(福田利喜君) 日程第2、会議録署名議員の指名を行います。  会議録署名議員は、会議規則第88条の規定により、議長において、4番、小澤睦子君及び13番、大坪涼子君を指名いたします。 △日程第3 例月出納検査、定期監査及び財政援助団体等監査の結果報告 ○議長(福田利喜君) 日程第3、例月出納検査、定期監査及び財政援助団体等監査の結果報告を行います。  本市監査委員から令和2年11月、12月、令和3年1月及び2月執行の例月出納検査の結果及び令和2年10月及び11月実施の定期監査の結果並びに令和3年1月実施の財政援助団体等監査の結果について、お手元に配付いたしました報告書写しのとおり報告がありました。  以上をもって例月出納検査、定期監査及び財政援助団体等監査の結果報告を終わります。 △日程第4 市長の施政方針演述 ○議長(福田利喜君) 日程第4、市長の施政方針演述を行います。  市長から令和3年度施政方針につき、所信表明方の申出があります。  よって、これを許します。市長。    (市長 戸羽太君登壇) ◎市長(戸羽太君) 本日ここに、令和3年第1回市議会定例会が開催されるに当たり、今後の市政運営並びに令和3年度の主要施策について、所信の一端を申し上げます。  東日本大震災の発生から間もなく10年の節目を迎えようとしています。  震災で犠牲となられた方々に改めて哀悼の誠をささげるとともに、いまだ行方が分からず探しておられる御家族の御心中をお察し申し上げる次第であります。  また、今なお市内外で避難生活を続けておられる皆様に対しましても、心からお見舞いを申し上げます。  そして、国内はもとより世界各国の皆様から、継続的な御支援をいただいておりますことに対しましても、陸前高田市民を代表して心から感謝の意を表するところであります。  国が東日本大震災からの復興の総仕上げと位置づけた「復興・創生期間」の最終年度であった令和2年度におきましては、復興事業の完遂に加え、その先の未来を見据えた魅力ある持続可能なまちづくりにつなげるため、国、県との連携を図りながら、創造的な復興やビルド・バック・ベターの考え方の下、一日も早い復旧・復興を目指し、各種事業に取り組んできたところであります。  令和2年7月には、令和3年度から令和7年度までの新たな復興期間について「第2期復興・創生期間」と位置づけられたことから、市といたしましても、引き続き、復興事業の完遂とともに、コミュニティの再生や心のケアなどのきめ細やかな取組の継続など、心の復興に向けたソフト事業を中心に意を用いながら進めてまいります。  世界中で猛威を振るう新型コロナウイルス感染症は、本市においても甚大な影響をもたらしており、商業者の皆様をはじめ、多くの市民の皆様が厳しい状況に置かれている現状であります。  市といたしましては、これまで、基本的な感染症対策や独自施策を実施するとともに、国や県の経済対策なども精査しながら、誰一人取り残すことのないよう各種対策を実施してきたところであり、今後におきましても、市民の皆様のニーズを的確に把握し、スピード感と緊張感を持って適時適切な対応に努めてまいります。  昨年は、「まちづくり総合計画」の基本目標の一つとして掲げる、「復興の確実な推進と誰もが安心して暮らすまち」の実現に向け、被災事業者の再建支援はもとより、市街地や姉歯橋、高田米崎間道路など防災・減災に寄与する施設整備、高田・今泉地区土地区画整理事業など、復興の完遂に向けて、様々な復興関連事業の展開を図ってきたところであります。  また、本市の基幹産業である一次産業においては、ホタテやカキ、ワカメ、特産海産物「広田湾産イシカゲ貝」などの水産物、イチゴやリンゴ、地域ブランド米「たかたのゆめ」や「気仙杉」などの農林産物の生産及び市場の拡大、さらには、企業誘致や起業・創業支援などを行いながら、復興後の魅力ある持続可能なまちづくりを見据え、新たな産業・雇用の創出にも努めてきたところであります。  昨年4月には「市民文化会館」、8月には「高田松原運動公園」が完成し、各種スポーツ大会や大規模な花火大会などが開催されたほか、一昨年オープンした高田松原津波復興祈念公園内の道の駅「高田松原」や津波伝承館には、修学旅行生など市内外からたくさんの方に足を運んでいただいており、にぎわいが戻ってきたと感じております。  今後におきましても新型コロナウイルス感染症の収束後を見据えつつ、交流人口や関係人口のより一層の創出・拡大を図りながら、誰もが将来に希望を抱けるような「わくわく」する取組にもチャレンジし、その先の未来を描き、市民の皆様と支え合い、歩んでまいりたいと考えているところであります。  国におきましては、国民の命と健康を守り抜き「安心」を取り戻すため、万全なワクチン接種体制の確立や各種支援を実施し、新型コロナウイルス感染症を一日も早く収束させるとともに、東日本大震災からの復興においては、心のケアなどのきめ細やかな取組を継続し「東北復興の総仕上げ」に全力を尽くしていくほか、災害が頻発し激甚化する中でハードとソフトの対策による「災害対策・国土強靱化」や、社会経済の変革、投資の促進、生産性の向上、産業構造の大転換と力強い成長を生み出す鍵となる「グリーン社会の実現」として、再生可能エネルギーの拡充や送電線の増強、さらには全ての方が安心できる「社会保障への改革」など、一人一人が力を最大限発揮し、互いに支え、助け合える、「安心」と「希望」に満ちた社会を実現する方針が示されております。  このような中、市政の運営に当たりましては、市の課題や現状につきまして、これまで以上に分かりやすく丁寧な説明に加え、市民の皆様から御意見や御要望を伺う機会を増やし、実情の把握に努めるとともに、共通認識に基づく協働でのまちづくりを引き続き推進しながら、大きく3つの視点から取り組んでまいります。  第1に、「SDGs」の達成と持続可能な地域づくりに向けた取組を推進します。  本市におきましては、令和元年7月に、子どもから高齢者まで、市民みんなが生き生きと笑顔で過ごせる「ノーマライゼーションという言葉のいらないまちづくり」を掲げ、内閣府より「SDGs未来都市」として選定され、これまで、市内を中心とした企業や団体などとの交流や連携、SDGsの達成に資する情報発信の場として「SDGs推進プラットフォーム」を設立したほか、SDGsの啓蒙・普及のためのポスター・小冊子の作成・配布、広報誌における具体的な例の紹介、オンラインを活用したイベントの開催など、市民の皆様に理解を深めていただくため、分かりやすい説明による周知を図ってきたところであります。  SDGsの推進につきましては、市民一人一人が自分事として、できることから少しずつ取り組んでいただくことが最も重要であることから、今後におきましても、広報やホームページのほか、オンラインでのイベントや動画配信など、あらゆる手段を活用し、市民の皆様へ必要な情報を提供しながら、私たちの次の世代においても不自由ない生活が送れるよう、経済・社会・環境をめぐる広範な課題解決につながる取組を進めてまいります。  第2に、新型コロナウイルス感染症の収束後を見据えた、にぎわいの創出と交流人口や関係人口の創出・拡大に取り組んでまいります。  震災を契機として友好協定を締結した愛知県名古屋市や米国クレセントシティ市、「東京2020オリンピックパラリンピック」における「復興ありがとうホストタウン」として登録されたシンガポール共和国など、国内や海外の友好都市との産業・教育・行政など様々な分野で生まれたつながりの促進や発展支援などの効果的な交流・連携につきましては、今後においても引き続き進めていくこととしており、さらに、本年は延期となった「東京2020オリンピックパラリンピック」関連事業として、聖火リレーや本市がホストタウンとなるシンガポール共和国選手団との交流事業が計画されているほか、夏には市民の皆様が待望の「高田松原海水浴場」の海開きも行う予定としております。  また、民間企業や他団体と連携した中高生の修学旅行に伴う民泊体験や、大学・企業研修の受入れにつきましても、これまで以上に拡充を図っていくこととしており、新型コロナウイルス感染症の収束後を見据えつつ、様々な施設の活用やイベントなどの実施により、市外からの来訪者の増加によるにぎわいの創出や交流人口の拡大を図るとともに、高田松原津波復興祈念公園津波伝承館、震災遺構などの東日本大震災関連施設の積極的な活用やパークガイドなどとの連携により、市内全域を防災・減災を学べるフィールドとすることで、震災の記憶と教訓の伝承に努めてまいります。  関係人口につきましては、本市に関心と愛着を持ち、何度も繰り返し訪問され、市民と交流を続けている方や、ふるさと納税に協力いただいた方など、本市と関わりを持ち続ける「陸前高田思民」の方々とのより一層の関係深化を目指し、交流を深める様々な企画の実施・運営をしていくほか、新たな関係人口の創出・拡大を図るため、ホームページやSNSなどによる情報発信など、関係深化と裾野拡大に向けた取組を進めてまいります。  第3に、地域循環型経済の推進と六次産業化による地場産品の高付加価値化、移住・定住や起業家支援による地域産業の担い手確保など、産業振興と雇用創出に取り組んでまいります。  農業の振興につきましては、有機・循環型社会をテーマにしたオーガニックランドの民間事業者による整備を支援するほか、ピーカンナッツの商業栽培拠点化に向け、苗木育成研究施設の活用や栽培技術の確立を推進しながら、新たな産業の創出に努めるとともに、新規就農者の経営支援、地域ブランド米「たかたのゆめ」の栽培技術の確立、「北限のゆず」などの農産物のブランド化、六次産業化を推進し、農業の活性化と高付加価値化に向けた取組を進めてまいります。  林業につきましては、林業関係者や自伐型林業の担い手などと連携を深めながら、森林資源の活用方法の検討や地域木材の利活用促進により、地球環境や地域社会に貢献する市民参加型の森づくりと持続可能な地域林業の振興を図ってまいります。  水産業につきましては、復興の完遂に向け、現在整備中の防潮堤や附帯施設などの早期復旧を目指し、水産加工業者との連携強化も図りながら、養殖漁業の振興や安定した生産活動の拡充を図る取組、自然環境の影響を受けにくい陸上養殖の推進など安定的な漁獲高の確保に向けた取組を引き続き推進してまいります。  商工業の振興につきましては、商工会とも連携を図りながら新型コロナウイルス感染症の影響による市内経済の状況や市内事業者の実情を把握し、スピード感を持った対応を継続していくとともに、地域内の経済循環の促進と、農林水産業とも連携した六次産業化による地場産品のブランド化の推進により、持続可能な地域経済をつくるための取組を進めてまいります。また、SDGs達成における社会課題解決に対する事業を志す方に起業家支援プログラムを実施するなど、新規起業者の発掘や市内での創業を支援する取組を実施してまいります。  次に、新年度予算(案)の総括的な部分について、その概要を申し上げます。  令和3年度当初予算については、平成30年度に策定した「まちづくり総合計画」のまちの将来像である「夢と希望と愛に満ち 次世代につなげる 共生と交流のまち 陸前高田」の創造を目指し、事業の必要性や効果を検証しながら、実施計画に基づく各種事業に取り組み、国の「復興・創生期間」終了後を見据え、心のケアやコミュニティ形成支援なども引き続き実施しながら、持続可能で活力あるまちづくりを推進してまいります。  また、新型コロナウイルス感染症対策につきましては、現時点におけるワクチンの接種費用などの必要な予算措置を行ったところではありますが、今後におきましても国、県などの施策展開を常に注視しながら、必要に応じて補正予算を編成することとし、スピード感を持った対応を心がけてまいります。  一般会計全体では、これらの事業などの実施に必要な予算として、183億8,200万円を措置したところであり、復旧・復興関連事業の減などにより、対前年度比で72.6%の減と大幅な減額となっております。  また、6つの特別会計を合わせた全会計の総額は、約242億4,967万円で、対前年度比66.9%の減となったところであります。  次に、「まちづくり総合計画」に掲げる8つの基本目標に従い、主要施策について申し上げます。  第1に、「復興の確実な推進と誰もが安心して暮らすまちづくり」に係る諸施策についてであります。  震災復興計画を継承し、継続して東日本大震災からの復興に取り組み、再び人命や財産が失われることのないよう、まちづくり総合計画におきましては、円滑な避難行動を確保する道路網の整備を併せた多重防災型の災害に強い安全なまちづくりのため、高田米崎間道路など、復旧・復興事業の一日も早い完遂に向けて事業を推進するほか、住宅再建道路工事支援事業を継続することにより、被災した方の再建を支援してまいります。  防災集団移転促進事業につきましては、引き続き、移転者に対し土地の購入などの助成を行うとともに、住宅団地の空き区画の解消に向け、被災の有無を問わず市内外の住民も含めた一般分譲を推進するとともに、取得した移転元地につきましては、適正な維持管理に努め、土地の有効活用を図ってまいります。  高田地区、今泉地区の被災市街地復興土地区画整理事業につきましては、宅地の引渡しが全て完了し、新年度においては換地処分を進めるとともに、土地の利活用を促進してまいります。  新庁舎の整備につきましては、平成30年度の工事着手以降、順調に工事が進捗し、完成が目前となってまいりました。什器備品類の購入・据付け及び現庁舎からの円滑な移転に努め、大型連休明けの5月6日から新庁舎で業務開始を予定しているところであります。  第2に、「快適に気持ちよく暮らすまちづくり」に係る諸施策についてであります。  市内に暮らす皆様が安全に、そして安心して生活ができるよう、防災・減災、国土強靭化のための5か年加速化対策などによる財源を確保しながら、道路、河川などの整備を進めてまいります。  市道につきましては、小友小学校の通学路となっている柳沢和方線などの整備を順次進めるほか、指定緊急避難所に通じる薬師1号線の改良事業について早期完了を目指して工事の進捗を図るとともに、市道湊福伏線要谷橋の補修や高畑相川線の舗装修繕など、道路構造物の長寿命化を進めてまいります。  河川につきましては、引き続き、歩道整備と併せた横田水路(通称大堰)の改修事業を行うとともに、相川沢川、川原川、堂の前沢川及び越田沢川の護岸整備を進めてまいります。  あわせて、大雨により引き起こされる大規模な災害からの被害を軽減するため、事業者である岩手県と連携し、河道掘削を含めた気仙川の河川改修や、矢作地区の避難場所となっている矢作小学校の急傾斜地崩壊対策事業を推進してまいります。  また、広域道路ネットワークの構築に向けて、国道343号、主要地方道気仙沼陸前高田線及び一般県道世田米矢作線の改良について関係機関へ引き続き要望してまいります。  公共交通につきましては、中心市街地における新たな道路の供用開始や、市民の皆様の要望に即した路線、ダイヤの見直しを行うことにより、速達性や利便性の向上を図ってまいります。  中心市街地と市内観光施設や道の駅「高田松原」、民間商業施設などを結ぶ交通につきましては、事業者と連携を図りながら、電動バイクレンタル事業やEVレンタカー事業などの取組の促進に加え、観光振興や経済効果、多様なコミュニティの形成に非常に高い効果が期待される時速20キロ未満で公道を走ることが可能な4人乗り以上の電動モビリティである「グリーンスローモビリティ」のうち、バス型車両の本格導入に向けた手続を進めるほか、全面オープンを予定している高田松原津波復興祈念公園内の移動手段として、カート型車両の活用を検討するため、実証実験を行ってまいります。  また、「新たな移動手段」につきましては、横田町における地域住民のボランティアによる運行が、実証実験を経て本格運行として見込まれるほか、昨年から協議を行っている生出地区、矢作地区においても、引き続き、地域の方々と利用しやすい移動手段の検討を進めてまいります。  水道事業につきましては、竹駒高区ポンプ場の送水ポンプを更新するほか、老朽化した配水管の更新や耐震化に取り組んでいくとともに、米崎町高畑地区の未給水区域での拡張工事を引き続き進めてまいります。  また、安全で安心な水道水を安定的に供給していくため、水道事業の適切な管理運営に努めてまいります。  下水道事業につきましては、下水道区域外の水洗化を進めるため浄化槽設置に対する補助を行い、快適な生活環境の確保と公共用水域の水質保全を図っていくことに加え、効率的な経営の推進を図るため、下水道事業の公営企業会計化に向けた準備を進めることとし、水道事業所と統合して「上下水道課」を新設することとしております。  市営住宅につきましては、継続して災害公営住宅の一部を「みなし特定公共賃貸住宅」として運用することにより有効活用を図るほか、長寿命化計画に基づいて老朽化した住宅の解体を順次進めながら、災害公営住宅を含む全ての住宅について適正な維持管理に努めてまいります。  一般住宅につきましては、引き続き木造住宅の耐震診断、耐震改修に対する助成により耐震化の促進を図りながら、新たにブロック塀などの安全対策に対する助成事業を実施するとともに、住宅リフォーム助成を通じた市内経済の活性化にも配慮しながら、住環境の整備を促進してまいります。  景観につきましては、景観計画や屋外広告物条例などにより、市民の皆様が誇りと愛着を持ち、交流人口の増加につながるような、良好な景観形成を進めてまいります。  多様な芸術文化活動の推進につきましては、市民芸術祭の開催などによる発表の場の創出に加え、市民文化会館などを活用して、子どもから高齢者まで幅広い世代の方々が文化芸術に触れる機会を設け、市民の皆様の文化活動への参加意識の高揚を図ってまいります。  また、民俗芸能などの保存・伝承を推進するため、地域や保存団体、学校との連携により伝承活動を支援してまいります。  第3に、「安全・安心で環境にやさしいまちづくり」に係る諸施策についてであります。  大雨による洪水及び土砂災害から市民の皆様の命を守るため、想定最大規模の降雨を反映し、土砂災害が発生する可能性の高い危険箇所を示したハザードマップを作成し、該当地区において全戸配布を行ってまいります。  指定避難所の備蓄物資につきましては、計画に基づき、令和3年度も引き続き物資購入などを進め、コロナ禍におきましても、災害時に市民の皆様が安心して避難できるよう、感染対策に必要な物資についても整備を進めてまいります。  また、令和3年度には災害対策基本法などの大幅な改正が予定されていることから、市の地域防災計画の全面的見直しを図り、緊急避難場所や指定避難所となり得る新たな場所の確保に努めるとともに、地域防災力の向上を図るため、自主防災組織の活性化及び未結成地区の解消を目指し、自主防災組織リーダー研修会や防災マイスター養成講座を開催してまいります。  消防・救急体制につきましては、消防防災センターを拠点とした迅速な消防救急体制の充実を図り、複雑多様化する災害に対し、消防職員、消防団員の教育訓練を行いながら、安全を第一とする消防活動に努めてまいります。  また、消防防災センターの機能を生かし、市民の皆様の防火意識高揚のための啓発活動に取り組んでいくほか、消防活動の拠点となる消防屯所や消防団車両につきましては、計画的な整備を進めながら、消防団員の確保にも努めてまいります。  第4に、「子どもたちを健やかに育むまちづくり」に係る諸施策についてであります。  市内保育事業につきましては、特色のある保育の実現のため、昨年から、気仙保育所で、病後児保育事業を開始したところであり、引き続き、子育て家庭の生活実態や意向を十分に踏まえた、保育の充実に努めるとともに、全国的な課題である保育士確保の課題につきましても、保育従事者の養成を目的とした「子育て支援員研修」を継続し、保育士及び保育体制の確保に努めてまいります。  子育て費用の負担軽減につきましては、国の幼児教育無償化に加え、3歳児以上の副食費無償化を実施したところであり、令和3年度からは、独り親世帯及び障がい者のいる世帯の保育料無償化などを実施し、保護者の負担軽減に努めてまいります。  また、ふるさと納税を活用した独自施策である「子育て応援事業」を継続し、子育て世帯への支援に努めてまいります。  児童の健全育成につきましては、児童虐待やDVなどの家庭問題への対応としてLINEなどを活用した相談しやすい体制整備を図り、保護者に対し子どもとの関わり方や、相談窓口などをお知らせするパンフレットを配布するなど、引き続き啓発活動に努めるほか、要保護児童対策地域協議会の専門性を高め、各関係機関と連携しながら、地域で子どもを見守る体制づくりを充実してまいります。  放課後児童の居場所の創出につきましては、市内7地区8クラブで放課後児童クラブの運営を支援し、また、3月中旬には、たけこま放課後クラブの施設も完成することから、一層の生活環境の向上が図られるものと考えており、今後においても、引き続き放課後児童の安全・安心な居場所の提供に努め、児童の健全育成を支援してまいります。  また、子どもの食事サポートのほか、子ども同士や親同士のコミュニケーションを図るため、「子ども食堂」など子どもの居場所づくり事業への支援を引き続き実施しながら、進学時などの経済的負担を軽減するため「制服のリユース事業」を新たに実施し、子育て応援事業を推進してまいります。  第5に、「ともに支え、健康に暮らすまちづくり」に係る諸施策についてであります。  「ノーマライゼーションという言葉のいらないまちづくり」を進めるため、公共施設におけるユニバーサルデザインに配慮することはもちろんのこと、個人店舗などに対しては、ユニバーサルデザインのお店認証制度を活用し、「みんなにやさしいまちづくり・お店づくり」を推進してまいります。  全ての方がスポーツに親しむ環境の整備につきましては、スポーツを通じた共生のまちづくりの実現のため、市内の各関係団体との連携の下、障がい者スポーツを含めた各種大会やスポーツ体験教室を開催し、障がいの有無や年齢、性別にかかわらず、スポーツを楽しみ、市民の皆様が相互に交流できる機会の提供に努めてまいります。  また、本年に延期された「東京2020オリンピックパラリンピック」の聖火リレーやパラリンピックにおける「復興ありがとうホストタウン」及び「共生社会ホストタウン」としてのシンガポール共和国選手団との交流事業を通じて、障がい者スポーツに対する関心を高め、障がい者スポーツを含めたスポーツを支える人材の養成・育成体制の充実を図ってまいります。  あわせて、スポーツを通じた市民の皆様の健康づくりのため、チャレンジデーやマラソン大会など多くの方々が参加できるスポーツイベントなどを開催し、ニュースポーツ、eスポーツなど多様な種目のスポーツに取り組むことができる機会を提供するほか、夢アリーナたかたや高田松原運動公園、7月にオープンを予定している県立野外活動センターと連携しながら、それぞれの施設の利用促進を図るとともに、各種競技団体の大会開催の奨励、スポーツ合宿や各種イベントの誘致に取り組み、各種スポーツに対する意識の醸成、市民相互の親睦と健康づくりを推進してまいります。  共生のまちづくりの推進につきましては、移動困難者の社会参加や、通院などを支援することにより、生活の向上を図るため、引き続きタクシー料金の一部助成を実施してまいります。  高齢者や障がいのある方、その家族が住み慣れた地域で安全・安心な日常生活を営むことができるよう、関係機関などの協力を得ながら地域生活及び在宅生活を支援するほか、市内飲食店などとの連携により、高齢者世帯を対象とした配食サービス事業を実施し、在宅高齢者の孤立防止や健康状態の把握など、地域における高齢者の生活を支えるネットワークづくりを進めてまいります。  障がいのある方の状況やニーズに適応した介護給付、訓練等給付などにつきましては、自立支援給付などにより、適切な障がい福祉サービスの提供に努めてまいります。  シルバー世代が定年後も様々な就業機会を持つことを通じて、地域における「居場所」と「役割」を得ながら、その能力・知識・経験を生かして地域の支え手となる「生涯現役社会」の実現に向け、活力ある地域づくりに努めるとともに、老人クラブ活動や敬老会の開催につきまして、高齢者の活動・交流を支援する補助を行うことにより支え合いの地域づくりを進めてまいります。  生活への困り事や不安を抱えている相談者に対しましては、具体的な支援計画を作成し、経済的困窮からの早期脱却と、自立に向けた支援を行うため、生活困窮者自立支援事業を行ってまいります。  その人なりの働き方を実現するための被保護者就労支援事業及び就労準備支援事業を展開し安心して働くことのできる環境づくりを引き続き進めてまいります。  安心できる医療・介護・福祉体制を整えるにつきましては、まずは、新型コロナウイルス感染症の収束と日常の「安心」を取り戻すことを最優先に進め、ワクチンの供給を担う国及び医療従事者のワクチン接種を担う県とともに、市民の皆様の御協力をいただきながら、新型コロナウイルスワクチンの接種体制構築を進めてまいります。  第6に、「市民と築く交流と連携の住みよいまちづくり」に係る諸施策についてであります。  地域の課題解決のために、地域住民が自ら積極的に取り組み、創意工夫することにより、持続性の高い活力ある地域コミュニティの形成を図るため、コミュニティ推進協議会を対象とする「地域交付金制度」を継続し、市民と行政が互いの特性や長所を生かした協働によるまちづくりの推進を図ってまいります。  友好都市との交流や都市間交流の促進につきましては、友好都市である名古屋市やクレセントシティ市をはじめ、本市を支援していただいている個別自治体や、川崎フロンターレ様、東北楽天ゴールデンイーグルス様との様々な交流やイベント開催支援などについて、新型コロナウイルス感染症の感染状況を見定めながら、取り組んでまいります。  名古屋市やクレセントシティ市との交流につきましては、これまでの交流事業によりつながった御縁を生かし、さらなる交流の活性化を図り、共生のまちづくりの先進地であるシンガポール共和国につきましては、連携を図りながら障がい者アート交流事業に取り組んでまいります。  移住・定住の促進につきましては、市内にある空き家の情報を集約した「空き家バンク」や移住相談者を対象としたワンストップ窓口の運営、定住者とコミュニティを結ぶ交流会などの開催に加え、新型コロナウイルス感染症の影響による人の移動制限中でのオンラインを活用した移住定住イベントや企業合同説明会などを積極的に行うことで、総合的な取組を推進してまいります。  第7に、「活気に満ちあふれ豊かに暮らすまちづくり」に係る諸施策についてであります。  農業の振興につきましては、担い手の育成に向け、農協や普及センターと情報共有を図りながら、共同で営農指導や経営支援を行い、併せて農業次世代人材投資資金などを活用しながら新規就農者の確保と育成に努めてまいります。  また、人・農地プランに基づき、農地の出し手と借り手の調整を行うことで、担い手への農地集積を推進し、遊休農地の解消と発生の防止に努めてまいります。  ピーカンナッツ・プロジェクトにつきましては、プロジェクトの具現化に向け、4月から本格稼働する苗木育成研究施設を活用し、本市の気候に合った品種の選定や栽培技術の確立を推進してまいります。  地域ブランド米「たかたのゆめ」につきましては、増収に向けた栽培技術の確立を推進し、生産者の所得向上を図るため、環境保全型農業の実施や農業生産工程管理を徹底するGAP認証の継続など、さらなる高付加価値化に向けた取組を進めてまいります。  米崎リンゴや北限のゆずなど、果樹の振興につきましては、苗木の新植及び改植の促進をするとともに、振興作物であるトマト、イチゴ、キュウリの生産を促進するため、農業用パイプハウスの設置などを支援してまいります。  農道、農業用水路などの農業用施設につきましては、施設の長寿命化に向け、改修と併せ、不要となったため池の廃止を進めます。また、岩手県と協力しながら横田町金成地区の圃場整備事業を進め、農業基盤の強化に努めてまいります。  林業の振興につきましては、気仙杉をはじめとする良質な用材の生産体制の確立に向け、地域木材を利用した住宅及び店舗の新築と増改築に対する支援を行い、地域木材の利用促進を図り、林業の担い手対策として、自伐型林業の従事者を引き続き支援し、事業モデルの構築とその普及を図るとともに、再生可能エネルギーである木質バイオマス等での間伐材の利活用を引き続き検討してまいります。  市有林につきましては、市森林整備計画及び市有林森林経営計画に基づき、適切な管理を継続し、分収林につきましては、分収林者の財産にも影響することから、再契約に向けた事務を進めながら、森林経営管理制度による意向調査の準備を実施してまいります。  また、それら森林管理に必要となる基盤整備につきましては、林道の路面維持補修を計画的に行い、適切な管理に努めてまいります。  さらに、松くい虫及びナラ枯れ被害対策として、適切かつ効果的な駆除を進め、被害の拡大防止と森林の保全に努めてまいります。  農林業の鳥獣被害防止対策につきましては、引き続き鳥獣被害対策実施隊による捕獲を推進するため、新規狩猟免許取得者などに対する支援を拡充し、狩猟の担い手を確保しながら、加害鳥獣の駆除に努めてまいります。  漁港の整備につきましては、市管理漁港において、漁業者の利便性と作業の効率性の向上のための基盤を整備し、現在整備中の防潮堤に附帯する漁港施設について、早期復旧完了に向けて工事を進めてまいります。  防潮堤などの海岸保全施設の復旧につきましては、令和3年1月までに水門・陸閘自動閉鎖システムの整備が完了したところであり、残る防潮堤や附帯施設などの早期復旧完了に向け工事を進めてまいります。  本市水産業の柱である養殖漁業の振興につきましては、養殖漁業の安定した生産活動の拡充と、全国の消費者への安全・安心な水産物の出荷体制の確立を図るため、引き続き、貝毒などの検査費用への支援や、特定養殖共済への加入促進を行ってまいります。  陸前高田オンリーワン・ブランドの特産海産物「広田湾産イシカゲ貝」につきましては、販売促進や生産体制の強化を図るため、継続して支援を行ってまいります。  全国的な課題である漁業の担い手確保に向けた取組につきましては、「漁業就業者育成協議会」や「いわて水産アカデミー」、「地域おこし協力隊」などの制度の活用と併せ、独自施策である「がんばる海の担い手支援事業」を引き続き実施し、新規漁業者の確保を図ってまいります。  また、これまでの3年間、広田湾の環境調査を実施してまいりましたが、令和3年度からは、新たに岩手県、岩手大学、広田湾漁協及び県立高田高等学校の協力を得ながら調査を行うこととし、持続可能な漁業の推進に向け、資源管理型漁業の展開を図るほか、自然環境の影響を受けにくい陸上養殖を推進し、安定的な漁獲高の確保を図ってまいります。  商工業の振興につきましては、新型コロナウイルス感染症による市内経済への影響を逐一把握し、市内事業者の事業継続に資する支援策を適時適切に講ずるとともに、被災事業所や商店に対しては、商工会とも連携を図り、中小企業被災資産復旧事業費補助金などにより、再建を支援してまいります。  土地区画整理事業で整備した土地の利活用促進につきましては、商業者やまちづくり会社と協力しながら、引き続き積極的なマッチングに取り組み、本市の気候や環境、まちづくりに合った企業誘致のほか、設備の近代化に伴う機械装置などの整備支援により中小企業の経営安定化を支援してまいります。  また、道の駅を訪れる方が高田町の中心市街地の複数の施設・店舗や今泉地区に新たに整備された発酵パーク・カモシーなどを回遊いただくことを目的として、さらなる魅力向上と活性化に向けた事業を展開してまいります。  復興需要の収束や新型コロナウイルス感染症の影響による地域の消費力の低下を踏まえ、地域経済循環の調査結果を有効活用しながら地産地消を戦略的に推進し、地域経済の持続可能性を高めてまいります。  地域ブランド米「たかたのゆめ」や特産海産物「広田湾産イシカゲ貝」をはじめとした本市が誇る地場産品につきましては、六次産業化を推進し、オンライン販売の活用や、名古屋市や川崎フロンターレ様などの友好都市・団体などとの連携による販路拡大に努めてまいります。  ふるさと納税の仕組みを有効活用しながら、本市の生産者や地場産品を積極的にPRし、本市と関わりを持ち続ける「陸前高田思民」との関係性の維持・強化を図ってまいります。  観光の振興につきましては、高田松原津波復興祈念公園を含む高田松原海岸の工事終了に伴い、「高田松原海水浴場」を再開するとともに、さらなる交流人口の拡大に向け、新たに高田松原津波復興祈念公園内でのガイド事業を創設し、タピック45や気仙中学校などの震災遺構の見学を通じて、多くの来訪者に震災の記憶と教訓を伝えてまいります。  また、新型コロナウイルス感染症の収束後を見据え、民泊体験事業の受入れ態勢強化を図るほか、有名建築家が設計した建築物ツアーや魅力が伝わりやすい情報発信手段の検討など、新しい切り口からの観光振興に向けた取組を進めてまいります。  魅力ある雇用の創出と起業しやすい環境の整備につきましては、新型コロナウイルス感染症による雇用への影響が懸念される中、大船渡公共職業安定所とも連携しながら、ふるさとハローワークを通じた市民の皆様への職業あっせんを強化し、市内の雇用を守ってまいります。  また、本市のSDGs達成のため、起業家支援プログラムを実施し、新規起業者の発掘と市内における創業を支援するほか、高校生に対し、地元企業・団体での就労体験を通じて、都会にはない本市での事業の魅力・可能性を感じ、将来の地元就職・起業につながる機会を提供するとともに、ふるさと納税返礼品梱包作業などにより障がいのある方への就労の機会を創出してまいります。  あわせて、中心市街地にピーカンナッツの六次産業化や食文化発信の拠点となる工場・店舗一体型の施設を整備し、若者や女性の新たな雇用創出と集客拠点としてまちなかの賑わいづくりを推進するほか、整備が完了する高等職業訓練校を拠点として、気仙大工左官の伝統技能を承継する担い手の育成を図り、市民や本市を訪れる方に対して気仙杉を生かした木育や木工教室などの機会を提供してまいります。  第8に、「市民にわかりやすく健全な行財政運営」に係る諸施策についてであります。  市税の状況につきましては、新型コロナウイルス感染症の影響や復興事業の縮小に伴う事業量の減少の影響などにより、前年度に比べ減少すると見込んでいるところであります。  収納対策につきましては、ゆうちょ銀行やコンビニ収納など、納付環境の整備を推進してきたところであり、納税貯蓄組合への活動支援や口座振替のより一層の勧奨により、現年度内の完納を図るなど税収の確保に努めてまいります。  質の高い行政サービスの提供につきましては、限られた人員と予算の中で様々な行政ニーズに対応するため、職員一人一人が日頃から知恵を絞り、常に業務の効率化や見直しを意識しながら仕事に取り組んでいくことが重要であると考えているところであり、引き続き、県内自治体や名古屋市などからの職員派遣による御支援をいただきながら、復興完遂に向けて、職員一丸となって全力を挙げて取り組んでまいります。  最後になりますが、私たちはこれまでの10年間、全国の皆様から御支援をいただきながら、市民の皆様とともに復旧・復興事業を推し進めてまいりました。  昨年は、市内各施設への来訪者の増加や様々なイベント開催など、市内外からたくさんの方に足をお運びいただき、少しずつではありますがにぎわいが戻ってきたと感じられているところであり、やっとここまで来たと改めて実感できた1年となったところであります。  本年には、「東京2020オリンピックパラリンピック」関連事業として聖火リレーやシンガポール共和国選手団と市民との交流事業が計画されているほか、夏には市民待望の「高田松原海水浴場」の海開きを行うこととしており、新型コロナウイルス感染症の収束後を見据えながら、地域経済に弾みをつける大変重要な機会であると考えているところであります。  間もなく新庁舎が完成し、5月からはいよいよ本設庁舎での行政事務がスタートいたしますが、今後とも市民の皆様の気持ちに寄り添いながら、安心して自分らしく暮らせるまち「夢と希望と愛に満ち 次世代につなげる 共生と交流のまち 陸前高田」の実現に向け、市民の皆様とともに歩んでまいります。  以上、市政運営の基本方針と新年度の主要施策の概要について申し上げました。  議員各位と市民の皆様の御理解と御協力を心からお願い申し上げまして、所信といたします。 ○議長(福田利喜君) 以上をもって市長の施政方針演述を終わります。 ○議長(福田利喜君) この際、暫時休憩いたします。休憩時間は10分程度といたします。    午前10時55分 休   憩    午前11時04分 再   開 ○議長(福田利喜君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
    △日程第5 教育長の教育行政方針演述 ○議長(福田利喜君) 日程第5、教育長の教育行政方針演述を行います。  教育長から令和3年度教育行政方針につき、所信表明方の申出があります。  よって、これを許します。教育長。    (教育長 大久保裕明君登壇) ◎教育長(大久保裕明君) 令和3年第1回市議会定例会の開会に当たり、令和3年度の教育行政についての基本的な考え方と施策を申し上げます。  東日本大震災の発生から間もなく10年を迎えようとしております。  この間、教育委員会といたしましては、被災した学校施設や、社会教育施設の復旧に取り組み、現在は、市立博物館のみとなり、工事を進めているところであります。  また、子どもたちを取り巻く環境は、依然として、心のサポートを必要としている子どもの割合は高く、引き続き、「心のケア」を最重点とし、学校、保護者、関係機関と連携しながら取り組むことが重要であると考えているところであります。  さらに、昨年は、新型コロナウイルス感染症の影響により、年度当初に小中学校の臨時休校を余儀なくされたところでありましたが、市内小中学校での感染はなく、今後も徹底した感染予防対策に努め、子どもたちの健康と安全を最優先に、各種の取組を進めてまいります。  本年は、第9次教育振興基本計画の3年目を迎え、中間の年でもあり、より一層、計画の着実な推進を図ってまいります。  教育委員会といたしましては、教育大綱の基本理念である「郷土で学び夢を拓く、心豊かでたくましい人づくり」の下、子どもたち一人一人に寄り添った支援に取り組むとともに、主体的な学びの力と人とつながる力をバランスよく育む学校教育、コミュニティ・スクールの推進による学校・家庭・地域の連携・協働による地域と一体となった特色ある学校づくり、地域コミュニティづくりなど、本市教育振興基本計画に掲げる6つの基本方針を具現化するための教育施策を、学校教育、社会教育の両面にわたり展開してまいります。  以下、これらの基本方針を基に、令和3年度の教育行政推進の考え方及び施策について申し述べます。  初めに、教育大綱の1つ目である「社会でたくましく生き抜いていく力の育成」についてであります。  本市の子どもたちは、総じて明るく素直で何事にも一生懸命に取り組む子どもたちでありますが、これから続く先の見通せない社会を力強く生き抜くためには、自ら学び、自ら判断して行動する力、粘り強く解決しようとする主体性、積極的に仲間と協力して取り組む姿勢などが必要であると考えております。  そのためには、物事を正しく理解し学びに向かうための「確かな学力」、他者との協働の基盤となる「豊かな心」、学習をはじめとする様々な活動を支える「健やかな体」を育む教育を目標とし、「社会の変化に対応する教育」、「夢と希望を拓くキャリア教育」、「グローバル人材を育成する教育」、「自らの命を守り抜く防災教育」においても推進を図ってまいりたいと考えております。  また、主体性を身につけ、学びを深めたり、自己を見詰めたりするなど、学習活動の質を高めるためには、人との関わりが欠かせないことから、様々な機会を捉えて、人と関わる場面を設定し、子どもたちの持っている力を総合的に高めてまいりたいと考えております。  さらには、1人1台タブレット型端末の導入に伴い、子どもたち一人一人に質の高い学びが保障され、急速な情報化社会にも対応ができるよう、ICT機器の活用にも積極的に取り組んでまいりたいと考えております。  次に教育大綱の2つ目である「一人ひとりを大切にした学校教育の推進」についてであります。  東日本大震災以降、子どもたちの心のケアを重要課題として取り組んでまいりましたが、今後も長期的な視点から継続して支援していく必要があることから、引き続きスクールカウンセラーを配置し、子どもたちの心のケアに取り組んでまいります。  また、学習や生活面で配慮を要する子どもにつきましては、特別支援教育指導補助員を配置してサポートするとともに、巡回支援相談員を配置し、保育所・保育園と小学校の訪問を通して、保小の連携と一人一人の特性に応じた支援に努めてまいります。  学校不適応の子どもに対する支援やいじめを許さない学校づくりの推進につきましても、教職員が子どもたちと向き合い、共に過ごす時間を増やすことを通して早期発見に努めるとともに、子どもや保護者と真摯に向き合い、関係機関とも連携するなどして、子どもの健やかな成長を第一に考え取り組んでまいります。  子どもたち一人一人が持てる力を存分に発揮するためには、みんなが認め合う環境、そして様々な成功体験が大切になると考えておりますので、学校と保護者との協働に加え、地域の力もお借りしながら、取り組んでまいりたいと考えております。  安全・安心な学校教育環境の整備につきましては、通学路の安全確保について、関係機関と連携しながら、通学路合同点検を実施し、危険箇所の把握・改善に向け、対策を講じているところでありますが、新年度より、スクールバス運行方法の変更もあることから、児童生徒が安全に登下校できるよう、なお一層努めてまいります。  また、新型コロナウイルス感染症対策による生活様式の変化に伴い、各学校において、換気の徹底や一定の距離を保つなど、活動内容を工夫しながら、可能な限り授業や部活動、各種行事等教育活動を継続しているところであり、引き続き、学校と連携して子どもたちの健康を守るため、感染症対策を徹底してまいります。  万が一、学校において、感染者が発生した場合においても、思いやりの気持ちを持ち、決して誹謗中傷を行うことがないよう、その指導の徹底を図ってまいります。  次に教育大綱の3つ目である「学校、家庭、地域が一体となった教育の推進」についてであります。  本市では、これまでも保護者や地域の方々の御支援をいただきながら、学校教育を推進してきたところでありますが、学校と地域住民等が力を合わせて学校運営に取り組むことが可能となる「地域とともにある学校」への転換を図るため、令和2年度から、各小中学校を単位としてコミュニティ・スクールを導入したところであり、これまで以上に、学校と地域が「育てたい子ども像」を共有しながら、地域と協力して学校づくりを進めてまいりたいと考えております。  ほかにも、地域と学校が連携・協働し、子どもたちの成長を支える様々な活動について、協働の取組が効果的、安定的に継続して行われるよう、幅広い市民の参画を得ながら、連携体制の強化を進めてまいります。  また、保護者が子育てに不安や悩みを抱えたまま孤立することのないよう、庁内の連携はもとより、子育て支援団体などと連携・協力しながら、家庭教育や子育て支援に取り組んでまいります。  次に、教育大綱の4つ目である「人生を豊かにする生涯学習の推進」についてであります。  生涯学習及び社会教育分野における施策の推進につきましては、これまでの「個の学び」に加え、地域づくりまちづくりと連動させた取組が必要となってくることから、教育委員会のみならず、市全体としての施策を推進しているところであります。  市民が生涯を通じて学び続けられるよう、多様な学びの機会の充実を推進するとともに、学びの成果を地域づくりに生かせるよう、「学びと地域活動との循環」の取組を進め、幅広い学習機会の提供に引き続き取り組んでまいります。  公民館活動につきましては、今後とも、各地区公民館と連携しながら、より身近な場所で地域づくりにつながる学習機会の充実を図るとともに、市民の自主的な学習活動への支援により、学びを通じた地域づくりの推進に取り組んでまいります。  市立図書館につきましては、昨年7月には開館3周年を迎え、本年1月には入館者が43万人を超え、開館以来、地域の情報拠点として市内外から多くの皆様に御利用をいただいているところであります。  新年度からは、管理運営について、指定管理者制度の導入を予定しているところでありますが、利用者の利便性の向上、郷土資料、震災関連資料の充実、読書推進活動の展開など、民間事業者が有するノウハウやアイデアを生かし、より一層のサービスの向上に努めてまいります。  次に、教育大綱の5つ目である「多様で個性ある文化の創造」についてであります。  文化に対する市民ニーズは多様化しており、ニーズに適応した事業展開が求められております。  文化財の保存活用につきましては、「陸前高田市文化財等保存活用計画」に基づき「豊かな自然・歴史・文化の価値に気づき・つたえ・活かす」を基本方針に据え、本市の持つ魅力ある文化資源をまちづくり地域づくりに活用し、展示や体験学習を通して子どもたちや市民の郷土愛の醸成に生かしてまいります。  また、国指定の名勝高田松原や華蔵寺の宝珠松の再生事業を国・県と連携して推進するとともに、岩手県指定有形文化財「旧吉田家住宅主屋」の復旧につきましては、新年度に着工を迎えることから、今後は県との連携をさらに深め、活用に向けて取り組んでまいります。  市立博物館につきましては、地域に根差した総合博物館として、公開承認施設を目指し、「陸前高田の宝物」である豊かな自然、歴史、文化を、震災の記憶とともに未来に伝えることのできる施設としてまいります。  また、新博物館での展示活動に必須となる、津波で被災した資料の再生につきましても、全国の専門機関との連携をなお一層強化し、その復旧に取り組んでまいります。  さらに、国の登録有形民俗文化財である「陸前高田の漁労用具」の重要有形民俗文化財指定に向けた資料整備をはじめ、再生された資料の活用につながる学術情報の復元のための資料収集及び調査研究に努めてまいります。  最後に、教育大綱の6つ目である「生涯スポーツの推進」についてであります。  スポーツは、健康増進はもとより、青少年の人格形成や地域社会の活力の増加など、非常に重要な意義があるものと考えております。  スポーツの普及、推進につきましては、市長部局へ移管となったところでありますが、学校体育施設を地域に開放し、スポーツ活動の場所を提供するなど、市長部局と一体となって市民の生涯スポーツの推進に取り組んでまいりたいと考えております。  以上が、令和3年度の教育行政の推進に当たっての施策の大要及びその考え方であります。  本市教育大綱に掲げる基本理念は、「郷土で学び夢を拓く、心豊かでたくましい人づくり」であります。  その実現のため、市民一人一人がそれぞれの個性を生かし、生涯にわたって自分自身に磨きをかけ、ふるさと陸前高田の限りない発展に関わりを持つことが必要となります。  教育委員会といたしましては、引き続き、関係機関と連携しながら、施策の推進に全力を挙げて取り組んでまいる所存であります。  議員の皆様方の一層の御理解、御協力と、市民の皆様の積極的な参画を心からお願い申し上げまして、私の所信といたします。 ○議長(福田利喜君) 以上をもって教育長の教育行政方針演述を終わります。 △日程第6 議案第1号 人権擁護委員の候補者の推薦について ○議長(福田利喜君) 日程第6、議案第1号、人権擁護委員の候補者の推薦についてを議題といたします。  本件に係る提案理由の説明を求めます。当局。 ◎市長(戸羽太君) 議長。 ○議長(福田利喜君) 市長。    (市長 戸羽太君登壇) ◎市長(戸羽太君) 議案つづりの1の1ページをお開き願います。ただいま議題となりました議案第1号、人権擁護委員の候補者の推薦につきまして、提案理由を御説明いたします。  本件は、人権擁護委員の候補者の推薦について、人権擁護委員法第6条第3項の規定により、議会の意見を求めるものでございます。  本市の人権擁護委員は現在7人となっておりますが、このうちの1人であります佐々木善仁氏の任期が本年6月30日をもって満了することに伴い、その後任の候補者として、引き続き推薦しようとして御提案するものでございます。  1の2ページをお開き願います。佐々木善仁氏は、参考資料の経歴書のとおりでございまして、平成27年7月から現在に至るまで人権擁護委員として御尽力をいただいているところであり、広く地域社会の実情に精通し、人格、識見ともに優れた方でございますので、引き続き人権擁護委員候補者として御推薦申し上げる次第でございます。よろしく御賛同いただきますようお願いを申し上げまして、提案理由の説明といたします。 ○議長(福田利喜君) これより質疑に入ります。質疑はありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(福田利喜君) 質疑なしと認めます。 ○議長(福田利喜君) お諮りいたします。  議案第1号は、議事の順序を省略し、直ちに採決いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。    (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(福田利喜君) 御異議なしと認めます。 ○議長(福田利喜君) お諮りいたします。  ただいま議題となっております議案第1号、人権擁護委員の候補者の推薦については、「異議がない」という意見を付すことに御異議ありませんか。    (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(福田利喜君) 御異議なしと認めます。  よって、本件は「異議がない」という意見を付すことに決しました。 △日程第7 議案第2号 市道路線の廃止について △日程第8 議案第3号 市道路線の認定について ○議長(福田利喜君) 日程第7、議案第2号、市道路線の廃止について及び日程第8、議案第3号、市道路線の認定についての議案2件を一括して議題といたします。  本2件に係る提案理由の説明を求めます。当局。 ◎建設部長(堺伸也君) 議長。 ○議長(福田利喜君) 建設部長。    (建設部長 堺伸也君登壇) ◎建設部長(堺伸也君) ただいま議題となりました議案第2号、市道路線の廃止について及び議案第3号、市道路線の認定についての議案2件につきまして、命により一括して建設部長から御説明いたします。  議案つづりの2の1ページをお開き願います。議案第2号、市道路線の廃止についてでありますが、今回廃止しようとする路線、整理番号3605、奈々切区画2号線から、2の2ページをお開き願います。整理番号5001、福伏線までの17路線は、今泉北地区整備事業等に伴い廃止しようとするものであります。  2の3ページ及び2の4ページは位置図でありますので、お目通しをお願いいたします。  次に、議案つづりの3の1ページをお開き願います。議案第3号、市道路線の認定についてでありますが、今回認定しようとする路線、整理番号2240、両替4号線から整理番号5327、福伏線までの4路線は、両替漁港海岸災害復旧事業等により整備される路線を新たに市道として認定しようとするものであります。  3の2ページから3の4ページまでは位置図でありますので、お目通しをお願いいたします。  以上で議案第2号及び議案第3号について説明を終わります。よろしくお願いいたします。 ○議長(福田利喜君) これより質疑に入ります。質疑はありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(福田利喜君) 質疑なしと認めます。 ○議長(福田利喜君) お諮りいたします。  ただいま議題となっております議案第2号及び議案第3号の議案2件は、委員会の付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。    (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(福田利喜君) 御異議なしと認めます。  よって、本2件は委員会の付託を省略することに決しました。 ○議長(福田利喜君) これより討論に入ります。討論はありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(福田利喜君) 討論なしと認めます。 ○議長(福田利喜君) これより議案第2号及び議案第3号の議案2件を一括して採決いたします。  本2件は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。    (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(福田利喜君) 御異議なしと認めます。  よって、本2件は原案のとおり可決されました。 △日程第9 議案第4号 陸前高田市及び大船渡市営林組合の解散の協議に関し議決を求めることについて △日程第10 議案第5号 陸前高田市及び大船渡市営林組合の解散に伴う財産処分の協議に関し議決を求めることについて ○議長(福田利喜君) 日程第9、議案第4号、陸前高田市及び大船渡市営林組合の解散の協議に関し議決を求めることについて及び日程第10号、議案第5号、陸前高田市及び大船渡市営林組合の解散に伴う財産処分の協議に関し議決を求めることについての議案2件を一括して議題といたします。  本2件に係る提案理由の説明を求めます。当局。 ◎地域振興部長(阿部勝君) 議長。 ○議長(福田利喜君) 地域振興部長。    (地域振興部長 阿部勝君登壇) ◎地域振興部長(阿部勝君) ただいま議題となりました議案第4号、陸前高田市及び大船渡市営林組合の解散の協議に関し議決を求めることについて及び議案第5号、陸前高田市及び大船渡市営林組合の解散に伴う財産処分の協議に関し議決を求めることについての議案2件につきまして、命により一括して地域振興部長から御説明をいたします。  議案つづりの4の1ページをお開き願います。初めに、議案第4号、陸前高田市及び大船渡市営林組合の解散の協議に関し議決を求めることについてであります。  提案理由でありますが、令和4年3月31日をもって陸前高田市及び大船渡市営林組合を解散することに伴い、大船渡市と協議をしようとして提案するものであります。  一部事務組合を解散しようとするときは、地方自治法第288条の規定により、構成団体の協議により県知事に届出を行うものであり、この協議については第290条の規定により、議会の議決を経なければならないと定められていることから、議会の議決を求めるものであります。  次に、5の1ページをお開き願います。議案第5号、陸前高田市及び大船渡市営林組合の解散に伴う財産処分の協議に関し議決を求めることについてであります。  提案理由でありますが、令和4年3月31日をもって陸前高田市及び大船渡市営林組合を解散することに伴い財産処分を行おうとして提案するものであります。  一部事務組合が財産処分を必要とするときは、地方自治法第289条の規定により、関係地方公共団体との協議によりこれを定める必要があり、併せてこの協議については第290条の規定により、議会の議決を経なければならないと定められていることから、議会の議決を求めるものであります。  次に、協議書の内容について御説明をいたしますので、5の2ページをお開き願います。財産処分に関する協議書であります。地方自治法第289条の規定により、令和4年3月31日をもって陸前高田市及び大船渡市営林組合を解散することに伴う財産処分を次のとおり定めるものであります。  財産の配分割合は、組合規約第17条の規定により、陸前高田市3分の2、大船渡市3分の1とするものであります。  次に、財産の種類でありますが、土地について御説明いたしますので、5の3ページをお開き願います。営林組合所有の土地は、別表1に記載する陸前高田市米崎町字高畑92番1ほか9筆であります。  5の2ページにお戻りください。別表1の土地を陸前高田市及び大船渡市との共有地とし、陸前高田市の持分を3分の2、大船渡市の持分を3分の1とするものであり、共有地により生ずる収入については、財産の配分割合に応じて配分するものであります。  次に、立木について御説明をいたしますので、5の3ページをお開き願います。別表2のとおり、財産の配分割合を評価額比率により配分することとし、本市は108林班、大船渡市は109林班の立木を所有するものであります。  5の2ページにお戻りください。財政調整基金及びその運用益につきましては、財産の配分割合に応じて配分するものであり、造林事業債償還金につきましても財産の配分割合に応じて配分するものであります。  次に、組合の清算に係る剰余金または不足金等でありますが、組合の解散時における剰余金、未収金、未支出金等の清算事務は、陸前高田市が承継するものであります。また、清算事務により生じた剰余金、不足金は、規約第17条の規定による割合に応じて配分し、または負担させるものであります。  補則でありますが、この協議について疑義が生じたとき、またはこの協議に定めのない事項については、陸前高田市及び大船渡市がその都度協議の上決定するものであります。  この協議書につきましては、陸前高田市及び大船渡市の両市議会の議決後に両市長が調印するものであります。  以上で議案第4号及び議案第5号の説明を終わります。よろしくお願いいたします。 ○議長(福田利喜君) これより質疑に入ります。質疑はありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(福田利喜君) 質疑なしと認めます。 ○議長(福田利喜君) お諮りいたします。  ただいま議題となっております議案第4号及び第5号は、委員会の付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。    (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(福田利喜君) 御異議なしと認めます。  よって、本2件は委員会の付託を省略することに決しました。 ○議長(福田利喜君) これより討論に入ります。討論はありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(福田利喜君) 討論なしと認めます。 ○議長(福田利喜君) これより議案第4号及び議案第5号の議案2件を一括して採決いたします。  本2件は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。    (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(福田利喜君) 御異議なしと認めます。  よって、本2件は原案のとおり可決されました。 △日程第11 議案第6号 陸前高田市庁舎新築工事変更請負契約締結について ○議長(福田利喜君) 日程第11、議案第6号、陸前高田市庁舎新築工事変更請負契約締結についてを議題といたします。  本件に係る提案理由の説明を求めます。当局。 ◎総務部長(戸羽良一君) 議長。 ○議長(福田利喜君) 総務部長。    (総務部長 戸羽良一君登壇) ◎総務部長(戸羽良一君) 議案つづりの6の1ページをお開き願います。ただいま議題となりました議案第6号、陸前高田市庁舎新築工事変更請負契約締結につきまして、命により総務部長から御説明いたします。  提案理由でありますが、平成31年2月に議会の議決を得て工事請負契約を締結し、令和2年6月に契約の変更に関し、議会の議決を得て変更工事請負契約を締結した陸前高田市庁舎新築工事につきまして、今般一部設計変更が生じたことから、地方自治法第96条第1項第5号及び議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第2条の規定により、議会の議決を求めるものであります。  工事名は陸前高田市庁舎新築工事、工事場所は陸前高田市高田町字下和野地内ほか、請負者は日本住宅・長谷川建設特定共同企業体であります。  変更内容でありますが、変更前の契約金額42億603万3,000円を1億1,117万7,000円増額し、変更後の契約金額を43億1,721万円にしようとするものであります。  次に、変更の概要につきまして御説明いたしますので、6の2ページをお開き願います。議案第6号説明資料、変更概要であります。工事変更内容でありますが、作業員確保のための宿泊費の増につきましては、労働者確保に要する共通費の増、電波障害範囲の拡大に伴う対策工事費の増につきましては、庁舎建設後のテレビ電波障害範囲を調査した結果、当初想定範囲に比べ広範囲であることが判明したことによる変更、展望ロビーにおける展示機能の追加に伴う木工事等の増につきましては、一本松関連備品等の展示棚、展示パネル及び中央監視への通報装置を設置することに伴う木工事及び電気工事等の追加であります。  以上で議案第6号の説明を終わります。よろしくお願いいたします。 ○議長(福田利喜君) これより質疑に入ります。質疑はありませんか。 ◆7番(中野貴徳君) 議長。7番、中野貴徳。 ○議長(福田利喜君) 7番、中野貴徳君。 ◆7番(中野貴徳君) ただいま御説明をいただきましたけれども、工事変更内容のところで、電波障害範囲の拡大に伴う対策工事の増、それから展望ロビーにおける展示機能の追加に伴う木工事等の増ということですけれども、先ほどの御説明では、この電波障害に関しましては当初想定した範囲よりもとても実際に広かったと、そういったような御説明でありましたけれども、このことにつきましては設計段階、それから計画段階で様々な検討をされてきたのだろうと思います。そういったときに、言い方を変えればこれって設計ミスに近いようなものなのではないかなというふうにも感じるのですが、そのことにつきまして設計者とどのような協議をされてきたのか御説明をいただきたいと思いますし、それから展望ロビーの展示物の変更といいますか、追加、そういったようなものでの増ということはある程度の理解はできますけれども、通信システムであるとか、そういったものが今追加という御説明もございましたけれども、こういったものについても当初の計画、それから設計の段階でなぜ盛り込まれなかったのか、その辺りにつきまして御説明を再度いただきたいと思います。 ○議長(福田利喜君) 当局答弁。 ◎市長(戸羽太君) 議長。 ○議長(福田利喜君) 市長。 ◎市長(戸羽太君) 展望ロビーの部分だけお話をさせていただきたいと存じますが、これまで議会の中でも一本松記念館という言葉がずっと飛び交ってきたわけであります。ただ、一本松記念館を造りたい、造る必要があるということで、内部で議論も進めてきたのですが、やはり財源の確保等が難しいということで、庁舎を建てるという中で、7階は基本的に傍聴席とか、あるいは議会の会派室になるような小さいお部屋とかがあるのですが、展望ロビーということで一般のお客さんを入れるということにしましたので、そうであればそこを一本松記念館の代わりにしようというのが途中のお話の中で出てきたわけでございます。その中には、当然高価なものもあるわけでございまして、そういった意味ではやはりセキュリティーをある程度やらなければいけないというような話も出てきて、今展示をする棚を作るとか、あるいはそのセキュリティーのところをやるというようなことで、今回この3番の展望ロビーにおける展示機能の追加というものが出てきたということで御理解いただきたいと思います。 ◎財政課主幹(菅野優君) 議長。 ○議長(福田利喜君) 財政課主幹。 ◎財政課主幹(菅野優君) 財政課主幹からお答えいたします。  電波障害の範囲についてですけれども、当初の段階では今の庁舎の西側に従来からある民家につきましては、ある程度電波障害が出るのではないかというような想定をして工事に着手しておりました。建物が徐々に高くなっていく過程の中において、高台3の一部についてテレビの受信状態が芳しくないというような情報がございまして、我々としても様々調査をした結果、高台3全体ではなくて、一部のお宅について電波障害が確認されたことから対策工事を実施したところでございますけれども、設計段階においてはある程度の調査だったり、想定はしていたわけですけれども、高台3の全てではなくて一部というところで、なかなか設計段階においてそこまで見込めなかったというところでございまして、今回変更で対応したいというところでございます。 ◆7番(中野貴徳君) 議長。7番、中野貴徳。 ○議長(福田利喜君) 7番、中野貴徳君。 ◆7番(中野貴徳君) そもそもといいますか、電波障害が起こるであろうということはある程度想定を当局の皆さんのほうでもしていたのだろうというふうに思いますし、あと設計のほうでももちろんそれは見込まれたのだろうと思います。そのときになぜどの程度の範囲の影響が出るか、そういったことを計算でできなかったのかなというふうに思うわけです。日照に関しても様々な計算式があって、このぐらいの規模のものになればというものが計算できるわけですから、そういったものに対して設計のほうでなぜ読めなかったのか、それからあと実際に例えばこういったことが現に起きてしまったので、それに対応しなくてはいけないというのも理解もできますけれども、その際に設計者の責任はないのか、その辺りにつきましていま一度御説明いただきたいと思います。 ○議長(福田利喜君) 当局答弁。 ◎財政課主幹(菅野優君) 議長。 ○議長(福田利喜君) 財政課主幹。 ◎財政課主幹(菅野優君) 財政課主幹からお答えいたします。  建てる前、それから建っていく過程において、実際に調査する車両を現地を走らせながら調査をいたしました。もちろんある程度の高さにアンテナを上げて調査をするわけですけれども、建物が建つ前の想定で仁田山方向からの向き等によって、ある程度の方向について影響を及ぼす範囲というのは想定できたところではございますが、実際建物が建った後、高さによる影響によって高台3の一部について電波の受信状態がよくなかったというところでございますので、限られた情報の中で設計段階で、高台3のほうまでの影響というところはなかなか想定し切れなかったというところでございます。 ○議長(福田利喜君) ほかに質疑はありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(福田利喜君) これにて質疑を終結いたします。 ○議長(福田利喜君) お諮りいたします。  ただいま議題となっております議案第6号は、委員会の付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。    (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(福田利喜君) 御異議なしと認めます。  よって、本件は委員会の付託を省略することに決しました。 ○議長(福田利喜君) これより討論に入ります。討論はありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(福田利喜君) 討論なしと認めます。 ○議長(福田利喜君) これより議案第6号を採決いたします。  本件は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。    (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(福田利喜君) 御異議なしと認めます。  よって、本件は原案のとおり可決されました。 △日程第12 議案第7号 市道鳴石線道路整備工事変更請負契約締結について ○議長(福田利喜君) 日程第12、議案第7号、市道鳴石線道路整備工事変更請負契約締結についてを議題といたします。  本件に係る提案理由の説明を求めます。当局。 ◎建設部長(堺伸也君) 議長。 ○議長(福田利喜君) 建設部長。    (建設部長 堺伸也君登壇) ◎建設部長(堺伸也君) 議案つづりの7の1ページをお開き願います。ただいま議題となりました議案第7号、市道鳴石線道路整備工事変更請負契約締結につきまして、命により建設部長から御説明いたします。  提案理由でありますが、令和元年7月に工事請負契約を締結し、令和3年1月に変更工事請負契約を締結した市道鳴石線道路整備工事につきまして、今般一部設計変更が生じたことにより、変更後の契約金額が1億5,000万円を超えることから、地方自治法第96条第1項第5号及び議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第2条の規定により、議会の議決を求めるものであります。  工事名は市道鳴石線道路整備工事、工事場所は陸前高田市高田町字鳴石地内、請負者は株式会社匠建設・株式会社吉田建設経常建設共同企業体であります。  変更内容でありますが、変更前の契約金額1億3,310万円を3,675万9,800円増額し、変更後の契約金額を1億6,985万9,800円にしようとするものであります。  次に、変更の概要につきまして御説明いたしますので、7の2ページをお開き願います。議案第7号説明資料、変更概要であります。この市道鳴石線道路整備工事につきましては、市道鳴石線の高田第一中学校入り口付近から、鳴石団地入り口交差点までの道路延長約330メートルを拡幅整備するものであります。  今回の工事変更内容でありますが、誘導員の配置見直しにおける安全費の増については、全面通行止めでの施工予定を周辺住民からの要望及び同一路線で行われている雨水施設設置工事との調整により、車両を通行させながらの施工に変更したことから、交通誘導員を配置して通行車両の安全を確保することによるものであり、支障物の移転に係る移設工の増については排水構造物設置に支障となる埋設物等を移設するものであります。  以上で議案第7号の説明を終わります。よろしくお願いいたします。 ○議長(福田利喜君) これより質疑に入ります。質疑はありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(福田利喜君) 質疑なしと認めます。 ○議長(福田利喜君) お諮りいたします。  ただいま議題となっております議案第7号は、委員会の付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。    (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(福田利喜君) 御異議なしと認めます。  よって、本件は委員会の付託を省略することに決しました。 ○議長(福田利喜君) これより討論に入ります。討論はありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(福田利喜君) 討論なしと認めます。 ○議長(福田利喜君) これより議案第7号を採決いたします。  本件は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。    (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(福田利喜君) 御異議なしと認めます。  よって、本件は原案のとおり可決されました。 ○議長(福田利喜君) この際、午後1時まで休憩いたします。    午前11時50分 休   憩    午後 1時00分 再   開 ○議長(福田利喜君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 △日程第13 議案第8号 鳴石線雨水施設設置工事変更請負契約締結について ○議長(福田利喜君) 日程第13、議案第8号、鳴石線雨水施設設置工事変更請負契約締結についてを議題といたします。  本件に係る提案理由の説明を求めます。当局。 ◎復興局長(菅野誠君) 議長。 ○議長(福田利喜君) 復興局長。    (復興局長 菅野誠君登壇) ◎復興局長(菅野誠君) 議案つづりの8の1ページをお開き願います。ただいま議題となりました議案第8号、鳴石線雨水施設設置工事変更請負契約締結につきまして、命により復興局長から御説明いたします。  提案理由でありますが、令和元年11月に工事請負契約を締結し、令和3年1月に変更工事請負契約を締結した鳴石線雨水施設設置工事につきまして、今般一部設計変更が生じたことにより、変更後の契約金額が1億5,000万円を超えることから、地方自治法第96条第1項第5号及び議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第2条の規定により、議会の議決を求めるものであります。  工事名は鳴石線雨水施設設置工事、工事場所は陸前高田市高田町字鳴石地内、請負者は株式会社佐武建設であります。  変更内容でありますが、変更前の契約金額1億4,477万円6,500円を2,649万5,700円増額し、変更後の契約金額を1億7,127万2,200円にしようとするものであります。  次に、変更の概要につきまして御説明いたしますので、8の2ページをお開き願います。議案第8号説明資料、変更概要であります。この鳴石線雨水施設設置工事につきましては、市道鳴石線に雨水幹線管渠を約220メートル整備するものであります。  今回の工事変更内容でありますが、硬岩の発生に伴う岩盤掘削工の増につきましては、施工箇所において硬岩が発生したため、掘削工法を変更したことによる増であります。  次に、工期の変更でありますが、令和3年3月31日まで延長するものであります。  以上で議案第8号の説明を終わります。よろしくお願いいたします。 ○議長(福田利喜君) これより質疑に入ります。質疑はありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(福田利喜君) 質疑なしと認めます。 ○議長(福田利喜君) お諮りいたします。  ただいま議題となっております議案第8号は、委員会の付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。    (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(福田利喜君) 御異議なしと認めます。  よって、本件は委員会の付託を省略することに決しました。 ○議長(福田利喜君) これより討論に入ります。討論はありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(福田利喜君) 討論なしと認めます。
    ○議長(福田利喜君) これより議案第8号を採決いたします。  本件は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。    (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(福田利喜君) 御異議なしと認めます。  よって、本件は原案のとおり可決されました。 △日程第14 議案第9号 陸前高田市立図書館指定管理者の指定について △日程第15 議案第10号 令和2年度陸前高田市一般会計補正予算(第11号) △日程第16 議案第11号 令和2年度陸前高田市下水道事業特別会計補正予算(第1号) △日程第17 議案第12号 令和2年度陸前高田市農業集落排水事業特別会計補正予算(第1号) △日程第18 議案第13号 令和2年度陸前高田市漁業集落排水事業特別会計補正予算(第1号) △日程第19 議案第14号 令和2年度陸前高田市国民健康保険特別会計補正予算(第6号) △日程第20 議案第15号 令和2年度陸前高田市後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号) △日程第21 議案第16号 令和2年度陸前高田市介護保険特別会計補正予算(第5号) △日程第22 議案第17号 令和2年度陸前高田市水道事業会計補正予算(第2号) △日程第23 議案第18号 陸前高田市二又復興交流センター条例を廃止する条例 △日程第24 議案第19号 条例の一斉見直しに伴う関係条例の整理に関する条例 △日程第25 議案第20号 陸前高田市部等設置条例の一部を改正する条例 △日程第26 議案第21号 陸前高田市区長設置条例の一部を改正する条例 △日程第27 議案第22号 陸前高田市一般職の任期付職員の採用に関する条例の一部を改正する条例 △日程第28 議案第23号 陸前高田市国民健康保険税条例等の一部を改正する条例 △日程第29 議案第24号 陸前高田市漁港管理条例の一部を改正する条例 △日程第30 議案第25号 陸前高田市漁具保管施設条例の一部を改正する条例 △日程第31 議案第26号 陸前高田市福祉事務所設置条例等の一部を改正する条例 △日程第32 議案第27号 陸前高田市介護保険条例の一部を改正する条例 △日程第33 議案第28号 陸前高田市市営住宅条例の一部を改正する条例 △日程第34 議案第29号 陸前高田市屋外広告物条例の一部を改正する条例 △日程第35 議案第30号 陸前高田市社会福祉施設等の人員、設備、運営等の基準等に関する条例 △日程第36 議案第31号 令和3年度陸前高田市一般会計予算 △日程第37 議案第32号 令和3年度陸前高田市下水道事業特別会計予算 △日程第38 議案第33号 令和3年度陸前高田市農業集落排水事業特別会計予算 △日程第39 議案第34号 令和3年度陸前高田市漁業集落排水事業特別会計予算 △日程第40 議案第35号 令和3年度陸前高田市国民健康保険特別会計予算 △日程第41 議案第36号 令和3年度陸前高田市後期高齢者医療特別会計予算 △日程第42 議案第37号 令和3年度陸前高田市介護保険特別会計予算 △日程第43 議案第38号 令和3年度陸前高田市水道事業会計予算 ○議長(福田利喜君) 日程第14、議案第9号、陸前高田市立図書館指定管理者の指定についてから日程第43、議案第38号、令和3年度陸前高田市水道事業会計予算までの執行前提案1件、補正予算案8件、条例案13件及び新年度予算案8件の計30件を一括して議題といたします。  本30件に係る提案理由の説明を求めます。当局。 ◎副市長(舟波昭一君) 議長。 ○議長(福田利喜君) 副市長。    (副市長 舟波昭一君登壇) ◎副市長(舟波昭一君) ただいま議題となりました議案第9号から議案第38号までの30件につきまして、命により副市長から提案理由の御説明を申し上げます。  初めに、議案第9号、陸前高田市立図書館指定管理者の指定につきましては、陸前高田市立図書館指定管理者を指定しようとして提案するものでございます。  次に、議案第10号から議案第17号までの補正予算につきましては、主に年度末を迎えての事業費の精査等に伴う補正措置をしようとするものでございます。  まず、議案第10号、令和2年度陸前高田市一般会計補正予算(第11号)でありますが、東日本大震災に係る復旧、復興関連事業費及び事業費の精査等に伴う補正を計上し、併せて繰越明許費の計上、債務負担行為及び地方債の補正をしようとするものでございます。  次に、議案第11号、令和2年度陸前高田市下水道事業特別会計補正予算(第1号)でありますが、事業費の精査等に伴う補正をしようとするものでございます。  次に、議案第12号、令和2年度陸前高田市農業集落排水事業特別会計補正予算(第1号)でありますが、事業費の精査に伴う補正をしようとするものでございます。  次に、議案第13号、令和2年度陸前高田市漁業集落排水事業特別会計補正予算(第1号)でありますが、事業費の精査に伴う補正をしようとするものでございます。  次に、議案第14号、令和2年度陸前高田市国民健康保険特別会計補正予算(第6号)でありますが、事業勘定及び診療施設勘定とも事業費の精査等に伴う補正をしようとするものでございます。  次に、議案第15号、令和2年度陸前高田市後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)でありますが、保険料収入の増に伴う広域連合納付金の補正をしようとするものでございます。  次に、議案第16号、令和2年度陸前高田市介護保険特別会計補正予算(第5号)でありますが、保険事業勘定及び介護サービス事業勘定とも事業費の精査等に伴う補正をしようとするものでございます。  次に、議案第17号、令和2年度陸前高田市水道事業会計補正予算(第2号)でありますが、事業費の精査等に伴う補正をしようとするものでございます。  次に、議案第18号、陸前高田市二又復興交流センター条例を廃止する条例につきましては、岩手県応急仮設建築物復興特区に係る復興推進計画に定める応急仮設建築物活用事業の期間が満了することに伴い、陸前高田市二又復興交流センター条例を廃止しようとして提案するものでございます。  次に、議案第19号、条例の一斉見直しに伴う関係条例の整理に関する条例につきましては、条例の一斉見直しに伴い、所要の改正等をしようとして提案するものでございます。  次に、議案第20号、陸前高田市部等設置条例の一部を改正する条例につきましては、国の第2期復興・創生期間における復興事業等の推進のための体制整備及び市民が利用しやすい行政サービスの充実を図るため、行政組織機構の再編をしようとして提案するものでございます。  次に、議案第21号、陸前高田市区長設置条例の一部を改正する条例につきましては、地方公務員法の一部改正に伴い、区長の身分等を見直すため、所要の改正をしようとして提案するものでございます。  次に、議案第22号、陸前高田市一般職の任期付職員の採用に関する条例の一部を改正する条例につきましては、特定任期付職員の採用等に関し、必要な事項を定めるため、所要の改正をしようとして提案するものでございます。  次に、議案第23号、陸前高田市国民健康保険税条例等の一部を改正する条例につきましては、税率改正に係る激変緩和措置及び同一世帯に18歳までの被保険者がいる場合における減免の継続に伴い、所要の改正をしようとして提案するものでございます。  次に、議案第24号、陸前高田市漁港管理条例の一部を改正する条例につきましては、脇之沢漁港における利用調整施設の占用料を定め、及び所要の改正をしようとして提案するものでございます。  次に、議案第25号、陸前高田市漁具保管施設条例の一部を改正する条例につきましては、漁具保管施設の整備及び所要の改正をしようとして提案するものでございます。  次に、議案第26号、陸前高田市福祉事務所設置条例等の一部を改正する条例につきましては、陸前高田市役所の位置の変更等に伴い、所要の改正をしようとして提案するものでございます。  次に、議案第27号、陸前高田市介護保険条例の一部を改正する条例につきましては、陸前高田市高齢者福祉計画・第8期介護保険事業計画の策定に伴う介護保険料率の改定及び所要の改正をしようとして提案するものでございます。  次に、議案第28号、陸前高田市市営住宅条例の一部を改正する条例につきましては、市営住宅和野団地の戸数の減少及び所要の改正をしようとして提案するものでございます。  次に、議案第29号、陸前高田市屋外広告物条例の一部を改正する条例につきましては、広告物等の安全管理等に関し、必要な事項を定めようとして提案するものでございます。  次に、議案第30号、陸前高田市社会福祉施設等の人員、設備、運営等の基準等に関する条例につきましては、社会福祉施設等の人員、設備、運営等の基準等を定めようとして提案するものでございます。  次に、議案第31号から議案第38号までの8件は、令和3年度の各会計予算でございます。  まず、議案第31号、令和3年度陸前高田市一般会計予算でありますが、新型コロナウイルス感染症の影響等により、市税等の減少が見込まれるところでありますが、限られた財源の中においてもまちづくり総合計画を基とした各種施策を展開するとともに、復興後を見据えた予算編成に努め、持続可能なまちづくりを目指した予算としたところであり、183億8,200万円を措置したものでございます。  次に、議案第32号、令和3年度陸前高田市下水道事業特別会計予算でありますが、施設の維持管理費及び汚水管渠整備費等で5億3,243万4,000円を措置したものでございます。  次に、議案第33号、令和3年度陸前高田市農業集落排水事業特別会計予算でありますが、施設の維持管理費等で6,339万8,000円を措置したものでございます。  次に、議案第34号、令和3年度陸前高田市漁業集落排水事業特別会計予算でありますが、施設の維持管理費等で9,267万3,000円を措置したものでございます。  次に、議案第35号、令和3年度陸前高田市国民健康保険特別会計予算でありますが、事業勘定におきましては国民健康保険の運営費で21億9,512万9,000円を措置し、診療施設勘定におきましては二又及び広田診療所の運営費等で1億6,680万7,000円を措置したものでございます。  次に、議案第36号、令和3年度陸前高田市後期高齢者医療特別会計予算でありますが、後期高齢者医療に係る運営費で2億4,282万7,000円を措置したものでございます。  次に、議案第37号、令和3年度陸前高田市介護保険特別会計予算でありますが、保険事業勘定におきましては介護保険の運営費で25億5,604万4,000円を措置し、介護サービス事業勘定におきましては介護予防支援事業費等で1,836万7,000円を措置したものでございます。  次に、議案第38号、令和3年度陸前高田市水道事業会計予算でありますが、収益的収支においては、収入で6億672万9,000円、支出で6億49万8,000円としております。資本的収支では、市内配水管整備事業等を行うこととしており、収入で2億5,724万7,000円、支出で3億7,226万5,000円となり、収入が支出に対して不足する額1億1,501万8,000円については、当年度分損益勘定留保資金等で補填しようとするものでございます。  以上、提案理由の概要を申し上げましたが、これらの議案の細部につきましては、審議に際しまして関係部課長等をして説明させていただきますので、慎重に御審議の上、御賛同くださいますようお願いを申し上げまして、提案理由の説明といたします。 ○議長(福田利喜君) ただいま議題となっております議案第9号、陸前高田市立図書館指定管理者の指定についてから議案第38号、令和3年度陸前高田市水道事業会計予算までの執行前提案1件、補正予算案8件、条例案13件及び新年度予算案8件の計30件については、議事の順序を省略してお諮りいたします。  本30件については、議長を除く議員全員をもって構成する予算等特別委員会を設置し、これに付託の上、審査することにいたしたいと思います。これに御異議ありませんか。    (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(福田利喜君) 御異議なしと認めます。  よって、本30件については予算等特別委員会を設置し、これに付託の上、審査することに決しました。 ○議長(福田利喜君) ただいま設置されました予算等特別委員会の委員の選任につきましては、委員会条例第8条第1項の規定により、議長を除く議員全員を指名いたします。 ○議長(福田利喜君) 予算等特別委員会の正副委員長互選のため、同委員会を来る3月5日、本会議散会後、この議場に招集いたします。 △日程第44 請願第1号 安全・安心の医療・介護の実現と国民の命と健康を守るための請願について ○議長(福田利喜君) 日程第44、請願第1号、安全・安心の医療・介護の実現と国民の命と健康を守るための請願についてを議題といたします。 ○議長(福田利喜君) お諮りいたします。  本件については、議事の順序を省略し、直ちに請願文書表に記載のとおり、教育民生常任委員会に付託の上、審査いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。    (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(福田利喜君) 御異議なしと認めます。  よって、本件については請願文書表に記載のとおり、教育民生常任委員会に付託の上、審査することに決しました。 ○議長(福田利喜君) この際、御連絡いたします。  明26日から3月1日までは休会、2日から5日までは一般質問を行います。 ○議長(福田利喜君) 以上で本日の日程は全部終了いたしました。  本日はこれにて散会いたします。    午後 1時19分 散   会...