○議長(
伊藤明彦君) 討論なしと認めます。
○議長(
伊藤明彦君) これより議案第10号、
陸前高田市
被災市街地復興整備事業の
変更業務委託契約締結について及び議案第14号、
陸前高田市
個人情報保護条例の一部を改正する
条例から議案第24号、平成27年度
陸前高田市
水道事業会計補正予算(第1号)までの執行前提案1件、
条例案7件及び
補正予算案4件の計12件について一括して採決いたします。 本12件に対する
委員長の報告は、いずれも
原案可決であります。 本12件は、
委員長報告のとおり決することにご異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
伊藤明彦君) ご異議なしと認めます。 よって、本12件は
委員長報告のとおり可決されました。
△日程第13 議案第25号
広田地区公共施設整備用地造成等工事及び(仮称)市道前花貝3号線
緊急避難路整備工事の
請負契約締結について
○議長(
伊藤明彦君) 日程第13、議案第25号、
広田地区公共施設整備用地造成等工事及び(仮称)市道前花貝3号線
緊急避難路整備工事の
請負契約締結についてを議題といたします。 本件に係る
提案理由の説明を求めます。当局。
◎
企画部長(
蒲生琢磨君) 議長。
○議長(
伊藤明彦君)
企画部長。 (
企画部長 蒲生琢磨君登壇)
◎
企画部長(
蒲生琢磨君) ただ今議題となりました議案第25号、
広田地区公共施設整備用地造成等工事及び(仮称)市道前花貝3号線
緊急避難路整備工事の
請負契約締結につきまして、命により
企画部長からご説明いたします。
提案理由でありますが、
広田地区公共施設整備用地造成等工事及び(仮称)市道前花貝3号線
緊急避難路整備工事の
請負契約を締結しようとして提案するものであります。 この
整備工事につきましては、去る6月22日、2件
合札入札とし実施したところでありますが、
東日本大震災に係る
災害復旧・
復興関連工事請負業者指名基準に基づき、
業者指名運営委員会が選定した
経常建設共同企業体による
指名競争入札の結果、2億9,160万円で佐武・
菱和経常建設共同企業体が落札したものであります。 この
工事請負契約の締結につきましては、
予定価格が1億5,000万円を超えることから、
地方自治法第96条第1項第5号及び議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する
条例第2条の規定により、議会の議決を求めるものであります。 次に、
工事の概要についてご説明いたしますので、25の2ページをお開き願います。議案第25
号説明資料その1、
工事概要であります。1は
広田地区公共施設整備用地造成等工事であります。(1)、目的ですが、
東日本大震災により被災した
広田地区公共施設の移転、再建を進めるため、当地区の新たな防災、
医療拠点及び
緊急避難所となる
公共施設用地を
整備しようとして施工するものであります。(2)、
工事期間ですが、議会の議決を得た日から平成28年3月25日までとするものであります。(3)、
工事場所は、
陸前高田市広田町字前
花貝地内。(4)、
工事内容ですが、
用地造成等工事で、
施工面積1万5,340平方メートルであります。 2は(仮称)市道前花貝3号線
緊急避難路整備工事であります。(1)、目的ですが、
広田地区公共施設整備用地の
工事に伴い、関連する道路を
整備しようとして施工するものであります。(2)、
工事期間ですが、議会の議決を得た日から平成28年3月25日までとするものであります。(3)、
工事場所は、
陸前高田市広田町字前
花貝地内。(4)、
工事内容ですが、
道路整備工事で、
主要地方道大船渡広田陸前高田線から
広田地区公共施設整備用地までの
施工延長163メートル、幅員は6メートルであります。 次の25の3ページは
位置図ですが、お
目通しをお願いいたします。 以上で議案第25号の説明を終わります。よろしくお願いいたします。
○議長(
伊藤明彦君) これより質疑に入ります。質疑はありませんか。
◆11番(
藤倉泰治君) 議長。11番、
藤倉泰治。
○議長(
伊藤明彦君)
藤倉泰治君。
◆11番(
藤倉泰治君) 幾つかお聞きします。 いよいよ
広田地区の
公共施設の
整備が始まるということになると思うのですが、この
造成工事については、これは
災害復旧という形ではないのではないかと思うのですが、そういう意味での国からの
補助事業についてはどのような対応というふうなことになっているのか。また、これがもし年度が延びた場合に、今危惧されている
被災自治体の一部負担のことにも、建物のことも含めて影響するのかどうか、そのこともあわせてお尋ねいたします。
○議長(
伊藤明彦君) 当局、答弁。
◎
企画部長(
蒲生琢磨君) 議長。
○議長(
伊藤明彦君)
企画部長。
◎
企画部長(
蒲生琢磨君)
企画部長からお答えいたします。
造成工事に関しては、
一括交付金を活用して
整備をしようとするものでございます。また、年度をまたがるということでの
負担分については、27年度で施工しますので、事故繰りも含めて3年間の間に
整備をする予定でございます。 それから、建物の部分については、
災害復旧費プラス復興交付金を一部導入する部分がございますので、それらについては今年度あわせて設計を発注してございますので、その後
災害復旧の査定を受けまして、年度内にできるだけ27年度
工事として発注できるように進めたいと思っております。
◆11番(
藤倉泰治君) 議長。11番、
藤倉泰治。
○議長(
伊藤明彦君)
藤倉泰治君。
◆11番(
藤倉泰治君) 大変な国との関係の中で
災害復旧や
交付金も使いながら有効な取り組みをぜひしていただきたいと思います。 それからもう一点は、
広田地区の中心的な場所になるわけですが、この道路の関係、
海岸線側の道路と、それから大陽からの道路と、2つの道路に挟まれる形になると思うのですが、その
道路整備の状況も含めて、
公共施設の出入りのことについてお尋ねいたします。
○議長(
伊藤明彦君) 答弁。
◎
建設部長(
橋本英雄君) 議長。
○議長(
伊藤明彦君)
建設部長。
◎
建設部長(
橋本英雄君)
建設部長からお答えいたします。 大
陽方面からの道路につきましては、
県道大船渡広田陸前高田線からの出入り口もあわせて
整備をするということで進めております。
○議長(
伊藤明彦君) ほかに質疑はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
伊藤明彦君) これにて質疑を終結いたします。
○議長(
伊藤明彦君) お諮りいたします。 議案第25号は、
委員会の付託を省略いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
伊藤明彦君) ご異議なしと認めます。 よって、本件は
委員会の付託を省略することに決しました。
○議長(
伊藤明彦君) これより討論に入ります。討論はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
伊藤明彦君) 討論なしと認めます。
○議長(
伊藤明彦君) これより議案第25号、
広田地区公共施設整備用地造成等工事及び(仮称)市道前花貝3号線
緊急避難路整備工事の
請負契約締結についてを採決いたします。 本件は、原案のとおり決することにご異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
伊藤明彦君) ご異議なしと認めます。 よって、本件は原案のとおり可決されました。
△日程第14 議案第26号 只出
漁港海岸災害復旧(
防潮堤)
工事の
請負契約締結について
○議長(
伊藤明彦君) 日程第14、議案第26号、只出
漁港海岸災害復旧(
防潮堤)
工事の
請負契約締結についてを議題といたします。 本件に係る
提案理由の説明を求めます。当局。
◎
農林水産部長(
千葉徳次君) 議長。
○議長(
伊藤明彦君)
農林水産部長。 (
農林水産部長 千葉徳次君登壇)
◎
農林水産部長(
千葉徳次君)
議案つづりの26の1ページをお開き願います。ただ今議題となりました議案第26号、只出
漁港海岸災害復旧(
防潮堤)
工事の
請負契約締結につきまして、命により
農林水産部長からご説明いたします。
提案理由でありますが、只出
漁港海岸災害復旧(
防潮堤)
工事の
請負契約を締結しようとして提案するものであります。 この
工事につきましては、去る6月22日、入札を実施したところでありますが、
陸前高田市営建設工事等請負入札参加者指名格付基準に基づき、
業者指名運営委員会が選定した4社による
指名競争入札の結果、34億2,360万円で
株式会社佐賀組が落札したものであります。 この
工事請負契約の締結につきましては、
予定価格が1億5,000万円を超えることから、
地方自治法第96条第1項第5号及び議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する
条例第2条の規定により、議会の議決を求めるものであります。 次に、
工事の概要についてご説明をいたしますので、26の2ページをお開き願います。議案第26
号説明資料その1、
工事の概要であります。1、目的ですが、
東日本大震災で甚大な被害を受けました
漁港海岸施設の機能を回復するため、
防潮堤を復旧しようとして施工するものであります。2、
工事の期間ですが、議会の議決を得た日から平成29年10月20日までとするものであります。3、
工事の場所は
陸前高田市小友町
字唯出地内ほか。4、
工事の内容でありますが、
防潮堤災害復旧工事が(1)、
復旧延長は944.2メートル、(2)、
計画天端高が
TPプラス10.9メートルの
復旧工事であります。 次の26の3ページ、
説明資料その2は
位置図、次の26の4ページ、
説明資料その3は
平面図となりますので、お
目通しをお願いいたします。 以上で議案第26号の説明を終わります。よろしくお願いいたします。
○議長(
伊藤明彦君) これより質疑に入ります。質疑はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
伊藤明彦君) 質疑なしと認めます。
○議長(
伊藤明彦君) お諮りいたします。 議案第26号は、
委員会の付託を省略いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
伊藤明彦君) ご異議なしと認めます。 よって、本件は
委員会の付託を省略することに決しました。
○議長(
伊藤明彦君) これより討論に入ります。討論はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
伊藤明彦君) 討論なしと認めます。
○議長(
伊藤明彦君) これより議案第26号、只出
漁港海岸災害復旧(
防潮堤)
工事の
請負契約締結についてを採決いたします。 本件は、原案のとおり決することにご異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
伊藤明彦君) ご異議なしと認めます。 よって、本件は原案のとおり可決されました。
△日程第15
農業委員会委員の推薦について
○議長(
伊藤明彦君) 日程第15、
農業委員会委員の推薦についてを議題といたします。
○議長(
伊藤明彦君) お諮りいたします。
議会推薦の
農業委員については、ただ今
事務局長をして朗読いたさせますように、
学識経験を有する3人の方を推薦いたしたいと思います。
事務局長。
◎
事務局長(
戸羽良一) 命によりまして、
農業委員会委員の推薦についてに係る被
推薦者を朗読いたします。
陸前高田市広田町
字大祝15番地12、
大和田富子さん、
陸前高田市矢作町
字山崎50番地、
小野寺つや子さん、
陸前高田市横田町
字砂子田57番地1、
松田邦子さん。 以上でございます。
○議長(
伊藤明彦君) 以上のとおりであります。これにご異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
伊藤明彦君) ご異議なしと認めます。 よって、
農業委員に
大和田富子さん、
小野寺つや子さん、
松田邦子さん、以上の3人を推薦することに決しました。
△日程第16 請願第2号
安保関連法案の廃案を求める
意見書の提出について
○議長(
伊藤明彦君) 日程第16、請願第2号、
安保関連法案の廃案を求める
意見書の提出についての請願を議題といたします。 本件に関し、
委員長の報告を求めます。
総務常任委員会委員長、
菅原悟君。 (
総務常任委員会委員長 菅原悟君登壇)
◎
総務常任委員会委員長(
菅原悟君)
今期定例会において本
委員会に付託されておりました請願第2号、
安保関連法案の廃案を求める
意見書の提出についてを審査するため、去る6月19日及び29日に本
委員会を招集し、審査を終了いたしましたので、審査の経過と結果につきましてご報告いたします。 本請願は、
陸前高田市米崎町
字松峰59番地108、
全日本年金者組合岩手県
本部陸前高田支部執行委員長の
石山仁雄氏から提出されたものであります。 本請願の内容は、
日本国憲法に違反し、
集団的自衛権の行使の容認を前提とした
平和安全法制整備法案及び国際平和支援法案の廃案を求める
意見書の提出について求めているものであります。 政府が今国会に提出し、審議している
安保関連法案は、戦後70年もの長きにわたり、歴代政権が戦争の放棄を掲げる憲法第9条のもと、海外での武力行使をしてはならないというこれまでの政府見解を大きく転換しようとするものであります。 自衛隊は、創設以来これまで一人の外国人もあやめず、そして一人の戦死者も出すことなく活動しております。当市においても、
東日本大震災直後より自衛隊による多くの支援を受けたことは言うまでもありません。 また、国民に対する説明も不十分であり、衆議院憲法審査会においても憲法学者全員から
集団的自衛権の行使を容認する解釈は憲法違反であるとの指摘もなされているものであります。 しかしながら、本法案が成立すれば、その自衛隊員や日本の若者を海外で起こり得る争いの場へ送り出すことになりかねません。
東日本大震災の被災地だからこそ、命の尊さと平和な暮らしを守ることが何より重要であることは誰しもが承知の事実であり、戦争により多くの命を失った過去の過ちを再び繰り返さないためにも、平和憲法の原点に立ち返り、多くの国民が反対の意思を示している世論を真摯に受け止め、本法案の廃案を望むものであります。 以上のことから、本
委員会といたしましては本請願の趣旨を了とし、
出席委員全員一致をもって採択すべきものと決した次第であります。 なお、本請願の審査に当たりましては、請願者及び紹介議員から請願趣旨に関する説明を受け、慎重に審査したことを申し添え、総務常任
委員会の報告といたします。
○議長(
伊藤明彦君) ただ今の
委員長報告に対する質疑に入ります。質疑はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
伊藤明彦君) 質疑なしと認めます。
○議長(
伊藤明彦君) これより討論に入ります。討論の通告がありますので、これを許します。 8番、大坪涼子君。 (8番 大坪涼子君登壇)
◆8番(大坪涼子君) 請願第2号、
安保関連法案の廃案を求める請願について、賛成の立場で討論を行います。 4つの市民団体から提出されたこの請願は、現在多くの国民が心配し、反対の声を上げている安保関連法を廃案にするために、政府に
意見書を上げてほしいという請願だと思います。 この
安保関連法案には平和や安全という言葉が使われていますが、海外で武力を行使し、戦争に参加する国になることであり、本当に危険な法案だと思います。 私は、女性として母親として、自衛隊の隊員も日本の若者も絶対に戦争に送り出してはならないと思います。特に自衛隊の方々には震災直後から大きなご支援を受けました。あのときの隊員の方々の懸命な活動で多くの人たちが救われ、ここまでやってくることができました。この法案が通れば、その隊員の人たちが今度は海外での戦争に行くことになります。こんなことは絶対許されません。 政府は「武力行使ではない」「後方支援だ」と言っています。90歳を超える私の父親は、フィリピンのレイテ島で終戦を迎えました。現地では食料も物資も届かず、飢えと病気で多くの人が亡くなった、後方から食料や物資が送られてこなかったために大変苦労したと聞かされています。戦争では後方も前方もないと言っています。 これまで日本は戦後70年、憲法9条のもとで一度も海外で殺し、殺されることはありませんでした。紛争が起きても、憲法9条の立場で話し合いで解決する、そしてその日本の役割は世界のどの国とも平和外交を進めることだと思います。 以上のことを申し上げ、賛成の討論といたします。ご賛同よろしくお願いいたします。
○議長(
伊藤明彦君) 以上で通告による討論を終わります。 ほかに討論はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
伊藤明彦君) 以上で討論を終結いたします。
○議長(
伊藤明彦君) これより請願第2号、
安保関連法案の廃案を求める
意見書の提出についてを採決いたします。 本件に対する
委員長の報告は採択であります。 本件は、
委員長報告のとおり決することにご異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
伊藤明彦君) ご異議なしと認めます。 よって、本件は
委員長報告のとおり採択されました。
△日程第17 請願第3号 地域の
安全確保となる
防災機能を兼ね備えた
コミュニティ施設の新設について
○議長(
伊藤明彦君) 日程第17、請願第3号、地域の
安全確保となる
防災機能を兼ね備えた
コミュニティ施設の新設についての請願を議題といたします。 本件に関し、
委員長の報告を求めます。
総務常任委員会委員長、
菅原悟君。 (
総務常任委員会委員長 菅原悟君登壇)
◎
総務常任委員会委員長(
菅原悟君)
今期定例会において本
委員会に付託されておりました請願第3号、地域の
安全確保となる
防災機能を兼ね備えた
コミュニティ施設の新設についてを審査するため、去る6月19日及び29日に本
委員会を招集し、審査を終了いたしましたので、審査の経過と結果につきましてご報告いたします。 請願第3号は、
陸前高田市小友町字猪森74番地1、小友地区コミュニティ推進協議会会長の吉田豊司氏から提出されたものであります。 本請願の内容は、住民全ての避難所となり得る安全な
公共施設がないため、
防災機能を兼ね備えた
コミュニティ施設の新設を求めているものであります。
東日本大震災により、小友町では600世帯以上が被災し、多くの方が犠牲となったところであり、当時はまちの中心部に位置する小学校、中学校及びコミュニティセンター施設も浸水したことから、核となる避難所がないため、各地区の公民館において避難生活を送っていたものであります。 震災以後、浸水した既存の小中学校校舎及びコミュニティセンター施設を改修し、現在も使用しているところでありますが、いずれにせよ施設自体も浸水しており、その施設に行くまでの道路につきましても浸水エリアを通らなければならないため、必ずしも安全であるとは言えない状況であります。 当局においても、今後における防災対策の必要性は認識しており、国と連絡をとり合いながら施設
整備に向けた検討をしていることは、地域の
安全確保と地域防災への配慮がうかがえるものであります。 しかしながら、施設
整備に必要となる造成地が定まっておらず、今後検討が必要になると思われますが、将来にわたり小友町民の皆様が安全に避難でき、なおかつ災害時の有事の際にも対応可能となる
防災機能を兼ね備えた
コミュニティ施設の
整備が図られるよう望むものであります。 以上のことから、本
委員会といたしましては本請願の趣旨を了とし、
出席委員全員一致をもって採択すべきものと決した次第であります。 なお、本請願の審査に当たりましては、請願者から現地において請願箇所の状況及び請願趣旨に関する説明、また紹介議員からの説明を受けるとともに当局から説明を徴するなど、慎重に審査したことを申し添え、総務常任
委員会の報告といたします。
○議長(
伊藤明彦君) ただ今の
委員長報告に対する質疑に入ります。質疑はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
伊藤明彦君) 質疑なしと認めます。
○議長(
伊藤明彦君) これより討論に入ります。討論はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
伊藤明彦君) 討論なしと認めます。
○議長(
伊藤明彦君) これより請願第3号、地域の
安全確保となる
防災機能を兼ね備えた
コミュニティ施設の新設についてを採決いたします。 本件に対する
委員長の報告は採択であります。 本件は、
委員長報告のとおり決することにご異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
伊藤明彦君) ご異議なしと認めます。 よって、本件は
委員長報告のとおり採択されました。
△日程第18 請願第4号
県立高田高校の
通学路の
安全対策整備について
○議長(
伊藤明彦君) 日程第18、請願第4号、
県立高田高校の
通学路の
安全対策整備についての請願を議題といたします。 本件に関し、
委員長の報告を求めます。 産業建設常任
委員会委員長、佐藤信一君。 (産業建設常任
委員会委員長 佐藤信一君登壇)
◎産業建設常任
委員会委員長(佐藤信一君)
今期定例会において本
委員会に付託されておりました請願第4号、
県立高田高校の
通学路の
安全対策整備についてを審査するため、去る6月19日及び26日に本
委員会を招集し、審査を終了いたしましたので、その審査の経過と結果につきまして報告いたします。 請願第4号は、
陸前高田市高田町字長砂52番地1、高田高校仮設住宅自治会会長、菅野仁氏から提出されたもので、その内容は、
県立高田高校校舎周辺の
通学路が狭く、暗いなど、交通安全や防犯上大変危険であるため、さらなる安全対策を講ずるよう求めているものであります。
委員会の審査におきましては、市道光照寺線及び市道火葬場線で構成される本
通学路は十分な幅員があるとは言えず、仮設住宅、高田斎苑も隣接しており、交通量も多いことから、交通事故の発生が懸念されるものであります。特にも冬期間においては路面の凍結などにより、さらに危険性が増すことが考えられます。 また、市道長砂2号線については急勾配であり、仮設住宅の排水路の
整備に伴う敷き砂利により、安全な歩行への影響が認められます。 当局においては同路線の危険性を認識しており、高校側と連絡をとりながら街路灯の設置、危険箇所の白線を引き直す等、安全上、防犯上の配慮は認められるものであります。 しかしながら、市道光照寺線及び市道火葬場線においては歩道の設置、市道長砂2号線においては舗装の必要性が認められ、また隣接地が今後の市街地形成ともかかわることから、その進捗状況に留意し、引き続き同路線を利用する生徒の安全対策が十分に図られるよう望むものであります。 結果といたしましては、本請願の趣旨を了とし、
出席委員全員一致をもって採択すべきものと決した次第であります。 なお、本請願の審査に当たりましては、請願箇所において請願者及び紹介議員から請願趣旨に関する説明を受け、また当局から担当部課長の出席を求め、請願箇所における状況説明を受けるなど、慎重に審査したことを申し添え、産業建設常任
委員会の報告といたします。
○議長(
伊藤明彦君) ただ今の
委員長報告に対する質疑に入ります。質疑はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
伊藤明彦君) 質疑なしと認めます。
○議長(
伊藤明彦君) これより討論に入ります。討論はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
伊藤明彦君) 討論なしと認めます。
○議長(
伊藤明彦君) これより請願第4号、
県立高田高校の
通学路の
安全対策整備についてを採決いたします。 本件に対する
委員長の報告は採択であります。 本件は、
委員長報告のとおり決することにご異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
伊藤明彦君) ご異議なしと認めます。 よって、本件は
委員長報告のとおり採択されました。
△日程第19 請願第5号
農協法改定をはじめとした「
農業改革」について
○議長(
伊藤明彦君) 日程第19、請願第5号、
農協法改定をはじめとした「
農業改革」についてを議題といたします。 本件に関し、
委員長の報告を求めます。 産業建設常任
委員会委員長、佐藤信一君。 (産業建設常任
委員会委員長 佐藤信一君登壇)
◎産業建設常任
委員会委員長(佐藤信一君)
今期定例会において本
委員会に付託されておりました請願第5号、
農協法改定をはじめとした「
農業改革」についてを審査するため、去る6月19日及び25日に本
委員会を招集し、審査を終了いたしましたので、その審査の経過と結果について報告いたします。 請願第5号は、盛岡市南仙北2丁目25の6、岩手県農業協同組合労働組合中央執行
委員長の齋藤禎弘氏から提出されたもので、その内容は、
農協法改定を初めとした
農業改革について政府関係機関に
意見書を提出するよう求めるものであります。
委員会の審査におきましては、農業の大規模化を優遇する本法律案は、大規模化に限界のある当地域が抱える課題の解決にはならないとの意見、またこれまで水産物の販売や営農指導を通じて当地域の農家に寄り添い、
東日本大震災後においては共済事業を中心として農業協同組合が果たした社会的役割の大きさをしんしゃくすると、農業協同組合や
農業委員会を解体しようという本法律案は容認できるものではなく、農業協同組合の自己改革を尊重した
農業改革を求めるとの意見と、本請願は農業に関する政策の議論の喚起にとどめるものであり、本法律案が施行されなくても当地域の状況が改善されるものでもないとの意見があったことから、起立採決を行い、賛成多数により採択すべきものと決した次第であります。 あわせて、本
委員会といたしましては、改革の推進に当たっては
東日本大震災からの復興途上の被災地の活力を低下することのないよう、十分に配慮するよう願うものであります。 なお、本請願の審査に当たりましては、委員全員が出席し、請願者及び紹介議員からの請願趣旨に関する説明を受け、また当局から担当部課長の出席を求め、説明を受けるなど、慎重に審査したことを申し添え、産業建設常任
委員会の報告といたします。
○議長(
伊藤明彦君) ただ今の
委員長報告に対する質疑に入ります。質疑はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
伊藤明彦君) 質疑なしと認めます。
○議長(
伊藤明彦君) これより討論に入ります。討論の通告がありますので、これを許します。 11番、
藤倉泰治君。 (11番
藤倉泰治君登壇)
◆11番(
藤倉泰治君) 請願第5号、
農協法改定をはじめとした「
農業改革」についての請願について、賛成の立場で討論を行います。 農協改革法案は昨日の衆議院で可決され、参議院に送られましたが、今回の請願は農協の改革は農協自身の改革を尊重し、政府による法的な強制をやめることを求める請願だと思います。 農業や農村をめぐっては、この
陸前高田市も本当に大変な現状になっております。かつてこの市内にもたくさんあった農地、畑、田んぼも大幅に荒れ、面積も減っています。矢作町内のある地区では、先月話し合いの結果、中山間地の
補助事業の草刈りをやめることにしたそうであります。高齢化で、とても隅々の田畑の草刈りができないということになったそうであります。また、鹿やハクビシンなどの鳥獣被害は市内全域、毎日のように起きております。 このように
陸前高田市は小規模面積、そして中山間地という条件が悪い地域の農業であります。今取りざたされております企業参入などは見込めないと思います。何よりも地域、そして家族がこの農業、農村を守ることが大事になっていると思います。 このように大変になっている大きな原因は、国の農政に大きな問題があり、輸入が増え、国内の農産物の価格が下がっている、とても生産価格に間に合わない大きな原因ではないでしょうか。 私は、家族経営が立ち行けるようにするためには、農産物の価格保障を政府としてやらない限り、日本の農業はますますひどくなっていくと思います。そして、価格保障により農家の収入と所得を増やし、家族の経営を維持、発展させることが何よりも自給率向上になります。それは既にヨーロッパでは実証済みであります。 確かにこれまで農協は統廃合や支店の廃止、ガソリンスタンドの廃止など、また営農活動も弱くなっていると言われますが、とはいっても政府が強制的に農協改革をやればいいというものではないと思います。農協の改革は、広く組合員の意見を聞きながら、そして農協自身が取り組むことが何よりも大事だと思います。 以上のことから、請願第5号について賛成の立場での討論といたします。ご賛同よろしくお願いいたします。
○議長(
伊藤明彦君) 以上で通告による討論を終わります。 ほかに討論はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
伊藤明彦君) 以上で討論を終結いたします。
○議長(
伊藤明彦君) これより請願第5号、
農協法改定をはじめとした「
農業改革」についてを採決いたします。 本件は起立により採決いたします。 本件に対する
委員長の報告は採択であります。 本件は、
委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。 (賛 成 者 起 立)
○議長(
伊藤明彦君) 起立多数であります。 よって、本件は採択と決しました。
△日程第20 請願第6号 「
防災集団移転促進事業」で造成した
住宅団地の
分譲価格、及び
賃貸料の妥当性の検討について
○議長(
伊藤明彦君) 日程第20、請願第6号、「
防災集団移転促進事業」で造成した
住宅団地の
分譲価格、及び
賃貸料の妥当性の検討についての請願を議題といたします。 本件に関し、
委員長の報告を求めます。 産業建設常任
委員会委員長、佐藤信一君。 (産業建設常任
委員会委員長 佐藤信一君登壇)
◎産業建設常任
委員会委員長(佐藤信一君)
今期定例会において本
委員会に付託されておりました請願第6号、「
防災集団移転促進事業」で造成した
住宅団地の
分譲価格、及び
賃貸料の妥当性の検討についてを審査するため、去る6月19日及び29日に本
委員会を招集し、審査を終了いたしましたので、その審査の経過と結果につきまして報告いたします。 請願第6号は、
陸前高田市広田町字大久保124番地1、旧広田水産高校仮設住宅7―1号、田谷地区集団移転協議会会長の佐藤武氏から提出されたものであり、その内容は、
防災集団移転促進事業で造成した住宅の
分譲価格及び
賃貸料の妥当性について、議会において検討するよう求めたものであります。
委員会の審査におきましては、
防災集団移転促進事業で造成した
住宅団地の
分譲価格及び
賃貸料の設定については他の自治体と比較しても適正なものであり、一定のルールのもとで進められてきたものと判断できる、また空き区画の問題などの課題も存在することから、規則等の制定には至っていないことについては理解できるものであるとの意見と、
住宅団地の
分譲価格及び
賃貸料については受益者である市民に対して規則などの制定により明確に提示すべきであり、それを行わなかったことについては行政事務の瑕疵が認められ、このことに議会が関与することができなかったとの意見があったことから、起立採決を行い、賛成少数により不採択すべきものと決した次第であります。 あわせて、本
委員会といたしましては、
賃貸料は平成24年度第4回定例会において議決を得た財産の交換、譲与、無償貸付等に関する
条例に基づき制定されたものであるが、その説明が具体性に欠けていたこと、また今後
住宅団地の管理についてはその推移を見守りながら、住民に対する丁寧な説明を尽くし、その後には規則等の制定を見据えて事業実施に当たるよう望むものであります。 なお、本請願の審査に当たりましては、委員全員が出席し、請願者及び紹介議員から請願趣旨に関する説明を受け、また当局から担当部課長の出席を求め、説明を受けるなど、慎重に審査したことを申し添え、産業建設常任
委員会の報告といたします。
○議長(
伊藤明彦君) ただ今の
委員長報告に対する質疑に入ります。質疑はありませんか。
◆11番(
藤倉泰治君) 議長。11番、
藤倉泰治。
○議長(
伊藤明彦君)
藤倉泰治君。
◆11番(
藤倉泰治君) 1点お聞きいたしますが、この請願者の請願趣旨は
賃貸料等の妥当性について議会において検討することというふうになっているのですが、
賃貸料の負担を、
賃貸料を下げるとか、あるいは
賃貸料の決め方を改めるとかの請願ではないように思うのですが、この請願の趣旨がちょっと私わかりにくいものですから、どのような
委員会での議論だったのかお尋ねいたします。
○議長(
伊藤明彦君) 答弁。
◎産業建設常任
委員会委員長(佐藤信一君) 請願そのものがそういう趣旨があったわけですけれども、委員の中でいろいろこういう事態に陥ったのも、規則などが不足しているためではないかという、そういう議論に集中した部分もありまして、あともう一つは、これまで賃貸契約をした中でも、当局説明では特別トラブルがなかったという部分もありましたので、あえて深くそこに触れないでということで
委員会は進行いたしました。
◆11番(
藤倉泰治君) 議長。11番、
藤倉泰治。
○議長(
伊藤明彦君)
藤倉泰治君。
◆11番(
藤倉泰治君) そうしますと、
分譲価格とか
賃貸料を見直してほしいという趣旨の請願ではなく、いずれプロセスを検討してほしいということになっているのでしょうか。
○議長(
伊藤明彦君) 答弁。
◎産業建設常任
委員会委員長(佐藤信一君) このことについては、さきの一般質問でも大坂議員が取り上げて質問しておりますので、委員の皆さんも内容については共有していると思いますが、いずれ請願の趣旨はそのとおりでありましたが、議会で改めて検討するに至らずという委員の考え方であります。
○議長(
伊藤明彦君) ほかに質疑はありませんか。
◆5番(大坂俊君) 議長。5番、大坂俊。
○議長(
伊藤明彦君) 大坂俊君。
◆5番(大坂俊君) この請願に関しては、
分譲価格と
賃貸料についての妥当性ということであったようですが、特に
賃貸料に関する妥当性についての問題が主なのではないかと感じた次第でありますが、その辺に関して審査の過程の中で議論がいろいろあったかどうかがまず1点と。 それから、
賃貸料に関しては地方税法で規定されている住宅用地の特例という減免措置についての部分がかかわってくるとは思うのですが、これについて財源等含み議論があったかどうか。 もう一点、この
賃貸料については防集の市説明においては固定資産税と同額という説明がなされている中で、契約時において
分譲価格の1.5パーセントという表現になったことの理由、原因、その顛末等に関して審査の中で調査があったかどうか、この3点について伺います。
○議長(
伊藤明彦君) 答弁。
◎産業建設常任
委員会委員長(佐藤信一君) 最初の質問ですけれども、
賃貸料に妥当性があったかということにつきましては、当局からいろいろ説明を受けて、委員の方々がおおむね、先ほども申したように近隣市町村と比べても妥当ではないかということで納得というか、そういうことになりましたので、それ以上の突っ込んだ議論はなかったと思っております。 それから、
賃貸料の固定資産税の関係なのですけれども、当局でもこの間も説明したとおり同額相当という表現をしておりますので、まず
分譲価格についても妥当だということでありますし、あと今度はそれにかわることについても国の方針で進めているということもありましたので、そういう進め方で妥当だということで、そのことについても深い議論にはならなかったというふうに考えております。 (「地方税法」と呼ぶ者あり)
◎産業建設常任
委員会委員長(佐藤信一君) 地方税法につきましても、今回の請願の趣旨がそこまで深く至る内容ではなかったので、あえて委員の中からもそういったことに言及した発言はなかったので、そういうことでございます。
○議長(
伊藤明彦君) ほかに質疑はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
伊藤明彦君) 質疑を終結いたします。
○議長(
伊藤明彦君) これより討論に入ります。討論の通告がありますので、順次これを許します。 5番、大坂俊君。 (5番 大坂俊君登壇)
◆5番(大坂俊君) 請願第6号について賛成の立場から討論をいたします。
防災集団移転促進事業は、被災住民にとって待望のマイホームであり、復興再生のスタートとなっています。しかし、この段に及んで新たな問題が生じ、今請願に至ることとなってしまいました。
防災集団移転促進事業の広田町田谷地区において、区画の賃貸借料において、市の提示した価格が当初提示された固定資産税程度ではなく、契約書を交わす段階で
分譲価格の1.5パーセントと提示され、1.4倍となっており、さらに約10年後には倍になり、およそ30年後には当初価格の3倍以上になることが明らかとなりました。これは当初は説明のなかったことでありまして、現在多くの方々が契約をためらっているとのことです。 なぜこのような事態が起こったのかが今請願審査における広田町田谷地区高台移転協議会よりの聞き取り及び復興対策局より出された資料、そして復興
対策局長の話により明らかとなりました。 このような事態を招いた最大の原因は、当
陸前高田市においては
防災集団移転促進事業の賃貸借料を決定するに当たり、根拠となる規則が存在しなかったことです。このことは、今請願審査において議員と復興
対策局長との質疑応答の中で明らかになりました。さらに、規則がない中、市長裁量において異なる決定がなされ、行政内部の混乱を招き、不合理が是正されないまま放置され、住民への周知がなされなかったものであります。 例えば平成24年4月17日には市長決裁により、「市から借地して住宅再建する場合の貸付料は固定資産税額の1.5パーセントとする」とありますが、規則に基づかないばかりか、内容に重大な誤りがあります。固定資産税相当額の1.5パーセントは考えられないほどの安価となります。 平成24年11月30日の旧広田水産高校集会所における田谷地区協議会代表等への説明では「借地の場合、借地料を固定資産程度に減免する予定」とし、さらに平成25年11月18日の市長決裁において、初めて「最初の減免期間は
分譲価格の1.5パーセントとする」との提示がなされました。これでは、借地をしようと思う住民が混乱するのは当たり前です。ここは、やはり請願を採択した上で、基準となる規則の
整備及び規則に基づいた
条例の制定に向かう方向性が正しいことと思われます。 次に、
委員会における復興
対策局長の説明での土地の賃貸借料と固定資産との比較についてでありますが、算定式の基礎において、通常の賃貸借料、固定資産税、固定資産評価額により算定した場合の3ケースにおいては、造成団地の固定資産評価額の平均を基礎とし、防災集団移転賃貸借料においては防集団地の売買価格の平均を基礎としております。この平均値の整合性は極めて疑問であります。この数字を見ると、どちらかの平均値の算出の仕方に瑕疵があり、統計処理上での偏差値処理もしくはデータ集積時でのケアレスミスが存在するとしか思えません。正しい処理が行われていれば、
委員会で委員が指摘したように、防集賃貸借料の最初の減免期間の数値と、固定資産評価額により算定した場合の数値の差が2,600円にはならないはずです。概算で1万円程度の差となるはずです。 そして、復興対策局より提示された土地の賃貸借料と固定資産税の比較参考資料によれば、土地を売買取得後、住宅建築した場合の固定資産税は、地方税法の住宅用地の特例の適用を受け、防集区画1区画で年間8,200円となっております。これをもって賃貸借料の基礎とすれば、相当な安価の
賃貸料となり、被災住民の生活再建に大きく寄与し、将来にわたり復興の安定した助けとなると思われます。 以上のように、本請願に対して行政手続上の重大な瑕疵が認められると言えます。 議会の最大の役割は、行政の監視機能です。
委員会審査でも行政の無謬性的な発言がありましたが、この発言は自らが議員としての職務を放棄したと思える発言であります。議会と首長は、ともに民意を基礎に置く住民の代表機関としてそれぞれが牽制し、抑制、均衡と調和を図る立場にあります。 本請願に対する賛否は、今期の4年間の議会のあり方も問われるものと思うことから、議員各位に団体意思決定機関の一員としての判断を求め、是々非々での立場で考えていただきたく、賛成の討論といたします。
○議長(
伊藤明彦君) 次に、1番、伊勢純君。 (1番 伊勢純君登壇)
◆1番(伊勢純君) 請願第6号、「
防災集団移転促進事業」で造成した
住宅団地の
分譲価格、及び
賃貸料の妥当性の検討についてへの反対討論を行います。 本請願の趣旨は、
分譲価格及び
賃貸料の妥当性を議会に検討を求めるものとなっています。 分譲団地の価格設定に関しては、本市では既に予算措置され、議決を経て執行が進んでいます。
賃貸料決定までの経過や料金の正当性についても、その経過はまだまだ防災集団移転による団地の運用など不透明な部分のあるもとで、本市では一定のルールを設けながら進めてきました。そして、対象者への説明、また手続上、議会の議決のもとで進んできたものです。 料金の正当性については、通常の賃貸借料で用いられる計算において、財務規則で負担率5パーセントとされるものを本市では10年間は1.5パーセント、その後30年まで3パーセントと減免するもので、借地借家法で定められる借地権の存続期間である30年間にわたり減免が継続されるものであり、不当とは言えないものと判断します。
分譲価格及び
賃貸料の妥当性について、議会において改めて検討は必要ないと思います。 以上の理由により反対討論といたします。議員各位の賛同をお願いいたします。
○議長(
伊藤明彦君) 以上で通告による討論を終わります。 ほかに討論はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
伊藤明彦君) 以上で討論を終結いたします。
○議長(
伊藤明彦君) これより請願第6号、「
防災集団移転促進事業」で造成した
住宅団地の
分譲価格、及び
賃貸料の妥当性の検討についてを採決いたします。 本件に対する
委員長の報告は不採択であります。よって、原案について採決いたします。 本件は、採択することに賛成の諸君の起立を求めます。 (賛 成 者 起 立)
○議長(
伊藤明彦君) 起立少数であります。 よって、本件は不採択と決しました。
○議長(
伊藤明彦君) この際、暫時休憩いたします。休憩時間は10分程度といたします。 午前11時04分 休 憩 午前11時11分 再 開
○議長(
伊藤明彦君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 休憩前の議事を継続いたします。
△日程第21 発議第4号
安保関連法案の廃案を求める
意見書の提出について
○議長(
伊藤明彦君) 日程第21、発議第4号、
安保関連法案の廃案を求める
意見書の提出についてを議題といたします。 提出者から
提案理由の説明を求めます。
総務常任委員会委員長、
菅原悟君。 (
総務常任委員会委員長 菅原悟君登壇)
◎
総務常任委員会委員長(
菅原悟君) 発議提出案件つづりの1ページをお開き願います。ただ今議題となりました発議第4号、
安保関連法案の廃案を求める
意見書の提出についてに係る
提案理由につきまして、案文を読み上げながらご説明いたします。 この発議第4号は、さきに採択をいただきました請願第2号に関連するものであります。
提案理由でありますが、政府が今国会に提出いたしました
安保関連法案につきましては、国民に対する説明が不十分であり、立憲主義を踏まえた国民的な合意を得る必要があることから、この法案の廃案を求めるため、国の関連機関に対し
意見書を提出しようとして提案するものであります。 次に、発議第4号の内容につきましてご説明をいたしますので、2ページをお開き願います。
陸前高田市議会は、平成26年9月議会におきまして、
集団的自衛権の行使について国民的な合意と慎重な対応を求める
意見書を採択し、関係機関に
意見書を提出したところであります。 しかし、政府は武力攻撃事態法やPKO法などの改正を行う
平和安全法制整備法案及び他国軍隊等への支援協力活動等に関する国際平和支援法案を今国会に提出し、審議をしているところでございます。 このことは、歴代政権がこれまで憲法第9条のもとでは許されないとしてきたことを大きく転換するものであり、国民への丁寧な説明がないままに法改正を強行しようとする政府の姿勢は到底容認できるものではありません。 また、上記の法案につきましては、各種世論調査により、いまだ国民の多くは政府の説明が不十分であるとしており、衆議院憲法審査会におきましても、憲法学者全員から
集団的自衛権の行使を容認する解釈は憲法違反であるとの指摘がなされているところであります。 以上のことから、政府には国民に対する十分な説明を求めるとともに、立憲主義を踏まえた国民的な合意を得る必要があることから、今国会に提出しております
安保関連法案につきましては廃案とすることを求めるため、本
委員会として
意見書の発議に及んだ次第であります。 1ページにお戻り願います。
意見書の提出先につきましては、衆参両院議長、内閣総理大臣、内閣官房長官、外務大臣、防衛大臣を予定するものであります。 何とぞ議員各位のご賛同を賜りますようお願いいたしまして、
提案理由の説明といたします。
○議長(
伊藤明彦君) これより質疑に入ります。質疑はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
伊藤明彦君) 質疑なしと認めます。
○議長(
伊藤明彦君) これより討論に入ります。討論はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
伊藤明彦君) 討論なしと認めます。
○議長(
伊藤明彦君) これより発議第4号、
安保関連法案の廃案を求める
意見書の提出についてを採決いたします。 本件は、原案のとおり決することにご異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
伊藤明彦君) ご異議なしと認めます。 よって、本件は原案のとおり可決されました。
△日程第22 発議第5号
農業改革に関する
意見書の提出について
○議長(
伊藤明彦君) 日程第22、発議第5号、
農業改革に関する
意見書の提出についてを議題といたします。 提出者から
提案理由の説明を求めます。 産業建設常任
委員会委員長、佐藤信一君。 (産業建設常任
委員会委員長 佐藤信一君登壇)
◎産業建設常任
委員会委員長(佐藤信一君) 発議提出案件つづりの3ページをお開き願います。ただ今議題となりました発議第5号、
農業改革に関する
意見書の提出についてに関わる
提案理由につきまして、案文を読み上げながら説明をいたします。 この発議第5号は、さきに採択をいただきました請願第5号に関連するものであります。政府が改革の推進を提起している
農業改革に当たっては、農業者や農業団体、地域住民の意見や実情を十分に踏まえた内容とするよう強く求めるため、国の関係機関に対し
意見書を提出しようとして提案するものであります。 4ページをお開き願います。政府は、平成26年6月の規制改革会議答申を受け、農林水産業・地域の活力創造プランを改訂し、農業協同組合、
農業委員会などに関する改革の推進を提起しております。 この
農業改革は、農業生産法人による農地の集積・集約化、新規参入の促進、農業生産法人要件の緩和等、農業協同組合や
農業委員会を解体しようというものであります。 本市は、集落法人の設立や新規就農者の育成、地域農産物のブランド化等に取り組んでおり、その中で農業協同組合は信用・共済事業を初め、総合的な活動を通じて、組合員や地域住民の暮らしに密接にかかわっております。震災からの農業再生及び振興に一体となって取り組んでいること、また高齢化や担い手不足が深刻であり、農業の大規模化に限界のある当地域の実情を鑑みますと、この改革の内容は許容できるものではありません。 また、
農業委員の公選制を廃止し、地域農業振興の建議機能を奪うことは、農地管理や農業振興に対する農業者の意見表明の場を奪うことにもなります。 よって、国においては以下の事項について対策を講じるよう強く求めるものであります。 1 農政改革に当たっては、農業協同組合、
農業委員会等の関係団体が果たす役割を踏まえつつ、地域の実情などにも十分配慮した上で、慎重に議論を尽くし、法的な措置による強制はやめること。 2
農業委員会の機能を充実させること。 3 改革の推進にあっては、
東日本大震災からの復興途上の被災地の活力を低下させることのないよう、十分に配慮すること。 3ページにお戻りください。
意見書の提出先につきましては、衆参両院議長、内閣総理大臣、農林水産大臣を予定するものであります。 何とぞ各位のご賛同を賜りますようお願いをいたしまして、
提案理由の説明といたします。
○議長(
伊藤明彦君) これより質疑に入ります。質疑はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
伊藤明彦君) 質疑なしと認めます。
○議長(
伊藤明彦君) これより討論に入ります。討論はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
伊藤明彦君) 討論なしと認めます。
○議長(
伊藤明彦君) これより発議第5号、
農業改革に関する
意見書の提出についてを採決いたします。 本件は、原案のとおり決することにご異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
伊藤明彦君) ご異議なしと認めます。 よって、本件は原案のとおり可決されました。
△日程第23 発議第6号
陸前高田市議会会議規則の一部を改正する規則
○議長(
伊藤明彦君) 日程第23、発議第6号、
陸前高田市議会会議規則の一部を改正する規則を議題といたします。 本件に関し、提出者から
提案理由の説明を求めます。 議会運営
委員会委員長、佐竹強君。 (議会運営
委員会委員長 佐竹強君登壇)
◎議会運営
委員会委員長(佐竹強君) 発議第6号、
陸前高田市議会会議規則の一部を改正する規則につきまして
提案理由の説明をいたします。
提案理由でありますが、全国市議会議長会標準市議会会議規則が一部改正され、会議への欠席に関する規定の中に出産のための欠席に関する規定が盛り込まれたことに伴い、所要の改正をしようとして提案するものであります。 次に、発議第6号の内容について説明いたしますので、発議提出案件つづりの7ページをお開き願います。発議第6
号説明資料の新旧対照表によりご説明いたします。第2条は会議への欠席の届け出でありますが、第2条に次の1項を加え、第2項として「議員は、出産のため出席できないときは、日数を定めて、あらかじめ議長に欠席届を提出することができる」とするものであります。 次に、第91条は
委員会への欠席の届け出でありますが、第91条に次の1項を加え、第2項として「委員は、出産のため出席できないときは、日数を定めて、あらかじめ
委員長に欠席届を提出することができる」とするものであります。 6ページにお戻りください。附則でありますが、「この規則は公布の日から施行する」とするものであります。 以上、議会運営
委員会として発議に及んだ次第であります。議員各位のご賛同をお願いいたしまして、
提案理由の説明といたします。
○議長(
伊藤明彦君) これより質疑に入ります。質疑はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
伊藤明彦君) 質疑なしと認めます。
○議長(
伊藤明彦君) これより討論に入ります。討論はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
伊藤明彦君) 討論なしと認めます。
○議長(
伊藤明彦君) これより発議第6号、
陸前高田市議会会議規則の一部を改正する規則を採決いたします。 本件は、原案のとおり決することにご異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
伊藤明彦君) ご異議なしと認めます。 よって、本件は原案のとおり可決されました。
△日程第24 議員の派遣について
○議長(
伊藤明彦君) 日程第24、議員の派遣についてを議題といたします。 お諮りいたします。議員の派遣については、会議規則第167条第1項の規定により、あらかじめお手元に配布いたしました「議員の派遣について」のとおり派遣したいと思います。これにご異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
伊藤明彦君) ご異議なしと認めます。 よって、本件については原案のとおり派遣することに決しました。
○議長(
伊藤明彦君) 以上をもって、
今期定例会に付議された事件は、全て議了いたしました。 この際、市長から発言を求められておりますので、これを許します。
◎市長(戸羽太君) 議長。
○議長(
伊藤明彦君) 市長。 (市長 戸羽太君登壇)
◎市長(戸羽太君) 平成27年第2回市議会定例会を終了するに当たり、御礼のご挨拶を申し上げます。
今期定例会に提案をいたしました案件は、報告7件と追加提案いたしました議案を含め議案26件でございましたが、それぞれ原案のとおりご協賛を賜りましてまことにありがとうございました。 議決をいただきました各案件につきましては、今後一層の配慮のもとに、その執行等に遺漏のないよう意を用いてまいるとともに、皆様からいただきましたご意見につきましては今後の市政運営に当たり十分留意してまいりたいと考えているところでございます。 また、採択されました請願につきましては、議会のご意思を尊重し、適切に対処してまいる所存でございます。 今議会におきましても、高田保育所の再建
整備事業建築
工事や
広田地区公共施設整備用地造成等工事の
請負契約締結など、震災復興事業に係る契約についての議決をいただいたところでありますが、復興計画の早期実現につきまして、今後とも議会の皆様のご理解を賜りながら取り組んでまいりたいと考えておりますので、一層のご支援とご協力をお願いする次第でございます。 以上、第2回市議会定例会を終了するに当たり、御礼を申し上げましてご挨拶とさせていただきます。どうもありがとうございました。
○議長(
伊藤明彦君) これにて平成27年第2回
陸前高田市議会定例会を閉会いたします。 午前11時28分 閉 会...