○
議長(
槻山隆君) ただいま朗読のとおり
議席を
指定しました。
ただいま
指定いたし
ました
議席に、それぞれ氏名標を
持参願いまして御
移動願います。
議席の移動のため、
暫時休憩します。
午後1時18分 休 憩
午後1時19分 再 開
○
議長(
槻山隆君)
休憩前に引き続き
会議を開き
ます。
日程第3、
会議録署名議員の
指名を
行います。
会議録署名議員は、その数を2名と
し、議長において、
1番 岩 渕 典 仁 君
28番 佐 藤 雅 子 君
を
指名します。
○
議長(
槻山隆君)
日程第4、会期の決定を議題と
し、お諮り
します。
今
臨時会の会期は、本日から10月20日までの4日間と
したいと思い
ます。
これに御異議あり
ませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○
議長(
槻山隆君) 異議なしと認め
ます。
よって、会期は、本日から10月20日までの4日間と決定
しました。
○
議長(
槻山隆君)
市長より
所信表明の申し入れがあり
ますので、この際これを許し
ます。
勝部市長。
○
市長(
勝部修君)
一関市長の
勝部修でござい
ます。
本日ここに、第63回
一関市議会臨時会が開催
されるに当たりまして、今後の
市政運営についての所信の一端を申し上げ
ます。
まず、このたびの
一関市議会議員選挙におきまして、見事御
当選の栄誉を得られ
ました
議員各位に対しまして、心からお祝いを申し上げ
ます。
おめでとうござい
ます。
私も、市民の
皆さんから、引き続き4年間の
市政運営を負託
され、3期目の市政を担わ
せていただくことになり
ましたが、今まで以上に責任の重さを感じ身の引き締まる思いが
するとともに気持ちを新たに
しているところでござい
ます。
私はこれまで、
市町村合併に伴い策定
され
ました
新市建設計画や
新市基本計画の
推進、
東日本大震災福島原発事故由来の
放射性物質による汚染問題への対応、さらには協働の
まちづくり、
資源・
エネルギー循環型まちづくりなどの
推進、平泉町との
定住自立圏の形成や宮城県
北地域との
連携推進、
読書環境、
子育て支援、
地域防災力の充実、そして
ILCを基軸と
した
まちづくりの
推進、これらを政策の柱として掲げ、
中東北の
拠点都市という
まちの形をお示し
してきたところでござい
ます。
これら、2期8年間にわたり積み上げてきた成果を土台といたし
まして、これからの
一関市の将来を見据え、
市政運営に取り組んでまいる所存でござい
ます。
私は、
平成21年の
市長就任以来、
中東北の
拠点都市一関の形成という言葉を、全てを集約
したスローガンとして掲げて、
市政運営に努めてまいり
ました。
子育て支援や
雇用対策、
産業振興、災害に強い
まちづくりなどのほか、県境を越えた、より大きな枠組みでの連携による人や物の流れを生む
圏域づくりに継続
して取り組んできたことにより、その
取り組みは、順調に推移
してきていると認識
しているところであり
ます。
これまでにまいた種が、さまざまな形で芽を出してきていると感じているところでござい
ます。
私は、これからの4年間を、今後20年先、50年先、あるいはもっと先を見通して、
一関という
まちを、明るい未来へつなげる持続可能な
まちづくりに向けた堅固な第一歩の4年間に
したいと思っており
ます。
一つ一つの施策の積み重ねが、当市のこれからの発展につながっていくものと確信
しており、そのために、次の5つの施策を政策の柱として取り組んでまいりたいと思い
ます。
その1つ目は、
ILCの
拠点都市としての
都市機能の形成でござい
ます。
ILCの
誘致実現がいよいよ目前に迫っており、
ILCの
研究拠点となる
メーンキャンパスが、
北上高地周辺に形成
されるものと信じており
ます。
そのため市としては、地場産材を活用
した
研究施設の
整備や
バイオマス燃料を活用
した
公共交通の
整備、
研究者の
居住環境の
整備などの
取り組みを進めてまいり
ます。
ILCを見据えた
まちづくりに当たっては、
研究者からの意見を踏まえながら、
地域の
皆さんと一緒に考え、進めていくことが何よりも重要であると考えており
ます。
2つ目は、
資源・
エネルギー循環型の
まちづくりでござい
ます。
当市は、岩手県で初めて
バイオマス産業都市として選定
されるなど、
バイオマス資源を初めと
する地域内のさまざまな
資源を
エネルギーとして
循環させる取り組み、いわゆる、
エネルギーの
地産地消を進めているところでござい
ます。
資源・
エネルギー循環型まちづくりビジョンにおいて、
まちづくりの
方向性として掲げた「いかす・つくる・つなぐ、
資源・
エネルギー好
循環の
まち、いちのせき」、この実現に向けて、
各種事業の
推進を図ってまいり
ます。
また、
エネルギー循環型施設の
整備についてであり
ますが、現在、
一般廃棄物処理施設について、
狐禅寺地区に提案を
させていただいており
ますが、これは、
資源エネルギーの
循環ということを基本として、
産業振興や雇用の創出など、
地域振興の観点から、単なる
廃棄物の
処理施設というこれまでの
施設とは全く視点の異なる、新たな
施設という考え方で検討を
して、提案を
させていただいたものでござい
ます。
この
施設建設について、
地域の
皆さんからさまざまな御意見をいただいており
ますが、賛成、
反対双方の意見を踏まえて、最終的には私がその全責任を負って判断を
してまいりたいと考えており
ます。
3つ目は、
高齢化社会に対応
した
社会資本整備でござい
ます。
当市の
高齢者の割合は、今後も上昇
していくと見込んでいるところでござい
ます。
今後の
まちづくりに当たっては、
高齢者が安全に安心
して暮らせる
地域づくりという視点が欠か
せないものでござい
ます。
そのためにも、
高齢者の視点に立った
社会資本の
整備を進めていかなければなり
ません。
4つ目は、
子育て支援、若者の
地元定着支援でござい
ます。
子育て支援については、これまでも、子供の
成長過程に合わせて、保健、医療、保育、教育、就職、結婚などの各分野において、点ではなく、それぞれが線でつながる切れ目のない一連の施策を
推進してまいり
ました。
この
一関で
子育てを
したい、
子育てを
してよかったと実感を
していただけるよう、点から線への施策を一歩進め、その線を縦あるいは横の線へと広がりを持た
せて、それぞれの線をさらに太く
し、総合的な視点で
子育て支援ナンバー1の
まちを目指してまいりたいと思い
ます。
また、
地域の
活性化には若者の力が不可欠でござい
ます。
若者の定着のため、特にも第1次産業が
地域の
基幹産業として成り立つように
支援していく必要がござい
ます。
この
一関で働き、
一関で家庭を持ち、
一関で
子育てを
し、そして
まちづくりに参画
していただける、このように若者が定着
し、活躍できるような
取り組みを進めてまいり
ます。
5つ目は、
地域文化の伝承とスポーツの振興でござい
ます。
当市は、
南部神楽を初めと
する多くの
民俗芸能や1,300年の歴史を今に伝える
室根神社の
特別大祭、あるいは360年の節目を迎える
一関市・大
東大原水かけ祭りを初めと
するさまざまな祭りなど、長い伝統と歴史を有する文化が伝承
されており、これを守り確実に次の世代に伝えていかなければならない、そういう使命が私ども現役世代にはあると思っており
ます。
地域文化を伝承
し大切に守り育てていくことにより、市民の
皆さんお一人お一人のこの
地域への愛着や誇りにつなげてまいりたいと思い
ます。
また、スポーツの振興については、日ごろから楽しみながら体を動かす習慣が健康増進へとつながり、
地域の活力にもつながっていくものと考えており、市民がさまざまな場面で年齢や性別にかかわらずスポーツに親しみ、また、健常者と障がい者が一緒にスポーツを楽しむなど、市民のスポーツに対する関心を高める
取り組みを進めてまいり
ます。
また、当市出身の若者が、スノーボード競技の世界大会での入賞、あるいはえひめ国体でのフェンシングの部で昨年のいわて国体に続く連覇、さらには女子ソフトボールの実業団での活躍など全国や世界を舞台に活躍を
しているところでござい
ます。
当市出身の若者の活躍を市全体で応援を
し、
一関市からオリンピック選手を輩出
するための
取り組みも進めてまいりたいと思い
ます。
このほか、取り組むべき施策につき
ましては、市の総合計画で定める市の将来像「みつけよう育てよう、郷土の宝、いのち輝く
一関」、この実現に向け、前期基本計画に基づいた施策を確実に
推進してまいり
ますが、これらの施策の展開に当たりましては市民の
皆さんの積極的な市政への参加をいただきながら取り組んでまいりたいと考えているところでござい
ます。
私の
市政運営の基本は、行政サービスの品質の向上を図り行政に対する市民の満足度を高めることでござい
ます。
そのためには、市民起点、現場主義が重要と考えており、私が
市長就任以来続けてきた移動
市長室はまさにその基本となるものであり、今後も引き続き実施
してまいりたいと考えており
ます。
また、協働の
まちづくりは、
地域協働体が発足
し、その活動拠点が定着
しつつあり
ます。
地域の将来を築いていくためには、この仕組みをさらに充実
させていかなければなり
ません。
そのためには、協働の
まちづくりがより深く根づくよう各
地域、各分野でリーダーとなる人財を発掘
し、これを育てていくことが不可欠であり、人財の育成にも力を注いでまいり
ます。
まちづくりは1つの自治体のみでなし得るものではないことから、
地域課題の解決のため、共通
する課題を抱えている自治体や県境を越えた宮城県の登米市、栗原市、あるいはお隣の平泉町などの隣接
する自治体との連携を一層進めてまいり
ます。
そのためには、行政だけでの連携ではなく、市民レベルでの交流、連携が活発になされていくことが真の連携につながるものと考えており、そのような
取り組みもあわせて進めてまいりたいと思い
ます。
私は、将来に向けて、
ILCを基軸と
した
まちづくりが不可欠であるとさまざまな場面で申し上げてまいり
ました。
現在、文部科学省が設置
した有識者
会議において、
ILC日本誘致に向けた諸課題の検証が行われているところであり
ますが、本年度末までに検証結果の最終報告が取りまとめられ、この報告を受けて政府が日本誘致の最終判断を行うことと
されており
ます。
私にとって25年間にわたって携わってきたプロジェクトであり
ます。
特にも、この年末から来年夏ごろにかけてが大きな山場を迎えることとなり
ます。
この任期中の前半には、
ILCの誘致が実現
すると信じているところであり、今、私にできることの全てをこのプロジェクトの実現のために注ぎ込み、新たな
まちづくりのスタートとなる4年間に
してまいりたいと決意を
しているところでござい
ます。
この
一関・平泉
地域は、平泉の世界文化遺産や、餅食文化などの歴史・文化、そして世界かんがい
施設遺産や世界農業遺産などの農業、これに
ILCの世界最先端の科学などをキーワードに
した世界に誇れる多くの
地域資源が生まれることとなり
ます。
これらを連携
させて、この地を訪れる人の流れを大きく変えていく
取り組みを進めてまいりたいと思い
ます。
このことが次世代の市民が、この
地域において安心
して暮らしていける、この
地域が未来永劫に存続
していける、その一歩に結びついていくものと確信を
しているところでござい
ます。
世界の人々から親しみを持たれる
地域、世界の人々から信頼
される
地域、そのような
地域(
まち)を、全ての市民の
皆さんとともにつくってまいり
ましょう。
私は、市民の
皆さんからの負託に応え、諸課題の解決に向けて、その
一つ一つに正面から向き合い、全てを賭して、不退転の決意でやり遂げていく覚悟でござい
ますので、
議員各位並びに市民の
皆さんの御理解と御協力をよろしく
お願いを申し上げ
まして、私の
所信表明と
させていただき
ます。
御清聴ありがとうござい
ました。
○
議長(
槻山隆君)
市長の
所信表明を終わり
ます。
なお、
所信表明は散会後に
配付を予定
しており
ます。
次に、
市長、
教育委員会委員長、代表
監査委員、
農業委員会会長、
選挙管理委員会委員長から幹部職員
紹介の申し入れがあり
ますので、この際これを許し
ます。
勝部市長。
○
市長(
勝部修君) この機会に職員の
紹介を申し上げ
ます。
初めに、副
市長の
紹介を申し上げ
ます。
副
市長、佐藤善仁です。
(副
市長、挨拶)
副
市長、長田仁です。
(副
市長、挨拶)
次に、各部長等を
紹介いたし
ます。
市長公室長、熊谷雄紀です。
(
市長公室長、挨拶)
総務部長、鈴木伸一です。
(
総務部長、挨拶)
まちづくり推進部長、
佐々木裕子です。
(
まちづくり推進部長、挨拶)
市民環境部長、黒川俊之です。
(
市民環境部長、挨拶)
保健福祉部長、鈴木淳です。
(
保健福祉部長、挨拶)
商工労働部長、森本竹広です。
(
商工労働部長、挨拶)
農林部長、岩渕敏郎です。
(
農林部長、挨拶)