議場の
閉鎖を解き
ます。
(
議場開鎖)
○
議長(
千葉大作君) 開票を
行います。
立会人に9番、
菊地善孝君、26番、
及川忠之君を指名いたし
ます。
両君の
立ち会いを
お願いします。
(開票)
○
議長(
千葉大作君)
選挙の結果をご報告
します。
投票総数30票、これは先ほどの
出席議員数に符合
しており
ます。
そのうち、
有効投票28票、
無効投票は2票でござい
ます。
有効投票中、
小山雄幸君23票、
菊地善孝君5票、以上のとおりでござい
ます。
この
選挙の
法定得票数は7票です。
よって、
小山雄幸君が副
議長に
当選され
ました。
ただいま副
議長に
当選され
ました
小山雄幸君が
議場におられ
ますので、本席から
告知いたし
ます。
小山雄幸君を紹介いたし
ます。
○副
議長(
小山雄幸君) 一言ご
あいさつを申し上げ
ます。
ただいまは
議員の
皆様方のご推挙をいただき、副
議長に選ばれ
ましたことはこの上ない光栄と存じ
ますとともに、この責任の重大さを痛感
しており
ます。
幸いにいたし
まして、人格、
識見ともに卓越
された
千葉大作議長のもと、さらなる
議会改革の推進と
議会の
活性化のため、
議会が公正、円滑に運営
され
ますよう、及ばずながら
誠心誠意努力してまいり
ますので、皆様のご支援ご鞭撻のほどをよろしく
お願い申し上げ、甚だ簡単ではござい
ますが、就任の
あいさつと
させていただき
ます。
本日は、まことにありがとうござい
ました。
○
議長(
千葉大作君) 午前の
会議は以上といたし
ます。
ここで
暫時休憩いたし
ます。
再開は午後1時45分といたし
ます。
午後0時44分 休 憩
午後1時58分 再 開
○
議長(
千葉大作君)
休憩前に引き続き
会議を開き
ます。
本日の
会議には
市長、
教育委員会委員長、
監査委員、
農業委員会会長、
選挙管理委員会委員長の
出席を求め
ました。
この際、ご報告を申し上げ
ます。
受理
した案件は、
市長提案3件です。
朗読を省略
し、直ちに
会議録に掲載
することに
します。
○
議長(
千葉大作君)
日程第2、
議席の
指定を
行います。
議席は、
議長において指名
します。
議員諸君の
議席番号と氏名を
事務局長に朗読
させます。
事務局長。
○
議会事務局長(
村上和広君) それでは私のほうから朗読をいたし
ます。
(
事務局長、朗読)
○
議長(
千葉大作君) ただいま朗読のとおり
議席を
指定しました。
ただいま
指定いたし
ました
議席に、それぞれ氏名標を
持参願いましてご
移動願います。
議席の移動のため、
暫時休憩いたし
ます。
午後2時02分 休 憩
午後2時03分 再 開
○
議長(
千葉大作君)
休憩前に引き続き
会議を開き
ます。
○
議長(
千葉大作君)
日程第3、
会議録署名議員の指名を
行います。
会議録署名議員は、その数を2名と
し、議長において、
1番 岡 田 もとみ 君
28番 佐 藤 雅 子 君
を指名
します。
○
議長(
千葉大作君)
日程第4、会期の
決定を議題と
し、お諮り
します。
今期臨時会の会期は、本日から10月18日までの4日間と
したいと思い
ます。
これにご異議あり
ませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○
議長(
千葉大作君) 異議なしと認め
ます。
よって会期は、本日から10月18日までの4日間と
決定しました。
○
議長(
千葉大作君)
市長より
所信表明の
申し入れがあり
ますので、この際これを許し
ます。
勝部市長。
○
市長(
勝部修君) 本日ここに、第45回
一関市議会臨時会が開催
されるに当たりまして、今後の
市政運営についての所信の一端を申し上げ
ます。
このたびの
一関市議会議員選挙におきまして、見事ご
当選の栄誉を得られ
ました
議員各位に対しましては、心からお祝いを申し上げ
ます。
おめでとうござい
ました。
私も市民の
皆さんから、引き続き今後4年間の
市政運営を負託
され、再び市政を担当
することになり
ましたが、改めてその責任の重さに身の引き締まる思いを
しているところでござい
ます。
私は
中東北の
拠点都市一関の形成という言葉を、すべてを集約
したスローガンとして掲げ、これまで、
子育て支援や
雇用対策、
産業振興、災害に強い
まちづくりなどを
重点施策として
市政運営に努めてまいり
ました。
こうした取り組みを継続
してきたことにより、
中東北の
拠点都市としての
基礎づくりはおおむね順調に推移
しているものと認識
しているところではあり
ますが、一方で、
一関市が直面
する課題は山積
しており、今、最優先で取り組むべき課題の一つは、
東京電力福島第一
原子力発電所事故に起因
する放射性物質による汚染への対策でござい
ます。
生活空間における
放射線影響の低減を最優先に取り組んでまいり
ます。
特に、
農林産物については、食の安全を守り、産地としての信頼を回復
していくため、汚染
された牧草・
稲わら・堆肥・しいたけほだ木の一時保管と処理を前進
させ、向こう5年間で市内の
汚染廃棄物の処分を終えるとともに、食の
安全安心を発信
することにより
風評被害を払拭
し、ふるさと
一関を確実に取り戻してまいり
ます。
また、現在、市内の
道路側溝には、
放射性物質に汚染
された土砂が2年半を越えて放置
されたままの状態で堆積
しており
ます。
もはや、これ以上現状のままに
しておくことは限界であり
ます。
汚染土砂の現状を踏まえ、具体的な
処理方策を速やかに示すよう、国に対して強く
申し入れを
してまいり
ます。
2つ目の課題として、
高齢化、
人口減少社会への対応も大きな課題であると認識
しており
ます。
人口減少と
高齢化がさらに進む中、特にも
高齢化社会への対応が課題となっており
ます。
行政サービスの
あり方を、
社会構造の変化を見据えたものに、お年寄りにやさしいものに変えていくことが必要と認識
しており、問題を先送り
することなく、具体的な検討を進めてまいり
ます。
また、
高齢化社会への対応とともに大きな課題となっているのが
人口減少への対策でござい
ます。
これまでも、
子育てしやすい環境づくりを
重点施策として、
子育て世代への支援を中心に、小学生までの医療費無料化、各種予防接種の無料化、保育料の軽減などに取り組んでまいり
ましたが、
子育て支援のさらなる充実に向け、総合的な視点で検討を進めてまいり
ます。
さらに、急激な
人口減少に伴う地域コミュニティの活力の低下が危惧されており
ますことから、移住定住の受け入れに向けた環境整備や結婚活動支援に取り組むとともに若者の地元定着への支援を行ってまいり
ます。
子育て支援、キャリア教育、就職支援、地元定着支援へと子どもの成長過程に合わせ一連の施策により
子育て世代を支援
していく考えでござい
ます。
3つ目は、協働の
まちづくりの推進についてであり
ます。
国際リニアコライダーの国内候補地が北上高地に決まったところであり
ますが、私は、このプロジェクトを
一関発展の骨格と位置づけて、市民の
皆さんと一緒に国際化に対応
した
まちづくりに取り組んでまいりたいと考えており
ます。
この場合に重要なことは、協働による
まちづくりという視点でござい
ます。
私が4年前、
市長に就任
した時に感じたことは、市政に対する市民の
皆さんの関わり方について、どちらかと言えば一方通行の傾向にあったのではないか、ということであり
ます。
私は、この一方通行気味だった関係を相互乗り入れの方向に転換
することが必要と考え、市政のあらゆる課題について、可能な限り市民に情報を提供
し、それに対する意見を引き出し、市政に対する関心を高め、その結果として市政への参加が実現
していくという形、すなわち、市民との協働。
これを
市政運営の基本として、協働推進アクションプランの策定と、その着実な推進、いちのせき元気な地域づくり事業や地域おこし事業の実施、地域づくりの活動の主体となる地域協働体の設立支援と強化、などを行ってまいり
ましたが、これらの取り組みは、緒に就いたばかりであり
ます。
真の意味での協働の取り組みを実現
するには、まだまだ時間を要し
ます。
しかしながら
一関発展のためには、何と
してもやり遂げなければなり
ません。
市民一人一人が、
まちづくりの当事者としての意識を持って取り組めるよう協働の取り組みを進めてまいり
ます。
この他、取り組むべき施策につき
ましては、市総合計画後期基本計画に基づいて確実に推進
してまいり
ますが、これら施策の展開に当たっては市民の
皆さんの積極的な市政への参加をいただきながら取組んでまいりたいと考えており
ます。
当市の財政見通しは、平成17年合併に係る合併特例期間の10年が経過いたし
ます、平成28年度以降は、普通交付税の算定の特例、いわゆる合併算定替が段階的に縮減
され、平成33年度以降は特例が適用
されなくなることから、中長期的には厳しい財政状況が見込まれているところでござい
ます。
このため、将来の
まちづくりに向けて、限られた財源をいかに有効活用
していくかが重要であると認識
しており、平成23年度に策定いたし
ました第2次行政改革大綱及び集中改革プランを着実に実行
し、歳入・歳出全般にわたる徹底
した見直しを
行い、事業の優先度を吟味
し、不要不急の経費を節減
するなど行政改革に努めながら、市民にとっての有効な施策を展開
してまいりたいと考えており
ます。
現在の市総合計画は、市町村合併時に策定
した新市建設計画及び新市基本計画を基本として策定
したものであり、平成27年度を期限と
しているところでござい
ます。
この間、新市としての
基礎づくりに加え、地域の特色を生かした事業への取り組みや地域課題に対応
してきたところであり、8地域それぞれの地域課題についても、おおむね解決が図られていると受け止めているところであり
ます。
平成28年度以降の新たな総合計画を策定
して、さらなる市勢の発展に結びつけてまいらなければならないと考えているところであり、計画策定に向けて、早急に具体的な検討を
してまいりたいと考えており
ます。
私は、市民の
皆さんからの負託にこたえ、ただ今申し上げ
ました諸課題の解決に向けて、一つ一つ正面から向き合い、すべてを賭して、不退転の決意でやり遂げていく覚悟であり
ますので、
議員各位並びに市民の
皆さんのご支援とご協力をよろしく
お願い申し上げ
ます。
国際リニアコライダーは、世界中の研究者の英知を集め、人類の夢を実現
する国際プロジェクトであり、我が国が学術研究分野で国際貢献できる数少ないプロジェクトであり
ます。
また、私にとっても、このプロジェクトの実現は20年来の悲願でもござい
ます。
世界に一つだけの、この実験研究施設を、この
中東北に、このふるさと
一関にこそ実現
させたい、世界と日本の多様な文化が出会うまち、人類の夢が実現
する科学のまち、世界が集い世界に羽ばたくまち、そのような
まちづくりを
したい、そう強く願っているところでござい
まして、強い信念を持ってこのプロジェクトの実現に取り組んでまいり
ます。
私は、今を生きるすべての市民の快適で安全な日々の暮らしというものを何よりも大切に
しなければならない使命を課せられていると認識
しており
ますが、同時にまた、次の世代を担う、子や孫のことも忘れてはならないものであると考えており
ます。
新しい夢を持つことを忘れずに、また、その夢を現実のものと
するため、私は、固い信念とともに、いささかの野望を抱いており
ます。
積極的、果敢に、そして情熱的にすべてを賭して努力を
していく覚悟でござい
ます。
市民の
皆さん!世界の人々から親しみをもたれる地域
一関、世界の人々から信頼
される地域
一関、そういう
一関を一緒につくってまいり
ましょう。
結びになり
ますが、
議員各位と私どもは、今後4年間の、新たなスタート地点に立っており
ます。
議会と執行部が常に緊張関係を保ちながら切磋琢磨
して、ともに市勢発展のための車の両輪のごとく、それぞれの職責を果たす。
これは、民主主義の原理であり
ます。
私は、4年前の
市長就任時以来、このことに忠実であるべきとの認識で今日に至っており
ます。
山積
する課題に正面からしっかりと向き合い、解決に向けて全力を傾注
する覚悟でござい
ますので、
議員各位並びに市民の
皆さんからの力強いご支援ご協力を
お願い申し上げ
まして、私の
所信表明と
させていただき
ます。
どうぞよろしく
お願いいたし
ます。