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第38回定例会 平成24年 6月(第5号 6月22日)

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  1. 一関市議会 2012-06-22
    第38回定例会 平成24年 6月(第5号 6月22日)


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    第38回定例会 平成24年 6月(第5号 6月22日)   第38回一関市議会定例会議事日程 第5号 平成24年6月22日 午前10時 開議 日程第1  議案第62号  一関市市税条例及び一関市国民健康保険税条例の一部を改正              する条例の制定について 日程第2  議案第63号  東日本大震災の被害者に対する市税の減免に関する条例の一              部を改正する条例の制定について 日程第3  議案第64号  一関市国民健康保険条例等の一部を改正する条例の制定につ              いて 日程第4  議案第65号  一関市農業委員会の委員の定数等に関する条例の一部を改正              する条例の制定について 日程第5  議案第66号  千厩都市計画事業新町地区土地区画整理事業施行条例を廃止              する条例の制定について 日程第6  議案第67号  一関市火災予防条例の一部を改正する条例の制定について 日程第7  議案第68号  一関市文化伝承館条例の一部を改正する条例の制定について 日程第8  議案第69号  平成24年度一関市一般会計補正予算(第2号) 日程第9  議案第70号  請負契約の締結について 日程第10  議案第71号  請負契約の締結について
    日程第11  議案第72号  請負契約の締結について 日程第12  議案第73号  財産の取得について 日程第13  議案第74号  請負契約の締結について 日程第14  議案第75号  請負契約の締結について 日程第15  議案第76号  請負契約の締結について 日程第16  議案第77号  請負契約の締結について 日程第17  議案第78号  財産の無償譲渡について 日程第18  議案第79号  財産の取得について 日程第19  議案第80号  財産の取得について 日程第20  議案第81号  財産の取得について 日程第21  議案第82号  和解及び損害賠償の額を定めることについて 日程第22  議案第83号  岩手県後期高齢者医療広域連合規約の一部変更に関する協議              について 日程第23  議案第84号  市道路線の認定について 日程第24  議案第85号  平成24年度一関市一般会計補正予算(第3号) 日程第25  議案第86号  請負契約の締結について 日程第26  議案第87号  人権擁護委員の推薦について 日程第27  議案第88号  人権擁護委員の推薦について 日程第28  発委第6号  降雹による果樹被害に対する対応を求める意見書について 日程第29  発委第7号  除染に対して柔軟な対応を求める意見書について 日程第30  発委第8号  放射性廃棄物の適正な処理を求める意見書について 日程第31  発委第9号  産直などJA系統外の損害賠償への支援を求める意見書につ              いて 日程第32  発議第3号  原子力損害賠償金への非課税を求める意見書について 日程第33  発議第8号  原子力発電に国民的合意を求める意見書について 日程第34  発議第9号  消費税の増税をしないことを求める意見書について 日程第35         閉会中の継続審査について 日程第36         議員の派遣について 本日の会議に付した事件   議事日程第5号に同じ 出 席 議 員(35名)  3番  那 須 茂一郎 君   4番  及 川 忠 之 君  5番  沼 倉 憲 二 君   6番  岩 渕   優 君  7番  須 藤 節 男 君   8番  橋 本 周 一 君  9番  槻 山   隆 君  10番  勝 浦 伸 行 君 11番  千 田 恭 平 君  12番  岡 田 もとみ 君 13番  藤 野 秋 男 君  14番  菊 地 善 孝 君 15番  金 野 盛 志 君  16番  岩 渕 善 朗 君 17番  及 川 文 彦 君  18番  菅 原   巧 君 19番  佐々木 賢 治 君  20番  岩 渕 一 司 君 21番  阿 部 孝 志 君  22番  尾 形 善 美 君 23番  佐 藤 雅 子 君  24番  千 葉   満 君 25番  石 山   健 君  26番  大 野   恒 君 27番  佐々木 清 志 君  28番  武 田 ユキ子 君 29番  海 野 正 之 君  30番  千 葉 幸 男 君 31番  佐 藤  征 君  32番  木 村   實 君 33番  千 葉 大 作 君  34番  小 山 雄 幸 君 35番  佐 山 昭 助 君  36番  牧 野 茂太郎 君 37番  菅 原 啓 祐 君 職務のため出席した事務局員 事務局長  鈴 木 道 明     事務局次長  三 浦 精 己 議事係長  中 村 由美子 説明のため出席した者   市    長    勝 部   修 君     副 市 長   田 代 善 久 君   副市長       平 山 大 輔 君     企画振興部長  村 上 和 広 君   総務部長      下 村   透 君     市民環境部長  鈴 木 悦 朗 君   保健福祉部長    齋 藤 昭 彦 君     商工労働部長  小野寺 良 信 君   農林部長      千 葉   孝 君     建設部長    菊 池   薫 君   上下水道部長併任水道部長            花泉支所長   佐々木 由 悦 君             千 田 良 一 君   大東支所長     佐 藤 甲子夫 君     千厩支所長   菅 野 佳  君   東山支所長     佐 藤 喜一郎 君     室根支所長   三 浦 正 勝 君   川崎支所長     清 水 高 司 君     藤沢支所長   佐 藤 和威治 君   会計管理者     菊 地 隆 一 君     消防本部消防長 平 野 和 彦 君   企画振興部次長   佐 藤 善 仁 君     総務部次長   小野寺 康 光 君   藤沢病院事務局長  吉 田 浩 和 君     教育委員長   鈴 木   功 君   教育長       藤 堂 隆 則 君     教育部長    小野寺 正 英 君   監査委員      小野寺 興 輝 君     監査委員事務局長                                   阿 部 和 子 君   農業委員会会長   千 葉 哲 男 君     農業委員会事務局長                                   小 山 宗 雄 君 会議の場所 一関市議会議場 開会時刻  午前10時10分 会議の議事 ○議長(菅原啓祐君) ただいまの出席議員は35名です。  定足数に達していますので、これより本日の会議を開きます。  この際、ご報告を申し上げます。  市長提案4件、委員会発議4件、議員発議3件、質疑通告書9件、継続審査申出書1件を受理しました。  次に、小野寺監査委員ほか2名から提出の監査報告書1件を受理しましたが、その写しを配付していますので、ご了承願います。  本日の会議には、市長、教育委員会委員長、監査委員、農業委員会会長の出席を求めました。  議場での録画、録音、写真撮影を許可していますので、ご了承を願います。 ○議長(菅原啓祐君) これより議事に入ります。  本日の議事は、お手元に配付の議事日程第5号により進めます。 ○議長(菅原啓祐君) 日程第1、議案第62号、一関市市税条例及び一関市国民健康保険税条例の一部を改正する条例の制定についてを議題とします。  提案者の説明は終わっていますので、直ちに質疑に入ります。  これより質疑を行います。  11番、千田恭平君。 ○11番(千田恭平君) 議案第62号の市税条例の制定についてですが、第1条の一部改正で、第90条の2が改正になっております。  内容は、たばこ税についてでありまして、1,000本当たり市のたばこ税を4,618円から5,262円に改めようとするものであります。  1,000本当たりの市のたばこ税が上がるわけですが、税率との関係についてはどのような影響があるのか、それから、直近3年間、一関市に入ったたばこ税の税額、金額はいくらか、それから、今回の条例改正後のたばこ税額の見込みはいくらになるのか、お尋ねをいたします。 ○議長(菅原啓祐君) 下村総務部長
    ○総務部長(下村透君) 千田恭平議員の質問にお答えいたします。  市たばこ税についてでありますが、市町村たばこ税の税率にありましては、地方税法による全国一律の税率であります。  市たばこ税の税率改正につきましては、本会議初日の議案の提案理由の補足説明でもご説明いたしましたが、地方税法において市町村たばこ税の税率が改正されましたことから、一関市市税条例第90条の2、これはたばこ税の税率であります、及び同条例附則第16条の2、たばこ税の税率の特例でありますが、において同様の税率を改正しようとするものであります。  なお、今回の税率改正につきましては、法人実効税率引き下げ等に伴う都道府県と市町村の増減収を調整するため、道府県たばこ税の一部を市町村たばこ税に移譲するものであります。  このことから、たばこの価格に影響が出るものではありません。  次に、市たばこ税の税収でありますが、旧藤沢町分を含めた直近3年間の税収の推移でお答えいたします。  平成21年度は6億2,170万円、平成22年度は6億4,737万円、平成23年度は8億1,714万円となり、平成23年度につきましては、前年度対比で約26%の増収となっております。  次に、税率改正後の市たばこ税の見込額でありますが、本条例は、平成25年4月1日から施行されますが、平年度ベースでの見込額は約7億9,000万円、このうち税率改正による増加分は約9,700万円と見込んでいるところでございます。 ○議長(菅原啓祐君) 11番、千田恭平君。 ○11番(千田恭平君) 3年間で20億円近いたばこ税が一関市に入ってきているわけでありますし、たばこ税の収納は、お客さんがたばこを買った時点で自動的に入ってくるという仕組みになっております。  国が認めた合法的な商品であります。  貴重な税収だと思います。  一関市内には、たばこ耕作者を初め小売業者、それから実際税を納めていらっしゃる喫煙者の方など、多くの方々がたばこと関係しておりますので、ぜひ今後は、喫煙者と非喫煙者が共存できるような分煙社会へということで、お願いしたいと思って終わります。 ○議長(菅原啓祐君) 質疑を終わります。  お諮りします。  本案は討論を省略し、直ちに採決を行うことにご異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(菅原啓祐君) 異議なしと認めます。  よって、討論を省略し、直ちに採決を行うことに決定しました。  これより採決を行います。  議案第62号、本案賛成者の起立を求めます。 (賛成者起立) ○議長(菅原啓祐君) 起立満場。  よって、議案第62号は、原案のとおり可決されました。 ○議長(菅原啓祐君) 日程第2、議案第63号、東日本大震災の被害者に対する市税の減免に関する条例の一部を改正する条例の制定についてを議題とします。  提案者の説明は終わっていますので、直ちに質疑に入ります。  これより質疑を行います。 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(菅原啓祐君) 質疑なしと認め、質疑を終わります。  お諮りします。  本案は討論を省略し、直ちに採決を行うことにご異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(菅原啓祐君) 異議なしと認めます。  よって、討論を省略し、直ちに採決を行うことに決定しました。  これより採決を行います。  議案第63号、本案賛成者の起立を求めます。 (賛成者起立) ○議長(菅原啓祐君) 起立満場。  よって、議案第63号は、原案のとおり可決されました。 ○議長(菅原啓祐君) 日程第3、議案第64号、一関市国民健康保険条例等の一部を改正する条例の制定についてを議題とします。  提案者の説明は終わっていますので、直ちに質疑に入ります。  これより質疑を行います。 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(菅原啓祐君) 質疑なしと認め、質疑を終わります。  お諮りします。  本案は討論を省略し、直ちに採決を行うことにご異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(菅原啓祐君) 異議なしと認めます。  よって、討論を省略し、直ちに採決を行うことに決定しました。  これより採決を行います。  議案第64号、本案賛成者の起立を求めます。 (賛成者起立) ○議長(菅原啓祐君) 起立満場。  よって、議案第64号は、原案のとおり可決されました。 ○議長(菅原啓祐君) 日程第4、議案第65号、一関市農業委員会の委員の定数等に関する条例の一部を改正する条例の制定についてを議題とします。  提案者の説明は終わっていますので、直ちに質疑に入ります。  これより質疑を行います。 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(菅原啓祐君) 質疑なしと認め、質疑を終わります。  お諮りします。  本案は討論を省略し、直ちに採決を行うことにご異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(菅原啓祐君) 異議なしと認めます。  よって、討論を省略し、直ちに採決を行うことに決定しました。  これより採決を行います。  議案第65号、本案賛成者の起立を求めます。 (賛成者起立) ○議長(菅原啓祐君) 起立満場。  よって、議案第65号は、原案のとおり可決されました。 ○議長(菅原啓祐君) 日程第5、議案第66号、千厩都市計画事業新町地区土地区画整理事業施行条例を廃止する条例の制定についてを議題とします。  提案者の説明は終わっていますので、直ちに質疑に入ります。  これより質疑を行います。 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(菅原啓祐君) 質疑なしと認め、質疑を終わります。  お諮りします。  本案は討論を省略し、直ちに採決を行うことにご異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(菅原啓祐君) 異議なしと認めます。  よって、討論を省略し、直ちに採決を行うことに決定しました。  これより採決を行います。  議案第66号、本案賛成者の起立を求めます。 (賛成者起立) ○議長(菅原啓祐君) 起立満場。  よって、議案第66号は、原案のとおり可決されました。 ○議長(菅原啓祐君) 日程第6、議案第67号、一関市火災予防条例の一部を改正する条例の制定についてを議題とします。  提案者の説明は終わっていますので、直ちに質疑に入ります。  これより質疑を行います。 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(菅原啓祐君) 質疑なしと認め、質疑を終わります。  お諮りします。  本案は討論を省略し、直ちに採決を行うことにご異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(菅原啓祐君) 異議なしと認めます。  よって、討論を省略し、直ちに採決を行うことに決定しました。  これより採決を行います。  議案第67号、本案賛成者の起立を求めます。 (賛成者起立) ○議長(菅原啓祐君) 起立満場。  よって、議案第67号は、原案のとおり可決されました。 ○議長(菅原啓祐君) 日程第7、議案第68号、一関市文化伝承館条例の一部を改正する条例の制定についてを議題とします。
     提案者の説明は終わっていますので、直ちに質疑に入ります。  これより質疑を行います。 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(菅原啓祐君) 質疑なしと認め、質疑を終わります。  お諮りします。  本案は討論を省略し、直ちに採決を行うことにご異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(菅原啓祐君) 異議なしと認めます。  よって、討論を省略し、直ちに採決を行うことに決定しました。  これより採決を行います。  議案第68号、本案賛成者の起立を求めます。 (賛成者起立) ○議長(菅原啓祐君) 起立満場。  よって、議案第68号は、原案のとおり可決されました。 ○議長(菅原啓祐君) 日程第8、議案第69号、平成24年度一関市一般会計補正予算(第2号)を議題とします。  提案者の説明は終わっていますので、直ちに質疑に入ります。  15番、金野盛志君。 ○15番(金野盛志君) まず最初に、11ページの14款国庫支出金、3項委託金、農林水産業費委託金について伺います。  これは国からの仕組みでこういう表現になっているんだと思いますけれども、牧草の焼却について、実証という言葉があるわけです。  実際にやっている大東清掃センターの付近に住む者として、実証、何か試されているという、こういう言葉があるということに違和感があるといいますか、もっと違う表現があるのではないかなと思うんです。  これは国の制度でそうだと言ってしまえばそうですけれども、やはりもっと適切な言葉にすべきではないかということでございます。  その辺について、国に対してですね、やっぱり配慮というものをもっとすべきだということを申し入れていただきたいと思いますが、これについてお伺いをいたします。  それから18ページ、3款民生費、4項災害救助費について伺います。  いわゆる今回の大震災での震災関連死で多数の方が亡くなっているわけです。  我が県では、福島、宮城に比べると3分の1程度の申請にとどまっていると。  これについて、当市の状況と、それからどのような周知をしているのか、やはり制度がわからないと申請もできないということだと思います。  その2点について、お伺いをいたします。  それから、同じく18ページ、6款農林水産業費、5目畜産業費、利用自粛牧草等処理円滑化事業、これにつきましては、いわゆる汚染廃棄物をどのように処理するかということのロードマップといいますか、それがないものですから、ものすごく市民の方々は閉塞感のある状況にあるのではないのかなと思うんです。  そうした中において、当市においても、稲わらで355トン、牧草で6,000トンほど、堆肥も6,000トンを超えております。  今度つくった堆肥センターの容量は、どの程度の容量になっているのかということを、まず第1点に伺いたいと思います。  それから、先に一般質問でもありましたけれども、反転耕を行ったとき、あとの牧草については数十点調査しているという説明がありましたけれども、いわゆる畦畔草とか野草、これについても調査をしておるのかどうか、これについて、ここは堆肥の量にもかかわってくると思いますので、その2点について、まずお伺いをしたいと思います。  それから、19ページの7目農地費ですね、農地・水・環境保全向上対策事業分担金というのがあります。  農地・水は、今2期目の対策に入っておるわけです。  平成24年度からは、中山間地域もこの農地・水の対象地域になったわけです。  市内には300数十の中山間の直接支払いの対象集落があるというふうに承知しておりますが、農地・水については、なかなか手が上がってこないという状況と聞いております。  この制度は、農道とか水路の整備を行うために、10アール当たり4,400円の交付金があるわけですけれども、わかれば農家の方々は本当に助かるといいますか、そう思うんですね。  手が上がってきていないのは、申請件数が少ないのはなぜなのか。  そして、地域ごとというか、支所ごとにその申請件数というのはどのようになっているのか、それから制度の周知、これについては、どのような形で周知を行ったのかお伺いをいたします。 ○議長(菅原啓祐君) 千葉農林部長。 ○農林部長(千葉孝君) まず、牧草の焼却に関することでございますが、昨年10月18日から25日までにわたり行いました5日間の試験焼却の結果は、焼却灰に含まれる放射性物質の濃度については、推定値の範囲内であり、排ガスのセシウム濃度検出下限値未満でございました。  また、空間線量がわずかに変動した箇所がありましたが、焼却が原因とは特定できないものでございました。  これらの結果から、市及び一関地区広域行政組合では、安全に配慮した上で計画的に牧草を焼却できるものと判断し、この結果を公害防止協議会大東清掃センター東山清掃センターの両施設の周辺住民の皆様に説明を行い、そのご理解のもとで、2月6日から1日5トンを目安として、約1,600トンを2年をめどに焼却することといたしました。  また、周辺住民の方々の健康にも十分配慮し、健診や環境モニタリングの情報提供を行いながら、焼却中止基準を明らかにして、本格的な焼却を行っているところであります。  牧草の焼却につきましては、当初、県の利用自粛牧草等処理円滑化事業を活用し実施しておりましたが、環境省から、牧草焼却の知見の蓄積を図り、焼却処理の安全性及び管理運転の最適条件等の検証を行いたいとする申し入れがあり、これを受けて、必要経費の全額を国が負担する環境省の委託事業として実施しているものでございます。  環境省における事業名は、放射性物質を含む可燃性廃棄物焼却実証事業とされており、国立環境研究所の協力を得て、各地に保管されている廃棄物の処理に有益な情報が提供されているところであります。  放射性物質対策は、国全体として取り組みを行っていかなければならない課題でありますことからこの事業名になっているものと思われますが、今後、焼却事業の経過を公表する際には、住民感情にも配慮した表現とするようお願いしてまいりたいと考えておるところでございます。  次に、汚染堆肥の処理でございますが、汚染堆肥の処理につきましては、新たに整備した堆肥舎、堆肥盤、遮水シートによる簡易保管施設や、農家での簡易保管施設による一時保管のほか、一部については還元施用で処理を行うこととしております。  現在、各農家に保管されている汚染堆肥の総量は6,305トンとなっておりますが、これらについて、農家からの申し出による汚染堆肥収容予定数量は、堆肥舎へ2,450トン、堆肥盤へ261トン、簡易保管施設へ532トン、農家での一時保管1,225トン、生産農地への還元施用が1,837トンとなっており、一時保管施設への移動や還元施用によって、その全量が収容、または処理できるものと考えているところでございます。  次に、畦畔草や野草の調査についてでございますが、今後の対応といたしましては、畦畔草や野草に含まれる放射性物質の濃度の実態を把握するとともに、除染対策の検討や経年変化の確認のためにも測定データは不可欠でありますことから、県に対して調査を要請しておりましたが、県では今月末から、畦畔草及び土壌の放射性セシウム濃度の把握と、カリ資材表層散布による低減効果確認のための調査の実施を予定していると伺っております。  この調査の実施の際には、市においても、県、JAと協力して調査に当たりたいと考えております。  次に、農地・水保全管理支払交付金制度の周知ということについてでございますが、本年2月に、農地・水・共同活動協定集落、これは45組織ございました。  さらに、中山間地域直接支払協定集落302組織の合計347組織を対象に、川崎公民館で説明会を開催し、制度の周知を図ってまいりました。  さらに、本庁・各支所において、地域内の活動組織を対象とした説明会の開催や、電話等で個別に要望を確認するなど、きめ細かな対応に努めたところでございます。  その結果でございますが、5月31日現在、共同活動支援事業が39件、復旧活動支援事業が80件の計119件となりまして、実組織数につきましても、前年度の45組織から96組織へと大きく取り組みが広がっているところでございます。  用水路の泥上げ、農道やため池等の草刈り及び花壇の植栽などを行う共同活動支援に取り組む組織は、平成19年度から平成23年度までの1期対策から引き続き取り組みを継続する組織がほとんどとなっている状況であります。  本事業の取り組みにあっては、地域ごとに圃場の条件が異なっていたり、活動規模が小さく事業の効果が少ないなどの理由から申請を見合わせる集落が出るなど、地域により多少のばらつきが出ているところでございます。  復旧活動支援につきましては、新たに創設された制度でありまして、比較できる状況ではございませんが、向上活動支援による平成25年度からの取り組みもできますことから、集落をベースとした地域主体の保全管理活動等の取り組みの拡大強化を図るため、引き続き制度の周知に努めてまいりたいと考えているところでございます。  なお、地域別の活動の申請件数というお尋ねでございますが、平成24年現在のところで、実組織数で申し上げますと、一関地域においては42件でございます。  花泉21件、大東5件、千厩14件、東山がゼロとなっております。  室根が1件、川崎2件、藤沢11件ということで、計96件となっているところでございます。 ○議長(菅原啓祐君) 齋藤保健福祉部長。 ○保健福祉部長(齋藤昭彦君) 私からは、震災による避難生活からの疲労や、震災のショックで体調を崩すなどしてお亡くなりになられた方の災害関連死について、お答えをいたします。  まず、市内の状況でありますが、平成23年度中に東日本大震災に係る関連死と認定して弔慰金を支給した件数は3件となっております。  また、6月15日現在、災害障害見舞金を含め審査中のものは15件となっており、その内訳は、県が設置する災害弔慰金等支給審査会において関連性ありと判定されたものが4件、審査待ちのものが9件、継続調査のものが2件となっております。  なお、これら15件の災害弔慰金につきましては、本議会に補正予算を提案しているところでございます。  次に、周知の方法についてでありますが、まずは昨年の5月15日号の市広報により周知を図ったところでございます。  また、この制度について、本年4月11日付で岩手弁護士会から県知事及び各市町村長に対して、災害弔慰金の支給対象には災害関連死が含まれること及び災害関連死の疑いがあるときは、広く審査の申し出をするよう、住民に対し繰り返し広報をすることなどを内容とした要望書が出され、新聞報道等がなされたところでございます。  市といたしましても、本年5月15日号の市広報に、再度、制度の内容を掲載し、周知を図ったところであります。  市民が制度についてわからないのではないかとの議員からのご指摘もいただきましたことから、今後とも広報紙による周知に加え、コミュニティFM放送などの活用も図り、さらなる周知に努めてまいりたいと考えております。 ○議長(菅原啓祐君) 15番、金野盛志君。 ○15番(金野盛志君) 牧草焼却の事業名ですね、私の意図は、いかにも国が考えそうなことなんですけれども、実証とか実験とかそういった言葉を使いたがるんですけれども、ある意味、私はモデル的にやっているんだと、もっと住民の方が受け入れやすい言葉にしないと、せっかく地域の方々が判断してそういう取り組みになっているわけですので、やっぱり言葉のところを注意をする必要があるのではないのかなという意味で申し上げたわけでございます。  それから、震災関連死につきまして今お話を聞きましたけれども、齋藤部長はコミュニティFMを使いますと言いましたけれども、私どものところは、なかなかFM入らない状況なんですね。  私は、死亡届を出しに来た方に紙で、こういう制度がありますよという、そういうのをお配りになったらどうですか、それが一番の周知ではないでしょうか。  その点について再度答弁をお願いしたいと思います。  それから、放射性物質といいますか、汚染物質のことについては答弁をいただいたとおりわかりましたけれども、今ちょうど2回目の草刈りに入っているわけです。  なかなか、草刈り機械に前の草が絡まって草刈りも困難な、そういうような状況になっています。  それで、大東清掃センターの周辺でどうなんだろうなと思って、あの周辺の路肩の草とか畦畔の草とかを採取して、地域の方々と大東清掃センターに持っていって測っていただきました。  そうすると数百ベクレルあります。  なかなか下がらない状況にあるのかなというように思っております。  そうした中で、先ほども言った数字もあります。  この汚染物質を減らすためには、減容化というのがポイントだと考えております。  この出口が見えないと、何をどうしたらいいかということが一番閉塞感になっているんだなと思っています。  この減容化のためには、福島などで始まったということも聞いておりますけれども、安全な仮設の焼却炉、こういうところで処理をしていかないと、この大量の汚染物質を処理できないのではないかなと。  もちろん国、県で、まだこの辺の方針は示してはおらないわけですけれども、市のほうから国とか県に、そういう視点で仮設の焼却炉、そういうものの導入というのを働きかける必要があるのではないのかなと思っております。  最終的には燃やした後のこともあります。  そして、これにあわせて中間の処理施設、そういうものの設置もあります。  この場所をどこにするかというようなことが課題になるわけですけれども、これはそれぞれの地域で決めていただく、地域の方々に決めていただくというやり方が私は望ましいやり方ではないのかなと思っておるわけです。  したがいましてお伺いしたいのは、その減容化に対する基本的な方針といいますか、現在時点で考えていること、それから、そのために地域にお願いしなければならないこと、この点についてどのように考えているか、お伺いをしたいと思います。  それから、農地・水については、先ほど説明がありましたけれども、地域によってはゼロというところがあるんですね。  私が歩いて調べたところ、中山間の団体を集めて説明をした支所もありますけれども、そうではない形のところもあるというふうに聞いております。  やはり同じやり方、同じレベルで周知を図る必要があると思いますが、この点についてもう一度お伺いをいたします。 ○議長(菅原啓祐君) 勝部市長。 ○市長(勝部修君) 放射性物質の減容化と中間処理施設についてのお尋ねがございました。  私は、中間貯蔵施設、あるいは中間処理施設がありきとは思ってございません。  国が3月でしたか、指定廃棄物の今後の処理方針というものを示しました。  その処理方針の中で、国のほうでは、放射性物質汚染対策特別措置法に基づく事故由来の放射性セシウムが、1キログラム当たり8,000ベクレルを超える廃棄物を指定廃棄物として定義づけて、環境大臣が指定して、国の責任において処理するというふうに言っております。  さらに、排出された県内の既存の廃棄物処理施設の活用を検討しながら、保管がひっ迫している県においては最終処分場を確保する、最終処分場を新たに建設する必要がある場合には、県内に集約する、それは国が立地場所を決定する、それまでの間に中間処理を行って、既存の焼却施設で焼却できない場合は仮設の焼却炉を設置する、こういう内容になっているわけでございます。  県がこのような国の方針を受けて今後対応を明らかにしていくものと思われます。  市としては、今後国や県に対しまして、まず早急に国が示した最終処分に向けた計画を示してもらうことが、これが第一でございます。  第一であって、これが基本でございます。
     あわせて、8,000ベクレル未満の廃棄物、これも市内には大量に存在いたします。  したがって、これらも含めて、国の責任において同時に処理してもらいたい、最終処分に向けて処理してもらいたいということが、まず基本になろうかと思います。  あるいは、処分までに長期化が想定されます。  特に牧草については量的な問題もあって、かなり長期戦になると思います。  そういう場合に、今後の国の最終処分に対する動向にもよりますけれども、必要に応じて中間貯蔵施設、中間処理施設というものも考えていかなければならないだろうと思います。  最初から中間貯蔵施設ということで物事を進めていく、国、県のほうに要望していくというやり方は、次善の策として念頭にはありますけれども、まずは国の最終処分に向けた道筋、これは国が方向性を出しているわけですから、それを速やかに具体的な実行計画として動いていただきたいと、そこを強く要望してまいりたいと考えております。  そのような考え方で今後、国あるいは県に対して強力に要請をしてまいりたいと考えております。 ○議長(菅原啓祐君) 千葉農林部長。 ○農林部長(千葉孝君) 農地・水保全管理支払交付金制度の中での周知の方法について、同じようなやり方、レベルで周知を図るべきだというご意見でございますが、それについては、私どもも時間のない中での取り組みとして不十分な点があったとすれば、やはり反省をしながら、今後の取り組みに生かしてまいりたいと考えております。  なお、地域的な差に関することでございますが、一つの要因といたしましては、中山間地域等直接支払制度が地域の中でかなりのウエートといいますか、範囲を持っているような地域、こういうところが現にございまして、そういうところの申請件数が少ない傾向にございます。  そういう意味で、今回新たに中山間地域も対象にできるという制度にはなりましたが、ここで求めている復旧活動支援の中の水路の補修等、そういったことについては、かなりこれまでの中で実施をしてきた経緯もあるかと思います。  そういった点での各集落のリーダーの皆さんの判断もあるのかというふうに分析をしているところでございますが、今後も、先ほど申し上げましたように、取り組みの拡大強化を図るために周知に努めながら対応してまいりたいと考えております。 ○議長(菅原啓祐君) 齋藤保健福祉部長。 ○保健福祉部長(齋藤昭彦君) 震災関連死についての周知の方法の一つとして、死亡された方々に個々に周知をすべきではないかという、そういう方法は検討できないかというご質問かと思いますが、昨年の3月から本年5月まで、死亡届を市として受理した方々が現在2,438名ほどいらっしゃいます。  これらの方々に、以前の分も含めてすべてお出しをするということの、実務的にこれがどういう課題があるのかということについて、まだ十分検討はしてございません。  遺族の方々に確実にこちらからの文書が届くのかとか、または、そのことによるさまざまなご相談やお問い合わせというようなものに対して十分な対応ができるのかとか、そういう実務上の課題なども少し研究をさせていただきたいというふうに思います。 ○議長(菅原啓祐君) 15番、金野盛志君。 ○15番(金野盛志君) 減容化のことについて、もう一度お尋ねをいたします。  ご承知のように、福島県と、あとは報道で私知っている限りでは、宮城県にも最終処分場の設置について国から要請があったと。  ところが、我が県には、まだ国からその最終処分場というものについての要請というものは承知をしていないわけです。  もちろん最終処分場が、逆にそちらのほうから手順とすれば決まっていかないと、なかなか大方は解決しないと思うんですけれども、現場とすれば、実際に農家の方々、農家だけではなくて、刈った草を燃やしたいという、燃やさないともう何ともならないという、本当に切迫した状況にあるわけです。  今のところは、私も聞かれると、とりあえずはそういうところに、刈ったところに置くほかないよというものの、では、いつまでなんだというようなことで、もう燃やしたいという、本当に燃やさなければいろんな影響も、病害虫を含め発生する、そういうような時期が近づいてきております。  やはり、これは国、県の動きというのは非常に遅いという、それは皆さん、市長はそういう面で大変努力しているということはわかっておりますけれども、再度ですね、ここで国、県へ、本当にねじを巻いていただいて、この現場の状況、その解決のために、2回目で答弁はいただきましたけれども、もう一度最後に、それについての市長の所見をお伺いしたいと思います。 ○議長(菅原啓祐君) 勝部市長。 ○市長(勝部修君) 全くそのとおりでございまして、本当にいら立ちを覚えるような国、県の対応でもあるわけでございます。  先日も、20日でしたか、東京電力に対する損害賠償請求書を手渡しに行ったわけですけれども、その際も東京電力にも私のほうから強く申し入れをしました。  どれだけ現場の実態をご存じなのか、国のほうは全く動こうとしていない、そういうことに対して原因者の東京電力としても、原因者として被害者救済の視点から、国に対して強くものを言うことがあってもいいのではないかと、そういうところが見えてこないわけですよ、東京電力と国との関係で。  国のほうの言うことを受けての行動しかしていないものですから、そういう迅速な対処を何としてもお願いするということも話してきました。  また、その場面とは違う場面で、県庁の各課を回って歩いたときに、それぞれの担当のところに行って、確かに福島県、宮城県までは、そういう中間貯蔵施設とか、そういう国のほうの具体的な施策の姿が見えてきた、岩手県が見えていない、全然触れられていない、これは何なんだということを私のほうからもいろいろ聞いているわけですけれども、合計欄では確かに福島県、宮城県のほうが多いわけです。  岩手県は、放射線線量率も高いといっても県南地域、岩手県全体で見れば、県として比較すれば確かに低い、福島県、宮城県に比べれば。  ただ私は、そこにある農家一戸一戸の置かれた状況を見てくれということを言っているわけです。  何ら変わりのない福島と宮城と岩手県南地域は、農家の状況は全く変わりがないのだと、そういうところをしっかりとらえて、国のほうにもっと強力に要請をしてくれということも話しているところでございます。  この問題、とにかく言い続けなければならないと思っておりますので、間もなく県議会のほうも始まります。  これはこの地域をかけてですね、県南地域の県議会議員の方々とも連携しながら、県議会の場でも大きなテーマとして取り上げていただければいいなというふうに期待しているところでございます。 ○議長(菅原啓祐君) 7番、須藤節男君。 ○7番(須藤節男君) 前者の質問にも関連するわけですが、私は2点お伺いをします。  1点は18ページ、前者の関係なんですけれども、6款1項5目畜産業費であります。  汚染堆肥の現状とそれから処理計画について、具体的な内容についてお伺いするものであります。  当初予算、この牧草等処理円滑化事業につきましては1億8,000万円ほど、今回約1億円の増額補正であります。  市内の牛の飼養農家数は、乳用牛で180戸、それから繁殖牛生産農家で1,300戸ほど、肥育の生産農家は約80戸ほどと聞いておりましたが、前者のお話しのとおり、汚染わらやあるいは汚染牧草との関係が非常に強かったわけであります。  今回の放射能汚染の堆肥発生した、そして今回処理しなければならない対象農家数はどのくらいになっているのか、あるいは汚染度はどれほどあったのかお伺いしたいし、それから具体的な処理計画、あるいは経費の内訳等をお伺いするものでございます。  処理の予定数量やら、あるいは最終処分計画については、先ほどの答弁がありましたので割愛をさせていただきたいと思います。  それから、2番目でありますけれども、21ページの10款3項3目学校建設費であります。  東山中学校の耐震補強の大規模改修事業費の減額理由であります。  3月の当初予算では3億3,000万円ということで内訳もそれぞれあるわけですけれども、そういう計上になっておったのが、今回の補正では2億2,430万円の大幅な減額に見たわけでありますけれども、具体的な内容をお尋ねしたいと思います。  以上、2点をお伺いします。 ○議長(菅原啓祐君) 千葉農林部長。 ○農林部長(千葉孝君) 市内の汚染堆肥の状況と処理計画ということでございますが、堆肥の暫定許容値でございます放射性セシウム濃度が、1キログラム当たり400ベクレルを超える汚染堆肥を保有する農家の数は124戸でございます。  その総保有量は6,305トンとなっておりまして、放射性セシウムの濃度は、1キログラム当たり400ベクレル超えから1万3,000ベクレルというのが、これまでの測定の結果でございます。  汚染堆肥の一時保管につきましては、先ほども申し上げましたように、堆肥盤、堆肥舎、あるいは農家での保管施設、それから既存施設の有機肥料センター等も使いまして、これらの堆肥の熟化処理を行ってまいりたいと考えているところございます。  農家に保管する一時保管施設につきましても、遮水シート構造のものでこれらを収容する予定でございまして、7月に着工いたしまして8月末の完成を目指しているところでございます。  生産農地の還元施用も進めておりますので、これらによって当面処理をし、あるいは熟化ための保管、循環というふうなことで取り組んでまいりたいと考えております。 ○議長(菅原啓祐君) 小野寺教育部長。 ○教育部長(小野寺正英君) 私からは、学校建設費の補正内容につきましてお答えを申し上げます。  東山中学校につきましては、平成18年度の耐震診断と、平成20年度に実施した普通教室棟2棟の耐力度調査に基づき、平成23、24年度で普通教室棟の改築、平成25、26年度で特別教室棟の耐震補強工事と管理棟の大規模改修工事を計画しておりました。  しかし、東日本大震災により、特別教室棟の壁面に大きな亀裂が生じるなど、被災が著しかったことから、普通教室棟の改築とあわせ管理棟と特別教室棟を含めた校舎の全面改築を国庫補助対象として実施できないかを検討するため、特別教室棟の耐力度調査を実施し、県教育委員会、文部科学省と協議してまいりました。  この結果、校舎の全面改築要件は満たしていないとする文部科学省の判断が5月8日に示され、改築については普通教室棟のみ対象とされたところであります。  したがいまして、校舎整備については当初計画どおり、普通教室棟の改築、管理棟、特別教室棟の耐震補強と大規模改修事業で実施することとしたところであります。  平成24年度当初予算につきましては、当初計画に基づき、平成23年度において予定していた普通教室棟の改築実施設計と普通教室棟1棟の解体を行う前提で、普通教室棟の改築工事費を計上したところでありますが、全面改築の可能性の検討、協議に時間を要し、この間、普通教室棟の改築実施設計と解体を中断していたことから、平成23年度分の実施設計と普通教室棟1棟の解体の事業について繰り越しを行ったところであります。  全面改築要件を満たさなかったことから、今後の整備手順を見直した結果、平成24年度は、平成23年度の繰り越し事業と平成24年度事業として仮校舎の設置と普通教室棟の残り1棟の解体を行い、平成25年度に普通教室棟を改築し、平成26、27年度に特別教室棟と管理棟の耐震補強と大規模改修を行うこととしたところであります。  このため、平成24年度当初予算の改築工事費3億2,400万円を減額し、普通教室棟解体工事費2,270万円、仮設校舎設置経費7,691万4,000円を追加しようとするものであります。  以上であります。 ○議長(菅原啓祐君) 7番、須藤節男君。 ○7番(須藤節男君) 1点だけ再質問をさせていただきます。  堆肥運搬作業等の委託料9,415万6,000円ということの増額でありますけれども、この経費の内訳なんですが、一本で、委託費だけで試算されていないのではないかなと、内訳があっての総額だろうというふうに思いますが、もし答弁できるのであればお願いしたいと思います。 ○議長(菅原啓祐君) 千葉農林部長。 ○農林部長(千葉孝君) 補正予算の内容でございますが、汚染堆肥処理に要する予算といたしましては7,167万4,000円を計上しておりまして、その内訳につきましては、農家の簡易保管施設の設置費として4,167万4,000円、それから一時保管施設等への運搬経費として3,000万円を計上しているところでございます。  積み込み、運搬の業務委託といたしまして、運搬用のダンプトラック、あるいは積み込み用のホイールローダー等の、これらを含む委託料という形で計上しております。 ○議長(菅原啓祐君) 33番、千葉大作君。 ○33番(千葉大作君) 先ほどの金野盛志議員の牧草、稲わら、そして畦畔草、さらには堆肥、これらの減容化についての指摘の意見は、非常に今の一関市の苦境に陥っている解決につながる全体的な、大局的な俯瞰をした提案だと、私はこのように思います。  ぜひ、市長において、彼の提案に対して前向きにとらえていただいて、農家の皆さんが希望を持てるようなそういう対応を、ひとつお願いを申し上げたい、このように思います。  さて、私の今からの質問は、同じく18ページの6款1項5目畜産業費に関する具体の質問をさせていただきたい。  牧草地の除染、これはプラウ耕によって農業公社が行うと、そういうふうな形で今進んでおります。  しかるに、それではその進捗率がどうかというと、なかなか牧草地のプラウ耕が進んでいない、そういう状況にあります。  そういう中で、牧草地の草は、どんどん、どんどん大きくなってきていると。  やっぱりこれは刈りとっておかないと、牧草地が荒れてしまう。  そこで、農家の皆さんは、草刈りをしている状況にあります。  フレールモア等を地域で買って、牧草を刈り取る作業を行っている地域もある、このように聞いております。  そういう中で、やはりこの刈り取り作業というものをやる、その対価として、私は東京電力に賠償責任これありというふうに思います。  これらを勘案すると、県としてもそれを受けて東京電力に賠償をするものと期待をしたいわけですが、県はこのことを考えて、刈り取りをされる農家の方々に対して何らかの政策を打ってくるのではないかというふうに考えますが、市として、今見えない現場の中でそれらを提案されるのかどうか、それとも県のほうから何かシグナルがあったのかどうか、あるのかどうか、その件についてお尋ねをしたい、このように思います。  それから、もう1点は、先ほど金野盛志議員の質問に対して、畦畔草の土壌調査、さらには畦畔草の調査もすると、そういうふうな答弁がありました。  そして、その状況によっては、カリの施用ということもあるような話を承ったのですが、今の繁殖農家、和牛繁殖というのに限定して申し上げると、今、乾牧草を東電の賠償ということで、各農家に配付されているんですが、乾草を食べた故かどうかわかりませんが、母牛の受胎が非常に悪くなっているというのを聞いております。  やはり青草を給与しないことには、なかなかいい発情が来ないし、種もつかないような話が聞こえております。  そういう意味で、早く除染をするために、ユンボ等を活用して畦畔の土を削り取ることが可能な農地があれば、それらに対しても費用を、国というか東京電力に賠償を請求するという意味で、費用負担を見るということが可能なのかどうか、その辺について行政はどのようなお考えなのかお尋ねをしたい。  以上です。 ○議長(菅原啓祐君) 千葉農林部長。 ○農林部長(千葉孝君) まず、除染作業が完了しない牧草地の刈り取り作業についてでございますが、牧草地の反転耕による除染につきましては、ただいまご指摘のように、県の牧草地再生対策事業により岩手県農業公社が事業主体となって実施されているところでございますが、校舎施工や農家による自力施行に鋭意努力していただいたとしても、本年度中に市内のすべての牧草地の除染作業が完了することは難しい状況にございます。  したがいまして、除染作業が実施されるまでの管理として牧草の刈り取りが必要となるところでありますが、この刈り取り作業に関しましては、牧草地再生対策事業の作業項目には入っていない状況でございます。  市といたしましては、これまで除染作業が完了するまでの対策について県に要望してきたところでございますが、現在、県では、この利用自粛牧草等処理円滑化事業の中、先ほどの牧草地再生対策事業ではなく利用自粛牧草等処理円滑化事業の中で、除染前の牧草の刈り払い、除草剤散布による牧草の処分について、新たに事業メニューに追加する方向で事業実施要領の改正作業を行っていると伺っているところでございます。  今後、県から事業の詳細についての通知があり次第、速やかに該当する農家の方々へ通知して対応してまいりたいと考えております。  次に、畦畔を削る方法での除染についてでございますが、現時点では、畦畔草やのり面の野草の効果的な除染方法は確立されておらず、国、県からも対応方針が示されていない状況にございます。  農家の皆さんには、当面の対応として、その刈り倒しや、刈り取り後に集積して腐熟化する態勢をお願いしているところでございます。  ただいま議員からご提案いただいた、畦畔の土を削り取り、それを圃場へ入れるという除染方法につきましては、県の事業には位置づけられていないところではございますが、畦畔を削ることが畦畔の強度、あるいはその機能に影響を与えない農地の場合には有効な方法とも考えられますことから、除染効果や事業化の可能性につきまして、今後県と協議してまいりたいと考えております。 ○議長(菅原啓祐君) 11番、千田恭平君。 ○11番(千田恭平君) 20ページの9款1項5目コミュニティ助成自主防災組織育成事業補助金とございます。  この制度の内容説明、それからこれまでの状況、増額されておりますが、補正に至った経緯についての説明を求めます。 ○議長(菅原啓祐君) 平野消防長。 消防長(平野和彦君) 千田恭平議員の質問にお答えいたします。  9款1項5目災害対策費のコミュニティ助成自主防災組織育成事業補助金についてでございますが、この補助金は、財団法人自治総合センターが、宝くじの社会貢献広報事業として行っているコミュニティ助成金を財源にしております。  この助成事業は、地域のコミュニティ活動の充実、強化を図ることにより、地域社会の健全な発展と住民福祉の向上に寄与することを目的とされております。
     補正予算に計上したコミュニティ助成自主防災組織育成事業補助金は、その助成事業のメニュー中の地域防災組織育成助成事業に該当し、市町村が認める自主防災組織、またはその連合体が行う地域の防災活動に必要な設備の整備に関する経費を補助するもので、この助成事業の補助金の範囲は30万円から200万円までとなってございます。  補助金の申請は、市がとりまとめて県に提出しますが、県では申請内容により優先順位づけを行った上で財団法人自治総合センターへ申請することとなりますので、申請書類には、事業計画書のほかに、顕著な活動実績を示す書類の添付も必要となってございます。  当市におきましては、昨年は、活動の活発な自主防災組織へ打診を行い、7団体を県へ申請しておりましたが、申請したすべての事業が採択されてございます。  なお、本年度、当初予算に計上されている15万円を助成する自主防災組織活動助成金は、市の単独事業であり、財団法人自治総合センターが行う補助金制度とは別の事業となってございます。  また、これまでの事業の採択の実績についてでございますが、当市では毎年2から3団体の申請を行ってまいりましたが、平成19年度及び平成20年度は、それぞれ2団体が事業採択されましたが、平成21年度から平成23年度までの3年間におきましては、8団体の申請を行ったところでありましたが、残念ながら採択はされなかったところでございます。  本年度に採択された団体は、関が丘5民区自主防災会、山目町地区自主防災クラブ、花泉町自主防災組織連絡協議会、宝築自治会防災部、町下自治会防災部、室根町第19区地区自主防災会及び室根町第12区自治会防災会の7団体となってございます。  申請した事業すべてが採択されましたが、昨年の東日本大震災の被災県として優先的に配分されたものと伺ってございます。  助成内容につきましては、地域の防災活動に必要な設備として、発電機、投光器、大型焚き出し器、防災用かまどセット、防災用救急箱、トランシーバー、担架、折りたたみリヤカーなどの備品となってございます。  今回、補正予算の計上とした経緯でございますが、申請時点で事業の採択が不確定であり、県からの助成金決定通知が新年度となっていることから、その決定通知を待って歳入歳出について補正予算を計上したところでございます。  今後におきましても、自主防災組織の活発な活動の推進と、この制度の活用を積極的に呼びかけてまいります。 ○議長(菅原啓祐君) 11番、千田恭平君。 ○11番(千田恭平君) この制度は金額も大きいことからハードルが高い制度というふうに認識しております。  ただ、ことしに限って言えば、7団体すべてが採択されたということでありますが、いくつかのメニューがあるわけでして、そのハードルを越えるためには、担当の職員の方の協力、積極的な後押しが不可欠ですので、今後ともぜひ、該当するような団体には積極的に声をかけていただいて後押しのほうをお願いしたいと思います。  それから、ちょっと今、消防長のお話に出てきました市の単独事業の自主防災組織に15万円を上限とする補助というお話が出ました。  これについては、かなり多くの団体が手を挙げて、今、申請中だと思います。  過日、東消防署でその制度の説明会がありまして私も出席したのですが、防災用品をどういうところで扱っているかちょっとお知らせしてほしいという出席者からの質問に対して、担当の方が、それは教えることができないと、なぜならば取り扱っているいくつかのお店があるんだけれども不公平になるからというようなお話でした。  それを聞いてですね、それはわかるんだけれども、自主防災組織としては何にも取っかかりがないわけで、ではどうすればいいんだということを聞いたら、イエローページの電話帳を調べれば出ているからということで、私見たんだけれども、ほとんど出ていないんですよ。  それで、別なところで消防署の方に実はお願いできないかと、不公平があるのであれば取り扱い業者一覧表という形でやってほしいと言ったら、すぐに対応していただきました。  今申請中ですので、ぜひそういった、今後とも積極的な情報提供、カタログなり何なりをお願いしていただきたいということを申し上げて、お願いで終わります。  以上です。 ○議長(菅原啓祐君) 14番、菊地善孝君。 ○14番(菊地善孝君) 私は通告していませんでしたけれども、18ページの堆肥センター関係で、聞いていて気になったこと等がありますので、発言をさせていただきます。  実は今、市政が直面している課題の中で、先ほど千葉議員のほうからも紹介がありましたけれども、農家のみならずこの地域全体としても大変深刻な問題が、この牧草の処理なり堆肥の処理なり、畜産どうするのかということであろうという問題意識のもとでですね、私ども日本共産党会派は去る6月11日、厳美町にある新しくオープンした堆肥センターを案内していただきました。  見せていただいたのですが、いくつか感じたことがあります、きょうのこの議場でのやりとりも聞いていてですね。  1つは、通常、セシウムの半減期というのは3年だと言われているわけですね、137と134合わせて。  ところがね、それらこれらの調査活動の中で、県の職員等々が説明して歩いている、私が接した人だけなのかどうか知らないけれども、1年に1割ずつ半減するということをいまだに言っているのね。  この関係でいくと、極めて展望がさらになくなってしまうんです。  シイタケ農家の方々をお邪魔して歩いたときも、そういうことを真に受けているというか、それを前提にして経営を考えているんですね。  ここの部分については、明らかに専門家が言っていることと異なるんですね。  この部分は、ぜひ、私が今指摘したような実態があるとするならば、申し入れをする必要があるのではないかという思いが一つあります。  なぜセシウム134と137が3年で半減するかというのは、量的には、134と137は半々だと言われているんですね。  ところが、セシウム134は放射性を出す力というか能力というか、それが強いということは、短い期間で2年と言われているんですけれども、半減すると言われている。  セシウム137は30年、それをトータルしてみると3年で半減するんだと言われているんですね、これは争いのないところなはずなんですね。  この分について、もし情報を得ているとすれば、この機会に紹介をいただきたいというふうに思います。  2つ目、特に堆肥の処理の関係ですき込みということですね、プラウ耕による反転だとかロータリー耕による対策、これらの事業が遅れているということが、すき込みする堆肥の量が少ないということにもつながっているんだろうと思うんですね。  8,000ベクレル以上はだめだとか、いろいろあるんだけれども、すき込みできるレベルの堆肥も処理できないでいるのではないかと。  それを進めるためにも、除染、プラウ耕なり堆肥、この部分での取り組みを強化する必要があると思います。  私は、報道が伝える範囲内での情報しかないんだけれども、遠野市がいち早く県その他の事業という形、プラス市単独の事業に取り組んでいますよね、始めていますよね。  もしかすると、この堆肥そのものについても、あるいは牧草その他についても、すき込んでいくという形で早く処理したいという思いがあるのではないかと思うんですね。  もし情報を得ているとすれば、この部分での一関市としての新たな除染への独自の取り組みというものについて検討された経過があるのかどうかについて、この機会に紹介をいただきたい。  以上です。 ○議長(菅原啓祐君) 千葉農林部長。 ○農林部長(千葉孝君) 堆肥の処理をめぐる還元施用のお話がございましたけれども、まずそのことからお答えをいたしますけれども、還元施用の条件といたしましては、8,000ベクレル以下のもの、そういう中で農家の方が120何戸かいらっしゃるというお話を先ほどお答えいたしましたけれども、その中で、やはり稲わら由来のものということで、そういうものは水田について、それから牧草由来のものは、草地の生産圃場を特定しながらそこに還元されるというふうなことが条件になっておりまして、実際のところは高いものは高いのですが、農家の側で選びながら、その低いものを、とりわけ1,000ベクレル以下の低濃度のものを農家の選択の中で、すき込み等をして還元施用をしているという状況にございます。  その進度につきましては、ただいまお話しのような点も含めて、やはり牧草地への施用というふうなことについては遅れている部分もあるのかなというふうには思っております。  独自の除染というふうなことで申し上げれば、先ほどのような、いわゆる牧草地再生対策が最も基本的なところでございまして、市として独自にという部分はございませんが、これらを早期に進めることについて、これまでも関係機関・団体と協力しながらやってきたつもりでございます。  今後もそのような取り組みをしてまいりたいと考えております。  あとは、いわゆるセシウムの半減期をめぐることで、誤った指導がされているのではないかというようなご指摘のように聞こえましたけれども、その辺についての事実関係はなかなか把握できないところでございます。  今のセシウム134、137の半減期に関する情報につきましても、今、数字として直接お答えできる状況にはないと思いますので、もう少し整理をして、指導の現場での取り扱いがどのようにされているか、確認をして対応してまいりたいと思います。 ○議長(菅原啓祐君) 14番、菊地善孝君。 ○14番(菊地善孝君) 突然で申しわけないのですが、市長に提案したいのですが、今のすき込みの関係ですね。  私は、この間、県は県なりに、いろいろ国の方針が揺れている遅れているという状況の中で努力しているんだと思うんですね、担当部署はそれ相当の。  しかし、生産現場から見ると、これは市の担当部署も含めてだと思いますが、生産現場から見ると、きょうの議場でも私を含めて発言しているのは3人目ですか、4人目ですか、極めてマッチしていないといいますか、遅すぎるという状況だろうと思います。  そういう状況の中で、遠野市は、これは報道の範囲内ですが、独自に機械を確保してね、要するに土木関係の機械だと思いますけれども、そしてあくまでも県が農業公社を中心とした除染に取り組んでいくんだということを踏まえつつ、それを促進するという、要するに受け皿の一つとして市独自の事業を興していくという方針だというふうに私は、新聞を読ませていただいたんですね。  ここまで遅くなってしまって、しかも膨大な量の堆肥なり牧草を抱えているわけですね。  特別高い稲わらだとか何か、これらはこういう形では当然処理できないと思うんですけれども、そうでない部分について、大きいところを短い期間の中で処理をしていくということであれば、やっぱり当該の圃場に還元していくということですね。  このところを本気になって取り組んでいかないと、いつまでたっても足踏み状態の域を出ないのではないか、こういう思いがしてならないのです。  私は、焼却その他の方法は、去年の7月か8月で、一関地区広域行政組合議会の場ですけれどもね、この議場の中で提案をさせていただきました。  真剣に検討もいただいたし、その後、地元の協力をいただいてやっているんだけれども、しかし焼却によって処理できる量というのは、おのずと決まっているわけですよ。  そうではない本体の、しかもレベルの低い部分について処理をするというそのところは、やっぱり生産したであろう当該の圃場に還元していくということですね。  このところに思い切って人も金もつぎ込むといいますかね、そういうことをしないと、今の状況がずっと続いてしまうのではないか、こういう思いがしてならないのです。  そういう意味では、遠野市の関係、現地にお邪魔したわけでもないし、現地の方々から直接、私、情報を得たわけでもないので不十分さはあるかもしれないけれども、ひとつ市政における本当に大変な問題だというとらえ方の中でですね、ぜひ一関市としても独自のことを含めて取り組んでいくということを検討いただけないか、こういう提案なんです。  いかがでしょうか。 ○議長(菅原啓祐君) 勝部市長。 ○市長(勝部修君) 確かに今、議員おっしゃるとおり、霞が関のビルの中と生産現場との考え方のギャップというものは、かなり乖離していると思います。  そういう中で、一日も早くこの現場の実態というものを理解していただいて、適切な迅速な対応を打ってもらいたいと思っているわけでございますが、今、議員おっしゃったとおり、汚染牧草というものが、どんどんどんどん基準というものが引き下げられたことによって、さらにその量が増加していくという傾向にあります。  遠野市の事例については、私も新聞報道以外、今情報もございません。  今後、担当部のほうで調べさせたいと思いますけれども、いずれこのまま国、県のほうから何も策がないとすれば、やはり市として何らかの策を考えていかなければだめだろうというふうな認識を持ってございます。 ○議長(菅原啓祐君) 14番、菊地善孝君。 ○14番(菊地善孝君) これは堆肥の分野とはちょっと離れるんですけれども、汚染原木ですね、汚染された原木、この部分も大変深刻だということなんです。  この原木もこういう形でその場に置くしかないという状況の中で、除染をしようと思ってもなかなか難しい。  しかし、規模を大きくやっている人であればあるほど大変な量の原木を抱えているということなんです。  私がお邪魔した方の中で、かつて年間2トン生産していた、乾シイタケですよ、その人は今でも1万本近く植菌をしているというわけです。  そのお宅だけでも、処分しなければならないのは4万本どころではないよということを言っているんですね、膨大な量なんです。  そういう意味では、やはりいつか別なテーブルで話をした記憶があるのですが、この牧草の問題でも堆肥の問題でもシイタケの問題でも、生産現場から遠いところほど現状を知らないわけですから、こういう形で処理する方法はあるし、生産者はこういう形で活路を見出そうとしているんだから、金をつけてくれという要請、あるいは独自の施策、そしてかかった費用は損害賠償として請求している、こういう形で大変だろうと思うけれども、市長を先頭に努力をいただきたいということを述べて発言とさせていただきます。  以上です。 ○議長(菅原啓祐君) 質疑を終わります。  お諮りします。  本案は討論を省略し、直ちに採決を行うことにご異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(菅原啓祐君) 異議なしと認めます。  よって、討論を省略し、直ちに採決を行うことに決定しました。  これより採決を行います。  議案第69号、本案賛成者の起立を求めます。 (賛成者起立) ○議長(菅原啓祐君) 起立満場。  よって、議案第69号は、原案のとおり可決されました。 ○議長(菅原啓祐君) 日程第9、議案第70号、請負契約の締結についてを議題とします。  提案者の説明は終わっていますので、直ちに質疑に入ります。  17番、及川文彦君。 ○17番(及川文彦君) 市街地活性化施設についてお尋ねをいたします。  参考資料の中で図が出てまいりましたが、この1階についてでございます。  1階から2階、3階に上る階段、あるいはエレベーターと、それから今新鮮館で使っております店舗との区別がないということで、日中はいいにしても、夜間等の防犯上、あるいは衛生上の問題があるのではないかということで、この辺についてお尋ねをしたいと思います。  また、管理室が後ろにございますので、一般の方々が利用する場合の案内とか、あるいは、これもまた防犯上の問題から、管理室も前のほうに置くべきではないかというふうに思ったところでございます。  その点についてお尋ねをいたします。  それから、施設が既に26年も経過をしているということ等もあって、今回は電気設備、あるいは機械設備、空調等も一括契約を行ったという内容でございましたが、今申し述べました設備の主な工事内容についてお尋ねをしたいと思います。  それから、このビルは、市街地の活性化にとどまらず、市民活動や、あるいは若者の活動の拠点になろうと思います。  この建物の呼び名を、市民募集等も含めて、これらにふさわしい名称にすべきではないかと思いますが、その点についてお尋ねをいたします。  以上、3点でございます。 ○議長(菅原啓祐君) 小野寺商工労働部長。 ○商工労働部長(小野寺良信君) 市街地活性化施設改修工事についてお答えをいたします。
     まず、施設1階の店舗と通路の区分けにつきまして、店舗の閉店時刻以降は、外からの出入りを建物正面入口のみとし、その入口からエレベーターまでの通路部分に店舗と通路を仕切るゲートを設置し、施設管理するというふうな考えでございます。  また、管理室についてでございますが、管理室の役割につきましては、施設内に設置いたします防犯カメラ、火災報知設備、非常用放送設備等により建物全体を警備、管理する場所として考えているところでございます。  日中につきましては、1階のみならず各施設にスタッフ職員がおりますので、それぞれに問い合わせや管理について対応できますが、閉館までの夜間については、3階の公民館施設だけの利用となることも考えられますことから、警備員等を配置するなど、利用者に不便や問題が生じないよう、施設の運用方法についてさらに検討を進めることとしております。  次に、主な工事内容についてでありますが、既存設備の確認をした上で、基本的には間仕切り変更等に伴う電気設備、機械設備の更新となります。  電気設備につきましては、主に受変電設備、動力設備、電灯設備、火災報知設備、昇降設備となっております。  次に機械設備につきましては、空調設備、換気排煙設備、衛生器具設備、給排水設備、給湯設備、消火設備となっておりまして、設備につきましては、基準やその容量に合わせたことや老朽化に伴いまして、すべて更新となります。  次に、この施設の愛称につきましては、市民にとってより身近に感じ親しみのある施設となるよう愛称をつけることとしております。  7月17日から1カ月の予定で広く募集することとし、現在、広報やホームページ、FMあすもで周知をする予定で準備を進めているところであり、市民活動の拠点にふさわしいたくさんの愛称の応募を期待しているところであります。  なお、愛称の決定は10月下旬ごろと考えております。  以上でございます。 ○議長(菅原啓祐君) 17番、及川文彦君。 ○17番(及川文彦君) ありがとうございました。  管理の問題でございますが、今、カメラ等、あるいはその他火災報知器等も含めて行うということのようでございますが、やはり人の出入りがあるわけでございますので、それを的確にとらえるということ、あるいは先ほど言いましたが、利用者の案内も含めてやってほしいというふうに思いますので、スペースの問題もございますが、ぜひ前のほうに、入口のほうに設置をすることが望ましいのではないかと思いますので、よろしくお願いを申し上げたいと思います。  その点だけでございます。 ○議長(菅原啓祐君) 質疑を終わります。  お諮りします。  本案は討論を省略し、直ちに採決を行うことにご異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(菅原啓祐君) 異議なしと認めます。  よって、討論を省略し、直ちに採決を行うことに決定しました。  これより採決を行います。  議案第70号、本案賛成者の起立を求めます。 (賛成者起立) ○議長(菅原啓祐君) 起立満場。  よって、議案第70号は、原案のとおり可決されました。 ○議長(菅原啓祐君) 日程第10、議案第71号、請負契約の締結についてを議題とします。  提案者の説明は終わっていますので、直ちに質疑に入ります。  11番、千田恭平君。 ○11番(千田恭平君) 私は、参考資料のナンバー4に記載されております項目の5番目の備品等、ここに厨房用消耗品、食缶、食器など2,173万6,000円が計上されておりますが、この内容についてお尋ねをします。  ここにはですね、生徒の使用する給食の食器が含まれているのかどうか、それから完成後ですが、米飯の提供については、この給食センターで炊くのか、それともここではない外部に委託するのかどうか。  また、新たな食器がもし含まれているとすれば、どのような素材について、決定するに当たってどういう要素で決めるのか、決定についてはプロセス、どのような計画で食器の決定がなされるのかについてお尋ねをいたします。 ○議長(菅原啓祐君) 小野寺教育部長。 ○教育部長(小野寺正英君) 千田恭平議員の質問にお答えいたします。  学校給食センターの食器等についてでございますが、(仮称)千厩学校給食センターの整備にあわせ購入を予定しております厨房用消耗品につきましては、昨年度、藤沢地域の児童生徒分として購入いたしました740人分の食器類は、既に花泉学校給食センターで購入しておりますことから、今年度は、千厩及び室根地域の児童生徒が使用する食器類といたしまして、汁用のお椀、角形の仕切り皿、はし、スプーン、トレイ1,530人分を新たに購入する予定としております。  そのほか給食の配食に使用する食缶、各種バット、それから食器かごなどのほか、給食センターで使用する小型の調理器具等を購入する予定としております。  次に、米飯給食につきましては、日本の伝統的な食生活の根幹である米飯の望ましい食習慣の形成や、地域の食文化を通じた郷土への関心を深めることなどの教育的意義を踏まえ取り組んできたところであります。  このような中で、従来から米飯給食の提供につきましては、学校給食センターや自校方式等の調理場に米飯給食用の施設整備がなされていないことや、人的対応が難しいことなどから、業者への委託を行ってきたところであり、現在の千厩学校給食センター及び室根学校給食センターにおきましても、同様に業者への委託を行い、米飯給食を実施してきたところであります。  学校給食センターで米飯給食を提供するためには、新たな施設整備と設置スペースの確保が必要であり、さらに人的な対応も必要となりますことから、今後も米飯給食につきましては、業者への委託で対応してまいりたいと考えております。  次に、食器の選定につきましては、子供たちの安全安心に十分配慮していく必要があるため、食品衛生法などの基準に適合した樹脂製の食器類を選定していきたいと考えております。  具体的には、添加物を使用せずに水や油に溶け出す物質がないこと、食材による着色汚れが少ないこと、食器内面が傷つきがたいこと等の要件を想定しているところであります。  また、食器選定までのプロセスにつきましては、今後、学校関係者や保護者の方々を委員とする(仮称)千厩学校給食センター運営協議会を設置して、食器の使用等につきましても、ご意見をいただきながら選定してまいりたいと考えております。  以上であります。 ○議長(菅原啓祐君) 11番、千田恭平君。 ○11番(千田恭平君) 米飯については、外部業者に委託するという今の答弁でした。  その理由を聞いたならば、設備投資が必要、それから人的対応をしなければいけないということですね。  これだけの今回予算を使って新たな設備をするわけですから、選択肢としては、給食センターで炊くというようなことは全く検討しないでその結論に至ったのか、検討されたのかですね、そこをまずお尋ねしたいと思います。  それから、食器については、千厩、室根分の1,530人分という今お話で、樹脂製を考えているということでした。  恐らくいろいろな素材を検討されたと思います。  アルマイト、ステンレス、プラスチックや木製、いろいろあります。  私も自分で調べてみました。  強化磁器、陶磁器、強化ガラス、あるいは木製、漆器等々ありますが、その中で今回、樹脂製を選んだのは、どういうふうな理由なのか。  それから、まだ形については、食器の形状等については、今後運営協議会で決められるのかどうか、また、その運営協議会は大体いつごろ開かれて、どういうメンバーの方が入って検討されるのか、それらの点についてお尋ねをいたします。 ○議長(菅原啓祐君) 小野寺教育部長。 ○教育部長(小野寺正英君) まず学校給食センター、あるいは自校給食校に米飯を提供するための施設がないということでございますが、これにつきましては、学校給食がそもそもパン食でスタートしておりましたので、当初から米飯というのはあまり想定されないような形での施設整備が従来からなされてきたということが一つあります。  それから、今回、新たに学校給食センターを建てるに当たって、その部分の検討をしたのかというご質問でございますが、米飯給食については委託ということを前提として建設の検討を進めたという形でございます。  それから、食器類について、ほかの素材、材質のものをどのような検討をしたかということでございます。  先ほど、まず食器については、子供たちにとって安全であるというようなことを第一番に考えて、無添加とかそういうような形にいたしましたが、そのほか磁器等であれば重さもありますし、扱う、あるいは洗浄するというその部分での重さの問題、あるいは耐久性の問題、それらも含めまして樹脂製のものを考えて、昨年、藤沢地域の食器類を購入しているわけなんですが、同じような考え方で樹脂製のものを購入したという形でございます。  それから、(仮称)千厩学校給食センターの運営協議会の設置時期でございますが、これにつきましては、これからちょっと協議をいたしますけれども、9月以降あたりにはお願いしたいなというふうに思っておりますし、それについては配食校の学校の代表者、あるいはPTA等の方々に委員をお願いするような形になろうかというふうに考えております。 ○議長(菅原啓祐君) 11番、千田恭平君。 ○11番(千田恭平君) ごはんについては、パン給食からスタートしたという経緯の理由で、米飯はそもそも給食センターでつくることを考えておられないように今受けとめました。  もし、これからも外部委託するとすれば、現在使っている食器は、素材でいえばそのまま食べる食器にお米を入れて、それをそのまま炊き上げて使っていると思いますので、発泡スチロールにいっぱい詰めて運んでくるんですよ。  せっかくの炊きたての熱いごはんなんだけれども、熱伝導がいいものですから生徒が持てない、それで手袋をしたり下にハンカチを敷いたりしてそれで食べている。  犬食いというんですか、言葉は悪いんだけれども、マナーから見てもあまりよろしくない。  私、おととい小学校に行って給食の現場を見てきました。  先生方もその食器を使って食べています。  使った感想も聞いてきました。  もし、これからも外部委託するとすれば、またあの熱い食器で食べるのかなという思いがあります。  どうすれば解決できるのかどうか。  それから、給食の食器については、素材の安全面はもちろんだけれども、食育のマナーですね、これも大事だと思います。  今使っているトレーはくぼみがあって、ここには必ずこれしか置けないというような形状です。  重ねたり、洗ったりするものの効率性を考える点から、上下左右が対称形になっています。  ですから、配膳のときには、本来の正しい配膳の姿であるごはん茶碗、それから汁椀、おかずが置けないような構造になっています。  9月ごろをめどに運営協議会が開かれるということですが、そこには恐らくいろんな意見が出てくると思います。  素材の面からいえば、例えば焼物の産地では焼物の食器を使っています。  それから秋田なんかでは漆器ですね、漆器を使っている学校もあります。  それは食器洗浄機に耐えられるような形で、改良して使っています。  この議案第71号はこれしか出ていませんけれども、議案第73号には別な形でいろんな設備のところがあります。  そこには食器の洗浄機も出ています。  関連すると思いますけれども、今回決定する食器をその食器洗浄機で洗うわけですから、ぜひ、最初に洗浄機がこうだからこの食器は使えないということにならないように、最初に、一番生徒が接する食器に重点を置いてやって、それに見合う形で、ではこれを洗えるような食器洗浄機というような形で決めていただきたいなと思います。  ぜひ一回、生徒が食べているところを見てください。  汁椀についても、せっかくの熱い汁が、配膳するときに持てないから、こういうふうにやって端っこのほうにやって、あちあちと言いながらやっているところがありますのでね。  樹脂であればそういう熱伝導の点はクリアできると思いますけれども、樹脂でもやはりポリ化とかですね、プラスチック等については、環境ホルモンとかいろいろな問題点が出ています。  それらをすべてクリアできる素材もあると思いますので、もう一度再考されて、納得のいく形でこの2,200食、2,200人の生徒が、食育という点においてもマナーという点においても大事だと思いますので、検討をお願いして終わります。 ○議長(菅原啓祐君) 小野寺教育部長。 ○教育部長(小野寺正英君) 先ほど、ごはんの容器が熱くて食べられないというようなお話もございました。  米飯食器の食器につきましては、今すべてステンレス製の食器を使用しております。  米飯業者の事業所に近い一部の学校からは、食べ初めのときには食器が熱いというようなお話を受けております。  ただ、その他の学校からは、配膳の際に熱い場合は、軍手やナプキンを使ったり工夫して食べている、食べるころには熱くて持てないということはないというお話を受けておりまして、食べる時刻や食べるまでの配送の経過等によって、熱いというような学校もあるというような状況と聞いております。  当市の米飯給食については、栄養摂取量を考慮して、学年により食べるごはんの量が異なっております。  小学校から中学校まで、一応5段階のお米の量というふうな形で区分して調理しているわけなんですが、一人一人の個別の容器で炊いており、現在の炊飯方法は衛生的な面からも適しているのではないかというふうに考えておりますが、その熱さという部分につきましては、今後調査し、対応できるものについては対応してまいりたいというふうに考えております。  それから、食器の関係でございますが、現在の千厩の千厩給食センターで使用している食器については、トレイそのものが金物で、それにくぼみがついて、その中にいろんなおかずを入れるという形式になっておりますが、先ほどご答弁申し上げましたが、トレイは別にして、あとはその上に乗せる汁椀とか仕切り皿を別途というような形で考えているところでございます。 ○議長(菅原啓祐君) 13番、藤野秋男君。 ○13番(藤野秋男君) 2点についてお伺いします。  1つは、この平面図を見ましたら、今お話聞いていて、前からも言われていたのですが、委託を基本に考えるということだったんですけれども、平面図の中には、委託先の管理者と調理員が打ち合わせをする事務所がない。  私たち、視察をする中で、それを明確に分けるということで、隣り合わせも問題だと考えていますという話でした。  それで、委託先については2階に事務所を移そうと考えているというような管理者の話もあったんですけれども、この図面を見ると、全く委託先を検討していながら委託先の委託管理者と調理員が打ち合わせをする事務所がない。  こういう場所はどこに確保して、適正な調理業務に対応しようとしているのかお伺いしたいと思います。  それから、その次のページに備品の関係が載っていました。  厨房用備品なんですけれども、私これちょっと最初の説明で聞き落としたかもしれませんが、オール電化というような形で検討しているような話を聞いた気がするのですが、もしそうだとすればですね、今、非常に地震、あるいは災害時に緊急対応というのが困難なのかな、その辺についての検討についてもお聞かせ願いたい。 ○議長(菅原啓祐君) 小野寺教育部長。
    ○教育部長(小野寺正英君) 委託業者と栄養士、あるいは所長等の打ち合わせの場所につきましては、2階に会議室スペースをとっておりますので、そこを使って打ち合わせをしていただくというふうな形のものを考えて、特に個別の部屋というものは想定はしていないというところでございます。  それから、厨房備品につきましては、議案第73号が、ここで想定している厨房備品に当たる備品のものでございます。  それでオール電化ということで、災害時の対応を検討したのかということのご質問でございましたが、今回、市内6つの給食センターについては、大東、あるいは真滝等についてもオール電化の形になっているところでございます。  そちらについては、いずれオール電化か否かという形よりも、厨房機器の配置、あるいは配管等が全部ずれてしまったという形で、仮に通電してもその機器を確認しないうちは使えない状況であったというようなことで、厨房機器の業者さんに現場を確認していただいて、それから通電をしたというような形にはなっております。  それで、現在の給食センターでは、西部の学校給食センターが灯油だきのボイラーというような形にはなっていますが、衛生面等を考えてオール電化という形のものを選択したということでございます。 ○議長(菅原啓祐君) 13番、藤野秋男君。 ○13番(藤野秋男君) 最初の話なんですけれども、委託との関係で、この会議室を使ってもらうと、この会議室は共有なんですよね、そうなると。  会議室を事務所に使ってくださいという話はないと思うんですよ。  やはり、そういう関係でいくから脱法行為だとか、あるいは適正な管理ではないというふうに言われることにつながっていきますので、やはりきちんと、本当に委託でいくというならそれぐらいのスペースを確保して、委託先にも、いちいち会議室でどうぞ調理の打ち合わせをしてくださいではね、問題が発生するなと思います。  やはり、事務所をきちんと設けるということがまず基本だと思います。  そして、そこで打ち合わせをしてもらったり管理をしてもらったりすると。  この会議室のどこかに机を置いてというのは、私は問題があると思います。 ○議長(菅原啓祐君) 小野寺教育部長。 ○教育部長(小野寺正英君) 打ち合わせはどこでするのかということでしたので、この会議室が使えるというというふうな形でご答弁を申し上げました。  請け負い事業者の事務室をという意味でございますか。  それにつきましては、スペースの問題もあるわけなんですが、基本的には従業員の方たちの休憩室の部分は用意しておりますので、2階の会議室等の使い方について検討してまいりたいと思います。 ○議長(菅原啓祐君) 質疑を終わります。  お諮りします。  本案は討論を省略し、直ちに採決を行うことにご異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(菅原啓祐君) 異議なしと認めます。  よって、討論を省略し、直ちに採決を行うことに決定しました。  これより採決を行います。  議案第71号、本案賛成者の起立を求めます。 (賛成者起立) ○議長(菅原啓祐君) 起立満場。  よって、議案第71号は、原案のとおり可決されました。  午前の会議は以上とします。  午後1時10分まで休憩します。 午後0時05分 休   憩 午後1時09分 再   開 ○議長(菅原啓祐君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  日程第11、議案第72号、請負契約の締結についてを議題とします。  提案者の説明は終わっていますので、直ちに質疑に入ります。  これより質疑を行います。 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(菅原啓祐君) 質疑なしと認め、質疑を終わります。  お諮りします。  本案は討論を省略し、直ちに採決を行うことにご異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(菅原啓祐君) 異議なしと認めます。  よって、討論を省略し、直ちに採決を行うことに決定しました。  これより採決を行います。  議案第72号、本案賛成者の起立を求めます。 (賛成者起立) ○議長(菅原啓祐君) 起立満場。  よって、議案第72号は、原案のとおり可決されました。 ○議長(菅原啓祐君) 日程第12、議案第73号、財産の取得についてを議題とします。  提案者の説明は終わっていますので、直ちに質疑に入ります。  これより質疑を行います。 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(菅原啓祐君) 質疑なしと認め、質疑を終わります。  お諮りします。  本案は討論を省略し、直ちに採決を行うことにご異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(菅原啓祐君) 異議なしと認めます。  よって、討論を省略し、直ちに採決を行うことに決定しました。  これより採決を行います。  議案第73号、本案賛成者の起立を求めます。 (賛成者起立) ○議長(菅原啓祐君) 起立満場。  よって、議案第73号は、原案のとおり可決されました。 ○議長(菅原啓祐君) 日程第13、議案第74号、請負契約の締結についてを議題とします。  提案者の説明は終わっていますので、直ちに質疑に入ります。  15番、金野盛志君。 ○15番(金野盛志君) 参考資料6ページの中に、太陽光発電150キロワットということで計画をされておりますけれども、この電力はどのような使い方をする考えなのか、例えば売電するのか、図書館に使うのか、その点についてお伺いをします。 ○議長(菅原啓祐君) 小野寺教育部長。 ○教育部長(小野寺正英君) 金野盛志議員の質問にお答えいたします。  新一関図書館の太陽光発電設備についてでございますが、議案第75号の電気設備工事とは別途発注となりますが、平成25年度に太陽光発電設備を設置する予定としており、当市における地球温暖化対策など環境教育のシンボルとして活用するとともに、停電時など非常時においても施設の機能を最低限維持するための照明やコンセント等に電気を供給することとしているところであります。  再生可能エネルギーの導入拡大を図ることを目的とした固定価格買取制度が、本年7月1日から始まることとなり、太陽光発電など再生可能エネルギーを用いて発電された電気につきましては、一定の期間、契約初年度の買い取り価格と同額で電気事業者が買い取ることが義務づけられることとなりました。  詳細につきましては、いまだ示されていない部分もございますが、10キロワット以上の太陽光発電の場合、電気事業者への売電価格は1キロワット当たり42円で、その期間は20年となるものであります。  一方、新一関図書館での太陽光発電設備の設置に当たっては、国の補助事業の導入も検討しているところであり、その場合の売電価格は1キロワット当たり20円とされているところであります。  新一関図書館で発電した電力すべてを売電するか、自館で消費し、余った電力を売電するかにつきましては、固定買取価格制度の単価や買い取り年数の動向、売電のために必要となる設備など、加えて国の補助事業の活用の有無ということも含めまして、来年度の実施に向けて検討を進めてまいりたいと考えております。  以上であります。 ○議長(菅原啓祐君) 15番、金野盛志君。 ○15番(金野盛志君) 今お話があったように、新しい制度の中では1キロワット当たり42円。  そうしますと、いろんな方が試みの計算をやっておりますけれども、大体10年以下で採算がとれるというように言われております。  私は、高い価格のものは買っていただいて、安い単価のものを使うというような形にしていけば、あとはその図書館の整備の本を買ったりとか、いろんな形のそこから生むお金が出てくるのではないかなと思うんです。  ぜひその辺をですね、今説明あった中身ですけれども、補助金を入れることが得なのかどうか、総合的に検討をお願いしたいと思います。  以上です。 ○議長(菅原啓祐君) 質疑を終わります。  お諮りします。  本案は討論を省略し、直ちに採決を行うことにご異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(菅原啓祐君) 異議なしと認めます。  よって、討論を省略し、直ちに採決を行うことに決定しました。  これより採決を行います。  議案第74号、本案賛成者の起立を求めます。 (賛成者起立) ○議長(菅原啓祐君) 起立満場。  よって、議案第74号は、原案のとおり可決されました。 ○議長(菅原啓祐君) 日程第14、議案第75号、請負契約の締結についてを議題とします。  提案者の説明は終わっていますので、直ちに質疑に入ります。  これより質疑を行います。 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(菅原啓祐君) 質疑なしと認め、質疑を終わります。  お諮りします。  本案は討論を省略し、直ちに採決を行うことにご異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(菅原啓祐君) 異議なしと認めます。
     よって、討論を省略し、直ちに採決を行うことに決定しました。  これより採決を行います。  議案第75号、本案賛成者の起立を求めます。 (賛成者起立) ○議長(菅原啓祐君) 起立満場。  よって、議案第75号は、原案のとおり可決されました。 ○議長(菅原啓祐君) 日程第15、議案第76号、請負契約の締結についてを議題とします。  提案者の説明は終わっていますので、直ちに質疑に入ります。  これより質疑を行います。 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(菅原啓祐君) 質疑なしと認め、質疑を終わります。  お諮りします。  本案は討論を省略し、直ちに採決を行うことにご異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(菅原啓祐君) 異議なしと認めます。  よって、討論を省略し、直ちに採決を行うことに決定しました。  これより採決を行います。  議案第76号、本案賛成者の起立を求めます。 (賛成者起立) ○議長(菅原啓祐君) 起立満場。  よって、議案第76号は、原案のとおり可決されました。 ○議長(菅原啓祐君) 日程第16、議案第77号、請負契約の締結についてを議題とします。  提案者の説明は終わっていますので、直ちに質疑に入ります。  15番、金野盛志君。 ○15番(金野盛志君) 参考資料4ページを見ますと、木造平屋ということで、ここに使う材料、県産材とは思いますけれども、これはどこのものを利用するのか、そしてさらに、それには補助金は入っているのかどうか、その2点についてまず伺います。 ○議長(菅原啓祐君) 小野寺教育部長。 ○教育部長(小野寺正英君) 金野盛志議員の質問にお答えいたします。  花泉図書館建設事業における木材の利用についてでございますが、花泉図書館の建設につきましては、新一関市合併前の平成17年8月に花泉町立図書館建設検討委員会を設置いたしまして、図書館建設の基本的な内容を検討したところであり、その中で建物については、木のぬくもりを多く感じることができるような施設が望ましいとされたところであります。  また、平成22年度に開催した図書館建設に係る懇談会では、使用する木材はできるだけ地域材を活用すべきという基本設計への提言をいただいたことから、柔らかで温かみのある空間での快適な読書環境を実現するため、市内産材の活用を計画したところであります。  ご質問の木材の生産地についてでありますが、はり材に使用するカラマツの集成材については、大東地域のカラマツを使用することとしております。  また、柱材につきましては杉の集成材を使用し、内装材につきましては杉の製材を使用するもので、産地は未定でございますが、市内で生産される杉を使用することとしております。  次に、補助金についてでありますが、花泉図書館建設事業費のうち建築工事を対象として、地域材を使用する場合の補助制度である林野庁の森林・林業・木材産業づくり交付金事業を活用することとし、本年5月15日付で9,677万6,000円の内示をいただいたところでありますが、さらに昨日、増額の変更内示があり、内示額は1億11万3,000円となったところであります。  以上であります。 ○議長(菅原啓祐君) 15番、金野盛志君。 ○15番(金野盛志君) 市内の木材を使うということは非常に結構だと思います。  ただ、1点だけ心配する点があります。  いわゆる今回の原発の事故に伴って、木材にセシウムがどういう形になっているのかと。  福島県なんかでは、そういう調査も行われてはいますけれども、そしてまた一方、基準がないわけです。  食べ物であれば100という基準があるんですけれども、木材には、そういうものは今のところないわけです。  ただ、ないからといって何もしないわけには私はいかないと思うんです。  やはり使う材料について、放射性物質のやっぱり検査は行う必要があるのではないのかなと思うんですけれども、その点について答弁をお願いいたします。 ○議長(菅原啓祐君) 小野寺教育部長。 ○教育部長(小野寺正英君) 木材の放射性物質の影響につきましては、国が福島県内で行った森林内の放射性物質の分布状況調査によりますと、福島第一原発に近い森林で伐採された木材の一部からは、放射性セシウムが検出されたものの、福島県が行った製材品の安全性を調査した結果では、事故後に伐採し表皮を除去した丸太と、事故前に屋外天然乾燥を行いカンナ仕上げをした製材品の放射線量は、周囲環境と有意な差は検出されなかったというところであります。  県に照会しましたところ、先ほど議員のご紹介もございましたが、国では木材製品については、放射性物質に関する基準を示していないとの回答でございましたことから、今後も国や県等関係機関からの情報収集を行い、ご質問にありましたように、使用する木材についての検査等も行いながら進めてまいりたいというふうに考えております。 ○議長(菅原啓祐君) 質疑を終わります。  お諮りします。  本案は討論を省略し、直ちに採決を行うことにご異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(菅原啓祐君) 異議なしと認めます。  よって、討論を省略し、直ちに採決を行うことに決定しました。  これより採決を行います。  議案第77号、本案賛成者の起立を求めます。 (賛成者起立) ○議長(菅原啓祐君) 起立満場。  よって、議案第77号は、原案のとおり可決されました。 ○議長(菅原啓祐君) 日程第17、議案第78号、財産の無償譲渡についてを議題とします。  提案者の説明は終わっていますので、直ちに質疑に入ります。  これより質疑を行います。 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(菅原啓祐君) 質疑なしと認め、質疑を終わります。  お諮りします。  本案は討論を省略し、直ちに採決を行うことにご異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(菅原啓祐君) 異議なしと認めます。  よって、討論を省略し、直ちに採決を行うことに決定しました。  これより採決を行います。  議案第78号、本案賛成者の起立を求めます。 (賛成者起立) ○議長(菅原啓祐君) 起立満場。  よって、議案第78号は、原案のとおり可決されました。 ○議長(菅原啓祐君) 日程第18、議案第79号、財産の取得についてから、日程第20、議案第81号、財産の取得についてまで、以上3件を一括議題とします。  提案者の説明は終わっていますので、直ちに質疑に入ります。  これより質疑を行います。 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(菅原啓祐君) 質疑なしと認め、質疑を終わります。  お諮りします。  本案は討論を省略し、直ちに採決を行うことにご異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(菅原啓祐君) 異議なしと認めます。  よって、討論を省略し、直ちに採決を行うことに決定しました。  これより採決を行います。  採決は一括して行います。  議案第79号、第80号、第81号、以上3件について本案賛成者の起立を求めます。 (賛成者起立) ○議長(菅原啓祐君) 起立満場。  よって、以上3件は、原案のとおり可決されました。 ○議長(菅原啓祐君) 日程第21、議案第82号、和解及び損害賠償の額を定めることについてを議題とします。  提案者の説明は終わっていますので、直ちに質疑に入ります。  これより質疑を行います。 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(菅原啓祐君) 質疑なしと認め、質疑を終わります。  お諮りします。  本案は討論を省略し、直ちに採決を行うことにご異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(菅原啓祐君) 異議なしと認めます。  よって、討論を省略し、直ちに採決を行うことに決定しました。  これより採決を行います。  議案第82号、本案賛成者の起立を求めます。 (賛成者起立) ○議長(菅原啓祐君) 起立満場。
     よって、議案第82号は、原案のとおり可決されました。 ○議長(菅原啓祐君) 日程第22、議案第83号、岩手県後期高齢者医療広域連合規約の一部変更に関する協議についてを議題とします。  提案者の説明は終わっていますので、直ちに質疑に入ります。  これより質疑を行います。 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(菅原啓祐君) 質疑なしと認め、質疑を終わります。  お諮りします。  本案は討論を省略し、直ちに採決を行うことにご異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(菅原啓祐君) 異議なしと認めます。  よって、討論を省略し、直ちに採決を行うことに決定しました。  これより採決を行います。  議案第83号、本案賛成者の起立を求めます。 (賛成者起立) ○議長(菅原啓祐君) 起立満場。  よって、議案第83号は、原案のとおり可決されました。 ○議長(菅原啓祐君) 日程第23、議案第84号、市道路線の認定についてを議題とします。  提案者の説明は終わっていますので、直ちに質疑に入ります。  これより質疑を行います。 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(菅原啓祐君) 質疑なしと認め、質疑を終わります。  お諮りします。  本案は討論を省略し、直ちに採決を行うことにご異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(菅原啓祐君) 異議なしと認めます。  よって、討論を省略し、直ちに採決を行うことに決定しました。  これより採決を行います。  議案第84号、本案賛成者の起立を求めます。 (賛成者起立) ○議長(菅原啓祐君) 起立満場。  よって、議案第84号は、原案のとおり可決されました。 ○議長(菅原啓祐君) 日程第24、議案第85号、平成24年度一関市一般会計補正予算(第3号)を議題とします。  議案の朗読を省略し、直ちに提案理由の説明を求めます。  田代副市長。 ○副市長(田代善久君) 議案第85号、平成24年度一関市一般会計補正予算(第3号)について、提案理由を申し上げます。  本案は、6月4日に発生した集中豪雨及びひょうにより被害を受けたため、降ひょう被害対応緊急資金利子補給補助金、農作物災害対策事業費補助金の追加及び農林施設災害復旧費の増額に伴う所要の補正をしようとするものであります。  1ページをお開きお願います。  歳入歳出予算の補正額は665万8,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を719億9,823万6,000円といたしました。  2ページをお開き願います。  目的別補正額は、第1表のとおりで、農林水産業費160万8,000円、災害復旧費505万円を増額し、歳入につきましては、分担金及び負担金15万円、県支出金71万2,000円、繰入金259万6,000円、市債320万円を増額いたしました。  3ページとなりますが、第2表、債務負担行為補正につきましては、降ひょう被害対応緊急資金の融資に伴う利子補給について追加しようとするものであります。  4ページをお開き願います。  第3表、地方債補正につきましては、災害復旧事業について限度額を変更しようとするものであります。  なお、総務部長から補足説明させます。 ○議長(菅原啓祐君) 下村総務部長。 ○総務部長(下村透君) 議案第85号、平成24年度一関市一般会計補正予算(第3号)について、補足説明を申し上げます。  予算書の8ページをお開き願います。  まず、歳出のほうから説明いたしますが、6款1項2目農業総務費の降ひょう被害対応緊急資金利子補給補助金につきましては、一関地域の真柴地区、花泉地域の金沢地区において約50ヘクタールのリンゴ果樹園が、6月4日の降ひょうにより被害を受けたことから、被害を受けた農業者等が借り入れする降ひょう被害対応緊急資金の利子1.8%に対し、市及び岩手南農業協同組合がそれぞれ0.725%を利子補給するものであります。  なお、残りの0.35%については、岩手南農業協同組合が独自に利子補給する方向で検討されると伺っております。  また、債務負担行為につきましても追加するものであります。  次の農作物災害対策事業費補助金につきましては、同じく被害を受けたリンゴ果樹園において、被害の軽減と生育回復を図るため、消毒と施肥を実施する事業に対し、県と市を合わせて補助対象経費の3分の2を補助するものであります。  11款1項1目農林施設災害復旧費につきましては、6月4日の集中豪雨による花泉地域の災害に係る農道3カ所、水路11カ所、ため池1カ所、計15カ所の復旧費であります。  次に、歳入についてでありますが、戻りまして6ページをお開き願います。  12款1項分担金につきましては、一関市農地及び農業用施設災害復旧事業分担金徴収条例に基づき、農業用施設に係る災害復旧事業について受益者から徴収する分担金であります。  15款2項県補助金につきましては、説明いたしました歳出に係るものであります。  18款2項基金繰入金につきましては、今回の補正で不足する財源を賄うものであります。  これにより平成24年度末の財政調整基金の額は、52億1,800万円ほどとなる見込みであります。  21款1項市債につきましては、歳出に係るものであります。  以上でございます。  よろしくお願いいたします。 ○議長(菅原啓祐君) これより質疑を行います。  27番、佐々木清志君。 ○27番(佐々木清志君) ゲリラ豪雨、あるいはひょう、雨、あるいは雷ということで、金沢、真柴の中では火災も起きたわけであります。  そういった中で、こういった事業予算に早急に組んでいただいたということに対しては、大変ありがたく思っております。  それで、この事業の受け皿といいますか、どこが申請を受ける窓口なのかが一つ、それから、つい2、3日前ですけれども、台風4号が夜半ですけれども、この上空を通過して風等の被害があったということを聞いておりますけれども、その被害の状況をつかんでいるかどうかについてもお示しをいただきたいというふうに思います。  聞く様子では、露地野菜等にかなりの倒伏の被害が出たという部分がありますので、そういった被害対応、ここ続いておるわけですけれども、どういった対処をなされていくのかお伺いをしたいというふうに思います。  その分、お願いします。 ○議長(菅原啓祐君) 千葉農林部長。 ○農林部長(千葉孝君) まず、この事業の受け皿ということでございますが、資金制度のほうにつきましては、農協がみずから行う資金ということでございますので、農協が創設した資金に対して利子補給をするという仕組みでございます。  それから、もう一つの農作物災害対策事業補助金につきましては、農家負担も伴いますことから、それぞれ各事業主体、いわゆるその生産組合等がこの主体になるものというふうに考えているところでございます。  台風4号による被害というお話ございましたが、現在、手元にございますのは、JAいわい東がまとめている被害状況を今、当方でも確認をしているところでございますが、主なところでは千厩、室根地域を中心にした小菊の8月咲き品種の倒伏などが主なものでございます。  それ以外にも、トマトやピーマンなどの倒伏、あるいは折れというふうなことが報告をされておりまして、現時点ではその被害額、農協さんのまとめでは3,200万円ほどというふうに伺っているところでございます。 ○議長(菅原啓祐君) 27番、佐々木清志君。 ○27番(佐々木清志君) 降ひょうに関してのこういった事業創設に向けては大変ありがたいと思っているんですけれども、こういった迅速な対応をいただいたその過程に至ってですね、JAが出す資金に対して利子補給をするというようなお話ですが、JAから市のほうに要請活動があったかどうかについて伺いたいと思います。 ○議長(菅原啓祐君) 千葉農林部長。 ○農林部長(千葉孝君) 6月20日に岩手南農協、千葉代表理事組合長さん初め、おいでになりまして、市長に対しまして降ひょうによるリンゴ被害対策に関する要請がございました。  その内容につきましては、ただいまの融資に対する利子補給、それから追加薬剤散布にかかる購入費等に対する助成、もう一つございまして、傷がついたリンゴがこの出来秋にどの程度出るか、そういったものについての販売について、特段の支援協力をお願いしますという内容の要請を受けているところでございます。 ○議長(菅原啓祐君) 27番、佐々木清志君。 ○27番(佐々木清志君) 最後ですけれども、県も3分の1、市も3分の1といったような形で、県も実際調査に入っているわけで、そういった農薬等の補助といいますか、助成があるということですけれども、技術指導について県との協議が、これからの分、出来秋まで技術的な支援、あるいは指導という部分で県との協議がなされているかどうかについて、最後にお願いしたいと思います。 ○議長(菅原啓祐君) 千葉農林部長。 ○農林部長(千葉孝君) その件につきましては、一関農業改良普及センターが技術の指導、果樹のこれからの生産対応について、いろいろと現場での指導に当たることになると思いますし、さらに農協の果樹担当等が現場での生産者の相談にお答えして対応していくものというふうに理解しております。 ○議長(菅原啓祐君) 質疑を終わります。  お諮りします。  本案は、委員会の審査及び討論を省略し、直ちに採決を行うことにご異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(菅原啓祐君) 異議なしと認めます。  よって、委員会の審査及び討論を省略し、直ちに採決を行うことに決定しました。  これより採決を行います。  議案第85号、本案賛成者の起立を求めます。 (賛成者起立) ○議長(菅原啓祐君) 起立満場。  よって、議案第85号は、原案のとおり可決されました。 ○議長(菅原啓祐君) 日程第25、議案第86号、請負契約の締結についてを議題とします。  議案の朗読を省略し、直ちに提案理由の説明を求めます。  田代副市長。 ○副市長(田代善久君) 議案第86号、請負契約の締結について、提案理由を申し上げます。  本案は、一関市立中里小学校屋内運動場他建設(建築)工事について、平成24年6月14日入札に付したところ、株式会社佐々木組が落札いたしましたので、同社と2億8,455万円で請負契約を締結しようとするものであります。  なお、教育部長から補足説明させます。 ○議長(菅原啓祐君) 小野寺教育部長。 ○教育部長(小野寺正英君) 議案第86号、請負契約の締結について、補足説明を申し上げます。
     本案は、東日本大震災により被災した中里小学校屋内運動場及び特別教室を建てかえようとするものであります。  工事名は、一関市立中里小学校屋内運動場他建設(建築)工事でございます。  工事場所は一関市蘭梅町地内であり、工事内容は、屋内運動場につきましては鉄骨造平屋建て、床面積が895.4平方メートル、特別教室棟につきましては鉄骨造平屋建てで、床面積が250平方メートルを整備するものであります。  また、あわせまして、被災した既存の屋内運動場兼特別教室棟を解体するものであります。  工事の完成期限は、平成25年2月20日であります。  被災いたしました屋内運動場兼特別教室棟は、平成3年度に建築した施設でありますが、東日本大震災により基礎部分と建物躯体を接合しているアンカーボルトのほとんどが破断し、大規模半壊と判定されたことから建てかえを行うものであります。  なお、代替施設といたしまして仮設の屋内運動場を設置し、4月20日から使用を開始しております。  参考資料1の配置図をごらん願います。  屋内運動場の建てかえに当たりましては、現在の施設と同じ場所への重量物の建てかえでは、同規模の地震が発生した場合、同様の被災のおそれがあることから、グラウンド西側の校舎とプールの間を建設場所としたところであり、地質調査の結果からも、建物基礎の支持地盤が現在地よりも浅い深度で確認されているところであります。  次に、特別教室棟の図工室と家庭科室につきましては、現在の屋内運動場との併設ではなくて、独立した建物を建設するものとし、建設位置につきましては、校舎との配置あるいは連絡性を考慮し、現在とほぼ同じ位置へ建設するものであります。  なお、地盤につきましては、建築物の重量が現在より大幅に軽量化されることから、影響が少ないものと考えております。  また、被災した既存の屋内運動場兼特別教室棟は解体し、跡地はグラウンドとして利用するものであります。  参考資料2の屋内運動場平面図をごらん願います。  施設の概要でありますが、アリーナの面積は624.58平方メートルで、バスケットボールコート1面、バレーボールコート1面、あるいはサブバスケットボールコートであれば2面がとれるスペースとなっております。  アリーナの周囲には、器具庫を3カ所配置し、男女更衣室、トイレのほか、ステージ下はいす収納スペースとしております。  また、地域開放にも対応できるよう独立した玄関を備えております。  参考資料3の特別教室棟平面図をごらん願います。  特別教室棟は、図工室と家庭科室を一体として整備し、児童やPTAのほか、地域開放の際の集会など多目的に利用可能な間取りとしております。  参考資料4の入札調書をごらん願います。  本請負契約につきましては、参加資格を鉄骨造の実績を有する建築工事A級Ⅰ種に登録されているものとして入札公告を行い、6月14日に制限付一般競争を実施し、6社の応札があったものであります。  議案第86号の補足説明は以上であります。  よろしくお願いいたします。 ○議長(菅原啓祐君) これより質疑を行います。  32番、木村實君。 ○32番(木村實君) ただいま説明がありましたが、屋内運動場につきましては、これは全くあの地域は頑丈だと承知しておりますが、今、教育部長が説明した特別教室の問題でありますが、この土地は、やはり地盤が弱くて震災でアウトになったわけなんで、またそこに建てるということになれば、ちょっと問題があるのかなと思っております。  詳しくは、パイル打ち込みとかそういったものの説明がないのですが、具体的な工事の内容をご説明願いたいと思います。 ○議長(菅原啓祐君) 小野寺教育部長。 ○教育部長(小野寺正英君) 特別教室棟につきましては、今までは体育館と併設で2階建てのような形になっておりましたが、今回は平屋の施設ということでございますので、ここの部分については、パイルは打たないで、基礎をつくってその上に建てるというような形の構造になっております。 ○議長(菅原啓祐君) 32番、木村實君。 ○32番(木村實君) いずれ、ここの土地は災害に遭った土地なので、子供たちが安心して勉強できるような校舎をつくっていただきたいとお願いします。  回答はいりません。 ○議長(菅原啓祐君) 14番、菊地善孝君。 ○14番(菊地善孝君) 2つお願いしたいのですが、先ほどの別な議案で東山中学校の問題ありましたね、それでこれ。  義務教育施設の中でこの種の問題で残っている物件があるのかどうか、それが1つ。  2つ目は、IS値0.5未満の同じく義務教育施設が残っているのかどうか、この機会に紹介いただきたい。  以上です。 ○議長(菅原啓祐君) 小野寺教育部長。 ○教育部長(小野寺正英君) 今回の中里中学校の分については、災害復旧工事として施工するものでございます。  それから、IS値0.5未満のものつきましては、山目小学校の校舎、これについては改築をするということで進んでおります。  それから磐清水小学校、それから松川小学校の校舎になります。  それから田河津小学校と松川小学校の体育館、それと東山中学校の校舎、以上であります。 ○議長(菅原啓祐君) 14番、菊地善孝君。 ○14番(菊地善孝君) これは、この議案に直接関係ないので意見という形で述べておきたいと思うんですが、かなり傷んだと、今回の東日本大震災以前からIS値の低いものがこういう形でいまだに残っているという部分については、努力はされているんでしょうけれども、異常だと思うんですね。  0.7どころか0.5未満の施設に今でも子供たち、教職員が生活しているわけでしょう。  こういう状態というのは異常ですよね。  この部分については、ぜひ財政当局とのかかわり、国、県とのかかわりあるのは当然なんだけれども、一日も早く解消するなり、あるいは仮住まいするなり、その手当てをすべきではないか。  意見として述べておきます。  以上です。 ○議長(菅原啓祐君) 質疑を終わります。  お諮りします。  本案は、委員会の審査及び討論を省略し、直ちに採決を行うことにご異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(菅原啓祐君) 異議なしと認めます。  よって、委員会の審査及び討論を省略し、直ちに採決を行うことに決定しました。  これより採決を行います。  議案第86号、本案賛成者の起立を求めます。 (賛成者起立) ○議長(菅原啓祐君) 起立満場。  よって、議案第86号は、原案のとおり可決されました。  議案配付のため休憩します。 午後1時52分 休   憩 午後1時53分 再   開 ○議長(菅原啓祐君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  日程第26、議案第87号、人権擁護委員の推薦についてを議題とします。  議案の朗読を省略し、直ちに提案理由の説明を求めます。  勝部市長。 ○市長(勝部修君) 議案第87号、人権擁護委員の推薦について、提案理由を申し上げます。  本案は、人権擁護委員の任期が満了となりますことから、新たに律さんを適任と認め、法務大臣に推薦するに当たり、議会の意見を求めるものであります。  さんは、昭和27年生まれで60歳であります。  昭和52年4月から平成24年3月まで、県内小中学校で養護教諭を務められ、現在は大原中学校で新任養護教諭指導員を務められております。  ご同意を賜わりますようお願いいたします。 ○議長(菅原啓祐君) これより採決を行います。  議案第87号、本案賛成者の起立を求めます。 (賛成者起立) ○議長(菅原啓祐君) 起立満場。  よって、議案第87号は、同意することに決定しました。 ○議長(菅原啓祐君) 日程第27、議案第88号、人権擁護委員の推薦についてを議題とします。  議案の朗読を省略し、直ちに提案理由の説明を求めます。  勝部市長。 ○市長(勝部修君) 議案第88号、人権擁護委員の推薦について、提案理由を申し上げます。  本案は、人権擁護委員の任期が満了となりますことから、新たに菊池信さんを適任と認め、法務大臣に推薦するに当たり、議会の意見を求めるものであります。  池さんは、昭和21年生まれで65歳であります。  平成19年3月まで猿沢小学校の校長を務められ、平成21年4月から平成23年3月まで、大東町摺沢の荒屋敷自治会長を務められました。  ご同意を賜わりますようお願いいたします。 ○議長(菅原啓祐君) これより採決を行います。  議案第88号、本案賛成者の起立を求めます。 (賛成者起立) ○議長(菅原啓祐君) 起立満場。  よって、議案第88号は、同意することに決定しました。 ○議長(菅原啓祐君) 日程第28、発委第6号、降雹による果樹被害に対する対応を求める意見書についてを議題とします。  議案の朗読を省略し、提案理由の説明を求めます。  千葉産業経済常任委員長。 ○産業経済常任委員長(千葉大作君) 発委第6号、降雹による果樹被害に対する対応を求める意見書について、意見書案の朗読を省略し、提案理由をご説明申し上げます。  先ほど、議案第85号、降ひょう被害に対する補正予算(第3号)が、全会一致で採択されましたが、非常にスピーディーな行政の対応だと思ってありがたく思う次第でございます。  その意見書を申し上げます。  本案は、地方自治法第99条の規定により意見書を提出したく、会議規則第14条第2項の規定により提出するものであります。  今月4日、午後4時過ぎより、市内真柴及び花泉町金沢地域において降ひょうがあり、一帯のリンゴや梨などの果樹に壊滅的な被害が生じました。  14日に産業経済常任委員会でも現地を調査し、生産者から被害状況を伺ったところであります。  被害は一帯の約50ヘクタールに及び、被害額は1億7,500万円余で、とりわけ花泉中央りんご生産組合が栽培する35ヘクタールについては、果実や葉のほとんどに傷がつく壊滅的被害でありました。  深刻な事態となっております。
     一方で、再生産のためには防除、摘果などの作業は通常のとおり実施しなければなりません。  よって、県においては、病害虫防除など再生に向けた技術的、財政的支援、つなぎ融資など生産者及び財政的支援を講じる系統などへの支援、被害果樹の販売支援、異常気象に対応した独自の災害対策の充実強化などを講じるよう、最大限の支援を要望するものであります。  以上のことにつきまして、産業経済常任委員会において議題に供し議論をいたしたところ、お手元に配付の意見書案について、今回の提案となったところであります。  何とぞ、議員各位の満場のご賛同を賜わりますようお願い申し上げ、提案理由の説明といたします。 ○議長(菅原啓祐君) これより質疑を行います。 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(菅原啓祐君) 質疑なしと認め、質疑を終わります。  お諮りします。  本案は、委員会の審査及び討論を省略し、直ちに採決を行うことにご異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(菅原啓祐君) 異議なしと認めます。  よって、委員会の審査及び討論を省略し、直ちに採決を行うことに決定しました。  これより採決を行います。  発委第6号、本案賛成者の起立を求めます。 (賛成者起立) ○議長(菅原啓祐君) 起立満場。  よって、発委第6号は、原案のとおり可決されました。 ○議長(菅原啓祐君) 日程第29、発委第7号、除染に対して柔軟な対応を求める意見書についてから、日程第31、発委第9号、産直などJA系統外の損害賠償への支援を求める意見書についてまで、以上3件を一括議題とします。  議案の朗読を省略し、直ちに提案理由の説明を求めます。  佐山平成23年東北地方太平洋沖地震災害対策特別委員長。 ○平成23年東北地方太平洋沖地震災害対策特別委員長(佐山昭助君) 東日本大震災の発生から1年3カ月あまりが経過をいたしました。  この間、私どもは、昨年3月28日に臨時議会を開き、平成23年東北地方太平洋沖地震災害対策特別委員会を設置をいたしました。  昨年中は、全議員を県内被災地の支援小委員会と県外被災地の支援小委員会に分け、災害状況の調査や復旧復興事業の促進活動、陸前高田市や気仙沼市など隣接する自治体への後方支援活動を、必要に応じて現地にも赴きながら行ってまいりました。  そして、今年からは、常任委員会ごとに4つの災害対策小委員会を設置し、継続して調査活動や関係機関等への要望活動を行っているところであります。  この間、委員会の開催だけでも、全体会、小委員会等を含めて40回にわたり開催をしております。  そのような中で、現在当市は、福島第一原子力発電所事故に伴う放射能汚染により大変な状況下に置かれています。  大震災からの復旧復興とともに、市民が安心して暮らすことができる環境、安心して経営できる農林業を早急に取り戻すため、私どもは全身全霊を傾けて諸課題の解決を図っていかなければなりません。  本発委案につきましては、当面する課題である放射性物質対策問題の解決に向け、地方自治法第99条の規定により意見書を提出すべく、一関市議会会議規則第14条第2項の規定により提案するものであります。  それでは、発委第7号から発委第9号まで、順に提案理由をご説明申し上げます。  まず発委第7号、除染に対して柔軟な対応を求める意見書についてでありますが、国の基準では、除染対象地域は空間線量が毎時0.23マイクロシーベルト以上となっておりますが、空間線量は混在しているのが実態であり、単に線量で区分せず、基準値を超過する部分がある生活圏には必要な財政措置を講じるとともに、除染対象地域の線引きについて柔軟な対応をするよう求めるものであります。  次に、発委第8号の放射性廃棄物の適正な処理を求める意見書についてでありますが、牧草、稲わら、堆肥など、農業系を中心に大量の汚染廃棄物が発生しており、生活空間の除染が進むとともに、その量は大幅に増加するものと考えられることから、国に対して放射性廃棄物の処理にかかる全体計画を早期に提示するよう要望するものであります。  次に、発委第9号の産直などJA系統外の損害賠償への支援を求める意見書についてでありますが、JA系統外である産直施設の損害賠償請求について、県において損害賠償窓口を確立するよう要望するものであります。  提出先は、それぞれ記載のとおりであります。  なお、この意見書3件は、当災害対策特別委員会において全委員の同意を得て提出をすべしとなったものでありますので、何とぞ、議員各位の満場のご賛同を賜わりますようお願い申し上げ、提案理由の説明といたします。 ○議長(菅原啓祐君) お諮りします。  発委第7号から発委第9号までの3件は、平成23年東北地方太平洋沖地震災害対策特別委員会から、委員会発議として提案になったもので、全議員が委員となっていることから、発委第7号から発委第9号まで以上3件は、原案のとおり決定したいと思います。  これにご異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(菅原啓祐君) 異議なしと認めます。  よって、発委第7号から発委第9号まで以上3件は、原案のとおり可決されました。 ○議長(菅原啓祐君) 日程第32、発議第3号、原子力損害賠償金への非課税を求める意見書についてを議題とします。  議案の朗読を省略し、直ちに提案理由の説明を求めます。  13番、藤野秋男君。 ○13番(藤野秋男君) 発議第3号、原子力損害賠償金への非課税を求める意見書について、一関市議会会議規則第14条第1項の規定により、標記の意見書案を別紙のとおり提出いたします。  裏面を見ていただきたいと思います。  東京電力福島第一原発事故は、除染もほとんど進んでいないにもかかわらず、政府の原子力災害対策本部は収束宣言をいたしました。  避難地域を初め、いわゆる風評被害の事業者など、営業の再開はもちろん、日々の営業の維持にさえ困難を来しております。  この間、ようやく東京電力による賠償金の本払いの一部が実現をいたしました。  その中で、東京電力の照会に対し、国税庁は、賠償金の所得税は非課税とするものの、租税関係では、営業損害のうち減収分は課税対象とすると文書回答しております。  しかし、逸失利益といわれる部分の賠償請求額も、何とか生き延びたいから東京電力の枠内でも仕方がないという苦渋の選択の中で、妥協してきた金額であります。  現状は、その事業の場を東京電力に奪われ、その再開の見込みさえ全く見えない。  東京電力と国による原発事故の責任は、今後も問われてまいります。  また、原子力損害賠償金の収入・所得と見なし課税されることで、所得税のみならず地方税の課税及び医療保険、介護保険等への保険料へも影響が出てきます。  今、国がやるべきことは、賠償金への課税ではなく、原発事故を一日も早く収束させ、いち早く、だれでも住めるふるさとを住民に返すよう全力を挙げることです。  よって、国においては、原子力損害賠償金について、すべて非課税にするよう強く要望いたします。  以上、地方自治法第99条の規定により、意見書を提出いたします。  平成24年6月22日、岩手県一関市議会。  提出先は、衆議院議長、参議院議長を初め関係大臣でございます。  皆さんの満場のご賛同をよろしくお願いいたします。 ○議長(菅原啓祐君) これより質疑を行います。 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(菅原啓祐君) 質疑なしと認め、質疑を終わります。  お諮りします。  本案は、委員会の審査及び討論を省略し、直ちに採決を行うことにご異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(菅原啓祐君) 異議なしと認めます。  よって、委員会の審査及び討論を省略し、直ちに採決を行うことに決定しました。  これより採決を行います。  発議第3号、本案賛成者の起立を求めます。 (賛成者起立) ○議長(菅原啓祐君) 起立満場。  よって、発議第3号は、原案のとおり可決されました。 ○議長(菅原啓祐君) 日程第33、発議第8号、原子力発電に国民的合意を求める意見書についてを議題とします。  議案の朗読を省略し、直ちに提案理由の説明を求めます。  24番、千葉満君。 ○24番(千葉満君) 発議第8号、原子力発電に国民的合意を求める意見書について、一関市議会会議規則第14条第1項の規定により、標記の意見書案を別紙のとおり提出します。  意見書案を読み上げて提案理由にさせていただきます。  原子力発電に国民的合意を求める意見書。  政府は、関西電力大飯原発3、4号機の再稼働を決定した。  今、国内の電力状況は、すべての原発が停止していることもあり、非常に厳しい状況にある。  特に、関西電力管内は、原子力発電に対する依存度が高かったため、電力の需給バランスが極めて厳しい状況にあることは事実である。  しかし、電力の需給バランスを優先して原発の再稼働を行うべきではない。  他方、国民生活のため安定した電力を供給することは、国の責務である。  医療、交通などの国民生活分野を初め製造業の経営などの経済分野においては、電力は、国民の生命と暮らしを守るための根幹をなすものである。  よって、原発再稼働に当たっては、福島原発事故の原因究明や新たな原子力の規制機関の創設を早期に実現させるとともに、原発立地自治体はもとより、十分な説明責任を果たし、脱原発の方向に向け、国民的合意を得るよう求める。  以上、地方自治法第99条の規定により、意見書を提出する。  平成24年6月22日、岩手県一関市議会。  提出先は、衆議院議長、参議院議長、内閣総理大臣であります。  議員各位の満場のご同意をいただきますよう、よろしくお願いいたします。 ○議長(菅原啓祐君) これより質疑を行います。 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(菅原啓祐君) 質疑なしと認め、質疑を終わります。  お諮りします。  本案は、委員会の審査及び討論を省略し、直ちに採決を行うことにご異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(菅原啓祐君) 異議なしと認めます。  よって、委員会の審査及び討論を省略し、直ちに採決を行うことに決定しました。  これより採決を行います。  発議第8号、本案賛成者の起立を求めます。 (賛成者起立
    ○議長(菅原啓祐君) 起立満場。  よって、発議第8号は、原案のとおり可決されました。 ○議長(菅原啓祐君) 日程第34、発議第9号、消費税の増税をしないことを求める意見書についてを議題とします。  議案の朗読を省略し、直ちに提案理由の説明を求めます。  30番、千葉幸男。 ○30番(千葉幸男君) 消費税の増税をしないことを求める意見書について、一関市議会会議規則第14条第1項の規定により、標記の意見書案を別紙のとおり提出いたします。  提案理由は、朗読をもって説明をいたしたいというふうに思います。  政府は、消費税増税法案を今国会中に成立させようとしている。  国、地方とも極めて厳しい財政状況にあることは事実である。  加えて、当市は東日本大震災で約250億円の被害とあわせ、福島原子力発電所事故により放射能の汚染を受けた。  今、市民は懸命に復興に取り組んでいるが、緒についたところである。  このような状況下のもとで、消費税が増税になれば、市民生活に大きな影響が生じることは必須である。  今、国民の多くの声は、消費税増税の前に違憲状態にある国会議員定数の削減など、国会議員が率先してむだの削減に取り組むことを求めている。  よって、消費税増税の前に、やるべきことをやるとの考えのもとに政策の優先順位を考慮し、消費税増税をしないことを求める。  以上、地方自治法第99条の規定により、意見書を提出する。  平成24年6月22日、岩手県一関市議会。  衆議院議長、参議院議長、内閣総理大臣あてでございます。  議員各位の満場のご賛同をお願い申し上げて、提案理由の説明にかえたいと思います。 ○議長(菅原啓祐君) これより質疑を行います。  22番、尾形善美君。 ○22番(尾形善美君) 今、意見書の案を朗読していただきましたけれども、どうしても文章が理解できないのがあります。  この表題は、消費税の増税をしないことを求める意見書というふうになっております。  いろいろ課題を述べ、また今の国民なり被災した地方の状況も説明をしながら、最後の部分、よって、消費税増税の前に云々と、また、最後に消費税増税をしないことを求めるというふうになっております。  私は、文章の読み方が下手なのかもわかりませんが、議会としてこの文章で意見書を提出することについては首をかしげるというか、どう読んだらいいのかわからないと、もらったほうも困るのではないかと思いますが、提案者の見解をお聞かせいただきたいと思います。 ○議長(菅原啓祐君) 提出者、千葉幸男君。 ○提出者(千葉幸男君) なかなか理解できないということのご意見ですが、今、国会で消費税増税法案が審議されているわけですが、いずれ今の時点で消費税を上げては困ると、その前にやるべきことをやってからという選択肢もあるというようなことが今言われていますので、そういう意味にとっていただければというふうに思います。 ○議長(菅原啓祐君) 22番、尾形善美君。 ○22番(尾形善美君) 今やるべきことをやりなさいというお話であります。  この消費税増税は、今、国会のほうで出されておりますのは、平成25年ですか、8%で、その後に10%になるというふうな話でありますが、ただ、まだ先の話ですね、その間には1年以上の期間があるんです。  国会議員の皆さんが本当に真剣にお考えであれば、この1年の間にやるべきことはやれるのではないかと思いますね。  なおかつ、それも経ながら消費税が上がっていくと。  今の国の財政状況を考えれば、私の見解とすれば、消費税は上げていかなければ本当にまかないきれない、太刀打ちできないような状況になっていくということだと思います。  やるべきことをやるというのは、やれる時間はいっぱいあるのではないかと思いますけれども、その辺いかがでしょう。 ○議長(菅原啓祐君) 提出者、千葉幸男君。 ○提出者(千葉幸男君) そのとおり、やるべきことがあるし、時間もあるというふうに思いますが、当市にとっては、今も含め震災からの復旧に取り組んでいく中で、平成25年にあっても上げてもらっては困るという判断であります。 ○議長(菅原啓祐君) 22番、尾形善美君。 ○22番(尾形善美君) はっきり申し上げて、この意見書には私は賛成しかねますことを申し上げますが、いずれ立った座ったと、賛成した、また賛成しないということがどういう理由なのかということで、後でそれぞれの議員に問われてくるんだろうと思います。  私は、先ほど来申し上げておりますように、今の国の財政状況を考えれば、そのときを逸してはですね、今までも逸してきているのに、今やらなければいつやるんだという思いであります。  苦しい状況ではあります。  国民全体が苦しい状況、また、市民が苦しい状況も十分理解しております。  ただ、いつかはやらなければならないという中で、私は、この意見書には賛成しかねるということを申し上げたいと思います。  以上です。 ○議長(菅原啓祐君) 質疑を終わります。  お諮りします。  本案は、委員会の審査及び討論を省略し、直ちに採決を行うことにご異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(菅原啓祐君) 異議なしと認めます。  よって、委員会の審査及び討論を省略し、直ちに採決を行うことに決定しました。 (沼倉憲二議員 退場) ○議長(菅原啓祐君) これより採決を行います。  発議第9号、本案賛成者の起立を求めます。 (賛成者起立) ○議長(菅原啓祐君) 起立多数。  よって、発議第9号は、原案のとおり可決されました。  お諮りします。  ただいま可決されました発委、発議7件について、誤字、脱字等、その他の整理を要するものにつきましては、その整理を議長に一任されたいと思います。  これにご異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(菅原啓祐君) 異議なしと認めます。  よって、さよう決しました。 (沼倉憲二議員 入場) ○議長(菅原啓祐君) 日程第35、閉会中の継続審査についてを議題とします。  建設常任委員長から、目下委員会において審査中の事件について、会議規則第104条の規定により、お手元に配付のとおり閉会中の継続審査の申し出があります。  お諮りします。  建設常任委員長からの申し出のあったとおり、閉会中の継続審査とすることにご異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(菅原啓祐君) 異議なしと認めます。  よって、建設常任委員長から申し出のとおり、閉会中の継続審査とすることに決定しました。 ○議長(菅原啓祐君) 日程第36、議員の派遣についてを議題とします。  お諮りします。  ただいま議題となっています議員派遣については、会議規則第159条の規定により、お手元に配付の議員派遣書のとおり議員を派遣することにご異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(菅原啓祐君) 異議なしと認めます。  よって、お手元に配付の議員派遣書のとおり、議員を派遣することに決定しました。 ○議長(菅原啓祐君) 以上で、議事日程の全部を議了しました。  以上をもって、第38回一関市議会定例会を閉会します。  ご苦労さまでした。 閉会時刻 午後2時29分...