一関市議会 2006-06-27
第 7回定例会 平成18年6月(第6号 6月27日)
日程第9 認 第45号 平成17年度千厩町
水道事業会計決算の認定について
日程第10 認 第46号 平成17年度東山町
一般会計歳入歳出決算の認定について
日程第11 認 第47号 平成17年度東山町
国民健康保険特別会計事業勘定歳入歳出決
算の認定について
日程第12 認 第48号 平成17年度東山町
老人保健特別会計歳入歳出決算の認定につ
いて
日程第13 認 第49号 平成17年度東山町
介護保険特別会計保険事業勘定歳入歳出決
算の認定について
日程第14 認 第50号 平成17年度東山町
介護保険特別会計居宅介護支援事業勘定歳
入歳出決算の認定について
日程第15 認 第51号 平成17年度東山町
公共下水道事業特別会計歳入歳出決算の認
定について
日程第16 認 第52号 平成17年度東山町
特定地域生活排水処理事業特別会計歳入歳
出決算の認定について
日程第17 認 第53号 平成17年度東山町
簡易水道事業特別会計歳入歳出決算の認定
について
日程第18 認 第54号 平成17年度東山町
水道事業会計決算の認定について
日程第19 認 第55号 平成17年度室根村
一般会計歳入歳出決算の認定について
日程第20 認 第56号 平成17年度室根村
国民健康保険特別会計(事業勘定)歳入歳
出決算の認定について
日程第21 認 第57号 平成17年度室根村
国民健康保険特別会計(
診療施設勘定)歳
入歳出決算の認定について
日程第22 認 第58号 平成17年度室根村
老人保健特別会計歳入歳出決算の認定につ
いて
日程第23 認 第59号 平成17年度室根村
簡易水道事業特別会計歳入歳出決算の認定
について
日程第24 認 第60号 平成17年度室根村
村営バス特別会計歳入歳出決算の認定につ
いて
日程第25 認 第61号 平成17年度室根村
介護保険特別会計(
保険事業勘定)歳入歳
出決算の認定について
日程第26 認 第62号 平成17年度川崎村
一般会計歳入歳出決算の認定について
日程第27 認 第63号 平成17年度川崎村
国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定
について
日程第28 認 第64号 平成17年度川崎村
老人保健特別会計歳入歳出決算の認定につ
いて
日程第29 認 第65号 平成17年度川崎村
介護保険特別会計歳入歳出決算の認定につ
いて
日程第30 認 第66号 平成17年度川崎村
公共下水道事業特別会計歳入歳出決算の認
定について
日程第31 認 第67号 平成17年度川崎村
生活排水処理事業特別会計歳入歳出決算の
認定について
日程第32 認 第68号 平成17年度川崎村
簡易水道事業特別会計歳入歳出決算の認定
について
日程第33 認 第69号 平成17年度川崎村
宅地造成事業特別会計歳入歳出決算の認定
について
日程第34 認 第72号 平成17年度川崎弥栄診
療組合一般会計歳入歳出決算の認定に
ついて
本日の会議に付した事件
議事日程第6号に同じ
出 席 議 員(41名)
1番 佐々木 時 雄 君 2番 尾 形 善 美 君
3番 武 田 ユキ子 君 4番 佐々木 賢 治 君
5番 千 葉 光 雄 君 6番 高 田 一 郎 君
7番 藤 野 秋 男 君 8番 佐々木 文 人 君
9番 槻 山 隆 君 10番 神 﨑 浩 之 君
11番 海 野 正 之 君 12番 佐 藤 弘 征 君
13番 千 葉 満 君 14番 牧 野 茂太郎 君
15番 小 山 雄 幸 君 16番 那 須 茂一郎 君
17番 岩 渕 一 司 君 18番 菊 地 善 孝 君
19番 大 野 恒 君 20番 齋 藤 正 則 君
21番 菅 原 巧 君 22番 千 葉 大 作 君
23番 藤 野 壽 男 君 24番 千 葉 幸 男 君
25番 佐 藤 雅 子 君 26番 小野寺 維久郎 君
27番 佐々木 清 志 君 28番 佐々木 英 昭 君
29番 阿 部 孝 志 君 30番 鈴 木 英 一 君
31番 石 山 健 君 32番 伊 東 秀 藏 君
33番 大 森 忠 雄 君 34番 小 岩 榮 君
35番 菅 原 啓 祐 君 36番 小 山 謂 三 君
37番 佐 山 昭 助 君 38番 村 上 悌 君
39番 小野寺 藤 雄 君 40番 木 村 實 君
41番 伊 藤 力 君
職務のため出席した事務局員
事 務 局 長 千 條 幸 男 事務局次長 菊 地 敬 喜
局 長 補 佐 佐 藤 甲子夫
説明のため出席した者(旧千厩町審査時)
市 長 浅 井 東兵衛 君 助 役 坂 本 紀 夫 君
収 入 役 佐 藤 正 勝 君 教育委員長 北 村 健 郎 君
教 育 長 藤 堂 隆 則 君 監 査 委 員 小野寺 興 輝 君
監査委員事務局長 大 内 知 博 君
農業委員会会長 畠 山 栄 一 君
農業委員会事務局長 千 葉 孝 君
【千厩支所】
千厩地域自治区長 菊 地 宏 雄 君 事 務 長 小野寺 洋 一 君
事務次長兼総務課長 下 村 透 君
地域振興課長 宍 戸 久 夫 君
市 民 課 長 村 上 とも子 君 福 祉 課 長 小野寺 健 君
教育文化課長 小野寺 敏 男 君 水 道 課 長 藤 本 薫 君
建 設 課 長 村 上 敬 一 君
産業経済課長 千 葉 幸 男 君
保健センター所長 加 藤 富久子 君
千厩歯科診療所事務長 皆 川 隆 一 君
説明のため出席した者(旧東山町審査時)
市 長 浅 井 東兵衛 君 助 役 坂 本 紀 夫 君
収 入 役 佐 藤 正 勝 君 教育委員長 北 村 健 郎 君
教 育 長 藤 堂 隆 則 君 監 査 委 員 小野寺 興 輝 君
監査委員事務局長 大 内 知 博 君
農業委員会会長 畠 山 栄 一 君
農業委員会事務局長 千 葉 孝 君
【東山支所】
東山地域自治区長 佐 藤 久 耕 君 事 務 長 菅 原 王 男 君
事務次長兼総務課長 細 川 正 孝 君
地域振興課長 佐 藤 育 郎 君
市 民 課 長 千 葉 芳 邦 君 福 祉 課 長 菅 原 理 君
教育文化課長 村 上 東 君 水 道 課 長 佐 藤 喜一郎 君
建 設 課 長 佐 藤 隆 一 君
産業経済課長 奈 須 勤 君
保健センター所長 菅 原 栄 治 君
説明のため出席した者(旧室根村審査時)
市 長 浅 井 東兵衛 君 助 役 坂 本 紀 夫 君
収 入 役 佐 藤 正 勝 君 教育委員長 北 村 健 郎 君
教 育 長 藤 堂 隆 則 君 監 査 委 員 小野寺 興 輝 君
監査委員事務局長 大 内 知 博 君
農業委員会会長 畠 山 栄 一 君
農業委員会事務局長 千 葉 孝 君
【室根支所】
室根地域自治区長 小 山 寛 君 事 務 長 佐 藤 好 彦 君
事務次長兼総務課長 吉 田 敬 一 君
地域振興課長 昆 野 仁 一 君
市 民 課 長 村 上 達 男 君 福 祉 課 長 三 浦 俊 夫 君
教育文化課長 三 浦 正 勝 君 建設課長兼水道課長 遠 藤 隆 君
産業経済課長 千 葉 弘 毅 君
保健センター所長 小 山 清 君
室根診療所事務長 小 松 精 吾 君
説明のため出席した者(旧川崎村審査時)
市 長 浅 井 東兵衛 君 助 役 坂 本 紀 夫 君
収 入 役 佐 藤 正 勝 君 教育委員長 北 村 健 郎 君
教 育 長 藤 堂 隆 則 君 監 査 委 員 小野寺 興 輝 君
監査委員事務局長 大 内 知 博 君
農業委員会会長 畠 山 栄 一 君
農業委員会事務局長 千 葉 孝 君
【川崎支所】
川崎地域自治区長 千 葉 莊 君 事 務 長 菊 地 孝 二 君
事務次長兼総務課長 小 山 宗 雄 君
地域振興課長 金 今 寿 信 君
市 民 課 長 菅 原 守 一 君 福祉課長兼保健 佐 藤 仁 一 君
センター所長
教育文化課長 相 澤 恵 水 君 水 道 課 長 菅 原 公 則 君
建 設 課 長 千 葉 敬 徳 君
産業経済課長 小野寺 保 明 君
川崎弥栄診療所 岩 渕 豊 子 君
事 務 長
会議の場所
一関市議会議場
開会時刻 午前10時
会議の議事
○議長(
佐々木時雄君) 本日の出席議員は41名であります。
定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。
○議長(
佐々木時雄君) この際、ご報告を申し上げます。
質疑通告書5件を受理いたしました。
○議長(
佐々木時雄君) 本日の会議には、市長、教育委員長、監査委員、
農業委員会会長の出席を求めました。
○議長(
佐々木時雄君) 議場での録画、録音、写真撮影を許可しておりますので、ご了承願います。
○議長(
佐々木時雄君) これより議事に入ります。
本日の議事は、お手元に配付の議事日程第6号により進めます。
質疑に当たりましては、ページ、款、項、目を明確にし、質疑の方法は、
一括質疑一括答弁といたします。
また、会議規則において、発言はすべて簡明にするものとし、議題以外にわたり、またはその範囲を超えてはならないこと、また質疑に当たっては、自己の意見を述べることができないとなっておりますので、質疑に当たっては単刀直入に質疑願います。
なお、質疑は3回以内といたします。
また、今議会において審議の決算は、平成17年9月19日までの合併前の旧市町村の決算審議でありますので、お含み置きの上、質疑されるようお願いいたします。
以上について、特に議長から申し上げておきますので、よろしくお願いをいたします。
○議長(
佐々木時雄君) 日程第1、認第37号から日程第9、認第45号、以上9件を一括議題といたします。
提案者の説明は終わっておりますので、直ちに質疑に入ります。
これより質疑を行います。
18番、菊地善孝君。
○18番(菊地善孝君) おはようございます。
ご苦労様です。
一般会計中心として、旧千厩町における財産の取得、処分、この部分について、まず最初にお聞きしたいと思います。
半年間ではありますけれども、この17年度、今話した内容で特徴的なこと、財産を取得する、それから逆に売却等々を行うということで取り組んだ事例、特徴的なことだけ若干、最初に紹介をいただきたいと思います。
○議長(
佐々木時雄君)
下村事務次長。
○
千厩支所事務次長(下村透君) お答えを申し上げます。
平成17年度の今回の決算におきまして、財産の取得、処分につきまして特徴的なことということでございますので、主に取得でございましたけれども、酒の
くら交流施設として、土地、建物を7,800万円で取得しております。
以上でございます。
○議長(
佐々木時雄君) 18番、菊地善孝君。
○18番(菊地善孝君) それでは、自治法の第237条との絡みでもう少し具体的な話を聞きますが、地方自治法第237条、これを受けて、当然合併前の千厩町においても、関係の条例等々を整備されて執行されてきたんだろうと思うんですね。
そういう形で財産を取得します。
取得していた財産、町有財産を、交換含めて処分をしていきます、いろんな事情の中で。
取得した時点で、例えば簿価に当たる部分が5,000万円だとします。
5,000万円のものを、何らかの事情でそれよりも安く処分をせざるを得ない、処分をしたと、そのときに、どういう手続きを経なければならないというふうに認識しているかということを説明いただきたいんです。
地方自治法第237条は、基本的に取得価格よりも安い、低額で処分する場合には、相手が公の施設、公の機関等々でない限り、議会の議決を経なければならないと明確に書いてあるんですね、これは。
千厩町の場合はそれを遵守してきたのかどうか、私は少し疑問に思う点があります。
この部分について、もう一度繰り返しますが、取得価格を下回る価格で処分をする場合、どういう手続きが必要だというふうにご認識をいただいているのかお聞かせをいただきたい。
そして、加えて、その手続きを経ない形で処分をした場合には、どういうふうな形でその後の処理をしなければならないのか、これについても、あわせて説明をいただきたいと思います。
○議長(
佐々木時雄君)
下村事務次長。
○
千厩支所事務次長(下村透君) 今ご指摘の、地方自治法の第237条でございますけれども、
地方公共団体の財産の譲渡等につきましては、条例の規定によらない場合は、適正な対価なくしてこれを譲渡してはならないというふうな規定が設けられているところでございます。
ここで、適正な対価ということでございますが、通常はその財産が有する市場価格、時価というふうに解釈されておりますので、今ご指摘の簿価、いわゆるその財産の取得との差があった場合はどういう手続きが必要ではないかということでございますけれども、いずれ議決を経なければならないものにつきましては、適正な対価ではないというふうなことが認められる場合は、議会の議決を経て財産の処分をしなければならないというふうに認識しておるところでございます。
万が一、そういうふうな対価、適正な対価と認められないような処分につきましては、違法な処分ではないかというふうに考えているところでございます。
○18番(菊地善孝君) 私、二つ目には、違法であることはそのとおりなんだけれども、どういう対処をしなければならないというふうに認識しているかということを聞いているんです。
違法であることはそのとおりです、あくまでも、その場合はどういうふうな対応を当局としてしなければならないかということも聞いているわけです。
○議長(
佐々木時雄君)
下村事務次長。
○
千厩支所事務次長(下村透君) 違法な処分がされた場合は、その行為につきまして、議会の議決を経なければならないというふうに考えております。
○議長(
佐々木時雄君) 18番、菊地善孝君。
○18番(菊地善孝君) 後段の部分については、全く違うのではないでしょうか。
後段お話をいただいた部分は、追認を受ければいいんだというふうにも聞こえる内容なんですけれども、そうではないでしょう、基本的に。
損害を与えているわけですから、
地方公共団体に対して、当該の
地方公共団体に対して損害を与えたわけですから、それを補てんしなければならないということでしょう。
だれが補てんするかは個別に違うと思うんですけれども。
私があえてこの問題を旧千厩町の関係で述べているのは、実は、どうもお話を聞いていて、ほかの自治体にもあるのかもしれませんが、目にとまったのは旧千厩町なものですから、あえてここで取り上げているわけですが、16年度の3月末に、旧千厩病院の跡地、駐車場の跡地なんですけれども、この処分をなさっていますね。
そして、400万円近い取得価格を下回る処分をし、それが住民の関心事となって監査請求がなされ、かなり厳しい監査報告、意見が出されています。
この教訓が職員の方々、実務を預かる職員の方々、千厩支所に限らないわけですが、やはり監査委員として指摘していることは、改めて、けさ、報告書を読ませていただきましたが、正論なんですね。
この視点で実務をとっていただかないと、新しい一関市においても間違った判断、予算執行等々がなされる危険性が伴うものだろう、こういうふうな認識からこの問題を述べているわけです。
要するに、差額が生じてしまったと、差額もプラスの差額であればこれは問題ないんですけれどもね、マイナスの差額が生じた場合、しかも、そういう場合には議会の議決というのは絶対要件なんですね、これは。
条例等で処分を、随意契約であろうが何であろうが処分できるというのは、相手が公的なところであって、それ以外については、今話した地方自治法第237条に基づいて議会の議決を経なさいと、これはきちんと決まっているわけなんですね。
適正価格ということを今事務次長さんおっしゃいましたけれども、適正価格というのは時価ですよね、このケースの場合、私、先ほど来から言っていることから言えば時価ですよね。
時価であるかどうかという判断についても、かなり詳細な記述をこの報告書はなさっていますね。
なぜこのことが新たな認識に立てないのかという部分を私は問題にするんです。
明らかに時価ではないと判断しているわけですね。
その後、市当局は、市には損害を与えていないというコメントを出され、それが報道されています。
損害を与えているか与えいていないかということについては、与えていること間違いないんですね、これは。
市は市の立場があるから、新市として発足して間もないからそういう言い方しかしない、あるいはそれにとどめたということなんでしょうけれども、そのことによって、新市に持ち込むお金というのは少なくなったはずですから、新市においても実損はあったはずなんですね。
そのこともさることながら、やはり、繰り返しますが、取得価格よりも処分価格が低額になる、こういう場合には議会の議決というのは必ず必要なんだと、この認識を持っていただきたいということです、私が言いたいのは。
その手続きをとらないでしまった場合には、事後処理としては補てんをしなければならないということなんですね。
監査報告が述べている、監査委員が述べていることはまさにそのことなんですね。
あくまでも、執行当局に対する警鐘であると思います、私の今の発言も含めて警鐘だろうと思うんですね。
やはり、これは踏まえていただかなければならない原則中の原則だろうと思います。
そういう意味で、やはり過去行った処分ではあるけれども、誤りは誤りとして認識していただく必要がある。
そして、誤りのない市政に努力していただく必要がある、このように思いますが、これはどうでしょう、事務長さんから決意のほどをお話しいただけませんか。
○議長(
佐々木時雄君)
小野寺事務長。
○
千厩支所事務長(小野寺洋一君) お尋ねの、この処分の件でございますけれども、町といたしましては、公有財産の処分、検討委員会で不動産鑑定結果をもとに土地の下落率等を考慮し、検討し、適正な価格というふうに判断をして売却したわけでございますけれども、監査委員さんのご意見等にもありますように、今後につきましては、条例、それから法にのっとりまして、適正な処分を行っていきたいというふうに思います。
○議長(
佐々木時雄君) 菊地善孝君の質問を終わります。
7番、藤野秋男君。
○7番(藤野秋男君) 私は、まず最初に、ページ数の57ページ、2款総務費、総務管理費の中で
消費者救済資金貸付事業預託金を支出しています、300万円です。
このことは、旧千厩町時代も何度か取り上げた経過があるんですけれども、まず最初に、確認事項として、預託先、そして利用者の金利の状況、利用状況についてご報告を願います。
それから、ページ数で言えば76ページです。
歳出の3款民生費、2項児童福祉費の3目保育所費なんですけれども、合併前に千厩保育所を増築し、待機者の解消を図ると、そして増築が図られました。
しかし、その後も数名の方から、入所したくても入れなかったという話が聞かれました。
どういう状況にあるのか、また、解消策がとられてきたのかお伺いをいたします。
それから、ページ数は128ページ、教育費の中で6目
街角資料館費、旧日本たばこの貴重な資料ということで千厩町が購入した建物がございます。
その後、これを資料館として活用していこうということで、当時のたばこにかかわる資料を展示してあるわけですが、どうも、いつ見ても入館者が見受けられない状況です。
この購入に当たっても賛否があったわけです。
資料として保存する程度にとどめてはどうかということもあったわけですが、旧千厩町は貴重な建物ということで購入したわけですが、この入館状況はどうなのか、入館料はいくらになっているか、そしてその後の、単に資料の展示のみなのか、それとも、貴重な建物ということでいろんな活用が図られているのか、ご報告を願います。
それから137ページ、今話があったこの諸支出金、13
款財産購入費7,800万円、佐藤家、そして横屋酒造を取得したわけです。
いろいろあったわけですけれども、結果的には取得を議会が議決した。
しかし、そのとき示された資料が、実は建物の所在と番地が違っているとか、建物の面積が異なるとか、いろいろありました。
しかし、そういったことを踏まえて、早急に財産台帳を適正なものに整備しますということも報告がありました。
新市においても、適正とは言いがたい部分もあったと部長がしゃべっていましたけれども、しかし、それがその後、財産台帳にたえるだけの整備がなされたのか、処理がなされたのかお伺いしたいと思います。
当時私がいただいていた財産台帳というのは、恐らく事務長も、あるいは関係者もご存じだと思うんですが、購入したときのものを本当に貼ってコピーした。
中には、一部きちんと明記したのもありますけれども、地番、あるいは面積、あるいはこの条例を見れば、当時総務部長は、塀、あるいは立木等も含め購入したのだという答弁しているわけなので、それらの記載がなされていないように思うんですが、その後、財産台帳が整備されたのかどうかお伺いいたします。
○議長(
佐々木時雄君) 村上市民課長。
○千厩支所市民課長(村上とも子君) ただいまご質問ありました、消費者救済資金貸付事業につきましてお答えいたします。
この事業につきましては、岩手県信用生活協同組合、県内市町村、岩手弁護士会、提携金融機関の4社による、多重債務を初めとする消費者問題を解決するための総合的なシステムでありまして、融資を行うだけでなく、生活再建のための債務整理や訴訟費用等をバックアップし、解決に至るまで適切なアドバイスと具体的な解決策について相談している制度でございます。
市町村としまして、旧千厩町としましては、300万円を一関信用金庫に預託いたしまして、信用生協ではその4倍を協調融資をするというふうな制度でございます。
一般貸付につきましての貸付金利でございますが、一般貸付は債務整理資金でありまして、貸付限度額が500万円でありまして、利率は年10.25%となっております。
さらに、もう一つ、特別貸付というものがありまして、これにつきましては、被害者救済資金及び訴訟費用のために100万円を貸し付けするというものでありまして、これにつきましては年4.94%の貸付利率となっております。
旧千厩町での利用状況でございますが、平成17年8月現在におきまして7人の利用者がありまして、貸付残高が1,071万2,615円というふうなことの状況になっております。
○議長(
佐々木時雄君) 小野寺福祉課長。
○千厩支所福祉課長(小野寺健君) 私の方からは、保育所の待機の状況等についてお話したいと思います。
当地区におきましては、待機者についてはおりません。
希望者の方々の随時の相談に応じまして、その時々、各保育所等に年齢的な余裕といいますか、そういう状況等を勘案しまして、ご返答申し上げているという状況であります。
ご質問の中にありました平成17年度前半でございますが、千厩保育所の方で建物を増築したという経緯がございますが、それにつきましては7世帯13人の方々、ゼロ歳児が7名、それから2、3、4歳で6名の方がいらしたわけなんですが、この方々につきましては育休に入っていらっしゃる方々で、それぞれ年度内に育休明けになる、何とかこの方々を保育所の方に入所させたいということで、私どもの方でも増築をしまして入所を許可したという状況がございます。
以上です。
○議長(
佐々木時雄君) 小野寺
教育文化課長。
○千厩支所
教育文化課長(小野寺敏男君) せんまや街角資料館についてご回答を申し上げます。
このせんまや街角資料館は、歴史的建造物である旧専売局千厩葉たばこ専売所の建物を保存活用し、歴史、文化、産業の各資料の収集、保管、展示等を行い、教育、学術及び文化の発展に寄与するために設置したものでございます。
設置は、平成17年の3月25日開館でございます。
平成17年の3月25日から平成18年の3月まで、1年間の入館者総数は1,447名でございます。
なお、入館料につきましては、条例にその定めがございませんので、無料ということで、収入はございません。
活用状況でございます。
一つは、展示の部分でございますけれども、葉たばこ関係資料を中心に展示してございます。
葉たばこ関係資料といたしましては、葉たばこの近代、現代の資料でございます。
例えば、耕作許可証、葉たばこの標本、サンプル、それから製品、パッケージ、喫煙用具、耕作組合関係資料などでございます。
そのほかに、生活文化財として、ミシンとかあんかとか、あるいは映画館がございましたんですが、35ミリ映写機、あるいは映画のポスターなども展示しておるところでございます。
以上です。
○議長(
佐々木時雄君) 千葉
産業経済課長。
○千厩支所
産業経済課長(千葉幸男君) 酒の
くら交流施設の建物の所在地が実際とは違うのではないかというご指摘でございます。
確かに、現在、酒のくら施設の建物のほとんどが北方134番という所在になってございます。
土地につきましては、134、134の1、134の2、そして137の2、137の7というふうに、土地は現在分かれてございます。
この経緯につきまして若干ご説明申し上げますが、これはさかのぼりますけれども、明治末期に佐藤家が白石家からこの土地、建物を購入した際、その基本となった地番が北方134番、そして137の2という二つの地番でございました。
それで、建物の大方はこの134に建っていたというふうに思われます。
その後、平成2年1月22日に、北方134を134の1に分筆しておりますし、さらに平成15年11月28日に、134を134の2というふうに分筆をいたしております。
ただし、建物につきましては、従来の134という登記をそのままにしておったという状況でございまして、実際の現在の地番と所在が違うという現状でございます。
なお、いずれこの登記につきましては、現在、総務課、あるいは本庁の管財課等と協議中ということでございます。
以上でございます。
○議長(
佐々木時雄君)
下村事務次長。
○
千厩支所事務次長(下村透君) 財産台帳の登載という件につきまして、私の方からお答え申し上げます。
横屋佐藤家住宅の建物、敷地につきましては、それぞれ財産台帳に登載しているところでございますが、ご指摘の面積等につきましては、今後精査して整備してまいりたいというふうに考えております。
○議長(
佐々木時雄君) 7番、藤野秋男君。
○7番(藤野秋男君) まず、1点目の消費者救済資金の貸し付け事業の預託なんですが、そういう生活困難者を救済すると、そして多重債務から抜け出すという方々に10.25%というのは異常ではないかと、また、中には9%台の方もいらっしゃるんですが、現実的な金利ではないので、これはきちんと、各自治体も預託しているわけですから、交渉して、正当な、正当といいますか、今の時代に合った金利にすべきではないかということを再三申し上げてきたんですが、いまだにこういう金利ということでは、旧千厩町としては交渉した結果、この制度は何 ともならなかったのかどうか、その辺についてお尋ねしたいと思います。
また、した経過が全くありませんでしたというのだったら、それもそれで結構です。
次に、保育所なんですが、現在の施設、保育所、児童館含めてあるわけなんですが、本当に待機者がないのか、それとも基準を上回っても要望にこたえて頑張っているのか、現在の基準と入所者数をお聞かせ願いたいと思います。
それから、街角資料館ですけれども、今の状況だと、ほとんど一度行った方はもう行かないのではないかなと思うんです。
あれを、この間、何回か展示物を変えているのかどうか、中が問題ではなくて外の側が問題だというのであれば、中の活用策をもっと工夫しないと、管理委託費が本当に生きたものにならないと思うんですが、その辺についてもお伺いしたいと思います。
それから、横屋酒造、佐藤家購入なんですけれども、既にかなり時間が経過しているにもかかわらず、いまだに建物をしっかり測量するとか確認していないというのはどういうことなのかなと、財産台帳がいまだにきちんと適正なものに整備されていないというのは、一体どういうことなのでしょうか。
その辺が、私は、行政として住民からの不信感を招く原因にもなっているのではないかなと。
確かに、これからの活用策についても新市の議会ではいろいろ議論されていますが、まずはしっかりした、正確な財産台帳を整備すべきではないかと思うんですが、いかがでしょうか。
○議長(
佐々木時雄君) 村上市民課長。
○千厩支所市民課長(村上とも子君) お尋ねのありました消費者金融救済資金の貸付利率が高いということでございますけれども、これにつきましては、旧千厩町時代におきましても、議会で何度も議員さんからご指摘等がありまして、金融機関等と協議はしてきた経過はございます。
しかし、預託金の要望額等が300万円というふうなことにとどまりまして、そういうことから、どうしても10.25%という金利というふうなことになりました。
その10.25%の内訳といいますのは、9.25%が変動金利でございまして、それに上乗せ利率1.0%というふうなことになっておりました。
ですけれども、合併後、一関市になりまして、利率が千厩町だけ高かったということで、現在は9.25%の利率となっております。
○議長(
佐々木時雄君) 小野寺福祉課長。
○千厩支所福祉課長(小野寺健君) 保育所の入所状況でございますが、平成17年9月1日現在の数字で申し上げますが、千厩保育所にありましては、定員90名のところに103名、114%になります。
奥玉保育所につきましては、定員が60名のところに59名、98.3%になります。
小梨保育所につきましては、50名の定員でございますが、53名、106%になっております。
児童館というお話がありましたが、児童館につきましては定員50名というふうにされておりますが、そのうち保育を行っているのは15でございます。
そのような状況になっております。
○議長(
佐々木時雄君) 小野寺
教育文化課長。
○千厩支所
教育文化課長(小野寺敏男君) 街角資料館の活用方策でございます。
そのとおりだと思います。
一つといたしましては、展示資料の収集につきましての努力をしてまいりたいというふうに思っております。
葉たばこ関係資料を中心といたしまして、資料の提供につきましてPRをしてまいりたいと思っております。
もう1点は、展示の企画についての工夫をしたいということでございます。
当面7月に計画しておりますのが、世界遺産のパネル展をやろうということで現在企画しておりますし、12世紀の仏像関係の展示もしてまいる方向で今検討中でございます。
以上です。
○議長(
佐々木時雄君)
下村事務次長。
○
千厩支所事務次長(下村透君) 財産台帳の登載がきちんとなされていないのではないかというふうなお尋ねでございますが、この点につきましては、議員さんご指摘のとおり、財産台帳でございますので、正確な数値につきまして、早急に整備したいというふうに考えております。
○議長(
佐々木時雄君) 藤野秋男君の質問を終わります。
3番、武田ユキ子君。
○3番(武田ユキ子君) ご質問させていただきます。
いずれ、私は、旧千厩町さんの特色あるソフト事業ということを取り上げて、4点ほどお伺いいたしたいと思いますが、その前に、旧千厩町さんの職員の通勤手当というんですか、そういったものの支給基準、それから駐車場、公的に使用している駐車場の使用基準というようなもの、それから、職員の管理職手当の基準についてお尋ねをしたいと思います。
それでは、決算書に沿ってお伺いいたします。
決算書74、75ページの3款1項7目介護保険事業費の中の、介護保険低所得者介護保険サービス利用補助金について、居宅介護サービス利用促進事業ということと思いますが、それらの事業の内容、評価、課題、また取り組みに至った経緯、また、この事業が平成18年度の新市の事業に引き継がれたかどうかについてお伺いいたします。
次に、74、75ページ、児童福祉総務費、子供育成奨励金について、これは報奨金制度のようでございますが、事業の内容、評価、課題、特にも該当する方々からの評価はどうだったのかと取り組みに至った経緯、また、これも平成18年度の新市の事業に組み込まれたかどうかについてお尋ねいたします。
次に、86、87ページ、4款1項4目環境衛生費、生ごみリサイクル推進事業補助金、これにつきましても、事業の内容と評価、課題、取り組みに至った経緯、また、18年度事業に引き継がれたかどうかということについてお尋ねをいたします。
次に、130、131ページ、保健体育総務費、全国大会出場補助金についてであります。
いずれ、旧千厩町さんにおかれましては、特にも東地区の方々はソフトボールが大変強いというか得意というか、そういったことで、私も新聞紙上で多々、全国大会出場ということを見たことがございますが、そういった意味では、そういうような補助金は相当、そういう活動をしている方々に対しては、かけがえのないものではなかったのかなというふうな思いもいたすところでございます。
そこで、事業の内容、評価、課題、取り組みに至った経緯、またこれも平成18年度の事業に組み込まれたかについてお尋ねをいたします。
○議長(
佐々木時雄君)
下村事務次長。
○
千厩支所事務次長(下村透君) それでは、私の方からは、職員の通勤手当、それから職員の駐車場利用、それから管理職手当の基準についてお答え申し上げます。
まず、通勤手当でございますけれども、通勤距離、片道2キロメートル以上の職員に対しまして、2,000円から1キロ単位で月額の額を決めておりますけれども、最高1万8,300円までを支給しております。
それから、職員駐車場でございますけれども、現在、当時の千厩町役場の敷地内に職員駐車場のスペースを設けておりますが、特に許可基準につきましてはないということでございます。
もう一つは、管理職手当の基準でございますけれども、管理職手当につきましては、部長、議会の事務局長、教育委員会の教育次長、農業委員会の事務局長につきまして月額の100分の8、それから課長、室長、主幹、千厩保育所長、歯科診療所長、千厩公民館長につきましては月額の100分の6、それから千厩保育所の副保育所長、児童館長、公民館長、千厩公民館を除く館長でございますが、それから学校給食センターの所長につきましては、給料月額の100分の4を乗じた額を支給しておりました。
以上でございます。
○議長(
佐々木時雄君) 小野寺福祉課長。
○千厩支所福祉課長(小野寺健君) それでは、初めに、介護保険低所得者介護保険サービス利用補助金についてお答えをしたいと思います。
平成12年度介護保険がスタートいたしまして、居宅サービス利用者の利用促進を図るべく、平成14年度からスタートした事業でございました。
生活保護を受給なさっている方、あるいは老齢福祉年金受給者で本人並びに世帯全員が住民税非課税という方、それから、本人と世帯全員が住民税非課税の方を補助対象といたしまして、それらの方々が居宅利用サービスを使うときに、個人負担1割分の10分の7を補助するというやり方でスタートいたしました。
平成16年度には、町内には新たに介護老人保健施設ができましたので改正をいたしまして、補助率は10分の5にいたしましたが、対象サービス、当初四つでスタートいたしたんですが、訪問介護、訪問入浴介護、訪問看護、通所介護という形で始まりましたが、それに平成16年度については、訪問リハビリと通所リハビリを加えた形で、6種のサービスを対象といたしまして、10分の5を補助するということでやってまいりました。
認定者でございますが、平成14年から平成17年前期までの、合併前までの数字を申し上げますと、認定者は268人になります。
金額にいたしまして、408万1,000円ほどの補助を行ってきたということでございます。
平成18年度に至りましては、合併協議等の中で話し合われたわけなんですが、いずれこの居宅サービス利用を行っていた市町村につきましては3町村でございまして、今後新たな支援策と申しますか、それらを検討していくということになってまいると思いますが、そのような形で、18年度については、千厩町が行っていたものについては廃止ということになります。
次に、子供育成奨励金でございますが、少子化が進む中で、平成7年度から第3子のお子さんについての奨励を行ってまいりまして、誕生、それから小学校入学、中学校入学というような段階で、5万円を奨励金として支給するという制度でございました。
実績を申し上げますと、平成7年度から17年度までですが、児童数合計で申し上げますと310人になります。
1,550万円の支出をしてまいりました。
アンケート調査等を行ったわけでも何でもないんですが、その成果につきましては調査を行っておりませんが、いずれ各段階において奨励金5万円という形で、経済的な一つの助けにはなっているだろうというふうに確信しております。
以上です。
○議長(
佐々木時雄君) 村上市民課長。
○千厩支所市民課長(村上とも子君) 生ごみリサイクル推進事業補助金についてお答えいたします。
事業の内容といたしましては、生ごみを堆肥として還元する農地のない市街地の家庭から排出される生ごみを、有用微生物群EM菌により発酵処理し、再資源として有効活用する事業でございます。
この事業は、平成14年9月から、生ごみの再資源として有効活用するためのシステムづくりのモデル事業としてスタートし、平成17年度から補助事業として実施しているものでございます。
実施組織は、千厩町生ごみリサイクル実行委員会でございまして、65世帯が参加しております。
評価といたしましては、できた堆肥をリンゴ園や農場、自治会花壇で再活用しているというものです。
次に、取り組む皆さんの輪づくりや、環境に対して配慮して生活するという意識づけという面で大きな効果が上がっております。
また、ごみ処理経費に換算してみますと、約45万円相当のごみ処理経費が削減になっているというふうな試算としております。
課題といたしましては、できた堆肥、肥料の成分が一定でないということから販売等ができない、また、それによりまして、会員に成果が見えにくいということで、なかなか難しいところがございます。
さらに、堆肥化するために、電動処理機で乾燥、堆肥化処理をしておりますけれども、機械の耐用年数及び機械の故障等により堆肥化が左右され、堆肥率が一定でないということがございます。
平成17年度は、10月、11月は機械の故障で生ごみの回収を休止しているという状況でございます。
機械も古くなりまして、部品の入手というのがなかなか困難になってきているという状況でございます。
さらに、費用対効果という点についての課題がありますし、今後、できた堆肥をどのように循環していったらいいかというシステムの構築等が課題というふうなところでございます。
この生ごみリサイクル推進事業の取り組みに至った経緯でございますけれども、循環型地域社会づくりの一環として、この活動を全町的な取り組みとして循環の輪づくりをしていきたいというのが大きな目的でございました。
新市になりまして、平成18年度事業への引き継ぎはどうなっているかということでございますけれども、環境衛生費の生ごみリサイクル事業補助金に58万2,000円の事業費を計上させていただいております。
以上でございます。
○議長(
佐々木時雄君) 小野寺
教育文化課長。
○千厩支所
教育文化課長(小野寺敏男君) 全国大会出場費補助金について申し上げます。
この補助金の目的でございますが、旧千厩町に居住し、もしくは千厩町に活動の本拠を置くスポーツ選手、またはそのチームが、岩手県体育協会に加盟する団体等が主催する岩手県予選を勝ち抜いて出場する全国的規模の競技大会等に参加出場する事業に要する経費に対し、千厩町補助金交付規則及びこの要綱により補助金を交付するという内容のものでございます。
平成17年度に支出いたしました補助金につきましては、一つは清田ソフトボールスポーツ少年団、第19回全日本小学生男女ソフトボール大会、福岡市で開催されたものでございます。
もう一つは、千厩壮年ソフトボールクラブが日本スポーツマスターズ2005ソフトボール競技男子の部に出場したものでございます。
補助基準でございますけれども、県内にありましては宿泊の場合、1人当たり1万円、東北の場合も1万円、関東、北海道の場合は2万円、東海、中部地方開催の場合は3万円、近畿、北陸以西の場合は4万円という基準額でございます。
ただし、小学生の場合はこの70%とするものでございます。
したがいまして、清田ソフトボールスポーツ少年団につきましては、13名の選手と5人の監督、コーチ等で56万4,000円、それから千厩壮年ソフトボールクラブにありましては、19名の監督、コーチ以下選手でございまして、4万円で76万円という内容のものでございます。
なお、この事業につきましては、平成18年4月1日に一関市全国体育大会等出場補助金交付要綱というものが設置されてございまして、これによって今後は補助がなされるということでございます。
以上です。
○議長(
佐々木時雄君) 3番、武田ユキ子君。
○3番(武田ユキ子君) ありがとうございます。
子供育成奨励金についての継続はどうかということについてお尋ねしたんですが、お答えがありませんでしたので、お願いします。
それから、生ごみリサイクル推進事業でありますけれども、いずれお話を聞きましたら、いいことばかりではないということで、当初は全町的に広げていこうというような、そういう事業の展開を図ったということですが、モデルの地区のみでということで、平成18年度もそういう予算の中ではその形なのかなと思いました。
いずれ、できた堆肥というものについて、今、一関市のブナの木園さんでは既に、学校給食センターのそういう生ごみを堆肥化して、大変喜ばれて、いろいろな企業さんに販売されているようですから、その辺もどうぞ見ていただいて、できれば、本当にせっかくここまで立ち上げたのですから、全町的に、あるいは全市的になっていくようにお願いできればと思っているところでございます。
意見はだめだということですが、以上で終わります。
○議長(
佐々木時雄君) 小野寺福祉課長。
○千厩支所福祉課長(小野寺健君) 大変失礼いたしました。
子供育成奨励金の平成18年度でございますが、廃止でございます。
○議長(
佐々木時雄君) 武田ユキ子君の質疑を終わります。
22番、千葉大作君。
○22番(千葉大作君) 1点だけご質問を申し上げます。
51ページの総務費ですね、2款1項5目企画調整費の形でしょうか、国際友好交流事業補助金なんですが、ここに主な施策の説明書がございます。
ここに5点ほど記載がなされておるんですが、このことについて、詳しい内容の説明をお願いをしたいなと思っておりますが、いかがでしょうか。
○議長(
佐々木時雄君) 宍戸
地域振興課長。
○
地域振興課長(宍戸久夫君) それでは、国際友好交流事業についてお答えいたします。
これは、合併前は商工観光課でございましたが、現在は地域振興課ということで、私の方からお答えさせていただきます。
当初、国際友好協会は平成11年に設立されたものでございまして、これに対する補助金でございます。
当初、地域振興課は当時ございまして、そこの方で所管しておりましたが、その後機構改革に伴いまして商工観光課が設置され、国内交流、国際交流とも交流事業の所管が商工観光課とされてきたものでございます。
詳細な内容ということでございますが、主な施策の内容等を補足しながらお答えを申し上げたいと思います。
この135万円の事業費につきましては、前金払いの補助金ということでございまして、最終的な決算につきましても同額でございました。
国際友好協会の内容を申し上げますと、会員が個人154名、団体4でございまして、年会費は、ここにございますとおり個人3,000円と団体1万円、収入総計は平成17年度の決算では51万1,000円となっております。
次に、第6回若駒の翼事業でございますが、これは中学生の海外派遣事業でございます。
これはカナダへの短期でございまして、7日間ということで、冬休みに事業を実施しているものでございます。
これに要した費用は、派遣生徒は6人ですが、引率教諭等を2人含めまして、197万1,000円となっております。
また、次のアメリカからの訪問関係でございますが、これは青い目の人形が千厩小学校に来ておりますが、ベティちゃんと呼んでおりますが、この交流でアメリカのスプリングフィールドとの交流をしているところでございます。
この方々の来訪の際の受け入れをしているところでございます。
さらに、町内におきましては、国際ファミリーということで、特にアジア関係が多いわけでございますが、国際結婚された方々のご家族等をお招きして、町内の方々と交流をするというふうな内容を実施しております。
これは平成18年の2月26日に予定ということでございましたが、このとおり実施しているところでございます。
これにつきましては、5万円ちょっとぐらいの費用で済みました。
また、友好協会だよりの発行をしておりますし、さらには総務部会、アジア部会、欧米部会、部会制をとっておりまして、部会ごとの活動をしているところでございます。
合計で、平成17年度の決算額で見ますと227万1,000円ほどの事業を行っているという状況でございます。
成果といたしましては、特に中学生の海外派遣事業について、ちょっとだけご紹介をしたいなと思っているところでございます。
生徒の感想文、報告書の一部分でございますが、ちょっとだけ時間をお借りしたいと思います。
読みます。
日本に戻ってくると、前には感じなかった日本の雰囲気を感じることができました。
カナダはどんなときもコミュニケーションをとって、明るい雰囲気があふれていました。
日本はみんな急いでいるようでした。
やはり、国の特色なのかなと思いました。
カナダでは、自分の感情や気持ちをはっきり伝えられるように努力しました。
日本に帰ってきても、カナダで学んだたくさんのよい点を忘れずにいたいです。
そして、カナダで気づいた日本のよい点も大切にしていきたいです。
普段の生活にこれらのよい点を生かしていけるようにしたいです。
前も後ろもまだあるわけですけれども、一部分をご紹介申し上げたいと思います。
これが一つの成果かなと私どもは理解しておりまして、人材の育成と一言で言いますけれども、本当に一回りも二回りも大きくなって帰ってきているなというふうに思っておるところでございます。
なお、平成18年度、新市におきましては、地域おこし事業として別な形で継続されております。
以上でございます。
○議長(
佐々木時雄君) 22番、千葉大作君。
○22番(千葉大作君) 今、課長さんの方から詳細な説明をいただきました。
非常に感銘を受けた次第でございます。
特に、中学生のカナダへの研修が、異文化に触れて、そして自分の日本という国、自分の足もとを見つめる、非常に私もいいことだと思います。
そういう意味で、平成18年度の予算も、地域おこし事業という中での取り組みということでございますが、私としては、意見を述べてはいけないということでございますが、これは全市でこういうものを取り組む必要があるのではないかというふうな思いを強くいたしました。
いずれ、この件について、またお話しする機会もあろうかと思いますが、ぜひ頑張っていただきたい、このように思うところでございます。
終わります。
○議長(
佐々木時雄君) 質問される方、答弁される方、冒頭申し上げましたように、平成17年度9月19日までの決算に対する質疑でございますから、それに平成18年度絡みの、いろいろご意見あろうかと思いますけれども、その点については極力簡潔にお願いをしたいとお願いをしておきます。
千葉大作君の質疑を終わります。
19番、大野恒君。
○19番(大野恒君) 私は、大きく分けて3点ほど質問いたします。
3款2項3目、75ページ、77ページでしょうか、保育所費です。
先ほどの答弁を聞いていますと、待機児童解消のために増築したということで、大変いいことだと思っております。
そこで、保育所の職員の配置はどうなっているのかと、これは職員のよしあしが、子供、健全育成、すこやかに育てるという意味で非常に重要なことではないかなと思います。
やはり、正規の職員できちんと、雇用関係も良好にしてやっていくというのが本来であると思っておりますが、正職員が何人、臨時職員が何人で運営しておられるかということですね、それから保育所問題では課題は何かということをお尋ねいたします。
次に、児童クラブについてなんですが、決算書を見ますとどの項に入るのかわかりませんでしたので、どこに当てはまるのか、どの支出項目なのか教えていただければと思います。
次に、入札の関係です。
ページ、あえて言えば104、105ページ、8款2項2目、3目などにかかわるわけですが、入札の状況、合併前のですね、4月から9月19日までの旧千厩町内での入札件数、それから100%あったかどうか、予定価格に対して落札価格、入札予定価格に対して落札価格はどうだったかと、100%、95%、90%に分けて教えていただきたいと思います。
あわせて、関連、別課題でもいいですが、137ページの13款1項1目の財産購入費にかかわってなんですが、議長さんにはお叱りを受けるのかもしれませんが、あえてお尋ねします。
10月7日、合併直後に入札調書というのがございまして、横屋、佐藤家住宅修繕工事、落札235万円というのが私の手元にございます。
この工事、佐藤家…。
○議長(
佐々木時雄君) 大野議員さんに申し上げますが、そのとおりですと。
○19番(大野恒君) いやいや、最後まで聞いてください、そうではなくなりますから、大丈夫。
この修繕工事ですね、これは先ほど言った137ページの財産購入費、議会で議論する際に説明を十分してあったのかどうか、議論があったのかどうかをお尋ねいたします。
いかがでしょうか、議長、これでいいですか。
○議長(
佐々木時雄君) 答弁を求めます。
小野寺福祉課長。
○千厩支所福祉課長(小野寺健君) 保育所の職員、臨時職員の配置についてお答えをいたしたいと思います。
3保育園があるわけなんですが、合計で申し上げます。
職員が19名、臨時職員が、雇用形態はいろいろありますが、臨時職員ということで全体で23名でございます。
いずれ、長期にわたってお世話というか、臨時の方々のお力をなくしてはできなかったわけでございます。
今後そういう形ではなく、新市の1年更新ということになっていきますが、いずれ子供らとのつながりを十分配慮していかなければならないというふうに考えております。
それから、学童クラブのご質問がございました。
実は決算の方には、年度末に精算するという形になっておりまして、本決算書にはあらわれておりませんが、74ページ、75ページ、2項2目児童措置費の13委託料の中に放課後児童健全育成事業委託ということで予算計上なっております。
それで、学校法人愛泉学園さんの、千厩町は小羊幼稚園さんがございますが、そこに事業を委託しているということでございます。
以上でございます。
○議長(
佐々木時雄君)
下村事務次長。
○
千厩支所事務次長(下村透君) それでは、入札状況ということでお答え申し上げます。
合併前の入札につきましては、工事、委託等に分けてお答え申し上げますが、一般の工事につきましては全体で14件ございました。
90%未満が3件、95%未満が4件、99%未満といいますか、100%に満たない。
○19番(大野恒君) 聞こえませんけれども、もう少し、マイクを通して、最初からお願いします。
○
千厩支所事務長(下村透君) 失礼しました。
工事につきましては全体で14件でございました。
90%未満が3件、95%未満が4件、99%未満が7件の計14件でございます。
それから、業務委託でございますが、8件でございました。
率は95%未満が5件、99%未満が2件、100%が1件ございました。
それから、もう一つ、企業会計、水道会計でございますが、これは1件でございまして、これは95%未満1件の入札状況でございました。
以上でございます。
○議長(
佐々木時雄君) 千葉
産業経済課長。
○千厩支所
産業経済課長(千葉幸男君) 横屋の修繕工事の件でございますが、これは購入予算を計上する際に予算計上いたしておりまして、これは横屋の母屋と、それから西洋館という建物があるんですが、その中間が雨漏りと、それによる傷みが激しかったということで修理してございますし、それから東蔵という大きい蔵がございます。
これの、やはり雨漏りがございまして、修理をいたしたという予算でございます。
以上でございます。
○議長(
佐々木時雄君) 19番、大野恒君。
○19番(大野恒君) きのうから保育所の臨時職員の問題を私は取り上げております。
きのうもひどいなと思いましたが、19人の正職員に対して臨時職員が23名ということは、まさに今の日本の悪い雇用形態の先端を行っているような感じがいたします。
これについての自治区長さんのご感想をいただければと思います。
次に、入札ですね、これも自治区長さんに、せっかくですからお尋ねしておきます。
合計しますと、21件の90%以上が18件でしょうか、95%以上が7件と、100%は1件あると、18件の中にみんな含まれるんですが、95%が7件です、100%が1件、これは非常に高いと私は感じます。
自治区長さんのご感想はいかがでしょうか。
児童クラブ、わかりました。
そこで、児童クラブの利用状況、課題は何か、あるいはそのほかに、今入所をされているほかにその地域で、あるいはちょっと離れて、例えば奥玉とかですね、そういう地域から、全町的には入所希望、利用希望、あるいは児童クラブ開設してほしいんだがというような希望はあるのか、あるいはそういったアンケートなどは実施していないのかというようなところを、いずれ課題は何か、そういう点をお尋ねしたいと思います。
よろしくお願いします。
○議長(
佐々木時雄君) 菊地自治区長。
○
千厩地域自治区長(菊地宏雄君) お答えを申し上げます。
最初に、保育園の臨時職員の件でございますけれども、この件につきましては、旧千厩町時代から議会でも大変ご指摘をいただいております。
まさしくご意見のとおりだと思っております。
やむを得ずこういう形をとっているということでございますけれども、しかし、その臨時職員の方々が非常に優秀でございまして、そういう方々に助けられているなという思いを持ち続けてきたところでございます。
ただ、今般、臨時職員の対応の問題がありまして、だいぶ現場では苦慮した経過があったようでございます。
それから、入札の件の感想でございますけれども、いずれ適正な入札のもとに行われたわけでございまして、これは安いに越したわけではございませんが、素直に受けとめているところでございます。
以上でございます。
○議長(
佐々木時雄君) 小野寺福祉課長。
○千厩支所福祉課長(小野寺健君) 学童クラブの希望はあるかというお話でございますが、アンケート調査等は実施しておりませんが、今のところ私どもの方に学童クラブの希望、周辺部の方からの希望についてはございません。
課題と申しますと、保育といいますか、学童クラブを利用している方々の間からいろんな問題点を指摘されるわけでして、それを私どもと協議をし、委託先である幼稚園さんとさまざま協議を行っておりますが、いずれ利用する側の姿勢にもちょっと非ありというようなときもたまにはありまして、そういうふうな調整を積極的にとって、何とかスムーズに運営していきたいというふうに思っている状況です。
利用状況でございますが、今のところ、小羊幼稚園さんに27名の学童クラブの利用者がおります。
○議長(
佐々木時雄君) 19番、大野恒君。
○19番(大野恒君) 保育所についてなんですが、私は、優秀な臨時職員さんがおられるというお話で、その方々を、臨時がけしからんから解雇せよという意味で言っているわけでは決してございませんで、そういう長く勤めて優秀な臨時さんを、いつまでも臨時で置いていいのかという問題提起をしております。
ぜひ、そういった立場で考慮を今後やっていただければと思います。
それから児童クラブ、今説明あったんですが、いろいろ注文つけられているというか、されておられるようですが、意見を出されているというかですね、もしよろしかったら、ここで紹介できるものがあればですけれども、それはひかえたいというのであれば、あとで個別に伺いますのでよろしくお願いいたします。
以上でございます。
○議長(
佐々木時雄君) 大野恒君の質疑を終わります。
2番、尾形善美君。
○2番(尾形善美君) 昨日から同じ質問を2回、3回しております。
旧千厩町さんに関係する決算についても同じ質問をさせていただきます。
中身はおわかりだろうと思いますけれども、再度繰り返しをいたします。
旧一関市の例をとって申し上げれば、図書館、それから公民館、保育園の園長等々、施設設置に係る条例規則に基づいて館長なり園長なり所長を置くと、その場合の報酬については、特別職に関する報酬に基づいて支払うということになっておりますが、旧千厩町さんの場合はその内容についてどのようになっているのかお聞かせをいただきたいと思います。
また、そういうポストについて、旧千厩町の職員、また教職員の退職者が就任をしているという例はどういう例があるのか、それもお聞かせをいただきたいと思います。
大きく二つ目であります。
横屋さんとか、いろいろ新聞紙上を含め話題を振りまいておりますけれども、私は、あそこにいろんな方が来ていただけるためには、話題を振りまくことは非常にいいことだというふうに、別の意味で思っておりますけれども、きのうは花泉町の自治区長さん、また旧大東町の自治区長さんに平成17年度決算の総括、また事業に対しての、旧の町長さんでもいらっしゃいますので、思いを含め、また合併後につなげる自治区長さんの考え方、その辺を述べていただきました。
恐らく用意をなさってきているかと思いますので、どうかその辺をお話しいただければということでございます。
○議長(
佐々木時雄君)
下村事務次長。
○
千厩支所事務次長(下村透君) それでは、私の方から、特別職の関係をお答え申し上げます。
いわゆる施設の長で非常勤特別職を置いていたというのは、老人福祉センター、それからあゆみ荘、いわゆる母子寮でございますが、それから児童館と、この3施設に非常勤特別職を置いておりました。
そして、その報酬につきましては、特別職の職員の給与等の条例の規定に基づきまして、月額13万5,200円の支給でございます。
それから、町職員、あるいは教職員の前歴のある職員はどの程度いるかということでございますが、この3施設とも、前に町の職員であった方にお願いしているという状況でございます。
以上でございます。
○議長(
佐々木時雄君) 菊地自治区長。
○
千厩地域自治区長(菊地宏雄君) このような考えを述べる機会を与えていただきまして、感謝を申し上げたいと思います。
平成17年度予算につきましては、旧千厩町最後の予算であったわけでございます。
予算編成するに当たりまして、やっぱり合併後のあの地域の生き残り、あるいは再生をかけて取り組んだわけでございます。
その際、2本の柱を打ち立てました。
地域の生き残り、再生を考えるに当たっては、何よりも、地方分権の時代、あるいは市町村合併という自治体の姿が大きく変わろうとしているときに、団体自治の枠組みはともかく、やはり根底に、一番大切なことは住民自治の確立ではないかということで、その仕組みづくりに取り組んでまいりました。
そういう中で、昭和の合併以前の各小学校区単位に地域づくり協議会があり、そしてまた、自治会を中心としたまちづくり協議会等を立ち上げ、そしてそれを中心に、旧千厩町にあるいろんな団体を全部網羅したまちづくり団体等を立ち上げたわけでございます。
そういう意味で、あの地内における住民意識についての意識の向上については、かなり進んできたのではないかという思いをいたしております。
もう一つの柱としまして、やはり何よりも、地域経済が衰退してしまっては、本当に何のための合併だったのかということになると思います。
合併以前からも、合併による衰退という心配がかなりあったわけでございまして、それに対応するためにその施策を講じたわけでございます。
それに当たって、以前から千厩町まちづくりビジョン、あるいは政府より地域再生の認定を受けた経過がありまして、それを受けて中心市街地活性化基本計画等をつくり、そしてまちづくり会社等を立ち上げて、何とか住民みずからあの地域の経済の活性化を図らなければならないということで、例えばいろいろ論議を巻き起こしております横屋問題等も、いずれそういう全体の活性化策の中で、その拠点として活用したいと、横屋のみならず、今まであった歴史的な地域資源、あるいはそういう文化を大事にした地域づくりを目指していかなければならないということで取り組んできたところでございます。
しかし、そういう思いの強さから、その過程におきまして、いろいろご指摘をいただいた点が多々あるわけでございまして、そういう点につきましてはおわびを申し上げますとともに、そういう経過の中での事情だったということをご理解をいただきたいものと思っております。
いずれ、地域経済の活性化につきましては、中心商店街の活性化のみならず、農業の生き残り、一番基礎的な産業であります農業につきましても、たまたまそれまで進めてまいりました基盤整備事業等もいよいよ最終段階を迎えております。
そういう中で、品目横断的経営安定対策等の施策も示されたことでございまして、何とか中山間地に生きる農業の道筋、集落での取り組み、地域全体での取り組み等に、これから何とか生き残りをかけて取り組まなければならない事業かなというふうに思っているところでございます。
以上でございます。
○議長(
佐々木時雄君) 尾形善美君の質疑を終わります。
26番、小野寺維久郎君。
○26番(小野寺維久郎君) 決算書の102ページから104ページにわたってでございます。
8款土木費の2項2目道路維持費でございますが、道路維持費に関しましては、予算が、補正も含めてでございますが、6,000万円であったものが、支出済額500万円、不用額が5,500万円という、なんか予算の90%以上を不用額にしていると、合併も途中あったわけでございますが、いずれ予算を組んでから6カ月を経過しての合併でございました。
これは、議会はもとより、町民の期待をも裏切ったものではないかなという思いもございますが、この辺についてお答えいただきたいと思います。
また、15節の工事請負費でございますが、2,400万円予算をとっておりましたが、これが全く手をかけていなくて、そのまま不用額として2,400万円残しているわけでございます。
これは、当初の予定された工事は何だったのかをお伺いするものですし、また、使用料及び賃借料、それから原材料費ということで、千厩では極力請負をさせないで、できる分は重機を借り上げたり原材料を買ったりして、自分たちの手でやろうという努力はわかるのでございますが、にもかかわらず、これも予算のほんの少ししか使っていないということでございますので、この件についてもあわせてお答えいただきたいなと思います。
○議長(
佐々木時雄君) 村上建設課長。
○千厩支所建設課長(村上敬一君) ただいまのご質問の件の道路維持費でございますけれども、これにつきましては、この予算の中では、例えば使用料及び賃借料のところは、除雪の分も含まれております。
それから、工事請負費の分につきましては、当初の予算はゼロでございました。
6月、9月の補正でついたのがこの2,430万円であったため、執行等につきましては、すべて合併後において執行されたものでございます。
この工事請負費の内訳でございますが、ほとんどが市道の維持修繕工事でございます。
例えば、側溝の補修であるとか、あるいは舗装の補修であるとか、流末排水施設の工事であるとか、こういったものについて合併後に行っております。
それから、原材料等についても、これも工事に絡むものでございますので、工事が発注できなかった合併前の段階では、ほとんどを残したまま合併に至っているわけでございます。
この原材料の中にも除雪の際の融雪剤の購入費等も含まれておるわけでございます。
決して町民を裏切ってきたわけではございませんで、このように6月、9月、特に9月の補正でこの維持補修の予算をいただいたものでございますので、それ以降、住民の要求にこたえてきたわけでございます。
なお、本年度についても、いろいろな補助事業を取り入れながら実践しているわけでございます。
以上でございます。
○議長(
佐々木時雄君) 26番、小野寺維久郎君。
○26番(小野寺維久郎君) 答弁いただきましたが、合併後に維持補修をやってきたということでございますが、実はこの議会に千厩町の久保田地区の道路等の整備の請願がございまして、過日建設常任委員会で現地を調査したわけでございます。
そうしたところが、そこの側溝が非常に乱れておりまして、家庭の雑排水が流れなく、よどんで、汚い水がよどんでいるところがあったと。
ほかの議員たちは、え、こんなところが千厩にあるのかと。
○議長(
佐々木時雄君) 小野寺議員さんに申し上げますけれども、これは次の機会にお願いしたいと思いますので。
○26番(小野寺維久郎君) かかわりございます。
それで、お聞きしたいのは、ただいまやってきたということでございますが、この道路整備の優先順位をどのような形で考えてやってきたか、なんかこれが非常に疑問に思うところでございますし、また、合併前にいろいろと道路等について請願等がいっぱいあったわけでございますが、旧千厩町でもかなりあったと記憶しておりますが、未着手、未完了の、請願採択されたところで数はどのぐらいあるものか、それを新市にどのような形でつないだかをお伺いいたします。
○議長(
佐々木時雄君) 村上建設課長。
○千厩支所建設課長(村上敬一君) 合併前までの道路の未整備等の要望とか陳情のことだろうと思いますけれども、これにつきましては約20件ぐらいの件数がございました。
それで、これにつきましては、優先順位でございますが、当然古い順ということになるわけでございますが、それだけではなくて、やはり緊急性、それから、これからの道路のネットワークということで、果たしてどの路線が重要なのかという判断、それから地元等の協力度合いなど、さまざま判断をして優先順位をつけておるわけでございますが、残念ながら、合併前までにできかねて残ったわけでございますが、これにつきましては新市に引き継いだ形になっておりますけれども、いろいろ道路関係につきましては、さまざまな交付金事業等がございますので、現在、建設計画を初め総合計画の調整を行いながら、部内協議を進めながら、できる限り住民要望にこたえていきたいと考えております。
○議長(
佐々木時雄君) 小野寺維久郎君の質疑を終わります。
以上で質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は委員会の審査及び討論を省略し、直ちに採決を行うことにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
佐々木時雄君) 異議なしと認めます。
よって、委員会の審査及び討論を省略し、直ちに採決を行うことに決定いたしました。
これより採決を行います。
採決は、まず認第37号、第38号を個別で、次に認第39号から認第45号までの7件を一括で、以上のように分割して採決いたします。
まず、認第37号、本案賛成者の起立を求めます。
(賛成者起立)
○議長(
佐々木時雄君) 起立多数。
よって、認第37号は、認定することに決定いたしました。
次に、認第38号、本案賛成者の起立を求めます。
(賛成者起立)
○議長(
佐々木時雄君) 起立多数。
よって、認第38号は、認定することに決定いたしました。
次に、認第39号、第40号、第41号、第42号、第43号、第44号、第45号、本案賛成者の起立を求めます。
(賛成者起立)
○議長(
佐々木時雄君) 起立満場。
よって、右7件は、認定することに決定いたしました。
暫時休憩いたします。
再開は11時45分といたします。
午前11時35分 休 憩
午前11時45分 再 開
○議長(
佐々木時雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
日程第10、認第46号から日程第18、認第54号まで、以上9件を一括議題といたします。
提案者の説明は終わっておりますので、直ちに質疑に入ります。
これより質疑を行います。
30番、鈴木英一君。
○30番(鈴木英一君) 私は、歳入のところで若干お聞きします。
16款の寄附金のところですが、年度途中ですのでこれぐらいしか入らないということは承知しておりますが、この数字が合併後、従来どおりの結果が得られているかどうか、その点だけお聞きしたいということと、この寄附金について、従来どおりの約束が守られているかどうかということの確認をしたいと思います。
それから、13款の国庫支出金の歳入が半年たって2.6%と低くなっているわけですが、これがその後、国庫支出金ですから間違いなく入ったと思いますが、何月時点で100%になったものか、年度いっぱいかかったものか、途中で100%になったものか伺っておきたいと思います。
それから、歳出にいきますが、8款土木費において公共下水道工事との入札結果について、実は平成17年6月6日から6月27日、7月8日、7月27日、8月29日の入札の結果表について、取り寄せて分析をしてみましたところ、大変興味深いといいますか、重大な内容が含まれているということでお聞きしたいと思います。
実は私が、東山町の議会議員でやっていたころ、この入札結果についての町長諸報告なり、それから議会に係る分について、私の記憶では予定価格に100%というのはほとんどなかったと記憶しておりますが、この6、7、8の3カ月間にこういう34件、もっと実はあるのだそうですが、ここの分だけ分析をしてみたわけですが、34件のうち100%が、予定価格に対する落札価格が100%が5件、それから99%台が3件、98%台が9件と50%が98%以上になっているわけです。
なぜこういうふうに驚くべき数字になったのか、どういうふうに当局はつかんでいる、なぜこうなったかということについてお聞きしたいと思います。
それから、次は、教育費の給食センターの運営委員会が開かれていないというふうにここで通告しましたが、実はこれは誤りでありまして、私が給食センターの運営委員をやっていて、実は6月に運営委員会がやられました。
新しい一関市の教育委員会が運営委員会を開かれていないということを、私が勘違いをしましたので、ここで訂正したいと思います。
いずれ、そういうことで、6月に運営委員会をやって、その後は私もわからないわけですが、合併後に運営委員会が開かれて、どの機関がそのチェックをしたものかについてだけお伺いしたいと思います。
それから、8款の砂鉄川緊急事業、浸水防止、水害防止の緊急事業の遅れがあるわけですが、本来4年間でやるということで国、県の予算が獲得できたわけですが、既に4年過ぎておりますが、いまだに着工できない部分があるということで、非常に地域の方々も心を痛めておりますし、私もできれば、なるべく早く完成できるようにというふうに望んでいるわけですが、その理由ですね、聞くところによりますと、3件ほど用地交渉のもつれから土地収用法がかけられるというふうな動きも聞いておりますが、その土地収用法がもしかけられるとすれば、一定の期間置かなければならないということははっきりしているわけですが、それが大体いつのころ、土地収用法かけて執行されるものか、その点伺っておきたいと思います。
以上でございます。
○議長(
佐々木時雄君) 細川事務次長。
○東山支所事務次長(細川正孝君) それでは、鈴木議員のご質問にお答えいたします。
まず、初めに、寄附金のご質問でございますが、寄附金の主なものは観光寄附金でありまして、例年、観光振興の一助にしていただきたいということで、観光業者2社よりご寄附をいただいているものでございます。
寄附者につきましては、名勝猊鼻渓内で運営しております遊覧船の記念写真、その撮影業者が毎月の売り上げの一部を定期的に寄附されております。
そのようなことから、年度内に寄附をいただいておるところでございます。
また、もう一方の業者さんにつきましては、猊鼻渓船下りを運営している業者さんで、これも長年寄附金をいただいている業者さんでございますが、いずれ出納閉鎖期限内にご寄附をいただいておるところでございます。
いずれも予算を、予定どおりのご寄附をされているところでございます。
それから、13款の国庫支出金の歳入についてでございますが、いつの時期に100%になったかというご質問でございますが、ご案内のとおり、13款にはそれぞれ民生費、衛生費、土木費等、また多岐にわたりましてあるわけでございますが、そのおのおのの事業がすべて年度内事業でありまして、事業完了をもって補助請求をされているものでございます。
民生費、衛生費事業費につきましては、合併後において、新市において一括補助請求されておりますし、建設事業におきましては、それぞれの各支所において補助請求を行っておるところでございます。
したがいまして、年度内の歳入がほとんどでありますが、一部において出納閉鎖期間内での歳入もあったところでございます。
いずれ、事業の項目的には9月、11月、2月、3月、4月というような、その事業科目によって違うわけでございますが、いずれ事業の完了をもってすべてが歳入されているというところでございます。
それから、入札結果についてでございますが、ご質問のありますように、入札時におきましては、合併前には34件というご質問でございますが、そのほか、中学校の耐震診断委託とか、そういったものを含めますと、もう少し件数はあるわけでございますが、いずれご質問の34件の中で言いますと、平均的な予定価格に対する落札額が96.03%というような割合になっております。
ご質問者が申し上げておりますように、100%が5件もあったと、それから99%も3件、98%も9件と、いずれ数字的には高いパーセンテージになっているのが事実でございますが、いずれ入札執行に当たっては、競争の原理といいますか、そういったことをお願いをして札入れをしておるところでございますし、それぞれの業者におかれましても、ご承知のとおりとは思いますが、金抜き設計を縦覧の上それぞれに積算を行いながら、各社思いをもって入札をしているものと、そういう理解をしておるところでございますし、その結果がたまたまといいますか、偶然といいますか、予定価格と同額のものがあったと、そう理解するものであります。
以上でございます。
○議長(
佐々木時雄君) 村上
教育文化課長。
○東山支所
教育文化課長(村上東君) 私からは、給食センターの運営委員会についてのご質問でございましたので、お答えを申し上げたいと思います。
あらかじめいただきました内容につきましては、ご訂正をいただいたということでございますが、この決算書中、運営委員会の予算は2回分を予定してございまして、その1回については、議員さんからお話のとおり、6月に開催をしておりまして、これは平成16年度の決算を中心にした内容で運営委員会を開いてございます。
そこで、その後、新市になりましてからのことということになりますけれども、実際のところ運営委員会は新市に一本化されました。
一本化と申しますのは、複数の給食センターがございますけれども、これらをまとめて一つの運営委員会で審議、あるいは協議をすると、こういうふうなことでございますけれども、これにつきましては開催されていなかったものと思ってございます。
そこで、どのようにチェックをしたのかと、このようなことでございますが、年度末に開催いたします目的は、通常であれば、翌年度の給食センターの運営内容についてどのようにするかということについて協議をするものというふうに思っておりますが、この部分につきましては、そういう事態でございますので、教育長の決裁をもって運営内容を決定をし、平成18年度の執行に当たっているということでございます。
以上でございます。
○議長(
佐々木時雄君) 細川事務次長。
○東山支所事務次長(細川正孝君) 次に、8款の治水事業について遅れがあるというようなご質問でございますが、いずれ、若干ちょっと長くなるかもしれませんが、いずれ平成14年の7月の6号台風におきまして、未曾有の大被害を被ったというのはご承知のことと思います。
その復旧に際しまして、国、あるいは岩手県の特段のご高配によりまして、163億円という膨大な事業費を採択していただいたということで事業を着手したところでございます。
いずれ、国の直轄区間につきましては、平成17年度で概成がなされまして、その繰り越しとして今、若干最終仕上げをしているというのが状況でございますし、岩手県の工事区間におかれましては、工事費で申しますと71%ぐらいの進捗率でございます。
その状況は、今質問者がありましたように、激甚災害事業でございますから工事期間が定められております。
そういう定めの中で71%という執行状況でございますが、いずれその背景には、地権者の解決が至らないものが残っているということでございます。
今、3人ほどと言われておりますが、そのとおりでございまして、一つは相続の関係で相続者が行方不明、あるいは負債関係がございまして、放棄をしたというような実態が用地交渉の中で生まれてきたと、そういうのを解決するに当たり、やむなく土地収用事業に手続きを踏まざるを得なかったという経緯がございます。
今現在、あと2名を含めてそういう形で進んでいるという状況でございますが、収用手続きが今入っておりますが、今の見込みですと土地調書の作成中でございまして、8月には1回目の収用委員会にかけるというような動きで進んでおられますし、1回で済むわけはございませんので、通常ですと3回、4回というような回数を必要とするわけでございますが、そういったような審議会を踏まえますと、年内いっぱいまでかかるのかなというような気がしております。
したがいまして、本格的な工事着手につきましては平成19年度ではないかというような今の状況でございます。
いずれ、だれもが一日も早い、安全で安心な地域づくりを願っているわけですので、こういうような展開ではございますが、岩手県と一層連携を密にしながら整備に努めてまいりたいと、そう考えているところでございます。
以上です。
○議長(
佐々木時雄君) 鈴木英一議員の再質疑につきましては、再開後にこれを行います。
休憩いたします。
再開は午後1時といたします。
午後0時03分 休 憩
午後1時00分 再 開
○議長(
佐々木時雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
なお、議事の運営上、あらかじめ会議時間を延長いたします。
30番、鈴木英一君。
○30番(鈴木英一君) 再度質問をいたします。
第1点は、入札問題ですが、9月20日の合併を前にして、どうも、口悪く言えば駆け込み的にやったような感じがしてならないんですが、その辺をどう思っているかお聞きしたいことと、競争の原理が働いていないと私は思うんですね。
5,000万円以下のものですから議会にかからないと、直接的にはかからないということが一つの要因になって、駆け込み的な入札になったのかなという感じがしてならないんですが、この結果を見て競争の原理が働いていると解釈できるのか、入札の調書を見てもほとんどが1回、多いので2回ですね、入札。
しかも、必ず一番低い人は低い人なりに下がってくるということですから、最初から競争していないと思わざるを得ないんですが、その点をどう考えておられるかですね。
それから、給食センターの問題では、新市になって一本化するためにやられていないということですが、6月の時点での給食センターの運営委員会のことを考えてみますと、地域の給食センターだということでPTAの会長さんとか関係者が集まって、いろいろな角度から給食のあり方、それから地産地消、産直との関係についての具体的な話し合いができた、大変いい運営委員会だったと思うんですが、それが大きく一本化になってしまったら、その地域の特性が生きるような運営委員会にならないのではないかというふうに考えますが、その点、できれば地域の給食センターごとに運営委員会を設けてもいいのではないかというふうに思うんですが、担当の課長さんはどういうふうにお考えなのか伺いたいと思います。
以上です。
○議長(
佐々木時雄君) 佐藤建設課長。
○東山支所建設課長(佐藤隆一君) それでは、私の方からは、なぜ合併前に入札にかけたのかということについてお答えいたします。
入札した期日は8月の29日でございますが、入札にかけた件数のほとんどが、舗装修繕工事及び維持工事に係る部分が大多数を占めております。
冬季に入る前に工事を行うというふうなことから合併前に入札を行ったものでございます。
以上でございます。
○議長(
佐々木時雄君) 細川事務次長。
○東山支所事務次長(細川正孝君) 競争の原理が働いていないのではないかということでございますが、いずれ基本的には、先ほど申し上げたとおりの答えになるわけでございます。
100%になったと思われる確たるものは何もございませんが、ただ、入札時におきましては、設計額の多くは千円単位まで積算されているわけでございますが、予定価格においては、万、あるいは10万単位で切り捨てして予定価格を設定していると、予定価格についてはそれぞれの定めがあって決定するわけでございますが、そういったこともございますし、また業者さんにおかれましても、端数を切り捨てての札入れが見受けられるというようなこともございます。
また、入札時に予定価格を超過した案件もあるわけでございまして、その工事につきましても9件ほどございますが、3回、2回というのが9件ございます。
そういった経緯もありまして、100%というような状況にあるのかなと、このようなことからも、いずれ予定価格とかち合いが生じて同額の落札結果になったと、そう理解しているものでございます。
○議長(
佐々木時雄君) 村上
教育文化課長。
○東山支所
教育文化課長(村上東君) やっていないということで、その後の給食センターの運営のあり方というふうなことでございますけれども、特にも地域特性を生かしながらというふうな部分については、今現在でも、従前の旧町時代の委員会でご意見をいただいた内容等を考え合わせながら運営に努めているところでございまして、その先の、一本化された運営委員会の運営についてという部分につきましては、今現在もさまざまな検討がなされている、そういうものだと思っておりますので、こちらについては申し訳ございませんが、私から答弁とい うわけにはまいりませんので、よろしくお願いを申し上げたいと思います。
以上でございます。
○議長(
佐々木時雄君) 鈴木英一君の質疑を終わります。
4番、佐々木賢治君。
○4番(佐々木賢治君) 私は、5点についてお伺いをしたいと思います。
2款1項7目の防犯対策費のところでございますけれども、工事請負費が、9月の途中ということもございまして、まだ工事費がゼロということでございますが、予算化はしてあるようですけれども、これがどのように、なぜこの決算がゼロだったのかお伺いをしたいと思います。
次に、7款1項3目の観光費について、この観光費の中でも成果の方の見せていただいて、59ページ、62ページ等々に書いてございますけれども、黄金王国事業の一環として、今は一関と厳美渓、平泉、そして猊鼻渓、東山の方を回る県交通さんの定期バスというのはあるんですが、逆に、どなたでも自由に乗れる厳美渓、平泉、そして東山というようなことがなく、このときには、平成17年はこういう事業が、実際に定期バスがあったんですけれども、その成果と意義、その必要性についてどのように考えていらっしゃるのかお伺いをしたいと、こう思います。
次に、8款4項1目、2目の住宅管理費と住宅建設費についてお伺いをいたします。
その中で、町営の本町住宅の修繕費として100何万円出ています。
これは、そこへ入っていらっしゃる方の要望なのか、計画の中での取り組みだったのかお聞かせをいただきたいと思います。
田河津の住宅も解体が1棟あるわけですけれども、これの解体せざるを得なかったことについてお伺いをしたいと、こう思います。
次に、10款の5項、これはどの款項目で扱われているのかちょっと私わからないので、失礼な聞き方になりますが、成果の方を見ますと、成果の68ページを見ますと、社会教育というところであります。
今の子育て支援で、いろいろとみんなが心配しているので学童保育ということがあるんですが、この平成18年までを見ますと、この7市町村、7地域の中で学童保育がなされていないといいますか、児童クラブがないというのは東山地域だけだなと、こう思っております。
その中で、東山町子供の居場所ということで事業があるわけですけれども、これの内容とその成果等をお伺いをしたいと、こう思います。
最後になりますけれども、国保事業、これは一般会計の方の説明の欄の、成果の欄の90ページのところでお伺いをしたいなと思いますけれども、今の年々医療費がかかるとか、いろいろと言われている中で、医療費の通知書を発行したり、あとはレセプト点検等々が行っていることがありますけれども、これはどういう目的でやられているのか、何のためにやられているのかと、こういうことを年々重ねてくることによって成果として何を求めているのか、そして、そういうことをやることによってどういうことが改善をされてきているのかをお伺いをしたいと思います。
○議長(
佐々木時雄君) 千葉市民課長。
○東山支所市民課長(千葉芳邦君) それでは、私から、防犯灯についてのご質問がありましたのでお答えをいたします。
防犯灯の予算が執行されていないのではないかというご質問でございますが、この防犯灯につきましては、合併直後に田河津地区、長坂地区に6灯の防犯灯を整備したものでございます。
そして、もう一つ私の方に質問がありますのでお答えをいたします。
国保に関する医療通知及びレセプトの点検についてのご質問でございますのでお答えいたします。
既にご承知のとおりと思いますが、医療費の通知及びレセプトの点検につきましては、疾病構造の多様化、それから高齢化の急速な進展によりまして、年々増加傾向にあります医療費に対処するために、医療に対する正しい理解と保険事業の安定的な運営を目的に実施しているものでございます。
以上でございます。
○議長(
佐々木時雄君) 那須
産業経済課長。
○東山支所
産業経済課長(那須勤君) 私の方からは、観光事業の黄金王国の関係でございますけれども、ご質問にありました循環バスでございますが、昨年の4月16日から11月まで東山町の猊鼻渓、それから平泉、中尊寺、毛越寺、それから厳美渓を結ぶ循環バスを運行したわけでございますが、これにつきましては利用者が2,650人ほどございました。
それに基づく売上額が100万弱、99万円ぐらいということでございまして、このバスの運行にかかわる費用は全体で300万円ほどかかってございます。
したがいまして、その負担内訳といたしましては、売り上げが99万円ほど、それから事業を行いました東磐交通株式会社の方が99万円、それから市の補助金が99万円、おおむね100万円ずつ負担して3分の1ずつの経費でできたということでございまして、黄金王国、岩手県南、それから沿岸地方を結ぶ非常に重要な観光ルートなわけでございますが、なかなかこのバスの運行につきましては、既存のバス路線とのかかわりもありまして、なかなか難しいということもございます。
それから、今申し上げましたように、費用対効果といいますか、経費といいますか、そのかね合いから、相当程度行政等も立ち入らないと運行が難しいということでございまして、県南地方、今後、世界遺産も含めて岩手県南、一関地方の観光を考える際に非常に重要なことでございますから、これからますます協議をしながら、この事業についても実施できるような方向で本当はいけばいいのかなというふうに思ってございます。
○議長(
佐々木時雄君) 佐藤建設課長。
○東山支所建設課長(佐藤隆一君) それでは、私の方からは、住宅についてお答えをいたします。
本町住宅の修繕料でございますが、議員ご承知のとおり、昭和30年代に建設されたということでかなり老朽化が進んでございます。
その修繕につきましては、入居している方からの申し入れをもとに修繕しているのが実態でございます。
どうしても、長年使っているということから、床が腐食したりとか、そういうふうな部分が結構多くなってございまして、費用がかさんでいるというのが実態でございます。
計画的に修繕するというふうなことも一つの方法かと思いますが、今建てかえ事業を進めている中で、これらを解消していく方向になるのかなというふうに思ってございます。
それから、田河津の住宅の解体工事の件につきましてですが、これは田河津にもともとは5戸あったわけですが、現在4戸の方が入居されておりまして、1戸が入居されていないというふうなことで、かなりその老朽化が著しいということから解体したものでございます。
それから、建設費につきましてですが、現在、山谷住宅の建てかえ工事やっているわけですが、平成16年度からの繰り越しで5棟10戸の建築がなされたところでございます。
平成17年度につきましては造成工事を主に行っている、造成を行ったということでございます。
以上でございます。
○議長(
佐々木時雄君) 村上
教育文化課長。
○東山支所
教育文化課長(村上東君) 私の方からは、子供の居場所づくりについてのお答えでございますけれども、旧東山町では、この子供の居場所づくり事業につきまして、平成16年度から始めております。
対象は長坂小学校の児童ということが対象になってございます。
昨年度、平成17年度は10月から2月までの間、曜日で申し上げますが、火木金というふうなとびとびの開催でございました。
開設日数につきましては40日ございました。
そこで、この取り組みにつきましては、昔であれば、地域の中で、大人も子供も地域の生活の中に溶け込んで、子供は大人のやることを見ながら、あるいは今ふうに指導というふうなことを言わなくても、遊びも何でもやれるというふうな時代があったわけですけれども、そうしたものを、今の時代になりますと、こういう事業を通して復活というのでもないですけれども、そういうことにしていかなくてはいけないなというふうな背景があっての事業だと思っております。
そこで、成果ということになりますけれども、これに携わっていただいている方、老人クラブであるとか婦人会の皆さんであるとか、そうした方々、例えば図書の読み聞かせをやっていただくとか、地域にある体験的な活動をやってみるとか、そういうことで世代間の交流であるとか、そういう遊び事も覚えるというふうなこともございますし、今現在、最近の課題ということで申し上げれば、いわゆる子供の安全の確保というふうな意味合いからも、有効な手だてになっているのではないかなと、このように認識しております。
以上でございます。
○議長(
佐々木時雄君) 4番、佐々木賢治君。
○4番(佐々木賢治君) 防犯灯については了解をいたしました。
ただ、防犯灯は年間これぐらいの予算がとられればいいなと思いますが、これが新市の方に継がれていって、これぐらいのペースでやっていけるのか、その辺のところもまた伺いたいなと、こう思います。
レセプト点検と医療費通知で、年々増嵩の傾向にある医療費対象のためというようなことでしたけれども、私からすると、こういうチェックといいますか、促すための事業ですので、これは1回立ち上げたらずっとやるのではなくて、警鐘を鳴らすわけですから、またその方々にそのことを注意を促すわけですから、ただ、それが事業として定着するというのはおかしいのではないかなと。
やっぱり、これは警鐘するのですから、ある一定期間みんなにお知らせをして、その推移で、直ったらやっぱりこういう事業はやめていくのが当然ではないかなと、こう思います。
ですから、レセプト点検を行って、ここ何年かよくなっているというものなのか、そうではなくて、ただのことであれば、それが改善策ではなくて事業に定着をしてしまっているのではないかなと、そういう危険性があるように思いますが、どのように理解をなさっているのか、どういう意味で、ややこういうわけで改善がなっているということであればよろしいんですけれども、もう一度お尋ねをしたいなと、どういう感覚なのかお尋ねをしたいなと、こう思います。
観光での巡回バスについては、ご理解をいただいているようでありがたいなと、こう思います。
ただ、今まで、世界遺産が20年の7月ということからすれば、過去も、最初は春先だけスタートして、それが今度1年になって、ようやくバスの時刻表にも載って、これからというときに、それで一たんやめざるを得ないということは、やっぱり継続することによってその効果がより上がるというように思いますので、ぜひ課長から、先ほどお答えいただいたように、今後ぜひご検討をいただきたいものだなと、こう思います。
住宅費についてですが、要は東山の方で随時建てかえの中でということでしたけれども、ただ、本町の分は、前にもあれなんですが、新市建設計画の中にその事業が出ていない、そんな中で、そこに住んでいらっしゃる方がここを直してほしいということであれば、それは営々と続くと思うんですね。
ですから、毎年100万円とか、そういう金をずっと出していくのか、それとも一つの区切りとして、本町の住宅地をこれからのものに入れていくとか、その辺の整合性はどうするのかお伺いをしたいし、田河津の方も、五つあって、四つの方は住んでいらっしゃって、あと一つの方が住んでいないと、そういうことで老朽化だから壊したということですからね。
当然、田河津地区としては五つほしいのかなと、その一つはどうなるのかなとこう思うんですが、そのお考えをお聞かせをいただきたいなと、こう思います。
子供の居場所なんですけれども、課長、さっき申し上げたように、全市の中では、もう、児童クラブといいますか、それがことしで全部設置になって、東山だけがないんですね。
ですから、この居場所として、長坂小学校の方でやっているのは、それに向かって学童クラブをこれから必要に応じてやっていくんだよと、その前の一つの試験といったらあれですけれども、それも兼ねているような事業なんでしょうか、その辺のところをお伺いをしたいなと、こう思います。
学童クラブについては、以前にも旧東山町議会の中ででも民生委員の皆さんにお聞きをしたら、子育てに対する応援で何がほしいですかということになったときに、子供さんを生んだお母さんが産後、今いる子供を預けるところがほしい、あともう一つは学童保育、放課後保育ですね、それは絶対必要だなということを民生委員の方も言っていらっしゃるんですね。
そのことを皆さんもご承知の上だと思いますが、ですから、これをやっているから次につながるのか、とても若いお母さん方は興味を持っていると思うんです。
では、今度全部設置になったからそろそろ東山地域の番だねというようなとらえ方をしていいのか、改めてお伺いをいたします。
○議長(
佐々木時雄君) 千葉市民課長。
○東山支所市民課長(千葉芳邦君) それでは、防犯灯の整備につきましては、新たに制定されました一関市防犯灯の設置整備の交付補助金に基づきまして、地元の皆さんのご要望を伺いながら整備していきたいと思ってございます。
それから、医療費の通知、それからレセプトの点検につきましては、国の指導もありますことから、また医療費の適正受診のため、今後も引き続き進めてまいりたいと考えております。
以上でございます。
○議長(
佐々木時雄君) 佐藤建設課長。
○東山支所建設課長(佐藤隆一君) 住宅管理費の関係でございますが、本町住宅につきましては、将来的には建てかえが必ず必要な住宅だろうと思っております。
議員さんおっしゃるとおり、新市建設計画には載っていないわけでございますが、新たな計画をことし立てる予定となっておりますので、その中に、新たな計画の中に計画を立てながら進めていくような形になるのではないかなというふうに思っております。
それから、田河津の関係でございますが、5戸必要ではないのかというふうなお尋ねでございますが、長い間4戸の入居しかなかったというふうなことで、どうしても人が住んでいない建物だったというふうなことで、かなり建物が傷んだということから解体したものでございまして、新たな入居希望がある場合は、ほかの団地に入居していただくというふうな形になろうかと思います。
以上でございます。
○議長(
佐々木時雄君) 村上
教育文化課長。
○東山支所
教育文化課長(村上東君) 子供の居場所づくりについて、児童クラブ、学童保育というものですか、こちらの方につながっていくものなのかどうかというふうなことだったと思いますけれども、いわゆる子供の居場所づくりにつきましては、縦割りの話を申し上げますと文部科学省の関係の事業でございます。
それから、放課後児童クラブにつきましては厚生労働省の関係ということで、今二つの、地域から見れば同じような事業、あるいは制度が存在しているわけですけれども、児童クラブの方は、いわゆる保育と申しますか、預かりと申しますか、そういう点を中心課題にとらえておりますし、それから居場所づくりの方は少し違いまして、先ほど申し上げたような、地域での昔からのあり方といいますか、そうしたところに焦点を当てた事業になっているのだと思います。
それから、児童クラブの方は、確か行政の設置ということでございますけれども、この居場所づくりにつきましては、地域の皆さんが実行委員会をつくって対応するというふうな自主的な事業になっております。
そうした意味で、行く行くは放課後児童クラブのようなものに結びつけるためにと、そういうことで実施しているものではないということでございます。
また、その児童クラブにつきましてのご質問は、大変恐縮ではございますが、私の方の分野ではないということになりますので、よろしくお願いをいたしたいと思います。
以上です。
○議長(
佐々木時雄君) 4番、佐々木賢治君。
○4番(佐々木賢治君) 私も、そういうことからしますと、一つだけ、議長にお叱りを受けながらでもお聞きしたいと、こう思いますが、今の件について福祉課長はどのようにお考えでしょうか。
○議長(
佐々木時雄君) 菅原福祉課長。
○東山支所福祉課長(菅原理君) 児童クラブの関係ですが、おっしゃるとおり、現在ないのは旧東山町だけでございます。
今、教育委員会サイドで居場所づくりということで活動してございますが、これから福祉サイドにおきましても、今後策定する少子化対策の次世代育成行動計画、そういうものが計画されてございますので、その中に取り入れまして、ぜひ、今、教育委員会サイドでは3年間ということで平成18年度がちょうど最終年度でございますので、次年度以降ですね、そういう児童クラブですか、それを立ち上げていきたい、早期に立ち上げていきたいというふうに計画に入れてやっていきたいというふうに考えております。
○議長(
佐々木時雄君) 佐々木賢治君の質疑を終わります。
11番、海野正之君。
○11番(海野正之君) 当時、助役さんを務めておられました佐藤自治区長さんにお答えをいただきたいわけですが、私は
国民健康保険特別会計に関連いたしまして、この財政調整基金についてお聞かせをいただきたいと思いますが、この旧東山町さんでは1億2,000万円余の国保の財政調整基金を新市の財政調整基金に持ってきていただいたということなようでございます。
大変、新市におきましての
国民健康保険特別会計の運営にとりまして、大変力強いというふうに思いますし、そういう面におきまして、大変、新市の
国民健康保険特別会計の運営につきましてご貢献をいただいたというように思います。
その面におきまして、大変敬意を表する次第でございます。
さて、そういう中にありまして、当時の旧東山町さんではこのことについていろいろな議論があったかと思いますが、最終的に財調基金の額を新市に持ってこられたというような決断をされた思いが、どのような思いでこういう判断をされたのかについて、自治区長さんにお伺いをいたしたいと思います。
よろしくお願いをいたします。
○議長(
佐々木時雄君) 佐藤自治区長。
○
東山地域自治区長(佐藤久耕君) 国保の基金についてのご質問でございますが、これにつきましては、東山地域では、過去何年間の努力の結果、基金を1億数千万円を蓄えまして新市に持ち込んだわけでございますが、これにつきましては我が地域でもかなり議論した経緯がございます。
そういう中で、どうしても国保会計が年々赤字になって、それを補てんしながら、基金を崩しながら、国保掛け金をいくらかでも少なくしてきたという経過がございますが、いずれ新市になりましたものですから、新市のやり取りの中で、これは基金ですから、これについてはそのまま素直に新市に引き継ぐという善意でこのようなことをしたわけでございます。
○議長(
佐々木時雄君) 11番、海野正之君の質疑を終わります。
19番、大野恒君。
○19番(大野恒君) 私からは、一つだけお尋ねいたします。
98ページ、99ページでしょうか、3款2項4目、5目、保育園についてでございます。
この保育園事業について、何か課題と思われていることがあれば教えていただきたいと思います。
それから、ずっとほかの旧自治体の分も聞いているんですが、保育士の正職員と臨時職員の割合、全体でいくらか、正職員、臨時職員何人ずつおられるのか、保育園すべて合わせた人数で結構でございますので、教えていただきたいと思います。
○議長(
佐々木時雄君) 菅原福祉課長。
○東山支所福祉課長(菅原理君) 保育園の運営の課題というお話でしたが、先ほどもご質問にお答えいたしましたが、まず一番は、先ほど言いました放課後児童クラブが東山町にはなかったということで、これをまず今後計画に盛り込んでいきたいというふうに思っております。
ただ、ことしの春に文部科学省、あるいは厚生労働省で少子化対策についての事業推進のあり方が、通知がございましたので、そういう部分の事情も配慮してこの児童クラブについては、そういった計画に盛り込んで取り組んでいきたいというふうに思っております。
対象児童等につきましては、定員を超えまして受け入れておりますので、現在そういう対象の保育を受ける方はございません。
それから、臨時職員の問題でございますが、旧東山町には保育園が二つと、それから保育型の児童館ということで一つ、合わせて三つの施設がございます。
この施設の職員数でございますが、正職員が16人、それから臨時職員が18人ということになってございます。
臨時職員の勤務条件ですが、東山町の場合は週30時間勤務の職員が9人、それから20時間以下の職員という方で9人ほど採用してございます。
その臨時職員については、産休代替、あるいは延長保育、それから、そういう年休、週休の際の保育に当たってございます。
以上でございます。
○議長(
佐々木時雄君) 19番、大野恒君。
○19番(大野恒君) 保育士さんが正職員よりも臨時職員の方が多いということは、大変遺憾なことではないかと私は思います。
ぜひ改善を求めたいと思うんですけれども、この18人、正確でなくてもいい、大ざっぱでも結構でございます、何年ぐらい、あるいはいつごろから勤めているとか、長い人、短い人わかったら教えてください。
○議長(
佐々木時雄君) 菅原福祉課長。
○東山支所福祉課長(菅原理君) 従来の東山町におきましては、1年を単位というような採用ではなくて、長い人で、これは平成17年度までなんですが、長い人で8年ぐらいですか、それから短い人ではもちろん1年未満の方もございます。
すべて30時間を限度で雇用してございました。
しかし、平成18年度につきましては、指導もございまして、その部分については更新はしないということで取り組んできました。
以上です。
○議長(
佐々木時雄君) 19番、大野恒君。
○19番(大野恒君) ずっと質問してきました。
私が聞いている趣旨はわかっていると思いますけれども、長い人がけしからんという意味で言っているのではないんですよね。
そういう長い人は、長らくこの東山町の保育行政に貢献した方々だと思うんです。
そういう方、当然、正規の保育士の免許も持っておられると思うんですね、そうでなかったら違うと言っていただいて結構なんですが、そうだと思います。
そういう東山の保育行政に必要な方々を、何でそういう長い間、臨時におかなければならないのか、しかも正職員よりも多い臨時職員がおられると、これは何度も議場から訴えているんですけれども、今の雇用情勢といいますか、国中が非正規雇用、不安定雇用、こういうこと、これが少子化の原因にもなっているということが言われている。
ですから、一関市からこういう実態をなくしながら、きちんとした雇用形態を進めていく、地域に広げていく、それが少子化対策にもつながる、もちろん根本には保育園の園児たちのすこやか健全育成、ここにつながるわけですから、改善が必要ではないかと、長い人をやめてくださいというのではなくて、むしろ積極的に採用して、正職員と臨時職員の数の逆転といいますか、正常な形に持っていくべきだと思うんですが、自治区長さんはその辺のことをどのように認識なされているかお尋ねいたします。
○議長(
佐々木時雄君) 佐藤自治区長。
○
東山地域自治区長(佐藤久耕君) 大野議員さんのご質問はそのとおりかと思いますが、いずれこのように厳しい財政の中、そして将来少子化が進む中で、このような、望ましいことではないんですが、いたしかたないのかなというふうに考えてございます。
○議長(
佐々木時雄君) 大野恒君の質疑を終わります。
18番、菊地善孝君。
○18番(菊地善孝君) 国保の特別会計と老人保健関係を質問したいと思います。
国保の関係で言えば、実質収支、平成17年度通年ベースでどの程度というふうに見込まれているのか紹介をいただきたいと思います。
ちなみに、平成16年度は7,800万円ほどで、7自治体の中では最もいい数字が出ていますね。
ひとつお願いします。
同じ国保特別会計なんですが、保険料の賦課徴収、1人当たりの調定額、平成17年度見込みをお願いしたい。
これも平成16年度の実績では5万3,478円というふうになっていると思います。
次は、老人保健特別会計なんですが、老人医療費、1人当たりの医療費は、これまた平成17年度どの程度を見込める、見込まざるを得ないというふうになっているのかお聞かせをいただきたい。
これも平成16年度の実績では62万9,718円ということで、他の六つの自治体とほぼ同じレベルなんですね。
以上、3点について、数字をお持ちであればお願いをしたいと思います。
○議長(
佐々木時雄君) 千葉市民課長。
○東山支所市民課長(千葉芳邦君) 大変申し訳ございません、今ちょっと手元にその資料がございませんので、後ほどまでご容赦願いたいと思います。
○議長(
佐々木時雄君) 18番、菊地善孝君。
○18番(菊地善孝君) 別室にいる事務方が今探していると思いますので、急なお願いですからね、やむを得ないと思うんですが、ひとつ数字はいただくということにして少し前に進めさせていただきます。
どうしてこの数字を今聞くかといいますと、今度の決算、中間とはいえ打ち切りの決算とはいえ、決算を見て、国保会計が大変な状態になっているということです。
今議会は、まさに国保の会計に対する市民の注目度というのも相当高いものがあります。
この中で、合併協議の中で、9月20日に向けて合併協が正式に合併ということを決め、それから半年ぐらいの間、具体的な合併の準備が首長さんのレベルでも事務方のレベルでもそれぞれ取り組まれたはずなんですね。
その過程において、この国保会計というのはどの程度まで詰められたのかということを知りたいんです。
先ほど話しましたように、実質収支では赤字になっている自治体はないというふうに思うんですね。
これは数字がいろいろあります。
旧一関市は、平成16年度ベースの実質収支は2,100万円ぐらいになっているんですね、旧東山町が一番高い、その間に他の自治体が入っていると、こういう状況です。
保険料の賦課徴収については、旧一関市は旧東山町に比べると大体1万5,000円ぐらい、1人当たり高いんですね。
しかし、老人保健会計の1人当たりの医療費というのはほぼ同じレベルなんですね、市部も町村部も。
ここになんかここまで深刻になっている国保特別会計の原因ですね、その糸口があるような感じがしてならないんです。
それで数字をお願いしているんです。
どうでしょう、合併協の中で滞納なり未収、この部分についてはどういうふうな段取りで解消していくのか、ゼロにするということは現実問題として不可能だということは私も認識するんですが、現在のような3割、税収の3割相当が、言うならば不良債権のような状況になってしまっていると、こういう事態というのは想定したのかしないのか、恐らくしていないだろうと思うんですね。
していないとするならば、どういうふうな手だてをとってそれを改善させ、国保事業を安定的に維持していくという見込みに立ったのか、この辺の関係をひとつ紹介いただければというふうに思います。
あわせて、旧東山町の場合は、旧川崎村はさらにそうなんですけれども、1人当たりの賦課徴収金額もさることながら、会計そのものも安定してきているんですね、ずっと。
さっき自治区長さんの方から、他の議員の質問に答える形で若干の紹介はありましたけれども、他の自治体との旧東山町との違い、この機会にお聞かせをいただければというふうに思います。
以上です。
○議長(
佐々木時雄君) 千葉市民課長。
○東山支所市民課長(千葉芳邦君) 今、最初に、3割ほどの徴収ができないでいる部分が、どのように今後解消していくかということでございますが、ちょっとこれにつきましても、ちょっとお待ちいただきたいと思います。
それから、他の地域と国保の徴収について、違いは何かというところでございますけれども、徴収率といたしまして、国保につきましては、旧東山町の徴収率は、ほかの地区を上回りまして、98%を超える徴収率で推移していたところでございます。
ほかの地域よりも高収納率で納付されていたところが大きく違うところでございます。
以上でございます。
○議長(
佐々木時雄君) 坂本助役。
○助役(坂本紀夫君) 合併協での国保の税収確保、これについてどのような議論をしたかというようなことでございますが、いずれ広範な事務量、これをすべて一つ一つ調整をやってきておるわけですが、この合併協の中で、要するに我々が幹事会以上のその協議会の中で議論をやったというのは、やはり国保について一番大変な調整であったというようなとらえ方をしております。
今までも、議会の中でも何回も格差といいますか、それぞれの市町村、旧市町村ごとの負担の割合が相当違うと、やり方も違うというようなことで、これを最終的に一本にしていかなければならないと、一つの市であるから一本にしていかなければならないというような中で、どのようにやっていくかという二転三転、実はやったような記憶、私も持っております。
その中でも、やはり医療費というものを確保するために、どんなことをしても、収納率ですか、これを上げていかなければならないというのが最大の命題であったように記憶をしております。
そのことがほかの、一関を除いて町村の方では非常にその収納率がよかったというようなこと、旧一関市が非常にその収納率が悪かったと、そのことに対しての、やはり全体として収納率を上げていかなければならないというような、そのために旧一関市の収納率の向上というものが最大の課題であったように実は思っております。
ほかの各都市の例等も参考に出されましたけれども、やはり95%、これを目標にしていかなければ、国保財政というのは非常に維持していくことが大変であるというふうな、そんなことが議論の的になりまして、今回の条例提案をしております市税条例の改正ですが、その中でも話がありましたけれども、当初から95%の確保は非常に難しいという現実を眺めながらも、今後95%を目標に、やはり努力をしていかなければならないというようなことで、手始めにいろいろな収納率の向上のための施策を考えておるというようなことでございます。
そういう状況の中で、いずれ合併協としてどんな議論、端的に言えば95%を何とか確保する努力をやった上で、それぞれの市町村ごとの税率を、最終的には21年度までには一本化していくというような、そういうシミュレーションを描いて、そのことでご理解をいただいたものというふうに理解をしております。
○議長(
佐々木時雄君) 千葉市民課長。
○東山支所市民課長(千葉芳邦君) 先ほど漏れたところを補足いたします。
他の地域との国保会計等々の徴収で違いはどこかというところの質問でございますが、旧東山町におきましては、国保税につきまして、前納報奨制度というのが平成17年にございまして、前納報奨制度の助けもありまして、ほかのところよりも、大変失礼しました、ただいまの国保会計になかったものでございまして、大変失礼いたしました。
収納に当たりましては、特に滞納対策の進め方に配慮いたしまして、滞納者の生活の実態の把握と納付の計画につきまして、個別の相談等につきまして重視をしてきたところが特徴的ではないかということでございます。
以上でございます。
平成17年度の実績につきましては、ただいま調査中でございますので、お待ちいただきたいと思います。
○議長(
佐々木時雄君) 18番、菊地善孝君。
○18番(菊地善孝君) 数字については、もしかするとこの終了まで間に合わないかもしれませんけれども、メモでいいですから、後刻、そういう事態の場合はいただきたいと、こういうふうに思います。
今、坂本助役の方からるるお話がございました。
これは、話としては何回か聞いているし、そういうふうな考え方、努力等々含めて理解できないわけではありません。
しかし、旧東山町の住民の方々は、恐らく、合併して、国保税が合併をするとこういうふうになります、3カ年の経過措置の中でこうなりますというものを上回る負担を今求められるということは想定していなかったと思います、これは、まさに想定外だと。
旧川崎村なんかはなおさらだと、上げ幅が大きいだけに。
これは私の旧大東町だって同じだと思います。
そういう状況の中で、ひとつ確認したいと思いますが、収納率の問題は確かに小さくない問題です。
しかし、例えば旧一関市の場合、収納率、収納のアップ、努力してこなかったのか、私はやってきたんだろうと思うんですよ、いろいろ工夫しながら。
全然やってなくて、これからやるのであれば、相当の期待は持てるんですが、私は、それ相当のことを担当部署中心にしてやられてきたんだろうと、しかし、現在のような内容にある。
そういう状況の中で、一体、繰り返しますが、国保制度、国民健康保険制度というのはぜひとも必要な制度、安定的に、維持しなければならない制度、そういう現実を踏まえてどうするかという議論が、実は9月20日をタイムリミットとして、相当真剣な実務者のレベルでの話し合い等々がされたんだろうと思います。
それが、相当なされてきたならば、現実に即した話し合い等々検討されてきたならば、今日の事態というのは全く想定外、直接の担当者レベルでいえば想定外の事態ではなかったはずなんですね、私はそう思いますね。
特別な事情というのは、一関、新一関市独特の、独自の。
○議長(
佐々木時雄君) 菊地議員さんに申し上げますけれども、今現在の数字を出されまして話されているんですが、平成17年の9月で打ち切りのことでお話しいただけませんと、今それに。
○18番(菊地善孝君) 何の意味があるんですか。
決算審査というのは、数字が合うか合わないかは、これは監査委員のところで既にチェックなさっていることです。
議会におけるチェック機能というのは政策論議そのものではないですか、決算というのは。
そこのところを、始終そうやってとめられたら何のために議会で決算審査するかわからないでしょう。
私は、盛んに言っているのは、9月20日の合併を目指していろいろな準備がされたでしょうと、まさにこの半年間の会計期間ではないですか。
○議長(
佐々木時雄君) わかりますけれども、新市における事業と。
○18番(菊地善孝君) 連動しているではないですか。
○議長(
佐々木時雄君) いや、全部それを絡めてしまいますと。
○18番(菊地善孝君) いやいやいやいや、もう少し聞いていてください。
この国保会計というのは大変深刻な事態になっているんですから、その部分をどうするかという真剣な議論をし始めているんですから。
議長は議長の職責があるでしょうけれども。
○議長(
佐々木時雄君) それは平成18年度予算のときもやっているはずですし、今度の9月の決算にも出るはずでございますから。
○18番(菊地善孝君) だから何なんですか。
○議長(
佐々木時雄君) そのときに、今平成18年度の新市における議論をされますと、平成17年度の9月までの議論と絡めますと、なかなかこれは進まないのではないかと思いまして、今申し上げているところでございます。
どうぞその分もご理解をいただきたいと思います。
○18番(菊地善孝君) ご理解、ご理解した上で発言しています。
もう少しお待ちください。
繰り返します。
途中で長々と入ったものですから、何を言っていたか忘れてしまいます、本当に。
○議長(
佐々木時雄君) いや、こっちも、大変申し上げにくいんですけれども、ひとつよろしくお願いしますよ。
○18番(菊地善孝君) とにかくそういうことで、想定していない事態だろうと思いますよ、そういう状況の中で。
こういう状況の中で、一体どれだけのことを議論したのか、私は収納率を95%にしなければならない、収納率のアップが大変、言うなれば焦眉の急だというか中心テーマなんだと、こういうふうな議論だけではないと思うんです。
もっと数字を上げた議論がされたんだろうと思うんですよ。
特に町村部においては、もし医療機会がどんどん、医師不足その他で奪われているときに、負担増だけ、さらなる負担増だけということになったら、とてもではないけれども、たえられないよと、こういう発言等々は旧町村部の人たち、旧東山町含めてですよ、その人たちからも当然思いとして、言葉として出たかどうか知らないけれども、思いとしては相当あると思います。
そういうふうな事態から考えると、今日の事態というのは私は想定外のことではなかったかという思いがしてならないんですが、旧東山町としてはどうでしょう、想定していたんだよということなんでしょうか、想定外だというふうなことでしょうか。
もしお答えができるとすれば、市長、助役等々いらっしゃいますが、気にしないで、ひとつお答えをいただければと、市民の本当の関心事になっていると思います。
よろしくお願いしたいと思います。
○議長(
佐々木時雄君) 佐藤自治区長。
○
東山地域自治区長(佐藤久耕君) 想定外でないのかというご質問でございますが、いずれ合併時にはシミュレーションをつくりまして、収納率がいくらの場合は大体国保税がどのくらいになるというシミュレーションが何通りか出たわけでございます。
そういう中で、やはり収納率のアップが国保税に影響するということで、努力目標として、先ほど助役の方からご回答ありましたように、努力としてやはり95%は新市でならなければならないんだというような議論というふうに記憶しております。
○議長(
佐々木時雄君) 坂本助役。
○助役(坂本紀夫君) もう一つ、想定外というお話でございますので、お話しておきますけれども、所得の伸び、要するに課税所得がこのぐらい実は落ちるとは想定外でございましたので、そういうもの、収納率もさることながら、所得の伸びの、もちろんマイナスの伸びになったというような、そのことが相当大きく影響しているものであろうというふうに認識をしております。
○議長(
佐々木時雄君) 菊地善孝君の質疑を終わります。
3番、武田ユキ子君。
○3番(武田ユキ子君) これまで各旧自治体の方々にもご質問をしてまいったところですが、共通したところからご質問いたします。
まず、職員の通勤費の支給基準についてお尋ねをします。
あと、それと同じように、駐車場の使用基準等があればそれもお示しいただきたいと思いますし、職員の管理職手当の基準についてお尋ねをいたします。
これからは旧東山町さんの特徴あるソフト事業を取り上げてご質問させていただきたいと思います。
まず、決算書の106、107ページ、4款1項2目の予防費の中で、いずれ主要な事業の説明書も見たところですが、脳ドック検診というものをやっておられるということで、この中に、受診者が33名中32名が何らかの所見があったというような、大変な事態だなと思いましたが、これらのことについてもう少し詳しくお聞きしたいと思いますので、その事業の内容、あるいは取り組みに至った経緯などについてお尋ねをしたいと思います。
このことにつきましては、平成18年度事業に新たな一関市でありましても項目に入っているというふうに認識しておりますし、よかったなというふうな思いでおります。
次に、66、67ページ、2款1項6目の石と賢治のミュージアムの、宮沢賢治関連のこの事業についてお尋ねをしたいと思います。
これにつきましても、先般、今年度ですね、取り組みのことについて新聞で紹介されておりましたが、その中身について、もう少し詳しくお尋ねをしたいと思います。
次に、134、135ページの7款1項3目の観光費、これはお相撲さんですか、東関部屋の合宿と町民との交流というような事業をなさっているようですが、大変ユニークな事業だなというふうにお見受けするわけで、この内容についてお尋ねをしたいことと、こういうユニークなことは地域の特徴として生かしていっていただきたいという思いがありますが、18年度事業には引き継がれたのかどうかについてお尋ねをいたします。
次に、182、183ページ、10款5項2目の文化財保護費の中で、東風の里整備事業というのがありますが、この事業もまた地域の特性を生かしたものというふうに承知をいたしますけれども、詳しい内容についてお尋ねをいたします。
また、これが継続事業ということでなのであれば、平成18年度事業に引き継がれたかどうかについてお尋ねをいたします。
以上でございます。
○議長(
佐々木時雄君) 細川事務次長。
○東山支所事務次長(細川正孝君) 武田議員のご質問にお答えいたします。
まず、初めに、交通費の関係でございますが、職員の通勤手当の支給基準についてでございますが、支給に当たりましては、一般職の職員の給与に関する条例の規定に基づき、通勤距離が片道2キロメートル以上である職員に支給しておりまして、通勤手当の月額は3万5,000円の範囲内において支給しているところでございます。
次に、駐車場の使用基準でございますが、駐車場の使用基準については特に定めておりません。
ただ、来客用と職員用と分けて指定してございますし、一部民間の方に賃貸料として6区画ほど貸しているというような利用形態でございます。
それから、管理職手当についてでございますが、管理職手当につきましては、管理または監督の地位にある職員の職務の特性に基づき支給される手当でございまして、支給にあっては規則で定めておるところでございます。
課長等につきましては、月額100分の8、それから主幹等について100分の6というような額を定めているところでございます。
以上でございます。
○議長(
佐々木時雄君) 菅原
保健センター所長。
○東山
保健センター所長(菅原栄治君) それでは、保健センターからは、脳ドック検診につきましてお答えを申し上げます。
まず、最初に、この中身でございますが、中身を申し上げないと33人中32人が何らかの所見ありというところにいきませんので、この検診の中身でございますが、普通の循環器健診、いわゆる血液、尿、それから心電図等の検査の上に、さらに脳の検査、頭部MRI、MRA、頸部X線、エコー等の検査を行っております。
したがいまして、血液ですとか血圧測定で異常があれば、当然所見ありということになります。
そして、受診される年代の方々が50代、60代、70代といわゆる高齢者の方が多いものですから、さらにその所見ありの方が多いというわけで、旧東山町のこの受けた方々が脳に異常のある人が多いんだというわけでは決してございませんので、ご理解をいただきたいと思います。
それで、取り組んだ経過ということでございますが、私どものまちは、ご存じのように、農地が少なく、また岩手県の第1号の誘致企業でありますセメント工場を初め、先ほどご質問にありました宮沢賢治が働いた東北砕石工場など、数々の工場がありまして、いわゆる勤めに出ている方が多くて、町の健診がなかなか受けられなかったということで、働き盛りの方が、健康な方が突然脳梗塞、あるいは脳溢血等で亡くなったり、後遺症が残ったりということがございまして、この脳ドック検診が西城病院さんの協力で平成7年から始まっております。
そういったことで、この検診につきましては、家族の方はもとより、受診者の方も大変、異常がなければないで喜んでおりますし、異常があったらあったで専門の医療機関を紹介されたりしているということで、受診者の方はもちろん、脳の手術、それから後遺症が残れば多額の医療費、介護保険がかかるわけですが、受診者の方はもちろん、保険、医療を支払う保険者の立場からも非常に有益な事業であると思っております。
そういったことで、新市に引き継いで継続となったところでございます。
以上でございます。
○議長(
佐々木時雄君) 村上
教育文化課長。
○東山支所
教育文化課長(村上東君) 私の方からは、石と賢治のミュージアムの方で実施しておりますグスコーブドリの大学校の行事についてお答えを申し上げたいと思いますが、東山地域には、いわゆる先人、偉人、あるいはゆかりの人物というものが何人かあるわけですけれども、このうち宮沢賢治、先ほども話がございましたけれども、東北砕石工場、こちらの方に最晩年勤めて、いわゆる石灰の生産なわけですけれども、これでもって農業生産に役立てていこうというふうな取り組みをしたわけですけれども、その当時にグスコーブドリの伝記という ものをあらわしたわけでございます。
その伝記という、物語なわけですけれども、自分の身を投げ打っても世の中の人のために尽くそうと、そういう思想をまとめたような物語なわけです。
そこで、そうしたあり方というのは現代においても通じるものということで、旧東山町ではグスコーブドリのまちという宣言をして、まちづくりに生かしていこうと、こういうことでいたわけでございます。
そこで、実際にこの大学校につきましては、賢治に関する講演会であるとか、あるいは演劇、朗読観賞、自然の分野にも大いにかかわった方ですので、自然体験であるとか、そうしたことを一つの大学校という形で、特によその地域の人たちを呼びこんで勉強なり体験をさせましょうと、こういうふうなことで、昨年度まで6回を数えております。
北海道から、日本全国からおいでになるわけですけれども、そういう方々、宿泊先を地元の集落の方に求めたりということで、地域との交流も行っているというものでございます。
本年度も7月の29日でしたか、2泊3日でやるという予定になってございます。
それから、一つ飛びますけれども、東風の里整備事業の関係を続けてお答え申し上げますけれども、これも東山町にゆかりの菅公夫人、菅原道真公の奥さんが現在の奥州市、前沢町の方においでになったんだそうですけれども、亡くなられまして、そのお墓が東山町の竹沢というところにございまして、その方の墓だという伝承になってございます。
道真公はいわゆる学問の神様として周知のことではございますけれども、そうしたところを、やはり芸術文化の振興に一生懸命である旧東山町として、そういう文化的な材料も使って地域おこしにつなげていきましょうという、文化財を守る、あるいは見ていただくためにも、その周辺の環境を整備しましょう、こういうことで実施した事業でございます。
地元でもあわせて整備事業、さまざまやってございまして、これは将来にわたって整備をしていくわけですけれども、当面は今回の、行政サイドのものは今回のもの、あとはしばらく、またこれは建設計画との絡みもございますけれども、ハード的にはございませんが、ソフト的にはやっていくと、あるいはものとして存在しますから、皆さんに大いにごらんをいただきたいと、こういうふうなことでございます。
以上でございます。
○議長(
佐々木時雄君) 那須
産業経済課長。
○東山支所
産業経済課長(那須勤君) 私の方からは、大相撲東関部屋の合宿についてお答えいたします。
東関部屋の最初の夏合宿は平成元年の8月5日から14日までの10日間行われました。
元関脇高見山が61年3月に興した東関部屋でありますけれども、合宿が始まった当時は幕下が3人、三段目が3人、序二段、序の口がそれぞれ3人という新興の相撲部屋でした。
そうした中で、東京都の渋谷区で料亭を経営していた方が、東山出身の方がおられまして、そこに出入りしていた東関親方と親しくなっておって、前年に仙台準本場所が終わってから旧東山町を訪ねたということで、非常にいい土地だということで、ぜひ夏合宿ができないかという話があったわけでございます。
何しろ関取が1人もいない新興の部屋でありますから大変だということで、夏合宿の受け入れに当たっては後援会が組織されまして、個人会員、法人会員合わせまして200名ほどの会員が参加をして後援会をつくりました。
そうして始まった東関部屋の夏合宿でありましたけれども、昨年の平成17年度までに、夏巡業等の都合によって招致できなかったという年を除いて都合13回行われております。
この間に曙が横綱になり、高見盛が人気の幕内力士となり、幕内定着とはいいませんけれども、潮丸が十両ですね、関取になるなど、東関部屋も大きな前進を遂げております。
そうした部屋の隆盛に一役買えたということは、東山の町民にとっては大きな喜びであるというふうに思ってございます。
夏合宿では、力士たちも交通安全パレードの先頭に立ったり、あるいは立って町民への交通安全を呼びかける、あるいはまた町内にあります老人保健施設さいきや養護老人ホーム東山荘、特別養護老人ホームやすらぎ荘の慰問を行うなど、地域社会への貢献活動を熱心に行ってきました。
東山地域では毎年、夏に成人式を行ってきたところですが、親方や横綱曙、あるいは高見盛などがこの成人式に出席しまして、新成人を励ますということが毎年行われております。
横綱から直接の激励を受ける新成人の感激というのは、まさに本当に感激ものだというふうに思ってございます。
また、朝稽古の見学や、ちゃんこ鍋料理教室だとか、あるいは少年相撲教室など地域住民との交流も図られております。
夏合宿には、毎年15名前後の東関部屋の力士が参加するんですが、年によりましては他の部屋の力士も参加する場合がございまして、昨年は元関脇舛田山の千賀ノ浦部屋の力士5人も参加しております。
こうした夏合宿を支えてきた後援会でありますけれども、毎年350万円程度の予算で事業を行っております。
これに対して平成17年度は、75万円の補助を行っております。
お相撲さんのこういう合宿といいますか、興業も含めてでしょうけれども、後援会が中心となって、本当に物心両面の協力でこの事業を行っているところでございます。
いずれにいたしましても、関取が1人もいなかった新興の部屋から関取横綱を育て上げた親方のその力も見事なものでありますけれども、その事業に多少なりともかかわれたということは、旧東山町民にとっても非常に大きな喜びでありますし、また自信にもつながっているというふうに思います。
これからも、地域づくりの中に果たしてきたこの夏合宿の功績を考えるときには、今後ともできる限りのお手伝いをしていければいいなというふうに思ってございます。
ことしも8月に東関部屋の合宿が松川公民館を会場に行われますので、議員さんにおかれましても、ぜひ、迫力満点の朝稽古をごらんいただきたいというふうに思っております。
○議長(
佐々木時雄君) 3番、武田ユキ子君。
○3番(武田ユキ子君) 大変ありがとうございました。
本当にそういう地域が生き生きしていけるような事業の継続を望むものであります。
一つだけお尋ねをしますが、脳ドック検診の費用の面なんですけれども、個人負担も相当かかるのかなというふうに思いますし、また検診にかかわる、脳ドック検診にかかる全体の費用というようなものについても、MRIというようなことで結構かかるのかなというふうに気になるところですが、いずれ一日人間ドックというようなものになかなか行けないというような状況の中で地域でそういうものが受けられるというのは、最近特にその症状が多く出ていることですから大変望ましいと思いますが、その辺のことを聞いて終わりにしたいと思います。
○議長(
佐々木時雄君) 菅原
保健センター所長。
○東山
保健センター所長(菅原栄治君) この脳ドック検診の負担金でございますが、総費用が、1人約3時間ほどかかるんですが、これが総費用が6万3,840円でございます。
最初に先生から問診を受けて、そして循環器系の健診をして、MRIとかMRAとか頸部のエコーですとか、そしてそれらの検診が終わって、最後の4時半ごろに先生からまた15分、20分ぐらいにわたり詳細にわたって検診結果の説明を受けるというようなことでございます。
この6万3,840円のうち町からは3万円、1人、50名限定でございます。
そして、さらに国保の加入者につきましては、国保会計から1万5,000円、ですから、町民で国保の方は合計4万5,000円が助成されたということでございます。
先ほども申し上げましたように、早期発見早期予防ということで、重大な脳疾患の疾病の予防には大いに役に立ったのではないかなと、先ほど来問題になっております国保財政にも大きな寄与を、数字上は出てきませんが、寄与をしたのではないかなと思っているところでございます。
○議長(
佐々木時雄君) 武田ユキ子君の質疑を終わります。
16番、那須茂一郎君。
○16番(那須茂一郎君) すいません、お疲れのところ申し訳ありません。
1点のみ質問させてください。
129ページに、空中散布というふうな形の説明の防除方法がこの間説明されましたけれども、この空中散布は松くい虫の防除のことでしょうか。
そうであれば、実態なりなんかを説明いただきたいし、それから今年度も継続するかどうかも含めてお願いしたいなと思っています。
これは非常に環境に負荷がかかるということで、ほかの自治体が次々にやらない、撤退しているんですが、説明をお聞きしますと旧東山町さんだけが説明されましたので、どのような様子かお願いいたします。
○議長(
佐々木時雄君) 那須
産業経済課長。
○東山支所
産業経済課長(那須勤君) 松くい虫の防除につきましては、一つは松くい虫にかかった木を切る伐倒駆除というのがございます。
松くい虫の被害を受けた木を倒しまして、それをくん蒸処理するというのが一つ、それからもう一つは、松くい虫の被害にかからないように防除するという二つがあるわけでございます。
東山地域におきましては、皆さんご承知のように名勝の猊鼻渓がございます。
それから、唐梅館総合運動公園というのがございまして、ここは非常に松がきれいなわけですが、守るべき松としてこの観光地の松は景観上守っていかなければならないというふうに考えてございますし、また旧東山町の町の木、町の木として東山赤松というのを指定していたこともございまして、何とかこの松の美林を残したいということで、昭和57年から事業を行ってございます。
特に今ご質問ありましたヘリコプターによります空中散布でございますが、ご承知のように、猊鼻渓は非常に険しい断崖の上にありまして、人間が人力で行って防除するということはかなり厳しい状況でございます。
それから、唐梅館総合運動公園につきましても、これはスポット散布になるわけでございますけれども、なかなか人間が行って地上散布というのは難しいということで、この2カ所については空中散布ということでスポット散布を行ってございます。
たまたま予算の関係にも入りますけれども、平成18年度も既に第1回目を行ってございまして、間もなく第2回を行うということで、今後についても松くい虫の防除については東山地域で行ってきたいという意向を持ってございます。
岩手県全体でいいますと、今、盛岡のちょっと南のあたりまで松くい虫被害が行っておりまして、岩手県としては、水際防除といいますか、実際今進行しております紫波あたりを重点的に、それ以上北上しないようにということで防除に力を入れてございますが、既に汚染地域となっております県南地方については、県の方でもあまり手を出さないということで、被害が相当広がっているなというふうに感じてございますし、それから日本海側の方は既に青森まで回っております。
気候の関係もあるんでしょうけれども、特に夏場の暑さの関係で、温暖化とのかかわりもございますが、北上しているということで、航空防除を行っているということでご承知置きいただきたいというふうに思います。
○議長(
佐々木時雄君) 16番、那須茂一郎君。
○16番(那須茂一郎君) 航空防除で行うものは、確か殺虫剤等でマツノマダラカミキリというものを殺虫するためでないかなと思うんですね。
しかし、松くい虫の松枯れというのは、マツノザイセンチュウばかりでなくて、もう既に環境汚染によってそのようだという話されています。
確か、そういう被害木を切ってみますときちんとわかりますけれども、年輪が周囲5年から10年ぐらいずっと狭いんですね、ということは5年、10年成長していない、弱っていると、弱っているところにマツノザイセンチュウが入ってくるのではないかということになっています。
ですから、私も他地区の松枯れ、松くい虫を見て歩いていますけれども、そういうふうな殺虫剤を使う方法でない方法をやっぱり考えていかなければならない時期ではないかなと思うんですね。
ですから、そうでない方法をこれから検討する時期ではないかなと思うんですが、どうでしょうか。
○議長(
佐々木時雄君) 那須
産業経済課長。
○東山支所
産業経済課長(那須勤君) 先ほど申しましたように、松くい虫被害につきましては松くい虫被害木の伐倒駆除、くん蒸処理と、それから予防措置ということでの予防薬の散布ということがあるわけでございますが、議員さんご指摘のように環境への問題等もございますけれども、もしいい案があればご提案いただければ幸いだというふうに思っております。
○議長(
佐々木時雄君) 那須茂一郎君の質疑を終わります。
2番、尾形善美君。
○2番(尾形善美君) 質問にはきちんと答えていただきたいと思いますね。
予告をしてあるものがありますので、事務次長さんはよくおわかりだと思いますので、中身は申し上げません、お答えだけいただきます。
もう一つは、43ページで、サンヒル柴宿という、これ分譲地だと思いますが、前の本会議で、全体で65区画ですか、17年度末までには16区画売れましたと、そういう報告があったものでありますが、この決算では収入だけが出てくるわけなんですね、支出というのはもう既になされたんだろうと思いますが、この事業の内容というのはどういう形になっているのか。
なぜこういうことを聞くかと申しますと、今後売れた分だけ収入として歳入として入ってくると、後年度には負担はないんだと、そういう仕組みのものなのかどうか、その点についてお聞かせをいただきたいと思います。
○議長(
佐々木時雄君) 細川事務次長。
○東山支所事務次長(細川正孝君) それでは、尾形議員のご質問にお答えしたいと思います。
先に通告がありましたように、報酬の定め方についてでありますが、それにつきましては条例でその額を定めているところでございます。
次に、設置する考え方でございますが、基本的には正職員を配置すべきものと思料されるところでございますが、ご承知のとおり行財政改革の推進、あるいは定員適正化による職員数の減少などで、すべての施設に職員を配置することが困難な状況になっているということでありまして、今現在経験のある元職員や教育にかかわった教師等の退職者にお願いしているところでございます。
それから、具体的な人数についてでございますが、ミュージアム館長1名、幼稚園長1名、公民館長3名の計5名の方々にお願いしております。
そのうち、職員退職者1名、教職員経験者が3名となっておるところでございます。
以上でございます。
○議長(
佐々木時雄君) 尾形議員に申し上げますが、これ質問のときにきちんと質問なさるようにここでお願いしたいと思います、質疑でございますから。
通告、私の方に来ていませんので、お願いします。
佐藤建設課長。
○東山支所建設課長(佐藤隆一君) サンヒル柴宿についてのお訪ねでございますが、収入しかないのかというふうなことでございますが、事業は既に完成しておりまして、収入だけが出てくるというふうな形になってございます。
それから、土地開発公社への償還がございますので、そちらの方に回るものというふうに思っております。
○議長(
佐々木時雄君) 2番、尾形善美君。
○2番(尾形善美君) 質疑した方がいいんですか。
○議長(
佐々木時雄君) 通告してありましたと、内容を知らせていたと。
今質疑しないことを答弁しましたので、そのことを申し上げたんです。
質疑されることをここで申し上げてください、聞きたいことは。
前もって内容をお話あったということであっては、私どもわかりませんので。
○2番(尾形善美君) ですから、次回からはですか、次回からそうしてくださいということですか、今回もそうしてくださいということですか。
○議長(
佐々木時雄君) 質疑をお願いいたします。
○2番(尾形善美君) 言わなくていいんですか、言えということですか。
○議長(
佐々木時雄君) 2番、尾形善美君。
○2番(尾形善美君) 質疑の内容を、議事録の関係上きちんとしてほしいということでしょうか。
○議長(
佐々木時雄君) そうです。
○2番(尾形善美君) では、質疑の内容申し上げます、答えいただいていますが。
○議長(
佐々木時雄君) 尾形議員さんに申し上げますが、そういうことは、ここでの質疑でございますから、ひとつ発言に注意なされるようお願いいたします。
○2番(尾形善美君) その内容はしなくていいということですか、今は。
○議長(
佐々木時雄君) いや、質疑してくださいということを申し上げているんです、お聞きになりたいことを。
○2番(尾形善美君) 5人のうち3人はというその辺のご回答は了解をしました。
団地の件でお話を申し上げたいと思います。
これは恐らく、10区画5,800万円何がしの分譲収入になっていますから、1区画平均580万円ぐらいだと思いますが、平成21年度を販売完了目標年度と置いているということでございますが、今は大体5%内外の年間の地価下落の時代であります。
そういう時代を迎えているときに、今後4年間になるんでしょうか、そういう中で分譲価格、予定価格も、このまま売れていけばいいんですが、下げざるを得ないということもあるかもわかりません。
それでも後年度に負担はかかってこないと、売れた分だけ収入として入ってくると、新たな負担はないかと、そういう視点で再度2回目の質疑をさせていただきます。
○議長(
佐々木時雄君) 佐藤建設課長。
○東山支所建設課長(佐藤隆一君) 事業が完了して販売を開始した時期がたまたま、景気が低迷している時期にちょうどぶつかったというふうなことで、かなり厳しい状況の中であります。
その中でも、平成21年が事業の償還の期日にもなっているというふうなことで、それを目標に進めるということでございます。
いずれ、地価が下落したというふうな場合はというふうなお話でございますが、当初の設定もかなり、若い世帯を意識したといいますか、かなり買いやすい値段に設定しているというふうなことで、坪5万円平均ぐらいの単価でございますが、そういうふうな設定もしていることから、下げるというふうなことは今のところ考えておりません。
○議長(
佐々木時雄君) 2番、尾形善美君。
○2番(尾形善美君) 下げるつもりはないということはわかりました。
ただ、これどうなるかわかりませんね、土地開発公社なんかは盛んと下げて分譲しているわけですから、やむなくそういうことを迎えるかもわかりません。
それでも、なおかつ、この行政にマイナス、負担をかけないんですかというのが私の、何回も申しているとおり、質疑の趣旨であります。
ですから、下げるつもりはないということではなくて、もしそういう場合でも、新一関市には負担をかけない、そういう事業の組み立てになっておりますということでのお答えなのかどうか、負担がかかっていくのですというお答えなのか、その辺を教えてくださいということであります。
○議長(
佐々木時雄君) 菅原事務長。
○東山支所事務長(菅原王男君) サンヒルの件でございますが、詳しい数字につきましては、現在手元にありませんので詳しくはお伝えできませんが、造成等に6億円ぐらいかかってございます。
実際、そうして1区画が大体100坪で500万円、分譲価格ということの目安で分譲をやっているわけですが、それが64区画でございます。
ですから、約3億円ぐらいの収入ということで、事業費は6億円というふうな格好で、実際は造成費用等を勘案して分譲価格が当然決定されていくものでございますが、定住人口を増やそうという町の施策の中で取り組んだ事業でございますので、そういうふうな求めやすい価格ということで設定したわけでございます。
今後につきましては、そういうことからしますと、旧東山町で約3億円ほどの公社への償還は済んでございます。
ですから、これから早く3億円と、その償還に今後その販売代金を充てていこうという計画のもとに販売しているところでございます。
ですから、販売の促進をしていかなければならないという時代でございますが、議員さんご指摘のとおり、現在はなかなか販売が難しい状況にございます。
ですから、今、宅建協会等にもあっせんの依頼をしてございまして、そこでできるだけ販売促進をしていこうという取り組みで今取り組んでいるところでございます。
以上でございます。
○議長(
佐々木時雄君) 2番、尾形善美君。
○2番(尾形善美君) 4回目の質問をさせていただきます。
私の趣旨は、販売促進を図る、それも結構なんです。
一生懸命販売していただいて目標どおり、目標どおり公社に返済をするということ、それは結構なんです。
しかし、こういう時代ですから、価格も下げて売らざるを得ない、そういう事態も予測されるのではないか、もしそういうことが起きた場合、一関市なりそこにマイナス、新たな負担をかけることはないのですかということを聞いているわけでございますので、あるのかないのかそこだけで結構ございます。
○議長(
佐々木時雄君) 菅原事務長。
○東山支所事務長(菅原王男君) 今、申し上げたとおりでございますが、いずれ土地開発公社に対する債務というのは、現在償還中でございますので、そういう点では販売がそれのくらいなければ、当然持ち出しといいますか、一般会計の方から出していただくというような格好になります。
そういう点では負担をお願いするというような格好にもなるわけでございますので、一層販売促進に努めてまいりたいと、そういうふうに申し上げているところでございます。
○議長(
佐々木時雄君) 尾形善美君の質疑を終わります。
尾形善美君に私のミスで1回足してしまいました。
すみませんでした。
質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は委員会の審査及び討論を省略し、直ちに採決を行うことにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
佐々木時雄君) 異議なしと認めます。
よって、委員会の審査及び討論を省略し、直ちに採決を行うことに決定いたしました。
これより採決を行います。
採決は、まず認第46号、認第47号を個別で、次に認第48号から認第53号まで6件を一括で、次に認第54号を、以上のように分割して採決いたします。
まず、認第46号、本案賛成者の起立を求めます。
(賛成者起立)
○議長(
佐々木時雄君) 起立多数。
よって、認第46号は、認定することに決定いたしました。
次に、認第47号、本案賛成者の起立を求めます。
(賛成者起立)
○議長(
佐々木時雄君) 起立多数。
よって、認第47号は、認定することに決定いたしました。
次に、認第48号、第49号、第50号、第51号、第52号、第53号、本案賛成者の起立を求めます。
(賛成者起立)
○議長(
佐々木時雄君) 起立満場。
よって、右6件は、認定することに決定いたしました。
次に、認第54号、本案賛成者の起立を求めます。
(賛成者起立)
○議長(
佐々木時雄君) 起立多数。
よって、認第54号は、認定することに決定いたしました。
暫時休憩いたします。
再開は午後3時といたします。
午後2時47分 休 憩
午後3時00分 再 開
○議長(
佐々木時雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
なお、質疑、答弁とも明確にお願いいたします。
日程第19、認第55号から日程第25、認第61号まで、以上7件を一括議題といたします。
提案者の説明は終わっておりますので、直ちに質疑に入ります。
これより質疑を行います。
18番、菊地善孝君。
○18番(菊地善孝君) 議長さん、これからは4回まで発言しなければならないんでしょうか、3回でやめていいんでしょうか。
○議長(
佐々木時雄君) 先ほど、私のミスでしたとおわびしたつもりでございますが、聞こえませんでしたか。
○18番(菊地善孝君) 聞こえませんでした。
なんか、その前にも発言中にミスがあったような感じしますけれどもね、まずいいですよ。
二つ質問いたします。
ご苦労様でございます。
いずれも診療所勘定、施設勘定の関係なんですが、室根村でこの間ずっと設置され努力されてきた診療所の運営の仕方、私は大変注目をして見ていました。
この間も突然お邪魔して、自治区長さんには時間を割いていただいたんですが、まさにあの地域で診療所を運営するというのはそれなりに哲学があるんだなという、そういう思いで聞かせていただきました。
その辺を、この機会に一言お話をいただければというふうに思います。
具体的に会計の関係なんですけれども、私4施設、市内にある四つの診療所の平成16年度の決算、今回提案されている平成17年度、これ対比をして見ていました。
その中で、それぞれ歴史があるし特徴があるんですが、室根の診療所の場合には、職員の手当等、これらについては主なものを挙げるとすればどういうふうな手当てを支給なさってきているのか、紹介をいただければというふうに思います。
以上、2点でございます。
○議長(
佐々木時雄君) 小山自治区長。
○
室根地域自治区長(小山寛君) お答えをいたします。
私どもはだいぶ前から直営の診療所を運営してまいってございます。
客観的に見た場合、医療サービスのレベルが、どちらかといえば低い方だったろうと思います。
そんなことで、いろいろ私どもも歴代の村長もそうでありますけれども、いろいろ悩みを持ちながら歩んでまいったわけであります。
それで、幸いに、今の大谷先生、それから歯科の辰巳先生に来ていただいて、私としてはかなりレベルアップになったなという思いでおります。
また、住民の方々も、非常に、診療所を訪れる人数も増えてございます。
そんなことで、ある程度よかったなという思いでございます。
それまでに至る経過でありますけれども、これは、基本的に医療というのは、どこにおっても、だれでも平等に受けられるというのが権利でありますから、それを充足するために、かなり歴代の村長さんも苦労をされてきたという経過がございます。
それで、そのことにつきまして、どうやったら我々の医療サービスというものをレベルアップできるかということで、大谷先生、辰巳先生に来ていただいた以降、大体2カ月に一遍ぐらい私どもといろいろ懇談する機会を設けまして、忌憚のない意見を聞いて、話し合いをするというふうにしてございます。
プライバシーにかかわる問題はここではあまり触れられないわけでありますけれども、いろんな先生方の悩みは悩みでございます。
それから、我々に対する要望、いろいろございます。
そして、あるいは患者の立場に立った場合の患者の意見といいますか、気持ちといいますか、意思といいますか、そういうものを把握するために患者の会というものをつくったり、それから近隣の病院との連携を図らなければ診療所運営というのは非常に困難を来すということで、旧千厩町の公立病院に先生も行ったり、私も行ったり、あるいは千厩病院に行ったりというふうなことをしてございます。
それから、従来、患者輸送バスがございましたけれども、村営バスとの絡みの中で患者輸送バスを廃止しまして、今現在、村営バスで患者も輸送するというシステムをとってございます。
村営バスは従来、距離によっての料金設定でございましたけれども、最近、いつでしたか、去年の4月でしたか、定額制に変えまして、どこから乗ってもどれだけ乗っても300円ということにいたしまして、診療所を経由する形をとりました。
診療所を利用される方は、片道は無料券を発行いたしまして、片道の料金だけ負担して診療所に来られるというシステム、それから県交通と交渉いたしまして、横沢の方の部分がちょっと欠落するものですから、村営バスが、県交通の方と交渉いたしまして、診療所に乗り入れしてもらって、これも片道券は無料券を発行するという形をとってまいりました。
そんなことで、私らからすれば、気がつく範囲内で努力をしてきたつもりでございます。
そんなことで、何とか今、軌道に乗りつつあるのかなという思いでおります。
以上でございます。
○議長(
佐々木時雄君) 小松
室根診療所事務長。
○
室根診療所事務長(小松精吾君) 私の方からは、手当の方についてお答えいたします。
手当につきましては、一般職の職員と同じように、扶養手当、管理職手当、通勤手当等を支給しておるわけでございます。
そのほかに、お医者さんにつきましては、調整手当として給料月額の100分の25以内で、それから特殊勤務手当といたしまして、往診しておりますが、この往診に対します診療報酬の100分の60以内、それから医師手当として100分の76ですね、それから初任給調整手当として30万7,900円の定額を支給しております。
○議長(
佐々木時雄君) 菊地善孝君の質疑を終わります。
10番、神﨑浩之君。
○10番(神﨑浩之君) 私も地域医療を守るという立場から、診療所についてお尋ねしたいと思います。
240ページに給料がありますが、医師1名、看護師3名、それから保健師1、それから歯科の方についても、これ常勤医、それから職員の体制についてお尋ねをいたします。
それから240ページ、下に下がりまして旅費でございますが、費用弁償なんですが、費用弁償の内訳というか、内容についてお教えいただきたいと思います。
それから、3点目は242ページ、19節に研修受講負担金3,000円というのがあるんですが、私は、診療所の医療関係の方の研修が少ないというか、そういう思いをしているんですが、猿沢診療所のときもお尋ねしたんですが、特に旧室根村さんは研修費という名目が見当たらないような感じで見ておりましたけれども、この点についてお聞かせをいただきたいと思います。
○議長(
佐々木時雄君) 小松診療所事務長。
○
室根診療所事務長(小松精吾君) 職員の関係でございますけれども、職員は医科の方が、内科医の女性のお医者さんが1人でございまして、あと看護師が、正看護師が1人と准看護師が2人、それから保健師が1人でございます。
それから、事務の職員が3名で対応しております。
それから旅費の方で、費用弁償でございますけれども、これは代診医の費用弁償でございまして、自治医大から室根まで来ていただいております先生の費用弁償でございます。
あと研修の方ですが、ちょっと少ないということですが、負担金、この3,000円につきましては国保の医療学会のときの負担金でございまして、あとは公用車を使っておりますので、特に旅費の方はかかっておりません。
以上でございます。
○議長(
佐々木時雄君) 10番、神﨑浩之君。
○10番(神﨑浩之君) 医療従事者の看護師さん、保健師さん、それから歯科衛生士さんの正規雇用なのか、それから臨時とか嘱託、その辺のことをお示しいただきたいと思います。
それから、研修なんですけれども、例えば一般の職員も研修に出して、いろいろ勉強していると思いますし、我々議員もそのとおりでございますが、診療所の先生方というのは本当に、今最先端の医療なんかも学ぶ機会がほしいと思っていると思うんですが、そういう面で、旅費は別にして、3,000円ぐらいで本当にやっていらっしゃっているのかなと思うんですが、その辺についてお願いします。
○議長(
佐々木時雄君) 小松診療所事務長。
○
室根診療所事務長(小松精吾君) 歯科の方をちょっと先ほど忘れてしまいましたが、歯科の方の先生の方の給料と、それから歯科衛生士でございますけれども、この9月の合併までは正職員でざいましたけれども、合併と同時に退職なされまして、現在は臨時職員で対応しております。
それから、旅費の方でございますけれども、244ページに、役務費の中に研修受講料70万円というのがありますけれども、これが高度な医学、日進月歩の医学の技術を習得するために、東京の方に行ったときの負担金でございまして、これは、実際に研修が始まったのは10月から3月まででありますので、旅費そのものの支給は新市になってからの支給となっております。
以上です。
○議長(
佐々木時雄君) 10番、神﨑浩之君。
○10番(神﨑浩之君) 先の議会で、合併して四つの診療所で薬の価格を統一したとか、検査料を統一したというふうないいお話があったわけなんですけれども、こういうことは非常に必要だと思っているんですが、そういうことを、恐らくこの平成17年度において四つの診療所間で、例えばお医者さん同士でちょっと打ち合わせしたとか、あとは事務長さんレベルで、こういうことをやっていこうよと、これから合併するからこんなことで合理化図っていこうよというようなお話があってのこういういい結果だと思うんですが、その点について、平成17年度 はほかの四つの診療所との連絡とか、そういう打ち合わせ会議なんかはどれぐらい持たれたのかお聞かせいただきたいと思います。
○議長(
佐々木時雄君) 小松診療所事務長。
○
室根診療所事務長(小松精吾君) 合併いたしまして、四つの診療所で事務長会議を大体2カ月に一遍程度、ただ、予算等の関係もありましたので、12月、あるいは3月あたりには月1回程度になりますけれども、いろいろその事務の打ち合わせとか、先ほど議員さんのおっしゃいましたように、薬品の単価の契約ですか、それらについての打ち合わせとか、そういうのを持ちました。
それから、先生方につきましても2回ほど集まっていただきまして、できるのであれば、今ジェネリックといいますか、後発品の使用をお互いにやっていこうではないかというような話まではいっていますけれども、実際にどの薬についてどういうふうにというのは、これからの課題だと思っております。
以上です。
○議長(
佐々木時雄君) 神﨑浩之君の質疑を終わります。
17番、岩渕一司君。
○17番(岩渕一司君) 大変ご苦労様です。
質問の回数は3回ですけれども、答弁によっては1回で済ませたいので、よろしくお願い申し上げたいと思います。
それでは、何点か質問させていただきたいと思いますけれども、まず第1点目は、放課後児童クラブの実態についてですけれども、これは、旧室根村ではたぶん1カ所だと思うんですが、それの実態とそれから今、今といいますか、室根はまだまだ農村の地域でありますから、2世代、核家族といえども2世代の家族が多いという状況の中では、まだまだ必要性というのはないかもしれませんけれども、今後、今後といいますか、現在やっておる実態等を考えたときにどうあるべきかということについてお伺いしたいと思います。
それから、2番目は、旧室根村では歴史的なつきあいから旧本宮町、今は田辺市ですけれども、本宮町は5月1日に合併して新田辺市となったわけですけれども、その後についての交流の中身についてお願いしたいと思います。
それから、吉川市、それから気仙沼市とはスポーツ交流、あるいはすぐ隣ということでのいろんな交流が今図られておりますけれども、その成果についてお伺いしたいと思います。
それから、次に、観光ボランティアについてなんですが、これは室根山を中心とする旧大東町、旧千厩町と3町でやられたというふうに思っておりますが、その養成の中身といいますか、どの程度進んでいるかということについてお伺いしたいと思います。
それから、村営バスの待合室の状況なんですけれども、先ほど自治区長からお話ありましたけれども、旧室根村の行政改革によりまして、患者輸送車を廃止して村営バスを充てたというような状況から、そうした待合室の必要性というものがうんとあるわけなんですけれども、そうした実態についてお伺いしたいと思います。
それから、もう1点は、新規就農者の支援資金の貸し付けについては、もう数年前から旧室根村のオリジナルとしてやってきておりますけれども、そのことについて、それからその状況について、それから農村青年、あるいは農村女性の学習機会、あるいは研修等の支援の中身についてお伺いしたいと思います。
以上、5点についてお伺いいたしたいと思います。
○議長(
佐々木時雄君) 三浦福祉課長。
○室根支所福祉課長(三浦俊夫君) お答えいたします。
岩渕一司議員からは、放課後児童クラブ、健全育成のための児童クラブの実態についてのご質問でございますので、児童クラブの実態につきましてお答えをいたします。
室根地区の放課後児童クラブ事業は、平成16年の7月に室根村放課後児童クラブ建設事業といたしまして、仕事などで昼間、家庭に保護者がいない、おおむね10歳未満の小学生を対象に、小学校の授業終了後に適切な遊び場の提供と生活の場の確保というような形で開設をいたしました。
開設場所は、室根村ふるさとセンターでございます。
平成16年度は村内の2小学校から11名の利用がございました。
17年度でございますが、小学校2校から7月まで10名でございましたけれども、8月からは8名の利用というふうになりました。
小学校は1年生と2年生の児童が小学校の宿題を教えたり教え合ったりということで、兄弟のように児童クラブを利用されております。
一関市内では12カ所の児童クラブがございますけれども、そのうち6カ所が専用施設を持たない小規模児童クラブでございまして、折壁児童クラブもその一つでございます。
公民館の施設の中にありますことから、図書や備品の利用ができたり、また、職員の協力体制もよく、非常に良好な環境で運営をされております。
指導員につきましては、平成17年度から保育士資格を持った者を配置してございますので、本当に目の行き届いた指導をしておりまして、保護者からは安心して子供を預けられるというようなことで好評でございます。
都市部と違いまして、まだ入所希望者が少ない状況でございますけれども、今後ますます高齢化社会の進展や核家族化、共稼ぎが増えるというような傾向でございますので、さらに住民の方々に児童クラブを周知いたしまして、放課後児童クラブ入所が必要な方には、ぜひ子育て支援というような形で図ってまいりたいと思いますので、よろしくご理解をいただきたいと思います。
よろしくお願いいたします。
○議長(
佐々木時雄君) 昆野
地域振興課長。
○室根支所
地域振興課長(昆野仁一君) それでは、岩渕議員さんのご質問に私の方からお答えいたしたいと思います。
まず、初めに、旧本宮町との交流の内容についてでありますが、ご承知のとおり、室根神社が取り持つ歴史的な縁をさらに発展させるために、室根神社特別大祭の期間中の昭和58年10月23日に友好提携を結び、これまで行政面だけでなく民間レベルでの交流が進められております。
具体的には、両町村の記念事業への相互出席、閉町閉村式への出席、住民団体等の相互訪問交流、室根大祭時における太鼓団体の共演、室根大祭時における交流会の開催、あるいは本宮町こだま祭りへの物産の提供等、幅広い分野での交流が展開されているところであります。
お互いが新市になったところですが、新市においても引き続き交流を深めることを確認しているところであります。
次に、吉川市、気仙沼市との交流の成果についてお答え申し上げます。
吉川市とは、室根出身の当時小学校の教師をしていた小山先生が、長年にわたり教え子を引率し農村体験交流としてのホームステイを実施してきたところですが、そのことがきっかけで交流が始まり、平成9年4月15日に友好提携を取り交わしたところであり、年々交流が深まっており、交流人口も増加しているところであります。
吉川市と室根町には、それぞれ交流協会があり、お互いが連携し合いながら交流が進められております。
吉川ナマズの里マラソンへの参加、中学生スポーツ交流、小中学生相互のホームステイ、室根産業文化祭への吉川市物産コーナーの設置、吉川市民祭りへの特産品の出店販売、スポーツ交流、室根大祭時におけるそれぞれの交流協会及び訪問者の交流会、創作太鼓フェスティバルへの友情出演、自治会長等の訪問懇談会及び視察研修等が行われております。
気仙沼市にあっても、森、川、海のつながりで育まれた友好の絆をさらに深めることを誓い、またこれまでも産業、歴史、文化等、あらゆる面で結びつきが深く、お互いの繁栄を願い、平成15年5月8日に友好都市の締結をしたところであります。
少年野球クラブ親善大会、気仙沼みなとまつり、むろね夏まつりへの相互参加、室根大祭時における創作太鼓フェスティバルへの友情出演等により交流を進めているところでございます。
このように、行政のみならず、住民主導のさまざまな分野でさまざまな交流が展開されておりまして、相互に理解、協力し合うことを通じて、心豊かな人づくり、活気のある地域づくりが進んでおります。
さらに、交流人口の増大により、特産品や観光を初めとする産業等の経済的な活性化はもちろんですが、住民の心と行動の活性化にも結びついておりまして、受益や効果は広範囲にわたっております。
したがいまして、今後におきましても住民主体の交流活動を促進し、交流を通じて生まれた友情の輪によって、お互いの理解と友好が一層深まることを目指してまいりたいと考えております。
次に、村営バス待合室の設置状況についてお答えします。
村営バスは、住民の足を確保し、住民生活の安定を図るために運営しているところでありますが、現在、村営バスは41カ所のバス停で運営しております。
待合室を設置している箇所は、決算時におきましては19カ所となっております。
地区住民がみずから設置したもの、スクールバスとの併用で設置したもの、診療所の患者の方々の送迎バス廃止に伴う路線に県補助金を活用して設置したもの等があります。
平成17年度におきましては、県補助金を活用し、診療所送迎バス廃止関連路線の小田屋敷、老朽化の著しい佐野と新田の3カ所に着手したところであります。
なお、待合室のないバス停につきましては、今後の住民要望等を踏まえまして検討してまいりたいと考えております。
私からは以上でございます。
○議長(
佐々木時雄君) 千葉
産業経済課長。
○室根支所
産業経済課長(千葉弘毅君) それでは、私の方からは、まず観光ボランティアガイドの養成について、それから新規就農者の支援資金の貸し付け、それから農村女性の支援についてということでお答え申し上げます。
まず、初めに、観光ボランティアガイドの養成についてでございますが、室根山を中心とした観光の振興を目的に、旧大東町、旧千厩町、旧室根村の3町村によります室根山観光開発推進協議会を組織しておりました。
自然体験や自然とのふれあいを求めるニーズが高まってきているということから、室根山の観光施設や自然体験施設を活用した自然体験型の観光振興を図る必要があるというふうなことから、平成16年度から2年間にわたりまして、室根山観光ボランティアガイド養成講座を開設し、実施いたしております。
養成講座には、3町村から24名の参加がありまして、室根山の自然や観光施設についての研修、あるいは奥州熊野古道や観光ボランティアの先進地であります花巻市への移動研修、あるいは県交通のガイドさんを講師に招いての接客やマナーについての研修など、観光ボランティアとして必要な知識等の習得に努めていただいたところであります。
平成17年の9月の市町村合併に伴いまして、この協議会は解散いたしましたけれども、事務を室根支所に引き継がれておりますことから、現在、ボランティアの会の組織化に向けて取り組んでいるところでございます。
続きまして、新規就農者の支援というようなことでございますが、新規就農者の支援の貸し付けについてでございますが、この制度は農業後継者の育成確保を目的に、新たに就農し、3年未満のおおむね40歳までの新規就農者に農業の研修等に必要な資金を貸し付けしているものであります。
2年間の研修期間の終了後、引き続き、合併前でございますので、村内において5年間農業に従事し、その後も継続して農業に従事すると見込まれる方については、支援資金の返還を免除するというふうなものでございます。
貸付額は月額5万円を年2回、前期と後期に分け、2年間貸し付けするものであります。
平成8年度から始まりまして、平成17年度までに11名の方に資金の貸し付けを行っております。
残念ながら1名の方を除き、現在も残りの10名の方については現在も農業に従事しております。
新たに農業に取り組もうとする新規就農者にとっては、なかなか研修等に係る経費までの準備は困難でありますので、この事業により10名の新規の就農者が誕生したことは成果があるものというふうに考えております。
次に、農村女性に対する補助、助成ということでございますが、事業としましては農村女性技術研修事業というふうなことで行っております。
この事業は、農村女性により豊かな農村生活を目指し、女性ならではの視点による地域参画を進めることを目的に、教養講座、あるいは農産物加工講習会、各種研修会等の参加の支援というふうなものを行い、女性を中心とした企業、特産品の開発活動の促進を図っているものであります。
対象としているのは農村女性グループでございますが、室根村生活研究グループというふうなところでございます。
地域特産物を利用した料理講習会や運営費に助成をしているところであります。
こうした女性グループの活動が現在の旬菜館の運営や、あるいは地元の食材を活用した商品の提供につながっているものというふうに感じております。
なお、青年につきましても同じように、大変少ないメンバーでございますが、4Hクラブが現在もございますので、そこに対してさまざまな助成を行っているところでございます。
以上でございます。
○議長(
佐々木時雄君) 17番、岩渕一司君。
○17番(岩渕一司君) 1回で終わっていいんですけれども、今、答弁いただきました最後の方ですけれども、千葉
産業経済課長は4月着任ということですけれども、この新規就農者の貸し付け事業についての、こういう事業についての所見はどのように考えているかお伺いしたいと思います。
それから、村営バスの待合室については、まだまだ未整備だというふうに感じるわけですので、これはぜひ、新市に引き継がれるような体制をぜひ行っていただきたいなと思っております。
以上です。
○議長(
佐々木時雄君) 千葉
産業経済課長。
○室根支所
産業経済課長(千葉弘毅君) ただいまご紹介いただきましたように、4月に室根支所の方にまいりましたけれども、大変感じていること、特に新規就農者についての支援についての所見を申しなさいというような話でございますので、お話しいたしますけれども、なかなか新しく、昨今、農業に取り組む方々は大変減っておりますし、それから大変高齢化になってございます。
そういった面では、何らかの形で新規に取り組む農業者を支援していかなければならないものだというふうに感じております。
そういう意味では、こういう制度も一つの方法として考えられるのかなというふうに思いますし、あるいは現在、国とか、あるいは県、市で進めておりますさまざまな、新たに農業に取り組む方々への支援事業、さまざまございますので、そういったものをどのように組み合わせていくかというのが非常に課題になってくるだろうというふうに考えております。
そういう意味では、新規就農者も含めて、今後の農業の振興計画につきまして、現在本庁、あるいは支所の担当者が集まって、平成19年度以降の農業振興をどういうふうにしていくかというふうなことについて現在検討中でございますので、その中で、新たに農業に取り組む方々への支援をどうするかというふうな点についても論議を重ねていきたいなというふうに考えております。
以上でございます。
○議長(
佐々木時雄君) 昆野
地域振興課長。
○室根支所
地域振興課長(昆野仁一君) それでは、待合室の未整備の件にお答えいたしたいと思います。
現在、待合室のないバス停におきましては、商店の軒下等が利用されている現状でありまして、また、現在、乗降についてはフリー乗降ということになっております。
そのかね合いを見ながら、先ほど申し上げましたように、今後の住民要望等を踏まえながら検討してまいりたいと考えております。
よろしくお願い申し上げます。
○議長(
佐々木時雄君) 岩渕一司君の質疑を終わります。
7番、藤野秋男君。
○7番(藤野秋男君) 1点だけお伺いします。
歳入の村税の2項固定資産税、不納欠損で790万円、これは法人税の滞納繰越分で5社だということが説明ございました。
大変だなと思うのは、この繰越額もさることながら、この5社が誘致企業なのか地元企業なのか、あるいはここに勤めている方々の再就職はどうなったのかなと、そして会社の関係は現在どうなっているのか、あわせてお伺いしたいと思います。
○議長(
佐々木時雄君) 吉田事務次長。
○室根支所事務次長(吉田敬一君) お答えを申し上げます。
不納欠損のことについてでございますけれども、これは法人で3社で個人で2人というふうなことでこのようなことになっておりますが、従業員関係につきましては、ちょっと今手元に資料ございませんのでお答えはできませんけれども、いずれ誘致企業関係3社の方が倒産をしましたので、こういうふうな形をとったということでございます。
失礼しました、誘致企業は1社でございます。
あとは地元企業2社と、あと個人の分というふうなことで、このような処分をした経過にあります。
○議長(
佐々木時雄君) 7番、藤野秋男君。
○7番(藤野秋男君) 誘致企業となれば、この土地は旧室根村が用意した土地なのか、それとも貸し付けではなくて売却していた土地なのか、ややもすると、そういうことで一番一等地がその手もつけられない、地域の開発にも影響するというようなことが誘致企業の場合は多々見受けられるわけなんです。
ですから、そういう面で説明をお願いしたいと思います。
どういう対処を今なさったのか、あわせてお伺いしたわけですから、その辺についてもお答えをお願いします。
ここで雇用した人数は把握していないということなんでしょうか、もう一度お伺いします。
○議長(
佐々木時雄君) 佐藤事務長。
○室根支所事務長(佐藤好彦君) 今ご質問の1社、誘致企業の1社の土地の関係だと思いますけれども、これにつきましては旧室根村で取得いたしまして、法人に売却した土地であります。
聞くところによると、今その土地は処分されまして、第三者に所有権が移っているというふうに聞き及んでおります。
なお、当時、在職していた企業の職員数につきましては、残念ながらちょっと手元に資料持ってございませんので、ちょっとすぐお答えできないというふうな状況です。
失礼しました、職員数につきましては市民課長からご答弁申し上げます。
○議長(
佐々木時雄君) 村上市民課長。
○室根支所市民課長(村上達男君) 誘致企業の職員数というご質問でございます。
これは、平成16年の2月ころということで会社の状況が、経営状況が悪化をいたしまして倒産と、その後、負債整理ということで破産管財人等を立てまして強制換価手続き等が行われ、現在は第三者にわたっているというふうな状況のもとに、処分なり滞納整理を行う財産がないということから、地方税法の第15条の7に基づきまして、今回、不納欠損処理を行ったものでございます。
従業員につきましては、今申し上げました会社につきましては15名ということで、室根が9人、大東3人、千厩3人というふうな内訳のようでございました、平成16年の3月時点でございます。
その方々の再就職等につきましては、詳細までは承知していないわけでございますが、いずれ誘致企業という形で雇用されていた方につきましては、地元等のあっせんというか、そういった形で再就職したというふうなことでございます。
よろしくお願いいたします。
○議長(
佐々木時雄君) 7番、藤野秋男君。
○7番(藤野秋男君) やはり一つは、誘致企業であるという特性を考えれば、再就職については、やはりきちんとあっせんするというようなことを自治体がこれから担っていかなければならないと思うんです。
そういう面では、ぜひ、どの地域にも旧町村が設置したそういう誘致企業あるわけですから、責任を負ってほしいなと思いますし、平成16年の2月に倒産したということで今回処理しているわけなんですけれども、第三者にこの土地がわたっていると、そういう面では、有効活用を考えれば、財産のあるいは差し押さえとか、資産への対応ということはとれなかったのかなという思いがあるんですが、最後にその辺をお聞きしたいと思います。
○議長(
佐々木時雄君) 村上市民課長。
○室根支所市民課長(村上達男君) 滞納整理の関係のご質問ということでございますけれども、この件につきましては、先着手の抵当権なりがございまして、そちらの方が競売申し立て等を行って処理されたということでございまして、税についてはどうしても順位として後回ってしまったということがございます。
それで、破産管財人が処分をする際には、それなりの交付要求なりの手続きを行いまして、税の方にも一定の額が収納されております。
約90万円ほどの金額だったと思いますが、合計で90万4,779円、この金額が、いわゆる土地なり建物が強制競売手続きをなされたときに税の方に配当になった部分でございます。
それ以外につきましては、残念ながら収納できる部分がなかったということから今回の手続きに及んだわけでございます。
よろしくお願いします。
○議長(
佐々木時雄君) 藤野秋男君の質疑を終わります。
3番、武田ユキ子君。
○3番(武田ユキ子君) 私からは、まず、最初に、職員の通勤手当の支給基準、そして駐車場、公的に用意している駐車場の使用基準等があればお尋ねをしたいと思います。
それから、職員の管理職手当の基準についても、あわせてお尋ねをいたします。
また、旧室根村さんの特色のあるソフト事業ということでお尋ねをしようと抽出したところでありますが、相当特色のある事業があるなというふうに見たところですけれども、決算議会でありますので、決算にかかわるものと、そしてまた、先ほど岩渕議員さんの方からは、その中の大変すばらしい事業の友好交流事業についてはご質問あったのに答えていただき、よくわかりましたので、それは省きます。
それで、決算書の65、66ページ、2款1項4目の地域づくり特別事業費の中で地域活動支援というのがございますが、これについての事業内容、評価、課題、また取り組みに至った経緯についてお尋ねをしたいと思います。
こういったものにつきましては、平成18年度におきましても自治会活動というようなものなり、それらの予算措置がされたわけですが、新市におけるそういった事業との違いについてあれば、ご紹介をいただきたいと思います。
次に、決算書123、124ページ、6款1項4目の畜産業費の中で、いずれ畜産というものにお力を入れているというふうに伺っておりますが、畜産総合対策事業について、その内容等について詳しくお知らせをいただきたいと思います。
以上でございます。
○議長(
佐々木時雄君) 吉田事務次長。
○室根支所事務次長(吉田敬一君) 私の方からは、ご質問いただきました管理職手当、それから通勤手当の交付基準、それから駐車場の使用等についてお話を申し上げます。
まず、管理職手当につきましては、課長、主幹職ということで100分の8を交付しております。
また、通勤手当の基準につきましては、片道2キロから3キロ未満3,200円から1キロ刻みで設定しておりまして、31キロを上限といたしまして、1万8,400円を支給しております。
それから、駐車場の使用基準につきましては、設定してございませんので、徴収はしておりません。
以上でございます。
○議長(
佐々木時雄君) 昆野
地域振興課長。
○室根支所
地域振興課長(昆野仁一君) お答えいたします。
2款総務費、1項総務管理費、4目地域づくり特別事業費、19節負担金、補助及び交付金の中の180万円予算がありますが、その中の地域活動支援事業についてご説明申し上げたいと思います。
この事業は、住民組織団体によるさまざまな分野での地域づくり活動において、明るく元気で住みよい室根村の創造に結びつく活動をするためのものでございます。
具体的には、将来的な展望を有し、自主的、主体的な活動を実践する組織団体であって、活動意欲が旺盛であること、斬新な発想に富み、波及効果が期待できるものであること、本事業の活用を契機に当該団体及び地域のコミュニティー活動が一層活発になることが期待できるものである事業に対し、総事業費の2分の1以内の額で30万円を限度として助成しておったものでございます。
平成17年度の助成につきましては、4事業ございまして、折壁町自治会に対しますふれあいロード景観づくり事業に30万円、竹野下自治会の里山維持プロジェクト事業に10万5,000円、浜横沢体育協会の走沢スノーランド施設整備事業に30万円、第3区自治会青年部の石の里づくり事業に15万円、合計で85万5,000円の助成となってございます。
評価ということでございますが、地域住民みずからが設定した地域づくりテーマに向かって活動しておりまして、しかも意欲的であり、今後においても活力ある地域づくりが期待できるものと思われます。
また、課題につきましては、補助金交付時のみの一過性の事業に陥りやすいところでございますが、そのようなことにならないよう、補助金交付後においても事業が継続して行われるよう対策を講じてまいりたいと考えてございます。
それから、平成18年度事業に引き継がれたか、引き継がれなかったとした場合のその要因でありますが、新市においては合併を契機として活力ある地域づくりを推進するため、人材おこしや産業おこし等の取り組み事業に対しまして支援する地域おこし事業が制定されたところでございます。
旧室根村の地域活動支援事業は、新市におけるミニ版と解しておりまして、新市における地域事業によって支援してまいりたいと考えてございます。
以上でございます。
○議長(
佐々木時雄君) 千葉
産業経済課長。
○室根支所
産業経済課長(千葉弘毅君) それでは、私の方からは、畜産振興総合対策事業についてお答えを申し上げます。
まず、畜産を取り巻く環境というのは、平成13年からのBSE以来、大変厳しい状況が続いてきたわけでございますけれども、現在、皆さんの努力によりまして、畜産農家の努力、農協さん、あるいはさまざまな取り巻く方々が大変なご努力をした結果だと思いますけれども、大変、現在、子牛の価格、あるいは肉用牛の価格は高値で推移をしております。
ですけれども、現在、畜産農家の戸数、あるいは飼養頭数は、依然として減少の傾向にあるというのが現状でございます。
そういった中で、この畜産振興総合対策事業を旧室根村の農業生産の、畜産の振興というのは室根の大変、農業生産の基幹になるものでございますので、そういった村畜産業の振興を図るために、農業者の所得安定、あるいは農業生産の向上を図ることを目的に、平成13年度から村単事業で実施しているものでございます。
JAいわい東が実施する搾乳環境の整備、二つ目には、優良受精卵の購入、あるいは初妊牛の導入、優良牛の精液の導入、乳用牛群検定、あるいは室根高原牧場の夏季放牧助成というふうな、さまざまな事業に対して3分の1の助成を行ってきているところでございます。
その結果ということでございますけれども、肉用牛の繁殖だけに限ってではありますけれども、平成14年から平成17年の肉用生産に取り組む農家の推移を見ますと155戸から145戸、それから飼養頭数も587頭から584頭と他地区と比べますと大変、減少率が少ないといいますか、やや減少に、少しずつではありますけれども、歯止めはかかりつつあるのかなというふうに考えております。
平成18年度以降この事業どうなるかということでございますが、先ほども農業振興のところでお話をしましたけれども、現在、農業振興の政策について、さまざまどういうふうな形で進めていけばいいのかというようなことで、さまざま計画づくりをしているところでございます。
その中で、当然畜産振興事業につきましても、大変重要な位置を占めるものでございますので、そういった形で助成事業を検討してまいりたいなというふうに思っております。
特に、旧室根村にとりましては、水田面積が1町歩に満たない農家が95%を超えておりますので、大変そういった意味では水田面積が少ない地域でございますので、水田と畑作、あるいは水田と畜産というふうな形での複合経営を重点的に進めていかなければいけないというふうなこともございますので、室根にとっての畜産は大変重要な位置を占めるということで、今後とも努力をしてまいりたいというふうに考えております。
以上でございます。
○議長(
佐々木時雄君) 武田ユキ子君の質疑を終わります。
19番、大野恒君。
○19番(大野恒君) ご苦労様でございます。
私は、2点ほどお尋ねいたします。
3款2項2目、98、100ページでしょうか、保育園、保育園行政についての室根におかれる課題はどんなものがあるかお尋ねいたします。
それから、保育士の正職員と臨時職員の数を示していただきたいと思います。
次は、入札事務についてでありますが、対象となっている期間、4月から9月19日まで、何件入札件数があって、予定価格と落札価格ですね、この割合が100%のものはあったか、95%以上はいくつあったか、90%以上は何件あったかということをお知らせいただきたいと思います。
○議長(
佐々木時雄君) 三浦福祉課長。
○室根支所福祉課長(三浦俊夫君) お答えいたします。
室根村内の保育園の課題でございますけれども、現在、保育園というのは認可保育所が1カ所と、それから、へき地保育所が2カ所、それから児童館が3館ということでございます。
そのうち、認可保育所につきましては、非常に多い、定員90に対しまして70名ほどの子供たちが入っておりますけれども、へき地保育所、それから児童館につきましては、20名弱、あるいは10名そこそこというような形で人数が少ない状態の、小規模の運営をしております。
保育園の課題ということでございますけれども、認可保育園の折壁保育所は、おかげさまで平成13年度に新築していただきましたので、非常に設備の整った施設でありますので、本当に内容的には子供たちも生き生きと保育を受けているような状態でございます。
また、小規模のへき地保育所、それから児童館につきましては、同じような保育内容を満たしておりますけれども、その中では、やはり運営面でいろいろと大変な面がございまして、例えばへき地保育所は輸送がございませんし、それから給食もないというようなことでございますし、その内容につきましても、いろいろと父兄のご協力をいただきながらやっておりますけれども、いずれにしても認可保育所と比べますと、やはり課題は少なくないなというふうに思っております。
認可保育所の方の課題というようなことになりますと、今、特に大きなことはございませんけれども、最近になってから、不景気のために途中から退所する子供が何人か出てきております。
その中でも、母親がリストラによって家にいるようになってやめたような方々もおりますけれども、そういうような方々が課題と言えば課題かなというふうに思っております。
あと、保母の数でございますけれども、今申し上げましたように、認可保育所とそれからへき地保育所、児童館で全部で20名の保母がおります。
その保母のうち12名が正職員で、あと8名が臨時の保母というような形になってございます。
以上でございます。
○議長(
佐々木時雄君) 吉田事務次長。
○室根支所事務次長(吉田敬一君) それでは、私の方から、合併前の入札状況についてお話を申し上げます。
件数で20件ございまして、土木工事が8件、建設工事が4件、それから管工事1件、舗装工事7件、計20件となっております。
それで、先ほどご質問ありました予定価格に対する入札の率でございますけれども、100%で2件、それから95%以上で14件、それから90%以下で4件の内訳となってございます。
○議長(
佐々木時雄君) 19番、大野恒君。
○19番(大野恒君) 保育士の関係なんですが、臨時の方が8人と正規が12人と、割合がやっぱり旧室根村さんも高いと思います。
その8人の臨時の方々は、何年ぐらい勤めておられるのか、大体で結構でございます、お知らせをいただきたいと思います。
入札の件なんですが、100%が2件、95%が14件というご答弁でありました。
私は、これは非常に高いなという印象を持つんですが、せっかく自治区長さんがおいでですので、感想やコメントをいただきたいんですが、これで本当に競争が働いたのかなという思いがするわけなんですが、この入札についての所見を、感想やご意見があれば伺いたいと思います。
○議長(
佐々木時雄君) 三浦福祉課長。
○室根支所福祉課長(三浦俊夫君) お答えいたします。
平成17年度8名の保育士の臨時の方々の年数でございますけれども、ゼロ年といいますか、初めての方が1人、それから2年経験のある方が2人、4年経験の方が2人、6年経験の方が1人、8年経験の方が1人、11年経験の方が1人の合計8名でございます。
先ほどは大変、保育士を保母と言い間違えまして、大変失礼をいたしました。
○議長(
佐々木時雄君) 小山自治区長。
○
室根地域自治区長(小山寛君) 入札の落札率に対する所見といいますか、感想といいますか、おっしゃるとおり高いという見方もあろうかというふうに思いますけれども、私どもとすれば、競争の原理が働いて適正な価格で落札しているのかなという思いもございます。
いずれ、これは積算の問題もあろうかというふうに思いますので、今後、この入札の問題については、いろいろ研究してまいりたいというふうに思います。
○議長(
佐々木時雄君) 19番、大野恒君。
○19番(大野恒君) 保育士の件なんですが、11年、8年と、6年の方もおられましたね。
非常に私は、これでいいのかなという思いをするんですが、いかがなものでしょうか。
今後、どのような方向を出しておられるか伺います。
決して、私は、このベテランの保育士さんをお断りしてやりなさいという意味で言っているわけではありませんで、本当に、長らく旧室根村の保育行政に携わって貢献した方々だと思いますし、保育士の資格を持った方々だと思うんです。
そういう方々を、営々として臨時で雇い続けるということではなくて、なぜ正職員として採用しないのかなという思いがございますが、ご答弁をお願いいたします。
○議長(
佐々木時雄君) 三浦福祉課長。
○室根支所福祉課長(三浦俊夫君) お答えいたします。
地域の保育情勢を支えていただいているベテランの保育士さん方の活動につきましては、地区からの信頼も厚くて、非常に安心して子供を任せていただけるということで、非常に一生懸命働いていただいております。
その中で、長い間、こういう状態に置いたのはどうしてかというようなことでございますけれども、いろんな諸事情があると思われますので、一概には申し上げられない事情がございますので、ご勘弁をいただきたいと思います。
○議長(
佐々木時雄君) 大野恒君の質疑を終わります。
16番、那須茂一郎君。
○16番(那須茂一郎君) 予定価格と落札の部分でちょっとお尋ねしておきたいんですけれども、旧大東町の部分ではある程度、大体首長の意向ですね、設計価格のいくらが予定価格で、そしてそれに対しての落札価格がどれぐらいかという話については、およそ話がありましたし、それからそれに対していろんな関心がありまして、調査特別委員会をつくってあちこち歩いた経過ありました。
それで、室根さんの部分ですね、設計価格ありまして、その設計価格と予定価格という分は差ありますよね。
ところが、まちによっては設計価格と予定価格がかなり近いまちがありました。
それで、大体、いろいろありますけれども、設計価格のとおりきちんと落札なれば、業者さんはうんともうかるという話は聞いているんですね。
ところが、予定価格が、例えば建築関係では95%前後とか、建設関係は85%とか90%とかという形でぎりぎりでやられるために、そんなにもうけがないという話されました。
それで、実際に旧室根村さんの方では、その設計価格に対して予定価格が、建築と建設があって、およそ大体見当つくわけですけれども、それでそれぞれどれぐらいの目安で、目安ですね、なるんでしょうか。
○議長(
佐々木時雄君) 小山自治区長。
○
室根地域自治区長(小山寛君) いわゆる設計価格とそれから予定価格の設定というのは、ルールはございません。
したがって、それはケースバイケースということで、例えば建築の場合は、どちらかというと利益率は低いというふうに私はとらえております。
そんなことで、ケースバイケースというしか答えようがございません。
○議長(
佐々木時雄君) 16番、那須茂一郎君。
○16番(那須茂一郎君) といいますと、設計価格イコール予定価格ではないというふうに解釈していいわけですね、わかりました。
○議長(
佐々木時雄君) 那須茂一郎君の質疑を終わります。
質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は委員会の審査及び討論を省略し、直ちに採決を行うことにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
佐々木時雄君) 異議なしと認めます。
よって、委員会の審査及び討論を省略し、直ちに採決を行うことに決定いたしました。
採決は、まず認第55号、第56号を個別で、次に認第57号から認第61号までの5件を一括で、以上のように分割して採決いたします。
まず、認第55号、本案賛成者の起立を求めます。
(賛成者起立)
○議長(
佐々木時雄君) 起立多数。
よって、認第55号は、認定することに決定いたしました。
次に、認第56号、本案賛成者の起立を求めます。
(賛成者起立)
○議長(
佐々木時雄君) 起立満場。
よって、認第56号は、認定することに決定いたしました。
次に、認第57号、第58号、第59号、第60号、第61号、本案賛成者の起立を求めます。
(賛成者起立)
○議長(
佐々木時雄君) 起立満場。
よって、右5件は、認定することに決定いたしました。
暫時休憩いたします。
再開は4時25分といたします。
午後4時10分 休 憩
午後4時25分 再 開
○議長(
佐々木時雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
なお、質疑、答弁は簡潔明確にお願いいたします。
日程第26、認第62号から日程第34、認第72号まで、以上9件を一括議題といたします。
提案者の説明は終わっておりますので、直ちに質疑に入ります。
これより質疑を行います。
18番、菊地善孝君。
○18番(菊地善孝君) ご苦労様でございます。
2点通告していますので、お願いをしたいと思います。
一般会計、固定資産税の課税ミスが問題になり、現在も係争中なんですが、なぜそういう結果になったのかということを改めて、当事者だった方々からお話をいただければというふうに思います。
二つ目、弥栄診療所問題、弥栄診療所の会計なんですが、平成16年度と今次、打ち切り決算の部分を比較してみましたら、職員手当のほとんどが2分の1に減額をされています。
これはそれなりの要因があって、これだけ思い切ったことをなさったんだろうと思うんですが、理由と支障が生まれていないのか、生じていないのかということを紹介いただきたいと思います。
以上です。
○議長(
佐々木時雄君) 小山事務次長。
○川崎支所事務次長(小山宗雄君) それでは、最初の課税ミスの件についてお答え申し上げます。
なお、この件に関しましては、課税ミスというよりも、誤った証明書を発行してしまったというものでございますので、あらかじめお話しいたします。
まず、早速、なぜそういう結果になったのかということでございますが、このことにつきましては、固定資産の家屋に係る証明書の発行の際、評価額の記載を誤り証明したことによるものでございますが、固定資産の各種証明につきましては、システムから直接出力して発行するものと、一部において手書きにより発行する証明がございます。
ご質問の件につきましては、その手書きによる証明において、誤った記載をしてしまったものでございます。
誤った証明の要因につきましては、システム画面から証明書に評価額を記入するときに転記ミスしたこと、さらにチェック機能が不足していたことによるものでございます。
以上でございます。
○議長(
佐々木時雄君) 岩渕
川崎弥栄診療所事務長。
○
川崎弥栄診療所事務長(岩渕豊子君) 職員の手当の処遇についてでございますけれども、半分ということのお話ですが、これは合併前ですので、前年と比べると半分にはなっているかと思います。
減額等は全然しておりません。
○議長(
佐々木時雄君) 18番、菊地善孝君。
○18番(菊地善孝君) まず、課税ミスの関係なんですが、課税ミスではなくて、証明書を発行するときのミスであるということなんですけれども、二つお聞きしたいと思います。
転記ミスであると、手書き、それからチェックが働いていなかったと、不十分だったと、こういう趣旨なんですけれども、人ですから、私も最たるものなんですけれども、過ちはつきものなんですよね。
その過ちはつきものなんだけれども、ほかの支所の担当部署から聞いてみますと、多くのところでは、今、ほとんど機械操作になっているので、こういうことは普通はないんだけれどもなという話をするわけです。
当時は転記、手作業だったんだけれども、合併して、合併準備の過程の中において、相当機械の作業が遅れていたところは機械化されたはずなんですよね。
現在はどうなっているんでしょうか、今でも同じような方法になっているんでしょうか。
チェックの部分については、チェックが働かなかったからこういう結果になったということはそのとおりなんでしょうけれども、よくわかりませんね。
当然、1人での作業ではないと思うんですよね。
ましてや、外部に発行するわけですから。
そして、何年かたっていますよね、これ。
こういうふうな事案が発生をして、該当する法人から異議の申し立て等々が再三あったわけでしょう。
最終的には、先ほど来から言っているように、訴訟に持ち込まれ、応訴せざるを得なくなって新市に引き継がれているわけでしょう。
その過程において、なぜこういうところまでいってしまったのだろうかと、要するに訴訟というところまでいってしまったんだろうかという思いが私の場合はしているわけです。
別なテーブルで、確か助役と記憶しているんですが、この部分についての概略説明を議員協議会か何かの席上で改めて受けた記憶があるんですよね、当局からは。
しかし、よくわからないのは、なぜそこまでいってしまうのか、この大きく分けて2点ですね、誤りなり何なりは起きてしまったと、しかし、なぜ訴訟まで入ってしまったのかというあたりを紹介をいただけないでしょうか。
それから、
川崎弥栄診療所の職員手当の問題ですが、半分だから半分だというふうな、通年ベースでは変わらないんだという趣旨の話なんだろうと思うんですが、そうするとあれですか、私、寄せていただいた平成16年度の決算書の内容を見ました。
それに対して、今度は今回の決算で出されている内容、これを突合してみました。
これを見ますと、なるほど、こういうふうに書いてあるからそうだということになるんですが、そうすると、例えば今、決算認定を審議している部分でいえば、トータルとしては7,325万円、これを執行するという形で動いたということなんですか。
そうすると、相当、他の診療所の職員と比べると異常な手当を支給していたということになるのではないですか。
だって、四つの診療所、全部私、平成16年度と比較しました。
職員の給与のはるかに多い、それと比べてはるかに多い手当というのは、
川崎弥栄診療所が特別なんですよね、飛び抜けて。
他の3施設については、ほぼ同じぐらいですよね、割合からいくと。
ところが、
川崎弥栄診療所の場合については、特別多いんですね、3,000万円も平成17年度決算でいえば、当初予算でいえば多くなっている、この傾向は平成16年度も同じなんですね、大体。
なぜこういうふうな形になってしまうんでしょうか。
特に、他の診療所と比べて手当がなぜこんなに高額になるのかしらと思うのが三つ四つありますね。
それぞれの施設ごとに歴史はあるでしょう、あると思うけれども、程度問題だろうと思うんですね。
その辺をちょっと紹介いただけないでしょうか。
○議長(
佐々木時雄君) 小山事務次長。
○川崎支所事務次長(小山宗雄君) それでは、最初の証明でございますが、現在はどうなっているのかということでございますが、いずれ証明につきましては、先ほど申し上げましたように、手書きと、それからシステムから直接出力して発行するものがございますが、現在も申請者証明願いが出された場合は、手書きにより、評価額だけですね、記入して発行するものも現在もございます。
それから、2点目の、なぜ訴訟まで発展したかということでございますが、いずれこれにつきましては、3月の予算審査特別委員会等でも市の方からご報告あったようでございますけれども、いずれこれにつきましては、先に、最初に手書きの証明書を発行した際、本来、億の単位を見落としまして、千万単位の金額で証明書を発行してしまったというものでございますから、いずれそこまで課税価格を、最初の少ない金額の方ですね、の証明書の額に固定資産税の方の課税も、最初に出した証明が少ない額ですから、その額に下げるべきだという要求でございましたので、それで現在訴訟までなったものでございます。
以上でございます。
○議長(
佐々木時雄君) 菅原市民課長。
○川崎支所市民課長(菅原守一君) 税務証明等で今でも手書きで証明するものがあるかということについてお答えをいたします。
ご指摘ありました、先のシステムについては、現在使われておりませんが、現在のシステムであっても手書きで証明するものがございまして、一つは固定資産公課証明、これは裁判、係争などのために使用されるというふうなことで、これについて手書きでございます。
それから、固定資産の価格通知書、これは登記するときに添付されるものでございますけれども、この中にも、現在のシステムで打ち出せるものもございますし、それから手書きと申しましたけれども、土地家屋調査士さんが記入されてきたものに対して証明すると、そういうふうなものになってございます。
以上でございます。
○議長(
佐々木時雄君) 岩渕
川崎弥栄診療所事務長。
○
川崎弥栄診療所事務長(岩渕豊子君) 職員手当の関係でございますけれども、これは必要経費を全部計上してございます。
医師の方に支払います特殊勤務手当等などもありまして、多くの金額にはなっております。
特殊勤務手当の中には医師手当とか、医事研究手当、診療業務手当、稼働手当、往診手当なども含まれております。
そういうことでございます。
○議長(
佐々木時雄君) 18番、菊地善孝君。
○18番(菊地善孝君) それでは、3回目ということになりますので、これは両方とも坂本助役にお答えをいただければと思うんですが、課税ミスの関係については、私は、やっぱり当然のことながら、みんな緊張してやっていると思うんですが、こういうことというのは極めて信用を落とすと思うんですね。
例えば、旧川崎村の場合、実務どういうふうに、今回のケースはどういうふうになったのかわからないんですが、課税する部署と課税に対して異議があると、それを受け付ける窓口がきちんと整理されているのかしらと思うんですよ。
課税した、賦課したところがそういうふうな苦情についても処理をするというふうな、もし形で動いていたとするならば、これは組織としては決して好ましい姿ではないと思うんですね。
その整備を、やはり新しい一関市としては、もう整備なさっているのかもしれませんが、もし支所段階ではその部分が不十分だということがあるとすれば、早急に整理をする必要があるのではないかなという感じがします。
そのことによって、今回のような訴訟までいってしまうというようなことについては、ある程度対策が講じられるのかなという思いがしてならないんですが、いかがでしょうか。
私は、このことは組織が大きくなればなるほど、各支所に全く別な窓口を設置するということがいいのかどうか、実現性があるのかどうか、それはまた別問題、しかし、一関市長の名前で課税するわけですから、賦課するわけですから、それは別に各支所に設置する必要はない、本庁機能の中でそういう窓口がちゃんと機能している、それでも私は十分対応できる問題だろうというふうな感じがしますので、ひとつ答弁をいただきたいと思います。
二つ目の
川崎弥栄診療所の問題なんですが、今まではこれ一部事務組合で動いてきましたよね。
この9月20日からは直営になっているはずなんですね。
直営診療所がこのほかに三つあるわけですね。
先ほど来言っているように、それぞれの医療機関ごとに歴史がありますから、あるいは職員を採用する過程も全部違うはずなんですね。
だから、一様にはできない側面は、これは認めざるを得ないと思うんです。
ただし、程度問題だろうと、こう思います。
あまりにもそれが極端すぎますと、これは県立病院のドクターの中でも話題になっているんですよ。
皆さんに聞こえているかどうかわかりません。
同じドクター仲間の県立病院のドクターたちも注目していますよ。
自分たちの処遇に比べてもずいぶん違うなと、こういうことは既に、おおっぴらには言わないけれども、言われていることなんです。
ましてや、同じ直営の診療所に働く職員たちの処遇があまりにも異なると、異なるような勤務内容だとか技術のレベルだとか、であればこれは理解いただけると思うんだけれども、数字で見る限りにおいては、そう売り上げに当たる部分だって変わらない。
しかし、経費の部分だけはだいぶ違うと、これでは一体感ということになるんだろうかと。
ただしですよ、少しくどく言っていますが、ただし、
川崎弥栄診療所というのは地域にとってなくてはならない医療機関であることはそのとおりなんですよ。
そして、職員、とりわけドクターの皆さん方の処遇等々についてはデリケートな部分があるはずなんですね。
だから、単純に足し算、引き算のような考え方はすべきではないし、そのことによって住民が不利益を被るようなことあってはならない、その部分については細心の注意を払わなければならないけれども、直営になった以上は、やはりおのずとそこに幅というのはあるのではないかと、こういう思いがしてなりません。
この部分についても助役の方から答弁いただければ幸いでございます。
○議長(
佐々木時雄君) 坂本助役。
○助役(坂本紀夫君) まず、1点目の課税の関係と、それからその後の異議の申し立てといいますか、いろいろな問い合わせ等々への対応というようなことでございますけれども、まず旧一関市としては従前から、課税とそれから異議の申し立て等については、やはり今ご指摘のあったような同一の部署でやっているという、そのことがいろいろな面で、同じことをやっても信頼性、信憑性というもの、これを疑われるようなことになるというのは、そういうことから、課税をする部署とそれからそれに対する異議の申し立て、救済する方といいますか、そ れとは別の部署でやっていると、現在は課税は税務課でやっておりますし、異議の申し立ての受付については総務課でやっていると、総務部の総務課でやっているというような、そういう別の救済方法をやっておると。
それで、それぞれの立場で公正な判断を実はやっているというようなことであります。
今までの旧川崎村さんでやっていたことについては、ちょっとその辺が私も掌握していないものですが、いずれ、そのような形でやるべきものであろうというような形でやっております。
それから、診療所の問題でございますけれども、たぶんお話のあったのは、新市になって、9月20日に新市になっているわけですけれども、そのときはまだ一部事務組合で、失礼しました、そのときから新市の機構の中に入っているというようなことでございます。
医師の報酬といいますか、これがほかと比較してやはり高いのではないかというような、そういうお話は私の方でも受けております。
まず、川崎弥栄診療組合ですか、その当時からの医師の報酬のベースというものは非常に高かったということ、そのことはずっと引きずってきたわけですが、たまたまその医師がことしの3月で定年になるというようなことで、その際に、現在も引き続いて勤務延長していただいておるわけですけれども、勤務条件等について、ここでやはり正規のものに戻すと、要するに正規のルールに戻してやるべきであるというようなことから、その医師と協議をして、現在の制度上許される範囲の中で、その給与ベースというものを抑えるような形になっていると。
したがって、たぶん、議員さんが金額的に約半分なっているというような、そのお話がそういうものも見てのお話ではないのかなと実は思ってお聞きしていたんですが、なんか平成16年と平成17年というようなお話ですので、ちょっとその辺になってくると私もそこまでの検討しておりませんけれども、いずれ、ほかの医師との並み合いといいますか、そういう形で給与については是正をしておるというようなことでございます。
以上です。
○議長(
佐々木時雄君) 菊地善孝君の質疑を終わります。
3番、武田ユキ子君。
○3番(武田ユキ子君) 質疑させていただきます。
まず、初めに、これはずっと各旧自治体の方々に質問してまいりましたが、職員の通勤手当支給の基準について、駐車場の使用基準があればそのことについて、また職員の管理職手当の基準についてをお尋ねいたします。
次に、決算書の60ページ、61ページの2款1項6目企画費の中で自治会等活性化事業補助金というものがございますが、このことの事業内容について詳しくお尋ねをしたいところでございます。
いずれ、協働のまちづくりに大変熱心なまちというふうに伺っておりますが、予算上でも700万円を超えるというような状況で、大変力が入ったものではないかと思います。
次に、118、119ページの8款2項4目の道の駅施設管理費の関連でありますが、この道の駅さんは大変好評だというふうに伺っております。
そのことについて、大変私も関心が高いわけでありますので、その運営状況について、それに基づいた評価、課題等についてお示しを願いたいと思います。
もう一つですね、64、65ページの2款1項11目の川の駅かわさき推進事業費、これは北上川流域交流Eボート大会
開催事業補助金というものが載っておりますけれども、若干の入り口のあたりは聞いたことがございますが、内容について詳しくご説明をいただければと思います。
よろしくお願いいたします。
○議長(
佐々木時雄君) 小山事務次長。
○川崎支所事務次長(小山宗雄君) それでは、私の方からは、通勤手当の支給等につきまして、お答えいたします。
まず、第1点目の通勤手当の支給でございますが、通勤距離が片道2キロメートル以上で自家用車の使用者にありましては、2キロメートル以上3キロ未満にあっては4,000円、以下1キロごとに区分されてございますけれども、上限が30キロ以上で1万7,900円となってございます。
それから、第2点目の管理職手当の支給でございますが、課長職は7%、それから人事担当課の課長補佐、それから保育所長にあっては5%というふうに定めてございます。
それから、職員の駐車場の使用基準でございますけれども、特に定めてございません。
○議長(
佐々木時雄君)
地域振興課長。
○川崎支所
地域振興課長(金今寿信君) 私の方からは、自治会等活性化事業費補助金についてお答えをいたします。
旧川崎村ではこれまで、住民自治活動を高めながら村民総参加の村づくりを推進してまいりました。
自治会活動補助の経過を申し上げますと、昭和53年度に地域社会の活気と住民の連帯回復、停滞する農業を中心とした産業回復のため、川崎村村づくり推進要綱を定め、26の自治会において集落づくり構想をまとめ、各集落に村づくり推進事業費補助金を交付することとし、平成13年度まで継続いたしました。
この間、自治会を単位とする活動は定着し、村勢も着実に発展いたしましたが、平成14年度に、社会情勢の変化に合わせて自治会支援についても見直しを行い、新たに川崎村自治会活性化推進要綱を定めまして、村民の村づくりへのより積極的な参画を求め、村民と行政の役割分担と責任を明らかにしながら、協働による村づくりを進めることとし、自治会活動を活性化するため、自治会活性化事業費補助金を交付してきたものでございます。
その内容ですが、活性化推進事業に要する事務経費といたしまして、世帯数、人口によります地域割と税額により算出した基本割が50%、活動費として当該活動に要する経費につき、事業種目別に活動を点数に置きかえて算出した活動割50%の合算額を予算の範囲内で交付するものであります。
自治会等住民自治組織が地域課題解決に向けて取り組む活動は、地域の活力、豊かさに直結するものでありまして、継続性が求められますところから、合併に際し総合的な補助金としての継続の有無、または補助水準の急激な低下が懸念されたところでございます。
幸い、新市におきましても、一関市自治会等活動費総合補助金といたしまして補助が行われることになり、予算的にも旧川崎村に近い水準となりました。
新市の総合補助金との大きな相違点でございますけれども、交付額の50%を占めておりました基本割がなくなったこと、それから、活動割の算出方法が点数制から補助対象経費に補助割合を算出した額となりまして、ある程度自治会の裁量で可能でありましたやりくりができなくなったことでございます。
反面、別の補助要綱により交付しておりました公民館類似施設の整備に要する経費に対する補助金につきましては、新しい補助金に包含されましたが、結果としまして、補助限度額が引き上げられた形となってございます。
今後におきましても、地域の課題は地域で解決するという自治意識を醸成するとともに、地域の実情に応じた活動の展開や、地域の課題の解決に取り組む活動を支援してまいりたいと存じます。
私からは以上でございます。
○議長(
佐々木時雄君) 小野寺
産業経済課長。
○川崎支所
産業経済課長(小野寺保明君) それでは、私の方から、道の駅の運営状況についてお答え申し上げます。
道の駅かわさきは平成14年8月13日に、県内28番目の道の駅として認定を受けまして、平成15年4月16日から供用の開始をしております。
オープンから3年が経過し、利用客数及び販売額は順調に推移しており、当市の情報発信、交流の拠点施設として大きな役割を担う施設となっております。
全体の販売額では、平成15年度では3億2,400万円、16年度は3億5,600万円、17年度は3億6,200万円の実績となっており、運営主体のドンと市かわさき協同組合の経営努力で堅調に推移しているところであります。
来場者数にあっても、平成15年度は60万2,000人、16年度については64万9,000人、17年度は66万6,000人と着実に増加しており、県内外からの来客でにぎわいを見せており、施設の設置における効果は非常に大きいものと評価しております。
道の駅かわさきは、開設当初から指定管理者制度を導入すべき施設と位置づけ、市が整備した施設部分の管理費等については、当初から組合負担としていますが、道路管理者が設置した部分の管理費については市が負担しているものであります。
平成18年度についても、これから段階的に調整を図っていきますけれども、組合との協議も重ね整合性を図っていく予定でございます。
以上でございます。
○議長(
佐々木時雄君) 金今
地域振興課長。
○川崎支所
地域振興課長(金今寿信君) 北上川流域交流Eボート大会
開催事業補助金についてお答えいたします。
千厩川や砂鉄川の河川改修が始まり、長年、水害に悩まされてきた旧川崎村は、治水から利水への転換期を迎え、歴史的に深いつながりのある川を共通テーマにした地域づくりに取り組み始めました。
平成7年、川との共生を考える川とともに生きるシンポジウムとあわせ、初めてEボート大会を開催いたしました。
Eボートは、子供からお年寄りまで簡単に漕ぐことができる手漕ぎボートで、大会は北上川及び河川敷を会場に、10人1チームによるタイムトライアル方式で競うものでありまして、平成17年度の参加は79チームでございました。
平成9年からは、両磐市町村の協力により内容も充実し、北日本大会や全国大会なども開催するまでになり、川に親しむ場、交流の場として地域を代表するイベントの一つになっております。
また、Eボート大会は、多くのボランティアの活躍に支えられており、現在では中学生や高校生もボランティアスタッフとして活躍し、その姿は来場者から深い感銘を受けているところでございます。
それぞれの知識や技術を生かした手づくりの事業であり、まさに今求められる協働の地域づくり活動だと認識してございます。
新市においても実施することとして予算化されており、今後も地域一丸となって大会を盛り上げ、多くのボランティアに支えられながら大会を運営し、多くの皆様とともに河川空間を共有できる環境づくりに努め、新市の情報発信と地域間交流の促進に向けて、大会を継続、発展させてまいりたいと考えております。
以上でございます。
○議長(
佐々木時雄君) 3番、武田ユキ子君。
○3番(武田ユキ子君) 大変ありがとうございました。
ちょっと私、先ほど1回目のときに、一つ通告していたものを、質疑落としましたが、よろしいでしょうか。
○議長(
佐々木時雄君) 簡潔に願います。
○3番(武田ユキ子君) 142、143ページ、10款4項3目の図書館費でありますが、川崎さんの図書館はまだ日は浅いとは聞いておりますが、特色のある図書館というふうに伺っております。
この運営状況についてお尋ねをしたいと思います。
それから、それらをいただいたあとに、私はきのう、きょうと合併の市町村の皆様方からそれぞれ地域の特色ある事業、ソフト事業についてお尋ねをしてまいりました。
浅井市長さんにおかれましても、それをじかに、とうに知ってはいらっしゃったと思いますけれども、じかにお話を伺っての所見があればお尋ねしたいと思います。
以上で終わります。
○議長(
佐々木時雄君) 相澤
教育文化課長。
○川崎支所
教育文化課長(相澤恵水君) 図書館の運営状況についてお答えいたします。
今の形で旧川崎村の図書館がオープンしましたのが平成10年の12月でございます。
それで、平成17年度の数値をもってお答えしたいと思いますけれども、まず職員体制でございますが、これについては館長、それから館長補佐各1名でございます。
ただし、これにつきましては、併設の公民館との兼務ということになってございます。
それから、司書が2名です。
それとあわせて、非常勤の司書、週30時間の勤務になりますが、4名という体制でございます。
それから、利用時間、開館時間ですけれども、毎週月曜日が休みになってございます。
それから、あとは年間、1年に4ないし5日の蔵書点検というのがございますけれども、それ以外では平日、それから土日、祝日開館してございます。
平日が10時から19時まで、それから土日祝日が10時から18時までということになってございます。
したがいまして、開館日数、平成17年度は年間251日でございました。
蔵書数ですけれども、これについては、児童図書、一般書、それからCD、ビデオ等の視聴覚資料があるわけですけれども、これあわせて6万1,083点ということでございます。
それから、利用者数でございますけれども、年間の利用者数、平成17年度においては2万6,214人でございました。
それから、貸出冊数、これは先ほどの視聴覚資料等も含めてなんですけれども、15万1,638点ということになってございます。
それで、ちなみに、ちょっと蛇足かもしれませんけれども、平成16年度の年間の1人当たりの貸出冊数なんですけれども、これが人口1万5,000人未満の町村の公立図書館における1人当たり貸出冊数が39.11冊ということで、同規模の全国の町村の中で3位になったということでございます。
これの要因としましては、図書司書の迅速な対応やリクエストの充実、加えて、ぬくもりのある落ち着いた雰囲気の施設が好評を博しているものと把握しているところでございます。
以上です。
○議長(
佐々木時雄君) 浅井市長。
○市長(浅井東兵衛君) 今までの各旧町村の関係で、それぞれ特色のある事業いろいろとやられているので、その感想についてということでございました。
それぞれの置かれている地理的条件、あるいは文化、伝統、歴史等々生かされて、それぞれの地域ごとに大変にいろいろと取り組んでいらっしゃるということはよくわかったわけでございますが、中には積極的にそれをどんどんと発表なさっているところと、比較的そういう点ではあまり発表なさらないところがありますから、一概には言えないのでありますけれども、今度このように合併して一つのまちになって、これから地域づくりをやっていくわけでございますので、それぞれ今までの各地域で頑張ってこられたこと、それらをいろいろと意を図りながら、今後の地域づくりに生かしていってまいりたいと、このように考えました。
以上、感想でございます。
○議長(
佐々木時雄君) 武田ユキ子君の質疑を終わります。
7番、藤野秋男君。
○7番(藤野秋男君) 1点だけお伺いします。
64ページの2款総務費、1項財産管理費の中の村有林管理費の中で、17節公有財産を購入しております、1,480万円。
確か、先に事務長からの説明があったわけですが、その理由であれば、もう今、買ってもらいたいところが多々、いっぱいありますよね、なかなか山は合わないというような中でです。
この1,480万円を出して購入しなければならなかった特別な理由が何かあったのかなと、どこからいつ、どれだけの面積を、いつの時期に購入したのか、まずお聞かせ願いたいと思います。
○議長(
佐々木時雄君) 菊地事務長。
○川崎支所事務長(菊地孝二君) 財産の取得についてでございますが、ご質問の平成17年5月23日に門崎生産森林組合の解散に伴う組合所有財産の譲渡について、清算人代表の方から要請がございました。
なぜ、譲渡先が村というふうな形で要請があったかということですが、これら山林にありましては、昭和31年の薄衣村と門崎村の合併により共有林とされたものでございまして、もともと門崎村の村有林でもありました。
加えまして、地域住民が四十数年にわたりまして、植林から撫育管理等をしてまいりましたところでございます。
また、平成3年ころだと記憶しておりますが、一部、ゴルフ場開発計画等が持ち上がりまして、大規模なこの反対運動によりまして、それらの阻止がなされたところでございます。
解散に伴いまして、民間への譲渡に当たりましては、再び開発等につながるといったようなことも懸念されるし、地域の自然の保護や生活環境が悪化するといったようなことから、そのような心配がなされない村に譲渡したいという願いでもございました。
議会とも相談をいたしまして、地域の自然を保護し無用の開発を阻止するという観点から、村に譲渡したいという組合員238名の願いを受けまして、村有林として取得することを決定し、平成17年6月議会で、それぞれ財産の取得による補正予算の議決、それから同6月28日に臨時議会での財産の取得について議決を得たところでございます。
取得に当たりましての面積ですが、一部旧一関市分も含まれまして、135筆で265万7,491平方メートルを取得いたしたものでございまして、取得価格にありましては、組合員数の出資額が一口5万円というふうなことになっておりまして、その精算と一部組合の精算に係る事務を委託している費用がございますので、それらを加えた金額の1,480万円で取得をしたということでございます。
参考までに、10アールあたりに換算しますと約5,570円というふうな、そのような価格となってございます。
○議長(
佐々木時雄君) 7番藤野秋男君。
○7番(藤野秋男君) 山を保護していくということは、大変貴重な事業の一つであります。
しかし、この生産組合が解散するに至った理由は何だったのでしょうか。
恐らく、なかなか今の林業情勢の中では採算がとれないということが理由だったのではないでしょうか。
もし、そうだとすれば、やはり、一つのこの生産組合が事業として考えていたとすれば、やはり採算がとれないのであれば寄附採納をいただくとか、そういう形だってとれたと思うんです。
それをあえて購入に回ったというのはどういうことなんでしょうか。
○議長(
佐々木時雄君) 菊地事務長。
○川崎支所事務長(菊地孝二君) まず、なぜ解散に至ったかということですが、議員さんが前段でお話ありましたように、木価が安くというふうなこと、低迷が長期化し、採算性がとれなかったというふうなことで、一部岩石業者への土地の売却、あるいは貸し付けなども行っておったわけですけれども、これ以上継続することは赤字にも転落するというふうなことから、さらにはこの財産の処分につながっていくと、したがって、それは民間に売却するような形になり、前段でお話したような経過にもなるところから、この際、地域の方々との何回にもわた る協議の結果、譲渡先を村というふうにしたというふうなことでございます。
なぜ、1,480万円で取得というふうなことでございますけれども、当初、合併時においては、合併時というか、昭和31年の薄衣村と門崎村の合併したときの組合員数はもっと多く、その後、経営を続けていく段階で徐々に減ってきたということで、その段階で組合に対して1人ずつ5万円の出資金を払ってきたというような経過でございます。
今回に当たりましても、組合員に対してその出資金について支払いをする必要があるというところから、その価格で村に取得をしていただきたいということでございまして、そのような形になりましたということでございます。
○議長(
佐々木時雄君) 藤野秋男君の質疑を終わります。
30番、鈴木英一君。
○30番(鈴木英一君) ほとんど私が最後になるのかなと思いますが、よけいなこと言いました。
自治区長さんにお聞きしたいと思います。
なるべく重箱の隅をつつくような質問にはしたくないと思っておりますが、川崎村は合併協議の中で国保税率が大幅に引き上げられるということはご存じのとおりでございますが、これは合併協議の中ですから、合併前からわかっていたことです。
大幅に引き上げられるといっても、最終的にはすべて応能応益に2倍以上になるというようになるわけですが、住民の方々の、いわゆる旧川崎村の住民の皆さんの合意が得られるという判断のもとに元村長さん、今の区長さんは判断なさったのか、この点については住民から大きな不満が、何のための合併だったんだという不満が川崎村の方々からも私に寄せられています。
そのことについて、自治区長はどう判断をなさっておられるのか、単に合併したんだから仕方がないんだということで切り捨てるのか、どういう思いをしているのかお聞きしておきたいと思います。
○議長(
佐々木時雄君) 千葉自治区長。
○
川崎地域自治区長(千葉莊君) 大変配慮ありがとうございます。
正直言いまして、今言ったような問題は最初からわかっていたわけでございまして、何とかしなければいけないという中で、やはり今の国の実情というものもございます。
そういう中で、国保会計をどういうふうにして運営してきたかということもいろいろ今、いろんなふうに話をされているわけでございまして、そういうことをかんがみれば、ご承知のとおり、旧川崎村では収納率がほとんど100%近い数字で流れてきたわけでございまして、その辺を考えていただければ、非常に皆さん方の協力をいただいて、何とか頑張って国保税を安く抑えることができたわけでございますし、完納報償金というものがございまして、その辺のお金もいろいろ入れて、いろんな面で頑張ってきたわけでございまして、その辺につきまして、合併協議の中でいろいろ、やはり皆さん方から今、鈴木議員さんがおっしゃっていただいたように、その辺について非常に心配があったわけでございますが、私は、やはり隣、旧千厩町、旧千厩町が隣というわけでございませんが、旧千厩町、旧東山町、周りを見ていただければ旧一関市、どうして旧川崎村が安いんでしょうねというような話から始めて、やはり旧川崎村が安いのではなくて、今まで皆さん方が得した部分もあるのではないですかと、それは皆さん方が協力してやってきたからですよというような説明をやってきたわけでございます。
とは言いながらも、やはり今鈴木議員さんが言っていただいたように、やはりその辺については、私も非常に引っかかるものがございましたが、やはり、先ほどから私も他の支所の区長さん初めいろんな方々の話を聞いていれば、やはり何とか収納率を上げて、みんなで支えるんだというような時代に入っているわけでございますので、そういうことも私は前もって住民の方々に話をしてきた次第でございます。
その辺につきましては、やさしい人が多いからではなくて、皆様方にある程度理解はいただいて、しょうがないなというような、今まで得したんだからねというような話をして私は言った部分もございますが、ある意味で、やはりこれからは、やはりある程度の負担というものは考えなければいけない時代に入ったのではないでしょうかというような話もしてきた経過がございます。
そういうことで、何とかいろいろとご理解をいただくように今進んできたわけでございますので、その辺、私の経過としてはそういうふうな考えでおりました。
以上でございます。
○議長(
佐々木時雄君) 鈴木英一君の質疑を終わります。
19番、大野恒君。
○19番(大野恒君) 簡潔に質問したいと思います。
89ページの3款2項4目保育園について伺います。
川崎と門崎の二つの保育園があるわけですが、この二つの保育園はどんな課題があるととらえているのかお尋ねしたいことと、それから保育士の数、人数ですね、正保育士は何人か、臨時保育士は何人おられるのかお知らせをいただきたいと思います。
それから、入札事務でございます。
これまでは90%、95%、100%と聞いてきたんですが、旧川崎村の場合は98%台、99%台というのがかなり多いのではないかと思われます。
ですから、90%以下は何件か、95%から97%まではいくらか、98%、99%台それぞれ何件あるかということをちょっと教えていただきたいと思います。
○議長(
佐々木時雄君) 佐藤福祉課長。
○川崎支所福祉課長(佐藤仁一君) それでは、ご質問の2保育園についての課題、それから保育園の職員、それから臨時職員の人数についてお答えを申し上げたいと思います。
まず、最初に、保育園の課題でございます。
課題を申し上げれば、いろんな課題がたくさんあるわけでございますが、私なりに感じていることは、今二つの施設しかないわけでございますけれども、最近の情勢を見ますと、従来とは違って、保育園に子供さんを預けられる年齢が引き下げられてきているというか、小さい方を預けたいという方が増えてきております。
従来は3歳ぐらいで、3歳以上の方が多かったわけですが、ここずっと最近は未満児の入所を希望される方が多いということで、そういった未満児の方の受け入れも体制を整えていかなければならないところでありますが、小さい子供さんを預かることによって、また、保育に当たる保育士も確保しなければならないというふうなところで、その辺のところが、当地域ばかりではないと思いますが、課題だろうなというふうに感じております。
それから、職員の数でございますが、二つの保育園がございますけれども、まず最初に川崎保育園でございます。
正職員につきましては、園長を含めて6人、保育士6人でございます。
それから、臨時の保育士が4名でございます。
それから、あとは門崎保育園がございます。
門崎保育園につきましては、園長を含めて保育士が3名、臨時の保育士が1名というふうになってございます。
それで、川崎保育園の方に4名の臨時の保育士を雇用しているわけでございますが、この臨時の保育士については、川崎保育園の方では延長保育を行っておりますので、そういった特別保育に係る保育士の確保、それから、あとは職員の週休代替に係る代替保育士、それからもう一つの門崎保育園もございますので、そちらの方の職員等の連携をとる意味からも、1人、川崎保育園の方に籍を置いて門崎保育園の方の週休対応などに充てるというふうなことで、このような人数を配置しているところでございます。
以上でございます。
○議長(
佐々木時雄君) 小山事務次長。
○川崎支所事務次長(小山宗雄君) 契約の件でございますけれども、旧川崎村の合併前の契約の件数、工事の件数でございますけれども、大変失礼いたしました、入札の件でございますけれども、26件ございまして、99%以上が7件でございます。
それから98%台が同じく7件、97%台が1件、96%台が3件、95%以上が4件、それから95%未満が4件という内容になってございます。
○議長(
佐々木時雄君) 19番、大野恒君。
○19番(大野恒君) まず、保育士の関係なんですけれども、園長さんも保育士だからこの人数に数えたのかなと、聞きますが、実際は園長の仕事があるんだろうから、私の質問の趣旨からすれば一応マイナスするのではないのかなと思いますが、いずれ臨時が4名おられると。
工夫して門崎と川崎やっているということはわかります、ご苦労がわかるわけなんですが、しかし、やっぱり合わせますと5名の臨時の保育士さんがおられて、運営を円滑になっているということなんだろうと思います。
私は、臨時の保育士さんは産休や病休などの特別な事情に限るべきではないのかなと思います。
週休はもうずっと週休が保障されていくことになるわけですし、特別保育も今後続けていかなければならない情勢にあるわけですから、ここを臨時保育士さんにのみ頼っていくということではなくて、やはり正規のきちんとした雇用関係でやっていくことが自治体に課せられている、これは児童福祉法に載っているわけですが、自治体の仕事なわけです、健全育成という点でですね。
そこをきちんとやっていくということが重要だと思います。
そこで、市長さんにお尋ねしたいのです。
これまで、ずっと私はこだわって臨時保育士の、正保育士と臨時保育士の割合、比較すると多いということで質問で明らかにしてきました。
これはいろいろな意味で正しくないと思うんですが、市長さんのご所見、見解をお尋ねしておきたいと思います。
それから、入札の件であります。
98%、99%、これが14件、私は15件だったと思っていましたが、いずれ半分以上がこういう高いところになっていると、異常なくらいにそのように思うんですが、自治区長さん、これについて何か所見があればお聞きしたいと思いますし、この際、旧一関は今もそうなんですが、契約は総務課でやっております、しばらく前から。
旧川崎のシステムはどのようになっていたのかもお尋ねしておきたいと思います。
○議長(
佐々木時雄君) 合併前の所見でよろしゅうございますか。
千葉自治区長。
○
川崎地域自治区長(千葉莊君) 予定価格の件もございますので、積算価格の何%という数字ではございません。
あくまでも、私も先ほどテレビで拝見していたわけでございますが、室根支所の自治区長さんが言ったのと同じでございまして、ある意味で私は競争の原理も働いておりますし、すべてが100%に近いような数字で落ちているというわけには考えておりません。
といいますのは、積算価格とやはり予定価格というのはちょっと違うわけでございまして、その辺を、そのときの裁量でやっているところがあるわけでございまして、その辺の数字だけ見れば多少99%、私も99%ずいぶん多いなと思いながら見ていましたけれども、私はそういう意識はなかったわけでございますが、積算価格に置きかえたらどうなるかということを考えれば、ずっと落ちるのではないかなと、そういうふうに考えております。
以上でございます。
○議長(
佐々木時雄君) 菊地事務長。
○川崎支所事務長(菊地孝二君) 旧川崎村において契約担当課はあったのかということでございますが、契約事務については、それぞれ建設課等で担当をいたしておったところでございます。
○議長(
佐々木時雄君) 浅井市長。
○市長(浅井東兵衛君) 私に対するご質問は、保育士が臨時がかなり多いのではないかというご質疑のようで、これが正しいと思うかと、こういうお言葉でありましたが、私は正しいとか正しくないということに該当はしないのではないかと、それぞれの、やっぱりそのときの事情いろいろとありましょうから、多いところもあれば少ないところもあると、いろいろとあろうと思いますけれども、やっぱりいろいろの事情、情勢、いろいろのことを勘案してそういうことになったのであろうと、このように思っております。
決して正しくないとか正しいとかという判断にはならないと思います。
○議長(
佐々木時雄君) 大野恒君の質疑を終わります。
質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は委員会の審査及び討論を省略し、直ちに採決を行うことにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
佐々木時雄君) 異議なしと認めます。
よって、委員会の審査及び討論を省略し、直ちに採決を行うことに決定いたしました。
これより採決を行います。
採決は、まず認第62号、第63号を個別で、次に認第64号から認第69号までの6件を一括で、次に認第72号を、以上のように分割して採決いたします。
まず、認第62号、本案賛成者の起立を求めます。
(賛成者起立)
○議長(
佐々木時雄君) 起立多数。
よって、認第62号は、認定することに決定いたしました。
次に、認第63号、本案賛成者の起立を求めます。
(賛成者起立)
○議長(
佐々木時雄君) 起立満場。
よって、認第63号は、認定することに決定いたしました。
次に、認第64号、第65号、第66号、第67号、第68号、第69号、本案賛成者の起立を求めます。
(賛成者起立)
○議長(
佐々木時雄君) 起立満場。
よって、右6件は、認定することに決定いたしました。
次に、認第72号、本案賛成者の起立を求めます。
(賛成者起立)
○議長(
佐々木時雄君) 起立満場。
よって、認第72号は、認定することに決定いたしました。
○議長(
佐々木時雄君) 以上で本日の議事日程は全部議了いたしました。
次の本会議は6月29日、午前10時に再開いたします。
本日はこれにて散会いたします。
ご苦労様でございました。
散会時刻 午後5時32分...