北上市議会 2004-03-10
03月10日-05号
○議長(
高橋一夫君) ただいまの委員長の報告に対する質疑に入ります。(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
高橋一夫君) これをもって質疑を終結いたします。 これより討論に入ります。(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
高橋一夫君) これをもって討論を終結いたします。 これより議案第21号北上市
教育委員会の教育長の給与、旅費及び勤務時間条例の一部を改正する条例を採決いたします。 本件に対する委員長の報告は可決であります。本件は委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
高橋一夫君) 御異議なしと認めます。よって、本件は原案のとおり可決されました。 次に、議案第22号北上市
体育施設条例の一部を改正する条例を採決いたします。 本件に対する委員長の報告は可決であります。本件は委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
高橋一夫君) 御異議なしと認めます。よって、本件は原案のとおり可決されました。
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○議長(
高橋一夫君) 日程第9、議案第23号北上市
職業訓練施設条例を議題といたします。 本件に関し、委員長の報告を求めます。経済環境常任委員長。 (経済環境常任委員長 昆 英史君 登壇)
◆経済環境常任委員長(昆英史君) 経済環境常任
委員会委員長報告を申し上げます。 去る2月19日の本会議において、当委員会に付託になりました議案第23号北上市
職業訓練施設条例について、当委員会は2月26日に会議を開き、
関係部長等の出席を求め、詳細な説明を聴取し、慎重に審査いたしましたので、その経過と結果について御報告申し上げます。 本条例は、相去町山田地内のオフィスアルカディア・北上に移転新築する北上高等職業訓練校を公の施設として位置づけ、企業ニーズにこたえた職業能力開発による人材育成を図るとともに、地域産業の発展と雇用の安定に資するため設置しようとするものであり、施設の管理運営については指定管理者に行わせようとするものであります。 なお、施設は、条例に規定する指定管理者の行う認定職業訓練等に使用するものとし、いわゆる貸し館的な一般の使用に供さないものとなっております。 また、施設の円滑な運営を図るため運営委員会を置き、施設の設置目的に沿った運営がなされるように努めていくとのことであります。 当委員会は、採決の結果、
全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 以上をもって、当委員会に付託になりました議案についての報告を終わりますが、何とぞ当委員会の決定どおり御賛同を賜りますようお願い申し上げ、報告を終わります。
○議長(
高橋一夫君) ただいまの委員長の報告に対する質疑に入ります。(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
高橋一夫君) これをもって質疑を終結いたします。 これより討論に入ります。(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
高橋一夫君) これをもって討論を終結いたします。 これより議案第23号北上市
職業訓練施設条例を採決いたします。 本件に対する委員長の報告は可決であります。本件は委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
高橋一夫君) 御異議なしと認めます。よって、本件は原案のとおり可決されました。
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○議長(
高橋一夫君) 日程第10、議案第3号平成16年度北上市
一般会計予算、日程第11、議案第4号平成16年度北上市
国民健康保険特別会計事業勘定予算、日程第12、議案第5号平成16年度北上市
国民健康保険特別会計直営診療施設勘定予算、日程第13、議案第6号平成16年度北上市
老人保健特別会計予算、日程第14、議案第7号平成16年度北上市
介護保険特別会計予算、日程第15、議案第8号平成16年度北上市
工業団地事業特別会計予算、日程第16、議案第9号平成16年度北上市
下水道事業特別会計予算、日程第17、議案第10号平成16年度北上市
農業集落排水事業特別会計予算、日程第18、議案第11号平成16年度北上市
駐車場事業特別会計予算、日程第19、議案第12号平成16年度北上市
宅地造成事業特別会計予算、日程第20、議案第13号平成16年度北上市
土地取得特別会計予算、日程第21、議案第14号平成16年度北上市
水道事業会計予算、以上12件を一括して議題といたします。 本件12件に関し、委員長の報告を求めます。予算特別委員長。 (予算特別委員長 金田ハルノ君 登壇)
◆予算特別委員長(金田ハルノ君) 予算特別委員会の報告をいたします。 去る2月19日の本会議において、当予算特別委員会に付託になりました議案第3号平成16年度北上市
一般会計予算並びに議案第4号から議案第13号までの平成16年度北上市特別会計予算10件及び議案第14号
水道事業会計予算について、当委員会における審査の経過と結果について御報告申し上げます。 当委員会は、2月19日の本会議終了後、当議場において委員会を開催し、正副委員長の互選を行い、不肖私が委員長に、副委員長には釼吉孝夫委員が互選されました。 審査の方法につきましては、審査の徹底と能率化を図るため、付託案件のすべてを各常任委員会ごとに構成する分科会に分割付託し、審査することといたしました。 各分科会において2月26日、27日及び3月1日、2日までの4日間、それぞれ会議を開き、
関係部課長等から主要事務事業並びに予算執行計画等について説明を聴取し、慎重に審査を行ったものであります。 当委員会は、各分科会の審査の終了を待って、3月5日に予算特別委員会を開き、各分科会委員長からそれぞれ分科会における審査の経過と結果について報告を求め、さらに審査に当たっては終始熱心かつ活発な質疑を交わしました。 それでは、平成16年度北上市予算の内容について申し上げます。 一般会計及び10特別会計の予算総額は559億3,189万円で、骨格予算であった前年度当初予算に比較し39億8,016万7,000円の減となっており、率でマイナス6.6%となっております。 最初に、
一般会計予算について申し上げます。本会計の予算総額は、歳入歳出ともそれぞれ313億7,500万円で、骨格予算であった前年度の当初予算に比較しますと41億9,500万円の減となっており、率でマイナス11.8%となっております。 初めに、歳入ですが、前年度に比較し増額となった主な科目の予算額は、2款地方譲与税8億9,800万円、28.5%の増、3款利子割交付金9,400万円、21.4%の増、5款ゴルフ場利用税交付金1,700万円、18.1%の増、14款財産収入2億6,553万3,000円、52.5%の増などとなっております。また、減額となった主な科目の予算額は、7款地方特例交付金2億5,282万円、15.3%の減、12款国庫支出金21億3,279万2,000円、12.9%の減、16款繰入金15億4,564万9,000円、32.7%の減、19款市債27億1,780万円、57.2%の減などであります。 次に、歳出ですが、目的別歳出の前年度に比較し増額となった主な科目の予算額は、3款民生費70億6,251万円、4.2%の増、4款衛生費26億1,659万9,000円、1.6%の増、7款商工費14億4,602万7,000円、15.3%の増、12款公債費48億4,739万4,000円、9.1%の増であり、減額となった主な科目の予算額は2款総務費31億6,147万1,000円、12.4%の減、6款農林水産業費14億2,515万5,000円、14.7%の減、8款土木費46億2,284万4,000円、15.4%の減、10款教育費40億7,583万4,000円、46.6%の減などであります。また、性質別歳出においては、人件費、投資的経費、積立金などが減額となっております。 分科会における審査の内容につきましては、3月5日の予算特別委員会において、それぞれ分科会委員長から詳細な報告がなされ、各位御承知のとおりでありますので、私からの報告は省略させていただきます。 当委員会は、採決の結果、議案第3号平成16年度北上市
一般会計予算については、賛成多数をもって原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 次に、特別会計について申し上げます。10特別会計の当年度予算総額は、歳入歳出ともそれぞれ245億5,689万円で、前年度当初予算に比較し2億1,483万3,000円、0.9%の増となっております。このうち国民健康保険特別会計事業勘定、介護保険特別会計、下水道事業特別会計、農業集落排水事業特別会計の4会計は、前年度に比較し増額となっておりますが、国民健康保険特別会計直営診療施設勘定ほか5会計は減額となっております。 次に、
水道事業会計予算について申し上げます。まず、収益的収支ですが、収入の事業収益は24億907万7,000円で、このうち営業収益が23億87万2,000円、営業外収益が1億820万2,000円であり、支出の水道事業費は23億2,633万4,000円で、このうち営業費用が19億933万1,000円、営業外費用が4億1,139万7,000円等であります。 また、資本的収支については、資本的収入が6億57万1,000円、資本的支出が12億8,671万8,000円で、資本的収入額が支出額に対し不足する額6億8,614万7,000円は、過年度分損益勘定留保資金などで補てんしようとするものであります。 各特別会計及び水道事業会計に関する審査の内容につきましても、一般会計同様省略させていただきますが、平成16年度北上市特別会計予算10件及び
水道事業会計予算について、当委員会は採決の結果、議案第4号平成16年度北上市
国民健康保険特別会計事業勘定予算については、賛成多数をもって原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 また、議案第5号平成16年度北上市
国民健康保険特別会計直営診療施設勘定予算、議案第6号平成16年度北上市
老人保健特別会計予算、議案第7号平成16年度北上市
介護保険特別会計予算、議案第8号平成16年度北上市
工業団地事業特別会計予算、議案第9号平成16年度北上市
下水道事業特別会計予算、議案第10号平成16年度北上市
農業集落排水事業特別会計予算、議案第11号平成16年度北上市
駐車場事業特別会計予算、議案第12号平成16年度北上市
宅地造成事業特別会計予算、議案第13号平成16年度北上市
土地取得特別会計予算、議案第14号平成16年度北上市
水道事業会計予算については、いずれも
全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 以上が予算特別委員会に付託になりました議案12件についての審査の経過と結果であります。 国では、地方制度改革に向けた動きが活発化しており、いわゆる三位一体の改革で生じる財源不足が予想されることから、今後とも行政経費の節減や行財政の適正化、効率化に努め、市民の期待にこたえるよう強く要望するものであります。 何とぞ当委員会の決定どおり満場の御賛同を賜りたくお願い申し上げ、報告といたします。
○議長(
高橋一夫君) 休憩します。 午前10時48分 休憩
--------------------------------------- 午前10時58分 再開
○議長(
高橋一夫君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 先ほどの委員長の報告に対する質疑に入ります。(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
高橋一夫君) これをもって質疑を終結いたします。 これより討論に入ります。討論の通告がありますので、順次発言を許します。18番
鈴木健二郎議員。 (18番
鈴木健二郎君 登壇)
◆18番(
鈴木健二郎君) 私は、ただいま予算特別委員長から報告のありました議案第3号平成16年度北上市
一般会計予算並びに議案第4号平成16年度北上市
国民健康保険特別会計事業勘定予算、以下10特別会計予算、そして議案第14号平成16年度北上市水道会計予算のうち、平成16年度北上市
一般会計予算及び平成16年度
国民健康保険特別会計事業勘定予算の2件について反対であります。以下、その理由を申し上げます。 平成16年度は、北上市はいよいよ行財政改革を本格的に推進する年であります。その改革の中身は、既に明らかにされているように、患者輸送車や出張所、そして児童館、プールなどの廃止、さらには幼稚園の保育料の値上げ、保育所や学校給食の民間委託など、福祉、教育並びに住民サービス後退につながる項目が少なからずあります。その総額は、人件費削減と合わせると17億900万円、向こう4年間で削減しようとしている30億円の56%にも当たります。今確かに市は多額の借金を抱え、追い打ちをかけるように国の三位一体改革、県の改革プログラム、さらには市税収入の落ち込みなど、厳しい財政環境にあることはそのとおりであります。しかしながら、必要なサービスをも削ることは、改革プログラムがいう安定した行政サービスの維持にも矛盾するものと言わなければなりません。私は、まずこのようなプログラムは到底認めることができないことを強調しておきたいと思います。 平成16年度
一般会計予算は、新規事業として学校の耐震調査や本格的なコミュニティーバス運行補助金の実現など、積極的な施策が盛り込まれてはいるものの、全体的には住民に負担を強いる行革路線であります。庁舎建設基金の2,500万円余の新たな積み立ては、不要不急のものとして一たん凍結をし、市民の福祉充実に充てるべきと考えます。
行財政改革緊急プログラムを強調されるのであれば、これこそイの一番に緊急の対象になってしかるべきではなかったでしょうか。鬼の館10周年記念事業、ゲゲゲの鬼太郎展もしかりであります。今なぜゲゲゲの鬼太郎かという内容もさることながら、これに多額の税金をつぎ込む理由に、多くの市民は困惑していることを見るべきであります。第三セクターは、相変わらず温存路線でありますが、特に和賀有線テレビの加入率と地ビールの営業実績を見るならば、市が改革の対象基準として強調する費用対効果から見ても、極めて問題と言わなければなりません。国の米改革大綱によるビジョンづくりが進められていますが、集落型経営体モデル育成事業は担い手農家の基準を一層拡大する農地利用集積対策事業とともに、一層農家に不安を与えるものになっております。これは、JA合併にも通ずる問題であります。ことし6月を目指したJA合併研究協議会から推進協議会への切りかえにより、いよいよJA合併に向けた取り組みが本格化するわけでありますが、果たしてJA合併が農家に希望を与えるものになるかどうかは極めて疑問であります。 今多くの市民は、仕事と雇用に大きな不安を持っております。農業と商業の活性化は緊急中の緊急課題であります。緊急性のない事業への財源は少しでもこれら切実な分野に回してほしいというのが市民の願いではないでしょうか。限られた財源は住民の暮らし優先に使用すべきであります。雇用の面では、せっかく立ち上げた新規就職支援補助金をもっともっと実効あるものに拡充すべきと考えます。産業振興では、地産地消の拡充を図る中で、市独自の援助を強め、農家が安心して農畜産物の生産ができる名実ともに基幹産業としての位置づけが求められていると思います。商店街の空き店舗対策は、魅力あるまちづくりと一体となったものとして考え、抜本的な対策を講ずるべきものと考えます。乳幼児医療費無料化の拡大は、市が掲げる少子化対策の重点施策として位置づけてしかるべきものでありますし、当然に所得制限の緩和、撤廃は行うべきものと考えます。このような視点から見ますれば、来年度の予算配分の重点項目として位置づけました産業振興と雇用確保、少子化対策は極めて希薄と言わなければなりません。安心、安全は、災害への備えだけではありません。市民の将来の暮らしに希望を与えてこそ安心なまちづくりとなるものと考えます。言うまでもなく、自治体の役割は住民福祉の向上であります。保育所や学校給食の民営化はこれに逆行するものと言わなければなりません。コスト削減は、住民福祉になじまないものでありましょう。その論理は利潤追求の企業的理論であります。平成16年度予算がそのような論理に裏づけられたものであることは、行革プログラム推進の本格実施として位置づけている市の思惑を見ても明らかであります。しかしながら、一方では、一貫性のない予算であることを指摘しないわけにはまいりません。 国民健康保険特別会計は、納めたくても納められない状況は依然として改善されず、特に低所得者にとっては医療を受けることすら困難な状況にあります。年々収納率が低下し、滞納者と滞納額が年々増加しています。当局の説明によりますと、昨年8月現在で滞納者は2,477人、滞納額はことし1月現在6億2,800万円、資格証明書の発行は102世帯、短期保険証の発行は743世帯にも上っているようであります。この額と数は、県内他市に比べましても突出をしております。一方で、基金は今年度積み増し分1億5,000万円を加えると8億円を優に超す額になるようであります。これは、医療費の20%にもなる額でありますが、市はさらに25%まで積み上げる計画のようであります。果たしてこのような国保運営が正常だと言えるでしょうか。根底には国の補助金の削減と誘導策があることは承知をしております。当局の御努力も認めるものでありますが、年々困難の度合いを深める国保運営と財政の改善は急務であります。25%もの基金積み立ては、国の指導基準の上限をしゃにむに達成しようとする意図さえ感じ、保険加入者の実態とも異常にかけ離れたものと言わなければなりません。私は、平成16年度の予算措置の中で、この基金の一部を取り崩し、保険料
引き下げの財源とし、納めやすい国保制度に改めるべきと考えるものであります。 以上の理由により2件の予算に反対であります。
○議長(
高橋一夫君) 23番
及川洋一議員。 (23番
及川洋一君 登壇)
◆23番(
及川洋一君) 私にとりましてこの壇上に立って申し上げるのは最後となりました。この最後の機会をお許しいただきましたことに感謝の気持ちを抱きながら、討論をいたしたいと思います。 私は、議案第3号平成16年度
一般会計予算及び議案第4号から第13号までの平成16年度北上市特別会計予算10件並びに議案第14号平成16年度北上市
水道事業会計予算について、賛成であります。 平成16年度は、北上市総合計画の推進第4年次に当たり、目標とする美しい環境のまち、彩り豊かな暮らしのまち、すぐれた価値をつくり出すまちの実現に向けた歩みをさらに進める上で、大変重要な年度であると思います。加えて市税収入の落ち込みや、県や国からの交付税や補助金の削減や廃止等によって財源不足が予想されることから、極めて厳しい財政運営を余儀なくされる年とも言えると思います。そうした理想都市を目指した目標と厳しい財政事情を照らし合わせながら編成された新年度予算は、創意工夫によって重点的に、かつ効率的に運用されようとしていることが随所に認められ、その労苦の跡がうかがえるのであります。 まず、
一般会計予算についてですが、
行財政改革緊急プログラムを実践する初年度に当たり、幾つかの分野において制度の改革や住民サービスの見直しを行っておりますが、いずれも市民の理解と協力を得ながら実施できるものばかりであり、今後の財政見込みから考えますと、やむを得ない計上であると認められます。そしてまた、市民参画と協働で安全なまちづくりに取り組もうとしていること、また地域計画の推進、少子化対策、産業の振興と雇用確保の問題、事務事業を改善し、市民満足度を向上させるための事業、人材育成、生活基盤の整備等々、当面する課題にも重点的に予算計上なされております。さらに、新規に取り組む特徴的な事業を拾ってみますと、母子家庭支援事業、集落型経営体モデル育成事業、商店街空き店舗活用起業家支援事業、急傾斜地崩壊対策事業、小中学校耐震診断事業、そして鬼の館開館10周年記念事業等々であり、これまたいずれも厳選されたものばかりと認められ、賛意を表するものであります。 ここで、先ほどの反対討論の中で、鬼の館10周年記念事業を取り上げておりましたので、あえて私もこの事業に対する見解をつけ加えておきたいと思います。この記念事業としてゲゲゲの鬼太郎を取り上げるということを知ったときには、正直言って私も疑問を持った一人であります。そこで、さきの予算特別委員会分科会においてこの事業についていろいろと伺いました。その中で、作者である水木しげる氏は、高度経済成長が置き忘れてきた人間たちの心の貧しさを取り戻したい、育成したい、そういうねらいを各地に伝わる物語や伝説に登場する妖怪という世界に組み入れて創作活動に専念していることを知りました。また、当市が誇っている鬼というイメージは、私が思うには鬼剣舞の鬼ばかりではなくて、一般の人間社会には存在しない神秘性と特異性を持った一種の鬼神、いわゆる鬼の神様ですが、鬼神のような存在であって、それがゲゲゲの鬼太郎の鬼と同じ世界に住んでいるのかもしれない、そんなミステリーな関係を想像しますと、当市の鬼の館とゲゲゲの鬼太郎とはまんざら無縁でもないのだという思いが広がってくるのであります。ですから、この事業は、単なる客寄せ的な考えばかりではなくて、この作者や作品が訴える教育性や精神性を柱にしながら、新しい鬼の世界を演出するならば、大きな効果が生まれ、すばらしい鬼の館10周年記念事業になるのではないだろうかと期待するものであります。それに、鬼のイメージや鬼の館の存在価値が一層高まるチャンスでもあります。さらに、この事業は、県からも認められ、事業費の3分の2が支援されるということですから、当市の威信にかけてもぜひとも成功させてほしいものだと願っているのであります。 次に、国民健康保険特別会計勘定予算についてですが、高齢者の医療費の増加によって前年度当初予算比5.6%の増であります。国保税の滞納額が多いことが大変気がかりですが、職員をふやすなど、徴収業務体制を強化し、その徴収に努力するということでありますから、可とするものであります。 なお、財政難のために財政調整基金を取り崩して活用すべきだという声も先ほどありましたが、これはあくまでも伝染性疾患などが蔓延したときに、いわゆる非常の場合に活用すべきが原則であり、安易に取り崩すべきではないと私は思います。その他の特別会計予算及び
水道事業会計予算も、厳しい財政事情のもとにありながらも、従来からの継続事業も含め、着実な歩みを示しておりますことに高く評価するものであります。 以上のことなどから、提案されております平成16年度の当初予算案12件に賛成するものであります。
議員各位の御賛同を賜りますようにお願いを申し上げまして、討論を終わります。
○議長(
高橋一夫君) これをもって討論を終結いたします。 これより議案第3号平成16年度北上市
一般会計予算を採決いたします。 本件に対する委員長の報告は可決であります。本件は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。 (
賛成者起立)
○議長(
高橋一夫君) 起立多数であります。よって、本件は原案のとおり可決されました。 次に、議案第4号平成16年度北上市
国民健康保険特別会計事業勘定予算を採決いたします。 本件に対する委員長の報告は可決であります。本件は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。 (
賛成者起立)
○議長(
高橋一夫君) 起立多数であります。よって、本件は原案のとおり可決されました。 次に、議案第5号平成16年度北上市
国民健康保険特別会計直営診療施設勘定予算を採決いたします。 本件に対する委員長の報告は可決であります。本件は委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
高橋一夫君) 御異議なしと認めます。よって、本件は原案のとおり可決されました。 次に、議案第6号平成16年度北上市
老人保健特別会計予算を採決いたします。 本件に対する委員長の報告は可決であります。本件は委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
高橋一夫君) 御異議なしと認めます。よって、本件は原案のとおり可決されました。 次に、議案第7号平成16年度北上市
介護保険特別会計予算を採決いたします。 本件に対する委員長の報告は可決であります。本件は委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
高橋一夫君) 御異議なしと認めます。よって、本件は原案のとおり可決されました。 次に、議案第8号平成16年度北上市
工業団地事業特別会計予算を採決いたします。 本件に対する委員長の報告は可決であります。本件は委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
高橋一夫君) 御異議なしと認めます。よって、本件は原案のとおり可決されました。 次に、議案第9号平成16年度北上市
下水道事業特別会計予算を採決いたします。 本件に対する委員長の報告は可決であります。本件は委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
高橋一夫君) 御異議なしと認めます。よって、本件は原案のとおり可決されました。 次に、議案第10号平成16年度北上市
農業集落排水事業特別会計予算を採決いたします。 本件に対する委員長の報告は可決であります。本件は委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
高橋一夫君) 御異議なしと認めます。よって、本件は原案のとおり可決されました。 次に、議案第11号平成16年度北上市
駐車場事業特別会計予算を採決いたします。 本件に対する委員長の報告は可決であります。本件は委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
高橋一夫君) 御異議なしと認めます。よって、本件は原案のとおり可決されました。 次に、議案第12号平成16年度北上市
宅地造成事業特別会計予算を採決いたします。 本件に対する委員長の報告は可決であります。本件は委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
高橋一夫君) 御異議なしと認めます。よって、本件は原案のとおり可決されました。 次に、議案第13号平成16年度北上市
土地取得特別会計予算を採決いたします。 本件に対する委員長の報告は可決であります。本件は委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
高橋一夫君) 御異議なしと認めます。よって、本件は原案のとおり可決されました。 次に、議案第14号平成16年度北上市
水道事業会計予算を採決いたします。 本件に対する委員長の報告は可決であります。本件は委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
高橋一夫君) 御異議なしと認めます。よって、本件は原案のとおり可決されました。
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○議長(
高橋一夫君) 日程第22、議案第24号平成15年度北上市
一般会計補正予算(第6号)、日程第23、議案第25号平成15年度北上市
国民健康保険特別会計事業勘定補正予算(第3号)、日程第24、議案第26号平成15年度北上市
国民健康保険特別会計直営診療施設勘定補正予算(第3号)、日程第25、議案第27号平成15年度北上市
介護保険特別会計補正予算(第4号)、日程第26、議案第28号平成15年度北上市
工業団地事業特別会計補正予算(第3号)、日程第27、議案第29号平成15年度北上市
下水道事業特別会計補正予算(第5号)、日程第28、議案第30号平成15年度北上市
農業集落排水事業特別会計補正予算(第5号)、日程第29、議案第31号平成15年度北上市
土地取得特別会計補正予算(第1号)、日程第30、議案第32号平成15年度北上市
水道事業会計補正予算(第4号)、以上9件を一括して議題といたします。 これより質疑に入ります。 最初に、第1表歳入歳出予算補正の歳入から款を追って進めます。 1款市税。(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
高橋一夫君) 2款地方譲与税。(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
高橋一夫君) 6款自動車取得税交付金。(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
高橋一夫君) 10款分担金及び負担金。(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
高橋一夫君) 11款使用料及び手数料。(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
高橋一夫君) 12款国庫支出金。(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
高橋一夫君) 13款県支出金。(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
高橋一夫君) 14款財産収入。(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
高橋一夫君) 15款寄附金。(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
高橋一夫君) 16款繰入金。19番
高橋孝二議員。
◆19番(
高橋孝二君) 市債管理基金の繰入金が5億9,200万余円ありまして、繰入金が少なくて済んだことは大変いいことですけれども、当初予算時に計画をされた事業が縮小されての歳出削減であれば若干問題がありますけれども、今回この補正で5億9,200万余の繰入金が少なくて済んだ要因の説明をいただきたいと思います。
○議長(
高橋一夫君)
財務部長。
◎
財務部長(
高屋敷克広君) 市債管理基金の繰入金の減額補正についてお答えをいたします。 今回の補正は、歳出の事務事業費の確定によるものと、それから歳入予算の精査の結果、減額補正しようとするものでございます。
○議長(
高橋一夫君) 19番
高橋孝二議員。
◆19番(
高橋孝二君) それは、わかりますので、歳出関係で主なものの説明をいただきたいと思います。
○議長(
高橋一夫君)
財務部長。
◎
財務部長(
高屋敷克広君) まず、歳入につきましては、今回の補正でも計上しておりますけれども、市税の増収、それから地方交付税の増額、こういったものでふえておりますし、歳出について個々の事業についてその増減、今申し上げることは難しいと。後ほど説明させていただきたいと思います。 以上です。
○議長(
高橋一夫君) 18款諸収入。(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
高橋一夫君) 19款市債。(「なし」と呼ぶ者あり) 歳入を終わり歳出に入ります。(何事か呼ぶ者あり) 休憩します。 午前11時31分 休憩
--------------------------------------- 午前11時31分 再開
○議長(
高橋一夫君) 再開します。 1款議会費。(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
高橋一夫君) 2款総務費。(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
高橋一夫君) 3款民生費。10番
佐藤ケイ子議員。
◆10番(
佐藤ケイ子君) 58ページです。58ページの下の段に、児童扶養手当支給額5,100万円の減額補正が計上されておりますけれども、これは当初では多目に見ていて、確定ということで減額だというふうに思いますけれども、そこでなのですけれども、これは国の制度改正によって所得制限とか、支給年数制限とか加わって、ただでさえ苦しい母子家庭がますます厳しい生活実態になっているのでないかなというふうに言われているわけです。そこで、支給対象の実績見込み、それからこういうことになったことによった生活実態の変化といいますか、把握している範囲で説明をお願いします。
○議長(
高橋一夫君)
保健福祉部長。
◎
保健福祉部長(
大山孝詞君) 児童扶養手当についてお答えをいたします。 5,100万円ほど減額をいたしておるわけでありまして、当初予算におきましては約720人ぐらいが対象ということで予算を計上したわけでありますけれども、現時点では受給者において約614人ぐらいに受給者が減ると。精査した結果実績でこういう形になるということで、今回大幅に減額をするものでございまして、中には所得制限等もあるわけでありまして、実態といたしましては約108人が支給停止といったような状況にもなってございます。 なお、母子家庭の生活実態等については、把握をいたしてございませんので、御答弁するわけにはいきませんので、御了解いただきます。
○議長(
高橋一夫君) 22番
小原健二議員。
◆22番(
小原健二君) 同じく58ページ、7目、8目の国民健康保険と介護保険それぞれ繰り出しされておりますけれども、中身的には通常一般的な、義務的な部分なのか、政策的な部分での繰り出しなのか、そこの部分確認したいと思います。
○議長(
高橋一夫君)
保健福祉部長。
◎
保健福祉部長(
大山孝詞君) お答えをいたします。 まず、国民健康保険事業特別会計に対する繰出金の関係でございますけれども、国保の特別会計につきましては保険給付費の増が見込まれるということで補正をするものでありまして、国保特別会計の中身の中で一般会計において国からお金をちょうだいいただきまして、それを国保の特別会計に繰り出しをすると、制度的にそういったような仕組みになっているものがございまして、それを保険基盤安定繰入金という国保の特別会計で受ける歳入があるでありますけれども、この歳入につきましては一般会計の方で歳入をして、それを特別会計に繰り出しをすると、こういったような仕組みになってございまして、今回一般会計で繰出金を見たというものでございますし、それから介護保険の特別会計についての一般会計からの繰出金でございますけれども、これも介護保険につきましては保険給付費が伸びるという状況でございまして、一般会計のルール負担分の繰り出しをするという中身でございます。
○議長(
高橋一夫君) 4款衛生費。(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
高橋一夫君) 5款労働費。10番
佐藤ケイ子議員。
◆10番(
佐藤ケイ子君) 66ページです。雇用対策のところで、新規高卒者就職支援事業186万円の減額です。これは、国の補助制度の関係で導入してきたものだと思いますけれども、実態としては会社としても使いにくいのではないか、また本当に雇用拡大になっていたのかということで、疑問視されているわけです。それで、この実績の見込みはどういうふうだったのかと、この実績の算定の説明をお願いします。
○議長(
高橋一夫君)
商工部長。
◎
商工部長(澤田俊美君) それでは、お答えいたします。 2月末現在で実績は3件でございます。 なお、その後補正ということでございますので、さらに若干の件数が見込まれるということで、今回補正をお願いするものであります。
○議長(
高橋一夫君) 6款農林水産業費。14番
千葉孝雄議員。
◆14番(
千葉孝雄君) 72ページの森林病害虫防除事業費601万円減額となっておりますが、その理由。 それから、次ページの市有林の管理費ですが、これも744万円の減ということになっておりますが、その理由をお聞かせいただきたい。
○議長(
高橋一夫君)
農林部長。
◎
農林部長(菊池隆浩君) お答えいたします。 最初、森林病害虫の防除事業費601万円の減でございます。この中身を若干申し上げたいと思いますが、森林病害虫防除で約300万円の減、それから次の病害虫防除等のシート処理、これが約270万円ほどと。それから、一番下の松くい虫被害調査業務委託料、これがマイナスの14万円ということでございます。そういうことで、一番上段の病害虫防除委託料、約300万円の減は、県費の都合で若干予算が、9月でお願いをしたわけでございますが、予定した金額が来なかったということで、300万円どうしても減額せざるを得なかったという内容でございます。それから、次のシートの処理委託料につきましては、これは実績で200万円落ちるというものでございます。 それから、74ページの市有林除間伐委託料、これもやっぱり県の補助を導入して市有林の除間伐を実施しているものでございまして、県のやっぱり補助事業の減によりまして、これくらい減額せざるを得なかったという事情によるものでございます。 以上でございます。
○議長(
高橋一夫君) 14番
千葉孝雄議員。
◆14番(
千葉孝雄君) この松くい虫対策につきましては、何度か質問した経緯がございますけれども、依然として松くい虫の被害が続いているという現況でございます。私は、その防除、切り倒しですか、あとはシートをかける作業が追いつかないというふうに聞いておりますけれども、六百何万の減ということですと、人夫の方が足りなかったのか、それから予算が多かったのか、ちょっとこれはわかりませんけれども、私は減額にならないように、最善の予算を使って防除に取り組んでほしいと、こう思いますが、どうでしょうか。
○議長(
高橋一夫君)
農林部長。
◎
農林部長(菊池隆浩君) もう一度申し上げますが、病害虫防除の委託料につきましては、県の予算がどうしても措置されなかったということで、300万円落とさざるを得なかったということでございます。いずれ平成16年度の当初予算にも6,000万円以上の措置をいたしてございますので、いずれ頑張って防除に努めてまいりたいというふうに思ってございます。
○議長(
高橋一夫君) 7款商工費。22番
小原健二議員。
◆22番(
小原健二君) 74ページ、2目、上の商店街の照明灯電気料金、増額になっておりますが、この内容をお聞きしたいと思います。 それと、たまに私も夜遅く商店街歩くときもあるのですけれども、電気全部消えてる商店街も結構あるのです。やはり交付している以上ある程度防犯対策も含めて意識して交付されているのではないかと思うのですが、そういう交付要綱の内容には何時までとか、ある程度一部点灯とか、そういう要請はしていないのか、その部分も確認をしたいと思います。
○議長(
高橋一夫君)
商工部長。
◎
商工部長(澤田俊美君) まず、第1点の方の内容ということですけれども、これは18団体の団体におかれまして電気料金が確定したというものでございます。 それから、2点目の、大変夜間に消えている商店街が見受けられるということですが、これは自動的に消える、そういったような装置をつけているところもございますし、それから何時まで点灯すべきだというような、その要綱上の規定もございませんが、私どもも実際やはり歩いてみて、先般も実は何時から点灯するのですかということ問い合わせしましたら、自動点灯ですとか、いろいろお話がありました。いずれまずいろんな機会とらえて、点灯するように指導に努めてまいりたいと、そう思います。
○議長(
高橋一夫君) 8款土木費。(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
高橋一夫君) 9款消防費。(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
高橋一夫君) 10款教育費。10番
佐藤ケイ子議員。
◆10番(
佐藤ケイ子君) 96ページです。96ページの一番下に学校給食の食器更新事業がありまして、360万円の減額が計上されております。平成15年度で食器更新をしたわけですけれども、この食器の更新の、今までの食器よりももっといいものができているので、新しいタイプのものを購入してほしいというような要望もかなりあったようですけれども、その実績はどのようにされたのか、お伺いします。
○議長(
高橋一夫君)
教育次長。
◎
教育次長(
高橋左京君) ただいまの質問に対してお答えいたします。 この食器につきましては、通称ペンというものでありまして、いろいろと問題になりました樹脂、PC食器といいますか、そういったものは今は全然使わないということになっております。この残額につきましては、汁わんとめんわんと仕切り皿というものの3種類を使っておりますが、いずれもこの樹脂系のペンというものを使って、いわゆる衛生面に配慮した樹脂製のものを購入しているというものであります。
○議長(
高橋一夫君) 2番
八重樫善勝議員。
◆2番(
八重樫善勝君) ページでいいますと92ページになりますが、市民劇場等開催費、これまでも市民劇場の開催費の、開催といいますか、補助金ですが、240万円と聞いてずっときておりましたけれども、ここで減額240万円というのはどういうことかなと思っておりますが、これについて御説明願いたいと思います。
○議長(
高橋一夫君)
教育次長。
◎
教育次長(
高橋左京君) それでは、ただいまの質問についてお答えいたします。 実質的にはさくらホールのオープニング事業の方で、県の総合補助金というものを見込んで、別予算の方でその事業費に対して補助しているということになっております。当初今まで市民劇場は、いわゆる文化課の方が担当ということだったわけですが、ことしは財団法人北上市文化創造の方が担当すると。それに対して補助したということになっておりますので、こちらの方の予算が不用になったということで、実質的には補助は文化創造の方に渡っているという中身になっているもので、こちらの方が不用になったから削減するという内容であります。
○議長(
高橋一夫君) 11款災害復旧費。(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
高橋一夫君) 13款諸支出金。(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
高橋一夫君) 以上で歳出を終わります。 次に、第2表繰越明許費補正。(「なし」と呼ぶ者あり) 次に、第3表債務負担行為補正。28番
鈴木健策議員。
◆28番(
鈴木健策君) 1点お伺いしますが、ここでは西部の土地整理組合に損失補償を市がしておるわけです。西部では4億円から1億円の借り入れを起こしているわけですが、もちろん借り入れ名義人は組合の理事長が借りると思うわけですけれども、損失補償ですので債務保証と違いまして損失が発生した段階において初めて補償義務が生じるわけですが、もしこれが返済できないような状況になった場合、借り入れ人である理事長に対する債務責任はどこまで及ぶのか、それをまず第1点お伺いしたいと思います。
○議長(
高橋一夫君)
財務部長。
◎
財務部長(
高屋敷克広君) お答えをいたします。 損失補償につきましては、実際に金融機関が被害をこうむったときに市がかわってその損失を補償するというものでございまして、まずは市は金融機関に対して組合にかわって支払いをすると、補償をすると。市は、組合に対して請求権がございますので、原則的には組合に対してこれを請求すると。理事が連帯して責任を負うというのが原則でございます。
○議長(
高橋一夫君) 28番
鈴木健策議員。
◆28番(
鈴木健策君) 今の説明ですと、損失が発生したので市はその損失を補てんした場合にはその分を組合に対して請求するというわけでしょう。するということは組合は存在しているわけです。組合が存在している分には、少なくとも市が損失補償しなくても組合が返さなけばいけないわけです。組合があるわけですから。ただ、組合がどうしても、例えば破産宣告をしたとか、なくなった場合に初めて返済ができなくなるから損失が発生するわけです。そのときに初めて市は損失補償するのであって、市が先に損失補償をしてから組合に請求するというのは、組合がまだ存在しているということですから、返済義務があるわけですから、それはちょっとおかしいのではないですか、筋から言うと。
○議長(
高橋一夫君)
財務部長。
◎
財務部長(
高屋敷克広君) 組合に対してということですが、これは理事長以下理事に連帯して責任を負っていただくということが基本だと考えております。
○議長(
高橋一夫君) 28番
鈴木健策議員。
◆28番(
鈴木健策君) いや、ですから、組合は1億円借りるわけです。それを返さなければいけないわけです。それが絶対的に返せない状況、破産とかです、そうなった場合に初めて1億円という損失が発生するから、市はそれを補償しているから市が払うのはわかるわけです。ただ、組合があって、まだ組合運営をしておいて、確かに現実には今1億円払えないと。だけれども、組合があるわけですから、多少時間かかっても払いますよという意思さえあれば、損失補償をしている市に対して銀行は補償しなさいということはできないわけです。あくまでも組合があるわけですから。だから、その辺ちょっとおかしいのではないですか。組合が完全に破産しない限りは。
○議長(
高橋一夫君) 暫時休憩します。 午前11時52分 休憩
--------------------------------------- 午前11時53分 再開
○議長(
高橋一夫君) 再開します。
財務部長。
◎
財務部長(
高屋敷克広君) 組合がなくなった時点のことにつきましては、当然理事としての責任がございますので、それは個人としての理事長以下理事に対して請求をするということでございます。
○議長(
高橋一夫君) 次に、第4表地方債補正。(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
高橋一夫君)
財務部長。
◎
財務部長(
高屋敷克広君) 先ほどの質問で答弁を保留していた点についてお答えをいたします。 歳出減の主な内容でございますが、障害者福祉関連事業で5,600万円ほど、児童措置費の確定で9,000万円ほど、常備消防費、いわゆる消防組合の負担金で4,100万円ほど、それから社会教育費、主には文化交流センターの建設費を含めて4,300万円ほどそれぞれ減額という内容になってございます。 以上であります。
○議長(
高橋一夫君) 暫時休憩します。 午前11時55分 休憩
--------------------------------------- 午前11時57分 再開
○議長(
高橋一夫君) 再開します。 以上で一般会計を終わります。 休憩します。 午前11時57分 休憩
--------------------------------------- 午後1時00分 再開
○議長(
高橋一夫君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 特別会計に入ります。 最初に、国民健康保険特別会計事業勘定。(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
高橋一夫君) 次に、国民健康保険特別会計直営診療施設勘定。(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
高橋一夫君) 次に、介護保険特別会計。(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
高橋一夫君) 次に、工業団地事業特別会計。(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
高橋一夫君) 次に、下水道事業特別会計。(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
高橋一夫君) 次に、農業集落排水事業特別会計。(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
高橋一夫君) 次に、土地取得特別会計。(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
高橋一夫君) 次に、水道事業会計。(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
高橋一夫君) これをもって質疑を終結いたします。 これより討論に入ります。(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
高橋一夫君) これをもって討論を終結いたします。 これより議案第24号平成15年度北上市
一般会計補正予算(第6号)を採決いたします。 本件は原案のとおり決することに御異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
高橋一夫君) 御異議なしと認めます。よって、本件は原案のとおり可決されました。 次に、議案第25号平成15年度北上市
国民健康保険特別会計事業勘定補正予算(第3号)を採決いたします。 本件は原案のとおり決することに御異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
高橋一夫君) 御異議なしと認めます。よって、本件は原案のとおり可決されました。 次に、議案第26号平成15年度北上市
国民健康保険特別会計直営診療施設勘定補正予算(第3号)を採決いたします。 本件は原案のとおり決することに御異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
高橋一夫君) 御異議なしと認めます。よって、本件は原案のとおり可決されました。 次に、議案第27号平成15年度北上市
介護保険特別会計補正予算(第4号)を採決いたします。 本件は原案のとおり決することに御異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
高橋一夫君) 御異議なしと認めます。よって、本件は原案のとおり可決されました。 次に、議案第28号平成15年度北上市
工業団地事業特別会計補正予算(第3号)を採決いたします。 本件は原案のとおり決することに御異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
高橋一夫君) 御異議なしと認めます。よって、本件は原案のとおり可決されました。 次に、議案第29号平成15年度北上市
下水道事業特別会計補正予算(第5号)を採決いたします。 本件は原案のとおり決することに御異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
高橋一夫君) 御異議なしと認めます。よって、本件は原案のとおり可決されました。 次に、議案第30号平成15年度北上市
農業集落排水事業特別会計補正予算(第5号)を採決いたします。 本件は原案のとおり決することに御異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
高橋一夫君) 御異議なしと認めます。よって、本件は原案のとおり可決されました。 次に、議案第31号平成15年度北上市
土地取得特別会計補正予算(第1号)を採決いたします。 本件は原案のとおり決することに御異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
高橋一夫君) 御異議なしと認めます。よって、本件は原案のとおり可決されました。 次に、議案第32号平成15年度北上市
水道事業会計補正予算(第4号)を採決いたします。 本件は原案のとおり決することに御異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
高橋一夫君) 御異議なしと認めます。よって、本件は原案のとおり可決されました。
---------------------------------------
○議長(
高橋一夫君) 日程第31、議案第33号
市道路線の廃止について、日程第32、議案第34号
市道路線の認定について、以上2件を一括して議題といたします。 これより質疑に入ります。(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
高橋一夫君) これをもって質疑を終結いたします。 これより討論に入ります。(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
高橋一夫君) これをもって討論を終結いたします。 これより議案第33号
市道路線の廃止についてを採決いたします。 本件は原案のとおり決することに御異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
高橋一夫君) 御異議なしと認めます。よって、本件は原案のとおり可決されました。 次に、議案第34号
市道路線の認定についてを採決いたします。 本件は原案のとおり決することに御異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
高橋一夫君) 御異議なしと認めます。よって、本件は原案のとおり可決されました。
---------------------------------------
○議長(
高橋一夫君) お諮りいたします。日程第33、議案第39号、日程第35、発議案第1号、以上2件については、会議規則第36条第2項の規定により委員会付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
高橋一夫君) 御異議なしと認めます。よって、日程第33、議案第39号、日程第35、発議案第1号、以上2件については、委員会付託を省略することに決定いたしました。 議案配布のため暫時休憩いたします。 午後1時07分 休憩
--------------------------------------- 午後1時09分 再開
○議長(
高橋一夫君) 再開いたします。
---------------------------------------
○議長(
高橋一夫君) 日程第33、議案第39号北上市助役の選任についてを議題といたします。 書記をして議案の朗読をさせます。書記。 (書記朗読)
○議長(
高橋一夫君) 提案理由の説明を求めます。市長。 (市長 伊藤 彬君 登壇)
◎市長(伊藤彬君) ただいま上程になりました議案第39号北上市助役の選任について提案の理由を申し上げます。 現助役
下屋敷勝哉氏は、一身上の都合で3月31日をもって辞職されることになりました。後任に提案の
及川義也君を選任しようとするものであります。御存じのとおり、
及川義也君は日本大学を卒業後、昭和43年旧北上市に採用になり、
総務課長、財政課長、企画課長などを経て平成11年6月から現在まで
企画調整部長の職にあります。及川君は、長年にわたり培われた豊かな行政経験があり、適任者であると考え、選任をしようとするものであります。 何とぞ満堂の御同意を賜りますようお願いを申し上げます。
○議長(
高橋一夫君) これより質疑に入ります。(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
高橋一夫君) これをもって質疑を終結いたします。 討論を省略し、直ちに採決を行います。 この採決は無記名投票をもって行います。 投票に先立ち念のため申し上げます。本件に賛成する議員は賛成と、本件に反対する議員は反対と記載の上、点呼に応じ、順次投票を願います。 なお、投票中、賛成、反対を表明しない投票及び賛成、反対の明らかでない投票は、会議規則第72条第2項の規定により反対とみなします。 また、本件の開票立会人には会議規則第30条第2項の規定により、20番
三浦悟郎議員、21番金田ハルノ議員を指名いたします。よって、開票の際には開票宣告後、それぞれ立ち会いをお願いします。 議場の閉鎖を命じます。 (議場閉鎖)
○議長(
高橋一夫君) ただいま投票し得る
出席議員数は30人であります。 投票用紙を配布させます。 (投票用紙配布)
○議長(
高橋一夫君) 投票用紙の配布漏れはありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
高橋一夫君) 配布漏れなしと認めます。 投票箱を改めさせます。 (投票箱点検)
○議長(
高橋一夫君) 異状なしと認めます。 点呼を命じます。 (
事務局長氏名点呼、投票)
○議長(
高橋一夫君) 投票漏れはありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
高橋一夫君) 投票漏れなしと認めます。 投票を終了いたします。 議場の閉鎖を解きます。 (議場開鎖)
○議長(
高橋一夫君) 開票を行います。 それでは、両議員の立ち会いをお願いいたします。 (開票)
○議長(
高橋一夫君) 投票の結果を報告いたします。 投票総数30票、これは先ほどの投票すべき
出席議員数と符合いたしております。 そのうち 賛成 29票 反対 1票 以上のとおり、賛成多数であります。よって、本件はこれに同意することに決定いたしました。 暫時休憩します。 午後1時24分 休憩
--------------------------------------- 午後1時25分 再開
○議長(
高橋一夫君) 再開します。
---------------------------------------
○議長(
高橋一夫君) 日程第35、発議案第1号米国の
牛海綿状脳症(BSE)発生に関して食肉の
安全確保を求める意見書についてを議題といたします。 書記をして議案の朗読をさせます。書記。 (書記朗読)
○議長(
高橋一夫君) 提案理由の説明を求めます。10番
佐藤ケイ子議員。 (10番
佐藤ケイ子君 登壇)
◆10番(
佐藤ケイ子君) ただいま上程されました発議案第1号につきまして意見書案を読み上げ提案理由の説明といたします。 米国の
牛海綿状脳症(BSE)発生に関して食肉の
安全確保を求める意見書。 昨年12月に米国で
牛海綿状脳症(BSE)が発見され、日本政府は米国産牛肉を輸入禁止しました。 一昨年、日本国内で
牛海綿状脳症(BSE)が発生した際は、政府の情報開示や対策の遅れもあり、流通生産現場は混乱し、消費者の食肉の安全に対する信頼を失墜させるとともに、牛肉離れを発生させるなど、国内生産者に大きな打撃を与えたのは記憶に新しいところです。 その後の対策で全頭検査の実施などにより、牛肉の消費も回復しつつある中で、今回の米国での発症は、改めて食肉に対する不安を招き再び大きな打撃が心配されています。 一方、米国では3,500万頭もの牛が大量に流通しているのに、歩行困難な病牛2万頭の検査しか行われておらず、米国の会計検査院は昨年2月に、BSE対策は不十分と報告を出しています。しかし、発症後立ち上げた米国の調査委員会は汚染が北米全体に広がったと言いながらBSEの全頭検査は不必要と矛盾した報告をし、その後調査を打ち切ると発表しました。 これでは、米国産牛肉の安全性が確保されたとは言えません。 つきましては、国民の食の安全を確保し、国内の食糧自給率を高めるため、下記事項について毅然とした政府の対応を求めるものです。 1、米国政府に対しては日本並みの
安全確保の施策を求めるとともに、全頭検査が実施されるまで米国産牛肉の輸入は行わないこと。 2、既に輸入された米国産牛肉について、特定危険部位が混入している恐れのある牛肉、加工品の調査の徹底と回収を速やかに行うこと。 3、国内畜産農家の経営安定と食糧自給率向上の施策を講じること。 4、情報開示を徹底すること。 以上、地方自治法第99条の規定に基づき、意見書を提出しようとするものです。
議員各位の御賛同をお願いし、説明を終わります。
○議長(
高橋一夫君) これより質疑に入ります。(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
高橋一夫君) これをもって質疑を終結いたします。 これより討論に入ります。(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
高橋一夫君) これをもって討論を終結いたします。 これより発議案第1号米国の
牛海綿状脳症(BSE)発生に関して食肉の
安全確保を求める意見書についてを採決いたします。 本件は原案のとおり決することに御異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
高橋一夫君) 御異議なしと認めます。よって、本件は原案のとおり可決されました。
---------------------------------------
○議長(
高橋一夫君) 日程第36、請願についてを議題といたします。 最初に、
総務常任委員長から目下委員会において審査中の請願第8号小規模修繕契約希望者登録制度の創設を求める請願書については、調査を要するため、議会閉会中の継続審査の申し出があります。 お諮りいたします。請願第8号小規模修繕契約希望者登録制度の創設を求める請願書については、委員長の申し出のとおり議会閉会中の継続審査に付することに御異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
高橋一夫君) 御異議なしと認めます。よって、本件は委員長からの申し出のとおり議会閉会中の継続審査に付することに決定いたしました。 次に、
教育福祉常任委員長から目下委員会において審査中の請願第11号北上市立武道館建設についての請願書については、調査を要するため、議会閉会中の継続審査の申し出があります。 お諮りいたします。請願第11号北上市立武道館建設についての請願書については、委員長の申し出のとおり議会閉会中の継続審査に付することに御異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
高橋一夫君) 御異議なしと認めます。よって、本件は委員長からの申し出のとおり議会閉会中の継続審査に付することに決定いたしました。 以上をもって本日の日程は全部終了いたしました。 ここで先ほど助役に選任されました
及川義也さんよりあいさつの申し出がありますので、この際これを許します。
企画調整部長。
◎
企画調整部長(
及川義也君) 先ほどは助役選任について同意をいただきましたことに厚く御礼を申し上げます。責任の重大さを痛感をしております。今行政を取り巻く環境は非常に厳しいものがございます。基本に立ち返って、まずは事務の適正な執行に努力をするとともに、大変微力ではございますが、市の発展のために誠心誠意取り組んでまいりたいと、このように思っております。今後とも議員の皆様方の御指導、御支援をよろしくお願いを申し上げ、あいさつといたします。ありがとうございました。
○議長(
高橋一夫君) 暫時休憩いたします。 午後1時34分 休憩
--------------------------------------- 午後1時35分 再開 (議長、副議長と交代)
○副議長(
菅原行徳君) 再開いたします。
---------------------------------------
○副議長(
菅原行徳君) ここで議長から特に発言を求められておりますので、この際これを許します。議長。 (議長
高橋一夫君 登壇)
○議長(
高橋一夫君) 本日第119回北上市議会定例会を閉会するに当たり、一言ごあいさつを申し上げます。 今期定例会は、去る2月19日開会以来本日までの21日間にわたり、平成16年度
一般会計予算ほか11会計予算や予算関連条例など、当面する市政の諸案件が終始真剣な審議によりすべて議決、決定を見るに至りました。これもひとえに
議員各位の御協力と市長を初め職員の皆様の誠意ある対応によるものと敬意を表するとともに、衷心より厚くお礼を申し上げます。 特に平成16年度予算につきましては、国の地方財政制度改革のもとにあって、北上市
行財政改革緊急プログラムの実質初年度として編成された予算であり、限られた財源の中から複雑・多様化する市民ニーズに対して、適切な行政サービスがどう維持・展開されるかが大きな審議の的となりました。将来にわたって健全財政を維持しながら、地方分権時代に対応した自治体を構築することは議会としての使命でもあり、当市興隆のために今後さらに格段の努力を要するものと考える次第であります。 議員任期4年間を顧みますと、長引く景気低迷や異常気象等による産業活動の停滞が市民生活に陰りを落とし、これからの脱却が市政の喫緊の課題として大きく位置づけられた時期でもありました。また、高齢化の進展や人口減少期への移行など、将来にわたって地域社会をどのように維持するかも差し迫った課題として惹起された時期でもありました。このような中にあっても、新市誕生10周年を迎えたことや文化交流センターさくらホールの建設、オープンなど、数々の節目となる事柄にかかわってきたことは、議員としてまことに感慨無量であります。 さて、議場において、皆様と顔を合わせることも本日をもって終わりになるものと思いますが、今期限りで勇退される皆様方には、今後ますます御健康に留意されまして、北上市発展のために御指導、御協力あらんことを切にお願い申し上げる次第であります。さらに、今回の市議会議員選挙に立候補を予定されている皆様におかれましては、議員定数を2人削減したことから、かつてない厳しい情勢になるものと思われますが、全員当選の栄位を得られ、再びこの議場に顔を合わせられるよう格段の御努力、御奮闘をお祈り申し上げる次第であります。 終わりに、任期4年間の議会運営に御協力を賜りました
議員各位、各任命権者の皆様、職員の皆様に厚く感謝を申し上げまして、任期最後の議会閉会に当たってのごあいさつといたします。ありがとうございました。
○副議長(
菅原行徳君) 暫時休憩をいたします。 (議長、副議長と交代) 午後1時41分 休憩
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○議長(
高橋一夫君) 再開いたします。
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○議長(
高橋一夫君) ここで市長から特に発言を求められておりますので、この際これを許します。市長。 (市長 伊藤 彬君 登壇)
◎市長(伊藤彬君) 本日第119回北上市議会定例会の閉会に当たり、任期を全うされます
議員各位に対しまして、心から感謝のごあいさつを申し上げます。 まずもって今議会に提案いたしました平成16年度予算並びに条例等の案件につきまして、原案のとおり可決いただき、まことにありがとうございました。 さて、顧みますと、
議員各位には市民の負託を受けて当選され、以来市勢の発展と市民福祉のために積極的に活動を続けてこられました。市民を代表して深甚なる敬意と感謝を申し上げます。この4年間の前半は、地方分権一括法の施行や介護保険制度の開始、また後半は三位一体の改革など、地方制度改革が進み、地方自治体にとっては激動の期間でありました。この間当市は、地域の発想を重視した地域計画を盛り込んだ新しい総合計画を策定し、この計画に基づき各種施策を推進してまいりましたが、人口が9万2,000人を超え、県内第2の都市としての地場を固めるとともに、交流盛んな活力ある都市として、東北のみならず全国的にも高い評価を受けてまいりました。特にファミリーサポートセンターの設置、延長保育の実施等の子育て環境の整備、和賀東小学校、北上市西部学校給食センター、さくらホール等の教育環境の整備、岩手大学附属金型研究センターや北上高等職業訓練校等の産業基盤の整備など、将来の市勢発展につながる数々の事業が実施されてまいりました。これもひとえに市民のニーズを的確に把握しながら、熱心に対応いただきました
議員各位の御指導と御協力のたまものと存じております。 さて、御在任中幾多の功績を残されました
議員各位の任期も間近となりました。この際、後進に道を譲られる各位もあるように承っておりますが、市議会を離れられましても、従来どおり何かと市政に御指導とお力添えを賜りますようお願いを申し上げます。また、大方の議員の各位におきましては、来る3月28日に執行される市議会議員選挙に立候補されると伺っておりますが、何とぞおそろいで栄冠をかち得まして、この議場で再会し、引き続き市勢の発展のため御活躍されることを御期待申し上げます。 意を尽くせない点が多いのでございますが、改めてこれまでの
議員各位の御努力に敬意を表しまして、感謝の言葉といたします。ありがとうございました。
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○議長(
高橋一夫君) これをもって第119回北上市議会定例会を閉会いたします。 午後1時46分 閉会地方自治法第123条第2項の規定によりここに署名する。 北上市議会議長
高橋一夫 北上市議会副議長
菅原行徳 北上市議会議員
鈴木健二郎 北上市議会議員
高橋孝二...