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03月19日-05号

  • "国民健康保険特別会計直営診療施設勘定補正予算"(/)
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  1. 北上市議会 2003-03-19
    03月19日-05号


    取得元: 北上市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-04-30
    平成15年  3月 定例会(第110回)平成15年3月19日(水曜日)議事日程第1号の5                      平成15年3月19日(水)午前10時開議 第1 議案第13号 北上市議会の議決に付すべき重要な公の施設の指定条例の一部を改正する条例 第2 議案第16号 北上市文化交流センター条例 第3 議案第14号 北上市芸術文化功労顕彰基金条例 第4 議案第17号 北上市体育施設条例の一部を改正する条例 第5 議案第18号 北上市立学校屋外運動場夜間照明施設使用料条例の一部を改正する条例 第6 議案第19号 北上市乳幼児、妊産婦及び重度心身障害者医療費給付条例の一部を改正する条例 第7 議案第21号 北上市国民健康保険条例の一部を改正する条例 第8 議案第22号 北上市介護保険条例の一部を改正する条例 第9 議案第20号 北上市モーテル類似施設建築規制条例の一部を改正する条例 第10 議案第23号 北上市廃棄物対策審議会条例を廃止する条例 第11 議案第24号 北上市農村交流センター条例 第12 議案第25号 北上市農村公園条例の一部を改正する条例 第13 議案第15号 北上市駐車場基金条例を廃止する条例 第14 議案第26号 北上都市計画川岸地区土地区画整理事業施行条例を廃止する条例 第15 議案第1号 平成15年度北上市一般会計予算 第16 議案第2号 平成15年度北上市国民健康保険特別会計事業勘定予算 第17 議案第3号 平成15年度北上市国民健康保険特別会計直営診療施設勘定予算 第18 議案第4号 平成15年度北上市老人保健特別会計予算 第19 議案第5号 平成15年度北上市介護保険特別会計予算 第20 議案第6号 平成15年度北上市工業団地事業特別会計予算 第21 議案第7号 平成15年度北上市下水道事業特別会計予算 第22 議案第8号 平成15年度北上市農業集落排水事業特別会計予算 第23 議案第9号 平成15年度北上市駐車場事業特別会計予算 第24 議案第10号 平成15年度北上市宅地造成事業特別会計予算 第25 議案第11号 平成15年度北上市土地取得特別会計予算 第26 議案第12号 平成15年度北上市水道事業会計予算 第27 議案第27号 平成14年度北上市一般会計補正予算(第9号) 第28 議案第28号 平成14年度北上市国民健康保険特別会計事業勘定補正予算(第3号) 第29 議案第29号 平成14年度北上市国民健康保険特別会計直営診療施設勘定補正予算第3号) 第30 議案第30号 平成14年度北上市老人保健特別会計補正予算(第3号) 第31 議案第31号 平成14年度北上市介護保険特別会計補正予算(第3号) 第32 議案第32号 平成14年度北上市工業団地事業特別会計補正予算(第4号) 第33 議案第33号 平成14年度北上市下水道事業特別会計補正予算(第5号) 第34 議案第34号 平成14年度北上市農業集落排水事業特別会計補正予算(第5号) 第35 議案第35号 平成14年度北上市駐車場事業特別会計補正予算(第3号) 第36 議案第36号 平成14年度北上市宅地造成事業特別会計補正予算(第2号) 第37 議案第37号 平成14年度北上市土地取得特別会計補正予算(第1号) 第38 議案第38号 平成14年度北上市水道事業会計補正予算(第5号) 第39 議案第39号 市道路線の廃止について 第40 議案第40号 市道路線の認定について 第41 発議案第1号 北上市議会政務調査費交付条例の一部を改正する条例について 第42 発議案第2号 北上市議会会議規則の一部を改正する規則について 第43 発議案第3号 戦争回避と恒久平和を求める意見書について 第44 発議案第4号 森林・林業の活性化と岩手南部森林管理署湯田事務所等の存続を求める意見書について 第45 請願・陳情について 第46 議員の派遣について---------------------------------------本日の会議に付した事件 議事日程のとおり---------------------------------------出席議員(32名)      1番  釼吉孝夫君      2番  伊藤利行君      3番  千葉一夫君      4番  木戸口 平君      5番  後藤不二男君     6番  高橋初男君      7番  佐藤重雄君      8番  佐藤ケイ子君      9番  昆 英史君      10番  福盛田 馨君      11番  久保孝喜君      12番  千葉孝雄君      13番  小田島龍一君     14番  梅田勝志君      15番  高橋清悦君      16番  高橋 元君      17番  鈴木健二郎君     18番  高橋孝二君      19番  三浦悟郎君      20番  金田ハルノ君      21番  小原健二君      22番  及川洋一君      23番  多田 司君      24番  伊藤隆夫君      25番  菅原行徳君      26番  菊池基行君      27番  柏葉 明君      28番  鈴木健策君      29番  舘川 毅君      30番  小原健成君      31番  柏葉省一郎君     32番  高橋一夫君---------------------------------------欠席議員 なし---------------------------------------事務局職員出席者   事務局長    加藤正武君   事務局次長   小野雅康君   副主幹兼           小田島和寿君  議事調査係長  下瀬川俊一君   庶務係長   主任      鷲見裕子君---------------------------------------説明のため出席した者   市長      伊藤 彬君   助役      下屋敷勝哉君   収入役     高橋正夫君   企画調整部長  及川義也君   財務部長    斎藤 伸君   生活環境部長  佐々木紀夫君   保健福祉部長  高屋敷克広君  農林部長    小原勝利君   商工部長    澤田俊美君   建設部長    佐藤 毅君                   教育委員会   水道部長    久慈守人君           吉田建彦君                   委員長   教育長     菊池憲一君   教育次長    高橋左京君   選挙管理           伊藤 巖君   監査委員    菊池信司君   委員会委員長   農業委員会           小原詔雄君   総務課長    大山孝詞君   会長---------------------------------------            午前10時00分 開議 ○議長(高橋一夫君) ただいまの出席議員数は32名であります。定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。 本日の議事はお手元に配布しております議事日程第1号の5によって進めます。--------------------------------------- ○議長(高橋一夫君) 日程第1、議案第13号北上市議会の議決に付すべき重要な公の施設の指定条例の一部を改正する条例、日程第2、議案第16号北上市文化交流センター条例、以上2件を一括して議題といたします。 本件2件に関し、委員長の報告を求めます。総務常任委員長。     (総務常任委員長 久保孝喜君 登壇) ◆総務常任委員長(久保孝喜君) おはようございます。総務常任委員会委員長報告を行います。 去る2月27日の本会議において、当委員会に付託になりました議案第13号北上市議会の議決に付すべき重要な公の施設の指定条例の一部を改正する条例外1件について、当委員会は去る3月6日に会議を開き、関係部長等に出席を求め、説明を聴取し、審査いたしましたので、その内容と結果について御報告を申し上げます。 最初に、議案第13号北上市議会の議決に付すべき重要な公の施設の指定条例の一部を改正する条例について申し上げます。本議案は、市民会館が本年6月1日に廃止することに伴い、当該条文を削除するなど、所要の改正をしようとするものであります。 当委員会は、採決の結果、全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決定をいたしました。 次に、議案第16号北上市文化交流センター条例について申し上げます。本議案は、市民の創造的な文化活動を通じた交流を図るとともに、芸術文化の鑑賞の機会を提供し、心豊かな地域社会の発展に寄与するため、文化交流センターさくらホールを設置するものであります。センターの管理については、財団法人北上市文化創造に委託し、地方自治法に定める利用料金制度を取り入れ、財団の収入として収受させようとするものであります。したがって、上限枠をこの条例で規定し、その範囲内で市長の承認により財団が料金体系を定めるものであります。その上限枠は、大ホール、中ホール、リハーサル室については、近隣の同等規模の都市に立地する施設との比較により算出し、その他の諸室については市の行政財産使用料条例に基づいて算出しております。また、利用料金の免除については、使用者が災害等によりセンターを使用する場合で、市長が必要と認めたときに限って財団が免除することができるようにしようとするものであります。 当委員会は、採決の結果、全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決定をいたしました。 以上が当委員会に付託になりました案件についての審査の内容と結果であります。議員各位の御賛同をお願い申し上げ、報告といたします。 ○議長(高橋一夫君) ただいまの委員長の報告に対する質疑に入ります。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(高橋一夫君) これをもって質疑を終結いたします。 これより討論に入ります。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(高橋一夫君) これをもって討論を終結いたします。 これより議案第13号北上市議会の議決に付すべき重要な公の施設の指定条例の一部を改正する条例を採決いたします。 本件に対する委員長の報告は可決であります。本件は委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(高橋一夫君) 御異議なしと認めます。よって、本件は原案のとおり可決されました。 次に、議案第16号北上市文化交流センター条例を採決いたします。 本件に対する委員長の報告は可決であります。本件は委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(高橋一夫君) 御異議なしと認めます。よって、本件は原案のとおり可決されました。--------------------------------------- ○議長(高橋一夫君) 日程第3、議案第14号北上市芸術文化功労顕彰基金条例、日程第4、議案第17号北上市体育施設条例の一部を改正する条例、日程第5、議案第18号北上市立学校屋外運動場夜間照明施設使用料条例の一部を改正する条例、日程第6、議案第19号北上市乳幼児、妊産婦及び重度心身障害者医療費給付条例の一部を改正する条例、日程第7、議案第21号北上市国民健康保険条例の一部を改正する条例、日程第8、議案第22号北上市介護保険条例の一部を改正する条例、以上6件を一括して議題といたします。 本件6件に関し、委員長の報告を求めます。教育福祉常任委員長。     (教育福祉常任委員長 三浦悟郎君 登壇) ◆教育福祉常任委員長(三浦悟郎君) 教育福祉常任委員会委員長報告を行います。 去る2月27日の本会議におきまして、当委員会に付託になりました議案第14号北上市芸術文化功労顕彰基金条例外5件について、当委員会は3月6日に会議を開き、関係部長等から詳細な説明を聴取し、慎重に審査いたしましたので、その経過と結果について御報告申し上げます。 最初に、議案第14号北上市芸術文化功労顕彰基金条例について申し上げます。本条例は、和賀育英会の解散に伴う財産の寄附を活用し、市の芸術文化にすぐれた功労のあった者を顕彰するため、基金を設置しようとするものであります。 採決の結果、全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 次に、議案第17号北上市体育施設条例の一部を改正する条例について申し上げます。改正の内容は、雇用・能力開発機構から譲渡される北上勤労者体育センター江釣子勤労者体育センター及び和賀勤労者体育センターを既存の体育施設とあわせて管理しようとするものであります。また、夜間照明施設の使用料につきましては、施設ごとの消費電力を見直し、現行に即した使用料に改正しようとするものであります。 採決の結果、全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 次に、議案第18号北上市立学校屋外運動場夜間照明施設使用料条例の一部を改正する条例について申し上げます。改正の内容は、北上北中学校屋外運動場夜間照明施設が昨年12月に完成し、本年4月から共用を開始しようとするものであり、あわせて既存夜間照明施設の消費電力の見直しを行い、体育施設と同じく現行に即した使用料に改正しようとするものであります。 採決の結果、全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 次に、議案第19号北上市乳幼児、妊産婦及び重度心身障害者医療費給付条例の一部を改正する条例について申し上げます。改正の内容は、健康保険法の一部改正に伴い、医療機関等を指定する条文が変更されたことにより、当条例で引用している条文の整理をしようとするものであります。採決の結果、全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 次に、議案第21号北上市国民健康保険条例の一部を改正する条例について申し上げます。改正の内容は、被保険者の出産または葬祭に係る負担を軽減するため、出産育児一時金については30万円を35万円に、葬祭費については3万円を5万円にそれぞれ引き上げるため、所要の改正をしようとするものであります。 採決の結果、全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 最後に、議案第22号北上市介護保険条例の一部を改正する条例について申し上げます。改正の内容は、平成15年度からの3年間について事業計画を策定し、この期間のサービス量に応じた保険料基準月額を2,950円と算出しておりますが、これは3年間の給付所要見込額をもとに、介護給付費準備基金からの取り崩しを見込んだ上で所定の計算方法により算出したものであります。保険料の減免につきましては、被保険者からの申請を受けて対応する、いわゆる神戸方式を導入し、低所得者層の生活困窮者に対する措置を講じようとするものであります。そのほか地方税法の一部改正を受けて、保険料に関する申告義務を免除する者の範囲を拡大しようとするものであります。 採決の結果、賛成多数をもって原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 以上が当委員会に付託になりました案件の審査の経過と結果でありますが、何とぞ当委員会の決定どおり御賛同を賜りますようお願いを申し上げ、報告を終わります。 ○議長(高橋一夫君) ただいまの委員長の報告に対する質疑に入ります。17番鈴木健二郎議員。 ◆17番(鈴木健二郎君) 議案の第22号介護保険条例の改正についてお尋ねをいたします。 御説明ありましたけれども、今回の条例改正は報告がありましたとおり減免条項、これを新たに加える、それから保険料を改定するというものが主なもののようでありますけれども、その減免要綱の内容についてお尋ねをしたいというふうに思います。 いわゆる神戸方式をとられるということなのですけれども、その基準とか額、もうちょっと具体的にどういう階層の方がどういう軽減措置を受けられるのかということをお聞きをしたい。それから、見込み人数を幾らくらいに見込んでおられるかということをお願いしたいというふうに思います。 それから、保険料の改定、これまでの2,800円から2,950円にするという、理由は報告にありましたけれども、この財政的な裏づけはどういうふうにされるのか、それをお伺いしたいというふうに思います。 それから、この改定によって5.4%ほどの引き上げになるわけでありますけれども、利用率などに与える影響をどのように考えておられるかということであります。 それから、向こう3年間のいろんな事業を見込んだ上だということなのですが、この平成17年度までの介護保険事業、主なものでよろしいですから、例えば特養の建設とか等々の計画も含めてありましたならばお伺いをしたいというふうに思います。 ○議長(高橋一夫君) 教育福祉常任委員長。 ◆教育福祉常任委員長(三浦悟郎君) お答えをいたします。 介護保険料の減免の内容についてでございますが、1つに第2段階に属する生活困窮者で、保険料の納付が困難と認められる者の保険料を第1段階に軽減することで低所得者の減免を図るものであります。具体的には、第2段階に属する世帯全員が非課税であり、全員に所得がなく、世帯の年間収入金額が120万円以下で、市民税納税者の扶養されていない者、もしくは生活をともにしていないことと、資産などを活用してもなお生活が困窮であると認められた場合に、第2段階の月額保険料2,213円を第1段階の1,475円に軽減するものであります。この場合、年間で8,856円の軽減となります。また、2つ目は、第2段階、第1段階ともに世帯の年間収入が60万円以下の場合は双方基準月額の25%、738円に引き下げる内容であります。そして、該当すると思われる人数は約700人程度と見込んでおるということであります。 それから、保険料の2,800円から2,950円に引き上げた根拠と裏づけについて申し上げます。第1号被保険者の保険料につきましては、高齢化の進行により要介護認定者の増加が見込まれております。平成15年度から平成17年度までの3年間の給付見込額についても、これらの状況を勘案して所要の方法により算定したものであります。1人当たり保険料の基準月額でありますが、現行2,800円から150円引き上げ2,950円にしようと、こういうことでありますが、県平均は3,018円になっております。財政見通しについては、平成15年度から平成17年度までの必要経費を試算し、国、県、市の負担と、それに見合う保険料にすることで適切な介護保険事業の運営がされることというふうに説明を受けておるところであります。 それから次は、利用率への影響でございますが、保険料をアップすることで利用率が低下する等の影響はないというふうに考えていると。むしろ家族介護用品の支給や訪問介護利用者負担軽減額事業等の対象範囲の拡大など、低所得者対策が講じられており、居宅介護サービスの利用促進につながるものと説明を受けております。 次は、平成17年度までの介護保険事業の主な内容ですが、3年間の実績見込みと高齢化の進行を考慮しながら、訪問介護や通所リハビリ等居宅サービスの利用拡大を見込むとともに、施設サービスの面においても特別養護老人ホーム50床、老人保健施設15床、グループホーム2棟等の計画がされておると、こういうふうに聞いております。 以上であります。 ○議長(高橋一夫君) 17番鈴木健二郎議員。 ◆17番(鈴木健二郎君) この150円、月額平均アップされた理由なのですけれども、基金を取り崩したと思うのです。ほかの自治体でも見ますとほとんど基金を取り崩されているのですが、あらかじめお聞きいたしますと1億500万円ほどの基金があったということなのですが、これを取り崩して何とか150円のアップに抑えたということのようでありますけれども、その取り崩した基金の額と、盛岡市等、これは規模がちょっと違うこともあるのですが、かなり取り崩しをして引き下げているというところもあるわけです。あるいは据え置いているというところもあるわけです。その額が私は妥当なのかどうかはちょっといろんな余地があるのですが、取り崩しをもう少し大幅にして据え置くことはできなかったのかどうか、あるいは下げることもできなかったのかどうか、そういう検討がされたのかどうか、もし委員会でなければ当局から御説明をお願いしたいというふうに思います。 ○議長(高橋一夫君) 教育福祉常任委員長。 ◆教育福祉常任委員長(三浦悟郎君) 事業量に見合う保険料と、こういうことで先ほどもお話を申し上げたところですが、あと準備基金の方から取り崩しということで、保険料を値上げをしないで済ませることができなかったかと、こういうことでございますが、これについては意見も出ておりますが、その中で話し合われた点についてまず報告をしたいと思います。 1億500万円があるわけですが、残金1億500万円でありますが、そのうち保険料に充当できる基金額は6,500万円と、こういうことになっているのであります。それで、6,500万円のうち今回取り崩し額が2,800万円ということで調整をしているということであります。この全額6,500万円を取り崩して充当しますと、保険料月額2,900円になると、こういうことで、100円アップと、こういうことになるというふうに説明がされております。 それで、今回2,900円ではなくて、2,950円となった経過についても話がありましたが、これを全部6,500万円を取り崩して保険料を安くすると、こういう方法ではなくて、50円アップになりますが、それよりは、2,800万円を取り崩したということは、これから3年間の事業の見通しというものもありますし、ただいま説明を申し上げました低所得者対策というものの金額についても、これが700人ということで、さっきの額を掛けてみますと1年間に620万円の金額を要するわけですが、これが3年間だとこの3倍になりますが、最終的にはこれも基金の方からの取り崩しになるのではないかということが考えられます。そして、次の平成18年度からの保険料ということも考えておかなければならない問題でありますので、赤字がいっぱいになれば保険料が大幅にアップするということも平成18年度以降考えられるわけですので、そういったようなことを総合的に考えて2,950円という金額に設定されたということであります。 ○議長(高橋一夫君) これをもって質疑を終結いたします。 これより討論に入ります。討論の通告がありますので、順次発言を許します。17番鈴木健二郎議員。     (17番 鈴木健二郎君 登壇)
    ◆17番(鈴木健二郎君) それでは、討論を行います。 介護保険条例の一部改正は、5段階に分けて徴収している保険料の年額平均3万3,600円を3万5,400円に、月額にいたしまして2,800円を2,950円とする。第2段階に属する生活困窮者保険料納付が困難と認められる者の保険料を第1段階に軽減する、いわゆる神戸方式の導入を行うなどが主な改正点であります。 低所得者に対する軽減措置は、私たち日本共産党議員団がこの間制定の矛盾点を指摘し、一貫して主張してきたことでありましたが、当局の御努力により実現したことは高く評価するものであります。しかしながら、保険料の引き上げ案が条例に併記されていることはまことに遺憾と言わなければなりません。 私は、この保険料引き上げについて反対であります。介護保険は、平成12年度に導入され、丸3年を経過しようとしており、平成15年度は見直し後の初年度になっていますが、導入当初からさまざまな欠陥、矛盾を含んでおりました。その最大のものは、保険料を納めながら必要な介護サービスを受けれない、利用すればさらに経済的負担がかかること、しかもその事業から行政が手を引くというものでありました。これらの矛盾点を改善しようと、全国の自治体で何らかの独自策を講ずるなどしております。県内でも山田町を初めとした少なくない市町村で保険料や利用料の減免、軽減措置を取り始めたことは当然と言わなければなりません。 こうした経緯の中で、見直し初年度を迎えようとしているわけですが、先日は保険料の県内の基準月額の平均額も出されました。報道によりますと、盛岡市を初め、4市町村が保険料の引き下げ、10自治体が据え置きなど、少なくない自治体で被保険者に配慮した保険料の設定をしております。その多くの原資は基金であります。盛岡市は、当初の保険料設定が高かったとはいえ、11.5%もの引き下げであります。北上市は、1億500万円の基金のうち2,800万円を取り崩して保険料引き上げを150円に抑えたということでありますが、医療費負担増に加えて介護保険料引き上げは、たとえ50円、100円であっても、特に年金生活者にとっては決して少なくない出費であります。向こう3年間の財政を見通し、平成17年度の特養ホームの建設を計画しているとはいえ、基金はあくまで要介護者のサービス利用の向上や軽減に最優先して使用すべきものと考えます。今回の保険料の引き上げは、さきに述べました介護保険の諸矛盾点を改善する方向ではなく、一層問題点を拡大するものであり、サービス利用率の一層の低下を招くものと言わなければなりません。 以上の理由によりまして、介護保険料の引き上げに反対であります。 ○議長(高橋一夫君) 21番小原健二議員。     (21番 小原健二君 登壇) ◆21番(小原健二君) 私は、議案第22号北上市介護保険条例の一部を改正する条例について賛成であります。 今回の改正は、介護保険事業計画の3年ごとの見直し時期を迎えたことから、保険料率を改定するとともに、保険料の減免規定を整備するため、所要の改正をしようとするものであります。 さて、第1号被保険者の保険料設定についてでありますが、高齢化の進展に伴う要介護認定者の増、制度の周知と定着により、居宅介護サービスの利用率のアップが見込まれること、あるいは寝たきりや痴呆の高齢者が増加し、施設サービスの増も見込まれることなどから、介護サービス見込み量などをもとに、保険料算定の基礎となる介護保険事業の費用額を算定し、所要の方法により保険料を算定したとのことであります。 今回の保険料改定は、1人当たり月額保険料の新基準額を現行2,800円から150円引き上げて2,950円にするものでありますが、県平均の3,018円を下回っているところであります。また、介護保険スタート時点から指摘されてきました低所得者への対応策として、いわゆる神戸方式を導入し、生活困窮者で一定の要件を満たした場合に減免できる具体的な条項が盛り込まれております。 さらに、平成15年度予算には保険料の軽減措置以外にも訪問介護利用者負担軽減事業や家族介護用品支給事業の対象者の範囲拡大や配食サービスの利用回数の増など、低所得者及び弱者対策が講じられており、高く評価できる内容となっております。 よって、保険料の改定は要介護高齢者に対して必要な量のサービスを提供し、老後の安心を約束するため、保険財政の安定化を図る上でやむを得ない措置であるものと考えるものであります。 以上、賛成の理由を申し上げましたが、議員各位の御賛同を賜りますようにお願いを申し上げ、討論といたします。 ○議長(高橋一夫君) これをもって討論を終結いたします。 これより議案第14号北上市芸術文化功労顕彰基金条例を採決いたします。 本件に対する委員長の報告は可決であります。本件は委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(高橋一夫君) 御異議なしと認めます。よって、本件は原案のとおり可決されました。 次に、議案第17号北上市体育施設条例の一部を改正する条例を採決いたします。 本件に対する委員長の報告は可決であります。本件は委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(高橋一夫君) 御異議なしと認めます。よって、本件は原案のとおり可決されました。 次に、議案第18号北上市立学校屋外運動場夜間照明施設使用料条例の一部を改正する条例を採決いたします。 本件に対する委員長の報告は可決であります。本件は委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(高橋一夫君) 御異議なしと認めます。よって、本件は原案のとおり可決されました。 次に、議案第19号北上市乳幼児、妊産婦及び重度心身障害者医療費給付条例の一部を改正する条例を採決いたします。 本件に対する委員長の報告は可決であります。本件は委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(高橋一夫君) 御異議なしと認めます。よって、本件は原案のとおり可決されました。 次に、議案第21号北上市国民健康保険条例の一部を改正する条例を採決いたします。 本件に対する委員長の報告は可決であります。本件は委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(高橋一夫君) 御異議なしと認めます。よって、本件は原案のとおり可決されました。 次に、議案第22号北上市介護保険条例の一部を改正する条例を採決いたします。 本件に対する委員長の報告は可決であります。本件は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。     (賛成者起立) ○議長(高橋一夫君) 起立多数であります。よって、本件は原案のとおり可決されました。--------------------------------------- ○議長(高橋一夫君) 日程第9、議案第20号北上市モーテル類似施設建築規制条例の一部を改正する条例、日程第10、議案第23号北上市廃棄物対策審議会条例を廃止する条例、日程第11、議案第24号北上市農村交流センター条例、日程第12、議案第25号北上市農村公園条例の一部を改正する条例、以上4件を一括して議題といたします。 本件4件に関し、委員長の報告を求めます。経済環境常任委員長。     (経済環境常任委員長 昆 英史君 登壇) ◆経済環境常任委員長(昆英史君) 経済環境常任委員会委員長報告を申し上げます。 去る2月27日の本会議において、当委員会に付託になりました議案第20号北上市モーテル類似施設建築規制条例の一部を改正する条例外3件について、当委員会は3月6日に会議を開き、関係部課長等から詳細な説明を聴取し、慎重に審査いたしましたので、その経過と結果について御報告申し上げます。 最初に、議案第20号北上市モーテル類似施設建築規制条例の一部を改正する条例について申し上げます。本条例は、平成15年5月に北上市民会館が閉館し、廃止されることに伴い、モーテル類似施設の建築禁止区域である市民会館の表記を削除しようとするものであります。 当委員会は、採決の結果、全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 次に、議案第23号北上市廃棄物対策審議会条例を廃止する条例について申し上げます。本条例は、平成12年施行の北上市環境を守り育てる基本条例により設置した北上市環境審議会において、廃棄物の減量及び資源の循環利用等の推進を含む環境問題全般を調査、審議することから、廃止しようとするものであります。 当委員会は、採決の結果、全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 次に、議案第24号北上市農村交流センター条例について申し上げます。本条例は、農村地域の活性化と住民の健康増進を図るため、平成14年度の農村総合整備事業により、和賀町煤孫地区に新設する農村交流センターについて、煤孫農村交流プラザの名称で管理運営するため制定しようとするものであります。この施設の多目的ホールでは、ゲートボール、バレーボール、テニス、フットサルなどに利用できることから、市民の利用に広く供しようとするものであります。 当委員会は、採決の結果、全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 次に、議案第25号北上市農村公園条例の一部を改正する条例について申し上げます。本条例は、和賀町煤孫地区に煤孫農村公園を新設することに伴い、北上市農村公園条例に加え、完成後の管理運営を行おうとするものであります。この公園は、北上市農村交流センターと同様に平成14年度の農村総合整備事業により整備するもので、水辺広場やベンチ、トイレなどを設置し、子供から老人まで交流する場として活用しようとするものであります。 当委員会は、採決の結果、全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 以上をもって、当委員会に付託になりました議案についての報告を終わりますが、何とぞ当委員会の決定どおり御賛同を賜りますようお願い申し上げ、報告を終わります。 ○議長(高橋一夫君) ただいまの委員長の報告に対する質疑に入ります。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(高橋一夫君) これをもって質疑を終結いたします。 これより討論に入ります。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(高橋一夫君) これをもって討論を終結いたします。 これより議案第20号北上市モーテル類似施設建築規制条例の一部を改正する条例を採決いたします。 本件に対する委員長の報告は可決であります。本件は委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(高橋一夫君) 御異議なしと認めます。よって、本件は原案のとおり可決されました。 次に、議案第23号北上市廃棄物対策審議会条例を廃止する条例を採決いたします。 本件に対する委員長の報告は可決であります。本件は委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(高橋一夫君) 御異議なしと認めます。よって、本件は原案のとおり可決されました。 次に、議案第24号北上市農村交流センター条例を採決いたします。 本件に対する委員長の報告は可決であります。本件は委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(高橋一夫君) 御異議なしと認めます。よって、本件は原案のとおり可決されました。 次に、議案第25号北上市農村公園条例の一部を改正する条例を採決いたします。 本件に対する委員長の報告は可決であります。本件は委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(高橋一夫君) 御異議なしと認めます。よって、本件は原案のとおり可決されました。--------------------------------------- ○議長(高橋一夫君) 日程第13、議案第15号北上市駐車場基金条例を廃止する条例、日程第14、議案第26号北上都市計画川岸地区土地区画整理事業施行条例を廃止する条例、以上2件を一括して議題といたします。 本件2件に関し、委員長の報告を求めます。建設常任委員長。     (建設常任委員長 高橋清悦君 登壇) ◆建設常任委員長(高橋清悦君) 建設常任委員会委員長報告を行います。 去る2月27日の本会議において、当委員会に付託になりました議案第15号北上市駐車場基金条例を廃止する条例外1件について、当委員会は3月6日に会議を開き、関係部長等の出席を求め、詳細な説明を聴取し、慎重に審査いたしましたので、その審査の内容と結果について御報告申し上げます。 最初に、議案第15号北上市駐車場基金条例を廃止する条例について申し上げます。本議案は、平成15年度から始まる本通り駐車場の起債償還に伴い、駐車場事業特別会計の歳出が大幅に増加することから、駐車場基金の全部を取り崩し、当該特別会計の運営資金に充てるため、条例を廃止しようとするものであります。 当委員会は、採決の結果、全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 次に、議案第26号北上都市計画川岸地区土地区画整理事業施行条例を廃止する条例について申し上げます。本議案は、北上都市計画川岸地区土地区画整理事業の清算金の清算事務及び保留地の所有権移転登記など、事業に係る一切の事務が完了したことから、条例を廃止しようとするものであります。 当委員会は、採決の結果、全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 以上が当委員会に付託になりました案件の審査の内容と結果でありますが、何とぞ当委員会の決定のとおり御賛同を賜りますようお願い申し上げ、報告を終わります。 ○議長(高橋一夫君) ただいまの委員長の報告に対する質疑に入ります。22番及川洋一議員。 ◆22番(及川洋一君) 議案第26号の川岸地区土地区画整理事業に関して3点ほどお尋ねいたします。 1つは、まず着工から完成まで相当の日数がかかっているわけであります。当時の記録を見ましたが、昭和48年着工ですから、約30年かかっているわけであります。途中工事が休まなければ30年かかったということになるわけであります。それで、完成も昭和55年、7年間かけるという見込みでありますから、大体4倍ぐらいかかっているわけですが、その主なる要因は何だったのかということをまずお尋ねしたいと思います。 それから、事業費に関してですが、当然予定より相当長くかかったわけでありますから、事業費の方も相当ふえたのであろうと思います。それも当時の記録によりますと、総事業費は16億1,100万円を予定しているということでありますから、どの程度ふえたのでありましょうか、お尋ねをいたします。 それから、3つ目ですが、これからのことになるわけですが、当初計画から大変大幅に変更したわけでありますから、これから続く区画整理事業には大きな教訓として生かしていかなければならないだろうと思います。そういう点で、どういう点を生かそうとしているのか、その考えをお尋ねいたします。 ○議長(高橋一夫君) 建設常任委員長。 ◆建設常任委員長(高橋清悦君) お答えいたします。 最初に、北上都市計画川岸地区土地区画整理事業が着工から完成まで30年かかったと、その要因についてですが、本事業は昭和48年11月から市の施行により進められ、工事が終了してからも本換地が行われるまで20年間、その後の清算事務に約10年間を要しております。このように完了までの長期の期間を要した理由として、景気低迷による保留地の売れ行き不振、埋蔵文化財などの調査に時間を要したこと、それから東北新幹線のルート決定に伴う計画の見直しが行われたことなどが挙げられております。また、清算事務においても、清算金の徴収や交付、保留地の処分に相当の時間を要したことなどが挙げられるとの説明がございました。 次に、総事業費についてでございますが、48億2,150万円との説明を受けております。 このほかについては当委員会では審議しておりませんので、当局から答弁をお願いいたします。 ○議長(高橋一夫君) 建設部長。 ◎建設部長(佐藤毅君) それでは、私からは3点目の質問につきましてお答えをいたします。本事業の教訓を今後どう生かすのかという点でございますが、今後区画整理事業を新たに実施しようとする場合や、本事業のように長期にわたることがないように事業内容及び採算性を十分に検討する中で、施工区域の地理的な条件にもよりますけれども、コンパクトな事業規模を設定し、短期間で事業効果が発揮されるような計画について検討する必要があるというふうに考えております。 ○議長(高橋一夫君) これをもって質疑を終結いたします。 これより討論に入ります。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(高橋一夫君) これをもって討論を終結いたします。 これより議案第15号北上市駐車場基金条例を廃止する条例を採決いたします。 本件に対する委員長の報告は可決であります。本件は委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(高橋一夫君) 御異議なしと認めます。よって、本件は原案のとおり可決されました。 次に、議案第26号北上都市計画川岸地区土地区画整理事業施行条例を廃止する条例を採決いたします。 本件に対する委員長の報告は可決であります。本件は委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(高橋一夫君) 御異議なしと認めます。よって、本件は原案のとおり可決されました。 休憩します。            午前10時56分 休憩---------------------------------------            午前11時07分 再開 ○議長(高橋一夫君) 休憩前に引き続き会議を開きます。--------------------------------------- ○議長(高橋一夫君) 日程第15、議案第1号平成15年度北上市一般会計予算、日程第16、議案第2号平成15年度北上市国民健康保険特別会計事業勘定予算、日程第17、議案第3号平成15年度北上市国民健康保険特別会計直営診療施設勘定予算、日程第18、議案第4号平成15年度北上市老人保健特別会計予算、日程第19、議案第5号平成15年度北上市介護保険特別会計予算、日程第20、議案第6号平成15年度北上市工業団地事業特別会計予算、日程第21、議案第7号平成15年度北上市下水道事業特別会計予算、日程第22、議案第8号平成15年度北上市農業集落排水事業特別会計予算、日程第23、議案第9号平成15年度北上市駐車場事業特別会計予算、日程第24、議案第10号平成15年度北上市宅地造成事業特別会計予算、日程第25、議案第11号平成15年度北上市土地取得特別会計予算、日程第26、議案第12号平成15年度北上市水道事業会計予算、以上12件を一括して議題といたします。 本件12件に関し、委員長の報告を求めます。予算特別委員長。     (予算特別委員長 及川洋一君 登壇) ◆予算特別委員長(及川洋一君) 予算特別委員会の報告をいたします。 去る2月27日の本会議において、当予算特別委員会に付託になりました議案第1号平成15年度北上市一般会計予算並びに議案第2号から議案第11号までの平成15年度北上市特別会計予算10件及び議案第12号水道事業会計予算について、当委員会における審査の経過と結果について御報告申し上げます。 当委員会は、2月27日の本会議終了後、当議場において委員会を開催し、正副委員長の互選を行い、不肖私が委員長に、副委員長に高橋初男委員が互選されました。 審査の方法につきましては、審査の徹底と能率化を図るため、付託案件のすべてを各常任委員会ごとに構成する分科会に分割付託し、審査することといたしました。 各分科会において3月6日、7日及び10日、11日までの4日間、それぞれ会議を開き、関係部課長等から主要事務事業並びに予算執行計画等について説明を聴取し、慎重に審査を行ったのであります。 当委員会は、各分科会の審査の終了を待って、3月14日に予算特別委員会を開き、各分科会委員長からそれぞれ分科会における審査の経過と結果について報告を求め、さらに審査に当たっては終始熱心かつ活発な質疑を交わしました。 それでは、平成15年度北上市予算の内容について申し上げます。 一般会計及び10特別会計の予算総額は599億1,205万7,000円で、前年度に比較し38億7,575万8,000円、6.1%の減となっております。 最初に、一般会計予算について申し上げます。本会計の予算総額は、歳入歳出ともそれぞれ355億7,000万円で、前年度に比較し27億9,100万円、7.3%の減となっております。 まず、歳入ですが、前年度に比較し増額となった主な科目の予算額は、2款地方譲与税6億9,890万円、30.1%の増、16款繰入金22億9,511万円、34.4%の増、18款諸収入19億7,317万2,000円、84.4%の増、減額となった主な科目の予算額は1款市税106億2,387万6,000円、8.3%の減、8款地方交付税69億7,600万円、16.6%の減、12款国庫支出金24億4,806万1,000円、3.9%の減、19款市債63億5,210万円、21.8%の減等であります。 次に、歳出ですが、目的別歳出の前年度に比較し増額となった主な科目の予算額は、3款民生費67億8,005万5,000円、8.2%の増、7款商工費12億5,458万7,000円、3.5%の増、12款公債費44億4,399万1,000円、6.9%の増であり、減額となった主な科目の予算額は5款労働費1億5,108万7,000円、39.8%の減、6款農林水産業費16億7,074万2,000円、24.3%の減、8款土木費54億6,289万5,000円、15.6%の減等であります。また、性質別歳出においては、人件費、維持補修費、投資的経費等が減額となっております。 分科会における審査の内容につきましては、14日の予算特別委員会において、それぞれ分科会委員長から詳細な報告がなされ、各位御承知のとおりでありますので、私からの報告は省略いたしますが、各分科会委員長から要望された事項については十分配慮されるよう強く望むものであります。 当委員会は、採決の結果、議案第1号平成15年度北上市一般会計予算については、賛成多数をもって原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 次に、特別会計について申し上げます。10特別会計の当年度予算総額は、歳入歳出ともそれぞれ243億4,205万7,000円で、前年度に比較し10億8,475万8,000円、4.3%の減となっております。このうち国民健康保険特別会計事業勘定、駐車場事業特別会計の2会計は、前年度に比較し増額となっておりますが、国民健康保険特別会計直営診療施設勘定ほか6会計は減額となっております。 次に、水道事業会計予算について申し上げます。まず、収益的収支ですが、収入の事業収益は24億3,447万5,000円で、このうち営業収益が23億4,009万7,000円、営業外収益が9,437万5,000円等であり、支出の水道事業費は23億6,457万3,000円で、このうち営業費用が19億3,043万円、営業外費用が4億2,804万1,000円等であります。 また、資本的収支については、資本的収入が6億967万7,000円、資本的支出が12億7,023万3,000円で、資本的収入額が支出額に対し不足する額6億6,055万6,000円は、過年度分損益勘定留保資金などで補てんしようとするものであります。 各特別会計及び水道事業会計に関する審査の内容につきましても、一般会計同様省略させていただきますが、平成15年度北上市特別会計予算10件及び水道事業会計予算について、当委員会は採決の結果、議案第2号平成15年度北上市国民健康保険特別会計事業勘定予算、議案第4号平成15年度北上市老人保健特別会計予算、議案第5号平成15年度北上市介護保険特別会計予算については、賛成多数をもって原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 また、議案第3号平成15年度北上市国民健康保険特別会計直営診療施設勘定予算、議案第6号平成15年度北上市工業団地事業特別会計予算、議案第7号平成15年度北上市下水道事業特別会計予算、議案第8号平成15年度北上市農業集落排水事業特別会計予算、議案第9号平成15年度北上市駐車場事業特別会計予算、議案第10号平成15年度北上市宅地造成事業特別会計予算、議案第11号平成15年度北上市土地取得特別会計予算、議案第12号平成15年度北上市水道事業会計予算については、いずれも全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 以上が予算特別委員会に付託になりました議案12件についての審査の結果と経過であります。 最近の極めて厳しい社会経済環境を見るに、財源である市税及び地方交付税が激減の見通しであります。今後とも行政経費の節減や行財政の適正化、効率化に努め、市民の期待にこたえるよう強く要望するものであります。 何とぞ当委員会の決定のとおり、満場の御賛同を賜りたくお願いを申し上げ、報告といたします。 ○議長(高橋一夫君) ただいまの委員長の報告に対する質疑に入ります。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(高橋一夫君) これをもって質疑を終結いたします。 これより討論に入ります。討論の通告がありますので、順次発言を許します。17番鈴木健二郎議員。     (17番 鈴木健二郎君 登壇) ◆17番(鈴木健二郎君) 私は、先ほど予算特別委員長より報告のありました予算案のうち、議案第1号平成15年度北上市一般会計予算、議案第2号平成15年度北上市国民健康保険特別会計事業勘定予算、議案第4号平成15年度北上市老人保健特別会計予算、議案第5号平成15年度北上市介護保険特別会計予算、以上4件について反対であります。以下、その理由を簡潔に申し上げます。 一般会計予算案は、前年比市税がマイナス8.3%、地方交付税がマイナス16.6%など、軒並み歳入減となっており、合計で355億7,000万円、マイナス7.3%の予算規模であります。まさに緊縮財政となっていますが、平成13年度から平成15年度までの臨時財政対策債の振り替えがあり、地方交付税は事実上2.9%の伸びになっております。したがって、地方交付税減を理由にした財政難は当たりませんが、市税の落ち込みと歳出の公債費の伸びは深刻であります。 現在の地方自治体の財政難を招いた根本原因は、相次ぐ消費税や医療費などの引き上げによってもたらされた深刻な不況、農業や中小企業、社会保障、そして地方切り捨て政策を強行してきた歴代自民党政権の失政によることは論をまちませんが、それに追随し自治体が開発会社化し、開発優先の行政を推進してきた地方の責任も免れません。これまでの北上市の市政も例外ではありません。本来地方自治体は、国の悪政から住民を守る防波堤となり、その本旨に基づいた行政が求められるものと考えます。 そのような視点で平成15年度の北上市の予算案の全体像を見ますれば、借金財政ピークの予算であり、住民の暮らし、福祉教育に手厚い予算措置となっていないことを指摘しなければなりません。しかし、そのような中でも地域計画の推進や生活道路の整備延長、そして私学助成の増額や雨漏り校舎改修など、市民の暮らしや教育の分野で一定の前進面があることは評価するものであります。しかし、雇用や地元中小企業対策、商業や農業の分野等において、市民が願う抜本的な予算対応とはなっておらず、むしろ行革推進による住民サービスの後退が危惧されるところであります。 雇用は、新規高卒者などへの市独自の積極的な支援策や市職員の残業減での新規雇用、少人数学級実現による教員増や消防防災職員の増など、抜本的雇用拡大策を考えたとき、予算案は不十分なものと言わなければなりません。 地元中小企業対策は、貸付枠拡大の措置はあるものの、あくまで金融機関対応任せであります。国のベンチャー企業育成方針に沿った事業展開を否定するものではありませんが、地域経済を支えてきた地元業者育成に予算の比重を傾注すべきものと考えます。中小業者が貸し渋りや貸しはがしにおびえることなく、仕事がある、安心して営業ができる、積極的な支援策が望まれるところであります。 商業、農業の分野も深刻であります。産業は、国の政策や社会経済の動向に大きく左右されるものの、商店街はまちづくりそのものであります。シャッター通りを解消し地元商店街が活性化する具体策が予算案には見られません。 農業分野の平成15年度予算は、大規模圃場整備、道路など、公共事業中心、大規模担い手農家中心の農政に偏重し、行政が責任を持たない国の米政策にのったものとなっています。今こそ農業後継者育成の一層の強化、農業をやりたい人はすべて担い手、そして所得保障、価格保証こそ、北上市の農政の重点施策とすべきと考えます。 乳幼児医療費の無料化については、入院は就学前までになるなど、一定の前進はあるものの、一層の拡大と所得制限の緩和は少子化対策を掲げる当市にとっては最優先して改善しなければならないものと考えますし、支援費制度による障害者福祉の後退は平成15年度で生じさせてはならないと思うものであります。 また、来年度から行革推進と称して行政評価システムを導入し、事務の効率化を図るとしていますが、効率化を追求する余り行政サービスの後退を危惧しないわけにはまいりません。 国民健康保険は、倒産などで所得が減少した世帯への減免規定の確立など、一定の前進面はあるものの、資格証明書や短期保険証の急増などに見られるとおり、抜本的な低所得者対策にはなっておらず、低収納率の解消や財政健全化に結びつかないものとなっております。平成15年度予算は、被保険者の所得の実態に合った税率に改正し、収納率改善と資格証明書、短期保険証発行解消のため、最大限の措置を講ずるべきものと考えます。 老人保健特別会計予算案は、本来無料であった老人の医療費負担は一層ふえる方向にあります。対象年齢も年々引き上げられ、高齢者の医療福祉制度とはほど遠い内容になっていることは到底認めることはできません。 介護保険特別会計予算案は、生活困窮者に配慮した軽減措置、いわゆる神戸方式の減免制度を創設するなど、低所得者対策をとられたことは高く評価するものでありますが、保険料の引き上げは負担増になるばかりではなく、サービス利用の向上に逆行するものであり、介護保険の矛盾を一層拡大するものと言わなければなりません。 以上の理由により4件の予算案に反対であります。 ○議長(高橋一夫君) 3番千葉一夫議員。     (3番 千葉一夫君 登壇) ◆3番(千葉一夫君) 私は、議案第1号平成15年度北上市一般会計予算及び議案第2号から議案第11号までの平成15年度北上市特別会計予算10件並びに議案第12号平成15年度北上市水道事業会計予算について、賛成の立場で討論を申し上げます。 躍動感のある環境に優しいまち、住みよいまちを目指し、常に市民の視点に立って、公正でわかりやすい行政、市民参画型で知恵を出し合う市政運営を基本に据え取り組んでこられました伊藤市長ですが、特にも平成13年には地域住民みずからの参画による地域計画を盛り込んだ私たちがつくるまち、笑顔あふれるまちを理念とする北上市総合計画を新たに策定し、中長期を見通した行財政運営に努められながら、各般にわたる施策を展開してこられた伊藤市長に改めて敬意を表するものであります。 人口9万2,500余人を超える県内第2の都市として発展著しいと大いに評価をいただく中、平成15年度は北上市総合計画の推進第3年次に当たり、目標とする美しい環境のまち、彩り豊かな暮らしのまち、すぐれた価値をつくり出すまちの実現に向け、歩みを着実なものにする上で重要な年であります。 この中にあり、市長改選期でもあることから、事情をかんがみ、各分野において創意工夫を凝らして、実効性の高い骨格予算の編成が組まれております。この極めて厳しい社会経済環境の中、財源である市税及び地方交付税が激減の見通しであり、厳しい財政運営を余儀なくされており、その中で経常経費は5%削減を図るなど、歳出の抑制を図っておられます。 しかし、市民生活及び地域待望する分野においては、積極予算が組まれております。その中身として、市民参画と地域計画の推進、情報化の推進、少子高齢化社会の福祉施策、資源循環型社会の環境施策、雇用の場確保促進、農産物づくりの流通促進、人材育成の推進、下水道などの生活基盤整備の推進などに配慮されており、市長を初め関係各位の御努力に深く感謝と敬意を表するものであります。 さて、平成15年度一般会計の予算規模は355億7,000万円で、前年度当初予算に比較し、27億9,100万円で、率にして7.3%の減となっております。 歳入では、市税106億2,387万6,000円で8.3%の減で、長引く不況による個人、法人市民税が減少し、都市計画税の廃止などによるものであります。地方交付税に至っては、69億7,600万円で、率にして16.6%の減、国庫支出金は24億4,806万1,000円で、3.9%の減であります。従来国、県からの依存度の高かった各種交付金の減少は、市財政に大きな影響を及ぼしております。次に、市債は63億5,210万円で、前年対比21.8%減であります。これは、文化交流センターの建設費がピークを過ぎたことにあります。一方、繰入金として、基金22億9,511万円の取り崩しは率として前年対比34.4%でありますが、財政運営上やむを得ない措置として認めるものであります。 次に、歳出では、人件費、扶助費、公債費の義務的経費が141億3,720万5,000円であり、5.3%の増であり、県から事務移譲された児童扶養手当支給費の増などであります。次に、投資的経費は80億176万3,000円で、30.9%の大幅な減でありますが、これは文化交流センター建設費、国営かん排事業負担金の減少などによります。 主な新規事業は、市民と行政のパートナーシップ研究事業費329万9,000円、緩和ケア支援事業112万6,000円、地域有機資源活用促進事業費補助金525万円、市芸術文化功労顕彰基金積立金210万円、イノベーション誘発事業費600万円などであります。 また、特別会計においては、ケアプラン指導者研修事業、ケアマネジメントリーダー活動支援事業、下門岡地区農業集落排水施設整備調査計画策定業務、本通り駐車場防雪対策工事など、各会計の特殊性にマッチした事業費を計上しているものであります。 ただし、市債残高は年々増加し、平成15年度はピークの486億円となるが、交付税措置される市債を除くと実質返済額は291億円で、市債の元本返済に充当する公債費は44億円余りで、率で6.6%増となります。特にインターハイ関連施設整備事業の返済が始まり、ピーク時となるここ3年ほどが正念場と思われます。 次に、同特別会計の下水道事業は、平成15年度末の起債残高が250億円の見込みで、今後も投資がふえるが、償還金として50%以上が普通交付税措置されるほか、使用料で償還に努めるとのことでありますし、本通り駐車場は起債残高が32億円を超すが、使用料で毎年約2億5,000万円ほど償還見通しであるということであります。 冒頭申し上げましたとおり、本年度予算は市長選挙に伴う骨格予算ではありますが、次期市長に望まれることとして、地方分権時代を反映しての自己責任、自己決定のもと、行政改革、特に第三セクター、未利用地対策、市街地開発等に勇気ある決断を期待するものでありますし、6月補正予算で具体的に肉づけされるものと考えられます。 このように各般にわたる事業を盛り込んだ新年度予算編成は、厳しい財政事情のもとにありながらも、従来からの継続事業も含め、着実な歩みを示しており、高く評価される内容であると思います。 以上のことから、私は提案されております平成15年度の当初予算案12件に賛成するものであります。何とぞ議員各位の御賛同を賜りますようお願い申し上げまして、討論を終わります。 ○議長(高橋一夫君) これをもって討論を終結いたします。 これより議案第1号平成15年度北上市一般会計予算を採決いたします。 本件に対する委員長の報告は可決であります。本件は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。     (賛成者起立) ○議長(高橋一夫君) 起立多数であります。よって、本件は原案のとおり可決されました。 次に、議案第2号平成15年度北上市国民健康保険特別会計事業勘定予算を採決いたします。 本件に対する委員長の報告は可決であります。本件は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。     (賛成者起立) ○議長(高橋一夫君) 起立多数であります。よって、本件は原案のとおり可決されました。 次に、議案第3号平成15年度北上市国民健康保険特別会計直営診療施設勘定予算を採決いたします。 本件に対する委員長の報告は可決であります。本件は委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(高橋一夫君) 御異議なしと認めます。よって、本件は原案のとおり可決されました。 次に、議案第4号平成15年度北上市老人保健特別会計予算を採決いたします。 本件に対する委員長の報告は可決であります。本件は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。     (賛成者起立) ○議長(高橋一夫君) 起立多数であります。よって、本件は原案のとおり可決されました。 次に、議案第5号平成15年度北上市介護保険特別会計予算を採決いたします。 本件に対する委員長の報告は可決であります。本件は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。     (賛成者起立) ○議長(高橋一夫君) 起立多数であります。よって、本件は原案のとおり可決されました。 次に、議案第6号平成15年度北上市工業団地事業特別会計予算を採決いたします。 本件に対する委員長の報告は可決であります。本件は委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(高橋一夫君) 御異議なしと認めます。よって、本件は原案のとおり可決されました。 次に、議案第7号平成15年度北上市下水道事業特別会計予算を採決いたします。 本件に対する委員長の報告は可決であります。本件は委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(高橋一夫君) 御異議なしと認めます。よって、本件は原案のとおり可決されました。 次に、議案第8号平成15年度北上市農業集落排水事業特別会計予算を採決いたします。 本件に対する委員長の報告は可決であります。本件は委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(高橋一夫君) 御異議なしと認めます。よって、本件は原案のとおり可決されました。 次に、議案第9号平成15年度北上市駐車場事業特別会計予算を採決いたします。 本件に対する委員長の報告は可決であります。本件は委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(高橋一夫君) 御異議なしと認めます。よって、本件は原案のとおり可決されました。 次に、議案第10号平成15年度北上市宅地造成事業特別会計予算を採決いたします。 本件に対する委員長の報告は可決であります。本件は委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(高橋一夫君) 御異議なしと認めます。よって、本件は原案のとおり可決されました。 次に、議案第11号平成15年度北上市土地取得特別会計予算を採決いたします。 本件に対する委員長の報告は可決であります。本件は委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(高橋一夫君) 御異議なしと認めます。よって、本件は原案のとおり可決されました。 次に、議案第12号平成15年度北上市水道事業会計予算を採決いたします。 本件に対する委員長の報告は可決であります。本件は委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(高橋一夫君) 御異議なしと認めます。よって、本件は原案のとおり可決されました。--------------------------------------- ○議長(高橋一夫君) 日程第27、議案第27号平成14年度北上市一般会計補正予算(第9号)、日程第28、議案第28号平成14年度北上市国民健康保険特別会計事業勘定補正予算(第3号)、日程第29、議案第29号平成14年度北上市国民健康保険特別会計直営診療施設勘定補正予算第3号)、日程第30、議案第30号平成14年度北上市老人保健特別会計補正予算(第3号)、日程第31、議案第31号平成14年度北上市介護保険特別会計補正予算(第3号)、日程第32、議案第32号平成14年度北上市工業団地事業特別会計補正予算(第4号)、日程第33、議案第33号平成14年度北上市下水道事業特別会計補正予算(第5号)、日程第34、議案第34号平成14年度北上市農業集落排水事業特別会計補正予算(第5号)、日程第35、議案第35号平成14年度北上市駐車場事業特別会計補正予算(第3号)、日程第36、議案第36号平成14年度北上市宅地造成事業特別会計補正予算(第2号)、日程第37、議案第37号平成14年度北上市土地取得特別会計補正予算(第1号)、日程第38、議案第38号平成14年度北上市水道事業会計補正予算(第5号)、以上12件を一括して議題といたします。 これより質疑に入ります。 最初に、第1表歳入歳出予算補正の歳入から款を追って進めます。 1款市税。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(高橋一夫君) 2款地方譲与税。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(高橋一夫君) 3款利子割交付金。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(高橋一夫君) 4款地方消費税交付金。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(高橋一夫君) 5款ゴルフ場利用税交付金。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(高橋一夫君) 6款自動車取得税交付金。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(高橋一夫君) 10款分担金及び負担金。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(高橋一夫君) 11款使用料及び手数料。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(高橋一夫君) 12款国庫支出金。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(高橋一夫君) 13款県支出金。16番高橋 元議員。 ◆16番(高橋元君) 32ページ、33ページでありますが、緊急地域雇用特別交付金についてであります。この中で、支出の商工費の中でもありますけれども、観光施設等維持補修費257万1,000円が減額になっておるわけでありますが、これが減額になった理由をお伺いをしたいと。 それで、大変雇用環境が厳しい中でありまして、1人でも2人でもこの事業を利用して採用してほしいものだなと、そんな思いもしておりまして、ちょっと減額になったのが残念だなというふうに思っておりますが、それでこの事業でおおむねどれくらいの雇用の拡大ができたのか。 それと、今現在冬場ですからなかなか難しいというふうなこともあるのかもしれませんし、市の業務もかなりの分野で民間委託をしておって、大変苦労されているというふうにも思っておりますけれども、今後の見通しについてどのように考えておられるのかお伺いしたいと思います。 ○議長(高橋一夫君) 商工部長。 ◎商工部長(澤田俊美君) まず、減額の理由でございますけれども、これは夏油三山のいわゆる林道といいますか、山道を整備、刈り払いを行ったわけですが、最初一般道路の金額で見積もったわけですが、林道ということでこのような減額になったものでございます。 なお、新規の雇用者につきましては、6名ほどの新規雇用が発生しております。今後とも緊急雇用対策事業につきましては、国並びに県の事業がそれぞれ予定されておりますので、その都度当市としても対応してまいりたいと、そういうふうに思っております。 ○議長(高橋一夫君) 14款財産収入。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(高橋一夫君) 15款寄附金。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(高橋一夫君) 16款繰入金。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(高橋一夫君) 18款諸収入。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(高橋一夫君) 19款市債。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(高橋一夫君) 休憩します。            午前11時56分 休憩---------------------------------------            午後1時00分 再開 ○議長(高橋一夫君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 歳入を終わり歳出に入ります。 1款議会費。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(高橋一夫君) 2款総務費。21番小原健二議員。 ◆21番(小原健二君) 51ページ、19節の負担金補助金の中のわがまちづくり支援事業費補助金、この事業は平成14年度の新規事業ということで、地域の主体的な地域づくりの事業に対する支援ということでありまして、当初予算は800万円ということでありますが、今回半分減額になっているわけですけれども、今まで取り組んできた事業の内容等、御説明をお願いしたいと思います。含めてこの減額の理由をお願いします。 ○議長(高橋一夫君) 企画調整部長。 ◎企画調整部長(及川義也君) お答えをいたします。 わがまちづくり支援事業、平成14年から初めて取り組んだものでございますが、平成14年は5地区でございました。二子の里芋まつり、あるいは更木のシラユリ植栽とか、黒岩、口内、稲瀬、この5地区で行われております。当初予算が800万円でしたが、当初50万円の16地区で800万円の予算を見ていましたが、今申し上げましたように平成14年度が5地区で400万円ということで、800万円から400万円引いて400万円の減ということでございます。 以上です。 ○議長(高橋一夫君) 21番小原健二議員。 ◆21番(小原健二君) せっかくの新規事業で、私は個人的にはほとんど満杯近く申請来て、足りないぐらいになるのかなと思って期待しておったのですが、この半分となりますと、地域懇談会ではいろんな形で、当局側にも地域からのいろんな要望が出されていることも多いのではないかと思うのですが、まずこれ取り組んできた中身で、例えばこの事業内容が地域になかなか浸透していなかったのかどうかも含めて、金額の中身でこういうふうに減額になってきたのか、その成果、反省的な部分もしあればお聞きしたいと思います。 ○議長(高橋一夫君) 企画調整部長。 ◎企画調整部長(及川義也君) このわがまちづくりを導入するに際しては、各地区の自治協の役員の方々にも説明をいたしましたし、それから各市政座談会においても市長の方からこの地区はまだですが、何かありませんかということを各地区でお願いをしておったわけですが、これハード事業というよりソフト事業でございまして、急にその地区もなかなかアイデアも出ないという状況で、ちなみに平成15年度は今のところ12地区からぜひこういう事業をやりたいという予備申請が出ておりますので、これからが定着してくるものと、そのように思っております。 以上です。 ○議長(高橋一夫君) 3款民生費。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(高橋一夫君) 4款衛生費。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(高橋一夫君) 5款労働費。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(高橋一夫君) 6款農林水産業費。30番小原健成議員。 ◆30番(小原健成君) 75ページの19節について御質問いたします。ここに県営圃場整備事業負担金が1,794万2,000円の減になっておりますが、前回の12月定例会でも5,700万円余の減額になったということをお聞きしましたところ、県の方針がそうだということで減額になったわけです。その後何か江釣子地区の第1地区には補正が増額になったということで、当初計画よりも整備する面積がふえたというふうに聞いておりますが、私増額になるのではないかなと思いましたところが減額になっているということで、そのなった原因というか、経緯を説明願いたいと思います。 ○議長(高橋一夫君) 農林部長。 ◎農林部長(小原勝利君) お答えをいたします。 県営圃場整備事業につきましては、県のそういった考え方がありまして、9月で補正減ということになってきたわけでありますが、その当時から江釣子地区等については工事費の増額等があるだろうというような考え方も出されておったものでありますから、そういった部分ではそれらに対応すべき原資を確保して対応したと、こういうことでありますので、御理解をいただきたいというふうに思います。 以上であります。 ○議長(高橋一夫君) 30番小原健成議員。 ◆30番(小原健成君) 説明ちょっとわからないのですが、原資を確保したということはどういう意味ですか。 ○議長(高橋一夫君) 農林部長。 ◎農林部長(小原勝利君) 原資というのは、当初予算に計上されておったわけでありますけれども、本来は県から示された額を補正減にすべきものというふうに思っておったわけでありますけれども、なおその段階で江釣子地区等につきましては若干の事業増があるだろうということがあったわけでありますから、それらの部分を確保しておったと、こういうことであります。 以上であります。(何事か呼ぶ者あり) ◎農林部長(小原勝利君) 大変申しわけありません。これは、圃場整備地区が5地区ほどあるわけでありますから、それらの地区の事業費の減があったものですから、その分の負担金の減と、こういうことでありますので、御理解をいただきたいと思います。 ○議長(高橋一夫君) 7款商工費。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(高橋一夫君) 8款土木費。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(高橋一夫君) 9款消防費。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(高橋一夫君) 10款教育費。17番鈴木健二郎議員。 ◆17番(鈴木健二郎君) 95ページの奨学資金貸付事業費であります。180万円ほどの減になっておりますが、これは今年度はほかの奨学金制度と併用できるということで、対処をいただきました。そういう併用の様子、内容とか、この減になった理由をお聞かせいただきたいと思いますし、多分いろいろ便り等を通じましてPR、あるいは各学校にもそれなりに周知をしていただくということでお話しした経緯もあるのですが、それについての対応はどうだったのかも含めてお願いしたいというふうに思います。 ○議長(高橋一夫君) 教育次長。 ◎教育次長(高橋左京君) まず、減額の理由でありますが、当初予定の新規貸し付けといいますか、そういった貸与者についてはほぼ同じでありまして、1人ほど増加したというような感じでありますが、内訳的には高校生と大学生の貸与枠が違うというようなことで、その差があったということが1つあります。 それから、当初継続として見込んでいた見込みがちょっと少なくなりまして、継続分が120万円の減ということでありますし、当初の分の新規の分で60万円ほどの減額になったということであります。これにつきましては、例えば途中で辞退されたり、そういった状況でありまして、例えば仮に貸付が決定されても途中で辞退されるというようなことがありまして、頭数といいますか、人数だけでちょっと説明するのは難しい状況でありますが、いずれ総体的にはこれら合わせまして180万円の減ということであります。 それから、併用の状況ということについてですが、今までは併用を認めていないというようなことでありまして、ほかの例えば日本育英会等との貸し付け状況については、それを把握した上でそちらから貸与を受けていないということを条件に貸していたわけですが、今回はそういった縛りを全部解いたものですから、そういう調査はしておりませんで、ほかとの併願といいますか、ダブル貸与を受けている人数がどの程度あるかということについては調査をしておりません。 それから、PR等については、これも既に本年度についても行っているわけでありますが、市内の高校等についてはそういったPRはしております。 以上です。 ○議長(高橋一夫君) 17番鈴木健二郎議員
    ◆17番(鈴木健二郎君) こういう経済状況ですから、借りるという枠は十分あると思うのですけれども、問題は周知の徹底の仕方というふうに思っているのです。各高校にも周知をしたというのですが、どういう周知のされ方をしたのか、ちょっと細かいのですが、その中身をお願いしたいと思いますし、市全体的にはどうなのか。便り等にちょっと私見たことがなかったのですが、どういうPRをしているのか、もうちょっと具体的に細かくお願いします。 ○議長(高橋一夫君) 教育次長。 ◎教育次長(高橋左京君) 細かい中身ということであります。ちょっと時間をいただきたいと思いますが、広報等については既に何回かやっております。これも細かいことということであれば、ちょっと時間をいただきまして、何回出したかということについては時間をいただきたいというふうに思います。 ちなみに、過去平成11年度からの新規等の状況について調査してあるものがありますので、お知らせしたいというふうに思いますが、平成11年度は大学関係、これにつきましては41人で、高校が3人、それから平成12年度は大学は22人、それから高校が4人、平成13年度につきましては大学が22人、高校が2人ということです。ちなみに、平成14年度から併願といいますか、そういったものを認めてまいりましたので、端的に言いますと平成13年度と平成14年度の差というのがどれだけあったかということが、多分縛りを外した分の増というふうになるのかなというふうに思っていますが、今申し上げましたとおり、平成13年度は大学は22人で、高校は2人であります。平成14年度は、大学は35人ということになりますので、13人ほどふえておりますし、高校は平成13年度の2人に対して平成14年度は5人ということになっております。 ○議長(高橋一夫君) 暫時休憩します。            午後1時13分 休憩---------------------------------------            午後1時16分 再開 ○議長(高橋一夫君) 再開します。 ◎教育次長(高橋左京君) 先ほど保留していました件についてお答えいたします。 奨学金の要綱等については、中学校長、それから市内の高校長に対して、3月に通知をしております。 それから、広報につきましては3月に1回のみ掲載しているという状況であります。 以上です。 ○議長(高橋一夫君) 16番高橋 元議員。 ◆16番(高橋元君) 98、99ページの中学校費に係ってですが、北上北中学校の屋外便所部室新築工事で212万4,000円減額になっておりますけれども、まずこの減額理由をお伺いしたいと。 それから、私の地域の中学校、和賀東中学校でもまだ屋外トイレは未整備であると、招待試合をすることがなかなか難しいとか、学校開放でも大変不便を来しているというふうな話も聞いておりまして、現在屋外トイレが未整備になっているのは何校ぐらいあるのか、それの今後の整備計画をどのように考えておられるのか、これをお伺いしたいと思います。 ○議長(高橋一夫君) 教育次長。 ◎教育次長(高橋左京君) まず、減額の理由でありますが、これは単に入札減ということになります。 それから、屋外便所未整備の学校ということでありますが、今ちょっと資料を持っていませんので、後ほどお答えしたいと思いますが、屋外便所の整備につきましては、いずれ小学校、中学校合わせてまだかなりの数が未整備ということであります。それで、整備方針ということにつきましては、中学校がやはり学校開放といいますか、クラブで活用される頻度が高いということで、まず中学校の方を整備を進めて、その後小学校の方の屋外トイレを整備したいと、そういう方針になっております。 ちなみに、屋外トイレがない中学校につきましては、北上南中学校と江釣子中学校、それから上野中学校、北上中学校、それから東陵中学校……(何事か呼ぶ者あり) ◎教育次長(高橋左京君) あるのですか。失礼しました。あるところを言ってしまいました。ない学校は、飯豊中学校、それから和賀東中学校、和賀西中学校は今年度整備いたしました。 ちなみに、小学校はあるところの方が早いので、ある方だけを言いますが、黒沢尻西小学校と、それから口内小学校、和賀西小学校、笠松小学校、岩崎小学校、和賀東小学校となっております。 ○議長(高橋一夫君) 18番高橋孝二議員。 ◆18番(高橋孝二君) 99ページの(仮称)文化交流センター建設事業費について、主に工事請負費が減額になってございますけれども、この減額の理由をお願いいたします。それから、進捗状況はどうなっているのか。それから、完成予定日が11月ごろというふうに伺っておりましたけれども、変更はないのかどうか、今回の減額に伴ってないのかどうか。 それから、103ページの(仮称)西部学校給食センター整備事業費8億9,000万円余が増額になってございますけれども、どういう建物なのかというの全く承知しておりませんので、工事概要をまず説明いただきたいということと、それから18節の備品購入費2億6,000万円が計上されておりますけれども、これも説明をいただきたいというふうに思います。したがって、今この場では概要説明になろうと思いますけれども、資料提示を議会終わってからで結構ですから、提示いただきたいというふうに思います。 ○議長(高橋一夫君) 企画調整部長。 ◎企画調整部長(及川義也君) 文化交流センターの建設事業費についてお答えいたしますが、この主なものが工事請負費11億3,500万円ほど減額になってございますが、これは8ページの継続費補正でもお願いしてございますが、それぞれの年度割額を変更して、トータル的には同じでございますが、年度割額を変更して平成15年度に計上させていただくという内容でございます。なぜこういう状況に陥ったかと申しますと、当初平成13年の5月から工事を予定をしておったのですが、若干それが延びまして、実際9月ということになりましたので、平成14年度分の工事費から減額をさせていただくというものでございます。 それから、進捗率ですが、3月末現在でおおよそ建築ベースで75%程度いくものと、このように思っております。 それから、開館日につきましては、前に申し上げましたとおり、11月27日オープン予定ということは変更ございません。 以上です。 ○議長(高橋一夫君) 教育次長。 ◎教育次長(高橋左京君) (仮称)西部学校給食センターの整備事業費についてでありますが、まず工事請負費の内容ということになります。これは、御案内のとおりでありまして、江釣子学校給食センターと和賀学校給食センター、これを統合いたしまして新しいセンターを建てるということになっております。一応センターの規模といたしましては、3,500食規模ということになります。3,500です。 それで、工事内容につきましては、実は今現在設計委託中でありまして、3月28日までの契約期間ということになっております。ただ、おおよその面積等につきましては、大体約1,600弱ぐらいの床面積、これは構造的にいいますと鉄骨の一部2階ということになりますが、調理施設についてはすべて1階ということになります。そういった内容になっております。 それから、18節の備品購入費の内容ということになりますが、この事業につきましても建物の補助と厨房機器の関係がそれぞれ備品としての補助があるわけですが、この18節の中身につきましては調理等の機器類でございます。例えば洗浄機等も含めて、備品的なものがかなり多く入ってまいります。したがいまして、工事請負費とは別に備品として対応するようなものもあるわけでありまして、そのものが18節の附帯設備ということで、厨房機器という内容になっております。 ○議長(高橋一夫君) 18番高橋孝二議員。 ◆18番(高橋孝二君) 西部学校給食センターのことについてお尋ねしますけれども、当初新年度で整備をするという予定だったようでございますけれども、ぜひお願いなのですが、こういう多額なものを計上するときには、何の建物も全然2階だか3階だか地下1階あるのかないのかわからない、厨房施設もどうだかわからない、こういったもので審議をする側とすれば、数字だけで賛成か反対かと言われているわけですから、やっぱりもう少し説明責任をやってほしいなというふうに思いますので、資料提示いただけますか。いつごろまでに出せますか。それお願いします。 ○議長(高橋一夫君) 教育次長。 ◎教育次長(高橋左京君) 先ほども申し上げましたとおり、設計は平成14年度で3月28日までの工期といいますか、契約期間になっております。したがって、まずそういったものが確定する時期というのは3月28日が最終と、その前に出るかもしれませんが、具体的に確定したというものを出せるのはそれ以降ということになりますので、いずれ決まった段階では資料としては出せるというふうに思いますが、いつということになって具体的な日数ということについては、今現在ちょっと申し上げかねるというのが実態であります。 ○議長(高橋一夫君) 18番高橋孝二議員。 ◆18番(高橋孝二君) 議会が終わりますと、諸般の事情で大変でしょうけれども、ぜひ設計ができた段階で、全員協議会で説明いただくということにできませんか。 ○議長(高橋一夫君) 市長。 ◎市長(伊藤彬君) ただいまの御要望でございますけれども、大変申しわけありませんでした。実は、やはりこれは全員協議会に付すべき問題だと思って反省いたしております。 図面等については、3月28日ということで、これは全部の図面だと思いますので、概要図、簡単なものは出せるものは早く手に入ればそれはお出しさせていただきたいと思いますし、固まった段階で全員協議会で御説明をさせていただきたいと思います。 ○議長(高橋一夫君) 進行します。11款災害復旧費。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(高橋一夫君) 12款公債費。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(高橋一夫君) 13款諸支出金。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(高橋一夫君) 以上で歳出を終わります。 次に、第2表継続費補正。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(高橋一夫君) 次に、第3表繰越明許費補正。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(高橋一夫君) 次に、第4表債務負担行為補正。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(高橋一夫君) 次に、第5表地方債補正。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(高橋一夫君) 以上で一般会計を終わります。 特別会計に入ります。 国民健康保険特別会計事業勘定。27番柏葉 明議員。 ◆27番(柏葉明君) 国民健康保険事業勘定の補正についてお尋ねしますが、国保税の収納が納税者がかなり納められない方がふえているとか、短期保険証の発行、資格証明書の発行等も出ているということは、議会でも質疑されております。ただいま補正予算が計上されておりますので、現在の国保税の収納の状況、それから短期保険証の発行の状況、それから資格証明書の発行がどれくらいあるのかということをお尋ねします。 ○議長(高橋一夫君) 保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(高屋敷克広君) お答えいたします。 国保税の収納率につきまして、本年2月末現在の現年度分で申し上げます。国保税につきましては88.09%、介護保険につきましては86.71%で、合わせて88.01%ということでございます。 それから、1月末現在の短期保険証の交付件数でございますけれども、611件、同じく資格証明書の交付件数でございますが、85件となっております。 以上であります。 ○議長(高橋一夫君) 27番柏葉 明議員。 ◆27番(柏葉明君) 御説明いただいたような状況で、特に短期保険証というのは3カ月間の保険証が給付されると。この方は、一般の国民健康保険と同じように3割負担で病院に行けるわけですが、3カ月置きに納めてくださいという指導するのです。しかし、滞納期間が長引いてきますと、資格証明書が発行されると。資格証明書の場合には、医療費は一たん全額自己負担して、後で7割が戻ってくるという仕組みなのです。しかし、このあとの7割というのは、実際には病院にかかった人に戻るのではなくて、この7割は滞納の整理の分に回されるということになっているようです。 部長のところには、お名前は伝わっていると思いますが、プライバシーのためにきょうはTさんと言っておきます。担当課には話してありますので、お名前は御存じだと思います。このTさんという方が、3月いっぱいまでに保険税を納めないと保険証は行きませんよと言われたというのです。この方は、高血圧で病院に通っている方です。そのほかにもいろいろあって、長い間病気を患っている方です。最近までパートで働いておりましたけれども、年も年で仕事に今ついておりません。奥さんはパートで働いております。数年前に水害に遭って、床上浸水になって家を少し直した、そのお金の支払いも今四苦八苦している状況なのです。この方が保険証を出しませんよと言われたと。やむを得なくこの方は北上市外の親戚の方からお金を借りて、8万数千円の滞納分を払って、現在は短期保険証を発行してもらったそうです。というように、非常に困難な家計の方に保険出ませんよと、払いなさいという指導をするわけですけれども、まさに命にかかわるわけです。薬をもらわないからといってすぐ死ぬわけではないかもしれませんけれども、そういうことが非常に健康にも不安を与える状況なのです。この方の場合には、弁明の機会というのを与えて、納税しなさいという指導をするわけですけれども、この方のケースの場合どのような指導をされたのか、そういった指導はどのようになっているのかお伺いしたいと思います。事前にこういう質問をしますよということは担当課に話しておりますので、おわかりだと思いますが、お聞かせください。 ○議長(高橋一夫君) 補正の範囲を超えているようにも思われますので、答弁は簡略に願います。保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(高屋敷克広君) 資格証明書の交付に当たりましては、事前に通知をしまして弁明の機会を与えまして、そして病気とか失業した場合、そういう事情のある場合は資格証明書ではなくて、短期の保険証を交付するようにしております。高齢等でなかなか役所に来れないというような方については、訪問して調査するということもこれから考えていきたいというふうに思っております。 以上であります。 ○議長(高橋一夫君) 次に、国民健康保険特別会計直営診療施設勘定。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(高橋一夫君) 次に、老人保健特別会計。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(高橋一夫君) 次に、介護保険特別会計。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(高橋一夫君) 次に、工業団地事業特別会計。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(高橋一夫君) 次に、下水道事業特別会計。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(高橋一夫君) 次に、農業集落排水事業特別会計。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(高橋一夫君) 次に、駐車場事業特別会計。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(高橋一夫君) 次に、宅地造成事業特別会計。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(高橋一夫君) 次に、土地取得特別会計。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(高橋一夫君) 次に、水道事業会計。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(高橋一夫君) これをもって質疑を終結いたします。 これより討論に入ります。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(高橋一夫君) これをもって討論を終結いたします。 これより議案第27号平成14年度北上市一般会計補正予算(第9号)を採決いたします。 本件は原案のとおり決することに御異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(高橋一夫君) 御異議なしと認めます。よって、本件は原案のとおり可決されました。 次に、議案第28号平成14年度北上市国民健康保険特別会計事業勘定補正予算(第3号)を採決いたします。 本件は原案のとおり決することに御異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(高橋一夫君) 御異議なしと認めます。よって、本件は原案のとおり可決されました。 次に、議案第29号平成14年度北上市国民健康保険特別会計直営診療施設勘定補正予算第3号)を採決いたします。 本件は原案のとおり決することに御異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(高橋一夫君) 御異議なしと認めます。よって、本件は原案のとおり可決されました。 次に、議案第30号平成14年度北上市老人保健特別会計補正予算(第3号)を採決いたします。 本件は原案のとおり決することに御異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(高橋一夫君) 御異議なしと認めます。よって、本件は原案のとおり可決されました。 次に、議案第31号平成14年度北上市介護保険特別会計補正予算(第3号)を採決いたします。 本件は原案のとおり決することに御異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(高橋一夫君) 御異議なしと認めます。よって、本件は原案のとおり可決されました。 次に、議案第32号平成14年度北上市工業団地事業特別会計補正予算(第4号)を採決いたします。 本件は原案のとおり決することに御異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(高橋一夫君) 御異議なしと認めます。よって、本件は原案のとおり可決されました。 次に、議案第33号平成14年度北上市下水道事業特別会計補正予算(第5号)を採決いたします。 本件は原案のとおり決することに御異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(高橋一夫君) 御異議なしと認めます。よって、本件は原案のとおり可決されました。 次に、議案第34号平成14年度北上市農業集落排水事業特別会計補正予算(第5号)を採決いたします。 本件は原案のとおり決することに御異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(高橋一夫君) 御異議なしと認めます。よって、本件は原案のとおり可決されました。 次に、議案第35号平成14年度北上市駐車場事業特別会計補正予算(第3号)を採決いたします。 本件は原案のとおり決することに御異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(高橋一夫君) 御異議なしと認めます。よって、本件は原案のとおり可決されました。 次に、議案第36号平成14年度北上市宅地造成事業特別会計補正予算(第2号)を採決いたします。 本件は原案のとおり決することに御異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(高橋一夫君) 御異議なしと認めます。よって、本件は原案のとおり可決されました。 次に、議案第37号平成14年度北上市土地取得特別会計補正予算(第1号)を採決いたします。 本件は原案のとおり決することに御異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(高橋一夫君) 御異議なしと認めます。よって、本件は原案のとおり可決されました。 次に、議案第38号平成14年度北上市水道事業会計補正予算(第5号)を採決いたします。 本件は原案のとおり決することに御異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(高橋一夫君) 御異議なしと認めます。よって、本件は原案のとおり可決されました。--------------------------------------- ○議長(高橋一夫君) 日程第39、議案第39号市道路線の廃止について、日程第40、議案第40号市道路線の認定について、以上2件を一括して議題といたします。 これより質疑に入ります。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(高橋一夫君) これをもって質疑を終結いたします。 これより討論に入ります。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(高橋一夫君) これをもって討論を終結いたします。 これより議案第39号市道路線の廃止についてを採決いたします。 本件は原案のとおり決することに御異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(高橋一夫君) 御異議なしと認めます。よって、本件は原案のとおり可決されました。 次に、議案第40号市道路線の認定についてを採決いたします。 本件は原案のとおり決することに御異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(高橋一夫君) 御異議なしと認めます。よって、本件は原案のとおり可決されました。--------------------------------------- ○議長(高橋一夫君) お諮りいたします。日程第41、発議案第1号から日程第44、発議案第4号までの4件については、会議規則第36条第2項の規定により委員会の付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ございませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(高橋一夫君) 御異議なしと認めます。よって、日程第41、発議案第1号北上市議会政務調査費交付条例の一部を改正する条例についてから日程第44、発議案第4号森林・林業の活性化と岩手南部森林管理署湯田事務所等の存続を求める意見書についてまでの4件については、委員会の付託を省略することに決定いたしました。--------------------------------------- ○議長(高橋一夫君) 日程第41、発議案第1号北上市議会政務調査費交付条例の一部を改正する条例についてを議題といたします。 書記をして議案の朗読をさせます。     (書記朗読) ○議長(高橋一夫君) 提案理由の説明を求めます。31番柏葉省一郎議員。     (31番 柏葉省一郎君 登壇) ◆31番(柏葉省一郎君) ただいま上程になりました発議案第1号北上市議会政務調査費交付条例の一部を改正する条例について、提案の理由を申し上げます。 今回の改正は、地方自治法第100条第12項に議員の派遣の項が設けられ、政務調査費交付条例で引用している政務調査費の交付等の項が繰り下げられたことから、所要の改正をしようとするものであります。 何とぞ原案のとおり御賛同賜りますようお願い申し上げ、説明を終わります。 ○議長(高橋一夫君) これより質疑に入ります。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(高橋一夫君) これをもって質疑を終結いたします。 これより討論に入ります。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(高橋一夫君) これをもって討論を終結いたします。 これより発議案第1号北上市議会政務調査費交付条例の一部を改正する条例についてを採決いたします。 本件は原案のとおり決することに御異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(高橋一夫君) 御異議なしと認めます。よって、本件は原案のとおり可決されました。--------------------------------------- ○議長(高橋一夫君) 日程第42、発議案第2号北上市議会会議規則の一部を改正する規則についてを議題といたします。 書記をして議案の朗読をさせます。     (書記朗読) ○議長(高橋一夫君) 提案理由の説明を求めます。24番伊藤隆夫議員。     (24番 伊藤隆夫君 登壇) ◆24番(伊藤隆夫君) ただいま上程になりました発議案第2号北上市議会会議規則の一部を改正する規則について提案の理由を申し上げます。 今回の改正は、会議規則から第2章第7節公聴会の規定を削除することと、一般質問における再質問の回数制限を廃止することに伴い、所要の改正をしようとするものであります。 なお、一般質問における再質問の回数制限は、平成15年6月定例会から廃止しようとするものであります。 何とぞ原案のとおり御賛同を賜りますようお願い申し上げ、説明を終わります。 ○議長(高橋一夫君) これより質疑に入ります。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(高橋一夫君) これをもって質疑を終結いたします。 これより討論に入ります。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(高橋一夫君) これをもって討論を終結いたします。 これより発議案第2号北上市議会会議規則の一部を改正する規則についてを採決いたします。 本件は原案のとおり決することに御異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(高橋一夫君) 御異議なしと認めます。よって、本件は原案のとおり可決されました。--------------------------------------- ○議長(高橋一夫君) 日程第43、発議案第3号戦争回避と恒久平和を求める意見書についてを議題といたします。 書記をして議案の朗読をさせます。     (書記朗読) ○議長(高橋一夫君) 提案理由の説明を求めます。4番木戸口 平議員。     (4番 木戸口 平君 登壇) ◆4番(木戸口平君) ただいま上程されました発議案第3号について、朗読をもって提案説明といたします。 戦争回避と恒久平和を求める意見書。 イラクをめぐる戦争の危機が迫っています。「大量破壊兵器」の存在を危惧する国際世論が高まりつつある中で、国連決議によるイラク国内の査察をめぐり、各国の主張にへだたりが生まれ、国連安全保障理事会での対立が続いています。 仮に、査察そのものが国際社会の安心を生む十分な結果となっていないとするなら、国連を中心とする更なる働きかけが必要であり、いかなる背景をもってしても、米国の単独武力攻撃は国際法上許される事ではありません。武力行使によってしか解決し得ない課題、とするには国際的合意が形成されていない状況にあります。 日本はこれまでの歴史において、原油の多くを中東諸国に依存するなど深い結びつきを保ってきた数少ない国であります。イラクを含む中東諸国における平和的環境の確立は、政治的立場を越えて国民生活に直結する課題です。 日本は、米国の強硬な軍事戦略にくみすること無く、恒久平和を願う世界の人々と共に、あらゆるテロや戦争を許さない国際社会の枠組みづくりにイニシアチブを発揮すべきと考えます。 したがって政府は、唯一の被爆国として「大量破壊兵器」の拡散を許さない立場を基本にしつつ、日本国憲法の平和理念に基づき戦争回避の国際世論をリードするとともに、米国に対する粘り強い説得にあたり、恒久平和を求める姿勢をより鮮明に表明すべきです。 以上、核兵器廃絶平和都市宣言の精神に基づき、地方自治法第99条の規定により意見書を提出しようとするものであります。 何とぞ満堂の御賛同を賜りますようお願い申し上げまして、提案説明といたします。 ○議長(高橋一夫君) これより質疑に入ります。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(高橋一夫君) これをもって質疑を終結いたします。 これより討論に入ります。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(高橋一夫君) これをもって討論を終結いたします。 これより発議案第3号戦争回避と恒久平和を求める意見書についてを採決いたします。 本件は原案のとおり決することに御異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(高橋一夫君) 御異議なしと認めます。よって、本件は原案のとおり可決されました。--------------------------------------- ○議長(高橋一夫君) 日程第44、発議案第4号森林・林業の活性化と岩手南部森林管理署湯田事務所等の存続を求める意見書についてを議題といたします。 書記をして議案の朗読をさせます。     (書記朗読) ○議長(高橋一夫君) 提案理由の説明を求めます。29番舘川 毅議員。     (29番 舘川 毅君 登壇) ◆29番(舘川毅君) ただいま上程に付されました発議案第4号森林・林業の活性化と岩手南部森林管理署湯田事務所等の存続を求める意見書を朗読いたしまして、提案理由の説明にかえさせていただきます。 平成13年に策定された「森林・林業基本法」及び「森林・林業基本計画」は、森林の持つ多面的機能を持続的に発揮することはもとより、地球環境の保全、木材自給率の向上、林産業への支援措置等に言及した画期的な内容をもっており、当地域にとっても有効な対応が期待されていることから、森林・林業・林産業活性化のための具体的な対応策としての予算措置をさらに拡充する必要があります。 また一方で、基本法に基づく今後の施策展開において重要な意味を持ち、暫定組織としてその役割を担っている東北森林管理局青森分局と岩手南部森林管理署湯田事務所が、平成15年度末をもって共に廃止する計画といわれております。 青森分局は青森、岩手、宮城3県の国有林を管轄し、自然環境及び産業振興に大きな役割を果たしているほか、湯田事務所は和賀川流域における水源かん養機能や国土保全、環境維持機能を今後とも発揮することが求められております。特にも湯田事務所の廃止は、平成13年の北上営林事務所の廃止に続く大きな損失であり、当地域の官民一体となった森林整備にかかる諸事業や観光施策、レクリエーション機能等に与える影響が大きいなど、今後とも両組織の適切な管理経営が不可欠であります。 つきましては、二酸化炭素吸収源である森林機能の発揮や地球温暖化防止策における森林整備等への予算拡充、並びに青森分局及び湯田事務所を平成16年度以降も存続させるよう強く要望します。 以上、地方自治法第99条の規定に基づき、意見書を提出しようとするものであります。 何とぞ満堂の御賛同を賜りますよう御提案申し上げ、説明にかえさせていただきます。 ○議長(高橋一夫君) これより質疑に入ります。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(高橋一夫君) これをもって質疑を終結いたします。 これより討論に入ります。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(高橋一夫君) これをもって討論を終結いたします。 これより発議案第4号森林・林業の活性化と岩手南部森林管理署湯田事務所等の存続を求める意見書についてを採決いたします。 本件は原案のとおり決することに御異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(高橋一夫君) 御異議なしと認めます。よって、本件は原案のとおり可決されました。 休憩します。            午後2時03分 休憩---------------------------------------            午後2時13分 再開 ○議長(高橋一夫君) 休憩前に引き続き会議を開きます。---------------------------------------
    ○議長(高橋一夫君) 日程第45、請願・陳情についてを議題といたします。 最初に、継続審査となっておりました平成14年請願第14号外形標準課税の導入に反対する請願について委員長の報告を求めます。総務常任委員長。     (総務常任委員長 久保孝喜君 登壇) ◆総務常任委員長(久保孝喜君) 昨年12月の第109回定例会において、当委員会に付託になり継続審査となっておりました請願第14号外形標準課税の導入に反対する請願について、当委員会は3月6日に会議を開き、審査いたしましたので、その内容と結果について御報告を申し上げます。 この請願の趣旨は、平成15年度の税制改正に当たって、地方経済に大きな影響力がある中小企業対策には、その安定的経営に資する十分な配慮が必要なことから、具体的で効果的な施策が求められており、単に税収の確保だけの議論ではなく、地方経済の長期的な視点に立った慎重な審議を求めるものであります。 当委員会は、審査の結果、さきの第109回定例会において同様の趣旨の意見書が全会一致で可決され、国に提出されていることから、請願の趣旨のみの採択すべきものとの意見の一致を見、採決の結果、全会一致をもって趣旨採択すべきものと決定いたしました。 以上、審査の結果を申し上げました。 議員各位の御賛同をお願い申し上げ、報告を終わります。 ○議長(高橋一夫君) ただいまの委員長の報告に対する質疑に入ります。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(高橋一夫君) これをもって質疑を終結いたします。 これより討論に入ります。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(高橋一夫君) これをもって討論を終結いたします。 これより平成14年請願第14号外形標準課税の導入に反対する請願を採決いたします。 本件に対する委員長の報告は趣旨採択であります。本件は委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(高橋一夫君) 御異議なしと認めます。よって、本件は趣旨採択と決定いたしました。 なお、請願第3号戦争回避と恒久平和を求める請願及び陳情第1号戦争回避と世界平和を求める陳情については、先ほど同一趣旨の発議案第3号が可決されておりますので、一事不再議の原則により採択されたものとみなします。 次に、請願第1号年金改定に関する請願書、請願第2号遺伝子組み換えイネを学校給食に使用しないことを求める請願、以上2件について委員長の報告を求めます。教育福祉常任委員長。     (教育福祉常任委員長 三浦悟郎君 登壇) ◆教育福祉常任委員長(三浦悟郎君) 教育福祉常任委員会委員長報告を行います。 2月27日の本会議におきまして、当委員会に付託になりました請願第1号年金改定に関する請願書外1件について、当委員会は3月6日に会議を開き、慎重に審査しましたので、その経過と結果について御報告申し上げます。 初めに、請願第1号年金改定に関する請願書について申し上げます。この請願の趣旨は、物価スライドの凍結解除による年金切り下げと年金への課税強化を行わないこと、また2004年の年金改定に当たっては、保険料の引き上げ、給付額の引き下げなどを行わないでほしいというものであります。 当委員会は、趣旨は理解するが、財源問題についても考慮しなければならないという意見の一致を見、採決の結果、趣旨採択すべきものと決定いたしました。 次に、請願第2号遺伝子組み換えイネを学校給食に使用しないことを求める請願について申し上げます。この請願の趣旨は、子供たちの健康を守るため、市内の学校給食で遺伝子組み換えの米を使用しないことというものであります。 当委員会は、趣旨は理解するが、市内の学校給食には既に北上産米を使用しており、遺伝子組み換えイネではないこと、また今後は安全性が確認できるまで使用しないということから、採決の結果、趣旨採択すべきものと決定いたしました。 以上が当委員会に付託になりました請願の審査の経過と結果でありますが、何とぞ当委員会の決定どおり御賛同を賜りますようお願いを申し上げ、報告を終わります。 ○議長(高橋一夫君) ただいまの委員長の報告に対する質疑に入ります。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(高橋一夫君) これをもって質疑を終結いたします。 これより討論に入ります。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(高橋一夫君) これをもって討論を終結いたします。 これより請願第1号年金改定に関する請願書を採決いたします。 本件に対する委員長の報告は趣旨採択であります。本件は委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(高橋一夫君) 御異議なしと認めます。よって、本件は趣旨採択と決定いたしました。 次に、請願第2号遺伝子組み換えイネを学校給食に使用しないことを求める請願を採決いたします。 本件に対する委員長の報告は趣旨採択であります。本件は委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(高橋一夫君) 御異議なしと認めます。よって、本件は趣旨採択と決定いたしました。 なお、継続審査となっておりました平成14年請願第13号森林・林業・林産業活性化と東北森林管理局青森分局及び岩手南部森林管理署湯田事務所の存続を求める請願については、先ほど同一趣旨の発議案第4号が可決されておりますので、一事不再議の原則により採択されたものとみなします。--------------------------------------- ○議長(高橋一夫君) 日程第46、議員の派遣についてを議題といたします。 議員の派遣については、地方自治法第100条第12項及び北上市議会会議規則第161条第1項の規定により、議会の議決でこれを決定することになっております。 お諮りいたします。お手元に配布しております内容のとおり、平成15年度東北市議会議長会総会に菅原行徳議員を派遣することに御異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(高橋一夫君) 御異議なしと認めます。よって、平成15年度東北市議会議長会総会に菅原行徳議員を派遣することに決定いたしました。 暫時休憩いたします。            午後2時25分 休憩---------------------------------------            午後2時25分 再開     (議長、副議長と交代) ○副議長(菅原行徳君) 再開いたします。--------------------------------------- ○副議長(菅原行徳君) ここで議長から特に発言を求められておりますので、この際これを許します。議長。     (議長 高橋一夫君 登壇) ○議長(高橋一夫君) 一言ごあいさつを申し上げます。 伊藤市長におかれましては、平成11年4月に新生北上市の2代目市長として就任以来、早いもので4年が経過しようとしております。伊藤市長の任期半ばには、新世紀、新千年紀と新たな時代に入りまして、変化への予感とともに明るい希望を持って迎えた21世紀でありましたが、現下においては政治、経済、社会各分野において極めて厳しい状況下にあります。 景気の回復の兆しも見えないこういう経済状況により、国、地方自治体ともに大きな財源不足を抱えており、高齢化の進展や人口減少期への移行など、将来にわたって地域社会を維持できる財政構造をどうつくっていくかが差し迫った課題となっております。 このような中にあって、伊藤市長は市民の視点に立った公正でわかりやすい行政、市民参画型で知恵を出し合う市政運営を理念とし、各般にわたる施策の推進のために熱誠を傾け、渾身の努力をされてこられました。その成果は、地域住民参画によるところの地域計画を盛り込んだ北上市総合計画の策定、水と緑豊かな自然を守りはぐくむための環境基本計画の策定、市街地と周辺地域を連絡するバス路線の空白地域を解消するためのコミュニティーバスの運行、地域の中核病院として大きな期待が寄せられている県立統合新病院の建設場所の決定、市民の芸術文化活動の拠点施設である文化交流センターの建設着手、市民の視点に立った公正で適切な行政サービスのための行政評価システムの導入など、枚挙にいとまがありません。 今地方分権が進む中、当市にとっても福祉や教育、まちづくりなど、市民に身近な事務を自立的に担っていくことができるようにするため、取り組まなければならない課題は山積しております。 伊藤市長には、昨年12月定例会において、北上市政を引き続き担当し、総合計画を初めとする諸計画の推進や当面する課題に全力を傾けたいとの決意を表明されたところであり、来る市長選挙では盤石の備えのもとに御奮闘いただきまして、再び本議場で本市発展と市民福祉増進のための論戦を交わすことができることを心からお待ち申し上げております。 甚だ粗略で意を尽くすことができませんが、伊藤市長の任期満了に当たって、市議会を代表してのごあいさつとさせていただきます。 まことにありがとうございました。 ○副議長(菅原行徳君) 暫時休憩をいたします。     (議長、副議長と交代)            午後2時30分 休憩---------------------------------------            午後2時31分 再開 ○議長(高橋一夫君) 再開いたします。--------------------------------------- ○議長(高橋一夫君) ここで市長から特に発言を求められておりますので、この際これを許します。市長。     (市長 伊藤 彬君 登壇) ◎市長(伊藤彬君) 第110回の定例会の終了に当たり、ごあいさつをさせていただきます。 本議会におきましては、平成15年度予算を初め、各議案とも原案どおりお認めいただきましたことにまずもって御礼を申し上げます。そして、ただいまは議長から御懇篤なるごあいさつを賜りまして、まことに恐縮に存じます。ありがとうございます。 顧みますと、平成11年4月に市長の職につかせていただきました。はや4年が過ぎ去ろうとしております。私は、これまで市民の視点に立って、公正でわかりやすい行政、そして市民参画型でともに知恵を出し合って努力する市政ということをモットーにしながら運営をさせていただきました。その間市民福祉の向上と本市の限りない発展を願って、総合計画も新しく策定をさせていただきました。各般にわたって私なりに精いっぱい努力をさせてもらった4年間であったかなというふうに振り返っております。 この間就任間もなくインターハイの開催がありました。市民ともどもに準備をして開催した大会でありまして、立派な成果を得ることができましたし、市民の皆さんの努力に心から感謝した大会でもありました。そしてまた、市民の皆さんの努力がその後のまちの発展にもつながったものというふうに思って、高い評価をさせていただいているところであります。 また、平成12年4月1日からは地方分権一括法が施行されました。さまざま変化する時代の中で、地方のあり方が問われる年月が過ぎてまいりました。市民の限りない発展を祈りながら、努力を皆さんとともに行ってきたところであります。 世界の情勢は、今まさに緊迫の状態にあります。平和を願う私どもにとっては、大変憂慮すべき状態であると思っております。また、我が国の経済は、先刻御承知のとおり大変難しい状態で、デフレの脱却ができずに右往左往している状態であります。これまた地方で行政を営む者にとっても、多くの日本国民にとっても憂慮すべき悩みの多い時代に突入しております。いち早く景気回復がされて幸せな生活ができるよう念ずるものであります。 また、このような不況の最中に計画されておりました事業も、万やむを得ず繰り延べすることもございました。まだまだ課題の多い当市でもありますが、市民の努力と皆様方の御指導と職員の努力によって県内第2の都市として順調に発展できていること、成長を続けていることは限りない喜びであります。 議員の皆様には、まだ任期半ばでありますので、今後とも本市発展のためにますます御活躍されることを御祈念申し上げる次第であります。 私も再び市民の皆様の負託をいただくことができれば、引き続き懸命の努力を払いながら、本市のさらなる発展に尽くしてまいりたいと考えております。 これまで議員の皆様方の御厚情に改めて深く感謝を申し上げ、任期を終えるに当たってのごあいさつにさせていただきます。 ありがとうございました。--------------------------------------- ○議長(高橋一夫君) 以上をもって本日の日程は全部終了いたしました。 これをもって第110回北上市議会定例会を閉会いたします。            午後2時36分 閉会地方自治法第123条第2項の規定によりここに署名する。       北上市議会議長      高橋一夫       北上市議会副議長     菅原行徳       北上市議会議員      伊藤隆夫       北上市議会議員      菅原行徳...