○議長(高橋一夫君) これをもって質疑を終結いたします。
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○議長(高橋一夫君) 日程第4、市長の施政方針を行います。市長。 (市長 伊藤 彬君 登壇)
◎市長(伊藤彬君) 本日、ここに第102回
北上市議会定例会の開会に当たり、今後の市政運営の方針並びに平成14年度における主要施策について、所信の一端を述べ、市議会並びに市民皆様の御理解と御協力を賜りたいと存じます。 私は、市長就任以来、躍動感のあるまち、環境にやさしいまち、住みよいまちを目指し、市民の視点に立った公正でわかりやすい行政、市民参画型で知恵を出し合う市政運営を基本に、各般にわたる市政を推進してまいりました。 本年は、任期最後の年に入りますが、議員各位を初め市民の皆様の御協力のもとに、これまで順調に市政を担わせていただいたことに深く感謝を申し上げますとともに、改めて責任の重大さを強く感じているところであります。 さて、我が国においては、少子・高齢社会の進行、情報化の進展、環境問題に加え、長期化した経済の低迷、雇用の悪化など、
社会経済環境が激しく揺れ動いている中、地方分権、社会保障、行財政など、さまざまな分野で改革の取り組みが進められております。 本市においては、変動する
社会経済情勢のもと、高度化・多様化する行政需要に的確に対応するため、昨年、「私たちがつくる笑顔あふれるまち」を理念とする総合的かつ計画的な
まちづくりと行政運営の基本方針を定めた「北上市総合計画」を策定し、この計画の3つの目標である「美しい環境のまち」、「彩り豊かな暮らしのまち」、「優れた価値を創り出すまち」の各般の施策に着手したところであります。 また、市民が長い歴史と伝統を持つみずからの地域に愛着と誇りを持って
地域づくりを進める「地域計画」の実現に向けて、引き続き市民がみずから考えみずから参画し、行政との協働による創意工夫をした
まちづくりに取り組んでまいりたいと考えております。 予算編成に当たっては、経済の低迷による市税の減収や
地方交付税の減額などにより、
地方財政計画が史上初めてマイナスとなり、これまでにも増して厳しい財政運営が見込まれることから、総合計画を基本としながら、中長期的な展望に立った健全財政に配慮するとともに、行財政の簡素効率化に努めるほか、事業の
年度間調整を行うなど、限られた財源の重点的、効率的な配分に努めたところであります。 以下、総合計画に定める
まちづくりの目標に沿って、平成14年度の主要な施策の概要について順次申し上げます。 第1は、「美しい環境のまち」の分野についてであります。 私たちの
社会経済活動に伴う
二酸化炭素等の排出や水質の汚染などにより、地球温暖化や食料、資源エネルギー問題を引き起こしていることから、環境への負荷を可能な限り軽減し、省資源・廃棄物ゼロの
循環型社会を構築することが求められております。 初めに、「水と緑の豊かな自然を守りはぐくむために」についてでありますが、昨年策定した「北上市
環境基本計画」に基づき、持続的な
環境保全活動事業の取り組みを進めてまいります。 公害の防止につきましては、市民や事業所と連携を密にし、監視測定を積極的に行うなど、市民が健康で安全に暮らせる生活環境の確保に取り組んでまいります。 次に、「安全で安心して暮らすために」についてでありますが、災害に強い安全な
まちづくりを推進するため、
地域防災計画に基づき、防災基盤の整備を図るとともに、
洪水避難マップを作成するなど、防災意識を啓発し、人命の尊重を基本に市民生活の安全確保に努めてまいります。 交通事故や犯罪の防止につきましては、
市民ぐるみの取り組みを積極的に進めてまいります。また、防犯活動、
暴力団追放運動、青少年の健全育成については、包括的に取り組むことができるよう、新たに「(仮称)
地域安全推進北上市民会議」を設置してまいります。 次に、「省資源・廃棄物ゼロの
循環型社会をつくるために」についてでありますが、
エネルギー資源の枯渇や
二酸化炭素等の排出を抑制するため、
太陽光発電や
クリーンエネルギー自動車の導入を支援するとともに、
市内小学校等に
太陽光発電設備を計画的に整備してまいります。 また、
廃棄物処理につきましては、
ダイオキシン対策として焼却施設の大規模改修を新年度において完成させるとともに、引き続き
電動生ごみ処理機200台分の購入補助を行うなど、廃棄物の減量とリサイクルを推進してまいります。 次に、「快適な暮らしができる環境をつくるために」についてであります。すぐれた住環境を整備するため、
黒沢尻西部土地区画整理事業を引き続き推進するほか、
上江釣子地区の
土地区画整理事業につきましては、懇談会を開催するなど住民・地権者の合意形成に努めてまいります。 上水道については、おいしい水を安定的に供給するため、災害等の緊急時に備えた各水系連絡管の整備と施設の整備の充実を推進するほか、老朽施設の改良や配水管網の整備を進めてまいります。
汚水処理対策につきましては、公共下水道の計画的な整備を引き続き進めるとともに、
農業集落排水事業の村上地区の一部を供用開始及び滑田・藤根地区の整備、合併浄化槽の設置を促進してまいります。 公園整備につきましては、
展勝地水辺プラザ及び工芸の村公園の整備を引き続き進めてまいります。 住宅の整備につきましては、
市営細越住宅の建設に着手するとともに、卯の木及び第3柏野住宅の分譲を積極的に進めてまいります。 次に、「高度な交通・
情報ネットワークをつくるために」についてでありますが、本市の特性である北東北における交通の要衝の利便性を最大限発揮できるよう
ネットワークづくりに努めてまいります。 国道につきましては、国道4号のわが大橋以南及び
北上工業団地入り口以北の4
車線拡幅整備を初め、107号バイパスの
横川目地区への延伸、横川目及び仙人地内の
歩道設置等の整備促進、456号の口内地内の整備を要望してまいります。 県道につきましては、
主要地方道一関・
北上線稲瀬地内の早期完成、
花巻・北上線黒岩地内の整備及び
一般県道北上・
和賀線煤孫地内の
改良整備並びに(仮称)平成橋の架橋促進や新田橋のかけかえを要望してまいります。 市道につきましては、中心市街地を囲む環状線である
都市計画街路上川原常盤台線の整備を初め、
九年橋大堤線、
上下門岡線、沢の入
代官森線等の
主要幹線道路や生活道路を重点的に整備してまいります。 交通網の整備につきましては、本年12月の
東北新幹線八戸駅開業に伴い、大幅なダイヤ改正が見込まれることから、この機会に「
スーパーやまびこ」の停車本数の増加と北上線の利便性の向上について、引き続き要望してまいります。 また、バス路線の空白地域の解消と市民の交通利便を確保するため、昨年からコミュニティバスの試験運行を行っておりますが、運行実績を参考にしながら、本格実施に向け引き続き試験運行を行ってまいりたいと考えております。 情報通信基盤等の整備につきましては、高度な情報通信システムを構築するため、地域の固有メディアとしてのケーブルテレビの活用を図りながら、地域公共ネットワークを整備するとともに、市民のだれもが情報通信技術の成果を享受できるよう引き続きIT講習を開催してまいります。 第2には、「彩り豊かな暮らしのまち」の分野について申し上げます。 少子・高齢化社会がますます進行しており、家族や地域とのふれあいの中で健やかに生きがいを持って暮らすことができるよう、きめ細かな福祉施策の推進と生涯にわたる学習活動や文化・スポーツ活動が活発に繰り広げられる心豊かな
まちづくりが求められております。 初めに、「互いに助け合う心豊かな社会をつくるために」についてであります。子育てに優しい環境づくりは、家庭や地域の子育て支援機能の充実が重要であることから、育児支援、子育て相談などの充実を図ってまいります。また、児童の虐待が全国的に急増し大きな社会問題となっていることから、児童虐待防止連絡会議を設置するなど関係機関・団体等と連携し、虐待の未然防止に努めてまいります。 高齢者福祉につきましては、各地域のふれあいデイサービス事業の充実を図るなど高齢者の日常生活の支援及び社会参加の促進に努めてまいります。また、新年度は高齢者に対するバス運賃助成を本格的に実施してまいります。 介護保険につきましては、サービスの向上を図り、引き続き制度の円滑な実施と定着を目指して、一層の利用促進を図ってまいります。また、新年度は、平成15年度から平成19年度までの第2期介護保険事業計画と老人保健福祉計画の改訂の年に当たることから、制度施行後の実績を踏まえて、アンケート調査の実施や住民懇談会の開催をするなど、広く市民の意見を反映した計画を策定する考えであります。 障害者福祉につきましては、障害者にニーズや社会情勢が大きく変化してきていることから、障害者や関係機関等と協議しながら新たな障害者計画を策定してまいります。また、障害者が自立し共生できる社会を実現するために、積極的に就労の場の確保を図るとともに、障害者福祉施設の運営等を支援してまいります。 男女共同参画社会の実現につきましては、
社会経済情勢の変化に伴い、女性が社会のあらゆる分野に参画し、大きな役割を担うようになってきていることから、昨年策定した「きたかみ男女共同参画プラン」を着実に推進してまいります。 次に、「誰もが健やかで元気に暮らすために」についてであります。「自らの健康は自ら守る」という意識を高揚し、乳幼児や思春期の若者、成人、高齢者に至るまでの一生涯にわたる健康づくり対策を推進するため、新たにC型肝炎検診事業等を導入するなど関係機関と連携しながら保健・医療サービスの向上に努めてまいります。また、新年度に精神保健事業が県から移管されることになります。精神障害者の社会復帰に向けた支援事業を推進してまいります。 スポーツ振興につきましては、昨年10月に行った「スポーツ都市宣言」に基づき、市民が生涯にわたってスポーツに親しみ、健康で元気に暮らすことができるよう、住民総参加100万人イベント「チャレンジデー2002」の開催など市民総参加による各種事業を推進するとともに、だれもが気軽に楽しめるスポーツの普及を図ってまいります。また、フルマラソンの公認コース取得にも努めてまいります。 次に、「知恵を生かし人を育てるために」についてでありますが、次代を担う人材の育成は、
まちづくりを進める上で最も重要な課題であると認識しております。このため長年の課題である大学等高等教育機関を積極的に誘致するとともに、昨年
教育委員会が策定した「心豊かで創造性に富んだ人づくり」を基本目標とする教育振興基本計画に沿って進めてまいりたいと考えております。 学校施設の整備につきましては、改築工事中の和賀西中学校の教室棟を早期に完成させるとともに、黒沢尻北小学校の特別教室の不足を解消するなど、教育環境の充実に努めてまいります。また、和賀学校給食センターと江釣子学校給食センターの統合による(仮称)西部学校給食センターの建設に向けて、設計業務等の取り組みを進めてまいります。 社会教育につきましては、生涯学習センター等の活用を促進するとともに、岩崎公民館の建設工事及び飯豊公民館の造成工事を進めます。 次に、「かおり高い文化をはぐくむために」についてでありますが、芸術文化活動の拠点となる(仮称)文化交流センターは平成15年秋のオープンを目指しており、新年度は施設の管理・運営方法について早急に決定してまいりたいと考えております。 また、新たに「利根山光人記念大賞展ビエンナーレ・きたかみ」全国公募展を開催するとともに、日本現代詩歌研究センターと井上靖記念室をオープンするなど芸術文化のまちとして、広く全国に向けて発信してまいります。 国際交流につきましては、北上市日中友好協会創立25周年に当たることから、その記念行事の開催を支援するほか、引き続き中国三門峡市からのコンピュータ・アカデミー研修生の受け入れやスポーツ・芸術文化交流など友好親善に努めてまいります。 第3の「優れた価値を創り出すまち」の分野について申し上げます。 長引く経済の低迷や社会の変化は、本市の基幹産業である農業、工業、商業に大きな影響を及ぼしていることから、流通やサービス業、観光産業も含め、新たな雇用創出により地域産業が活性化し、すぐれた価値をつくり出す
まちづくりが求められております。 初めに、「魅力ある農林業を育てるために」についてであります。農産物価格の長期下落傾向による農業所得の減少や農業従事者の高齢化など、農業を取り巻く環境が一段と厳しくなってきていることから、基幹産業として活力を維持し、将来にわたって良質・安全で安心できる食料を生産する農業の確立に努めてまいります。 意欲ある農業の担い手づくりにつきましては、主業型農家に対して農地の利用集積や認定農業者への誘導を図り、農業経営改善計画の達成を支援してまいります。また、若い世代に農業が魅力ある職業として選択されるよう、農業従事者の各層から自由な意見を提言していただく機会を確保するなど対策を講じてまいります。 米の生産調整につきましては、農家の理解と協力を得ながら確実に実施するとともに、稲作の補てん対応策として新たに土づくり推進事業に取り組むほか、水田麦・大豆生産振興対策事業や野菜、花卉等の園芸作物、里芋、アスパラガス、ピーマンの生産拡大を支援してまいります。 畜産につきましては、昨年発生した牛海綿状脳症、いわゆる狂牛病からの立ち直りを支援するための対策を引き続き行いながら畜産農家の育成に努めてまいります。 農業生産基盤整備につきましては、二子地区、下門岡地区、江釣子第1地区、黒岩第1・第2地区、宝海沼地区などの事業を引き続き実施するとともに、中山間地域総合整備事業として黒岩地区及び岩間地区の区画整理事業や農村総合整備事業として煤孫地区の農村交流センター、農村公園の整備を進めてまいります。 農協合併につきましては、本年3月中に合併推進協議会を設立し9月1日の合併を目指すこととしていることから、積極的に対応してまいります。 林業振興につきましては、生産基盤の整備と活性化を図るため、造林事業や作業路開設事業を引き続き進めるほか、口内地区を対象に美しい里山づくり事業を推進してまいります。 次に、「活気のある商工業や観光を伸ばすために」についてでありますが、産業構造の変化やグローバル化等により、既存企業の生き残りが喫緊の課題となっていることから、企業間の連携を密にし、新技術や新分野の開発、新規創業の支援など企業個々の競争力を高めることが求められております。このため、産学官連携による技術研究開発を支援するなど、効果的に振興策を実施するとともに、工業集積地としての地位を確立するため、「工業振興計画」の策定に取り組んでまいります。 企業誘致につきましては、経済の低迷が長期化し、厳しい状況にありますが、本市の立地特性を生かし、工業団地の条件整備を図りながら、安定した自動車関連企業を中心に首都圏での説明会を開催するなど、企業の誘致促進に努めてまいります。 また、市内に立地している企業を訪問し、直接、企業から経営状況や意見・要望を聞いているところであり、企業のフォローアップなど今後の施策に生かしてまいりたいと考えております。 流通につきましては、北東北の十字路にふさわしい物流の拠点を目指し、その機能の充実を図るためインランド・デポの実現に向けて、引き続き通関営業所の利用実績向上の支援を行うとともに、関係機関等への働きかけを行ってまいります。 商業の振興につきましては、中心商店街においてツインモールプラザの集客力を生かすため、TMOと商店街振興組合等との連携を促し、引き続き「中心市街地活性化基本計画」に沿った取り組みを支援してまいります。また、郊外型商業においては、商工団体が商業振興ビジョンに基づきコミュニティビジネス事業など地域密着型の商業活動に取り組んでいることから、これを積極的に支援してまいります。 観光振興につきましては、夏油高原スキー場に遊歩道やトイレを整備するとともに、みちのく三大桜名所である展勝地さくらまつりや北上みちのく芸能まつり、夏油高原まつりなど四季を通じた多彩なイベントを実施し、本市を全国に発信してまいります。また、北上駅の観光案内所を東口に移設するほか、観光シーズン中は夏油温泉館やみちのく民俗村等の観光文化施設を無休にし観光客の一層の利便性を確保してまいります。 物産の開発振興につきましては、駅前再開発ビルに開業した観光物産館の充実を図るとともに、東京での北上フェアを初めとする各種物産展を開催するなど、販路拡大と特産品の開発を積極的に進めてまいります。 次に、「新たな産業をおこすために」についてでありますが、北上オフィスプラザや基盤技術支援センターを核に、企業の技術開発や経営、人材育成の支援に努めるとともに、北上ネットワークフォーラムや岩手大学と連携し起業家支援と自立創造型企業への転換を促進してまいります。 次に、「生き生きと働く環境をつくるために」についてでありますが、市内の企業においても工場閉鎖、希望退職、一時帰休、新規採用の抑制などが行われており、北上公共職業安定所管内の有効求人倍率が0.4倍台で推移する厳しい状況が続いております。 このような状況を改善するため、雇用状況の情報収集に努めるとともに、国・県の緊急雇用対策事業の積極的活用と市単独の雇用対策事業を実施し、中長期的な視野に立った産業の振興を推進し、雇用の場の確保拡大に努めてまいります。また、北上地区勤労者サービスセンターを通じ、勤労者の福利厚生の充実を図るとともに、平成15年の高等職業訓練校の移転新築に向けて準備を進めてまいります。 以上が総合計画の主要な施策の概要でありますが、次にこれらの施策を進める上で重要課題について申し上げます。 行政運営に当たりましては、行政改革大綱に基づき、定員適正化、事務事業評価や財務評価、行財政改革を着実に推進するとともに、職員の資質向上と意識改革を図り、高度化・多様化する行政需要に的確に対応してまいります。 第三セクターにつきましては、見直し対象8社のうち4社について公認会計士による経営状況調査を行い、外部有識者による第三セクター適正化研究会の提言を受けておりますので、これを尊重し、具体的な支援策を講じてまいりたいと考えております。また、残る4社につきましても、同様の手順により見直しを行い、公的関与・支援のあり方について、さらに検討してまいります。 市民生活に直接かかわる分野におきましては、NPO・ボランティアなど民間団体との連携を強め、市民との協働によるサービスができる体制の構築に努めるほか、地域計画の推進とコミュニティ活動を支援する「わが
まちづくり支援事業」に取り組んでまいります。 また、市民と行政の情報の共有化を図るため、積極的に情報の公開と説明を行い、行政に対する市民の理解を深め、提言・参画の機会を整備するとともに、庁内LANの整備による行政の意思決定の迅速化、情報の共有化に努めてまいります。 さらに、広域的地域課題に対応するため、広域的・多元的連携による
まちづくりを推進するほか、今後の新たな広域行政のあり方につきましては、市民の参加のもとに議論を深め、その意見を最大限尊重してまいります。 以上、所信の一端を申し述べましたが、今日、国内外ともに変化の激しい時代の中にあって、今、私たちに求められるものは、従来の思考にとまることなく、一歩先を行く自由で斬新な発想のもとに、新たな付加価値を求めて
まちづくりに取り組む姿勢であります。 すなわち、理想とする「わたくしたちがつくる笑顔あふれるまち」を築き上げていくためには、市民みずからの主体的な発想と行動が大事であり、市民と行政がともに手を携え、協働して
まちづくりに取り組むことが重要であると考えております。 このため、たゆまず市民の皆様と知恵を出し合い、多様な施策を積極的に展開し、「水と緑豊かな文化・技術の交流都市きたかみ」の実現に向けて全力を傾注してまいる覚悟であります。 議員各位と市民の皆様の御理解と御協力をお願い申し上げ、私の所信表明を終わります。ありがとうございます。
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○議長(高橋一夫君) 日程第5、
教育委員長の
教育行政施策の方針を行います。
教育委員長。 (教育
委員会委員長 吉田建彦君 登壇)
◎教育
委員会委員長(吉田建彦君) 平成14年度の
教育委員会所管にかかる予算について御審議をいただくに当たり、平成14年度の
教育行政施策の概要について申し上げます。 本年の4月から、小学校、中学校においては、完全学校週5日制のもとで新学習指導要領が全面実施となりますので、子供たちに基礎・基本を確実に身につけさせ、確かな学力の育成、心の教育の充実に取り組み、「生きる力」をはぐくむ教育を推進するとともに、教育環境を取り巻く社会情勢が大きく変化する中で、生涯学習社会の構築を図るため、「心豊かで創造性に富んだ人づくり」を基本目標とする北上市教育振興基本計画に基づき、
教育行政施策を推進してまいります。 以下、「生涯学習」、「学校教育」、「社会教育」、「文化」、「体育・スポーツ」の順に、平成14年度の主な施策の概要について申し上げます。 第1は、「生涯学習」についてであります。 初めに、学習条件の整備につきましては、生涯学習センターを中核にして、公民館やその他社会施設と連携しながら、多様な学習環境の整備に努めるとともに、岩手大学、富士大学の公開講座の開設、全国の大学の公開講座を放送するエル・ネットオープンカレッジの活用を推進してまいります。 また、地域の生涯学習活動を推進するため、生涯学習講座などへのNPO等団体の参画を促進するとともに、子供たちの体験学習を推進するため、市内の主要な文化施設については、土曜日、日曜日、そして長期の休み期間を無料で開放することといたします。 次に、生涯学習活動の促進につきましては、市民が気軽に学習活動に取り組み、社会の変化や発展に柔軟に対応できるよう学習機会の提供に努めるとともに、教養文化や趣味的講座の開催に当たっては新たに受講料制を取り入れ、多様な学習ニーズに対応できるよう講座の充実を図ってまいります。 また、「生涯学習
まちづくり出前講座」をさらに充実するとともに、「生涯学習講師派遣事業」の拡充を図り、市民の自主的な生涯学習活動を促進してまいります。 第2は、「学校教育」についてであります。 初めに、心豊かでたくましく生きる人間の育成につきましては、好ましい人間関係の育成を基本とした生徒指導の推進と体験活動を取り入れた生き方指導の充実に努めるとともに、詩歌や読書運動への取り組みと豊かな体験活動を通した情操教育の推進により、心の教育の充実に努めてまいります。 不登校やいじめの問題につきましては、心の教室相談員やスクールカウンセラーを配置するとともに、ひまわり広場の相談体制を充実し、学校、家庭、地域及び関係機関との連携を図りながら適切に対応してまいります。 幼児教育の充実につきましては、障害児就園や子育て支援に取り組むとともに、幼稚園・保育園・小学校の連携を推進しながら社会性の育成や思いやりの心の育成に努めてまいります。 次に、学力水準の維持向上を目指した学習指導の充実につきましては、児童、生徒一人一人に行き届いた教育を進めるため、全校を対象に学習状況調査を実施し、より適正な実態把握に努めるとともに、少人数加配等の有効活用を図り、個人の能力に応じたきめ細かな指導の充実に努めてまいります。 また、指定研究や学力向上フロンティア事業を積極的に進め、基礎的・基本的事項の確実な定着と主体的に学ぶ力の育成により、学力の向上に努めてまいります。 地域に開かれた学校づくりを進めるため、本市の特性や学校の特色を生かした教育活動を推進するとともに、学校評議員制度の導入、北上っ子健全育成事業の展開により、みずからの学校に自信と誇りを持てるような学校経営の確立に努めてまいります。 完全学校週5日制の対応につきましては、啓発資料を作成し、家庭や地域へのさらなる趣旨の徹底を図るとともに、体験や活動ができる場の拡充に努めるほか、指導員の配置による土曜休業日の活動を拡大してまいります。 社会の変化に対応した教育の推進につきましては、高度情報化社会に対応するため、小学校に授業時間での1人に1台を目指してコンピュータの整備を順次進め、情報活用能力の育成に努めるとともに、国際化に対応するため、外国語指導助手の有効活用により、国際理解教育の充実に努めてまいります。 学校施設の整備につきましては、快適な学習環境を整えるため、施設・設備の改修を計画的に推進してまいります。 本年の11月に北上総合体育館において、「第12回全国産業教育フェア岩手大会」のロボット相撲全国大会が開催されますので、全国の高校生を迎え、大会の成功に向けた取り組みを進めてまいります。 第3は、「社会教育」についてであります。 初めに、人づくり・
まちづくりを目指した社会教育の推進につきましては、子育てに関する学習機会の拡充により、家庭の教育力の向上を図るとともに、子供たちの心をはぐくむ教育を推進するため、自然とのふれあい体験やものづくり学習を推進するほか、ジュニアリーダーの育成に努めてまいります。 また、社会の変化に対応した現代的課題の学習プログラムの開発や市民の自主的な
地域づくり活動を支援するとともに、高齢者のための生きがい促進や高齢者の豊富な知識や経験を子供たちが学ぶための世代間交流を推進してまいります。 次に、生涯学習社会を支える社会教育推進体制の充実につきましては、地域の生涯学習拠点施設である公民館の
バリアフリー化を年次計画で進めるとともに、市民ニーズが反映され、市民にとって魅力的な拠点施設となるよう事業運営の工夫に努め、施設の利用増進を図ってまいります。 また、市民の住みよい
地域づくり活動を支援するため、自治公民館整備の促進を図るとともに、その中核となる指導者やボランティアの育成に努め、市民やグループ・団体の社会参加活動を支援、促進します。 第4は、「文化」についてであります。 初めに、芸術文化活動の推進につきましては、市民が生涯を通じて芸術文化に親しみ、自発的な文化活動を助長するため、市民芸術祭や市民劇場、高等学校合同作品展を開催するなど、芸術創作活動の奨励とすぐれた芸術文化の鑑賞機会の充実に努めてまいります。 また、市民が詩歌に親しむ機会の拡充を図るため、第6回サトウハチロー記念「おかあさんの詩」全国コンクールを開催し、詩歌の
まちづくりを推進してまいります。 次に、文化財の保存と伝承につきましては、江釣子古墳群保護地域の土地の公有化、南部領伊達領境塚の境界ぐいの設置及び国見山廃寺跡の国史跡指定に向けた発掘調査と指定に当たって必要とされる準備を進めるとともに、指定文化財説明板等の新設・更新や埋蔵文化財の調査研究の成果を広く市民に伝え、市民の文化財保護意識の啓発に努めてまいります。 地域の民俗芸能伝承活動を促進するため、指導者や団体の育成を進めるとともに、子供の心をはぐくむ青少年伝統芸能活動を推奨し、文化財を活用した愛護会・保存会等の活動を支援してまいります。 文化の環境整備につきましては、日本現代詩歌文学館を詩歌専門の文学館として、その機能の充実を図るとともに、北上市の文化振興に顕著な功績があった個人及び団体を表彰する北上市文化功労賞の制度新設に向け、その準備作業を進めてまいります。 また、社会教育施設の利用拡大及び遠方からの来館者への対応を図るため、博物館、鬼の館、利根山光人記念美術館及び日本現代詩歌文学館について、4月から11月までの8カ月間、これまで休館日としておりました月曜日等についても開館することといたします。 第5は、「体育・スポーツ」についてであります。 初めに、だれもが気軽に親しめるスポーツの振興につきましては、スポーツ都市宣言の具現化を図るため、関係団体等との連携を図りながら、ニュースポーツを初めとする各種スポーツ教室の開設、指導者の養成などを積極的に行うとともに、「チャレンジデー2002」やウォーキングフェスティバルの開催など市民総参加による各種事業を推進してまいります。 また、子供から高齢者、障害者までさまざまなスポーツを愛好する人々が自主的・自発的に運営する総合型地域スポーツクラブ育成モデル事業に取り組み、生涯にわたってスポーツに親しみ、健康で元気に暮らすことができるよう、生涯スポーツ、地域スポーツの振興に努めてまいります。 次に、ステップアップを目指した競技スポーツの推進につきましては、スポーツ医科学セミナーの開催、ジュニア選手強化事業やアドバイザリーコーチ招聘事業などを実施し、官民一体となって各競技団体の競技力の向上に努めるとともに、市民体育大会を初めとする各種競技大会の開催や全国NTTラグビー大会、社会人ラグビー招待試合、東日本学生ソフトテニス大会等の全国規模の大会の招致、いわて北上フルマラソン大会の継続実施などにより、選手の競技力の向上を図ってまいります。 平成17年に岩手県で開催される全国スポーツレクリエーション祭については、市民の意識の高揚と啓発活動を展開しながら、主会場及び種目別大会会場の誘致活動を推進するとともに、北上総合運動公園の機能の向上を図るため、岩手県スポーツ振興計画に盛られている広域圏スポーツ施設の整備と北上総合運動公園を岩手県が将来整備しようとしている新総合運動公園として位置づけられるよう、岩手県に対して要望運動を展開してまいります。 以上、平成14年度における
教育行政施策の概要を申し上げましたが、北上市教育の一層の向上を図るため、市民各位の積極的な参加と協力をお願い申し上げますとともに、議員各位の格段の御理解と御協力をお願い申し上げ、終わりといたします。
○議長(高橋一夫君) 休憩します。 午前11時08分 休憩
-------------------------------------- 午前11時19分 再開
○議長(高橋一夫君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 日程第6、報告第1号
自動車事故に係る
損害賠償事件に関する専決処分についてを議題といたします。 書記をして報告書を朗読させます。書記。 (書記朗読)
○議長(高橋一夫君) 報告書の説明を求めます。
企画調整部長。 (
企画調整部長 及川義也君 登壇)
◎
企画調整部長(及川義也君) ただいま上程になりました報告第1号
自動車事故に係る
損害賠償事件に関する専決処分について、提案の理由を申し上げます。 事故の概要は、平成14年1月9日午後零時10分ごろ、中部地区ごみ処理広域化準備協議会事務局職員が業務遂行のため市の公用車で盛岡市内の国道4号を北進中、交差点で前の車が停止信号で急停止した際、車間距離が短かったために追突したものであります。 和解の内容は、過失割合を北上市100%とし、相手方の損害額3万8,398円を支払うことで示談が成立したので、地方自治法第180条第1項の規定に基づき、去る2月5日に専決処分したので同条第2項の規定により報告するものであります。 なお、損害額は社団法人全国市有物件災害共済から全額給付となるものです。 今後は、職員個々の交通安全に対する意識の高揚を期し、安全運転に心がけるよう一層の努力をしてまいる所存であります。
○議長(高橋一夫君) これより質疑に入ります。21番小原健二君。
◆21番(小原健二君) 職員の
自動車事故に関する専決処分については、そのたびに報告をいただいているわけでありますけれども、その際にはやはり今部長からお話ありましたように、無事故の安全指導とか安全運転に関する答弁をいただいているわけであります。それで、この際改めてお伺いをいたします。今市内で年に2回ほど事業者向けの無事故無違反コンクールなど、多分市役所の各事業所もそれに参加をしているのかなと思いますけれども、公用車あるいは民間の事業者の社用車を運転する際でも、マイカーとはやはり違った観点で慎重な運転が求められるわけでありますけれども、例えばこのコンクールに参加しましても、従業員数、規模によっていろいろ対応があるかと思うのですが、市役所の場合は職員数が大体750人ほどだと思うのですが、市内の同じような従業員数を持っているところと比べて、今まで単年度あるいはここ10年来結構報告いただいておりますので、比較してどういう状況になっているのかということを、例えば多いとか少ないとかという単純な判断できない要素もあるかとは思うのですが、公用車の管理あるいは指導の責任部署の方にこの部分をお聞きしたいなというふうに思います。
○議長(高橋一夫君) 財務部長。
◎財務部長(斎藤伸君) お答えいたします。 無事故無違反コンクール等には参加するなどいたしまして、啓発には努めているところでございますけれども、このような事故たびたび起こって大変申しわけないというふうに思っているところでございます。 同規模事業所との事故を起こす割合等の比較というふうなものは、正直申しまして行っておりませんが、今後そういう調査、比較をしながら、さらに啓発に努めてまいりたいというふうに思っております。
○議長(高橋一夫君) 16番高橋 元君。
◆16番(高橋元君) 今の部長の方からの事故の状況につきましては、説明があったわけでありますが、通常停止した車に追突した場合に、前の車の方が傷害を受けるというケースが多いわけでありますが、今回そういう報告がなかったものですからこれはないものというふうに思いますが、その辺の確認を一つ。 それから、公用車はどの程度破損して修理は終わったのかどうか、その辺の話はなかったわけであります。 それから、以前にこの種の事故については、和解の相手方だけ名前載るのは不公平だよということで、事故を起こした職員の名前を公表すべきではないかというふうな趣旨の質問をして検討するということになっておったのですけれども、いろいろ名誉のこともあるのかもしれませんが、どういうふうな検討をされているのか確認のためにお伺いしたいと思います。
○議長(高橋一夫君) 財務部長。
◎財務部長(斎藤伸君) 追突事故なわけですけれども、相手方へのいわゆる人身の損傷といいますか、体の方に支障を来したというようなところはないというものでございます。 こちら側の破損額、損害額でございますけれども、16万4,997円ということになっております。 それから、事故を起こした者の名前の公表と、確かに前に御報告した際にそういう御質問をいただき、検討しますというふうに答弁はしておりました。ただ、これもすべてということにはならないのかなというふうに思っています。事故は、相手側に原因あるケースもありますので、丸々100%というときにはいろいろ考えなければならないかとは思います。ただ、今般の場合は、いわゆる協議会事務局職員ということで、当市の職員ではないということもありましたので、このような形をとらせていただきました。 以上でございます。
○議長(高橋一夫君) これをもって質疑を終結いたします。
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○議長(高橋一夫君) 日程第7、報告第2号(仮称)北上市
勤労者屋内運動場新築(建築)工事の
変更請負契約に関する専決処分についてを議題といたします。 書記をして報告書を朗読をさせます。書記。 (書記朗読)
○議長(高橋一夫君) 報告書の説明を求めます。
企画調整部長。 (
企画調整部長 及川義也君 登壇)
◎
企画調整部長(及川義也君) ただいま上程になりました報告第2号(仮称)北上市
勤労者屋内運動場新築(建築)工事の
変更請負契約に関する専決処分について、提案の理由を申し上げます。 この工事については、第98回市議会において議決を得て、株式会社小原建設と1億5,855万円で工事請負契約を締結し、施工中でありますが、支持地盤の高低の差異により試験ぐい、本ぐいの長さの設計内容に変更が生じたため、204万3,300円を増額し、1億6,059万3,300円とする
変更請負契約を地方自治法第180条第1項の規定に基づき、去る平成13年10月16日に専決処分したので、同条第2項の規定により報告するものであります。 なお、本来12月定例会に報告すべきところでありましたが、変更手続に係る処理について確認漏れがあったため、今議会に報告することになりましたことに対し、深くおわびを申し上げ、報告といたします。
○議長(高橋一夫君) これより質疑に入ります。17番鈴木健二郎君。
◆17番(鈴木健二郎君) 議会全員協議会等でいろいろ説明は受けていましたけれども、改めてお聞きをしたいというふうに思います。 この200万円ほどの契約変更なわけでありますけれども、先ほどの説明によりますと長さに変更が生じたということなのですが、私素人だからちょっとよくわかりませんが、設計の段階でその長さというのはある程度地質調査もやられて吟味されていると思うのです。その上での契約されていると思うのですが、こういうケースはよくあるのですけれども、本数は変わらないのですが、こう見ますと13メートル超えのパイルですか、これは当初使わない予定がかなりのこれは変更になっているわけです。こういう変更がちょっと私からは考えられないのですけれども、設計の段階ではこれは予想できなかったのかどうか。 それから、業者が言えばその妥当性はどこで判断されるのでしょうか。業者が変更ですよと言えばすぐ契約変更の形には私はならないと思うのです。果たして変更する妥当性はどこにあるのか。ある面では、私は業者のそういう責任もあるのではないかというふうに思うのですが、その辺はいかがでありましょうか。 それから、12月議会で本来報告すべき、見過ごしたということなのですが、その後にも臨時議会ありましたよね。こういう契約変更について議会に報告、専決処分なのですけれども、私はこれもあってはならないことだと思うのです。なぜそういうふうな見落としが出てきているのか。うっかりミスではちょっと済まされないのではないかなと私は思うのですが、その辺はいかがでしょうか。 それから、この契約変更よくあるのですが、基本的な考え、どういう場合契約変更に応じていくのか、その考え、3点お聞きをしたいというふうに思います。
○議長(高橋一夫君) 財務部長。
◎財務部長(斎藤伸君) ただいまの御質問にお答えいたしますが、一部は
教育委員会からの答弁となりますけれども、私の方からは専決処分の議会への報告がおくれましたことに対しましてでございますけれども、このことにつきましては弁解の余地のないところでございます。全く私ども事務の誤りということで、大変申しわけないというふうに思ってございます。 若干申し上げますと、契約案件はうちの方で契約検査課で処理するものだけでも年間794件、これが平成12年度の件数でございます。そのうち224件の変更件数があるというようなことでございます。その中で、私どもの書類の整理の仕方に若干問題があり、確認ができなかったと。12月に見落としをし、さらに1月の臨時議会もありましたけれども、12月でチェックできなかったことで1月も見逃してしまったと。年度末も間近になったということで、さらに整理をする中でこうしたことがあったということで、3月議会の報告となったものでございまして、今後は書類の整理、それから工事を担当する課、いわゆる変更の施工の決定等はそれぞれの工事担当課で行うわけでございますけれども、そことの連携、これらについてもちょっと改善の余地があるということで、反省の上に立ちまして改善をしてまいりたいというふうに考えているところでございます。 以上でございます。
○議長(高橋一夫君) 教育次長。
◎教育次長(高橋左京君) 私からは、3点にわたる御質問に対してお答えいたします。 まず最初に、予想ができなかったのかという点についてであります。実は、今回の工事につきましては設計時点では現在建てております場所とは異なる場所を想定しながら設計をしたということであります。その場所は、いわゆる山林といいますか、ちょっと小高い山といいますか、切り土を要するというようなこと、それから木が当然山林ですから生えていたというようなこともありまして、実はその時点で実際は設計前に通常であれば基本的には地質調査というものを先に行ってから設計すべきというのが普通なわけですが、いろいろな事情がありまして、我々の調査が難しいというようなことを考慮しまして、いわゆる近接する工場さん等のボーリングデータに基づいて設計したというまず経緯であります。それから、その後におきましていろいろ場所の検討をいたしました結果、現在建築中であります場所にそちらの方がいいということで場所を設計後に変更したということになります。 したがいまして、当初から通常の事前に地質調査をやっていなかったということの御指摘を受ければそのとおりということになります。ただ、工事をする際の建設する場合にそういった前もってのデータがある場合はそれを参考にしながら設計するというのが通常ということになっております。 それから、2番目、業者が言えば設計変更になるのかと、業者の責任もあるのではないかという妥当性の問題についてであります。先ほども申し上げましたが、設計時点では大体この地方といいますか、地域のいわゆる地盤、支持層というものを大体平準化しておりますので、まずそれによって設計をするというのが通常のスタイルであります。もっとさらに事前に確認をするというのであれば、先ほど申し上げましたとおり地質調査を行うと。その場合であっても通常は例えば30メーター置きに1カ所とか、大きい建物になりますとそういった範囲でやるわけです。今回の建物ですと大体3カ所ぐらいのボーリングが必要だったのかなと、調査という意味ですが、それを行わないで設計をしたと。設計書の中には、必ずくいを打つ場合は試験ぐいというものがありまして、まずその試験ぐいを打っていわゆる建物を建てるエリアの支持力、地盤の調査をいたします。これによって当初例えば15メーターあるいは13メーターというものがもしあるとすれば、そういったものをまず試験的に打ってみます。それが設計のいわゆる支持地盤に届くまでの長さをはかるためにやるわけですが、今回の設計変更につきましては、その試験ぐいを打った結果、地盤にばらつきがあったということになるわけであります。したがいまして、当初設計ではいわゆる同じ支持層ではない、深さが違うということになりますので、当然変更しませんといわゆる建物が不等沈下するという形になりますので、それぞれの支持層によってくいの長さを短くしたり、長くしたりする必要があるというようなことになります。したがいまして、設計者がそういった判断といいますか、試験ぐいを打ちながら判断するわけでありますので、業者が言うように言いなりになって設計変更をするものというものではないということを御理解願いたいと思います。 今回の契約変更については、そういった事情でありますので、契約変更の基本的なスタンスはと言われましても、ちょっとそういういわゆる安全性といいますか、そういったものを確保できなければ将来にわたる建築された建物自体がいわゆる長持ちしない、不等沈下等によって、倒れるまではいかないにしても、床面が波を打つというようなことになりますので、今回の場合についてはそういう理由で変更はやむなしというふうに判断して行ったものであります。 以上です。
○議長(高橋一夫君) 17番鈴木健二郎君。
◆17番(鈴木健二郎君) 700以上の事業があって、200以上の契約変更が出ているわけでしょう。やむなし、やむなしです、ずっと。私は、金額のあれではなくて、やっぱり場所を変更したのはどういう理由で変更したのか、それは行政が言われたのか、あるいは業者の方が言われたのか。 それから、地質調査、こんなのは基本中の基本でしょう、パイルを打つ場合の。これをしなかったというミスはだれが負うのですか、これは。だから、私はやっぱり設計の変更ということは、本当の基本的な部分での変更です、これは。だから、そういう部分をきちっとやっぱり段階というか、事業の手順の手落ちというのが私はあったと思うのですけれども、その責任はどっちにあるかということです。そこは吟味余りされていなかったのではないかなと。業者が言われたとおりと言えば失礼ですけれども、結局は変更に応じているというような状況も多々あるわけでしょう。ですから、その辺についてどういうふうな見解をお持ちか、もう一度お話をお伺いしたいと思います。
○議長(高橋一夫君) 教育次長。
◎教育次長(高橋左京君) まず、場所の変更につきましては、これは行政サイドの方で、いろいろ3カ所ほどの候補地があったということになるわけですが、その中でいろいろな条件を比較検討いたしまして、交通アクセスとか、あるいは造成工事の費用というような面を含めまして、利用のしやすい場所ということで変更しましたので、場所についての責任といいますか、変更は行政サイドの方で責任があるのかなというふうに感じております。 それから、ミス、変更という話なわけですが、実際にはくいを打つ場合は御指摘のとおりだというふうに思います。ただ、建物がいろいろな大きさが違うわけです。それで、くいを打つ場所が柱の下になります。したがいまして、くいの打つ場所というのは何カ所もあるわけであります。普通に考えますと大体千二、三百平米の間にそんなに地盤の差異がないだろうというふうに思うわけですが、実際には斜面を切ったりしますとその深さがかなり違ってくるということになります。当然最初に行うべきことは確かにそのとおりすべての箇所に柱がある、そしてそこにくいを打つというところをすべてボーリング調査をすればこういったことはありません。ただ、そういったことは今までもしてきておりませんので、何カ所かを主要な部分の例えば四隅とか、そういった部分を抽出しまして、いわゆるボーリング調査をすると、地質調査をするということなわけです。それであっても変更というのは必ずといいますか、出てくるのです。絶対ないとは言い切れません。それは、どういうことかといいますと、やはりすべて同じようないわゆる地層ではないということでありまして、それが斜めに走ったり、いろいろな部分で例えば1メーター違っても非常に深く入るとか、支持層に当たらないとか、あるいは転石なんかがありますともう5メーターぐらいでくいが入らないというようなことで、それぐらいでいわゆる支持層に到達するというようなこともあるわけであります。 したがいまして、それを防止するにはではどうすればいいかという話になりますが、確かにすべての柱の下側をボーリング調査することは一番設計変更ないことになります。ただ、これは1メーター当たり大体調査費が3万円ほどかかるということになっておりますので、というふうに聞いておりますので、そうなりますと事前にやる調査の費用が莫大にかかるということになるわけであります。したがいまして、多少危険ははらむわけですが、いずれそういったことをしないで大体の予測のもとに事前に設計をして、試験ぐいを打った結果によって対応するというふうな状況がくいを打つ場合の通常のやり方というふうになるわけであります。
○議長(高橋一夫君) これをもって質疑を終結いたします。
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○議長(高橋一夫君) 日程第8、議案第15号市長の資産等の公開条例の一部を改正する条例、日程第9、議案第16号北上市職員の懲戒の手続及び効果条例の一部を改正する条例、日程第10、議案第17号北上市職員の勤務時間、休日及び休暇条例の一部を改正する条例、日程第11、議案第18号北上市職員の
育児休業等条例の一部を改正する条例、日程第12、議案第19号
公益法人等への北上市職員の派遣条例、以上5件を一括して議題といたします。 議案の朗読を省略し、直ちに提案理由の説明を求めます。
企画調整部長。 (
企画調整部長 及川義也君 登壇)
◎
企画調整部長(及川義也君) ただいま上程になりました議案第15号市長の資産等の公開条例の一部を改正する条例外4件について提案の理由を申し上げます。 最初に、議案第15号市長の資産等の公開条例の一部を改正する条例について申し上げます。本条例は、資産等の公開に当たり、有価証券のうち株券について株数及び額面金額の総額を表示することになっておりますが、商法等の一部改正により額面株式の制度が廃止され、無額面株式に統一されたことに伴い、額面金額の総額の表示を廃止しようとするものであります。 次に、議案第16号北上市職員の懲戒の手続及び効果条例の一部を改正する条例について申し上げます。本条例は、地方公務員法の一部改正に伴い、当該条例第1条趣旨規定の条例制定根拠となる法律の関係条文を改めようとするものであります。 次に、議案第17号北上市職員の勤務時間、休日及び休暇条例の一部を改正する条例について申し上げます。本条例は、一般職の職員の勤務時間、休暇等に関する法律の一部を改正する法律の制定に伴い、当市においても職業生活と家庭生活の両立を一層容易にするための環境整備の観点から、介護休暇の期間をこれまでの3カ月から6カ月の期間内に延長するとともに、育児または介護を行う職員について時間外勤務の制限を設けるなど、国家公務員に準じた勤務条件とするため所要の改正をしようとするものであります。 次に、議案第18号北上市職員の
育児休業等条例の一部を改正する条例について申し上げます。職員の育児休業等については、地方公務員の育児休業等に関する法律の一部を改正する法律が平成13年12月に制定され、本年4月1日から施行されることになっております。このことに伴い、当市においても職業生活と家庭生活の両立を一層容易にするための環境整備の観点から、再度の育児休業ができる特別の事情を追加するなど、育児休業制度の拡充のため、当該条例について所要の改正をしようとするものであります。 最後に、議案第19号
公益法人等への北上市職員の派遣条例について申し上げます。
公益法人等への職員の派遣については、従来統一的なルールが確立されない中で行われてまいりましたが、このたび
公益法人等への一般職の地方公務員の派遣等に関する法律が制定され、本年4月1日から施行されることになりました。このことに伴い、職員を
公益法人等へ派遣しようとする場合は、条例において派遣しようとする公益法人、派遣の対象から除く職員、派遣先団体との取り決め事項など、派遣に当たっての具体的な基準を定めて行うことになったために、これらの内容を規定した条例を制定しようとするものであります。 以上、5件についてよろしく御審議の上、原案のとおり議決を賜りますようお願い申し上げます。
○議長(高橋一夫君) これより質疑に入ります。(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(高橋一夫君) これをもって質疑を終結いたします。 ただいま議題となっております議案第15号市長の資産等の公開条例の一部を改正する条例外4件については、総務
常任委員会に付託いたします。
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○議長(高橋一夫君) 日程第13、議案第20号北上市
奨学金貸与条例の一部を改正する条例、日程第14、議案第21号北上市
日本現代詩歌文学館条例の一部を改正する条例、日程第15、議案第22号北上市
体育施設条例の一部を改正する条例、以上3件を一括して議題といたします。 議案の朗読を省略し、直ちに提案理由の説明を求めます。
企画調整部長。 (
企画調整部長 及川義也君 登壇)
◎
企画調整部長(及川義也君) ただいま上程になりました議案第20号北上市
奨学金貸与条例の一部を改正する条例外2件について提案の理由を申し上げます。 最初に、議案第20号北上市
奨学金貸与条例の一部を改正する条例について申し上げます。修学奨励の充実を図るため、奨学金の貸与を受けようとする者の資格要件の一つとしております「他の育英団体の奨学金の貸与を受けていないこと」とする要件を削除し、他の育英団体の奨学金との併用ができるようにしようとするものであります。 次に、議案第21号北上市
日本現代詩歌文学館条例の一部を改正する条例について申し上げます。建設工事を進めております(仮称)日本現代詩歌研究センターを日本現代詩歌文学館の分館として位置づけをするため、また文学館の2号会議室を文学館の名誉館長であった故井上靖氏を顕彰し、署名入り限定版詩歌集など井上靖コレクションを展示する井上靖記念室とするため、所要の改正をしようとするものであります。 最後に、議案第22号北上市
体育施設条例の一部を改正する条例について申し上げます。北上工業団地内で建設工事を進めております(仮称)北上市勤労者屋内運動場を体育施設として管理、運営するため、所要の改正をしようとするものであります。この運動場は、ゲートボール、バレーボール、テニス等多目的に利用できる施設として、工業団地内に勤務する勤労者及び市民の利用に広く供しようとするものであります。 以上、3件についてよろしく御審議の上、原案のとおり議決を賜りますようお願い申し上げます。
○議長(高橋一夫君) これより質疑に入ります。(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(高橋一夫君) これをもって質疑を終結いたします。 ただいま議題となっております議案第20号北上市
奨学金貸与条例の一部を改正する条例外2件については、教育福祉
常任委員会に付託いたします。
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○議長(高橋一夫君) 日程第16、議案第23号北上市印鑑条例の一部を改正する条例、日程第17、議案第25号北上市
農業集落排水処理施設条例の一部を改正する条例、以上2件を一括して議題といたします。 議案の朗読を省略し、直ちに提案理由の説明を求めます。
企画調整部長。 (
企画調整部長 及川義也君 登壇)
◎
企画調整部長(及川義也君) ただいま上程になりました議案第23号北上市印鑑条例の一部を改正する条例外1件について提案の理由を申し上げます。 最初に、議案第23号北上市印鑑条例の一部を改正する条例について申し上げます。改正の内容は、過料の規定を設けるとともに、あわせて印鑑登録の対象についての規定を明確にしようとするものであります。 次に、議案第25号北上市
農業集落排水処理施設条例の一部を改正する条例について申し上げます。平成11年度から施行している村上地区
農業集落排水事業について、平成13年度に同処理施設が完成し、本年5月から供用開始するため、当該処理施設を本条例に加え、管理しようとするものであります。 以上、2件についてよろしく御審議の上、原案のとおり議決を賜りますようお願い申し上げます。
○議長(高橋一夫君) これより質疑に入ります。17番鈴木健二郎君。
◆17番(鈴木健二郎君) 議案第23号なのですが、この印鑑条例の改正ですけれども、本来であればこれは総務
常任委員会に付託されるべきものの内容だと思うのですが、なぜ経済産業なのか。生活環境部かな。ちょっと私は総務
常任委員会だと思ったのですが。
○議長(高橋一夫君) 休憩します。 午後0時01分 休憩
-------------------------------------- 午後1時02分 再開
○議長(高橋一夫君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
議会運営委員長。
◆
議会運営委員長(菊池基行君) 先ほどの質問に対してお答えします。 北上市議会委員会条例第2条により、
常任委員会の所轄事項が定まっております。議案第23号北上市印鑑条例の一部を改正する条例は、生活環境部の所管する事項でありますので、経済環境
常任委員会に付託することになります。(「議長、休憩してください、休憩」と呼ぶ者あり)
○議長(高橋一夫君) 休憩します。 午後1時04分 休憩
-------------------------------------- 午後1時07分 再開
○議長(高橋一夫君) 再開します。 これをもって質疑を終結いたします。 ただいま議題となっております議案第23号北上市印鑑条例の一部を改正する条例外1件については、経済環境
常任委員会に付託いたします。
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○議長(高橋一夫君) 日程第18、議案第24号北上市
街路灯維持管理条例、日程第19、議案第26号北上市
水道事業職員の給与の種類及び基準条例の一部を改正する条例、以上2件を一括して議題といたします。 議案の朗読を省略し、直ちに提案理由の説明を求めます。
企画調整部長。 (
企画調整部長 及川義也君 登壇)
◎
企画調整部長(及川義也君) ただいま上程になりました議案第24号北上市
街路灯維持管理条例外1件について提案の理由を申し上げます。 最初に、議案第24号北上市
街路灯維持管理条例について申し上げます。街路灯の設置、電気料金負担及び維持管理について明確にするため、全部改正しようとするものであります。改正の主な内容は、設置は原則として自治会等及び開発者とすること、電気料金は市が全額負担すること、また器具の更新、電球の交換や点検清掃等の維持管理区分について明確にしようとするものであります。 次に、議案第26号北上市
水道事業職員の給与の種類及び基準条例の一部を改正する条例について申し上げます。改正の内容は、地方公務員の育児休業等に関する法律の一部改正に伴い、職員の育児休業の対象となるこの年齢が1歳未満から3歳未満に引き上げられることから、所要の改正をしようとするものであります。 以上、2件についてよろしく御審議の上、原案のとおり議決を賜りますようお願い申し上げます。
○議長(高橋一夫君) これより質疑に入ります。(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(高橋一夫君) これをもって質疑を終結いたします。 ただいま議題となっております議案第24号北上市
街路灯維持管理条例外1件については、建設
常任委員会に付託いたします。
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○議長(高橋一夫君) 日程第20、議案第3号平成14年度北上市
一般会計予算、日程第21、議案第4号平成14年度北上市
国民健康保険特別会計事業勘定予算、日程第22、議案第5号平成14年度北上市
国民健康保険特別会計直営診療施設勘定予算、日程第23、議案第6号平成14年度北上市
老人保健特別会計予算、日程第24、議案第7号平成14年度北上市
介護保険特別会計予算、日程第25、議案第8号平成14年度北上市
工業団地事業特別会計予算、日程第26、議案第9号平成14年度北上市
下水道事業特別会計予算、日程第27、議案第10号平成14年度北上市
農業集落排水事業特別会計予算、日程第28、議案第11号平成14年度北上市
駐車場事業特別会計予算、日程第29、議案第12号平成14年度北上市
宅地造成事業特別会計予算、日程第30、議案第13号平成14年度北上市
土地取得特別会計予算、日程第31、議案第14号平成14年度北上市
水道事業会計予算、以上12件を一括して議題といたします。 議案の朗読を省略し、直ちに提案理由の説明を求めます。
企画調整部長。 (
企画調整部長 及川義也君 登壇)
◎
企画調整部長(及川義也君) ただいま上程になりました議案第3号平成14年度北上市
一般会計予算外11件について、提案の理由を申し上げます。 平成14年度予算は、21世紀の
まちづくりに向けて新たな北上市総合計画の理念と将来の都市像に基づき、環境、人、情報に視点を置きながら、各分野においてバランスのとれた施策を展開するとともに、北上市全体が躍動感にあふれ、力強く発展していくためには、一つ一つの地域の活性化が不可欠との観点から、総合計画地域計画における地域の資源を生かしたコミュニティ事業の推進にも配意し、編成したところであります。 なお、現下の財政環境はIT不況等に起因する景気の低迷により、法人市民税や固定資産税の償却資産分の減収、国の
地方交付税等の見直しによる減額など、極めて厳しいことから、中長期的な展望に立っての健全な財政運営を確保する必要があるため、予算編成に当たっては行財政の簡素効率化を大前提とし、経常的経費全般にわたる徹底した縮減を図ったほか、市債についても(仮称)文化交流センターの建設で借り入れる地域総合整備事業債と国の施策により普通交付税減額分の代替として借り入れる臨時財政対策債を除いた額が27億円以下となるよう調整し、総合計画を基本に限られた財源の重点的、効果的配分に努めたところであります。 最初に、議案第3号平成14年度北上市
一般会計予算から申し上げます。 第1条歳入歳出予算から申し上げます。予算の総額は383億6,100万円で、前年当初比35億890万円、10.1%の増となっております。 主な内容を歳入から申し上げます。1款市税に市民税39億4,176万7,000円、固定資産税67億2,962万円、8款
地方交付税に普通交付税76億9,000万円、12款国庫支出金に生活保護費負担金3億3,547万5,000円、13款県支出金に児童保護入所費負担金1億5,637万9,000円、16款繰入金に市債管理基金繰入金14億797万1,000円、19款市債に(仮称)文化交流センター建設事業債45億740万円などを計上しております。 次に、歳出について申し上げます。1款議会費に議会ホームページ作成経費110万円、2款総務費にわが
まちづくり支援事業費補助金800万円、庁内LAN構築事業費1億1,636万8,000円、北上ケーブルテレビ株式会社出資金7,500万円、中国友好都市等芸術文化交流事業費補助金330万円、3款民生費に北上市総合福祉センター増築工事費補助金1,060万5,000円、障害者等施設入所等措置費5億2,239万2,000円、児童扶養手当支給費1億43万5,000円、4款衛生費に不法投棄監視強化及び不法投棄物適正処理事業費513万5,000円、精神保健福祉事業費222万5,000円、
廃棄物処理施設リサイクルプラザ整備事業600万円、5款労働費に中小企業勤労者福祉サービスセンター設置事業費7,800万円、6款農林水産業費に地域農業再生運動モデル集落育成補助金20万円、菜花菜花躍進事業費補助金900万円、地ビール支援対策事業費補助金1,487万1,000円、7款商工費に工業振興計画策定事業費500万円、消費生活相談員設置経費76万3,000円、船頭・クルー養成教室事業費補助金300万円、夏油高原観光施設整備事業費3,200万円、8款土木費に臨時地方道路等新設改良舗装事業費7億532万円、黒沢尻整備
土地区画整理事業費補助金6億円、都市計画街路整備事業費6億1,836万円、市営住宅建設事業費4億9,554万2,000円、9款消防費に防災
まちづくり事業費3,950万円、10款教育費に黒沢尻北小学校特別教室増築事業費1,800万円、利根山光人記念大賞展ビエンナーレきたかみ開催費補助金590万円、(仮称)文化交流センター建設事業費49億5,270万9,000円、岩崎公民館建設事業費1億6,236万円、(仮称)西部給食センター整備事業費3,974万8,000円を計上しております。 次に、第2条継続費について申し上げます。細越住宅建替事業について、その事業費の総額及び年割額を定めようとするものであります。 次に、第3条債務負担行為について申し上げます。公害防止施設整備事業費補助金ほか14件について、後年度に債務を負担するため、その期間と限度額を定めようとするものであります。 次に、第4条地方債について申し上げます。減税補てん債ほか19事業の起債の目的、限度額、起債の方法、利率及び償還の方法を定めようとするものであります。 次に、第5条一時借入金について申し上げます。一時借入金の借入額の最高額を30億円に定めようとするものであります。 次に、第6条歳出予算の流用について申し上げます。歳出予算の各項の経費の金額の流用について、人件費に限り同一款内の各項の間で流用できるよう定めようとするものであります。 次に、特別会計について申し上げます。10事業特別会計の予算総額は、254億2,681万5,000円で、前年度比12億1,195万3,000円、5.0%の増となっております。 最初に、議案第4号平成14年度北上市
国民健康保険特別会計事業勘定予算について申し上げます。予算の総額は47億8,090万4,000円で、前年度比1億462万9,000円、2.2%の増となっております。 主な内容は、歳入に国民健康保険税19億7,750万5,000円、療養給付費等負担金12億553万5,000円、財政調整交付金4億3,021万5,000円、療養給付費交付金7億769万4,000円、歳出には保険給付費32億4,810万7,000円、老人保健拠出金11億1,460万3,000円を計上しております。 一時借入金は、借り入れの最高額を3億円に定めようとするものであります。 歳出予算の流用は、保険給付費の同一款内各項の間で流用ができるように定めようとするものであります。 次に、議案第5号平成14年度北上市
国民健康保険特別会計直営診療施設勘定予算について申し上げます。予算の総額は8,598万8,000円で、前年度比414万5,000円、5.1%の増となっております。 主な内容は、歳入に診療収入7,084万3,000円、歳出には一般医業費3,843万8,000円を計上しております。 次に、議案第6号平成14年度北上市
老人保健特別会計予算について申し上げます。予算の総額は74億1,625万5,000円で、前年度比4億4,200万6,000円、6.3%の増となっております。 主な内容は、歳入に支払基金交付金52億359万円、国庫支出金14億7,494万6,000円を計上し、歳出には医療諸費74億1,225万1,000円を計上しております。 次に、議案第7号平成14年度北上市
介護保険特別会計予算について申し上げます。予算の総額は38億8,259万9,000円で、前年度比2億6,102万7,000円、7.2%の増となっております。 主な内容は、歳入に介護保険料6億1,919万2,000円、国庫支出金9億8,762万5,000円、支払基金交付金12億4,210万2,000円などを計上し、歳出には介護認定審査会費8,067万7,000円、保険給付費37億6,394万8,000円などを計上しております。 一時借入金は、借り入れの最高額を2億5,000万円に定めようとするものであります。 歳出予算の流用は、保険給付費の同一款内各項の間で流用ができるように定めようとするものであります。 次に、議案第8号平成14年度北上市
工業団地事業特別会計予算について申し上げます。予算の総額は26億2,775万4,000円で、前年度比3億2,133万6,000円、13.9%の増となっております。 主な内容は、歳入に財産収入25億2,775万4,000円を計上し、歳出に南部工業団地用地購入費ほか事業費26億2,775万4,000円を計上しております。 一時借入金は、借り入れの最高額を9億円に定めようとするものであります。 次に、議案第9号平成14年度北上市
下水道事業特別会計予算について申し上げます。予算の総額は44億1,936万6,000円で、前年度比759万8,000円、0.2%の増となっております。 主な内容は、歳入に使用料9億660万円、国庫補助金2億3,000万円、一般会計繰入金10億9,979万6,000円、公共下水道事業債19億4,880万円を計上し、歳出に公共下水道事業費41億6,663万5,000円、特定公共下水道事業費2億5,273万1,000円を計上しております。 債務負担行為は、水洗便所改造資金融資利子補給金について、後年度に債務を負担するため、期間と限度額を定めようとするものであります。 地方債は、公共下水道事業ほか1事業の起債の目的、限度額、起債の方法、利子及び償還の方法について定めようとするものであります。 一時借入金は、借り入れの最高額を20億円に定めようとするものであります。 次に、議案第10号平成14年度北上市
農業集落排水事業特別会計予算について申し上げます。予算の総額は17億7,625万2,000円で、前年度比7,303万7,000円、4.3%の増となっております。 主な内容は、歳入に使用料6,321万円、県補助金6億1,538万円、一般会計繰入金2億8,573万7,000円、
農業集落排水事業債6億9,340万円を計上し、歳出に村上地区及び滑田・藤根地区ほか整備事業費14億7,865万7,000円を計上しております。 地方債は、
農業集落排水事業に係る起債の目的、限度額、起債の方法、利率及び償還の方法について定めようとするものであります。 次に、議案第11号平成14年度北上市
駐車場事業特別会計予算について申し上げます。予算の総額は3億524万9,000円で、前年度比2,730万1,000円、8.2%の減となっております。 主な内容は、歳入に使用料3億516万2,000円を計上し、歳出に本通り駐車場など管理運営事業費1億9,075万9,000円、公債費1億1,349万円を計上しております。 次に、議案第12号平成14年度北上市
宅地造成事業特別会計予算について申し上げます。予算の総額は1億1,652万2,000円で、前年度比2,547万6,000円、28.0%の増となっております。 主な内容は、歳入に財産売払収入1億1,652万1,000円を計上し、歳出に柏野、卯の木及び口内住宅団地分譲事業費1,894万6,000円、公債費9,757万6,000円を計上しております。 次に、議案第13号平成14年度北上市
土地取得特別会計予算について申し上げます。予算の総額は1,592万6,000円で、前年度同額となっております。 主な内容は、歳入に一般会計繰入金1,578万8,000円を計上し、歳出に公債費1,592万6,000円を計上しております。 最後に、議案第14号平成14年度北上市
水道事業会計予算について申し上げます。まず、業務の予定量から申し上げます。総給水戸数3万1,900戸、年間総配水量1,065万立方メートル、1日平均配水量2万9,178立方メートルとそれぞれ予定をしております。 また、主要な建設改良事業として配水及び給水施設整備事業、老朽管更新事業等に7億4,984万5,000円を予定しております。 次に、収益的収入及び支出について申し上げます。営業収益では、給水収益等23億6,283万9,000円、営業外収益では他会計補助金等9,328万1,000円を計上し、収入総額を24億5,612万3,000円に定めようとするものであります。一方、支出では営業費用19億6,952万2,000円、営業外費用4億4,788万4,000円等を計上し、支出総額を24億2,273万9,000円に定めようとするものであります。 次に、資本的収入及び支出について申し上げます。まず、支出から申し上げます。建設改良費として7億4,984万5,000円、企業債償還金4億6,370万円等を計上し、支出総額を12億1,354万6,000円に定めようとするものであります。一方、収入については、配水管整備事業等に充てるための企業債3億9,500万円、他会計出資金4,156万円、老朽管更新事業等に係る国庫支出金4,600万円、受託工事に係る工事負担金1億524万8,000円を計上し、収入総額を5億9,410万9,000円に定めようとするものであります。 なお、資本的収入額が資本的支出額に不足する額6億1,943万7,000円は、過年度分損益勘定留保資金等で補てんしようとするものであります。 以上12件についてよろしく御審議の上、原案のとおり議決を賜りますようお願い申し上げます。
○議長(高橋一夫君) これより質疑に入ります。(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(高橋一夫君) これをもって質疑を終結いたします。 お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第3号平成14年度北上市
一般会計予算外11件については、議長及び副議長を除く議員30人をもって構成する
予算特別委員会を設置し、これに付託の上、審査することにいたしたいと思います。これに御異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(高橋一夫君) 御異議なしと認めます。よって、議案第3号平成14年度北上市
一般会計予算外11件については、議長及び副議長を除く議員30人をもって構成する
予算特別委員会を設置し、これに付託の上審査することに決定いたしました。 ただいま設置されました
予算特別委員会の委員の選任については、委員会条例第6条第1項の規定により1番から24番、26番から31番までの各議員を指名いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(高橋一夫君) 御異議なしと認めます。よって、ただいま指名いたしました30人の諸君を
予算特別委員会の委員に選任することに決定いたしました。
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○議長(高橋一夫君) お諮りいたします。日程第32、議案第27号から日程第46、議案第41号までの15件については、会議規則第36条第2項の規定により、委員会の付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(高橋一夫君) 御異議なしと認めます。よって、日程第32、議案第27号から日程第46、議案第41号までの15件については、委員会の付託を省略することに決定いたしました。
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○議長(高橋一夫君) 日程第32、議案第27号平成13年度北上市
一般会計補正予算(第7号)、日程第33、議案第28号平成13年度北上市
国民健康保険特別会計事業勘定補正予算(第3号)、日程第34、議案第29号平成13年度北上市
国民健康保険特別会計直営診療施設勘定補正予算(第2号)、日程第35、議案第30号平成13年度北上市
工業団地事業特別会計補正予算(第3号)、日程第36、議案第31号平成13年度北上市
下水道事業特別会計補正予算(第5号)、日程第37、議案第32号平成13年度北上市
農業集落排水事業特別会計補正予算(第3号)、日程第38、議案第33号平成13年度北上市
駐車場事業特別会計補正予算(第3号)、日程第39、議案第34号平成13年度北上市
宅地造成事業特別会計補正予算(第2号)、日程第40、議案第35号平成13年度北上市
水道事業会計補正予算(第5号)、以上9件を一括して議題といたします。 議案の朗読を省略し、直ちに提案理由の説明を求めます。
企画調整部長。 (
企画調整部長 及川義也君 登壇)
◎
企画調整部長(及川義也君) ただいま上程になりました議案第27号平成13年度北上市
一般会計補正予算(第7号)外8件について、提案の理由を申し上げます。 今回の補正は、事業費の確定に伴う調整など、所要の事務事業について補正しようとするものであります。 最初に、議案第27号平成13年度北上市
一般会計補正予算(第7号)から申し上げます。補正の額は、歳入歳出それぞれに4,876万4,000円を追加し、予算の総額を367億6,813万5,000円にしようとするものであります。 主な内容を歳入から申し上げます。1款市税に固定資産税1,749万6,000円、13款国庫支出金に公共土木施設災害復旧費負担金6,332万1,000円、14款県支出金に介護予防・生活支援事業補助金2,439万6,000円、20款市債に社会教育施設整備事業債1億3,910万円をそれぞれ追加し、1款市税から法人市民税5,367万4,000円、17款繰入金から市債管理基金繰入金4億928万5,000円、20款市債から市営住宅整備事業債1億1,070万円をそれぞれ減額しようとするものであります。 次に、歳出について申し上げます。4款衛生費に清掃事業所施設整備事業費1億2,566万4,000円、10款教育費に学校体育施設開放事業費7,380万円、11款災害復旧費に公共土木施設災害復旧事業費9,493万4,000円をそれぞれ追加し、3款民生費から生活保護扶助費2,675万円、8款土木費から都市計画街路老松町十文字線整備受託事業費2,304万1,000円、10款教育費から日本現代詩歌文学館施設整備事業費2,807万7,000円をそれぞれ減額しようとするものであります。 継続費の補正は、清掃事業所施設整備事業ほか2件について、事業費の総額及び年割額を変更しようとするものであります。 繰越明許費の補正は、第三セクター経営診断委託費ほか11件について、年度内にその支出が終わらない見込みであることから、平成14年度に繰り越して使用するため、その繰越額を定めようとするものであります。 債務負担行為の補正は、新たに和賀西中学校仮設校舎賃貸借ほか1件について、後年度に債務を負担するため、その期間及び限度額を定めようとするものであります。 また、戸籍支援システムほか1件について限度額を変更しようとするものであります。 地方債の補正は、新たに合併処理浄化槽設置整備事業ほか1件について、起債の目的、限度額、起債の方法、利率及び償還の方法を定めようとするものであります。また、臨時財政対策債ほか13件について限度額を変更しようとするものであります。 次に、議案第28号平成13年度北上市
国民健康保険特別会計事業勘定補正予算(第3号)について申し上げます。補正の額は、歳入歳出それぞれに1億5,905万1,000円を追加し、予算の総額を54億8,478万6,000円にしようとするものであります。 主な内容は、歳入に国民健康保険税9,355万1,000円、保険基盤安定繰入金4,249万8,000円などを追加し、歳出に一般被保険者療養給付費8,930万円などを追加しようとするものであります。 次に、議案第29号平成13年度北上市
国民健康保険特別会計直営診療施設勘定補正予算(第2号)について申し上げます。補正の額は、歳入歳出それぞれから100万円を減額し、予算の総額を8,084万3,000円にしようとするものであります。 主な内容は、歳入から社会保険診療報酬収入525万円などを減額し、歳出から診療所一般管理費226万円を減額しようとするものであります。 次に、議案第30号平成13年度北上市
工業団地事業特別会計補正予算(第3号)について申し上げます。補正の額は、歳入歳出それぞれから18億5,650万円を減額し、予算の総額を7億1,310万7,000円にしようとするものであります。 主な内容は、歳入から土地売払収入18億5,620万2,000円を減額し、歳出から工業団地事業費18億5,650万円を減額しようとするものであります。 繰越明許費は、工業団地整備事業について年度内にその支出が終わらない見込みであることから、平成14年度に繰り越して使用するため、その繰越額を定めようとするものであります。 次に、議案第31号平成13年度北上市
下水道事業特別会計補正予算(第5号)について申し上げます。補正の額は、歳入歳出それぞれに2億1,580万5,000円を追加し、予算の総額を49億6,754万4,000円にしようとするものであります。 主な内容は、歳入に公共下水道事業債2億2,440万円を追加し、歳出に公共下水道事業費1億9,955万円などを追加しようとするものであります。 繰越明許費は、公共下水道事業について年度内にその支出が終わらない見込みであることから、平成14年度に繰り越して使用するため、その繰越額を定めようとするものであります。 地方債の補正は、公共下水道事業ほか1件について限度額を変更しようとするものであります。 次に、議案第32号平成13年度北上市
農業集落排水事業特別会計補正予算(第3号)について申し上げます。補正の額は、歳入歳出それぞれから116万9,000円を減額し、予算の総額を16億9,441万4,000円にしようとするものであります。 主な内容は、歳入から
農業集落排水事業費分担金860万円を減額し、歳出から排水施設設置事業費90万円などを減額しようとするものであります。 次に、議案第33号平成13年度北上市
駐車場事業特別会計補正予算(第3号)について申し上げます。補正の額は、歳入歳出それぞれに2,538万2,000円を追加し、予算の総額を3億5,637万7,000円にしようとするものであります。 主な内容は、歳入に使用料3,080万円を追加し、歳出に管理運営費など2,538万2,000円を追加しようとするものであります。 次に、議案第34号平成13年度北上市
宅地造成事業特別会計補正予算(第2号)について申し上げます。補正の額は、歳入歳出それぞれから384万2,000円を減額し、予算の総額を2億6,141万円にしようとするものであります。 主な内容は、歳入から土地売払収入394万2,000円を減額し、歳出から柏野住宅団地及び卯の木住宅団地分譲事業費384万2,000円を減額しようとするものであります。 最後に、議案第35号平成13年度北上市
水道事業会計補正予算(第5号)について申し上げます。 最初に、収益的収入及び支出について申し上げます。収入では、営業収益に185万7,000円を追加し、収入の総額を24億7,073万5,000円に、支出においては営業費用から4,554万6,000円を減額し、支出の総額を23億9,772万6,000円にしようとするものであります。 次に、資本的収入及び支出について申し上げます。収入では、企業債から5,170万円を減額し、工事負担金に2,560万円を追加し、収入の総額を7億3,636万円に、支出においては建設改良費から1,929万2,000円を減額し、支出の総額を12億8,411万7,000円にしようとするものであります。 以上9件について、よろしく御審議の上、原案のとおり議決を賜りますようお願い申し上げます。
○議長(高橋一夫君) 本件9件に対する質疑は、後日の本会議において行います。
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○議長(高橋一夫君) 日程第41、議案第36号市道路線の廃止について、日程第42、議案第37号市道路線の認定について、以上2件を一括して議題といたします。 議案の朗読を省略し、直ちに提案理由の説明を求めます。
企画調整部長。 (
企画調整部長 及川義也君 登壇)
◎
企画調整部長(及川義也君) ただいま上程になりました議案第36号市道路線の廃止について外1件について提案の理由を申し上げます。 最初に、議案第36号市道路線の廃止について申し上げます。図-1及び図-2の市道1002006号線ほか3路線は、路線の一部または全部を農道として管理することに伴い、起終点の変更等のため、廃止しようとするものであります。 また、図-3の市道5013021号線ほか4路線は、県が施行した一般農道整備事業大沢口地区の県有土地改良財産の市への譲与に伴い、路線の起終点の変更のため廃止しようとするものであります。 次に、議案第37号市道路線の認定について申し上げます。図-1の市道1043150号線ほか1路線及び図8の市道6013890号線を除く市道5013281号線ほか5路線は、ただいま議案第36号市道路線の廃止についてで説明いたしました市道路線の廃止に伴う起終点の変更のため認定しようとするものであります。 また、図-2、図-3、図-10及び図-11の市道2033093号線ほか6路線は、宅地開発または開発行為により築造された道路施設が市に帰属されたことに伴い、認定しようとするものであります。 また、図-4の市道4043068号線は、
主要地方道一関北上線の改良工事に伴い、旧道部分が県管理から市管理となるため、認定しようとするものであります。 また、図-5の市道5013277号線ほか1路線は、県が事業主体である和賀川河川整備事業と、市が事業主体である桜づつみ整備事業によって築造された和賀川堤防上の道路施設を市道として管理するため認定しようとするものであります。 また、図-6の市道5013279号線は、圃場整備事業により築造された道路施設を市道として管理するため認定しようとするものであります。 また、図-7の市道5013280号線及び図-9の市道6013896号線は、道路整備により整備した道路施設を認定しようとするものであります。 また、図-8の市道6013890号線は、県が施行した一般農道整備事業大沢口地区の県有土地改良財産の市への譲与に伴い、市道として管理するため認定しようとするものであります。 以上2件についてよろしく御審議の上、原案どおり議決を賜りますようお願い申し上げます。
○議長(高橋一夫君) 本件2件に対する質疑は、後日の本会議において行います。
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○議長(高橋一夫君) 日程第43、議案第38号
土地改良事業の施行についてを議題といたします。 書記をして議案の朗読をさせます。書記。 (書記朗読)
○議長(高橋一夫君) 提案理由の説明を求めます。
企画調整部長。 (
企画調整部長 及川義也君 登壇)
◎
企画調整部長(及川義也君) ただいま上程になりました議案第38号
土地改良事業の施行について、提案の理由を申し上げます。 この事業は、平成14年度から
土地改良事業として口内町宝海沼地区の農道の基盤整備をしようとするものであります。 なお、この地区は、平成13年度から県営農業経営確立排水対策特別事業を実施しており、その関連事業として市が施行しようとするものであります。 よろしく御審議の上、原案のとおり議決を賜りますようお願い申し上げます。
○議長(高橋一夫君) これより質疑に入ります。(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(高橋一夫君) これをもって質疑を終結いたします。 これより討論に入ります。(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(高橋一夫君) これをもって討論を終結いたします。 これより議案第38号
土地改良事業の施行についてを採決いたします。 本件は原案のとおり決することに御異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(高橋一夫君) 御異議なしと認めます。よって、本件は原案のとおり可決されました。
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○議長(高橋一夫君) 日程第44、議案第39号財産(土地)の取得についてを議題といたします。 書記をして議案の朗読をさせます。書記。 (書記朗読)
○議長(高橋一夫君) 提案理由の説明を求めます。
企画調整部長。 (
企画調整部長 及川義也君 登壇)
◎
企画調整部長(及川義也君) ただいま上程になりました議案第39号財産(土地)の取得について、提案の理由を申し上げます。 取得しようとする土地は、北上南部工業団地の土地で、北上市相去町山根梨の木43番110ほか4筆、面積1万29.80平方メートルを緑地並びに道路用地として、1億8,618万6,737円で
北上地区広域土地開発公社から取得しようとするものであります。 よろしく御審議の上、原案のとおり議決賜りますようお願い申し上げます。
○議長(高橋一夫君) これより質疑に入ります。(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(高橋一夫君) これをもって質疑を終結いたします。 これより討論に入ります。(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(高橋一夫君) これをもって討論を終結いたします。 これより議案第39号財産(土地)の取得についてを採決いたします。 本件は原案のとおり決することに御異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(高橋一夫君) 御異議なしと認めます。よって、本件は原案のとおり可決されました。
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○議長(高橋一夫君) 日程第45、議案第40号
花巻地区広域行政組合規約の一部変更の協議に関し議決を求めることについてを議題といたします。 書記をして議案の朗読をさせます。書記。 (書記朗読)
○議長(高橋一夫君) 提案理由の説明を求めます。
企画調整部長。 (
企画調整部長 及川義也君 登壇)
◎
企画調整部長(及川義也君) ただいま上程になりました議案第40号
花巻地区広域行政組合規約の一部変更の協議に関し議決を求めることについて、提案の理由を申し上げます。 平成14年4月1日から共同処理する事務に前立腺がん検診を追加し、実施するため、規約の一部を変更しようとするものであります。 よろしく御審議の上、原案のとおり議決を賜りますようお願い申し上げます。
○議長(高橋一夫君) これより質疑に入ります。(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(高橋一夫君) これをもって質疑を終結いたします。 これより討論に入ります。(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(高橋一夫君) これをもって討論を終結いたします。 これより議案第40号
花巻地区広域行政組合規約の一部変更の協議に関し議決を求めることについてを採決いたします。 本件は原案のとおり決することに御異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(高橋一夫君) 御異議なしと認めます。よって、本件は原案のとおり可決されました。
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○議長(高橋一夫君) 日程第46、議案第41号
岩手中部広域水道企業団規約の一部変更の協議に関し議決を求めることについてを議題といたします。 書記をして議案の朗読をさせます。書記。 (書記朗読)
○議長(高橋一夫君) 提案理由の説明を求めます。
企画調整部長。 (
企画調整部長 及川義也君 登壇)
◎
企画調整部長(及川義也君) ただいま上程になりました議案第41号
岩手中部広域水道企業団規約の一部変更の協議に関し議決を求めることについて、提案の理由を申し上げます。 岩手中部広域水道企業団の1日最大給水量が6万5,500立方メートルから4万3,540立方メートルとなることから、関係市町の受水量の変更により、負担金の負担割合を変更するため、規約の一部変更をしようとするものであります。 なお、北上市の負担金の負担割合は、現行の0.4351から0.4435に変更になるものであります。 よろしく御審議の上、原案のとおり議決を賜りますようお願い申し上げます。
○議長(高橋一夫君) これより質疑に入ります。(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(高橋一夫君) これをもって質疑を終結いたします。 これより討論に入ります。(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(高橋一夫君) これをもって討論を終結いたします。 これより議案第41号
岩手中部広域水道企業団規約の一部変更の協議に関し議決を求めることについてを採決いたします。 本件は原案のとおり決することに御異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(高橋一夫君) 御異議なしと認めます。よって、本件は原案のとおり可決されました。
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○議長(高橋一夫君)
今期定例会において、本日までに請願4件を受理しております。この請願については、会議規則第135条第1項の規定により、お手元に配布しております請願文書表のとおり、所管の
常任委員会に付託いたします。
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○議長(高橋一夫君) 以上をもって本日の日程は全部終了いたしました。 お諮りいたします。議案思考のため、明1日から4日までの4日間休会いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(高橋一夫君) 御異議なしと認めます。よって、明1日から4日までの4日間を休会することに決定いたしました。 次の本会議は3月5日午前10時に開きます。 本日はこれをもって散会いたします。 午後2時03分 散会...