北上市議会 2000-10-10
10月10日-05号
平成12年 9月 定例会(第92回)平成12年10月10日(火曜日)議事日程第6号の5 平成12年10月10日(火)午前10時開議 第1 認定第1号 平成11年度北上市
一般会計歳入歳出決算の認定について 第2 認定第2号 平成11年度北上市
国民健康保険特別会計事業勘定歳入歳出決算の認定について 第3 認定第3号 平成11年度北上市
国民健康保険特別会計直営診療施設勘定歳入歳出決算の認定について 第4 認定第4号 平成11年度北上市
老人保健特別会計歳入歳出決算の認定について 第5 認定第5号 平成11年度北上市
工業団地事業特別会計歳入歳出決算の認定について 第6 認定第6号 平成11年度北上市
下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定について 第7 認定第7号 平成11年度北上市
農業集落排水事業特別会計歳入歳出決算の認定について 第8 認定第8号 平成11年度北上市
駐車場事業特別会計歳入歳出決算の認定について 第9 認定第9号 平成11年度北上市
宅地造成事業特別会計歳入歳出決算の認定について 第10 認定第10号 平成11年度北上市
土地取得特別会計歳入歳出決算の認定について 第11 認定第11号 平成11年度北上市
水道事業会計決算の認定について 第12 議案第101号 北上市職員の
特殊勤務手当条例の一部を改正する条例 第13 議案第102号 北上市生涯
学習センター条例 第14 議案第103号 北上市
福祉事務所設置条例の一部を改正する条例 第15 議案第104号 北上市社会福祉法人に対する助成の手続条例の一部を改正する条例 第16 議案第105号
北上市営住宅条例の一部を改正する条例 第17 議案第106号 北上市
総合計画基本構想を定めることについて 第18 議案第107号 平成12年度北上市
一般会計補正予算(第2号) 第19 議案第108号 平成12年度北上市
国民健康保険特別会計直営診療施設勘定補正予算(第1号) 第20 議案第109号 平成12年度北上市
介護保険特別会計補正予算(第1号) 第21 議案第110号 平成12年度北上市
工業団地事業特別会計補正予算(第2号) 第22 議案第111号 平成12年度北上市
下水道事業特別会計補正予算(第3号) 第23 議案第112号 平成12年度北上市
駐車場事業特別会計補正予算(第1号) 第24 議案第113号 平成12年度北上市
水道事業会計補正予算(第2号) 第25 発議案第7号 私学関係予算の充実を求める意見書について 第26 発議案第8号 道路整備予算の確保に関する意見書について 第27 請願・陳情について
---------------------------------------本日の会議に付した事件 議事日程のとおり
---------------------------------------出席議員(32名) 1番 釼吉孝夫君 2番 伊藤利行君 3番 千葉一夫君 4番 木戸口 平君 5番 後藤不二男君 6番 高橋初男君 7番 佐藤重雄君 8番 佐藤ケイ子君 9番 昆 英史君 10番 福盛田 馨君 11番 久保孝喜君 12番 千葉孝雄君 13番 小田島龍一君 14番 梅田勝志君 15番 高橋清悦君 16番 高橋 元君 17番 鈴木健二郎君 18番 高橋孝二君 19番 三浦悟郎君 20番 金田ハノ君 21番 小原健二君 22番 及川洋一君 23番 多田 司君 24番 伊藤隆夫君 25番 菅原行徳君 26番 菊池基行君 27番 柏葉 明君 28番 鈴木健策君 29番 舘川 毅君 30番 小原健成君 31番 柏葉省一郎君 32番 高橋一夫君
---------------------------------------欠席議員 なし
---------------------------------------事務局職員出席者 事務局長 斎藤正夫君 事務局次長 高橋 清君 庶務係長 小田島和寿君 議事調査係長 下瀬川俊一君 主任 鷲見裕子君
---------------------------------------説明のため出席した者 市長 伊藤 彬君 助役 下屋敷勝哉君 収入役 高橋正夫君 企画調整部長 及川義也君 財務部長 小笠原哲哉君 生活環境部長 佐々木紀夫君 保健福祉部長 菅崎 久君 農林部長 小原勝利君 商工部長 斎藤 伸君 建設部長 佐藤 毅君 教育委員会 水道部長 加藤正武君 八重樫勵子君 委員長 教育長 菊池憲一君 教育次長 荒磯富治君 選挙管理 伊藤 巖君 監査委員 菊池信司君 委員会委員長 農業委員会 小原詔雄君 総務課長 大山孝詞君
会長--------------------------------------- 午前10時00分 開議
○議長(高橋一夫君) ただいまの出席議員数は32名であります。定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。 本日の議事は、お手元に配布しております議事日程第6号の5によって進めます。
---------------------------------------
○議長(高橋一夫君) 日程第1、平成11年度北上市
一般会計歳入歳出決算の認定について、日程第2、認定第2号平成11年度北上市
国民健康保険特別会計事業勘定歳入歳出決算の認定について、日程第3、認定第3号平成11年度北上市
国民健康保険特別会計直営診療施設勘定歳入歳出決算の認定について、日程第4、認定第4号平成11年度北上市
老人保健特別会計歳入歳出決算の認定について、日程第5、認定第5号平成11年度北上市
工業団地事業特別会計歳入歳出決算の認定について、日程第6、認定第6号平成11年度北上市
下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定について、日程第7、認定第7号平成11年度北上市
農業集落排水事業特別会計歳入歳出決算の認定について、日程第8、認定第8号平成11年度北上市
駐車場事業特別会計歳入歳出決算の認定について、日程第9、認定第9号平成11年度北上市
宅地造成事業特別会計歳入歳出決算の認定について、日程第10、認定第10号平成11年度北上市
土地取得特別会計歳入歳出決算の認定について、日程第11、認定第11号平成11年度北上市
水道事業会計決算の認定について、以上11件を一括して議題といたします。 本件11件に関し
決算特別委員長の報告を求めます。
決算特別委員長柏葉省一郎君。 (
決算特別委員長 柏葉省一郎君 登壇)
◆
決算特別委員長(柏葉省一郎君)
決算特別委員会の報告をいたします。 去る9月21日の本会議において、
決算特別委員会に付託になりました認定第1号平成11年度北上市
一般会計歳入歳出決算並びに認定第2号から認定第10号までの平成11年度北上市各
特別会計歳入歳出決算9件並びに認定第11号平成11年度北上市
水道事業会計決算の認定について、当委員会における審査の経過と結果について御報告申し上げます。 当委員会は、去る9月21日の本会議終了後、本議場において正副委員長の互選を行い、不肖私が委員長に、副委員長に千葉孝雄委員が互選されました。 合併9年目を迎えた当市の平成11年度予算は、長引く経済不況による厳しい財政環境の中にあって、健全な財政運営に配慮しながら、総合発展計画に基づき、
インターハイ関連事業や市街地再開発事業を初め、生活関連事業、産業振興、教育文化の振興と市民生活に配慮した積極型予算でありました。 当
決算特別委員会は、この厳しい財政の背景を見ながら審査を進めてまいりました。 審査の方法につきましては、付託案件すべてを各
常任委員会ごとに構成する分科会に分割付託し、審査することにいたしました。 9月29日、10月2日及び3日の3日間、各分科会において関係部課長等の出席を求め、主要施策の実績及びその成果並びに歳出における予算執行の状況、使用経費の効率等全般にわたって詳細な説明を聴取する一方、監査委員の
決算審査意見書並びに主要施策の成果に関する報告書等の資料を参考にしながら、終始熱心かつ活発な質疑を行い、慎重に審査を行ったのであります。 当委員会は、各分科会の審査の終了を待って、10月6日、
決算特別委員会を開き、各分科会委員長より審査の経過と結果について報告を求め、さらに審査に当たっては慎重に質疑、討論を行ったのであります。 平成11年度の決算の大要を見ますと、一般会計及び特別会計をあわせて歳入総額633億1,440万952円、歳出総額637億3,995万2,737円で、差し引き額4億2,555万1,785円の赤字決算となっております。これを前年度に比較しますと、歳入では43億3,758万3,346円で7.4%、歳出では54億7,789万8,179円で9.4%と、それぞれ増となっております。 それでは、会計ごとに申し上げます。 最初に、認定第1号平成11年度北上市
一般会計歳入歳出決算においては、
歳入歳出予算総額390億311万3,000円に対し、収入済額は388億692万2,648円で99.5%の収入割合であり、支出済額は382億2,926万6,975円で98.0%の執行率となっております。
歳入歳出差し引き額5億7,765万5,673円の黒字となっておりましたが、翌年度へ繰り越すべき財源の
繰越明許費繰越額の合計9,381万811円を差し引いた4億8,384万4,862円が実質収支額であります。 審査の内容につきましては、各位御承知のとおりでありますので私からの報告を省略いたします。 特に、市職員による不祥事の再発防止の意味からも、綱紀粛正に努められるよう意見がありました。委員会審査で出されました要望、意見については、誠意を持って今後十分検討を加えられ、善処されるよう強く要望いたします。 当委員会は、採決の結果、賛成多数をもって認定すべきものと決定いたしました。 次に、特別会計について申し上げます。 認定第2号平成11年度北上市
国民健康保険特別会計事業勘定ほか特別会計8件の歳入歳出予算の総額は264億7,497万1,000円で、これに対する収入済額の総額は245億747万8,304円で92.5%の収入割合であり、支出済額の総額は255億1,068万5,762円で96.4%の執行率となっております。
歳入歳出差し引き額10億320万7,458円の赤字決算となっております。 赤字決算となった
工業団地事業特別会計、
下水道事業特別会計及び
宅地造成事業特別会計の3件については、翌年度繰り上げ充用金をもって補てんいたしております。 その他の特別会計6件については、いずれも黒字決算となっております。 特別会計9件の委員会の審査の詳細については
一般会計同様報告を省略いたしますが、特別会計9件について採決の結果、認定第2号平成11年度北上市
国民健康保険特別会計事業勘定歳入歳出決算、認定第4号平成11年度北上市
老人保健特別会計歳入歳出決算、認定第5号平成11年度北上市
工業団地事業特別会計歳入歳出決算、認定第8号平成11年度北上市
駐車場事業特別会計歳入歳出決算、以上4件については、賛成多数をもって認定すべきものと決定いたしました。 認定第3号平成11年度北上市
国民健康保険特別会計直営診療施設勘定歳入歳出決算、認定第6号平成11年度北上市
下水道事業特別会計歳入歳出決算、認定第7号平成11年度北上市
農業集落排水事業特別会計歳入歳出決算、認定第9号平成11年度北上市
宅地造成事業特別会計歳入歳出決算、認定第10号平成11年度北上市
土地取得特別会計歳入歳出決算の計5件については、全会一致をもって認定すべきものと決定いたしました。 最後に、認定第11号平成11年度北上市
水道事業会計決算の委員会の審査の詳細については一般会計及び
特別会計同様報告を省略いたしますが、昨年の夏は猛暑が続いたこともあり、平成6年度以来5年ぶりに黒字に転じ、3,272万4,490円の当年度純利益を生じております。 当委員会は、採決の結果、全会一致をもって認定すべきものと決定いたしました。 以上が当
決算特別委員会における審査の経過と結果でありますが、何とぞ当委員会の決定どおり満場の御賛同を賜りたくお願い申し上げまして御報告にかえます。
○議長(高橋一夫君) ただいまの
決算特別委員長の報告に対する質疑に入ります。(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(高橋一夫君) これをもって質疑を終結いたします。 これより討論に入ります。討論の通告がありますので順次発言を許します。27番柏葉明君。 (27番 柏葉明君 登壇)
◆27番(柏葉明君) 私は、ただいま
決算特別委員長から御報告がありました認定案件11件のうち5件に反対であります。 認定第1号平成11年度北上市
一般会計歳入歳出決算の認定について、認定第2号平成11年度北上市
国民健康保険特別会計事業勘定歳入歳出決算の認定について、認定第4号平成11年度北上市
老人保健特別会計歳入歳出決算の認定について、認定第5号平成11年度北上市
工業団地事業特別会計歳入歳出決算の認定について、認定第8号平成11年度北上市
駐車場事業特別会計歳入歳出決算の認定について、以上5件に反対であります。 以下、その理由について簡潔に申し述べます。 最初に、一般会計でありますが、平成11年度は、土木費で
本通り地区市街地再
開発事業費補助金に12億円、市街地再
開発周辺整備事業費に1,845万600円、市街地再
開発事業費補助金で、これは平成10年度からの繰越明許ですが、21億800万円。商工費では、同ビルに入居する店舗を整備するために商業・
サービス業集積関連施設整備事業費で3億5,600万円。貸付金では、土木費でビルの保留床を取得するために8億3,270万円、商工費で
地域総合整備資金貸付事業で、これは
通常ふるさと融資と言われるものでありますが、6億円が無利子で貸し付けが行われております。 私どもは、大型店を核にした再開発事業は結局はビルづくりであり、町内会もあり、自治会も機能するまちづくりにならないばかりか、町の活性化にもつながらないということを訴え、この事業への警鐘を鳴らしてきました。ビルが完成し、それぞれの店舗が営業を始めた今となっては、まずは営業の成功のために全力を挙げなければなりませんが、しかし、市内の小売店舗に占める大型店の割合は、岩手県商政課の調べでは、昨年11月15日現在で北上市は74.3%、第2位の盛岡市が60.0%でありますから、断トツ1位であります。そこに市街地再
開発ビル商業ビルがオープンし、こうなりますと大型店同士の過当競争は避けられず、また、地元商店街との矛盾もさらに広がらざるを得ないでありましょう。 こうした大型事業に市民の税金が使われながら、一方では生活関連の市民の要望がなかなか実現されず、また、
老人クラブ活動費補助金が平成10年度に比べて72万円余り減らされ、
老人クラブ連合会運営費補助金も30万円近く減らされています。
医療費給付事業も、所得制限で乳児が215人が、妊産婦で17人、重度心身障害者で15人が給付の対象から外されました。 私は、平成11年度はインターハイの成功。地域課題、介護保険を立ち上げるための諸事業が行われるなど、市民のために必要な積極的な事業も実施されてきたことは認めるものであります。しかし、今の自民党流政治の
開発優先型政治に北上市も同調し、行政改革といえば市民の暮らしを切り捨てようとするこのような政治と対峙して、いかにして市民生活を守るかという立場で予算が執行されたかという基準で見るならば、私は、適切に執行された決算だったとは認めがたいと言わざるを得ません。
国民健康保険事業でありますが、市民の医療と健康を預かる上で必要欠くべからざる事業であります。しかし、保険税が高いために、担当課の努力にもかかわらず滞納者がふえております。これは、保険税が高いことに大きな要因があります。国は、老人保健制度を創設して老人医療を国保から切り離し、同時に国保への国庫補助金を大幅に減らしました。このために国保会計が圧迫されることになりました。また、国は、税の応益・応能の割合を50対50に近づけることを指導し、軽減割の適用範囲も拡大するなどしてこれを促進しました。北上市も平成10年度に資産割を引き下げるなどで国の指導する割合に近づけました。これで少なくない方々の税は下がりましたが、均等割、平等割を引き下げなければ、低所得者に税が重い実態は変わることはなかったと私は考えます。税の滞納者の特徴は、当局の説明では、事業不振、パートの収入が低いためとの理由が上位を占めているということでありました。介護保険制度の実施とともに、市は、税を納めない人には保険証は交付しない条例を定めました。私は、所得が低い人でも、だれでも安心して医療を受けられる制度へと大きく改善を図ることこそ大事だと考えます。
老人保健特別会計ですが、以前は自己負担が無料だった老人医療制度を、70歳以上の老人を国保会計から切り離して、同時に自己負担制度を導入しました。その後、自己負担は年々ふやされ、来年からは定率で1割負担が計画されているなど、制度そのものが医療制度後退の突破口となったものであり、
老人医療福祉制度とは逆行するもので、適切な事業であるとは認められないと思います。
工業団地事業会計は、私どもはこれまで賛成をしてきた事業でありますが、11年度におきましては、市が出資していた南部開発が所有していた工業団地を
工業団地特別会計で買い取りました。本来であれば、南部開発がつくった工業団地は用地の分譲まで行うべきものでありますが、この不況の中でなかなか売れないことと、所有していることで金利負担が伴い、分譲単価にはね返るなどを理由にして同社から買い取ったものでありました。平成10年度には、高弥建設が南部工業団地に保有していた土地2万平米を約4億円で買い戻しています。つまりは、バブルのツケを市が引き受けたようなものではないでしょうか。私は、このような事業会計決算を適切な事業だったと認めるわけにはいかないと考えます。 最後に、駐車場事業であります。これも、これまでは大方賛成してきました。しかし、御案内のように、平成11年度では
本通り地区市街地再開発ビルに併設した駐車場を37億円余りで取得し、市街地再開発ビルと命運を共にすることになりました。既にイトーヨーカ堂は撤退し、駅前駐車場は厳しい経営を余儀なくされています。しかも、ビブレのオープンに合わせてことし3月から料金を引き下げました。私は、結果的に市民の方に重くのしかかることを強く懸念せざるを得ないと考えるものであります。 以上の理由から、私は、ただいま申し上げました5つの認定案件は適切な決算だったと言えないという立場で認定には反対であります。
○議長(高橋一夫君) 16番高橋元君。
◆16番(高橋元君) 私は、認定第1号平成11年度北上市
一般会計歳入歳出決算並びに認定第2号北上市
国民健康保険特別会計事業勘定ほか8
特別会計歳入歳出決算及び認定第11号北上市
水道事業会計決算の認定につきまして、
決算特別委員長の報告のとおり、認定することに賛成であります。 平成11年度の一般会計予算は、景気の低迷や恒久的減税による伸び悩み、合併算定がえの縮減措置による地方交付税の減額など、大幅な財源不足が見込まれる厳しい財政事情の中にあって、各種の財政指標を目安とし、中・長期的な財政運営の健全性の確保を図り、経常経費全般を節減するとともに、地方債の発行が大幅に抑制されて編成されたものでありました。また、公正・融和・前進を基調とした高橋盛吉市政から、環境・人・情報に視点を持つ伊藤彬市政にバトンが引き継がれ、21世紀初頭の北上市にさらなる活力と大いなる飛躍を抱く年でもありました。 実施された事業は、平成10年度補正に前倒しで計上され、繰り越された事業が継続して進められたほか、8月に開催され、地元選手の活躍により多くの市民にオリンピックにも似た感動を与えてくれた大成功の'99
全国高校総体岩手大会、
本通り地区市街地再開発事業の完了、市民交流プラザの開設、
子育て支援センターの設置や
介護保険制度導入諸事業の福祉対策、
ダイオキシン類排出削減対策に伴う
ごみ焼却処理施設の改修、道路・下水道などの生活関連基盤の整備等が重点的に進められ、21世紀を目指した魅力あるまちづくりの推進と少子・高齢化社会における福祉の充実や環境対策、教育文化や産業の振興、生活関連事業の推進に積極的に取り組まれたものであります。 決算は、歳入388億692万2,000円、予算対比99.5%、歳出382億2,926万6,000円、執行率98.0%となっており、総体的に所期の目的が達成されたものと受けとめることができます。 私は、厳しい財政事情の中で、行政当局の努力により、最大限に市民の福祉の向上、健康で明るい生活の実現が図られ、生き生きとした活力あるまちづくりが進められたと評価いたすものであります。 次に、
国民健康保険特別会計事業勘定でありますが、医療費は年々増加する中で、被保険者の高齢化など制度特有の問題を抱えており、医療制度の抜本改革が望まれるところでありますが、平成14年度に制度の見直しが先送りされるなど、安定的な財政運営には厳しいものがあります。 このような状況の中、11年度決算は、歳入が51億8,004万7,000円、予算対比100.6%、歳出47億896万2,000円、執行率91.5%となっており、
人間ドック受診料の助成や
高齢者健康指導事業、疾病予防に関する
各種パンフレットの作成と配布など、被保険者の健康に対する意識向上と医療費の抑止を図るための保険事業が効果をあらわしたものと評価されるところであります。また、将来にわたって国保制度を堅持するために財政調整基金へ1億を超える積み立てが行われたほか、前年度に引き続いて行われた低所得者に対する7割、5割、2割の税の軽減措置は、十分とはいえませんが市民生活の向上に寄与したものと評価いたします。
老人保健特別会計でありますが、決算では歳入が81億946万6,000円、予算対比96.9%、歳出80億9,744万4,000円、執行率96.8%となっており、適正に事務事業が進められたと判断されます。 当市の人口に占める老人保健の対象者は0.4ポイント増加し12.4%に、受診件数も10%伸びて25万8,489件となっており、老人医療費の総額は5億9,109万1,000円、7.4%増加して総額85億8,936万円となっており、年々増加をいたしております。老人医療費の負担軽減や無料化の声を聞きますが、このような状況の中ですべてを行政の中に取り込むことは、市財政の硬直化を来すことはもちろんのこと、市税全般にわたる若年層や中堅層の納税意欲の減退につながりかねない心配もあることから、老人医療費に限らず、
行政サービス全般にわたって最低限の受益者負担は避けては通れないものであり、市民の皆さんに御理解をいただきたいと思うところであります。
工業団地事業特別会計決算は、歳入が5億2,818万3,000円、予算対比31.3%、歳出16億7,523万9,000円、執行率99.3%であり、工業団地の分譲が長引く景気低迷により計画どおり進まず、11億4,705万5,000円の赤字であります。この中で、平成10年度の会計が赤字のため繰り上げて充用された金額が9億383万3,000円、工業団地分譲用として土地購入費7億1,870万8,000円が支出されており、赤字決算とはいえ、分譲が進めば回収が可能な金額であります。 誘致企業は、平成11年度において4社が、12年度において9月末現在4社が当市に進出しており、さらに2社との誘致交渉が進められていると伺っており、工場用地の分譲額も既に繰越赤字額を上回る15億円を超えるなど、景気低迷の中で他市町村の企業誘致が進まない中、当市への企業進出は突出しており、所管部、課並びに関係各位に敬意を表するとともに、引き続きの御奮闘を期待するものであります。 駐車場事業特別会計決算は、歳入36億6,565万2,000円、予算対比100%、歳出36億5,197万7,000円、執行率99.6%であります。特に、本通り地区再開発ビルに併設された駐車場の取得に34億9,745万3,000円が支出され1,500台の市営駐車場が市の中心部に誕生したことは、車社会の中にあって、市民の中心市街地での活動を支援し、空洞化による中心市街地の地盤沈下を解消するとともに、中心市街地再形成、商業の一層の振興と市全体の活性化に大いに寄与するものと思うところであります。 以上のほか、国民健康保険特別会計直診勘定、
下水道事業特別会計、農業集落排水事業特別会計、
宅地造成事業特別会計、土地取得特別会計及び水道事業会計においても、予算の趣旨に沿って執行されており、所期の目的がおおむね達成されていると判断されますことから、冒頭に申し上げましたとおり、各会計の決算の認定に賛成であります。 以上、賛成の理由を申し上げましたが、議員各位の御賛同を賜りますようよろしくお願い申し上げます。 終わりに、
決算特別委員会より付された意見につき、かかる事態が再発しないよう、全職員のさらなる綱紀粛正を強く求め、私の賛成討論を終わります。
○議長(高橋一夫君) これをもって討論を終結いたします。 これより認定第1号平成11年度北上市
一般会計歳入歳出決算の認定についてを採決いたします。 本件に対する特別委員長の報告は認定であります。本件は特別委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。 (賛成者起立)
○議長(高橋一夫君) 起立多数であります。よって、本件は原案のとおり認定することに決定いたしました。 次に、認定第2号平成11年度北上市
国民健康保険特別会計事業勘定歳入歳出決算の認定についてを採決いたします。 本件に対する特別委員長の報告は認定であります。本件は特別委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。 (賛成者起立)
○議長(高橋一夫君) 起立多数であります。よって、本件は原案のとおり認定することに決定いたしました。 次に、認定第3号平成11年度北上市
国民健康保険特別会計直営診療施設勘定歳入歳出決算の認定についてを採決いたします。 本件に対する特別委員長の報告は認定であります。本件は特別委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(高橋一夫君) 御異議なしと認めます。よって、本件は原案のとおり認定することに決定いたしました。 次に、認定第4号平成11年度北上市
老人保健特別会計歳入歳出決算の認定についてを採決いたします。 本件に対する特別委員長の報告は認定であります。本件は特別委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。 (賛成者起立)
○議長(高橋一夫君) 起立多数であります。よって、本件は原案のとおり認定することに決定いたしました。 次に、認定第5号平成11年度北上市
工業団地事業特別会計歳入歳出決算の認定についてを採決いたします。 本件に対する特別委員長の報告は認定であります。本件は特別委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。 (賛成者起立)
○議長(高橋一夫君) 起立多数であります。よって、本件は原案のとおり認定することに決定いたしました。 次に、認定第6号平成11年度北上市
下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定についてを採決いたします。 本件に対する特別委員長の報告は認定であります。本件は特別委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(高橋一夫君) 御異議なしと認めます。よって、本件は原案のとおり認定することに決定いたしました。 次に、認定第7号平成11年度北上市
農業集落排水事業特別会計歳入歳出決算の認定についてを採決いたします。 本件に対する特別委員長の報告は認定であります。本件は特別委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(高橋一夫君) 御異議なしと認めます。よって、本件は原案のとおり認定することに決定いたしました。 次に、認定第8号平成11年度北上市
駐車場事業特別会計歳入歳出決算の認定についてを採決いたします。 本件に対する特別委員長の報告は認定であります。本件は特別委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。 (賛成者起立)
○議長(高橋一夫君) 起立多数であります。よって、本件は原案のとおり認定することに決定いたしました。 次に、認定第9号平成11年度北上市
宅地造成事業特別会計歳入歳出決算の認定についてを採決いたします。 本件に対する特別委員長の報告は認定であります。本件は特別委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(高橋一夫君) 御異議なしと認めます。よって、本件は原案のとおり認定することに決定いたしました。 次に、認定第10号平成11年度北上市
土地取得特別会計歳入歳出決算の認定についてを採決いたします。 本件に対する特別委員長の報告は認定であります。本件は特別委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(高橋一夫君) 御異議なしと認めます。よって、本件は原案のとおり認定することに決定いたしました。 次に、認定第11号平成11年度北上市
水道事業会計決算の認定についてを採決いたします。 本件に対する特別委員長の報告は認定であります。本件は特別委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(高橋一夫君) 御異議なしと認めます。よって、本件は原案のとおり認定することに決定いたしました。
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○議長(高橋一夫君) 日程第12、議案第101号北上市職員の
特殊勤務手当条例の一部を改正する条例を議題といたします。 本件に関し委員長の報告を求めます。総務常任委員長多田司君。 (総務常任委員長 多田司君 登壇)
◆総務常任委員長(多田司君) 総務常任委員会委員長報告を行います。 去る9月21日の本会議において、当委員会に付託になりました議案第101号北上市職員の
特殊勤務手当条例の一部を改正する条例について、当委員会は、去る9月29日、会議を開き、関係部長等から詳細な説明を聴取し、慎重に審査いたしましたので、その経過と結果について御報告申し上げます。 議案第101号北上市職員の
特殊勤務手当条例の一部を改正する条例について申し上げます。 本条例の改正は、清掃事業所の一部業務を対象としたごみ処理施設業務手当を新設しようとするものであります。 当委員会は、採決の結果、全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 以上をもって当委員会に付託になりました案件についての報告を終わりますが、何とぞ当委員会の決定どおり御賛同賜りたくお願い申し上げ、報告を終わります。
○議長(高橋一夫君) ただいまの委員長の報告に対する質疑に入ります。(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(高橋一夫君) これをもって質疑を終結いたします。 これより討論に入ります。(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(高橋一夫君) これをもって討論を終結いたします。 これより議案第101号北上市職員の
特殊勤務手当条例の一部を改正する条例を採決いたします。 本件に対する委員長の報告は可決であります。本件は委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(高橋一夫君) 御異議なしと認めます。よって、本件は原案のとおり可決されました。
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○議長(高橋一夫君) 次に、日程第13、議案第102号北上市生涯
学習センター条例、日程第14、議案第103号北上市
福祉事務所設置条例の一部を改正する条例、日程第15、議案第104号北上市社会福祉法人に対する助成の手続条例の一部を改正する条例、以上3件を一括して議題といたします。 本件に関し委員長の報告を求めます。教育福祉常任委員長金田ハルノさん。 (教育福祉常任委員長 金田ハルノ君 登壇)
◆教育福祉常任委員長(金田ハルノ君) 教育福祉常任委員会委員長報告を申し上げます。 去る9月21日の本会議において、当委員会に付託になりました議案第102号北上市生涯
学習センター条例外2件について、当委員会は、9月29日に会議を開き、関係部長等から詳細な説明を聴取し、慎重に審査いたしましたので、その経過と結果について御報告申し上げます。 初めに、議案第102号北上市生涯
学習センター条例について申し上げます。 本条例の主な内容は、近年の生涯学習時代に対応して、市民の生涯学習の振興を図るとともに、各種団体やサークルに自主活動等の場を提供することにより社会参加活動を促し、生涯学習によるまちづくりを推進するため、北上市生涯学習センターを設置するものであります。 審査の中で、多くの市民が参加できるような充実した体制を図るべきである、また、利用者の駐車料金の軽減について早急に検討するべきであるとの意見が出されております。 当委員会は、採決の結果、賛成多数をもって原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 次に、議案第103号北上市
福祉事務所設置条例の一部を改正する条例について申し上げます。 本条例の改正の主な内容は、このたび社会福祉の増進のための社会福祉事業法等の一部を改正する等の法律が施行されたことに伴い、所要の改正をしようとするものであります。 当委員会は、採決の結果、全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 次に、議案第104号北上市社会福祉法人に対する助成の手続条例の一部を改正する条例について申し上げます。 本条例の改正の主な内容は、議案第103号と同様に、社会福祉の増進のための社会福祉事業法等の一部を改正する等の法律が施行されたことに伴い、所要の改正をしようとするものであります。 当委員会は、採決の結果、全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 以上が当委員会に付託になりました案件の審査の経過と結果でありますが、何とぞ当委員会の決定どおり御賛同を賜りますようお願い申し上げ、報告を終わります。
○議長(高橋一夫君) ただいまの委員長の報告に対する質疑に入ります。1番釼吉孝夫君。
◆1番(釼吉孝夫君) 議案第102号の北上市生涯
学習センター条例について2点ほど質問させていただきます。 第2条のセンターの設置位置についてですが、当該センターの構想はおおむねよいと思いますが、1つ疑問に思うのは、市民の大事な財産であるセンターの入居先が北上駅前の第三セクターの所有するビルであるということです。これだけの施設を、例えば純然たる民間のビルに入れるとしたらどうでしょう、当然相手側の経営状態、経営能力、資金力なりを徹底して議会で討議させていただき、結論を導き出すことでしょう。たとえ能力が高くても、否決される可能性はあると思います。公金を使うということは厳しいチェックをクリアしなければなりません。それがどうでしょう、今回のセンター設置は、市の出資する第三セクタービルということで、相手企業が入居にふさわしい企業かどうかという議論を議会で全くやらせてもらえない。例えは悪いかもしれませんが、自分のかわいい娘をつい目と鼻の先に嫁に出すときに、相手のお婿さんの素性や、特にも経済力やその人間性などを知りもしないで、黙って一緒にさせる親御さんがおりますでしょうか。しかし、娘のことなら、本人同士がよければ両親がつぶりたくない目をつぶれば済むかもしれません。ところが、市民の公共施設生涯学習センターは、税金を使用して財産を取得するものでありません。事業が続く限り年間5,500万円の家賃を払います。相手企業が相当しっかりしたものでないとセンター事業の継続的かつ安定した展開はできないのではないでしょうか。 センターの場所の選定に当たって、相手企業の内容をしっかり把握した上で結論を出したのか、その根拠を説明していただきたいというのが1点。 次に、3条の公民館との連絡調整等の中で広域的な学習事業とありますが、広域的な生涯学習事業というものは言葉であらわせば大変立派な事業に聞こえますが、今まで16地区公民館の協力で事業をつつがなく実行してきたのではないかなと思っていますが、ここでは広域的な学習事業の具体的な内容と現体制ではできない理由、もちろん市民会館の解体に伴いスペースがなくなるのは承知しておりますが、庁舎にも空きスペースがあると認識しております。その辺の説明もよろしくお願いいたします。
○議長(高橋一夫君) 教育福祉常任委員長金田ハルノさん。
◆教育福祉常任委員長(金田ハルノ君) 釼吉孝夫議員の御質問にお答えいたします。 初めに、入居する場所は継続的に安定した状態で活動できる場所であるかという御質問でありますが、当委員会としましては、その件については一般質問で議論がありましたので、提案されました条例そのものについて各条ごとに説明を受け、その妥当性について審査したところであります。 次に、第3条の広域的な学習事業とは何かということを具体的に示してほしいという御質問でございますが、第3条の趣旨は、市内の生涯学習施設の中核施設として、社会教育指導者等の養成、地域リーダーの育成、各施設の生涯学習情報の収集及び発信、市立公民館等の生涯学習施設相互の連絡調整を行うこと、また、市立公民館では人的体制や設備の面で公民館で行うことが難しい事業や公民館単位ではニーズの少ない事業を広域的に展開すること、さらには、公民館での学習効果をさらに高めたいというステップアップ希望者を対象とした事業の展開を考えているとの説明でありました。 具体的に例示された事業を見ますと、富士大学市民セミナー、市民大学、それからパソコン教室、ボランティア養成講座などのほか、子供情報センターの設置、子供放送局の開局、生涯学習広報の発行などを予定しているとの説明でありました。 以上であります。
○議長(高橋一夫君) 1番釼吉孝夫君。
◆1番(釼吉孝夫君) ちょっと私も長くしゃべり過ぎてあれですけれども、2条の件の、位置はこれでよろしいかということを質問しているのであります。
○議長(高橋一夫君) 教育福祉常任委員長金田ハルノさん。
◆教育福祉常任委員長(金田ハルノ君) 当委員会は教育福祉常任委員会でございまして、当委員会に付託になりました生涯
学習センター条例につきましては、当委員会としては、その場所が利用者、市民にとって利便性がどうなのか、そしてまた、設置しようとするその施設はどのようなものか、その内容等を重点に、条例案の骨子について各条ごとに詳細な説明を受け、慎重に審査をいたしております。 御質問いただきました内容については、当委員会では深く議論いたしておりませんでした。 審議した内容について申し上げております。 委員会としては、その位置については適切であると決定いたしております。
○議長(高橋一夫君) 17番鈴木健二郎君。
◆17番(鈴木健二郎君) 私も102号生涯学習センターの条例について委員長にお伺いいたします。 まず、初めに、常任委員会でどういう論議がなされたかということを委員長にお聞きいたしたいと思いますので、各委員からこういう論議があったということを詳細にお聞かせをいただきたいと思います。 3点についてお伺いいたしますけれども、私もこの生涯学習の振興、それから各種市民団体等の活動、この拠点の設置に異議を唱えるものではありません。むしろもっと早目にこういう拠点施設というのは設置すべきだったろうと思うわけでありますけれども、市民から見れば突如出てきた感がございます。そういうことで、なぜ今、駅前に設置しなければならないのかどうか、この点についてどう委員会で審議されたのかお聞きしたい。 それから、来年の4月1日開所となっておりますけれども、その根拠についてもお伺いしたいと思います。 2点目は、これは最初の本会議のとき市長も答えておられましたけれども、私の質問に対して市長が答えておられましたが、駅前の要するににぎわいを取り戻すんだということ、それから、ビル管理株式会社の支援もあるということ、それから、市民のニーズにこたえていくんだと、この3点を強調されておられましたけれども、この3点の観点から、委員会としては、どうそれぞれ一つ一つ吟味されて、提案理由ですからこれが、それについて審議されたと思いますので、どういう審議内容があったのかお聞かせをいただきたいと思います。 3点目でありますけれども、私は市民合意がどうだったのかということを特に重大問題としておりますけれども、確かにいろいろな団体からそれはお聞きしたでしょうけれども、ひとり駅前だけの問題ではなくて、まち全体のまちづくりも私は今回の問題には含まれていると思っているわけですけれども、やっぱり広く市民にこのセンター設置について意見を問う、それから判断すべきだと私は思うんでありますけれども、いずれ市民合意形成はなされてきたのかどうかということをどう審査されたのか。 以上、3点についてお伺いをしたいと思います。
○議長(高橋一夫君) 教育福祉常任委員長金田ハルノさん。
◆教育福祉常任委員長(金田ハルノ君) 鈴木健二郎議員の御質問にお答えいたします。 まず、初めに、生涯学習センターを駅前に設置するということについてでありますが、公的施設の設置に当たって、その位置を決定する場合には、その利用対象となる市民に便利であるのかという観点に立って判断する必要があると考えています。今回、提案されました生涯
学習センター条例の説明では、この場所は市内すべてのバス路線が駅前地区を通過していることや、列車等交通の利便性が高く、市民の利用に便利で市民各層の利用が期待できること、また、駅前開発ビルに入ることについて、地元商店街組合、市民活動グループなどから公的施設の設置要望があることなどから駅前に設置したいという説明がありました。 次に、来年3月の開所理由につきましては、説明では、本格オープンは来年4月ということで、条例の施行時期は平成13年4月1日となっており、改装工事等の進みぐあいによって3月の仮オープンを考えているとのことでありました。 来年4月オープンの根拠につきましては、生涯学習に対する市民ニーズが高まってきていること、高齢者を支える地域社会づくり、環境を守る運動や国際化、情報化社会への対応が急がれていることから、センターで行う現代的課題の学習活動を通じてまちづくりの力となっていくようにしたいこと、また、平成14年度から始まる完全学校週5日制に対応して、子供たちの心をはぐくむ教育をより一層推進するための支援体制を今から整えておく必要があること、平成15年度の市民会館の取り壊しに伴って併設されている中央公民館が平成15年1月から使用できなくなることから、中央公民館を平成13年3月で廃止し、その代替施設として生涯学習センターの設置が考えられていること、以上の説明がありました。 また、御質問の駅前活性化とビル管理会社への支援については、一般質問で十分議論された内容であります。 次に、市民ニーズへの対応及び市民合意形成が図られたかの御質問についてでございますが、当委員会では、教育委員会が生涯学習センターを市長に提案するまでの過程において、社会教育委員会会議、公民館長会議、生涯学習推進協議会、そして教育委員会委員協議会等を開催して構想について広く市民各層の意見を聴取するなど、多くの手続を踏んでいるとの詳細な説明を受けて審査をいたしております。 以上であります。
○議長(高橋一夫君) 17番鈴木健二郎君。
◆17番(鈴木健二郎君) 私、最初に言ったと思うんですが、説明はわかるんですよ。その説明に対してどう審査したかということを私はお聞きしているんですよ。駅前になぜつくるのか、利便性があるからという当局の設置理由なんですよ。それに対していろいろ審議されたわけでしょう。その内容についてお聞かせをいただきたいということを最初に私、念を押したでしょう。ですから、なければないで、私、当局にお聞きしますから、ないならないと言ってください。あるならあるということで。 それから、一般質問は、これはまた別ですよ。私は、委員会に付託されたわけです、これは。委員会で審議された内容についてお聞きしているわけですから、きちっとその審議された内容を答えてくださいよ。もう一度お願いします。
○議長(高橋一夫君) 教育福祉常任委員長金田ハルノさん。
◆教育福祉常任委員長(金田ハルノ君) それでは、お答えいたします。 なぜ駅前かということについて、やはりそこが市民にとって非常に利便性の高いところであるかどうかということを重点に審議いたしました。たくさんの意見が出ております。新しい施設、既存の施設両面を視野に入れたのかとか、あるいは、理想的な考え方ではもっと別のところも予定されるが、考え方はあるけれども、現在、早期に立ち上げたいということや、あるいは、社会の変化の中で早期に立ち上げることが必要である。そして、先進地の事例等を踏まえて、やはりこの場所に設置すべきであるという議論がなされております。 市民合意形成がなされたかという御質問ですが、これもたくさんの意見交換をいたしております。まず、たくさんの会議の中でどのような話し合いがなされたかという報告を受けながら、とにかく各種団体の代表者、生涯学習推進協議会は61人で構成するということもありまして、その内容等について詳細に報告を受け、それについての意見交換をいたしたところであります。センターの機能はどういうものなのかとか、あるいは、展勝園に入っている老人クラブの方からも駅前が便利であるという意見が出ている。それから、成人教育にウエートを置くが、子供たちの育成をも考えるべきでないか。それから、障害者、高齢者が利用できるようにすべきである。あるいは、9時閉館では早いのじゃないか、10時にできないかとか、そういうことをいろいろ議論いたして、その多くの意見を整理して今回の提案になっているという、そういう説明でもありましたし、委員会でもその内容については十分な意見のやりとりがありました。 以上であります。
○議長(高橋一夫君) 休憩します。 午前11時13分 休憩
--------------------------------------- 午前11時14分 再開
○議長(高橋一夫君) 再開します。 17番鈴木健二郎君。
◆17番(鈴木健二郎君) もう一度お聞きいたします。 今回の条例案について、賛否をとって賛成多数で委員会では可決されたということでありますけれども、賛成の意見はもちろんあったと思います。反対の意見もあったわけですよ。ですから、その反対の、審議の過程でこういう理由で意見が出された。反対の意見もこういうことがあったということを詳細に報告する、委員長、私は義務があると思うんですが、そうでないとなかなか判断できない、議員の方々が。ですから、その賛否の内容をもう一度お聞きいたします。
○議長(高橋一夫君) 教育福祉常任委員長金田ハルノさん。
◆教育福祉常任委員長(金田ハルノ君) 設置場所についてですが、ヨーカ堂が撤退したために選んだのか。あるいは、将来別な場所に学習センターをつくるが、一時ここにするということなのか。永久的なものであれば適当でない。それから、時間をかけていくべきと感じるがどうかというふうな意見もございました。それに対して、委員会としては、やはりいろいろ審議いたしまして、先ほど賛成側の意見を多く私申し上げましたけれども、そういう意見がございました。あとは、条例は空き店舗対策である、だから反対だと。場所、費用を考えて条例設置に反対だという御意見がございました。 以上であります。
○議長(高橋一夫君) これをもって質疑を終結いたします。 これより討論に入ります。討論の通告がありますので順次発言を許します。17番鈴木健二郎君。 (17番 鈴木健二郎君 登壇)
◆17番(鈴木健二郎君) 私は、ただいま教育福祉常任委員長から報告のありました議案第102号北上市生涯
学習センター条例に反対であります。 以下、簡潔に理由を申し上げます。 生涯学習センターの設置理由は、生涯学習の振興を図り、各種団体等の活動と連携を促し、活力あるまちづくりを推進する。設置場所はヨーカ堂が撤退した駅前ビル、開設時期は2001年4月1日というものであります。 私は、生涯学習の振興と各種市民団体の自主活動やその連携、そして、活力あるまちづくりを何ら否定するものではありません。むしろこれらの振興や活動を活発化させ、活力あるまちづくりを推進することは私の最も願いとするところであります。 私が異議を申し上げるのは、なぜ、今、駅前に生涯学習センターか、なぜ来年の4月開所かであります。そして、設置理由として挙げられております生涯学習の振興や活力あるまちづくりに本当に結びつくのかどうか、そして、肝心な市民の合意形成がなされているのかどうか、ここに大きな疑問を持つものであります。さらに、市長も、再三にわたり駅前のにぎわい、ビル管理会社の支援、そして、市民ニーズへの対応の3点を強調しておられますが、私は、これにつきましても少なくない疑問を持たざるを得ません。 第1の駅前に同センターを設置する点でありますが、バス集約地点であるとはいえ、マイカーの低通過率や駐車場の難点から見ても、利便性や起動性において極めて不利な場所と言わなければなりません。したがって、市民はむしろ最寄りの公民館利用などに流れることになるでありましょう。文化、学習の拠点と位置づけるならば、間もなく建設が予定されている(仮称)文化交流センターに設置した方がはるかにその機能性にかなっていると思うものであります。当局が控えめに試算されたと言われる年間5万人の入場者数を見ても、到底駅前のにぎわいを取り戻せるとは思いません。 第2のビル管理会社への支援であります。いみじくも市長はこれが今回の最大のねらいだと言われておりましたが、このねらいも、現在の会社の経営状態を見れば焼け石に水、将来にわたってもそのねらいが達成するとは到底思いません。現在、ビル管理会社の長期・短期借入金などはあわせて23億円余りと聞きます。市当局のシミュレーションによりますと、仮に生涯学習センターが入っても、年間1,600万円を超える赤字が累積されます。これはあくまでも単純計算でしょうが、赤字が出ることは確実であります。しかも、他のテナントもふえることよりも減ることが危惧されますし、固定資産税など管理経費はますます膨らんでいくことになり、一層赤字に拍車をかけることは間違いないと思います。したがって、ビル管理会社の経営不振は一向に改まらないと見なければなりません。 また、センター開設に向け、市の費用は4億3,500万円余り、そして、維持管理費に毎年約1億円、これはすべて市民の税金で賄われることになりますが、このようなことになれば、ビル管理会社支援を果たせないまま市民の血税だけがつぎ込まれていくことになります。これでは二重の意味でマイナスと言わなければなりません。 第3の市民団体のニーズにこたえて云々でありますが、これは後からついてきたと見なければなりません。女性センターなどの設置は早くから叫ばれていましたけれども、行政の都合で先延ばしにされてきたものであり、たまたまフロアがあいたので入れた、この感は否めないのではないでしょうか。これをもって市民ニーズにこたえたと強調されるのはお門違いと言わなければなりません。 このように、私は、生涯学習センターを設置されようとするどの理由にも疑問と不安を抱かざるを得ません。このことは、少なくない市民の方も思われていることであると思います。今回の生涯学習センター設置は、市民から見て余りにも唐突であり、その説明と理解は極めて不十分であります。会社の経営内容や設置理由の理解が不十分なまま設置を強行することになれば、何でも公的支援ありで、最近のそごう問題に見られるとおり、市民の批判と怒りのそしりは免れないでありましょう。市長の市民参画のスローガンは何でありましょうか。いとまは十分あります。多少の損失を理由に押し切ることは許されません。市民の税金を投入する以上、今回の条例案は一たん白紙に戻し、全体のまちづくりも含めて広く市民の意見を聞くべきであると考えます。 以上の理由により条例案に反対であります。
○議長(高橋一夫君) 21番小原健二君。 (21番 小原健二君 登壇)
◆21番(小原健二君) 私は、議案第102号北上市生涯
学習センター条例に賛成であります。 その理由を申し上げます。 この条例は、市民の生涯学習の振興と、生涯学習によるまちづくりを推進するため、JR北上駅前の再開発ビルの3階の一部を賃借し、北上市生涯学習センターを設置しようとするものであります。 駅前再開発ビルは、本市における表玄関として、昭和61年3月に新幹線開業に合わせ、市施行の駅前再開発事業として建設されたところであります。その商業ビルの顔でありましたイトーヨーカ堂北上店がことし1月に撤退をすることとなり、十字路商店街の再生が進むのとは対照的に、本市のまちづくりを進めていく上で大変重い課題となったところであります。ヨーカ堂撤退後の対応策として、ビル管理会社が中心となり、商業ビルとして物販を軸に新たな核となり得るテナント探しも努力してきたところでありますが、最近の大型店の事業展開を見た場合、景気の動向や企業の経営状況など、現状では新たな入居が非常に難しい経済情勢にあります。 21世紀の新たなまちづくりを見据えた場合、中心市街地のさらなる活性化を図るためには、北上市の表玄関にふさわしい駅前としてのにぎわいを取り戻す必要があることや、北上市生涯学習推進基本計画の中でもセンター設置が位置づけられており、また、近年の生涯学習時代に対応して市民の生涯学習の振興を図るとともに、学習によるまちづくりを推進することなど、さらには、地元商店街や商工会議所、婦人団体協議会などから公的施設の設置要望もあり、公共施設入居が検討されていたことや、第三セクターであるビル管理会社への支援も必要であることなどから、今回、商業施設への生涯学習センターの入居が提案されたものであります。 以上の現況の中で、本定例会で付託されました教育福祉常任委員会での審議過程及び一般質問などの答弁やたび重なる説明を受けるなど、入居することの方が生涯学習の振興はもとより今後の本市のまちづくりを考えた場合、よりベターであるとの認識に立ち、賛成討論に至ったところであります。 ことしは新市発足以来10年目の節目であると同時に、20世紀最後の年として新世紀に向けた仕上げの年でもあることから、今世紀中にできるだけ懸案事項となっている市政課題の解決に努め、引き続き21世紀の理想都市実現に向け、新総合発展計画の策定を進めていくことが強く市民から求められているところであります。設置に当たっては、多額の財政投資を伴うことから、市民の多くが利用しやすい交流の場としての環境づくりと、住む者の誇りを感じる、市の表玄関にふさわしい駅前として活性化が図られますよう、行政や商工団体及び関係者の最大限の努力を期待するものであります。 以上申し上げましたが、何とぞ議員各位の御賛同をお願い申し上げ、賛成討論といたします。
○議長(高橋一夫君) これをもって討論を終結いたします。 これより議案第102号北上市生涯
学習センター条例を採決いたします。 本件に対する委員長の報告は可決であります。本件は委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。 (賛成者起立)
○議長(高橋一夫君) 起立多数であります。よって、本件は原案のとおり可決されました。 休憩いたします。 午前11時30分 休憩
--------------------------------------- 午前11時41分 再開
○議長(高橋一夫君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 議案第103号北上市
福祉事務所設置条例の一部を改正する条例を採決いたします。 本件に対する委員長の報告は可決であります。本件は委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(高橋一夫君) 御異議なしと認めます。よって、本件は原案のとおり可決されました。 次に、議案第104号北上市社会福祉法人に対する助成の手続条例の一部を改正する条例を採決いたします。 本件に対する委員長の報告は可決であります。本件は委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(高橋一夫君) 御異議なしと認めます。よって、本件は原案のとおり可決されました。
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○議長(高橋一夫君) 日程第16、議案第105号
北上市営住宅条例の一部を改正する条例を議題といたします。 本件に関し委員長の報告を求めます。建設常任委員長及川洋一君。 (建設常任委員長 及川洋一君 登壇)
◆建設常任委員長(及川洋一君) 建設常任委員会の委員長報告を申し上げます。 去る9月21日の本会議において、当委員会に付託になりました議案第105号
北上市営住宅条例の一部を改正する条例について、当委員会は、9月29日に会議を開き、関係部長等から詳細な説明を聴取し、慎重に審査いたしましたので、その経過と結果について御報告申し上げます。 今回の改正の内容は、公営住宅法施行令の改正に伴い、条例の第6条第2号の入居者資格で引用している施行令の条項が変わることから改正しようとするものであります。これは、介護保険との関係から入居資格が変更になったことによるものであります。 当委員会は、採決の結果、全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 以上のとおりでございますが、何とぞ当委員会の決定のとおり御賛同を賜りますようお願いを申し上げまして、報告を終わります。
○議長(高橋一夫君) ただいまの委員長の報告に対する質疑に入ります。(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(高橋一夫君) これをもって質疑を終結いたします。 これより討論に入ります。(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(高橋一夫君) これをもって討論を終結いたします。 これより議案第105号
北上市営住宅条例の一部を改正する条例を採決いたします。 本件に対する委員長の報告は可決であります。本件は委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(高橋一夫君) 御異議なしと認めます。よって、本件は原案のとおり可決されました。
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○議長(高橋一夫君) 日程第17、議案第106号北上市
総合計画基本構想を定めることについてを議題といたします。 これより質疑に入ります。17番鈴木健二郎君。
◆17番(鈴木健二郎君) これは議会全員協議会でもいろいろ御説明いただきまして若干お聞きしましたけれども、改めて2点ほどお聞きしたいと思います。 なかなか美しい言葉で書かれておりまして聞きにくい面もあるわけでありますけれども、まず、総合計画の基本構想ということで、平成5年に総合計画を当市はつくったわけでありますけれども、それの継承を受けているということでこの文言にも入っております。まさに道半ばの5合目に差しかかっているということで、後半期に向けてその方向性を見定めるんだというのが今回の趣旨のように私も思っておりますけれども、そこで、基本構想の目標、前は5つの目標を掲げておったわけでありますけれども、今回は3つに多分集約されたと思うんですけれども、これからまさに前の総合計画を継承して発展させるという中で、なぜこの3つに絞られたのか、その理由があればお聞きいたしたいと思います。 それから、構想ですれども、うたっておられるように、まさに潮流の変化を期待しているということで、その第1番目に少子・高齢化を挙げておられるんですよね。しかし、よく読んでいきますと、その少子・高齢化に対する構想がちょっと私には読み取れないんでありますけれども、多分計画でその辺は入れていくのかなと思うんですけれども、構想がやっぱりあってしかるべきだろうと思うんです。しかも第1番目に挙げておられるということで。その辺の御説明をお願いしたいと思います。 以上です。
○議長(高橋一夫君) 企画調整部長。
◎企画調整部長(及川義也君) まず、最初の5つから3つにした理由ということでございますが、これは今、議員さんからも御指摘がありましたように、時代の潮流の変化、それから社会の転換方向ということで、特に転換方向については3つの分野で区分をしてございます。余り多く全般的に決めるよりも、個々具体にまとめた事項の方がわかりやすいのではなかろうかということで、今回、この3つ、北上の風土、北上の人と生活、北上の産業という3区分にして、よりわかりやすいような内容にしたいという考え方でこの3項目にしたものでございます。 それから、少子・高齢化の関係でございますが、確かに、基本構想でございますので、基本的な考え方、そういうものを定めてございますし、それから、計画の方に移ってより具体的なもので定めていこうということで、高齢化の部分についても時代の潮流の変化とか、そういうものでうたっておりますので、個々具体的なものについては計画の中で明示していきたい、このように考えております。 以上です。
○議長(高橋一夫君) 11番久保孝喜君。
◆11番(久保孝喜君) 1点だけ若干御質問をさせていただきたいと思います。 構想それ自体を議論するというのはなかなか面倒なわけですけれども、むしろこの構想全体の推進のあり方といいますか、今後の問題について言えば、最終ページにありますまちづくりの推進に向けてというところがポイントになるだろうと思いましたし、そこには情報公開とか、あるいは市民参加の協働の体制ということ、あるいはプロジェクトチームなどを活用していくんだという姿勢、さらには広域的な視点でのまちづくりということがきちんとうたわれてますので私は大いに評価をしたいと思いますが、1点だけ、9ページの潮流変化による社会の転換方向ということの中に3つの方向が明示されているわけです。その説明のところに、やや文言にわたる質問で恐縮なんですが、「社会自己責任のもとに地域間、官民間が公共公益活動を連携して分担する分権型の連携社会」と、こういうふうにうたわれていますが、冒頭の社会自己責任というのは極めて聞きなれない言葉なわけですよね。構想が前段でうたっているようにまさにまちづくりの理念をうたうものである以上、できるだけわかりやすく、あるいは方向がきちんと明示されるような言葉を使うというのが基本だと思うんですが、この9ページの前段の説明文にはきちんと、例えば共存・共生の姿勢だとか、あるいは文言全体の中では自己決定ということがきちんとニュアンスとして出されているわけですから、そういう形で私はここの文言は整理すべきなのではないかなとちょっと思いまして、社会自己責任という言葉がなじむのかなじまないのかという、やや細かい話になりますが、その辺の御見解を賜っておきたいと思います。
○議長(高橋一夫君) 企画調整部長。
◎企画調整部長(及川義也君) 御指摘のとおり、若干わかり苦しい文言にはなっているとは思いますが、ここにも書いておりますとおり、これからの分権社会というものが進む中で、やっぱり社会全体がそれぞれの自己責任でもってやれる部分というものが出てくるであろうということで、社会的な背景も含めて、社会全体がそれぞれの自己責任というものがこれから重んじられるものであると理解をいたしております。 以上です。
○議長(高橋一夫君) これをもって質疑を終結いたします。 これより討論に入ります。(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(高橋一夫君) これをもって討論を終結いたします。 これより議案第106号北上市
総合計画基本構想を定めることについてを採決いたします。 本件は原案のとおり決することに御異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(高橋一夫君) 御異議なしと認めます。よって、本件は原案のとおり可決されました。
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○議長(高橋一夫君) 日程第18、議案第107号平成12年度北上市
一般会計補正予算(第2号)、日程第19、議案第108号平成12年度北上市
国民健康保険特別会計直営診療施設勘定補正予算(第1号)、日程第20、議案第109号平成12年度北上市
介護保険特別会計補正予算(第1号)、日程第21、議案第110号平成12年度北上市
工業団地事業特別会計補正予算(第2号)、日程第22、議案第111号平成12年度北上市
下水道事業特別会計補正予算(第3号)、日程第23、議案第112号平成12年度北上市
駐車場事業特別会計補正予算(第1号)、日程第24、議案第113号平成12年度北上市
水道事業会計補正予算(第2号)、以上7件を一括して議題といたします。 これより質疑に入ります。 最初に、一般会計の第1表歳入歳出予算補正の歳入から款を追って進めます。 1款市税。29番舘川毅君。
◆29番(舘川毅君) 市税の減額補正8,800万円、これについてお伺いしたいんですけれども、たしか11年度の決算にもありましたけれども、市税の収納未済額あるいは不納欠損がかなり多く見られます。これはたしか個人市民税だと思いますけれども、こういう状況の中での個人市民税の8,800万円というのはかなり大きいという感じがしますけれども、この中身についてお伺いします。確かに今のような状況だとリストラとかいろいろありますけれども、それらについて、この中身について御質問いたします。
○議長(高橋一夫君) 財務部長。
◎財務部長(小笠原哲哉君) お答えいたします。 質問者が言われるように、この長引く不景気によって給与所得、営業所得、譲渡所得、これらで減額になっておりまして、当初予算の見込み額を確保できないという状況下にあることから、今回の減額になったものでございます。
○議長(高橋一夫君) 29番舘川毅君。
◆29番(舘川毅君) 確かにそのとおりだと思いますけれども、ただ、やはり税の減収については市民税に限らずかなり今後も出てくる可能性もあるのではないかと思います。例えば法人税等についてもかなり決算にありましたけれども、今後の税の収入の見通しについてお伺いします。
○議長(高橋一夫君) 財務部長。
◎財務部長(小笠原哲哉君) 現在時点においての見込みについてお答えいたします。 今、言いましたように、個人住民税ではマイナス8,800万円ほどに試算しておりますが、法人市民税では、企業の状況がいいところもありますので、これらは予定より多く歳入できるものと思っておりますし、固定資産も少し上回るものと思います。それから、軽自動車、たばこ、入湯税、それらは横ばいというような格好になっておりますし、特別土地保有税も少し減額になるという格好で、全体としてはプラスで決算できるんじゃないかと見込みを立てております。
○議長(高橋一夫君) 8款地方特例交付金。(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(高橋一夫君) 9款地方交付税。30番小原健成君。
◆30番(小原健成君) 今回、地方交付税で4億4,000万円という補正になるわけですが、毎回あるように思いますけれども、一体今回の普通交付税の対象となった事業、何かありましたならば御説明願いたいと思います。
○議長(高橋一夫君) 財務部長。
◎財務部長(小笠原哲哉君) お答えいたします。 今回の補正額につきましては、算定に当たって基準財政需要額で0.2%伸びました。それから、先ほどの質問ありましたように、市税の減ということもございますので、逆に基準財政収入額でマイナス4.7%というふうに減額になっておりますので、減がプラスに作用しますし、需要額でもプラスに作用するということでこのような例年と違った額で補正をお願いしたものでございます。
○議長(高橋一夫君) 11款分担金及び負担金。(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(高橋一夫君) 13款国庫支出金。(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(高橋一夫君) 14款県支出金。(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(高橋一夫君) 16款寄附金。(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(高橋一夫君) 17款繰入金。(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(高橋一夫君) 18款繰越金。(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(高橋一夫君) 19款諸収入。(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(高橋一夫君) 20款市債。(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(高橋一夫君) 歳入を終わります。 休憩します。 午後0時00分 休憩
--------------------------------------- 午後1時00分 再開
○議長(高橋一夫君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 質疑を続行いたします。 一般会計の歳出に入ります。 1款議会費。(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(高橋一夫君) 2款総務費。28番鈴木健策君。
◆28番(鈴木健策君) 36ページなわけですが、ここに基本構想等審議会委員報酬があるわけです。これに関連してお伺いいたしたいわけですが、市長は、この基本構想では、このたびは地域計画を吸い上げるということで市民の声を構想に取り入れるという積極的なことは大いに評価されておるわけですが、今までの審議会等を見ますと、大部分が諮問をし、答申をするという形になっておるわけです。私の経験からいきますと、若干の意見はつくにしてもほとんど諮問どおりの答申になるというわけですが、それはそれで結構なんですが、やはり審議会等を通じて住民の意見を行政に反映させるという意識もあるわけですので、できればこの諮問等を、できるかできないかわかりませんが、素案段階において中間諮問というような形で、できるだけ審議会委員がそのものに意見を出せるような審議会諮問を考えるべきじゃないかと思うわけです。現在のはどっちかといいますと、表現は悪いかもしれませんが、製品評価の精査された上での諮問事項なものですから、ほとんど意見を差し挟むすきがないわけですので、その辺等の考え方があるのかどうかお伺いいたします。
○議長(高橋一夫君) 企画調整部長。
◎企画調整部長(及川義也君) 今回の基本構想等審議会、確かにおっしゃるとおりですが、この前段として、市民公募も含めたいわゆるワーキンググループ、これは20何名ございますが、それで下地をつくって、そこで大いに論議をした上でまとめたものを審議会に御提示するということにはしてございます。確かに審議会等でも御意見は出てますけれども、その前段として少しもんでいるという状況でございます。
○議長(高橋一夫君) 28番鈴木健策君。
◆28番(鈴木健策君) 私は、ですから関連と言ったのは、基本構想ではワーキンググループがあったことも私は承知しております。ただ、一般的な、私の経験からいきますと、例えば昔あった工場設置奨励審議会ですか、ああいうのを見ますとほとんど諮問どおりの答申になるわけです。完璧な、精査された諮問案が出ますのでそれは無理ないわけですが、できればそういう一般の審議会の中においてやはり住民の意見を取り入れるという考え方があるのであれば、素案の段階で中間審議といいますか、そういう諮問することはできないのかどうか。技術的にできないのであればこれはしようがありませんけれども、その幅を聞いておるわけです。
○議長(高橋一夫君) 市長。
◎市長(伊藤彬君) 鈴木議員の御質問にお答えいたしたいと思います。 御指摘の内容でいろいろな審議をしたり、それから答申をいただくわけですけれども、なるべく基本の段階と申しますか、予備の段階からということで、例えばワーキンググループを入れたり、あとは委員の中からさらにまた中間で作業部隊をつくったりという形も今回とらせていただいておりますし、今後もそんなような形で、なるべく入り口の段階からできる作業のお手伝いをいただく姿勢はとり続けてまいりたいと思います。
○議長(高橋一夫君) 3款民生費。8番佐藤ケイ子さん。
◆8番(佐藤ケイ子君) 51ページ、52ページです。3款2項2目の児童措置費、児童手当支給費なんですけれども、これは少子化対策、それから子育て支援ということで、就学前まで児童手当が拡大されたものということで今回の措置になったと思いますけれども、これは税上の特別扶養控除が廃止されたりするということもあって、全く給付が拡大されて喜んでばかりもいられないと思っているんですけれども、実際、これは国、県からも予算が来るわけですけれども、市の負担は今まで幾らから今度は幾らまで拡大されるのかお聞きいたします。
○議長(高橋一夫君) 保健福祉部長。
◎保健福祉部長(菅崎久君) この児童手当支給に関してでございますが、歳入としては、国から3分の2、県の方から6分の1の負担でございまして、市としては6分の1の負担と、こういうことになりますけれども、これは交付税措置の計算の基礎の中に入りますので、そういう意味では交付税でも補てんされると、こういう内容と考えておりますが、金額的には今ちょっと計算しておりませんので、これについては、今、言いましたように6分の1負担だと理解していただきたいと思います。
○議長(高橋一夫君) 4款衛生費。(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(高橋一夫君) 5款労働費。(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(高橋一夫君) 6款農林水産業費。12番千葉孝雄君。
◆12番(千葉孝雄君) 72ページの2目間伐総合特別促進対策事業費が111万円カットされて高齢級間伐促進事業費の方に移っているということですが、この内訳につきましてお知らせを願いたいと思います。
○議長(高橋一夫君) 農林部長。
◎農林部長(小原勝利君) ただいまの御質問にお答えしたいと思います。 この間伐総合特別促進対策事業につきましては本来国の事業であったわけでありますけれども、補助効率が悪いということから事業が廃止されまして、その下にあります高齢級間伐促進事業に移行したと、こういう内容のものであります。 面積は大体10ヘクタールぐらいと見ておるところでありますし、県が10分の3、市が4分の1の助成ということで、森林組合に委託する、こういう内容のものであります。 以上であります。
○議長(高橋一夫君) 12番千葉孝雄君。
◆12番(千葉孝雄君) 高齢級というのは何齢級までを高齢級と見るわけでしょうか。
○議長(高橋一夫君) 農林部長。
◎農林部長(小原勝利君) 級につきましては、5年ごとに級が設定されておるということでありまして、1年から5年までが1級というような状況になっておると。5年ごとに下がっていくわけでありますけれども、高齢級と申しますのは、大体35年ごろからのものを高齢級と呼んでいるようであります。
○議長(高橋一夫君) 7款商工費。22番及川洋一君。
◆22番(及川洋一君) 76ページの19節の平成のひらた建造事業補助金300万円についてお伺いいたします。 3日ほど前に進水式が行われたわけであります。私も参列しましたが、大変立派なものをつくってもらって、本当に敬意と感謝を申し上げている一人であります。 そこでお尋ねいたしますが、まず、総事業費は幾らぐらいの総事業費で、その負担内容はどういうふうになっているのかということをお尋ねいたします。 それから、今後の活用方法ですね、どういう活用を考えているのかお尋ねをいたしたいと思います。 もう一点は、ちょうど13年ほど前に、ひらた船の天神丸という名前ですか、天神丸をつくったわけですが、あれとの関係、あの天神丸はこれからはどういうふうに処遇するんでしょうか、その辺をお尋ねしたいと思います。
○議長(高橋一夫君) 商工部長。
◎商工部長(斎藤伸君) それでは、お答えいたします。 まずは総事業費でございますけれども、実行委員会の方からの報告によりますと、およそ3,000万円ということでございまして、そのうち、いわゆるひらた船の建造費が2,130万円。あとは建造の際の敷地確保等がありまして、それに200万円ほどで、建造に係る分が2,350万円ほどになっております。その他、いろいろパンフレット等も作成したというようなことで、印刷製本費等々で総事業費は3,000万円と。 その事業費の捻出でございますけれども、協賛金を主としているということで、協賛金として2,550万円得ております。それから、補助金ということで、現在のところは400万円ほど得ている。この3,000万円の中には起工式とか進水式のお祝いの経費等も含まれておりまして、それらの会費等も含めてのことでございまして、収支いずれ3,000万円で事業実施ということになっております。 それから、新たにできましたひらた船の活用方法でございますけれども、現在の天神丸は、先ほど議員さんもおっしゃったとおり建造から13年も経ておりまして係留に耐えられなくなって浸水等の危険が出てきているというようなことでございます。天神丸は運航を目的としてつくったものではなくて、あそこに係留して展示をする、見ていただくという方が主体でございました。今度の新たなひらた船は、運航してみんなに乗ってもらって往時をしのんでもらうと。実際に体験をする中で往時をしのんでもらうと。それから、北上川の恵み、果たしてきた役割等も知ってもらおうと。動かすということをねらいにするということでございます。天神丸につきましては、老朽化したものですから陸に揚げることを考えていかなきゃならないと。展示をして資料としていろいろ活用していただくと。新たなひらた船の方は動かすということを主体にする、そういうことでいきたいということでございます。 以上でございます。
○議長(高橋一夫君) 22番及川洋一君。
◆22番(及川洋一君) 天神丸とのかかわりをちょっとお尋ねしますが、いわゆる天神丸は、あれは北上川舟運というものの本家本元である川岸地区の歴史を保存しようという大きなねらいがあったわけですね。そして、要するに後世に伝えるために展示をしておくと。昼は池に浮かべておいて、昼というよりも暖かい時期はですね、冬はたしか格納庫にしまっておきますね。そうすると、今度つくった北上連携号ですか、あれも同じように、いわゆる暖かい季節には運航して冬はどこかにしまっておくと、こういう形の保存をするわけですか、お尋ねします。
○議長(高橋一夫君) 商工部長。
◎商工部長(斎藤伸君) 新しいひらた船、北上川連携丸と名づけたようでございますが、これにつきましては、冬期間も係留したままということでの保存といいますか、係留したままにするという今のところの方針のようでございます。
○議長(高橋一夫君) 22番及川洋一君。
◆22番(及川洋一君) 前の天神丸は、たしか建造されてから市に寄贈になりましたね。今、市のものでありますね。そうすると、今度の北上連携丸も市に寄贈されて活用するということになるんでしょうか、お尋ねいたします。
○議長(高橋一夫君) 商工部長。
◎商工部長(斎藤伸君) 今般のひらた船につきましては、民間の方々で実行委員会を組織して、メンバーは三十七、八人ほどになっているようでございますけれども、そこで建造に当たったと。 今後のことにつきましては、今、NPO組織を検討していると。まちづくり関連のNPO、これを組織して、そこで管理、運営に当たっていくという考え方を持っているようでございます。
○議長(高橋一夫君) 28番鈴木健策君。
◆28番(鈴木健策君) ちょっと関連でわからないからお伺いするわけですが、この13節の委託料があるわけですね。観光船建造委託料。建造を委託するわけですから、事業発注は市になると思うんですが、これとひらたとの関係はどうなんでしょうか。
○議長(高橋一夫君) 商工部長。
◎商工部長(斎藤伸君) これは全く別ものでございまして、これにつきましては、今、さくらまつり等で川船を運航しております。これが4そうあるわけですけれども、これがちょっとかなり古くなって使用に耐えられなくなったと。危険度が増してきたということで、それにかわるものとしまして新たに1そう建造しようというものでございます。今度はRP船といいますか、プラスチック製の強度のあるもの、耐用年数の長いものでつくると、その建造委託料でございます。
○議長(高橋一夫君) 28番鈴木健策君。
◆28番(鈴木健策君) すると、もちろん財産としての所有権は市にあり、管理も市が直接やっているということですね、この観光船は。
○議長(高橋一夫君) 商工部長。
◎商工部長(斎藤伸君) 今回は市が所有することになります。今回といいますか、4そうの中では補助金でつくったものもありますし、市が直接つくったものもありますけれども、今度はいずれ市が所有して市が管理しますが、管理方法につきましては、三橋漁親会に管理を委託しているものがほとんどでございますので、その方式になろうかと思います。
○議長(高橋一夫君) 28番鈴木健策君。
◆28番(鈴木健策君) 私が心配するのは、市が管理する、あるいは補助金を出して管理を任せた場合の事故災害補償の問題があるわけですよ。それを私心配するわけです。ですから、この管理体制はきちっとしていかないと、必ず事故が伴う事業なわけですから、その点をはっきりするべきだと思うんですが、その辺はどうですか。
○議長(高橋一夫君) 商工部長。
◎商工部長(斎藤伸君) 確かにそこいら辺は不十分な面がございましたので、これを機会にきちっとした管理の仕方をしていきたいと思っております。
○議長(高橋一夫君) 23番多田 司君。
◆23番(多田司君) 74ページの2目貸付金、地域総合整備資金貸付金の貸付先と担保の関係はどうなっているかお聞きします。
○議長(高橋一夫君) 企画調整部長。
◎企画調整部長(及川義也君) これは歳入の方にも載ってございますが、東陵総業に対する融資でございます。これはいわゆるふるさと融資でございまして、借入総額の20%まで市が無利子融資をするということになります。当然利子の75%については地方交付税で補てんをされてございます。 それから、担保につきましては、市内の金融機関になろうと思いますが、協調融資した金融機関が保証になるという内容でございます。 以上です。
○議長(高橋一夫君) 8款土木費。12番千葉孝雄君。
◆12番(千葉孝雄君) 80ページの2目道路維持費でございますが、路面損傷部応急復旧業務委託料、それから施設等維持補修工事、この2つの内容について質問します。
○議長(高橋一夫君) 建設部長。
◎建設部長(佐藤毅君) 路面損傷部応急復旧業務の関係でございますが、これは、岩崎線ほか数多くの道路の傷みのある部分を補修するということでございます。これは実態に合わせながら、必要な補正措置もとりながら毎年対応しているものでございます。 それから、施設等維持補修工事の関係でございますが、これは、北上駅前の市道におきまして消雪設備を3カ所にいたしておりますが、そのうちの警察の駐在所の前の付近になりますけれども、3カ所のうちの1カ所が故障いたしまして昨年使用されませんでしたので、今年これを直すという工事でございます。
○議長(高橋一夫君) 12番千葉孝雄君。
◆12番(千葉孝雄君) 13節の委託料は応急手当ての分の経費だというふうに聞きましたが、市内の路線で、路面の全面に亀裂が入ってカメの甲状のような格好の亀裂が随分入っているという路線があるわけですが、その舗装がえとか、そういうような路面補修による舗装の更新という事業はこの事業でやれる事業でしょうか。
○議長(高橋一夫君) 建設部長。
◎建設部長(佐藤毅君) 特にオーバーレイ等の関係については年次計画でもって進めているところでございます。この委託の部分については、極めて小面積といいますか、そういう部分の対応でございます。
○議長(高橋一夫君) 22番及川洋一君。
◆22番(及川洋一君) 80ページの道路橋りょう総務費の13節の法定外公共物譲与申請に係る公図収集業務委託料934万5,000円ありますが、これは、多分赤線と言われるところ、用地の国からの無償譲与ということの手続に関する調査だと思いますが、市内にはどれくらいの赤線と言われる路線があるんでしょう。 それから、この934万5,000円で、全部調査というんでしょうか公図収集業務というのは終わるんですか、お尋ねします。
○議長(高橋一夫君) 建設部長。
◎建設部長(佐藤毅君) この業務でございますが、今年施行されました地方分権一括法に伴いまして、法定外公共物、いわゆる公図上で赤線、青線というふうに記されております道路、水路のことなわけでございますが、この取り扱いが機関委任事務ということになっておったわけでございますが、今回、自治事務とされたわけでございます。これにあわせまして国有財産法の施行令の一部が改正されまして、今年4月1日から17年3月31日まで、いわゆる16年度末までにこれらの道・水路が市町村に譲与されるということになったわけでございます。このことから、市では、年次計画で譲与申請をするため道・水路の現況の把握が必要になったと。まず、今年は8,741枚の公図をスキャナーによる収集業務を行う。パソコンに入力をして、来年以降現地調査を行い、13年度から、来年度から年次計画で譲与申請を行って、16年度には譲与申請を完了したいというものでございます。 そこで、第1問の里道、いわゆる赤線道路は幾らあるのかということでございますが、今回の公図を写して、その公図に基づいて地域ごとに、年次計画になりますが、地域ごとに調査をいたします。そういった調査の中からこの里道、赤線あるいは青線という水路がどれだけあるかということを把握をしてまいりたいというように考えております。 今年はこの調査に934万5,000円の予算を計上しようとするものでありますが、この事業そのものは総額で1億7,500万円ほどの費用を要することになります。
○議長(高橋一夫君) 22番及川洋一君。
◆22番(及川洋一君) ついでに質問しますが、1億7,500万円ぐらいかかるというわけですが、これは国の地方分権一括法によってですから、国から補助金が来るだろうなと思って歳入の方を見たんですが、ないわけですね。いわゆる単独の予算ですよね。そうすると、1億7,500万円も単独でつけるわけですよね。そのくらいのメリットみたいなものがあるのかと思うんですが、いかがでしょう。
○議長(高橋一夫君) 建設部長。
◎建設部長(佐藤毅君) 仮に17年度までにこういう譲与申請をしなかった場合にはどうなるのかということになるわけでございますが、その場合は、国から買うということになります。これはあくまでも無償で、申請をすれば16年度までに手続したものについては無償で譲渡しますよという取り扱いでございますので、金をかけないように、調査では経費がかかりますけれども、取得に際しての金がかからないように、16年度までにはこの譲与申請を完了して市のものにしたいと、そういうものでございます。
○議長(高橋一夫君) 9款消防費。(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(高橋一夫君) 10款教育費。18番高橋孝二君。
◆18番(高橋孝二君) 99ページから102ページにかかわって、いわゆる生涯学習センター設置にかかわる補正予算について幾つかお尋ねいたします。 全体の補正がこれに関係して約4億3,500万円になってございます。一般質問のときには、市長の答弁は、いろいろな検討の提言もしましたけれども、深くは検討されなかったという答弁もあったんですが、私は、多分そちらの方のプロの市長ですから、いろいろな角度から検討されているのだろうと思っておりました。例えば、この4億3,500万円を空き店舗対策事業として対応した場合、私はちょっとそろばんを置いてみたんですが、この4億3,500万円を単純に今回の補正予算で家賃として支払おうとしている金額を計算してみますと、約7年9カ月分に当たるんですね。それから、共益費も含めた計算をしますと、約5年2カ月分になります。ですから、私は、あそこの3階のホールを改造しなくて、この際、北上市が3階の家賃を全部持つと。持つから、商売をやる人はただで使わせるからぜひやってくれと。電気、水道、光熱費はもちろん自己負担するにしても、こういうふうな形にした場合でも、私は当局が考えていらっしゃるにぎわいとか活用とか、そういったものが相当なされるだろうと思っております。ですから、そういう本来検討してみるべき課題について、多分、今、私が話した部分もあったのだろうというふうに想定しますので、その部分の検討があった場合はその検討過程、あるいはなければ、この私の考え方について所見を述べていただきたいと思います。 もう一点は、4億3,500万円を仮に増資に切りかえた場合、北上市の場合はあの会社に28.33%ぐらいの出資比率を持ってますけれども、これを4億3,500万円に当てはめてみますと、15億3,700万円の28.3%に匹敵するわけです。ですから、関係する企業とか、それから投資家に呼びかけて増資をお願いすれば、当然これだけの15億3,700万円も集まるわけですから、当然北上市だけが負担をしてあの第三セクターを支援するのではなく、全体の方々の協力もいただいてやれば、私は健全経営になっていくのではないか、その一つの方法ではないかと考えるわけであります。 例えば、一般市民の増資の公募の方法なんですが、市の職員が例えば800人いるとした場合、賛成する職員が全部だとして、800人に1人100万円ずつの出資をしていただければ8億円集まるわけですね。ですから、あとの一般の方々にも協力いただいて、当然15億の金は集まるだろうと思います。それは、第三セクターがあそこで大丈夫だという、そういう判断に立てばこういう数字も成り立つわけですけれども、そういう増資の考え方、こういったものが全く検討されてこなかったのかというようなことを、考え方をお伺いしたい。 それから、これは午前中の討議でも条例のところで議論があったんですが、市が財産を取得する方法があるのではないか。家賃だけ払って、そして運営するんじゃなくて、財産を取得する方法があるのではないか。例えば、毎年、これは正確に言いますと、説明ですと1億273万6,000円、これが毎年かかりますよという説明でございました。毎年約1億円ずつ経費がかかりますと10年で10億円、今回の4億3,500万円を足しますと10年で何と14億3,500万円が出費されるわけです。そうすれば、会社の土地の価格、これは決算報告書によりますと約13億円ですね、簿価で。当然10年で市は土地を取得できるわけですね。そして、会社は会社で約6割の借金を返済できると、このようになるわけであります。こういったことも検討をされているのではないかと思いますので、所見を伺いたいと思います。 次に、本通りの再開発の西棟側に市民交流プラザを設置するときには買い取る提案で締結になったんですが、今回は賃貸ですね、家賃。これはどういう理由で、前回は買い取り、今回は賃貸にしたのかお聞かせ願いたいと思います。 それから、市の方は、一般質問で答弁あったんですけれども、私は、今回、市長が一番心配されています駅前の灯を消すわけにいかないと、消してはならない、こういう強い決心から今回の生涯学習センター、いわゆる公共施設としての設置を提案をされて、条例では可決したわけですけれども、私は、駅前の灯を消さないで、現在の営業も継続をしながら、そして会社を健全経営に立て直す方法があると。それで私は民事再生法を提言したんですけれども、これについては、そういう時期でないという、市長の検討する段階ではないという趣旨の答弁でしたけれども、改めて全く検討に値しないのかどうか、これについて御所見を伺いたいと思うものでございます。 それから、今後の問題についてお尋ねいたしますけれども、今回の駅前ビル管理会社に対して、増資、それから新たな公共施設の入居、それから、市から財政援助を受けている団体、企業等の入居なども含めて、そういう財政的支援は今後ないと理解をしていいのかどうか。それから、債務保証についても今後もないと理解していいのかお尋ねいたします。 それから、敷金の2億6,488万6,000円についてお尋ねいたします。60カ月分の提案でございます。これについていろいろお話を伺ってみると、現在入居している方々の敷金の問題はゼロから1年前後と伺っておりますけれども、私は、敷金の出し方については、現段階で最長でも回収の法的根拠のある3年以内というのが妥当な数字だろうと理解しております。ですから、これが60カ月になった、あるいは60カ月にしようとする根拠、これをお示しいただきたいと思います。 さらに、この敷金2億6,488万6,000円について、提案では5年ですから、確実に5年後にこのお金が戻ってくる性格のものなのかどうか。撤退するときにしか戻らないお金が敷金だと一言言えば考えますが、5年で市が撤退をするとなればそれは戻ってくるかもしれませんが、現実には、説明会とかいろいろの議論を通じて考えまするに、一たん生涯学習センターが入ってしまうと、ビル管理会社の経営上大きなウエートを占めるわけですから、なかなか撤退ができないのではないか。となると、実質上、この敷金というのはずっと戻らないことになりはしないかと考えるわけです。逆に、この敷金という性格のものの数字が、一切手をつけないで、別に預金をして、撤退するときに返しますよという性格のものなのか、あるいはそういう運用をするものなのかどうか、これについてお尋ねいたします。 整備事業費1億4,613万7,000円についてお尋ねいたします。5年後あるいは10年後なのか20年後なのかわかりませんけれども、いつかは撤退をしなきゃならない場面が出てくるかもしれません。何らかの理由で退去しなければならない、こういうときに、一般的な考え方とすれば、もとに復元をして撤退をするというのが一般的考え方なんですが、そういった場合の経費等も当然あるわけですが、これらは、先ほど申し上げました敷金との関係で相殺をされるということもあるのかもしれませんけれども、いずれどっちにしても、敷金というものが整備事業費を含めて財政支出のみとなってしまうんではないか、こういうふうに思いますけれども、そういう考え方でいいのかどうか、これらについてお答えをお願いいたします。
○議長(高橋一夫君) 質疑が多項目にわたっておりますので、簡潔にわかりやすく御答弁を願います。 市長。
◎市長(伊藤彬君) 多岐にわたりますので、抜けたところがあったらまたフォローいただきます。 空き店舗対策、確かにこの事業に公的支援を何かできないか、あるいは商工会議所等の事業を利用して空き店舗対策事業というのもございますので、こういう手法もないかということでいろいろ研究をしました。現段階で、空き店舗対策事業というのは極めて短期間、長くて1年とかいう事業で、対象として見つかりにくかったということが具体的に空き店舗ではあります。そのほかに、公的施設を入れたり商業の活性化に伴うもので通産等の補助がないか、制度がないか、このことについても随分調べましたけれども、妥当なものがなかったというのが経過であります。 それから、増資のことですが、これも発想の一つにあります。御案内のように、会社経営上で立て直すとか、あるいは事業を見直すとかというときには幾つかの手法がありますが、その中の一つに増資ということもあります。この増資については、最近の事情から見て大変難しいというような状況もあって、会社側の方としては第2段階で増資を考えているのではないかなと私は推察しております。したがって、発想としてはありましたけれども、具体的に増資の仕掛けは今度はございませんでした。第2段階では、恐らく金融機関の指導か何かでこういうステップを考える可能性があるとは推測をいたしております。ただし、市の対応、その他については全く未検討であります。 それから、市が3階を取得したらどうかということですが、このことについても研究いたしました。研究いたしまして、市の都合で買い取る、会社も都合がいい、利用される皆様も都合がいいという3つの仕組みから考えてみましたけれども、会社側からの回答は、この際、買い取ることは勘弁してほしいという回答がありましたので、それ以上のお話にはいきませんでした。 それから、本通りが買い取りで、なぜこっちが賃貸かということでございますが、本通りの場合、制度の違いがあって、新しく開設される場合の補助制度がございましたので、そういう形に踏み切らせていただいたということであります。 それから、民事再生法の御提案がありました。できれば企業経営というものは民事再生法や会社更生法の段階まで持っていかないで、その前の段階で食いとめていくのが一つのルールだと思いますし、周りの状況、それから入居者の状況、そういうことを考えれば、まず、荒療治をする前に安全な方法がとれればそれをとっていくし、動揺の来さない方法でできる手法があればやるというのが一つのやり方だと思っております。 それから、財務支援、債務保証ですが、債務保証については、最近マスコミの中でさまざまなところから出てきております。御案内のように、債務保証ができるのは、当市の場合には区画整理事業、もう一つは開発公社ということになっております。もちろん議会の決議を得て、国、県の許可を得ないと債務保証はできないということになってますから、こういうことが起こり得る事態というのは今のところ想像はいたしておりません。 それから、財政的な支援はどうかということですが、現在のところは、まず、生涯学習センターを入居してあそこのにぎわいを取り戻そうということで踏み切らせていただきたいと思って御提案申し上げております。ただ、さまざまな発想の中の、例えば印鑑証明を出すとか住民情報センターを出すとかという発想が出てきて、そういうものをどうしてもつくりたいというときには、そういうものの入居あるいは、今のは例え話ですが、市民にとって非常に利便性のいいものがあるので、こういうのを検討してほしいということが出てくれば、そのときに皆さんと御協議をしてお決めいただく内容だと思ってまして、一般的での財政の支援については現在考慮いたしておりません。 それから、敷金ですが、これは、最初に入居されたときはどうも100カ月だったと聞いておりますが、その後、一般質問でもお答えしていたかもしれませんが、業種、業態によって1カ月だったり数カ月だったり100カ月だったりしているようであります。今回は、理想は100カ月と言われましたけれども、私どもの財政事情から見て、何とか、平たく言えばおまけしてもらえないかということになるわけですが、どの程度だったら御提示いただける条件でしょうかということで出していただいたのが60カ月ということでございました。御案内のように、60カ月と提案でございましたので、5年に切ったとか3年に切ったとかという根拠はないと思っています。提案の条件でまとめさせていただいたということでありますし、性格上、敷金は退去まで戻ってこないと理解しております。 なお、どなたでもそうでしょうけれども、退店するときにはちゃんとお返しいただきたいと思うのは入居される方どなたでも人情でありますし、そういうことから考えれば安全にお返しいただく方向でお願いをしたい、そのときにはお願いしたいと思っていますが、通常は運用されたり、よっぽど余裕があれば預金に回されたりするケースが多かろうと思いますが、そこまでは今回私どもとしては関与いたしておりません。 それから、整備事業費の中で現状復旧についてですが、これは、常識的には入居条件の契約条項による場合が多いのですが、退去するときは現状復帰というのが常識的な契約のあり方だろうと思っていますが、ちょっとそこまで詳しく、今、見てませんでした。まだ議会を通過していない予算でございますので、契約の細かい内容までは精査いたしておりません。多分現状復帰というのは条件に入るだろうと想像いたしております。 それから、増資の件で、800人、100万円というのは、私の発想の中にはありませんでした。 抜けたところがあったらお示しいただきたいと思います。 以上でございます。
○議長(高橋一夫君) 項目が多いので、簡潔に質疑をお願いします。 18番高橋孝二君。
◆18番(高橋孝二君) 1点だけ再質問いたしますけれども、市の職員100万円出したらどうかという話は、これは話の例えで、例えばそういうぐらい真剣になって取り組むべきものであればということでお話し申し上げましたが、60カ月の敷金の根拠、私は3年が法的な裏づけのある数字じゃないかと申し上げましたのは、これは、専門家である市長にお話し申し上げるのは甚だ恐縮なんですが、何か経営上非常に厳しい状況に立ったときに、清算なんかの場合、最長3年ということで、私、ある専門の方からお伺いしたものですから、こういう経営状況の場合は、まず普通は3年を超えるということはないんじゃないでしょうかと。3年で更新することはあっても、3年を超えた分についてはいわゆるパーになってしまうということなそうですから、そういった意味では、大事な税金を投入する場合には3年が妥当ではないかと、こういう助言等をいただきまして質問しましたので、特別相手があることで、交渉の結果60カ月にしましたという答弁ですから、ただ、私はそういう趣旨の質問でありましたので、もしも違っていれば御教授願いたいんですが、それだけ、今の部分だけお尋ねして終わりたいと思います。
○議長(高橋一夫君) 市長。
◎市長(伊藤彬君) 賃貸の契約の場合は3年とか2年で更新、更新をするのが通例だと思っています。ただ、経済環境を見ながら今のところは家賃も決めさせていただきましたが、普通は家賃を何ぼにして敷金何ぼにするという条件の変更はその契約項目の中に入ってくるんだろうと思ってますが、その辺のことは、今、御提言いただいた内容を少し重視しながら契約条項の中で吟味をしていきたいと思っています。 それから、さっき一つ言い忘れましたが、実は、整備事業費1億4,000何がしをつけておりますけれども、さまざまな財政支援あるいは補助の動向等をにらみながら研究した結果、この整備事業費の中の45%程度は交付税措置の対象になることがわかりましたので、それを利用させていただくということにしました。それ以外にも、空き店舗対策で申し上げましたが、さまざまな補助制度、助成がないのかということを研究いたしまして大部分に対応してもらいましたが、今、申し上げた整備費のうちの45%ということが見つかりましたので、ありがたく利用させていただきたいと思っております。 以上であります。
○議長(高橋一夫君) 16番高橋元君。
◆16番(高橋元君) 100ページ、(仮称)文化交流センター建設事業にかかわってお尋ねしたいと思います。 19節に負担金補助及び交付金で高圧線鉄塔の移設工事が行われると、このようにあるわけであります。これは、建設予定地の上を高圧線が通っているわけでありまして、工事の関係あるいは建物の構造そのものにもいろいろな影響があってこのように移設するものと理解するわけです。駅前の大通り地区で電線の地中化があのようにされて、大変すばらしい景観になったわけであります。高圧線の地中化ができるのかどうか私も技術的なものは勉強しておりませんが、いずれちょっと移設したからいいということではないような気がするわけであります。そのような高圧線の地中化について検討されたのかどうか、また、可能なのかどうかを含めてお伺いしたいと思います。
○議長(高橋一夫君) 企画調整部長。
◎企画調整部長(及川義也君) 今回の補正でお願いしたこの負担金482万6,000円につきましては、御存じのとおり、予定地の南端の方に東北電力の鉄塔が建ってございます。これを同じ敷地内の北側の端の方に移転しようということで、その前段の土質調査、それから線下補償測量、それから設計費、事務費等で東北電力さんにお願いをするものでございます。 なお、電線の地中化につきましては、あの周辺はまだそういう計画もございませんし、それについては協議はしてございません。 以上です。
○議長(高橋一夫君) 16番高橋元君。
◆16番(高橋元君) 今後、そういう検討も余り考えておらないのか、ちょっと研究してみようということになるのか、その辺をお伺いしたいと思います。
○議長(高橋一夫君) 企画調整部長。
◎企画調整部長(及川義也君) 電線の地中化につきましては、市独自でやるとしても、街全体のどの部分をどうするのかという計画の上にやらないと、部分的にやってもなかなか効果が出ないものということで、将来的には検討される事項だとは思いますが、現時点ではまだ具体的な計画はございません。 以上です。
○議長(高橋一夫君) 24番伊藤隆夫君。
◆24番(伊藤隆夫君) 110ページの学校給食費について、ここに学校給食施設整備事業費というのと和賀の学校給食維持補修費、江釣子の学校給食施設維持補修費、中央と北部は同じ名目なんですけれども、この事業内容、ちょっと文言が違っているわけですけれども、この事業内容は何かということを御質問申し上げます。 それから、戻りますが、生涯学習センターの件でございますが、一般質問から条例から徹底的に議員さん方が質問いたしまして、私も耳を大きくして聞いているんですけれども、どうも理解に苦しむことがございます。教育次長にお伺いしますけれども、本音からあそこでいいのだと、こう思って、自信満々であそこにあなたは生涯学習をやろうとしているのか。市長がやれと言ったからやるというようなもんじゃないと思うんですよ。ですから、あなたもそこに責任者として、次長としているわけですから、どのような覚悟でやっているのか、自信であるのかをお知らせ願いたい。 敷金が5年分であると。そのうちに、議会全員協議会でしたか会派の勉強会でしたか、助役さんは、世の中が変わってきて、あそこは元来は商業ビルであると。生涯学習センターじゃなくて、ますますすごい業者が貸してくれとなれば、そこから当然学習センターはどこかに移動しなくてはならないというようなお話もあったように私は記憶しております。ですから、この敷金5年分、これが妥当なようなお話があったように思います。それ以後、助役さんはほとんど口をつぐんでしまったわけですが、何か考えたかわかりませんけれども、次はもうナンバーワンの市長さんが出てきてるる御説明している、このような状態でございます。非常に、今、4億幾らかのお金を、市民の税金は市長が使っていいわけですけれども、我々議員は、どのように使っているのだ、それが正しいのかということを精査しなければならない義務がございます。ですから心配して物を言っているわけですが、私たちから見れば、いとも簡単に4億数千万円をぽんと使うよと、こうなってますが、その会社は果たしてこのようなことを、イトーヨーカ堂が撤退するときに地元の業者も何社か撤退したわけです。その人たちが敷金を積んでいるわけです。100カ月分とかと言ってますけれども、それをお返し願いたいわけですが、返してくれない。内容はお金がないからだといわゆる北上ビル管理株式会社の代表取締役の山崎社長が言っているわけです。4月28日付で、地元の撤退した業者さんに、るる長い文書でございますけれども、とにかく待ってくれと。お金がないのだと。今はもう電気、水道等の固定費すら賄い切れずに、若干の余裕資金をも底をついてしまったと。したがって、御案内のとおり、北上市の絶大なる支援を得まして1階及び地下の一部に対しての予算は組んでもらったけれども、今、行政は3階をどうするかを真剣に考えてくれているという手紙がその業者に届いたわけです。それで、やはり私は思うんですけれども、一番北上市民が信頼するのは北上市でございます。行政でございますから、だったらば安心だと、こういうことで今まで待っていると、このような状態があるようでございます。私は、市長が口を酸っぱくして今がチャンスなのだ、今じゃなくちゃならないのだということは、私はこういうふうなものが、これは市長が約束したんじゃなくて係の担当課が約束したかしれませんけれども、そういうことで今の9月議会、しかもあそこということになっているのではないのかなと、こう思うわけでございます。もしこれが、いや、そうじゃないのだと。やっぱりあそこなのだと、もうあそこしかないのだと、このようになれば市民も納得するかもしれませんが、私は、今現在においても、市民に対して、私を支持してくれた人たちに対して、だからあそこでいいのだということをまだ言えないわけでございます。もう少し私は説明が欲しいし、私の頭が納得する時間が欲しいと、このように思うんですが、必ず今なんでございましょうか。そこをお聞かせ願いたいと思います。
○議長(高橋一夫君) 市長。
◎市長(伊藤彬君) 伊藤隆夫議員の御質問にお答えします。 まず、結論を申し上げますと、御提案を申し上げたのは、いつでもいいという御提案は申し上げない。やはりやるべき時期、タイミングに合わせて御提案申し上げたのだということをまず御理解いただきたい。よろしくお願いを申し上げたいと思います。 それから、確かに開発ビル会社の経営者は、経営上の資金繰りが苦しいときにはそういうお話をしていたのかもしれません。しかし、こちらは先般の6月議会でも、公的なものの支援といいますか、入居を検討するということで、中身についてはその当時から30数項目挙げて検討を開始してきたわけですが、議会で最終決議を経て、それからじゃなければ出店というのは決まらないのだよと。したがって、鋭意検討はするけれども、駅前にふさわしい、駅前のにぎわいを取り戻す、そのためにはあなたのところの灯は消せないというのは、論理から見ればそこに何かを入れて支援をしたいということももちろん一つの論理だと。しかし、これは議会の合意が得られなければ通らないお話でありますから、市が入る前提にお金をお返しするとかという論理には私はならないと基本的には思います。ただ、当てにしてお話しなさるのは、それは経営人の一つの弁解の方法だったかもしれません。それについては私はコメントは避けたいと思いますけれども、約束していて、必ず入るのだからそういうお話をしていていいという論拠を私は全然持ち合わせてないとお答えしておきたいと思います。 それから、やはりにぎわいとか触れ合いとか、そういうのはやはりチャンスがあって、タイムリーなときにタイムリーなことをやりたいというのが一つであります。よく守りに入るよりも攻めの方は力がかからないという論理が言われます。壊してしまって復元するよりも壊さない努力をする方がパワーとしては大きくなるし、エネルギーの消費も少なくて済むのだという論理からすれば、やはりタイムリーにものは支援をしていきたいということで今回の議会に御提案をさせていただいたということを御理解いただきたいと思います。
○議長(高橋一夫君) 助役。
◎助役(下屋敷勝哉君) 特に私を名指しての発言でございましたので、この際、私からも若干答弁させていただきたいと、こう思います。 今、お話の中に出てまいりました生涯学習センター、今後も永久にあそこなのかといういろいろな会派含めて勉強会、いろいろな御意見を聞く機会を持たせていただきました。その際のやりとりのことだろうと、こう思っております。その後、助役は沈黙を守っていると、こういうことでございますけれども、決してどうのこうのと他意があってやっているわけじゃございません。その当時申し上げたのは、あそこに仮に入った場合に、今後絶対変更ないのかと。もう永久に生涯学習センターでいくのかと、こういう御質問に対して申し上げたのであって、もちろん神風が吹けば、これは絶対あそこに入っていなくちゃならないというのじゃなくして、ヨーカ堂撤退の意思表明があって以来、これは議会の代表者の方々にも検討対策委員会に入っていただきまして、あるいはヨーカ堂本社に直接一緒に行っていただきまして、いろいろこちらの北上市の意向というものを伝えて、数重ねて検討してきたことは議員の皆様も御承知のとおりだと思います。その場合は、もちろん建設当初からあそこの駅前は商業ビル、物販、これを中心に、あるいは商店街、商工会議所、大半の方々がそれを要求しておったと。したがって、一たんこういう環境になったものですから、公共施設は入ることにしますけれども、将来絶対ないのかと、こういう質問でしたので、神風が吹けばこれは変わることもあり得るんだということ、全く当てがあって言ったわけではございませんけれども、一般的なお話として申し上げたと、こういうことでございますので、どうぞその辺のところは御理解いただきたいと。今でもそういう気持ちには変わりはございません。ただ、そういうことがなかなか望めないと、こういう大勢の中で、今、上程させていただいているような対応をさせていただいていると、こういうことでございますので、よろしくお願いします。
○議長(高橋一夫君) 教育次長。
◎教育次長(荒磯富治君) それでは、お答え申し上げます。 生涯学習センターの設置についての本音ということでございまして、教育委員会の考え方について御質問を受けたと御理解申し上げます。 この生涯学習センターの設置につきましては、生涯学習センターの基本計画の中にもセンターの施設については当然計上させていただいている、重大なあるいは重要な施設として今後の生涯学習のために欠かせない施設であるという認識のもとに計画書を作成させていただきました。 今回の駅前ビルへの公的施設の入居に際しましても、各部にいろいろな公的施設の入居についての市長からの問い合わせがありまして、私どもとしては、生涯学習センターをこの際早期にやはり立ち上げるのは市民のためにも、あるいは将来にわたっての生涯学習の基本となる施設は必要だという観点から、私どもは今回の立ち上がりについて計画をいたしまして、いろいろな手続を踏まさせていただきました。例えば生涯学習推進協議会あるいは社会教育委員、それから公民館の館長さん方、いずれも市民の各階層からの委員で構成されておりまして、その際にはいろいろと建設的な意見あるいは心配なる意見、そういうものが出ましたけれども、トータル的には早期に立ち上げることが先決であるという力強い御支援をいただきまして、私どもといたしましても自信を持って、今回、入居についての生涯学習センターについて市長に提案申し上げ、今回の条例、それから補正予算をお願いしているという現状でございます。 それから、給食センターにかかわってでございますが、今回の北部あるいは和賀、江釣子の各施設において、整備あるいは備品の購入を行っておりますが、これは、実は今年度から食器の更新事業を認めていただきまして、北部給食センターと中央給食センターについて新しい食器を購入させていただきました。この際、私どもが見積もりいたしました額より非常に廉価な価格でこれを契約することができまして入札減が出たわけでございまして、それを衛生管理基準あるいは保健所からの指摘ありました事項に今回振り向けまして、それぞれのセンターにおいて整備あるいは補修、そういう事業に振り向けさせていただいた内容でございます。
○議長(高橋一夫君) 24番伊藤隆夫君。
◆24番(伊藤隆夫君) 市長の決意はわかりました。しかしながら、私は、そうやって市長の判断で議会の承認を得て、その1という会社に支援プラスアルファで入っていく限りは、そこの経営者の襟を正さなくちゃならないと思うんです。私は常勤の経営者に対して云々じゃございませんけれども、どこの会社でも第三セクターでは非常勤理事というのがございましょう。あの人たちだって年間ウン十万円もらっているわけですよ。例えば50万円もらって10人いたら500万円ですよ。発足してから10年過ぎたでしょう。もう5,000万円も6,000万円も入れていると思うんです。そのアイデアが果たしてあるのかということを私は思うんです。ですから、やっぱり市長にばかり苦労をかけない、議会ばかり悩ませないで、あの人たちだってやっぱりこうなるからこうしてくれないかということがなけりゃならない。ただいま係が鋭意努力しているようだなんて手紙ごときでは私はいけないと思うので、今後、市長はどのような指導をしようとしているかをお知らせ願いたいと思います。 それから、次長は、やっぱりあそこでいいのだということでありますけれども、もしかして一つ独立したセンターをつくるんだったらどっちがいいと思うんですかね。私は、独立が、次長はそっちがいいということになるかと思うんですが、私は独立してもいいくらい来年度から家賃がかかるよということを言いたいわけでございます。まず、そういうことを一つお聞かせ願います。 それから、110ページの問題で、今、中央と北部の食器を買った余りだと、こういうことでございますが、これは、当初さまざまな議員の質問から、今、使っている食器は、何か新聞にも書いておりますが、ホルモンが出てきて、大人になれば女の子は乳がんのもとになるよと、こう言ったから、早くこの食器は変えるべきだと。それを教育委員会がそうだと思って予算化して変えたと思うんですよ。だったら、北上市の児童全部変えたらいいじゃございませんか。何で江釣子と和賀の児童は試験台になっているんですか。そんなのはおかしいじゃございませんか。しかも、新聞では13年以降に考えますなんて、あるところには4億も使う金があって、なぜここでこんなのすぐ買えないんですかね。私は、そうだから教育は一貫してないと言っているわけですよ。教育長なんか和賀町出身じゃございませんか。あなたのお孫さんだってやはり和賀町にいると思うんです。和賀町の子供たちはまだ古い食器で給食をいただいているわけですから、目に見えないものでございますけれども、教育委員会がだめなのだと思って変えたのなら一斉に変えるべきじゃございませんか。その辺の違いをお知らせ願いたいと思います。
○議長(高橋一夫君) 休憩します。 午後2時09分 休憩
--------------------------------------- 午後2時10分 再開
○議長(高橋一夫君) 再開します。 答弁を求めます。市長。
◎市長(伊藤彬君) 伊藤隆夫議員からの再質問にありましたように、私どもも入居させていただくわけですが、再三申し上げてますように、この場所を定めたわけですから、ここで私どもの目的がきっちり果たさせていただけるように、果たせるように、経営者側としても最善の努力をするように私の方からも要望いたしてまいりたいと思います。
○議長(高橋一夫君) 教育次長。
◎教育次長(荒磯富治君) お答えします。 独立したセンターの考え方についてでありますが、教育的な施設というものは、設立当時の発想の仕方、あるいはそれが社会情勢あるいは教育の環境によって状況が変化する段階については、そういう趣旨なり目的というのは若干その後のニーズに連動するものと私は理解しております。したがいまして、今回のセンターの設置につきましても、私どもも独自の発想もさることながら、先進地ではそういう施設の利用の仕方が非常に市民に好評を得ているし、それが方々にあるということは、それが市民のニーズかなというふうにもとらえますので、新しい発想もあると思いますが、北上市の場合には、そういう意味からも、私ども発想するイメージからしても、あそこの施設で私どもがイメージしているセンターの運営は十分可能と考えてございます。 それから、家賃の問題でございますが、これは、教育、特にも生涯学習というものについては私は経費がかかるものだと思いますし、経費をかけてしかるべきだと、そのように考えます。これが最終的に、長い期間でそういう生涯学習の浸透が醸成されることが市民のにぎわいあるいは将来の北上市の人材の養成に貢献するものだと、そのように考えております。 それから、食器の問題でございますけれども、今回、北部と中央を更新いたしましたのは、御案内のように、心配される環境ホルモンの食器についてでございますけれども、北部と中央が購入時期が非常に古かったということがございました。現在のポリカーボネートの食器についても、常温で使用する限りにおいては、これはホルモンは溶出しないとされておりますし、私どももそういう実際に調査を依頼した経過がございます。ただ、不安を払拭させるためにはやはり更新が必要だろうという観点から古い順に更新させていただいておりますので、来年度以降順次更新は計画しておりますので、御理解をお願いしたいと、そのように思います。
○議長(高橋一夫君) 24番伊藤隆夫君。
◆24番(伊藤隆夫君) そうすれば、学校給食の食器の件でございますけれども、普通の温度で洗ったりしているのには構わないよと。特別物すごい熱いお湯でわざとやれば大変ですけれども、そういうふうな安心感は与えていいわけですかね。
○議長(高橋一夫君) 教育次長。
◎教育次長(荒磯富治君) 現在、使われているポリカーボネートの食器については私どももそういうふうに聞いていますし、私どもの調査結果でもそのように理解しております。 ただ、合成樹脂というのは、それを作成する段階に戻るように熱処理をやればその元素が溶出してくるのは当然でございますが、普通、私どもが食事をする常温という限りの温度では決してそういう環境ホルモンは溶出しないと認識してますし、私どもの調査結果はそのような調査結果を得てますので、そのように考えておりますので、常温で使用する限りにおいては問題ないと理解しております。
○議長(高橋一夫君) 27番柏葉明君。
◆27番(柏葉明君) ただいまの生涯学習センターの件であります。102ページの使用料及び賃借料で2億8,434万2,000円が計上されております。これは議会全員協議会で説明等はいただいておるわけですが、改めてこの場で、何月から何月までの分をどういう基準でどういう内容で借りようとしているのかという点をお示し願いたいと思います。
○議長(高橋一夫君) 教育次長。
◎教育次長(荒磯富治君) 今回のお願いしております使用料につきましては、当面3月の仮オープンの時点での部分についてをお願いしているということでございます。新年度からの正式オープンにつきましては、予算が成立後にいろいろとまた契約の内容について細部にわたってビル管理会社と協議することになりますが、当面は仮オープンするまでの間の部分についての計上をお願いするものであります。
○議長(高橋一夫君) 27番柏葉明君。
◆27番(柏葉明君) ちょっと疑問に思いますのは、3月仮オープンまでの間の分だと。そうなりますと、4月からの分は新たに予算計上されるということになるわけですが、もう少し詳しい内容をお聞きしたい。といいますのは、仮に3月オープンに間に合わせたいというのであれば、予算計上は今じゃなくて12月議会とか、あるいは普通考えれば、今までのお答えでも4月から開所したいということですから、ぎりぎり待って3月議会で予算計上ということでも間に合うんじゃないかなと。どうもビル管理会社救済のために早く予算計上しておいてというふうにも受け取れると思うんですが、そこら辺どうなんですか。
○議長(高橋一夫君) 教育次長。
◎教育次長(荒磯富治君) 今回の予算でお願いする分につきましては、先ほど申し上げましたとおり、3月の部分にかかわるというふうに考えております。4月オープンまでには、若干工事費でもお願いしてますけれども、改装を要するということがございます。したがって、改装の際の工事期間、そういうものも若干考慮しないと仮オープンあるいは正式オープンには間に合わないということがございまして、今回、9月にそういった予算も含めましてお願いするということになりますし、それから、4月オープンまでには組織体制の整備ということもございます。そういうもろもろの準備を必要とする期間もございますので、今回お願いしようとするものであります。
○議長(高橋一夫君) 27番柏葉明君。
◆27番(柏葉明君) ですから、内容をもう少し詳しく教えてほしいというのはそこなんですよ。工事請負費で1億2,000万円計上して、これは3階を改装するという工事費だろうと思うんですね。しかし、2億8,000万円という多額の経費が使用料及び賃借料で3月の仮オープンまでだとすれば、どういうところに使うのでこういう内容だと。私たち、普通、賃借料といえばそうじゃなく解釈してしまうんですが、その内容を教えてくれませんか。
○議長(高橋一夫君) 教育次長。
◎教育次長(荒磯富治君) 済みません。私のちょっと説明不足がございまして、使用料及び賃借料の中には敷金の60カ月分も計上させていただいております。そういう関係で2億8,000万円という額になってございます。
○議長(高橋一夫君) 8番佐藤ケイ子さん。
◆8番(佐藤ケイ子君) 96ページ、小学校の学校施設整備事業費、それから学校建設事業費、それから、次のページの中学校の学校建設事業費3,033万円、その内容についてお伺いします。
○議長(高橋一夫君) 教育次長。
◎教育次長(荒磯富治君) 学校整備費について申し上げます。 小学校の事業につきましては、一般質問でもいろいろ御質問ありましたとおり、学校の増築計画がございます。これは、飯豊小学校の増築にかかわる事業の内容でございます。飯豊小学校につきましては、現在の21学級が平成15年には23学級になるという自然増のシミュレーションがございます。そういう関係で、来年度においてもそういう必要性から来年度事業をもくろんで、今回、その部分にかかわる設計費をお願いして対応するということでございます。 それから、中学校費につきましては、御案内のとおり、和賀西中学校の大規模改築事業がございます。この事業につきましては再三開発計画でもいろいろとお願いしているところでございますけれども、今回、平成13年度の事業着手をもくろんで、これもまた設計費を今補正でお願いするという内容でございます。
○議長(高橋一夫君) 8番佐藤ケイ子さん。
◆8番(佐藤ケイ子君) それでは、この飯豊小学校の件ですけれども、今現在学級が不足していて困っているということがありますけれども、その対応ということはどのように考えておられますか。
○議長(高橋一夫君) 教育次長。
◎教育次長(荒磯富治君) お答えします。 当面は、創意工夫という言葉になろうかと思いますけれども、学校において特別教室等を普通教室とするということで、今、一応対応をさせていただいているということになります。そういう意味で、現状の段階では非常になかなか厳しいところがございますけれども、何とかそれに対するいろいろ不便のないような対応は十分配慮していかなければならないと考えております。
○議長(高橋一夫君) 30番小原健成君。
◆30番(小原健成君) 92ページの19節負担金補助及び交付金についてお伺いしたいと思います。 ここには、さきに高校野球の甲子園大会があって、岩手県から北上市専大北上高校が出場したわけでございますが、ここの補助金についてお伺いしたいと思いますけれども、前回も1,000万円の補助金をいただいて立派な成績を残してきました。ことしは、善戦はしましたけれども、不幸にして初戦で敗退したわけでございますが、それはともかくとして、同じ補助金ということは、どのような内容の補助申請を受けていつも同じように出しているのか。 それから、ことしは45回の高校の軟式もちょうど、ちょうどというか、幸いにして専大北上高校が全国大会に行っている。この補助金がたったの60万円ということで、大変かたいのとやわいのでこのくらい差をつけるのかということも言われております。同じ北上市を全国に名を売っているわけでございますから、そういう差のつけ方というのは果たしていいのかどうかということ。 補助申請の内容額はどういうものであったのか、それから、その後の、多分精算は終わっただろうと思いますが、決算というか精算の内容を承知しているかどうか、その点をお伺いしたいと思います。
○議長(高橋一夫君) 教育次長。
◎教育次長(荒磯富治君) それでは、お答えします。 82回の全国高等学校野球選手権大会、それから、第45回の全国高校軟式野球選手権大会、いずれも専大北上高校が岩手県代表としてそれぞれ全国大会に出場してございます。その際に、それぞれのところから補助金の申請がございました。82回の全国高校野球選手権大会につきましては1,000万円の要望がございました。それから、軟式野球につきましては60万円の要請がございます。この際の算定の内容でございますけれども、今回のどちらの選手権大会についても、応援費についてを一応支援するという考え方で算定をさせていただきました。 今回の82回の高校野球につきましては、一応応援費は、要請では2,251万7,000円を要すると要望書には記載されてございます。そのうち、高野連あるいは生徒からの徴収金を含めますと967万5,000円、これらが応援費にかかるということで、その差1,284万円ほどまだそれでも応援費が不足しているわけでございますが、その1,284万円に対して1,000万円を補助するという考え方で1,000万円を計上させていただきました。 45回の軟式野球につきましても、同じような考え方で要請額60万円ございました。このうち、応援する選手の数が少なかったということもございまして、軟式の部分につきましては、高野連あるいは生徒の徴収金が大体115万2,000円ということで、実際にかかる経費176万3,000円、そのうち61万1,000円ほど不足するわけでございますが、そのうちから60万円を補助するということでございまして、応援する生徒数、その規模からしては決して差をつけておりませんので、要請された額に準拠して今回査定し、お願いするものであります。
○議長(高橋一夫君) 30番小原健成君。
◆30番(小原健成君) 今、次長は要請された額を満額出したということでございますが、要請される前に、内示ではもういつものとおりですよと、こういうように言っているものですから、何ぼ言ったって1,000万円かなと、それから60万円かなということでそのような要請額を出したとも聞いております。ですから、今、いろいろなものを差し引くと何ぼでもないということになりますが、やっぱりこれは岩手県の北上市を全国に売っているということは、我々ではできないことを生徒たちがやっていることでございますから、私は、それにこだわらない援助方法があるべきだと思うが、市長はいかがでしょうか。
○議長(高橋一夫君) 市長。
◎市長(伊藤彬君) 教育委員会から、今、査定についてお話を申し上げました。お金を補助する場合、助成する場合はやっぱりきちっとした論理がなければいけないというのはルールですから、それで申し上げましたけれども、やはり、今、議員がおっしゃるように、北上市を全国にPRする効果というのは大変大きなものがあると思っています。じゃ、それはしからば幾らかという判断をするのは大変難しいわけですが、ここのところしばらく甲子園に行った場合は慣例で1,000万円というのが相場になっておりましたので、恐らくことしも1,000万円かなと読まれた部分もあるかと思いますが、私は、当面この1,000万円というのは妥当なところじゃないのかなと踏んでおりますので、来年もぜひ1,000万円出せるようにどこかの学校が行ってほしいと思っております。
○議長(高橋一夫君) 休憩します。 午後2時29分 休憩
--------------------------------------- 午後2時40分 再開
○議長(高橋一夫君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 3番千葉一夫君。
◆3番(千葉一夫君) 教育費の中で109、110ページの中で、私、勉強不足の部分がありますので教えていただきたいと、こう思います。 小出しではなくして一括で全部質問させていただきます。 体育施設費についてでございます。数字的には微々たる数字のように拝見するわけです。この体育施設費の修繕料あるいは委託料という中身を若干お聞きしたいわけですが、申し上げるのであれば、この体育施設費にかかわらず、さまざまなことに絡むわけですが、いずれ合併して10年もう経過したと。その中で、3市町村ともお互いに体育施設なりそういったものを持ち寄って今日を迎えておるわけですが、物によっては大変老朽化をしたり、もう使えないような状況のものも施設の中にはあるような気がするわけです。そうした際に、こういった一々全部修繕費なり修理費をかけて存続するのか、あるいはそういうのはなくして撤去したり廃棄処分するなり、あるいは売却処分をするということが考え方としてあるのかどうかということまで含めてお聞かせを願いたいと、こう思います。 それから、次の学校給食費の、先ほど伊藤隆夫議員さんもちょっと触れられましたけれども、私の方からは若干関連をしながら質問させていただきますが、和賀、江釣子については容器については来年以降という話のようですが、ぜひともこれは早めて措置してほしいわけですが、ただ、御案内のとおり、先ほどの一般質問の中で高橋初男議員さんも質問されておりましたが、小学校跡地利用ということで、藤根小学校跡地には給食センターを設置したいということを市長が明言されたわけですが、そうした際に、この和賀の学校給食センターがどうなるのか。そして、あわせて藤根小学校跡地とするのであれば、そのセンターがいつ着工になるかというようなことを関連してお伺いしたいと、こう思います。 それから、決まってしまったことをどうのこうの申し上げませんけれども、生涯学習センターなることについて、やっぱり私も大変気になるわけでございます。先ほど来いろいろ答弁されておりますけれども、やっぱり私は、この学習センターについては、本当に市長が申し上げるとおり、あそこをよりどころあるいはにぎわいを持たせるということだとするのであれば、本当にちょっとおかたい名称だなというように感じるわけです。生涯学習センターという名称そのものが本当にこれでいいのか。変える必要と言えば変ですが、名称変更なりも検討していないのか、このことについては市長の方からお聞かせを願いたいと、こう思います。 まず、この3点についてお伺いいたします。再質問はいたしません。 以上です。
○議長(高橋一夫君) 市長。
◎市長(伊藤彬君) 千葉一夫議員の御質問にお答えをいたしたいと思います。 御提案がありました生涯学習センター、もうちょっとやわらかいソフトな名前で使いやすさも少し強調できないかという御提案でございます。大変いい御提案だと思っております。ただ、基本構想等の中に生涯学習センターとしての位置づけられた名前もありますので、このことについては教育委員会とよく相談をしながら、例えば愛称をつけるとか、何かそんな形で検討をさせていただきたいと思います。
○議長(高橋一夫君) 教育次長。
◎教育次長(荒磯富治君) それでは、お答え申し上げます。 体育施設整備の基本的な考え方について申し上げたいと思いますが、御案内のとおり、旧市町村の体育施設を総合的に利用させていただきますし、管理につきましても私どもの方で集中的に直営あるいは委託をもって管理運営をさせていただいております。 施設そのものにつきましても大分年数がたっておりますし、老朽化の進展に伴いまして修繕あるいは補修については当然出てくる作業ということになります。総体的には、グレードの高い体育館あるいは陸上競技場というようなものが出てまいりまして、そういう利用の仕方のニーズというものも出てまいりますので、総体的にはそういった施設についてどのように活用すればいいのか、あるいは老朽化に伴って統廃合が必要なのか、そういう問題がるる出てまいります。現在の教育振興基本計画の中にも、そういった総合的に体育施設のバランス、施設の配置、そういうものも検討させていただいておりますので、早晩そういうものについての総合的な見直しを進めながら、適正な施設の配置を考えていかなければならないと、そのように考えてございます。 それから、学校給食にかかわってですが、和賀と江釣子さんにつきましては、これは私どもの考えとしては、施設の老朽化もありますので、できれば統合をして衛生環境のよい、そして良好な環境での給食の調理提供をしたいと、そのように考えてまして、基本的には、和賀あるいは藤根の学校跡地が当然候補に挙がるわけでございますが、給食センターにつきましては排水等の処理の関係もありますので、考え方としては藤根小学校が適切な場所かなと、そんなふうにも考えてございます。 ただ、和賀小学校の跡地につきましては、教育的な考えからいろいろと施設として利用しなきゃならない部分もありますし、隣接にあります東中学校の環境整備のためにもやはり考えていかなきゃならないのかなと、そんなふうに考えておりますが、いずれ各学校ともいろいろ協議を進め、地域の御意見も伺いながら適正な利用の仕方を考えていきたいと、そのように考えております。
○議長(高橋一夫君) 16番高橋元君。
◆16番(高橋元君) 110ページであります。保健体育総務費の中に19節2000北上夏油フルマラソン大会開催事業費補助金ということで400万円ほど計上されております。昨年でしたか、夏油高原マラソンを終えるということの地元説明がありましたけれども、その時点では、これにかわるものとしてフルマラソンを計画しておるのだと。それは平成13年度以降だという説明であったわけでありますが、これが1年早まったわけであります。その辺の早まった理由を1点お伺いしたい。 それから、どのようなコースでこのマラソン大会が進められるのか。あるいは地域との関係を考えますときに、例えばその大会がどういう位置づけなのか、国際フルマラソンになるのか、あるいは東北フルマラソンになるのか、そういうふうな位置づけによって市を挙げて取り組むべき内容なのかどうか。夏油高原マラソンですと、走るコースの沿道に花を植えたり、地元としては歓迎のいろいろなイベントを考えたり、さまざまなことをやってきておるわけですし、また、競技会場でも、来られた選手のいろいろ歓迎、そういったものも接客も含めてやっておるわけであります。しかるに、議会にも余り説明がなかったように私は思うわけでありますが、その辺の内容についてもう少し詳しく説明をいただきたいと思います。
○議長(高橋一夫君) 暫時休憩します。 午後2時50分 休憩
--------------------------------------- 午後2時51分 再開
○議長(高橋一夫君) 再開します。 教育次長。
◎教育次長(荒磯富治君) それでは、お答えします。 御提言のとおり、夏油フルマラソンにつきましては、当初は来年度と、こういう構想がございました。ただ、これを組織している実行委員会の熱意あるいは市民への浸透が非常に強く、そういう意味ではぜひことし立ち上げてほしいと、そういう実行委員会からの要望がございました。今回につきましては、一応実行委員会が組織する大会に市が協賛するという考え方になろうかと思います。 それから、コースにつきましては、その実行委員会が公安委員会といろいろ協議を進めているところでございまして、ほぼ内容といいますか、概要については、路線的には公安委員会の了承を得ているとは伺っておりますが、ただ、再度細かい部分について協議を要すると聞いております。ただ、開催時期が開催時期でございますので、その後実行委員会からの詳しい情報は得ておりませんが、いずれことしもぜひこのフルマラソンを実行したいという思いがありましたので、協賛として補助金を交付するものでございます。
○議長(高橋一夫君) 16番高橋元君。
◆16番(高橋元君) 実行委員会で自主的に大会を開催していくと、そういうふうに受け取ったわけであります。ただ、さきのオリンピックにも見られるとおり、大変フルマラソンについても関心が高いわけであります。そしてまた、夏油高原マラソンからこのフルマラソンにいい形でバトンタッチしていこうという、そういう議論も過去にあったわけであります。そういう中で、どうも市が余りかかわらず、こういう形で今回開催していくわけでありますけれども、やはりきちっと市として位置づけをしながら、これからこれをどういうふうにまちづくりに生かしていくのか、あるいは、せっかく各方面で北上市をPRしたりいろいろイメージアップにつながっているときに、ここはただ単に実行委員会だけということで、私は余りスタッフも大きなスタッフにはならないような気もするんですが、市を挙げて取り組んでイメージをさらにアップするような、そういうことが必要だと思うわけであります。そういった意味で、これからの取り組み、それから今後の対応策も含めて市長のお考えをお伺いしたいと思います。
○議長(高橋一夫君) 市長。
◎市長(伊藤彬君) 高橋元議員の御質問にお答えをいたしたいと思っています。 御指摘のように、夏油高原マラソンがことしでラストランになりました。しかし、地域からは、観光のためにもぜひ夏油高原マラソンを継続といいますか、形を変えても残してほしいという御意向も強かったのは事実であります。こんなことを受けて、一方では、展勝地かいわいを利用したフルマラソン、そして総合運動公園ができたことによる公認のフルマラソンも欲しいなということがありました。それをあわせた形で公認的なマラソンに育て上げていきたいと思っておりますし、それから、北上夏油とついたのは、やはり夏油の今までやってくださった方々の思いも残していきたいし、夏油高原の宣伝にもしていきたいということをあわせて仕掛けた大会でございますから、市としても公認のマラソンに位置づけられる大会と思っておりますので、十分な支援をしてまいりたいと思っております。
○議長(高橋一夫君) 11款災害復旧費。(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(高橋一夫君) 以上で歳出を終わります。 第2表債務負担行為補正。(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(高橋一夫君) 第3表地方債補正。(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(高橋一夫君) 以上で一般会計を終わります。 次に、特別会計を行います。 国民健康保険特別会計直営診療施設勘定。(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(高橋一夫君) 介護保険特別会計。(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(高橋一夫君)
工業団地事業特別会計。(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(高橋一夫君)
下水道事業特別会計。(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(高橋一夫君) 駐車場事業特別会計。18番高橋孝二君。
◆18番(高橋孝二君) 駐車場事業特別会計のうち、今回、本通りにおける市営駐車場の走路についてロードヒーティングを設置をしたい、こういう提案の内容でございますけれども、この設置に至るまでの経過といいますか、理由、これらを御説明いただきたいと思います。 それから、当初からこういう設備工事ができなかったのかどうかということで、当初からやられておれば経費の面でも相当負担軽減になったのではないかと思うわけですが、具体的に、当初からやった場合の工事費、そして、今回、補正でやろうとしている経費等を含めて、比較検討した場合、どれだけの経費がなるのかというところまで計算されていると思いますので、御説明いただきたいと思いますし、通行どめの期間も当然出てくるわけです。この辺がどのようになっているのか、期間についての説明もお願いいたします。 それから、電気代について、4カ月間ぐらいの計上と判断いたしますけれども、単純に計算しますと1カ月300万円の電気料と、このように判断いたしますが、私は、現状の冬期間4カ月間と見ても、玄関口の、1月後半から2月と3月の初め、この辺が非常に状況が悪化するということでは、何日か、のべつまくなく何カ月もというわけではないでしょうから、緊急避難的に融雪剤等で対応してもいいのではないかということもありますけれども、その辺の考え方はどうなのかということです。 それから、もう一点は、駅前の駐車場も立体駐車場なわけでございまして、条件は同じなわけですね。これについての改修の計画あるいは見込み、これら等をどのように考えているのかお尋ねいたします。
○議長(高橋一夫君) 建設部長。
◎建設部長(佐藤毅君) それでは、お答えをいたします。 設置に至る経過、当初からやるべきではなかったかということでございますが、当初におきましては、融雪対策を行ったのは、屋根のない車路、これは3カ所ございますが、この3カ所について整備をいたしておりまして、屋根のある部分については防雪ネットで十分対応できるものと判断をしていたところでございます。しかし、3月1日に供用開始をしたわけでございますが、3月には結構降雪があったわけでございまして、やはりネットだけでは雪が若干舞い込むし、それから、車が持ち込む雪というのもありまして、スリップ事故あるいは壁に接触するということもございましたので、それらの安全性を確保するために今回ロードヒーティングによる融雪装置をしようとするものでございます。 当初にやればもっと経費が節減できたろうということでございますが、確かにそのとおりではございます。先ほど言ったとおり、できるだけ経費の節減できるものは節減しようという考えもありまして、先ほど申し上げましたとおり防雪ネットで対応しようとしたわけでございますが、最初に工事をした場合と、今回工事をするわけでございますが、その差はどのくらいかということになりますと、概算では800万円ぐらいの差が出ると試算をいたしておるところでございます。 それから、工事をする際に通行どめがあるのではということでございますが、車路は約6メートル幅でございますので、6メートル全体融雪装置はしませんが、中心から3メートル、6メートルのうち3メートルをやりますけれども、この6メートルの道路の片側ずつ工事を進めてまいりますので、通行どめについては行いません。そのことによって利用ができないために収入減になるというようなことについては生じないということになります。 それから、融雪剤で対応できないかということでございますが、この融雪装置の対策につきましてはいろいろ検討してまいりました。電気方式あるいは散水の方式等いろいろあるわけでございますが、融雪剤の散布につきましては、雪は解けるわけでございますが、解けても間もなく凍るという状態になりまして、そのほか、薬剤によって施設を痛めるという問題もございまして、融雪剤をしょっちゅう使うという方法についてはとらないと。電気方式でもって装置をするということに判断したところでございます。 それから、駅前駐車場の関係でございますが、駅前の出入り口は東側になっておる関係もありますので、これまで特に問題にはなっておりませんでしたので、現在のところ融雪装置の整備については考えておらないところでございます。 以上でございます。
○議長(高橋一夫君) 18番高橋孝二君。
◆18番(高橋孝二君) 今の部長の説明ですと、経費の面で800万円ほどしか違わないという説明でしたけれども、これでいきますと、長さが330メートルで幅が3メートル、全体で約1,000平方メートルという説明でございましたので、1平方メートルがたったの8,000円で済むような話なんですね、800万円だとしますと。そういうふうになってきますと、ちょっと私の方の数字がおかしいのかあれですけれども、いずれ800万円だけでいいのかどうかということ。もう少し私は経費がかかるのではないかと思いました。 それから、答弁の中では防雪ネットとかということで見通しの甘さがあったようでございますけれども、雪の降る地域では、タイヤに雪がついて走路に行くというのは当然あり得ることでございまして、これは駅前の駐車場でもどこでも同じなんですけれども、私が質問したいのは、あそこの駐車場は、市ができ上がったものを買い取ったわけです。ですから、当初からロードヒーティングなり融雪装置というものが装備をされていなければならなかったのではないかということが想定できていたのではないか、あるいは想定すべきであると思いますけれども、一部とはいえ当初からそういう融雪装置をちゃんと設備しているところがあるんですね。ですから、走路についても、当然私はこれは想定しなければならないのだと思います。 そこで、でき合いの駐車場を買い取ったわけですが、これを買い取る段階でのそういう必要性とか適正価格といいますか、構造を含めて、買い取るときには、当然市のどこかの担当課のところで検査といいますか検討を加えるだろうと思います。そういった意味で、そういうことがどのように行われたのかというところをお聞かせ願いたいと思います。 駅前の駐車場は考えていないということでございますが、これは、地域の商売をやっている方々あるいは地域住民の方からお伺いしますと、同じようなことは前から言われておりました。それから、走路幅が狭いということで接触事故、あるいはあそこは対面通行ですので大変危険な思いをしているというようなことがありましたので、一方では現状、そして本通りにはこういう金をかけて設備します。これはやはり市民感情からして私は不公平ではないのかと思うわけであります。ですから、駅前地区についても当然現地を見ていただいて、その上でやっぱり一方にだけつくるのではなくて両方に検討すべきであると考えますが、その部分についての御見解をお願いいたします。
○議長(高橋一夫君) 建設部長。
◎建設部長(佐藤毅君) 今回装置をしようとするのは10カ所でございます。東棟の入り口、出口、それからスロープですね、西側をやろうということでございます。東側にもあるわけでございますが、雪は西側から吹き込んでくる関係上、西側のスロープをやろうということになっております。そのほか、西棟の方も出入り口をやるということで、雪が吹き込む方向の場所についてやるということでございます。 この融雪装置を計画する段階で当初に考えたのは、駅前の施設も参考にもしてきたわけです。駅前施設は、先ほど申し上げましたとおり、東側が出入り口になっているものですから、西側に大きいビルがあるものですから吹き込みはなかったわけです。そういうことで駅前については融雪装置は特に必要なかったということで、それらを参考にしながら対応してきたわけでございますが、本通り駐車場につきましては、やはり西側からどうしても吹き込むということもありましたので、今回こういう装置をするところでございます。 最初から想定すべきであったのではと、取得する段階でどのような検討をされたのかということでございますが、設計の段階でも十分協議をしてまいりました。駐車場の施設を市が将来的に取得するということが前提にありましたから、設計をする段階でもいろいろ協議を受けてきたわけでございますが、この融雪装置につきましては、先ほど申し上げましたような考え方から、当初屋根のない部分だけで十分対応できるという判断で取得したものでございまして、決して不十分な施設を取得したということを考えているわけではございません。 以上でございます。
○議長(高橋一夫君) 水道事業会計。(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(高橋一夫君) 以上をもって質疑を終結いたします。 これより討論に入ります。討論の通告がありますので順次発言を許します。1番釼吉孝夫君。 (1番 釼吉孝夫君 登壇)
◆1番(釼吉孝夫君) ただいま上程になっております議案第107号平成12年度
一般会計補正予算(第2号)について反対であります。 以下、その理由を述べます。 生涯学習センター関連についてですが、合計4億3,509万4,000円で生涯学習センターを整備しようとするものでありますが、事業は立派なもので、まず、よしとしますが、再三再四申しておりますが、唯一学習センターの入居先が大きな問題の入り口ではないかと思います。第三セクター北上開発ビル管理という会社はどういう会社で、今までの業績はどうで、今後はこれでいくなどの論議ができておりません。北上市当局の言う、イトーヨーカ堂が撤退して経営状態が非常に厳しい、市民の声で駅前に公共施設が欲しいとある、あるいは駅前ににぎわいを取り戻したい、そのような声があるので駅前ビルに生涯学習センターを入居させて支援したいというのであれば、市民の皆さんの税金を扱う自治体として少し健全性が欠けているというような気がいたします。 もともとヨーカ堂さんが出ていってしまったのはどうしてでしょう。通告があったときに議会にどのようなものをどうしたらよいか、ビル管の取り扱いをどうしたらよいか、第三セクターの実態はこれこれこうなんだということに私たちは蚊帳の外の感がいたします。私は、この間の一般質問でようやく医療施設や美術館がよろしいのではないかと愚かな提案をしたのでございますが、それもビル全体を市が買い取るということを前提として提案してみました。 当局では、第三セクターを発足するときに、民間企業に多大な迷惑をかけている、だから面倒を見なければならないと言ってはばからないが、でも、それはそのまま受け取っていいのでしょうか。民間さんが三セクとかかわるとき、北上市という自治体が協力する、公共機関と一緒に仕事をするから心配はないというような考えはないでしょうか。げすの勘ぐりということで一笑に付しますか。いずれにしても、自治体と第三セクターの関係について、少なくとも私たちに対して透明性は非常に低いと思います。 北上市の出資するいろいろな第三セクターの会社群が現在どのような状態でいるか、今後の見通しはどうか、一般の経営感覚の枠内でおさまり、健全に機能しているのか、あるいは想像を絶するような状態にあるのか、私は、議会として討議、討論したいと思います。そこの場において、既に健全な状態で心配のないものは速やかに民間に委譲し地域経済の起爆剤とし、また、新たな事業展開をしてもらい、活性化を促進するべきだと思います。また、逆に、雲行きの怪しいもの、事実上経営が困難なものは、早々に解散、整理するのが大多数の市民のためだと思います。第三セクターでなし得ない事業というのは、裏を返せば民間では実現の難しい事業であります。会社経営のノウハウを持たない自治体で深追いは禁物だと思います。入居するビル管の支援はどこまでやるのか、どうなったら打ち切るのか、これを全く議論しないで駅前ビルにセンターが設置されるのは本末転倒であると思います。私の認識に間違いがあれば訂正いたしますが。 一例として、少し大げさな話になりますが、過去の歴史にベトナム戦争というものがあり、ケネディが当時の大統領だったと思います。彼は、戦火を縮小しベトナムから撤退しようと考えていた。御存じのとおり帰らぬ人になりました。その後、ジョンソンが大統領に就任して、それから戦争は終わるどころか激化しました。アメリカから大量の軍事顧問団を送り込み、ナパーム弾、枯れ葉剤などありとあらゆる攻撃をし、いわゆる北ベトナムへの北爆と呼ばれるものです。ジョンソン氏のもとへは南ベトナム政府とアメリカから派遣された軍事顧問団、それと、状況により利益が左右されるアメリカの軍産複合体の三者で作成された正確でないベトナム現地の報告書。その報告書でアメリカの介入は一層激化しました。結果は御存じのとおり、大国アメリカの大きな損失、それとともに想像だにしなかったアメリカ軍の撤退という形で幕を閉じ、アメリカは長い間ベトナム戦争で自信を失ったいわゆるアメリカ病を病み、結果として経済は長い疲弊の時代に入った。話は大げさでしょうか。私にはところどころオーバーラップしてなりません。支援という観点から、この中に行政側としての教訓があるような気がいたします。 市長があしたから大事業として中国を訪問される。中国の言葉に杞憂という言葉があります。御存じのとおり、取り越し苦労のこと、むだな心配をすることを指しますが、同じ憂という字を使って、反対に憂国という言葉があります。私が小学校高学年のころですが、三島由紀夫さんという作家がそれこそ日本の将来を憂えて抗議ともとれる割腹自殺をした。そのよしあしは別として、その人の代表作に憂国というのがありました。私たちは、やはり憂国でなくてはなりません。村の将来を憂い、市の将来を憂い、国を心配するのが私たちの仕事だと思います。 生涯学習センターをどこに設置するか決める前に、第三セクター会社群の存在の是非、今後の取り扱いを今きっちりと決めましょう。こんな大事な課題を後進の方たちに背負わせることはできません。先に第三セクターの審議ありきです。 以上のように、議案内容全部に反対するものではありませんが、生涯学習センターに係る予算の計上について、検討すべき課題があり、もっと審議を深めて結論を導きたいという見地から反対するものであります。 議員各位の御賛同をお願いし、討論を終わります。
○議長(高橋一夫君) 11番久保孝喜君。 (11番 久保孝喜君 登壇)
◆11番(久保孝喜君) 私は、議案第107号から議案第113号までの平成12年度北上市
一般会計補正予算外6件の各補正予算に賛成であります。 今回の補正予算は、一般会計では12億7,109万6,000円の追加補正として、国、県の交付税及び補助金等の計上による事業の追加と、単独事業の計上により歳入歳出の総額を345億2,096万2,000円とするものであり、各特別会計も同様の追加補正を行い、市民生活に直接に関連した事業展開をなそうとするものであります。特にも一般会計では、本定例会において一般質問や条例審議等で大いに議論された駅前再開発ビルへの公共施設入居として提案された生涯学習センターの設置に係る初期投資額4億3,500万円余が計上されており、今後のまちづくりにおいてターニングポイントと言ってよい極めて重要な意味を持つ補正予算と言うことができると思うものであります。 言うまでもなく、ヨーカ堂撤退後の駅前開発ビルの現状をこれ以上放置することは、北上駅前の顔としての役割を論ずるまでもなく、中部広域圏での本市の位置づけである拠点的都市機能整備の観点を放棄し、それを担う三セク会社の経営基盤を根底から危うくする以外の何物でもないと言うことができると思います。 開発ビルが行政の主導で構想、建設された経緯や、行政の誘致活動でヨーカ堂の進出が果たされ、その商業活動に依拠してきたという経過を考えるときに、本年初めに営業撤退された時点で、このビルの性格がこれまでとは違った方向で再建される必要があったことは当然のことでありました。その意味で、公共施設の入居を表明されたこの春以降の庁内外からの提言、検討で33件に上る提案が具体的に検討されたのは、今後のまちづくりを考える上で示唆に富む取り組みだったと評価するものであります。 また、生涯学習センターの設置は、本市における長期計画に基づき、ごく近い将来における物理的必要性に迫られた事情以上に、この施設が市民のにぎわいの真っただ中に設置されること、あるいは、そのにぎわいを演出、主導するという全国の先進中小都市が実践する新たな公共施設設置の方向に合致していることも評価されるポイントであろうと思われます。 また、今回の一連の議論の中では、緊迫した三セク会社の経営状況の説明を得ながらも、条例や本補正に反対した上での具体的で実現可能性の高い、まちづくりにとって有効な提案に乏しかったのは残念でなりません。 いずれにしても、基本的、物理的な方向が今回の補正によって大きく一歩を踏み出したと言うことができます。問題は、まさにこれからであります。 これまでの議論が示すように、公共施設の設置を通じたまちづくりが市民のニーズを的確に把握する作業やその手法が土台となり、さらには市民参加のシステムづくりを通した行政と市民の風通しのよい関係をどうつくっていくかが問われているものと思います。市長のリーダーシップに大いに期待したいと思います。 また、今回の補正予算には、先般進水式を終えた平成のひらた建造事業に対する補助金300万円も計上されております。この市民主体の事業は、本市の基本的な行政目標である交流と連携の拠点都市の方向に、川とのかかわりの中で純粋に民間主導でアプローチするものであります。既に全国的な注目と評価を得ている展勝地周辺で取り組まれてきた市民の側からのさまざまな連携事業がこの平成のひらた建造により新たな段階に入ったと言ってよいと思います。すなわち、行政が踏み出せない領域での民間--市民--の自主的事業に行政が側面から可能な支援をすることで相乗効果を生み出し、さらにはそのパートナーシップによる具体的な構想や計画が新たな行政需要を生み出し、市民活動のさらなる可能性を引き出すというサイクルをこのひらた建造が示していることであります。 既に、この事業を主体的に担ってきた市民団体が市の長期計画に連動した第2次展勝地計画という構想を提案していることもその証明としての大きな動きとして評価できるところであります。NPOと呼ばれる市民活動と行政の新たな関係を考える意味でも、今回の支援事業は将来にわたるまちづくりにとって大きな意味を持っております。 私は、以上申し上げたとおり、補正予算として計上されるべき各種事業がその的確なタイミングで計上されていること、当初予算で示された予算執行の方向に合致していること、さらには、その目的に沿う事業であるとの判断から、各議案に賛成をいたすものであります。 議員各位の御賛同をお願いして賛成討論といたします。
○議長(高橋一夫君) これをもって討論を終結いたします。 これより議案第107号平成12年度北上市
一般会計補正予算(第2号)を採決いたします。 本件は原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。 (賛成者起立)
○議長(高橋一夫君) 起立多数であります。よって、本件は原案のとおり可決されました。 次に、議案第108号平成12年度北上市
国民健康保険特別会計直営診療施設勘定補正予算(第1号)を採決いたします。 本件は原案のとおり決することに御異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(高橋一夫君) 御異議なしと認めます。よって、本件は原案のとおり可決されました。 次に、議案第109号平成12年度北上市
介護保険特別会計補正予算(第1号)を採決いたします。 本件は原案のとおり決することに御異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(高橋一夫君) 御異議なしと認めます。よって、本件は原案のとおり可決されました。 次に、議案第110号平成12年度北上市
工業団地事業特別会計補正予算(第2号)を採決いたします。 本件は原案のとおり決することに御異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(高橋一夫君) 御異議なしと認めます。よって、本件は原案のとおり可決されました。 次に、議案第111号平成12年度北上市
下水道事業特別会計補正予算(第3号)を採決いたします。 本件は原案のとおり決することに御異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(高橋一夫君) 御異議なしと認めます。よって、本件は原案のとおり可決されました。 次に、議案第112号平成12年度北上市
駐車場事業特別会計補正予算(第1号)を採決いたします。 本件は原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。 (賛成者起立)
○議長(高橋一夫君) 起立多数であります。よって、本件は原案のとおり可決されました。 次に、議案第113号平成12年度北上市
水道事業会計補正予算(第2号)を採決いたします。 本件は原案のとおり決することに御異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(高橋一夫君) 御異議なしと認めます。よって、本件は原案のとおり可決されました。
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○議長(高橋一夫君) お諮りいたします。日程第25、発議案第7号から日程第26、発議案第8号までの2件については、会議規則第36条第2項の規定により委員会の付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(高橋一夫君) 御異議なしと認めます。よって、日程第25、発議案第7号から日程第26、発議案第8号までの2件については、委員会の付託を省略することに決定いたしました。
○議長(高橋一夫君) 日程第25、発議案第7号私学関係予算の充実を求める意見書についてを議題といたします。 書記をして議案の朗読をさせます。 (書記朗読)
○議長(高橋一夫君) 提案理由の説明を求めます。27番柏葉明君。 (27番 柏葉明君 登壇)
◆27番(柏葉明君) この意見書は、さきに本議会に提出されました私学教育を充実・発展させるための陳情書を、付託された教育福祉常任委員会が部分採択したことによるものであります。 私学教育は、公教育の一翼を担い学校教育の充実・発展に寄与しているところでありますが、施設、設備などの教育諸条件や、少子化に伴う児童生徒数の減少など、私学教育を取り巻く環境は厳しいものがあります。 このような実情を踏まえ、私立学校の教育条件の維持向上と健全な経営の確立に資するため、現行の私学助成制度を維持するとともに、私学助成金を充実するよう要望することを求める意見書を提出しようとするものであります。 何とぞ満堂の御賛同をお願いいたします。
○議長(高橋一夫君) これより質疑に入ります。(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(高橋一夫君) これをもって質疑を終結いたします。 これより討論に入ります。(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(高橋一夫君) これをもって討論を終結いたします。 これより発議案第7号私学関係予算の充実を求める意見書についてを採決いたします。 本件は原案のとおり決することに御異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(高橋一夫君) 御異議なしと認めます。よって、本件は原案のとおり可決されました。
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○議長(高橋一夫君) 日程第26、発議案第8号道路整備予算の確保に関する意見書についてを議題といたします。 書記をして議案の朗読をさせます。 (書記朗読)
○議長(高橋一夫君) 提案理由の説明を求めます。16番高橋元君。 (16番 高橋元君 登壇)
◆16番(高橋元君) 道路整備予算の確保に関する意見書を読み上げ、提案の理由説明といたします。 道路は、豊かな生活の実現と国土の均衡ある発展を図るための最も基本的な施設であり、その整備は全国各地域がひとしく熱望するところであります。 本格的な高齢化社会の到来する21世紀に向け、活力ある経済に支えられた住みよい地域社会を実現するためには、道路網の整備を長期的な視点に立って着実に推進することが不可欠であります。 特に広大な面積を有する東北地方は、都市間の距離も長く、積雪寒冷の気候、急峻な地形など厳しい自然条件下にあることから、災害に強い、安全で確実な交通の確保が急務であります。 とりわけ本市は、北東北の拠点都市として、また北上中部地方拠点都市地域の中心都市として、道路に対する依存度が極めて高く、高規格道路や直轄国道の整備を図ることは、地域間交流を推進させる上で最も緊急の課題であります。 よって、政府においては、地方における道路整備の重要性を深く認識され、次の事項について特段の配慮がなされるよう強く要望するものであります。 1 新道路整備5箇年計画に基づき、円滑に道路整備を推進していくため、引き続き道路特定財源制度及び道路整備特別会計制度を堅持するとともに、特定財源による道路整備の推進に支障を来すおそれのある制度を導入しないこと。 2 活力ある地域づくり・都市づくりを推進するため、市町村道から高規格幹線道路に至る道路網の整備を一層促進すること。 3 渋滞対策、交通安全対策、沿道環境対策等、安全で快適な生活環境づくりを推進するため、道路整備を一層促進すること。 4 沿道の大気汚染や騒音、地球温暖化問題に対応するため、道路環境対策を一層充実すること。 5 地方の道路財源を大幅に確保すること。 以上でございます。 議員各位の満堂の御賛同を賜りますようよろしくお願いいたします。
○議長(高橋一夫君) これより質疑に入ります。(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(高橋一夫君) これをもって質疑を終結いたします。 これより討論に入ります。(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(高橋一夫君) これをもって討論を終結いたします。 これより発議案第8号道路整備予算の確保に関する意見書についてを採決いたします。 本件は原案のとおり決することに御異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(高橋一夫君) 御異議なしと認めます。よって、本件は原案のとおり可決されました。
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○議長(高橋一夫君) 日程第27、請願・陳情についてを議題といたします。 陳情第2号私学教育を充実・発展させるための陳情書のうち、陳情事項第3項を除く本件に対し委員長の報告を求めます。教育福祉常任委員長金田ハルノさん。 (教育福祉常任委員長 金田ハルノ君 登壇)
◆教育福祉常任委員長(金田ハルノ君) 教育福祉常任委員会委員長報告を申し上げます。 去る9月21日の本会議において、当委員会に付託になりました陳情第2号私学教育を充実・発展させるための陳情書について、当委員会は、9月29日に会議を開き、慎重に審査いたしましたので、その経過と結果について御報告申し上げます。 この陳情の趣旨は、私学と公立の学費格差が依然として大きく、また、私学の施設、設備などの教育諸条件が全体として公立より劣っていることから、私学への補助を増額してほしいというものであります。 当委員会は、陳情項目第1項「貴市内に設置されている私学に対する運営費補助を増額してください」につきましては、他市の状況を見ても当市の補助額は決して多くなく、県内の平均に水準を合わせるべきだとして、採決の結果、全会一致をもって採択すべきものと決定いたしました。 また、陳情項目第2項「貴市の住民で岩手県内の私立高校に在籍する子弟・子女を持つ世帯に対して、就学援助金を出してください」につきましては、岩手県内では就学援助金を出している市町村はないこと、また、生徒間の公平さを欠くことなどから、採決の結果、全会一致をもって不採択すべきものと決定いたしました。 なお、陳情項目第4項「国及び県に対して、公立・私立高校の30人以下学級早期実現を求める意見書を提出してください」につきましては、去る6月20日の本会議におきまして、同一趣旨の発議案が既に議決されていることから、採決の結果、全会一致をもって趣旨採択すべきものと決定いたしました。 以上が当委員会に付託になりました陳情の審査の経過と結果でありますが、何とぞ当委員会の決定どおり御賛同賜りますようお願い申し上げ、報告を終わります。
○議長(高橋一夫君) ただいまの委員長の報告に対する質疑に入ります。(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(高橋一夫君) これをもって質疑を終結いたします。 これより討論に入ります。(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(高橋一夫君) これをもって討論を終結いたします。 これより陳情第2号私学教育を充実・発展させるための陳情書のうち、陳情事項第1項を最初に採決いたします。 本件第1項に対する委員長の報告は採択であります。本件は委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(高橋一夫君) 御異議なしと認めます。よって、本件は採択と決定いたしました。 次に、陳情第2号私学教育を充実・発展させるための陳情書のうち、陳情事項第2項を採決いたします。 本件第2項に対する委員長の報告は不採択であります。陳情第2号のうち、第2項について採択と決定することに賛成の諸君の起立を求めます。 (起立者なし)
○議長(高橋一夫君) 全員反対であります。よって、本件第2項は不採択と決定いたしました。 次に、陳情第2号私学教育を充実・発展させるための陳情書のうち、陳情事項第4項を採決いたします。 本件第4項に対する委員長の報告は趣旨採択であります。本件は委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(高橋一夫君) 御異議なしと認めます。よって、本件は趣旨採択と決定いたしました。 なお、陳情第2号私学教育を充実・発展させるための陳情書のうち、陳情事項第3項については、先ほど同一趣旨の発議案第7号が可決されておりますので、一事不再議の原則により、採択されたものとみなします。 次に、経済環境常任委員長から、目下、委員会において審査中の陳情第1号地域生活環境改善に関する陳情書の陳情事項第4項、第5項及び第6項については、審査、検討を必要とするため、議会閉会中の継続審査の申し出があります。 お諮りいたします。陳情第1号地域生活環境改善に関する陳情書の陳情事項第4項、第5項及び第6項については、委員長の申し出のとおり、議会閉会中の継続審査に付することに御異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(高橋一夫君) 御異議なしと認めます。よって、本件は委員長からの申し出のとおり議会閉会中の継続審査に付することに決定いたしました。 次に、請願第8号市道2083175号線の舗装整備についての請願、陳情第3号市道6013693号線(県道岩崎藤根線から県道後藤野野中線まで)の市道改良舗装に関する陳情書、以上2件について委員長の報告を求めます。建設常任委員長及川洋一君。 (建設常任委員長 及川洋一君 登壇)
◆建設常任委員長(及川洋一君) 建設常任委員会の委員長報告を行います。 去る9月21日の本会議において、当委員会に付託になりました請願第8号市道2083175号線の舗装整備についての請願、陳情第3号市道6013693号線(県道岩崎藤根線から県道後藤野野中線まで)の市道改良舗装に関する陳情書の2件について、当委員会は、9月29日に現地調査を実施した後、会議を開き、関係部長等から意見を聴取し、慎重に審査いたしましたので、その経過と結果について御報告申し上げます。 最初に、請願第8号市道2083175号線の舗装整備についての請願について申し上げます。 この市道は、飯豊24地割地内の延長245メートル、幅員3メートルの砂利道であります。この地域は年々宅地化が進み、それに伴い車の通行量もふえてきております。そのために、雨天時にはわだちができて、泥水が飛散して道路沿いの住民に多大な迷惑を及ぼしていること等から、早急に道路の舗装整備を求めるものであります。 当委員会は、採決の結果、全会一致をもって願意妥当と認め、採択すべきものと決定いたしました。 次に、陳情第3号市道6013693号線(県道岩崎藤根線から県道後藤野野中線まで)の市道改良舗装に関する陳情書について申し上げます。 この市道は、藤根17地割、18地割地内を東西に走る道路でありますが、この道路のうち、県道岩崎藤根線と県道後藤野野中線の間、延長205メートル、幅員3メートルは未舗装のままであります。この道路の周辺には住宅が建ち並び、多目的催事場も整備され、平成13年には和賀東小学校も開校すること等から、早期に道路の拡幅舗装を求めるものであります。 当委員会は、採決の結果、全会一致をもって願意妥当と認め、採択すべきものと決定いたしました。 以上が当委員会に付託になりました請願及び陳情の審査の経過と結果でありますが、何とぞ当委員会の決定のとおり御賛同を賜りますようお願いを申し上げまして報告といたします。
○議長(高橋一夫君) ただいまの委員長の報告に対する質疑に入ります。(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(高橋一夫君) これをもって質疑を終結いたします。 これより討論に入ります。(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(高橋一夫君) これをもって討論を終結いたします。 これより請願第8号市道2083175号線の舗装整備についての請願を採決いたします。 本件に対する委員長の報告は採択であります。本件は委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(高橋一夫君) 御異議なしと認めます。よって、本件は採択と決定いたしました。 次に、陳情第3号市道6013693号線(県道岩崎藤根線から県道後藤野野中線まで)の市道改良舗装に関する陳情書を採決いたします。 本件に対する委員長の報告は採択であります。本件は委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(高橋一夫君) 御異議なしと認めます。よって、本件は採択と決定いたしました。
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○議長(高橋一夫君) 以上をもって本日の日程は全部終了いたしました。 これをもって第92回北上市議会定例会を閉会いたします。 午後3時52分 閉会地方自治法第123条第2項の規定によりここに署名する。 北上市議会議長 高橋一夫 北上市議会議員 小田島龍一 北上市議会議員 梅田勝志...