平成 4年 3月 定例会(第9回) 第9回
北上市議会定例会会議録平成4年2月27日(木曜日)議事日程第2号 平成4年2月27日(木)午前10時開議 第1
会議録署名議員の指名 第2 会期の決定 第3
現金出納検査等の報告 第4 市長の施政方針について 第5 議案第15号 北上市行政組織の再編整備に伴う関係条例の整理に関する条例 第6 議案第16号 北上市職員の
育児休業等条例 第7 議案第17号 北上市一般職の職員の給与条例の一部を改正する条例 第8 議案第18号 北上市一般職の職員等の旅費条例の一部を改正する条例 第9 議案第19号 北上市
特別会計条例の一部を改正する条例 第10 議案第20号 北上市市税条例の一部を改正する条例 第11 議案第22号 北上市
友好都市交流基金条例 第12 議案第24号
北上市庁舎建設基金条例 第13 議案第48号 市の境界変更に関し議決を求めることについて 第14 議案第49号 市の境界変更に伴う財産処分に関する協議に関し議決を求めることについて 第15 議案第50号
辺地総合整備計画の変更について 第16 議案第21号 北上市
手数料条例の一部を改正する条例 第17 議案第23号 北上市
がん対策基金条例 第18 議案第25号
北上市立幼稚園保育料等徴収条例の一部を改正する条例 第19 議案第26号 北上市
奨学金貸与条例の一部を改正する条例 第20 議案第27号
北上市立公民館条例の一部を改正する条例 第21 議案第28号 北上市
体育施設条例の一部を改正する条例 第22 議案第29号
北上市立学校屋外運動場夜間照明施設使用料条例の一部を改正する条例 第23 議案第30号 北上市
モーテル類似施設建築規制条例の一部を改正する条例 第24 議案第31号
北上市立保育所条例の一部を改正する条例 第25 議案第32号 北上市
国民健康保険条例の一部を改正する条例 第26 議案第51号
北上地区広域行政組合規約の
変更協議に関し議決を求めることについて 第27 議案第52号
花巻地区広域行政組合規約の
変更協議に関し議決を求めることについて 第28 議案第33号 北上市憩いの
森施設条例の一部を改正する条例 第29 議案第34号
北上市夏油国民保養温泉国民宿舎等条例 第30 議案第53号
夏油国民保養温泉国民宿舎施設等組合の解散の協議に関し議決を求めることについて 第31 議案第54号
夏油国民保養温泉国民宿舎施設等組合の解散に伴う財産処分の協議に関し議決を求めることについて 第32 議案第35号 北上市みどりの
まちづくり条例 第33 議案第36号 北上市
建築物駐車施設条例の一部を改正する条例 第34 議案第37号 北上市公園条例の一部を改正する条例 第35 議案第3号 平成4年度北上市
一般会計予算 第36 議案第4号 平成4年度北上市
国民健康保険事業特別会計予算 第37 議案第5号 平成4年度北上市
国民健康保険事業特別会計直診勘定予算 第38 議案第6号 平成4年度北上市
老人保健特別会計予算 第39 議案第7号 平成4年度北上市
工業団地事業特別会計予算 第40 議案第8号 平成4年度北上市
下水道事業特別会計予算 第41 議案第9号 平成4年度北上市
農業集落排水事業特別会計予算 第42 議案第10号 平成4年度北上市
駐車場事業特別会計予算 第43 議案第11号 平成4年度北上市
宅地造成事業特別会計予算 第44 議案第12号 平成4年度北上市
夏油国民保養温泉事業特別会計予算 第45 議案第13号 平成4年度北上市
土地取得特別会計予算 第46 議案第14号 平成4年度北上市
水道事業会計予算 第47 議案第38号 平成3年度北上市
一般会計補正予算(第8号) 第48 議案第39号 平成3年度北上市
国民健康保険事業特別会計補正予算(第5号) 第49 議案第40号 平成3年度北上市
国民健康保険事業特別会計直診
勘定補正予算(第4号) 第50 議案第41号 平成3年度北上市
老人保健特別会計補正予算(第2号) 第51 議案第42号 平成3年度北上市
工業団地事業特別会計補正予算(第4号) 第52 議案第43号 平成3年度北上市
下水道事業特別会計補正予算(第4号) 第53 議案第44号 平成3年度北上市
農業集落排水事業特別会計補正予算(第5号) 第54 議案第45号 平成3年度北上市
宅地造成事業特別会計補正予算(第4号) 第55 議案第46号 平成3年度北上市
土地取得特別会計補正予算(第2号) 第56 議案第47号 平成3年度北上市
水道事業会計補正予算(第5号) 第57 発議第1号
北上市議会委員会条例の一部を改正する条例 第58 議案第55号
新町地区農業集落排水事業処理場建設工事の
変更請負契約の締結について 第59 議案第56号 財産(土地)の取得について 第60 議案第57号 財産(土地)の取得について 第61 議案第58号 財産(土地)の取得について 第62 議案第59号 財産(物品)の取得について 第63 議案第60号 市道路線の廃止について 第64 議案第61号 市道路線の認定について
---------------------------------------本日の会議に付した事件 第1
会議録署名議員の指名 第2 会期の決定 第3
現金出納検査等の報告 第4 市長の施政方針について 第5 議案第15号 北上市行政組織の再編整備に伴う関係条例の整理に関する条例 第6 議案第16号 北上市職員の
育児休業等条例 第7 議案第17号 北上市一般職の職員の給与条例の一部を改正する条例 第8 議案第18号 北上市一般職の職員等の旅費条例の一部を改正する条例 第9 議案第19号 北上市
特別会計条例の一部を改正する条例 第10 議案第20号 北上市市税条例の一部を改正する条例 第11 議案第22号 北上市
友好都市交流基金条例 第12 議案第24号
北上市庁舎建設基金条例 第13 議案第48号 市の境界変更に関し議決を求めることについて 第14 議案第49号 市の境界変更に伴う財産処分に関する協議に関し議決を求めることについて 第15 議案第50号
辺地総合整備計画の変更について 第16 議案第21号 北上市
手数料条例の一部を改正する条例 第17 議案第23号 北上市
がん対策基金条例 第18 議案第25号
北上市立幼稚園保育料等徴収条例の一部を改正する条例 第19 議案第26号 北上市
奨学金貸与条例の一部を改正する条例 第20 議案第27号
北上市立公民館条例の一部を改正する条例 第21 議案第28号 北上市
体育施設条例の一部を改正する条例 第22 議案第29号
北上市立学校屋外運動場夜間照明施設使用料条例の一部を改正する条例 第23 議案第30号 北上市
モーテル類似施設建築規制条例の一部を改正する条例 第24 議案第31号
北上市立保育所条例の一部を改正する条例 第25 議案第32号 北上市
国民健康保険条例の一部を改正する条例 第26 議案第51号
北上地区広域行政組合規約の
変更協議に関し議決を求めることについて 第27 議案第52号
花巻地区広域行政組合規約の
変更協議に関し議決を求めることについて 第28 議案第33号 北上市憩いの
森施設条例の一部を改正する条例 第29 議案第34号
北上市夏油国民保養温泉国民宿舎等条例 第30 議案第53号
夏油国民保養温泉国民宿舎施設等組合の解散の協議に関し議決を求めることについて 第31 議案第54号
夏油国民保養温泉国民宿舎施設等組合の解散に伴う財産処分の協議に関し議決を求めることについて 第32 議案第35号 北上市みどりの
まちづくり条例 第33 議案第36号 北上市
建築物駐車施設条例の一部を改正する条例 第34 議案第37号 北上市公園条例の一部を改正する条例 第35 議案第3号 平成4年度北上市
一般会計予算 第36 議案第4号 平成4年度北上市
国民健康保険事業特別会計予算 第37 議案第5号 平成4年度北上市
国民健康保険事業特別会計直診勘定予算 第38 議案第6号 平成4年度北上市
老人保健特別会計予算 第39 議案第7号 平成4年度北上市
工業団地事業特別会計予算 第40 議案第8号 平成4年度北上市
下水道事業特別会計予算 第41 議案第9号 平成4年度北上市
農業集落排水事業特別会計予算 第42 議案第10号 平成4年度北上市
駐車場事業特別会計予算 第43 議案第11号 平成4年度北上市
宅地造成事業特別会計予算 第44 議案第12号 平成4年度北上市
夏油国民保養温泉事業特別会計予算 第45 議案第13号 平成4年度北上市
土地取得特別会計予算 第46 議案第14号 平成4年度北上市
水道事業会計予算 第47 議案第38号 平成3年度北上市
一般会計補正予算(第8号) 第48 議案第39号 平成3年度北上市
国民健康保険事業特別会計補正予算(第5号) 第49 議案第40号 平成3年度北上市
国民健康保険事業特別会計直診
勘定補正予算(第4号) 第50 議案第41号 平成3年度北上市
老人保健特別会計補正予算(第2号) 第51 議案第42号 平成3年度北上市
工業団地事業特別会計補正予算(第4号) 第52 議案第43号 平成3年度北上市
下水道事業特別会計補正予算(第4号) 第53 議案第44号 平成3年度北上市
農業集落排水事業特別会計補正予算(第5号) 第54 議案第45号 平成3年度北上市
宅地造成事業特別会計補正予算(第4号) 第55 議案第46号 平成3年度北上市
土地取得特別会計補正予算(第2号) 第56 議案第47号 平成3年度北上市
水道事業会計補正予算(第5号) 第58 議案第55号
新町地区農業集落排水事業処理場建設工事の
変更請負契約の締結について 第59 議案第56号 財産(土地)の取得について 第60 議案第57号 財産(土地)の取得について 第61 議案第58号 財産(土地)の取得について 第62 議案第59号 財産(物品)の取得について 第63 議案第60号 市道路線の廃止について 第64 議案第61号 市道路線の認定について
---------------------------------------出席議員(65名) 1番 金田ハルノ君 2番 根子信一君 3番 藤原義直君 4番 小原健二君 5番 小松久孝君 6番 佐藤安美君 7番 千田信男君 8番 昆野吉延君 9番 及川洋一君 10番 高橋清悦君 11番 高橋 功君 12番 高橋公生君 13番 伊藤嘉則君 14番 千田正雄君 15番 多田 司君 16番 菊池 昭君 17番 藤枝孝男君 18番 高橋民雄君 19番 小原 桂君 20番 高橋 明君 21番 高橋 俊君 22番 渡辺紘司君 23番 伊藤隆夫君 24番 菊池武實君 25番
及川幸太郎君 26番 及川淳平君 27番 伊藤安雄君 28番 菅原行徳君 29番 伊藤昭男君 30番
佐々木克巳君 31番 浅田哲心君 32番 菊池基行君 33番 千田三一君 34番 高橋徳蔵君 35番
小沢幸三郎君 36番 斎藤 績君 37番 中島高雄君 38番
八重樫眞純君 39番 柏葉 明君 40番
川辺喜代志君 41番 高橋勝郎君 42番 鈴木健策君 43番 平野牧郎君 44番 石川正信君 46番 舘川 毅君 47番 伊藤輝雄君 48番 千葉昭孝君 49番 高橋右男君 50番
川村鷹志君 51番 菊池健造君 52番 高橋一夫君 53番
小原健成君 54番 高橋 功君 55番 高橋 孝君 56番
谷地畝幸吉君 57番
柏葉省一郎君 58番 菊池金助君 59番 田鎖助治君 61番 原田敬三君 62番
八重樫久一君 63番 高橋高志君 64番
柴田八太郎君 65番 松田清志君 66番 高橋賢輔君 67番
昆野市右ェ門君
---------------------------------------欠席議員(1名) 45番 佐藤幸男君
---------------------------------------事務局職員出席者 局長
下屋敷勝哉君 次長 千田安雄君
議事調査係長 高橋 博君 庶務係長 松本 巌君
---------------------------------------説明のため出席した者 市長 高橋盛吉君 助役 斎藤政憲君 収入役 菊池秀雄君
企画調整部長 小野信義君 財政部長 橘 晃司君 民生部長
山中丕之君 産業部長 小原教雄君 建設部長 高橋 茂君 福祉部長 及川文雄君
和賀支所長 堀内三郎君
江釣子支所長 伊藤 巖君
水道事業所長 名須川正夫君
教育委員会 高橋忠孝君 教育長 成瀬延晴君 委員長
選挙管理委 教育次長
小田島龍一君 千田長三君
員会委員長 農業委員会 監査委員 横山耕造君 高橋雄幸君 会長 企画課長 小原善隆君 総務課長 滝澤良徳君 財政課長 真山 峻君
--------------------------------------- 午前10時10分 開会
○議長(
昆野市右ェ門君) ただいまの
出席議員数は65名であります。定足数に達しておりますので、これより第9回
北上市議会定例会を開会いたします。 直ちに本日の会議を開きます。本日の議事は、お手元に配付しております議事日程第2号によって進めます。 日程第1、
会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員は会議規則第80条の規定により、22番渡辺紘司君、23番伊藤隆夫君を指名いたします。
---------------------------------------
○議長(
昆野市右ェ門君) 日程第2、会期の決定を議題といたします。 本件に関し
議会運営委員長の報告を求めます。
議会運営委員長。 (
議会運営委員長 小原健成君 登壇)
◆
議会運営委員長(
小原健成君)
議会運営委員会の報告を行います。 去る2月20日、第9回
北上市議会定例会が招集されたことに伴い、2月24日に委員会を開催し、
今期定例会の付議事件とその取り扱い並びに会期の決定についてを協議をいたしました。 会期は本日から3月13日までの16日間といたしたい旨を決定いたしましたが、その
会期日程等につきましては、次のとおりであります。 本日初日の本会議は、会期の決定の後、
現金出納検査の報告及び
北上地区広域土地開発公社並びに
財団法人北上市開発公社の経営状況の報告、
一般事務報告に対する質疑を行い、その後、市長の施政方針がございます。次に条例23件、一般議案7件につきましては、提案説明を受けた後、質疑を行い、それぞれの
常任委員会に付託をいたします。
一般会計ほか11件の平成4年度予算につきましては、議長を除く議員をもって構成する
予算特別委員会を設置し、これに付託をいたします。
補正予算10件につきましては、提案理由の説明を求め、質疑は後日の本会議において行うことといたします。次の一般議案7件並びに発議1件につきましては、提案理由の説明、質疑、討論の後、採決を行い、続いて請願1件を
建設常任委員会に付託することにいたしております。 また、28日から3月1日までの3日間は議案思考のため休会といたします。 2日と3日の2日間は一般質問を行いますが、現在のところ
一般質問者は5名でございます。 4日から6日までの3日間は
予算特別委員会の審査を行い、7日、8日の2日間は休会といたします。9日から11日までの3日間は各
常任委員会の開催日といたします。12日は休会といたします。 13日は最終本会議とし、条例23件、一般議案7件について、各
常任委員長の報告の後、質疑、討論、採決を行い、その後、
補正予算10件につきましては、質疑の後、討論、採決を行います。次に、
一般会計ほか11件の平成4年度予算につきましては、
予算特別委員長の報告の後、質疑、討論、採決を行い、続いて追加議案の提案理由の説明、質疑、討論、採決を行います。また、請順につきましては、
委員長報告の後、質疑、討論、採決を行うことといたしております。 以上のとおり今定例会の日程を決定いたしましたので、議員各位、よろしく御審議の上に期間内に終了できますように特にお願いを申し上げ、報告といたします。
○議長(
昆野市右ェ門君) ただいまの
議会運営委員長の報告のとおり、
今期定例会の会期は本日から3月13日までの16日間といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
昆野市右ェ門君) 御異議なしと認めます。よって会期は本日から3月13日までの16日間と決定いたしました。
---------------------------------------
○議長(
昆野市右ェ門君) 日程第3、
現金出納検査等の報告を行います。 書記をして報告書を朗読いたさせます。 (書記朗読)
○議長(
昆野市右ェ門君) ただいまの報告に対する質疑に入ります。(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
昆野市右ェ門君) これをもって質疑を終結いたします。 次に、第21
事業年度北上地区広域土地開発公社の経営状況並びに第32
事業年度財団法人北上市開発公社の経営状況の2件が提出されておりますので、書記をして送付書のみを朗読いたさせます。 (書記朗読)
○議長(
昆野市右ェ門君) これより開発公社の経営状況の2件に対する質疑に入ります。(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
昆野市右ェ門君) これをもって質疑を終結いたします。 この際、諸般の報告を行います。事務局長より諸般の報告をいたさせます。
◎
議会事務局長(
下屋敷勝哉君) それでは12
月議会定例会以降における
一般事務報告を申し上げます。 最初に、第107回岩手県
市議会議長会臨時総会について申し上げますが、1月23日久慈市において開催され、議長、副議長、局長が出席いたしました。 会議では、定期総会以降における事務報告を了承したほか、
会長提出議案である平成4年度の総会開催市の決定ということで、定期総会を水沢市で、臨時総会を二戸市において開催する旨決定しており、各市からの提出議案「高
規格幹線道路の整備促進と延伸について」、「東北新幹線(盛岡・青森間)の早期完成について」、さらには「
国立一関工業高等専門学校に学科を拡充することについて」の3件をそれぞれ審議し、いずれも
全会一致原案どおり可決いたしております。 また、第44回
東北市議会議長会定期総会に岩手支部から提出する議案3件については、今回、決定いたしました
各市提出事項と、さらに、去る7月、定期総会において決定済みの3件を加えた6件の中から選定することといたしまして、その取り扱いは会長に一任いたしております。 次に、2月14日、東京の
全国都市会館で開催されました
全国高速自動車道通過市議会協議会定期総会について申し上げます。 会議には議長、局長が出席いたしました。 この会は、
高速自動車道通過市共通の問題を総合的に調査研究し、行政上の
具体的方策を協議するとともに、その実現を強力に促進していくため全国の234市が加盟している組織であります。 当日の協議では、平成2年度決算を原案どおり認定したほか、平成4年度における
運動方針案並びに予算案についてそれぞれ審議いたしまして、いずれも原案どおり可決いたしております。 平成4年度の運動方針ですが、特に本年度は第10次道路整備5カ年計画の最終年度となることから、第11次道路整備5カ年計画においては、いまだ完成していない地方都市間を連結する
高速自動車道ネットワークを早期に完成することによって生活や経済活動の圏域を拡大し、交流の活発化により地方の活性化を図るものであり、均衡のある発展と豊かな地域社会を実現するため高
規格幹線道路網1万4,000キロメートルの達成に向けて強力に運動を展開するといたしております。 次に、
広域市町村圏指定都市協議会総会について申し上げます。 2月19日、東京の
日本都市センターで開催されまして、議長と
事務局次長が出席いたしております。 会議冒頭、朝日新聞の
川島編集委員によります「広域行政の新たな波」と題した講演の後、事務報告を了承したほか、平成2年度決算が審議されまして、
全会一致原案を認定いたしております。さらに、平成4年度の本
協議会運営方針案並びに予算案について審議され、いずれも原案どおり可決されております。平成4年度の運営方針ですが、ここに列記しておりますとおり、「多
極分散型国土形成に資する
広域行政圏の役割の明確化」のほか6項目を掲げまして強力に運動を行うことにいたしております。 また、その際、規約の一部改正が行われましたが、これは、平成3年2月29日付の
自治事務次官通知により、昭和44年度から設定が進められてきた
広域市町村圏及び昭和52年度から設定が進められている
大都市周辺地域の両者を「
広域行政圏」と総称し、引き続き広域行政の推進に努めることとされたことに伴いまして、この際、
全国市議会議長会におけるこの部分に係る改正等を勘案いたしまして、これまでの名称を
広域行政圏市議会に改めたほか、この趣旨に沿いまして、目的及び組織の一部についても所要の改正を行っております。 最後に、12
月議会定例会議決事項の処理状況についてですが、採択になりました請願2件については市長よりお手元に配付してございますとおり報告いただいておりますし、「
地方交付税率の堅持、
地方交付税総額の確保及び地方財政の拡充を求める意見書」については、12月24日付をもって関係省庁に送付いたしております。 以上でございます。
○議長(
昆野市右ェ門君) ただいまの報告に対する質疑に入ります。(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
昆野市右ェ門君) これをもって質疑を終結いたします。
---------------------------------------
○議長(
昆野市右ェ門君) 日程第4、市長の施政方針についてを議題といたします。市長。 (市長 高橋盛吉君 登壇)
◎市長(高橋盛吉君) 本日、ここに第9回
北上市議会定例会の開会に当たり、今後の市政運営の方針並びに平成4年度における主要施策について所信の一端を申し上げ、議員各位と市民の皆様の御理解を得たいと存じます。 昨年4月、3市町村の合併により新しい北上市が誕生して以来、はや1年が経過しようとしておりますが、この間、市勢は極めて順調に進展しておりますことは御同慶にたえないところであり、関係各位を初め、市民の皆様の御理解と御協力に対し深く感謝を申し上げるところであります。 我が国は、21世紀を間近に控え、確実に進行する
高齢化社会に備えて社会資本の整備充実が急がれるとともに、国民一人一人が豊かさとゆとりを実感でき、多様な価値観を実現できる、いわゆる生活大国への前進が求められております。このため、労働時間の短縮による余暇時間の確保、高齢者や障害者の社会参加の促進、女性の能力と経験を生かすことのできる条件整備、豊かな個性や香り高い文化の創出、環境保全と均衡ある国土の発展などが重要な課題となってきております。 このような情勢の中にあって、合併2年目に当たる平成4年度は、実質的に新市を定着させ、さらに21世紀の理想都市建設の基礎づくりをする極めて重要な年であると考えております。このため、将来を展望した新市の基本構想・基本計画、国土利用計画、都市基本計画等を策定し、これに基づき、将来の発展に向けて計画的に施策を展開してまいりたいと考えております。 予算編成に当たりましては、最近の景気減速による法人税の大幅減収が予想され、国、地方とも財源確保に深刻なものがあり、財政を取り巻く環境は極めて厳しい状況であります。このような中で、新しい北上市のまちづくりを目指して、合併協定や新市建設計画に基づく諸施策を積極的に計上することとし、経常経費については、可能な限り節減合理化に努め、編成したところであります。 以下、主要施策について申し上げます。 初めに、都市の発展を支える基盤の整備について申し上げます。 高速交通体系については、昨年12月国土開発幹線自動車道建設審議会において(仮称)北上南インターチェンジの設置が決定されたことは、北上南部工業団地を初め、夏油高原リゾート開発など、周辺地域の開発に大きな役割を果たすものと期待されるところであり、今後、早期建設に向けて努力してまいります。 また、東北横断自動車道釜石秋田線は、市内全区間で工事が着手されておりますので、今後は北上-秋田間の全線早期開通に向けて関係機関に要望するとともに、インターチェンジのアクセス道路の整備を図ってまいりたいと考えております。 国道の整備促進については、国道4号の4車線拡幅工事の花巻方面への延伸及び和賀大橋以南の早期着手を初め、国道107号の(仮称)新珊瑚橋の架橋、江釣子地区、和賀地区のバイパスの建設及び口内町地内の改良舗装工事の促進を関係機関に要望してまいります。 県道の整備促進については、主要地方道一関北上線、県道夏油温泉江釣子線及び和賀金ヶ崎胆沢線など、順次その整備が進められているところであり、これら事業の早期完成を促進するほか、九年橋のかけかえについても早期に着工されるよう県に要望してまいります。 市道整備については、補助事業等を積極的に導入し、地域間の均衡に十分配慮しながら、新年度は64路線の工事を計画し、地域住民の期待にこたえてまいりたいと存じます。特に新年度から2カ年事業としてスタートする地方特定道路整備事業の導入を図り、岩沢夏油温泉線ほか3路線の整備を促進してまいりたいと考えております。 土地区画整理事業については、健全な市街地の形成と良好な居住環境づくりを目指して積極的に取り組んでいるところであります。特に黒沢尻東部地区土地区画整理事業は、67.3ヘクタールの区域に40億円余の巨費と12年の歳月をかけ、昨年10月完了できたことに対し、関係者の皆様に改めて敬意を表したいと存じます。 黒沢尻西部地区土地区画整理事業は工事が2年目に入るので、さらに事業の促進を図るとともに、第2地区についても事業化に向けてB調査の見直しと新たにC調査を実施してまいりたいと存じます。 また、村崎野地区は、本年度A調査を実施したところでありますので、この結果をもとに十分検討した上で、事業化に向けて取り組んでまいりたいと考えております。 街路事業については、(仮称)新珊瑚橋と国道4号を結ぶ舘曽山線は、東北本線との立体交差の工事に着手するほか、曙町線は引き続き整備を図り、新年度の完成を目指します。 情報・通信ネットワークの整備については、高度情報化社会に即応し、市域の一体的な発展を図るため、昨年10月に地域指定を受けたテレトピア計画に基づき、新年度において行政窓口サービスシステムの運用を開始するほか、年次計画で順次整備を図ってまいります。 また、和賀町を区域とする農村型有線テレビ事業は、新年度から本格的に着工する運びとなりましたので、これを積極的に支援してまいりたいと考えております。 なお、国が東京一極集中の是正策として検討している「地方拠点都市地域整備施策」に基づく地域指定の実現を目指すとともに、新年度において産業業務施設再配置促進調査事業を導入し、ソフトパーク構想の具体化を図るなど、都市機能の充実に努めてまいりたいと存じます。 次に、地域個性を生かした生活環境の整備について申し上げます。 新しく制定あるいは指定した市章、市民憲章及び花鳥木は、本市の豊かな自然と歴史を象徴したものであり、これらが市民に親しまれ、生かされるような快適な生活環境づくりを推進してまいりたいと考えております。 都市公園については、引き続き黒沢尻中央公園、黒沢尻北公園の整備を推進するとともに、岩崎城運動公園の区域拡大を図り、環境整備や体育館建設に向けて調査を進めてまいります。 工芸の村公園は、本年2月都市計画決定を見たところであり、引き続き地権者の御理解をいただきながら事業の推進を図ってまいりたいと考えております。 また、大堤公園は、総合運動公園として整備を図るため約50ヘクタールに区域拡大をしたところでありますが、平成11年に岩手県で開催が予定されている全国高等学校総合体育大会の主会場誘致の運動とあわせて、施設建設に向けて調査設計に着手してまいります。 さらに、北本内ダム周辺環境整備を含めた西部和賀川流域開発を計画的に推進してまいる考えであります。 住宅施策については、人口の増加に伴い住宅需要に応じた量的な確保を図るとともに、生活ニーズに応じた質の高い住宅づくりが求められております。このため、平成元年度から建設を進めてきた市営相去住宅の完成を図るほか、新たに沢野住宅の建設や長沼住宅建てかえ基本計画の策定を進めるとともに、柏野団地及び鳩岡崎団地などの宅地分譲を促進してまいります。 また、口内町金成地区の住宅団地は、地権者との用地契約もおおむね終了したので、民間活力の導入を図りながら新年度から造成に着手してまいりたいと考えております。 さらに、雇用促進事業団が建設を進めている雇用促進住宅2棟80戸が間もなく完成するので、勤労者の入居を促進するとともに、岩手県住宅供給公社が宅地造成を進めている飯豊住宅団地の分譲を促進してまいります。 上水道については、第4次拡張事業の最終年度に当たるので、口内町柧ノ木田地区の配水管の布設や配水池の整備など、事業の完了を図ってまいります。 また、本年度において策定中の新市の上水道施設整備基本計画に基づき全体計画を見直すとともに、未給水区域の早期解消に努めてまいります。 下水道については、川岸地区及び有田地区の一部47ヘクタールと北鬼柳地区の一部13ヘクタールに下水道管渠を布設し、区域の拡大を図ってまいります。 また、水洗化を促進するため、新年度から水洗便所改造融資制度について貸付限度額を引き上げるとともに、私道の下水道設置に対し補助制度を新設するなど、下水道事業の普及促進に努めてまいります。 環境保全対策については、騒音、大気及び公共用水域の水質状況に係る環境調査を実施するとともに、誘致企業との公害防止協定に万全を期するなど、公害の未然防止に積極的に取り組んでまいります。 ごみ処理については、ごみの減量と再利用について市民の理解が得られるように努めるとともに、一般廃棄物最終処分場の新設のための諸調査を実施してまいる考えであります。 消防防災については、複雑多様化する災害の要因に的確に対応するため、年次計画に基づき、順次、消防機械及び消防防災施設の整備充実を図るとともに、予防活動を重点的に取り組んでまいります。 次に、生きがいのある福祉社会の形成について申し上げます。 活力と潤いに満ちた長寿社会の形成に向けて、市民が健康で生きがいを持ち、安心して生涯を過ごせるような総合的な長寿社会対策を着実に進めてまいる必要があります。このため、高齢化対策については、高齢者も若者も含めた市域全体がどうあるべきかという視点に立って長寿社会対策指針を策定するとともに、平成5年度までに策定が義務づけられている老人保健福祉計画の立案に着手してまいります。 一方、在宅高齢者の介護ニーズ等に適切に対応できるよう、ホームヘルパー派遣事業、短期入所事業、デイ・サービス事業等の在宅福祉サービスの拡充強化を図ってまいります。特にデイ・サービス事業では、新たに老人福祉センター展勝園に小規模デイ・サービスセンターを開設し、虚弱老人を対象とした通所による各種サービスを提供してまいりたいと考えております。 また、ひとり暮らし老人が安心して生活できるよう、緊急時に備え24時間体制でセンターと結ぶ緊急通報システムを構築する考えであります。 障害者対策については、新たに聴覚障害者の更生相談や手話通訳のための「ろうあ者等相談員」と視覚障害者等の外出介助者としての「ガイドヘルパー」を設置するほか、在宅障害者デイ・サービス事業を拡充し、障害者福祉の増進に努めてまいります。 児童福祉については、核家族化の進行や女性の社会進出等に伴う多様なニーズにこたえられるように配意してまいりたいと考えております。特にも市の将来を担う児童の健全育成を図るため、家庭児童相談員を増員し、児童相談室の充実強化に努めるとともに、放課後対策事業の拡大や地域における子供の遊び場事業の導入など、積極的に支援してまいる考えであります。 また、施設建設を進めてきた「こども療育センター」を本年4月から常設の施設として開設し、心身障害児の療育事業を拡充強化してまいります。 婦人対策については、関係機関や各種団体との連携のもとに、婦人相談機能を高めるとともに、女性の地位向上を図るための施策を積極的に推進してまいります。 青少年の健全育成については、関係機関、団体との連携のもとに、少年センター機能の充実を図り、少年補導、広報活動等、積極的な施策の推進に努めてまいります。 これら福祉施策の展開に当たり、市社会福祉協議会の役割が重要であり、その基盤強化と福祉活動の推進に対し積極的に推進してまいる考えであります。 保健医療については、新年度から人間ドック補助事業や乳がん及び子宮がん検診を市内全域に拡大するほか、一般の歯科教育の場として各地区ごとに歯科教室を開催する予定であります。 また、健康体力運動教室や健康まつり等を継続して実施するなど、体力づくりの啓発普及に努めてまいります。 国民健康保険事業については、新年度において助産費支給額の大幅な引き上げを図るほか、医療費の適正化や保健活動を充実するとともに、国保税の確保に万全を期し、円滑な運営に努めてまいります。 防犯については、昨年、県下に先駆けて暴力団追放の都市宣言をし、関係機関・団体が一丸となって本市侵入を阻止してきたところでありますが、新年度も継続して犯罪のない明るい地域社会をつくるため、市民ぐるみの運動を強力に展開してまいる考えであります。 次に、教育と文化の都市づくりについて申し上げます。 学校教育施設については、
教育委員会における学校の適正規模、適正配置の考えを基本に新設、統合の計画的な推進と老朽校舎の改築、改造を重点的に進めてまいります。 新年度においては、黒岩小学校校舎及び南中学校屋内運動場の改築を初め、黒沢尻西小学校及び和賀東中学校の大規模改造や和賀西小学校及び成田小学校のプール建設を実施してまいります。 また、川東地区中学校については、新年度に造成工事に着手するなど、平成6年4月の開校に向けて準備を進めてまいります。 なお、本年4月に和賀西小学校が開校する運びとなりましたが、関係者、特に閉校となる地域の御理解と御協力に対し深く敬意を表したいと思います。 社会教育施設については、市民が生涯にわたり主体的に学習する生涯学習社会の実現を期するため、学習の拠点づくりとしての公民館、図書館等の整備を図ってまいります。特に図書館は、黒沢尻中央公園隣接地に新館を建設することとし、平成4年度中の完成を期してまいります。 また、開館以来3年目を迎える日本現代詩歌文学館の運営に当たっては、全国的に多くの人々に親しんでいただけるような工夫を凝らすとともに、文学館周辺に俳人山口青邨宅の移築復元を図るほか、市内に詩歌に関する文学碑を建立し、詩情あふれるまちづくりを図ってまいりたいと存じます。 文化財関係については、学術的に高く評価されているみちのく民俗村の開村宣言をして広く周知を図るとともに、国指定史跡樺山遺跡については、新年度から3カ年継続で導入される「ふるさと歴史の広場事業」により整備を進めてまいります。 また、鬼剣舞発祥の地にちなんだ「鬼と平和の里」づくりの拠点施設である鬼の館については、平成5年度の完成を目指して新年度から建設工事に着手する考えでございます。 体育施設については、市民のスポーツ拠点として大堤地区及び岩崎地区の運動公園に総合的な体育施設の導入を推進するほか、北上中学校屋外運動場に夜間照明用施設を設置するなど、順次整備を図ってまいります。 大学等高等教育機関の誘致については、昨年4月に開校した北上情報処理学園の附属施設を順次整備し、その機能の充実を図るとともに、北上地域大学誘致期成同盟会と一体となって今後も大学誘致に努力してまいります。 国際交流については、これまで姉妹都市、友好都市と使節団の交流や英語指導講師の招聘、短期留学生の交換、スポーツ交流、農業研修生の受け入れを実施するなど、友好と親善に努めてまいりましたが、今後もこれらの交流を引き続き実施するとともに、最近、活発化してきております民間レベルの交流活動を積極的に支援してまいりたいと考えております。 次に、新しい産業の振興について申し上げます。 農業の振興については、農産物の輸入問題や国内における産地間競争の激化など、農業を取り巻く情勢がさらに厳しさを加えてきております中で、農業労働力の減少、高齢化、兼業化が進行し、農業の生産体制が脆弱化してきております。このような情勢にあって、21世紀を展望し、国際競争力のある農業の確立を目指して努力してまいらなければならないと考えております。 本市の農業は、昨年4月の3市町村合併により県下第1位となりましたが、今後は新しい農業の振興計画とその推進体制の確立によってこの水準をさらに高めていく必要があると考えております。このため、現在、策定を進めている総合計画、国土利用計画及び都市基本計画等との整合を図りながら、平成5年度の完了を目指して北上市農業振興地域整備計画の策定に着手する考えであります。 また、本年度において一本化した北上市農業振興推進協議会の機能の充実強化に努めてまいります。 なお、平成5年3月を目途に市内の4農業協同組合の合併作業が進められておりますので、これらを積極的に推進するとともに、青果物卸売市場の統合の促進にも努めてまいりたいと考えております。 生産性の高い農業の確立を図るため、これまでの実績を踏まえ、恵まれた地域特性を最大限に生かし、水稲を基幹として、畜産、果樹、蔬菜、花卉等、地域特産物の振興を図り、高品質、高規格、量産体制を確立して消費者ニーズにこたえられる産地形成を図ってまいる必要があります。 また、主業型農業と生産組織を育成するため、農地流動化について受け手に助成を講じながらその促進に努めてまいります。 後継者対策は、財団法人岩手県農業担い手育成基金協会が新年度からスタートしますので、これらと密接な連携を図りながら努力してまいる考えでございます。 水田農業確立後期対策は、平成3年度の水稲作況が全国的に不良なことから、4年度限りの措置として北上市には434ヘクタールの転作面積が緩和されることになりましたので、これに対応するとともに、これまでの団地化や高収益作物の定着が後退しないよう配慮し、農家の理解と協力を得ながら関係者一丸となって取り組んでまいりたいと存じます。 農業生産基盤及び農村生活環境整備については、県営和賀中央第3地区の大区画圃場整備事業並びに新年度から着手する上岩崎地区団体営土地改良総合整備事業の促進を図るとともに、県営和賀中央第4地区の21世紀型水田農業モデル圃場整備事業の計画調査事業を引き続き実施してまいることとしております。 北上地域広域営農団地農道整備事業は、和賀川の橋梁工事がいよいよ新年度から着工する運びとなりましたので、これの早期完成を期するとともに、農村総合整備モデル事業及び農村基盤総合整備事業等の促進について、国、県に対して強力に要請してまいります。 農業集落排水事業は、口内町新町地区が新年度の早い時期に完成する見通しとなり、その供用開始を図るほか、現在実施中の鳩岡崎地区の事業を推進するとともに、新たに飯豊地区に着工してまいる考えであります。 また、水環境整備事業については、引き続き妻川地区の事業を促進するとともに、新たに新堰地区に事業の導入を図ってまいります。 林業振興については、施業の合理化等による地域林業の活性化を図るため、新年度において北上市森林整備計画を樹立することといたしております。 また、男山周辺にグラススキー場やキャンプ施設等の整備を進めてきた新林業構造改善事業は新年度で完了の運びとなりますが、農業との有機的な結合のもとに、林業の活性化を図るため、引き続き林道や作業道の基盤整備並びに造林、間伐等の促進に努めるとともに、森林の持つ公益的機能の活用を図ってまいりたいと考えております。 なお、森林組合及び土地改良区の合併は、農林業振興体制の確立にとって重要な課題でありますので、県や農林業団体との連携を図りながら、その指導に努めてまいる考えであります。 商業振興については、全国的に既存の商店街が衰退傾向にある中で、昨年5月「特定商業集積の整備に関する特別措置法」が制定されたので、これに基づく商業基本構想を策定し、商店街の活性化に取り組んでまいります。 また、商店街振興基金を活用し、商店街活性化のための調査事業や各種イベント事業を支援するとともに、商工会議所、商工会等との連携を図りながら積極的に指導をしてまいります。 工業振興については、本市への企業立地が順調に進む中で、北上南部工業団地の第1期分はほぼ完売状態にあり、引き続き第2期造成工事に着手しているところでありますが、第3期分については、(仮称)北上南インターチェンジとの組み合わせによる付加価値の高い工業団地として整備を促進してまいります。 さらに、後藤野工業団地についても排水施設などを整備し、団地全体の機能の充実を図ってまいります。 地場産業の育成については、技術交流センター施設等を活用して、異業種間の交流を促進するなど、経営力と技術力の向上を図り、地場企業と誘致企業の共存共栄に努めてまいりたいと存じます。 雇用対策については、企業立地が順調に進展している一方で、人材、労働力の確保が重要な課題となっておりますので、新規学卒者の地元定着を図るとともに、昨年開設した東京事務所の体制を充実強化して、Uターン、Iターンの促進を図るなど、引き続き労働力の確保について努力してまいる考えであります。 また、新たに勤労者教育資金貸付制度を創設するなど、勤労者の生活安定と福祉の向上を図ってまいります。 物流については、平成元年度に運輸省から物流ネットワークの指定を受けて基本構想の策定を進めているところであり、新年度はその構想に基づき、具体化に向けて取り組んでまいります。 観光については、豊富な観光資源を生かした通年型、滞在型の観光地づくりと広域観光の拠点機能の充実を図ってまいりたいと思います。 このため、スキー場、ゴルフ場を核とする夏油高原リゾート開発を促進するとともに、秘境を生かした夏油温泉周辺の整備に努めてまいります。 展勝地は、桜並木の老化対策を講じながら、北上川堤防計画を配慮した第2桜並木構想の具体化のための調査を進めるとともに、「歴史と桜の薫る里展勝地を支援する道路整備」ということをキャッチフレーズとして、岩手県が進めている一関北上線のマイロード事業の促進を図るなど、環境整備に努めてまいります。 また、みちのく芸能まつり、夏油温泉まつり、古墳まつり、北上夜曲コンクールなど、これまでのイベントの充実を図るとともに、観光関係団体との有機的な連携を密にしながら観光宣伝活動を展開してまいる考えであります。 特産品の開発普及については、物産関係団体の育成を図りながら地域の特性を生かした地場産業や民芸、工芸品など、魅力のある観光土産品の開発に努めるとともに、広く特産品の紹介宣伝をしてまいる考えであります。 以上、主要施策の概要について申し上げましたが、このほか、新庁舎の建設については、現在、庁舎建設位置選定委員会において鋭意検討が進められておりますので、その意見を受けて、周辺地域を含めた開発整備のあり方を十分調査検討した上で計画の立案準備に努めるとともに、庁舎建設基金を積み立ててまいることとしております。 また、北上操車場跡地については、平成2年度に実施した基本構想等の調査結果に基づき、事業手法、土地利用フレーム及び実施方策など、具体的な調査検討を進めてまいる考えであります。 さらに、3市町村合併の実効性を高めるため、合併協定や新市建設計画を着実に推進するとともに、絶えず事務事業の見直しを行い、行政の簡素効率化に努めてまいる考えでございます。 私は、昨年、新しい北上市政を担当するに当たり、「融和と前進」を基本姿勢として、市民の一体感を醸成しながら新市を順調に軌道に乗せるとともに、21世紀の理想都市建設に向けて力強く前進する決意を述べましたが、引き続き8万4,000市民の総力を結集して、市勢発展と市民福祉の向上に全力を傾注してまいる所存でございます。 議員各位と市民の皆様の御指導と御協力をお願い申し上げまして、私の所信表明を終わります。
○議長(
昆野市右ェ門君) 休憩いたします。 午前11時7分 休憩
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○議長(
昆野市右ェ門君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 日程第5、議案第15号北上市行政組織の再編整備に伴う関係条例の整理に関する条例、日程第6、議案第16号北上市職員の
育児休業等条例、日程第7、議案第17号北上市一般職の職員の給与条例の一部を改正する条例、日程第8、議案第18号北上市一般職の職員等の旅費条例の一部を改正する条例、日程第9、議案第19号北上市
特別会計条例の一部を改正する条例、日程第10、議案第20号北上市市税条例の一部を改正する条例、日程第11、議案第22号北上市
友好都市交流基金条例、日程第12、議案第24号
北上市庁舎建設基金条例、日程第13、議案第48号市の境界変更に関し議決を求めることについて、日程第14、議案第49号市の境界変更に伴う財産処分に関する協議に関し議決を求めることについて、日程第15、議案第50号
辺地総合整備計画の変更について、以上11件を一括して議題といたします。 提案理由の説明を求めます。
企画調整部長。 (
企画調整部長 小野信義君 登壇)
◎
企画調整部長(小野信義君) ただいま上程になりました議案第15号北上市行政組織の再編整備に伴う関係条例の整理に関する条例外10件について提案の理由を申し上げます。 最初に、議案第15号北上市行政組織の再編整備に伴う関係条例の整理に関する条例について申し上げます。 平成4年度における事務改善策の1つとして、効率的な行政運営と住民サービスの向上を図るため、課等の再編整備及び課等の名称を変更することに伴い、北上市青少年問題協議会条例、北上市工業振興審議会条例及び北上市水道事業の設置等条例について所要の改正をしようとするものであります。 次に、議案第16号北上市職員の
育児休業等条例について申し上げます。 地方公務員の育児休業等に関する法律が平成4年4月1日から施行されることに伴い、職員の育児休業等に関し必要な事項を定めようとするものであります。 その主な内容は、育児休業をすることができない職員として、1、非常勤職員、2、臨時的に任用される職員等について規定しようとするとともに、同一子に対する再度の育児休業ができる場合の特別の事情を具体的に規定しようとするものであります。 また、部分休業については、部分休業ができない職員として、1、非常勤職員、2、配偶者が育児休業法等により育児休業をしている職員等について規定しようとするものであります。 なお、部分休業により勤務しなかった時間については、勤務1時間当たりの給与額を減額して支給することを規定しようとするものであります。 施行日は平成4年4月1日からにしようとするものであります。 次に、議案第17号北上市一般職の職員の給与条例の一部を改正する条例について申し上げます。 平成3年9月1日から東京事務所を設置し、市政全般に関し広く情報の収集等に努めているところですが、当事務所の機能をより充実させるため、平成4年4月1日から一般職員を配置する考えであります。これに伴い、勤務する職員に対し、物価及び生計費の事情を考慮して、地域による実質的な給与の不均衡を是正するため、調整手当を支給することにしようとするものであります。 また、合併に伴い、部制の導入や行政組織機構、職員数、職員構成等、実態に即した職員の給与体系を考慮し、行政職給料表を現行の8級制から9級制に改正しようとするものであります。さらに、これに合わせて級別職務区分の見直しをしようとするものであります。 なお、施行日は平成4年4月1日からにしようとするものであります。 次に、議案第18号北上市一般職の職員等の旅費条例の一部を改正する条例について申し上げます。 職員の赴任に伴う移転料及び着後手当について、県及び他市との均衡を考慮し、額等の改正を行うとともに、職員が扶養親族を伴って移転する場合には、扶養親族についても扶養親族移転料を支給しようとするものであります。 次に、議案第19号北上市
特別会計条例の一部を改正する条例について申し上げます。
夏油国民保養温泉国民宿舎施設等組合の解散に伴い、保養施設である北上市国民宿舎夏油山荘を北上市が引き継いで設置することになり、この際、従来からある類似施設の夏油温泉館及び夏油温泉供給施設を一体的に運営することとし、北上市温泉給湯事業特別会計を廃止して新しく北上市夏油国民保養温泉事業特別会計を設置しようとするものであります。 次に、議案第20号北上市市税条例の一部を改正する条例について申し上げます。 本件は、地方自治法の一部改正により、いわゆる自治会、町内会が地縁による団体として認可を受けた場合法人格を有することになり、法人市民税の課税の対象となりますが、地縁団体として法人格を得たとしてもその活動は従来から行われてきた自治会、町内会の活動と何ら変わるところがなく、地域住民総意の活動であるところから、その地縁団体の法人市民税を減免しようとするものであります。 次に、議案第22号北上市
友好都市交流基金条例について申し上げます。 この条例は、市民から友好都市である中国河南省三門峡市との交流に役立ててほしいとの指定寄附のあった2,000万円を財源に基金を設置し、その運用益を交流に要する経費に充てるため、必要な事項を定めようとするものであります。 次に、議案第24号
北上市庁舎建設基金条例について申し上げます。 新市建設計画に基づく庁舎建設事業の財源に充てるため基金を設置し、必要な事項を定めようとするものであります。 次に、議案第48号市の境界変更に関し議決を求めることについて申し上げます。 県営圃場整備事業施行の結果、笹間地区耕地の区画が変わり、当市と花巻市の従来の境界線が合理性を欠くこととなったため、新たに整備された道路及び水路の区画をもって境界とすることとし、その境界の一部を変更しようとするものであります。 なお、花巻市から当市に編入する面積は2万1,620.40平方メートル、当市から花巻市に編入する面積も同じであります。 次に、議案第49号市の境界変更に伴う財産処分に関する協議に関し議決を求めることについて申し上げます。 当市と花巻市との境界変更に伴い、両市がそれぞれ所有する道路及び水路の財産処分について、花巻市と協議の上、新たに区域になったそれぞれの市に帰属せしめようとするものであります。 最後に、議案第50号
辺地総合整備計画の変更について申し上げます。 今回の計画変更は、石曽根大官森辺地の市道法量野改5号線の道路整備事業の用地費等の増に伴い、辺地対策事業債の予定額を増額しようとするものであります。 以上、11件についてよろしく御審議の上、原案のとおり議決賜りますようお願い申し上げます。
○議長(
昆野市右ェ門君) これより質疑に入ります。(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
昆野市右ェ門君) これをもって質疑を終結いたします。 ただいま議題となっております議案第15号北上市行政組織の再編整備に伴う関係条例の整理に関する条例外10件については総務
常任委員会に付託いたします。
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○議長(
昆野市右ェ門君) 日程第16、議案第21号北上市
手数料条例の一部を改正する条例、日程第17、議案第23号北上市
がん対策基金条例、日程第18、議案第25号
北上市立幼稚園保育料等徴収条例の一部を改正する条例、日程第19、議案第26号北上市
奨学金貸与条例の一部を改正する条例、日程第20、議案第27号
北上市立公民館条例の一部を改正する条例、日程第21、議案第28号北上市
体育施設条例の一部を改正する条例、日程第22、議案第29号
北上市立学校屋外運動場夜間照明施設使用料条例の一部を改正する条例、日程第23、議案第30号北上市
モーテル類似施設建築規制条例の一部を改正する条例、日程第24、議案第31号
北上市立保育所条例の一部を改正する条例、日程第25、議案第32号北上市
国民健康保険条例の一部を改正する条例、日程第26、議案第51号
北上地区広域行政組合規約の
変更協議に関し議決を求めることについて、日程第27、議案第52号
花巻地区広域行政組合規約の
変更協議に関し議決を求めることについて、以上12件を一括して議題といたします。 提案理由の説明を求めます。
企画調整部長。 (
企画調整部長 小野信義君 登壇)
◎
企画調整部長(小野信義君) ただいま上程になりました議案第21号北上市
手数料条例の一部を改正する条例外11件について提案の理由を申し上げます。 最初に、議案第21号北上市
手数料条例の一部を改正する条例について申し上げます。 各種年金受給者の生存を証明するための現況届等証明手数料については、福祉施策の一環として、永年にわたり社会の発展に貢献された方々に支給される年金を初め、障害者年金、母子年金、農業者年金等、すべての年金受給者の負担を軽減するため、年金受給権者現況届証明手数料を免除しようとするものであります。 次に、議案第23号北上市
がん対策基金条例について申し上げます。 この条例につきましては、従来、がん検診受診奨励等、がん予防に資するための「北上市ガン予防基金」を設置しておりましたが、これに加え、特に末期がんの医療対策の資金にも活用するため「北上市ガン予防基金条例」を廃止し、新たに「北上市
がん対策基金条例」を設置しようとするものであります。 次に、議案第25号
北上市立幼稚園保育料等徴収条例の一部を改正する条例について申し上げます。 幼稚園の保育料及び入園料を徴収する期限について、公金の口座振替日が特定の日に集中しないように調整を図るため所要の改正をしようとするものであります。 次に、議案第26号北上市
奨学金貸与条例の一部を改正する条例について申し上げます。 平成3年4月に開校した職業訓練校北上コンピュータ・アカデミーを奨学金貸与の資格要件に加えようとするほか、奨学生選考委員会の委員の選出区分等について所要の改正をしようとするものであります。 次に、議案第27号
北上市立公民館条例の一部を改正する条例について申し上げます。 この条例は、和賀町藤根14地割147番3に北上市藤根公民館を設置し、区域内の住民のために各種公民館事業を行い、住民の教養の向上等を図り、生活文化の振興、社会福祉の増進に寄与するため所要の改正をしようとするものであります。 次に、議案第28号北上市
体育施設条例の一部を改正する条例について申し上げます。 今回の改正は、展勝地トレーニングセンターを廃止することと、岩崎城陸上競技場に夜間照明を設置したことに伴い、適切な管理運営を図るため所要の改正をしようとするものであります。 次に、議案第29号
北上市立学校屋外運動場夜間照明施設使用料条例の一部を改正する条例について申し上げます。 夜間照明施設の使用料の額を実態に即しカード式とコイン式のものにそれぞれ定めようとするものであります。 次に、議案第30号北上市
モーテル類似施設建築規制条例の一部を改正する条例について申し上げます。 この条例は、罰金の額等の引き上げのための刑法等の一部を改正する法律の施行に伴い、罰金の額を引き上げようとするものであります。 次に、議案第31号
北上市立保育所条例の一部を改正する条例について申し上げます。 北上市立保育所の定員を入所児童数の減少に伴い、適正な定員に改めようとするものであります。 次に、議案第32号北上市
国民健康保険条例の一部を改正する条例について申し上げます。 国は、平成4年度において政府管掌健康保険の助産費の最低保障額現行13万円の基準を24万円に引き上げる措置を講じたことに伴い、本市においてもこれに準じ、助産費の引き上げ及び育児手当金の見直し等、所要の改正をしようとするものであります。 次に、議案第51号
北上地区広域行政組合規約の
変更協議に関し議決を求めることについて申し上げます。 北上地区広域行政組合の規約を変更しようとする内容は、組合の事務所の位置を北上市役所江釣子支所内に変更しようとするものであります。 また、地方自治法の一部改正に伴い、組合の監査委員の選任資格等の変更をするものであります。 さらに、分賦金については旧市町村単位で分賦割合を定めてきたが、これは、3市町村の合併に伴う激変緩和措置であり、調整の結果、成案を得たので、関係市町村と協議しようとするものであります。 最後に、議案第52号
花巻地区広域行政組合規約の
変更協議に関し議決を求めることについて申し上げます。 この
花巻地区広域行政組合規約の変更につきましては、地方自治法の一部改正に伴い、組合の監査委員の選任資格等の変更をするものであり、これを関係市町村と協議しようとするものであります。 以上12件についてよろしく御審議の上、原案のとおり議決賜りますようお願い申し上げます。
○議長(
昆野市右ェ門君) これより質疑に入ります。(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
昆野市右ェ門君) これをもって質疑を終結いたします。 ただいま議題となっております議案第21号北上市
手数料条例の一部を改正する条例外11件については教育民生
常任委員会に付託いたします。
---------------------------------------
○議長(
昆野市右ェ門君) 日程第28、議案第33号北上市憩いの
森施設条例の一部を改正する条例、日程第29、議案第34号
北上市夏油国民保養温泉国民宿舎等条例、日程第30、議案第53号
夏油国民保養温泉国民宿舎施設等組合の解散の協議に関し議決を求めることについて、日程第31、議案第54号
夏油国民保養温泉国民宿舎施設等組合の解散に伴う財産処分の協議に関し議決を求めることについて、以上4件を一括して議題といたします。 提案理由の説明を求めます。
企画調整部長。 (
企画調整部長 小野信義君 登壇)
◎
企画調整部長(小野信義君) ただいま上程になりました議案第33号北上市憩いの
森施設条例の一部を改正する条例外3件について提案の理由を申し上げます。 最初に、議案第33号北上市憩いの
森施設条例の一部を改正する条例について申し上げます。 グラスランド男山に建設しましたバンガローの施設を同条例に加え、管理運営するため所要の改正をするものであります。 次に、議案第34号
北上市夏油国民保養温泉国民宿舎等条例の制定について申し上げます。
夏油国民保養温泉国民宿舎施設等組合の解散に伴い、公共の福祉の増進と観光の振興を図るため、国民宿舎を市の施設として設置するとともに、温泉館等、市の施設を一体的に管理運営しようとするものであります。 次に、議案第53号
夏油国民保養温泉国民宿舎施設等組合の解散の協議に関し議決を求めることについて申し上げます。 広域的な観光行政の推進と、国民に保養の場を提供し、健全なレクリエーションと健康の増進を図ることを目的に、昭和44年5月、旧北上市、旧和賀町、旧江釣子村及び金ヶ崎町の4市町村の構成により
夏油国民保養温泉国民宿舎施設等組合を設立し、夏油山荘を運営してきたところでありますが、平成3年4月、旧北上市、旧和賀町、旧江釣子村の3市町村合併に伴い当組合の構成等に変更が生じたこと、また、所期の目的がほぼ達成されたことなどの理由により、平成4年3月31日をもって
夏油国民保養温泉国民宿舎施設等組合を解散しようとするものであります。 最後に、議案第54号
夏油国民保養温泉国民宿舎施設等組合の解散に伴う財産処分の協議に関し議決を求めることについて申し上げます。
夏油国民保養温泉国民宿舎施設等組合の解散に伴い、当組合が保有する財産及び債務の処分について、組合構成団体の金ヶ崎町と協議をしようとするものであります。 以上4件についてよろしく御審議の上、原案のとおり議決賜りますようお願い申し上げます。
○議長(
昆野市右ェ門君) これより質疑に入ります。(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
昆野市右ェ門君) これをもって質疑を終結いたします。 ただいま議題となっております議案第33号北上市憩いの
森施設条例の一部を改正する条例外3件については産業経済
常任委員会に付託いたします。
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○議長(
昆野市右ェ門君) 日程第32、議案第35号北上市みどりの
まちづくり条例、日程第33、議案第36号北上市
建築物駐車施設条例の一部を改正する条例、日程第34、議案第37号北上市公園条例の一部を改正する条例、以上3件を一括して議題といたします。 提案理由の説明を求めます。
企画調整部長。 (
企画調整部長 小野信義君 登壇)
◎
企画調整部長(小野信義君) ただいま上程になりました議案第35号北上市みどりの
まちづくり条例外2件について提案の理由を申し上げます。 最初に、議案第35号北上市みどりの
まちづくり条例について申し上げます。 みどりあふれる潤いと魅力のあるまちづくりを推進し、もって市民の福祉と健康の増進に寄与するため、本条例を制定しようとするものであります。 次に、議案第36号北上市
建築物駐車施設条例の一部を改正する条例について申し上げます。 罰金の額等の引き上げのための刑法等の一部を改正する法律の施行に伴い、罰金の額を引き上げようとするものであります。 最後に、議案第37号北上市公園条例の一部を改正する条例について申し上げます。 市民の福祉と健康の増進に寄与するため、平成3年度に川岸四丁目地内に築造する古城場児童公園を新たに公園に追加しようとするものであります。 以上3件についてよろしく御審議の上、原案のとおり議決賜りますようお願い申し上げます。
○議長(
昆野市右ェ門君) これより質疑に入ります。(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
昆野市右ェ門君) これをもって質疑を終結いたします。 ただいま議題となっております議案第35号北上市みどりの
まちづくり条例外2件については
建設常任委員会に付託いたします。 休憩いたします。 午後0時4分 休憩
--------------------------------------- 午後1時8分 再開
○議長(
昆野市右ェ門君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 日程第35、議案第3号平成4年度北上市
一般会計予算、日程第36、議案第4号平成4年度北上市
国民健康保険事業特別会計予算、日程第37、議案第5号平成4年度北上市
国民健康保険事業特別会計直診勘定予算、日程第38、議案第6号平成4年度北上市
老人保健特別会計予算、日程第39、議案第7号平成4年度北上市
工業団地事業特別会計予算、日程第40、議案第8号平成4年度北上市
下水道事業特別会計予算、日程第41、議案第9号平成4年度北上市
農業集落排水事業特別会計予算、日程第42、議案第10号平成4年度北上市
駐車場事業特別会計予算、日程第43、議案第11号平成4年度北上市
宅地造成事業特別会計予算、日程第44、議案第12号平成4年度北上市
夏油国民保養温泉事業特別会計予算、日程第45、議案第13号平成4年度北上市
土地取得特別会計予算、日程第46、議案第14号平成4年度北上市
水道事業会計予算、以上12件を一括して議題といたします。 提案理由の説明を求めます。
企画調整部長。 (
企画調整部長 小野信義君 登壇)
◎
企画調整部長(小野信義君) ただいま上程になりました議案第3号平成4年度北上市
一般会計予算、議案第4号から議案第13号までの北上市特別会計予算10件及び議案第14号北上市
水道事業会計予算について提案の理由を申し上げます。 平成4年度の国の予算は、多額の公債残高を抱え、国債費が歳出の2割を超える現状にかんがみ、これ以上公債残高が累増しないよう公債依存度を引き下げることを基本とするとともに、景気の減速による法人税の減収等、税収不振が予想される厳しい財政状況下にあって、緊縮型ではあるが、人口の高齢化や国際社会における責任の増大に配意し、国際貢献経費の増強あるいは景気回復のため、内需誘発の公共事業費や景気対策費を厚くした内容となっております。 一方、地方財政は、国と同一基調をとりながらも団体間で状況が異なることから、歳入の大宗をなす税や交付税は動向を的確に把握し、過大見積もりにならないよう注意を喚起しています。しかし、自主的、主体的な地域づくり、生活関連社会資本の整備、
高齢化社会への対応等、重要政策課題を推進していく上で地方の果たす役割が大きいことを示唆し、積極的に地方単独事業を展開することを要請しております。また、借入金残高の累増にならないよう、引き続き財政健全化に努力することも求めております。 このような財政環境下にあって、北上市の平成4年度の予算は、合併2年目を迎え名実ともに県内第二の都市にふさわしい一層の躍進が期待される重要な年であることを認識し、社会基盤の整備のため一般行政経費は極力切り詰め、新市建設計画にリンクした総合開発計画に基づく事業の計上に最大限の努力を傾注し、編成したところであります。 その結果、通年ベースに戻った平成4年度は、
一般会計の予算規模は286億円余となり、平成3年度当初予算との比較では5.2%のマイナスの伸びですが、承継分を除いた比較では3%の伸びとなります。さらに10件の特別会計を加えた総予算規模は434億円余となり、平成3年度当初予算との比較では5.2%のマイナスの伸びですが、承継分を除いた比較では4.7%の伸びとなります。 以下、各会計ごとに概略を申し上げます。 最初に、議案第3号平成4年度北上市
一般会計予算から申し上げます。 予算の総額は286億3,000万円に定めようとするものです。 まず、歳入でありますが、構成比の高い主な科目を順に申し上げますと、市税89億3,350万4,000円で31.2%、地方交付税82億7,900万円で28.9%、市債30億2,470万円で10.6%、国庫支出金25億9,040万5,000円で9%、県支出金15億5,177万5,000円で5.4%であります。 歳出の目的別では、教育費58億3,523万5,000円で20.4%、民生費44億2,416万3,000円で15.5%、土木費43億8,157万8,000円で15.3%、公債費33億276万6,000円で11.5%、総務費31億3,216万2,000円で10.9%の順であります。 また、性質別では、投資的経費93億3,067万8,000円で32.6%、人件費57億4,910万4,000円で20.1%、物件費32億883万8,000円で11.2%、公債費31億7,200万円で11.1%、補助費等23億8,456万3,000円で8.3%の順であります。 次に、主な事業と事業費を款を追って申し上げます。 総務費では、庁舎建設基金積立金5,000万円、3年度と4年度の継続事業である総合計画策定事業2,070万円及び国土利用計画策定事業450万円、国鉄清算事業団と共同で策定する北上操車場跡地利用計画策定事業600万円、4年度と5年度の継続事業となる鬼の館建設ほか鬼と平和の里づくり事業3億2,394万6,000円、固定資産税の賦課方法が平成6年度の評価替えに合わせて改正されることに伴い不動産鑑定手数料と土地評価委託料3,500万円等であります。 民生費では、平成5年度策定の老人保健福祉計画の指針となる長寿社会対策指針策定事業147万6,000円、車いす常用者の社会参加が容易にできるリフトつきバス購入事業1,400万1,000円、在宅老人の福祉拡充のためデイ・サービス事業1億997万1,000円、ひとり暮らし老人等に対する緊急通報システム整備事業7,480万円等であります。 衛生費では、合併処理浄化槽整備事業4,911万1,000円、健康づくり推進にがん検診等健康診査事業1億1,525万7,000円、水道事業に第4次拡張事業のため出資金6,200万円と高料金対策補助金2億9,150万3,000円、黒岩埋立地施設整備事業6,000万円等であります。 労働費では、コンピュータ・アカデミー附属館として地域ふれあいスポーツセンター整備事業2億3,325万2,000円等であります。 農林水産業費では、農業振興計画策定事業885万1,000円、和賀有線テレビ整備費補助金6億2,000万円、団体営農道整備事業1億2,655万5,000円、農道の軽微な改良事業7,060万円、農村基盤総合整備事業1億626万6,000円、農村総合整備モデル事業1億2,546万円、新林業構造改善事業1億3,170万6,000円、妻川及び新堰川で施工される県営水環境整備事業負担金7,250万円等であります。 商工費では、3年度と4年度の継続事業である特定商業集積基本構想策定事業1,159万4,000円、北上ソフトパーク基本計画策定事業3,053万6,000円、西部和賀川流域開発基本計画策定事業1,000万円、夏油温泉園地及び愛宕山公園等整備事業2,029万8,000円等であります。 土木費では、道路補修、清掃、除雪等道路維持事業2億6,211万6,000円、道路新設改良事業12億9,978万9,000円、河川改良事業9,570万円、3年度と4年度の継続事業である都市基本計画策定事業1,197万7,000円、4年度と5年度の継続事業となる都市計画区域及び用途地域見直し事業750万円、黒沢尻西部土地区画整理事業1億4,333万4,000円、舘曽山線等都市計画街路整備事業1億4,130万円、黒沢尻中央公園、江釣子工芸の村公園等都市計画公園整備事業3億65万円、大堤の総合運動公園整備事業1億円、江釣子地区地域づくり推進公園整備事業2億7,164万7,000円、長沼住宅建てかえ基本計画策定事業400万円、相去及び沢野市営住宅建設事業4億4,760万円などであります。 消防費では、消防屯所等消防施設整備事業3,048万5,000円、防火水槽等防災まちづくり事業7,305万円などであります。 教育費では、黒岩小学校舎の建設、黒沢尻西小学校の大規模改造等、小学校施設整備事業7億6,256万円、川東地区中学校造成工事、南中屋内運動場の改築等、中学校施設整備事業9億1,700万円、社会教育施設及び体育施設の整備として、山口青邨家復元事業4,378万2,000円、黒沢尻西公民館建設事業1億5,374万円、中央図書館建設事業7億394万7,000円、みちのく民俗村整備事業1億2,759万2,000円、北上中屋外運動場夜間照明施設整備事業6,035万6,000円などであります。 このほか、継続費については、鬼の館建設事業と都市計画区域及び用途地域変更事業を4年度と5年度で施行することとし、経費の総額と年割額を定めようとするものです。債務負担行為については、特別養護老人ホーム敬愛園整備事業費補助金ほか6事業の事業費を後年度に債務を負担するため期間と限度額を定めようとするものであります。地方債については、鬼と平和の里づくり事業ほか11事業の起債の目的、限度額等を定めようとするものです。その他一時借入金については、借り入れの最高限度額を20億円及び歳出予算の流用について、人件費に限り同一款内の各項の流用をできる旨定めようとするものであります。 次に、議案第4号平成4年度北上市
国民健康保険事業特別会計予算について申し上げます。 予算の総額は40億3,517万3,000円に定めようとするものです。主な内容は、被保険者数が減少しており、医療費が減少することを見込み、前年度比較では承継分を除いて2.1%のマイナスの伸びとなっております。歳入は、保険税16億170万5,000円、国庫支出金16億3,127万1,000円等であり、歳出は、療養諸費27億7,048万8,000円、高額療養費3億5,481万2,000円、老人保健拠出金6億3,522万円などであります。 このほか、一時借入金については、借り入れの最高額を3億円及び歳出予算の流用について、
一般会計同様人件費の流用ができる旨定めようとするものであります。 次に、議案第5号平成4年度北上市
国民健康保険事業特別会計直診勘定予算について申し上げます。 予算の総額は1億2,963万円に定めようとするものであります。主な内容は、岩崎及び横川目診療所の経費であり、物価上昇分を見込み、前年度比較では承継分を除いて5.7%の伸びとなっております。歳入は、診療収入1億1,080万円等であり、歳出は、施設管理費8,069万8,000円、医業費4,420万円等であります。 このほか、歳出予算の流用については、
一般会計同様人件費の流用ができる旨定めようとするものであります。 次に、議案第6号平成4年度北上市
老人保健特別会計予算について申し上げます。 予算の総額は47億1,920万7,000円に定めようとするものです。主な内容は、対象者の増に伴い受診件数の増及び医療費の増を見込み、前年度比較では承継分を除いて16%の大幅な伸びとなっております。歳入は、支払い基金交付金のほか、国、県、市の各負担金等47億1,920万7,000円であり、歳出は、医療諸費47億1,920万5,000円等であります。 次に、議案第7号平成4年度北上市
工業団地事業特別会計予算について申し上げます。 予算の総額は21億4,326万2,000円に定めようとするものです。主な内容は、南部工業団地の分譲促進や後藤野工業団地の整備促進の事業費等であり、前年度比較では承継分を除いて1.3%の伸びとなっております。歳入は、財産収入20億187万4,000円等であり、歳出は、後藤野工業団地整備等工事請負費6億8,412万9,000円、南部工業団地等用地取得費14億3,240万円等であります。 このほか、一時借入金について、借り入れの最高限度を9億円に定めようとするものです。 次に、議案第8号北上市
下水道事業特別会計予算について申し上げます。 予算の総額は21億7,825万円に定めようとするものであります。主な内容は、公共下水道の川岸、有田及び北鬼柳の事業区域について整備促進の事業費等であり、前年度比較では承継分を除いて1.5%の伸びとなっております。歳入は、市債13億3,770万円、
一般会計繰入金4億7,288万3,000円、使用料2億5,988万3,000円等であり、歳出は、公共下水道管渠築造等工事請負費12億3,500万円、流域下水道事業費負担金1億1,767万7,000円、特定公共下水道管理費1億670万5,000円等であります。 このほか、地方債については、公共下水道事業と流域下水道事業の起債の目的、限度額等を定めようとするものです。一時借入金については、借り入れの最高額を7億円に定めようとするものです。 次に、議案第9号平成4年度北上市
農業集落排水事業特別会計予算について申し上げます。 予算の総額は11億3,038万1,000円に定めようとするものです。主な内容は、事業が完了する口内地区、事業開始をする飯豊地区及び事業施行中の鳩岡崎地区の事業費であり、前年度比較では承継分を除いて72.2%の大幅な伸びとなっております。歳入は、県支出金5億6,507万円、
一般会計繰入金8,434万9,000円、分担金8,661万円等であり、歳出は、管渠築造工事請負費9億450万6,000円等であります。 このほか、地方債については、農業集落排水事業の起債の目的、限度額等を定めようとするものです。 次に、議案第10号平成4年度北上市
駐車場事業特別会計予算について申し上げます。 予算の総額は1億1,040万5,000円に定めようとするものです。主な内容は、市営駐車場の管理事業費であり、公債費利子が減になったことで、前年度比較では6.1%のマイナスの伸びとなっております。歳入は、使用料8,160万円、
一般会計繰入金2,879万6,000円等であり、歳出は、施設管理費6,027万4,000円等であります。 次に、議案第11号平成4年度北上市
宅地造成事業特別会計予算について申し上げます。 予算の総額は1億859万6,000円に定めようとするものです。主な内容は、鳩岡崎地区の整備がほとんど完了し、分譲開始することとなり、分譲中の柏野地区とあわせて分譲促進の事業費のみとなることから、前年度比較では46.7%の大幅なマイナスの伸びとなっております。歳入は、土地売り払い収入1億859万4,000円等であり、歳出は、鳩岡崎地区の残工事が若干あることから、工事請負費646万6,000円、市債償還費9,356万1,000円等であります。 次に、議案第12号平成4年度北上市
夏油国民保養温泉事業特別会計予算について申し上げます。 予算の総額は8,649万1,000円に定めようとするものであります。主な内容は、
夏油国民保養温泉国民宿舎施設等組合の解散に伴い、夏油山荘の運営を当市が引き継ぐことになりますことから、この際、類似施設である夏油温泉館の運営も含め、従来からの夏油温泉給湯事業の会計をあわせて新しく当該特別会計を設置したことによる事業費であります。歳入は、使用料3,595万2,000円、食堂、売店の売り上げなど4,895万9,000円等であり、歳出は、施設運営事業費8,649万1,000円であります。 次に、議案第13号平成4年度北上市
土地取得特別会計予算について申し上げます。 予算の総額は1億6,230万9,000円に定めようとするものであります。主な内容は、大通り保育園の園地拡張の用地取得事業費であり、前年度比較では8.4%の伸びとなっております。歳入は、市債1億2,000万円、
一般会計繰入金4,230万8,000円等であり、歳出は、用地取得費1億2,000万円、市債償還費4,230万9,000円であります。 このほか、地方債について、公共用地先行取得事業の起債の目的、限度額等を定めようとするものであります。 最後に、議案第14号平成4年度北上市
水道事業会計予算について申し上げます。 まず、業務の予定量から申し上げます。給水戸数2万4,100戸、年間総配水量924万6,600立方メートル、1日平均配水量2万5,333立方メートルを見込んでおります。また、主な建設改良事業といたしましては、昭和61年度に着手した第4次拡張事業7カ年計画の最終年度に当たる口内町地内の配水管布設工事2億6,291万7,000円、公共下水道等の受託工事費1億4,602万円、石綿管更新事業等の配給水施設整備事業に1億5,133万1,000円を予定しております。 次に、収益的収入及び支出について御説明いたします。 営業収益は、給水収益等16億878万7,000円、営業外収益は水道高料金対策補助金2億9,150万3,000円を含め3億3,501万円を見込んでおり、収入予定総額を19億4,380万円と定めるものであります。 一方、支出におきましては、営業費用14億8,845万9,000円、営業外費用4億4,883万9,000円を見込み、支出総額を19億4,380万円とするものであります。 次に、資本的収入及び支出について申し上げます。 まず、支出から申し上げますが、前段に申しましたとおり、建設改良費として総額5億9,620万3,000円、企業債償還金1億8,953万7,000円を計上し、総額で7億8,574万円を見込んでおります。 これに対し収入は、第4次拡張事業に係る国庫補助金、
一般会計出資金としておのおの6,200万円、建設事業実施に伴い企業債1億6,720万円の発行、受託工事収入1億4,135万円等で、収入予定総額4億5,650万4,000円の計上としております。 なお、支出予算に対して不足する額3億2,923万6,000円については、過年度損益勘定留保資金3億2,062万7,000円及び当年度消費税資本的収支調整額860万9,000円で全額補てんしようとするものであります。 以上12件についてよろしく御審議の上、原案のとおり議決賜りますようお願い申し上げます。
○議長(
昆野市右ェ門君) これより質疑に入ります。 2番。
◆2番(根子信一君) 後で平成4年度の予算については特別委員会を開きまして詳しくやるわけですけれども、私が質問したいのは、
補正予算にもかかわってくることですが、そしてまた、きょうここで質問するのは総括的なことというふうにも十分認識しておりますが、私が質問しようとすることは、私自身にとりましても、また、議員にとりましても大変重要なことだと思いますし、市当局にとりましても大変重要なことになるのではないかということであえてこの場で質問させていただきます。 非常に細かくなって恐縮ですが、予算の6款農林水産業費の154ページ、3目の農業振興費の19節地域農業確立総合対策事業補助金が載ってございます。これは、旧和賀町の肥育牛導入に対しての補助金も含まれているというふうに思います。この補助金を交付するに当たって、これは、市当局でその人を選択してといいますか、そういうふうな格好でやるのか、それとも、私、考えるには、あそこに農協がありますので、農協の方からこの人に何頭、この人に何頭というふうな申請書が上がってきて1頭につき補助金4万円を補助しているのか、その辺のところをお伺いしたいと思います。詳しくは後で特別委員会の方で御質問をしたいと思います。
○議長(
昆野市右ェ門君) 産業部長。
◎産業部長(小原教雄君) この確立対策事業の肥育農家に対する助成の補助ですが、これは市が選定するのか、あるいは農協が選定するのかということですが、これは農協が大型肥育農家を集約して、そしてその農家から志望をとって農協でまとめて申請をするということでございます。
○議長(
昆野市右ェ門君) 2番。
◆2番(根子信一君) 議長に申し上げますけれども、その申請書が市当局の方に来ていると思うんです。その申請書を参考資料として提出していただくようにお計らい願いたいんですが、よろしくお願いします。
○議長(
昆野市右ェ門君) お諮りいたします。ただいま要求のあった資料の提出について、これを求めることに御異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
昆野市右ェ門君) 御異議なしと認めます。よって要求のあった資料については提出を求めることといたします。 ほかにございませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
昆野市右ェ門君) これをもって質疑を終結いたします。 お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第3号平成4年度北上市
一般会計予算外11件については、議長を除く議員65人をもって構成する
予算特別委員会を設置し、これに付託の上、審査することにいたしたいと思います。これに御異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
昆野市右ェ門君) 御異議なしと認めます。よって議案第3号平成4年度北上市
一般会計予算外11件については、議長を除く議員65人をもって構成する
予算特別委員会を設置し、これに付託の上、審査することに決定いたしました。 ただいま設置されました
予算特別委員会の委員の選任については、委員会条例第6条第1項の規定により、1番から66番までの各議員を指名いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
昆野市右ェ門君) 御異議なしと認めます。よってただいま指名いたしました65人の諸君を
予算特別委員会の委員に選任することに決定いたしました。
---------------------------------------
○議長(
昆野市右ェ門君) お諮りいたします。日程第47、議案第38号から日程第64、議案第61号までの18件については、会議規則第36条第2項の規定により、委員会の付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
昆野市右ェ門君) 御異議なしと認めます。よって日程第47、議案第38号から日程第64、議案第61号までの18件については、委員会の付託を省略することに決定いたしました。
---------------------------------------
○議長(
昆野市右ェ門君) 日程第47、議案第38号平成3年度北上市
一般会計補正予算(第8号)、日程第48、議案第39号平成3年度北上市
国民健康保険事業特別会計補正予算(第5号)、日程第49、議案第40号平成3年度北上市
国民健康保険事業特別会計直診
勘定補正予算(第4号)、日程第50、議案第41号平成3年度北上市
老人保健特別会計補正予算(第2号)、日程第51、議案第42号平成3年度北上市
工業団地事業特別会計補正予算(第4号)、日程第52、議案第43号平成3年度北上市
下水道事業特別会計補正予算(第4号)、日程第53、議案第44号平成3年度北上市
農業集落排水事業特別会計補正予算(第5号)、日程第54、議案第45号平成3年度北上市
宅地造成事業特別会計補正予算(第4号)、日程第55、議案第46号平成3年度北上市
土地取得特別会計補正予算(第2号)、日程第56、議案第47号平成3年度北上市
水道事業会計補正予算(第5号)、以上10件を一括して議題といたします。 提案理由の説明を求めます。
企画調整部長。 (
企画調整部長 小野信義君 登壇)
◎
企画調整部長(小野信義君) ただいま上程になりました議案第38号平成3年度北上市
一般会計補正予算(第8号)、議案第39号から議案第46号までの平成3年度北上市特別会計
補正予算8件及び議案第47号平成3年度北上市
水道事業会計補正予算(第5号)の10件について提案の理由を申し上げます。 今回の補正は、平成3年度の事業の確定に伴う計数の整理及び前回の
補正予算以降に生じた追加財政需要に対応して補正しようとするものです。 以下、各会計ごとに概略を申し上げます。 最初に、議案第38号平成3年度北上市
一般会計補正予算(第8号)から申し上げます。 補正の額は2億8,021万6,000円とし、歳入歳出それぞれに追加して予算の総額を323億4,022万5,000円にしようとするものです。主な内容は、歳出に、庁舎建設基金積立金1億円、友好都市交流基金積立金2,000万円、北上市福祉基金造成事業補助金1,056万7,000円、北上済生会病院に対して夜間人工腎臓透析事業運営費補助金1,790万円、水稲次期作用優良種子確保対策事業費補助金952万円、川岸内水対策事業施設等用地取得費2億728万8,000円、図書館用地取得費2億121万4,000円等を追加し、歳入に、市税1億304万1,000円、基金運用収入7,807万5,000円、土地売り払い収入5,918万7,000円、財政調整基金繰入金2億700万円、市預金利子1億387万円等を追加しようとするものであります。 このほか、継続費については、特定商業集積整備基本構想策定事業の経費の総額及び年割額を変更しようとするものですし、繰越明許費については、高屋沢川河川改修整備事業ほか2事業は、平成4年度に繰り越して支出するため定めようとするものです。債務負担行為については、新平地区農村基盤総合整備事業は、ゼロ国債に対応して前倒しで施行するため期間及び限度額を定めようとするものです。地方債については、福祉施設整備事業ほか8事業の限度額を変更しようとするものであります。 次に、議案第39号平成3年度北上市
国民健康保険事業特別会計補正予算(第5号)について申し上げます。 補正の額は9,193万3,000円とし、歳入歳出それぞれから減額して予算の総額を47億2,226万7,000円にしようとするものです。主な内容は、歳出の療養諸費7,907万3,000円、高額療養費922万7,000円等を減額し、歳入の国庫負担金7,176万6,000円、療養給付費交付金2,281万2,000円等を減額しようとするものであります。 次に、議案第40号平成3年度北上市
国民健康保険事業特別会計直診
勘定補正予算(第4号)について申し上げます。 補正の額は318万8,000円とし、歳入歳出それぞれから減額して予算の総額を1億2,480万4,000円にしようとするものです。主な内容は、歳出の施設管理費318万8,000円を減額し、歳入の診療収入等から同額を減額しようとするものであります。 次に、議案第41号平成3年度北上市
老人保健特別会計補正予算(第2号)について申し上げます。 補正の額は2億3,548万1,000円とし、歳入歳出それぞれに追加して予算の総額を46億631万7,000円にしようとするものです。主な内容は、歳出に医療諸費2億3,548万1,000円を追加し、歳入に支払い基金交付金1億5,818万1,000円等を追加しようとするものであります。 次に、議案第42号平成3年度北上市
工業団地事業特別会計補正予算(第4号)について申し上げます。 補正の額は4億2,640万9,000円とし、歳入歳出それぞれから減額して予算の総額を17億6,557万9,000円にしようとするものです。主な内容は、歳出の飯豊西部中小企業工業団地拡張造成工事等工事費2億2,602万5,000円、南部工業団地等用地取得費3億453万6,000円、
一般会計繰出金1億897万円を減額し、また、工業団地整備基金積立金2億8,825万3,000円は追加し、歳入の土地売り払い収入4億3,263万7,000円等を減額しようとするものであります。 次に、議案第43号平成3年度北上市
下水道事業特別会計補正予算(第4号)について申し上げます。 補正の額は2,770万4,000円とし、歳入歳出それぞれから減額して予算の総額を30億9,703万4,000円にしようとするものであります。主な内容は、歳出の流域下水道事業負担金2,183万8,000円等を減額し、歳入の使用料2,054万5,000円、
一般会計繰入金2,947万1,000円、市債1,880万円等を減額し、また、消費税還付金3,174万円を追加しようとするものです。このほか、地方債については、公共下水道事業及び流域下水道事業の限度額を変更しようとするものであります。 次に、議案第44号平成3年度北上市
農業集落排水事業特別会計補正予算(第5号)について申し上げます。 補正の額は340万5,000円とし、歳入歳出それぞれから減額して予算の総額を9億676万2,000円にしようとするものです。主な内容は、歳出の事業費340万5,000円を減額し、歳入の
一般会計繰入金等から同額を減額しようとするものです。このほか、地方債については、農業集落排水事業の限度額を変更しようとするものであります。 次に、議案第45号平成3年度北上市
宅地造成事業特別会計補正予算(第4号)について申し上げます。 補正の額は4,800万1,000円とし、歳入歳出それぞれから減額して予算の総額を2億5,135万円にしようとするものです。主な内容は、歳出の事業費1,992万4,000円、公債費2,807万7,000円を減額し、歳入の土地売り払い収入1,982万4,000円、市債2,620万円等を減額しようとするものであります。 次に、議案第46号平成3年度北上市
土地取得特別会計補正予算(第2号)について申し上げます。 主な内容は、歳入予算のみの補正で、土地開発基金運用収入244万9,000円を追加し、同額を
一般会計繰入金から減額しようとするものであります。 最後に、議案第47号平成3年度北上市
水道事業会計補正予算(第5号)について申し上げます。 収益的収入におきましては、加入金、受取利息など2,078万円を追加し、収入総額を18億1,383万5,000円に、一方、支出においては、修繕費、薬品費、受水費及び減価償却費など2,488万3,000円を減額調整し、支出総額を19億8,843万1,000円に補正しようとするものであります。 次に、資本的収入及び支出でありますが、収入に企業債及び受託工事収入など708万円を減額し、収入総額を5億8,078万円に、同じく支出に第4次拡張事業及び受託工事費など2,505万円を減額し、支出総額を9億5,129万3,000円に補正しようとするものであります。 以上10件についてよろしく御審議の上、原案のとおり議決賜りますようお願い申し上げます。
○議長(
昆野市右ェ門君) 本件10件に対する質疑は後日の本会議において行います。 休憩いたします。 午後1時58分 休憩
--------------------------------------- 午後2時21分 再開
○議長(
昆野市右ェ門君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 日程変更についてを議題といたします。 日程第57、発議第1号につきましては、都合により、この際、削除をさせていただきまして、後日の本会議において御審議をいただくことにいたしたいと思います。これに御異議ございませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
昆野市右ェ門君) 御異議なしと認めます。よって日程第57、発議第1号につきましては後日の本会議において行うことに決定をいたします。
---------------------------------------
○議長(
昆野市右ェ門君) 日程第58、議案第55号
新町地区農業集落排水事業処理場建設工事の
変更請負契約の締結についてを議題といたします。 書記をして議案の朗読をいたさせます。 (書記朗読)
○議長(
昆野市右ェ門君) 提案理由の説明を求めます。
企画調整部長。 (
企画調整部長 小野信義君 登壇)
◎
企画調整部長(小野信義君) ただいま上程になりました議案第55号
新町地区農業集落排水事業処理場建設工事の
変更請負契約の締結について提案の理由を申し上げます。 平成3年9月20日に議会の議決を経た
新町地区農業集落排水事業処理場建設工事の請負契約に関し、その後、遠隔監視設備一式の増等により設計内容に変更が生じたため、株式会社フジタ東北支店取締役支店長・谷ロ邦彦と651万630円を増額する
変更請負契約を締結しようとするものであります。 よろしく御審議の上、原案どおり議決賜りますようお願い申し上げます。
○議長(
昆野市右ェ門君) これより質疑に入ります。(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
昆野市右ェ門君) これをもって質疑を終結いたします。 これより討論に入ります。(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
昆野市右ェ門君) これをもって討論を終結いたします。 これより議案第55号
新町地区農業集落排水事業処理場建設工事の
変更請負契約の締結についてを採決いたします。 本件は原案のとおり決することに御異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
昆野市右ェ門君) 御異議なしと認めます。よって本件は原案のとおり可決されました。
---------------------------------------
○議長(
昆野市右ェ門君) 日程第59、議案第56号財産(土地)の取得についてを議題といたします。 書記をして議案の朗読をいたさせます。 (書記朗読)
○議長(
昆野市右ェ門君) 提案理由の説明を求めます。
企画調整部長。 (
企画調整部長 小野信義君 登壇)
◎
企画調整部長(小野信義君) ただいま上程になりました議案第56号財産(土地)の取得について提案の理由を申し上げます。 取得しようとする土地は、北上市下江釣子11地割41番1ほか17筆、7,194.08平方メートルを価格5,694万4,274円で北上市下江釣子11地割38番地通来寺ほか9人から地域づくり推進事業の1つである野中ふれあい広場建設用地に充てるため取得しようとするものであります。 よろしく御審議の上、原案のとおり議決賜りますようお願い申し上げます。
○議長(
昆野市右ェ門君) これより質疑に入ります。63番。
◆63番(高橋高志君) お尋ねしますが、ここのところの広場用地について、これは現在は原野になっておるのか、それとも一部造成されて分譲地として計画した土地ではないかなというように思われますけれども、その点はいかがですか。
○議長(
昆野市右ェ門君)
江釣子支所長。
◎
江釣子支所長(伊藤巖君) 現在、この場所は水田と畑と山林でございまして、造成はされておりません。
○議長(
昆野市右ェ門君) これをもって質疑を終結いたします。 これより討論に入ります。(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
昆野市右ェ門君) これをもって討論を終結いたします。 これより議案第56号財産(土地)の取得についてを採決いたします。 本件は原案のとおり決することに御異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
昆野市右ェ門君) 御異議なしと認めます。よって本件は原案のとおり可決されました。
---------------------------------------
○議長(
昆野市右ェ門君) 日程第60、議案第57号財産(土地)の取得についてを議題といたします。 書記をして議案の朗読をいたさせます。 (書記朗読)
○議長(
昆野市右ェ門君) 提案理由の説明を求めます。
企画調整部長。 (
企画調整部長 小野信義君 登壇)
◎
企画調整部長(小野信義君) ただいま上程になりました議案第57号財産(土地)の取得について提案の理由を申し上げます。 取得しようとする土地は、北上市町分3地割222番1ほか15筆、5,707.71平方メートルを価格1億6,229万8,733円で北上市町分3地割3番地伊藤重吉から北上市中央公民館用地に充てるため取得しようとするものであります。 よろしく御審議の上、原案のとおり議決賜りますようお願い申し上げます。
○議長(
昆野市右ェ門君) これより質疑に入ります。64番。
◆64番(
柴田八太郎君) 中央公民館ですから、これは、一般に市民会館と言っている施設だと思うんですが、取得しようとする場所は黒沢尻西部土地区画整理事業の区域内ではないでしょうか。もしそうだとすれば、区画整理事業との関連はどうなんでしょうか。
○議長(
昆野市右ェ門君) 教育次長。
◎教育次長(
小田島龍一君) 名称は中央公民館となってますが、現在のいわゆる市民会館の移転用地に充てようというものでございます。 この場所は、黒沢尻西部土地区画整理内にある土地でございまして、この土地を市が取得いたしまして、いわゆる中央公民館用地に置きかえ換地をしていただくと、こういうものでございます。
○議長(
昆野市右ェ門君) 42番。
◆42番(鈴木健策君) 今、説明聞いたわけですけれども、区画整理地内で市民会館用地として買うわけですね。これは、減歩対象に区画整理の場合になるわけですね。これから減歩になるんですね。私は、最初、市民会館の用地の場合、集合保留地を設けて、そしてそれを買い上げる格好かなと思っておったんですが、その方法をとらないで、今、買って、そして区画整理地内ですから、もちろん平均25%の減歩がかかるわけですよね。すると、この5,707平方メートルから減歩がかかった場合の残りの市民会館用地の残地は幾らぐらいになる予定なんですか。
○議長(
昆野市右ェ門君) 教育次長。
◎教育次長(
小田島龍一君) そのとおりでございまして、この土地に減歩がかかって配置がえになるわけでございますが、これに減歩をかけますと、今のところ29%減歩ということになっておりますので、4,052というふうな数値に置きかえられます。
○議長(
昆野市右ェ門君) 42番。
◆42番(鈴木健策君) 減歩をかけられると4,052と、それで中央公民館を建てた場合、駐車場スペースは大体どれぐらいとれますか。
○議長(
昆野市右ェ門君) 教育次長。
◎教育次長(
小田島龍一君) この面積は、市民会館の用地と、今度取得する用地と合わせた面積と、それから集合保留地の分で買収していくというふうな方向で、今のところ3万2,335平米を用意しようというふうな内容になってございます。大体1万坪でございます。これからの計画なわけでございますが、駐車場のスペースを大体400台ぐらいのスペースに考えたいなと。これからの構想でございますけれども、そのようには考えてございます。
○議長(
昆野市右ェ門君) 42番。
◆42番(鈴木健策君) 私の勉強不足かもしれませんけれども、確かに3万2,000平米ですよね。そうなるとどっちにしろ集合保留地を設けて、その分買わなければだめなわけですよね。それなら何で一括して集合保留地を設けて3万2,000を買うのではなく、この部分だけを、今、買って、そして区画整理の減歩をかけて、それを集合保留地のところに足してやると言うのでしょう。何でその方法をとらなければいけなかったのか、それがちょっと私は納得いかないんです。一回に集合保留地を設けて3万2,000平米を買った方がむしろいいんじゃないかなという感じがするんですけれども、何か技術的な問題があるんでしょうか。
○議長(
昆野市右ェ門君) 教育次長。
◎教育次長(
小田島龍一君) これは、区画整理の関係でございますが、今、3万2,000平米を確保しよう。自分の持っている土地が今のところ市民会館の跡地の部分だけですので1万517です。これだけでは3万2,000平米を取得するということは非常に難しいということで、できるだけ自分の土地を確保しておくようにというふうな県の指導等がございまして、できるだけ市の所有地を持っていってここに集めて、足りない部分については集合保留地として確保すると、こういうふうな内容でございます。
○議長(
昆野市右ェ門君) 64番。
◆64番(
柴田八太郎君) 土地区画整理事業の区域内に公共の用地を取得する、あるいは公共の施設をつくると、こういった場合にはたしか国の補助があると、今も何か補助があるような話でしたが、この場合の国の補助はどれぐらいでしょうか。
○議長(
昆野市右ェ門君) 休憩いたします。 午後2時43分 休憩
--------------------------------------- 午後2時44分 再開
○議長(
昆野市右ェ門君) 再開いたします。 教育次長。
◎教育次長(
小田島龍一君) 今回の取得に対する国の補助金ということでございますが、これは補助金は入ってきません。いわゆる補助対象外ということでございます。単独費でございます。
○議長(
昆野市右ェ門君) 40番。
◆40番(
川辺喜代志君) 伺いますが、これは単価的な問題も出てくると思いますけれども、先ほどの説明では、区画整理地内であるので減歩が29%、こういうことですが、そうしますと、売った側では売ってしまうわけでありますので、区画整理対象となったとき、それまで持っていると減歩が29%もかかってくるわけですけれども、その辺の取り合いについてはどういう考え方でこれを取得されようとするんでしょうか。
○議長(
昆野市右ェ門君) 休憩いたします。 午後2時45分 休憩
--------------------------------------- 午後2時57分 再開
○議長(
昆野市右ェ門君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 教育次長。
◎教育次長(
小田島龍一君) 29%の減歩と土地の価格の関係でございますが、取得する場合に、市の公共用地取得委員会にかけて検討するわけでございますけれども、その際に、いわゆる実勢単価で買っても将来の完成時の評価は29%以上高くなると、評価が上がるという観点で考えれば、これはそう高い買い物ではないというふうに考えております。
○議長(
昆野市右ェ門君) これをもって質疑を終結いたします。 これより討論に入ります。(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
昆野市右ェ門君) これをもって討論を終結いたします。 これより議案第57号財産(土地)の取得についてを採決いたします。 本件は原案のとおり決することに御異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
昆野市右ェ門君) 御異議なしと認めます。よって本件は原案のとおり可決されました。
---------------------------------------
○議長(
昆野市右ェ門君) 日程第61、議案第58号財産(土地)の取得についてを議題といたします。 地方自治法第117条の規定により、31番浅田哲心君、33番千田三一君の退席を求めます。 (31番浅田哲心君、33番千田三一君退席、退場)
○議長(
昆野市右ェ門君) 書記をして議案の朗読をいたさせます。 (書記朗読)
○議長(
昆野市右ェ門君) 提案理由の説明を求めます。
企画調整部長。 (
企画調整部長 小野信義君 登壇)
◎
企画調整部長(小野信義君) ただいま上程になりました議案第58号財産(土地)の取得について提案の理由を申し上げます。 取得しようとする土地は、北上南部工業団地用地として
北上地区広域土地開発公社に取得依頼していた土地で、北上市相去町字平林8番6ほか3筆、1万6,506.26平方メートルを価格2億3,471万9,017円で取得しようとするものであります。 よろしく御審議の上、原案どおり議決賜りますようお願い申し上げます。
○議長(
昆野市右ェ門君) これより質疑に入ります。(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
昆野市右ェ門君) これをもって質疑を終結いたします。 これより討論に入ります。(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
昆野市右ェ門君) これをもって討論を終結いたします。 これより議案第58号財産(土地)の取得についてを採決いたします。 本件は原案のとおり決することに御異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
昆野市右ェ門君) 御異議なしと認めます。よって本件は原案のとおり可決されました。 31番浅田哲心君、33番千田三一君の除斥を解きます。 (31番浅田哲心君、33番千田三一君入場、着席)
---------------------------------------
○議長(
昆野市右ェ門君) 日程第62、議案第59号財産(物品)の取得についてを議題といたします。 書記をして議案の朗読をいたさせます。 (書記朗読)
○議長(
昆野市右ェ門君) 提案理由の説明を求めます。
企画調整部長。 (
企画調整部長 小野信義君 登壇)
◎
企画調整部長(小野信義君) ただいま上程になりました議案第59号財産(物品)の取得について提案の理由を申し上げます。 取得しようとする物品は、上野中学校、和賀東中学校及び和賀西小学校へ設置する教育用コンピューター86台及び附属備品一式で、株式会社岩手中部計算センター代表取締役・高木晃三から取得価格4,098万3,700円で買い入れようとするものであります。 よろしく御審議の上、原案のとおり議決賜りますようお願い申し上げます。
○議長(
昆野市右ェ門君) これより質疑に入ります。24番。
◆24番(菊池武實君) 教育用のコンピューターという機器を買うわけなんですけれども、今まで各学校において数々の時代の先端をいく機器を買ってきたわけなんですけれども、実際にそれを児童なり生徒なりにマスターさせるほどの指導があって今までのものは使ってきたのか。 そして、今度はコンピューターをこの下の学校に買い入れるわけなんですけれども、これらについてもモデルチェンジになるというと、今までの大きなものからまた小さいものになるといった、小型化になって操作も簡単になるといったように、時代時代でモデルチェンジになると思いますが、買い入れるよりもリースということを考えたことがないのか。それから、今後、この機器を使う場合、本当にマスターした者が指導していくものか、そこのところをお伺いします。
○議長(
昆野市右ェ門君) 教育次長。
◎教育次長(
小田島龍一君) 来年度から始まる教育要領の中で、小中学校にコンピューター教育の導入が入ってまいったわけでございます。それにつれて北上市でも年次的に教育用コンピューターを導入していこうというものでの第1年目でございます。そういうことで、御指摘のように、リースの方法もあろうかと思いますが、これは補助事業でございますので、今の補助事業の段階では、リースの方でも検討はされておるというふうには聞いておりますけれども、現在ではまだそれは確立されておりません。したがいまして、リースの制度が確立されたならばどっちがいいのか、それら等々を検討しながら次年度以降対応してまいりたい、こういうふうに考えております。 それから、指導用の教師の関係だと思いますけれども、現在、これら等々に取り組む教師については教育センター等々で今、研修を積んでおるということになってございます。
○議長(
昆野市右ェ門君) これをもって質疑を終結いたします。 これより討論に入ります。(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
昆野市右ェ門君) これをもって討論を終結いたします。 これより議案第59号財産(物品)の取得についてを採決いたします。 本件は原案のとおり決することに御異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
昆野市右ェ門君) 御異議なしと認めます。よって本件は原案のとおり可決されました。
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