花巻市議会 > 2021-06-17 >
06月17日-01号

ツイート シェア
  1. 花巻市議会 2021-06-17
    06月17日-01号


    取得元: 花巻市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-23
    令和 3年  6月 定例会(第2回)令和3年6月17日(木)議事日程第1号令和3年6月17日(木) 午前10時開議 第1 会議録署名議員の指名 第2 会期の決定 第3 行政報告 第4 議案第61号 花巻市個人情報保護条例及び花巻市手数料条例の一部を改正する条例 第5 議案第62号 花巻市市税条例の一部を改正する条例 第6 議案第63号 花巻市特定教育保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例 第7 議案第64号 花巻市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例 第8 議案第65号 花巻市地域経済牽引事業の促進による地域の成長発展基盤強化に関する法律に基づく固定資産税課税免除に関する条例の一部を改正する条例 第9 議案第66号 財産(消防ポンプ自動車)の取得に関し議決を求めることについて 第10 議案第67号 財産(小型動力ポンプ積載車)の取得に関し議決を求めることについて 第11 議案第68号 財産(土地)の処分に関し議決を求めることについて 第12 議案第69号 原子力損害賠償紛争解決センターから提示された和解に関し議決を求めることについて 第13 議案第70号 令和3年度花巻市一般会計補正予算(第4号) 第14 議案第71号 花巻市農業委員会委員の任命に関し同意を求めることについて 第15 議案第72号 花巻市農業委員会委員の任命に関し同意を求めることについて 第16 議案第73号 花巻市農業委員会委員の任命に関し同意を求めることについて 第17 議案第74号 花巻市農業委員会委員の任命に関し同意を求めることについて 第18 議案第75号 花巻市農業委員会委員の任命に関し同意を求めることについて 第19 議案第76号 花巻市農業委員会委員の任命に関し同意を求めることについて 第20 議案第77号 花巻市農業委員会委員の任命に関し同意を求めることについて 第21 議案第78号 花巻市農業委員会委員の任命に関し同意を求めることについて 第22 議案第79号 花巻市農業委員会委員の任命に関し同意を求めることについて 第23 議案第80号 花巻市農業委員会委員の任命に関し同意を求めることについて 第24 議案第81号 花巻市農業委員会委員の任命に関し同意を求めることについて 第25 議案第82号 花巻市農業委員会委員の任命に関し同意を求めることについて 第26 議案第83号 花巻市農業委員会委員の任命に関し同意を求めることについて 第27 議案第84号 花巻市農業委員会委員の任命に関し同意を求めることについて 第28 議案第85号 花巻市農業委員会委員の任命に関し同意を求めることについて 第29 議案第86号 花巻市農業委員会委員の任命に関し同意を求めることについて 第30 議案第87号 花巻市農業委員会委員の任命に関し同意を求めることについて 第31 議案第88号 花巻市農業委員会委員の任命に関し同意を求めることについて 第32 議案第89号 花巻市農業委員会委員の任命に関し同意を求めることについて 第33 議案第90号 花巻市農業委員会委員の任命に関し同意を求めることについて 第34 議案第91号 花巻市農業委員会委員の任命に関し同意を求めることについて 第35 議案第92号 花巻市農業委員会委員の任命に関し同意を求めることについて 第36 議案第93号 花巻市農業委員会委員の任命に関し同意を求めることについて 第37 議案第94号 花巻市農業委員会委員の任命に関し同意を求めることについて 第38 報告第4号 令和2年度花巻市一般会計繰越明許費の繰越しについて 第39 報告第5号 令和2年度花巻市一般会計事故繰越しについて 第40 報告第6号 令和2年度花巻市下水道事業会計予算の繰越しについて本日の会議に付した事件 日程第1 会議録署名議員の指名 日程第2 会期の決定 日程第3 行政報告 日程第4 議案第61号 花巻市個人情報保護条例及び花巻市手数料条例の一部を改正する条例 日程第5 議案第62号 花巻市市税条例の一部を改正する条例 日程第6 議案第63号 花巻市特定教育保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例 日程第7 議案第64号 花巻市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例 日程第8 議案第65号 花巻市地域経済牽引事業の促進による地域の成長発展基盤強化に関する法律に基づく固定資産税課税免除に関する条例の一部を改正する条例 日程第9 議案第66号 財産(消防ポンプ自動車)の取得に関し議決を求めることについて 日程第10 議案第67号 財産(小型動力ポンプ積載車)の取得に関し議決を求めることについて 日程第11 議案第68号 財産(土地)の処分に関し議決を求めることについて 日程第12 議案第69号 原子力損害賠償紛争解決センターから提示された和解に関し議決を求めることについて 日程第13 議案第70号 令和3年度花巻市一般会計補正予算(第4号) 日程第14 議案第71号 花巻市農業委員会委員の任命に関し同意を求めることについて 日程第15 議案第72号 花巻市農業委員会委員の任命に関し同意を求めることについて 日程第16 議案第73号 花巻市農業委員会委員の任命に関し同意を求めることについて 日程第17 議案第74号 花巻市農業委員会委員の任命に関し同意を求めることについて 日程第18 議案第75号 花巻市農業委員会委員の任命に関し同意を求めることについて 日程第19 議案第76号 花巻市農業委員会委員の任命に関し同意を求めることについて 日程第20 議案第77号 花巻市農業委員会委員の任命に関し同意を求めることについて 日程第21 議案第78号 花巻市農業委員会委員の任命に関し同意を求めることについて 日程第22 議案第79号 花巻市農業委員会委員の任命に関し同意を求めることについて 日程第23 議案第80号 花巻市農業委員会委員の任命に関し同意を求めることについて 日程第24 議案第81号 花巻市農業委員会委員の任命に関し同意を求めることについて 日程第25 議案第82号 花巻市農業委員会委員の任命に関し同意を求めることについて 日程第26 議案第83号 花巻市農業委員会委員の任命に関し同意を求めることについて 日程第27 議案第84号 花巻市農業委員会委員の任命に関し同意を求めることについて 日程第28 議案第85号 花巻市農業委員会委員の任命に関し同意を求めることについて 日程第29 議案第86号 花巻市農業委員会委員の任命に関し同意を求めることについて 日程第30 議案第87号 花巻市農業委員会委員の任命に関し同意を求めることについて 日程第31 議案第88号 花巻市農業委員会委員の任命に関し同意を求めることについて 日程第32 議案第89号 花巻市農業委員会委員の任命に関し同意を求めることについて 日程第33 議案第90号 花巻市農業委員会委員の任命に関し同意を求めることについて 日程第34 議案第91号 花巻市農業委員会委員の任命に関し同意を求めることについて 日程第35 議案第92号 花巻市農業委員会委員の任命に関し同意を求めることについて 日程第36 議案第93号 花巻市農業委員会委員の任命に関し同意を求めることについて 日程第37 議案第94号 花巻市農業委員会委員の任命に関し同意を求めることについて 日程第38 報告第4号 令和2年度花巻市一般会計繰越明許費の繰越しについて 日程第39 報告第5号 令和2年度花巻市一般会計事故繰越しについて 日程第40 報告第6号 令和2年度花巻市下水道事業会計予算の繰越しについて出席議員(26名)   1番  菅原ゆかり君     2番  久保田彰孝君   3番  照井省三君      4番  羽山るみ子君   5番  佐藤峰樹君      6番  横田 忍君   7番  佐藤 現君      8番  伊藤盛幸君   9番  藤井幸介君     10番  照井明子君  11番  若柳良明君     12番  佐藤 明君  13番  盛岡耕市君     14番  高橋 修君  15番  瀬川義光君     16番  内舘 桂君  17番  大原 健君     18番  櫻井 肇君  19番  阿部一男君     20番  本舘憲一君  21番  近村晴男君     22番  藤原 伸君  23番  伊藤源康君     24番  藤原晶幸君  25番  鎌田幸也君     26番  小原雅道欠席議員  なし説明のため出席した者 市長        上田東一君   副市長       藤原忠雅君 副市長       八重樫和彦君  教育長       佐藤 勝君 選挙管理委員会委員長        農業委員会会長   小田島新一君           大原皓二君 監査委員      萬 久也君   総合政策部長    松田英基君 地域振興部長    菅野 圭君   財務部長      布臺一郎君 農林部長      藤原康司君   商工観光部長    伊藤昌俊君 市民生活部長    伊藤理恵君   建設部長      鈴木 之君 建設部次長都市機能整備室長    健康福祉部長    高橋 靖君           佐々木賢二君 生涯学習部長    市川清志君   消防本部消防長   岡田弘康君 大迫総合支所長   中村陽一君   石鳥谷総合支所長  菅原浩孝君 東和総合支所長   阿部信也君   教育委員会教育部長 岩間裕子君 総務課長選挙管理委員会事務局書記長           鈴木和志君   財政課長      千葉孝典君職務のため議場に出席した事務局職員 事務局長      藤原 睦    議事課長      阿部 晋 議事調査係長    伊藤友美    主任        林 克博     午前10時3分 開議 ○議長(小原雅道君) ただいまから令和3年第2回花巻市議会定例会を開会いたします。 直ちに本日の会議を開きます。 ○議長(小原雅道君) 議事日程に入るに先立ち、諸般の報告をいたします。 最初に、議長から報告いたします。 本定例会に出席を求めた方は、市長、教育委員会教育長選挙管理委員会委員長農業委員会会長監査委員であります。 次に、本定例会付議事件は、別紙のとおりお手元に配付いたしておりますので、これにより御了承願います。 次に、本定例会において、本日までに受理し、会議規則第134条第1項の規定により、所管の常任委員会に付託した請願は、お手元に配付してある文書表のとおりでありますので、報告いたします。 そのほかにつきましては、事務局議事課長に報告いたさせます。 阿部議事課長。 ◎議事課長阿部晋君) 御報告いたします。 監査委員から、例月現金出納検査の結果について報告が参っております。検査の結果につきましては、お手元に写しを配付しておりますので、これにより御了承願います。 そのほかにつきましては、お手元に事務報告書を配付いたしておりますので、これにより併せて御了承願います。 ○議長(小原雅道君) 以上で、諸般の報告を終わります。 これより本日の議事日程に入ります。 本日の会議は、議事日程第1号をもって進めます。 ○議長(小原雅道君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。 本定例会会議録署名議員は、会議規則第86条の規定により、議長において、23番伊藤源康君、25番鎌田幸也君、1番菅原ゆかりさん、以上3名を指名いたします。 ○議長(小原雅道君) 日程第2、会期の決定を議題といたします。 お諮りいたします。本定例会の会期は、本日から7月1日までの15日間といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。    (「異議なし」の声あり) ○議長(小原雅道君) 異議なしと認めます。よって、会期は本日から7月1日までの15日間とすることに決しました。 お諮りいたします。6月18日及び6月30日は休会といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。    (「異議なし」の声あり) ○議長(小原雅道君) 異議なしと認めます。よって、6月18日及び6月30日は休会とすることに決しました。 ○議長(小原雅道君) 日程第3、行政報告を行います。 上田市長。    (市長登壇) ◎市長(上田東一君) 行政報告を申し上げます。 初めに、新型コロナウイルス感染症対策について報告いたします。 当市における新型コロナウイルス感染症患者発生は、前回5月18日の第5回臨時議会以降に、岩手県が公表しているのは、5月17日に感染が判明した市内53例目から、6月15日に判明した市内58例目の方まで、7人の感染が公表されております。 6月15日に判明した市内58例目は、当市消防本部職員であり、同日に感染確認があったことについて議員各位にお知らせしたほか、記者クラブ等に職員の感染として公表したところでございます。 当該職員は、現在研修中であることから、火災等現場活動には従事しておりませんでした。また、消防庁舎への出入りもしておらず、この事案による市消防本部職員等への感染拡大可能性は極めて低いものと捉えております。 次に、花巻市新型コロナウイルス感染症検査費用助成制度の創設について御報告いたします。 本年4月20日の臨時議会において、補正予算を議決いただき、5月13日に、集団生活等におけるクラスター化が懸念される入所型の高齢者施設や、障がい者、障がい児施設生活保護制度救護施設教育保育施設及び市内小中学校において、当該施設への新規入所や就業、市内に転入される方が、小中学校保育園等教育保育施設を利用する前に受検する、PCR検査検査費用を助成する、花巻市新型コロナウイルス感染症検査費用助成制度を創設いたしました。 本助成制度につきましては、これまで、一つの高齢者施設において、新規に就労する方2名について、検査費用を助成したところであります。これら施設、特に高齢者施設については、利用者及び職員に対する新型コロナウイルスワクチン施設接種が進んでいるところであり、クラスター発生危険性は減少すると見込まれるところでありますが、今後も、当面は本助成制度の周知に努めてまいります。 次に、新型コロナウイルスワクチンの接種の状況について御報告いたします。 新型コロナウイルスワクチンの接種に当たりましては、当市においては、現在、花巻市医師会をはじめとして、花巻市薬剤師会岩手県立中部病院総合花巻病院など、多くの関係者の大変な御協力をいただきながら、集団接種などを実施しているところであります。 4月21日から実施しております集団接種につきましては、6月17日までに、38回の実施となっております。また、5月28日からは居住系高齢者施設で、高齢者に加えて、高齢者に該当しない入所者及び施設の従事者についても、同時に接種を施設で進めており、6月17日までに、44施設で2,568人へ第1回目の接種を行っております。 この結果、6月17日までに接種を受ける方は、医療施設などで接種を受けた方166人も含めて、市内で1回目の接種を行った方1万3,596人、2回目の接種を終えた方4,711人という状況であります。このうち、高齢者に対する接種率は、1回目の接種を行った方は40.3%、2回目の接種を受けた方で13.9%となっております。 当市において、国の要請により、7月末までに接種を希望される高齢者の方に、接種を終えることを目標とする接種計画の見直しを行い、当該計画に基づいた高齢者集団接種の日程と、会場、イーハトーブ病院を含みます、及び会場案内通知の発送日を公表したところであり、これまで、集団接種予定どおり順調に進んでいる状況であります。 接種会場の予約が、市の指定する日にちでは御都合がつかない場合や、会場の定員により、接種会場が予約できなかった待機者につきまして、これまで、別の日を案内して接種を受けていただいたほか、総合花巻病院集団接種会場補完施設として、医療関係者に対する接種が終わった後の7月3日を第1回目、7月24日を第2回目として、それぞれ約500人の接種を行っていただくこととしており、県立東和病院県立大迫地域診療センター石鳥谷医療センターなどにおいても同様に、既に接種をしていただいております。 また、今般、さらに国立病院機構花巻病院からのお申し出をいただき、同病院で、6月19日を第1回目、7月10日を第2回目として、それぞれ300人の接種を行っていただくこととなりました。さらに、高齢者向けの市内の個人病院診療所における個別接種についても、花巻市医師会の御尽力により、6月17日時点で、7月末までに、高齢者約3,400人分の接種枠を確保いただいたところであります。 集団接種補完施設での接種に、この個別に行われる接種を組み合わせ、さらに接種の予約案内に対し、御連絡をいただかなかった方について、接種の意向確認を行い、接種の機会を周知することで、接種を希望する高齢者への接種につきましては、予定どおり7月末までの終了を実現できるものと見込んでおります。 今後は、6月下旬に、65歳未満12歳以上の方に向け、接種に必要な接種券の発送を予定しております。 その上で、国の示す優先順位に従い、まずは基礎疾患を有する方や、通所系の高齢者施設等利用者従事者への接種を行い、さらに市独自の優先順位として、クラスター発生を防ぐとの観点から、保育施設等の職員、小中学校の教員などの教育関係者や、富士大学の寮生及び教職員や、花巻東高校の寮生及び教職員への接種、さらには事業継続を支援するとの観点から、市内観光業に携わる方、タクシーやバスドライバーなどについて、接種を進めることを検討し、その調整を行っているところであります。 なお、温泉宿泊業に携わる方などにつきましては、国が現在進めているモデルナを利用した職域接種について、関係機関とその可能性の検討を開始したところであります。 次に、地場店舗事業継続を支援する、PayPayを活用した第3弾ポイント還元キャンペーンの実施についてであります。 本事業は、令和2年12月から令和3年3月までの第2弾キャンペーン終了後、市内のキャンペーン対象店舗、そして市民の皆様から、第3弾キャンペーンの実施を求める多数の御意見をいただいております。また、花巻商工会議所が5月に実施したアンケート調査によりますと、回答をいただいた502事業者のうち、新型コロナウイルス感染症による経営への影響が続いているという事業者は300者、全体の6割という結果となっております。 このような状況を鑑みて、令和3年8月1日から8月31日までの1か月間、市内の対象店舗において、最大20%分のPayPayボーナスを還元する第3弾キャンペーンを実施することといたします。第3弾キャンペーンにおいては、1回の決済における還元上限を4,000円、そしてキャンペーン期間還元合計上限を1万円に設定いたします。 なお、市内事業者からは、「期間が短くても、利用者意識から鑑みて、短期間でも効果が発揮できる可能性がある」という意見や、「ワクチン接種が幅広い世代に行き届くまでは、短期間で効果的に実施してほしい」という意見をいただいております。 次に、温泉宿泊施設等利用促進事業についてであります。 花巻市温泉宿泊施設等利用促進事業につきましては、昨年6月から本年5月末まで実施したところでありますが、令和2年度の当該事業利用者数は、宿泊利用が延べ19万4,555人、日帰り入浴利用が延べ2万506人、合計で延べ21万5,061人、助成額の総額は6億2,152万9,000円となっております。 観光庁宿泊旅行統計調査において、全国の令和2年1月から12月までの宿泊者数は、前年比48.9%減となっておりますが、市内宿泊施設への宿泊者数は、前年比31.3%の減にとどまっております。 また、全国の令和3年1月から3月までの宿泊者数は、新型コロナウイルス感染症の影響を受ける前の平成31年同期比で54.7%減となっておりますが、市内宿泊施設への宿泊者数は、同39.8%の減であり、市内への一定数の宿泊客を確保した点において、事業効果は大変大きかったと考えております。 4月の県内宿泊客は、新型コロナウイルス感染症の影響を受ける前の平成31年4月比で188.0%、宿泊客全体で69.8%、5月の宿泊状況は、6月3日時点で当該市事業に参加している温泉事業者からの御報告をいただいた集計ですが、県内宿泊客令和元年5月比で225.2%、宿泊客全体では同67.6%となっており、当該事業効果により、4月、5月の県内宿泊客の利用が好調であったところであります。 県は、国の補助金を活用して、いわて旅応援プロジェクトを8月22日まで実施することとしておりますが、国がその後も財政的に支援をするとの情報は、現時点ではないところであり、いわて旅応援プロジェクトが8月22日以降に継続されるかについては、楽観できない状況であります。 市としては、新型コロナウイルス感染症感染状況ワクチン接種状況のほか、国や県の施策などの実施状況市内宿泊施設利用状況を注視し、必要と判断される場合には、花巻市温泉宿泊施設等利用促進事業の再開を検討してまいります。 本年度に入ってからの国の地方創生臨時交付金の交付は、都道府県を対象とした5千億円にとどまっており、市町村への交付はなされていないところであります。市は、いろいろなチャンネルを通じて、市町村への地方創生臨時交付金の交付を国に働きかけてきたところでありますが、先日、全国市長会財政部から、特に当市に依頼があり、令和2年度における新型コロナウイルス感染症対策事業の実績と、令和3年度の実施計画を提出したところであります。その後、6月9日に、全国市長会がウェブにより開催されましたが、全国市長会長から、全国の市に対する地方創生臨時交付金の交付を、国に対して働きかけるとのはっきりした発言をいただいたところであります。 新型コロナウイルス感染症対策は、市町村レベルの事業ではなく、国が国の責任と費用で実施すべきものであり、そのことは国、全国市長会を含む関係者に共有されていると認識しているところであります。しかしながら、国からの地方創生臨時交付金市町村に対する交付が遅れ、あるいは十分でない場合には、本年3月末時点で71億円まで積み上がっており、令和2年度の決算が9月に確定することにより、さらに数億円程度積み上がることも予想される市の財政調整基金を一時的にも取り崩し、PayPayを活用したキャンペーン第4弾や、花巻市温泉宿泊施設等利用促進事業店舗等に対するさらなる地代、家賃補助を含めて、市民及び事業者に対し、必要な支援を行っていきたいと考えているところであります。 次に、新花巻図書館整備基本計画試案検討会議の開催についてであります。 市では、新しい図書館整備のための具体的な計画である新花巻図書館整備基本計画の策定に向け、図書館整備に関する専門家で組織する、新花巻図書館整備基本計画試案検討会議を設置しました。 同会議では、新花巻図書館計画室が整理した花巻図書館整備基本計画試案について、機能やサービス内容を中心に、専門的な立場で検討いただきます。 検討会議の委員は、各団体から御推薦いただいた計11名と、関係する職員9名の計20名で構成し、期限は定めず、毎月1回開催することとし、第1回を令和3年4月26日、第2回を令和3年5月25日に開催いたしました。 これまでに開催された検討会議において検討された事項としては、4月26日に開催した第1回では、障害者差別解消法への配慮や、高齢者を考慮した公共交通機関が利用できる場所の検討、図書館の床面積の考え方や、建物の材質と閉架書庫の在り方、5月25日に開催した第2回では、先人の顕彰についてや障がいのある方からの意見聴取、郷土や行政資料のデジタル化、中心図書館としての機能と、旧3町にある地区館の資料収集テーマや、電子書籍の導入、図書館司書の育成や学校図書館との連携など、試案で示した内容に沿って、それぞれ専門の立場から御意見をいただき、検討しております。 また、検討会議では、検討会議委員以外の皆さんから、新花巻図書館整備に関する意見を聞くため、市内小中学校や高校、子育てサークル団体などとの意見交換を予定しております。さらに市民の皆さんからの意見も、市のホームページにより頂戴できるようにしております。 なお、試案につきましては、ホームページに掲載しているほか、市役所本庁舎総合案内、各総合支所ロビー、各図書館、各振興センター、まなび学園、こどもセンター、文化会館、高村光太郎記念館、花巻新渡戸記念館、萬鉄五郎記念美術館、宮沢賢治記念館、花巻市博物館、ぷらっと花巻に配架しておりますので、市民の皆様には御自由に御覧いただき、御意見を頂戴できればと考えております。 今後の予定としては、同会議での専門的な意見や、市民の皆さんからの意見を踏まえた試案を、同基本計画案と定めた上で、市民参画の規定に基づくパブリックコメントや、説明会を実施し、市民の皆さんからの御意見を伺い、基本計画を策定したいと考えております。 次に、明日6月18日に実施される、本市の東京2020オリンピック聖火リレーについてであります。 聖火リレーは、本市では、岩手県3日目となる明日18日の第6区間として実施され、北上市から引き継がれた聖火を、15名のランナーが市内を走行して聖火をつなぎ、遠野市へ引き継ぎます。本市の走行距離は約3キロメートルとなっており、吹張町の花巻中央広場を14時47分にスタートし、市役所前交差点、駅前交番付近、一日市商店街、銀河鉄道壁画前などを経由し、15時35分頃に、ゴール地点のなはんプラザ広場へ到着する予定であります。 本来は、東京2020オリンピックの開催を国内全体に広め、関心と期待を呼び起こす役目として実施されるものでありますが、新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から、岩手県実行委員会の御助言も得ながら、沿道などでの密集の防止、大声による応援の制限など徹底して努め、安全を最優先に実施してまいりたいと考えております。 次に、東和町田瀬湖で実施される、東京2020オリンピックボート日本代表事前合宿について御報告いたします。 東京2020オリンピックに出場するボート日本代表の事前合宿は、6月21日から7月19日まで29日間、選手3名、コーチ、トレーナー、スタッフ5名の計8名により行われます。今回の事前合宿は、平成28年7月にオリンピック事前合宿地として決定し、公表していたものでございます。田瀬湖ボートコースは、公益社団法人日本ボート協会から合宿練習地として高い評価をいただいており、事前合宿決定後、平成29年から昨年まで、日本代表の強化合宿を受け入れてまいりました。 日本代表チームは、5月21日から23日までスイス・ルツェルンで開催されましたワールドカップに出場し、5月25日に帰国。PCR検査を実施後、5月26日から6月10日までの16日間、防疫措置期間中のトレーニングが認められ、福井県美浜町で合宿を行っており、その期間中にはPCR検査を3回実施しております。その後、各選手は一旦所属チームに戻り、改めて6月19日に集まり、国立スポーツ科学センターにてPCR検査を実施、検査結果を確認後、6月21日に花巻市へ専用車で移動し、事前合宿に入ります。 事前合宿の対応ですが、選手等が花巻へ到着した日に、PCR検査を花巻でも実施していただき、その後、本市での合宿中においても、PCR検査を2回追加して実施していただく予定としております。合宿期間中は、日本ボート協会が定める新型コロナウイルス感染症対応ガイドラインを遵守していただくとともに、花巻市の東和B&G海洋センター・ボート場新型コロナウイルス感染症防止対策に係る施設利用ガイドラインに従っていただきます。 練習会場となります田瀬湖ボート場の施設職員、そして、代表チームとお会いする市職員及び日本代表チームの宿泊施設の従業員も、選手に感染をさせてはいけないとの観点から、選手等と同様にPCR検査を受けるとともに、宿泊施設では、一般客と出入口など動線を分け、食事も専用スペースを準備するなどの対応をいたします。 日本代表チームは、7月19日に花巻での事前合宿を終えると、専用車で選手村に入村する予定ですが、本市といたしましては、新型コロナウイルス感染症対策を徹底し、日本代表が最高のコンディションで大会に臨めますよう、受入れを進めてまいります。 次に、果樹の凍霜被害についてであります。 4月に断続的に続いた低温や霜により、開花直前の果樹、特にリンゴに大きな被害が発生しております。5月中旬に、花巻農業協同組合などの農業関係団体が市内の園地を巡回したところ、花芽の枯死や雌しべの褐変を確認しており、残念ながら、収穫量の減少は避けられない状況であるとともに、さび果や変形果など、障害果の発生が懸念されています。 6月上旬に、岩手県中部農業改良普及センターが再度現地調査を行ったところ、園地全体の約7割に被害が発生していると確認しております。また、残り3割の園地について、結実したことは確認しておりますが、今後順調に生育し、出荷可能な品質となるかは、さらに生育状況を注視していく必要があるため、被害額は現時点で不明であり、今後も引き続き、農業関係団体と情報を共有してまいります。 次に、岩手県消防指令センター共同運用化の進捗状況についてであります。 さきの令和3年3月11日に、市議会議員説明会を開催したところですが、市では、指令回線の無線回線によるバックアップ体制の構築、共同指令センター、通報者、管轄消防本部によるリアルタイムな3者通話等による心肺蘇生法により、救急隊が現場に到着するまでの間における患者の安全を確保する体制の構築などが確保されることを条件に付し、3月中に予定されていた、消防指令業務共同運用の協議に関する確認書を取り交わした上で、共同運用化に向けた協議を行い、参加条件が固まった後に市長決裁を経て、本市議会定例会に、地方自治法第252条の2の2により関係する地方公共団体事務の一部を共同して管理執行するための協議会設置に向けて、岩手県消防指令業務共同運用協議会規約及び岩手県消防指令業務共同運用協議会の設置についての議案を上程する予定としておりました。 しかし、全体スケジュールに遅れが生じたことに加え、岩手県内12消防本部のうち、協議に向けての意思表示がなされたのは10消防本部であったことから、令和3年4月13日に開催されました岩手県市長会議において、「できれば12消防本部が全県一つにまとまって共同運用することが望ましい」との意見、また、花巻市もそれまでの経緯について、意見を申し述べたところでありますが、現在のところ、岩手県と参加への意思表示がなされていない2消防本部を含めた調整を図っておりますことから、いまだ確認書の取り交わしにも至っておりません。 当市といたしましては、指令業務共同運用への参加については、さきに掲げました2つの条件が整うことが必須であると、その考えは維持しているところであり、その中で、指令回線の無線回線によるバックアップ体制の構築に関しましては、万一、大規模地震などにより、有線での指令回線が断線した場合におきましても、指令体制に支障がないよう、多重無線によるバックアップの構築を想定し、各関係機関からの情報収集などの準備を進めているところでございます。 この多重無線の構築にかかる費用につきましては、指令業務の共同運用に関連する整備として、国の財政措置であります充当率100%、交付税率70%の緊急防災・減災事業債の対象になることは、総務省消防庁から確認を得ているところでございます。 バックアップ体制を申し上げていたのは、花巻市だけでありましたけれども、現時点においては、ほかの消防本部についても、その必要性について、考える必要があるというところも出てきているように伺っているところであります。 現在、県が主体となり、各消防本部と調整を行っており、当市といたしましては、引き続き、市民の安心・安全の確保に向けて、協議に取り組んでまいりたいと考えております。 次に、花巻市教育大綱の改定についてであります。 教育大綱は、教育の振興に関する施策の根幹を示すもので、平成27年4月に施行された地方教育行政の組織及び運営に関する法律の一部改正に伴い、首長に策定が義務づけられているものでございます。 本市におきましては、この法改正に伴い、平成27年度から市長が招集する花巻市総合教育会議を開催し、本市教育の諸課題について、市長と教育委員会が認識を共有するとともに、平成28年3月には、第2期花巻市教育振興基本計画の内容を踏まえた花巻市教育大綱を策定し、教育行政を推進してまいりましたが、この計画や大綱の対象期間が、令和2年度末をもって満了することに伴い、令和2年度において、5月、11月、3月と、3回開催した総合教育会議の場で、教育委員の皆さんと協議を重ねた後、本年3月28日に、花巻市教育大綱(改定版)を策定いたしました。 改定した教育大綱の内容については、総合教育会議のほか、教育振興審議会や、社会教育委員会議等で延べ17回にわたる審議や、市校長会や各小中学校PTAの皆さんから聴取した御意見を反映した、第3期花巻市教育振興基本計画を集約したものとなっております。 教育は、まちづくりの根幹である人づくりを担う分野であり、良好な子育て環境と教育環境の創出が、本市の未来を創造していく上で重要な要因になると考えておりますことから、市民の皆さんが期待する子育て支援、学校教育、生涯学習、スポーツ、芸術文化の各分野の充実と発展に向けて、教育委員会と連携した取組を実施してまいります。 以上で、行政報告を終わります。 ○議長(小原雅道君) 以上で、行政報告を終わります。 ○議長(小原雅道君) 日程第4、議案第61号花巻市個人情報保護条例及び花巻市手数料条例の一部を改正する条例から日程第37、議案第94号花巻市農業委員会委員の任命に関し同意を求めることについてまで及び日程第38、報告第4号令和2年度花巻市一般会計繰越明許費の繰越しについてから日程第40、報告第6号令和2年度花巻市下水道事業会計予算の繰越しについてまでの37件を一括議題といたします。 提出者から提案理由の説明を求めます。 松田総合政策部長。 ◎総合政策部長松田英基君) 本日提案いたしました各議案について御説明申し上げます。 最初に、議案第61号は、花巻市個人情報保護条例及び花巻市手数料条例の一部を改正する条例であります。 本条例は、デジタル庁設置法の制定及びデジタル社会の形成を図るための関係法律の整備に関する法律による行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律の一部改正に伴い、関係する規定を整備するため、所要の改正をしようとするものであります。 次に、議案第62号は、花巻市市税条例の一部を改正する条例であります。 本条例は、地方税法等の一部改正に伴い、市民税について、所要の改正をしようとするものであります。 次に、議案第63号は、花巻市特定教育保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例であります。 本条例は、特定教育保育施設及び特定地域型保育事業並びに特定子ども・子育て支援施設等の運営に関する基準の一部改正に伴い、所要の改正をしようとするものであります。 次に、議案第64号は、花巻市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例であります。 本条例は、家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準の一部改正に伴い、所要の改正をしようとするものであります。 次に、議案第65号は、花巻市地域経済牽引事業の促進による地域の成長発展基盤強化に関する法律に基づく固定資産税課税免除に関する条例の一部を改正する条例であります。 本条例は、地域経済牽引事業の促進による地域の成長発展基盤強化に関する法律第26条の地方公共団体等を定める省令の一部改正に伴い、固定資産税課税免除について、所要の改正をしようとするものであります。 次に、議案第66号は、財産(消防ポンプ自動車)の取得に関し議決を求めることについてであります。 本議案は、消防ポンプ自動車を取得するため、地方自治法第96条第1項第8号及び花巻市議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第3条の規定により、議会の議決を求めるものであります。 次に、議案第67号は、財産(小型動力ポンプ積載車)の取得に関し議決を求めることについてであります。 本議案は、小型動力ポンプ積載車を取得するため、地方自治法第96条第1項第8号及び花巻市議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第3条の規定により、議会の議決を求めるものであります。 次に、議案第68号は、財産(土地)の処分に関し議決を求めることについてであります。 本議案は、道の駅「石鳥谷」施設再編事業用地として財産(土地)を処分するため、地方自治法第96条第1項第8号及び花巻市議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第3条の規定により、議会の議決を求めるものであります。 次に、議案第69号は、原子力損害賠償紛争解決センターから提示された和解に関し議決を求めることについてであります。 本議案は、東京電力ホールディングス株式会社原子力発電所事故による損害賠償請求に係る和解をしようとするものであります。 次に、議案第70号は、令和3年度花巻市一般会計補正予算(第4号)であります。 本補正予算は、新型コロナウイルス感染症対策経費のほか、生産施設等整備事業、萬鉄五郎記念美術館等整備事業等の追加に係る歳入歳出予算の補正、繰越明許費及び地方債の補正であります。 歳入歳出予算の補正につきましては、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ3億6,703万5,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ499億791万2,000円とするものであります。 次に、議案第71号から第94号まで、花巻市農業委員会委員の任命に関し同意を求めることについては人事案件であります。 次に、報告第4号は、令和2年度花巻市一般会計繰越明許費の繰越しについてであります。 本報告は、地方自治法第213条第1項の規定による令和2年度花巻市一般会計において、繰越明許費に係る歳出予算の経費を翌年度に繰り越しましたので、地方自治法施行令第146条第2項の規定により、これを報告するものであります。 次に、報告第5号は、令和2年度花巻市一般会計事故繰越しについてであります。 本報告は、地方自治法第220条第3項の規定による令和2年度花巻市一般会計において、事故繰越しに係る歳出予算の経費を翌年度に繰り越しましたので、地方自治法施行令第150条第3項の規定により、これを報告するものであります。 最後に、報告第6号は、令和2年度花巻市下水道事業会計予算の繰越しについてであります。 本報告は、地方公営企業法第26条第1項の規定により、令和2年度花巻市下水道事業会計予算において、公共下水道事業資本的支出の建設改良費を翌年度に繰り越しましたので、同条第3項の規定により、議会に報告するものであります。 以上のとおりでありますので、よろしく御審議の上、御賛同賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(小原雅道君) お諮りいたします。ただいま議題となっております日程第4、議案第61号花巻市個人情報保護条例及び花巻市手数料条例の一部を改正する条例から日程第37、議案第94号花巻市農業委員会委員の任命に関し同意を求めることについてまで及び日程第38、報告第4号令和2年度花巻市一般会計繰越明許費の繰越しについてから日程第40、報告第6号令和2年度花巻市下水道事業会計予算の繰越しについてまでの37件については、会議規則第36条第3項の規定により委員会付託を省略し、6月24日の本会議において審議することにいたしたいと思います。これに御異議ありませんか。    (「異議なし」の声あり) ○議長(小原雅道君) 異議なしと認めます。よって、議案第61号から議案第94号まで及び報告第4号から報告第6号までの37件については、委員会付託を省略し、6月24日の本会議において審議することに決しました。 ○議長(小原雅道君) 以上で、本日の日程は全て終了いたしました。 本日はこれにて散会いたします。 お疲れさまでございました。     午前10時56分 散会...