花巻市議会 > 2020-09-10 >
09月10日-05号

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  1. 花巻市議会 2020-09-10
    09月10日-05号


    取得元: 花巻市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-23
    令和 2年  9月 定例会(第3回)令和2年9月10日(木)議事日程第5号令和2年9月10日(木) 午前10時開議 第1 議案第80号 花巻市介護保険条例の一部を改正する条例 第2 議案第81号 花巻市営住宅等条例の一部を改正する条例 第3 議案第82号 花巻市定住促進住宅条例の一部を改正する条例 第4 議案第83号 花巻市消防団員の定員、任免、給与、服務等に関する条例の一部を改正する条例 第5 議案第84号 花巻市立小中学校設置条例の一部を改正する条例 第6 議案第85号 令和2年度花巻市一般会計補正予算(第14号) 第7 議案第86号 令和2年度花巻市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号) 第8 議案第87号 令和2年度花巻市介護保険特別会計補正予算(第2号) 第9 議案第95号 人権擁護委員の候補者の推薦に関し意見を求めることについて 第10 報告第8号 令和2年度及び令和元年度一般財団法人花巻市体育協会の経営状況について 第11 報告第9号 令和2年度及び令和元年度株式会社エーデルワインの経営状況について 第12 報告第10号 令和2年度及び令和元年度株式会社東和総合サービス公社の経営状況について 第13 報告第11号 令和2年度及び令和元年度株式会社とうわ地域資源開発公社の経営状況について 第14 報告第12号 令和2年度及び令和元年度株式会社土澤まちづくり会社の経営状況について 第15 報告第13号 公用車の事故に係る損害賠償事件に関する専決処分の報告について 第16 議案第96号 財産(花巻市立小中学校学習用タブレット端末)の取得に関し議決を求めることについて 第17 議案第97号 令和2年度花巻市一般会計補正予算(第15号)本日の会議に付した事件 日程第1 議案第80号 花巻市介護保険条例の一部を改正する条例 日程第2 議案第81号 花巻市営住宅等条例の一部を改正する条例 日程第3 議案第82号 花巻市定住促進住宅条例の一部を改正する条例 日程第4 議案第83号 花巻市消防団員の定員、任免、給与、服務等に関する条例の一部を改正する条例 日程第5 議案第84号 花巻市立小中学校設置条例の一部を改正する条例 日程第6 議案第85号 令和2年度花巻市一般会計補正予算(第14号) 日程第7 議案第86号 令和2年度花巻市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号) 日程第8 議案第87号 令和2年度花巻市介護保険特別会計補正予算(第2号) 日程第9 議案第95号 人権擁護委員の候補者の推薦に関し意見を求めることについて 日程第10 報告第8号 令和2年度及び令和元年度一般財団法人花巻市体育協会の経営状況について 日程第11 報告第9号 令和2年度及び令和元年度株式会社エーデルワインの経営状況について 日程第12 報告第10号 令和2年度及び令和元年度株式会社東和総合サービス公社の経営状況について 日程第13 報告第11号 令和2年度及び令和元年度株式会社とうわ地域資源開発公社の経営状況について 日程第14 報告第12号 令和2年度及び令和元年度株式会社土澤まちづくり会社の経営状況について 日程第15 報告第13号 公用車の事故に係る損害賠償事件に関する専決処分の報告について 日程第16 議案第96号 財産(花巻市立小中学校学習用タブレット端末)の取得に関し議決を求めることについて 日程第17 議案第97号 令和2年度花巻市一般会計補正予算(第15号)出席議員(26名)   1番  菅原ゆかり君     2番  久保田彰孝君   3番  照井省三君      4番  羽山るみ子君   5番  佐藤峰樹君      6番  横田 忍君   7番  佐藤 現君      8番  伊藤盛幸君   9番  藤井幸介君     10番  照井明子君  11番  若柳良明君     12番  佐藤 明君  13番  盛岡耕市君     14番  高橋 修君  15番  瀬川義光君     16番  内舘 桂君  17番  大原 健君     18番  櫻井 肇君  19番  阿部一男君     20番  本舘憲一君  21番  近村晴男君     22番  藤原 伸君  23番  伊藤源康君     24番  藤原晶幸君  25番  鎌田幸也君     26番  小原雅道君欠席議員  なし説明のため出席した者 市長        上田東一君   副市長       藤原忠雅君 副市長       長井 謙君   教育長       佐藤 勝君 選挙管理委員会委員長        農業委員会会長   小田島新一君           大原皓二君 監査委員      萬 久也君   総合政策部長    久保田留美子君 地域振興部長    菅野 圭君   財務部長      松田英基君 農林部長      菅原浩孝君   商工観光部長    志賀信浩君 市民生活部長    布臺一郎君   建設部長      遠藤雅司君 建設部次長兼新花巻図書館周辺整備室長           佐々木賢二君  健康福祉部長    高橋 靖君 生涯学習部長    市川清志君   消防本部消防長   笹間利美君 大迫総合支所長   清水正浩君   石鳥谷総合支所長  八重樫和彦君 東和総合支所長   小原一美君   教育委員会教育部長 岩間裕子君 総務課長兼選挙管理委員会事務局書記長           鈴木和志君   財政課長      千葉孝典君 財務専門監     田中義拡君職務のため議場に出席した事務局職員 事務局長      藤原 睦    議事課長      久保田謙一 議事調査係長    高橋俊文    主査        伊藤友美     午前10時00分 開議 ○議長(小原雅道君) おはようございます。  これより本日の会議を開きます。 本日の会議は議事日程第5号をもって進めます。 ○議長(小原雅道君) 日程第1、議案第80号花巻市介護保険条例の一部を改正する条例を議題といたします。 提出者から説明を求めます。 久保田総合政策部長。 ◎総合政策部長久保田留美子君) 議案第80号花巻市介護保険条例の一部を改正する条例について御説明申し上げます。 本条例は、新型コロナウイルス感染症の影響により、一定程度収入が減少した被保険者に対して行う介護保険料の減免について、申請期限の特例を定めようとするものであります。 改正の内容について御説明をいたします。 附則第9項は、新型コロナウイルス感染症の影響により、介護保険料の減免を受けようとする被保険者に係る減免の申請期限を、令和3年3月31日までとするものであります。 次に、施行期日でありますが、本条例は公布の日から施行し、令和2年2月1日から適用しようとするものであります。 以上で説明を終わりますが、よろしく御審議の上、御決定賜りますようお願いを申し上げます。 ○議長(小原雅道君) これより質疑に入ります。質疑の方ありませんか。 照井明子さん。 ◆10番(照井明子君) 10番、照井明子でございます。 ただいまの条例改正についてでございますが、もう既に花巻市では、この介護保険料の減免、広報に周知をいたしまして実施をしております。これまでどのぐらいの申請件数があったのかについてお尋ねしたいと思います。 ○議長(小原雅道君) 高橋健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(高橋靖君) お答えいたします。 今回の介護保険料の減免につきましては、本年2月1日から適用させていただいてございますが、今までこの減免という部分につきましての件数でございますが、今月、9月2日までの状況でございます。12件ほどの御相談がありまして減免をしているという状況でございます。 ○議長(小原雅道君) 照井明子さん。 ◆10番(照井明子君) 国民健康保険税も同様ですけれども、それから市税の減免などもございます。たくさんですね、毎回毎回、広報にはそういったお知らせが掲載されてきております。 ただ、私、様々な業者さんとお話をしている中で、例えば国の持続化給付金、家賃補助、これなどはしっかりと周知されているようでございますけれども、この市税や介護保険料、また国保税などについては知らない方が結構多いのです。そういう意味で、さらなる周知、努めていただきたいと思っておりますけれども、その点について御所見をお伺いします。 ○議長(小原雅道君) 松田財務部長。 ◎財務部長(松田英基君) 税や保険料の減免につきましては機会を捉えまして、例えば今月の1日号の広報にも掲載させていただいておりますし、市のホームページのほうにもトップのところでバナーをつくって、すぐ見れるようにということで配慮はしてございます。また、各納付書送付の際には目立つような色紙で作ったりして同封はさせていただいております。 ただ、まだやはり、そういった今のお話もありましたとおり、まだ知らなかったという方がいらっしゃるかと思いますので、さらにいろいろ機会を捉えたりして、周知にさらに努めて、大変だという方にはぜひ御利用いただきたいと考えてございます。 ○議長(小原雅道君) ほかに質疑の方ありませんか。    (「なし」の声あり) ○議長(小原雅道君) なしと認め、質疑を終結いたします。 これより討論に入ります。討論の方ありませんか。    (「なし」の声あり) ○議長(小原雅道君) なしと認め、討論を終結いたします。 これより採決いたします。 議案第80号花巻市介護保険条例の一部を改正する条例を原案のとおり決することに御異議ありませんか。    (「異議なし」の声あり) ○議長(小原雅道君) 異議なしと認めます。よって、議案第80号は原案のとおり可決されました。 ○議長(小原雅道君) 日程第2、議案第81号花巻市営住宅等条例の一部を改正する条例を議題といたします。 提出者から説明を求めます。 久保田総合政策部長。 ◎総合政策部長久保田留美子君) 議案第81号花巻市営住宅等条例の一部を改正する条例について、御説明を申し上げます。 本条例は、市営住宅の空き住戸の有効活用を図るため、入居者資格の要件を一部緩和するとともに、花巻市立地適正化計画居住誘導区域内外に存する市営住宅の優先的入居予定者の決定について定めるほか、市営住宅の一部を子育てに適した市営住宅として定めることに伴い、所要の改正をしようとするものであります。 改正の内容について御説明をいたします。 第5条は、市営住宅の入居者資格等について定めるものでありますが、市営住宅の入居者資格において、市の裁量でもって入居させるべきと判断している世帯の要件及び収入基準額を改めるものであります。 第7条は、市営住宅の入居予定者の選考について定めるものでありますが、花巻市立地適正化計画居住誘導区域内及び居住誘導区域外に存する市営住宅の優先的入居予定者の決定について定めるものであります。 第9条の2は、子育てに適した市営住宅の特例について定めるものであります。 そのほかの改正は、文言及び引用条項の整理等を行うものであります。 次に、施行期日でありますが、本条例は令和2年10月1日から施行しようとするものであります。 以上で説明を終わりますが、よろしく御審議の上、御決定を賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(小原雅道君) これより質疑に入ります。質疑の方ありませんか。 照井明子さん。 ◆10番(照井明子君) 10番、照井明子でございます。 私は第7条関係、子育て世帯の居住誘導についてでございますが、居住誘導区域内の市営住宅、過日の議員説明会の資料によれば5か所示されております。その中の1か所、松園町中アパート、この件についてお伺いをしたいと思います。 公共施設マネジメント計画、これによりますと、この松園町中アパートは将来的には廃止解体ということに示されておりまして、耐用年数が41年、そして経過年数が57年となっております。現在の入居の状況についてまずはお伺いしたいと思います。
    ○議長(小原雅道君) 遠藤建設部長。 ◎建設部長(遠藤雅司君) お答えいたします。 松園町中アパートにつきましては、棟数が10戸、それで2棟ございまして、そちらの入居率は100%となっております。 ○議長(小原雅道君) 照井明子さん。 ◆10番(照井明子君) そういたしますと、この条例改正によりまして、子育て世帯の方がその松園町中アパートにお住みになりたいという希望者が出た場合の対応というのは、どのように考えられるのでしょうか。将来的にですね、私は、こうした方針が出ている中でどのような見通しを持たれているのかについてお伺いいたしたいと思います。 ○議長(小原雅道君) 遠藤建設部長。 ◎建設部長(遠藤雅司君) 居住誘導区域内にあります空き戸数は、議員説明会でもお話ししましたけれども、6戸となっております。今申し上げました松園町中アパートについてはもう既に満員というか、全部入っておりますので、そちらに入りたいとなっても、現状ではお入りすることはできないということでございまして、空いているその6戸の部分について入っていただくという形になります。 ○議長(小原雅道君) 照井明子さん。 ◆10番(照井明子君) 私が聞いたのは、現在100%ではあるけれども、もしそこに空きが発生したならばという、そうした将来的なことについてお伺いをしたわけです。いかがでしょうか。 ○議長(小原雅道君) 遠藤建設部長。 ◎建設部長(遠藤雅司君) お答えいたします。 この制度を入れるに当たりまして、居住誘導区域内にある市営住宅を全て、まず入れなければいけないという前提がございます。そういった中で、このアパートにつきましては、将来的に解体もしなければいけないということもございますので、空いた段階で、あとそのほかにも、入られている方が解体に向けて空けていくことになると思いますので、将来的な募集は今のところないというふうに考えております。 ○議長(小原雅道君) ほかに質疑の方ありませんか。 鎌田幸也君。 ◆25番(鎌田幸也君) 25番の鎌田でございます。 私もお聞きをしたいことがありますので、お尋ねをいたしますけれども、まず最初は、第9条の2、追加部分、新設部分でありますけれども、市営住宅の一部を子育て世帯に適した市営住宅として規則で定めることができるとなっております。この子育て世帯に適した市営住宅の基準というのはあるのでしょうか。これからつくるのでしょうか。 ○議長(小原雅道君) 遠藤建設部長。 ◎建設部長(遠藤雅司君) お答えいたします。 子育てに適した市営住宅というのは、いろいろ国のほうでこういうものというようなものはありますけれども、特に具体に定められたものはございません。 当市といたしまして子育てに適した住宅とはという定義といたしましては、子育てに必要な施設、例えば幼稚園や保育園、小中学校、そして病院や公園、公共交通などが住宅の周辺にあるなど、利便性のよい住宅、通学路や歩道に防犯灯が整備されているなど、安全性も大切な要素と考えておりまして、そういうところが合致できるような場所ということで考えてございます。 ○議長(小原雅道君) 鎌田幸也君。 ◆25番(鎌田幸也君) 今の御答弁ですと、小中学校に近いとか、防犯灯があるとか、それ以外の市営住宅が、そういうのが備わっていないといいますか、その条件に当てはまらない市営住宅があるとは思えないのですけれども、逆に考えれば、全ての市営住宅が子育てのための市営住宅になるのではないかなと思いますけれどもいかがですか。 ○議長(小原雅道君) 遠藤建設部長。 ◎建設部長(遠藤雅司君) お答えいたします。 今のお話は、災害公営住宅だけを子育て支援としてというお話だと思うのですけれども、災害公営住宅につきましては、御案内のとおり、花巻小学校、花巻保育園、それから中学校、幼稚園なども付近にございます。利便性が高いという住宅であることから指定しますとともに、それから、人口減少が見られます中央地区に子育て世帯が増えることにより、にぎわいや活性化につながるというふうに考えておりますことから、こちらの住宅を指定したということでございます。 ○議長(小原雅道君) 鎌田幸也君。 ◆25番(鎌田幸也君) ただいまの答弁ですと、災害公営住宅の中、それだけを指定する、指定するといいますか、子育て支援に適した住宅とするということのように聞こえますけれども、そのほかの市営住宅については、子育て世帯に適した住宅はないというふうに聞こえますけれども、いかがですか。 ○議長(小原雅道君) 遠藤建設部長。 ◎建設部長(遠藤雅司君) 子育てに適する適さないという、ほかの居住誘導区域内になります市営住宅も、私調べたところによりますと、2キロ半ぐらいのところにそういう施設は整っています。 ただ、今回子育てに適した住宅にする中では、入居期限を10年にするとか、そういう条件が入ってまいります。これは国といろいろ協議していく中で御助言いただいたものでございますけれども、そういったもので、全てを指定してしまいますと、そういう条件が全部くっついてきてしまいますので、まず……すみません。子育てのその第7条の話で申しますと、この5つの市営住宅につきましても入っていますけれども、12歳以下の子供のいらっしゃる方、妊娠されている方が優先的に入居できることにはなってございますので、そういった意味では、居住誘導区域内の中に関しまして、その子育てに優先した制度にはなっていると思います。 ○議長(小原雅道君) 上田市長。 ◎市長(上田東一君) これ、要するにシティコート花巻中央について、議員説明会で御説明したと思うのですけれども、3戸空いているのですね。これは30戸というのは、その当時の被災者の方々の希望アンケートを取って、30戸の需要はあるだろうということで、国と打ち合わせて30戸やったわけですけれども、その後亡くなられたとか、あるいはほかのところに住宅を手当てされたという方がいて、3戸余っているのですよ。一時、最初26戸だったのですね、それ増えたのですけれども、ここ数年増えない状況になっているわけです。 これは沿岸被災地でも同じようなことがあって、その部分については一般の市営住宅として切り替えて、被災者の方以外も入れるような形にしているのですけれども、花巻市についても3戸空いていて、3戸すぐに被災者の方が入る状況にない中で、それはやはり市営住宅として使いたいということを国と打ち合わせてきたわけです。国のほうは、被災者の方1世帯ぐらいは入る可能性があるだろうということで、1世帯ぐらいは残してください、だけれども2世帯は市営住宅として使って結構ですよという話になったのです。 そのときに、普通の市営住宅として入っていただくのももちろんいいのですけれども、我々としては、被災者の方々、やはり高齢の方が多いわけですね。その中にやはり子育て世帯が入っていただいたほうが、交流とかそういう点でもいいだろうというようなこと、そしてあるいは、中央地区はお子さんがいる世帯が少ないわけですから、市営住宅なのだけれども、特に子育てに適した住宅ということを指定して、こういう条件に当てはまる子育て世帯が優先的に入居できるようにしようということで、今回の条例の改正、この部分についてはそういうことになったということであります。 ○議長(小原雅道君) 鎌田幸也君。 ◆25番(鎌田幸也君) ただいまの市長の御答弁で分かりましたけれども、要は中央地区のその災害公営住宅を対象としていますよということですよね。 それからさっき、今10年というお話がありました。10年というのは国のほうから言われた10年なのでしょうか。現在妊娠している方ということも入居条件にありますので、10年たつとまだ10歳、9歳の可能性もありますよね。12歳までオーケーだという、18歳まで、どっちになるか分かりませんけれども、そうすると、その年齢に達するまではもう1回その契約、可能だということのように理解していいですか。 ○議長(小原雅道君) 遠藤建設部長。 ◎建設部長(遠藤雅司君) お答えいたします。 これ、定期借家制度により10年間の期限を設けましたのは、議員説明会でも申し上げましたとおり、期限を定めることによりまして、入居世帯の更新が定期的に行われ、子育てに適した住宅がより公平に利用されるということを狙いとしたものでございます。 市営住宅を子育て世帯に絞ることに対しまして、一定の期限を設けるというのは、他市の事例も踏まえまして、国土交通省との協議の中で助言していただいたものですが、10年というふうに決められたものではございません。他市の状況を見ますと、10年もありますし、5年というのもあります。いろいろなパターンがございます。この入居の10年というものに関しましては、他市の事例でそういうものがあったということと、10年間のうちに生活設計をある程度立てることができる期間であると考えたものでございます。 それで、妊娠中に入居された方の場合、退去時、10年後になりますと、大体小学校4年生頃ですかね。ということで、その頃の転校とか転居というのはかわいそうではないかというような御指摘だと思いますけれども、例えばその入居中にまたお子様が生まれた場合、すると同じようなことが引き続き懸念されるわけです。全てのお子様が、例えば中学校卒業まで入居期間を延長するとなりますと、退去期間がいつになるのか分からないというようなことも想定されます。 さきに申し上げましたとおり、子育てに適した住宅をより公平に利用していただくためには、退去時期を明確にしておく必要があるということから、10年という期限を設けました。また、退去時期を明確にすることによりまして、次の子育て世帯が住む場所として一つの選択肢になるというふうに考えています。これが退去時期が分からなければ検討の余地がないということでございますので、そういう意味で、10年間というものをきっちり明確化させていただいたということでございます。 ○議長(小原雅道君) 上田市長。 ◎市長(上田東一君) 今申し上げたとおりであります。やはりこの住宅、非常にいいのですよね。極めていい住宅ですから、10年間という約束でもお住みになりたい方はたくさんいらっしゃるのではないかと。10年以内にほかの住宅を手当てして、次の方に、大変いい住宅ですから、お住まいいただきたいということであります。 民間の子育て優先住宅もこの近くにありますよね。10世帯。これは5年間は国と市が家賃補助するのです。市はさらに5年間家賃補助するというと、やはり10年間住んでいただくということで、非常に環境のいい住宅にお住まいいただいているわけです。それも10年にも合わせたということもございます。 ですから、おっしゃるのはよく分かるのですよ。まだお子さんいるのに出なくてはいけないのか、大変ではないかと、そういう考えもありますけれども、非常にいい住宅なので、10年間お住まいになった上でですね、住宅を手当てしていただきたいなと考えているということであります。 ○議長(小原雅道君) ほかに質疑の方ありませんか。    (「なし」の声あり) ○議長(小原雅道君) なしと認め、質疑を終結いたします。 これより討論に入ります。討論の方ありませんか。    (「なし」の声あり) ○議長(小原雅道君) なしと認め、討論を終結いたします。 これより採決いたします。 議案第81号花巻市営住宅等条例の一部を改正する条例を原案のとおり決することに御異議ありませんか。    (「異議なし」の声あり) ○議長(小原雅道君) 異議なしと認めます。よって、議案第81号は原案のとおり可決されました。 ○議長(小原雅道君) 日程第3、議案第82号花巻市定住促進住宅条例の一部を改正する条例を議題といたします。 提出者から説明を求めます。 久保田総合政策部長。 ◎総合政策部長久保田留美子君) 議案第82号花巻市定住促進住宅条例の一部を改正する条例について御説明を申し上げます。 本条例は、花巻市東和町安俵地内の六本木住宅について、未改修であった旧教員住宅2棟2戸を定住促進住宅として活用するため、棟数及び戸数を変更しようとするものであります。 改正の内容について御説明を申し上げます。 条例案要綱、新旧対照表のほか、議案第82号資料その3、花巻市定住促進住宅六本木住宅位置図も併せて御覧くださるようにお願いをいたします。 第2条は、定住促進住宅の名称、位置、棟数及び戸数について定めるものでありますが、六本木住宅の棟数及び戸数に2棟2戸を追加し、6棟6戸とするものであります。 次に、施行期日でありますが、本条例は令和2年10月1日から施行しようとするものであります。 以上で説明を終わりますが、よろしく御審議の上、御決定賜りますようお願いを申し上げます。 ○議長(小原雅道君) これより質疑に入ります。質疑の方ありませんか。 鎌田幸也君。 ◆25番(鎌田幸也君) 25番、鎌田です。 せっかくの機会ですので、教員住宅を改修して市営住宅にしようということですけれども、教員住宅、石鳥谷にも多分大迫にもあるのではないかなと思います。ほとんどが未利用という感じがしておりますし、また石鳥谷の教員住宅は、希望があれば売却できるような好条件の場所にあると思っておりますけれども、ほかの教員住宅についてはどのようにお考えなのかをお聞かせいただきたいと思います。 ○議長(小原雅道君) 松田財務部長。 ◎財務部長(松田英基君) 石鳥谷地域、支所の前にございます教員住宅1戸につきましては、今年度、つい先日でございますけれども、公売で募集いたしまして、売却先が決定いたしましたので、活用いただけるということになってございます。 大迫のほうについてはまだそのままといいますか、空いている状況ということでございます。 ○議長(小原雅道君) ほかに質疑の方ありませんか。    (「なし」の声あり) ○議長(小原雅道君) なしと認め、質疑を終結いたします。 これより討論に入ります。討論の方ありませんか。    (「なし」の声あり) ○議長(小原雅道君) なしと認め、討論を終結いたします。 これより採決いたします。 議案第82号花巻市定住促進住宅条例の一部を改正する条例を原案のとおり決することに御異議ありませんか。    (「異議なし」の声あり) ○議長(小原雅道君) 異議なしと認めます。よって、議案第82号は原案のとおり可決されました。 ○議長(小原雅道君) 日程第4、議案第83号花巻市消防団員の定員、任免、給与、服務等に関する条例の一部を改正する条例を議題といたします。 提出者から説明を求めます。 久保田総合政策部長。 ◎総合政策部長久保田留美子君) 議案第83号花巻市消防団員の定員、任免、給与、服務等に関する条例の一部を改正する条例について御説明を申し上げます。 本条例は、消防団員の減少や、転勤等により長期間消防団活動に従事することができない団員が増加するなど、消防団を取り巻く環境が変化していることに伴い、団員の定数及び団員に支給する手当の額について所要の改正を行うほか、団員の活動休止について定めようとするものであります。 改正の内容について御説明をいたします。 第2条は、消防団員の定員について定めるものでありますが、団員の定数を2,142人から1,850人に改めるものであります。 第6条は、長期間消防団活動に従事することができない団員の活動休止について定めるものであります。 別表は、団員に支給する報酬及び手当の額について定めるものでありますが、火災出動手当及び風水害出動手当の額をそれぞれ1,800円から3,300円に改めるものであります。 そのほかの改正は、引用条項の整理及び条項の移動等を行うものであります。 次に、施行期日でありますが、本条例は、一部の規定を除き、公布の日から施行しようとするものであります。 以上で説明を終わりますが、よろしく御審議の上、御決定賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(小原雅道君) これより質疑に入ります。質疑の方ありませんか。 高橋修君。 ◆14番(高橋修君) 14番、高橋修でございます。 今回、団員の定数の条例改正ということで、とうとう来たかなという、残念な思いもありますが、今回、1,850人という定数に至った積算根拠についてまずは伺います。 ○議長(小原雅道君) 笹間消防長。 ◎消防本部消防長(笹間利美君) 高橋修議員の御質問にお答えいたします。 積算の根拠ということでございますので、消防団員の定数であります2,142人は、平成18年1月1日に、1市3町の市町村合併に伴いまして、各市町の定数を調整することなく合算したものであり、現在に至っているものでございます。 社会情勢や住民意識の変化によりまして、消防団員は年々減少しております。また、市町村合併以降、定数と実員の乖離が続いていることから、定数の改正が長年の懸案事項でございました。そのことから、消防団組織等見直し委員会を平成25年から設置しました。その中におきまして検討された結果、実員と定数の乖離の是正ということと、消防団員の確保目標の枠を設けるということから、292人を削減いたしまして、1,850人を新たな定数にしようとするものでございます。 ○議長(小原雅道君) 高橋修君。 ◆14番(高橋修君) ありがとうございます。 減少が最も例えば進んでいるのは旧1市3町でどこになるのか、もし把握されているのであればお伺いいたします。 ○議長(小原雅道君) 笹間消防長。 ◎消防本部消防長(笹間利美君) お答えいたします。 過去10年に遡りまして調査した結果がございますけれども、平成22年4月1日から令和2年4月1日までの団員数の減少率を調査した結果、一番減少率の高いところは大迫地域の13.7%、その次が東和地域の13%、その次が石鳥谷地域の7.5%、続きまして最後は花巻の7%ということで、合計では9.5%の減少率というふうになっております。 ○議長(小原雅道君) 高橋修君。 ◆14番(高橋修君) 分かりました。ありがとうございます。 これで最後にしますけれども、既に新たな条例定数案は、実員数と60人ほど開きがございます。今回、休団というものも盛り込まれておりますが、これを設けた場合、さらに条例の定数との乖離が出てくるのではないかなという懸念がございますが、条例の定数と実員数がこれ以上広がらないための新たな施策というものはあるものなのか、お伺いをいたします。 ○議長(小原雅道君) 笹間消防長。 ◎消防本部消防長(笹間利美君) お答えいたします。 団員数をこれ以上減らさないための施策ということでございますので、第3期中期プランのほうにも掲載しておりますけれども、その中で、地域防災力の充実強化というところで数点掲載しておりますが、消防団員への教育研修ということを通じまして、組織強化と、魅力の向上という部分もございますし、そのほかに消防団員の装備の更新ということで、最新の装備、安全な装備をすることで、やはり団員の環境を整えるというようなことで、同じく魅力を向上させたいというようなことも考えております。 そのほかに、消防団員の組織等の再編、あとは消防団活動の負担軽減ということで、団行事の見直しというふうな部分もございますし、活動しやすい環境の整備ということで、今回の改正で休団というような部分設けてございますので、マイナス面だけではなくて実質、体を壊したりしてお休みしなければならないような団員の方も、きちっとした形で休団できるというような部分も考えてございます。 あと出動手当も今回増額いたしましたので、その点も、昨年度実施しました団の再編の説明会の中でも、地域住民の方からもそのような御意見もいただいておりますので、その部分も少しは団員の方々の環境の改善になるのかなと考えております。 あとは消防団と事業所の連携強化ということで、消防団協力事業所等もございますので、そういうところを中心に、事業者さんの中で、やはり消防団の活動が、もし災害出動する場合にあまり気兼ねなく出ていけるように、雇用主の方の意識を、何とか御協力願えるような方向に、行政のほうでも何かお力添えできればいいなというふうに考えているところでございます。 ○議長(小原雅道君) ほかに質疑の方ありませんか。 照井明子さん。 ◆10番(照井明子君) 10番、照井明子でございます。 私は別表関係、火災出動手当と風水害出動手当の改正についてお伺いをしたいと思います。 まずは、本当に近年、様々災害が多発しておりますので、消防団員の皆様方には本当に感謝をしたいと思います。そして、団員の活動の環境改善ということで、私はこの改正には是とするものでございます。 それで、この手当の改正ですけれども、他市と比べてどのような状況なのかということについて、まずはお伺いしたいと思います。 ○議長(小原雅道君) 笹間消防長。 ◎消防本部消防長(笹間利美君) それでは、別表の手当関係についてお答えいたします。 他市と比べてどのような違いがあるのかということでございますけれども、今回、改正の案を提案いたしまして、火災出動と風水害出動につきましては増額ということで、3,300円ということでお示ししておりますけれども、他市との比較ですと、この部分に関して話をしますと、以前1,800円というような出動手当でございましたけれども、これは県内の久慈市が1,800円となっておりますけれども、それ以外のところはそれよりも高額の手当というふうになっておりますので、それからすれば、今回の手当の増額は妥当かなと考えますし、あと今回挙げた火災と風水害の出動手当以外の、例えば訓練出動手当ですとか、巡回広報等の警戒の手当とか、そういった部分につきましては、大変申し訳ないのですけれども1,800円をそのまま維持となっておりますので、それに関しましては、よその市町村と比べますとそれほど高い額ではございませんが、一番低い額でもないということでございますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(小原雅道君) 照井明子さん。 ◆10番(照井明子君) 私もちょっと消防のことはあまり詳しくないので、昨日ちょっと検索をして、他市の状況も見させていただきましたけれども、本当にみんなそれぞれなのですね、団長、副団長、団員の報酬から、やはり手当からみんなそれぞれ違っております。ということが分かりまして勉強になりましたけれども、久慈市では先ほど言いました訓練手当は2,100円と表示をされておりました。 それで、今回のこの1,800円から3,300円への引上げの積算根拠、これについてお尋ねしたいと思います。 ○議長(小原雅道君) 笹間消防長。 ◎消防本部消防長(笹間利美君) それでは、積算根拠について御説明をいたしたいと思います。 1,500円の増額となっておりますので、根拠になりましたのは、1件当たりの火災の所要時間はどのくらいかということで、ちょっと令和元年度の火災の平均の時間を積算いたしまして、2時間21分ということでございました。それに、実際現場活動がそのくらいであれば、消防団の方が例えばお仕事をしている場所から、屯所に行って出動して、帰ってきて、また資機材を整備して、またお仕事に戻られるというような部分を想定して、大体3時間半ぐらいではないのかなということで考えました。 積算の根拠で、市の会計年度任用職員の作業員の日当が7,300円となってございますので、それを時給に換算して3.5時間を掛けまして3,297円というような額が出ました。これを大体今回の改正の根拠といたしまして、3,300円ということにしたものでございますし、また、今回の改正、御承認いただきますと、この部分の手当につきましては県内一番になりますので、そうすることによって団員の意識の高揚にもつながるのではないのかということで、この額にしたものでございます。 ○議長(小原雅道君) ほかに質疑の方ありませんか。    (「なし」の声あり) ○議長(小原雅道君) なしと認め、質疑を終結いたします。 これより討論に入ります。討論の方ありませんか。    (「なし」の声あり) ○議長(小原雅道君) なしと認め、討論を終結いたします。 これより採決いたします。 議案第83号花巻市消防団員の定員、任免、給与、服務等に関する条例の一部を改正する条例を原案のとおり決することに御異議ありませんか。    (「異議なし」の声あり) ○議長(小原雅道君) 異議なしと認めます。よって、議案第83号は原案のとおり可決されました。 ○議長(小原雅道君) 日程第5、議案第84号花巻市立小中学校設置条例の一部を改正する条例を議題といたします。 提出者から説明を求めます。 久保田総合政策部長。 ◎総合政策部長久保田留美子君) 議案第84号花巻市立小中学校設置条例の一部を改正する条例について、御説明を申し上げます。 本条例は、少子化等により児童数が減少していることから、学校規模の適正化により教育環境の充実を図るため、花巻市立内川目小学校及び花巻市立亀ケ森小学校を廃止し、花巻市立大迫小学校に統合しようとするものであります。 改正の内容について御説明をいたします。 第2条は、小学校の名称及び位置について定めるものでありますが、小学校から、花巻市立内川目小学校及び花巻市立亀ケ森小学校を削るものであります。 次に、施行期日でありますが、本条例は令和3年4月1日から施行しようとするものであります。 以上で説明を終わりますが、よろしく御審議の上、御決定を賜りますようお願いを申し上げます。 ○議長(小原雅道君) これより質疑に入ります。質疑の方ありませんか。 櫻井肇君。 ◆18番(櫻井肇君) 18番、櫻井肇でございます。 小学校統廃合に関してでありますが、私はこのタイミング、いいか悪いかということの前に、果たしてこのタイミングでいかがなものかということで、今、文部科学省が行っていることについての教育委員会の感想なり受け止め方なりを伺うものであります。 政府の教育再生実行会議というものがありまして、これは一昨日ですね、少人数学級を推進するよう要請するという中間答申をまとめました。これを直ちに政府のほうに、この答申の提出をし求めるということになっております。 焦点はですね、もうこの流れは止められないと思うのですね。国のほうにおける教育行政で少人数学級を進めるということは。なぜなら、学校現場で、子供たちにはこのままですと3密を強いる、みんながそうではないのですが、そういう状況もあるということで急激にこうなってきております。全国知事会あるいは市町村長会も、同様の要求を強くしているということになれば、この少人数学級が制度化させられれば、当然教職員の増ということにもつながってまいります。問題は、来年度から国の予算編成の過程でどうなるかということだけが焦点になってきております。 ですから、今ということではなくて、タイミングが悪いのではないかというのはそういうことからなのであります。文部科学省を中心として、少人数学級への推進ということが進められている。この内容は、私などよりももっと情報を教育委員会のほうではお持ちだと思いますので、これについてどう受け止めておられるのかをお伺いします。 ○議長(小原雅道君) 岩間教育部長。 ◎教育委員会教育部長(岩間裕子君) お答えいたします。 国の教育再生実行会議におきます中間答申がなされまして、それが答申同日に首相のほうに提出されたということについては存じ上げておりますし、その中では、明確に学級規模等についての記載はなかったというように認識しております。 また、国におきましては、今後、その教育再生実行会議の内容を受けまして、さらに中央教育審議会のほうで、今度は文部科学大臣の審議会になりますけれども、そちらのほうでさらに内容について吟味され、その後、どれくらいの期間がかかるかは不明でございますけれども、十分な議論がなされた後に、必要であれば様々な制度が改正されるものというふうに認識しております。 来年度においてこの少人数学級が導入されるのかどうかというところまでは、現在の時点では不明であるというふうに認識しております。 ○議長(小原雅道君) 櫻井肇君。 ◆18番(櫻井肇君) この際、これは先ほど申し上げました一昨日のワーキンググループから見れば、これは政権が替わりますから、それにきちっと引き継がれるようにと、こういうことなのですね。 それで、いやいや、安倍さん替わるのだもの、そのことを言っているの。ごちゃごちゃ言わないで。 だから急いでいるわけですよ。もし仮にですよ、仮に来年度ではなくなって、その次の年度から、これも十分あり得るのですが、その状況、推移を見るということも必要なのではないのかなと。タイミングとしては、いかにもちょっと逸しているな、まだ早いなと思っているのですが、これについてはどう思いますか。 ○議長(小原雅道君) 岩間教育部長。 ◎教育委員会教育部長(岩間裕子君) お答えいたします。 先ほども申し上げましたとおり、例えば少人数学級の導入ということになった場合に、現時点においてその規模、学級規模については明言というものはないところでございます。 また、現在様々な議論がなされている中で、例えば最も少人数の学級の一つの考え方としては、20人というようなことも示されている部分がございますけれども、大迫小学校の場合、統合したといたしましても、まず1学級当たりの人数がほぼ20人というような状況でございまして、そこを若干超える学年はあるにしても、大きな影響というものはないものと捉えております。 ○議長(小原雅道君) 若柳良明君。 ◆11番(若柳良明君) 11番、若柳です。 亀ケ森小学校の統合についてでありますけれども、亀ケ森小学校のPTA役員、亀ケ森保育園の保護者の方々が小学校統合についての話合いの場にも立ち会った経緯がありますが、亀ケ森小学校はできれば存続してほしいというのが本当の声でありますが、学級数が2学級となり、副校長も配置されなくなるというような状況になったため、やむを得ず統合を認めざるを得ないというのが現状であります。 その中で、学童クラブは亀ケ森小学校にはありませんので期待するものがありました。そして、統合により学童クラブの環境が悪くなり、肩身の狭い思いをするようでは駄目であるということが出されました。 そこで、学童クラブについてお伺いをいたしますけれども、一般質問で近村議員が触れたわけでありますけれども、運営委員会等も、学童クラブの運営委員会を開いているようでありますが、その中で、学童クラブの専用施設が必要であるという意見があったということでありますが、それで間違いないでしょうか。 ○議長(小原雅道君) 岩間教育部長。 ◎教育委員会教育部長(岩間裕子君) お答えいたします。 学童クラブにつきましては、一般質問の答弁の中でお答えしたとおりでございますが、一部の参加者の方から、専用ということでの施設整備を望むというような声があったのは事実でございます。 ○議長(小原雅道君) 若柳良明君。 ◆11番(若柳良明君) それを受けてですね、一般質問の答弁でもあったわけでありますけれども、そこを真剣に考えたのでありましょうか。あるいは、専用施設として使うために改修するとか、増築するとか、そんなことは考えなかったのですか。 ○議長(小原雅道君) 岩間教育部長。 ◎教育委員会教育部長(岩間裕子君) お答えいたします。 この内容につきましては、一般質問答弁でお答えしたとおりでございまして、現時点におきましては、現在使っております生き活き交流館を、地域の自治公民館の方々と上手に使い分けていくというようなことでの話合いが済んでいるということでございますので、そのとおりで実施していきたいと考えております。 専用施設につきましては、現在のところ考えていないところでございますけれども、今後、例えばさらに学校規模が縮小する等のことにより、学校の中に学童クラブを設置するような面積が確保できるというような状況になった際に、考えることは可能ではないかとは思いますけれども、現時点においては空き教室がないというような状況でございますので、統合に合わせての施設整備というようなことは困難であるというふうに考えております。 ○議長(小原雅道君) 若柳良明君。 ◆11番(若柳良明君) そもそも、生き活き交流館という施設は学童クラブのためにつくられた施設でないところから、いろいろな部分があると、例えば指導員が増えることにより、事務室的なものはないわけで、指導員室といいましょうか、そういう部分も必要かと思いますし、結構な人数になりますから、体調不良の子供も出てくると、そういう場合、別室で見るということも必要だと思います。それから、トイレですけれども、そもそも子供用には造られていませんので、大変不便をしているという部分もあるようであります。これについては増築等が必要と考えますが、少しでも学校統合して、そういういい時点でありますから、こういう環境整備をきっちりやるべきと思いますけれども、その考え方はないですか。 ○議長(小原雅道君) 岩間教育部長。 ◎教育委員会教育部長(岩間裕子君) お答えいたします。 学童クラブとの意見交換会につきましては、各小学校のPTAの代表の方にも御参加をいただきまして、その場で御意見を様々いただいております。その際に、PTAの方々からいただいた最も大きな意見は、指導員を増やしてほしい、まず全員が希望する者が入るようにしてほしいというような御意見でございました。 施設の、例えばトイレをどうしてほしいとか、そういうものについては、トイレについては具体的な御質問、御意見はございませんでしたし、あったものは、エアコンの設置について早急にお願いしたいということで、これにつきましては、本年度既に予算措置済みでございますので、学童クラブの運営委員会のほうにおいて、早急に取り付けてほしいということで、私どものほうからも学童クラブにお願いしたというようなところでございます。 現時点におきましては、運営の仕方を工夫するということが第一であって、施設についてはまたその後というように、教育委員会では捉えております。 ○議長(小原雅道君) 若柳良明君。 ◆11番(若柳良明君) ぜひ、今、運営のほうでいろいろ協議が進んでいて、施設の改修なり、そういう増築の部分については目が届いていない部分もあるかと思います。ぜひこの点を検討していただいてですね、4月に間に合うようにというか、ぜひ改修すべきというふうに思います。そのことを申し上げて終わります。 ○議長(小原雅道君) ほかに質疑の方ありませんか。 近村晴男君。 ◆21番(近村晴男君) 21番、近村晴男でございます。 今回の条例ですけれども、学校規模の適正化、教育環境の充実を図るということから、花巻市立内川目小学校と花巻市立亀ケ森小学校を廃止し、花巻市立大迫小学校へ統合するというものでありますけれども、他の地域からすればああそうかと思うだけのことかもしれません。内川目小学校も亀ケ森小学校も市の中にあっては、特に歴史と文化にたけた地域の中心になる学校です。地域の中にあっては当たり前の存在の学校がなくなってしまうと。そういう現実は、両地区の有史以前以来の最大級の私は激変だと思っております。 それなのに、なぜ両地区から反対運動も起こらず、粛々と学校統合に向けて動けているのかと。教育委員会はどのように捉えているか、まずその認識をお伺いします。 ○議長(小原雅道君) 岩間教育部長。 ◎教育委員会教育部長(岩間裕子君) お答えいたします。 なぜ反対運動が起こらないかということにつきましては、教育委員会としては特にお答えは持ち合わせていないところでございますけれども、ただ、この統合に向けましては、教育委員会といたしましては、回を非常に重ねまして、地域、PTAの方々と何度も協議を重ねてきたと思っております。その中で少しずつ御理解をいただき、最終的には子供たちのことを考えて、この方法しかないであろうということで、地域から御理解をいただいたというふうに認識しておりますので、それによって特に反対をするというような声がないのではないかと、教育委員会としては捉えております。 ○議長(小原雅道君) 近村晴男君。 ◆21番(近村晴男君) 内川目地区というのは、いわゆる岳神楽と大償神楽のある早池峰とともに、市の中で最も自然と歴史に富む地区であります。亀ケ森地区は、稗貫氏とともに歴史に名を刻む当地方を支配した亀ケ森玄蕃が城を構えた地です。百姓一揆を起こすほどの才覚のある人もあるという、そういう地域でした。早くから教育に力を入れている地域でも有名です亀ケ森は。そしてまた、皇后陛下の母方の血筋のつながっている地域であるという、大変な、実は地域なのですけれども、その両地区は、教育長もそうでしょうけれども、認識されているように、普通であれば地域の重鎮の方々が黙って受け入れるというのは、ただ1点、先ほど部長おっしゃいましたけれども、子供たちの将来を一緒に一番考えて、子を持つ親の考えを尊重しているということに私はあるのだと思っております。 普通であれば、あれだけの地域ですので、地域エゴと言われても当然のことと受け流して、地域の活力を失わないために、子を持つ親の考えは二の次で、地域全体を巻き込んだ反対運動が起きているというのは、普通は各地であるものです。ところが、学校の灯が消えるということは分かっていても、地域が衰退すると。そういうことは分かっていても、なおその教育委員会の説明とか対応を信じて、そして子供たちの将来を一番に考えて、私は、今回異常とも思える僅か1年で統合を成し遂げた、そういう地域住民の判断の重さをですね、本当にどの程度捉えているかと。 私は、本当は様々な考えがあるのですよ。やはり教育長がふだんよく言います。子供を一番に考えるべきだと。それを大迫の方々も十分理解しているから、本当であれば、地域の衰退、過疎化が進んで、学校が消えるということは本当に地域の灯が消えることですよ。それでも粛々と進めるということは、どれだけの地域の方々の考えがそこに隠れているかということです。それをですね、深く認識されてから、私は対応していかなければならない問題が出てくると思うのですよ。 その中で、もう、新しい学校がスタートするまであと半年です。学校統合の準備委員会も設置されておりますので、市としても教育委員会としてもスムーズに事は進んでいるというふうに思っております。ただ、一つの問題が発覚すると、それは本当に大きな問題に、火種になっていくということも十分あり得る環境にあるということを、私は、認識されながら進めていってほしいと思っているのですよ。 実は学校の統合の関係の条例がなぜ今出るかと実は思うのですけれども、もう12月の議会でもいいのではないかと。ただ、これは予算を見れば分かるのですけれども、閉校のために、やはり今から予算をつけてやっていくということなのでしょうけれども、ただ、その地域の火種になる問題がもし仮に出てくると、本当に大きな問題になってしまうということを考えますと、私は、そして今回の補正を見ますと、閉校の関係だけです。ということは、学校を統合するに当たって、一般質問の答弁でもありましたけれども、大迫小学校は立派な学校ですから、様々なそろっているということで、何ら対応しなくても十分2校の子供たちを受け入れる環境はあるというふうに認識されているのでしょうけれども、そのときにですね、一番大事な学校の先生方の御意見等は十分にお聞きして、このままで大丈夫だという御判断でのこの間の一般質問に対する御答弁だったでしょうかお伺いします。
    ○議長(小原雅道君) 岩間教育部長。 ◎教育委員会教育部長(岩間裕子君) お答えいたします。 合併協議会には各校の先生方も入った中での協議をさせていただいておりますので、その中で、学校の先生方の御意見もきちんとお聞きしているものと思っております。 ○議長(小原雅道君) 近村晴男君。 ◆21番(近村晴男君) その中で先生方から、今の学校の規模で十分だという、そういうふうな御意見だけだったのでしょうか。例えば、新たに子供たちを迎える上において、何かこれまで大迫小学校が、新しい学校になって、そのままですけれども、何か新しく考えることはなかったのかとか、必要なものはないかと、そういうふうな意見の聞き方というのもありましたかお伺いします。 ○議長(小原雅道君) 岩間教育部長。 ◎教育委員会教育部長(岩間裕子君) お答えいたします。 学校の規模についての御意見ということでは全くございませんけれども、例えば、備品等につきましては不足するものがあるのではないかというようなこともありますので、現在、亀ケ森小学校、内川目小学校の備品等も全て並べながら、どの備品をどう移動するかというような細かい打合せもしております。 その中で、施設として問題があるのではないかとして出てきたのが、プールのプールサイドの滑りという問題が1点あったということでございまして、中の施設のみならず、備品等についても、打合せをきちんと行っている状況でございます。 ○議長(小原雅道君) 近村晴男君。 ◆21番(近村晴男君) 今回の統合は、内川目の子供さん方も、亀ケ森の子供さん方も恐らく通学はスクールバスになるだろうと思います。そうしますと、スクールバスを利用することによって様々なその対応ってあると思うのですけれども、実際、外川目の子供たちがスクールバスを利用しますので、その延長線で多分対応されているようですし、時間等も決めているようですけれども、そういう観点で、今度は子供たちが増えると、どこで待つかとか、様々なものも議論されるはずなのですよ。雨降ったときに何もないところで待たせておくのかと。 様々なこともあるでしょうし、あるいはその学童保育の関係も私、一般質問で取り上げましたけれども、今回も、先ほど部長話ししましたが、学童保育に関する意見交換会で、実は早池峰生き活き交流館というのは、そもそもが生涯学習施設ですので、学童保育のようにつくっているものではないものですから、様々な不備のある施設なのです。建物は非常にいいですし、立地条件は最高です。ただ、例えば机もない、大きな長いテーブルも、大人でもやっと持てるようなものです。そしてげた箱もない。先ほどトイレも出ました。これも言われました。その委員の、先ほどは少数の方と言いましたけれども、あの中で少数という言葉ではないと思うのですよね。大変な方々が代表で話してくださっているのですよ。当然いる方々の委員は、そうだと思って発言を控えているだけの話で、ですから、それを考えますとね、今回のその補正を見ますと何もないということです。本当にトイレだって男女一緒で、そこをちょっとこう塞いで女の子が入れるような状況になっています。そういうふうなものもこの統合を機に当然考えなければならないと思うのですよ。それもなされていないと。ですから、そういう、普通であれば、例えば学校を統合するということは、普通は新しい学校をつくるわけですよ。こういう学校に皆入ってくるんだと。今回は、何もお金をかけなくてもいい、そういうすばらしい学校に入れるのだというふうな感覚でしょうけれども、普通新しい子供を迎えるのであれば、げた箱だって新しくするだろうと思うのですよね。そういうものも予算計上されていないと。そういう取組でいいのですかと私は思うのですよ。やはり、それを考えるのは教育委員会だと思います。地域から声がないからというのではなくて、そういうものを考えて、受け入れる側はどうするのだと、新しい学校なのだと。そういう観点からの見方というのは、私は少し弱いのではないかと思うのですが、どのようにお考えですか。 ○議長(小原雅道君) 岩間教育部長。 ◎教育委員会教育部長(岩間裕子君) お答えいたします。 まず最初に学童クラブについてでございますけれども、この間の意見交換会を受けまして、学童クラブからは、10月をめどに今後の対応等についての考え方を示していただくことにしております。その中で、まず施設的な整備、修繕等が必要であるというようなものがあれば、その時点で、どの程度の修繕が必要であるのかというようなことを、市として学童クラブと協議をさせていただき、必要であれば、それについてはその後の予算措置ということでお願いすることが出てくるものと思います。現時点においては、学童クラブについてはまだ協議途上ということで、現在、教育委員会としての対応というものは持っていないという状況でございます。 また、統合校につきましてですけれども、これまで、統合したことによって新しい学校を建築したというのは東和小学校でございますけれども、それ以外の、例えば外川目と大迫小学校も統合しておりますけれども、それについて新しい校舎は建てていないというような状況ですし、そのほか、前田小学校の統合、それから田瀬中学校の統合、様々ございました。その都度新しい校舎を建てるというようなことはしていないという事例のほうが多いと思っております。 今回、大迫の小学校において、統合校となった際に必要なものがございましたらば、それは当然、準備をさせていただきますけれども、現時点においては、それぞれの学校の備品の持ち寄りですとか、そういうものでの対応で今は可能と判断しているというものでございます。 ○議長(小原雅道君) 近村晴男君。 ◆21番(近村晴男君) その辺については了解しました。 一番地域で今問題になっているのは、先ほども話ししましたが、私の一般質問で話ししましたが、学童保育の建物の、先ほど部長は少ない方々からという話がありました。実は決してそんなものではなくて、あの委員の中でどれだけの方がおっしゃったかということは、この話したと思いますけれども、子供たち、親御さんにアンケートを取りましたよね。それでびっくりしているのは、まさか公民館と一緒だったと思わなかったと。知らない方が多いのですよ。内川目の方も亀ケ森の方も。あそこは公民館として使っていたのかと。それで、意見の中で、そしてまた今使っている人たちからも出ています。親御さんから、何とか公民館と一緒でないものにしてほしいという切実な声が、出ているでしょうこれ。たくさん記録で残ってますよ。そして、その言われた方々というのはどういう方々か、少ないとおっしゃいましたけれども、意見交換会の席上で地元公民館長からも出ました。実は、教育長の答弁では3月の段階で三者で話合いしたと。恐らくそれは地元の公民館長さんは、当分の間、何とか協力してもらって一緒にやってもらえないかというような判断だと思ったのだろうと思うのですよ。ですから、だったら、いや、新しいもの建ててほしいとか、あるいは独立したものにするべきだというふうな話になっていかないはずなのです。そしてそのほかに、社会福祉協議会の大迫支部長からも出ました。独立した施設にしてほしいと。民生児童委員の協議会の会長からも主任児童委員の方からも、学童クラブの保護者会の方からも、大迫小学校のPTA副会長、亀ケ森小学校のPTA会長からも出ました。 こういう方々から、単独でやはりしっかりとするべきだというのは恐らく、学校統合する上において一番の課題になっているのだろうと言っているわけですよ。それに対して真っ正面に取り組まないで、この統合を進めると。私は本当に大きな火種になると思うのですよ。みんな内川目の方も亀ケ森の方も我慢して我慢して、そしてその声を押し殺して、子供のためにってやってて、それが今度は子供のための環境整備で学童保育が必要だと言われているのに、今まで私は何度もいろいろな質問しております。そうしますとよく言われる決まりせりふが、いや近村議員さん、地域からそういう声はありませんと。言われますよね。これだけの声があって、ではどうするのですか。意見交換会というのはただ聞くだけですか。そうでないでしょう。意見を聞いて、それをどのように取り扱うかでしょう。それを真剣に聞いてもらったと、多分地域の方々は思ったはずですよ。第1回目、第2回目で。その場では答えはありませんでした。教育委員会からは。当然その後ちゃんと内部で協議するのだろうなというふうにみんな思っていたわけですよ。もしこの結果が地域の方に分かったら、一切教育委員会で考えていないと言われたことだと、もしそういうふうなことが伝わっていったら、私は大変な問題になると思っているのですよ。 もう少し私は真剣にこの問題に対して取り組むべきと思うし、もう一つ言わせてもらえば、やはりどう考えてもあそこの場所だと思うのですよ。小学校の敷地というよりも小学校の隣接地というふうになるわけですけれども、学校施設ではないので、社会教育施設ですので、あそこを、大迫の方々も思っているのです、やはり学童保育専用化するべきだと、教育長おっしゃるとおりですよ。そうなれば、だったら、地域と協議して、やはり、代替施設を考えたって、その地域も何とか考えなければならないと。当然、一番大きいのは子供たちの環境整備だということで動いているはずですから、そうなれば、当然これ教育委員会の範疇だけではないのですよ。実は地域の大きな課題になってきますので、この間、大迫総合支所長にも、そのことで急に振られたわけですから多分びっくりしたのでしょうけれども、やはり市長が選ぶ職員ですので優秀な職員ですので、その雰囲気を感じて、教育長の答弁を超えないような答弁でありましたけれども、本当にこれはですね、地域と地元と協議しながら、私は学童保育の施設は専門にやっていくのだと、地域の人はそう思っているわけですよ。だったらそういうふうにしていくと、整備していくということを方針を定めて、では別途、逆に今まで一番最初に軒先を貸したのが、今母屋を乗っ取られるような形になるわけですけれども、そういうことではいけないと思いますので、本来、そうだったらそういうものを今度別途、この小学校統合を機会に考えるべきだと思うのですけれども、教育長、いかがでしょうか、その辺の考えについてお伺いしたいと思います。 ○議長(小原雅道君) 佐藤教育委員会教育長。 ◎教育長(佐藤勝君) 今たくさん御質問いただきましたけれども、まず統合の経過については、議員おっしゃるように、たくさんお話合いを進めてきて、確かに、非常に苦渋の決断だったと。そのことについては、私どももしっかり受け止めております。 おっしゃるとおり、内川目小学校につきましても、亀ケ森小学校につきましても、本当に特色のある教育を展開してきた、古い、教育実践のすばらしい学校だということは、これは十分承知しておりますし、そのことについては、今後の新しい大迫小学校においても、例えば教育課程部会において、それをどう生かしていくか、これは絶対果たしていかなければならないということ。これについてはそのとおりだと思っております。 今、学童クラブのことについてもお話しいただきましたけれども、決して私ども、軒先をお借りしてあそこで学童クラブをやっていただくという考えではなくて、おっしゃるとおり、あそこは一番の適地でございます。施設の内容についても確かに、トイレであるとか、あるいはエアコンの問題であるとかありますけれども、これは当然、運営している主体とお話をしながら、これはぜひ改善を進めていくということが必要でありますし、先ほど若柳議員からもありましたけれども、肩身の狭い思いで子供たちが入るようなことはあってはならない、これは重々承知しております。 そういった中で、今、5つの専門部会の中にあって、確かに時間のない中、本当に申し訳ないのですけれども、それぞれの専門部で、これまでも五、六回打合せをしながら、着実に課題を協議しながら進捗させていただいております。 例えば、御心配のありましたスクールバス、スクールタクシーについても、一応暫定案をつくって、そして今度、来年度例えば入ってくる子供たち、そういったことも含めながら、一番最適な方法がいいだろうということで、これも今詰めております。 学童クラブの件につきましては、答弁の中でもお話し申し上げましたように、3月の話合いが行われたということを私ども踏まえて、ぜひ学童クラブさんのほうに、これから、規模が今19人から33人という非常に大きな数になりますし、恐らく期待されるサービス等も一変されると思います。そういった中で、具体的に開所時間、開所日数、それから支援員の確保、保育料、それから、学童クラブに対しての様々なこう、園内での行事とかそういったのあるのでしょうけれども、そういった御要望に応えるべく、実際のところ、明日からまた御協議をさせていただきたい。そして、小学校の説明会があるまでの間に、きちっと不安なく、親御さんにきちっと説明して募集をしたいと思っております。 場所については、御答弁申し上げたとおりでございますけれども、まずは学校の敷地内にあるという適地性、それから、お話がありましたけれども、生き活き交流館は非常にすばらしい建物です。ただ、子供たちにとってやはり不便な部分はありますので、それは当然、改善しなければならないと思いますが、それはもう具体にこれから詰めてまいります。 ただ、これから自治公民館との関連をどうするか、確かにそういった意見はございました。ただ、私どもとすると、教育委員会のほうで、では自治公民館をこうしたいああしたいということでは、なかなかこれは応えられない部分があります。ですから、その点についてはさらにお話を伺いつつ、そういった御要望があった場合についてはしっかり、教育委員会以外の機関にお話しを申し上げて対応をお願いする。ただ、教育委員会とすると、先ほど部長からお話し申し上げましたように、将来的に、仮に子供たちが少なくなった、空き教室が出てきた、そういう場合については教育委員会としても、できれば学校の中で開設するような、そういったふうなことの検討は進めてまいりたい、そのように考えております。 ○議長(小原雅道君) 近村晴男君。 ◆21番(近村晴男君) ありがとうございました。 今、教育長おっしゃったように、いわゆる生涯学習施設については、今は教育委員会の分掌の中に入っていなくて別な、今は市長部局に入っていますので、今回の学童保育施設の在り方についての、その委員の中に総合支所の課長も2人入っているということは、当然、この5月と8月の会合で、どんな内容だったかというのは当然理解されているし、それがちゃんと、大迫総合支所のトップである総合支所長にその話が伝わっているのであれば、今度はそちらのほうで対応する形が出てくると思うのですけれども、そういう観点から、多分連携は取れていると思うのです。しっかりした職員たちですので。それについて大迫支所長はどう考えているか、お伺いいたします。 ○議長(小原雅道君) 清水大迫総合支所長。 ◎大迫総合支所長(清水正浩君) お答えいたします。 今回の小学校の統合に当たりまして、議員おっしゃったように、早池峰学童クラブの運営委員会と各小学校のPTAの代表、この方々を加えました意見交換会をしたというのは先ほど来からお話ししていることでございます。2回開催されたわけですけれども、支所からは地域振興課長と市民サービス課長が、やはり運営委員として出席をいたしておりましたので、その顛末については報告として受けております。 その中で、やはり委員の方からの御意見として、先ほど議員がおっしゃったように、やはり学童クラブの専用施設を望む意見として、町内から2つの小学校がなくなる中で、地域の教育を進める上で、施設を充実していただきたいという、やはり強い意見は出たということでありますし、学童クラブの会長からも、やはり今までの利用している中で、今度はその利用人数の増加に伴って施設の共同使用に支障が生じる懸念があると。今もそういうことで、3月の協議に至ったわけですけれども、そういったことからすれば、学童クラブの環境を整える必要があるのではないかという、やはり強い意見だったと思います。また、管理をお願いしている仲町公民館、こちらのほうからも、やはりこれを契機に新しい環境を整えてほしいという要望がやはり出たということは先ほど議員がおっしゃったとおりでございます。 そのほかに、このアンケートの中身についてもやはり見させていただいておりましたけれども、開所時間の延長などの運営面について、これらについて、やはり御父兄さんは非常に心配しているというところでございますし、学童クラブだけの施設がよいという意見もやはり記載されているというところでございますので、そういった、地域の意見としては、やはり議員がおっしゃったように、あくまで今回、小学校の統合につきまして、子供たちが減ったことによって副校長先生とか先生の数が減らされているという現状を踏まえて、地域の方々は統合という判断をしたというふうに思っておりますので、いずれにしても、市といたしましては、そういったことを踏まえた上で、支所としても運営に関して支援してまいりたいと思っております。 ○議長(小原雅道君) 近村晴男君。 ◆21番(近村晴男君) ありがとうございました。最後になります。 本当に今大迫地域では、教育委員会の姿勢を信じているわけですよ。そして安心して統合に向けた動きになっております。ですから、今回のこのような地域からの本気になった声を、やはりしっかりと受け止めてもらわなければ、私は、禍根を残すような統合であってはいけないと思うのですよ。そのためにもやはり花巻市全体として、今回の大きな統合です、2校一緒ですから。そういう意味では、そういうことも十分に認識されて、今後の統合に向かってほしいなと思います。 いずれ言いたいのは、地域の方々に不信感を抱かせないということが一番だと思います。様々な声が通じる市政なのだということだと思うのですよ。あれだけの声があるのに、そうではないというような、私、最初はゼロ回答みたいなものだったですから、最初の一般質問では、そうあってはいけないと思います、そうでなければ本当に大迫では大きな問題になりますから、もし、上田市長何か御見解ありましたらいただきたいと思います。 ○議長(小原雅道君) 上田市長。 ◎市長(上田東一君) 今回の統合につきましては、議員御指摘のとおりで、父兄の方々がですね、保護者の方々が、子供のことを考えると早く統合したほうがいいということで決めたわけですね。そのことについては、我々としては非常に敬意を表したいと思います。 その中で、地域の中から反対の声が出なかったということについて、我々の年齢以上であれば、本当に地域の中でお子さんの声が聞こえなくなるというのは非常に寂しいわけですね。あるいは母校がなくなるというのは大変寂しいことです。しかし、大きな反対が出なかったというのは、先ほどの子供のことを考えるのが大事だということが、まず皆さんのコンセンサスとしてできたということだと思います。 将来的には統合せざるを得ないだろうということは我々としても認識していたわけですけれども、正直言いまして、1年間で統合するということについて、地域のほうからむしろ声が出たということに非常に驚いているわけでありまして、その中で教育委員会も頑張ってきたわけですけれども、なかなかその至らない部分もあったかもしれません。ただ、私は頑張ってくれているというふうに思っています。声も聞くようにしてやっているのだと思うのですね。 学童クラブの問題については、今お話聞いていましても、どうしても今のその場所、自治公民館と一緒になっている生き活き交流館ですね、そこが適切であるということですよね。そうすると、そこに学童クラブをつくるということは、これは皆さんのコンセンサスだろうと思います。その中で、例えばエアコンを含めて施設整備が必要であると、今のところそういう声が出ているので手当てはしているということです。そのほかの手当てについては、今後地域の声を聞きながら、必要に応じて予算化していく、来年の4月まで間に合うかどうか分かりませんけれども、という形で対応したいということを聞いているわけなので、その点については引き続き、地元の方と一緒にやっていただきたいと思います。 あと将来の、先ほどのここの生き活き交流館、専用施設にすべきかどうかということ、これは将来の課題ですよね。来年の4月にそんな準備ができるわけありませんから、将来どうするかという話だと思います。そのときに、やはりこれは市全体のお金になりますから、そうすると、その近い、本当に近い将来にですね、学校の校舎の中に学童クラブを設置できるような状況になるであろうということであれば、やはりそれを優先すべきだろうと思います。その状況は私もまだ分かっていませんから何とも言えませんけれども、それはあるだろう。 もう一つは、別の工事するといった場合に、結論ははっきりしていますよね。公民館を別のところへ建てるということなのですよ。だから、そのほうがいいのであればそれはあり得ると。ただ、そのときに、これはこの前も大迫の町の中に1つ公民館をつくっていただきましたけれども、あれはたしか土地は市のほうで手当てさせていただきましたけれども、建物は地元でつくってくださったのですね。市は市の規則に基づいて、3分の1の補助をするという形になりました。今回も、仲町の方々が自らの公民館を別の場所に造りたいということであれば、そういう土地があるかどうかというのはちょっと分かりませんけれども、市のほうとしては規則に基づいて支援するということは当然想定はしていく必要があると、そのように思っています。 ○議長(小原雅道君) ほかに質疑の方ありませんか。    (「なし」の声あり) ○議長(小原雅道君) なしと認め、質疑を終結いたします。 これより討論に入ります。 討論の通告がありますので、発言を許します。 櫻井肇君。 ◆18番(櫻井肇君) 18番、櫻井肇でございます。 私は、議案第84号花巻市立小中学校設置条例の一部を改正する条例案に反対をするものであります。 この条例案は、花巻市立内川目小学校及び亀ケ森小学校を廃止し、大迫小学校に統合しようとするものでありますが、統廃合がいいかどうかという問題の前に、先ほど質疑でも申し上げましたが、時期尚早であるというふうに考えるものであります。 小中高の学びの在り方について討議する政府の教育再生実行会議は、一昨日、少人数学級を推進するよう要請する中間答申をまとめ、これを受けた萩生田光一文部科学大臣は、直ちに安倍晋三首相に答申を提出し、次期政権にこの考えが引き継がれることを求めた経緯があります。そして、この少人数学級については、全国知事会や市町村長会も切実に要望をしております。 この流れからして、焦点は、来年度、国の予算編成の過程で、来年度からの予算付けへと移ることになります。少人数学級が制度的に導入されることとなれば、教職員の増も必然となります。したがって、来年度、大迫地域の衰退をもたらすこととなる3小学校の統廃合は時期尚早であります。 また、学校の適正規模、適正配置には、教育学上、何の根拠も持ちません。以上のことから反対をいたします。終わります。 ○議長(小原雅道君) ほかに討論の方ありませんか。    (「なし」の声あり) ○議長(小原雅道君) なしと認め、討論を終結いたします。 これより採決いたします。 この採決は花巻市議会の議決に付すべき公の施設の廃止又は長期かつ独占的利用に関する条例第2条の規定により、出席議員の3分の2以上の同意を必要といたしますので、起立により採決をいたします。 本案を原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。    (賛成者起立) ○議長(小原雅道君) 御着席願います。 起立の方が3分の2以上と認めます。よって、議案第84号は原案のとおり可決されました。 ここで11時40分まで休憩いたします。     午前11時30分 休憩     午前11時40分 再開 ○議長(小原雅道君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 議案審議を続行いたします。 ○議長(小原雅道君) 日程第6、議案第85号令和2年度花巻市一般会計補正予算(第14号)を議題といたします。 提出者から説明を求めます。 松田財務部長。 ◎財務部長(松田英基君) 議案第85号令和2年度花巻市一般会計補正予算(第14号)について御説明申し上げます。 本補正予算は、歳入歳出予算の補正、繰越明許費及び地方債の補正の3つの事項から成っておりまして、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を活用した社会福祉施設等感染症対策支援事業、観光施設等感染予防対策事業のほか、文化会館施設改修事業、7月27日から28日にかけての大雨洪水災害の災害復旧費等に係る歳入歳出予算の補正、繰越明許費及び地方債の補正であります。 歳入歳出予算の補正につきましては、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ8億7,989万9,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ609億4,294万6,000円とするものです。 繰越明許費につきましては、生涯学習施設整備事業及び文化会館施設改修事業であります。 地方債の補正につきましては、災害復旧事業を追加するほか、労働施設整備事業ほか8事業の限度額を変更するものです。 以下、事項別明細書により御説明申し上げます。 12ページをお開き願います。 2、歳入、15款国庫支出金、1項国庫負担金、1目民生費国庫負担金、10節児童入所施設措置から、2項国庫補助金、1目総務費国庫補助金、2節番号制度までは、それぞれ内定により増額あるいは減額するものです。5節地方創生臨時交付金8,849万8,000円は、新型コロナウイルス感染症対策のために実施する事業に対する交付金の追加です。 2目民生費国庫補助金、4節子ども・子育て支援から、14ページになりますが、16款県支出金、3項県委託金、1目総務費県委託金、3節人権啓発活動までは、それぞれ内定により増額あるいは減額するものです。 次に、16ページをお開き願います。 17款財産収入、2項財産売払収入、1目不動産売払収入、3節立木売払133万5,000円は、令和元年度に間伐を実施した市行造林の搬出材の売払金です。 18款1項寄附金、2目民生寄附金、1節福祉対策から、3目教育寄附金、2節文化振興までは、それぞれ市内または市外のある方から、福祉対策、教育振興並びに文化振興に活用願いたいとの申出があり、採納したものであります。 19款1項1目繰入金、1節財政調整基金繰入金5億3,312万9,000円の減は、財源調整により減額するものであり、4節国際交流基金繰入金246万5,000円の減は、新型コロナウイルス感染症の影響による国際姉妹都市交流推進事業の中止により、基金からの繰入金を減額するものです。 次に、18ページをお開き願います。 20款1項1目1節繰越金9億9,400万6,000円は、前年度からの繰越金です。 21款諸収入、5項4目雑入、31節文化会館入場料1,414万9,000円の減は、新型コロナウイルス感染症の影響により、文化会館で行う予定であった鑑賞事業の中止に伴い、入場料収入を減額するものです。 22款1項市債、4目農林水産業債、2節農村施設210万円は、自然休養村センターの耐震改修に係る市債の増額です。 5目商工債、1節産業振興840万円の減は、新型コロナウイルス感染症の影響により、日本ワインフェスティバル花巻大迫の中止に伴う1,010万円の減及び大迫地域の歴史ある建物の基礎調査に係る市債170万円を追加するものです。 6目土木債、2節河川2,730万円は、河川のしゅんせつ事業に係る市債であり、8目教育債、2節生涯学習施設1,800万円は、好地会館及び石鳥谷高齢者創作館の耐震改修に係る市債です。4節文化振興20万円の減は、新型コロナウイルス感染症の影響により、萬鉄五郎祭の中止に伴い減額するものです。5節社会教育施設2億4,520万円は、文化会館の舞台照明設備改修に係る市債です。 次に、20ページをお開き願います。 7節スポーツ施設440万円は、武徳殿の耐震改修に係る市債を増額するものです。 9目1節臨時財政対策債820万円は、決定により増額するものです。 10目労働債、1節労働施設50万円は、勤労青少年ホームの耐震改修に係る市債を増額するものです。 11目災害復旧債、1節現年農林災害230万円及び2節現年土木災害2,000万円は、7月27日から28日にかけて発生した大雨洪水災害の復旧経費に係る市債です。 次に、22ページを御覧願います。 3、歳出でありますが、新型コロナウイルス感染症の影響によるイベント、行事等の中止及び次年度以降への延期に伴う減額整理のほか、財源振替及び人件費に係る補正につきましては、各款項目での説明を省略させていただきますので、御了承くださるようお願いいたします。 2款総務費、1項総務管理費、1目一般管理費891万7,000円は、人件費の追加のほか、新型コロナウイルス感染症の拡大防止及び業務の効率化に向けて、電子入札システムを導入するものです。 5目財産管理費5億円は、地方財政法の規定により、歳入の20款繰越金に予算計上いたしました前年度の実質収支額9億9,664万1,000円の2分の1を下回らない額として、5億円を財政調整基金へ積み立てるものです。 8目国際化推進費は説明を省略させていただきまして、10目電算業務推進費783万円は、新型コロナウイルス感染症の拡大時に備え、市職員が在宅勤務で使用するパソコン用データ通信機器を導入するほか、法令改正に伴う基幹系システムの改修にかかる経費を追加するものです。 11目消費者行政対策費から、24ページになりますが、17目諸費までは説明を省略させていただきまして、2項徴税費、2目賦課徴収費231万円は、税制改正に伴う滞納管理システムの改修に係る経費です。 3項1目戸籍住民基本台帳費218万5,000円は、法令改正に伴う住基ネットワークシステム及び戸籍附票システムの連携に必要な機器の整備に係る経費です。 3款民生費、1項社会福祉費、1目社会福祉総務費3,200万円のうち管理運営費300万円は、寄附者の意向に沿いまして、市役所本庁舎及び新館の来庁者用車椅子を購入するほか、令和3年度に施設整備を予定しております(仮称)若葉学童クラブの備品購入に充てるため、福祉対策基金に積み立てるものです。 また、26ページになりますが、社会福祉施設等感染症対策支援事業費2,900万円は、岩手県が行う新型コロナウイルス感染症緊急包括支援事業の上乗せ補助として、高齢者福祉施設、障がい福祉施設及び児童福祉施設が行う衛生用品購入や施設等の消毒経費、外部専門家等による研修実施費用などの費用に対し支援を行うものです。 2目老人福祉費、高齢者介護予防対策事業費929万1,000円は、湯のまちホット交流サービス事業の利用者の増加に伴い、事業費を追加するものです。 2項児童福祉費、2目児童福祉運営措置費、保育サービス向上支援事業費2,036万7,000円は、国の補助基準額の改定に伴い、一時預かり事業補助金を追加するものです。 3目児童福祉施設費、児童養育事業費251万9,000円は、市民が入所している市外の母子生活支援施設の委託料を追加するものです。 3項生活保護費、1目生活保護総務費932万1,000円のうち生活困窮者支援事業費66万円は、法令改正に伴う生活保護システムの改修経費であり、はなまき暮らしの継続応援事業費866万1,000円は、新型コロナウイルス感染症の影響により休業等で収入が大きく減少したことで、社会福祉協議会が実施する緊急小口資金または総合支援資金の特例貸付を受けた方に対し、償還時の負担を軽減し、安定した生活の継続を支援するための支援金です。 次に、28ページをお開き願います。 5款労働費、1項労働諸費、1目勤労青少年ホーム費は説明を省略させていただきまして、6款農林水産業費、1項農業費、3目農業振興費156万7,000円の減のうち、スマートアグリ推進事業費520万円は、農業用ロボット技術、ICT機器の導入及び農業用ドローン教習費に対する補助金を追加するものです。 5目農業構造改善費は説明を省略させていただきまして、2項林業費、1目林業総務費、森林保全啓発事業費45万1,000円は、森林・山村多面的機能発揮対策事業に取り組む団体の増加に伴い、交付金を追加するものです。 2目造林業費、森林整備事業費314万1,000円は、新たな森林経営計画作成地域の追加に伴い、森林整備地域活動支援交付金を追加するほか、30ページになりますが、市行造林交付金53万5,000円は、令和元年度に間伐を実施した市行造林の搬出材売払いに伴う土地所有者への分収金です。 7款1項商工費、1目商工総務費は説明を省略させていただきまして、2目商工振興費341万9,000円の減でありますが、減額整理分は説明を省略させていただきまして、技術力・経営力向上支援事業のうち営業活動強化支援事業補助金500万円は、新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、取引先の縮小や受注量の減少を余儀なくされている市内事業者に対し、県外への営業活動及び新規販路拡大に伴う営業活動経費に対し補助するものです。また、商店街賑わいづくり事業費のうち設計等業務委託料395万1,000円は、耐震診断の結果、大地震で倒壊する可能性が高いと診断されたまちの駅いしどりや酒蔵交流館の解体に係る設計費を計上するものです。商店街景観形成事業費173万円は、大迫地域の中心市街地において、町並みを生かした景観づくりに向けた歴史的建物の基礎調査を実施する経費を追加するものです。 3目観光費1,432万5,000円の減のうち、職員の人件費並びに減額整理分は説明を省略させていただきまして、観光施設維持事業費1,506万9,000円は、交流会館の空調設備を更新する経費です。観光・物産事業者等緊急対策事業費1,070万6,000円は、新型コロナウイルス感染症対応事業でありますが、そのうち花巻温泉郷定額タクシー運行支援業務委託料490万6,000円は、観光客等によるタクシー利用が大幅に減少していることから、新花巻駅と温泉宿泊施設間の定額タクシーの運行支援を行い、タクシー利用の需要喚起を図るものであり、花巻まつり代替イベント開催支援事業補助金100万円は、郷土芸能や花巻まつりばやしなどの発表の機会を設け、次年度の開催に向けた機運醸成や祭りのPRを図る企業に対する補助金です。また、まつり山車団体継続支援事業補助金480万円は、山車団体が来年度以降の継続に向けて実施する備品の修繕などに対し、1団体20万円を上限に支援するものです。さらに、観光施設等感染症予防対策事業費1,500万円は、岩手県が行う観光宿泊施設緊急対策事業の上乗せ補助として、市内の宿泊事業者が実施する空気清浄機やサーモグラフィーカメラの購入などの衛生設備整備や、飛沫感染防止のための備品整備など、感染拡大防止対策の取組に対し支援を行うものです。 次に、32ページをお開き願います。 8款土木費、2項道路橋梁費、2目道路維持費、生活道路維持事業費400万円は、新型コロナウイルス感染症の影響により実施できなかった事業に対する岩手県からの電源立地交付金を、現道舗装事業の財源に振り替えて事業を実施するものです。 3項1目河川費1,814万7,000円のうち、河川排水路改修事業費2,730万円は、本年度創設された緊急浚渫推進事業債、充当率100%、交付税措置率70%でありますが、この地方債を活用し、河川のしゅんせつ事業を推進するものです。 9款1項消防費、2目常備消防施設費、消防拠点施設等整備事業費845万7,000円は、消防署の交代勤務職員の新型コロナウイルス感染症の感染防止のため、熱交換型換気設備の導入などにより、仮眠室等の換気状態を改善するものです。 3目非常備消防費から、34ページになりますが、4目非常備消防施設費までは説明を省略させていただきまして、10款教育費、1項教育総務費、2目事務局費77万3,000円のうち、奨学基金繰出金20万円は、寄附者の意向に沿いまして奨学基金の貸付原資とするものであり、小中学校学区再編等調査事業費57万3,000円は、ただいま御決定いただきました花巻市立小中学校設置条例の一部を改正する条例により、令和3年4月に大迫小学校に統合する予定の内川目小学校及び亀ケ森小学校の閉校に伴う閉校式の開催などの関連事業費を計上するものです。 2項小学校費、1目小学校管理費10万円は大迫小学校へのスポーツ用品費、及び2目小学校教育振興費100万円は南城小学校への図書購入費について、それぞれ寄附者の意向に沿いまして計上するものです。 次に、36ページをお開き願います。 5項社会教育費、1目社会教育総務費2,228万5,000円のうち、管理運営費330万円は、市職員に新型コロナウイルスの感染者が発生した場合に備え、重要な業務を継続させるための庁舎機能を確保するため、生涯学園都市会館の電話交換設備を増強するものです。生涯学習施設整備事業費1,898万5,000円は、耐震診断の結果、耐力の評価が基準値を下回った好地会館並びに石鳥谷高齢者創作館について、耐震補強工事を行うものです。 4目文化会館費2億4,231万2,000円のうち、文化会館施設改修事業費2億5,811万5,000円は、文化会館大ホールの舞台照明設備の改修工事に係る経費です。 8目文化財保護費106万4,000円のうち管理運営費10万円は、寄附者の意向に沿いまして、石鳥谷農業伝承館の備品を購入するものであり、文化財保護活用事業費195万4,000円は、国指定重要文化財旧小原家住宅の防火設備を整備するものです。 9目博物館費から、38ページになりますが、6項保健体育費、2目体育施設費までは説明を省略させていただきまして、11款災害復旧費、1項農林施設災害復旧費、1目現年災害復旧費2,324万円、及び40ページになりますが、2項公共土木施設災害復旧費、1目現年災害復旧費5,061万1,000円は、7月27日から28日にかけて発生した大雨洪水災害の復旧経費であります。 次に、6ページにお戻り願います。 第2表、繰越明許費です。 10款教育費、5項社会教育費、生涯学習施設整備事業1,364万4,000円は、好地会館の耐震補強工事の工期に一定期間を要しますことから、予算を繰り越すものであり、令和3年4月の完了を見込んでおります。同じく文化会館施設改修事業2億5,811万5,000円は、機器の製造など工期に一定期間を要しますことから、予算を繰り越すものであり、令和3年9月の完了を見込んでおります。 7ページをお開き願います。 第3表、地方債補正、追加及び変更であります。 それぞれの事業内容につきましては、歳入の22款1項市債及び歳出で御説明いたしました事業費の増額等に伴い、限度額を追加または変更するものであります。 以上で説明を終わりますが、よろしく御審議の上、御決定賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(小原雅道君) これより質疑に入ります。質疑の方ありませんか。 照井明子さん。 ◆10番(照井明子君) 10番、照井明子でございます。3点お尋ねいたします。1つ目は3款1項1目、社会福祉施設等感染症対策支援事業、2つ目が10款5項4目、文化会館改修事業、3つ目は7款1項3目の花巻まつり代替イベント開催支援事業、この3点でございます。 まず1点目の、社会福祉施設等感染症対策支援事業2,900万円でございますけれども、この市内の対象施設数についてお尋ねいたします。 ○議長(小原雅道君) 高橋健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(高橋靖君) お答えいたします。 対象施設でございますが、それぞれ申し上げますと、高齢者施設で227施設、障がい者福祉施設で61施設、それから児童関係の施設につきましては2施設ということで、合計290施設を対象と考えてございます。 ○議長(小原雅道君) 照井明子さん。 ◆10番(照井明子君) 実は、アベノマスク、各施設に送付された時期がございました。そのときに何軒かの施設の関係者から、このアベノマスクは要らないのだと、本当に欲しいものは手袋、それからガウン、それからフェースシールドなどなのですということで、大変私のほうにそうした声が寄せられておりましたので、このような対応というのは非常にその現場の声、要望にかなったものと思っております。 現場関係者は今、感染者を一人も出すまいということで必死になっておりますので、これを十分に生かしてほしいなと思うわけでございますけれども、いかんせん、この新型コロナウイルスは短期的に収束するものではございません。長期的なことも見込まれておりますので、これは定期的な持続的な支援が必要になってくると思っておりますけれども、その点についての御所見をお伺いしたいと思います。 ○議長(小原雅道君) 高橋健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(高橋靖君) お答えいたします。 この新型コロナウイルス感染症の対策という部分につきましては、議員ただいま御指摘のとおり、収束という部分についてはいまだ見えない状況というふうになってございます。 当初、確かにマスク等の配付につきましては、国のほうで施設への配付ということも行ってございますし、また当市におきましても、それぞれの施設のほうに不足の部分ということをお聞きしまして、マスク中心でございましたが、それといわゆる消毒液といったような部分の不足の配布も行ったところでございます。ただ、グローブでありますとかガウンといったようなものにつきましては、なかなかこれについては、その当時、確かに全国的に入手困難というようなこともありまして、当市におきましてもなかなか配付までは至れなかったというようなことは確かにございました。 今回のこの事業におきましては、そういった感染予防対策、これはあくまで国・県の補助の上乗せでございますが、当然この国・県の補助につきましても対象となります。その上で、そういった感染予防の備品、あるいはそういった予防具の部分の対応ということにつきまして、今後も引き続き御支援を申し上げていきたいというふうに考えてございます。 ○議長(小原雅道君) 照井明子さん。 ◆10番(照井明子君) そしてですね、先ほども現場では感染者を出さないために頑張っておりますという実情をお話しいたしました。過日の新聞報道で、全国知事会の会長が加藤厚生労働大臣とテレビ会議をした際に、感染者が確認されていない場合でも国が費用を負担するPCR検査を自治体が高齢者施設などで積極的に行えるとの見解を示したというふうに報道されております。このようなことについては、市のほうに情報は入ってきていますでしょうか。 ○議長(小原雅道君) 高橋健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(高橋靖君) 症状のない方のPCR検査の可能性ということでございますが、現時点において、市のほうにそれが可能であるというような情報という部分については、入ってはきておらないところでございます。 ○議長(小原雅道君) 照井明子さん。 ◆10番(照井明子君) 県内でも感染者が発生しておりますので、花巻市においてもいつ、どこでどなたがかかるか分からないという状況でございますので、そうした情報は速やかに受けていただきたいなと思っております。 それから、2点目でございますけれども、文化会館の改修事業費2億5,811万5,000円計上でございます。第3期中期プラン素案を見ますと、これは中規模改修に当たると思うのですが、プランでは、令和2年が約400万円ほどで、令和3年にですね、この中規模改修の分だと思うのですが、3億700万円ほどの計上となっておりますけれども、今回の措置は前倒しで行うという理解でよろしいでしょうか。 ○議長(小原雅道君) 市川生涯学習部長。 ◎生涯学習部長(市川清志君) 今年度の当初予算に文化会館の照明、大ホールの照明につきましては、設計の分を計上させていただきました。それで設計が終わりましたので、前倒しというか、今年度、来年度までこの繰越しになるのですが、これで照明を工事させていただきたいというものでございます。 ○議長(小原雅道君) 照井明子さん。 ◆10番(照井明子君) そうしますとですね、文化会館、かなり古くなってきております。経年、年数たっておりますけれども、耐用年数が50年、現在44年となっております。 今後の見通しですけれども、こうした中規模改修によってどの程度まで、あの文化会館、活用できるというような、そのような見通しを持っておられますか。 ○議長(小原雅道君) 市川生涯学習部長。 ◎生涯学習部長(市川清志君) 公共施設のマネジメント計画全体で、可能であれば80年というような構想は出しておるわけでございます。 文化会館につきましては、近年、やはり雨漏りなどかなりしておりまして、その部分につきましては、これまで予算を認めていただきまして修理してきたところがございます。あと、大ホールの舞台につきましても、やはり古くなってきているもの、危険なもの、照明につきましては、やはり耐用年数10年から12年と言われている中でも、平成9年に直してから直していないという、20年以上たっているような状況でありまして、そのようなものから直していきたいと思っておりまして、この後も、今、中期計画にはその詳しい数字、まだ出ていない段階でありますけれども、細かいところを積算しまして、継続、継続といいますか、維持できるだけ維持をしていきたいというふうには考えております。 ○議長(小原雅道君) 上田市長。 ◎市長(上田東一君) 議員も分かった上で御質問されていると思います。中期プランでは金額書いていないのですね。 本当に必要なものはやらなくてはいけないということなのですけれども、現場のほうから言ってくる金額が非常に大きな金額でございまして、なかなかそのままとはいかないのではないかということで、先ほど部長が申し上げましたとおり、本当に必要なものは何なのかということについてしっかり検討してくださいということをお願いしている状況であります。それによって必要な金額が分かってくるわけですけれども、ただ、文化会館の大ホールにつきまして、使用頻度はそれほど多くないのですね。やはり市民のお金を使って多額の改修をするのであれば、文化会館の利用の在り方まで含めて検討する必要があるのではないかということは申し上げている次第でありまして、今後検討していって、大体分かってきた段階で、中期プランのローリングといいますか、そういうことに入ってくるのか、あるいはその後になるのか、分かってくる状況だろうと思います。 ○議長(小原雅道君) 照井明子さん。 ◆10番(照井明子君) そうすると今後、中期プランも変更はあり得るのかなというふうに思っております。 3点目でございます。花巻まつり代替イベント開催支援事業補助でございます。これは100万円でございますね。 この説明書には、花巻まつりの中止により失われた郷土芸能、花巻まつりばやしの発表の場を設けというふうに書かれております。もう少し具体的に、どのような内容なのかについて、お示し願いたいと思います。 ○議長(小原雅道君) 志賀商工観光部長。 ◎商工観光部長(志賀信浩君) お答えいたします。 まず、祭りの企画委員会でいろいろと議論させていただいた中で、祭りが軒並み中止になっていると。そういった中でいろいろと、鹿踊りであったり神楽、そういったところの発表の場もなくなっていますというところ。それで、具体的にそういった機会は設けられないだろうかというお話がございまして、そういった議論の中で、祭ばやし、あるいは、花巻ばやしの踊りとかですね、そういったものも加えた形で、例えばCOMZホールであったり、文化会館であったり、ちょっとまだ場所は議論しているところでございますけれども、そういったところで密にならないような形で開催できないかというところで今議論しているところでございます。そういった中で会場の設営費とか、そういった諸経費をのせさせていただいたというところでございます。 ○議長(小原雅道君) 照井明子さん。 ◆10番(照井明子君) 時期的にはいつ頃の予定なのでしょうか。 ○議長(小原雅道君) 志賀商工観光部長。 ◎商工観光部長(志賀信浩君) お答えいたします。 当初は事務局案としては11月の下旬頃を考えておったわけですけれども、企画委員会のほうでも、もう一つ幅広に考えて、場所とかも含めてきっちり検討してというところで、今、議論中でございます。ただ、明日から通常ですと祭りが始まるわけですけれども、そういった時期にはまず間に合わないというところで、しかるべき時期に実施できればということで検討しているところでございます。 ○議長(小原雅道君) 照井明子さん。 ◆10番(照井明子君) 先ほど部長も御答弁されました、密にならないような状態でということで、やはり今大事なのは感染症対策だと思います。そこは十分にお願いをしたいと思っております。 最後になりますけれども、旧3町でもお祭りがございます。この大迫、石鳥谷、東和町のお祭りの代替イベントということの動きはありますでしょうか。 ○議長(小原雅道君) 志賀商工観光部長。 ◎商工観光部長(志賀信浩君) 各地域において、公的にということではなく独自の動きということでは、ミニ山車を作ってみたり、ミニあんどんを作ってみたり、あるいは花火を上げたりというような事業はございました。そういった中で、こういった代替イベントの開催につきましても、当然、3支所のほうにも問合せをしたところ、そういった有志の方々の行事で実施されるということでございましたので、今回は花巻まつりのほうの予算計上だけさせていただいているというところでございます。 それで、今回の御質問にはございませんけれども、同じようなところで、山車団体の祭りの参加者の継続支援事業というのも上げさせていただいておりますけれども、そういったところにつきましては、山車の維持管理という、あるいは保守とか、そういう経費につきましては、各支所の各団体の分につきましても予算計上させていただいているというところでございます。 ○議長(小原雅道君) ほかに質疑の方ありませんか。 照井省三君。 ◆3番(照井省三君) 3番、照井省三です。1点だけお聞きします。 7款の商工費、3目観光費についてお伺いをいたします。 これは追加議案の97号とどちらにしようかと思ったのですが、観光に関わるということで御質問しますけれども、実は、市でも承知していると思うのですが、この9月いっぱいをもって岩手観光タクシーが営業を廃止をするという通知がされました。その前に、7月に若葉ハイヤーが閉鎖をしているのですね。そして今回9月に岩手観光タクシー、そして、これは風聞ですから、言い切れないのですけれども、もう1社も閉鎖の方向で進んでいると。 つまり、岩手観光タクシーというのは戦後初めて営業を始めて、まさに花巻駅というか花巻の観光の顔でもあったわけですね。その岩手観光タクシーがこの9月をもって営業閉鎖をするということ、非常に花巻市の観光にとって大きなダメージにならないのかというふうに私は受け止めました。若葉ハイヤーもやめ、そして岩手観光タクシーもやめ、そして、今言われているのはもう1社も廃業するのではないかということ、それから、ある一部の中小のタクシーでは、大きなところに吸収されると。こういうことも実はもう流れているのですね。そういう中で、花巻の観光の顔でもあるタクシー業界の事業者がこういう形で閉鎖していくということに対する支援について、ここに7款3目の定額タクシーの委託料が計上されておりますけれども、そういう状況を市のほうでは把握されている中で、この委託料の取組も含めた案を考えておられたのかどうかお聞かせください。 ○議長(小原雅道君) 志賀商工観光部長。 ◎商工観光部長(志賀信浩君) お答えいたします。 タクシー関係につきましては、タクシーの組合さんともお話合いをさせていただいて、そういった中でいろいろ、廃業されるというような動きもお伺いしておりました。そういった中でやはり、タクシーが動かないというところでございましたので、いかにして動かすかというところも含めましていろいろと議論をさせていただいたところでございます。 そういった中で、定額タクシーということでエリアを決めて、額が見えるという形ですと比較的御利用もしやすいのではないかというようなところ、それと、これを、観光協会を今、通してOTA、オンライン・トラベル・エージェントさん等で販売していくというようなところを考えてございますので、そうするとオプションとして利用者の方が選びやすくなるというようなところも考えておりまして、そういった中で、この定額タクシーの事業というところを御提案させていただいたというところでございます。 ○議長(小原雅道君) 遠藤建設部長。 ◎建設部長(遠藤雅司君) 追加で御説明いたしますけれども、前回の臨時議会の中で公共交通の事業の継続ということで、各タクシー会社に、基本の営業を継続するための基本額と、それからタクシー1台当たりの金額を台数に合わせて補助するということは、前回の補正予算で計上させていただいているところでございます。 ○議長(小原雅道君) 上田市長。 ◎市長(上田東一君) 今のタクシー会社に、1社当たりの規模と、それから台数によってお金を支払いするということ、これは来年の3月まで営業を継続する意図のある会社ということに限られておりますから、先ほど御指摘のおやめになった会社について対象になりませんけれども、そういうことと、今回の実際に使っていただく定額料金制の補助、これは合わせますと、ほかの市と比べても非常に厚い支援をしているということになります。 ただ、その中で、やはりその企業が本当に困った場合において、これは物すごくお金かかりますので、この部分について市が相当金をつぎ込んでもおやめになるというところを、これを続けていただくというのは困難だと思います。これは事業というのは全部そうですよね。ですから、我々としては続けていただけるように支援はしているわけですけれども、なかなか、では例えば億単位のお金を、融資を肩代わりするとか、そんなことはできないわけでありまして、できる限りのことをさせていただく。それから先ほどのPayPayもタクシー会社も使っていただいています。そんなタクシー会社多くないですけれども、これも使っていただいて、20%の支援をすることによって、例えば市民がタクシー使う場合も安く使えるということで、なるべく使っていただくという、そういう努力をしているところです。 情報交換はしていますし、岩手観光タクシーさんからは相当前から、お話は聞いていたところであります。 ○議長(小原雅道君) 照井省三君。 ◆3番(照井省三君) 花巻にタクシー会社のタクシーの台数が多いのではないかという、それで淘汰されたのではないかという、実は風聞もあるわけなのですね。しかし私から言わせると、若葉ハイヤーも岩手観光タクシーも、いわゆる花巻のまちの顔として営業されていましたので、台数には直接は関係ない。やはりコロナの影響なのだろうなというふうには受け止めていますけれども、その辺について、花巻の許容するタクシー台数がちょっと多いからしようがないのではないかということは、まさか市は考えていないですよね。 ○議長(小原雅道君) 上田市長。 ◎市長(上田東一君) それはちょっとですね、多いとか少ないというのは我々は判断できません。ただ、コロナ禍の中の前からそんなに利益が出ていないということは、我々としては情報としてはつかんでおりました。それが実は利用が台数ほどないという一つの現れかもしれないという可能性はありますけれども、その部分については我々は判断できないということであります。 ○議長(小原雅道君) 照井省三君。 ◆3番(照井省三君) 分かりました。 最後ですけれども、このタクシー業者、岩手観光タクシー、若葉ハイヤー、そして、もう1社がそういう形になるだろうというふうに言われている中で、そこに働いていらっしゃる方たちも従業員当然いらっしゃるわけですね。そういう方たちの雇用関係が非常に私は気になっているのですね、どういう形の中で再雇用をされているのかどうか含めて、解雇する場合については、しかるべき職安等の協議しながら進めるということもあるわけですけれども、その辺の状況については市のほうでは把握されたのでしょうか。 ○議長(小原雅道君) 志賀商工観光部長。 ◎商工観光部長(志賀信浩君) お答えいたします。 職業安定所さんとは、随時情報交換させていただいております。そういった中で例えば、タクシーのドライバーさんが結構高齢の方が多く、年金と合わせてタクシーの収入があったりというところで、それで再就職をなさらないというケースもあるとはお聞きしております。そのほかにつきましても、なるべく情報を収集しながら、努めていきたいと思っております。 ○議長(小原雅道君) ほかに質疑の方ありませんか。 櫻井肇君。 ◆18番(櫻井肇君) 18番、櫻井肇であります。 私は、補正予算書27ページ、3款3項1目、はなまき暮らしの継続応援支援金、それから31ページ、7款1項3目の観光イベント中止による減額補正について、同じく7款1項2目、設計業務委託料395万1,000円、酒蔵交流館の解体に伴っての予算措置について、それから35ページ、10款2項1目、2目の備品購入費、この内容についてお伺いをいたします。 その前に、先ほど照井明子議員が述べられました花巻まつりの代替事業ですね。これはぜひやったほうがいいと思います。1年間のブランクありますと、あの人数ですから立ち上がり大変だと思うのですよ。だから、ぜひこれはやったほうがいいと思います。ちなみに、石鳥谷においては、本来は今日は石鳥谷まつりの最終日なのですが、音頭上げだけはやろうということで、たしか12日の日に予定しているということで、各地でそういう努力がされておりますということをまず申し上げます。 まず、はなまき暮らしの継続応援支援でございます。866万1,000円の予算措置がなされていますが、内容については分かっております。臨時交付金を活用しての事業ですので、私はこれは大変高く評価したいなと。よく気づいたなと思っているのですけれども、この積算の866万1,000円の根拠をまずお聞きします。 ○議長(小原雅道君) 高橋健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(高橋靖君) お答えいたします。 866万1,000円、予算ということで御提案申し上げた根拠ということでございますが、まず一つは応援支援金という部分が一番大きく、こちらにつきましては856万円ということでの予算としてございます。 これにつきましては緊急小口資金、それから総合支援資金のですね、4月から始まってございますが、そこから7月までの実績に、それから、現段階におきましては9月までの期限つきの特例であるということから、8月、9月の見込みを加えまして、それに対しまして、その貸付利用額を出したわけでございますが、それに対しまして、当市のほうではその貸付額の20%を支援をさせていただくということから、先ほど申し上げました856万円というような積算ということにしたことでございます。 そのほかにつきましては、いわゆるその対象者の方への通信料ということで積算をいたしたところでございます。 ○議長(小原雅道君) 櫻井肇君。 ◆18番(櫻井肇君) 分かっていながらなぜこういうことを聞いたかというと改めて確認する意味で、これは市のほうで貸付金に対して応援をしてくださいという利用者の申請によるものではなくて、もう最初からこれは適用して利用者の負担を軽くすると。こういう仕組みになっているということでよろしいですね。 ○議長(小原雅道君) 高橋健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(高橋靖君) 支援の方法ということでございますが、これにつきましては現在、要綱のほうを策定中でございますが、今考えておりますのは、この貸付けをされた方というのは特定といいますか、分かるわけでございまして、そういった方々に対しまして、こういった市としての支援がありますよという御案内を差し上げたいというふうに思ってございます。その上で、やはりこれは補助でございますので、その貸付けの御当人のほうから申請の受付をいただき、決定をするというような流れで行いたいと考えてございます。 ○議長(小原雅道君) 櫻井肇君。 ◆18番(櫻井肇君) 形の上では申請方式でということですが、多分100%御利用いただけるのではないかなというふうには思っております。 それで、一般質問のときに緊急小口資金についてお聞きいたしました。3月25日から8月31日までの間に177件という決定がされたということでした。この五、六か月の間、コロナの問題が出る前には、通常何件ぐらいあったのですか。概算で結構です。ばらばら違いますから毎月、概算だけで結構でございます。お願いします。 ○議長(小原雅道君) 高橋健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(高橋靖君) 緊急小口資金、それから総合支援資金の、今回のこの新型コロナウイルスに関します特例以外の貸付状況ということでございますが、これにつきましては本年4月からということで、それ以前ということになりますと、まず1つ、昨年度でございます。令和元年度におきましては、当市で貸付けした実績ということから言いますと、緊急小口資金に関しましては10件でございます。それから、総合支援資金につきましては、なかったというような状況になってございます。 それから、本年になりまして、いわゆるこの特例以外の部分での貸付けということから申し上げますと、これにつきましては、本年4月から8月までの状況でございますが、6件ほどあったというような状況でございます。 ○議長(小原雅道君) 櫻井肇君。 ◆18番(櫻井肇君) 今のお話でも分かるとおり、いかにこのコロナが市民の経済を混乱しているかということがよく分かるものでございます。 それで、これからますます経済が低下するということも十分考えられるわけですが、ちょっとこれは私失念したのかもしれませんが、この特例というのは期限はありましたでしょうか。期限。貸付けの期限。それ教えてください。 ○議長(小原雅道君) 高橋健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(高橋靖君) この特例の期限でございますが、現時点におきましては9月いっぱい、今月いっぱいというふうにはお聞きしてございます。 ○議長(小原雅道君) 櫻井肇君。 ◆18番(櫻井肇君) はい。失礼いたしました。メモにもそのように書いてありました。申し訳ありません。 これからなのですが、やはりまだまだ需要が出てくるのではないかと思っておりますが、これぜひ国のほうにですね、もっと期間を延長してほしいということを何らかの機会に、国のほうに要望していただきたいなと思っております。 次に、31ページ、7款1項3目観光費、イベント中止によりまして負担金が減になっております。これはしようがないことではありますが、減にしてその後です。いわゆる、単に不用額とするのではなくて、これは減額になるのはしようがないのですから、コロナをはじめとする市民の暮らしの対策のために、これはせっかく当初予算付けされたものですから、そっちのほうに回して活用するというようなことが必要ではないかと思うのですが、いかがでしょうか。ただ、文化会館の収入減なんかもありますから、一概に全部この金額というわけにはいきません。金額の多寡を言っているのではなくて、考え方についてお願いします。 ○議長(小原雅道君) 上田市長。
    ◎市長(上田東一君) 考え方としては、おっしゃるとおりでございます。 前から申し上げていますけれども16億3,000万円、地方創生臨時交付金が来ていますけれども、それで足りないのではないかという見方をしています。また、県からも多分1億円かそこら、この前の20億円の中で来るのだろうと思いますが、それも使わなくてはいけない。 これについては先ほど申し上げましたように、祭りの代替のことにも使わせていただきますけれども、それ以外の部分もありますから、これは余すのではなくて、やはりコロナウイルスに関連する、市民の生活を守る事業、守るというためのお金というのは足りないところですから、こういうことも活用してやっていきたいと思っております。 ○議長(小原雅道君) 櫻井肇君。 ◆18番(櫻井肇君) 次に、設計業務委託料395万1,000円、元宝峰酒造の建物、通称酒蔵交流館の解体です。 これは耐震診断の結果を私もお聞きしましたが、ちょっと数値が悪過ぎるので、これはしようがないなというふうには思いますが、地域にとっては、率直に言って非常にショックを受けております。 当地のコミュニティ会議の最大の活動の課題にしているのが、商店街の再生といいますか、守るといいますか、そこに最も重点を置いております。そこの一つの拠点としてあの酒蔵交流館があり、また、あそこでいろいろな行事やってきたのですね、映画会もやりましたし、それから学童クラブは親子のレクリエーションに使ったりということで、非常に使い勝手がよかった。あそこでイベントやるときにはちょっと雨が降ったりすると、あそこに一時避難するというのもあります。それから、物も置いてあるはずです。 なくしてそのままというのはちょっとやはり、まちづくりにとっては大打撃なのですよ。解体を悲観しているのではもちろんありませんよ、理解できますから。このまま終わりですかということです。もっと深く踏み込んで言えば、いつとか規模とかということは言いません。簡単なものでもいいのですけれども代替施設のようなものを考えていただけないか。そうすれば、そういう考えがあるのであればということで、コミュニティ会議も元気になるのですけれども、いかがでしょうか。 ○議長(小原雅道君) 上田市長。 ◎市長(上田東一君) これは先ほど議員御指摘のとおり、荷物を置く場所も必要であるというのは聞いておりまして、代替施設建設については、支所のほうで町の方々と具体的な話合いをしているという報告を受けています。我々としては、代替施設は大事なので、それは建設するということで予定しているところであります。 詳しいところはちょっと、総合支所長のほうからお答えいたします。 ○議長(小原雅道君) 八重樫石鳥谷総合支所長。 ◎石鳥谷総合支所長(八重樫和彦君) まちの駅酒蔵交流館の今後の方向につきまして、御説明させていただきます。 ただいま市長がお答えいたしましたように、あるいは議員の御質問にもございましたように、石鳥谷の中央通り商店街の一角にございまして、石鳥谷地域の商店街のど真ん中ということで、イベントをはじめ、町の人たちのにぎわいを持つ拠点としてこれまで活用してきたところでございます。 2月に、耐震の診断結果が、やはり数字がよくなくて、安全性が確保できないということから、やむを得ず3月でもって今の時点では休館をして、閉じておるところでございますけれども、並行しまして、その説明は町の方々には十分説明しております。そして今後の在り方について、ただいま市長も申しましたように、商店街の方々、あるいはコミュニティ会議の方々、それから商工会の、あるいは商工会のOBの方々、いわゆるあそこを酒蔵まつりとかというイベントを中心にやっている方々を交えて、話合いをしているところでございまして、まだいつどのようにということまでは見通しておりませんが、今回の予算で、まずは安全を担保するために解体をするという方向で、今回は解体設計の予算をお願いするものでございまして、この後、その設計が出れば解体の工事、そして、代替施設についても構想を持って、また具体的に皆様に御説明させていただきたいというふうに考えているところでございます。 ○議長(小原雅道君) 櫻井肇君。 ◆18番(櫻井肇君) それでは、最後です。35ページ、10款2項1目、2目の備品購入費、10万円と100万円ですが、この内容についてお伺いをいたします。 ○議長(小原雅道君) 岩間教育部長。 ◎教育委員会教育部長(岩間裕子君) お答えいたします。 この備品購入につきましては、寄附金を充当するものでございまして、小学校の管理費の10万円につきましては、大迫小学校への陸上のユニホーム、スパイクの購入に充てさせていただきます。また、小学校の教育振興費の100万円につきましては、南城小学校の図書購入に、寄附者の意向に従いまして充当させていただくというものでございます。 ○議長(小原雅道君) 櫻井肇君。 ◆18番(櫻井肇君) この備品購入費についてこれからの考え方ということで、ちょっと考えておったものですから。そこに大迫小学校というお話が出てきましたので、少しほっとしているところでございます。 お二方の議員からのお話を伺いまして、これ容易ならざる事態だなと私率直に思います。まず学童クラブ、これは30何人ということになりますと、支援員を増やさなければなりません。簡単には見つかりませんよ。それからトイレの問題もあります。だから、こういうふうなものをまず教育の、来年度に関しては、統合がいいとか悪いとかという議論はもう抜きにして、考え方としてやはり大迫の学校について最優先で、教育委員会の支援におかれましては、考えていただきたいなと思うのですが、どうでしょうか。これで質問は終わります。 ○議長(小原雅道君) 岩間教育部長。 ◎教育委員会教育部長(岩間裕子君) お答えいたします。 大迫小学校の統合につきましては私どもといたしましても、最も今重要な事項というふうに思っておりますので、きちんとそこには対応してまいりたいと考えております。 また、学童クラブの指導員を増やさなければならないという御指摘はそのとおりでございまして、教育委員会といたしましても、指導員の確保ということで今動かさせていただいております。10月をめどに学童クラブの運営協議会のほうとの協議もございますので、その場で教育委員会としての案も提示させていただくということもあろうかと思っております。 ○議長(小原雅道君) ほかに質疑の方ありませんか。 少々お待ちください。ここで質問を予定されている方いらっしゃいますか。 お2人ということですか。 それでは、近村晴男君。 ◆21番(近村晴男君) 21番、近村でございます。 3款1項2目老人福祉費の高齢者介護予防対策事業、湯のまちホット交流サービス事業の委託料と、3款3項1目の生活保護総務費、負担金補助及び交付金、先ほど櫻井議員の質問した内容の部分に重なります。あと、7款1項2目委託料で商店街の賑わいづくりで、先ほどの酒蔵交流館と、あと大迫の商店街景観形成事業、測量調査の委託料について、質問させていただきます。 まず最初に、老人福祉費の湯のまちホット交流サービス事業委託料でございますけれども、当初予想よりも好調だということで今回の補正でございますけれども、元気な老人の方々の生活に結びついているということで非常に私はすばらしい事業だといつも思っていますけれども、まず今回の増加の要因をどのように捉えているかお伺いします。 ○議長(小原雅道君) 高橋健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(高橋靖君) 湯のまちホット交流サービス事業につきまして、今回、追加で御提案を申し上げたところでございます。 今回追加をさせていただきました要因といたしましては、まず1つ、この新型コロナウイルスの感染予防のために、従前まで湯のまちホット交流サービスの事業につきましては、団体の利用ということにしてございました。これを、やはり感染予防という意味から、団体ではなく個人利用というふうに変えさせていただいたというような中身になってございます。その結果、そういった、ある程度人数をそろえて参加されるということではなく、個人でも行きやすくなったということも要因になっているのかなと思ってございます。 その結果、こういった形での増額ということでございまして、そもそもが、本来であればこの湯のまちホット交流サービス事業というのは交流目的でございましたが、もう一つはやはり介護予防というような側面もございます。そういった意味からは、利用が多くなったという意味では、効果はあったのかなと捉えているところでございます。 ○議長(小原雅道君) 近村晴男君。 ◆21番(近村晴男君) 本当にこの事業というのは花巻の強みを生かした事業だと思っております。今日、時間押していますのであれですけれども、もしできればですね、それぞれの施設がありますので、利用されている施設が、後ほどでよろしいですので、これだけの利用がありますよというのを、できれば施設ごとに、今日突然の質問ですので用意していないと思いますので、できれば施設ごとにこれだけの利用がありますよと、地域のバランスを見たいので、それについてもし御用意できればと思います。 次に入ります。 先ほどの緊急小口資金と総合支援資金の関係での、今回のはなまき暮らしの継続応援事業でございますけれども、このように社会福祉協議会にいらしてくださる方々は、私は本当に忙しい中にいらしていると思うのです。ただ、今言われているのは、ひとり親、特にも母子家庭の方々が、そういう時間も取れるかということが言われてます。そこまで、社会福祉協議会の窓口まで行ってその申請をするという時間も取れないと。子供のいわゆる貧困につながって、御飯も減らしているというようなことまでも今騒がれています。ですから、そういう方々もいらっしゃると思うのです。そこまで行けなくて、ですから市のほうで、そういう方々の実態を捉えるための、例えば、独り暮らしの方々というのも、分かりますでしょうから、できればですよ、そういう方々に資料なりアンケートを取ったりして、そういう制度を何とか利用できるような、苦しい中でも何とかそれに足を向けさせられるような、そういう対応も私は必要だと思うのですけれども、その辺についてのお考えというのはあるのでしょうか、お聞きします。 ○議長(小原雅道君) 高橋健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(高橋靖君) 今回の緊急小口資金、または総合支援資金の特例でございますが、今、議員がおっしゃるとおり、相談から行います部分につきましては市の社協のほうで行ってございますが、申請そのものとなりますと、郵便局または労働金庫のほうでも受付といいますか、いうようなことも行ってございまして、そういった意味では申請自体の窓口は広うございます。 そしてまた、特に今おっしゃられたような母子家庭への支援でございますが、これのために支援ということではないのですが、時期的にちょうど児童扶養手当の現況届を出す時期と重なってございまして、その現況届へはやはりおいでいただいて、現在の状況等をお聞きしてございます。そうした中で、こちらはこちらで、別な支援もあるのですが、さらにこういった制度もありますよと、そういった、その世帯の経済状況によると思いますが、やはり状態が大変だよというようなお話があれば、こういった制度があるということでの御紹介ということではつなげてはいる部分でございます。 ○議長(小原雅道君) 上田市長。 ◎市長(上田東一君) 先ほど部長が言ったのは、ひとり親世帯について国からの支援で、行政報告でも御報告しましたけれども、5万円とか追加部分もあります。そういうことで支援はしていて、5万円の基礎の部分についてはもう終わっているわけですね、いうようなことでやらせていただいています。 あと、このはなまき暮らしの継続応援支援金につきましては、今後、広報等でもどんどん出していく必要があると思っていますけれども、おっしゃるとおり、なかなか伝わらないのは間違いないのですよね。では具体的にどういう方法あるかというと、これ全てそうなのですけれども、いろいろやっても伝わらない部分は伝わらないということはあります。したがって、議員の皆様のほうでもですね、こういう方法もあるよということがあれば、ぜひ教えていただきたいと思います。 そしてあと、これは一つ市の中から出てきたアイデアで、今回予算計上させていただいていたわけですけれども、かねがね申し上げているように、本当に必要な人を支援するというのは大変重要で、事業の支援と、困っている方を支援するというのは大変重要なので、これは今後ともこういう方法があるよということであれば、御提案いただきたいと思います。別に議会の場である必要はない、早いほうがいいですから。市の職員のほうに、こういうことを考えたらどうだというアイデアいただければ、我々としてはやれるものであればやっていきたいと思っています。 ただ、コロナ禍で前もお話ししましたけれども、市の職員の負担というのはやはり大きいのですよ。特別定額給付金、大変な労力をつけてやりましたから。できればですね、そんなに手間かからずに、だけれどもこういうことをやれば助かるよという方法があれば、我々としてはやっていきたいと思っていますので、よろしくお願いしたいと思います。 ○議長(小原雅道君) 近村晴男君。 ◆21番(近村晴男君) それでは最後の質問に入りたいと思います。 7款1項2目の商店街の賑わいづくり事業の中での、先ほど、まちの駅いしどりや酒蔵交流館の、いわゆるその耐震の関係でもう危険な建物だというふうな判断だったと調査結果が、私何度か言っていますけれども、本当に大変立派な蔵なのです。私も何度かお邪魔しましたけれども本当すばらしい蔵でして、でも、そういう耐震からすると弱いということでちょっと驚きましたが、石鳥谷地域でもいいでしょうけれども何とかですね、例えばですよ、解体してなくしてしまうだけではなくて、例えば屋根瓦とか、あるいは梁とか、土台の花崗岩とかそういうようなものを残して、次の何か使えるような、そういうふうな方法もあれば、何とか、例えば次の建物やるときにも、その一部が使われるとなれば、歴史が残る気がするのですけれども、その辺についても、これから協議のようですから検討なされたらどうかと思いますけれども、当然の話ですみませんが、もし総合支所長、考えがありましたらいただきたいと思います。 ○議長(小原雅道君) 八重樫石鳥谷総合支所長。 ◎石鳥谷総合支所長(八重樫和彦君) お答えいたします。 土蔵が2棟ございまして、面積も相当大きいわけでございまして、これを維持していくためには当然耐震化の対策工事が必要になってくるということで、その検討もさせていただいたところでございます。2棟あって、それぞれ曳家をして新しい耐震基礎に戻すとかということを、工程からいきますと、やはり2つ合わせて1億円を超える耐震化工事という規模になるのだそうでございます。したがって、そういったことも踏まえて、地域の方々に実情を御説明申し上げました。そうしたらば、やはり解体はやむを得ないなと。 非常に古い土蔵でございまして、建築年度、実は分からないのが実態でございます。ただ、平成17年にリフォーム工事をして、今の形で拠点として使ってきたということでございます。 現在、地域の方々とお話ししているのは、解体やむを得ずという理解の下に、代替する施設としては、やはり南部杜氏の里石鳥谷として景観、風情を残す形で、すなわち解体、整地した後に、蔵風の建物があればいいのではないかということを言われておりまして、現在の建築技法によりまして、蔵に見えるような形の施設、市内には消防屯所をはじめ様々な施設ございますけれども、そういったようなことも検討の一つとして、地域の方々と検討しているところでございます。 したがいまして現時点で、梁ですとか柱ですとか、そういったことを再活用するという考えは、地域の方々との話合いの中では出てきておらないところでございます。 ○議長(小原雅道君) 上田市長。 ◎市長(上田東一君) 私は好きなのですよ。蔵とか、ああいう古い建物。だから残したいのですけれども、やはり残せないという状況なのですね。そして、一部だけ再活用というのは、可能であればあるかもしれませんけれども、率直にはなかなか難しいのではないかと思います。 ちょっと離れますけれども、お話しさせていただきたいと思いますが、まん福につきましても、黒檀とか紫檀とか屋久杉という話あります。これ、今考えている、解体のことを考えているわけですけれども、そのときにそういう部材を利用できないかということで話を聞いています。市内の設計業者の方からは、建築家の方からは価値があるのだというお話がありましたけれども、専門家2社ぐらい調べてみると、あまり利用価値はないという話も出ているのですね。ですから、もう少しそれは検討したいとは思っていますけれども、なかなか難しいようですね、そういうものを利用するというのは。そういう状況があるということです。 ○議長(小原雅道君) 近村晴男君。 ◆21番(近村晴男君) やはりなくするのは簡単ですけれども、一部を何とか使えるという、そういうふうな技術もあればいいのかなと考えての話でありました。 最後ですが、今の大迫のまちづくり景観づくりの関係で、古い家屋の調査をしております。それにつきましては市長から詳しく聞いておりますし、私はその後の利用の仕方、これまでも一般質問で市長から答弁ありますけれども、ではそれをどのようにして地域の活性化につなげていくかという部分になると、結構難しい部分があると思いますけれども、やはりそれを核にしながらまちをイメージしていくというものだと思うのです。それだけでは全体のまちができませんので、そういうものも考えてなさっていくとは思いますけれども、現時点で、今、例えば大迫地域で調査をした後、ではどのような形で今度はその活性化に結びつけていくかという考えなどはなかなか難しいと思いますけれども、もしそこで話合いが出ているのであればお伺いしたいと思います。 ○議長(小原雅道君) 上田市長。 ◎市長(上田東一君) 我々が考えていますのは、できれば古い形に戻して、それを活用できれば、大迫の町の町並みの魅力は上がるのだろうなと思っています。ですから、当初はいろいろな考えがありまして、今風の、ちょこっとだけ直して、見た目はそうだけれども中身は全然変わるよというふうなことも考えたわけです。そうではなくて、中身の大切さをどれだけあるのかというのをまず調べて、それを大迫の町の皆様に、所有者の方がオーケーしないと、個人のものですから、発表できませんけれども、所有者の方の了解が得られるのだったら、こういう価値がありますよということを公表したいなと思っています。その上で、それを活用するようなアイデアが出てくるのであれば、これは活用していくということを考えていきたいということなのです。 ただ、よくありますように、市の施設ということで使ってくれということは、これは無理だろうと思います。ですから、実際にその建物を、花巻地区においてはリノベーションやっています。これは若い方たち、自分のお金でやっているのですね、市の補助金なしで。そういうことも含めて、大迫の中の方で、あるいは大迫の方ではなくても、やりたいという方がいて、この建物はこういう活用をしていきたいというふうなアイデアが出てくるのであれば、我々としてはその活用について、花巻のリノベーションは支援していませんけれども、市全体で支援してもいいのではないのかなと思っておりますけれども、そういうことで、町並みが古い町並みを生かしていくような、全体の景観を生かしていくような形ができるのであれば、その全体の計画ができる中で、個々の活用について、やりたいという人があるのであれば、それは検討する余地があるのではないかなというふうに、実は検討したいなと思っています。 ただ、これはそういう方がいるかどうかなのですよ、結局。それから、所有者の方がオーケーするかどうかなのですね。必ずしも売る必要はない、貸すだけでもいいのですけれども、そういう形で協力いただけるのかどうか。あるいは町の人たちが一体としてやっていこうという気持ちになるかと、そういうことではないかなと思っています。 ○議長(小原雅道君) ほかにございませんか。 鎌田幸也君。 ◆25番(鎌田幸也君) 25番の鎌田です。遠慮しようかなと思いましたけれども、ここまで長くなりましたので、短く質問しますのでよろしくお願いします。 1つ目は、2款1項1目、電子入札システムの導入経費ということで計上されておりますけれども、これは全ての入札業務を電子入札にというお考えで取り組まれるところでございましょうか。 ○議長(小原雅道君) 松田財務部長。 ◎財務部長(松田英基君) 今回導入を予定しておりますのは、今、市で入札しておりますのは建設工事関係、そしてそれに伴う設計等のコンサルタント業務、あとは物品等の購入などの契約を行ってございますけれども、それら全てをできるのが一番いいわけですけれども、やはり入札される業者の方にも負担がそれなりに伴いますので、今現在ではまずは建設工事、そして設計等のコンサルタント業務のほうで、まずは来年の5月を目標に導入したいというふうに考えてございます。 ○議長(小原雅道君) 鎌田幸也君。 ◆25番(鎌田幸也君) 確かに業者さんによっては規模も違いますし、オンライン化に対応できないところもあるかもしれません。今、来年の5月とお話しされたと思いますけれども、ということは、これからはコロナが収束しても、オンラインのほうで入札をすると考えていいですか。 ○議長(小原雅道君) 松田財務部長。 ◎財務部長(松田英基君) 今回の入札システムの導入の一つの考え方としましては、こういったコロナによる、皆さん、業者の方々とか入札に参加される方々が集まったりするというのをできるだけ防ぐというのもございますし、また、一方ではこの電子入札をすることによって、例えば当方の事務的な面としましては、様々通知を発送したり、会場を押さえたり、そして開札業務等もかなり人的にもございます。また入札される事業者の皆様にとっても、一定の会場に来て、そこで一定の時間をかけて入札行為を行うというような時間的な負担というのもございます。そういったのを解消できるのが今回の電子入札システムというふうにも捉えてございますので、新型コロナウイルスが例えば収束したとしても、この入札システムで今後進めていきたいと考えてございます。 ○議長(小原雅道君) 鎌田幸也君。 ◆25番(鎌田幸也君) 分かりました。これからはこういうシステムがだんだん取り入れられていかなければならないと思いますので、ぜひよろしくお願いしたいと思います。 次に、10款5項4目の文化会館の施設改修事業ということで、照明器具の改修ということですけれども、金額的に見ますと2億5,800万円というかなり大きな金額でございます。これが補正のほうに出てくるというのも、あれ、ちょっと当初予算で計画しないのという感じがしますけれども、このことについてちょっと若干御説明をお願いいたします。 ○議長(小原雅道君) 市川生涯学習部長。 ◎生涯学習部長(市川清志君) 当初予算では、主要な事業ということで設計の経費で500万円弱だったと思いますが、上げさせてもらいまして、それができましたので工事に入らせていただきたいというものですので、当初となりますと、また来年度の当初になるのですけれども、コロナの関係もないわけではないのですが、文化会館のホールを使えない状況もありますものですから、できるだけ前倒しといいますか早めに、できる範囲で発注しながら、改修を早くしてしまいたいというのもありまして、今回お願いしたいというものでございます。 ○議長(小原雅道君) 鎌田幸也君。 ◆25番(鎌田幸也君) 分かりました。コロナで文化会館の利用率があまりこう、頻繁ではないときに早目に直したいということだというふうに理解しました、分かりました。 最後になりますが、これ予算とは関係ありませんけれども、予算というか補正予算とはちょっと関係ないところでお聞きしますけれども、各種祭り等が、イベント、秋祭り等が中止になりました。本来ならば、例えば花巻まつり、石鳥谷まつりの前に、市道の街路樹というのはきれいに剪定、整備がされるはずですよね。それが現在もなされていないと。祭りがなければしないのかという思いがしていますけれども、そこはしっかりとやるのでしょうね。 ○議長(小原雅道君) 遠藤建設部長。 ◎建設部長(遠藤雅司君) おっしゃられるように、街路樹等、道路課としてはパトロール等していますけれども、そういう御指摘がありましたことは重く受け止めまして、必要なところはきっちりきれいにしてまいりたいと思います。ありがとうございます。 ○議長(小原雅道君) ほかに質疑の方ありませんか。    (「なし」の声あり) ○議長(小原雅道君) なしと認め、質疑を終結いたします。 これより討論に入ります。討論の方ありませんか。    (「なし」の声あり) ○議長(小原雅道君) なしと認め、討論を終結いたします。 これより採決いたします。 議案第85号令和2年度花巻市一般会計補正予算(第14号)を原案のとおり決することに御異議ありませんか。    (「異議なし」の声あり) ○議長(小原雅道君) 異議なしと認めます。よって、議案第85号は原案のとおり可決されました。 ここで午後2時10分まで休憩いたします。     午後1時8分 休憩     午後2時10分 再開 ○議長(小原雅道君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 議案審議を続行いたします。 ○議長(小原雅道君) 日程第7、議案第86号令和2年度花巻市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)を議題といたします。 提出者から説明を求めます。 松田財務部長。 ◎財務部長(松田英基君) 議案第86号令和2年度花巻市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)について御説明申し上げます。 本補正予算は、税制改正の対応等に伴う後期高齢者医療保険市町村システム改修に係る歳入歳出予算の補正でありまして、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ407万円を追加し、歳入歳出それぞれ21億2,541万9,000円とするものです。 事項別明細書により御説明申し上げますので、7ページをお開き願います。 2、歳入、3款国庫支出金、1項国庫補助金、1目高齢者医療制度円滑運営事業費補助金407万円は、税制改正の対応等に伴うシステム改修経費に対する国庫補助金であります。 9ページをお開き願います。 3、歳出、1款総務費、1項総務管理費、1目一般管理費407万円は、税制改正の対応等に伴い、後期高齢者医療広域連合の電算処理システムが改修されることに伴い、保険料の賦課業務で連携している市町村システムを改修する経費であります。 以上で説明を終わりますが、よろしく御審議の上、御決定賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(小原雅道君) これより質疑に入ります。質疑の方ありませんか。    (「なし」の声あり) ○議長(小原雅道君) なしと認め、質疑を終結いたします。 これより討論に入ります。討論の方ありませんか。    (「なし」の声あり) ○議長(小原雅道君) なしと認め、討論を終結いたします。 これより採決いたします。 議案第86号令和2年度花巻市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)を原案のとおり決することに御異議ありませんか。    (「異議なし」の声あり) ○議長(小原雅道君) 異議なしと認めます。よって、議案第86号は原案のとおり可決されました。 ○議長(小原雅道君) 日程第8、議案第87号令和2年度花巻市介護保険特別会計補正予算(第2号)を議題といたします。 提出者から説明を求めます。 松田財務部長。 ◎財務部長(松田英基君) 議案第87号令和2年度花巻市介護保険特別会計補正予算(第2号)について御説明申し上げます。 本補正予算は、過年度精算に伴う国県支出金等の追加交付及び返還金に係る歳入歳出予算の補正でありまして、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ1,957万8,000円を追加し、歳入歳出それぞれ105億9,186万8,000円とするものです。 事項別明細書により御説明申し上げますので、7ページをお開き願います。 2、歳入、3款国庫支出金、1項国庫負担金、1目介護給付費負担金、2節過年度分から、5款県支出金、1項県負担金、1目介護給付費負担金、2節過年度分までは、前年度事業の精算に伴う国、社会保険診療報酬支払基金及び岩手県からの追加交付です。 9ページをお開き願います。 3、歳出、4款1項基金積立金、1目介護給付費準備基金積立金1,358万8,000円は、介護給付費準備基金への積立金です。 6款諸支出金、1項償還金及び加算金、2目返還金599万円は、前年度の地域支援事業費の精算に伴う国、社会保険診療報酬支払基金と岩手県への返還金であります。 以上で説明を終わりますが、よろしく御審議の上、御決定賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(小原雅道君) これより質疑に入ります。質疑の方ありませんか。 照井明子さん。 ◆10番(照井明子君) 10番、照井明子でございます。1点だけお伺いいたします。 歳出の4款1項1目、介護基金積立金に関わってでございます。1,358万8,000円ほど、積立金が計上されております。基金の総額をお尋ねいたします。 ○議長(小原雅道君) 高橋健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(高橋靖君) お答えいたします。 介護給付費準備基金の積立額でございますが、今回の補正額をまだ含めない額ということで申し上げます。本年、令和2年の3月末現在でございますが、8億7,977万9,000円ほどとなってございます。 ○議長(小原雅道君) 照井明子さん。 ◆10番(照井明子君) 来年度、介護保険料が改定になる予定でございます。事業計画も変わるという年だというふうに捉えております。 それで、今、このコロナ禍の下で、恐らく来年度の改定、介護保険料上昇するのではないかというふうに危惧しておりますけれども、この保険料の上昇は本当に市民生活への打撃が大きいということで、来年度引上げは避けるべきではないかという声が全国的に上がっております。これは当市だけの問題ではございません。 そういった意味で、今その改定作業、行われているのではないかなと思いますけれども、県の集まりなどもあると思います。そうした中で、そのような動き、声というものについてはどのように捉えられているのかについてお尋ねしたいと思います。 ○議長(小原雅道君) 高橋健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(高橋靖君) お答えいたします。 本年度は第7期の介護保険事業計画の最終年度でありまして、令和3年度から第8期の計画ということでございまして、議員がただいま御指摘のとおりでございます。 現在、第8期の介護保険事業計画の策定のほうには着手をしているところでございますが、現時点において、利用者の方からのサービス意向でありますとか、あるいは事業者の方からのサービスへの参入意向でありますとか、いったようなところをお聞きしている状況でございます。そうした中で、今後そういった利用見込みの推計の上で、介護保険料というものを設定をしていくというような状況でございまして、現時点においてですね、保険料を現行より上げる下げるというような見込みにつきましては、まだ現時点では出していないというような状況でございます。 ○議長(小原雅道君) 照井明子さん。 ◆10番(照井明子君) これは国の制度でございますので、やはり、こうした状況の下において来年度どうなるのか、まだ見通せないという状況の中にあると思いますので、県とともにそこら辺のしっかりした県民、市民の状況、事業所の状況を捉えていただきまして、対応していただきたいというふうに申し上げたいと思います。 以上です。 ○議長(小原雅道君) ほかに質疑の方ありませんか。    (「なし」の声あり) ○議長(小原雅道君) なしと認め、質疑を終結いたします。 これより討論に入ります。討論の方ありませんか。    (「なし」の声あり) ○議長(小原雅道君) なしと認め、討論を終結いたします。 これより採決いたします。 議案第87号令和2年度花巻市介護保険特別会計補正予算(第2号)を原案のとおり決することに御異議ありませんか。    (「異議なし」の声あり) ○議長(小原雅道君) 異議なしと認めます。よって、議案第87号は原案のとおり可決されました。 ○議長(小原雅道君) 日程第9、議案第95号人権擁護委員の候補者の推薦に関し意見を求めることについてを議題といたします。 提出者から説明を求めます。 藤原副市長。 ◎副市長(藤原忠雅君) 議案第95号人権擁護委員の候補者の推薦に関し意見を求めることについてを御説明申し上げます。 本議案は、人権擁護委員の大森洋子氏、平藤高雄氏、菊池豊氏、佐々木一夫氏が、令和2年9月30日をもって任期満了となりますことから、人権擁護委員法第6条第3項の規定により、後任の人権擁護委員の推薦に関し議会の意見を求めるものであります。 なお、4名の委員におかれましては、令和2年9月30日をもって3か年の任期満了を迎える予定でありましたが、盛岡地方法務局において、平成29年10月に、岩手県内の市町村に配置している人権擁護委員の委嘱回数を、これまでの年4回から年2回に変更することを決定し、直近の委嘱日が令和3年1月1日となりますことから、令和2年12月31日まで任期が延長となるものであります。 今回、推薦しようとする高橋睦子氏、平藤高雄氏、菊池豊氏、川村優子氏は、人格識見が高く、広く社会の実情に通じ、人権擁護について深い理解がありますことから、適任と考えまして、人権擁護委員として推薦しようとするものであります。よろしく御賛同賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(小原雅道君) お諮りいたします。議案第95号は人事案件でありますので、質疑、討論を省略し、直ちに採決したいと思います。これに御異議ありませんか。    (「異議なし」の声あり) ○議長(小原雅道君) 異議なしと認めます。よって、質疑、討論を省略し、直ちに採決することに決しました。 これより採決いたします。 議案第95号人権擁護委員の候補者の推薦に関し意見を求めることについては、原案による者を適任と認めることに御異議ありませんか。    (「異議なし」の声あり) ○議長(小原雅道君) 異議なしと認めます。よって、議案第95号は原案による者を適任と認めることに決しました。 ○議長(小原雅道君) 日程第10、報告第8号令和2年度及び令和元年度一般財団法人花巻市体育協会の経営状況についてを議題といたします。 提出者から説明を求めます。 久保田総合政策部長。 ◎総合政策部長久保田留美子君) 報告第8号令和2年度及び令和元年度一般財団法人花巻市体育協会の経営状況についてを御報告申し上げます。 一般財団法人花巻市体育協会の経営状況につきましては、基本財産5,010万円のうち、当市が4,000万円を出資し、79.84%の出資割合でありますことから、地方自治法第243条の3第2項の規定により報告するものであります。 最初に、令和元年度の経営状況について御説明を申し上げます。 お手元に配付いたしております報告第8号別冊その1、事業報告書を御覧願いたいと存じます。 1ページから5ページまでの事業報告でありますが、同協会では、市民スポーツ大会、市民体育祭、スポーツ教室の開催を柱とした各種事業を実施し、当市の生涯スポーツを推進してきたところであります。 次に、6ページをお開き願います。 貸借対照表でありますが、資産の部につきましては、流動資産が2,953万7,786円、固定資産が5,013万3,435円であり、資産合計は7,967万1,221円となっております。 負債の部につきましては、流動負債が581万4,520円、固定負債が400万1,048円であり、負債合計は981万5,568円となっており、これに正味財産の部の正味財産合計6,985万5,653円を加えた負債及び正味財産合計は7,967万1,221円となっております。 次に、7ページ及び8ページの正味財産増減計算書でありますが、経常収益につきましては、事業収入と補助金収入等合わせて2億8,653万7,537円となっており、事業収入2億5,347万5,181円のうち、当市から体育施設の管理等に係る受託事業収入は2億4,553万7,636円であり、また補助金収入2,944万4,700円は全額が当市からの補助金ですので、当市からの収入合計は2億7,498万2,336円となり、同協会経常収益計2億8,653万7,537円の大部分は、当市からの収入となっております。 経常費用につきましては、事業費と管理費を合わせて2億8,380万1,239円となっております。 当期経常増減額は273万6,298円であり、当期経常外増減額はありませんので、当期一般正味財産増減額は同額の273万6,298円となり、正味財産期末残高は6,985万5,653円となっております。 続きまして、令和2年度の事業計画について御説明を申し上げます。 お手元の報告第8号別冊その2、事業計画書を御覧願いたいと存じます。 2ページ及び3ページの収支予算書でありますが、補正後の予算額で御説明をいたします。 経常収益につきましては、事業収入と補助金収入等合わせて2億8,791万8,000円を見込み、経常費用につきましては、事業費と管理費を合わせ、経常収益と同額の2億8,791万8,000円を見込んでおります。 当期経常外増減額及び当期一般正味財産増減額ともにゼロ円を見込んでおり、正味財産期末残高は、令和元年度正味財産期末残高と同額の6,985万5,653円を見込んでおります。 以上、御報告を申し上げます。 ○議長(小原雅道君) これより質疑に入ります。質疑の方ありませんか。 内舘桂君。 ◆16番(内舘桂君) 16番、内舘桂でございます。2点お聞きをいたしたいと思います。 まず第1点目は、この体育協会のみならずでございますが、そのほかの、今回、5つの法人からの報告のようでございますけれども、報告の仕方がそれぞれの団体でまちまちだなという感想を持っておりますし、そういう意味では、それぞれの団体の裁量でこういう記述の仕方をしたというふうに思っております。ただ、やはり前年度の方針があって、どのようなその方針の下で事業が実施され、その結果がどうだったのかというような記述があれば、もっと団体の活動の状況が分かるのではないかなと思いますが、そういう意味では、こうしたその報告の在り方、報告書の調整の仕方、何か様式、書式等の統一化を図るようなことというのは考えられないでしょうか。この辺をお伺いしたいと思います。 ○議長(小原雅道君) 松田財務部長。 ◎財務部長(松田英基君) 各団体のこの報告書の様式につきましては、各団体でそれぞれ取り組んでいる項目ではございますけれども、ただ、確かに議員おっしゃるとおり、何が成果でどういった点に注力したのかとか、そういったのが分かるような記述というのもあってしかるべきかと思いますので、その辺については、次年度に向けてちょっと関係団体とも協議させていただきたいと思います。 ○議長(小原雅道君) 内舘桂君。 ◆16番(内舘桂君) それではもう1点でございますが、体育協会さん、市からの委託、いわゆる受託事業がほとんどだということでございますが、そうした中においても、自主事業というものに取り組まれているようです。額的にはあまり大きい額ではございませんけれども、いずれこうしたことが年々少しずつ伸びていくようなことが求められるのではないかなというふうには思いますが、そうしたことへの取組についてどのようなことを考えているのか、お伺いをいたしたいと思います。 ○議長(小原雅道君) 市川生涯学習部長。 ◎生涯学習部長(市川清志君) 自主事業といたしましてはスポーツ教室などをやっておりますけれども、やはり今後、学校との、部活動との関係などもありまして、統合型スポーツクラブといいますか、部活動を地域、あるいはそういう団体との連携の中で、子供たちの育成を図っていこうというような動きもございます。そのようなところを自主事業としてやっていければとは考えているのですが、体育協会のほうでもなかなか、やはりその人材、あるいは資金がかかるという面もございまして、その辺、まだ課題があるところでございますけれども、そのあたりは検討していきたいというふうに、当方でも考えております。 ○議長(小原雅道君) ほかに質疑の方ありませんか。    (「なし」の声あり) ○議長(小原雅道君) なしと認め、質疑を終結いたします。 以上で報告第8号を終わります。 ○議長(小原雅道君) 日程第11、報告第9号令和2年度及び令和元年度株式会社エーデルワインの経営状況についてを議題といたします。 提出者から説明を求めます。 久保田総合政策部長。 ◎総合政策部長久保田留美子君) 報告第9号令和2年度及び令和元年度株式会社エーデルワインの経営状況についてを御報告申し上げます。 株式会社エーデルワインの経営状況につきましては、発行済株式総数1万4,102株、資本金1億4,102万円のうち、当市が7,092株、出資額7,092万円を保有し、50.29%の出資割合でありますことから、地方自治法第243条の3第2項の規定により報告をするものであります。 最初に、令和元年度の経営状況について御説明を申し上げます。 お手元に配付いたしております報告第9号別冊その1、事業報告書を御覧願います。 1ページから3ページまでの事業報告でありますが、平成30年度国税庁統計年報によると、国内のワインを含めた全酒類の消費量は、消費人口の減少やアルコール離れが進み、10年前と比べ約5%強低下している中、甘味果実酒を含むワインは約160%と大幅増加しております。同社では、このような環境が変動する中、生産者による良質な原料ブドウの供給を受け、高品質なワインの醸造に努力し、本市ブドウ産業の中核を担っております。さらに、新規就農者等による醸造用ブドウの植栽も進み、次世代に引き継ぐ体制づくりにも取り組んでおります。 次に、5ページをお開き願います。 貸借対照表でありますが、資産の部につきましては、流動資産が3億1,988万5,179円、固定資産が2億3,695万8,528円であり、資産合計は5億5,684万3,707円となっております。 負債の部につきましては、流動負債が7,903万7,082円、固定負債が6,446万1,488円であり、負債合計は1億4,349万8,570円となっており、これに純資産合計4億1,334万5,137円を加えた負債・純資産合計は5億5,684万3,707円となっております。 次に、6ページの損益計算書でありますが、売上高の4億2,910万7,608円から、売上原価1億6,450万7,076円を差し引いた売上総利益は2億6,460万532円となっております。これから販売費及び一般管理費2億3,910万1,914円を差し引いた営業利益は2,549万8,618円となり、これに営業外損益を加減した経常利益は3,208万1,809円となっております。さらに法人税等を差し引いた当期純利益は2,309万7,361円となっております。 続きまして、令和2年度の事業計画について御説明を申し上げます。 お手元の報告第9号別冊その2、事業計画書を御覧願います。 2ページの予算書でありますが、純売上高は4億2,577万5,000円を見込み、売上原価1億6,340万7,000円を差し引いた売上総利益は2億6,236万8,000円を見込んでおります。これから販売費及び一般管理費2億5,972万5,000円を差し引いた営業利益は264万3,000円、これに営業外損益を加減した経常利益は441万1,000円を見込んでおります。さらに法人税等を差し引いた当期純利益は251万1,000円を見込んでおります。 以上、御報告を申し上げます。 ○議長(小原雅道君) これより質疑に入ります。質疑の方ありませんか。    (「なし」の声あり) ○議長(小原雅道君) なしと認め、質疑を終結いたします。 以上で報告第9号を終わります。 ○議長(小原雅道君) 日程第12、報告第10号令和2年度及び令和元年度株式会社東和総合サービス公社の経営状況についてを議題といたします。 提出者から説明を求めます。 久保田総合政策部長
    総合政策部長久保田留美子君) 報告第10号令和2年度及び令和元年度株式会社東和総合サービス公社の経営状況についてを御報告申し上げます。 株式会社東和町総合サービス公社の経営状況につきましては、発行済株式総数6,100株、資本金・資本準備金合計8,500万円のうち、当市が5,942株、出資額7,710万円を保有し、97.41%の出資割合でありますことから、地方自治法第243条の3第2項の規定により報告をするものであります。 最初に、令和元年度の経営状況について御説明を申し上げます。 お手元に配付いたしております報告第10号別冊その1、事業報告書を御覧願います。 1ページから3ページまでの事業報告でありますが、当市から、議会で御承認いただきました5,500万円の増資を行い、長期借入金5,089万円を全額返済することにより会社の経営健全化を図り、また、自社募集企画旅行プランの推進を図るため、子会社である株式会社東和交通観光へ300万円の追加融資を行い、第3種旅行業登録から第2種旅行業登録を行ったところであります。 同社では、東和地域の小中学校スクールバス9路線の運行業務と、大迫地域の内川目小学校及び大迫中学校のスクールバス2路線の運行業務を受託しているほか、一般乗合旅客自動車運送業務として、東和地域予約乗合バス、市街地循環バス星めぐり号の運行に加え、令和元年9月から岩手医大利用者連絡バスの試験運行業務を開始するなど、当市の公共交通施策の一翼を担う業務を行ったほか、大型観光バス等による一般貸切旅客自動車運送業務を実施したところであります。 当期の経営状況につきましては、新型コロナウイルス感染症の影響により、令和2年2月後半以降は貸切りバス運行業務の売上げが著しく減少しましたものの、それ以前におきましては、旅行業者や各種団体への営業の取組の成果として、岩手医大利用者連絡バス試験運行の新規受託や第2種旅行業登録を行い、経営コンサルタントの御指導をいただきながら、自社募集企画旅行プランの実施等を図ったことにより、委託料を含む売上高は前期1億1,094万5,717円を1,892万4,346円上回る1億2,987万63円となりました。また、東和地域予約乗合バス、市街地循環バス星めぐり号の運行、岩手医大利用者連絡バス試験運行の開始による市補助金等からなる営業外収益は2,654万6,748円となり、前期の営業外収益1,516万1,615円を1,138万5,133円上回ったところであります。 一方、費用面におきましては、業務の増加に伴い社員を採用したほか、賞与引当繰入の計上等、人件費が増加したことや、車両燃料費が増加したことなどにより、売上原価は1億1,595万2,645円、販売費及び一般管理費は3,257万1,082円となり、前期と比較し、それぞれ909万5,872円、319万8,579円増加しております。 この結果、当期純利益につきましては748万6,621円となり、前期実績のマイナス1,143万2,609円と比較して1,891万9,230円と大きく改善したところであります。 次に、4ページをお開き願います。 貸借対照表でありますが、資産の部につきましては、流動資産が3,649万3,254円、固定資産が5,984万8,336円であり、資産の部合計は9,634万1,590円となっております。 負債の部につきましては、流動負債が2,470万2,814円、固定負債が2,316万2,976円であり、負債の部合計は4,786万5,790円となっており、これに純資産の部合計4,847万5,800円を加えた負債及び純資産の部合計は9,634万1,590円となっております。 次に、5ページの損益計算書でありますが、売上高の1億2,987万63円から売上原価1億1,595万2,645円を差し引いた売上総利益は1,391万7,418円となっております。これから販売費及び一般管理費3,257万1,082円を差し引いた営業損失は1,865万3,664円となり、これに営業外損益を加減した経常利益は769万7,621円となっております。さらに、法人税等を差し引いた当期純利益は748万6,621円となっております。 続きまして、令和2年度の事業計画について、御説明を申し上げます。 お手元の報告第10号別冊その2、事業計画書を御覧願いたいと存じます。 1ページ、2ページの事業方針でありますが、現状では新型コロナウイルス感染症の影響によるイベント等の自粛や国内旅行者の減少により、旅行業務や貸切りバス業務は大変厳しい状況となっておりますが、従業員の適正配置等を行い、雇用調整助成金や持続化給付金等の制度を活用し、経費の節減等、資金の確保に努めるとともに、乗合バスや貸切りバスの運行等を安全かつ確実に行い、車内の消毒や換気、マスクの着用等、新型コロナウイルス感染症予防にも万全の対策を講じていくこととしております。 具体的な取組につきましては、東和及び大迫地域のスクールバス、東和地域予約乗合バス、市街地循環バス星めぐり号、岩手医大利用者連絡バス等の安全運行を引き続き行うとともに、貸切バス事業者安全性評価認定制度の2つ星の取得に向け、安全運転マネジメント計画に基づき、安全運行をより一層推進するための取組を行うこととしております。 営業面につきましては、新型コロナウイルス感染症の影響で、旅行業務や貸切りバス業務は大変厳しい状況ではありますが、引き続き、各旅行会社や観光団体への営業を図るほか、地域の各種団体の予約の確保、さらに工夫を凝らした新規の自社募集企画旅行プラン商品の造成を行い、新型コロナウイルス感染症の状況を見ながらいつでも対応できるよう準備を進め、営業活動を強化することにより、売上げの増加に努めるものであります。 3ページの損益計画表でありますが、新型コロナウイルス感染症の収束が見込めないことから、貸切りバスの売上げにつきましては企業の社員送迎バスの運行のみを計上した計画としておりますが、状況の変化に対応し、随時計画の見直しを行うこととしております。 一般及び貸切りバスの売上げ1,141万2,000円に委託料5,709万3,000円を加えた合計を6,850万5,000円と見込み、運送原価8,665万4,700円を差し引いた売上総利益はマイナス1,814万9,700円を見込んでおります。これから販売費及び一般管理費2,612万8,600円を差し引いた営業利益はマイナス4,427万8,300円、これに東和地域予約乗合バス、市街地循環バス星めぐり号、岩手医大利用者連絡バス等の運行に対する市補助金等からなる営業外収益を加えた経常利益は、マイナス1,244万5,300円を見込んでおります。さらに法人税等を差し引いた当期純利益は1,265万6,300円の赤字を見込んでおります。 今期につきましては、先ほども申し上げましたとおり、新型コロナウイルス感染症の収束が見込めない中ではありますが、お客様に安全・安心に利用していただけるよう、感染症予防対策等を徹底するとともに、国・県及び市の支援制度の活用等、資金の確保に努め、貸切りバス部門の売上げ増加に向けた取組等、経営努力していくこととしております。 以上、御報告を申し上げます。 ○議長(小原雅道君) これより質疑に入ります。質疑の方はありませんか。    (「なし」の声あり) ○議長(小原雅道君) なしと認め、質疑を終結いたします。 以上で報告第10号を終わります。 ○議長(小原雅道君) 日程第13、報告第11号令和2年度及び令和元年度株式会社とうわ地域資源開発公社の経営状況についてを議題といたします。 提出者から説明を求めます。 久保田総合政策部長。 ◎総合政策部長久保田留美子君) 報告第11号令和2年度及び令和元年度株式会社とうわ地域資源開発公社の経営状況についてを御報告申し上げます。 株式会社とうわ地域資源開発公社の経営状況につきましては、発行済株式総数9,224株、資本金・資本準備金合計3億3,500万8,000円のうち、当市が8,864株、出資額3億1,700万8,000円を保有し、96.1%の出資割合でありますことから、地方自治法第243条の3第2項の規定により報告をするものであります。 最初に、令和元年度の経営状況について御説明を申し上げます。 お手元に配付いたしております報告第11号別冊その1、事業報告書を御覧願いたいと存じます。 1ページから4ページまでの事業報告でありますが、当市から、議会で御承認いただきました6,500万8,000円の増資を行い、5月から、味処とうわ及び道の駅とうわのリニューアル工事、8月からは東和温泉のリニューアル工事を行い、順調に売上げを伸ばしてきたところではありますが、令和2年2月後半から新型コロナウイルス感染症拡大の影響から、売上げが急激に落ち込んだところであります。 当期の全部門の売上高合計額は1億9,106万5,810円となり、前期の全部門の売上高合計額の1億9,088万9,259円と比較し、17万6,551円の増収となったところであります。 売上げが増加した要因でありますが、味処とうわ部門及び道の駅とうわ部門の売上げが増加しており、味処とうわ部門はリニューアル工事による店内改装及びサラリーマン向けの新メニューの開発等、また、道の駅とうわ部門は、リニューアル工事による売場面積の拡大や、道の駅連携による西和賀町、遠野市商品の販売が売上げ増加に寄与したところであります。 一方、費用面におきましては、売上原価はレストラン日高見の売上げが低調となったことによる仕入高の減少により、前期より200万2,391円少ない1億717万5,247円になったものの、販売費及び一般管理費は、社員採用に伴う人件費増加等により、前期より711万580円多い9,660万9,110円となっております。 当市からの増資によりリニューアル工事を行い、順調に売上げを伸ばしてきたところに、新型コロナウイルス感染症拡大の影響を大きく受け、売上げが落ち込んだことから、最終的に当期純損失は1,143万6,620円となりました。前期の当期純損失1億814万4,995円と比較し9,670万8,375円の増益となったものの、これは前期において、特別損失として過年度の減価償却費の未償却分1億12万3,352円を計上したことによるものであります。 次に、5ページをお開き願います。 貸借対照表でありますが、資産の部につきましては、流動資産が3,231万7,933円、固定資産が1億2,120万2,713円であり、資産の部合計は1億5,352万646円となっております。 負債の部につきましては、流動負債が649万9,377円、負債の部合計は649万9,377円となっており、これに純資産の部合計1億4,702万1,269円を加えた負債及び純資産の部合計は1億5,352万646円となっております。 次に、6ページの損益計算書でありますが、売上高の1億9,106万5,810円から売上原価1億717万5,247円を差し引いた売上総利益は8,389万563円となっております。これから販売費及び一般管理費9,660万9,110円を差し引いた営業損失は1,271万8,547円となり、これに営業外損益を加減した経常損失は1,110万1,620円となっております。さらに法人税等を差し引いた当期純損失は1,143万6,620円となっております。 続きまして、令和2年度の事業計画について御説明を申し上げます。 お手元の報告第11号別冊その2、事業計画書を御覧願いたいと存じます。 1ページの事業計画であります。これは、令和2年5月に開催した株式会社とうわ地域資源開発公社取締役会において承認されたものであります。 同事業計画においては、現状では新型コロナウイルス感染症の収束が見込めないことから、当期においては、各部門の売上状況に応じて従業員の適正配置等を行い、雇用調整助成金や持続化給付金等の制度を活用し、資金の確保に努めるとともに、固定資産税等の市税の徴収猶予等の特例制度等を活用し、経費負担の軽減を図ることと定めております。 具体的な取組として、従業員の手洗いやアルコール消毒、マスクの着用等の徹底、館内の清掃、消毒、フロントでの飛沫感染防止策等の新型コロナウイルス感染症予防対策を行い、お客様に安全・安心に利用していただけるよう取り組むことが決まっております。 事業展開においては、テイクアウトや仕出しを中心に、花巻市温泉宿泊施設等支援事業の活用や各種企画プランの開発、味処とうわでは、サラリーマンやドライバー向けのボリュームのある新たな定食の販売、道の駅とうわでは、品ぞろえの充実を図るため、三陸海産物の販売等、部門ごとに売上げ増加を図るための取組を実施することとしております。 また、新型コロナウイルス感染症が収束した後に売上げ増を図るため、社内プロジェクトチームを立ち上げ、施設の特徴を生かした企画プランを開発することとしております。 2ページの損益計画表でありますが、新型コロナウイルス感染症の収束が見込めないことから、令和2年4月の前年対比をベースに通年で試算したものであります。 売上高は前期実績を9,666万4,000円下回る9,440万2,000円を見込んでおり、売上高から仕入等売上原価7,542万6,000円を差し引いた売上総利益は1,897万6,000円を見込んでおります。これから販売費及び一般管理費8,312万4,000円を差し引いた営業利益は、前期実績を5,142万8,000円下回るマイナス6,414万8,000円、これに営業外収益を加えた当期純利益は前期実績を4,414万9,000円下回る5,558万6,000円の赤字を見込んでおります。 現時点においては、4月から7月までの月次ベースの損益が出ており、先ほど御報告いたしました同社の事業計画上の4月から7月までの累計損益の計画値はマイナス1,705万3,000円でありますが、実績値はマイナス313万7,000円にとどまっております。したがいまして、4月から7月までの累計損益の計画対比につきましては、実績値が計画値よりも1,391万6,000円と大きく上回っているところであります。しかしながら、8月に関しましては、7月に比べ業績は落ち込んでおり、新型コロナウイルス感染症の拡大の傾向から、今後も厳しい状況が見込まれているところであります。 このようなことを踏まえ、同社は新型コロナウイルス感染症予防対策等を徹底するとともに、国・県及び市の支援制度の活用等、資金の確保に努め、各部門の売上げ増加に向けた取組等、経営努力していくこととしております。 当市といたしましても、今後の会社の経営状況については、注意深く見ていくことが必要なことから、損益状況やキャッシュフローの毎月の月次ベースの報告を受けることとしておりますが、同社は、不測の事態に備えて、3年間実質無利子で資金を借りることができる国の危機関連保証制度等を利用し、必要な資金を金融機関からあらかじめ確保しておくことも検討することとしております。 以上、御報告を申し上げます。 ○議長(小原雅道君) これより質疑に入ります。質疑の方ありませんか。 久保田彰孝君。 ◆2番(久保田彰孝君) 2番、久保田彰孝でございます。 コロナ禍の下で大変な経営状況にあるということは、十分この数字からも明らかになっているし、私もそういう意味では大変困っているだろうなというふうに思っています。しかし、このとうわ地域資源開発公社につきましては、前期予算の審議の際に、東和温泉の増資に対して意見書を付して、私たちは議決したわけであります。そのことから、その際に3つの点について努力していただきたいという方向を提示しておりますので、それに対してどういう取組がなされたのかということについて伺いたいと思います。その意見書については、資産の適切な減価償却に努めること、これが1つ。2つ目には経営及び経理の専門家の十分な指導、助言を受けること。そして3つ目には、同社役員が経営責任を持ち、健全経営の道筋を示すことと、この3点を私たちは求めておりました。ぜひその点についてどういう努力がなされたのか、お聞きしたいと思います。 ○議長(小原雅道君) 小原東和総合支所長。 ◎東和総合支所長(小原一美君) お答えいたします。 平成31年3月の予算特別委員会におきまして、同社の増資に係る附帯決議をいただきました取組内容についてでございます。 まず1つ目の資産の適切な減価償却に努めることにつきましては、平成28年度から、市の財務専門監による償却資産の確認をしており、その指導により、平成30年度の決算において過年度分の未償却分1億12万3,000円を特別損失として計上したところでございます。令和元年度におきましても、引き続き財務専門監により、適正に減価償却が行われますよう、定期的に公社を訪問し、確認及び指導をしているところでございます。 2つ目の経営及び経理の専門家の十分な指導、助言を受けること、これにつきましては、経営につきましては、令和元年度から専門の経営コンサルタントと契約いたしまして、従業員の接客マナーや業務に対する社員の意識向上の指導のほかに、レストラン日高見や味処とうわでの地域の特色を生かしたメニューの提案、お客様が利用しやすいテーブルの配置や動線の確保、道の駅とうわでは、西和賀町あるいは遠野市の風の丘の道の駅との連携によりまして、それぞれの特産品をお互いに販売し相乗効果を図り、売上げ向上の専門的な指導をいただいてきたところでございます。 経理につきましては、先ほどの市の財務専門監が、これもやはり定期的に公社を訪問いたしまして、日々の現預金の入出金や月次の売上げ及び支払経費の確認をしているところでございます。また、公社から提出されます月次の損益情報等によりまして経営分析を行うとともに、資金繰表を作成しまして、今後の資金確保につきましても指導助言をしているところでございます。 3点目の、同社役員が経営責任を持ち、経営健全への道筋を示すこと、これにつきましては、まず、公社の経営悪化に伴いまして議会からお認めいただき、附帯決議及び市からの6,500万8,000円の増資を受けまして、昨年の取締役会及び株主総会におきまして、増資をいただくことに対して議会及び市へ感謝するとともに、これを重く受け止め、今後、気を引き締め、経営健全に取り組んでまいりたいということでございました。 例年、取締役会は四半期ごとに年4回行われているところでございますが、令和元年度につきましては5回の会議が行われております。経営状況の報告及び今後の経営方針などについて協議してきたところでございます。令和2年度におきましても、新型コロナ感染症の影響により厳しい状況が続いておりますので、定期的な取締役会のほかに、状況に応じて随時取締役会を開催いたしまして、計画の見直しなどを検討することとしております。 以上でございます。 ○議長(小原雅道君) 久保田彰孝君。 ◆2番(久保田彰孝君) そういう意味では、今の答弁では、大変苦労しながらも頑張っている様子がうかがえましたが、ぜひ、この東和温泉は東和地域の皆さんにとっては、なくてはならない大事な福利厚生の施設だというふうに私は思います。ぜひ、大変厳しい状況でございますが、何としても頑張っていただいてこの施設を維持、そして地域の皆さんにとって、あってよかったなと言えるような施設にしていくように頑張っていただきたいということを最後に申し添えて、質問を終わります。 ○議長(小原雅道君) ほかに質疑の方ありませんか。    (「なし」の声あり) ○議長(小原雅道君) なしと認め、質疑を終結いたします。 以上で報告第11号を終わります。 ここで3時20分まで休憩いたします。     午後3時8分 休憩     午後3時20分 再開 ○議長(小原雅道君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 議案審議を続行いたします。 ○議長(小原雅道君) 日程第14、報告第12号令和2年度及び令和元年度株式会社土澤まちづくり会社の経営状況についてを議題といたします。 提出者から説明を求めます。 久保田総合政策部長。 ◎総合政策部長久保田留美子君) 報告第12号令和2年度及び令和元年度株式会社土澤まちづくり会社の経営状況についてを御報告申し上げます。 株式会社土澤まちづくり会社の経営状況につきましては、発行済株式総数1,000株、資本金1,000万円のうち、当市が500株、出資額500万円を保有し、50%の出資割合でありますことから、地方自治法第243条の3第2項の規定により報告をするものであります。 最初に、令和元年度の経営状況について御説明を申し上げます。 お手元に配付いたしております報告第12号別冊その1、事業報告書を御覧願います。 1ページから4ページまでの事業報告でありますが、中心市街地商店街顔づくり事業を活用して、土沢商店街において提灯アート夕涼み会を開催したほか、町内2か所において、おしかけ商店街を開催しました。また、土澤まちづくり会社のプライベートブランド商品である「萬の郷 土澤の味つゆ」を、つちざわ市日の盆の市、歳の市において販売しております。さらに、当市から東和地域の有線放送運営業務を引き続き受託し、地域の皆様に情報提供を行ったところであります。 次に、5ページをお開き願います。 貸借対照表でありますが、資産の部につきましては、流動資産が462万202円、固定資産が1万1,531円であり、資産の部合計は463万1,733円となっております。 負債の部合計は、全額流動負債でありますが、8万2,000円となっており、これに純資産の部合計454万9,733円を加えた負債及び純資産の部合計は463万1,733円となっております。 次に、6ページの損益計算書でありますが、売上高の427万5,378円から売上原価145万2,964円を差し引いた売上総利益は282万2,414円となっております。これから販売費及び一般管理費177万8,488円を差し引いた営業利益は104万3,926円となり、これに営業外収益を加えた経常利益は104万3,961円となっております。さらに法人税等を差し引いた当期純利益は96万1,961円となっております。 続きまして、令和2年度の事業計画について御説明を申し上げます。 お手元の報告第12号別冊その2、事業計画書を御覧願いたいと存じます。 1ページの事業計画でありますが、新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、イベントの開催が困難な状況にありますが、イベントとは一線を置いた商店街のにぎわいづくりを模索するとともに、当市から有線放送運営業務を引き続き受託し、より一層地域に貢献できるよう運営の充実を目指すほか、中心市街地顔づくり事業を活用した土沢商店街のにぎわいづくり等を行うこととしております。 2ページの収支計画書でありますが、売上高は402万9,000円を見込み、売上原価92万9,600円を差し引いた売上総利益は309万9,400円を見込んでおります。これから販売費及び一般管理費234万4,000円を差し引いた営業利益は75万5,400円、これに営業外収益を加えた経常利益は75万6,500円を見込んでおります。さらに法人税等を差し引いた当期純利益は67万4,500円を見込んでおります。 以上、御報告を申し上げます。 ○議長(小原雅道君) これより質疑に入ります。質疑の方ありませんか。    (「なし」の声あり) ○議長(小原雅道君) なしと認め、質疑を終結いたします。 以上で報告第12号を終わります。 ○議長(小原雅道君) 日程第15、報告第13号公用車の事故に係る損害賠償事件に関する専決処分の報告についてを議題といたします。 提出者から説明を求めます。 久保田総合政策部長。 ◎総合政策部長久保田留美子君) 報告第13号公用車の事故に係る損害賠償事件に関する専決処分の報告についてを御報告申し上げます。 本報告は、公用車の事故に係る損害賠償事件に関する専決処分の報告でありまして、その損害賠償の額の決定及び和解について、地方自治法第180条第1項の規定に基づき、令和2年8月14日に専決処分をいたしましたので、同条第2項の規定によりこれを報告するものであります。 お手元に配付いたしております報告第13号資料も併せて御覧くださるようお願いいたします。 事故の状況でありますが、令和2年6月17日午後6時30分頃、花巻市東和町土沢2区地内の花巻市東和墓園駐車場内において、特別広報活動中であった本市消防団員の運転する消防車両が駐車場から市道に出る際に、対向車を避けようと駐車場内に退避したところ、駐車場内に置いてあった相手方スマートフォン等を左側前輪タイヤで踏みつけ、相手方スマートフォン等を破損させたものであります。 損害賠償の額及び和解の内容は別紙のとおりでありますが、損害賠償の額につきましては、全国市有物件災害共済会の査定額を参考に決定したものであります。 和解の方法につきましては、示談によっております。 被害を受けられました方に対しましては、深くおわびを申し上げます。 このたびの事故は運転者の不注意により発生したものでありますが、今後とも消防団員に対して、周囲の安全確認を徹底するなど、より一層の安全運転を心がけるよう注意喚起してまいりたいと存じます。 以上、御報告を申し上げます。 ○議長(小原雅道君) これより質疑に入ります。質疑の方ありませんか。 佐藤現君。 ◆7番(佐藤現君) 7番、佐藤現でございます。 駐車場に置いてあったスマートフォンといっているわけなのですけれども、駐車場の土地にスマートフォン置くものではないですよ。何で市側がこんなに悪くなるのですかね、ちょっとその詳しいことを教えていただきたい。 ○議長(小原雅道君) 笹間消防長。 ◎消防本部消防長(笹間利美君) それでは質問にお答えいたします。 個人情報もありますので、その点はちょっと御了承願いたいと思いますけれども、駐車場に置いて、相手方が遊んでいた、自分の風景、自分の姿を、スマートフォンを地面に置いて撮っていたというような状況下で発生した事故でございます。 ○議長(小原雅道君) ほかに質疑の方ありませんか。 櫻井肇君。 ◆18番(櫻井肇君) 18番、櫻井肇です。 事情は分かりました。ただ置いていたわけではないとはいうものの、ちょっと今のお話でですね、消防団員の運転の不注意だというお話ございました。これはちょっと言い過ぎではないかなと思うのです。私はほとんど責任は運転手にはないのではないかと思うのです。賠償することはいいのですけれども、ちょっとその辺のところ、いかがなものかということを、ちょっと申し上げたいと存じますが。 ○議長(小原雅道君) 笹間消防長。 ◎消防本部消防長(笹間利美君) お答えいたします。 今回の消防団員の消防団車両に係る事故にありましては、市の管財のほうとも相談し、市有物件のほうの保険適用もございますので、そちらのほうとの賠償額の交渉ということになりましたので、結果この額となりました。消防団員に全く非がないわけではございませんので、その点につきましては御了解いただければなと思っております。 ○議長(小原雅道君) ほかに質疑の方ありませんか。 高橋修君。 ◆14番(高橋修君) 過失割合について伺いたいですが、何対何でしょうか。 ○議長(小原雅道君) 笹間消防長。 ◎消防本部消防長(笹間利美君) それではお答えいたします。 過失割合につきましては、8対2ということになっておりますので、花巻市のほうが8割負担ということになっております。 ○議長(小原雅道君) 高橋修君。 ◆14番(高橋修君) すみません、事前にいただいていました。 こちらが8割悪いという部分は、ちょっと納得いかないかなと思うのですが、何でそういうふうな8対2になったのでしょう。 ○議長(小原雅道君) 松田財務部長。 ◎財務部長(松田英基君) 今回の過失割合につきましては、市で加入しております市有物件災害共済会の査定によるものでございますので、過失割合についてもそちらのほうの判断に基づいて、今回の提案となっているものでございます。 ○議長(小原雅道君) ほかに質疑の方ありませんか。    (「なし」の声あり) ○議長(小原雅道君) なしと認め、質疑を終結いたします。 以上で報告第13号を終わります。 ○議長(小原雅道君) 今定例会の議会招集日後に追加提出されております日程第16、議案第96号財産(花巻市立小中学校学習用タブレット端末)の取得に関し議決を求めることについて及び日程第17、議案第97号令和2年度花巻市一般会計補正予算(第15号)については、会議規則第36号第3項の規定により、委員会付託を省略し、直ちに審議いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。    (「異議なし」の声あり) ○議長(小原雅道君) 異議なしと認めます。よって、議案第96号及び議案第97号については、委員会付託を省略し、直ちに審議することに決しました。 ○議長(小原雅道君) 日程第16、議案第96号財産(花巻市立小中学校学習用タブレット端末)の取得に関し議決を求めることについてを議題といたします。 提出者から説明を求めます。 松田財務部長。 ◎財務部長(松田英基君) 議案第96号財産(花巻市立小中学校学習用タブレット端末)の取得に関し議決を求めることについてを御説明申し上げます。 本議案は、花巻市立小中学校学習用タブレット端末を取得するため、地方自治法第96条第1項第8号及び花巻市議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第3条の規定により、議会の議決を求めるものであります。 議案の内容について御説明いたします。議案第96号資料も併せて御覧願います。 取得する財産は、花巻市立小中学校学習用タブレット端末6,370台です。 本タブレット端末は、花巻市立小中学校において、児童生徒が授業で使用するものであります。国が進めるGIGAスクール構想に沿って、児童生徒1人1台の端末を整備する必要がありますことから、新たに購入しようとするものです。 取得予定価格は4億1,250万円。取得の方法は買入れ。取得の相手方は株式会社花巻事務機です。 本財産の取得につきましては、花巻市物品購入等指名競争入札参加資格者名簿から、コンピューター及びパッケージソフトを営業品目として登載されており、岩手県内に本店または営業所を有する44社を指名して入札を執行し、最低入札者と9月7日付けで仮契約を締結しております。 納入期限は令和3年3月31日であります。 財産の仕様でありますが、搭載するオペレーティングシステムは、マイクロソフト社のWindows10Proであり、ワンタッチで液晶部分とキーボードの着脱が可能なデタッチャブル型のタブレット端末であります。 本端末は、GIGAスクール構想の標準仕様に準拠しているもので、防じん防滴構造で、落下衝撃にも強い設計であり、子供たちが使用する上で壊れにくい構造となっております。 また、ソフトウエアに関しましては、マイクロソフト社のOfficeのほか、子供たちを有害なウェブサイトの閲覧から守るためのウェブフィルタリングソフト、さらには、端末を介して児童生徒及び教員が相互に情報をやり取りすることを可能にすることで、双方向の授業展開を支援する専用ソフトのロイロノートを導入するものです。 以上で説明を終わりますが、よろしく御審議の上、御決定賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(小原雅道君) これより質疑に入ります。質疑の方ありませんか。 久保田彰孝君。 ◆2番(久保田彰孝君) 2番、久保田彰孝でございます。 まず、子供たちが仮にこのタブレットを使って壊したような場合というのは、どこに責任があるということになるのですかね。 ○議長(小原雅道君) 岩間教育部長。 ◎教育委員会教育部長(岩間裕子君) お答えいたします。 壊した際の修繕等につきましては、市が行うということになります。 ○議長(小原雅道君) 久保田彰孝君。 ◆2番(久保田彰孝君) そうしますと、基本的には子供たちに責任が負わされるということにはならない。単純には言い切れないかもしれませんが、そのように考えてよろしいのですかね。 ○議長(小原雅道君) 岩間教育部長。 ◎教育委員会教育部長(岩間裕子君) お答えいたします。 壊したという事象に対しまして、なぜそれが起こったのかというようなことにつきましては、きちんと子供と向き合って聞いた上で、必要な指導については当然、学校において行いますけれども、その修繕等について子供に責任を負わせるというようなことはしないということでございます。 ○議長(小原雅道君) 久保田彰孝君。 ◆2番(久保田彰孝君) 今回購入しますと、このタブレットは何年間が耐用年数になるのでしょうかね。また買わなければならないということになるわけですが、そういう意味ではそのときにどういうふうに支出をするのか、ということになっていくかと思いますが、その耐用年数について伺います。 ○議長(小原雅道君) 岩間教育部長。 ◎教育委員会教育部長(岩間裕子君) お答えいたします。 一般的には5年ということでございますけれども、5年で使えなくなるというものではございませんので、そこは機器の状況を見ながら、必要に応じた更新が出てくるというふうには思っております。 ○議長(小原雅道君) ほかに質疑の方ありませんか。    (「なし」の声あり) ○議長(小原雅道君) なしと認め、質疑を終結いたします。 これより討論に入ります。討論の方ありませんか。    (「なし」の声あり) ○議長(小原雅道君) なしと認め、討論を終結いたします。 これより採決いたします。 議案第96号財産(花巻市立小中学校学習用タブレット端末)の取得に関し議決を求めることについてを原案のとおり決することに御異議ありませんか。    (「異議なし」の声あり) ○議長(小原雅道君) 異議なしと認めます。よって、議案第96号は原案のとおり可決されました。 ○議長(小原雅道君) 日程第17、議案第97号令和2年度花巻市一般会計補正予算(第15号)を議題といたします。 提出者から説明を求めます。 松田財務部長。 ◎財務部長(松田英基君) 議案第97号令和2年度花巻市一般会計補正予算(第15号)について御説明申し上げます。 本補正予算は、歳入歳出予算の補正及び地方債の補正の2つの事項から成っておりまして、内容につきましては、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を活用した光情報通信環境整備事業、観光・物産事業者等緊急対策事業に係る歳入歳出予算の補正及び地方債の補正であります。 歳入歳出予算の補正につきましては、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ5億1,918万円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ614億6,212万6,000円とするものです。 地方債の補正につきましては、通信環境整備事業を追加するものです。 以下、事項別明細書により御説明申し上げます。 8ページをお開き願います。 2、歳入、15款国庫支出金、2項国庫補助金、1目総務費国庫補助金、5節地方創生臨時交付金3億1,178万円は、新型コロナウイルス感染症対策のために実施する事業に対する交付金の追加です。 16款県支出金、2項県補助金、6目商工費県補助金、3節観光宿泊施設緊急対策2,400万円は、新型コロナウイルス感染症の拡大により経営に大きな影響が生じている宿泊事業者を支援するため、市町村が実施する市民を対象とした宿泊料金の助成に対する補助金の追加です。 22款1項市債、1目総務債、5節通信環境整備1億8,340万円は、大迫地域及び東和地域における光情報通信環境整備負担金に対する市債を計上するものです。 次に、10ページをお開き願います。 3、歳出、2款総務費、1項総務管理費、17目諸費、光情報通信環境整備事業費3億6,918万円は、光ファイバー未整備地域の解消を図るため、民間電気通信事業者が国の補助事業を活用し実施する光ファイバーの整備費と整備後10年間の維持管理相当額を負担するものです。 7款1項商工費、3目観光費、観光・物産事業者等緊急対策事業費1億5,000万円は、新型コロナウイルス感染症の拡大により経営に大きな影響が生じている市内温泉宿泊施設事業者等を支援するため実施しております温泉宿泊施設等利用促進事業について、9月30日までの実施を予定しておりますが、宿泊施設から報告がありました予約状況などから試算をしたところ、不足を生じる見込みでありますことから、追加するものです。 次に、4ページにお戻り願います。 第2表、地方債補正、追加であります。 追加する通信環境整備事業につきましては、ただいま御説明いたしました光情報通信環境整備事業費のうち、大迫地域及び東和地域における整備負担金に対する過疎対策事業債を追加するものです。 以上で説明を終わりますが、よろしく御審議の上、御決定賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(小原雅道君) これより質疑に入ります。質疑の方ありませんか。    (「なし」の声あり) ○議長(小原雅道君) なしと認め、質疑を終結いたします。 これより討論に入ります。討論の方ありませんか。    (「なし」の声あり) ○議長(小原雅道君) なしと認め、討論を終結いたします。 これより採決いたします。 議案第97号令和2年度花巻市一般会計補正予算(第15号)を原案のとおり決することに御異議ありませんか。    (「異議なし」の声あり) ○議長(小原雅道君) 異議なしと認めます。よって、議案第97号は原案のとおり可決されました。 ○議長(小原雅道君) これで本日の日程は全て終了いたしました。 本日はこれにて散会いたします。 御苦労さまでした。     午後3時45分 散会...