花巻市議会 > 2019-02-28 >
02月28日-01号

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  1. 花巻市議会 2019-02-28
    02月28日-01号


    取得元: 花巻市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-23
    平成31年  3月 定例会(第1回)平成31年2月28日(木)議事日程第1号平成31年2月28日(木) 午前10時開議 第1 会議録署名議員の指名 第2 会期の決定 第3 市長施政方針 第4 教育委員会教育長演述 第5 行政報告 第6 議案第1号 花巻市副市長の選任に関し同意を求めることについて 第7 議案第2号 花巻市固定資産評価審査委員会の補欠の委員の選任の専決処分に関し承認を求めることについて 第8 議案第3号 花巻市過疎地域自立促進計画の変更に関し議決を求めることについて 第9 議案第4号 花巻市小山田辺地に係る総合整備計画の策定に関し議決を求めることについて 第10 議案第5号 花巻市南成島辺地に係る総合整備計画の変更に関し議決を求めることについて 第11 議案第6号 花巻市谷内辺地に係る総合整備計画の変更に関し議決を求めるとについて 第12 議案第7号 花巻市職員の勤務時間、休日及び休暇に関する条例の一部を改正する条例 第13 議案第8号 花巻市特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例 第14 議案第9号 花巻市常勤の特別職の給与及び旅費に関する条例の一部を改正する条例 第15 議案第10号 花巻市特別会計設置条例の一部を改正する条例 第16 議案第11号 花巻市手数料条例の一部を改正する条例 第17 議案第12号 花巻市放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例 第18 議案第13号 花巻市介護老人保健施設条例等の一部を改正する条例 第19 議案第14号 花巻市都市公園条例の一部を改正する条例 第20 議案第15号 花巻市公園条例の一部を改正する条例 第21 議案第16号 花巻市火災予防条例の一部を改正する条例 第22 議案第17号 花巻市学校給食の実施及び学校給食費の管理に関する条例 第23 議案第18号 29災17号二級市道向田瀬線田瀬地区道路災害復旧工事の請負契約の変更に関し議決を求めることについて 第24 議案第19号 市道の路線の認定及び廃止に関し議決を求めることについて 第25 議案第20号 平成30年度花巻市一般会計補正予算(第6号) 第26 議案第21号 平成30年度花巻市国民健康保険特別会計補正予算(第2号) 第27 議案第22号 平成30年度花巻市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号) 第28 議案第23号 平成30年度花巻市介護保険特別会計補正予算(第2号) 第29 議案第24号 平成30年度花巻市汚水処理事業特別会計補正予算(第1号) 第30 議案第25号 平成30年度花巻市下水道事業会計補正予算(第2号) 第31 議案第26号 平成31年度花巻市一般会計予算 第32 議案第27号 平成31年度花巻市国民健康保険特別会計予算 第33 議案第28号 平成31年度花巻市後期高齢者医療特別会計予算 第34 議案第29号 平成31年度花巻市介護保険特別会計予算 第35 議案第30号 平成31年度花巻市公設地方卸売市場事業特別会計予算 第36 議案第31号 平成31年度花巻市汚水処理事業特別会計予算 第37 議案第32号 平成31年度花巻市下水道事業会計予算 第38 議案第33号 花巻市教育委員会委員の任命に関し同意を求めることについて 第39 議案第34号 人権擁護委員の候補者の推薦に関し意見を求めることについて 第40 報告第1号 市道西大通り北10号線上における物損事故に係る損害賠償事件に関する専決処分の報告について 第41 報告第2号 リース物件紛失に係る損害賠償事件に関する専決処分の報告について本日の会議に付した事件 日程第1 会議録署名議員の指名 日程第2 会期の決定 日程第3 市長施政方針 日程第4 教育委員会教育長演述 日程第5 行政報告 日程第6 議案第1号 花巻市副市長の選任に関し同意を求めることについて 日程第7 議案第2号 花巻市固定資産評価審査委員会の補欠の委員の選任の専決処分に関し承認を求めることについて 日程第8 議案第3号 花巻市過疎地域自立促進計画の変更に関し議決を求めることについて 日程第9 議案第4号 花巻市小山田辺地に係る総合整備計画の策定に関し議決を求めることについて 日程第10 議案第5号 花巻市南成島辺地に係る総合整備計画の変更に関し議決を求めることについて 日程第11 議案第6号 花巻市谷内辺地に係る総合整備計画の変更に関し議決を求めることについて 日程第12 議案第7号 花巻市職員の勤務時間、休日及び休暇に関する条例の一部を改正する条例 日程第13 議案第8号 花巻市特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例 日程第14 議案第9号 花巻市常勤の特別職の給与及び旅費に関する条例の一部を改正する条例 日程第15 議案第10号 花巻市特別会計設置条例の一部を改正する条例 日程第16 議案第11号 花巻市手数料条例の一部を改正する条例 日程第17 議案第12号 花巻市放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例 日程第18 議案第13号 花巻市介護老人保健施設条例等の一部を改正する条例 日程第19 議案第14号 花巻市都市公園条例の一部を改正する条例 日程第20 議案第15号 花巻市公園条例の一部を改正する条例 日程第21 議案第16号 花巻市火災予防条例の一部を改正する条例 日程第22 議案第17号 花巻市学校給食の実施及び学校給食費の管理に関する条例 日程第23 議案第18号 29災17号二級市道向田瀬線田瀬地区道路災害復旧工事の請負契約の変更に関し議決を求めることについて 日程第24 議案第19号 市道の路線の認定及び廃止に関し議決を求めることについて 日程第25 議案第20号 平成30年度花巻市一般会計補正予算(第6号) 日程第26 議案第21号 平成30年度花巻市国民健康保険特別会計補正予算(第2号) 日程第27 議案第22号 平成30年度花巻市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号) 日程第28 議案第23号 平成30年度花巻市介護保険特別会計補正予算(第2号) 日程第29 議案第24号 平成30年度花巻市汚水処理事業特別会計補正予算(第1号) 日程第30 議案第25号 平成30年度花巻市下水道事業会計補正予算(第2号) 日程第31 議案第26号 平成31年度花巻市一般会計予算 日程第32 議案第27号 平成31年度花巻市国民健康保険特別会計予算 日程第33 議案第28号 平成31年度花巻市後期高齢者医療特別会計予算 日程第34 議案第29号 平成31年度花巻市介護保険特別会計予算 日程第35 議案第30号 平成31年度花巻市公設地方卸売市場事業特別会計予算 日程第36 議案第31号 平成31年度花巻市汚水処理事業特別会計予算 日程第37 議案第32号 平成31年度花巻市下水道事業会計予算 日程第38 議案第33号 花巻市教育委員会委員の任命に関し同意を求めることについて 日程第39 議案第34号 人権擁護委員の候補者の推薦に関し意見を求めることについて 日程第40 報告第1号 市道西大通り北10号線上における物損事故に係る損害賠償事件に関する専決処分の報告について 日程第41 報告第2号 リース物件紛失に係る損害賠償事件に関する専決処分の報告について出席議員(26名)   1番  菅原ゆかり君     2番  久保田彰孝君   3番  照井省三君      4番  羽山るみ子君   5番  佐藤峰樹君      6番  横田 忍君   7番  佐藤 現君      8番  伊藤盛幸君   9番  藤井幸介君     10番  照井明子君  11番  若柳良明君     12番  佐藤 明君  13番  盛岡耕市君     14番  高橋 修君  15番  瀬川義光君     16番  内舘 桂君  17番  大原 健君     18番  櫻井 肇君  19番  阿部一男君     20番  本舘憲一君  21番  近村晴男君     22番  藤原 伸君  23番  伊藤源康君     24番  藤原晶幸君  25番  鎌田幸也君     26番  小原雅道君欠席議員  なし説明のため出席した者 市長        上田東一君   教育長       佐藤 勝君 選挙管理委員会委員長        農業委員会会長   小田島新一君           大原皓二君 監査委員      戸來喜美雄君  総合政策部長    市村 律君 地域振興部長    久保田留美子君 財務部長      八重樫和彦君 農林部長      菅原浩孝君   商工観光部長    松田英基君 市民生活部長    細川 祥君   建設部長      赤平勝也君 健康福祉部長    熊谷嘉哉君   生涯学習部長    市川清志君 消防本部消防長   小田島 満君  大迫総合支所長   藤田哲司君 石鳥谷総合支所長  菅原善幸君   東和総合支所長   菅谷一雄君 教育委員会教育部長 布臺一郎君   理事        藤原忠雅君 総務課長      伊藤徳明君   財政課長      伊藤昌俊君職務のため議場に出席した事務局職員 事務局長      高橋 靖    議事課長      久保田謙一 議事調査係長    舘下真智子   主査        高橋俊文     午前10時1分 開議 ○議長(小原雅道君) ただいまから平成31年第1回花巻市議会定例会を開会いたします。 直ちに本日の会議を開きます。 ○議長(小原雅道君) 議事日程に入るに先立ち、諸般の報告をいたします。 最初に、議長から報告いたします。 本定例会に出席を求めた方は、市長、教育委員会教育長選挙管理委員会委員長農業委員会会長監査委員であります。 次に、本定例会の付議事件は、別紙のとおりお手元に配付しておりますので、これにより御了承願います。 次に、議員派遣に関する報告でありますが、派遣第4号から派遣第6号までに基づいて実施した議員の派遣については、お手元に配付しております議員派遣に関する報告についてのとおりでありますので、これにより御了承願います。 次に、本定例会において、本日までに受理し、会議規則第134条第1項の規定により、所管の常任委員会に付託した請願、陳情は、お手元に配付してある文書表のとおりですので、報告いたします。 そのほかにつきましては、事務局議事課長に報告いたさせます。 久保田議事課長。 ◎議事課長(久保田謙一君) 御報告いたします。 監査委員から、平成30年度定期監査の結果及び工事監査の結果並びに例月現金出納検査の結果について、それぞれ報告が参っております。監査及び検査の結果につきましては、お手元に写しを配付いたしておりますので、これにより御了承願います。 そのほかにつきましては、お手元に事務報告書を配付いたしておりますので、これによりあわせて御了承願います。 ○議長(小原雅道君) 次に、行政視察報告を行います。 さきに実施いたしました行政視察の結果について、議会改革推進会議の報告を求めます。 議会改革推進会議委員長、内舘桂君。    (議会改革推進会議委員長 内舘 桂君登壇) ◆議会改革推進会議委員長(内舘桂君) 議会改革推進会議から御報告を申し上げます。 議会改革推進会議では、去る2月5日に、北上市を視察してまいりました。 私たち議会改革推進会議は、咋年8月、新たな委員で構成し、今後取り組むべき事項として、4点について確認したところであります。 第1点目は予算、決算の審査のあり方について、第2点目は開かれた議会づくりについて、第3点目は議員間討議について、第4点目は一般質問の登壇順についてであります。 これらの取り組みのうち、第1点目の予算、決算の審査に関して、本市では特別委員会を設置し、議長を除く全議員が特別委員会委員として臨んでおりますが、常任委員会活動のさらなる活性化を図る必要があるとの認識のもとに、当該審査を分科会に付託し審査をしている自治体の例がありますので、その状況を調査しようとしたものであります。 北上市議会では、平成5年から当該審査を分科会に付託する方式を取り入れており、予算・決算特別委員会は設置しますが、その審査については、各常任委員と同じメンバーで構成する分科会に分割付託し、分科会の委員長は常任委員会委員長が務め、当局からは部長、課長が出席して行われております。 審査は、3日間ほどかけて各分科会で審査しますが、分科会の最終日には討論、採決は行わず、分科会としての意見を取りまとめた上で、特別委員会に各分科会委員長から審査の経過を報告いたします。 特別委員会では、各分科会委員長からの報告後に質疑に入り、質疑終了後に討論し採決するとのことでありますが、それぞれの分科会での審査事項に対して、他の分科会に所属する委員が質問したいことがあれば、各分科会委員長から報告された後に、事前通告により質問ができ、議論を深めております。 そして、通常会議の最終日には、特別委員会委員長から審査の経過と結果が報告され、質疑、討論、採決という流れで処理されております。 この方式による審査では、常任委員会委員は所管事項に対する理解や認識を深める利点はありますが、他の分科会での関心ある事項につきましては、その審査を見ることができない欠点があると説明をいただきました。 このたびの視察では、予算、決算審査の常任委員会付託とともに、開かれた議会づくりへの取り組みについても学ぶことができました。 私たちも、議会報告会を開催し、市民からの意見をお聞きする機会を設けておりますが、北上市議会でも議員が全員参加する議会報告会の開催とともに、常任委員会がみずから企画、開催する各種団体との意見交換会などを設定し、市民等からのさまざまな声の把握に積極的に努めておりました。 また、平成29年度からは議会モニター制度を創設しており、20人以内で構成するモニター会議では、議員や当局が使う片仮名言葉がわかりづらい、ホームページの内容が詳しくない、議員はもっと政策提言してほしいなどの声が出され、議会として改善できるものはすぐに取り組むこととし、また、寄せられた声は報告集にまとめられ、市民への情報提供に努めているとのことであります。 今回の視察を通じまして、北上市の予算、決算審査を初め、常任委員会が市民の中に入り、市民の声を積極的に把握し、市民と議会との距離を近くしている様子などをうかがうことができました。 私たち花巻市議会にとって、参考にすべき点は多くあると受けとめたところでありますので、今後、整理しながら、常任委員会活動のさらなる活性化に向け、議論を重ねていくことを述べ、報告といたします。 ○議長(小原雅道君) 以上で、諸般の報告を終わります。 これより本日の議事日程に入ります。 本日の会議は、議事日程第1号をもって進めます。 ○議長(小原雅道君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。 本定例会の会議録署名議員は、会議規則第86条の規定により、議長において、11番、若柳良明君、12番、佐藤明君、13番、盛岡耕市君を指名いたします。 ○議長(小原雅道君) 日程第2、会期の決定を議題といたします。 お諮りいたします。本定例会の会期は、本日から3月19日までの20日間といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。    (「異議なし」の声あり) ○議長(小原雅道君) 異議なしと認めます。よって、会期は本日から3月19日までの20日間と決しました。 お諮りいたします。3月1日及び3月18日は休会といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。    (「異議なし」の声あり) ○議長(小原雅道君) 異議なしと認めます。よって、3月1日及び3月18日は休会とすることに決しました。 ○議長(小原雅道君) 日程第3、市長施政方針の演述を行います。 上田市長。    (市長登壇) ◎市長(上田東一君) 本日、平成31年第1回花巻市議会定例会が開催されるに当たり、新年度の市政運営に臨む所信の一端を申し述べるとともに、主要施策の概要について御説明いたします。 市民の皆様から2期目の市政を担わせていただいてから1年1カ月が過ぎようとしております。平成30年度は、私の市長としての1期目4年間の取り組みや構想が形として見えてきた年であり、本年3月には災害公営住宅エセナ跡地の広場、本市が支援している子育て世帯向け地域優良賃貸住宅の竣工が見込まれており、平成31年度においては、東和コミュニティセンター大迫中学校外構整備等、本市が移転を支援している総合花巻病院の竣工が見込まれております。西南地区への道の駅や二枚橋地区への産業用地の整備につきましては、いよいよ目に見える形で動き出します。 また、国道4号線花巻・北上間の4車線化も視野に進めている花巻パーキングエリアヘスマートインターチェンジ設置や道の駅石鳥谷の施設再編等の大型案件につきましては、事業着手に向けて取り組んでいる状況にあります。 これらの大型案件や整備実現の可否を探っている大型案件は、その計画から実現まで時間を要する大規模な内容でありますこと、さらに、花巻市立地適正化計画に基づき、近い将来に見込まれる都市機能誘導区域において事業化するものについては、国の財政支援も見込まれますことから、それらの事業については、合併特例債まちづくり基金なども利用しながら、しっかりとした計画を策定する必要があるとの認識のもと、元気なまち花巻の復活につながりますよう、市政運営に着実に取り組んでまいります。 新花巻図書館の整備につきましては、現在、JR花巻駅東口周辺のJR東日本所有地を建設場所の有力な候補地の一つとして、JR東日本と具体的な条件等について協議を進めているところであります。 JR花巻駅自由通路整備につきましては、その可否について引き続き検討を行います。 また、花巻市立地適正化計画において指定している都市機能誘導区域における民間遊休不動産や公共施設の活用によるリノベーションまちづくりについては、総合花巻病院跡地の利活用も見据えながら、リノベーションまちづくり構想の策定に向けて、公民連携の視点を加え取り組んでまいります。 子育て支援の充実につきましては、私が市長就任以来、特に重点を置いて取り組んできたところであり、引き続き安心して子供を産み育てる環境の実現を目指してまいります。 医療費助成の拡充につきましては、就学前児童の医療費全額助成現物給付化、小学生や心身に障がいのある18歳までの児童、ひとり親家庭への医療費助成に取り組んでまいりましたことに加え、昨年10月からは中学生、高校生等の医療費助成を開始したところであります。本年8月からは、子育て世帯経済的負担のさらなる軽減を図るため、新たに小学生の医療費助成現物給付化を実施いたします。なお、中学生、高校生の医療費助成現物給付化につきましては、平成32年度に向けてその可能性について検討を進めてまいります。 また、任意の予防接種に対する費用助成として、子供のインフルエンザ予防接種費用助成に加え、ロタウイルス予防接種費用の助成を行い、子育て世帯経済的負担の軽減を拡充いたします。 10月から全国的に始まる幼児教育・保育の無償化や隣接する北上市、花巻市との境界付近における大企業誘致による保育需要の増加もさらに予想されますことから、市内私立保育園など4園の施設整備を平成31年度において支援し、引き続き保育需要に応えてまいります。 園児や児童生徒にとって安全・安心で快適な環境を創出するため、市内の公立幼稚園や全小中学校の普通教室のエアコン整備に加えて、市内の公立保育園こども発達相談センターについてもエアコンの整備を進めてまいります。 保育士確保につきましては、新たに県内保育士養成学校の学生を対象とした、市内の保育施設の見学・体験ツアーを開催するとともに、市内私立保育園等の保育士等に対して実施しております再就職支援金貸与やお子さんの保育料の減免・補助、日本学生支援機構奨学金等を対象とした奨学金返済支援補助に継続して取り組んでまいります。 市内私立保育園等に対し、保育に係る周辺業務職員の雇用の経費や、年度途中の保育需要に対応するための保育士採用の経費について新たに支援してまいります。 就学に向けた支援が必要な方への奨学資金貸与制度につきましては、返還型の奨学金に加え、市内に居住することを条件とした返還免除型の奨学金制度であるはなまき夢応援奨学金を継続するとともに、平成32年度から国の奨学金制度との併用が可能となるか、そのことについて検討していきます。 大迫地域につきましては、大迫を中心とする岩手県がワインの産地であることを発信するとともに、町なかの活性化に結びつけることを目的に、ことしで3回目となる日本ワインフェスティバル花巻大迫を5月25日、26日の2日間、大迫交流活性化センター周辺を会場に開催いたします。 県立大迫高校の生徒の確保につきましては、関係機関や地域との連携による大迫地域外からの通学者に対する通学費補助や、オーストリア共和国ベルンドルフ市への派遣交流の支援を引き続き実施するほか、全国から県立大迫高校の入学生を募り、「高校生おおはさま留学生」として受け入れるための寮を確保いたします。 石鳥谷地域につきましては、道の駅石鳥谷の利便性の向上と南部杜氏の里としての魅力向上を図るため、施設再編の基本構想・基本計画を策定し、道の駅施設の設置者である国との協議も継続しながら、基本設計などに着手してまいります。 東和地域につきましては、東和コミュニティセンターの早期の供用開始に向けて、新築工事、外構工事を進めてまいります。 株式会社東和総合サービス公社につきましては、債務超過に陥っており、また、株式会社とうわ地域資源開発公社についても巨額な赤字を計上しているため、総務省からそれぞれの経営健全化方針を策定することを求められております。これを受けて、本市において第三セクターの再建について実績のある専門家の助言を得ながら、それぞれの経営健全化方針の策定を現在しております。 まず、株式会社とうわ地域資源開発公社につきましては、東和温泉などの売り上げ低迷により、平成28年度及び平成29年度の決算において、それぞれ多額の損失を計上しており、厳しい経営状況にあり、老朽化した施設の改修等ができない状況となっております。同社が経営する東和温泉は、平成8年に北上山地において初めての温泉施設として東和町民の健康増進を図り、また娯楽のために設置した施設であり、自来、東和地域の市民を初めとする市民の健康増進や娯楽施設として活用されている施設であります。 また、東北横断自動車道釜石秋田線が本年3月に全線開通することから、無料区間である東和インターチェンジを乗降口とする交通量の拡大が予想され、それに伴い道の駅とうわを含む同社の施設の多くが観光客に利用されることも期待されているところであり、同施設が市民の健康や娯楽施設として、また、東北横断自動車道釜石秋田線、釜石花巻間の起点である観光施設としてさらに重要となってきていることから、本市が6,502万円の増資に応じ、老朽化した施設の改修等を行うこととし、平成31年度予算案において、当該増資のための予算を計上しております。 なお、同社の平成28年度及び平成29年度の決算上の赤字については、同社設立以来、平成27年度まで固定資産の減価償却が不十分であったことに伴い、固定資産の簿価が過大となっており、平成28年度からそれぞれの年度において適正な減価償却を計上してきたことが大きな要因でありますことから、同社設立から平成27年度までの未償却分を平成30年度決算において一括計上し、固定資産の簿価を引き下げ、平成31年度以降、毎年度における固定資産減価償却額を減らすことにより、老朽化した施設の改修及び専門家の助言を受けて行う営業の強化とあわせて、同社の早期の黒字化を図ることとしております。 また、株式会社東和総合サービス公社については、平成29年度の決算において債務超過となるなど、厳しい経営状況になっております。同社においては車両購入コストが高く、車両の購入や運転資金等の借り入れが多額になり、その返済負担が大きくなっております。その中で、同社は本市交通施策である東和地区、大迫地区におけるスクールバス、東和地区における予約乗り合いバス、花巻市街地における循環バス星めぐり号の運行を行っており、平成31年度においては、矢巾町に移転が予定されている岩手医科大学附属病院と本市を結ぶ連絡バスの試験運行を担うことも想定されているところであります。 同社の赤字の原因は、市から委託されているバス運行に伴う収入は十分にあり、それが先ほど申し上げましたように、さらに増加することになるものの、営業力の不足などを原因とする貸し切りバス部門の不振によるものであります。 同社は先ほど申し上げましたとおり、本市の公共交通の施策を実施する上で極めて重要な役割を担っていることから、同社に対し本市が5,500万円の増資を行い、金融機関からの借入金を全額返済し、負債による負担を減らすとともに、今後、専門家の助言を得ながら、貸し切りバス部門を強化、あるいは将来見直すことにより、市の委託部門とあわせ黒字転換することを図っていきたいと考えております。 市債につきましては、将来にわたって使用される公共施設整備の財源として発行し、後年度一定期間償還していくことによって、住民世代間の負担の不公平を解消する機能を持っているとされているところであります。加えて、金利が極めて低い状況にあること、さらには合併特例債の発行については期間が限定されていることから、今後とも有利な市債の発行を優先してまいります。 財政調整基金につきましては、将来にわたって財源不足による行政サービスの低下が生じることのないよう備えること、また、大規模災害の発生等に備えるため、その残高の確保をしていくことが必要であります。 しかしながら、国において地方における財政調整基金残高が大き過ぎるとして問題視する見解もありますことから、本市においては、財政調整基金ではなく、まちづくり基金の積み増しを優先するとともに、近い将来においては、財政調整基金の一部を財源として、公共施設の長寿命化等に充てるための新たな基金をつくることも検討いたします。 次に、平成31年度に新たに実施、もしくは拡充いたします事業を中心に主要施策につきまして御説明いたします。 経営コストの削減や生産性の向上への効果が見込まれる農業用ICT(情報通信技術)等の導入の取り組みにつきましては、市が設置しているGPS地上基地局、これ、なかなか片仮名言葉以外の言葉が出てこないのですけれども、この基地局を活用した農業用機械の自動操舵システムなどの導入、そして農業用ドローン操縦の技能取得に係る費用に加えて、農業用ドローン本体の導入を支援し、その普及啓発に努めてまいります。 森林林業につきましては、平成31年度税制改正において創設される予定となっております(仮称)森林環境譲与税について、他市町村の、県内であるかどうかわかりませんが、県外の他市町村の一部に見られる、将来の活用に備えた基金への積み立てではなく、当市においては年度中に活用することを原則とし、平成31年度は森林資源を把握解析した情報と森林の土地所有者等の情報が反映された林地台帳の情報を整備し、ICT技術、情報通信技術を活用したスマート林業を構築いたします。 また、森林経営を推進するため、森林経営計画作成の支援や作業道の路網の整備、森林経営計画を作成する森林施業プランナーの育成に対する支援、地域の里山整備への支援等、森林林業の再生に向けた取り組みを進めてまいります。 工業の振興につきましては、県南地域での設備投資や事業拡張等の動きが活発化している自動車や半導体の関連産業を初めとする分野に、市内企業の参入を促すための情報収集や発信を随時行うほか、新規参入に伴う製品・技術の開発や取引先の開拓等に向けて、市内企業の課題を的確に捉えた支援を行ってまいります。 一般社団法人ビジネスサポート花巻との協働により、新たな産業の創出や企業への支援体制の強化・向上に積極的に取り組んでまいります。 商業の振興につきましては、それぞれの中心市街地における商業団体みずからが自立的・持続的な事業やイベントを引き続き支援するとともに、花巻地区中心市街地における既存店舗や空き店舗の物件調査を行い、遊休不動産の利活用に加えて、事業承継に係る支援も行ってまいります。 消費税率が10月から10%に引き上げられることに伴い、国の施策に応じ、低所得者やゼロ歳から2歳児がいる子育て世帯の消費に与える影響を緩和するため、10月から使用できるプレミアム付商品券の販売についての施策を行ってまいります。 また、国では10月から来年6月まで、中小・小規模店舗においてキャッシュレス決済を行った際に、最大5%分のポイントを消費者に還元するとともに、事業者に対してはキャッシュレス決済端末の導入経費を全額支援する取り組みを行うことから、広く市民や事業者の皆様に対してこのような制度の周知を行い、事業者や市民の皆様がこの施策によるメリット、この施策による還元、これを享受できるようにキャッシュレス決済の推進に取り組んでまいります。 平成30年、本市への観光客入り込み数は約201万人となっており、その内訳を見ますと、国内観光客が減少している一方で、外国人観光客は約5万人と前年対比で約108%と着実に増加しており、今後もこの傾向は続く。国内の旅行客、観光客については、人口構成によって高齢化が進むということも含めて減少傾向が進むであろうということからしますと、訪日外国人観光客の受け入れが花巻の観光にとってさらに重要となってきております。 今後においても、国の補助金等を活用しながら、台湾や中国など、海外旅行エージェントの招請や現地でのPR、SNSを活用した情報発信などのプロモーション活動等に取り組むほか、平成31年度においては公共施設におけるキャッシュレス決済や音声翻訳機の配備を進めることとし、平成31年度予算案に計上したところであります。 花巻空港の利用促進につきましては、昨年8月より花巻空港初の国際定期便として運航が始まった台湾便に続き、本年1月30日からは新たに上海便が就航し、中国有数の大都市である上海と花巻が直行便で結ばれましたことから、中国本土など、アジア圏からの旅行者のさらなる増加に向けて、空港所在都市として岩手県や関係団体と連携し誘客促進に取り組んでまいります。 花巻産のブドウやリンゴを活用したワインやシードル等の果実酒につきましては、日本財団の補助金に加えて、市のワイナリー整備補助金の活用などにより、市内で4番目のワイナリーが設立される予定となっており、現在建設がなされております。市としましては、今後も醸造新規参入者に対する支援を行い、あわせて花巻産ワインの販路拡大とワイン産地としての認知度向上に向け、首都圏でのプロモーションイベントの開催や、昨年から実施しておりますワインツーリズムにも取り組んでまいります。 企業誘致につきましては、市内団地の分譲可能な用地が残り少なくなってきたことから、第一工業団地隣接地に取得した産業用地の整備を進め、早期分譲を目指してまいります。 また、県南地域では半導体関連産業、自動車関連産業において積極的な設備投資が行われており、こうした需要に対応していくため、花巻パーキングエリアでの設置を検討しているスマートインターチェンジと連動し、花南地区における企業立地の可能性について検討してまいります。 岩手県では、人口減少に歯どめをかける、あるいは県内の産業振興という観点からも高卒者の県内就職率向上を図ることとしております。岩手労働局がまとめた平成30年3月卒の県内全般の高卒者の県内就職率は66%にとどまっており、現在、県が策定を進めているいわて県民計画(2019~2028)第1期アクションプランにおいて、県内全体の高卒者の県内就職率の目標値を84.5%に設定する、これは極めて野心的な目標であると評価されていると伺っております。 本市においては、平成30年3月卒の管内高校生の県内就職率が85.2%であり、予定される岩手県のアクションプランの目標値を既に上回っている、そういう状況にあります。この状況において、高卒者の一部に首都圏もしくは仙台圏への就職を希望する傾向があること、そのことを考えますと、花巻の管内の県内就職率85.2%というのは、実は、ほぼ上限に近い県内就職率になっているものでないかと考えております。 したがいまして、本市では、市内の各高校を対象とする市内事業所説明会の実施や学校訪問を含む進路動向の把握などを通じ、地元高校生の高い県内就職率を維持する、そのことを目標とすべきだろうと考えておりまして、その上で、県内の大学や専門学校の卒業生に市内就職を促すための市内事業所見学会の継続実施や、市内企業へのインターンシップを行う学生に対する交通費助成を通じ、県内の大学生及び専門学生の地元就職への意識の醸成と地元就職率の向上や、県外で学ぶ大学生や専門学校生のUターン促進の取り組みを維持・拡大していく必要があると考えております。 UIJターン者の受け入れにつきましては、本市独自のUIJターン者就業奨励金を企業及びUIJターン者に利用していただいておりますが、平成31年度から国の地方創生推進交付金事業として創設されるわくわく地方生活実現政策パッケージを市としても推進するとともに、本市独自のUIJターン者就業奨励金制度と国のわくわく地方生活実現政策パッケージとの調整を図り、首都圏を初め、県外から本市へのUIJターン者の増加につながるよう取り組んでまいります。 道路環境の充実につきましては、山の神諏訪線や寺林線、上町花城町線、城内大通り一丁目線等の幹線道路の整備を促進するとともに、橋梁の点検や補修事業を進めてまいります。 また、先ほども申し上げましたが、西南地区への道の駅設置に向けて施設整備を進めてまいります。 花巻パーキングエリアヘのスマートインターチェンジ整備につきましては、先ほども申し上げましたが、国道4号線花巻北上間4車線化早期実現を目指し、引き続き国に強力に要望するとともに、関係機関や民間団体で構成される花巻パーキングエリアのスマートインターチェンジ整備に関する地区協議会を平成31年度の早い時期に設立し、国土交通省、岩手県、ネクスコ東日本、花巻市で昨年の8月10日以来開催してきました準備会は完了しております。その上で、この地区協議会を平成31年度の早い時期に設立し、事業計画等に関する検討・調整の上、スマートIC実施計画書を策定し、これを国等へ提出し、早期の新規事業採択を目指してまいります。 公共交通につきましては、旧4市町の中心地を結ぶ基幹公共交通の維持を図るとともに、各地域内の交通につきましては、民間事業者による支線バス路線の維持が困難となった場合には、予約に応じた効率的な運行が可能な予約乗り合いバスを導入し、交通手段の確保に努めてまいることとし、本年9月末には民間事業者の支線バス路線の廃止が見込まれている笹間地区と、隣接する太田地区、それを合わせた西南地区、隣接する南中根子も対象になる可能性はございます。その地域において、予約乗り合いバスの導入を進めてまいります。 住宅の安定確保につきましては、仲町地内に整備された子育て世帯向け地域優良賃貸住宅に引き続き、民間の希望がなければできませんが、地域優良賃貸住宅などの民間活力を生かした住宅整備の可能性についても検討してまいりたいと考えております。 下水道整備区域外の浄化槽につきましては、個人設置型による浄化槽整備を推進してまいります。 水防体制につきましては、北上川流域で輪番制により開催している北上川上流合同水防演習を本市で開催し、水防技術の向上を図ってまいります。 また、将来の堤防整備の要望を継続するとともに、当面の対策として、国に対し、北上川の河道掘削、樹木伐採などを引き続き要望し、早期の実現を図っていきたいと考えております。 消防力の強化につきましては、消防団員の減少に伴い、組織体制を維持することが困難となっていることから見直しを行っており、本市としては消防団の意向を踏まえながら消防団組織の再編を支援するとともに、入団しやすい環境づくりを推進し、地域防災力の強化に努めてまいります。 高齢者福祉の充実につきましては、介護サービスを安定的に提供できるよう、地域密着型サービス基盤の整備を進めるとともに、引き続き介護サービスに携わる人材確保対策に取り組んでまいります。 障がい者支援の困難事例等が増加している中で、総合相談・専門相談に対応するため、地域における相談支援の中核的な役割を担い、関係機関との連絡調整機能を持つ基幹相談支援センターを花巻市役所の中に設置いたします。 障がい者の重度化・高齢化・親亡き後を見据えた居住支援体制の整備に向け、花巻市地域自立支援協議会と連携し、地域生活支援拠点等の設置に向けた検討を進めてまいります。 退院直後の母子に対して心身のケアなどを行う、本市独自の施策である産後ケア事業につきましては、先日も関係者の方々と対談いたしましたが、子育て世帯の方々に大変好評と認識しております。利用料につきましては、昨年4月からの生活保護世帯の無料化に加え、本年4月から非課税世帯についても無料化し、さらに利用しやすい体制を整えてまいります。 岩手医科大学附属花巻温泉病院は3月末をもって閉院することとなりますが、高度医療を担う本県唯一の特定機能病院である岩手医科大学附属病院は、9月21日に予定されている矢巾町への移転によって花巻市との距離が近くなり、小児科、産婦人科の外来も設置されるということが発表されましたが、総合花巻病院など市内の病院や診療所との連携がますます期待されているところであります。 病院利用者の利便性を確保する観点から、本市と矢巾町の附属病院を結ぶ新たな連絡バスを1年間、試験的に運行いたします。これにつきましては、岩手医科大学からの要望も受けているところでありまして、話し合いの中で、そのような細目について今調整をしているというところでございます。 学力向上の取り組みとして、新たに小学5・6年生全員を対象とした、漢字能力検定助成を実施いたします。 新学習指導要領に基づく外国語教育に対応するため、小中学校を訪問する外国語指導助手(ALT)を増員し、生徒の表現力やコミュニケーション能力の向上等を図ってまいります。 また、中学生の英語力向上を図り、コミュニケーション能力を育成するため、平成29年度から実施しております英語検定受検料の助成は、年々合格率が向上するなど、その効果が認められますことから、新年度も引き続き実施してまいります。 大迫中学校改築事業につきましては、平成28年度から校舎棟や屋内運動場棟の改築等を行い、新年度において、自転車置き場や屋外環境整備等の実施により、全ての事業が完了いたします。 少子化による児童生徒数の減少や施設の老朽化等、教育環境の変化による課題が生じておりますことから、市民の皆様の意見も教育委員会のほうでお聞きしたところでございますが、そのような意見を反映した花巻市立小中学校における適正規模・適正配置に関する基本方針を策定するとともに、各校の実情に応じて具体的な対応に着手してまいりますほか、学校施設の将来を見据えた改修の手法や見込まれる費用等をまとめた学校施設長寿命化計画の策定を進めてまいります。 教職員の労働環境につきましては、市教育委員会により教職員の勤務時間をしっかり把握し、学校と連携しながら勤務環境の改善を進め、教職員の過重勤務の大きな要因となっている部活動の適正化に向けた見直しを図るとともに、部活動指導員を配置するなど業務改善に努めてまいります。 学校給食につきましては、施設の老朽化等の諸課題を抱えていることから、今後も安心・安全な学校給食を提供するため、管理運営体制の構築を目指してまいります。 国際姉妹都市・友好都市との交流につきましては、アメリカ合衆国、オーストリア共和国の「復興『ありがとう』ホストタウン」として、2020年東京オリンピック・パラリンピックに向けた交流事業を行ってまいります。 スポーツ振興につきましては、平成32年度に北関東を中心として開催される予定でありました全国高等学校総合体育大会ハンドボール競技が、東京オリンピック・パラリンピックの関係で北関東だけではできないということで本市で開催されることが決定したことに伴い、市役所内にインターハイ準備室を新設し、その開催準備を進めてまいります。 宮沢賢治童話村で開催しております童話村の森ライトアップ、イーハトーブフェスティバルにつきましては、SNSを通じて県内外においても大変好評なため、ことしも継続して実施してまいります。 昨年度は民間主催のコンサートの開催もされましたけれども、このような動きについては今後も当市としても支援していきたいと考えております。 4月に施行されます改正文化財保護法に基づく文化財保存活用地域計画の策定に向け、未指定を含めた市内の文化財の調査を新たに実施してまいります。 花巻城跡につきましては、本年度に引き続き、この本丸の内容確認調査を実施いたしますとともに、市指定文化財の花巻城内伊藤家住宅の傷みが激しいことから、緊急的な修復に向けた設計を行ってまいります。 本市への移住・定住を進めるため、移住者に対する情報提供環境の整備や支援制度の充実など、移住・定住の受け入れ環境を整備してまいります。 県外からの移住者や、県内から移住して農業に従事することを希望する方に対して、住宅取得または賃借契約時に必要となる経費や、空き家バンク登録物件を含む中古住宅の改修経費、生活用品購入等の経費の一部を支援する定住促進住宅取得等補助金につきましては、今月より、市内業者による改修経費の補助率を2分の1から10分の10に拡大し、多くの移住者、そして市内利用者の皆様に利用していただけるよう支援を進めてまいります。 また、子育て世帯への住宅取得に対する奨励金制度については、多くの利用者がありますことから、さらに周知を進め、子育て世帯の市内への定住を促進いたします。 慶應義塾大学湘南藤沢キャンパス研究所の助言・協力のもと、地域課題の解決方法やプロジェクトを研究・実証することを目的にプロジェクトチームを昨年8月に市役所内に立ち上げております。より高度な地域課題の解決方法を研究・実践するため、4月から慶應義塾大学大学院に市職員2名を大学院生として研修派遣いたします。 コミュニティ会議につきましては、引き続き市民の皆様との懇談を行いながら、今後の地域自治の進め方について検討してまいります。 男女共同参画の浸透につきましては、男女共同参画推進員による出前講座や、LGBT(性的少数者)の理解促進、DV防止、ワーク・ライフ・バランスの推進を図るためのセミナーの開催や情報提供などにより、男女共同参画の一層の推進に取り組んでまいります。 花巻市まちづくり総合計画の第2期中期プランが平成31年度において最終年度を迎えることから、平成32年度から4年間を計画期間とする第3期中期プランを市民参画のもと実施・策定してまいります。 また、花巻市まち・ひと・しごと創生総合戦略につきましても、平成31年度までを計画期間としていることから、国の施策を注視しながら、第2次花巻市まち・ひと・しごと創生総合戦略を策定してまいります。 納税者の利便を図るため、平成32年度からの市税のクレジットカード納付の導入を目指し、準備を進めてまいります。 40年先を見据えた公共施設マネジメント計画(基本方針編)に基づき、現在策定しております公共施設マネジメント計画(実施計画編)により、今後5年間の公共施設の更新・統廃合や長寿命化等を計画的に推進してまいります。 以上、私の平成31年度市政運営の方針と主要施策の概要について申し述べさせていただきました。 市民、市議会議員の皆様の御理解と御協力を心からお願い申し上げ、私の所信表明といたします。 ○議長(小原雅道君) 以上で、市長施政方針の演述を終わります。 ここで11時20分まで休憩いたします。     午前11時7分 休憩     午前11時20分 再開 ○議長(小原雅道君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 ○議長(小原雅道君) 日程第4、教育委員会教育長演述を行います。 佐藤教育委員会教育長。    (教育長登壇) ◎教育長(佐藤勝君) 平成31年第1回花巻市議会定例会に当たり、教育委員会の主要な施策について御説明申し上げ、御理解を賜りたいと存じます。 本市の教育の振興につきましては、議員各位を初め、学校、家庭、地域の方々など、多くの関係者と市民の皆様の御理解、御協力によりまして、子供たちの健やかな成長が図られておりますことに心から感謝を申し上げます。 本市の未来を担う子供たちを心身ともにたくましく育てることが教育委員会の役割であるとの認識のもと、諸施策を積極的に展開してまいります。 以下、教育施策の重点事項について申し述べます。 初めに、子育て支援の充実についてであります。 平成29年度において、過去最高となる96名の待機児童が発生したことを受け、市内私立保育園等に対し、これまで児童の受け皿となる教育・保育施設などの新設や増設の支援、その運営に欠かせない保育士の確保を支援するため、再就職支援金貸与や保育料の減免・補助、奨学金の返済支援のほか、保育士養成校の学生を対象とした市内保育施設の見学・体験ツアーも実施してまいりました。その結果、復職した保育士が2月20日現在で16人となるなど、取り組みの成果があらわれてまいりましたことから、市内私立保育園等に対するこれらの取り組みを継続するとともに、新たに環境整備等を行う園務員の雇用に対する経費の補助も実施してまいります。 また、本年10月から全国的に始まる幼児教育・保育の無償化に適切に対応するとともに、無償化や隣接する北上市への大企業誘致による保育需要の増加も予想されますことから、引き続き市内私立保育園4園の施設整備を支援し、保育需要に応えてまいりますとともに、平成31年度において策定を行う、32年度から36年度までの5年間を計画期間とする次期「イーハトーブ花巻子育て応援プラン 花巻市子ども・子育て支援事業計画」において、保育需要を適切に見込むことで待機児童対策を推進してまいります。 学童クラブにつきましては、平成30年度に各学童クラブの保育料や支援員の処遇などについて調査を行ったところですが、地域による運営状況の違いが大きいため、市内一律に運営方法を統一することが現状では難しい状況であることから、花巻市内学童クラブ連絡協議会と意見交換を行いながら、モデルケースの作成と指針の改定を行ってまいります。 家庭の教育力向上につきましては、子育てに関する時勢を捉えた子育て講演会の開催や、子育てに関する情報紙ニコニコガイドの配布などにより、子育て世帯や地域へ広く情報を発信してまいります。 また、保護者が保育士の仕事を体験するニコニコせんせい体験や、家族でのニコニコチャレンジを継続し、家庭における子供たちの基本的生活習慣の定着の取り組みをサポートしてまいります。 就学前教育の充実につきましては、保育園、幼稚園、認定こども園、小学校が連携し相互理解を深め、学びの連続性を考慮した保育・教育の充実をさらに推進するため、花巻市就学前教育プログラムに基づく就学前教育推進計画を引き続き推進し、社会全体で力を合わせ、「元気な子ども」「やさしい子ども」「考える子ども」の育成を目指してまいります。 また、保育・教育の質を高めるため、保育技術研修会及びはなまき保育・教育一体研修事業に引き続き取り組んでまいります。 幼稚園における幼児教育につきましては、花巻幼稚園が国立教育政策研究所教育課程研究センターの研究指定を受け、進めておりました新幼稚園教育要領における教育課程の研究の成果を市内の幼稚園などに広め、日ごろの教育・保育に生かせるよう努めてまいります。 発達におくれが見られるなど、特別な支援を要する幼児への支援につきましては、こども発達相談センターを核とした取り組みを引き続き実施してまいります。 さらに、公立幼稚園及び保育園のエアコン設置につきましては、児童の健康を守るという観点から、7月までの設置を目指し整備を進めてまいります。 次に、学校教育の充実について申し上げます。 学力の向上につきましては、平成30年度における本市の児童生徒の状況から、着実な成果を見ることができました。 特に中学校の英語では、平成29年度から実施しております英語検定料の助成により、英語検定受検者数や3級以上の検定合格者数が実施前に比べて大幅に増加している状況にあります。 ただ、一方では、数学など課題の見られる教科もありますことから、今後も「わかる授業」の提供と、授業を補充する学習シートの活用による基礎学力の向上に取り組むとともに、家庭学習の一層の充実により、確かな学力の定着を図ってまいります。 新学習指導要領への対応につきましては、本市教育研究所における先行研究の結果を各校に普及してまいることと合わせ、外国語教育につきましては、平成32年度から小学校5年、6年生において教科化されることから、円滑な移行のため、小学校3年生以上の外国語活動の授業時数をふやし、国の計画を1年前倒しで実施するとともに、小学校外国語指導助手を増員し、学級担任とのティームティーチングにより指導体制の充実に努めてまいります。 また、プログラミングを体験しながら論理的思考力を身につける学習活動が新たに導入されるため、教育研究所においてプログラミング教育の指導法を研究・実践し、その成果を学校へ浸透させるよう取り組んでまいります。 学力の基礎となる読む力・書く力を高め、家庭学習の動機づけ、習慣づけを図るため、小学校5年、6年生全員を対象として漢字能力検定の全額助成を行います。 中学校においても、英語の表現力を伸ばすため、外国語指導助手(ALT)を増員し、コミュニケーションを図る資質・能力を育成してまいります。 さらに、授業においてICT機器を効果的に活用することで、児童生徒の学習への興味関心を高め、もって学力の向上を図っていくため、ICT機器を活用した教科指導の手法や機器整備の考え方をまとめた基本方針の策定にも取り組んでまいります。 体力の向上につきましては、体力向上実践推進事業により、指定校による実践を支援してまいります。小学生については、まだ基礎体力がやや低い水準にありますことから、望ましい運動習慣の形成に向けて、基礎運動を楽しいと感じ、遊びの延長として運動に取り組むことができるよう指導法の改善に引き続き取り組んでまいります。 豊かな人間性の育成につきましては、郷土を愛し、その復興・発展を支える人材を育成することを目指す、いわての復興教育に引き続き取り組んでまいりますとともに、地域体験学習やボランティア活動などとの連携を図ることで、キャリア学習支援事業の充実を図り、子供たちのみずから学び、考え、主体的に判断し、よりよく問題を解決する力を育成してまいります。 児童生徒の虐待防止につきましては、学校等で虐待が疑われる事案が発覚した場合、速やかに福祉事務所へ通告または相談するとともに、関係機関との連携強化を図り、教育委員会内においても情報を共有しながら、児童生徒の安全の確保に対応してまいります。 また、学校管理職や生徒指導担当教員を対象とした虐待対応のための研修会を引き続き開催し、意識の共有を図るとともに、迅速で適切な対応をするための学校体制を構築してまいります。 いじめ問題につきましては、花巻市いじめ防止等のための基本的な方針に基づき、花巻市いじめ問題対策連絡協議会を開催し、関係機関との連携強化を図るほか、いじめ問題対応マニュアルによる校内の実効的な組織体制づくりを推進するとともに、児童生徒が主体となった活動を通して共感的な人間関係を育む集団づくりを進めてまいります。 特に、中学校では平成31年度から教科に加わる道徳の授業において、生徒がみずから考え、議論することで道徳性を育み、よりよい学校生活を送ることができるよう指導を充実してまいります。 個に応じた支援体制のうち、特別支援教育につきましては、障がいのある者と障がいのない者がともに学ぶ仕組み、いわゆるインクルーシブ教育を推進してまいります。その際、合理的な配慮のもと、児童生徒に対しては、ふれあい共育推進員やことばの教室巡回指導員の配置を継続し、個に応じたよりきめ細やかな支援を実現するとともに、担当教員や保護者に対しては、教育相談員による巡回相談などの支援体制を維持してまいります。 また、学校適応支援につきましては、教育委員会事務局内にスクールソーシャルワーカーを引き続き配置するとともに、生徒支援員による不登校児童生徒への対応、教育相談員による専門的な相談の実施、適応指導教室風の子ひろばにおける通級指導を通して、学校の対応だけでは解決が困難な児童生徒、保護者に直接的な支援を行い、保護者の理解と協力を得ながら不登校等の解消を図ってまいります。 教育環境の充実のうち、社会に開かれた教育課程の推進につきましては、学校、家庭、地域住民等がそれぞれの役割と責任を自覚しつつ、地域全体で教育に取り組む体制づくりを構築するため、引き続き学校と地域をつなぐ地域コーディネーターを中心とした学校地域連携事業を実施してまいります。 また、小学校と中学校の連携につきましても、小中連携強化事業を継続して実施し、小中学校の教育課程の円滑な接続による中1ギャップの解消に取り組むなど、その充実に努めてまいります。 児童生徒の安全の確保につきましては、関係機関やスクールガード、PTA、地域の方々の御協力をいただき、通学路の安全確保に努めるとともに、携帯電話やスマートフォン等、情報機器の使用によるトラブルの増加や、ゲーム依存症の問題が発生しておりますことから、小中学校における情報モラル教育の一層の推進を図ってまいります。 学校における働き方改革に係る取り組みにつきましては、教職員がこれまでの働き方を見直し、日々の生活の質や人生を豊かにすることで、みずからの人間性や創造力を高めることにより、子供たちに対して効果的な教育活動ができるよう、多忙化解消対策会議において、教職員の負担軽減に向けた取り組みを検討し、花巻市校長会との連携のもと、業務改善を図ってまいります。 また、今年度モデル校に配置した部活動指導員を全中学校に配置することとあわせ、部活動の在り方検討会議において部活動の意義や活動のあり方についての基本的な考えを共有した上で、保護者や競技団体の理解を得ることに努め、部活動に伴う教員の負担を軽減し、勤務時間の適正化を図ってまいります。 教育環境の整備につきましては、児童生徒の安全と快適な教育環境を創出するため、小中学校の普通教室へのエアコンの設置を進めるほか、大迫中学校外構整備等を継続してまいります。 また、少子化における児童生徒数の減少や施設の老朽化等、教育環境の変化による課題が生じておりますことから、望ましい教育環境についての基本方針を策定し、その考えに基づいて将来及び現在の保護者の方々並びに地域の方々との協議を行い、子供たちにとってよりよい教育環境の構築に取り組んでまいります。 学校給食事業につきましては、学校教職員の多忙化解消及び収納事務の合理化と保護者の負担軽減を図ることを目的として、平成32年度から学校給食費の管理を市が行う公会計化へ移行するため、制度運用のための準備を適切に進めてまいります。 また、調理等業務につきましては、学校給食調理等業務運営方針に基づき、順次民間活力を取り入れ、安定的な学校給食の提供に努めてまいりますほか、安全で安心な学校給食を供給し続けるため、施設のあり方について引き続き検討を進めてまいります。 奨学金につきましては、平成28年度から実施しておりますふるさと保育士確保事業補助金及びふるさと奨学生定着事業補助金、平成29年度新規貸与分から実施しておりますはなまき夢応援奨学金を継続して実施するとともに、利用者にとってより使いやすい制度となるよう今後も改善に努めてまいります。 次に、文化財の保護と活用についてであります。 本年4月の文化財保護法の改正施行により、文化財の保存と活用がますます重要となりますことから、同法に基づく文化財保存活用地域計画の策定に向け、市内の未指定を含む文化財の調査を新たに実施し、本市の文化財の特性や保存活用に係る課題等を整理してまいります。 また、国指定の天然記念物、花輪堤ハナショウブ群落につきましては、引き続き指定地内の植物調査等を実施し、保存管理に係る基礎資料を整備してまいりますほか、花巻城跡につきましては、引き続き本丸跡の内容確認調査を行うとともに、これまでの調査成果を踏まえながら花巻城跡保存計両の策定に向けた検討を行ってまいります。 民俗芸能につきましては、早池峰神楽のユネスコ無形文化遣産登録10周年を記念し、郷土芸能鑑賞会の開催にあわせ、岳神楽と大償神楽の公演を実施いたしますほか、国の記録作成等の措置を講ずべき無形の民俗文化財に選択されております石鳩岡神楽・土沢神楽につきましては、調査事業の最終年度として調査報告書を刊行いたします。 また、郷土芸能鑑賞会や青少年郷土芸能フェスティバルなどの開催などを通じて、芸能団体の伝承活動への支援を継続してまいります。 埋蔵文化財につきましては、総合文化財センターに収蔵しております出土文化財の再整理と、展示会や体験学習会などを通じた普及啓発事業を引き続き実施してまいります。 博物館につきましては、ことし開館15周年を迎えますことから、記念事業といたしまして、発掘された日本列島展を文化庁と共同で開催いたしますほか、花巻の学問の発展に貢献し、偉大な先人を数多く輩出するきっかけをつくった松川滋安に関する展示など、5つの企画展を開催いたします。 また、本市の先人である斎藤宗次郎の生涯をつづった日記を含む多種多様な資料につきましては、極めて貴重なものでありますことから、劣化を防ぐための脱酸性処理とデジタル化に取り組んでまいります。 現在休館中となっております東和ふるさと歴史資料館につきましては、新たに建設される東和コミュニティセンターにおいて資料の一部を展示する予定としております。 以上、教育委員会の施策の概要について申し上げました。 保育園・こども園・幼稚園を核とする子育て環境の充実、教職員の多忙化解消と学力の向上を目指した学校教育の充実、文化財保護法の改正に伴う文化財保存活用地域計画の策定、そして、博物館の開館15周年記念企画展などによる文化の振興により、本市の教育がより豊かに充実、発展していくよう、これらの施策を着実に実施してまいりたいと存じます。 議員の皆様並びに市民の皆様の御理解と御協力をお願い申し上げます。 ○議長(小原雅道君) 以上で、教育委員会教育長演述を終わります。 ○議長(小原雅道君) 日程第5、行政報告を行います。 上田市長。    (市長登壇) ◎市長(上田東一君) 行政報告を申し上げます。 初めに、2018台北マラソン及び台北市訪問についてであります。 平成30年12月7日から10日にかけて、台湾台北市を訪問いたしました。これは、台北市体育局長からの招待を受け、第6回イーハトーブ花巻ハーフマラソン大会の男女優秀選手各1名と抽選による選手2名、計4名のランナーとともに台北マラソンに参加するとともに--私は走ってはいませんけれども--関係企業を訪問し、これまでの御礼と今後の誘客に関してお願いをしてきたものであります。 12月8日は、選手とともにマラソンコース見学の後、台北市主催の招待選手歓迎レセプションに参加いたしましたが、当市のほか上海市、静岡市、松山市、千葉市、遠野市などの代表及び招待選手等、約100人が出席し大歓迎を受けてまいりました。 翌9日の台北マラソン当日は、あいにくの雨天となりましたが、スターターを務めさせていただきました。 台北マラソンの翌日10日には、花巻ハーフマラソン大会の特別協賛社であるタイガーエア台湾本社を訪問し、協賛及び日ごろの送客に対する御礼を申し上げ、より一層の送客をお願いいたしました。また、台湾定期便の主催旅行会社であるezTravel(イージートラベル)社の最高幹部と意見交換し、情報交換をしてまいりました。大変有意義な情報交換だったなというように感じております。 台北マラソンの歓迎レセプションで同じテーブルとなった中国上海市体育局長へ上海浦東(プードン)国際空港といわて花巻国際空港を結ぶ国際定期便、まだ決定されておりませんでしたが、そのような国際定期便が就航される予定があるということをお話ししたところ、上海市体育局長からは、上海マラソンとイーハトーブ花巻ハーフマラソンとの連携の可能性についてお話をいただきました。年が明け、上海市体育局長から私宛てに、ことし11月に開催される2019上海マラソンの招待状が届きましたので、出席する方向で調整したいと考えております。 中国東方航空による花巻空港と上海を結ぶ定期便も1月30日にスタートしたことから、上海市との交流も含めて今後検討を進めてまいりたいと考えております。 次に、災害公営住宅の店舗決定についてであります。 災害公営住宅シティコート花巻中央、いよいよ完成が間近になっており、入居予定者も今決まってきている段階でございますが、上町棟1階に整備する店舗につきましては、昨年度実施したプロポーザル方式により決定した株式会社ローソンと1月15日に賃貸借契約を締結し、オープンの4月4日に向けて看板設置や内装工事を行っております。 次に、子育て世帯向け地域優良賃貸住宅の募集状況についてであります。 子育て世帯向け地域優良賃貸住宅は、株式会社北日本土地が昨年11月から工事に着手しており、3月31日に完成する予定となっており、これにつきましては、市及び国が補助をしております。 4月1日からの入居開始に向けて、入居者の募集を昨年12月17日から1月13日まで行ったところ、35件の応募をいただいたことから、抽せん会を1月14日に行い、子育て世帯10世帯の入居者を決定したと伺っております。この花巻中央地区について、住宅の需要があるということについて、改めて認識をしたところでございます。 次に、花巻市地域おこし研究所職員の慶應義塾大学大学院合格についてであります。 慶應義塾大学湘南藤沢キャンパス研究所の助言及び協力のもとで、昨年8月に立ち上げたプロジェクトチーム「花巻市地域おこし研究所」において、現在、職員が地域課題の解決に向けたプロジェクトの企画開発・研究をしておりますが、このたび、研究所の2名の職員が慶應義塾大学大学院に合格しました。 4月から日本有数の慶應義塾大学大学院に研修派遣することにしており、より高度な地域課題の解決方法を研究・実践することとなります。 以上で、行政報告を終わります。
    ○議長(小原雅道君) 以上で、行政報告を終わります。 ○議長(小原雅道君) 日程第6、議案第1号花巻市副市長の選任に関し同意を求めることにつきましては、会議規則第36条第3項の規定により、委員会付託を省略し、直ちに審議いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。    (「異議なし」の声あり) ○議長(小原雅道君) 異議なしと認めます。よって、日程第6、議案第1号花巻市副市長の選任に関し同意を求めることについては、委員会付託を省略し、直ちに審議することに決しました。 ○議長(小原雅道君) 日程第6、議案第1号花巻市副市長の選任に関し同意を求めることについてを議題といたします。 提出者から説明を求めます。 上田市長。 ◎市長(上田東一君) 議案第1号花巻市副市長の選任に関し同意を求めることについてを御説明申し上げます。 副市長の選任につきましては、地方自治法第162条の規定によりまして議会の同意を得ることとなっているものであります。 本日、副市長として御提案申し上げます藤原忠雅氏は、経歴概要にもありますように、建設部長を経て、現在理事の職にあり、市の中心市街地活性化、公共事業を初めとして、市の行財政全般について精通しているとともに、豊富な経験と知識を有していることから、適任と考えまして選任いたしたく、議会の同意を求めようとするものであります。 よろしく御賛同賜りますようお願い申し上げます。 なお、本日同意を求めようとする副市長の選任とは別に、現在、副市長1名の選任については、外部からの起用も視野に入れ調整中であり、調整の完了の後に、選任の同意について議会に諮る予定であることを申し添えます。 ○議長(小原雅道君) お諮りいたします。本案は人事案件でありますので、質疑、討論を省略し、直ちに採決いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。    (「異議なし」の声あり) ○議長(小原雅道君) 異議なしと認めます。よって、質疑、討論を省略し、直ちに採決することに決しました。 ○議長(小原雅道君) これより採決いたします。採決は起立によって行います。 議案第1号花巻市副市長の選任に関し同意を求めることについては、これに同意することに賛成の諸君の起立を求めます。    (賛成者起立) ○議長(小原雅道君) 御着席ください。 起立全員であります。よって、議案第1号は原案のとおり同意することに決しました。 ○議長(小原雅道君) ここで、副市長の選任に同意されました藤原忠雅氏より挨拶の申し入れがありますので、これを許します。 藤原忠雅君。 ◎理事(藤原忠雅君) お許しをいただきましたので、一言御挨拶を申し上げます。 ただいまは副市長選任に御同意を賜りまして、まことにありがとうございます。もとより浅学非才の身ではありますが、花巻市の発展と市民福祉向上のため、鋭意努力してまいる所存でございます。議員の皆様方、そして市民の皆様方には、引き続き御指導、御鞭撻を賜りますようお願い申し上げまして、甚だ簡単ではございますが、御挨拶とさせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。 ○議長(小原雅道君) 会議を続行いたします。 ○議長(小原雅道君) 日程第7、議案第2号花巻市固定資産評価審査委員会の補欠の委員の選任の専決処分に関し承認を求めることについてから日程第30、議案第25号平成30年度花巻市下水道事業会計補正予算(第2号)まで及び日程38、議案第33号花巻市教育委員会委員の任命に関し同意を求めることについてから日程第41、報告第2号リース物件紛失に係る損害賠償事件に関する専決処分の報告についてまでの28件を一括議題といたします。 提出者から提案理由の説明を求めます。 市村総合政策部長。 ◎総合政策部長(市村律君) 本日提案いたしました各議案について御説明申し上げます。 最初に、議案第2号は、花巻市固定資産評価審査委員会の補欠の委員の選任の専決処分に関し承認を求めることについてであります。 本議案は、花巻市固定資産評価審査委員会の補欠の委員の選任につきまして、地方税法第423条第4項の規定により、専決処分をいたしましたので、同条第5項の規定により議会の承認を求めるものであります。 次に、議案第3号は、花巻市過疎地域自立促進計画の変更に関し議決を求めることについてであります。 本議案は、花巻市過疎地域自立促進計画の変更につきまして、過疎地域自立促進特別措置法第6条第7項の規定により、議会の議決を求めるものであります。 次に、議案第4号は、花巻市小山田辺地に係る総合整備計画の策定に関し議決を求めることについてであります。 本議案は、花巻市小山田辺地に係る総合整備計画の策定につきまして、辺地に係る公共的施設の総合整備のための財政上の特別措置等に関する法律第3条第1項の規定により議会の議決を求めるものであります。 次に、議案第5号は、花巻市南成島辺地に係る総合整備計画の変更に関し議決を求めることについてであります。 本議案は、昨年の3月定例会で御審議、御決定をいただいた花巻市南成島辺地に係る総合整備計画の変更につきまして、辺地に係る公共的施設の総合整備のための財政上の特別措置等に関する法律第3条第8項の規定により、議会の議決を求めるものであります。 次に、議案第6号は、花巻市谷内辺地に係る総合整備計画の変更に関し議決を求めることについてであります。 本議案は、平成29年の3月定例会で御審議、御決定をいただいた花巻市谷内辺地に係る総合整備計画の変更につきまして、辺地に係る公共的施設の総合整備のための財政上の特別措置等に関する法律第3条第8項の規定により、議会の議決を求めるものであります。 次に、議案第7号は、花巻市職員の勤務時間、休日及び休暇に関する条例の一部を改正する条例であります。 本条例は、働き方改革を推進するための関係法律の整備に関する法律及び平成30年人事院の公務員人事管理に関する報告に基づき、時間外勤務等の命令を行うことができる上限等について所要の改正を行うほか、育児または介護を行うために時間外勤務等の制限を請求できる職員の要件について、所要の改正をしようとするものであります。 次に、議案第8号は、花巻市特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例であります。 本条例は、地方自治法の一部改正に伴い、監査専門委員の報酬及び費用弁償の額について定めようとするものであります。 次に、議案第9号は、花巻市常勤の特別職の給与及び旅費に関する条例の一部を改正する条例であります。 本条例は、花巻市一般職の職員の給与に関する条例の一部改正に伴い、常勤の特別職の期末手当の額について所要の改正をしようとするものであります。 次に、議案第10号は、花巻市特別会計設置条例の一部を改正する条例であります。 本条例は、浄化槽事業における整備方針を市設置型から個人設置型に見直したことに伴い、浄化槽設置整備事業の会計事務を一般会計で行うため、所要の改正をしようとするものであります。 次に、議案第11号は、花巻市手数料条例の一部を改正する条例であります。 本条例は、岩手県手数料条例の一部改正に伴い、砂利採取計画認可申請手数料及び砂利採取計画変更認可申請手数料の額について所要の改正をしようとするものであります。 次に、議案第12号は、花巻市放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例であります。 本条例は、放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準の一部改正に伴い、放課後児童支援員の資格要件について所要の改正をしようとするものであります。 次に、議案第13号は、花巻市介護老人保健施設条例等の一部を改定する条例であります。 本条例は、岩手県において、社会福祉施設等の事業者等の要件及び設備等に関する基準を定める条例が新規制定され、指定居宅サービス等の事業の設備及び運営に関する基準等を定める条例等が廃止されたことに伴い、所要の改正をしようとするものであります。 次に、議案第14号は、花巻市都市公園条例の一部を改正する条例であります。 本条例は、都市公園の利用促進を図るため、都市公園内における行為等について所要の改正をしようとするものであります。 次に、議案第15号は、花巻市公園条例の一部を改正する条例であります。 本条例は、(仮称)エセナ跡地広場の整備に伴い、当該広場の名称を花巻中央広場と定め、公園に加えるとともに、公園の利用促進を図るため、公園内における行為等について所要の改正をしようとするものであります。 次に、議案第16号は、花巻市火災予防条例の一部を改正する条例であります。 本条例は、違反対象物に係る公表制度の実施に伴い、所要の改正をしようとするものであります。 次に、議案第17号は、花巻市学校給食の実施及び学校給食費の管理に関する条例であります。 本条例は、花巻市が設置する学校における学校給食の実施及び学校給食費の管理に関し、必要な事項を定めようとするものであります。 次に、議案第18号は、29災17号二級市道向田瀬線田瀬地区道路災害復旧工事の請負契約の変更に関し議決を求めることについてであります。 本議案は、平成29年12月5日に契約締結した29災17号二級市道向田瀬線田瀬地区道路災害復旧工事の請負契約の変更につきまして、地方自治法第96条第1項第5号及び花巻市議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第2条の規定により、議会の議決を求めるものであります。 次に、議案第19号は、市道の路線の認定及び廃止に関し議決を求めることについてであります。 本議案は、市道の改良整備等に伴い市道の路線を認定するとともに、従前認定した市道の路線を廃止するため、道路法第8条第2項及び第10条第3項の規定により、議会の議決を求めるものであります。 次に、議案第20号は、平成30年度花巻市一般会計補正予算(第6号)であります。 本補正予算は、決算見込みに基づく過不足額の整理及び国の補正予算に係る歳入歳出予算の補正、繰越明許費の補正、債務負担行為の補正及び地方債の補正であります。 歳入歳出予算の補正につきましては、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ36万3,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ500億2,327万9,000円とするものであります。 次に、議案第21号は、平成30年度花巻市国民健康保険特別会計補正予算(第2号)であります。 本補正予算は、決算見込みに基づき予算措置を要する経費に係る歳入歳出予算の補正でありまして、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ2億6,203万9,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ90億6,218万2,000円とするものであります。 次に、議案第22号は、平成30年度花巻市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)であります。 本補正予算は、決算見込みに基づき予算措置を要する経費に係る歳入歳出予算の補正でありまして、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ3,928万8,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ20億9,747万2,000円とするものであります。 次に、議案第23号は、平成30年度花巻市介護保険特別会計補正予算(第2号)であります。 本補正予算は、決算見込みに基づく過不足額の整理に係る歳入歳出予算の補正でありまして、歳入歳出予算の総額から歳入歳出それぞれ1億2,629万8,000円を減額し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ105億1,080万9,000円とするものであります。 次に、議案第24号は、平成30年度花巻市汚水処理事業特別会計補正予算(第1号)であります。 本補正予算は、決算見込みに基づく過不足額の整理に係る歳入歳出予算の補正及び地方債の補正でありまして、歳入歳出予算の総額から歳入歳出それぞれ6,442万2,000円を減額し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ2億6,247万1,000円とするものであります。 次に、議案第25号は、平成30年度花巻市下水道事業会計補正予算(第2号)であります。 本補正予算は、予算第3条に定めた収益的収入及び支出の予定額、及び予算第4条に定めた資本的収入及び支出の予定額をそれぞれ補正するものであります。 収益的収入につきましては、7,001万3,000円を減額し、総額を36億2,662万7,000円とし、収益的支出につきましては、7,001万4,000円を減額し、総額を36億637万7,000円とするものであります。また、資本的収入につきましては、2,625万9,000円を減額し、総額を22億9,438万1,000円とし、資本的支出につきましては、3,233万9,000円を減額し、総額を36億3,844万3,000円とするものであります。 なお、資本的収入が資本的支出に対して不足する額13億4,406万2,000円は、当年度損益勘定留保資金等で補填するものであります。 次に、議案第33号は、花巻市教育委員会委員の任命に関し同意を求めることについてであります。 本議案は、花巻市教育委員会委員の任命につきまして、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第4条第2項の規定により、議会の同意を求めるものであります。 次に、議案第34号は、人権擁護委員の候補者の推薦に関し意見を求めることについてであります。 本議案は、人権擁護委員の侯補者の推薦につきまして、人権擁護委員法第6条第3項の規定により、議会の意見を求めるものであります。 次に、報告第1号市道西大通り北10号線上における物損事故に係る損害賠償事件に関する専決処分の報告については、市道西大通り北10号線上における物損事故に係る損害賠償の額の決定及び和解について、専決処分を行いましたので、その内容を報告するものであります。 最後に、報告第2号リース物件紛失に係る損害賠償事件に関する専決処分の報告については、リース物件紛失に係る損害賠償の額の決定及び和解について、専決処分を行いましたので、その内容を報告するものであります。 以上のとおりでありますので、よろしく御審議の上、御賛同賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(小原雅道君) お諮りいたします。ただいま議題となっております日程第7、議案第2号花巻市固定資産評価審査委員会の補欠の委員の選任の専決処分に関し承認を求めることについてから日程第30、議案第25号平成30年度花巻市下水道事業会計補正予算(第2号)まで及び日程第38、議案第33号花巻市教育委員会委員の任命に関し同意を求めることについてから日程第41、報告第2号リース物件紛失に係る損害賠償事件に関する専決処分の報告についてまでの28件につきましては、会議規則第36条第3項の規定により、委員会付託を省略し、3月7日の本会議において審議することにいたしたいと思います。これに御異議ありませんか。    (「異議なし」の声あり) ○議長(小原雅道君) 異議なしと認めます。よって、議案第2号から議案第25号まで及び議案第33号から報告第2号までの28件については、委員会付託を省略し、3月7日の本会議において審議することに決しました。 ○議長(小原雅道君) 日程第31、議案第26号平成31年度花巻市一般会計予算から日程第37、議案第32号平成31年度花巻市下水道事業会計予算までの7件を一括議題といたします。 お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第26号から議案第32号までの7件につきましては、提案理由の説明を省略し、議長を除く25人の委員をもって構成する予算特別委員会を設置し、これに付託の上、審査することにいたしたいと思います。これに御異議ありませんか。    (「異議なし」の声あり) ○議長(小原雅道君) 異議なしと認めます。よって、議案第26号から議案第32号までの7件につきましては、提案理由の説明を省略し、議長を除く25人の委員をもって構成する予算特別委員会を設置し、これに付託の上、審査することに決しました。 ○議長(小原雅道君) お諮りいたします。ただいま設置されました予算特別委員会の委員の選任については、委員会条例第7条第1項の規定により、議長を除く議員全員を指名いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。    (「異議なし」の声あり) ○議長(小原雅道君) 異議なしと認めます。よって、ただいま指名いたしました議長を除く議員全員を予算特別委員会の委員に選任することに決しました。 ○議長(小原雅道君) 以上で、本日の日程は全て終了いたしました。 本会議終了後、予算特別委員会の正副委員長互選のため、委員会を招集いたします。 なお、委員会はこの場において開きます。 本日はこれにて散会いたします。 御苦労さまでした。     午後0時19分 散会...