花巻市議会 2008-12-11
12月11日-05号
平成20年 12月 定例会(第4回)平成20年12月11日(木)議事日程第5号平成20年12月11日(木)午前10時開議 第1 議案第110号
国土利用計画花巻市計画の策定に関し議決を求めることについて 第2 議案第111号
花巻市立へき地保育所条例を廃止する条例 第3 議案第112号 花巻市
公設地方卸売市場条例の一部を改正する条例 第4 議案第113号
花巻市営住宅等条例の一部を改正する条例 第5 議案第114号
花巻都市計画事業石鳥谷駅前
地区土地区画整理事業施行条例を廃止する条例 第6 議案第115号 花巻市戸別浄化槽の整備に関する条例の一部を改正する条例 第7 議案第116号 花巻市
国民健康保険税条例の一部を改正する条例 第8 議案第117号 花巻市
営大迫字瀬水牧野条例の一部を改正する条例 第9 議案第118号 花巻市手数料条例の一部を改正する条例 第10 議案第119号 花巻市
農業集落排水施設条例の一部を改正する条例 第11 議案第120号 花巻市上水道給水条例の一部を改正する条例 第12 議案第121号 花巻市
簡易水道給水条例の一部を改正する条例 第13 議案第122号
花巻市部設置条例の一部を改正する条例 第14 議案第123号 花巻市職員定数条例の一部を改正する条例 第15 議案第124号 花巻市教育に関する事務の職務権限の特例を定める条例 第16 議案第125号 花巻市消防団員の定員、任免、給与、服務等に関する条例の一部を改正する条例 第17 議案第126号
岩手中部地区広域市町村圏事務組合の解散の協議に関し議決を求めることについて 第18 議案第127号
岩手中部地区広域市町村圏事務組合の解散に伴う財産処分の協議に関し議決を求めることについて 第19 議案第128号 岩手県
後期高齢者医療広域連合規約の一部変更の協議に関し議決を求めることについて 第20 議案第129号 花巻市営住宅等の指定管理者の指定に関し議決を求めることについて 第21 議案第130号 花巻市
特定公共賃貸住宅の指定管理者の指定に関し議決を求めることについて 第22 議案第131号 平成20年度花巻市
一般会計補正予算(第4号) 第23 議案第132号 平成20年度花巻市
国民健康保険特別会計補正予算(第2号) 第24 議案第133号 平成20年度花巻市
後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号) 第25 議案第134号 平成20年度花巻市
介護保険特別会計補正予算(第2号) 第26 議案第135号 平成20年度花巻市
簡易水道事業特別会計補正予算(第1号) 第27 議案第136号 平成20年度花巻市
老人保健施設事業特別会計補正予算(第1号) 第28 議案第137号 平成20年度花巻市
農業集落排水等汚水処理事業特別会計補正予算(第2号) 第29 議案第138号 平成20年度花巻市
上水道事業会計補正予算(第1号) 第30 報告第22号 公用車の物損事故に係る損害賠償事件に関する専決処分の報告について本日の会議に付した事件 日程第1 議案第110号
国土利用計画花巻市計画の策定に関し議決を求めることについて 日程第2 議案第111号
花巻市立へき地保育所条例を廃止する条例 日程第3 議案第112号 花巻市
公設地方卸売市場条例の一部を改正する条例 日程第4 議案第113号
花巻市営住宅等条例の一部を改正する条例 日程第5 議案第114号
花巻都市計画事業石鳥谷駅前
地区土地区画整理事業施行条例を廃止する条例 日程第6 議案第115号 花巻市戸別浄化槽の整備に関する条例の一部を改正する条例 日程第7 議案第116号 花巻市
国民健康保険税条例の一部を改正する条例 日程第8 議案第117号 花巻市
営大迫字瀬水牧野条例の一部を改正する条例 日程第9 議案第118号 花巻市手数料条例の一部を改正する条例 日程第10 議案第119号 花巻市
農業集落排水施設条例の一部を改正する条例 日程第11 議案第120号 花巻市上水道給水条例の一部を改正する条例 日程第12 議案第121号 花巻市
簡易水道給水条例の一部を改正する条例 日程第13 議案第122号
花巻市部設置条例の一部を改正する条例 日程第14 議案第123号 花巻市職員定数条例の一部を改正する条例 日程第15 議案第124号 花巻市教育に関する事務の職務権限の特例を定める条例 日程第16 議案第125号 花巻市消防団員の定員、任免、給与、服務等に関する条例の一部を改正する条例 日程第17 議案第126号
岩手中部地区広域市町村圏事務組合の解散の協議に関し議決を求めることについて 日程第18 議案第127号
岩手中部地区広域市町村圏事務組合の解散に伴う財産処分の協議に関し議決を求めることについて 日程第19 議案第128号 岩手県
後期高齢者医療広域連合規約の一部変更の協議に関し議決を求めることについて 日程第20 議案第129号 花巻市営住宅等の指定管理者の指定に関し議決を求めることについて 日程第21 議案第130号 花巻市
特定公共賃貸住宅の指定管理者の指定に関し議決を求めることについて 日程第22 議案第131号 平成20年度花巻市
一般会計補正予算(第4号) 日程第23 議案第132号 平成20年度花巻市
国民健康保険特別会計補正予算(第2号) 日程第24 議案第133号 平成20年度花巻市
後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号) 日程第25 議案第134号 平成20年度花巻市
介護保険特別会計補正予算(第2号) 日程第26 議案第135号 平成20年度花巻市
簡易水道事業特別会計補正予算(第1号) 日程第27 議案第136号 平成20年度花巻市
老人保健施設事業特別会計補正予算(第1号) 日程第28 議案第137号 平成20年度花巻市
農業集落排水等汚水処理事業特別会計補正予算(第2号) 日程第29 議案第138号 平成20年度花巻市
上水道事業会計補正予算(第1号) 日程第30 報告第22号 公用車の物損事故に係る損害賠償事件に関する専決処分の報告について出席議員(34名) 1番 藤井幸介君 2番 若柳良明君 3番 高橋久順君 4番 藤原晶幸君 5番 平賀 守君 6番 藤原米光君 7番 松田 昇君 8番 小原雅道君 9番 小原茂明君 10番 大原 健君 11番 鎌田幸也君 12番 本舘憲一君 13番 照井明子君 14番 藤井英子君 15番 高橋好尚君 16番 川村伸浩君 17番 伊藤英一君 18番 佐藤忠男君 19番 高橋 浩君 20番 和田幹男君 21番 近村晴男君 22番 山本純雄君 23番 名須川 晋君 24番 小田島邦弘君 25番 櫻井 肇君 26番 阿部一男君 27番 中村初彦君 28番 鎌田政子君 29番 山影義一君 30番 齋藤政人君 31番 中村勝吉君 32番 永井千一君 33番 新田盛夫君 34番 高橋淑郎君欠席議員 なし説明のため出席した者 市長 大石満雄君 副市長 佐々木 稔君 副市長 高橋公男君
教育委員会委員長 高橋 豊君 教育長 及川宣夫君
選挙管理委員会委員長職務代理者 中村 浩君 農業委員会会長 高橋善悦君 監査委員 高橋 勲君 総務企画部長 伊藤隆規君 財務部長 亀澤 健君 地域振興部長 大山拡詞君 市民生活部長 菊池保守君 保健福祉部長 藤井廣志君 商工観光部長 中島健次君 農林水産部長 戸來喜美雄君 建設部長 照井健介君 総合防災部長 平賀敏夫君 大迫総合支所長 熊谷仁見君
石鳥谷総合支所長 似内英悦君 東和総合支所長 佐々木 昭君
教育委員会教育部長 佐藤 格君 水道事業所長(
上下水道部長併任) 高橋通義君 総務課長 本舘康司君 財政課長 神山芳武君職務のため議場に出席した事務局職員 事務局長 小原康則 副参事兼事務局次長 菅原康之 主査(議事担当) 佐藤多恵子 主査(調査担当) 阿部 靖 午前10時00分 開議
○議長(高橋淑郎君) おはようございます。 これより本日の会議を開きます。 本日の会議は議事日程第5号をもって進めます。
○議長(高橋淑郎君) 日程第1、議案第110
号国土利用計画花巻市計画の策定に関し議決を求めることについてを議題といたします。 提出者から説明を求めます。
伊藤総務企画部長。
◎総務企画部長(伊藤隆規君) 議案第110
号国土利用計画花巻市計画の策定に関し議決を求めることについてを御説明申し上げます。 御説明に入る前に、大変恐縮でございます、訂正を1カ所お願い申し上げたいと存じます。お手元の資料の議案第110号資料でございます。
国土利用計画花巻市計画説明資料の3ページをお開きいただきたいと存じます。 下段に、地図と申しますか区分図があろうかと思います。この中で中央地域となってございますが、これは誤りでございまして、正しくは「中部地域」となります。説明資料の3ページの区分図でありますが、中央地区となっておりますが、「中部地域」が正しい形でありますので、大変お手数をおかけいたしますが御訂正をお願い申し上げます。おわびを申し上げます。 それでは、説明に入らせていただきたいと存じます。 本議案は、本市における土地の総合的かつ計画的な土地利用を図るため、
国土利用計画花巻市計画を策定するものであり、国土利用計画法第8条第3項の規定により議会の議決を求めるものであります。 ただいまの議案第110号別冊資料もごらんくださるようお願い申し上げます。 まず、目次をお開き願いたいと存じます。 本計画は前文、1、土地利用の基本的な考え方、2、土地の利用目的に応じた区分ごとの規模の目標及びその地域別の概要、3として、2に掲げる事項を達成するために必要な措置の概要の構成になっております。 1ページをお開き願います。 前文でありますが、国土利用計画を策定する目的について記述しております。上から3行目でありますが、本市の区域における国土の利用に関する基本的事項について定めるものであり、国土利用計画法第7条の規定により定められた岩手県計画を基本とするものと、前文に
国土利用計画策定の目的を明確に記したところであります。 次に、2ページをお開き願います。 1、土地利用の基本的な考え方、(1)土地利用の基本方針のア、花巻市の置かれた土地条件は説明を省略させていただきまして、イ、土地利用の基本でありますが、土地は現在及び将来における市民の限られた貴重な資源であること、また生産活動においても土地は重要な基盤になりますことから、今後の土地利用においては豊かな森林と農用地などの環境の保全を図りつつ、都市と農村が共存する特色を生かし、地域の自然的、社会的、経済的及び文化的条件に配慮しながら、強くて優しいまちづくり、市民参画・協働のまちづくりを基本姿勢とした土地利用を進めてまいります。 次の、ウ、土地利用をめぐる社会的背景は説明を省略させていただきまして、3ページをお開き願います。 中段のエ、これからの土地利用のあり方の①土地需要の量的調整でありますが、宅地等の都市的土地利用については、将来の市の姿に適した規模を考慮しながら、効率的かつ合理的な利用を推進すること、さらに農用地や森林の土地利用転換に当たりましては、十分な検討のもと行うこととしております。 次に、②の土地利用の質的向上は説明を省略させていただきまして、4ページの(2)利用区分別の土地利用の基本方針であります。 市内にありますすべての土地について、ア、農用地、イ、森林、ウ、水面・河川・水路、エ、道路、5ページをお開きいただきまして、オ、住宅地、カ、工業用地、キ、事務所・店舗用地、ク、公用・公共用地と8つに分類し、それぞれの土地利用の基本方針を定めたところであります。 次に、(3)の地域類型別の土地利用の基本方針でありますが、ア、都市地域、イ、農村地域、6ページになりますが、ウ、山間地域の3つに分類をし、それぞれ土地利用の基本方針を定めたところであります。 次に、7ページをお開き願います。 2、土地の利用目的に応じた区分ごとの規模の目標及びその地域別の概要の(1)土地の利用目的に応じた区分ごとの規模の目標のア及びイでありますが、市総合計画と同じく計画の目標年次を平成27年に、中間年次を平成24年に、基準年次を平成17年とし、人口、世帯数も同様としているものであります。 次のウからカについては、説明を省略させていただきます。 次に、8ページでありますが、表1の土地の利用目的に応じた利用区分規模の目標であります。土地利用区分別の基準年次と中間年次、目標年次のそれぞれの規模の目標について、実績値、推計値を掲げたものであります。農用地や森林は減少してまいりますが、道路や宅地がその分増加すると推計しております。 なお、お手元に別に配付いたしております議案第110号資料の
国土利用計画花巻市計画説明資料でありますが、この表1を作成するため、平成8年から平成17年までの10カ年の地目別土地利用の推移や、平成27年までの目標等について調査結果や推計をまとめた資料であります。 次に、8ページにお戻りいただきまして、下段(2)地域別の土地利用の概要でありますが、自然的・歴史的・経済的・文化的条件等を踏まえ、市内を西部森林地域、西部地域、中部地域、中部北地域、中部南地域、東部地域の6地域区分としたところであります。 次の9ページには、それぞれの地域の範囲を図面であらわしております。 次に、10ページをお開き願います。 ここからは、地域ごとに土地の現況や土地利用の基本方針について掲げております。 最初に、(ア)西部森林地域でありますが、この地域は葛丸ダムや豊沢ダムを含む市の西側に広がる山林地域であります。このことから、大きくは森林の保全を図ることとしております。 次に、(イ)西部地域であります。この地域は東北縦貫自動車道の西側の地域であり、温泉郷を初めとする観光やレクリエーション、また工業団地や優良な農用地が整備されておりますことから、観光振興としての自然・環境保全と、農用地の保全を図ることとしております。 次に、(ウ)中部地域であります。本地域は本市の商業、工業、行政機能が集積しており、今後も発展が期待される地域でありますことから、農用地と都市的土地利用の調和のとれた土地利用を進めることとしております。 次に、11ページをお開き願います。 (エ)中部北地域でありますが、石鳥谷地域の北上川東から大迫地域の亀ヶ森地区、大迫地区を含む地域であります。この地域は肥沃な農地が広がっておりますことから、農用地保全とともに都市化が進展している地区については、快適で安全な住みよい都市環境の確立に取り組むこととしております。 次に、(オ)中部南地域でありますが、森林や農地保全を図り、良好な集落環境の形成を目指すほか、住宅と商業、事務所機能の調和のとれた土地利用を図ることとしております。 次に、12ページをお開き願います。 (カ)東部地域でありますが、森林資源や農地の保全を図り、良好な集落環境の形成を図ることとしており、また自然的土地利用の保全と
レクリエーション機能の調和に適した規制・誘導手法を検討することとしております。 次に、13ページをお開き願います。 大きな3番でありますが、2に掲げる事項を達成するために必要な措置の概要であります。これは先ほど御説明申し上げました土地の利用目的に応じた区分ごとの規模の目標や、地域別の土地利用の概要などの事柄を達成するために、必要な措置の概要について記述しております。 (1)は、公共の福祉の優先について、(2)は、土地利用に関する法律等の適切な運用について、(3)は、地域整備施策の推進について、(4)の土地利用に係る環境の保全及び安全の確保においては、アの地球温暖化防止を初め、14ページの、カの良好な環境の確保まで、それぞれ記述いたしておりますが、個別の説明は省略をさせていただきます。 次に、(5)土地利用の転換の適正化では、アの農用地、イの森林及び15ページをお開きいただきまして、ウの大規模な土地についてそれぞれ記述いたしております。 次に、(6)土地の有効利用の促進では、アの農用地から順次、森林、水面・河川・水路、道路、住宅地、工業用地、16ページの事務所、店舗用地、公用・公共用地、低・未利用地について、それぞれ有効利用の促進についての考えを記述したところであります。 次に、(7)の土地に関する調査の推進及び(8)の多様な主体の連携・協働による市土管理の推進については、本計画の推進に当たりましての必要な措置として記述いたしております。 以上で説明を終わりますが、よろしく御審議の上、御決定賜りますようお願いを申し上げます。
○議長(高橋淑郎君) これより質疑に入ります。質疑の方ありませんか。 照井明子さん。
◆13番(照井明子君) 本計画に当たりまして、市民の方々からさまざまな意見をいただいたと思います。
パブリックコメントも行ったようでございますし、各地域ごとにお話し合いもされたようでございます。それでその状況で意見、どのぐらい寄せられたのか、それからその内容について、まずお伺いをいたします。
○議長(高橋淑郎君)
伊藤総務企画部長。
◎総務企画部長(伊藤隆規君)
パブリックコメントでの提言等の関係でありますけれども、市民の方からは4件ほどちょうだいいたしております。この内容としましては、花巻市は宮沢賢治のゆかりの市だと、そういった宮沢賢治が目指すイーハトーブ、理想郷、そういったような形での沿う土地利用計画にまとめてほしいという趣旨でありました。 そのほかに、各地域の地域協議会からも相当数ちょうだいしております。また、さらには総合計画審議会あるいは岩手県にも県計画との整合を図るために、いろいろやりとりさせていただきました。それらもろもろを今般整理して盛り込んでおります。よろしくお願いします。
○議長(高橋淑郎君) 照井明子さん。
◆13番(照井明子君) そうすると、このさまざまな意見の中で特に反映された部分、特にそういった市民の意見が取り入れられた部分などありましたらば、御紹介をしていただきたいと思っております。
○議長(高橋淑郎君)
伊藤総務企画部長。
◎総務企画部長(伊藤隆規君) まずは、全員協議会で、議会からも提言いただいた部分で、当初は東部山間地域でありましたが、地域の呼び方について御指摘ちょうだいしまして、これは地域名を東部地域という形、これにしたがって中部の北地域、南地域とか、こういった地域名につきましては、議員の皆さんから御意見ちょうだいしたことを参考に、整理させていただいております。 そのほか、表現の中で県計画との整合の部分では何点か直しておりますけれども、例えば当初、未利用地の記述がありましたけれども、それを今度低・未利用地という形とか、そういった部分での修正は何点か出てきております。そういったような内容が主なところでございます。よろしくお願いします。
○議長(高橋淑郎君) ほかに質疑の方ありませんか。 阿部一男君。
◆26番(阿部一男君) この国土利用計画の説明資料を見せていただきましたけれども、8ページに
土地利用転換マトリックス表があります。これで平成17年の例えば農用地1万3,809ヘクタールが、水田の場合は175ヘクタール減少する、それから畑が34ヘクタール減少するということで、平成27年の目標面積がこのように209ヘクタールほど減るわけなんですけれども、これは今までの耕作放棄あるいは農地集約の中におけるそういう流れから見てきていると思いますけれども、例えば今の食料の問題あるいはこれからの環境問題などを考えてみた場合、花巻市の政策として一定程度の農業用地の確保のための歯どめをするといった政策の面における加味がされた数字なものか、その根拠についてお伺いいたします。
○議長(高橋淑郎君)
伊藤総務企画部長。
◎総務企画部長(伊藤隆規君) 8ページのマトリックス表でありますが、この水田175ヘクタール、畑34ヘクタールの減少の見込みと、大きくは今度左側、転換により増加するという部分がございますけれども、大きくは道路、一般道に向けられる部分があると。例えば申し上げますと、今、東和から伸びている東北横断道、あるいはそれに続く道路整備とか、また生活道路等々の拡幅等もございます。そういうふうな部分で、今の見込みにすれば道路がこの程度はふえるであろうということがありますし、また宅地でありますけれども、これらについても今の予想ですと人口はふえてはおらないんですが、核家族と申しますか、世帯数はそれなりにあります。そういった部分では、ある程度の宅地需要という部分もこの中で見ていること。 議員御指摘の食料の確保であるとか、環境問題という部分での農用地のあり方については全くそのとおりで、農業振興地域という部分では保全をしていくという考え方がありますので、ここのところは必要最小限で整理をさせていただいてございます。よろしく御理解賜りたいと存じます。
○議長(高橋淑郎君) 阿部一男君。
◆26番(阿部一男君) 今、必要最小限ということで、基幹産業である農業、その基盤の土地、水田、畑を基本的に優良農地をきちんと守っていくんだという答弁がありましたけれども、心配されるのは国の農地改革なわけです。これ、政府が今、経済財政諮問会議の中で農地改革について盛んに議論している。そして、株式会社を含めたところに農地を貸しやすいように、どんどん農地を手放してもいいというような形の流れが、非常に強まっていると思います。連日のようにこの農地改革をめぐる報道がされておりまして、今、総務企画部長が答弁になりました道路その他のことに加えて、このような形で農地を手放すことが大変懸念されるわけなんですが、そういうことも市当局では考えながら、この計画をつくってきているのか、その点についてお伺いします。 というのは、いわゆる国では、農水大臣が示したプランによると、一つは企業の農地借用の要件を緩和すると。それから、農地を集める仕組みを全市町村で導入する。その他4つばかり大きな項目あるようですけれども、そのようなことを掲げて、今進めようとしているわけです。早ければ国会にも近く出すという流れになっているようですが、その点についての考え方、また市当局の、農地を守る国のこういった動きに対する基本的なスタンスについて、再度お聞きします。
○議長(高橋淑郎君)
伊藤総務企画部長。
◎総務企画部長(伊藤隆規君) 本
国土利用計画花巻市計画の中で御指摘のあった国の農地改革等を先取りしているかということについては、それはありません。まだそこのところは、実際細い部分では来ておりませんし、今回は現在の要件の制度の中で整理をさせていただいたということになります。 ただ、実際農地の貸し借り、これは個人であったり、あるいは集団組織でありましたり、少ないと思いますけれども、株式会社も一部やっぱり農用地を農地として使っているという例もあるわけでありまして、いずれ私どもとすれば、生産基盤である農地はどなたがやられるにしても、本来の生産の基盤として使われることがやはり大事なことではないかということで、個々でお願いするとか借り受けるとか集積するとか、そういう部分は農政を進める上での手法ということで、土地利用上はやはり農地は農地と、優良農地は優良農地で使われ、そしてそこから生産が上がってくる、あるいはひいては環境にもいい影響を与えていくという形が、この本計画のねらいとするところでありますので、御理解賜りたいと存じます。
○議長(高橋淑郎君) 阿部一男君。
◆26番(阿部一男君) 今の答弁の中で、国の動きが大変急で、しかも花巻のように農業をこれからも大事にしていかなければならないという立場からすると、大変懸念される要素だと思うんです。今、総務企画部長は、「農業用地はどなたがやられるにしても、生産基盤として使われることが大事」という答弁をされて、ちょっと私、誤解かもしれませんけれども確かめたいんですが、農地は耕作者みずからが所有するのが適切という今までの自作農主義を国は方向転換しようとしているんです。その中で農地も減っていくということが、大変農家からすれば本当に大きな改悪といいますか、懸念される材料なんですが、今の答弁だとそれを是認するということではないですよね。やはり基本的に農家の方々が思っている自作農主義、従来の農地は耕作者みずからが所有するのが正しいんだと、その方向で市としても取り組んでいくんだということだと思いますが、その点について、もう一回お答えいただきたいと思います。
○議長(高橋淑郎君)
伊藤総務企画部長。
◎総務企画部長(伊藤隆規君) そうですね、ちょっと誤解されると困るのでつけ足しさせていただきますが、例えば株式会社の参入というのはベルグアースとか、現に花巻市内でもそういった形で農業を営業としてやっている株式会社もありますので、その株式会社を奨励するとか、そういう意味合いは全くありませんで、現にある部分について土地の利用のされ方、それが望ましい利用のされ方であればいいのではないかなと思っております。 もう一つは、本来、おっしゃるように個人が所有し農耕できればいいんですが、どうしても事情があって、近隣の担い手であったり集団組織にお願いする、あるいは自分もそこに入って寄与するという形態が随分変わってまいりましたから、それはそれで一つのこういう時代の流れの中で、やっぱり所有は変えないでも、所有イコール農耕になればいいんですけれども、なかなかそういう形も今変わってきておりますので、そこのところはやっぱり現実に着目して考えていく必要があるのではないかと、思ってございます。
○議長(高橋淑郎君) 戸來農林水産部長。
◎農林水産部長(戸來喜美雄君) 農用地の関係で、先ほど総務企画部長が答弁申し上げましたが、ちょっとつけ加えさせていただきます。 ここで言っております田とか畑、約200ヘクタール減るということでございますが、この中には用途地域内でまだ農地になっている部分がたくさんございます。議員御案内のとおり、駅西の区画整理をやったところとか、新花巻駅前の区画整理をやったところも用途かぶっています。なおかつ農地の部分があるという部分が、確かに都市化される部分があるだろうと。それから農振農用地につきましては、やはりこれは適正な管理をしていくという方向で考えてございますので、御理解賜りたいと存じます。
○議長(高橋淑郎君) ほかに質疑の方ありませんか。 (「なし」の声あり)
○議長(高橋淑郎君) なしと認め、質疑を終結いたします。
○議長(高橋淑郎君) これより討論に入ります。討論の方ありませんか。 (「なし」の声あり)
○議長(高橋淑郎君) なしと認め、討論を終結いたします。
○議長(高橋淑郎君) これより採決いたします。 議案第110
号国土利用計画花巻市計画の策定に関し議決を求めることについてを原案のとおり決することに御異議ありませんか。 (「異議なし」の声あり)
○議長(高橋淑郎君) 御異議なしと認めます。よって、議案第110号は原案のとおり可決されました。
○議長(高橋淑郎君) 日程第2、議案第111号
花巻市立へき地保育所条例を廃止する条例を議題といたします。 提出者から説明を求めます。
伊藤総務企画部長。
◎総務企画部長(伊藤隆規君) 議案第111号
花巻市立へき地保育所条例を廃止する条例について御説明申し上げます。 本条例は、花巻市立へき地保育所であります田瀬保育園を、平成21年3月31日をもって閉園いたしますことから、廃止しようとするものであります。 廃止する理由について御説明いたします。 お手元に配付しております議案第111号資料もあわせてごらんくださるようお願いいたします。 花巻市立田瀬保育園は、平成21年4月1日から花巻市立上瀬保育園と統合することに伴い、廃止しようとするものであります。 次に、施行期日でありますが、本条例は平成21年4月1日から施行しようとするものであります。 なお、同条例に基づく田瀬保育園の指定管理につきましても、平成21年3月31日をもって廃止となるものであります。 以上で説明を終わりますが、よろしく御審議の上、御決定賜りますようお願いを申し上げます。
○議長(高橋淑郎君) これより質疑に入ります。質疑の方ありませんか。 照井明子さん。
◆13番(照井明子君) この市立へき地保育所条例を廃止する条例でございますけれども、現在、何人の園児がここの田瀬保育園におられるのか、またこの廃止にかかわって、住民との合意はきちんと図られているのかの確認をさせてください。
○議長(高橋淑郎君) 藤井保健福祉部長。
◎保健福祉部長(藤井廣志君) お答えいたします。 大変申しわけございませんが、田瀬保育園の現在の来年度の入園見込みということでお答えをさせていただきますが、15人でございます。 それから、地域の、あるいは保護者の理解の関係でございますが、平成19年度当初から、保護者や地域住民あるいは職員等という形で懇談会を開催してきているとのことでございます。これを踏まえまして、昨年の10月22日に田瀬保育園父母の会から、「田瀬保育園を平成20年度末で閉園し、平成21年度から上瀬保育園での保育を求めるということで市に要望していただきたい」ということが、田瀬振興審議会長に提出をされてございます。これを受けまして、田瀬振興審議会から田瀬保育園を上瀬保育園に統合してくださいという要望書が提出されているところでございます。
○議長(高橋淑郎君) 照井明子さん。
◆13番(照井明子君) 住民の保護者の合意はとられているということで確認をいたしました。それで子供たちは環境が変わることによって大変、内心、心が動揺するものでございます。そういった面ではきちんとした万全な体制をとって、やはり統合が進められるべきだと思っておりますが、そういった点についての配慮はどのように考えておられるでしょうか。
○議長(高橋淑郎君) 藤井保健福祉部長。
◎保健福祉部長(藤井廣志君) 現在の取り組み内容でございますが、上瀬と田瀬保育園の子供たちが交流する会というようなことで、例えば夕涼み会ですとか運動会とかお遊戯会とか、そういったものを一緒に行っているところでございまして、子供たちの交流が図られているところでございます。 それから、卒園式終了後から年度末までは上瀬保育園に通っていただいて、子供たちと友達になるというんですか、そういう形での取り組みをしたいと、ならし保育という形で取り組みをしたいと考えているところでございます。
○議長(高橋淑郎君) 照井明子さん。
◆13番(照井明子君) 最後になりますけれども、保育士の配置についてでございます。保育士の配置は、当然田瀬保育園の経験者の方も上瀬保育園のほうに配置になると確認してもよろしいでしょうか。
○議長(高橋淑郎君) 藤井保健福祉部長。
◎保健福祉部長(藤井廣志君) 田瀬保育園の管理運営でございますが、指定管理ということで、花巻市社会福祉協議会にお願いをしているところでございます。したがって社会福祉協議会の職員でございますので、社会福祉協議会あるいはそこに勤めておられる保育士、その辺の意向確認をしながら、協議をしながら対応させていただきたいと。できるだけ上瀬保育園にお勤めいただけるような方向で協議をしてまいりたいと考えております。
○議長(高橋淑郎君) ほかに質疑の方ありませんか。 小田島邦弘君。
◆24番(小田島邦弘君) 先ほど保健福祉部長からも答弁ありましたけれども、このへき地保育所につきましては、保育園の保護者会あるいは地元の振興審議会の要望もありまして、今回の保育園の統合ということになったと思いますけれども、そこで数点確認したいと思いますが、先ほども話ありましたけれども、現在3人の保母がおりますが、指定管理で社会福祉協議会の職員となっているわけであります。そこで廃止した場合、次の職場を優先して、今話ありましたけれども、優先して採用するように、ひとつあっせんなり雇用なりをお願い申し上げたいと思っているわけでありまして、その辺の考え方をお願いしたいと思いますし、それから、この保育所は長年にわたりまして田瀬地域の保育活動をやってきたわけでありますので、市で閉所式の式典をやる気があるのかどうか、その辺を確認したいと思います。 それから、定員の問題でありますけれども、上瀬保育園は現在60人なわけであります。先ほど保健福祉部長から話ありましたように、田瀬保育園から統合になりまして15人行きますと、定員をオーバーするのではなかろうかと思っておりますが、その辺どうなんでしょうか。仮にオーバーするとすれば、例えば職員の問題あるいは保育室の問題等々あると思いますが、その辺をどう考えているのかお聞きしたいと思います。
○議長(高橋淑郎君) 藤井保健福祉部長。
◎保健福祉部長(藤井廣志君) 3点にわたっての御質問でございますが、1点目の職員の雇用の関係でございますが、先ほど御答弁申し上げましたように、社会福祉協議会あるいは本人の意向を確認しながら、できるだけ勤めていただくように協議をしてまいりたいと考えているところでございます。 それから、閉所式の関係でございますけれども、現在、田瀬保育園のお別れ会実行委員会という組織が、地域を中心になって組織されて進めていると伺っております。地域が中心となって、そういった形で進めていこうという形でございますけれども、市としても必要な部分は支援をしてまいりたいと考えております。 それから、定員の関係でございますけれども、先ほど申し上げましたように現在の見込みで田瀬保育園から15名、上瀬保育園は42名ということで、合わせて57名ということで、定員の中におさまるのではないかと見込んでいるところでございます。御承知のとおり、定員を何%かオーバーしても受け入れは可能でございますので、受け入れ対応は十分であると考えているところでございます。
○議長(高橋淑郎君) 小田島邦弘君。
◆24番(小田島邦弘君) わかりました。それでは再質問でありますけれども、統合する上瀬保育園は、建築いたしましてから40年ほどになるわけでありまして、老朽化が著しいわけであります。さきに公立保育所の再編計画を立てたわけでありますけれども、その中身的には具体的には今後という話でありますが、こういう老朽化した施設、いわゆる上瀬保育園等についての改築計画といいますか、そういうものは、いつどんな形で地域に相談したり、あるいは議会に話をしたりするのでしょうか、その辺をお伺いしたいと思います。 それから、今回このへき地保育所がなくなりますと、田瀬地域では、ことしの4月で田瀬中学校が東和中学校に統合いたしましたし、県立東和病院の診療所、田瀬診療所につきましても、8月になくなったわけであります。残った田瀬小も、あと3年後に(仮称)東和小学校に統合する予定なわけであります。今回、保育所もこういうふうに廃止になるわけでありますので、いずれ何もかも公共施設はなくなるという地域になるわけであります。そこで公共施設で残るのは、いわゆる小さな市役所の田瀬地域振興センターのみとなったわけであります。 そこで、こういう地域に対しましてコミュニティー活動とか、あるいは高齢者から子供まで安心して暮らせる地域、いわゆる極端に言いますと限界集落とならないように、例えば地域づくり補助金とか職員の配置とか、そういう面で行政とか支援対策を考えるべきと思いますが、その点についてどう考えるかお聞きしたいと思います。
○議長(高橋淑郎君) 藤井保健福祉部長。
◎保健福祉部長(藤井廣志君) 上瀬保育園の改築の部分についてお答えをいたします。 上瀬保育園でございますが、昭和55年建築でございます。確かに建物が少し傷んできているという部分もあると思いますので、いずれ子供たちの保育に支障のないような、良好な保育環境になるように、必要な修繕等を行ってまいりたいと考えているところでございます。改築の具体的な計画は、現時点では持ち合わせていないところでございます。
○議長(高橋淑郎君) 大山地域振興部長。
◎地域振興部長(大山拡詞君) 公共施設がなくなることで、地域の方々が非常に不安だということは当然です。「おじゃまします。市長です。」でも、市長にやっぱり住民の方々から、「どうすればいいのか」というような御提案もいただきました。私も市長の命を受けまして、やはり地域の方々がどういう使い方がいいのかを一緒に考えましょうということで、何回かお邪魔させていただきました。 その中で、まず振興センターは、今、小学校の中に入っておりますが、中学校にしてもらえると、使いやすいという地域の要望もございました。さらには、今の保育園そのものの使い方もどうなのだと、使えるかというような提案もさせてさせていただきました。上通り地区の公民館も何か視野に入れながら模索したようですけれども、ちょっとやっぱり使いづらいということもございました。 そういったこともあわせて、地域の方々がやっぱり拠点としてそこを使えるためにはどうすればいいのかを、ともに考えたいということも含めて、極力地域の要望、御意見を聞きながら、要望にこたえるような形で、振興センターの配置についても今そういう視点の中で検討させていただいておりますので、さらにはいろんな施設がありますので、そういった施設をどうすればいいかということも含めて、地域の方々の意見を吸い上げながら協議したいと思いますので、よろしくお願いします。
○議長(高橋淑郎君) 小田島邦弘君。
◆24番(小田島邦弘君) 振興センターの施設配置の関係もそうでありますけれども、言いたいのは、過疎とかこういう高齢化率の高い場所に、地域づくり補助金をある程度カバーしたといいますか、そういう配慮が必要ではないかという意味であります。 さきにも一般質問でありましたけれども、やはりああいう地域は非常に高齢化が進んでいる状況の中で地域づくりを進めているわけでありますので、今年度はおよそ400万円ほどの補助金なようでありますけれども、やはり全体を見渡して、この過疎地といいますか、中心部から遠い田瀬とかいろんな地域があるわけでありますけれども、積極的に活動をやってございますので、そういう地域に対しての地域づくり補助金の来年の配分については、ぜひ配慮をするべきではないのかという意味でありますし、2点目は保育所の関係でありますけれども、保育所は御案内のとおり東和には浮田ともう一つ、小山田、古くて本当に大変な保育所がございます。そういう意味でこれからいろいろ財政的問題もあろうかと思いますけれども、古い保育所の十二分な改築と、もちろん民間委託とか指定管理も含めて、総合的にぜひ早急に計画を樹立して、地域住民に説明なり協議をお願い申し上げたいと思っています。いかがでしょうか。
○議長(高橋淑郎君) 大山地域振興部長。
◎地域振興部長(大山拡詞君) 交付金の額の問題での質問でございましたので、大変失礼しました。交付金の額の関係につきましては、今の交付金については、2億円を人口とか面積などで案分した割合で交付しているわけです。今度、地域の方々と話し合いを持って、「今の交付金の額についてどうなんだろう」という検証はさせていただきたいと思っていますし、今回26から27のコミュニティ会議になりましたので、当然見直しも図ることも必要なものですから、その中でやっぱり今言ったように公共施設の管理のあり方も含めて、総体な検討が必要ではないかなと考えていますから、その意味では、まず交付金の額の見直しはいろいろやっていきたいと考えてございます。 ただ、総枠の中の額をどうするかはこれからですし、さらには既存の、いわゆる今の市の事業費の配分をどうするかということもあります。そういったことも総体的に検討させていただきたいということと、職員の配置についても、やっぱりこれから視野に入れながら進めたいと思っていますので、よろしくお願いします。
○議長(高橋淑郎君) 藤井保健福祉部長。
◎保健福祉部長(藤井廣志君) 東和地域のほかの保育園の関係でございますけれども、入所園児数なども今後減少してくるであろうという要因もございますし、昨年度策定いたしました公立保育所再編化計画の絡みもございます。したがいまして、その辺のさまざまな状況を見ながら対応してまいりたいと。いずれ、子供たちの保育に支障のないような形で、良好な環境が保たれるように努めてまいりたいと考えているところでございます。
○議長(高橋淑郎君) ほかに質疑の方ありませんか。 櫻井肇君。
◆25番(櫻井肇君) ただいまも、この田瀬の保育所がなくなった後の将来を非常に憂うる発言もありましたが、私も保育所あるいは学校といった、こういう大事な施設が地域からなくなるということについては、これは非常に憂うるものではありますが、しかし、これは保護者を初めとして地域の方々が統合の道を選んだということであれば、これは個人的な思い、内心じくじたるものがありますが、これは別といたしましてもやむを得ないでしょうということを申し上げた上で、1点別のことをお聞きします。 言葉の問題でありますが、昭和の初めとか終戦後すぐであれば、この「へき地」という言葉、あるいはあったかもしれませんが、今の時代にちょっと合わないんです。こういう「へき地」という名前をつけた条例はほかにございますでしょうか。理由があって、「へき地」という言葉ついていると思うんですけれども、ほかに、「へき地」という言葉がついた条例ありますか。
○議長(高橋淑郎君)
伊藤総務企画部長。
◎総務企画部長(伊藤隆規君) 他の条例で「へき地」という言葉がついた条例はなかったように記憶しております。ただ辺地計画でありますとか過疎でありますとか、そういう部分は今なお政策的な法律も残っておりますし、一部学校教員なんかですと、そういう手当もあるやに聞いておりますけれども、条例そのものについてはほかにはなかったように記憶してございます。
○議長(高橋淑郎君) ほかに質疑の方ありませんか。 (「なし」の声あり)
○議長(高橋淑郎君) なしと認め、質疑を終結いたします。
○議長(高橋淑郎君) これより討論に入ります。討論の方ありませんか。 (「なし」の声あり)
○議長(高橋淑郎君) なしと認め、討論を終結いたします。
○議長(高橋淑郎君) これより採決いたします。 議案第111号
花巻市立へき地保育所条例を廃止する条例を原案のとおり承認することに御異議ありませんか。 (「異議なし」の声あり)
○議長(高橋淑郎君) 御異議なしと認めます。よって、議案第111号は原案のとおり可決されました。
○議長(高橋淑郎君) 日程第3、議案第112号花巻市
公設地方卸売市場条例の一部を改正する条例を議題といたします。 提出者から説明を求めます。
伊藤総務企画部長。
◎総務企画部長(伊藤隆規君) 議案第112号花巻市
公設地方卸売市場条例の一部を改正する条例について御説明を申し上げます。 本条例は、卸売市場法及び同法施行規則の一部改正に伴い、所要の改正を行おうとするものであります。 改正の内容について御説明いたします。 お手元に配付しております議案第112号資料もあわせてごらんくださるようお願いいたします。 第27条は、委託手数料以外の報酬の収受の禁止の規定でありますが、委託手数料について、これまでの公定制から市長への届け出制に改めるものであります。 第28条は、受託契約約款の規定でありますが、本条例の改正により、委託手数料の率の決定が卸売業者の判断によることとなりますことから、手数料率の明確化を図るため、第2項に規定する卸売業者の定める受託契約約款の事項うち、委託者の負担すべき費用に関する事項を受託手数料の率に関する事項に改めるものであります。 第36条は、委託手数料の規定でありますが、卸売業者がみずからの判断で委託手数料の率を設定することとし、その率を定めたときは市長への届け出制とするほか、率の周知及び不適切な場合に市長が変更を命ずることができるよう改めるものであります。 第38条は、出荷奨励金の規定でありますが、卸売業者が出荷者へ交付する出荷奨励金に関する手続を市長の承認制から報告制とするほか、必要があると認める場合に、市長が改善措置を命ずることができるように改めるものであります。 第41条は、完納奨励金の規定でありますが、卸売業者が買い受け人へ交付する完納奨励金に関する手続を、市長の承認制から報告制とするほか、必要があると認める場合に、市長が改善措置を命ずることができるように改めるものであります。 次に、施行期日でありますが、本条例は平成21年4月1日から施行しようとするものであります。 以上で説明を終わりますが、よろしく御審議の上、御決定賜りますようお願いを申し上げます。
○議長(高橋淑郎君) これより質疑に入ります。質疑の方ありませんか。 照井明子さん。
◆13番(照井明子君) 公設卸売市場の規制緩和が行われると受けとめますが、このようにどんどん規制緩和をされてまいりますと、地方の弱小の公設卸売市場は中央の大きな市場にどうしても負けてしまう状況が発生するのではないかと思います。それでこの競争の中で淘汰されていくのではないかと、私は心配している立場でございますが、その点について市はどのように分析をされておるのか、またどのような対策をお考えになっておるかについてお尋ねをいたしたいと思います。
○議長(高橋淑郎君) 戸來農林水産部長。
◎農林水産部長(戸來喜美雄君) 卸売市場の淘汰ということでお尋ねでございますが、やはり中央市場から地方市場へとくらがえする市場が年に何カ所がございます。もっと規制を緩くした状態で業務を行いたいという考え方ではございますが、いわゆる買い受け人という方々が地元の方々であるということから、中央が規制緩和したからといって、即買い受け人が例えば盛岡へ行くとか仙台へ行くことはまずないだろうと、むしろ市場経由率が下がっていると、そちらのほうが問題だろうと考えてございます。
○議長(高橋淑郎君) ほかに質疑の方ありませんか。 照井明子さん。
◆13番(照井明子君) そうすると、今後とも大丈夫、このように規制緩和されても地方市場、花巻市の公設地方卸売市場は安定した市場経営ができると確認をさせていただいていいわけでしょうか。 それから、盛岡市などではやはりこういった規制緩和に対して大変危機感を感じているんです。それでどういった対策がとられているかといいますと、やはり地産地消を強めていこうと、そういった話し合いもされているようでございますが、そのような市と市場で営業されている方々とのお話し合いの場などは設けられておるのでしょうか。
○議長(高橋淑郎君) 戸來農林水産部長。
◎農林水産部長(戸來喜美雄君) 安定して今後継続していけるのかについては、やっぱり卸売業者の自助努力に係るものじゃないかと考えております。 それから、そういう市場にかかわる部分で、市と市場との話し合いがあるかとのお尋ねでございますが、公設地方卸売市場運営協議会というものがございます。これは有識者、それから消費者含めて卸売市場の中の組合の方々も含めた形で協議会を設けてございまして、その中で円滑な運営ができるような方策についての協議も行っているところでございます。
○議長(高橋淑郎君) ほかに質疑の方ありませんか。 (「なし」の声あり)
○議長(高橋淑郎君) なしと認め、質疑を終結いたします。
○議長(高橋淑郎君) これより討論に入ります。討論の方ありませんか。 (「なし」の声あり)
○議長(高橋淑郎君) なしと認め、討論を終結いたします。
○議長(高橋淑郎君) これより採決いたします。 議案第112号花巻市
公設地方卸売市場条例の一部を改正する条例を原案のとおり決することに御異議ありませんか。 (「異議なし」の声あり)
○議長(高橋淑郎君) 御異議なしと認め、よって、議案第112号は原案のとおり可決されました。
○議長(高橋淑郎君) そこで、11時10分まで休憩をいたします。 午前10時59分 休憩 午前11時10分 開議
○議長(高橋淑郎君) 休憩前に引き続き会議を開きます。議案審議を続行いたします。
○議長(高橋淑郎君) 日程第4、議案第113号
花巻市営住宅等条例の一部を改正する条例を議題といたします。 提出者から説明を求めます。
伊藤総務企画部長。
◎総務企画部長(伊藤隆規君) 議案第113号
花巻市営住宅等条例の一部を改正する条例について御説明申し上げます。 本条例は、市営住宅のうち老朽化した高木アパートについて廃止しようとするものであります。 改正の内容について御説明いたします。 お手元に配付しております議案第113号資料もあわせてごらんくださるようお願いいたします。 市営高木アパートは、昭和29年及び昭和30年に建設した木造2階建て住宅で、8棟32戸の団地でありますが、建設から50年以上経過し老朽化が著しいことから、取り壊しをし、整地する予定としております。 このため、市営住宅等の設置を規定する別表第1中、高木アパートの項を削るものであります。 次に、施行期日でありますが、本条例は公布の日から施行しようとするものであります。 以上で説明を終わりますが、よろしく御審議の上、御決定賜りますようお願いを申し上げます。
○議長(高橋淑郎君) これより質疑に入ります。質疑の方ありませんか。 照井明子さん。
◆13番(照井明子君) 廃止にして整地にするということでございますが、その整地にした後の計画などございますでしょうか。 それから、こちらにお住まいになっていた入居者の方々に対して転居等の対処をされたと思うんですけれども、しっかりと居住の確保がされたとは思いますが、その点についての確認をいたします。
○議長(高橋淑郎君) 照井建設部長。
◎建設部長(照井健介君) お答えいたします。 まず、入居者の関係でございますけれども、平成18年度で退去が完了しておりますので、現在はそういう関係はないものと思っております。 それから、整地後でございますけれども、向かいの矢沢振興センターの駐車場として一部使用すると考えております。
○議長(高橋淑郎君) ほかに質疑の方ありませんか。 (「なし」の声あり)
○議長(高橋淑郎君) なしと認め、質疑を終結いたします。
○議長(高橋淑郎君) これより討論に入ります。討論の方ありませんか。 (「なし」の声あり)
○議長(高橋淑郎君) なしと認め、討論を終結いたします。
○議長(高橋淑郎君) これより採決いたします。議案第113号
花巻市営住宅等条例の一部を改正する条例を原案のとおり決することに御異議ありませんか。 (「異議なし」の声あり)
○議長(高橋淑郎君) 御異議なしと認めます。よって、議案第113号は原案のとおり可決されました。
○議長(高橋淑郎君) 日程第5、議案第114号
花巻都市計画事業石鳥谷駅前
地区土地区画整理事業施行条例を廃止する条例を議題といたします。 提出者から説明を求めます。
伊藤総務企画部長。
◎総務企画部長(伊藤隆規君) 議案第114号
花巻都市計画事業石鳥谷駅前
地区土地区画整理事業施行条例を廃止する条例について御説明を申し上げます。 本条例は、石鳥谷駅前地区土地区画整理事業が完了したため、廃止しようとするものであります。 廃止する理由について御説明いたします。 お手元に配付しております議案第114号資料もあわせてごらんくださるようお願いいたします。 石鳥谷駅前地区土地区画整理事業は、平成5年度から施行してまいりましたが、本事業のすべての手続が完了しましたことから、廃止しようとするものであります。 次に、施行期日でありますが、本条例は公布の日から施行しようとするものであります。 以上で説明を終わりますが、よろしく御審議の上、御決定賜りますようお願い申し上げます。
○議長(高橋淑郎君) これより質疑に入ります。質疑の方ありませんか。 櫻井肇君。
◆25番(櫻井肇君) この土地区画整理事業、いろんな紆余曲折がありました。特に減歩の問題を中心にして住民の反対ということもありましたし、戸惑いも当初でありましたが、いよいよ20年を経て完了したということでありますので、今この時点に立って1点お聞きしたいのは、この総事業費は結局幾らを要したのかということをお聞きいたします。
○議長(高橋淑郎君) 照井建設部長。
◎建設部長(照井健介君) お答えします。 総事業費でございますけれども、14億4,000万円程度となっております。
○議長(高橋淑郎君) ほかに質疑の方ありませんか。 (「なし」の声あり)
○議長(高橋淑郎君) なしと認め、質疑を終結いたします。
○議長(高橋淑郎君) これより討論に入ります。討論の方ありませんか。 (「なし」の声あり)
○議長(高橋淑郎君) なしと認め、討論を終結いたします。
○議長(高橋淑郎君) これより採決いたします。 議案第114号
花巻都市計画事業石鳥谷駅前
地区土地区画整理事業施行条例を廃止する条例を原案のとおり決することに御異議ありませんか。 (「異議なし」の声あり)
○議長(高橋淑郎君) 御異議なしと認めます。よって、議案第114号は原案のとおり可決されました。
○議長(高橋淑郎君) 日程第6、議案第115号花巻市戸別浄化槽の整備に関する条例の一部を改正する条例を議題といたします。 提出者から説明を求めます。
伊藤総務企画部長。
◎総務企画部長(伊藤隆規君) 議案第115号花巻市戸別浄化槽の整備に関する条例の一部を改正する条例について御説明申し上げます。 本条例は、市設置型浄化槽の事業を平成21年度より、公共下水道、農業集落排水、コミュニティプラントの対象区域を除く市内全域を対象に実施することに伴い、設置の対象施設、使用者等の規定、関係経費の負担等について、所要の改正を行おうとするものであります。 改正の内容について御説明いたします。 お手元に配付しております議案第115号資料もあわせてごらんくださるようお願いいたします。 第2条は、定義の規定でありますが、個別浄化槽の定義について改めますほか、事業の対象となる住宅等及び住宅所有者等について規定するものであります。 第4条は、設置及び管理の区分の規定でありますが、排水設備の設置及び管理について住宅所有者等を加えるものであります。 第5条は、設置の申請の規定でありますが、申請者の範囲を明確にしようとするものであります。 第8条は、用地の無償貸与の規定でありますが、設置に係る用地の所有者は市に無償で土地を貸与することを規定するものであります。 第21条は、電気料金及び水道料金の負担の規定でありますが、負担区分を明確にしようとするものであります。 第24条は、浄化槽の変更、撤去等の規定でありますが、手続及び費用負担について明確にしようとするものであります。 次に、施行期日でありますが、本条例は平成21年4月1日から施行しようとするものであります。 以上で説明を終わりますが、よろしく御審議の上、御決定賜りますようお願い申し上げます。
○議長(高橋淑郎君) これより質疑に入ります。質疑のある方ありませんか。 (「なし」の声あり)
○議長(高橋淑郎君) なしと認め、質疑を終結いたします。
○議長(高橋淑郎君) これより討論に入ります。討論の方ありませんか。 (「なし」の声あり)
○議長(高橋淑郎君) なしと認め、討論を終結いたします。
○議長(高橋淑郎君) これより採決いたします。 議案第115号花巻市戸別浄化槽の整備に関する条例の一部を改正する条例を原案のとおり決することに御異議ありませんか。 (「異議なし」の声あり)
○議長(高橋淑郎君) 御異議なしと認めます。よって、議案第115号は原案のとおり可決されました。
○議長(高橋淑郎君) 日程第7、議案第116号花巻市
国民健康保険税条例の一部を改正する条例を議題といたします。 提出者から説明を求めます。
伊藤総務企画部長。
◎総務企画部長(伊藤隆規君) 議案第116号花巻市
国民健康保険税条例の一部を改正する条例について御説明申し上げます。 本条例は、国民健康保険事業の円滑な運営を図るため、所要の改正をしようとするものであります。 改正の内容について御説明いたします。 お手元に配付してあります議案第116号資料もあわせてごらんくださるようお願いいたします。 第3条から第7条の3までは、国保税の基礎課税額、後期高齢者支援金等課税額及び介護納付金課税額の所得割額、資産割額、被保険者均等割額及び世帯別平等割額をそれぞれ規定するものであります。 基礎課税額についてでありますが、第3条は所得割額を総所得金額等に100分の7を乗じた額とすること、第4条は資産割額を固定資産税額のうち、土地及び家屋に係る部分の額に100分の25を乗じた額とすること、第5条は被保険者均等割額を2万4,000円とすること、第5条の2は特定世帯以外の世帯別平等割額を2万5,000円、特定世帯の世帯別平等割額を1万2,500円とするものであります。 次に、後期高齢者支援金等課税額についてでありますが、別表第1に規定しておりました額を、所得割額、資産割額、被保険者均等割額及び世帯別平等割額ごとに、第5条の3から第5条の6に規定するものであります。 次に、介護納付金課税額についてでありますが、第6条は所得割額を総所得金額に100分の1.5を乗じた額とすること、第7条は資産割額を固定資産税額のうち、土地及び家屋に係る部分の額に100分の7を乗じた額とすること、第7条の2は被保険者均等割額を7,000円とすること、第7条の3は世帯別平等割額を5,000円とするものであります。 第10条は、納期の規定でありますが、特別徴収の適用者において、特別徴収を開始する前の普通徴収の納期について新たに規定するものであります。 第21条は、国保税の被保険者均等割額及び世帯別平等割額の減額の規定でありますが、減額する額を基礎課税額分、後期高齢者支援金等課税額分及び介護納付金課税額分の7割減額の場合、5割減額の場合及び2割減額の場合について、それぞれ規定するものであります。 別表第1及び別表第2については、本改正により規定内容を本則へ規定いたしますことから削るものであります。 次に、施行期日でありますが、本条例は平成21年4月1日から施行するものであります。 附則第2項は、本改正の適用について所要の経過措置を講じるものであります。 以上で説明を終わりますが、よろしく御審議の上、御決定賜りますようお願いを申し上げます。
○議長(高橋淑郎君) これより質疑に入ります。質疑の方ありませんか。
○議長(高橋淑郎君) 照井明子さん。
◆13番(照井明子君) 国民健康保険税のこれまで不均一課税されていたものを均一課税にするための税制改正ということでございますけれども、国民健康保険については一般質問でも取り上げましたけれども、大変高い国保税ということもありまして、滞納者の世帯数もふえております。そういった中で資格証の発行が一気にふえたことが、今定例会でも明らかになりました。平成20年9月時点では12世帯だったものが、先日の私の質問で一気に117世帯の方々に発行されておるという御答弁もございまして、本当に驚きました。 それで、この国保世帯数に対する滞納世帯数の割合を見ますと、ちょっと古いんですが花巻市の場合、平成19年度の出納閉鎖時においての数ですが、国保加入世帯数が1万8,943世帯のうち、滞納世帯数が3,168世帯でございまして、割合が16.72%にものなっているんです。こういった実情がございます。 また、先ほど申し上げました資格証の発行証がふえたということ、それからこの中には子供も含まれていたかという質問に対して、花巻市は無保険の子供はおらないということでございましたので、このことについては本当に高く評価をしたいと思っております。 昨日、衆議院の厚生労働委員会で、中学生以下の無保険の子供に対して短期保険証を交付することが可決されましたけれども、この国の動きより早く、花巻市がそういった措置を取られていたことに対しては、敬意を表したいと思っておりますが、さらに私は心配しておるのは、やはり病気や家族のいる世帯や生活困窮者にも配慮をしていくべきではないかと思っています。この点について確認をいたします。 それから、資格証発行の世帯の117件すべてが悪質な世帯なのでしょうか。そこについてしっかりと調査をされているのか、その点についても確認をいたします。
○議長(高橋淑郎君) 藤井保健福祉部長。
◎保健福祉部長(藤井廣志君) 資格証明書の発行の関係でお答えをいたしますが、資格証明書の発行につきましては、法令上は、1年以上前の国保税を納めていない方が対象でございますが、市としてはやはり納税者の実情を考慮しながら、少し緩目にしておりますし、それから納税者とは都合3度ほど、幾らかでも納税に御協力くださいという形で、相談の機会を設けまして、その実情を伺いながら資格証明書を発行しているところでございます。 したがいまして、滞納者の状況をやはりきちっと把握しながら対応していると思っているところでございます。
○議長(高橋淑郎君) 照井明子さん。
◆13番(照井明子君) 病気や生活困窮者にも配慮していくべきではないかという質問については、もう一度御答弁をお願いいたしたいと思います。 それから、やはり低所得者にとって高い賦課額になっているということがございます。全員協議会の中で示されました花巻市の資料によりましても、例えば33万以下の方の1世帯当たりの平均賦課額が4万3,382円、それから33万円を超えて100万円の所得の方は11万2,713円となっていまして、段階的に見ていきまして500万円を超える方は54万2,491円となっているわけです。この負担割合を見ますと、33万円以下の方々は13%の負担割合です。それから33万円から100万円の方になりますと11%の負担割合です。それから500万円を超えますと8.6%以下の負担と、こういう数字を見ても、大変低所得者の方々に重い国保税という事実がございます。 それから、所得区分ごとの世帯割合を見ますと300万円以下の方が90%を占めるんです。それから200万円以下で見ますと78.4%の割合になっておるということでは、やはりいかにこの国保税が所得の低い方々にとって重い税金になっているかという事実も明らかとなるわけでございます。ということで、私はやはり支払い能力を超えた国保税になってしまっているのではないかと、そのために滞納者もふえてしまうのではないかと感ずるわけですけれども、その点については重い国保税ではないかという認識、分析、その点についてお伺いしたいと思いますし、それから、国保税を引き上げないための方策も考えられたのではないかと思いますが、その点について検討なされなかったのかどうかお伺いいたします。
○議長(高橋淑郎君) 藤井保健福祉部長。
◎保健福祉部長(藤井廣志君) まず、資格証の関係でございますが、先ほど申し上げましたように、3度ほど御相談をする場を設けさせていただいております。実態はなかなか何度か通知をしてもおいでになっていただけないということがあって、状況を確認できない方もいらっしゃいます。いずれそういう状況を見ながら、病気の方でどうしても診療を受けたいという場合には、短期保険証に切りかえるとか、そういったような対応をしているところでございます。 それから、低所得者に対して重い負担という御指摘でございますが、御承知のとおり所得割という形で、所得に応じた賦課になっておりますし、低所得者に対しましては、さらに均等割、平等割の部分を7割、5割、2割という形で軽減をしておりまして、低所得者への負担緩和の配慮をしていると考えているところでございます。 それから、国保税が重いのではないかとの御指摘でございますが、なかなか私ども、例えば社会保険と比較してどうかということで、何かデータないかということで調査もしてみましたけれども、それらを裏づける資料が実際はなかなか見つからないという状況ではございますが、私どもの感覚としても国保税は決して軽いとは思っておりません。やはり決して軽い負担ではないと思っているところでございます。 それから、今回の税率改正でございますが、世帯ごとにはちょっとばらつきがございますけれども、全体としては引き下げをするという中身でございますので、今回の税率改正が引き上げということではございませんので、御理解いただきたいと思います。
○議長(高橋淑郎君) 照井明子さん。
◆13番(照井明子君) 当局も決して軽い負担ではないという認識でございますけれども、そして全体としては引き下げになるということですが、実際は一部地域は引き下げになりますけれども、引き上げになる方々もいらっしゃることは、事実でございますので、その点についてやっぱりそういった現実がございます。法定減免されていても、やはり到底払い切れませんという方々の相談も来ているはずでございます。それで、やはりこういったときにこそ一般財源を活用して、引き上げを抑えるべきではなかったのかと思うわけです。 というのは、過去におきまして財源不足対策を使いまして引き上げを据え置いたという、そういった前例がございます。この対策をとりましたときには、本当に私どもも高く評価をしたわけですが、そういった一般財源の活用によります全体の、本当に全部の引き下げ、これも現実的に可能ではなかったのかと思うわけですけれども、実際に、花巻、大迫、東和、この3つの地域の賦課総額を見まして、これを合算すると702万円ほどになるんです。これが財源不足ととらえてよろしいのか、でなければ、これ以上の財源不足対策を講じなければ全部の引き上げを抑えられなかったのか、その点について確認をいたします。
○議長(高橋淑郎君) 藤井保健福祉部長。
◎保健福祉部長(藤井廣志君) 国保会計の仕組みは、かねてから申し上げているところでございますが、いわゆる国保財政は国・県支出金、それからさまざまな収入ございますが、それから一般会計からもいわゆるルール化された部分で繰り入れをされているところでございます。その部分の繰り入れの財源でございますが、国・県支出金も財源になってございますが、そのうちでも一般の財源も財源としながら、いわゆるルール化された部分については一般会計から国保会計に繰り入れをしている中で、いわゆる制度的に国保の被保険者の負担軽減が図られてきているととらえているところでございます。 したがいまして、私どもといたしましては、やはり国保財政はそういったような形で国・県支出金あるいは国保税、あるいはルール化された一般会計からの繰り入れでまかなうことを基本としながら、国保財政は運営していくべきものと考えているところでございます。
○議長(高橋淑郎君) ほかに質疑の方ありませんか。 櫻井肇君。
◆25番(櫻井肇君) ただいまのお話でありますが、確かに保健福祉部長おっしゃるとおり、全体として国民健康保険税、これは引き下がるということであります。行政の側から見てそう言われるのは当然、これは理解できます。 ただ、これはいわゆる75歳以上の方が、今度国民健康保険から抜けるという内容も含んでおりまして、住民の負担という観点からは、今言われましたように東和を初めとして高くなるところもあることは事実だろうと思います。私は住民の側から物を見ますから、そこは市と議員の側の違いでありまして、これは当然だろうと思います。 お聞きしたい点はただいま資格証明書の問題が出ました。この1年の間に一気に何倍にもなったという背景に何があるだろうかということであります。重い税金もありますけれども、しかし一気にこれくらい資格証がふえたと、1年以上納入しない方がふえたことは、数から見て必ずしも悪質な方がふえたということではなかろうと思います。ここには市内の各御家庭をめぐる現在の経済状況が色濃く反映されているのではないだろうとかと思うわけであります。その点で、これは国保の問題というよりも市内経済の問題になるかと思いますが、そういう各家庭の経済の状況はどうだろうか、地域経済をどうとらえているのか、御所見で結構でございますから、お聞かせ願いたいと存じます。
○議長(高橋淑郎君) 藤井保健福祉部長。
◎保健福祉部長(藤井廣志君) 資格証発行が多くなった背景は、必ずしも経済状況を反映してということでございません。いわゆる法令上は国保税を1年以上滞納した場合に交付されますが、実は市ではもう少し緩やかにして対応しているところでございます。資格証の発行対象についてはきちっと対象を精査、確認をして適用しましょうということがありますので、国保税の滞納状況が増加したという背景も一部あるとは思いますけれども、必ずしもそういうことではなくて、やはりきちっとした適用をしながら、あと納税相談とかさまざまな機会を設けながら、ぜひとも納税に御協力をいただきたいという趣旨で、こういった対応をしたところでございます。
○議長(高橋淑郎君) 櫻井肇君。
◆25番(櫻井肇君) 資格証発行の件でございますが、緩やかに対応されているということであります。それはそのとおりだと思います。そこで具体的な対応の中身でありますが、繰り返すようでございますけれども、1年以上払っていないからということで、むやみに資格証を発行しているということではないということでしょうか。例えば1年以上滞納していて、額にすれば10万円滞納しているけれども、今度1,000円、2,000円でも払えるという状況であれば、これはそのように対応して、資格証の発行は極力避けるという努力をされているのだろうかとお聞きをしたいと思います。
○議長(高橋淑郎君) 藤井保健福祉部長。
◎保健福祉部長(藤井廣志君) 資格証の発行基準について、少し具体的に御説明を申し上げたいと思いますが、いわゆる法令上は1年以上の滞納ということになりますが、市の適用の部分は前々年度以前の滞納がある方でございますし、滞納繰越分の滞納全額を2年以内に完済するという分納誓約をしていただいても、それをお守りいただけない、あるいは前年度中の納付税額が、年間納付額の3分の1にも満たない場合でございますので、例えば滞納があっても幾らかでも、例えば1割とか2割程度納めるという形で滞納の解消に努力をしていただいている方については、資格証明書の発行はしないという形で進めているところでございます。
○議長(高橋淑郎君) ほかに質疑の方ありませんか。 (「なし」の声あり)
○議長(高橋淑郎君) なしと認め、質疑を終結いたします。
○議長(高橋淑郎君) これより討論に入ります。討論の方ありませんか。 照井明子さん。
◆13番(照井明子君) 議案第116号花巻市
国民健康保険税条例の一部を改正する条例に反対の討論をいたします。 本議案は、この間の国保税の不均一課税を均一課税にすることに伴っての税制改定でございます。国保税の加入者は、年金生活者、自営業者、非正規労働者等が中心であり、加入者の所得が減り続けている中で、これまでの重い保険税となってまいりました。今改定は、一部世帯は引き下げられたものの、それ以外は引き上げとなります。実態から見ても低所得者ほど重い保険税となっており、低所得層の拡大も否定できず、支払い能力を超えているのが現実と言えます。命に直結する税であり、一般財源からの活用で抜本的引き下げに取り組むべきであります。 以上の理由で反対といたします。
○議長(高橋淑郎君) 賛成討論の方ありませんか。 (「なし」の声あり)
○議長(高橋淑郎君) なしと認め、討論を終結いたします。
○議長(高橋淑郎君) これより採決いたします。 議案第116号花巻市
国民健康保険税条例の一部を改正する条例は反対がありましたので、起立により採決をいたします。 本案を原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。 (賛成者起立)
○議長(高橋淑郎君) 起立多数であります。よって、議案第116号は原案のとおり可決されました。
○議長(高橋淑郎君) 日程第8、議案第117号花巻市営大迫宇瀬水牧野条例の一部を改正する条例を議題といたします。 提出者から説明を求めます。
伊藤総務企画部長。
◎総務企画部長(伊藤隆規君) 議案第117号花巻市営大迫宇瀬水牧野条例の一部を改正する条例について御説明申し上げます。 本条例は、市内で家畜を飼育する者以外で、市長が適当と認める者の牧野使用料について改めるようとするものであります。 改正の内容について御説明いたします。 お手元に配付しております議案第117号資料もあわせてごらんくださるようお願いいたします。 第11条は使用料の規定でありますが、市内で家畜を飼育する者以外で市長が適当と認める者の使用料について、100分の20に相当する金額を加算する規定を加えるものであります。 次に、施行期日でありますが、本条例は平成21年4月1日から施行しようとするものであります。 以上で説明を終わりますが、よろしく御審議の上、御決定賜りますようお願いを申し上げます。
○議長(高橋淑郎君) これより質疑に入ります。質疑の方ありませんか。 近村晴男君。
◆21番(近村晴男君) ただいまの説明で、いわゆる牧野の使用料の件でございますけれども、花巻市以外からの入牧の際の牧野の使用につきまして値上げといいますか、100分の20に相当する金額を加算するわけでございますけれども、今現在もう既にシーズンは終わっていますけれども、今シーズンの市内の入牧頭数と、あと市外からの頭数につきまして、まずお尋ねしたいと思います。
○議長(高橋淑郎君) 戸來農林水産部長。
◎農林水産部長(戸來喜美雄君) お答えいたします。 市内からは227頭、それから市外からは41頭でございます。あわせて268頭が入ってございますが、パーセンテージからいきますと市内が84.7%、それから市外が15.3%という平成20年度の状況でございました。
○議長(高橋淑郎君) 近村晴男君。
◆21番(近村晴男君) この牧野につきましては、いわゆる家畜を飼育している方々にとっては夏場の労務が非常に軽減されるといいますか、その面におきましての大きな効果を発揮している牧野だと思っております。危惧されるのは、若干ではありますが、そのように使用料を上げることによって市外からの今後の入牧頭数が減ってくるのかなという懸念もありますが、その辺につきましての予測はどのように思っていらっしゃるでしょうか、お伺いします。
○議長(高橋淑郎君) 戸來農林水産部長。
◎農林水産部長(戸來喜美雄君) 市外からの入牧が減るかどうかというお尋ねでございますが、その辺については多少減るかもしれないと思ってございます。ただ今回の改正につきましては、事あるごとにお話ししてございますが、1頭当たり市の一般財源が6万円から7万円とかかっているということで、市外の方々の分についてもそれぐらいかかっているわけでございます。 実は、市外からは紫波町と矢巾町からの入牧ですが、そちらに幾らか負担していただけないかとの申し入れもいたしました。ところが、そういう申し入れに対して色よい返事がないということで、それではやっぱり使用者からいただくしかないということで考えた措置でございます。
○議長(高橋淑郎君) 近村晴男君。
◆21番(近村晴男君) いわゆる牧野に預けて、その間に子を授かることが随分期待されている部分だと思うんですけれども、宇瀬水牧野につきましては、その辺につきましては十分対応がしっかりなされていると私は認識しておりますが、以前、2年ほど前でしたが、市営牧野につきまして一本化するような話もあった時期もありまして、私はちょっと、えっと思ったんですが、それも今、余り話はされておりませんが、いずれ家畜を扱っている方々にとりましては、今大変厳しい状況に実はあるわけです。家畜の値段下がっておりますけれども、そういう意味からして、やはり牧野のありようは十分に必要な施設だと思っておりますので、牧野運営そのものが縮小されていくようなことがないような形で対応していってほしいものと思っておりますけれども、その辺につきまして今後の見通し等ありましたらお伺いしたいと思います。
○議長(高橋淑郎君) 戸來農林水産部長。
◎農林水産部長(戸來喜美雄君) 花巻市営牧野は2つございます。御案内のとおり五輪牧野もございますが、前々からお話ししておりますが、やはり見直しは必要だろうと考えてございます。 ただ、見直すといってもすぐすぐということではなくて、やっぱり利用者の方々の御意見も伺いながら、どのような管理が一番いいのか、数年単位で手をかけていく必要があると思っているところでございます。
○議長(高橋淑郎君) ほかに質疑の方ありませんか。 (「なし」の声あり)
○議長(高橋淑郎君) なしと認め、質疑を終結いたします。
○議長(高橋淑郎君) これより討論に入ります。討論の方ありませんか。 (「なし」の声あり)
○議長(高橋淑郎君) なしと認め、討論を終結いたします。
○議長(高橋淑郎君) これより採決いたします。 議案第117号花巻市営大迫宇瀬水牧野条例の一部を改正する条例を原案のとおり決することに御異議ありませんか。 (「異議なし」の声あり)
○議長(高橋淑郎君) 御異議なしと認めます。よって、議案第117号は原案のとおり可決されました。
○議長(高橋淑郎君) 日程第9、議案第118号花巻市手数料条例の一部を改正する条例を議題といたします。 提出者から説明を求めます。
伊藤総務企画部長。
◎総務企画部長(伊藤隆規君) 議案第118号花巻市手数料条例の一部を改正する条例について御説明申し上げます。 本条例は、建築基準法の一部改正による確認審査の厳格化に伴い、審査及び検査に要する時間が増加したため、確認申請手数料等の額を改めようとするものであります。 改正の内容について御説明いたします。 お手元に配付しております議案第118号資料もあわせてごらんくださるようお願いいたします。 別表(1)は、戸籍等関係の手数料等の額の規定でありますが、第9の項、第10の項、第12の項、第13の項及び第20の項について、確認申請手数料等及び完了検査申請手数料等並びに全体計画認定申請手数料について改めるものであります。 次に、施行期日でありますが、本条例は平成21年4月1日から施行しようとするものであります。 附則第2項は、本改正の適用のうち第12の項及び第13の項について、所要の経過措置を講じるものであります。 以上で説明を終わりますが、よろしく御審議の上、御決定賜りますようお願いを申し上げます。
○議長(高橋淑郎君) これより質疑に入ります。質疑の方ありませんか。 櫻井肇君。
◆25番(櫻井肇君) この案を見ましたときに、何でこれぐらい上げるのかという理由がわかりませんでしたが、今の御説明ですと、数年前建築基準法が改正になりまして、業者のお話を聞きますと非常に書類が煩雑かつ膨大になったとお聞きしました。その話と結びつけて今の御説明をお聞きしますと、その点で非常に事務の手数がかかったと、だからこれぐらい上げるということにお聞きをいたしましたが、そういう理解でいいのかどうか、まず1点お聞きします。
○議長(高橋淑郎君) 照井建設部長。
◎建設部長(照井健介君) お答えいたします。 昨年の耐震偽装とかに発した建築基準法の改正によるものであることは、そのとおりでございまして、改正後、事務手数等が以前よりかかるということで上げようとするものであります。
○議長(高橋淑郎君) 櫻井肇君。
◆25番(櫻井肇君) 全くそういうことだろうと思えば思いますが、しかし確かに建築総金額に占めるこの手数料の割合は低いかもしれませんが、しかし法律の改正というわけでもないわけでありまして、本市独自で決めることのようでありますが、やっぱり建築主、施工主の負担は重くなるわけなんです。だからこのくらい上げるという表がありますけれども、これの根拠はどういうところから出てきているのかお聞きします。
○議長(高橋淑郎君) 照井建設部長。
◎建設部長(照井健介君) お答えいたします。 細かく計算した資料は今持ち合わせておりませんけれども、花巻市独自ではございませんで、今回は岩手県も上げますし、県内の限定特定行政庁で、歩調を合わせて同額にしようとするものでございます。
○議長(高橋淑郎君) 櫻井肇君。
◆25番(櫻井肇君) それは必ずしなければならないものなんでしょうか、それとも、いわゆるできるということなんでありましょうか。つまりこういう昨今の経済下で、先ほども申しましたように、確かに建築金額における費用の負担の割合は小さいかもしれませんが、やはり負担がふえるということは、一定程度影響まではいかないにしても、やっぱり負担感はあると思うんですが、上げない方向で考えたということはないのかどうかお聞きします。
○議長(高橋淑郎君) 照井建設部長。
◎建設部長(照井健介君) できる規定といいますか、自治体が独自に手数料を定めることになっておりますので、そういう限りでは値上げしないことも選択できるわけですが、今回は上げることで御提案したところでございます。
○議長(高橋淑郎君) ほかに質疑の方ありませんか。 (「なし」の声あり)
○議長(高橋淑郎君) なしと認め、質疑を終結いたします。
○議長(高橋淑郎君) これより討論に入ります。討論の方ありませんか。 櫻井肇君。
◆25番(櫻井肇君) 昨今の経済下の中で手数料を引き上げることは、やはり施工主、市民に対して負担を課するものであり、大きくするものであり、反対といたします。
○議長(高橋淑郎君) 賛成討論はありませんか。 (「なし」の声あり)
○議長(高橋淑郎君) なしと認め、討論を終結いたします。
○議長(高橋淑郎君) これより採決いたします。 議案第118号花巻市手数料条例の一部を改正する条例は反対がありましたので、起立により採決をいたします。 本案を原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。 (賛成者起立)
○議長(高橋淑郎君) 起立多数であります。よって、議案第118号は原案のとおり可決されました。
○議長(高橋淑郎君) ここで、昼食のため午後1時まで休憩をいたします。 午前11時58分 休憩 午後1時00分 開議
○議長(高橋淑郎君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 議案審議を続行いたします。
○議長(高橋淑郎君) 日程第10、議案第119号花巻市
農業集落排水施設条例の一部を改正する条例を議題といたします。 提出者から説明を求めます。
伊藤総務企画部長。
◎総務企画部長(伊藤隆規君) 議案第119号花巻市
農業集落排水施設条例の一部を改正する条例について御説明申し上げます。 本条例は、農業集落排水施設使用料の算定方法を従量制に統一するほか、既設浄化槽の寄附の規定について整理を行おうとするものであります。 改正の内容について御説明いたします。 お手元に配付しております議案第119号資料もあわせてごらんくださるようお願いいたします。 第14条は、使用料の規定でありますが、使用料算定を従量制に移行するため、人頭割の規定を削るものであります。 第15条は、汚水量の認定等の規定でありますが、人頭割による使用料算定を行っていた地区及び区域の規定を削り、水道水以外の水を使った場合の使用料について明確にしようとするものであります。 第16条は、使用者の異動の届け出の規定でありますが、従量制への移行により所要の改正を行うものであります。 改正前の第21条は、既設浄化槽の寄附の規定でありますが、これを削るものであります。 なお、既設浄化槽の寄附に関しましては、花巻市戸別浄化槽の整備に関する条例の規定が適用されることとなるものであります。 第24条は、浄化槽の変更、撤去等の規定でありますが、既設浄化槽の寄附申請者の規定を削り、土地所有者の変更の届け出について規定し、条項移動を行うものであります。 第21条、第22条及び第25条から第30条までは、条項移動及び字句の整理を行うものであります。 別表第3は、使用料の算定方法を規定するものでありますが、従量制に統一するものであります。 次に、施行期日でありますが、本条例は平成21年4月1日から施行しようとするものであります。 附則第2項及び第3項は、所要の経過措置を講ずるものであります。 以上で説明を終わりますが、よろしく御審議の上、御決定賜りますようお願いを申し上げます。
○議長(高橋淑郎君) これより質疑に入ります。質疑の方ありませんか。 (「なし」の声あり)
○議長(高橋淑郎君) なしと認め、質疑を終結いたします。
○議長(高橋淑郎君) これより討論に入ります。討論の方ありませんか。 (「なし」の声あり)
○議長(高橋淑郎君) なしと認め、討論を終結いたします。
○議長(高橋淑郎君) これより採決いたします。 議案第119号花巻市
農業集落排水施設条例の一部を改正する条例を原案のとおり決することに御異議ありませんか。 (「異議なし」の声あり)
○議長(高橋淑郎君) 御異議なしと認めます。よって、議案第119号は原案のとおり可決されました。
○議長(高橋淑郎君) 日程第11、議案第120号花巻市上水道給水条例の一部を改正する条例を議題といたします。 提出者から説明を求めます。
伊藤総務企画部長。
◎総務企画部長(伊藤隆規君) 議案第120号花巻市上水道給水条例の一部を改正する条例について御説明申し上げます。 本条例は、上水道事業の円滑な運営を図るため、上水道料金を改めようとするものであります。 改正の内容について御説明いたします。 お手元に配付しております議案第120号資料もあわせてごらんくださるようお願いいたします。 第7条は、加入金の規定でありますが、消費税を含む総額表示とするものであります。 第26条は、上水道料金の規定でありますが、メーター使用料を基本料金に含める形とし、合計額に端数が生じた場合は、これを切り捨てるものであります。 別表第1から別表第3までは上水道料金表でありますが、一般用における基本水量、基本料金及び超過料金について統一するほか、口径別用途別料金体系に改めるものであります。 なお、金額はすべて消費税を含む総額表示とするものであります。 次に、施行期日でありますが、本条例は平成21年4月1日から施行しようとするものであります。 附則第2項は、上水道料金の適用について所要の経過措置を講じるものであります。 以上で説明を終わりますが、よろしく御審議の上、御決定賜りますようお願いを申し上げます。
○議長(高橋淑郎君) これより質疑に入ります。質疑の方ありませんか。 照井明子さん。
◆13番(照井明子君) 花巻市におけます水道料金の統一でございまして、全員協議会でも御説明がありました。それで花巻市だけが2.9%アップとなるということで、大迫、石鳥谷、また東和につきましては全体としては引き下げられるという内容でございますけれども、やはり引き上げとなりますと、市民の方々にとっては負担増となるわけです。それで合併協定では、この件についてはどうなるかということについては触れられておりませんでした。しかしこの時点で一定程度の予想はついていたんじゃないかと私は感ずるわけですけれども、その点で合併協定にも明記をすべきではなかったのかと、一部地区では引き上げもあるといったことも知らせておくべきだったのではないかと思うわけですけれども、その点について伺いたいと思います。
○議長(高橋淑郎君) 高橋水道事業所長。
◎水道事業所長[上下水道部長併任](高橋通義君) 水道料金の統一ということで、合併協定のときにというお話でありますが、御案内のとおり、合併協定では単に水道料金の統一と、それからメーター使用料の調整ということでありまして、今回御提案したのはメーター使用料の調整は花巻地区はなかったものですから、3地区についてのメーター使用料の調整をしたと。 料金の統一でありますけれども、御提案した内容は、確かに花巻地区につきましては2.9%ほどの上げとなっておりますが、全員協議会でもお話ししたとおり、これを見渡したときにいろんなパターンを検討いたしました。一つは供給単価の違いもありますし、それから種別口径別料金もありますし、それからもう一つ、事業統合という一つの大きな課題があったわけであります。この中で花巻地区がその中では一番料金が低いということで、統一を図ることで、私ども種々検討いたしました。その中で御提案したのが、今回花巻地区の一般用のみの2.9%の上げで統一を図って、これで経営をしていきたいということであります。 それから、もう一つつけ加えさせていただきますと、水道事業会計と、それからもう一つは後ほど御審議いただきますが、簡易水道事業は特別会計、それから石鳥谷東央部営農飲雑用水施設事業も特別会計ということで、それぞれの事業を見渡して、これが今回の提案の中では市民の皆様にも、花巻地区の方には若干御負担をいただきますけれども、合併して3年目という統一に向かった提案だと考えております。
○議長(高橋淑郎君) ほかに質疑の方ありませんか。 櫻井肇君。
◆25番(櫻井肇君) 2点についてお聞きをいたします。 まず第1点は、今も合併協定のお話ありましたが、そのときにはすべて統一をするという協定でございました。具体的にお聞きしますが、例えば仮に同じ規模の施設あるいは工場、全く同じと仮定して、同じ市内に事業所を構えていながら、水道料金が一部では低く一部では高くということがあるわけです。この改正のよってもそれは直りません。それでこういう事態、果たしていいのかということで御所見をお伺いをいたします。 それからもう1点は、最近聞いたお話でありますが、「蛇口をふやそうとしたところ、メーターもかえなければなくなった、メーターをかえるということは口径もふやさなければならなくなった、費用が膨大にかさむから蛇口をふやすのをあきらめた」というお話も聞きましたが、こういうことは事実としてあるのかどうか、掌握されているのかどうかお聞きいたします。
○議長(高橋淑郎君) 高橋水道事業所長。
◎水道事業所長[上下水道部長併任](高橋通義君) 同じ規模の場合で水道料金が高い低いという御質問でありますけれども、水道法では同じ地域の水道を使う場合については同じ料金でなければならないと定められておりますけれども、ただ先ほども申し上げましたけれども、やっぱりそれぞれの地域的なものの供給単価の違いを調整するのは、まだ無理があると。今回それに努力して一番近づける範囲というのが、一般対営業等については90対10でありますので、その90の部分を引き上げて、残りの10については、営業、工業、それから団体等、種別がありますので一概には言えませんけれども、それを今後調整させていただきたいと考えております。 それから、蛇口をふやすこととメーターをかえることは、確かに近年、水洗トイレも含め浴場も含め、生活様式がかわりまして、メーターをかえるという事実はありますが、口径につきましては、水圧確保の関係でそのような指導をしたということではなかろうかと思っております。
○議長(高橋淑郎君) 櫻井肇君。
◆25番(櫻井肇君) 私、先ほど申し上げた、この同じまちの中でありながら、工業用、営業用に限っていえば負担が違うということを申し上げましたが、それではこの問題は、ずっとこのように続いていくものか、私はどれを引き上げて、どこを下げてとか、そういうことを言っているのではありません。そういう事実があるということで、やっぱりよくないのではないかと思うからお聞きするのでありまして、こういう状態はずっと続くということなんでしょうか、今後の見通しをお聞きしたいと存じます。 それから、口径の問題でありますが本当にそうであるかどうか、そこまで私も聞かなかったんですが、実際、そういうことで蛇口をふやすためには、どうしても何といっても必ず絶対メーターを大きくして、口径をふやさなければならないのだかどうかということ、少し業界にも確かめてみていただけませんか。やっぱり蛇口の問題は、非常に生活上大きな問題なもんですから、ふやせないということになるとやっぱり生活に支障を来す場合もありますので、この点お願いしたいのでありますが、いかがでしょうか。
○議長(高橋淑郎君) 高橋水道事業所長。
◎水道事業所長[上下水道部長併任](高橋通義君) 今後の見通しでありますけれども、先ほど来、それぞれの地域の供給事情が違うと、水道体系が違うことの統合作業を開始すべくしております。それで後ほど議員の皆様にも御説明する機会を設けさせていただいておりますけれども、今現在、花巻市の水道ビジョンを策定しておりまして、その中で大迫の簡易水道事業と石鳥谷の営農飲雑用水施設事業については、平成22年度には事業統合化すると、そして平成24年度に東和地区の簡易水道事業を事業統合して、全部を公営企業化するという計画を持ちました。したがいまして公営企業化しないうちは、それぞれの料金を一気統一するわけにはいかないのではないのかと考えております。 それと、口径のことですけれども、業者がどのように御指導したか、ちょっとわかりませんけれども、それが必ず義務ではないと、ただ生活する上でそのほうが便利ですよという御指導を業者がしたのではないかと思っておりますので、必ずそうしなければ蛇口をふやせないということではないと、私どもは解しております。
○議長(高橋淑郎君) 櫻井肇君。
◆25番(櫻井肇君) まず、御答弁要らない部分で蛇口の問題でありますが、確かに今言われたとおりに蛇口をふやそうとすれば水圧は高めなければならないし、口径も大きくしなければならないという場合もあるでしょうけれども、私がお聞きしているところではそういう問題ではなくて、必ず口径を大きくしなければならないという意味のお話が業者からあったとお聞きしているんです。ぜひこれは業者を確かめるなり、あるいは業者に対して指導していただきたい。でなければ、やっぱり業者は商売にしたいわけですから、必要のない口径の大きさにするという場合もあるいはあるやもしれませんので、そこは密接な業界との連絡で、あるいは協議で諮っていただきたいと思います。 それから、これは過日の会派の説明会でもお聞きしましたことですが、それでは公営企業化は、一体いつごろになるのか、それから岩手中部広域水道企業団からの末端給水の点も含めて、再度この目途についてお聞きしたいと存じます。
○議長(高橋淑郎君) 高橋水道事業所長。
◎水道事業所長[上下水道部長併任](高橋通義君) 先ほども御答弁いたしましたが、公営企業化の目標年次は平成24年度、平成22年度には東和の簡易水道、石鳥谷の営農飲雑用水を企業会計化して、それから残る簡易水道を公営企業化して、そうすると花巻市の水道はすべて公営企業化となります。 もう1点でございますが、広域給水というお尋ねですが、これにつきましては平成26年度を目途としておりまして、北上市、岩手中部広域水道企業団ともただいま協議中であります。
○議長(高橋淑郎君) ほかに質疑の方ありませんか。 山本純雄君。
◆22番(山本純雄君) 本当に合併協定のとおりに均一化になればよろしかったんですけれども、残念ながら一般用以外はならなかったということで、場所によっては水量が10トンとか20トンと基本料金に開きがありますから一概に比較はできないですけれども、やはり高く納めていたところでは、ずっとまた高くもらいますよという感じで、なかなか納得し切れないものがあります。 ちなみに、花巻の一般用以外で花巻の料金に合わせた場合、収入が幾ら減るような試算が出てこのようなことになったんですか。
○議長(高橋淑郎君) 高橋水道事業所長。
◎水道事業所長[
上下水道部長併任](高橋通義君) 私どもも、当初は、今、山本議員がおっしゃるように、すべて統一することを考えておりました。御提案したのは一般用の花巻地区の2.9%でありますが、これでも私どもの水道事業では、全体としては収入がマイナス1.3になっておりまして、これは3年間の目標を立てたわけですけれども、それも6,000万円の減となります。 すべて営業用以外、金額にしますと一般が12億円、それから営業等が8億円となりますけれども、それもやりますと約1億円ぐらいの減になるということで、公営企業としては成り立たなくなるということになりますので御理解をお願いいたします。
○議長(高橋淑郎君) 山本純雄君。
◆22番(山本純雄君) 今の説明であれば、一般用以外の3地域の分を花巻地域と同じにしただけで、1億円も減額になるということですか、減収になるということですか。
○議長(高橋淑郎君) 高橋水道事業所長。
◎水道事業所長[
上下水道部長併任](高橋通義君) 算定の中に、やはり経済的な要因も加味いたしました。それで今回御提案した中でも、その中で今度、企業会計をそのまま適用いたしますと、前にもお話しいたしましたけれども、1事業で最大で年間で60万円ほどのアップになると、それで内容を見ますと工業用、営業用という用途、団体用もありますけれども、一般用以外に、その中で病院も、それから老人保健施設とか、単に営業して、あるいは工業用に準じてやるというところまで、そこまで適応になるということでありまして、今回の部分については、この部分だけでも私どもとしては6,000万円の減ということですけれども、それまで含めると約4,000万円ほどふえて1億円ぐらいになるということになっております。
○議長(高橋淑郎君) 山本純雄君。
◆22番(山本純雄君) 私、ただ単純に3地域の料金を花巻と一緒にした場合を聞いているんです。その金額は幾らですかと聞いたんですけれども、いずれ花巻と一緒にした場合、3地域の分がどれだけ減収になるのかということを聞いたんです。
○議長(高橋淑郎君) 高橋水道事業所長。
◎水道事業所長[
上下水道部長併任](高橋通義君) 先ほど来申し上げておりますが、上水道会計で算定するものと、それから東和地区は簡易水道で特別会計になっております。それから大迫地区は事業統合されたように簡易水道でありますから、それぞれの部分を出してみなければならなかったわけですけれども、平均いたしますと先ほど私が申し上げた部分で、とても会計としては成り立たない数字が出てきたと。したがって、私どもとしても最大のコスト縮減とか、それから最大の効果が生まれるような事業をしながらも、今回は一般のほうの2.9%、そして全体として見ても6,000万円の減をしても、ことしの決算でも認定いただきましたけれども、経常利益としては1億2,000万円ほど企業会計としては出ておりますので、その中で3年間は何とか運営できるということで、この御提案をさせていただきました。
○議長(高橋淑郎君) ほかに質疑の方ありませんか。 山本純雄君。
◆22番(山本純雄君) はっきりした試算をしなかったのでしょうか。まずはいいです。花巻と合わせれば、大体6,000万円ぐらい不足するということでしょうか。ということは、逆を言えば3町では1年間に事業所とか飲食店とかが、6,000万円多く花巻の事業所にも払っているということになるわけです、どっちかといえば。気持ち的に。だからいい方法を考えてなるべく早く統一してほしいんです。 ただ、3年間はまずこのままでいくということは、これを統一化するのは、先ほど話があった上水道の岩手中部広域の水道と一緒にしたときにやることになるのか、いつごろにこの料金の均一化をするのか、それだけ、聞かせてください。
○議長(高橋淑郎君) 高橋水道事業所長。
◎水道事業所長[
上下水道部長併任](高橋通義君) 一般対一般以外の部分というのは90対10というお話をさせていただきましたが、その10の分の料金収入が60対40ということです。比率は10ですけれども金額的には40ということで、大きな影響を及ぼすということでありまして、今回御提案したのは、企業というのは営業以外のほうにアップすると相当な影響を及ぼすということで、今回提案させていただきましたので、とりあえず私どもはこれで1年間をまず見たいと。そして経営状態を見ながら、1つは先ほど言う平成22年度の事業統合、そして平成24年度の簡易水道の事業統合、そして公営企業化ということでありますので、その中でこの一般以外の10%の部分についても種別だけは統一をして、経済状況にもよりますけれども、その中で提案することができればと思っております。
○議長(高橋淑郎君) ほかに質疑の方ありませんか。 阿部一男君。
◆26番(阿部一男君) 今、答弁の中で、本来合併協定に基づいて3年をめどに統一する必要があったと。しかし今述べました景気の関係だとか、あるいは全員協議会などの説明の中では1市3町の用途別の扱いなどが複雑で統一できなかったと、これを統一するためには大変な障害があったということもありましたが、改めて今回、合併協定に基づくことができなかったその理由について明らかにしていただきたいと思います。 それから、当局の資料によりますと、改定の方針、基本的な考え方の中で、そのうちの(4)で、水道料金は事業の効率的経営を前提とする限り、給水に要する原価を償うものでなければならないと示されておりますが、今回の料金の改定によってもその統一といいますか、それをカバーすることができない状態があります。これについて今後どのように考えられるのか。 といいますのは、全部統一的に原価をカバーする料金を出しなさいということではなくて、これはいろんな政策的な面あるいは経過があって、このように水をつくる単価よりも給水する単価が安いということもになっているかと思いますけれども、この部分の経過などについては十分に尊重しながら対応する必要があるんじゃないかと考えるものですから、その点についての考えをお示しいただきたいと思います。
○議長(高橋淑郎君) 高橋水道事業所長。
◎水道事業所長[
上下水道部長併任](高橋通義君) 統一できなかったという御指摘でありまして、合併協定に基づいての、単にその料金だけの統一ということでの作業をする中で、これは他地区でも余り例がなかったんですけれども、花巻市の中で上水道が3、それから簡易水道が11ということで、まず14事業の統一を図らなければならない。それでこれは水利権も絡むことですし、それからこれを廃止とか事業統合するには、特にも簡易水道においては農林水産省の補助事業が入っておりまして、それぞれの給排水施設の統合とかも、すべて補助金の関係もありますので、それを一つ一つはがさなければならないと、消す作業をしなければならないということがありました。 それから、もう一つは、先ほど来お話ししておりますが、用途が一般と一般以外という大きなくくりの中で4つのところと、それから11という大きなくくりがありまして、それからもう一つは、今回統一させていただきましたけれどもメーター使用料は統一いたしましたけれども、メーター使用料の差があったとか、そういうことが含まれておりまして、今回は御提案のように件数で一般が年間件数ですけれども3万2,000件、それ以外について4,000件、計3万6,000件ということで私ども供給しておりますけれども、その3万2,000件のみを花巻地区の基本料金の8立米にして、超過料金を合わせたということでありますので御理解をお願いいたします。 それから、今後の政策的な供給単価の問題でありますけれども、確かに差異は大きくあります。ありますけれども、先ほど来言うように、それぞれの地区の給水施設等を見れば現在の供給単価が生まれておりますけれども、これが企業会計化になれば、それも一つ花巻市水道事業所という形での運営ができますので、それは花巻市としての統一的な体系ができるものと存じております。
○議長(高橋淑郎君) 佐々木副市長。
◎副市長(佐々木稔君) 私からちょっと補足をさせていただきますが、ただいま御質問にありましたけれども、確かに私どもで、合併協定に基づく料金等の統一がほとんどが3年後に統一するということで、来年から統一をするという形の中でいろいろ検討を加えてまいりましたけれども、その合併時にそのような協定を結んだときと、現在の社会・経済情勢がやはり大きく変わっているだろうと。 それは、一つは原油の大幅な高騰等に伴い、合併協定時には想定されていなかった生活必需品とか食料品とかがやはりかなり大幅に値上がりをしておりますし、今のような経済状況であると。そういう中でそれぞれ個別にというより、全体的な税・料金体系の構築を検討する中で、市長からもそのときに申し上げましたけれども、統一ですから引き下がるところもあれば上がるところもある。それはもう避けて通れないというのも実態でございますので、その上がるほうをとにかく極力押さえるという視点から全体的な調整を図らせていただいたということで、先ほど御審議いただいた国保税の関係とか、それから現在御審議いただいている水道料金等についても、そういう視点でまず作業に入らせていただいたと。 そして、その中で先ほど水道事業所長もお話ししたとおり、何パターンも試算をいたしましたが、前議員の質問にもありましたけれども、仮に一般家庭用以外を花巻地域に合わせて変えてみたらということですが、用途が全地区異なっていますので、じゃA地区のこの用途は花巻のどの用途に入れ込むかという作業も単純にはできない。用途だけでも同じであればそういう作業からも入れますけれども、したがってそれを全部やるとすれば、一事業所一事業所を全部そこに組みかえ作業をするとか、そういう形がどうしても算定をしていく上ではあるということも一つありますし、そして用途も大幅に違うほかに料金体系も大幅に違うということで、単純にやると、先ほど水道事業所長もお話ししましたように、最大で60万円を超えるような値上がりの企業なり事業所もやっぱり出てくるということも、その作業の中でいろいろ判明してきておりますので、なかなか一気に統一するのは難しいということで、今回、一般家庭用のみの統一で御提案をさせていただいているところでございます。 それで、今後の見通しということですが、私どもは平成22年に公営企業会計にしないと、なかなか岩手中部広域水道企業団としての広域化の中に入っていけないだろうということで、一つの現段階では平成22年までに残っている種別区分などの統一を図っていこうということで作業に入ってございます。 それで、議員御案内のとおり今の供給単価も大きく違っておりますが、これは一定の水道企業団の中での広域化が順調にいきますと、供給水源が相当数絞られてきますので、そういうことから将来的にはこういう供給単価の違いも解消はされてくると。そうなってくると、ある程度水道公営企業会計の中でしっかりした見通しが持てますので、そうなってくると余りこういう料金の供給単価と、その辺の部分は解消はされてくると思ってございます。
○議長(高橋淑郎君) ほかに質疑の方ありませんか。 (「なし」の声あり)
○議長(高橋淑郎君) なしと認め、質疑を終結いたします。
○議長(高橋淑郎君) これより討論に入ります。討論の方ありませんか。
○議長(高橋淑郎君) 照井明子さん。
◆13番(照井明子君) 議案第120号花巻市上水道給水条例の一部を改正する条例に反対の討論をいたします。 これは、合併によりまして水道料金が一部地区、高くなるという内容でございますけれども、景気の低迷や物価の高騰など、生活者の背景は大変な状況です。その中で先ほども出ました国保税の引き上げもされます。またこのように水道料金の一部地域の負担増となりますと、たび重なる住民の負担増となりますので、これには賛成できず反対といたします。
○議長(高橋淑郎君) ほかに討論の方ありませんか。 (「なし」の声あり)
○議長(高橋淑郎君) なしと認め、討論を終結いたします。
○議長(高橋淑郎君) これより採決いたします。 議案第120号花巻市上水道給水条例の一部を改正する条例は反対がありましたので、起立により採決をいたします。 本案を原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。 (賛成者起立)
○議長(高橋淑郎君) 起立多数であります。よって、議案第120号は原案のとおり可決されました。
○議長(高橋淑郎君) 日程第12、議案第121号花巻市
簡易水道給水条例の一部を改正する条例を議題といたします。 提出者から説明を求めます。
伊藤総務企画部長。
◎総務企画部長(伊藤隆規君) 議案第121号花巻市
簡易水道給水条例の一部を改正する条例について御説明申し上げます。 本条例は、簡易水道事業の円滑な運営を図るため、簡易水道料金を改めようとするものであります。 改正の内容について御説明いたします。 お手元に配付しております議案第121号資料もあわせてごらんくださるようお願いいたします。 第4条は、加入金の規定でありますが、消費税を含む総額表示である旨を規定するものであります。 第5条は、簡易水道料金の規定でありますが、メーター使用料を基本料金に含めるものであります。 別表第2は、簡易水道料金表でありますが、一般用における基本水量、基本料金及び超過料金について上水道料金と統一するほか、口径別料金体系に改めるものであります。 なお、金額はすべて消費税を含む総額表示とするものであります。 次に、施行期日でありますが、本条例は平成21年4月1日から施行しようとするものであります。 附則第2項は、簡易水道料金の適用について所要の経過措置を講ずるものであります。 以上で説明を終わりますが、よろしく御審議の上、御決定賜りますようお願いを申し上げます。
○議長(高橋淑郎君) これより質疑に入ります。質疑の方ありませんか。 (「なし」の声あり)
○議長(高橋淑郎君) なしと認め、質疑を終結いたします。
○議長(高橋淑郎君) これより討論に入ります。討論の方ありませんか。 (「なし」の声あり)
○議長(高橋淑郎君) なしと認め、討論を終結いたします。
○議長(高橋淑郎君) これより採決いたします。 議案第121号花巻市
簡易水道給水条例の一部を改正する条例を原案のとおり決することに御異議ありませんか。 (「異議なし」の声あり)
○議長(高橋淑郎君) 御異議なしと認めます。よって、議案第121号は原案のとおり可決されました。
○議長(高橋淑郎君) 日程第13、議案第122号
花巻市部設置条例の一部を改正する条例を議題といたします。 提出者から説明を求めます。
伊藤総務企画部長。
◎総務企画部長(伊藤隆規君) 議案第122号
花巻市部設置条例の一部を改正する条例について御説明申し上げます。 本条例は、効率的な行政事務の執行を行うための組織の見直しに伴い、部の設置及びその分掌する事務について所要の改正を行おうとするものであります。 改正の内容について御説明いたします。 お手元に配付しております議案第122号資料もあわせてごらんくださるようお願いいたします。 第2条は、部の設置の規定でありますが、設置する部の編成につきまして、「総務企画部」、「財務部」及び「地域振興部」としていたものを、企画部門を充実させるため、「総務部」、「政策推進部」及び「まちづくり部」に改編するほか、福祉部門の業務分担を見直し、「市民生活部」及び「保健福祉部」を「生活福祉部」及び「健康こども部」に改編しようとするものであります。 また、
防災危機管理体制の充実を図るため、総合防災部を見直し、防災危機管理の総合的な企画及び計画を総務部所管とするとともに、消防団等の事務は消防本部の所管に改編しようとするものであります。 この結果、設置する部としましては、10部であったものを9部に改編しようとするものであります。 次に、第3条は分掌事務の規程でありますが、第1号は「総務部」、第2号は「政策推進部」、第3号は「まちづくり部」、第4号は「生活福祉部」及び第5号は「健康こども部」の分掌事務についてそれぞれ規定するほか、総合防災部について削るものであります。 次に、施行期日でありますが、本条例は平成21年4月1日から施行しようとするものであります。 附則第2項から第17項までは、各部が所管する審議会等の条例に関し、当該審議会等の事務を担当する部の規定について部の改編と整合するよう、それぞれ改正しようとするものであります。 以上で説明を終わりますが、よろしく御審議の上、御決定賜りますようお願いを申し上げます。
○議長(高橋淑郎君) これより質疑に入ります。質疑の方ありませんか。 (「議長、動議」の声あり)
○議長(高橋淑郎君) 藤井英子さん。
◆14番(藤井英子君) この議案につきましては、11月28日の全員協議会で説明があった組織改編によるものですけれども、12月8日と12月10日に花巻市法人立の保育所協議会と議員が懇談会をするなどの機会が設けられました。その中で当局より、家庭教育ネットワーク事業の構想など、新たな資料が出されたり、また事前に聞いていないなど疑問点も出されており、議員が共通の理解、また共通の資料を見ていない状況にあります。十二分に審議すべき議案と考え、最終日の12月18日の本会議にて審議すべきと思いますので、審議日程の変更の動議を提出いたします。 (「賛成」の声あり)
○議長(高橋淑郎君) ただいま藤井英子さんから審議日程を変更されたいとの動議が提出され、所定の賛成者がありましたので、本動議は成立いたしました。
○議長(高橋淑郎君) よって本動議を直ちに議題とし採決いたします。
○議長(高橋淑郎君) お諮りいたします。 本動議のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。 (賛成者起立)
○議長(高橋淑郎君) お座りください。 起立少数であります。よって本動議は否決されました。 会議を続けます。
○議長(高橋淑郎君) これより質疑に入ります。質疑の方ありませんか。 小原雅道君。
◆8番(小原雅道君) 先般の全員協議会でも御説明いただきましたが、現在、保健福祉部が所管しております保育園が、健康こども部にそのまま移るのではなくて教育委員会に移ると、補助執行という件について質問をさせていただきます。 行政内部で、いつの時点でこの計画が俎上に上ったのかということが1点。もう1点が組織改編でありますから、担当の課に対してリサーチをかけるということ、そしてまた密接な関係のある法人立の保育園への意見聴取なりリサーチが行われたかどうか、この2点についてお答えを願います。
○議長(高橋淑郎君)
伊藤総務企画部長。
◎総務企画部長(伊藤隆規君) まず初めに、この提案申し上げました組織の中で保育所の関係、いつ時分から検討したかとのお尋ねにつきましては、御案内のとおりことしの3月、市長が市長演述の中で、いわゆる就学前教育にやはり挑戦していく時期だと表明しておりますが、私ども内部で、教育委員会はもちろんですけれども保健福祉部、そして総務企画部でこの取り扱いについて、およそ8カ月、9カ月といった期間をかけて調整と申しますか、そういう経過を踏んでの提案でございます。 また、関係機関である法人立保育園なり、そういう協議会に対して説明があったかということにつきましては、議員の皆様にお示ししたのがまず最初でございます。その後に保健福祉部で、あるいは教育委員会でそういう場を設けたというところでございます。
○議長(高橋淑郎君) 小原雅道君。
◆8番(小原雅道君) 全員協議会の中でお示しはいただきましたが、議員に最初にということでの御答弁でありましたが、やはり実際これは現場の方々が一番その実情というものを知っていると思うんです。そういう意味では、完成させる前にまずはリサーチをかけて、こういうことを実施した場合にはどうなるのかということはあってしかるべきではないかと思うんです。ですから、でき上がってしまってから「どうですか」と言われると、やはりそれこそ唐突な形になってしまいますんで、法人立の保育園の方々も新聞で初めて知ったということでありまして、そして父母の皆さん方からも、その新聞記事を見て問い合わせ、また心配の声が寄せられたということでありますが、私が言いたいのは、その議案の提出までの合意形成がちょっと不十分だったのではないかと思うんであります。 先ほども言いましたとおり、やはり現場の皆さん方の声があって、実情がわかって初めて本当の行政というものにつながっていくんではないかと思うんでありまして、確かにすべて一から十まで現場の声を聞くというのは大変だと思いますし、それは不可能なことであろうというのは十分承知はしているところであります。しかしながら、やはりそこの担当の現場の声を拾う、生かす、相談するというようなその姿勢は常に持っていかないとだめなんではないかと思っておりまして、当局には当局にしかわからない事情があります。私たち議員にはわからないことがいっぱいあると思います。またその現場には現場でしかわからないことが、そういう事情があるわけですから、不要なあつれきが生じないように、意見交換は必要だったのではないかと思うんですが、その点についてはいかがでしょうか。
○議長(高橋淑郎君)
伊藤総務企画部長。
◎総務企画部長(伊藤隆規君) おっしゃるとおりだと思います。今戻れない話なんでございますが、全くそういう部分で、もう少し機会なり場があってもよかったのかなと反省いたしております。
○議長(高橋淑郎君) ほかに質疑の方ありませんか。 藤井英子さん。
◆14番(藤井英子君) それでは、何点か質問させていただきます。 私は、今回の組織改編につきましては、例えば一部分だけを取り上げるつもりはないんですけれども、男女共同参画室が、今度は市民協働・男女参画課という形で政策推進部という形にしてきた部分、また私は前からもお話ししていたんですけれども、子供のことについては、やはり部があったほうがいいという思いがありましたので、この「健康こども部」という形になったことは、私はよかったという思いでこのとき見ました。あとは担当制が係制になったことは、本当に現場の方々がうれしく受け入れる部分で、本当によかったと思うんですが、やはり言わせていただきたいのは、この公立、法人立の保育園の関係、また教育委員会ですけれども、以前これにつきましては先ほど総務企画部長からも答弁ありましたが,就学前の幼児の養育を一元化すると市長演述にもあったかと思いますけれども、この保育園運営事業業務を教育委員会に持っていくんだと、執行するんだという話だと思います。 そのことによっての質問なんですが、私は一番最初にお話ししたいのは、市長演述の中にあったのは、私はむしろこの健康こども部に、幼稚園とかそちらもみんな来るんだろうと思っていました。それは、簡単に言うと小学校に入る前の養育をしっかりしていないと、小学校ではしつけとかそういったことに時間がとられて大変なんだという話が、あの演述要旨を読んで私はそうだなと思ったんです。ただ幼稚園と保育所につきましては、国の管轄も違うわけですから、これはいきなり一緒にするのは無理にしても、でもなぜ教育委員会に行くんだという部分はぬぐえないと思います。そして法人立と公立の保育園を一緒にしなかったと、どうせだったらどっちも行かなければいけないんじゃないのと思うんです。そこの部分がやっぱりちょっと疑問でした。 そして、全員協議会ではありませんでしたけれども、きのう福祉常任委員会委員と懇談会があったようで、傍聴させていただきましたけれども、そのとき教育委員会から平成20年9月時点の案を出されておりました。こういった案の提示は全員協議会にもなかったので、どういうことなんだという思いはしましたけれども、そのときに教育長がお話しになったのは、もしかしたらわかりやすく説明をしようとしたのかもしれませんけれども、こういう説明をしているんです。「教育委員会に移っても権限は市長である」と。これはどこに行ってもそうだと思います。今でもそうですから。「教育委員会はお手伝いをするんだ、補助執行するんだ」と言っているんです。ですから私は申しわけないんですが、行政用語かもしれませんけれども、この移管という意味、一番最初、全員協議会の説明のときは移管だと思ったんで。移管というのは管轄をかえて、ある官庁から他の官庁にやるという意味だと私思ったんですが、上司の関係とか指示、任命とかそういったことをお聞きしたいんですが、例えば健康こども部にこども課があります。そこの上司は健康こども部長です、きっと。こちらの教育委員会に持ってきているここの保育所は、だれが上司となるのでしょうか。要は言いたいのはその連携を考えたときにいかがなものかということなんです。 それは、幼稚園、保育園、そして保育園も幼稚園も入っていないあらゆる子供たちに、就学する前に本当に花巻の子たちを豊かに幸せにしたいというのがこの一番の願いなわけですから、ですから法人立保育園にしたって、自分たちのとこだけというんじゃなくて、子供たちの視点に立ったときに今の園長先生方が、例えば教育委員会の管轄で保育の運営をします。上司はきっと教育委員長だと私は思ったんです。それでそのときに、じゃ発達相談センターの関係もあります。そんな話がこの健康こども部のこども課に行ったときに、どう連携とるんですか、とっても私は難しいと考えました。 まず2点お聞きします。
○議長(高橋淑郎君)
伊藤総務企画部長。
◎総務企画部長(伊藤隆規君) まず、1つ目のお尋ねの、職責上のある種管理なり命令形態になりますが、これは補助執行で行って、直接は保育園長あるいは保育士は教育委員会での服務となりますので、それらは教育委員会となります。 それから、あわせて法人立の教育の部分、いわゆる保育と教育、幼児を対象にする部分は教育委員会でやはり担って、民間も公立と同様な指導を願うという考え方が一つございます。 それから、それ以外の部分、例えば入所の決定でありますとか措置でありますとか、それから2つ目の質問にも関係いたしますけれども、こどもセンター療育事業については、健康こども部で今までどおり担うことになります。 ぜひ御理解いただきたいことは、全部縦割りとかそういう形ではちょっと説明つかない話で、これはやはり協力し合うことが前提にあります。直接幼児を養育する部分は従来と大きく違って教育委員会がかかわっていくという考え方で、全般的な養育の部分は教育委員会に行きますけれども、それ以外の部分については健康こども部に限らず関係するわけでありますけれども、殊にも今回御提案申し上げている部分は教育委員会と健康こども部は双方、力を合わせてやっていくという位置づけでの御理解をいただきたいと思ってございます。
○議長(高橋淑郎君) 藤井英子さん。
◆14番(藤井英子君) 私、思うんですけれども、皆さんの中ではその説明で頭の中ですっきりされたのかもしれませんけれども、これはお手伝いする、連携するとかじゃなくて、ちゃんと部局が分かれることだと思うんです。ですから具体的に聞いたのは、この保育所に行く先生方、園長先生方とか教育長の指示のもとに働くんですよねという単純な質問です。本当に単純なことです。そこを答えてください。 それと、あとはもっと質問したいと思いましたのは、懇談会で出された資料の中に(仮称)就学前の教育振興会議を設置とあります。こういった資料が出されていまして、1年目には何をする、2年目、3年目として、3年目に検証するとあるんですが、私がまず言いたいのは、今までも幼稚園、保育園、小学校は、連携とっていました。そして就学前教育の話もやってきているはずです。そこの検証はどうなっていますか。この部分が足りなかったからなんでしょうか。 (「資料ないから」の声あり)
◆14番(藤井英子君) 大変失礼しました。議長、この発言、2回目にしてもらって資料提供を先にお願いします。
○議長(高橋淑郎君) 教育委員会にですが、資料の提出をお願いします。 それでは、時間がかかるようですので14時10分まで休憩をいたします。 午後2時1分 休憩 午後2時12分 開議
○議長(高橋淑郎君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 議案審議を続行いたします。 藤井英子さん。
◆14番(藤井英子君) 2回目の質問ということで、すみません、先ほど途中になったので再度話をしますが、一つは、行政の方々はそういうふうに整理がつくんでしょうけれども、指示命令系統として、教育委員会のほうに行く保育所の方々はどなたから指示をされるかというのを端的におっしゃっていただきたいと思います。連携とかそういう話は結構ですのでお願いします。 あとは、2つ目なんですけれども、皆さんの手に渡ったかと思いますこの資料なんですが、きのうの懇談会でこの資料が出されましたので、このことに基づいて話をさせてもらいます。それにつきまして仮称の就学前教育振興会議を設置とありますけれども、これについてなんですが、この自体の書いていること、構想はわかりますが、やはり今まで幼保小連携として事業をやってきたはずです。協議会があったと思います。なかなか年何回開催したかどうかがちょっとわかりませんけれども、また就学前教育の話もやってきているわけです。そういうことで今やっていることの検証をいただきたいと思います。今やっていることが、不足でこんなふうにしようとしているのか、本当に違ったことをしようとしているのか、連携という言い方をすれば、こども部に保育所が今までどおりあってもできることです、やってきていますのでという意味で2点目です。 あとは私、確か6月定例会の一般質問のときに、「公立保育園の民営化」のような形でショッキングなタイトルが出たときに、ちょっと大変申しわけなかったんですけれども、かなりかみついたような記憶がありますけれども、私はそのとき言いたかったのは、要は現場の人たちの声を入れてほしいということです。一番わかるのは現場の方々です。保育所のことをわかるのは、それこそ法人立保育園の先生方、そして公立保育園の先生方、幼稚園はそして幼稚園の先生というふうに、現場の先生方はわかっているわけです。そしてどちらにも通っていない子供たちは、やっぱり市できちっとフォローしていかなければいけないとということで、いろんな支援をしているかと思います。ただその支援のときに保育園にみんな相談に行くわけじゃないわけですから、こども課に行けばその子たちの、その人たちに説明するときに、そこの課長や担当者に保育園の園長先生とかそういった方が入っていくんでしょうかと思うんです。教育委員会に置いてしまうと、そっちのほうの説明というか、本当に身近にできないんじゃないかと心配です。そうすると多分連携するというんでしたら、今のままでもいいという意味での質問です。 あとは、もう一つ、これはちょっと勘違いなのかもしれません。私はこんなことを思っています。教育と保育ということで、私自身素人ですから違ったら恐縮なんですが、私が本当に若いころというか、子供が小さいころは保育園を使いました。当時は幼稚園というのは上でといいますか、教育をして、うちにお父さん、お母さんがいるところで、保育園は保育に欠けるというんで、極端な言い方ですけれども、何かかわいそうな子といいますか、そういった感じがあったと思いましたけれども、今時代が変わってきて、今保育園にいっぱい園児がいて、そして幼稚園に少なくなっている。女性の就労の仕方もあるかと思いますけれども、その中で幼保一元化の話とかさまざま出てきているのが今の現実なんだと思いますけれども、そのときに、きのう法人立保育園の先生が、「はしの持ち方とか、私たちもいろんな教育をしています」とおっしゃったんです。保育園でも教育をしているんです。その教育と言ったときに、私がちょっと考えましたのは、教育委員会に移して教育をするとおっしゃっていますけれども、何か保育園の子供たちにも学校教育の前段みたいな教育をしようとしているのかなと、ちょっと考えているんですけれども、そのことについてお伺いしたいと思います。
○議長(高橋淑郎君) 及川教育長。
◎教育長(及川宣夫君) まず、端的にだれから指示を受けるのかという御質問でございますけれども、先ほど総務企画部長から説明ありましたとおり、まず補助執行という形で教育委員会が担うということは、これは法律的にはあくまでも市長の権限として実施されていると。それを事務を教育委員会が担っていくということでございます。したがって最終的責任者は依然として市長であるということは御理解いただきたいと思います。 それから、具体的な業務につきまして、日常だれが指示をするのか、あるいは相談に乗るのか、あるいはその運営について一緒になって考えていくのかということになると、それは教育委員会の職員が考えていくということになります。 それで、じゃ教育委員会の人間が教育の専門的な立場だけでやるのかというと、実際そうではなくて、実際新たな組織を設けるという前提でおりますので、その中には教育の専門職員も配置しますし、また保育の専門職員も配置し、その中で融和をとりながらやっていこうと現在のところ考えております。 それから、就学前教育ということで、幼保小で今まで連携やってきたじゃないかと、確かにそのとおりでございます。私どもといたしましては、今、教育委員会の事務あるいは総合計画、そして教育振興基本計画の中でうたい上げている人づくり、その大前提に立って子供の教育をしっかりやっていこうと、そして花巻の子供をより高めていこうという観点から就学前教育の振興を打ち上げ、お手元に配付させていただきました資料は、その一つの事業として今までやってきた幼保小の連携も含めて、さらに拡大していこうということで考えたものでございます。 それで、今まではどちらかというと、ただ会議を開いて、研修会を開いてということでございましたけれども、それをさらに広めて、そして保育所の方々もみんな公立、私立を問わず、花巻の子供のために一緒になって考えていこうと、そして具体的に行動できる会議にしたいということで、今後保育所の方々からも意見を聞きながら、アクションプラン等をつくっていきたいと考えております。いずれ実効性のある組織にしていきたいと考えております。 それから、現場の声ということでございましたが、私どもといたしましては、いろいろ事を進めるに当たって運び方はあろうかと思いますけれども、私どもは3月の市長演述あるいは教育委員長の演述を踏まえまして、4月からずっと校長会議あるいは幼稚園とも意見交換しながら、組織改正という前提ではなくて、子供たちのためにどうあればいいかということで種々議論を重ね、意見を聞きながら事を進めてきて、そしてこれはお手元に配付した資料はあくまでも組織という概念は一つもなくて、あくまでも事業としてより実効性のある、そして家庭の教育力を高めることも含めまして事業を実施したいという気持ちをあらわした資料でございます。
○議長(高橋淑郎君) 藤井英子さん。
◆14番(藤井英子君) 指示系統につきましてはわかりました。そういうことなんだなと思いましたけれども、あとは実行力あるというか、実践力のある組織とおっしゃいましたけれども、今までの組織でできなかったというよりも、してこなかったように聞こえますし、ましてや連携をずっと今までやってきたと思うんです。そういう答弁をされますと、本当にかかわった方々からすれば、何だっただろうと思うと思います。何なんだと、そんなふうに思うんではないんでしょうか。会議はかなりの回数を重ねてきていると思ったんですが。 それはそれで私思うんですけれども、この提案がされたことの時期とか、いろんなことの思いはありますが、いずれここについて、どうしてもやっぱりこだわりたかったというのは、市長演述を見ても、どうしても私は、ましてやこどもセンターをつくった中で、就学前の子供たちが虐待から何から、本当に食育についてもそうですが、いろんな問題がある。そういう子供たちでは本当に不幸だというか、花巻で一生懸命やっていこうということでこどもセンターもできたと思いますし、そしてこれまでやってきた部分で、私はそこが保育所、また幼稚園でもいいんだかもしれませんけれども、今のままでいいんだと思うんです。別に1足す1は2とか、勉強を教えるんじゃなくて、本当に心豊かな、いっぱい遊ばせて、そしてそういった子供たちが学校に上がって、そしてゆったりした教育委員会のもとで現場のもとで勉強してもらうと、そういうことじゃないかと思うんです。 ちょっと気になったのは、「花巻の子供たちは勉強を全然しないんです」とか、「学力が低いんです」ということを端々に言われますと、学校教育の話をされているような感じがしまして、そういったこともすごく不安にさせている要因ではないかと思いまして、最後の質問になりますから、もう自分の話はこれぐらいにしますけれども、繰り返しになりますが、やはりこの保育所を健康こども部に持っていくという考え方はないのか、再度お聞きしたいと思います。
○議長(高橋淑郎君) 大石市長。
◎市長(大石満雄君) いろいろ御心配をかけて大変申しわけございません。今までのまま変わらないままでできないのかとなれば、やり方によっては、やろうとしているものも物によってはできるんだろうと、これは事実なんだろうと思います。今回はやっぱり今年度が始まる前に、私も市長演述で述べたようにことしの大きな目標として、その人づくりの体制をまず今年度じっくり考えて、そして来年度に向けていきますと、そのときに特に教育委員会のあり方、市長部局とのあり方含めて、そこをしっかり検討していただきますというお話をさせていただいて、まずそのとおり進ませていただいたということです。ですから年度当初からもう教育委員会サイドは、特にいろんな国内の例なんかも参考にしながら研究、勉強してきたところであります。ですから、そういう意味では決して単純にあれだこれだという決断を下したのではなくて、じっくりとこれは協議を重ねてきた、これだけは言えます。 ただ、前議員からのお話もありましたように、その過程でもう少し組織が動くのであれば、やっぱり現場の方々にも説明を申し上げながらやっていくべきじゃないか、これは全く私の反省すべきことだと思っております。 そこで、要は保育園、保育所の仕事は全く変わらないわけでありますから、逆を言うと、「だからいい、今までどおりにしろ」という話にもなるんだけれども、変わらないわけですから、変わらない中で就学前教育を進めるという観点からした場合に、教育という面と保育という面をより強くつなげながら、連携とりながらやっていくと、その結びつきを強めるような、やりやすい仕組みとは何だろうというところからが、今回まず教育委員会サイドに持っていくという、そういう大きな考え方が出てきたのはそこにあったということがあります。 そのときに、私は「人づくり」と何回も言っておりますけれども、要するに学校に上がってからの教育ではなくて、学校に上がる前からの教育は、ずっと昔から、大切だと言われていて、議員御指摘のとおりやってきました。これを進めていくということと、もう一つは、いわゆる教育という大きな範疇のものと、もう一つは子育てという環境をいかに充実していくか、この2つがセットにならないと人づくりはできてこないと私は思っているわけです。そういう意味で大きく人づくりというのをうたわせていただいた、そういうことなんです。 そうなったときに、移管ということになってしまいますと、完全に手を離れてしまいます。法的にはそれはできないんですけれども、あくまでも補助執行という形で、最終的には私が責任者、その下に副市長がいて、その下に教育長がいると、だから教育長に事務を頼むと。だけれども、これはあくまでも市長の管轄でという補助執行というやり方があったものですから、「だったらいいだろう」ということになったんです。移管だと、議員おっしゃるとおりになってしまうと思うんです。ですから、まずこれが前提にあったということであります。 あと、先ほど言ったつながりを強めたいということ、問題は、あとはやっぱり現場の方の不安をもう少し丁寧に丁寧にやってこなければならなかったことも事実です。それで花巻市の中に保育所があって、花巻市の中に幼稚園、どちらも花巻市が経営していると、そういうものがあったもんですから、幼稚園を市長部局に持ってくるというやり方も一つだったろうし、保育所を教育委員会に持っていくというのもまた一つだろうと。私はこれは冷静に考えました。その中でつながりを強めてやっていきたい、教育委員会サイドも真剣になってやるという気持ちが私ははっきりわかりましたので、よし、それはそれでわかった、だけれども補助執行でいいですねという確認を得ました。 このときにやっぱりもう一つの視点が、「法人立保育所の関係はどうなるの」と言われたときに、私も、そうだよなと、確かにそうだよなと思いました。それでそこは大丈夫かとは実は前から言ってきまして、そのときに教育長サイドからは、もう最初から言ってきているんです。就学前というのは全く当たり前のことだけれども、公立の保育所だけでもだめ、私立の保育所だけでもだめ、無認可保育所に行っている子供もいる、うちにいる子供もいる、全部が網羅できるような形にやらなければならない、今までもやってきたけれども、もっともっと充実やっていきたい。それが根底にあって、それをやりますということだったんです。だから今までやってきたことをそのまま棚上げにして、ただ保育所を持ってきてくださいというのではないという、そういう話もされまして、最終的には現実的には教育長の指示によってという保育所運営になるのかもしれませんが、保育所の仕事はそのままやるということで、就学前教育の部分の考え方は、保育所と連携をとりながら話し合いながらやっていきたいと、そういう体制にする。 そして、なおかつやっぱりその法人立保育園ですとか、無認可保育園ですとか、必ず福祉との関係がありますから、特に保育の窓口を一本にしてやっていく体制を私はとらなければならないと思っています。ですから、先ほど教育長がお話しした、それは教育委員会の担当部署が、全部一本の窓口でお引き受けしますよということで、混乱はないように持っていきたいという考え方も持っておりますので、そういうことで「今回変えなくていいんではないか」、「いやいや変えたほうがやりやすいんじゃないか」、そこのところの理解の問題なのかなというのは、やっぱり私自身も大きく感じ取っています。だけれども今お話ししたように、教育委員会の考え方を尊重して、とにかく来年度からは私は挑戦していくと、そしてしっかりとした花巻型の子育ての環境をつくり上げていくということをやりたいのであります。 それで、これは、繰り返しますが全国的にやられているところは既にあります。やっぱり同じようなことを考えて取り組まれているところがありますから、そういう事例も引き続きしっかりと研究、勉強しながら、なおかつ現場の先生たちともしっかりとお話し合いをしながら、新しい仕組み、制度をやるときには、また事業をやるときにはしっかりとお話し合いしながら、これは進めてまいります。
○議長(高橋淑郎君) 及川教育長。
◎教育長(及川宣夫君) 先ほどちょっと学力が落ちているとかという発言、失礼じゃないかという御指摘ありましたけれども、私が申し上げたのは過去に比べまして危惧すべき状態だというお話は確かにさせていただきました。したがって今、学校側も真剣になって、今まで以上に学力向上に取り組みたいという気持ちでいるということは御理解いただきたいと思います。 それから、ただいま市長から答弁ありましたけれども、全国できょう現在、保育所を教育委員会で担当しているのが18市あります。私らが調べた数字では、逆に幼稚園を福祉部門で担当しているのが3市ございます。それから高知県、長野県などでは、県自体が子供に関する事務を全部教育委員会に補助執行させているという例もございます。いずれ各県がそれぞれ就学前教育に真剣に取り組まざるを得ない、あるいは取り組む時期に入ったんだろうということで、各県、各市がそれぞれいろんな選択をし、そして工夫していることは御理解いただきたいと思います。
○議長(高橋淑郎君) 大原健君。
◆10番(大原健君) 今回のこの件に関しまして、やはりどうしても当局の説明の遅さに終始してしまうのかと思いますけれども、今、市長からも御説明ありましたけれども、私からも再度お聞きしたいと思います。 私は9月の定例会の一般質問で、教育委員会のあり方に関して質問いたしました。そのときに教育長は、「就学前教育につきましても、幼稚園だ、保育所だという区切りをなくして、花巻の教育の就学前教育を早いうちから充実したものにしていきたい、一元化していきたいと考えておりますので、今後さらに議論を深めてまいりたいと考えているところでございます」という答弁だったわけです。 そうしまして、一般質問の通告締め切りの後に全員協議会をやられた。情報が入ってこないわけです、当局から。そのときに次の日に新聞発表されまして、保育関係者の方から心配されて電話とかもありました。名前のこともありました。名前のことはとっておいて。 説明できるところは私からは全員協議会でいただいた説明と、一元化したいというような文言があったので、そういうことを言ってしまったがためにちょっと混乱を招いたのかなと、私自身も反省しております。けれども、今後さらに議論を深めてまいりたいと思いますというので、そこからいろいろ変わってこのような状態になったと思うんですが、やはり何度も言うように、非常に今回は説明がなされていないがための混乱じゃないかと思っております。 先ほど市長からもお聞きしました。きのうは私も傍聴しておりましたので、教育長からの話もお聞きしまして、納得する部分は多々ございましたが、どうしても現場の園長先生方、特に法人立の方々は、「公立はこうだけれども法人立に関して何も一言もなかった、情報は新聞発表でしかなかった」と言われています。私たち文教常任委員会の委員とも月曜日、懇談会をしましたけれども、本当に説明も何もできなくて、ただの懇談会で終わってしまったのも非常に残念でありましたけれども、きのう福祉常任委員会と懇談会をやっていただきましたので、それで十分わかってきたかとは思うんです。けれど、やはりこのあり方、庁内での協議の仕方とか、例えば現場に行って声を聞くとかということが本当に行われたのかどうか、再度お聞きしたいと思います。
○議長(高橋淑郎君) 大石市長。
◎市長(大石満雄君) 一つは、先ほどもお話ししましたけれども、やっぱり配慮が足りなかったのは認めます。全くそのとおりだと思っています。それで、いずれこの組織の問題は執行するための機構ですから、ですから大きな目的があってそれに合わせた形でやっぱり組織は常に見直しをかけて、より有効にその目的が達成されるようにしていかなければならんだろうと思っています。そういう意味で、今までずっといろんな観点から見直しをかけながら進んできたんですが、今回も実はその辺は本当に反省しきりなわけなんですけれども、やっぱり例えば花巻市の組織の中だとしても、おっしゃるとおりに、目的に応じて組織をかえていく際に現場の理解を得ることは必要だと思うんです。いわゆる一般の会社でいえば取締役という責任者、経営責任者が集まって、その中の代表取締役だって独断ではないわけですから、やっぱり取締会が最高の決定機関ですから、花巻市も同じです。組織関係の重役といえばいいのか、役員といえばいいのか、その中の組織関係の人たちと集まって、それで練って練ってきたわけです。それでいいねと、よし、これだと大丈夫、できるとなって、要は私はやっぱりその後のやり方だと思うんです。組織ですから、やっぱりしっかりとしたものが役員会の頭で決まって、それを現場の人に、「今度は来年度の方針というのはこういうのを持っているから、そのためにこういうような形で進んでいきたい、ついてはこんなこんなで何か不安はありませんか」というようなことをやっぱりやらなければならなかったと、これだけは本当におわびを申し上げたいと思います。 そういう意味で、花巻市という行政組織の内部できちっと対応しただけで今回よかったかというのは、また一つの大きな点だったなということで、常任委員会との懇談会をやった後、すぐ、私のところにも来られたんです。そのときにお聞きして、全くそのとおりだと。確かにこちらサイドでは問題ないと思っているわけですよ、別に変えようとしているのじゃないですから。ですから今までの保育園同士のつながりは全く同じですしと。だけれども、その情報を得るところがやっぱり紙面だったり、限られたところからしか入ってこないところと、そうじゃなくてしっかり入ってくるところとでは、やっぱり全然違うんです、受ける印象が。なおかつ、やっぱり関係する方というのはすごく敏感なわけです、民間とか公立かかわりなく。 ですから、そういう意味で私も、いや、大変申しわけありませんでしたと、それは素直におわびをいたしまして、これからやっぱりそういうようなことも起こり得るでしょうから、そのときはもっと配慮をしながら、やっぱり事前に説明するのは説明するしと、御意見もお伺いするしと、そういうことはやっぱり取り組んでいかなければならないと思うと、お話もさせていただきましたので、議員おっしゃるとおりに欠けていると、足りない部分があったのかとなれば、全くそのとおりだと答えるしかありませんし、おわびを申し上げたいと思います。
○議長(高橋淑郎君) 大原健君。
◆10番(大原健君) ですから、やはり性急過ぎる改革は混乱を招くんじゃないかという、改革についてやはり今おわびされましたので、もうとやかく言うつもりはありませんけれども、やはり配慮が欠けると非常に混乱してしまうのではないかと思います。 それで、園長先生方から、保護者の方々からどういうことだという非常に不安な心配事で相談されると、明確な回答をしかねる、まだ御本人たちも納得いかない部分も多々あるやに聞いておりますので、そこは保健福祉部になるのか市長になるのかわかりませんけれども、ぜひ配慮していただいて、不安解消に努めていただきたいと思います。
○議長(高橋淑郎君) ほかに質疑の方ありませんか。 鎌田幸也君。
◆11番(鎌田幸也君) 今まで何人かの議員もおっしゃっておりますけれども、やはり私も立案時にその住民といいますか市民といいますか、各法人、各公立の保育園の園長先生といいますか、その方々にやはり説明されていない、それからその方々からの意見をお聞きする機会を設けなかったというのは、今起こっている大きな混乱のもとだと思います。市長、それから花巻市が掲げる住民参画協働のまちづくりという点からも、ぜひ市民の方の声を聞くような機会を設けて企画立案に当たっていただきたいと思っております。 今、大原議員も申し上げましたけれども、一番やはり心配しているのは多分保護者の方だと思っているんです。公立の保育園が教育委員会に行くと残った私たちはどうなるんだと一番不安に思っているのはやはり保護者だと思うんです。保育園の関係者の方々もいらっしゃると思いますけれども、その方々には説明がなされるわけですけれども、保護者への説明は、今、大原議員も言いましたけれども、どのようにするのか、その点について一つお聞きしたいと思います。 あともう一つ、これは保育園とは関係ないんですけれども、消防のことについてお聞きします。消防団を担当する総合防災部を廃止しまして、防災危機管理業務を総務部に統合、そして消防団及び保安認可事項を消防本部に移管するということになっておりますけれども、それはそれでいいと思うというのも変ですけれども、各地域の消防団、実際その消防団活動、例えば石鳥谷とか大迫とか東和地区ですけれども、地域振興課が担っている部分がかなり大きいと思うんですけれども、それについてはどのようになるのか、その点についてお聞きします。
○議長(高橋淑郎君) 大石市長。
◎市長(大石満雄君) いずれ、不安解消にしっかり努めて対応させていただきたいと思います。それで、これだけはただわかっていただきたいんです。別に性急に急いでいるわけじゃなくて、ちゃんと私は話をしているんです。必ずやる場合は話はしているんです。それで、大前提がやっぱり花巻市の総合計画をしっかりやっていかなければならないというのがあって、だけれども、あとは年度年度の目標というのもあって、その目標をやるために常に見直しを、もう年度が始まれば来年度の目標も考えなければならないですから、その中でまず年度かけながら見直しをやってきたということで、私にすれば一年一年しっかりとやらせていただいたつもりなんですが、まずその辺も受ける感覚もあるでしょうし、また先ほど言ったように、機会をとらえた説明というのは、やっぱりタイミングが狂うと幾らそういう話でも受け入れてもらえないのもあるでしょうから、そこはこれからはしっかりと対応してまいります。 それで、保護者ということなんですが、ですからこれを間違わないでください。変わりはありません。全く変わらないように花巻市で運営している保育所もやっていきますから、ですから、例えば入所のための手続の窓口はそれは保育所でもやりますし、本庁でも支所でもやりますしと、そういう全く市民への対応とか、市民に今までと違うような対応をして求めるだとかということは一切ありません。ですから法人立の保育所への説明を、不安だったような部分、これをちゃんととるために、それを花巻市の考え方はこうでと、これからの連絡なんかもこういうことですという、説明はしっかりさせていただきたいと思います。 それで大丈夫、保護者ですとか市民ですとか、それは全く変わりありませんから、そういうことで対応させていただきたいと思います。
○議長(高橋淑郎君)
伊藤総務企画部長。
◎総務企画部長(伊藤隆規君) 消防団の関係についてお答えいたします。 非常備消防団の関係は防災保安課、消防本部の新しい課で担うわけですが、各総合支所、地域振興課にもこれまでも各地区ごとの消防団のまとめ役だったり、窓口がありまして、これは引き続きそのような形でと思っています。いずれは消防署、消防分署だとか、そのあり方とかはまた改めて御相談申し上げたいと思いますが、この平成21年度については、この地域振興課の非常備の担当窓口は変わらず、ただ新しい防災保安課とのやりとりが結構出てくることになろうと思いますし、防災のための会議でありますとか、実際、大雨、地震になった場合は当然、総務部の危機管理室とも総合支所のやりとりがありますし、また各消防団員には従来どおり何とかいろいろお力添えはちょうだいしたい、そういう体制でまいりたいと思います。 非常備の消防団はそうですけれども、危機管理についてこれまで対策本部が敷かれるとか、あるいは天候状況では警戒本部が設置されることも年間しょっちゅうございます。そういう部分では警戒本部はこれまで消防で担っておった経緯がありますけれども、これは市長部局でも随時やっていくという考え方になりますので、やはり消防長も今までの総合防災部、また現場の2,000人を指揮する、あと職員146人を指揮する形では非常に重任であったこと、そういう部分を整理させていただいたものでありますので、御理解を賜りたいと存じます。
○議長(高橋淑郎君) 鎌田幸也君。
◆11番(鎌田幸也君) ぜひ保護者の方に不安のないような対応をしていただきたいと、保育園の先生方が保護者に説明できるような説明をぜひお願いしたいと思います。 それから、消防本部に消防保安課をつくって、そちらが消防団を担当するということですけれども、それは百四十何人の消防職の人が担当するのか、それともまたは別に行政にたけていると申しますか、実動じゃない消防の事務方の人が行うのか、その点をお聞きしたいと思います。
○議長(高橋淑郎君)
伊藤総務企画部長。
◎総務企画部長(伊藤隆規君) 防災保安課には事務方の職員を配置させていただきます。もちろん制服組の職員との協力体制は必要なわけでありますけれども、消防団の事務あるいは危険物等の保安の関係も事務職でも担当しますし、また専門性の見地から見れば消防吏員の力もかりると、そういうやり方ですが、事務方は配置させていただきます。
○議長(高橋淑郎君) ほかに質疑の方ありませんか。 若柳良明君。
◆2番(若柳良明君) 質問させていただきます。若干重複する部分もあるかもしれませんけれども、私が一番心配しているのは、きょう例えば決まった場合、議員が本当に説明できるような形でできるのかという部分であれば、まだ心配な部分もあります。もう一度お伺いしますけれども、健康こども課で保育園の運営業務をできない理由は何なのかということを再度お聞きしたいと思います。 それから、確かに一番問題は、もう8カ月も9カ月も前から検討してきたということですけれども、公立保育園、あるいは法人立の保育園に説明したのは全員協議会の後でありますから、本当に全く最近のことなわけであります。それをいついつ説明したのか、公立保育園に対しては、いつ説明したのか、その状況はどうだったのか、それから法人立保育園に対しての説明はいつだったのか、了解は得られたのかどうか、理解していただいたのかどうか、そういうことをお伺いいたします。 それから、教育委員会の就学養育課で担当することになるようでありますけれども、その中には幼稚園と保育園があるわけでありますけれども、それぞれ人的体制は何名となるのかお伺いします。 それから、先ほど教育長は教育委員会で保育園の管理運営を行っている市が18市あると御答弁なさいましたけれども、この18市の状況になりますけれども、法人立と公立はどれくらいの比率のところなのか、多分全部が公立あるいは全部が法人立ということはないと思いますので、その状況がどうだったのか、その辺について、まずはお伺いをいたします。
○議長(高橋淑郎君) 佐々木副市長。
◎副市長(佐々木稔君) お答えいたします。 先ほど来、市長が御答弁申し上げておりますけれども、健康こども部でできない理由ということですけれども、健康こども部でもできるし、要するに教育委員会に補助執行としてやる形でも基本的に可能だというような中で、いろいろ総合的に検討して、今回、教育委員会で担当するという形で御提案をさせていただいたと御理解をいただきたいと思いますし、それから公立も含めて、それから法人の方々への説明はいつだったのか、了解を得ているかということでございますが、これは再三市長もおわび申し上げていますとおり、説明不足はあったということでございまして、基本的に本日、議員の皆さんから御指摘をいただいている事態になっているということでございますので、この点につきましては、本当に説明が不足しておった点については申しわけなく思っているところでございます。 それから、就学養育課の人的体制でございますけれども、基本的には今、保育所を担当している職員とか、それから幼稚園を担当している職員とか、そういう形の中でしっかり対応できるような配置はするつもりで当然おりますが、数については、退職する職員とかいろんな形の中で、最後、数をまとめ上げていきますんで、1人でも2人でも違うとまた誤解を招きますので、ただ基本的には今いるスタッフ、今必要としているスタッフは配置をするという考え方で計画をしてございます。
○議長(高橋淑郎君) 及川教育長。
◎教育長(及川宣夫君) 先ほど申し上げました18市の状況ですが、全部の市について詳細を把握しているわけではございませんが、一つは愛知県の西尾市、これはこども課全部が教育委員会にいっている例の市として調査させていただきましたし、それから保育所の運営を教育委員会でやる例としては静岡県の掛川市ということで、こども福祉そのものは依然として福祉部に残したままという市の例として、この2市を実際足を運んで調査をさせていただきましたけれども、いずれも公・私立、それから幼稚園、保育所が存在する市として調査させていただいたものでございます。
○議長(高橋淑郎君) 若柳良明君。
◆2番(若柳良明君) 人的体制のことでありますけれども、やはりいろんな組織改正の中でもこのくらい議論になっているわけでありますから、ここだけはきっちりこのくらいの人員でいくという部分が表明あってもいいのではないか、そこら辺まだ固まっていないとすれば、幾らか疑問な部分がありますけれども、再度お聞きします。
○議長(高橋淑郎君) 及川教育長。
◎教育長(及川宣夫君) 就学養育課の人員につきましては、今後、保健福祉部、それから保育園側と事務を実際細かく再配分して、そして事務量を積算し、そして保護者、幼稚園、保育園側が困らない事務の体系を考えた上で人員を策定し、私どもとしては市長部局に要求し、そしてまた査定を受けて配置されるもので、現時点で人員を確定するのはなかなか難しいことではないかと理解しております。
○議長(高橋淑郎君) 佐々木副市長。
◎副市長(佐々木稔君) 現在、私どもでは、要するに職員の体制として基本的に5人ほど考えてございます。それから、今後全体の組織としての精査は進めてまいりますので、その辺はひとつ御理解をいただきたい。現段階で5名考えているということでございます。
○議長(高橋淑郎君) 若柳良明君。
◆2番(若柳良明君) 今の5名というのは、就学養育課全体で5名ということの考え方ですね。いずれにしても次の議案に出てきます定数では、教育委員会と市長部局の部分が出ていますから、こっちが決まらないと全体が動くわけでありますから、ここだけは決まっているのではないかということでお伺いしたわけでございます。わかりました。
○議長(高橋淑郎君) ほかに質疑の方はありませんか。 照井明子さん。
◆13番(照井明子君) 私も前の方々と重複する点あるかもしれませんけれども、お伺いをいたします。 まず初めに、この行政組織の改編ですけれども、全く住民不在の改編だと申し上げたいと思います。本当にこれまで保育行政を応援してきた方々を無視した、また市長の手となり足となり頑張ってきた職員を無視した、そういったやり方でこの案が提案されてきたことに私は憤りを感じております。私はこの案は撤回すべきだという立場で質問させていただきます。 それで、こういった組織改編をする場合、普通はこれは大きな市における行政における改革なんです。そういう場合、やはり職員を取り込んで、そして関係しているそれぞれの方々を取り込んでやっていくことが基本ではないでしょうか。私もかつて神奈川県職員にいたことがございます。そのときにやはり大きな改編が出てきた場合、私は現場職でございましたけれども、現場にまでしっかりおろしてきました。そしてそこの中で意見を求められて、その意見を上に持っていくという、そういった民主的なやり方をしておりました。そういう経験がございます。 しかしながら、今までの御答弁を聞いていますと、一部の識者だけで決められたというようなお話でございますので、これでは仕事をする方は一体だれでしょうか、職員ではないですか。保育園であるならば保育園に関係している公立も民間も含めて、保育園の現場の方々です。幼稚園も公立も民間も含めて現場の方々です。こういった方々をないがしろにして提案をしてくること自体、私は誤りであると思っておりますけれども、撤回する意思はないのかどうか、まずその点についてお尋ねしたいと思います。
○議長(高橋淑郎君)
伊藤総務企画部長。
◎総務企画部長(伊藤隆規君) この御提案申し上げております組織につきましては、庁内の関係部、関係課には、やりとりの中でやっぱりそごのないような形での精査は当然やらせていただいております。そういう意味で先ほどありました保育現場という部分では、じゃその説明はどうかという部分では、確かに不足の部分があったようには思いますが、全く一部のものでこれを成案にしたということではありませんので、それはぜひ御理解をいただきたいと思います。 また、難しさが伴いますのは、多くの市民に提示して、いろんな形で意見を取り入れるという方法は市でも各種計画でありますとか事業を展開する際には
パブリックコメントなどはやらせていただいておりますが、事この組織につきまして、おっしゃるような市民の多くの声をというところまではなかなか実際はやってきておりませんので、そういう意味では市民の声がここに入っているかといえば、それはないわけでありますが、組織としては現場現場と申しますか、各課の部分も検証しながら成案を練ったところでありますので、その点ぜひ御理解をちょうだいできればと思っております。
○議長(高橋淑郎君) 照井明子さん。
◆13番(照井明子君) 各課の部分で職員の方々から意見をお聞きしたということですが、この説明会があって全員協議会があった11月28日、私は余りにもショックで、本当に少し立ち上がれなかった状態で目まいがしたんです。それで職員の方々にもその後、いろいろと、「いや、本当にびっくりしました」と、「組織がころころ変わって私の頭では覚え切れません」ということを言ったんです。そうしたらば、「私たちも知らないんです」という言葉が返ってきました。皆さん一生懸命市長を支えて仕事をしようとしている方々なんです、そういうところを大切にしなければ市民のための行政は行えないと思います。 また、全部の市民に意見を聞くべきだということではなく、肝心なこの新しい就学養育課をつくりまして新しい事業をスタートしようとしているときに、ここに大切な(仮称)就学前教育振興会議という組織を立ち上げようとしているわけです。この方々が実施をするわけですね。こういった方々に、せめてなぜ説明をしていかないのか、なぜ意見を求めなかったのか、そこが大変疑問でございます。それが教育長の基本姿勢なのかどうなのか、まずそういったことを確認させてください。 それから、私はやはり厚生労働省と文部科学省が国においても一体化していないのに、こういった中でやろうとしていることは、大きなねじれ現象が発生するんではないかと思っておりますが、その点についてはどのようにお考えなのでしょうか。 さらに、保育園を公立と法人立と分離することの意義というか、そこもよくわかりません。やはりこれまで公立、法人立、一体化して、同じ保育の水準を保ちながらやってきたわけです。その中で花巻の保育水準は非常に高いんです。みんな研修を積みながら本当にレベルの高い保育を進めてまいりました。そういう中で今、国では保育制度をどんどん変えようという動きがありまして、保育現場の方々は大変困惑している状況なんです。そういう中で花巻市でも新たな、よくわからないこういった組織改編がなされるということで、大変保育現場の方々は困惑しているのは当然のことでございます。 全員協議会の中でも、幼保一元化、認定子ども園の先取りではないかと質問したときに、先取りではないと御答弁をされていたわけですけれども、やはり今、保育制度の改正の中で、何が心配になってきているかといいますと、直接契約にしようとしているわけです。保育を福祉から保育サービスに変えようと、営利目的に変えようといった流れがあるわけです。そういう意味では、「公的保育はどうなるんでしょうか」と、保育現場のそういった大きな悩みを持ちながら、しかし日々、花巻市の子供たちのためにと一生懸命頑張っているときに、そういった現場をないがしろにした提案をなされるということについては、非常に反発が出るのは当然でございます。 そういう意味では、私は人より10倍ぐらい理解に苦しむわけでして、なぜ分離をするのかというところ、もう少しわかりやすく説明をしていただきたいと思っております。 それから、幼稚園と保育園と一緒じゃないかという市長の答弁です。であるならば、なぜ文部科学省と…… (発言する者あり)
◆13番(照井明子君) 言っていませんか。市長が大体それに近いことを言っているわけです。それで保育園と幼稚園がまだ役割分担しているからこそ、文部科学省と厚生労働省があって、学校教育法と児童福祉法のもとで今行われてるわけでございます。やはりそういったところでは、そういったお互いの役割分担をしながら、これまで保育や幼児教育を積み重ねてきたわけですから、やはりそれを尊重してこの状況のもとで発展させていくという手法をとるべきではないかと思います。 私は、やはりそういった意味では、幼児教育、保育を充実させていくためには、より基準を変えるために国に物申すとか、より花巻市独自で予算配分を高めていくとか、そういったことこそが必要ではないですかと全員協議会で申し上げましたけれども、その点についてのお考えをお示しください。
○議長(高橋淑郎君) 及川教育長。
◎教育長(及川宣夫君) まず、振興会議についてでございますけれども、先ほども申し上げましたとおり、これは庁内の組織として議論してきたのではなくて、あくまでも就学前教育を高める手だての、いわゆる行政と、それから公・私立の幼稚園、保育所も含めて、一体となって事業としてやっていきませんかという構想でございますので、その点は御理解をいただきたいと思います。 それから、幼稚園と保育所を教育委員会が一元的にやることでねじれが生じないかとの御指摘でございますけれども、保育所は児童福祉施設として営々とこれまでも努力されてきましたし、今後もその役割は基本的に何ら変わるところはないと思っておりますし、教育委員会がその事務を担うとしても今までの考え方は全然変わらない。ただしその中には保育指針の中にも、今回3歳児以上の子供については幼稚園教育の考え方が導入されてきておりますので、その辺も踏まえながら一緒になって花巻の子供を高めていきたいと、それで幼稚園に入園している子供も保育園に入園している子供も、同じ花巻市の大事な子供たちだということを念頭にやっていきたいと考えているところでございます。 (発言する者あり)
○議長(高橋淑郎君) 及川教育長。
◎教育長(及川宣夫君) これはあくまでも事業でございまして、予算がある程度めどがつきましたら、その時点で今までの体制をさらに拡充するものでありますので、それをやはり余り不明確な段階でお話しするのもあれですんで、今後、予算が明らかになった時点で皆さんに足を運んで、御協力、賛同をいただきたいと考えていたところでございます。
○議長(高橋淑郎君) ほかに質疑の方ありませんか。 (「公立保育園と法人立と分離する理由」の声あり)
○議長(高橋淑郎君) 藤井保健福祉部長。
◎保健福祉部長(藤井廣志君) 公立保育所と法人立保育所の関係でございますが、今回の行政組織の部分でございますが、公立保育所はいわゆる市の組織でありますので、こういった形でお示しをしたものでございます。 法人立保育所は、各法人がそれぞれ工夫されて主体的に運営されておりまして、市の行政組織上はこの法人立保育所は位置づけがございません。いずれ市のかかわりは先ほど来説明しておりますように、公立、法人立問わず同様のかかわりを持ちながらやっていくと、分け隔てをするという考えは一切ないところでございますので、御理解をいただきたいと思います。
○議長(高橋淑郎君) 照井明子さん。簡潔にお願いします。
◆13番(照井明子君) すみません、ついやっぱり大事な問題だと思いますと熱が入りますので申しわけございませんが、お話をさせてください。 この間の御答弁を聞いていますと、何らこれまでの体制でやっても変わりないんじゃないかと感ずるわけです。ですから、なぜこういう大きな改編をして実施しなければならないほどのものがあるのかが見えてきません、はっきり言って。それで家庭教育ネットワーク事業の構想の中にきっとそのヒントがあるかということでは、大変目指すところの中では家庭の教育力、ここに非常に力を注ぐということで、保護者が第一義的責任を負うということで、社会的な公的な責任がちょっと見えない部分がございます。 やはり、そういった意味では、先ほど私が申し上げました保育制度の改編、今行われております公的保育を抜きにしていくというような、そういった流れから関連するのかとか、いろいろと思うところがたくさん出てきます。それだけ大変なことだと感ずるわけです。ですから保育関係者がこのように2回にもわたって議会に足を向けてくることは異例なことなんです。それだけ大変今回のこのやり方は間違いであったと私は思っております。そういった意味では、私はこの改編については撤回を求めたいと思っております。
○議長(高橋淑郎君) ほかに質疑の方ありませんか。 阿部一男君。
◆26番(阿部一男君) この議案第122号に関してはいろいろこの間、皆さんから問題提起なり質問がありまして、あときのうは私も法人立保育所の代表者の方と福祉常任委員会の方々の意見交換を傍聴させてもらいまして、本当にいろいろ教えられました。その中で私から2つ質問いたします。 1つは、花巻市ではこの3月定例会においてまちづくり基本条例をつくりました。このまちづくり基本条例の中で市政の参画というところで、第12条には「市の執行機関はまちづくりに参加する重要な計画の策定及び変更並びに条例等の制定、改廃に当たっては市民がみずからの意思で参画できる方法を用いて、市民が意見表明をする機会を保障するものとします」とあります。それから市民参画の具体的な方法として、「対象となる計画または条例等に応じて2以上の方法により行うものとします」とあり、意向調査とか
パブリックコメントとか意見交換会の開催とかワークショップの実施、審議会などの附属機関における委員の公募といった方法を規定しております。 今回、市長は「今までと同じなんだ、保育行政は保育行政でやるし、教育委員会は教育の関係をお手伝いするだけだ」と、きのうも教育長は「お手伝いをするんだ」と何回も関係者に説明しておりましたが、私はこれはお手伝いどころの騒ぎじゃない、大変大きな問題があると思っております。 そのような意味で、先ほど来多くの議員からも今回の改編についての発言、きのうの懇談会では「段取りが悪かった」と法人立保育所の代表の方の発言がありましたけれども、まちづくり基本条例をつくっておきながら、このような段取りを欠いたことについて関係者はもとより保護者の方々、私もそうなんですが本当にまだ整理ついていないわけですけれども、このような条例をきょう決めるとすぐに、もう実施なわけです。これがもう事実として残ります。これから説明するとかしないとかということじゃないんです。まちづくり基本条例をつくった以上は、本当に住民が納得し議会が納得して、それが公に出るということにならなければ話は通らないと思うんです。 その辺のところを先ほど来、市長も「おわびします、おわびします」と、教育長も「至らなかった」と言っています。だとしたら今回はこのような指摘を受けても、当局は何回も提案できるんです、次の3月定例会でも次の6月定例会でもいつでもできるんです。その権限を持っています。したがって納得できるまでもう少し議論をしたほうがいいんじゃないかということがまず1つです。それについてどうお考えですかということです。 それから、2つ目です。私、きのうの福祉常任委員会の方々との懇談会の中で、1つヒントをもらったような気がするんです。教育長が、市長が市長演述で述べた幼保一元化の関係に基づいて今回出すんですということを言っています。それで改めて市長の演述を読ませていただきました。ことしの3月定例会でした。それで、ちょっと長くなりますけれども紹介します。 改めて、復習みたいな形ですけれども、「人づくりの重要性は」から入っています。「今さら申し上げるまでもありませんが、人づくりはまちづくりそのものです。特にも学校教育は極めて重要な人づくりの要素でありますが、近年の学校教育の環境を見るにつけ、多種多様でかつ複雑な問題が数多く存在し、その対応に多くのエネルギーが奪われ、結果として教職員に大きな負荷が生じており、本来の学校教育に支障を来している状態となっております。未来を担う子供たちが、よりよい環境下で学校教育が受けられるようにするためには、現状の学校教育に関する多くの課題に教育委員会が専念できる体制が必要であります。そのため学校教育以外の仕事は市長部局が受け持ち、教育委員会は就学前教育も含めた学校教育に特化して、教育現場を強力にバックアップできる体制を構築していきたいと考えております」。 これは教育委員会に市がバックアップするということです。話がちょっと逆になっている今の説明が続いているような気がします。いわゆる学校ではいじめだとか不登校だとかいろいろな問題があって、学校の現場で手が回らない、それに特化して集中させてくれと、したがってあとの市長部局は、そこの現場に強力な援助をするということで言っておりました。問題は、「教育委員会は就学前教育も含めた学校教育に特化する」と、ここなんです、ここで出てきているんです。 それで、一番の問題はこの就学前教育も含めた学校教育に特化するというところから今回の説明が来ているんでしょう。議員に対しては全員協議会で総務企画部長から説明がありましたけれども、この中に略図があります。就学養育課に保育園が来ています。先ほど来ずっと議員の方々がなぜなんだろうと、何も変わらないならば今まででもいいんじゃないかといったところ、そうはいかないんです、この教育が出てきているからここに置かなきゃならないんです。 こんな大きな問題を一般質問の通告期限が終わってからの全員協議会で説明し、そしてこの数日後の議会で決めて、もう公に出すということは、いかにも問題が大き過ぎる。だからこの就学前教育も含めた学校教育に特化するという意味をもっともっとみんなで議論するべきです。それから、「今までも教育をしてきた」と、きのうも法人立保育所の方々が言っていました。「自信を持っています、そして改善のやさきに今あります」と、そういうことも言っていました。そういうこともなくして、そして一気に学校教育に特化するというその中身とやり方に不安を持っているわけです。果たしてどんなことになるのか、移管したときにどんなことになるのか、どういう教育をしなければならないのか、今までとの違いはどこなのかということを、関係者の方々と保護者が心配しているわけです。それを無視して、そしてきょう議会で決まってしまうと、説明するとしても「決まりましたよ、わかりましたか」ということになるんです。そうじゃなくて、こういうことをしたいんだと説明をしていただかないと、教育委員会から出されたきょうの資料を見ても、その中身が、どんなふうに変えるかがまだ見えないんです。そこをやっぱり全市民にわからせるために、やっぱりもっともっと議論が必要じゃないかと思うんですけれども、それについてどうお考えですかということをお聞きします。
○議長(高橋淑郎君) 及川教育長。
◎教育長(及川宣夫君) 確かに市長演述のお話もいたしました。ただ私どもといたしましては市長マニフェスト、それから総合計画、それから教育振興基本計画、すべて就学前教育の充実をうたい上げておりました。私どもが教育委員会として一番今おくれているのは何かというと、就学前教育と学力の向上だと私どもは内部評価しているところでございます。その中にあって、教育という言葉にとらわれることなく、まず花巻の子供たちをより高めようと、そして子供たちが大人になって本当に自立できる子供たちに育てようという願いが、まず一番根底にある、それは御理解いただきたい。したがって、きのう、きょう、思いつきのように考えたのではなくて、綿々と考えてきたということはぜひ御理解いただきたいと思います。 今後におきましても、いずれ皆さんの賛同が得られましたならば、より私どもも今後の職員の配置等を念頭に置き、また保健福祉部とより綿密な打ち合わせを行い、その中で事業の具体化を今考えているところでございますので、今後にゆだねる部分も多々あることは御理解いただきたいと思いますし、それから今までの実践を踏まえての改善点も今見出しているところで、今後それらについては工夫を重ねてまいりたいと思いますし、また関係者の御理解、御協力、それから御支援をいただきながら、そしてあるいは要請もいただいて、こうやったらいいじゃないかと、御意見もいっぱいいただいて、その中で一緒になって花巻の子供たちをより磨き上げていきたいと考えているところでございますので、ぜひ御理解をいただきたいと思います。
○議長(高橋淑郎君) 大山地域振興部長。
◎地域振興部長(大山拡詞君) それでは、私からは、まちづくり基本条例を推進する担当部として御答弁したいと思いますけれども、今現在、まさにこういう事例が参画の対象になるかどうかという議論の最中です。市民参画協働委員会で今参画の対象としてどういうものを持ってきたらいいのかということを今議論の最中でして、その中で、こういうことのないように明確な基準を欲しいということも含めて、今議論しております。今年度中にはそういった内容についても、要項というか指針という形でお示しできるのではないかということで、今進んでいるところです。まさに今進んでいるということで、実際には既にどういったものが適当かということで、今までつくった条例を全部出したり、今までつくった計画を全部出したりして、今検討中でございます。 ですから、今こういった住民生活に密接に関係あるとか、市民生活に影響があるというようなものについても当然出てくることは予測されますけれども、今まさに議論の最中だというところで御理解いただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
○議長(高橋淑郎君) 佐々木副市長。
◎副市長(佐々木稔君) 私からちょっと補足をして御説明をさせていただきますけれども、基本的には先ほど保健福祉部長の答弁の中にありましたけれども、基本的にはまだ組織の中として公立保育所の所管する部署を、補助執行という形で教育委員会に移したいという形の中身の御提案ということで、一番不安に思われているのは法人立保育所の部分が、どうしても行政機構上は出てこないと、そして説明もなかったということで、不安が多分おありなんだろうと思っています。そして公立と法人立をなぜ分断するんだというお考えも出てくるんだろうと思っていますけれども、基本的には保育所としての所管部署が、要するに法人立との連携も深めながら、要するに保育の資質を高めるために一緒に連携をとりながら進めていくという考え方は、従来とは全く変わってございません。 ただし、これもまた先ほど前議員からもありましたが、そうはいっても国は厚生労働省と文部科学省だろうと、法律も違うだろうとの御指摘ですが、やっぱり地方自治体とすればその辺も乗り越えていったほうがいい場合もあるだろうし、だからといって教育委員会に行ったから児童福祉法を無視するということでは全くございません。要するに従来の法律、制度の中ではやっていきますが、子供の教育という言葉がいいのかは別としても、人づくりという視点に立って、花巻市内の就学前の子供たちをどうしていったらいいのかということは、やっぱり1カ所で一緒になって考えて、そして当然関係する部署も連携することはしますけれども、そういった形での取り組みをさせていただきたいというのがこの御提案の趣旨でございますので、その辺どうぞ御理解を願いたいと思います。
○議長(高橋淑郎君) 阿部一男君。
◆26番(阿部一男君) 先ほど言ったことに尽きると思うんですが、まず地域振興部長、いわゆるまちづくり基本条例に関係しているんですが、まちづくり基本条例のそもそもの基本です。何が規則に合うかとか合わないかとかいうことじゃなくて、今回確かに本当にその意味ではこの部署、こっちからこっちに移したと当局は言うかもしれませんけれども、大変な中身を持っているんですね。そこに保護者の方々も関係者も今気づいているわけです。そのときに、今回のいかにもまちづくり基本条例の理念に反するように、一切何の説明もなくて、議会そのものにも説明があってからここ数日で結論を出すという形です。それは本当に問題があり過ぎるし、もっと言えば市長が市長演述で述べました、「就学前教育を学校教育として特化してこれから進める」ということの重みです。これは本当に大きな団体、関係者、保護者から本当に理解がなければ進まないことなんです。それが今理解が得られていないので心配しているという段階です。だから今回はそのような意味で、その面からも一つは絶対に問題があるということで、私はずっと今までの論議の中で聞いていました。 あと、やっぱり教育長が言う「就学前教育のやり方、心配しているんです」と、「花巻市内の子供たち、みんなよい子に伸び伸びと育ってもらいたい」という気持ちはみんなそうだと思います。そうだけれども、その中身が見えないです。就学前教育といえば今までは幼稚園だった思います。それが今度、保育園の方々も、あるいは市長は保育園に入っていない子供もと言っていますけれども、教育委員会がどういう教育をここでやろうとしているのか、これが見えないから不安なんです。それが見えるために、もっともっと議論をさせてほしい、市民にさせてほしいということで、頭からこれを否定しているとは私は考えていません。もっと形が見えるように論議させてほしいということです。
○議長(高橋淑郎君) 及川教育長。
◎教育長(及川宣夫君) 誤解のないようにということで、市長演述の中の「就学前教育を含め学校教育に特化する」というのは、保育所を学校教育の中に組み込むということではないので、あくまでも特化するという意味は、例えば体育施設の維持管理を例に挙げると、利用者からの苦情とかいろんな問題、常々抱えていますので、そういうものからは教育委員会を解放して、教育委員会は人づくりに専念するというのが、市長の演述の趣旨だと私は思っていますし、教育委員ともども皆そういう理解でおります。したがって、学校教育の中に保育所を組み込むということではないということは、ぜひ御理解をいただきたいと思います。 それから、人づくり、教育の方針につきましては、これまでも教育振興基本計画の中でお示ししておるとおりでございますけれども、いずれ我々は、今現在の子供たちに大人になってからの幸せを贈る教育の実践をしたいというのが一番の願いでございます。その中にあって、やっぱり先ほど配付させていただきました資料の中の上段にあります学校における問題、それから家庭における問題、これらを幾らかでも減らしていきたいと、それに貢献していきたいというのが私どもの使命だと思っております。
○議長(高橋淑郎君) 阿部一男君。
◆26番(阿部一男君) 私も3回目になりましたので、今の教育長の理解と違うということになったんですが、私、会議録を見てそのまま言っていますので、「教育委員会は就学前教育をも含めた学校教育に特化してこの体制を構築していきたいと考えている」ということの中で、先ほど答弁の中でもありましたが、その中身が今見えないので皆さんが不安なのだと、もっと議論が欲しいと私は考えている、どうですかということの質問です。 以上です。
○議長(高橋淑郎君) ほかに質疑の方ありませんか。 櫻井肇君。
◆25番(櫻井肇君) 先ほど来言われておる部分、私も同感でありますから、改めて申し上げることは避けたいと思いますが、先ほど家庭教育ネットワーク事業の構想というのが出てまいりまして、驚いた点が2つあるんです。 1つは、就学前教育振興会議を具体的には取り組んでいくと。ここの中には市や教育委員会のほかに校長会、公・私立幼稚園、保育園、保護者代表といった方々で構成する振興会議を設置するという取り組みをにらんだ上で進めてきたわけでありますから、これが全然関係者に知らされないまま、「はい、議会で決まりました、具体的にはこういう就学前教育振興会議を設置しましたので、つきましてはお集まりください」と言われて混乱しないでしょうか。「何のことだろう」となりませんか。今まで全然話をしてきてこなかったというものですから。 これが1つと、それからもう一つ驚いた点は、この日付なんです。学校教育課では平成20年9月、今から3カ月前にこういうのが出ておるわけです。全員協議会の日程もるる言われているとおりちょっとおかしかったわけですが、なぜこれを全員協議会のときに出さなかったのかということが疑問としてあります。それをお願いいたします。 それから、もう一つ、今いろいろ、るる言われておりますが、子供たちのためというよりも、むしろこれは家庭の教育力ということでありますが、これを見たときに、ちょっとこれ私はただごとではないと思ったんです。それはなぜかというと、このままでいきますとこれは家庭の中のこと、家庭の教育のこと、ふだんのしつけや何まで含めて、行政が家庭の中に介入することにならないだろうかと、危惧したわけでありますが、これらについても御見解をお願いいたします。
○議長(高橋淑郎君) 及川教育長。
◎教育長(及川宣夫君) 先ほど来申し上げておるとおりでございますけれども、振興会議はあくまでも予算上の事業の中での組織だということを、まず御理解いただきたいと思います。したがいまして予算がある程度めどがついた時点で、関係者に今までの組織をより充実した形で設置したいと、それから保護者も入れるという趣旨は私らも今やっているのは幼稚園教育あるいは保育園における保育を受ける側の立場からの声も聞きたいという趣旨で考えているものでございまして、あくまでも全体としてまだ案だということは御理解いただきたいと思います。 それから、なぜ9月だということにつきましては、実は私どもは夏休みといいますか、7月に各課に、これから予算は厳しくなると、その中にあって私どもはやらなければならないことが就学前教育あるいは学力向上等、まだあると、それらを重点的にやるために、見直し、廃止すべき事業から始めまして総点検する中で、この事業が1つ我々として取り組まなければならない事業をペーパーとしてあらわせばこうなるということで、9月に策定したものでございます。それに沿っていろいろ調査をし準備もしてきているということで、あくまでもその時点の事務的な案ということを御理解いただきたいと思います。それから、あくまでも予算につながる資料ということで御理解をいただきたいと思います。 それから、家庭への介入という御懸念でございますけれども、これはそうではなくて、むしろ家庭に情報提供していきたいという趣旨でございます。事例を御紹介して、皆さんが今後の育児あるいは子育てという点に参考にしていただければということで、したがって各家庭の中に入り込むということでないということは御理解をいただきたいと思います。
○議長(高橋淑郎君) 櫻井肇君。
◆25番(櫻井肇君) 就学前教育振興会議の設置、これはもちろん予算を伴いますから、設置はその後になるのは当然のことであります。私がお聞きをしておりますのは、こういうことを目指しているということを一緒に話し合っていくことは、予算とは何ら関係のないことでありまして、そうしますと発足後、これは結局は「こういう組織をつくりましたから、さあ、ついてきてください」という、いわば引っ張っていく形になって、一緒にものをつくっていくということにはならないのではないかと危惧するものであります。 それから、この日付の問題につきましても、9月になった理由というのはその言われたとおりでしょうけれども、私がお聞きしているのは、今から3カ月前ですから、こういうことだということで、議会なり市民なりに示す時間は十分あったのにもかかわらず、なぜきょう、しかも一番最初に出たのは、きのうの懇談会の中でのことだったとお聞きをいたしました。これはどういうことかと聞いたわけであります。またしても、これは議会無視の体質が露呈されてきたと私は言わざるを得ないのであります。 それで、その点と、それから公立と法人立の保育園の分断の問題を複雑にしてしまうのではないかと思いますけれども、もう一つ複雑にしてしまうのではないかという懸念を、別の面で社会教育の面でお聞きをいたします。 いろんな社会教育の施設があるわけなんですが、こういうことになります。現在もやっているのも含めて、市の所管に属する施設が図書館、宮沢賢治記念館、宮沢賢治イーハトーブ館、新渡戸記念館、萬鉄五郎美術館、それから花巻市文化会館、教育委員会の所管となるのは博物館、花巻の歴史民俗資料館、それから同じく石鳥谷の歴史民俗資料館、さらにふるさと歴史資料館、検討中なのが早池峰山岳博物館及び石鳥谷農業伝承館となっています。これらの施設は、何も施設の管理にとどまらずに、いろんな社会教育という点でお互いに連携し合いながらつかさどっていくものではないかと、社会教育の一環として思っているんですが、こういうふうに分断ということになりますと、相互の連携、一体となって社会教育を高めていくという点でどうなのかという疑問がありますが、このように分離する理由は何なのか、お聞きいたします。
○議長(高橋淑郎君) 及川教育長。
◎教育長(及川宣夫君) まず、振興会議につきましてですけれども、これは条例なり規則なりで設置するものではないということで、あくまでも予算が認められて初めて具体化するものでございますので、私どもといたしましては、まず予算案に計上され、そして議会において予算が議決された後に動くのが筋だろうと理解しております。そのために我々としては、今黙黙と皆さんに説明できるように事業を練り、そして資料を整えたという段階でございまして、今後の予算査定に大いに期待をしているものでありますので、御理解をいただきたいと思います。予算が決まる前に軽々に動くものでもないだろうと思っておりました。 それから、ただ、今までも幼保小の連携会議という基盤がございますので、それを拡充し、さらに予算的裏づけもしてまいりますので、関係者の御理解は得られるものと認識しておったところでございます。
○議長(高橋淑郎君)
伊藤総務企画部長。
◎総務企画部長(伊藤隆規君) 社会教育施設の関係で、教育委員会と市長部局の中での所属についての御質問でございますが、その施設のありよう、管理というのは当然伴うことになりまして、大きくは教育機関は、もちろん教育委員会に残りますが、その使われ方の中で社会教育施設であっても観光に近いものであるとか、あるいはこれまでも市長部局でつくったものを教育委員会で補助執行していたものがあります。そういったものはややこしいですけれども、今回また市長部局に整理をさせていただくと、そういうやりとりがあるということをどうか御理解をちょうだいしたいと存じます。
○議長(高橋淑郎君) 櫻井肇君。
◆25番(櫻井肇君) 質問に答えてほしいんです。そういうことを聞いているんではなくて、このように変えるということ、もちろん今も変わっている部分は市長部局に行っているのもあるんですけれども、こういう状況の中で変えようというには必ず理由があるはずなんです。物事を変えるという場合は必ず理由があるはずなんです。だからそれがどこにあるのか、このままでは不備があると判断したからだろうと思いますが、その理由は何なのかという単純なことをお聞きしているんです。複雑にしてしまうと、先ほど来言われていますけれども、保育の問題と同じにこれもまたかえって複雑にしてしまわないのかとお聞きしているんであります。
○議長(高橋淑郎君)
伊藤総務企画部長。
◎総務企画部長(伊藤隆規君) どうも申しわけございませんです。端的に申し上げますと、スポーツ振興、芸術・文化を市長部局で担うということの付随するものでございます。
○議長(高橋淑郎君) 議案審議中でございますが、ここで4時まで休憩をいたします。 午後3時44分 休憩 午後4時00分 開議
○議長(高橋淑郎君) 再開いたします。休憩前に引き続き会議を開きます。 議案審議を続行いたします。 ほかに質疑の方ありませんか。 近村晴男君。
◆21番(近村晴男君) このたびの行政組織の改編につきましては、いわゆる当局の効率的な事務執行ということで時間をかけて練られてきたということでございます。私も過半の全員協議会のときに、その中でいわゆる保育業務が教育委員会にということがありまして違和感を持ったわけであります。といいますのは、そのときにもお話ししましたけれども、いわゆる今の生活環境の多様化といいますか、さまざまな生活環境があるわけですが、特にもこのような不景気の中にもありまして、子供を見られるような環境がなかなか厳しくなっているという時期にあります。ですから今、保育園では0歳児から預かっていると、そして時間も延長しているという実態があるわけです。一方、幼稚園ではそうではない形で行っておりますので、それについての難しさといいますか、いわゆるその保育業務と学校教育といいますか、その幼稚園の教育のあり方が非常に戸惑いがあるんじゃないかなと私は思いました。 そのときに、市長の答弁では、「ごちゃごちゃするものではない」と、「何ら今と変わらない形で教育委員会にお願いするのだ」ということでございました。議会に対して最初に説明していただけたことは議会を重んじるということになるでしょうけれども、先ほど市長も謝っておりましたけれども、今回のこの問題について皆さんが感じた衝撃というのは、やはり大迫地域診療センターのベッドの無床化と全く同じだと思うんです。初めて聞いたという方が多かったということです。そうしますと、それと全く同じく、市でも今回の県のあり方に対してびっくりしたと。でも、県では実は長いことしっかりと協議を重ねながら発表されたと。形とすれば全く同じだと思うんです。どうもそれを置きかえて考えてみますと、やはり戸惑いがあるというのが、私は花巻市民の実態だろうと思うわけでございます。 ですから、これを執行するのは来年4月1日です。今12月でございますけれども、やはり丁寧な、理解できるような説明責任というのは私は大事なんだろうと思うわけです。小学校の統合のときにも実はそうでした。新聞で見たのが初めてだという方が多くて、それもそのときに、やはりちょっと運び方に問題にあったんじゃないかという指摘はされたはずです。今回も同じような轍を二度踏んでしまったということがありまして、私もいろいろ調べる時間は余りなかったんですけれども、ある保育園の関係者からお話を聞いたんですが、「びっくりはしたんだけれども」という感想がまず1つありました。 もう一つは、保育園で預かっている子供の中で、やっぱりさまざまな子供さんがいらっしゃると、今度は小学校に入学するときに、今までですと保育園側から学校にお話をして、こういう子供さんもいらっしゃいます、こういう子供さんもいらっしゃいますというようなことを丁寧に説明はするんでしょうけれども、なかなかそこに透明な壁があるような気がしていたと。今回、保育園が学校側の立場になりますと、それがストレートに学校側に行くんじゃないかと、そういうものについては実は期待をしているという話もありました。ただそのとおり突然聞いたものだからびっくりしたと。 あと私が聞いたのは、では保護者から見たらどうなんだろうと質問したら、実はまだ時間がなかったのでそこまでできていないということで、当然保護者の方も、仮に例えば保育園に預けるのは今でも全く変わりないと、担当もこども課でしょうけれども、例えば保育料の問題で相談に行く、あるいは子供について実はこういう問題があるというときには、今度はこっちに行かなければいけないと、教育委員会に行かなければいけないということがあって、そこの連携をうまくやってくださるでしょうけれども、エアポケットができないかという心配も実はあります。ですから、どうぞそういうことのないような、しっかりとした丁寧な説明をこの期間の間にやっていただきたいと思うわけでございます。どうぞその辺についての御所見をいただきたいと思います。
○議長(高橋淑郎君) 佐々木副市長。
◎副市長(佐々木稔君) お答えいたします。 今、議員からもお話がありましたけれども、基本的に教育委員会に移したから幼稚園教育に合わせて保育園をやるとか、そういうことは決して考えてございません。いずれ保育園におきましても、しっかり子供の教育面も含めて、今現在当然やられています。ただ、いろいろなそこにそれぞれの、幼稚園は幼稚園、保育園は保育園で、必ず何かいいものがあればそれは共有しながら、いいものであればみんなこれはやっていきませんかというような土俵がやはり1つになりますので、それは前向きな方向で生かせるのではないかと思ってございます。 それで、説明は全く今おっしゃるとおりでございますので、特にも細かい部分について、私どもはこれから全力を傾けてしっかり関係の皆さんには御説明をしてまいりたいと存じております。それで御指摘のエアポケットという部分は私どもも当然考えておりまして、この分だとこども課だよ、この分だと教育委員会だよという形ではこれはだめだろうということで、基本的には1カ所という形、あとは内部でしっかりそこを補うという形で、今、細かい部分の構築はしようと考えてございますので、よろしくお願い申し上げます。
○議長(高橋淑郎君) ほかに質疑の方ありませんか。 名須川晋君。
◆23番(名須川晋君) 皆様と同感でございます。 私からは、まちづくり部に関しまして、これで3回目となりますが、場所が違う、機会が違うということで、この辺もう一回この場でお聞かせいただきたいと思います。 まちづくり部の所管の中には地域づくり課と振興センター、スポーツ振興課とございます。政策推進部には市民協働・男女参画推進課と、部の設置条例でございますが、この前の全員協議会の資料をもとにさせていただきますけれども、この辺の考え方、要は1つにくくるべきところではないかと私は思うわけでございますけれども、政策として推進していくということでは評価はできつつも、やはりちょっとわからないところがございますので、もう一度考え方をお知らせください。
○議長(高橋淑郎君) 大石市長。
◎市長(大石満雄君) 特にそのまちづくり基本条例に絡んでということがやっぱり影響してくるわけです。全くこれはそのとおりだと思っております。 それで、ここも非常に悩んだところなんですが、私たちが生活している地域というのは、教育があったり、福祉があったり、医療があったり、道路づくりとか基盤整備があったりとかと全部があわさって生活しているわけです、それが大原則と。そうなったときの地域づくりというのは一体何なんだろうとなったときに、今回のように、そこで生活して暮らして培ってきたもの、いろいろなものもそこで組み合わさっているわけですから、それをある程度のくくりで分析すると、そこにはまずいわゆる公民館活動でやってきた生涯学習が本当に地域に密着しているものがあるだろうと。 あとは教育委員会に残っていた例えばスポーツ振興、各地区の体育協会というような、生涯スポーツから競技スポーツまで含めてあるだろうとか、伝統芸能ですとか文化ですとかと、そういうようなものがある意味でセットになって本当の意味の地域づくり、地域だという形が初めてでき上がるという意味で、今回はそれをはっきり示すために、地域づくりというよりも、もっと大きい観点でまちづくり部に集約させたということなんです。 それで一歩早目でコミュニティーという施策をやっているから、大きくはその4部門で1つのまちづくりという、ここでまず一括したくくりにしましょうと考えたわけです。これが動くには、実はまちづくり基本条例が非常に深く本当はかかわっているんですが、今言ったこの4部門は、ある意味で実践の部と考えてくれませんか。完全に行っている、実践していかなければならないところと、実際にやっているところとイメージをしてほしいんです。 条例の場合は、実は本当に地域づくりの今言ったその4部門だけではなくて、もっと大きい、いわゆる花巻市と花巻市民のかかわりだとか、市行政のかかわりだとか、行政職員のかかわりだとか、いろいろなもっと大きい視野でつくっておりますから、そういう意味での意識定着、醸成の推進をしていかなければならないということで、これは花巻市全体で実践というよりも、まだまだ浸透の段階だろうと。それで、先ほどのいろいろな議論の中にもありましたように、今現在、ではどういうものが直接参画にふさわしいかと、そんなことをまだまだ協議している、そういうレベルの状態なわけですから、ですから、まだまだ私はこれは意識づくりとか、周知の段階なんだろうと思って、それにとにかく力を入れていかないと広まって定着していかないんだろうという考え方があるんです。それであえて政策推進という方向に持ってきたと。それとともに、男女共同参画もずっと前からあるんですけれども、これも本当に定着しているかというとやっぱりまだまだだろうと。ですから、そういうのをあわせて課という位置づけにしてあえてまた取り組んでみようという考え方なんです。 前回も議員から御質問ありました例えばNPOの関係もそうなんです。花巻市がなかなか取り組みがほかと比べてぬるいんじゃないか、弱いんじゃないかという意味は、やっぱりまだまだその意識ができていないからだと思うんです。ですから、こういうまだまだ弱い部分は政策として推進するんだという部分に集約してというのが、今回の組織の大きなくくりの考え方だったということです。
○議長(高橋淑郎君) 名須川晋君。
◆23番(名須川晋君) 考え方についてはわかりました。まちづくり基本条例の中、定義として第2条でコミュニティは、「多様な参画を通して形成される組織や集団をいいます」とあります。第8章コミュニティとしまして、第16条には地域コミュニティ活動とございます。第17条は市民活動とございます。これら2つが合わさった形でコミュニティーが形成されると考えていいのかと思いますけれども、ここでよくよく見ますと、私は何か重大な瑕疵を発見してしまいまして、まちづくり部の中に、資料でございますが、「まちづくり部、ア、地域コミュニティに関すること」とございます。この後に、イとして本当は「市民活動に関すること」と入らなければいけないのではないかと考えるわけでございます。地域コミュニティに関すること、地域コミュニティ活動、小さな市役所と私はとらえるわけでございますが、市民活動については、そうしますと「その他地域づくりに関すること」にくくられるわけでございましょうか。 昨日の一般質問でも話をさせていただきましたけれども、どうもこの辺で、市民活動に対して非常にこの事務分掌の中でもうたわれていないことがあるのではないかと思います。政策推進部の中の「ク、市民協働及び男女共同参画に関すること」に入るのではないと思われますので、やはりこの下に「市民活動に関すること」がまちづくり部の中に入ってくると思われるんですが、いかがでございましょうか。
○議長(高橋淑郎君)
伊藤総務企画部長。
◎総務企画部長(伊藤隆規君) 新設の部の分掌事務の列挙についてですけれども、確かにここの規定は、ある意味では代表的な分掌事務をあらわしているということで、そういう意味では全部網羅されているということではありません。これがまた、だんだんに下がってまいりますと、その課、室の分掌事務という形でまたあらわれてくる部分がございますけれども、ただいま御指摘ありました市民活動の部分については、全般にはかかわりあると思いますが、それを特化して位置づけをどうするかについては、ただいまこの部の設置の関係では御提案申し上げた内容でできればお願いしたいわけでありますけれども、当然御指摘の部分もこのまちづくり部には関係してこようと思ってございます。
○議長(高橋淑郎君) 名須川晋君。
◆23番(名須川晋君) やはり、その両足で立つという意味からすれば、地域コミュニティ活動と市民活動とまちづくり基本条例ではっきりと定義されていると思うんですよ。その中で、このまちづくり部の中でその他地域づくりに関することという中に市民活動が追いやられているように私はとらえます。ここに既に上程しているわけですから、なかなか変えるのは難しい状況にあると思います。 したがいまして、先ほどの、果たしてこの組織改革、機構改革が
パブリックコメントの対象とか、どの程度市民からの意見を参考にするかということはまだよくわかりませんけれども、それにしましても、もうちょっと事前の段階で、やはり現場といいますか、いろいろな方の声を聞くようなことがないとなかなかこういうことも隅に追いやられてしまうと私は思います。ですから、NPO、ボランティア団体をどこに置くかわかりませんが、きちっとした体制を整えていただきますようにお願いします。 かえって、現行の地域振興部、地域振興及びコミュニティー行政に関することについて結局現状では網羅されているととらえられますので、あえて変える必要もなかったのかなと思うところでございます。したがいまして、その意を酌み取っていただきまして、きっちりと市民活動について力を入れられるような組織として、きちっと4月から整えていただきたいと思います。 以上です。
○議長(高橋淑郎君)
伊藤総務企画部長。
◎総務企画部長(伊藤隆規君) 御指摘の点につきましてありがとうございました。これがスタートさせていただくとすれば、今後、課、それから今回係ももう一度構築させていただく中で、これは私どもから各部、各課にお返しして、そして係にもこのほうが現状に合うという提案を受け入れさせてもらって、それで整備をしていこうと思いますし、ただいまの市民活動については肝に銘じてまた検討させていただきます。
○議長(高橋淑郎君) ほかに質疑の方ありませんか。 高橋久順君。
◆3番(高橋久順君) 今回、今議論されているこの議案ですが、るるそれぞれ各議員から質問あるいは検討すべきとの意見が出されております。とりわけ保育所の一部の所管は教育委員会に行くという問題については、どうもこれまでの説明不足も含めて、理解度がいまいちなのかという感じをしております。 そこで、この今定例会で必ずやらなければならないのか、3月定例会というのもあるわけですからもっと議論を深めてやるべきと思いますけれども、そのことについてお尋ねいたします。
○議長(高橋淑郎君)
伊藤総務企画部長。
◎総務企画部長(伊藤隆規君) 今回の部設置条例の一部改正、組織改編につきましては、御案内のとおり、新年度4月にスタートさせていくという意味では、期間的な形では、どうしてもこの12月定例会で決定を見た上で、そして、その前作業としての準備期間が必要となります。そういう意味からも、できれば今定例会で何とかお願いをしたいという思いでございますので、御理解賜りたいと存じます。
○議長(高橋淑郎君) ほかに質疑の方ありませんか。 (「なし」の声あり)
○議長(高橋淑郎君) なしと認め、質疑を終結いたします。 (「議長、動議」の声あり)
○議長(高橋淑郎君) 櫻井肇君。
◆25番(櫻井肇君) この際、動議を提出いたします。 議案第122号
花巻市部設置条例の一部を改正する条例の審議につきましては、これを審議するための特別委員会の設置を求めるものであります。 (「賛成」の声あり)
○議長(高橋淑郎君) ただいま櫻井肇君から特別委員会を設置して審議するべきとの動議が提出されました。本動議は所定の賛成者がありましたので、成立しました。よって、本動議を直ちに議題とし採決をいたします。
○議長(高橋淑郎君) お諮りいたします。本動議のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。 (賛成者起立)
○議長(高橋淑郎君) 賛成者少数によって、本動議は否決されました。 会議を続けます。
○議長(高橋淑郎君) これより討論に入ります。討論の方ありませんか。 阿部一男君。
◆26番(阿部一男君) 議案第122号
花巻市部設置条例の一部を改正する条例に反対いたします。 これは、先ほど来多くの議員が指摘をいたしましたが、まず1つは、市はまちづくり基本条例で住民参加のまちづくりを方針化しております。今回、保育行政が大きな変更をもたらす議案でありますが、関係者に事前の十分な説明もなく提案をされているということは、事前に住民からの意見を聞く、そのような手続を踏んでいないという意味での住民参加の道を閉ざすものでございます。 それから、2つ目は、今まで保育園の関係事務は福祉事務所に関することとして保健福祉部が担当してまいりました。今回の改正では、就学前の子供の扱いが健康こども部と教育委員会での二重になります。窓口、分担が2つになることは、そもそも市民サービスに支障を来すことになると思います。 それから、3点目に、学校教育として特化をするという内容であります。今までの幼児教育、保育園などでのこの教育ではなく、学校教育に移行するということは重大な変更であります。今までの教育とどう違うのか、保育園で行ってきた教育とどう違うのか、カリキュラムはどうなるのか、それから、個性を持った法人の教育と、これから行う教育委員会での教育というのはどのようになるのか、またその整合性が図られるのかどうかということもまだ見えておりません。これらを公立あるいは法人立の保育園関係者や保護者が十分理解した上で進めなければならないものだと本来思います、それが行われておりません。 以上の意味から反対をいたします。
○議長(高橋淑郎君) ほかに討論ありませんか。 櫻井肇君。
◆25番(櫻井肇君) 議案第122号
花巻市部設置条例の一部を改正する条例に反対の立場で討論を行います。 まず、最大の問題は、市民と議会に説明が、そして議論がよくなされていないということであります。例えば、保育園の管轄を公立と私立とでたがえることの意味が私にはよくまだわかりません。国が就学前の幼稚園を厚生労働省、さらに保育園を文部科学省に分離し所掌しているのは、それなりの理由があるのであります。市が国の対応とねじれてしまうという行政をとることは無謀であり、ひずみが今後生じると考えるものであります。 保育関係者が議会まで出向き、不安と不満を口にしておられました。かつてないことであります。そこで言われた、「今のやり方は民主主義ではない」、こういう言葉が強く印象に残っているのであります。市民に情報を公開し、協働して姿勢をつかさどる姿勢がなければ、今後、市政を見る市民の視線は一層厳しさを増すであろうことを警鐘乱打し、反対討論を終わります。
○議長(高橋淑郎君) ほかに討論の方ありませんか。 (「なし」の声あり)
○議長(高橋淑郎君) なしと認め、討論を終結いたします。
○議長(高橋淑郎君) これより採決いたします。 議案第122号
花巻市部設置条例の一部を改正する条例は、反対がありましたので起立により採決をいたします。 本案を原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。 (賛成者起立)
○議長(高橋淑郎君) 起立多数であります。よって、議案第122号は原案のとおり可決されました。
○議長(高橋淑郎君) 日程第14、議案第123号花巻市職員定数条例の一部を改正する条例を議題といたします。 提出者から説明を求めます。
伊藤総務企画部長。
◎総務企画部長(伊藤隆規君) 議案第123号花巻市職員定数条例の一部を改正する条例について御説明申し上げます。 本条例は、組織改編に伴い、市長の事務部局及び教育委員会の事務部局、市立の学校その他教育機関の職員定数について、所要の改正を行おうとするものであります。 改正の内容について御説明いたします。 お手元に配付しております議案第123号資料もあわせてごらんくださるようお願いいたします。 第2条は職員の定数の規定でありますが、組織改編に伴う配置職員数の変更をするものであります。 第1号は、市長の事務部局の定数について、現行の790人から770人に、第6号は、教育委員会の事務部局、市立の学校その他教育機関の定数について211人から231人に改めるものであります。 なお、本条例の改正によります職員定数の全体合計数には変動ないものであります。 次に、施行期日でありますが、本条例は平成21年4月1日から施行しようとするものであります。 以上で説明を終わりますが、よろしく御審議の上、御決定賜りますようお願いを申し上げます。
○議長(高橋淑郎君) これより質疑に入ります。質疑の方ありませんか。 (「なし」の声あり)
○議長(高橋淑郎君) なしと認め、質疑を終結いたします。
○議長(高橋淑郎君) これより討論に入ります。討論の方ありませんか。 阿部一男君。
◆26番(阿部一男君) この議案第123号は、前の議案第122号に関する市長部局の健康こども部の事務分掌を教育委員会に移行することに伴うものであり、反対いたします。
○議長(高橋淑郎君) ほかに討論の方ありませんか。 (「なし」の声あり)
○議長(高橋淑郎君) なしと認め、討論を終結いたします。
○議長(高橋淑郎君) これより採決いたします。 議案第123号花巻市職員定数条例の一部を改正する条例は、反対がありましたので、起立により採決いたします。 本案を原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。 (賛成者起立)
○議長(高橋淑郎君) 起立多数であります。よって、議案第123号は原案のとおり可決されました。
○議長(高橋淑郎君) 日程第15、議案第124号花巻市教育に関する事務の職務権限の特例を定める条例を議題といたします。 議案第124号につきましては、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第24条の2第2項、地方公共団体の議会は、第24条の2第1項の条例の制定または改廃の議決をする前に、当該地方公共団体の教育委員会の意見を聞かなければならないとの規定により、求めた教育委員会の意見については、別紙のとおりお手元に写しを配付いたしております。 提出者から説明を求めます。
伊藤総務企画部長。
◎総務企画部長(伊藤隆規君) 議案第124号花巻市教育に関する事務の職務権限の特例を定める条例について御説明申し上げます。 本条例は、教育に関する事務のうち、スポーツ及び文化に関する事務の管理及び執行を市長部局で行うことに伴い、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第24条の2第1項の規定に基づき、教育に関する事務の職務権限の特例について、必要な事項を定めようとするものであります。 条例の内容について御説明いたします。 お手元に配付しております議案第124号資料もあわせてごらんくださるようお願いいたします。 第1条は、本条例の制定趣旨について定めるものであります。 第2条は、教育に関する事務のうち、スポーツ及び文化に関する事務の管理及び執行を市長が行うよう定めるものであります。 次に、施行期日でありますが、本条例は平成21年4月1日から施行しようとするものであります。 附則第2項から第5項までは、本条例の制定に伴い教育委員会から市長部局に移管されることとなる施設等の関係条例に関し、教育委員会の権限となっていたものを市長の権限となるようそれぞれ改正しようとするものであります。 以上で説明を終わりますが、よろしく御審議の上、御決定賜りますようお願いを申し上げます。
○議長(高橋淑郎君) これより質疑に入ります。質疑の方ありませんか。 若柳良明君。
◆2番(若柳良明君) 図書館の関係でありますけれども、先ほどの議案とも関係あるかと思いますけれども、教育委員会から市長部局に移るということでありましたけれども、教育機関でありますし、教育委員会で不都合なことは何なのかということと、学校図書館といいますか、図書との連携なんかもあると思いますが、その点について問題はないのかお伺いをいたします。
○議長(高橋淑郎君) 及川教育長。
◎教育長(及川宣夫君) 図書館等、市長部局に特例で配置がえすること、移管することにつきましては、地方自治法の規定に基づいて補助執行していくことなのでございますけれども、その基本は、文化に関することが市長部局に行くことで、付随して図書館も市長部局に移管することでございまして、社会教育施設ではございますけれども、地方自治法では補助執行することを認められておりますので、現在、社会教育そのものが市長部局において既に平成19年度から補助執行していることから、今回、文化も移管するものでございまして、連動してということになります。その点は御理解をいただきたいと思います。 それから、学校図書館との連携についてのお尋ねでございましたけれども、読書活動等について、学校図書館という学校との連携におきましては、学校そのものとの児童の読書活動という観点でのつながりはこれまでもやってきているところですし、また、移管された後もその点は継続していくものでございまして、移管されたからすべてが断ち切れるというものではなくて、ものによってはより結びつきが強化されることも多々あるのではないかと理解しているところでございます。
○議長(高橋淑郎君) 若柳良明君。
◆2番(若柳良明君) 図書館について、花巻図書館あるいは石鳥谷・東和図書館についてはそれなりの人員体制があるわけでありますけれども、大迫図書館の場合は正職員1人の配置であります。そして現在、総合支所にいる教育委員会の担当が兼務という形で連携をとれてうまくいっていると感じておりますけれども、今度はどこの部で担当して、きちっとそういう連携体制がとれていくのか、その部分は既に考えているのかどうかお伺いをいたします。
○議長(高橋淑郎君)
伊藤総務企画部長。
◎総務企画部長(伊藤隆規君) 新体制での図書館業務についてのお尋ねですけれども、これはまちづくり部、現在の地域づくり課がこれまでの生涯学習を担うわけであります。そこにまた文化も入ります。そういう部分での、図書館の場合は現地にも職員が配置になるわけでありますけれども、このまちづくり部の中で生涯学習やら地域振興センターとのかかわりを膨らませてやっていきたいという趣旨でございますので、よろしくお願い申し上げます。
○議長(高橋淑郎君) 若柳良明君。
◆2番(若柳良明君) 大迫図書館の場合、本当に1人の正職員しかいないということで、大変変則的な取り扱いになっているかと思います。この機会に増員体制を考えるべきだと思いますが、その部分の見解をお願いいたします。
○議長(高橋淑郎君)
伊藤総務企画部長。
◎総務企画部長(伊藤隆規君) 大迫図書館の場合は、やりくりの形では2名体制ということで、図書館職員は現在1名と兼務の職員という形になっておろうかと思いますけれども、その辺の体制についてもどうあるべきか、その辺は現場の声も聞きながらまた構築してまいりたいと思っております。
○議長(高橋淑郎君) ほかに質疑の方ありませんか。 近村晴男君。
◆21番(近村晴男君) ただいまの関連ですけれども、それぞれ各地域に図書館があるわけですけれども、それの公平な扱いといいますか、それがやはり必要だと思うんです。ここは合併前はこうだったからこれはいいだろうじゃなくて、合併した、そして一体感を持ってやっていくという面からも、あるいは蔵書、あるいはその体制等いろいろありましょうけれども、やはりこの辺については配慮をするべきものではないかと私も思いますけれども、それについてもう一度御意見をいただきます。
○議長(高橋淑郎君)
伊藤総務企画部長。
◎総務企画部長(伊藤隆規君) ただいまの趣旨に沿いまして、4館ある図書館の体制については、現場も含めてどうあれば市民の利用、あるいは生涯学習に利用されるか、喜ばれるかということは、私どもも現場に入ってもう少し相談させていただきたいと存じます。
○議長(高橋淑郎君) ほかに質疑の方ありませんか。 (「なし」の声あり)
○議長(高橋淑郎君) なしと認め、質疑を終結いたします。
○議長(高橋淑郎君) これより討論に入ります。討論の方ありませんか。 阿部一男君。
◆26番(阿部一男君) 議案第124号花巻市教育に関する事務の職務権限の特例を定める条例に反対いたします。 今、質疑の中でも指摘がありましたけれども、今現在、図書館はますます地域の情報センターとして重要な任務を持っていると思います。そのほか、図書館は本来、図書、記録、その他の資料を収集、整理、保管し、必要とする人の利用に供する施設であり、また、図書館は地域における地域情報の拠点センターという任務を持っております。その中で、具体的に学校教育及び学校図書館と密接に結びついているものと思いますけれども、教育委員会、学校教育などから離れた形のこの任務の分担ということにおいては弱体化が大いに懸念されると思います。 また、社会教育の一環としてもっともっとその意味での図書の資料の収集、あるいは整理保管という意味から、これまた弱体化が予想されることから、その理由で反対いたします。
○議長(高橋淑郎君) ほかに討論の方ありませんか。 櫻井肇君。
◆25番(櫻井肇君) ただいまの阿部一男議員の討論がございましたが、同感であります。 私は、加えてこの図書館のほかの社会施設も市長部局に移管することにつきましてお聞きをいたしましたが、納得のいく答弁が得られておりません。そこで反対をする次第であります。
○議長(高橋淑郎君) ほかに討論の方ありませんか。 (「なし」の声あり)
○議長(高橋淑郎君) なしと認め、討論を終結いたします。
○議長(高橋淑郎君) これより採決いたします。 議案第124号花巻市教育に関する事務の職務権限の特例を定める条例は、反対がありましたので、起立により採決いたします。 本案を原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。 (賛成者起立)
○議長(高橋淑郎君) 起立多数であります。よって、議案第124号は原案のとおり可決されました。
○議長(高橋淑郎君) 日程第16、議案第125号花巻市消防団員の定員、任免、給与、服務等に関する条例の一部を改正する条例を議題といたします。 提出者から説明を求めます。
伊藤総務企画部長。
◎総務企画部長(伊藤隆規君) 議案第125号花巻市消防団員の定員、任免、給与、服務等に関する条例の一部を改正する条例について御説明申し上げます。 本条例は、消防団員確保対策として機能別消防団員制度を導入することに伴い、任命要件及び報酬について所要の改正をしようとするものであります。 改正の内容について御説明いたします。 お手元に配付しております議案第125号資料もあわせてごらんくださるようお願いいたします。 第3条は消防団員の任命要件の規定でありますが、機能別消防団員の任命要件を加えるものであります。 別表は消防団員の報酬及び手当の規定でありますが、機能別消防団員の報酬の額を規定するものであります。 次に、施行期日でありますが、本条例は平成21年4月1日から施行しようとするものであります。 以上で説明を終わりますが、よろしく御審議の上、御決定賜りますようお願いを申し上げます。
○議長(高橋淑郎君) これより質疑に入ります。質疑の方ありませんか。 鎌田幸也君。
◆11番(鎌田幸也君) 反対するとかというのではなくて、私は消防団員ですので、本部会議の際にこの機能別消防団の役割とか定数とかはお聞きしてわかっているつもりでございますけれども、せっかくの機会ですので、ぜひ議員全員にわかるように、その機能といいますか、機能別消防団員がどのような仕事をするのか、そして定数はどのようにするのかというその辺を詳しく御説明していただけたらと思います。
○議長(高橋淑郎君) 平賀総合防災部長。
◎総合防災部長(平賀敏夫君) お答えを申し上げます。 機能別団員のその業務といいますか、役割という御質問でございますが、現在考えておりますのは、日中の火災など、災害が発生した場合に、現在の正規の団員がお勤めとかでその地元にいない場合が多いので、それらの災害への活動の支援を考えております。あと、その災害活動のみならず、警戒やら予防活動もお手伝いいただければと思っております。 あと、人員の関係でありますが、正規の団員がもちろん基本でありますけれども、機能別団員がどんどんふえてもこれもまた困るという面もありますので、当消防団は124の部がございますが、部単位で2名以内ということで、一応の歯どめをさせていただきまして、できれば正規の団員にどんどんふえていただくことを期待しているものでございます。 以上でございます。
○議長(高橋淑郎君) ほかに質疑の方ありませんか。 (「なし」の声あり)
○議長(高橋淑郎君) なしと認め、質疑を終結いたします。
○議長(高橋淑郎君) これより討論に入ります。討論の方ありませんか。 (「なし」の声あり)
○議長(高橋淑郎君) なしと認め、討論を終結いたします。
○議長(高橋淑郎君) これより採決いたします。 議案第125号花巻市消防団員の定員、任免、給与、服務等に関する条例の一部を改正する条例を原案のとおり決することに御異議ありませんか。 (「異議なし」の声あり)
○議長(高橋淑郎君) 御異議なしと認めます。よって、議案第125号は原案のとおり可決されました。
○議長(高橋淑郎君) 日程第17、議案第126号
岩手中部地区広域市町村圏事務組合の解散の協議に関し議決を求めることについてを議題といたします。 提出者から説明を求めます。
伊藤総務企画部長。
◎総務企画部長(伊藤隆規君) 議案第126号
岩手中部地区広域市町村圏事務組合の解散の協議に関し議決を求めることについてを御説明申し上げます。 本議案は、平成21年3月31日をもって、
岩手中部地区広域市町村圏事務組合を解散することの協議に関し、地方自治法第290条の規定により、議会の議決を求めようとするものであります。
岩手中部地区広域市町村圏事務組合は、昭和46年9月に、圏域7市町村で岩手中部地区広域市町村圏協議会を発足以来、広域市町村圏計画の策定、計画に基づく事業の連絡調整及び市町村職員の共同研修を行ってまいりました。 また、平成7年にはふるさと市町村圏に選定され、圏域の特徴を生かした活力ある地域づくり推進のため、平成8年3月にふるさと市町村圏基金を設置すると同時に、協議会を廃止し、一部事務組合として
岩手中部地区広域市町村圏事務組合が設立されました。 その後、平成18年4月から花巻地区広域行政組合の事務及び財産を承継し、新たに花巻市及び北上市の住民の健康診査に関する事務を開始したところであります。 しかしながら、共同処理の大きな柱であります住民の基本健診が、平成20年度から法改正により特定健診として医療保険者ごとに実施されることとなり、両市の健診実施方法に相違が生じたことや、健診体制の確保が難しくなっておりますことから、両市で検討しました結果、共同処理は廃止し、それぞれ市単独での実施が望ましいという結論を得たものであります。 このため、残る2つの共同処理事務につきましても検討しましたところ、職員の共同研修は、平成21年度から岩手県市町村職員研修協議会に一本化した全県単位での共同実施に向けて準備が進められており、これまで同様の研修の機会が確保されること、また、広域市町村圏及びふるさと市町村圏の計画、事業等は、市町村合併が進んだ現在にありまして牽引の役割は終え、一部事務組合の存続の必要性は薄くなっているということで、構成市町の意見が一致したところであります。 以上のことから、平成21年3月31日をもって
岩手中部地区広域市町村圏事務組合を解散することの協議について、議会の議決を求めようとするものであります。 なお、これまでの圏域のつながりを考慮し、構成市町合意のもと、必要に応じて柔軟な対応ができる任意の協議会を新たに設置して、今後も広域的な連携を図っていくこととしております。 以上で説明を終わりますが、よろしく御審議の上、御決定賜りますようお願い申し上げます。
○議長(高橋淑郎君) これより質疑に入ります。質疑の方ありませんか。 (「なし」の声あり)
○議長(高橋淑郎君) なしと認め、質疑を終結いたします。
○議長(高橋淑郎君) これより討論に入ります。討論の方ありませんか。 (「なし」の声あり)
○議長(高橋淑郎君) なしと認め、討論を終結いたします。
○議長(高橋淑郎君) これより採決いたします。 議案第126号
岩手中部地区広域市町村圏事務組合の解散の協議に関し議決を求めることについてを原案のとおり決することに御異議ありませんか。 (「異議なし」の声あり)
○議長(高橋淑郎君) 御異議なしと認めます。よって、議案第126号は原案のとおり可決されました。
○議長(高橋淑郎君) 日程第18、議案第127号
岩手中部地区広域市町村圏事務組合の解散に伴う財産処分の協議に関し議決を求めることについてを議題といたします。 提出者から説明を求めます。
伊藤総務企画部長。
◎総務企画部長(伊藤隆規君) 議案第127号
岩手中部地区広域市町村圏事務組合の解散に伴う財産処分の協議に関し議決を求めることについてを御説明申し上げます。 本議案は、岩手県中部地区広域市町村圏事務組合の解散に伴う財産処分の協議に関し、地方自治法第290条の規定により、議会の議決を求めようとするものであります。
岩手中部地区広域市町村圏事務組合を平成21年3月31日をもって解散することの協議につきましてはただいま御決定いただいたところでありますが、解散に伴いまして、別紙
岩手中部地区広域市町村圏事務組合の解散に伴う財産処分に関する協議書により財産処分することについて、議会の議決を求めようとするものであります。 別紙協議書をごらんいただきたいと存じます。 内容につきましては、健診機器輸送兼広報車1台を花巻市に、業務連絡兼広報車及び連絡用自動車各1台を北上市にそれぞれ帰属させようとするものであります。 なお、検診車及び健診機器等につきましては、
岩手中部地区広域市町村圏事務組合議会2月定例会において、財産譲渡に関する議案の提出を予定いたしているところであり、今般は除外させていただいているものであります。 また、ふるさと市町村圏基金につきましては、岩手県からの補助及び関係市町の出資により10億円を造成いたしているところでありますが、補助金相当額を岩手県に返還後、
岩手中部地区広域市町村圏事務組合規約の規定に基づき、関係市町の出資割合に応じて関係市町に帰属させるものであります。 以上で説明を終わりますが、よろしく御審議の上、御決定賜りますようお願いを申し上げます。
○議長(高橋淑郎君) これより質疑に入ります。質疑の方ありませんか。 藤井英子さん。
◆14番(藤井英子君) ただいま説明があったんですが、別紙という言葉があったんですが、ちょっと私だけなんでしょうか、手元に見えなかったものですから、ちょっと確認をさせてください。ごめんなさい、わかりました、すみません。
○議長(高橋淑郎君) ほかに質疑の方ありませんか。 (「なし」の声あり)
○議長(高橋淑郎君) なしと認め、質疑を終結いたします。
○議長(高橋淑郎君) これより討論に入ります。討論の方ありませんか。 (「なし」の声あり)
○議長(高橋淑郎君) なしと認め、討論を終結いたします。
○議長(高橋淑郎君) これより採決いたします。 議案第127号
岩手中部地区広域市町村圏事務組合の解散に伴う財産処分の協議に関し議決を求めることについてを原案のとおり決することに御異議ありませんか。 (「異議なし」の声あり)
○議長(高橋淑郎君) 御異議なしと認めます。よって、議案第127号は原案のとおり可決されました。 なお、本日予定されている議案の審議が5時までに終了できないことが見込まれますので、あらかじめ本日の会議時間を延長いたします。よろしくお願いいたします。
○議長(高橋淑郎君) 日程第19、議案第128号岩手県
後期高齢者医療広域連合規約の一部変更の協議に関し議決を求めることについてを議題といたします。 提出者から説明を求めます。
伊藤総務企画部長。
◎総務企画部長(伊藤隆規君) 議案第128号岩手県
後期高齢者医療広域連合規約の一部変更の協議に関し議決を求めることについてを御説明申し上げます。 本議案は、岩手県
後期高齢者医療広域連合規約の一部変更に係る協議に関し、地方自治法第291条の11の規定に基づき、議会の議決を求めようとするものであります。 協議しようとする内容につきまして御説明申し上げます。 別紙岩手県
後期高齢者医療広域連合規約の一部を変更する規約及び議案第128号資料をごらんくださるようお願いいたします。 規約第7条につきましては、広域連合の議会の議員の定数を20人から35人に改めるとともに、議員の構成を「市町村長10人及び市町村議会議員10人」から「関係市町村の長又は議会の議員」に改めるものであります。 次に、第8条につきましては、議員の選挙の方法でありますが、「関係市町村の長及び議会の議員のうちから、関係市町村の議会において1人を選挙する」と改めるものであります。 次に、施行期日でありますが、本規約は、平成21年3月1日から施行しようとするものであります。 附則第2項及び第3項につきましては、現に広域連合議員となっている者について経過措置を定めるものであります。 以上で説明を終わりますが、よろしく御審議の上、御決定賜りますようお願いを申し上げます。
○議長(高橋淑郎君) これより質疑に入ります。質疑の方ありませんか。 (「なし」の声あり)
○議長(高橋淑郎君) なしと認め、質疑を終結いたします。
○議長(高橋淑郎君) これより討論に入ります。討論の方ありませんか。 (「なし」の声あり)
○議長(高橋淑郎君) なしと認め、討論を終結いたします。
○議長(高橋淑郎君) これより採決いたします。 議案第128号岩手県
後期高齢者医療広域連合規約の一部変更の協議に関し議決を求めることについてを原案のとおり決することに御異議ありませんか。 (「異議なし」の声あり)
○議長(高橋淑郎君) 御異議なしと認めます。よって、議案第128号は原案のとおり可決されました。
○議長(高橋淑郎君) 日程第20、議案第129号花巻市営住宅等の指定管理者の指定に関し議決を求めることについて及び日程第21、議案第130号花巻市
特定公共賃貸住宅の指定管理者の指定に関し議決を求めることについての2件を一括議題といたします。 提出者から説明を求めます。
伊藤総務企画部長。
◎総務企画部長(伊藤隆規君) 議案第129号花巻市営住宅等の指定管理者の指定に関し議決を求めることについて及び議案第130号花巻市
特定公共賃貸住宅の指定管理者の指定に関し議決を求めることについての2件について、一括して御説明申し上げます。 一括議題となりました2件の議案は、
花巻市営住宅等条例及び花巻市
特定公共賃貸住宅条例の規定に基づく指定管理者として、株式会社寿広を指定するため、地方自治法第244条の2第6項の規定により、議会の議決を求めるものであります。 議案の内容について御説明申し上げます。 指定管理者に管理を行わせる施設の名称は、市営住宅及び共同施設及び
特定公共賃貸住宅であります。 指定管理者となる団体の名称は株式会社寿広であります。 指定の期間は、平成21年4月1日から平成24年3月31日までであります。 これらの施設につきましては、管理を一括して行うことが効率的であると判断し、指定管理者を一括して募集いたしたものであります。 本施設の指定管理者の募集に当たりましては、9月17日に申請要領等の配付を開始いたしまして、10月8日から17日までの間、申請書類等の応募書類を受け付けたところであります。 なお、募集に際しましては、市のホームページに掲載して周知に努めたところであります。 その結果、株式会社寿広を含む7団体から応募があり、11月17日に開催いたしました外部委員を加えました選定委員会により、本施設の指定管理者の候補者として、株式会社寿広を選定したものであります。 以上で説明を終わりますが、よろしく御審議の上、御決定賜りますようお願いを申し上げます。
○議長(高橋淑郎君) これより質疑に入ります。質疑の方ありませんか。 高橋浩君。
◆19番(高橋浩君) ただいまの2件の議案につきまして質問させていただきますが、今、選定した理由と申しますか、概要について伺ったところでございますが、もう少しこの経緯と根拠について、それから、他団体の応募の状況あるいは内容等についてもう少し詳しくお伺いしたいと思いますし、それから、この3年間の委託となるわけでございますが、想定される額については幾らぐらいと想定されるのかについて、まずお伺いいたします。
○議長(高橋淑郎君) 照井建設部長。
◎建設部長(照井健介君) お答えいたします。 まず、経緯でございますけれども、9月定例会におきまして、市営住宅と、
特定公共賃貸住宅等に関する条例に、指定管理者制度を平成21年4月から施行することを御決定いただいております。その準備行為として、9月4日以降着手して行ったというのがまず一番の経緯の大きいところでございます。 そこで、9月の選定委員会開催につきまして、提案理由で御説明申し上げました。この選定委員会は、9月8日に第1回目を開催しております。この際に、募集要項、それから要綱にさらに業務の内容を詳しく書いた仕様書を決定しております。それから、応募した申請書を評価することにしておりまして、その評価の基準について決定しております。評価基準がどういうものかというと、出た審査項目ごとに0点から4点という5段階、つまり0が最も劣る、2は普通、それから4はすぐれているという評価の仕方になります。 それから、それに基づきまして、9月17日から10月16日に、募集要項を配布しております。それから、先ほど説明したとおりホームページでも募集をしております。 そして、9月22日に説明会を開催しておりまして、翌日の9月23日から10月1日まで、応募に関する質疑を受け付けいたしました。そして質疑への回答を10月8日に行っております。それから、10月8日から10月17日に応募の受け付けをしております。 そして、応募受け付けが終わった10月24日から、選定委員会の5名の委員に評価を開始していただいております。それは申請書の書類の評価のほうでございます。 そして、11月4日に第2回目の選定委員会を開催しまして、応募資格者の資格の確認、選定方法の決定を行っております。選定方法の決定につきましては、先ほど申し上げました評価点の合計という方法もあるわけですけれども、その方法ではなくて多数決方式という選定方法を決定しております。その内容はといいますと、委員の多数決、5名の委員の中で、1位と評価した委員が3名とかという数え方、そういう数により判定しますけれども、それが同数の場合は総合得点の多いもの、それから、なおそれも同点の場合には順位の数値の少ないものという決定方法に、この11月4日開催の第2回目の委員会で決定しております。その間書類審査は進んでおるわけです。 そして、11月17日に申請者の面接を行っております。そして同日、評価を集計しまして候補者を決定したという経過になっております。 それから、応募した業者数でございますけれども、まず条例を改正する前に、その条例改正して応募がなければという懸念がありましたので、6月にホームページで、花巻市でこういうことを考えているがという意見募集をちょっとしたんですが、その際、市内5社、市外5社から問い合わせがございました。最終的に実施した場合に応募しますかという項目では、その10業者のうち市内3社と市外1社が応募しますという回答を9月以前にはいただいております。実はそういうことがありまして、これは応募はあるだろうと判断して、9月に条例の提案をしたという経過でございます。 そして、先ほど申し上げました9月の説明会ですけれども、ここには5業者が参加しております。そして、10月8日から17日の応募期間には7業者が応募しております。つまり、説明会にも来なかった業者が2業者ありました。そして、業者数を言いますと市内が6業者、それから市外が1業者でございました。面接の前に市内の1業者が辞退をしたという経過になっております。 それから、金額のことでございますけれども、提出していただいた申請書の中に事業計画書、それから、幾らぐらいでやるかという、金額を示していただいております。私どもは、平成19年度決算ですけれども、市で今までこういう金額でしたということをお示ししまして、上限の価格を示した状態で要綱を示しております。それから、業務の内容についても細かく示しております。 その中で、上限として、市から示したものは、平成21年度が5,300万円、平成22年度が5,900万円、平成23年度が6,000万円という上限価格を示しておりますけれども、この寿広に関しては、提示いただいた額は初年度が100万円少ない、それから2年度目が400万円少ない、3年度目も400万円少ないという額で申請時には額を示されております。ただ、これはこの額で決定するということではございませんので、もし議決をいただければ、今後、額についてはまた詳細に詰めることになると思います。 以上でございます。
○議長(高橋淑郎君) 高橋浩君。
◆19番(高橋浩君) 今、選定の理由と申しますか、経緯についてお話を承ったところでありますが、今定例会と申しますか、一般質問で大変議論のあったところでありますけれども、今の深刻さを増す景気の悪化、あるいは雇用不安、雇用の危機等々、こういう状態についていろいろなお話があったところでございますし、また、当局からもこれらの懸念される意向、あるいは支援策、あるいは対応についても御答弁があったと理解をしております。 しかるに、今の説明では盛岡の業者となるわけでございますが、こうした状況の中で、例えば今、示された金額からマイナス幾らという説明があったわけでございますが、そういう額がどのくらいの差があったのかわかりませんが、当然今の説明ですと、次点の方と申しますか、次に評価された方は恐らく花巻市の業者というか団体であったろうと想定されるわけでございますが、現下のこの経済情勢、あるいは雇用の問題等々を考えるときに、こんな大変なときに、なぜ盛岡の業者が選ばれなければならないのかと、単純にそのことが感じられます。 この今の選定委員の皆さんは現職の部長がメーンのようでありますが、特にもそうしたことを考えますと、どうしても合点がいかないと申しますか、違う視点での選択の方法がなかったのかと強く思うところでございます。今までも、恐らくこの小修繕となりますと、恐らく建設業というか大工さん方を初め、内装屋さんとか塗装屋さんとか畳屋さん、建具屋さん、ふすま屋さん等々、屋根の関係とか水道屋さん、電気屋さん、いろいろな職種の方々が、恐らくそれなりのお仕事もやってきたということだろうと思います。そうした修繕にかかわる部分であったり、あるいはまた新規雇用ということで、当然何人か見込める事業量ということだと思いますが、こうしたことをなぜ盛岡の業者なのかと考えるわけでございまして、このことについてもう一度御説明をいただければと思います。
○議長(高橋淑郎君) 照井建設部長。
◎建設部長(照井健介君) お答えいたします。 なぜ盛岡の業者なのかとのお尋ねでございますけれども、先ほど申し上げましたが、応募数は市外が1と市内が6でございました。そのうち市内の1業者は面接の前に辞退したという状態であります。それから、市内の中にはその後経営が思わしくない応募者もございました。 ただ、この経過の際にお話しいたしましたけれども、この制度移行に際して、市内からの応募状況というのが全く不明でございました。それから、市外からもどうであるか全く不明でございましたので、その際に、応募資格の中に、高橋議員おっしゃるのは市内に事業所あるいは事務所を有しているという要件を加えればということだと思いますけれども、その要件は加えませんでした。そのかわりといいますか、その要件としては、市内に事務所または事業所を有する、もしくは設置しようとしていること、指定後に設置しようとしていることを応募資格とするという形で、市内業者に限らなかったものでございます。 それから、先ほどの修繕とか補修とかの関係でございますけれども、私どもが示しました金額では、大体3,000万円程度が補修とか修繕とか、小修繕は平成19年度決算で大体1,800万円程度でございます。そのほかに機械の管理委託とか草刈りなどが800万円、残りは400万円程度、大体3,000万円程度でございますけれども、面接の際に確認しておりますことは、外注する場合には花巻市内の業者を最優先とすることを確認しております。それで、今後基本協定を締結することになるわけですが、合意していただけると思いますけれども、基本協定の中にその条文を盛り込みたいと考えております。 それから、花巻市の住宅の指定管理者になることによって新たに従業員を雇用する場合は、花巻市内の方を採用するという意向も示されてはおります。 以上でございます。
○議長(高橋淑郎君) 高橋浩君。
◆19番(高橋浩君) 今もさらに説明は伺ったところでございますが、例えばノウハウなどがうんと違いがあるとかという御説明はありませんでしたので、そういう点ではそんなに違いはないのかと感じますときに、今、募集要項によってというお話がございましたので、このことについてちょっとお伺いしたいんですが、募集要項が一番最後の重要な部分だと思いますので、例えばその応募資格の中に、花巻市の法人市民税、固定資産税及びその他市税を滞納していないことでありますとか、あるいはその申請手続という中には、花巻市の法人市民税、固定資産税、その他市税の納税証明書(直近3事業年度分)を提出をする義務があるわけであります。 例えば今、花巻市に住所を置いていない、花巻市で事業をやっておらないというその団体は、こうした定めの部分でどういうようなことなんでしょうか、こういうことはクリアをされているという理解でございましょうか。 それから、例えば審査結果というか、選定の中で、恐らく少し劣っていたということがありましても、先ほど申し上げましたが、今のような経済情勢と申しますか、こうした状況の中で、やっぱり市内の業者を選ぶ、あるいはどうしても役所で当面指導するという部分もなければいけないと思いますので、あるいは業者というか、その団体を育成するという、そんな視点でも考えたら、恐らくこの盛岡の業者には行かなくて、どちらかわかりませんが、僅差である花巻の事業所というか、団体を選ぶのが普通かなと私どもは考えておりまして、やっぱりこの際もう一度再考するというか、そういう視点でもう一度考えて、あるいは再提出をされるというか、そんな一時的に後にまた議決を得るということは、例えば臨時会等の方法もあると思いますが、いずれ今日のこうした状況下でどうしてもわかりにくいというか、トータルで多少の差はあっても1億6,000万円ですか、7,000万円ですか、という額になるだろうと思いますが、こういう額を、あるいはお金の有効な使い方としても、やっぱりもっと慎重であるべきと思います。今の経済情勢等々を考えたときに特に思うわけでございます。 私としては、ぜひ再考いただいて、花巻の業者にかえるべきではないかと考えますが、再度お伺いをいたします。
○議長(高橋淑郎君) 照井建設部長。
◎建設部長(照井健介君) お答えいたします。 まず、先ほどの市民税の関係でございますけれども、これはもちろん花巻市に事業所を有している場合ということになります。 それから、僅差であればという御指摘でございましたけれども、評価方法といたしまして、まず確実に入居者の良好な環境が維持される、そして施設管理が確実にできること、それから事業計画書に沿って管理運営を安定して行える体制があるかとか、資産とかそういう経営能力があって確実にできるかという見込み、そういうことが評価の対象となっております。それに基づきまして、大きい項目としては設置目的に合致した管理運営ができるかとか、それから、市民の利用が確保されるかとか、施設の効用が最大限に発揮されるかとか、それらの2項目、細かい項目がまた2つありますけれども、それから、サービスの向上が図られるかとか、それはさらに8つの項目を設けております。それから、管理経費の縮減がどうかとか、それから継続して適正に管理することができる人的、物的能力を備えているかとか、そういう項目ごとに各委員がそれぞれ独立して評価したものでございます。それで、点数では僅差ということではございませんで、今回提案を申し上げている業者は5人の委員のうち4人の委員が1位という評価でございました。 以上でございます。
○議長(高橋淑郎君) 齋藤政人君。
◆30番(齋藤政人君) 今の件に関連して質問いたします。 それぞれ資格審査といいますか、それについては先ほど建設部長より説明がございましたが、一番の問題はやっぱり何を言いたいかというと、地域の方々に雇用の確保やらあるいは納税の問題、よそへ税金が入ると、花巻市が払ったものは花巻市に何とか税が入って、少しでも税収になると、いろいろなことを考えられるんじゃないかと思います。そういう中からして、申請のところにもやはり花巻の市民税の問題とか固定資産税の問題とか、あるいは納税証明書とかと、こういうものじゃなくてもよかったのではないかと。 それから、委員の構成でございますが、やっぱり市役所内部の部長、あるいは弁護士の方か会計士の方かわかりませんが、そういうメンバーがどういうメンバーなのか。せっかく先ほどの説明からいろいろありますけれども、その要綱についてはわかってみんな出しているんだろうと思います。それから、要綱に従って出せない人はやっぱり辞退したと思います。 一番問題なのは、何年か前の議会でも私は申し上げことがございますが、高円万寺の浄水場のことで、やはりクボタ、エバラの外部業者があそこに入ったと。実際、花巻市内の業者で例えばそれを資格がないということではなくて、資格があるにもかかわらず入らなかったと。しかし、それは盛岡の事業所としてそれを認めたという経緯も私は知ってございます。それもここで議論したことがございますから、同じことにまたなるんですが、そもそも法人市民税とか固定資産税、納税証明書というもの、こういったものは要綱の中に入れなくてよかったのではないかと。そういうことについてどう考えているか、お伺いいたします。
○議長(高橋淑郎君) 照井建設部長。
◎建設部長(照井健介君) お答えいたします。 まず、選定委員会のメンバーは、外部委員でございますが、社会福祉協議会の佐藤常務理事と、それから畠山税理士、あと内部は総務企画部長、保健福祉部長、それから私でございます。 それから、資格要件のことでございますけれども、添付書類もそうですけれども、該当しないものは提出が不要だという扱いを今回はしておりますので、御了解をいただきたいと思います。
○議長(高橋淑郎君) 齋藤政人君。
◆30番(齋藤政人君) 今後もいろいろなことがあると思います。事業所が決定したら花巻市に事業所を持ってくると、こういうことも一理あるかもしれません。しかし、既存の花巻の事業所がいっぱいあるわけです。応募をしなかったというのであれば私もわかるんですが、数社応募しておるわけです。それにもかかわらず何が、市内の業者には不足していたのでしょうか。やっぱり点数制、ゼロから4まであったと思うんですがそういう見方、いろいろな見方があると思います。 あるいは先ほど建設部長の答弁ですと、いろいろな改修については市内の事業所とか、あるいは従業員の雇用の確保とかとは言っておられますが、実態はやはり大手の企業も必要だし、小さい企業もみんな必要でございますが、既存の事業所が地元にあってできない、ノウハウが全然ないということであればこれは仕方ないと思いますが、やっぱりある、あるいはそういう制度の中で積算している点数だけを詰め込んだものではないともおっしゃっているわけです。そうすると、全く地元の業者は何にも値しなかったものなのか、そういう議論はなされたのか。 それから、今後もこういうことがあった場合にやっぱりそういう方向でだけいく考えなのかお、尋ねをいたしたいと思います。
○議長(高橋淑郎君) 照井建設部長。
◎建設部長(照井健介君) お答えいたします。 まず申しおくれましたけれども、この業者は、決定すれば花巻市には当然事務所を設けるという予定でございます。 それから、今の地元に事務所を有することといった要件を付するべきとの御指摘でございますけれども、私どものところで今後もこのような事案があるとすれば、そういう要件はつけるのがいいだろうとは考えております。
○議長(高橋淑郎君) ほかに。 小原雅道君。
◆8番(小原雅道君) これまで、花巻市の場合、入札であれば物品工事については地元の業者、市内の業者を優先するということでやってきたわけであります。先ほど来いろいろ発言にもあるように、これは地元の労働者といいますか、市民の声を守るというそういう観点でされてきたわけであります。 今回は盛岡市の業者が選定されたということですが、その指定管理者の選定に当たっては今後どのようにお考えなのかという点が1点と、あともう一点は、やはり今回の選定に当たって、先ほどの答弁では僅差ではなく4対1ということになりましたということでありますが、私も担当の方に伺いましたら、結局サービス部門とか自主事業のところ、私が思うにはオプションの部分の評価が非常に高かったと理解したんですけれども、そういう意味では、本来の保守管理部門、通常の標準の市営住宅の運営管理ができるというのであれば、やはり地元の企業を育てるというような観点で持っていかなければいけなかったのではないかとも思います。 聞くところによりますと、専従でやっていらっしゃるのが市営住宅関係は3名の方ということで、入居者の選定等は市にそのまま残るんでしょうけれども、来年度も3名そのまま引き続き残るようだという話でありますが、それはなぜかと聞きましましたら、やはり引き継ぎという意味合いもあるのでそうしていきたいということでした。それであるならば、地元の業者が、少し劣っていたとしても指導をすることも可能だったのではないかと思うんですが、いかがでしょうか。
○議長(高橋淑郎君) 照井建設部長。
◎建設部長(照井健介君) お答えいたします。 まず、今後の選定ということでしょうか。 (発言する者あり)
◎建設部長(照井健介君) それでは、今後の選定についてはまた。 まず差が開いたという関係のところを御説明申し上げたいと思いますけれども、先ほど申し上げました大項目がありましたが、評価で差が開いた項目としては、サービスの向上、それから管理経費の縮減、それから継続して適正に管理することができる人的能力、物的能力といいますか、そういう体制が評価では差が開いた項目だったと思っております。それから、面接審査における印象も差が開いた部分だったと思っております。 それから、職員の体制でございますけれども、まず平成21年度は引き継ぎの関係でそのようにまだ変わらないものと考えております。 以上でございます。
○議長(高橋淑郎君)
伊藤総務企画部長。
◎総務企画部長(伊藤隆規君) 指定管理者制度の扱いの今後についてお答えいたします。 まずもって、今回議員にはいろいろな形での御心配をおかけして申し訳ありませんが、これはやはり以後どういった形があればいいのかというのはまた見直しをして、おっしゃる例えば地元からというウエートを、評価の中にどれだけ入れるかでありますとか、あるいは選定委員会が1社を選定するという方法ではなしに何社か、これらの業者は一定以上の力がありますというものを逆に市長に答申するといった方法であるとか、やはりいろいろな進め方はあろうと思います。そういう意味では、現に工事関係、物品の納入関係、やはり地元を重視した形でやらせてもらっておりますので、そういう部分は大きな判断材料として、今後構築をした中で指定管理者制度を進めてまいりたいと思ってございます。よろしくお願いいたします。
○議長(高橋淑郎君) 小原雅道君。
◆8番(小原雅道君) 今後のことも考えて対応していくということでございますが、私もそう思います。指定管理者も、先ほど建設部長の答弁の中にあった選定評価基準の中に、その地元の有利性を評価する項目が全く1つもないんです。ですから、今後もこのような形で同じ評価基準を使っていくのかどうかお聞きしたいと思います。 募集要項の管理基準というものを見ますと、例えば緊急時及び入居者等から緊急修繕の要請があった場合には24時間対応しなければならないとも書いてあるわけです。これなどは本当に地元に本社がある会社のほうが有利なわけですから、この時点でも点数を加えてもいいはずであります。そういう意味では、今回はまずその評価項目がないわけですから0点ということなんでしょうけれども、この評価基準、そしてまた市の指定管理者制度に関する指針も見ましたら、確かにそういう点がちょっと欠けていたかなというところもあります。今後、その見直しについてはいかがでしょうか。
○議長(高橋淑郎君)
伊藤総務企画部長。
◎総務企画部長(伊藤隆規君) 御指摘の部分、全くそのとおりだと思います。その辺は今回の反省点、そういったものを回避すべく再整理して、公の施設等々でこれから指定管理者にお願いする部分は現に出てこようと思いますので、基準もその施設に合った、一律ではなしに、もちろん地元の貢献度などは入れさせてもらった上でも、その施設施設に合った基準を慎重に見定めていく必要があろうと思いますので、その点は今後に生かしてまいりたいと思ってございます。
○議長(高橋淑郎君) 小原雅道君。
◆8番(小原雅道君) それで、先ほど金額等が出ましたけれども、市が払う額がこの中では1年目で5,300万円という額があります。法人市民税は当然ほとんどが本社のあるところに収納されるわけでありまして、花巻市には事務所を置いた場合にはどのぐらい来るのかと思って調べましたら、会社の規模等を見ますと、ちょうど最低額の6万円になるようであります。 そういう意味で、あとは保守管理、下請に関して、先ほど建設部長の答弁の中で、協定の際には地元業者を使ってもらうというお話があったんですが、会社の概要動向を見ますと、大体修繕等々で3,000万円ほどかかると、そのうちこの会社が自前でできる部分は大体80%くらいあるとのことです。そういうことを考えると、協定書に入れないよりは入れたほうがいいんでしょうけれども、やはりそこまできちっと見ていかないと、今後のこともあるので、そこら辺の対応はしっかりしていただきたいと思うところであります。 余り地元優先優先とばかり言うと、保護貿易みたいな形でちょっと好ましいとも言えないんですけれども、やはり花巻市は市民のための行政であるわけですから、その市民の雇用の確保等々、地元の業者にやっていただくことはいろいろメリットがあるわけですので、そこら辺をしっかりと考えていただきたいと思います。 あともう一点、議案を出されて、この会社に選定されましたというのはわかったんですが、なぜこの会社になったのかというのは質問すれば御答弁いただけるんですが、もっとわかる資料を出していただきたいと思うのですが、その点はいかがでしょうか。
○議長(高橋淑郎君) 照井建設部長。
◎建設部長(照井健介君) お答えいたします。 御決定いただいたならば、御指摘のあった点はしっかりと行ってまいりたいと思います。 それから、次に私どもで議案を出すかどうかわかりませんけれども、もう少し選んだ結果のみじゃなくて、わかりやすいものを出そうと考えております。
○議長(高橋淑郎君) ほかに質疑の方ありませんか。 名須川晋君。
◆23番(名須川晋君) この評価基準について、地元でという項目を入れるという小原議員の考え方については全く同感でございます。 そして、私がお話ししたいのはその公表の部分でございます。指定管理者の募集要項を見ますと、ホームページにお知らせすると、選定後には応募状況、選定者とその理由、及び選考過程の概要を市ホームページ上で公表するとございます。確かに公表されておりました。かなり簡単な内容でございまして、そこの寿広だけは出す形でいいでしょうけれども、もちろん仮名で、どういう業者がどういう順位で、どういう審査がなされたのかということは、公表すべきではないでしょうか。これは例えば盛岡市の指定管理者を見てもホームページできちっと公表をされております。花巻市も平成19年3月でしたか、総務部長が、「これからきちっと公表してまいります」と答弁をされておりました。 そうした中で、この公表の仕方ももうちょっと詳しい情報を公開していただきたいと思うわけでございます。今回は点数とかじゃなくて多数決法ということであれば、これはこれでそれぞれの委員が一定じゃない目を持って、それぞれの目を持った形で点数をつけられているでしょうから、多数決方法というのも1つの手かなと思いますけれども、いずれこうした内容を明らかにしていくべきだと、再三これまでもこの指定管理者制度の導入に当たってはお話をしているわけでございますけれども、やはり今回もホームページだけを見ればそれがなされていなかったということでございますので、この改善について私は求めたいと思いますが、いかがでございましょうか。
○議長(高橋淑郎君)
伊藤総務企画部長。
◎総務企画部長(伊藤隆規君) やっぱり他市の例でありますとか、そういう部分の勉強が足らないと思います。もう少し広く目配りして、そして先進例も参考にしながら、やっぱり出すべきものは出していくという姿勢は御指摘のとおりだと思いますので、もう一度反省をいたして取り組んでまいりたいと思います。御容赦いただきたいと存じます。
○議長(高橋淑郎君) 櫻井肇君。
◆25番(櫻井肇君) ごく初歩的なことをお伺いいたします。 この会社は、私は目にし、耳にするのは全く初めてございますので、盛岡に本社があるということでありますが、盛岡のどこに本社があり、そしてどういう業務を行っている会社であり、何年ぐらいその業務を続けているのか、そして資本金だとか、それから何人従業員がいるのか、この辺のところの説明がないとちょっとわからないんです。選定方法云々と先ほどから言われておりますが、それも全くそのとおりなんでございますが、私はこれが全くわからないんです。説明をお願いいたします。
○議長(高橋淑郎君) 照井建設部長。
◎建設部長(照井健介君) お答えいたします。 申請書で出された指定団体の概要書によりますと、もちろん登記簿謄本がついておりますのでそれで確認はしておりますけれども、所在地は盛岡市南大通三丁目9番35号、代表者は代表取締役社長北田泰さん、設立は昭和49年3月8日でございます。 業務内容はビルの総合管理業、清掃の請負、警備の請負、その保障に関する業務、警備安全に関する調査、指導助言に関する業務など。また、18項目ぐらいございますので、宅地造成とか建築工事とかもございますし、不動産売買、仲介、駐車場の管理経営等がございます。 概要は以上のとおりです。
○議長(高橋淑郎君) 櫻井肇君。
◆25番(櫻井肇君) だから、こちらで聞かなくてもやっぱりこういうことは最初にしゃべってもらわなければならないんです。そう思いませんか。 この寿広という会社ですが、多分これは登記上の会社でしょう。不動産の管理業の内容ですが、看板はどういう名前で営業しているところなのか。何か今のお話を聞きますと、市のほうでもよくこれを把握していないんじゃないでしょうか。何か登記簿謄本を読んで説明にかえるなんて、これでいいのでしょうか。 この9月定例会のときに、こもごも議員から言われたのは、プライバシーはどうなるのかということです。これは、市で確信を持ったしっかりした業者でないとやっぱり不安なんです。しっかりとこれは把握している状況なんでしょうか。
○議長(高橋淑郎君) 照井建設部長。
◎建設部長(照井健介君) お答えいたします。 この業者は、盛岡市の市営住宅の指定管理者にもなっております。それで、しっかりした業者かというと、そのことのみではございませんけれども、しっかりした業者だと思っております。 それから、プライバシーの関係も、申請された事業計画の中でしっかりとプライバシーを守るということがうたわれていますので、それを採用しているところでございます。
○議長(高橋淑郎君) 櫻井肇君。
◆25番(櫻井肇君) 盛岡市でも指定管理しているということはわかりましたが、盛岡市の場合、これは件数が膨大ですからこういうところを指定するというのもわかるわけですが、花巻市のような場合、そんなに数は多くないです、市営住宅の所在地は全部離れていますけれども。だから、こもごも皆さんから言われておりますように、盛岡の業者でなくても、この程度と言えば語弊がありますが、これぐらいの花巻市内の住宅を管理するのであれば、何も花巻市内の業者だっていいんじゃないかと思うのは、これは当たり前のことじゃないでしょうか。 何ぼ支店を置いても、分割法人でない限り別に税金は一銭も払わないでしょう。先ほど6万円という話がありましたけれども、登記すればそれは別ですけれども、支店を置いただけではこれは課税の対象にならないわけですから、何か私は腑に落ちない、その辺は。もう一回お願いします。
○議長(高橋淑郎君) 照井建設部長。
◎建設部長(照井健介君) お答えいたします。 ビルメンテナンス会社としてしっかりした会社だと確認をしております。
○議長(高橋淑郎君) ほかに質疑の方ありませんか。 (「なし」の声あり)
○議長(高橋淑郎君) なしと認め、質疑を終結いたします。
○議長(高橋淑郎君) これより討論に入ります。討論の方ありませんか。 櫻井肇君。
◆25番(櫻井肇君) この市営住宅に指定管理者を導入することについては、9月定例会で決定をされました。そのとき、私はこれは指定管理者になじまないと思いましたけれども、それは過去のことであります。いざ指定管理者となってきますと、先ほど申し上げたように、私は市内の業者を優先して指定するべきであったということを申し上げて、反対といたします。
○議長(高橋淑郎君) ほかにありませんか。 (「なし」の声あり)
○議長(高橋淑郎君) なしと認め、討論を終結いたします。
○議長(高橋淑郎君) これより採決いたします。 議案第129号花巻市営住宅等の指定管理者の指定に関し議決を求めることについては、反対がありましたので、起立により採決をいたします。 本案を原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。 (賛成者起立)
○議長(高橋淑郎君) 起立多数であります。よって、議案第129号は原案のとおり可決されました。
○議長(高橋淑郎君) これより採決をいたします。 議案第130号花巻市
特定公共賃貸住宅の指定管理者の指定に関し議決を求めることについては、反対がありましたので、起立により採決をいたします。 本案を原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。 (賛成者起立)
○議長(高橋淑郎君) 起立多数であります。よって、議案第130号は原案のとおり可決されました。 ここで6時まで休憩をいたします。 午後5時51分 休憩 午後6時00分 開議
○議長(高橋淑郎君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 議案審議を続行いたします。
○議長(高橋淑郎君) 日程第22、議案第131号平成20年度花巻市
一般会計補正予算(第4号)を議題といたします。 提出者から説明を求めます。 亀澤財務部長。
◎財務部長(亀澤健君) 議案第131号平成20年度花巻市
一般会計補正予算(第4号)について御説明申し上げます。 本補正予算は、歳入歳出予算の補正及び繰越明許費、並びに地方債の補正の3つの事項からなっております。職員の新陳代謝に伴う人件費及び各種施設に係る燃料費のほか、国の第1次補正予算に対応した経費につきまして補正を行うものであります。 歳入歳出予算の補正につきましては、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ9,219万6,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ439億8,999万9,000円とするものであります。 繰越明許費につきましては、橋梁新設改良事業とまちづくり交付金事業の2件であります。 地方債の補正につきましては、道路整備事業の限度額を変更するものであります。 以下、歳入歳出予算の補正につきましては、事項別明細書により御説明申し上げます。 13ページをお開き願います。 2歳入であります。2款地方譲与税、2項地方道路譲与税、1目地方道路譲与税、1節地方道路譲与税422万7,000円の減、及び8款自動車取得税交付金、1項自動車取得税交付金、1目自動車取得税交付金、1節自動車取得税交付金700万7,000円の減と、9款地方特例交付金、3項地方税等減収補てん臨時交付金、1目地方税等減収補てん臨時交付金、1節地方税等減収補てん臨時交付金1,123万4,000円は、道路特定財源の暫定税率失効に伴う収入見込み減と、その減収を補てんする特例交付金であります。 10款地方交付税、1項地方交付税、1目地方交付税、1節地方交付税1億2,475万7,000円は収入見込みによる増であります。 15ページをお開き願います。 14款国庫支出金、2項国庫補助金、1目総務費国庫補助金、4節地域活性化・緊急安心実現総合対策3,000万円は、高齢者世帯等住宅用火災警報器給付事業などに対する交付金であります。 17ページをお開き願います。 15款県支出金、2項県補助金、2目民生費県補助金、15節灯油高騰対策882万円は、原油価格高騰対策事業に対する県補助金であります。 17款寄附金、1項寄附金、1目総務寄附金、2節まちづくり5万1,000円から、19ページの7目消防寄附金、1節救急救助100万円までは、市内外の個人、団体、企業の方の申し出により寄附採納をしたものであります。 20款諸収入、3項貸付金元利収入、1目中小企業振興融資預託金返還金、1節中小企業振興融資預託金返還金1億円は、国の緊急総合対策に対応した融資制度の拡大に伴う預託金の返還金であります。 21款市債、1項市債、3目土木債、1節道路1億8,850万円の減は、事業費の減額に伴い起債の調整を行ったものであります。 次に歳出であります。新陳代謝に伴う人件費の補正につきましては、歳出の各款項目での説明を省略させていただきますので、御了承くださいますようお願いいたします。 21ページをお開き願います。 3歳出、1款議会費は説明を省略させていただきまして、2款総務費、1項総務管理費、6目企画費270万1,000円につきましては、イーハトーブ花巻応援寄附をまちづくり基金に積み立てる造成事業費5万1,000円と、まちづくり基本条例推進事業費35万円であります。 次の23ページの11目電算業務推進費から、25ページ、5項統計調査費、1目統計調査総務費までにつきましては、説明を省略させていただきます。 27ページをお開き願います。 3款民生費、1項社会福祉費、1目社会福祉総務費5,216万1,000円は、人件費以外では平成19年度の国庫負担金などの精算に伴う返還金のほか、福祉対策基金への積み立てを行う福祉対策事業費18万5,000円、及び灯油購入券と交付する原油価格高騰対策事業費4,203万8,000円を計上したものであります。 次に、31ページをお開き願います。 2項児童総務費、3目児童福祉施設費3,168万円は、保育所運営事業費のほか、こどもセンターの施設拡充に伴う事業費が主な内容であります。 次に、35ページをお開き願います。 2項清掃費、2目清掃センター費2,968万8,000円は、清掃センター施設の維持修繕に係る経費が主な内容であります。 37ページをお開き願います。 6款農林水産業費、1項農業費、2目農業総務費2,295万2,000円の減は、人件費の補正のほか、農業集落排水等汚水処理事業特別会計に対する繰出金の減であります。 39ページをお開き願います。 7款商工費、1項商工費、2目商工振興費1億1,680万円は、国の緊急総合対策に伴う融資制度の拡大に係る中小企業振興融資預託金の増額が主な内容であります。 次に、43ページをお開き願います。 8款土木費、2項道路橋梁費、5目橋梁新設改良費1億9,838万3,000円の減は、上瀬橋の橋りょう上部工等に係る工事費の減額と、仮歩道橋撤去に係る追加工事費の整理であります。 次に、47ページをお開き願います。 5項住宅費、1目住宅管理費3,057万3,000円は、高木住宅の解体に係る工事費が主な内容であります。 9款消防費、1項消防費、1目常備消防費1,560万1,000円は、高齢者世帯等に対する火災警報器の給付事業が主な内容であります。 49ページをお開き願います。 10款教育費、1項教育総務費、2目事務局費645万6,000円は、寄附金を奨学基金へ繰り出して積み立てるほか、外川目小学校の閉校記念行事に係る実行委員会補助金が主な内容であります。 51ページをお開き願います。 2項小学校費、2目小学校教育振興費20万円は、寄附金を小学校の図書購入費として計上したものであります。 3項中学校費、2目中学校教育振興費20万円も、同様に中学校の図書購入費として計上したものであります。 53ページをお開き願います。 5項社会教育費、2目公民館費10万円は、寄附金を自治公民館整備事業補助金として計上したものであります。 7ページにお戻り願います。 第2表繰越明許費、8款土木費、2項道路橋梁費、事業名、橋梁新設改良事業(晴山梁川線)、金額4,190万円につきましては、当該撤去工事について年度内の完成が見込めないことから繰り越すものでありますが、平成21年6月末の完成を見込んでおります。 4項都市計画費、事業名、まちづくり交付金事業(山の神藤沢町線)、金額1億1,800万円につきましては、事業用地の取得に時間を要し、年度内の完成が見込めないことから繰り越すものでありますが、平成21年9月末の完成を見込んでおります。 8ページをお開き願います。 第3表地方債補正でありますが、変更であります。 上瀬橋に係る橋梁新設改良事業費の減額に伴い、道路整備事業の限度額を変更するものであります。 以上で説明を終わりますが、よろしく御審議の上、御決定賜りますようお願い申し上げます。
○議長(高橋淑郎君) これより質疑に入ります。質疑の方ありませんか。 櫻井肇君。
◆25番(櫻井肇君) 2つお聞きします。 まず1つは、中小企業融資についてであります。本定例会冒頭、市長より直接、この新たな県内初の融資制度をつくったというお話がございました。これは現今の経済体制に即応する制度ではないかと思うわけですが、ちょっと特殊といいますか、今までにない制度なものですから、そういう制度を創設するに至った考え方についてお聞きをしたい。これが1点です。 それから、ページ数で言えば48ページ、高齢者世帯等住宅用火災警報器給付事業費については私も、あるいはあと何名かの議員も一般質問をしたんですが、その際、何かつれない御答弁で「できません」という話でしょぼんとした経緯もありますが、新たに1,800万円ほど事業費として計上されておりますが、この内容についてお聞きをいたします。
○議長(高橋淑郎君) 中島商工観光部長。
◎商工観光部長(中島健次君) 緊急経営安定資金のお尋ねにお答えをいたします。 この制度は、これまで金融機関あるいは市内業者等とのいろいろなお話の中で、やはり年末あるいは年度末の資金繰りが非常に厳しくなるという様相といいますか、情勢を受けまして創設したものでございますが、この制度は、いわゆる振興融資が現在10年の償還期間となってございますのをこの資金によって借りかえをいたしまして、最長15年まで延ばすことで月々の返済負担の軽減になるということで、企業のキャッシュフローの改善を図るという目的で創設したものでございます。
○議長(高橋淑郎君) 平賀総合防災部長。
◎総合防災部長(平賀敏夫君) 高齢者世帯への住宅火災警報器の寄附事業でございますが、65歳以上の高齢者のみの世帯を対象にいたしまして、基本的には寝室と台所ということで1戸当たり住宅火災警報器2個を給付するものでございまして、今回の財源といたしましては、生活対策臨時交付金を活用いたしまして、今年度限りの事業としておりますが、3月末までに給付したいと考えております。
○議長(高橋淑郎君) 櫻井肇君。
◆25番(櫻井肇君) まず、緊急経営安定資金については、先ほど御答弁ございましたが、もしかするとこういうことかと考えたんです。年末を控えて中小企業は大変ですから、この資金繰りに当たって、もしかしてこれは新たな借り入れを起こすことが幾らでも少なくなるというねらいもあるのかなと。償還期間を延ばせばそうなりますよね。そうも考えたんですが、その辺のところをお願いをいたします。 それから、火災警報器についてでありますが、これは大体何戸を予定しておられるのか。それから、これは自分でつけるのですか。火災警報器は非常に高いところにつけるものですから、高齢者ですと自分でつけられないという場合どうなるのかと思っております。手助けが必要な場合もあるかと思うので、それはどういう手だてを考えておられるのかお聞きいたします。
○議長(高橋淑郎君) 大石市長。
◎市長(大石満雄君) 中小企業の融資の件ですが、実は今回の国の経済対策もあるんですが、その前から、特に景気が一時よくなったと言われていたんですけれども、地方は決してそうではなくて、いわゆるバブル崩壊からずっと地方はそんなによくなっている状態ではないわけです。そのバブル時代に相当程度融資、借り入れした事業所はたくさんあって、それがなかなか景気がよくならない状態が続いたことによってかなり負荷がかかってきたと。さらにここにこういう景気悪化が来たということで、それで、内容的には大丈夫、やっていけるんだけれども、最初の借り入れの負荷によって相当程度きつくなっていると、これを少しでも緩和することによって、十分にこれからも払い続けながら事業を営んでいけるというところもあるものですから、そのためには、今回ぜひこういうことをやったほうがいいだろうと考えたやさきに国からの資金も来るということでしたから、これはちょうどいいということで、今回出させていただいたというのがまず大きくあります。 それと、この火災警報器の件数は総合防災部長からお答えしますけれども、これはやっぱり御指摘のように、実は前回、鎌田議員からも御質問があって大変つれない返事をしてしまいましたが、これも本当にタイミング的に国からの緊急支援がありましたので、それと、ことしは残念ながら非常に火事が多くて、そしてまた、死者も全部で3人だったんですけれども、3人のうちお二人が高齢者ということで、やっぱり高齢者から即対応していくということをしなければならないだろうということで、火災警報器も法律ができ上がり、条例もつくっておりましたので、これをしっかり広めていこうと。ちょうどそれが今回重なりまして、この機会にやろうということになりました。 それで、実は所得がしっかりある方は自分で警報器も買われるんでしょうけれども、そういうのではなくて、高齢者の場合はものがあってもつけられるかどうかが問題なわけでありまして、そういう意味で、民生委員の方々もそうなんですが、主に消防団員の力をおかりしまして、取り付けをしてあげようじゃないかという観点からこれはあわせて考えたものであります。ですから、市で警報器の支援をして、取り付けは本当に消防団員の方々のボランティアによって設置をしていくと、このあわせた事業として展開していきたいというものであります。
○議長(高橋淑郎君) 平賀総合防災部長。
◎総合防災部長(平賀敏夫君) 住宅火災警報器の件でございますが、対象世帯は3,500世帯という1つの目安として計上いたしておりますが、これは市として高齢者の支援に活用しております安心カルテを一応もとにした世帯の数でありますが、給付の実態は、給付の前に事前に実態を調査いたしまして、該当世帯を確定いたしたいと思っております。 あと、今取り付けのお話もございましたが、今、市長が御答弁したとおり、取り付けも希望される方には積極的に消防団員、消防職員も給付のお手伝いをすることで対応してまいりたいと思います。
○議長(高橋淑郎君) 櫻井肇君。
◆25番(櫻井肇君) 今、2つの点をお聞きしましたが、今度の補正予算は非常にタイミングがいいと評価をするものであります。私から評価されてもおもしろくも何ともないと言われるかもしれませんが、私は評価したいと思います。 最後に、確認の意味でお聞きしますが、火災警報器についてですが、これは今のお話ですと所得の額は関係ございませんね。
○議長(高橋淑郎君) 平賀総合防災部長。
◎総合防災部長(平賀敏夫君) そのとおりでございます。65歳以上の高齢者のみの世帯すべてを対象としております。
○議長(高橋淑郎君) ほかに質疑の方ありませんか。 大原健君。
◆10番(大原健君) 今の火災警報器の件について、関連で質問いたしたいと思いますが、まずもって、今3,500世帯ということはお聞きしました。また設置者、取り付けというのもお聞きしましたけれども、細かくて申しわけございませんが、花北地区に関して何世帯ぐらいの予定というのは、おわかりでしたらお答え願いたいと思います。
○議長(高橋淑郎君) 平賀総合防災部長。
◎総合防災部長(平賀敏夫君) 花北地区というくくりかどうかはちょっと自信がありませんが、花巻町場を東西南北に分けた花巻北地区で申しますと、約620世帯ほどと確認しております。
○議長(高橋淑郎君) 大原健君。
◆10番(大原健君) それぐらいあるのはわかりました。 それで、設置者が民生委員と消防団の方々にお願いしたい、消防署の方もと言っていますけれども、本当にお恥ずかしい話ですけれども、第1分団第4部は7名ほどの実働者しかいらっしゃいませんし、民生委員の皆様も17行政区にまたがろうかとは思いますが、それで六百何十世帯に火災警報器を設置するのは非常に無理がある話ではないかと思われます、それがまず1点。 もう一つは、実は花北地区のコミュニティ会議で、各地区にいろいろな交付金を出しましたが、そのほかにさまざまなボランティア活動をされている団体に少しずつ給付して事業をやっていただこうということで、ことし、試験的に試しに消防団とか老人クラブ、学童クラブなどの団体に10万円を補助したと。そこの団体では火災警報器をつけようという事業をやったわけでして、もう実際に行われているわけです。そこでは1世帯当たり、いわゆる受益者負担ということで半分補助して、2,500円を補助して自己負担が2,000円ほどだったと。そうなると、この整合性がどのようになるのか、先に事業を行ったからそれで終わりということになるのか、例えば1世帯当たり2個つけるのであれば、もう一個は市で対応してくれるのかどうかというところの判断をお聞きしたいと思います。
○議長(高橋淑郎君) 平賀総合防災部長。
◎総合防災部長(平賀敏夫君) ただいまの御指摘のように、補助している地域もありますし、あるいは個人で購入して設置したところもあろうかと思いますが、いずれ給付する前に事前に調査いたしまして、すべて要らないというところに無理無理給付するということではなくて、申請書を一応出していただきまして給付することとしておりますが、既に設置されているところも、私どもも寝室に入って確認するということもちょっと難しいところもありまして、基本的には申請があったところには給付するという考え方でおります。 あと、先ほど消防団員が少なくて範囲が広いというお話でございましたが、確かにそれは私どももそう思っておりまして、消防団員の方だけではなくて、もちろん職員も一緒になってやらせていただきますので、その辺は私たちもやりながらということで、私たちで賄い切れない分を団員の方にもお手伝い願うという形になろうかと思いますが、その節はよろしくお願いをいたします。
○議長(高橋淑郎君) 大原健君。
◆10番(大原健君) それを聞いて安心いたしました。 というのは、11月28日の新聞に、市長のコメントで、「民生委員や消防団の協力を得て設置する」という話が先に出たものですから、当該の方々は「とてもじゃないけれどもできないよ」という話をされまして、こういう質問をしたわけでございます。問題解決しましたし、地域は地域でやれることがあれば、やっぱりお手伝いしていかなければならないのかなと思いますので、ひとつよろしくお願いいたします。
○議長(高橋淑郎君) 齋藤政人君。
◆30番(齋藤政人君) 今の大原議員に関連しますが、実は、そのとおり消防署でも聞いているかもしれませんが、花北地区は既にコミュニティ会議の予算でそういう形にしたわけです。したがって、取り付けの問題はいろいろ議論をこれからしていけばいいんですが、その助成金の問題です。 よそであればそのままつきます、花北地区は半分だけ受益者負担をもらいますとなっているんですが、それをどのように処理すればいいのか。花北地区から650世帯全部、どんと65歳以上の世帯から申請が出された場合はその受益者負担もなしにするか、どうするか、非常に戸惑っているわけなんです。その辺のところをどのような指導をしていくのか、お尋ねいたします。
○議長(高橋淑郎君) 平賀総合防災部長。
◎総合防災部長(平賀敏夫君) お答えをいたします。 住宅火災警報器は、すべての住宅に設置していただくよう私たちも推進しているところでございますが、既にそういう補助を設けて設置したということと、今回無償で給付することの整合性の御質問でございますが、私どもといたしましては、今回こういう形での給付事業を行うわけでございますが、既に設置されている火災警報器が例えば何個かあるお宅にいたしましては、そこを別な場所につけかえて、今回給付する警報器をつけていただくこともできると思いますし、ほかにお部屋があるのであればそちらに回して設置していただくということもできると思いますので、その辺は2個給付させていただくということで、それらをぜひ有効に活用していただきたいと思います。
○議長(高橋淑郎君) 齋藤政人君。
◆30番(齋藤政人君) 非常に微妙な時間帯だったものですから、既にコミュニティ会議では進めておったと。既にそういうことを各高齢者の世帯に説明をして、導入計画を練ったわけです。そしてその受益者負担も決めたわけなんですが、全部がついているというわけじゃないんです、今。つけ始めたところなんです。そうした場合に、これは申請すればもらえますよと、今の総合防災部長のお話ですと、部屋にまだ設置するところがあれば給付しますと。あるいは逆に、コミュニティ会議がまだ設置していない分はやめて、全部申請したら市で給付していただけるという考えでよろしいですね。
○議長(高橋淑郎君) 平賀総合防災部長。
◎総合防災部長(平賀敏夫君) おっしゃるような取り扱いでよろしいと思っております。
○議長(高橋淑郎君) ほかに質疑の方ありませんか。 山影義一君。
◆29番(山影義一君) 2点についてお伺いいたします。 まず1つは、上瀬橋の工事の関係でございますが、過去何回か工事費の増額があったと記憶しています。今回は2億円ほどの減額ということでございますので、その辺のところ、少し説明いただければと思います。 それから、もう一点でございますが、外川目小学校の閉校記念事業に対します事業補助金ということで30万円計上になっているわけでございますが、長い歴史に幕を閉じる閉校の記念の行事ということで、この30万円というお金が多いものか、少ないものか、ちょっと物差しがないものですからわかりませんが、少しだけお答えをいただければと思いますし、関連して、9月の定例会で条例改正が上程されたとき、当局案のとおりやってくださいということで賛成討論をした記憶がございます。その中で、地区民にすれば今まであったものがなくなるのだから当然寂しいことなんだけれども、将来の子供たちのために苦渋の決断をし、廃校を決定したということで、地区民の方々の気持ちにそれなりの応分の御配慮をという思いと、それから、新しく統合される大迫小学校に対しましてもそれなりの御配慮をお願いしたいという旨を申し述べたつもりでございますが、その点あたりのことにつきましてお伺いしたいと思います。 以上、2点でございます。
○議長(高橋淑郎君) 照井建設部長。
◎建設部長(照井健介君) お答えします。 最初の上瀬橋の件でございます。6月補正で2億8,000万円の議決をいただきました。上部工に係るものでございましたけれども、仕組みとして、発注する場合に設計をするわけですけれども、設計額の予算がなければいけないという仕組みになっておりますので、上瀬橋はその後契約いたしまして、予定価格5億1,000万円のところが、落札が3億5,500万円でございました。69.46%という落札率でございまして、ここで1億5,000万円余ります。そういう関係で、まだ予算上は橋面の舗装、それから照明工事、あとは繰越明許に提案させていただいておりますけれども、仮橋の撤去、この工事が残っております。それを除いた、またもう少し除いた額を今回上瀬橋の分としては不要だということで整理するという内容でございます。
○議長(高橋淑郎君) 佐藤教育部長。
◎
教育委員会教育部長(佐藤格君) 外川目小学校と大迫小学校の統合に関しましての補助金について、それから、統合する大迫小学校に対する受け入れ態勢の整備についての御質問をお受けしたところでございますが、学校統合に関しまして、外川目小学校ではお別れの会とか、そういう部分の準備を既に始めておるということは承知しているところでございます。そして、それぞれの係る経費等もお聞きしながら、現在30万円という予算で補助金の体制をとらせていただいているものでございます。 また、あわせまして、外川目地区のコミュニティ会議でもあわせて御支援をするというようなこともお聞きしているところでございますので、教育委員会としましてもあわせて、統合に向けての外川目小学校の体制につきましては、鋭意努めてまいりたいと思っております。 また、大迫小学校に対します受け入れ態勢のことでございますが、今、準備委員会で学校の机といす等の整備を調査して、どのような机といすが必要だかという部分の報告を受けながら、今回補正にも出させていただいて、そういう整備も進めております。 また、大迫小学校での現在の受け入れに対しましての配慮につきましては、いろいろ整備が必要だという調査をしまして、ことばの教室等の新たな受け入れ態勢の整備をするとか、あとは物置を改めて新設をする、あとは屋内運動場がちょっと補修が必要だということが確認されましたので、その補修を進めているという状況でございます。 また、屋外運動場の中にも一部補修が必要だということで、その部分も今補修を進めているという状況で、受け入れ態勢につきましては鋭意努めているという状況でございます。
○議長(高橋淑郎君) 山影義一君。
◆29番(山影義一君) 上瀬橋のことなんですけれども、今お聞きして経過はわかりましたが、完成まであとどれほどの事業費というか工事費がかかるものか、それをお願いしたいと思いますし、また、外川目小学校の閉校の問題に関しましては、本当に苦渋の決断をしたというところもあるものですから、何とかさらに特段の御配慮をお願いしたいと思います。
○議長(高橋淑郎君) 照井建設部長。
◎建設部長(照井健介君) お答えいたします。 上瀬橋にあと幾ら事業費がということでございましたが、先ほども申し上げましたが、現在ある予算額から余るもの、まだ使用見込みのものを残して、今回残額を落とすという形なわけですけれども、まずは繰越明許に4,190万円という額を上げておりますので、その範囲内の事業費が、それから橋面舗装と、それから照明の工事ですけれども、それが残っております。それが2,000万円ちょっと、額は詳細には申し上げられませんが、その2つが残っております。 完成時期としては、現在順調に工事は進んでおりますので、契約では3月16日と考えております。
○議長(高橋淑郎君) 及川教育長。
◎教育長(及川宣夫君) 外川目小学校の統合につきまして特段の配慮ということでございますけれども、おおむね統合準備委員会も去る9日にPTAの新たな規約等も全部定まりまして、あと残るところはバスの運行時間の調整と、岩手県交通との調整が残っているのと、あとは残念ながらなくなる外川目小学校における備品のこれからの取り扱いが残っているという状況でございます。 また、地域住民の方々も一生懸命閉校に向けまして、記念誌等の準備とか、役割分担を決めて一生懸命やっておりますので、我々も一生懸命学校と連携をとりながら、サポートしているところもあれば、教育委員会が全面に出るべきところは出てやっておりますので、地域の方々の気持ちを損ねないよう、さらに十分配慮をしていきたいと思っております。
○議長(高橋淑郎君) ほかに質疑の方ありませんか。 (「なし」の声あり)
○議長(高橋淑郎君) なしと認め、質疑を終結いたします。
○議長(高橋淑郎君) これより討論に入ります。討論の方ありませんか。 (「なし」の声あり)
○議長(高橋淑郎君) なしと認め、討論を終結いたします。
○議長(高橋淑郎君) これより採決いたします。 議案第131号平成20年度花巻市
一般会計補正予算(第4号)を原案のとおり決することに御異議ありませんか。 (「異議なし」の声あり)
○議長(高橋淑郎君) 御異議なしと認めます。よって、議案第131号は原案のとおり可決されました。
○議長(高橋淑郎君) 日程第23、議案第132号平成20年度花巻市
国民健康保険特別会計補正予算(第2号)を議題といたします。 提出者から説明を求めます。 亀澤財務部長。
◎財務部長(亀澤健君) 議案第132号平成20年度花巻市
国民健康保険特別会計補正予算(第2号)について御説明申し上げます。 本補正予算は、歳入歳出予算の補正でありまして、歳入歳出の総額に歳入歳出それぞれ5,415万7,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ94億6,419万9,000円とするものであります。 補正の内容につきましては、高額医療費共同事業拠出金の決算見込みによる増及び平成21年度から始まる国民健康保険税のコンビニエンスストアでの収納に係る準備経費が主なものであります。 以下、事項別明細書により御説明申し上げます。 7ページをお開き願います。 2歳入、3款国庫支出金、1項国庫負担金、2目高額医療費共同事業負担金、1節現年度分1,234万7,000円、2項国庫補助金、2目国民健康保険事業費補助金、1節国民健康保険事業費補助金70万3,000円は、収入見込みによる増であります。 6款県支出金、1項県負担金、1目高額医療費共同事業負担金、1節現年度分1,234万7,000円、2項県補助金、1目財政調整交付金、1節財政調整交付金261万7,000円は、収入見込みによる増であります。 11ページをお開き願います。 3歳出、1款総務費、1項総務管理費、1目一般管理費135万3,000円及び2項徴税費、1目賦課徴収費301万7,000円は、医療保険制度の改正とコンビニエンスストアでの収納に伴うシステム改修経費が主な内容であります。 7款共同事業拠出金、1項共同事業拠出金、1目高額医療費共同事業拠出金4,938万7,000円は、決算見込みによるものであります。 13ページをお開き願います。 8款保健事業費、1項特定健康診査等事業費、1目特定健康診査等事業費40万円は、特定健康診査事業に係る備品購入費であります。 なお、本補正予算につきましては、去る11月25日に開催されました花巻市国民健康保険運営協議会におきまして、諮問のとおり答申されたものであります。 以上で説明を終わりますが、よろしく御審議の上、御決定賜りますようお願い申し上げます。
○議長(高橋淑郎君) これより質疑に入ります。質疑の方ありませんか。 (「なし」の声あり)
○議長(高橋淑郎君) なしと認め、質疑を終結いたします。
○議長(高橋淑郎君) これより討論に入ります。討論の方ありませんか。 (「なし」の声あり)
○議長(高橋淑郎君) なしと認め、討論を終結いたします。
○議長(高橋淑郎君) これより採決いたします。 議案第132号平成20年度花巻市
国民健康保険特別会計補正予算(第2号)を原案のとおり決することに御異議ありませんか。 (「異議なし」の声あり)
○議長(高橋淑郎君) 御異議なしと認めます。よって、議案第132号は原案のとおり可決されました。
○議長(高橋淑郎君) 日程第24、議案第133号平成20年度花巻市
後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)を議題といたします。 提出者から説明を求めます。 亀澤財務部長。
◎財務部長(亀澤健君) 議案第133号平成20年度花巻市
後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)について御説明申し上げます。 本補正予算は、歳入歳出予算の補正でありまして、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ420万円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ16億1,209万4,000円とするものであります。 補正の主な内容は、負担軽減などの制度改正に伴うシステム改修経費であります。 以下、事項別明細書により御説明申し上げます。 7ページをお開き願います。 2歳入、3款繰入金、1項一般会計繰入金、1目一般会計繰入金、1節事務費繰入金420万円は、賦課徴収費に係る事務費繰入金であります。 9ページをお開き願います。 3歳出、1款総務費、2項徴収費、1目徴収費420万円は、制度改正に伴うシステム改修に係る委託費が主な内容であります。 以上で説明を終わりますが、よろしく御審議の上、御決定賜りますようお願い申し上げます。
○議長(高橋淑郎君) これより質疑に入ります。質疑の方ありませんか。 (「なし」の声あり)
○議長(高橋淑郎君) なしと認め、質疑を終結いたします。
○議長(高橋淑郎君) これより討論に入ります。討論の方ありませんか。 (「なし」の声あり)
○議長(高橋淑郎君) なしと認め、討論を終結いたします。
○議長(高橋淑郎君) これより採決いたします。 議案第133号平成20年度花巻市
後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)を原案のとおり決することに御異議ありませんか。 (「異議なし」の声あり)
○議長(高橋淑郎君) 御異議なしと認めます。よって、議案第133号は原案のとおり可決されました。
○議長(高橋淑郎君) 日程第25、議案第134号平成20年度花巻市
介護保険特別会計補正予算(第2号)を議題といたします。 提出者から説明を求めます。 亀澤財務部長。
◎財務部長(亀澤健君) 議案第134号平成20年度花巻市
介護保険特別会計補正予算(第2号)について御説明申し上げます。 本補正予算は、歳入歳出予算の補正でありまして、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ496万円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ72億3,359万1,000円とするものであります。 補正の内容につきましては、要介護認定に係る調査項目変更に伴うシステム改修経費であります。 以下、事項別明細書により御説明申し上げます。 7ページをお開き願います。 2歳入、3款国庫支出金、2項国庫補助金、4目介護保険事業費補助金、1節介護保険事業費補助金70万9,000円は、介護保険システムの改修経費に係る国庫補助金であります。 7款繰入金、1項一般会計繰入金、4目その他一般会計繰入金、1節事務費繰入金425万1,000円は、管理運営費にかかる事務費繰入金であります。 9ページをお開き願います。 3歳出、1款総務費、1項総務管理費、1目一般管理費496万円は、要介護認定の調査項目変更に伴うシステム改修経費に係る委託料でございます。 以上で説明を終わりますが、よろしく御審議の上、御決定賜りますようお願い申し上げます。
○議長(高橋淑郎君) これより質疑に入ります。質疑の方ありませんか。 照井明子さん。
◆13番(照井明子君) 歳出、9ページでございますけれども、これの一般管理費の中で、介護保険システム改修業務委託料となっています。新しいシステムにかわるということですが、この中身についてお尋ねいたします。
○議長(高橋淑郎君) 藤井保健福祉部長。
◎保健福祉部長(藤井廣志君) 平成21年度から第4期の介護保険事業計画が始まるわけでございますが、その中で要介護認定にかかわる部分で、一時判定のシステムの全般的な見直しをするものでございます。そうした中で、要介護認定の適正化と認定の効率化を図るということで、調査項目等の見直しが行われるという内容でございます。
○議長(高橋淑郎君) 照井明子さん。
◆13番(照井明子君) 一時判定の見直しということで、この見直しの中身で、具体的に申し上げますけれども、是正が困難になってくるという心配の声が上がっております。そのことについての認識についてですけれども、その点についてはどのように受けとめられておりますでしょうか。 つまり、新システムは生活実態と比べて低い介護度が出ても、二次判定で是正することが困難な仕組みになってしまっているということなんです。それは、これまでは統計指標によって二次判定の中で介護度がまたさらに是正ができたということなんですが、この統計指標がなくなってしまったということで、本当に必要な介護が受けられるかどうかの大変厳しい状況がそこに生まれてしまうということが挙げられております。二次判定には医師も参加しておるわけですけれども、この医師からも、審査会の存在意義を低めようとしているという御指摘の意見も出ているわけですけれども、その点についてどのように認識をされておりますでしょうか。 また、この新システムを導入するに当たって、花巻市における介護認定審査会の中でどのような議論がなされてきたのかについて、確認をしたいと思います。
○議長(高橋淑郎君) 藤井保健福祉部長。
◎保健福祉部長(藤井廣志君) ただいまの部分は、要介護認定の一時判定の部分でございますので、二次判定については、医師意見書などを参考にしながら、認定審査会の委員の皆様方のさまざまな角度から御意見をいただきながら二次判定をして、一時判定の結果の修正が必要であれば修正をしているという形でございますので、今後もそうした形で対応してまいりたいと考えているところでございます。
○議長(高橋淑郎君) 照井明子さん。
◆13番(照井明子君) これまでと変わりないという御答弁でございますけれども、実際にこの統計指標がなくなることに関しての支障が出てくるということは、これは実際に、モデルで行ったところでそういった現象が発生しておるわけです。 それで、モデル事業で行ったところを比較したところのデータですけれども、二次判定での変更率が29.8%から18.3%へと新システムで大幅に低下をしたというデータも出ておりますし、それから、聞き取り調査、この項目も82から74に減らされたということなんです。その項目の削除された項目は、火の始末や暴言、暴行、不潔行為、それから衣食、行動など、そういった項目が減らされて、これは大変重要な項目であるとも言われておりますけれども、そういった意味で、花巻のこの介護認定を受けるときにも、もしかすれば必要な介護認定、必要な利用ができるような介護認定に至らないでしまうという心配はないのでしょうか。
○議長(高橋淑郎君) 藤井保健福祉部長。
◎保健福祉部長(藤井廣志君) 今回の一時判定の部分は、特にも今まで認知症の部分の要介護度がどうしても低く出ていたという部分を踏まえまして、システムの改善が図られてきているととらえているところでございます。いずれその二次判定の部分は、認定審査会の委員の皆さん方からもいろいろ御意見をいただきながら、そのあり方について、さらに二次判定の仕方については研究を深めてまいりたいと考えております。
○議長(高橋淑郎君) ほかに質疑の方ありませんか。 (「なし」の声あり)
○議長(高橋淑郎君) なしと認め、質疑を終結いたします。
○議長(高橋淑郎君) これより討論に入ります。討論の方ありませんか。 (「なし」の声あり)
○議長(高橋淑郎君) なしと認め、討論を終結いたします。
○議長(高橋淑郎君) これより採決いたします。 議案第134号平成20年度花巻市
介護保険特別会計補正予算(第2号)を原案のとおり決することに御異議ありませんか。 (「異議なし」の声あり)
○議長(高橋淑郎君) 御異議なしと認めます。よって、議案第134号は原案のとおり可決されました。
○議長(高橋淑郎君) 日程第26、議案第135号平成20年度花巻市
簡易水道事業特別会計補正予算(第1号)を議題といたします。 提出者から説明を求めます。 亀澤財務部長。
◎財務部長(亀澤健君) 議案第135号平成20年度花巻市
簡易水道事業特別会計補正予算(第1号)について御説明申し上げます。 本補正予算は、歳入歳出予算の補正でありまして、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ379万6,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ5億1,794万9,000円とするものであります。 補正の内容につきましては、職員の新陳代謝に伴う人件費の整理及び施設修繕などに係る経費であります。 以下、事項別明細書により御説明申し上げます。 7ページをお開き願います。 2歳入、4款繰越金、1項繰越金、1目繰越金、1節繰越金379万6,000円は、前年度からの繰越金であります。 9ページをお開き願います。 3歳出、1款総務費、1項総務管理費、1目一般管理費219万6,000円は人件費の補正であります。 2項営業費、1目営業費160万円は、修繕経費であります。 以上で説明を終わりますが、よろしく御審議の上、御決定賜りますようお願い申し上げます。
○議長(高橋淑郎君) これより質疑に入ります。質疑の方ありませんか。 (「なし」の声あり)
○議長(高橋淑郎君) なしと認め、質疑を終結いたします。
○議長(高橋淑郎君) これより討論に入ります。討論の方ありませんか。 (「なし」の声あり)
○議長(高橋淑郎君) なしと認め、討論を終結いたします。
○議長(高橋淑郎君) これより採決いたします。 議案第135号平成20年度花巻市
簡易水道事業特別会計補正予算(第1号)を原案のとおり決することに御異議ありませんか。 (「異議なし」の声あり)
○議長(高橋淑郎君) 御異議なしと認めます。よって、議案第135号は原案のとおり可決されました。
○議長(高橋淑郎君) 日程第27、議案第136号平成20年度花巻市
老人保健施設事業特別会計補正予算(第1号)を議題といたします。 提出者から説明を求めます。 亀澤財務部長。
◎財務部長(亀澤健君) 議案第136号平成20年度花巻市
老人保健施設事業特別会計補正予算(第1号)について御説明申し上げます。 本補正予算は、歳入歳出予算の補正でありまして、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ905万3,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ3億1,246万円とするものであります。 補正の内容につきましては、職員の新陳代謝に伴う人件費の整理及び燃料費などに係る経費であります。 以下、事項別明細書により御説明申し上げます。 7ページをお開き願います。 2歳入、2款繰越金、1項繰越金、1目繰越金、1節繰越金905万3,000円は、前年度からの繰越金であります。 9ページをお開き願います。 3歳出、1款総務費、1項老人保健施設費、1目総務管理費905万3,000円は、人件費及び燃料費が主な内容であります。 以上で説明を終わりますが、よろしく御審議の上、御決定賜りますようお願い申し上げます。
○議長(高橋淑郎君) これより質疑に入ります。質疑の方ありませんか。 (「なし」の声あり)
○議長(高橋淑郎君) なしと認め、質疑を終結いたします。
○議長(高橋淑郎君) これより討論に入ります。討論の方ありませんか。 (「なし」の声あり)
○議長(高橋淑郎君) なしと認め、討論を終結いたします。
○議長(高橋淑郎君) これより採決いたします。 議案第136号平成20年度花巻市
老人保健施設事業特別会計補正予算(第1号)を原案のとおり決することに御異議ありませんか。 (「異議なし」の声あり)
○議長(高橋淑郎君) 御異議なしと認めます。よって、議案第136号は原案のとおり可決されました。
○議長(高橋淑郎君) 日程第28、議案第137号平成20年度花巻市
農業集落排水等汚水処理事業特別会計補正予算(第2号)を議題といたします。 提出者から説明を求めます。 亀澤財務部長。
◎財務部長(亀澤健君) 議案第137号平成20年度花巻市
農業集落排水等汚水処理事業特別会計補正予算(第2号)について御説明申し上げます。 本補正予算は、歳入歳出予算の補正でありまして、歳入歳出予算の総額から歳入歳出それぞれ84万3,000円を減額し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ27億4,852万2,000円とするものであります。 補正の内容につきましては、職員の新陳代謝に伴う人件費の整理であります。 以下、事項別明細書により御説明申し上げます。 7ページをお開き願います。 2歳入、5款繰入金、1項一般会計繰入金、1目一般会計繰入金、1節農業集落排水423万3,000円の減、及び3節浄化槽175万2,000円は、それぞれ事業費により減額および増額するものであります。 6款繰越金、1項繰越金、1目繰越金、2節特定地域生活排水処理163万8,000円は、前年度からの繰越金であります。 次に9ページをお開き願います。 3歳出であります。1款管理費、1項農業集落排水等汚水処理施設管理費、1目農業集落排水施設管理費39万6,000円の減から、2款事業費、1項農業集落排水等汚水処理整備費、3目浄化槽設置整備費175万2,000円までは、それぞれ職員の新陳代謝等に伴う人件費の補正であります。 以上で説明を終わりますが、よろしく御審議の上、御決定賜りますようお願い申し上げます。
○議長(高橋淑郎君) これより質疑に入ります。質疑の方ありませんか。 (「なし」の声あり)
○議長(高橋淑郎君) なしと認め、質疑を終結いたします。
○議長(高橋淑郎君) これより討論に入ります。討論の方ありませんか。 (「なし」の声あり)
○議長(高橋淑郎君) なしと認め、討論を終結いたします。
○議長(高橋淑郎君) これより採決いたします。 議案第137号平成20年度花巻市
農業集落排水等汚水処理事業特別会計補正予算(第2号)を原案のとおり決することに御異議ありませんか。 (「異議なし」の声あり)
○議長(高橋淑郎君) 御異議なしと認めます。よって、議案第137号は原案のとおり可決されました。
○議長(高橋淑郎君) 日程第29、議案第138号平成20年度花巻市
上水道事業会計補正予算(第1号)を議題といたします。 提出者から説明を求めます。 高橋水道事業所長。
◎水道事業所長[
上下水道部長併任](高橋通義君) 議案第138号平成20年度花巻市
上水道事業会計補正予算(第1号)について御説明申し上げます。 1ページをお開き願います。 本補正予算は、予算第3条に定めた収益的収入及び支出の予定額並びに予算第4条に定めた資本的支出の予定額を補正するものであります。 予算第3条の収益的収入及び支出につきましては、収入第1款水道事業収益に601万8,000円を追加し、総額を20億6,290万9,000円とし、支出第1款水道事業費用に344万8,000円を追加し、総額を19億8,370万9,000円とするものであります。 予算第4条に定めた資本的収入及び支出につきましては、支出第1款資本的支出に57万2,000円を加え、総額を21億4,719万7,000円とするものであります。 補正予算の詳細につきましては、予算実施計画により御説明申し上げます。 3ページをお開き願います。 収入、第1款水道事業収益、1項営業収益、3目その他営業収益2万8,000円は、児童手当負担金の変更によるものであります。 2項営業外収益、1目受取利息及び配当金599万円は、定期預金利息等によるものであります。 支出、1款水道事業費用、1項営業費用、1目原水及び浄水費84万6,000円につきましては、職員の異動による人件費の減額及び水路補修負担金によるものであります。 2目配水及び給水費286万円は、職員の人事異動等による人件費の整理、緊急給水用ソフトタンクの購入及び漏水修繕等によるものであります。 2項営業外費用、3目消費税及び地方消費税25万8,000円の減額は、本補正予算に関連するものであります。 次に、6ページの資本的支出、1款資本的支出、1項建設改良費、2目配水設備費57万2,000円は、職員の人事異動による人件費の整理であります。 7ページ以降の給与費明細書、資金計画及び貸借対照表につきましては、説明を省略させていただきます。 以上で説明を終わりますが、よろしく御審議の上、御決定賜りますようお願い申し上げます。
○議長(高橋淑郎君) これより質疑に入ります。質疑の方ありませんか。 (「なし」の声あり)
○議長(高橋淑郎君) なしと認め、質疑を終結いたします。
○議長(高橋淑郎君) これより討論に入ります。討論の方ありませんか。 (「なし」の声あり)
○議長(高橋淑郎君) なしと認め、討論を終結いたします。
○議長(高橋淑郎君) これより採決いたします。 議案第138号平成20年度花巻市
上水道事業会計補正予算(第1号)を原案のとおり決することに御異議ありませんか。 (「異議なし」の声あり)
○議長(高橋淑郎君) 御異議なしと認めます。よって、議案第138号は原案のとおり可決されました。
○議長(高橋淑郎君) 日程第30、報告第22号公用車の物損事故に係る損害賠償事件に関する専決処分の報告についてを議題といたします。 提出者から説明を求めます。
伊藤総務企画部長。
◎総務企画部長(伊藤隆規君) 報告第22号公用車の物損事故に係る損害賠償事件に関する専決処分の報告についてを御説明申し上げます。 本報告は、公用車の物損事故によります損害賠償事件でありまして、その損害賠償額の決定及び和解について、地方自治法第180条第1項の規定に基づき、10月7日専決処分をいたしましたので、同条第2項の規定によりこれを報告するものであります。 報告第22号資料もあわせてごらんくださるようお願いいたします。 事故の状況でありますが、平成20年7月30日午前9時20分ごろ、本市職員の運転する公用車が、石鳥谷町北寺林第5地割地内の市道において、飛び出してきた小動物を避けようとしてハンドル操作を誤り、市道わきの水田に転落したもので、水田の畦畔の一部を破損させたほか、作付していた水稲に被害を与えたものであります。 なお、本報告におきましては、相手方への配慮から、相手方の氏名及び住所の一部を省略させていただいております。 損害賠償額及び和解の内容は別紙のとおりでありますが、損害賠償額につきましては、加入しております社団法人全国市有物件災害共済会の査定額を参考に決定したものであります。 和解の方法につきましては、示談によっております。 たび重なる職員による交通事故につきましてはまことに遺憾に存じており、被害者の方々並びに市民の方々に深くおわびを申し上げます。 これまでの交通事故に対する反省のもと、事故防止対策といたしましては、11月21日には、公用車を実際に運転する機会の多い職員を対象に花巻地区交通安全協会による交通安全研修会を実施いたしましたほか、12月5日には安全運転適性検査を取り入れまして、実施いたしたところであります。 今後におきましても、交通事故防止の指導、徹底に努めてまいりますので、御容赦賜りたいと存じます。 以上、報告申し上げます。
○議長(高橋淑郎君) これより質疑に入ります。質疑の方ありませんか。 高橋久順君。
◆3番(高橋久順君) 1点だけお尋ねします。 本当にたび重なる交通事故、一般質問の中でも取り上げられたわけでございますが、いずれまだ和解できていない交通事故もあるようでございますが、今、総務企画部長からの報告がありました、ようやく適性検査が12月5日に行われたということでありますが、かなりの密度の濃い適性検査の内容だったと認識しているわけですが、このことについて、今後どういう形で進めていくのか、いわばこの事故というのはもちろん自己責任になるわけですが、事故を起こす前の防止策として重要な施策だと思いますので、今後のその進み方についてお聞きいたします。
○議長(高橋淑郎君)
伊藤総務企画部長。
◎総務企画部長(伊藤隆規君) 今後のあり方についてでありますが、通常の交通安全研修、定期的なものはこれは実施をし、そして多くの職員に受講の機会を与え、そして公用車の運転には生かしてもらうということを徹底してまいりたいと存じます。 また、今回初めて、議員からの提案もありまして適性検査を実施いたしました。これらも3種類のペーパーテスト、80問程度、運転心理等をさまざま入れるほか、機器による技術心理測定検査も取り入れておりますので、これも今回初めてでありましたけれども、機会をとらえて、必要と思われる職員にはこれらも使いながら、事故防止には取り組んでまいりたいと思ってございます。 また、各部署、管理職等もこの実態をもう少しみずからの管理の部分にやっぱりとらえてもらってやっていく必要があろうと思います。総務企画部が人事管理をするわけですが、組織の力をかりないとやっぱりこれは減らせませんので、そういう視点で取り組んでまいりたいと存じております。よろしくお願い申し上げます。
○議長(高橋淑郎君) 高橋久順君。
◆3番(高橋久順君) わかりました。 それで、その適性検査の結果はそれぞれ個々にお知らせしていく形になるでしょうが、ただその結果を渡したのでは効果がないんです。その結果に基づいて、今後どのように個々が自覚していくかについての指導をしなければ効果がないんです。したがって、その結果をただ本人に知らせるだけじゃなく、これはただじゃありませんから、要するに税金を使ってやるわけですから、それをより効果的に、事故防止につながるような指導といいますか、その検査官の指導が直接当たれば一番いいわけですけれども、そういった体制も確立していかなければならないと思いますので、その考えがあるか、もう一度お聞かせください。
○議長(高橋淑郎君)
伊藤総務企画部長。
◎総務企画部長(伊藤隆規君) 御案内のとおり、通知は本人にまいりますが、事業所である私どもにも同じ結果通知をちょうだいすることとしております。そういう意味で、今回初めてですが専門家のそういった指導もお聞きしながら、それを生かしていきたいと思ってございます。それを蓄積していくということも1つ取り組んでいく内容と考えてございます。
○議長(高橋淑郎君) ほかに。 若柳良明君。
◆2番(若柳良明君) この報告とは直接関係ないのでありますけれども、質問いたします。 この前、保育所職員による交通事故があったわけでありますけれども、保育所全部に公用車を配置することは到底難しいと思います。それで、そうなりますと、私用車を使う機会が多いと思いますけれども、私用車の取り扱いについてどのように定められているか、運用がきっちりしているかどうかということについてお尋ねをいたします。いずれにしても、この前の事故を受けて、やはり私用車を運転するのは大変不安だということ、それらをしっかりしてほしいということが職員からの意見でありましたので、その点についてお答えを願います。
○議長(高橋淑郎君)
伊藤総務企画部長。
◎総務企画部長(伊藤隆規君) これまでも、私用車を公用車にかえて使うというのは限定的に、所属長の許可をもとにやっておりますが、実際こういう大事に至っていますので、今までの要綱の規定をさらに細かくし、自賠責保険や任意保険を無制限にするとか、公用車にかえて私用車を運転する場合でも、余りの長距離はだめだとか、そんな一つ一つの具体な形を見える形で示して、その現場の管理職が判断しやすいような形、あるいは1つのルールを示して、限定的な形で取り扱っていくということを進めてまいりたいと思ってございます。
○議長(高橋淑郎君) 若柳良明君。
◆2番(若柳良明君) 職場では相当不安の声が聞かれております。ぜひ早期にその体制をきっちりとってほしいということを申し上げて終わります。
○議長(高橋淑郎君)
伊藤総務企画部長。
◎総務企画部長(伊藤隆規君) 見える形で実行させていただきます。よろしくお願いいたします。
○議長(高橋淑郎君) ほかに質疑の方ありませんか。 (「なし」の声あり)
○議長(高橋淑郎君) なしと認め、質疑を終結いたします。 以上で報告第22号を終わります。
○議長(高橋淑郎君) これで本日の日程は全部終了いたしました。 本日はこれにて散会をいたします。 大変御苦労さまでございました。 午後7時16分 散会...