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花巻市議会 会議録 平成20年  6月 定例会(第2回)-06月06日−02号

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  1. 花巻市議会 2008-06-06
    花巻市議会 会議録 平成20年  6月 定例会(第2回)-06月06日−02号


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    平成20年  6月 定例会(第2回) − 06月06日−02号 平成20年  6月 定例会(第2回) − 06月06日−02号 平成20年  6月 定例会(第2回) 平成20年6月6日(金) 議事日程第2号 平成20年6月6日(金)午前10時開議  第1 一般質問   (1) 松田 昇君   (2) 伊藤英一君   (3) 藤井英子君   (4) 藤井幸介君 本日の会議に付した事件  日程第1 一般質問   (1) 松田 昇君   (2) 伊藤英一君   (3) 藤井英子君   (4) 藤井幸介君 出席議員(34名)    1番  藤井幸介君      2番  若柳良明君    3番  高橋久順君      4番  藤原晶幸君
       5番  平賀 守君      6番  藤原米光君    7番  松田 昇君      8番  小原雅道君    9番  小原茂明君     10番  大原 健君   11番  鎌田幸也君     12番  本舘憲一君   13番  照井明子君     14番  藤井英子君   15番  高橋好尚君     16番  川村伸浩君   17番  伊藤英一君     18番  佐藤忠男君   19番  高橋 浩君     20番  和田幹男君   21番  近村晴男君     22番  山本純雄君   23番  名須川 晋君    24番  小田島邦弘君   25番  櫻井 肇君     26番  阿部一男君   27番  中村初彦君     28番  鎌田政子君   29番  山影義一君     30番  齋藤政人君   31番  中村勝吉君     32番  永井千一君   33番  高橋淑郎君     34番  新田盛夫君 欠席議員   なし 説明のため出席した者  市長        大石満雄君   副市長       佐々木 稔君  副市長       高橋公男君   教育委員会委員長  高橋 豊君  教育長       及川宣夫君   選挙管理委員会委員長職務代理者                              中村 浩君  農業委員会会長   高橋善悦君   監査委員      高橋 勲君  総務企画部長    伊藤隆規君   財務部長      亀澤 健君  地域振興部長    大山拡詞君   市民生活部長    菊池保守君  保健福祉部長    藤井廣志君   商工観光部長    中島健次君  農林水産部長    戸來喜美雄君  建設部長      照井健介君  総合防災部長    平賀敏夫君   大迫総合支所長   熊谷仁見君  石鳥谷総合支所長  似内英悦君   東和総合支所長   佐々木 昭君  教育委員会教育部長 佐藤 格君   水道事業所長(上下水道部長併任)                              高橋通義君  総務課長      本舘康司君   財政課長      神山芳武君 職務のため議場に出席した事務局職員  事務局長      小原康則    副参事兼事務局次長 菅原康之  主査(議事担当)   佐藤多恵子   主査(調査担当)   阿部 靖      午前10時00分 開議 ○議長(佐藤忠男君) おはようございます。  これより本日の会議を開きます。  花巻市議会では、昨年9月から議会改革に鋭意取り組んできたところでありますが、その1つとして、本定例会から一般質問の方法を改め、質問回数の制限を撤廃することといたしました。  また、関連質問は認めないことといたしましたので、よろしくお願いいたします。  持ち時間は、従来のとおり、答弁を含め60分以内ですので、実りある議論を行っていただきますようお願いいたします。  本日の会議は議事日程第2号をもって進めます。 ○議長(佐藤忠男君) 日程第1、一般質問を行います。  議長に発言通告書が提出されておりますので、順次質問を許します。  本日、最初の質問者、松田昇君。(拍手)     (松田 昇君登壇) ◆7番(松田昇君) おはようございます。  それでは、トップということで質問を順次させていただきます。  通告に従って、以下について質問をさせていただきます。  まず最初に、市の観光施策でございますが、特に、本年は平泉が、先日のイコモスの勧告では登録延期となっておりましたが、世界遺産登録に予定されており、県でも「いわて平泉年」と銘打って、観光面でも対外的にアピールしているところであります。  本市では、県南広域観光の環状ルートを設定しておりまして、すなわち、平泉の世界遺産登録に向け、平泉町、花巻市そして遠野市と、3つの都市を結ぶルート「いわてクラシック街道」であります。  平泉・花巻間51キロメートルを東北道、花巻・遠野間50キロメートルを東北横断道の一部利用しての路線でございますが、このルートは時間的に1つの都市で二、三カ所の見学しかでき得ないものと考えますが、現状の本市の観光環状ルートとの接続策について、まずお尋ねをいたします。  また、平泉については、他県がライバルであり、1日目に目的地平泉着で、ここから南下していくルートをとられますと、岩手県南、中央、三陸、県北、そして本市には滞留をしない可能性がございます。前述のクラシック街道とあわせて、相乗りタクシープランもございますが、これらの施策を含め、本市への誘導策をお示しをいただきたいと思います。  続いて、本市には数多くの観光資源がありますが、町なかの観光資源、宿泊客、観光客が減少をし、市内の観光施設や宿泊施設に滞留することが少なく、ある意味通過点となっております。この点について、中心市街地の活性化対策とあわせての施策もお尋ねをいたします。この経済状況下で、宿泊客、観光客のすみ分けができなくなっております。延命策ではなく、抜本的な施策を講じる必要があり、その対策をお示しをいただきたいと思います。  続いて、市道の道路行政についてお尋ねをいたします。  市道は、平成19年4月現在で見ますと、実延長で花巻が約1,616キロメートル、大迫が約401キロメートル、石鳥谷が約661キロメートル、東和で約607キロメートル、花巻市全体では約3,286キロメートルとなっております。  私が、ここでお尋ねをいたしたいことは、路面別実延長、特にアスファルト系では、高級舗装が花巻市全体で約130キロメートル、簡易舗装が1,495キロメートルであり、舗装率で見ますと、花巻が55.6%、大迫が37.5%、石鳥谷が47.6%、東和で約44.9%という数字が出ております。  私は、この舗装率を見て、感覚として、生活道路は整備されているものだと思っておりましたが、実際の数字とは大変大きなずれがございました。  そこで、市民参画、協働の仕組みとして、いわゆる小さな市役所、地域の課題をみずから考え、解決するための各地区のコミュニティ会議が組織されたことは御承知のとおりであります。  コミュニティ会議では、各地域で大変ユニークな事業が展開されておりますが、生活用道路の整備に限って言えば、どのような取り組み、特に舗装率がどれくらいになっているかをお教えください。  生活用道路の整備に対して、各地域から多くの要望、陳情があり、このコミュニティ会議が主となり、道路整備や舗装が可能となったわけであります。事業、今年度は2年目でありますが、すばやく対応実施ができないかもしれませんが、この事業により、その道路整備が5年、10年かかるとなると、例えば、その利益を享受する世帯何件かで基金をつくり、寄附採納をし、コミュニティ会議の予算と合わせ、道路整備や簡易舗装ができないのかお尋ねをいたします。もちろん、基本的に市道は公共施設でありますから、市がやるべきでありますし、寄附採納という考え方とも、基本的には相入れないのかもしれません。  しかし、5年、10年たっても、家の前の道路が整備されず、車のパンク修理ばかりしていたのでは大変であります。この施策のはざま、スポットがすぐに当たらない人たちへの、希望の持てる施策をお示しいただきたいと思います。  続いて、市の施策の周知方法についてお尋ねをいたします。  現在、市の施策は一体幾つあるのか。例えば、福祉タクシーなどの利用は、こどもセンターの利用は何が可能なのか、保健センターでの施策は幾つあるのか、施策の市民に対する周知方は各課によってなさっているとのことです。これを統一できないものか。市民が、今一度、自分にとって必要な行政サービスを知る方法としては何があるのかをお尋ねいたします。  一般的には、まず全世帯配布の広報はなまきが挙げられますが、「すぐ読んでいる」、「時々読んでいる」を合わせると、平成18年度で87%、平成19年度で88.9%との数字が出ておりますが、この数字を何ポイント上げれば情報が周知されるのか、また、対象としてその世帯のお父さんなのか、お母さんなのか、20代なのか、30代なのかも考えて編集をしておられるのか。そして、今はインターネットの時代でありますから、そのアクセス件数から何の情報がほしいのか伝えることが必要と思われます。インターネットは、特に、持っている情報をみずから知らせるのではなく、待つ側でありますから、そのホームページに何の情報があるのかを市民に周知する方法をお示しください。  また、各種施策には目標数値があり、その目標数値をどのような根拠で設定をし、次の施策に展開をさせていくのか、現在は事務事業評価システムが導入され、事前と事後にその事業に対して評価をし、事業の継続性の客観的評価を与えているわけでありますが、果たしてその評価が、市民の側から見て妥当なのかどうか、私は疑問も多少残ります。  事務事業評価については、市長のマニフェスト事業なのか、また主要事業なのか、分けて考えられておられるようですが、市民の目から見て、本当に必要な事業を展開し、広く市民に周知をしていただきたいと考えます。  最後に、市の文化財保護策についてでございます。  文化財には、有形、無形文化財、民俗文化財、記念物、伝統的建造物群保存地区や埋蔵文化財など、市民の宝として後世に伝えるべき文化財が多々ございます。  当市においても、資料によりますと、国指定が14件、県の指定が28件、当市の指定が237件、合計で279件の文化財件数となっております。  平成11年文化財保護法の改正によりますと、都道府県、指定都市などへの権限移譲策がなされており、このことは、当該市町村における事務的及び財政負担も多大なものと考えられます。私が文化財の表を一覧いたしますと、個人のうち、神社所有の文化財が多くあり、修復が必要なものも多々見受けられます。まずこの点について、修復が必要と判断した場合の予算措置、そして、国・県、市指定の違いによっての予算もお伺いをしたいと思います。  また、これから保護が必要な文化財の件数、これはなかなか難しいことでありましょうが、文化財保護審議会の決定も待たなければなりませんが、幾つぐらいになるのか、大まかでよろしいですからお教えをいただきたいと思います。  もちろん、指定は、資料の積み重ねにより、客観的な価値判断により決定されるべきでありますが、今後も市民の財産として残すべき文化財が、多々出てくるものと考えられますので、この点についての市の基本的な対応策についてお尋ねをいたします。  以上、登壇しての質問とさせていただきます。(拍手) ○議長(佐藤忠男君) 大石市長。     (市長登壇) ◎市長(大石満雄君) 松田昇議員の御質問にお答えいたします。  1件目の、平泉世界遺産登録に関連しての、本市の観光施策についてでございますが、まず、議員御案内のとおりに、今回、イコモスから登録延期の勧告がありましたけれども、国初め、県、関係団体が、7月の本審査に向けて登録を粘り強く頑張るということでありますから、花巻市でも、できることは支援をしていきたいと考えております。  そこで、1点目の、平泉から本市の観光環状ルートとの接続策であります。  これは、1つは、ことしの4月から、花巻市及び花巻観光協会が主体となって、平泉、花巻温泉郷間を結ぶシャトルバス「ゴールドライナー号」を毎日運行しております。これによりまして、平泉から花巻間のアクセスは、まず整備されたととらえております。  2つ目に、市内の観光地を周遊する「あったかいなはんツアー」を4月から運行しております。したがいまして、これらを結びつけることによって、今、花巻市は観光環状ルートを利用することが可能になっているという現状にあります。  さらに、このあったかいなはんツアーにつきましては、10月から新たにいわて花巻空港での乗降を可能にすることも考えております。  次に、接続策とともに平泉を訪れる観光客の本市への誘導策になりますけれども、10月から、ゴールドライナー号、あったかいなはんツアー、これらに、新たに花巻、遠野間のルートを加えた「いわてクラシック街道」を設定するという考え方を持っておりまして、観光客のニーズに対応した広域観光環状ルートを取り入れた、花巻を中心とする魅力ある観光商品として運行できるのではないかと考えております。  さらに観光客誘客拡大を図るためという観点から、平泉に最も近い大型宿泊地と、これをやっぱり大々的に打ち出さなければならないと考えておりまして、この花巻市の利便性を積極的に情報発信をしてまいりますし、また、いわて花巻空港を初めとする県内有数の恵まれた高速交通体系だということも大きくPRしていかなければならないと思いますので、このように県内各観光地への拠点性ですとか、花巻市の持つ優位性、これらをしっかりとPRして、誘客を促進して行こうという考え方を持っております。  3点目の、市街地への観光客の誘導策でございますけれども、まず、花巻市内の各市街地には、議員御案内のとおり宮沢賢治ゆかりの観光資源が数多くあります。また、さらに萬鉄五郎、新渡戸稲造、佐藤昌介など、先人のゆかりの地や記念館、施設等もたくさんあります。さらに、御案内のとおりに、季節、季節によるそれぞれの市内各地区でのお祭り、イベント等もたくさんあるという状況にあります。  しかし、現実には、これらの市街地観光の面から考えた場合に、これらの個別の観光スポットやイベントを組み合わせた効果的、効率的な散策コースの設定や交通アクセスへの対策は、いまだにやっぱり課題となっておりますので、有効な観光資源が生かしきれていないという状況にあることも認識をしております。  したがいまして、今後は、中心市街地に、バスやマイカーが駐車ができるような駐車場の確保対策を進めていきたいと考えておりますし、市街地で開催されるイベントの誘導も、より図っていかなければなりませんし、こういうことを踏まえまして、観光としての厚みのある観光環状ルートを構築してまいりたいと考えております。  あとは、さらにPR関係でございますけれども、新たな観光資源の発掘もやっていかなければなりませんし、PRも大事でありますので、いずれにしても、関係団体、花巻温泉郷や、市街地の商店街、そういった方々と連携しながら、とにかくこういうものを構築していくことを、何としても、今年度にはある意味での姿は、出していかなければならないと思っています。  そのほかにつきましては、教育委員会、関係部長から答弁いたさせます。 ○議長(佐藤忠男君) 及川宣夫教育長。     (教育長登壇) ◎教育長(及川宣夫君) 文化財保護策についての御質問にお答えいたします。  まず、国・県、市指定別の修復が必要と判断した文化財の予算措置についてのお尋ねでありますけれども、国指定文化財の場合は、国の補助率は補助対象経費の2分の1とし、残りは所有者が御負担いただくのが原則でございます。通常は市町村も加えて負担をしている状況にあります。  なお、所有者が個人であって、財政負担が大きいという場合などは、国と協議をして、個人の負担を軽減する措置を講じる場合もございます。  県指定文化財の場合には、予算の範囲内で、県が補助対象経費の2分の1以内の補助をすることとされており、残りを市町村と所有者が協議して負担するということが通常でございます。  市指定の文化財の場合は、市から補助対象経費の2分の1以内の補助をすることとして、上限を50万円としているところでございます。  次に、今後の予想される指定文化財の件数についてでありますけれども、現在、市の文化財保護審議会の委員の方々に、それぞれの専門のお立場から、指定文化財候補のリスト作成をお願いしている段階でございます。  文化財の指定につきましては、これらのリストをもとに、文化財保護審議会、あるいは県内外の専門家の方々の意見も取り入れながら、検討を進めてまいりたいと考えております。現時点におきましては、その件数について具体的に申し述べる段階にはないということで、御理解を賜りたいと存じます。  次に、指定についての市の基本的な対応についてのお尋ねでございますけれども、市の文化財につきましては、現在、先ほど申し上げました指定文化財候補のリストの作成、これの提出を待ちまして、各位と文化財保護審議会を中心に、大いに議論をし、そしてその中から、妥当なものを所有者の同意を得て、市指定文化財として指定してまいりたいと考えているところでございます。 ○議長(佐藤忠男君) 伊藤総務企画部長。
    ◎総務企画部長(伊藤隆規君) 市の施策に関する市民への周知方法についてでありますが、議員御案内のとおり、市広報はなまき、市ホームページ、これは市民が行政情報を得る上で、一番大きな手段であると存じております。そのほか、加えまして、説明会の開催でありますとか、ポスター掲示、各戸回覧、全戸配布のチラシ等々、いろんな手法を組み合わせいたしながら、市民周知については、努力をさせていただいている現状にございます。  また、市広報を読んでいる市民の割合につきましては、議員御指摘ありましたけれども、同様の調査を実施している盛岡市では、花巻市より規模が大きいわけでありますけれども、「読んでいる」という割合が80.1%でありますので、これとの比較でありますと、本市の市民がより多く読んでいただいていることになります。  また、ホームページにつきましては、より御利用いただくために、ことし3月に、見やすさ、使いやすさ、わかりやすさの面を全面改善をいたしております。御指摘のように、市ホームページを多くの市民の方に御活用いただけるように、市ホームページの内容や利用の手軽さを、機会をとらえてPRしてまいりたいと思ってございます。  また、世帯構成、あるいは年代を考慮し編集されているかというお尋ねでありますけれども、そういう点でも、より多くの方々、各年代にも受け入れられるような編集の取り組みをいたしております。  例えば、「わが家のアイドル」では若い夫婦のいる家族、「文芸の風」は、文芸に興味を持たれている市民、あるいは「サークル紹介」、「おふくろの味」、「イーハトーブ人」など、そういったさまざまなコーナーも設け、多くの市民も、市広報に参加できるような形で編集をさせていただいております。  次に、行政評価につきましての御質問でありますけれども、花巻市総合計画に掲げる目標数値をどのような根拠で設定し、施策に展開しているかとの御質問でありますけれども、市におきましては、平成18年度からまちづくり市民アンケートを定期的に実施しておりまして、市の施策に対する市民の満足度についての評価を取り入れる方法で、施策の現状把握及び目標値の設定を行ったところであります。  総合計画基本計画には31施策と101項目の成果指標がありますが、そのうち、市民アンケートによります市民満足度の成果指標は28項目を設定いたしております。これら、市民の満足度を定点的に把握して、まちづくりに生かしていくこととしております。  また、花巻市総合計画は、行政評価の手法を取り入れて進行管理を行っております。施策の推進に当たりましては、ただいま申し上げました市民の満足度や、統計数値といった客観的な指標をもって、達成度を評価、検証いたしますとともに、事業の選択に当たりましては、政策的な判断、あるいは市民のニーズ、要望も勘案しながら、総合計画に掲げる目標の達成に向けて、取り組みを展開してまいりますので、よろしくお願いを申し上げます。 ○議長(佐藤忠男君) 大山地域振興部長。 ◎地域振興部長(大山拡詞君) 道路行政についての御質問にお答えいたします。  まず、小さな市役所構想の中でのコミュニティ会議における生活用道路の整備、特にも、舗装への取り組みについてでありますが、平成19年度、いわゆる簡易舗装事業に取り組みましたコミュニティ会議は4団体ございました。11カ所の市道などの舗装を行っております。舗装延長は802メートル、事業費で申し上げますと、1,001万6,000円という形になってございます。  さらには、道路側溝改修事業につきましても11団体のコミュニティ会議が29カ所で取り組みを行っております。改修の延長1,018メートル、事業費で申しますと、679万3,000円となってございます。  次に、2点目でございますけれども、コミュニティ会議の予算と住民による基金の寄附採納を合わせて、道路整備とか、あるいは簡易舗装ができないかという御質問でございますけれども、コミュニティ会議につきましては、地域の課題をみずから考え、解決する住民自治組織でございます。道路法令などの一定の要件をクリアする必要がありますけれども、地域での話し合いの中で、必要と判断した道路整備等については、住民の寄附等の財源に加えて実施することは可能でございます。  また、3点目でございますけれども、今までなかなか整備されなかった箇所への対応ということになりますけれども、市には、毎年膨大な道路予算、あるいは道路整備の要求がございます。これら要望に対しては、全市的な観点で、必要性、あるいは重要性、緊急性などを総合的に判断して整備を進めていますけれども、議員御指摘のとおり、なかなか進まないのが実情でございます。  市といたしましては、まさにこうした課題を解決できる仕組みとして、コミュニティ会議による地域づくりを支援しておりますので、地域での話し合いの中で進めていく手法も1つだろうということで御活用をいただきたいと感じておりますので、ひとつよろしくお願いしたいと思います。 ○議長(佐藤忠男君) 松田昇君。 ◆7番(松田昇君) 観光環状ルート、平泉との接続でございますけれども、1つに生かし切れていないという市長の御答弁でございました。私も、現状はそうであろうと思うんです。これから駐車場の整備等々あろうかと思いますけれども、花巻温泉郷には、1万、2万と、年度によってちょっと下がってはきておりますが、約100万人の宿泊客が来ておられます。ほとんどが通過になって、どちらかに、次の目的に向かっておられるということでございます。  また、もう1つなんですけれども、どうも町なかで、観光資源、また宿泊施設も冷え切っているという現状もございます。どうか、見えるような施策をぜひともお願いを申し上げたいと思います。今年度中に、やっぱり見えるような形をしていただいて、お願いをしたいと思っておりますが、その点について御答弁をお願いを申し上げます。 ○議長(佐藤忠男君) 大石市長。 ◎市長(大石満雄君) 今回、特に平泉の世界遺産登録がありますから、そういう観点での御質問だったんだろうと思いますが、いずれ今までもずっと議論されているんです。結局、花巻の温泉郷は、それなりの知名度があって、また来られた方は非常に満足して帰られるんですけれども、泊まられて、あとはすぐ次に行ってしまうという、そこが問題だということは、やっぱり御指摘のとおりだと思うんです。そのときに、「あと花巻市で見るところは何があるんだ」という、ここがやっぱり一番問題でありまして、そのときにいよいよ合併の効果なんだと、私思っているんです。  ところが、先ほどお話ししたように、素材はあるんだけれどもなかなかいい組み合わせになっていないというのが現状だと思うんです。それと、例えば、賢治関係とりましても、賢治に興味のある方は、もう相当程度いらしているんですけれども、それでも、まだまだ、実は花巻市内の各地区にゆかりの地というのがいっぱいあるんですよ。そういうものの掘り起こしも果たして十分かといったら、まだまだやっぱり十分でないというのもあると思います。  それと、あとは、特に今は、やっぱり東北に来られる方は自然というのを1つの目的にいらしてますから、そうなった場合に、花巻市でも田瀬湖を初め、早池峰ダム、早池峰山、鉛のほう、葛丸川渓流もそうなんですけれども、要所要所に、まだまだ知らない、すばらしい原生林関係、滝ですとか、そういういいところはあるんです。ところが、住民の方々からは御指摘されているんですけれども、なかなかまだ手をつけられていないという現実もあるんです。ですから、資源としてまだまだあると思っています。  一方で、町なかはやっぱり先人の方々の痕跡というのがありますから、ただ、その中でも、何でもかんでもすぐ使える状態にあるかというと、これもまたちょっと問題はありますので、そこはしっかりと検討しながら、何も古いものでなければ価値がないのではないと思うんです。ですから、そういう意味で、新たなものを観光スポットとして構築していくこともいいことだと思うんです。賢治関係だろうが、萬関係だろうが、私はいいと思うんです。  ですから、余り古いものでそれを保存することだけにとらわれないで、新たにその関係のものを町なかに整備していく、そうやって短い時間で、町なかの観光スポットを歩ける状態をつくり上げていく、これが、できれば各4つの中心市街地にも導入していきたいという考え方を持っていますので、これら含めて、まちづくりとあわせて、これはしっかりと今年度力を入れて構築していきたいと考えています。 ○議長(佐藤忠男君) 松田昇君。 ◆7番(松田昇君) 道路行政でございますけれども、大概、現行の法律のもとでは可能であるという御答弁でございました。これを知らしめる必要があろうかと思うんでありますけれども、やっぱり、「おれの代のうちに何とかしたい」という声も多いようでございますから、知らしめるということ、ひとつお願いを申し上げたいと思いますが、御答弁をお願いします。 ○議長(佐藤忠男君) 大山地域振興部長。 ◎地域振興部長(大山拡詞君) ありがとうございました。いろいろな面で知らしめるというんですか、そういう取り組みも可能だということについては、私もコミュニティ会議、ほとんど回らせていただきましたし、その中での取り組みの中にも、そういう事例も出てまいりましたので、そういったことの視点の中では進めさせていただきますし、さらには、今回、道路要望なんかに係るすべての要望については、各振興センター単位で受けることにしました。  ですから、そういったいろいろな事情を聞く中で、例えばこういう手法もできると、そういうこともある程度は周知ができるのではないかと期待しておりますので、いずれ、なかなかできないのは通常ですし、コミュニティ会議で取り組む道路というのも、やっぱりかなり大きいのは難しいだろし、そういったことも総合的には判断が必要だと思いますけれども、いずれそういった手法もあるということで周知させていただきますので、ひとつよろしくお願いしたいと思います。 ○議長(佐藤忠男君) 松田昇君。 ◆7番(松田昇君) いろんな手法があると、要望については振興センターが窓口になるという御答弁でございました。もし、住民が来て、住民にこういう方法があるんだよというお教えをいただければ、そういうことがこの協働であろうと思いますので、ひとつよろしくお願いを申し上げます。  それから、この施策の周知方法でございますけれども、私もこの立場になってわかった行政サービスが多々あるんです。「おおこういうこともあるのか」、「こういう行政サービスもあるのか」ということがあったんです。私も、こういう立場に立たなければわからなかった。「何々さん、こういう行政サービス受けられますよ」というお話をしたりして、「ああそうなんですか」と。私自身もそうなんですけれども、税金の督促状のみ来て、自分の行政サービスを受けられないというのは、やっぱり対等の関係ではないと思うのであります。  そこで、やっぱり自分たちにとって、どういう行政サービスを受けられるんだと、行政側からこう発信したから、あなたたちはわかっているはずだよということでは、ちょっと先ほど申し上げたとおり、対等の関係ではないのではないかと思うのでありますが、その点について、御答弁お願い申し上げます。 ○議長(佐藤忠男君) 伊藤総務企画部長。 ◎総務企画部長(伊藤隆規君) ただいま御指摘ちょうだいした分、まさにそういう部分が、行政としても挑戦していかなければならない課題だと思っております。  先ほど申し上げましたとおり、市の広報、あるいはインターネットというのは、非常に統一的な、市の行政情報としてはまとまった形ではあるわけです。それ以外も、いろんな方法ではアプローチさせていただきますけれども、ふだん、役所との縁がそうそうない方からすれば、その掘り起こしという部分で、やはり行政としても、その辺は今までは疎い部分ではあったと認識はいたしております。  そういう部分で、議員からも御指摘ありました、インターネットは利用率が大体四十五、六%は見ていただいております。ですけれども、あとの半分はそういった環境がないわけでありますので、やはり原点に返って、こういうふうなインターネットには相当の情報がありますよというものを、紙ベースなり、別な機会をとらえて、お知らせすると申しますか、利用していただくような部分も、これまでは不足しているという反省もありますので、そういう取り組みをさせていただきながら、今、御指摘のような、なかなか市のサービスに接点がないという方々についてフォローしていくという努力はさせていただきたいと思います。  それから、各部局、課では、対象とする方々には、例えば健康の関係でありますとか、福祉の関係でありますとか、それは対象者に対しては、個別のお知らせなりは出させていただいておりますけれども、今、議員御指摘の分は、それ以外の、利用したいけれども気づかなかった部分だろうと思いますので、これは施設利用を含めまして、いろんな形があろうと思いますので、それは検討させていただきたいと思います。よろしくお願いします。 ○議長(佐藤忠男君) 松田昇君。 ◆7番(松田昇君) それから、事業評価でございますけれども、行政サービスの需要がないからと、今これに関係をしてくるわけですが、ないからといって、次年度の施策がなくなったということでは、やっぱり見過ごしている部分があるのではないかと思うんです。それは、今数字としてはあらわれないと思いますけれども。自分は知らないから受けられなかった。受けられなかったから行政側は需要はなかったものとして、次年度には予算措置はされなかったということがあるんではないかと。数字では出ておりませんけれども、そのようなことがあると思うんです。やはり、留意をされて、施策の継続性も考えていただきたいと思いますけれども、この点について御答弁を、お願い申し上げます。 ○議長(佐藤忠男君) 伊藤総務企画部長。 ◎総務企画部長(伊藤隆規君) 御指摘の部分はやはり留意を要することと存じます。一般には、次年度の予算編成時に、次年度に新たな新規事業等取り組もうという部分については、内部で相当議論させていただきます。そういうときには、ただ漫然と続いてきている事業、それが果たしてどうなのかという、振り返りの部分の検討もあわせて行っております。そういうときに、例えば、議員御指摘の部分で、利用者が少ないからとか、需要がないからとか、あるいは、本来知っていれば需要がもっともっとあったはずだというものも、そのとおりかと思います。その辺は、十分内部でもそういう視点で見直しをして、御指摘のようなことがないように留意をし、新たなサービスを展開していくことで、取り組んでまいりたいと思います。 ○議長(佐藤忠男君) 松田昇君。 ◆7番(松田昇君) 文化財保護策についてでございますけれども、多々、財政健全化の方向で、さまざまな保存をしていかなければならないものが出てくる、しかしその中で、例えば、この建物なら建物を、地域の中で、会館なり公民館等で利用でき得る、利用しようとする地域の人たちが出れば、やっぱり行政も中に入って、仲立ちをしていただくのはどうかなと、その利活用についても、やっぱり相談に乗っていただきたいと考えておりますけれども、これから出てくる場合、その点について、ひとつ御答弁をいただきたいと思います。 ○議長(佐藤忠男君) 及川教育長。 ◎教育長(及川宣夫君) 建造物について保存していかなければならないものが出てくると、その中で、行政が利活用の仲立ちをしていくという御提言でございますけれども、一定の事由に即して、まず文化財としての指定は進めていきますし、また活用等につきましては、地域の皆様がみずからの力でおやりになるという部分については、私どもも結構なことだと思いますけれども、その中で市のやれる範囲というのが、施設あるいは建物の種別によって異なってくるものだと思っております。いずれにいたしましても、後世に大きな負担にならないようにということは念頭に置きながら考えていきたいと思います。 ○議長(佐藤忠男君) 松田昇君。 ◆7番(松田昇君) 大変ありがとうございます。  平泉関係でありますけれども、温泉郷の宿泊客、観光環状ルート、まず接続について等々は、産業振興という観点から、市長の今年度の方針の第一であります産業振興、そして、例えば道路行政についても、大変力強いお言葉でございました。地域の振興センター、やっぱり窓口になって、相談になっていただけるということでありますし、また施策の周知方法、これは何度も申し上げますけれども、私もこの立場になってわかった行政サービスがあると。それから、これから財政の健全化をするときに、やっぱりいろんなものが出てくると。しかし、そこに地域の人たちが、これをこういうふうに利用したいということであれば、行政もやっぱり出ていって、相談に乗っていただけるということでございます。  1つは産業振興、あとは、この建物から出て行って、やっぱり市民一人一人のお声を聞いて、もちろん職員の方々、皆さんおやりになっておられるようですけれども、3つの要望のあるうち、市長もよくおしゃっておられますけれども、1つをスピーディーにやりましょう、すぐできることはすぐやりましょうということでございますので、ひとつこれからもよろしくお願いを申し上げたいと思います。 ○議長(佐藤忠男君) 大石市長。 ◎市長(大石満雄君) 平泉関係も、いずれにしても、これから非常に大切な状況に入ってきますし、その対応いかんによって、花巻市の観光産業に与える影響というのも大きく変わると思うんです。有効に働くか、せっかくのチャンスを逃がしてしまうかということになりかねませんので、そこはしっかりと引き締めて対応をしていきたいと考えております。  また、コミュニティーの関係なんですけれども、これはまさに、とにかく地域の人たちが自分たちで、自分たちの地域づくりをするという組織なわけでありまして、このきっかけづくりには、行政が主体的にかかわって先導して施策を始めました。  しかしながら、本来の目指すべきところは、地域の自分たちの組織なのでありますから、一定の行政からの支援は、これからもずっと私はやりたいと思いますけれども、あとは、財源的なものも含めて、自分たちで工面できるものはどんどん工面してやって、そして、あわせて、本当の意味で自分たちのいいものに使っていく、いいものにコミュニティーを仕上げていく、つくり上げていくと、そういうことで私はいいんだと思っています。それが、ある意味で目標でございますから、こういうことは、これからさらにしっかりと全市民の方々が理解していただけるように、周知はしていかなければならないと思っております。  それで、行政サービスの内容につきましても、やっぱり市民の目線で見て、それでわかりやすいようにというのが御指摘のとおりだと思います。議員御質問の中に、インターネットに載っている内容を周知するという話ありましたけれども、これはなかなか難しいと思います。それが何載っているんだとなると、なかなか手法としては難しいものがあるかもしれませんけれども、そこまでいかなくても、ふだん市民の方がどういうものが行政にあるのかということが、わかりやすいということが、やっぱり必要なことだろうと思っていますので、そういう意味で、行政全体から出す情報と、あとは、ある意味では、振興センターをつくっていますから、振興センターだよりなども使って、広報ですと、市全体のものしか載せられなくなりますから、振興センターだより等も使いながら、より今度は地域にあったような行政サービスのメニューをお示しするという努力を続けていくとか、そのような手法とかは考えられますので、これは検討させていただきたいと思います。  評価の場合は、最終的には満足度です。簡単に言えば市民が「ああよかったな」と満足するか、しないかなんです。これが一番大事なんです。幾ら数値が目標に達成したとしても、市民が満足を感じなかったら何もならないわけです。ですから、これは第一義に大切な要件としてとらえて評価をすることにしておりますので、どうぞ、議員、これからも御指摘をいただきたいと思います。 ○議長(佐藤忠男君) 以上で松田昇君の質問を終わります。  次の質問者、伊藤英一君。(拍手)     (伊藤英一君登壇) ◆17番(伊藤英一君) 17番、明和会の伊藤であります。  通告しておりました事項に対し、お許しをいただきましたので順次質問をいたしてまいります。  まず、農業問題についてでありますが、4月下旬に新聞紙上で、世界的食料危機到来の記事を見ました。国単位の問題と思いましたが、早い時期に、市として、また市民として認識も必要なのではないのかと、あえて取り上げた次第であります。  ここ二、三日メディアの取り上げた方も非常に多くなりましたし、さらには、政府要人の発言等々も多くなっておるものでございます。  現在、地球規模で食料事情が過剰から不足へと変わろうとしています。輸出国であったベトナム、インドが輸出を禁止し、中国も輸出国から輸入国へと転換しました。過去にも世界的に食料不足とされた年もありましたが、それは一過性のものであり、今回は複合的要素により、長期的な供給不足が続くと見られております。  国としても、遅まきながら対策を講じようとしていると見られますが、我が国の食料自給率が40%を切る状況の中、生産調整の見直し、耕作放棄地の解消等、世界に類を見ない制度に対し、国の問題として片づけないで、花巻市として独自の対応がなされないものかお伺いをしたいと思います。  次に、地球温暖化に関しての問題でお伺いをいたします。  近年、温暖化と言われ、異常気象が地球規模で発生し、各地に甚大な被害を及ぼしております。その目に見える被害だけでなく、農作物全般にも影響が出始めておりまして、各作物の品種、作型の見直し等、早急の対策が必要であると思われます。  例えば、地域に適したと言われていたリンゴの品種ですが、つがる、ジョナゴールド等は、夏の高温などにより着色不良、害虫の多発、果肉の軟化などが発生しており、県北、青森県のほうがもう適地と言われております。リンゴの場合を一例としてですが、水稲、園芸作物等、広い範囲で影響が出ております。対応としては、気象推移の把握、地域の条件などを考慮した取り組みが必要であり、市を中心とした各指導機関や、JAとの一体化した取り組みが必要と思いますが、対応をお伺いしたいものと思います。  次に、農産物の輸出についてお伺いをいたします。  地域農作物だけでなく、各農産物は全国的に飽和状態にあり、流通が停滞しているのが実情であろうと思われます。加えて、就農年齢が高く、価格の低迷等で意欲が減少しているように見受けられます。  そうした中で、他の県、青森県などでは、積極的に海外に輸出先を求め、国内の2〜3倍の価格で販売をしている状況であるとお聞きをいたしております。  またリンゴの話で恐縮でありますが、青森では、250トンのリンゴを県信連が主体になりまして、台湾に輸出をいたしております。それに対して、岩手県では、10分の1にも満たない輸出量であると聞いております。これは、他の農産物の対象にもなり得ることで、これからは、国内消費だけではなく、輸出という方法も必要であると思いますが、県、全農に農産物輸出の強力な働きかけが必要と思いますが、いかがでしょう。  また、このたび、友好都市として提携された中国、大連市西崗区との交流の1つとして、農産物の輸出等も積極的に考慮してはどうか、対応についてお伺いをしたいと思います。  次に、教育についてお尋ねをいたします。  過日、私は友好都市提携記念花巻市民の翼に参加し、中国大連市に視察に参りました。大変な歓迎をいただきながら、教育コースの視察をいたしましたが、その印象として、主義、思想の違いはあるとは思いますが、各学校の生徒の姿勢が凛としていて、迷いのない学校生活がすばらしいと感じてまいりました。  また、日本語学習を視察して参りましたが、日本語の表現力、発音等、同じ年代の日本の児童と比べても、美しい日本語を表現しておると感じてまいりました。それに対し、当市ではどのような中国に対する教育を行っているのか、また、中国語学習として、将来、普及拡大する考えはあるのか、現在その成果はどうなっているのか、あればお伺いをしたいと思います。  次に、学校統合、学区編成はどの程度進行しているのか、お伺いをいたします。  過日、学校統合を進めている地区の方からお話がありました。内容は、「学校統合についての話し合いが一向にない。教育委員会はこのまま地区の意向を無視して、統合を強制しようとしているのではないか」という心配の様子でありました。  私は、学校統合、学区再編成は、児童のためにも行われるべきと考える1人ですが、そのためには、地域の住民の、また地域の事情を理解しながら、話し合いを進めるということが重要であると思います。  学校統合、学区再編はどの程度進行しているか、お伺いをいたしたいと思います。  次に、道路行政についてお伺いをいたします。  質問の事項の中には、「暫定税率廃止による花巻市への影響について伺う」という項目がありますが、これは、後日同僚議員の質問の事項にありますので、私は割愛をいたします。  (2)の市道廻舞坂線の改良工事についてお伺いいたします。  廻舞坂線の改良工事については、皆様、市あるいは合併前から旧石鳥谷町にお願いをしているところでございますが、莫大な工事費と、それから長い年月がかかるものとして、今まで延ばされてきていると伺っておりますが、工事計画について、今どのような進行状況なのか、進行しているとは思えないのでありますので、どういう状況であるのか、お伺いをしたいと思います。  以上をもって、登壇しての質問を終わります。よろしくお願いいたします。(拍手) ○議長(佐藤忠男君) 大石市長。     (市長登壇) ◎市長(大石満雄君) 伊藤英一議員の御質問にお答えいたします。  1件目の農業問題についてでございますが、まず、その1点目の世界的食料事情の変化の中、花巻市の対応についてでございます。  御案内のとおりに、花巻市といたしましては、米を中心に、麦、大豆、雑穀、園芸作物、畜産などを含めた複合産地として、安心・安全な農畜産物の生産振興と地産地消の推進にこれまで取り組んでまいりました。  その結果、平成18年の我が国の総合食料自給率が、カロリーベースで39%にとどまっておりますけれども、本県を初め、北海道、秋田県、山形県、青森県の5道県のみが100%の自給率を達成しておりまして、我が国の食料供給基地としての役割を、花巻市も担っているという状況にあります。御案内のことと思います。  そこで、もし、仮に食料輸入が困難になったらということでございますけれども、花巻市の独自の対応はいかがかということでございますが、いずれにいたしましても、国全体として対応していかなければなりませんから、花巻市といたしましても、当然のごとく、農業関係団体、農業者と一体になって農用地等を最大限に活用し、さらに、より一層バランスのとれた農作物の生産を進めるということを、とにかく進めていくことになろうかと思います。  2点目の地球温暖化に伴う適地適作の推進という観点の御質問でございますけれども、まず1つは、地球温暖化に対応した品種改良等の国の試験研究機関の情報収集に努めていくというのが、まず必要だと考えております。  2つ目といたしましては、岩手県農業研究センターなどの研究機関と連携を図りながら、品種の切りかえや、作目の切りかえなどによる、温暖化に適した作物の選定を適切に行っていくことになろうかと思います。  そして、実際にその作物を生産するためには、JA等関係団体と一体になって、農家への対応を進めていくという段取りになっていくと考えております。  3点目は、農産物の輸出の関係でございますけれども、これも議員御案内のとおりに、輸出の場合には検疫条件ですとか、流通、代金決済など、多くの問題が、まずあります。ですから、なかなか簡単にはいくものではございませんけれども、今回、花巻市と中国、大連市西崗区との友好都市提携を結びましたので、これは、まさにこれから花巻市、岩手県と中国、大連市との関係がずっと将来にわたって続けることができる大きな手法になりますので、こういう友好関係をしっかりと進めながら、今後も中国大連市と、大連市にかかわらず、東南アジアなどを中心に、積極的に輸出を進めることは考えていかなければならないと、私も思っております。  そのときに、大切になってきますのは、やはりいわて農林水産物輸出促進協議会初め、全農ですとか、いわゆる日本国からの輸出に関係する機関との連携とともに、働きかけというのは、議員御指摘のとおり、全く大切なものだと私も認識しておりますから、まだまだ弱いのが現状でありますから、これはやっぱり力を入れて、どういう手法をとれば、これがより有効に動くかということも勉強しながら、力を入れていく課題ととらえております。  そういうことをしながら、いずれにいたしましても、花巻産の農畜産物の有効有利販売に、海外輸出も含めて努めてまいりたいと考えております。  そのほかは、教育委員会、関係部長から答弁いたさせます。 ○議長(佐藤忠男君) 及川教育長。
        (教育長登壇) ◎教育長(及川宣夫君) 教育方針につきましての御質問にお答えいたします。  まず、外国語学習としての中国語の取り組みと、その成果についてでありますけれども、当市におきましては、中国語会話や、あるいは中国文化に触れる機会を設けて、児童の国際感覚を養うことを目的に、中国語学習推進事業を昨年度、本年度の2カ年で実施しているところでございます。  本事業は、湯本小学校と宮野目小学校の2校をモデル校に指定しておりまして、総合的な学習の時間を活用して、中国人講師により、学年ごとに相応なカリキュラムを組んで実施しているもので、昨年度は両校合わせて56時間、本年度も同様の時間数を予定しているところでございます。  具体的な内容でございますけれども、昨年度、低学年では簡単なあいさつや自己紹介、中国の歌、それから中国の子供たちの遊びの紹介など、それから、高学年ではこれらに加えまして、料理を通じての文化の理解を深めることなどを行ってきたところでございます。  小学校における外国語活動の目的は、異文化に触れ、親しみながら国際感覚を培うということにありますので、その点では、十分に成果を上げていると考えているところでございます。  なお、学習指導要領では、中学校における外国語及び小学校における外国語活動の履修は、英語を原則とされております。  また、平成23年度実施の新学習指導要領では、総合的な学習の時間の時数が減ることになっておりますので、中国語教育のさらなる時数の拡大は難しい状況ととらえておりますが、モデル校の成果を検証し、その上で他の学校への広がりを検討したいと考えておるところでございます。  次に、学校統合、学区再編はどの程度進行しているのかとのお尋ねでありますけれども、まず大迫小学校と統合することに基本合意いただきました外川目小学校につきましては、両校のPTA役員、学校長、教職員、それから教育振興実践協議会の役員により構成される小学校統合準備委員会を設置し、両校の交流事業や統合校における学校経営、PTA活動、あるいは通学対策などを協議することで準備を進めているところでございます。  また、前田小学校、笹間第二小学校の地域の皆様とは、新年度に入りましても意見交換を重ねまして、PTAの方々、あるいは地域の役員の方々と意見交換をし、あるいはPTAの役員との懇談をするというような、それぞれ相手方の都合も考えながら、重ねてきているところでございます。  学校統合につきましては、あくまでも子供たちにとって、よりよい教育環境をつくっていくという観点から御提案申し上げているものでありますから、さらに保護者や地域の皆様に統合の必要性について御理解を深めていただくよう率直な意見交換を重ねて参りたいと思いますし、その上で、平成21年度の統合に向けて実現を見たいと考えておるところでございます。  桜台小学校と花巻小学校の学校選択制につきましては、平成21年度からの導入を目標としており、現在、PTAにおいても御議論いただいているところでありますけれども、学校選択制は長期的な視点から望ましいと判断し、提案したものでありまして、引き続き、制度案の周知と説明に努めるとともに、保護者や住民の皆様の不安や課題については、十分御意見をお聞きして、来年度の制度導入に向けて、鋭意努めてまいりたいと存じております。  今後とも、学校統合、学区再編につきましては、教育委員会の最重要事項の1つとして位置づけ、平成19年度に策定いたしました花巻市立小中学校の学区再編等に係る基本方針に基づき、積極的に取り組んでまいります。 ○議長(佐藤忠男君) 照井建設部長 ◎建設部長(照井健介君) 市道廻舞坂線の御質問にお答えいたします。  当該路線の道路改良計画につきましては、合併前の平成12年度に説明会を開催し、詳細設計を行い、また、平成13年度には、現地で立ち会いをいただきながら用地測量を実施し、道路線形等の計画について御了解をいただいたところであります。  この区間は、道路勾配が急な上、狭隘で急カーブがある区間でありますが、この解消を図るための計画では、切土量約5万7,000立方メートル、盛土量約1万立方メートル、残土量約4万3,000立方メートルの土工量となり、その事業費が莫大な金額となることから、財政負担が困難なため、当面休止しているところでございます。  現在施工中の他の路線の進捗状況や、事業の優先度、緊急性を全市的な視点で考慮するとともに、今後は、局部改良を含めた整備について検討をしてまいります。 ○議長(佐藤忠男君) 伊藤英一君。 ◆17番(伊藤英一君) それでは、再質問をさせていただきたいと思いますが、まず食料事情についてですが、これは、市そのものでは余り関係ないといいますか、直接どうこうでないことは、承知の上での質問なんですが、早い機会に、やはり認知しておくべきではないのかなという考え方も1つありますし、それから、官房長官の談話の中で、世界に類のない減反政策なんてことはやめるべきだろうという話があったように聞いていました。直接聞いたわけでありませんので。  それで、その減反政策を、もし廃止となりますか、あるいは緩和されるという形になった場合、とかく復旧に難儀するような部分が減反されていると、私は見ておりますので、やはり復旧のためには、農家個々では対応できないような経費がかかるのではないかという考え方をしております。  例えば、平地では大規模な圃場整備を行っておりますし、それから、山地には中山間地域等直接支払制度という事業もあります。その中間の地帯が一番困るのではないかと思います。  それから、後継者たる者がもう勤めをしているために、農家としての対応ができないというところが大分あるように私は見ておりますので、そのような状態になったとき、私が申し述べるまではないと思うんですが、市として、早くから対応を考えておくべきではないかと考えております。  それから、温暖化の影響ですが、各研究機関の中で、十分研究されているとは思いますが、このことに関しましては、リンゴだけには限らないんですが、目に見えない障害は非常に多くなっております。それらに関しても、ひとつ、早急な対策は必要ですが、長い時間をかけなければ対応できないという部分もあるだろうと思いますので、あらゆる研究機関と検討を重ねながら対処していただきたいと思います。  それから、農産物の輸出ですが、確かに市長おっしゃるとおり、この中には病害虫の駆除といいますか、外国に対する対応というのはありますし、それから、大きな段階では全農という組織があります。ただ、青森県で最初のリンゴの輸出、対応を考えたのは、弘前市が初めてなようでございまして、これらが、信連あるいは全農に働きかけて、今、250トン台湾に輸出しているそうです。  資料を紛失してしまいまして正確ではありませんが、ただ、前に見た段階では、岩手県全体では、青森県の10分の1もリンゴを輸出していないと聞いておりましたが、いずれ1個500円でも売れますよと、それから、米であっても60キロ6万円でも売れますよという話を聞いておりました。1つの自治体として、発案をすることも大事だろうと思いますので、できるのであれば進めていただきたいという考え方で発言をしたところでございます。 ○議長(佐藤忠男君) 戸來農林水産部長。 ◎農林水産部長(戸來喜美雄君) 農業問題についての再質問にお答えします。  生産調整の廃止ということでございますが、これは1市町村、あるいは1つの県とか、東北地方だけではできないものと存じてはおります。  なおかつ、荒れた農地の復旧作業についても非常に困難だということで、私の記憶で大変申しわけないんですが、平成5年の大冷害の後に、生産調整が一時期緩められた経緯がございます。そのときには、国の制度として、復田作業を補助事業でやったというようなこともあったやに記憶してございます。こういう複合的な穀物の奪い合いといいますか、食料にするのか、肥燃料にするのかということで、奪い合いの様相を呈していますが、そういう事態で、世界的に不足して、日本でどうしてもそういう穀物を増産しなければならないということであれば、国が主導権をとって、復田作業を進めていくだろうと考えております。  続きまして、温暖化対策の関係でございます。  これにつきましては、やはり、研究そのもの自体は、単年度でできるということではなくて、長年の研究の結果、適地適作というものが出てくるものと存じております。このことにつきまして、県の農業研究センター等の研究成果を待つものかなと思いますが、それらの情報を収集しながら、適切な対応に努めていきたいと思ってございます。  それから、輸出関連でございますが、新聞紙上にも出てございました、ことしの3月26日に「いわて農林水産物輸出促進協議会」が設立されてございます。これは、民間の方々で構成されていまして、昨年の輸出実績が22億円であったものを、ことしは25億円を目標とするとのことで、株式会社純情米いわての社長が代表になられております。  議員御指摘のとおり、東南アジアでは、高い米でも食べるということがございまして、大連市内のデパートでは、1キロ1,500円の米も売ってございました。その一方では現地の方々が食べる米は、1キロ100円にも満たないということで、富裕層をねらった輸出も可能かと考えてございますので、いわて農林水産物輸出促進協議会とも連絡を密にしながら、今後の対応に努めてまいりたいと思っております。 ○議長(佐藤忠男君) 伊藤英一君。 ◆17番(伊藤英一君) ぜひとも、農業を営んでいる者にとって、意欲がわくような社会といいますか、進めていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。  それから、教育方針について1つ質問をしたいんですが、大連市西崗区との教育交流についてでございますが、教育としてこれからどのような交流を深めていこうとしているのか。それから、もう1つは、今現在具体的な方針があるのであればお聞かせいただきたいと思います。  それから、道路行政についてですが、廻舞坂の道路について、確かに巨額な経費がかかるだろうと思っています。ただ、37戸ぐらいの小さな集落ではございますが、経済圏といいますか、経済活動は石鳥谷地区でやっておりますので、あの道路が非常に重要な道路でございます。冬の間の道路事情、あるいは道路の形態というのは、部長、よく御存じだろうとは思うのですが、冬の間、非常に地区の方々は苦労してあそこを通過しております。地区とすれば、全面的な改良をお願いしたいとは思うんですが、何とか早い時期に部分改良をお願いしたいというのは私だけの考えですが、できるだけ急カーブなり、あるいは上のほうの急勾配なりだけでも、手を加えていただけるように、ひとつ御配慮をいただきたいと思っているところでございますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(佐藤忠男君) 及川教育長。 ◎教育長(及川宣夫君) 大連市西崗区との交流についてでございますけれども、今回、行ってみまして、先ほど議員御指摘されましたとおり、私自身も大変ショックを受けたというか、学校の躍動というか、エネルギーというものに圧倒されてきたところでございます。議員御指摘のとおり、国情、国是が違うところはあろうかとは思いますけれども、そういうふうに感じてきまして、いずれ、教育の交流につきましては、今回はお邪魔して、そして向こうの考え方を聞きというところもございました。向こうからは、正式に教育、文化、スポーツの交流を促進したいという表明がございました。市長もそれにこたえるべく、対応してきたわけですけれども、教育そのものにつきましては、いずれ、7月、8月に中国のほうから子供さんたちの訪問をしたいという話がございました。それに、李生濱教育局長も同行するやもしれないという話等もございました。  まず、子供たちの交流から初め、将来的にはそれを拡大していきたいと考えており、まだ緒についたばかりでございますので、今後相手の意向も確認し、できるものからやっていきたいと考えております。 ○議長(佐藤忠男君) 照井建設部長 ◎建設部長(照井健介君) 市道廻舞坂線についてですが、御承知のように、道路に関しての要望というのは非常に多い件数でございます。したがって、1件に数年かかるような箇所もございます。なかなか御要望に沿えないような状況ではありますが、先ほど議員おっしゃったように、局部改良、部分改良の手法で検討を進めてまいりたいと思います。 ○議長(佐藤忠男君) 以上で、伊藤英一君の質問を終わります。  11時35分まで休憩いたします。      午前11時24分 休憩      午前11時35分 開議 ○議長(佐藤忠男君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  一般質問を続行いたします。  次の質問者、藤井英子さん。(拍手)     (藤井英子君登壇) ◆14番(藤井英子君) 14番、平和環境社民クラブの藤井英子です。  通告に従いまして、順次質問してまいりますので、御答弁をよろしくお願いいたします。  質問に入る前に一言申し上げます。  5月に発生したミャンマーでのサイクロン被害、また、中国四川省での地震被害と想像越える惨状を見聞きするたびに、改めて自然災害の恐ろしさを痛感し、驚き、心が痛みます。被害者の救援と復興援助のために義援金の取り組みくらいしかできないのですが、1日も早い復興をお祈りいたします。  また、当市におきましては、ことしは火災が頻発しており、6月に入っても住宅火災がありました。残念なことに命を落とされた方もおり、心から御冥福をお祈りしますとともに、市長初め、消防職員、消防団員の皆さん、関係各位が全力で昼夜の巡回広報強化等に取り組んでおりますことに敬意を表し、感謝申し上げます。  それでは、質問に入ります。  1件目の花巻市民歌の普及について質問します。  去年8月に、市民歌制定委員会を設置し、全国から53点もの歌詞の応募がありました。その中から、大場建次さんの作品が選ばれ、作曲は服部克久氏へ委託をして、去年12月20日に市民の歌を制定しております。  作詞の大場さんは、花巻市内在住の方で、詩に込められた思い、そして歌詞の中にある1番が、大石市長のマニフェストの中の「岩手ナンバーワン」と重なり、何かしらめぐり合わせを感じさせるものでした。  さらに、服部克久氏は、花巻市民歌を今までのような市民歌というイメージではなく、さわやかで、やわらかく、子供や若い人からも受け入れてもらえるものとコメントを寄せております。  私ども議員は、市民よりいち早く、議場内でお聞きする機会がありましたが、そのとおり軽いテンポで、今までと違う元気が出てくる歌に拍手をしたことを、今でも鮮明に覚えております。  さて、今月21日に、花巻市民の歌フェスティバルが、花巻市民歌の制定を記念して開催されますが、市民の一体感の醸成の手段として、市民歌を広めることはよいこと、必要なことと思います。制定してから半年になろうとしておりますが、市民の認知度はいかがでしょうか、市民歌の普及の現状と、今後の取り組みについてお伺いします。  2件目の障害者の就労支援と就労の場の拡大について質問します。  現在、障害者の雇用促進に向けた取り組みが進められておりますが、障害を持った人の能力や、就労の場の紹介なども、テレビ等、メディアも取り上げられることが多くなってきております。  去年11月に行われた国際アビリンピック(国際障害者技能競技大会)のパソコン部門では、日本の青年が1位に輝いております。また、ユニクロで働く障害を持った人は、細やかな対応、丁寧さ、正確さが評価され、横河電機では、仕事の正確さと早さの評価から、積極的に採用していること、また、老人施設の介護現場でも、ヘルパー2級の介護士として働き、仕事は早くできなくても、ゆっくりとやる時間が高齢者にあうとの評価も報じられておりました。こういった動きも確実にある反面、障害を持っている人の能力、障害の種類や程度、どのような仕事が可能なのか、まだまだ理解されておらず、法定雇用率に達しないところがあるなど、厳しい現実があります。  さて、ことしの4月9日に、障害のある人と、企業のかけ橋として、岩手中部障がい者就業・生活支援センター(しごとネットさくら)が開所しました。岩手県社会福祉事業団の運営ですが、就業や生活についての指導と助言を初め、事業所への障害者についての情報提供、職場や実習先の開拓と確保など、関係機関と連携をして、障害者の一般就労につなげていくものです。花巻市も支援機関として、さくらネット委員になっております。一事業主ということで、花巻市も積極的に就労支援をすべきと考えます。  そこで、2つ質問します。  1つ目は、花巻市及び花巻市教育委員会の障害者の法定雇用率と今後の採用方針について。  2つ目は、採用に向けての積極的検討、理解、また職場実習の受け入れの考えはないかについてお伺いします。  次に、3件目の公立保育所再編計画について質問します。  今回出されております再編計画を見まして、大変驚きました。平成19年3月につくられた市の次世代育成支援行動計画の基本施策の中に、保育所におけるサービスの充実がうたわれ、公立保育所の民営化及び統合等について、調査、検討を進め、実施に向けた再編計画を策定し、取り組みを推進するとありますが、急に出てきた感があったからです。  3月定例会での一般質問の答弁が、「公立保育園、民営化を柱に再編」と新聞報道がされました。私ども議員は、3月28日付で公立保育所再編計画を郵送という形でいただきましたが、内容を見ますと、具体的スケジュールはなく、また花巻市の公立保育所の現状認識と将来ビジョンに一言も触れられていないと感じました。数字だけの現状認識、また、民営化の実施方針だけが前面に出ており、これを見るとき、うちの保育園はどこに当てはまるのかという現場の人たちに不安をあおるだけのものになったのではないでしょうか。  今、花巻市の公立、法人保育所に入所している児童は、4月1日付で2,025人です。  これは、出生児童数4,818人から見て42%に当たります。そのうち、公立が40%、法人が60%の割合で保育をいたしております。次世代を担う子供たちの4割ちょっとを預かり育てているわけで、大変大事に計画がつくられなければならないものと強く感じております。  そこで、3点についてお伺いします。  1つ目は、計画の具体的な内容と今後の進め方についてです。2つ目は、公立保育所の現状認識と今後のビジョンについて、3つ目は、次世代育成の大事な計画であるため、現場の声を反映させ、慎重に練り直す考えはないのかお聞きいたします。  4件目の、防火対策について質問します。  当市におきましては、ことしになって、火災が頻発しております。市民の生命、財産を一瞬にして焼き尽くす火事は本当に怖いものです。決して自分だけは、我が家だけは大丈夫と油断をしているわけでもないのですが、ふだん、火事の心配はしておりません。また、隣の火事になるとも思っていませんので、常に防災意識、防火意識を持ち続けることは、本当に大変なことです。  さて、6月になっても、住宅火災があったりと、サイレンが鳴るたびに、今度はどこだと心配ですが、一連の記事を見ますと、高齢者が関係しているのが目につきました。  そこで、1つ目の質問ですが、ことし1月から5月までの火災で、高齢者が関係している件数、内容等について伺います。  2つ目は、住宅用火災警報器の設置についてですが、花巻市火災予防条例により、既存住宅は、平成23年5月31日までに設置しなければなりませんが、どういう状況になっているのでしょうか。また、設置に優先順位をつけての指導、支援の考えがないかお伺いいたします。  以上、登壇しての質問を終わります。(拍手) ○議長(佐藤忠男君) 今の藤井英子議員の質問に対する当局の答弁は、午後に回すこととし、ここで午後1時まで休憩いたします。      午前11時45分 休憩      午後1時00分 開議 ○議長(佐藤忠男君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  大石市長。     (市長登壇) ◎市長(大石満雄君) 藤井英子議員の御質問にお答えいたします。  まず、1件目の花巻市民の歌普及についてであります。  この取り組み状況と、その普及状況でございますけれども、市民の歌の認知度というのは特に調査はしておりませんけれども、まず、この市民の歌制定の当初より、市の庁舎ですとか、振興センター、保健センターなど多くの公共施設で流すように努めてまいりました。  また、地域への普及という考え方からなんですけれども、行政区での懇談会を、私しているわけなんですが、「おじゃまします。市長です。」でも、その会場で冒頭に市民の歌の紹介をやらせていただいております。  また、市内各自治公民館に楽譜やCDを配布いたしまして、地域での活動の中で、自主的に取り組みができやすいような支援もしているところであります。  それで、これまでコミュニティ会議や、生涯学習活動の中でも歌われているという状況にも、まずなっております。  それと、さらに市民の歌の浸透ということを考えますと、何よりも幼少のころから、なれ親しんで、自然に口から出るということが非常に大事だと考えておりますから、そういう意味で、市内の幼稚園ですとか、保育園、小・中学校、高等学校に楽譜やCDを配布いたしまして、より身近に市民の歌に触れる環境づくりをしていこうと努めております。  それで、早速、4校の小・中学校では、入学式、卒業式での歌唱に取り入れていただきました。また、7割以上の小・中学校においても、音楽の授業、朝の会、帰りの会での斉唱や、給食時間での放送など、積極的に活用していただいている状況にもあります。  いずれにしても、自主的な取り組みが全校で行われるように、学校関係にはさらに呼びかけてまいりたいと思っております。  それと、今後の件でございますけれども、今月6月に、市民の歌フェスティバルがありますから、ある意味で、これを契機に、市民の歌のコンクールだとか、そういうようなイベントなんかも検討していっていいのではないかとは考えております。  そういうことで、いずれ市民の歌の歌詞にありますとおりに、この歌がいつも市民の心の身近にあって、広く親しまれ、大切に守り育てられるように、一生懸命普及に努めていきたいと考えております。
     次に、3件目の公立保育所再編計画についてでございます。  まず、1点目の計画の具体的な内容と今後の進め方についてでありますけれども、この公立保育所再編計画というものは、保育所再編の方針ですとか、条件を定めたものでありまして、施設ごとの具体的な計画は盛り込んでいるものではありません。  それで、4月からの説明を行っているわけなんですけれども、これは、保育所の保護者会の役員に対しまして、再編計画の基本的な考えを説明しているものでありますので、まず御理解をいただきたいと思います。  今後、実際の統廃合ですとか、民営化に当たっての条件や方法など、それぞれの施設の状況を考慮しながら、具体的な計画を立てていくというものでありますから、議員御指摘のように、現場職員にも十分に説明して、不安を抱くことのないように進めていかなければならないと思いますし、保護者や地域の皆様方に理解をいただきながら進めていくものであります。  それと、2点目の公立保育所の現状認識と今後のビジョンでございますけれども、まず、公立保育所が果たしてきた役割とは何だということになりますけれども、御案内のとおりに、公立保育所の関係する法令、児童福祉法が、昭和22年に制定されております。ということは、当時、本当に終戦後間もなく、日本の国民が生きていくために働かなければならない、そういう社会状況だったということで、なかなか幼児の保育までに手が届かない家庭もたくさんあったと、そのための対応ということで、児童福祉法で位置づけられ、そして、その中で、国及び地方公共団体の責任において、児童を健やかに育成するというものでありましたから、そういう観点から、まずは公の施設、行政の施設として整備を進めてきたと私は認識をしております。  それで、その後大きく社会状況も変わってまいりまして、徐々に民間の施設がふえてまいりました。現在の状況を見ますと、法人立保育所への入所児童数が60%と、公立保育所よりもふえているという状況になっております。  それで、公立と法人立保育所のサービスの質の差ということが問題と考えられますけれども、現実にはもうそれはない状態になっておりまして、むしろ法人立保育所のほうが、特別保育など積極的に取り入れているという状況にあることが現状であります。  そういたしますと、今後のことを考えますと、公立ではなくて法人立でありましても、その保育所への入所決定は、いわゆる市町村が行うことにまずなっておりますし、あと保育料も市町村が決定することになっておりますし、保育士の配置基準は厚生労働省で基準が定められている状況でありますから、そういう意味でも、公私には差がないという状況になっているのが現実なわけで、したがいまして、これからは保育所につきましても、民営化の考え方は、やっぱり導入していくべきだろうと私は考えております。  したがって、これからは、民間が参入しやすい条件等をしっかり整備しながら、民間の持つ活力やきめ細かいサービスの提供を積極的に活用するように、そのための環境整備は整えた上での民間への移行ということになろうかと思います。  そのほかは関係部長から答弁いたさせます。 ○議長(佐藤忠男君) 伊藤総務企画部長。 ◎総務企画部長(伊藤隆規君) 私からは、大きな2番の障害者の就労支援と就労の場の拡大、1点目、花巻市及び花巻市教育委員会の障害者の法定雇用率と今後の採用方針についての関係でありますが、花巻市及び花巻市教育委員会の障害者の法定雇用率は、市が2.1%、教育委員会が2.0%とそれぞれ定められております。これに対しまして平成19年6月現在の障害者雇用率でありますけれども、花巻市が2.1%、教育委員会が2.4%となっているところであります。  採用状況につきましては、現在のところ、障害者を対象といたします職員採用試験の実績はないところでありますけれども、ただいま申し上げました法定雇用率を遵守するという形では、適切な対応に努めてまいりたいと存じます。  次に、2点目の障害者の採用に向けての職場実習の受け入れについての関係でございます。  現在、市及び教育委員会の障害者雇用率、ただいま申し上げました法定雇用率を充足している状況にあります。そういう意味では、障害者の採用はいたしておりませんが、今後、障害者手帳等を有する職員の退職がございますので、そういった職員の退職の状況を踏まえながら、必要に応じて対応してまいりたいと存じております。  また、障害者の職場実習の受け入れについてでありますが、障害の程度や対応が多岐にわたる部分もございますし、また、業務の選定、あるいは作業上の安全確保、そういった部分の課題も現実的には想定されますので、この実現には、まだまだ整理する事項がございまして、容易ではないととらえているところでございます。御理解を賜りたいと存じます。 ○議長(佐藤忠男君) 藤井保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(藤井廣志君) 公立保育所再編計画は、次世代育成の大事な計画であるため、現場の声を反映させ、公立保育所再編計画を慎重に練り直す考えはないかとの御質問にお答えいたします。  公立保育所再編計画は、保育所及び保育所を取り巻く現状を踏まえまして、公立保育所再編の指針として策定したものであります。保育所再編の実施に当たりましては、より具体的な内容を提示しまして、保護者や地域の皆様に御理解をいただきながら進めてまいりたいと考えております。 ○議長(佐藤忠男君) 平賀総合防災部長。 ◎総合防災部長(平賀敏夫君) 防火対策の御質問にお答えいたします。  本年の火災件数と高齢者が関係している件数、内容はどうかとの御質問でございますが、本年1月から5月末までの火災は45件発生しておりまして、昨年の同期と比較いたしまして、19件増加しているところでございます。  ことしの特徴として、住宅火災が多いことから、防火チラシを全戸に回覧、またホームページへも掲載して、火災予防を呼びかけております。  この45件中、65歳以上の高齢者が原因者となっている火災は11件で、ごみ焼きや枯れ草の焼却、ストーブの取り扱い不注意によるものが主な原因であります。  高齢者に対する火災予防の指導につきましては、ホームヘルパーの独居老人世帯の訪問指導や、春、秋の火災予防週間に、消防団、婦人消防協力隊と協力して、一般家庭の防火指導を行っているところでございます。  次に、住宅用火災警報器の関係の御質問でございますが、現在、既存住宅1,645戸に警報器が設置されていることを把握しております。このほかにも、多くの家庭で設置されていると推定されますが、警報器の普及を進めていく上で、設置状況を把握することは重要でありますので、その調査を考えているところでございます。  住宅用火災警報器の設置が義務づけられました背景は、住宅火災による死者の大半は就寝中火災に気づかず、逃げ遅れによるもので、警報器を設置することで早期に火災を発見して、死傷者を減らそうとするものであります。  高齢者やひとり暮らし世帯を優先してということではなく、すべての住宅にできるだけ早期の設置をお願いしているところでございますので、御理解をお願いしたいと思います。 ○議長(佐藤忠男君) 藤井英子さん。 ◆14番(藤井英子君) 質問いたします。  先に、市民歌の普及の関係なんですけれども、実は、今回、これを一般質問するという通告をしたときに、2日前に、ある市民から、ある会社の社長から電話が入りまして、やっぱり市民の方も興味があるのかなと、逆に自分がびっくりしたんですが、その中での話をちょっとお話ししますと、服部氏が今回来るというので、批判ではないんですけれども、何も文化会館ではなくて、例えば上町とかでやって、多くの市民が来ればいいのではないかと、そうすれば商店街も活性化するのではないかという話ありまして、「いやあ、きっとピアノの関係もあって、音響の装置の関係かもしれません」と言いながらも、「いろんなアレンジして、市民の団体が入るようですよ」といったことも話ししたんですが、そのときに、先ほど市長が答弁したんですけれども、フェスティバルを契機にコンクールなどという話ありましたが、お隣の北上市でも北上夜曲歌唱コンクールやったりとか、いろんな民謡のこともやっているところいっぱいありますよね。この社長も、そういったことをやっていくことが必要ではないのかと、自分たちが歌うこともそうだけれども、花巻市をPRしていくんだという話をされまして、「ああ、本当にそうですね」と、「これはちゃんと伝えます」と話をしたんですけれども、私、この質問しましたのは、やはり合併して3年目と、折り返しに入っているんですが、地域地域が、当たり前のことですが、まちづくりが違いますので、全部違うと、花・木・鳥、そして、みんなで本当に同じものというのは歌の部分なのかなという感じがしました。  ここのところ、広めていく中で、やはり一つになっていくということが必要かなと思いまして、答弁いただきましたので、特にあれなんですが、私は、あえてこんなこともないのかなということを言いますけれども、やはり朝、昼、夜、メロディーを流していますから、そういったことの部分をやってほしいなと思いました。東和町地域におきましては、1日1回、それこそ有線を通してやっていらっしゃるそうですけれども、私は、やっぱり耳から入ってくるということが一番大事なのかなと、思わず口ずさむとか、そういったことで広まっていくような気がしていました。  教育現場につきましては、先ほどの答弁で、卒園式、卒業式のときに市民歌を取り入れてやっているところもありましたが、国歌もそうですが、市が行う行事には、常に市民歌が流れていくということを意識したほうがいいのではないのかなと感じておりました。  学校現場では、チャイムなどで使うといったことの工夫もあるのかなと思っています。  それで、こういう考えはないかという形の質問になるんですけれども、商店街の方々にも、例えば自分のお店だけに流れるのではなくて、通りに市民歌が流れるような、そういった市民みんなでやっていくというか、そういったことの協力をお願いをしてもいいような気がしております。  あと、庁舎のことを言いますと、代表電話の「24−2111」にかけたときの保留の音に、市民歌が流れてもいいのではないかと思っていました。  実は、前に聞きに行きましたなら、担当課の方がお金かかりますねとおっしゃったので、こちらもよくわからなくて、かかるんですかと言ったんですけれども、1度、熊本県庁の代表に電話したことがあったんです。すごく元気のいい音楽流れて、「何ですかあれは」と聞きましたら、そんなことがあったように、市民歌を電話の保留音にするのはすごく効果があるのではないかなと思って、そういった工夫をやはりきちっとしていただきたいと思っています。  市民歌ができまして、半年、もしかしたら、今こそ1年間のうち、普及の態勢というか整備をしていかないと、なかなか忘れ去られるのかなと思っております。そういった、ちょっとアイデアといいますか、考えを言いましたが、もっともっとあるかと思いますが、その点についてはいかがでしょうか。 ○議長(佐藤忠男君) 大石市長。 ◎市長(大石満雄君) たくさんの御提案、本当にありがとうございます。  今度は服部先生がいらっしゃって花巻市民の歌フェスティバルをやるんですけれども、こういうような市全体でやるようなイベントですとか、あと、今の御提案ですとか、いろんな形の方法はあるんだと思うんです。ですから、そういうのをやっぱり積極的に取り入れていきたいと思いますし、私なんか常々言っているんですけれども、せっかくいい歌なんだから、ユニットでもつくって、花巻市からそういう歌手が出て、日本中に広げるということだっていいのではないのと、夢みたいな話なんですけれども、できないことはないと思うんです。  ですから、こんなこともやってみたいなという気もしますし、あとはメロディーにして、それをいろんなところで使えるというような状況は可能だと思いますので、ですから、そういうこともいいのかなと思って、今お伺いいたしましたから、可能な限り挑戦してみたいと思います。 ○議長(佐藤忠男君) 藤井英子さん。 ◆14番(藤井英子君) 次に、障害者の就労支援の部分で、今回、一事業として、花巻市、また教育委員会における障害者雇用率はと特化して、今回は質問いたしました。  それは、先ほど一般質問のときに、いろんな企業の話をしましたが、そこの部分につきましては、やはり、花巻市の環境、障害者の就労の関係で随分差はあろうかと思いますが、意識的にお話ししましたのは、実は、知的障害者の雇用の部分をお話ししたつもりでした。といいますのは、今まで市の障害者雇用率は2.1%、または2.4%ということでしたけれども、それは身体障害者の方々の雇用かと思います。そして、それは採用されてから途中で、いろんな病気になっての障害だということが現実かと思うんです。  それで、今まではそれでもよかったんでしょうけれども、これから、先ほど総務企画部長もおっしゃったけれども、障害のある職員が退職したときに、法定雇用率だけを負えばいいというものではないかもしれませんが、きっと大変なことが起きてくるような気がしております。  ですから、今から、例えば岩手県なんかもそうなんですけれども、もっと、今回、ことし1年でも構いませんけれども、全庁挙げて、障害の種類とか、程度、または障害者でもどういう仕事ができるかという、そういった関心というのでしょうか、そういったことを話し合える、検討する1年間にしてはどうかなと思っておりますけれども、いかがでしょうか。 ○議長(佐藤忠男君) 伊藤総務企画部長。 ◎総務企画部長(伊藤隆規君) 御提言ちょうだいしましたが、確かに法定雇用率は、1つの基準でしょうか、市役所であったり、事業所であったり、そういうところが最小限クリアすべき基準ですから、本来は、それ以上、やはり障害者の方々にもそういう雇用の場を考えていく必要があろうかとは思います。  そういう前段で、役所の中でどういったようなマッチングがあるかどうかということで、貴重な御提言としてちょうだいしながら進めてまいりたいとは思いますが、もう1つは、行政サービスを市民に還元していくという仕事の部分とのバランスも、一つあろうかと思いますので、非常になかなか難しい問題です。そのバランスをとっていくという意味では大変なことだと思いますが、ただいまの視点は、内部でも検討させていただきたいと存じます。 ○議長(佐藤忠男君) 藤井英子さん。 ◆14番(藤井英子君) 総務企画部長がおっしゃることは、本当にわかりますというか、かなり慎重な部分が、デリケートな部分があるんだろうと私も感じているんですけれども、ただ、そういったときに、もしかしたら、障害のある方々がどんな仕事ができるかがわかってからの発言なんだろうかといいますか、ちょっと言い方がきついかもしれませんけれども、そういったときに、障害の担当の課だけの理解ではなくて、職員皆さんがやはり生かしていくという部分が必要ではないかと思います。  この「しごとネットさくら」ができていますけれども、この中に、花巻市の工業クラブも入っております。そして、花巻市の自立支援協議会も入っているように、みんなで障害者の雇用を広げていこうとしている。なぜこういう形になっているかというと、それこそ言うまでもないんですが、障害者自立支援法が入って、障害の皆さん方を地域に帰そう、雇用を広げていこうと、そういった流れから生まれているわけですけれども、やはり、こちらの受け手側のほうがまだ理解不足なんだろうと思います。  それで、こういったこともないんでしょうか。やはり障害者に対しての理解ができないという部分もありますけれども、障害のある方を採用するときに、正職員でなければいけないという決め方はしなくてもいいと私は思っています。臨時雇用であったり、いろんな形、また期間があってもいいと思うんですね。そういった形の採用というのが、あっていいんだろうと思います。  そして、よく言われるのは、障害者の方々を、障害持った方々を採用すると、何かやめさせるときに気を使うみたいな、まだまだ自分たちにバリアフリーがあるわけですけれども、それはあわないわけですから、あわないという形ですね、そこの方にきちっと言うというか、コーディネーターも今いますから、ジョブコーチもいますので、そういったこともできるように、随分変わってきているんだと思います。  ちょっとしつこいようで恐縮なんですが、そういう気持ちというか、まず、自分たちが先にそういったことをするんだということを、やはりしていくということをしない限りは、進まないのではないかなという思いがすごくあります。  余り他市の話とか言いたくないんですが、1つだけこんなことがあるんです。  兵庫県の明石市では、市長が、「各部1人以上障害者を雇用」と記者会見で発表しておりまして、ここだけ見ると、おおと思うんですが、2008年度から障害者の雇用促進に向けた取り組みということで、市長部局12部で、原則として各1人以上、障害者を臨時職員に採用する方針を決めたとあります。ここでは、市は2007年9月に、市役所本庁庁舎内に、郵便物の封を入れるとか、新聞、雑誌の回収といった市関連業務を請け負うこともやっているんです。そんなふうに、いずれは障害者を雇用しようというのがここにあれば、それにどうするかということだと思うんです。  知的障害者というと、なんとなく採用したとしても、仕事できるのかなとかいうような気持ちって現実に自分自身もあるし、皆さんにもあるのではないかと思いますが、そういった目標をまず立てるということについては、いかがなんでしょうか。 ○議長(佐藤忠男君) 佐々木副市長。 ◎副市長(佐々木稔君) 知的障害の方々の雇用ということで、今、他市の事例とか、基本的な考え方で御提案も含めて、いただいたわけですが、確かに私どもも、総務企画部長から、要するに普通の雇用ということで、何十年の間、どういう職場に配属になるのかということを考えると、なかなか難しい状況もあるということで答弁しましたが、今、お話いただいたように、臨時補助員のような雇用の形で、短期的に、基本的にはまず雇用してみるんだと、そういうところから入ってみるのも、1つの取り組みの考え方だろうというように、今、お話をお伺いしました。  そして、つけ加えさせていただきますと、確かに議員御指摘の障害者自立支援法という形の中で、今、それぞれの授産施設のようなところでも、大変いろいろ努力をされているわけでございますので、この前、新聞にも載りましたけれども、「福学連携」という形の中で、市内の知的障害者通所授産施設が、大学関係と連携して共同研究するという形の中で、実は隠れてはいるんですが、市が起業化支援センターに委託をしているコーディネート事業が実った1つの例でございます。今までは、工業関係とか、そういうところだけでしたが、あの中のコーディネートをさせていただいて、そういう施設と大学との結びつきの、少しお役に立てたのかなと思っているところでございまして、その中身を私も聞いたわけでございますが、基本的に岩手大学教育学部で、障害者の方々の、それぞれ個別の行動パターンの違いをしっかり分析して、この人にはこういう仕事が向いていたと、この分野の部分がいいだろうというようなものを、しっかり分析、研究をして、そして、障害者の方がしっかり社会に出ていって、この人はこういう仕事十分できますよというような形、それから、同じその中で、将来は、やっぱりパンとか、そういう物をつくるに当たっても、この子はどの分野がいいんだろうというようなことを、しっかり構築をしていきたいというのが1つの研究テーマだということでございますので、ちょっと長くなりましたが、市役所としては、こういう分野の仕事だったらこの子は大丈夫だよというような形の中で結びつけをしながらいけば、取り組みが実っていくのかなと思ってございます。  いずれ、御提言のありました短期雇用については、前向きに、早期に検討してまいりたいと思ってございます。 ○議長(佐藤忠男君) 藤井英子さん。 ◆14番(藤井英子君) 次は、防火の関係でお聞きします。  これにつきましては、45件中高齢者がかかわっていたのが11件だということで、手元にその内容がありましたんですけれども、ちょっと総合防災部長にお聞きしたかったのは、すごく枯れ草を焼いたとか、落ち葉を焼いて、それが小屋に燃え移ったといったことが、すごくありまして、なんかちょっと不思議だったというよりも、これについてなんですが、きちっと婦人消防団の方とか、ホームヘルパーの方に情報をいただきながら、そして、回りながら指導しているということなんですが、これは、ダイオキシンを規制するために、県の条例で、野外焼却を禁止しているということが、もしかしたらちょっと周知がなっていないのかなとちょっと思いましたので、その辺について、やはりきちっと指導していただきたいと思っております。  2点目の質問は、この防火の部分で、火災警報器のことなんですけれども、設置状況を把握するということは本当に大変なことだと思いますけれども、今後やっていきたいと話ししておられますので、それでよろしいんですけれども、優先順位をつけての指導と支援の考えというのは、答弁の中に全体を考えてという話でしたから、答弁としてはもらいましたけれども、私は、四日町と桜町の照甲組の裏での住宅火災でしたけれども、火事を見に行ったときに、偶然その日は風がなかったので、そこの一軒や2軒で済んだのですが、あれが住宅密集地でしかも風があったらとんでもないなと思ったときに、高齢者のひとり暮らしの方とか、または高齢者世帯の方々、数字見ますと、1人でいる方というのは、3月末のもので、それこそひとり暮らしは1,968世帯、高齢者だけは1,513世帯で、合わせて3,500世帯ぐらいあるんですが、これを3カ年ぐらいで分けるとか、また住宅密集地の中にある住宅には優先的に設置を進めていくのはどうでしょうか。または、生ごみ処理機を購入する際の補助がありますから、そういう発想で、警報器の設置にも補助していくのはいかがでしょうか。高齢者の方々というのは、やはり逃げ遅れるというか、耳も遠くなっていると、大きな音が出ないとわからないと、臭覚も弱ってきますから、こういったところに、本当に特化して、こういう方々に効果的な方法を目指しながら優先順位をつけるという考え方はいかがでしょうか。 ○議長(佐藤忠男君) 平賀総合防災部長。 ◎総合防災部長(平賀敏夫君) 3点について御質問をいただきましたが、まず1点目の枯れ草を焼却するのは違反ではないかとのお話でございますが、例えば家庭のごみとか、あるいは農作業の草を焼却する場合は、特例として認められておりますので、それは、問題はないのですが、ただ、焼却する際には、風とかそういう気象状況も勘案しながら、注意しながらやっていただくということで、私たちも指導しているところでございます。  失礼いたしました。先ほどの答弁の中で、家庭ごみは焼却できないということでございますので、訂正させていただきます。  住宅火災警報器の設置に関して、ひとり暮らしや老人家庭を優先して、設置指導、あるいはそれに対して補助する考えはとのお尋ねでございましたけれども、先ほど申しましたように、火災警報器に関しましては、逃げ遅れによる死者をなくしてもらおうということで、全世帯に早期の設置をお願いしているところでございますし、設置経費の補助につきましては、みずからの命はみずから守るという原則のもとに、自己責任において設置していただくものでありますので、この義務化に伴う補助は現在のところ考えていないところでございます。  以上でございます。 ○議長(佐藤忠男君) 藤井英子さん。 ◆14番(藤井英子君) いろいろありますけれども、次に行きます。  公立保育所の再編計画で、実はこれを1時間ぐらい話ししたいなという思いがあるくらい、非常に、何となく自分の中に、いつになくかっかとしている自分がいるんですけれども、先ほど担当課からも、この計画は、方針条件を出しているんだという話をされていました。きっとそういうふうに答弁するんだろうと思いました。  しかし、私は、そういう言い方をするんだったら、なぜこれが新聞報道されてくるのかという気持ちがすごくあります。現場の方は、3月の議会のときの報道も、4月20日の報道も、岩手日日新聞をとっている保育園の方々は、その報道で知っているんです。もちろん、事前に園長先生には、資料とか出したり、4月14日には全部の保育士に説明はしていますけれども、そういった状態をつくっておいて、ましてや3月の新聞報道のときに、それを見て、ある地区の社会福祉法人の方が手を挙げているわけです。そういったことを考えたときに、もっとデリケートに扱わなければいけないことではないかということが、まずあります。これは横に置きますけれども。  それで、どうしてもここに現場の声が入っていないという思いがちょっとありまして、私自身素人ですから、ともかく公立保育園、田瀬保育園以外全部回って話を聞いてまいりました。そして、私は基本的に民営化がだめとか、そういう考えではなくて、皆さんの考えはどうなんだということで聞いてまいりました。  そして、法人立保育園の園長先生にも聞いてまいりましたけれども、その中で、先生方が何を言っているのかということを、やっぱり伝えなければいけないと思っています。もう旧花巻市のときからそうですけれども、結局、平成27年までの計画の中で、2つ、4つと民営化していくという方針がありました。平成18年に合併して、新しい計画が出ていましたけれども、公立保育園の園長先生方は、すべて今の保育園が公立のままでいくとは思っていません。本当に保身なんかも考えていませんし、一番思っているのは、今、花巻市の次世代を担う子供たちの保育環境、お母さん方含めて、お父さん方含めて、そういったことが本当に大変になっているということが出されまして、民間委託について、先ほど言ったように、全部なっていくとは思っていないし、ましてや、今、法人立や公立だとか、そんな話ではなくて、切磋琢磨していいところを取り入れて、そしてやっていくんだというとらえ方をきちっとしています。自費で、仙台や東京に行って勉強しています。  そういう状態の中で、どうしても花巻市の子供たちの保育環境の現場の声を聞いてほしいと、課長初め、部長初め、現場に来て、実態を見てほしい、聞いてほしい、そして、大事なところにお金をかけてほしいんだというのが、簡単に言えば結論なんですけれども、そういう話をされてきました。こういう言い方あれなんですけれども、本当に現場の方は新聞で知っている状態ですよ、こういうことして本当にいいんでしょうかという思いがいたします。  では、お聞きしますけれども、この公立保育所の現状認識という部分ですけれども、私は、先ほどの答弁の中で、市長、保健福祉部長おっしゃったことは、そのとおりなんだろうとも認める中でお話ししますが、公立保育園の現状認識をやはりちゃんとしてほしいということで、今、公立保育園の方々は、間違いなく、平成16年ですか、措置から一般財源化されたということで、金がない、金がないということを言われてきています。  そして、採用がないということで、現実問題、数字は旧花巻市でいうと職員の65%が、臨時補助員、パートで占めています。そこには園務員、調理師が入っていますのでそれを除くと、保育士だけを計算すると、本当に六十七、八%になっていますし、東和は75%近いです。そういう中でやっています。  でも、これは、市がそうやってきたんです。雇用をしなかったんです。ずっと10年間近く、新市になっても採用がゼロです。そういうことをやってきたから、公立保育園の方々は、保育のつなぎはできないでいます。勤続年数も、10年以上の方は何人かいます。それ以下は5人しかいない状態をつくったのは皆さんではないかと、当局ではないかと思います。それを、臨時補助員だけで大変だとか、そういった形で、金は来ない、人は来ないという状態が今の公立保育園でして、質問しなければいけないんだと思いますけれども、本当にこの認識お持ちなんでしょうか。園長先生方は言っております、「ただの子守だと思っているのではないか」と。大変きつい言い方ですけれども、その辺のことをちょっと先にお伺いしたいと思います。 ○議長(佐藤忠男君) 大石市長。 ◎市長(大石満雄君) 私も、公立、いわゆる花巻市立の園長先生方との懇談会を持ちまして、直接声は聞いております。今、議員御指摘のように、現状も認識しております。  そして、こういう状況を生んだ、その原因も議員御指摘のとおりだと私は思っております。だからこそ、早く手をかけないとならないという考え方なんです。  ところが、結局は、先ほど私答弁したように、今の保育所が置かれている現状は、御指摘のとおりに、公立も法人立もない、もう全く同じなんだという状況にあるというところから、だんだんと公立のほうを少なくして、民営化のほうにしていこうという方針だけがあって、それが実際にやられてこなかったというのが、やっぱり、これが一番の原因だと私は思うんです。  ですから、早く手をかけていかなければならないということで、それで、ある意味で非常に急がせて、とにかく方針だけは出せということで、今回の基本的な考え方を出させていただいたと、これが実はあるんです。  そういう中で、現場の方々にすればと、そんな話はあったんだけれども、現実になんか急に出てしまったなととらえられたというのも、またそれは、紛れもない感情的な事実なんだろうと、これもやっぱり思います、確かに。とにかく早くやらなければならないという思いは、私は持っておるんです。その対応をとにかくしてまいりたいとは思っています。  では、ただし現実はどうなんだと、きょう、あしたはどうするんだという問題、これが非常に悩ましい問題なんです。これから、もう方針も決まって、状況を踏まえながら、できるところから、とにかく1日も早く説明にも入って、そして、手をかけていくということをしなければならないが、現実が非常につらいというのもある。その現実にだけもしかして対応するようなことをしてしまえば、今度は、この方針が壊れてしまうということになりかねないんです。  ですから、どちらをとるのかとなれば、やっぱり方針を出した以上は、早くこれを進めていって、そして、今の正職員の保育士を、それをまた集約して、そして正職員率を高めて、公立の保育所を持っていくと、そして、それもまた段階的に進めていくという、こういう方向が現実だろうと私は思って、1日も早く、私としては進めていきたいと、そういう考え方を持っております。 ○議長(佐藤忠男君) 藤井英子さん。 ◆14番(藤井英子君) 今、この計画を進めるときに、やはり合併してもう3年目なのに、むしろ今出てきたのかなと思いながら、なぜ急に出てきたと思うのは、2年間ほっといて出てきたという気持ちがあったもんですから、ただ、園長先生方も、私がちょっとこんなふうな言い方しているからですが、決して感情的ではなくて、そこをちゃんと置いておいて、一番望むのは、公立保育所、これからどういうふうにしていくんだということが見えない、ないということが一番の不満です。  ここには本当にないんですよ、これを意地悪く計画読みますと、この民営化の条件を出していますよね、ここに当てはまらないところが公立保育園なのかなということになりませんか。民営化はやはり出てくるだろうと私は思います、それは実際そうでしょうから、それはそれとしましても、一緒に公立保育所のビジョンがなければ、働きようがないんです。そのときには、私は思うんですけれども、これから、障害の方々、障害を持っている子供たち、または低所得者や、そういった方々が、もしかしたら公立保育園に、また、大迫とか見れば保育園は法人立はないです、幼稚園は法人立も公立もない。そんなふうに、地域地域、みんな違います。そういう中で、そういったことが全然触れられていないんです。ですから、先ほど言ったように、条件、方針だけを出したから、これから、多分話し合うということなんだろうと思いますけれども、やはり声として上げさせてもらいたいと思っていました。ましてや、私は、合併前でしたけれども、西公園保育園を公設民営化するというときに、あのときも公立保育所を全部回りましたが、新しい施設だから、法人の方は経営するだろうという話もありました。当時の市長はそういう方針だったと思います。でも、回ったときに、そうではないと、あそこに保健センターがある、安野にあるこども発達相談センターも持ってきて、合併しても花巻市のセンターにしたいという答弁があったと私は思っていました。  ですから、センター的役割についても何か話し合われたんでしょうかという思いがすごくありまして、やはりこのビジョンをしっかり出していただきたいと思っております。余り責めるのはあれですが、はっきり言って、そういった話はなかったですよね。そういうことを思っています。  あと、先ほど市長が、法人の方もそうですが、公立保育所の園長先生と会ったということはお聞きしていました。実は、このことで直に市長に言いたいと思ったのは、私、今、園長先生方からの声が、すごく市の保育行政の施策に入っていると思っていました。もちろん、月1回の集まりはあるでしょうけれども、でも、現実問題は、園長たちの声が届いていない、現場の声が届いていない、事務的な話と言ったら失礼ですけれども、そういったことが多くて、実際、西公園保育園のときに、全保育士が2日間集められたのが初めてだったそうです。  そして、何十年も勤めている園長先生方が、市長と話をしたのも初めてだと言いました。やっぱりそれでよかったなと、これから2回、3回やっていきたいという話ししていました。市長もそのようにお話なっているかと思います。  今、合併しまして、保育指針がやはり違うそうです。その地域地域で、ようやく3年目で、保育士の皆さんがいろんな話をし始めている時期なんです。ぜひ、この声を入れていただきたい。  市長に、またお聞きしたいのは、マニフェストにありましたけれども、こども課をつくったり、こどもセンターをつくる中で、やはり子供のことはそこに行けば、1つで解決したいといった思い、次世代の人づくりのためだったと思いますが、今の園長先生たちの声が届かないようなシステムには、やはりメスが入っていかなければいけないのではないのかと、私、思っています。  私は、むしろこども部とかつくって、そこに幼児教育課とか、そんな形のつくり方をしていってほしいと思って、この辺の園長先生方の声の吸い上げ方のシステム的な、その辺のことをどうお考えでしょうか。  そして、言われているのは、食育や虐待もそうなんですが、すべて幼児期に解決すれば、本当にいろんな後手後手のお金を使う必要はないということを現場の方は知っていますので、いかがでしょうか、この辺のお話も聞きたいと思います。
    ○議長(佐藤忠男君) 佐々木副市長。 ◎副市長(佐々木稔君) 今度の保育園の再編計画は、園長先生たちの声が届いていない中身になっているのではないかと、そういうお話をいただいたところでございます。  確かに園長先生たちもそうなんですが、すべて現場においては、下からの声がどこかでシャットアウトされてしまったり、また、上からの指示が下に伝わらなかったりするというのは、組織の一番最大の欠点だろうと思ってございます。  それで、今、議員から御提言がありました。だからといって、1つの部をつくって、その中でやっていく形で、それらが解決できるのか、それとも、要するに管理監督者も含める職員の資質の問題なのかという部分もあろうかと思いますので、組織面で改善を加えられるところは改善を加えていきますし、あわせて、並行して職員のそういう意識の改善というものにも取り組んで、その辺、もう少し、そういう声がしっかり市長に伝わらなければならない部分については、やっぱり伝わるんだと、それから、部長の判断でできるものは部長がしっかり受けとめて、それの改善に取り組んでいくんだというような組織のあり方について、もう少し中身を検討させていただきたいと思ってございます。 ○議長(佐藤忠男君) 藤井英子さん。 ◆14番(藤井英子君) しっかり答弁いただきましたので、ここは我慢しますが、1つだけ、保育ということなんですが、やはり子供を見ているという感覚のことが、やはり自分たちの施策をつくるときにないんでしょうかということがすごくあります。保育園の方々は、もう本当に御存じだと思いますけれども、保育指針に沿って、ゼロ歳児、未満児、1歳児、睡眠から何から全部指導していまして、今回の保育指針が変わっていまして、今回は、本当に御存じのとおりかと思いますが、「親たちを指導する、育てる」ということも保育士の仕事に入ってきています。  といいますか、今までもあったんですが、もっともっと広がってきています。それは、残念なことなんですけれども、前、中学生が昔荒れたときに、それは小学校で悪いんではないか、いや5歳児が悪いのではないかと、そして2歳半だと言いましたが、今は、未満時のときから、ゼロ歳児から愛情をしっかり受けていない、そういう子供がいっぱいふえているという実態を聞いています。そして、保育のせいなのか、育児のせいなのか、グレーゾーンがしっかりあります。そういったこともあって、1つの例を言うと、今のお母さん方、残念ながら携帯電話使いながらミルクとかおっぱいを飲ませるそうです。そうすると、携帯から電磁波が子供に行きますし、お母さんの手が緊張しているので、子供がしっかり緊張を受けてしまって、股関節が固まって、歩行が本当に遅くなっているということがあるそうです。ですから、こういった声をきちんと聞いてほしいんです。私のような素人でも、一週間あれば全部回れましたから、回っていただきたい。  そして、慎重に練り直しの考えはないかということで、これは、方針条件を今出しているんだから、これから、きちっと現場の声を聞いてやっていくということでいいんでしょうか、最後に質問します。 ○議長(佐藤忠男君) 大石市長。 ◎市長(大石満雄君) 私も、今、議員御指摘のお話は、実は大変なことだと思っているんですよ。こういう情報ツールが発達してきて、自分の子供の顔を見ないでおっぱいをあげるなんて、とんでもない話なわけです。子供に、赤ちゃんのときから声をかけない、かける割合が非常に少なくなっているんです。これが、実はいろんな問題を引き起こしている、全くおっしゃるとおりだと私は思います。  それで、花巻市としてできるところの保育所再編計画の問題でございますけれども、確かに現場の先生、保育士の話、これは大事だと思います。大事だと思いますが、現実に行政の責任としてやる、責任者としての方針というものも、これもまた大事なんだと思います。ですから、先ほどいろいろ御指摘いただきましたので、これをしっかりつくり上げて、そして、それをまたしっかりと説明して、そして、理解をしながら進めていくという対応をさせていただきたいと思います。 ○議長(佐藤忠男君) 以上で、藤井英子さんの質問を終わります。  次の質問者、藤井幸介君。(拍手)     (藤井幸介君登壇) ◆1番(藤井幸介君) 1番、公明党の藤井幸介でございます。  通告に従い、提案を含め質問してまいりますので、よろしくお願いいたします。  1つ目は、本市における財政運営の充実について、ここでは、特に財源確保の施策に向けた寄附条例の導入についての提案であります。  本市では、既に御寄附のお申し出につきましては、毎年何人かの方々からお受けし、感謝にたえないわけであります。  さて、本日、ここで取り上げさせていただきますのは、既に本年より導入されております、国のふるさと納税とは、その発想から内容まで制度が全く違うものであります。今回提案いたします寄附条例は、市独自のものでありまして、市内に限らず、全国から、あるいは海外からも御寄附をいただくというものであります。  わかりやすく、ここでは例えばということでお話しさせていただきますけれども、仮の名称としまして、「花巻イーハトーブ寄附条例」とさせていただきますけれども、どういうことかと申しますと、全国の皆様から、あらかじめ、市が使途項目を盛り込んだ複数の事業施策メニューを作成して、その中から気に入ったものを選んでいただいて、1口幾ら、例えば1口5,000円とか、そういった金額を決めて、御寄附をいただくというものであります。いただいた御寄附については、実施事業基金として積み立て、あるいは、市の予算をプラスして事業を完成させていくというものであります。  市が作成する事業政策メニューとしまして、例えば名称をつけさせていただければ、「花巻・芸術、文化の里基金」として、芸術、文化の振興支援事業や文化財の保護管理事業を盛り込んだもの、また、「花巻まちなかにぎわい基金」という、例えばそういった名称で、新しい図書館を建設するとか、また、中心市街地の活性化事業を盛り込んだものなどということで、あるいは、「花巻農林業いきいき基金」といった名称で、花巻市だからこそできる特産品など、生産者への支援事業を盛り込んだものなど、まだまだ考えられるわけでございますが、これらを、市のホームページを初め、本市東京事務所、また国内外の友好姉妹都市などを通じて、また、市内観光パンフレットや各ホテル、旅館業者が発行するパンフレットに至るまで、関係するものすべてに、(仮称)花巻イーハトーブ基金として、その説明を加えたものを印刷して、寄附活動を展開していくというものであります。  他市の状況でございますが、ちなみに、今、全国各自治体においては、それぞれの特徴を持たせながら、62の県、また市町村が導入を実施しているということがありました。県内としては、葛巻町、洋野町の2つの町で取り入れられているようでございます。  本市は、合併したことによりまして、ますます観光資源が豊富となりまして、毎年300万人からの観光客が来ているようでありますし、いわゆる文化、観光都市花巻を愛してくださる花巻ファンと言いましょうか、そういう方々も全国にはたくさんおられると思うわけであります。  そして、何よりも私たち市民が、全国からこのような真心をあふれる御寄附をいただいて、全国から「花巻頑張れ」との応援の声を感じて、そして、そのことが、今後の地域コミュニティーの発展、充実にもつながっていくものと感じられるわけであります。  また、同時に全国からの応援の波は、あるいは、本市の総合計画を大きく前進させていく力ともなると考えるわけであります。  実施に当たりましては、設立準備委員会を立ち上げたり、また数々の検討項目が発生するわけでありますが、市長におかれましては、多難を拝しまして、さらなる本市の発展のための英断を下していただきますよう、御所見をお伺いいたします。  2つ目でございますが、個人情報保護法についてであります。  報道されてありますとおり、国はことし4月25日、個人情報保護法のもとで、行政機関が行うべき施策をまとめた個人情報の保護に関する基本方針の改定案を閣議決定しました。内容は、地方自治体に関する改正ポイントとして、これまでの一般住民における状況を見たときに、プライバシー意識の高まり、個人情報を取り扱う上での戸惑いなど、さまざまな要因により、社会的な必要性があるにもかかわらず、その運用規定上、何ら問題のない災害時の緊急連絡簿の作成すら困難になるなど、法の定め以上に、個人情報の提供を控えたりと、いわゆる過剰反応ともいうべき事態が、あちこち見受けられているとしております。いうなれば、法がひとり歩きして、各個人ごとの解釈を許してしまっている状況にあるということも言えるかと思います。  しかし、反面振り返りまして、次から次と手をかえ品をかえての、とまることのない振り込め詐欺、また、どこからともなくかかってくる押し売りまがいの電話の数々など、昨今の社会情勢からして、自分のことは自分で守らなければといった警戒感を抱かざるを得ない身近な状況も確かにあるわけでございます。  さて、一体どこにこの法の基準を置いたらよいのか、大変にシビアな問題でもあります。このような状況がある中で、国は、今改正案の中の、いわゆる過剰反応に関する住民への適切な対応を、現場に接する自治体に対して強く求めているわけです。このことを受けまして、本市として今後どのような取り組みをなされていくのか、お伺いをいたします。  最後の3つ目となります。市政の発展についてでございます。  市長は、まちづくり市民懇談会や、「おじゃまします。市長です。」など、そのどれもが市民の真っただ中に飛び込んでいって、まず現場であるそこに暮らす人々との対話を通して、そして、それを土台にしながらまちづくりを進めていくのだ、そういうスタンスであろうと感じております。その部分につきましては全く同感であります。市民からも多くの御理解をいただいているものと考えます。  しかしながら、対話、懇談の相手がほとんど大人であるということから、ぜひとも、子供たちの話も聞いていただきたい。また、聞くべきだということで、1つ提案をいたしたいと思います。  子供たちからお話を聞くということにつきましては、その場の設定として市の文化会館を使用してやる方法もございます。本日、御提案いたしたいのは、ぜひこの議場を使用しての、例えば第1回花巻市こども議会、仮称でありますが、名称をつけて開催していってはどうか。  また、対象として小学校高学年から中学生までの間でと、議員となる生徒を市内の各学校から出していただいて、本格的な内容で、まさに子供たち自身の目線からの議会を開催してはどうかと考えるものであります。  本市といたしましては、これまでこども議会の開催は行われた記録がないようでありますけれども、県としては、平成9年9月に、県内小・中学校から議員となった生徒が集まって、岩手こども議会として、県議会の本会議場において開催されているようであります。  当時、本市からは湯本中学校、若葉小学校、桜台小学校の3校から合計で4名のこども議員が出たとあります。その開催までの当時の時代背景については、詳しくはわからないわけですが、その議会を通して決定された5つの項目からなる「ドリームランドいわて『岩手こども議会』宣言」がされたようでございます。  特に、花巻市から出たこども議員からは、「いつでも、だれでも星を観測できるように、気軽に入れる天文台をつくってほしい」との要望があったとのことでございます。残念ながら実現はしておりませんけれども、そういう思いを声に出して発したということが、非常に大事だと感じるものであります。  また、開催意義、子供への教育への成果といった面からも、その実施効果は大きいものがあると想像しております。開催するまでには、これまた大変に準備が必要となるわけでございますけれども、開催することによって、本市が策定しております教育振興基本計画、また次世代育成支援行動計画に盛り込んだ内容が具現化され、また大きく前進する大事な機会にもなるのかなと、そういう考えもございます。このことに関しまして、市長の御見解をお伺いしたいと思います。  以上で、質問を終わります。ありがとうございます。(拍手) ○議長(佐藤忠男君) 大石市長。     (市長登壇) ◎市長(大石満雄君) 藤井幸介議員の御質問にお答えいたします。  3件目の市政の発展についての件でございますけれども、花巻市こども議会を開催してはどうかということでございますが、開催いたしましょう。  これは、ことしの4月1日に施行いたしました市のまちづくり基本条例にも、子供のまちづくりに参画する権利を定めているということもありますし、子供を含め、市民の各界各層からいろんな御意見をいただきながら、行政に反映していくということは、全く重要なことでありまして、市民参画、協働の考え方にも合致するものでありますから、これはやっていくべきものと思います。  それで、現実的には、例えば小学校の部とか、中学校の部とかもさらに分けて開催するとか、そんなことをやっていきたいと思いますので、年度内に開催をいたします。  そのほかについては関係部長から答弁いたさせます。 ○議長(佐藤忠男君) 伊藤総務企画部長。 ◎総務企画部長(伊藤隆規君) 1点目の財政運営の充実についてということで、まちづくりのための財源確保として、仮称でありますが、花巻イーハトーブ寄附条例を制定してはどうかとのお尋ねでございます。  御案内のとおり、全国各地には本市出身者を初めとして、花巻市にゆかりのある方々、あるいは本市の発展に御協力、御尽力いただいている方々など、多くの方からつながりいただきまして、本市のまちづくりにも生かされているということだろうと思います。  このいう中で、さらに、花巻市の応援団を顕在化させていくという仕組みづくりにつきましては、新しい試みではありますが、勉強をさせていただきたいと思ってございます。  ただ、財政的な支援の仕組みづくりという御指摘でございますが、これらに加えて、本市のまちづくりに対する提言、アイデアなど、さまざまな角度からの御協力をいただけるような制度について研究をしてまいりたいと存じております。  次に、大きな2点目の個人情報保護についての関係であります。  今回の個人情報の保護に関する基本方針の改正の趣旨につきましては、例えば学校でのクラス名簿や、緊急連絡網、自治会名簿等に登載された名前や住所などの個人情報について、その取り扱いに不安を感じ、必要以上に提供を控えるという反応に対しまして、法律の適切な運用を図る趣旨から、住民へ周知することについて盛り込まれてございます。  市といたしましては、この趣旨を受けまして、今月、6月15日号の市広報誌で、個人情報の具体的な取り扱い方法についてお知らせをすることといたしております。  また、ホームページ上におきましても、同様のお知らせを行うほか、市民向けの個人情報の保護に関する手引書、手引等を作成するなど、個人情報の適切な取り扱いについて、周知に努めてまいりたいと存じております。 ○議長(佐藤忠男君) 藤井幸介君。 ◆1番(藤井幸介君) 初めに、こども議会についてですけれども、次、何を言うかと思ったら、やっていただくということでございましたので、ありがとうございます。  あと、寄附条例のところでございますけれども、やはり、さまざま市民からの要望が、具体的には、菊池捍邸の保存も強い要望が出ていると風のうわさに聞いておりますけれども、例えばそういった項目を設けたりとか、いろんなことが考えられるかと思います。そういった意味で、今後研究していっていただいて、実現される方向でやっていただければと思っております。  あと、最後の個人情報保護法のほうでございますけれども、やはり、先ほど言いましたけれども、シビアな状況でございますし、また、行政とすれば、どこまでも責任ということがついて回るわけでございますけれども、反面、やっぱりなかなか住みづらい世の中といいますか、そういった部分もありまして、私事ですけれども、同級会に出席した際に、名簿がなかったということで、なかなか盛り上がりに欠けた同級会になってしまったということがありましたけれども、小さなことですけれども、そういったこともありますので、何とか住みよい、また安全な、相対するような状況もございますけれども、市におかれましても、何とか安全で住みやすい花巻市をつくっていただきたいと感じております。  以上でございます。 ○議長(佐藤忠男君) 以上で藤井幸介君の質問を終わります。  これで本日の日程は全部終了いたしました。  本日はこれにて散会いたします。  御苦労さまでした。      午後2時12分 散会...