◎
市長(
渡辺勉君)
議員御指摘のとおり、この厳しい時代でございますので、いろいろと長続きするような
行財政運営をしてまいりますので、その場合は、やはり
行政改革が必要でございます。その場合、
総論賛成、各論になりますと反対ということになりますので、そうならないように
議員各位の御支援をよろしく
お願いいたします。
○
議長(
高橋浩君) そのほか質問の方ありませんか。 (「なし」の声あり)
○
議長(
高橋浩君) なしと認め、
行政報告を終わります。
○
議長(
高橋浩君)
日程第4、
請願の撤回を議題といたします。
建設常任委員会に付託中の第15
号請願県道花巻停車場A線(新
亀家東側)より旧瀬川の
東側土手を通り、
県道花巻停車場B線に連結する
道路の新設について、
産業経済常任委員会に付託中の第62
号請願労働法制の「
規制緩和」に関することについて、第63
号請願全国一律
最低賃金制度の確立及び岩手県
最低賃金の改善に関することについての3件については、それぞれ
提出者からこれを撤回したい旨の
承認願いが提出されております。これを承認することに御異議ありませんか。 (「異議なし」の声あり)
○
議長(
高橋浩君) 御異議なしと認めます。よって、第15
号請願、第62
号請願及び第63
号請願の撤回については、いずれもこれを承認することに決しました。
○
議長(
高橋浩君)
日程第5、
請願の付託を行います。 本
定例会において本日まで受理した
請願は、お手元に配付してある
文書表のとおりであります。順次付託をいたします。 第80
号請願市道大畑・
糠塚線と国道4号との
連結幹線道路の
整備についてを議題といたします。
紹介議員の趣旨の説明を願います。
鎌田正旦君。 (
鎌田正旦君登壇)
◆15番(
鎌田正旦君) ただいま上程されました第80
号請願市道大畑・
糠塚線と国道4号との
連結幹線道路の
整備についての趣旨の説明を申し上げたいと思います。 その題名の記しますとおり、
市道大畑・
糠塚線というのは
教育センターに通ります俗に
開拓道路と言うのでございますが、その
道路と国道4号線と連結する東西の路線を地元としてぜひ必要だということで
--地元というのは
花巻市はもちろん、
石鳥谷町の
皆さん方からなわけですが--つきましては、これを実現するために、中に
圃場整備の
地区が第二
地区としてございまして、この
圃場整備の関係をどうするかということでいろいろ協議をいたしました結果、第四
地区の
皆さん方は
一般農道で幅員8メートルの
道路を東西に通すからと。したがって、
一般農道の東側及び西側の
地区外の
道路につきまして、東側の4号線までは
石鳥谷町と。それから西側の方は
花巻市でということで
整備をされるなら
圃場整備としてぜひ実現するようにいたしましょうという経過がございまして進んできておりますが、
圃場整備の
一般農道の
整備も
路盤工も終わりまして、舗装を待つばかりまで進んでおります。したがって、
JR線から4号線までは
石鳥谷町としても取り組むという姿勢になっております。西側の
北幹線水路から
開拓道路までの間を
花巻市でぜひ実施することによって、全線が開通する
幹線道路となるように
整備を
お願いしたいという趣旨のものでございます。 よろしく御審議の上、ぜひひとつ実現されるように
お願いを申し上げる次第でございます。 以上です。
○
議長(
高橋浩君) 本
請願は、
建設常任委員会に付託をいたします。
○
議長(
高橋浩君) 次に、第81
号請願「
介護手当」の増額を求めることについて、第82
号請願医療保険制度の
連続的改悪に反対し、安心してかかりやすい医療の充実を求めることについて、第83
号請願大型店の「
元日営業」に関することについて、第84
号請願労働時間及び雇用に関する
労働契約など
労働法制の
抜本改正を求めることについて、第85
号請願生産者米価の
引き上げと
政府米買い入れ枠の拡大を求めることについての5件を
一括議題といたします。
紹介議員の趣旨の説明を願います。
高橋綱記君。 (
高橋綱記君登壇)
◆29番(
高橋綱記君) 第81
号請願から第85
号請願までの5本について、
請願者の趣旨の説明を行いたいと思います。 この5本につきましては、いずれも今、
日本じゅうで大変重大な問題として国民の中で大きな議論になっている問題でありますし、早急に解決の急がれている問題でありますので慎重に審査していただき、そして早期に御採択をいただけるよう心から
お願いを申し上げる次第であります。 第81
号請願につきましては、「
介護手当」の増額を求めるものであります。 この間、
消費税の
大幅引き上げや
医療保険の本人2割負担など、かつての国会であれば数国会にまたがって大きな議論になる。そういう案件がわずかの審査で国会を強行通過されるという事態が続いております。それが直接国民の負担となって、今、国民は大変な
状況に追い込まれているわけであります。
介護保険につきましても、昨日ですか、一昨日ですか、参議院を通過して
衆議院に戻されて、これから
衆議院の審議が始まるわけですが、今国会で成立させられようとしているわけであります。 この
介護保険の問題については、3つの問題があると言われているわけでありますが、その中でも
保険料が高い、それから
利用料も高い。したがって保険に加入できない弱者、低
所得者が多数出てくる疑いがあるという問題など、本当に
介護保険制度が機能していくのかということが心配されているわけであります。特に
在宅介護の場合に制度の利用をしない。具体的に申しますと、
配偶者や家族が介護に当たる場合の
介護保障が全くないということであります。 現在、
花巻市では
介護手当として月額5,000円を支給しているわけであります。他
市先進地の例を見ますと、家族の
介護手当を月額数万円支給し、さらに
当該寝たきり老人に対して
老人福祉手当を支給するなど、制度の大きな前進を打ち立てている
自治体が多くなっているのであります。こうした
状況を見ますときに、
介護保険の対象にもならない
家族介護をしっかりとしたものにしていくためには、
介護手当の大幅な増額が必要となってくるわけでありまして、このことを求める
請願であります。 次に、第82
号請願でありますが、
医療保険制度の
連続的改悪に反対し、安心してかかりやすい医療の充実を求める
請願であります。 9月1日から
医療保険が制度改正されまして、
患者本人の負担が1割から2割に
引き上げられ、実際に支払う額は2倍、3倍にもふやされているという
状況が生じております。多くの国民がこの
制度改悪に反対して
国会請願運動を繰り返したわけでありますが、1,800万人にも上る署名を無視し、強行成立させました。 こういう
状況の中で医療から遠ざかる国民がふえ、今後の医療問題での混乱が大変心配されるわけであります。そういうことでありまして、国民、県民の命と健康を守るために次のことを審査をし、政府に対し意見書を提出していただきたいというものでありまして、高齢者に新たな負担増となる「高齢者
医療保険」の導入をやめること。入院給食費の再値上げや薬の保険外しなどの新たな負担増をやめること。健康保険の本人3割負担、大病院の場合は5割負担の計画をこの3カ年の間に進めようとしているわけですが、こうしたことをやめること。当面、9月1日から実施された健康保険の本人2割負担、薬代の二重取りなどの負担増を中止し、実施前の状態に戻すこと。これらを内容とするものであります。 大型店の「
元日営業」に関する
請願につきましては、この間、本議会でもたび重ねて審査をしてきた内容でありますが、進出してきております大型店が
元日営業を強行しているわけであります。 1月2日の初荷というのは江戸時代以来の日本の伝統であり、また文化ともなっているものでありまして、これを破壊するということは、たくさんの中小企業の方々、そしてまたそこで働いている労働者の方々に年末から年始にかけて大変な労働強化を強いるものとなるわけであります。推進する方々は元日の売り上げが非常に高い、このチャンスを逃してはならないというもうけ主義の立場からの発言でありますが、日本の労働環境につきましては、ILOを初め国際機関、さまざまから非難され指摘をされているところでありまして、改善を求められているにもかかわらず、このような形で次から次へと労働強化が進められていくことは許されないことだと思います。 それから、第84
号請願につきましては、労働時間及び雇用に関する
労働契約など
労働法制の
抜本改正を求める
請願であります。 実はけさの新聞報道で、昨日中央労働基準審議会が最終
報告を取りまとめ、これを来年早々にでも政府に対して
報告書の答申を行うということになっているようであります。この内容を見ますと、新商品や新技術の開発などに携わる労働者の雇い入れについて、雇い入れ期間を上限3年とするなどという大変な短期の有期契約を認めるものとなっております。また変形労働時間を大幅に認めまして、1日8時間・週40時間労働制を根本から覆す内容が含まれております。さらに、何時間働いても8時間働いたといういわゆるみなし労働、経営側の裁量労働制、これについても大幅に緩和された内容になっております。 現在、過労死やさまざまな
労働災害が大きな社会問題になっているときに、しかも、日本の労働時間が国際的には年間1,800時間と言われているのに対し、2,300時間あるいは2,600時間、大変な長時間労働が強いられておりまして、これに対する国際的な非難が大きくなっているところであります。 最近のマスコミの報道によりますと、フランスでは週35時間労働の法制化に踏み切ったという報道もあるわけであります。日本においては、もうけ本位の経営主導型の
労働法制を強行突破する。国際競争力の強化、ただこれだけを労働者に押しつけてくるそういう法の改悪が今、強行されようとしているわけでありまして、大変重大な問題だと言わなければなりません。 過般の先ほどの
行政報告にありました市
職員の
職場集会につきましても、こういう労働者に対する過酷な攻撃の中で行われているものでありまして、その労働者の願いというものは非常に切実なものであり、その意見をしっかりと聞き、要望を引き受けていく必要があると思うのであります。労働条件が非常に厳しい
状況になる状態でありますので、こうした
状況について御審査を
お願いしたいものであります。 次に、第85
号請願でありますが、生産者米価の
引き上げと
政府米買い入れ枠の拡大を求める
請願であります。これは、農民運動岩手県連合会の委員長寺田旭氏、そして
花巻農民組合の組合長小原昭栄氏の連名による
請願であります。 米の
状況については御承知のとおりでありまして、農家所得が大幅に下落する大変農業にとっては、もう不安定も決定的な
状況になってきております。今後、ますます米価の引き下げが強行される事態が心配されるわけであります。これを食いとめるためには生産者米価を最低2万円、そして政府買い入れ数量を300万トン、これらのことは農業を守っていく上で最低限の守らなければならないものであると考えるわけであります。それらを主な内容とした
請願であります。 以上の5件について、いずれも緊急性を持ったものでありますし、市民の生活と直結する内容のものでありますので、よろしく御審議の上、早期に御採択くださいますよう心から
お願い申し上げる次第であります。
○
議長(
高橋浩君) 順次付託いたします。 第81
号請願、第82
号請願は、文教福祉常任委員会に付託いたします。 第83
号請願、第84
号請願及び第85
号請願は、
産業経済常任委員会に付託いたします。
○
議長(
高橋浩君) 第86
号請願JA
花巻市宮野目支所敷地を空港緩衝地帯に編入するとともに
花巻流通業務団地を速やかに完成することについてを議題といたします。 本
請願は、総務常任委員会に付託いたします。
○
議長(
高橋浩君) 以上で本日の
日程は全部終了いたしました。本日はこれにて散会いたします。 午前10時45分 散会...