花巻市議会 > 1997-06-18 >
06月18日-04号

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  1. 花巻市議会 1997-06-18
    06月18日-04号


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    平成 9年  6月 定例会(第2回)平成9年6月18日(水)議事日程第4号平成9年6月18日(水) 午前10時開議 第1 一般質問  (1) 久保田春男君  (2) 古川昭蔵君  (3) 箱崎英喜君 第2 議案第41号 花巻市税条例の一部を改正する条例の専決処分に関し承認を求めることについて 第3 議案第42号 平成8年度花巻市一般会計補正予算(第8号)の専決処分に関し承認を求めることについて 第4 議案第43号 平成8年度花巻市国民健康保険特別会計補正予算(第2号)の専決処分に関し承認を求めることについて 第5 議案第44号 平成9年度花巻市老人保健特別会計補正予算(第1号)の専決処分に関し承認を求めることについて 第6 議案第45号 花巻市固定資産評価員の選任に関し同意を求めることについて 第7 議案第46号 岩手県市町村総合事務組合規約の変更の協議に関し議決を求めることについて 第8 議案第47号 花巻市国民健康保険税条例の一部を改正する条例 第9 議案第48号 花巻市都市公園条例の一部を改正する条例 第10 議案第49号 平成9年度花巻市一般会計補正予算(第1号) 第11 議案第50号 平成9年度花巻市下水道事業特別会計補正予算(第1号) 第12 報告第1号 平成8年度花巻市一般会計繰越明許費の繰越しについて 第13 報告第2号 平成8年度花巻市下水道事業特別会計繰越明許費の繰越しについて 第14 報告第3号 平成8年度花巻市農業集落排水事業特別会計繰越明許費の繰越しについて 第15 報告第4号 平成8年度花巻市水道事業会計継続費の逓次繰越しについて 第16 報告第5号 平成9年度及び平成8年度花巻地区広域土地開発公社の経営状況について 第17 報告第6号 平成9年度及び平成8年度財団法人花巻都市施設管理公社の経営状況について 第18 報告第7号 平成9年度及び平成8年度財団法人花巻市体育協会の経営状況について 第19 推薦第7号 各種委員会等委員の推薦について 第20 推薦第8号 花巻地区広域土地開発公社役員の推薦について 第21 推薦第9号 財団法人花巻都市施設管理公社役員の推薦について 第22 推薦第10号 社団法人花巻農業振興公社理事の推薦について 第23 推薦第11号 財団法人岩手国民年金福祉協会理事の推薦について本日の会議に付した事件 日程第1 一般質問  (1) 久保田春男君  (2) 古川昭蔵君  (3) 箱崎英喜君 日程第2 議案第41号 花巻市税条例の一部を改正する条例の専決処分に関し承認を求めることについて 日程第3 議案第42号 平成8年度花巻市一般会計補正予算(第8号)の専決処分に関し承認を求めることについて 日程第4 議案第43号 平成8年度花巻市国民健康保険特別会計補正予算(第2号)の専決処分に関し承認を求めることについて 日程第5 議案第44号 平成9年度花巻市老人保健特別会計補正予算(第1号)の専決処分に関し承認を求めることについて 日程第6 議案第45号 花巻市固定資産評価員の選任に関し同意を求めることについて 日程第7 議案第46号 岩手県市町村総合事務組合規約の変更の協議に関し議決を求めることについて 日程第8 議案第47号 花巻市国民健康保険税条例の一部を改正する条例 日程第9 議案第48号 花巻市都市公園条例の一部を改正する条例 日程第10 議案第49号 平成9年度花巻市一般会計補正予算(第1号) 日程第11 議案第50号 平成9年度花巻市下水道事業特別会計補正予算(第1号) 日程第12 報告第1号 平成8年度花巻市一般会計繰越明許費の繰越しについて 日程第13 報告第2号 平成8年度花巻市下水道事業特別会計繰越明許費の繰越しについて 日程第14 報告第3号 平成8年度花巻市農業集落排水事業特別会計繰越明許費の繰越しについて 日程第15 報告第4号 平成8年度花巻市水道事業会計継続費の逓次繰越しについて 日程第16 報告第5号 平成9年度及び平成8年度花巻地区広域土地開発公社の経営状況について 日程第17 報告第6号 平成9年度及び平成8年度財団法人花巻都市施設管理公社の経営状況について 日程第18 報告第7号 平成9年度及び平成8年度財団法人花巻市体育協会の経営状況について 日程第19 推薦第7号 各種委員会等委員の推薦について 日程第20 推薦第8号 花巻地区広域土地開発公社役員の推薦について 日程第21 推薦第9号 財団法人花巻都市施設管理公社役員の推薦について 日程第22 推薦第10号 社団法人花巻農業振興公社理事の推薦について 日程第23 推薦第11号 財団法人岩手国民年金福祉協会理事の推薦について出席議員(32名)   1番  古川昭蔵君       2番  佐藤かづ代君   3番  菅原孝二君       4番  畠山幸治君   5番  齋藤政人君       6番  和田幹男君   7番  小原昭男君       8番  鎌田芳雄君   9番  名須川 晋君     10番  笹木賢治君  11番  高橋 毅君      12番  菅原愛助君  13番  木村幸弘君      14番  阿部一男君  15番  鎌田正旦君      16番  平賀大典君  17番  狩野隆一君      18番  箱崎英喜君  19番  柳田誠久君      20番  大石満雄君  21番  久保田春男君     22番  永井千一君  23番  八重樫正嗣君     24番  多田昌助君  25番  鈴木悦雄君      26番  高橋安之君  27番  平賀 等君      28番  高橋 浩君  29番  高橋綱記君      30番  照井 早君  31番  佐藤嘉一君      32番  藤原一二三君欠席議員  なし説明のため出席した者 市長     渡辺 勉君    助役     大沼 勝君 収入役    佐々木政弘君   教育委員長  佐藤昭三君 教育長    佐藤重利君    監査委員   太田代誠二君 選挙管理委        菊池 武君    総務部長   山口紀士君 員会委員長                 市民生活 企画部長   藤戸忠美君           佐藤 定君                 部長 保健福祉        柳原賢一君    産業部長   佐藤 脩君 部長 建設部長   平賀 巖君    教育次長   佐藤忠正君 水道事業        川村英夫君    総務課長   内館勝人君 所長                 農業委員会 財政課長   佐々木 稔君          平賀 亮君                 事務局長会議に出席した事務局職員及び会議録調製者 事務局長   高橋 勲     次長     高橋勝昭 議事係長   平賀政勝     調査係長   高橋信宏 書記     菊池郁哉     書記     伊藤幸子            午前10時3分  開議 ○議長(高橋浩君) これより本日の会議を開きます。 本日の会議は議事日程第4号をもって進めます。 ○議長(高橋浩君) 日程第1、一般質問を行います。 本日の質問者は、久保田春男君。    (久保田春男君登壇) ◆21番(久保田春男君) 政研クラブ、21の久保田春男でございます。 一般質問の機会を与えていただき、深く感謝申し上げます。通告しておりました順に従い、簡潔に質問いたしたいと思いますので、よろしく御答弁のほどお願い申し上げます。 まず、第1点目は、花巻市政全般の中から、運営上の問題について4件ほどをお伺いいたします。 1 つは、去る3月議会で、平成9年度一般会計当初予算が承認され、その総額は283億9,892万円と決まり、既に各事業の実施に向かっているわけでありますが、目指すところは健全な財政運営であります。言うまでもなく、花巻は県の中央の高速交通の要衝の地として、産業、文化、教育と、あらゆる面で充実度を加えており、市長は御就任以来、空港問題を初め、多くの課題に対処しながら、業務に精励されてこられました。しかし、バブルの崩壊後、日本の経済社会情勢は厳しい状況にあり、低成長時代の真っただ中であります。さらに、加えて、国政においては、向こう3年間の財政削減をうたっており、こうした情勢は市政においても、2年目を迎えている新発展計画に組まれた将来の各種事業実施などに、少なからず影響を及ぼすと懸念されますが、今後の市が取り組む大型事業等の対応について、どうお考えになられているのか。きのうの質問にもありましたが、改めて市長の所感と決意をお伺いいたします。 次に、平成9年度は、渡辺市政カラーの実質的な施策の展開の年でもあり、数多くの新規事業が取り組まれるわけであります。昨年の宮沢賢治生誕100年祭の成功に弾みをつけながら、これから毎年度継続する生誕祭を初めとして、関連事業を定着させながら、さらにPRをつけることになります。そこで、お尋ねをしたいのは、本年度事業としての生誕祭の内容について、また童話村第二期整備基本調査の状況について、調査の構想原案があれば、範囲や規模、スケジュールなどについてをお示しいただきたいと思います。 また、快適な生活環境の整備についてお尋ねいたします。特に、下水道、農業集落排水の整備は重要でありますが、これらの実施のためには多額の投資が必要となるわけであり、当然、全域に一気に整備することは不可能であると思いますけれども、時代の進展とともに未整備地域からの要望が年々高くなってくることと思われます。その観点から、市内全域にわたる下水道や農集排の長期的な整備実施全体計画の策定が必要かと思われますが、この点についてどのような準備があるかお伺いいたします。 4つ目になりますが、学校関連施設についてお尋ねいたします。本年度は、宮野目小学校の改築事業を初め、湯口小学校プール整備、矢沢小学校の大規模改造などが予定されるわけでありますが、近い将来には校舎の改築やプール整備など、今後どの程度の取り組みが必要とされているのか、調査されているものがあればお伺いいたします。 第2点目は、農業問題についてであります。 まず、最近の農業情勢につきましては、米にまつわるさまざまの問題を初めとして、農業の先行き不安にもつながる外国農産物の輸入攻勢や、後継者不足問題などにより、農業構造そのものの変革が見られるところであります。しかし、米の作付不安はあるものの、作目の複合的な組み合わせや、高位生産性を目指す方においては、収益度の高い実績もあると聞いております。将来の農業経営形態は、土地利用型、集約型、家族営農型に分化が予想されますが、水田においては現在、住宅などによる大規模化が進行しております。こうした個人や集団の経営体は、将来、法人化への移行も考えられますので、確実なマネージメント指導が大切と思います。この指導対策について、どのように考えられているか、お伺いいたします。 次に、中山間地の農地問題でありますが、次第に耕作放棄につながる姿が見られております。営農によるコストダウンは無理と指摘されるところでもありますが、地域の環境維持のためには大きな役割を果たしているものと思われます。あくまでも農地は農地として保全し、条件整備を図ることが肝要かと思います。願わくば、国策によるデカップリングや、県、市の支援策が待たれるところでありますが、これについて御見解をお伺いいたします。 平成10年3月をめどとして、花巻地方1市3町の4農協合併が取り進められておりますが、合併の暁には大型単協として、営農、生活両面にわたる十分な組合サービスができるよう期待するところであります。合併についてのメリット、デメリットについては論議のあるところですが、そうした中で今、話題となっております自主減反方式についてであります。きのうも質問があったところですが、従来、2割から3割近い水田の減反をしてきた生産者にとっては、受給調整のためや価格維持のためといっても、先行きの不安はぬぐえない実態にあり、自主減反の是非について、いささか判断に迷うところであります。市としては、今後の行政指導上、このような機運をどう御判断されているのか、改めて御見解をお伺いいたします。 第3点目は、花巻南温泉峡の下水道整備についてであります。 過去にも何回か触れられていると思いますが、この地域はホテルも大型化し、収容する客数も多くなっておりますことは周知のとおりでありますが、市水道の水源地帯でもあり、清流化維持が大変重要になっております。かねてから、下水道整備について必要ありとされており、新発展計画にも調査事業として組み込まれたわけですが、その後の調査状況、あるいは取り組みについてお伺いいたします。 第4点目は、交通安全対策についてお伺いいたします。 現代は、車社会と言っても過言ではありませんが、市の安全計画のとおり、人間と車両、環境の3要素をそろえ、事故を未然に防ぐ必要があり、交通安全教育や運転技術、道路整備や設備の充実が大切なことは言うまでもありません。そこで、気になりますことは、信号機がほしいところが年々ふえていることであります。危険箇所の点検や、要望されている箇所の早期設置を図る必要があると思いますが、その実態はどうでしょうか。調査しているものがあれば、お示しいただきたいと思います。 また、関連して、新渕橋の改良整備についてお尋ねいたします。この橋は、湯口の二ツ堰から太田、新渕に渡る豊沢川にかかる橋でありますが、幅が狭く、対面交通もままならず、橋げたのコンクリートももろくなっております。早急に改良整備が望まれるところであります。今後の対応について、あるいは改良計画などがあるかどうか、お伺いいたします。 第5点目は、主要地方道花巻大曲線の沢内村と結ぶ道路改良事業が継続工事中でありますが、最後の3号トンネルと付近2,800メートルを結べば、一応、貫通となり、平成12年にも暫定的に供用できる予定ということであります。このことは言うまでもなく、沢内村、花巻市、両市村にとって、まさに人間交流、経済交流、文化交流に大きな恩恵を与えることであり、その下には豊沢湖が控えており、大自然を満喫できる地帯として活用できるのではないでしょうか。当市は、その利を生かしたプランをつくり、観光の一助とした活用を国、県に働きかけをしていくべきと思いますが、これについての御所見をお伺いいたします。 第6点目は、国際交流事業についてであります。 ホットスプリングス市との姉妹都市提携をしてから5周年を迎え、本年は記念事業企画も組まれるところでありますが、今まで取り組まれた青少年派遣事業絵画交換イベントは、若い人たちに大きな夢を与えたことであります。今後も、開かれた国際社会へ羽ばたくことを願うものでありますが、5周年を節目としてこの事業の現状分析と、将来の積極的な取り組み、方向性について、また経済活動的な面の交流も図るべきと思いますが、これらの点について御見解をお伺いいたします。 以上を申し上げまして、私の一般質問を終わらせていただきます。よろしく御答弁のほどお願い申し上げます。ありがとうございました。 ○議長(高橋浩君) 渡辺市長。    (市長登壇) ◎市長(渡辺勉君) 久保田春男議員の質問にお答えします。 まず、市政の運営についてでありますが、経済の成長期にあって、国や地方においては多額の借入金残高を抱えているなど、厳しい財政状況にあり、本市においては健全な財政運営を図るため、平成9年度に行政改革推進方針を策定し、積極的に行財政改革に取り組んでいるところでございます。一方、御案内のとおり、少子、高齢化社会において、総合的な福祉施策の充実や、生活関連基盤の整備等、現下の重要施策課題を推進していく上で、地方自治体の果たす役割は大きくなってきているところであります。 こうした中、国においては財政構造改革の推進方策が閣議決定され、公共投資予算の削減方策が示されたところであります。これが実施されますと、本市にも少なからず影響が出てくることが予想されているところでございます。特に、花巻空港整備や、その関連事業、東北横断自動車道整備事業を初め、道路、上下水道事業の整備事業、土地改良事業などへの影響が懸念されているところであります。したがいまして、国、県の動向を的確に把握しまして、本市への予算の重点配分等を、国に強く要望してまいりますとともに、優良な財源の確保に努めてまいりたいと考えております。また、引き続き行財政改革を積極的に進めまして、財源の重点配分や効率化を図るなど、健全財政の維持に努めながら、計画的な事業の推進に取り組んでまいりたいと考えております。 次に、童話村の第二期整備構想についてのお尋ねでありますが、昨年、賢治生誕100年記念事業は、全国から多くの観光客をお迎えし、成功裏に開催でき、花巻を全国に向け発信できたところでございまして、御支援、御協力を賜りました市議会議員を初め、市民の皆様に心から厚く御礼申し上げます。童話村の施設につきましては、銀河ステーション、賢治の学校及び妖精の小径以外の、いわゆるイベント施設は撤去したところであります。今後の童話村の整備につきましては、第二期計画として整備を進めてまいりますが、過般、宮沢賢治学会文化財調査委員文化団体協議会社会教育委員、校長会等の代表者等の方々から、個別に御意見を伺っているところであります。その中では、宮沢賢治記念館イーハトーブ館のエリアは、宮沢賢治研究等の機能を受け持つ地域とし、童話村のエリアは自然を生かした体験学習施設のほか、花巻の文化発信の地としての位置づけを望む声が多く出ております。つきましては、今後、市民を初めとしまして、多くの方々の御意見をお伺いしながら、有識者等で組織する検討委員会を設置し、具体的な整備計画を検討してまいりたいと存じております。 次に、農業問題についてお答えします。 自主減反についての今後の行政指導上、このような機運をどう判断されているのかについての質問でありますが、当市としましては、米の過剰基調の中で、生産調整の実施により、価格の安定を図るためには避けることのできない措置と考えており、農家所得の確保を図るためには、全国の市町村や生産者団体等が、力を合わせて推進していくべきものと考えております。このため、とも補償制度における農家拠出金の負担軽減を図るべく、県下では花巻市とJA花巻市だけが単独の支援措置を実施しており、地域ぐるみの調整活動を推進し、転作と稲作を合理的に組み合わせた複合経営により、農業所得の安定的な確保が図られるよう、関係機関団体と連携しながら推進してまいる考えであります。減反問題につきましては、岩手県市長会等を通じ、また県への直接の要望において、米の生産調整については農業者の限界感があることから、これ以上の転作強化は行わず、過剰米については減ずるようにしむけることを柱とした、要望等を行っているところであります。今後とも、機会あるごとに国、県に働きかけてまいりたいと考えております。 次に、現在工事中の主要地方道花巻大曲線の供用に伴う豊沢湖周辺の観光地についてでございますが、この道路が供用開始になれば、花巻市や沢内村の交流促進のみならず、この路線間の恵まれた大自然の有効的な利用も大いに期待できるところであります。この地域は、市内有数のすぐれた自然環境であり、また豊沢湖周辺は県立自然公園の指定を受けているとともに、大空の滝周辺は林野庁の国有林野機能類型区分で、森林空間利用林の指定を受けておりますので、重点的にレクリエーション等の活動の場や、景観の提供の場として見込まれる地域と考えております。今後、自然保護を基本としながらの豊沢湖の周辺整備及び森林空間利用林としての可能な範囲においての効果的な整備方策について、検討してまいりたいと考えております。 その他のお尋ねにつきましては、教育委員会並びに関係部長から答弁いたさせますので、御了承願います。 ○議長(高橋浩君) 佐藤教育長。    (教育長登壇) ◎教育長(佐藤重利君) 学校施設整備の今後の計画についての考え方について申し上げます。 市内の学校施設の鉄筋コンクリート化への整備は、完了しているわけでありますが、早い時期に整備した施設につきましては改修が必要になってございます。しかも、これらの学校施設は、建築の集中した時期がありまして、今後の整備を円滑に進めるためには、事業の平準化を図り、順次計画的に進めていく必要があります。特に、昭和45年に、施設の構造耐力上の安全性の確保を中心とした、建築基準法が改正になったわけでありますが、それ以前に建築しました施設につきましては、優先して改修を行う必要があります。具体的には、建築後の経過年数を基準に、施設の傷みぐあいや衛生の状況、あるいは危険の程度、加えて補助、起債事業の手当等を総合的に勘案しながら、今後、施設整備を進めてまいりたいと存じております。 以上であります。 ○議長(高橋浩君) 佐藤産業部長。    (産業部長登壇) ◎産業部長(佐藤脩君) 生誕祭の内容についてでありますが、昨年の賢治100年祭の成果を受けまして、今年度から賢治生誕祭を文化イベントとして位置づけ、気軽に宮沢賢治の世界に触れることができる場を創出し、賢治ファン層の拡大と、イーハトーブ花巻の知名度アップを目的とし、継続事業として実施いたします。 今年度の内容ですが、中心となるのがイーハトーブ参加でございます。これは県の御支援もちょうだいし、宮沢賢治童話村を会場に、8月23日から31日までの9日間にわたって開催するもので、宮沢賢治に関連するさまざまな音楽コンサート、賢治童話の人形劇、県内の賢治ゆかりの地の郷土芸能等で構成いたします。このほか、宮沢賢治映画祭、小・中学生を対象にした、わかりやすい賢治の話講座、賢治ゆかりの地めぐりツアー、アジアテレビ映画祭などを実施いたします。 快適環境整備にお答えをいたします。 下水道は、住みよい生活環境の確保と公共用水域の水質保全に欠くことのできない重要な施設であり、主に市街地を整備する公共下水道、農業振興地域を整備する農業集落排水事業及び合併処理浄化槽設置整備事業を、地域の実情を踏まえ、関係各課で連携をとりながら整備を進めているところでございます。農業集落排水事業は、平成4年度から長根地区を初めとして、積極的に取り組んできているところであります。また、平成8年度には、事業期間の短縮と全体事業費の軽減を図るため、処理区域の全体的な見直しをしたところであります。今後において、具体的な整備計画につきましては、各地域における農業用水の水質状況、地域住民の合意形成などを総合的に十分勘案し、順次、効率的な整備を図ってまいります。 次に、農業問題についてお答えいたします。 まず、大規模経営農家や集団経営体におけるマネージメントの指導についてでありますが、議員御指摘のとおり、みずからの経営を分析し、経営戦略を立て、農業経営を行うことが不可欠であると認識しております。このため、国庫補助事業であります農業経営基盤強化促進対策事業を導入し、認定農業者への農地集積や経営改善支援対策を進めております。また、関係機関におきましても、それぞれの特性を生かしまして、簿記の研修会やパソコン研修会を開催し、農家を指導する各種事業を展開しております。今後とも、指導関係機関と連携を密にし、花巻市農業活性化センターの支援チームによる指導事業を、展開してまいりたいと考えております。 次に、中山間地域の農地保全についてでありますが、国においては中山間地域の過疎化、農地の荒廃に抜本対策が必要との認識を示し、新しい農業基本法を検討している、食糧、農業、農村基本問題調査会との論議とも絡め、活性化対策として直接所得補償の導入に向けた、具体的な検討に入ったところであります。また、中山間農地保全については、市町村農業公社による農作業住宅や、担い手育成を支援する中山間地域農地保全支援事業を、来年度から全国30地区で着手する計画が報じられているところでありますので、本事業の導入についても検討してまいりたいと考えております。市といたしましても、従来からの中山間地域活性化事業を展開してまいりましたが、先般、県への統一要望には、湯口地区以外の条件不利地域の指定も含めまして、中山間地域の振興と活性化対策について、要望してまいったところであります。 ○議長(高橋浩君) 平賀建設部長。    (建設部長登壇) ◎建設部長(平賀巖君) 快適な環境整備にかかる公共下水道事業についてお答えいたします。 花巻公共下水道事業は、全体計画面積を2,078ヘクタールと定め、平成22年度の整備完了を目標に、鋭意、事業の促進に努めてまいっているところであります。一方、新市街地の整備及び空港周辺整備計画等による、新たな排水区域の拡大に対応する必要が生じてきていることや、農業集落排水事業地区との処理区域の調整を図るなど、今年度、全体計画区域の見直し作業をすることとしております。国では、来年度以降における公共事業費の大幅削減を打ち出すなど、極めて厳しい状況にありますが、市民の要望にこたえるべく、今後も計画的かつ効率的な整備に向けて取り組んでまいりたいと存じます。 次に、花巻南温泉峡地区の下水道整備についてお答えをいたします。 同地区の下水道事業につきましては、公共用水域の水質保全はもとより、同地区を流れる豊沢川が、上水道の主たる水源でもあることなどから、新発展計画の前期計画の中でも、重要な調査事業の一つとして位置づけており、来年度から花巻南温泉峡地区の下水道整備計画の策定のための基本調査を、実施してまいりたいと考えております。このため、検討資料収集の一環として、志戸平及び大沢地区の住居を対象に、便所の種類や生活雑排水の放流先等についての調査を実施したところであり、引き続き温泉等の関係資料の収集、整理を進めてまいりたいと存じます。 次に、新渕橋の改良計画についてであります。 新渕橋は、幅員3.6メートルと狭く、完成後、30年余を経過する中で、近年の自動車交通量の増大、車両の大型化に伴い、交通安全が危惧される状況になってきておりますが、市道における橋梁には類似のものが数カ所ございます。このため、豊沢川への架橋にあっては、新たに平成橋、高村橋を整備してまいったところであります。また、現在、仮称不動大橋の新設並びに道地橋かけかえ工事を実施しているところでありますが、さらに東北横断自動車道関連での新たな橋梁整備も必要となってきております。御承知のとおり橋梁整備には、多額の事業費を必要とすることから、市道にかかる幅員の狭い橋梁の改良整備につきましては、交通量、緊急度等を勘案し、計画的に整備を図ってまいりたいと存じます。 なお、地震対策として、市内主要橋梁について、落橋防止工事等を実施しておりますが、引き続き維持補修に努め、交通安全対策に万全を期してまいりたいと存じます。 ○議長(高橋浩君) 佐藤市民生活部長。    (市民生活部長登壇) ◎市民生活部長(佐藤定君) 信号機の設置についての御質問にお答えします。 まず、信号機の整備に当たっては、道路の利用実態や交通量等を総合的に勘案し、実情に応じた整備が必要と考えているところでございます。このため、毎年、市内各地域から要望されている箇所について、花巻警察署を初め、花巻地方振興局等、関係機関合同による現地調査を行い、所管する岩手県公安委員会に整備をお願いしているところであります。 次に、要望に対する整備状況についてでありますが、平成8年度の実績で申し上げますと、10箇所の要望に対し2カ所、市道双葉町線の厚生病院南西交差点と、市道豊沢町中根子線の田屋交差点でございますが--に設置していただいたところでございます。要望に対する設置状況は、非常に厳しいものがありますが、今後とも設置について強力に要請してまいる考えであります。 ○議長(高橋浩君) 藤戸企画部長。    (企画部長登壇) ◎企画部長(藤戸忠美君) 国際交流事業についてお答えをいたします。 ホットスプリングス市との姉妹都市交流につきましては、平成3年度から青少年海外研修派遣事業を実施し、これまで当初を含め、中・高生107名を派遣しております。また、2回の絵画交換による絵画展や、花巻祭り期間中のホットスプリングス展、賢治生誕100年祭への招待事業など、機会をとらえ交流事業を実施しております。青少年海外研修派遣事業におきましては、多くの青少年が異文化に直接触れることや、世界に目を向けることによって、自己形成にとってよりよい影響を与えているものと伺いますし、帰国後においても、ホストファミリーとの交流が続くなど、その効果が上がっているものと考えております。特にも、この派遣事業に参加した青少年が、今年度、アーカンソー州立大学リトルロック校に留学するなど、姉妹都市交流の効果が徐々にあらわれてまいっておると考えているところであります。今後におきましても、青少年の総合派遣研修を進めるとともに、パソコンを利用しての日常的な姉妹校交流や文化交流、さらには経済界の方々の交流や経済情報の交換などを行えるよう、努めてまいりたいと考えております。 以上。 ○議長(高橋浩君) 久保田春男君。 ◆21番(久保田春男君) 再質問をさせていただきます。 最初に、童話村の第二期整備についてでございますけれども、御答弁をいただきまして、内容につきましては理解いたしましたけれども、今後の童話村のエリアというものが、ちょっと私どもを初め市民の皆様にも見えないというところがございますが、できることであれば、市民向けの童話村のエリアの地図でも、配布できればいいんではないかなと思います。 そして、さらにもう一つは、第二期整備がどの程度の面積なり、規模で行われるかということが、関心事になるわけでございますので、その際、プロの設計屋さんということよりも、先ほど市民の要望を入れてというお答えもありましたとおり、市民の皆様方の発想を十分に取り入れた第二期整備であってほしいなと思いますが、このことについての御感想、御所見をまずお聞きしたいと思います。 ○議長(高橋浩君) 藤戸企画部長。 ◎企画部長(藤戸忠美君) この童話村の二期計画についてお答えをいたします。 先ほど市長が答弁いたしておりますように、現在、幅広く今後の童話村整備のあり方についての御意見を、今、賜っているというところでございます。このエリアがどれぐらいか、市民によく見えないというお話でございましたが、御案内のように昨年、童話村として10ヘクタールの土地を取得しておりまして、昨年の100年祭におきましては、そのうち4ヘクタールほど整備したところでございますが、全体が良好な森林という形になってございますので、これらを余り自然を壊さないような、あるいは自然を活用したような活用方法について、今、検討しているということでございまして、エリア的には10ヘクタールというふうに考えてございます。 それから、この整備の計画のつくり方でございますけれども、先ほど申し上げましたように、関係方面からさまざまな御意見を今、伺っているところでございまして、専門家による調査委員会等も、いずれそれら市民からお伺いした意見をもとにして、協議していきたいと思っていますが。最後は、やはり皆さんに目で見て御理解いただけるようにするには、プロの方にお願いして構想図、図を書いていただくという段取りに進むのかなと、このように考えてございます。基本的には、やはり市民の意見等、内部で、全く外部に委託をしてつくるという形ではなくて進めたいなと、このように考えてございます。
    ○議長(高橋浩君) 久保田春男君。 ◆21番(久保田春男君) 大変ありがとうございました。 それでは、農業問題についてお伺いいたしますが、きのうの高橋綱記議員さんのお答えにもありましたけれども、再度お伺いすることになろうかと思いますが、自主減反というのは、やはり転作を押しつけられたと言えば語弊があるかもしれませんが、担わなければならない何割かの転作なわけでございますけれども。その転作地を利用して米以外の、あるいはその他の利用を図りながら、農業経営をつくり上げるということだと思うんですが。そうした場合に、私は一番大事なのは、方向性がほしいということでございます。いわゆる行政でも、団体でもいいわけでございますけれども、その転作地を利用して農民が独立していくという指針がほしいと、こう思うわけでございます。東和町は、行政的な面から、主体性を持ってそれに取り組んだというのが、今回のケースであったように、私は理解しておるわけでございますが、花巻市も行政的な流れの中で、それに従わなければならない面もあろうかと思いますが、花巻市独自の農政指針というものを開発していく必要も、これからは大事ではなかろうかと思いますが、こういった考え方について御所見をお伺いします。 ○議長(高橋浩君) 佐藤産業部長。 ◎産業部長(佐藤脩君) お答えをいたします。 今、久保田議員さんから御提言ありましたように、それぞれ花巻市、あるいはJA、関係機関も含めまして、一つの花巻市の農業のあり方というものの計画、指針があるわけでございまして、いずれ、先ほど市長から御答弁申し上げましたように、価格の低落傾向を防ぐということで、転作を推進しながら、ただいまとも補償制度でもって、さらに農家の所得確保というものも考えながら、取り組んでおるわけでございまして。前段申し上げましたように、関係機関でもって花巻市の農業の方向、どうあるべきかということを、既に計画もありますし、またその中でこの転作作物におきますところの優位性といいますか、そういうふうなもの等々も勘案した、この複合作物との組み合わせで、営農類型のようなものも指導しておる経緯があるわけでございます。 いずれ、国も新しい農業基本法ということの策定の段階になっておりますので、それらの動向なども収集しながら、花巻市の本来あるべき農業は、どういうものかというものについて、検討してまいりたいと思っておりますので、御理解をいただきます。 ○議長(高橋浩君) 久保田春男君の質問が終わりました。これより久保田春男君の関連質問に入ります。 関連質問の方ありませんか。 大石満雄君。 ◆20番(大石満雄君) 20番大石満雄でございます。 久保田議員の質問に関連して、二、三お聞きいたします。 まず最初に、賢治生誕祭に関連いたしまして、ことしの3月定例会におきまして、教育委員長の方針演説の中で、平成10年度にスウェーデン国立博物館での宮沢賢治展に備えていくということがありましたが、これはどのようにその後なっているかどうか。まず、ひとつお聞きいたします。 次に、国際交流事業に関連いたしまして、ホットスプリングス市と姉妹提携をしているわけでございますが、5周年を迎えるに当たって、この5周年事業の具体的内容はどのようなものがあるでしょうか。そして、その中で国際交流協会の方から、花巻ホットの翼というようなことでも、事業の一環なんでしょうが、案内がきております。もし、このホットの翼の状況ですね、これもわかるのであれば、あわせてその内容をお聞きしたいと思います。 失礼しました。あと、賢治生誕祭のところでもう1点だけ。アジアテレビ映画祭というののお話ありましたけれども、これは一体どういう内容なものでしょうか、教えていただきたいと思います。 以上、お願いいたします。 ○議長(高橋浩君) 佐藤教育長。 ◎教育長(佐藤重利君) スウェーデンの平成10年の賢治の関係でありますが、ことしに入りまして、そのお世話をしているシャステインさんという方が、スウェーデンの方でございますが、日本滞在の方でございますが--から、いろいろスウェーデンの事情をお聞きしました。しかし、なかなかはっきりしない面がありまして、さらに東京事務所から直接スウェーデンの大使館等にも問い合わせていただきまして、その全貌について今お聞きをして、どう対処するか検討しているところでございます。 ○議長(高橋浩君) 佐藤産業部長。 ◎産業部長(佐藤脩君) アジアテレビ映像祭のお尋ねがございましたので、お答え申し上げたいと存じます。 この映像祭は、国内では第6回ということで承っておるものでございまして、アジアの童話、メルヘンと宮沢賢治というふうなサブタイトルがついてございまして、アジアの諸地域からそれぞれの地域を映像化された童話を、まず公募するということがございますし、また日本のテレビ局からは、宮沢賢治の精神に寄せてということをテーマにするドキュメンタリーのドラマを公募するという内容がございます。これらの作品を審査いたしまして、入賞作品を童話村地内、イーハトーブ館でもって上映する計画でございます。そして、その映像をもとにして、このシンポジウムを開催するというのが、この映像祭の概要でございます。 ○議長(高橋浩君) 藤戸企画部長。 ◎企画部長(藤戸忠美君) それでは、ホットスプリングス市との5周年記念事業の関係についてお答えをいたします。 御案内のように、今年度においてホットスプリングス市との姉妹都市提携5周年を迎えるわけですが、やはり一番の大きな目玉となります事業は、ホットスプリングス市への友好訪問市民ツアー、これが中心になります。この趣旨は、先ほども申し上げましたように、100名を超える青少年はホットスプリングス市の方へ訪問研修を行っておりますけれども、大人の方々がまだ姉妹都市を訪れる機会がないということで、この5周年を契機に訪問するということが目玉でございます。そのほか、5周年を契機にいたしまして、小学校の姉妹校提携、あるいは高等学校の姉妹校提携なども予定されてございます。それから、5周年を記念いたしまして、市民ツアーと同時期の開催になるわけですけれども、ホットスプリングス市において花巻展を行うということで、花巻をホットスプリングス市に紹介するイベントなども計画いたしてございます。それから、絵画展も行います。 そういったさまざまなことを計画しておりますが、この中で先ほどホットの翼の状況についても、お知らせしてほしいということでございますが、現在のところ、目標は120人ぐらいと思って募集を始めておりますが、現在、50名近くまで申し込みがありまして、各企業とか団体等について、今、PRに回っておりまして、まだ本格的に回ったわけではないんですが、それでも50人ぐらい既にありますから、目標の数字にはいくのかなという期待をしている状況でございます。 ○議長(高橋浩君) 大石満雄君。 ◆20番(大石満雄君) ホットの翼は、ぜひ目標達成するよう御期待しております。 それで、この国際交流の考え方なんですが、こういういわゆる国際交流、姉妹都市が順調に走り出しますと、そのほかの国ともいろいろ関係があれば、どんどん広がりをもっていった方がいいんじゃないかと言われる方もいらっしゃるわけなんです。その中の一つに、やはりこれから日本との関係を考えれば、いわゆる英語圏もよろしいんでしょうが、お隣に、すぐお隣にあるんじゃないだろうかという意味で、アジアというのがすごく今、注目されているというふうに感じるわけです。そういう意味で、今後、お隣のアジアの各国があるわけなんですけれども、そういうようなところと姉妹提携を進めていってはどうかというようなことが出てきた場合に、国際交流、いわゆる姉妹都市を提携する基本的な考え方というのを整理しておかないと、どんどんどんどん出てくるおそれもあるんじゃないか。そして、最終的には収拾つかなくなっても困るわけでございますから、その辺のところの基本的な考え方というのを、以前にも市長さんお話ししていましたけれども、再度ここで確認しておきたいと思いますので、御所見をお願いいたします。 それと、賢治童話村二期整備の件なんでございますが、この賢治祭に関連しては、いろいろと企画されて、大変楽しみに思っているところなんですが。それとあわせて、その二期整備ということになりまして、いろいろと市の方では市民の意見を大事にしながら、やはりこれは市のものでございますから、できるだけ市独自のすばらしいものをつくっていきたいということでございますから、大変結構なことでございます。それで、それを進めるに当たりまして、宮沢賢治という人物が、やはりこの方は、私も勉強不足ですが、全体像を把握するには非常に難しい人物であるというふうに思います。そして、いろんな方もおっしゃっているんですが。それから、そういうような意味では、これから時代がどんどんたっていくことによって、その評価がさらに一段と高まり、固定化していくんだろうと。また、その中でいろいろな理解がされていくということで、ものすごい幅の広い人物であるということで、本当にすばらしい花巻の財産だと思うわけです。そうした場合に、この二期整備の考え方とすれば、まさしく賢治と、賢治ということにこだわって、大事に育てていって、十分余りあるぐらいのここの整備ができる内容ではないかと、私、思うわけです。 したがって、確かに100年祭は終わりました。そして、101年目はどうなんだ、2年目はどうなんだという期待があればあるほど、市民からそういう要望もあるかとは思いますが、この際、じっくりとこれはやはり練っていって、一つ一つ組み立てて、積み上げていっていただきたいと思うわけです。そういう意味で、賢治というのを、やはり捨てないように、あそこのエリアは。最終的な10ヘクタールは、やはり賢治、賢治でいっていただきたいと。そういう意味から、先ほど研究学術的なのは、賢治記念館、イーハトーブ館というようなことで、また体験文化発祥ということで童話村というようなお話もありましたけれども、私は余りこれもこだわる必要はないんじゃないかと。いずれあの辺の一体は、もう賢治に関連したものをじっくり考えてやっていくべきものだと思います。したがって、この二期整備の計画に当たりましては、まず上物というような、このような考え方はできるだけ避けて、じっくり検討していっていただきたいと思うわけであります。これについての御所見ということになれば、恐らく先ほどの同じようなお答えが返ってくるかと思いますが、特に必要はありませんが、もし何かあったらばお聞かせいただきたいと思います。 以上、2点、お願いいたします。 ○議長(高橋浩君) 渡辺市長。 ◎市長(渡辺勉君) 国際交流に関連しまして、ホットスプリングスとの交流というのは、年々深まってきておりまして、また喜ばしいことであると考えておりますし、また市民の方々の要望も強いものですから、5周年記念はぜひ御支援をいただきまして、成功させていきたいというように考えておりますし、やはりこれは国際交流というものは、市民の方々と市民の方々の交流でございますから、そういうものを重要視していきたいというように考えております。ほかにも交流ということがあろうかということでございますが、やる場合はやはり遠くもいいんですが近くの方が、最近いろいろ文化交流だけじゃなくて、いろんな面からやはり近隣との交流というのは大事だと思っておりますが、前段申し上げましたように、国と国との交流じゃなくて、やはり市民と市民の方々の交流ですから、いろんな面で交流を図りながら、市民の方々が熟した段階で、やはりそういう交流のことを判断していくべきだろうというふうに考えております。 童話村の二期整備につきましては、じっくりということでございますが、いろいろと大石議員さんにも御指導いただきたいわけでございますけれども。今、賢治を中心とした、あるいはやはりあのままでは、ちょっと不足な感も否めないわけですし、また山林がたくさんありまして、環境保全の関係もありますので、皆さんからの御意見、それから専門家の御意見も賜りながら、市民に喜ばれる整備について、鋭意努めてまいりたいというように考えているところでございます。 ○議長(高橋浩君) 大石満雄君。 ◆20番(大石満雄君) わかりました。いずれにいたしましても、いろんな機会で、再三出ております、やはり市民の声と、これだけは大事にしていかなければならないところだと思いますので、ぜひお願いいたします。専門家の御意見も非常に大切なんでしょうが、最終的にやはり来て、活用して、これからの花巻市を育てるのは市民でございますから、そこのところを重視して、すばらしいものをつくり上げていっていただきたいと思います。 以上で終わります。 ○議長(高橋浩君) 以上で久保田春男君の質問を終わります。 次の質問者は、古川昭蔵君。    (古川昭蔵君登壇) ◆1番(古川昭蔵君) 1番、社民党の古川昭蔵でございます。 通告に従いまして、質問いたします。よろしく御回答のほど、お願い申し上げます。きょうも諸日程が大分詰まっていることから、簡潔に質問いたしますので、簡潔な回答をお願い申し上げます。 第1点目、森林資源の管理と対策についてお伺いを申し上げます。 花巻市の過去の災害記録を見ますと、大きな市街地災害や花巻空港の航空機災害、集中豪雨での河川のはんらんや浸水、土砂崩れ等の災害が発生してきております。近年、全国的には、人口の増加や各種産業の進出、交通量の増加等が進み、都市的な災害がふえてきておる現状でございます。平成7年度の阪神・淡路の大震災にも見られるように、地震や火山、風水害等の自然災害に第二次災害が加わることで、被害が大きくなる傾向になってきております。花巻市は、平成5年に地域防災計画の見直しを行いましたが、阪神・淡路の教訓を踏まえて、自然災害や都市災害が未然防止できるよう、地域の防災力向上と災害に強いまちづくりを基本として取り組まれるよう、切望するところでございます。 (1)点目でございますが、森林火災の防止対策と発生後の防災対応についてお尋ねを申し上げます。本年5月2日、12時48分に発生いたしました森林火災は、石鳥谷町大瀬川地内から紫波町に至り、大災害を発生いたしました。被害面積は304ヘクタール、被害総額7億6,000万に達し、かつてない大災害となったところでございます。そこで、隣接する1市3町による花巻地区消防事務組合や、隣接の消防団員の活躍に、心から感謝と敬意を申し上げるところでございます。また、平成8年の10月に運行開始した防災ヘリ、「ひめかみ」の活躍により、304ヘクタールの山林火災を2日間で消しとめ、第1日目の消火回数が34回、第2回目の2日、33回の空中消火により、ほぼ2日間で全域を消火しえたことは、近年まれにみる、高く評価されるものと確信しております。また、2日目の空中偵察中に発見されました、太田地内の山林火災についても、約10トンの水を空中散布し、早期発見により二次災害防止に努めたところでございます。 そこで、質問でございますが、石鳥谷町の出火原因は人為災害と想定されますが、今後、花巻市は市民の防災意識の向上を目指した、新しい何かの対策等についてお伺いをしてまいりたいと思います。また、花巻管内で、例えば林野火災が発生した場合には、その林野内での人命救助等の体制等については、万全な体制を持っているかどうか、お尋ねを申し上げます。いろいろの立地条件があるかと思いますが、その体制についての何がしかのお考えをお伺いいたします。 (2)林地復旧対策についてお伺いします。6月2日、火災発生後、現場の実態調査を行ってまいりました。1カ月経過したときに、現場調査しましたが、まだ山林火災のにおいが漂う中で、燃え残った樹木の伐採や、いろいろなものが燃え尽きて整理もされずに、無残な光景であったと思っております。花巻地区森林災害復帰復旧対策会議が、町、県、営林署、森林組合等の構成によって設置されました。国有林73ヘクタールについては、現在、国が一部緑化対策によりまして、草の種をヘリで散布すると聞いておりますし、また治山復旧や、特に灰になった土が土石流として流れるおそれがあるということが、現実、見てまいりました。これについても、早急な土どめ工等の対策が必要と思われます。 また、民有林については63ヘクタール、所有者、68名から意向調査をした結果、県と町が一体となって、復旧のための資金援助が定まりまして、今、植林や造林の計画が策定中と聞いております。そこで、花巻市は隣接自治体として、民有林の復旧対策及び再建のための何がしかの資金援助が必要と思われますが、市長の考えをお伺いいたします。 (3)松くい虫対策でございます。平成8年に、花巻市十二丁目地内において、マツノザイセンチュウという虫の松枯れが発生いたしました。その調査結果、松くい虫と断定し、さらに本年5月16日に、同地区の北側において松くい虫が検出されました。マツノザイセンチュウという虫は、体長1ミリ程度の小さな虫でございますが、健全な松に媒介し、被害を蔓延させるのが、もう一つの虫である体長3センチぐらいのマツノマダラカミキリという昆虫でございます。そこで、花巻市において、この周辺地域の防除対策等について、早急な対策が必要と思いますが、これについて市の考えをお伺いいたします。 それから、松の木の伐採駆除等については、災害措置法等の第9条に載っているとおり、松の木の伐採等の駆除は国庫補助の対象になると書いておりますが、これはどういうものかお伺いいたします。 第2点目、交通拠点性を生かした市民サービスについて御質問をいたします。 きのう、齊藤議員が質問されましたが、重複しますが、私なりに回答をお願いいたします。 東北新幹線、新花巻駅は、昭和60年に開設以来、1日平均、約2,000名以上の利用者があります。花巻市と首都圏を結ぶ大動脈として機能を果たしてきましたが、特に本年、スーパーやまびこの停車や観光客、そして今、大変多くなったビジネスマンやサラリーマンの利用が拡大傾向になってきております。特に、花巻空港東京行きが廃止以来、1週間以内の旅行者や、花巻市との本支店間のビジネスマン、社長さん方は、新駅の駐車場を利用しておりますが、現在の365台の駐車場は大変狭く、確保が難しいという関係で、新幹線より6分、タクシーで10分という花巻空港の無料駐車場を利用する市民が、大変多くなってきているという状況であると言われております。この対策について、お伺いします。市民生活の利便性や、新幹線の利用促進のための花巻駅の駐車場の一部無料化の推進をお願いしたいと思いますが、当局の考えをお尋ねいたします。 第3点目でございます。勤労者福祉についてお伺いします。 今、県内の勤労者は、週40時間労働制の完全実施でスタートしておりますが、パート労働者の身分保証など、労働基準法の改正に伴い、全国の勤労者との格差を縮小するための取り組みを現在やっているところでございます。市内、4,000名ほどの会員で組織しております花巻市勤労者福祉協議会は、昨年11月に花巻市長に対し、勤労者福祉について要望書を提出いたしました。これは、中小企業の福祉サービスセンター設置についての件でございますが、その後の当局の、どのような御検討をされてきたのかお伺いをいたします。 また、中小企業と大企業との格差に、福利厚生等に大変大きな格差があるということで、これを是正するための新しいソフト事業等についても、将来計画があるかどうかお尋ねをいたします。 第4点目、ごみリサイクルについてであります。 市民の地球環境問題が高まる中で、先人から受け継がれてきた豊かな自然環境を守るとともに、ごみリサイクルなどの環境と共生する地域社会の社会づくりが急務であると考えております。 そこで、質問でございますが、紙の再生利用促進についてお伺いします。世界の森林面積は、地球全体のわずか8.6%、紙の原料となるチップ材は、アメリカ、カナダ、オーストラリア、そして東南アジアなどから、大型専用チップ船で輸入されてきている状況です。日本の紙の生産量は、約2,700万トン、古紙在庫は約70万トンに対し、回収された古紙が再びごみになるという最悪のケースが予想されてきております。花巻の一事業所でも、現在なお500トンの段ボールが数カ月間、工場内に山積みになっている状況でございます。今後、ストックヤードも含めた紙の再生利用促進についての、市としてのお考えをお尋ねいたします。 また、最後に、ごみ回収時点において、父母の会や子供会等がトラックの荷台に乗って走っている光景が見られます。搬入、搬出時の指導体制、安全体制についても、市当局が考えているのか、その点についてお伺いいたします。 以上、一般質問を終わります。よろしく御回答、お願いいたします。 ○議長(高橋浩君) 渡辺市長。    (市長登壇) ◎市長(渡辺勉君) 古川昭蔵議員の御質問にお答えします。 まず、森林火災の防止対策についてのお尋ねにお答えします。去る5月2日に発生しました、石鳥谷町の山林火災の出火原因については、現在のところ調査中と伺っておりますが、山火事の防止については、市民の防火意識の高揚を図るため、毎年3月10日から5月31日までの山火事防止月間に、ポスターの掲示、パレードの実施や、防火看板を作成しまして、啓蒙を積極的に行っているところであります。今後も石鳥谷町の山林火災を教訓に、特に異常気象下での火入れ、入山時の心得など、さらに市民に強く訴え、防火意識の高揚に努めてまいりたいと考えております。 次に、林野火災が発生した場合、山林内での人命救助の体制についてお答えいたします。近年、火災の発生も、生活の豊かさとともに多様化してきておりまして、それに伴い救助活動も困難を極めるような災害も発生しておりますので、人命救助を第一として、日ごろから消防署職員等が救助技術訓練に励んでいるところであります。山林内での人命救助につきましても、日ごろの訓練をもとに全力を尽くし、救助活動に当たることはもとより、防災ヘリコプターの配置により、人命救助体制が強化されておりますので、その出動要請を初め、関係機関とも連携をとりながら、万全な救助活動体制を図ってまいりたいと存じております。 次に、新花巻駅駐車場の無料化についてでありますが、昭和60年に東北新幹線、新花巻駅開業以来、低料金で長期に駐車できる、収容台数365台の駐車場を設置し、新幹線利用者の利便性を図ってきたところであります。利用台数は年々増加傾向にありまして、平成8年度で約5万8,000台に上り、休日などには満車状態となり、利用者から改善の声が寄せられているところであります。また、商工業者関係者からも、長期駐車時の利便性と、新花巻駅利用促進を図るため、その拡張整備についての要望がなされているところであります。したがいまして、駅利用者のニーズを適切に把握しながら、利便性の向上と新幹線の利用促進を図ることが大切であると考えておりますので、利用しやすい駐車場にするため、その運営と管理体制についても検討してまいりたいと考えております。 その他のお尋ねにつきましては、関係部長から答弁いたさせますので、御了承願います。 ○議長(高橋浩君) 佐藤産業部長。    (産業部長登壇) ◎産業部長(佐藤脩君) 林地復旧対策についてのお尋ねにお答えをいたします。 御承知のとおり、森林は国土の保全、水資源の涵養などの多様な機能を有しておるところであり、今回、大規模な火災により、この森林の重要な機能が失われたことは、まことに残念なことであり、一日も早い復旧を念願するところであります。現在、県及び石鳥谷町、紫波町が、全力を挙げて林地の復旧に取り組むこととお伺いしておりますので、当市としてはその推移を見守りながら、対処してまいりたいと存じますので、御了承をお願いします。 次に、松くい虫対策についてお答えをいたします。 県では、当市を平成8年4月に松くい虫汚染周辺地域に指定し、高松地区から笹間地内に至る延長25キロメートル、幅2キロメートルの地域を、松くい虫被害防除監視帯として、重点的にパトロールを実施しております。この中で、枯れた松や弱っている松を発見した場合、市が事業主体となり、伐採、搬出後、焼却処分をしております。特に、被害が集中している十二丁目地内は、宿主であるマツノマダラカミキリが羽化する6月を中心に、薬剤の地上散布を実施し、被害の拡大防止を図っているところであります。しかし、このような対策を実施している中で、平成9年4月に当市が松くい虫汚染地域に指定されたことは、まことに残念なことであります。今後の対策については、県の指導を得ながら被害の拡大防止について、最大の努力してまいります。 なお、御質問のありました事業に対する補助制度については、監視区域内の松くい虫防除事業は国庫補助対象であり、それ以外の地区は県補助事業として実施しております。 次に、中小地場産業の福祉サービスセンターの設置についてのお尋ねにお答えをします。 我が国の経済社会において、重要な地位を占めている中小企業勤労者について、中小企業と大企業の労働福祉の格差を是正する福祉事業として、中小企業勤労者福祉サービスセンターの設置は望まれるところでありますが、この事業の設立基準は、おおむね人口10万人以上の地域が対象で、原則として公益法人が設立することになっております。また、行う福祉事業は、会員のニーズを把握しながら、中小企業勤労者及び事業主の会費で運営されるものであり、勤労者及び事業主の理解と組織づくりが重要で、その取り組みに期待するものであります。 なお、勤労者福祉施策として、平成10年の国、県要望に、中高年齢労働者及び勤労者の雇用の促進、福祉の向上を図るため、雇用促進事業団が設置する、勤労者総合福祉センター、A型の施設の建設の要望を行っているところであります。 ○議長(高橋浩君) 佐藤市民生活部長。    (市民生活部長登壇) ◎市民生活部長(佐藤定君) 古紙の再生利用促進についての御質問にお答えします。 古紙の資源回収は、ごみの減量化、省資源及び環境保全のため重要でありますので、積極的に回収団体の活動を奨励しておるところであります。一部、他市におきましては、古紙の受け入れを休止したり、逆有償している業者も出ておりますが、当市では業者の自助努力によりまして、有償で引き取っていただいております。今後も、在庫支援など、業者と十分協議しながら、古紙の再生利用促進に努力してまいりたいと考えております。 次に、ごみ回収の安全対策についての御質問にお答えいたします。 資源回収実施時における安全対策でありますが、参加者は老若男女を問わず地区住民が参加しておりますので、回収実施に当たっては、それぞれ参加者に見合った役割分担を決めるなどして、安全対策を図るよう、広報や登録団体責任者を通じて、事故防止の周知徹底を図ってまいります。 ○議長(高橋浩君) 古川昭蔵君。 ◆1番(古川昭蔵君) では、再質問させていただきます。 災害防災対策については、回答いただきました。消防署員の最善の努力を見ながら、対策を協議しているということでございますので。災害はいつ起きるかわかりませんので、常に未然防止を図るような対応策、そしてまた事前事後の即応体制や綿密な連絡体制というものは、さらにさらに重視していく必要があると思います。今回、特に石鳥谷町の災害現場を視察した関係上、一番活躍したのは防災ヘリ、「ひめかみ」だったなと、こういう話も防災センターでも言っています。なぜかといいますと、私も初めて聞きましたが、防災ヘリは地上7メートルまで落下しまして、ホースを下げ、そして給水をして、1分間に1トンの水を持ち上げ、そして放水するという最大の機能を持っているということございますし、またこの機能についても、やはり市民がこういう、例えば緊急時においても利用するんだというような、このようなパンフレットを私もらってきておりますが、これには一般市民にも、ぜひアピールしてやりたいということがいっぱい載っています。ぜひ、これからも周知の徹底をお願いしたいと思います。 そこで、今までは常備消防と非常備消防、各分団等が一緒になって、タイアップしてやってきておりましたが、今回、防災ヘリが入ったことによりまして、これから三位一体の対策ということで、私たちもつい最近まで、防災関係でも一緒に立ち会わせていただいた関係上、無線、防災無線等においても、各分団には無線機が取りつけられました。それが、本当に防災ヘリと本部と移動局間の対応が、即応体制でやっていけるかどうかも、ちょっとお尋ねを申し上げたいと思います。 それから、もう一つなんですが、先ほど林地復旧対策について、市長の所信演説やきょうの回答、そしてまた部長の回答もいただきましたが、復旧対策については状況を見ながらと、推移を見ながら対処したいという考えでありますが、やはり私たちは隣接自治体として、このような大きな災害が起きた場合には、いろいろの対応を踏まえながら、そしてまた近い将来の合併問題を踏まえて、お互いに協力体制を進めていくべきではないかということについて、市長からの再度、考えをお聞きしたいと思います。 2点についてお願いします。 ○議長(高橋浩君) 渡辺市長。 ◎市長(渡辺勉君) 石鳥谷、紫波の大山林火災に対しましては、本当に消防署職員、消防団職員の出動がありまして、本当に私ども、おかげさまで何か誇りに思っておりますし、また緊急の炊き出し等におきましても、赤十字の奉仕団の方々が駆けつけまして、本当に広域的な支援をしたということをお伺いしております。今現在、御案内のとおり、治山復旧とかについて、県、それから町におきまして、予算措置をしながらやっておるところでございますし、また民間の部分につきましても、ある程度の助成がされる否やにも聞いておりますので、それらを見ながら、また石鳥谷町の動向も確かめながら、対応していくべきものと考えております。 ○議長(高橋浩君) 佐藤市民生活部長。 ◎市民生活部長(佐藤定君) 災害時における防災ヘリコプター及び常備消防、非常備消防団との連携体制についてのお尋ねについて、お答えいたします。 災害時においては、防災ヘリコプターと消防本部、ポンプ車両について、県内共通の無線機によって交信ができるようになってございます。また、非常備消防団の車両、全車両とも無線機が搭載しておりますので、消防本部から分遣署、あるいは消防署等の全車両によりまして、通信、交信をすることが可能になっております。これによりまして、無線連絡による強力な連絡体制が図られるということになっております。 ○議長(高橋浩君) 古川昭蔵君。 ◆1番(古川昭蔵君) それでは、最後に1点だけ再々質問をさせていただきます。 紙の再生利用促進についてでありますが、先ほど御回答いただきました。これからの古紙の利用促進については、やはり一般市民も大いにこれに利用するような、システムづくりということが、大変必要ではないかなと思っています。強いて言うなれば、多分そうだろうと思いますが、古紙の値段と原紙との値段のコスト高というものが、古紙が高いということによって、一般会社でも使用率が低いんではないかなと、こう思います。ぜひ、これから国や県、市が、やはり再生紙をぜひ使ってもらえるような対策、条例等についてもいろいろ協議すべきと思いますし、またその製紙会社については、花巻の会社においても半月間、工場に500トンの段ボールを置いているということについては、製紙会社の回転率が回らないということで、どうしても古紙の利用率が低いために、そして販売能力がないために、こういう結果にあわられているんだと思いますので、ぜひこの古紙の回収コスト、そしてまた製紙会社についての何かの優遇措置というものが、今後、大切と思われますけれども、これ一つについてお尋ねを申し上げます。 ○議長(高橋浩君) 佐藤市民生活部長。 ◎市民生活部長(佐藤定君) 議員御指摘のとおりでございまして、努力いたしましても、努力いたしまして古紙を回収いたしましても、製紙メーカーが原料として利用されなければ、リサイクルにもならなく、結局ごみになってしまうということでございます。一方、消費者の方も利用しなければならないということでございまして。伺いしますと、トイレットペーパーとか、あるいはティッシュなどは、古紙でも十分間に合うというようなことでございまして、製紙の20%ぐらいは、そういう形で従来は利用されてきておったわけですが、利用しないために、最近、先ほど議員御指摘のとおり、70万トンも余っておるという状況になってございます。こうした安定した古紙のリサイクルシステムを確立するためには、まず需要の拡大が肝要だというふうに思っておりますので、製紙メーカー、あるいは国レベルでの対策が、全国的に必要ではなかろうかなというふうに考えておるところでございます。そういいましても、市といたしましても、コピー紙や印刷用紙、あるいは広報花巻、公共施設のトイレットペーパーなどは、古紙を積極的に利用しておるところでございますが、今後とも広報等を通じまして、古紙の再生利用促進の普及に努めてまいりたいと思っておるところでございます。 ○議長(高橋浩君) 古川昭蔵君の質問が終わりました。これより古川昭蔵君の関連質問に入ります。 関連質問の方ありませんか。 木村幸弘君。 ◆13番(木村幸弘君) ただいまの古川昭蔵議員の一般質問に関連をさせていただきます。 1つ、山林火災の関係ですが、先ほどいわゆる消防団、あるいは常備消防、そして防災ヘリの連絡体制の内容について、御回答いただいたわけですけれども。確かに、無線そのものの装置は、それぞれ鋭意装備を充実して、取り組まれていることは承知しているわけです。実際問題として、石鳥谷の今回のあの山林火災現場において、私は当日、その火災発生時に現地に赴いて、その消火作業を見守ってきたわけですが、あのように広範囲に火災が広がりますと、各消防団についても、非常にそれぞれの持ち場、現場が分散されます。しかも、山林地内ということで、山々に囲まれた中で消火作業を行っているわけですから、この無線の装備の内容が、どれほどあの山の中で効果が発揮されたのか。その点について、ぜひその成果等を把握されておれば、お伺いをしたいというふうに思います。 というのは、当日、当時、私が行ったときには、いわゆる目の前にある火の手に対しての消火作業が必死に行われておったわけですが、その中で例えば全体が一体どうなっているのか、現地の部隊にはわかっていないというふうなこともございました。今、目の前にある火の手が仮に消せたとして、その裏にはどういう火の手が上がっているのかわからない、あるいはもう新山まで火がいったそうだとか、かなり混乱した状況も現場にはありました。そういう意味で、もう少し情報がそれぞれの現場、現場に伝わっておればいいなということを率直に感じたわけです。そういう意味で、その辺の無線の装備が、どう生かされたのかという部分を、もう少し具体的にお伺いしたいと思います。 それから、もう1点は、資源回収団体の関係でありますけれども、先ほどいわゆる資源回収団体に対しては、その作業を行うに当たって、いわゆる安全な作業が行われるように、指導をしているというふうなことであるわけですけれども、実際に回収作業を行っている中で、いわゆる事故等が発生した場合に、どのような補償等が考えられているのか。その辺のところについて、当局の考え方があれば、お伺いをしたいと思います。 ○議長(高橋浩君) 佐藤市民生活部長。 ◎市民生活部長(佐藤定君) 山林火災の際での作業場の連携にかかわっての無線機の効果といいますか、成果等についてのお尋ねをちょうだいしたところでございますが、車両と、それから職員には、無線を装備しておるというようなことでございまして、若干、先ほど議員さん御指摘のような、今回あったかもしれませんけれども、いろいろと今回の石鳥谷町の教訓を踏まえて、今後、対応してまいらなければならないというふうに考えておりますので、御了承をいただきたいと思います。 それから、万が一、事故を起こした場合の資源回収団体への補償等の関係でございますが、あってはならないことでございますが、今後、研究させていただきたいと思いますので、御了承いただきたいと思います。 ○議長(高橋浩君) 木村幸弘君。 ◆13番(木村幸弘君) そこで、例えば山林火災のこれからの考え方として、一つの提案になるのかもしれませんが、先ほど防災ヘリの「ひめかみ」については、一つは人命優先ということで、中に人がいるとなれば、消火作業ではなく人命作業に徹底して当たると、人命救助に当たると。それがなければ、消火作業という形で、その順位が決められているわけです。実際に、その都度、防災ヘリの方でも、そういった作業をしながら、上空からの情報を提供するということにはなっておりますけれども、しかしながらなかなか防災ヘリ、「ひめかみ」だけに頼っていたのでは、これは大変な状況だろうなと。人命救助のことも考えなければならない、あるいは消火作業も考えなければならないとなると、そういった客観的に全体を見て、地上に対して情報を提供するというふうなことも、相当容易なことではないんじゃないかというふうに感じました。 当日は、県警ヘリ、あるいは自衛隊からの出動要請もあったわけですけれども、やはりこれは県とも十分に協議する必要があると思いますが、情報を伝達するヘリコプターといいますか、それは必ず1機確保して、それだけに徹した活動をさせる必要があるんじゃないかというふうに思ったわけです。そのために、例えばマスコミも、大変なヘリコプターが来たわけですね、あの当時。マスコミからは、どんどん映像を通して情報が提供されているわけですけれども、そういったマスコミとも、やはりそういった情報連絡網というものをきちんと結んで、そういったマスコミも生かしながら、地上との連絡体制を確立するといいますか、そういった防災体制を確立するといいますか、そういったことも必要ではないのかなということを強く感じましたので、その辺について今後の教訓といいますか、対策を考えられる上で、ぜひ花巻市、あるいは太田、石鳥谷町だけの問題じゃないと思いますので、そういった何かの機会を通しながら、ぜひ検討していただきたいなというふうに思っております。 それから、資源回収の登録団体による事故の補償の部分ですが、これから検討していきたいということを、御答弁いただいたわけです。実は、登録団体の中で、PTAの団体、それから子供会ですか、そういった団体もあるわけですけれども、PTAとか子供会の場合には、こういった資源回収時の万が一の事故等に対しては、PTAの安全互助会という制度がございますが、あれが適用になるのかならないのか、その辺についてはどのようになっているかお伺いをしたいし、これはあくまでもPTA互助会ですから、そこのPTAにかかわる会員だけの対象になっておりますから、一般の方々の資源回収団体については、それが対象外でありますので、その辺のところも含めながら、ぜひ検討をお願いしたいと思います。PTAの安全互助会の対象になるかならないかだけ、お伺いします。 ○議長(高橋浩君) 渡辺市長。 ◎市長(渡辺勉君) 災害対策、大規模な災害事故等、起きた場合の対応でございますが、いろいろその場において適時適切に判断していくというのが大事でございまして、マスコミの方々もいらっしゃいますし、木村議員さんのように応援に駆けつけてくれる方もございますが、いろいろやはり約束をしまして、きちっと本部がしっかりした連携を約束をしまして、そして無線等で連絡をしながら図っていくべきだと思っておるところでございます。 それで、私も体験したことありますけれども、全体を知りながら、各部で、各団とか、あるいは部隊でやっているのもあるかもしれませんけれども、結局、本部に全部入りまして、本部から指示が出るというような仕掛けが案外有効な場合もあります。いずれ私も、あのジャスの現地対策本部長、それから全日空事故、それから久慈大火で体験しておりますので、それらを生かしながら、いろいろ消防職員等と協議、指導しながら、取り進めてまいりたいと思っておりますので、御了解をお願いします。 ○議長(高橋浩君) 佐藤教育次長。 ◎教育次長(佐藤忠正君) お答えいたします。 PTAでの活動に際して、PTA安全互助会の保険が適用になるかというふうな御質問でございますが、学校の管理下外で発生したものについては、このPTA安全互助会の保険が適用されまして、当然、会員であれば、会員がそのPTAの行事で、そういう不幸にして災害に遭った場合は、これの対象になるということでございます。 ○議長(高橋浩君) 以上で古川昭蔵君の質問を終わります。 昼食のため、午後1時まで休憩いたします。            午前11時51分  休憩            午後1時3分  開議 ○議長(高橋浩君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 一般質問を続行いたします。 次の質問者、箱崎英喜君。    (箱崎英喜君登壇) ◆18番(箱崎英喜君) 公明の箱崎英喜でございます。 通告に従いまして、順次、質問いたしますので、よろしくお願い申し上げます。 最初に、風力発電の推進についてであります。 省エネルギー対策の一環として、風力発電を試験実施する問題についてお尋ねいたします。限りあるエネルギー資源を長く後世に残すために、省エネルギーが強く叫ばれており、また県は県新エネルギービジョンを策定し、10年度から新エネルギー開発、利用促進を進めようとしております。本市は、奥羽山脈から四季を通じて強風が吹き、万丁目風と言われ有名であります。しかし、それが生活にも少なからず障害を与えているものでありますが、災いを転じて福となすというか、生活上の悩みであったものを克服し、天与の恵みとすることは、時代の要請にも適合するものであると考えます。あるところでは、自家用の風力発電装置により、家庭の電力は十分賄っているという実例も聞いております。何か、ことしですか、東山町の一部事務組合で、この風力発電をやっていると。それで、何か全国で2番目の発電量で、495キロワットというのが、ことしスタートするというふうに、県の企画調整課の職員が言っておりました。そういうことで、本市においても可能かどうか、まず市が先頭を切って試験実施をしてみる意思はないかどうか。そして、それが成功したならば、広く住民にも普及し、各種公共施設にも装置することは、極めて適切な問題であると考えますので、この無限のエネルギーを活用することについて、市長はいかがお考えか、その所信を賜りたいし、またその実施の意思がなければ、その理由についてお尋ねいたします。 次は、痴呆者のケア施設の設置についてであります。 昨今、高齢化が急速に進んでおり、その対応につきましては、国家的な課題となっておることは御承知のとおりであります。それと同時に、痴呆老人も急速にふえておりますが、本市には何人ぐらいおられるのか、把握されているのであればお示し願いたいと思います。それに伴い、痴呆老人を抱えた家庭、特にもその介護に当たっている家族の精神的、肉体的、あるいは経済的な負担は大変なものがあります。このような介護家庭の負担を軽減し、また本人とも、本人の症状を緩和するため、痴呆老人のケア施設がぜひとも必要であります。参考のために事例を申し上げますと、この高齢者グループホーム事業をことし1月から始めているのは、横浜市のグループホーム、ことぶきの里というところであります。本市におきましても、このような高齢者グループホーム事業の導入を推進することについて、市長のお考えをお伺いしたいと存じます。 次に、空き教室の利用についてであります。 その1つは、災害に備えての備蓄への転用であります。阪神大震災を期に、自治体における災害時に必要なものの備蓄が少ないことが浮き彫りにされました。今後は、水、食糧、毛布といった最小限の非常用品は常備されていなければなりません。しかし、常備するためには、一定のスペースが必要であり、そのために新たな施設をつくるよりも、空き教室を活用してはいかがかと考えます。不幸にして災害が発生した場合は、学校が避難所となることは阪神大震災の例を見るまでもありません。とすれば、非常用品を搬送する必要もなく、一石二鳥であるかと存じますが、いかがお考えか、教育長及び市民生活部長にお尋ねいたします。 2つ目は、同じ空き教室の活用の問題でありますが、市内には書、画、短歌、俳句、手芸等々の愛好者が多数おられ、グループを結成して活動しておりますが、発表、展示の場が少ないことが悩みの種と聞いております。小規模なギャラリーを建設するにしても、かなりの財政負担になることは必定であります。そこで、私は、空き教室の1室か2室を開放し、これら同好の士の発表、展示の場にすることは可能かどうか。可能であるとすれば、実施することについていかがお考えか、お伺いいたします。 次に、最後に小・中学校のクラブのあり方についてであります。 平成11年のインターハイに向けて、スポーツクラブ活動にも拍車がかかっているものと思われます。健全なるスポーツ振興は、大いに推進しなければなりません。しかし、それがエスカレートして、過度の肉体的消耗は、成長期の健全なる発育にとって、好ましくないと専門家も言っております。このようなことから、心配して申し上げるわけでありますが、スポーツクラブ活動において、生徒の過度の精神的、肉体的負担がかかっていないかどうか、1人1人の状況をチェックして、へたってしまわないよう配慮がなされているのかどうか、お伺いいたします。 次に、最近は対外試合も結構盛んに行われているようであります。それに伴って、父兄の負担も大きくなっております。対外試合の際、生徒の送迎を父母会に任されているのが現状であります。自分の子供だけならまだしも、他人の子供までの送迎なので、もし万が一、交通事故が起きたら、あるいは父母の方にミスがなくても、事故に巻き込まれた場合、責任を持てないと、送迎する運転者である父母は一様に心配しております。費用はかかると思いますが、貸し切りバスを利用するとか、個人の乗用車を使用する場合には、生徒乗員に傷害保険を掛けるなどして、安心して送迎できるような対応を考えるべきものと思いますが、教育長の所感、所見を伺いたいと存じます。 以上、登壇しての質問を終わります。 ○議長(高橋浩君) 渡辺市長。    (市長登壇) ◎市長(渡辺勉君) 箱崎英喜議員の御質問にお答えします。 議員御指摘のように、省エネルギー対策としての風力発電については、非常に関心のある御提言と考えております。県の風力発電の適地としましては、平成9年3月に県から報告されております岩手県地域市エネルギービジョン策定広域風况マップによる、風力エネルギー利用可能地域の調査によりますと、年間を通して安定的に風が吹くことが必要であり、年間平均風速毎秒5メートル以上の丘陵地、海岸地域が適地とされております。石油代替エネルギーの安定供給確保、地球環境問題等への対応から、新エネルギーの導入については、今後ますます重要になるものと認識しておりますが、前段申し上げましたことから、県中央部に位置する本市での風力発電の可能性については、残念ながら低いものと考えております。 次に、痴呆性老人向けケア施設の設置についてお答えいたします。 御質問の痴呆性老人向けグループホームは、御案内のとおり痴呆性老人が、家庭的な環境で共同生活を送ることができるよう、食事等の日常生活を援助し、痴呆性老人の自立生活や、介護する家族の支援を行うために設立される施設であります。ホームの運営に当たりましては、5人から9人程度の定員を有する建物を確保し、痴呆性老人の処遇に関する専門的知識を有する責任者が勤務する体制を、整備しなければならないところでありますほか、緊急時における医療機関の協力や特別養護老人ホームのバックアップ、ボランティアのサポートなど、関係各市間の協力も必要であり、検討しなければならない課題も多岐にわたっております。しかしながら、グループホームは、高齢者介護サービスにおける多様な在宅サービスの一つとして、当市においても重要な検討課題であると認識いたしております。関係する各機関との連携をとりながら、グループホームの育成に向けて取り組んでまいりたいと存じております。 その他のお尋ねにつきましては、教育委員会並びに関係部長から答弁いたさせますので、御了承願います。 ○議長(高橋浩君) 佐藤教育長。    (教育長登壇) ◎教育長(佐藤重利君) 災害に備えて、余裕教室の備蓄庫への転用を図るべきだという御質問にお答えいたします。 市内小・中学校の余裕教室は、議員御案内のとおり教育相談室、児童生徒会室、ランチルーム、コンピュータールーム、教材室等として利用しておりまして、今後とも学習、生活交流のスペースとして、また教職員の授業の準備、教育相談等の場として活用してまいりたいと、こう思っております。 議員御提言の災害に備えての備蓄庫としての利用についてでありますが、児童・生徒の日常の学習活動への影響、並びに防災意識等の涵養等に配しながら、市の防災計画に基づきながら、具体的には対処してまいらなければならないと存じております。 それから、書、画、短歌、俳句、手芸等々の愛好者の作品の展示につきましては、学校における地域の教育力の活用並びに地域住民と児童・生徒等の触れ合いの場の充実という観点から、そのあり方につきまして、今後、学校と具体的に協議してまいりたいと存じております。 それから、次に小・中学校のクラブ活動のあり方についてでありますが、申し上げるまでもございませんが、スポーツクラブ活動は、自己の趣味や関心を追求する活動として、個性の伸長に役立てるとともに、生涯にわたりスポーツに親しみ、健康な生活を送る基礎を培うのでありまして、各学校では1人1人の児童・生徒がそれぞれの目標を持って、精いっぱい取り組んでおります。その指導に当たっては、児童・生徒1人1人の健康、体力面に十分に配慮しながら、適切な活動となるよう指導してまいりたいと存じます。 また、対外試合の際の生徒の送迎につきましては、事故のないよう細心の注意を払うよう指導するとともに、学校管理下の事故に対しましては、日本体育学校健康センター及び岩手県学校安全互助会、さらには学校管理下外の事故に対しましては、岩手県PTA安全互助会の保険に加入しておりますし、学校におきましては、さらに農協、傷害保険、スポーツ安全保険等に加入をしておりまして、このことについては今後、加入について進めてまいりたいと、こう思っております。 いずれにしましても、今後ともクラブ活動につきましては、生徒の心身の状況や生徒の希望、意見に十分に耳を傾けながら、学校と父母の間で協議し、クラブ活動の本来の目的に沿って、適切な活動が展開されていくよう、指導してまいりたいと存じます。 終わります。 ○議長(高橋浩君) 佐藤市民生活部長。    (市民生活部長登壇) ◎市民生活部長(佐藤定君) 災害に備えて備蓄庫への転用を図るべきと思うがどうかとのお尋ねについて、お答えいたします。 学校など、避難施設となるところに備蓄をすることが望ましいところでございますが、現在は管理上の問題もございまして、各地区の消防コミュニティー施設に、防災資材等を備蓄しておるところでございます。今後につきましては、空き教室の状況について、教育長も申し上げたところでございますので、教育委員会と協議をして検討してまいりたいというふうに考えております。 ○議長(高橋浩君) 箱崎英喜君。 ◆18番(箱崎英喜君) 再質問させていただきます。 電気関係のことなんですが、風力発電は当市では難しいというお答えでございますが、それでは電力さんで何かの事故が起きて、送電ができなくなって電気が使えない場合、その代替エネルギーはどのように対応するのか、お示し願いたいと思います。 それから、ケア施設の件でございますが、今回、質問しましたのは、痴呆の程度が中程度の症状の老人が対象になっておりますが、それはそれとして、これはできるだけ早くこういった施設をつくっていただきたいと、このように思うわけでありますが。また、一方、重度の症状の老人については、特養ホームで対応受け入れが可能だというふうに聞いておりますが、その特養が満杯の状態でありまして、待機者がかなりおるということで、なかなか入居できない状況がずっと続いているわけでありますが、このような市民が難儀している状況を、市はいつまでほうっておくつもりなのか、改善計画をお示し願いたいと思います。 それから、もう1点は、空き教室、備蓄の件でございますが、私は阪神大震災が勃発して間もなく、一般質問をその件でやっております。それで、非常用品の備蓄について、これはやはり備蓄しておく必要があるということを申し上げておきましたが、その後、本市は阪神大震災を教訓として、何をどれだけの数をどこに保管しておられるのか、お示し願いたいと思います。 以上です。 ○議長(高橋浩君) 渡辺市長。 ◎市長(渡辺勉君) いろいろと電力さん、東北電力さんには、電灯や動力発電の関係でお世話になっておりまして、これが緊急に消えた場合につきましては、当圏域ばかりじゃなくて大変なことでございますが、その重要な施設については、非常発電用地とか何かということで、ある程度の時間はもつものと考えております。全体の場合は、やはりその速やかな復旧、それから電力間の、各会社間の融通をきかせるような関係をもって、早期に復旧していただけるようにお願いしてまいりたいと思っておるところでございます。 ○議長(高橋浩君) 柳原保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(柳原賢一君) 御質問のケア施設の関係につきまして、先ほど議員おっしゃったのは、中程度の痴呆性老人のお話でございました。確かに、平成9年度から厚生省では、この中程度の、65歳以上の中程度の痴呆性老人に対して、いわゆる痴呆性対応老人共同生活援助事業というようなものを創設をしたようでございます。これは全国規模で25カ所程度と、こういうことでございまして、このことにつきましては、これから一つのモデルとして運営されるということになると思うんですけれども、創設されるものとなると思うんですけれども。いずれ、私どもにおきましても、この対応については、先ほど市長が答弁申し上げましたとおり、社会福祉法人等、いわゆるバックアップ施設等がなければ大変でございますので、いわゆるこれらの育成等に意を配してまいりたいと、こう思っておるところでございます。 それから、重度の痴呆性老人の対応策ということで、改善計画をお示しを願いたいということでございますが、特に重度の方々について放棄をしておるわけではございませんで、特に重度となりますというと、病院対応をしていただかなければならない部分もあるわけでございまして。現在、市内では、いわゆる施設に入院しておられる痴呆性老人の方も、確かにいらっしゃるようでございます。いずれ、施設入所の判定委員会等がございますので、それらの指示を受けながら、施設入所をしていただくことになるんですけれども、現在のところ待機者が出ているという状況でございますので、少しお待ちをいただいておるところでございます。 ○議長(高橋浩君) 佐藤市民生活部長。 ◎市民生活部長(佐藤定君) 災害に備えての備蓄の状況についてのお尋ねにお答えいたします。 議員御指摘のとおり、平成7年度から備蓄をいたしております。平成7年度の購入備蓄状況でございますが、組み立て水槽6基、発電機6台、投光器6台、毛布750枚、ろ過装置6台、担架15個と、平成7年度はこういった形で初年度準備しておりますし、平成8年につきましても、同じく組み立て水槽とか、あるいは電気関係類、チェーンソー、カッター、炊飯、担架等々、含めまして30機ほど購入をしておるところでございますし、以降、今年度、10年度につきましても計画を予定してございまして、今後とも計画的に整備をして、災害に対する備蓄に備えてまいりたいというふうに考えておるところでございます。 ○議長(高橋浩君) 箱崎英喜君。 ◆18番(箱崎英喜君) わかりました。ただ、その備蓄する場所、場所をまだ言っておりませんが、どこに置いているんですか。屯所には、そんな毛布だとか、いろんなものを置ける場所はないんですよ。ですから、早急にやはり置く場所を確保しなければならないんじゃないかなということで。 ○議長(高橋浩君) 佐藤市民生活部長。 ◎市民生活部長(佐藤定君) 備蓄の場所でございますけれども、市内に9カ所のコミュニティー消防施設がございます。今、申し上げましたとおりに、その9カ所に年次的に、今、おっしゃいましたような備品、あるいは機械類等、あるいは医療等、薬剤等を備蓄してまいるということでございます。備蓄しておりますし、今後も計画的に備蓄をしてまいるということでございます。 ○議長(高橋浩君) 以上で箱崎英喜君の質問が終わりました。 ○議長(高橋浩君) お諮りいたします。本日審議予定となっております日程第2、議案第41号から日程第23、推薦11号までの22件については、会議規則第36条第2項の規定により、委員会付託を省略し、直ちに審議いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。    (「異議なし」の声あり) ○議長(高橋浩君) 御異議なしと認めます。よって、日程第2、議案第41号から日程第23、推薦第11号までの22件については、委員会付託を省略し、直ちに審議することに決しました。 ○議長(高橋浩君) 日程第2、議案第41号花巻市税条例の一部を改正する条例の専決処分に関し承認を求めることについてを議題といたします。 提出者から提案理由の説明を求めます。 大沼助役。 ◎助役(大沼勝君) 議案第41号花巻市税条例の一部を改正する条例の専決処分に関し承認を求めることについてを御説明申し上げます。 地方税法の一部を改正する法律が、平成9年3月28日に公布され、4月1日に施行されたことに伴いまして、市税条例について所要の改正を行ったものでございますが、地方自治法第179条第1項の規定に基づき、議会を招集するいとまがないと認められましたので、3月31日、専決処分をしたところでございます。 お手元に配付しております議案第41号資料をごらんください。 本条例は、地方税法の改正において、都道府県と市町村の間で、個人住民税及び地方のたばこ税の税率の調整が行われたこと、並びに平成9年度の固定資産税の評価替えに伴う、土地にかかる固定資産税の税負担の調整措置がとられたことから、所要の改正を行ったものでございます。 以下、市税条例の内容につきまして、主な改正点について御説明いたします。 第35条の3第1項及び第52条の4につきましては、課税所得金額が700万円を超える部分に対しまして、市民税の税率を100分の11から100分の12に改めるものでございます。 第74条の2は、固定資産評価審査委員会委員の定数を規定するものであります。 第78条第2号イは、農耕作業用自動車、刈り取り、脱穀作業用自動車を含むのでありますが、これを農耕作業用に名称を改めるものでございます。これは、総排気量の基準が廃止されましたことから、従来、固定資産税の課税対象であった農耕用大型特殊自動車の一部の車両が、小型特殊自動車へ移行したためであります。 第84条第1項第1号及び第2項各号列記以外の部分につきましては、身体障害者等に対する軽自動車税の減免対象として、新たに身体障害者等の単身者を常時介護している者を加えるものであります。 第85条第1項ただし書きは、軽自動車の課税客体となる車両で、登録が存在しているものにつきましては、当該登録番号標を「標識」として取り扱うものであります。 第89条は、たばこ税の税率を、たばこ1,000本について、1,997円から2,434円とするものでございます。 附則第3条の2及び第3条の3は、個人の市民税の所得割の特別減税を廃止するものであります。 附則第9条は、土地に対して課する固定資産税の特例を規定したものでありますが、平成9年度の評価替えに伴いまして、宅地にかかる固定資産税については、抜本的な見直しが行われ、負担水準の高い土地については、その税負担を抑制しながら、負担水準の低い土地については、なだらかに引き上げるものであります。課税の特例につきましては、期間を平成9年度から平成11年度まで延長するとともに、「上昇率」を「負担水準」と改めるものであります。 附則第9条の2は、平成10年度、または平成11年度における土地の価格の特例を定めるものであります。 附則第10条第1項は、宅地等に対して課する固定資産税の特例について、平成11年度まで期間を延長するとともに、負担水準の区分等を定めるものであります。 附則第10条第2項及び第3項は、住宅用地及び商業地等の負担水準、負担調整率を定めるものであります。 附則第10条の2は、商業地等の負担水準が0.8を超えるものにかかる固定資産税の負担調整を定めるものであります。 附則第11条第1項は、農地に対して課する固定資産税の特例を規定したものでありますが、平成9年度の評価替えに伴う一般農地の変動割合はほぼ横ばいでありますことから、平成9年度以降におきましては、負担水準に応じたなだらかな負担調整措置等を講じようとするものであります。 附則第11条第2項及び第3項は、宅地批准土地である農地に対する上昇率等を、削除しようとするものであります。 附則第11条の2は、価格が著しく下落した土地に対して課する固定資産税の特例を定めるものであります。 附則第13条の2は、特別土地保有税の課税の特例についても、平成9年度から平成11年度まで期間を延長すること等を定めるものであります。 附則第14条の2第1項は、旧3級品の紙巻きたばこの税率の特例を改めるものでございます。 附則第14条の4第1項は、土地の譲渡等にかかる課税事業所得等の税率を改めるものであります。 附則第14条の5第1項は、超短期所有土地の譲渡等にかかる事業所得の税率及び適用期間を改めるものであります。 附則第16条第1項第1号及び第3項は、短期譲渡所得にかかる個人の市民税の課税の税率を改めるものであります。 別表の規定は、退職所得にかかる市民税の特別徴収額表の一部を改めるものであります。 なお、この条例は、平成9年4月1日から施行し、退職所得にかかる改正部分は、平成10年1月1日から施行するものでございます。 よろしく御審議の上、御承認を賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(高橋浩君) これより質疑に入ります。 質疑の方ありませんか。    (「なし」の声あり) ○議長(高橋浩君) なしと認め、質疑を終結いたします。 ○議長(高橋浩君) これより討論に入ります。 討論の方ありませんか。 高橋綱記君。 ◆29番(高橋綱記君) 固定資産税の課税標準につきましては、他の土地評価の水準に合わせていくということで、大変な固定資産税の増高を招くものとして、同制度が変わったときに私は、これに反対をしております。それで、今回、この中身を見ますと、さまざまな増税もありますし、固定資産税の増税につきましては期間も延長されておりますが、いずれにしても増税の路線をそのまま踏襲していくものであり、賛成できませんので反対討論といたします。 ○議長(高橋浩君) ほかに討論の方ありませんか。    (「なし」の声あり) ○議長(高橋浩君) なしと認め、討論を終結いたします。 ○議長(高橋浩君) 議案第41号花巻市税条例の一部を改正する条例の専決処分に関し承認を求めることについては、反対がありましたので起立により採決をいたします。 本案は原案のとおり承認することに賛成の諸君の起立を求めます。    (賛成者起立) ○議長(高橋浩君) 起立多数であります。よって、議案第41号は、原案のとおり承認されました。 ○議長(高橋浩君) 日程第3、議案第42号平成8年度花巻市一般会計補正予算(第8号)の専決処分に関し承認を求めることについてを議題といたします。 提出者から提案理由の説明を求めます。 山口総務部長。 ◎総務部長(山口紀士君) 議案第42号平成8年度花巻市一般会計補正予算(第8号)の専決処分に関し承認を求めることについて御説明申し上げます。 別冊の補正予算書をごらんください。 本補正予算は、地方譲与税、各種交付金、特別地方交付税及び地方債などが、3月中旬から末日にかけまして決定をいたしたところでございます。それに伴いまして、平成9年度の繰り越し等を勘案しながら、予算の整理を行ったところでございます。その結果、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ6,418万5,000円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ297億3,242万6,000円として専決処分をしたものでございます。これを前年同期と比較いたしますと、5.5%の減となっております。 歳入につきましては、地方譲与税、各種交付金、地方交付税、県支出金、財産収入及び寄附金の増額と利子割及び自動車取得税交付金、地方債の減額が主な内容でございます。 歳出につきましては、基金関係の積み立て及び公債費の確定に伴う整理が主な内容でございます。 詳細につきましては、9ページからの事項別明細書により御説明申し上げますので、9ページをお開きください。 2歳入。2款地方譲与税、1項消費譲与税でございますが、1目消費譲与税、1節消費譲与税2,156万9,000円は、決定による増でございます。 2項の自動車重量譲与税、1目自動車重量譲与税、1節自動車重量譲与税371万5,000円は、決定による増でございます。 10ページの3項航空機燃料譲与税は省略させていただきます。 4項地方道路譲与税、1目地方道路譲与税、1節地方道路譲与税334万7,000円も、決定による増でございます。 3款利子割交付金は、省略させていただきます。 4款ゴルフ場利用税交付金、1項ゴルフ場利用税交付金、1目ゴルフ場利用税交付金は、1節ゴルフ場利用税交付金24万1,000円も、決定による増でございます。 5款特別地方消費税交付金、1項特別地方消費税交付金、1目特別地方消費税交付金、1節特別地方消費税交付金298万8,000円も、決定による増でございます。 6款自動車取得税交付金、1項自動車取得税交付金、1目自動車取得税交付金、1節自動車取得税交付金832万1,000円の減となっておりますが、これは決定による減でございます。 7款地方交付税、1項地方交付税、1目地方交付税、1節地方交付税2,869万7,000円は、決定による増でございますが、特別交付税でございます。 8款交通安全対策特別交付金、1項交通安全対策特別交付金、1目交通安全対策特別交付金、1節交通安全対策特別交付金67万2,000円も、決定による増でございます。 14ページの12款県支出金、2項県補助金、6目土木費県補助金、2節下水道事業債償還基金費3万1,000円は、決定による増でございまして、市債管理基金に積み立てするものでございます。 13款財産収入、1項財産運用収入、2目利子及び配当金、1節基金利子208万4,000円は、市債管理基金から生じた利子でございます。 14款寄附金、1項寄附金、1目総務寄附金、1節一般寄附金1,500万円は、胡四王物産株式会社から1,000万円、JA花巻から500万円の一般寄附金として採納したものでございます。2目の民生寄附金、1節地域福祉50万円は、花巻市高木の鎌田重左エ門氏から、高齢化対策に活用してほしいとの申し出により、寄附採納したものでございます。 18款市債、1項市債は、3目農林業債、5目土木債、7目教育債は、それぞれ起債許可予定額の決定に伴いまして、減額するものでございます。 次に、17ページの歳出でございますが、2款総務費、1項総務管理費、5目財産管理費、25節積立金8,473万9,000円は、市債管理基金への利子積立金が208万4,000円と、市債管理基金積立金3万1,000円は、それぞれ先ほど御説明申し上げました歳入の分を積み立てするものでございます。さらに、財政調整基金積立金として、8,262万4,000円を積み立てするものでございます。この積み立てをすることによりまして、平成8年度末の財政調整基金の残高は、14億440万5,000円となります。 3款民生費、1項社会福祉費、2目老人福祉費、25節積立金50万円は、歳入の寄附金のところで申し上げました、鎌田重左エ門氏から寄附採納いただいたものを、高齢化対策基金積立金として積み立てするものでございまして、積み立てすることによりまして、平成8年度末の残高は3億4,658万5,000円となります。 それから、18ページの12款公債費、1項公債費、2目利子、23節償還金利子及び割引料2,105万4,000円の減となっておりますが、長期債の利子159万8,000円の減、一時借入金利子1,945万6,000円の減でございますが、決定により減額するものでございます。 6ページへお戻りいただきたいと思います。 第2表地方債補正でございますが、地方債補正につきましては、起債許可予定額の決定に伴いまして、限度額を変更したものでございます。 以上、説明を終わりますが、よろしく御承認くださるようお願い申し上げます。 ○議長(高橋浩君) これより質疑に入ります。 質疑の方ありませんか。    (「なし」の声あり) ○議長(高橋浩君) なしと認め、質疑を終結いたします。 ○議長(高橋浩君) これより討論に入ります。 討論の方ありませんか。    (「なし」の声あり) ○議長(高橋浩君) なしと認め、討論を終結いたします。 ○議長(高橋浩君) これより採決をいたします。 議案第42号平成8年度花巻市一般会計補正予算(第8号)の専決処分に関し承認を求めることについてを、原案のとおり承認することに御異議ありませんか。    (「異議なし」の声あり) ○議長(高橋浩君) 御異議なしと認めます。よって、議案第42号は、原案のとおり承認することに決しました。 ○議長(高橋浩君) 日程第4、議案第43号平成8年度花巻市国民健康保険特別会計補正予算(第2号)の専決処分に関し承認を求めることについてを議題といたします。 提出者から提案理由の説明を求めます。 柳原保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(柳原賢一君) ただいま議題に供されました、議案第43号平成8年度花巻市国民健康保険特別会計補正予算(第2号)の専決処分に関し承認を求めることにつきまして御説明いたします。 この補正予算につきましては、平成9年3月31日、地方自治法第179条第1項の規定により、専決処分を行ったところでございます。 別冊の補正予算をごらんをいただきます。 この補正予算は、医療費等の支出及び国庫支出金等の交付決定通知によりまして、平成8年度の決算見込みを行いましたところ、保険給付費に要する経費に不足を生じない見込みとなりましたので、財政調整基金繰入金を減額したことが、主な内容となっているものでございます。 それで、歳入歳出予算の総額から歳入歳出それぞれ1億4,748万2,000円を減額いたしまして、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ40億7,036万8,000円としたものでございます。 それでは、事項別明細書により説明をいたします。 6ページをお開きをいただきます。 3款でございます。3款の歳入でございますが、国庫支出金、2項国庫補助金、1目財政調整交付金、1節の普通財政調整交付金でございますが、これは交付決定通知によりまして、6,775万6,000円を追加したものでございます。2節特別財政調整交付金は、同様に交付決定通知によりまして、1,867万3,000円を追加したものでございます。1目合計では、8,642万9,000円を追加し、3億9,761万7,000円としたものでございます。 次に、4款1項1目療養給付費交付金、1節の現年度分でございますが、交付決定通知によりまして、4,406万8,000円を減額し、5億9,486万4,000円としたものでございます。 次に、7ページでございます。 5款1項1目1節共同事業交付金でございますが、交付決定通知によりまして、1,015万7,000円を追加し、5,515万7,000円としたものでございます。 次に、7款繰入金でございますが、2目1節財政調整基金繰入金でございます。2億円を減額し、0円としたものでございます。 次に、歳出について説明をいたします。8ページをお開きいただきます。 2款保険給付費、1項療養諸費、1目一般被保険者療養給付費、19節の負担金補助及び交付金は、平成8年度の決算見込みによりまして、748万2,000円を減額をいたしまして、18億1,851万8,000円としたものでございます。2目の退職被保険者等療養給付費、19節負担金補助及び交付金でございますが、これも8年度の決算見込みによりまして、8,000万円を減額し、8億2,000万円としたものでございます。 2項高額療養費、1目一般被保険者高額療養費、19節負担金補助及び交付金は、これも8年度の決算見込みによりまして、6,000万円を減額し、2億4,000万円としたものでございます。 以上で説明を終わりますが、よろしく御承認賜りますようお願いを申し上げます。 ○議長(高橋浩君) これより質疑に入ります。 質疑の方ありませんか。    (「なし」の声あり) ○議長(高橋浩君) なしと認め、質疑を終結いたします。 ○議長(高橋浩君) これより討論に入ります。 討論の方ありませんか。    (「なし」の声あり) ○議長(高橋浩君) なしと認め、討論を終結いたします。 ○議長(高橋浩君) これより採決をいたします。 議案第43号平成8年度花巻市国民健康保険特別会計補正予算(第2号)の専決処分に関し承認を求めることについてを、原案のとおり承認することに御異議ありませんか。    (「異議なし」の声あり) ○議長(高橋浩君) 御異議なしと認めます。よって、議案第43号は、原案のとおり承認することに決しました。 ○議長(高橋浩君) 日程第5、議案第44号平成9年度花巻市老人保健特別会計補正予算(第1号)の専決処分に関し承認を求めることについてを議題といたします。 提出者から提案理由の説明を求めます。 柳原保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(柳原賢一君) 議案第44号平成9年度花巻市老人保健特別会計補正予算(第1号)の専決処分に関し承認を求めることについてを御説明いたします。 この補正予算は、平成8年11月以降の医療費の伸びが大きくなりまして、支払基金交付金等の交付額が、医療費の実績に見合った額が交付されないことになりまして、歳入に不足を生ずることになりました。このため、地方自治法施行令第166条の2の規定によりまして、平成9年度の歳入を繰り上げ充用するため、地方自治法第179条第1項の規定により、補正予算の専決処分を行いましたので、承認を求めようとするものでございます。 なお、この財源としましては、支払基金交付金等の平成8年度の精算による、平成9年度に交付される精算分の交付金等が充当されることになるものでございます。 それでは、別冊の予算書をお開きをいただきますが、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ3,973万円を追加いたしまして、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ58億8,933万9,000円としたものでございます。 事項別明細により説明をいたしますので、6ページをお開きをいただきます。 歳入についてでございますが、平成8年度の医療給付費の所要額が確定しましたので、支払基金交付金、国庫負担金、県負担金の清算分を補正をしたものでございます。 1款支払基金交付金、1項支払基金交付金、1目医療費交付金、2節過年度分350万8,000円を補正をいたしました。同じく、2目審査支払手数料交付金、2節過年度分133万7,000円を補正をいたしました。 次に、2款国庫支出金、1目医療費負担金でございますが、2節過年度分3,387万6,000円を補正をいたしました。 次に、7ページでございますが、3款県支出金、1項県負担金、1目県負担金、2節過年度分でございますが、100万9,000円を補正をいたしてございます。 次に、8ページをお開きをいただきますが、歳出についてでございますが、平成8年度の医療給付費の所要額が確定をし、歳入が3,860万7,000円不足することとなりましたので、9年度歳入から8年度に繰り上げ充用を行うために補正をいたしました。また、市負担分の医療費分及び審査支払手数料分、一般会計繰出金でございますけれども--につきましては、清算によりまして112万3,000円の超過となりましたので、一般会計に繰り出すために補正をいたしたところでございます。 2款諸支出金、2項繰出金、1目一般会計繰出金、28節繰出金として、ただいま申し上げた112万3,000円を補正をいたしました。 4款繰上充用金でございますが、1項1目繰上充用金、22節補償補填及び賠償金でございますけれども、3,860万7,000円を補正をいたしたところでございます。 以上で説明を終わりますけれども、よろしく御承認を賜りますようお願いを申し上げます。 ○議長(高橋浩君) これより質疑に入ります。 質疑の方ありませんか。    (「なし」の声あり) ○議長(高橋浩君) なしと認め、質疑を終結いたします。
    ○議長(高橋浩君) これより討論に入ります。 討論の方ありませんか。    (「なし」の声あり) ○議長(高橋浩君) なしと認め、討論を終結いたします。 ○議長(高橋浩君) これより採決をいたします。 議案第44号平成9年度花巻市老人保健特別会計補正予算(第1号)の専決処分に関し承認を求めることについてを、原案のとおり承認することに御異議ありませんか。    (「異議なし」の声あり) ○議長(高橋浩君) 御異議なしと認めます。よって、議案第44号は、原案のとおり承認することに決しました。 ○議長(高橋浩君) 日程第6、議案第45号花巻市固定資産評価員の選任に関し同意を求めることについてを議題といたします。 提出者から提案理由の説明を求めます。 大沼助役。    (助役登壇) ◎助役(大沼勝君) 議案第45号花巻市固定資産評価員の選任に関し同意を求めることについて御説明申し上げます。 本年3月31日をもちまして、堀田保夫固定資産評価員が退職いたしましたので、後任に山口紀士現総務部長を花巻市固定資産評価員に選任するため、地方税法第404条第2項の規定に基づきまして、議会の同意を求めようとするものであります。 固定資産評価員は、市長の指揮を受けて固定資産を適正に評価し、かつ市長が行う価格の決定を補助するため設置するものでありまして、当市ではこれまで総務部長の職にある者を、議会の同意をいただき選任してまいりました。このたびも、総務部長を評価員に選任したいと思い、御提案申し上げた次第でございます。 よろしくお願いいたします。 ○議長(高橋浩君) 本案は人事案件でありますので、先例により、質疑、討論を省略し、直ちに採決をいたしたいと思います。これに御異議ありませんか。    (「異議なし」の声あり) ○議長(高橋浩君) 御異議なしと認めます。よって、質疑、討論を省略し、直ちに採決することに決しました。 ○議長(高橋浩君) お諮りいたします。議案第45号花巻市固定資産評価員の選任に関し同意を求めることについては、これに同意することに御異議ありませんか。    (「異議なし」の声あり) ○議長(高橋浩君) 御異議なしと認めます。よって、議案第45号は、これに同意することに決しました。 ○議長(高橋浩君) 日程第7、議案第46号岩手県市町村総合事務組合規約の変更の協議に関し議決を求めることについてを議題といたします。 提出者から提案理由の説明を求めます。 大沼助役。 ◎助役(大沼勝君) 議案第46号岩手県市町村総合事務組合規約の変更の協議に関し議決を求めることについてを御説明申し上げます。 本議案は、岩手県内の全市町村及び一部事務組合が構成団体となっております、岩手県市町村総合事務組合におきまして、組合規約の一部を変更する必要が生じたため、地方自治法第290条の規定によりまして、議会の議決を求めるものでございます。 変更内容は、構成団体であります一部事務組合の名称変更によるものでありますが、別紙のとおり、別表第1中の岩手・玉山衛生処理組合を、岩手・玉山環境組合に改めるものであります。 以上で提案説明といたしますが、よろしく御審議の上、御決定を賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(高橋浩君) これより質疑に入ります。 質疑の方ありませんか。    (「なし」の声あり) ○議長(高橋浩君) なしと認め、質疑を終結いたします。 ○議長(高橋浩君) これより討論に入ります。 討論の方ありませんか。    (「なし」の声あり) ○議長(高橋浩君) なしと認め、討論を終結いたします。 ○議長(高橋浩君) これより採決をいたします。 議案第46号岩手県市町村総合事務組合規約の変更の協議に関し議決を求めることについてを、原案のとおり決することに御異議ありませんか。    (「異議なし」の声あり) ○議長(高橋浩君) 御異議なしと認めます。よって、議案第46号は、原案のとおり可決されました。 ○議長(高橋浩君) 日程第8、議案第47号花巻市国民健康保険税条例の一部を改正する条例を議題といたします。 提出者から提案理由の説明を求めます。 大沼助役。 ◎助役(大沼勝君) 議案第47号花巻市国民健康保険税条例の一部を改正する条例について御説明申し上げます。 地方税法の一部を改正する法律が、平成9年3月28日に公布され、4月1日から施行されたことに伴いまして、本条例について所要の改正を行うものでございます。 地方税法の改正におきましては、国民健康保険税の課税限度額が52万円から53万円に引き上げられたところでございます。市といたしましては、所得の伸び及び国民医療費の増加等を勘案し、同様の改正を行おうとするものであります。 条例の改正内容といたしましては、第3条及び第12条に規定する課税限度額、52万円を53万円に改めるものであります。 本条例は公布の日から施行し、平成9年度以降の保険税から適用するものでありますが、経過措置といたしまして、平成8年度分までの保険税につきましては、なお従前の例によるとするものであります。 なお、課税限度額の引き上げにつきましては、5月28日に開催いたしました、国民健康保険運営協議会において諮問し、本案のとおり答申がなされたものであります。 よろしく御審議の上、御決定賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(高橋浩君) これより質疑に入ります。 高橋綱記君。 ◆29番(高橋綱記君) この課税限度額を引き上げることによって、その53万円の該当になる被保険者の世帯数はどれぐらいになるのか。全体の世帯数と、引き上げになる世帯数をお伺いいたします。 ○議長(高橋浩君) 柳原保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(柳原賢一君) ただいまの賦課限度額の引き上げに伴いまして、課税世帯がどう変わるのかという御質問でございますけれども、昨年までは52万円であったわけでございますけれども、それを1万円上げさせていただきまして、53万になるわけでございますが、53万円になることに伴いまして、53万円の、いわゆる課税世帯が613世帯となります。昨年まで、52万円で課税されました世帯は、637世帯でございました。したがいまして、24世帯減になったというところでございます。 国保の全課税世帯ということでございますね。それは、9,065世帯のうち、賦課限度を超える世帯になる世帯が、今回、613ということでございます。 以上です。 ○議長(高橋浩君) 高橋綱記君。 ◆29番(高橋綱記君) 今、課税世帯の総数ということで、9,065ということだったんですが、被保険者世帯数がどれぐらいになるのか、お伺いをしたいと思います。 それから、本条例を定めない場合、条例改正をしない場合、そのまま52万円で最高限度額が抑えられるんだと思うんですが、岩手県内の自治体の中で、課税限度額を引き上げないでいる保険者といいますか、地方公共団体があるのかどうか、調べておればお伺いをいたしたいと思います。 ○議長(高橋浩君) 柳原保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(柳原賢一君) 賦課限度額の引き上げにつきましての全市町村の状態は、ちょっと承知しておりませんが、13市では全市が引き上げをすると、こういうことになってございます。 加入世帯数は、先ほど申し上げた世帯数でございます。 ○議長(高橋浩君) ほかに質疑の方ありませんか。 佐藤かづ代さん。 ◆2番(佐藤かづ代君) 今回の国保の最高限度額の値上げは、単純に最高限度額だけの承認ということであれば、我々もこれまで国保の最高限度額に関しては、議論の末、認めざるを得ない状況に追い込まれているということで、承認してきたいきさつがございます。しかし、一般質問でも申しましたように、国保の加入世帯がだんだん少なくなっているのに、高齢者の割合が上がってきている状態の中で、医療費がどんどん国保財政の中で、負担がかかっていく状態なんかは、課税限度額を見直すことによって、乗り切る一つにしようというのは、もうそろそろ限界もきているんじゃないかなというふうな気もするわけです。確かに、今の国保の状態を見れば、資料がことしは出ませんでしたけれども、前の改定のときには500万円の収入のある世帯の人、以下の人でもそうですけれども、その人の最高額と、それから1,000万も2,000万も、それは花巻市にはいないかもしれませんけれども、そういった1,000万も収入ある人と、この最高限度額が同じというのは、そこには確かに理不尽さがあるというふうに思っております。ですから、500万の人と1,000万の人が同じというのは、是正しなければならないにしても、医療費全体の中で限度額というものを考えていかないと、高負担額というのは、国保を払っている方ならどなたでも、負担がせつないというふうに感じている税の第一と思います。そういう意味では、中身の変えていくというですね、国保の運営自体も変えていくということを、この方針、提案の理由の説明するときには同時に示していかないと、これは天井知らずの上限額になるのではないでしょうか、その辺のところの当局の御見解を教えてください。 ○議長(高橋浩君) 柳原保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(柳原賢一君) きのうの一般質問にも、お答えをしておるところでございますけれども、ある程度、国の支援をいただきながら、この国保会計運営がなされておるところでございますけれども、ただこの限度額だけを改正するということだけではなくて、全体的に国の指導としましては、平準化ということを言っておるわけでございますけれども。ただ、そうなりますというと、いわゆる低所得者層に対する増税という部分も、多々あるわけでございまして、現在のところ税率等は改正をしないで、平成5年度からきておるわけでございます。 ただ、このいわゆる賦課限度額の改正に伴いまして、国の指導はできるだけ改正をしながら、この国保運営に出資しなさいよというようなことでございますので。これらの、いわゆる国庫負担金の、例えば上げないとするのであれば、いわゆる先ほど申し上げた、いわゆる税とか、国保負担金の額でもって運営をするというのが趣旨でございますので、それらが上げないとするんであれば、実質的に市の収入が減るということになるんですが。そうしますというと、いわゆる国の負担する額も、若干なりとも減るということになりますので。そうしますと、いわゆる一般、一般というよりも、花巻市自体の収入が減ることによりまして、それぞれの負担がふえると。こういう図式にもなっているものでございますので、できるだけある程度、いわゆる収入のある方には応分の負担をしていただくような、お願いをしてまいりたいと思っておるところでございます。 ○議長(高橋浩君) 佐藤かづ代さん。 ◆2番(佐藤かづ代君) ただいまの御説明はいただきましたけれども、確かに市町村の努力だけではどうにもならない、そういう状況に対しては国の支援をいただかなければいけないわけですから、いただくとしても、それだっても税金できているわけです。そういうことからすれば、自分たちの同じパイの中で上げないとすれば、その中でやらなければいけないんだから、一般会計なり何なりから出さざる得ないから、そうすると花巻市が貧しくなりますよというような御説明なんですけれども。しかし、私は13市が、どのような国保の状態の中で値上げしているかわかりませんけれども、もし花巻が努力することによって、値上げがしないで済む状況にあって、その結果、国の支援が少し、多少減るということがあっても、それは名誉ある、私は違いだと思っております。 というのは、保健福祉にお金をかければ、いかにも貧乏になるような、そういう説明のされ方というのは、私は間違いだというふうに思っております。例えば、福祉は投資であるというようなことを書かれた方がいらっしゃるんですけれども、医療、福祉に、例えば100億円とか1,000万の投資を出した場合に、建設部門や他の部門と比べても、人的な措置とか、生産額の波及とか、あるいは誘致される付加価値とか、誘発される雇用者なんかが随分ふえているわけです。国保の財政を抑えることによって、市民の活力がどのようになるかということを考えていただければ、私はこれは花巻が貧乏になる、貧乏になるという、そういうマイナス効果ばかりではないと思いますが、その辺の見解はどういうふうにお認めになっているんでしょうか。 ○議長(高橋浩君) 柳原保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(柳原賢一君) 先ほど申し上げましたのは、いわゆる貧乏になるという議論ではなくて、いわゆる市に入ってくる収入が減るんで、その辺も考えながら運営をしなければならないと申し上げたところでございます。いずれ、今、議員さんおっしゃるような形で、運営するのが望ましいとは思いますけれども、いわゆる財政の有効活用をする中で、私どもも保健福祉が一体となって、今年度、機構改革をいたしましたので、いわゆる医療費の増につながらないような施策の方にも力を入れてまいりたいと、こう思っておりますので御理解を賜りたいと思います。 ○議長(高橋浩君) 佐藤かづ代さん。 ◆2番(佐藤かづ代君) そろそろ、国の方でも医療改革をされるように手をつけ始めたようですけれども、我々は我々の自治体で手をつけることはしながら、国保の運営というのは健全化していかなければならないわけです。特に、きのう私が提案として幾つか挙げましたけれども、例えば慢性疾患については医療の現場から、家庭が介護の医療の現場になるようにというんですか、そういうように策をする。あるいは国保の加入率が下がっていることは、それだけ勤労者の入っている、加入に入っていくという、そういう方向にもなるわけですから。例えば、そういうことでの健全化の、どういうふうにして図ったらいいかという、そういう方針も私たちに、こういう提案を出すときには一緒に示しながら、ぜひ議論の材料にしていただきたいと思います。その辺のところを、お願いしてから終わります。 ○議長(高橋浩君) ほかに質疑の方ありませんか。    (「なし」の声あり) ○議長(高橋浩君) なしと認め、質疑を終結いたします。 ○議長(高橋浩君) これより討論に入ります。 討論の方ありませんか。 高橋綱記君。 ◆29番(高橋綱記君) 本条例の改正案は、国保税の引き上げ改正であり、これに反対するものであります。それで、この間、健康保険の審議が国会で続けられてきたわけなんですが、日本共産党の国会議員の追求の中で、日本の製薬会社からきている薬の薬価が非常に高いと、諸外国に比べて。30%、40%高いのかなと思ったら、そんなものじゃなくて、ひどいのは6倍も高いとか、新薬に至っては10倍、13倍と高いとか、大変なことが国会で明らかにされて、結局、厚生省も、内各総理大臣も、その事実を認めざるを得ないという状況になったわけなんです。こういう製薬大手メーカーの不当な価格のつり上げによって、すべての健康保険財政が極めて経営が圧迫され、被保険者に対して負担を強化しなければならないという事態になっているわけです。それで、そうした点を考えますと、政府はもちろんですが、保険者である市町村も、そういう薬の実態を徹底して解明していく必要があるというふうに思うわけです。それで、そういう問題に真っ正面から取り組んでいくと。薬代というのは、医療保険財政の相当部分を占めるわけですし、医療機関によっては、それこそむだな薬まで出しているということも、批判されている状況もあるわけなんですけれども、薬価の問題でもう少し突っ込んだ運動を展開していただくよう、この点についても強く求めたいと思います。 以上です。 ○議長(高橋浩君) ほかに討論の方ありませんか。    (「なし」の声あり) ○議長(高橋浩君) なしと認め、討論を終結いたします。 ○議長(高橋浩君) これより採決をいたします。 議案第47号花巻市国民健康保険税条例の一部を改正する条例は、反対がありましたので起立により採決いたします。 本案は原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。    (賛成者起立) ○議長(高橋浩君) 起立多数であります。よって、議案第47号は、原案のとおり可決されました。 ○議長(高橋浩君) 日程第9、議案第48号花巻市都市公園条例の一部を改正する条例を議題といたします。 提出者から提案理由の説明を求めます。 大沼助役。 ◎助役(大沼勝君) 議案第48号花巻市都市公園条例の一部を改正する条例について御説明申し上げます。 日居城野運動公園内におきまして、平成6年度から建築工事を進めてまいりました、花巻市総合体育館が本年3月に完成しまして、10月から使用の開始ができることとなりました。本体育館の設置及び使用料の額等を定めるとともに、陸上競技場につきましても、有料公園施設として位置づけるため、所要の改正をしようとするものであります。 お手元に配付してございます議案第48号資料及び新旧対照表をごらんいただきたいと思います。 第10条の改正は、野球場及び多目的広場等、有料公園施設にかかる使用料等を定めたものでありますが、同条第2項において附属設備及び備品を使用しようとする者は、別に規則で定める使用料を納付することを規定しているものであります。 第20条は、有料公園施設の管理についての規定でございますが、陸上競技場及び体育館につきましては、市が直接管理するものとする趣旨であります。 次に、別表第1については、陸上競技場及び体育館を有料公園施設の種類として加えるとともに、各有料公園施設の名称を定めようとするものであります。 別表第2の第1号(ア)及び(イ)におきましては、野球場にかかる屋内練習場、研修会議室及び照明設備についての使用料を定めるとともに、これまで市外に居住している者に課しておりました特別使用料についての規定を削るものでございます。 なお、小学生及び中学生等の字句も、あわせて整理しようとするものであります。 別表第2の2の第2号につきましては、陸上競技場の使用料を規定するものであります。 別表第2の2の第5号(ア)及び(イ)におきましては、体育館の使用料並びに照明、暖房及び冷房設備の使用料を規定するものであります。使用料の設定に当たりましては、県内の類似施設の使用料を参考とし、総合的に算定したものであります。 なお、施設等につきましては、1時間までごとに単位として、使用料の額を定めております。 附則についてでありますが、本条例の施行日を平成9年10月1日とするものであります。 また、附則第2項におきましては、花巻市屋外スポーツ施設条例の一部を改正し、日居城野陸上競技場に関する部分を削除するとともに、あわせて日居城野陸上競技場の使用料に関する規定を削除するものであります。 以上、改正の概要を御説明申し上げましたが、よろしく御審議の上、御決定賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(高橋浩君) これより質疑に入ります。 質疑の方ありませんか。 名須川晋君。 ◆9番(名須川晋君) トレーニングルームのですね、トレーニングルームにかかわらず、体育館の使用に関してでございますけれども、1時間までごとということで、今現在こういう形で料金を出されていますけれども。大体、普通借りるのは、恐らく2時間ぐらいがやはり必要ではないかと思います。僕は、金ケ崎のモリヤマスポーツクラブへよく行くんですけれども、その中でもトレーニングルームは、ことしの3月までは1時間200円で使用できました。ただ、それがどういう状況だったのか調べておりませんけれども、ことしの4月からは消費税の値上げ等もあったんでしょうけれども、1時間が今度、2時間で300円というふうになりました。これは、こっちの方が割と使用者にとっては、実態に即した形になっているのではないかなというふうに思っております。ということで、この体育館でバレーなり何なり体を動かすにしても、トレーニングルームを使うにしても、おおよそ2時間をめどにした料金体系に直した方がいい--今後の検討材料として、していった方がいいのではないかというふうに思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(高橋浩君) 佐藤教育次長。 ◎教育次長(佐藤忠正君) ただいまの名須川議員さんの御質問にお答えいたします。 トレーニングルームの使用について、この新しい条例では、体育館については1時間という単位でもって、料金を規定しているわけでございますが、これは先ほど助役の方からも提案理由の中で御説明ありましたように、類似都市等を参考にしながら考えた額でございまして、使用が今、お話ですと2時間ぐらいが平均的というふうなお話でございますが、利用者の立場から見て、1時間ごと、1時間区切りで計算した方が、利用者も計算しやすく、利用しやすいのかというふうな考え方もございまして、このような料金で設定させていただきました。 ○議長(高橋浩君) ほかに質疑の方ありませんか。 鎌田正旦君。 ◆15番(鎌田正旦君) 15番鎌田でございます。 提案されました条例案につきましては異存はございませんが、この際、日居城野運動公園の整備に関連いたしましてお伺いしたいと思います。 まず最初に、日居城野運動公園整備の全体整備に対する進度状況はどうなっていますかということを一つ。 それから、2番目は、今後の実施計画はどうなっていますかということを、まずお伺いしたいと思います。 時間も時間ですから、ひとつ要点をつまんでお話しいただければありがたいと思います。 ○議長(高橋浩君) 平賀建設部長。 ◎建設部長(平賀巖君) 日居城野公園の現在までの整備状況でございますけれども、御承知のとおり多目的広場、あるいは芝生公園、野球場、テニスコートなどを整備しておりますが、面積で申し上げますと、全体の区域が30.6ヘクタールに対しまして、既に供用しておりますところが41.8%という形になってございます。 それから、今後の整備でございますが、インターハイの開催に向けまして、体育館周辺の駐車場及び外構工事等を進めてまいる予定になってございます。 以上です。 ○議長(高橋浩君) 鎌田正旦君。 ◆15番(鎌田正旦君) 市政発展計画では、前期の施策展開の中では、温水プールの建設を調査、検討するというふうなことなどがございますし、それからもう一つは、トラックですね、走るところ。あそこのレースのところは、全天候型に整備されていますけれども、内部のフィールドの部分が、なかなか競技をし得るような条件にはなっていないんじゃないかと。そういう面の整備は、どういうふうにお考えになっていますか。 それから、確かに主要事業計画では、そこの用地取得でもって第3、第4駐車場、あるいは噴水整備等を、14億2,000万の事業費をもくろんで、実施するというふうな構想になっておりますけれども。この際、特に御検討いただきたいと思うことは、天下田から、あそこは若葉町に至ります市道があるわけですけれども、いわゆるその市道から、特に野球場の周辺にございますけれども、この道路の西側の地帯に民家が若干あり、また若干の水源があるということで。東高校の野球場のあたりの状態から見ますというと、市有地にして駐車場整備したらどうかなというふうに思うわけでございます。と申しますのは、高校野球その他で野球場に来ますというと、駐車場に対する誘導があって、適切にいっているようには見えますけれども、何せあそこら辺の民家に車がどんどん入ってきまして、大変困るといったような苦情があるようですから。その点につきましては、これは予算措置の問題もあるものですから、あるいは財政計画との関連もあるものですから、今これどうというわけではありませんけれども、そういう意味での検討が必要ではないかと思う次第でございます。 それから、これ教育長の方になると思いますけれども、発展計画のスポーツレクリエーションの項の中で、基本方針として花巻スポーツ振興計画を策定するというふうにありますけれども、これに対する取り組みはどういうふうになっているか、お伺いしたいなと思います。 まず、とりあえず。 ○議長(高橋浩君) 平賀建設部長。 ◎建設部長(平賀巖君) 今後の整備の中の発展計画にあります温水プール、あるいは陸上競技場の整備ということでございますが、現在、陸上競技場の整備は教育委員会で進めていただいておりまして、そのフィールドの中の整備も、そちらの方の所管ということでございますが。まず、運動公園内の施設の再検討を要するのではないかということを考えてございまして、一つには今の陸上競技場を、芝生張りまして、一つのラグビー・サッカー場にしたいという計画もあるわけですが、今回、太田にスポーツキャンプ村もできました芝生のコートもできるわけでございますので、そうしたもの。それから、大きな大会等、誘致するために必要な陸上競技等につきましては、広域的な観点でも議論する必要があるんじゃないかというようなことも含めまして、現在、検討を進めているところでございます。 なお、次の野球場の駐車場が若干不足しているというお話でございますが、いずれ先ほどの体育館周辺への大きな駐車場の整備もございますので、そうした利用と誘導との関係を考慮しながら、検討の課題にさせていただきたいと思います。 ○議長(高橋浩君) 佐藤教育長。 ◎教育長(佐藤重利君) スポーツの振興計画について申し上げますが、現在、花巻市スポーツ振興審議会を、各界の代表者でもって構成して、全体計画といいますか、基本計画について御協議を賜っておりまして、今年度中には将来の目指す目標、そしてまた全体的な振興計画を立案してまいりたいと、こんなふうに思っているところでございます。 ○議長(高橋浩君) 鎌田正旦君。 ◆15番(鎌田正旦君) それでは、もう1点お伺いしますが、こうして日居城野運動公園の整備が進んでまいりますが、運営管理体制についてはどういうふうになっていますか。何か体育館は直営、直営といいますか、市の直営でやるというふうなようですが。特に、体育協会との関係などについて、どういうふうにお考えでしょうか。 ○議長(高橋浩君) 佐藤教育次長。 ◎教育次長(佐藤忠正君) お答えいたします。 総合体育館の方の運営体制でございますが、現在の体育振興課の職員が、向こうの方へ勤務することになりますが、その振興課の職員と、それから体育指導員、今一応、3名から4名を考えてございますが、そういう11名ですか、それにインターハイの職員が2名ございますが、そのインターハイの職員も、そちらの方で事務をとるというふうな形で、合計16人の体制でスタートしたいというふうに考えてございます。直営でございますので、直接には体育協会とのかかわりは、総合体育館についてはございません。 ○議長(高橋浩君) ほかに質疑の方ございませんか。 高橋毅君。 ◆11番(高橋毅君) 11番高橋毅です。 ちょっと認識ができない分がありますので、お聞きをしたいと思うんですが。1つは、貸し切り使用の関係ですが、午前、午後、夜というような区分になっているわけですが、例えばいろんな試合誘致をしたりした場合に、どっちかといいますと日中だけで試合消化がなされるという状態、そしてそれが2日、3日と続いたような日程の場合に、器具を置いたり、それから次の日の試合のスタートのためにというようなことを考えれば、どうしても夜は使わないけれども、昼だけは貸し切りにしたいと、そういう場合の対応はどういうふうに考えておられるのか、お聞かせを願いたいと思います。 それから、11年度に向けて、インターハイに向けての、できるだけ地元の人たちが選手として参加するというのも、地元のインターハイに向けての熱意を盛り上げることになるだろうというふうに思うわけですが。その際に、いわゆる場なれしていくんだという考え方の中で、会場使用をしたいというような場合も、相当出てくるんではなかろうかなと思うんですが。これは実際、予選の勝ち抜きの関係もあると思うんですが。そういう場合に、いわゆる減免の関係はどのように考えているのか。 それから、いろんな各種大会誘致などに、教育委員会が、いわゆる主催といいますか、共催として入った場合にも、これらをこのまま適用するのか。 この3点について、お聞かせを願いたいと思います。 ○議長(高橋浩君) 佐藤教育次長。 ◎教育次長(佐藤忠正君) お答えいたします。 第1点の貸し切り使用に関しての、夜間、用具等を置いた場合まで料金が及ぶかどうかという御質問でございますが、これについては料金をちょうだいする、貸し切り使用の場合は、そのアリーナそのものを占用する形で利用されるということでございまして、他の利用者が使えない状態にあるということでございますので、その占用時間は料金を徴するというふうな形になろうかと思います。ただ、用具等は片づけられて、夜間他の方へ利用が可能であれば、それはその状況を見ながら、料金の算定はできると思いますが。いずれ、アリーナを占用されているということであれば、料金はいただくというふうな形になろうかと思います。 それから、地元の高校生等の利用ということについての減免の措置でございますが、一応、高校生については、一般の料金の半額というふうな形で料金設定しているわけでございまして。ただ、現在の体育館も、市民体育館もそうでございますが、いわゆる高体連とか中体連とか、そういったような団体が使用する場合においては、減免を講じております。 それから、失礼。ごめんなさい、3点目、ちょっと聞き取れなかったんですが。    (「教育委員会が入って」「共催する場合どうなるかということ」の声あり) ◎教育次長(佐藤忠正君) 教育委員会が共催する場合につきましては、これは減免の対象として取り扱いたいと思います。 ○議長(高橋浩君) 高橋毅君。 ◆11番(高橋毅君) 2点目、3点目はそれで理解できることですが、貸し切り使用の関係でもう少しお尋ねしたいと思います。 今の例えば協議団体が独自に、いわゆる試合開催をするというふうな計画を持った場合に、どうしてもその協議団体の人材の不足な状態、またその団体そのものが資金的に弱い団体の中で、いわゆる大会主催などをした場合に、やはり昼だけの試合で昼だけ借りて、その日、後始末をして、また次の日準備をしてというふうな、それできるような、いわゆる人的体制も整うようであればいいんですが、どうしてもそうでないとなれば、これはとってもそれに対応するのが大変だということで、この体育館ではなしに、違うところを探すということにもなりかねないのではないかなと。せっかく立派な体育館つくった、それらを考えれば、継続した試合日程の場合、夜間使用の場合は、例えば夜間使用料金の分については吟味するとかという形がとれないものだろうかなという。戦略とすれば、例えば教育委員会に共催の形で入っていただくというような方法も、これはできるかもしれませんが。何か、そういう戦略に頼らなくても、余り大きな負担をしなくて開催できるようにしなければ、各協議団体が、体育館の利用に弾みがつきやすいんじゃないかなと思うんですが、もう1回、その点についてお聞かせを願いたいと思います。 ○議長(高橋浩君) 佐藤教育次長。 ◎教育次長(佐藤忠正君) お答えいたします。 先ほどお答えいたしましたとおり、原則的にはそういったような取り扱いということでございますが、ケースをよく研究しながら、今後の取り扱いについて検討してまいりたいというふうに思います。 ○議長(高橋浩君) ほかに質疑の方ありませんか。 阿部一男君。 ◆14番(阿部一男君) 14番阿部です。 今度の総合体育館ができることによりまして、今まで行っておりました体育館のスポーツ教室、体育振興のためのスポーツ教室も、そちらの方で行うことになるかと思いますけれども、そのことについて。 それから、今まで行っておりましたスポーツ教室の関係は、大体年間で6講座ぐらいあるわけですけれども、このお金の扱いについてはどのようになっているのか。というのは、議員に配られております決算書などでも出ておりませんので、これの扱いはどのようになっていたのかということについてお伺いします。 ○議長(高橋浩君) 佐藤教育次長。 ◎教育次長(佐藤忠正君) 阿部議員さんの御質問にお答えいたします。 スポーツ教室についての御質問でございますが、今、阿部議員さんがおっしゃったように、スポーツ教室は今まで市民体育館では6コース、6教室といいますか、6教室実施されてきているわけでございます。これは、新しい体育館が供用開始されてからになりますが、そちらの方でまた教室を開催したいというふうに考えているところでございます。 そのお金というのは、あれですか、スポーツ教室での会費とか、参加費という……    (「参加費」の声あり) ◎教育次長(佐藤忠正君) ああそうですか。スポーツ教室に対しての参加費というもの、あるいは会費というものは、これは主にけがなどを想定しましての傷害保険とか、それからあと傷害保険に加入するための手続料とか、そういったものが主たる内容でございますが、これらにつきましては一応、いわゆる本来、個人が個々に掛けていただければよろしいわけでございますが、それぞれの人たちの手数を考えまして、こちらの方でいわゆるサービス的な形、考え方で、会費なり参加料を徴収して、それでもって保険等に加入しているというのが実態でございます。その会費等につきましては、私らの考えは、いわゆる何ですか、手続を代行したというふうな考え方で処理しているわけでございます。したがいまして、先ほど議員さんがおっしゃいましたように、決算書の方へ、いわゆる市の歳入として入れて、そして歳出を組んで保険料を支出するというふうな、そういう手続はとっていないのが実態でございます。 ○議長(高橋浩君) 阿部一男君。 ◆14番(阿部一男君) これは体育館の年間の行事として、参加料ということで、テニス教室であれば例えば2, 500円、それからジャズダンス、ジャズ体操であれば2, 000円とかいうような形で、公的に扱っている公金の一つというふうに、常識的には見ることができるんじゃないかというふうに思います。思うわけです。その中身が保険料であれ、あるいは御案内した講師の謝礼であれ、いわゆる公的に入っているものであれば、公的にそれを歳入として、また歳出として出すということが本来の形ではないかとも、というふうに思うわけですけれども。これは監査委員会の見解を、ここで私はお聞きしながら、今、ちょっと私の見解違うものですから、監査委員会の御見解をお聞きいたします。 ○議長(高橋浩君) 太田代監査委員。 ◎監査委員(太田代誠二君) それでは、お答えをいたします。 ただいまの関係につきましては、監査委員、ただいまの私の立場では、この具体的内容がどういう内容になっておりますかわかりませんので、明確に御答弁はできかねますけれども、一般的に公金と申しますのは、法令上、地方公共団体が管理する現金、あるいは有価証券というのが公金となっております。そういうことで、地方自治法では、具体的に公金というものにつきましては、例えば税とか使用料と、そういうことで公金の内容、具体的にあるわけでございますが。ただいまのこのスポーツ教室の場合には、その使途が、どういう形で使われておるか、その内容を見なければ。ただいまの教育次長のお話ございましたとおり、その中身が傷害保険とか、本人が直接掛けるべきもの、それを代行しておるとか、そういうことになりますと、公金として入れる、非常にこの公金として取り扱いの問題になりますと、基本的には総計予算主義の原則をとってございますから、一切の収入、そして一切の支出を予算措置をするわけですけれども、それらを直接入れた場合に、非常に最終的に決算でいろいろ処理する場合、特に一般会計で処理しますから、単式簿記方式になりますから、なかなか今度はわからない面も出てくると。むしろ、これは別途な形で処理しておいた方が、わかりやすいのではないかなと思いますので。 今のところ具体的な処理の内容がわかりませんので、私からは明快な御答弁はできかねますけれども、考え方としますと、別途な処理しておいた方がいい場合もあると思いますし。例えば、いろいろよくバスなんかで行きます、何か研修会なんか行きますが、そういうときに会費として、お弁当代とか、いろいろなそこにみたときの経費をとります。そうしますと、特定な方たちですから、30人とか50人の方たちですから、そういう方たちだけの処理ですから、最終的には会費の中でとったものを、その中で皆さんで決算の状態を報告すればいいとなりますから。一般市民全体を対象にしているわけでございませんが。今回のスポーツ教室になりますと、相当な人数、不特定な人数になりますから、ちょっとケースが違いますけれども、私の考え方としていいますと、別途に経理した方が、むしろわかりやすいのではないかなと思ってはございます。 ○議長(高橋浩君) 阿部一男君。 ◆14番(阿部一男君) 財政の専門的な監査委員の方々も、これからということですけれども。私は、基本的にスポーツ教室、体育振興の意味で、これからもますます大事になってくると。また、ぜひ参加者も、たくさん多くの方々が、ニュースポーツというふうなこともありますので振興が大事だと思います。その意味でも、やはりその財政面での扱いはきちんと、やはり公的にしておかないと、やはりこういうふうなあいまいな、お聞きしますとやはりあいまいなような感じしますので。そうではなくて、きちんとこう扱いしてスポーツ振興を図られるように、これは私の要望ですけれども、そういう扱いを今後ともやっていただきたいというふうに思います。詳しいことについては、これからもいろいろな機会ありますので、その機会に論議したいと思います。 ○議長(高橋浩君) ほかに質疑の方ありませんか。    (「なし」の声あり) ○議長(高橋浩君) なしと認め、質疑を終結いたします。 ○議長(高橋浩君) これより討論に入ります。 討論の方ありませんか。    (「なし」の声あり) ○議長(高橋浩君) なしと認め、討論を終結いたします。 ○議長(高橋浩君) これより採決をいたします。 議案第48号花巻市都市公園条例の一部を改正する条例を、原案のとおり決することに御異議ありませんか。    (「異議なし」の声あり) ○議長(高橋浩君) 御異議なしと認めます。よって、議案第48号は、原案のとおり可決されました。 この際、3時15分まで休憩いたします。            午後2時57分  休憩            午後3時16分  開議 ○議長(高橋浩君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 ○議長(高橋浩君) 日程第10、議案第49号平成9年度花巻市一般会計補正予算(第1号)を議題といたします。 提出者から提案理由の説明を求めます。 山口総務部長。 ◎総務部長(山口紀士君) 議案第49号平成9年度花巻市一般会計補正予算(第1号)について御説明申し上げます。 本補正予算は、歳入歳出予算の補正及び地方債の補正の2つの事項からなっております。国、県補助金の内定に伴いまして、その事業費の補正を行うとともに、予算措置に急を要するものに限定をして編成したところでございます。歳入歳出予算の補正につきましては、歳入歳出にそれぞれ7,962万2,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ284億7,854万2,000円とするものでございます。これは前年同期と比較いたしますと、0.3%の増となっております。 歳入につきましては、使用料、国県支出金、寄附金及び市債が主なものでございます。 歳出につきましては、道路及び公園関係事業の国庫補助事業の内定に伴う整理を行ったものでございます。また、県の地域活性化調整事業の4件の配分及び花巻学校給食共同調理場のボイラー改修工事などが主な内容でございます。 地方債の補正につきましては、国庫補助事業の内定に伴う変更でございます。 以下、事項別明細書により御説明申し上げます。9ページをお開きください。 歳入についてでございますが、11款使用料及び手数料、1項使用料、7目教育使用料、14節総合体育館299万2,000円は、ただいまといいますか、先ほど議決をいただきました、体育館の使用料の関係の収入を見込んだものでございます。10月から、来年3月分を見込んだものでございます。 なお、次に、12款国庫支出金、2項国庫補助金、4目土木費国庫補助金、1節臨時道路交付金3,600万円の減となっておりますが、これは内定による減でございまして、清水野・後藤野線の分が減になったものでございます。そのうち、3,600万円の減になったうち1,980万円は、補助事業として別に振りかえとなっているものでございます。5節公園520万円は、内定による増でございます。日居城野運動公園分が1,000万円の増、下二枚橋近隣公園分が500万円の減、八反清水公園分が20万円の増でございます。7節交通安全施設でございますが、1,650万円は、内定による増でございます。山の神南中根子線分の増でございます。 10ページの9、道路3,900万円は、ただいま申し上げました、清水野・後藤野線1,980万円、八木横志田線1,920万円が、内定により増となったものでございます。 13款県支出金、2項県補助金、2目民生費県補助金、13節児童健全育成73万6,000円は、銀河学童クラブが補助対象となったことによる増でございます。21節地域活性化500万円は、ふれあいポケット「わたぼうし」施設整備事業に充当する500万円の増でございます。5目農林業費県補助金、16節林道整備338万6,000円は、細野林道分の内定による増でございます。30節の森林整備計画策定33万7,000円は、内定による増でございまして、5年ごとに行います森林整備計画策定のための補助金でございます。6目商工費県補助金、1節地域活性化でございますが、330万円は、テクノワールド’97に350万円、わんこそば大会東京場所の分が20万円の減となっておりまして、330万円は内定による増でございます。9節教育費県補助金、4節地域活性化200万円は、イーハトーブレディース駅伝に、助成決定になったものでございます。 15款寄附金、1項寄附金、2目土木寄附金、1節公園管理500万円は、阿部製作所の阿部頼人氏から、公園関係の整備費として寄附のあったものでございます。3目教育寄附金、1、図書整備10万円は、匿名希望ということで、名は伏せてほしいとの申し出でございますので、名前の公表は控えさせていただきます。 次に、12ページの16款繰入金、1項繰入金、1目繰入金、5節老人保健特別会計繰入金112万4,000円は、平成8年度の老人保健特別会計の医療費等の確定の清算による戻し入れの分でございます。 17款繰越金、1項繰越金、1目繰越金、1節繰越金1,534万7,000円は、前年度繰越金を見込んだものでございます。 18款諸収入、5項雑入、5目雑入、31節コミュニティ事業助成250万円は、自治総合センターからの宝くじ助成金でございます。諏訪協和会の諏訪公民館の備品整備事業への充当補助をするものでございます。 それから、19款市債、1項市債の各目、節の金額は、国庫補助事業費の増に伴う増額をしようとするものでございます。 15ページの歳出でございますが、2款総務費、1項総務管理費、6目企画費、19節負担金補助及び交付金7万円は、花巻内陸税関誘致促進協議会負担金5万円、大船渡港物流強化促進協議会負担金2万円、それぞれ新規に負担しようとするものでございます。9目諸費、19節負担金補助及び交付金250万円は、歳入のところで申し上げましたとおり、諏訪協和会への備品整備に助成するものでございます。なお、これはトンネル補助でございます。16目国際化推進費は、9節旅費72万2,000円は費用弁償となっておりますが、ただいま国際交流委員として花巻に来ております、ファン・カステヤーノ氏が、7月23日をもって帰国されることになりました。また、その後任として、花巻においでいただくブレーク・ジェイソンさんの赴任旅費でございます。13節委託料140万円は、国際姉妹都市5周年記念事業特別番組の制作委託料として、テレビ岩手に委託をして番組制作をお願いするものでございます。19節負担金補助及び交付金40万円は、花巻ホームステイ協会10周年記念事業に助成するものでございます。 2項徴税費でございますが、1目は省略させていただきまして、2目賦課徴収費、19節負担金補助及び交付金13万9,000円は、花北地区納税貯蓄組合連合会創立30周年記念事業費に助成するものでございます。 3款民生費、1項社会福祉費、1目社会福祉総務費、19節負担金補助及び交付金100万円は、第6回岩手県ボランティアフェスティバルIN花巻開催事業補助金でございます。4目は省略させていただきます。9目精神薄弱者福祉費、19節負担金補助及び交付金500万円は、ふれあいポケット「わたぼうし」施設整備事業補助金でございますが、地域活性化調整補助金を充てて助成するものでございます。 2項児童福祉費、1目児童福祉総務費、13節委託料53万1,000円は、銀河学童クラブの運営委託料でございます。 6款農林業費、2項林業費、2目造林業費67万5,000円は、先ほど歳入のところで申し上げました、市町村森林整備計画策定事業に充てる費用でございます。3目山林道費483万8,000円は、細野林道の事業費の増による補正でございます。7節、9節、15節、それぞれでございます。 7款商工費、1項商工費、2目商工振興費、19節負担金補助及び交付金350万円は、テクノワールド’97実行委員会負担金でございます。これも、地域活性化調整費を充当するものでございます。 8款土木費、2項道路橋梁費、3目道路新設改良費の13節委託料1,200万円は、八木横志田線分の測量調査設計委託料でございます。15節工事請負費860万円の減は、清水野・後藤野線が2,660万円の減ですし、八木横志田線分が1,800万円の増という内容でございます。6目交通安全施設整備費でございますが、2,820万円は、山の神南中根子線分の国庫補助の増による事業費の追加でございます。7節賃金、15節工事請負費、17節公有財産購入費、22節補償補填及び賠償金、それぞれ山の神南中根子線分の事業費でございます。 3項河川費でございますが、1目河川費、19節負担金補助及び交付金40万円は、リバーマスター養成・花巻スクール事業補助金でございまして、北上川をくだることによりまして、自然への理解を深めるための事業に対して助成するものでございます。 4項都市計画費、6目公園費、13節委託料750万円でございますが、ぎんどろ公園樹勢回復業務委託料500万円は、宮沢賢治ゆかりのコブシ、桜などの古木の保存のための委託料として計上したものでございます。ぎんどろ公園分の樹木の整備をするもので、樹勢回復をするものでございます。それから、実施設計等委託料250万円は、日居城野運動公園分でございます。第4駐車場の設計費でございます。15節工事請負費840万円は、日居城野運動公園整備工事費1,750万円でございます。これが第4駐車場の工事費でございます。八反清水公園整備工事費40万円、下二枚橋近隣公園整備工事費が、950万円の減となっているものでございます。 10款教育費、5項社会教育費、3目図書館費の18節備品購入費は、先ほど寄附金の申し出のありました10万円を充当し、備品図書を購入するものでございます。 6項保健体育費、1目保健体育総務費、19節負担金補助及び交付金230万円は、全国選抜ゲートボール大会出場事業補助金30万円、’97イーハトーブレディース駅伝競争大会事業負担金200万円でございます。2目体育施設費でございますが、11節需用費は省略させていただきまして、13節委託料300万円は、総合体育館開館記念行事開催委託料でございます。これは総合体育館のオープンセレモニーといたしまして、実業団リーグのNECとサントリーの交流試合を行うものでございます。3目学校給食費、15節工事請負費500万円は、花巻学校給食共同調理場改修工事費でございますが、給湯室の温水器が故障したことによりまして計上し、修理をするものでございます。 次に、6ページにお戻りいただきたいと思います。 第2表地方債補正でございますが、地方債補正はそれぞれ国庫補助事業の増に伴いまして、起債限度額の変更をしようとするものでございます。 以上で、平成9年度花巻市一般会計補正予算(第1号)の説明を終わりますが、よろしく御審議の上、御決定くださるようお願いいたします。 ○議長(高橋浩君) これより質疑に入ります。 質疑は、歳入歳出それぞれ一括して行います。 歳入についてありませんか。    (「なし」の声あり) ○議長(高橋浩君) なしと認め、これをもって歳入を終わります。 次に、歳出に入ります。 歳出についてありませんか。 鎌田芳雄君。 ◆8番(鎌田芳雄君) 8番鎌田でございます。 21ページ、4項の都市計画費についてお尋ねいたします。 6目公園費の13節委託料のぎんどろ公園の関係なんですが、この500万は樹勢回復業務とありますけれども、ここの内容について若干お聞きしたいと思います。というのは、この前、あそこを利用しているといいますか、散歩、散策をよくする方から、苦情といいますか、要望があったんですが、樹木の整備といいますか剪定、そういったものがなされていないということと、池が非常に汚くて、その文化会館に来る方々にも、非常にいい印象を与えていないんじゃないかと、整理してほしいというふうな要望がありましたんで。そういったものも、これ含まれないとは思いますが、ちょっとお聞きしたいと思います。 ○議長(高橋浩君) 平賀建設部長。 ◎建設部長(平賀巖君) ただいまの公園費のぎんどろ公園樹勢回復業務委託について御説明申し上げますが、ぎんどろ公園の南側、いわゆる駐車場との間にございます樹木のうち、古木でございますが、コブシが2本、アカシヤが3本、桜が3本とありますが、賢治が教鞭をとっていたころからの樹木ではないかという前提の中で、それらの樹勢を回復しようとするものでございますが、基本的には既に木の中に腐食が進んでおりますものを抜き出しまして、それらに一定の樹脂を埋め込む、それからそうした樹勢が弱っているものの一つに、地下の排水が若干問題があるだろうということでございまして、それらの地下排水等の施設をしようとするものでございます。 それから、池の汚れていますことにつきましては、まことに申しわけございません。今、年3回から4回にわたって、各公園の下草刈り、あるいはそうした清掃を業務委託しながらやっていますが、今、計画的にやっておりまして、近くそれらの、ぎんどろ公園整備も近く行われる予定としておりますので、御了承願います。
    ○議長(高橋浩君) ほかに歳出についてありませんか。 高橋綱記君。 ◆29番(高橋綱記君) 何点かお伺いをいたしたいと思います。 まず、ただいまの公園費についてでありますが、関連してお伺いしますけれども、市内の都市計画、土地区画整理事業でできた新しい公園があるわけですが。この間、たまたま本館の北の端にある公園の前を通りましたところ、子供たちにとってはジャングルのような草の生えようでございました。現状どうなっているか、最近、確認しておりませんけれども。それで、あの稲科系の大変勢力の強い草が全体に茂っておりまして、とてもこれでは子供たちが遊ぶも何もできない場所だなと思ったんですが、公園管理が一体どのようになっているのか。そのほかにも、さまざま苦情が寄せられているわけですけれども、お伺いをしたいと思います。 それから、民生費のふれあいわたぼうしの件ですが、県からの出資金をそのままトンネルという形で出ていますが、市の方で負担をする予定がないのかどうか。それから、会場費が全体でどれぐらいの見込みで、500万円措置するのか、その点をお伺いいたしたいと。 それから、二枚橋の近隣公園、土木費の22ページの、950万円カットされているわけなんですが、どのような事情によるものなのか、お伺いをいたします。 以上、3点。 ○議長(高橋浩君) 平賀建設部長。 ◎建設部長(平賀巖君) 御指摘の本館公園の清掃、あるいは下草刈りのおくれていますことは、先ほど鎌田議員さんの御質問にお答えした形で、今、計画的に進めようとしております。それから、近隣公園のうち小さい部分につきましては、地元自治会等にも委託の形でお願いしているものもございます。御指摘の本館公園につきましては、今、手元に資料がございませんので、どうした管理のものかはすぐはわかりませんが、いずれにしても早速に、そうした清掃なり、下草刈りの作業を進めてまいりたいと思いますので、御了承をお願いいたします。 それから、下二枚橋近隣公園のことでございますが、これは公園整備にかかる県内の公園費の割り振りの中から、新設公園ではございませんで継続的にやっています関係から、若干減額されたということでございます。 ○議長(高橋浩君) 柳原保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(柳原賢一君) ただいま御質問いただきました、ふれあいポケット「わたぼうし」の施設整備の件でございますが、今回、地域活性化事業という形で、県振興局の方から助成をいただいたところでございます。3月議会におきまして、市の予算の中では、市でも500万を助成をすることになってございます。そういう中で、いわゆる心身障害者福祉作業所わたぼうしに通う障害者が、この市街地の中にそういうお店を出しながら、健常者と触れ合う中で、この障害者の理解、あるいはその方々がつくったもの等を販売をしながら、この販売する施設を整備するというものでございます。したがいまして、会場費とおっしゃいましたけれども、全体の予算としますと、約1,300万ほどになります。県の活性化事業の500万、それから市の補助金が500万、それから自己資金という形でございますけれども、親の会の方々と一部寄附金を充てるというふうに伺ってございますけれども、約1,300万の事業ということでございます。 ○議長(高橋浩君) ほかに歳出についてありませんか。 小原昭男君。 ◆7番(小原昭男君) 7番、小原です。 先ほどの鎌田議員の質問に関連しますけれども、公園のメンテナンスに関するものにつきましては、ずっと以前から予算化されていないということでございまして、我々もいろいろその点について、担当係の方にも折衝してございますけれども、なかなか全部を網羅することはもちろんですけれども、予算化もなかなか厳しいといった。今回もぎんどろ公園の云々というのは、そういった樹木の手入れといいますか、メンテというよりも、延命策をするためのことで予算化になったということでございまして、実際、管理、いわゆるメンテナンスということについての予算化はなされていないということでございますが、これ予算化できないものかどうかお伺いしたいと思います。 ○議長(高橋浩君) 平賀建設部長。 ◎建設部長(平賀巖君) 公園の管理にかかわる、いわゆる通常言っていますメンテナンスは、予算化していただいておりますが、その金額がすなわち完全にきちんと整備し、管理ができるだけにまだ至っていないということでありまして、そうした部分につきましては先ほども若干触れましたが、地元自治会等に、いわゆる労力奉仕等も含めて、あるいは若干の委託料も含めまして協力をお願いし、管理をしているということでございます。 ○議長(高橋浩君) 小原昭男君。 ◆7番(小原昭男君) 市内、先ほども申し上げましたけれども、非常に補助事業か、いろんなことで公園がたくさんございますけれども、なかなか回らないと。何年も放置してしまって、先ほど、きのうでしたっけ、名須川君が話しされたように、鳥谷ケ崎公園なんかも、全く見るにたえなかったという話になるわけですので、何とか予算をたくさんとっていただきまして、立派な公園にしていただきたいと希望します。 ○議長(高橋浩君) ほかに歳出についてありませんか。 佐藤かづ代さん。 ◆2番(佐藤かづ代君) 一連の公園管理について出ておりますけれども、私も一言やはり質問させていただきます。 やはりこの公園が、管理がばらばらになっているというのは、花巻の町の公園をどのようにイメージしてつくっていくかという、そのイメージがないから、結局こういうことになるんじゃないかと思います。特に、花巻が宮沢賢治にゆかりの地として、多くの観光客が訪れるためには、やはり樹木の美しさというものがないと、そこは美しい町としてのアピールが足りないんじゃないかと思うんですね。その意味では、どのように美しい花巻にしていくかというのについては、どこをどのように手入れをして、その形をつくっていくかというですね、それは都市計画の中に示されていればいいんですけれども、示されていないものですから、当局もどこから手をつけていいかなというところが、迷っているんじゃないかと思います。そういう意味では、都市計画の中にこれからでも公園の、美しい花巻をつくるということに関しての公園を、どのようにするかということを、早速企画していただきたいというふうに思っております。 それから、先ほどの樹勢の回復ということに関して言えば、材木町公園なども、切られた後に、この春に少しは樹勢は回復しているかなと思うんですけれども。切られた当時は、周りの人は本当にびっくりされて、明るくなったという声もありますけれども、うっそうとした緑がなくなったということで、大変残念に思っておりますけれども。ただ、樹勢の衰えを食いとめるということであれば、何らかの手だてが必要になって、あのようになったと思いますけれども、あちらの公園の方の樹勢回復については、どのようにお考えでしょうかということがまず1点と。 それから、16ページの総務の徴税費の中で、貯蓄納税組合の補助金が出ております。これに関して、私、納税組合に対しての意見、質問はたびたびしているわけですけれども、納税組合からの会計報告という形で、すべての報告がなされており、適正に処理されているということで、予算の執行が引き続き補助の形で出ております。しかし、私も、いろいろ情報の公開なども相まって、会計の明瞭さというものが必要になってくるという情勢の中では、200の納税組合の全部を会計監査するということは到底不可能ですけれども、例えば1組合とか2組合に関して、会計監査をときどきはしてみるというね、そういう姿勢も必要になってくるのじゃないか。そのことで、特に問題がなければ、そのまま処理して、引き続き補助金もやられればよろしいでしょうし、もし問題がそこで出てくるとすれば、そこで適当な指導をしていくということも、必要じゃなかろうかと思います。納税組合の力が大きいということは、私も重々思っておりますし、その力がなければ徴税作業というのも困難であるという現実も把握しておりますけれども、だからといってこのまま補助金交付団体としての交付のあり方、会計報告のあり方がこのままでいいとは思いませんので、その辺のところをどう考えているのかなということを、示していただきたいと思います。 あわせて、納税組合に入っている方と、入っていない方との徴税のパーセントのですね、どのようになっているか、ここ数年、もし今すぐおわかりになっていればお示しください。 ○議長(高橋浩君) 平賀建設部長。 ◎建設部長(平賀巖君) 公園整備のあり方についての御提言をいただきました。確かに、一つ一つの公園に一定のイメージを置いてという形での管理は、現在のところいたしておりません。いわゆる公園、それぞれの児童公園としての一つの公園としての機能を果たせるように、やれ日陰をつくり、あるいは子供が遊べるというような形でございますので、一つ一つの公園にイメージを持たせながら整備ということは、現在のところ進めてはございませんので、御指摘、あるいは御提案の部分を含めまして、今後検討してまいりたいと存じます。 なお、材木町の樹木でございますが、あれは専門の方からいろんな御指導をいただいて、あれだけの伐採を、枝払いをしました。ということは、あの樹木はあれでもって、十分また相当な枝が出るという御指導のもとに実施したものでございます。 それから、樹勢回復事業の中身でございますが、基本的には腐食部分を切開削除して、その中にいろんな、いわゆる植物活性層の薬剤などを入れ込みながら、そして発泡ウレタン等を埋め込んで、一定の木の太さの格好に見せるという形のもの、それから地下水の排水ということでございまして、大きく枝を切り落とすというような形でのことはできるだけ避けたいと、こう思っております。 ○議長(高橋浩君) 山口総務部長。 ◎総務部長(山口紀士君) 納税組合の関係の会計監査をやるべきではないかというお話でございますが、これにつきましては収納課が担当しておりますけれども、市長の方には監査権というのはございませんのでできないわけです。いずれ、毎年、補助している団体につきましては、それぞれ決算報告をいただいておりますので、いろいろその使途については、今後も御指導してまいりたいというふうに思っております。 また、この予算に計上しております13万9,000円は、これは市の納税組合に対する補助、負担ということではなしに、補助というのではなしに、これは花巻と北上市との納税貯蓄組合の連合会というものを組織しておりますので、その連合会の創立30周年記念事業を行うための事業費に助成するものでございまして、本年10月に開催予定しておりますが、事業費は約180万円を見込んでいるものでございます。 ○議長(高橋浩君) ほかに歳出についてありませんか。    (「なし」の声あり) ○議長(高橋浩君) なしと認め、これをもって歳出を終わります。 次に、第2表地方債補正について質疑の方ありませんか。    (「なし」の声あり) ○議長(高橋浩君) なしと認め、第2表を終わります。 これをもって質疑を終結いたします。 ○議長(高橋浩君) これより討論に入ります。 討論の方ありませんか。    (「なし」の声あり) ○議長(高橋浩君) なしと認め、討論を終結いたします。 ○議長(高橋浩君) これより採決をいたします。 議案第49号平成9年度花巻市一般会計補正予算(第1号)を、原案のとおり決することに御異議ありませんか。    (「異議なし」の声あり) ○議長(高橋浩君) 御異議なしと認めます。よって、議案第49号は、原案のとおり可決されました。 ○議長(高橋浩君) 日程第11、議案第50号平成9年度花巻市下水道事業特別会計補正予算(第1号)を議題といたします。 提出者から提案理由の説明を求めます。 平賀建設部長。 ◎建設部長(平賀巖君) ただいま御提案いただきました、平成9年度花巻市下水道事業特別会計補正予算(第1号)について御説明いたします。 今回の補正は、平成9年度の建設省国庫補助事業内示額の増によるものであります。歳入歳出予算の総額に6,600万円を増額し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ30億7,077万6,000円にしようとするものであります。 主な内容につきましては、事項別明細により御説明申し上げますが、初めに歳入について御説明いたします。7ページをお開きいただきます。 2款使用料及び手数料、1項使用料、1目1節公共下水道使用料400万でありますが、岩手大学附属花巻温泉病院が今月から使用開始するということになりまして、その使用料の増を見込んだものでございます。 3款国庫支出金、1項国庫補助金、1目1節公共下水道事業費補助金3,300万円についてでありますが、国庫補助事業費6,600万円の2分の1補助でございますので、3,300万円を計上いたしております。 8ページをお開きいただきます。 8款市債、1項市債、1目1節公共下水道事業債2,900万円でありますが、これも国庫補助事業費6,600万円にかかる地方債の増となるものであります。 次に、歳出について説明いたします。 先ほど申し上げましたように、当初予算額に比較いたしまして、国庫補助事業費が6,600万円の増額となりましたが、この部分を全額、2款1項2目市街地整備事業費に措置いたしまして、下水道の面整備を進めるものでございます。 なお、これに対応する事業施行箇所につきましては、桜台地区を予定しているところでございます。 次に、4ページに戻りまして、第2表地方債補正について説明いたします。 この部分につきましても、国庫補助事業内示額の増、6,600万円にかかる地方債、2,900万円の限度額増の補正となっているところでございます。 以上でございます。よろしく御審議の上、御承認賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(高橋浩君) これより質疑に入ります。 質疑の方ありませんか。    (「なし」の声あり) ○議長(高橋浩君) なしと認め、質疑を終結いたします。 ○議長(高橋浩君) これより討論に入ります。 討論の方ありませんか。    (「なし」の声あり) ○議長(高橋浩君) なしと認め、討論を終結いたします。 ○議長(高橋浩君) これより採決をいたします。 議案第50号平成9年度花巻市下水道事業特別会計補正予算(第1号)を、原案のとおり決することに御異議ありませんか。    (「異議なし」の声あり) ○議長(高橋浩君) 御異議なしと認めます。よって、議案第50号は、原案のとおり可決されました。 ○議長(高橋浩君) 日程第12、報告第1号平成8年度花巻市一般会計繰越明許費の繰越しについてを議題といたします。 提出者から報告についての説明を求めます。 山口総務部長。 ◎総務部長(山口紀士君) 報告第1号平成8年度花巻市一般会計繰越明許費の繰越しについて御説明申し上げます。 地方自治法第213条第1項の規定により、平成8年度花巻市一般会計繰越明許費にかかる歳出予算の経費を、翌年度、いわゆる平成9年度に繰り越しをいたしましたので、地方自治法施行令第146条第2項の規定によりまして、報告をするものでございます。 25ページの繰越計算書をごらんください。 2款総務費、1項総務管理費、市債管理基金積立金4,427万7,000円でございますが、これは熊野地区処理場建設費4億4,277万円の10%を、県から補助金として受け入れまして、市債管理基金に積み立てするものでございますが、本年8月に熊野地区農業集落排水事業の処理場が完成予定でございますので、その後に市債管理基金に積み立てを予定しているものでございます。 なお、県からの補助金の受け入れ予定は、9月から10月にかけてが予定されております。 次に、6款農林業費、1項農業費、地域農業基盤確立農業構造改善事業9,387万8,000円でございますが、これは平成9年1月に成立いたしました、国の第一次補正に対応した、JA花巻市が整備する総合営農指導拠点施設整備事業に対する補助金でございまして、本年8月末に支出を予定しております。次に、団体営土地改良総合整備事業(高木第2地区)でございますが、305万円につきましては、平成8年度、国の一時補正に対応した、高木島土地改良区への農道整備にかかる負担金でございまして、本年8月末に支出を予定しているものでございます。 8款土木費、2項道路橋梁費、市道整備事業(松原十文字桜町二丁目線)、2,880万2,000円につきましては、移転先の代替地確保に時間を要することから、繰越明許したものでございますが、本年8月末日に完了予定でございます。次の桜づつみ線、3,735万2,000円につきましては、北上川の河川占用許可等、関係機関との協議時間を要したことに伴いまして、工事費を繰越明許したものでございますので、本年7月末日完了予定でございます。次の橋梁維持事業(落橋防止事業)でございますが、6,180万8,000円につきましては、設計検討と関係機関との協議に時間を要しましたことから、工事費を繰越明許したものでございまして、本年9月末日の完成予定でございます。 なお、この橋は、6橋は、朝日橋、豊沢橋、太田橋、新渕橋、万代橋、幸橋の6橋でございます。 3項河川費、地方特定河川等環境整備事業(桜づつみモデル事業)でございますが、1,464万1,000円につきましては、移転補償1件について、移転先の代替地選定に時間を要しましたことから、繰越明許したものでございまして、本年6月末日完了予定となっております。 4項都市計画費、街路整備事業(山の神藤沢町線)、7,505万2,000円の繰越明許でございますが、工事につきましては本年5月に完了しておりますが、移転補償3件について、移転先が建築中等により、本年9月末完成予定となっております。 次の、下巾鍋倉線、9,784万円につきましては、工事費と用地費4件、及び移転補償費6件の繰越明許でございますが、本年4月に用地費1件については完了しておりますが、家屋移転等に時間を要することから、繰越明許したものでございまして、本年9月末完成予定でございます。 5項住宅費、高木南市営住宅建てかえ事業8,043万9,000円は、平成8年度の国の一時補正に対応したものでございますが、債務負担行為の年割額のうち、30%を繰越明許したものでございまして、本年9月完了予定でございます。 10款教育費、2項小学校費、宮野目小学校校舎改築事業につきましては、2,593万5,000円でございますが、校舎の設計等協議に時間を要したものでございまして、そのために繰越明許したものでございます。本年7月、完成予定となっております。 よろしく御承認賜りますように、お願いを申し上げます。 ○議長(高橋浩君) これより質疑に入ります。 質疑の方ありませんか。    (「なし」の声あり) ○議長(高橋浩君) なしと認め、質疑を終結いたします。 ○議長(高橋浩君) お諮りいたします。報告第1号平成8年度花巻市一般会計繰越明許費の繰越しについてを、承認することに御異議ありませんか。    (「異議なし」の声あり) ○議長(高橋浩君) 御異議なしと認めます。よって、報告第1号は、承認することに決しました。 ○議長(高橋浩君) 日程第13、報告第2号平成8年度花巻市下水道事業特別会計繰越明許費の繰越しについてを議題といたします。 提出者から報告についての説明を求めます。 平賀建設部長。 ◎建設部長(平賀巖君) 平成8年度花巻市下水道特別会計の繰越明許費の繰越しについて御説明申し上げます。 2款下水道事業費、1項公共下水道整備費9,000万円でございますが、これは本年1月末の国の補正予算の追加にかかる事業費分でございまして、事業内容につきましては、工事箇所が高木地内の朝日橋から高木工事に向けての完全管渠283メートルを布設するものでございます。本工事は、埋設深が深く、小口径推進工事となることから、詳細な土質調査を必要とし、工法決定に時間を要したことから、繰り越しを余儀なくされたものでございます。 なお、本工事の完成は、本年10月末の予定となってございます。 以上で説明を終わります。 ○議長(高橋浩君) これより質疑に入ります。 質疑の方ありませんか。    (「なし」の声あり) ○議長(高橋浩君) なしと認め、質疑を終結いたします。 ○議長(高橋浩君) お諮りいたします。報告第2号平成8年度花巻市下水道事業特別会計繰越明許費の繰越しについてを、承認することに御異議ありませんか。    (「異議なし」の声あり) ○議長(高橋浩君) 御異議なしと認めます。よって、報告第2号は、承認することに決しました。 ○議長(高橋浩君) 日程第14、報告第3号平成8年度花巻市農業集落排水事業特別会計繰越明許費の繰越しについてを議題といたします。 提出者から報告についての説明を求めます。 佐藤産業部長。 ◎産業部長(佐藤脩君) 平成8年度花巻市農業集落排水事業特別会計繰越明許費の繰越しについて御説明を申し上げます。 29ページをごらんいただきたいと思います。 平成8年度花巻市農業集落排水事業特別会計繰越明許費繰越計算書でございます。1款農業集落排水事業費、1項農業集落排水整備費、熊野地区農業集落排水事業4億4,277万円でございまして、熊野地区処理場の浄化槽構造認定が、平成8年4月、し尿浄化槽構造基準改正に伴う、建設省との事務処理の調整により、平成8年度内での標準工期が確保できなくなったためのものでございまして、平成9年8月25日の完成を予定しているものでございます。 よろしく御承認賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(高橋浩君) これより質疑に入ります。 質疑の方ありませんか。    (「なし」の声あり) ○議長(高橋浩君) なしと認め、質疑を終結いたします。 ○議長(高橋浩君) お諮りいたします。報告第3号平成8年度花巻市農業集落排水事業特別会計繰越明許費の繰越しについてを、承認することに御異議ありませんか。    (「異議なし」の声あり) ○議長(高橋浩君) 御異議なしと認めます。よって、報告第3号は、承認することに決しました。 ○議長(高橋浩君) 日程第15、報告第4号平成8年度花巻市水道事業会計継続費の逓次繰越しについてを議題といたします。 提出者から報告についての説明を求めます。 川村水道事業所長。 ◎水道事業所長(川村英夫君) 平成8年度花巻市水道事業会計継続費の逓次繰越しについて御説明申し上げます。 平成8年度継続費にかかる支出予定額のうち、年度内に支出義務が生じなかった経費を、地方公営企業法施行令第18条の2第1項前段の規定により、翌年度に逓次繰り越しをしたので、同項後段の規定により報告をいたします。 31ページをごらんいただきたいと思います。 この事業は、総額74億円の上水道第6次拡張事業でありますが、昭和62年度に着工し、平成11年度までの継続事業として、配水管整備等を進めているところでございます。平成8年度は、予算額3億4,600万円に、前年度逓次繰越額8,729万9,873円を加えた、4億3,329万9,873円の継続費予算現額に対し、3億4,564万2,355円の支払い金が発生しております。発生した主なものは工事費であり、平成8年度は延長8,330メートルの配水管を布設しております。また、現在までの投入した事業費は、62億3,234万2,482円であり、当初の事業費に対する事業進捗率は84.2%となっております。 なお、残額の8,765万7 ,518円は、主にゼロ国債事業分であり、継続費を設定する関係上、翌年度に逓次繰り越しするものであります。 よろしく御審議の上、御承認賜りますようお願いいたします。 ○議長(高橋浩君) これより質疑に入ります。 質疑の方ありませんか。    (「なし」の声あり) ○議長(高橋浩君) なしと認め、質疑を終結いたします。 ○議長(高橋浩君) お諮りいたします。報告第4号平成8年度花巻市水道事業会計継続費の逓次繰越しについてを、承認することに御異議ありませんか。    (「異議なし」の声あり) ○議長(高橋浩君) 御異議なしと認めます。よって、報告第4号は、承認することに決しました。 ○議長(高橋浩君) 日程第16、報告第5号平成9年度及び平成8年度花巻地区広域土地開発公社の経営状況についてを議題といたします。 提出者から報告についての説明を求めます。 山口総務部長。 ◎総務部長(山口紀士君) 報告第5号平成9年度及び平成8年度花巻地区広域土地開発公社の経営状況について御報告申し上げます。 最初に、平成8年度の事業報告書並びに決算書につきまして御説明申し上げます。 まず、事業報告でございますが、1ページから3ページにかけましては売渡用地でございまして、これは平成8年度中に、花巻市及び石鳥谷町、東和町、大迫町の3町へ売り渡しました用地でございます。19事業でございます。 3ページ中段から4ページにかけましては、保有用地で、これは平成8年度中に売り渡しがなかった用地でございまして、10事業でございます。事業ごとの内容につきましては、件数が多いことから省略させていただきます。 4ページの土地造成事業と合わせまして、平成8年度は全部で30事業、実施いたしております。 5ページは、役員会の開催状況でございます。 次に、決算状況につきまして御説明申し上げます。 まず、7ページと8ページの貸借対照表でございますが、資産の部、1、流動資産として、(1)現金及び預金から(6)の未成土地までの合計が、25億8, 254万8, 604円となっております。2の固定資産は、(1)有形固定資産と(2)投資その他の資産を合計しまして、536万3,250円となっており、資産合計は25億8,791万1,854円でございます。 次に、負債の部でございますが、流動資産として、(1)の未払金から(4)の用地年賦未払金までの合計が、3,225万4,385円となっております。固定負債は、(1)長期借入金と(2)の用地年賦未払金を合計いたしました、25億1,615万5,050円となっておりまして、負債合計は25億4,840万9,435円でございます。 次に、資本の部でございますが、資本金と当期損失を差し引いた繰越準備金を合わせた資本合計は、3,950万2,419円でございます。 続きまして、9ページの損益計算書について御説明申し上げます。 1の事業収益から、2の事業原価を差し引いた事業総利益は、989万4,058円でございます。 なお、事業収益及び事業原価の明細は、12ページ及び13ページに記載をしておりますので、ごらんいただきたいと思います。 次に、事業総利益から3の販売費及び一般管理費を差し引いた事業損失は、551万5,237円でございます。この事業損失から、4の事業外収益を差し引いた経常損失は、484万7,958円でございます。 6の特別利益から、9の特定引当金繰入額はございませんので、最終的な当期損失は484万7,958円でございます。 10ページ以降につきましては、説明を省略させていただきます。 次に、平成9年度の予算と事業につきまして御説明申し上げますので、平成9年度花巻地区広域土地開発公社予算書をごらんいただきたいと思います。 なお、予算書の様式につきましては、国が定めております土地開発公社予算基準に適合させるため、平成9年度より様式を変更しておりますので、よろしくお願いいたします。 まず、1ページの収益的収入及び支出でございますが、収入の第1款事業収益と第2款の事業外収益を合わせました収入合計は、4億8,031万1,000円でございます。支出の第1款の事業原価と、第2款の販売費及び一般管理費を合わせました支出合計は、4億8,626万4,000円でございます。以上の収益的収入額が収益的支出額に対して不足する額、595万3,000円は、過年度分損益勘定留保資金で補てんするものでございます。 次に、2ページの資本的収入及び支出でございますが、収入の部は、第1款資本的収入は、長期借入金が2億5,601万7,000円でございます。次に、支出の部は、第1款資本的支出として、公有地及び土地造成事業費と長期借入金償還金の合計が、7億4,065万3,000円でございます。以上の資本的収入額が資本的支出額に対して不足する額、4億8,463万6,000円は、当年度分損益勘定留保資金及び過年度分損益勘定留保資金で補てんするものでございます。 3ページから6ページは省略させていただきます。 次に、7ページの資金計画につきまして御説明申し上げます。 受入資金は、1の公有地取得事業収益から、7の繰越現金預金までの合計が7億9,314万2,000円。支払資金は、1の公有地取得事業費から、5の短期預り金までの合計が7億5,437万2,000円でございまして、差引額は3,877万円となっております。 8ページと9ページは省略させていただきます。 10ページ以降は、平成9年度の事業計画でございますが、公社事業が1事業、花巻市関係が9事業、石鳥谷関係が9事業、大迫町関係が6事業、東和町関係が8事業、合わせまして33事業でございます。 以上が、花巻地区広域土地開発公社の経営状況でございますので、よろしく御承認賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(高橋浩君) これより質疑に入ります。 質疑の方ありませんか。    (「なし」の声あり) ○議長(高橋浩君) なしと認め、質疑を終結いたします。 ○議長(高橋浩君) お諮りいたします。報告第5号平成9年度及び平成8年度花巻地区広域土地開発公社の経営状況についてを、承認することに御異議ありませんか。    (「異議なし」の声あり) ○議長(高橋浩君) 御異議なしと認めます。よって、報告第5号は、承認することに決しました。 ○議長(高橋浩君) 日程第17、報告第6号平成9年度及び平成8年度財団法人花巻都市施設管理公社の経営状況についてを議題といたします。 提出者から報告についての説明を求めます。 山口総務部長。 ◎総務部長(山口紀士君) 報告第6号平成9年度及び平成8年度財団法人花巻都市施設管理公社の経営状況について御説明申し上げます。 当公社は、花巻市から委託を受けまして、花巻市交通広場、新花巻駅駐車場、日居城野運動公園、花巻市定住交流センター及び花巻駅南駐車場の管理運営を行っております。 事業報告についてでございますが、お手元に配付しております平成8年度事業報告書をごらんくださるようお願いいたします。 1ページの花巻市交通広場及び新花巻駅駐車場の利用状況は、増加傾向にあり、特に宮沢賢治生誕100年事業開催期間は、大幅な利用増となっております。新花巻駅駐車場の状況でございますが、利用台数につきましては、5万7,817台、対前年度比較で1,163台の増となっております。利用料につきましては、4,639万3,600円で、対前年度比較で261万2,200円の増となっております。 次の花巻市交通広場でございますが、貸し切りバスを含めた合計で申し上げますと、利用台数は20万5,559台、対前年度比較で7,800台の増でございます。利用料につきましては、販売回数、駐車券を含めまして、218万1,300円で、対前年度比較で20万4,700円の増となっております。 2ページの日居城野運動公園の利用状況でございますが、年次計画によります公園の整備が進みまして、公園利用者については増加いたしておりますが、野球場、テニスコートの利用件数は、雨天が多かったことにより減少いたしております。野球場につきましては、グランドのほか研修会議室など、いろいろ施設がございますが、減免を含めた合計で申し上げますと、利用件数が531件、利用者数1万7,980人、試合数590件、利用料193万2,200円と、対前年度比較でいずれも減少いたしております。 次の多目的広場でございますが、減免を含めた利用件数103件、対前年度比較で28件の増、利用者数で1万1,453人、対前年度比較で4,436人の増となっております。利用料につきましては、8万1,050円で3,300円の増となっております。 次のテニスコートでございますが、減免を含めて利用件数454件、対前年度比較で20件の減となっておりますが、利用者数で6,561人、対前年度比較で1,382人の増加となっております。利用料につきましては、28万7,950円で、対前年度比較で2万8,200円の減となっております。 次は、3ページの定住交流センター、いわゆるなはんプラザでございますが、施設はお手元の表のとおり、COMZホールからミキシングルームまでございますが、合計で申しますと利用件数が2,448件、対前年度比較で134件の減となっております。利用者数は、9万9,263人で、対前年度比較1,805人と、いずれも減少いたしております。利用料につきましては、1,486万2, 190円で、対前年度比較128万6,850円の増となっております。利用件数、利用者数の減は、長時間及び数日間の利用が多かったためでございます。また、減免利用件数の減は、保健センター新築に伴いまして、保健センター事業の使用が減少したためでございます。 次に、4ページの花巻駅南駐車場及び花巻駅前広場駐車場について、合計で申し上げますと、利用台数が9万5,698台で、対前年比較7,178台の増でございます。利用料につきましては、994万1,900円で、対前年度比較18万7,650円の減となっております。 最後に、花巻駅前多目的広場でございますが、利用件数で23件、利用料は10万9,540円で、対前年度比較6万7,040円の増となっております。 次に、決算状況を御説明申し上げます。5ページの貸借対照表をごらんください。 ただいま申し上げましたように、当公社の事業はすべて市の委託を受けて実施しているものでございまして、公社独自の収益事業は行っておりません。資産の部の流動資産は預金でございまして、その額は1,455万4,856円でございます。負債及び正味財産につきましては、流動負債が預り金237万3,434円でございまして、これらは雇用保険、あるいは健康保険料等の預り金でございます。正味財産は、基本積立金が100万円、別途積立金100万円でございます。そのほか、退職積立金638万1,585円でございます。当期剰余金は、379万9,837円でございまして、正味財産の計が1,218万1,422円、流動負債正味財産の合計額は1,455万4,856円でございます。 6ページの損益計算書でございますが、これにつきましては次のページの7ページ、8ページの収支計算書の収入決算額を収益に計上しておりますし、費用は支出決算額、1億4,615万9,412円を、人件費と物件費にそれぞれ分類いたしまして、収入支出差し引き残金、379万9,837円を当期剰余金として計上しているものでございます。 7ページの収支計算書でございますが、予算額で申し上げます。収入の部でございますが、1の受託収入、1億4,466万円でございまして、内訳は花巻市からの管理業務受託収入として、備考欄にそれぞれ掲げているとおりでございます。2の繰越金は、255万1,989円、前年度からの繰越金でございます。雑収入は、274万7,260円でございまして、収入合計が1億4,995万9,249円でございます。 次に、8ページの支出でございますが、主なものについて御説明申し上げます。 中科目7の消耗品費、395万5,701円でございますが、各駐車場の駐車券、あるいは野球場のベースの取りかえ、さらには定住交流センターの電気器具等の取りかえなどでございます。 それから、中科目15の委託料、4,171万8,895円でございますが、各施設の保守管理委託料などでございまして、運動公園の芝生の管理委託、夜間警備、さらには定住交流センターの警備、清掃業務、あるいは駅駐車場の夜間警備費などでございます。 支出合計は、1億4,615万9,412円でございまして、収入支出差引額、379万9,837円は、翌年度へ繰り越ししているものでございます。 次に、平成9年度第13事業年度の事業計画でございますが、事業計画書をごらんいただきたいと思います。 1ページの平成9年度事業計画でございますが、4件の受託事業につきましてそれぞれ記載しております。従来と、昨年度と特に変わった点はございませんが、平成9年度におきましても、前年度に引き続き各施設の効率的な管理運営に努めてまいります。 次に、2ページの平成9年度収支予算書総括表でございますが、これも4件の受託事業をまとめたものでございます。収入の部の主なものといたしまして、管理受託収入でございますが、1億4,180万円を計上しております。その内訳といたしましては、備考欄に掲げているとおりでございます。収入合計は、1億4,630万円でございまして、365万2,000円の対前年度減となっております。比較で減となっております。 次に、支出の部でございますが、これまで御説明申し上げました収入の範囲内で、それぞれの歳出を計上したものでございます。詳細につきましては、省略させていただきます。 なお、この4件のそれぞれの受託事業ごとの収支予算につきましては、4ページ以下に記載しておりますので、ごらんいただきたいと思います。 以上が、都市施設管理公社の経営状況でございますので、よろしく御承認賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(高橋浩君) これより質疑に入ります。 質疑の方ありませんか。    (「なし」の声あり) ○議長(高橋浩君) なしと認め、質疑を終結いたします。 ○議長(高橋浩君) お諮りいたします。報告第6号平成9年度及び平成8年度財団法人花巻都市施設管理公社の経営状況についてを、承認することに御異議ありませんか。    (「異議なし」の声あり) ○議長(高橋浩君) 御異議なしと認めます。よって、報告第6号は、承認することに決しました。 ○議長(高橋浩君) 日程第18、報告第7号平成9年度及び平成8年度財団法人花巻市体育協会の経営状況についてを議題といたします。 提出者から報告についての説明を求めます。 山口総務部長。 ◎総務部長(山口紀士君) 報告第7号平成9年度及び平成8年度財団法人花巻市体育協会の経営状況について御説明申し上げます。 最初に、平成8年度の事業報告について申し上げますので、平成8年度の事業報告書をごらんください。 1ページの事業報告の主な事業でございますが、花巻市の生涯スポーツの振興と健康なまちづくり計画に基づいて事業を行ったところでございます。(1)の平成8年度市民スポーツ大会につきましては、第48回の岩手県民体育大会の市予選会を兼ねて行っており、選手、役員、合計5,623人が参加しております。(2)の第43回花巻市民体育祭につきましては、8地区対抗で9競技を行い、選手、役員、合計1,939人が参加しております。(3)の第48回岩手県民体育大会でございますが、第51回国体夏期大会、第23回東北総合大会の県予選会を兼ねたこの大会には、選手840名が参加いたしております。(4)の親子サイクリングでございますが、平成8年6月16日、JA花巻支所前から、北上市展勝地までの往復コースに、19組61名が参加いたしまして、完走いたしております。(5)の市民登山ハイキングでございますが、花巻市山岳会の協力を得まして、大船渡市五葉山登山ハイキングに70名が参加いたしまして、全員、登頂したところでございます。以下、さまざまな教室を開催しておりますけれども、記載のとおりでございますので、省略をさせていただきたいと思います。 次に、3ページ、4ページにつきましては、市民スポーツ大会と花巻市民体育祭開催状況を、競技ごとに掲載したものでございます。 それから、5ページは、第43回市民体育祭の総合得点表でございますので、ごらんいただきたいと思います。 6ページは、第48回岩手県民体育大会総合得点表でございます。 7ページは、同じく第48回岩手県民体育大会、市の部の総合成績表でございます。 次に、決算の状況に入らせていただきますが、8ページの財産目録について申し上げます。資産の部の流動資産、これは預金でございます。332万8,553円でございます。固定資産につきましては、基本財産は5,010万円となっております。その他の固定資産でありますが、協会の什器備品46万7,500円でありまして、固定資産の合計額は5,056万7,500円でございます。資産合計は、5,389万6,053円でございます。負債といたしまして、源泉所得税の預り金が1万7,050円でありますので、正味財産は5,387万9,003円でございます。 9ページの貸借対照表でございますが、資産の部はただいま申し上げましたように、普通預金332万8,553円、固定資産5,056万7,500円、資産合計が5,389万6,053円でございます。負債の部につきましては、預り金1万7,050円がありますので、正味財産は5,387万9,003円となりまして、負債及び正味財産の合計が、資産合計と同じ5,389万6,053円でございます。 10ページからの収支計算書でありますが、まず10ページの収入の主なものを御説明申し上げます。基本財産運用収入でありますが、これは基本財産の5,010万円の運用によります利息収入でございます。中ほどの補助金等収入、花巻市補助金収入1,600万円でございますが、備考にありますように2つの事業に対して補助金を受けたものでございます。 次に、負担金収入の214万円でございますが、それぞれ8地区の体育協会から8万円、それから各種スポーツ協会、30団体からそれぞれ5万円の負担金をいただいたものでございます。収入合計は、2,245万1,625円となっております。 次に、11ページの支出の部でありますが、事業費といたしましては、まず自主事業が1,208万6,733円でございます。内訳は、以下のとおりでございますが、その中でも大きいものは、中段ごろにございますが、大会開催費407万円でございます。また、県大会などへの派遣費が411万7,880円となっております。 12ページは管理費でありますが、696万4,339円でございます。 以上が収支計算書でございます。 次に、平成9年度の事業計画について御説明申し上げますので、事業計画書をごらんいただきたいと思います。 花巻市体育協会の事務所を、平成9年3月31日に、花巻市民体育館に移しまして、平成9年4月1日から、花巻市民体育館の管理受託業務を開始しております。重点目標といたしましては、市民の生涯スポーツの推進体制を充実させるため、加盟団体がそれぞれのスポーツを普及発展させ、健康と体力づくりに努めるといった内容でございます。 事業内容といたしましては、1ページに記載のとおり、6つの具体的事業を計画いたしておりますが、内容につきましては例年と余り変わりありません。(5)にありますように、平成9年度から花巻市民体育館の管理受託業務を行っているところでございます。 2ページ、3ページにつきましては、平成9年度の主な事業と、その予算額を示したものでありますが、詳細につきましては省略させていただきます。 次は、4ページからの収支予算書でございますが、収入の部の基本財産運用収入20万円についてですが、基本財産5,010万円の利息であります。それから、中ほどの受託事業収入の400万円でございますが、これは花巻市民体育館管理受託収入でございます。次に、花巻市の補助金収入1,600万円、これは前年度と同額でございます。収入合計は、2,580万1,000円でございます。 5ページの支出の部でありますが、主な支出といたしましては、中ほどのスポーツ大会開催費407万円、県大会等に対する派遣費の440万円でございます。 以下、支出の内訳についての説明は省略させていただきまして、当期支出合計は収入合計と同額の2,580万1,000円でございます。 よろしく御承認賜りますようにお願いを申し上げます。 ○議長(高橋浩君) これより質疑に入ります。 質疑の方ありませんか。    (「なし」の声あり) ○議長(高橋浩君) なしと認め、質疑を終結いたします。 ○議長(高橋浩君) お諮りいたします。報告第7号平成9年度及び平成8年度財団法人花巻市体育協会の経営状況についてを、承認することに御異議ありませんか。    (「異議なし」の声あり) ○議長(高橋浩君) 御異議なしと認めます。よって、報告第7号は、承認することに決しました。 ○議長(高橋浩君) この際、日程第19、推薦第7号から日程第23、推薦第11号までの各種委員会等委員花巻地区広域土地開発公社役員財団法人花巻都市施設管理公社役員社団法人花巻農業振興公社理事財団法人岩手国民年金福祉協会理事の推薦を行います。 あらかじめ時間を延長いたしておきます。 この各種委員会等委員及び団体役員の推薦のため、暫時休憩いたします。            午後4時39分  休憩            午後6時20分  開議 ○議長(高橋浩君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 ○議長(高橋浩君) お諮りいたします。各種委員会等委員及び団体役員の推薦方法については、指名推選によることとし、指名の方法については、議長において指名することにいたしたいと思います。これに御異議ありませんか。    (「異議なし」の声あり) ○議長(高橋浩君) 御異議なしと認めます。よって、推薦の方法は指名推選によることとし、議長において指名することに決定いたしました。 ○議長(高橋浩君) 各種委員会等委員花巻地区広域土地開発公社役員財団法人花巻都市施設管理公社役員社団法人花巻農業振興公社理事財団法人岩手国民年金福祉協会理事を指名いたします。 事務局長をして、その指名を朗読いたさせます。 事務局長。 ◎事務局長(高橋勲君) それでは、氏名を朗読させていただきます。      花巻市消防委員会委員 5名       和田幹男君     高橋 毅君       大石満雄君     高橋安之君       佐藤嘉一君      花巻市国民健康保険運営協議会委員 4名       菅原愛助君     阿部一男君       狩野隆一君     柳田誠久君      花巻市財産評価委員会委員 2名       鎌田芳雄君     平賀 等君      花巻市総合開発審議会委員 6名       畠山幸治君     齋藤政人君       名須川 晋君    木村幸弘君       箱崎英喜君     照井 早君      花巻市花と緑の都市建設協議会委員 2名       佐藤かづ代君    小原昭男君      花巻市総合農政推進協議会委員 1名       照井 早君      花巻地区広域土地開発公社 理事5名、監事1名      理事       古川昭蔵君     鎌田正旦君       永井千一君     多田昌助君       鈴木悦雄君     高橋 浩君      幹事       佐藤嘉一君      財団法人花巻都市施設管理公社 理事2名、監事1名      理事       多田昌助君     高橋 浩君      幹事       藤原一二三君      社団法人花巻農業振興公社理事1名       八重樫正嗣君      財団法人岩手国民年金福祉協会理事1名       高橋 浩君 以上でございま。 ○議長(高橋浩君) ただいま朗読したとおりの諸君を、それぞれ各種委員会等委員花巻地区広域土地開発公社役員財団法人花巻都市施設管理公社役員社団法人花巻農業振興公社理事財団法人岩手国民年金福祉協会理事として指名し、推薦することに御異議ありませんか。    (「異議なし」の声あり) ○議長(高橋浩君) 御異議なしと認めます。よって、ただいま指名をいたしました諸君をそれぞれ、各種委員会等委員花巻地区広域土地開発公社役員財団法人花巻都市施設管理公社役員社団法人花巻農業振興公社理事財団法人岩手国民年金福祉協会理事に推薦することに決定いたしました。 ○議長(高橋浩君) 以上で本日の日程は全部終了いたしました。本日はこれにて散会いたします。            午後6時24分  散会...