大船渡市議会 > 2004-03-04 >
平成16年  第1回 定例会-03月04日−市政に対する一般質問−03号

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  1. 大船渡市議会 2004-03-04
    平成16年  第1回 定例会-03月04日−市政に対する一般質問−03号


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    平成16年  第1回 定例会 − 03月04日−市政に対する一般質問−03号 平成16年  第1回 定例会 − 03月04日−市政に対する一般質問−03号 平成16年  第1回 定例会 議事日程第3号             平成16年3月4日(木)午前10時開議日程第1  市政に対する一般質問                        本日の会議に付した事件  〜議事日程第3号に同じ〜出 席 議 員(38名)  議 長  今 野 雄 吾 君          副議長  佐 藤 文 男 君  1 番  木川田 了 摩 君          2 番  刈 谷 喜 記 君  3 番  及 川   彌 君          4 番             5 番  門 前 恭 一 君          6 番  泉   兼 男 君  7 番                     8 番  三 浦   隆 君  9 番  山 本 和 義 君          10番  鈴 木 道 雄 君  11番  氏 家 じんいち君          12番  小 島 好 雄 君  13番  大 畑 信 吾 君          14番  志 田 丈 司 君  15番  菊 地 耕 悦 君          16番  畑 中 孝 博 君  17番  平 田   武 君          18番  斎 藤   功 君  19番  栗 村 健 彦 君          20番  柏 崎   恭 君  21番  佐 藤 潤次郎 君          22番  鎌 田 和 昭 君  23番  今 野 睦 男 君          24番  平 山 正 人 君  25番  村 上 妙太郎 君          26番  中 村 忠 司 君  27番  志 田 嘉 功 君          28番  佐 藤 丈 夫 君  29番  平 田 ミイ子 君          30番  熊 谷 常 孝 君  31番  村 上 哲 男 君          32番  休 石 庄太郎 君  33番  岩 城 恭 治 君          34番  澤 田 文 雄 君  35番  道 下 喜美男 君          36番  村 上 健 一 君  37番  掛 川 秀 邦 君          38番  滝 田 賢 蔵 君欠 席 議 員(0 名)説明のため出席した者  市     長  甘 竹 勝 郎 君      助     役  紀 室 輝 雄 君  収  入  役  中 村 隆 男 君      教  育  長  村 上 鉄 郎 君  企 画 政策部長  松 岡   博 君      総 務 部 長  大 畑 頼 利 君  生 活 福祉部長  伊 藤   隆 君      商 工 観光部長  佐 藤 勝 昭 君  農 林 水産部長  吉 田 良 雄 君      都 市 整備部長  今 野 義 尚 君  三 陸 支 所 長  及 川   久 君      教 育 次 長  上 野   攻 君  企 画 調整課長  互 野 健 正 君      活 力 推進課長  平 野 義 克 君  秘 書 広聴課長  金 野 周 明 君      総 務 課 長  平 山 慶太郎 君  財 政 課 長  武 政 久 夫 君      保 健 福祉課長  奥 山 行 正 君  福祉事務所長(兼) 奥 山 行 正 君      商 工 港湾課長  新 沼 辰 男 君  観 光 物産課長  山 口 佳 男 君      農 林 課 長  山 口 清 人 君  水 産 課 長  佐 藤 惟 司 君      都 市 計画課長  菅 原 三 枝 君  支所総務課長(兼) 及 川   久 君      支所保健福祉課長 及 川 寛次郎 君  支 所 水産課長  野 間 慎一郎 君      生 涯 学習課長  保 原 勘 二 君  学 校 教育課長  佐々木 正 彦 君      体 育 振興課長  志 田 哲 夫 君  選管事務局長(兼) 平 山 慶太郎 君事務局職員出席者  事 務 局 長  比 田 和 一 君      局 長 補 佐  金 野 敏 夫 君  議 事 係 長  田 中 聖 一 君     午前10時00分 開   議 ○議長(今野雄吾君) おはようございます。定刻になりましたので、これより会議を開会いたします。   本日の出席議員は全員であります。   それでは、出席議員が定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。   本日の議事は、お手元に配付の議事日程第3号により、これを進めることにいたします。 ○議長(今野雄吾君) 日程第1、市政に対する一般質問であります。   本定例会では、会派代表としての通告質問者は7名、一般質問としての通告質問者は10名であります。議事の進め方につきましては、最初に会派代表質問を行い、引き続き一般質問を行ってまいります。   なお、代表質問及び一般質問の際の質問時間、関連質問等につきましては、申し合わせ事項を遵守するようお願いいたします。   それでは、これより順次質問を許します。最初に、三陸創造会の代表質問を行います。34番、澤田文雄君。     (34番 澤田文雄君登壇)      (拍     手) ◆34番(澤田文雄君) 皆さん、おはようございます。三陸創造会の澤田でございます。   代表質問ということで、各会派から代表質問は、本来なら三陸創造会の方からは18番の会長の方から質問というような順序になりましたけれども、今期限りで引退という三陸創造会からの3人の議員の中から、思いやりの、温かみのある、人情味のある、その声の配慮から、長老である私に代表質問の白羽の矢が立ったわけでございます。持ち時間60分ではありますが、ひとつ私も最後のこの演壇の質問でございます。皆さん、ひとつよろしくお願いいたします。   質問に先立ちまして、合併後の新生大船渡になってからの市議会の任期満了に伴う選挙が、もう来るべく4月の18日というような日程も決まったようでございます。定員26名に対して37名というような候補予定者が乱立されているようでございます。どうか同僚議員の皆さんが、この顔ぶれが再度この議会に出てくるような、よい結果を出せるような選挙であってほしいなと、そう思いますが、なかなか厳しい状況にあります。私の分析の結果、18人ぐらいは鮮明に見ておりますが、なかなかかすみがかかって見えないような方もあります。皆さんの努力次第では何とかよい結果を出せるように、ひとつ勝利にまさるものはありません。頑張っていただきたいと思います。
      それから、昨年の9月、私の質問の中で、大船渡市の合併後の広告等々には、文字がふさわしくないということと、ツバキのふるさと大船渡市としての代表的なツバキのマークも研修バスにもはっきりと描き出されているようでございます。旧三陸町の広告の方も立派に大船渡市自治体のマーク、ツバキのマーク、文字がはっきりと描き出されておりましたこと、当局の部課長方々にはいろいろと御苦労があったろうと思います。本当に御苦労さまでございました。   それでは、私の通告に従いまして代表質問に入らせていただきます。市長の政治姿勢についてでございます。(1)、市長着任の10年の節目を迎える16年度の姿勢として、21世紀を招く人づくりと文化の薫り高いまちづくりを推進する拠点として、市民の待望である市民文化会館の建設に当たっては、新たに建設調査委員会を設置し、精査、検討を進める委員会を整合性を図りながら、さまざまな段階を踏まえながら進展していくと思います。また、合併による建設計画には、市立図書館の整備が策定されておりますが、三陸公民館内には図書館と販売と貸し出しを行っており、三陸支所生涯学習課で運営しているブックワールド椿があります。市民文化会館の設計段階はまだまだ先のようですが、市の健全な財政運営を維持することを基本として、財政予算の軽減を図るためにも、三陸公民館のように市民文化会館に図書館がある複合型施設を基本設計として進めることがいかがなものが、お伺いするものであります。   (2)、これは福祉の問題に触れてみました。平成13年11月15日、大船渡市と三陸町の合併に伴い、新生大船渡市合併建設計画にも高齢者福祉施設整備事業に三陸福祉会の痴呆性高齢者グループホームさんりく、2ユニットの整備計画が採択されているが、現状の施設整備が1ユニットの9人の入所利用となっております。健康で長生きすることは皆同じ願いでありますが、それにも限度があり、どうしても家族の手をかりなければならない状況に来ている家庭もあり、特別養護老人ホームや老人保健施設への入所を待ちながら、在宅介護を受けている高齢者が多く見られ、介護施設の不足を痛感するものであります。健康で優しさにあふれる福祉のまちづくりをモットーに、これから市長が取り組む市政課題として、福祉医療の充実を掲げており、そのビジョンに賛同し、大きな期待をしているところであります。家族の負担を軽減し、入所待機者の解消を図るためにも、当初の整備計画どおり2ユニットの施設整備にならないものか、またどのような経緯で1ユニットの施設整備になっているのか伺うものであります。   (3)は、救急緊急退出路についてでございます。三陸縦貫道大船渡三陸道路の全線開通に伴い、自動車道から県立大船渡病院救命救急センターに直結する救急車緊急退出路設置に関する三陸創造会の17番議員よりの質問の内容を重要視され、市長が迅速に対応し、国土交通省や関係機関に救急緊急退出路の必要性を強く働きかけた結果、工事計画の変更が難しい事業であるにもかかわらず、救急車緊急退出路を設置できることは、市長の御尽力のたまものと深く受けとめるものであります。退出路設置には、救急患者の搬送時間の短縮ができ、救命率アップという市民にとって心強いアクセス道路となり、また地域の救命医療体制強化に大いに期待するものであります。ところで、自動車の16年供用開始予定に伴い、救急車緊急退出路の設置工事の進捗状況とゲート付近の構造についてを伺うものであります。   (4)の綾里地区拠点センターの建設計画はどのような方向性になるのか、市長の任期中の着工見通しの計画があるのか伺います。   (5)は、主要地方道大船渡綾里三陸線の道路改良事業の継続に伴い、小石浜トンネルの早期実現を毎年要望事項として県に提出されているが、その経緯についてを伺うものであります。   次に、2番の教育行政についてであります。(1)は、ナイター施設の点検整備についてであります。市内の小中学校グラウンドに市が設置してあるナイター照明施設が整備されていますが、早くから施設整備されたナイター照明は、老朽化が進み、器具類の落下が心配され、危険箇所が見受けられるようになった、海岸から吹き上げる潮風による腐食も早く、電球とカバーがもろに落下した危険なケースも少なくありません。児童生徒の身の安全を確保するとき、その優先し、できるだけ早期に点検整備できるよう、伺うものであります。   (2)は、給食関係に触れてみます。市内2カ所の学校給食センター設置についてはまだ先のことですが、既存施設のうち比較的新しい施設については、当分の間引き続き運営することとし、施設設備の有効活用を図っていくことは物品器材の体質から非常によいことでありますが、安全衛生面を考えるとき、調理場のドライシステムの切りかえがどうなのか、その方向性を伺うものであります。   それから、(3)は学校の防犯訓練の内容についてでございます。全国的に続発している学校施設への不審者侵入、児童たちへの無差別殺傷事件、これからもどこでどのような事件が発生するか予測がつくものでありません。緊急事態発生に備え、市内小学校児童の身の安全確保のために重視し、防犯訓練の実施指導がなされるか伺うものであります。   それから、スポレクの岩手2005、(4)は第18回の全国スポーツレクリエーション祭の岩手県大会が17年度に開催されることになりましたが、全国ラージボール卓球の部が大船渡会場に決定され、大会要綱と対応について伺うものであります。   それから、3番の養殖ワカメの価格安定施策について。風光明媚なリアス式海岸による天然の良港に恵まれ、良質なワカメ、カキ、ホタテ、ホヤなどの生産地として、新生大船渡市の名が高く、全国的に広がっていますが、後継者不足や産地間の競争の激化などで、養殖漁業を取り巻く環境は年々厳しい状況になっております。育てる漁場、その漁場の確立を目指し、養殖への支援と課題対策を進めていく上で、次の2点についてお伺いするものであります。   (1)は、三陸ワカメ生産者に稼働意欲を喚起するためにも、養殖ワカメの価格安定に向けた支援体制の充実強化についてを県沿岸都市議会連絡会では県に対し強く要望しております。市当局においても、独自に要望活動を行っているかどうか、その経緯などについて伺うものであります。   最後に、(2)の三陸ワカメのブランド化を推進するためにも、偽造品の販売防止に市が県や関係機関との連携を図りながら、ブランド品維持できますよう、強く要望すべきことについてを伺うものであります。   以上で演壇からの質問を終わらせていただきます。      (拍     手) ○議長(今野雄吾君) 市長。     (市長 甘竹勝郎君登壇) ◎市長(甘竹勝郎君) ただいまの澤田議員の御質問にお答えを申し上げます。   議員からは、冒頭質問に入る前に引退の話が出まして、最後の質問だという御発言をいただきましたことに、これまでの御指導と御協力に心から感謝を申し上げるところであります。合併実現へ御努力をいただき、いろんな角度から御指導いただきましただけに、引退をされるとか最後の質問だとかという発言には胸の痛い思いを感じますけれども、諸般の事情、総合的判断からの結論と思うところであり、重ねてこれまでの活動に御礼を申し上げ、今後議会を離れられましても一層の御指導と御協力を賜りますよう、よろしくお願いを申し上げるところであります。   それでは、御質問にお答えをいたしますが、私からは市民会館と図書館の件についてお答えをさせていただくところであります。21世紀を開きまして、新しい時代、人づくりと文化の薫り高いまちづくりの拠点としてのこのたびの合併特例債の導入によりまして、国、県から財政支援策を最大限に活用して、財政計画との整合を図りながらいよいよもって市民会館の建設に着手をさせていただくことに相なったところであります。さきに開催をされました大船渡市民会館等建設調査委員会におきましては、早期の整備を目指すこと、それから事業費の縮減に努めること、それから既存の中規模な集会施設、例えばカメリアホールでありますとか三陸公民館等の有効活用を図りながら、機能の分担を図ることと等の基本的な考え方を御了解をいただき、市議会全員協議会にもお諮りをさせていただいたところであります。したがいまして、この市民会議でありますとか、全員協議会等からの御発言を判断をいたしまして、施設規模といたしましては大ホールを中心とした施設とし、建設場所につきましては市の所有地も含まれますところの大船渡警察署の向かいの下舘下地区とするなどの整備方針がおおむね御了解をいただいたものと思うところであります。   図書館との複合施設といたしましてはどうかとの御提言にまず御礼を申し上げますが、施設の集積によりましてロビーでありますとか会議室などの共通部分としての整備ができるという利点はございますけれども、財政面や駐車スペースの影響が大きな課題であろうと、その辺について今後検討をさらに加えなければなりませんが、つまり会館建設に当たりましては将来にわたって健全な財政運営を維持するという大命題がございますし、さまざまな工夫を凝らしながら事業費の圧縮に努め、年度ごとの財政負担の調整を図る必要があるものと認識をいたしているところであります。いずれ大きな理由といたしましては、財政の健全化、あるいはまた駐車場等の問題、このような判断のもとに現段階では市民文化会館につきましては図書館とは切り離し建設の方向で進んでいるところであります。その運営の中でどのような管理をすることによれば一番澤田議員の提案が実るのか、そういうことも吟味してまいりたいと。いずれ議員の御発言にもありましたけれども、三陸町の拠点センターでありますとか、いろんな建設案件がございますので、一極集中もいかがなものかと思ったりもいたしているところであります。   なお、澤田議員は図書館も早く整備すべしとの考え方であろうと思いますので、その線に沿いましてその御提案を真摯に受けとめさせていただきまして、図書館の建設につきましても整備方針を取りまとめるよう鋭意努力をしてまいりたいなと、このように考えているところであります。   なお、その他の御質問につきましては、教育長及び関係部課長等から御答弁をいたしますので、よろしくお願いを申し上げます。 ○議長(今野雄吾君) 教育長。 ◎教育長(村上鉄郎君) 私からは、教育情勢に関する御質問のうち(4)の第18回全国スポーツレクリエーション祭、ラージボール卓球競技の大会要綱と、その対応についてお答えいたします。   全国スポーツレクリエーション祭は、広く国民がスポーツレクリエーションに親しみ、生涯を通じて健康で充実した生活を過ごすことを目的に開催されるものであります。第18回大会は、平成17年10月1日から10月4日までの4日間開催されますが、当市ではラージボール卓球競技が開催されることとなっており、参加者数は選手、役員、応援等を合わせて約500名となっております。対応につきましては、平成16年度にはリハーサルを兼ねたプレ大会を開催するほか、本年福井県で開催されるスポーツレクリエーション祭、ラージボール卓球競技に選手を派遣することといたしております。大会運営等につきましては、福井大会の視察を行うほか、平成11年に開催されました全国高等学校体育大会、空手道競技の経験を生かして、体育関係者を初め、宿泊、交通、観光物産関係等、幅広い団体で実行委員会を組織し、大会の成功に向け最大限努力してまいりたいと思います。また、この大会を通して、市民のラージボール卓球に対する理解と関心を高め、スポーツレクリエーションの一層の普及向上に努めてまいる考えでございます。   私からは以上でございます。 ○議長(今野雄吾君) 生活福祉部長。 ◎生活福祉部長(伊藤隆君) それでは、私の方から一つ目の(2)、グループホームさんりくの施設整備についてをお答えいたします。   社会福祉法人三陸福祉会では、当初平成15年度に痴呆性高齢者グループホームを2ユニット整備する計画を立てていたところでありますが、事前協議における県の指導、市の介護保険事業計画を考慮し、1ユニットに計画変更し、平成15年度に施設整備を行い、昨年12月1日に開所したところであります。県の指導について具体的に申し上げますと、痴呆性高齢者グループホームについては、地域の住みなれた場所でのサービス提供、いわゆる分散型が理想であること、当該地域での需要を見きわめる必要があることなどから、新規での計画は1ユニットが適当であるとされたところであります。   以上でございます。 ○議長(今野雄吾君) 都市整備部長。 ◎都市整備部長(今野義尚君) 私からは、市長の政治姿勢についてのうち(3)及び(5)についてお答えをいたします。   まず、(3)の救急車緊急退出路の進捗状況と入り口付近の構造についてでありますが、救急車緊急退出路に関連する整備としましては、国は大船渡三陸道路からの救急車専用の退出路の新設、一般車両の進入を防ぐためのゲート及び標識等の整備をすることとしており、市は退出路と県立大船渡病院とを結ぶ市道下舘下4号線の整備をすることとしております。進捗状況につきましては、国が実施する事業は大船渡三陸道路の全線供用開始が平成16年内と公表されておりますので、退出路の整備につきましても供用開始に間に合うよう、この3月中に工事発注する見通しであると伺っております。また、市道の整備につきましては、3月中に用地買収が完了する見込みであることから、平成16年度は国の工事との調整を図りながら工事を進める予定であり、大船渡三陸道路の全線供用開始までに完了させることとしております。   なお、大船渡三陸道路は自動車専用道路であり、本線への出入りはインターチェンジからのみとなっておりますが、今回整備する救急車緊急退出路は、上り車線及び下り車線からそれぞれ専用レーンを使って退出する構造のため、インターチェンジと似ており、一般車両が間違って進入することを防ぐため、退出路には救急車から専用のリモコン操作により上下に開閉するゲートを設置するとともに、本線から退出路への分岐する手前に標識等を設置し、救急車以外の車両の進入を未然に防止することとしております。   次に、(5)の大船渡綾里三陸線道路改良事業の継続及び小石浜トンネル早期実現要望の経緯についてでありますが、この事業は地域の生活基盤の充実、産業振興及び住民福祉の向上と合併に伴う地域の速やかな一体化を図りながら、活力に満ちたまちづくりを進めていくために、極めて重要な事業であるとともに、小石浜トンネルの早期実現は旧三陸町時代からの長年の悲願であり、三陸沿岸地域の拠点都市形成に向けた新たなまちづくりの推進にもつながりますことから、毎年国、県等に改良事業の継続とトンネルの早期開削を強く要望しているところであります。小石浜トンネルの整備計画につきましては、県において平成10年度から道路の概略設計、予備設計、地質調査等を実施し、今年度にはトンネル開削を含む峠の解消に向けた路線測量、道路詳細設計等が実施されているところであります。一方、トンネルに隣接する小石浜地区の道路改良事業につきましては、平成14年度より県から市への移譲事務として、市において事業を進めており、これまでに道路設計、用地調査等が終了し、現在は地権者との用地交渉を進めているところであります。   また、主要地方道大船渡綾里三陸線のうち赤崎中学校前の工区につきましては、すべての建物移転が完了し、用地は90%以上が取得済みとなっており、平成16年度からは本格的な工事を実施する予定であります。   私からは以上であります。 ○議長(今野雄吾君) 企画政策部長。 ◎企画政策部長(松岡博君) それでは、私からは1の(4)、綾里地区拠点センター建設の方向性及び着工見通しにつきましてお答えいたします。   綾里地区拠点センターにつきましては、合併建設計画において綾里地区コミュニティー施設として整備することとしており、現在その建設場所や大まかな規模、機能等の基本的な整備方針について庁内で調査検討を進めているところでございます。本施設は、綾里地区におけるコミュニティーと文化活動を促進する拠点として地域の方々から待ち望まれている施設でありますので、今後地域の意向等も踏まえながら、さらに検討を深め、市としての基本的な整備方針を固めるよう努めてまいりたいと考えております。   なお、着工時期等につきましても今後検討してまいりたいと考えております。   以上でございます。 ○議長(今野雄吾君) 教育次長。 ◎教育次長(上野攻君) 私からは、大きな2番、教育行政につきましての(1)、市内小中学校に設置しているナイター照明施設の安全対策についてお答えをいたします。   去る2月16日の強風で、綾里小学校に設置しております夜間照明設備の電球1灯が落下いたしました。幸い始業時前で、児童等への被害はなく、業者に依頼し応急的措置を行ったところであります。   なお、その他の学校施設につきましても見回り点検を行ったところでありますが、現在異常は認められない状況であります。今後におきましても、計画的な点検を行うとともに、強風時等には十分注意をし、落下等の事故防止に努めてまいります。   次に、(2)の給食調理場のドライシステム化についてであります。学校給食の安全衛生の面から、調理場のドライシステム化が推奨されているところであります。教育委員会といたしましては、調理場の老朽化や運営経費の増加などの諸課題を解決するため、学校給食調理場の集約化を図る考えでありますが、その際には給食調理場ドライシステム化を進めたいと考えております。現在市内の調理場では、三つの調理場でドライシステム化を行っておりますが、他の調理場についてはドライシステム化を進めることは調理場が老朽化していることや床の張りかえ、調理設備等の改善などに多額の経費を要することから、当面は衛生面に最大の配慮をしながら使用してまいりたいと考えております。   次に、(2)の不審者侵入に備えた防犯訓練の実施についてでありますが、学校は子供たちにとって安全で安心して学べる場所でなければならないと認識しております。教育委員会といたしましては、その対策に万全を期すため、平成13年2月に危機管理マニュアルを作成し、各小中学校、幼稚園を指導しているところであります。また、このマニュアルをもとに、それぞれの学校、幼稚園の実情に応じてより実践的なマニュアルを作成し、不審者等の侵入による事故の未然防止に努めるところであります。   なお、児童生徒の安全確保につきましては、関係機関との連携はもとより、PTA、公民館、老人クラブ、防犯協会、民生委員等の協力を仰ぐとともに、子供110番の家などの積極的な活用を図り、事故防止に努めてまいりたいと考えております。   以上でございます。 ○議長(今野雄吾君) 農林水産部長。 ◎農林水産部長(吉田良雄君) 私からは、3の養殖ワカメの価格安定施策についてお答えいたします。   まず、(1)の価格安定に向けた支援体制の充実強化についてでありますが、本市の養殖ワカメの生産は、漁業経営の主要品目となっておりますが、中国からの安価な輸入ワカメの増大等による価格の低迷から、国際競争力のあるワカメ漁業経営を確立するため、コストの削減や良質なワカメ生産によるブランドづくりが重要となっております。このようなことから、県では国際競争力のある産地づくりを目指したワカメ養殖構造改革アクションプログラムを作成したところであります。このプログラムは、品質のよいワカメ生産や生産の向上とコスト削減、消費者ニーズに合った商品の開発、地域ブランド品の販売等による差別化を行うとした内容となっております。具体的な施策としては、早どりワカメによる差別化への取り組みが行われており、今後経営の安定を図るためには、生産や加工技術の向上、品質表示制度への十分な理解や消費者ニーズをいち早く知ることが重要であると考えております。市といたしましては、漁業協同組合、県関係機関、北里大学水産学部と連携を図りながら、ワカメ養殖の一層の発展に向け積極的に取り組んでまいります。   次に、(2)の三陸ワカメのブランド化を推進するための不正表示等の防止についてでありますが、近年の漁業情勢は魚価の低迷、資源の減少、高齢化や漁業就労者の減少など、大変厳しいものとなっております。養殖ワカメの生産量は岩手が全国第1位であり、その中で当市の生産量は約3割を占めています。このように、漁業経営の基盤となっている養殖ワカメが輸入水産物の増大等により価格が低迷したことから、県下沿岸市町村と一体となり国、県に対しセーフガードの発動、緊急支援対策、原産地表示を徹底するよう要望してきたところであります。国では、このような要望に対応してワカメの品質表示基準の見直しを行い、平成14年2月1日から原産地表示を義務づけることとしたJAS法の一部改正を行い、調査や監視体制を強化し、不正表示等が発見された場合は公表を含め指導を厳正に行うこととしております。県では、安全・安心アクションプランを策定し、検査、指導等の充実強化を図り、食品の安全、安心に向けて取り組みを強化することとしております。市といたしましては、今後とも関係機関との連携を図り、信頼されるワカメ産地を目指して漁業協同組合等への支援を行ってまいります。   私からは以上であります。 ○議長(今野雄吾君) 再質問ございませんか。34番、澤田議員。 ◆34番(澤田文雄君) (続) まず最初に、市長からの文化会館の図書館についての御答弁をいただきました。はっきり言いますと、大船渡図書館は過去旧市役所の跡、盛警察署の跡をまた間借りするような状況、また消防署の一室を借りての間借りするような状況、生き物に例えるならば、余りにも点々、点々とかわいそうな扱いをされてきているような、そういった現象も出てくるわけでございます。そこで、この21世紀に向けての新しい文化会館の中に、新しい施設の中でそのような一室の併用を得た図書館というものが必要ではないかなと。そこにがっちりと、どこに移動することもなく定着しての図書館に、読書マニアの方々に喜ばれるような、そしてまた駐車場の完備している近代的な会館の中での図書館の設置がどうなのかなと。もちろん整備計画には、なるほど建設計画に策定されております。でも、健全な財政運営のためにも、その中に入っていることによって、長い将来像を見たときに人件費の維持管理費等も相当緩和されてくるのではないかなと。例えれば、三陸公民館の例をとりましたけれども、三陸公民館の例をとれば全く規模から違う、内容的に違いますので、市長の思惑どおりの切り離した施設でやっていくということでは、十分御理解得られます。   それから、(2)の福祉問題に今部長の方からの答弁がありましたが、県の指導では1ユニット方式で結構その地域では運営できるのではないかというような今答弁でありましたけれども、当初合併前の旧三陸町当時から議会でも、このグループホームの設置に当たりましては2ユニット方式で採択されたものでございまして、合併後も立派に建設計画にのせられた施設の運営でございましたけれども、残念ながら今回は1ユニットということで、その施設に入所する人たちが今在宅介護というような状況で、外で待っているような状況なわけでございます。その施設の方にもある程度ゆとりのある敷地の面積もある程度造成されておりますけれども、それはそれなりにまず造成した理由に対してはそれなりの反論の答弁で返ってこられても困りますが、何とか16年あたりにひとつこのユニットの増設を検討することができないものか、その辺を再度伺うものでございます。   それから、三陸縦貫道の上り線、下り線のゲートについては、今部長からの説明があったとおりではございますが、やはりそのゲートは常に全くリモコンでやりますから電気系統でしょうけれども、相当の重量なもの、あるいはそれをいたずらにあけ閉めされて悪用されるようなものではないだろうと思いますけれども、その上り線、下り線とも同じゲートの引き戸式なのか、そしてつけ加えてみますれば、救急センターへ入ってくる救急車に、一刻の時間を争うような患者輸送の場合に、その家族の車も後から一緒に来たとき、1台ぐらいは同時にそこへ入るというようなシステムは違反となるものなのか、その辺をお伺いするものであります。そしてまた、供用開始と同時に救急体制の方も一緒に活用できるというような力強い答弁でありましたので、その辺も触れてみたいと思います。   それから、4番の綾里地区拠点センターと主要地方道の小石浜トンネルにつきましては、今重々説明がありましたけれども、この問題につきましては拠点センターの将来像を眺めたときにも、集合施設的な形でいくだろうと思います。例えば幼保の一元化の問題、あるいは綾里診療所の建物の空き家の問題等々の活用、それから地区公民館、あるいは地域振興出張所の集合施設という面々も、これから新しい議員さん方が誕生した暁の方にひとつこれをゆだねたいと思います。もうあすあすで引退する人がここでどうのこうのということにはいきませんので、新しく誕生された議員さん方にはひとつこれから当局と議論しながら、立派なものに方向性をたどっていただきたいと。もちろんトンネルの問題も、早期着工を目指しての決起大会等々も2度、3度やっております。何とか今部長の方からの報告では、徐々にそのカラーが見えてきたようでございますので、ひとつ小石浜、砂子浜の部落の悲願であるこのトンネルもいっときでも早く完成を希望しているわけでございます。   それから、あと教育行政の中で、やはりナイター施設については何か落下したその箇所が綾里小学校に1カ所見えているということでございますが、やはりそれ相応の学校に施設されたナイター施設は相当の数に上っておると思うのです。日頃市の方だから余り浜から潮風が吹いてこないということではなくて、やはり下から13メートルの高さのものを双眼鏡で見るとか、あるいは高所作業車をもって専門家に見てもらうとか、そのような方法の中で鉄の棒とステンレスの棒等で腐食に強いグリップを考えているのか、その辺も2度、3度と落下しました、また修理しましたではなくて、子供たちの身の安全確保のためにも真剣にその整備確認を見たからといってまた1年、2年を置き去りにされては困ります。また、最近風が吹いたときに、1週間後にまた風吹いた、大きな風がまた来たというときには、年月的に、定期的に検査ではなくて、そういう危険を誘うような風が吹いた場合には、即点検を見ていただけるように関係機関に呼びかけていただきたいというようなことを願うわけでございます。事故が起きてからどうのこうのではとんでもないことになります。   それから、給食関係につきましては、前回O157の発生でかなり全国騒がれたO 157も、給食においては余り心配のないように、影の薄くなった騒ぎでございますので、これでまた安心かというと、これからまた暑さを迎えるといつどこでO 157が発生するかわかりませんので、ひとつ当分の間新しい方の施設だけを使うのだというところを利用するとなっても、ドライシステムの方はなかなか経費面でも厳しいものがあるから、今回は少し見合わせた面で、衛生面には全力投球、指導の上でやっていくという心強い話もありますけれども、夏になりますと気がつかないうちにサッシの防虫ネットが破けたりすると、入らなくてもいいとんでもない虫等が入ってくると、これもまた大変なことになりますので、そういったドライシステム以外にそれ相応に目を配るような指導をしていただきたいと思います。   それから、3番の各小学校に、全国的に殺傷事件が出ております。罪のない子供たちが殺害されたりする、南の方では大変な事件として発生しております。最近は、県内でも矢巾町の不動小学校児童364人が、紫波警察署と連携を密にしながら、実技の訓練をこの不動小学校でやったのがテレビでも見ております。新聞でも大きく報道されております。大船渡市内にも小学校の例をとれば14から15の学校があるわけでございますが、いつどこでどのような事件が発生するか予測がつきません。そのようなことで、矢巾の不動学校ではさすまたというゴム鉄砲のような、またにしたやつを防具として常備に用意しているというようなことまで配慮された学校もあるのに、その辺はひとつマニュアル的なもので指導しているということよりも、どこかの学校をモデルにして、それぞれ15……あるいは幼稚園の先生でもいいのです、1カ所にみんな集めて、そういった防犯、犯人を取り押さえる実技を本番さながらにやってみせようという企画がないものか、その辺についても教育長からお尋ねするものであります。   それから、スポーツレクリエーションの岩手2005が来年の10月に行われるわけでございますが、なぜ私これを聞くかというと、来年のことを私が、いまいま引退する人がなぜ聞くのかというと、第5回のスポーツレクリエーション大会の熊本大会に、もちろん合併前ですから私は三陸町のチームとしてラージボール卓球の方に行った経緯があります。そのときの熊本大会では、あの宮様は何だったでしょうか、ひげさんの宮様で、宮様を迎えての開会行事でありました。3万5,000人という大々的なところでの大会でありまして、私たちはラージボール卓球の中で感心したことは、年齢別で私は最高齢の選手として行ったのですが、熊本の役員さん方ががっちりと三陸町チームさんならチームさん、大船渡チームさんならチームさんに決められた女性の方1人と男性の方が常にマネジャーのようについて、親切丁寧、これこそ毎日笑顔で答えてくれるようなムードづくりをしていただきました。それ教育長、大船渡にも体育指導員もおります。さまざまな指導力のもとに立派なスポーツ関係の役員もおるでしょうけれども、私は熊本県でのそういった親切丁寧にされたことはいまだにまだこびりついておるわけでございます。そのような方法、それから一晩、夕飯1回1食分は熊本の方ではどのホテルにも連絡し合って、統一した料理を、メニューを出していただきました。その辺から見ますと、三陸大船渡市の場合は、水産のまちとしては本当に新鮮なおいしい魚のごちそうもできるだろうし、そのようなこともいろいろと頭の中に入れながら、大会を成功するようにひとつ御祈念申し上げるものであります。私は、熊本大会での経験を踏まえながら、今このスポレクの質問は私が熊本大会で経験したことを言いたいなという気持ちが、よいことずくめであればそれを教育長、ぜひまねしていただきたいと、そう思います。その点についても再度お伺いするものであります。   それから…… ○議長(今野雄吾君) 時間もございませんので、項目を絞ってお願いします。 ◆34番(澤田文雄君) では、時間もないようですが、それでは養殖ワカメの方です。養殖ワカメの方も2年前に部長の方からも再質問で聞いた経緯があります。全くそのようなことでございますので、ことしも何とか品質のよいワカメが出るようでございますので、ひとつ値段も安定した、ここで数字を出しづらいですけれども、去年と同じような相場であればいいなという水産業者の強い声であります。そういうことでございます。ひとつその辺の御答弁をお願いしたいものと思います。 ○議長(今野雄吾君) 答弁につきましてはそれぞれ簡潔にお願いします。全項目でございますので、よろしくお願いします。生活福祉部長。 ◎生活福祉部長(伊藤隆君) それでは、私の方からグループホームの件でございますが、16年度において検討されていかれないものかというふうなお話でございますが、16年度事業実施に当たって、当然法人の方から計画が出されてくれば、その15年度の計画実施に当たっての指導事項も踏まえながら協議され、検討されていくものというふうに思います。   以上です。 ○議長(今野雄吾君) 都市整備部長。 ◎都市整備部長(今野義尚君) 私からは、緊急退出路の関係についてお答えいたしますが、ゲートは上下式を想定しておるところでございます。   それから、リモコンでございますので、故障等があれば動かなくなるということでございますが、その際は緊急に緊急車両の方で手動でも可動できるようなかぎ等は整備したいと、こういうふうな考えなようでございます。   それから、家族の車が救急車と一緒に退出できないかと、こういうことでございますが、あくまでも緊急の救急車ということに絞って考えておるようでございます。   それから、小石浜トンネルの早期完成につきましては、地元と一体となって今後も対応をしてまいりたいと考えております。   以上です。 ○議長(今野雄吾君) 企画政策部長。 ◎企画政策部長(松岡博君) 市民会館と図書館の件でございますが、いずれ健全な財政運営、これを維持していくのだと、これを基本といたしまして、市民文化会館も図書館も整備していきたいと、そのように考えているものでございます。   それから、綾里の拠点センターの件でございますが、澤田議員さんからもお話がございましたように、いろいろな御意見等もございますので、さまざまそれらをお聞きしながら、地域にとって一番いい、望ましい、そういう施設と、そういうものを検討してまいりたいと考えてございます。   以上でございます。 ○議長(今野雄吾君) 教育次長。 ◎教育次長(上野攻君) 私の方から、4点についてお答えをしたいと思います。   最初に、ナイター設備の件でございますが、綾里小学校、何か一昨年にもあったようでございまして、近く綾里小学校につきましてはすべての機具について直接点検をするという予定としております。さらに、その他の施設につきましても点検をしますが、電球交換時等にはすべての施設について点検をしたいと、そのように思っております。   それから、給食につきましては、新しい、古いにかかわらず、安全第一ということで、人的な面、あるいは設備的な面をその時々に応じて最善の努力を払っていきたいというふうに思っております。   防犯につきましては、マニュアル等で進めているところでございますが、最近におきましても警察の方にもお願いをし、各学校において実地の訓練を行うように指導をしているところであります。   スポレク祭につきましては、岩手県では参加者1万4,000人、全員では、応援等含めまして2万5,000人を見込んでいるようでございますが、地元でも、先ほども申しましたけれども、観光関係、旅館、物産関係等も含めた実行委員会を組織をしまして、心からのおもてなし、お迎えをしたいということで進めておりますので、さらにこれにつきましては実行委員会等で進めていますので、御了解を願いたいと思います。 ○議長(今野雄吾君) 農林水産部長。 ◎農林水産部長(吉田良雄君) それでは、私の方からは養殖ワカメでございますけれども、ことしも3月となりまして、ワカメ生産が本格化されます。各漁協ともアクションプログラム等に着手しまして、よりよい地種を使ったり情報収集したりしまして、ワカメの生産に取り組んでおります。いずれよりよいワカメが漁獲されまして、消費拡大につながるように努力してまいりたいと思っております。   以上でございます。 ○議長(今野雄吾君) 再質問ございませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(今野雄吾君) 関連質問ございませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(今野雄吾君) 以上で三陸創造会の代表質問を終わります。   ここで10分間休憩といたします。     午前10時59分 休   憩     午前11時09分 再   開 ○議長(今野雄吾君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。   次に、創風会の代表質問を行います。16番、畑中孝博君。
        (16番 畑中孝博君登壇)      (拍     手) ◆16番(畑中孝博君) 創風会の畑中でございます。平成16年第1回定例会に当たり、会派を代表いたしまして数点についてお伺いをいたしますので、よろしく御答弁をお願いいたします。   時のたつのも早いもので、あこがれでありました大船渡市議会に参画をさせていただきはや2年数カ月、私ども議員の究極の目的であります住民福祉の向上のために日夜御活躍をされております議員各位、そして御当局の皆様方に対しまして、今任期中私にとりましては最後の壇上をおかりいたしまして、深く敬意を表する次第でございます。ありがとうございます。   春の息吹が日一日と大きく感じられると思っておりましたら、冬に逆戻りの感のあるきょうこのごろでございます。3月に入り、卒業シーズンを迎え、卒業式の案内を見るにつけ、卒業生たちの心境を察するとき、夢と希望に胸膨らませ、まなびやを去っていく少年、少女たちの思いを察しながら、自分たちの任期も残すところ2カ月余となって、少しずつ感傷的になっている自分に気がついているこのごろでございます。また、当議会、そして御当局のおかれましても、御勇退を決意をしております議員各位、また3月で退職いたします議員、職員各位に対しまして、長きにわたり市勢の発展、また町勢の発展に御尽力を賜りましたことに対しまして、深く深く感謝を申し上げますとともに、今後とも新生大船渡市の発展のために御尽力を賜りますようお願いを申し上げまして、順次質問させていただきます。   最初に、16年度の予算の編成に当たっての市長の御所見を伺うものでございます。私は、平成16年度予算編成は、合併後真の意味での重要な歴史的使命を浴びるものと注視をして見守っていたところであります。それは、財政の効率化を実現しながら、大胆な歳出改革とめり張りのきいた予算配分が求められていると思うからであります。それは、需要の創出を誘導する有効な歳出によって、経済の活性化に貢献しなければならないと思うからであります。長期化する経済不況を反映して、歳入の大幅な減少を多くの自治体が余儀なくされているようでありますが、企業社会で言えば倒産寸前の自治体も少なくないと報道されております。公共事業等を抑制しても、経済基盤の脆弱な自治体は半ば手をこまねいている状況であると言われております昨今に、当大船渡市の平成16年度予算案を見るとき、新生大船渡市合併効果が顕著にあらわれ、いろんな議論を醸し出しての合併ではありましたが、住民だれしもが真に合併してよかったと心から感じているのではないでしょうか。最近は、連日新聞等により県、そして各市町村の新年度予算案が発表されているようでありますが、各市町村は軒並み対前年度対比でマイナス予算を強いられている中、当大船渡市はプラスの予算を計上したことは、他の市町村から注視されているのではないでしょうか。岩手県のマイナス6.1%減を初め、大船渡市の13.7%減、江刺市の6.3%減などなど、各市町村では予算編成に大変苦慮しているように感ずるのであります。ただ、一関市だけは、減税補てん債の借りかえ分を除く実質的予算は2.4%の増と報道されておりますが、財政調整基金3億円の取り崩し、市債管理基金よりの2億円の繰り入れ、そして有価証券売却益を2億5,000万円も見込むなど、民間で言えば預金、そして財産の取り崩しによっての増額予算と感じられるのであります。このように各市町村では、新年度予算の編成作業において、大変苦労しているように感じられるのでありますが、市長に伺いますが、16年度予算編成に当たっての率直な御感想をお伺いするものでございます。また、起債の残高についても、私はもう峠を越しているのかなとは感じられますが、その辺の御所見をお伺いしたいと思います。   次に、4大ビジョンについてお伺いをいたします。市長は、施政方針演述の中で、市長の市政担当10年目の節目の時期に、次なる新政策4大ビジョンを掲げ、地方自治の究極の目的であります住民福祉の向上のために、1歩も2歩も踏み込んだ形で表明されたことは、高く評価すべきと思いますし、非常に期待をするものであります。しかしながら、当市においては、残念ながら商業の衰退、とりわけ市中心地の空洞化か顕著に見られ、地域においては市中新市街地の価値が下がり、非常に苦慮していると聞いておりますが、私はその活性化が大きな課題だと思うのであります。高度成長期に郊外を開発し、モータリゼーションによって郊外の市街地的価値を高めたため、経済の衰退期に入ってモータリゼーションに対応できない中心市街地が衰退をしたと思うのであります。地域における土地利用バランスを再評価をし、将来の動向に新しく対応していくことが求められてくるのではないでしょうか。しかし、当議会においても何度となく議論を重ねていることは承知しておりますが、もう一歩踏み込んだ形で商工業を、とりわけ商業についての振興策を力強く掲げるべきと思いますが、御所見をお伺いいたします。   次に、防災対策についてお伺いをいたします。市長の市政に関する演述で、防災対策をより一層推進し、災害に強いまちづくりを進めていくと述べられ、予算についても防災行政無線統合整備事業等を取り入れるなど、消防費を6.6%もふやしており、防災対策に対する当局の考え方は評価いたしますが、一方で野々田、茶屋前両岸壁に荷揚げされている大量の輸入木材の保管は、十分な保管状況とはなっていないようであります。近い将来、三陸沖で発生すると予測されている地震、津波に対し、地域住民は絶えず不安と脅威におびえながら生活しております。現在の保管状況では、津波の襲来ともなれば大量の木材が波と一緒にまちに流出し、自然災害と人的災害の二重災害となるおそれがあります。住民の不安を少しでも解消するためにも、木材流出防止対策としてワイヤでの固定、L字型ブロックなどによる流出防止措置を講ずるべきと思いますが、御当局の考え方をお尋ねいたします。   次に、総合発展計画の中でも盛り込まれております総合運動公園内にぜひとも芝生のサッカーグラウンドが必要と思い、御所見を伺うものでございます。過日の市政懇談会、活きいき座談会における提言についての報道が新聞紙上で大々的に取り上げられていたことは御案内のとおりでございます。夏は涼しく、冬に雪が少なく、生活を営む条件として最もすぐれていると思われるこの大船渡の地に、芝生のサッカー場が完備されているとなるとどんなにすばらしいことかと、自分の頭の中ではいつも思い描いていたものでございます。私は、この温暖な地、東北の湘南と言われるこの大船渡に、設備の整ったすばらしいグラウンドが整備されることによって、地域の活性化、とりわけ観光振興へははかり知れない効果があらわれてくるものと期待をしておりますし、また地域の活性化に多大の貢献ができるものと思うのであります。地域の活性化とは、自分たち市民がつくり上げていくものと理解はしておりますが、そこに行政の手助けが入り、そして真の活性化が生まれてくるのではないでしょうか。岩手県内では、盛岡の県営グラウンドを初め、水沢、北上等にはすばらしいグラウンドがあると聞き及んでおります。県内のサッカー大会が常に内陸部でしか開催されていないことなどを考えてみるとき、そこに整備の整ったグラウンドがないから大きな大会が開催できないというジレンマがあるのではないでしょうか。確かに芝生のグラウンドがあることによって、その芝生の維持管理には費用がかさむことは理解しておりますが、しかし私はこの芝生の上で多くの人がプレーをしたり、多くの人が思いっきり楽しんで、その結果芝生が多少傷んでも、芝生は許してくれるのではないでしょうか。子供たちの体を育てるために学校では給食を出しております。食べた後には何も残らないように感じますけれども、子供たちの体力は確実に成長しております。私は、芝生は心の栄養だと思うのであります。その芝生の上で体を動かしたりゆっくりと寝込んでいるだけで、物すごく幸せな気分になり、心が豊かになってくるのではないでしょうか。そんなすばらしい働きをした芝生が後で傷んでしまうことは寂しい気持ちはありますけれども、仕方のないことだとも思うのであります。何よりも使って楽しんで、心の栄養にしてもらう、そのための芝生のグラウンドをぜひとも必要と思っての質問でございますので、当局の前向きな御答弁を期待するものでございます。   次に、三位一体改革についての市長の御見解をお伺いいたします。経済財政運営と構造改革に関する基本方針2002が去る平成14年6月に閣議決定され、いろいろな議論を醸し出しながらも、ついに三位一体改革の方向が示されたところであります。とりわけ積年の課題とも言うべき国から地方への税源移譲が明示され、しかも所得税などの基幹税の充実を基本に行うという方針が打ち出されたことは高く評価できるものと思うのであります。私が言うまでもなく、地方分権とは単に国から地方に権限や財源を移すのが目的ではなく、真のねらいは地域や生活に関連したことは、その地域の人たちが自分たちで決めていく、そして身近なところで進められている行政に自分たちも協力をし、チェック機能を働かせて、行政サービスの効率化、住民満足度の向上と、住民全体の負担軽減を図っていくことではないでしょうか。それが住民自治であり、民主主義の原点だと思うのであります。そのためには、住民の皆さんが主体的に地域づくりに取り組むとともに、自立性の高い行政主体となるべく、各市町村が努力する必要があると思うのであります。しかしながら、国では所得税の一部を地方譲与税として地方財源に移しているようでありますが、地方交付税の削減だけを先行し、地方が窮地に立たされていると言っても過言ではないと思うのであります。三位一体改革については、地方分権の理念を踏まえ、歳出面で国の関与の廃止、縮減により、地方の自由度を高めるとともに、歳入面においても受益と負担について真に地方が自主的に選択できるシステムの構築を前提に、その関係の明確化を図るために、国において地方税中心の歳入体系の構築が図れるように努力するべきと思うのであります。市長は、3月1日付岩手日報紙上における三位一体改革の初年度の評価として、余り評価していない旨の回答が掲載されておりましたが、市長の率直な御所見をお伺いするものでございます。   最後に、合併以来2年数カ月、数多くの御指導、そして御鞭撻を賜りました先輩、そして同僚議員各位に対しまして、改めて感謝を申し上げますとともに、市長を初め御当局の皆様方に対しまして心から感謝を申し上げ、私の任期中での最後の壇上での質問とさせていただきます。御清聴まことにありがとうございました。      (拍     手) ○議長(今野雄吾君) 市長。     (市長 甘竹勝郎君登壇) ◎市長(甘竹勝郎君) ただいまの畑中議員の御質問にお答えを申し上げます。   まず、冒頭議員からは、この3月をもちまして転退職する職員に労をねぎらっていただきましたことに御礼を申し上げるところであります。退職職員が一々御礼できませんので、まとめて私の方から感謝の言葉を申し上げさせていただく次第であります。思えば退職します職員は、チリ地震津波等で大打撃を受けたこの大船渡市、三陸町、これの再興に全力を挙げて新しいまちづくりに一心不乱努力した職員であり、近々におきましては合併でありますとか、あるいはまた50周年の記念事業等々、大変多忙をきわめたところであり、新市まちづくりに全力を挙げた職員であり、今この3月をもって退職をされることは私も断腸の思いではありますが、仕方のないところであり、この職員に労をねぎらう言葉をいただきました畑中議員に、改めて御礼を申し上げるところであります。ありがとうございました。   それでは、質問にお答えをさせていただきますが、まず最初は予算案でありますが、市長は今回の予算案をどう思うか、その感想をという話でありましたのでお答えを申し上げますが、極めていい予算を組ませていただいたなと、こう思うところであります。三陸沿岸の中心都市の形成への基盤づくりができる予算と、こう考えておりますし、議員も御発言をされておりましたが、合併効果があらわれてきた予算と、こういうふうに思っておるところであります。具体的に申し上げますと、その合併効果というのは、例えば今度の市民会館を建設するに当たりましても、約70%国からいただけることになっております。これ合併しなかったら我々が全額出さなければなりませんので、約70%も国から出していただくというのは大変ありがたいと。それから、他県内に13市ありますが、13市の過半数以上が対前年比予算を組めないということで、予算を減額をいたしておりますが、我が大船渡市は国、県の強力な支援のもとに、対前年比も上回っているところであり、まさに安心と豊かさを実現できる予算を組むことができたと。豊かさの中では民生費といいますか、福祉医療関係、全体の予算が320億でありますが、特別会計を入れて、そのうち実に129億と、全体予算の約40%という過半に占める予算を福祉医療関係に注ぐことができると。大変私はそういう意味で市民の方々にお喜びをいただける、安心していただける予算を組めたということで、合併のまさに効果であり、感謝をいたしているところであります。   それでは、まず(1)の予算案についてのお答えでありますが、平成16年度の予算編成に当たりましては、これまで全力で取り組んでまいりました3大プロジェクトがおかげさまでいずれもそのめどが立ったところであります。先ほどの前段者の質問にもありましたが、三陸縦貫自動車道は大船渡分16年度の完成と、ダムは17年度の完成と、港湾は18年度の供用開始ということで、大変私はこの3大プロジェクトが順調に進んだことに感謝をし、いずれそのめどが立ちましたことと、平成16年度は私が市長職を担当させていただいてまさに10年目の大きな節目の年となるところであります。このことから、新たな4大ビジョンを掲げまして、その重点施策の推進に積極的に取り組むことといたしたところであります。三陸沿岸地域の拠点都市としての発展と市民一人一人が安心と豊かさを実感できるまちづくりを目指すことのできる予算に重ねて感謝をいたしております。3大プロジェクトは、いずれも国や県の公共事業の大事業でありまして、予算獲得はひときわ困難ではありましたが、畑中議員を初め、多くの皆様方の御協力をいただき、合併の実現ということ等々から勘案させていただいてめどが立ちましたことに御礼を重ねて申し上げるところであります。   さて、その予算でありますが、予算規模的には全国的な景気の低迷によりまして、市税が軒並み減少している全国の実態であります。あるいは国の制度の見直しによりますところの地方交付税の減という大変厳しい時代であります。財政を取り巻く環境は大変厳しい状況にはありますが、国、県の支援、中でも今度は県の方は合併市町村自立支援交付金を5億制定をされたところであり、本年度1億の導入が決まったところであります。とうとう国、県の合併に対する財政支援策を活用しまして、一般会計では議員御承知のとおり今年度の予算と比べて1億5,000万を増加することができたところであり、175億8,000万円を確保することができたところであります。歳出の特徴といたしましては、合併の建設計画の着実な推進を基本といたしまして、新しい政策として4大ビジョンを先ほど申し上げましたとおり掲げさせていただいたところであります。四つのうちのまず一つは、福祉と医療の充実であります。先ほど申し上げましたとおり、全予算の実に最大の40%を予算配分をこの1番目のために、福祉と医療の充実のために配分をさせていただいたところであります。2番目の教育、文化の向上、それから3番目の産業振興、雇用の拡大、それから4番目の環境保全、自然との調和、これら掲げました4大ビジョンの実現に向けて全魂を傾ける決意であります。特にも二つ目の教育、文化の向上の施策といたしましては、長年市民が待ち望み続けてきました市民会館、いよいよ合併及び市制施行50周年という節目のこのときに、新たなまちづくりの拠点施策として整備をしたいと考えているところであります。先ほど申し上げましたとおり、建設費の約70%を国からいただけることに御礼をいたしているところであります。いずれ今回提案いたしております平成16年度当初予算は、健全な財政運営の維持を基本といたしているところであります。限られた財源を効率的に、なおかつ効果的に配分をしたところであり、雇用の面や、あるいはまた防災施設政策など、市民生活に密着した施策を積極的に計上し、繰り返して申し上げますように、安心と、それから豊かさが実感できる予算配分といたしたところであります。いずれ合併の実現に伴いまして、国、県の大きな支援のもとに、市民の方々が幸せを実感できる政策をどしどし進めてまいりたいと考えておりますので、一層の御指導と御協力をお願いを申し上げるところであります。   なお、その他につきましては、関係部課長等から御答弁をいたさせますので、よろしくお願いを申し上げます。 ○議長(今野雄吾君) 総務部長。 ◎総務部長(大畑頼利君) それでは、私からは(1)の平成16年度予算案についての起債残高についてお答えをいたします。   平成15年度以降につきましては、借入額が確定しておらないことから、平成14年度末の残高で申し上げます。当市の一般会計における起債残高は183億8,000万円でございます。分類ごとでは、農林水産業費や土木費を中心とする普通建設事業に係る普通債の起債残高は148億8,000万円となっております。この中には国の経済対策等に呼応して発行されたものや地域振興施策を国が奨励したものがあり、それらは50%から80%の割合で元利償還金が戻ってくるものであります。専門用語で言いますと、交付税措置がされるものであります。また、95%の高率で国から戻ってきますいわゆる元利償還金が交付税措置される災害復旧事業債は、残高が6億8,700万円となっておりますし、100%国から戻ってきますいわゆる交付税措置される国の減税による地方の減収分を補てんする減税補てん債等の特例債が21億7,700万円となっております。このように、実施する事業内容によりまして、元利償還金の50%から100%が国から市へ戻ってくる、つまり交付される仕組みになっており、当市における一般財源により償還を要する実質的な起債残高は、約106億2,200万円となっております。また、平成14年度末起債残高は、県内13市の中で4番目に少ない現在高となっており、これらから総合的に起債残高を判断いたしますと、交付税措置率の高い地方債を優先的に活用し、健全で計画的な財政運営が図られているものと認識をいたしております。   次に、(5)の国の三位一体改革の進め方についてお答えをいたします。国においては、地方分権の理念に沿って、歳出面では国の関与の廃止、縮減により、地方の自由度を高めるとともに、歳入面においても地方税中心の歳入体系を構築するため、国庫補助負担金の廃止、縮減、地方交付税の見直し及び税源移譲等を同時に行う三位一体で改革することとしております。この三位一体改革は、地方分権推進の観点から進めなければならないものと考えており、地方自治体の自己決定、自己責任を拡充し、地方の裁量権を拡大するために行われるものであると理解をいたしております。しかし、三位一体改革の初年度に当たる平成16年度の国の予算案において、国庫補助負担金の一部廃止、地方交付税の削減、所得譲与税の創設等が示されたところでありますが、全国の地方自治体の平成16年度の予算編成においては、地方交付税と臨時財政対策債の前年比が12%減額されていることなどから、一般財源の財源不足が生じ、大変厳しい状況になっておりますことから、全国市長会を初め地方六団体では、負担を地方に転嫁させず、本来の目的を達するよう再三要請活動を行っているところであります。この三位一体改革により、真の地方分権を推進するためには、基幹税での税源移譲、国の法令等による基準を弾力化し、国の関与の廃止、縮減、地方交付税の財源調整、財源補償機能の強化などが不可欠であると考えており、今後とも全国市長会等を通じまして強く強く要請活動等を行ってまいりたいと考えております。   以上でございます。 ○議長(今野雄吾君) 商工観光部長。 ◎商工観光部長(佐藤勝昭君) それでは、私の方からは質問事項の(2)と(3)についてお答えをいたします。   まず、(2)の新たな4大ビジョンの商工業振興策についてでありますが、ただいま市長の答弁にもございましたとおり、本市では平成16年度から新たな4大ビジョンを掲げまして、市民一人一人が大船渡に生まれてよかった、大船渡で暮らしてよかったと真にその幸せを実感していただけるよう、その実現に向けての取り組みを再重要施策と位置づけしたところであります。その一つに掲げさせていただきました産業振興と雇用の拡大の施策の推進に当たりましては、議員御発言の商工業の振興についても、従来の施策に加え新たな取り組みを進めてまいる考えであります。まず、商業の振興でありますが、市内商工業の経営環境は依然として厳しい状況にありますことから、なお一層の経営の安定を図るため、中小企業資金融資あっせん制度の融資限度額の引き上げや返済期間の延長を目的といたしました融資あっせん条例の一部改正案を本市議会に提案させていただいたところであります。また、中心市街地のにぎわいを創出するため、商工会議所などの商工団体とさらなる連携を深めるほか、緊急地域雇用創出特別基金事業補助金を活用しまして、空き店舗を利用した地域交流を支援するスタッフの配置事業を実施するなど、商店街の活性化を図ってまいりたいと考えております。   次に、工業の振興でありますが、地域経済の活性化及び雇用の拡大を図るため、企業立地奨励補助金制度を拡充する必要があることから、今回新たに工場の新設に加え増設をも補助対象とするとともに、補助率の引き上げや補助要件の緩和を目的としました企業立地省令条例の一部改正案をこれまた本議会に提案しているところであります。また、地元企業の技術開発によります新産業創出を図るため、企業間の交流事業や産、学、官連携の推進により、新商品の開発を促し、地域産業の振興を図ってまいりたいと考えております。以上のとおり、商工業につきましても、各種施策をより一層充実させ、今後とも活力にあふれる地域産業の創出に努めてまいりたいと考えております。   次に、(3)の木材の流出防止策についてでございますが、本市議会に提案しております平成16年度一般会計予算案は、議案説明の中でも申し上げておりますとおり、安心と豊かさを実感できるまちづくりに意を配し編成したもので、その重点項目の一つとして災害に強いまちづくりの推進を掲げまして、防災行政無線の統合や整備、さらに三陸縦貫自動車道緊急退出路整備事業など、事業費約100億円を計上し、緊急防災施設の一層の充実を図っていこうというものでございます。   ところで、議員御案内の大船渡港の木材流出対策についてでありますが、大船渡港は岩手県が港湾管理者でありますことから、県において所要の措置が講じられ、その対応を図るべきものと考えております。こうしたことから、市といたしましてはこれまでも再三にわたり県に対しその対策について要望活動を実施してまいりましたし、県では流出防止のため木材をワイヤで固定することや、L型ブロックを設置するなどの対応を荷役業者等への指導を実施しているところであります。今後におきましても、こうした取り組みを継続するなどして、より災害に強いまちづくりを推進してまいりたいと考えているところでございます。   以上です。 ○議長(今野雄吾君) 都市整備部長。 ◎都市整備部長(今野義尚君) 私からは、(4)の大船渡総合公園に芝生つきのサッカー専用グラウンドの整備についてお答えをいたします。   大船渡総合公園は、三陸地方拠点都市整備構想の大船渡リアスパーク拠点地区において、スポーツ施設の整備充実を図るとともに、福祉の里に隣接することから、高齢者から子供までの世代間交流や健常者と障害を持つ人々が交流と触れ合いを深めるなど、福祉機能とスポーツレクリエーション機能が一体となった市民の健康づくりと憩いの場として施設整備を図ることを目的としております。整備する施設の内容につきましては、平成6年にまとめられた基本計画の内容を受けまして、計画地を取り巻く環境や周辺の開発計画、住民の意識等の変化など、諸条件を検討しながら、実際上の利用形態を想定することにより、具体的な施設の計画として、平成9年3月に大船渡総合公園基本設計を策定したところであります。具体的な施策整備につきましては、野球場、テニスコート、多目的広場、各種公園広場、駐車場等が計画されております。基本設計に計画している多目的広場は、第3種公認競技場の規格を備えた陸上競技場となっており、400メートルトラックやフィールドが計画されておりますので、サッカー競技を含めた各種一般スポーツ大会への対応ができる内容となっていることから、現時点においてはサッカー専用グラウンドの整備は想定されておらないところでありますが、今後ともその必要性等を見きわめていかなければならないものと考えております。   私からは以上であります。 ○議長(今野雄吾君) 再質問ございませんか。16番、畑中孝博君。 ◆16番(畑中孝博君) (続) どうも御答弁ありがとうございました。   最初に、再質問いたしますけれども、私いつも予算編成作業というのですか、始まるとき、合併建設計画の財政計画をいつも見ているわけでございますけれども、例えばことしはたまたまプラスの予算計上がされたということでございますけれども、計画では年々下がっているわけです。そしてまた、起債においても私は市民会館が当初計画よりずっと早まったような感じを受けているわけでございまして、起債もまた近年において膨らんでいくのではないかという、そういう危惧を持っているわけでございまして、その起債について質問したわけでございます。その辺の計画というのですか、合併建設計画との整合性というのですか、その辺についてお伺いをしたいと思います。   それから、サッカーの専用グラウンド、私専用グラウンドという、専用をつけてしまいましたけれども、私がお願いしているのは、陸上競技場の中でもよろしいですから、何か芝生で、子供たちが本当に安心してサッカーができる、けがが少ない、そういうグラウンドができないものかという質問でございまして、サッカーと言えば皆さん御案内のとおり、大船渡市が物すごくサッカーが盛んで、全国的にもJリーガーも3人も輩出しているということで、小笠原選手などは大船渡高出ということで、非常に大船渡ということを全国的にPRしていると思うので、その辺を考えますと、大船渡に専門的なグラウンドがあることによって、いろんな方々が日本から遠征とか、またキャンプというのですか、そういうのに来ることによって観光振興、そしてまた地域の活性化につながっていくのではないかというような思いを込めましての質問でございますので、ひとつその辺もよろしくお願いしたいと思います。   それから、三位一体改革に関してでございますけれども、私三位一体改革というと格好よく聞こえるわけでございまして、ただ地方交付税だけの削減だけが先行して、何も進んでいないのではないかと、私はそう思っているのであります。何か今まで権限移譲というのですか、そういうのが当大船渡市に何か移譲されている事例があったらお示しをいただきたいと、そのように思います。   以上でございます。 ○議長(今野雄吾君) 総務部長。 ◎総務部長(大畑頼利君) それでは、再質問にお答えをいたします。   まず、起債の残高の関係でございますが、平成16年度は平成7年、8年度に借りた減税補てん債の償還がございます。5億6,880万、これで今年度がピークというふうに考えております。以降、当初の合併建設計画等で見た流れの中で転がっていくと、こんなふうには考えております。ただ、議員おっしゃったように、大変経済環境が厳しいし、国あるいは県のさまざまな見直し等がございますので、それは今後の推移を見なければわかりません。不透明な部分がございます。ましてや基幹税による所得税の税源移譲等が来年度以降どのような形で国で配分するのか、その見通し等も十分今後見ながら対応していくべきものと、こんなふうに考えております。当然合併建設計画も着実に推進しなければならないという命題がございますので、それらをバランスを絶えずとりながら考えていく必要があろうと。ただ、歳入面ではそうですけれども、一方歳出面のやっぱり努力もしていくべきだろうと、こう思います。今回も人件費、物件費と、大分切り込みをいたしております。そういうことから、今後行政改革等一層進めながら、歳出も削減していくと。それから、歳入分につきましても、それなりのいろんな合併のための支援策等を有効に活用しながら、バランスをとっていくような予算をこれから組んでいきたい、こう思っております。   それから、三位一体の関係でございますが、確かに本来は、先ほど御答弁いたしましたように、3点セットできちっと実施されるのが理想でございます。残念なことに、今年度は所得譲与税が5,000億足らず、全国配分がございませんでしたので、そういった面が厳しいと。ですから、地方交付税の落ち込みもそういったいわゆる所得譲与税の関係等がきちっと充当されるものであれば、それなりにまた展開が変わってくると思います。いずれ権限移譲につきましては、今回は具体的に市の部分で権限移譲等はございませんが、いずれ今回はどちらかといえば県の方に落ちた権限移譲というのがあると伺っております。   以上でございます。 ○議長(今野雄吾君) 都市整備部長。 ◎都市整備部長(今野義尚君) 私からは、サッカーのグラウンドの件についてお答えをいたします。   議員の御発言のとおり、専用ではないということであれば、多目的グラウンドの中にサッカー等ができる面積は確保してございます。   なお、施設の基本的な設計の段階でございますが、グラウンドのフィールド部分、要するに多目的な広場に使う部分につきましては、この計画の中では芝を張ると、こういう計画を持っておるところでございます。トラック等はそれなりのゴムチップであるとか、あるいはまたはアンツーカーであるとか、そういった陸上競技場と一体となったグラウンドを想定しておるところでございます。   なお、ナイター設備やら、あるいは観客席、それらも含めて基本的な設計の中にはございますので、将来的に実施する際には改めて再度検討してまいりたいと、こう考えております。   以上です。 ○議長(今野雄吾君) 再質問。16番、畑中孝博君。 ◆16番(畑中孝博君) (続) ありがとうございました。サッカー専用のグラウンドでなくても、まずグラウンド内に芝を張っていただくというような温かいお言葉をいただきまして、本当にありがとうございます。   それから、私もちょっと言い忘れたのですけれども、例えばサッカーできるグラウンドが一つできたというと、サブグラウンド的な、例えば三陸町にはサッカーの練習場みたいな、そういう計画をもうぜひ考えていただきたいという御要望をいたしまして、私の質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(今野雄吾君) 商工観光部長。 ◎商工観光部長(佐藤勝昭君) 先ほどの私の答弁の中で、平成16年度の防災関係の事業費を100億円と申しましたけれども、これは10億円の誤りでございますので、おわびして訂正させていただきます。本当に申しわけございませんでした。 ○議長(今野雄吾君) 関連質問ございませんか。5番、門前恭一君。 ◆5番(門前恭一君) 質問の3番目の防災対策について再質問したいと思います。   先ほど部長から、県に強く要望していくというような話がありましたが、この問題については前にも同僚議員からいろいろ質問があって、その都度答弁は同じような答弁だったように感じております。確かにあそこの管理は県が管理していると、そう思うわけでございますが、住んでいるのは市が守らなければならない市民だと思います。その市民が不安を感じているということでございます。これは、いつまでも強い要望とか、そういった話でなく、市の方でも何らその形で県と一緒になって講じていくべきではないかと、そう思うわけでございますが、それについてお伺いします。   それから、今永浜、それから山口地区の港湾をつくっているわけですが、やはりこれにつきましてもでき上がってからこういう議論をするのでなく、やっぱりでき上がるときはきちっとした対応をしておくというのが私たちの希望でございますので、その辺もよろしくお願いいたします。 ○議長(今野雄吾君) 商工観光部長。 ◎商工観光部長(佐藤勝昭君) 野々田岸壁におきます木材の流出問題につきましては、これまでも議会で再三答弁をしてきたところでございますが、その都度県には強力に改善策等を働きかけてまいりましたが、県では現在検討しておりますのは、樹木をあの臨港道路沿いに植栽して、それによって多少木材の流出が緩和されるのではないかということで、いろいろ検討している部分もあるようでございますけれども、今後もそれ以外の方法等も含めまして、県といろいろ協議を含めて流出防止対策を進めてまいりたいと、このように考えておりますし、さらに山口、永浜につきましても、あちらの岸壁の方に確かに木材が行くことになったとした場合、同様なやっぱり不安を感じるわけでございますので、そちらの方についてもどのような対応が現在検討されているのか、この辺につきましても県と話し合いをしてまいりたいと、このように考えております。 ○議長(今野雄吾君) 市長。 ◎市長(甘竹勝郎君) 補足答弁をいたしますが、議員御発言のとおり、災害を未然に防ぐ努力も地震発生の予測でありますとか、いろんなことを国がしておりますし、いざ地震が起きた場合の対応もなお一層十二分にしなければならないところ、そのとおりであります。ただ、県の説明ですと、湾口防波堤を世界で最初にまず築き上げまして、津波を抑えることに努力をすると。それから、あの間が200メーターあるわけでありますが、あそこから入った津波に関しましては、市民を守るために海と陸との間に防潮堤を築いているところであります。その防潮堤と同じ高さにあの岸壁がつくられておりますので、防潮堤との同じ被害をあの岸壁そのもので防ぐのであるという見解をとっているところであります。しかし、我々といたしましては、それだけでは不安でありますので、いつどのように大きい津波が来るかわかりませんので、でも国も県もあの200メーターしかないので、そこであらかた抑えると。そこから入ってきたものは、先ほど申し上げました防潮堤であるとか岸壁そのもので抑えるということになっているところであります。しかし、何回も申し上げますが、それだけでは不安でありますので、L型ブロックでありますとかワイヤ等でがっちりと固定しながら、市民が不安を抱かないように今後とも全力を傾注したいと、こう考えております。 ○議長(今野雄吾君) 以上で創風会の代表質問を終わります。   ここで昼食のため休憩いたします。     午前11時58分 休   憩     午後 1時00分 再   開 ○議長(今野雄吾君) 午前中に引き続き会議を再開いたします。   次に、さんりく21の代表質問を行います。14番、志田丈司君。     (14番 志田丈司君登壇)      (拍     手) ◆14番(志田丈司君) お昼を過ぎました午後のひとときでありますけれども、少々眠くなる時間ですが、おつき合いをいただきたいと思います。   それでは、私は平成16年第1回定例会におきまして、さきの通告に従い会派さんりく21を代表して大きく3点について質問を行いますので、よろしくお願いをいたしたいと思います。   まず、第1点目は、市長の施政方針演述の魅力と活力にあふれる地域産業づくりの中にあります新魚市場建設計画についてであります。現在魚市場の整備に伴います埋め立て工事並びにアクセス道の整備が着々と進められておりますが、前に出されました大船渡魚市場整備基本構想計画では、水揚げ予定額が100億円での整備計画となっております。しかし、近年の水揚げ額からは大きくかけ離れている状態であり、計画どおりの整備が行われた場合、完成につきましては平成20年度と聞いておりますが、その採算性に疑問と心配をしているところであります。そこで、まず第1に、現在の魚市場水揚げ量、そして水揚げ額に対します新魚市場建設計画の妥当性についてをお伺いをするものであります。   また、新しい魚市場が建設された場合、既存の施設には見られない近代的な施設整備、そしてまた交流の場の創設など、ハード、ソフト面からも盛りだくさんな施策があり、現在の魚市場水揚げ量に対する売上額へのプラスの付加価値要素は多分にあるものと理解をしておるところであります。そこで、集約能力のある魚市場の利用法として、もう一歩踏み込んだ考え方としまして、魚市場と青果市場などをあわせ持った複合施設を考えることも必要ではないか、そう思っております。このことについては、既に御検討されたことであると思いますが、改めて当局の御見解をお伺いするものであります。   次に、大きく第2点目といたしまして、市民文化会館についてであります。長年の市民要望でもありました市民文化会館の建設に向けて、整備方針案も作成され、具現化に向け大きく前進したことは市民生活向上の点からも大きく評価できるものであり、我が会派さんりく21も大枠で賛同しているところであります。速やかな建設に向け前進していただきたいと考えておりますが、先ごろ市議会全員協議会に提出をされました整備方針案の中の施設規模に、大ホールを中心とした施設とするという一文がありました。理由については、カメリアホールや三陸公民館など、中規模集会施設との機能分担をするとのことでありましたが、大ホールのみの市民文化会館の建設で、財産負担の軽減を図ることができるものなのか、少々疑問が残るところであります。そこで、質問をいたしますが、大ホール中心の市民文化会館の建設の妥当性についてをお伺いしたいと思います。   一つの施設を建設するには多額の予算と時間がかかると同時に、建設後の高額な年間の維持経費も伴ってまいります。財政難に苦しむ国県や交付税が年間四、五%減少している現在の大船渡市を考えれば、単体の施設建設ではなく、市民要望の高い図書館などを併設するなどし、これからかかってくる年間維持経費を圧縮する方法が必要となってくるもの、そう考えるところであります。そこで、第2点目といたしまして、図書館とを組み入れた複合施設での建設について、当局のお考えをお伺いするものであります。この件につきましては、34番議員と重複するところではありますが、よろしくお願いをいたしたいと思います。   次に、大きく第3点目といたしまして、学校給食の今後の方向性についてであります。私ごとではありますが、この学校給食の今後の方向性についての報告資料を全員協議会に提出をされ、内容を確認をしたとき、5年ほど前の当時の同会派に所属をしておりました前議員が、学校給食についての一般質問をしている場面を思い浮かべたところであります。1食当たりの単価の件や親子調理方式、自校民営化方式、そしてセンター方式と、この壇上で論じていた姿を思い、あれから5年も経過したものかと少々複雑な心境になったところであります。私見はこれぐらいといたしまして、今回まとめられました報告資料には、職員の重要性を考え、学校給食の継続はするが、児童生徒数の減少によりコストの削減を図るため、2センター方式を導入するとの内容でありました。そこで、質問をいたしますが、1センター方式ではない2センター方式の必要性と妥当性についてをお伺いするものであります。   これで私の登壇しての会派代表質問を終わりとさせていただきますが、当局におかれましては市民へ対してのわかりやすい御答弁をいただきますようお願いを申し上げて、今期壇上での最後の質問とさせていただきます。皆様方には御清聴いただき、まことにありがとうございました。      (拍     手) ○議長(今野雄吾君) 市長。     (市長 甘竹勝郎君登壇) ◎市長(甘竹勝郎君) ただいまの志田議員の御質問にお答えを申し上げます。   まず、魚市場の問題でありますが、魚市場、つまり大船渡市の水産業についてお話を申し上げますと、合併したことによりまして釜石、宮古をはるかに上回る県下最大第1位の水産基地大船渡が形成されたところであります。今次予算も久慈、宮古、釜石、陸前高田に比較いたしまして、農林水産業は断トツの18億円を予算配分をいたしており、今後とも三陸沿岸の中核的な水産中心のまちを形成してまいりたいと。水産業の振興なくして我が大船渡市の活性化はないものと認識をいたしているところであります。おかげさまをもちまして、大船渡の魚市場も順調な水揚げをいたしているところであります。かつては釜石が100億近くも揚げていたのでありますが、今は二、三十億にとどまっているところであります。これは何かといいますと、魚市場の老朽化でありますとか、ハセップへの対応のおくれでありますとか、あるいはまた加工、その他いろいろ魚市場を取り巻く諸情勢の変化がそうさせているところであります。それに比べて大船渡におきましては、おかげさまで魚市場を中心とする関係者並びに水産関係者一丸となって努力をし続けることによりまして、順調に大船渡の魚市場の水揚げがされておりますことに敬意を表するところであります。   さて、その魚市場の水揚げと、それから建設計画でありますが、ただいま申し上げましたとおり、大船渡の魚市場は世界有数の三陸漁場の水揚げ基地といたしまして、地域経済の発展に大きく貢献をしており、当市水産振興の中核的施設として位置づけているところであります。近年産地魚市場におきましては、水産資源の減少でありますとか、あるいはまた流通形態の変化、外国から安い水産物が入ってくる等々の影響により、産地間競争が激しさを増していることは議員御承知のとおりであります。このような状況のもと、水産物の適正な価格形成と安全な水産物の供給の役割を果たし、信頼される魚市場としての地位を確立していくことがこの魚市場の発展、ひいては大船渡市の発展に直結するものと考えており、先ほど申し上げましたとおり水産の振興なくして大船渡の活性化なしと言われているところであります。   一方、大船渡の魚市場はどうかと申しますと、これまた議員御承知のとおり、建設以来40年を経過をいたしたところであります。潮風に打たれ老朽化が進み、高度な衛生管理への対応が困難となっておりますことから、大船渡の魚市場整備基本構想を策定いたしまして、水揚げ増強による水産物の安定供給とO 157以来大変問題になっております衛生面に十二分に配慮したハセップ対応の魚市場の整備を大きな柱に、その実現のための各種の施設の整備を計画をしようとするものであります。この計画におきます施設規模でありますが、水揚げ数量及びハセップに対応するための必要スペースを設定して算出をいたしたものでありますが、水揚げ数量につきましては魚市場の主力な魚種でありますところのサンマ、あるいはサケの水揚げが集中し、年間で最も水揚げ量の多い9月から10月の平均量を標準といたしているところであります。また、ハセップへの対応につきましては、水揚げ、陳列、販売、荷づくり、出荷というふうな各工程において高度な衛生管理に対応できる面積を確保しているところであります。加えて魚市場整備に当たりましては、利用しやすい市場施設の整備を初め、廻来船乗組員の福利厚生施設の充実、それから高鮮度保管機能の充実、あるいは活魚水槽の整備などを予定しておりますほか、情報受発信、受ける発信、受発信システムなど、ソフト面の充実も図ってまいりたいと考えておるところであります。これらの施設整備はもとより、魚市場関係者との連携のもと、漁船誘致活動も積極的に展開することにより、水揚げ量の増加が期待できるものと考えており、計画いたしました施設規模は適正なものと認識をいたしているところであります。いずれ太平洋という荒波で育った、そして世界三大漁場の一翼を担う三陸漁場のその中心の魚市場として整備を進め、水産振興を図り、もって市民の幸せを達していきたいと考えておるところであります。   なお、その他の御質問につきましては、教育長並びに関係部課長等から御答弁をいたしますので、よろしくお願いを申し上げます。 ○議長(今野雄吾君) 教育長。 ◎教育長(村上鉄郎君) 私からは、学校給食の2センター方式の必要性と妥当性についてお答えいたします。   学校給食の今後の方向性につきましては、さきの全員協議会で教育委員会としての考えをお示ししたとおりでありますが、現在当市の学校給食は直営自校方式12施設、直営共同調理場方式1施設、委託センター方式2施設となっております。これらの施設は、建設年度が古く、設備も老朽化しているものが多く、安全管理面でいろいろ課題を抱えております。また、児童生徒の減少に伴い、年ごとに学校給食の1食単価が高くなっており、経営コストの節減が求められている状況にありますことから、学校給食の見直しはぜひ必要と考えているところであります。こうしたことから、見直しに当たっては運営経費が大幅に節減できる1施設での共同調理場についても検討いたしましたが、用地取得に多くの財源支出が伴うことなどの課題が予想されます。一方、学校給食センター2カ所の場合には、中規模施設になることから、用地は市の公用地を使用できること、2施設間で衛生管理や食材などに関する情報交換ができるほか、人事交流などにより運営の充実が期待できること、災害や事故などで1カ所が稼働しない場合、他の1カ所で対応できること、複数の栄養職員の配置により、献立づくりや地元産品の活用、食に関する指導等の充実などが期待できます。今後は市関係部局との協議を深め、市発展計画との整合を図りながら、実現に向け努力してまいりたいと考えております。   以上でございます。 ○議長(今野雄吾君) 農林水産部長。 ◎農林水産部長(吉田良雄君) 私からは、1の新魚市場建設計画の(2)の魚市場と青果市場をあわせた施設の考え方についてお答えいたします。   魚市場への青果市場の併設につきましては、併設により総合市場としての相乗効果が見込まれること、また共通している買い受け人の利便性の向上が図れることから、大船渡魚市場整備基本構想及び基本計画の策定に当たりましては、併設を検討した経緯がございますが、その中では青果市場を併設する場合には、幾つかの課題があるとされたところであります。その一つは、漁港法とのかかわりでありますが、漁港法では漁港区域内にある施設を漁港施設と定めており、漁業に関連する施設が主体であり、青果市場は該当しないとのところであります。また、魚市場整備は、県が実施主体となり、埋め立てによる漁港整備を行った後に魚市場を建設するものでありますが、漁港整備の費用負担及び補助についても漁港施設用地のみが対象とされていることから、困難と判断したものであります。   私からは以上でございます。 ○議長(今野雄吾君) 企画政策部長。 ◎企画政策部長(松岡博君) それでは、私からは二つ目の市民会館の建設計画についてお答えいたします。
      まず、(1)の大ホール中心の市民会館についてでございますが、御案内のとおり市民文化会館の整備方針の一つとして、施設規模を大ホールを中心とした施設とさせていただいたところでございます。この大ホール中心の施設とは、大ホール以外にリハーサル室や楽屋等の附帯施設はもちろんのこと、ロビーや多目的に利用できる会議室などを備えた施設を想定しているところでありますが、具体的な施設の機能につきましては、今後基本構想を策定する中で精査していくこととしているところでございます。会館の整備方針として、大ホール中心の施設とした理由でございますが、まず第一にカメリアホールや三陸公民館等が市民活動の場として多くの市民の皆様に利用していただいていることに加え、にぎわい空間の創出による周辺地域の振興をも担っていること等を考慮し、大ホールを有する会館との機能分担を図ることで中規模な既存施設の利活用をさらに促進したいということでございます。さらには、建物面積を縮小できることで中ホールや小ホールを兼ね備えたいわばフルセットの会館の場合と比較いたしまして、建物の建設費や施設の維持管理費を大幅に削減することが可能となり、財政面での利点があること、あるいは駐車場の敷地を広く確保できることなどを総合的に検討いたしまして、大ホール中心の施設として建設することが望ましいと判断したところでございます。また、大ホールの規模につきましては、1,000人から1,200人程度としたところでありますが、その理由は1,000人以上のホールに適しているとされるミュージカル、オーケストラなどに加えまして、1,000人未満のホールに適しているとされる現代劇、室内楽など、できるだけ多くの催し物に利用できるものにしたいとの考えによるものでございます。さらに、照明や音響等の設備も十分に配慮した機能的な施設として建設し、できるだけ多くの市民の皆様に親しまれ、さまざまな活動に広く利用される文化の薫り高いまちづくりの拠点にふさわしい市民文化会館としてまいりたいと考えているところでございます。   次に、(2)番目の複合施設での建設についてでございますが、市民文化会館につきましては市民の皆様が長年にわたって待ち望んでおりますことから、その建設を市政の最優先事項として取り組み、財政計画との整合を図りながら、できる限り早期に現実のものにしたいと考えております。市民文化会館を他の施設との複合施設として建設することにつきましては、併設する施設の種類によっても異なりますが、複合化することによりまして一部の機能を共通部分として利用できるという利点はあるものの、事業費が相当額ふえることによりまして、将来にわたって健全な財政運営を維持する上で大きな影響を及ぼすことになりますし、また建物面積の増加によります駐車スペースの減少も、大きなイベントを開催した場合の会館利用者の駐車場をできるだけ多く確保したいという面から考えると大きな課題であると考えております。したがいまして、市民文化会館につきましては単独施設として建設することを考えているところでございます。   以上でございます。 ○議長(今野雄吾君) 再質問ございませんか。14番、志田丈司君。 ◆14番(志田丈司君) (続) 各項目に御答弁いただき、ありがとうございました。市長の魚市場建設計画の御答弁、理解ができるものであります。ただ、心配なのは、結局100億円で規模設定をして、結果的には昨年度は55億ぐらいですか、水揚げ額としては、それで一説によれば年間62億円が分岐点だというお話も出ております。そうしますと、単純に計算すれば62億の分岐点で昨年の55億ということは、7億のマイナスが出ているわけです。確かに人の交流の場としての魚市場の建設ができることによってプラスの効果は出るとは思いますが、事実7億円のマイナスが出ると、これは私の試算ですから、もしかしたら違うかもしれませんが、そういう場合の穴埋めをどうするのかと、そういうふうなことまで議論する必要があるだろうと私は思います。そこで、その辺の何か御見解がございましたら、まず一つお伺いしたいと思います。   続きまして、市民会館でございます。確かに大ホール中心の市民会館の建て方、お話もわかります。ただ、市民要望としては、市民文化会館だけではないというのは皆さん御存じのとおりだと思いますが、しからば図書館はどうするのかということであります。現在は間借りといっても単体で図書館があると。それにも経費はかかっていると。では、何年後に図書館自体が例えば建設をされるのか、移動をされるのかと、そういうことを考えた場合には今回が一番いいチャンス、一つのチャンスではないかなと思っております。建てるには確かにプラスアルファの経費がかかるのもわかります。ただ、年間の維持経費を考えた場合には、やはり単体というよりは複合の方が私はいいと考えております。その辺の御見解ございましたらもう一度お願いしたいと思います。   それと、学校給食ですが、私自体やはり最少の経費で最大の効果をというふうに考えております。先ほど教育長のお話で、1センターの方は莫大な費用がかかるというお話、それもわかります。しからばこの間資料として出されました補足、現行の方式と見直し案ということで出されておりますが、これは2センター方式で出されたわけですが、ではこれ1センター方式だとどのぐらいの費用がかかるのか、それを提出されなければ、私らとすればただ単に、いや、2センターより1センターの方が安いだろうと、そういうふうに理解するのは当然ではないかと思っております。もしその辺の御見解ございましたらお願いしたい。   それと、平成25年度を考えた場合に、大体1食当たり1,000円以上の単価になるであろうとこの間の資料には書いてありました。なるほど高いものだなと。私らはでは例えば議員で毎日お昼をここに来て食べる場合500円ぐらいの弁当を食べているわけです。1,000円となればもう倍ぐらいの金額がかかる。これも食育ということを考えればいたし方ないのかな、そうは思います。ただし、その平成25年度の生徒数が3,000人規模まで縮小をされるというデータが出ているにもかかわらず、現在4,110人ぐらいですか、生徒がいるわけですが、そうしたら5年後、10年後になったときの2センター方式をまた変えなければいけないのかという議論にもなってくると思います。今やはりやるべきことをやって議論をして話し合いをして詰めに詰めて、最終的にはこれだよと合意をしてゴーサインを出した方がいいのではないかと。行政から出てきた資料もわかります。ただ、やはりその資料が足りなければ、私たちはちょっとおかしいのではないのと、もうちょっと詰めるところがあるのではないのと、そういうやはり詰めをしていってやるべきではないかなと私は思っております。もしこの件に関してお話ありましたら、お願いしたいと思います。   以上です。 ○議長(今野雄吾君) 農林水産部長。 ◎農林水産部長(吉田良雄君) 魚市場の施設計画でございますけれども、先ほど市長から答弁したように、魚市場の施設につきましては主力魚種でありますサンマ、サケ等の水揚げが集中する9月、10月ということで、その平均量等を標準して施設整備を図っていくというものでございます。今後におきましては、いずれ基本設計、それから実施設計等もあります。それらにつきましては、販売施設、イベント交流施設、それから研修室、会議室等もあります。それらも含めて魚市場の関係者とも話し合いながら、これから計画していきたいと思います。いずれ先ほど言いましたように、昨年度は55億円の水揚げだということであります。市場としてもいろいろ経営努力しながら経費節減などへ努力しながら行っておりますが、いずれそういうところを話し合いながら進めてまいりたいと思っております。   私からは以上でございます。 ○議長(今野雄吾君) 市長。 ◎市長(甘竹勝郎君) 補足をいたしますが、市長の魚市場建設については理解したという話でありましたので、大変感謝をいたしているところであります。私どもは、この魚市場、再三申し上げておりますとおり、大船渡市の基幹産業でさらに充実していきたいというふうに考えておりますが、その水揚げにつきましてはかつて100億近くも上っていることは議員御承知のとおりであります。それで量というのは、その年々にもよりますし、その価格にも大きく影響するところであります。量につきましては、今年度は昨年度よりも多く上がっていることも議員御承知のとおりであります。さらに、三陸町と合併したことによりまして、今まで三陸町は釜石の魚市場に水揚げされているのも相当数あるところであります。今度は大船渡市に相なりましたので、三陸町のその方々が揚げていただいたお魚もぜひ釜石ではなくて大船渡市の方に水揚げをしていただきたいと、もうこれは漁協を通じて全部お願いをいたしているところであります。それらこれらで我々はそれなりの水揚げ増を考えているところであります。さらに、今部長がお話ししましたけれども、販売その他いろんなことを考えておりまして、大船渡には残念ながら道の駅というところはないのであります。なぜないかというと、通岡から釜石の境まで車がいっぱいとまれるような大きな広場ないところであります。道の駅がなければ海の駅をつくろうではないかと、海の駅構想もこれに考えているところであります。内陸から多くの方々が大船渡は海だ、海だと知らされて来たと。どこに行って海見たらいいのだと、どこに行って大船渡の海を満喫したらいいのだという方々を対象にもして、大船渡が誇れる水産の基地として、魚市場、海の駅等々を複合的に考えておるところであり、重ねての御理解をいただければありがたいと。   以上であります。 ○議長(今野雄吾君) 助役。 ◎助役(紀室輝雄君) 私からは、市民文化会館につきましてお答えをいたします。   議員も御案内のように、市民文化会館は市民が長年待ち望んだ施設であるということがまず一つでございます。これをできる限り早期に整備をするということになりますと、限られた財源の有効な配分を考えていかなければならないということで、これから21世紀を担う若い人たちに文化の薫り高いそういったいろんな行事を展開できるようにして、そしてそういう若い方々、若い方々ばかりではございませんが、そういう文化を享受できるような施設をと、こういうことになりますと、先ほど来よりお答えしておるように、既存の中規模の施設の有効活用を図りながら、可能な限りの建設財源を節減をし建設をすると、こういうことでございます。後段でお話ありましたが、しからば図書館はいつどうするのだと、こういうことでございますが、図書館整備につきましても庁内的にその規模とか施設内容等々につきまして現在その方針等を見定めるべく、今検討を深めている段階でございますので、これらの方針ができましたら、これからも説明を加えながら、可能な限り早い時期、できるだけ早い時期がいいのだと思いますが、先ほど申し上げましたように、財政計画との整合を図りながら実施に向けていきたいものと、このように考えております。 ○議長(今野雄吾君) 学校教育課長。 ◎学校教育課長(佐々木正彦君) お尋ねのセンター一つの場合の経費についてお答えを申し上げます。   この前の全員協議会では、2カ所方式と、それから現在の自校方式継続の場合のみ資料に提示させていただきましたけれども、口頭で恐縮でございますが、1カ所の場合の思案をお知らせをいたしたいと思います。まず、1カ所とした場合の建設費でございますけれども、さまざまな最近建ったセンター等の様子を見まして、およそ1平米当たり48万円と見込んで計算したところでございます。それで試算いたしますと、建設費が8億4,400万ほど見込まれるところでございます。さらに、用地取得については、場所等がまだ特定できない等もございますので、まだはかれないところではございますが、いずれ大きな規模の建物になりますので、広い敷地が必要となるところでございます。さらには、配送用の車をとめる駐車スペース等も土地の取得の際には考慮しなければならないというところがございます。それから、前回のお示しした資料にあわせて、10年間の経費ということでお伝えいたしますと、およそ人件費が20億ほど、それから維持管理費が10年間で5億1,000万、配送委託等を行いますと10年間で7,600万等々見込まれるところです。さらに、新しい建物を国に借りたお金を返還するというものにつきましては、およそ1,700万ほど返還が求められるものと予想されております。これらを全部合わせますと、およそ10年間で35億6,800万ほどが見込まれるところでございます。議員さんおっしゃったとおり、最少経費で最大の効果をということは私たちどもも考えておるところでございます。いずれ今、他の御質問の中にもありますように、市民文化会館等の大型建設等が見込まれてございますので、また図書館もございますので、そうした市の財政状況等も考え合わせますと、大型のものを1カ所に建設するというのなかなか難しい面もあるというふうに考えておるところでございます。したがいまして、2センター方式をとりましたのは、まず一つは先に1カ所北部の方につくり、子供たちの、児童生徒数の推移を見ながら南部の規模を決めていくという方が効率的な面もあるのかなということも一つございます。そうしたことを勘案しての2センター案でございますので、御理解をお願いしたいと思います。 ○議長(今野雄吾君) 再質問ございませんか。志田丈司君。簡潔にお願いします。 ◆14番(志田丈司君) (続) ありがとうございました。やはり先ほど申しましたとおり、そういうふうな形で資料を提出していただれば、それで私たちは考えることができると思います。何もなければ、やはり2センターより1センターの方がいいのではないかと、そういうふうな結論も出しかねないと思います。ですので、情報は正しく提出していただきたい。そしてまた、先ほどの市場の件ですが、市長のお話で例えば三陸町の水揚げの件がふえるという話も、これも私は余り聞いたことがなかったと、それをお願いしているという経緯もあると。しからば、その年間、三陸町の方々が釜石に揚げている分がどのぐらいの水揚げ額を揚げているのか、その辺も教えていただければ、マイナス分を幾らか補てんできるだろうと、そういうふうな理解の仕方もできると思います。できれば私たちにそういうふうな資料提出、それをお願いしたいと思います。これは要望でございます。   そして、最後でございますが、先ほど言いました最少の経費で最大の効果をと。それで、またできれば進めていただきたいのは、グッドよりベターを、ベターよりベストをと、そういう形で煮詰めていただきたいと思います。   以上、簡単ではございますが終わりにさせていただきます。 ○議長(今野雄吾君) 関連質問ございませんか。13番、大畑信吾君。 ◆13番(大畑信吾君) 市民文化会館の建設について大きく議論されておりますが、合併建設計画には順番といいますか、防災センター、図書館、そして市民文化会館という年度別順序があるようですが、着実に建設計画を実施するという、機会あるごとに発言されておりますが、一番最後の市民文化会館が今津波防災センター、図書館を追い越した形で、前倒しの形で議論されてきましたが、順番が狂うのか、狂うというか、順序が違うのか、または同時進行、2本立て、あるいは3本立てでいくのか、その点をお伺いします。すなわち防災センター並びに図書館は市民会館の後になるのかどうかをはっきりさせていただきたいと思います。 ○議長(今野雄吾君) 助役。 ◎助役(紀室輝雄君) 市民文化会館に関連しましての防災センター、図書館の、それが先か後かと、こういうお話でございましたが、まず防災センター、それから図書館は現在あるのです。有効にそれが活用されておると、こういう現状でございますから、先ほど前段でもお答えしておるように、21世紀を担う人々等が文化を享受すると、薫り高い文化を享受していかなければならないと、これからの大きな人材育成への果たす役割というのが大きな要素だと、こういうことを申し上げましたが、よって市民文化会館の建設をし、そして防災センター、そして図書館、これらにつきましてはその整備方針をきちっと今検討を加えている段階でございますので、それらは追ってまたその整備の手法を定めていくと、こういうことを考えておるところでございますので、御理解をいただきたいと思います。 ○議長(今野雄吾君) 以上でさんりく21の代表質問を終わります。   次に、新政会の代表質問を行いますが、28番、佐藤丈夫君。     (28番 佐藤丈夫君登壇)      (拍     手) ◆28番(佐藤丈夫君) 平成16年の第1回定例会におきまして、新政会を代表し、既に通告をしております二つの事項についてお尋ねいたしますので、市長初め関係部課長の簡素で明快な御答弁をお願いいたします。   第1の質問は、産業の振興と雇用の拡大対策についてあります。岩手県内の経済を取り巻く環境は、一部には明るい兆しが見られると言われておりますが、長期にわたるデフレ不況にあって雇用情勢の悪化が進み、あわせて少子高齢化に伴い個人消費の低迷などの厳しい状況にありますが、岩手県では昨年6月に深刻な雇用情勢に対応すべく、全庁的な取り組みとして平成18年度までに3万人の雇用創出を見込んだ対策を定め推進しておりますが、一口に雇用対策と言っても広範囲にわたるため、一つは地域で働く場をつくること、二つは若者の雇用を支援する新しい仕組みをつくること、三つ目は建設業離職者の雇用の受け皿をつくることなどを当面の取り組み課題としておりますが、一概に雇用対策の特効薬は見当たらず、地域の特色を生かした農林水産業と観光をドッキングさせた体験観光や高齢化の進行や在宅高齢者が多い地域特性を踏まえた福祉サービスの拡大、事業の民間委託など、産業に付加価値をつけることによるサービス業の創出を考えなければならないと思います。従来であれば、景気の浮揚策として公共事業の財政出動が大きな特効薬であったが、現在の国、地方自治体は緊縮財政の中で公共事業の見直し、削減等により、工事受注の減少で平成15年12月末現在の有効求人倍率は県下平均0.61、大船渡市は0.64の状況にありますが、一方大船渡市に目を転じてみれば、市内経済も長引く経費低迷の中で、年々減少する人口と少子高齢化の進展に加え、農林水産業の低迷、商工業の不振、地域産業を支える若者の雇用の場が減少するなど、多くの地域課題を抱えていることは既に皆様方御承知のとおりであります。甘竹市長が厳しい社会環境の中で、財政基盤の強化、行財政改革や効率的な行政運営などに努め、三陸町との合併を行い、その合併による恩恵を受けながら市民要望にこたえなければならないと思います。   甘竹市長は、市政を担って以来10年目の大きな節目の年でもあり、さらなる大船渡市の発展のため、福祉医療の充実、教育、文化の向上、産業振興と雇用の拡大、そして環境保全、自然との調和の4大ビジョンを示し、各分野の施策を着実に実行するため、一つは豊かさを実感できる都市環境づくりに58億9,700万円、二つ目、魅力と活力にあふれた地域づくりに14億3,200万円、三つ目には健康と優しさに満ちあふれた福祉社会づくりに129億4,500万円、四つ目には文化の薫り高い生涯学習のまちづくりに5億8,900万円、五つ目には地方分権時代に対応したまちづくりに2億2,300万円など、全体で320億円の予算配分を行っておりますが、景気低迷を背景に、市税収入の減少や国の三位一体による補助金の削減、地方交付税の減額により厳しいものがありますが、これを合併による合併特例債、合併市町村自立支援交付金や財政支援などにより、一般会計予算は他市町村は前年を下回っておりますが、当市は前年対比0.9%の伸び率を確保しており、一方歳出は少子高齢化の進展により扶助費の増加など、義務的経費が48.9%を占めております。平成16年2月26日に内閣府が全国県民所得を発表しておりますが、全国平均は前年対比3.6%の減少の297万円、岩手県は246万円で、前年対比6.5%の減となっております。実質経済成長率もマイナス5.0%で、全国で4番目の落ち込みになっております。その原因は、バブル崩壊後の景気の悪化と分析されておりますが、大船渡市の市民所得はどのぐらいでありましょうか。このような景気低迷の中で、若者が定住する対策を考えるとき、産業の振興と雇用の拡大は相関関係にあり、港湾整備による企業誘致はもちろんでありますが、今後は地域の特色を生かした産業の育成により、雇用を生み出す時代と考え、小さな雇用の場を積み重ねていかなければならないと存じ、短期、中期、長期の立場から産業の振興と雇用の拡大についてお伺いいたします。   一つ、公共事業の見直し、削減などによる経済環境はなお一層厳しいものがある中で、市内経済の活性化と雇用の拡大をどのように考えておられるのか。   二つ、雇用拡大と促進のため、起業家育成、支援対策が重要課題と考え、起業家支援基金の創設は考えられないものでしょうか。   三つ目、産業の振興の中でふるさと創生資金を産、学、官の共同研究事業として水産振興に活用できないものでしょうか。   第2の質問は、陸中海岸国立公園から三陸海岸国立公園への名称変更運動についてであります。我々県民は、三陸沿岸をなぜ陸中海岸国立公園と呼ばなければならないのでしょうか。皆さんは疑問をお持ちになりませんか。なぜ陸中海岸と名づけられたのだろうか。古い文献によりますと、当初は三陸海岸国立公園として公園指定候補地であったが、指定の1年前の昭和29年に三陸沿岸を調査した国立公園中央審議委員が、三陸より陸中が適当と発言したことにより陸中海岸国立公園になったと言われており、当初は宮古市の浄土ケ浜が中心に、北は普代村から南は釜石に至る92キロメートルでありましたが、昭和39年に岩手県南部から宮城県唐桑半島、気仙沼市、岩井崎までとし、さらに昭和46年に岩手県の久慈市、野田村へ区域が拡大され今日に至っておりますが、昔からこの地域は三陸沿岸、三陸海岸、三陸沖、三陸漁場と呼ばれ、国民、県民はもとより、全世界的にも三陸海岸と認識されており、地域住民はこの海岸で生産されます魚介類、海産物、特産品等に三陸のネーミングが広く使用されていることから、陸中海岸と三陸海岸のイメージの不一致から生ずる不利益ははかり知れないものがあると存じ、大船渡市を中心とした民間団体が三陸地域の振興を考えるとき、陸中海岸国立公園では三陸海岸全体が含まれない、また三陸の方が全国的に知名度が高いなどから、三陸海岸の関係諸団体に名称変更運動を展開し、岩手県、宮城県、関係15市町村で構成する陸中海岸国立公園協会において、県民、住民アンケートなどにより名称変更意識調査を行いました。そして、平成11年度の総会において、陸中海岸国立公園協会として、陸中から三陸への名称変更を行う方針を正式に決定し、国立公園管内の農協、漁協、商工団体などの99団体と協議し、合意形成を図り、その結果賛成が76団体、未回答が15団体、反対8団体として、未回答15団体を除くと90%の方々が名所変更運動に賛同しております。   平成14年に名所変更推進協議会を設置し運動を展開しておりますが、平成16年には5年に1回の環境省の自然環境委員会が開催される年度でもあり、両知事から申請があれば同委員会においてその変更の妥当性を審議されるものと存じますので、両県知事の対応がその方向を左右しておりますので、平成15年7月に岩手県知事、そして8月に宮城県知事に国立公園の名称変更要望書を提出しておりますが、私はこの運動は単なる変更運動にとどまらず、沿岸都市会議を構成する八戸市から気仙沼までの三陸沿岸の自治体が手を携えて、新たな三陸沿岸の運命共同体とし、産業振興や観光産業などの整備を行い、地域の発展につながるものと確信するものであり、特にも三陸海岸は世界自然遺産の候補地にも推薦され、固有名詞大船渡市の景勝地の名前も盛り込まれておりましたが、残念でありますが国内3地域から外れましたが、三陸海岸は海食地形やリアス地形が連続した海岸景観の美しさや豊富な植生、これはいろいろさまざまな植物が生えているという意味ですが、植生は高く評価され、今後の大船渡市の観光振興政策を強力に推進するためにも、今後の名称変更運動の条件や手順についてお伺いいたします。   一つには、岩手県、宮城県知事への要望書提出後の岩手県の対応はどのようになっておられるのか、お伺いいたします。   二つ目は、現在の状況の中で平成16年度内に国立公園区域の見直しができるものか、その可能性についてお伺いいたします。   以上で私の質問を終わりますが、皆さん方には御清聴いただきましてまことにありがとうございました。再質問は自席から行いますので、よろしくお願いを申し上げます。      (拍     手) ○議長(今野雄吾君) ここで10分間休憩いたします。     午後1時57分 休   憩     午後2時07分 再   開 ○議長(今野雄吾君) 午前中に引き続き会議を再開いたします。   それでは、当局の答弁を願います。市長。     (市長 甘竹勝郎君登壇) ◎市長(甘竹勝郎君) 先ほどの佐藤議員の御質問にお答えを申し上げます。   質問に先立ちまして、議員からは合併による新たなまちづくり、さらに頑張れとか、あるいはまた新年度の予算等の4大ビジョン等に御発言をいただきましたことに御礼を申し上げるところであります。前にも申し上げましたとおり、いずれこれまでの3大プロジェクトがいずれもおかげさまをもちましてめどが立ちましたので、私の市長就任10周年のことし、新たな4大ビジョンを議員御発言のとおり確立をさせていただいたところであります。議員も御発言されておりましたが、4大ビジョンの中心は医療と福祉の充実でありまして、年間320億の予算のうち実に最も多く40%を福祉と医療の充実に配分をさせていただき、4万5,000市民の方々が幸せを実感できるいいまちを合併とともにつくってまいりたいと考えており、二つ目の市民会館では、先ほども御議論がありましたが、教育、文化の充実で市民会館の建設に踏み切らせていただきました。いずれ合併によるまちづくりと御発言いただきましたので、このことについてさらに御発言をさせていただきますが、合併したことによりまして市民会館の建設の70%、前にも申し上げましたとおり、国からいただけるところであります。合併しなったら全額我々の負担ということでありますから、本当に合併というものはいい結果だったなと。魚市場にしましても何にしましても、そういうふうな予算措置がとられますから、今後ともいろいろ議員の御指導を賜りたいと、このように思うところであります。   それでは、御質問の三陸海岸国立公園の名称変更の件について御答弁をさせていただきますが、この件は議員さん御質問されながらも随分詳しく御指摘をされておりましたが、議員さんの御指摘のとおりであり、議員さんはこのことにも深く関与されておりましただけに、その造詣の深さに敬意を表するところであります。いずれ御案内のとおり、陸中海岸国立公園ではおかしいのではないかと、三陸海岸にすべきだと。この名称変更運動は、今から十数年前の平成2年の9月に活力ある気仙をつくる会が行ったところであり、世界に通ずる三陸という名称をもって地域の振興を図ることに提言を発しさせていただいたのが始まりであります。翌平成3年には、この名称変更運動が岩手県沿岸市町村の民間有志で構成されます岩手三陸ニューフロンティア会議の大会宣言として発表されるなど、名称変更の必要性が広く認知をされたところであり、以後関係者によりまして街頭キャンペーンや要望活動が展開されたところであり、議員このことに率先して御参加されましたことにも御礼を申し上げるところであります。いずれこの運動は、現在陸中海岸国立公園協会に引き継がれたところであります。平成11年に宮古市で開催をされました陸中海岸国立公園協会総会におきまして、名称をやっぱり陸中から三陸にしようと決議がされたところであります。大きな大きな前進と私も出席して提案者として喜んできたところであります。以後、議員御発言のとおり、会員市町村それぞれ観光協会でありますとか商工団体等々の合意形成を図ってまいりました。平成14年度におきまして、名称変更推進協議会が設立をされたところであります。岩手、宮城両県並びに環境省東北地区自然保護事務所などに対して、これまでの運動の経過などの説明が行われたところであり、このような取り組みを経まして、昨年岩手及び宮城両県知事に要望書を提出をさせていただきました。その際、両知事に対しましては、名称変更の必要性を強く強く強く訴えてきたところであります。これまた議員御承知のとおり、国立公園の名称を変更する場合に国は次の四つの条件を示したところであります。一つは、名称変更に十分な理由があるかということであります。これはもう我々は陸中ですから、今までは陸中ですが、旧気仙は陸前の国ですから、陸中というのはおかしいと。したがって、三陸でいいのだということに理解が得られるものと思います。二つ目は、変更の名称が一般に受け入れやすいかという御指摘であります。これも非常に受け入れやすいと。毎日天気予報は三陸を言っていますし、三陸沖ということを言っていますから、受け入れやすいであろうと。三つ目は、地元を中心とした名称変更の合意がとれているかということであります。これは、議員御発言のとおり、90%以上の方々が賛成というふうに発言されておりますので、これもよかろうと。四つ目は、名称変更が自然公園の保護、または利用にいい影響を及ぼすかということであります。いずれ現在この四つの指摘事項に向けまして、県が精査をいたしておるところであります。今後とも陸中海岸が三陸海岸になるよう、全力を傾注したいと、こう考えております。   次に、(2)の16年度の見通しの可能性ということの御質問でありますが、16年度、間もなく4月になれば始まりますが、16年度の可能性は、陸中海岸国立公園の名称変更の今後のまず手順でありますが、手順といたしましては先ほど申し上げました4条件についての合理的な説明資料が整った後に、岩手、宮城両県知事から環境省に名称変更の要望書を提出されるということになってございます。要望を受けた環境省では、5年に1度開催をされます自然環境保全審議会に諮りまして、その合理性等が審議をされることとなっており、その審議会の次なる開催が議員御発言のとおり16年度となっているところであります。したがいまして、16年度に決まれば決まると。16年度にまだ4条件がそろわないということになれば、16年度の年から5年後にということになるところであり、大変微妙な時期に差しかかっているところであります。今後とも早期の名称変更に向けまして関係団体と取り組みを強化したい、このように考えておるところであります。ただ、ここに来まして、非常に明るい材料が入ってきたところであります。それは、世界の遺産を残そうという国連を中心とした世界遺産の運動が広がってきまして、我が日本は神社仏閣のみが多いと。したがって、もっと自然をということで、候補地が全国から挙げられたところであります。その中に東北から三つ挙がっているのでありますが、その一つにこの三陸が挙がっているところであります。それも国の審議会におきましては陸中海岸として挙がったのでありますが、専門家が国において、いや、あそこは陸中ではないのではないかと、三陸ではないかということで、次回以降からは三陸というふうに名称をきちっと統一されたところでありまして、現在国では完全に三陸海岸と、そういうふうにこの審議会ではうたわれているところであります。いずれ東北からは早池峰と我が三陸海岸と奥日光と、この三つが自然世界遺産の候補地に挙がっておりますので、本物になるように今後とも全力を傾注してまいりたいと考えておりますので、一層の御指導と御協力をお願いを申し上げるところであります。   その他の御質問につきましては、助役及び関係部課長等から御答弁をいたしますので、よろしくお願いを申し上げます。 ○議長(今野雄吾君) 助役。 ◎助役(紀室輝雄君) 私からは、(3)のふるさと創生基金の産学官共同研究事業への活用についてお答えをいたします。   本市は、地域特性である海を最大限生かしながら、魅力と活力にあふれる地域産業づくりを進めておりますが、その一環として事業者等の研究開発機能を強化し、地域産業の振興及び技術力の向上を図るため、北里大学水産学部との連携による新商品の開発や共同研究などに取り組む企業を支援する産学官連携研究開発事業を平成15年度から実施しているところであります。ふるさと創生基金につきましては、合併前においては両市町ともに人材育成や文化振興事業などの各分野にそれぞれ有効に活用してきたところですが、今後は三陸地域審議会からの答申などを踏まえ、合併後の一体化に向けての新たなまちづくりをより一層推進するために、この二つの基金を一体的に運用し、環境保全、人材育成、防災などの分野に活用していくこととさせていただいたところであります。ふるさと創生基金の水産業振興への活用につきましては、基金の目的と照らし合わせながら産学官連携研究開発事業や他の補助制度等の活用などとあわせて、総合的に検討してまいりたいと考えております。   以上であります。 ○議長(今野雄吾君) 商工観光部長。 ◎商工観光部長(佐藤勝昭君) それでは、私からは質問事項の大きい一つ目の(1)と(2)についてお答えをいたします。   まず、(1)の市内経済の活性化と雇用の拡大についてでございますが、議員御案内のとおり先ごろ内閣府が発表しました国内総生産速報では、国内経済について鉄鋼業や家電製造業等を中心に明るい兆しが見られるとされておりますが、その明るい流れが地方まで波及するには時間が必要だとも言われておりますし、また大船渡市中小企業特別対策室が行っております景気動向調査におきましても、市内経済を取り巻く状況は依然として厳しさが続くものと見込んでおります。一方、雇用環境につきましても、一部の雇用指標に改善の兆しが見られるものの、全体的には低調な状況が続いております。ところで、当市では「活力で輝く未来 国際港湾都市 大船渡」を将来都市像とし、海を生かした港湾、水産、観光を柱に、これらの産業の振興を図り、雇用の創出と拡大に努めることが地域経済の活性化にとりまして極めて重要であると認識しているところでございます。こうしたことから、市といたしましてもなお一層の産業の振興と雇用の拡大を図るため、大船渡市企業立地省令条例等によります補助金制度や新規高卒者の雇用促進奨励事業による補助金交付制度を設け、企業に対し事業の拡大と市内居住者の雇用を促しているところであります。これらの制度の周知を図りながら、産業の振興と雇用の拡大に取り組む考えでございます。さらに、市単独の事業といたしましては、産学官連携研究開発事業費補助金交付制度を設け、市内企業等と北里大学との研究開発を促進し、企業の技術向上や新商品の開発を支援することにより、市内経済の活性化を図ってまいりたいと考えております。また、今年度から気仙2市1町で地域産業の振興を目的としました気仙地域産業振興支援プロジェクト会議を創立いたしましたが、この会議ではリサイクルや環境関連産業、そして木材林業や水産食品関係などの各グループにおいて、企業間の相互連携の中から新たな事業を創出することを目指し、先進事例に関する講演や情報交換等を活発に行っているところでございます。今後とも市民と企業のニーズに即した施策を講じながら、地域経済の活性化と雇用の拡大に向けて全力で取り組む考えであります。   次に、(2)の起業家育成対策と支援基金の創設についてでございますが、議員御案内のとおり、地域経済を活性化するためには、創造的な事業に取り組む起業家があらわれ、意欲的に活動をすることが期待されているところでございます。新たに事業を起こす場合については、岩手県がいわて起業家大学を開設しまして、起業のためのノウハウを提供し、また県と民間企業等々が出資いたしまして、平成14年度に設立されたいわてインキュベーションファンドが資金面でベンチャー企業の育成と成長を支援しているところでございます。また、中小企業総合事業団では、ベンチャー企業の販路拡大や事業提供を推進させるためのベンチャーフェアを開催するなど、起業家支援策は近年充実してきているところであります。   なお、当市では中小企業に対する融資制度を設け、開業に必要な運転資金や設備資金を低利であっせんするなどをして、市内の起業家への支援を行っているところでありますが、さらに利用が容易になるよう、返済期間の延長を行うため、条例の一部改正案を本市議会に提案しているところであります。こうしたことから、市といたしましては県や商工会議所等と連携しながら、これらの起業家支援施策を有効に活用できるよう、制度の周知等に努めてまいる考えでありますので、新たな支援制度につきましては御提言として受けとめさせていただきます。 ○議長(今野雄吾君) 再質問ございませんか。28番、佐藤丈夫君。 ◆28番(佐藤丈夫君) (続) 再質問いたしますけれども、私はふるさと創生資金の関係をなぜ水産振興に使わなければならないのかということに関して、まず第1点質問いたしたいと思います。   といいますことは、平成15年度の予算の中で、三陸町のあわび種苗センターの取水改善改善事業が1億5,500万で実施されたわけでございますが、その中で16年度の当初議案に、あわび種苗センターの使用目的が今度は種苗採取から養殖事業まで参加できるというように条例が改正されるわけでございますが、その中で養殖事業への参加、取り組みについて実施されるわけでございますが、この実施される実施計画というものが既に定まっているかどうか、そしてそういう場合に今まで採算ベースとしてどのような問題があったのか、ないかということまでやはり研究し、実施をしなければならないというふうに私考えたから、これを研究するにはやはりふるさと創生資金を産、学、官の中で研究課題とすべきでないのかというふうに取り上げたわけです。といいますことは、さまざまな漁業の方々から聞いていますと、ことしも磯に海藻が付着する率が少ないというような話がされているわけです。そうしますと、ワカメなり昆布、あとフノリ、いろいろさまざまなものが付着する、少ないということになれば、私は今現在やっております養殖ワカメもある程度減産になるのではないかと、育たないのでないかというような感じがするわけですが、養殖ワカメは豊漁だと。そのかわり磯にはつかないという問題が何だろうと。私は、関連をしているものではないかというような感じがしたわけです。といいますのは、ワカメの種苗をとる場合には天然ワカメのメカブをとって、それから培養してやるのだそうでございますが、そのつがといいますか、培養したワカメを絡む綱の胞子が、本来であれば若干流れて、岩にくっつくのが本来の姿ではないのかなと思ったわけでございますが、その中でつかないとなればどういう問題があるだろうというふうに考えて、思い出したことは、私が1期目のときに大船渡市の議会の市政調査会において、北里大学に行って勉強した時期がございました。そのときに、先生が研究をしておりましたことは、海藻が岩につく根っこというのですか、ホルモンというのです、要するにつくそのものが何だかということを研究して、それを海洋土木に応用はできないものかというようなことで検討しているということでおっしゃられたデータがあったわけでございますが、私はそれを考えますと、その研究を続けていきながら、岩につくような海藻なりを開発すべきだと。そうすれば、ワカメなり昆布が生きて、ウニなりアワビが当然そこで育つというふうに考えているわけです。といいますことは、毎年200万個の稚貝を放流しながらなかなかその成果が上がらないということでございますから、それらを考えていけばいいのではないかなと思って、私は現在三陸町にあります1億円の創生資金を年間500万ずつ出せば20年間研究にかかるわけです。そうしますと、ある程度成果が出るのではないかと。そして、その成果においてあのアワビの養殖、稚貝を育成させる対策が出るのではないかなというふうに思ってこれを考えてやったわけでございます。それで、ある資料によりますと、アワビが大きくなるためには、アワビが1キロになるためには昆布類を15キロ食べるそうです。そうしますと、1トンのアワビをつくる場合にはかなりの昆布の量がなければならないといことですから、自然に生育する昆布の量もかなり物すごくいっぱいなければならないということでございますから、200万個放流してもえさそのものが少なければ、当然へい死するのではないかなと思って、一応考えて、そういうものは使えないものかなというふうに考えたわけです。そうしますと、自然に漁業の、漁家の所得も向上するだろうし、産業の振興にもつながるというふうに考えているわけです。   それで、もう一つは、現在の200万個放流します稚貝に三陸沿岸の、三陸町から大船渡市の海岸の海藻が十二分にえさとして間に合っているのか間に合っていないのか、ここら辺もやっぱり研究する必要があるだろうと思うのです。といいますことは、間に合わなければ当然へい死して自然と波打ち際にその稚貝が揚がってくるというような結果もあるだろと思いますが、そこら辺をどのように考えているものか、まずひとつお尋ねしたいというふうに……時間もございませんけれども、そういうことで考えて取り上げたわけでございます。   それから、国立公園の変更問題でございますけれども、いずれ厳しい状況でございますけれども、何とか頑張ってもらって、平成2年から始まりましたこの運動を周知させるためには、是が非でも平成15年度の国立公園の環境省の自然環境局の中での結論を出すように、より一層の御努力をお願いして、本来であれば15年度に大きな大きなキャンペーンでも行いまして、県に促進を働きかける必要があるのではないかなと思っているわけでございますが、そこら辺についてどのようにお考えになっているか、お尋ねをいたしたいと思います。時間もございませんので、とりあえず一応ここまでやっておきます。 ○議長(今野雄吾君) 助役。 ◎助役(紀室輝雄君) 第1点目の、要するにアワビ施設の取水に関連しての御提言をいただきました。いずれただいま佐藤議員の御提言につきましては、さまざまな考え方があろうと存じます。つまり海に関したさまざまな研究はこれからも進めていかなければならないことはそのとおりだと思います。よって、先ほども申し上げましたが、ふるさと創生基金につきましては、地方がみずから考え、それを実践すると、こういう趣旨でもっての基金でございますから、そのことを考えればそういうことも考えられると思いますが、先ほど後段で申し上げましたように、各種の補助制度等々も考え合わせながら総合的に検討を深めていかなければならないと、こういうことを申し上げましたので、その点は御理解をいただきたいと思います。   なお、海藻等のかかわりについては、担当課の方からお答えをさせていただきます。 ○議長(今野雄吾君) 農林水産部長。 ◎農林水産部長(吉田良雄君) それでは、先ほどのあわびセンターでのアワビの振興でございますけれども、あわびセンターの、今までセンターでは増殖しまして、200万個放流するという目的で4センチ、200万個を育てておりましたけれども、今年度から3センチ、200万個を放流ということになります。ということで、その施設が4センチから3センチになったということで、漁場の施設ができるということであります。それで養殖もできるということになります。その養殖をしたものを漁民の方々が何センチかにしまして、また海中で養殖するなり、あとはあわびセンターの方で漁協と協議しながら販売にも結びつけていくこともあるということであります。いずれアワビでございますが、13年度で生産量55トンということであります。岩手県の13.4%を占めておりますけれども、このアワビ、特にもあわびの里づくりということで、きっぴんアワビなどのブランドづくりをしてきたところでございます。これからも研究していかなければなりませんし、養殖についても研究グループ等がありまして、いろいろ海中林のことやら磯資源のこと等も研究しておるところでございます。いずれ放流時にもそういう磯の適正な場所に放流するようということで今現在行っております。えさにつきましても、大船渡湾におかれましても不足部分もありますけれども、そこらも適時解決しながら放流を行ってまいりたいと。   以上でございます。 ○議長(今野雄吾君) 市長。     (「議長、議事振興」と呼ぶ者あり) ○議長(今野雄吾君) 掛川秀邦君。 ◆37番(掛川秀邦君) 代表質問で通告して、何らあわびセンターとか、そういう一般質問でないのです。それをこういう関係でやると、どこまでも全然別な方に行ってもいいという話になり、何のため一般質問の通告をしているのだかわからなくなるのですが、その辺を、懸命な議長でございますので、御判断をよろしくお願いします。 ○議長(今野雄吾君) はい、わかりました。今後注意をしながら進めますので、よろしく御理解をお願いします。   市長。 ◎市長(甘竹勝郎君) 国立公園の名称変更についての重ねての御質問にお答えを申し上げますが、頑張れという激励をいただきましたことに御礼を申し上げます。いずれこの名称変更の案件は、知事が国に届け出る義務となっておりますので、知事に最終判断がゆだねられるところであります。でも議員さん御指摘のように、三陸沿岸の首長たちが頑張れという話でしたが、そのとおりで、この間も、この間もというの、年が明けましたが、昨年八戸から気仙沼までの市長たちが、増田知事と、それから宮城県の浅野知事にお願いをしてきたところであります。浅野知事さんから、おお、わかった、わかった、やろう、やろうと、すぐやるからという御快諾をいただきました。岩手県知事は、陸中海岸で頑張っていた今まで宮古があるからなと。宮古市長も出席していますから、宮古市長も、いや、結構でございます、結構というのは三陸海岸で結構でございますと、宮古市長さんも苦しい立場ながら、つまり陸中海岸のど真ん中の宮古ですけれども、三陸の方が妥当性があるということで主張をされておりました。いよいよ我々の手から放れて知事の段階と。両知事が、浅野知事は「早速岩手の知事さ言うから、おれが」と、こういう発言もしてくれたところであります。積極果敢な浅野宮城県知事でございました。いずれやがて岩手県知事との連携の中で、このことが進められるものと。早く早く16年度の決定をいただければいいがなと。それ逃しますとまた5年後となります。いずれ今後とも強力に運動を展開したいと思っていますので、議員さんの一層の御指導と御協力をお願い申し上げます。   以上。 ○議長(今野雄吾君) 再質問。28番、佐藤丈夫君。 ◆28番(佐藤丈夫君) (続) ありがとうございました。先ほど動議が出ましたけれども、私はアワビどうのこうというよりも、アワビをやって漁民所得を上げるのだと、それが水産の振興になるのだというような考え方から、私はあわび種苗センターを取り上げたわけでございますから、ひとつ御理解をいただきたいと思います。   そして、私たち実は会派で新勝浦漁業協同組合のアワビセンターを視察してまいりました。そのときにこのチラシの中に、三陸生まれのエゾアワビを千葉の漁協が育てましたというふうに書かれているのです。それを聞きましたところ、大船渡市のある民間企業から稚貝を買っていって養殖していると。そして、気仙沼の業者からも買っていっている、そして育てるということでございますから、私は大船渡のあわびセンターが養殖するということは大変私は結構だと思うのです。それで、できるものならば200万個を放流はしますけれども、もっともっと養殖事業の方に転換していってやっていった方が私はいいのでないかなというようなことで、採算した数字もいただいてまいりましたけれども、いずれ有望な産業であるというふうに言われておりますので、これらを考えた産業振興を私は考えるべきだというふうに考えて取り上げた次第でございますから、御理解をいただきたいと思います。   以上です。 ○議長(今野雄吾君) 関連質問ございませんか。24番、平山正人君。 ◆24番(平山正人君) 関連質問少しさせていただきたいと思います。   私も水産振興という立場から、アワビとかウニとかが磯やけ等でなくなると、結局食い物がないから水揚げが少なくなると。そういうことで、水揚げを多くしたいという立場から、やっぱりえさが豊富にないと多くのアワビとかウニとか、海藻を食う魚介類が育たないと、そういうことだったと思っております。去年、おととし等は、寒流が来て、寒いと昆布がいっぱい生えるそうです。暖かいとウニが繁殖がよくなって小さい芽等をぱぱぱぱと食ってしまって、なかなかワカメが育たないと。これは岩手県の技術センターから私が聞いてきた話なのですが、二、三年前は磯やけということでなかなかワカメ等が育たなかったわけです。そのためにどうするかということでメール出して、来た回答がそれだったわけです。そうしたら、ちょうどその次の年が寒流が来まして、ワカメがもやもやと生えてしまって、ああ、本当だなと思ったのですが、それが2年ほど続いたのですが、また今の話聞くと、暖流が来始まったのかなと思っているのですが。やはりどんなときでも海藻が育つようにしていくのが水産業の振興に大きく影響するのでないかと私は思っております。そのためにも、基金はどこから出してもいいのですが、産、学、官の、特に北里大学との連携を密にして研究をしてもらうべきでないかと思っておりますので、御回答お願いしたいと思います。 ○議長(今野雄吾君) 農林水産部長。 ◎農林水産部長(吉田良雄君) アワビについてお答えいたします。   先ほども言いましたけれども、本市のアワビ生産ということで、岩手県の10%から20%を占めておりますということであります。ウニ等も同じでございますが、いずれこれからはつくり育てる漁業ということで、管理型漁業になります。そういうことを考えますと、いずれ海中林等でえさ場をつくり、そして放流していって増大に結びつけていきたいということであります。   なお、研究グループ等においても北里大学と連携しながら研究を重ねているところでございますので、御理解願います。   以上です。 ○議長(今野雄吾君) 以上で新政会の代表質問を終わります。   ここで10分間休憩します。     午後2時44分 休   憩     午後2時54分 再   開
    ○議長(今野雄吾君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。   次に、市政同志会、26番、中村忠司君。     (26番 中村忠司君登壇)      (拍     手) ◆26番(中村忠司君) 同志会を代表いたしまして、さきに通告しました質問事項により、ただいまより通告いたします。   市長に断っておきますが、余り耳当たりがいい話はしませんので、どうぞ興奮してください。   1点目は、合併建設計画の見直しに関する質問であります。合併後3年目を迎えているわけですが、今年度末の進捗状況は185事業のうち、継続を含めた着手事業は111事業で、着手率は63.2%なそうであります。ところで、この建設計画は、当時合併に向けた準備期間が極端に不足していた中で計画されたようであります。計画内容を見ましても、合併前のそれぞれの市町において計画されていた事業を持ち寄り、機械的にまとめたものと聞いております。それは、短期間で合併にこぎつけた事情などを考え合わせれば、物理的な面から見ても当然なのであります。そこで、お伺いいたしますが、このような事情で作成された合併建設計画は、合併によって新しく生まれ変わった市としていかがなるものか、私は疑問を感ずるのでありますが、市長はどのように評価しているものか、お聞かせください。   次に、あるべき本来の建設計画に対する認識について伺います。私は、計画の樹立に当たって、その手法はさまざまあると思っておりますが、申すまでもなく自治体合併はそれぞれの異なる従来の行政が一緒になることでありますし、まちづくりにおいても合併後のまちの特色を生かした新しい理念のもとに進めなければならない、そのように考えるのが本来ではないかと思いますが、いかがでしょうか、その認識をお聞かせください。   この質問に関して、もう一つ伺います。合併後3年目に入って、冒頭に申し上げましたように建設計画事業が185事業、632億円で、事業着手率は63.2%なようでありますが、私から見ますと事業着手率が6割にも達しているのに、なるほど合併効果だなという町の姿も住民の声も聞こえてきません。このことは何を物語るのか申しますと、建設計画は先ほど申し上げましたように、合併以前の両市町が有していた事業計画を単純に建設計画にしたからでありますし、また住民も参加して作成された計画でもなく、したがって市民の目線から見ますと合併してよかったなという実感がわいてこないからであります。私が考える本来あるべき建設計画は、先ほど述べたとおりでありますが、合併3年目を迎えた今日、また春には合併後初めての市議会選も控えておりますし、さらには国、県の補助事業に対する考えの変化もあります。また、当市行財政改革の課題など、さまざまな環境の変化もあります。したがいまして、新たな視点に立った合併建設計画の見直しは必要不可欠なものとなっていると考えておりますが、いかがでしょうか、当局の見解をお伺いいたします。   大きな二つ目の質問は、市長が掲げる新政策4大ビジョンであります。市長は、先日行われた施政方針演説で、新しい政策として4大ビジョンの実現を取り組む考えを強調いたしました。その背景には、港湾整備、三陸縦貫道、鷹生ダムの建設の3大プロジェクトが、供用開始に一定のめどが立ったからと述べております。しかし、この3大プロジェクトなるものは、国や県が事業主体であるのに、市長は機会あるごとにあたかも当市のプロジェクトであるかのごとくこのプロジェクトなるものの推進を市民に訴えてきました。そのよしあしは別として、今度は新しい政策として4大ビジョンを掲げ、その実現に強力に取り組んでいく姿勢を施政方針として発表しました。そして、市長はその取り組みとして、平成16年度は福祉医療の充実に全体予算の40%を占める129億円を措置した。教育、文化の向上では市民文化会館の整備、産業振興、雇用の拡大では魚市場の整備、環境保全、自然との調和では公共下水道事業の推進と述べておりますが、主なる事業ということなのでありましょうが、しかしこれら事業等は従来の継続、もしくは今まで課題となっていたものであり、特に目新しいものではありません。平成16年度予算を見ましても、前年度対比では微増であり、なるほど4大ビジョン、やる気だなというようなもので見えておりません。私の見方からしますと、この新政策、4大ビジョンは、市長が強調するほどの新政策とは思えないのであります。これまで甘竹市長は、教職出身とあって、市民のだれもが感銘を受けそうなキャッチフレーズを掲げるなど、その言葉遣いは天才的であり、これまでにおいても、今はどこにすっ飛んでしまったかは知りませんが、あの活力倍増や3大プロジェクト、幸せが実感できるまちづくり、そして今回の4大ビジョン等々がその典型であります。市民は、この甘さたっぷりの甘竹市長独特の言葉や用語に時として惑わされるのであります。それはそれとして、ビジョンとはそのまま翻訳すれば構想でありますが、市長が強調する4大ビジョンなるものはどのような内容のものか、またこれは雑誌などでまとめられているものか、市長からの説明を求めるものであります。   4大ビジョンに関してもう一つの質問ですが、去る2月21日付東海新報紙上で、市長は16年度は市政を担当している10年目の大きな節目、初心に立ち返り、次なる新政策4大ビジョンの実現に強力に取り組んでいくことを、所信を述べたと報じております。この記事を見るにつけ、一般市民は甘竹市長に何かしらの期待に胸が膨らむのでありますが、このビジョンなるものはいつつくられたものか、市民に公表されているものか、またビジョンの実現に強力に取り組んでいくことと述べたところを見ると、具体的な計画なども位置づけられたこの4大ビジョンなるもの、私の認識不足かどうか、突如としてあらわれたような感じでおりますので、質問に対する答弁、よろしくお願い申し上げます。   質問の最後は、水田農業、いわゆる米政策改革について5点ほど伺います。当市の水田農業は、極めて零細で、自家飯米の生産が中心の水田農業であります。私は、以前にも議会で質問いたしましたが、販売金額においても全体で2,000万前後だろうと思いますが、これは県内陸部米産地の生産者の3人から5人分ぐらいのもの、その程度のものの金額であると思います。昨年は、天候不順による冷害が懸念されましたが、それは内陸部の話であって、当市にあっては米を販売して生計を維持しているものは一人もおりませんから、これは該当しない話でありますが、このような実態の中で、当市の農業の進行方向では、水田農業はどのような維持づけになっているのか伺います。   二つ目は、新しい政策は、端的に申し上げれば、従来のように生産調整、つまり減反面積の配分ではなくて、生産できる目標数量の配分に変えるというものであります。これは、生産者にとっては言い回しが違っただけで、結果として従来と何ら変わりのないものと考えますが、当局はこの点についてどのような認識を持っておられますか、お伺いいたします。   三つ目は、今度の政策では、生産目標数量の範囲内で米をつくる農業者には、産地づくりの推進交付金が交付されるとしておりますが、先ほども申し上げましたように、当市の場合自家飯米中心の水田農業であります。しかるに国が掲げるこの産地づくりの推進という言葉そのもの及びその施策にあっては当てはまるものではなくて、大きな疑問があります。従来の施策もそうであったように、米政策は国、県、市町村と画一的な指導で、地域の実情が考慮を全然されておらない施策であります。産地づくり推進交付金ということですから、産地づくりのために国が支援をするのだと思いますが、当市の場合にはこの施策が当てはまるようなものかどうか、その見解を伺います。   四つ目は、この交付金をもらうためには、いろいろの制約や要件があると思われますが、その一つに地域水田農業ビジョンが作成されていなければならないということでありますが、このビジョンは例えば公民館単位であるとか、それから字、地名単位とか、いろいろ考えておられるようですが、地域のどの単位で策定するものか示していただきます。   最後ですが、米の生産調整等に関しては、ただいま申し上げましたように、従来から地域事情を無視した国や県の施策に漠然と融合した取り組みが展開されてきたように思います。このような自治体の姿勢では、まことに当市農業の発展は全然望めないものと思うのでありますが、いろいろ工夫し、水田を活用した農業振興策はたくさんあるだろうと考えますが、私は生活の糧となる農業を展開していくためには、水田を活用した抜本的な農業振興策に力を注ぐべきだと思いますが、いかがなものか、その見解を伺います。   以上、この場からの質問は終わらせていただきます。御清聴どうもありがとうございました。      (拍     手) ○議長(今野雄吾君) 市長。     (市長 甘竹勝郎君登壇) ◎市長(甘竹勝郎君) ただいまの中村議員の御質問にお答えを申し上げます。   いろんな見方があるものだなと、こうお聞きをいたしたところであります。ただ、合併建設計画がただ寄せ集めだという御発言にはいささか残念だったなと、こう思っております。中村議員も参加をされて、新しいまちづくりの構想づくりを一緒に議論した中の議員から、将来のビジョンがないような発言をされますと、非常にあの議会は何だったのだろうなと、こう思うところであり、議論をいただいて議会で決定をいただいたことでありますことに御理解をいただきたいと思います。   それから、3大プロジェクトがいずれも国だ、県だということでありますが、そのとおりでありますが、参加の段階から事業実施まで、市がかかわらないものは一つもないところであります。市の予算も出ておりますし、いずれも私どもが直接かかわっておりますことに御理解をいただきたい。   それから、ビジョンでありますが、突然出てきたということでありますが、我々は四役、部長協議、あるいは庁議等で決定をいたしているところであります。タイミングを新年度の予算との絡みの中で施政方針で述べた方がいいと判断をしたところであります。   なお、ビジョンとかプロジェクトの片仮名の理解でありますが、プロジェクトというのは事業の推進、事業名であります。ダムとか道路とか港湾とか。したがって、今回は4大プロジェクトという職員の意見もあったのでありますが、それは特定の事業を指すのでビジョンとさせていただいたところであり、議員の英語の訳と同じであります。今後とも4大ビジョン等につきまして特段の御理解を賜りたいと、このように思うところであります。   それで、私からの御答弁は、4大ビジョンの(1)、(2)について御答弁をいたします。これまで本市におきましては、人と物の一大交流拠点の形成により、さらなる市勢発展を目指しまして、大船渡港でありますとか港湾でありますとか三陸縦貫自動車道を初めとする主要幹線道路の整備に積極的に取り組んできたところであります。おかげさまで、いわゆる3大プロジェクトがいずれもそのめどが立ちましたことから、再三御答弁をいたしておりますとおり、次なる政策に切りかえたところであります。今後におきましても、本市を取り巻く諸情勢を踏まえ、引き続き産業、都市基盤整備に全力を傾けたいと思っておるところであり、これとともにこれまで築き上げてきた各種社会基本の有機的な連携やより効果的な活用に努めながら、なお一層市民福祉の向上を図ってまいりたいなと考えておるところであります。そこで、この機会に市民に対しまして、より明確に今後におけるまちづくりの基本方向を示すことが望ましいとの判断から、このほど四つのビジョンとまとめて公表をさせていただいたところであります。要は予算を伴わなければ空想であります。予算を確実に配分をしながら、このことに全力を挙げているところであります。具体的には、まず第1に福祉医療の充実であります。少子高齢化の進展に伴い、生涯を通じてすべての市民が健康で安心して暮らすことができるよう、医療体制の充実を図りますとともに、高齢者や障害者等が生きがいを実感できる環境づくりや子育て支援等々に努めてまいりたいと考えておりまして、議員も述べておられましたが、平成16年の予算編成におきましては特別会計を含めた予算規模320億のうち、実に約40%を福祉医療の分野に配分をさせていただいたところであります。予算配分をもってその実現に当たるところに御理解をいただきたいと、こう思うところであります。   第2は、教育、文化の向上についてであります。市民の多様で主体的な学習ニーズに的確に対応していくため、学校教育を初めとする生涯学習環境の充実や市民の芸術文化活動への支援等に努めてまいりたいと考えておるところであります。特にも新たに市民文化の創造、発展、発信拠点として、多くの市民が長年待ち望み続けてきました市民文化会館整備に着手をさせていただき、その早期完成に取り組んでまいるところであります。予算をつけさせていただいておりますので、御審議を賜りたいと。   第3は、産業振興、雇用の拡大でありますが、厳しい経済状況の続いておりますことへの対応が急務と考えますので、大船渡港のさらなる有効活用による港湾関連産業の振興、そしてまた本市の基幹産業である水産業と豊かな地域資源を生かした観光の振興を柱として、地域経済の活性化に積極的に取り組んでまいりたいと考えておるところであります。中でも国際貿易コンテナ船の定期航路開設でありますとか、三陸漁場の拠点水揚げ基地としての新たな魚市場の整備は、今後における市勢発展の原動力となるものと考えておるところであり、第4は環境保全、自然との調和でありますが、地球環境を守るという観点から、さらなる環境政策を実現をしてまいりたいと考えておるところであります。   その他の御質問につきましては、関係部課長等から御答弁をいたしますので、よろしくお願いを申し上げます。 ○議長(今野雄吾君) 質問項目が多項目にわたっておりますので、答弁の方は簡潔にお願いします。企画政策部長。 ◎企画政策部長(松岡博君) 私からは、1番目の合併建設計画についてお答えいたします。   まず、(1)、(2)の合併建設計画の評価と認識についてでございます。合併建設計画は、両市町の地域特性を生かしながら、地域の活性化と新市の総合的な発展を図るため、重点的に取り組むべき施策及び事業を取りまとめたものであり、新市まちづくりの根幹をなす重要な計画でございます。その策定に当たりましては、合併前の両市町の発展計画等を踏まえ、財政計画との整合を図りながら、三陸沿岸の拠点都市の実現に向けた新しいまちづくりの指針として、市議会を初め、多くの市民の皆様から御理解をいただき取りまとめたものでございます。合併後3年を経過いたしました今日、当市はさまざまな厳しい環境の中にありながらも、行政サービスの維持、向上を図りつつ、合併により増大した地域の資源や魅力を最大限に発揮しながら、自立した自治体としての足固めと、さらなる発展に向け各般にわたる施策を積極的に展開しているところであり、その原動力がまさに合併建設計画であると認識しているところでございます。   次に、(3)の合併建設計画の見直しの必要性についてでございますが、市政運営に当たりましては新市のあるべき姿を展望し、将来に渡って健全な財政を維持できる見通しのもとに策定した長期計画でございます合併建設計画を中心に、新市のまちづくりを推進することを基本と考えてございます。しかしながら、今日経済社会情勢は、長引く景気の低迷や国、地方を通じた厳しい財政環境、あるいは少子高齢化の進行など、大きく変化しております。このような中で、地方自治体の責務である市民福祉の向上を将来にわたり担っていくためには、絶えず時代の流れを的確につかみ、創意工夫を凝らし、新たな発展の可能性を模索しながらさまざまな課題に挑戦していくことが、今まさに求められているものと認識しております。そのためには、地域の特性や資源を再確認し、埋もれている地域の宝の発掘や新たな宝を創造し、地域の価値を高めながら、具体的な地域づくりにつなげていくことが極めて重要であると考えております。したがいまして、今後とも以上の認識のもとに、合併建設計画の推進を基本としながら、市民の皆様とともに積極果敢によりよい地域づくりに向けた取り組みを進めてまいりたいと考えているところでございます。   以上でございます。 ○議長(今野雄吾君) 農林水産部長、要旨のみ簡潔にお願いします。 ◎農林水産部長(吉田良雄君) それでは、私からは3の水田農業、米政策改革についてお答えいたします。   (1)の当市農業振興における水田農業の位置づけについてでありますが、国においては平成14年に決定された米政策大綱に基づき、水田農業の構造改革を進めており、平成16年度からは米政策改革に着手をし、米を取り巻く環境の変化に対応するため、消費者や市場を重視し、需要に即応した米づくりを推進することとしております。これまで食糧確保としての米の安定供給や生産農家の経営安定のための米価維持を目的に行ってきた一律的な生産調整から、消費者ニーズや市場動向をもとにしたものにし、全国一律の要件、単価助成体系を地域みずから考えて行動する構造改革の取り組みにこたえる助成体系にするもので、当市の水田農業は水田農業の9割が兼業農家で、自家消費のみの飯米農家の割合が8割を超えており、米の出荷額は平成14年度で約1,700万円ほどであります。これらの現状を踏まえ、国の大綱に基づき担い手育成支援対策、販売、加工、供給される転作作物の産地づくり対策などに重点を置いた施策を推進してまいりたいと考えております。   次に、(2)の生産目標数量の配分についてでありますが、従来の生産調整では転作する面積を配分してまいりましたが、新しい米政策は生産目標数量及び水稲の作付面積配分となることなっております。従来の生産調整と違う点は、すべての水田農業農家に生産調整を強いるものではなく、米を出荷する農家や産地づくり交付金の対象者のみに適用される制度となっており、今までの転作奨励金としての共補償制度は廃止されることとなっております。水稲作付目標面積の配分はいたしますが、生産調整の参加基本的に各農家ごとの自主的な経営判断にゆだねられることとなっており、生産調整をする農家への措置としては、産地づくり推進交付金を交付し、農家の意欲的な転作などの取り組みを支援していくものであります。   次に、(3)の産地づくり推進交付金についてでありますが、この交付金は転作作物の産地化を目指すものであり、需要に応じた転作をしながら販売や加工のための取り組みに対して交付されるものであります。 ○議長(今野雄吾君) それでは、3分も経過しておりますので、答弁はここで打ち切りにさせていただきます。   関連質問ございませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(今野雄吾君) 以上で市政同志会の代表質問を終わります。   この際お諮りいたします。本日の一般質問はこれまでとし、あとは明日続行することにして、これをもって延会したいと思います。これに御異議ございませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(今野雄吾君) 御異議なしと認めます。   よって、本日はこれをもって延会といたします。   大変どうも御苦労さまでした。     午後3時29分 延   会...