○議長(
橋本久夫君) 田中尚君。
◆20番(田中尚君) これは、旧
総合事務所の当時建築の際の
設計図書というのはなかったんでしょうかね。つまり、旧宮古市でいいますと、当然、業者に委託をして建物を改修させるというのは一般的な理解なんですが、そうした際には必ず設計図があって、設計図に伴って予算が組まれて、そして建っていくと。 ですから、今回、解体に当たっては、旧
田老総合庁舎の設計図みたいな、それが確認できなかった上でこうなっているのかどうなのか、その点についてはどうでしょう。
○議長(
橋本久夫君)
多田企画部長。
◎
企画部長(多田康君) 前段の木毛板につきましては、当時の
建築図書では確認できなくて、今回解体に伴って、作業の進捗に伴って木毛板の含有が確認できたというものでございます。
○議長(
橋本久夫君) 田中尚君。
◆20番(田中尚君) こういうふうな中身でありますので、あまりやり取りするつもりはありませんが、ちょっともう一つ確認したいことは、この
解体工事の
進捗状況によって、こういうふうなことが生じているということですので、ざっくり言いまして、この解体の
進捗状況はどのように理解したらよろしいんでしょうか。
パーセント率でいきますと、5割なのか6割なのか7割なのか、この
進捗状況についてもしご説明いただければということが第1点。 もう一つは、一問一答ごめんなさいね、この
コンクリートがらの搬出経路が通学路と交差するためというのは、これは当初から分かっていることでしょう。なおかつ、今回これは、その後の
解体工事の進行に伴って新たに生じた
変更事由には私はならないと思うんですよ。最初は、分かっていることですよ、この
コンクリートがらを運ぶというのは。それが今日、改めて
交通誘導員等の配置も含めて、やっぱり
通学児童の交通安全を保障する必要性が生じた。じゃ、当初はその辺はそういうふうに考えなかったというふうに理解せざるを得ないんですが、ちょっとこれはどうなのかなという思いがありますので、今回、
解体工事を発注した時点での通学路と交差するよね、しかも
コンクリートのがらを運ぶ
解体工事だよねというのが分かっているのに、しかも
専決処分でありますから、ちょっとそこは違和感を持って私はこの文書を読んでおりました。 したがって、あのときにはあんまり子供の通学の安全に対しては
十分配慮が足りなかったということになるのか、ちょっとその辺が私は理解ができないでいますので、その2点、お答えいただきます。
○議長(
橋本久夫君)
多田企画部長。
◎
企画部長(多田康君) 最初に後段の部分でございます。
交通誘導員の配置につきましてでございますが、当初、現場から搬出する入り口のところには、誘導員を立てる予定として工事を見込んでいたところでございます。昨年の春の
予算審議のときに、
落合議員からも通学路だから安全に
十分配慮するようにというご指摘をいただいたものでございます。ご指摘のとおり、中学校の通学路に面しているというところでございましたので、そこに今、
交通誘導員を配置して安全確保を行ったというものでございますので、十分な配慮がこちらも足りなかったという部分はご指摘のとおりだと思います。
○議長(
橋本久夫君) そのほか、先ほどの。
◎
企画部長(多田康君) 工事の進捗率について、ただいまちょっと資料をお持ちしますので、少々お待ちください。後ほどお答えをいたします。
○議長(
橋本久夫君) 田中尚君、よろしいですか。
◆20番(田中尚君) そうしますと、ちょっと審議が大げさに言うとストップするような格好になるんですが、それは後で
資料提示ということで、言わば
専決処分した部分でもありますので、私はそういったところを知りたいということで、後で
資料提供という形で、そこは頼みたいと思うんですが。
○議長(
橋本久夫君) 答弁できますか。
多田企画部長。
◎
企画部長(多田康君) 失礼をいたしました。現在、
解体工事の進捗については、順調に推移してございます。現在の進捗率70%でございます。 〔「終わります」と呼ぶ者あり〕
○議長(
橋本久夫君) そのほかなければ、本件についてはこれで終わります。
-----------------------------------
△日程第4 議案第1号 令和4年度宮古市
一般会計補正予算(第13号)
○議長(
橋本久夫君) 日程第4、議案第1号 令和4年度宮古市
一般会計補正予算(第13号)を議題といたします。 提案理由の説明を求めます。
若江総務部長。 〔
総務部長 若江清隆君登壇〕
◎
総務部長(
若江清隆君) 議案第1集、1-1ページをお開き願います。 議案第1号 令和4年度宮古市
一般会計補正予算(第13号)についてご説明いたします。 第1条は、
歳入歳出予算の補正で、既定の
歳入歳出予算の総額に
歳入歳出それぞれ2億4,588万3,000円を追加し、
歳入歳出予算の総額を
歳入歳出それぞれ360億9,201万3,000円とするものでございます。 第2条は、
繰越明許費の補正で、本年度の予算のうち翌年度に繰り越して執行しようとする事業費でございます。 令和5年1月13日提出、
宮古市長、
山本正徳。 今回の補正は、
コロナ禍における
原油価格・
物価高騰対策のうち、特に緊急な対応が必要となる
子育て支援世帯及び
農業経営者を支援する費用を計上するほか、
プレミアム商品券に係る事業費を計上するものでございます。 初めに、歳出からご説明いたしますので、1-6、7ページをお開きの上、
歳出補正予算事項別明細書をご覧願います。 2、歳出。3
款民生費、2項
児童福祉費、2目
児童措置費9,758万3,000円は、
新型コロナウイルス感染症による影響が長期化する中で、
物価高騰に直面する
子育て世帯を支援する費用を計上するものでございます。 6
款農林水産業費、1項農業費、3目
農業振興費1,620万円は、
コロナ禍における
燃油価格・
電気料等の高騰により、
農業経営に影響を受けている
農業経営者を支援する費用を計上するものでございます。 7
款商工費、1項商工費、2目
商工振興費1億3,210万円は、
消費喚起を図り、さらなる小売業や飲食業、
サービス業などの売上げの回復を図るために実施する
プレミアム商品券の発行等に要する費用を計上するもので、
特定財源として
コロナ交付金1億200万円を充当するものでございます。 以上が歳出でございます。 次に、歳入をご説明いたしますので、1-4、5ページをお開きの上、
歳入補正予算事項別明細書をご覧願います。 1、歳入。11
款地方交付税、1項
地方交付税、1目
地方交付税1億8,035万6,000円は、国の
補正予算に伴う
普通交付税の
追加交付決定により増額するものでございます。 15
款国庫支出金、2項
国庫補助金は、歳出の
特定財源でご説明いたしましたので、省略いたします。 19
款繰入金、1項
基金繰入金、1目
財政調整基金繰入金3,647万3,000円の減額は、
普通交付税の確定により、歳入額を減額するものでございます。 なお、今回の補正により、
財政調整基金の令和4年度末の残高は61億7,785万円となる見込みでございます。 以上が歳入でございます。 次に、
繰越明許費補正についてご説明いたしますので、1-3ページをお開きの上、第2表、
繰越明許費補正をご覧願います。 7
款商工費、1項商工費、
地域内経済循環促進は、
プレミアム商品券の
販売期間が令和5年6月までのため、換金及び
精算事務の
年度内完了が見込めないことから、予算を繰り越すものでございます。 以上が令和4年度宮古市
一般会計補正予算(第13号)の内容でございます。よろしくご審議くださいますようお願いいたします。
△資料
△資料
△資料
○議長(
橋本久夫君) 説明が終わりました。 お諮りいたします。 議案第1号は、
会議規則第35条第3項の規定により、委員会に付託しないこととしますが、ご異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
橋本久夫君) 異議なしと認めます。 よって、議案第1号は本会議で審議します。 これより議案第1号に対する質疑を行います。 質疑がある方は、挙手をお願いいたします。
松本尚美君。
◆19番(
松本尚美君) 珍しく早かったですね。 それでは、私は
主要事業一覧表で、ちょっと確認も含めてさせていただきたいと思います。 まず、1ページの
農業振興費です。 今回の
農業振興費については、何ら異議あるものではございませんが、しかし一方で、
燃油高騰等に関わって影響を受けている業種は、もう多岐にわたって拡大をしているという私の認識なんですけれども、この
燃油高騰に対する対応については、過般も
公共交通機関を中心に県が決めたと、業界からの陳情を受けて支援を決めた、それに宮古市も加算していくという流れだったというふうに思いますが、その際、ちょっと申し上げたんですけれども、私はもっと広くこの影響を受けている業種をどうするんだと、そこに絞ることも必要な場面も当然あるというふうには思います、緊急的には。しかし、今やもう広範囲にわたっております。市長はこの辺の認識をどのように今、捉えているんですか。
○議長(
橋本久夫君)
伊藤産業振興部長。
◆19番(
松本尚美君) いや、市長に聞いている。
◎
産業振興部長(
伊藤重行君) 現在、我々も他業種にわたって厳しい状況があるというのは認識しておりまして、現在、その部分について支援策を検討しているところでございます。
○議長(
橋本久夫君)
松本尚美君。
◆19番(
松本尚美君) まあ、先行して支援をしていく分野についてはこのとおりだと思うんですけれども、ではじゃ今後、いつの時期に合わせて対応をしていくのかですね。
○議長(
橋本久夫君)
伊藤産業振興部長。
◎
産業振興部長(
伊藤重行君) 早急にというふうに考えておりますので、遅くとも3月の
定例会議には間に合わせたいというふうには考えております。
○議長(
橋本久夫君)
松本尚美君。
◆19番(
松本尚美君) 分かりました。 その間、廃業、倒産等々なければ、結果としていいかなというふうには思いますが、やはりそういった現況にあるということをまず前提で施策を進めていかないと、よく宮古市行政だけではないんですけれども、公平公正という大きな目標を持っておりますね。しかし、一方ではそういった差がついてしまうということも、市内の事業者の方々には表現はしづらい部分もあろうかと思いますし、そういった大きな団体、組織を持たない方々もいらっしゃいますので、ぜひそこにも十分目を向けて、どう対応するのかということを期待をしたいと思います。 では、次に2ページの7
款商工費、1項商工費、2目の
商工振興費です。 いつでしたか、先日でしたか、委員会に説明があって、私も理解は当然しているつもりなんですけれども、前回までの
プレミアム商品券を発行した、そして事業を進めてきた、これの評価というものが聞こえなかったなというふうに思うんですね。やはり、前回は特にも、何といいますか、1人4セットでしたか、そしてそれを
広報みやこと一緒に説明、申込書ですか、
購入申請書、これを盛り込んで限定してやりましたね。そういった部分、やったことの評価、それが示されていなかったし、やって、まだ換金率といいますか、全て事業終わってないようですけれども、期日が来ていませんので。しかし、大型店とか地元ですか、中小、これらの比率というものも当然分かると思うんですね。そういったものが示されないまま、次に展開していくというのはいかがかなというふうに思われるので、そこの説明をいただきたいです。
○議長(
橋本久夫君)
岩間産業支援センター所長。
◎
産業支援センター所長(岩間健君) ただいまのご質問にお答えいたします。 事業の評価につきましては、第1弾から各
プレミアム商品券事業終了の後に
アンケート調査をしております。これについては、当初は
登録店舗向けの
アンケート等が主流だったんですけれども、第3弾の
アンケート調査では
市民向けの
アンケートということで、初めてウェブによる調査ですけれども実施しております。 ただ今般、今月末までの
利用期間である第4弾のこの事業につきましては、実は
広報みやこ1月15日号の部分と、今朝ほど
新聞折り込みになりました
商工会議所からのチラシの中に、ウェブ
アンケートを実施しますということで、この1月15日から来月2月19日まで
アンケート調査を展開いたします。これを踏まえた施策の評価というのは必要だと考えております。ただ、議員ご指摘のとおり、本日の提案になりましたので、この間、途中経過の中でどう評価したかという部分について、若干のご説明の時間をいただければ、よろしいでしょうか。 11月現在までの換金の状況を見ながらお話を1つさせていただきたい部分と、もう一つは今回初めて2期販売ということで、先行して
広報みやこのチラシを折り込みながら、1世帯4セットということをやった部分、この2点についてお話しさせていただきます。 1つ目ですけれども、実は9月から11月まで分の途中経過の換金の状況ですけれども、中小店と大型店、どのような利用状況か、換金状態かといいますと、中小店の換金がほぼ75%、4分の3でございます。大型店については25%弱ということでございます。 もう一つは、共通券というものは、地元中小店でも大型店でも利用できます。この利用割合、最大共通券というのは大型店に使われる可能性もあります、100%。ただし、この割合が地元では45%、共通券の45%は使われております。大型店に55%ということで、全体的に共通券、専用券方式を使ったにしても、地元中小のお店で使われる割合が4分の3ということの実績は見えてございます。 もう一つの視点での評価でございます。先行販売をできるだけ多くの世帯の皆様にという気持ちで、整理券方式を取りました。実績につきましては、先般の産業建設常任委員会でも
資料提供させていただいておりますが、第1期販売での販売は、10万セットのうち1万6,358セット、17%弱の購入でございました。これは、当初見込んだよりも随分低いなという感覚はございますが、振り返りまして、岩手県内で初めて同様の方式を取った一関市の例を事前に聞いておりまして、一関市の事例でも全体の19.5%が先行販売での利用だったと聞いております。これは私どもの周知が足りないのか、それともこのような方式についてどうだったかというのは、今般行いますウェブ
アンケート等通じて再評価をしたいと思っています。 最後になりますけれども、ただ一方で、最初の段階でできるだけ多くの世帯の皆様にこの制度を周知し購入できるという方法については、一定の評価ということで、そういう声も届いてございます。 以上でございます。
○議長(
橋本久夫君)
松本尚美君。
◆19番(
松本尚美君) この場でお尋ねしなくても、資料としてつけていただければ、委員会の説明の際もよかったのかなというふうに思いますが、まずは1点目の、1点目というか4セットに限定した部分で、1期、2期、私は結果的に2期になったんだろうと思うんです。最初から2期というのは想定していない。 要は、限定したために、業種に当然よりますけれども、食料品等々については別に問題はなかったと思いますけれども、いわゆる耐久消費財と言われるものを扱っている、いわゆる大型、金額が大きいものですね、そういう取扱いをしている業種については、当然3回目までの部分ですと、結構フリーで求めることができたとすれば、1人の方が20万円、30万円、40万円と、もう場合によっては50万円を総動員して、そうすると車屋さんとか、場合によっては設備会社もそうですけれども、高額な、ふだんなかなかしょっちゅう交換するものではないんですけれども、そういったものに
プレミアム商品券が一部回っていったという現実があるんですけれどもね。そういう分野に、業種に限っては、なかなか今回回ってこない。要するに販売というんですか、そういった促進の効果がないというふうにも分析している方もいらっしゃいます。 だから、そういった行き先がどうなのか、大型店、地元店だけではなくて、また委員会でも以前にも私も申し上げましたけれども、飲食店でもやっぱりスナック系のお店とかバー系の飲食店は、なかなか2次会、3次会がない。そういうやはり分析もしっかりして、じゃそこをどうするんだと。もちろん、人気店とかはそれなりにPRとか、そういったことをしっかりサービスも含めてやってらっしゃる飲食店は、確かに差は出ているとは思うんです。だから、そこもしっかり分析した上で、じゃ第3弾を踏まえて第4弾はどうするか、第4弾で今回第5弾ということになれば、やっぱり進化すべき点も私はあると思う。期待したいというのは、やっぱり同じ公平性ということになればでしょう。だから、そこがなかなか見られないなというふうに思うんです。 だから、今回どこをどう工夫しているのかなと、そこが足りないと私は指摘をしたいんです。いかがですか。
○議長(
橋本久夫君)
岩間産業支援センター所長。
◎
産業支援センター所長(岩間健君) お答えいたします。 この制度、
コロナ禍において5回目になります。私どもも、がむしゃらに第1弾、第2弾やった段階では、コロナ感染症者が拡大する中で、市民の皆様が買物に行かないというような雰囲気を払拭するために、第1弾、第2弾ではどちらかといいますと参加登録店のために展開したという記憶がございます。 そこで、ただ5万セットの販売ということの数量が足りないんではないかなという
アンケート調査等をいただきながら、第3弾においてはプレミアム率を若干下げて10%にしましたが、10万セットの販売をいたしました。また、この事業も終わった段階で、プレミアム率がもう少し高ければなという率直な意見もいただき、セット数を増やしつつプレミアム率を下げつつ、3回目まで終了いたしました。そして、第4弾につきましては、それらを進化させるためにプレミアム率25%、10万セットを維持して2期方式という初めての試みをいたしました。 今回、ご提案の第5弾といいますのは、先般の産業建設常任委員会でも冒頭ご説明させていただきましたが、この1月から4月まで、帝国データバンクによる日本の主要飲食料品メーカーの食料品の値上げが、この1月から4月まで7,200品目弱、前年の同じ1月から4月までの期間の1.5倍の品目があると、さらにこの品目が1回だけではなくて、今後も小まめに上がっていくのではないかという方向性を察知しながら、今回は参加登録店というよりも、消費者、市民の皆様向けに展開した
プレミアム商品券ということで企画をしたものでございます。 このように、何度となく同じような事業をやっているように見えてしまうかもしれませんが、その都度その都度、その状況を把握しながら提案をさせていただきたいということでの本日の提案となってございます。 以上でございます。
○議長(
橋本久夫君)
松本尚美君。
◆19番(
松本尚美君) 所長のおっしゃることも理解しないわけではないんです。がしかし、限りなく広く浸透する、この効果を波及するという部分も、やはり私は足りないということを今、指摘させていただいているんですね。 目的が第1弾、第2弾、第3弾とやるごとに違うとかという今、説明もありますけれども、この利用、使用が、説明の中には地域経済の活力の回復、これは私もやっぱり雇用という部分もね、当然含まれてくると思うんですね。だとすれば、この
プレミアム商品券だけでいいのかという部分もあるわけですよ。さっき、農業の部分も言いましたけれども、やっぱり広く今、疲弊しているんです、間違いなく。これはコロナで、用意ドンでスタートだったかもしれませんけれども、やっぱり今や
燃油高騰含めて、また復興需要の消滅という部分で、今やもう宮古の経済は、私は大変厳しい状況だと思いますよ、雇用も含めて。もちろん、定年年齢に達した方々が退職するというのは、これは最優先で、ある業界も取り組んでいますけれども、どんどん逆に今度は若い人を採用する雇用する、こういった環境がないんです。 だから、経済の回復を図るというのであれば、やはりこのプレミアムの分野であっても、もっと広くどう波及させていくかということを、やっぱり目指さなきゃならなきゃならないんじゃないですか。単に商業とかだけではないんです。だから、そこはプラスアルファで、プレミアムだけで全て賄えるとは思いませんけれども、プラスアルファで別の施策も逆に必要なんじゃないかというふうに思うんです。そこの検討はどんなふうになっていますか。
○議長(
橋本久夫君)
伊藤産業振興部長。
◎
産業振興部長(
伊藤重行君) 松本議員のおっしゃるのは、もっともだというふうに思っております。 この
プレミアム商品券事業でできる範囲というのは、やっぱりあると思います。進化させても、やはりそこまではいかない部分もあるなというのも重々承知しております。常任委員会でも、やはり飲食店の2次会の部分、やっぱり厳しいと、専用券だとかと、なるほどと。確かに、我々も手を替え品を替えで、プレミアムでできる部分とできない部分は、やっぱり別事業でそれぞれ仕組む必要があるんだという認識は持ってございます。
○議長(
橋本久夫君)
松本尚美君。
◆19番(
松本尚美君) ぜひ、期待をしたいと思います。 このやり取りのちょっと前段で、ちょっと申し訳なかったんですが、お尋ねしなきゃならなかった件が1点あったんですけれども、広報に購入の申請、住所、名前、氏名を書いて、電話もあったかもしれませんが、個人情報を書いて、そして出すと。このような取扱いも私どうだったのかなと。多くはないんですけれども、お問合せいただいたのは、広報に入っている申込書をそのまま廃棄してしまうと、これがなければ要するに
プレミアム商品券買えないという表記がされているんですね。その苦情といいますか、どうするんだという問合せをいただいたんですが、回答ができなかったんですね。
商工会議所に問い合わせたんですけれども、確たる返事がなかったんですね。だから、申込書がなければ、もう当然購入できない、そういうことだったんです。これにはどう対応しておりましたか。
○議長(
橋本久夫君)
岩間産業支援センター所長。
◎
産業支援センター所長(岩間健君) お答えいたします。 そのような声があったということは、今日、改めて受け止めたいと思いますが、当時、去年の9月に、このような新しい方式を取る前に、個人情報をどこまでということで、限りなく厳しい基準で言えば、例えば販売窓口に行って身分証明書を見せるとか、そういうところまでいろんな議論をするところから始まって、できるだけ簡易な方法を取ったつもりでございます。その辺はまずひとつ理解していただきながら、実は、
広報みやこに折り込んだにしても、たまたま広報が何かの都合で届かなかったですとか、紛失したですとか、見逃したという方、問合せ、うちにもたくさんございました。
商工会議所にもございました。 今、実績としてお話ししますけれども、当時、市の産業支援センターの窓口でそのような事前申込みの用紙を再発行という対応をさせていただいて、約70名ほど、私どものほうの窓口のほうで再発行させていただきました。初めてのことでもございましたので、どこに問い合わせたらいいか分からないなと市民の声が現にあったということは真摯に受け止めて、次回、もし同じような方法を取るというのであれば、その告知の内容についてもしっかりと改善してまいりたいと思います。 ありがとうございました。
○議長(
橋本久夫君)
松本尚美君。
◆19番(
松本尚美君) 分かりました。 70名の方が、直接お問合せして、そして再発行したと。私は、やっぱりもっと根っこは広かったと、多かったと思うんですね、広く。そうやって問合せして、じゃそれできたんだということになるわけですから、やっぱりこれは事前に今回、改善をして、そして万が一紛失されたとか、ない場合はどうするかという対応もしっかりと周知すべきですし、そのことを前提に、やっぱり事業は進めるべきだと。 個人情報の件についても、私はやっぱりなぜ事前、そういった申込書なり購入申込書をつくらなければならないのか。個人情報を何で求めなきゃならないのか、よく分からないんですね。これはセットを限定する、1世帯4セット、今回5セットかもしれませんが、限定するから必要だということですよね、要は。じゃ、限定するというのは、これは市の行政的な判断でやっていますよね。商品券を求める人たちにとっては必要ない、限定さえすればいいことなわけでねす。ただ、それはチェックするというのが前提だと思うんですね。しかもコピーは駄目だとか、でも再発行はしますよという話になる。再発行も、じゃどこまでチェックできるのかという話ですよね。 だから、ここをしっかり、やっぱりもっと分析して対応していかないと、私は個人情報を求める必要はほとんどない、求めるべきじゃないというふうに思ってはいるんですが、それはどうなんですか。どこでチェックするためにやるんですか。
○議長(
橋本久夫君)
岩間産業支援センター所長。
◎
産業支援センター所長(岩間健君) お答えいたします。 窓口対応と、あとは市民の皆さんの気持ちというのは、必ずしも100%折り合う部分がなかったのかもしれません。これは正直なところです。ただ、私どもは一関市さんからも学びながら展開する中で、市役所が全て一元化された窓口として販売を担うのであれば、かなりもっともっと役所的なといいますか、行政的な対応になったかもしれませんが、今回、32か所の販売所ございます。各地域の郵便局様とか市内の窓口を設けました。そこで、どなたが来られて、この人は本人かどうかという確認は事実できませんということを前提に、ただできるだけ多くの市民の皆さん、世帯の皆様にご購入いただきたいということを第一に考えましたので、まず住所、名前だけ書いていただこうと。それを回収してチェックするという事務はしてございません。これについても廃棄をいたします。ということの対応をやってみたところでございますので、この部分についてはご理解をいただきたいなと思ってございます。 私どもが目指すところと、あとは限りなく不快な思いをさせないように対応したつもりでございますので、恐らくほかの32か所の販売窓口のところでのトラブルについては、特に特段、私どものほうには聞こえてございません。 ただ、今後のこととして、改めて実施をする場合には、その分についても配慮してまいりたいと思います。
○議長(
橋本久夫君)
松本尚美君、おおよその時間が迫ってまいりますので。
◆19番(
松本尚美君) ここでくどくやり取りするのもあれなんですが、私はやっぱり限りなくチェックするということが前提であるという認識だったんで、これは。だとすれば、私は、性善説に基づけば、もうその必要はない。むしろ市民を信頼して、そして周知の段階で私は済むんだろうと、それはただ単に受け取るだけですというふうにも聞こえちゃうので、あくまでも性善説に立つんであれば、私はこういった個人情報を求める必要はないと、そのことを申し上げたいと思います。終わります。
○議長(
橋本久夫君) 次に、
白石雅一君。
◆6番(
白石雅一君) 私も、
主要事業一覧表の2ページのところの
プレミアム商品券事業についてお伺いしたいと思います。 聞きたいところの多くは松本議員が聞いてくださったので、残り少ないところなんですけれども、まず1点お聞きしたいところ、先ほどご答弁の中で、それぞれ今まで第4弾までやってきた
プレミアム商品券事業、目的というか使ってほしい分野というのが、ちょっとずつ違ってきているんじゃないかなというふうに聞いたんですけれども、それぞれやっていく中で、やはり中小企業、大企業、またそれ以外のいろんな業種の分野によって偏りが出てくるものは、やはりある程度しようがないという認識があるのかどうかお伺いします。
○議長(
橋本久夫君)
岩間産業支援センター所長。
◎
産業支援センター所長(岩間健君) お答えいたします。 市として仕組む場合には、まず市民のため、事業者のためということですね。事業者に関しては事業の継続と雇用の維持という念頭、消費者の皆さんに対しては、経済的に大変な状況があるのであれば、消費マインドを呼び起こしていただきながら、市民の皆さんと協力しながら経済を回していただこうということを念頭において取り組んでおります。
プレミアム商品券事業は、それのまず最たる仕組みとすれば、かなり確立されて市民にも浸透された方法であると思っております。 ただ、業種によって、参加登録店によって、どうしても利用が多いところ、少ないところというのはどうしても生じてまいります。これは公平に分配する給付型の事業ではございませんので、その辺はご理解いただきたいと思います。ただ、この間、やはり先ほどお話ししたとおり、市民の皆様がどう買物するかというのは、例えば年間通しても、時期によって、例えばこの3月4月は年度末、年度初めでございます。いろんな意味合いで、買物の中身が違うと思います。年末年始ですと、例えばお歳暮ですとか、夏になれば、またいろんな意味で心が浮き浮きしながら、いろんな買物の種類がどんどん変わってくるのではないかなというふうに感じておりますので、その時々で利用の実態は変わってくるものと思いますが、できるだけ多くの参加登録店の皆様に、業種も越えて利用いただきたいという願いは持って取り組んでいるところでございます。
○議長(
橋本久夫君)
白石雅一君。
◆6番(
白石雅一君) ありがとうございます。 それで、第4弾までやって、今回第5弾ということですけれども、今までの
プレミアム商品券の流通額でいいますと大体、宮古市内で16億円以上は出ているというふうに、販売数から見ると推測されるのかなと思います。かなり大きな、ビッグデータが宮古市に蓄積されてきている状況だと思いますので、今お話しあったとおり、いろんな偏りであったり、時期によって使われる場所が違うというのも状況として分かってきているので、ぜひこのデータの活用の仕方をしっかりと検討して、これからの事業に生かせるようにしていただきたいなと思っているんですけれども、このデータの活用については、どのように今、お考えでしょうか。
○議長(
橋本久夫君)
岩間産業支援センター所長。
◎
産業支援センター所長(岩間健君) この
地域内経済循環促進事業のデータといいますと、やはり参加登録店でどれだけ換金されたかというデータがまずメインになりますので、あとは参加登録店の業種別の登録数とか、その分はちょっと私どもデータとして常に持ち合わせるようにしております。 また、季節季節の部分についてというのは、やはりどういう業種によく使われたかというのも、データを編集することによって分析ができるものと思いますので、今後ともそのような得られたデータについての分析を基本に考えながら、また別の施策を打つ場合にも、それを参考にしてまいりたいと思います。
○議長(
橋本久夫君)
白石雅一君。
◆6番(
白石雅一君) ぜひ、公開できるというか、一般向けに伝えられるようなところであったり、参加登録店のところであったり、市民、また企業、会社の方にフィードバックできる部分、そういった部分があるようであれば、貴重な財産だと思っていますので、今回、第5弾ということで、引き続きコロナ政策を進めていく上で、一般の企業の皆さんにも必要な部分じゃないかなと思いますので、今回のこの事業、
プレミアム商品券で消費を喚起するだけではなくて、そこで得られたものというのをしっかり伝えていけるような体制というのを、ぜひ構築していただければなと思います。 以上です。
○議長(
橋本久夫君) 答弁はよろしいですか。
◆6番(
白石雅一君) いいです。
○議長(
橋本久夫君) そのほか、質疑はございませんでしょうか。 伊藤清君。
◆13番(伊藤清君)
主要事業一覧表、
燃油高騰について、これについて常任委員会のほうで今、細かく説明あったろうと思いますけれども、傍聴していなかったもので、もう一回、この中身について詳しく説明をお願いしたいなというふうに思います。
○議長(
橋本久夫君) 中身ということは。それに対しての質問をお願いしたい。
◆13番(伊藤清君) この申請方法とか、いろんな、どういうふうな方法で申請したり、どういう方が受けられるのか、そういうふうなのを細かく説明して…… 〔「農業振興か」と呼ぶ者あり〕
◆13番(伊藤清君) 農業振興、
燃油高騰の関係です。
燃油高騰の関係で、これは
燃油高騰で農業者がかなり困っているということで、今度支援するということなんですが、これについての中身、どのような…… 〔何事か発言する者あり〕
○議長(
橋本久夫君) 申請について……ちょっとお待ちください。手続の方法についての、まず質問ということで、理解でよろしいですか。
◆13番(伊藤清君) 手続の方法で。
○議長(
橋本久夫君) これについて、飛澤
農林課長。
◎
農林課長(
飛澤寛一君) 手続につきましては、令和3年度と令和4年度の農業生産に係る経費の増額分を支援するということで、所得税申告における
農業経営申告の差額の2分の1を支給していくということで、所得税申告終わった後で、その資料を持ってきていただいて、申請を受け付けるという形にしております。 また、周知については、市の広報を使って周知をしますし、現在、私たち、今週からですか、農業振興補助金という補助金の申請受付を旧市町村ごとに出歩いて受付しますので、その際にも周知を行い、受付については2月1日から3月15日までの間に行うということで準備をしております。
○議長(
橋本久夫君) 伊藤清君、よろしいですか。いいですか、確認よろしいですか。 あとは、委員会での説明資料がございますので、それらも目を通していただければと思うんですが、よろしいですか。 そのほか、質疑がある方。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
橋本久夫君) これで質疑はないようでございますので、これで質疑を終わります。 それでは、これから討論を行いたいと思います。 討論はございませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
橋本久夫君) 討論はないようですので、直ちにお諮りいたします。 本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
橋本久夫君) 異議なしと認めます。 よって、本案は原案のとおり可決されました。
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△日程第5
議員派遣について
○議長(
橋本久夫君) 日程第5、
議員派遣についてを議題といたします。 お諮りします。 この件については、お手元の資料のとおり
議員派遣したいと思いますが、これにご異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
橋本久夫君) 異議なしと認めます。 よって、お手元の資料のとおり、
議員派遣をすることに決定いたしました。
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△閉会
○議長(
橋本久夫君) 以上で、本日の日程は全部終了しました。 これをもって令和5年1月
臨時会議を閉会し、
宮古市議会定例会を次期会議の開会まで休会といたします。 では、大変ご苦労さまでした。 午前10時59分 閉会
地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。 令和 年 月 日 宮古市議会議長
橋本久夫 署名議員
長門孝則 署名議員
落合久三...