4
◯予算決算常任副委員長(宮西健吉君)
予算決算常任委員会における審査の経過並びに結果について御報告申し上げます。
当委員会に付託されました案件は、議案第50号から議案第53号、議案第55号及び議案第62号中関係部分の以上6件並びに当委員会に送付されました報告第2号から報告第12号までの以上11件であります。
これらの案件につきましては、6月13日に各分科会を開催し、詳細な審査を行いました。これを受け、委員会は18日に会議を開き、各
分科会委員長の報告を聴取したところであります。
分科会委員長報告などの主な内容を申し上げます。
初めに、議案第50号 平成30年度小松市
一般会計補正予算(第1号)についてであります。
寄附金については、故人の御遺志により、御家族様より1,000万円の御寄附のうち500万円を
高等教育振興基金に積み立てしようとするものであります。御遺志に沿うような活用に期待をいたします。
福祉イノベーション推進費については、小松市
経営モデルチェンジ支援事業に福祉分野を新設し、
介護施設等で働く職員の負担軽減や利用者へのケアの質の向上を図るために、
センサー機能等を活用した最新機器の購入費を助成するものでありますが、最新機器の導入による就労環境の改善や生産性の向上は障害福祉の分野においても見込まれるため、対象分野の拡大について検討するよう求める意見が出されました。
また、今回の補正については、市内の10事業所を想定しているとのことでありますが、今後の申請数に応じ、予算の増額についても検討を求める意見が出されました。
フローラルこまつ推進費については、
木場潟周遊園路のうち桜並木がつながっていない区間に県民、市民の参加で桜を植樹し、1周6.4キロの桜回廊を整備するため、石川県との合同事業により
木場潟公園桜回廊整備事業に取り組む経費とのことであります。桜木の購入費用を県民、市民から広く寄附を募り、
北陸新幹線開業を見据えた桜の名所としてさらなる公園の魅力を発信するとのことですが、新幹線から見る
絶景日本一とあわせ、木場潟を歩く人の視線からの景観整備も求める意見が出されました。
次に、議案第55号 小松市
ごみ処理施設整備基金条例の一部を改正する条例についてであります。
エコロジーパークこまつの7月稼働を契機に、条例の名称を変更し、基金の目的をこれまでの施設整備に加えて運営費も対象として拡充するものであります。このたび、市直営から委託への運営形態の変更にあわせ、防衛9条(
防衛施設周辺の生活環境の整備等に関する法律第9条)の
交付金規定に基づき交付金を基金に積み立て、運営事業として活用するための改正とのことであります。
次に、議案第62号 専決処分の承認を求めることについて中、平成29年度専決第10号 平成29年度小松市
一般会計補正予算(第7号)並びに平成29年度専決第11号 平成29年度小松市
国民健康保険事業特別会計補正予算(第3号)についてであります。
学習等供用施設建設費については、今回の補正は平成29年度事業の確定に伴い、関係部分に係る
歳入歳出額を補正するものであります。
学習等供用施設に関しては、国に対して
工事費高騰の現状に合わせて補助基準の見直しを求め、町内会に過大な負担がかからないように地元負担の軽減を求める意見が出されました。
授業支援費については、きめ細かな指導、
複式授業解消非常勤講師の賃金に要する経費でありますが、一定の人員を確保できなかったため減額補正を行ったものであります。
非常勤講師については、慢性的な人員不足により必要人数の確保が難しい状況が続いているとのことでありますが、このような事業の実施に当たっては確実な人員確保に努めるよう求めました。
国民健康保険特別会計については、歳入増による黒字決算が見込まれるため、
国民健康保険事業基金からの繰り入れを行わないことにしたとのことでありますが、平成30年度から
国民健康保険の
財政運営主体が県に移行したことに伴い、今後の国、県からの交付金等の動向をしっかりと注視していくよう求める意見が出されました。
次に、報告第4号 平成29年度小松市
産業団地事業特別会計繰越明許費繰越計算書についてであります。
産業団地(
正蓮寺エリア)の附帯工事に伴う
繰り越し分で、現行の
上水道施設では水圧が不足するために
加圧ポンプを整備する費用を全額繰り越したものとのことです。その他の附帯工事については全て完了しており、
加圧ポンプ整備については8月末を目途に完成を予定しているとのことであります。
次に、報告第9号、第10号及び第12号 法人の経営状況の報告についてであります。
小松市
土地開発公社については、市の計画的な
健全化促進事業を受けるなど、継続的に簿価軽減に努めるよう、また全国的な情勢も把握し、今後の小松市
土地開発公社のあり方について検討するようにとの意見が出されました。
また、小松市開発公社について、現在、
月決め駐車場12カ所、時間貸し駐車場6カ所とのことでありますが、駅周辺の需要を常に意識し、柔軟な対応を求める意見が出されました。
株式会社こまつ
賑わいセンターについては、経営状況や今年度の
事業計画等について報告がありました。今年度も引き続き
カブッキーランドと
小松うどん道場つるっとを運営することに加え、小松駅周辺の
利活用促進を目的に、こまつ820ステーション及び
町家ハウスRyusukeの管理委託を受けているとのことであり、活用を期待するものであります。
なお、採決の結果、議案第50号は賛成多数をもって、議案第51号から議案第53号、議案第55号及び議案第62号中関係部分の以上5件は全会一致をもって、いずれも
原案どおり可決、承認すべきものと決し、法定報告を了承することといたした次第であります。
最後に、これらの予算の執行においては、各分科会のさまざまな意見を踏まえ、
PDCAサイクルを十分に働かせるよう求めるものであります。
以上、
予算決算常任委員会の報告といたしますが、何とぞ各位の御賛同を賜りますようお願い申し上げます。
以上であります。
5 ◯議長(宮川吉男君)
総務企画常任委員長、新田寛之君。
〔
総務企画常任委員長 新田寛之君登壇〕
6
◯総務企画常任委員長(新田寛之君)
総務企画常任委員会における審査の経過並びに結果について御報告申し上げます。
本委員会に付託されました案件は、議案第56号 小松市税条例等の一部を改正する条例についてを初めとする議案7件であります。
これらの案件につきまして、活発な質疑応答を行い、終始慎重なる審査を行いました結果、全会一致をもっていずれも
原案どおり可決、承認すべきものと決した次第であります。
以下、審査の過程におきまして、さまざまな意見や要望が出されましたので、その一端について御報告申し上げます。
初めに、議案第60号、第61号
工事請負契約についてであります。
本案件は、
小松市営木曽町
住宅建設工事1工区でA棟、E棟に工区分割して入札し、落札金額はそれぞれ1億6,988万4,000円、1億6,248万6,000円で請負契約しようとするものであります。
今回の入札は、平成29年度、二度の入札不調による工期短縮のため建築、電気設備、
機械設備工事を一括して発注するものでありますが、いかなる事情にあろうとも、原則、分離発注を行うようにと求める意見もありました。
次に、報告第13号 専決処分の報告について中、専決第9号 損害賠償の額を定めることについてであります。
本案件は、3月議会において
対物損害賠償については報告済みでありますが、今回の報告は
対人損害賠償についてであります。
公用車の使用に関しては十分に安全運転に努めるとともに、一部の委員より職員の安全を図るため、また安全意識の向上のためにも
ドライブレコーダーの設置を求める意見が出されました。
最後に、平成30年6月実施小松市
職員採用候補者試験申し込み状況についてであります。
平成30年度の事務職は3名程度の採用のところ29名の申し込みがあり、
申し込み倍率が9.7倍となっているほか、技術職、学芸員、福祉・保健職、医療職、看護師の
申し込み状況の報告がありました。
技術職については、これまで土木、建築、電気などのそれぞれの
専門職種ごとに募集をしておりましたが、今年度は
専門職種ごとに区分せず技術職として募集したところ、2名程度の採用に対し6名の応募がありました。
専門職種ごとに区分せず広く募集を行うことで、優秀な技術職員を採用したいとのことでありますが、技術職の
技術力向上を図るために
市役所組織の業務内容に合った専門職の採用を求める意見が出されました。
以上、
総務企画常任委員会の報告といたしますが、何とぞ各位の御賛同を賜りますようお願い申し上げます。
7 ◯議長(宮川吉男君)
福祉文教常任委員長、
吉本慎太郎君。
〔
福祉文教常任委員長 吉本慎太郎君登
壇〕
8
◯福祉文教常任委員長(
吉本慎太郎君)
福祉文教常任委員会における審査の経過と結果について御報告申し上げます。
当委員会に付託されました案件は、議案第62号 専決処分の承認を求めることについて中、平成29年度専決第16号 小松市
国民健康保険税条例の一部を改正する条例の1件であります。
この案件につきまして、活発な質疑応答を行い、終始慎重なる審査を行いました結果、全会一致をもっていずれも原案どおり承認すべきものと決しました。
以下、審査の過程において、さまざまな意見や要望が出されましたので、その一端を御報告申し上げます。
初めに、
消費生活協力団体の委嘱についてであります。
近年、増加している高齢者の
消費者被害に関し、地域で高齢者の生活を支えている
高齢者総合相談センターを
消費者安全法に基づく
消費生活協力団体として委嘱し、これまでの見守り活動に
制度的裏づけを付与することにより、市との情報交換をこれまで以上に進め、消費者安全に関する連携を強化するものであります。
今回の委嘱により、これまで以上に効果的かつ円滑な見守り活動が可能となり、高齢者の
消費者被害の早期の発見や解決、未然の防止につながっていくよう期待するものであります。
次に、
カブッキーランドについてであります。
カブッキーランドについては、平成29年12月1日のオープン以降、半年間で利用者5万人を達成するなど高い人気を得ているとのことであります。今後も施設の安全対策に万全を尽くしていくとともに、事故が起きた場合においては常に真摯な対応に努めていくよう求める意見が出されました。
次に、
中学生サミットについてであります。
今年度は、昨年度までのネット三か条のうち人間関係に重点を置き、アンケート結果の分析等をもとに、小松市全体としてどのように改善していくかの方向性を発信するとともに、
小松市立学校PTA連合会と連携し、ネット問題について保護者とともに取り組む機会とするとのことでありました。
これまで、
情報モラルを含めたネットとのつき合い方を小松市全体で考え、共有してきたところではありますが、子供たちのインターネットの利用環境については保護者の理解と協力が必要不可欠であります。今後は、
中学生サミットの
取り組み内容をしっかりと保護者へ周知しながら、親子一体となった取り組みとしていくよう求める意見が出されました。
次に、
図書システムSaaS「
WebiLis」の導入についてであります。
空と
こども絵本館、
絵本館ホールの
図書システムについて、
サーバ機器の更新を契機に、7月1日日曜日から
市立図書館、
南部図書館が使用している
図書システムSaaS「
WebiLis」を採用することとなりました。これにより、3館の連携が可能となり、
図書貸出カードの一元化とともに図書の返却が3館で可能になるとのことであります。
市民の利便性を高める今回の取り組みを評価するとともに、3館がこれまで以上に市民に親しまれる施設となっていくよう期待するものであります。
次に、平成30年度小松市
学校給食調理等業務委託指名型プロポーザルの実施についてであります。
小松市の
学校給食調理等の業務委託については、衛生管理や
食物アレルギー等のノウハウが高く、学校給食に実績のある事業者を
プロポーザル方式により選定しているところであります。現在、市内の小中学校10校において2社の事業者に委託しているとのことではありますが、一部の委員より、今後の委託業務の拡大に当たっては、
リスク管理上、特定の事業者に集中しないよう求める意見が出されました。
以上、本委員会の報告といたします。何とぞ各位の御賛同を賜りますようお願い申し上げます。
9 ◯議長(宮川吉男君)
経済建設常任副委員長、浅村起嘉君。
〔
経済建設常任副委員長 浅村起嘉君登
壇〕
10
◯経済建設常任副委員長(浅村起嘉君)
経済建設常任委員会における審査の経過並びに結果について御報告申し上げます。
当委員会に付託されました案件は、議案第54号 小松市
総合治水対策の推進に関する条例についてを初めとする議案2件であります。
これらの案件につきまして、活発な質疑応答を行い、慎重なる審査を行いました結果、全会一致をもっていずれも
原案どおり可決すべきものと決した次第であります。
以下、審査の過程におきまして、さまざまな意見や要望が出されましたので、その一端について御報告申し上げます。
初めに、議案第54号 小松市
総合治水対策の推進に関する条例についてであります。
近年、多発する集中豪雨による浸水被害の軽減を図り、より安全で安心できる
まちづくりを進めるため、行政による治水対策のみではなく、行政、事業者、市民がさらに連携を図り、流域対策、減災対策を推進するものとのことです。流域対策の強化として、市全域で
雨水流出抑制施設の設置を促進し、一定規模以上の
開発事業等には事前協議を義務化するとのことですが、
開発事業者の過度の負担とならないよう求める意見が出されました。
次に、
フローラルこまつについてであります。
花と緑に取り組む地域の輪が市内全域に広がるとともに、活動に励む市民の意欲向上、
スキルアップを図ることを目的に、2018夏 花の
コンクール大賞(第6回)を行うとのことであります。
フローラルこまつの取り組みは年々定着してきており、大変よい施策であります。市内が花いっぱいとなるよう一定規模の予算を維持し、今後も継続して取り組むよう求めました。
最後に、小松市
経営モデルチェンジ支援事業についてであります。
本事業は、平成25年に創設され、これまでも社会情勢に合わせ見直し等を行いながら
市内中小企業、起業家の生産性、労働性の効率化を図り、経営力を高める取り組みを支援してきたとのことであります。今回、建設業の省人化、省力化を図るため、ロボットなど
生産革命サポート事業においてICTを活用した
建設機械器具の
リース料等への支援を拡充するとのことであります。
以上、
経済建設常任委員会の報告といたしますが、何とぞ各位の御賛同を賜りますようお願い申し上げます。
11 ◯議長(宮川吉男君) 小松基地・
空港対策特別委員長、浅野清利君。
〔小松基地・
空港対策特別委員長 浅野清
利君登壇〕
12
◯小松基地・
空港対策特別委員長(浅野清利君) さきの定例会で継続調査の議決をいただきました飛行の安全及び
飛行場周辺まちづくりに関する調査について、閉会中も調査を続けてまいりましたので、本委員会での意見及び議論について御報告申し上げます。
初めに、
在日米軍再編に係る訓練移転についてであります。
現時点において、小松基地における訓練計画もなく、実施されていないとのことであります。
訓練の実施については、小松市民にとって関心の高いことであることから、今後とも速やかな情報提供に努めるよう求めたものであります。
次に、
空調復旧工事に係る優先措置についてであります。
住宅防音工事のうち
空調復旧工事に関しては、今年度、国の予算が大幅に増額され、待機期間が1年に短縮されるとのことであります。さらに、75歳以上の御高齢者のみの御家庭や家庭保育のお子さんや
障害者手帳をお持ちの方が暮らす御家庭については、エアコンの取りかえ1台の限定で、今年度より申請から2週間で工事着手ができる優先措置が受けられる制度が開始されたとの報告を受けました。申込書の提出先が町内会でありますので、町内会の事務負担が少しでも軽減できるよう求めたところであります。
また、空調復旧だけでなく、
建具復旧工事に関しても工事の
待機期間短縮を国に要望するよう求めたところであります。
次に、
小松飛行場周辺整備協議会についてであります。
去る5月28日の
小松飛行場周辺整備協議会総会において決定した今年度の新役員等についての報告がありました。
今後も
周辺整備協議会として
騒音測定調査の実施や
各種要望活動を行いながら、
飛行場周辺地域の環境整備を促進し、地域の発展、福祉の向上を図っていくとのことであります。
最後に、航空祭についてであります。
9月17日月曜日の敬老の日に開催することが決定されました。
航空祭は小松市の
一大イベントです。ことしは
ブルーインパルスの
アクロバット飛行の催しが披露されるとのことであり、多くの人が訪れるものと予想され経済効果も期待できますので、
交通渋滞対策や駐車場の確保など関係機関と調整し、円滑に航空祭が開催されるよう求めたものであります。
以上、本委員会の飛行の安全及び
飛行場周辺まちづくりに関する調査は、重要かつ長期にわたるものであり、閉会中も引き続き調査研究すべきものと決した次第であります。何とぞ各位の御賛同を賜りますようお願い申し上げ、御報告といたします。
13 ◯議長(宮川吉男君) 以上で
委員長報告は終わりました。
これより
委員長報告に対する質疑に入ります。
質疑はありませんか。
〔「なし」と言う人あり〕
14 ◯議長(宮川吉男君) 質疑なしと認めます。
これをもって質疑を終結いたします。
これより討論に入ります。
通告がありますので、これを許します。
橋本米子君。
〔17番 橋本米子君登壇〕
15 ◯17番(橋本米子君) 私は、6月議会に当たりまして、
市長提出議案第50号 平成30年度小松市
一般会計補正予算(第1号)について反対いたします。その他の議案については賛成であります。
以下、理由を述べます。
議案第50号 平成30年度小松市
一般会計補正予算は、3億8,920万円が計上されました。その中に
生活保護費として
生活保護適正実施推進費190万円があります。これは、ことし10月1日より実施される
生活保護基準見直しのための
システム改修費の予算であります。
私は、一般質問でも述べましたが、この見直しは平成30年10月から3カ年をかけて段階的に基準額を改定し、減額幅を現行基準からマイナス5%以内にとどめる経過措置がありますが、保護世帯のうち小学生や未就学児を抱える母子世帯など約1割の世帯は増額されますが、一方、
高齢単身世帯など全保護世帯の約7割の世帯が減額されます。
生活保護制度が必要な方からは、「相次ぐ基準の引き下げで、節約に次ぐ節約に心がけています」との声が聞かれました。
私は、社会保障の最後の
セーフティネットと言われる
生活保護基準の引き下げを含む見直しには反対であり、この
システム改修費にも反対であります。
以上であります。
16 ◯議長(宮川吉男君) ほかに討論はありませんか。
〔「なし」と言う人あり〕
17 ◯議長(宮川吉男君) 討論なしと認めます。
これをもって討論を終結いたします。
これより採決に入ります。
議案第50号を採決いたします。
お諮りいたします。
本案は、
委員長報告のとおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
18 ◯議長(宮川吉男君) 起立多数。
よって、本案は、
委員長報告のとおり決しました。
次に、議案第51号から議案第63号までの以上13件を一括して採決いたします。
お諮りいたします。
以上13件は、いずれも
委員長報告のとおり可決、承認することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と言う人あり〕
19 ◯議長(宮川吉男君) 御異議なしと認めます。
よって、以上13件は、いずれも
委員長報告のとおり決しました。
次に、継続調査中の小松基地・
空港対策特別委員会の調査を採決いたします。
お諮りいたします。
本件は、
委員長報告のとおり閉会中の継続調査とすることに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と言う人あり〕
20 ◯議長(宮川吉男君) 御異議なしと認めます。
よって、本件は、
委員長報告のとおり決しました。
───────── ◇ ─────────
◎議員提出議案第3号及び議案第4号の
上程、説明省略、質疑、委員会付託省
略、討論、採決
21 ◯議長(宮川吉男君) 日程第2、議員提出議案第3号 精神障害者に対する公共交通機関の一層の運賃割引を求める意見書、議員提出議案第4号 家庭教育支援法の制定を求める意見書、以上2件を一括して議題といたします。
お諮りいたします。
ただいま議題となっております議員提出議案第3号及び議案第4号の以上の2件については、提案理由の説明を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と言う人あり〕
22 ◯議長(宮川吉男君) 御異議なしと認めます。
よって、以上2件は、提案理由の説明を省略することに決しました。
これより議員提出議案に対する質疑に入ります。
質疑はありませんか。
〔「なし」と言う人あり〕
23 ◯議長(宮川吉男君) 質疑なしと認めます。
これをもって質疑を終結いたします。
お諮りいたします。
ただいま議題となっております議員提出議案第3号及び議案第4号については、会議規則第37条第3項の規定により、委員会への付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と言う人あり〕
24 ◯議長(宮川吉男君) 御異議なしと認めます。
よって、以上の2件は、委員会への付託を省略することに決しました。
これより討論に入ります。
通告がありますので、これを許します。
木下裕介君。
〔4番 木下裕介君登壇〕
25 ◯4番(木下裕介君) 私は、議員提出議案第4号 家庭教育支援法の制定を求める意見書について、反対討論を行います。
今法案についての問題点は、端的に申し上げて多様性、自主性が尊重されるべき家庭や子育てに公権力が支援の名で介入しようとしていることです。そして、本来なすべきは、子育てを家庭だけに押しつけない支援策を講じることです。
近年、家族のあり方が変わってきました。核家族、シングルマザー、シングルファーザー、同性同士の婚姻など多種多様な家族の形、個々の暮らし方があります。それらの多様性を認め、個々に合わせた支援をするべきであり、その現実を見ず、親や保護者が子育ての意義について理解を深めることを義務とすることや、地域に役割を負わせることが真の家庭教育支援になるとは思えません。ただ、私は子供の成長における家庭の役割、家庭教育というものの重要性を否定するものではありません。
しかし、子供の人格形成に必要なものは、狭く家庭での教育の中に押し込められるようなものではなく、子供の権利条約に規定されているように、全ての子供が学び、健やかに成長できるような社会環境を整えていくこと。そして、教育環境においては学校教育に加え、子供からお年寄りまで人々が生涯のいつでも自由に学習機会を選択して学ぶことができ、その成果が適切に評価される社会教育としての生涯学習が大事であると考えます。
家庭とその子供が豊かに成長するということへの困難をもたらしているというのは、親においては長時間労働や非正規雇用が半数近くとなった状況であり、子供においては自己肯定感のつくりにくい社会環境が本質的な原因であると考えます。これらのことを解決するための施策こそ重視し、取り組むべき課題です。
また、先日も残されたメモに涙した方も多いと思いますが、社会問題化している児童虐待も、児童虐待防止法などの法整備の早急な拡充を求めることを申し添え、本意見書案に対する反対の討論とさせていただきます。
26 ◯議長(宮川吉男君) ほかに討論はありませんか。
〔「なし」と言う人あり〕
27 ◯議長(宮川吉男君) 討論なしと認めます。
これをもって討論を終結いたします。
これより採決に入ります。
議員提出議案第3号 精神障害者に対する公共交通機関の一層の運賃割引を求める意見書を採決いたします。
お諮りいたします。
本案は、
原案どおり可決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と言う人あり〕
28 ◯議長(宮川吉男君) 御異議なしと認めます。
よって、本案は原案どおり決しました。
次に、議員提出議案第4号 家庭教育支援法の制定を求める意見書を採決いたします。
お諮りいたします。
本案は、
原案どおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
29 ◯議長(宮川吉男君) 起立多数。
よって、本案は原案どおり決しました。
───────── ◇ ─────────
◎市長提出報告第15号の上程、説明、
質疑
30 ◯議長(宮川吉男君) 日程第3、報告第15号 専決処分の報告についてを議題といたします。
市長より提案理由の説明を求めます。
市長、和田愼司君。
〔市長 和田愼司君登壇〕
31 ◯市長(和田愼司君) それでは、追加提出いたしました報告1件について御説明申し上げます。
報告第15号 専決処分の報告については、平成30年2月に、矢田野町において発生しました交通事故に係る損害賠償額が確定し、専決処分いたしましたので報告するものです。
本件は、小松市選挙管理委員会が行う石川県知事選挙広報業務中に、派遣職員の運転する公用車が車両に接触し、相手方に物損を与えたものです。被害者におわびいたしますとともに、交通安全、事故防止徹底により一層努めてまいります。
以上、報告させていただきますので、よろしくお願いいたします。
32 ◯議長(宮川吉男君) これより提出者からの提案理由の説明に対する質疑に入ります。
質疑はありませんか。
〔「なし」と言う人あり〕
33 ◯議長(宮川吉男君) 質疑なしと認めます。
これをもって質疑並びに本議題を終結いたします。