次に、航空プラザ2階展示場リニューアルについてであります。
展示情報等の老朽化が見られることから、日本海側唯一の航空博物館にふさわしく航空プラザの2階展示場をリニューアルするものであります。絵本形式のパネルや40型液晶モニターなどで航空の歴史などが学べるものであります。今後は、子供から大人、愛好家まで楽しめることをコンセプトにしており、多言語解説のQRコードを活用し、外国人の受け入れ環境の向上を目指すとのことであります。
展示場がリニューアルされたことにより、より多くの来館者が見込まれることから、近隣の国有地を借りて対応しているとのことでありますが、今の駐車台数で足りるのかどうかを含め、駐車場の容量及び整備の必要性について検証していくよう求めました。
また、本市の人気スポットであります、小松駅南ブロック複合施設の子どもと市民の学びゾーンとのすみ分けにより利用者の選択肢がふえることは大変よいことでありますので、関係部署と調整していくよう求める意見も出されました。
最後に、小松空港国際線の利用状況等についてであります。
ソウル便、上海便、台北便、チャーター便の本年度10月末の利用状況及び国際線の
利用促進について、航空会社や小松空港協議会等と連携した
取り組みが報告されました。
ソウル、上海、台北便の国際3路線においては、外国人
利用促進策として現地の旅行会社を招聘し、旅行商品企画、販売等の支援を行うとともに、日本人
利用促進策として県内及び近隣県からの広域的な集客促進のため、旅行会社に対し旅行商品企画、販売等の働きかけを行っているとのことであります。
新規路線の開拓については、タイ、香港などの東南アジアをターゲットにチャーター便の運航支援、現地での認知度向上に向けたPRを実施しているこのことであります。
国は2020年に訪日外国人旅行者数4,000万人を目指しており、本市においても
国際都市こまつ共創プランを策定し、現在約18万人の国際線利用者数を2020年には約25万人に拡大していく目標を掲げております。インバウンド観光について、関係機関と連携協力し、積極的に取り組むよう求めました。
また、台北便については10月のデーリー運航再開後、利用者が順調にふえてきております。今後とも増加が期待されることから、小松空港のさらなる活性化、観光誘客の促進の最大のチャンスと捉え、これまで交流を進めている台湾・彰化市と
友好交流都市協定を結び、並びに台中、台南市など新規路線開拓に向けてさらなる交流促進を求める意見も出されました。
以上、本
委員会の飛行の安全及び
飛行場周辺まちづくりに関する調査は、重要かつ長期にわたるものであり、閉会中も引き続き調査研究すべきものと決した次第であります。何とぞ各位の御賛同を賜りますようお願い申し上げ、報告といたします。
13
◯議長(
梅田利和君) 議会改革調査特別
委員長、二木攻君。
〔議会改革調査特別
委員長 二木 攻君登
壇〕
14 ◯議会改革調査特別
委員長(二木 攻君) さきの定例会におきまして、
継続調査の議決をいただきました
地方創生の時代にふさわしい議会の
機能強化に関する調査について、閉会中も調査研究を続けてまいりましたので、その経過について御報告申し上げます。
本
委員会では広報広聴機能の強化について延べ21回の
委員会を開催するとともに、先進地視察も含め重要事項について協議、検討を進めてまいりましたので、その内容について御報告申し上げます。
初めに、SNSの活用による情報配信についてであります。
より身近でわかりやすい議会となるべく、本会議及び各
委員会の内容や状況、行政視察の来訪状況、議会と市民との
意見交換の実施状況などをSNSを活用して速やかに配信するものであります。
次に、議会だより電子版の拡充についてであります。
議会だよりをより発展的に活用する上で、紙媒体とあわせて電子媒体を整備するものであります。単なる電子ブック版ではなく、例えば各議案や議員の質問、その他記載してある箇所をクリックすることにより録画配信や会議録ページなどへリンクできるシステムなどの調査及び確立をしようとするものであります。
次に、
委員会のネット配信についてであります。
議員の役割である監視、提案、審査を明確化させ、透明性を高めるため、本会議のみならず常任
委員会、特別
委員会の開催状況をインターネットを活用し生中継や録画により配信するものであります。
次に、ラジオこまつ、テレビ小松への出演についてであります。
定例会前にラジオこまつ、テレビ小松に議員が出演し、本会議の開催日程、議会のさまざまな活動状況や議会活動全般にわたった紹介などを行うことで、より市民に身近な議会を目指すものであります。
次に、各種団体との
意見交換会の実施及び結果報告についてであります。
各常任
委員会においては、所管事項について各種団体との
意見交換会を複数回実施し、
意見交換会実施後には報告書を作成し、議員間の情報共有及びホームページに掲載するものであります。
次に、議会だよりモニター募集についてであります。
幅広い年齢層からモニターを募集し、議会だよりについて広く意見を聴取し、紙面に反映しようとするものであります。
最後に、広報広聴
委員会についてであります。
これまでの重要事項及び議会だよりの編集、議会ホームページの作成、編集、その他議会の広報広聴機能をより強化し、発展させるためには広報広聴業務を主とする受け皿が必要であり、
委員会を設置すべきとの意見が出され、あわせて
委員会の位置づけといたしましては特別
委員会とすることが適当であるとの意見の一致を見た次第であります。今後、広報広聴
委員会を運営するには、事務局の支援体制を強化するよう求めるものでもあります。
また、本会議において質問、答弁の資料をモニターで掲示することにより、議論がわかりやすくなり、傍聴者からも見やすくなることから、議場に大型モニターを設置する必要があるとの意見が出されました。
なお、これらの調査結果については、まとまり次第、議長に答申するということで意見の一致を見た次第であります。
以上、当
委員会の
地方創生の時代にふさわしい議会の
機能強化に関する調査は、まだ調査研究途中であり、閉会中も引き続き調査研究すべきものと決した次第であります。何とぞ各位の御賛同を賜りますようお願いを申し上げ、本
委員会の報告といたします。
15
◯議長(
梅田利和君) 新幹線及び駅周辺整備対策特別
委員長、吉本慎太郎君。
〔新幹線及び駅周辺整備対策特別
委員長
吉本慎太郎君登壇〕
16 ◯新幹線及び駅周辺整備対策特別
委員長(吉本慎太郎君) さきの定例会におきまして、
継続調査の議決をいただきました
北陸新幹線及び駅周辺の
整備促進並びに
交流人口の拡大に関する調査について、閉会中も調査研究を続けてまいりましたので、その経過について御報告申し上げます。
初めに、
北陸新幹線についてであります。
先月、当
委員会の行政視察において国土交通省鉄道局幹線鉄道課の方々と
意見交換をいたしました。高速鉄道網整備における
北陸新幹線の位置づけを改めて再確認するとともに、地方の声として一日も早い整備計画の促進を求めました。また、並行在来線管理など新幹線開通後に起きる諸課題においても、国と地方が連携し、調整に取り組むよう求めたものであります。
委員会では、
北陸新幹線工事において道路の分断などにより従前の機能が失われる場合における土地活用の
機能回復を目的としたつけかえ道路の工事が始まることが報告されました。つけかえ
道路工事については、鉄道・
運輸機構との協定のもと、小松市が100%
受託事業として該当する市道、農道、町道を整備するものであります。
北陸新幹線の整備により、今後、道路交通状況が予想外に変化することも想定されるところでありますので、市民生活に直結する生活道路については、つけかえ道路以外についても柔軟に対応していくよう求めたものであります。
北陸新幹線の整備に係る
用地買収の進捗率については、11月末現在で宅地が89%、農地が92%、全体で91%とのことでありました。なお、未契約となっている宅地は53件で、うち17件が移転対象者とのことでありました。平成35年春に予定されている金沢-敦賀間の開業に向け、既に市内における建設工事が始まり、用地交渉も佳境を迎えているところではありますが、交渉が難航している地権者に対しては粘り強く説明を重ねながら誠心誠意対応していくよう求めたものであります。
次に、小松駅南ブロック複合施設についてであります。
このたび、小松駅南ブロック複合施設の1階に予定されている子どもと市民の学びゾーンにおいて、子育て支援のリーディング企業である株式会社ボーネルンドが室内の遊び場について、食育を世界展開する株式会社ABCクッキングスタジオが子供の食育事業について事業協力することが発表されました。
子どもと市民の学びゾーンについては、食育PR、お仕事学び、はつらつ学習、子育て学びの4つのテーマに基づき、幼児教育から生涯学習までの一貫した人づくりをコンセプトとしているため、特定の民間企業への事業委託はせず、株式会社こまつ賑わいセンターが総合的に運営を行っていくとのことであります。
実績のある民間企業からの事業協力は大きな後ろ盾となるものではありますが、株式会社こまつ賑わいセンターが運営主体となる必要性や採算面での見通しについて懐疑的な見解を払拭できないとの意見もありました。
今後、さまざまな調査のもと事業計画を明確化していくとのことでありましたが、特に収支については市民負担をふやすことにならないよう慎重な計画策定に努めるとともに、運営開始後における収支状況については定期的に本
委員会で報告していくよう求めたものであります。
以上、当
委員会の
北陸新幹線及び駅周辺の
整備促進並びに
交流人口の拡大に関する調査は重要かつ長期にわたるものであり、閉会中も引き続き調査研究すべきものと決した次第であります。何とぞ各位の御賛同を賜りますようお願い申し上げ、本
委員会の報告といたします。
以上です。
17
◯議長(
梅田利和君) 以上で
委員長報告は終わりました。
これより
委員長報告に対する質疑に入ります。
質疑はありませんか。
〔「なし」と言う人あり〕
18
◯議長(
梅田利和君) 質疑なしと認めます。
これをもって質疑を終結いたします。
これより討論に入ります。
通告がありますので、これを許します。
橋本米子君。
〔17番 橋本米子君登壇〕
19 ◯17番(橋本米子君) 私は、今議会に提出されました
市長提出議案のうち議案第83号、議案第91号及び議案第94号に反対であります。他の議案には賛成であります。
以下、理由を述べます。
初めに、議案第83号 平成28年度小松市
一般会計補正予算(第3号)及び議案第94号 小松市
一般職の職員の給与に関する条例等の一部を改正する条例についてであります。
格差と貧困が広がり、労働者の賃金は3年のうちに年額で17.5万円も減り、家計消費は実質13カ月連続で対前年度比マイナスとなっております。
このような中で平成28年
人事院勧告は8月8日、今年度の国家公務員賃金について官民較差に基づく0.17%の月例給の
引き上げと0.10カ月の一時金
引き上げの勧告を行いました。月例給と一時金ともに
引き上げたのはこれで3年連続となりました。
今回の小松市
一般職の職員の給与に関する条例等の一部を改正する条例は、
人事院勧告を受けて国家公務員の
給与改定に準じて本市職員の給与を改定するものですが、この条例の中には国の法律で
一般職に準じて年間0.10カ月分の
期末手当を増額するため、議会の議員の議員報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例及び小松市
特別職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例が含まれております。
私は、人事院の勧告が職員の民間給与との較差を埋めるためのものであり、議員や
特別職の
引き上げとは性格が異なるものと思いますので、この補正予算と条例には賛成できません。
次に、議案第91号 小松市
農業委員会の
委員等の定数に関する条例についてであります。
この条例は、昨年、農協改革関連法の一環として
農業委員会等に関する法律の改正がされ、提案されているものです。
農業委員会は、農業生産力の発展及び農業経営の合理化を図り、農民の地位向上に寄与することを目的に全ての市町村に設置されてきました。ことし4月に施行された改正
農業委員会法は、法律の目的から農民の地位向上を削除し、委員の公選制を廃止し、意見の公表、建議を業務から削除するなど、制度の根幹を変質させ、後退させるものです。
農業の担い手の減少や高齢化、耕作放棄地の拡大は、歴代政府が農産物の輸入自由化を進め、多くの農業経営を成り立たなくしてきたことが大きな問題です。その反省もなく安倍政権は、農業の競争力強化や大規模化の攻めの農政を進めるため、
農地利用の集積や法人化、企業参入、耕作放棄地の解消など、一連の改革提案がされておりますが、最大の問題であるTPP推進の転換なしには農地も農業も守られません。
よって私は、この条例には反対であります。
以上であります。
20
◯議長(
梅田利和君) ほかに討論はありませんか。
〔「なし」と言う人あり〕
21
◯議長(
梅田利和君) 討論なしと認めます。
これをもって討論を終結いたします。
これより採決に入ります。
議案第83号、議案第91号、議案第94号の以上3件を一括して採決いたします。
お諮りいたします。
以上の3件は、いずれも
委員長報告のとおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
22
◯議長(
梅田利和君) 起立多数。
よって、以上の3件は、いずれも
委員長報告のとおり決しました。
次に、議案第84号から議案第90号まで、議案第92号及び議案第93号並びに議案第95号から議案第101号までの以上16件を一括して採決いたします。
お諮りいたします。
以上の16件は、いずれも
委員長報告のとおり可決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と言う人あり〕
23
◯議長(
梅田利和君) 御異議なしと認めます。
よって、以上の16件は、いずれも
委員長報告のとおり決しました。
次に、
継続調査中の
小松基地・
空港対策特別委員会の調査、
議会改革調査特別委員会の調査、新幹線及び
駅周辺整備対策特別委員会の調査の以上3件を一括して採決いたします。
お諮りいたします。
以上の3件は、
委員長報告のとおり閉会中の
継続調査とすることに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と言う人あり〕
24
◯議長(
梅田利和君) 御異議なしと認めます。
よって、以上の3件は、いずれも
委員長報告のとおり決しました。
───────── ◇ ─────────
◎諮問第2号の上程、説明、質疑・委員
会付託・討論省略、採決
25
◯議長(
梅田利和君) 日程第2、諮問第2号 人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについてを議題といたします。