白山市議会 2019-12-10 12月10日-02号
2008年7月28日早朝、金沢市では、1時間に最大138ミリの雨が浅野川上流域に集中して降り、既に雨がやんでいた下流域では、急激に水位が上昇したが、陸閘の閉鎖作業がおくれたために、氾濫被害が広がったと言われております。
2008年7月28日早朝、金沢市では、1時間に最大138ミリの雨が浅野川上流域に集中して降り、既に雨がやんでいた下流域では、急激に水位が上昇したが、陸閘の閉鎖作業がおくれたために、氾濫被害が広がったと言われております。
原告側から、市が管理する水門を閉めなかったこと、県が管理する陸閘の閉鎖がおくれたことを理由として、一方、被告側は、自然災害だったとして、水害発生から4年以上にわたり争われてきました。この間も全国各地で毎年のように台風や集中豪雨が発生し、とうとい人命や財産が失われてきました。
この梅ノ橋のすぐ横にある角落としと呼ばれる陸閘が閉鎖されなかったことや、用水からの逆流が被害を大きくしたとして、住民が県と本市に対して訴訟を起こし、今回、和解が成立したものです。市長、今回の和解について、被害を受け、この間、必死に再建に取り組んでこられた住民の皆さんに対してどのようなメッセージを送られるのか伺うものです。
また、浅野川水害に関連した対策では、本市が逆水門12基の改良や味噌蔵町小学校グラウンド地下に雨水貯留施設を設置するとともに、県では陸閘のスライドゲート化や河床掘削などを行い、水害に備えたところでございます。 以上でございます。 ○苗代明彦議長 2番麦田徹議員。
市が管理する水門が閉鎖できなかったことについて、陸閘からの急激な流入によるものであることを主張し、またシミュレーションの実施を求め、その結果について質問し、さまざまなケースでのシミュレーションの実施も求めてまいりました。さらに、浅野川の流下能力はどれくらいあったのか、計画河床まで掘り下げられていたのかなども質問し、危険箇所のかさ上げや流域における貯留対策を実施するよう意見も述べてまいりました。
特に、県当局の浅野川上流の放水路における犀川への放水量の流量設定と機能が万全でなかったこと、また、並木町・橋場町の陸閘--切り欠き部の構造や管理について全く不適切だったことについて、住民から責任問題が問われております。私も当日、放水路を初め、水害直後の現地の状況を見て、住民の皆さんの怒りの声をお聞きしましたが、県当局の失策に大いに責任あることを感じました。