金沢市議会 1996-06-27 06月27日-03号
湖沼や河川などの水辺、湿地がさまざまな生態系機能を果たしている重要な場所として、熱帯雨林と並んで、今、最も注目されている環境であります。また、開発や環境汚染によって深刻な状況にあることも広く認識されているところであります。
湖沼や河川などの水辺、湿地がさまざまな生態系機能を果たしている重要な場所として、熱帯雨林と並んで、今、最も注目されている環境であります。また、開発や環境汚染によって深刻な状況にあることも広く認識されているところであります。
これは皆さん方も御承知のように、地球の温暖化ということ、熱帯雨林の消滅、オゾンホールなど今さまざまな問題が起こっております。2020年ごろには地球の平均温度が2度ほど上がる、こういう予測がございます。それはもちろん温度が暑い年もあれば寒い年もございます。
この件については、クリーンセンター建設当初より地域住民の強い要望があったものであり、幾度か本議場でも、温水プールや熱帯植物園等、夢のある施設の建設を求められてきたものであります。当初、温水プール等に対しては否定的な回答であったと記憶していますが、本予算では、温水プールを核とした施設整備に向けて基本設計に着手する予算が計上されています。地域住民が待ち望んでいた余熱利用施設であります。
その要因には、熱帯雨林の破壊や砂漠化、オゾン層の破壊など、人類の未来にとってはどれも重要なテーマでありますが、とりわけ炭酸ガスなどの増加による地球温暖化問題は差し迫った緊急課題として憂慮されているところであります。
現在、マスコミ等で毎日のように環境問題について報道されておりますが、なるほど自分たちの住む地球を守るために、オゾン層の破壊や酸性雨、あるいは熱帯雨林の減少や地球の温暖化等々、例を挙げれば切りがないくらい多くの問題に対し、頭の中では、何とかしないと大変なことになると思っている人は数多くおりますし、環境問題に対し関心は高くなっていると思うのであります。
環境施策を考えるとき、河川や水、森林や大気、海、土壌などの身近な自然や日常生活にかかわるものを急速な開発や荒廃から保護することが、極めて重要な課題であるとともに、地球規模で問題となっている温暖化現象やオゾン層の破壊、熱帯雨林の減少等々に対し、行政や市民、事業者がどのような責任を持ち、みずからの役割を果たすかが問われていると考えます。
特に、二酸化炭素などの増加に伴う地球の温暖化、オゾン層の破壊、さらには酸性雨の被害や熱帯雨林の砂漠化などから、地球を救う環境保全対策が重要な課題となってきていることは、周知のとおりであります。
世界的な人口の増大を起因とする食糧不足、地球の温暖化や熱帯林の減少、砂漠化の進行など、地球環境問題が顕在化する中で、農業についても環境とのかかわりが問われるとともに、調和した発展が模索されています。
今、熱帯林の破壊が急速に進行し、1978年から2000年までに3分の2に減少すると予想されています。その被害は洪水、干ばつなど異状気象の頻発、動植物の絶滅による生態系の破壊、砂漠化など、極めて深刻であります。世界の木材輸入の4分の1を占めている日本の責任は極めて重大なものがあると私は思います。
最後に、森林資源と熱帯林保護に関してであります。この問題は、一昨日もお尋ねがありました。地球の酸素製造能力の3分の2を占める熱帯林が急速に消え、その速度は、日本の国土の面積の約半分が削減されていると言われ、その事態に世界の人々はもとより、市民の中から緑の地球、住みよい自然環境を守る運動が広がり、行政での環境保全対策を求める声となっております。
私は、地球の友・金沢のマイケル・バッティーさん外2名の来訪を受け、また去る10月19日の朝日新聞の記事を読ませていただき、熱帯林の理解を深めることができました。金に物を言わせて、我が国は、ここでも貴重な熱帯木材の資源をひとり占めしているのです。
現在、オゾン層の破壊、地球温暖化、酸性雨、熱帯雨林等の消失、砂漠化、野生生物種の絶滅と減少、また深刻な海洋汚染等々の地球環境危機に対してはそれぞれの取り組みがなされつつありますが、事態の進行を食いとめるまでには至っていません。むしろ、深刻の度を増しつつあります。
牛乳パックは、再生紙利用に良質な材としての価値が高く、リサイクルすることで熱帯雨林保護になることから、今、全国的な運動の輪が広がりつつあります。日本全国で1日当たりの紙パックをつくるのに 6,000本の樹木が失われていると言われています。牛乳パック 1,500枚を再生すれば、樹齢20~30年の立木1本が救われることになるのです。
自治体問題研究所・大阪市立大学教授の宮本憲一さんは、「研究者として政治家に言うことは、地球規模の環境問題が取り上げられていますが、足元の環境問題をないがしろにして熱帯雨林だフロンガスだと言って、国民の関心を外に向ける傾向がありますが、まず、現実の問題を解決してほしい。そのことなしに地球規模の問題を論じていいのかということです」とおっしゃっていたことが心に残ります。
熱帯林の保護が目的だそうでありますが、割りばしの生産量が全国で2位を占める岡山県では、生産業者に木の割りばしから竹の割りばしに切りかえる方策に積極的に支援するために、岡山県では設備改善投資に 900万円を補助する施策を行っておりますということが報道されていますが、加賀市でも、竹林の豊富な地域であり、年間訪れる観光客 350万人を超えると言われておりますが、これらのお客様を賄う旅館や料亭、料理店のはしの
温暖化、酸性雨、熱帯雨林の消滅、あふれる廃棄物、危機のふちに立つ地球を救うために、個人においても、家庭においても、地域においても行動を起こさなくてはならない」これは、先ごろ我が公明党の機関紙局が発行いたしました「ガラスの地球が危ない その現状と地球を救う77の方法」という環境ハンドブックの序文であります。
今の地球規模の拡大が続くと、2025年には 100億人に達し、今後60年間で、大気中に少なくとも 190億トンの二酸化炭素が吐き出され、 2,800万エーカーの熱帯雨林が姿を消すという予測がなされています。地球環境の全面的崩壊を避けるには、今後数年が重要な時期だと言われています。環境問題は、政治にインパクトを与え、特に地方政治ではその感が強いように思います。
そこに酸性雨被害、地球温暖化、熱帯雨林の減少等の公害がまず防止されていくのであります。現在、各自治体においても政策上の大きなポイントの一つになっているところであります。当市においても徹底した市民総参加のリサイクル運動の擁立に踏み切るべきであると思いますが、当局の御所見をお伺いいたします。 次に、再生紙の使用についてであります。
この問題につきましては、昭和58年第4回議会において、現清掃工場が旧式老朽化につき、最新鋭無公害の新工場建設を要望し、同60年第2回には、移転改築と余熱利用で熱帯植物園の併設を要望してまいりました。地域挙げての促進協力と市当局一体の取り組みにより、昨年10月、日量 250トンの焼却能力を持つ新工場建設に着手し、さらに、ごみ収集基地として東部管理センターの併設が予定されているところであります。