白山市議会 2022-10-28 10月28日-01号
初日は、市長が終日同行し、桑島化石壁では、日本初の植物化石を発見したライン博士の功績を顕彰する取組を紹介いたしたところであり、審査員からは、専門分野で継続的に研究が行われていることや、地域の皆様が科学や地質に興味を持ち、ジオパーク活動に誇りを持って取り組んでいることが素晴らしいという印象をいただいたところであります。
初日は、市長が終日同行し、桑島化石壁では、日本初の植物化石を発見したライン博士の功績を顕彰する取組を紹介いたしたところであり、審査員からは、専門分野で継続的に研究が行われていることや、地域の皆様が科学や地質に興味を持ち、ジオパーク活動に誇りを持って取り組んでいることが素晴らしいという印象をいただいたところであります。
桑島化石壁を世に広めたライン博士の出身地であるドイツ・ラウンハイム市とは、平成9年に友好都市提携を行ってから、今年で25周年を迎えました。これを記念いたしまして、先月28日から30日にかけて、ラウンハイム市から、ダーフィット・レンデル市議会議長をはじめとする公式訪問団をお迎えし、記念式典などを通して末永い友好関係を確認したところであります。
また、桑島化石壁を世に広めたライン博士の出身地であるドイツ・ラウンハイム市でありますが、平成9年には友好都市提携を締結し、今年で25周年を迎えます。この四半世紀の交流を記念し、8月下旬には、本市との親交の深いユーヘ市長をはじめとする公式訪問団を本市に招き、記念式典などを通して、今後の末永い友好関係を確認したいと考えております。
特に、今年度は世界認定に向けた課題解決と取り組みの強化を目的として、桑島化石壁の世界的な価値を考える国際化石シンポジウムやライン博士講演会、ジオパークの見どころをめぐるフォトロゲイニングを実施し、広く情報発信を行うとともに、金城大学短期大学部とも連携したジオガイドの養成講座の開催や市内の全地域でまち歩きツアーを開催するなど、市民参画と誘客の拡大・推進に果敢に取り組んできたところであります。
また、8月26日には、桑島化石壁で植物化石を採取し、日本の地質学研究に大きく貢献をいたしましたドイツのライン博士の没後100年を記念して、ライン博士研究の第一人者でありますボン大学のシェンク教授をお迎えし、講演会を開催することといたしております。
新年度は、国指定天然記念物、桑島化石壁の世界的な価値を考える国際化石シンポジウムや、ジオパークの見どころを地図を頼りに探し当て写真を撮るスポーツリクレーション「ジオパークFOODフォトロゲイニング」、ライン博士講演会などを実施し、広く情報発信を行うとともに、明治初期に県庁が置かれた地に立つ石川ルーツ交流館に新たにジオパークコーナーを整備するなど、効果的な普及啓発や誘客の推進を図ることといたしております
最後に、ドイツ・ラウンハイム市とは、桑島化石壁を世に広めたライン博士の出身地という経緯で、平成7年に旧白峰村が友好都市提携を行い、ライン博士顕彰会の民間交流のほか、本年は20周年であることから、去る10月の訪問の際に再調印をしたところであります。
特に、ライン博士が発見をした植物化石に関する論文は、日本では化石から地質時代を推定した最初のものでもあります。 そうした反面、課題として、持続的な地域振興を図る上で、市民の参画がまだまだ十分でないと認識をいたしております。
ライン賞は、ライン博士を顕彰するため平成26年度に創設し、ことしで3回目となります。 1回目は14点、2回目は10点の応募と少なかったために、今年度の募集において、ライン賞は教室の中で完結する研究ではなく、フィールドワークを重視した、地域に根差す賞であるということを強調し募集した結果、応募数は22点に倍増したところでもあります。
しかしながら、白山市内の小・中学生でライン博士の知名度は低く、大人も含めた周知徹底対策が必要ではなかろうかと思います。 理系人材を生かす社会づくりとして、我が国が国際科学五輪に力を入れ始めて10年経過し、文部科学省は2004年から支援に乗り出しております。今年度も派遣や強化費などに約2億円を投じています。
日本の地質学に大きく貢献されたライン博士にちなみ、次代を担う子供たちの科学的思考の醸成と理科教育の推進を図るため、ライン賞を創設いたします。また、白山市スポーツ大賞を創設し、スポーツ界で広く活躍され、ふるさと白山市の発信に大きく寄与された市民ないし本市ゆかりの方の顕彰も行ってまいります。 第3に、参加と交流による一体感のあるまちづくりについてであります。
市長は7月初旬に、ラウンハイム市とボストン町を訪問されたわけでありますが、訪問の目的を、ラウンハイム市では、白山手取川ジオパークの原点である桑島化石を世界に広めたライン博士の功績をたたえるとともに、ゆかりの皆様にお会いし、交流の継続をじかにお願いすることと、さらに同市の近郊に位置する世界ジオパークのアイフェル火山地帯を視察し、先進的な取り組みを学び、世界認定に向けて海外での活動実績を積み重ねてまいりたいとの
ラウンハイム市では、白山手取川ジオパークの原点である桑島化石を世界に広めたライン博士の功績をたたえるとともに、ゆかりの皆様にお会いし、交流の継続をじかにお願いしてまいりたいと思っております。 さらに、同市の近郊に位置する世界ジオパークのアイフェル火山地帯を視察し、先進的な取り組みを学び、世界認定に向けて海外での活動実績を積み重ねてまいりたいと考えています。
私の報告は、140年前にライン博士が日本への尊敬を広く伝えたのと同様、白山市についての特別な愛情に満ちたものとなるだろう」と賛辞を述べられ、さらに帰国後、最初にやるべき仕事は白山市長をお招きする仕事に着手することだとまで話されました。議長にかわって出席の機会をいただきました私は、ユーヘ市長の言動に感動を覚えました。
また、桑島地内で植物化石を採取し世界に紹介した、ライン博士の偉業をたたえるライン祭30周年及び友好都市宣言提携15周年を記念して、同博士の生誕地であるドイツ・ラウンハイム市の市長が本市を訪問する友好訪問団受入事業に、所要の経費を計上いたしました。 第4に、「健やかに暮らせるまちづくり」についてであります。
1874年には、ドイツ人、ライン博士が白山登山に臨み、その帰りに桑島化石壁で16個の化石を採取し、ジュラ紀中期の植物化石であると発表され、桑島化石壁は日本の地質学、古生物学的研究の発祥地と言われるようになりました。このライン博士の功績を顕彰するため、1982年からは毎年ライン祭が開催されています。
ドイツ人のライン博士が1874年に白山登山に臨みました。その帰りに桑島化石壁で16個の化石を採取し、重要なものと感じてドイツに持ち帰り、この化石を友人のガイラー博士に送ったところ、ジュラ紀中期の植物化石と論文発表されました。その時代に日本には地質学を教える大学がほとんどなかったことから、桑島化石壁は日本の地質・古生物学的研究の発祥地と言われるようになっています。