野々市市議会 > 1998-09-11 >
09月11日-02号

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  1. 野々市市議会 1998-09-11
    09月11日-02号


    取得元: 野々市市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-19
    平成10年  9月 定例会(第5回)       ----------------------------- △開議   9月11日午前10時07分開議                   出席議員18名 ○議長(内村栄一君) 休会前に引き続き会議を開きます。出席議員は定足数に達していますので、これから本日の会議を開きます。       ----------------------------- △会議時間の延長 ○議長(内村栄一君) あらかじめ会議時間の延長をしておきます。 議事日程は、お手元に配付のとおりです。       ----------------------------- △議長諸報告 ○議長(内村栄一君) 地方自治法に定める会議の説明員、書記は休会前と同様です。       ----------------------------- △議案の上程 ○議長(内村栄一君) これから議会議案第6号についてを議題とします。       -----------------------------提案理由の説明(議会議案第6号) ○議長(内村栄一君) 提出者から提案理由の説明を求めます。5番議員、北村成人君。  〔5番(北村成人君)登壇〕 ◆5番(北村成人君) 意見書を朗読し、提案理由の説明にかえます。議会議案第6号      一級河川や主要な「三ケタ国道」の直轄管理継続に関する意見書 政府の地方分権推進委員会での第五次勧告案の検討過程においては、国が管理する一般国道の範囲を1号から58号までに限定した上で、いわゆる「三ケタ国道」はすべて地方道とし、また、単一の都道府県内で完結する河川はすべて二級河川とするとの方向が示されております。 しかしながら、こうした道路や河川の多くは急峻な山岳や渓谷などを含む厳しい自然環境の中にあり、わが国最高水準の技術をもって築造、広域的に管理されておりますことから、個々の自治体での管理には一定の限界が想定されるものであります。 また、財政的にも大きな負担を強いられることとなるほか、将来に向けた計画的な整備や災害時の緊急対応等も危惧されます。 多くの住民の生命や財産、生活を守り、地域の社会経済の一層の発展を築くために国土保全上特に重要な河川とされている現在の一級河川や、幹線国道を連結し、地方都市間の交流を支える主要な「三ケタ国道」につきましては、これまで同様に国の直轄管理を継続されるよう要望いたします。 以上、地方自治法第99条第2項の規定により、意見書を提出します。   内閣総理大臣   小渕恵三殿   建設大臣     関谷勝嗣殿   自治大臣     西田 司殿   内閣官房長官   野中広務殿   総務庁長官    太田誠一殿                           石川県石川郡野々市町議会 平成10年9月11日  野々市町議会議長  内村栄一殿                     提出者 野々市町議会議員 北村成人                     賛成者 野々市町議会議員 村太武嗣                            〃     中村達雄                            〃     岩見 博                            〃     中野喜佐雄 議員各位におかれましては、本議案を慎重に審議の上、可決されるようお願いをいたします。       -----------------------------一般質問 ○議長(内村栄一君) これから一般質問を行います。 通告を受けていますので、順番に発言を許します。11番議員、村太武嗣君。  〔11番(村太武嗣君)登壇〕 ◆11番(村太武嗣君) 高齢化社会と我が町の福祉について質問をさせていただきます。 天候不順で何かと被害等心配の多かった夏の季節も終わり、過ごしやすい秋晴れの天候に感謝とほっと一安心の日々であります。 ことしも敬老の日を間近にし、改めて70歳以上の皆さんに「元気で長生きをしてください。そして生きがいを持ってください」と声をかけますが、果たして「安心して老後を私たちにお任せください」と言えるであろうか。自信と責任が持てる状況にするための努力が、今ほど真剣に必要なときはないと思います。 先日、我が太平寺町内会で一足早く盛人式をしました。20歳の節目の成人式ではありません。要は敬老会です。現役ばかりのばりばりの70歳では「年寄りの仲間になるから」と参加が少ないので、思案の末、盛人式と題し、盛人の盛は、なる、なすの成とその下に皿を書く字であります。皆さん大変大人の仲間入りでの成人式より、70歳以上の年になった今が人間としてますます意気盛ん、字のごとくと喜んでおられましたが、それは参加ができる健康な方、幸せな方のみであります。でも、まだまだ頑張ろうとの意欲に満ちたと思い、名前一つでプラスの発想になったと思います。 また、町の社会福祉大会も意義のあったイベントであり、ボランティアの心ある人も多く、心温められることも感じ、それぞれの立場で高齢化社会での福祉について心しておられ、準備しておられることが多く、多くの町民に心強い思いを感じました。 しかし、現実には自分自身ではどうにもできない、我が家庭、家族の手だけにはどうにもならない、そんなお年寄りがおられる家庭の方が多いようです。 我が野々市町は、他の市町村に比べると劣ることもなく、特別養護老人ホーム富樫苑が鶴来町と共同での運営が着々と進み、他の既存の福祉施設も誠意努力と利用者の側に立っての工夫がされ喜ばれていますが、施設だけの拡充は財源の確保があってのことであり、行政の役割として施設の提供やサービスを求められても、これからの高齢化社会には限界があると思います。何事も求める前に我が身の努力と知恵、親子、家庭のきずなが第一でなかろうか。 私たちが生まれた戦後の貧しい生活は、努力と助け合い、その心で自分たちで乗り切ってきたのに、今の世情はどうでしょうか。物に恵まれ、権利や自由が先行し、浮かれ浮かれの世から一転し、不況のどん底に低落し、明るさのない不安からストレスがたまり、大人も子供もそこらじゅう八つ当たり。陰険な犯罪が次々と起こりながら、どれもが未解決。天候異変からの災害、世界的金融不安、明るい話題を見つけるのは至難であります。今こそ私たちの祖父母や両親が乗り切ってこられた原点を見るべきだと思います。 企業の経営ですら「いま第二創業」と言われています。 そこで、町長、教育長にお尋ねします。 我が野々市町の福祉について、現在の施設の開設予定の富樫苑のサービス内容と、将来を察知してのこれからのハード、ソフトの計画をお聞きします。 もう1点は、福祉と教育です。今の社会世情からして、このままで安心できるものではないと思います。これからの将来の担い手となる子供たちの教育で、知育、体育、徳育と言われる中でも徳育の重要性を感じます。福祉の原点は思いやりの心が大切でなかろうか。それには幼き頃よりの教育にありと思います。未来都市像「出合いを大切に、ゆとりと生きがいを実感できる町」とした総合計画の策定に一歩でも身近にしていただきたく質問いたします。 もう1点お聞きしたいことがあります。特に町長には、我が町の福祉政策が着々と進行する中、鶴来町と共同で手がけられた富樫苑の開苑は平成12年であり、私たち町議会議員の任期と同じく開苑前に任期満了となります。町長には1期4年の実績と計画進行中のものも数多くある中での節目を迎えるわけであります。 また、私の住む富奥地区では、安田町政の評価から後援会組織づくりが進んでいると聞いております。このような中、来期も続いて町政を担当する意思があるのかもお伺いいたします。 力強い意欲ある答弁を期待し、私の質問といたします。 ○議長(内村栄一君) 町長、答弁。  〔町長(安田彦三君)登壇〕 ◎町長(安田彦三君) おはようございます。 本会議再開に至りまして、議員の皆様方ご健勝で全員ご出席いただきましたことを重ねて厚く御礼申し上げ、村太議員さんの質問に答えさせていただきたいと、このように思います。 今拝聴しましたところ、高齢化社会と我が町の福祉でございましたが、その中に3点ばかり具体的なご質問がございましたので、一つ一つ答えさせていただきたい、このように思っております。 まず1点目、富樫苑のサービス内容についてとこれからの計画についてでございます。 特別養護老人ホーム富樫苑建設計画につきましては、本年6月17日付で国庫補助の内示をいただきました。また、8月31日には法人の設立許可を受けたところでございます。現在、実施設計も完了し、工事着工に向けて鋭意努力をいたしております。 富樫苑のサービス内容等についてのご質問でございますが、最も大切なことは、利用者の基本的人権と人格を尊重することであり、各人が生きがいを求めることのできる環境づくりに励み、明るい楽しい豊かな日々を送れるように努めてまいる所存でございます。 また、施設の持つ機能を地域社会に開放するとともに、地域福祉の拠点として位置づけ、地域とのつながりを深める一方、各種団体のボランティア活動を通じて地域住民の施設への理解を求め、また在宅サービスの拠点として併設するデイサービスセンター在宅介護支援センターを通じて相互交流の場の提供に努めてまいりたいと、このようにも思っております。 今後のサービス等介護保険事業計画及び新老人保健福祉計画、中でも富樫苑の明確な位置づけが必要と考えておりますのでご理解をお願いしたいと、このように思います。 もう1点は、福祉と教育についてであったと思います。 福祉と教育についてでございますが、どれだけすばらしい施設をつくっても、それだけでは福祉の充実とはなり得ません。国民一人一人が他者を尊重し、他人を思いやる心を持って助け合う社会でなければ真の福祉社会ではありません。 6月に出された中央教育審議会の答申の中にもありますように、これからの高齢社会に対応する教育のあり方として、子供たちが高齢者を初め立場や価値観が異なる人間とともに生きていくという考え方をしっかり持てるように、それとともに高齢者の方々も子供たちの教育に積極的に参加し、子供たちが生きた知識や人間の生き方を学ぶことができるようにしていかなければならないと、このようにも思っております。 ご存じのとおり、近年は核家族でございます。我々生まれ育った環境は、祖父母があって、祖父母の生き方、物を大切にする、人を尊敬するという気持ちを我々は習いました。しかし、現代社会は今言ったように核家族でございます。手本となる老人との同居も少のうございます。そういう意味では、そういった親子あるいは祖父母の関係の希薄等も懸念されております。そういうことのないように、多くの年寄りと子供さんたちが触れ合う場もこれからも多いにつくっていきたいな、そしてすばらしい子供たち教育環境もつくっていきたいなと、私はこのように思っております。 町といたしましてもそういった教育ができるように支援をしてまいりたいと、このように思っておりますので、ご理解をお願いしたいと思います。 また、細部につきましては教育長が説明をいたします。 次に、来期も続いて町長はどうかと。政権を担当する意思があるかというお尋ねでございますので、僣越でございますながら、答えさせていただきたいと思います。 私の任期は、明年の6月に満期となります。平成7年6月に町長に就任して以来、きょうまで極めて微力な私をいろいろな面から支えていただき、ご鞭撻をいただきました議会の皆様方、町民の皆様方にまずもって心から厚く感謝と御礼を申し上げる次第でございます。 私は、「住民が主人公の町政、開かれた町政」を政治信条として、町民の皆さんとの対話と連帯の輪から築かれた調和のとれた町づくりを目指し、また私が理想とする「人が町をつくり、町が人を育てる」という考えのもとで今日まで町民の幸せと町勢発展のために努力をしてまいりましたところでございます。 福祉の充実、教育文化の向上、生活環境の整備等、それぞれ町政各分野において議員の皆様方、そして町民各位のご理解、お力添えを得まして、各種事業を着実に進めてまいったところでございます。 しかし、厳しい財政環境を考えると、一朝一夕にして成し得ないこともたくさんあるわけでございます。今後も町民の声を大切にし、町を愛する気持ちの中で一生懸命思考をめぐらせ、全身全霊を傾けてその実現に努力をいたす所存でございます。 今、国内外を問わず政治経済が激動し、私たちの生活の中にも大きな変革の波が押し寄せてまいっております。景気低迷が続く経済事情のもとで、町の活性化をいかに進めていくか。また、少子・高齢化、情報化、環境問題、そして新庁舎の建設等々、現在多くの課題が山積しているところでございます。大変困難厳しい状況下ではありますが、町政が一日たりとも停滞することは許されません。多様化する町民ニーズを的確に把握し、その責務を果たさなければならないと思っております。 幸いにも体力、気力も充実をいたしております。議員の皆様方、町民の皆様方のご理解とご支持を得られるならば、微力ながら初心を忘れることなく、それ以上の研さんを重ね、引き続き町勢発展のためにお役に立てさせていただきたいと思っております。 そして、来るべき21世紀の新しい時代に向け、当町が大きく飛躍していくように全力を尽くす考えでありますので、よろしくご理解を賜りたいと思っております。 どうもありがとうございました。 ○議長(内村栄一君) 教育長、説明。 ◎教育長(田村昌俊君) 福祉と教育について補足説明をさせていただきます。 村太議員さんのおっしゃるとおり、教育には知、徳、体のバランスが必要であります。特に近年は、青少年の心の荒廃が危惧される中で心の教育の充実が求められております。心の教育、とりわけ幼児期からの心の教育には、家庭、地域社会、保育園や学校の三位一体となった取り組みが必要であります。 学校に限って申しますならば、すべての学校に本年度より心の教育推進委員会を設置し、町の諸機関と連携をとりながら、教育活動全体を通した心の教育の充実を図っているところであります。 また、道徳教育にあっては、学んだことが実践に結びつくようボランティア活動などの体験活動を重視した道徳実践力の育成を目指し、福祉の原点である思いやりの心を育てているところであります。 高齢者に対するものとして幾つか挙げますれば、中学校では、ひとり暮らしの方々に年賀状や暑中見舞いを出したり、また合唱部が椿荘への訪問をしたりしております。小学校では、運動会などの行事に招待状を送ったり、クラブ活動に指導者として来ていただいたりしているところでございます。 いずれにしましても、ゆとりと生きがいを実感できるまちづくりにとって、実践活動の伴った思いやりの心が必要欠くべからざるものと考えており、これからもより一層の活動の充実に努めてまいりたい、このように考えております。 以上で説明を終わります。 ○議長(内村栄一君) 村太武嗣君。
    ◆11番(村太武嗣君) お二方の答弁ありがとうございました。 まず教育長には、人間形成の中での教育の重要性から、今後も惜しみなく学校教育社会教育等教育に汗と知恵を出していただき、安心できる将来は物でなく人であり、思いやり、助け合いの心豊かな人間たち社会奉仕であります。一層の努力をお願いいたします。 町長の答弁での我が町の福祉計画については、だれもが身近に気になる問題であり、現状と将来を的確に把握した施策で、4万 4,000人の町民にとって安心と住んでよかった野々市町が実感できるためにも、今後も激務の職でありますが、健康に留意され、一層の情熱で頑張っていただくことを多くの皆さんが期待をされていると思います。 21世紀の我が町がすばらしい5万人都市構想となるよう、ただいまの答弁、力強く前進に向けてください。 ありがとうございました。 ○議長(内村栄一君) 16番議員、岩見博君。  〔16番(岩見博君)登壇〕 ◆16番(岩見博君) 私は、日本共産党を代表して質問いたします。 質問の第1点目は、参議院選挙で自民党を惨敗に追い込んだ国民の審判を町長はどう受けとめているか、伺いたいと思います。 今度の参議院選挙では、消費税減税など国民の消費拡大による景気対策か、銀行支援に税金を投入するかという政策が最大の対立点として争われました。自民党が惨敗したのは、国民には消費税増税医療費負担増など9兆円にも上る負担増を押しつけておきながら、一方で金融システムの安定のためと称して銀行の借金の穴埋めのために国民の税金を投入しようとする橋本内閣逆立ち政治に対する国民の厳しい審判にほかなりません。 橋本内閣にかわって誕生した小渕内閣も、やはり大銀行と大企業を守る逆立ち政治を引き継いでいます。選挙後の世論調査でも国民の76%、ほとんどの国民が小渕内閣では景気は悪くなるか変わらないと回答し、最近の内閣支持率も20%台と逆立ち政治に全く無反省な小渕内閣に対する国民の痛烈な批判があらわれております。 町長にお聞きいたしますが、自民党を惨敗に追い込んだのは何だったと思われますか。 また、6月議会で私は、「消費税増税医療費負担増による9兆円負担増が景気落ち込みの引き金になったと思いませんか」と質問いたしました。消費税減税こそ景気回復につながると指摘をしてきました。これに対する町長の答弁は、「国内の原因ばかりではない」としながら、「政府は総合経済対策を決定して特別減税も行っているから、秋ぐらいまでには景気回復に動き出すのではないか」と見解を示されています。残念ながらこの見解は見事に外れました。しかし、見通しが外れたのは町長の責任ではありません。自民党政治経済対策が間違っていたということです。ただ、依然として国民の7割が消費税減税を求め、自民党政治のもとでは景気回復は期待できないと思っている大多数の国民と町長の認識には違いがあったということでしょう。 そこで、町長にもう一度伺いますが、景気を回復させるには国民の懐を直接温め、国民の消費に直接結びつく消費税を減税することだとは思いませんか。政府の公式見解でも景気の落ち込みは昨年4月から始まったと、消費税増税が国民消費の落ち込みにつながったことを認めていますし、堺屋経済企画庁長官も国会答弁で「消費税増税医療費負担増など9兆円負担増は失政」と明言しているのです。 また、自由党も選挙公約で消費税3%への減税を掲げ、最近では中曽根元首相までが消費税減税を唱えるなど、今では消費税減税を求める声は大きな流れとなってきているのです。町長の見解を伺います。 質問の第2点目は、町の図書館の充実についてです。 町の図書館が新たに独立した施設として開設され、金沢市の泉野図書館と比較することは無理ですが、以前から見れば利用者には読書に親しみやすい環境になりました。ただ、開設以来8月末までの約20日間の図書館利用者数は 1,260人で、昨年8月1カ月の利用者数とほぼ同じとなっています。今後の推移を見なければなりませんが、利用者が大きく伸びない理由には、蔵書数が約4万冊と全くふやされておらず、利用者のニーズにこたえた本がそろえられていないことが最も大きいと思われます。この状況を見ると、やはり一日も早い本格的な図書館の建設はどうしても必要となっています。 図書館建設について町長は昨年6月議会で、行政センター建設と相まって新総合計画内における図書館建設は見直さなければならないと答弁され、暗に次期総合計画にずれ込むことを示唆していますが、それならいつごろになるのかお答えいただきたいと思います。 また、それまでの間図書館の充実をどう図っていくのかが問われています。ところが、今年度の図書購入費は昨年と全く同じで 470万円しか計上されておりません。これでは蔵書数がふえないですし、利用者がふえないのも当たり前ではないですか。私は改めて図書購入予算の大幅な増額を図られることを強く求めたいと思います。 質問の第3点目は、学校図書の充実についてです。 家での過ごし方が、テレビを見たり、テレビゲームが相手という子供が多くなり、本を読むことが少なくなったと言われておりますが、人間として豊かな感性、創造力を養うためにも読書は大きな役割を果たしています。そして、幼児期から本に親しむ習慣を身につけることが大切とも言われております。行政にはそうした環境を整備する責任があります。 その一つとして、ぜひ学校の図書室にも司書を配置してほしいと思います。現在の学校図書の管理は、例えば小学校の場合図書係は高学年がしているわけですから、低学年の生徒が授業が早く終わって図書室に行っても、高学年は授業が終わっていないわけですから図書係はいない状態です。これではなかなか本に親しむことにはなっていきません。司書がおればこうした問題も解消されます。また、授業での調べにもすぐに参考になる本を専門知識を生かして選んでくれるわけですから、生徒の学習にも大いに役立ちますし、正しい指導ができるわけです。 松任市では、今年度から小中学校13校すべてに学校図書司書を配置しました。1校を除いて12校は正規の職員としての配置です。これによって子供たちが図書室に立ち寄る機会がふえたとのことです。例えば、低学年児童も授業が早く終わっても図書室を利用できるようになったり、バス通学地域の児童はバス待ち時間に図書室を利用するといったぐあいです。中学校では昼休み時間には授業調べで 100人近い生徒が押し寄せ、司書を配置する前とは全く比べものにならない違いと、校長もうれしい驚きがあるとのことです。また、読書会が行われるようになったことで子供たちが本に親しむ機会がふえたとのことです。町でもすべての学校に1人ずつ学校図書司書を配置すべきと思いますが、いかがでしょうか。 2つには、学校図書購入費についてですが、昨年の6月議会で町の図書館の蔵書数にしても図書購入予算にしても、周辺自治体と比べて大きく立ちおくれていることを数字を示して改善を求めてきました。しかし、残念ながら先ほど申し上げたように全く改善されておりません。こうしたおくれは学校図書の面でも同じです。 例えば、金沢市の小中学校合わせての年間図書購入費は10年度で 4,764万円で、生徒1人当たりにしますと約 1,185円で、松任市は同じく 1,061万円で、生徒1人当たりにしますと約1,500 円になります。美川町も同じく 194万 5,000円で、生徒1人当たりでは 1,650円となります。これに対して野々市町は、小中学校合わせて 428万 4,000円で、生徒1人当たりにしますと約 1,100円と一番低くなっています。これは昨年6月議会で指摘した図書館の蔵書数や購入予算でも同じ傾向があることから見ても、町の小中学校の学習環境が大きく立ちおくれていることは明らかと言えるでしょう。町長はこの現状をどう思われますか。直ちに改善すべきではありませんか。 例えば、生徒1人当たりの購入予算を美川町並みに引き上げるだけで、さらに年間 500冊以上の本が購入できることになります。これは松任市の例でも申し上げたように、生徒の学習にも大きな助けになることは間違いありません。そのためにも図書購入予算を大幅に増額することを求めまして、私の質問を終わります。 ○議長(内村栄一君) 町長、答弁。  〔町長(安田彦三君)登壇〕 ◎町長(安田彦三君) 岩見議員さんの質問、3点だと拝聴いたしました。 1点目は参議院選挙の結果について、2点目は町図書館の充実について、3点目は学校図書の充実でございますので、お答えさせていただきます。 参議院の結果につきましては、7月に選挙がございました。景気が厳しい状況の中で行われましたが、有権者の関心も高く、また投票時間の延長等々で高い投票率となりました。選挙結果は皆様ご承知のとおりでございます。 自民党が議席を減らしたことなどにつきましては、自民党を含め各政党の代表者がそれぞれ報道等で述べられております。私がここで国政選挙の結果をあれこれ申し上げるべきではないと思っております。 選挙は国政であれ、地方の選挙であれ、そのときの民意が反映されるものと、私は十分理解をいたしております。すべての結果は厳正に受けとめるべきだと思っております。 景気回復には消費税減税をすべきとのご意見でございました。政府は、総合経済対策などで4兆円の特別減税を行い、景気回復を図るといたしております。今、減税が必要であるということは、国の経済対策の大きな柱であると理解をいたしております。消費税減税を求める国民の声があることも、私は報道関係等々により十分承知をいたしております。消費税減税をすべきかどうかにつきましては、その財源不足をどうカバーするかという問題もありますでしょう。いずれにしても、これは国の総合経済対策の問題として今国会で十分議論をしていただくものと考えております。したがいまして、現在行われている国会での審議の動向を見守っていきたいと思っております。 次に、町図書館の充実についてでございます。 皆様のご理解によりまして、この8月11日に横宮地内にリニューアルオープンすることができました。以来、徐々にでございますが、利用者がふえる傾向にあります。特にお子さんの利用がふえております。 先般、私も見てまいりました。オープン以後4回ほど図書館を見てまいっております。放課後3時過ぎから多くの子供が利用できるようになっております。大変うれしく思っております。そういった意味で、図書館の向上につきましてはご指摘の蔵書数の増冊も含め、設置、管理、運営面での利便性向上を絶えず念頭に置いておかなければならないと思っております。 しかしながら、1施設で利用者すべての要求を満たす図書館資料をそろえることは至極困難なことであり、自治体間の壁を越えて相協力して提供していかねばならないと思っております。皆さんもご承知のとおりでございます。野々市町も金沢市泉野図書館との提携をいたしており、町民の方々の利用もいただいております。 ご指摘の図書購入予算につきましては、毎年約 500万円の予算づけをいたしております。平成9年においては約 2,600冊の増冊をし、その対応をいたしておるところでございます。今後開架スペースを考慮しながら蔵書をしていきたいと、このように思っております。 おかげさんでリニューアルオープンできました。現在は、2階はいろんな面で、あるいはトイレの関係で使われないという、そういった事情もございますので閉鎖をしてございますが、恐らく来年早々にはそういった準備も十分でき、図書の環境も十分整備される、このようにも思っておりますのでご理解を願いたい、このように思っております。 また、サービスのあるべき姿を含め、教育長が補足説明をいたします。 次に、学校図書の充実についてでございます。 司書を配置する考えはないかについてでございますが、昨年6月に学校図書館法が一部改正されました。岩見議員さんもご承知かと思います。その内容は、平成15年4月より12学級以上の学校すべてに司書教諭の配置が義務づけられることになります。それにより、本町では全小中学校に司書教諭が配置されることになります。そういう意味で、現段階においてはこれを待ちまして、司書の配置については考えておりません。 次に、図書購入予算を大幅に増額する考えはないかについては、本年5月1日現在、学校図書館の現状に関する調査結果の中で、学校図書館図書標準に基づく標準冊数に対する蔵書達成率の低い小中学校につきましては計画的に図書の充実に配慮していきたいと、このようにも思っておりますので、ご理解を願いたいと思います。 これにつきましても、教育長より説明をいたします。 ○議長(内村栄一君) 教育長、説明。 ◎教育長(田村昌俊君) 町立図書館につきまして補足説明をさせていただきます。 単独館としての本施設は、以前に比べて明るく、開架スペースも約 1.5倍になりましたし、そのため2万冊ということになりました。オープン以来、町民が気軽に立ち寄れ、また親しみやすい施設として各層の方々から注目もされ、またご意見等もいただいているところでございます。 今後は2階部分の学習室の開放も含めまして、単に無料で本が借りられるというだけではなくて、読書は無論のこと、希望する情報が容易に得られる生きた情報センターの確立を目指していかなければならない、このように考えております。 さて、ご指摘の蔵書の件でございますけれども、図書館サービス目標としての一般的な目安として町民1人当たりの可能貸出冊数がよく挙げられますが、文部省の公立図書館の設置及び運営する基準についての報告の中でその冊数を4冊以上としております。加えて、普通図書の耐用年数は通常6、7年とされていることから、まだまだ蔵書数が少ないことは否定できません。 一方で、最近の傾向といたしまして開架スペースが広がったこともありまして、町民の貴重な図書の寄附申し出があったことも事実でございます。 先ほどの町長答弁にもありましたように、1施設ですべての要求を満たすことは困難なことでありますので、必然的に施設間のネットワーク化が必要になってまいります。こうした現状を打破するために、まず蔵書管理の第1段階といたしまして平成9年度に蔵書のバーコード化を実施いたしました。本年度はそれらをデータベース化する予定になっております。その予算化も済んでいるところでございます。次年度以降におきましては、パソコンの複数導入等により県立図書館を初め県内関係施設とのネットワーク化を進めてまいりたいと考えております。 町民の皆さんのご理解とご協力のもとに、既設のインターネット網の利活用、移動図書館車ステーションの充実、各公民館図書室への定期的な配本がえ、各種学級講座の開設等々、利用者の声を聞きながら限られた財源の中で図書館サービスに努めてまいりたいと、このように考えておりますので、よろしくご理解をいただきたいと思います。 次に、学校図書の現状について補足説明をさせていただきます。 現在は、各学校とも図書司書は設置されておりません。図書担当教諭の指導のもとに、児童生徒の図書係が中心となって図書館の運営に当たっております。 司書配置につきましては町長答弁にもありましたように、司書教諭有資格者が現在、県内小中学校で 138人であり、今後、約 604人必要と伺っております。 町の現状は有資格者4人でありますが、今後、平成15年4月までに司書教諭の養成に努めていかなければならない、このように考えております。 また、図書購入予算についてですが、現在の小学校5校の学校図書館の蔵書冊数は3万 9,359冊、児童1人当たり15冊。中学校2校の蔵書冊数は2万 3,289冊、生徒1人当たり17冊でございます。本年度の予算を見ますと、岩見議員さんのおっしゃるとおりでございまして、小学校5校で 312万 4,000円、中学校では 116万円となっており、随時購入をいたしているところでございます。 現在、小中学校の中には学校図書標準冊数に満たない学校もありますので、計画的に図書の充実に努めてまいりたい、このように考えております。 以上で説明を終わります。 ○議長(内村栄一君) 岩見博君。 ◆16番(岩見博君) 図書館あるいは学校図書の件について再質問いたします。 今ほど町長の答弁あるいは教育長から説明をいただいたわけですけれども、やはり蔵書数が学校の場合においても町の図書館にしても少ないというのが、私は町民が利用する上において致命傷になっているというふうに思います。 その点について、今後計画的にふやしていきたいということですけれども、ただ、ことしの、先ほど申し上げたように予算にしても、昨年と全く同じということから見れば入れかえ予算がせいぜいではないのかなと。新たにふやしていくという、そういう予算づけにはなっていないのではないかと、このように思われてなりません。先ほど申し上げたように、蔵書数が町の図書館にしても昨年来ほとんど変わっていないという状況から見ても、その点は明らかではないのかなというふうに思います。私は、やはり本当に本をそろえてふやしていくという点では思い切った予算づけをぜひすべきではないのか、このように思います。 小中学校の学校図書の問題ですけれども、やはりふやしていく、このことは一つは大事だろうというふうに思います。これはぜひ今申し上げたことと同じように、新旧の入れかえという予算づけだけではなくて、本当にふやしていく、そういう予算づけをぜひお願いしたいということが1点です。 同時に、幾らふやしても子供が本当に利用しやすい、あるいは学びやすい、そういう環境にして、この点でも私は司書の配置というのは欠かせないというふうに思います。残念ながら、やはり小学生ではそんなに図書の専門的な知識を持っているわけではないわけですから、その点で短時間の中で、休憩時間の中で見たい本、読みたい本を探すのはなかなか困難だろうというふうに思います。そういう点で私は、専門的な知識を持った司書の配置というのは大事だろうなというふうに思います。 同時に、今、町長並びに教育長から答弁ありましたけれども、15年からということであります。15年からいずれにしても配置しなきゃならんというのであれば、町として子供たちにやはり文教の都市、町と、町民憲章で掲げている町ですから、それにふさわしいやはり環境にしていくべきだと。私は前倒ししてでも町単独でやはり配置をしていくべきではないのかと。この点はぜひ松任市に習っていただきたいなと。いいところはぜひ学んでいただきたい。この点を再度申し上げまして、答弁を求めたいというふうに思います。 ○議長(内村栄一君) 町長、答弁。 ◎町長(安田彦三君) お答えさせていただきます。 今ほど申し上げたとおり、従来、中央公民館の一部が図書室として利用しておりました。開架スペースが非常に手狭でございました関係もあろうかと思います。おかげでリニューアルできまして、開架スペースも余裕ができてまいりましたので、蔵書については私はやはり教育文化の薫り高い町を目指す野々市町ですから十分配慮をしていきたいなと、こういうことで思っております。 また、学校につきましても子供が書物と親しむことは大変いいことだろう、このように思っております。先ほど申しましたように、そういった蔵書数の少ない学校には鋭意予算を配置しながら、やはり均衡な教育の機会均等を与えていきたいなと、私はこのように思っております。十分教育委員会と相談しながら、前向きに検討もする時期にあるんじゃなかろうかなと思います。 司書の問題につきましても、人の問題でございます。いろいろ財源もつくわけでございます。今現在、学校の先生と子供さんたちが自主的にお互いに協力して図書当番ということでやっておられるそうでございます。内容等々については私は十分存じておりませんが、大変和やかなうちにやっておられるということを聞いておりますので、その点もご理解を願いたいと、このように思っております。 ○議長(内村栄一君) 岩見博君。 ◆16番(岩見博君) 今、町長が答弁されましたけれども、例えば司書の問題ですね。やはり生徒が図書係として当番でやりながら、あるいは担当の教諭が援助をしていくという形でやっている。しかし、それはやっぱり限界があるんだということをぜひ町長にはわかっていただきたい。本当に子供たちが学習に役立つ、そういう学習調べをしていく上においても、どういう本を調べればいいのかということをやはり即座に判断できる専門的な知識を持った司書がおれば、本当にこれは助かるんです、子供たちにとっても。その点をぜひわかっていただきたいというふうに思うんです。 そういうことで、私は司書の配置というのは本当に大切なんだということを申し上げているわけでありまして、その点について町長の答弁を再度、理解されているかどうか、お願いしたいというふうに思いますし、教育長についてもその司書の役割というものについて、恐らくこの間いろいろなところで研修をされてきているというふうに思うんですけれども、その点についても伺いたいなというふうに思います。 同時に、一方、前向きに検討ということは、思い切って予算をふやしていきますよということで受け取っていいのかどうか。この間なかなか公的な用語というのは難しいものがありまして、これは前向きな検討なのかを含めて、なかなか町民には理解できない言葉でありますので、その辺の点を含めて、思い切ってふやす気があるのかどうなのか、ご答弁を再度お願いしたいと思います。 ○議長(内村栄一君) 町長、答弁。 ◎町長(安田彦三君) 図書費の増額でございますが、これも多くの町民の希望する図書がどういうものであるか、そういったことも十分アンケートをとりながら、やはりより効率的な図書の購入に努めてまいりたいと、このように思います。 また、司書の問題につきましても、松任市がことしから入れたということでございます。先進地のそういった意見も十分我々研究、検討しながら勉強をさせていただく、このことをお約束申し上げます。 ○議長(内村栄一君) 教育長、説明。 ◎教育長(田村昌俊君) 学校図書の予算についてでございますけれども、ご指摘のように、近隣の金沢、松任あるいは美川よりは少ないということをおっしゃいました。数字的には確かにそうなんでございますけれども、学校図書の予算につきましては学校の要望を尊重して予算づけしております。決して予算を削るようなことはいたしておりませんので、その点ご了解いただきたいと思います。 それから、図書館の司書の役割といいますか重要性ということにつきましては、十分それは理解はしております。読書指導であるとか、あるいはみずから学ぶ意欲が出て大変いいということも聞いてはおりますけれども、何分にもなかなか財政面等々考えますと苦しいものがあろうかなと、こういうふうに思います。 ただ、私は現段階で、今までどちらかといいますと学校図書館は、先ほどおっしゃったようにお昼と放課後しかあいていないと、あけていないという現状にあったわけですが、それではいけないと。始業から終業までの間開館することができないかということで、各学校に指導してまいります。ことしから小学校で2校、始業から終業まであけております。今後いろいろな面でそういったところを検討しながら、各学校で工夫を凝らしながら、できるだけ子供たちがいつでも図書館に入っていろいろ自分で本を探したり、それも大切な勉強の一つだと思いますので、何でも指示されてやるのではなくて、みずから学ぶ意欲も育てていきたい、このように考えております。よろしくご理解いただきたいと思います。 ○議長(内村栄一君) 18番議員、中野喜佐雄君。  〔18番(中野喜佐雄君)登壇〕 ◆18番(中野喜佐雄君) 今回私は、第3番目に質問する機会を与えていただきました。この後6名の皆さんがおられますので、簡単にやれよとの期待もあろうかと思いますので簡潔に申し上げますので、よろしくおつき合いのほどお願いを申し上げます。 私はまず、9月定例議会でもありますので、9月1日が防災の日でもあり、防災の問題について質問をいたします。 今年の梅雨は明けずに終わり、その間に日本の各地に豪雨をもたらし、その災害によって多くの人たちのとうとい生命が失われ、心からご冥福をお祈り申し上げるとともに、野々市町を初めとし水害に見舞われた各地の被災者の皆さんにも、この場をおかりいたしまして改めてお見舞いを申し上げます。 さて、先般行われました本町の防災訓練におきまして、多くの町民の皆さんが参加され、大きな成果と災害時における認識を新たにしたところであります。ですが、阪神の大震災から3年がたちます。野々市町におきましてもその教訓をもとに3回の総合訓練も実施されたところでありますが、私たちの立場からすればこれからがスタートだと考えております。 また、防災基本計画も40年ぶりにして見直され、町の防災計画も見直されたところであります。その防災基本計画の改正で私が思いますのは、自分の生命は自分で守りましょうという革命とも言われる考え方が示されております。私は大切なことであると思います。 平常時の行政サービスの水準を 100とすれば、地震の発生直後はゼロになることは神戸の震災で明らかであり、町民には基本計画にもありますように、自分の命は自分で守り、緊急時に町民やボランティアに何をやってもらったらよいか、そして行政は何をするのかということを訓練とあわせて努力し、運動として続けるべきではないかと考えますが、町長のご所見をお伺いいたしたいと思います。 次に、防災のまちづくりについてお尋ねをいたします。 町長もご存じのことと思いますが、阪神・淡路の大震災で何が一番問題であったかは、ご存じのように住宅が無数に倒れて、そのことによって多くの死者が出たことに象徴されますように、住宅の密集いわゆる生活の空間が極めて大切であるということでございます。 このことを見ましても、災害時に強いまちづくりや建築物の安全化に取り組むことは、野々市は県下でも住宅の密集度の高いところであることは言うまでもありません。防災計画のまちづくりに関することを見ますと、従来のものと比べるとはるかに具体的になっておりますが、例えば住宅の倒壊防止についてでありますが、「住宅を初めとする建築物の耐震性を促進するため、基準の遵守等の指導に努めるものである」と、こう記されておりますが、町としてはどのように指導されているか、お伺いをいたします。 また、既存の住宅の耐震化の具体性が欠けており、対策の実行のため、自治体ではこれらの補強改築等は市や町で独自で融資制度などを設けているところもあり、野々市町についてはどのような対策なり配慮がされるのか、お伺いをいたします。 次に、第2点目といたしまして、都市計画と土地利用の問題についてご質問をいたします。 野々市町のまちづくりは、都市計画を基本にして区画整理が民主的な手続を経て町民参加を確立をし、お互いに協調し合い、お互いに知恵を出し合いながらまちづくりをしてきたことが今日の野々市町の現実的問題でないかと思いますが、町長はどのように考えておられますか、お尋ねをいたします。 次に、土地利用の行政についてであります。 野々市町も人口集中によりまして地価が高騰し、しかし現在は静止状態にありますが、このようなことを踏まえて町の土地利用計画を点検し、実効性ある都市計画を立案すべきではないかと考えますが、そのためには、町のマスタープランの性格を変えて、公共的用地の確保、公的空間の拡大など百年の計を立て、新しい公共性と共同性のある土地利用をつくり上げ、持続あるまちづくり、自立するまちづくりの手法を編み出すべきではないかと考えますが、いかがかお伺いをいたします。 また、現在行われております区画整理事業、あるいはこれから実施されようとする地域の利用されていない用地、これから整備されようとする用地の有効な利用に向けた都市基盤あるいは公共施設などの事業の推進を図るべきでないかと思います。未利用用地の都市開発には、所有者と関係者との調整も必要でありますが、行政側として対応する際は関係者の意向を踏まえた調整手続の検討なり研究をされる必要があろうかと考えます。せっかくの土地の有効利用を促進しようとする区画整理事業でもありますので、町長のご所見を承りまして、私の質問といたします。 ○議長(内村栄一君) 町長、答弁。  〔町長(安田彦三君)登壇〕 ◎町長(安田彦三君) 中野議員さんのご質問は2点と拝聴いたしました。大規模災害の対応について、都市計画についてでございます。お答えをさせていただきます。 私は、地震、風水害などさまざまな災害から町民の生命、財産を保護することは行政において最も基本的なことであり、大変大切なことであると、このようにも思っております。当町におきましても、阪神・淡路大震災以降、数々の防災に対する備えを行っております。 地域防災とは、都道府県を初め各市町村における総合的な災害対策の基本となるものであります。我が野々市町におきましても防災対策の根幹をなすものであり、国、県から見直しについての指示がございました。これを受け、町防災会議の審議を経て、県との協議の上、昨年3月に一部修正を行いました。具体的かつ実践的な内容としております。大規模地震時の応急対応計画に追加し、震災時の対応を充実強化しております。また、職員の動員配備体制の強化、情報の収集、伝達体制の整備、防災施設整備の充実、応援体制の強化、自主防災組織の育成強化、防災訓練の実施などについて、重点的にその見直しを図ったところでございます。 ご指摘のとおり、大震災時には地域の果たす役割は大変大きいわけでございます。このため、自主防災組織の育成強化を図っていくことが大変大切であると考えております。 防災訓練につきましても、ご存じのとおり、先日、御園小学校で、その地域住民多数の参加を得まして、町にとりましては第3回目の総合防災訓練を行いました。成功裏に実施できたと、このようにも思っております。引き続き、今後も小学校校下単位で町民、住民体験型のこういった防災訓練を実施いたしていきます。 いざ、まさかの災害時には、おっしゃったとおり行政機関としての対応には限界がございます。防災訓練を通じて日々防災意識の高揚を図り、防災行動力を高めていただき、自分の町や家族は自分たちで守るという意識を持っていただくことが大変大切なことであると思います。これからも町、関係機関、地域の皆様方がそれぞれの立場でお互いに協力、連携を深めるように努力をしていきたいと、このようにも思っております。 次に、防災まちづくりについてでございますが、災害に強いまちづくりを推進するため、ハード、ソフト両面の施策が大切であります。これからのまちづくりに当たっては避難路、延焼遮断帯、消防救護活動に寄与する道路、公園等につきまして、都市防災という観点に留意し、土地区画整理事業の面的整備を進めることが大変大切であると、このようにも思っております。 住宅の耐震化への指導、融資制度についてでございますが、現在、県において建築確認申請の際には法律基準が遵守されているか、確認が行われおります。また、既存建物の耐震診断並びに補強、改築等につきましては、県並びに住宅金融公庫において補助及び融資制度がございます。対象者にはその利用を町としても薦めております。今後ともより一層防災対策を充実させ、町民が安全で安心して暮らせるまちづくりに努力をしていきたいと考えておりますので、よろしくご理解のほどをお願いしたいと思います。 次に、都市計画についてでございます。 これまで土地区画整理事業を中心にした面的な都市整備を進めていたことは、ご承知のとおりでございます。この区画整理により、新しい住宅地や商業地など近代的な良好な市街地形成が行われております。関係者のご努力に深く敬意を払うものでございます。これからも引き続き都市空間の創出に向けて努力をしていきたいと思っております。 公共用地の公的空間の確保につきましては、事業内容や各地区における土地利用計画を考慮しながら、個々具体的に検討すべきものと考えておりますが、公共施設の配置につきましては、土地取得や用途地域の問題もありますが、住民の利便性に配意することが最も大切であると考えております。交通アクセスや既存施設との相乗効果、有機的連携を図ることも重要でございます。こうしたことから、今後、中南部地区などの区画整理も進めるに当たって地元と協議を進め、それぞれの地域の特性を生かした特色あるまちづくりに努めてまいりたいと思っております。 価値観の多様化、高度化が進む中で、個性的で魅力ある都市環境や公共空間が望まれております。当町の歴史的な文化環境を育成しながら土地利用を進め、公共施設の整備を行ってまいりたいと、このようにも思っておりますので、議員各位あるいは中野議員さんのご理解と力強いご協力を賜りたいと、このようにも思っております。 ○議長(内村栄一君) 中野喜佐雄君。 ◆18番(中野喜佐雄君) 今、町長の答弁に対しまして思ったのでございますが、非常にそのとおりだと思いますが、しかし、関連する問題で一つお伺いをしたいと思うのでありますが。 災害対策基本法の一部も改正されたことはご存じだろうと思います。その中で、施設における防災の配備が8条の2項で14項にわたって記されておることはご存じのとおりで、私はその中で一番問題にしておりますのは、高齢者、障害者、乳幼児など特に配慮を要するものに防災上の必要な措置を講じなさい、こういうことがつけ加えられておるのを見まして、まだ町として十分なのかどうなのか、私はもう少し配慮すべきではないかというふうに考えておりますが、その点についていかなるお考えか、また方針があればお聞かせを願いたいと思います。 次に、都市計画における法体系では、建築物建築基準法により用途地域などによって土地の利用がされているのは野々市町の実態ではないかと、このように思います。そのために住居地域と商業地域が何となく区分されつつあるように思います。そのために、私はこれらの地域において商業が商業なり、あるいは工業、あるいは農業、公共の混住する町が住みよい町として、あるいは豊かなまちづくりではないかと考えておりますが、この点についてどのようにお考えか、お伺いをいたしたいと思います。 以上です。 ○議長(内村栄一君) 町長、答弁。 ◎町長(安田彦三君) 再質問は、災害時のいわゆる弱者救済の質問だったと思います。 これは中野議員さんおっしゃったように、災害対策法8条2項の14にも規定されております。町も防災計画にはこういった弱者救済に対する処置きちっとうたってございますし、条例もつくってございます。特に問題なのは、施設に入っている方々あるいは在宅におられる方々、この方々の救済が一番重要度濃いことであろうと思います。施設に入っている方々につきましては、施設管理者に対して初期消火、あるいは至急防火、こういったもののマニュアルを作成し、その配布をいたし、その訓練も行っていただいているところでございます。 先般、ご存じのとおりに池田病院のところでの防災訓練も実施をいたしました。そういう意味で、老人ホームでのそういった災害に対する備えを町も協力しながら、また施設の協力をいただきながら実践的な訓練もやっておるところでございます。 また一方、在宅につきましては、大変児童民生委員会あるいは町会長様のご理解をいただきましてそのリストアップを住宅図に全部埋め込んでございます。そして、互いに連絡できるようなそういった整備もでき上がっております。そういう意味で、民生委員あるいは町内会長さんとの常に連絡とれるような、そういった体制もつくっておりますので、これからさらに初期消火、初期初動が大切だろうと、このようにも思っております。 阪神・淡路、淡路島が大変死亡者が少なかったということはご存じのとおりでございます。これはどういうことで少なかったかということを皆さんもご存じかと思います。これは、こういった地域内でどういう方々が家庭においでるかどうかということをきちんと把握されていたから、いなかった場合にはそれぞれ連絡とりながら、それぞれ手分けして家庭訪問し全部救い出したということが、淡路の死亡率が少なかったということは大きく報道されております。そういうことを我々は教訓に抱きながら、野々市町も住宅地にマップしながら、地域住民の方々あるいは民生児童委員の方が町会長さんにもその旨配備しておきまして、そういう体制も整えておりますので十分ご理解を願いたいと、このようにも思っております。 また、都市計画でございます。住居と商業地とあるいは工業地とがコントラストの町がいいんじゃないのかというご質問でございましたが、私はこういう狭い野々市町ですから、やはり緑があり、すばらしい住環境、あるいは商業スペース、あるいは工業スペースはある程度区分した方がいいんじゃなかろうかと、そういう利用方法が町のためにはベストでなかろうかなと、こういう考えも持っております。これらはそれぞれ土地を持っております、あるいは土地区画整理組合の方々とも十分協議、相談してまちづくりを進めていかなきゃならないなと、このようにも思っています。そういう意味でご理解を願いたいと、このようにも思います。 ○議長(内村栄一君) 中野喜佐雄君。 ◆18番(中野喜佐雄君) 今の答弁でわかったわけでありますが、これからも防災についてはハード面、ソフト面をさらに補強、整備されるようお願いを申し上げまして、私の質問を終わります。 ありがとうございました。 ○議長(内村栄一君) 9番議員、山下志津枝さん。  〔9番(山下志津枝君)登壇〕 ◆9番(山下志津枝君) 質問の機会を得ましたので、これから質問いたしたいと思います。 自治省は先月、住民基本台帳に基づく人口動態を発表。それによりますと日本の総人口は1億 2,556万 8,035人となり、増加率0.25%、年齢別に見ますと65歳以上の老年人口が 16.03%で前年より 0.6ポイント上昇した反面、15歳未満の年少人口は0.28ポイント減の 15.23%となり、少子・高齢化が一段と加速されていることを示しています。 また、一人の女性が一生の間に産む子供の数は1.39人と過去最低に落ち込み、そのような社会形態の中で21世紀に向けて高齢者対策とともに次代を背負う青少年に対する教育の使命は重要であり、青少年の健全育成のための環境づくりこそ真剣に取り組むべきだと思いますが、いかがでしょうか。 私は、ここで質問いたします学童保育問題でありますが、昨年6月、児童の健全育成を目的とした放課後児童健全育成事業が新たに法制化されたことは十分ご理解のことと存じます。財団法人いしかわ子育て支援財団はこのほど、4月から小学生となる保育所の年長児を持つ県内7,418 世帯を対象に実施した調査の結果、約60%の家庭が放課後対策として学童保育を必要としていることがわかり、小学生になったら放課後どう過ごさせるかとの設問に対し、家庭、親戚が面倒を見るとの回答は40%にとどまり、これ以外の家庭が学童保育の利用を強く望んでいる状況が浮き彫りになっています。 3月定例議会のご答弁にもありますように、当町には5つの児童クラブがあり、今日まで民間の借家で苦労が絶えないと聞いています。私の住む菅原校下でも、施設は長年の借家であり、家主より来年3月までの期限つき完全撤退が強く要望され、代替施設を探していますが全くなく、大変困惑の現状であります。県下85カ所の学童保育の施設は、小学校、保育園、公民館、児童館専用施設など主に活用しており、金沢市、鶴来町でも小学校の余裕教室を学童保育に有効活用して、しかも看板を上げ、支援態勢を強化しています。 一時期に比べれば子供の数が減少している中で、所轄官庁の異なる小学校の空き教室を一部改修することによって有効活用することはまことに意義あるものではないでしょうか。 町当局は、いつまでも地元任せにするのでなく、積極的に学童保育に対し行政の温かい手が差し伸べられることを強く期待する次第であります。 本年度から保育園と同じ第2種社会福祉事業となった学童保育に対し、公的施設の確保、充実支援態勢の強化について、町長の高邁なるご所見をお伺いいたします。 また、この機会に教育長に各小中学校の空き教室についてお尋ねいたします。 少子化現象の中で、当然、小中学校の学級数も減ってきていると思いますが、野々市町として現在各小中学校の空き教室の数とどのように活用されているのか、また今後の取り組みについてお尋ねいたします。 次に、環境問題であります。 今や環境問題は地球的規模で拡がり、環境の汚染と破壊は人類の生存基盤そのものまで脅威を及ぼしています。美しい地球を次の世代に引き継ぐことは、現代に生きる我々の使命であるとともに、課せられた責務ではないでしょうか。 昨年12月、地球温暖化防止京都会議において二酸化炭素排出量削減目標数値について、EU(欧州連合)は8%、米国は7%、日本は6%に合意したことは記憶に新しいところであります。大量生産、大量消費、大量廃棄の20世紀から環境に配慮した21世紀の文明の橋渡し、京都会議はその第一歩とも言えるのではないでしょうか。 特に私は、フィジー島の人間にとって地球の温暖化は遠い先の話ではない。沿岸の村は既に水没し、丘に移動しています。あの美しい南太平洋のフィジー島からこう訴えていたことが印象的でした。 二酸化炭素(CO2)の排出を減らすのは、国レベルの決定行動もさることながら、個人でも今すぐ実行できることはたくさんあります。例えば車のアイドリング、テレビのつけっ放し、冷暖房の温度設定、緑化の推進、車への過度の依存など、きょうからでも改めることは数多くあり、特に排ガスのない自転車が健康促進も含めて脚光を浴びつつあります。ある自治体は、ライフスタイルの見直し策として、役所が率先して自転車の利用促進を積極的に推進しているのであります。 そこで私は、最近注目されています低公害車のハイブリッドカーの導入を提案いたしたいと思います。ハイブリッドカーは、ご承知のごとくガソリンエンジンと電気モーターの2系統の動力で動く自動車で、二酸化炭素や有害ガスの排出削減と燃費の向上を図っている車で、いわゆる電気自動車ではありません。政府は、既に低燃費車の自動車取得税を平成11年度から2%引き下げると同時に、低公害車の場合は非課税とする方針や低公害車集中導入モデル地域事業を実施していることを決定しています。 町長、本町においてもこの地球に優しいハイブリッドカーを他の自治体に先駆けて購入、一般町民に低公害車の理解とあわせて本町の環境対策への姿勢を示してはいかがでしょうか。価格は 250万前後で、自治体ならばハイブリッドカー購入の場合に通産省関連からの補助金制度があるそうです。現在、予約受注が販売目標を大きく上回る好調さで、一般のユーザーは展示してある車すら見られない状態です。ぜひ町長の英断で導入、広く町民に展示、貸し出しするとともに、町民が購入の場合、諸経費の一部を補助金として交付される制度を早急に検討、実施をお願いする次第であります。 既に補助金制度を含め施行実施している自治体は県内にはありませんが、北陸の一自治体があることを参考に申し上げ、私の一般質問を終わります。 ○議長(内村栄一君) 町長、答弁。  〔町長(安田彦三君)登壇〕 ◎町長(安田彦三君) 山下議員さんの質問、2点と拝聴いたしました。学童保育について、環境問題についてハイブリッド車の導入の2点だと思いますので、答えさせていただきます。 学童保育につきましてですが、山下議員さんの質問にもございましたとおり、昨年6月、児童福祉法が改正され、放課後児童クラブを放課後児童健全育成事業と位置づけられるようになりました。これに伴い、事業実施に当たっては市町村や社会福祉法人などが地域の実情に応じて多様かつ柔軟に行うとともに、利用に関する相談に応じるなど、社会福祉事業としてのその普及促進に努力することとされるようになりました。 当町の学童保育でございますが、小学校低学年児童を健全に育成することを目的として、現在、1校下に1つの5クラブがございます。現在 174名の児童が利用され、発足当時から地域の実情にあわせて柔軟に対処しているところでございます。民間主導型の形態で実施運営をしていただいております。 少子化という時代ではございますが、女性の社会進出、核家族化により学童保育を利用する家庭はふえてきております。施設が手狭になって一部に問題が起きておりますが、施設面で言えば不動産業界等の方々の協力をいただきながら施設確保に町も全力を挙げております。今後も鋭意努力をしていきたいと、このようにも思っております。 なお、菅原がそういう環境でございますので、地域代表の山下議員さんの力添え、ご支援、情報等もよろしくお願いしたいと思います。 また、空き教室等の利用につきましては、教育長から説明補足いたします。 次に、環境問題についてでございます。 環境問題についてですが、今まさに地球温暖化は世界的に重要な問題になっております。地球温暖化防止対策を確実に進めるには、私たち一人一人が日常生活でできることを考え、実行していくことだと思います。 山下議員さんの中にもありましたように、車のアイドリングあるいはテレビのつけっ放し、ごみの不法投棄、いろいろあろうかと思います。大変いいお話を聞かせていただきました。我々も早速実行に移していきたいな、私個人も実行に移していきたいな、恐らく山下議員さんも既に実行を願っているだろうと、このように拝借いたしております。 町といたしましても、これからも人に優しい、地球に優しい観点からさまざまな環境問題に取り組んでまいっていきたいと思っております。 ご提案のバイブリッド車導入につきましては、町では現在使っている車と比較しまして大変環境に優しい車と思っております。私も関心を持っております。町有車の導入でございますが、町有車は経費節減のために現在はほとんど軽自動車を中心に購入をいたしております。250 万という高い車は、到底財源事情から見て現在は不可能に近い状況でございます。将来的には十分あり得るだろうと、このようにも考えております。 そういう意味で、確かにハイブリッド車は従来と異なる動力源の車でございますが、維持管理上の大きな問題があると聞いております。市場の流通の動向を見ながら十分調査をする必要があると、このようにも考えております。 したがいまして、厳しい財政の折、今すぐ普通乗用車のハイブリッド車を購入することは難しいと私は考えております。将来的には導入の検討もしてまいりたいなと、このようにも思っております。 住民への助成制度につきましては、国、県の施策を見ながら慎重に対応していきたいと、このようにも考えております。町として独自の補助金制度を設けることは、今のところは考えておりません。 なお、職員に対して環境問題についての意識啓発を行うとともに、より一層の省エネに心がけるよう徹底をいたしていきたいと、このようにも思っております。 既に私が町長に就任しまして、むだな電気を消しなさい、むだな紙を使ってはいけませんということは口をすっぱくして3年3カ月言い続けてまいりました。職員の方からも十分ご理解をいただいているつもりでございます。 また、重ねて私個人におきましても、日常等々はできる限り近距離は自転車で走っております。自分の体力にも十分役立ちますので、そういう努力も個人的ながら私もやっております。恐らく山下議員さんもそういうご努力をいただいていることと私は確信しております。今後ともお力添え、ご協力をお願いしたいと、このようにも思います。 ○議長(内村栄一君) 教育長、説明。 ◎教育長(田村昌俊君) 学童保育につきまして、補足説明をさせていただきます。 各小中学校で学級として使われていない教室についてでございますが、ご指摘のとおり少子化の中で学級数が減り、現在5小学校で普通教室数 107室のうち28室があるわけでございますが、それらは生活科室、児童会室、国際交流室、ランチルーム、低学年図書室、多目的ルームなどとして使われております。また、中学校では46室のうち9室が同様に、相談室、進路学習室、教材研究室などとして使われております。 このことはそれぞれの学校でこれまで欲しくてもとれなかったスペースが確保できたということで、ゆとりのある楽しい学校づくりの一環としてさまざまな目的を持たせた特色ある教室として再生したものであります。したがいまして、今では子供たちにとってなくてはならない場所であり、大きな教育効果も上げているわけでございます。 また、平成14年度から完全学校週5日制とあわせまして小中学校に登場する「総合的学習」では、体験的な学習を重視することになりますので、一つの教室にとどまらない学習形態がとられ、多目的スペースがますます必要になってまいります。 さらに、本町の児童生徒数の推移はここ数年間は横ばいが予想されますが、中教審の小委員会で検討されていますように、現在の1学級40人定員が見直されて弾力的な編制が認められるということになりますれば、学級数増が予想されます。 したがいまして、児童クラブを余裕教室にというご指摘につきましては、現時点では余裕教室はございませんが、今後学校施設の有効活用という観点で研究もしていかなければならない、このように考えておりますので、ご理解をいただきたいと思います。 以上で説明を終わります。 ○議長(内村栄一君) 山下志津枝さん。 ◆9番(山下志津枝君) 教育長、今、小中学校全部で36の空き教室がいろいろな説明もあったんですが、お聞きしました。 先日、私も一部空き教室を見せていただきましたが、結果については、失礼ですけど正直言って唖然としか言いようがありません。整理整とんはともかくとして、少なくとも具体的に防災施設や福祉、少子・高齢化対策としてどのように整備利用しているのか、また今後の明確な対策についての検討を私は求めていたのであります。 きのうの新聞報道にもありましたが、金沢市では中学校給食の平成11年度計画を前倒しで実施することが新教育長から発表になっています。しかも、中学校の空き教室を給食用に改修整備し、平成11年9月からスタートさせ、全中学校給食の完全実施を目指しています。 同じように学童保育についても、例えば金沢市伏見台小学校や鶴来町広陽小学校では、空き教室の利用をしっかりと取り組み、実施しているのであります。 教育長、失礼ですけど、政治で大切なことは決断と実行であり、そしてタイミングではないでしょうか。県下で、給食や学童保育の基本的な一般質問は野々市だけです。次代を背負う野々市町の子供たちに明るい話題を提供してください。 ぜひ前向きに一日も早い検討をお願いし、早急に学童保育に対しても給食に対しても重ねて要望し、私のお願いでございます。 ○議長(内村栄一君) 町長、答弁。 ◎町長(安田彦三君) 大変熱意ある再質問でございました。大変胸を打たれました。ありがとうございました。 学童保育につきましては、町も鋭意努力をいたしております。これまでも多額の補助金を出しておりますし、またことしより保母さんの社会保険も町が負担するという大幅な改革もやってまいりました。その上、施設の問題でございますが、これも鋭意担当課で努力、一生懸命に模索をしております。後々にはいい回答も出るだろうと、このようにも期待しております。 重ねて地区担当の山下議員にもいろんな情報を、質問でなく情報も提供もお願いしたいと、このことを重ねてお願いを申し上げます。 また、学校給食につきましては、詳細については教育長が説明しますが、さらにいい方法はないか、検討を指示しておりますので、現在検討中だろうと思いまして、このことについては教育長が答弁いたします。 ○議長(内村栄一君) 教育長、説明。 ◎教育長(田村昌俊君) 今ほど町長の答弁にありましたとおりでございまして、今後、先ほども私申し上げましたように、学校施設の有効活用という観点で検討をしていかなきゃならん、このように考えておりますので、ご理解のほどをいただきたいと思います。 それから、学校給食につきましては、今、検討委員会でるる検討中でございます。詳細につきましては、常任委員会等でまたご説明したいと、このように思っております。 ○議長(内村栄一君) 5番議員、北村成人君。  〔5番(北村成人君)登壇〕 ◆5番(北村成人君) 質問に当たりまして、さきの先輩議員の質問と重複する部分をお許し願いたいと思います。 平成10年9月定例会に臨み、安田町長に対し質問いたします。 エルニーニョ現象の影響とされる近年の気象関係の中にあって、特にことしは当地方においても梅雨明け宣言も出ないまま一気に秋の風情となり、既に稲刈りが始まっております。先日発表されましたデータによれば、8月の日照時間は平年の約半分、水稲作柄の作況指数は98のやや不良など、我が国の政治経済の混迷とあわせ、明るい話題に乏しいこのごろであります。 さて、私たちもこの議会に席をいただき既に3年半を経過しようとしています。任期4年の中で既に実りの秋を迎える時期に差しかかっておりますが、これまでを振り返ってどのような収穫があったのでしょうか、反省しきりであります。「初心忘れるべからず」の格言のごとく、新たなる気持ちで残りの任期を全うしたいものであります。 さて、安田町長はその就任時の所信表明において、「町政運営の基本を町民との対話をもとにし、不偏不党、公平公正で誠実な運営に努める」と表明され、また「その目標を町民生活の向上と町民福祉の充実を念頭に5万人都市構想に据えて諸課題の解決に取り組む」とも表明されました。 時代の要請は世界の中で生きる日本であり、また国内的には少子・高齢化時代到来に対する新たなるシステムの構築であります。これらを踏まえ、我が町においても地方分権の受け皿づくり、医療福祉施策の充実、男女共同参加型社会実現に向けての基盤づくり、災害に強いまちづくり、個性豊かで徳育を重んずる教育の推進、ライフラインの充実を含めたさらなる都市基盤の整備拡充などなど、各分野にわたる取り組みが鋭意遂行されてまいったものと信じております。 町長はこの3年余りを振り返って、これまでの成果をその理念、目標とされた事柄と重ね合わせたとき、みずからの行政運営をどのように総括されておられるのか、具体的にわかりやすくご説明願いたいと思います。 さて、来年は地方統一選挙の年であります。選挙経費の効率化と投票率の向上を目的に公職選挙法が一部改正され、既に実施されております。その中で、県議選の投票日が4月11日、町議選の投票日が4月25日とされており、さらには町長選も町議選との同日選になるのではとの憶測も流れておりますが、町長はこれら多くの懸案を残された任期の中で成功裏に処理できる見通しをお持ちであるのかどうか、政治家としての決意をあわせてお聞かせ願いたいと思います。 間もなく21世紀の扉が開かれようとしております。新しい世紀のキーワードは、「環境、福祉、教育」とも言われておりますが、こうした時期にあって、ことしは国の経済対策予算の追加出動もあり、押野保育園の大規模改修が今議会に補正として上程されたり、また中南部区画整理事業が正式にスタートする運びになったことなど、まことに意義深い年であると思います。行政と議会とがまさに一丸となって取り組んでこられたたまものであり、喜ばしい限りであります。 地域の悲願をかなえることは、着実な将来に向けての地域の夢と希望を大切に育てていくこととして、政治に携わる者は心がけるべき最も大切な事柄の一つであります。我が町においても当然のこととして、継続して強力に取り組むべき課題が山積しておりますし、また町単独では解決できない課題も多いわけであり、これらに取り組む町長の決意が最も大切であります。 平成27年を目標年次とした町の新たな都市計画マスタープランが、既に地域説明会をすべて終え、策定の最終段階に入っております。このプランの中で私どもの郷地区は、西部地域として「産業と住環境が共生するまち」をテーマに新市街地開発ブロックと位置づけられております。既に地域内には、仮称ではありますが、野々市町北西部土地区画整理組合準備会及び堀内、田尻、蓮花寺区画整理準備会が組織され、その実現に向け地域一丸となっての努力がなされております。行政サイドにおいても都市計画課を中心にして今日まで懸命の取り組みがなされていることは承知いたしておりますが、これからが正念場ではないかと思われます。 そこで、これからの県及び国との折衝を含め、これら実現に向けての町長の新たなる決意、及び具体的なスケジュールについてそのお考えをお尋ねいたしまして、私の質問を終わります。 ありがとうございました。 ○議長(内村栄一君) 町長、答弁。  〔町長(安田彦三君)登壇〕 ◎町長(安田彦三君) 北村議員さんのご質問、2点と拝聴いたしました。第1点目は、私に次期への抱負ということでございます。2点目は郷北西部及び堀内、田尻、蓮花寺地内の区画整理事業実現についての町長の決意と具体的スケジュール、この2点かと思いますのでお答えさせていただきたいと思います。 平成7年6月に議会の皆さんを初め多くの町民の温かいご支援をいただき、野々市町のかじ取り役として就任させていただきました。以来3年3カ月がたちました。この間、議会の皆様方の格別のご理解とご協力並びにご鞭撻を得まして、私の信条とする不偏不党、公正公平、誠実な町政運営に向け精いっぱい努力を重ねてまいってきております。残された9カ月の期間を町民幸せのために、変わることなく誠意誠心の姿勢で努力をしてまいります。 私はこれまで、町民が主人公の活力ある町政、そして安全で安心できるまちづくりを基軸として町政を推進してまいったわけでございます。地方分権の推進による行政機構の改革、あるいは福祉の充実といたしまして、ゼロ歳児保育、延長保育の拡大、訪問看護ステーションの設置、シルバー人材センターの法人化などに取り組んでまいりました。 また、産業基盤の整備といたしまして、圃場整備の推進や中小企業への各種融資制度の整備にも取り組んでまいりました。また、ごみの散乱防止、ひいては美しいまちづくりを目指す野々市町環境美化条例の制定、あるいはリサイクルごみ減量の推進、ダイオキシンの問題の解決にも取り組んでまいったところでございます。 さらに、教育文化の向上を図るため図書館のリニューアルやクラブハウスの建設、また、これまでも長期計画の中で継続をしてまいりました公共下水道や土地区画整理の推進、生活道路及びふるさと農道の整備、交通拠点としての野々市町北口プラザの建設、地域拠点としての野々市町交遊舎の建設、防災拠点としてのコミュニティ消防センターの建設や女性消防分団の新設、あるいは防災備蓄品の配備拡充、総合防災訓練の実施など、防災体制の充実にも鋭意努力を重ねてまいりました。 財政運営におきましても、極力むだを省き、必要なところには十分手当てをし、経済情勢の厳しい中で基金の積み立ても行ってまいったところでございます。 また、町全般におきましても、平成8年に野々市町行政改革大綱を皆様の協力のもとに策定し、合理的かつ効率的な運用を行うことを目的に、より公平でむだのない事業展開を進めるよう努力をしてまいりました。 また、「町民の皆様の生の声を施策に反映できるように多くの機会を設ける」と、私は平成7年6月定例議会にお約束をしました。それにより、町長ふれあいトークを企画いたしました。現在まで、56町内ありますが42町内会を終えました。町内会の皆さんとひざを交え、皆様方の願い、私の思いをありのままに語ってまいったところでございます。 町政におきましてさまざまな課題が日々迫っております。高度情報化時代への対応、押野保育園の改修、行政センターの建設、防災対策、高齢化社会に対して特別養護老人ホームの建設や介護保険制度導入に向けての準備に精力的に取り組んでいかねばならないと、このようにも思っております。 現在は教育文化の向上、福祉産業の充実、都市基盤整備のさらなる推進など当面する諸問題に、残された任期いっぱい積極的に取り組んでまいる決意でございますが、今後とも町民の皆さんが安心して暮らせ、住んでよかったと思えるまちづくりのために、議会の皆様を初め、町民の皆様のご支援とご支持がいただけますならば、21世紀のかけ橋となるべきこの時期、微力ではありますが、引き続き私の持てる力を尽くさせていただきたい。野々市町のさらなる発展のために精根を傾けたいと、このようにも思っております。そういう意味で、よろしく協力を賜りたいと、このようにお願いをする次第でございます。 また、次に郷北西部及び堀内、田尻、蓮花寺地内の区画整理事業に向けての町長の具体的なスケジュール、決意等についてのご質問であったかと思います。 町では平成7年度より策定をいたしております都市計画マスタープランも、今年度が策定の最終年度となりました。ご承知のとおり、都市計画マスタープランでは町を大きく4つに区域いたしまして、それぞれの地域におきましても地元説明会を終えたところでございます。また、県への説明も終えました。今後、策定委員会への報告を経て、住民参加のもとにまちづくりに資するパンフレットの作成に入りたいと思っております。 このマスタープランに基づきまして、南部地区におきましても自然と調和したまちづくりを目指し、今年度に野々市町中南部土地区画整理組合の設立が予定されております。都市基盤による新しいまちづくりが推進されるものと考えております。 また、お尋ねの西部地区におきましては、新たな商業集積の形成が期待できる地域でもございます。土地利用の明確化を図り、産業地あるいは住宅地が共生するまちづくりを目指し、そういった中でこの構想を踏まえて、平成11年度より野々市町北西部土地区画整理事業による国道8号線より西側における開発需要の高い地域につきまして都市基盤整備を図るとともに、住宅地、軽工業地の計画的な配置を目指した土地利用を計画していきたいと考えております。 現在、国、県との、あるいは関係機関と協議を重ねているところでございます。事業の採択に向けて整理をいたしております。何とぞご理解を賜りたい、このようにも思っております。 また、堀内、田尻、蓮花寺地内につきましても、市街化区域及び市街化調整区域に関する都市計画、いわゆる線引きについては、都市の特性、市街化の動向を踏まえ、目標年次における人口及び産業の見通しに基づき、それらを適切に収容できるよう、住宅用地、商業用地、工業用地を配した市街化区域を設定することとなっております。 現在行っております金沢都市計画基礎調査により、人口規模、市街地の面積、土地利用、交通などについて現況及び将来の見通しを調査し、次期の総合計画との整合性を図りながら検討をしてまいりたいと考えておりますので、よろしくご理解とお力添えを賜りたいと、このようにも思います。 ○議長(内村栄一君) 北村成人君。 ◆5番(北村成人君) 丁寧なご答弁をいただきまして、感謝を申し上げます。 最初のこの3年間を振り返って、そして次世紀へ向けての決意と抱負の一つでありますが、まことに答弁の中でお聞かせいただきましたように地方自治体に寄せられている課題が本当に山積していると、そういうことを自分自身をしみじみと振り返ってお聞かせをいただきました。 その中にあって次期に向かうわけでございますが、やはり今度は安田町長さんの思いが具体的に町政に反映できるような、安田カラーを前面に出せるような、ひとつそういうこともあわせてご期待申し上げ、頑張っていただきたいと思います。 それから、私どもの地区の区画整理の問題でございますけれども、堀内地区、田尻地区とあわせてでございますが、先ほど一般質問の中で申し上げましたように、やはりそこに将来にわたって営々とやっぱり生きていく地域住民にとっては悲願でございます。そういうことを十分念頭に置いた中で、町長の公約として私は受け取っておるわけでございますが、その実現に向けてより一層のご努力をいただきたいと要望いたしまして、質問を終わりたいと思います。 ありがとうございました。       ----------------------------- △休憩 ○議長(内村栄一君) しばらく休憩します。再開は午後1時10分といたします。 午後0時08分休憩       ----------------------------- △再開  午後1時10分再開 ○議長(内村栄一君) 休憩前に引き続き会議を開きます。       -----------------------------一般質問(続) ○議長(内村栄一君) 一般質問を続けます。 8番議員、中道明君。  〔8番(中道明君)登壇〕 ◆8番(中道明君) 梅雨明け宣言がないままに夏が過ぎ、今年度も前半がはや過ぎようとしています。バブル崩壊後の日本列島を吹き荒れている経済不況は一向におさまる気配もなく、金融システムの破綻でますます混迷の度合いを深くしています。 珍しく台風上陸が少ないとほっとすれば、各地で集中豪雨による大きな被害。また、楽しいはずの地域での祭りで発生した和歌山の毒物混入事件、これらの回復、解決のしないとき、これまた言いようのない怒りを感ずる北朝鮮ミサイル発射で日本列島上空を弾道ミサイルが飛び越えました。何と天災、人災の多いことか。安全と平和を祈ってやみません。 さて、3点ばかり質問します。 最初に、新庁舎建設関係についてです。 この問題については、過去にも何回か質問がされていますが、7月末以来、取材に対して町長はいろいろと答えられています。町としても建設準備室をスタートさせ、また議会としても行政センター建設特別委員会があり、検討しています。春には新庁舎建設構想懇話会より答申がなされています。これらから計画はそれなりに具体化しているものと思いますが、町民にとって一番関心があることは、その建設場所だと思います。町長は、取材に対して3、4カ所を候補地として挙げ、早ければ年内中にも決めたいとしていますが、最重要要件は何に置いているのか、お伺いします。 次に、町の施設のデザインと安全性などについて伺います。 北口プラザなどに見られる極めて斬新なデザインと構造様式で一見注目を浴びる建物でも、斬新がゆえの欠点もあるように思います。安全性や維持管理面での配慮が必要ではないか。これから建設となる特別養護老人ホームや保育所、新庁舎などには環境、使い勝手、また周辺の景観、安全性、維持管理などにも配慮し、しっかりした基本設計思想を踏まえて計画しなければならないと思うが、どうか。 最後に、町特別職の町政にかかわる政治倫理観についてお伺いします。 私は、さきの8月初めに視察研修の機会を得まして、九州の前原市、西合志町の議会で、このことで大変有意義な研修経験を持つことができました。私は、町特別職は町民全体の代表者として町政にかかわる権能と責務を自覚し、地方自治の本旨に基づいてその使命の達成、また町民全体の代表者としてその人格と倫理の向上に努め、いやしくも自己の地位による影響力を不正に行使して自己の利益を図ることのないように、町政に対する町民の信頼にこたえることだと思います。 これらを確実に実行していくには、行政当局の、特に管理職についてもその倫理観と正義感が強く求められ、また町民も町政に対する正しい認識と自覚が必要だと思います。今、議会でもこのことについて一生懸命に協議をしていますが、町長の考えはいかがでしょうか。 ○議長(内村栄一君) 町長、答弁。  〔町長(安田彦三君)登壇〕 ◎町長(安田彦三君) 中道議員さんの質問にお答えをさせていただきます。3点ばかりと拝聴いたしました。新庁舎建設場所はいかがか、町の施設デザインと安全性など、また町特別職の町政にかかわる政治倫理観はとお聞きしました。 まず、新庁舎建設場所に関する質問でございます。 町民の方と大変密接にかかわり、また町の将来を担う中枢的機能を果たす新庁舎建設に当たり、建設地の選定は最も重要な課題であり、大きなテーマであると思っております。 本年3月にいただきました新庁舎建設構想懇話会の提言の中でも、建設地の要件として考慮すべきは、均等な行政サービスを長期間にわたり広く町民に提供できる場所であることとされております。非常に大きな期待が寄せられていることはひしひしと伝わっております。 ご承知のとおり候補地を選定する上で大切なことは、町の将来像を描き、利便性や安全性を確保し、経済性を考慮することと考えております。さまざまな角度から検討をいたしております。 建設地につきましては、懇話会の答申を踏まえ、議会、町民の方々と十分相談しながら慎重に選定をしていきたいと、このように考えております。 また、年内中には新庁舎建設基本構想を策定し、新庁舎の基本理念や基本方針などについてお示ししたいと、このようにも考えておりますので、ご理解、ご協力を賜りたいと思います。 次に、町の施設のデザインと安全性についてでございます。 公共建築は町民生活に密接に密着しているものでありますし、深い関係があります。時には都市や地域空間の中でシンボルとなることもあることと思います。町民意識の変化に伴い、ゆとりと安らぎを感じられる開放的な空間設計が望まれております。 町が建設する公共施設の整備に当たっては、良好な都市環境の形成の面から、美観性、シンボル性、創造性などといった文化性を付加することも必要であろうと、このようにも考えております。 限られた予算の中で安全性、文化性あるいは地域の特性といった要素を高めると同時に、不必要なものや改善すべき点は改良し、素材や耐久性にも配慮して、維持管理の面の効率性も目指すべきだと考えております。 地域の個性にマッチした特色ある施設整備を進めるためには、基本設計の段階から細かな検討項目を加える必要があることは中道議員さんおっしゃったとおりでございます。 本年度も発注する特別養護老人ホームにつきましては、福祉の拠点として高齢者に配慮し、自然と共生を考えながら、自然採光、換気、緑化など十分な検討を重ねてきたところでございます。 また、押野保育園におきましては、特に園児の安全性に十分な配慮をしながら、特色ある施設となるような設計を進めているところでございます。 それぞれの建物の用途、機能に応じた施設整備に心がけてまいりたいと、このようにも思っておりますので、中道議員さんのまたお力添え、ご協力を賜りたいと、このようにも思います。 次に、町特別職の町政にかかわる政治倫理観はということでございます。 大変難しい問題ではございますが、我々公務に携わる者は、公共の利益のみにおいて存在するものであります。日本国憲法第15条2項に「すべての公務員は全体の奉仕者であって、一部の奉仕者ではない」と規定されておりますし、地方自治法においても、長初め、助役、収入役並びに議会の議員の兼職、兼業の禁止を明確に規定しております。このことは、私の行政運営のモットーでございます不偏不党、公正公明と合致するものでございます。今後とも高い倫理観を持って、町民に信頼される行政運営を心がけてまいりたいと思っております。 ここ数年来、公務員の服務規律や倫理観念のあり方が厳しく批判されております。このことは、一部中央官庁による官民の癒着や汚職の実態が相次いで明るみに出ております。官官接待などに代表される一部の地方自治体の不適切な財務会計処理の実態が明らかになっております。ごく一部の不心得者に対する批判でなく、行政全体への信頼感の危機という事態に発展していると思っております。 行政は、法令なり例規で定められた権限だけで動くものではありません。これを実際に担う公務員に対する住民の信頼がその基盤にあってこそ円滑に運営されるものであると私は思っております。我々を初め議員の皆さんともども特別職の公務員は言うまでもなく、公務に携わる者すべてが高い倫理観と遵法意識を持って、明るく開かれた行政運営を展開し、町民の信頼にこたえてまいらねばならないと思っております。 なお、自治体の特別職の政治倫理に関して、県内の自治体でも議会議員の親族は、公共事業の請負契約を自粛する旨の決議をしているところもございます。また、全国的に見ましても、首長を初め、議員、三役等の資産公開にあって、これらの親族の公共事業の請負契約等の自粛を条例化しているところもございます。この問題に対して、内容によっては法律的な問題も生じることがあると指摘されてもおります。慎重に審議され、適切な応対を私からもお願いしたいと、このようにも思っております。 国におきましては、国家公務員倫理法案がさきの通常国会に提出され、審議されているところでございます。この中で地方公共団体に対しても、国の施策に準じ地方公務員の職務に関する倫理保持のための必要な施策を講じるよう求めております。現行の地方公務員法のもとで我々がどのような措置を講ずることができるのかについては、公務員としての職務にかかわる倫理観は国も地方も共通であることを基本としながらも、十分に検討していかなければならないと考えております。ご理解をいただきたいと思います。 ○議長(内村栄一君) 中道明君。 ◆8番(中道明君) 新庁舎の建設場所について、もう一度だけお尋ねしておきます。 私の質問の趣旨は、新聞記事で4カ所というか5カ所というか出ていますけれども、場所そのものがどこだというのは私なかなか難しい問題だというふうに思いますので、この選ぶ選定の条件として何が最重要要件かとお尋ねしてるんで、ぜひその点にもう一度ご答弁を願いたいと思います。 それから2番目の件については、特にデザインについてはいろいろ難しい問題もあるかと思いますけれども、いわゆる実績のないといいますか、極めて新しいスタイルを取り入れるときには十分注意をして、契約内容などについてもむだのないような条件を含んでやっていただければと思いますので、ひとつぜひ念頭に置いていただければと思います。 ○議長(内村栄一君) 町長、答弁。 ◎町長(安田彦三君) ご存じかと思います。先般来、大変新聞等々でにぎわいを見ております。この会場にも2報道機関がご出席をいただいております。正直申し上げまして、私の口からはそういった場所を表明はしておりません。と申しますのは、やはり庁舎建設については多くの町民の関心が多いのではなかろうか。町民の間でいろいろうわさが流れていることは遠回しに私も聞いております。それだけなおかつ慎重に検討しなければならないだろうと、このようにも思っております。 ただ、ご存じのとおり、野々市町は 13.56平方キロメートル、東西 6.7キロ、南北 6.7キロという非常に狭い地理範囲でございます。車で行けば恐らく5分や10分で端から端まで行けるような距離感にあろうかと、このように思っております。ならば、これからの庁舎は、災害にも耐えられる、町民の避難場所にも耐えられる、そういう施設、敷地であればいいなという気持ちが偽らざる心境でございます。そういった環境で、まだどこにしようかという選定は私の口からは申し上げておりません。その点はご理解願いたい。できるだけ早い時期に議員の皆様方、町民の皆様方と十分検討しながら鋭意選定をしてまいりたいなと、こういうことでいっぱいでございます。 また、2点目につきましては、中道議員さんのおっしゃるとおりでございます。これからも町も基本設計の段階で十分検討を重ねて、むだのない予算の執行に当たっていきたいと、このように思っておりますので、よろしくお願い申し上げます。 ○議長(内村栄一君) 15番議員、中村達雄君。  〔15番(中村達雄君)登壇〕 ◆15番(中村達雄君) 異常気象、世界の至るところで矢継ぎ早に起こり出したこの現象の行き着く先は、生存環境の破壊であることは明らかです。それでも目先の利益を追求する人々は破壊の手を緩めず、刹那的欲望を満たすためにきゅうきゅうとしている。理念、哲学、人格なき政治や経済は、滅亡の坂道を転がるように加速度を増していると思えるのです。 中国 6,000年の歴史を語る『中国皇帝列伝』を読みますと、歴史の興廃はすべて指導者層の人格に依存しています。それが世界的規模になっている昨今、一人一人の人格を高める努力と自覚が求められていると私は思います。 以下の質問は、その人格を伴う判断を求めるものです。 近年、医療時のモラルの低下、事故など、最後の頼りとしている人たちに残酷な結果をもたらしている報道をよく目にします。身近な人の中にも医療に関するトラブルがあり、泣き寝入りのままで悲しい悔しい思いをされている人も少なくありません。医師といえども、人である以上完璧を求めることは無理でしょう。しかし、それを補完し、完璧に近づける努力は必要です。それが医師としての理念の深さであり、人格の問題なのです。 日本にもようやく医療機能評価機構が誕生しました。まだまだ完全に整備されたとは言えませんが、心ある医療機関では既に調査を依頼して改善の努力を始めております。 第三者の目は思い過ごしや自己満足の状況にメスを入れ、著しい改善が見られております。院内感染や手術中の事故のみならず、合理的な医療看護の知恵を吸収することにもなっております。松任石川中央病院のみではなく、町内の50床以上のベッドを持つ機関でも実施されるように指導していただきたい。医療機関のモラルが問われる時代です。粘り強い対応を期待するものです。 さて、景気の低迷は一部の業種を除いて極めて厳しいものがあります。健常者の人でも就職は困難な状況です。障害を持つ人にはなおさらのこと。職員の採用に、例えばパソコンのデータ入力などの事務職員として採用してはいかがでしょう。健全な心を持ち、身体に障害のある人と心に障害を持つエリートのどちらを採用すべきだとお考えでしょうか。ともかくも、その障害者の人が技術を習得してひとり立ちする手助けをしていただきたい。行政関係者の人格に私は問いかけたいのです。 さて、近年多発する病気の原因は食生活に問題があると言われ出しました。農薬や食品添加物が体に蓄積され、さまざまな病気の起因となっているようです。有機農法が都市部で人気化し出して数年たちましたが、いずれ全国的になるでしょう。有機肥料の確保、コストなどの問題はあるでしょうが、健康第一の風潮が強まれば需要も伸びてくると私は思います。 この有機農業と最近各地で生ごみの分別収集による有機肥料化を推進している自治体がふえてきました。ごみ処理の限界と有機肥料の需要にタイアップしたもので、都市部でも部分的な地域で取り組んでおります。中でも農村部、例えば山形県などでは好評で、相当な拡大がされております。環境保全を含めて、今後全国的な取り組みになると思います。研究、検討をお願いしたい。 最後に、大規模な自然公園の整備を提案いたします。 自然破壊の報いはその兆候を早め出しました。水害、干ばつ、豪雪と世界じゅうでこれまで経験したこともないような自然現象が起こり出しております。これで気がつかなければさらに厳しい報いを受けることになるでしょう。 当町はさほどの被害はありませんでしたが、地理的条件に恵まれていたからで、決して安心すべきではありません。これからは自然を破壊する公共事業ではなく、自然をつくり出す公共事業を推進すべきだと私は思います。 1,000 本以上の林と5ヘクタール以上の池を有するような公園を今から計画してはいかがでしょう。町全体が都市化してしまう前に対応しなければ甚だ困難になります。七ヶ用水の水を有効利用することにもなります。地下水への浸透、洪水の緩衝、大気の浄化、気温の補完など、池の持つ効果ははかり知れないものがあります。自然ほど尊いものはありません。人間が存在できるのはそのすべてを自然にゆだねているところを夢々忘れてはならないと、私は思います。産業革命以後、人は次第に傲慢になって何でもできると錯覚しているのではないでしょうか。ともかくも、自然に対する畏敬の念を忘れてはならないと申し上げ、質問を終わります。 以上。 ○議長(内村栄一君) 町長、答弁。  〔町長(安田彦三君)登壇〕 ◎町長(安田彦三君) 中村議員さんの質問、大きく分けて4点と承りました。お答えさせていただきます。 第1点目、医療機能評価機構に審査依頼についてでございますが、近年、医療機関のモラルの低下や医療トラブルが叫ばれる中で、住民ニーズとして適切で安心して医療を受けられることが強く求められております。各医療機関において医療機能の評価を実施されることは、大変意義あることだと私も思っております。 公立松任中央病院では、外来、入院患者等の方々から窓口のアンケートをとっていると聞いております。職員の資質向上、病名の説明、退院後のアフターケア等、いろいろな角度から病院に対するアンケートを実施し、これをもとに後日専門委員会を設けて審議し、改善していきたいというふうに聞いております。大変すばらしいことだと思っております。 医療機能評価制度は、予防医学の確立、医療事故の防止、その他医療行政の適正化等に有効であり、また町においても町民の方々の健康管理に配慮することも大変大事であると思いますので、今後町といたしましても医療機関の指導の立場にある県や石川松任郡市医師会を通じて関係病院へお願いに参りたいと、このようにも考えております。よろしくご理解のほどをお願いしたいと思います。 次に、職員の障害者雇用の促進についてでございます。 町職員採用に際しましても、健常者、障害者を問わず今後も幅広く優秀な人材の確保に努める所存でございます。特に障害者の雇用につきましては、就労の場の提供を図り、障害者の自立と生活の安定の手助けが必要なことであると私も理解をいたしております。今後も障害者の雇用の促進等に関する法律の趣旨に基づき対応をしてまいりたいと思っております。 また、職員の障害者に対する接遇につきましても日々指導を重ねてまいっておりますが、手話などの専門的な技術の習得に関しましても、研修機会の確保等、今後前向きに検討してまいりたいと思っております。 次に、リサイクルの有機農業の推進でございます。 自然環境破壊が進み、ダイオキシンを初めとする環境ホルモンといった化学物質により我々の日常生活が脅かされております。世界的に環境保全の重要性が叫ばれている中、農業は本来、環境保全機能を持っており、物質循環型の産業として環境に優しい特質を有していると思っております。 今後の農業の目指す方向は、環境と調和を図りながら、消費者のニーズに対応した、より安全で良質な農産物の生産を図る環境保全型農業を推進していくことが大切であろうかと思っております。 有機の農産物の生産について、県内各地でいろいろな形で取り組みをいたしておることも聞いております。消費者に信頼される農産物を提供することをねらい、本年6月に石川県有機農産物認証制度ができ、より確立した有機農産物の生産振興が図られるものと期待をいたしております。 生ごみの肥料としてのリサイクルについでありますが、言われますように肥料化への取り組みを図っているところでございますが、これは住民の十分なる理解と協力が必要でございます。現時点では生ごみの肥料としてのリサイクルのための徹底した分別が可能かどうか等々の難しい問題もありますが、本年度より石川県において生ごみ等の肥料化を図る目的から、未利用有機物のリサイクル推進事業を取り組むと聞いております。これらの状況を見きわめますとともに、先進地等の調査を行っていきたいと、このようにも思っております。 次に、大規模自然公園整備へのご提案でございます。 中村議員さんおっしゃるとおりに、中国では大変な大洪水がございました。また、世界各地で気象異常による被害が発生しております。自然は恩恵と脅威という二面性を持ち合わせております。自然の脅威は人間への警告と受けとめるべきであると私も思います。忘れてはならないことだと思います。 野々市町は海も山も大きな川もない平坦地で、自然災害は少ない町でございます。また、霊峰白山を眺める極めて条件に恵まれているところだと思っております。町内にはいまだにすばらしい美田が多く、春には緑のさわやかさ、秋には黄金の波打つ景色が私たちの目を和ませていただいております。この豊かで自然の貴重な財産を残すことを工夫することも大切であろうと思っております。 一方、町では昭和40年代以降人口が急増してまいりました。その急増に対応し、無秩序な開発を防ぎ、計画的なまちづくりを推進するため、土地区画整理事業を重点施策として取り組んでまいっております。 平成3年には、町新総合計画として5万人都市構想も策定しております。これまで中央公園を初め、公園の整備、生け垣設置補助、町花木の普及、街路樹緑化など緑化の取り組み、水辺の環境を生かした自転車、歩行者道の整備に努めてまいりました。これからも開発と自然環境の保全と調和を保ちながら、計画的な環境整備を進めていきたいと思っております。 ご提案のような大きな池をつくることは大変難しいと思いますが、中村議員さんのように自然に対する思いは私も共鳴するところがたくさんございます。ご提案の趣旨を踏まえ、町のこれからの施策遂行に当たりまして十分配慮していきたいなと思っております。ご理解のほどをよろしくお願い申し上げます。 ○議長(内村栄一君) 中村達雄君。 ◆15番(中村達雄君) 答弁了解いたしました。 この自然公園が実現するとなると、100 年、200 年、いやもうほとんど永久的にその偉業というものが歴史に残るであろうと思います。また、町長や執行部の皆さん、町民の子々孫々に一つの誇りとしてなっていくことは、私間違いないと思いますので、どうかできる限り積極的に検討されるよう再度要望いたしまして、質問を終わります。 ○議長(内村栄一君) 17番議員、塩田整君。  〔17番(塩田整君)登壇〕 ◆17番(塩田整君) 梅雨明け宣言が出ないうちに冷夏も終焉。前線の停滞で集中豪雨の波状攻撃、心配された水害も町当局のご努力により最小限に食いとめられたと聞き、災害に強いまちづくりにより一層の努力を期待。 国レベルでは国民の政治不信にもかかわらず、野々市町ではいよいよ秋の虫の音に変わり、待望の特別養護老人ホーム富樫苑建設の槌音が迫り、一方では押野保育園の改築と町民のニーズにこたえた住民の見て納得のできるふれあいのまちづくりに感謝し、一般質問をいたします。 町民の願いにこたえませんか。現在の野々市町新総合計画は平成3年に策定されたものであり、バブル経済やその後の厳しい環境を経ながら新総合計画は着実に達成されつつあり、計画の期間もあと2年余り、次は21世紀におけるまちづくりを考えることとなります。次期総合計画策定に向けたまちづくりの理念や最重要課題などについては6月にお尋ねをしましたので、今回は次期総合計画を安田町長みずからの手でつくり上げる姿勢と決意についてお尋ねをいたします。 計画策定に当たって我が町を取り巻く環境は、過去、右肩上がりの経済の伸びも見込めず、一方では地方分権の行方もいま一つはっきりしてこないという状況下で多様な町民ニーズにこたえていかなければならないという、非常に厳しいかじ取りが求めれているように思います。 この時期こそ強力なリーダーシップを発揮し、21世紀の確かな将来像を示していくことが必要ではないでしょうか。多くの町民がその役を安田町長に期待をしておりますので、地元の議員を代表し、お尋ねをいたします。 町長の任期も来年6月までですが、安田町長を支持し、町政のかじ取りを再度託そうという多くの町民の熱い思いにこたえ、来年実施される町長選にはどのような決意で臨まれるのか。そして、次期総合計画をみずからの手で策定する考えを持っておられるのか。4万町民の期待を受けとめ、明解で力強い意思表示をしていただきたいと願うものであります。 町民の夢を託しませんか。ことし6月の県議会で、石川郡東南部選挙区の定数が増員され、来春の統一地方選挙から実施されることとなりました。今度こそ地元出身の県議会議員を送り出さなければならないと考えるのは、全町民の願いではないでしょうか。 そこで、地元県議会議員が誕生した暁には、野々市町に県立のスポーツ総合公園を建設していくという夢を県議会に対してともに働きかけ、実現していくことが重要であり、可能ではないでしょうか。 町長は常々スポーツゾーンの充実を図りたいと言っておられますが、野々市町民はもとより、近隣市町村の住民も利用できる県立施設として整備していくのも一つの方法ではないでしょうか。 石川郡東南部を見れば、鶴来町では白山郷運動公園体育館や鶴来健民野球場、吉野谷村では白山麓健民体育館が整備されております。定員増を機会に来年は地元出身の県議会議員を送り出し、ともに町内におけるスポーツゾーン実現を目指してはいかがでしょうか、町長のご所見をお尋ねし、質問を終わります。 ○議長(内村栄一君) 町長、答弁。  〔町長(安田彦三君)登壇〕 ◎町長(安田彦三君) 塩田議員さんの質問に答えさせていただきます。2点ございました。次期新総合計画の策定、県立スポーツ総合公園の建設、この2点と承りました。 まず、第1点目でございます。 平成3年から平成12年までの10カ年計画として策定されたものであります。現在の野々市町新総合計画は、この期間に策定されたものでございます。この計画も既に後期に入っておりまして、いわば仕上げの段階に入ったとも言えると思います。 現在の総合計画は仕上げの段階と申しましたが、まちづくりの計画は途中で中断するのではなく、連続していくべきものであると、このようにも思います。したがって、次期の総合計画は21世紀における野々市町の輝かしい将来像を構想に示しながら、平成13年度からの10年計画として策定していきたいと考えておりますが、社会情勢の変化に対応しながら、町民に身近に理解できる中短期的な計画書も織り込んでまいっていきたいなと、このようにも考えております。 私は、町長就任以来3年余り、全くの新人でございました。議員各位や町民の皆さんの温かいご理解と協力をいただき、きょうまでの計画に基づき着実に施策の推進をしてまいりました。この間、公私にわたりましてご指導を賜り、町長の重責を全うできるよう支えていただきました議員の皆様、そして多くの町民の方々に心から厚く御礼を申し上げる次第でございます。 ご案内のとおり、私の任期は来年の6月でございます。この間、ほとんどの町内会へ機会あるごとにお邪魔をいたしました。多くの町民の方々と直接対話もしてまいりました。私の町政についての思いをも率直に訴えてまいりました。また、町民の方々のなるほどごもっともというご意見もたくさん拝聴しました。こうした真剣なご意見には誠意をもってこたえていかなければならないと、心を新たにしているところでございます。 21世紀における野々市町を考えるとき、私には町民の暮らしにゆとりと生きがいが持てるような各種スポーツ振興施策や少子・高齢化に対応した施策、さらに町民の文化教育面の充実に資する施設整備など、ぜひこれから手がけたいという施設もまだまだ多くございます。幸い、気力、体力充実をしております。議員の皆様や町民の支持をいただけるならば、引き続き思慮をめぐらせ、この体を動かして町政を担当してまいりたいと思っております。 次期の総合計画につきましても、町民各界各層のご意見を賜りながら、また議会の皆さんとも十分相談をいたしながら、21世紀の野々市町にふさわしいものをつくり上げていきたいと、このように思っておりますので、よろしくお力添えを賜りたいと思います。 次に、県立スポーツ総合公園の建設についてでございます。 まず、県議会石川郡東南部選挙区の定数が2から3に増員され、来年春の統一地方選挙から施行されることになりました。人口の格差の是正、選挙区定数1増という、私たちの長年の願いにご理解を賜りました。条例改正をしていただきました県議会に対し、心から感謝を申し上げる次第でございます。 ご質問の地元出身県議会議員とともに県立スポーツ総合公園を建設していく考えはないかということについてでありますが、町が財政負担をせず県立施設が整備されるのであれば非常に喜ばしい、このようにも思っております。 私も、スポーツ施設につきましては、町民の健康増進や地域のコミュニティスポーツ活動の充実のためにもさらに整備していく必要があると考えております。 県立施設としての整備をお願いするのかどうかということは、現時点では私、十分な考えを煮詰めているわけではございません。議員の皆さんにもまだ相談をしておりません。今後の課題にしたいと思っておりますが、でき得るならば、町民にとっても大変すばらしい、うれしいことであろうと思っております。議員の皆さんとともにご理解を得られるならば汗を流していきたいと、このようにも考えておりますので、ご理解をお願いしたいと思います。 いずれにいたしましても、町民の皆さんのご意見を踏まえ、議員の皆様とともに十分相談をしながら対応してまいりたいと思っておりますので、よろしくご理解、お力添えお願いしたいと思います。 ○議長(内村栄一君) 6番議員、上野弘子さん。  〔6番(上野弘子君)登壇〕 ◆6番(上野弘子君) 9月に入り、1日は二百十日で防災の日、15日は敬老の日、20日彼岸の入り、23日は秋分の日と、私たちは詩人の秋を悟り、感傷の秋を感じ、読書の秋を覚えます。 9月定例会に1点質問させていただきます。 平成12年4月開苑予定の特別養護老人ホーム富樫苑に入所できる人はわずかだと思います。入所できない、入所の必要のない元気な高齢者に対する施策についてお尋ねいたします。 我が国は本格的な高齢社会へ移行する過渡期に当たり、社会に占める高齢者の影響力は増大し、個人の生活においても長期化する高齢期は大きな比重を占めるようになってきています。活力と魅力ある地域づくりのためには、高齢者が心身ともに健康で、地域社会に積極的に参画する体制の確保が緊急かつ最重要の課題であると思います。「高齢期はやっと手にした人生の大型連休。毎日の楽しさと笑顔が大事です」と、ある特別養護老人ホームの開設者で施設長のフィリップ・グロード神父が話しています。 21世紀は高度成長時代の団塊の世代が高齢化することになり、元気な高齢者がますますたくさんになるのではと予想されています。高齢者の大多数を占める元気な高齢者が、「住んでよかった」と言う我が町野々市。そんな住み続けていける町にするには、良好な生活環境と生きがいを重視していかなければならないのではないでしょうか。 新しい高齢者のニーズに合致した地域活性化の施策では、高齢者自身の主体的な取り組みが不可欠であると思います。高齢者を、むしろ増加する社会的資産であると位置づけ、同時に専門性を高めた趣味、ボランティア活動の活用の場所、発表の機会をつくる必要も大事なことと思います。 以上のように、高齢社会に対応した地域活性化のあり方について私の思いを少し述べてみましたが、町といたしましてはどのような考えを持っておられるか。また、新しい計画、対策等がありましたらお聞かせいただきたいと思います。 よろしくお願いします。 ○議長(内村栄一君) 町長、答弁。  〔町長(安田彦三君)登壇〕 ◎町長(安田彦三君) 上野議員さん、本当に現代の高齢社会に的を得た質問でございました。高齢社会に対して地域活性化等のあり方についてのご質問でございますので、お答えさせていただきます。 全人口に占める65歳以上の人口が7%を超えた社会を高齢化社会と言い、その割合が14%を超えた社会を高齢社会と言うそうであります。高齢者人口が16%を超えた我が国は、既に高齢社会の仲間入りをしたのであります。 今後さらに高齢者の割合がふえ続け、西暦2020年には4人に1人が高齢者となるのであります。このことは高齢者の人口が増加するだけでなく、高齢者に占める80歳以上の人口が多くなることを意味しております。 我が国は世界一の長寿国でもありますから、長い年月の間、退職者、年金生活者、病気の方、疾病の後遺症を持った方、寝たきりの方、痴呆の方など、ひとしく生きがいのある豊かな生活を送ることができる社会のシステムづくりがぜひとも必要であろうと考えております。 当町におきましても、そういった観点からシルバー人材センターの法人化をいたしました。特技を生かした活動をされております。寿大学においては、知識の修習に努められ、また老人クラブでは健康の増進を図られるなど、コミュニティやボランティアの自主的な活動をより重視し、高齢社会に対応した地域の活性化に努めております。 高齢者が長年住みなれた地域や家庭において安心して暮らせるよう、在宅優先を基本とした自立支援型住宅リフォームや日常生活用具給付など居住環境の整備を図るとともに、在宅支援の拠点施設でありますデイサービスセンターや訪問看護ステーションを配置し、在宅及び施設の相互利用を可能とする保健福祉サービスの提供を目指してまいりました。 高齢者が自立し、みずからの生活を豊かにし、社会参加を果たせる機会の確保と環境の整備を進めるとともに、生活の質を高め、病気の1次予防からリハビリテーションまで幅広い保健活動の推進を図ってきたところであります。 高齢者が生きがいを持って安心して住めるまちづくりを進めることが、地域の活性化、野々市町の活性化に直結すると考えております。議員各位のご理解もご支援もお願いしたいと思います。 実は、2日前でございましたですか、金沢工業大学の牧口という女性の先生でございます。工学設計技術センターの技師でもございます。この方が、実は野々市にエアロビクス協会が新聞に出たように、スポレク祭に貸し会場となりまして、そういう組織ができましたわけです。その一員でもございます。この方が来られまして、「実は町長さん、こういう調査をいたしました。全く反対の結果が出たので驚いております」ということでございます。これは結論ですが。というのは、野々市町の老人と山5村の老人との健康体力を調査したそうでございます。当時は、当然山の方々は坂道を歩いたり、いろんな畑仕事をしたり健康だろうと、こういうふうに理解をしていたそうでございますが、結果は野々市の老人の方がすばらしく健康で、足腰がきついという結果が出たそうでございます。 これは申し上げましたように、こういった寿大学あるいは老人クラブの健康、そういった面で多くの老人の方が参加されて、自分の健康は自分で守るということの実践のあらわれだろうと、このように私も理解しております。大変うれしく、本当に心から喜んでおります。こういう報告がございましたので、あえてこの議場で報告しまして、老人の方に拍手喝采を送りたい、このようにも思います。 ○議長(内村栄一君) 上野弘子さん。 ◆6番(上野弘子君) 答弁ありがとうございました。 私もどちらの高齢者になるかわかりませんが、私も人生の最後まで野々市町に住み続けたいと思っておりますので、魅力ある、生きがいのあるまちづくりに一生懸命頑張っていただきたいと思います。 ありがとうございました。 ○議長(内村栄一君) これで一般質問を終わります。       ----------------------------- △質疑 ○議長(内村栄一君) これから質疑を行います。 質疑ありませんか。--質疑なしと認めます。 これで質疑を終わります。       ----------------------------- △議案の委員会付託 ○議長(内村栄一君) これから委員会付託を行います。 お諮りします。議案第56号、議案第57号及び議案第58号、議案第59号、議案第60号の議案5件は、委員会付託を省略したいと思います。 ご異議ありませんか。  〔「異議なし」と言う者あり〕 ○議長(内村栄一君) 異議なしと認めます。したがって、議案第56号、議案第57号及び議案第58号、議案第59号、議案第60号の議案5件は、委員会付託を省略と決定しました。 付託案を事務局から朗読させます。  -------------------・-----------------議案の委員会付託(案)・総務常任委員会議案第44号  平成10年度野々市町一般会計補正予算(第2号)について       歳入 全般       歳出 総務費、消防費、債務負担行為の補正、地方債の補正議案第54号  金沢市と野々市町との境界変更について議案第55号  境界変更に伴う財産処分に関する協議について請願第4号  消費税の減税を求める意見書の提出を求める請願書・教育民生常任委員会議案第44号  平成10年度野々市町一般会計補正予算(第2号)について       歳出 民生費、衛生費、教育費議案第45号  平成10年度野々市町国民健康保険特別会計補正予算(第1号)について議会議案第5号  学級規模の縮小や教職員の定数改善、私学助成の確保等教育予算の充実を求める意見書・産業建設常任委員会議案第44号  平成10年度野々市町一般会計補正予算(第2号)について       歳出 農林水産業費、商工費、土木費議案第46号  平成10年度野々市町下水道事業特別会計補正予算(第1号)について議案第53号  専決処分(野々市町自転車駐車場条例の一部を改正する条例)の承認について議案第61号  工事請負契約の締結について        野々市町扇が丘住吉土地区画整理事業高橋川橋梁上部工事議会議案第6号  一級河川や主要な「三ケタ国道」の直轄管理継続に関する意見書  -------------------・----------------- ○議長(内村栄一君) ただいま朗読しました付託案のとおり決定することにご異議ありませんか。  〔「異議なし」と言う者あり〕 ○議長(内村栄一君) 異議なしと認めます。したがって、付託案のとおり決定しました。       ----------------------------- △閉議 ○議長(内村栄一君) 以上で本日の日程は全部終わりました。 再開は9月18日午後2時とします。 本日はこれで散会します。  午後2時10分 散会┌─────┬───────────────────────────────┐│招集年月日│      平成10年9月7日                 │├─────┼───────────────────────────────┤│招集の場所│      野々市町議会議事堂                │├─────┼───┬──────────────┬───┬────────┤│開閉会日時│開会 │平成10年9月11日午前10時07分│議長 │  内村栄一  ││ 及び  ├───┼──────────────┼───┼────────┤│   宣告│閉会 │平成10年9月11日午前2時10分│議長 │  内村栄一  │├─────┼───┴┬─────┬────┬──┴─┬─┴───┬────┤│     │議席番号│ 氏名  │出欠の別│議席番号│ 氏名  │出欠の別││     ├────┼─────┼────┼────┼─────┼────┤│     │ 1  │辰野文治 │ ◯  │ 10 │西 孝夫 │ ◯  ││     ├────┼─────┼────┼────┼─────┼────┤│出席及び │ 2  │村本道治 │ ◯  │ 11 │村太武嗣 │ ◯  ││ 欠席議員├────┼─────┼────┼────┼─────┼────┤│     │ 3  │宮前 茂 │ ◯  │ 12 │内村栄一 │ ◯  ││     ├────┼─────┼────┼────┼─────┼────┤│出席18名│ 4  │田中昭一 │ ◯  │ 13 │山田清司 │ ◯  ││     ├────┼─────┼────┼────┼─────┼────┤│欠席 0名│ 5  │北村成人 │ ◯  │ 14 │井上 昇 │ ◯  ││     ├────┼─────┼────┼────┼─────┼────┤│     │ 6  │上野弘子 │ ◯  │ 15 │中村達雄 │ ◯  ││     ├────┼─────┼────┼────┼─────┼────┤│凡例   │ 7  │地崎弘吉 │ ◯  │ 16 │岩見 博 │ ◯  ││◯は出席 ├────┼─────┼────┼────┼─────┼────┤│▲は欠席 │ 8  │中道 明 │ ◯  │ 17 │塩田 整 │ ◯  ││×は不応招├────┼─────┼────┼────┼─────┼────┤│     │ 9  │山下志津枝│ ◯  │ 18 │中野喜佐雄│ ◯  │├─────┴───┬┴────┬┴────┴─┬──┴──┬──┴────┤│ 会議録署名議員 │ 10番  │ 西 孝夫  │ 11番  │ 村太武嗣  │├─────────┴──┬──┴─┬─────┴─┬───┼───────┤│職務の為出席した者の氏名│事務局長│ 丸山由一  │書記 │ 中村 彰  │├─────┬──────┴┬───┴───┬───┴───┼───────┤│     │町長     │ 安田彦三  │住民課長   │ 久保 昇  ││     ├───────┼───────┼───────┼───────┤│     │教育委員長  │ 喜多禎一  │福祉課長   │ 堀 輝夫  ││     ├───────┼───────┼───────┼───────┤│地方自治法│助役     │ 杉井宏美  │保健環境課長 │ 中川保夫  ││第121条├───────┼───────┼───────┼───────┤│により説明│収入役    │ 櫻井輝男  │農政課長   │ 澤村 勇  ││のため出席├───────┼───────┼───────┼───────┤│した者の職│教育長    │ 田村昌俊  │商工労働課長 │ 北 精二  ││氏名   ├───────┼───────┼───────┼───────┤│     │総務部長   │ 田中 宣  │土木課長   │ 野村 満  ││     ├───────┼───────┼───────┼───────┤│     │民生部長   │ 村田博之  │都市計画課長 │ 山口 浩  ││     ├───────┼───────┼───────┼───────┤│     │産業建設部長 │ 藤江洋範  │下水道課長  │ 古源憲一  ││     ├───────┼───────┼───────┼───────┤│     │教育部長   │ 宮崎昭男  │会計課長   │ 柳田正久  ││     ├───────┼───────┼───────┼───────┤│     │総務部参事  │       │       │       ││     │       │ 吉田 勇  │学校教育課長 │ 西村 進  ││     │兼税務課長  │       │       │       ││     ├───────┼───────┼───────┼───────┤│     │産業建設部参事│       │       │       ││     │       │ 平木 進  │生涯学習課長 │ 西川昇剛  ││     │兼水道課長  │       │       │       ││     ├───────┼───────┼───────┼───────┤│     │総務課長   │ 山原良一  │文化課長   │ 西本正明  ││     ├───────┼───────┼───────┼───────┤│     │       │       │スポーツ振興 │       ││     │企画財政課長 │ 堂坂雅光  │       │ 宮前 諭  ││     │       │       │課長     │       │├─────┴───────┴───────┼───────┴───────┤│ 議事日程・会議に付した議件・会議の経過 │ 別紙のとおり        │└─────────────────────┴───────────────┘...